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  1. 大田区議会 2021-01-15
    令和 3年 1月  地域産業委員会−01月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 3年 1月  地域産業委員会−01月15日-01号令和 3年 1月  地域産業委員会 令和3年1月15日                午前10時00分開会 ○松本 委員長 ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断によりまして、傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告の質疑を行います。資料の理事者説明は省略とさせていただきますけれども、地域力推進部資料番号19、20及び産業経済部資料番号17の報告について、補足説明を行いたい旨、理事者から申し出がありましたので、これを許可いたします。  それでは、理事者より説明をお願いいたします。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 私からは、地域力推進部資料番号19番、大田区立田園調布せせらぎ公園魅力アップ整備のための、区民とのワークショップ開催結果について、補足説明をさせていただきます。  なお、本報告につきましては、まちづくり環境委員会においても、都市基盤整備部から報告をしております。  最初に1、経緯でございます。大田区立田園調布せせらぎ公園では、新おおた重点プログラムに基づき、用地取得に伴う拡張部の整備を計画しております。  また、公園内では、大田区田園調布せせらぎ館の開館や公園休憩所の解体、体育施設の整備など関連する工事も計画されております。  このような状況を踏まえ、大田区緑の基本計画で定めた都市の中の緑の機能として、環境保全、レクリエーション、防災、景観形成を有した大田区立田園調布せせらぎ公園のさらなる魅力アップを図り、公園の将来像を広く共有するため、区民とのワークショップを開催いたしました。  なお、当初、令和2年5月からの開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年9月からの開催となりました。開催にあたっては、体温チェックやマスクの着用、換気、間隔の確保など、新型コロナウイルス感染症対策を徹底いたしました。  2のテーマにつきましては、(1)から(3)の3項目で行いました。  続いて、3、ワークショップの構成ですが、推薦枠25名、公募枠25名、計50名で実施いたしました。  4のワークショップ各回の開催状況は、第1回から第4回まで記載のとおりでございます。  5のワークショップのまとめと成果についてです。参加者が五つのグループ別の討議により、田園調布せせらぎ公園の既存エリアや、新たに公園として拡張する区域の各ゾーンにおける施設整備の在り方、現状の問題点、改善すべき点、運営のルールづくりなどを話し合い、個々の課題や今後の施設の活用方針、方向性などについて、全体発表を通じ、参加者全員で共有いたしました。  主に出た意見といたしましては、崖線の保全、樹木地の適正な管理、湧水の保全、園路動線のバリアフリー化、現富士見会館から公園までの自然観察ができる園路整備、子どもが遊べる広場の確保、体育施設の配置などでございます。
     区は、ワークショップの結果などを踏まえ、公園整備の内容をまとめていきます。今までのワークショップの討議内容につきましては、第4回のワークショップの速報まで、区のホームページに掲載しております。  なお、当初予定しておりました、地域報告会の開催につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、検討してまいります。 ○松本 委員長 続いて、20番の説明。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 私からは、地域力推進部資料番号20番、令和2年度「成人のつどい」会場開催の中止及びオンライン開催につきまして、ご報告をさせていただきます。  資料にございます1番の経緯でございますが、経緯の中で、こちらをお読みいただきまして、専門的見地から、このたび助言を受けた結果、今回、新型コロナウイルス感染拡大を重視しました結果、会場での開催を中止、そしてオンラインでの開催とさせていただいた次第でございますが、こちらの専門的見地というものでございますが、令和2年12月23日に開催いたしました、大田区が東邦大学と協定に基づいて実施しております、地域連携感染制御学講座という会議がございまして、こちらの会議の中で専門的な見地からご助言を得たというところでございます。その内容が1番の中に書かせていただいている内容でございます。 ○松本 委員長 続いて。 ◎堀江 工業振興担当課長 私からは、産業経済部資料番号17番、新型コロナウイルス感染症に係る区内産業への影響調査の結果について、こちらにつきまして、所管の産業振興課長に代わり、補足説明をさせていただきます。  今回、報告の中では、調査結果の集計ということで、別紙のほうをご用意してございますが、こちらの記載に一部修正がございました。修正箇所でございますが、2、調査結果の(2)でございます。事業承継・廃業の意向への影響についてということで、報告のほうをさせていただいておりますが、こちらの1行目のところでございます。「影響があった」が、当初の配付資料ですと、14.2%ということで記載をさせていただいておりますが、こちらのほう、下の棒グラフと同様の数字、17.4%の誤りでございます。こちらのほうを修正して、新たに資料のほうをご提示させていただいております。  また、今回の報告とは、また別の話になりますけれども、この場を借りて報告をさせていただければと思うのですけれども、来月2月10日に開催を予定しておりました、第13回大田区加工技術展示商談会でございますが、新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえ、このたび、大変残念でございますが、中止ということで決定させていただきましたことを、この場を借りて、改めてご報告をさせていただきます。 ○松本 委員長 それでは、報告順に質疑を行いたいと思います。  まず、地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。初めに、せせらぎ公園関係で。 ◆荒木 委員 せせらぎ公園の話で、何気に頭の中にあった、ちょうど田園調布の地域の新聞があるではないですか。その田園調布の全部の町会で、多分、地域の新聞があると思うのだけれども、自分たちで作った。それに、「せせらぎ館特集 田園調布の夢 ついに完成」とかと、すごく大きい表題で出ているのだよ。それを読んでいたら、やはり皆さん、喜んでいるのかなと思っているのだけれども、やはりそれとは別に、いろいろ反対をしている人もいたわけではないですか。絶対許さないという話で。  今の時点になって、私たちも、区役所の移転の反対のときもそうだったのだけれども、反対をしているうちは目標があるわけね。だけど、それが終わってしまうと、何だか知らないけれども、あと何をすればいいのだろうという話になるわけよ。こういうワークショップを開いたときに、今まで反対をしていた人たちが、本当にすっかり切り替えて、では、こうしてくださいという提案型になったのかな。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 ワークショップにつきましては、ワークショップ本来の趣旨を毎回、ワークショップ全4回行ったのですけれども、その中で説明いたしました。  ワークショップは、もちろんそれぞれの意見を言っていただくのもそうですけれども、お互いが意見を尊重して、それぞれ共有するというところが大事となりますので、もちろん様々な意見、反対とか賛成という意見がありますけれども、お互いの意見をまず聞きあって、それで、さらに高めていく。そういったところをワークショップでやっていただきたいというところで、4回開催してまいりました。 ◆荒木 委員 そういうのは、お役所の、私は別に反対しているわけではないけれども、ただ形式的にやっているだけだよという気持ちになってしようがないのだよ、そういうのは。今、寄り添うとは言っていたよね。それは、どういうことなのですか。  例えば、それまで反対していた人たちが、これは少なくともやってくれということを、課長、受け入れてくれるのですか。これは駄目だよ、これは、あなた方の意見に沿うようにしましょうとかというのがあるわけですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 特にワークショップの中では、先ほど申し上げましたように、その反対の意見とか賛成の意見とか、様々ありますけれども、そういった意見につきまして、一つひとつ丁寧に汲み取って、採用できるところは、もちろん採用いたしますし、そこにつきましては、賛成だから受け入れる、反対だから受け入れないとか、そういった視点ではやっておりませんので、本当に様々な立場から意見をいただくということを重視してやっております。 ◆荒木 委員 何度も言うけれども、それは、賛成の立場から、賛成というのは基本的に、こうなったら区の言うとおりの施設にするのだけれども、だけどこういうところはこうしてくださいという意見があるわけでしょう。そういうのは、どうなのと聞いているのです。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 具体的に申しますと、例えば、その富士見坂のエリアに樹林地、樹木がそのまま手つかずで、ほぼ残っている場所があるのですけれども、当初、そこに駐車場を造ろうという検討もしていたのですけれども、今回の特にワークショップの中で、その樹林地については、なるべく手をつけずに、最低限の保全をしたほうがいいという意見が、かなり出ております。  例えば、そういったところについて、まだ確実にそうするとは決めているわけではないですけれども、そういった意見を尊重して、計画のほうは作っていきたいと考えております。 ◆荒木 委員 決めていないけれども、尊重していくというのは、どういう意味なのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 4回目のワークショップが終わりましたのが12月中旬でございますので、そこで、今まで4回いただいた意見を今、集約している段階ですので、そういったところをまとめながら考えていくと、区の方針を決めていくといった段階でございます。 ◆荒木 委員 それで、何をというと、本当に悔しい思いを幾らでもしてきているのだけれども、いろいろな要望をして。例えば、10要望して、だけれども、最低限ここだけは、あなた方の言うとおりですよという、今、樹林帯をそのままにするというのは、区の方針では今までなかったのでしょう。駐車場にするのでしょう。しないのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 当初、駐車場にしたほうがいいのではないかというところで検討を進めていたところです。提案としては、駐車場というところでは、しておりました。 ◆荒木 委員 話がかみ合わないというか。駐車場にするのか、しないのかと聞いているのだ。区の方針として。区の方針は、住民の人達がそういう意見を持ってくれば、変えてくれるのね、では。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 まず、駐車場につきまして、そこをどうする、駐車場にするのかどうかというのは、先ほど申し上げましたように、まだ決まっているものではございませんので、今、駐車場にするかしないかというところは、お答えすることはできないです。  ただ、今回のワークショップもそうですけれども、これまでの意見の交換会とか、そういったものも踏まえて、必ずしもそれを押し通すとか、そういったことではございません。 ◆荒木 委員 先ほども言った田園調布の地域情報誌を見ましたか。読みましたか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 1月の情報誌、拝見しております。 ◆荒木 委員 あれほど田園調布住民の悲願であるものができて、大変うれしいみたいなのは、本当に見出しが躍っている新聞を見ていると、なるほどと私も思うわけ。  だけれども、反対運動を一生懸命していた人たちは、例えば、何の問題も一つも汲み取れないで、結構いるわけでしょう、人が。その辺を少し考えて、何か言い方がおかしいけれども、10要望したら、二つや三つぐらい、何とかそれに沿う形でやっていかないと、地域住民のものだなんて言えなくなってしまうのではないかと思って、心配しているのだよね。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 田園調布の公園の整備に関しましても、様々な意見を持っている方もいらっしゃいますし、様々な立場の方もいらっしゃるということは認識しておりますので、ワークショップもそうですけれども、様々な方の意見を区としてもしっかり受け止めて、整備のほうをしてまいりたいと考えております。 ◆荒木 委員 所長、あなた、本当に洪水のときから大変な働きをして、いい加減くたびれてしまった感じがあるのだろうと思うのだけれども、こういう問題に対して、やはり一番意見が集約されるのは、隣の方ではなくて、所長なのだよ、いろいろな意見が聞けるのは。そういう所長の立場から見て、どう。言えないですか、そんなこと。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 様々なご意見が地域の中にはございますことは、私も承知しているところでございます。  それから、今回の広報誌、「でんえんわがまち」のほうでも編集委員たちが作られている中でも、そういったことも認識しながら作っているところで、広報誌の中でも、ワークショップについても触れているところもありまして、そういうことで地域の皆様方、今回、ワークショップの中でも、お互い顔を合わせることによって、こういうことがあるのだなということを、お互い生で認識したということで、非常に重要なことだと考えております。  そういった中で、最終的に決断していくところは、事業については区が決断していくところなのですけれども、その反対賛成という二極ではなくて、様々な意見、先ほど、ワークショップの駐車場のこともございましたけれども、これもワークショップだけではなくて、いろいろなところでご意見を頂戴していく中のことも含めての総合的な判断の中で決めていくところになってまいりますが、そういう中でも駐車場については、厳しいのではないかという今、方向性にはなっております。  そういったことでございますので、出張所としましても、地域力推進部、それから都市基盤整備部と連携をするとともに、やはり地域の声をきちんと伝えながら、対応させていただいているところでございます。 ◆荒木 委員 本当に一生懸命やっているところ悪いのだけれども、突然質問して。  だけど、そのワークショップの会合は、淡々とやっているのですか、意見交換みたいなので。どうですか、感じとして。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 ワークショップに関しては、それぞれがグループになりまして、意見の交換というものをしておりますので、毎回、そのテーマを決めて、それに対してどういう考えを持っているかとか、そういったものを意見交換し合う場としております。 ◆荒木 委員 そういうことを聞いているのではなくて、内容的に淡々としてやっているのか。例えば、つかみ合いになるぐらいの勢いで、みんなでわあわあやらなければいけないのだよ、本当は。どうなの。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 つかみ合いになるところまではありませんけれども、いろいろな意見というのをぶつけ合っているというのは事実です。それぞれの方がいろいろな考えを持っていますので、それをそのままぶつけていただくというところは、ワークショップでやってまいりました。 ◆須藤 委員 自分も以前ビオトープ管理士という立場で、17年前ぐらい、茅ヶ崎の公園のこういう同じようなワークショップに1年間ぐらい通ったことがあるのですけれども、やはりこういうのは、みんな限られた時間で集まって、いろいろな意見を出すのですけれども、結局1年間やっても、みんなそれがガス抜きみたいな形で、結局は何が残ったのかというのだったのですね。  多分こういうのに関わった人というのは、議員の方も分かっていて、そう何かあおり立てたりしたりする議員というのも、そのときもいたのですけれども、やはり時系列でどんどん決めていかなければいけないことがたくさんあるというのは、すごくよく分かるので、ワークショップの中でも、やはりこれは、もう変更できない、これは変更可能だというところを正確に明示して、それで、このせせらぎ公園に自分も、みんなの田んぼとか、7年間ぐらい関わっていて、思い入れがすごくあるのですけれども、でも、みんなの思い入れを入れるとパンクするし、何もならないので、もちろん体育館とかに関しても、造ってほしいという人と、造ってほしくないという人、両方いるのはよく分かるので、区として、これは決まっていて変更できないというところは、しっかり明示して、この辺はできるということは、しっかりできる範囲を明示して、それに合わせて進めていったほうが、1年間、例えば、ふた月に1回でも、そういう限られた時間のワークショップというのは、すごく有効に働くのではないかな。  自分は、やはり一番悲しいのは、1年間やったのに何も残らないという状態を、いろいろな場面で見てきたので、ぜひ、荒木委員の言っていることと同じだと思うのですけれども、できることとできないことをしっかり明示しながら、進めていく。やはり限られた時間でよりよくできるところというのを模索していくというのが、必要なのではないかなと感じます。 ○松本 委員長 主張でよろしいですか。 ◆須藤 委員 では、ご意見をもらえたら。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 今回のワークショップにつきましても、委員がおっしゃるとおり、区として、例えば、その体育施設を建設するとか、そういったことに関しましては、最初からお話をしているところです。  ただ、様々な意見をやはりその中でもいただいて、そこを共有し合う。さらには、最終的には、その意見を共有したものをまとめて報告ということにいたしますので、それを基に、区のほうで最終的に公園の整備の関係を考えていく、決めていくといったところ、そういう流れになりますので、報告書としても、やはり形としては残りますし、ワークショップ、その報告などに基づいて整備をしていくというところでは、形に残るのではないかなと考えております。 ◆須藤 委員 できるところとできないところというのは、結構、みんな共通認識として持っているのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 区のほうから、そのできるところ、できないところというのは、お示しをしているところではありますので、そこに関して、区が思っているというところは、分かっていただいているのかなと思います。  その上で様々なそれに対しても考えを持っていらっしゃるというのは、それは個々であるというところも、ワークショップを通じて、私たちも認識しております。 ◆須藤 委員 分かりました。  では、これからもやはりできるだけ有効に時間を使って、やはり何か残すためには、今後もできるところとできないというところを明確に進めながら、経時変化とともに進んでいける。そういうワークショップになることを希望いたします。 ◆小峰 委員 私も、実は近くに長い間住んでおりまして、子どもたちをここで遊ばせたり、それから、家路をここを通りながら帰ったりとかというところで、大変親しませていただいた、そういう意味では、地元の方のこの公園に対する愛情という、地元愛というのは、賛成の側の方、それから反対の側の方のお気持ちも分かるところです。  この間、委員会で視察をさせていただいたときに、広場の名前が、はらっぱ広場でしたか。何かよく読むと、地元の方たちが呼んでいた名前を採用したというところがあったと思うのですが、そういった意味では、細かなところでも寄り添ってくださっているのだなという思いを、パンフレットを見ながら、温かい気持ちになりました。  変えてほしくないという地元の方たちの思いは、地元愛だと思うのですが、前回、前々回か、この委員会で田園調布の歴史が残る、田園調布の歴史を皆さんで共有し合えるコーナーを作ってはどうですかという提案をさせていただきましたが、その皆さんが、反対の方たちの思いが何かの形で、代替のものとして残るようなものの進捗状況みたいなものがあれば、教えていただきたいと思います。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 ワークショップとそれから、そのほか、地元の調整の中でのことということで答弁させていただきます。  近隣の方とは、住宅環境が非常に著しく変わる可能性のあるところの方については、直接対話等もさせていただいているところで、そういった中で位置関係ですとか、それから構造ですとか、そういったところについて、何かできることがないのかということについて、いろいろやり取りをさせていただいているところでございます。  それから、先ほどもありました駐車場のところにつきましても、ワークショップの中では、もちろんなのですけれども、そのほかの方からもいろいろ頂戴している中でのことですので、そういったことについて総合的に判断していく中で、やはり方針を変えていく。そこについては、緑をより自然の状態を楽しめるものにしていくという必要があるのではないかといった認識は、区の中でも共有しているところでございます。  そういった形で、いろいろなご意見がある中で、少しずつ取り入れるものは取り入れさせていただいているという状況でございます。 ○松本 委員長 そういうことを聞いているのではないから。 ◆小峰 委員 皆さんのご意見を聞きながら、区として一番いい形でご判断されているという思いを、今しっかりと受け止めさせていただきました。  その上で、地元の方たちが、この間もお伝えしましたけれども、前は多摩川園だった、その前は沼だったとかという、そういう長い長い歴史をずっと住まわれている方というのは、すごく大事にされているので、それが、目の前で少しでも変わってほしくないという思いも分かるかなとは思ったのですね。  ですので、例えば、田園調布の歴史みたいなものを感じられるコーナーをせせらぎ館のどこか一部にでも、皆さんと共有できるスペースがあるといいのではないかということで、前にご提案をさせていただきました。  これは絶対作ってほしいとかではなく、そのように皆さんの思いが、何かの形として共有できるものというものが、これから考えられるのであれば、要望したいというところなのですけれども、いかがでしょうか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 せせらぎ公園の敷地を含めて、非常に長い歴史があって、地元に愛されてきたというところでございます。そういった中で、今回、明日、開館になるせせらぎ館の中に、せせらぎ文庫という独自蔵書のコーナーがございます。そこの中には、地元田園調布、それから雪が谷大塚に関する地元の郷土資料ですとか、それから地元にゆかりのある方の紹介ですとか、そういった図書を置かせていただくことで、歴史について知っていただくということを準備をさせていただいているところでございます。  それから、オープニングのイベントの中で、グリーンフェスタというイベントを一緒に開催させていただく形になりますが、その中で多摩川園の記憶という動画のほうをご覧いただくコーナーを設けさせていただいておりまして、そういった中でも、歴史を共有するといった趣旨のものは準備させていただいているところでございます。 ◆小峰 委員 また、パネルも展示できる内容だったと思いますので、そういうことで皆さんが、地元愛がさらにここで深まっていけるものをさらに要望したいと思います。区内・区外からもかなりの期待が向けられていると思いますので、これから一番いい形で大田区にせせらぎ館があるのだという、誇りに思える場所になることを期待して、質問を終わります。 ◆野呂 委員 ワークショップが終わったわけですけれども、先ほど、荒木委員や多くの委員がお話しになっていたとおり、50名のうち、推薦枠が25名で、公募枠が25名ということで、これが単なる意見を出して終わりという形になってはいけないということを、私も強く感じます。  特に、先に計画ありきで、そこから一歩も出ない状況ではよくないのではないかということが、ワークショップの中で語られていたかと思うのですけれども、体育施設を造る場合に、防災機能を持たせてほしいというご意見が地元の方から多々出ていた。  でも一方で、大田区総合体育館も避難所の指定を受けていないために、そういう機能を持たないわけですよね、今回の体育館は。持つのですか。そういうことが全部共有されているのですか。違いましたか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 今回の体育施設に関しまして、せせらぎ公園の全体の整備の中で、避難所機能という話はしているのですけれども、コンセプト等の中でも、補完避難所というところでのご説明をしております。  それに加えて、倉庫ですね。災害時の倉庫を設けると。そのような形で説明をしております。 ◆野呂 委員 あくまでも、補完避難所ということで倉庫ということで、人がそこに避難してと、小中学校のような避難所という機能ではないですよね。そこは確認しておきます。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 今想定している中では、恐らく指定避難所ということでおっしゃられているかとは思うのですけれども、指定避難所というところでは、今現在は考えておりません。 ◆野呂 委員 でも、何か避難できるのではないかと思っていらっしゃるかなというのがありました。  そういうこととか、本当に体育施設が必要なのかどうか。そういうこともワークショップを通して、先ほど報告書として、このワークショップでの議論が形に残るというご説明でしたけれども、形に残るということではなくて、ワークショップを開いて、その結果、幾分でも住民の声が今後の計画に反映されるのかということが大事かと私は思うのですね。  例えば、先ほど、その駐車場のことについても決まっていないと。そうすると、いつ決まるのですか、これ。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 まず、公園全体の計画に関しましては、今回の報告も踏まえまして、3月を目途に、公園の整備の全体的な方針というのを決めると聞いております。  また、整備に関しては、設計等を3年度以降していくと聞いております。 ◆野呂 委員 そうすると、その場合は、改めて区民に対してご意見を求める、パブコメの場もあるということでいいのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 公園全体の整備につきましては、地域力推進部ではなくて、都市基盤整備部が所管となっておりますので、そちらのほうで検討すると思っております。 ◆野呂 委員 都市基盤でもいいのです、どこでも。所管しているところはそうなのですけれども、要は、区民に対してきちんとまた意見を求める場があるのかどうか。  今、このコロナで様々な事業が止まってしまって、成人式も残念ながら、そこの場に集まることができないという状況の中で、何か今までの価値観が大きく転換させられるこの時代を私たちは、どう切り拓いて生きていくかということにかかっていると思うのですね。  区の財政についてもそうだと思うのです。今、きっと想定するよりもすごく多い財政が動いていて、間に合わない状況の中で、区民に寄り添ったもの。その区民を支える大田区、自治体らしい本旨にどう戻っていくのかということも問われている中で、ワークショップの場で、皆さんが一生懸命議論を交わしたものが、少しでも反映して、それを聞くということが、部局の中にあるということが、私は大事なのではないかなと思うのです。  先般、せせらぎ館を視察させていただいて、とてもすてきな施設ができ上がって、きっとこれから多くの方たちが利用しますし、緑の保全に関わる団体もいらっしゃるので、課の人たちの力を借りながら、崖線としての機能とか、もともと持っているせせらぎ公園のよさを発揮していく施設になってほしいなということを、私は、とても思っています。  多くの区民に利用していただきたいと思っていますけれども、果たして、ずっとその国分寺崖線の中で連なってきたあの場所に、これ以上の施設が本当に必要なのかなと。ウィズコロナの時代に、私たちは何を大事にしていくのかということを問われている気がしまして、先ほどの報告書として形に残るということではなくて、議論の中で、何をしんしゃくして、皆さんが、ここはやはり変えようとか、ここはこのままでいいねということが庁内の中で議論されて、きちんと俎上に上がってきてほしい。それが、私はワークショップに参加された多くの皆さんのお気持ちであろうと思いますし、そういう役所であってほしいなということをすごく思うのですけれども。  でも、全然変わらない計画が出てくるかどうか。それは、やはり3月を待たないと分からないということですね。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 基本的な方針につきましては、政策的に判断して、区が決めていくことが重要だと考えております。そこには、委員がおっしゃるように、新型コロナウイルス等、時代に即した考え方とか、そういう事象とかも考えていくことが大事なのかなと考えております。  また、個別具体的な事項につきましては、地域の皆様からの意見をよく聞きながら、じっくりと作り上げていくことが大事だと考えております。 ◎今井 地域力推進部長 今、課長が申しましたとおりですが、補足説明をさせていただきます。  野呂委員がおっしゃるように、計画ありきではなく、そもそもワークショップを通して、計画をどうするべきかという手法のワークショップもあるということは、認識しております。  ただ、今回の大田区のワークショップについては、計画そのものについては、これまで区民の声を踏まえて、長年を通して、様々な計画に位置づけて決めてまいりましたので、体育館を造るという方針については、ワークショップで問うものではありません。ワークショップの中では、騒音をどうするか、環境をどうするか、木々をどうするか、景観をどうするか。そういった地域住民の声を聞きながら、そこは、できるだけよくしていこうというものでございます。  したがいまして、ワークショップを通して丁寧に区民の声を聞いて、できるだけよいものにしていくということには変わりませんが、体育館を整備するという方針については、そこまでワークショップで問うものではありませんので、計画的に進めてまいりたいと思います。 ◆野呂 委員 今、部長が答弁してくださいましたけれども、ワークショップの中でも、記録を見たら、最初の計画の段階で、もっとこういうことがあればというご意見があったように思うのですね。  だから、今、部長がおっしゃったように、最初の段階でワークショップで、ただ町会だけではなくて、多くの方たちからご意見を聞いて、その上で計画を作っていったのと、また若干違っていたと思うので、今回、体育館のことを問うものではない。それを公募の方たちは全員ご存じだったのですかね。それは、最初の段階で確認をされていたのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 最初の段階で、体育施設の整備に関しては、それを前提にということでワークショップを開催しております。 ◆野呂 委員 今、部長が提示した騒音や樹木のこと、それから景観などについて、皆さんから議論をしていただいて、意見を求めたということで。
     でも、様々な体育館のことについても、たくさん意見が出ていましたし、それらをやはりまとめて考えたときに、予算のことも分からないまま、総合体育館は70億円で、約6倍くらいの大きさだったので、予算が幾らなのかとか問われていましたけれども、そういったことが丁寧に多くの方たちに共有されながら、大切な税金をどう生かしていくのか。  そして今後、地域の方だけではなくて、区内全域から来てもらうためにも、この施設の整備というのは、本当に大きな曲がり角になるかなと思って私は聞いていました。 ◆佐藤 委員 このコロナ禍で大変なところをワークショップを4回開いて、貴重なご意見を寄せられたということだと思いますが、このワークショップの構成は、推薦枠25名、公募枠25名で、50名ということになっていますけれども、コロナでなかなか外へ出るのも大変だということもあったのかとは想像できるのですが、第1回から第4回まで、35名から44名、1回ごとに参加者があったということで、7割から8割前後なのですよね、参加率が。  それで、これは、推薦枠の方が特に参加できなかったのか、公募枠の方だったのかとか、そういう内訳は分かりますか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 推薦枠と公募枠の参加者の人数に関しましては、4回のワークショップの中で、ちょうど半数でした。半分、半分というところで出ておりました。各回については、ばらつきがありましたけれども、最終的には、半分でした。 ◆佐藤 委員 そうすると、推薦枠の方が、特に参加率が低かったとか、公募枠の方が参加率が低かったということではないということだと思いますが、それぞれ1回1回で事情がおありだとは思うのですけれども、やはりより広く意見を集めてもらうためのワークショップですから、参加率というのも、開催日の工夫などももう少し必要だったのかなと思いました。  それと今、様々な意見が各委員からも出されていますけれども、このワークショップで話し合われたことを、3月までに公園整備の内容・概要をまとめて、それで地域報告会が開催できるかどうかという話をしていますが、これはコロナの状況ということもあるのだとは思うのですけれども、地域報告会の開催については、いつ頃判断される予定ですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 12月の時点から、この地域報告会の開催については、新型コロナウイルス第3波と言われる感染者の数が増えているという中で、このような状況を見ながら検討するというところで、まだ進めておりましたので、今も緊急事態宣言が発令するなど、状況は刻々と変化しておりますので、いつまでにという判断は、まだできていない状況です。 ◆佐藤 委員 3月に概要を作るわけですよね。  それで、地域報告会が開けるか、開けないかというのは、いつまでにという判断ができないという答弁ですけれども、そうすると、年度をまたいで4月以降にも地域報告会というのを開催する可能性があるということですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 地域報告会の内容につきましては、ワークショップでそれぞれの意見を共有した内容を報告という形で示すことになろうかと思いますので、そこにつきまして、あとは、どのように報告していくかというところかなと思っております。 ◆佐藤 委員 私が聞いたことに答えていないのですけれども、年度をまたいでも可能性があるかどうかというのを、まず答えていただきたいのと、あと、私が思っていたのと違うのかなと思ったのは、この公園整備の内容の概要を含めた地域報告会ではないのですか。その2点をお聞きします。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 地域報告会につきましては、まず時期に関しましては、その年度をまたぐかどうかというのは、まだ、そちらの方も決めていない状況です。  また、内容につきましては、主にといいますか、ワークショップで共有された意見を基に報告をしていくという形を考えておりました。 ◆佐藤 委員 先ほど来、荒木委員や野呂委員からも出ていますけれども、結局、このワークショップを開いて様々な意見が出されて、それが、この整備内容にどう反映されるかというところが、私は注目されていると思うのです。  先ほど部長の話もありましたけれども、以前、私は10年以上前ですけれども、今の入新井集会室Luzができる前に、そこの構想懇談会に何回か出たのですが、出ていろいろな意見が出たのですけれども、結局ほとんどそれが反映されない計画を区は作ってきて進めてしまったという経過があるのです。  本当に皆さん、いろいろなことを言って、いろいろな夢もある話をされて、これは面白いなと私は思っていたら、区は全く違うものをLuzという形で作ってしまって、とても驚いた経験というか、記憶があるのですけれども、このワークショップでも、もちろんまとめられたことも含めまして、様々な意見が出ているわけだから、そこをどのように検討して、この整備計画、整備の内容・概要が出てくるのかというのを、しっかり私は、地域に説明をする必要があるなと思っているから、こういう話をしているのですよね。  だから、人がなかなか集まれない状況で、地域報告会が開けるか、開けないか分からないということは、もちろんあるのですが、開くことを前提において、今進めているのか、進めていないのかということをお聞きしているので、その点について、はっきり答えていただきたいと思います。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 地域報告会につきましては、当初より、報告会を開催するということを予定しておりましたので、報告会につきましては、開催するという前提で検討をしているということは確かです。 ◆佐藤 委員 ぜひ開いていただきたいという、それは、もちろん感染拡大防止に気を使っていただいて、感染予防していただいた中での開催と併せて、公園の整備内容の概要を、地域のいろいろな声が入っている中で、どのように反映してこれが練り上げられたのかということも含めて、しっかり説明していただいて、概要ですから、また変わることも私はあるとは思っていますけれども、そういうことも含めて、もう一度、地域の皆さんとディスカッションというか、しっかり話し合う場というのをつくっていただきたいということを、強く要望しておきます。 ◆荒木 委員 部長、せっかく答えてもらったのだけれども、言葉が悪くて勘違いされると悪いけれども、こういう反対運動をしていた人たちというのは、自分たちの温度があるわけだよね。中心的になって、本当に必死になって、もうこれを守らなくていけないとか、いろいろな意味で私も、いろいろな反対運動とかをしたことがあるのだけれども、やはりそれは、あるところを過ぎると、すかすかになってしまうのだよね。  何を言いたいかというと、やはり一生懸命やっていた人たちとか、反対運動をしていた人たちが、これは駄目だけれども、これだけは私たちが守ったのよというポイントになることが実現しなかったら、どうにもならないでしょう。全部、あなた方の意見で通ってしまったら。これを強く思うのだよね。  それで、何にも、例えば、ワークショップでもいいや、何でも。がたがた言っても、結局変わらないのだという気持ちになってしまって、大田区に対する不信感が出るだけなのだよ。反対運動をしていた人たち。  ぜひお願いだから、例えば、先ほどの駐車場の話でも何でもいいから、これだけは、私たちが行動したおかげで守れたのよというところが、直接見える形でぜひやっていただきたいなと。これは、変に分かりましたなんて言えないだろうけれども、どうですか。 ◎今井 地域力推進部長 体育館を整備していくという方針は、変えないという前提で。  ただ、体育館の位置だとか、あとは、その駐車場の位置だとか、そういったことでは、まだ決まっていないというか、少し自由度がありますので、それについては、その意見を踏まえながら決めることができますし、あとは、その緑を守るとか、そういったことについても、できる限り、そういった趣旨に沿って体育館を整備することは可能だと考えておりますので、その辺は丁寧にやっていきたいと思います。 ◆荒木 委員 言葉は悪いけれども、本当に中心的にやっていた人、先頭立ってやっていた人は、それが引っ込みがつかないのだよ。どうしたらいいのと。それは、言っている意味は分かるよね。やくざのけんかではないのだけれども。  だから、本当に目に見える形で成果を残してほしいというのを、言葉ではなくて、書いてあるものではなくて、目に見えるもので形を残してほしいなと切に。部長は話が分かる人だから思うのだけれども、ひとつよろしくお願いいたします。 ◆須藤 委員 私は荒木委員の意見と同じなのですけれども、やはり区民として考えた場合、やはりコロナで何かつくることとか、言葉を残したりとかすることが大事ではなくて、やはりいかに公園を造った後に、どうやって地域の人たちが、この公園と10年、20年、30年と関わり続けられるということが一番大事だと思うのですね。  例えば、今あるみんなの田んぼとか、次の世代がどんどんつないでいくとか、あそこの公園をベースにして、いろいろなことを思い描いている人たちがいると思うのですよ。  だから、そういうところに関われるように、例えば今、反対運動とは言いたくないのですけれども、いろいろな意見を言っている人たちを、それぞれが今後も気持ちをつないでいって、今後もこのせせらぎ公園と関わっていけるところを残していただけたらと思います。  もし、意見があったら、お願いいたします。 ◎今井 地域力推進部長 今後、整備していく過程もそうですけれども、委員がおっしゃるようにできた後に、それができるだけよりよいものに、今の世代と次世代にもつながっていくような運営と、さらによりよくしていく形で進めたいと思っております。 ◆須藤 委員 今の意見を信じておりますので、これからも関わっていける方針で考えていただけたらと思います。 ○松本 委員長 それでは、続いて資料番号20番、「成人のつどい」の会場開催の中止及びオンライン開催結果について。 ◆小峰 委員 先ほどの課長の説明で、専門的見地により、どこよりも早く大田区は中止を出していただき、その当初は、大変なパワーが必要であったと思いますが、結果的には、ほとんどの区が中止というところで、先見の明があったと。すばらしいご判断をいただいたなと思いました。  残念ではあったのですが、早めに分かったので手が打てたというお話も聞いておりますので、無事故であったというところでは、無事故というか、そういうところでは、よかったのかなと受け取っております。  このワクチンに期待がかかるところですが、来年度の成人式が果たしてどうなるのか、変異種が今出てきていてという不安材料もありますが、来年は、できるようになることを期待はしているのですけれども、どのような状況になっても対応できる事前の準備というのが、これから求められるものだと思います。  ですので、実行委員会の若い皆様のご意見を、今年を踏まえて、さらに全面的に受け入れながら、その実行委員会を前倒しをする形でも、事前の準備というところを手厚くしていっていただいたらどうかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 ご指摘のとおり、今年度の成人のつどいにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けましての急きょの対応でありまして、大変皆様方にも負担をかけてしまったというところもあるかと思います。  ただ、今年度につきましても、当初からオンライン開催と会場開催を2本立てで計画しておりまして、そこで準備を進めてきたというところでございますけれども、ご指摘いただきましたとおり、来年度につきましても、まだまだ収束時期が見通せないという状況にある中で、準備は早めに着手していく必要があろうかと、私どもも認識しているところでございます。  現段階で次年度に向けての運営委員の方々の募集も始めさせていただいているところでございまして、現段階で既に6名の応募をいただいているところでございまして、早めのスタートが切れる状況になっておりますので、今年度と比較しまして、少しでも早めにスタートを切りまして、新型コロナウイルスに対応する形での開催手段について検討を進めてまいりたいと思います。 ◆小峰 委員 今回に関しましても、見えないところでのご尽力というところで、大変にありがとうございました。来年、新しい成人式が晴れ晴れと迎えられるよう、よろしくお願いいたします。 ◆佐藤 委員 本当に残念な会場開催の中止だったのですが、結果的に開けるか、開けないかというところでは、かなり厳しかったのだろうなということで、私は今回の判断は、やむを得ないとは思っていますが、一つ、今回、中止にしたという自治体などでも、延期をしているところもあるのですよね。  例えば、浦安市とか大阪市とか含めまして、延期の判断というのもあったのではないかと思っています。  そういう意味では、今回、会場での開催を中止、オンラインでとやった大田区の判断というのは、私は再考する必要があるなと感じています。  そこで、一つお聞きしますが、このオンライン開催、ホームページで動画を流したわけですけれども、どれぐらいの方が視聴されたのでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 専用のホームページを立ち上げさせていただきまして、そちらのほうを閲覧できるようにしましたのが、1月11日の11時からというところでございます。  それで、専用のホームページのほうへの閲覧回数のほうを調べさせていただいたのですが、当日、11日につきましては、閲覧の回数は、3,126件ということで、あとARフォトフレームは、1,611件という閲覧の回数を記録しているというところでございます。 ◆佐藤 委員 私は、動画の再生回数を聞いたのですけれども、確かに、ページビューといって、その閲覧といいますか、ページを開いた回数は3,126件あったのかもしれませんが、昨日時点で、載っている動画を私も再生して見させていただきましたけれども、第1部の祝賀式典のところで124回。第2部のアトラクションで111回。それぞれ書道パフォーマンスだとか、大森第四中学校吹奏楽部の歓迎演奏だとか、丸山桂里奈さんや平野美宇さんや、シクラメンさんのメッセージ動画が4回とか21回とか、15回なのですよ。  ホームページは開いたのだけれども、動画まで再生しなかったのかなというのが、今の差なのではないかと思いますが、その辺は認識されていますか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 ご指摘の部分につきましては、認識しているところでございます。 ◆佐藤 委員 初めてのことで、なかなかオンライン開催というのも難しかったのかなということと、3,000何名の方が、このホームページまでたどり着いたのだけれども、なぜ動画を再生しなかったのかなというのが、私は、あまり理解ができなかったので、その辺の今後の開催についての検討といいますか、せっかくホームページまでたどり着いて、動画を再生しないということはないなと思うのですよ。  私なども、個人的には、大森第四中学校の吹奏楽部の歓迎演奏だとか、丸山桂里奈さんや平野美宇さんは、どんなことを言うのかなと思って、私も興味を持って見ましたけれども、新成人の方には、あまり興味がなかったのかどうか。残念な思いでした。  私にも、今回、こういった会場開催が中止されるということで、いろいろな関係者の方から問合せがあったのですけれども、区の担当のほうには、どれぐらいの方からどんな意見とかが寄せられているのでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 まず最初の、延期につきましてのお話でございますが、先ほど申し上げましたとおり、感染状況の収束時期の見通し、見込みが困難であるということから、今回、区としては、延期というものはしないという形で、中止とさせていただいた次第でございます。  後段のお問合せに関して、皆様方からのご意見についてでございますけれども、メールでいただいている件数は、昨年の12月25日に会場開催中止の表明をして以降、1月8日までにいただいているメールの件数でございますけれども、総計で17件というところでございます。  電話も頂戴しているところでございますけれども、それもそれほど多くなく、一番多かったのが、28日でございますけれども、15件程度というところでございまして、それ以外の日にちに関しましては、1日、5、6件といった形でのお問合せをいただいていたというところでございます。  メールに関しましても、お電話に関しましても、ほぼ8割方、延期を求める声が多かったといったところでございます。 ◆佐藤 委員 やはり延期は、これから最後に聞こうと思っていて、今答えていただきましたけれども、そんなに数がなかったとはいえ、1日5、6件だとか、28日に15件あったということを足せば、100件弱ぐらいそういった声があったと思いますし、なかなか直接電話をして意見を言うというのは、私は、新成人の方からするとハードルが高い行為をそういう中でも、そういった声を寄せられているということですから、これは小さな声と見ないで、また、一生に一度の成人式のことですから、やはりちゃんと私は、考えたほうがいいと思います。  それで、今回、記念品の送付というのは初めてですかね。こういう取り組みをされているわけですが、これをやるに至った経過だとか、これは予算などは、どう見ているのか教えてもらえますか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 記念品の送付につきましては、例年、こういったクリアファイルといったものを、皆様方に会場でお配りさせていただいているというところでございまして、今年度に関しましては、こちらは仕様を変えまして、このような小さいポーチにさせていただいたといったことでございまして、こちらを会場で配布する予定で準備を進めておりました。小さめにした理由は、やはり感染拡大を防止したいといったこと。また、これをお持ち帰りいただきたいということで、小さなサイズにさせていただいた背景がございますけれども、会場で配布ができなかったので、こちらを該当する皆様方に郵送でお送りするという形で変更させていただいた次第でございます。 ◆佐藤 委員 時間があまりない中で、早めに判断をして、会場開催を中止してオンラインでということで判断をされたということなのですが、会場開催をやるかやらないかと、ぎりぎりまで判断を迫られて、それで、課長をはじめ、当初から2回に分けてやるとか、いろいろと苦労されて、または関係機関などとも交渉してやってきた中で、当日、会場開催できないという判断に至った経過は、これはこれで、私は理解しているつもりなのですけれども、やはり新成人の方を含めまして、ご家族の方を含めまして、一生に1回のことを、もう延期はしませんという判断をそこで軽々に決めていいのかなというのは、やはり残るわけですよ。  だから、いろいろな声を踏まえて、今後、このことをしっかり検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 現段階では、新型コロナウイルス感染症の収束時期というものが見込みがなかなか、今現在は困難であるという状況がございますので、その時期の選定も含めて、その延期時期というものも、まず選定が難しいといったところが背景としてありますので、現段階では、延期というものは考えていないというところでございます。 ◆佐藤 委員 そんなことを言いますと、ほかの自治体で、では、どうして延期の判断ができたのかという話にもなりますから、それは、誰にでも今の新型コロナがいつ収束するかというのは、なかなか読めない判断はありますけれども、そういった判断を見ながら、いついつにどういう判断をしていくかということも含めまして、ぜひ検討していただきたいということを要望しておきます。 ◆岸田 委員 今、小峰委員、佐藤委員からいろいろお話がありましたけれども、この動画の再生が少ないということと、ホームページを見た回数は、その3,000幾ら。大田区の新成人の人数というのは、5,000人ぐらいなのでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 新成人の対象者数でございますが、令和2年11月現在で、6,218名でございます。 ◆岸田 委員 PRが足りなくて、なかなか全員に行き渡らなかったのだろうと思うのですけれども、課長、テレビに出ましたよね。報道機関に対するPRというのは、どの程度されたのか。もう少し積極的にPRをしていれば、もっと再生回数とか、このフォトフレームを利用する人が増えたのではないかなということがあるのですけれども、テレビに出たおかげで増えたのか、この程度なのか、しなかったらもっと少なかったのか。  やはり多くの方々に知ってもらうというのも必要だろうと思いますし、また、当日、分からないで来てしまったという方もおいでだろうと思うのですけれども、そういう混乱というのは、なかったのかどうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 当日、会場に間違えていらっしゃったといった方は、いらっしゃらなかったといったところでございます。中止に関して全ての対象の方々に郵送させていただいたところでございますし、また、報道機関によって報道がなされたこと、そういったことでの周知が図られた結果であるのかなと感じております。 ◆岸田 委員 来年、どうなるか分からないという状況の中で、やはりもう本当に一生に1回のことですし、もう一回やるというのも、成人の人たちの準備も大変だろうと思うのです。これは、なかなかそれは聞いてみないと分かりませんけれども、何かうまくやれる方法というのもあってもいいのかなというのは、皆さん多分思っていることだろうと思いますし、ただ、それが可能かどうかというのは、なかなか一どきに集めてやるというのも、なかなか難しいのだろうとは思いますけれども、何かうまくできる方法があれば、来年、また開催できるかできないかというのもいろいろありますし、ぜひ検討していただきたいなという思いは、多分、多くの方が思っていることだろうと思います。  何か難しい問題ですけれども、記念になることがあればいいなと思いますので、答えはいりません。ぜひよろしくお願いいたします。 ◆野呂 委員 苦渋の選択だったろうと思います。オンラインでチェックする方もいると思うのですけれども、本当は直接会いたいのですよね。会って話をして、懐かしい中学時代の友人たちとどうしていたという、本当に出会いが何よりも大事で、そういう場所が、本当になくなってしまったというのは、残念なことだと思うのです。  専門的見地から以下の助言を受けたとございましたけれども、この緊急事態宣言の中で、5,000人以下のイベントはOKと国は言っていますけれども、うちは2部制にして3,000人、3,000人が対象。それでも全員は集まらないから、恐らく2,000人を少し超える状況かなと、すごく綿密に計画をたてて、当初から対策をたてておられたと思うのです。  緊急事態宣言は、5,000人以下のイベントであればOKとなっていますけれども、今でも。何かそのところと若干矛盾するかな。一方でイベントはOKで、こういう成人式が2部制にせっかくしたのに、駄目ということの決断をしなくてはいけなかった地域力推進部は、すごく大変だったと私は思うのですけれども、ただ、若干矛盾しているかなと。そこで飲食をしない。いつものようにお餅も出さないとか、いろいろ考えておられたと思うのですよね。  最近の成人式は、比較的穏やかで、かつて10年以上前の、一時期すごかった時代もあって、議長が壇上から叫んで、聞きたい人だけ聞けみたいな感じで、すごい成人式もあったのですけれども、本当に壇上に上がりそうな若者とかいろいろありましたけれども、最近すごく穏やかで、皆さん本当に出会いを楽しんでいらっしゃったので、そこは、すごく残念だったのですけれども、何かその点についてご議論はされたのですかね。 ◎今井 地域力推進部長 12月23日の東邦大学との会議に私が参加して、直接助言を受けましたので、私のほうから、その辺の説明をしたいと思います。  その12月23日の時点で、区内の新型コロナウイルス感染症は、急速に感染が拡大しておりました。感染の主な要因としては、舘田先生がおっしゃるには、それまでも会食だったと。会食を通して感染するということのようで、それ以前は、お酒を伴う夜の会食が主な要因だったのですけれども、その23日の時点では、もう夜を昼を問わず、会食時にマスクを外して会話することが主な感染要因だということだったそうです。  そうした中、特に若い世代が会食をして感染をして、無症状、軽症で知らず知らずのうちに感染を広げてしまうという特徴があって、そういった状況が広がっておりました。その時点でも区内の医療が大変ひっ迫していまして、もう本当にベッドがないと。よほど重症でなければ入れないという状況の中、もし会場で実施した場合には、会場内でというよりは、むしろ終わった後、前後の会食ですね。そういった場で感染拡大が起こる可能性があると。特に若い世代で、お酒もまだ飲んだことのない方もいますので、開放的になって感染拡大が懸念されると。そういう可能性がある中で、会場での実施というのは、やめたほうがいいのではないかと。  また、会場で実施するか、しないかによって、若者に対する感染拡大防止策の徹底という点でも、非常に大きなメッセージとなりますので、これはやめたほうがいいのではないかという助言がありまして、そういった助言を受けての判断となりました。 ◆野呂 委員 イベントに参加した後の成人式の後の会食と、確かに川崎の成人式が、何かいろいろ大変で、報道されていましたけれども、その後までは、それぞれの自覚に負うことが多いので、厳しかったのだと思うのです。  でも、そうすると、例えば私なんかは、中学校区で開催したらどうかな、もしコロナが大変なときはとか、いろいろ考えましたけれども、結局、何か一つの場所に集まってやるということが、もうこれからも、もしコロナがひどいときは、厳しいということが言えるのだなと思いました。  今回、区内で池上の蓮月で振り袖姿の方たちが記念写真を撮って、蓮月の前ですごく古い情緒と若い人たちの着物姿がマッチングしていたのですけれども、どうぞここで写真をという呼びかけをしていらっしゃるところもあったので、これからは、何か区内のそういうすてきな場所というか、名所がいっぱいあると思うのですけれども、そこでどうぞ記念写真をとか、手を挙げてくださる方とは事前に連絡をとるとか、もし、同じ状況のときには様々工夫をしていただいて、どこか記念に残る、2、3人でも何人でもいいから、記念に残る成人式になっていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。 ◆高山 委員 一番初めに小峰委員も言っていましたけれども、部長のお話にもありました、結果的に昨年のうちに、12月23日の会議でご助言いただいて、早めに中止を決断したということで、年が明けて緊急事態宣言が発令されるということになって、3連休直前になって中止にしようか、どうしようかという区が多かったと思うのですよね。  そういった区などは、中止の判断をした後に、どうやってお知らせしようかなと、すごく慌ただしい中での対応だったと思うのですけれども、結果的にそういったことを考えると、早めに大田区は中止を決断したということができたので、ここにも書いてあります、12月25日付けで対象者に郵送で通知をしましたよという、早めの対応ができたので、よかったのかなと。  実際、それまでは感染防止対策をいろいろ検討していただいて、いろいろ工夫してやる方向で、ご努力をいただいていたと思うので、決断ということで、成人ももちろんですし、区としても、非常に残念な決断であったと思うのですけれども、よくご決断いただいたなと思います。  それで、ホームページ、新成人6,218名のうち約半分ぐらいですか、ホームページを見たということで、いつも実際開催しても、会場に来るのも大体半分ぐらいだと思いますので、いつも来るぐらいの人数はホームページを見ているということで、私としては、結構多く見てくれていたのかなと思います。動画再生とかがすごく少なかったという話もありますけれども、随分昔ですけれども、自分のときのことを思い出してみても、やはり成人式で何がしたいかというと、成人式の格好をして、会場に行って、昔の友達なんかと会って、変わったなとか、変わっていないねとか、ああだったね、こうだったねという話をしたり、写真を撮ったり、その後、みんなでご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりというのが、一番記憶に残っていることで、会場の中でやっていることに全く興味がないかと言ったら、そんなことを言ったら失礼になりますけれども、それも興味がないとは言わないですけれども、一番のメインは、そこにあるので、どうしてもその閲覧数が少なかったのかなというのもあります。  ただ、今後、もし同じことがあるのであれば、少しでもそれを増やす努力をしていただけたら、いいのかなと思います。  ただ、1点、私もその3連休の間とか、地域の方々から何人か聞かれたりもしたのですけれども、早めに決断して、12月25日に、本人たちには送っているのですけれども、まちにある公設掲示板には、成人の日をやりますよというのが11日の当日まで、そのまま残っていたのですよね。  それで、まちの人は見て、やるのだなとか思った人も多かったと思うのですけれども、それは、そのチラシ、ほかのも一緒になっていたものだと思うのですけれども、外すなり、会場開催は中止でオンラインでの開催となりますとかと、上から紙を貼るとか、何か区民に対して発信ができていればよかったのかなとは思うのですけれども、ただ1点そこが気になったのですけれども、その辺の議論とかはなかったのでしょうか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 会場開催中止に関しましては、12月25日に対象者宛てに郵送で送らせていただいているというところで、周知のほうは、ツイッターや区ホームページ等も含めて、入念にやらせていただいたといったこともございまして、該当者本人に対しての周知は図られたと認識はしております。  区設掲示板に関しましては、委員がおっしゃるとおり、間違った情報がそのまま掲示されているといったところは改善しなければいけない点だと思っておりますので、年末年始を挟んでの対応となったというところもございます。そこについても、人員体制を含めて、今後はなるべく早めにそこは貼り紙をするなど対応のほうを進めていきたいと思っております。 ◆高山 委員 ぜひよろしくお願いします。まだまだコロナ禍が続くことが想定されますので、成人式は一つの例で、様々な区の行事だとか、イベントだとか、同じような状況になることも十分考えられると思いますので、今後そういうことがあった際には、そういう掲示板も含めて、迅速にご対応いただければ、区民にとっても非常に分かりやすいかなと思いますので、ぜひお願いいたします。 ◆須藤 委員 この成人のイベントなのですけど、やはり12月23日の状況を考えたら、本当にやむを得なかったのかなと思って、他区に先駆けた早めの判断はよかったのかとずっと思っていました。  ただし、杉並区は成人式をやったとか、晴れ着姿の人たちが写っている様子を見ると、大田区でも何か写真の撮影会とかができたらよかったのかなという考えは強くありました。ただし、私も20代の、20歳の方といろいろと話してみて、実際そんなにイベント自体には興味がなかったという方もいますので、どうしても議員とかの立場だと、代替イベントをつくってあげたいという気持ちは出てきたりとか、そういう意見が出てくると思うのですけど、私はあえてイベントをやらないという判断もあってもいいのかなと思います。  動画に関しては、丸山桂里奈さんの動画は私も拝見したのですけど、闇坂の話だとか、大森銀座の話だとか、かなり地元ネタがたくさん出て、かなり興味深くて楽しかったので、何かこういうコロナ禍で成人式ができなかったということも、例えば、後々10年後、20年後にきっかけになるので、これはこれでよかったのかなと思います。私も20歳の頃は集まらなかったメンバーが、今は例えば、大森第三中学校のメンバーとか、やたら40歳を過ぎてからいろいろと集まるようになっていますので、またコロナ禍を過ぎたら、今回のことを話題にして、10年後、20年後とかに話せるかもしれないし、またコロナ禍が終わったすぐ後に集まって話せたりできる機会になると思いますので、これはこれでよかったのかと思っております。 ◆荒木 委員 課長、こんなに盛り上がってびっくりしているのだけど。私は、違う視点から、産業経済部で、この間のときに周りを見ていたら、着物を着ている方がとにかく目立ったのだよね。これは、例えば、着つけとか、写真とか、全然影響なく、しているのかなと思ったのだけど、そういう業種でも明らかにマイナスだというのは、飲食業だけですか。感想でもいいよ。 ◎山田 産業経済部長 商業担当課長は本日不在ですので、私のほうからお答えできる範囲でということになります。  当然、こういった区の大きなイベントにつきましては、産業経済部も、他の例えば地域力推進部を含めて、他の部局と連動しながら動いたところはございます。そういった中で、いろいろと情報をいただく中で、やはりこういった今のお話のような中止という判断が聞こえてきまして、最終的に確認をした上で、やはり商業団体とも常に連携を取っておりますので、例えば、既に大田区商店街連合会のほうには、実際にやるのかどうかという問合せが多いよということなどはこちらのほうからも、私ども産業経済部としてもキャッチをしておりましたので、庁内で連携を取りながら、確認できた最新の情報を産業団体のほうにお送りするなどして、最終的に中止と決まった段階で、速やかに、やはりそういった派生していく事業の方はたくさん、着つけとか、髪とか、写真屋とかいろいろとあると思いますので、そういったところへの速やかな周知ということで、連携してきたという経緯はございます。
    ◆荒木 委員 それでも、そういう状態でもやはり私がすごくうれしかったのは、近所の写真スタジオなどで家族で写真を撮るために、晴れ着のおばあさんと、両親と多分、今までしたことのないような格好をして、写真を撮るのだろうと思って、その方も表で寒いところに並んでいるのだよね。それを見て、少なくとも写真屋は大丈夫なのだなと思って、では飲食業はどうなのかと、非常にそっちのほうが心配で思っていました。これから、そういうことも考えて、やめるときは考えてくださいということですね。 ◎山田 産業経済部長 今、荒木委員のおっしゃったのは、本当に大事な視点だと思います。自分のときも振り返ってみますと思うのですが、やはりなかなか小学校、中学校以上の年になりますと、区の外に出る機会も非常に多くなったりとかして、やはり地元に対する意識というのは何か自然と薄れてくる部分もあるのかなと思うのですけれども、いざ先ほどもいろいろな委員の方からお話があったように、成人式というのは、一つのきっかけで、地元をもう1回振り返って見直す、地元のよさを経験できる大変貴重な機会だと思ってございます。  そういった中でいきますと、産業経済の視点からも考えていきますと、例えば、地元に実はこんないいところがあったのだとか、こんないいお店があったのだというところを気づいていただく、またそこで飲食などをしながら旧交を深めていただくのは大変貴重な機会だと思うのですが、何せご覧のような社会情勢でございますので、これはやはりどこの自治体も同じ状況だと考えてございます。ただ、そういった視点というのは、地域全体でこういった成人のつどいなどを含めたイベントは盛り上げていきたいと思っておりますので、今お話しいただいた点は、直接の本件成人のつどいに関係する部局ではありませんけれども、それを側面支援できる部局として、しっかりと今後も取り組んでまいりたいと思ってございます。 ◆荒木 委員 普通部長がしゃべった後はしゃべらないですから。これは、一つの提案というか、例なのだけど、私の利用する銀行ね、そこが成人式に向けてだか何だか知らないけど、大きいボードを作って、どこで写真が撮れるとか、もちろんこれは付き合いがあるところなのだろうけど、髪結いはどこだと、もう一つうれしいのは、ランチはここのお弁当を配達しますとかという情報が、普通、銀行はすごく中は殺風景じゃないですか、待合が。そこに大きいボードが貼ってあって、いろいろな情報が入っているのよ。それってすごく商店街にとっては、すごくいいサポートになると思うのだよね。もし何か機会があったら、銀行と話、こういうことがあったらそういうこともぜひ声をかけて。いいことだと思ったね。ちなみに城南信用金庫だから。文化の森支店ですから。本当に感心した。 ○松本 委員長 次、21番、区民説明会の中止について。 ◆佐藤 委員 この、大田区子ども・若者計画の区民説明会の中止は、コロナでの感染拡大による影響ということで、若干しょうがないのかなとは思っているのですが、ここで代替策として、ホームページで説明用動画を配信するとなっていますが、このほかとか、これにもう少しつけ加えた説明というのはありますか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 こちらの動画の配信については、動画の配信等を含めまして、素案をまとめました冊子を各小中学校、また区内にあります高校にそれぞれ配付させていただいたり、あと動画のほうも中高生ひろば羽田のホームページにリンクを貼っていただいたりしまして、若い世代、青少年、当該本人の皆様方からのお声をいただけるような形で、なるべく周知ができる形での取り組みを行っているところでございます。 ◆佐藤 委員 小中学校、高校などへの配布ということですが、それは各学校へ1部ですか。何部ぐらい配布されたのですか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 各学校に1部で配布させていただいているところでございます。 ◆佐藤 委員 そうしますと、なかなか皆さん、若い世代が見る機会というのも、配布しないよりは、配布したほうがありますけど、1部だとなかなか職員室にあるのか、どこにあるのか分かりませんけど、見る機会というのは少ないだろうなということで残念なのですけど、この代替策にありますホームページの配信、私も見てみましたけど、動画と言っていますけど、概要などの計画案が動画というか、これが流れていくというか、これが説明なのかなと思って見ましたけど、急きょ作ったものだから仕方ないといえば仕方ないとは思ってはいますが、私が何を言いたいかというと、この子ども・若者計画に関しては、今回区民アンケートなども取って、かなり力を入れてやっていたものだと思っているのですね。だから、ぜひ多くの区民の、特にそういう若い世代の皆さんからの意見を寄せていただいて、よりよいものをやはり作る必要があると思っている中で、こういった区民説明会が中止になって、どうやって声を集めるかという工夫を今、一つしないといけないと考えています。  そういった中で、パブリックコメントは実施するということがここでも報告されていますけど、この期間も当初の1月14日から28日まで、当初予定どおりということでいいのですか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 ご指摘のとおりでございます。 ◆佐藤 委員 やはり急きょ学校に素案を配ったというのも、それは一つの代替策だと思いますし、動画で見られるようにしたというのも代替策にはなる、区民がそういうところに目を触れる機会を作ったというのは、一つの機会でもありますけど、パブリックコメントなどももう少し期間を延ばして、なるべく集められるようなことというのは、私は考えたほうがいいと思いますし、動画のほうももう少し工夫が、そうやって延ばす中で工夫を入れる余地があるのではないかと思いますけど、この辺はもう少し工夫できないかをお聞きします。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 パブリックコメントの期間につきましては、周知のほうを今後も徹底していくというところで、こちらの期間の延長というのは今現在考えていない状況でございます。周知のほうは、今後徹底するということで、区民の皆様方からの意見を頂戴していけると考えているというところでございます。  動画につきましては、概要版を中心とした説明になっておりますが、収録時間が20分になっているというところでございまして、それ以上の内容を盛り込み過ぎてしまうと、長くなるのかなというところもありまして、概要のみの内容とさせていただいた次第でございますが、素案自体も概要版につきましても、区のホームページのほうでご覧いただくことができますので、また各出張所や図書館におきましても、配架をさせていただきまして、皆様方に見ていただけるようにしておりますので、そちらのほうを見ていただきながら、ご理解をいただきたいなと思っているところでございます。 ◆佐藤 委員 動画の工夫と言ったのは、せっかく動画でやっているわけだから、素案などはもう見られるわけですよ。だから、その説明を動画でやると、動く絵でできるとやっているわけですから、そこら辺のところをもっと見てもらう工夫が必要ではないかという意味で話をさせていただきました。先ほど来、話をさせていただいておりますように、せっかく今回区民アンケートなどもとって、幅広い意見も集めながら今進めているところで、今は最後の詰めの段階だと思いますから、ぜひパブリックコメントや動画の工夫などもしていただいて、さらにより幅広い、そして子どもや対象になる若者からの意見聴取の場を設けていただきたいということを強く要望しておきます。 ◆小峰 委員 今回の区民説明会が中止になったということで、残念だという声が聞こえてきまして、肌感覚ではありますが、区民の皆様の意識が少しずつ変わっていらしているのだなということを感じました。このパブコメで吸い上がった意見などというのは、この委員会でまたご報告いただけるのでしょうか。それだけ確認させてください。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 いただきましたご意見を取りまとめまして、こちらの委員会で報告をさせていただきたいと思っております。 ◆荒木 委員 結局、子ども・若者計画は何のためにやるのですか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 昨今の子ども・若者を取り巻く環境が変化しておりまして、ひきこもりの長期化、高年齢化など、また若年無業者が増大しているということ、また新型コロナウイルスによって、様々に環境が変わってきているという中で、子ども・若者といった幅広い世代の区民の方々に対しての施策の方向性を横断的に示していく必要性があるということで、今回の計画を作らせていただいたといった経緯がございます。 ◆荒木 委員 何か前からよい子の何とか言って、一々、ん、と思うのだけど、画一化された大人に都合のいい、言うことを聞くよい子どもを作るためにやるのですか。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 画一化されたいい子を育てるということではなくて、それ以外も困難を抱える青少年などが背景として存在しているという現状をしっかり捉えた上で、そちらの困難を抱える青少年、また声に出せないような青少年に対しての支援の方向性についても示していく必要性があるということも含めた計画でございます。 ◆荒木 委員 困難な子どもをやるのは当然のことで、行政がわざわざ若者計画なんてやるのですか。私なんかまっぴらだね、本当ね。何かそこまで締めつけてしまうのかという感じがして。 ◎佐藤 青少年健全育成担当課長 本計画は、子供・若者育成支援推進法に基づいて策定するものでございます。法定化されている計画でございまして、東京都の子供・若者計画を勘案しながら策定するものでございまして、また、それぞれの部局で実際やっているような施策においても、それに各施策においてカバーし得る方々以外の、そこの隙間に抜け落ちてしまっているような、そういった方々も含めて、そこに対しての支援の必要性といったことの指針を示す必要性があるということで、今回の計画を作らせていただいているというところでございます。 ◆荒木 委員 もう一言でやめますけど、当然問題のある子たちは、手厚い計画が必要だと思うけど、一般的にはどうかなと。行政でわざわざそんなことを作る必要があるのかなということは、意見表明で結構ですので。 ○松本 委員長 以上でよろしいですね。地域力推進部の臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席)  次に、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。資料番号19番。 ◆田島 委員 2番のアメリカ合衆国セーラム市との交流の推進ということで、このグリーティングカードを、心を込めたグリーティングカードを送付したということなのですけれども、この写真を見ると、右の写真を見ると、真ん中のほうにこのカードなのか、友という漢字のところに多分これは折り鶴でしょうか。かなりこれは印刷とかではなくて、手作り感満載の心のこもったカードというのは分かるのですけれども、その周りの袋みたいなものが、これが何が入っているかよく分からないのですけれども、これはどういったものを送ったのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 こちらのほうは、大田セーラムクラブの方たちが心を込めたものとして、折り紙ですとか、箸入れですとか、色紙にいろいろなものを書いたりとか、そういうものを袋の中にラッピングしたものでございます。 ◆田島 委員 かなりいろいろと作るのにも時間がかかって大変だったのではないかなとは思うのですけれども、この大田セーラムクラブの皆さんが主体となってこれは作られたということなのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 区の職員とこのセーラムクラブの方たちと合同で随分前から構想をさせていただきまして、一緒に協力しながら作っていったというものでございます。 ◆田島 委員 これは、何通ぐらい送られたのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 合わせて44部でございます。 ◆田島 委員 かなりの数だと思うのですけど、よく作られたなと思うのですけど、これに対しての相手側からの反応とかというのは何かあるのでしょうか。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 窓口であるピーターさんのところに一式全部配送させていただきました。受け取ったらすぐにメッセージが来まして、本当に心温まるものを大変うれしく思うということです。本当は、向こうのところで会議を開くときに皆様に配布するという予定なのですが、実は日本以上にまだまだアメリカのほうはコロナの感染状態がよろしくなくて、12月中旬に届いたものがいまだ会議が開かれていなく、ウェブ会議のみで打合せをしている段階なので、まだ渡し切れていないという話を聞いております。 ◆田島 委員 やはり困難な状況というか、困難な時期なので、本当に大変だと思うのですけども、そういうときだからこそこういった草の根の交流というのが非常に重要になってくるかと思いますので、またいろいろと大変だと思うのですけれども、また引き続き交流を進めていただければと思います。 ◆荒木 委員 吉田課長、今、全然外国人と直接接することができないではないですか。これからどうしていくのか、それをテレビで会議ばかりして、テレビで会議をやっていてもしょうがないし、どうなのだろうなと思うのだよね。それで、セーラムとか、メジャーなところばかりなのだけど、私の近辺にネパールの人が結構いるのよ。相当ひっ迫しているのだよね。お弁当を作るある会社で、かなりネパールから親戚を呼んでみんなで行っていたのだけど、例えばくびになってしまったよとか、そういう人たちがどうするのかというのが、本当に国際交流ではないかと私は思うのだよね。セーラム、セーラムといって、アメリカとくっついて、いろいろとメジャーなところでやっているというのではなくて、根本的に外国から来て本当に困っている人たちにどう、それこそ言葉で言うと、どう寄り添うのだと。その辺はどう考えていらっしゃるのですかね。 ◎吉田 国際都市・多文化共生推進課長 今、委員お話しのように、昨年のコロナの時期からネパールの方のみならず、多くの方から大変な状況であり、生活に困っているというお話は伺っているところでございます。区のほうとしては、多文化共生推進センター、こちらが相談窓口になっていることを、その情報を多言語で発信しながら、できるだけ多くの皆様に相談に乗れるような体制づくりということもやらせていただきました。  また、言葉が不自由ということで、なかなか申請しにくいとか、相談しにくいということも改善するために、昨年、議会のお力もかりながら、補正予算等の中でタブレットをいろいろと多く増設させていただくということで、言葉をいろいろと拾える状況も確保させていただきました。また、生活相談のほうでは、その状況に応じて、直接お話を伺う機会等もやっておりますので、そういう中で皆さんの生活に不自由がないように、これからも努めていきたいと思います。 ◆荒木 委員 日本人の方たちも大変なのだけど、日本人の人だけが大変どころの騒ぎではないのだよ。言葉が分からない何も分からない。お金がない。どうすればいいのかという、そんな状況なのだけど、それで国に帰りたいけど、国に帰れやしないと。だから手厚く、何度も言うけど、メジャーなほうばかり気をつけていないで、いろいろと聞く耳をもって、やっていってもらいたいと思っています。 ○松本 委員長 それでは、続いて産業経済部、資料番号17番。 ◆佐藤 委員 今回、3回目になるこの実態調査の報告がされているわけですけど、今回の結果が出ていますが、大づかみでこの3回目の特徴を言ってもらっていいですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今回、第3回目の調査ということで、11月末から12月中頃にかけて調査期間ということでやらせていただきました。前回同様、あまねく業種、広く対象として、若干中身、数としてはばらつきがございますが、広い業種を対象に調査をして、トータルで247件のご回答をいただいたというところでございます。  調査結果をご覧いただきますと、後ろのほうにも記載をさせていただいておりますが、状況としては、7月、8月と比較すると、やや改善傾向が見られる。また、今後の見通しについては、依然として先行きが不透明感が高い状況が続いているという調査結果が出ております。  また、産業分類別に分析をしたところを見ますと、前年同月比との比較という視点で見ますと、業種によってここはかなりばらつきが出てきたかなというところで分析をしているところでございます。また、こちらにつきましても、今後の見通しについて、これは比較的広い業種で先が見えないというところが出てきております。これが、このときの、この時点での調査結果でございまして、またそれから、状況等は刻々と変化しているというところは我々としても認識しております。  次回、4回目の調査というところが、今後行うところではございますが、これらの結果を踏まえて、総合的な分析等につなげてまいりたいと考えているところです。 ◆佐藤 委員 今回、3回目ということで、これまでにない主な産業分類のクロス集計というのが出ていて、月別にどうだったのかというのを業種別に出しているということと、あと、これまでいただいた自由意見というのが、これは1回目、2回目の報告のときにはついていなかったのですけど、つけさせてもらっているということで、より見やすくはなっているのですが、もう一つ聞きたいのは、これは2回目の調査報告があったときも聞いたのですけど、1回目のときに各業種別に個人事業主、法人の資本金5,000万円以下、法人の資本金5,000万円を超えるという分類を分けて報告されていたのが、残念ながら委員会に出てくる資料には出ていないわけです。もう1回これを教えてもらえますか。3回目のもので。 ◎堀江 工業振興担当課長 第3回目における各業種の内訳について、口頭ではございますがご報告をさせていただきます。  建設業でございますが、個人事業主が1件、5,000万円以下の資本金の法人が17件、5,000万円を超える法人が0件、計18件でございます。  製造業につきましては、個人事業主が0件、5,000万円以下の法人が38件、5,000万円を超える法人が4件、計42件でございます。  電気・ガス・熱供給・水道業につきましては、個人事業主が1件、残りの項目が0件ということで合計1件でございます。  情報通信業につきましては、個人事業主が0件、5,000万円以下の法人が2件、5,000万円を超える法人が0件、計2件でございます。  運輸業につきましては、個人事業主が0件、5,000万円以下の法人が9件、5,000万円を超える法人が1件、計10件でございます。  卸売業につきましては、個人事業主が1件、5,000万円以下の法人が19件、5,000万円を超える法人が1件、計21件でございます。  小売業につきましては、個人事業主が0件、5,000万円以下の法人が2件、5,000万円を超える法人が0件、計2件でございます。  金融保険業につきましては、個人事業主、5,000万円以下の法人ともに0件、5,000万円を超える法人が1件の計1件でございます。  不動産業につきましては、個人事業主が3件、5,000万円以下の法人が15件、5,000万円を超える法人が0件、計18件でございます。  飲食店につきましては、個人事業主が65件、5,000万円以下の法人が14件、5,000万円を超える法人が0件、計79件でございます。  宿泊業につきましては、個人事業主が0件、5,000万円以下の法人が3件、5,000万円を超える法人が1件の計4件でございます。  医療・福祉が個人事業主が9件、5,000万円以下の法人が9件、5,000万円を超える法人が1件、計19件でございます。  教育・学習支援業につきましては、個人事業主が3件、5,000万円以下の法人が1件、5,000万円を超える法人が1件、計5件でございます。  サービス業・その他につきましては、個人事業主が10件、5,000万円以下の法人が14件、5,000万円を超える法人が1件の計25件でございます。  以上を合計しますと、個人事業主が93件、5,000万円以下の法人が143件、5,000万円を超える法人が11件、計247件でございます。長くなりましたが以上でございます。 ◆佐藤 委員 やはり1回目から比べるところというのは、こういう統計を取っているから、私は当たり前だと思うのですが、同じ基準で同じところでやはり出してもらうということをしないと、どう変化しているかというのが見えないと思いますので、それを出してもらいたいと思います。  それと、やはり2回目の報告のときにもお話をしたのですけど、1回目、2回目、そして今回の3回目も、個人事業主の製造業が1件もアンケートを取っていない。これは、前の委員会でも言ったので、何回も繰り返し私も言うのが嫌なのですけど、大田区内のものづくり製造業の主力は3名以下のところです。ここが約半数を占めているというのは、この間ずっと調査をしてはっきりしていますから、これが全部別に個人事業主だと言っているわけではないのですよ。法人のところももちろんあるわけですけど、個人のところもかなりあるという中で、このアンケートで1件もヒットしないといいますか、1件も出していないというのは、私は問題があると思っています。これでは、実態がやはり正確にこのアンケートの中に反映されていないと言わざるを得ません。  それともう一つ、1回目、2回目、3回目でどうなのかなと思っているのは、医療・福祉関係です。1回目のときは188件、医療・福祉関係からアンケート調査を取りました。しかし、2回目では20件、今回3回目で19件になっています。今回の時期は、先ほどもお話がありましたが、昨年の11月30日から12月14日、いわゆる第3波が始まって、猛威を振るい始めた、今のほうがもっとすごいのですけど、そういう時期で、福祉関係の職場、介護だとか、あと医療機関がコロナの患者などを受け入れている、受け入れていないにかかわらず、今減収をしているということが言われていて、それが医療崩壊やまた医師会の会長に言わせると医療壊滅だという言葉まで出るぐらいの状況になっている中で、区内ではどうなっているのかというのが、この時期にちゃんととっていないというのはどうなのかなと私は思っています。  だから、しっかりと今回これはウェブ上のアンケートですから、それぞれ課題があるということはもちろん承知はしているわけですけど、やはり狙いをもってしっかりと実態が反映できるアンケートにしないといけないし、何回も何回も調査の報告のたびに同じことを言うのは私も嫌なものですから、次回のときはそこをしっかり狙いをもってやっていただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今、製造業と医療・福祉業の部分を含めて、全体的なご指摘として受け止めさせていただいているところでございます。調査の時期、調査の対象業種によっては、繁忙期等いろいろな状況がその時々で変わってくるというところがあって、その中でも数字のばらつきというところはどうしても出てくるところはあるのかなと感じております。  我々としましては、できるだけ広い業種、多くの方にご回答いただけることが、より調査の精度を高めるところでございますので、その辺りは部としてもしっかり周知をするとともに、関係団体も通じてアンケートのご協力のほうはお願いしているところでございます。こういったところ、もしウェブ上のアンケートは、やり方によっても答えにくい、答えやすいというところも、それは事業者規模、業種によってあろうかと思います。こういったところは、この調査のみならず、日常的に各団体、各企業、こういったところとのやり取りの中でも、状況の把握のほうは努めてまいることを通じて、この調査の補完というところもしっかりやってまいりたいと思いますし、また今回自由意見として様々なご意見を頂戴しました。この辺りの内容もしっかりと分析しながら、次回以降に反映させてまいりたいと考えているところです。 ◆佐藤 委員 やはり大田区のこういう調査というのは、区内だけにとどまらず、また区の政策への反映だけにとどまらず、国や東京都の政策などにも私は影響を与えるものだと感じています。特に、ものづくり製造業などは、これだけ産業集積しているところというのは、日本でもそんなにあるものではありませんから、そこの実態が今どうなっているのか。医療機関や福祉関係も、決して大田区だけの政策判断でいろいろと変わるものではありませんから、ここの実態がどうなっているかというのを東京都や国の施策への反映をさせるという面でも、私は重要な調査だと思っていて、しかも継続的にこれが行われている。おっしゃるように繁忙期で忙しい中、これに協力してもらうというのは、かなり手間をとるということにもなりますが、ただ、そんなに項目が多いわけでもないと思いますし、このコロナ禍の下で刻々と変わる経済状況をどうつかんで、それをつかんだ上での施策反映をどう進めていくかというので、大事なものだと思いますので、しっかり狙いをもって、第4回は取り組んでいただきたいですし、ウェブ中心はウェブ中心でしょうがない面もあるのかもしれないのですけど、それに特化する中で、こういった弱点が今2回、3回やる中で見えてきているわけですから、そこにその課題をどうクリアしていくかということも、私は大事な課題だと思いますので、それに向けて、第4回は修正していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今、委員にご指摘いただいた点も踏まえ、また今回の回答結果、第1回、第2回、第3回の分析等を通じて、第4回、あるいはまとめのほうに取り組んでまいりたいと思っております。 ◎山田 産業経済部長 いろいろとご意見をありがとうございます。まさに佐藤委員のおっしゃるところは、大変重要な部分だと認識をしてございます。そういった中で、課長のほうからもご答弁申し上げましたが、まず実績の問題がやはりどうしてもあって、ウェブ上でお願いをして、簡単に申し上げれば返ってくるも来ないも、相手方、受け手様の状況次第ということがまずあるのはご承知おきいただきたいと思います。その上で、大変今、大事な視点はお話をされて、私どもも常々、それは踏まえておりまして、だからこそ、ある意味狙いをもって今行っております。  現在は、緊急事態宣言も出ているというところもありまして、まさに緊急事態中でございます。そういった中での詳細分析というのは、やはり限界があるし、なかなかやろうと思って、それ自体が達成できなければ、ある意味元も子もなくなってしまいますので、現時点では、まず業態の総体の状態を総体といいますか、業界全体がどうなのかというところをまず調べたいという狙いはもって対応しているところでございます。  その上で、今、課長からの答弁にもありましたように、様々な企業と常に連絡を取っておりますし、大田工連などとも緊密な連携を取っておりまして、工連のほうには工連なりの、また東京商工会議所大田支部、東商には東商のデータもあると思いますので、そういったところをこの緊急事態が終わった後に、当然調査はそれで終わりではありませんので、それぞれの調査を持ち合って、そのときの業態は細かく見たらどうだったのかと、そういったコロナの感染状況に応じた状況の中での目的をもって、狙いをもって対応していきたいと考えておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いしたいと思います。 ◆佐藤 委員 今、工連や東商の話も出ましたけど、確かにそこの組織などがカバーしている部分というのも私は大事な部分だとは思いますが、それ以外の幅広く、またもっと零細であったり、そういった部分の個人事業主だったり、大田区のものづくりのまさに主力を担っている部分で今どうなっているかというところを把握する仕事というのは、そういう団体はなかなかできないと思うのです。だから、公である大田区が税金を使ってこういう調査を取っているわけですから、実際どうなっているのかというところを、狙いをもって、やはり相手任せというのは、もちろんそれは迷惑をかけてできる調査ではないのですけど、そういうところをこちらが工夫して、しっかりと実態を把握するということが大事だと思いますから、ぜひそういうことをやっていただきたいということを要望しておきます。  あと、聞きたいのは、この第4回の調査は今、緊急事態宣言中なので延期しているという状況ですが、これは緊急事態宣言が明けてから行う予定であるのか、今年度中を見据えているのか、また来年度まで繰り越す、そういう見通しなのか教えていただけますか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今のところは、年度内の実施を想定しているところでございます。あとは、緊急事態宣言の状況等を見ながら、実施時期のほうを判断してまいりたいと考えております。 ◆佐藤 委員 ぜひ、3回目までやっていただいた中で、いろいろな課題が見えていますから、狙いをもって、相手に迷惑をかけるという部分を多分考えられていると思いますけど、そういう負担にならない形での調査、実態を把握する調査というのを内容も指摘させていただきましたが、進めていただきたいということを要望しておきます。 ◆小峰 委員 今の状況把握をした上で反映をしていきたいというお話をいただきました。調査結果の(2)の事業承継・廃業の意向への影響についてということで、今「特に影響はない」が44.6%ですが、その下には廃業も検討するという企業も4割近くというのが12月中旬までの現状で、年末年始を挟んで、またこれが深刻な状況になっていないといいけれどもと思っておりますが、例えば、反映するというところでは、厚労省のホームページなどを見ますと、産業雇用安定助成金などが予定されているというものも目についたのですけれども、そういう新しい制度のこととか、それから、専門家のアドバイスにつながる流れというか、工夫というか、そういうものを自由意見をいただいたその後に何か加えてつけていただいて、発表していただくということもありなのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 今、委員にご指摘いただいた点は大変重要なところかと認識をしてございます。事業承継等の視点で言いますと、事業承継につきましては、コロナ禍以前より区内企業を取り巻く問題として指摘をされているところでございまして、昨年度我々が行いました、ものづくり産業等実態調査の中でも、その点を触れた調査等も行っているところでございます。今、コロナ禍を受けて、今回こういった調査結果が上がってくる中で、また個別の事業を見たときに、どう対応していくかというところにつきましては、区のみならず、産業振興協会とも連携しながら、個別の企業の対応というところもしっかりと検討してまいるべきかなと考えているところでございます。  調査につきましては、事業承継という視点で言いますと、過去にやった経過もございます。また、今回、1回、2回、3回ということで、4回目も控えている中で、この辺りの推移も見ながら、対応のほうをしっかり練ってまいりたいと考えているところです。 ◆小峰 委員 先ほど、私がお伝えした産業雇用安定助成金などは、企業の体力がないとなかなか難しい内容かなとも思っておりますので、なるべく早く、アンケートに答えた皆さんは、きっと結果もご覧になると思いますので、そこら辺の可視化というか、見える化というか、つながりやすさというところを期待したいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 そういった国の制度へのつなぎというところも、我々がやるべき大変重要な取り組みの一つかなと考えているところでございますので、そういった動きもしっかり把握をしながら、きちんと必要なところに必要な施策が届く、こういったところを意識しながら取り組んでまいりたいと思います。 ◆荒木 委員 これは、必ず私は言うのだけど、アンケート調査なんて終わった時点でもう古いのだよ。ものの役に立たないような資料になっているかもしれないのだよ。特に、今はスピードも速いしね。本当に瀕死の状態でやっている人たちに対して、それをどうやって、アンケートなんかやっていないで、そういう人たちに直接どうすればいいのかとやったらどうなのだろうと、そんなことはできないのですか。  それで、もう一つ、これも前から言うのだけど、商売も含めてだけど、不景気だ、不景気だと。コロナでもう潰れそうだ、潰れそうだと合言葉みたいになっているけど、大田区流では駄目なわけですか。どこかでそれでも元気でやっていますよと、もうかっていますよなんてところは一つも聞かないですか。そういうのをぜひ、なかなか本人は言わないだろうけど、言って、力づけないと、特に商人なんかそうだから。要するに、どこでもうかっているということをいえば、いくらかほっとするのよ。どうですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 調査の時点のお話のところについては、やはりある点のところの調査でございまして、確かに委員がおっしゃるとおり、この集計したときには過去の話ではありますけど、そのときの状況を把握する指標としては一つ重要なものかなと考えております。ただ、これを結果をそのまま受けるだけではなくて、ではそこがこの時点でこうだったから、では今状況変化を踏まえてどうあるべきかというところ、そこの分析というところが、やはり結果以上に重要だと思っていまして、そこは我々も結果を受けて分析をする際の重要な意識として持っているところでございます。  また、景気の状況が業種によってどれだけ違うかというところ、確かにいいところがあれば、悪いところもあるというのが経済の一般的なお話でございまして、今回の調査結果の中でも、先が見えないという悲観的なご意見もある一方で、そうではないプラス思考のご意見というところも調査結果としては出てきております。やはり、いいところもあれば、悪いところもあるというところも踏まえて、そこは前向きに、ではそういうところを踏まえてどうしたらいいかというところはしっかり考えていくべきかなと思っております。 ◆荒木 委員 せっかく山田部長が部長をやっているのだから、大いに激励して、頑張るようにしてくださいよ。 ◎山田 産業経済部長 このコロナ禍の中、産業経済部職員全員一丸となってやっておりますので、今の委員のお話はしっかりと私は部長として受け止めさせていただきまして、引き続きまい進してまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◆野呂 委員 昨年2月からの融資あっせんが今月5日時点で9,400件を超えて、来所での申請の相談が9,300件を超えていましたよね。そういう実数を見ると、今回こうして3回続けてアンケートを取ってくださって、1,065件の回答をいただいているのですけれども、この融資を受けている方々の切実な思いと、どこかでリンクできることがあるのかなと思いながら見させていただきました。  それと、回を追うごとに回答者が減ってきているので、そこがやはり皆さんは厳しくて、アンケートを答えることさえも余裕がないのかなと思ったり、どう理解すればいいのかなと思うのですけれども、こうやって集めたものをやはり次の施策に生かしていただけるように頑張ってほしいと思います。  今日、所管の課長がいらっしゃらないのですけど、これまでにいただいた自由意見というのがとても大事かなと思って見させていただいたのですけど、具体的に区に提案しているもの、例えば医療機関、介護施設とかいろいろなところでもPCRの検査のこととか、それからテレワーク助成金を活用したいが利用方法が分からないとか、具体的に書かれていますけど、こういったことにはウェブ上か何かで回答を指し示しているのですか。区が、全庁で取り決めなければいけない政策は無理だと思うのですけど、そうではないものについては、丁寧にお答えしてあげるということ、それから、頑張っている政策については、やはりウェブ上でちゃんと共有して、こうやっているのだったら、私たちのところでもと思う方もいらっしゃるかと思うのですけど、この点はどうなっているのですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 自由意見に関するところのご意見をありがとうございます。先ほども少し触れましたが、例えば、ほかの施策、国や都の施策、今回はテレワーク助成金という具体的な名称もいただいてはおりますが、そういうところにつなぐ必要があるものについては、個別の対応というところも含めて考えていきたいなと思っています。  また、それらをホームページに載せる形につきましては、そこら辺をどう結果のほうを表現していくかというところは、考えていかなくてはいけないかなと思っているところでございます。  そういった意味では、よりよい取り組み、他の業種、他の事業者に参考となるご意見等をいただいたところにつきましても、結果を報告していく中でどう表現していくかというところは、そこは今後の検討として考えてまいりたいと思っております。 ◆野呂 委員 具体的に分からなくて困っているということに、丁寧に寄り添っていただければと。そこがやはり自由記述で具体的な意見を求めた方々に対する区の誠意だと思うのですね。そのことはやはりできればスピード感をもってよろしくお願いします。 ○松本 委員長 続いて、最後。資料番号18番。 ◆佐藤 委員 これは、前回もこの地域産業委員会で報告があったと思うのですけど、一つ聞きたいのは、この閉鎖予定日が5月31日に産業連携施設にはなっていますけど、今利用されている、入居されている方たちのその後の行き先というのは、もう全部決まっているのですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 現在、入居している企業につきましては、その先の移転先というところは決まっております。
    ◆佐藤 委員 それで、今後についてなのですが、産学連携活動の拠点機能は他の産業支援施設に移ると書いていますけど、そうすると、区内で産学連携に絞った活動を支援する施設というのは、もうなくなるという理解でいいのですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 産学連携に絞った形での施設という視点で見ますと、今回の施設の閉鎖をもってなくなるというところでございます。 ◆佐藤 委員 これは、大田区ということですよね。区内でいうと、例えば産業振興協会などの産学連携施設はありませんでしたか。 ◎堀江 工業振興担当課長 産学連携という視点でいいますと、これ以外のところはございません。 ◆佐藤 委員 産学連携を始めるときに、私の記憶だと結構これから必要だということで始めた、それでこういう施設をつくったという経緯があったと思うのですけど、今回こういう形で閉鎖するということになっていますが、これが今まで、資料によると平成19年に開設となっていますけど、この間10年やってくる中での閉鎖までに至った経過とか総括というか、そういうものはされているのですか。 ◎堀江 工業振興担当課長 産学連携活動に対する支援につきましては、この間経過もしっかり見ながら、評価をした上での今回の結果でございまして、施設という視点でいいますと、これまでは産学連携に特化した施設ということで、この施設がございましたが、そういった機能については、既存の産業支援施設、例えば工場アパート等のこういった場所を活用するというところもできるという中での今回の閉鎖という判断でございます。  ただ、産学連携活動そのものについては、企業の経済活動の中でも重要な取り組みの一つであるという視点は、これまでとは何ら変わりはございません。その辺りにつきましては、引き続き産業振興協会とも連携をしながら、企業の産学連携活動、こういったところのご支援は引き続き取り組んでまいりたいと考えているところです。 ◎山田 産業経済部長 今の課長の説明のとおりでございまして、それに若干上乗せ補足をさせていただきます。この資料にもございますように、また委員のほうからもございましたように、ここの施設はあくまで暫定活用ということで、統合した旧小学校の後の本格活用に至るまでの暫定期間の活用ということで、10年以上続けてきたという経緯がございます。  当時はやはり産学というのは、やはり経済界の中でも大変重要な位置を占めているということで、こういった施設、大田区の地域産業に非常にマッチするということで始めたところでございますが、やはり時代の変化というのは当然ございまして、10年ならぬ、今は5年、3年でも一昔になるような中で、やはり急速に当時とは状況が変わってきてございます。  そういった中で、他の産業支援施設のほうも現在いろいろと整備をしているところではございますが、そういったところに引き継ぎつつ、今、委員のほうからもお話があった、では産学連携の部分はというところにつきましては、まさにそれを踏まえて、羽田のほうも活用というか、そのステージを作ったところでございます。産学のみならず、そこに新たなベンチャーですとか、区外、海外、様々な今この10年前に比べて、比べ物にならないぐらいの複雑な、また当時考えられなかったようなビジネス環境が生まれつつありますので、そういったものに対応できる形で、私どもの産業政策のほうも進化、発展している形で、この部分については、今、この資料の2番にもございますように、他の施設に移る、また引き継ぐということと同時に、さらにそれをしっかりとサポートしていくものとして、羽田のほうでも引き継いでいきたいと考えてございます。 ◆佐藤 委員 今、部長のほうから所感が述べられましたので、部内でももちろん検討されてこう出されていると思うのですが、やはり私は産学連携に特化した施設、暫定的という話もありましたけど、それを大田区がつくって、この間支援してきて、どういう成果があって、それで区内産業にどう寄与したのかという部分をしっかり総括もしながら、それで時代の要請と言っていますけど、時代の要請というのはどこで何がどのように変化があって、それで産業政策をこう移すのかということを、やはりしっかりと出した方がいいと思います。  今回、この施設の閉鎖ということで、報告が一つ出ていますけど、それだけではなくて、大田区のこの産学連携支援の政策がどう変わってきたのかということも、どこで出すかというのはもちろんいろいろな場面があると思うのですが、しっかり総括した文章などを出していただいて、その中での産業支援策というのを見てみたいと思いますので、ぜひそういったものも出していただきたいということを要望しておきます。 ◎山田 産業経済部長 お話をありがとうございます。まさにそこについては、部としても大変重要なところだと認識をしてございます。この間、やはり暫定とはいえ、10年を超えて取り組んできたということに対しては、これは当然ですけれども、そこに当然公費も入っているわけでございまして、しっかりとした分析、また検証もしていかなければいけないと思います。それはそれで一つの結果にはなるのですが、結果はイコール、それはスタートでもありまして、今申し上げたような新たな施設、また羽田をはじめとした、現在これから大田区が取り組もうとしている新たな産業政策のむしろその結果をエネルギーにしていきたいと考えておりますので、今のお話の部分については、部としても認識をしているところでございます。 ○松本 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。継続分の陳情について、その後の状況変化はございませんでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 状況に変化はございません。 ○松本 委員長 委員の皆様からはよろしいですかね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、継続調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をさせていただきます。  次回の委員会は、第1回定例会中の2月26日、金曜日、午前10時から開会となりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、地域産業委員会を閉会いたします。                午後 0時19分閉会...