世田谷区議会 2018-05-24
平成30年 5月 文教常任委員会-05月24日-01号
平成30年 5月
文教常任委員会-05月24日-01号平成30年 5月
文教常任委員会
世田谷区
議会文教常任委員会会議録第四号
平成三十年五月二十四日(木曜日)
場 所 第五委員会室
出席委員(十名)
委員長
安部ひろゆき
副委員長 高久則男
石川ナオミ
和田ひでとし
河村みどり
風間ゆたか
たかじょう訓子
そのべせいや
上川あや
青空こうじ
事務局職員
議事担当係長 菊島 進
調査係主事 落合翔吾
出席説明員
教育長 堀 恵子
教育委員会事務局
教育次長 淺野 康
教育総務課長 會田孝一
学務課長 内田潤一
幼児教育・
保育推進担当課長
須田健志
学校健康推進課長 末竹秀隆
教育環境課長 桐山徳幸
副参事 秋元勝一
教育政策部
部長 工藤郁淳
学校職員課長 馬場利至
教育指導課長 青木雄二
教育相談・
特別支援教育課長
松田京子
新
教育センター整備担当課長
増井賢一
副参事 板澤健一
副参事 加藤敏久
生涯学習部
部長 花房千里
生涯学習・
地域学校連携課長
田村朋章
中央図書館長 松田一清
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1) 平成三十年第二回区
議会定例会提出予定案件について
〔議案〕
①世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例
(2) 平成三十年度
主要事務事業について
(3) 平成三十年度世田谷区
総合教育会議・
世田谷教育推進会議の実施について
(4) 平成三十年度 学校基本調査の結果について
(5) 公私連携幼保連携型認定こども園整備・運営事業者の決定について
(6) 世田谷区立山野小学校の敷地の一部を活用した認可保育園の整備および本施設整備に伴う既存園の機能転換について
(7) 次期改築等整備校の選定について
(8) 区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて
(9) 平成三十年度教科書展示会の開催について
(10) 「多
文化体験コーナー」の整備・活用に係る取組み状況について
(11) 学校図書館運営体制改善校の取組について
(12) 平成三十年度
小学生海外派遣及び
教員海外派遣研修について
(13) 奥沢区民センター等の
耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況について
(14) その他
2.資料配付
(1) 平成三十年度
教育指導課要覧
3.協議事項
(1) 行政視察について
(2) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前九時五十九分開議
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまから
文教常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
安部ひろゆき 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。
それでは、1の報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)平成三十年第二回区
議会定例会提出予定案件について、
議案①世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 私からは、
世田谷区立幼稚園保育料条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。
1の主旨でございますが、平成三十年三月七日開催の子ども・子育て支援新
制度都道府県等説明会におきまして、国から示されました平成三十年度以降の保育料の
利用者負担額の取り扱いのうち、未婚のひとり親に係る寡婦控除のみなし適用の特例及び都道府県から指定都市への税源移譲に伴う特例の取り扱いにつきまして、規定の整備を図る必要があるため、本案を平成三十年第二回区議会定例会に御提案申し上げるものでございます。
まず、資料の二枚目におつけしております別紙1のほうをごらんください。こちらのほうで御説明させていただきたいと思います。幼稚園保育料につきましては、
市町村民税所得割課税額に基づきまして
利用者負担額が決定しております。
今回の改正は二点ございますが、最初に、未婚のひとり親に係る寡婦控除のみなし適用の特例についてでございますが、1の経緯・背景に記載のとおり、税制上、婚姻を前提とする寡婦(夫)と未婚のひとり親の取り扱いに差があることで、
各種福祉サービスに係る負担金等の額が異なりまして、未婚の母に不利益な取り扱いとなっております。
そこで国は、2に記載の対応方針としまして、未婚のひとり親につきまして、地方税法上の寡婦控除が適用されたものとみなして、
利用者負担額の階層区分を決定する際に用いる
市町村民税所得割合算額を計算するための特例を設けるとしたものでございます。現在、教育委員会では、未婚の母が不利益とならないように、保護者の申請によりまして減免する取り扱いを行うこととしておりますが、今回の条例改正によりまして、
利用者負担額の階層を決めるところで寡婦控除が適用されたものとして計算することとなります。
資料の裏面をごらんください。二点目の都道府県から指定都市への税源移譲に伴う特例についてでございますが、1の経緯・背景としまして、
地方分権一括法によりまして、
県費負担教職員の給与負担事務が道府県から政令指定都市に移譲されることに伴いまして、都道府県から指定都市への税源移譲が行われ、平成三十年度から指定都市のみ市町村民税の税率が六%から八%に変更されました。
2の対応方針としましては、政令上、
市町村民税所得割合算額の計算に当たりまして、
指定都市居住者に不利益が生じないよう、税源移譲前の旧税額により計算することとなっております。条例の改正によりまして、指定都市からの転入者に不利益とならないようにするものでございます。
お手数ですが、かがみ文にお戻りください。2の改正の内容でございますが、まず一つ目が、(1)にありますとおり、婚姻によらないで母または父となり、かつ、現に婚姻をしていない者であって、地方税法第二百九十二条第一項第十一号に規定する寡婦または同項第十二号に規定する寡夫に該当しないものの
所得割課税額の特例につきまして、規則で定める旨の規定を整備するものでございます。二つ目が、(2)のとおり、都道府県から指定都市への税源移譲に伴い、平成三十年度から指定都市のみ市町村民税の税率が六%から八%に変更されることに伴い、当該年四月から八月までにあっては、前年の一月一日現在において区外に住所を有していた者のうち、世田谷区特別区税条例に規定する税率と異なる税率の市町村に住所を有していたものの、
所得割課税額の特例につきまして、規則で定める旨の規定を整備するものです。
資料の最後に、別紙2としまして新旧対照表をおつけしておりますが、新旧対照表の二ページをごらんください。保育料につきましては、別表で定めております。別表の備考になりますが、三ページの備考の4、5に今回新たに規定を追加することとしております。
恐れ入りますが、再度かがみ文にお戻りください。3の施行日は、平成三十年九月一日でございます。
4の今後のスケジュールは、記載のとおりでございます。
5のその他でございますが、(3)詳細は、今後国から示される子ども・
子育て支援法施行令の改正内容を確認の上、規則により定めることとしております。
説明は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 国のほうからの動きに関してちょっと質問をさせていただきたいんですけれども、地方税法のほうに、寡婦、また寡夫の控除ということがもちろん書いてあると思いまして、それを世田谷区は類推適用することでしかひとり親の支援をすることは難しいということで、条例がこういう改正になるかと思うんですけれども、そもそも国のほうが婚姻を前提としている寡婦という表現ではなく、ひとり親みたいな表現になるですとか、対象を地方税法のほうが広げるみたいな動きというのはどうなっているんでしょうか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 現状では、そういった動きというものはこちらでは把握しておりません。
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○
安部ひろゆき 委員長 次に行きます。
(2)平成三十年度
主要事務事業について、理事者の説明を願います。
◎淺野 教育次長 それでは、平成三十年度
主要事務事業について御説明をさせていただきます。
一枚おめくりいただきまして、表紙の裏面をごらんください。こちらに
教育委員会事務局の主要事業として、三十三項目の事業を掲げさせていただいております。私からは、1の第二次世田谷区
教育ビジョン(第二期行動計画)の推進から、6の幼児教育・保育の充実、また、8の学校給食の充実、給食の
アレルギー対応及び9の教育環境の整備並びに、飛びますが、32の世田谷区
総合教育会議及び33の新実施計画(後期)の推進について御説明をさせていただきます。
まず、右側一ページをごらんください。第二次世田谷区
教育ビジョン(第二期行動計画)の推進でございます。今年度は、第二期行動計画のスタートの年度となります。多様性を認め合い、人権を尊重する地域社会の実現、新たな時代を見据えた豊かな人間性と生きる力の育成といった視点のもと、行動計画の着実な推進を図ってまいります。また、(2)に書いてございますが、
教育推進会議や各種広報紙などを通して、学校、家庭、地域への普及といったものをして、共通理解のもと、円滑、効果的に取り組みを推進してまいります。
おめくりいただいて、二ページをごらんください。
世田谷教育推進会議の実施でございます。子どもを取り巻く諸課題につきまして、学校、家庭、地域及び教育委員会が連携して取り組む協議の場としまして、今年度も四回の開催を予定してございます。そのうち二回、七月と十月には、後ほど別途御説明、御報告申し上げますが、
総合教育会議と同日実施といたしまして、広く区民の皆様にも御参加いただき、シンポジウムやワークショップを実施してまいりたいと考えてございます。
続きまして、右側三ページから八ページにかけてですが、安全安心の学校づくりでございます。子どもたちの安全のために、十七項目にわたってさまざまな取り組みを記載してございます。学校安全計画の策定であるとか、学校防犯訓練の実施、
緊急連絡ネットワークの活用であるとか、小学校の通学路への
防犯カメラ設置、こちらについては四ページの中ほどになりますが、こちらは本年の実施で全小学校の通学路への設置が完了しますが、こういったものを初めとする通学路の安全対策等、さらに防災教育の実施など、子どもたちの安全安心を確保するための環境づくりに取り組んでまいります。
次に、九ページから一〇ページにかけてですが、教育の情報化の推進でございます。同じく本年度からスタートする世田谷区教育の
情報化推進計画第二期行動計画に基づきまして、児童生徒の情報活用能力の育成、教科指導における情報通信技術の活用などに取り組んでまいります。また、学校におけるICT環境の整備としまして、小学校の理科室等の特別教室二教室に
タブレット型情報端末などを配備するとともに、
校務用パソコンの入れかえなども行ってございます。こちらにつきましては一〇ページの下のほうに書いてございます。
続きまして、右側一一ページをごらんください。教員が子どもとかかわる時間の拡充でございます。これは
教育ビジョンの第二期行動計画におきましても、第一期計画に引き続きまして
リーディング事業と位置づけております。国や都の動向を踏まえながら、各種施策の推進、拡充に向けた検討を行ってまいります。なお、給食費の収納、公会計化につきましては、今年度から全小中学校での実施となってございます。また、学校休業日につきましては、その拡充に向けた検討を行ってまいります。
続きまして、一三ページのところをごらんください。幼児教育・保育の充実でございます。世田谷区幼児教育・
保育推進ビジョンに基づく各種施策を推進するとともに、区立幼稚園、認定こども園全園における預かり保育を引き続き実施してまいります。
続きまして、一六ページをごらんください。学校給食の充実、給食の
アレルギー対応でございます。食育の観点から学校給食の充実を図るとともに、研修会の開催など、
アレルギー対応の徹底に取り組んでまいります。
続きまして、一七ページをごらんください。教育環境の整備でございます。学校改築、改修の取り組みですが、記載のとおり、改築、増築等、改修を計画的に進めてまいります。また、後ほど御報告させていただきますけれども、学校の耐震につきまして、今後の診断結果等に基づき適切に対応してまいります。
飛びますけれども、七九ページをごらんいただけますでしょうか。こちらにつきましては、世田谷区
総合教育会議でございます。こちらは政策経営部が所管となる事業でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、
教育推進会議と同日開催ということで、七月と十月に開催を予定しているところでございますので、連携をとって実施してまいりたいと考えてございます。
最後に、八〇ページをごらんください。こちらは新実施計画(後期)の推進でございます。教育領域の主な新実施計画(後期)の事業を記載させていただいております。いずれも、計画に基づいて着実な推進に努めてまいります。
私からの説明は以上でございます。
◎工藤
教育政策部長 引き続きまして、
教育政策部所管の
主要事務事業について、新たな取り組みを中心に順次御説明をいたします。
初めに、一四ページをお開きください。「世田谷の教育を推進する
拠点づくり~教育総合センター~」をごらんください。記載の六つの機能を集約、一元化し、世田谷の教育を推進する拠点となる
総合教育センターの整備に向け、引き続き取り組んでまいります。具体的には、三十一年度の策定に向けまして実施設計の検討に着手するとともに、施策の検討に当たっては、検討組織ですとか、アドバイザーを設置しまして、次ページにございますように、平成三十三年度のセンター開設に向けた
教育委員会事務局の組織の再編ですとか、条例などの改正に向けて検討を進めてまいります。
次に、一八ページをお開きください。「世田谷九年教育」の定着と質の向上の中で、新たな取り組みとして、また、二〇ページのほうもごらんいただきたいんですが、⑦のICTを活用した学習支援として、中学校四校をパイロット校としまして、ICT(e―ラーニング)を活用した家庭及び学校での学習支援を試行しまして、今後の教育研究への活用を図ってまいります。また、その下の
⑧STEM教育の推進では、
プログラミング教育を含む理数教育の推進により、科学的・数学的素養の伸長を図ります。
二一ページです。世田谷区教育要領の改訂の検討、二二ページでは道徳教育の推進、それから二四ページは少人数教育の推進です。次は、二五ページの特色ある学校づくりの推進など、引き続き九年教育の取り組みの質の向上を図ってまいります。
続きまして、二六ページをごらんください。信頼される学校経営の推進では、平成二十七年度に策定しました
世田谷マネジメントスタンダードを踏まえた学校経営、学び舎運営を展開するとともに、検討委員会での効果検証、各学校での
学校関係者評価委員会での評価、改善内容を公表するなど、信頼される学校経営を推進してまいります。
また、二七ページの教科「日本語」の検討では、授業内容の充実を図るために、公開授業の全校実施ですとか、教員研修の充実、二八ページの(6)になりますけれども、学習指導要領の改訂に向けました今後の教科「日本語」のあり方ですとか、教材、カリキュラムなどの検討に取り組んでまいります。
次に、二九ページから三〇ページをごらんいただきたいのですが、教員の資質・能力の向上に向けた支援としまして各種研修を実施するとともに、三〇ページの③、今年度より
教員海外派遣研修としまして、フィンランドへの派遣を八月に予定しております。教員がフィンランドのメソッドを学び、区の教育の充実を図るとともに、
教育総合センターの研究、研修の構築につなげてまいります。
引き続きまして、三一ページをごらんください。体力の向上と心身のたくましさの育成では、心と体の
元気アップ事業としまして、三快プログラムを全区立小中学校、幼稚園で実施するとともに、(2)の区内大学と連携しまして、子どもの健康に関する調査を実施し、これまでの取り組みの成果の検証を進めてまいります。
続きまして、三四ページをお開きください。持続可能な発展のための教育、いわゆるESDの推進では、環境・
エネルギー教育や
キャリア教育、平和教育など、既に学校で取り組んできたさまざまな教育活動をESDの理念で見直しまして、豊かな人間性を育むとともに、他人や社会、自然環境などとのかかわりやつながりを尊重できる個人を育む教育に取り組んでまいります。
三五ページをごらんください。学校図書館の充実では、段階的に実施しております学校図書館に対する図書館司書などの有資格者の配置を引き続き進めていくとともに、三六ページの(4)になります
区立中学校全校によるビブリオバトル、いわゆる知的書評合戦ですけれども、来年一月に開催する予定としております。
続きまして、三七ページ、国際理解教育の推進でございます。平成三十二年度に全面実施される小学校の英語教科化に向けまして、小学校の英語の授業時間数を、一、二年生では十時間、三、四年生では三十五時間、五、六年生では七十時間にふやしまして先行的に実施をいたします。五、六年生については、十五分間の短時間学習、いわゆる
モジュール学習というふうに呼ばれますが、こちらのほうを導入しまして、繰り返し生きた英語に触れるということができるよう、ICT教材の導入も進めまして、英語の授業の充実を図ってまいります。また、小中学校の
外国人英語教育指導補助員、ALTの派遣ですとか、三八ページ、(3)の③になりますけれども、平成三十一年度のフィンランドへの児童生徒の派遣に向けた実地踏査を八月に実施する予定としております。
さらに、四〇ページの(5)ですが、中央図書館の機能拡充の先行実施としまして、多
文化体験コーナーを
教育センター二階に本年九月に開設いたします。
続きまして、四二ページ、オリンピック・
パラリンピック教育の推進です。全ての区立小中学校、幼稚園をオリンピック・
パラリンピック教育推進校に指定しまして、引き続き障害者理解や豊かな国際感覚などの資質を育むとともに、四五ページに記載させていただいていますけれども、子どもたちが参加でき、記憶に残る大会となるよう、世田谷区の歌や踊りの普及にも取り組んでまいります。
続きまして、四六ページをごらんください。
特別支援教育の推進です。第二期世田谷区
特別支援教育推進計画に基づきまして、
世田谷型インクルーシブ教育システムの充実に向けまして具体的に取り組んでまいります。
次に、五〇ページ、(6)をごらんください。
特別支援学校や区長部局などと連携しまして、ボッチャなどの
障害者スポーツを通じた交流活動を初めとしたさまざまな
障害者理解教育を実施してまいります。
五二ページの
④、中学校特別支援教室の導入に向けた検討ですが、小学校に引き続きまして、平成三十一年度から全区立中学校での特別支援教室の導入を目指しまして、発達障害教育の推進を図ります。
次に、五六ページをごらんください。教育相談、不登校への対応では、教育相談室での相談や不登校相談窓口の運営、スクールソーシャルワーカーの派遣や
スクールカウンセラーの配置などに加え、五七ページの(5)、区内で三番目となりますほっとスクール「希望丘」を来年二月に開設しまして、支援の充実を図ってまいります。
また、五八ページの(7)世田谷区不
登校対策アクションプランの推進では、今年度から四年間の計画としまして、校内の組織体制の整備、個に応じた継続的な支援などに取り組んでまいります。
次に、五九ページ、いじめ防止等の総合的な推進では、法の施行を踏まえた区の
いじめ防止基本方針に基づきまして、いじめの早期発見や未然防止、発生などの適切な対処などに引き続き取り組みます。
また、六一ページ、新たな
いじめ防止プログラムの検討・開発として、子どもたちをいじめの傍観者にさせないことを重視しまして、小学校向けに、フィンランドで開発されました
KiVaプログラムを参考としまして、世田谷版のプログラムの検討、開発に取り組んでまいります。
最後になります。六二ページをごらんください。子どもの人権擁護の推進では、せたがやホっと
子どもサポートと教育相談員、
スクールカウンセラーなどとの情報交換や連携などについて問題の解決を図ってまいります。また、
人権教育推進委員会を設置しまして、
性的マイノリティーなどについて、教職員への研修を通じて人権教育を推進していきます。
雑駁ですが、
教育政策部所管の
主要事務事業の説明は以上となります。
◎花房 生涯学習部長 引き続き、生涯学習部所管の
主要事務事業を御説明いたします。
六三ページからの生涯学習の推進では、区民の生涯学習活動への支援や各種学習機会の提供などの取り組みとともに、
社会教育委員や青少年委員などとも連携を図りまして、青少年の地域活動の推進、社会教育団体の活動支援や福祉教育の推進、家庭教育への支援などに取り組んでまいります。
次に、六五ページをごらんください。地域の教育力をいかした学校支援の推進では、地域運営学校の充実を図るとともに、学校からの要望に応じて
学校支援コーディネーターが
ボランティア組織等の調整を行い、教育活動を支援する仕組みの
学校支援地域本部の導入につきまして、今後、年度ごとに拡充を図ってまいります。
次に、六七ページをごらんください。昨年度より
総合型地域スポーツ・文化クラブに関する業務を教育委員会に移管いたしまして、学校との連携を深めているところでございます。今後は、既存クラブの支援はもとより、新規クラブの設立支援に向けて取り組んでまいります。
次に、六八ページをごらんください。新BOP事業の充実では、児童の放課後対策として、学校ごとの状況に応じた大規模化への対応とともに、配慮を要する児童が安心して活動できる体制づくりも進めてまいります。
次に、六九ページをごらんください。子どもたちが体験・体感する機会の拡充では、昨年度から、新・才能の芽を育てる体験学習といたしまして、児童等についての事業を開始いたしましたが、今後も対象等の拡大について検討をしてまいります。
次に、七〇ページをごらんください。家庭教育への支援では、福祉や保健・医療との連携を図り、家庭の子育て力の充実のための支援とともに、親の交流、学びの機会や場の拡充等を推進してまいります。家庭教育学級の実施のホームページの公開でございますけれども、実績を公開しておりますけれども、活用していただいているところでございますので、今後もさらに充実させてまいりたいと思います。
次に、七二ページをごらんください。大学等との連携事業の推進では、区内大学との協定に基づく部活動の技術的支援や、配慮を要する児童生徒への支援など、また、夏季休業を活用した科学体験教室など、各種連携事業の推進によりまして、学校等の教育活動の充実に取り組んでまいります。
続きまして、七三ページをごらんください。郷土を知り次世代へ継承する取組みでは、区内の文化財の保存と活用を図るために、世田谷区文化財保存活用基本方針に基づきまして文化財の保護施策に取り組むとともに、仮称ではございますが、世田谷デジタルミュージアムの構築をいたします。こちらは世田谷の歴史や文化をインターネットで一元的に発信するものでございまして、来年度から公開する予定でございます。①主な機能ですけれども、区民への公開機能、学校の教育教材として、教室にいながらテレビやタブレットで文化財に触れる学習、そして、双方向性の機能、多言語化機能、文化や観光関係所管との連携も図りまして、二年後のオリンピックの際にも役立てたいと考えております。
七四ページになりますけれども、公開に先立ちまして、年度内にはキックオフイベントを開催いたしまして、区民の皆さんにも参加いただきながら周知を図ってまいります。また、せたがや歴史文化物語に取り組みまして、世田谷の魅力を区内外へ情報発信いたします。さらに、文化財の普及啓発のために、文化創造塾などのさまざまな講座の実施や、小学校への郷土歴史文化特別授業の実施なども進めてまいります。
最後になります。七七ページをごらんください。知と学びと文化の情報拠点としての図書館の充実では、第二次世田谷区立図書館ビジョン第二期行動計画に基づく各種事業を推進してまいります。今年度は、中央図書館の機能拡充基本計画の策定、また、梅丘図書館は基本設計とレイアウトなどの設計支援に取り組んでまいります。ICタグの貼付は中央と砧図書館で実施いたしまして、自動貸し出し機等は世田谷と経堂図書館に設置し、利便性の向上を図ってまいりたいと考えております。平成三十三年、二〇二一年には全館での導入を目指しております。また、子どもの成長に応じた切れ目のない読書支援などに取り組むとともに、七八ページにもございますが、ニーズに応じた多様な運営体制の検討を進めまして、九十万都市にふさわしい図書館運営を目指してまいります。
雑駁ではございますが、御説明は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
安部ひろゆき 委員長 では、次に行かせていただきます。
(3)平成三十年度世田谷区
総合教育会議・
世田谷教育推進会議の実施について、理事者の説明を願います。
◎會田 教育総務課長 私からは、平成三十年度の世田谷区
総合教育会議・
世田谷教育推進会議の実施につきまして御報告させていただきます。
1の主旨でございますが、平成二十七年四月一日から施行されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い設置されました
総合教育会議及び教育の諸課題の解決に向けまして、学校、家庭、地域及び教育委員会がともに取り組む
教育推進会議につきまして、区民参加も取り入れながら連携して実施いたします。
2の
総合教育会議でございます。構成につきましては、記載のとおりです。事務局は、政策企画課となっております。本年度につきましては、第一回目を七月二十七日、第二回目を十月二十七日に、
教育推進会議と同日開催で予定しております。(3)の想定される主なテーマとしましては、記載のとおりでございます。
3の
教育推進会議でございます。構成につきましては、記載のとおりでございます。事務局は、教育総務課になります。
恐れ入りますが、一枚おめくりいただきまして、裏面をごらんください。会議の進め方ですが、以下、四回の会議を開催するということで記載しておりますが、次のA4横の別紙1の紙をごらんいただけますでしょうか。こちらで説明させていただきます。上の段が
総合教育会議、下が
教育推進会議ということになります。第一回の
教育推進会議は、昨日五月二十三日に開催いたしました。昨年度を振り返りながら、今年度の事業について検討してまいったところです。
今後、まず七月二十七日ですが、会場のほうは世田谷区民会館ホールを予定しておりまして、
教育推進会議のシンポジウム、パネルディスカッション等を開催、同じ場所で引き続いて
総合教育会議を開催予定としております。それから、十月二十七日でございますが、会場は、今年度は砧区民会館の集会室C・Dを予定しております。
総合教育会議を先に開催いたしまして、
教育推進会議につきましては、同じ場所でワークショップの形で行うことを想定しております。それから、十一月九日に第四回の
教育推進会議を年度のまとめということで実施することを想定しております。
恐れ入りますが、もう一枚おめくりいただきまして、別紙2をごらんください。こちらにつきましては、
世田谷教育推進会議第二回、四月現在の段階での案ということで記載させていただいております。この中で、3のテーマでございますが、仮でございますが、「遊びから学ぼう~世田谷における乳幼児教育について~」としておりまして、今まで知・徳・体と、知力、徳育、体力ということで毎年一つずつ開催してまいりましたが、今年度は知力ということで、乳幼児教育をテーマにしようということで考えているところでございます。
実施日時、会場等は記載のとおりです。
7、周知方法でございますが、教育広報紙や区のおしらせ等、またチラシの配布、区ホームページへの掲載等、さまざまな方法で周知をしていきたいと思っております。
別紙2の裏面のほうをごらんください。現在の段階ですが、七月二十七日当日のタイムスケジュール、予定を書いております。パネルディスカッションを予定しておりまして、調整中ではございますが、出席者のほうも、現在、記載の先生方を予定しているというところでございます。
続きまして、次の別紙3のほうでございますが、こちらが十月二十七日に予定しております
世田谷教育推進会議、ワークショップというところでございます。ワークショップの項目等につきましては、七月二十七日の第二回
教育推進会議でいただいた御意見等も参考にしながらまた課題設定等を行っていきたいと思っております。そちらについての予定を記載させていただいているところです。
説明は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
安部ひろゆき 委員長 では、次に行きます。
(4)平成三十年度学校基本調査の結果について、理事者の説明を願います。
◎内田 学務課長 それでは、平成三十年度学校基本調査の結果について御報告いたします。
この学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的としまして、法令に基づき文部科学省が毎年実施をしております。幼稚園から大学まで全国全ての学校を対象に五月一日を基準日として行われ、調査結果は、国会等の参考資料及び教育行政施策の検討、策定のための基礎資料、地方交付税や教職員の給与の算定のための基礎数値などとして幅広く利用をされております。
まず、1の園児・児童・生徒数及び学級数です。(1)小学校の平成三十年度につきましては、通常の学級は千百二十六学級で、児童数は三万六千三百三十七人、昨年度に比べて三十四学級、千百九十六人の増となっております。特別支援学級は、固定学級が四十三学級で二百八十人、通級学級が十四学級で二百八人となっております。小学校全体の合計は千百八十三学級、三万六千六百十七人で、昨年度と比べて三十五学級の増、千二百七人の児童数の増となっております。
(2)中学校の平成三十年度につきましては、通常の学級は三百四学級で、生徒数は一万四百十九人、昨年度に比べ一学級の減、八十一人の減となっており、また、三宿中学校にあります夜間学級は五学級で六十二人でございます。特別支援学級は、固定学級が二十一学級で百四十六人、通級学級が二十五学級で二百十六人となっております。中学校全体の合計は三百五十五学級、一万六百二十七人で、昨年度と比べ三学級の増、七十四人の生徒数の減でございます。
恐れ入りますが、資料をおめくりいただきまして、二ページ目の(3)幼稚園の平成三十年度につきましては、四歳児十六学級、三百五十九人、五歳児十八学級、四百八十五人、合計で三十四学級、八百四十四人となっており、昨年度と比べ九十一人の減となっております。
次に、三ページ目の2、学校別学級数・児童・生徒数一覧です。(1)小学校では、表の右側にあります番号49の塚戸小学校が最大で、二十九学級、千二十五人、表の左側にあります番号14の中里小学校が最小で七学級、百九十一人となっております。また、右下の表のとおり、一校の平均学級数は十八・五学級、平均人数は五百九十五・七人、一学級平均人数は三十二・三人となっております。
また、資料をおめくりいただきまして、四ページ目の(2)中学校では、番号126の千歳中学校が最大で、十九学級、六百八十五人、番号102の太子堂中学校が最小で、三学級、七十三人となっております。右側の表のとおり、一校の平均学級数は十・五学級、平均人数は三百五十九・三人、一学級平均人数は三十四・三人となっております。
最後に、五ページ目の3、区立小・中学校卒業生進路状況についてでございます。(1)小学校では、平成三十年度卒業者数が五千四百二十九人、公立に進学した人数は三千四百十人で、六二・八%となっております。(2)中学校では、平成三十年度卒業者数は三千六百三人、高等学校に進学した人数は三千五百五十三人で、九八・六%となっております。
御報告は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 念のため確認なんですけれども、小学校の卒業生の進路状況が、私立の割合が微増ですけれどもまたさらにふえて、公立が六五%程度でずっと推移していたのが、また若干ですけれども、今のところ誤差の範囲というところかもしれませんけれども、この中で改めて、「世田谷九年教育」ということで今やられていると思いますけれども、この三三・一%の中学生に対して、もちろん所管ではないということなのかもしれないですけれども、そういった方々に対して区としてどんな教育施策をしていくのかということについて何かあればお答えいただければと思います。
◎内田 学務課長 確かに私立の進学率が若干ふえたということになっておりまして、この結果については、私ども教育委員会として真摯に受けとめなければいけないなというふうに思っております。
これが一時的なものなのかどうかというのはまた推移を見なければなりませんが、ただ、ちょっとさかのぼって十年程度見てみたんですが、やはりこれまで公立の小学校から中学校に進学した率というのは大体六五%前後で推移をしてきました。ただ、今回はそこが少し落ち込んでいる、さらに私立への進学率が若干上がっているというような結果になっておりますので、この点につきましては、区立中学校の魅力の向上に向けて施策をさらに充実していくとともに、いろんな面について発信はしていかなければいけないなというふうに考えているところでございます。
◆そのべせいや 委員 これは必ずしも世田谷区立の中学校の教育が劣っているから私立に行かざるを得ないというような考え方というよりは、私立の独自の教育に魅力を感じて進学を選択されている御家庭、本人というようなところのほうが、世田谷区としては実情はそういう表現のほうが正しいのかなと思いますので、必ずしも区に責任があるというよりは、全体としてこういうトレンドなんだということをきちんと把握された上で、世田谷区の小学校、中学校教育に努めていただければと思います。要望としておきます。
◆風間ゆたか 委員 一つは、公立の中に都立一貫校というのが含まれちゃっているのかどうかです。都立一貫校はどこに入っているんだろうというのと、その他は何ですか。一条校じゃない学校に行ったとかそういうことなのかなと想定しますが、教えてください。
◎内田 学務課長 この公立の区分けとしましては、区立中、都立中、それから都内の区市町村立の中学校というふうな区分けになっておりますので、都立の中高一貫校もここに含まれている形にはなります。
それから、その他の区分けですけれども、こちらにつきましては、海外転出ですとか、インターナショナルスクールに進まれたというような方の数値が入っております。
◆風間ゆたか 委員 今の話で、やっぱり九年教育と言っているわけだから、これだと世田谷の区立に進んだかどうかという数字がわからないんですが、それは今わかりますか。三千四百十人というところですけれども、都内の区立に進んでいない公立生というのはどのぐらいなんですか。
◎内田 学務課長 区立の中学校に進まれた人数ということで申し上げますと、三千四百十人のうち三千二百四十九人ということになってございます。
◆風間ゆたか 委員 転居等で区市町村の都内の公立校に行ったというのはまだわかるんですけれども、今、都立一貫校は人気がすごく高くて、やっぱり受験して行っているという意味で言うと、どちらかというと、国立が区分けをされているのであれば、やっぱり都立にどのぐらい進んでいるのかというところも分けたほうがいいんじゃないかなと思うんですが、この分け方はかつてこういうふうにしてきたからそのままということなのか。あとは、九年教育を進めていく上で、やっぱり都立一貫を選択して行った子たちをどのように捉えているのか。区としては私立と同じように捉えているのかどうかというところを含めて教えてください。
◎青木
教育指導課長 今お話がありましたように、さまざまな進路の選択の中でお考えになっているというところがあるかと思います。受験をする時期として、小学校卒業時期を選ばれるのか、公立校等に行って高校に入る段階で受験をお考えになるのかというようなところについては、さまざまなお考え、御家庭のお考えもありますし、お子さん本人の考えもあると考えております。
私どもといたしましては、九年教育を掲げておりますので、小中の連携をしっかりととっていくこと、またそれを発信することなども心がけ、中学校の魅力の発信など、あと、こちらでも御意見等をいただいております中学校を出た後での選択として都立高校フォーラムも実施しておりまして、その実施対象の保護者についても、小学校三年の段階でお考え出しているというようなところもありますので、本年度からは対象も拡大しながらお伝えをしていければと考えております。
◆風間ゆたか 委員 済みません、質問がちょっと悪かったんですけれども、九年教育を進めていくということで、世田谷区の教育を一貫的に学んでもらおうということに関しては教育委員会は取り組んできたと思うんですね。もちろん時代、景気の状況とかによって私立進学率が上がるだったりとかというのは見てきていますから、二%とか三%の違いだったらそんなに気にすることもないのかなと思ったわけですけれども、今回、六五%前後というところから六三%近くになっている、しかも、三千二百四十九人という数字を見ると、これは計算すると六割を切るわけですね。なので、そこのところに関しては、区としては、下がっているんじゃないですかという感じを持っているのか、それとも、景気とかによって変わるものだから、今回またこういうふうになったというふうに捉えているのか。
一つ、例えば学び舎の組みかえで、一つにするとかありましたけれども、そういうところの影響だったりとかを含めて、教育委員会として今回の減少についてはどのように捉えていますか。
◎内田 学務課長 確かに今までの推移からいたしますと、公立の進学率が少し落ちたという見方になってしまいます。ただ、こちらのほうは、今回が初めてといいますか、数値としてはこういった結果になっておりますので、今後の推移はまだ見てみないと何とも言えないなというところはございます。
ただ、委員がおっしゃいますように、これから区立中学校の魅力拡大といった点につきましては取り組まなければいけないなというふうに思っておりますので、その点について、さらに個別の学校の分析等も含めましてやっていきたいと思っております。
◆風間ゆたか 委員 この前にちょっと話したかもしれないですけれども、都立の説明会をやっていくということについては、三年生に拡大したのはいいと思うんです。区立から都立に行ってもらうということ。
一方で、区立中学校の説明会の話というのはしましたか。ひどかったですよ。六年生の保護者しか集まらないけれども、都立の中高一貫校の説明会も見に行ったんですけれども、先生たちも、生徒たちも、自分たちの学校にすごく誇りを持っていて、こんなにすてきな学校なんだということを一生懸命プレゼンテーションしている、一方で、区立は校長先生が一人で淡々としゃべっているみたいな感じでした。
だから、それも六年生の保護者だけ対象なのだとすると、もう受験するかしないか決まって、しない人たちだけが集まっているみたいになってしまいますけれども、場合によっては、地元の中学校はどんな状況なのかということを、受験をするかしないかの判断のタイミングで、検討している保護者の方であれば開いていくというようなことも含めて中学校の魅力というのをもうちょっとアピールしていったほうがいいんじゃないかなと思いますけれども、いかがですか。
◎堀 教育長 私どもは、この学校基本調査が出る前から、おおよそこういう傾向になるのかなという感じを持っておりました。御案内のように、大学の改革、それから私立高等学校への補助金ということとか、公私立の中高一貫教育ということでいろんな形、それともう一つ、通信教育ということも新たにクローズアップされてきておりまして、多様な教育の機会ができてきているなというふうに捉えておりました。それは一人一人の保護者の考え方、それから、子どもの特性というのはありますので、選択はそれぞれの判断だと思っております。
ただ、今回本当に驚いたのは、ある学校の統合の中で、先ほど話も出ましたが、区立中学に行く子は授業に余りついていかないとかと言われているといううわさとか、それが中の担任の教諭もそういうふうに促すとかということも実は出てきておりまして、今、風間委員がお話しになったように、公立中学校としての魅力を早目に提供していかなくちゃいけないというふうに改めて考えております。ですので、今回、中学校のe―ラーニング等を入れますが、そういうことも踏まえまして、ある校長は、学び舎の小学校のほうに、既にこういうスタイルを取り入れて中学校としても情報化に取り組んでいくという情報を提供したところ、公立中学もそういうことをやっているのかというお声もいただいたというふうに聞いております。
いずれにしても、今年度から
教育ビジョンの第二期行動計画が始まります。私どもは地域でコミュニティースクールという形でやっておりますので、そういう点も踏まえまして、改めてこの結果を真摯に受けとめ、校長会と一緒に公立小中の魅力ですね。それと幼稚園もありますので、そういうものを含めて取り組んでいきたいというふうに思っております。
◆風間ゆたか 委員 ぜひお願いします。参考までにですけれども、うちの小学校では家庭教育学級のときに、地元の中学校の魅力を知ろうというようなテーマだったり、学校の先生が来るというだけではなく、やっぱりそこに通わせている保護者、PTAの方とかがすごくいい中学校なんだということを低学年の保護者にお話ししたりして、その見方が変わったみたいなアンケート結果もあったりしたんですね。なので、世田谷の中学校はかなり魅力的な取り組みをしているところも多いと思いますし、そういったことをぜひ進めていくように要望しておきます。
◆石川ナオミ 委員 これは私も要望としてお伝えをしたいと思いますが、先日、地元の中学校の体育祭にもちょっと見学をさせていただきました。子どもたちの一生懸命な姿というのと、地域の中での学校という位置づけが物すごく感じられるようなところ、そうしたところをやはり小学校の保護者の方々にももっともっと見ていただくチャンスですとか、地域の方々にも見ていただくような、そうした地域の中にある学校ということでの小中、幼稚園からもそうですけれども、やっぱりその連携が物すごく大事なんだろうなということを感じております。
やはりそれは子どもたちにどういうふうに感じ取ってもらうかというところを、学校公開だけではなくて、地域の中学校の行事でももっと開かれたものにしていくような工夫をいろいろとしていただけたらなというふうにも感じておりました。これまでもされていらっしゃったと思いますが、本当に中学校の魅力をアピールしていくという、さらにそこを強化してやっていただけたらなと。授業だけではなく、学校のもろもろのイベントなどでももっともっとアピールしていただきたいなということを要望しておきます。
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安部ひろゆき 委員長 では、次に行きます。
(5)公私連携幼保連携型認定こども園整備・運営事業者の決定について、理事者の説明を願います。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 それでは、私からは、公私連携幼保連携型認定こども園整備・運営事業者の決定について御報告いたします。
本件は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。
区立塚戸幼稚園につきましては平成三十年度末で閉園し、平成三十二年四月から、私立の公私連携幼保連携型認定こども園として開園することとしております。このたび、その整備・運営事業者を決定いたしましたので、御報告するものです。
1の整備・運営事業者ですが、鳥取県米子市の社会福祉法人尚徳福祉会に決定いたしました。この法人は、平成八年に社会福祉法人を設立いたしまして、現在、神奈川県内などで十一園の認可保育所と一園の幼保連携型認定こども園を運営しております。
2、整備地の概要は記載のとおりでございます。
3の経過でございますが、十二月に募集をいたしまして、一月から三月にかけまして、書類審査、現地調査、ヒアリング審査を行いまして、四月二十七日の選定委員会におきまして運営事業者を選定いたしまして、五月二十一日に決定いたしました。
4の選定評価でございますが、(1)基本方針として、幼保連携型認定こども園教育・保育要領や、世田谷区保育の質ガイドライン、世田谷区幼児教育・
保育推進ビジョン等を理解した上で、世田谷区において新たなこども園を運営する意欲と熱意を有し、幼児教育、保育の質を維持・向上できる事業者であることを基本とし、選定を行いました。評価項目につきましては表に記載のとおりでございますが、このほか、表の下のところに書いてございますが、障害児の保育の考え方ですとか、虐待対応に関する考え方、地域子育て支援の実績等についても評価を行いました。
二ページをごらんください。(2)審査方法ですが、第一次審査で書類審査を、第二次審査で現地調査とヒアリング審査を行い、第一次審査と第二次審査の結果をもとに総合的に評価した上で整備・運営事業者を選定いたしました。
三ページをごらんください。5、審査・選定結果ですが、(1)第一次審査では、尚徳福祉会が千五百点満点で千点、事業者Aが九百四十五点で、いずれも財務審査がBのほぼ平均的な法人と考えられるという評価で、選定委員会でこの二事業者を第二次審査の対象とすることと決定いたしました。(2)の二次審査におきまして、この二事業者におきまして、現地調査とヒアリング審査を行いまして、尚徳福祉会が千五点満点で六百五十二・七点、事業者Aが五百五十・五点で、総合評価といたしましては、尚徳福祉会が千六百五十二・八点で、事業者Aが千四百九十五・五点で、尚徳福祉会を選定することといたしました。
(3)総合評価では、当該法人は、子どもは豊かに伸びていく可能性を秘めており、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことを保育目標とし、病児保育のほか、放課後児童健全育成事業、介護老人保健施設など地域の福祉の向上を理念として取り組んでおります。現在運営している認定こども園では、障害児保育を初め、延長保育、休日保育にも取り組むとともに、地域の高齢者や小中学生、高校生との交流、家庭への支援など地域貢献に取り組む積極的な姿勢が高く評価されました。また、生活の中で、言葉への興味や関心を育て、表現する力を養う、多くの体験を通して、豊かな感性を育てるなどの保育目標は、世田谷区幼児教育・
保育推進ビジョンにも合致しておりまして、さらに職員の育成や研修にも力を入れるなど、質の高い幼児教育・保育を実践する認定こども園の運営が期待できることから、整備・運営事業者として選定することとなりました。
6の選定委員会の構成は、記載のとおりでございます。
7の今後の予定としましては、平成三十年六月以降、近隣住民説明会を開催いたしまして、整備・運営事業者の紹介、建物配置案等の説明を行いまして、設計及び施工業者が決まったところで再度地域住民説明会を開催いたしまして、施工業者の紹介及び工事概要等の説明を行います。その後、平成三十一年度中に整備工事を行い、平成三十二年四月に開園予定でございます。
私からの御説明は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。
◆そのべせいや 委員 審査、選定についてなんですけれども、評価点数が五割を超えることを基本としているということで、恐らく最低基準の評価点数が五〇・〇%以上を上回るということだと思うんですけれども、一般的に言うと、五〇%の評価というのはかなり低いように感じられますけれども、そうすると、ここの五〇%で選定をしてしまったら果たして質が担保されるのかということをちょっと疑問に思ってしまいますけれども、もちろん最低基準であるということは理解していますけれども、五割にするのか、例えば六割にするのかみたいなことはどのように決まっているんでしょうか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 選定の何割かにするかというのは、その選定の際に今はそれぞれで決めている状態でございます。今回の五割というものは保育園等の選定の評価の基準を参考にしてやっているものですが、こちらの保育園ですとか、こういったこども園の選定というのが評価のほうを結構厳しく見ているということで、点数が余り高く出ない傾向がございます。
そういったこともございますが、そのほかに選定に当たりましては、いろんな条件をまたつけて選定をするですとか、これから協議をしていく中でこういったところについてはしっかりやってくださいよとかというところをお互いにしっかりすり合わせをする。また、今回、公私連携幼保連携型のこども園ということで、区もその後も一定程度見て指導等できるような形になりますので、そういった形で質のほうは担保していくというような形になろうかと思っております。
◆高久則男 委員 今回、新たに民間事業者で、予定定員が百五十六名ということで書いてありましたけれども、そうすると、保育士の先生とか、従業員さんというのは大体何名ぐらい必要になる予定なんですか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 今具体的な数字は持ち合わせておりませんけれども、基本的には基準がありまして、基準は満たしております。今回の提案につきましては、かなり基準を上回る提案をいただいているものと考えております。
◆高久則男 委員 今質問したのは、やっぱり今、保育園の需要がずっとあって、保育士が足りないという状況の中で、百五十六名分の幼稚園の先生の確保がちゃんとできるのかどうかというのが一つの心配事で、特に今、特養とか、そういった施設系のところなんかは人が集まらなくて運営できないというようなこともいっぱい言われておりまして、その辺の職員の採用がちゃんとスムーズにいかないと始まらないものですから、ちょっと心配してどうなのかなとお聞きしたところでしたが、その辺の見通しはこれからなんでしょうけれども、今のところの状況をお聞きしたいと思っています。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 実際にはこれから法人と協議していく形になりますけれども、こちらの法人につきましては関東のほうにもかなり保育園を持っておりますので、そういった意味では、異動とかそういった形でもできるというような形であるということは選定の際に聞いておりますし、人員確保という面でも見通しが立っているというふうに聞いておりますので、具体的なところは、実際にどうするかというのは今後詰めていきたいと思っております。
◆風間ゆたか 委員 これは区立幼稚園から私立のこども園というところだから、所管は保育課のほうに移っていくということなわけですよね。
だから、保育関連のことを細かく聞いても教育委員会ではなかなか答えられないんだろうなと思いますが、区立幼稚園のこども園転換、特に私立に移る際に、ずっとこの委員会でも懸念となっていたのは、障害を抱えている子どもたちが区立幼稚園に通っていたというところがどう担保されるのかというところ、それがきちんと条件として受け入れられるところという前提でその選定をしていくという答弁があったと思いますけれども、このあたりは審査の段階でそういうことが条件としてあったりとか、そこのところは請け負う事業者がちゃんと担保していくということ、また、教育委員会としてもそれがきちんとなされているかどうかということは引き続き注視していくということでよろしいんでしょうか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 今回選定している法人につきましては、障害児保育等につきましても評価は高くいただいているところです。理事長が医師ということで、そちらのほうにもかなり力を入れているというところもございます。
実際にどうするかというのは、今後協定等を結んでいきますので、その中でお互いに区と法人の考えを実際に示し合わせて、できるだけそのままいけるような形でいきたいと。その後も実際にどういうふうな運営をしているかというのは、教育委員会としても確認をしていくということは続けていきたいと思っております。
◆そのべせいや 委員 先ほどの答弁の中で、人員配置が基準よりも多く提案がされているというようなお話を聞いたと私は認識をしているんですけれども、そもそも世田谷区は東京都や国が示している基準よりも加配をするように設定をしていて、世田谷区が設けている基準よりもさらに多く加配があるような提案を受けているということが一つの評価点になっているんでしょうか、まずそこからお伺いできればと。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 実際に保育等の基準も十分満たしているということで評価をしているものでございます。
◆そのべせいや 委員 加配がさらにあるみたいなことではないという認識でよろしいですか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 人数は申しわけありませんけれども、ぴったりではなくて、加配はされていたということでございます。
◆そのべせいや 委員 であるならば、ここのこども園一園をとってみると非常にいい提案ですし、かつ世田谷区の保育園、認可から認可外まで含めて全てが保育士の数が有資格者という点で足りているのであれば、そういった対応が評価をされるということは理解をしますけれども、今現在、認可外保育施設、東京都の認証保育所ですとかは有資格者の割合を定めていると、つまり全部が有資格者ではないと、そこが保育の質云々言われているところでもあるという中で、あえて今回のところにそういった加配になってしまうと、区全体で見ると、あるいは広域的に全体で見ると、ほかで働けたかもしれない保育士、保育教諭の方がいらっしゃる中で、ここだけに手厚く加配がされていくということに対しては、全体最適を見るとちょっと理解ができない部分もあるのですけれども、それに対して――もちろん職員の方が産休に入るとか、いろんな事情でやめていかれるとか、そういったことで人数がぴったりだと運営に支障を来すということはわかりますけれども、そういったところを評価していくと、また人員のとり合い、そこに使わなくてもよかった税金の投入みたいなことが起こり得るというふうに考えてしまいますけれども、そういった点については、今世田谷区は評価をしておりますけれども、今後も今回のように加配をしていくということについて積極的に評価をしていく立場になるのでしょうか。
◎須田 幼児教育・
保育推進担当課長 加配をすればするほどいいというわけではなくて、十分な配置がされているかという観点で評価をしているということでございます。
◆そのべせいや 委員 理解をしましたので、あくまでも全体を考えて、まずは世田谷区全体の最適を考えてということを念頭に置いて、そういった採用計画、人員の配置なんていうところも見ていただければと思います。要望にしておきます。
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安部ひろゆき 委員長 (6)世田谷区立山野小学校の敷地の一部を活用した認可保育園の整備および本施設整備に伴う既存園の機能展開について、理事者の説明を願います。
◎桐山
教育環境課長 私からは、世田谷区立山野小学校の敷地を活用した認可保育園の整備及び本施設整備に伴う既存園の整備につきまして御報告いたします。
本件は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。
まず、1の主旨でございます。区立山野小学校におきましては、改築基本構想に基づき、敷地の一部を活用した保育施設の整備が予定されております。今回、既存校舎の解体作業が始まったことを受けまして、基本構想に基づいて保育施設の整備をするものでございます。また、それとあわせまして、山野小学校の近隣にございます幼児対象の保育施設、すこやか園分園クジラを低年齢児対象の保育施設へと機能転換し、本園とあわせて運営事業者を公募し、山野小学校敷地を活用した保育園の分園として整備するものでございます。
2の整備地概要につきましては、記載のとおりでございます。
裏面に地図を載せてございますので、御確認ください。本園は山野小学校敷地の南西部、分園は山野小学校の東側に位置しております。
恐れ入りますが、表面にお戻りください。3の本施設整備に伴う既存園の機能転換の経緯でございます。平成二十九年五月に、すこやか園分園クジラの運営事業者より、幼児の待機児童の減少が見込まれるという懸念を理由とした閉園の相談がございました。区としましては、特に低年齢児の待機児童が多い現在の状況を踏まえまして、既存園を低年齢児対象の保育施設に機能転換を図るとともに、山野小学校敷地に開設予定の保育施設の分園として整備し、本園と一体での事業者募集を行うものでございます。
裏面をごらんください。4の整備地の概要でございます。(1)施設種別等は記載のとおりでございます。(2)整備手法でございますが、区はまずプロポーザル方式の公募により、本園と分園の整備、運営をあわせて行う事業者を選定いたします。本園につきましては、保育運営事業者に土地を事業用定期借地権設定契約で貸し付け、分園につきましては、保育運営事業者に区が借りている民間の建物の一部を転貸し、認可保育園として整備いたします。なお、平成三十二年四月に山野小学校敷地内の本園を開設し、平成三十二年三月末時点のすこやか園分園クジラの在籍児の受け入れを行うことを想定しております。
続きまして、5の今後の予定でございます。六月に本園の近隣住民説明会を行い、七月に本園と分園一体での事業者公募を実施いたします。その後の予定は記載のとおりです。
説明は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 では、次に行きます。
(7)次期改築等整備校の選定について、理事者の説明を願います。
◎桐山
教育環境課長 私からは、次期改築等整備校の選定について御説明を申し上げます。
教育委員会では、平成二十九年三月に策定した世田谷区公共施設等総合管理計画を受け、政策経営部や施設営繕担当部と連携を図りながら、次期改築等整備校の検討を進めてまいりました。選定に当たりましては、これまでの年二校の学校の全面改築を改め、築年別の棟単位で長寿命化の可否を検討する棟別改築、また敷地の有効活用の観点から、施設の複合化、多機能化を基本とする方針に切りかえ、その方針に基づいて検討を行ってまいりました。
検討の結果、4の選定理由にありますとおり、区立幼稚園の用地転換に伴う松丘幼稚園との複合化及び施設の老朽化を主な理由といたしまして、次期改築等整備校に弦巻中学校を選定いたしました。
恐れ入りますが、資料の裏面をごらんください。参考として、弦巻中学校及び松丘幼稚園の施設概要を載せております。また、二枚目に位置図を記載しております。
次に、三枚目の別紙1をごらんください。弦巻中学校の敷地周辺状況を写真におさめたものです。弦巻中学校の校舎は敷地北側にございます。⑨の教室棟、敷地西側のプールが入っている⑩の特別教室棟、体育館が入っている⑭の特別教室棟の主に三つの建物から成り立っております。
次に、一枚おめくりいただきまして、別紙2をごらんください。弦巻中学校既存校舎の配置・平面図となります。北側の教室棟が昭和三十三年から三十六年に竣工した築年数の古い建物となっており、具体的な改築の整備計画策定はこれからでございますが、この北側の教室棟の改築を基本としながら、あわせて松丘幼稚園との複合化を図っていく方向で検討してまいりたいと考えております。
次に、一枚おめくりいただきまして、別紙3をごらんください。区立幼稚園用途転換等計画の概要版となります。この計画に基づいて、松丘幼稚園の区立認定こども園の用途転換を図っていくものでございます。
恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。5の改築スケジュールでございますが、平成三十年度に整備計画を策定した後、基本構想を行い、平成三十一年度に基本設計、平成三十二年度に実施設計、平成三十三年度から三十五年度にかけまして建設工事という形で進めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆風間ゆたか 委員 懸念が二つあって、この後に報告される公共施設の耐震性能の問題で、もしかするとこれから補強しなきゃならないなんていう学校が出てくるかもしれないとなったときに、予算的な問題だったりとか、改築ということよりもそちらのほうが優先度が高いだろうなと。それはまだ見えないわけですけれども、場合によっては、限られた予算、改築関係、耐震補強という観点での校舎に関する予算の中から、次期改築校がこのタイミングで出てきてしまって大丈夫かなと。しかも、スケジュールまで入ってきてしまっていますといったときに、このまま発表したら、やっぱり関係者は期待したり、懸念があったりということになってくると思うんですけれども、場合によっては、耐震補強のほうが優先度が高い、そっちに予算を回していかざるを得ないとかということになったときには、このスケジュールというのは後ろ倒しにしていくことも含めてあり得るという前提でいいんでしょうか。
◎桐山
教育環境課長 今回の次期改築等整備校の選定に当たりましては、政策経営部、施設営繕担当部とも連携しながら、公共施設等総合管理計画の策定の中で、やはり校舎の老朽化というものも一番対応していかないといけないものであると考えております。その中で、こちらの弦巻中学校というのは昭和三十三年の築でして、最も古い学校となっております。
委員御指摘の再診断、耐震補強の関係も非常に重要なことでございますけれども、今後の区の財政状況等を勘案しまして、必要に応じて今後見直しを行っていくと聞いておりますけれども、弦巻中学校の改築のスケジュールにつきましては、このスケジュールのほうで対応していきたいというふうに今のところ考えております。
◆風間ゆたか 委員 次の報告があるんでしょうけれども、弦巻中学校は校舎も体育館も耐震の懸念がない学校なわけであって、それがこのタイミングで上がってきて本当にできるんですかと。仮にここに上がってきているものは全部改築していかなきゃならないなんてなったときには相当なお金がかかるわけであって、そんなときに、現段階では耐震は大丈夫だというような中学校の改築と同時並行していけるのかなという懸念は当然出てくるわけですね。当然そのあたりの懸念はクリアした上できょう報告しているということでよろしいんですか、次長。
◎淺野 教育次長 この後の案件としまして、区公共施設の耐震性能の再確認の取り組みということで報告させていただきますが、この間、希望丘小学校で耐震診断の結果、数字が悪かったということを踏まえて再診断をやり直すということなんですが、再診断をやり直した結果、実際どうなのかという部分としては今の段階ではわからない部分もございまして、今、委員御指摘のように、限られた財源で、あとは優先度をどうつけるかですね。当然耐震の部分というのは児童生徒の生命、身体にかかわる部分ですので優先度が高いということはございます。ただ、老朽化している学校であるとか、児童生徒数の増等に対応する部分であるとか、そちらにつきましては、限られた財源の中で優先度を適切に決めまして、財政当局、政策経営部等を含めまして、総合的にどういうふうにやっていくかについては検討してまいりたいと思います。
ですから、委員御指摘のとおり、今現在の案として出させていただいておりますが、実際に整備校としての決定は庁内ではしておるんですけれども、今後、では実際にどういうふうな規模でどういうふうにつくっていくかとか、そこら辺についてはこれからですので、スケジュールも含めまして、いずれにしましても、今後どうやっていくかについてはまたその段階で御報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆青空こうじ 委員 確かにこれを見ていると、弦巻中学校の生徒数が結構少ないんですね。三百二十四名になっているので、確かに敷地が大きい割には、どうにか統廃合になっていくとか、そういう考えは何かあるのかないのか、そういうことは全く関係ないんですか。
◎桐山
教育環境課長 今回の弦巻中学校につきましては、こちらのほうでも記載していますとおり、選定の理由としまして、松丘幼稚園の用途転換と、あと施設の老朽化ということで、区内でも最も古い校舎棟を持っている中学校ということでございます。そういった観点からでの選定理由でございますので、今のところ統廃合等の予定ということはございません。
◆青空こうじ 委員 この写真を見る限り、確かに建物がみんなばらばらなんですね。だから、すごくうまくできていない。三十三年と約六十年で、一番古い建物ですね。人間で言えば六十歳の学校になるんだろうけれども、これを敷地の割にはうまく活用をしていないようなんだけれども、今度の新しくなるときにはそれをうまく活用していくというのはあるんでしょうか。
◎桐山
教育環境課長 今後、整備方針等をお示しさせていただきまして、改めて御報告をさせていただきますけれども、今回、北側の校舎棟がやはり昭和三十三年から三十六年の古い建物になっております。一方では、特別教室棟につきましてはまだ築四十年程度ということでございまして、そういった棟別改築というものを公共施設等総合計画の中でもうたっておりますので、そういった部分でできるだけ費用等をかけないような形で、合理的な改築計画等をつくっていきたいというふうに考えております。
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安部ひろゆき 委員長 次に行きます。
(8)区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて、理事者の説明を願います。
◎秋元 副参事 それでは、私からは、区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて御報告をいたします。
本件は、企画総務、区民生活、福祉保健とのあわせ報告となります。
まず、1の主旨でございます。このたび希望丘小学校において既存校舎内の改修を行うため耐震診断を実施したところ、校舎棟と体育館棟とも構造耐震指標、これはIs値で示しておりますが、〇・六を下回る結果になりました。
今回、この状況を少し詳しく説明するということで、四ページ目に別添資料をおつけしております。そちらをごらんください。希望丘小学校の建物概要についてですが、校舎棟は構造上、別棟扱いにされるエキスパンションジョイントで分けております。それぞれ東棟と西棟がございます。南に体育館棟という配置でございます。図の左側にX、Yで方向を示しておりますので、御参考にしてください。
次のページに最もIs値が低かった体育館棟のゾーニングをおつけしております。建物概要と同じ向きで拡大したものでございます。X方向の図と、次のページにY方向の図面をおつけしております。
最後に、各棟の診断結果を一覧にしてお示ししております。黒い丸部分で最小値を示させていただきました。X、Y方向について、Is値の結果を、校舎棟は各階ごと、体育館棟は層ごとにお示しをしております。校舎棟につきましては、東西棟ともにX方向の一階でIs値が最小となっております。体育館棟につきましては、X方向のX四のゾーンが最小値となっております。これは専門的になりますので、御参考におつけしておりますので、後でごらんいただきたいと思います。
かがみの1に戻っていただきまして、当該施設につきましては、平成七年に実施した耐震診断ではIs値が〇・六を上回っていたため、この原因について報告するとともに、他の施設への取り組みについて御報告するものでございます。
2の今回の原因についてですが、二枚目の別添資料1をあわせてごらんいただきたいと思います。これまで区では、新耐震基準施行以前の建物につきまして、平成七年より防災上重要な区施設から順次耐震診断を実施し、対策が必要な施設については耐震補強等を行いまして耐震性を確保してまいりました。しかしながら、今から御説明します今回の原因に基づいて、資料1の年表の中で黒い印でお示しをした範囲で、安全性の確認のため再診断が必要な施設として施設を抽出しております。
まず、上段の校舎棟についてです。耐震診断に当たっては、耐震の診断の種類としまして、一次、二次、三次の三種類の診断法がございます。希望丘小学校で平成七年に実施した耐震診断では三次診断法を適用しておりました。これは阪神・淡路大震災を受けて施設の安全性が急務であるということ、それから、当時世田谷区の認識として、診断次数が上がるほど精緻な判定が得られるというふうに考えたことから、第三次診断法を適用したものです。その後、阪神・淡路大震災の被害状況の検証ですとか、実験データの蓄積により、平成十三年度に改正をされました耐震診断基準の解説では、各診断法の適用につきましては、対象建物の形状や構造特性等に応じて適正な診断法を選定すると記載されておりまして、その必要性を区としても認識し、校舎棟の構造特性を踏まえまして、今回は二次診断法を標準として適用しておりますので、今回のIs値の相違については、当時は三次診断法のみを適用しておりましたが、今回はこのような考え方に基づきまして、校舎棟の構造特性に合った二次診断法を適用したということから生じたものと考えております。
参考に、かがみ文の下でございますが、枠で各診断法の特性を記載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。
次に、下の体育館棟についてですが、平成八年に屋内運動場等の耐震性能診断基準が別に策定されまして、屋根のかたさを確認することが明確化されました。平成七年、八年に実施した耐震診断ではこの確認がされていなかった可能性があり、このことが今回実施した診断結果との違いにあらわれたと考えられます。
恐れ入ります。かがみ文の裏面をごらんいただきたいと思います。3の安全性の確認の為の再診断が必要な施設の抽出についてですが、今回の原因を踏まえまして、希望丘小学校と同様に三次診断法を適用して評定結果を出した施設、また平成七、八年に耐震診断した体育館棟について――合計三十一施設になりますが――を再診断いたします。再診断する施設につきましては、別添の資料2をごらんいただきたいと思います。教育施設とその他施設に分けましてお示しをしておりますが、教育施設につきましては、さらに校舎棟と体育館棟に分けて表示をしております。各欄に丸がついている棟が再診断対象となります。
また、かがみに戻っていただきまして、耐震診断の期間につきましては、一施設当たり約六カ月程度を要するということでございます。
4の今後の方針についてですが、再診断する三十一施設につきましては、速やかに発注準備に入りまして、本年八月ごろからおおむね一年を目途に再診断を完了する予定としております。特に今回、希望丘小学校におきまして体育館棟のIs値が大きく下がったことから、体育館棟と校舎棟ともに再診断が必要な小中学校十三校と体育館棟のみ一校の計十四校から開始をいたします。診断の結果、耐震補強が必要と判断された施設につきましては、Is値、施設の利用状況等を個別に考慮しながら速やかに施設の継続利用の可否を判断しまして、補強工事等を行ってまいります。
なお、再診断を行う施設の保護者の皆様、また、希望丘小学校の保護者の皆様には、この報告後、お知らせによりまして情報を提供させていただきます。お知らせ等の文書につきましては、ポスティングなどで委員の皆様にも配付をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
報告は以上となります。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆上川あや 委員 診断途上での施設の使用というのは、差し支えがない診断なんですか。診断している期間の間、施設の利用というのは並行して可能なんですか。
◎秋元 副参事 これは安全確認のため、念のためということで、恐らく希望丘がこれが原因でこういう数字になったというのは、専門家の方でも、今残っている資料で見てもなかなか発見ができない中で、ピンポイントでの特定ができない中で広く安全を確認してみようということですので、三次診断法で行っていた耐震診断というのはかなり精緻な診断であることは間違いないものですから、安全だということで継続して利用をしていただこうということです。一年以内に新たな診断をしていくということでございます。
◆上川あや 委員 質問の意図がちょっと伝わっていなかったみたいですけれども、たくさんの小中学校をこれから診断しますよね。私は診断方法の細かいことはよくわかりませんけれども、診断している間、人の出入りができなかったら施設は使えないわけですから、診断している間のその施設の供用というものは差し支えないんですかという質問です。
◎秋元 副参事 診断につきましては、現地調査ですとか、それからコンクリートを抜くですとかございますが、主に図面によることも多いものですから、授業等には支障がないというふうに考えております。もし診断結果が悪くて耐震補強をしなければいけないというときには、やはりかなり工事の音ですとか、そういうことがかかわりますので、小学校ですと夏休みを中心に耐震補強をしていくというような形になろうかと思います。
◆青空こうじ 委員 たしか希望丘小は、下はすごくしっかりしているのに天井がだめだという例だと思うんですが、これはもう一回確認しますが、いかがでしょうか。
◎秋元 副参事 先ほどゾーニング図というのもお示ししたと思いますが、それぞれ縦揺れ、横揺れにあわせて、つながっていない部分についてやっぱり弱いという結果は出たんですが、それを抑えるために、屋根がしっかりしているところはその屋根が抑えますのでということで、今回、専門家の方に伺ったところ、やはり屋根をしっかりすれば大丈夫なんですが、ここは屋根が筋交いとかは入っていないものですから、そういう点では診断結果が悪かったのだろうというようなお話をいただいております。
◆青空こうじ 委員 以前から希望丘小の生徒さんの保護者からも、ほかの学校の体育館と違って、雨が降ったりすると雨の音がうるさいとか、中でもすごく珍しい学校だねというぐらい要するに音がいっぱい入ってきちゃうというのは、希望丘小はほかの小学校の体育館のつくりとは違うんですか。
◎秋元 副参事 屋根の素材自体は変わらないと思います。同じ時代の体育館としては変わらないと思いますが、筋交いなりが入っていないというところでは希望丘小が弱かったのかなというふうに思っておりますので、雨の音やなんかは素材等で、またほかの方法等で改修できるということであれば同時に改修をするようなこともできますので、その辺はまた別途考えさせていただければと。
◆青空こうじ 委員 確かに希望丘小学校の子どもたちもそうなんですが、学校が終わった後に、皆さん、夕方から、地域の人たちのバレーボールとか卓球とかバドミントンとかいろいろあると思うんですね。そういうときにはそれはやっぱり使えなくなるんでしょうか。
◎秋元 副参事 この数字で、今使用は中止にしておりますので、近隣の小中学校ですとか、それから今つくっております旧希望丘中の体育館ですとか、そういうところを押さえて御利用していただくというようなことになろうかと思うんですが、今、保護者の皆様とか地域の皆様からかなり御意見を聞いて、今のところ早く体育館が復旧できるようにという御要望をいただいておりますので、どういう手段があるか今検討中ということでございます。
◆青空こうじ 委員 耐震に関しては、二つある校舎棟、校舎のほうはそんなにひどくないらしいんだけれども、体育館が特に悪いというのはどうしてなんでしょうか。
◎秋元 副参事 やはり先ほど来申し上げましたように、全部の柱を屋根が押さえているわけですが、屋根自体がかたくないというんですか、そういうところで各柱が動くだろうというようなことで弱いという判断だったというふうに、これは専門家の方からお伺いしたことですので、そういうふうにお聞きしております。
◆石川ナオミ 委員 先ほどの希望丘小の件に関しましては、地域の方々の御要望という声が幾つかあるということ、それの中には早く使えるようにというような御要望も上がっているということでした。そのあたりの具体的なところをもうちょっと教えていただけませんでしょうか。どういう声があるんでしょうか。
◎秋元 副参事 今、見ていただけたと思いますが、体育館の数値がかなり低かったものですから、耐震補強で間に合うのかどうかというのがまず一つございます。耐震補強で大丈夫なのかどうか、それも避難所ですとかそういうものにも耐えられるようなものになるのかどうかというのは、今いろんな設計会社ですとか専門の方にお伺いをしている最中ということですが、やはり学校活動とか地域活動、それからPTA活動でも体育館をいろいろ使っているものですから、今すぐ新しくするかどうかはまた別として、できるだけ今の体育館を早く直せるのかどうかということで、そういう御要望がかなり強いものですから、その辺は、しっかりとできるのかできないのかというので今判断を、いろんなところにお伺いしながら、それから、直すとなると、もちろん設計もそうなんですが、その後また耐震の診断をして、その補強をすると大丈夫だという評定をいただくというような形になりますので、そこで今ちょっと時間がかかっているということですが、その工事で大丈夫だということの判断をいただければすぐ工事に入って、できるだけ早く使えるようにしたいというふうに思っております。
◆石川ナオミ 委員 そのスケジュール感ですが、判断、いつなのかというところはなかなか決めにくいと思いますが、大体の見通しは立っているのでしょうか。
◎秋元 副参事 今もう設計に入っておりますので、設計ができてから、その評定をとるというのも、体育館がそれだけ数値が上がるかどうかというのは、評定はなかなか期間がかかるというふうにもお話を聞いていますが、そこまでとるまでに、期間としては今年度で評定をとりたいというふうに考えております。ただ、その後の工事は、今使っておりませんので、いつでも工事ができるわけですから、例えば校舎ですとやっぱり夏休みの工事になりますが、体育館はすぐ工事に入れますので、評定をいただければすぐ工事に入りたいということです。そうなると、大体来年度の途中から使えるようになればいいなというふうに思っております。
◆石川ナオミ 委員 体育館はほかの近隣施設の中学校ですとかを代替でということかと思いますけれども、ただ、健全な学校運営という視点から考えていくと、例えば朝礼ですとかで地域の方々も細かくいろいろと体育館を利用されている中で、例えば子どもたちの足で近隣の中学校に行くのでも、やっぱり往復をかけて行くのならば結構時間のかかることで、それを毎回毎回そういうふうなことでやっていくのかというふうに考えるとやはり時間も要してしまってということにもなってしまうので、そういったところも含めて、皆様の御意見なども考えていただきたいということをまず要望したいと思います。
また、今回、耐震というところのレベルで考えていくと、希望丘もそうですけれども、世田谷学区内の小中学校のところでは、さらにこういったケースが出てきた場合に区としてはどういうふうに対応していくのかというところを当然お考えだと思いますが、早い段階でお考えいただきたいなというふうに要望しておきます。
◆高久則男 委員 世田谷区の場合はこういった学校の耐震化にいち早く着手して、耐震診断して、今耐震一〇〇%というふうになっていますよという話で、それは非常に評価するべきことなんですけれども、全体的な話を聞きたいんですが、平成七年度から世田谷区は耐震診断に当たって、一次、二次、三次という評価方式の中で、この文章には精緻な判定結果が得られると考えて世田谷区は第三次診断を適用しましたというふうに書いてあるんですけれども、例えば二十三区でも、ほかの自治体でもこのころの時期に耐震診断とかをやっていたところもあるんじゃないかなと思うんですが、その当時、第三次を使ってやっていた自治体というのはうちだけなのか、それとも大半の自治体が第三次の診断法を使って耐震診断をされていたのか、その辺の情報はお持ちでしょうか。
◎秋元 副参事 この間、文科省のほうにも参りまして状況を説明してきましたが、文科省のほうでも十三年度までは二次または三次診断法による方法でやりなさいというふうに言っておりまして、第三次というのは金額も高いものですから、それをとっている自治体さんもかなりあったというふうに聞いております。文科省は、二次か三次を使ったものに対して補助金を出すというふうなことで通知はしておりますので、全国的にも三次でやったところはかなりあるのかなというふうに思っております。
◆高久則男 委員 それで今回、希望丘小学校の改修を機に耐震診断を実施したら、今度は二次でやったらこういう数字が出ましたよということでびっくりしたという話なんですけれども、これはほかの自治体も第三次で平成七年、八年ぐらいにやったところは多分同じようなことが懸念されるかと思うんですけれども、それはそれとして、今回もう一回、二次で耐震診断をするに当たって、最初に国は二次とか三次をやるんだったら補助金を出していたわけですから、今回、世田谷だけの問題ではなくて、多くの自治体がこういった問題が絡んでくるわけですから、我々からすれば、耐震診断の費用とか、また、さっきの耐震改修の費用とかを国も考えてくださいよというふうに当然要望したいと思うんですけれども、財政負担というんですか、その辺の話というのはまだこれからなんでしょうか。
◎秋元 副参事 先ほども申しましたように、文科省へ行って、うちのほうではこういう方法でやるのでしっかり補助金をつけてくださいというふうな話を言ってまいりました。ただ、この中には、以前補助金を使って改修までしている学校が含まれておりますので、そうすると、文科省のほうでは、同じ耐震診断でもし補強をするとすると、同じ理由で二回出すというところがあって、それで何か理由がつくかどうかというのは、もしかしたら難しいかもしれないというふうにおっしゃっていたんですが、そこはこれからまたどうにか頑張って補助金を取れるようにやっていきたいということです。
それから、今まで学校では平成二十一年までに全ての小中学校の耐震と補強工事は終わったんですが、そのときの例から言うと、簡単な補強は数千万円ぐらいで、大きな補強工事だと二億円近くかかっているということがありますので、今回の診断結果を見なければわかりませんけれども、やはり結構な財政負担がかかってくるのかなというふうに思っております。そこは今、財政当局とも相談をしながら――ただ、耐震は、もし悪いと出たら早く改修をしていかなければならないというのはありますので、できるだけ一年間で診断をする、あと、補強が必要なものはできれば二年程度で全て終わらせたいというようなことで今計画を立てております。
◆高久則男 委員 子どもの居場所ですので、当然最優先課題としてやっていかなきゃいけないし、そのためにも、もしかすると相当な財政負担がかかるかもしれませんので、その辺のお金の調達の仕方はやっぱり国にもしっかり言っていただいて、国からの支援というのを出すように努力していただきたいと思います。
◆たかじょう訓子 委員 皆さんがおっしゃっていたとおりなんですけれども、本当に大きな財政負担がかかるということで、世田谷区全体の問題でもありますし、今のリストに出た学校への御説明がこれからあるかというふうに思いますけれども、親御さんにとっては大変なショックを受けるというふうに思うんです。先日、希望丘の説明を受けた方から会派に御意見が来ましたけれども、本当にショックだと言って、こんなことは寝耳に水だし、本当にびっくりしたと言って、今後本当に心配なんだけれどもどういうふうになるんだろうというふうに聞いてきましたので、これからなので、これから決めていきますのでというふうに私もお答えしましたけれども、やっぱりそういった受けとめになると思うんですね。ぜひ本当に丁寧にということをお願いしたいというふうに思います。
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安部ひろゆき 委員長 次に行きます。
(9)平成三十年度教科書展示会の開催について、理事者の説明を願います。
◎青木
教育指導課長 では、平成三十年度教科書展示会について御報告いたします。
本年度は、平成三十一年度から使用をいたします中学校の特別の教科道徳の教科用図書、以下、教科書と申します。これを採択する年となっており、教科書採択に関する各種法令等に基づき準備を進めております。その一環として、教科書展示会を開催いたします。
お手元の資料をごらんください。最初に、1の目的は記載のとおりでございます。
次に、2、展示期間及び会場等についてでございます。まず、(1)展示期間につきましては、六月四日月曜日から七月一日日曜日まで行いまして、時間といたしましては、午前九時から午後五時までを基本といたしまして、水曜日、金曜日につきましては午後六時三十分まで延長し、より多くの区民の方にごらんいただけるようにいたします。(2)会場につきましては、期間によって異なりますので、記載の表に従って御説明いたします。①は、都道府県教育委員会が行います法定展示会でございまして、区立
教育センター内の教科書センターで行いまして、六月十五日から三十日まで、日曜日を除く十四日間開催いたします。②は、採択がえの年度のみに東京都教育委員会が行う特別展示会でございまして、会場は同じく教科書センターでございます。こちらは六月四日から十四日まで、日曜日を除く十日間開催いたします。③は、これも採択がえの年度のみに区教育委員会が行う展示会でございまして、会場は、代田、砧の図書館、それから深沢、烏山の区民センターのロビー一階でございます。こちらは四月四日から七月一日まで開催いたします。次に、(3)休館日につきましては記載のとおりでございます。
3の展示内容につきましては、今回採択の中学校特別の教科道徳の教科書につきましては全ての会場で展示いたしております。ほかにつきましては校種ごとに記載しておりますので、後ほどごらんいただければ幸いです。
私からの報告は以上でございます。
○
安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 次に行きます。
(10)「多
文化体験コーナー」の整備・活用に係る取組み状況について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 資料をごらんいただければと思います。こちらにつきましては、二月の常任委員会でも御説明をさせていただいたところでございますが、改めて多
文化体験コーナーにつきまして、現在の状況について御報告させていただくものでございます。
1の主旨につきまして大きな変更はございませんが、今後、小学校外国語の教科化に向けました英語学習の充実並びに二〇二〇年の東京で開催されますオリンピック・パラリンピック大会を見据えた区民の外国人との交流の拡大、国際交流の促進等に向けまして、この多
文化体験コーナーの整備、活用を進めていくものでございます。
2の整備概要でございます。現
教育センター二階の郷土学習室を改修、改装して整備をするものでございますが、イメージといたしまして、二枚目にA3でおつけしました別紙の資料をごらんいただければと思います。ごらんのようなイメージで整備をしてまいりますが、まず左の下にエントランスとございますが、ここが入り口になりまして、入ったところで多言語インタラクティブ、いわゆる音声に反応しましてさまざまな言語が英語で返ってくるような体験、また、フロアインタラクティブといたしまして、床の上で歩くと、歩きながらさまざまな映像が流れてくるような双方向性を入り口のところで体験することができるように整えます。また、その上のジオラマは施設の中央部になりますが、こちらにつきましては、現在ございます世田谷区のジオラマにプロジェクションマッピングで映像技術を使いまして、世田谷区のさまざまな四季、あるいは日本から東京、東京から世田谷区というようなさまざまな映像を駆使しまして、この中で英語を学んだりできるような体験をします。また、左には読み聞かせというコーナーも設けまして、外国の絵本、こういった絵本を映像を見ながら学んでいく。また、その上は日本文化体験、また右に参りますと異文化体験、そして右のほうにコミュニケーションなど、さまざまな外国のシチュエーションを学びながら疑似体験をして英語に親しめるようなゾーンを九つ用意していきたいと考えております。それぞれ映像、音声技術を生かして楽しく英語に親しめる空間として整備をしてまいる計画でございます。
改めて、一枚目の資料にお戻りいただければと思います。この施設の設計・運営・施設整備でございます。決定した業者でございます。(1)の設計につきましては、昨年度で完了しているものでございますが、オデッセイ オブ イスカが担当したものでございます。この設計に基づきまして、(2)多
文化体験コーナーの運営につきましては、ボーダーリンクが担当いたします。このボーダーリンクは、現在、区内の小学校への外国語活動でALT、いわゆる外国人指導者を派遣している業者でございまして、英語教育のノウハウとともに人材確保に安定的な部分がございます。また、(3)、こちらの内装の改修等を行う業者につきましては、イトーキが担当いたします。こちらにつきましてはオフィス等の内装、あるいはレイアウトの工事にノウハウを持っている業者でございます。今後、この三者で定期的な打ち合わせを行いながら、子どもたちが楽しく学ぶための運営方法も同時に検討しながら一体的に改修工事を進めてまいります。
今後の運営等につきましては、4にございますように、小学校四年生の英語体験移動教室、また、未就学児や小中学生等を対象としたイベントの開催、また、長期休業期間中におきます中学生の英語体験ウイークの実施などを計画しまして、子どもたちが英語に触れ、親しむ機会の創出をしてまいりたいと考えております。そのため、七月にはこの委員会で改めて改修の状況とともに、英語体験移動教室、あるいはイベント等の運営プログラムにつきましても御説明をさせていただきまして、施設とともに御紹介させていただきたいと考えております。この施設につきましては、九月のオープンに向けまして計画的に進めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆上川あや 委員 三月二日に男女共同参画と多文化共生の条例が成立をいたしましたけれども、条例成立以前からこの計画は御報告いただいていて、改めて区の基本姿勢として多文化共生が入ってきていて、この多
文化体験コーナーという名前の施設、これはリンケージというのは何か考えているんでしょうか、それとも、条例が成立してもしなくてもこれまでの計画どおり、英語の延長で、大使館コーナーがあるといっても、世田谷にある大使館なんてアフリカしかありませんので、アジアとの交流とかというのは、先ほどの
主要事務事業とかの御説明を受けても、交流都市の拡大の話が出てきても、フィンランドというのはまたヨーロッパなんですよね。
多文化共生と考えたときに、やっぱりいろんな民族の方がともにこの町に住まうと、二万人の外国籍の方が居住するようになりましたという御報告で、区の基本施策としてやっていくという方針が決まったわけですよね。英語教育がとても大切だということはすごくわかりますし、保護者のニーズだということもすごくよくわかるんですけれども、ともに住まう方々で急増しているのは、中国籍の方とかベトナム籍の方とかアジアの方が多いのに、教育のやっている方向と、多文化共生の条例の中ではやっぱり教育と啓発にも取り組んでいくということを区の責務としても定めている方向と、何かこのままずれていくのかなという感じを私はこのお話を受け取ってしまうところがあるんですけれども、どうなんですか。条例とのリンケージというのは考えていらっしゃるんですか。
◎板澤 副参事 委員がおっしゃいましたように、条例の中での多文化につきましては大変重要な視点だと考えておりまして、この施設がこのような形になるのは、まず経緯といたしましては、やはり小学校の英語化が進むところ、まずこれに何とか子どもたちの充実をさせていかなければいけないという強い願いもありました。あわせて、このコーナーの活用につきましては、今委員がおっしゃいますように、多文化というところがありますので、子どもたちが世田谷区内、あるいは東京都に住んでいらっしゃる多様な国籍の方々、こういった方々と日常的に触れられる場でもあるというところも目指していきたいというふうに考えております。
そういった中では、まずは言語は英語になるかもしれませんけれども、例えば異
文化体験コーナーにはアジアを含めたさまざまな楽器、衣服、あるいは生活等の物が置かれたりとかというところでは整えてまいりたいと思いますが、区内の外国人とのかかわりの中では、生活文化部の国際課と連携いたしまして、日本語教室の活用ですとか、また区内の外国人を集めたさまざまなイベント等の実施、こういったこともやりまして一緒に連携しながら条例に基づいた取り組みを進めていきたいと考えているところでございます。
◆そのべせいや 委員 こういった議論が以前にあったかちょっと失念をしてしまったもので、確認も含めてなのですが、多
文化体験コーナーという名前自体がもう既に非常に日本語らしいなという印象ですけれども、この名前でこの施設の看板が掲げられたり、広報が行われたりということになりますか。
◎板澤 副参事 この名前につきましては、やはり子どもたち、あるいは区民の方に親しみやすいという部分では何かしらの計画が必要だろうなというふうに考えております。
そういった中で、私どもが考えておりますのは、やはり多
文化体験コーナーが親しみやすいものとして使われるためにも、いわゆる愛称といいますでしょうか、そういったものを募集しながら選んでいただく、こういった作業も今後必要かなというふうに思っておりまして、今年度、多
文化体験コーナーという名前でスタートはしてしまいますが、その中で親しまれるような呼び方、施設名についてはさまざま募集をしながら検討したいというふうに考えてございます。
◆そのべせいや 委員 議会などの報告ではもちろんこのほうがわかりやすいので、こういった形でいいと思いますけれども、実際に使われる方が、ここが果たして何の場所なのか、そもそもは教育施設であるという側面が第一であるところも含めて、子どもたちにわかりやすい、日本語らしくない名称がつくように、公募になるのか、何になるのかわかりませんけれども、進めていただければと思います。要望です。
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安部ひろゆき 委員長 次に行きます。
(11)学校図書館運営体制改善校の取組について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 私からは、学校図書館運営体制の改善の取り組みについて御報告をいたします。
資料をごらんいただければと思います。この事業につきましては、1の主旨にございますように、第二次世田谷区立図書館ビジョン等を踏まえまして、学校図書館活用を一層充実させることで、児童生徒の確かな学力向上を狙いとしておるものでございます。平成二十七年九月に事業委託によりまして学校図書館司書を配置する体制へ移行を開始いたしまして、学校図書館の運営の質の向上を図っているという途中でございますので、改めて御報告をさせていただくものでございます。
2の運営体制改善校の指定状況をごらんください。今年度で四年目を迎えまして、全七十校の指定を行ったところでございます。これに加えまして、来年度、三十一年度で学校図書館司書の配置が完了という予定でございます。
3の運営体制をごらんいただければと思います。従事日数や従事の時間につきましては、学校の全ての授業日に加えまして、土曜日や夏季休業期間中の一部でも学校図書館司書の配置を行っておるところでございます。また、一日の学校生活の中でも休み時間や放課後の利用など多様な時間帯で学校図書館を開放しているところから、子どもたちにとっても本と出合う、読書に親しむ時間が増加するとともに、新BOPの子どもたちや地域の未就学児などの利用対象者へも広がっておるところでございます。また、業務内容は右の表にありますが、従来の業務が①にございますが、それ以外にも、②の調べ学習など授業への支援、③の読み聞かせ等の実施、また、④のように、放課後や土曜日の開放等など、学校図書館の幅広い活用の充実が図られているところでございます。
裏面をごらんいただければと思います。今年度の取り組みでございます。まず、学校図書館司書の未配置校が二十校ございますので、こちらの学校を中心といたしまして、図書館の整備、活用等につきまして助言を与える学校図書館スーパーバイザーを派遣してございます。最終年度の配置に向けまして円滑な体制移行の準備を進めてまいります。また、(2)にございますが、学校図書館運営体制改善校連絡会も開催いたしまして、各校の取り組み状況の紹介、あるいは情報交換等を行いまして、課題の共有化と運営の円滑化と質の向上を図るようにしてまいります。また、(3)の地域図書館との連携も図ってまいります。今年度につきましては、地域図書館の情報を提供する場としての役割を進めるとともに、今後、学校に導入をいたしました貸し出しの電算化を生かしながらさらなる拡大を図るために、蔵書管理や貸し出し予約等のネットワークの構築について検討を進めてまいります。
なお、参考といたしまして、昨年度の状況についてグラフをお示しいたしました。(1)のグラフにつきましては、平成二十七年度の指定校は、一番左からこのグラフになります。そして、二十九年度の指定校におきます年度ごとの貸し出し冊数と利用者数の推移をあらわしたものでございます。二十七年度の指定校につきましては、斜め線の網かけのあったグラフになりますが、配置以降も年々増加していることがうかがえます。二十八年度配置以降につきましても同様の傾向が見られておりまして、さらに黒いグラフは昨年度の配置校になりますが、一年目ではございますが、高い数値を示しておりまして、図書館司書の配置が円滑に進んでいる様子がうかがえるところでございます。さらに、下の(2)のグラフにもありますように、図書館の環境改善や児童生徒の興味、関心の高まりを学校自身も実感しているというところもうかがえました。
今後も、学校図書館スーパーバイザーの助言等も通しましてさらなる充実を図るとともに、来年度の全校配置を確実に行ってまいりたいと考えております。
報告は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆たかじょう訓子 委員 小学校に学校図書館の司書がいるということでこれほど環境が変わるかというふうに、やっぱりすばらしいことだなというふうに思います。
残っている二十校に対しての対応としてスーパーバイザーの派遣を行うということですけれども、前回もこれについて質問しましたけれども、どのような方が、そして何名でしょうか。前回は一名というふうに聞いておりましたけれども、お伺いします。
◎板澤 副参事 学校図書館のスーパーバイザーにつきましては、今年度一名の方にお願いをしております。また、この一名の方につきましては、過去に世田谷区の学校の校長先生もしていただきまして、学校図書館の整備、あるいは授業での活用等にかなり高い見識をお持ちでいらっしゃいまして、都内のさまざまな区市町村での学校図書館を活用した授業等の講演等もなさっておるという方でございます。
今年度につきましては、年間二十回程度この派遣を行いまして、二十校の未配置校をまず中心としながら、配置に向けたアドバイス、あるいは不安の声を聞きながら準備への助言をいただくような形で回っていただいておるところでございます。
◆たかじょう訓子 委員 校長先生で、整備や図書を利用した授業などに詳しいと、講演もされているという方だというふうにお聞きしましたけれども、実際には学校図書館の問題で、活動で困っていることというのはいろいろあると思いますけれども、そういった困った声をきちっと教育委員会が受けとめていただき、聞きっ放しではなく、対応をしていただきたいなというふうに思いますが、その辺はちゃんとお願いしたいというふうに思います。
もう一つなんですけれども、連絡会の開催については、一カ月に一度とか、二カ月に一度とかというのがあるんだと思いますけれども、どのようにして開催するんでしょうか。
◎板澤 副参事 まず初めにお話をいただきました学校の課題等の対応につきましてでございますが、今年度、学校図書館スーパーバイザーが行っていただくことによりまして、学校図書館の課題を随時見られることができました。私どもは常にそのお話を伺いまして対応等を一緒に検討しながら助言につなげていくというところが逆にこれまで以上にできるようになったというところは大変効果が出てきたかなというふうに思っております。
二点目の連絡会でございますが、これにつきましては年二回程度開催をしております。特に配置一年目の学校につきましては、配置された図書館司書とどういうふうにかかわっていくのか、どういったことができるのかというところで不安も抱えておりますので、こういったものを情報共有するとともに、事業者からのアドバイス、また、先進的に行っている学校からの情報提供、こういったものをしながら不安を取り除いていくこと、そして充実させていくことを狙いとして実施しておるものでございます。
◆たかじょう訓子 委員 校長とのかかわりの中で不安があるというような声が出ているということですけれども、私たちもその話は聞いたことがあります。それに対応する内容としては、対応の仕方を指導するとか、そういった感じで対応しておられるんでしょうか、どうでしょうか。
◎板澤 副参事 場合によっては、今委員がおっしゃいましたように、校長としてどういうかかわり方が必要なのかということもありますし、場合によっては校長からの要望を伺いまして、こちらから事業者を通してお願いをするというさまざまな形で対応できますので、そのケースに応じた形で対応していきたいというふうに考えております。
◆たかじょう訓子 委員 ありがとうございます。そうですね。事業者の方からすると大変遠い話になりますけれども、直営でやられたときは、学校の教育の図書館として校長先生が直接かかわれたということもあると思うので、事業者の方も不安もあるし、学校側もこれはどういうふうに言っていいのかとか、そういうのがあるというのもわかりますし、それはこれからも大きな課題だと思います。ぜひその辺は改善できるようにしていただきたいというふうに思いますが、このやり方では校長先生が直接言うこともできないし、事業者からも言うことができないというこの感じは変わらないというふうに思います。あと二十校というところですけれども、学校司書がいることでこれほど変わってくるというのがよくわかっているので、司書がいるということはぜひ進めていただきたいなと思います。
運営については、そういった学校との関係というところで課題はありますよね。それは私たちも研究したいというふうに思っています。
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安部ひろゆき 委員長 二時間を過ぎたんですけれども、あと二つですので、このまま行かせていただきたいと思います。
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安部ひろゆき 委員長 (12)平成三十年度
小学生海外派遣及び
教員海外派遣研修について、理事者の説明を願います。
◎板澤 副参事 私からは、平成三十年度の
小学生海外派遣及び
教員海外派遣研修につきまして御報告をさせていただきます。
お手元の資料をごらんください。まず、1といたしまして、第二十八回になります小学生の海外派遣についてでございます。(1)目的につきましては、世田谷区立小学校に通います五年生の代表児童を海外に派遣いたしまして、訪問国の文化や伝統に直接触れたり、現地の子どもたちと交流したりする体験を通しまして国際的な視野を広め、世界の人々とともに生きることのできる子どもたちを育てることを目的といたしました姉妹都市交流の一環としまして実施するものでございます。
(2)派遣先・期間・派遣人数でございます。例年と変わっておりませんが、期間につきましては、十一月一日から九日までがオーストラリアのバンバリー市、そして十一月三日から十一月十日までがオーストリアのウイーン市にそれぞれ十六名、四名の引率教員を派遣いたします。
内容は、ごらんのとおりでございます。
今後のスケジュールでございますが、現在、海外派遣児童の決定を進めているところでございまして、七月以降、月一回程度の準備会を行いまして、報告会を来年の一月二十七日に予定してございます。
また、(5)にございますように、フィンランドへの児童生徒の派遣に向けまして、八月十二日から小中学校の校長及び
教育委員会事務局によるヘルシンキ市を中心とした実地調査を行う予定でございます。
続いて、2の教員等の海外派遣について御報告させていただきます。目的といたしましては、(1)にございますように、区立小中学校の教員等をフィンランドに派遣いたしまして、教育に関する先進的な取り組みを進めておりますフィンランドのメソッドに学びまして、世田谷区の
教育総合センターに向けた研究、研修の充実に資するとともに、教員等の資質、能力の向上を図るものでございます。
(2)派遣先・期間・人数でございます。ごらんのとおり、フィンランドのビヒティ市の学校を中心といたしまして、八月十九日から八月二十五日まで、小学校の副校長一名、小中学校の教員を四名、
教育委員会事務局一名の六名を派遣いたします。
裏面をごらんください。研修概要にございますように、まず派遣前といたしまして、三回程度の事前研修を行いまして、派遣期間中は、現地の小中学校での授業体験や教育関係施設の視察、教員との意見交換等を行う予定でございます。派遣後は所属校等におきまして研修成果の実践、検証を行うとともに、報告会を行う予定でございます。
今後のスケジュールはごらんのとおりとなってございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 では、次に行きます。
(13)奥沢区民センター等の
耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況についてですが、この場で資料を配付させますので、少々お待ちください。
それでは、理事者の説明を願います。
◎松田 中央図書館長 それでは、奥沢区民センター等の
耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況について御説明申し上げます。
なお、本件は区民生活常任委員会、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。
まず、1の主旨でございます。奥沢区民センター等が設置されております奥沢センタービル・三敬ビルは、三階部分に奥沢図書館がありまして、区のほかにもマンションや商業施設など複数によって区分所有されている建物ですが、平成二十七年度に実施した耐震診断評定結果に基づき耐震補強設計を進めまして、平成二十八年十一月二十六日には、奥沢センタービル・三敬ビル全体管理組合の第三期定期総会において耐震補強工事及び外部劣化工事の件の議案の承認を受け、耐震補強工事に向けて事業者選定を行っております。その後、選定した工事事業者と契約を締結し、工事に向けて準備を進めてきたところでございますが、多くの区分所有者の負担金未払いによって着工のめどが立たないことから、当該工事契約が解除となっております。さらに、株式会社ファミリーショップは売却されておりまして、また、奥沢センタービルのマンション部分で構成している奥沢センターマンション管理組合の理事者からは、専有部分の配管工事を優先して実施するため、耐震補強工事の負担金が支払えなくなるとの報告がされるなど、耐震補強工事は今も着工のめどが立たない状況となっております。そこで、公共施設利用者の安全性を確保するための取り組みについて御報告するものでございます。
2の経緯でございます。平成二十六年十月に全体管理組合を設立し、平成二十七年度に耐震診断を実施いたしました。診断の中間報告においてIs値が〇・六に達しない可能性があるとの報告がありましたので、奥沢子育て児童ひろばにつきましては平成二十七年九月から移転して事業を継続しております。十二月には、耐震診断の結果、一部の階で基準を下回る結果となったことを受け、総会にて耐震補強工事設計実施の決議を経て設計事業者選定作業等を行っております。平成二十八年十一月に全体管理組合定期総会におきまして耐震補強工事の実施を決議し、工事事業者の選定作業を進め、平成二十九年五月には全体管理組合理事会の承認により工事契約を締結し、準備作業を開始いたしました。しかし、その後の負担金の支払い期限である六月末の時点におきまして多くの区分所有者から支払いがなく、督促を四回行いましたが、現時点で区分所有者五十四名のうち四十七名の方から支払いがない状況となっています。十一月には、区民生活常任委員会にて一部の区分所有者から出されました陳情審査が行われましたが、不採択となっております。また、工事事業者からは、工事改修のめどはたたないとの理由により契約解除通知が送付され、契約は解除となっております。
二ページ目をごらんください。3の公共施設の安全性を確保するための世田谷区(区分所有者)としての取り組みでございます。(1)全体管理組合理事会への働きかけでございます。本年四月十日の理事会では、第三期定期総会で議決された耐震補強工事及び外部劣化工事の件の実施を進めるよう、全理事に文書で要請いたしました。また、五月十一日の理事会では、第三期負担金、未納者への督促と、第四期負担金の請求を実施すること、耐震補強工事負担金支払いの意向を確認するための意見交換会の開催、現状報告のための会報発行を要請しております。
(2)今後の区分所有者への働きかけでございます。まず、
耐震補強工事実施への協力を依頼するため、全区分所有者と面談し、区の考え方など改めて説明を行ってまいります。また、耐震補強工事を進めるために、第三期総会で議決した耐震補強工事と外部劣化工事の実施を求めるための臨時総会を開催するよう、全区分所有者の方へ発起人になっていただくよう依頼してまいります。
(3)公共施設の安全確保についてですが、今申し上げたように、区分所有者の方々への働きかけなどを行った上で、第四期分負担金の支払い期限である六月末までに負担金の支払いが行われず、
耐震補強工事実施のめどが立たない場合には、関係所管とともに施設利用者の安全を確保するための対策を検討してまいります。
4のスケジュールでございます。平成三十年五月からは全体管理組合理事会への
耐震補強工事実施を働きかけるとともに、全区分所有者へ面談にて工事実施の協力を依頼してまいります。七月には、取り組み状況等について常任委員会報告をさせていただく予定です。
三ページには、参考といたしまして、この施設の概略等を掲載しております。
私からの説明は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 それでは次に、(14)その他ですが、何かございますか。
◎内田 学務課長 それでは、区民健康村、川場移動教室に関係することにつきまして、区民生活常任委員会とのあわせとなりますが、口頭で御報告をさせていただきます。
群馬県のホームページ、五月二十二日付の掲載によりますと、県は、県内に生育している野生のコシアブラ及び野生のタラノメ、これは山菜になりますけれども――を採取いたしまして、モニタリング検査を実施したところ、川場村を含む複数の市町村から採取したものから、国の基準値、これは百ベクレル・パー・キログラムという値になりますが、この基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、県は、平成三十年五月二十二日付で、川場村を含む該当市町村及び関係者に対し、対象区域で採取した野生のコシアブラ及び野生のタラノメを流通させないよう、出荷自粛を要請するとともに、自家消費に関する注意喚起を行ったとのことです。
区民健康村における利用者への食事提供につきましては、野生のコシアブラ及び野生のタラノメを使用しておらず、また、移動教室も食事の提供につきましては野生のコシアブラ及び野生のタラノメを使用してはおりません。また、このたびの群馬県のホームページの掲載内容につきましては小学校長へ情報提供をしております。
引き続き国や自治体からの情報の把握に努め、株式会社世田谷川場ふるさと公社や関係所管とも連携しながら、区民健康村施設及び移動教室で提供する食事の安全確保を行ってまいります。
御報告は以上でございます。
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安部ひろゆき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆上川あや 委員 今タラノメとコシアブラの二種類で基準値を超えたという御説明だったと思うんですけれども、同じ品目の検査はこれまでもされていたんですか。
◎内田 学務課長 栽培のタラノメについては検査をされていたということなんですが、今回は野生のということで検査をされたというふうに伺っております。
◆上川あや 委員 野生のものは初めてだったという意味ですか。
◎内田 学務課長 そういうことになります。
◆上川あや 委員 逆に言うと、栽培のものは基準値は超えていないということなんですか。
◎内田 学務課長 栽培のものについては、過去の全てを追ってはいないんですが、ここ数年で見ますと基準値超えはなかったというふうに聞いています。
◆風間ゆたか 委員 野生のものは今まで調べていなかったというのは本当かなというところなんですけれども、野生のものは市場には流通していないという認識でいいんですか。
◎内田 学務課長 これまでは確かに直売所とかそういったところもありますので、流通といいますか、販売はされていたといったことはあると思いますが、今後は流通のほうは乗らないというふうに、県のほうでは出荷自粛というふうにしておりますので、そのような形になるという認識でおります。
◆風間ゆたか 委員 世田谷区民の関心事としては、直売所で過去にタラノメを買っちゃったよとか、コシアブラを買って食べちゃったなという人は相応にいると思うんですね。それが野生のものなのか、栽培のものなのかというところについては何か情報を持っていますか。
◎内田 学務課長 申しわけありません。その点については、情報のほうは持ち合わせてございません。
◆上川あや 委員 ここは文教なので余り細かく突っ込んで質疑をしようとは思っていないんですけれども、川場健康村は、子どもたちが行くのは最もセンシティブな部分ですけれども、そうじゃなくても、子どもを連れた区民の方が行かれる施設ですよね。山菜とりなんかに行って、家族連れでしちゃう可能性というのはあるのではないのかなとかと思うので、子どもたちが宿泊利用するときに食べ物の注意をするということだけではなくて、区民が行って利用する施設ですから、近くの山菜、これは食べられるのよなんていうことになったりしないように、やっぱり注意喚起とかはしていただきたいと思っていまして、あわせ報告ということなので、ぜひ共有していただきたいと思うんですけれども、一言だけいただけますか。
◎淺野 教育次長 本件につきましては、口頭でですが、区民生活常任委員会とのあわせ報告をさせていただいております。
口頭でになった経緯ですが、きのう五月二十二日に県のホームページに出たということで、急遽ということで、それで今、委員御指摘の区民への情報提供ですけれども、確かに区民健康村は小中学生だけじゃないので、そこら辺の周知の方法につきましては、生活文化部と連携をとってしていきたいと思っております。
◆上川あや 委員 ぜひお願いいたします。安心して利用していただくためにはとても重要な情報ですし、情報は隠さずにどんどん出すほうがやっぱり安心の醸成につながると思いますので、お願いします。
◆風間ゆたか 委員 文教なので、今期もう既に川場移動教室に行っている子どもたちがいて、お小遣いを持ってきて、田園プラザでお土産を買って帰れるわけですね。もしかしたら中にはコシアブラとタラノメを買っておうちに持って帰ったという子がいるかもしれないので、あそこに流通しているものがどっちだったのか、タラノメとかは置いてありましたから、調べてまた情報共有をお願いします。要望です。
◆青空こうじ 委員 今の時期、葉物とかああいうものは天ぷらにすれば意外と大丈夫とか、素人認識もあるけれども、秋になればナメコとかのキノコ等という点でも、やっぱりちゃんと逐一こうやって報告してもらうと区民は安心すると思うので、ぜひ御報告をよろしくお願いしたいと思います。要望でいいです。
◆たかじょう訓子 委員 明らかにいまだに国のそういう指定されている地域からも外されていない地域ですし、そういうことは当然あるだろうというふうに思いますし、私は毎年、川場のなかのビレジとふじやまビレジに行って、二十一世紀の森ハイキングコースも回っていて、回っている間にタラノメとかがあるんですよ。コシアブラはどれだか私は見分けられませんでしたけれども、あっ、タラノメだとか、きっと食べたらおいしいだろうけれども危ないからこういうところのものはとってはいけないのよねなんて言いながら歩いていました。
だから、そういうことだというふうに思うんですね。知識がないと、あっ、とってみようかなと思ってしまうなというふうに私も実は心配していたんですけれども、野生のものがそうなっているということは、今でもそういう地域なんだというのを私たちは本当に忘れてはいけないなと、そこに五年生を行かせているんだなというのを忘れないでいただきたいというふうに思います。
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安部ひろゆき 委員長 以上で報告事項の聴取は終わります。
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安部ひろゆき 委員長 次に、2資料配付になります。レジュメに記載のとおり、お手元に資料が配付されておりますので、後ほどごらんください。
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安部ひろゆき 委員長 次に、3協議事項です。
(1)行政視察について協議をいたします。行政視察の日程につきましては、あらかじめ皆さんの都合を伺い、七月十日火曜日から十一日水曜日の一泊二日で調整させていただきましたが、改めてここで決定させていただきます。
視察の日程を七月十日火曜日から十一日水曜日で組むことでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 それでは、そのように決定いたします。
次に、視察内容などですが、何か御提案はございますでしょうか。
◆風間ゆたか 委員 いつも言っていますけれども、去年は行けませんでしたから、ことしは学校現場に行けるように(「去年は行った」と呼ぶ者あり)その前だね。その前が行けなかったので、行けるように。
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安部ひろゆき 委員長 それでは、視察の内容については、皆様の御意見を参考にさせていただきまして、正副委員長に一任をさせていただくということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 それでは、そのように進めさせていただきます。
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安部ひろゆき 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、次回の委員会は、第二回定例会の会期中である六月十八日月曜日午前十時から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 それでは、六月十八日月曜日午前十時から開催予定とすることに決定いたします。
以上で協議事項を終わります。
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安部ひろゆき 委員長 その他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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安部ひろゆき 委員長 特にないようなので、以上で本日の
文教常任委員会を散会いたします。
午後零時三十四分散会
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署名
文教常任委員会
委員長...