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  1. 世田谷区議会 2016-12-19
    平成28年 12月 地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会-12月19日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成28年 12月 地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会-12月19日-01号平成28年 12月 地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会 世田谷議会地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会会議録第十一号 平成二十八年十二月十九日(月曜日)  場  所 第一委員会室  出席委員(十三名)    委員長         桜井 稔    副委員長        板井 斎                おぎのけんじ                河野俊弘                畠山晋一                和田ひでとし                岡本のぶ子                佐藤弘人                中塚さちよ                中里光夫                大庭正明                小泉たま子                あべ力也  事務局職員    議事担当係長      長谷川桂一
       調査係主任主事     山塚恭史  出席説明員   世田谷総合支所    総合支所長       内田政夫    地域振興課長      山田 実   政策経営部    部長          板谷雅光    政策企画課長      笹部昭博    財政課長        加賀谷 実   地域行政部    部長          萩原賢一    地域行政課長      平澤道男   総務部    部長          岡田 篤    総務課長        星 正彦    庁舎計画担当課長    秋山武徳   施設営繕担当部    部長          松村浩之    施設営繕第一課長    安間正伸    公共施設マネジメント推進課長                窪松泰幸   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 世田谷本庁舎等整備基本構想策定及び世田谷本庁舎等設計者審査委員会設置について   (2) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後二時開議桜井稔 委員長 ただいまから地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━桜井稔 委員長 本日は、報告事項聴取を行います。  それでは、1報告事項聴取に入ります。  (1)世田谷本庁舎等整備基本構想策定及び世田谷本庁舎等設計者審査委員会設置について、理事者説明お願いします。 ◎秋山 庁舎計画担当課長 それでは、私のほうから世田谷本庁舎等整備基本構想策定及び世田谷本庁舎等設計者審査委員会設置につきまして御説明いたします。  まず、1の主旨でございますが、平成二十八年九月にまとめました世田谷本庁舎等整備基本構想素案)に対するパブリックコメント等の結果を踏まえまして、同十一月に世田谷本庁舎等整備基本構想(案)を取りまとめましたが、このたび区議会第四回定例会での議論を踏まえまして、世田谷本庁舎等整備基本構想策定いたしましたので、御報告するものでございます。  また、平成二十九年度に実施予定設計者選定プロポーザルに向け、設計者提案内容等審査する世田谷本庁舎等設計者審査委員会設置の準備を進めていますが、委員会委員構成がまとまりましたので、あわせて御報告するものでございます。  2の基本構想についてでございますが、変更点は二点になります。お手元にございます基本構想冊子にて御説明をさせていただければと思います。  まず五ページでございます。これまでの主な経緯につきまして、十一月に策定いたしました案以降の経緯を追加してございます。  次に、三二ページをお開きください。(2)本庁舎集約する施設①本庁舎への集約でございますが、表の下に新たに「※」を設け、現在、世田谷保健所試験検査で利用しておりますエムケイアースビルにつきまして、本庁舎への集約視野検討していくものとしました。これまでは、現時点において集約は想定しないとしていたものですが、この間保健所検討を続け、現在、エムケイアースビルで行っています試験検査という特殊な機能について、区役所を御利用する区民の方との動線を分けるなど工夫をすれば、保健所として一体的な整備にはメリットがある点から、本庁舎への集約視野検討していくものとしたものでございます。今後でございますが、プロポーザルを実施するまでにはどのようにするか、引き続き関係所管課検討いたしまして、結論を出してまいります。  なお、産業政策部につきましては、素案、案からの文言に変更はなく、②本庁舎への一部機能集約にございます表の「※1」でございますが、「産業政策部本庁舎集約することを想定する」としてございます。  基本構想におきましては、現在、冊子製本作業をしておりまして、完成次第、議員皆様にはポスト投函をさせていただきます。また、区民皆様には、本日から区のホームページで公開をいたしまして、冊子ができ次第、区政情報センター出張所まちづくりセンター図書館等で閲覧ができるようにし、一月一日発行の「区のおしらせ」にて周知をしてまいります。  また、先日御報告をさせていただきましたパブリックコメントにつきましてですが、パブリックコメント概要及び主な意見等を掲載いたしました概要版を作成いたしまして、出張所まちづくりセンター図書館等におきまして、区民皆様が持ち帰られるようにし、さらに広く区民周知をすることを予定しております。  続きまして、3の審査委員会についてでございます。表紙をごらんください。  (1)目的でございます。平成二十九年四月公告予定設計者選定プロポーザル実施方法評価基準等について審議するとともに、プロポーザル参加設計者からの提案内容等について審査し、その結果を区長に報告するものでございます。審査委員会運営方法については、審査委員会議論をしていただくことになりますが、公正中立審査を行うため、傍聴はできないこととする一方で、委員会における率直な意見交換意思決定中立性が損なわれない範囲、時期におきまして、委員会での資料等につきましてはできるだけ順次公開していこうと考えてございます。  (2)の委員構成ですが、これまで議会におきまして御答弁しておりますとおり、設計防災ランドスケープ等、各分野知見を有する方々構成をしました。世田谷区にかかわりのある方、これまでの経歴から、七名の委員お願いしてございます。資料1をごらんください。  まず、行政分野より、元東京都副知事で現在明治大学公共政策大学院教授であります青山やすし氏にお願いをしました。  次に、建築環境より、東京都市大学名誉教授岩村和夫氏にお願いをしました。岩村先生は、建築設計に詳しく、世田谷区では深沢にございます環境共生住宅設計をしている方でございます。  次に、今回はホールを含む区民会館整備も対象となっていることから、ホール設計といたしまして、東京都市大学工学部建築学科教授であります勝又英明氏に御参画いただきます。勝又先生は、小田原市や高崎市を初め、多くの自治体でのホール設計設計者選定委員会委員長、委員を歴任している方でございます。  都市計画分野からは、東京大学大学院領域創成科学研究科社会文化環境学専攻教授出口敦氏にお願いをしました。出口氏は、世田谷小田急上部利用デザインアドバイザーといたしまして、アーバンデザイン観点から区に御協力いただいている先生であり、今回、住宅地の中における大規模整備となりますので、まちづくりアーバンデザイン視点も重要であり、お願いをいたしました。  次に、首都大学東京名誉教授であります深尾精一氏は、建築、特に設備施工知見が深く、お願いをしました。深尾先生は、新国立競技場の再審査委員会委員や東洋ゴム工業データ改ざん問題に関する有識者委員会委員長など、国や都など、建築設備施工に関する多くの委員会委員長、委員を歴任している方でございます。  ランドスケープ・環境分野からは、東京農業大学名誉教授であります蓑茂壽太郎氏から御参画をいただいております。蓑茂先生は、過去に世田谷区の都市計画審議会学識経験者委員を歴任していただいておりました。  最後に、防災分野からは東京大学教授であります目黒公郎氏に御参画いただきました。目黒先生は、東京大学大学院におきまして、情報学環総合防災情報研究センター教授とともに、東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センター長教授でもございます。また、そのほかにも国土交通省の大規模地震津波対策アドバイザリー会議委員等を歴任され、直近では、川崎市の本庁舎設計者を決めますプロポーザル選定委員会の副委員長をしておりました。  今後、七名の委員方々のそれぞれの専門的な視点より御議論いただき、プロポーザルを実施してまいります。  また表紙のほうにお戻りください。  4の今後の予定でございますが、一月に審査委員会設置いたしまして、第一回審査委員会開催いたしまして、四月より設計者選定プロポーザルを実施し、十月より基本設計に着手してまいる予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 ○桜井稔 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 この設計者審査委員方々の中に女性の方が一人もいらっしゃらないということで、ちょっとどうしたことかなと一瞬思いました。いろんな専門の方の中から公平に選んだとは思いますけれども、非常に残念だなという気はします。今後、何かの形で女性意見も取り入れるとか、聞くとか、そういう何かを考えていらっしゃることがあれば、お伺いしたいと思います。 ◎秋山 庁舎計画担当課長 今、委員から御指摘いただいたとおり、今回七つの分野専門家お願いをいたしまして、結果的に今回報告の七名の先生に頼むことになりました。今後、審査委員会を運営していく中で、事務局といたしまして、女性視点からの御意見審査委員会に伝えられるよう、何とか工夫をしてまいりたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 何とか工夫とおっしゃいますと、何か今考えていることはございますか。 ◎秋山 庁舎計画担当課長 例えばでございますが、設計建築等を含めて、女性専門家がいらっしゃいます。その方に御意見を伺い、その御意見委員会にお伝えする等を含めてというふうに思っています。ただ、今後どのようにやっていくかというのは、ほかの委員先生方の御意見も踏まえながら検討していきたいと思っております。 ◆河野俊弘 委員 この審査委員会についてなんですけれども、傍聴ができないというところで、公平を期すために傍聴ができないというふうにおっしゃいましたが、その公平を期す、期さないというのは、傍聴のある、ないと関係あるんですか。 ◎秋山 庁舎計画担当課長 今回、各事業者から提案が出まして、それをいわゆる匿名でやるということになります。当然、案には各事業者考え方が詰まっているということになります。その考え方について、傍聴でさまざまな御意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。その中で、各委員が自由に発言というか、自由に御議論ができるような状態をつくり上げるという観点から、今回傍聴のほうは御遠慮していただくということにして考えております。ただ、その中で、当然秘密裏にということでありませんので、公平性、それから中立性が保たれるという判断において、その時期等を踏まえまして、なるべく委員会等資料については公開をしていきたいと考えてございます。 ◆河野俊弘 委員 そういった形で公開していくというのは、どういうタイミングで、審査委員会が終わった都度、ネットとかで報告していくという感じですか。 ◎秋山 庁舎計画担当課長 通常ですと、いわゆる審議が全て終わった段階で、その審議過程については全て出していくというのが通常かとは思いますが、ただ、各審査委員会先生方それぞれの御経験等もあると思いますので、そちらの意見も踏まえながら、そういうことなのか、もっと早いタイミングでできるのかというところも踏まえまして、この後検討をしていきたいと考えております。 ◆あべ力也 委員 世田谷区の庁舎に関しては、以前は公開コンペをやりましたよね。それと今回やっているプロポーザル方式選定は、基本的な部分が違うと思うんです。私は、公開コンペか何かにして、広く応募をして、それこそ区民皆さんに選んでもらうみたいなほうが、公明正大だし、いいのかなと思っていたんですが、知らず知らずのうちに、いわゆる設計者選定プロポーザルというようなことになってきているんですが、この方式自体は、プロポーザル方式選定をするというのは、いつ、どういうふうに、誰が決めたんですか。 ◎岡田 総務部長 今回、基本構想ということで確定をさせていただいたわけですけれども、この事業者選定方式についてのくだりもございまして、四五ページから事業計画ということで「事業方式設計者施工者選定方式について」と記載させていただいております。  四六ページの三段落目で「設計者発注にあたっては、区が示す設計業務遂行上の条件や課題を理解し、設計に反映することのできる能力を有する設計者選定する方式として、『プロポーザル方式』を採用する」とさせていただいております。これについては、四月からの検討委員会の中でも、コンペプロポーザルとどちらがいいのかと御議論がありまして、プロポーザルが適切であろうということで、こういう形で整理をしてきたところでございます。  その背景ですけれども、プロポーザルというのは設計者を選ぶ競技というか、競争です。コンペとなりますとデザインを選ぶ競技になるということで、コンペで行った場合には、提案された設計書が大幅に変更するということになりますと、まさに競技そのもの正当性が失われますので、変更がなかなかききづらいということになります。一方、プロポーザルですと、設計者を選びますので、その提案の中でデザインのようなものも出してくると思われますけれども、そこから先、発注者あるいは区民と対話の中で、それをある程度変えていくということが可能な方式であり、プロポーザルが適切であろうということにしたわけです。  ただ、世田谷区の場合、今回の基本構想の中で、いわゆる建築計画のようなものがありませんので、こういうデザインで、こういう配置でということを設計者提案をしていただくような、設計者の幅をかなり大きくとっておりますので、いわゆる設計者を選ぶという要素がメーンではありますけれども、その人がどんな構想をこの敷地の中で出してくるのかということは重要な要素になってくると考えております。  そんなこともありまして、審査の仕方は審査委員会の中で御議論いただきますけれども、今、委員皆様とお話ししているのは、提案者が絞られた段階公開プレゼンテーションのようなことをやって、区民議員皆様、また職員にもわかるような形で進めていきたい、これからまた委員皆様と御相談をしていきたいというふうに考えております。 ◆あべ力也 委員 役所としては、そのプロポーザル方式検討したという今の説明ですけれども、いまいちわからないのは、その決定過程でどういう議論決定の段取りを踏んだのかというのがちょっと見えてこない。  それと、プロポーザル方式利点もあるけれども、今、部長も言ったように、公開コンペというのは区民参加で、区民皆さんが選んでもらえるというような利点もあるわけです。それを、プロポーザル方式選定したという結果から言われているわけなので、今後、区民が単なるパブリックコメントなんかでつるして、それに対して御意見を述べてもらうというだけじゃなくて、実際に庁舎を選ぶという行為の中に区民皆さん意思表示をできるような場というのは私は必要だと思うんです。  財政出動的にもそれなりの出動をするわけですし、いろんな区民の方の要望もあるでしょう。庁舎を実際に使う職員皆さん、そして庁舎に来ていろいろ申請をしたりなんなりして使う区民皆さんと、それぞれが協働して、いい役所をつくっていくという意味で、プロポーザル方式利点もあるでしょうけれども、区民皆さん意見をどういうふうに反映していくかという点についてはまだ課題があるようですから、その点についてはしっかり整理をしていただいて、取り入れていただきたいと、要望をしておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━桜井稔 委員長 次に、(2)その他ですが、何か御報告事項はありますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○桜井稔 委員長 以上報告事項聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━桜井稔 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)次回委員会開催についてですが、年間予定である二月八日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○桜井稔 委員長 それでは、次回委員会は二月八日水曜日午前十時から開催することと決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━桜井稔 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○桜井稔 委員長 以上で本日の地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会を散会いたします。     午後二時十九分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会    委員長...