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  1. 世田谷区議会 2018-05-24
    平成30年  5月 区民生活常任委員会-05月24日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成30年  5月 区民生活常任委員会-05月24日-01号平成30年 5月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第六号 平成三十年五月二十四日(木曜日)  場  所 第三委員会室  出席委員(十名)    委員長         高橋昭彦    副委員長        桃野よしふみ                石川征男                加藤たいき                畠山晋一                福田妙美                中塚さちよ                村田義則                田中みち子                あべ力也  事務局職員    議事担当係長      岡本俊彦    調査係主事       仲松孝文  出席説明員    副区長         岡田 篤
      世田谷総合支所    総合支所長       平澤道男    地域調整課長地域振興課長兼務)                竹内明彦   北沢総合支所    総合支所長       髙木加津子    地域振興課長      長岡光春   玉川総合支所    総合支所長       岩元浩一    地域施設整備担当課長  蒲牟田和彦   砧総合支所    総合支所長       澤谷 昇   烏山総合支所    総合支所長       西澤 滋   生活文化部    部長          田中文子    市民活動・生涯現役推進課長                笹本 修    文化・芸術振興課長   大澤正文    国際課長        梅原 文    人権・男女共同参画担当課長                山戸茂子    区民健康村・ふるさと交流課長                泉 哲郎   地域行政部    部長          志賀毅一    地域行政課長      舟波 勇   経済産業部    部長          久末佳枝    商業課長        須田将司    工業・ものづくり・雇用促進課長                香山桂子   清掃・リサイクル部    部長          原田茂実    管理課長        辻  正    世田谷清掃事務所長   畑中 健    砧清掃事務所長     金澤眞二   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成三十年第二回区議会定例会提出予定案件について   〔諮問〕    ①人権擁護委員候補者推薦の諮問   〔報告〕    ①議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)    ②議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 平成三十年度主要事務事業について   (3) 地域包括ケアの地区展開の取組みについて   (4) 仮称世田谷区立花見堂複合施設基本設計(案)について   (5) 仮称世田谷区立梅丘複合施設新築工事について   (6) 仮称世田谷区立守山複合施設整備工事について   (7) 奥沢区民センター等の耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況について   (8) 台湾・高雄市交流コンサートの実施について   (9) 「世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例」に基づく審議会及び苦情処理委員会の設置について   (10) 区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて   (11) 世田谷清掃工場の作業環境測定結果について   (12) その他  2.資料配付   (1) 行事予定について   (2) 世田谷清掃・リサイクル事業概要二〇一八の配付について  3.協議事項   (1) 行政視察について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十時開議 ○高橋昭彦 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。  それでは、1報告事項の聴取に入りますが、(7)の資料がお手元にまだ入っておりませんので、後ほど入れますのでよろしくお願いしたいと思います。  それではまず、(1)平成三十年第二回区議会定例会提出予定案件について、諮問①人権擁護委員候補者推薦の諮問について、説明を願います。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 人権擁護委員候補者推薦の諮問について御説明申し上げます。  1の主旨でございます。本件は、二十名おります世田谷地区人権擁護委員のうち、平成三十年九月三十日をもって任期満了となる委員一名の後任候補者を、平成三十年区議会第二回定例会に候補者の推薦を諮問するものでございます。  推薦候補者名及び推薦団体は2のとおりです。  3といたしまして、人権擁護委員制度の概要を記載してございます。委員は、区長から推薦を受けた候補者の中から法務大臣が委嘱します。区長は候補者の推薦に当たって議会の御意見をお聞きし、人権擁護委員の候補者を推薦しなければならないとされています。委員の任命に当たっての年齢要件や給与、職務については記載のとおりでございます。  恐れ入ります。裏面をごらんください。4として、人権擁護委員の活動状況をまとめてございます。相談を初め、啓発活動などを幅広く行われております。  次のページには、お諮りする人権擁護委員候補者の略歴がございます。御確認をお願いいたします。  もう一枚おめくりいただきますと、人権擁護委員の選任手続の流れ図をつけてございます。今後の選任手続といたしましては、区長より東京法務局に推薦いたしますと、東京法務局が弁護士会、東京都人権擁護委員連合会の意見をいただいた上で法務大臣に報告した後、人権擁護委員として委嘱を受けることになります。  次のページには、平成三十年四月一日現在の世田谷地区人権擁護委員の名簿をつけてございます。なお、今回の候補者の任期は平成三十年十月一日より平成三十三年九月三十日までの三年間となります。  御説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆田中みち子 委員 今の説明で、人権侵害事件についてということで、救済のための調査とか情報の収集を行うということの業務の中にあると思うんですけれども、実際、例えば昨年度一年間で人権侵害について救済措置を行った件数とかその内訳とか、そういうのはどこか資料に出ているんでしょうか。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 昨年度一年の実績につきましては、今のところ世田谷区においては該当がございませんが、後ほど調べまして、全体の数などの公表の場所はお伝えしたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、報告に入ります。①議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)、②も議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)で同じものですので、一括して説明をお願いしたいと思います。 ◎金澤 砧清掃事務所長 それでは、議会の委任による専決処分の御報告をさせていただきます。二件ございますので、続けて説明を申し上げます。  まず、御説明の前に改めておわびを申し上げます。清掃車両の事故ですが、相手方に対する損害、それから御迷惑だけでなく、区民からいただいている私たちへの信頼というものを損なうことになります。今回の件も、本人への厳重注意とともに、所内で情報共有して注意喚起を図りました。今後ともしっかり事故ゼロの取り組みを進めてまいります。  まず一件目です。資料をごらんください。本件は、発生日時にございますように、二十九年の十月三十一日に発生し、十一月十日の当常任委員会に御報告申し上げた案件です。損害賠償額が決定して、専決処分を行いましたので御報告申し上げるものです。  簡単に事故概要の説明をさせていただきたいと思います。裏面の地図をごらんください。私ども清掃事務所の職員が運転するごみ収集車が事務所に戻る途中で、環八の中央車線を走行しておりました。その際、右車線を走行していた大型トラックの横を通り過ぎた際に、ごみ収集車の荷箱の右側面と、相手側トラックの左側のミラーが接触したものです。当初、相手方は当方が接触したとの主張でしたが、ごみ収集車にドライブレコーダーを搭載しておりまして、その映像から、逆に相手側が車線を越えてきた事故と判明をいたしたものです。  資料の表面にお戻りください。このため、1の事故の概要(6)にございますように、過失割合としては、当方甲が一割、相手方乙が九割、2の損害賠償額は記載の金額となりました。自動車保険により全額補填をされることになります。  専決処分日は三十年五月二十三日です。  続きまして、二件目を御説明いたします。次の資料をごらんください。  事故の概要にございますとおり、昨年末、十二月三十日に発生をして、三十年二月五日の当常任委員会に御報告申し上げた案件ですが、これも損害賠償額が決定し、専決処分を行いましたので御報告を申し上げるものです。  これも簡単に事故概要から御説明を申し上げます。裏面の地図をごらんください。私ども清掃事務職員が運転するごみ収集車、これは軽のダンプ車ですが、ごみ中継所での搬入を終えて道路車線に入ろうとしたところ、右側から一般車両が接近をしてきたため、少し車を後退させました。そのとき、後ろ側を通り過ぎようとしていた自転車、これには母親と子どもお二人が乗っていらっしゃいましたが、その母親の左腕に接触をして転倒させてしまったというものです。後方の確認が不十分であったことが原因です。幸い、母親は左腕と膝の打撲、子どもさんにはけがはございませんでした。事故直後、御自宅にお伺いして謝罪を申し上げ、御了解をいただいた上で御示談を頂戴したところです。  資料の表面にお戻りください。このため、1の事故の概要の(6)にございますように、過失割合は当方甲が十割になります。  2の損害賠償額は記載の金額です。これも同様に、自動車保険より全額補填をされます。  専決処分日は、3のとおり、本年五月二十三日です。  改めて本当に申しわけなく思ってございます。今後とも十分に気をつけてまいります。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 まず、一件目ですけれども、これはドライブレコーダーがついていたということで事故の全容が明らかになって、過失割合も区の過失が一割ということというのは、ドライブレコーダーをつけているおかげではっきりしたということもありますので、以前からドライブレコーダーについては要望しておりましたけれども、清掃車両も含めて、庁有車全部、やっぱりドライブレコーダーをつけるべきだと思うんです。  庁有車の話になりますけれども、副区長、どうですか。この一つの事故を捉えてもドライブレコーダーはそれなりの効果というか、事故に関する究明にもなりますし、逆に言えば、区の職員が自動車を運転している場合の事故の経緯とかを説明する説明責任もしっかり役割を果たすということは、これはもうわかっていますので、清掃車両だけじゃなくて、庁有車全部にドライブレコーダーをつけるべきだと思うんですけれども、今の状況と今後の考え方を、副区長、ちょっと伺っておきたいと思うんですけれども。
    ◎岡田 副区長 今回の事故でドライブレコーダーの効用が確認されたということだと思います。庁有車全体についてのドライブレコーダーの設置については、所管外で正確なことは申し上げられませんが、議会でのさまざま御指摘もあって、現在区の職員が共用で使っている貸し出し車両にはドライブレコーダーが搭載されるようになっておりますし、また、その他についてもそういう方向で動いているというふうに認識しております。  区の仕組みとしては、個人情報審議会等も、このドライブレコーダーを設置するということについては諮問し、御了解を得ている状況にあるということでございます。 ◆あべ力也 委員 いずれにしても、庁有車に関しては、今副区長が言われたように、庁有車の全てにドライブレコーダーをぜひ早急に設置していただきたい、これは要望しておきたいと思います。お願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (2)平成三十年度主要事務事業について、厚い資料になっていますので、全部聞いていると大変な時間になりますので、絞っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎平澤 世田谷総合支所長 それでは、私からはまず、各総合支所共通の部分と世田谷総合支所の部分について御報告申し上げます。  一ページをお開きください。迅速・適切な相談の推進、地域広報の推進、地区力の向上について、各取り組みの記載をさせていただいております。  二ページをお開きいただきたいと思います。身近なまちづくりの推進では、まちづくりセンター単位ごとに、身近なまちづくり推進協議会の支援について記載させていただいているところでございます。  三ページ、ふるさとまつり協賛では、各総合支所ごとに各地区の祭りや文化活動を支援するものでございます。  一枚おめくりいただきまして、四ページ、区民の防災行動力の向上といたしまして、七ページまでございます。まず、この四ページにつきましては、防災区民組織の現状、防災訓練・防災教室実施状況を記載させていただいております。  五ページが、避難所運営訓練医療救護所訓練の実施状況でございます。  一枚おめくりいただきまして、六ページ、ここでは発災対応型訓練の実施状況を記載させていただきました。この訓練につきましては、身近な街路等で行う防災訓練で、被害状況を区民みずからが判断し、対応するものでございます。  七ページをごらんください。防災塾でございます。今年度は、昨年度に引き続き、地区防災計画の検証等をテーマとし、各まちづくりセンターで一回ずつ実施する予定でございます。  続きまして、八ページをごらんいただきたいと思います。地域包括ケアの地区展開でございます。昨年に引き続き、身近な地区での福祉の相談窓口の充実と、参加と協働による地域づくりに取り組んでまいります。  九ページから一〇ページでございます。地域活性化事業といたしまして、各総合支所ごとに、地域の特性と地区におけるまちづくり活動の目標を踏まえ、総合支所の創意工夫のもとに取り組みます。地域活性化事業について記載させていただきました。  総合支所共通の部分は以上でございます。  続きまして、一一ページ、こちらからは世田谷総合支所分でございます。  まず、一一ページ、「合同相談会」及び「よろず相談会」の開催ということで、区民のさまざまな御相談に応じるため、複数の専門家を一堂に集めて開催するものでございます。予定につきましては、記載のとおりでございます。  一二ページをお開きいただきたいと思います。(仮称)若林複合施設でございます。ここにつきましては、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会、区民集会所、公園管理事務所及び土木管理事務所の複合施設でございます。今年度、敷地内仮設事務所のための改修工事及び第一期工事といたしまして、解体工事と新築工事に着手するものでございます。  一三ページをごらんください。上町まちづくりセンター改築工事でございます。今年度は改築工事を竣工し、施設を開設する予定でございます。  一枚おめくりいただきまして、一四ページをお開きいただきたいと思います。宮坂区民センター周辺の活性化の取組みといたしまして、クラウドファンディングの手法を活用して寄附を募り、旧玉電車両の塗装の実施とともに、塗装を記念したイベント等を実施する予定でございます。  一五ページ、地域の絆連携活性化事業でございます。地域の活性化への自主的な取り組みに対し継続的に支援していくものでございます。  世田谷総合支所の所管分は以上でございます。 ◎髙木 北沢総合支所長 それでは、北沢総合支所分でございます。  一六ページを引き続きごらんください。まず、小学校の跡地利用でございます。花見堂小学校跡地につきましては、(仮称)花見堂複合施設の基本設計、実施設計を行います。本件は報告案件としてございますので、後ほど御説明申し上げます。  また、守山小学校後利用につきましては、(仮称)守山複合施設といたしまして改修工事を行いますとともに、複合施設が引き続き地域コミュニティーの核として活用されるよう、住民を主体といたしました施設活用方法を検討してまいります。  一七ページをお開きください。北沢保健福祉センター保健福祉三課の総合支所移転でございます。平成三十年二月に、北沢総合支所の改修工事が完了し、この五月、ゴールデンウイークの期間で、北沢保健福祉センター北沢タウンホール内への移転を滞りなく完了してございます。  次に、一八ページをお開きください。(仮称)梅丘複合施設整備でございます。平成三十一年度の開設に向けまして、今年度は改築工事に着手してまいります。  一九ページでございます。松原まちづくりセンター複合施設の整備でございます。こちらも今年度は基本設計、実施設計を行ってまいります。  北沢総合支所は以上でございます。 ◎岩元 玉川総合支所長 玉川総合支所主要事務事業について御説明をさせていただきます。  二〇ページをごらんいただければと思います。玉川総合支所庁舎等改築でございます。本年度、現庁舎の解体工事を完了いたしまして、新庁舎の改築工事に着手いたします。  次に、二一ページをごらん願います。奥沢区民センタービル・三敬ビルの耐震診断等の取り組みでございますが、こちらにつきましては、後ほどの案件で詳細を御説明させていただきます。  一枚おめくりいただきまして、二二ページをごらんいただければと思います。(仮称)九品仏複合施設整備についてでございます。新施設の建築工事を実施しておりまして、本年度竣工する予定でございます。  次に、(仮称)二子玉川複合施設整備についてでございます。現在、解体工事を終了し、新施設の建築工事を実施してございます。平成三十一年度の開設を予定してございます。  次に、二三ページをごらんいただければと思います。奥沢まちづくりセンター改築工事でございます。昨年策定いたしました基本設計に基づきまして、本年度は実施設計を行うとともに、新施設の建設工事に着手いたします。  玉川総合支所は以上でございます。 ◎澤谷 砧総合支所長 それでは、砧総合支所の主要事務事業の御説明をさせていただきます。  二四ページをごらんいただきたいと思います。世田谷区たまがわ花火大会の開催ですが、ゲリラ豪雨及び落雷の発生リスクが高い時期を避けるために、比較的天候が安定しております十月十三日土曜日に今年度は開催いたします。警備・警戒態勢及び観客誘導導線計画等につきまして、警察、消防からの指導をもとに万全な事故防止対策を講じまして、来場者の安全対策を最優先に取り組んでまいります。また、東日本大震災復興支援として、区内在住の被災者の方の招待や物産展を行います。翌日には会場の清掃活動としてクリーン作戦を行う予定です。  二五ページをごらんください。船橋まちづくりセンター改築工事です。まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会の一体整備を行い、四月二十三日より供用を開始しております。  二六ページをごらんください。旧希望丘中学校跡地活用でございます。今年度は青少年交流センターなどの施設が入る増築棟の建設工事と、既存体育館棟の改修工事を行いまして、三十一年二月に開設する予定でございます。  砧総合支所は以上でございます。 ◎西澤 烏山総合支所長 引き続きまして、烏山総合支所分でございます。  二七ページをごらんいただきたいと思います。マンション等住民の地域活動への参加促進を目的とした事業に取り組んでまいります。マンションでのイベントの実施、また地区防災訓練におきまして、大規模集合住宅へのチラシのポスティングなどを行う活動を通しまして、今まで地域参加の機会のなかった区民に対して、地域活動の参加を促進してまいりたいと考えております。  烏山総合支所分は以上です。 ◎田中 生活文化部長 続きまして、生活文化部の主要事務事業について御説明をいたします。  二八ページをごらんください。地域活動活性化支援事業ということで、町会・自治会の活性化支援に努めるとともに、集合住宅居住者への働きかけを強化するなど、一層の加入促進を図ってまいります。  次に、二九ページでございますが、区民による自主的まちづくりの支援やNPO等の活動支援ということで、提案型協働事業の実施のほか、相談事業や講座の実施などによりまして、団体の運営基盤の安定化を図り、NPO等の活動を支援いたします。また、その下に記載をしておりますボランティア活動の推進でございますが、本年四月に新たに構築いたしましたおたがいさまbankを活用いたしまして、地域人材と地域活動をマッチングし、ボランティア活動の促進を図ってまいります。  次に、三〇ページをごらんください。生涯現役社会づくりの支援でございます。中高年の区民スタッフ等による情報誌の発行や、町会・自治会など幅広い団体が参画する生涯現役ネットワークの活動支援を通し、中高年世代の社会参加促進に取り組んでまいります。  次に、三一ページの老人休養ホームふじみ荘の有効活用と施設整備でございます。介護予防事業などの実施による施設の有効活用や民間資本の導入も含め、改修工事に向けた調整を行ってまいります。  次に、三二ページの文化・芸術の振興でございます。今年度から四カ年の計画であります第三期文化・芸術振興計画に基づく取り組みを推進してまいります。また、東京二〇二〇大会の機運醸成や大会後のレガシーの創出を目的に、せたがや文化プログラムを推進し、身近に文化、芸術に触れる機会の充実を図ってまいります。  次に、三三ページの文化施設の運営でございます。各施設で事業を実施するとともに、適切な運営に務めてまいります。昨年、開設から二十年が経過いたしました文化生活情報センター生活工房では、これまでの事業などを検証し、今後のあり方について検討してまいります。  次に、三五ページをごらんください。国際施策の推進につきましては、1の(6)に記載しております多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例に基づく(仮称)多文化共生推進行動計画を策定し、多文化共生のまちづくりをさらに推進してまいります。また、実施済みではございますが、(1)①1)に記載のとおり、バンバリー市長一行の受け入れを行い、姉妹都市提携再確認宣言書を取り交わし、今後も交流を履行していくことを確認いたしました。また、4)の中学生代表団の派遣につきましては、受け入れ中学校との調整の結果、三十年度は二十名の派遣を予定し、現在は選考を進めているところでございます。  次に、②のオーストリア・ウイーン市ドゥブリング区につきましては、ことし、世田谷区との交流に長年御尽力をいただいたティラー区長の退任予定であること、また、来年度には姉妹都市提携三十五周年を迎えるため、今後の交流の調整訪問を予定してございます。  次に、三七ページをごらんください。人権啓発の推進でございます。広報啓発や相談事業などによりまして、人権尊重社会の実現を進めます。  次に、三八ページをごらんください。新規といたして、「世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例」に基づく取り組みでございます。審議会及び苦情処理委員会を設置し、運営してまいります。  その下に記載の「世田谷区第二次男女共同参画プラン」の推進でございますが、世田谷区第二次男女共同参画プランに基づきまして、施策の推進、進行管理を行います。  次に、三九ページをごらんください。平和に関する普及啓発の推進です。平和資料館を中心に、引き続き平和の普及啓発に取り組みます。  次に、四一ページをごらんください。地域交流・まつり事業支援です。本年は、第四十一回せたがやふるさと区民まつりを八月四日土曜、五日日曜に行います。JRA馬事公苑から区役所周辺に会場を移して二回目の開催でございます。来場者や近隣の方々に十分配慮し、円滑な運営に務めますので、大勢の方の御参加をお待ちしております。  次に、四三ページをお開きください。新成人のつどいでございますが、一月十四日に世田谷区民会館と区役所の中庭で実施いたします。  次に、その下に記載をしております健康村ふるさとづくりの推進でございます。次のページの6にございますとおり、昨年度に引き続き、ふじやまビレジ温浴施設の増設工事を行います。  説明は以上でございます。 ◎志賀 地域行政部長 続きまして、地域行政部所管の主要事務事業を御説明いたします。  四五ページをごらんください。区民利用施設の利用促進でございます。公共施設利用案内システム、けやきネットの運営によりまして、二百五十四施設を対象に約二万八千余りの団体の方が登録して御利用いただいております。昨年から開発しておりました新たなけやきネットシステムを本年五月より稼働させており、システムの安定的な運用を図るとともに、十月からは利用枠を拡大するための開放時間枠の見直しやキャンセル料金、団体登録料等の導入を図ってまいります。  次に、四六ページをごらんください。臨海斎場運営でございます。臨海斎場は、世田谷区を初め、記載の城南四区と港区で構成する臨海部広域斎場組合により共同設置、共同運営を行っております。利用状況は記載の実績のとおりでございます。なお、将来的な火葬需要の増加を見据えた施設の整備計画や財政負担のあり方について、構成区で検討してまいります。  次に、四七ページをお開きください。出張所等業務の支援、取りまとめでございます。通常の住民記録の窓口業務支援に加え、証明書の機械交付での今後のサービス展開とそれに合わせたマイナンバーカードの交付促進について検討してまいります。  次に、四八ページをごらんください。総合窓口(くみん窓口)の充実でございます。昨年七月、くみん窓口を開設いたしました。また、十月には窓口の待ち時間短縮を目指し、集中入力センターを開設いたしました。今後、くみん窓口、集中入力センター開設の効果を十分に検証し、窓口のさらなる改善に努めるとともに、戸籍業務の土曜の取り扱いについても準備を進めてまいります。  次に、四九ページをお開きください。マイナンバー制度の運用でございます。平成二十七年十月から通知カードの送付を行い、この間、申請に基づきまして、約十二万三千枚のマイナンバーカードを交付してまいりました。今後ともマイナンバー制度及び情報連携の運用を適切に実施していくとともに、マイナンバーカードの利活用についても検討してまいります。  地域行政部の説明は以上でございます。 ◎久末 経済産業部長 経済産業部の主要事務事業について、主な事業について順次御説明をいたします。  まず、五〇ページから五一ページの総合的な中小企業振興施策の促進につきましては、産業振興公社が行っている三つの事業を記載しております。  五二ページの産業振興公社のあり方検討につきましては、公社事業の検証や団体のあり方を検討してまいります。  同じく、五二ページ、中小企業者経営支援は、融資あっせん制度でございまして、五三ページにその一覧を載せてございます。  五四ページは、産業表彰、公衆浴場確保対策です。  五五、五六ページ、商業・サービス業の振興につきましては、商店街が取り組む記載の事業に対しましてそれぞれ支援をしており、二十七年度より商店街のまちゼミ、まちバル事業の支援にも取り組んでおります。  五七ページの区内産業の基盤強化では、1、起業・創業支援の推進として、産業振興公社による創業セミナー等のほか、ソーシャルビジネス活動支援などに取り組んでまいります。  五八ページの2、経営支援コーディネーターによる支援につきましては、区内中小企業が抱えるさまざまな課題に対して、総合的な経営支援アドバイスを行います。また、3、ビジネスモデルの研究開発支援では、新しいビジネスモデルや知的財産権の取得等への支援を行ってまいります。  五九ページの観光事業の推進では、産業振興公社において、インバウンドを対象としたホームパーティーや、観光ボランティアガイド事業に取り組み、産業振興公社が事務局を担う世田谷まちなか観光交流協会を基盤として、まちなか観光事業のさらなる拡充のほか、六〇ページに記載しております情報発信力の強化を図り、地域経済の活性化につなげてまいります。  なお、2の(5)のプロモーションビデオは、「区のおしらせ」六月十五日に掲載後、六月十六日土曜日より公開する予定です。閲覧方法等については改めてお知らせいたします。  六一ページ、地方版図柄入りナンバープレートPR事業につきましては、五月二十二日に国土交通省が、世田谷区を含めた全国四十一地域のデザインを発表したところですが、平成三十年十月からの交付開始に向けて、図柄入りナンバープレートのPR活動を行ってまいります。  六二ページ、せたがや産業創造プラットフォームの構築では、経済産業政策を推進するため、金融機関や産業支援機関、大学等と連携した体制を構築し、新たなプロジェクトの検討を行ってまいります。  また、新たな産業ビジョン及び産業振興計画の推進につきましては、平成三十年度からの新たな産業ビジョン及び産業振興計画の進行管理を行ってまいります。  六三ページ、「(仮称)世田谷区経済産業白書」の作成につきましては、区内産業の動向把握やデータをまとめ、各施策事業に活用してまいります。  次に、六四、六五ページの工業・ものづくりの振興では、新たな技術や製品の開発など、ものづくり産業への支援を充実してまいります。  また、建設・建築関連産業の振興では、住宅関連事業者などに向け、技術支援や製品開発等の情報を提供してまいります。  続いて、六六ページから六七ページの就労・雇用関係でございます。就労、雇用につきましては、産業振興公社が運営する三軒茶屋就労支援センターを拠点とし、ハローワーク等の関係機関との連携をとりながら取り組んでまいります。また、建設業人材確保、区内中小企業等採用定着促進、若年者・子育て世帯の就職支援に取り組んでまいります。  次に、六八、六九ページが農業関係でございます。都市農地保全の取組みに関しましては、貴重な農地の保全のため、啓発イベントや農業経営基盤の強化に取り組みます。せたがや農業塾につきましては、後継者育成を目的に実施してまいります。農業公園の運営と体験型農園事業の実施につきましては、喜多見と瀬田の二つの農業公園や農家が開設する体験農園において、区民を対象とした農業体験事業を実施してまいります。  また、新たな農業振興計画の策定でございますが、現行の農業振興計画は平成三十年度までの計画でございます。このため三十一年度からの新計画の策定を目指してまいります。  次に、七〇ページから七三ページが消費生活関係でございます。  消費生活課では、啓発事業と消費生活相談をいわば車の両輪関係に位置づけ事業展開をしております。啓発事業では、区民との協働による講座運営や、年代に応じた効果的な啓発活動に取り組んでおります。また、高齢者見守りネットワークと連携し、高齢者等の消費者被害未然防止のための消費者安全確保地域協議会の設置、運用を図ってまいります。  七二ページの消費生活相談では、弁護士等の専門機関との連携を深め、相談の質の向上を図るとともに、警察署等、関係機関との連携を密にして、消費者被害の未然防止及び迅速な救済を進めてまいります。  経済産業部については以上でございます。 ◎原田 清掃・リサイクル部長 続きまして、清掃・リサイクル部所管の主な事業について御説明させていただきます。当部の資料は七四ページからで、大きな柱といたしまして、不用物の発生・排出抑制と、後ほど御説明いたしますごみの効率的・適正な処理の二つにまとめてございます。  まず、七四ページ、普及啓発・環境学習の推進でございます。ごみの減量や分別の徹底についての理解を深め、区民・事業者主体の行動につながるよう、(1)に記載の資源・ごみの収集カレンダーの全戸配布などのさまざまな取り組みを進めてまいります。  次に、七五ページをごらんください。区民主体のごみ減量・リサイクル活動を促進するために、資源の集団回収の活動支援や生ごみ減量講座の開催、食品ロス対策の一環として、フードドライブの実施などの各種取り組みを進めてまいります。  七六ページをお開きください。事業者主体のごみ減量やリサイクルの取り組みの促進を図る中で、(3)のパソコン・小型家電回収については、平成二十八年度から開始した宅急便を利用した無料回収を継続してまいります。  また、七七ページから七八ページに記載しております3の行政による資源回収の取り組みの(1)の③資源持ち去り対策につきましては、昨年の第四回定例会において御議決いただきましたとおり、持ち去りの常習者に対する罰則を新設する清掃・リサイクル条例の一部改正について、この四月から施行いたしました。持ち去りにくい環境整備に一層努めてまいります。  続きまして、八〇ページをお開きください。ここからは、ごみの効率的・適正な処理でございます。  昨年度から三千カ所ふえ、区内には約七万八千カ所の資源・ごみ集積所がございます。効率的できめ細かな収集運搬が重要となってございます。平成二十七年度からスタートいたしました十カ年の世田谷区一般廃棄物処理基本計画に基づきまして、着実に取り組みを進めてまいります。  具体的には、八二ページをお開きください。4に記載の粗大ごみの資源化において、昨年十二月から羽毛布団の資源化の試行を始めたところでございます。
     また、八三ページの5に記載の不燃ごみは、全量選別を継続し、6の小型電子機器につきましては、昨年度から開始した小型電子機器回収ボックスに入れられた携帯電話を東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会のメダル作成に活用する取り組みを継続してまいります。  それから、八四ページの7に記載の蛍光管の資源化につきましては、不燃ごみの中継所で全量選別、資源化を着実に実施してまいります。  次に、八五ページをお開きください。適正な収集運搬体制の整備に向けまして、1のごみ散乱防止ネットの配付など、資源・ごみ集積所の環境美化を図ってまいります。また、2の(2)事業用大規模建築物の対象拡大については、ことしの四月から指導対象範囲を三千平方メートルから千平米に拡大し、ごみ減量の資源の再利用の促進を図っているところでございます。  ほかにも、八六ページと八七ページに記載のとおり、各種の排出指導業務に取り組んでまいります。  最後に、八八ページに清掃・リサイクル関連所管の一覧を記載しております。  なお、本日清掃・リサイクル事業概要二〇一八を資料として配付させていただいておりますので、各事業の詳細につきましては、後ほどごらんいただければと思います。  御説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 では、御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 それでは、(3)地域包括ケアの地区展開の取組みについて、説明願います。 ◎竹内 世田谷総合支所地域調整課長 地域包括ケアの地区展開の取組みについて御報告申し上げます。  本件は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございますが、地域包括ケアの地区展開につきましては、二十八年七月から、区内二十七地区で実施をしているところでございますが、二十九年度の取り組み状況と三十年度の取り組み予定につきまして御報告するものでございます。  まず、平成二十九年度の取組み状況でございます。  (1)参加と協働による地域づくりというところでは、まず、地区アセスメントの作成及び地区課題解決の取り組みをやってまいりました。全二十七地区で社会資源や課題などを整理しました地区アセスメントを二十八年の秋から作成を始め、二十九年の三月から七月にかけまして、順次取りまとめてまいりました。こちらにつきましては、昨年九月の本常任委員会でも御報告をしているところでございます。こちらは、一旦取りまとめましたが、引き続き更新をしていくということで、各地区で取り組んでいるところでございます。  続きまして、場の確保、人材活用等の取組みでございます。活動の場の確保ということで、地域の資源を開発するということが非常に大きな課題であるというふうに認識をしております。公共施設の活用だけでなく、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会地区事務局の三者が協力をいたしまして、こちらに記載のとおり、高齢者施設、介護事業者の施設ですとか、大規模集合住宅、また民間スポーツクラブ、あるいは商店の余裕スペース、そういった場所を活用いたしまして、さまざまな地域の活動を取り組む場の拡大に努めてまいりました。全体で百カ所を超える場所を確保してきているところでございます。  また、担い手となる人の確保につながる人材の育成、人材活用等につきましても、地域でさまざまな工夫を取り組んでいるところでございます。特に参加の少ない男性や若者がより参加しやすい環境づくりであるとか、取り組み内容について工夫をしているところでございます。  こうした取り組みの経験交流をしようということで事例報告会を開催いたしました。二十九年十一月十六日午後、成城ホールで、こちらは三者連携会議の拡大版ということで、二十七地区合同の三者連携会議という位置づけで、来場者二百五十六人で、地域保健福祉審議会会長の中村先生の講演ですとか、裏面をごらんいただきますと、五地区の活動内容。一番他地区にも波及性が高いだろうといったところについて五地区を選びまして、活動の経験について御報告をしていただいたところでございます。  参加と協働による地域づくりの課題につきましては、より一層、地域のネットワークを強めて、こういった活動の幅を広げ、またスキルを上げていくことが必要かなというふうに捉えているところでございます。  次に、(2)福祉の相談窓口でございますが、まちづくりセンターの相談概要につきましては、区民の身近な困り事ですとか、どこに相談していいのかわからないといったところの最初の受け入れ場所として活動をしているところでございます。  そうした一見福祉の相談とは思えない相談の中から、根底としての福祉の相談につなげていくといったことも含めまして、まちづくりセンターが中心になって振り分けをしているところでございます。また、あんしんすこやかセンター及び社会福祉協議会の相談の概要につきましては、記載のとおりでございますので、後ほど御確認いただければと思います。  福祉の相談窓口の課題でございますが、まちづくりセンターで対応した相談件数は前年より若干減っております。これは、分量が多いんですけれども、資料の後ろのほうに、参考資料といたしまして二十八年度と二十九年度の相談件数を、一/五となっているところが全体の内容になります。それ以降、地区ごとに数字を載せさせていただいているところでございます。  二十八年度につきましては、七月から三月の九カ月ということになります。そして、二十九年度につきましては十二カ月ですので、単純に数字は比較できないということでございます。十二カ月に直しますと、まちづくりセンターでの相談件数は若干減っている、そして、三者の全体の相談件数は二十八年度と同じ状況でございます。  どうして減っているのかということでは、当初、三者の一体整備を取り組む中で、どこに行ったらいいのかわからないということがだんだん相談者の皆さんもわかってきて、最初からそれぞれの適切な窓口に行くと。まちづくりセンターは、二十八年度の段階でいいますと、そういう福祉の相談窓口、三者一体の窓口を開いていく中で、どういう相談かよくわからない相談の振り分けの仕事が多かったんですけれども、そういった内容が減ってきております。あんしんすこやかセンターですとか、社会福祉協議会の日常活動の支援といった部分の御相談がストレートに行っているというところがあって若干減っている部分があるのかなと。それと一体整備、これは後ほど御報告いたしますけれども、一体整備が大分進んでまいりまして、離れた場所にあるあんしんすこやかセンターを御案内するといったような案内業務が減っていることが原因かと思います。  ただ、同時に、三ページに記載させていただいておりますけれども、意識調査を実施したところ、福祉の相談窓口の認知状況が三〇%程度にとどまっているということでございますので、福祉の相談窓口の認知度を向上させる取り組みは必要かなと考えておりまして、今年度も向上に取り組んでいきたいと考えております。  施設の整備状況につきましては、現在十九地区で一体整備ができておりますけれども、今年度の予定とあわせまして、中身につきましては、三十年度の予定の中で詳しく御説明いたします。  三十年度の取り組みでございますが、まず、参加と協働による地域づくりというところでは、先ほど御説明しました活動の場の確保、あるいは人材のところでの取り組みが始まったところでございます。引き続き場の確保につきましては、年間の施設、場の一定のノウハウができておりますので、そうしたところにつきまして、より一層活用の枠を広げていく。現状では、特定の団体が特定の場所をお借りするという一対一の関係の中での利用ですが、これをより地区の中でのさまざまな活動で共有していくといった方向性ですとか、また商店の余裕スペースなどの活動の幅を広げていくとか、いろいろと各地区で取り組みを広げていこうという取り組みが見られているところでございます。  また、人材のところでございますが、これは各地区とも大きな課題というふうに認識しております。男性や若者の参加を促進するということにつきまして、引き続き取り組んでいきたいということで、学生の参加であるとか、退職した男性の参加しやすい活動の工夫といったことについて取り組んでいきたいと考えております。  地区アセスメントの更新につきましては、取り組んでいるところでございますけれども、各地区の取り組み状況につきましては別紙に記載をさせていただいております。各地区それぞれの今年度の主な課題ということで記入させていただきました。見守りネットワークの拡充であるとか、ネットワークの現状、また男性高齢者の参加、居場所づくりといったことがキーワードとして多数出ております。詳細は後ほど御確認いただければと思います。  今年度もこうした各地区の取り組みの報告会を開催しようと予定しております。後ほどスケジュールのところで御案内を申し上げます。  こうした各地区の取り組みの支援というところでは、今年度、総合支所のほうでも体制を強化していこうということで今議論を始めているところです。三十年度につきましては、総合支所が参加と協働による地域づくりについて、どのようにかかわり支援していくのか、特に地区の中だけでは解決できない課題について、支所としてどのようにかかわっていくのかということについて、組織的な整備を含めて検討していきたいというふうに考えております。  四ページは、福祉の相談窓口でございますが、取り組みの方向性としましては、高齢者のみならず、障害者、子育て家庭等の相談を幅広く受け入れていくということで、まず何といっても認知度の向上を進めていくということと、相談のつなぎ役となる関係機関とのネットワークの強化を進めていきたいと考えております。  また、あんしんすこやかセンターのほうでは、保健福祉部の委託事業となりますが、在宅療養相談窓口の設置など、機能の拡充も進めてまいります。また、職員研修も強化をして、対応能力の向上に努めていきたいと考えております。  施設の整備状況でございますが、三十年度につきましては、上町と船橋について開設をしてまいります。船橋は開設いたしました。上町についても今年度中に開設をいたします。三十一年度につきましては記載の五地区、二子玉川が新設という形になります。そして、三十二年度、若林、松原の二地区の一体化によりまして、全地区、この段階では二十八地区の一体整備が完了するというところでございます。  スケジュールは記載のとおりでございますが、九月の本委員会及び福祉保健常任委員会におきまして、各地区の課題解決の取り組みについてのより詳しい御報告と、事例報告会の詳細につきまして御報告したいと思います。その事例報告会につきましては、十月二十五日午後、北沢タウンホールを予定しています。さらに、十一月以降も引き続きこのアセスメントの更新、新たな取り組みの強化を進めていきたいと考えています。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 それでは、御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (4)仮称世田谷区立花見堂複合施設基本設計(案)について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 仮称世田谷区立花見堂複合施設基本設計(案)について報告いたします。  なお、本件につきましては、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨についてです。仮称花見堂複合施設、代田南児童館、代田南地区会館の移転及び障害児通所施設の整備について、基本構想に基づき、基本設計案を取りまとめましたので報告するものでございます。  2の経過についてです。旧花見堂小学校の跡地活用検討に当たり、学校関係者や地域住民による検討ミーティングを行いまして、跡地活用方針、さらに基本構想を策定してまいりました。この基本構想で取りまとめた内容をもとに設計を行い、このたび基本設計案を取りまとめたものでございます。  3の施設の概要についてです。(1)敷地概要につきましては記載のとおりでございます。(2)建物概要につきましては、構造・階数は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、二階建て、延べ床面積につきましては、二千九百九十三・八六平米、各階の配置につきましては、一階が児童館、地区会館、障害児通所施設、ロビー、二階が児童館、地区会館となっております。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。4の基本設計(案)の概要についてです。別紙がついておりまして、A4横の資料でございます。こちらの二ページ目をごらんいただきますと、配置図となっております。北側と西側に建物があって、東側に大きな広場があります。  三ページをごらんください。こちらは一階平面図となっております。北側の中央の部分に出入り口がありまして、その左の点線で表示しているところが集会施設となっております。広場の北側の諸室が児童館スペースとなっております。また、この平面図の左側には大きな遊戯室があります。これも児童館スペースになります。この遊戯室の南側に障害児通所施設があります。また、この平面図の中央部分に、フリースペースとメモリアルスペースがあります。  四ページをごらんください。こちらは二階の平面図となっております。北側の中央を見ていただきまして、中央から左側のところに点線で表示している部分があります。そこが集会施設のスペースとなり、中央のダンス室から右側がずっと児童館スペースとなります。  次に、五ページ、六ページにつきましては立面図となっております。  かがみ文の裏面にお戻りください。5のその他についてです。地域の参加による運営につきましては、地域が主体となって施設を活用していく手法を引き続き検討し、三十年度末を目途に運営方針を策定していく予定です。障害児通所施設につきましては、児童発達支援施設と重症心身障害児施設として事業者に貸し付け、開設に必要な整備を実施し、運営を行ってまいります。  6の公共施設等総合管理計画に基づく整備手法についてです。(1)跡地活用による複合化につきましては、防災機能を維持するとともに、区施設の複合化を行うことで区民が自主的に活用できるスペースを確保してまいります。(2)代田南児童館・代田南地区会館の跡地活用につきましては、民間事業者による地域密着型の特別養護老人ホーム等の介護サービス施設を整備する方向で検討してまいります。  7の概算経費についてです。まず、(1)の施設整備費につきましては、約二〇・四億円です。なお、公共施設等総合管理計画に基づきまして、今後実施設計の中でさらなる経費の縮減を図ってまいります。(2)としまして、施設維持管理費につきましては、年間約四千万円を想定しております。これは、同規模類似施設からの試算によるものでございます。  8の今後のスケジュール(予定)についてです。平成三十年六月に基本設計の説明会、平成三十年度につきましては実施設計、三十一年度は代沢小学校竣工、移転、移転後に複合施設の建設工事、平成三十三年度に仮称花見堂複合施設開設の予定でございます。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 今説明の中の施設の維持管理費、年間四千万円ということですけれども、その内訳を教えてほしいんですね。項目は書いてあるけれども、概算がないので、各項目の概算を教えてください。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 類似施設からの試算ではございますが、人件費が九十八万円です。光熱水費が八百二十六万円、それで委託料が二千九百五十八万円、修繕費が八十万円となります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (5)仮称世田谷区立梅丘複合施設新築工事について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 仮称世田谷区立梅丘複合施設新築工事について報告いたします。  なお、本件につきましては、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨についてです。公共施設整備方針に基づきまして、梅丘まちづくりセンターあんしんすこやかセンター社会福祉協議会の一体整備及び地区会館の合築計画を進めておるところでございます。この仮称梅丘複合施設の整備工事につきまして、平成三十年四月二十六日に一般競争入札を行いまして、平成三十年第二回区議会定例会に契約議案として提出するため、内容について報告するものでございます。  2の工事概要につきましては、ごらんのとおりでございます。  3の主な施設内容についてです。地下一階がまちセンの活動フロアー、拠点隊防災倉庫等となっております。一階がまちセン、あんすこ、社協の事務室、エントランス、待合スペース等でございます。二階が梅丘地区会館となっております。  4の契約金額及び相手方についてです。契約金額につきましては、三億七千五百八十四万円でございます。相手方は立石建設株式会社でございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。5の工期につきましては、平成三十一年十月三十一日までの予定です。  6の今後のスケジュール(予定)についてです。三十年六月に、第二回の区議会定例会、新築工事請負契約議案の提出、三十年八月ごろまで現在の梅丘まちづくりセンターの解体工事を行いまして、九月から新築工事を行い、三十一年十一月に竣工、仮称梅丘複合施設、まちセン、あんすこ、社協と地区会館の開設の予定でございます。  なお、別紙で平面図、立面図の資料を添付しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (6)仮称世田谷区立守山複合施設整備工事について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 引き続きまして、仮称世田谷区立守山複合施設整備工事につきまして報告いたします。  なお、本件につきましても、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨についてです。平成二十八年四月に、東大原小学校と統合した旧守山小学校の跡地活用として、校舎棟、体育館棟を改修して大原保育園、大原福祉作業所の移転及び集会施設を整備する計画を進めているところでございます。この仮称世田谷区立守山複合施設の整備工事につきまして、平成三十年四月二十六日に一般競争入札を行いまして、平成三十年第二回区議会定例会に契約議案として提出するため、内容を報告するものでございます。  2の工事概要につきましては、ごらんのとおりでございます。  3の主な施設内容についてです。旧校舎の一階、二階が保育園、地域集会施設で、三階が福祉作業所でございます。旧体育館の一階、二階が地域集会施設となります。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。4の契約金額及び相手方についてです。契約金額は、七億二千百九十五万八千四百円です。相手方は中島建設・東京コーポレーション建設共同企業体です。  5の工期につきましては、平成三十一年三月一日までの予定です。  6の今後のスケジュール(予定)についてです。平成三十年六月第二回区議会定例会、整備工事請負契約議案の提出です。三十年七月ごろまで、プール等の解体工事を行いまして、七月に整備工事に着工いたします。平成三十一年三月に竣工いたしまして、三十一年四月、仮称守山複合施設開設の予定でございます。  なお、別紙で平面図、立面図等の資料を添付しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、次に入る前に理事者の入れかえをいたします。また、資料等も用意いたしますので、若干休憩をとらせてください。  では、再開は十一時五分でお願いします。     午前十一時休憩    ──────────────────     午前十一時五分開議 ○高橋昭彦 委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  お手元に(7)の資料を配付させていただきましたけれども、大丈夫ですね。御確認ください。  (7)奥沢区民センター等の耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況について、説明願います。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 それでは、奥沢区民センター等の耐震補強工事実施へ向けた取り組み状況について御説明申し上げます。  なお、本報告は福祉保健常任委員会、文教常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございます。奥沢区民センター等が設置されております奥沢センタービル・三敬ビルにつきましては、平成二十七年度に実施しました耐震診断の評定結果に基づきまして耐震補強設計を進め、奥沢センタービル・三敬ビル全体管理組合――以下、全体管理組合――の第三期定期総会、平成二十八年十一月二十六日におきまして、耐震補強工事及び外部劣化工事の件の議案が承認され、耐震補強工事に向けて事業者選定を行ったところでございます。その後、事業者と契約締結し、工事に向けて準備作業を進めてきたところでございますが、多くの区分所有者の負担金未払いにより、工事着工のめどが立たず、契約解除となっております。  さらに、土地の所有者であります株式会社ファミリーショップは、本年四月に売却され、また奥沢センターマンション管理組合理事会からは、専有部分の配管工事を優先して実施するため、耐震工事の負担金が支払えなくなるとの報告がされるなど、耐震補強工事着工のめどが立たなくなっております。  そこで、公共施設利用者の安全性を確保するための取り組みにつきまして御報告するものでございます。  2の経緯でございます。
     平成二十六年十月に全体管理組合を設立し、平成二十七年三月の臨時総会で耐震診断実施が決議され、耐震診断を実施いたしました。診断の中間におきまして、Is値が〇・六に達しない可能性があるとの報告から、奥沢子育て児童ひろばにつきましては、平成二十七年九月より仮移転して事業を継続しております。十二月には、耐震診断の結果、一部の階で基準を下回る結果となりましたので、総会におきまして耐震補強工事実施の決議を得まして、設計事業者選定作業等を行ったところです。  平成二十八年十一月には、全体管理組合定期総会におきまして耐震補強工事実施の決議を得まして事業者の選定作業を進め、平成二十九年五月には全体管理組合理事会の承認により、工事事業者と工事契約を締結し、準備作業を開始いたしました。しかし、負担金支払い期限の六月末の時点で、多くの区分所有者の支払いがなく、その後、督促を四回行いましたが、現時点で区分所有者五十四名のうち四十七名の支払いがない状況でございます。  十一月には当委員会で陳情審査が行われ、不採択となっております。また、工事事業者からは、工事開始のめどが立たないとの理由により、契約解除通知が送付され、契約が解除されております。  おめくりいただいて、二ページをごらんください。3の公共施設の安全性を確保するための世田谷区(区分所有者)としての取り組みでございます。  (1)全体管理組合理事会への働きかけでございます。本年四月十日の理事会では、第三期定期総会で議決された耐震補強工事及び外部劣化工事の件の実施を進めるよう、全理事に文書により要請してございます。また、五月十一日の理事会では、第三期負担金未納者への督促と、第四期負担金の請求を実施すること、全区分所有者による耐震補強工事負担金支払い確認の意見交換会の開催、現状報告のための会報の発行を要請してございます。  (2)今後の区分所有者の働きかけでございます。①耐震補強工事実施への協力を依頼するため、全区分所有者へ面談にて説明を行う。②耐震補強工事を進めるため、第三期総会決議事項、耐震補強工事及び外部劣化工事の実施を求める臨時総会開催に向け、全区分所有者へ委任を依頼してまいります。  (3)公共施設の安全確保についてでございます。第四期負担金支払い期限の本年六月末までに負担金の支払いが行われず、耐震補強工事実施のめどが立たない場合には、関係所管とともに施設利用者の安全を確保するための対策を検討してまいります。  4の今後のスケジュールでございます。当委員会報告後以降には、全体管理組合理事会へ耐震補強工事実施を働きかけますとともに、全区分所有者へ、面談にて工事実施の協力を依頼してまいります。七月には、取り組み状況につきまして改めて報告させていただく予定となっております。  説明につきましては以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 今、御説明いただいた3の(3)の公共施設の安全確保についてというところですけれども、負担金の支払いが行われず、耐震補強工事の実施のめどが立たない場合には、関係所管とともに施設利用の安全を確保するための対策を検討すると。この対策というのは具体的に何を検討されるんですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 さまざまな場面を想定して検討していこうとは思っております。実質的には、現在は総会の議決もありますので、耐震工事着工を目指して取り組んでいく形にはなりますが、利用者の安全という意味では、一旦休館という形も想定した中で対策を考えていきたいと思っております。 ◆あべ力也 委員 公共施設としての役割とか、公共施設としての安全性とか、そういうことを考えると、現状のこの複合施設、共同ビルですか、区民利用の観点から考えてもちょっとゆゆしき事態だと考えておりまして、このままこの施設を利用するということ自体がどうなのかなというふうに感じざるを得ないわけです。ちょっと飛躍するかもしれませんが、今持っている区分所有の延べ床面積を、例えば世田谷区が売却をするといった場合、どれくらいの金額で売却ができるんですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 現段階で、試算としましては、簡単な金額ですと、このままもし売却となれば、大体五億円か六億円ではないかと。ただ、いろんな意味での再開発云々があれば、その倍ぐらいの金額になるのではないかと想定してございます。 ◆加藤たいき 委員 昨年度、陳情を出されましたよね。それで不採択という結果を受けて、出された方々の動きというものは何かあったのか、まずそこを教えてください。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 大きくは、その後、三敬ビル株式会社というところが今までなかなか協力、会合を含めて入ってきていなかったんですけれども、ことしの三月三十日に臨時総会を開きまして、そちらがその中で理事として承認されまして、現在は全体管理組合の理事として理事会に参加して話を進めているところが一番大きく変わった点になります。 ◆加藤たいき 委員 本日説明がありましたけれども、この複雑な区分所有の中で計画が思うように進んでいかないというのは本当に残念だと思っています。これは世田谷区が一区分所有者ということで、区民センターや図書館、子育てひろば、安全性を確保できないまま公共施設をこのまま継続していくというのはかなり困難だということも理解しています。  しかし、これは奥沢の駅前で、地元の皆さんにとっては大変重要な公共施設でもあるので、耐震補強工事を実現できる可能性が少しでもあるのであれば、区として、最後までできる限り努力してもらいたいなと思います。以上、要望です。 ◆福田妙美 委員 先ほどあべ委員が質問されていたところについて関連でお聞きしたいんですけれども、先ほど課長のほうから、休館で考えていらっしゃるということでおっしゃっていましたが、その決断を下していったら、どれぐらいのスピードで休館というのが開始されて、どれぐらいの期間を想定されているのかというのを教えていただきたいんですが。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 最初は、まず六月末の納入状況を確認させていただきまして、それでもだめということであれば、お金が入らなく耐震工事が進められないということであれば、そこから利用者への説明会を開催させていただきまして、その上の判断で、相談の上、一番早ければ、予約関係もあったりしますので、そこへの周知関係を含めまして、三カ月か四カ月後には休館ということともあり得るかと想定してございます。 ◆福田妙美 委員 休館にした場合には、どれぐらいの期間、要は区民の利用の状況からすると駅前で本当に活動しやすい場所でもあったので、これが休館になったときに、それにかわる場所なども同時に検討しないと本当はいけないんだろうと思いますが、この休館の期間も含めてどのように区は考えているのか、もし今の時点でわかれば教えてください。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 現在休館した場合の想定としましては、代替施設としまして、区民センターにつきましては奥沢東地区会館を考えてございます。図書館につきましては、公共施設の利用の部分と、あと民間施設の部分も検討している状況でございます。実際の休館の期間についてでございますが、現在のところ総会の議決がございますので、耐震工事ができるように、私ども、皆さんにお金を負担していただくように働きかけをやっていきたいと思いますが、どの期間までの中で新たな施設を設けるとか、そういう判断は今後の中で検討させていただければと思います。 ◆福田妙美 委員 やはり公共施設の安全性の確保というのは本当に重要だと思いますので、大変でしょうけれども、しっかりとどうか進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆あべ力也 委員 この共同ビルに関しては、共同ビルがゆえにこれまでもさまざまな問題があって、そのたびにいろいろ腐心をされてきているということでありますけれども、今御説明があったように、公共施設としての安全性を確保するということがやっぱりかなわないという状況になってきた場合に、区としてもある意味いろいろな決断をしなくてはならないポイントというのが出てくると思うんですけれども、ただ、時間的な経過を許す範囲というのは、どれぐらいに考えていらっしゃるのかということも大事なことだと思いますし、区民の皆さんの利便性とかそういうことを考えても、この施設そのものの、今休館という話もございましたけれども、どのぐらい代替施設でここの問題が決着するまでに耐えられるかということもありますし、いろんな意味で、区としての政策判断をいつぐらいまでに考えていくということなのか、その辺についてもちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 現在、六月末の時点で一つの判断の時期と考えてございます。次の時期としましては、全体管理組合の会計年度というのが九月までになります。その間の部分での理事会、全体管理組合の動きというのを判断させていただくのが一つです。  もう一つが、第五期の定期総会というのがございます。こちらの中で、全体管理組合がどういう方向に今後の耐震診断、この建物自体をどういう形で安全性を確保するかということが議論されるというところが次の段階かと思っております。 ◆桃野よしふみ 委員 これは事業者と契約解除になってしまったわけですけれども、これに伴って何か違約金みたいなものは発生しているんですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 実費請求という形で、これまで足組みですとか、そういうものの設計をやったり、近隣の方との調整をやったということで、実費請求がされております。 ◆桃野よしふみ 委員 幾らですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 請求につきましては、約六百九万円という金額の請求がありましたが、その後の減額交渉の中で、約二割ほど減額された金額で合意は得ております。 ◆桃野よしふみ 委員 だから、幾らなんですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 金額は約四百九十万円です。こちらに関しては、区が約百五万円の負担ということになります。 ◆桃野よしふみ 委員 その四百九十万円というのは、全体管理組合が負担するということになるわけですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 全体管理組合で負担する形になります。 ◆桃野よしふみ 委員 今回、契約解除になってしまったというのは、これまで玉川総合支所の歴代の課長の皆さんが尽力されてきて、ようやく契約までいったのに非常に残念だなという思いで報告を聞いておりますけれども、この五十四名の区分所有者のうち四十七名がお金を支払わないということですから、そのうちの一は世田谷区だから、世田谷は当然払っているんだろうから、残り払った人というのは六区分所有者ぐらいということになるわけですよね。ほんとんどの方が払われていないわけだけれども、全体管理組合で議決しているわけだから、当然その時点では過半数なんでしょうか。大多数の方がそれには賛成をしたと。  それに対してお金を払わないというのは、一部払わない理由というのが、例えばセンターマンション管理組合については、配管工事を優先したいからお金が払えなくなりますよという返事があったということはここに書いてあるんですけれども、その他、例えばファミリーショップは売却されと書いてありますけれども、売却されても新しいオーナーは基本的には議決の内容に従わなければいけないはずですよね。だけれども従わないのはなぜなのかとか、ほかの区分所有者の方々が従わない理由というのは何なのですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 負担金につきましては、まず複合の建物なんですけれども、三敬ビルというところの会社が、まず資金的になかなか払えないのではないかというのが昨年の中でありました。皆さんは、三敬ビルさんがもし払わなければ、自分たちがお金を入れても工事が着工できないと。であれば、ちゃんと払っていただければ私たちも払いますという理論なんですね。これは区分所有法で皆さん義務が発生していますので、そういうのに関係なく本来は払っていただくべきだと思うんですけれども、一方で、全体管理組合の修繕積立金というのは、一旦入金しますと当然修繕が前提になりますのでお金は返ってこない。入れたものが返ってこないのも、工事が着工されて返ってこないのは困るということで、全ての方が、まずは三敬ビルさんが払えばマンションさんは払います。その上で、ファミリーショップも払いますという理論でこの間ずっときております。  三敬ビルさんにつきましては、この間、総会で議決されたことなので、支払い義務は当然だということで、売却も含めて資金融資をやっていただいておりました。ただ、自主的にマンションを含めて耐震工事ができないんじゃないかという雰囲気になってしまっておりますので、融資手続も今停止している状況でございます。 ◆桃野よしふみ 委員 話が入れかわっちゃっているというか、三敬ビルさんが手当ができれば、ほかの区分所有者の方は、三敬ビルさんがこの話できちっとお金を出すのであれば耐震工事はできるねということで払ってくださるという話の流れになっていますか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 昨年まではそういう形でした。ただ、ことしの四月にファミリーショップさんが売却されオーナーがかわった段階で、ファミリーショップさんにつきましては、今の経営状態であればお金を払ってしまうと会社が潰れてしまう、なのでお金は払えないということを今理事会の中で言われておりますので、三敬ビルさんだけの支払いの云々では済まなくなっている現状がございます。 ◆桃野よしふみ 委員 先ほど申し上げたように、ファミリーショップは恐らく売却の際に、今こういう耐震改修の話が進んでいて、それは議決されていますよということは買い手には伝えているはずですよね。これは義務だから伝えているはずなんですよね。それを知って買っているのにお金は払えないというのが、今のファミリーショップの新しいオーナーの考え方なんですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 議決を含めてそれを引き継ぐことは理解されていました。ただ、実際の会計状況を見た中では難しいということで回答がございました。 ◆桃野よしふみ 委員 センターマンション管理組合のほうもそうだと思いますけれども、結局議決はしたけれどもお金は払えないとか、お金を払ったら潰れてしまうとか、お金を払ったらほかの工事ができなくなるとか、要は資金が潤沢にないからできないということになって、全体の議決に従ってくれないということになると、例えば世田谷区も区民の皆さんの安全というのがかかっているわけだから、これは本気で取り組んでいかないといけないと思うんだけれども、例えば法律的な関係はどうなっているんですか、それに従わないことに関して。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 お金の権利関係につきましては、全体管理組合と区分所有者の関係になりますので、もし請求するとなれば全体管理組合が各区分所有者へ請求、あるいは裁判を起こす中でお金をとっていただくというのが流れになります。例えば世田谷区が一区分所有者として裁判ができるかというと、そこの関係がない関係で実際は裁判は起こせないという状況でございますので、最終的には全体管理組合が議決した中で裁判を起こし、各区分所有者から負担金を請求していただくという形になります。 ◆桃野よしふみ 委員 全体管理組合の中にいる区分所有者の方が払っていないんですね。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 そうです。 ◆あべ力也 委員 今の話の中で、ちょっと確認なんですけれども、区分所有権に基づく売買が成立して、所有権が移転した場合も、管理組合の取り決めに関する条項に関しては継承するということでいいですよね。前任の、前に持っていた所有者の取り決めた地位というのを継承するわけですから、当然に履行義務があるというふうに解釈できると思うんですけれども、それは間違いないですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆あべ力也 委員 そうすると、債務不履行による損害賠償請求というのはできるということだけれども、今言ったように、管理組合総体で損害賠償請求をしないとそれはできないということですよね。もう一回確認ですけれども。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 全体管理組合から各区分所有者に請求しない限りは、その裁判は起こせません。 ◆あべ力也 委員 世田谷区としては、区分所有の議決権割合が奥沢のセンターマンションの四十一名のところと比べれば、単独で持っている議決権割合が大変多いという中で、世田谷区の立場としては、損害賠償請求を発議すると、区所有の管理組合のほうに、これは損害賠償請求をしたらどうかという話は、現状ではしていないということですか。できないということですか。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 世田谷区が理事長をやっていましたときには、理事会の中で法的手続をとれるということを確認しまして、その上で、督促の中に、今後支払わなければ法的な手続をとりますということは、実際上明記して督促をやったことはございます。ただ、現実的には四十七名と訴訟を起こしてやるとなりますと、時間とお金を含めてかかるという中では、その当時は裁判という形の手続はとってございません。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (8)台湾・高雄市交流コンサートの実施について、説明願います。 ◎大澤 文化・芸術振興課長 それでは、台湾・高雄市交流コンサートの実施について御報告をいたします。  1の主旨でございます。本年二月に本委員会で御報告いたしましたこれからの国際交流のあり方でお示ししました訪問、受け入れによる交流である相互交流による取り組みの一つとして、七月に台湾の高雄市交響楽団附設青少年交響楽団――以下、高雄市青少年交響楽団と言わせていただきます――が来日する予定となっております。高雄市青少年交響楽団からの申し出によりまして、せたがやジュニアオーケストラとの今後の交流を見据え、キックオフイベントとして、交流コンサートを実施することになりましたので、概要について御報告するものでございます。  2の交流コンサートの概要でございます。(1)日時でございますけれども、平成三十年七月三十一日火曜日、十四時三十分開演予定でございます。(2)場所でございますけれども、世田谷区民会館ホールでございます。(3)コンサートの内容でございますが、現時点では高雄市青少年交響楽団、せたがやジュニアオーケストラそれぞれ三曲ずつ演奏し、最後に両楽団合同で二曲演奏する予定でございます。(4)周知方法でございますけれども、チラシ、区及びせたがや文化財団のホームページで周知してまいります。  なお、広く区民を初め、関係者の方々にも演奏を聞いていただきたいため、六月四日よりチケットを、今五百円と想定しておりますが、販売する予定でございます。  3の今後の取組みでございます。これからの国際交流のあり方でお示ししました相互交流の一つとして、高雄市青少年交響楽団とせたがやジュニアオーケストラの相互交流に向け、具体的な交流のあり方について検討し、本年九月の本委員会において御報告する予定でございます。  4のその他でございます。交流コンサートの開催をお互いたたえ合うことや、今後の相互交流を踏まえ、子どもたち同士の親交を深めるために交流コンサート終了後に交流会を実施する予定でございます。  御報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (9)「世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例」に基づく審議会及び苦情処理委員会の設置について、説明願います。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 それでは、「世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例」に基づく審議会及び苦情処理委員会の設置について御報告いたします。  本件は、条例の第十条及び第十一条に基づく世田谷区男女共同参画・多文化共生推進審議会及び世田谷区男女共同参画・多文化共生苦情処理委員会の設置について御報告するものでございます。  委員でございますが、恐れ入りますが、別紙の委員一覧をごらんください。審議会は男女共同参画、多文化共生のそれぞれの分野における学識経験者を三名ずつ、関係団体を二名ずつとしており、所属は記載のとおりでございます。また、産業団体として東京商工会議所世田谷支部から、町会・自治会として町会総連合会から、人権擁護関係団体として人権擁護委員会から一名ずつ、また公募区民委員二名による構成となっております。  苦情処理委員会は、男女共同参画、多文化共生それぞれの分野における学識経験者一名ずつと、弁護士による三名で構成いたします。なお、任期は第一回開催日の五月三十一日から二年間となります。  かがみ文にお戻りください。3の審議会の開催でございます。第一回審議会を五月三十一日木曜日の十九時から世田谷区民会館集会室で開催いたします。審議会は公開で行い、傍聴者を「区のおしらせ」五月十五日号にて先着十名で募集しているところでございます。  なお、審議会には男女共同参画推進部会と多文化共生推進部会を設け、必要に応じて部会を開催してまいる予定でございますが、多文化共生推進部会につきましては、第一回審議会の終了後開催する予定でございます。  その他でございます。苦情処理委員会につきましては別途開催日を定めまして開催する予定です。  御報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆中塚さちよ 委員 この委員の方々なんですけれども、結構いい有名な先生方も入って、いい審議会になることを期待しているんですが、関係団体の中で、多文化共生というところで、NPOの方々がどちらもアジア系の方々なので、世田谷区は結構アフリカ系の大使館とかもあって、黒人の方とかも住んでいらっしゃったりするんですけれども、アジア以外の外国にお住いの方とかがここにかかわっていくような、そういうところを推す声とかはなかったのかなということと、委員以外のそうしたいろいろな文化の方々と、条例とのかかわりづくりというのか、何かそういったことで検討されているようなことがあれば教えていただきたいんですけれども。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 多文化共生の関係団体でございますが、こちらにつきましては、世田谷区の基金を御活用していただいているNPOの団体の方たちにお声をかけさせていただきました。中でも、今回中国系の団体を選考させていただいたのは、世田谷区にお住いの外国人の方の中で、中国系の方が多いという理由でお声をかけさせていただきました。  今お話をいただきましたほかの団体の皆さんの参画でございますが、審議会や部会は、その都度、関係する方をお呼びして御意見を頂戴できるようになってございますので、そのような格好で取り入れていきたいと考えております。 ◆村田義則 委員 これは傍聴は、あした締め切りですか。今どのくらい申し込みが来ていて、区民会館の集会室というでかいところでやるのに、なぜ先着十名という設けがあるんですか。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 当初傍聴を十名としておりましたのは、場所を庁議室を予定しておりましたので十名としておりましたが、会場を世田谷区民会館の集会室にいたしましたので、十名以上のお申し込みがありましても受け付ける予定でございます。けさ一名追加されまして、現在六名の傍聴のお申込みをいただいているところでございます。 ◆加藤たいき 委員 条例文が手元にないので、ちょっと正確なのはわからないんですけれども、関係団体、中塚委員と重複する部分もあるんですけれども、団体は入れてもよいで、入れなくてはいけないという条例文ではなかったと思うんですけれども、団体を入れた理由と、アジア系のお二人ということで、それぞれの選定理由と、どういった活動を世田谷区でしているのかというのをちょっと教えてください。 ◎山戸 人権・男女共同参画担当課長 確かに関係団体を入れるというふうになってはございませんが、やはり審議会の中では、学識経験者だけでなく、支援をする方であるとか、また当事者の方を入れて幅広く御議論を頂戴したいと思って団体の方を入れさせていただいております。  また、こちらの団体の選定理由につきましては、先ほどのお話と重複してございますが、世田谷区で当事者の方の御支援をされている団体の方、特にその活動の範囲が広い方にお声かけをして御快諾をいただいたところでございます。 ◆加藤たいき 委員 具体的にどういった活動というのは。 ◎梅原 国際課長 多文化共生の国際交流活動団体につきましては、一つの永德堂様につきましては、中国の留学生によるボランティア活動をなさっている団体です。区内におきましても、さまざまなボランティア活動や文化交流活動を通して地域の多文化共生の推進に向けた取り組みを行っております。また、アジアの新しい風につきましては、アジアの大学で日本語を学ばれる学生さんに会員の方がメール等で日本語の支援等をするという活動をなさっております。 ◆加藤たいき 委員 先ほど中塚委員もおっしゃっていましたけれども、これはなおさらアジア圏に偏り過ぎていませんか。逆にもうちょっと広く考える必要があったのではないかと思ってしまいました。これで第一回がどう始まるのかというのをちょっと見させていただいてから、また発言していきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 今の加藤委員の質問にプラスですけれども、この団体の代表者の方なんでしょうね、この認定NPO法人をそれぞれ運営されているということですけれども、認定NPO法人を運営するというのを専属の仕事にされているという認識でよろしいですか。 ◎梅原 国際課長 いずれもそのNPOの代表で、その活動を主になさっている方です。 ◆あべ力也 委員 主にされているということは、ほかに仕事があるということですか。 ◎梅原 国際課長 永德堂の団体の代表者につきましては、その他のもう少し広域的なNPOの代表もなさっております。 ◆村田義則 委員 私は、この間の男女共同参画条例や区の取り組みの経過を見て、議会のいろんな意向と実際の進め方で議論が行われてきたと。結構そごもあったかなとも感じております。今回の審議会については、ぜひ議員も入れて一緒に議論するような場にしたらどうかと提案をさせていただきましたが、実現されておりません。それで、そういう中で出発して、今も議論があるわけですが、できるだけ審議会の様子について議会のほうに詳しく御報告いただけるように、我々も当然できるときは傍聴など努力したいと思いますけれども、全員がみんな行けるわけではないので、そういうことを要望しておきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (10)区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて、説明願います。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 区公共施設における耐震性能の再確認の取組みについて御報告いたします。  本件は、企画総務、福祉保健、文教委員会とのあわせ報告でございます。本委員会では、ものづくり学校が該当するので御報告するものでございます。  1の主旨でございます。このたび希望丘小において既存校舎内の改修を行うため、耐震診断を実施したところ、校舎棟と体育館棟とも構造耐震指数、Is値が〇・六を下回った結果となりました。  二枚おめくりいただきまして、別添参考資料をごらんください。希望丘小学校の建物概要についてですが、校舎棟は構造上別棟の扱いになっておりまして、エキスパンションジョイントで分かれており、それぞれ東棟と西棟、そして南側に体育館棟という配置でございます。  次に、一枚おめくりいただきますと、体育館棟のゾーン図を二枚おつけしております。  最後のページには、各棟の診断結果を一覧としておつけしておりますので、御参照いただければと思っております。  恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。主旨の三行目になりますが、当該施設につきましては、平成七年に実施した耐震診断結果のIs値が〇・六を上回っていたため、この原因について御報告するとともに、他の施設への取り組みについての報告をするものでございます。  2の今回の原因についてですが、一枚おめくりいただきまして、別添資料1をあわせてごらんください。
     これまで区は、新耐震基準施行、昭和五十六年六月以前の建物につきましては、平成七年より防災上重要な区施設から順次耐震診断を実施し、対策が必要な施設については耐震補強を行い、耐震性を確保してまいりました。しかしながら、今回の原因に基づいて資料1の年表の中に黒の矢印をお示ししていますが、その範囲の施設は安全性の確認のために再診断が必要な施設として抽出いたしました。  かがみ文にお戻りください。その原因でございますが、(1)まず校舎棟につきましては、耐震診断に当たっては、第一次、第二次、第三次の三種類の診断方法がありますが、希望丘小学校で平成七年に実施した耐震診断は三次診断を適用しておりました。これは阪神・淡路大震災を受けて、施設の安全確認が急務であったことから、当時の世田谷区の認識として、診断次数が上がるほど精緻な判断結果が得られると考えて、これらの第三次法を適用したものでございます。  その後、阪神・淡路大震災の被害状況の検証や実験データの蓄積により、平成十三年度に改定され、耐震診断基準の解説では、各診断法の適用については、対象建物の形状や構造特性等に応じて適切な診断法を選定すると記載されており、この必要性を区として認識し、校舎棟の構造特性を踏まえて、二次診断を標準として適用しております。Is値の相違については、当時は三次診断法のみを適用しておりましたが、今回は上記の考え方から校舎棟の構造につきまして二次診断法を適用したことにより生じたことと考えられます。  参考といたしまして、点線枠の中に、一次、二次、三次の対象の診断の内容等をお示ししております。  裏面をお開きください。次に、(2)体育館棟でございますが、平成八年に屋内運動場等の耐震性能診断基準が別に策定され、屋根のかたさを確認することが明確化されました。平成七年、八年に実施した耐震診断ではこの確認がされていなかった可能性があり、今回実施した診断結果との違いがあらわれたと考えられます。  次に、3の安全性の確認のための再診断が必要な施設の抽出についてでございます。今回の原因を踏まえまして、希望丘小と同様に三次診断法を適用して評価結果を出した施設、また、平成七年、八年に耐震診断した体育館棟につきまして、合計三十一施設を再診断する予定でございます。再診断をする施設につきましては別添資料2をごらんください。  教育施設とその他施設、教育施設につきましては、さらに校舎棟と体育館棟に分けて表示をしております。各欄に丸をつけているところが再診断の対象となっております。このうち当委員会所管の施設は、下にありますものづくり学校が該当しているということでございます。  かがみ文の裏面にお戻りください。耐震診断の期間につきましては、一施設当たり六カ月程度を要します。  4の今後の方針についてですが、再診断する三十一施設については速やかに発注準備に入り、本年八月ごろからおおむね一年を目途に再診断を完了する予定でございます。特に今回、希望丘小におきまして、体育館棟のIs値が大きく下がったことから、体育館棟と校舎棟に再診断が必要な学校十三校と体育館棟のみの一校の十四校から開始いたします。診断の結果、耐震補強が必要と判断された施設につきましては、Is値、施設の利用状況等を個別に考慮しながら、速やかに施設の継続利用の可否を判断し、補強工事等を行ってまいる予定でございます。  御報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 耐震診断と必要に応じて補強工事が必要とか、そういうことがこれから判断されるんでしょうけれども、安全性に関して、安全だという判断が出るまでの間、今の説明だと継続利用を結果が出た段階で判断するみたいな話ですけれども、耐震診断で、以前の診断で数値が現在の耐震の安全性に達していないという中で継続利用をするということに関しては、区の考え方はどういう考え方なんですか。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 委員の御質問については、所管外なので細かいことはお答えできないんですが、診断の結果判断したいと思っていまして、第三次診断により一応安全性の確保は今のところしているという状況でございます。 ◆村田義則 委員 きょうの報告だと、三次診断を適用したのは区の意思だということですね。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 そのとおりでございます。 ◆村田義則 委員 そうすると、三次診断法でやっていたところというのは、全国でそうあるわけじゃないわけね。あるいは東京で。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 他区の状況は把握しておりませんが、世田谷区におきましては、こちらの資料1にあります黒塗りの平成七年から十三年の間に診断をした学校、今回該当するところが三次診断法で行っているということになりますので、それ以降のものについては二次診断法で行っているということでございます。 ◆村田義則 委員 ここに書いてあるのを読むと、診断次数が上がるほど精緻な判定結果が得られると考えていたことから三次診断を適用したと。つまり区の認識が間違っていたということね。 ◎香山 工業・ものづくり・雇用促進課長 その辺の判断はちょっと所管外なので、私のほうではちょっとお答えは控えさせていただきます。 ◆村田義則 委員 判断と書いてあるじゃない。誰も答えないの。 ◎岡田 副区長 こちらに記載のとおりでして、当時、発災があって、急遽診断をしなければいけないということで、全庁挙げてやったわけですけれども、その時点で一次、二次、三次というのがあって、三次が一番精緻な判断が得られるのであろうという判断をその時点では区としてして、区としてそういう対応をしたということでございます。  お話しのように、他の自治体でも同じような状況の中でどういう判断をしたかということがあると思いますが、その辺については今担当部門のほうで、東京都等、確認をしているというふうに聞いております。 ◆村田義則 委員 だから、つまり誤った判断をしたわけですよね、結果として今から見てみれば。その誤った判断をしたのは世田谷だけだったのか、もっとよそにもあったのということも含めて、この辺の責任はきちんとしておかないと、これから予算も使ってやるわけだし、また逆に言えば、その間、公共施設の耐震性について、これから診断した上で必要があればさらに耐震工事もやらなければいけない事態になるわけですよね。二度手間、三度手間、そういうことを考えたときに、これはどうしてこうなったのかというのは、きちっと調査して御報告いただきたいと思っています。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (11)世田谷清掃工場の作業環境測定結果について、説明願います。 ◎辻 管理課長 世田谷清掃工場の作業環境測定結果につきまして御報告いたします。  五月二十一日に、清掃一部事務組合、世田谷清掃工場長より、作業環境測定の結果について報告がございました。  恐れ入ります、一枚おめくりいただきまして、別紙参考をごらんください。測定の結果は、炉室地下一階、一階、五階は第一管理区域でございましたが、炉室の三階で第二管理区域との評価になったものでございます。  原因といたしましては、二号炉の起動用バーナーのふたと炉本体の間にあります消耗品であるパッキンが破損したことにより、微量の砂が炉室内に漏れたものと推測されるとのことでございます。既に当該パッキンは交換済みであり、今後、部品の交換頻度を上げていくと聞いております。加えて、囲い込み部分の改善も行うとしております。  一枚目にお戻りください。今回、炉室三階部分が第二管理区域になりまして、作業環境の改善の余地があるという評価になったものでございますが、当該部分のガス状ダイオキシン類の測定値は、〇・〇八三ピコグラムでございまして、国のダイオキシン類ばく露防止対策要綱により、通常の保護具での対応となります。  なお、現在世田谷清掃工場において、炉室内のダイオキシン類の定期測定を行っております。現時点において、本件との因果関係は全く不明でございますが、注意すべき値が出たとの一報を昨日受けております。今後、十分に注視していくとともに、数値の確定次第速やかに御報告させていただきます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (12)その他ですが、何かございますか。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 それでは、区民健康村川場移動教室に関係することにつきまして、文教常任委員会とのあわせ報告となりますが、口頭で御報告をさせていただきます。  群馬県のホームページ、五月二十二日付の掲載によりますと、群馬県は県内に生育している野生のコシアブラ及び野生のタラノメを採取し、モニタリング検査を実施したところ、川場村を含む複数の市町村から採取したものから、国の基準値一キログラム当たり百ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたため、県は平成三十年五月二十二日付で、川場村を含む該当市町村及び関係者に対し、対象区域で採取した野生のコシアブラ及び野生のタラノメを流通させないよう出荷自粛を要請するとともに、自家消費に関する注意喚起を行ったとのことです。  区民健康村におけます利用者への食事提供につきましては、野生のコシアブラ及び野生のタラノメを使用しておらず、また、移動教室につきましても、食事の提供につきましては、野生のコシアブラ及び野生のタラノメを含む山菜類を使用しておりません。また、このたびの群馬県のホームページの掲載内容につきましては、小学校長へ情報提供をしております。引き続き国や自治体からの情報の把握に努め、株式会社世田谷川場ふるさと公社や、関係所管とも連携しながら、区民健康村施設及び移動教室へ提供する食事の安全確保を図ってまいります。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 今の山菜類の調査というのは、今回初めてやったの、それとも今までやっていなかったのかな。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 今回のモニタリング検査に関しましては、四月に群馬県内の吉岡町のほうで野生のタラノメの基準値を超える検査結果が出たのを受けまして、群馬県全域で食の安全を図るために行ったものになっております。 ◆村田義則 委員 今の話の結論は、今までやっていなかったということですか。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 山菜類に関しましては、これまでも検査項目になっておりますので実施しております。また、群馬県の場合ですと、タラノメ、コシアブラ等については過去検出されておりますが、川場村に関しましては今回が野生のタラノメ、コシアブラというのは初めて検出されたということになっております。 ◆村田義則 委員 今の最後のところ、初めて検査して、初めて検出された。つまりやっていたが検出されなかったが、今回初めて検出されたの。最後、語尾がはっきりしなかったから。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 今回、川場村のほうは野生のタラノメ並びにコシアブラに関しましては、モニタリング検査ということで、村としましては初めて検出されました。ただ、野生の――群馬県内では以前からコシアブラ等に関しては検査をしているということになります。 ◆村田義則 委員 だから、群馬県はやったけれども川場村はやっていなかったのね、今までは。初めて検出されたというのは、今まで検査をしていて検出されなかったのか、今回初めて検査をして検出されたのか、川場村についてよ。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 これまでは検出されず、あるいは検出されても、基準値を大幅に下回っていたという状況にあります。 ○高橋昭彦 委員長 検査を毎年していたということね。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 群馬県のほうでは検査を実施しておりました。 ○高橋昭彦 委員長 川場村は。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 川場村でも以前検査のほうはしておりました。 ◆村田義則 委員 そうすると、今までは検査していたが検出されなかったが、今回検出されるようになったということですね。七年たって。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆村田義則 委員 タラノメとか、コシアブラとか、結構有名な山菜で、みんな好きな人が買っていったりしますよね。それはきょうのこの報告も受けてだけれども、やっぱり区民の皆さんにも周知するようにしたほうがいいと思いますよ。ことしはもう終わっちゃったから来年の話なんだろうと思うんだけれども、ただ、それ以外にも山菜はいろいろありますよね。有名なコシアブラ、タラノメ以外にも、これから出るミズとかいろいろありますけれども、そういうのもちょっと川場村にお願いして、きちんと注意喚起というか、掲載した上での注意喚起もぜひ要請していただきたいと、これは要望しておきます。 ◆あべ力也 委員 その他で今報告事項ということですけれども、今課長は書面をつくられたやつをこうやって読んでいるわけだから、その報告内容に関して、各委員に何で書面を渡さないんですか、口頭でということなんですか。書面を渡していただいても別にいいと思うんだけれども、どうして書面で説明ができないんですか。 ◎田中 生活文化部長 申しわけありません。群馬県のほうでホームページに掲載されましたのが一昨日、五月二十二日でございまして、私どもが報告を受けたのが昨日でしたので、きょうというタイミングで委員会がございましたので、取り急ぎ第一報を口頭でさせていただこうということで、本日このような報告にいたしました。紙を読み上げていたのは、文教委員会と同じように報告する必要がございましたので、御説明の口頭の内容を合わせたということでございます。 ◆あべ力也 委員 口頭でも、議事録があるからそれは記録があると言えばそれまでですけれども、ちゃんと書面で提示していただいたほうがわかりやすいですし、説明としてはそれが普通だと思いますので、単に口頭でのということよりは、川場村との姉妹都市提携をしていて、区民の皆さんだって関心が高いわけだし、多くの区民の皆さんはそこに行かれているということから考えれば、その情報は区民にちゃんと伝えるべきだし、委員会でもしっかりその辺は伝えていただきたいということですから、しっかり書面を出していただきたいと要望しておきます。 ○高橋昭彦 委員長 まずは急ぎやっていただいたということですね。ということは、次回の委員会なんかでは詳細を出していただくということでよろしいんでしょうか。 ◎田中 生活文化部長 これ以上詳細のことがあるかどうかはちょっとわからないんですけれども、資料提供か、次回の報告かで書面を出させていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 ほかにありますか。 ◎畑中 世田谷清掃事務所長 自動車事故の処理結果について御報告いたします。  四月二十四日の常任委員会で御報告しました世田谷清掃事務所の軽貨物自動車が、可燃ごみの運搬中、傘を差し、イヤホンをした相手方の自転車に接触された事故でございますが、相手方と調整の結果、改めて双方に損害がなかったことを文書をもって確認いたしました。したがいまして、本件につきましては、これをもちまして事故処理の完了となります。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、2資料配付についてですが、レジュメに記載の資料を席上に配付しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)行政視察についてですが、視察日程につきましては事前に調整をさせていただきましたが、七月十日火曜日、十一日水曜日の一泊二日で御都合もよろしいと伺っております。  ここで改めて決定をさせていただきたいと思います。視察日程を七月十日火曜日、十一日水曜日とすることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それではそのように決定をさせていただきます。  また、視察目的、視察先についてですが、正副委員長で協議し、次回委員会で正副委員長案をお示ししたいと思いますが、そのようなことでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 では、そのようにさせていただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、(2)次回委員会の開催についてですが、第二回定例会中の六月十八日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、次回委員会は六月十八日月曜日午前十時から開催予定とすることに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 そのほか、皆さんからありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後零時十分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...