◆あべ
力也 委員 何点かまとめて質問させていただきます。まず、
落札率が書いていないので、
落札率をお伺いしたいということと、二点目は、当初、
鉄筋コンクリートづくりと
住民に
説明をされてきた中で、昨日も
住民の方が
陳情書を持ってうちの会派にも、話を聞いてくれといって来た方がいらっしゃったんです。突然計画が変更になって、
鉄骨づくりになったと。
住民の
皆さんの話によると、今、
経費を削減する中で、
鉄筋コンクリートづくりであるとかなり
建築費がかかるので、
鉄骨づくりにした方が
経費が安く済むのだというようなことで
計画変更になったのではないかと。ついては、
鉄骨づくりにすることによって、
さまざま建物を使う上での例えば騒音とか振動が大変懸念されるという
お話をされていったのであります。
それで、お伺いをいたしますが、まず、初めに
鉄筋コンクリートづくりという
お話をされていたのを
鉄骨づくりに変更された経緯をまずご
説明いただきたい。
三点目が、
鉄筋コンクリートづくりと
鉄骨づくりでの
経費は恐らくお見積もりになったのだと思いますので、その差額はどれぐらいあるのか。それと、
住民の
皆さんがおっしゃっているような、
鉄筋コンクリートづくりと
鉄骨づくりにした場合の
長所、
短所等をどのように把握されていらっしゃるのか。完成した場合にそういうようなことが実際に
子どもたちに影響するのかどうか、その点、行政としてどういうお
考えなのか。何点か今お伺いしましたけれども、それぞれご所見をいただきたいと思います。
◎
宮内 経理課長 まず一点目の
落札率でございますが、
落札率につきましては、横山・
大協建設共同企業体JVが九八・七三%でございます。
次に、幾つかございまして、まず
経過等につきましては、
平成十五年度の
耐震報告に基づきまして、当初、
耐震改修工事という
考え方でいったようでございます。ただ、
耐震改修工事ですと、
工事の
内容、
改修の規模、
費用等、あるいはまた期間も大分かかるということで、その割には余り
耐用年数が期待できないといった結果がございまして、それで一部
改築となったように聞いてございます。
鉄骨と
鉄筋コンクリートの違いといいますか比較の
部分でございますが、まず、当初は
鉄筋コンクリートでいったのですが、
鉄骨に変更した理由としましては、学校の現状の
教室数を確保するということと、それから、
建築基準法が改正になりまして、
改築する際に日影の
関係で、当初四階
建ての
校舎があったんですが、四階
建ては無理だということで、三階
建てにしなくてはいけないという制限がございまして、それがまず第一点ございました。
それから、これは一部
改築ですから、一部
校舎を残す形になっているんですが、
既存校舎との
バリアフリー化を図るために、残す西側に
校舎があるんですが、
西側校舎の階高を合わせまして、三・五メートルを確保しなくてはいけないという
条件がございました。
また、この間、
地域住民の方といろいろ検討を行いながら、新
校舎のいろいろな部屋の柱の間隔を大きくとるというような
条件等がございましたので、そういった
条件を
もろもろ検討しますと、
鉄筋コンクリートよりは、むしろ
鉄骨造の方がすぐれているというような形で
鉄骨づくりになったと聞いております。
それから、
経費の違いでございますが、
経費につきましては、それほど大きく両者で違うということはないと聞いております。
ただ問題は、
子どもたちが今、
仮設校舎に入っているんですが、
子どもたちの
安全性とか
教育環境を配慮いたしまして、できるだけ早目に完成させたいということがございましたので、それで
鉄骨づくりの方がRCよりはむしろ
工期的に短縮が可能だといった
条件もございました。そういった形でなったと聞いております。
あと、
鉄骨と鉄筋の
長所と短所につきましては、例えば
鉄骨づくりで言いますと、靱性――材料が外力によって破壊されにくい性格に富んでおり、
耐震性にすぐれているといった
長所がございます。あるいは、柱とはりの
構造体が
鉄骨であるために、
建築全体の重量が軽く、基礎やくい、そういった
工事にかかる
経費が多少削減できるといった
部分。それから、
一般的に大きなスパンに有効的に活用できるということ。
あとは、工場で組み立てたものを現場に持ち込みが可能だということがありまして、比較的作業が、騒音も少なく、あるいはスムーズにできるといった利点があると聞いております。
それから、鉄筋の利点でございますが、コンクリートで覆われている
関係で、
防火性にすぐれているということ、
あとは
遮音性といった面についても相対的にすぐれているということが、主に鋼材として比較できるかなと
考えております。
◆あべ
力也 委員 そうすると、今
お話しをいただいたような
内容を総合的に判断されて
鉄骨づくりにされたということなんですけれども、今
お話を聞いて、大体私は理解をしたんですが、
住民の
皆さんがいまだに理解をされていない。まず、
議会の方にもそういう要望書なり
陳情書みたいなものを持って歩かれているという現状は把握をされているのか。
それと、そういう事態になっているのはどういう経緯なのか、その辺も含めて。
◎
宮内 経理課長 この間、
地域住民の方、
関係者を交えて検討会を、私が聞いたところで二十回以上ぐらいやっているということで、通常であれば、施設課の
課長の話ですが、十回程度で大体終わるところが、二十回以上やっているという形になっています。学校
関係者だけではなくて、近隣の町会、自治会等、あるいは同窓会というんですかOBの方、利用団体ですとか、
もろもろの団体の代表者を交えて、当初、
部分改築検討会というのを六回ほど開催したようです。
この中で一番問題になったのは、
校舎をどこに配置するかということで、最終的には、取り壊す前の北側に配置することで合意は出たのですが、そこで、西側だとか、東側だとか、北側だとかという形で大分紛糾したと聞いております。それで、おおむね了解は得られたと。
その後、今度新たに新
校舎建築検討会というものを立ち上げまして、これも同じような団体から選出された方たちを中心に議論を重ねました。これもたしか六回ぐらいやったと聞いているんです。その中でまたいろいろ議論したんですが、中にはRCにこだわる方がいらっしゃいました。総意としては
鉄骨でやむなしというふうに聞いているのですが、一部、そういう方たちがRCにこだわって、現在も、今
委員がおっしゃったような形でご意見を出されていると伺っています。
◆
原田正幸 委員 これは一部
改築工事になっておりますが、今後どのような
工事が続くのか、
総額で概算幾らぐらいになるのか。
◎
宮内 経理課長 今、
解体がほぼ終わっていまして、それで
建築については二十年の二月末ということですが、この後、
設備関係、あるいはプレハブの撤去という形になっています。
経費的には、全体で、これは
建築工事も込みですが、約十一億円と理解しています。ただ、正式にはまだ細かい数字は上がっておりません。
◆
佐藤弘人 委員 何点か教えてもらいたいんですけれども、一つは、西側の既存建物の構造が何かということと、今の当該計画
建物の最高高さを教えてもらいたい。三つ目に、表紙の一番下にある基本設計、
実施設計は随契ですか、それとも競争
入札ですか。競争
入札だったら
落札率を教えていただきたいんですけれども。
◎窪松
施設営繕課長 既存の
建物については
鉄筋コンクリート造でございます。最高高さにつきましては一三・七九メートルでございます。
◎
宮内 経理課長 基本設計、
実施設計の件でございますが、基本設計につきましては
入札で行っております。
実施設計につきましては、当該業者と随意
契約という形で行っております。
それから、
落札率でございますが、済みません、今資料がございません。
◆
佐藤弘人 委員 だったら、
予定価格でもいいです。
◎
宮内 経理課長 これは設計
工事でございますので、
予定価格は公表しておりません。
◆
佐藤弘人 委員 でも、今、
実施設計は随契で、基本設計は
入札とおっしゃいましたよね。基本設計の
予定価格は立てていないんですか。
◎
宮内 経理課長 今資料がございませんので。済みません。
◆
下条忠雄 委員 入札については、何社これに応札したのか教えてください。
◎
宮内 経理課長 本件の参加者数ですが、十JV、十団体でございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、
報告の
①平成十八年八月分及び②
平成十八年九月分の例月出納検査の結果についての二件について、一括して
理事者の
説明を願います。
◎河上
総務課長 平成十八年八月分と九月分の例月出納検査の結果につきまして、本二件の
報告案件につきましては、告示日に
議案とともに配付をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○
大場康宣 委員長 本二件につきましてはよろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(2)「
世田谷区の
財政状況 平成十七年度決算」について、
理事者の
説明を願います。
◎
宮崎 財政課長 お手元の資料に基づきましてご
説明申し上げます。
世田谷区の
財政状況につきましては、既に決算等でいわゆる公会計におきます資料等はご提出しておりますけれども、今般、企業会計
手法に基づいた区の
財政状況をまとめましたので、ご
報告するものでございます。
記書き以下の
内容でございますけれども、まず①の公会計
部分については、既に決算
概要等でお示しをしているところでございます。
②の企業会計
手法につきましては、昨年と続きまして、丸ポツの二つ目でございますけれども、バランスシート、行政コスト計算書、キャッシュフロー計算書等を行っております。また、そこの活字に出ております連結財務諸表についても分析を行っているところでございます。
今般、北海道の各市のところで非常に
財政状況が厳しいということもございまして、このたび総務省では公会計改革ということで企業会計
手法の導入を検討しているところでございます。
現時点の情報では、この
世田谷区の先行しているところにつきまして、ほぼ
内容とは一致しているものと理解しているところでございます。
③のところでございますけれども、トピックスといたしましては、施設別行政コスト計算と子ども関連事業の行政コスト計算を行っております。
2の公表でございますけれども、こちらにつきましては、十二月一日からホームページその他各情報コーナー等で販売をする
予定でございます。これにつきましては、「区のおしらせ」の方でも周知を図ってまいりたいと思います。
なお、本日、本
委員会でこの
概要を
報告した後、本編、資料編、昨年と同様の形になりますけれども、全議員にポスト投函をさせていただければと存じます。
裏面をごらんいただけますでしょうか。参考といたしまして、今般の企業会計
手法で分析した結果についてをそれぞれ述べさせていただいております。
ポイントだけをご
説明申し上げます。
まず、バランスシートの
関係でございますが、これにつきましては、資産がふえているということで、丸ポツの一つ目ですが、合計八千三十三億円、前年度に比べますと百二十七億円増加ということで、その内訳といたしまして負債と正味資産という区分けがあるわけでございますが、負債の方が減りまして、正味資産、純粋に資産としてのものがふえているということでございます。
②の行政コスト計算につきましては、三点ほど入れさせていただいております。人にかかるコストで五百二十二億円。丸ポツの二つ目、物にかかるコストとして五百六十一億円、さらに丸ポツの三つ目、移転支出的なコストとして六百五十四億円、これらを合わせまして行政コストという形になるわけですが、丸ポツの四つ目に一千七百六十七億円ということで、コストとしては若干減ができたという
状況でございます。
③のキャッシュフローの計算につきましては、三つの区分で区分けをしているところでございます。一つは、行政活動によるキャッシュフロー、これが五百三十六億円。丸ポツの二つ目、投資活動によるキャッシュフローで、マイナス四百五十四億円。それから、丸ポツの三つ目、財務活動によるキャッシュフローでマイナス七十八億円という計算結果が出ております。
次に、トピックスでございますが、こちらにつきましては、先ほど申しましたように、施設別行政コスト計算と子ども関連事業の行政コスト計算を行ったところでございます。
最後に、一番下に、公認会計士による分析ということで、このたび、この間、区は企業会計
手法でさまざまな
財政状況の分析をしておりますが、違った目で公認会計士からも、外からの目で分析したものを載せさせていただいたところでございます。
報告につきましては以上でございます。
○
大場康宣 委員長 ただいまの
説明に対し、ご質疑がありましたらどうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(3)自動車事故の発生について、
理事者の
説明を願います。
◎
宮崎 財政課長 自動車事故が発生しましたので、ご
報告申し上げます。
事故の
概要でございますけれども、まず発生日時は
平成十八年の十月二十七日午後一時十五分ごろでございます。
場所は、
世田谷区
世田谷二丁目二番先路上でございます。
相手方は、
世田谷区宮坂一丁目に在住の方でございます。
事故の
内容でございますが、今般、公務中で、財政課職員が当初
予算の編成におきまして必要なところについて現場を見に行く途中で起こしたものでございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんいただけますでしょうか。地図を添付させていただきました。場所は
世田谷線の上町駅のところから出たところでございまして、城山通りの方から向かいまして、下の方の図のところで右折を図ろうとしたものでございます。その際に、自転車が前方から直進して、区の方は、人の行き来がありましたのでとまっておりまして、その後動こうとした瞬間に左前方から自転車が向かってくる形で接触したというものでございます。
恐れ入りますが表面をごらんいただけますでしょうか。損傷の程度でございますけれども、直ちに病院に搬送いたしまして検査した結果、打撲一週間程度ということで、この間、把握しているところでは、二回ほど病院に行きましたが、その二回目でもう加療の
必要性はないという診断を受けていると聞いております。
2、事故及び今後の対応ということで、
経過の
部分については、救急車を呼びまして、この間、病院の方に付き添いまして、二回目についても私どもの職員がご一緒させていただいたという
経過でございます。
(2)でございますが、示談交渉は、損害保険会社を介しまして迅速に進めております。
(3)でございますが、今後は課内の危機管理意識を高めて事故の再発防止を徹底したいと
考えております。申しわけございませんでした。
○
大場康宣 委員長 ただいまの
説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆
新田勝己 委員 相手方の乙さんは若い方ですか。
◎
宮崎 財政課長 私どもが承知していますのは、四十過ぎの女性の方でございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(4)
平成十八年特別区
人事委員会勧告の
概要について、
理事者の
説明を願います。
◎霜越
職員厚生課長 平成十八年特別区
人事委員会勧告の
概要についてご
説明をいたします。
なお、勧告本文につきましては、区
議会事務局を通じて既に全議員に配付させていただいております。
今回の勧告の主な
内容ですが、まず1、特徴として幾つか挙げておりますが、そのうち今回大きな特徴として二点について
説明させていただきます。
まず、第一点目は公民較差の是正です。本年、民間企業を調査比較したところ、民間との給与較差はマイナス〇・四一%、額にいたしますと千七百八十八円であった。つまり、民間より区職員の給与水準が〇・四一%高かったという結果が出ました。そのため、給料表を平均〇・四一%引き下げるというものでございます。
ただし、今回から民間の給与水準をより的確に反映するため、民間企業との比較方法を変更しております。具体的には、比較対象企業規模をこれまでの百人以上から五十人以上に改めております。これにつきましては、国や他の自治体も本年より同様の見直しを行いました。
特徴のもう一点は、地域手当の支給割合の見直しです。昨年度、国は公務員給与の構造改革の一環として、それまでの調整手当にかえて新たに地域手当を導入いたしました。昨年度の特別区の人事
委員会は、地域手当の支給率の見直しは勧告しませんでしたが、本年、国や他の自治体との制度上の均衡を図る趣旨から、同様の取り扱いをすることといたしました。
具体的には、
平成二十二年度までに支給率を
段階的に引き上げ、国と同じ一八%とするとともに、給料月額をその分引き下げるというものであります。
そこで、本年につきましては、地域手当を現行の一二%から一三%に引き上げる、あわせて給料月額を地域手当引き上げ相当分約一%程度、厳密に申し上げますと〇・九%一律に引き下げるとする
内容でございます。
以上の二点、公民較差の是正及び地域手当の見直しにより平均一・三一%給料月額が下がることになります。また、ボーナスにつきましては、公民でおおむね均衡していることから改定を行わないこととしております。
公民較差と改定額につきましては、東京都及び国の
状況もあわせて資料の中ほどの表に記載のとおりでございます。
また、詳しい改定の
内容ですが、資料の下段にまとめております。給料表につきましては、採用後間もない職員の引き下げを緩和しつつ、各級において引き下げます。
扶養手当につきましては、配偶者等の扶養手当を千円引き下げる一方、三人目以降の子どもの手当を千円引き上げております。
管理職手当につきましては、定額制へ移行するよう勧告されております。
最後に、これら改定の実施時期につきましては、給与水準の引き下げの改定であるため
遡及改定は行いませんが、年間給与で実質的な均衡が図れるよう、
平成十九年三月に支給される期末手当において所要の調整を実施することとしております。
以上の結果、勧告のとおり給与改定を行った場合、当区においては年間約二億三千万円程度の節減が見込まれております。
裏面をごらんください。昨年に引き続き、給与構造改革に関する意見として、地域手当の支給割合の見直し、給料表構造の見直し、具体的には中高齢層職員と若年層との世代間配分の是正を行います給与カーブの
フラット化。
あと、
一般職員の勤勉手当への成績率のさらなる反映などが言及されております。
この勧告を受け、現在、区長会と職員団体との間で給与改定交渉が行われております。この統一交渉の行方にもよりますが、第四回定例区
議会において給与条例を初め関連条例の改正を提案させていただく
予定でございますので、よろしくお願いいたします。
◎河上
総務課長 関連いたしまして、現在、特別職報酬等審
議会の答申を取りまとめ中でございます。十一月二十四日、答申が提出されますけれども、その後、調整ができ次第、特別職の給与等の改正について提案をする
予定となっております。
なお、議員報酬につきましては据え置きの方向でございます。
○
大場康宣 委員長 ただいまの
説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆
長谷川義樹 委員 地域手当というのがよくわからないんですけれども、これは例えば都会の地域手当は、物価が高いから出すとか、そういうことなのかしら。もう少し詳しく教えてください。
◎霜越
職員厚生課長 地域手当につきましては、昨年調整手当から地域手当ということで給与条例の改定をしていただいたんですが、
内容につきましては、まず国の方の公務員の給与は今までは日本全国平均で算出していたんです。その数字をもって北海道や東北の方へ行きますと、それよりも実際は民間の方が低いという実態がございました。
そこで、国は、まず北海道、東北あたりの民間給与、一番低いところ、そこを本俸、本給に合わせようと。その上で、ほかの地域については、都市の事情によって地域手当で加算していこうという構造改革を行いました。
つまり、今まで我々ですと、地域手当ということで現在一二%なんですが、国の基準に合わせると、本俸を下げて、その分、大都市加算ということで、地域手当ということで一八%、そういう各地域の実情を地域手当に反映させる形で、より民間に近づけようという制度でございます。
今般、都及び特別区においても同じ地域手当の
考え方が導入されたわけでございます。
◆
下条忠雄 委員 地方へ行くと、公務員の給料が一割か二割か忘れたけれども高い、これは下げなくてはいけない、こういう話になっているね。東京はどうなるのか。東京は地方との格差があるから、
一般論としても民間の給与はかなり高いと思うんだけれども、そこの
関係はどういうふうに整理しているのかね。
◎霜越
職員厚生課長 ご案内のように、特別区の職員の場合ですと、都もそうなんですが、人事
委員会という制度がございまして、毎年民間の給与実態を調査比較いたしまして、その上で年齢ですとか学歴、役職等々を加味した上で高いか低いかを判断し、勧告をちょうだいしているところでございます。
その意味からいいますと、今般につきましても、その調査の上での〇・四一%マイナスという事態になったものと認識しております。
◆
下条忠雄 委員 国の人事院勧告というのがあるね。これと都なり特別区の人事
委員会の勧告というのは余り差がないでしょう。国の方に準じて形式的にやっているんじゃないのかね。実際にちゃんと調査をしてやっているのかね。
◎霜越
職員厚生課長 国の方も、先ほど申し上げたように、今般から百人以上の企業規模を調査していたところを五十人以上ということで、より実態に近い形で調査をしております。また、特別区においても同じように百人から五十人以上に下げまして、より実態に近い給与水準ということで細かく調査されているものと認識しております。
◆
下条忠雄 委員 国の人事院勧告と特別区の
人事委員会勧告は差がないの。どちらも〇・四一%マイナスですか。
国はそうだった。
◎霜越
職員厚生課長 差がないといいますか、国の場合は今回ゼロ%ですし、東京都の場合は〇・三一%、特別区の場合は〇・四一%という結果になっております。東京都の場合は、二十三区に加えて多摩地域だとか島がありますので、その
関係で特別区とは若干違っているのかなという思いがいたしますし、また、日本全体の景気は、ひとしくとは言いませんけれども、おおむねこのような数字で一様にあらわれているのではないかという認識です。
◆
下条忠雄 委員 企業の調査というけれども、適当にやっているんじゃないかというような気がするんだけれどもね。ちゃんとピックアップしてやっているのかね。これだけを見ると、どういうふうにやっているのかわからない。
◎霜越
職員厚生課長 十八年早々から人事
委員会の方では、人事院、それから都の人事
委員会とも連携をとりまして、細かく業種から対象企業をピックアップし、調査をしています。今回につきましては、全領域のたしか七二・三%のカバー率と聞いておりまして、そのぐらいの正確さで実施されたと聞いております。
◆
下条忠雄 委員 先に数字ありきじゃないの。大丈夫ですか。先に〇・四%マイナスというのを決めておいて、そういうことをよくやることがあるけれども、そういうことはないですか。
◎平谷 助役 私は、大分前になりますけれども、人事
委員会に派遣されておりまして、私の担当は管理職試験の担当だったんですが、隣の部屋にこの給与実態調査のセクションがありまして、非常にまじめにやっていました。今日も変わっていないと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(5)電子
入札(物品・
委託等)の試行について、
理事者の
説明を願います。
◎
宮内 経理課長 それでは、電子
入札の試行についてご
報告いたします。
このたびの試行につきましては、物品購入ですとか委託といった、
工事請負以外の
契約につきまして電子
入札に移行するための準備行為という形になります。
工事請負に関しましては、テストの実施から試行、それから本年度下半期から本格実施といった形でやっておるわけですが、これにつきましては逐次
議会にご
報告しておりました。十月以降の本格実施につきましても特段のトラブルもなく実施しているところでございます。
このたびのご
報告は、物品の購入ですとか委託
契約といった分野で
平成十九年度下半期での本格実施に向けまして、まず最初にテストを行いまして、それから、
平成十九年二月から三月ごろの
契約分の、例えば雑貨類などの物品の購入ですとか印刷につきまして、一部の
案件で試行を行うといった
内容のものでございます。
日程につきましては、お手元に記載のとおりでございますが、今後も操作方法や手続などにふぐあいが生じないように、従前どおり、きちっと事業者等をサポートしたいと
考えております。
○
大場康宣 委員長 ただいまの
説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(6)、(7)
平成十八年度
工事請負契約締結状況(九月分)(十月分)について、一括して
理事者の
説明を願います。
◎
宮内 経理課長 それでは、
平成十八年九月分及び十月分の
工事請負締結
状況につきましてご
説明します。
その
状況につきましては、それぞれお手元記載一覧表のとおりでございます。
なお、九月分につきましては、土木
工事が三件、
建築工事が、これは
解体工事ですが、これが一件、
契約金額の合計が一億四千三百五十三万五千円という形になっております。
また、十月分につきましては、土木
工事七件、
建築工事、これは
解体工事でございますが、これが一件で、
契約金額の合計は四億五千三百七十四万三千四百三十円という形になってございます。
○
大場康宣 委員長 ただいまの
説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、(8)その他ですが、
報告事項はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
大場康宣 委員長 以上で
報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 次に、2
協議事項に入ります。
(1)次回
委員会の開催についてですが、次回
委員会については、既にご決定いただいているとおり、明日十一月十五日水曜日午前十時からとなっております。請願審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
以上で
協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
大場康宣 委員長 そのほか何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
大場康宣 委員長 ないようですので、以上で本日の
企画総務常任委員会を散会いたします。
午前十一時三分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
企画総務常任委員会
委員長...