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  1. 世田谷区議会 2017-05-24
    平成29年  5月 区民生活常任委員会-05月24日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成29年  5月 区民生活常任委員会-05月24日-01号平成29年 5月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第六号 平成二十九年五月二十四日(水曜日)  場  所 第三委員会室  出席委員(十名)    委員長         高橋昭彦    副委員長        羽田圭二                石川征男                加藤たいき                畠山晋一                福田妙美                村田義則                桃野よしふみ                田中みち子                あべ力也  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主任主事     三平公則  出席説明員    副区長         宮崎健二
      世田谷総合支所    総合支所長       内田政夫    地域振興課長      竹内明彦    副参事(地域調整課長兼務)                羽川隆太   北沢総合支所    副支所長        西澤 滋    地域振興課長      長岡光春   玉川総合支所    副支所長        笠原 聡    地域振興課長      加藤政信    地域施設整備担当課長  蒲牟田和彦   砧総合支所    総合支所長       寺林敏彦    地域振興課長      林 勝久   烏山総合支所    総合支所長       進藤達夫    地域振興課長      皆川健一   生活文化部    部長          田中文子    市民活動・生涯現役推進課長                堀込章仁    文化・芸術振興課長   大澤正文    国際課長        梅原 文    人権・男女共同参画担当課長                若林一夫    区民健康村・ふるさと交流課長                泉 哲郎   地域行政部    部長          本橋安行    地域行政課長      舟波 勇    住民記録・戸籍課長   加野美帆   産業政策部    部長          久末佳枝    商業課長        小湊芳晴    都市農業課長      筒井英樹    副参事         住谷純子   清掃・リサイクル部    部長          原田茂実    管理課長        大石智康    砧清掃事務所長     辻  正   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成二十九年第二回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立スカイキャロット展望ロビーの指定管理者の指定   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)    ② 議会の委任による専決処分の報告(車止め用ポール損傷事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 平成二十九年度主要事務事業について   (3) 三軒茶屋における公共施設の整備検討に関する覚書の取り交わしについて   (4) 昭和女子大学の校舎改築計画に伴う協議結果について   (5) 地域包括ケアの地区展開の取組みについて   (6) 世田谷区立代沢小学校改築工事について   (7) (仮称)梅丘複合施設基本設計(案)について(まちづくりセンターあんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備及び地区会館との合築)   (8) (仮称)守山複合施設の基本設計(案)について   (9) 世田谷区立玉堤地区会館の工事休館について   (10) 世田谷区立深沢地区会館の工事休館について   (11) 玉川総合支所庁舎等の仮設庁舎への移転に伴う行政サービスについて   (12) (仮称)世田谷区立希望丘複合施設増築他工事について   (13) 世田谷区立宇奈根地区会館の工事休館について   (14) 世田谷区立給田地区会館の工事休館について   (15) 次期新実施計画の検討状況について   (16) 熊本地震災害支援金の募集結果及び活用報告について   (17) 「世田谷区第3期文化・芸術振興計画」の策定について   (18) これからの国際交流のあり方検討について   (19) 性的マイノリティ支援に関する区民意識調査等の結果について   (20) 「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」の項目案の検討について   (21) 第四十回せたがやふるさと区民まつりの開催について   (22) 「DV・ストーカー等被害者への支援措置情報の活用ガイドライン」(案)の策定について   (23) 世田谷区農業委員会委員の改選について   (24) その他  2.資料配付   (1) 行事予定等について   (2) 平成二十九年度産業振興ガイドの配付について   (3) 世田谷区清掃・リサイクル事業概要2017の配付について  3.協議事項   (1) 正副委員長会申し合わせ事項について   (2) 行政視察について   (3) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○高橋昭彦 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 本日は、報告事項等の聴取を行います。  まず、議題に入る前に、本日は正副互選後、初めの委員会となりますので、当委員会の説明理事者の紹介をお願いしたいと思います。管理職一覧をお配りしてありますので、御参考にしてください。  それでは、よろしくお願いします。 ◎宮崎 副区長 それでは、区民生活常任委員会の理事者を御紹介申し上げます。  まず、私は副区長の宮崎です。よろしくお願いいたします。  それでは、私から部長級の紹介をさせていただきます。  内田世田谷総合支所長でございます。  寺林砧総合支所長でございます。  進藤烏山総合支所長でございます。  西澤北沢総合支所副支所長でございます。  笠原玉川総合支所副支所長でございます。  桐山砧総合支所副支所長でございます。  清水烏山総合支所副支所長でございます。  なお、西澤、笠原、桐山、清水は、区民課長の事務取扱を行っております。  田中生活文化部長でございます。
     本橋地域行政部長でございます。  久末産業政策部長でございます。  原田清掃・リサイクル部長でございます。  部長級の紹介は以上でございます。課長級につきましては、それぞれ各部長から御紹介申し上げます。よろしくお願いします。 ◎内田 世田谷総合支所長 私から、世田谷総合支所の理事者を紹介いたします。  竹内地域振興課長でございます。  望月区民課長でございます。  羽川地域調整課長、副参事(地域施設整備担当)でございます。  池﨑世田谷総合支所副参事でございます。 ◎西澤 北沢総合支所副支所長 私からは、北沢総合支所の理事者を紹介いたします。  初めに、長岡地域振興課長でございます。  続きまして、星北沢総合支所副参事でございます。 ◎笠原 玉川総合支所副支所長 私からは、玉川総合支所の理事者を紹介いたします。  加藤地域振興課長でございます。  蒲牟田地域施設整備担当課長でございます。  畠山玉川総合支所副参事でございます。 ◎寺林 砧総合支所長 私からは、砧総合支所の理事者を紹介させていただきます。  林地域振興課長でございます。  なお、泉谷砧総合支所副参事につきましては、本日は、公務により欠席をさせていただいております。大変申しわけありません。 ◎進藤 烏山総合支所長 私からは、烏山総合支所の理事者を紹介いたします。  皆川地域振興課長でございます。  鶴見烏山総合支所副参事でございます。 ◎田中 生活文化部長 私からは、生活文化部の理事者を紹介いたします。  堀込市民活動・生涯現役推進課長でございます。  大澤文化・芸術振興課長でございます。  梅原国際課長でございます。  若林人権・男女共同参画担当課長でございます。  泉区民健康村・ふるさと交流課長でございます。 ◎本橋 地域行政部長 私からは、地域行政部の理事者を御紹介いたします。  舟波地域行政課長でございます。  加野住民記録・戸籍課長でございます。  嶋津窓口調整・番号制度担当課長でございます。 ◎久末 産業政策部長 私からは、産業政策部の理事者を御紹介いたします。  小湊商業課長でございます。  香山工業・雇用促進課長でございます。  筒井都市農業課長でございます。  安間消費生活課長でございます。  住谷産業政策部副参事でございます。 ◎原田 清掃・リサイクル部長 私からは、清掃・リサイクル部の理事者を御紹介いたします。  大石管理課長でございます。  笹本事業課長でございます。  畑中世田谷清掃事務所長でございます。  小渕玉川清掃事務所長でございます。  辻砧清掃事務所長でございます。 ◎宮崎 副区長 以上で紹介を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○高橋昭彦 委員長 また、当委員会には連絡員が一名入っておりますので、あらかじめ御了承願いたいと思います。  次に、担当書記も紹介いたしたいと思います。自己紹介をお願いします。 ◎菊島 書記 議事担当の菊島と申します。よろしくお願いします。 ◎三平 書記 調査係の三平と申します。よろしくお願いいたします。 ○高橋昭彦 委員長 以上で紹介を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 それでは、1報告事項の聴取に入りたいと思います。  まず、(1)平成二十九年第二回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立スカイキャロット展望ロビーの指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。 ◎竹内 世田谷総合支所地域振興課長 世田谷区立スカイキャロット展望ロビー指定管理者の指定につきまして御報告いたします。  昨年、世田谷区立スカイキャロット展望ロビー条例を制定いただきました。その条例に基づきまして、指定管理者の候補者を選定いたしましたので、今回区議会に議案を提案させていただくものでございます。  施設の名称及び指定管理者の候補者名等でございますが、施設の名称は世田谷区立スカイキャロット展望ロビー、所在地はこのとおり、指定管理者の候補者名は、株式会社ホテルオークラエンタープライズでございます。指定期間は五年六カ月となります。  4選定方法等につきましてですが、選定の経緯でございます。キャロットの展望台につきましては、ちょうど二十年前、キャロットが立ち上げると同時に、飲食可能な集会施設として開設いたしました。この間、一定の定着をしてきたわけでございますが、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えまして、区民の交流の場の活性化、観光への取り組みの観点から、よりそのポテンシャルを発揮していこうということで、二十六階施設全体を展望ロビーとして位置づけまして、施設目的を区民同士の交流を促進し及び区の観光の振興を図るという形で条例を制定させていただきました。  この条例の趣旨に基づきまして、より魅力的なサービスを提供する事業者を募集するという形で、今回事業計画書等の提案をいただいた次第でございます。  選定方法につきましては、二月十五日から三月三十日までの間公募をいたしました。選定に当たりましては、選定委員会を設置したところでございます。その選定委員会のもと、第一次審査といたしましては書類審査、第二次審査といたしまして、第一次審査通過者の店舗の調査、また試食会等を実施いたしました。また、事業者によるプレゼンテーションを実施したところでございます。  上記二つの一次審査、二次審査を経まして、総合審査を行って、指定管理者を選定した次第でございます。  おめくりください。選定委員会の構成でございますが、境新一委員長を初め、六名の外部委員の方と区職員二名、計八名で構成しております。選定委員会につきましては、四月に四回実施いたしました。  選定結果につきましては、別紙に記載をさせていただきました。四者から申請をいただきました。点数につきまして記載させていただいておりますが、最後のところに、第一次審査、第二次審査、総合の点数につきましてまとめて記載をさせていただいております。若干点数の差がついて、株式会社ホテルオークラエンタープライズに決定させていただいたところでございます。  6の選定理由につきまして、選定団体は、試食会において料理の内容が非常にすぐれているということ、また接遇、サービスもよいということで、今後二十六階の集客が一層見込めるのではないかという意見が出されました。また、非常に豊富な経験を踏まえた安定的な経営を行うということがプレゼンテーションの中で発表されております。  また、展望ロビーの活用につきまして、東西全体を区民に開放するということは仕様の中にも定めているんですけれども、そうしたことをより有効にやるようなレイアウト変更を事業者の今後の投資において行うというプランが示されまして、ロビーの魅力を向上させる提案になっておりました。また、事業収益につきまして、事業収益の区民還元ということを募集要項の中で指定したんですけれども、収益が出た場合、その五〇%を区民、利用者に還元していくということが示されております。この率等は今後具体的に詰めていくので決定ではないんですけれども、そのような積極的な提案をいただいているところでございます。  以上のことから、指定管理者の候補者として最も適しているということで選定いたしました。  今後のスケジュールでございますが、六月の第二回区議会定例会に候補者として提案をさせていただきます。七月の本委員会につきましては、どのような事業展開をするのかとか、レイアウトといったことを御報告したいと思っております。  十月一日から次期の指定管理者による管理運営が始まりまして、一カ月程度工事を行いたいと伺っておりますけれども、十一月の段階でリニューアルオープンという形で始めていく予定でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 今般、ホテルオークラエンタープライズに選定されたということですけれども、イメージとして、ホテルオークラは高級なイメージがあって、ちょっとお高いのかなという感じのイメージがありますよね。そうすると、提供される食事であったりというのは単価が上がるんじゃないかとも思うんですけれども、その辺はどうですか。 ◎竹内 世田谷総合支所地域振興課長 決してそのようなことはなく、昼食のメニューで、大体千円未満の、カレーなんかで言うと九百円台のものもありますし、コーヒー四百円ですとか、紅茶が四百円、そのような形で事業計画書に出ております。  ホテルオークラ、こちらの会社が他にやっている指定管理施設の見学に試食会で行ったんですけれども、そちらのほうも、確かに安くはないと思います。安さを競う形の形態ではなかったですけれども、いわゆるホテル値段ではなくて、リーズナブルな価格であったかなと考えております。メニューそのものについては今後調整ですけれども、いわゆるホテル値段にはならないと考えております。 ◆桃野よしふみ 委員 ホテルオークラの本体とはまた違うのかなと思うんですけれども、ホテルオークラとの関係だとか、どういう事業をやっている会社だとかというのはどうなんでしょう。 ◎竹内 世田谷総合支所地域振興課長 ホテルオークラの本体は、オークラニッコーホテルマネジメントという会社になっておりまして、ニッコーさんと合併したようですけれども、その一〇〇%出資の子会社でございます。ホテル運営につきましてはそちらの会社がやっているんですけれども、ホテルオークラというブランドで飲食店をいろいろ展開しております。ホテルをやらずに、レストラン経営をやる会社、そういう事業会社としてこのホテルオークラエンタープライズという会社が存在しているというところで、東京都内でも、多数の飲食店を経営しているところでございます。ですから、ホテルはやらない、飲食店をやるという形に切り分けております。 ◆桃野よしふみ 委員 今回の展望ロビーの飲食店ですけれども、例えば屋号にホテルオークラという名前は入れていいとか悪いとか、そういうルールがどうなっているのか、あと事業者は、入れたいとか入れたくないとか、どういう意思で考えているのかというのも教えてください。 ◎竹内 世田谷総合支所地域振興課長 事業者のほうは、区のほうに任せるということを言っておりますけれども、ホテルオークラというブランドでございますし、期待感は区民の皆さんもお持ちになられるのかなというところもありますので、今回、レストランの運営主体が変わったということを示す上でも、ホテルオークラということをサブタイトルみたいな形で、先方もスカイキャロット展望ロビー、あるいはレストランスカイキャロットということについては一定の定着をしている、二十年間その名前でやってまいりましたので、定着しているので、そこ自体は壊したくないということを言っております。  その上で、ホテルオークラプロデュースみたいなことを入れていくというようなこともあるんじゃないかということを御提案いただいているところで、今後詰めてまいります。 ◆村田義則 委員 選定委員会のメンバーですが、誰がどういう理由でこういう方々を選んだのかという、その辺の選んだ根拠みたいなものは示されているんでしょうか。 ◎内田 世田谷総合支所長 当委員会にも、選定委員会の委員の考え方ということでお示しをさせていただいたところでございますけれども、まず、指定管理という部分で今回事業者を選択するというところが挙がりますので、一つは指定管理者制度について精通されていること、これが一点。  それと、新条例で観光ということが書いてありますので、世田谷の観光に関して詳しい方。そしてもう一点は、やはり飲食ということでレストランを経営するという部分がありますので、レストラン経営に詳しい方、そしてその事業者について企業として診断ができる方々、そして女性の視点も重要であるというところで、外部委員の方々についてお願いしたところでございます。  また、内部の区の職員ですけれども、所管は世田谷総合支所でございますけれども、観光の部分は産業政策部門が担っておりますので、そういう意味で、区の職員二名を審査員ということで決めさせていただいたところでございます。 ◆村田義則 委員 指定管理は、今度の二定に議案として出てくるわけですが、この選定委員会で選ばれたところを、基本的に区は区の独自の判断を加えずに提案してくるという格好になっていますよね。最終的な議決は当委員会と本会議でするわけですけれども、その議決の根拠になるのは、出ている情報は言ってみればこの点数だけなわけですよね。  どういう方がどういう点数をつけたのか、つまり選定委員会のメンバーがどういう方々で、どういう判断をそれぞれに応募の会社にどういう判断を持ったのかというのは非常に重要だと思っていて、情報公開等は求めているんですが、それは出せないというのが区の一貫した立場で、それでは委員会、我々議会はどうやって判断するのかというのが私の問題意識なんですが、そういう意味において、選定委員会のメンバー、まず第一にどういう方々なのかというのは結構大事だと思うんです。  今、部長がおっしゃられた総論的な角度はそれはそれでわかりましたと。そうすると、それぞれの方はどういう専門でこういう方を選んだんですか。例えば料理に詳しいのはこの方だとか、そういうのはわかるんですか。 ◎内田 世田谷総合支所長 まず、選定委員会のメンバー表を見ていただいたんですけれども、境先生は指定管理者制度について詳しいということで、従来から区民会館等の指定管理について委員としてお願いしている方でございます。  次の清水先生でございますけれども、この方は、まちなか観光ということで、かなり区とのかかわりがあり、いわゆる観光というよりは、世田谷区内の観光について非常に詳しいという方でございます。そうした視点で委員としてお願いしたところでございます。  次に、松原先生でございますけれども、中小企業診断士の会にお願いし、委員の選出をお願いしたところでございます。そのときに、今回は区民会館ではございませんので、いわゆる飲食の関係の強い方、中小企業診断士の中でもそういう方をぜひお願いしたいということで、松原先生を御推薦いただいたところでございます。  また、枻出版の菊地委員でございますけれども、枻出版につきましては、世田谷区内のレストランとか観光とかにつきまして、特に世田谷のそういうことに明るいというところがございますので、枻出版さんにお願いしたというところでございます。  次に、柴田委員でございます。女性の視点という部分と、NPOの視点等々ということで、この方も観光についてお詳しいということで聞いておりますので、お願いしたところでございます。  次に、野﨑委員でございます。商店街、区商連のほうに、レストラン関係、飲食の関係に非常に明るい方をぜひ推薦をお願いしたいということで、区商連から野﨑委員を御推薦いただいたところでございます。  説明は以上です。 ◆村田義則 委員 その団体推薦みたいなものをもう一回確認すると、商連が野﨑さんで、中小企業診断士会が松原さん、団体推薦はその二人ということですか。 ◎内田 世田谷総合支所長 そのとおりでございます。 ◆村田義則 委員 菊地さんというのは、会社の課長さん、つまり会社に頼んだからこの課長を推薦してきたということですか。 ◎内田 世田谷総合支所長 私ども、世田谷の部分については、枻出版さんがかなり世田谷区内のレストラン等々、あるいは観光についてお詳しいということで、会社にお願いしたところでございます。 ◆村田義則 委員 じゃ、会社にお願いしたら、その会社がこの課長を推薦してきたと。それで、オーケーよとしたということですか。 ◎内田 世田谷総合支所長 そのとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 報告①と②は一括して説明を願いたいと思います。  ①議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)、②議会委任による専決処分の報告(車止め用ポール損傷事故に係る損害賠償額の決定)、説明願います。 ◎辻 砧清掃事務所長 議会の委任による専決処分の報告につきまして、二件あわせて御説明いたします。
     本件二件につきましては、本年二月六日並びに二十七日、当委員会において発生報告をさせていただいたものでございます。二件とも物損事故でございます。  一件目の自動車事故について御説明いたします。資料をごらんください。当該事故は、本年一月四日に発生したものでございます。発生場所は桜丘五丁目五十二番先路上でございます。  恐れ入ります、資料裏面をごらんください。当事務所の運転するごみ収集車両が、千歳通りを西から東へ運行しておりました。世田谷工場にごみの搬入のため、環八船橋交差点付近で右折しようとしていたところ、二台前の車が交差点で急停車いたしました。その後方を走行していた乙の民間の清掃車両も急停止いたしました。続けて、当方の車両の運転手も急ブレーキの操作をいたしましたが、間に合わず、乙の車両の後部に追突したものでございます。  表面にお戻りください。乙の車両後面一部損傷させたものでございまして、過失割合は区側が十割でございます。相手側への損害賠償額は二十五万五十二円でございます。自動車保険にて全額補填いたします。  専決処分日は五月二十三日でございます。  続きまして、二件目の車止め用ポール損傷事故について御説明いたします。当該事故は、本年二月四日に発生したものでございます。発生した場所は、船橋一丁目四十二番六号マンションの敷地内でございます。  恐れ入ります、裏面をごらんください。当事務所の職員が運転するごみ収集車が、収集を終えてマンションの敷地内集積所から区道へ右方向へ出ようといたしました。その際に、左後方からの歩行者等の安全に気をとられ、右側の下部分の確認が不十分でございまして、車どめ用ポールを巻き込んでしまい損傷させたものでございます。  表面にお戻りください。車どめ用ポールの上部を破損させたもので、過失割合は区側が十割でございます。相手側への損害賠償額は十八万円でございます。同じく自動車保険にて全額補填いたします。  専決処分日は五月二十三日でございます。大変申しわけございませんでした。  御報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの件に対しまして御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 では、(2)平成二十九年度主要事務事業について、説明願います。 ◎内田 世田谷総合支所長 私から、各総合支所共通の主要事務事業と、世田谷総合支所の主要事務事業について御報告いたします。  まず、支所共通の部分でございます。  一ページをごらんいただきたいと思います。迅速・適切な相談の推進ということで、区民のさまざまな悩み事、困り事に対応するということで、区民相談、弁護士相談、外国人相談を各支所で実施しているところでございます。  次の二ページをごらんいただきたいと思います。身近なまちづくり推進協議会ということで、まちづくりセンターの二十七地区で取り組みを進めているところでございます。  三ページは、ふるさとまつり協賛でございます。各支所で各事業につきまして支援をしているところでございます。具体的な例で、例えば世田谷ですとボロ市、北沢ですと下北沢音楽祭等々でございます。  次の四ページをお開きいただきたいと思います。四ページからは、区民の防災行動力の向上でございます。四ページは、区民の防災組織の現状、そして防災訓練の実施状況について記載をさせていただきました。  そして、五ページにつきましては、小中学校における避難所運営訓練の二十八年度の実績、そして二十九年度の実施予定ということで記載させていただいております。  次の六ページにつきましては、発災対応型訓練ということで、学校の敷地内ではなくて、町場で行うという訓練でございます。  七ページにつきましては、防災塾について記載をさせていただきました。今年度につきましては、二十七地区全て地区防災計画の検証等を行う予定でございます。  次の八ページをごらんいただきたいと思います。地域包括ケアの地区展開でございます。今年度の目標といたしまして二点、福祉の相談窓口の充実、そして参加と協働による地域づくり。特にアセスを今作成してございます。各地区の課題解決に向けた取り組みを上半期までに順次実施するという内容でございます。  次、九ページをごらんいただきたいと思います。地域活性化事業、各総合支所の創意工夫で事業展開を行っているところでございます。具体的な事業は、記載のとおりでございます。  次に、一〇ページをお開きいただきたいと思います。合同相談会、よろず相談会、ここからは世田谷総合支所分でございます。ここは、区民が多岐にわたる相談事項、複数の専門家に同時に相談できるという事業展開でございます。一回目、二回目がございます。一回目、五月二十日、既に実施をしたところでございます。約三十名弱の参加をいただいているところでございます。また、住宅課と連携して、不動産に特定した相談会も実施をしているところでございます。  一一ページからは施設でございます。若林の複合施設、今年度は実施設計の策定、そして仮事務所を設置して改修工事に着手するというものでございます。三十二年度が開設の予定でございます。  次のページをお開きいただきたいと思います。一二ページ、上町まちづくりセンター改築工事、今年度は改築工事に着手するというものでございます。竣工につきましては、平成三十年度を予定してございます。  次の一三ページ、ここは先ほど御説明いたしましたので、飛ばさせていただきます。  次に、一四ページ、地域の絆連携活性化事業でございます。二十八年度は百四十九件の支援をしているところでございます。今、二十九年度の申請を受けているところでございます。中身につきましては、支援と同時に交流会、あるいはアドバイザーの活用をするという内容でございます。  世田谷総合支所分は以上でございます。 ◎西澤 北沢総合支所副支所長 それでは、私のほうから北沢総合支所の所管分について御説明させていただきます。  一五ページをごらんいただきたいと思います。まず、小学校の跡地活用についてですが、花見堂小学校につきましては、(仮称)花見堂複合施設基本構想の策定、基本設計を実施いたします。また、守山小学校につきましては、(仮称)守山複合施設の基本・実施設計を行うとともに、当該施設が引き続き地域コミュニティーの核として活用されますよう、住民を主体としました複合施設の活用方法を今後検討してまいります。  次に、一六ページをお開きいただきたいと思います。区民サービスの向上、支所の一体化を図るため、引き続き北沢タウンホールの改修工事を実施するとともに、あわせて、平成三十年五月の保健福祉三課の北沢タウンホール移転に向けた準備を行ってまいります。  一七ページをお開きいただきたいと思います。(仮称)梅丘複合施設の基本設計、実施設計を行うとともに、同施設の改築工事期間中に梅丘まちづくりセンターと社会福祉協議会梅丘地区事務局の仮移転先となる現梅丘地区会館の改修工事を実施してまいります。  次に、一八ページをお開きいただきたいと思います。これは新規事業となりますが、松原まちづくりセンター複合施設の整備です。松原まちづくりセンターあんしんすこやかセンター、社会福祉協議会松原地区事務局との一体整備、また、松原小学校が体育館との複合化、松原ふれあいの家の移転から成る複合施設を整備するため、基本構想の策定、また、基本実施設計を行ってまいります。  北沢総合支所は以上です。 ◎笠原 玉川総合支所副支所長 それでは、私からは、玉川総合支所の所管分につきまして御説明申し上げます。  一九ページをごらんください。玉川総合支所庁舎等の改築でございます。本年度は、仮設庁舎を建設し、現庁舎から機能を移転した後に、現庁舎の解体工事及び新築工事に着手いたします。  次に、二〇ページをお開きください。奥沢センタビル、三敬ビルの耐震診断等の取り組みでございます。今年度は管理組合の臨時総会におきまして、工事開始時期等が確認されたため、耐震補強工事を実施いたします。  次に、二一ページをごらんください。(仮称)九品仏複合施設と(仮称)二子玉川複合施設の整備でございます。両施設につきましては、実施設計を行うとともに、現施設の解体工事及び新施設の建設工事に着手いたします。  次に、二二ページをお開きください。奥沢まちづくりセンターの改築でございます。昨年策定いたしました基本構想に基づきまして、今年度は基本設計、実施設計を行ってまいります。  玉川総合支所所管分は以上でございます。 ◎寺林 砧総合支所長 それでは、砧総合支所分を御説明いたします。  二三ページでございます。世田谷区たまがわ花火大会の開催ですが、本年第三十九回は、記載のとおり、八月十九日土曜日に、響きをテーマに開催し、また翌日には会場清掃活動としてクリーン作戦を行いました。引き続き来場者の安全対策を最優先に取り組んでまいります。  二四ページをごらんいただきたいと思います。区立宇奈根地区会館を中長期保全計画に基づきまして、記載の期間改修工事を実施いたします。本日の報告事項で、後ほど詳細を御説明させていただきます。  二五ページをごらんください。船橋まちづくりセンターですが、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備に向けまして、改築工事を記載のスケジュールで行ってまいります。  二六ページをごらんください。旧希望丘中学校跡地活用です。本年度は、青少年交流センターなど記載の施設が入ります増築棟の建設工事と、既存体育館棟の改修工事を行ってまいります。また、高齢者施設につきましては、昨年度に引き続き事業者による建設工事が行われております。  砧総合支所分は以上でございます。 ◎進藤 烏山総合支所長 引き続きまして、烏山総合支所分でございます。  二七ページをごらんください。公共施設中長期保全計画に基づき、給田地区会館の改修工事を予定しております。工事内容、工事期間等については記載のとおりでございます。なお、本日の報告事項で詳細を説明させていただく予定となっておりますので、よろしくお願いいたします。  烏山総合支所分は以上でございます。 ◎田中 生活文化部長 続きまして、生活文化部の主要事務事業について御説明いたします。  二八ページをごらんください。地域活動活性化支援事業として、町会・自治会の活性化支援、加入促進を継続してまいります。  二九ページをごらんください。区民による自主的まちづくりの支援やNPO等の活動支援ということで、提案型協働事業の実施のほか、相談事業や講座の実施などによりまして、団体の運営基盤の安定化を図り、NPO等の活動を支援いたします。  また、その下に記載しておりますボランティア活動の推進でございますが、東京二〇二〇大会の運営に多くのボランティアが期待されること、さらに、その後の活動も見据えまして、ボランティアの登録とマッチングの仕組みを整備いたします。  次に、三〇ページをごらんください。生涯現役社会づくりの支援でございます。中高年の区民スタッフなどによる情報誌の発行、町会・自治会など幅広い団体が参画する生涯現役ネットワークの活動支援に取り組んでまいります。  次に、三一ページの高齢者施設の機能見直しについてでございます。老人休養ホームふじみ荘につきまして、施設のあり方や整備手法などの検討を進めてまいります。  三二ページをごらんください。文化及び芸術振興の取り組みでございます。1から3に記載の各種事業を展開するほか、今年度は第三期の文化・芸術振興計画を策定してまいります。  次に、三三ページの文化施設の運営でございます。各施設で事業を実施するとともに、適切な運営に努めてまいります。なお、2の(2)に記載のとおり、世田谷美術館におきまして、ESCO事業の導入を含めた改修工事を行いますので、本年七月から休館させていただく予定でございます。  次に、三五ページをごらんください。国際化の推進につきましては、多文化共生社会を目指した取り組みを推進するため、まず、今年度は2の(1)に記載しております多言語表記及び情報発信の手引きを作成し、外国人の生活支援、多文化共生のまちづくりに努めてまいります。  また、次のページになりますが、4の(1)②に記載のとおり、バンバリー市との姉妹都市提携二十五周年ということで、記念事業を予定しております。また、新たな交流都市について検討してまいります。  次に、三七ページをごらんください。人権啓発の推進です。広報啓発や相談事業などによりまして、人権尊重社会の実現を進めます。  次に、三八ページをごらんください。新規といたしまして、(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例の検討でございます。区民意見の募集などを行いながら、条例案を検討、作成してまいります。  その下に記載の世田谷区第二次男女共同参画プランの推進でございますが、昨年度策定いたしましたプランに基づきまして、施策の推進、進行管理を行ってまいります。  次に、三九ページをごらんください。平和に関する普及啓発の推進です。平和資料館を中心に、引き続き平和の普及、啓発に取り組んでまいります。  次に、四一ページをごらんください。地域交流・まつり事業推進でございます。本年は、第四十回せたがやふるさと区民まつりを八月五日、六日に行いますが、初めて会場をJRA馬事公苑から区役所周辺に移しての開催でございます。来場者や近隣の方々に十分配慮し、円滑な運営に努めますので、大勢の方々の参加をお待ちしております。  次に、四三ページをお開きください。新成人のつどいでございますが、一月八日に世田谷区民会館と区役所中庭で実施をいたします。  さらに、その下に記載しております健康村ふるさとづくりの推進です。四四ページの6にございますとおり、ふじやまビレジの温浴施設の増築工事等を行います。  私からは以上でございます。 ◎本橋 地域行政部長 続きまして、地域行政部所管の主要事務事業を御説明いたします。  四五ページをお開きいただけますでしょうか。区民利用施設の利用促進でございます。公共施設利用案内システム、けやきネットの運営によりまして、現在二百五十四施設を対象に約二万八千余の団体が登録して御利用いただいております。適正かつ効率的な御利用に当たりましては、不適切な利用を是正するとともに、来年度のシステムの再構築に向けて、開放枠の細分化、キャンセル料や登録料、更新料の導入等につきまして検討してまいります。  次に、四六ページでございます。臨海斎場運営でございます。臨海斎場は、世田谷区を初め五区で構成する臨海部広域斎場組合によりまして、共同設置運営を行っております。平成十六年度の開設後、十三年が経過し、老朽化対策の検討に取り組むこととしております。  次に、四七ページでございます。出張所等業務の支援、取りまとめでございます。通常の住民記録等の業務支援に加え、証明書等の機械交付での今後のサービス展開と、それにあわせたマイナンバーカードの交付促進をあわせて検討してまいります。  次に、四八ページでございます。総合窓口(くみん窓口)の創設でございます。各総合支所の住民記録事務と戸籍事務の窓口を一体化し、行政手続を一カ所でお受けできるようにして、区民への窓口サービスの向上を目指すものでございます。十月には、集中入力センターの開設によりまして、窓口での待ち時間の短縮を図ります。  次に、四九ページでございます。マイナンバー制度の運用でございます。平成二十七年十月から通知カードの送付を行い、この間、申請に基づき、約八万七千枚のマイナンバーカードを交付してまいりました。今後は、本年十月の国の本格運用やマイナポータルの開始に合わせ、準備を進めてまいります。  地域行政部からは以上でございます。 ◎久末 産業政策部長 産業政策部の主要事務事業について、主な事業について順次御説明をいたします。  まず、五〇ページから五一ページの総合的な中小企業振興施策の促進につきましては、産業振興公社が行っている六つの事業をここで記載しております。  五二ページの中小企業者経営支援は融資あっせん制度でございまして、五三ページにその一覧を掲載しております。  五四ページは、産業表彰、公衆浴場確保対策についてでございます。  五五ページ、五六ページは、商業・サービス業の振興でございます。商店街が取り組む記載の事業に対しましてそれぞれ支援をしており、二十七年度より、商店街のまちゼミ、まちバル事業の支援にも取り組んでいるところです。  五七ページ、観光事業の推進では、産業振興公社において、観光事業に知見を有する外部人材を登用するなど、観光事業推進に係る組織体制の強化を図り、産業振興公社が事務局を担う世田谷まちなか観光交流協会を基盤として、まちなか観光事業のさらなる拡充や情報発進力の強化を図り、地域経済の活性化につなげてまいります。  また、地方版図柄入りナンバープレートPR事業につきましては、国土交通省から示されたスケジュールに合わせて、世田谷区独自の図柄及び寄附金の目的の検討を行い、国土交通省に図柄入りナンバープレートの提案を行うとともに、図柄入りナンバープレートのPRを推進してまいります。  次に、五八ページ、新たな産業ビジョン及び産業振興計画の策定につきましては、産業ビジョン懇話会及び庁内検討組織により検討を進め、今年度中に、平成三十年度からの新たな産業ビジョン及び産業振興計画を策定する予定でございます。  五九ページの「経営支援コーディネーター」による支援につきましては、区内中小企業が抱えるさまざまな課題に対して、総合的な経営支援アドバイスを行ってまいります。  また、ビジネスモデルの研究開発支援では、新しいビジネスモデルや知的財産権の取得等への支援を行ってまいります。  六〇ページをごらんください。産業のBCP・区民生活維持継続の推進では、災害時等における区内中小企業の事業継続を確保するための普及啓発に取り組んでまいります。また、せたがや産業のPR推進事業(シティーセールス)については、世田谷の魅力を表現したプロモーションビデオを作成し、区内外へ発信するとともに、産業を初めとする世田谷の魅力の庁内横断的な発信や、世田谷まちなか観光交流協会との連携により、国内外からの観光客の誘致を図り、区内産業振興につなげてまいります。  六一ページから六二ページの起業・創業支援の推進では、産業振興公社による創業セミナー等のほか、ソーシャルビジネス活動の支援に取り組んでまいります。  次に、六三ページ、六四ページの工業・ものづくりの振興では、区内工業の異業種交流グループが共同開発した災害時避難誘導塔AE―TOWERの効果的な活用方法等について、前年度調査研究を行いました。その結果を受け、今年度は広域避難場所に一基設置する予定でございます。なお、予算措置は危機管理室になっております。  次に、六五ページから六七ページにかけましては、就労・雇用関係でございます。就労・雇用につきましては、産業振興公社が運営する三軒茶屋就労支援センターを拠点とし、ハローワーク等の関係機関や世田谷若者総合支援センターとの連携をとりながら取り組んでまいります。建設業人材確保・中小企業若年者就職定着支援につきましては、企業向けの定着支援を拡充してまいります。また、今年度は中長期保全計画に基づき、シルバー人材センターの用賀ワークプラザの改修工事を行います。加えまして、働き方改革の推進と子育て・介護と仕事の両立に向けた研究・調査を実施してまいります。  次に、六八ページ、六九ページが農業関係でございます。都市農地保全の取り組みに関しましては、現在約九十三ヘクタール残る貴重な農地の保全のため、啓発イベントや農業経営基盤の強化に取り組みます。せたがや農業塾につきましては、後継者育成を目的に実施してまいります。農業公園の運営と体験型農園事業の実施につきましては、昨年度開園した喜多見と瀬田の二つの農業公園や、農家が開設する体験農園において、区民を対象とした農業体験事業を実施してまいります。  また、新たな農業振興計画の策定でございますが、現行の農業振興計画は三十年度までの計画でございます。このため、三十一年度からの新計画の策定に今年度着手し、三十年度中の完成を目指してまいります。  次に、七〇ページから七三ページが消費生活関係でございます。消費生活課では、啓発事業と消費生活相談を、いわば車の両輪関係に位置づけ事業展開をしております。啓発事業では、区民との協働による講座運営や、年代に応じた効果的な啓発活動に取り組んでおります。また、高齢者見守りネットワークと連携し、高齢者等の消費者被害、未然防止のための消費者安全確保地域協議会の設置運用を図ってまいります。  七二ページにございます消費生活相談では、弁護士等との専門機関との連携を深め、相談の質の向上を図るとともに、警察署等関係機関との連携を密にして、消費者被害の未然防止及び迅速な救済の取り組みを進めてまいります。  産業政策部については以上でございます。 ◎原田 清掃・リサイクル部長 続きまして、清掃・リサイクル部所管の主な事業について御説明させていただきます。当部の資料は七四ページからで、大きな柱といたしまして、不用物の発生・排出抑制と、後ほど御説明いたしますごみの効率的・適正な処理の二つにまとめてございます。  まず、七四ページ、普及啓発・環境学習の推進でございます。ごみの減量や分別の徹底についての理解を深め、区民、事業者主体の行動につながるよう、(1)に記載の資源・ごみの収集カレンダーの全戸配布などのさまざまな取り組みを進めてまいります。  次に、七五ページをごらんください。区民主体のごみ減量リサイクル活動を促進するために、資源の集団回収の活動支援や生ごみ減量講座の開催、食品ロス対策の一環としてフードドライブの実施などの各種取り組みを進めてまいります。  七六ページをお開きください。事業者主体のごみ減量やリサイクルの取り組みの促進を図る中で、(3)の小型家電について、昨年度から開始した宅急便を活用した無料回収システムを継続してまいります。
     また、七七ページから七九ページに記載のとおり、行政として各種の資源回収等を行ってまいります。  続きまして、八〇ページをお開きください。ここからはごみの効率的・適正な処理でございます。昨年度から三千カ所ふえ、区内には約七万五千カ所の集積所がございまして、効率的できめ細かな収集運搬が重要となってございます。平成二十七年度からスタートしました十カ年の世田谷区一般廃棄物処理基本計画に基づき、着実に取り組みを進めてまいります。  具体的には、八二ページをお開きください。4に記載の粗大ごみ、八三ページの5に記載の不燃ごみ、6の小型電子機器、これは小型電子機器回収ボックスに入れられた携帯電話を、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会のメダル作成に活用する取り組みを今年度から始めたところでございます。  それから、八四ページをお開きください。7に記載の蛍光管の資源化につきまして、不燃ごみの中継所での全量選別資源化を着実に実施してまいります。  次に、八五ページです。適正な収集運搬体制の整備に向けまして、1のネットの配布など、集積所の環境美化を図ってまいります。また、2の(2)事業系ごみの区収集上限量引き下げにつきましては、昨年十月に施行し、ごみ減量の促進と負担の適正化を図っているところでございます。  ほかにも、八六ページと八七ページの記載のとおり、各種の排出指導業務に取り組んでまいります。  恐れ入ります、八八ページをお開きください。廃棄物処理手数料につきまして、昨年の第三回定例会で御議決いただきましたとおり、本年十月から改定となりますことから、円滑な移行に向け、事業者、区民等に周知を図ってまいります。  最後に、八九ページに清掃・リサイクル関連施設の一覧を掲載しております。  なお、本日清掃・リサイクル事業概要を資料として配付させていただいておりますので、各事業の詳細につきましては、後ほどごらんいだければと思います。  御説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 以上が主要事務事業ですけれども、全部聞いていたら大変なことになりますが、特にどうしてもというのがありましたら。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (3)三軒茶屋における公共施設の整備検討に関する覚書きの取り交わしについて、説明願います。 ◎羽川 世田谷総合支所副参事 三軒茶屋における公共施設の整備検討に関する覚書きの取り交わしについて御説明申し上げます。  本件は、企画総務常任委員会、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  本覚書につきましては、二月の常任委員会でも御説明申し上げたところでございますが、今後、NTT東日本と区とで整備につきまして検討を進め、整備の可否判断を行うに当たり、覚書を取り交わすこととなりましたので報告申し上げるものでございます。  1の覚書の概要でございます。(1)検討に要する費用につきましては、原則としておのおのが負担するものといたしますが、区とNTTの双方が相手方の要請によりまして調査等を行い、それにより外部委託の経費が生ずる場合につきまして費用負担を求めることができ、負担の発生する行為の前に協議を行い、文書を取り交わすこととしたものでございます。  (2)でございます。検討期間につきまして、おおむね平成二十九年度中とし、覚書の期間を年度末までといたしました。また、期間満了や協議の解消等により本覚書が終了した際には、本覚書に基づく協議で定めた費用以外に、相互に一切の請求をしないといたしたものでございます。  2の覚書案につきましては、別紙のとおりでございます。後ほどごらんいただきたいと思います。  3の取り交わし予定日でございますが、こちらの報告後、五月下旬を予定してございます。  4の今後の検討でございます。区では、三軒茶屋における公共施設整備の経済合理性、整備による機能集約の効果等について検討を行うとともに、あわせて区とNTT東日本とでは、施設の仕様、費用等について検討及び協議を行いまして、区では平成二十九年度中に整備の可否判断を行うことといたしてございます。検討及び協議の状況につきましては、適宜区議会に御報告を申し上げます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆桃野よしふみ 委員 相手方の要請による調査で、なおかつ外部委託が必要なものというのは、何か具体的に挙げられるものというのはあるんですか。例えばこういうものですよというのは。 ◎羽川 世田谷総合支所副参事 今回想定されているようなところでございますと、区からさまざまなパターンで内容の案をつくりまして、それを施設の箱におさめるような場合、そういうようなことの具体的な施設の割り振りの案ですとか、そういう多様なものをつくる場合、区の要望、たくさんのパターンについて検討をお願いするような場合で、それを外注でなければつくれないようなことがあった場合について想定しているものでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 パターンってどういうのでしょう。 ◎羽川 世田谷総合支所副参事 当然、区はこれからその施設についてさまざまな内容、どういう事業とどういう事業、こういう組み合わせがいいんじゃないかとか、これとこれを近くに配置すると効果が出るんじゃないかというようなところを区として検討してまいりますけれども、それについて具体的に施設に当てはめるといったようなところ、それについてさまざまなパターンといいますか、さまざまな場合を検討するようなことでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 レイアウトということなんですか。もうちょっと詳しく教えていただいていいでしょうか。 ◎宮崎 副区長 NTTとの交わしの中で、区のほうから、いろいろこの間協議している中には、例えば公共施設だけでなくて、民間をもし誘致する場合も区の判断でできるということを一応向こう側から提起されておりますので、例えばどういうところとコラボすればより施設としての価値が高まるのかとか、そういうケースの場合に、バリエーションが出てきますので、先ほど桃野委員がレイアウトとおっしゃいましたけれども、レイアウトと同時に機能部分のところも含めて、例えばこの施設を賃借の値段に切りかえるとどれぐらい効果数字が出てくるのかとか、そういうことまでになりますと専門的な部分に試算させなきゃいけないようなケースが出てまいりますので、そういう場合に外注という想定ができるということでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 そういう話だと、相手方の要請ということだから、今の話だと、それを世田谷区がNTTに対してこういう調査をしてくださいと要請するということなんですか。 ◎宮崎 副区長 そのとおりですけれども、必ずしもNTTのほうにその要請をする必要性があるかどうかというのは事の中身次第で、区のほうがみずから計算をするというケースもございますので、そういうケースが出たときにNTTにお願いする場合には、例えば建てるのは、今の想定はNTTに建ててもらおうと思っていますから、それが構造上できるかできないのかということになりますと、相手方にその依頼をしないと見えてこない部分が出る可能性がありますので、そういうことを想定してこのような文言にさせていただいている状況でございます。 ◆桃野よしふみ 委員 こういった覚書というのは通常のルーチンの作業というか、役所としては当たり前にこれまでもやってきたような形になるんですか。 ◎宮崎 副区長 当初のこの計画をつくっていく中で、いわゆるPFIという言葉やPPPという言葉を使ったりしていますが、こういう取り組みの部分については、区としても事例がそうあるわけじゃありません。したがいまして、この間、弁護士とかそういうところにも相談をしていただきまして、いわゆるPFI法が今一番先例になりますけれども、どこまでが官と民の場合フェアに協議を進めていくのかということに対して、ここまでであれば、お互い求めるものが出てもそこについては負担をしていかなければいけないという前提がありますので、このような取り組みについて、そう先例があるわけではございません。 ◆村田義則 委員 一定の予算委員会で、公共施設の区の提案についてはかなりさまざまな会派から議論があったと思うんですが、この覚書で協議をするにしても、区としてどういう方向性で整備の内容を考えているのかとかいうその基本がなければ協議も何もないわけですよね。そこの基本の中身について、予算委員会での各党との議論の関係で、区が当初議会に示したあの内容について、さらに検討していくというのか、それとも区が検討した中身をまずNTTに持っていって協議の土台にしようとしているのか、その辺はどっちなんですか。 ◎宮崎 副区長 まず、議会のほうからさまざまに御意見をいただいたことは、村田委員からの御指摘のとおりでございます。  その中でも、私たちとしまして、二つの点についてさらに検討を考えております。一つは、あそこに想定としてこういうものを入れていきたいということを申し上げてきたわけですが、その効果を含めての部分についてのものは、やはりもうちょっと集約をかけていくべきじゃないかというようなお声もいただいていますので、そこについてはさらに検討を深めたいということ。  さらには、先ほどもちょっと申しましたが、あの一等地の中での効果数字の出し方としては、より精度を高めないと、賃借料がかかってくることは事実ですので、言ってみれば、その妥当性といいますか、そういうことについても深めていかなければいけないと思っております。  その上で、改めて議会のほうに私たちの考え方をお示しして、それについて御意見をいただきたい、こんなような思いで今おります。 ◆村田義則 委員 そうすると、当然そっちの、つまり議会のほうに区の公共施設整備の内容についての考え方を示すほうが覚書を取り交わすより先だということ。それとも、これは五月下旬だから、内容はこだわらず、覚書だけを先にやるという考え方ですか。 ◎宮崎 副区長 先ほども御説明申し上げましたように、さらに深めていく際に、相手方があるわけですから、当然相手方の土地の部分にかけるということもありますので、それができるできないということも当然出てきますから、今までは想定という形のもので、協議の中身のものがペーパー上だけでやってきたわけではないんですけれども、さらに今のようなオーダーが出てきている。例えばその中には、区全体としての三軒茶屋のまちづくりの話まで出てきましたので、そういうところも含めて、いわゆる効果があるのかないのかということについてのことをやらなければいけない。そのためには、まずはその前提として、経費がかかるケースも想定されますので、その分についての覚書だけはぜひ交わさせていただきたいという趣旨です。  その上で、やっている中身については、当然ここは議会に御相談申し上げたほうがいいという判断が出てまいりますので、そこについては適宜報告をして、改めて御意見を頂戴したいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (4)昭和女子大学の校舎改築計画に伴う協議結果について、説明願います。 ◎羽川 世田谷総合支所副参事 昭和女子大学の校舎改築計画に伴う協議結果について御報告申し上げます。  1の主旨でございます。昭和女子大学の校舎等の改築計画に伴い、連担建築物設計制度を活用して、太子堂区民センターのエレベーター設置が可能となるよう区と大学とで協議を進めてまいりましたが、以下に記載の状況から、連担建築物設計制度活用の協議を休止いたしまして、引き続きエレベーター設置に向けた協議を行うことといたしましたので御報告するものでございます。  2の経過でございます。二月の常任委員会でも御報告申し上げましたが、昭和女子大学では、区民センターと隣接する敷地において、校舎等の改築を検討いたしましたが、区民センターへの日影規制の影響により十分な建築ができないおそれがあるところでございました。そのため、建築基準法に基づく制度の活用検討を世田谷区に対して申し入れたものでございます。  区では、区民センターのエレベーターにつきまして、敷地面積の不足などの理由により設置ができない状況でございました。そのため、制度活用によりエレベーター設置が可能となるよう大学と協議を進めてまいったところでございます。  3は区民センターの施設概要でございます。記載のとおりでございます。昭和五十五年竣工で、地上二階、地下一階、エレベーターなしという建物になってございます。  4の検討状況でございます。区と大学とで制度活用に向けた協議を進めてまいりましたが、その中で、周辺環境への配慮や地区計画の内容等を踏まえまして新校舎等の建物の高さを抑える検討をいたしました。その結果、制度活用自体が不要な建築計画となったことから、制度活用についての協議を一旦休止するということでございます。  5の今後の進め方でございます。(1)です。区と大学とは、太子堂区民センターのエレベーター設置が地域の課題であるとの認識のもと、大学の敷地利用について協議をするということでございます。(2)でございます。区と大学の協議が整った場合は、新校舎竣工後、区でエレベーターを整備することといたします。(3)太子堂区民センターの大規模改修につきましては、平成三十年度実施に向けまして準備を進めているところでございますが、今後エレベーター設置の施工時期、改修内容等々の調整を行ってまいります。(4)今後の進捗に応じて議会報告を行うとともに、区民センター利用者等に情報提供を行ってまいります。  裏面をごらんください。スケジュールでございます。この五月二十七日土曜日でございますが、大学が開催いたします街づくり条例に基づく建築構想説明会がございます。そして、本年度も引き続き、二十九年度からというところで、エレベーター設置に向けた大学敷地利用等の協議を継続してまいるものでございます。  以下、位置図と、その下、丸印のところが連担建築物設計制度の説明でございます。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 結局、三十年度に改修の見通しは、大丈夫なんですか。 ◎羽川 世田谷総合支所副参事 現在、これまで連担建築物設計制度を前提として計画を立ててまいりましたが、そちらがなくなったということで、まず、それぞれの敷地を前提とした計画をつくり直す、そして昭和との土地利用についての協議を行うというような流れになってございます。  現時点でスケジュール等お示しはできませんけれども、協議、努力してまいりたいと思ってございます。 ◆村田義則 委員 だって、連担建築物設計制度の活用については、昭和女子大のほうから申し入れがあったわけでしょう。でも、向こうのほうが、いや、ごめんなさい、撤回しますよと言ってきたわけですよね。  その時点で、そのかわりにこういうふうなことという提案はなかったの。要するに、向こうは向こうの都合だけで提案してきて、あとは協議しますよで、結局だめでしたよということもあり得るというふうに、何となく向こうの地域貢献についての意欲というか、どうなんですか見通しは。 ◎内田 世田谷総合支所長 連坦制度につきましては、大学からの申し入れということで協議を進めてきております。ただ、一方で、建物の高さをどうするかというのは、ここは地区計画の網がかぶっておりまして、原則二十五メートルという部分があります。ですから、二十五メートルを超えるのか、以下にするのかという議論の中で、そういう意味では、周辺への環境とか日影とかが関係してくるという話の中で、地区計画で原則という部分があるので、大学側でもさまざまなシミュレーション、どういう建物、階数、場所も含めての話の中で、今回、六階建ての建物というところで二十四メートル以下だと。そういたしますと、連坦制度を用いなくても大学側の考えている建物の規模ができるというところでございます。  ただ、その間、議論する中で、区側としても区民のエレベーター設置については、前々からの悲願であるというのはお話ししてございます。そういう意味では、連坦制度につきましては一時協議を休止いたしますけれども、地域の課題としてはあるということで大学側も認識しておりますので、そういう意味では、逆に今度は区のほうから大学側にお願いをするという形の中で協議を進めたいと思っております。 ◆村田義則 委員 具体的にどんな形が考え得るんでしょうか。 ◎内田 世田谷総合支所長 連坦制度のときにも、エレベーター設置、これは大学の費用で行うということで協議を進めておりましたので、大体場所としてはこの場所だということは想定してございます。  ですので、そこでまず最初にやらなければいけないのは、法とか条例がございますので、そこの部分で抵触しない形でできるのかとか、どこの場所を土地としてお借りするのか、あるいは工事をする場合につきましても、今想定しているエレベーターの位置は道路に面していませんので、そういう意味では、大学側の敷地を使って工事車両等々も入れなければいけないというさまざまな課題が出てきておりますので、いずれにしても、区民センターの隣地は大学しかありませんので、大学側の御理解をいただきながら進めていきたいと考えております。 ◆村田義則 委員 今一言出ていたけれども、要するに土地を借りるということ。要するに、自分のところの区の敷地だけではもうどうしようもないわけでしょう。だから、向こうの土地を買うとか借りるとか、ただ使わせてよというだけの話で済むわけじゃないでしょう。その辺の考え方はどういうことなんでしょうか。 ◎内田 世田谷総合支所長 今、村田委員から御指摘のとおり、太子堂区民センターは、建蔽、容積が目いっぱいの建物でございます。ですので、区の敷地でエレベーターを設置することはできないという状況でございます。したがいまして、隣地である大学側の協力をいただかないと無理だというのが現状でございます。  大学側の土地を使わせていただく部分について、先ほどございましたけれども、賃料という部分につきましては今後先方と議論したいと思っております。ですので、今の段階で金額とかにつきましては、この部分はなるべく早く先方と協議しまして、その結果につきまして委員会に御報告したいと思っております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (5)地域包括ケアの地区展開の取組みについて、説明願います。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 地域包括ケアの地区展開の取組みについて御報告申し上げます。  なお、本件は福祉保健常任委員会とのあわせ報告となります。  1の主旨でございます。地域包括ケアの地区展開につきましては、昨年七月から全地区で実施しておりますが、二本の柱でございます福祉の相談窓口と参加と協働による地域づくりについて、二十八年度と本年度の取り組みについて報告するものでございます。  2の福祉の相談窓口の実施状況でございます。(1)平成二十八年度の相談件数につきましては、クリップどめになってございます別紙1として添付をさせていただきました。二十八年七月から二十九年三月までの地区ごとの相談件数をまとめたものでございます。こちらのほうもごらんいただければと存じます。  お手数ではございますが、資料の一ページにお戻りください。①のまちづくりセンターの相談概要でございます。相談件数八千五百四十五件のうち、福祉の相談窓口の件数が二千百五十二件でございました。相談件数につきましては、複合した内容でございましても主な相談内容について一件と計上しているものでございます。相談の種別につきましては、記載の内容となってございます。  主な相談と対応でございますが、まちづくりセンターの福祉の相談窓口では、相談者に対しまして、まちづくりセンターの相談マニュアルを活用した対応や関係所管への問い合わせなどにより相談の対応を行っております。また、あんしんすこやかセンターや社会福祉協議会に相談をつなぐことや、相談に同席すること、また総合支所保健福祉三課や他の関係機関に相談をつなぐ対応を行っております。下の表でございますけれども、まちづくりセンターからあんしんすこやかセンターにつないだ相談内容は、こちらのとおり、介護や高齢福祉サービス、介護予防に関することが最も多くなってございます。  二ページをごらんください。まちづくりセンターから社会福祉協議会につないだ相談内容でございます。地区活動やボランティアへの参加、活動内容の相談、サロン、高齢者クラブ、子育てサロンの紹介等の利用など合わせて百五十件となってございます。こちらは、あんしんすこやかセンターの高齢者の相談に加えまして、障害者、子育てを含む相談拡充の業務、社会福祉協議会の地域活動に関する事業に相談をつないでございます。また、まちづくりセンターあんしんすこやかセンターの一体整備が完了していない施設では、高齢者や障害者の福祉の相談について、まちづくりセンターや社会福祉協議会の職員によるあんしんすこやかセンターへの同行などを含め、相談者に配慮した対応を行っているところでございます。  次の丸でございますが、あんしんすこやかセンターや社会福祉協議会からまちづくりセンターにつないだ相談でございます。こちらにつきましては、行政の手続、健康保険、年金、地区活動、多岐にわたって相談に対応してございまして、福祉に関する相談から行政上の手続の相談に連続して対応し、相談者の利便性向上を図っておるところでございます。  ②のあんしんすこやかセンターの相談概要でございます。相談件数が十一万一千三百十三件のうち、相談拡充が九百九十八件。こちらも相談件数については複合した内容も主な相談について一件として計上してございます。  三ページをごらんください。相談の種別(対象者の属性)と具体的な相談内容は、表に記載したとおりでございます。  相談拡充に関します主な相談と対応といたしましては、相談に関する対象者の属性は、精神障害が最も多くなりまして、メンタルヘルスと合わせますと全体の半数以上となってございます。福祉の相談窓口を掲げましたことで、本人、家族、民生委員に加えまして、近隣住民からの相談も寄せられるようになっているところでございます。必要に応じて、健康づくり課や保健福祉課、地域障害者相談支援センター等につなぎ、専門医療機関の紹介等も行っております。また、あんしんすこやかセンターで継続して対応するケースもあるところでございます。また、母子、子育てに関する相談も地区での相談が可能となってございます。虐待の可能性のあるものは急ぎ専門的な対応を行う必要があることから、総合支所の子ども家庭支援センターに速やかに引き継いでいるところでございます。  ③の社会福祉協議会の相談概要でございます。相談全体、相談者数は三千百六十九件になってございます。相談内容件数は三千二百六十二件となってございます。社会福祉協議会の相談につきましては、相談全体の件数に対して、相談内容及び具体的な相談件数は、複数の相談があった場合、また複数のサービスにつなげるなどした場合につきましてはそれぞれで計上してございます。そのために数字に違いが出ているところでございます。  四ページをごらんください。相談内容に関する件数は表に記載のとおりでございます。具体的な内容につきましては、サロン・ミニデイ、成年後見・あんしん事業、生活困窮、ふれあいサービス、ファミリーサポート等、記載のとおりでございます。  主な相談と対応でございますが、高齢者に関する相談が四割以上を占めまして、次いで地域活動となってございます。相談の約八割はサロン・ミニデイの御案内、ふれあいサービス・ファミリーサポートの紹介といった社会福祉協議会の事業にて対応が完了しているところでございます。サロン・ミニデイの相談では、各地区に窓口を設置いたしましたことから、まちづくりセンターを拠点として活動団体への計画的な訪問が可能となりました。課題等を伺う中で顔の見える関係づくりができ、団体の運営や担い手、活動のPRなど、幅広い相談に対応しているところでございます。その他の相談につきましても、まちづくりセンターあんしんすこやかセンター、総合支所、その他の機関につなぎ対応しているところでございます。  (2)平成二十九年度の取組みの概要でございますが、まちづくりセンターの相談マニュアルの改訂や地区アセスメント作成の取り組みにより三者の連携を強化し、福祉の相談の充実を図るとともに、三者以外にも、ネウボラ・チームを含め、総合支所保健福祉三課や関係機関等に相談をつないでまいります。また、地区でのイベント等では、のぼり旗、チラシ配布等による周知活動を引き続き実施し、相談窓口のPRを図ってまいります。  続きまして、3の参加と協働による地域づくりの取組みでございます。平成二十八年度の事業概要でございます。五ページをごらんください。現在、各地区において三者が連携して地区アセスの作成に着手してございます。地区アセスにつきましては、平成二十九年度上半期中を目途に策定し、そこから浮かび上がる地区の課題解決に向けた取り組みを順次開始できるよう準備を進めているところでございます。まちづくりセンターでは、地区アセスの作成を主導するとともに、アセスの内容に、あんしんすこやかセンターによる地区課題の抽出、社会福祉協議会の社会資源開発事業の成果を取り入れまして、三者それぞれの事業が効果的に推進できるよう連携の中核を担ってまいりました。  (2)の平成二十九年度の取組みの概要でございます。①平成二十九年度上半期中を目途として、地区アセスを作成してございますが、地区アセスにより把握した地区の課題について、課題解決に向けた社会資源開発等の取り組みを順次開始してまいります。  ②の社会資源開発等の充実に向けては、各総合支所では、管理職や地域振興課の職員、保健福祉課や健康づくり課の保健師、ケースワーカー等により地区へのバックアップ体制を構築し、三者連携会議への参加や社会資源開発の支援等を実施してまいります。  ③全地区実施から一年を経過することを踏まえまして、各地区のリーフレットの作成や区民向けの報告会等を実施いたしまして、地区住民の参加と協働の促進を図ってまいります。  ④地区・地域の強化に向けて、まちづくりセンターあんしんすこやかセンターの体制の見直し検討を進めまいります。  ⑤地域の課題解決に向けまして、区民、事業者、社会福祉法人、NPOなど地区の多様な主体の参加する協議体において検討を重ねまして、高齢者の居場所や生活支援サービスなど地域資源の開発を目指してまいります。  4の施設の整備状況でございます。まちづくりセンター、社会福祉協議会、あんしんすこやかセンターの一体整備が未完了の地区について順次整備を行ってございます。こちらは、資料の一番最後にとじてございます別紙2をごらん願います。まちづくりセンター、社会福祉協議会、あんしんすこやかセンターの一体整備につきましては、平成二十九年度において完了の地区はございませんが、(仮称)二子玉川を含めまして、九カ所につきまして順次整備を進めてまいるところでございます。  資料の五ページにお戻りください。今後のスケジュールでございます。平成二十九年八月ごろまで、地区におきまして地区アセスの課題整理や、地区住民等の意見聴取、地区における課題解決の取り組みの検討を行ってまいります。九月の常任委員会で、各地区での課題解決の取り組みの進捗について報告させていただき、地区における取り組みを順次実施してまいります。二十九年度下半期に地区リーフレット等の作成、区民向け報告会等の実施、課題解決のさらなる取り組みの検討を行う予定としてございます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 別紙1の表の見方を説明してください。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 別紙1でございますけれども、各地区ごとのまちづくりセンターあんしんすこやかセンター、社会福祉協議会の相談件数でございます。項目として分けているものは、まず、まちづくりセンターに来た相談件数全体のものと、その下が、福祉の相談窓口でございます。その下があんしんすこやかセンターでございまして、これも上が全体の相談件数、下が相談拡充でございます。障害者、子育て家庭等の相談を広げた部分の件数でございます。その下が、社会福祉協議会の件数でございます。  そちらの横でございますが、平成二十八年度として、二十八年七月から二十九年三月までの件数を記載したものでございまして、平成二十七年度(参考)としているものにつきましては、同時期、七月から翌年三月までの数字を参考として挙げさせていただいたものでございます。 ◆村田義則 委員 そうすると、例えば二十七年度からモデルでやったところも含めて、二十八年度は七月から三月までで全部統一しているということですね。相談の件数は。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 そのようにさせていただいてございます。
    ◆村田義則 委員 そうすると、全体として見ると、二十八年と、二十七年のそれぞれの福祉相談だとか、あんしんすこやかセンターの拡充した部分は、結構件数が減っているんですよね。この数字に対して、何か分析はしていますか。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 こちらでございますけれども、全体として当然窓口の数もふえてきてございますけれども、それぞれ相談拡充、基本的にはそれぞれのところで、モデル地区のところでの変化は余り目立ったところはないものと思ってございますが、そこに対しまして、新たにことし七月から始めたところがありますので、一地区当たりの相談は全体としては確かに落ちてございますが、二十七地区に広めて充実することはできたかなと思っています。 ◆村田義則 委員 私たちは、地域包括ケアの相談について大変積極的だと。だけれども、一番大事なのは、そこに行けば役に立つ、信頼される、あるいはそれがまちの中で、わざわざ総合支所に行かなくても、まちづくりセンターへ行けば用が足りますよということで、それが地域に広がっていけば、相談件数はふえていくでしょうと、それをちゃんとチェックしていきなさいよということを私は繰り返し議会では言ってきたと思うんですが、モデル地区の二十七、二十八で各ところだけ見ると、ふえた相談は二、三カ所しかないんだよね。そのうちの一部で、例えば13番の松沢の福祉相談窓口は結構ふえているんだよね。そのほかの二つは、あんすこ、社協は減っていると。社協なんかは百十五件から五十件になっているんだよね。それから、砧は古くからやっているけれども、これもあんすこがふえているけれども、福祉の相談窓口とかは微減。  そうやって見ていくと、要するに、まちセン、地域包括ケアでやっているところの相談が、住民の皆さんからどういう評価を受けているのか、これは今後の教訓として見ていく上で非常に大事だと思うんですね。その辺は何か分析しているんですかということを伺いたいと思います。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 こちらの相談件数は、まず社会福祉協議会につきましては、活動とかそういった相談が中心になってございます。地区に窓口ができたということで、最初にお客さんが集まって、まず相談したい方々が集まって、その後、ある程度落ちついた数になるのかなと考えているところでございます。  そのほかのところにつきましては、先ほど資料の中でございましたけれども、まちづくりセンターに来れば福祉の相談にもつながります。当然福祉のほうの相談に来れば、今回ありましたけれども、行政上の相談につながってまいりますというような形というか、ある程度ございますので、そのあたりのところをPRして、PRを強化して進めてまいりたいと思ってございます。 ◆村田義則 委員 しっかり分析して、今後も対応を積極的に図ってください。 ◆田中みち子 委員 今この資料を見させていただくと、みんな相談者に配慮した対応ができたとか、利便性を向上させることができたできたということで、できたの御報告をいただいてはいるんですけれども、一方で苦情みたいなものがあったり、そういったことは多分あると思うんですけれども、そういった御報告というのはいただけないでしょうか。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 もちろんそういう苦情といいますか、そういったこともございました。一番ありますのは、そこで相談は解決しないわけですよね。例えば相談拡充の障害者の相談、子育ての相談、やはり最終的には福祉三課ですとか、そういったようなところにつながなければいけないということがございまして、そこを本当にワンストップであるんじゃないかというような期待をされた方の御期待というのはかなりあるなというのがございます。そういったようなところにつきましても対応とか検討をさせていただきたいと思います。 ◆田中みち子 委員 苦情は改善の芽だと思っていて、地域を回っていても、申し上げにくいんですけれども、窓口の方の対応が余りよくないんですという声を本当に聞くんです。それで、今ここを見ますと、福祉の相談窓口でのまちづくりセンターの相談マニュアルということで職員の方は対応されていると思うんですけれども、やっぱりマニュアルだと、なかなか相談を受けるときに四角四面になりがちなんじゃないかと思っていて、福祉の相談だったら、子育てから障害のある方から相談となるわけですから、まして主な相談というところで精神障害の方が多く、メンタルヘルスが多いということであれば、特に心を病んでいる方には、最初に相談を受けた方の対応いかんによっては、またひきこもってしまったり、さらに病状が悪化したりとかがあると思うので、そういったところをもっと、マニュアルだけじゃなくて、精神障害のある方の家族会なんかに皆さんが研修に行かれるとか、それも一回ばかりじゃなくて、もっと地域に出て行って当事者の気持ちになるようなそういった研修をしてほしいと思うんですけれども、そういったことはやっていますでしょうか。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 資料にもございましたとおり、精神障害あるいはメンタルヘルスというところ、特にこちらはリピーターで相談に来られる方は、基本的にそういうところの相談が多いと私どもも聞いてございます。  ただ、そちらの対応につきまして、まだ研修とかマニュアルのほうも今後も充実しなければいけないと思っているところはございますので、検討させていただきたいと思います。 ◆田中みち子 委員 ぜひ充実させていただいて、マニュアルだけでない研修というのを検討いただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 基本的なことを聞きたいんですけれども、これは各地区が今現状では二十七地区に分けてあるわけですけれども、相談件数を年度ごとに別紙1というので提示されているんですけれども、各地区ごとの対象人口というのは全部、大体平均して同じようになるような今設置をされている、それを目指しているということなんですか。  そうじゃないと、単純に相談件数だけでは比較できなくて、対象人数がわからないと、資料としてどれぐらいの対象人数がいて、相談件数がどのくらいで、パーセンテージでどのくらいの相談件数があったのかということがわからないと、比較のしようがないと思うんですけれども、その辺はどうなんですか。 ◎羽川 世田谷総合支所地域調整課長 もちろん各まちづくりセンターの人口というのも、あるいは例えば高齢者の人口を比べましても、それぞれ大きな違いがございます。四万人を超えるところから、二万人までのところ、各ところそれぞれでございます。  そちらの例えば人口当たりで相談件数の分析とか、確かにそのようなことは必要であると考えますので、またそちら、どのような形でお示しするかはございますけれども、分析をさせていただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 対象の人口というのは極めて比較要件としては大事なことなので、ぜひ加えていただいたほうが。  あと、今後また新設していく箇所もあるんでしょうけれども、現状でどれぐらいが対象になっていて、逆に人員配置の問題とかそういうことも施設の規模とか、そういうことも含めて、どういう平準化、地域によって平準化していくということも課題になると思いますので、その辺、わかりやすい資料を提供していただきたいと要望しておきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (6)世田谷区立代沢小学校改築工事について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 世田谷区立代沢小学校改築工事について報告いたします。  なお、本件は福祉保健、文教常任委員会とのあわせ報告でございます。  代沢小学校につきましては、改築とあわせ、公共施設整備方針に基づき、代沢まちセン、あんすこ、社協との複合化を図るための整備計画を進めているところでございます。  1の主旨についてですが、本件工事につきましては、一般競争入札が行われ、第二回区議会定例会に契約議案として提出予定であるため、内容を報告するものでございます。  2の工事概要及び3の主な施設内容についてですが、地上四階、地下一階の建物で、まちセン、あんすこ、社協は地下一階に入る計画となっております。その他の項目につきましては記載のとおりでございます。  次ページ以降に、別紙としまして、案内図ですとか平面図を添付しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  次に、4の契約金額及び相手方についてです。(1)の改築工事につきましては、契約金額は二十六億七千八百四十万円、契約の相手方は白井・協栄・髙野建設共同企業体でございます。(2)の電気設備工事は、契約金額は三億八千十六万円、契約の相手方は八重洲・東都建設共同企業体でございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。(3)の空調設備工事につきましては、契約金額は三億二千九百四十万円、契約の相手方は杉山・大立建設共同企業体でございます。(4)の給排水衛生設備工事につきましては、契約金額は二億八千八十万円、契約の相手方は福吉・猿渡建設共同企業体でございます。  5の工期(予定)につきましては、平成三十一年七月三十一日まででございます。  6の今後のスケジュール(予定)でございますが、二十九年六月に、第二回区議会定例会に契約案件として提案し、議決後に契約を締結してまいります。二十九年から三十一年度で改築工事、三十一年九月に新校舎供用開始の予定でございます。  説明は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(7)(仮称)梅丘複合施設基本設計(案)について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 (仮称)梅丘複合施設基本設計(案)について御報告いたします。  なお、本件につきましては、福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨です。(仮称)梅丘複合施設の整備につきましては、まちセン、あんすこ、社協との一体整備及び地区会館との合築でございますが、こちらにつきましては、平成二十八年十月に基本構想を策定し、さらに検討を重ね、このたび基本設計案がまとまりましたので、報告するものでございます。  2の計画の概要(1)敷地概要についてです。この複合施設につきましては、現梅丘まちづくりセンターの場所に整備いたします。敷地面積等については記載のとおりでございます。  (2)の建物概要についてです。構造は鉄筋コンクリート造で、地上三階、地下一階建てございます。主な諸室につきましては、別紙にあります図面の二枚目、図面の三ページをお開きいただきまして、一緒にごらんいただきたいと思います。図面の三ページの左上の平面図が地下一階でございます。こちらにまちづくりセンター活動フロア、活動コーナー、拠点隊の防災倉庫等を計画しております。図面の左下が一階で、まちづくりセンターの事務室、あんすこの事務室、社協の執務スペース等でございます。ここは一体としてお客様を受け付けるということになっています。右上の平面図が二階になっておりまして、こちらが梅丘地区会館でございます。右下の平面図が三階ということになりますが、ほとんどが屋上で、一部倉庫という計画でございます。  恐れ入りますが、かがみ文の裏に戻っていただきまして、3施設の特色(1)の配置計画等をごらんください。②については、正面道路から建物までの高低差の緩和を図るということで計画しております。③外溝部を整備し、歩道の見通しをよくします。これは道が少し曲がっていますので、セットバックするということであります。  (3)としましては、災害対策として、設置型発電機と災害対策用トイレ汚水槽を配備してまいります。  4としまして、公共施設等総合管理計画に基づく整備手法(1)の複合化についてです。同一の建物に三つの施設を集約し、跡地等の活用を図ってまいります。まず、梅丘地区会館跡の建物につきましては、小規模多機能型居宅介護施設等の活用を検討してまいります。梅丘あんしんすこやかセンター跡につきましては、借り上げ施設のため返還してまいります。  (2)の仮設計画についてです。まちセンと社協の工事期間中につきましては、梅丘地区会館の一部を改修し、そこを仮設として使用することで、新しく仮設庁舎をつくるよりも仮設費を抑制してまいります。  5の概算経費についてです。まず、(1)施設整備費につきましては約六億三千三百万円でございます。今後、VEを行うなど、さらなる経費縮減を図ってまいります。  (2)施設維持運営費は、年間で約三千四百万円を想定しておるものでございます。  6今後のスケジュール(予定)についてです。二十九年六月に基本設計説明会を行いまして、その後、実施設計に入ってまいります。三十年一月から地区会館を一時休館し改修工事を行い、その後まちセン及び社協が仮移転してまいります。三十年度に入って、現在のまちづくりセンターの解体工事、改築工事を行いまして、平成三十一年度に新施設で業務を開始する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 この現梅丘地区会館を小規模多機能型居宅介護として活用するというのだが、それは定期借地でやるというの。売るということじゃないよね。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 今ある建物を生かして、そこに民間の会社に少し改修してもらって、それを使って小規模多機能として活用してもらうということを想定しております。 ◆村田義則 委員 そうすると、その建物を貸すということ。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 建物を貸して、それで活用してもらうということです。 ○高橋昭彦 委員長 ちょっと聞こえなかったんだけれども、もう一回言って。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 建物を貸して、それを活用して小規模多機能として使っていただくということでございます。 ○高橋昭彦 委員長 貸すわけですか。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 今、区の建物ですので、それを民間の企業にお貸しして、それで活用してもらいます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 では次、(8)(仮称)守山複合施設の基本設計(案)について、説明願います。 ◎長岡 北沢総合支所地域振興課長 (仮称)守山複合施設の基本設計(案)について報告いたします。  なお、本件につきましては福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨についてです。(仮称)守山複合施設の整備につきましては、平成二十八年九月に基本構想を策定いたしまして、さらに検討を重ね、このたび基本設計案がまとまりましたので、報告するものでございます。  2の施設の概要、(1)敷地概要についてです。用途地域の関係で、建築できる建物の用途が制限されるため、地域集会施設につきましては、建築基準法第四十八条の許可を平成二十九年三月に取得いたしました。  (2)の建物概要につきましては、旧守山小学校の既存建物と校庭を活用しまして、地域集会施設、保育園、福祉作業所として使用してまいります。  主な諸室は、別紙にA4横の図面がありますので、一緒にごらんいただきたいと思いますけれども、まず、図面の三ページをごらんいただきたいと思います。図面三ページの上の平面図が旧校舎棟の一階になります。こちらは保育園、おでかけひろば、地域集会施設、防災倉庫等を計画しております。同じページの下の平面図が、旧校舎棟の二階になります。こちらが、保育園と地域集会施設でございます。  図面の四ページをごらんください。上の平面図が旧校舎棟の三階になりまして、福祉作業所となります。  図面の五ページをごらんください。左の平面図が旧体育館棟の一階で地域集会施設となります。右の平面図が旧体育館棟の二階で、こちらも地域集会施設となります。なお、おでかけひろば、地域集会施設は、災害時に地域の避難所として使用してまいります。  それでは、恐れ入りますが、かがみ文にお戻りいただきまして、表の2の(4)その他をごらんください。複合施設が引き続き地域コミュニティーの拠点として活用されるよう、住民を主体として施設の活用手法を検討してまいります。施設の維持管理につきましては、業務委託を想定しております。  かがみ文の裏面をごらんください。3の公共施設等総合管理計画に基づく整備手法についてです。まず、(1)既存施設の活用につきましては、守山小学校跡利用方針に基づきまして、校舎棟、体育館棟を改修して活用してまいります。  (2)複合化につきましては、大原保育園と下北沢保育園を移転、統合し、北沢地域拠点保育園を開設してまいります。  (3)施設跡地の活用につきましては、まず、大原保育園、大原福祉作業所の跡地は、既存建物の活用について検討し、私立認可保育園等の整備を行ってまいります。次に、下北沢保育園の跡地につきましては、私立認可保育園等の整備を行ってまいります。  4の概算経費(1)の施設整備費につきましては、約十三億五千万円でございます。なお、外壁等にアスベストがあることがわかりましたので、除去作業の経費も含まれております。また今後、VEを行うなど、さらなる経費縮減を図ってまいります。  (2)としまして、土地取得費につきましては、敷地内の国有地の購入費が約二億円を計画してございます。  恐れ入りますが、もう一度別紙の図面の二ページをごらんください。こちらを見ていただきますと、左のほうに網かけの場所があって、ちょっと出っ張っているところがありますが、こちらが国有土地となります。  かがみ文にお戻りいただきまして、4の概算経費(3)施設維持運営費につきましては、年間約三千三百万円と想定しておるところでございます。  5の今後のスケジュール(予定)についてです。二十九年六月から基本設計説明会を行いまして、その後、実施設計を行いまして、住民を主体とした施設の活用手法の検討を行ってまいります。三十年四月からプールの解体工事を行いまして、その後、改修工事を行い、三十一年度に(仮称)守山複合施設の開設を予定しております。三十三年度以降に下北沢保育園移転、統合を予定しておるところでございます。  説明は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 それでは次、(9)と(10)はあわせ報告にしたいと思います。(9)世田谷区立玉堤地区会館の工事休館についてと、(10)世田谷区立深沢地区会館の工事休館について、説明願います。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 それでは、報告事項の(9)世田谷区立玉堤地区会館の工事休館についてと、(10)世田谷区立深沢地区会館の工事休館につきまして、一括報告させていただきます。  最初に、玉堤地区会館でございます。資料をごらんください。このたび、玉堤地区会館は、公共施設の中長期保全計画に基づきまして、施設の機能を確保し安定的に運営するため、改修工事を実施いたします。  主な改修工事は、2に記載のとおり、電気設備改修工事や空調換気の設備改修工事など、全般にわたる工事でございます。  経費の概算は、七千六百万円でございます。  工事に伴う休館期間は、本年の十月一日から来年の二月二十八日までの五カ月間を予定してございます。  周知方法につきましては、5に記載のとおり行います。  休館中は近隣にございます野毛区民集会所や尾山台地区会館を御利用いただきたいと思います。  玉堤地区会館の施設概要は7に記載のとおりでございます。  裏面をごらんください。こちらは玉堤地区会館の周辺図でございます。  以上が玉堤地区会館の工事休館に関する報告です。  次に、深沢地区会館でございます。資料をごらんください。  深沢地区会館につきましても、玉堤地区会館と同様の趣旨で改修工事を実施いたします。  主な改修内容は、電気設備の改修工事など2に記載のとおりでございます。  経費の概算は、一億一千七百三万円でございます。  休館に関する周知は「区のおしらせ」など5に記載のとおり行います。  休館中は、近隣にございます深沢区民センターや奥沢地区会館、九品仏地区会館を御利用いただきたいと思います。  深沢地区会館の施設概要は7に記載のとおりでございます。  裏面をごらんください。こちらは深沢地区会館の周辺図でございます。
     玉堤地区会館と深沢地区会館の工事休館についての説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 地区会館は、その後で宇奈根と給田なんかもあるんだけれども、地区会館は世田谷全体で今幾つあって、この改修、改築というのがどこまで進んでいて、今後どういう計画でやろうとしているのかというのを教えていただけますか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 申しわけございません。資料がございませんので、全ての地区会館の件数はわかりませんけれども、玉川エリアにおきましては、地区会館は十四館ございます。そして、工事でございますけれども、約半数弱が終了したというふうに記憶してございます。 ○高橋昭彦 委員長 あとわかるんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 全ての数は、現在資料がございませんので、後ほど把握して報告させていただきます。 ◎宮崎 副区長 地区会館は全部で四十七ございまして、公共施設総合管理計画のほうで、いわゆるサイクルを考えてならしながら改修に入っていくという計画でございます。 ◆村田義則 委員 じゃ、玉川だけもう一回聞きますね。十四分の幾つが終わっていて、今後いつまでに全部をやろうとしているのかという、その辺はどうなんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 今、正確に資料は持っていないんですけれども、玉川エリアでこれまで私の記憶では五カ所、六カ所が終わったというふうに理解してございます。五カ所程度が終了したと理解しております。  玉川地域におきましては、今回の二カ所が終わりましたので、これから地区会館ではないんですけれども、深沢区民センターの改修工事をしていこうと考えてございます。  なお、参考までに、現在新町地区会館の工事を進めているところでございます。 ◆羽田圭二 委員 参考のためにお聞きしたいんですけれども、近隣の区民利用施設を使うとなっていますよね。それで、その利用率みたいなのは調べていますか。例えば昼間の時間帯とか、結構高齢者クラブとかが使っていますよね、こういう区民集会所とか。それで、玉堤の場合とか、玉堤からほかに尾山台とか野毛とか書いてありますけれども、結構遠いですよね。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 利用率でございますけれども、玉堤の地区会館を例にとりますと、こちらは野毛区民集会所が、決して近隣ではございませんけれども、近くにございます。こちらの利用率は、第一会議室と第二会議室がございまして、第一会議室が三二%、第二会議室は三六%、このような利用率となってございます。 ◆羽田圭二 委員 だから大丈夫だということですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 皆様、御利用する時間帯というのはある程度高齢者の方ですと重なってきますので、利用率が低いから大丈夫ということはございませんけれども、中で調整をしていただきながら、うまく使っていただきたいと考えてございます。 ◆羽田圭二 委員 それは、例えば説明は説明会とかでしっかりやっていくということでいいですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 現在、地区会館の場合ですと、いわゆるホームグラウンドといいますか、主に使う施設というのを皆さんが決めていらっしゃいますので、工事期間中はそちらを変えていただくという形になります。その点の説明については、十分文書等を使いながら行ってまいります。 ◆福田妙美 委員 玉川地域のことで伺いますけれども、今度、二子玉川地区会館が複合施設ということで改築しますけれども、あそこは複合施設になるということもあるので期間が長いですけれども、こういった長い期間がかかるものは多分改築じゃないとないと思いますが、大体ほかは五カ月間ぐらいだということになっていますけれども、二子の場合はちょっと長いので、かなり地域の活動に影響を与えるというのを地域の方からもたくさん伺っていますが、玉川地域が十四地区会館あるうち、こういった長い期間になりそうなもの、大きく改築をしていくようなものがあるのかどうか、わかれば教えてもらいたいんですけれども。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 今お話をいただきましたように、二子玉川につきましては、今ある建物を全て取り壊しまして新たにつくりますので年数が非常に長くなりますけれども、それ以外のものは躯体というのは動かしません、そのままでございます。ですので、一年を超えるような工事は、私の理解の中にはございません。 ◆村田義則 委員 地区会館の話になると、当然地域の方がいろいろ使っているから、要望もたくさん出てくるわけですよね。区のほうにも来ているだろうし、私たちのところにも来るわけです。  それで、改修の基本的な観点なんだけれども、ここには書いていないんだけれども、例えば伺った話だと、深沢の場合はトイレが大変狭くて困難を極めるというのが長年にわたっての話で、それについては今回の改修で改善されるということも伺っているんですけれども、要するに、建物をそのまま長期保全計画というんだけれども、地元の利用者の要望というのはどのくらいまできちっと具体化をしていこうと考えているんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 今、保全計画のお話をいただきましたけれども、まずこの基本的な考えとして、保全計画に基づく工事というのは、機能向上ではなくて、機能回復を目的としたものでございます。しかしながら、利用者の方々に気持ちよく利用していただきたいというのは考えていますので、今回の場合も、こうしてほしいという希望、要望がある方とは直接お会いしてお話を聞いております。  どれぐらい実現していくんだという点ですけれども、御希望の内容にもよりますけれども、特に大きな経費なかからないもの等については、できる限り御希望を実現させていきたいと考えてございます。  また、今回の場合は、深沢の例ですけれども、今回御希望いただいた団体の方々からは、全ての御希望をお聞きすることはできませんでしたけれども、可能な限りの御希望をお聞きしまして、多くの方の御理解をいただいているところでございますし、また御希望を確実に実現していきたいと考えていますので、近日中に現地でお会いしまして、現場で確認をしながら、御希望の実現に向けて詳細というのを詰めていこうと考えています。 ◆村田義則 委員 地区会館そのものは本当に半世紀とかそれに近い時期につくられているものが結構多いわけですよね。それから見ると、やっぱり使う人たちの層も随分違ってきていますし、使い勝手というか使い方も違ってきていると思うんです。ですから、そういう意味では、単に保全というだけにとどまらない地元住民の皆さんの、今の住民の皆さんにとってより使いやすいものにするというのは、我々、例えば住宅のリフォームといった場合も、ただリフォームするというときに、耐震化だけやればいいということじゃなくて、より住みやすい、より利用しやすいというのがリフォームのもう一つの原点だと思うんです。その辺はきちっと位置づけて、ぜひ住民の要望に積極的に応える姿勢で臨んでいただきたいと。地区会館全体、これからまだ半分以上ありそうですから、ぜひそこはお願いしたいと思うんです。お金もいろいろ大変でしょうけれども、直してくれたけれども、全然変わらなかったなということじゃやっぱりね、よくなったなというのが区としても、住民の側も税金が払ったかいがあるというものですから、ひとつよろしくお願いします。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 確かにおっしゃるとおりでございますので、深沢を例に出しますと今トイレの話がありましたけれども、誰でもトイレがございませんので、高齢者の方にも安心して使っていただけるようなトイレの設置など、御希望をできる限りお聞きしてまいります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 十二時になってしまったのですが、理事者の入れかえのところまで行きたいと思いますので、よろしくお願いします。  次、(11)玉川総合支所庁舎等の仮設庁舎への移転に伴う行政サービスについて、説明願います。 ◎蒲牟田 玉川総合支所地域施設整備担当課長 それでは、玉川総合支所庁舎等の仮設庁舎への移転に伴います行政サービスにつきまして御説明申し上げます。  なお、本報告は、福祉保健常任委員会とのあわせ報告になります。  1の主旨でございます。玉川総合支所庁舎等の改築に伴う仮設庁舎の整備につきましては、平成二十八年十二月一日の当委員会への報告、二日の福祉保健常任委員会への報告をさせていただいたところでございます。このたび、移転期間中の行政サービスの対応がまとまりましたので、御報告するものでございます。  2の仮設庁舎及び分庁舎での行政サービスでございます。仮設庁舎につきましては、既存庁舎の活用を含め、三カ所に整備いたします。構成等につきましては記載のとおりでございますが、これまで庁舎名ですとか所在地の号数が決まっておりませんでした。(1)の旧下水道局世田谷出張所跡地等の庁舎名は等々力庁舎、所在地は等々力二丁目二十八番五号となります。(2)の旧玉川高校跡地の庁舎名は二子玉川庁舎、所在地は玉川一丁目二十番二十一号となります。分庁舎につきましては変更はございません。  続きまして、3の案内図でございます。恐れ入りますが、別紙をごらんください。所在地、建物構造、フロア等につきましては記載のとおりとなっておりますので、後ほど御確認いただければと思います。  恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。4移転作業日及び仮設庁舎等の業務開始日でございます。移転作業につきましては、本年九月十五日金曜日業務終了後から開始しまして、十八日祝日までに完了いたします。仮設庁舎での業務は十九日火曜日からの開始となってございます。  裏面をごらんください。5移転作業に伴う行政サービスの休止についてでございます。証明書自動交付機及びけやきネット利用端末につきましては、九月十五日金曜日の午後五時までの稼働となります。十六日から十八日は休止とさせていただきまして、十九日から利用可能となってございます。また、玉川区民会館につきましては、八月三十一日から九月十八日までは休館とさせていただきまして、十九日火曜日から二子玉川庁舎B棟に開設します定員五十四名の二つの集会室を御利用いただく形となってございます。  6今後のスケジュール(予定)でございます。現在、ホームページや各種団体への情報提供など、移転の周知については現在行っておりますが、平成二十九年六月からは、さらに周知用ビラを配布させていただきまして、周知に努めてまいります。九月には仮設庁舎へ移転いたしまして、平成三十二年五月に新庁舎へ移転し、業務を開始する予定となってございます。  説明につきましては以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(12)(仮称)世田谷区立希望丘複合施設増築他工事について、説明願います。 す。 ◎林 砧総合支所地域振興課長 (仮称)世田谷区立希望丘複合施設増築他工事について御報告いたします。  本件につきましては、福祉保健常任委員会、文教常任委員会及びオリンピック・パラリンピック・環境対策等特別委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございますが、旧希望丘中学校の跡地活用方針に基づき、区立保育園、ほっとスクール、青少年交流センター、区民集会施設の入る複合施設棟を増築し、既存体育館を改修し、スポーツ施設として整備計画を進めているものでございます。  本件につきましては、当委員会におきまして、平成二十七年二月に基本構想について、その後、議会からの御意見を初め、利用者、近隣住民への説明会等での御意見、御要望を踏まえまして、二十八年二月に基本設計案について御報告し、二十八年六月から校舎棟地下部分の解体工事等を行ってきたところでございます。この増築工事その他の契約につきましては、第二回区議会定例会にこのたび契約議案として提出する運びとなりましたので、その件につきましては、本日企画総務委員会のほうに御報告させていただいております。本日は、あわせましてその概要について御報告するものでございます。  2の工事概要、3の施設内容につきましては記載のとおりでございます。  なお、次ページ以降に敷地、各階の平面図等をおつけしておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  4の契約金額及び相手方でございますが、まず(1)(仮称)希望丘複合施設増築他工事は、中島建設・東京コーポレーション建設共同企業体が落札し、契約金額十八億六千七百三十二万円でございます。  恐れ入ります、裏面をごらんください。(2)電気設備工事につきましては、旭・アイビー建設共同企業体が落札し、契約金額五億一千八百四十万円でございます。  (3)空気調和設備工事は、温調・大曽根建設共同企業体が落札し、契約金額三億八千十六万円でございます。  (4)給排水衛生設備工事は、日立設・秋田建設共同企業体が落札し、契約金額二億一千六百万円でございます。  次に、5の工期及び6のスケジュールにつきましては、今まで御報告した内容と変更はございませんが、二十九年八月に工事着工し、三十年十二月竣工、翌三十一年二月に新規施設として開設する予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 基本的なことをちょっと聞きたいんですが、この工事に関しても、それぞれの入札、落札している企業体、JVが全部とっているわけですけれども、これは入札の要件の中に、JVもオーケーだということの入札条件になっているんですか。それとも、これはJVにとらせますという内容なんですか。その辺はどういうふうになっているの、これ。 ◎林 砧総合支所地域振興課長 契約のほうで、JVが資格要件というふうな理解でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 それでは、もう一つだけ行きます。(13)世田谷区立宇奈根地区会館の工事休館について、説明願います。 ◎林 砧総合支所地域振興課長 宇奈根地区会館工事休館について御報告いたします。  1の主旨でございますが、公共施設中長期保全計画に基づきまして、宇奈根地区会館の施設改修工事を実施いたします。これに伴いまして、工事期間中は当該施設を休館とするものでございます。  2の主な改修内容は、記載のとおりでございまして、概算経費は八千百三十八万円でございます。  4の工事・休館期間につきましては、記載のとおり、平成二十九年十月一日から平成三十年二月二十八日までの約五カ月間の予定でございます。  5の周知につきましては、記載のとおり、六月十五日以降、順次周知してまいります。  6の近隣区民利用施設等についてでございます。休館中の代替施設といたしまして、喜多見東地区会館及び鎌田区民センターを利用者には御案内してまいります。  また、当該施設は浸水害指定緊急避難場所に指定されておりますので、休館中は喜多見小学校を避難場所として指定してまいります。  最後に、参考といたしまして、施設概要及び裏面に周辺地図を記載しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  私からの説明は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、休憩に入りたいと思うんですが、お昼休憩でよろしいですか。では、一時再開でいいですか。(「ちょっと長いんじゃない」と呼ぶ者あり) ◆あべ力也 委員 引き続き、前期も区民生活委員だったんですが、前期においては、続けてやっちゃう場合はほとんどでした。お昼休憩は入れていないです。大体十分ぐらいの休憩を入れて。 ○高橋昭彦 委員長 そうですか。今回は多いものですから、どうかなと思ったんですけれども。 ◆あべ力也 委員 多くてもお昼休憩を一時までとるとかいうことはまず今までなかったです。逆に終わる時間を早く終わったほうがいいという委員の方がほとんどだったので、今まではお昼休憩を入れるということはなかったですね。どちらかというと、集中力も続きますし、トイレ休憩か何かをとっていただいて、集中してやっていただいたほうがいいかなと思うんですが、皆さんの御意見もあるでしょうから、委員長にお任せします。 ○高橋昭彦 委員長 任せているのかいないのかよくわからない。どうですか。簡単な休みにしますか、それともきちっと。(発言する者あり)  では、十二時四十分再開ということで、休憩します。     午後零時十四分休憩    ──────────────────     午後零時三十九分開議 ○高橋昭彦 委員長 それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。  報告事項の聴取を行います。  次は、(14)世田谷区立給田地区会館の工事休館について、説明願います。 ◎皆川 烏山総合支所地域振興課長 世田谷区立給田地区会館の工事休館について御報告いたします。  まず、主旨でございますが、公共施設中長期保全計画に基づき、給田地区会館の施設改修工事を実施いたします。これに伴い、工事期間中は給田地区会館を休館とさせていただきます。  主な改修内容は、電気設備改修工事のほか、記載のとおりでございます。なお、外壁塗装と天井板の一部にアスベストが含まれていますので、あわせて撤去工事を行います。  経費概算は九千六百七十八万三千円で、休館期間は平成二十九年九月一日から平成三十年二月二十八日までの六カ月間を予定してございます。  区民の皆様への周知は、六月十五日号の「区のおしらせ」や区のホームページ、登録団体へのお知らせの送付など、記載の方法によって行います。  近隣区民利用施設といたしまして、記載の施設がございますので、利用者団体の皆様に御案内してまいります。裏面に地図を掲載してございます。  施設概要は記載のとおりでございます。なお、給田地区会館一階に併設されているデイサービスにじのこ給田は、烏山区民センター内グリーンルームで継続する予定と聞いてございます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(15)次期新実施計画の検討状況について、説明願います。 ◎堀込 市民活動・生涯現役推進課長 それでは、次期新実施計画の検討状況について御説明いたします。  本件につきましては、五常任委員会あわせ報告とさせていただいてございます。  本報告は、現在策定に向けて検討を進めております平成三十年度から平成三十三年度までの四年間を期間といたします次期新実施計画の検討状況についての内容でございます。  まず、1の経過と主旨でございます。この間、次期新実施計画の策定に向けまして、参加と協働は進んだか、また、行政経営改革は進んだかという観点から、現在の新実施計画の総括とともに、四年目となる基本計画の中間総括を踏まえた策定の考え方の整理を進めてまいりました。次期新実施計画では、参加と協働をさらに推進する観点から、また、持続可能な財政基盤を確保する観点から、施策事業の重点化を行い、絞り込んだ計画を策定するなどの検討を行っているところでございます。今後、以下の策定の考え方案に基づき、具体の検討を進めていくというものでございます。  続きまして、2の次期新実施計画策定の考え方でございます。
     初めに、(1)現計画の総括と基本認識でございます。区の人口は現計画策定時の想定を超えて増加しており、今後、高齢者人口の増加から、平成四十年代には超高齢社会の到来が予想されております。また、家族のありようの多様化に伴い、単身世帯、高齢者のみ世帯などが増加している中、家族や地域の支えが少ない人たちをどのように支えるかが課題となってございます。この間、区は、地域包括ケアの地区展開や地区防災力の強化など、各分野におきまして、参加と協働を軸にした共助、共生の社会づくりを進めてまいりました。一方で、行政の参加、行政との協働という形で、狭く捉えて実施してきた傾向もあるため、参加と協働の本旨である地域の自治への参加と協働を目指す観点から、区民を初めとした多様な地域主体の取り組みを後押しすることを重視する方向で計画を組み立てる必要がございます。  また、行政経営改革の取り組みでは、現計画のもと合計七十六億円の効果を積み上げましたけれども、この中には新規経費の抑制額と既存事業の見直しによる削減額が混在しているため、新規事業の財源は削減額に限られることを明確にし、コストと成果を重視した施策事業の選択を行い、安定した財政基盤を築く必要がございます。  次に、(2)計画策定の考え方でございます。限られた財源、人員を活用して区政を推進していくために、参加と協働を軸として施策事業を絞り込むとともに、行政手法改善や施策事業の絞り込みを徹底するなど、以下の戦略的視点を持って計画の策定をしてまいります。  裏面をごらんください。まず、参加と協働のさらなる推進でございます。広い視野を持ち、共通の目的を持つ施策事業の統合や相乗効果の創出を図ってまいります。また、行政の取り組みに住民等の活動を当てはめるのではなく、区民等とのパートナーシップで進めることを主眼とした参加と協働の取り組みを中心として施策事業を構築してまいります。  次に、行政手法改善の徹底、成果重視の政策選択でございます。前例にとらわれない行政手法改善の徹底により、最小の経費で最大の効果が上げられるよう、施策事業の見直しをしてまいります。また、改めて事業を点検し、成果に基づく施策事業の選択、見直しを図ってまいります。今後、従来の行政評価とあわせて、世田谷区外部評価委員会から提言を受けましたプロセス評価や、新公会計制度の導入によるコスト分析等に基づく成果を重視した行政評価を行うことになるため、事業終了を含めた機動的な見直しが可能となるよう、各施策事業に成果指標と事業見直し期限を設定してまいります。  次に、(3)政策経費のフレームでございます。今後、大幅な歳入の伸びが見込めない中で、人口増や高齢化の進展によります社会保障関連経費の増加や、公共施設の保全更新経費等に対応するため、厳しい財政運営は避けられないことから、政策経費のフレームは単年度の上限額を設け、次期新実施計画事業の優先順位等を見きわめながら縮減を図ってまいります。  続きまして、3の次期新実施計画の構成(案)でございます。別紙をつけてございます。現行の計画との変更点でございますけれども、基本計画の重点政策を着実に推進するため、重点政策単位の個票を新たに作成いたしまして行政評価を実施する予定でございます。また、計画策定の基礎資料となります将来人口推計を掲載する予定でございます。  続いて、4の今後の予定でございます。五月と七月に特別職と各部長によります集中討議を行い、策定の考え方に基づいた事業の選定などを進めてまいります。九月までに素案をまとめるとともに、素案をもとにパブリックコメントを行い、来年二月に案をまとめ、年度内の策定を目指してまいります。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 今の報告に直接出てきているわけではないんですが、一番最初の主要事務事業の九〇ページ、最後のページに、新実施計画についての記述があって、ここは先ほど説明がなかったんですが、その中で、イベント事業の見直しというのがまた入っているんだけれども、これは余り記憶にないんだが、今年度やるのかしら。花火大会とか区民まつりとか梅まつりとか、いつからかこんなようなことがいっぱい出ている記憶があるんだけれども。 ◎堀込 市民活動・生涯現役推進課長 主要事務事業に記載しております行政改革の基本的な考え方に基づく取り組みということで記載をしてございますけれども、この記載の意図は、従来の行政経営改革の中のこれまでやってきた取り組みの一つの項目としてイベント事業の見直しということを書いてございます。ここに記載しております花火大会、ふるさと区民まつり、梅まつり等については、個別の何か大きな見直しを予定しているということでは書いてございません。 ◆村田義則 委員 じゃ、何。 ◎堀込 市民活動・生涯現役推進課長 現在の実施計画、新実施計画の中に、前半は新実施計画事業の個別の項目が記載しておりますけれども、後段のほうに行政経営改革の基本的な考え方に基づく全庁的な取り組みというのが、現在の計画の中に行政経営改革の項目として、各項目の記述がございます。その項目数は二十六事業ほどございますけれども、その中のイベント事業の見直しという項目が現在ございまして、当然、この間も最小の経費で最大の効果という観点から、見直しの観点を持って事業運営しているということですけれども、現在その項目をここに横引きいたしまして記載している、主要事務事業の個票としてはそういうことです。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (16)熊本地震災害支援金の募集結果及び活用報告について、説明願います。 ◎堀込 市民活動・生涯現役推進課長 それでは、熊本地震災害支援金の募集結果及び活用報告について御説明をいたします。  熊本地震災害支援金につきましては、2に記載のとおり、平成二十八年の四月二十四日から募集を開始いたしまして、昨年度末の二十九年三月末まで受け付けたところでございます。  この間の募集総額は、3に記載のとおり、千七百七十一万六千六百八十七円となりました。  熊本市に対するこの間の寄贈の状況でございますが、4に記載のとおり、この間、五月の第一次分から十一月の三次分といたしまして三回にわたり寄贈してきたところでございますが、今回、最終分といたしまして、四月十九日付で二百七十一万六千六百八十七円を寄贈いたしました。  寄贈先、熊本市におけます活用の状況でございますが、5に記載のとおり、区が寄贈した本支援金につきましては、小中学校の校舎等の復旧工事、これは事業費全体で四十三億八千五百万円でございますが、その一部、高齢者・障害者福祉施設の復旧工事、これは事業費二十一億八千九百万円、この一部に充当されたということでございます。  なお、この結果につきましては、今後「区のおしらせ」、ホームページに掲載してまいります。  説明は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(17)「世田谷区第3期文化・芸術振興計画」の策定について、説明願います。 ◎大澤 文化・芸術振興課長 それでは、「世田谷区第3期文化・芸術振興計画」の策定について御報告をいたします。  1主旨でございます。区の文化及び芸術の振興を図るために計画を策定し、振興施策を推進することを期待しております世田谷区文化及び芸術の振興に関する条例に基づきまして、現在二十六年度から今年度までの四年間を期間を期間とする世田谷区第2期文化・芸術振興計画による取り組みを進めております。  区は、これまで取り組んできました文化・芸術振興策や東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた文化プログラムの取り組み等、社会情勢の変化を踏まえ、今年度、第3期の文化・芸術振興計画を策定してまいります。  2の第3期計画の取り組みの方向性でございます。第3期計画の策定に向けましては、区の文化・芸術振興について幅広く意見をいただくことを目的に、昨年度ですけれども、学識経験者や文化政策情報センター、美術館、文学館の各館長等による世田谷区文化・芸術懇話会を設置し、昨年の十一月からことしの二月までの間に三回開催いたしまして、第2期計画の取り組みの課題や第3期計画の取り組みの方向性について御意見をいただいております。  取り組みの方向性といたしましては、資料に記載のとおりで、まず、(1)区全体として文化の底上げを行うために、区内の公立民間、文化施設の連携、また漫画アニメなどのサブカルチャーを生かした展開など、東京二〇二〇大会を契機とした世田谷区の特色ある取り組み、(2)といたしましては、史跡や文化財等の歴史的資産の保存や伝統行事、伝統芸能の次代への継承などの環境文化の保全と生活文化、伝統行事、伝統芸能等の継承、(3)といたしましては、SNS、ソーシャルネットワークサービスや、紙媒体等による幅広いツールの活用などの区民はもとより、対象者に合わせたわかりやすい情報発信、(4)といたしましては、子どもが気軽に体験表現できる環境づくりとして、子ども、若者が文化・芸術に触れる機会の提供、創出、そして(5)といたしまして、ボランティアや区民が気軽に参加できる事業の実施など、区民参加の取り組みの五つの方向性を意見としていただいております。この方向性を素材に、第3期計画について検討してまいります。  3の第3期計画の計画期間ですが、平成三十年度から三十三年度までの四年間といたします。  4の第3期の検討体制ですが、学識経験者や公募区民などによる資料裏面のとおりの構成により検討委員会で検討してまいります。また、具体的な取り組みにつきましては、庁内関係各課等とも連携を図りながら検討してまいります。  また表面にお戻りください。5の区民からの意見募集及び6主なスケジュールですが、記載のとおりで、九月に計画の素案を、来年二月に計画の案を本委員会に報告させていただきたいと考えております。なお、本委員会に素案を報告した後、区民からも意見をいただくような形で、九月にパブリックコメントを実施する予定でございます。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 この趣旨の説明の中で、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた文化プログラムの取り組み等と出ているわけですが、オリンピック・パラリンピックというとスポーツ振興という観点ならば余り変には感じない、すんなりとれるんですが、文化・芸術ということを見据えたプログラムの取り組みということは、具体的にどういうことを検討しているんですか。 ◎大澤 文化・芸術振興課長 ここの部分について今考えていますのは、例えば世田谷にある財産を活用して、区民がより一層文化・芸術に親しむ、楽しむことのできる環境づくりを進めるとともに、世田谷の文化・芸術の魅力を国内外に向けて発信し、多くの方々にその魅力に触れていただくような取り組みなんかも考えていきたいと思っております。  また、御案内のとおり、これまで世田谷区におきましては、多くの文化・芸術事業を実施しておりますので、このような取り組みを踏まえつつ、アピール度の高い文化プログラムみたいなものも考えていきたいと思っております。 ◆あべ力也 委員 だから、それは別にオリンピック・パラリンピックに絡めなくてもできる事業でしょう。私が聞いているのは、オリンピック・パラリンピックを見据えて文化プログラムをやっていくというんだから、どういう取り組みをするんですかと聞いているんですよ。それは、例えば内外に世田谷の文化を発信していくとか何とかというのは、別にオリンピック・パラリンピックに関係なくてもできる事業なんだけれども、ここであくまでオリンピック・パラリンピックとうたっているんだから、それに絡めてどういうことをやるんですかと、具体的なことを聞いているんです。 ◎大澤 文化・芸術振興課長 例えば世田谷区の場合、アメリカがキャンプ地、あるいはホストタウンという形になっております。また、世田谷区におきましては、御案内のとおり馬術競技が行われるということで、広く区外からの世田谷のほうにお越しいただけるというような形で、各所管においていろいろなものを今検討しているところでございます。その中の一つとして、そういった方々に対して、改めて世田谷の文化・芸術というものを発信していきたいと考えているところです。 ◆あべ力也 委員 そうすると、パラリンピック・オリンピックに関係していらっしゃる海外の方とかに向けて、世田谷区の文化を発信するということですか。それだけということ。 ◎大澤 文化・芸術振興課長 もちろん海外の方もそうですし、また区外からも多くの方が多分お越しいただくだろうと思っておりますので、そういった方々に対してもそういった魅力を発信していきたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (18)これからの国際交流のあり方検討について、説明を求めます。 ◎梅原 国際課長 これからの国際交流のあり方検討について御報告いたします。  お手元の資料をごらんください。1の主旨でございます。世田谷区では、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックに向け、馬事公苑が馬術競技場となり、さらにアメリカ選手団のキャンプ受け入れ、ホストタウンに承認されるなど、機運が盛り上がり、区民の国際交流への期待もますます高まってきております。また、区内在住外国人の数も、五月一日現在、一万九千三十五人と引き続き増加しております。こうした中、世田谷区では、誰もがいきいきと活躍できる多文化共生社会の実現を目指し、国際施策の推進に着手したところでございます。  三枚目の参考資料をごらんください。昨年十二月の委員会で御報告させていただきました世田谷区国際施策の体系図でございます。今回の検討は、表の中央列の重点的取り組みの⑦交流がもたらす活力を、国際化の進展に活用し、担い手育成を図るとして、プロジェクトチーム形式で行う検討でございます。  続きまして、2枚目の資料をごらんください。検討の進め方のたたき台でございます。これからの国際交流のあり方につきましては、中段に書いてございます①のこれまでの参加者同士が直接信頼関係を深めていく交流と、②の区民が区内にいながらにして交流を体験できる交流、ホストタウン交流、さらに、③の区内の在住外国人や留学生、学校や団体と実践していく交流をあり方としております。  次に、2の交流の視点でございますが、まず、交流先に求められる治安、衛生、政治情勢の安定などを基本的な条件とし、さらに、選定要件として、提携事業の実施体制を掲げております。また、教育、文化・芸術、スポーツなど、各分野における交流の視点も加え、選定要件として、さらに相手都市の意思、交流を進めるに当たっての人的資源の存在など想定される要件を五項目掲げております。  資料の3の検討の方向性といたしましては、これまでの三姉妹都市との交流拡充に加え、これからの区としての交流の可能性のある国を検討する①の包括的な交流と、子どもを通した交流やスポーツを通じた交流など②の多様なテーマでの交流をあわせて検討し、さまざまな国際交流が展開する地域の実現に向けて取り組むための検討を進めてまいります。  一枚目をごらんください。今後のスケジュールでございますが、七月に検討の中間報告、九月上旬に素案を御報告し、御意見をいただきながら、これからの交流の包括的候補地等の検討を深め、十一月に調査、実施報告をさせていただく予定です。  また、二月に調査実施結果も含め、これからの国際交流のあり方案を報告させていただく予定でございます。  説明は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆桃野よしふみ 委員 参考資料の中でフェイスブックを活用した多言語情報発信二十九年度からと書いてありますけれども、これは具体的にどういった内容なんでしょうか。 ◎梅原 国際課長 フェイスブックを活用した多言語情報発信でございますが、現在、庁内におきまして、多言語のあり方検討を進めてございます。この中で、多言語の情報発信につきましては、さまざまなツールを活用した発信についても検討していきたいと考えております。まだ具体的には検討しておりませんが、大学等とも連携を図りながら、新しい発信について検討してまいりたいと思います。 ◆桃野よしふみ 委員 多言語というのが、曖昧にしか受け取れないんですけれども、多言語という言葉の意味ぐらいはもうちょっと教えていただけますか。 ◎梅原 国際課長 多言語につきましては、日本語、英語、さまざまな世界には多言語がありますけれども、多言語のあり方につきましては、全ての言葉に翻訳するのがわかりやすいかと申しますと、相手方を想像して、どういう情報をどういう相手に伝えたいかによりまして多言語は違いますという考え方のもと対応を図ってまいります。多言語につきましては、さまざまな国のさまざまな文化を背景とした言語と考えております。 ◆桃野よしふみ 委員 例えばユニバーサルな社会みたいなのが論じられるときに、厳密な定義でいうと言語ではないけれども、例えば手話だとか、デザイン、記号とか、そういったものを含めて、広い意味でそういうもので発信すればユニバーサルに情報が伝わるんじゃないかという考え方もあろうかと思うんですが、そういうところにかぶっていることがあるのかないのかということが一つと、あともう一つ、多言語というと、例えば日本語を英語に訳すとか、英語を日本語に訳すとか、それは多分非常にシンプルな話だと思うんですけれども、今、日本にいる外国の方だとか、使っている言葉というのを考えると、英語、日本語だけではなかなか伝わらない人たちもたくさんいらっしゃると思うんですが、その辺のことも踏まえてのことなのかということ、二点教えていただけますか。 ◎梅原 国際課長 御質問いただきましたまず一点目のさまざまな公共サインやデザイン、手話等を含めたわかりやすく皆様に情報を発信する、伝えることにつきましては、世田谷区におきましては、平成二十八年四月に都市デザイン課のほうが、デザインのハンドブックというのをつくっております。そちらのほうで、デザイン、あるいは公共サインなどの考え方、方針を区としては冊子としてまとめてございます。  今回の私たちの多言語のあり方検討につきましては、情報発信で相手方にどのように情報を伝えれば、たくさんの国の方がいらっしゃいますし、住んでおりますので、届けられるかということを検討してまいりたいと思っております。  二点目の多言語について、具体的な取り組み、方法につきましては、五月下旬から協議会を設置しまして、この中で多言語の専門家の先生も交えながら、区内に住む、あるいはこれから訪問でたくさん訪れる外国の方に対して、さまざまな場面でどういう多言語の対応がいいのかというのを検討していきたいと思っております。 ◆桃野よしふみ 委員 多分これらかなのかなと、今お話を聞いていて思ったんですけれども、インターネットというのは、国境を意識せずに皆さん使っているものだと思いますし、私もインターネットを使って海外の情報に触れることってあるんですけれども、そういうときに、記号とかデザイン、マークとかで伝わってくる部分がやっぱりあるんですよね。その国の言葉が読めなくても何が書いてあるのかというのは、非常にラフにではあるんだけれども意味がとれたりすることもあるので、その辺のことも幅広く、これから検討されるということだと思うんですけれども、受け手にどうすれば伝わるのかを幅広く検討していただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 今の多言語に関して、ちょっと視点が違うんですけれども、多言語と言った場合、ランゲージですよね。日本語からどういう言葉に翻訳というか、ほかの言語で表現するかという意味で考えた場合に、どの言語を選択して多言語として発信するのかというところが極めて大事だと僕は思うんですね。  海外にそれぞれ皆さん行く機会があったときに、例えば日本語の翻訳がなくて、他の国の翻訳がある場合に、ちょっと違和感を覚えたりすることもあるので、どういう言語を選択した場合に、オールマイティーに発信できるのかということは選定が大変難しいと思うんですが、その辺の選定の仕方とかは今後いろいろ検討されるんだと思いますけれども、その辺はどういうふうに考えていらっしゃるんですか。 ◎梅原 国際課長 今回の国際交流の検討とあわせまして、世田谷区では多言語のわかりやすい手引について策定を進めております。この中で、委員から御質問のありましたとおり、どのような場面でどういう言語に対応するのがふさわしいのかということについても検討していきたいと思っております。  また、区内在住者の中の半分以上の方が中国、韓国の国籍をお持ちの方で、その方たちにつきましては易しい日本語という取り組みの中、日本語にルビを振る形で多くの方が理解をいただけるという分析も進んでおりますので、こういった分析を含めながらどういう情報がどういうシーンで必要なのかということを、所管とともに検討して御報告させていただきたいと思っております。 ◆あべ力也 委員 言語学的な体型の中で、極めて近しい言語というのは一くくりにできると思うんです。そこから推測できない言語というのが、日本なり、世田谷に来たときに、そういう言語圏の方が理解できるようなカテゴリーで多言語というのを実現できたらいいのかなと思いますので、その辺はしっかり検討していただきたいと要望しておきます。 ◆畠山晋一 委員 多言語を進める際に御留意いただきたいと思うことは、やはりここは日本なので、日本語なので、向こうの方もこちらに来られて、当然大勢の方は日本語を勉強に来られている方も大勢いらっしゃるので、もちろん向こうに合わせるのも大事ですけれども、今さっき梅原さんがおっしゃっていただいたように、易しい日本語で伝える、少しでも日本語のニュアンスが伝わるとありがたいと思いますので、その辺も踏まえてしっかり取り組んでください。お願いします。 ◆村田義則 委員 国際交流で多文化共生だとか、社会だとか、区民が区内にいながらにしてオープンに体験できる交流、ホストタウン交流とか、話としてはきれいごとというか、すばらしいんですけれども、もう一方で、主要事務事業の中に、産業振興がやるのかな、民泊の話があるわけですよね。  これは言ってみると、主に二〇二〇に向けてじゃないけれども、外国人の方が泊まりに来る。そのことによって、今でもトラブルみたいなことがあるわけですよね。その外国人の方がその地域に入ってくることが、トラブルのもとになるのか、交流のもとにするのか、この辺の境界線というのは、民泊事業について世田谷区はこれから検討していくわけで、どういうスタンス、どういう発想にしていったら今こっちの国際交流というものが実現できるのか、あるいは外国人が世田谷区に来たときの、トラブルと交流の境界線というか、そこをうまく、そういうものは私は民泊事業のほうでいろいろ考えていく必要があるんじゃないかと思っているんですが、どうですか。 ◎小湊 商業課長 主要事務事業にも記載のとおり、これから検討するわけですけれども、住宅都市世田谷という区の良好な住環境を確保するということを基本に置きつつ、住宅宿泊事業をどう規制するのかという考え方と、一方、こちらの主に観光のほうではどう活用していけるのか、この両面についてこれから検討したいと思いますので、今の御意見を踏まえ、保健所のほうとも連携しながら検討していきたいと思います。 ◆村田義則 委員 これはチャンスにもなるし、逆に言えば、それと逆のほうにもなるわけですよね。だから、そこは住宅都市だからどこでも構わずというのが、民泊を認めるというのは私は問題を起こすだろうと思うし、逆に言うと、そこをきちっとルール化ができてこそ、交流もきちっと実を結んでいく、そういう観点が大事かなと思っていますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆加藤たいき 委員 先ほど世田谷区に住んでいるのが中国人、韓国人が多いとおっしゃっていましたけれども、外国人を招くというところで考えると、世田谷区に来ている外国人の国籍の分析とかはしているものですか。 ◎梅原 国際課長 世田谷区を訪問される外国人の観光客の数の内訳ということについては、今、お答えできる資料がありません。申し訳ございません。 ○高橋昭彦 委員長 そういう資料はあるの。 ◎梅原 国際課長 国のほうの訪問者数ということでの数は、レジュメにも書いてございますとおり、二千四百万人を超えているというような総数は把握しておりますが、世田谷区の数ということは把握しておりません。 ◎住谷 副参事 これから産業政策部のほうで実施する事業ではあるんですけれども、今年度マーケティング調査をしようと思っております。その中にWi―Fiの接続記録によって、鉄道の利用の状況ですとか、そういったところから、どこの言語で、どういう形で移動されている方が多いかというような調査もしてまいる予定ですので、そういったところの情報を共有しながらと思っております。 ◆加藤たいき 委員 分析はなかなか難しいだろうなと思って聞いている部分はあったんですが、二〇二〇のオリンピック・パラリンピックを踏まえた上でも、どんな人に来てもらいたいかというので多言語化というのは非常に変わると私は思っているという部分と、馬術の部分と、アメリカのキャンプ地になっているということで、どういった外国の人が来るのかという、そこら辺は想定できると思うので、そういったことも視野に入れて多言語化というものに臨んでいただけたらなと思います。 ◆福田妙美 委員 一番最後の参考のところの資料を見せていただいているんですけれども、一番上の外国人の生活支援というところで、継続・改善のところですけれども、外国人相談窓口の運営等書いてありますが、ここのあたりに関してもう少し具体的に改善する点とかがわかれば教えていただきたいんですけれども。 ◎梅原 国際課長 重点事業の取り組みの①外国人の生活を支援するの取り組みにつきましては、外国人の相談窓口等の運営を現在継続・改善ということで、関係所管との意見交換等を重ねながら、具体的にはまだ取り組みの目的等、今現在申し上げることができないんですけれども、このあたりの課題や改善の方向等につきましても、まとまりましたら御報告させていただきたいと思います。 ◆福田妙美 委員 具体的に在住の外国人の方から意見をお聞きするような場面も出てくるんですか。 ◎梅原 国際課長 来年の二月に、外国人の方と、区内在住者の方との意見交換会等は予定しておりますが、まだ具体的なテーマ等は決めてございません。きょう、いただきました御意見等も踏まえながら、どういった形で窓口の課題であるとか、これから取り組むことにつきまして、こういったチャンネルを使いながらも検討していきたいと思っております。 ◆福田妙美 委員 意見ですけれども、御意見をお聞きになる世代とかにも偏らないほうがいいかなと思ったのが、子育て世代の方、出産とか育児のときにどうしても言語の壁が、さまざま子育ての中とか、予防接種とかもそうだったんですけれども、そういうハードルがいろんなところにあったということで、命にかかわる部分でもあるかなと思いましたので、もし可能であれば、いろいろな世代の方にお聞きしていただきたいなということを意見としてお伝えいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (19)と(20)は一括でお願いしたいと思います。(19)性的マイノリティー支援に関する区民意識調査等の結果について、(20)「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」の項目案の検討について、説明願います。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 性的マイノリティー支援に関する区民意識調査等の結果並びに、「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」の項目案の検討につきまして、あわせて一括で御報告いたします。  まず、区民意識調査等の結果でございます。今回の区民意識調査及び「区のおしらせ」による区民意見募集につきましては、人権の尊重の観点から性的マイノリティーに対する取り組みを進めていくに当たり、区民の意識や意見等を広くお聞きし、今後の施策を進めるための基礎資料とすることを目的に実施したものでございます。  区民意識調査の方法につきましては、1に記載のとおり、四月一日現在、住民登録のある十八歳以上の区民から年齢層、性別に偏りがないように抽出いたしました千人に調査票を郵送で配付いたしまして回収したものでございます。調査期間は記載のとおり三週間、回収結果につきましては二百九十九件、回収率は二九・九%でございました。  調査票と依頼文は添付の別紙2と3でございますので、後ほどごらんいただければと思います。  一枚おめくりいただき、別紙1をごらんください。問1の回答者の年齢層につきましては、七十歳以上の二五・一%を筆頭に、五十代、四十代の順に多くなってございます。  裏面、二ページの問3をごらんください。性的マイノリティーという言葉を正しく理解しているかどうかでは、言葉を意味も知っていたが六五・六%、言葉は聞いたことがあるが、言葉の意味は理解していなかったが二四・一%などとなってございます。  次に、三ページ下段の問7でございます。性的マイノリティーの人権を守る施策として区が取り組む必要があると思うことでは、相談窓口の設置が五九・九%で最も多く、次いで、学校などでの学習機会の充実が五九・五%で続いております。  五ページをごらんください。問9で同性カップルも区営住宅への入居申し込みができるようにすることを区として進めていく必要があると思いますかという点に対しまして、そう思うという方が五七・二%で最も多く、そう思わないという方は一〇・四%、また、わからないが三〇・一%となってございます。  問10では、問9の回答の理由を記述式でお聞きしたところ、そう思うの理由で最も多かったものが、同性カップルも法律婚、事実婚と同じであり、入居申し込みができない理由はない、差別せず、人権を尊重すべきというお答えが最も多く九十七件でございました。そう思わないの理由で最も多いのは、将来的には申し込みできるようにすべきだが、地域住民の理解が不足している現状ではトラブルが起こる危険性があるので、先に社会の理解を深める必要があるという方が六件でございます。  恐れ入りますが、表紙にお戻りください。2の区民意見募集でございます。募集方法につきましては、記載のとおり、「区のおしらせ」四月二十五日号において、性的マイノリティー支援の取り組みについて御意見を募集したところでございます。募集期間は同じく三週間で、いただいた御意見は十八件でございました。  意見の内容は別紙4に三ページにわたってまとめてございますので、こちらも後ほどごらんいただければと思いますが、十八件のうち、区の施策を評価、特に区営住宅の同性カップルの入居申し込みを推進すべきという御意見が八件、反対されるという方が二件、その他、教育や理解促進など区の施策が不足しているのでさらに進めるべきだという御意見が七件となってございます。  続きまして、もう一枚のほうの紙でございますが、「(仮称)多様性を認め合い、人権を尊重する男女共同参画推進に関する条例」の項目案の検討について御報告いたします。
     前回、四月二十四日の当常任委員会で、表記の条例の検討に着手した旨の御報告をいたしました。本日は、この間の検討の中で、本条例の骨格となります項目案を作成いたしましたので、御報告をいたします。  前回の御報告でも申し上げましたが、条例制定の検討の経緯といたしましては、第一回区議会定例会での個別の取り組みの前提として、性的マイノリティーの総合的な支援のあり方や今後の方向性を示すべきだという御議論があったこと。また、二十三区中既に十四区が男女共同参画推進に関する条例を制定していることなどを踏まえたものでございます。  1の項目案でございます。(1)前文から(6)の相談対応まで、六つの大きな項目で構成してございます。(2)の総則には、①目的、②言葉の定義、③基本理念、④区、区民、事業者のそれぞれの責務を規定いたします。また、(3)の性別等による差別的取り扱いの禁止等、(4)の基本的施策等では、①行動計画等、②基本的施策、③拠点施設、それから、(5)の男女共同参画推進に関する審議会、(6)の相談対応という項目を考えてございます。  次に、2の今後のスケジュールでございます。六月二十五日日曜日には、本日お示ししております項目案をもとに、区民ワークショップを開催し、参加いただく区民の御意見や御提案を伺い、骨子案に向けた内容的な肉づけを進めてまいりたいと考えてございます。七月の本常任委員会では、その後作成いたします骨子案を御報告する予定でございます。八月中には条例素案を策定し、九月の本常任委員会に御報告の後、九月後半にはパブリックコメントの実施、十月にはシンポジウムの開催を予定しております。  さまざまな機会を捉えて、議会を初め、区民の皆様から広く御意見をいただきながら条例案を策定し、来年二月には、本常任委員会で条例案の御報告をいたしまして、その後の第一回区議会定例会に条例案として御提案をしてまいりたいと考えてございます。  御説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しまして御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 この調査の結果、何がわかったの。要するに、その結果についてどういうふうに判断しているの。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 先ほど幾つか例を挙げて申し上げましたけれども、千人のうち二百九十九人の方が御回答いただいたということで、特に私ども一番気になっているところとしましては、問9で同性カップルの区営住宅への入居申し込みができるようにすることに対するお答えとして、その中の五七・二%という六割の方が賛成されているということももちろんなんですけれども、反対されている方の数よりも、三〇%余りのわからないというお答えに対して、私どもがまだまだきちんとした普及啓発といいますか、正確な情報をお伝えしていない部分もございますし、また社会的に外にあらわれにくい性的マイノリティーに対する周りの近隣住民の方というんでしょうか、住民の方がどう対応していいのかなかなか不安だというようなところもあるのかなというところで、非常に正直なお気持ちが私どもよくわかりましたので、今後そこに、賛成の方、反対の方ももちろんそうなんですけれども、わからないというお答えに対して、しっかりとお答えができるように普及啓発も含め、正確な情報をお伝えしていくということを丁寧にしてまいりたいと考えてございます。 ◆村田義則 委員 資料の一ページ目で、あなたの年齢をお答えくださいというところで、年齢ごとの回答数が出ているんですが、例えば十九歳以下は回答が八なんですけれども、それぞれの年代ごとに何通送ったかというのはわかるでしょう。それに対して回答率がそれぞれわかるでしょう。  つまり、大体こういうのは、これを見てもそうなんだけれども、六十歳以上を足しただけで全体の三割を超えているんですよね。年代ごとにいろいろな対応というのがあるから、いわゆるクロス集計みたいなものをやってみるとか、ただ、クロス集計をやったときに、この数字だと随分少ないかなと思って。これは送ったのも年代ごとにちゃんと均等になっているの。前にほかのアンケートで問題になったけれども。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 先ほどもお伝えいたしましたが、この千人の二十歳ごとといいますか、十九歳以下というのは、十八歳以上の方が選挙権をお持ちなので、十八歳、十九歳が十九歳以下になってございますが、年齢区分的には十八歳から二十九歳までを一くくり、三十歳から四十九歳までを一くくりというふうに二十歳ごとにくくりまして、そこに対して、それだと全部で四つのくくりになりますので、二百五十ずつそこに配分しまして、あと、男女は均等になるように、百二十五人ずつ分けてさせていただいております。  ということで、いわゆる純粋な無作為抽出ではないんですけれども、原則的に、四月一日現在お住いの方の千人ということで、今のような配分をしてやってございます。 ◆村田義則 委員 クロス集計も、これだけの数字でも、もし可能なら出してもらえれば、年代ごとにどんな意見を持っているのかわかるので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆加藤たいき 委員 村田委員の関連なんですが、十八歳以下というのは聞いちゃいけないんですか、それとも聞かなかったんですか。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 私どもで今回十八歳以上の方にしかお聞きをしていないということでございます。 ◆加藤たいき 委員 何か理由はあったんですか。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 私どもで、一応選挙権年齢に特にこだわっていたわけではございませんが、一応成人の方ということで考えてございましたが、選挙権年齢が十八歳ということであったので、その十八歳以上の方にお配りをしてやっております。  通常の区民意識調査等も二十歳ぐらいで、一旦そこを起点にして、それ以上の年齢層とさせていただいているところでございます。 ◆加藤たいき 委員 この回答のところは十から十九で二・七%と書いてあるんですが。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 申しわけありません。正確には十八と十九でございます。失礼いたしました。 ◆畠山晋一 委員 単純に文章の確認なんですけれども、前置きの上から四行目「性的指向や性自認による差別的取り扱いの禁止等」と書いてあるんだけれども、項目案のほうには、短くしたのか、(3)の「性別等による差別的取扱いの禁止等」となっているんだけれども、これは同じニュアンスと考えていいんですか。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 私ども、今基本的な項目案を考えている最中でございますので、上には確かに二十三区中何区かがこういった形で性別役割分担意識の解消という言葉とはまた別に、性的指向や性自認を含める性別等による差別的取り扱いの禁止を規定しているところがございましたので、そちらは記書き文には書かせていただいて、実際には性別等の中にそういったものも含めて考えていきたいと考えておりますので、項目の中には性的指向や性自認というような表現はとらない形でここに表現させていただいております。 ◆畠山晋一 委員 禁止等の等って何なの。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 細かく申し上げますと、ここで禁止ということになりますと、例えばDVもこの中に入ってくるんですけれども、性別等による差別ということになると、ドメスティックバイオレンスとかセクシャルハラスメントなども入ってくるんですけれども、そういったものはほかの法律でも禁止されていますので禁止なんですけれども、例えば性別役割分担だとか何かということで、できるだけ解消していこうということで、禁止事項までは含まれていないものもここに一応包括しているので、一応、等とつけさせていただいておりますが、中を詳しくつくっていく中では、こういうものは禁止で、こういうものは解消であるというふうにしっかりと書き分けをしていきたいと考えてございます。 ◆桃野よしふみ 委員 今の答弁にひっかかりがあったんですけれども、この項目案の中にある性別等という言葉に、性的指向や性自認によるという言葉を含んでいるような意味で文章はつくられるということでいいんですか。ちょっと今わかりにくかった。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 あくまでも、今私どもが項目立てを考えている中ではということの前提ではございますけれども、性別等の中に、性自認だとか性的指向というものも含んでいこうと。要は、この四月からスタートいたしました第二次男女共同参画プランの男女というのはどういったものかという定義づけがございまして、男女だけでなく多様な性もということで、そういう規定をしておりますので、そこをもちろん横引きというか、引っ張られるものではございませんけれども、今の区の考え方として、男女という性別に性的指向であるとか性自認ということも含めて今後考えていきたいなと考えているところで、それをどういうふうに表現していくことによって、よりわかりやすく、お読みになった方がそれを実践していきやすいかということで、今後しっかりと議論していきたいと考えております。 ◆桃野よしふみ 委員 これからだと思うんですけれども、従来、差別ということを語られるときに、性別だとか、障害の有無だとか、国籍、人種というようなことがあって、近年、ここに書いてあるような性的指向や性自認による差別、これも差別なんですよ、やめましょうというような議論がずっと社会的に行われている中で、今おっしゃったように定義の部分が大事だと思うんです。  どういう文章になるのかは当然これからだと思うんですけれども、例えば性的マイノリティーと言ったときに、皆さん当たり前のように使っている言葉ですけれども、それを法律とか条例の中で性的マイノリティーと書いた場合に、法律用語としてきちっと規定できるのかというのは大事な問題だと思うんです。だから、この定義の部分と等というところでくくっちゃって、本来何を条例で決めているのかわからなくなるというのは、甚だおかしなことになってしまうので、そこは今すごくいい指摘が出たなと思ったんですけれども、誰が見てもわかるようなつくりにすることにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 これは条例ということで検討されているわけですけれども、基本的に条例というのは住民の皆さんに、これは条例として制定したので守ってほしいというようなことになるわけで、そうすると、これは対象の方というのは、性的マイノリティーだと言われる方が世田谷区にはおよそこれぐらいいるでしょうというようなことでは聞いているわけですけれども、実数として現実にどれぐらいの方がいて、差別を解消していかなくてはならない対象の方がどれぐらいいて、それに対して世田谷区として、そういう差別を取り除いていくために条例化するんだということが、極めて曖昧な形だとどうなのかなと思うんですけれども、対象というのは現状どういうふうに捉えているんですか。 ◎若林 人権・男女共同参画担当課長 今おっしゃられるとおりで、対象はもちろん全ての区民の方ということになりますし、責務を負うのは区を初め、区民、事業者ということで考えてございます。  ただ、対象の数ではないと私たちは思っておりまして、特に性的マイノリティーの方の数というのは、はっきりとしたところはどこの国もつかんでいない部分がございますし、恐らく推定でこのくらいであろうというところが、最近出ている数字では三から七%と言われておりますけれども、それはあくまでも推定でございますので、何万人いるからその人たちにこういうことをしようということではないのではないかと思いますので、実際に確かにいらっしゃるんだということを前提に、施策をしていくということ。  それから、実際に必要なものは何かということを、当事者の方はもちろんなんですけれども、例えば教育関係者を初め、さまざまの立場の方にしっかりとそういった御認識も伺いながら、どういったことが必要なのかということをしっかりと入れていくんですけれども、ただ、条例なので、具体的に余り細かいところまで書き込めませんので、現に既に男女共同参画プランができてしまっているんですけれども、こちらを実際の行動計画として活用しながら、できるだけ早く、さらに必要な推進の部分については、改正は通常五年ぐらいで改正するんですけれども、多少早目にでもそういったものの対応を、条例を受ける形で計画をある程度更新していくということも前提に考えていく必要があるのかなと所管では考えております。 ◆あべ力也 委員 逆に言えば、対象になる方を明確にすることが逆に差別になる可能性もあるという中でこれを条例化していくというのは、技術的にいろいろ難しい点もあるんでしょうけれども、対象者だけじゃなくて、世田谷区の住民の方にそうした理解を進めるという意味での条例をつくるということならわかるんですけれども、例えばこういうことは禁止であるとかいうようなことの文言も、かなり強い言い方だと思うんですよね。だから、そこら辺は、社会全体としてそういうことに理解を求めながら差別をなくしていきましょうということであるならば、もう少し言葉の選び方もあるのかなと思うんですけれども、その辺の表現の仕方と、いろんな方に受け入れられるような条例の構成だったり、文言、つくり方だったりということもあると思いますので、その点は配慮していただきながら検討していただきたいと、これは要望になりますが、よろしくお願いします。 ◎田中 生活文化部長 ありがとうございます。このリード文の中で、性的指向や性自認による差別的取り扱いの禁止等を定めるという表現があったので、私どもの説明のところでそちらが強調されたと思っていますけれども、基本的には、これは男女共同参画推進に関する条例という題名がついているとおり、特にマイノリティーの方にだけ的を絞った条例ということではなくて、もともと世田谷区にない、ほかの十四区が持っているんですけれども、世田谷区ではまだ持っていなかった男女共同参画に関する条例として、つくる中で、ただ、男女とこれまで言ってきた男女という性別というものが今非常に多様化してきて、ここで表現させていただいたような性的指向や性自認による性というものも非常に多様化しているということがもうわかっているので、そういう方々も全て視野に入れた上で性別等と大きく入れて、全ての性別による差別のない社会というような条例ということで今大きく考えているので、対象としては本当に全区民を対象とした御理解いただけるようなものにしてまいりたいと考えております。 ◆畠山晋一 委員 今この文言の中に、二十三区中十四区がやっているからということの理由なんだけれども、じゃ、二十三区以外の十四区のやっているというのは、ここの多様性というところまで入れて条例化されているということなの。 ◎田中 生活文化部長 できた時期がそれぞれ違っておりますので、渋谷なんかは有名ですけれども、近年できたものには性的指向や性自認というような言葉を使っている区が、都下で三区、私どもの知っている中ではございます。できた時期による、最近できたものには入ってきているとは思っております。 ◆畠山晋一 委員 つまり、三区はそれは入っている、残りの十一区は入っていない。また、うちの区も含めて残りの九区はまだできてもいないということの判断でいいんですよね。わかりました。 ◆村田義則 委員 流れとしては、そういう性的指向、性自認による差別というか、そういう部分まで、現段階でこの条例を考えようとした場合、これは避けて通れないテーマに当然なってくると思うんですね。そのときに、もう一方で世田谷区が今進めているというか、現に行っているパートナーシップ宣誓との関連についてどういうふうに、つまり、この条例の中に入れ込むとか、あるいは根拠としてなるような条例のつくり方をするとか、あるいは全く無縁にそれぞれ独立させておくとか、どういうふうに考えられているのか。  つまり、ちょっと議論になったけれども、禁止等となったわけですよね。パートナーシップ宣誓の取り組みというのは、禁止等というか、そういう皆さんの生活のQOLをきちっと保障していこうとか前向きの施策なわけですよね。そういうことも含めて、例えばこの条例の中に入れ込んだほうが私はいいかなと思っているんですが、質問の中心としては、パートナーシップ宣誓との関係をどういうふうに考えているかということです。 ◎田中 生活文化部長 現在もパートナーシップ宣誓のようなものについては、条例で規定しているところ、渋谷の例と、私どものように要綱でやっているところと、証明を求めるような場合もありますし、任意後見の契約を求めているところもございますけれども、世田谷の場合は割と比較的本人の思いを受けとめるというやり方をさせていただいて、件数としては他の自治体と比べて非常に多くなってございます。当事者の方々の意見をお聞きしても、いろんな意見があって、婚姻のような制度にまでなってほしいという意見ももちろんありますけれども、この辺が今の段階では非常にいい落としどころというと変ですけれども、制度であるという御意見も多数いただいておりますので、私どものほうとして今すぐパートナーシップの制度を条例化するというような考えは、現時点では持ってございません。ただ、今後こうした条例の御議論を進めていく中で、いろんな御意見は伺ってまいりたいと考えております。 ◆羽田圭二 委員 前提のことをお聞きしておきたいんですけれども、つまり今回の男女共同参画の推進に関する条例ですか、条例を策定するというのは、そもそも住宅管理条例の改正に関して、その制度を先行するのか、それとも基本的な条例をつくっておく必要があるのではないかという、そういう御意見があったと思うんですよね。  ここに書いてあるように、その方向性を示すべきだということで、言いかえれば、そういうことも含めて今回の条例に盛り込まなかったら、私は意味がないと思っているんですね。つまり男女共同参画基本条例とか推進に関する条例でも何でも名称はいいんですけれども、その条例は区はつくらないという判断を今までしてきたんですよね。つくらなくても、プランや行動計画でやっていきますよという考え方を示していたわけですよね。それは何ら問題がなかったと思いますよ。ただ、今回の条例改正をするに当たって、そもそもの基本的な条例がないからそれはちゃんとその制度を改善するためには条例をつくるべきだという意見で、都市整備常任委員会中心に、全会一致で継続審査となったわけですよね、住宅管理条例については。  その前提があるわけですから、ここに性的指向や性自認による差別の禁止というのか、その辺はいろいろ御意見もありますから、言葉は気をつけなくちゃいけないのかもしれませんけれども、このことが含まれなかったら、ほとんどこれまでのプランと行動計画と変わらないのではないですかというふうになりますよね。だから、我々条例をつくる必要はないじゃないですかという話になっちゃいますから。  それだと、整理しますと、さきに継続審査となっている住宅管理条例の改正についても、それは認められないという話になってしまいますよね。整理しますと。  ですから、ここは、先ほどの答弁では、桃野委員のやりとりでわかりましたけれども、しっかりここに盛り込むということがなければ、それが前提になければ、条例制定の意味そのものが薄らいでいくのではないかと私は思っていますが、その辺はいかがですか。 ◎宮崎 副区長 経過については、今、羽田副委員長からお話があったとおりだと私どもは認識しております。したがいまして、先ほど幾つかの区の紹介もしましたけれども、この時点で男女共同参画推進に関する条例を改めて起こすという部分については、このまくら言葉という言葉が正しいかどうかわかりませんが、多様性を認め合い、人権を尊重するというところに、幅広く捉える部分のところがなければ、今ここで提起していることではないというのはそのとおりです。  ただ、順番的な問題という御指摘もありましたけれども、今般の部分についての条例の扱い方については、かなり時間を要する部分でもあるのじゃないかという認識に理事者側としては立っております。  したがいまして、先ほど御指摘の中にありましたように、パートナーシップ宣誓の問題についても、これも今、部長のほうから御答弁申し上げましたけれども、この考え方に今は立っています。したがいまして、パートナーシップ宣誓に対しても、数は確かに他の自治体における状況よりも多いということも事実ですけれども、それでも声の上がり方としては、そこの部分でもなかなか踏み入れられないという方々もいらっしゃることも事実です。といって、今の時点で法的な部分の裏づけがない中で、それ以上の踏み込みができるかどうかという判断は当時もしましたし、今の時点でもその判断はなかなか厳しいものがある中で、この条例をどう扱っていくかということの議論をしているわけです。  そのことと、住宅条例の部分における門戸を開くという考え方、その部分については、今申し上げているような観点に立って検討することイコール、間口を閉ざしてしまうというところについてはどうだろうかということは、当然接点はあるわけですけれども、その部分が先行しても、それは我々の考えている部分については伝えることはできるんじゃないかと、議会に対しても、区民に対してもですけれども、そういうふうに我々は思っています。  したがいまして、明日ですけれども、改めて住宅の関係についてのものを都市整備委員会のほうで御説明しようとしていますけれども、その部分と平行して私たちのほうは、この間の議会の御指摘もいただく中で、全体の多様性を認め合い、人権を尊重する表題にこだわっているわけじゃありませんが、男女共同参画推進に関する条例というものの検討に着手しますということを本日御説明していると、そのように理解しています。 ◆羽田圭二 委員 どこまで条文規定に盛り込むかというのは、今後の検討の中でいいと思うんです。基本的な考え方が今のでよくわかりますから、それは貫いていただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 条文の技術的な問題になるんだと思いますけれども、条例の主体、これが世田谷区ということになるのか、世田谷区民ということになるのか、それとも今回の人権・男女共同参画の中に新しく組み入れられる性的マイノリティーの対象者なのか、どれが主体的な主語になってくるかで条文のつくり方、構成が随分違ってくると思うんです。その辺はどういう構成にしてくのかということは、現段階では考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎宮崎 副区長 これは、改めて議員の御判断をいただかなくてはいけませんけれども、一般的なことを申し上げますと、世田谷区という表現というのは、コミュニティーをあらわしてしまいますので、全てを包含してしまうということになりますので、より具体的なつくりがどういうふうに書き込んで、かつ今のお話ですと、区民にもちゃんとわかりやすくというふうになると、主体のところについては、区民というふうな向きに行くんだろうとは想定されます。  ただ、理念的な部分の中で、コミュニティー全体を覆いかぶせるようなケースのときに、世田谷区という言葉を使っていないわけではありませんので、その部分については十分検討させていただいて、その上で、わかりやすいものを御提示したいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(21)第四十回せたがやふるさと区民まつりの開催について、説明願います。 ◎泉 区民健康村・ふるさと交流課長 それでは、第四十回せたがやふるさと区民まつりの開催について御報告させていただきます。  資料の1主旨となりますが、第四十回世田谷ふるさと区民まつり実行委員会におきまして、新たな会場での開催計画やイベント等の検討状況報告がありましたことから、その内容を御報告させていただくものでございます。  2開催日時は本年八月五日土曜日並びに六日の日曜に、いずれも午前十一時から午後九時までとなります。  3会場から6後援までは記載のとおりとなっております。  7内容といたしましては、(1)出店といたしまして、①商店街や福祉団体等の出店、②ふるさと物産展、③東日本大震災復興支援物産展を催します。  次に、(2)イベントといたしましては、継続いたしますイベントとして、①区民会館ホールにてキャラクターショーや区民活動団体の演技、演奏、まつりざん舞!、ワンコインコンサート、②中庭ステージや③若林公園ミニステージ、資料裏面になりますけれども、④イベント広場等で、記載の各種イベントを予定しております。  休止いたしますイベントといたしましては、スペースの確保が困難等の理由により、おみこし関係を初めといたしました記載の各イベントを休止いたします。  8広報は記載のとおりになります。  資料の二枚目は会場のレイアウト図、裏面は会場周辺の交通規制の予定となっております。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (22)「DV・ストーカー等被害者への支援措置情報の活用ガイドライン」(案)の策定について、説明を願います。 ◎加野 住民記録・戸籍課長 「DV・ストーカー等被害者への支援措置情報の活用ガイドライン」(案)の策定について御報告いたします。  本件は福祉保健常任委員会とのあわせ報告になります。  1主旨でございます。DV・ストーカー等被害による支援措置の対象者については、住民票写しの交付制限等を行っているところですが、その他、区の業務全般においても最大限の配慮をする必要がございます。こうしたことを踏まえ、さまざまな業務分野において、支援措置の制度について正しい理解を持つとともに、対象者への対応の基本ルールや情報活用の仕組みを定め、各業務において支援措置の対象者に対して適正に対応することができるよう、このたび、DV・ストーカー等被害者への支援措置情報の活用ガイドラインを策定し、活用するものでございます。  2策定の背景といたしましては、総合支所生活支援課において、対応した親族からの暴力、虐待を受け避難された方々からの相談事例について、相談支援が不十分であったとの反省に立ち、保健福祉部を中心に検証委員会を設置して事例の詳細を検証した結果、その対応策の一つとして、活用ガイドラインを策定するものでございます。  3活用ガイドラインの骨子としましては、記載のとおりでございます。  別紙1、ガイドライン案の二ページをごらんください。〔3〕の対応基本ルールとして、本人以外の者への対応方針のほか、福祉、保健、教育等の相談業務での確認方法等を三点ほど規定したほか、〔4〕情報の利用については、住民票のシステム等のほか、各種業務システムでのケースや文書による照会を徹底するよう定めております。  表紙にお戻りいただきまして、4スケジュール(予定)でございますが、今後は、このガイドラインを用いて、幅広い職場を対象に研修等を実施してまいります。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。 ◆桃野よしふみ 委員 この種の話は今まで幾つかあったと思うんですけれども、例えば二〇一四年の夏でしたか、DV被害者の戸籍の附票をDV加害者に送付したというのがあって、それは随分前じゃないですか、二〇一四年ですから。議会で取り上げられるたびに、職員に研修を徹底して、教育を徹底して、二度とこういうことが起きないようにやりますというような答弁が出てくるわけですけれども、ことしも、臨時福祉給付金の関係があったということが明らかになって、そういう流れでこういうのが出てきているのかなと思うんですけれども、逆に二〇一四年に大きな事件があって、それまでガイドラインみたいなものはなかった、職員の研修とか、教育を徹底するとおっしゃっていましたけれども、どういう形にこれまでなっていたんですか。 ◎加野 住民記録・戸籍課長 御指摘の二〇一四年の戸籍の附票が誤って交付されてしまった件につきましては、その後、これは世田谷区だけではなくて、総務省のほうからも指導がございまして、証明書の交付請求があった場合には、必ず支援措置を決定している所属の支援措置責任者というものをあらかじめ定めておくようになりまして、その判断を経た上で交付の可否を決定するという取り扱いに変更して、もちろん研修も行っておりますけれども、取り扱いそのものを変えて防御策を図ったということがございます。  それで、このたびのガイドラインですけれども、ちょっとわかりにくいんですけれども、支援措置制度というのはもともと住民票の写しと戸籍の附票の写しを、ほかに閲覧等もございますけれども、制限することで被害者の方の住所を加害者の方に知らせることを防ぐという制度です。これは住民基本台帳法の延長線上で、総務省の事務処理要領で規定をしている制度でございまして、いわゆる住民記録の窓口等の取り扱いで行っております。御指摘のあった二〇一四年の事故についてはそういった事故でございます。  このたびのお話がありました臨時給付の件ですとか、先ほど御報告いたしました検証を行った件につきましては、住民記録の制度で決定したものを、その他の業務、福祉保健の業務に活用するという観点でこのたびガイドラインを定めているものでございます。  この観点については、当然周知等も行ってはいるんですけれども、考え方について明文化されていないところですとか、周知をするという定期的な研修ですとか、そういった体制がなかったということはございます。ですので、このたびこうした形で定めまして、定期的な研修等にもあわせて活用していくということでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 先ほど紹介しただか、報告したとおっしゃったのは、臨時福祉給付金の件とは別の件をこの中で検証した結果、これが生まれたということなんですか。 ◎宮崎 副区長 済みません、ちょっと説明不足でして、実はこの件の検証の一番のきっかけをつくっているのは、福祉保健のほうで実は説明してきた内容でして、そのまとめを説明していませんでしたが、別紙2のほうにつけてございまして、実は生活保護の相談に来られた方が、実はDVの関係にかかわっているということが生じておりまして、福祉保健のほうで報告はしているんですが、解決策のほうは、今度は、今言った支援措置という事務に及びましたので、本日の区民生活のほうで報告させていただいている経過がございます。  別紙2の経緯のところに書いてございますが、御相談に来られた方が、生活保護の観点と、DV被害の関係の両方窓口がそれぞれございますので、そちらのほうでそれぞれの相談をしているという経過の部分が、最後に福祉の相談に入っている段階で、この支援措置の申し出をしているということがわかっていれば対応が変わっていた部分について、そこに対して、いわゆる手続をされる方にとってみますと、そこで区の対応というのが支援措置をしているということ前提に御本人は思っていた。でも、区のほうの窓口はわかっていなかったというケースが生じておりまして、これは、今後窓口を一元化を図っていく際に、それぞれの縦割りの制度になっているんです。これは国もそうです。ですが、窓口を受ける基礎的自治体としては、だんだんこういうケースが生じるということは当然予測されます。  したがいまして、情報の管理としては非常に厳格にしなければならない点は今までどおりですけれども、そこにある程度業務の中で必要最低限の部分については、こういうガイドラインをすることによって、担当者によって、裁量でその扱い方が変わってしまうのも、また区民にとってみますと問題になりますので、ここでそういう教訓を生かしましてガイドラインを策定させていただいて、本日、この区民生活のほうではガイドラインの支援措置の担当所管の委員会でございますので、そちらの説明をさせていただいたという経過でございます。 ◆桃野よしふみ 委員 ほかのところでは報告があったのかもしれませんが、今私が申し上げた事例は、転居費用を世田谷区が補償するということになった事例があったじゃないですか。今回、今説明されながらばあと読み下しただけなので全部読めていませんけれども、この例はそういった例えば世田谷区が支援措置の方の住所の情報を漏らしてしまって、例えばその方の転居費用を補償するとか、そういうことが起きたということですか。 ◎宮崎 副区長 そういうことではございません。いわゆる生活保護の相談業務とDV被害に係る支援措置の相談というのは、それぞれの部署で受けて、かつ実は住所を移転されたものですから、今度は世田谷区内で支所をまたいでしまったというケースでして、生活保護の相談を受けている際に、相談業務の中でいろいろ困っていますので、どこかに救いを御本人は求めるわけです。  その際に、家族環境とかそういうところについてもお聞きしていかなければ、例えば本当に入所措置みたいな形のものが仮に出てくるとすると、そこに至るまでの状況がちゃんとあるのかないのかということを確認していかなければいけない。そのときに、親元から離れてきているわけですけれども、その状況をお聞きした段階で、御本人的に言うと、それは言ってほしくなかった部分なわけです。そこが、支援措置のほうではわかっていたわけです。ですが、生活保護の者は御本人がおっしゃってくれないとわからないのが今まででした。でも、これでは区民の方は区のほうに相談に来ているわけですから、当然わかっているものと思っていたという違いがございます。  したがいまして、今後はそういうことの繰り返しにならないように、また担当者は当然そこでわかっていないところの部分を聞き出さなければいけないという状況も出てきますから、本人は同じことを二度言いたくないという声も実は上がってきているんです。  そうなると、ただ、使われ方いかんによっては広がってしまう、これはまた問題になりますから、限定的に、関係部署においての情報の共有化はこうやるんだよということについてのガイドラインを今回策定させていただいた、そういう経過でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 (23)世田谷区農業委員会委員の改選について、説明願います。 ◎筒井 都市農業課長 世田谷区農業委員会委員の改選について御報告いたします。  1の主旨でございます。現農業委員の任期が本年七月二十九日までとなっておりますので、現在改選手続を進めているところでございます。ついては、現在の状況について御報告させていただきます。  2の経過でございます。農業委員会等に関する法律の改正を受けまして、昨年度、世田谷区農業委員会定数条例を改正してございます。これによりまして、新たに農業委員を募集することが要件となりましたものですから、一般公募による一名を加えまして定数を二十一名としたところでございます。  3の農業委員の選出等でございますが、従前の選挙によるものから、区長が議会の同意を得まして任命することとしておりまして、農業者十五名、農業団体役員二名、区議会から三名、公募による選出者が一名で構成してございます。
     4の推薦及び公募ですが、本年四月二十日から五月十九日までの一カ月間で実施してございます。その結果でございますが、記載のとおり、区内農業者、農業団体役員、区議会から推薦をいただいてございます。また、一般公募では二名の方が応募されてございます。  農業委員候補者の選出でございますが、5の評価委員会の開催で、農業委員被推薦者等評価委員会を開催いたしまして候補者を選出いたします。  なお、評価委員ですが、現在の農業委員会会長、会長職務代理者、産業政策部長、農業委員会事務長、東京都農業会議職員で構成してございます。  裏面をお願いいたします。6の今後の予定でございます。本委員会で候補者を御報告いたしまして、第二回定例会で任命同意を得て改選いたします。したがいまして、次の任期開始は七月三十日を予定しているところでございます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 それでは、(24)その他ですけれども、何かございますか。 ◎住谷 副参事 それでは、その他で大変恐縮でございますが、御報告が二件ございます。  一件目は、地方版図柄入りナンバープレートに係る変更事項等についてでございます。  1の主旨のように、先日二十九年五月に国土交通省より地方版図柄入りナンバープレートの募集に関する説明会があり、これまで示されていた制度に新たな追加事項や変更事項がございましたので、情報提供させていただきます。この内容については、国との間で確認し切れていない部分もあり、けさまで継続的に確認をしてまいりましたが、詳細は明らかにならなかったため、正式な案件として事前に御案内することができませんでした。概要だけでも早目に情報提供させていただきたく、口頭での御報告で申しわけございませんが、委員がかわられたこともございますので、全体の概要等、あわせて御説明させていただきたいと思います。  まず先に、三枚目の資料をごらんください。こちらは二十八年十二月の区民生活常任委員会で御説明しました内容の抜粋で、この制度について、1本制度の趣旨、3導入にあたっての手続きをごらんください。  国土交通省は、自動車の魅力の向上や観光振興等へ役立てることを目的として、諸外国で行われている自動車のナンバープレートに図柄を入れ、あわせて寄附金を募る制度を導入するとしています。地方自治体が本制度を導入する場合は、国土交通省へ図柄を提案し、国土交通大臣の決定を経て、独自のデザインの図柄入りナンバープレートとして国土交通省が交付することになります。自動車ユーザーは、希望により図柄入りナンバープレートに交換することができます。  次に、2導入の基準でございますが、記載のように、当初は六項目の要件がございました。図柄については、5)にありますように、寄附あり、寄附なしの二種類とされておりました。  恐れ入りますが、一枚目にお戻りください。2の追加・変更事項ですが、まず、追加点が二点。一つ目は、新たな地域名表示、いわゆるご当地ナンバーの追加で、図柄入りを前提に募集することになりました。交付は三十二年からです。これは、今回世田谷区には直接の関係はございませんが、新たな追加事項ということで記載してございます。二点目は、協力金の負担の可能性です。ナンバープレートの視認性を確認するのに必要な諸経費に充てるため、地域に協力金を求めることがあるとのことです。  次に、変更点が三点ございます。資料の二枚目、別紙、地方版図柄入りナンバープレート制度の概要について、こちらとあわせて御説明いたします。  一点目は、寄附金の活用方法などの検討を行う協議会を設置することで、地方自治体が中心となり、交通や観光の事業者や利用者などで構成し、寄附金の使途等について検討いたします。寄附金の使途は地域の交通改善、観光振興策等に位置づけられたものということです。二点目は、図柄の種類を一点とし、寄附金つきをカラー、寄附金なしをモノトーンとするというものです。  最後に、裏面③の導入スケジュールですが、4今後のスケジュールと共通する部分ですので、一緒に御説明いたします。  当初、二十九年夏以降に提案の受け付け、締め切りの予定でした部分が、八月末までに導入以降の表明、九月末までに正式に導入の申し込み、十二月初旬までにデザインの提案となりました。平成三十年十月からのナンバープレートの交付時期に変更はございません。  3今後の方向性について、制度の変更事項等は以上でございますが、世田谷区では、既に旧制度で図柄の公募を終えております。そのため、応募してくださった区民の方々へ説明も必要でございますし、条件が変わったためにモノトーンの色彩に対応した図柄の再募集も必要と考えております。これらを踏まえ、今後については、国からの正式な通知がございましたら、区としての対応について改めて速やかにお知らせいたします。  本件については以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑ありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 もう一件、どうぞ。 ◎住谷 副参事 続いて、口頭での御報告で恐縮でございますが、本区に関する損害賠償請求事件の判決が五月十日に出されましたので、その御報告をさせていただきます。  本件の概要は、世田谷ナンバーに関して、区が不適切なアンケートに基づき、違法な導入申請を行ったことなどにより発生する精神的損害をこうむったとして、区民百六十九名が原告として、世田谷区及び世田谷区長に対して損害賠償を求めて、東京地方裁判所に提訴し、平成二十八年十一月二十九日に第一審原告らの請求を棄却する判決が言い渡されました。この判決を不服として、控訴人ら五十一名が東京高等裁判所に控訴した事案でございます。  判決につきましては区の主張が認められ、控訴人らの控訴を棄却するという内容となっております。  御報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 これで報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、2資料配付ですが、記載のとおり資料がございます。補足もありませんね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 では、資料については後ほどごらんください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、3協議事項に入ります。  まず、(1)正副委員長会申し合わせ事項についてですが、お手元に五月二十三日に開催された正副委員長会での申し合わせ事項を配付してあります。当委員会におきましても、申し合わせ事項に基づき委員会を運営したいと思いますので、御了承願います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次、(2)行政視察について協議をさせていただきます。  視察日程につきましては、事前に調整をさせていただきましたが、七月十日月曜日から十二日水曜日の二泊三日で御都合もよろしいとお伺いさせていただいております。改めてここで決定させていただきたいと思います。  視察の日程を七月十日月曜日から十二日水曜日とすることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、そのように決定させていただきます。  また、視察目的、視察等についてですが、正副委員長で協議し、次回委員会で案をお示ししたいと思いますが、そのようなことでよろしいですか。 ◆畠山晋一 委員 提案は、個人的にすればいいということですね。 ○高橋昭彦 委員長 提案も含めて。 ◆畠山晋一 委員 きょうの報告事項の(16)の熊本地震災害支援金の活用報告を聞いたわけだけれども、実際に活用状況がどうなっているのかというのを見に行ってもいいのかなという感覚は持ちました。 ○高橋昭彦 委員長 では、また協議してまいりたいと思います。よろしくお願いします。  では、視察先等については、次回委員会で正副委員長案をお示ししてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 次に、(3)次回委員会の開催についてですが、第二回定例会中の六月十六日金曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、次回委員会は六月十六日金曜日午前十時から開催予定とすることに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○高橋昭彦 委員長 そのほか、皆さんからございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後二時十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...