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  1. 世田谷区議会 2017-12-06
    平成29年 12月 定例会−12月06日-04号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成29年 12月 定例会−12月06日-04号平成29年 12月 定例会 平成二十九年第四回定例会 世田谷議会会議録第二十号  十二月六日(水曜日)  出席議員(五十名) 一番   石川ナオミ 二番   ゆさ吉宏 三番   河野俊弘 四番   青空こうじ 五番   あべ力也 六番   ひうち優子 七番   上川あや 八番   すがややすこ 九番   山口ひろひさ 十番   石川征男 十一番  安部ひろゆき 十二番  高岡じゅん子 十三番  田中みち子 十四番  阿久津 皇 十五番  佐藤美樹
    十六番  小泉たま子 十七番  河村みどり 十八番  津上仁志 十九番  山内 彰 二十番  菅沼つとむ 二十一番 加藤たいき 二十二番 上島よしもり 二十三番 大庭正明 二十四番 田中優子 二十五番 桃野よしふみ 二十六番 そのべせいや 二十七番 福田妙美 二十八番 高久則男 二十九番 真鍋よしゆき 三十番  三井みほこ 三十一番 おぎのけんじ 三十二番 江口じゅん子 三十三番 桜井 稔 三十四番 たかじょう訓子 三十五番 中村公太朗 三十六番 藤井まな 三十七番 岡本のぶ子 三十八番 平塚敬二 三十九番 板井 斎 四十番  和田ひでとし 四十一番 上山なおのり 四十二番 畠山晋一 四十三番 中里光夫 四十四番 村田義則 四十五番 羽田圭二 四十六番 風間ゆたか 四十七番 中塚さちよ 四十八番 諸星養一 四十九番 佐藤弘人 五十番  高橋昭彦  出席事務局職員 局長     小田桐庸文 次長     井上徳庶務係長   小池 篤 議事担当係長 水谷 敦 議事担当係長 下村義和 議事担当係長 菊島 進 調査係長   谷澤真一郎  出席説明員 区長     保坂展人 副区長    宮崎健二 副区長    岡田 篤 世田谷総合支所長        内田政夫 北沢総合支所長        男鹿芳則 玉川総合支所長        小堀由祈子 砧総合支所長 寺林敏彦 烏山総合支所長        進藤達夫 政策経営部長 岩本 康 総務部長   中村哲也 危機管理室長 澤谷 昇 財務部長   菊池弘明 生活文化部長 田中文子 地域行政部長 本橋安行 スポーツ推進部長        平澤道男 環境政策部長 松下洋章 産業政策部長 久末佳枝 清掃・リサイクル部長        原田茂実 保健福祉部長 板谷雅光 高齢福祉部長 瓜生律子 子ども若者部長        澁田景子 世田谷保健所長        辻 佳織 都市整備政策部長        渡辺正男 道路・交通政策部長        小山英俊 土木部長   五十嵐慎一 教育長    堀 恵子 教育次長   志賀毅一 教育政策部長 工藤郁淳 生涯学習部長 花房千里     ──────────────────── 議事日程(平成二十九年十二月六日(水)午後一時開議)  第 一 議案第 百三 号 一般職任期付職員の採用に関する条例  第 二 議案第 百四 号 仮称世田谷区立二子玉川複合施設新築工事請負契約  第 三 議案第 百五 号 仮称世田谷区立九品仏複合施設新築工事請負契約  第 四 議案第 百六 号 世田谷出張所設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例  第 五 議案第 百七 号 世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例  第 六 議案第 百八 号 世田谷区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例  第 七 議案第 百九 号 世田谷区立保健福祉センター条例の一部を改正する条例  第 八 議案第 百十 号 世田谷区立保健センター条例の一部を改正する条例  第 九 議案第百十一号 世田谷区立総合福祉センター条例を廃止する条例  第 十 議案第百十二号 世田谷学童クラブ条例の一部を改正する条例  第十一 議案第百十三号 世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する条例  第十二 議案第百十四号 世田谷区立特定公共賃貸住宅及び世田谷区立ファミリー住宅条例の一部を改正する条例  第十三 議案第百十五号 世田谷区立高齢者借上げ集合住宅条例の一部を改正する条例  第十四 議案第百十六号 児童の負傷事故に係る損害賠償請求事件の和解  第十五 議案第百十七号 世田谷自転車条例の一部を改正する条例
     第十六 議案第百十八号 世田谷区立自転車等駐車場指定管理者の指定  第十七 同意第二十九号 世田谷教育委員会委員任命の同意  第十八 請願の処理  第十九 請願の付託  第二十 閉会中の審査付託     ──────────────────── 本日の会議に付した事件  一、日程第一から第三 企画総務委員長報告、表決  二、日程第四及び第五 区民生活委員長報告、表決  三、日程第六から第十 福祉保健委員長報告、表決  四、日程第十一から第十三 都市整備委員長報告、表決  五、日程第十四 文教委員長報告、表決  六、日程第十五及び第十六 公共交通機関対策等特別委員長報告、表決  七、日程第十七 委員会付託省略、表決  八、日程第十八 請願の処理、表決  九、日程第十九 請願の委員会付託  十、日程第二十 閉会中の審査付託、表決     ────────────────────     午後一時開議 ○上島よしもり 議長 ただいまから本日の会議を開きます。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 直ちに日程に入ります。 △日程第一から △第三に至る三件を一括上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第一 議案第百三号 一般職任期付職員の採用に関する条例外議案二件 ○上島よしもり 議長 本三件に関し、企画総務委員長報告を求めます。    〔三十番三井みほこ議員登壇〕(拍手) ◎企画総務委員長(三井みほこ 議員) ただいま上程になりました議案第百三号から議案第百五号に至る三件につきまして、企画総務委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  初めに、議案第百三号「一般職任期付職員の採用に関する条例」について申し上げます。  本件は、一般職任期付職員の採用について定めるため提案されたものであります。  委員会ではまず、採用を予定している任期付職員職務内容及び受験資格が問われたのに対し、理事者より、法務事務への従事を考えており、弁護士資格を有する者の採用を予定しているとの答弁がありました。  また、当該任期付職員任期及び給与体系が問われたのに対し、理事者より、任期は三年であるが、五年を超えない範囲での延長を可能とし、給与は任期の定めがない職員と同じ給料表を適用するとの答弁がありました。  さらに、任期付職員を活用する職務を今後拡大する可能性が問われたのに対し、理事者より、短期間での人材育成が難しい専門的な知識や経験を要する職務での活用を検討しており、現時点では、児童相談所所長等への登用を想定しているとの答弁がありました。  その後、意見に入りましたところ、公明党より「複雑化・高度化する行政課題に速やかに対応するため、任期付職員制度の積極的な活用を求め、賛成する」、日本共産党より「区は、法務部門弁護士資格を有する職員を配置するため、任期付職員制度を活用するとのことであるが、任期付職員対象職務を必要以上に広げることがないよう、慎重な対応を求め、賛成する」、せたがや希望の会より「現在、区が想定している職務内容に限らず、専門的な知識や技術を持った民間の人材を積極的に活用することを求め、賛成する」との表明がありました。  引き続き採決に入りましたところ、議案第百三号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百四号「仮称世田谷区立二子玉川複合施設新築工事請負契約」について申し上げます。  本件は、公共施設整備方針に基づき、仮称二子玉川複合施設を新築するため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百四号は全員異議なく可決と決定いたしました。  次に、議案第百五号「仮称世田谷区立九品仏複合施設新築工事請負契約」について申し上げます。  本件は、公共施設整備方針に基づき、仮称九品仏複合施設を新築するため提案されたものであります。  委員会では、一つの事業者の入札が無効になった理由が問われたのに対し、理事者より、無効となった事業者は、同じ日に議案第百四号の工事請負契約を先に落札したため、落札制限により無効となったものであるとの答弁がありました。  その後、採決に入りましたところ、議案第百五号は全員異議なく可決と決定いたしました。  以上で企画総務委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で企画総務委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。本三件を一括して決したいと思います。  お諮りいたします。  本三件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百三号から第百五号に至る三件は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第四及び △第五の二件を一括上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第四 議案第百六号 世田谷出張所設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例外議案一件 ○上島よしもり 議長 本二件に関し、区民生活委員長報告を求めます。    〔五十番高橋昭彦議員登壇〕(拍手) ◎区民生活委員長高橋昭彦 議員) ただいま上程になりました議案第百六号及び議案第百七号の二件につきまして、区民生活委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  初めに、議案第百六号「世田谷出張所設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、二子玉川出張所及び二子玉川まちづくりセンターの位置を定めるため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百六号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百七号「世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、再利用の対象となる廃棄物の収集または運搬を禁止する規定に違反して、常習として当該収集または運搬を行う者に係る罰則を強化するため提案されたものであります。  委員会では、持ち去り行為の常習者の定義が問われたのに対し、理事者より、区としては、持ち去りパトロールにおいて複数回にわたり警告等を行った者を常習者としてみなすものと認識しているとの答弁がありました。  その後、採決に入りましたところ、議案第百七号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  以上で区民生活委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で区民生活委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。本二件を一括して決したいと思います。  お諮りいたします。  本二件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百六号及び第百七号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第六から △第十に至る五件を一括上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第六 議案第百八号 世田谷区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例外議案四件 ○上島よしもり 議長 本五件に関し、福祉保健委員長報告を求めます。    〔四十九番佐藤弘人議員登壇〕(拍手) ◎福祉保健委員長佐藤弘人 議員) ただいま上程になりました議案第百八号から議案第百十二号に至る五件につきまして、福祉保健委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  初めに、議案第百八号「世田谷区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例」及び議案第百九号「世田谷区立保健福祉センター条例の一部を改正する条例」の二件について一括して申し上げます。  本二件は、事務所等の位置を変更するため、それぞれ提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百八号及び議案第百九号の二件は全員異議なく、それぞれ原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十号「世田谷区立保健センター条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、区立総合福祉センターの廃止に伴い、区立保健センターの事業を拡充するため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百十号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十一号「世田谷区立総合福祉センター条例を廃止する条例」について申し上げます。  本件は、区立総合福祉センターを廃止するため提案されたものであります。  委員会では、水治療法室など総合福祉センター廃止後も利用可能な設備について、現在の利用者に対し、丁寧に説明していく区の姿勢が確認された後、意見に入りましたところ、日本共産党より「障害者団体等利用者から総合福祉センター機能梅ヶ丘拠点に移行することへの不安や戸惑いの声が上がっているが、センターがこれまで培ってきたサービスの質の維持に努め、決して機能の低下を招かぬよう、全力で取り組むことを要望し、賛成する」、生活者ネットワークより「総合福祉センターが培ってきた療育に関するノウハウは、今後、移管を受ける児童相談所の運営にも有益であると考える。梅ヶ丘拠点開設までの残された時間で確実に引き継ぎを行い、開設後は今以上のサービスが提供できるよう、区のさらなる努力を求め、賛成する」との表明がありました。  引き続き採決に入りましたところ、議案第百十一号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十二号「世田谷学童クラブ条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、北沢小新BOP学童クラブの事業を廃止するとともに、下北沢小新BOP学童クラブ活動場所を変更するため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明の後、意見に入りましたところ、自由民主党より「マンション建設などが進み、子どもの人口は環七の内側と外側で大きく異なる状態が続いている。学校の統廃合により、余剰スペースが生まれたからと、やみくもに子ども関連施設をつくるのではなく、区全体の人口バランスに十分留意して公共施設整備に取り組むことを求め、賛成する」、公明党より「下北沢小の新BOP事業に当たっては、開設時間の延長など、保護者のニーズを酌んだ運営となることを求め、賛成する」、日本共産党より「北沢小跡には、町会や商店街など、地域の協力も得ながら、大人の目が行き届き、子どもにとって安全な居場所となる施設整備を求め、賛成する」との表明がありました。  引き続き採決に入りましたところ、議案第百十二号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  以上で福祉保健委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で福祉保健委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。本五件を一括して決したいと思います。  お諮りいたします。
     本五件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百八号から第百十二号に至る五件は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十一から △第十三に至る三件を一括上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第十一 議案第百十三号 世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する条例外議案二件 ○上島よしもり 議長 本三件に関し、都市整備委員長報告を求めます。    〔九番山口ひろひさ議員登壇〕(拍手) ◎都市整備委員長山口ひろひさ 議員) ただいま上程になりました議案第百十三号から議案第百十五号に至る三件につきまして、都市整備委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  初めに、議案第百十三号「世田谷区営住宅管理条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、区営住宅使用者認知症等である場合の収入の額の認定方法等を定め、子育て世帯に係る収入基準の特例の適用を受ける範囲及び使用料の減額の対象となる難病の患者等の範囲を変更し、世田谷区営豪徳寺アパートを設置するとともに、規定の整備を図るため提案されたものであります。  委員会ではまず、住宅使用者認知症である場合の収入額確認方法が問われたのに対し、理事者より、指定管理者生活協力員ケアマネージャーと連携し、財産調査等を行い、収入額を確認するとの答弁がありました。  また、収入額確認等業務における指定管理者への個人情報提供内容及び管理体制が問われたのに対し、理事者より、指定管理者には情報公開個人情報保護審議会で認められた内容に限り個人情報を提供する。また、提供した情報については、個人情報保護条例に基づき、指定管理者が厳正に管理するよう指導するとの答弁がありました。  続いて、本条例改正の背景に、法改正及び都の条例改正が行われていることが確認された後、採決に入りましたところ、議案第百十三号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十四号「世田谷区立特定公共賃貸住宅及び世田谷区立ファミリー住宅条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、区立ファミリー住宅使用者認知症等である場合の収入の額の認定方法等を定め、子育て世帯に係る収入基準の特例の適用を受ける範囲を変更するとともに、規定の整備を図るため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百十四号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十五号「世田谷区立高齢者借上げ集合住宅条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、区立高齢者借上げ集合住宅使用者認知症等である場合の収入額認定方法等を定めるため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百十五号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  以上で都市整備委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で都市整備委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。本三件を一括して決したいと思います。  お諮りいたします。  本三件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百十三号から第百十五号に至る三件は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十四を上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第十四 議案第百十六号 児童の負傷事故に係る損害賠償請求事件の和解 ○上島よしもり 議長 本件に関し、文教委員長報告を求めます。    〔十一番安部ひろゆき議員登壇〕(拍手) ◎文教委員長安部ひろゆき 議員) ただいま上程になりました議案第百十六号「児童の負傷事故に係る損害賠償請求事件の和解」につきまして、文教委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  本件は、地方自治法第九十六条第一項第十二号及び第十三号の規定に基づき提案されたものであります。  委員会ではまず、原告の当初の意向に反し、裁判での争いになってしまったことに対する区の見解が問われたのに対し、理事者より、可能な限り保護者に負担をかけない方法での解決策を模索してきたが、当該児童の症状が安定せず、損害の全容が明らかにならなかったため、早期解決には至らなかった。その後も保護者との話し合いを重ねてきたが、賠償額の確定に当たっては責任と損害内容明確化に向けて専門的知見が必要であることからも、これまでの事例と同様、裁判を経ての和解になったと認識しているとの答弁がありました。  また、仮に裁判所からの和解勧告がなかった場合の対応が問われたのに対し、理事者より、当初の区長からの指示どおり早期解決に向け、誠意を持って話し合いを継続することになるとの答弁がありました。  さらに、区と原告の主張に一部相違があるものの、和解が成立する見込みになった理由が問われたのに対し、理事者より、原告の主張との相違点は主に事故発生時の初期対応についてであるが、現在に至っては事実確認が非常に困難であるため、原告の主張を記した申し入れ書を区が関連資料として一体的に保管することで、一定程度、原告の理解を得たものと認識しているとの答弁がありました。  続いて、事故発生時に適切かつ誠実な対応をとるための、学校現場体質改善に対する区の認識が問われたのに対し、理事者より、再発防止を含め、改善に向けて鋭意取り組んでいくとの答弁がありました。  その後、意見に入りましたところ、世田谷民進党・社民党より「現在も当該生徒が苦しんでいる中、区はなお一層寄り添った対応が必要であり、裁判を経ての和解は最善策ではなかったと認識している。和解により裁判上は終結となるが、区は今後も当該生徒及び保護者に対し誠実に対応することを求め、賛成する」、無所属・世田谷行革一一〇番・プラスより「裁判による方法以外にも解決策があったのではないかということを申し添え、賛成する」との表明がありました。  引き続き採決に入りましたところ、議案第百十六号は全員異議なく可決と決定いたしました。  以上で文教委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で文教委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百十六号は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十五及び △第十六の二件を一括上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第十五 議案第百十七号 世田谷自転車条例の一部を改正する条例外議案一件 ○上島よしもり 議長 本二件に関し、公共交通機関対策等特別委員長報告を求めます。    〔三十五番中村公太朗議員登壇〕(拍手) ◎公共交通機関対策等特別委員長中村公太朗 議員) ただいま上程になりました議案第百十七号及び議案第百十八号の二件につきまして、公共交通機関対策等特別委員会における審査の経過とその結果について御報告いたします。  初めに、議案第百十七号「世田谷自転車条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  本件は、区立下北沢東自転車等駐車場を設置するため提案されたものであります。  委員会では、理事者説明を了とし、直ちに採決に入りましたところ、議案第百十七号は全員異議なく原案どおり可決と決定いたしました。  次に、議案第百十八号「世田谷区立自転車等駐車場指定管理者の指定」について申し上げます。  本件は、区立自転車等駐車場指定管理者を指定するため、地方自治法の規定に基づき提案されたものであります。  委員会では、指定管理者候補者経営状況に関する評価が他の事業者と比較して著しく低い理由が問われたのに対し、理事者より、指定管理者候補者公益社団法人であるため、正味財産の増加抑制など、常々収支の均衡に努めているが、平成二十八年度には職員採用や事務所移転などの臨時的な支出が発生したことから、実質上の赤字になった点が低く評価されたと認識している。  なお、指定管理者候補者からは、今後徹底した経費の見直しなどに取り組む旨の説明があったことから、区としては運営に特段の支障がないものと判断しているとの答弁がありました。  その後、採決に入りましたところ、議案第百十八号は全員異議なく可決と決定いたしました。  以上で公共交通機関対策等特別委員会報告を終わります。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で公共交通機関対策等特別委員長報告は終わりました。  これより採決に入ります。本二件を一括して決したいと思います。  お諮りいたします。  本二件を委員長報告どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって議案第百十七号及び第百十八号の二件は委員長報告どおり可決いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十七を上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第十七 同意第二十九号 世田谷教育委員会委員任命の同意 ○上島よしもり 議長 本件に関し、提案理由の説明を求めます。保坂区長。    〔保坂区長登壇〕 ◎保坂 区長 ただいま上程になりました同意第二十九号「世田谷教育委員会委員任命の同意」について御説明をいたします。  本件は、世田谷区教育委員会委員のうち、永井俊子委員の任期が平成二十九年十二月九日をもって満了となるため、その後任として、宮田春美さんを委員に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定に基づき御提案申し上げた次第です。  宮田春美さんは、これまで世田谷区立小学校PTA連合協議会会長や世田谷区基本構想審議会委員等を歴任され、現在は世田谷区社会教育委員を務めるなど、本区の教育行政の発展向上に貢献いただいています。このような教育に関する豊富な知識と経験に加え、すぐれた識見と誠実な人柄は、教育委員として任命するにふさわしいと考え、任命の同意を求める次第でございます。何とぞ御同意賜りますようにお願い申し上げます。 ○上島よしもり 議長 以上で提案理由の説明は終わりました。  ここで、委員会付託の省略についてお諮りいたします。  本件は、会議規則第三十八条第三項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって本件委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより採決に入ります。採決は起立によって行います。  お諮りいたします。  本件を同意と決定することに賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○上島よしもり 議長 起立全員と認めます。よって同意第二十九号は同意と決定いたしました。  ただいまの同意に伴い、新旧教育委員から挨拶があります。 ◎永井 旧教育委員 永井俊子でございます。教育委員退任に当たり、一言御挨拶をさせていただきます。  在任中は、皆様の温かい御指導、御支援を賜り、心より感謝申し上げます。  教育委員としての四年間、多くの幼稚園や小中学校を訪問させていただき、校長先生を初め教職員の方々が、情熱と愛情を持って子どもと向き合い、真摯な姿勢で教育活動に取り組まれていることを知ることができました。また、そういった環境の中で、子どもたち一人一人が自分なりの考えを持って学ぶ姿、伸び伸びと自分を表現する姿に、限りない可能性を感じることができました。それぞれの学校の特徴を生かし、質の高い教育を目指す世田谷区の教育行政に、保護者の立場でかかわり、子育てやPTA活動を通して感じたことや考えを述べる機会をいただきましたことは大変貴重な体験でした。
     今後は、これまでの経験を生かして、世田谷子どもたちと子育ての悩みを抱えながら奮闘する保護者の力となれるよう、私にできることを微力ながら尽力してまいりたいと思います。  四年間を振り返り、改めて世田谷区議会の皆様に厚く御礼を申し上げ、退任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ◎宮田 新教育委員 新教育委員、宮田春美でございます。ただいまは保坂区長の御推挙により、世田谷区教育委員会委員の任命について御同意いただきまして、まことにありがとうございます。厚く御礼申し上げます。  学校運営委員会や学校支援コーディネーター、そして世田谷区立小学校PTA連合協議会での活動を通して、行政、学校、家庭、地域との連携の大切さを実感しております。大変微力ながら、今までの経験を生かしまして、世田谷子どもたちのために教育の向上、発展に全力を尽くす所存でございます。  皆様におかれましては、御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。  大変簡単ではございますが、私の御挨拶とさせていただきます。  本日は、まことにありがとうございました。(拍手) ○上島よしもり 議長 以上で挨拶は終わりました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十八を上程いたします。  日程第十八 請願の処理 ○上島よしもり 議長 本件に関する委員会の審査報告はお手元に配付してあります。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件委員会報告どおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって本件委員会報告どおり決定いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第十九を上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第十九 請願の付託 ○上島よしもり 議長 受理いたしました請願は、請願文書表に掲げましたとおり、福祉保健委員会に付託いたします。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 次に、 △日程第二十を上程いたします。  〔井上次長朗読〕  日程第二十 閉会中の審査付託上島よしもり 議長 お手元に配付してあります請願継続審査件名表及び特定事件審査(調査)事項表に掲げました各件を閉会中の審査付託とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上島よしもり 議長 御異議なしと認めます。よって本件は閉会中の審査付託とすることに決定いたしました。     ──────────────────── ○上島よしもり 議長 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして平成二十九年第四回世田谷区議会定例会を閉会いたします。     午後一時三十三分閉会...