第一次
審査では
審査基準が求める水準またはそれ以上の
内容であり、
実現性が認められました。
第二次
審査においては、
介護人材の育成、
事業継続のための
安全管理、
利用者に沿った
支援の充実など、
地域共生社会の実現へ向けて
大田区と連携していくことができると評価できました。
人材育成、
キャリアデザインに重点を置いており、職員誰もが自身の
キャリアデザインを描けるよう職員を
支援し、
人材確保に努めている点が
事業を安定的に運営していく上で高く評価できました。
次に、
社会福祉法人東京蒼生会です。
第一次
審査では、
審査基準が求める水準またはそれ以上の
内容であり、
実現性が認められました。
第二次
審査においては、
利用者が安心して
在宅生活を送れるよう、家族・環境を含めた
総合的ケアをし、安心安全な質の高い
サービスを提供しています。
また、地域と連携した開かれた
施設として
区の施策を踏まえ、適切な運営を行えると評価いたしました。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 私からは、
資料番号75に基づいて、
大田区立障害者福祉施設の
指定管理者の
指定についてご
説明をいたします。
対象施設と
指定管理者候補につきましては、表に
記載のとおりとなっております。現在の
指定管理者が全て次の
指定管理候補者として挙げられております。
選考経過につきましては2番の
記載、
令和2年7月1日から
募集要項を公表し、一次
審査、二次
審査を経て、結果の通知は10月29日となっております。
応募の
事業者数は、各
施設に対して1
事業者でした。
次の
ページです。
選考基準として、それぞれの
施設の得点が
記載されております。配点は490点満点で、
記載のとおりとなっております。それぞれの点数については、お目通しいただければと思います。
選考の理由ですが、それぞれの
施設、いろいろな理由がございますけれども、これまでの
実績等を反映し、地域とのつながり、あるいは将来を見据えた提案などがございましたことから評価をされたと
選定委員会の結果が出ております。
○
深川 委員長 それでは、質疑をどうぞ。
◆
伊佐治 委員 高齢者施設のほうなのですけど、これは6月に
指定管理者を選定しますということで1回報告があったもので、
蒼生会でしたっけ、9月24日に
指定管理期間の変更ということでご報告があったのです。先ほどの
説明の中でも、
福祉施設の中でも障がい
者施設への転用ということで、とても聞こえはいいのですけど、実際は財政的な課題とか、
法人側からの依頼もあって、今回、
指定管理の期間の変更が行われているのです。
今回、
指定管理者の選定を行う上で、昨年の
第三者評価のときには
財政状況に課題があると指摘をされていたと思うのですが、実際この
社会福祉法人東京蒼生会の評価で、第一次
審査における各
審査項目は、いずれも
審査基準が求める水準またはそれ以上の
内容であり、
実現性が認められるものであると書かれているのですけど、
第三者評価のときの
状況が改善されたということでよろしいですか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 昨年の
モニタリングの中では玄関で
自動ドアが開く際に、その周りに職員がいないということがあったので、その
あたりについては改善されたということがございました。
◆
伊佐治 委員 財政状況は改善されたのですかね。
審査基準が求める水準以上だと書かれているので、基準を満たしているわけですよね、
審査の中では。改善されたと判断されたから、そういう記述をされているわけではないのですかね。
◎大津
介護サービス推進担当課長 財政状況については、今回、
審査会の中でも、
公認会計士のからご報告いただいた
内容では、安全性については特に問題はないということでございますが、採算性というところでは若干問題があるというところはございましたが、努力が認められるというところもあり、今回については基準を満たしているという
内容でございました。
◆
伊佐治 委員 要は、
公認会計士等の指摘から
指定管理者の
指定をする、第一次
審査を行った書類
審査の時点では、
公認会計士が財務
状況に改善しないといけないという項目があったことを指摘しているわけですよね。それが、それまでには改善をされていたということでいいのですよね。
それとも、何も変わっていなかったということなのですか。どっちなのですかね。
◎大津
介護サービス推進担当課長 公認会計士の報告によりますと、採算性、いわゆる
利用率の低下というところもあり、収支報告の部分では、若干改善があるにしても、まだ、いわゆる赤字という部分が見受けられるが、今のところ安全性に問題がないので、そこのところは基準を満たしているという評価でございました。
◆
伊佐治 委員 最初からそういうお答えをいただければ大変ありがたいのですけど。基準が満たされているのであれば問題ないと思うのです。
あともう1点、
共通理由の部分で、アの(イ)に
蒼生会は
通所介護しかないので、
通所介護の部分を見ていくと、
利用者の柔軟な受入れ等により効率的な
施設運営がなされていると書かれているのですけど、これは
通所介護であれば当然のことだと思うのですよね。これが
選定理由にあたるのかというところなのですけど、その辺はいかがですか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 利用者の柔軟な受入れというところでございますけれども、
通所介護においても重度の方も通えるような形になってきておりまして、そういったところでは、
利用者の状態にかかわらず受入れできるように対応したり、長く通われている方については要
介護度が徐々に重くなってくるという
状況もあり、その方に合わせた柔軟な
支援を行っているというところでの評価となります。
◆
伊佐治 委員 もう1点だけ確認させていただきたいのが、障がい
者施設のほうなのですが、
つばさホーム前の浦は、先ほども議論させていただいたとおり、今回、法内の滞在型
グループホームと
短期入所へ再編をしていくということなのですが、ここに書かれている、
つばさホーム前の浦の
利用者の立場に立った
支援体制が整っているというのは、これは滞在型
グループホーム、
短期入所を実施する上で、もうその人材がしっかり確保できていますよという評価ということでよろしいですか。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 人材の確保について、4月1日までに必ず実現をすると
法人から提案があり、確認もしております。
◆
伊佐治 委員 ここに整っていると書いているのですよ。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 現在の
法人全体の体制としても、特に重度の方を
支援する
生活介護施設などでの
支援の
状況を考えますと、
支援の体制が整ったと判断ができているところです。
◆
伊佐治 委員 整っていれば特段問題はないのですけど、やはり今回、特に評価をする上で、
つばさホーム前の浦は、形上ですが、今までと違う
事業を実施するわけですから、できればそういう視点でちゃんと
審査をすることができたのかということを
選定理由の中に入れていただけると丁寧かなと思いましたので、その点、よろしくお願いいたします。
◆椿
委員 高齢者施設のほうなのですけれども、4番の
選定理由のところで、
指定管理者モニタリングの評価及び東京都福祉
サービス第三者評価の受審結果が良好であるとなっているのですけれども、受審結果はどんな
内容だったのか教えていただけますか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 まず、
モニタリングのほうは
指定管理者に自己評価を行っていただきまして、その後、
区の職員が現地調査を行っております。各
施設とも
管理運営や職員体制、情報
管理、危機
管理などの業務を適切に履行しているという
状況を確認しております。
第三者評価につきましては、民間の評価機関が
利用者アンケートを取るなどによりまして、各
施設の
サービス内容等を評価するものでございますが、
指定管理者施設に対して
利用者及び家族の満足度や信頼度も高いということで評価をされているところです。
◆椿
委員 先ほど
伊佐治委員も質問されていましたけど、その後の部分なのですが、効率的な
施設運営がなされていると書いてあるのですけど、どのような取組みを行っているのでしょうか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 まず、
特別養護老人ホームなどにおきましては、空きが出た場合に、
早期入所に向けて地域のケアマネジャーと協力しまして、なるべくタイムラグがないような形での入所を進めるように努めております。
また、もし空きが出た場合などにおきましては、ショートステイを空床利用という形でしておりまして、なるべく効率的に特養の運営を進めているという
状況を確認しております。
◆椿
委員 第113
号議案ですけれども、この選定にあたっては、当事者の意見はどんな感じで反映されているのでしょうか。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 今回の
選定委員会には、それぞれお二人ずつ当事者の方がご参加いただいております。
うめのき園などでは、やはり実際に利用されている方が見ていること、それと提案されていることを検証し、きちんと反映をされているため、次の選定に際してもふさわしいことだと意見をいただいております。
生活介護施設でも、
利用者としての立場から、ご意見をたくさん頂戴いたしました。特に細かく見ていただいていることに対する感謝と、それから、今後への期待等のご意見をいただいております。
◎今岡 福祉部長 今、担当課長が当事者と申し上げましたが、当事者は知的障がいの方でございますので、なかなかそういったことを表明するのも難しい方なので、当事者のご家族で、家族会の代表の方に、
選定委員会の中で今申し上げたような
内容のお話をいただいているということでございます。
◆椿
委員 指定された後の運営
状況のチェックというのは、どんな形でされるのでしょうか。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 毎年、
モニタリングをしております。
利用者、家族からのご意見も含めた
モニタリングを毎年実施しており、
第三者評価等も受けております。
こうしたものと、それから、
施設長会等での
施設長からのいろいろな意見聴取、あるいは私どもが直接お尋ねをして
状況を確認するといったことにより、チェックをしております。
財務
状況については、毎年チェックをしております。
◆大竹
委員 特養ホームと高齢者の
施設、それぞれ一生懸命、
事業者の
皆さん方が頑張っておられるという面では評価したいと思います。
ただ、私どもは、
指定管理者制度、アウトソーシングについては、経費削減と
サービス向上をうたいながら、経費削減を優先しているという点では、低賃金で不安定な労働者を
自治体自らがつくり出すということでは問題があると、この間も指摘してきたところです。
そういう中で、今回、こういう形で、特養ホーム等の
指定管理者については、特命
指定となっていると。特養ホーム等については、特命
指定はこれで3回目になるのかな。
それで、違うかも分からないけれども、こういう形で
選考基準の点数が出てきているというのは初めてではないのかなと感じています。
そういう部分では、選定の基準はどうなっているのかというのは、この間も、特命
指定の一つの基準があって、それで評価してきたからというので出されていたのですが、こういう形で点数が出され、そして評価されているということでは、これもまた評価できると思うのです。
障がい
者施設のほうについては、特命
指定ではなくて公募でやっているので、一つ一つの
施設について評価しているのだけれど、長寿園は幾つもの
施設をやっているので、それぞれの
施設についても点数を出していますよね。
◎大津
介護サービス推進担当課長 資料では、
社会福祉法人池上長寿園と
社会福祉法人東京蒼生会のほうの点数を
記載させていただいております。
審査対象
法人には、
施設ごとの実績や
事業計画を提出いただいておりまして、それぞれ
施設ごとに
審査はしておりますが、
審査を効率的に行う観点から、
施設ごとの
審査表は作成せずに、それぞれの
施設を
審査させていただいた結果を鑑みて、評価点数を
審査委員の方につけていただくという形で
審査をさせていただいてございます。
◆大竹
委員 できたら、
施設ごとに点数を出してくれれば一番よかったのかなと。そういう中で、長寿園と
蒼生会の点数の差は、この間の経過もいろいろあったでしょうが、点数として62点の差が出ているということが非常に気になるのが一つ。
先ほども財政面のいろいろな改善点があるという、そういう期待から一定
程度評価して、それで特命
指定したという話になってくると思うのですよね。
そういう中で、やはり
指定管理者というのは、基本的には公募が原則になっているということと、そうは言いつつも、障がい
者施設や
高齢者施設については持続性というのがやはり一つ必要になってくるし、
利用者についても、やはり長年親しまれた
事業者がやるという部分では、いろいろと従来の
事業者がやるのがいいと私自身も思っている部分もあります。
ただ、そうは言っても、特命
指定の場合は、それなりのきちんとした理由がなくては駄目だとなっているではないですか。そこが、後ろのほうの
法人選定理由に書かれているのだけど、ただ、これだとどうなのでしょうね。
例えば、
指定管理者の選定方針等についてという通知を見ていると、従来からの業務実績やノウハウなどに加えて
施設利用者へのさらなる
サービス向上の観点から多角的な分析・検証を行い、その客観性・妥当性を十分に確保することとなっているのですよ。
実際、この
サービス向上の部分でいうと、例えば
蒼生会は160点のうち99点ではないですか。そうは言いつつも、こういう点数についてはどうお考えなのでしょうか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 今回、二つの
法人の点数をつけておりますので、そういう点では比較ができるかとは思うのですけれども、各
審査委員に第一次
審査、第二次
審査、
総合審査という形で、それぞれ適切に判断いただいたものと考えてございます。
◆大竹
委員 ですから、毎年のように
モニタリングをやって、
サービス面での評価等はされていると思うのですが、そういう部分での十分な
サービス向上というのですか。この点をぜひ、この
施設としても進めていっていただきたいということを
区としても指導していただきたいと思っています。
それと、障がい
者施設は、これは公募ですよね。プロポーザルですよね。例えば配点を見るとかなり違うのですよね。これは、それぞれの所管によっての配点があると思うのだけど。
ただ、
指定管理者制度は
利用者の
サービス向上が大きなウェイトを占めていると思うのですよ。例えば、障がい
者施設のほうについては、
サービス向上の配点が70点、
高齢者施設のほうは160点という部分。全体に占める割合というのですか、これが随分違うなと感じているのですよ。
それぞれ所管があるから、その所管ごとの考え方があるから、その基準でやっているのだと言えばそうだと思うのですが、こうやって比べられると大分違うなという感じがするのだけど、そこら辺についてはどうお考えなのかなと思って。
例えば、これをどう評価するかでまた違うと思うのですよね。運営方針とこれを合わせるのか。よく分かりません。
第二
審査は160点になっているわけです、
高齢者施設のほうは。これが障がい
者施設のほうは70点。ヒアリングを入れたら140点。こういうふうに考えればいいのですかね。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 まず、ヒアリングの項目に
サービスの向上と書いてございますが、ヒアリングを行う際に、短時間ですので、全ての項目で聞き取りというのは非常に難しいことから、こういった観点から
事業者から直接聞き取りをするということでございます。
法人経営全体、
施設運営全体からも
サービスの向上というのは評価をしているところでございます。
◎有我 福祉
管理課長 補足をさせていただきます。
介護施設のほうの
選考基準で第二次
審査というところがありまして、その中に
サービス向上がありますが、それに加えて運営方針、
支援方針等があります。これが二次
審査、いわゆるプレゼンテーションとヒアリングで評価をしている項目になります。
一方、障がい
者施設のほうは、
サービス向上はヒアリングのほうに入っておりますけれども、プレゼンテーションの中に運営方針、
支援方針が入っておりますので、これが二次
審査にあたるということを考えますと、その二次
審査の配点というのが同一ではありませんけれども近い数字ということになりますので、そう乖離しているわけではないということを補足させていただきます。
◆大竹
委員 なるほどねと感じましたということと併せて、ただ、それぞれあります。
それと、それぞれ
幸陽会、育成会は、この障がい
者施設の関係ですよね。
幸陽会、育成会はそれぞれ大変な努力されていると思っているのですが、結果的には、ただ点数だけの差というのは、あくまでも点数ですから、中身というのは非常に伴ってくるという部分があるから、こうやって点数で評価してしまうと比べてしまうわけですよね。
例えば
幸陽会と育成会で差が出ているではないですか。大きいところでは40点ぐらい差が出ているのかな。そうすると、この差は何なのだろうという話になってくるし、ここで大きいのが経営基盤なのですね。経営効率性というところがあるのです。
やはりそこでも、そういう経営基盤や経営効率性については一定
程度、
区の指導というのかな、そこが必要だと思っているし、この差というのは、例えば
幸陽会は点数的には高いわけですよ。育成会のほうは低い。この差についてはどう考えているのですか。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 まず、
幸陽会と育成会につきまして、平均的に見ますと33点の差がついております。このうち、21点が財務基盤のところで点数の差がついているところです。
財務基盤につきましては、赤字を出した年次があったということで、残念ながら評価が下がったというところになっております。
◆大竹
委員 そうすると、一時的に赤字があったということと、いろいろ返金だとかありましたよね。育成会だったかな。その一時的な赤字があるため、年度によっては、点数が変わってくるということですか。
◎
曽根 障害福祉サービス推進担当課長 財務
審査につきましては、
公認会計士が過去数年間のそれぞれの年度から評価をいたしまして、点数をつけているところでございます。
赤字になった年度があったということをもって、こういった評価になったということですが、一応、及第点というレベルにあると評価いただいております。
◆大竹
委員 その過去の赤字がずっと尾を引くという、そういうことで評価がこうなるというのは、なかなか解せない点があるのだけど、そういう部分を含めて、もうちょっと客観的な評価も必要かなという部分と、こうやって点数が出てしまうと比較してしまうわけですよ。
中には、いろいろと、
支援の質の高さや工夫が見られるだとか、いろいろな評価、
サービス面の評価があるので、ぜひ、そういう部分も含めて
支援等を進めていっていただきたいということを要望しておきます。よろしくお願いしたいと思います。
◆菅谷
委員 私も配点のところにちょっと引っかかっていまして、
選考基準ということで
高齢者施設も、それから障がい
者施設も出ているのですけど、
総合審査の配点は520点ですよね、
高齢者施設は。障がい
者施設は490点なのかなと思うのですけれども。
そこのところにおいて、線引きというか、この点数の評価がいいかどうかは分からないけれども、
大田区としての基準はないのですか。
◎大津
介護サービス推進担当課長 特別養護老人ホーム等の
指定管理者の
選定委員会におきましては、
審査基準というのは定めてございますけれども、こちらについては公表していないということでございまして、
審査の公平性を担保するためにも、今後、同様の
審査を行う場合を考慮いたしまして、非公表ということでございます。
◆菅谷
委員 各
事業者のことも考えて非公表ということだろうけれども、でも、やはりこういう配点をするということであれば、ここまでは基準を満たしてもらうとか、そういったことが必要だし、
大田区として、もっと
支援をしていくべきだと思うのですね。
私も前回の
委員会の報告で、
蒼生会のデイ
サービスが今回、1年限りということがあって、私もその辺に住んでいますから、地元としては、高齢者のそういうデイ
サービスが拡大ということではなくて、周りにそういう
事業所が増えているということと、重度の障がい者の方々の利用ということで、今回1年限りとなったのですけれども。
やはりこういう
資料が出てくると、本当に経営そのもの、それからまた、今、特養ホームの運営もされていますけど、特養ホームというのは満員ということに今なっていますけど、やはりそういう点では、育成するという意味で、もう少し
区が指導したり、関わって、本当に人材が集まっているのか、それから、きちんとした体制になっているのか、そういった点について、もう少しきちんと
区が指導していくべきだと思います。これは要望です。
◆
伊佐治 委員 先ほど椿
委員の質疑の中で、福祉部長がお答えになられたと思うのですけど、その中で、
審査をする過程で、
利用者とご家族から声を聞いているというところで、
利用者は知的障がい者だから家族に声を聞きましたという発言は、私はあるべきことではないと思っています。
障害者総合支援法の中で意思疎通
支援を行うことが求められているわけですから、やはり
利用者に対しても、例えば、カードを使ってチェックをしていただくとか、そういう視点を入れないと本来の
福祉施設の在り方として私は間違っていると思いますので、その点はご認識をいただきたいと思います。
◎今岡 福祉部長 失礼いたしました。
先ほど所管課長の答弁が、当事者からの意見を
審査会で聞いていると
皆さんに聞き取られるような
内容だったかと思ったので、家族会の代表の方が
審査委員になっていますということをお伝えしたかったところでございます。
今、
伊佐治委員がおっしゃったように、毎日利用している方のお気持ちこそ一番大切ですので、そちらは別の形でしっかりとキャッチした上で、加えて言わせていただくと、家族会の代表の方が
委員でいらっしゃったので、
利用者たちの気持ちも含めて、
利用者たちと一緒に
生活している家族の気持ちも含めてということで、
審査委員会には参加していただいたものと思っております。
ただ、おっしゃったように、
利用者のお気持ちがまず最優先というところはおっしゃるとおりだと思います。
◎小西
介護保険課長 先ほど、
資料番号71番の
説明の中で、
延滞金と
説明すべきところを
遅延金と1か所読み上げの誤りをしてしまいました。訂正しておわびいたします。
○
深川 委員長 それでは、本日は
継続として、討論・採決は明日に行います。
次に、議員提出第8
号議案 大田区心身障害者福祉手当
条例の一部を
改正する
条例を議題といたします。
提出者の
説明を求めます。
◆大竹
委員 ただいま上程されました、議員提出第8
号議案 大田区心身障害者福祉手当
条例の一部を
改正する
条例についてご
説明をさせていただきます。
この
条例案は、
心身障害者福祉手当の支給対象者として、障害等級が2級の精神障がい者を加え、1級と同額の4,500円を支給することにより、心身に障がいのある者に対する手当を公平にし、もって社会参加を助長するために提出するものです。
なお、精神障害者保健福祉手帳の所持者は、今年3月末時点で2,507名おり、手当に必要な予算は約1億2,000万円と想定しております。よろしくご審議の上、ご賛同くださいますようお願いいたします。
○
深川 委員長 質疑がありましたらどうぞ。