◎保下
都市基盤管理課長 前回の委員会の中でも述べさせていただきましたけれども、やはりこうした
コロナ禍の中でございますので、自治会・町会の方々、また、役員の方々には、事前に説明を行ってございます。
また、その際にも、やはり個別の世帯には、資料の配付なども、もう既に行っているという状況でございます。
◆荒尾 委員 世田谷区が、今月、
最終報告ということで、こういう冊子を取りまとめているのですけれども、
ページ数が60ページ等と、かなり詳細なデータだったり、あと、情報が列挙さていて、かなり丁寧にこの報告がまとめられているのです。
これを見てみると、その原因、結果というのが、大体大田区の報告とほぼ同じだというのは、理解できたのですけれども、これについて、この報告書を取りまとめる上で、
住民説明会をやはり開いているのですよね、複数回、世田谷区は。世田谷区がやっているからやれというわけではないのですけれども、やはりそういった丁寧な対応が必要なのかなと私は思います。
こういう冊子の形で大田区として、この
浸水被害の検証、こういう冊子でまとめるという予定はあるのでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 既に大田区の検証結果につきましては、
ホームページでも公表しておりますし、地域の皆様にも公表している資料と同じものを配布したり、役員会、また、自治会・町会でも説明をさせていただいているという状況でございます。
◆荒尾 委員 町会の方たちだったり、住民の方たちにこういうものを配っているという答弁だったのですけれども、出張所だったり、区民の人たちが来る場所に、こういう資料だったり、冊子でまとめてもらえれば一番いいのですけれども、そういう形で区民に見える形で閲覧できる環境というのも整える必要があるのですけれども、そういったことも検討していただけないでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 地域などでも説明をさせていただいておりますし、世田谷区は、全域で結構
浸水被害があったということで、そのような形を取っていると考えてございます。
大田区にしましては、
田園調布四丁目、五丁目という形で、対象者がもう絞られておりますので、その方々にまた説明、また資料などの配布などを行っているという状況でございます。
◆荒尾 委員 限られた地域だからというわけではなくて、やはりほか、今回は
田園調布の四丁目、五丁目で
浸水被害がありましたけれども、それ以外の地域でも、こういう被害が起こるかもしれないではないですか。今後の対策ということも考慮すると、やはりこの地域だけと限定的にしないで、やはり広く区民に知らせる必要があると思うのですけれども、ぜひ改めて、そうした区民に広く知らせることをやっていただきたいのですが、いかがでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 前回の
委員会終了後に
ホームページに、9月28日に掲載させていただいてございます。
◆荒尾 委員
ホームページだけではなくて、ぜひ紙でも、
ホームページを見られない人もいますので、ぜひそこのところも対応していただきたいと思うのですけれども。
◎保下
都市基盤管理課長 やはり、全区民が見やすい
ホームページでの対応をさせていただいてございます。
◆荒尾 委員
ホームページを見られない人もいるのでと言ったのですけれども。確かに
ホームページで見られれば、インターネットができる人だったら、そういう環境がある人だったらできますけれども、もし、紙がどうしても駄目だというのであれば、そのネットを見られる環境の
タブレットだったり、そういうものを使って、区の発表している資料だったり、
あと計画とか、もろもろをやはり見られるようにすることが必要だと思うのですよ。別にこれは、
都市基盤整備部だけではなくて、全ての部署でも、そう対応していただきたいと要望いたします。
○海老澤 委員長 要望ということで。
◆平野 委員 今の補足というか、私もお話を聞きながら、
荒尾委員の必ずやはり
ホームページで確かに全員が見られるというのは、見られる人もいれば、見られない人もいると思うので、ぜひ出張所に、紙が確かにもったいないとか、ペーパーレスというのだったら、見られる
タブレットなり、端末なりをご用意していただいて、見られる環境をつくることが、区の責務かなと思いますので。
そうはいっても、
タブレットを使うのが、やはり高齢者の人は大変なので、私は、できれば紙ベースで見られるものがいいと思いますし、やはり一部の地域ということになると思うのですけれども、今、お話にあったみたいに、全体にその情報を共有することが、今後、
浸水被害とか、
風水被害の災害があったときに、教訓というか、対応の指針にもなると思うので、ぜひやっていただきたいと思います。要望です。
◆荻野 委員 こちらの
排水ポンプ車など、
水防資機材の充実というところで、
排水ポンプ車が1台のところに書いてあるのですけれども、まだまだ私も不勉強なのですが、この1台の能力といいますか、こういった水害もあったから、こういう
排水ポンプ車を入れますということなのですけれども、これは、その1台で区の予測というか、それに対応できるという形でこの1台の購入ということなのですか。
◎保下
都市基盤管理課長 大田区には、現在、
排水ポンプ車が1台ございます。さらに、やはりこうした浸水というのは、区内各地で発生するおそれもございますので、改めてもう1台購入するという形を取らせていただいてございます。やはり2台あるから、全ての
浸水被害が防げるというわけではなく、私たち区といたしましては、減災につなげる
取り組みとして、購入していく予定でございます。
◆荻野 委員 当面2台で対応していくことだと思いますけれども、この
排水ポンプ車というところになってくると、1台当たりの能力というか、それの規模というのは、どれぐらいのものがあるのでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 1台当たりの処理能力といたしまして、毎分5立米でございます。
◆平野 委員 先ほどのこの
重点プログラムの99ページとかに飛ぶのですが、公園のこととか、
まちづくり推進部の管轄なのか。全体のことをまず聞きたいのですけれども、拡大しているものと、整備を止めるとか、例えば、99ページの地域に根ざした公園・緑地の整備というので、一番上の公園の新設・
拡充整備で、設計、
道塚南公園、これは延期になっていて、
末広橋児童公園が、整備が
桐里児童公園とかになっているのです。これは、追加で整備になっていたりとか、飛んで、次の100ページで桜のプロムナード、4番の整備でこれは、中馬込三丁目付近の工事、90メートル延長というのが残っているのですけれども、見直し後は、中馬込二丁目付近の委託、延長200メートルとかと、追加されているものもあれば、止められたりとかというものもあるのですけれども、その考え方とかをお聞きしたいと思っています。
◎榊原
都市計画課長 これは、全
事務事業見直しを基本に、そのような分類をしているところでございまして、その主な表記例というのが、38ページにございます。そこで、休止、延期、中止、廃止、実施(縮小・拡充)などの分類をしてございまして、それで、記載しているところでございます。
◆平野 委員 よく分かりました。前、委員会でご説明があったみたいに、
事務事業の見直しで削るものもあれば、前のまち部の報告であった、
新型コロナの
ニューノーマルに対して、区内経済を支えるみたいなものがあるという認識でよろしいでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆奈須 委員 今のこととも少し関係するかもしれないのですけれども、私は、この間、議会でコロナ後とか、
ニューノーマルとかということを言って、社会全体の在り方が変わってくるということを前提に、何となく区政が進んでいるなと思っていて、びっくりしているのですけれども、この新おおた
重点プログラムを策定するのは、本当にすごいことだと思うのですよ。急に、突然ね。
普通だったら、多分こんな期の途中で、しかも何だかよく分からないのに、変えることはない。何で変えるのかということが、また、その概要を見ると、何か分かりにくいのだけれども、これはコロナだから変えるのではないのですか。コロナがあったから、人と人が、何か接触したりとか、いろいろなことで感染を防止するから、変えるのではないでしょうか。そこのところを、まず何でこれをつくるのかというのを確認させてください。
◎榊原
都市計画課長 何で
緊急課題として今回の計画を位置づけたかという質問でございますが、一つは、
感染症対策。次に、大
規模自然災害対策、
生活支援策、
経営活動支援策、学びの保障、子どもの
生活応援、新たな
自治体経営へのシフトなどの6本の柱を
緊急課題として計画の中心に据えておりまして、そのほかに、先ほど、お話をしましたけれども、
事務事業見直しの内容を更新して掲載したものでございます。
◆奈須 委員 ですから、そもそもあるものは、そもそもある課題として、これまでの流れの中でやってきたことなので、ここでどさくさに紛れたように入れたらいけないと思うのですよ。コロナだからこそ、変えなくてはいけないというから、みんな何となく緊急だし大変だから、今までどおり漫然とやっていたら、580億円、580億円と言うし、それは何とか
区民サービスを低下させないで、みんなが安心して生きていかれるように、いろいろな事業を見直したり、やり方を変えたりしながら乗り切ろうということだと思うのですけれども、これを見ると全然関係ない方向に、では変えるのだったらここで入れてしまおうかみたいな感じのものがいっぱいあるのですけれども、今のご答弁でも、コロナだけではなくて、この際だからやってしまおうというものも入っていますよね、これ。
○海老澤 委員長 具体的にどこら辺とかありますか。
◆奈須 委員 例えば、少子化なんてもともとあるのに、何で
少子高齢化の対応とか、
公共施設の
維持更新なんていうのは、今までの課題だから、これまでどおりやってくればいいのに、プラスアルファでやっていくということですし、大
規模自然災害対策についても、去年、大田区は本当に
田園調布の
浸水被害などで大変なことになったから、区民の皆さんにどうやって防災していこうかということをずっと
予算策定のときから分かっていたはずですし、あるいは学びの保障とか、子どもの
生活応援とか言っているけれども、感染の予防のところに関わることだったらいいけれども、必ずしもそうではないのですよ、ここに書いてあるのというのは。
だから、コロナで学びをどう保障するかと書いてあるのだったら分かるし、コロナで景気が悪くなった事業者に対して、どう支援していこうというのだったら分かるけれども、それが一般論に広く置きかわってしまっているのが、すごく不思議。
だから、私は議会の中でもずっと
ニューノーマルだとか新しい
生活様式と言って、コロナを理由にして大きく変えてしまうのではないですかと言ってきて、もっとちゃんと検討すべきではないですかと言ってきたのですけれども。
もちろんこれは、一個一個見てもそうなのですよ。全然関係ないものが、先ほども
平野委員も言っていましたけれども、何で財源が足りないと言っているのに増えてしまうものがあって、何で区民の生活ですごく深刻で検討しなくてはいけない、例えば、住宅の
マスタープランの問題とか、高齢者の住宅の問題とか、もっといっぱいあるのですけれども、そういうものの検討ですよ。事業をやることではなくて、検討していこうというものを止めてしまったりしているのかと思うと、とても違和感があるのですけれども、どうなのでしょうか。
◎齋藤
まちづくり推進部長 今日、提出した資料の中にもありますし、それから
重点プログラムの2ページをお開きいただきたいのですが、第1節、
策定方針というのがございます。その中に、この2ページの中ほどで、「区は、
感染症拡大という困難な局面を克服するための対策や、大
規模自然災害への対策に迅速に取り組むとともに、従前からの重大なテーマである、
少子高齢化への対応、
公共施設の
維持更新、重要な成長戦略となる社会資本の整備も見据えた
施策展開に取り組んでいく必要があります」と書いてあります。
ですので、
感染症対策というのは、確かに大きなテーマなのですけれども、それだけではなくて、委員が今おっしゃられた、従前からの重大なテーマ、これについても、改めて
施策展開に取り組むというのが、ここにまとめられているという理解でございます。
◆奈須 委員 だから、それは、おかしいではないですかと言っているのですよ。ちゃんとできていないというのがおかしいでしょうと。これは、コロナによって急に少子化になったり、急に高齢化になったり、急に災害が起きやすくなったりするというのだったら分かるけれども、もともと大田区で分かっていたことなのに、コロナだからといって、ここで急に変えてしまうと。
では、今まで入れられなかったことも入れられてしまうとならないかなと。何でここで、もともと分かっていたものを入れなくてはならないのですかというのが知りたいのですよ。
しかも、もっと言ったら、こんなに大切なことで、こんなに大きく変えることだったら、もっと丁寧にやるはずなのですよ、こういう計画は。なぜかというと、財源にも影響をするし、
区民生活にも影響するから、だからこそ、説明もしなくてはいけないし、
パブリックコメントも取らなくてはいけないしということで、区民の皆さんと広く意見を聞きながら、場合によっては、これまでだって地域ごとにこうやって説明会をするとかしながらやらなくてはいけないのに、すごく恐いのが、前期で決めたら、これから、数年間のことまでここで影響させてしまうことを、今、一気にコロナ、コロナ、コロナと言っていたのに、今言っているように、コロナではないことも、ついでに大切だからやってしまおうと。これは、すごく恐ろしいことだと思うのですけれども。もっとちゃんと丁寧に、区民の皆さんと合意形成しなくてはいけないのではないですか。
しかも、何をやるかというのも、すごく分かりにくいですよね、これだけだと。
◎齋藤
まちづくり推進部長 コロナだから、ついでに入れてしまうとか、そういうことではなくて、従前からの重大なテーマを改めてここに位置づけたということでございまして、これ以上、私ども、この
まちづくり環境委員会でお話しできるというところには限度がありますが、
企画経営部が、そういう意図の下にまとめたと私は理解しております。
◆奈須 委員 それぞれの中で、私も、いつ誰がこれをどうやってつくったのかというのもすごく衝撃的で、これだけのボリュームのものがどんと出てきたわけですよ。
未知の
ウイルスだということで、みんなが大変だと、どうなるのだろうと、どういう性質なのだろう、どのぐらい感染力があるのだろう、死んでしまうのとか、呼吸器が大変なのか。それは、みんな思っている間に、もう既に、コロナは解決できないから、では社会の仕組みを変えましょうと、何か割と冷静に大田区のほうでは、みんな、どうしようと思って、何とか克服しようと思っているときに、克服できない前提で計画が作られているのは、すごく衝撃的なのですよね、区民としては。
しかも、それを片りんも見せずに、こうやってどんと出しているというのは、私は、大田区の在り方としてどうかなと思うし、もっと言えば、今もおっしゃっていましたけれども、
まちづくり推進部だけではできないこともあるし、大田区だけではできなくて、東京都とか、国から言われてしまったから、こう言うとあれだけれども、仕方ないと思いながらもやっているところも、もしかしたら、あるかもしれませんけれども、これは重大な問題ではないかなと思います。
一個一個やっていると、多分午後まで今日はできたらいいなと私も思うのですけれども、でも、何か理事者の方からもやりたいという声も聞こえているので、やってもいいのですけれども、幾つか気になることだけ申し上げておくので、ぜひ今後、議論を深めていただきたいと思うのは、例えば、大田区の人口というのは、転入増になっているのです、あるときまで。最近聞いたら、品川区が何か人口減になったというお話を聞いたので、よく分からないのですけれども、品川区の人がおっしゃっていたことだから。
ただ、大田区も、この今日の資料を見てみると、人口増だと。そうすると、やはり気になるのが、転入増なのですよね。これまでも大田区は、転入増でやってきた。そうすると、ここの部に関わることだとすると、
まちづくりは、どういう方針でやっているのかなというのも、とても気になるわけですよ。
今でも空き家はたくさんあるのに、特に駅周辺を中心にして、
賃貸住宅なども、どんどん建っていますね。この間のご答弁でもいただきましたけれども、あの羽田の辺りも、どうもそんなに規模は大きくないけれども、
集合住宅が増えているねと。そうすると、1軒だったものが数軒になるというところでは。
でも、これは、確かに自然にそうなるという部分もあるけれども、やはり政策としてどうしていこうかと考えてほしいなと思うのですよ。何か増える見通しだねという、この突き放したような、増えるからこうしよう。でも、その後は、急激に減るからこうしようというのが政策ではないと思うのです。
だから、そこら辺が本当だったら、
まちづくり推進部として、人口は、あと50年、100年たっていったら、大幅に減ると分かっているのに、この一時的な増加に対して、どうやって増加を抑制しながら、必要な
インフラを抑制して、みんなで
インフラをシェアしながら、快適な
区民生活を提供するためには、どうしようとかというのがあっていいのかなと。そこら辺が、あまりにもさらっと。今後は増えるし、また減るよと。しかも、世帯数は、どんどん増えていくと。これもすごく衝撃的なことなのですよ。それは、福祉にも大きく影響します。
だから、高齢になっても1人世帯が増えてしまうと、では、
高齢福祉をどうしようかということの関係の中で考えなくてはいけないのに、実は、ここの中には、
高齢者住宅について検討するはずだったのに、変更後には住宅に変わってしまって、高齢者という言葉が抜けていますね、これ。
そうすると、あれ、これまで
高齢者住宅のことを大切だったのに、104ページなのですけれども、高齢者という言葉が抜けて住宅となってしまっていると。こういうのも、大田区はちゃんと考えてほしいなと思いますし、例えば、
マンションの問題もそうですね。私も、
マンションのいろいろなご相談を受けるのですけれども、今、
マンション管理組合が、
マンションの
在り方そのものをコントロールするような動きがあると思っています。
だから、少し気に入らない理事は、就任させない規約を変更して、住民が情報を持っていないことをいいことに、いろいろな運営を牛耳っていこうと感じる動きがあるのです。
まだ、毎日の管理だとか、そういう
修繕積立ての辺りだと、
修繕積立ては申告ですからいいんですが、これは
建て替えのときにまで、そのコントロールが行われてしまうと、今後、老朽化した
マンションの
建て替えというところでは、とても深刻な問題になってくると思います。みんな家を失う可能性もあるわけですね。
だから、本当だったら、
マンション管理の問題は、とても大切なテーマなので、やっていかなくてはいけないのです。
ところが、何でコロナで
マンション管理の問題をやめてしまうのかなと思うと、その縮小になったりするのかなと思うと、とても残念ですし、
住宅マスタープランもそうですよね。やはり空き家の問題もあれば、数はあっても、安くて質の高い住宅に入れない。それも、もう長いことずっと課題だったのに、それを放棄して、でも何か橋りょうだとか、無電柱化だとか、いろいろなものの、造る
インフラの中には、減らさないどころか、先ほどもおっしゃっていましたけれども、増やすものもあるのです。でも、財源は足りなくなると言っているのですよね。
だから、一個一個丁寧に見ると、とても矛盾のある計画になっていて、これで本当にコロナ大丈夫と。大田区は、経済をこれで見ると、持ち直すと一番最初のところで言っているのです。先ほど
齋藤部長がおっしゃっていたところの中で、経済を持ち直すと。
でも、私たちの中に経済を持ち直すなんて気持ちは、ないですよね。区民の皆さんのすごく大変なお話ばかり伺っているのに、大田区がここで経済を持ち直すと思って
プログラムを作られたら、区民だってたまらないですよ。
これは、確かに大企業が市場を増やして、万々歳なのですよ。M&Aだ、企業の乗っ取りだと、TOBだ、何だとやりながら、今、大企業は、どんどんシェアを広げていって、それは経済は拡大しているかもしれませんけれども、私たちが、日頃おつき合いしているのは、
個人事業主の方とか、
中小零細企業の経営者が、本当に頑張ってやっていらっしゃるところに、私たちは日頃対応していますから、もう少し、これは国になったら、まだ、こういう冷たい言い方だとか、こんな
区民生活に乖離したことをつくってもいいと思いますけれども、何とかしてほしいなと。これは、要望しておくので、少しだけご意見をいただいて、終わりにしたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 先ほど出た中のお話の中で、
住宅マスタープランの話が出ておりましたが、
事務事業見直しの中では、計画の見直しというところがありまして、できる限り立ち止まって考えようという基本形がございます。
それで、立ち止まったときに、継続してやっていくにしても、工夫してやっていくというところで、有識者会議を今回、減らして、職員で工夫して取り組むこともございまして、決して止めたということではないということだけ、申し上げさせていただきます。
◆平野 委員 奈須委員ので聞いていて、確認をしたいことが幾つか出まして、三つぐらいあるのですけれども、先ほど言っていた、104ページの居住支援の
取り組みで、私は今見たのですが、高齢者等住宅確保支援事業等というのが、ここは奈須委員に聞く話なのか、見直し後は、住宅確保支援事業等になっているのは、私の認識では、ここの上に、居住支援協議会が、高齢者だけではなくて、子育て世帯とか障がい者に対してもやるということがあるから変わったのかなというのがあって。あとは、今お話にあったように、コロナになって経済環境も変わりましたので、これから多分住宅で困る方もいらっしゃる。そういう方を含めて、居住確保の支援事業を進めていくという認識でいるのですが、いかがでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 今、委員のおっしゃられたとおり、当初、高齢者という名前が付いておりましたが、居住支援協議会が事業として実施することになりまして、事業の内容を幅広く捉えることになったことから、名前を変更してございます。
◆平野 委員 あと、もう少し確認がありまして、先ほど奈須委員の話だと、奈須委員に確認になるのか、区の認識も確認したいのですけれども。これは、あくまでも重点プラン、ここの最初に説明があったとおり、令和2年10月策定版であって、名前は3年間の
重点施策になっているのですけれども、令和3年3月に改めてこれをまたもんで、変わるという認識なのですが、いかがでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 今、委員がおっしゃられたとおり、今回は緊急で6本の柱を中心に、今までの
重点プログラムを
事務事業の見直しを含めて、更新したものでございまして、今後、3か年の計画というのを3月までに改めて策定いたします。
◆平野 委員 そのときまでに、ぜひこの
まちづくりの委員会、これは全部変わるので、全部局になると思うのですけれども、議員もそうなのですけれども、地域の皆さんも含めて、パブコメを取るなり、本当に真剣に考えなければいけないと思うので、削るものは削って、しかし私の認識では、やはり、確かに奈須委員のおっしゃるとおり、経済は悪くなるし、人口も減っていくというのはあると思うのです。報道でもありますけれども、大田区は人口流入しているのですけれども、例えば、テレワークとかで地方に住むとか、そういうことも考えられるので。しかし、それを何とかしなければいけないと認識を持っていますので、そのための施策を一緒に考えていきたいなと思っています。
もう1点、すみません。それにつながるかもしれないですけれども、従前からのテーマをやっていくという認識は、私の中では、子育てとかは、もちろんやってほしいのですけれども、優先順位が、このコロナで変わったというのがあると思っていて、この
重点プログラムが出て、もう一度見直して、確かに従前からやっていることがあって、すごく見にくいのですね。何かやっていることは省いてほしくて、逆に、それをするわけにはいかないのか、作るときに。
変わったところだけを特出しというか、分かるようにしてもらいたいというのがあるのですけれども、ただ、優先順位が変わったので、従前やっていたことも進めるとか、やはり優先順位が変わったので削るとかという話になってくると思うので、そういう整理をされたという認識でよろしいでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 委員がおっしゃられた内容については、実は、37ページに補足、説明資料がございまして、今までのおおた
重点プログラムというのが、見直し前として記載されていまして、そこに
事務事業見直しをして、変わった後ということで、令和2年10月ということで、新たに記載するような内容説明がございます。
◆平野 委員 確かに見方はこれで分かったのですが、できれば、例えば、冊子を変えるとか、同じところにあると見にくいなというのがあって、本当に変わったところだけというのがあると、個人的にはというか、見るほうとしては、分かりやすいかなと思っています。次回から、もしできたら、そういうのがあるとありがたいです。要望です。
○海老澤 委員長 要望として承ります。
◆奈須 委員 何が圧倒的にここの場に足りないかというと、多分、想定する社会モデルというのか、どういう社会をこれから私たちは目指していくのか。これによって、どういう大田区ができ上がるのかというのが、今の政治全てそうだと思うのですけれども、国も含めてないのですよ。
だから、今の課題の対症療法の部分的なところだけは見せるけれども、その部分的なことをつなぎ合わせたときに、大田区がどうなるのかというのを見せていないのですね。
だから、私などが想像すると、よくなるとは思えなくて、恐ろしいなと。財政的にも減らなければ、これは、どうやって最後、減らすのだろうと。増税かなとか、人件費抑制かなと思ってしまうのですけれども、そこは、やはり示すべきではないかなと思っています。
高齢者の住宅の話がありましたけれども、コロナなどのいろいろな状況を見ていても、高齢者は、すごく人権を抑圧されているなという気持ちもありますし、年をとると、障がい者もそうですけれども、どうしても乗り越えられない課題が今あるわけですね、大家が貸さないという。
そこは、最終的には、公営住宅に私は行くしかないかなと個人的には思っていますけれども、ただ、名前で全部外してしまうと、薄めてしまうということ自体が、課題を見えなくしていくことになりはしないだろうかと。そこはそこで、ちゃんとやっていかないといけないのではないかなと。これは意見として申し述べておきます。
○海老澤 委員長 意見としてよろしくお願いします。
それでは、質疑は以上として、本報告に伴う臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構です。
(理事者退席)
○海老澤 委員長 次に、
まちづくり推進部の
所管事務報告について、理事者の説明をお願いいたします。
◎榊原
都市計画課長 私からは、資料番号14、防災街区整備方針の改定についてをご説明いたします。
今回、防災街区整備方針の都市計画変更原案を作成しまして、大田区都市計画審議会に報告の上、東京都へ回答する予定でございます。その変更する概要について、今回、ご報告をするものでございまして、防災再開発促進地区に指定されておりました、大森東・大森南地区及び矢口・下丸子地区について、木造住宅密集市街地整備促進事業が完了したことから、再開発促進地区を廃止するものでございます。
おおむねこの防災街区整備方針につきましては、5年ごとに見直しを行っているものでございまして、東京都が定める策定の考え方について、改定をするものでございます。
今後のスケジュールでございますが、令和2年10月23日開催の、先ほど申しました大田区都市計画審議会での報告を経まして、大田区の変更原案を東京都に回答する予定でございます。
また、令和3年5月から、東京都が都市計画決定の手続きを開始する予定でございます。
○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆荻野 委員 この、まず今の説明ともかぶってしまうのですけれども、根本的な質問として、この2枚目の資料を見ると分かるとおり、基本的には、変更なしと削除が矢口・下丸子地区と大森東・大森南地区というところで、全体的に防災街区整備方針としては、これは整備するエリアが減るということでよろしいですね。減るというか、変更なしとほかは削除だけだから、基本的には、全部なくなった部分だけがあるということですよね。
◎榊原
都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆荻野 委員 これは、もともとあった矢口・下丸子地区というところと、大森東・大森南地区というところが減っているというところなのですけれども、この防災街区に防災再開発促進地区に指定されるというところは、やはりその中での木造住宅密集地域の密度だとか、そういった規定があると思うのですけれども、それが、例えば、この2地区だとどれぐらい、もちろん個別の1件1件で見れば、もちろん木造まみれのところもたくさんあると思うのですけれども、これは、どれぐらい改善されたことで、この削除ということになったのでしょうか。
◎潮戸 防災
まちづくり課長 こちらの改善が進んだというところで、指標の中に不燃化を示す資料として、不燃領域率という指標値がございます。そういった指標値の中で、この事業を完了する一つの目安として、国の算定基準で言う40%以上というところをクリアすれば、一つの事業の終了の目安になるという背景の中で、この事業が終わっているという経過がございます。
◆荻野 委員 そうすると、今回、削除になった2地区は、その40%以上という国の指標をクリアをして、ほかの地域は、まだ40%の国の指標までいっていないという、そういう単純に考えてよろしいのですよね。
◎潮戸 防災
まちづくり課長 この間、この当時、いわゆる木密事業という事業なのですが、平成2年から8年に事業導入して、平成20年度までに終了しております。当初は、こういう個別地区で助成事業でやるという考え方だったのですが、その後、広域的には、規制で改善を図ると。それ以外に個別・集中的にやる地区については、都の不燃化特区制度みたいな、より有利な助成制度の事業ができましたので、そういったものを組み合わせてやるという考え方に変わっておりますので、不燃領域率だけで言うと、40%以上になっている地区でも、残っている地区はあるということでございます。
◆奈須 委員 この区域の指定が終わってしまうと、この地域に行ってきたいろいろな都市計画のルールであったりとか、あるいは補助みたいなものはどうなるのですか。
◎潮戸 防災
まちづくり課長 ここの事業から外す地区は、もともと先ほどありました木密事業をやる上で、この区域指定、防災再開発促進地区という指定が事業の要件になっておりましたので、それは指定しておく必要があったのですけれども、今、ここの事業を外した地区でも、その事業要件に該当しない、より幅広くやる耐震の除却助成だとか、そういった改善に必要な個別事業が使えるものは、使いながらやっておりますので、ここの区域を外したからといって、そこの辺りで何にも改善のための施策をやめてしまうとか、そういったこととは考えが違います。必要な事業だけ、規定があった事業だけやめるということでございます。
◆奈須 委員 今まで規定があった事業というのがなくなってしまうということで、それが、だから、残る事業と比べて不利にならないかというか。
◎潮戸 防災
まちづくり課長 こうした事業は、助成事業とかが多いのですけれども、毎年、毎年、あらゆる事業も点検して、よりよいものに改善していくという
取り組みをやっております。
当時の木密事業というのは、共同住宅だけを対象としていて、非常に使い勝手が悪い事業だったというところもあって、より使いやすい制度にということで変わってきておりますので、こちらとしては、そういった改善を進めるために、より事業を改善しながら、施策を進めているということで取り組んでおります。
◆奈須 委員 そうなると、指定し続けることと、指定しないことの意味が分からないのですけれども、そのまま指定していても何ら問題がないように思うのですが、指定し続けることによる弊害というのは何なのですか。
◎榊原
都市計画課長 指定することの弊害というご質問ですが、これは、実は東京都が、この計画を作るにあたりまして、ある程度の指針、方針を出しておりまして、事業が完了した部分、箇所については、速やかに廃止することという一文がございまして、それに基づいて廃止するものでございます。
これがなくなったことによってのデメリット、先ほど来、質問がありますが、この地域につきましては、東京都の建築安全条例による、新たな防火規制などがございまして、建物が今度は、
建て替えるために、不燃化が自然に促進されていく地区でございますので、そのような条例も定められたことから外して、デメリットはないと考えてございます。
◆奈須 委員 そうすると、大田区の中での指定をつけることによって誘導してきたけれども、そうではなくて、もっと一般的な東京都の条例によって、この区域にかかわらず、全区域において同様な条件の住宅があれば、ある種の不燃化ということで言えば、変わっていくと思っていいということなのですか。
◎榊原
都市計画課長 先ほど申しました、東京都の建築安全条例の新たな防火規制という区域は、区内で約1,551ヘクタールを対象に導入しておりまして、これにつきましては、建物が密集している地域にかけております。
◆奈須 委員 大体分かりましたけれども、使う建材の種類であったりとかというのを指定したりしてきた時期があったと思うのですけれども、そのことをおっしゃっているということでよろしいわけですね。
◎榊原
都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆荒尾 委員 防災街区の整備方針の中で、この補助29号線のエリアが指定されていますけれども、前回の都市計画審議会の資料で、この補助29号のところが新たに指定となっているのですけれども、この補助29号線が今、特定整備路線で計画中ですけれども、この道路ができない場合は、ずっとこの防災街区に指定され続けるということ、できるまで指定され続けるということで理解していいのでしょうか。
◎榊原
都市計画課長 事業が継続している限り、指定が続けられますが、事業が完了、もしくは廃止になった場合には、同じように廃止することになります。
○海老澤 委員長 それでは、
まちづくり推進部の質疑は以上として、
まちづくり推進部臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。
(理事者退席)
○海老澤 委員長 次に、
都市基盤整備部の
所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。
◎保下
都市基盤管理課長 私からは、資料番号16番、令和2年10月9日から10日の台風14号に伴う対応について、報告をいたします。
1番、気象情報でございます。10月10日、土曜日、3時45分、強風・波浪注意報が発令されました。
2番、大田区の水防態勢についてでございます。10月9日、17時15分、監視態勢を設置いたしました。10月10日、土曜日、8時半に水防一次態勢に移行いたしました。
(2)水防態勢配備人員につきましては、合計154名で対応いたしました。内訳は記載のとおりでございます。
3番、降雨量でございます。各特別出張所ごとの総雨量、最大時間雨量、最大10分雨量をお示ししてございます。
次のページをご覧ください。
4番、活動状況でございます。各課における活動状況を記載してございます。
5番、区民等への注意喚起でございます。
ホームページ、ツイッター、
LINEなどで情報発信などを行ってございます。
6番、今回につきまして、大きな被害状況はございませんでした。
◎石井 公園施設担当課長 私からは、
都市基盤整備部資料番号17番、萩中公園水泳場の工事に伴う休場について、ご説明させていただきます。
萩中公園水泳場は、平成7年4月から営業を開始し、既に25年が経過しております。施設の機能維持のため、ウォータースライダーを中心とした鉄部の塗装工事及び換気窓の修繕並びに中央監視装置を更新いたします。
昨年、予算計上時に想定いたしました予定のとおり、繁忙期である夏季営業期間を避け、温水期のうち、さらに利用が落ち着く11月からの工事を予定してございます。
高所での作業があり、そのため、水泳場内に足場を組むなど、準備工事を含め、工事が大がかりとなります。
工期は、令和2年11月16日から令和3年3月19日まで、約4か月間を予定しております。
今後につきましては、大田区報11月11日号、
ホームページ、萩中公園水泳場での掲示を行い、休場期間の周知を行ってまいります。
引き続きまして、
都市基盤整備部資料番号18番、
田園調布せせらぎ公園自転車駐車場の新設について、ご説明させていただきます。資料のほうをご覧ください。
まず、概要についてご説明をいたします。資料の位置図と詳細図をご覧いただければと思います。
田園調布せせらぎ館建設前の駐輪場は、休憩所の脇に設置されておりました。今回、公園内に新設いたします自転車駐車場は、どりこの坂に近い北側に設置する予定でございます。設置台数は、37台を予定しております。
利用料金についてご説明いたします。今回、新設されます自転車駐車場は、有料とする予定でございます。料金につきましては、記載のとおりとなっております。
公園を利用される皆様のご負担とならないよう、利用開始から5時間までは無料としております。
◎小泉
都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 私からは、資料番号19番、
田園調布せせらぎ公園休憩所の閉館について、ご報告をさせていただきます。
資料の案内図をご覧ください。引き出し線で休憩所と書かれた箇所が、現在の休憩所の位置です。この中には集会室などがありまして、これまで区民の皆様にご利用いただいてきました。年明けには、隣接して
田園調布せせらぎ館が開館し、そちらの集会室などがご利用いただけるようになります。
そこで、現在の休憩所は、令和3年1月15日、金曜日の17時をもって閉館させていただきます。
○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
上から順番に行きますか。台風14号。
台風14号は大丈夫ですか。皆さんが頑張っていただいたということで。よろしいですね。
萩中公園水泳場の工事に伴う休場についてということで、いかがでしょうか。
◆平野 委員 確認なのですが、今、理事者のお話にあったのは、おおた区報の11月11日号と
ホームページに掲載されるということだったのですが、これは、この委員会が終わり次第、例えば、その周知みたいなことは。気になっているのは、ご利用されている方が直前になって使えなくなるというと、あれと思うので、その辺がどうなっているのかなと確認したくて。
この今後の委員会が終わったら、すぐ、例えば、
ホームページとかに載るのかとか、ここのプール場で、何か張り紙がされるのかとか、区報までが出るのか、タイムラグがあるので、気になっています。ご答弁をお願いします。
◎石井 公園施設担当課長 区報につきましては、11月11日号でございますが、
ホームページ等につきましては、この委員会の終了後、できるだけ速やかに掲載をさせていただきたいと思います。
また、現場での掲示につきましても、委員会後に、掲示をさせていただこうという予定でございます。
◆奈須 委員 まず、とても期間が長いのですけれども、これは、どうしてこんなに期間が長いのでしょうか。
◎大田 基盤工事担当課長 工事の内容としましては、屋内ウォータースライダーの鉄部塗装、それから屋内プールの室内の換気窓の取替え、それから中央監視装置の更新ということで、その期間で三つの工事を予定しているため、長くなっております。
◆奈須 委員 大体金額としては、どのくらいを想定しているのでしょうか。
◎大田 基盤工事担当課長 入札前でございますので、公表はできないところでございます。
◆奈須 委員 そうはいっても、これだけの工事期間を想定しているわけですから、大体何百万円なのか、何千万円なのか、何億円なのか、何十億円なのか、何百億円なのかぐらいは分かると思うのですが、大体の目安はどのくらいなのですか。
◎大田 基盤工事担当課長 まだ、工事のほうは入札前でございますので、それについては、公表はできないところでございます。
◆奈須 委員 それは、いつも言っているのですけれども、おかしいですよね。これだけ大体見積もって、このぐらいの期間になるよというのが分かっている工事で、それは入札によって結果は違ってくると思いますし、その事業者が、この数字を聞くことでという、そんな精密な数字を出したら、それは問題があると思いますけれども、大体どのくらいかということも言えないというのは、説明としては、どうなのでしょうか。
○海老澤 委員長 入札前ですから、一応金額が確定されてしまうとまずいのでは。
◆奈須 委員 目安。
○海老澤 委員長 目安でも、入札前だからまずいでしょう。
◆奈須 委員 目安というのは、先ほど申し上げましたように、何百万円なのか、何千万円なのか、何億円なのか、そのぐらいも言えないのですか。
○海老澤 委員長 入札の案件は、話せないですかね。もし万が一、それが基準になってしまったらまずいので。どうでしょう。大体も言えないですよね。どうですか。
◆奈須 委員 予算、そういうのは言えるのですか。予算書に載っている額だったら、言えるのですか。
◎大田 基盤工事担当課長 予算額ベースでいくと、大体トータルで7,000万円ぐらいのところになろうかと思います。それ以上は申し訳ありません。
◆奈須 委員 あと、もう一つ、これはこの間、大田区は夏の間プールを閉めていたわけなのですけれども、その間に工事をするということは考えられなかったのでしょうかね。
◎石井 公園施設担当課長 もともと3月に休場をさせていただいてから、夏の営業期間も休場という形になってしまいましたが、今回、コロナ感染症に関しまして、これだけ感染症が拡大する、あるいは、その感染症に対しての対策が必要かどうかという判断が、なかなか直前まで難しかったというところで、4か月にわたる工事をその休場期間にやることは難しかったと考えてございます。
◆奈須 委員 大田区として、プールをやめようと決めたのは、いつなのですか。開業しない、区民に開放しないと決めたのは。
◎石井 公園施設担当課長 7月の中旬から夏季営業が始まります。当然、周知期間等もございましたので、6月には、そういった判断をさせていただいております。
◆奈須 委員 これだけの費用をかけて改修をするということは、当然、今後も使うということになるとは思うのですけれども、今年の夏についても、ふたを開けてみたら、結構ほかの区では開いていて、区民の方から、大田区は開いていなかったから、何々区に行きましたと言われて、あら、それはすみませんでしたという感じになったのですけれどね。いろいろ、区民の皆さんのご心配もあれば、大田区の心配もあるでしょうし。でも、お金をかけて改修するということは、何とか来年、プールを開場しようという想定でいらっしゃるということでいいのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 今回、例えば、高所にございます換気窓等の改修も工事の範囲に入ってございます。現在、まだコロナ感染症につきましては、収束に至っておりませんので、夏以降、場合によっては、そういった今年と同じような緊急事態宣言等が発出されるですとか、重篤な状況にならない限りは、夏季営業は行う予定でおります。
○海老澤 委員長 それでは、公園水泳場休場は以上で、次に、
田園調布せせらぎ公園自転車駐車場の新設についてを、ご質問ある方、いらっしゃいますか。
◆荒尾 委員 駐輪場についてですけれども、台数が37台とあるのですが、これは、今現在の駐輪場の台数とほぼ同じぐらいの台数ということで、この数になったのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 現在、建設中の文化施設が建設される前、休憩所の脇に駐輪場がございました。そのときには、ラック等がございませんでしたので、大体40台から50台、設置するような状況で駐輪場を設けておりました。
今回につきましては、その40台、50台のうち、駅利用者等で使われているケースもございましたので、そういったものを差引きしまして、この37台でも、十分対応できると判断しております。
◆荒尾 委員 では、以前の駐輪場は、大体40台、50台ぐらいとめられるぐらいのものだったということで、割と余裕があったということなのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 時間、曜日等によっては、状況は変わりますが、余裕はございました。
◆荒尾 委員 放置されている自転車というのは、これまであったのでしょうか。ずっと1か月以上とめてあったとか、そういうケースというのはあったのでしょうか。
◎小泉
都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 ないと考えております。
◆荒尾 委員 では、今後もそういう心配はないということで理解しようと思います。
ただ、台数がこれまでよりも若干少ない台数になっているということなのですけれども、新しい施設ができるということになるので、区も力を入れてこのせせらぎ公園の整備に取り組んでいますけれども、そうなると利用者が増えるということも考えられると思うのですよね。
鉄道駅、電車を使ってこの公園に来る人も想定してというお話があったのですけれども、近隣の方で自転車に乗っている方も、当然、寄ってみようかなとなる人は増えると思うのですけれども、そのときに、この37台で対応できるのかどうかというのは、どうなのかなと思うのですけれども、今後、駐輪場が、全然間に合わないとなったときに、追加で整備するというのは、考えているのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 現在も、公園の東門側のほうにも50台程度置けるスペースもございます。
今後につきまして、特に、そういった設置等の予定はございませんが、利用状況によって、検証等は進める予定でございます。
◆荒尾 委員 あと、料金なのですけれども、100円ということで、利用者負担を考慮してこういう料金設定にしたということなのですけれども、指定管理をやっているところが、こういうところから利益を上げるということも当然考えられますが、ある程度の収益性が、やはり求められるからというので、この公園を指定管理にしたという経緯があると思うのですけれども、そうなってくると、この料金設定も状況によっては変わってくる可能性もあるということですよね。当面は、これで行くにしても、変わるということは、十分にあるということでいいのですよね。
◎石井 公園施設担当課長 まず、今回につきましては、利用料金制を採らせていただいておりますので、確かに、指定管理者のほうの収入となります。
公園の利用者につきましては、5時間無料ということで、公園利用者の負担は、できるだけ負担とならないような駐輪場としております。
それから、利用料金につきましては、条例等での上限額を決めてございますので、すぐにこれが、例えば、指定管理者のほうの都合等で料金が変わるということはございません。
◆荒尾 委員 誰でも使える公園であるべきですし、本来であるならば、無料で使えるというのが一番望ましい形ではあるのですけれども、指定管理でやるということになった以上、やはりこうならざるを得ないのかなというのは、しようがない部分があるのかもしれないのですけれども、できるだけ多くの人たちに公園を使ってもらえるようにしていただきたいということを要望いたします。
駐輪場の整備も、今時点では考えていないということだったのですけれども、追加の検討というのも必要になってきたら、ぜひ検討していただきたいということを要望いたします。
◆平野 委員 先ほどの
荒尾委員に引き継いで、駐輪場のことなのですが、利用開始から5時間無料、これはすばらしいなと思います。
ただ、公園を使う人も、5時間以上使う人がいるかなと思ったりもするのですね。朝から土日来てとかですね。
この利用の徴収形態というか、例えば、機械でやるのかとか、人が入れるなのかとか、何か難しいと思うのですけれども、もし、人がいるのだったら、公園利用者に関しては、もう少し何か時間の融通というか、7時間使って無料とかできないのかなと思うのですけれども、二つ、どういう形なのかという、機械なのかというのと、人なのかというのと、その融通みたいなところでご検討していただけるかどうか、2点お聞きしたいと思います。
◎石井 公園施設担当課長 まず、駐輪場ですが、ラック式の機械を設置する予定でございます。これにつきまして、普通、スーパーですとかにある、前輪を固定する機械を予定しています。
それから、人についてなのですが、当面の間、有料になる。5時間無料ですが、有料になるとか、周知の期間等もございますので、当分の間は、指定管理者等で駐輪場のほうに人を配置しながら、周知のほうを図っていこうと考えてございます。
◆平野 委員 その周知の期間は、人は配置されるけれども、別に機械を使うので、運用は同じという認識でよろしいでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 委員のお話のとおりかと思います。
ただ、人の配置といいますか、その周知の期間等につきましては、今後、施設あるいは駐輪場が開設した後、利用状況を見ながら、期間のほうを決めていきたいと考えてございます。
◆平野 委員 今の認識だと、周知がされるまでは、お金を取らないという認識になったのですけれど、大丈夫かな。それで大丈夫ですね。
もう1点、その台数のことも気になっていまして、今、東門に50台とお話があったのですけれども、もう場所がご存じの方は分かると思いますけれども、50台のこの場所、山の上で何かすごいところにあるので、上から来られる方はいいと思うのですけれども、下から来られる方は、ここまで持っていくというのは大変なので、今、この整備される37台のほうを使われるのかなと思うのですが、例えば、台数に関してなのですけれども、聞いていてうんと思ったことがあって、前は40から50台ということで、駅の利用が分かっている台数があるので、それは、駅の利用の台数だから省くみたいな話だったのですけれども、それは、どうやって把握されたのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 具体的な数字の把握ということよりも、今回、有料にしたことで、少なくとも駅の利用者に関しましては、駅駐輪場を利用される。あるいは、そちらのほうを利用を誘導するという考えのもと、駅利用者の減少が図れるのではないかという認識でおります。
◆平野 委員 あと、もう1点。自転車の台数、何か適正な台数とか、公園の大きさによって何か基準があるとか、そういったものはあるのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 全く基準がないわけではないのですが、今回につきましては、そういった基準というよりも、これまでの駐輪場の台数等を参考にしながら、設置台数等は決めさせていただいております。
◆平野 委員 確認なのですが、ということは、基本的には公園があって、基準が一応あるのだけれども、整備し直すときに、前の台数を基準に整備をしていると。そういうのを聞いていると、うんと思ったのですけれども。そうなると、前回まで、4、50台だったのに、数を減らしたというのは、駅に持っていくという、駅の利用の分を減らしたからということなのですけれども、その辺の整理というか、整合性というのは、いかがでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 これまでの40台、50台というのも、特にラック等がございませんでしたので、詰めれば50台で、比較的余裕を持ってであれば40台なのですが、先ほど申し上げたとおり、時間帯ですとかについては、混雑するときもあるのですが、基本的には、余裕がある状況での駐車・駐輪だったと認識してございますので、37台でも十分可能ではないかと認識しております。
◆平野 委員 先ほど、
荒尾委員の答弁にもあったのですが、今、増やす予定はないと思うのですが、公園が大きく変わるということで、初の指定管理になって、いろいろ変わって利用者が増える可能性もあるので、駐輪場に関して、様子を見ながら、先ほど、ご答弁にあった検討をしていくということがあったので、ぜひ細かく見ながら、駐輪場があふれないように、そういったこともご検討していただければと思います。
◆奈須 委員 今の流れで言うと、私も、何となく、極端な言い方をすると、ショッピングモールの一画が公園の中に入ってきたみたいな印象があって、建物ができてみたら、余計に隈研吾様には失礼ですけれども、少し安普請の建物だったな的な感じですよね。最近、流行りではあるから、一見おしゃれに見えるけれども、本当に重厚感のある何十年も後世に残したいという建物には、見えないなと思って、とても残念な気がいたしました。会社の、隈研吾事務所が設計したということで、ご本人が設計したのではないと思いますけれども。
だから、何が心配かというと、いろいろな人が来ると、本来の公園利用の方たちの利用が排除されるのではないかなというのは、今までのご意見でもそうだと思うのですけれども、今までふらっと公園に来て、のびのびしようと思っていた方たちが、自転車で置こうと思ったら置けないみたいなことはないようにしていただきたいなと思います。
スーパーであれば、お買物をしたよというレシートを見せるとただになるのですけれども、逆にそういうシステムは、何か合わないかなと思うので、そこは工夫していただきたいな思います。そもそも、こういう機能を入れてしまったことが、私は疑問があるので、いろいろなやはり影響が出てくるなと思いながら、今日のお話を伺っておりました。
これは、私の一つのテーマでもあるのですけれども、駐輪場のこの機械の設置者、機械の所有者というのは、誰なのでしょうか。
◎石井 公園施設担当課長 機械の設置は、指定管理者のほうで行います。
◆奈須 委員 大田区のアプリコの駐車場は、機械は大田区が設置しているのに、現実にそれを見て幾らとか、何台使っていましたというのは、指定管理者がやっていると。何か私は、性善説に立てないので、どうかなと思うわけなのですね。