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  1. 世田谷区議会 2016-12-05
    平成28年 12月 環境・空き家等対策特別委員会-12月05日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    平成28年 12月 環境空き家等対策特別委員会-12月05日-01号平成28年 12月 環境空き家等対策特別委員会 世田谷議会環境空き家等対策特別委員会会議録第八号 平成二十八年十二月五日(月曜日)  場  所 第四委員会室  出席委員(十二名)    委員長         風間ゆたか    副委員長        村田義則                加藤たいき                上島よしもり                上山なおのり                山口ひろひさ                高橋昭彦                平塚敬二                羽田圭二                桃野よしふみ                佐藤美樹                田中みち子  事務局職員    議事担当係長      下村義和    調査係主任主事     村上由希恵
     出席説明員   環境総合対策室    室長          菊池弘明    環境計画課長      後藤敏朗    エネルギー施策推進課長 清水優子    環境保全課長      鈴木 勲   防災街づくり担当部    部長          関根義和    建築安全課長      佐藤絵里   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 世田谷区の水素活用について   (2) 世田谷自然エネルギー活用促進地域フォーラム開催について   (3) その他  2.閉会中の特定事件審査調査事項について  3.協議事項   (1) 次回委員会開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議風間ゆたか 委員長 ただいまから環境空き家等対策特別委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 本日は、報告事項聴取等を行います。  それでは、1報告事項に入ります。  (1)世田谷区の水素活用について、理事者説明を求めます。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 それでは、世田谷区の水素活用について御報告させていただきます。  主旨でございます。高効率で低環境負荷、非常時に活用可能な水素は、次代のエネルギーの中心的な役割を担うものと期待されております。区としましては、環境基本計画に基づき、水素社会実現に向けた国や都、事業者等との情報交換を進めてまいりましたが、今年度の調査関係機関との検討などを踏まえ、今後の方向性を整理しましたので、御報告いたします。  2、国、都、区の取組みについてでございます。記載のとおり、国も、都も、燃料電池自動車水素ステーション数値目標を定めまして、規制見直し財政支援などを行いながら水素社会実現に向けて取り組みを進めております。区の取り組み記載のとおりでございます。  3、今年度の区の取り組みでございます。今年度は、水素活用促進検討調査を行いまして、こちらでは具体の水素関連設備公共施設における活用可能性検討し、今後の区の水素活用についての方向性を整理いたしました。また、水素活用促進部会では、意見交換の中で、現在、区内水素ステーションがないことから、その整備に対し各方面から期待が寄せられました。水素ステーション整備に向けた検討につきましては、運営事業者東京石油組合、国、都、東京二十三区清掃一部事務組合等協議及び調整を行い、区内での水素ステーション整備誘致運営等について具体的な検討を行っております。  お手数ですが、裏面をごらんください。今後の水素活用方向性でございます。水素関連設備や製品は、その導入費用が大変高額でございます。しかしながら、自治体による水素関連設備導入は、その普及の呼び水として意義があるとともに、地域の実態に合った水素社会の構築や地域住民への普及啓発等に向けて大きな役割を果たすと考えられます。したがいまして、今後、国や都の補助金などを活用しながら、事業者を初め多様な主体と連携し、一体的な取り組みを推進することといたします。  大きく三つ方向性がございます。一つ目は、燃料電池自動車FCV導入でございます。現段階で水素社会についての啓発を図るにはFCVが最も効果的でございます。FCVは、外部給電機を合わせて導入することで、災害時等の非常用電源としての利用が可能です。車体水素で走ることなどがわかるような表示をしまして、環境イベント地域避難所運営訓練等外部給電のデモンストレーションなどを行うほか、通常公用車として活用し、区民への啓発を図ります。  二つ目は、水素ステーション整備誘致でございます。水素ステーションには種類に応じてさらなる取り組みを進めます。一つ目定置式水素ステーションです。こちらは既存のガソリンスタンドのような形式の水素ステーションですが、ガソリンスタンド経営者等関係事業者に、国や東京都の補助金等情報提供をするなど、継続して整備を働きかけてまいります。  移動式水素ステーションは、移動可能なトラックの荷台に水素充填装置を積んでおり、小さなスペースに比較的簡単に設置できるのが特徴です。住宅地である世田谷区では、定置式水素ステーションの適地が少ないため、公有地を活用した移動式水素ステーション誘致に向けた環境整備取り組みます。現在は、世田谷清掃工場駐車場候補地として、清掃一部事務組合調整を進めております。  スマート水素ステーション、SHSですが、こちらは再生可能エネルギー由来水素を充填することができ、小型で、国の補助も活用できます。FCVと組み合わせることにより、啓発災害時の活用可能性が高いことが見込まれます。しかし、道路施設からの離隔距離運用面やセキュリティーなどの課題があるため、公共施設の建てかえ時などに整備可能性検討いたします。今後、仕様変更となるという情報も入りましたので、引き続き情報収集に努めてまいります。  三つ目は、燃料電池導入でございます。公共施設の改築や設備等改修の際に、燃料電池のメリットを生かせるか、導入検討を行ってまいります。高効率業務用燃料電池が来年度市場投入予定であるため、引き続きこちらも情報収集に努めます。  説明は以上でございます。 ○風間ゆたか 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆平塚敬二 委員 移動式のものを清掃工場にというのは、どのくらいまで進んでいる話ですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 清掃一部事務組合に事前に御相談をしまして、どういったスペースが必要であるとか、どういった設備が必要であるかということで、移動式水素ステーションの御説明をしまして、前提条件の確認をしていただいてきたところでございます。今後、本格的に検討を進めてもいいというようなお話をいただいておりまして、これから具体的な協議を進めてまいる状態でございます。 ◆平塚敬二 委員 駐車場というのは一般の方は入れるんでしたか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 通常は、一般方用というよりは、工場のメンテナンスの事業者ですとか、そういった方向けの駐車場として使っていると聞いております。大型バス駐車場とは別に通常の乗用車がとまる駐車場がございまして、そちらを考えております。 ◆平塚敬二 委員 スマート水素ステーションなんですけれども、これはそういう仕様変更になる可能性もあるという話なんですが、例えばこの本庁の今の北側駐車場、三庁の北側ですか、あそこという可能性はあるんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 スマート水素ステーションを現在の庁舎駐車場にということも今年度の調査の中で少し話も出たんですけれども、やはり離隔距離が八メートルというのをとらなければいけない、道路からですとか建物から八メートルをとらなければいけないというような条件がありまして、現状の駐車場スペースではなかなか難しいというふうに考えたところでございます。 ◆平塚敬二 委員 今後、当然庁舎は建てかえになるんですけれども、そのときにそのスペースをとる予定……。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 庁舎計画担当課のほうには、今年度の調査の話は報告しておりまして、今後検討をしていただくように依頼をしております。 ◆桃野よしふみ 委員 どれぐらいの水素ステーションが必要なのかという話なんですけれども、何か基準みたいなものがあるんですか。登録台数が何台だからどうとかこうとか、どういうところから計算されるものなんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 まず、東京都の目標としましては、二〇二〇年までに三十五カ所というものがございます。初めのうちは、水素ステーションまで車で走って十五分ぐらいの距離に一カ所あるのが目標ということで、もうちょっと普及してきましたら、十分で届く距離にという資料を以前見たことがございます。 ◆桃野よしふみ 委員 ということは、車の台数とかではなくて、まず水素ステーションをふやしていきましょうというような発想ということなんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 まず、水素ステーションの数もふやしていかないことには水素自動車のほうも普及していかないということで、車の両輪のような形で双方進めていこうということでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 参考までに教えていただきたいんですけれども、今世田谷区内で登録されている水素自動車というのは何台ぐらいとかというのはわかるんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 水素自動車ですが、世田谷区は、具体的にはちょっとわからないんですが、二十八年三月末で東京で百四十四台という資料がございます。そこから推定しますと、世田谷で二十から三十台程度ではないかと推測しております。 ◆桃野よしふみ 委員 スマート水素ステーションというのが、スマート小型と言われて、小型なんだなということぐらいはわかるんですけれども、①の定置式というのはガソリンスタンド的なものなのかなと想像すると、それが合っているかどうかということもまず教えていただきたいんですけれども、スマート小型というのは、この水素ステーションというのはどういうものなんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 まず定置式通常ガソリンスタンドと同じような形をイメージしていただいて、広さとしては、小さいもので五百六十平米ぐらいは必要と聞いております。あと、ガソリンスタンド併設となりますともうちょっと広くて、九百十平米ぐらいは必要と聞いております。  スマート水素ステーションというのはコンテナのような形になっておりまして、二メートル掛ける三メートル程度の大きさで、このようなコンテナのような形になっております。それで、再生可能エネルギー由来でつくった電気で水を分解して水素をつくり、水素を圧縮して、その水素を充填できるという仕組みになっております。 ◆佐藤美樹 委員 その上の今後のほうの(1)FCV導入なんですけれども、いつごろ何台区としてというのがあれば教えていただきたいのと、車体ラッピングと書いてあるんですけれども、何をラッピングするんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 FCV導入につきましては、まず来年度一台導入させていただきたいと考えておりまして、予算計上をしているところでございます。  それから、ラッピングについては、例えば川崎市のFCVでは、川崎×水素社会というような文字を入れたりしておりまして、この車が水素で走っているということが周りの方にわかるようなものをイメージしておりまして、できれば区民の方々からそのアイデアなども募集できればと考えております。 ◆上島よしもり 委員 水素ですから、危険物という扱いだと思うんですね。それで、先ほど道路建物から八メートルという話があったと思うんですけれども、結局区内でどれだけ――例えばガソリンスタンドお話も、先ほど合わせると九百平米必要だとかそんな話がありましたけれども、そもそもどれぐらい設置可能と見られるものなのか。例えば、規制そのものが、もしかすると八メートル自体がちょっと厳し過ぎる可能性もあるのかなと。要するに世田谷区の町の中で水素ステーションをふやしていくには、やはり規制そのものをもう少し見直したほうがいいという意見も出さざるを得ないのかなとか、そんなことを思ったりするんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 まず、区内でどのぐらい設置可能と考えているかというところなんですが、先ほどのガソリンスタンド併設で約九百平米ということで、その規模ガソリンスタンド区内にも何カ所かはあるんですけれども、ただ、事業者の方が水素ステーションをやってみようと思わないとなかなかそこはできませんので、今後も情報提供して打診をしていきたいと考えております。  それから、規制見直しについては、ほかの海外の話なんかも聞きますと、やはり日本規制が一番厳しいということは聞いておりますので、規制見直しは声を上げていく必要があるかとは思っております。ただ、水素についてはやはり危険と思われている区民の方もいらっしゃいますので、水素はきちんと扱えば安全であるということを啓発しながら、同時に進めていく必要があると考えております。 ◆山口ひろひさ 委員 素朴な疑問でごめんなさい。先ほどスマート水素ステーションというコンテナみたいなものを見せてくれたじゃないですか。例えば、普通の民有地ですごいお屋敷のうちもあるでしょう。そこがこの八メートルの距離をとれたら、そのお宅がうちで置きたいんだけれどもと言ったら置けるということなんですか、そういうものではないの。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 御自宅というか、御自分の敷地の中で必要なスペースがあれば、設置することは可能です。 ◆山口ひろひさ 委員 それで何か商売をしてはいけないんだよね。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 このスマート水素ステーション規模が小さいので、できる水素の量もやはり限られておりまして、三台ぐらいのFCVを賄うのに適切ということで、自家用が適しているというふうに聞いております。商用ではなくて、御自宅用とか事業所用とか、区で言えば、区の庁有車用とかそういう形で使うのが望ましいと聞いております。 ◆山口ひろひさ 委員 例えば、御近所の人が買ったとして、うちで一緒にやらせてあげるよとお金を取っちゃたりするのは、個人契約ではないけれども、話し合いの自由ということでいいんですか。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 個人間でのそういう契約は自由だと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 それでは、(2)世田谷自然エネルギー活用促進地域フォーラム開催について、理事者説明を求めます。 ◎清水 エネルギー施策推進課長 それでは、世田谷自然エネルギー活用促進地域フォーラム開催について御説明いたします。  1の主旨でございます。世田谷区では、環境基本計画に基づき、自然エネルギー活用拡大を目指しております。自然エネルギーを取り巻く状況は、パリ協定の発効、電力自由化再生可能エネルギー特別措置法の改正などにより変化しております。こうした最新動向区民の皆様と共有し、今後の区内における自然エネルギーのさらなる活用拡大に向けた情報交換意見交換を行うため、自然エネルギー活用促進地域フォーラム開催するものでございます。  2の概要でございますが、二十九年二月三日の十五時から十七時まで産業プラザ開催予定しております。今回は、「日本エネルギー政策動向再生可能エネルギーの展望」としまして、名古屋大学大学院環境学研究科髙村ゆかり先生に講演していただき、その後、区や区内活動団体事例紹介をして、情報交換を行う予定です。  十二月十五日より、「区のおしらせ」やホームページなどで周知をいたします。先着二十名の傍聴を可能としております。 ○風間ゆたか 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 ないようですので、次に、(3)その他ですが、何かありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○風間ゆたか 委員長 特にないようですので、報告事項聴取をこれで終わりにします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 次に、2閉会中の特定事件審査調査事項について、お諮りいたします。 1. 環境総合対策について 2. 空き家等対策について とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○風間ゆたか 委員長 御異なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 続いて、3協議事項に入ります。  (1)次回委員会開催についてですが、次回委員会は、年間予定である二月八日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○風間ゆたか 委員長 それでは、次回委員会は二月八日水曜日午前十時から開催することに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━風間ゆたか 委員長 その他何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○風間ゆたか 委員長 特にないようですので、以上で本日の環境空き家等対策特別委員会を散会いたします。     午前十時十八分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   環境空き家等対策特別委員会
       委員長...