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  1. 世田谷区議会 2018-07-04
    平成30年  7月 文教常任委員会-07月04日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成30年  7月 文教常任委員会-07月04日-01号平成30年 7月 文教常任委員会 世田谷区議会文教常任委員会会議録第六号 平成三十年七月四日(水曜日)  場  所 第五委員会室  出席委員(十名)    委員長         安部ひろゆき    副委員長        高久則男                石川ナオミ                和田ひでとし                河村みどり                風間ゆたか                たかじょう訓子                そのべせいや                上川あや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主事       落合翔吾  出席説明員    教育長         堀 恵子
      教育委員会事務局    教育次長        淺野 康    教育総務課長      會田孝一    学務課長        内田潤一    幼児教育保育推進担当課長                須田健志    学校健康推進課長    末竹秀隆    教育環境課長      桐山徳幸    副参事         秋元勝一   教育政策部    部長          工藤郁淳    学校職員課長      馬場利至    教育指導課長      青木雄二    教育相談特別支援教育課長                松田京子    新教育センター整備担当課長                増井賢一    副参事         板澤健一    副参事         加藤敏久   生涯学習部    部長          花房千里    生涯学習・地域学校連携課長                田村朋章    中央図書館長      松田一清   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.請願審査   ・ 平三〇・四号 義務教育を本人の意思に反して不当に全喪失しつつある児童の救済・教育の補填に関する陳情  2.報告事項   (1) 世田谷区子どもの人権擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」の平成二十九年度活動報告について   (2) 教職員等を対象とした夏季休業期間中の学校休業日について   (3) 平成三十一年度 指定校変更の制限について   (4) 認定こども園区立多聞幼稚園における延長保育の実施について   (5) 平成三十年度小学校通学路への防犯カメラ設置の取組みについて   (6) 学校(園)のコンクリートブロック塀等及び通学路の安全確認について   (7) 平成二十九年度東京都体罰等実態把握調査結果と世田谷区の状況について   (8) 小学生の保護者のための都立高校フォーラムの開催について   (9) 明治一五〇年・東京一五〇年関連事業『せたがやの明治を考える』の実施について   (10) 平成二十九年度指定管理施設に係る事業報告について(文教常任委員会所管分)   (11) その他  3.資料配付   (1) 新・才能の芽を育てる体験学習ドリームジャズバンド コンサート」   (2) 朗読と音楽でお届けする「いのりの石 ヒロシマ・平和への いのり」  4.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十八分開議 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 本日は、請願の審査等を行います。  それでは、1請願審査に入ります。  (1)平三〇・四号「義務教育を本人の意思に反して不当に全喪失しつつある児童の救済・教育の補填に関する陳情」を議題といたします。  ここでお諮りいたします。  本件について、陳情者より趣旨説明したい旨の申し出があります。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  趣旨説明を聴取するため、ここで委員会を休憩いたします。     午前九時五十九分休憩    ──────────────────     午前十時十二分開議 ○安部ひろゆき 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  本件について、理事者の説明を願います。 ◎青木 教育指導課長 陳情の趣旨について御説明をさせていただきます。  小学校入学時から仲間外れがいじめになり、再三の小学校や教育委員会への改善要請にも改まらず、学校ぐるみ地域ぐるみの暴力となり、登校が困難となった。以来、ことしで九年目となるが、依然と学校へ行くことができず、非常に深刻な不利益をこうむる状況が続いている。学校に対し、教育委員会は事実確認調査を行ったが、事実が確認されないなどとの回答に終始し、いじめは存在しなかった、非は当該の保護者、生徒にあるかのような応対をされた。お子さんは、教育委員会や部活に自主的に参加し、登校していたが、周囲のからかいやいじりに遭い、再び行けなくなることを繰り返した。  その後、東京弁護士会へ人権救済の訴えを提出したり、NPOへ相談したりしたが、自治体主導の救済はなされなかった。かけがえのない小中学校時代を不安や不信で過ごすことがどれほど苦しいかを想像してほしい。  義務教育を受ける権利は、子どもの大切な基本的人権の一つで、守られねばならない権利の一つである。このことから、ほっとスクールについて、学校と同様に給食センターからの配食と学習面においても学校同様の学習教育機能を希望する。  以上が趣旨でございます。  次に、教育委員会がこの案件も踏まえ取り組んでいる内容について、まず御説明いたします。  教育委員会といたしましては、いじめ等の対応について、国や都の法令等を踏まえ、区としてのいじめ防止基本方針を作成するとともに、いじめ防止に向けた手引を全校に配付するなど、いじめの防止、早期対応等に努めてまいりました。学校でも職員全体で児童生徒の様子を見守ったり、いじめやその兆し等を認知すれば、事実確認や解決、解消のための指導を行い、改善を図ってまいりました。  具体的には、小中学校全校においていじめの未然防止につながる調査や児童生徒のアンケートなどを行って、実態把握や学級経営の工夫を行うとともに、中学校においてはいじめ防止プログラムなどを実施してまいりました。学校では、いじめを認知した場合、担任だけでなく、同学年や専科の教員などが情報を共有した上で、丁寧な事実確認や指導を複数で行い、校内で組織的に手だてを講じております。  区といたしましては、スクールカウンセラースクールソーシャルワーカーなどを配置し、学校生活の充実につなげるよう日常的に支援するとともに、対応困難なケースに対しては、心理職や弁護士、医師等の専門家から成る教育支援チームなどが助言するなど、学校を支援する体制を整えてまいりました。  次に、不登校につきましては、学校が個々の児童生徒の状況に合わせて、保護者の方と連携しながら別室登校や特定の授業参加などを行ったり、定期的な家庭訪問や学校からの便り、学習プリント等を届けたりするなど、登校に向けた指導支援を行ってまいりました。  教育委員会では、ほっとスクールを城山と尾山台の二カ所に設置しております。ほっとスクールとは適応指導教室あるいは教育支援センターと呼ばれるもので、長期欠席をしている不登校の小中学生を対象に、学籍のある学校とは別に、区市町村の公的な場所に部屋を用意し、学習の支援、援助を行いながら、在籍校に復帰できることを目標としている教室のことでございます。学校教育法により施設が整備され、教育課程に基づく授業が行われ、都により教員が配置されている学校とは異なるもので、学校と全く同じ学習や機能を持つものではございません。  ほっとスクールに通ってくるお子さんは、学年、学習の進度や不登校に至った経緯、心の状態は一人一人異なり、まずは心の休養や回復を図ることが必要なお子さんや、人とのかかわりが難しいお子さんなどもいることから、運営に関しては、お子さん一人一人の気持ちに寄り添い、個々の状態に応じた支援を基本としております。  昼食についてですが、自宅で用意したお弁当を持参するお子さんもおりますし、近くのコンビニエンスストア等で購入してくるお子さんもいる状況です。  学習においても、お子さん取り組みに違いがあるため、自分が計画した個別の学習への取り組みを元教員の職員等が支援する形で行っており、学ぶ喜びや意欲を育てております。ほとんどが自分で持参した問題集やドリルを行っており、塾の宿題をするお子さんもおります。また、中学校三年生は受験に備えた学習を中心に行っております。  次に、御要望についての考えですが、まず、給食の配食についてですが、学校給食学校給食法等により計画的に実施しているものです。食物アレルギー対応や、給食施設、調理工程での衛生管理はもとより、配送及び配食についてもさまざまな規定が設けられ、学校給食はそうした厳格な運営によって実施されております。また、ほっとスクールの性格上、事前に出席者を確定することの難しさもございます。したがいまして、昼食の提供について学校給食の形で行うことはできませんが、例えば仕出し弁当等の注文の対応は検討可能であると考えております。  ほっとスクールの学習・教育機能につきましては、さきに述べましたように、通うお子さんの実態もそれぞれですので、そのお子さんに応じた対応を行っておりますが、学校と全く同じ形での授業を行うことは難しいと考えております。しかしながら、今後、ほっとスクール、あるいは学校の別室等においてドリルなどの教材を選んでいただき、職員が学習を支援することができます。  また、お子さんの在籍校は、本年度、ICTを活用したeラーニングのモデル校になっており、手続を行っていただき、さまざまな教科のドリルのアプリを活用し、御家庭などで学習に取り組むことができます。  教育委員会が現在進めております今後のほっとスクールにつきましては、来年二月に開設する三カ所目のほっとスクール希望丘がございます。不登校児童生徒社会的自立支援のため、新たな取り組みも展開してまいる予定でおります。  結びに、現在登校が困難な状態にあるお子さんは中学校三年生という大切な時期にあります。私どもは、学校がほっとスクールと連携しながら学習の進め方や進路に関して面談を実施し、適切な指導支援を行ったり、希望される高校の受験に関する情報を提供したりするとともに、卒業に向けても、お子さんやお母様に寄り添った対応をするよう努めてまいります。  私からは以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 今、給食の問題のところでお弁当などの手配をすることも可能だと考えているという報告がありましたけれども、実際にほかの学校で給食室の改修などのときにそれを活用しているので、ぜひ検討することが必要だろうというふうに私も思いました。  それで、給食のもともとの目的、位置づけというのを改めてちょっとお伺いしたいんですけれども。 ◎末竹 学校健康推進課長 ただいまお話がありました学校給食ということでございますけれども、学校給食につきましては、学校給食法に基づきまして授業の一環ということで、現在、区立小中学校において計画的に実施しているところでございます。また、その法の規定に基づきまして学校給食実施基準ということがございまして、原則、毎週五回、授業日の昼食時に実施するものと定められているものでございます。  こうしたことから、例えば給食を提供する際には、野菜ですとかお肉などを発注するのに間に合わせる必要もございますので、五日前にはお申し出いただいて、その五日後からの提供とか、そういった予定を組みながら計画的に実施しているところでございます。  また、先ほど申し上げましたけれども、衛生管理といった視点も大変重要でございまして、やはり集団で提供するものでございますので、食中毒とかはやはり絶対に起こさないということもありまして、学校給食衛生管理基準ということで細かく決められておりまして、調理過程時の衛生管理のほか、配送とか配食するときの衛生管理温度管理などに当たってさまざまな細かい規定が設けられております。また、配送した場合の一時的な置き場である専用の衛生管理の行き届いた一定のスペースであるとか、例えば牛乳を保管する場合には温度管理が必要になったりということで、専用の保冷庫なども準備しておく、こういった必要もございますので、学校給食は大変厳格な規定のもとで、学校において実施されているものでございます。こうしたことでありますので、安全安心な学校給食の提供については難しい、このように考えておるところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 給食をそこで行うのは無理だということはすごく理解できました。先ほど言ったように仕出し弁当などの検討など、ぜひこれは工夫が必要じゃないかなというふうに思いました。これは意見ですが、そういったことを進めていただければなというふうに思います。 ◆そのべせいや 委員 確認なんですけれども、昨年、教育機会確保法が制定されたので、もう一年はたっていると思うんですけれども、そこでは復帰をそもそも目標としないということになっているかと思います。なので、いわゆるフリースクールなんかで教育をしっかりと行っていくみたいな話もあったかと思います。  今、教育委員会からの答弁を伺っていると、ほっとスクールは少なくとも復帰が目標というようなお話が出てきましたけれども、その法律の制定前後で何か区として変わったことなんかがありましたらお聞かせいただければと思います。 ◎松田 教育相談特別支援教育課長 委員のおっしゃるように教育機会確保法ということが設定されまして、その趣旨については、不登校のお子さん学校復帰のみを目標とせずというところがある、「のみを」というところがありますので、その趣旨に従って、私たちも復帰のみを目標としないということで、今般、不登校対策アクションプランというものを策定しましたけれども、その趣旨の中にもそれを明記しております。そのもとにおいて、今度新しくできる三カ所目のほっとスクールにおいても復帰のみを目標とせずということでの運営をしていきたいと考えております。 ◆そのべせいや 委員 そうしますと、ほっとスクールの中で復帰のみを目標としないということなので、その中で学習環境の向上みたいなことも努めていかれるという認識でよろしいでしょうか。 ◎松田 教育相談特別支援教育課長 昨年、文教常任委員会でも御説明、報告をさせていただいたところですが、今度のほっとスクールに関しては、基礎的な学力の定着を図るということと、それから、いろんな教科に対応できるということがあるので、ICTの環境を整備するということ。それから、社会に出るということの一歩のために、さまざまな体験プログラムを用意して、それがその子にとってどんなプログラムで社会的に自立していけるのかと考えられるような、きっかけになるようなプログラムを展開していただくように考えて、運営事業者をそのもとにおいて公募し、選定されたところでございます。 ○安部ひろゆき 委員長 以上で質疑を終わります。  それでは、本件に関する御意見と取り扱いについて、あわせてお願いいたします。 ◆和田ひでとし 委員 きょうの趣旨説明も聞いて、またこの文書を読ませていただいて、これまでの九年余りのお子さんのつらかった状況はよくわかりましたが、しかし、区としての現行制度の学校を補完する機能としてのほっとスクールでの給食の配食機能であるとか、あるいは学校同様の学習機能については、我が会派としては御主張の趣旨にそぐわないと考えますので、本日のところは不採択としますが、今後も教育委員会として、より丁寧な対応に努力はしていただきたいと申し添えておきます。 ◆河村みどり 委員 先ほどから御説明もありましたけれども、このほっとスクールでの学習、また、教育支援というのは、学校とは同じようにはできない。また、給食についても、学校の法律に基づいており、今、計画的な給食運営についても難しい現状があるということですけれども、しかし、その不登校の児童生徒の将来を考えたときに、今後、この通学型だけの画一的な支援だけではなくて、やはり本人に、それぞれの生徒、児童に合った細やかな対応が必要である、そのように考えられます。  先ほどもそのべ委員からもお話がありましたけれども、第三のほっとスクール希望丘が来年の二月に開設されるということで、教育機会確保法に基づいて平成二十九年三月には文部科学省の基本指針が示されて、ここで全ての児童生徒にとって安心して教育を受けられる学校づくりを推進することが重要とした上で、不登校は取り巻く環境によってはどの児童生徒にも起こり得るものと捉え、支援に際しては、先ほどもありましたけれども、登校という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒みずからの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があるとの考えが示されたわけです。  先ほども松田課長のほうからもお話がありましたけれども、今後、教育委員会としても、このほっとスクールの事業については、より効果的な学習支援や多様な体験活動を充実させていくというふうにされております。
     不登校支援については、例えば学校に行けない、また、ほっとスクールにも行けないというような、そういったお子さん方、そういった方々に、またさらに柔軟な対応が本当に必要であり、今後、アウトリーチ型の支援も視野に入れていくというような多角的な、もう本当にそれぞれの本人に合ったきめ細やかな対応が求められるんだと思います。  今回、お子様の将来を考えていきますと、ぜひほっとスクールの今後のあり方はどのように対応していくのかということもしっかりと、さらに考えていかなければいけないと思います。  そのことから、今後のほっとスクールのあり方について変革していく必要があることを求めまして、我が党としましての取り扱いは継続とさせていただきます。 ◆風間ゆたか 委員 今回の陳情の件名が「児童の救済・教育の補填に関する陳情」ということで、実際に本人の意思としては学校に行きたいと思っていながら、行ける環境になかったりとか、行きたいと思っても体が動かなかったりというような児童生徒が近年ふえてきているということは認識していますし、それの補填機関としてのほっとスクールを世田谷区が設置してきたということから、ほっとスクールのやり方の問題については、先般、議会質疑でも行ったとおりであり、不完全なものだと思っております。また、そういった児童生徒がふえている中で個別な対応が全くできていない状況だというふうには認識しておりますから、そのことに関しては、現在も、今説明にもあったとおり見直しを図っているだとか、取り組んでいるものだと認識をしています。  今後、ますますそういった児童生徒がふえていく可能性もありますから、やっぱりここは早急に行政として責任を持って取り組んでいくべきだと思いますが、一方で、今回のこの陳情ということに関しては、「救済・教育の補填に関する陳情」という件名にある一方で、要旨を文書で見たときに、結局、ほっとスクールで給食の配食をできるようにしてくれということや、学習面での教育機能を充実させよということに限定されているような書きぶりですので、私たちとしてはほっとスクールに限るものではないと。今、民間のものも含めてかなり多様化してきているし、それぞれのお子さんの事情に合わせた形でやろうとすると、行政のできる範囲も限られていると思いますから、そういったものを幅広く支援していく体制も今後必要なのではないかということを提案もしてきておりますので、そういったことについては、教育委員会がしっかりと取り組んでいくべきだということを求めますけれども、今回のこの陳情に関しては件名と要旨が一致しないというふうに私たちは捉えましたので、今回はこれは一旦不採択としまして、もう少し明確に何を制度変更していくというようなことについてははっきりとさせた形で、行政に対して求めていったらいいのではないかなと思いました。 ◆たかじょう訓子 委員 不登校のお子さんや保護者の方のつらさというのが大変よくわかる訴えだったと思います。児童生徒については教育を受ける権利、これがどの場所にあっても、学校以外でもそれを確保するということが本当に重要だし、義務教育を行き渡らせるということが教育行政に課せられている責務だと思います。それは大変困難であるけれども、きちっとそこに対する、そこに向かって、教育委員会はぜひ頑張っていかなきゃいけないし、私たちもそういった責務があるなというふうに思っています。  今回、学校にも行けず、ほっとスクールに通うと。あと、自宅でも、どこにも行けないというお子さんがいらっしゃる中で、そのどれもが安心できる場所、そして学校自身も安心できる場所にさせるということが非常に重要でありますし、今回、教育を保障することは、もう教育行政の義務だという立場からしても、私どもの会派では、この件について趣旨採択をさせていただきたいというふうに思います。  給食の件についても、先ほど質問しましたけれども、さまざまな工夫でそれを実現することができるのではないかというふうに思っていますし、それを求めておきます。 ◆そのべせいや 委員 先ほどの教育委員会への質問の中でもありましたけれども、現実的に給食センターからの配食というのは非常に難しそうであるということであったり、あるいは学校同様の学習機能というのは、同じものをするのは非常に難しい部分があるだろうということを考えているところではございますけれども、このほっとスクール、公的なフリースクールの機能拡充でありますとか、あるいは民間が行っている、そうした事業なども含めて学習機会を確保することに関しては理解をするところですし、推進をしていくべきであると考えますので、趣旨採択とさせていただきます。 ◆上川あや 委員 私の会派意見としては継続でというふうに思っております。  本件について、事前に担当課の関連の課の方からもどんな事情なのかということはちょっとお聞かせいただいたりとかはしてきた中で、ほっとスクールですので、そこを利用している児童生徒さんの年齢も学習状況もそれぞれですので、そこで通常の学校カリキュラムに近いような内容でということは、実際問題として願っていたとしても、とても難しいことなんだろうなというふうに理解はしております。  また、学校給食についての要望もございましたけれども、設備の面からも、児童生徒さんのほっとスクールそのものの利用状況のお話を伺っている中からも、安定的、計画的な対応ということは現状とても困難だろうなということは考えました。  ただ一方で、先ほど、配食などの提供は可能かもしれないというような検討の余地のほうはおっしゃっていただいて、ぜひそういった柔軟な対応ということは、今後とも可能性を閉ざさずに多様な選択肢を用意していただきたいということを強く思いました。  また、三宿の夜間学級では複数の教員の方々がいらっしゃいますし、時間帯こそ違えど、学校給食も提供しているので、学齢期のお子さんでも、今は制度上通わせることは可能だというふうに理解しておりますので、そういったことの情報提供も含めて多様な選択肢を御用意いただきたいし、現状に満足することなく、区教委もよりよい適応指導、どうしようかということは考えていらっしゃることはこれまでも感じておりますけれども、引き続きそういった姿勢は堅持していただきたいという思いを込めまして、今回は継続とさせていただければと思います。 ◆青空こうじ 委員 本当、これは難しい問題ですよね。こんないい時代なのに小学校を何校も変わっていたということも考えられないし、確かにいじめもあるだろうけれども、子ども自身も何か精神的な気持ちをもうちょっと持たなきゃいけないと思うんですよね。小学校を何校もかわって、自宅のほうからずうっと通っていた、遠方の小学校までとかいろいろ聞いてみると、そのほかに、それじゃあというので、今度、中学になったら学校も余り行っていない。  やっぱり本人の気持ち、お母さんも頑張らなきゃいけないんだろうけれども、私自身もおやじが戦争で死んで、父親がいなかったからつくづく思うけれども、父親の顔も見たことがないし、そういう人間でも、今日、一生懸命自分自身も頑張ってやっている。この本人、ほっとスクールへも余り行かないで、僕が言うとただサボっているみたいな感じで、やっぱりもっと前向きな考えで、子どもたちというのは私たちよりまだこれから夢もあるんだし、できれば、今、上川委員も言ったけれども、世田谷区には夜間中学もあるんだし、行こうと思えば、一生懸命努力すればいろんな場所もあるんだし、もし子どもが行かないんだったら、お母さんもついていくぐらいの気持ちで頑張っていってほしいなと思うんです。  あと、ほっとスクールというのは元来、初めから給食はないんですから、これは皆さんよく知っていながらもみんな言わないんだけれども、僕なんかも思うけれども、私自身、うちは四人兄弟だったけれども、お弁当箱が二つきりしかなくて、二人は全く給食の時間とか食べる時間は校庭でブランコで遊んでいたりして時間を潰していたという気持ちがあるから、僕なんか、今、この恵まれた世界の中で、これだけ教育委員会が一生懸命努力してやっているんだったら、お子さんもお母さんももっと頑張って学校へ行くようにしてくれたらいいんじゃないかなと思っています。  私自身も、今回のこのあれは意見としては不採択の形をとりたいと思います。お母様、頑張ってください。よろしくお願いします。 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、本件の取り扱いについてお諮りしたいと思います。  本件につきましては、趣旨採択、継続審査、不採択と意見が分かれておりますので、本日のところは継続審査とすることでお諮りいたしたいと思います。  本件を継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 御異議なしと認め、平三〇・四号は継続審査とすることに決定いたしました。  以上で請願審査を終わります。  ここで理事者の座席変更がございますので、五分程度の休憩をしたいと思います。再開は十時五十分からにします。  それでは、休憩いたします。     午前十時四十四分休憩    ──────────────────     午前十時四十八分開議 ○安部ひろゆき 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは次に、2の報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)世田谷区子どもの人権擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」の平成二十九年度活動報告について、理事者の説明を願います。 ◎會田 教育総務課長 世田谷区子どもの人権擁護機関「せたがやホッと子どもサポート」の平成二十九年度の活動報告について御説明させていただきます。  本件は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございますが、世田谷区子どもの人権擁護機関による平成二十九年度の活動報告書が取りまとめられ、このたび、区に提出されたことから、御報告させていただくものです。  なお、今後、この報告書の内容につきまして、区民への報告会を開催することとなります。  2のところに活動報告書の主な内容についてまとめておりますが、かがみ文の後ろにつけさせていただきました紫色の報告書に沿って御説明させていただきます。  報告書の構成といたしましては、報告書の二ページから四ページまでが世田谷区子どもの人権擁護委員の概要説明ということになります。  報告書の六ページからが平成二十九年度の活動状況となりますが、六ページの最初の部分が相談件数の年度ごとの推移になります。平成二十九年度の新規相談件数は三百二十件で、前年度比十一件の増加となっております。  次に、八ページをお開きください。ここからは相談状況の詳細と前年度との比較となります。  ①の相談の内容をごらんください。内容ごとに件数と割合が表になっております。昨年度同様、対人関係の悩みが一番多く、全体の約二七%となっております。次いで学校教職員等の対応、いじめが多くなっております。  次に、八ページの下の部分から九ページにかけてが初回の相談者の分類になります。子ども本人からの相談が全体の約六〇%を占めております。  報告書九ページの中ほど、③の初回の相談方法をごらんください。初回の相談方法は、子ども、大人ともに電話が一番多くなっております。八割を超えているところです。次いでメール、面接、手紙となっております。  その他、一〇ページから一四ページにかけては相談の対象者ごとの分類や「せたホッと」の委員・専門員の活動状況が記載されております。  次に、一五ページが子ども条例十九条に基づく申し立て及び相談方法と内容の分析となりますが、申し立てにつきましては、昨年度に引き続き、平成二十九年度もございませんでした。  以下の報告書につきましては、一八ページから二四ページまでが相談事例の紹介、関係機関との連携となっており、二六ページ以降が広報・啓発活動の内容、関係資料というつくりになっております。  恐れ入りますが、かがみ文の裏面の3のところをごらんください。冒頭お話しいたしました区民への報告会の内容を記載しております。七月二十五日の午後六時から、会場は宮坂の子ども・子育て総合センターでございます。資料としてオレンジ色の案内のチラシをつけさせていただいているところです。ごらんいただければと思います。  御説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 この中身を詳しく見れていない中での質問で恐縮なんですけれども、子ども本人からの相談が多いというのは、子ども自身が相談場所があるということを知る、認知が広がっているというふうにも捉えられるので、それをもっと進めていくべきだろうなと思うわけです。  東京都がLINEを使って相談できる体制をつくるというようなことが発表されていましたけれども、特に中学生なんかは今もっと気軽にやりとりできるという意味では、電話はやっぱりハードルが高いということで、LINEみたいなところに目をつけたのは東京もいいなと思うんですけれども、やっぱり東京都以上にきめ細やかに対応できるのがこの「せたホッと」だと思いますので、今後はそういったLINE等での受け付け等も検討していく必要があるんじゃないかと思いますが、現段階で、教育委員会はどう考えていますか。 ◎會田 教育総務課長 いわゆるLINEを初めとするSNSは、今の子どもや若い世代を中心に大変浸透しておりますから、電話などに比べて気軽に利用できる、また、そうした相談への敷居を低くするメリットがあるというふうに認識しており、問題の深刻化を未然に防ぐ等の効果が期待できるものというふうに考えております。  ただ一方で、こうしたSNSの相談体制の構築については、人材の確保だとか個人情報等の情報管理等々、さまざまな課題もあるというのが現在の認識であります。  国のワーキンググループにおいても、複数の自治体や学校での事業を実施し、その結果を検証し、改善を図った上で全国展開について検討すべきというふうにも示されているところです。  区としても、そういった状況を踏まえ注視しながら慎重に検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆風間ゆたか 委員 先般、会派でも「せたホッと」を視察させてもらって、少ない人数でひっきりなしに相談対応しているというような話も伺ってきましたので、やっぱりできること、できる範囲というのは限られているなとは思いますけれども、そうはいっても、より多くの子どもたちの声を拾っていくというところから、あえてつくったものでしょうから、やっぱりこうやって件数もふえている、そこから解決に至っているということの成果も出てきていることを考えると、教育委員会としてももう一歩次のステップを踏むということは、ぜひ検討を進めていってもらえればなと要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (2)教職員等を対象とした夏季休業期間中の学校休業日について、理事者の説明を願います。 ◎會田 教育総務課長 教職員等を対象とした夏季休業期間中の学校休業日について御説明いたします。  1の目的でございます。学校における教職員のワーク・ライフ・バランスを推進することなどにより、質の高い教育活動を実施していくものです。区立小中学校全校において夏季休業期間中に夏季休暇を取得しやすい環境づくりを行うために、学校休業日を設定するものです。  2のこれまでの取組みでございます。平成二十八年度は八月十三日から十五日、区立小学校六校、中学校四校でのモデル実施を行いました。平成二十九年度においては八月十三日から十五日、区立小・中学校全校で実施ということで行いました。  3の今年度の取組みでございますが、(1)区立小・中学校全校で実施いたします。  学校休業日でございますが、八月十三日から十七日の月曜から金曜というふうに考えております。これまでこの二年間はカレンダーの関係で土日を挟むというような日程でございましたが、今回、初めて平日の月、火、水、木、金という形になります。  (3)学校休業日の保護者からの緊急連絡先ということで、教育総務課が窓口となって対応してまいります。  (4)学校休業日における区民への学校施設開放及び夏季プール開放、新BOP運営は、今までと同様、従来どおり行うという形でございます。  八月十三日から十五日までの三日間については、夏季休業期間中の休暇等取得推奨期間という形で実施し、また八月十六日、十七日においても、教育総務課が保護者からの緊急連絡先としての対応をすることで、各校の状況により可能な限りお休みをとれるような形で行いたいというふうに考えているところです。業務に差し支えない限り、教職員が週休日の振りかえ、夏季休暇、また年次休暇など、一斉に取得しやすい職場環境を醸成するということで、昨年に比べ少しでも拡大ということで、このような形で今年度は実施ということを考えているところです。  説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 現場の先生たちのこれまでの取り組みに対する御意見などは、どのように意見などを聴取したりしているんでしょうか、その辺をちょっとお聞きしたいんですが。 ◎會田 教育総務課長 このような形でこの期間について、例えば八月十三日から十五日については、警備員をまた別途配置するというようなことで、BOPやプール開放は行いますけれども、そういった期間、安心して休めるゾーンができるということについては、現場の校長先生等からもより拡大していただきたいというふうなことで御意見をいただいているところです。そういうことで、できる限り現場の意見を聞きながら徐々に拡充していきたいというようなことで考えているところです。 ◆そのべせいや 委員 この期間の部活動の取り扱いについてはどうなっているのでしょうか。例えば十一日が土曜日で、十九日が日曜日になりますので、もしかしたら九連休ということで長期休暇、教員も含めて長期の休みになるので、その期間に合宿に行こうなんていうことになったら、結局、また休むことはできず、実質働いているのと変わらない時間の扱いになると思いますが、そういったところも含めて、部活動の取り扱いと本当に休めているのかというところについてお聞かせください。 ◎會田 教育総務課長 今、部活動のお話が出ました。八月十三日、十四日、十五日については部活動も含め、十七日までも原則としては部活動、学校の行事等についても控えていただいて、確かに土日も含めると、ことしは九連休ということも視野に入れて、そういったことが可能ならば、できれば実施していただきたいというふうに考えているところです。  ただ、現実には、例えば中学校におきましては夏の大会等もありますから、そういった意味で、やはり原則としてというところで、一つずつ進めていきたいと考えているところで、全面的に部活動なしというところまでは、中学校についてはまだ難しい状況もあるかと思います。 ◆そのべせいや 委員 夏季休業期間ということで、今回はあくまでも休暇の取得推奨というようなことであるので、全ての方があえて休む必要はないだろうと。いろんな事情があるだろうから、それを考慮する必要のほうが強いという認識に立つということでよろしいですね。 ◎會田 教育総務課長 各校のいろんな事情もあると思いますが、できますればこの期間、十三日から十七日の期間は何らかの形でお休みをいただくとか、あるいはその時間を自由に使っていただきたいという趣旨ですので、できるだけお休みをいただきたいというのがこの学校休業日の設定の趣旨でございます。 ◆上川あや 委員 こうした取り組みの趣旨、目的はいいことだというふうに思うんですけれども、今年度初めての取り組みじゃないので、効果のほどがどうだったのかとか、昨年、実際に取得状況はどうだったのかなというのは気になるんですね。その上で今回の取り組みを展望するのが必要なんだなと思うんですけれども、昨年度、例えば取得状況というのはどうですか。 ◎會田 教育総務課長 昨年度ですと八月十三日、十四日、十五日でした。という中では、おおむね夏季について休みは取得されたというふうには聞いております。ただ、出勤した先生方も全く皆無ではなかったというふうに聞いております。済みません、その辺の分析については改めて、また、ことしについてはちょうど平日になるということで、またちょっと違いも出てくると思いますので、またきちんと分析して御報告させていただければと思います。 ◆上川あや 委員 今、教育総務課長がおっしゃってくださいましたけれども、取り組みとして、議会にも報告してくださるという丁寧さがあるのであれば、ぜひやったことがどういう状況だったのか、各学校によってもちょっと職場の空気も違うかもしれませんし、やっぱり評価分析というものは、事業を継続して行う上では前提としてとても重要なことだと思いますので、やりっ放しとか、あるいは単なる感触ということではなくて、実際、各学校でどのような状況になったのかということは把握し分析し、それを今後に生かしてくださるようお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (3)平成三十一年度指定校変更の制限について、理事者の説明を願います。 ◎内田 学務課長 それでは、平成三十一年度指定校変更の制限について御報告いたします。  まず、1の主旨でございます。区教育委員会では、地域とともに子どもを育てる教育を推進する観点から、小中学校におきまして学校選択制をとらず、通学区域を定め、就学すべき学校を指定しております。一方、学校教育法施行令により、相当の理由があると認められる場合は、指定校以外の学校への変更の申請ができるとされております。この申請につきましては、指定校変更許可基準に基づき、申請理由が相当と認められ、受け入れる学校においても支障がない場合には変更を許可しております。しかしながら、受け入れる学校におきまして、児童生徒の著しい増加などにより、通学区域内の児童生徒の受け入れに困難が予測される場合は、他の通学区域からの指定校変更を制限することにより対応しております。  本件につきましては、平成三十年度の児童生徒数を踏まえ、平成三十一年度の指定校変更の制限校を御報告するものでございます。  2の平成三十一年度の指定校変更の制限校は、記載の学校のとおり、小学校九校、中学校二校で、新たに制限を実施する学校はございません。  3の平成三十一年度の指定校変更の制限の解除校は船橋小学校でございます。船橋小学校の増築工事は平成三十年度中に完了し、平成三十一年度からの必要な教室数は確保できることから、指定校変更の制限を解除いたします。  最後に、4の今後のスケジュール(予定)は記載のとおりです。  私からの御報告は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (4)認定こども園区立多聞幼稚園における延長保育の実施について、理事者の説明を願います。 ◎須田 幼児教育保育推進担当課長 それでは、私からは、認定こども園区立多聞幼稚園における延長保育の実施について御報告いたします。  案件名につきましては、当初、区立多聞幼稚園としておりました名称を、正式名称の認定こども園区立多聞幼稚園に変更させていただきましたので、御了承ください。  なお、本件は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございますが、認定こども園区立多聞幼稚園につきましては、平成二十八年四月より区立の認定こども園として運営しているところでございますが、多聞幼稚園と太子堂中学校敷地内に開設しております小規模保育園「三宿の杜なごみ保育園」におきましては、平成三十一年四月から連携を開始することとしております。この件につきましては、平成二十九年二月の文教常任委員会で御報告させていただいております。  なごみ保育園につきましては、本年四月に開設し、ゼロ歳から三歳児の受け入れを開始しておりまして、来年四月にはなごみ保育園から多聞幼稚園に四歳児が進級してまいります。なごみ保育園で延長保育を受けている幼児が連携園に進級したときにも延長保育が受けられるよう、多聞幼稚園についても、平成三十一年四月から延長保育を実施するものでございます。  2の連携園の概要でございますが、(1)なごみ保育園の定員はゼロ歳から三歳まで八名ずつとなっております。開所時間は七時十五分から十八時十五分までで、十八時十五分から十九時十五分まで一時間の延長保育を実施しております。  (2)多聞幼稚園の定員は、一号認定の幼稚園枠が四歳、五歳それぞれ六十名ずつ、二号認定の保育枠がそれぞれ八名ずつとなっております。開園時間は七時十五分から十八時十五分までで、現在、延長保育は実施しておりません。  3多聞幼稚園で実施する延長保育時間ですが、なごみ保育園と同様に十八時十五分から十九時十五分までの一時間とし、まずはなごみ保育園で延長保育を受けている二号認定の幼児を対象として受け入れを開始する予定でございます。  裏面の4の今後のスケジュールでございますが、延長保育料を徴収することができるよう規定の整備を行う必要があるため、世田谷区立認定こども園保育料条例の改正につきまして、八月の教育委員会、九月の文教・福祉保健常任委員会に報告した上で、第三回区議会定例会に御提案する予定でございます。
     私からの御報告は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいま説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 次に行きます。(5)平成三十年度小学校通学路への防犯カメラ設置の取組みについて、理事者の説明を願います。 ◎末竹 学校健康推進課長 平成三十年度小学校通学路への防犯カメラ設置の取組みについて御説明させていただきます。  まず、1主旨でございます。通学路の安全性のより一層の向上に向け、学校、地域等による児童の見守り活動を補完することを目的として、東京都の補助制度を活用し、平成二十八年度から平成三十年度までの三年間で通学路に防犯カメラの設置を進めております。  平成三十年度におきましても、区立小学校二十二校の通学路に一校当たり五台の防犯カメラを設置していくため、その取り組みについて御報告させていただくものでございます。  なお、平成三十年度の設置をもって、区立小学校全校の通学路に合計三百十台の防犯カメラの設置が完了することになります。  次に、2平成三十年度における通学路への防犯カメラ設置でございます。これまでの設置の考え方としまして、小学校の学区域内に商店街、町会・自治会の防犯カメラが設置されていない小学校を中心に設置を進めてまいりまして、今年度はまだ設置されていない二十二校につきまして設置してまいります。その対象校においての設置箇所は、区内警察署等と相談の上、設置箇所案を抽出し、学校、PTAと調整を図ってまいります。  (1)平成三十年度通学路防犯カメラ設置校の二十二校につきましては記載のとおりでございます。  (2)この間の取り組みといたしましては、四月下旬に設置対象校宛てに、各校五台の警察署からの設置箇所案を提示し、確認依頼をしております。五月中旬からは対象学校におきまして五台の設置箇所案について、学校とPTAにて確認作業等を実施していただいているところでございます。  続きまして、3今後のスケジュール(予定)でございます。七月中には防犯カメラ設置業者との契約を予定しております。その後、平成三十一年一月末までに百十台の防犯カメラの設置作業を行いまして、二月ごろからは防犯カメラの運用を開始する予定としております。  最後に、4参考といたしまして、平成二十八年度と平成二十九年度に通学路の防犯カメラを設置いたしました各二十校を記載させていただいております。  私からの説明につきましては以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (6)学校(園)のコンクリートブロック塀等及び通学路の安全確認について、理事者の説明を願います。 ◎桐山 教育環境課長 私からは、小中学校、幼稚園のコンクリートブロック塀等及び通学路の安全確認について御報告いたします。  六月十八日に発生した大阪府北部を震源とする地震の発生に伴い、コンクリートブロック塀等の倒壊による死亡事故が起きたことを受け、六月二十日水曜日から二十二日金曜日の三日間で、全小中学校、幼稚園の敷地内にあるコンクリートブロック塀及び万年塀等について、教育委員会事務局職員により目視による緊急調査を実施いたしました。  1の(1)点検項目ですが、塀の高さ、壁の厚さ、控え壁の有無、控え壁の間隔、控え壁の突出長さ、その他(損傷状況)でございます。  (2)の点検結果についてですが、建築基準法施行令の規定に適合しないコンクリートブロック塀が代沢小学校と瀬田中学校にございました。高さが一・二メートルを超えるブロック塀には、建築基準法施行令の規定上、控え壁が必要となります。しかしながら、両校とも塀の高さが一・八メートルありましたが、控え壁を設けておりませんでした。  (3)の今後の対応ですが、現在、瀬田中学校の塀は既に除却し、代沢小学校の塀については早急に除却する予定でございます。また、一部損傷のある塀や擁壁等につきましては、必要に応じて追加調査を行い、関係所管課及び当該校と協議し、早急に修繕等の対応策を実施いたします。  次に、2の通学路の安全確認についてですが、現在、小学校校長会と調整の上、改めて七月以降に各小学校に通学路の安全確認を依頼する予定でございます。今後、九月末を目途に、教育委員会事務局に結果報告を依頼するとともに、保護者等への周知等必要な対応を行ってまいります。  なお、二枚目の資料は、参考として六月二十二日にお配りした資料の一部を抜粋したものでございます。  私からの説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆風間ゆたか 委員 瀬田中は既に除去してあるというのは、この調査をした後、直ちに壊したということですか。 ◎桐山 教育環境課長 六月二十二日の調査を終えまして、その後、関係所管の施設営繕担当部とも追加の調査を行いました。その中で、こちらのほうの塀の高さは一・八メートルありまして、控え壁もないということで、実際に塀の除却につきましては昨日から行っております。昨日、塀の壁を除却しまして、本日午前中に除却した塀のガラを運搬して、塀の除却については終了する予定でございます。 ◆風間ゆたか 委員 それを除却した後はどうするんですか。金網にするとかそういうことなんですか、この代沢のことも含めて。 ◎桐山 教育環境課長 まず、瀬田中学校なんですけれども、コンクリートブロック塀を除却しまして、現在、撤去後、仮設用のバリケードを設置しております。あと、コンクリートブロック塀の横に、敷地東側に万年塀もありますけれども、万年塀の補強もあわせて行います。緊急にそういった除却、仮設用のバリケードを設置いたしまして、本格的にフェンス等の設置を検討しております。そのフェンス等の設置につきましては、遅くとも今年度中には行いたいというふうに考えております。  あと、代沢小学校につきましては、こちらのほうの敷地東側通用門の階段部分に設置されていますコンクリートブロック塀を七月六日の金曜日に除却する予定でございます。こちらのほうの敷地東側の通用門につきましては通常施錠されておりまして、児童が通ることは全くございません。ただし、コンクリートブロック塀につきましては、やはり建築基準法の施行令に適合しておりませんので、除却をしまして、瀬田中学校と同じような形でフェンス等を設置する予定でございます。 ◆たかじょう訓子 委員 建築基準法に適合しないコンクリートや著しく損傷しているものなどが挙がっているわけですけれども、コンクリートブロック自体は違反していないにしても相当あるというふうに考えていいでしょうか。 ◎桐山 教育環境課長 今回の点検結果報告で、目視の調査なんですけれども、基準法施行令の規定に適合していないものとしましては、代沢小学校と瀬田中学校ということで御報告をさせていただきました。ただ、教育環境課の職員で小中学校、幼稚園、全九十九施設を目視で点検いたしまして、関係所管の施設営繕担当部とも今現在、追加の調査を行っております。著しいひび割れ等がなかったとしましても、やはり今後、修繕等を行わないといけない万年塀等ございますので、それはあわせて早急に修繕等の対応策を今検討しているところでございます。 ◆たかじょう訓子 委員 どのぐらいそれがあるのかというのはこれからだと思いますが、では、学校の施設内に、目視で安全だというふうに思われるけれども、ブロック塀は相当あるというふうに考えていいんでしょうか。それとも、幾つか少ない件数なんでしょうか。 ◎桐山 教育環境課長 ブロック塀についてなんですけれども、まず、ブロック塀がある学校数は、幼稚園が六園、小学校が二十四校、中学校が十四校、計四十四施設になります。その中で、こちらの学校数と、あとブロック塀がある数となりますと延べの数になりますので、幼稚園につきましては十一個、小学校では三十七個、中学校では二十八個、合計七十六個となっております。ブロック塀の数としましては、まず、学校、幼稚園の中では四十四施設ございました。合計の数としましては七十六個でございます。 ◆たかじょう訓子 委員 今後、多分三年たち、三年ごとに今まで点検を行っているという状況があったと先日伺いまして、今後、ブロック塀はなくしていくという方向があったほうが安全じゃないかと私どもは考えていまして、区で生垣とかに変える場合の助成なんかもあると聞きますけれども、それが学校で適用されるかどうか、私はわからないですが、フェンスに変えるとか、ブロック塀をなくしていくことも検討したらどうかというふうに思っていますけれども、いかがでしょうか。 ◎桐山 教育環境課長 今、委員に御指摘いただきましたブロック塀についてなんですけれども、まずは子どもの安全安心を第一に考えまして、ブロック塀等の緊急に対応しないといけない箇所につきまして対応させていただきたいかなと思っております。あとは、なかなかブロック塀というのが目隠しのような意味合いもありまして、そういった部分で、まずフェンス等を変更していくときに、フェンスでもメッシュの目隠しのようなものも必要になってくるかと思いますので、そういった対応につきましては、区の施設営繕担当部とも含めて調整をさせていただきまして、子どもの安全安心を最優先に対応をとっていきたいというふうに考えております。 ◆青空こうじ 委員 ブロック塀も、大阪のあの子が亡くなったという痛ましい事件でしたけれども、ブロックの高さですよね。あんなに刑務所の塀みたいに高くなったやつで、余り鉄も入ってない。ああいうブロックをやっていると、世田谷区内、通学路の中でも結構ブロックが高くなっているのもあるんですが、もっと怖いのは大谷石なんですよね。通学路の中に大谷石の塀があったり、それから自販機。あの自販機も、あれが倒れたら一発ですからね。だから、学校以外、小中学校以外でも通学路に関するところでも結構あるんですが、そういう点検はやるんでしょうか、やらないんでしょうか、お聞きします。 ◎末竹 学校健康推進課長 ただいまいただいたお話については、通学の安全ということは大変重要なことだ、このように認識しております。こちらの資料にも書かせていただいておりましたけれども、現在、小学校の校長会と、この間、校長会の会長ほか、副会長、そのほか役員の方と、おおむね依頼の内容について詰めてまいりました。また、あわせまして関係する所管ともいろんな相談をして、おおむね内容等まとまってまいりましたので、予定としては本日、各学校宛てに依頼する予定にしております。  その依頼内容は記載のとおり、安全確認をPTA等と協力していただいて、通学路上の危険箇所を点検して報告してくださいという旨で書かせていただいております。あと、点検の際は、個人のお宅であったりとか、民間のお宅ということもありますので、敷地内には入れないということが前提になりますので、道路から外観をもって確認していただくということにはしておりますけれども、ただいまお話しありましたように、大谷石とかそういうのを含めまして、ブロック塀とか万年塀、石塀などは傾きとかを含めて見ていただくようにしています。塀は健全か、もしくはブロック塀は高過ぎないかとか、そういったまずは外観で見ていただいて、ある程度わかるようなところをピックアップしていただくということを含めまして、学校において取り組んでいただいて、私どもで上げて集約していくということを考えております。 ◆高久則男 委員 今の話の続きなんですけれども、通学路で塀があって、それは個人の塀ですから、勝手に中に入って調査とかというのはそう簡単にできないと思うんです。その調査をするのに、ここに書いてあるのでは、学校協議会とか、保護者とか、ボランティアとか、そういった方々に御協力をいただきながら調査するということで書いてありましたけれども、でも、ある程度専門的というか、これはどう見ても建築基準法を違反しているような物件かどうかというのは、普通の人はなかなかわからなくて、大体ある程度知見を持った人に見てもらえば、これは危険、違法っぽいですよなんてわかるんじゃないかなと思うんですが、点検をするに当たって、そういう専門的な人に目視で見てもらうということは考えていらっしゃるんですか。 ◎末竹 学校健康推進課長 確かにそういった専門的な知見がないと、なかなか最終的な判断というのは正直言って難しいというのはおっしゃるとおりかと思っています。しかしながら、やはり外観だけで判断できるかというと、それもかなり難しい点というのは、これは都市整備領域の所管とも数々話をしてきたところであります。最終的には、やはり敷地内に入って専門家が、それこそ下の基礎の部分ほか、そういったところを含めまして確認をしていく。  中の状況というのはわかりませんので、やはり外観だけで確認するのは大変難しいということで、専門家の方に仮に御同行いただいても、最終的な判断はすぐ見た目だけではわからないという意味もありまして、まずは今回は各学校一斉に急遽、緊急で点検を行うという趣旨もありますので、まずはその外観、もしくは高さ、こういったところを中心に、塀の傾きがないかとか、そういった保護者の目線であったりとか、子どもたちの目線の高さでとか、そういったものを含めまして上げていただいて、それでさらに傾きが大きいとか緊急性があるというふうに学校長が判断するような事例については、その期限を問わず、私ども教育委員会に上げていただいて、関係所管と連携の上、その所有者等に、例えば文書等でポスティングするとか安全確認を促していくなどの対応をしていくようなことで現在考えているという状況でございます。 ◆高久則男 委員 例えば、どうはたから見ても違法建築っぽいものだということであれば、その法令に基づいて撤去してくださいということなんでしょうけれども、なかなかその撤去する感じでなければ、何でうちのものを、これは安全ですよなんて言われればそれまでかもしれませんが、そういった場合に緊急の対策として、その家の前の通学路を使わないというようなことで、そういったのも当然考えられるんだろうと思います。  あと、ちょっと聞きたかったのは、例えば民間の持っている、通学路のブロック塀なんかを取り壊しするような場合、今、国とか東京都とか世田谷区なんかで補助金とか何か使えるようなものはあるんですか。 ◎末竹 学校健康推進課長 今お話しがございましたように、当面の対応というんですか、通学路を使用する際の安全確保という点は本当に大事なことでございますので、学校への依頼の中には、例えば所有者が御協力いただける場合であっても、どうしても改善とか補強するまでには時間を要するということが考えられますので、各学校において、児童の安全教育を初め、危険性に応じて、危険箇所を迂回するとか、そういったことを含めまして対応を、PTAほか関係者等に御相談いただくようなことで検討していただきたいという旨もあわせて通知をする対応とさせていただいております。  またもう一点、塀の取り壊しとかその補助については、現在、私が聞いているところでは、区においては今現時点における制度というのはないと伺っております。 ◆高久則男 委員 この間の六月十八日の大阪の地震で小学生が亡くなるというそのことは、やっぱり二度とあってはいけないようなことで、小中学校のブロック塀の安全はしっかり確保しなきゃいけないということを痛切に感じたわけです。  今回、そういったことで二十日から二十二日にかけて目視によって確認して、二つ出てきましたけれども、しっかり対応しますということで、それはそれで了解いたしましたが、今後、専門的な調査とかそういったものも、ブロック塀の点検ということでは必要になってくるんじゃないかと私は思っているんです。そういった専門的な業者というか、専門的な人の調査の予定とか見込みについてはどうなんですか。 ◎末竹 学校健康推進課長 先ほどの一点補足というか、私のほうで一部あれでしたけれども、取り壊しの補助ということにつきましては、取り壊しをして生垣を助成するという意味での補助制度はありますが、単に取り壊すだけの補助というものは設けていないと聞いています。大変失礼しました。  その上で、専門的な調査ということにおきましては、やはり所有者の方がまずいらっしゃいますので、その所有者の方にみずからのお考えが当然あるかと思いますので、その所有者の方のお考えのもと、専門家に調査していただいたり確認いただくというそこを、まず区としては御案内していくという取り組みかと思いますし、また、関係する区の都市整備領域の所管ともいろんな意味で調整、相談しながら話し合いを持っていきたいと考えております。 ◎桐山 教育環境課長 委員がおっしゃったとおり、まずは緊急の調査ということで、六月二十日から二十二日に調査を行いました。現在、代沢小と瀬田中学校で除却を行っておりますけれども、そういったもの等につきましては、施設営繕担当部とも調整をさせていただいております。こちらの教育環境課職員の中で、これはどういったものかというような少し疑義があるものについて、施設営繕担当部のほうとも調整をしておりました。その中で緊急の対応というものを今行っているんですけれども、その後の専門的な調査という意味で申しますと、区の中でも公共施設全体の調査を今施設営繕担当部で行っております。そちらのほうとも連携しながら、今後、目視の調査を行いまして、追加の調査、また緊急対応というということで修繕等も実施しないといけないとは思っておりますので、そういった所管部とも連携しながら、今後どういうふうな形で対応していくかということを早急に検討していきたいと考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 今の二点なんですけれども、今の通学路の問題で言いますと、やっぱり営繕の方にもお話を伺いましたが、見た目はそこそこ新しそうだというものでも、中に鉄筋が入っているかどうかというのは外からじゃわからなくて、それなりの機器を活用しないと、専門家でもわからないというふうに伺いました。  今回は緊急で目視でやるということでしたけれども、今後、その結果をもとに働きかけをしていくと思うんですが、その働きかけの窓口であるとかそういったものは、今後どういうふうに取り組んでいくつもりなのかというのをちょっと伺いたいと思います。 ◎末竹 学校健康推進課長 今おっしゃっていただきましたように、今後の最終的な目視をやった以降の取り組みが重要になってくると我々も認識しておりまして、現在、都市整備領域のほうにも既にかなり多くの区民の方からそういった御相談が寄せられているというふうに聞いております。そういった中で、例えば上がってきたものと、既にもう調査対象になっているのかとか、もしくはそこは新規のところなのかとか、そういったものも含めまして御相談しながら、あと、どういった対応ができるのかという、より専門的な部分がございますので、よく相談しながら対応を図っていきたいとまずは考えております。そのほか、学校は現場で安全ということを含めまして取り組みをするということで進めてまいりたいと思っております。 ◆たかじょう訓子 委員 それから、もう一点です。今回の点検の結果、代沢小学校と瀬田中なんですけれども、今回、急にわかってやりますよということになりましたが、前回の点検のときにはどうして上がってこなかったのかしらというふうにちょっと思いますけれども、どういう状況だったんでしょうか。 ◎桐山 教育環境課長 建築物と建物整備の定期点検というのは三年に一回行わないといけない形になっております。こちらのほうの指摘事項の中では、今回の塀につきましては指摘がなされていませんでした。こういった建築物の点検という中でいうと、どうしても建物の内部に重点が置かれまして、ブロック塀等につきましては、後回しではないんですけれども、なかなか重点が置かれていなかった事実もあるかと思います。  そういった中で、今後の定期点検につきましても、項目としては塀等の確認というのもございます。塀の劣化状況及び損傷の状況という項目があるんですけれども、そういった部分も含めて、委託の事業者等にも塀等の確認等もしっかりしていただくような形で対応していきたいかなというふうに考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 その点検していただくのは委託で行っているということでよろしいですか。 ◎桐山 教育環境課長 委託で行っております。 ◆風間ゆたか 委員 この調査のところから、大阪で事故があったときから早急にということを求めてきましたけれども、危険度の高いブロック塀はもう既に壊しているというような対応はいいと思うんですよ。ただ、今の質問全部総じて何が問題かって、結局、いつまでに何をやるのかということが全く明確になっていないことが問題であって、これをきちんと整理して報告をするということは、次の委員会ぐらいまでにしておいてもらいたいなと思うんですよね。  というのは、結局、通学の安全確認ということはこの前から求めていますけれども、通学路の安全確認を一旦学校主導でPTAとかとやってもらうと。しかし、この猛暑日が続く中で、PTAは大変ですよ。通学路といっても相当ありますから、これはブロック校外の委員さんとか本部の人たちとかがやるわけですけれども、では、それをどこまでできるかといったときに、目視で確認して、ここは危険そうだねとかというようなところを実際に歩いて見て回るみたいなことになるわけですが、さっきの話にあったように、それって素人感覚で、これは危険そうだよねというところをとりあえずチェックして上げることなんだと思うんですよね。上げた後にどうするのかということがここには書かれてないんですよ。相当数上がってくると思いますよ。  では、それを今度、教育委員会が同行して、この前の通学路点検、死亡事故の後に全校でやりましたけれども、あれも同じステップだったと思うんです。PTAで一旦やって、その後、警察と道路関係の部署が一緒になって、そのチェック項目を回るみたいなことをやりましたけれども、ああいうことをやって初めて、では、ここはこういうふうにしましょうみたいなことの合意形成ができたと思うんですが、あれも結構時間がかかったと思うんですよね。  今回、そこまでやるのかということ。この通学路のここの塀はちょっと危険性が高いですよねということを、PTAと一緒になってやるというところまで見せないと、やっぱり不安感は拭えないと思いますから、そのあたりも含めてやるのかやらないのかをきちんと次回までに報告してもらいたいなと思うわけです。  それは学校のブロック塀も一緒ですね。この二校は既にやったけれども、ほかのところは本当に大丈夫なのかということについてもある程度、どこまで何をやるかということをちゃんと周知していかなきゃならないと思うんですが、これを次回までにスケジュールをちゃんと出すことは可能でしょうか。 ◎末竹 学校健康推進課長 私ども、通学路の安全確認ということに対しては本当に大事なことだと思っています。ただ、委員おっしゃったように、しかしながら、大阪の地震を受けましての急遽の対応ということもありましての部分で、最終的な見通しが出せていないということに対しては、私ども、そこについては、できたらそういうところまで明確にすべきだというふうには認識を持っておりますけれども、なかなかそこまで、今まだ調整が追いついていないという意味では本当に申しわけないと感じております。  しかしながら、まずは子どもたちの安全と安心という部分は最優先すべきですので、まずはPTAの方等が中心になるかとは思うんですけれども、点検していただいて、その結果を、まずは学校が所有している安全マップなどに反映していただいて、保護者間できちんと情報共有していただくということを、まず取り組みとしてやっていただくようなことは周知をしていくことにはしております。  しかしながら、その後の教育委員会、もしくは関係所管と連携した取り組みという部分においては、現時点で具体的にここまで、例えば文書等によって必要によってポスティングするということは、そこまではやるよね、現場確認もやるよねというところの話までは具体的には幾つか出ているんですけれども、では、いつまでどういう形でどういう体制でできるのかとか、もしくは既にお話が上がってきている部分とどういうふうに整合性をとるのかとか、まだまだ整理ができていない部分も多々あるのは現実としてあります。ですので、私どもとしても早急に、そういった取りまとめ、進め方等を含めて、またいろんな関係者と相談しながら、途中の経過というんですか、進捗状況を含めまして、できる限り情報提供させていただきたい、このように考えております。 ◆風間ゆたか 委員 通常業務に加えてこういうものが急遽入ってきたということで、人手の問題もあると思うんです。だけれども、今話したように中途半端に小出しにされても、やっぱりこうやって質問が続いちゃうし、それはやっぱり区民の声なんだと思うんです。ですので、どの時期までに何をやるかというところで、既に通学路点検では一回やっていることで、区民の安心感が得られたという実績があるわけですから、やっぱりああいう形をやっていくべきだと思いますよ。なので、ぜひ次回までにもう少し進めたものを出してくれるように求めておきます。要望です。 ◆上川あや 委員 先ほど、学校の施設内の点検がこれまで主で、三年に一回検査はしてきたみたいなお話をいただいたんですけれども、例えば棚とかロッカーとかの転倒予防ですとか、コピー機などを地震時に動かないように固定するとか、そういった状況については、これまでどのように評価点検はされてきているのでしょうか。 ◎桐山 教育環境課長 三年に一回の建築物、建物整備の定期点検についてなんですけれども、こちらのほうは、塀、擁壁等も項目の一つにありましたが、建築の基礎とか土台とか外壁とか、そういった建築物についての点検が主でございます。ですから、そういった耐震等の状況等につきましては項目からは外れております。ただ、重要なことであるとは認識しておりますけれども、あくまでも建物設備等の定期点検ということで、こちらのほうはそういった委託という形になっております。 ◆上川あや 委員 今回亡くなる方が何名か見えて、大変残念なことですし、学校施設であのような不法な状態があったというのは本当にあってはならないことだなと思いましたけれども、一方で、震災が起きたときに、家庭内、家の中の家具が転倒して亡くなる方というのは非常に多いですよね。  以前、この本庁舎ですら職員のロッカーが転倒予防もないままずらりと並んで、この庁舎らしいですけれども、非常に重たい紙資料が大量にロッカーの上に積まれていて、コピー機なども固定されているかどうかもわからない状態で、安全対策とかって事細かく言う割には、本当に皆さんが仕事をしている周囲が安全管理になっていないということを議会でお話しして、ロッカーなどは撤去していただいたり、什器を新たにしっかり据えつけるみたいなことで工事をしていただいたりとかということはあったんですけれども、悲劇があったところだけ対応しましたということだけではやっぱりだめだと思うんですね。什器が転倒して、あるいは重い紙資料がおっこちてきたら、小学校の低学年の子どもなんてどうなるかと考えたら、これから通学路の安全点検を七月以降依頼するということですが、悲劇があったところだけ強くしましたけれども、そこは見ておりませんでしたということがないように、しっかり対応していただきたいと思うんですね。いかがでしょう。 ◎淺野 教育次長 先ほど、桐山のほうから御答弁申し上げて、建築物という関係でお話しさせていただいたんですが、今、上川委員からお話しのあった棚とかロッカー、そういう形ですね。そういうものにつきましては、学校安全マニュアルという中で、防災の部分で一般的な点検というのはありますので、それを再度周知したいという部分。それから、あとコピー機とか、積んであるものという話もございましたが、私どもの庁舎もそうなんですけれども、あと学校なんかも安全衛生委員会ということで、それは働く者の安全という観点で見ているんです。ですから、そういった学校のお子様たち、生徒たち、児童生徒への安全という部分と働く者の環境を合わせた部分で、そこら辺についていま一度周知して、建物の安全とともに、そういった中にあるものの安全という部分についてもきちんと対応していきたいと考えております。 ◆上川あや 委員 よろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (7)平成二十九年度東京都体罰等実態把握調査結果と世田谷区の状況について、理事者の説明を願います。 ◎青木 教育指導課長 では、私のほうから、平成二十九年度東京都体罰等実態把握調査結果と世田谷区の状況について御説明をさせていただきます。  このたび、東京都教育委員会が都内全公立学校を対象に実施いたしました、平成二十九年度に発生した体罰等の実態把握調査の結果が六月二十八日に公表されました。この調査の結果及び世田谷区の状況について御報告させていただきます。  お手元の資料をごらんください。まず、調査結果の概要につきまして御報告いたします。  一枚めくっていただきまして、二枚目をごらんください。こちらは東京都教育委員会ホームページ掲載資料でございます。この一番上に調査の趣旨や内容、方法等が記載されております。この調査は、体罰の根絶に向けた対策の一環として、平成二十四年度から東京都が実施しているものでございます。  では、調査結果について御報告いたします。  表の1の学校数の合計欄をごらんください。平成二十九年度の本調査への報告があった学校数は、都内全公立学校で二千百六十一校。このうち二百九十九校についてでございます。このうち体罰として取り上げられたもの、取り扱われたものは二十二名というところでございます。また、体罰という扱いにはならず、不適切な指導、行き過ぎた指導、暴言等を含めました不適切な行為と判断されたものが二百十九名になっております。  なお、体罰等の分類や内容については、もう一枚めくっていただきましたページの一番下に参考として掲載されているところですので、後ほどごらんください。  それでは、資料一枚目にお戻りいただきまして、世田谷区の状況について御報告いたします。区内におきましては体罰として扱われた事案はございませんでした。  最後に、掲載はしておりませんが、体罰以外の状況について、不適切な行為が小学校、中学校で合わせて十件ございました。内訳としては、不適切な指導が七件、暴言等が三件でございました。  体罰の禁止につきましては、これまで毎月の校長会、副校長会などにおきまして繰り返し注意喚起を行い、危機意識を高めてきたところです。今回の体罰に該当する事案がなかったことについては一定の成果とも考えられますが、依然不適切な指導や暴言等の事案はございましたので、この事実を具体的に再度校長会や副校長会で報告し、改めて各学校での職員会や校内研修などにおいて、教員一人一人に体罰等によらない指導の徹底を図るよう継続的に指導してまいります。  また、生活指導主任会等の研修会、連絡会などにおきまして、あらゆる機会を通して、引き続き服務事故の防止、体罰の禁止について指導し、体罰根絶の徹底を進めてまいります。  御説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 次へ行きます。(8)小学生の保護者のための都立高校フォーラムの開催について、理事者の説明を願います。 ◎板澤 副参事 私からは、小学生の保護者のための都立高校フォーラムの開催について御説明を申し上げます。  資料をごらんいただければと思います。  1にございますように、本事業の目的につきましては、小学生の保護者に対して、都立高校の様子や、さまざまな特色につきまして、高校の先生方が説明する機会を設けますことによって、小学校、中学校卒業後の児童の進路選択についての指針となるよう実施するものでございます。  2にございますように、対象につきましては、今年度から区立小学校三年生以上といたしまして、昨年度の四年生以上から一学年拡大した形で対象を広げてまいります。  3にございますように、当日の定員は千二百名でございます。
     会場は区民会館ホール、期日は九月一日の土曜日午後一時開始の予定でございます。  内容につきましては、6にございますように、初めに、区立中学校の魅力ある取り組みなどの紹介を行った後、都立高校の紹介を行います。  参加予定の高校は、7にございますように十校を予定してございます。  今後の予定につきましては、8にありますように、七月中旬までに小学校を通じてチラシを配布いたしまして、参加の募集を行う予定でございます。  報告は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆そのべせいや 委員 確認になりますけれども、この取り組みは、小学校の保護者向けに公立中学校、都立高校という進路について提示をする意味合いを込めてやられていると思いますが、中学生の保護者向けに、こういった都立高校、幅広い都立高校の選択肢について提示をしているような取り組みはありましたか。 ◎板澤 副参事 まず、本件につきましては、中学校進学に当たる前の小学校の保護者、子どもたちを対象に行っているものでございますが、中学校につきましては、各都立高校が独自に中学生を訪問しながら説明等を行っておりますので、区全体としてこういった形で行っているものはございません。 ◆そのべせいや 委員 中学校の授業中に訪問されますか、それとも放課後に、保護者が参加できるような形で訪問されているのでしょうか。 ◎板澤 副参事 これはいずれもさまざまな形がございます。場合によっては、高校の先生が中学校の授業に参加しながら御紹介するケースもありますし、逆に高校でオープンスクールのような形で訪問して説明を聞くという形もございますので、これはさまざまございます。 ◆そのべせいや 委員 この取り組みは、もちろん公立中学校という選択肢をふやすためには、保護者に対しての情報提供という意味で非常に評価できる部分があると思うのですが、中学生の保護者も一点、現実味を帯びてきた都立高校の進学ということに対して比較をしながら聞けるということを考えると、中学生の保護者に対しての参加も、本来の趣旨ともちろんかけ離れてしまう部分はありますけれど、妨げるものではないかなと考えますが、いかがでしょうか。その定員が設定されているような取り組みでもありますので、そういったところも含めて考え方をお聞かせください。 ◎板澤 副参事 これにつきましては、チラシは小学校を通した配付になりますが、こちらにつきましては、中学校の校長会等でもあわせて御案内をさせていただいておりまして、例年、やはり中学生の保護者の方もこちらへ来場いただきまして、都立高校の説明を聞くという機会もございますので、中学生以上の方の来場につきましても妨げるものではございません。 ◆風間ゆたか 委員 三年生は二月ぐらいから塾に行き始める子がいるから、三年生をということを求めた気もするんですけれども、三年生に広げたということはよいと思うんですよね。  一方で、そうなると、この千二百人で抽せんみたいな話になってきちゃうと、やっぱり希望する人全員が聞ける機会を妨げるようなことになってしまうと、とても残念だなと思いますから、会場をかなり大きな箱にしてというところの努力をされていることはよくわかりますので、希望される方がきちんと全員入れるようにやってもらいたいなと思うのが一点。  あともう一つは、これは年々進化していって、工夫していっていることはすごくよいことだと思うんですけれども、初期に取り組み始めたところのよさがなくなっちゃっているなというのが正直感じるところで、これは結局、ホールに座って話を聞くという受け身なものになってしまいますよね。  初期は、たしかブースごとに双方向のやりとりがあったりとかして、それがすごく評価が高かった、保護者の満足度も高かったというようなこともあったかと思います。この取り組み自体はずっと評価していますし、年々工夫していることもわかっているので、来年度以降は二段構えというか、双方向でよく理解できるようなことを含めて、さらに進化させていくことを期待していますけれども、要望にしておきます。 ◆青空こうじ 委員 確かに今、風間委員の言うとおり、桜小なんかのときには、各クラスによって、だから、評判のいい高等学校はあふれちゃうぐらい、そういうことがあって、前に二子玉川でもやったことがありましたよね。会場費が高かったという話があった。  それから、今回、区民会館でやるんですが、残念なのは、去年は楽しい校長だったんだけれども、都立日比谷が去年あったのに、今回ないというのは、これはどうしてなんですか。これを一点だけお伺いします。 ◎板澤 副参事 ここで御紹介いただく高校につきましては、できるだけ多くの都立高校を御紹介したいという趣旨から、昨年度発表した学校以外の学校の中から入試倍率の高いところを選びながら御依頼させていただいているというところがございます。ですので、高校との調整もありますが、毎年同じことが繰り返しでないように、いろんな学校を聞かせたいというところで選定させていただいているところでございます。 ◆青空こうじ 委員 去年、やっぱりこれも校長がすごくよかったんですが、うちの学校を出た後は、みんな就職率がいいという都立第一商業ですか。たしかあれは渋谷区の山手通りにある、あの学校なんかもよかったんだけれども、あんなわかりやすい説明をしてくれた楽しい学校があったのに、それもなくなるというのは、これはちょっともったいないと思うんだけれども、この辺はいかがですか。 ◎板澤 副参事 今委員おっしゃいますように、高校によってさまざま工夫された発表がございまして、とてもわかりやすく魅力ある発表だったというところも幾つか聞いてございます。  先ほど申し上げましたように、まずは多くの学校の状況を知ってほしいという趣旨もございまして、こういった内容になりますが、また改めて参加者のアンケート等もとりながら、来年度に向けた改善を図るというところもございますので、今の御意見につきましても参考にしながら検討に生かしていきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 次に行きます。(9)明治百五十年・東京百五十年関連事業『せたがやの明治を考える』の実施について、理事者の説明を願います。 ◎田村 生涯学習・地域学校連携課長 それでは、私から、明治百五十年・東京百五十年関連事業『せたがやの明治を考える』の実施について御報告します。  まず、お手元の資料をごらんください。  まず、1の主旨でございます。ことし、平成三十年は、明治元年から百五十年の年に当たることから、国では近代国家への歩みを始めた明治時代について改めて振り返るとともに、将来へつなげていくため、明治百五十年関連施策として、地方公共団体や民間を含めて多様な取り組みを推進しています。  また、都では、平成三十年が江戸から東京への改称、東京府開設から百五十年の節目であることから、伝統と革新が共存する東京の魅力を感じてもらうため、市区町村と連携し、東京百五十年事業としてさまざまな事業を実施しております。  そこで、明治を迎えた世田谷の様子を振り返るとともに、近代への歩みを始めた時代を考える企画として『せたがやの明治を考える』と題しまして講演会と巡回パネル展を実施します。  2の講演会のところをごらんください。講演会、仮称ですが、「司馬遼太郎がみた近代化―江戸から明治へ―」でございます。司馬遼太郎は歴史小説家の第一人者で、日本の歴史を幅広く取材し、「翔ぶが如く」や「竜馬がゆく」などの時代小説や、「手掘り日本史」などの随筆、「街道をゆく」などの紀行文など、多くの作品を残しました。その作品の中で繰り広げられる歴史観は人々を魅了し、平成八年に没した後も注目され、読み継がれています。  区内には井伊直弼や吉田松陰の墓、また「坂の上の雲」で取り上げられた秋山好古の慰霊碑など、司馬遼太郎に関係する文化財があり、また、中学校では教科「日本語」で司馬遼太郎の「二十一世紀に生きる君たちへ」を取り上げていることから、今回、司馬遼太郎をテーマとして講演会を実施いたします。講演会では、司馬遼太郎記念館の館長である上村氏にお願いしまして、近代化を司馬遼太郎がどのように見ていたのか御講演いただきます。  また、当日は北沢タウンホール一階にて「世田谷の近代産業―農事改良・茶・養蚕―」をテーマとした巡回パネル展を実施しております。ホワイエでは巡回パネル展の「幕末維新の世田谷」「明治をむかえた世田谷の風景」などのテーマの一部の展示を行う予定です。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。3の巡回パネル展「せたがやの明治」でございます。明治時代の世田谷について、「世田谷の教育」「明治をむかえた世田谷の風景」「世田谷の近代産業―農事改良・茶・養蚕―」「幕末維新の世田谷」の四つのテーマで巡回展を行います。別紙に巡回パネル展の写真パネルの例をつけてございますが、おおむねこのような内容につきまして展示を行う予定です。後ほどごらんいただければと存じます。  私からの説明は以上です。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 (10)平成二十九年度指定管理施設に係る事業報告について(文教常任委員会所管分)について、理事者の説明を願います。 ◎松田 中央図書館長 では、私から、平成二十九年度指定管理施設に係る事業報告について(文教常任委員会所管分)の報告をさせていただきます。  まず、1の主旨でございます。区では指定管理制度運用に係る指針に基づきまして、指定管理者制度の透明性をより一層高めるため、毎年度、指定管理者により区に提出されている事業報告の内容を整理し、公表しておりますが、今般、平成二十九年度の事業報告が指定管理者より区に提出されましたので、別紙のとおり報告いたしますとともに、平成二十九年四月に見直しました指針の一部改正に伴い、新たに評価手法を導入いたしましたので、あわせてその評価を報告させていただきます。  なお、この報告につきましては、所管する委員会ごとに施設を取りまとめまして、それぞれの委員会で報告をさせていただいているものでございまして、この資料の最後の三ページに他の対象施設を掲載しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  次に、2の対象施設についてでございます。こちらは文教常任委員会所管分ということで、一枚おめくりいただきました裏面のほうに文教常任委員会所管分の対象施設を掲載しております。対象は一施設でございまして、経堂図書館、指定管理者は世田谷TRCグループで、指定期間は平成二十九年四月から平成三十四年三月までとなっております。  一ページ目にお戻りいただきまして、3の内容につきましてですけれども、業務実績、利用状況に関する事項のほか、記載の項目について取りまとめをしてございます。また、平成二十九年度分の報告から、施設所管課による年度評価を点数化しております。  4公表の方法ですけれども、区ホームページに掲載するとともに、区政情報センター、区政情報コーナーにて、冊子として取りまとめまして、ごらんいただけるようにしてまいります。  一枚おめくりいただきまして、三ページ目をごらんいただきたいと思います。平成二十九年度指定管理施設事業報告ということで、こちらが経堂図書館の事業報告となってございます。  1の指定管理施設の概要につきましては、先ほど御説明させていただいたとおりでございます。  2の業務実績、利用状況に関する事項について、まず(1)の利用状況については、新規登録者数、資料貸出数、予約受付数を二十八年度との対比で掲載させていただいておりますが、下の二つの資料貸出数、予約受付数につきましては微減ないし横ばいというような状況になってございますが、上の新規登録者数につきましては二二%ふえているという状況がございます。これは館内のリニューアル等の一つの効果といたしまして、新たに訪れた方が登録されたケースも多くあるのではないかというふうに捉えてございます。  (2)の苦情・事故件数等につきまして、まず苦情につきましては、ここに六件掲載しておりますけれども、この苦情については、ホームページや中央図書館への電話でお受けしたもの、この中で主なものを記載させていただいております。  事故について一件記載がございますけれども、これも利用された方が館内で動けなくなった状態から救急車を要請したという事例でございますが、その後、この方は回復いたしまして、救急隊によって本人確認した結果、実際には搬送されずに、みずから帰宅されたということを掲載させていただいております。  それと別に、館内のほうの御意見箱等にいただいております意見・要望等が四十六件あったということで、件数を記載させていただいてございます。  3の指定管理に関する業務の収支でございますが、(1)の収支表をごらんいただきますと、収入といたしましては指定管理料がございまして、これが一億四十九万七千円。これに対しまして支出の方は一億百四十七万一千円となってございまして、こちら収支差額といたしましては九十七万四千円、支出のほうが超過してございます。  支出の超過の理由につきましては、もう一枚おめくりいただきまして、次のページの上の(2)の収支差額のところに記載がございますが、事務用品等の購入、清掃業務に関する経費、それから、システム保守等に係る経費が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。  4の事業計画書で提案した事業等の実施状況につきましては、まず(1)の上の表でございますけれども、こちらに四点掲載してございます。区内障害者施設の各種自主生産品の販売をここで行っておりまして、二十九年度の実績といたしましては三十万八千円程度、こちらの施設の売り上げに協力をさせていただいたという実績になってございます。  二つ目は、館内の新聞・雑誌コーナーに書籍消毒機というものを設置いたしております。  三段目につきましては、館内三カ所に新たにデジタルサイネージを設置いたしまして、図書館の案内であったり、行事、これと自主生産品等の販売の施設を紹介させていただいてございます。  一番下の館内のリニューアルにつきましては、まず、これは四月当初に指定管理になりましたときに、正面の外観等の改装を指定管理者のほうで行ってございます。また、運営が始まりました十月に、もともとの区へ提案いただいた内容に基づきまして、ビジネスコーナーの設置、ここは今まで書架が並んでいたところに閲覧席等を設け、事業等でも活用しているスペースですけれども、それとまた、子どもコーナーの充実、それから新聞・雑誌コーナーの拡充ということで、こちらも滞在いただけるようなスペースを多く確保しているというようなことをしてございまして、これまで立ち寄り型といったような図書館の特色から滞在型に、にぎわいがあるイメージに変えていっているというような取り組みをしてございます。  (2)の主な自主事業関係ということで、こちらの表では主に自主事業で行っている講座等につきまして御紹介をさせていただいています。特にこの四つ目の「日本の酒 世界の酒」などは地域連携事業となってございますけれども、東京農大との連携によって行いました教育講座ということで行っておりますが、その他も含めまして特色ある講座を開催させていただいております。  もう一枚、次のページをおめくりいただきまして、5の事業実績の評価と改善の取組み、これは指定管理者による評価を記載してございますけれども、内容といたしましては、館内リニューアルの効果として、利用登録者数がふえたといったような部分の考察と、区内障害者施設の販売事業への貢献ということを効果として掲げております一方で、新規登録者のさらなる利用促進を課題としているということでくくってございます。  6の事業実績の評価につきましては、私ども施設管理所管課による評価でございますが、①につきましては、二十八年度評価結果に対する現在までの取組み状況ということで、こちらについては記載のとおりでございます。  表の②の項目別評価結果、こちらにつきましては、冒頭御説明申し上げましたとおり、本年度からの評価方法にのっとりまして、ここに記載している各項目を二点満点、または三点満点で採点をしております。  もう一枚おめくりいただきますと、この各評価項目の総合評価ということで、表の真ん中より下ぐらいのところですね。A評価ということで、四段階あるうちの二段階目ということで、管理運営については良好であるというカテゴリーで評価をさせていただいてございます。  それで、④の年度評価所見といたしましては、全体の運営の評価といたしまして、良好に管理運営が行われたというふうに捉えてございます。また一方で、事業の周知であったり、従事者間のノウハウの共有などについて、より一層推進が必要であるというふうに考えてございます。  それで、⑤の評価結果に対する今後の対応といたしましては、リニューアルで拡充いたしましたビジネスコーナーのさらなる利活用を考えていきながら、運営上では、従事者間のコミュニケーションの充実に向けた取り組みなどを今後推進していく必要があるというふうに考えてございまして、今後、サービス向上につながるように課題解決を求めてまいりたい、このように考えております。  私からの説明は以上でございます。 ○安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆上川あや 委員 指定管理の状況の評価点検、そして公表というのはとてもいい取り組みだと思うんですけれども、素朴な疑問があるので埋めていただければと思います。  別紙の事業報告のほうを見ますと、苦情は六件、一方でその他の意見や要望が四十六件ということで、一般に考えて何を苦情とするのか、これは要望でいいね、意見でいいねとするのか、その線引きが一体どこにあるのかよくわからなくて、あらわれているものをどういうふうに受けとめていいのかということを私自身はちょっと迷うところがあるんです。これはどういう基準で分類しているのか、あるいはこれは誰が分類する人なんですか。区ですか、それとも指定管理者が分類して提出をするということですか。 ◎松田 中央図書館長 まず、今回の報告書のフォーマットにつきましては、指針に基づいて定められたフォーマットで記載しているということがございまして、ここは苦情というところの項目として掲載する部分でございます。  それで、先ほど御説明を申し上げましたけれども、ここの部分には、館内での御意見箱の部分についてはここの中には含めていないんですが、ホームページであったり、中央図書館のほうへ電話等で御連絡をいただいたものの主なものを掲載してございます。  実際中を見ますと、苦情というよりは、御意見であったり、要望であったりというものがほとんどでございまして、苦情というよりは、ここに書いてあるところで言いますと、これも苦情というふうに書かれておりますけれども、空調機の設定、この館内でこういったことをおっしゃっていただいたのではなくて、また後から中央図書館のほうに御連絡をいただいて、ちょっと息苦しさを感じたとか、そういったような、苦情ではありますが、要望にも近いところがございます。  ここに関しては六件ということで数が少ないこともございまして、明確に苦情ということで切り分けてここに掲載しているわけではございませんけれども、一応統一的なフォーマットということで苦情というくくりになってございましたので、そういったアプローチで、私どもにいただいた御意見も含めまして、ここに掲載をさせていただいているというようなことでございます。 ◆上川あや 委員 私の理解力が足りないのかもしれません。お話を伺っていて、苦情と意見と要望を分けていらっしゃいますけれども、分ける基準というのは報告して公表する制度全体としてあるんですか。  あともう一つお伺いしましたけれども、この分類は誰がしているんですか、区がやっているんですか、指定管理者がみずから分類した上で報告なさっているんですか。 ◎松田 中央図書館長 まず、この表形式になっております項目の苦情というところについては、掲載項目としてこういったような苦情という項目になってございますので、ここについて、そこの苦情として来ている、どういった形で届いた苦情かというところで、ホームページでいただいた御意見と中央図書館への電話でいただいたものを掲載しているということです。御指摘いただいている回答にはならないかもしれないんですけれども、そう言っていただいたものに関しまして、御意見も要望も含めてこの欄に記載させていただいているので、内容的には苦情というふうなものでないものも含めて、この六件の中にはカウントしているというような状況でございます。  それで、米印のその他の意見、要望等というところは、私ども所管課のほうで追記させていただいている部分といたしまして、館内の御意見箱の中にいただいているもの、これは意見、要望、それから苦情等のものもさまざま含まれてございますけれども、それをあえて分類するということではなくて、御意見箱にいただいたものを全て含めまして四十六件なんです。それを意見、要望等というくくりで、当然この中には苦情も入っていますので、これについては特に中身について分類をしているということではないということでございます。  ここの分類としましては、私どもの区のほうで分類して掲載しております。 ◆上川あや 委員 済みません、私はやっぱり理解できなかったんですけれども、御意見箱に入ったものは意見、要望であって、それ以外のものは苦情のところに入れているという御説明だったんですか。 ◎松田 中央図書館長 要は、ちょっと分類の仕方がわかりづらいんだろうと思います。館内にいただいた御意見、要望というものにつきましては、館内で指定管理者が運営上収集しているという御意見、要望でございますので、ここは分類として米印のほうに、数も多いということで、ここで分けて掲載をしていただいているということでございます。  それから、中央図書館として把握し得るホームページ、中央図書館への電話で受けつけた苦情等につきましては、報告といいますよりも、私ども区のほうにも届いているものでございますので、ここの苦情六件というところでは、そういったふうに届いたものについてここに分類させていただいております。項目名の苦情というところにつきましては、内容面では要望に近いようなものも含まれておりますが、フォーマットに合わせまして、ここに一括して件数として計上させていただいているということでございます。 ◆上川あや 委員 やっぱり私はわからなかったので、後で個別にちょっと御説明くださるようにお願いして、ここは一応おさめたいと思います。 ◆高久則男 委員 ここは指定管理をTRCグループに入れて、リニューアルもしてオープンしたということで、新規貸出者数は二二・一%ふえましたよということだったんですけれども、資料貸出数がマイナス二・六%、予約受付数もマイナスということで、せっかくリニューアルしたにもかかわらず減っているということで、指定管理も入れてリニューアルしても減っていっちゃどうしようもないでしょうという話もあるんです。  そもそも聞きたいのは、世田谷区の図書館は十六館あって、平均的にみんなほかも貸出先数がどんどん今減っているのかどうなのかというのをちょっと聞きたいんですね。ほかも今本離れで、図書館が相当苦戦している中で、このマイナス二・六%は努力して頑張っているという部類なのか、いや、ほかは図書館の貸出先数がかなりふえているけれども、経堂図書館だけ一人負けしているのか、その辺の状況を教えていただけますか。 ◎松田 中央図書館長 今、正確な表は手元にないんですけれども、総じて言いますと、特に各図書館全体といたしまして、利用者数、資料貸出数、予約数につきまして大きく変化していることはないと考えてございます。  それで、今回、新規登録者数につきましては、リニューアルによって、恐らく足を運んでいただいている方が多くなったことによって、ここで本の貸し出しを借りる機会を求めて登録しているということだと考えてございますけれども、もう一つ、資料貸出数や予約数につきましては、この経堂図書館の蔵書数が変わっているということでもございませんし、あとは予約して受け付けるものに関しましても、基本的には全館の蔵書をインターネットで予約して受け付けるというシステムを介してのものですので、リニューアルの効果といたしましては、ここに反映しづらかったというようなことだったと、我々のほうとしても考察しておりますので、この部分をどう伸ばしていくかというところは、今後の課題というふうには捉えてございます。 ◆高久則男 委員 その前に、ここの経堂は、例えば二十八年から二十九年とか二十七年から二十八年に向けての貸出数の伸び率というのはどのぐらいだったんですか。 ◎松田 中央図書館長 まず、全体の数字として申し上げますと、貸出資料の総数といたしましては、例えば二十六年度には、図書館全体といたしましての貸出資料数といたしましては、二十六年度は六百十三万件、二十七年度には六百八十一万件、ここはちょっと一定の伸びがあります。それから二十八年度には六百八十八万件ということで、二十七年度、二十八年度については若干ふえて、二十六年度から二十七年度にかけては大きくふえているというような状況がございます。  それから、資料貸出数、二十九年度につきましては全体といたしまして約六百三十万件というふうに資料上はなってございますので、対比している数字はちょっと統計が違うんですけれども、今手元に二十九年度の統計はございませんが、二十六年度から二十八年度の数字につきましては、今申し上げたとおりですので、この三カ年につきましては少しずつふえているというような状況にございます。 ◆高久則男 委員 ということは、少しずつふえているけれども、経堂はちょっと減っているよということで、そうすると、例えばリニューアルした工事の期間が要因だったのか、何が要因だったかというのは何か分析されていますか。 ◎松田 中央図書館長 まず、まだ明確な分析等ということは、この一カ年の状況では捉え切れていないというような状況ではございますが、あくまで推測ということで言いますと、まず、そのリニューアルの効果等はここには及んでないということだと考えてございます。 ◎堀 教育長 指定管理を初めて経堂図書館に入れさせていただきました。年度内に昨年、休館をしないで貸し出しをしようということで、たしか十月にカウンターだけは動かすけれども、あそこの中へ入れない。ですので、資料の貸し出しとかそういうことは避けて対応してまいりました。その結果がこの資料貸出数、予約受付数の減になったと考えております。  新たに新規登録者数が二二・一%出ました。これは、経堂図書館を御存じの方はおわかりのように、前は閲覧室がウナギの部屋のように細長く、新聞等があるところがちょっとあったんですけれども、その壁を撤去しまして広い空間にしました。多くの方々がゆったりと、いわゆる滞在型の図書館になるように工夫しました。その結果が新規登録者数としてあらわれたことが一つと、あとビジネスコーナー、いわゆる閲覧室を設けましたので、予約の資料貸し出しとか予約受け付けには直接的にはなかったにしても、そこで勉強するというような数もふえてまいりまして、私もそこで改めて登録しましたので、そういう方がふえてきているのかなというふうに思っております。  ですので、初めての指定管理ですが、我々が当初予定しました滞在型というんでしょうか、利便性が高い図書館ですので、そこで滞在型の空間をつくり、近隣の大学とも連携し、商店街とも連携したビジネスコーナー。当初、経堂図書館はもともとキャリア教育という旗印を掲げてオープンしたと聞いておりますので、そういうものが具体的に形になったと思っております。  ですので、今回の件を私どもも深く検証しながら、さらに指定管理の当初の目的が実現されるよう努めていきたいと思っております。 ◆高久則男 委員 そういう特性を持った図書館ということも必要だし、といっても、どれだけの人が来て、どれだけの人が本を借りたかというのが重要な指標になると思うので、来年、しっかりとこれが戻ってくるようなことを期待して、質問を終わります。 ◆たかじょう訓子 委員 先ほどの苦情などの件ですけれども、その他の意見、要望の四十六件については、これはオープンにはできないということなんですね、確認を。 ◎松田 中央図書館長 今回の報告のスペースの関係で掲載はできておりませんけれども、内容についてはお見せして差し支えないものだと思いますので、政策経営部のほうにも確認をとりたいと思いますが、できる限りお示しさせていただきたいというふうに考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 ぜひ状況を知りたいというふうに思いますので、ぜひ皆さんがわかるような形でお願いいたします。  それから、収支表でマイナスだということですけれども、これについての受けとめはどういうふうに捉えておられるのかということをちょっとお聞きしたいです。 ◎松田 中央図書館長 まず、今回の収支につきましては、支出のほうが超過しているという状況がございます。指定管理料については、協定に基づいて一定額で決めさせてございますので、今回、ここの乖離につきましては、指定管理者の事業者のほうでの当初の計画との乖離で起こったということでございます。  それで内容を伺いますと、事務用品の購入であったり、清掃業務、これは当初契約の中で、当初と年間契約の金額が違ったり、あるいは一部特殊な作業を行ったというようなことの見立てがあったようでございますので、ここは当初計画の中でそういった乖離が起きているということで、きちんと対応しているというふうに認識してございますのと、あとは支出に関しましては、あくまで五カ年の中で計画的にやっていただくということがございますので、収支の状況については、今後注視していきたいと考えております。
     要は、支出については、収入に合わせて何かしら削減をするということではなくて、必要な対応を行ったというふうなことで、超過については生じておりますけれども、適正な収支が行われているというふうに考えてございます。 ◎堀 教育長 先ほどの四十六件の苦情、要望等に戻らせていただきたいと思っておりますが、このフォーマットの苦情、事故というのは、先ほど課長が話をしましたように、ホームページとか区民の声というんですか、そちらのほうに来た内容を掲載したようです。米印にあるのは、業者が独自にとったというふうに理解しておりますが、いずれにしても、これは私どもの運営に反映するものですから、今後、運営上にこれも反映させながら、なおかつ検証のほうには掲載していく予定でおります。  フォーマットと利用者がやるのは別という考え方もあるのかもしれませんが、我々管理する側は同じだと考えておりますので、そこは体裁等も含めて検討させていただきたいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 では、次の(11)その他ですが、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 次に、3の資料配付ですが、レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほどごらんください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 次に、4の協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、年間予定である七月二十五日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 それでは、七月二十五日水曜日午前十時から開催することに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○安部ひろゆき 委員長 その他何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部ひろゆき 委員長 ここで私の方から一点、先ほどの請願審査におきまして、個人を特定するような発言が一部あったように思われますので、後ほど、委員長におきまして速記録を調査の上、適当な処置をとりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  特にないようですので、以上で本日の文教常任委員会を散会いたします。     午後零時三十三分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   文教常任委員会    委員長...