• LINE(/)
ツイート シェア
  1. 大田区議会 2020-10-15
    令和 2年10月  まちづくり環境委員会−10月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年10月  まちづくり環境委員会−10月15日-01号令和 2年10月  まちづくり環境委員会 令和2年10月15日                午前10時00分開会 ○海老澤 委員長 ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により、傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  継続調査事件を一括して上程いたします。  本日は、まず、新おおた重点プログラムの策定について、説明、質疑を行った後、その他所管事務報告について、部局ごとに説明、質疑を行いたいと思います。  それでは、新おおた重点プログラムの策定について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 私からは、各部共通委員会資料の1番、新おおた重点プログラムの策定について、ご説明をさせていただきます。  今回、お示しした新おおた重点プログラムは、新型コロナウイルス感染症拡大という難局を克服するための対策や、大規模自然災害への対策に迅速に取り組むために策定した計画でございます。  本計画では、これらの緊急、優先的に取り組むべき課題を6本の柱として掲げ、その具体的な取り組みを示してございます。  まちづくり環境における記載ですが、柱の2、大規模自然災害対策治水対策の推進として、24ページに記載がございます。これに関する具体的な取り組みは、第3章、重点施策の110ページに記載がされてございます。  また、今年度行った全事務事業見直しにより変更された内容を計画に示してございまして、それらをもって、重点プログラムの策定としてございます。  ただし、第2弾となる3月策定版というものがございまして、それについては、令和3年から5年度の取り組みを示すものとして、今後、お知らせしてまいります。詳細については、後ほど、添付されている資料をご覧いただければと思います。 ○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 緊急対策のところですけれども、24ページ、治水対策の推進、No.4のところなのですが、これまでも委員会で説明していただきましたけれども、水防資機材センターの建設、あと、田園調布水防活動拠点整備ポンプ車の充実ということで書かれていますけれども、この治水対策で、原因と、あと対策についてというのは、前の委員会でも資料を提出されて、報告をされましたけれども、私は、委員会で求めました住民説明会ということ、繰り返しになりますけれども、ぜひこれは、やっていただきたいと、この委員会でも言わせていただきました。  もうやらないということで、答弁は変わらないと思うのですけれども、この重点プログラムの中にぜひ盛り込んでいただきたいということを改めて要望いたします。 ○海老澤 委員長 要望ですか。質問、要望。 ◆荒尾 委員 答弁を求めます。
    ◎保下 都市基盤管理課長 前回の委員会の中でも述べさせていただきましたけれども、やはりこうしたコロナ禍の中でございますので、自治会・町会の方々、また、役員の方々には、事前に説明を行ってございます。  また、その際にも、やはり個別の世帯には、資料の配付なども、もう既に行っているという状況でございます。 ◆荒尾 委員 世田谷区が、今月、最終報告ということで、こういう冊子を取りまとめているのですけれども、ページ数が60ページ等と、かなり詳細なデータだったり、あと、情報が列挙さていて、かなり丁寧にこの報告がまとめられているのです。  これを見てみると、その原因、結果というのが、大体大田区の報告とほぼ同じだというのは、理解できたのですけれども、これについて、この報告書を取りまとめる上で、住民説明会をやはり開いているのですよね、複数回、世田谷区は。世田谷区がやっているからやれというわけではないのですけれども、やはりそういった丁寧な対応が必要なのかなと私は思います。  こういう冊子の形で大田区として、この浸水被害の検証、こういう冊子でまとめるという予定はあるのでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 既に大田区の検証結果につきましては、ホームページでも公表しておりますし、地域の皆様にも公表している資料と同じものを配布したり、役員会、また、自治会・町会でも説明をさせていただいているという状況でございます。 ◆荒尾 委員 町会の方たちだったり、住民の方たちにこういうものを配っているという答弁だったのですけれども、出張所だったり、区民の人たちが来る場所に、こういう資料だったり、冊子でまとめてもらえれば一番いいのですけれども、そういう形で区民に見える形で閲覧できる環境というのも整える必要があるのですけれども、そういったことも検討していただけないでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 地域などでも説明をさせていただいておりますし、世田谷区は、全域で結構浸水被害があったということで、そのような形を取っていると考えてございます。  大田区にしましては、田園調布四丁目、五丁目という形で、対象者がもう絞られておりますので、その方々にまた説明、また資料などの配布などを行っているという状況でございます。 ◆荒尾 委員 限られた地域だからというわけではなくて、やはりほか、今回は田園調布の四丁目、五丁目で浸水被害がありましたけれども、それ以外の地域でも、こういう被害が起こるかもしれないではないですか。今後の対策ということも考慮すると、やはりこの地域だけと限定的にしないで、やはり広く区民に知らせる必要があると思うのですけれども、ぜひ改めて、そうした区民に広く知らせることをやっていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 前回の委員会終了後にホームページに、9月28日に掲載させていただいてございます。 ◆荒尾 委員 ホームページだけではなくて、ぜひ紙でも、ホームページを見られない人もいますので、ぜひそこのところも対応していただきたいと思うのですけれども。 ◎保下 都市基盤管理課長 やはり、全区民が見やすいホームページでの対応をさせていただいてございます。 ◆荒尾 委員 ホームページを見られない人もいるのでと言ったのですけれども。確かにホームページで見られれば、インターネットができる人だったら、そういう環境がある人だったらできますけれども、もし、紙がどうしても駄目だというのであれば、そのネットを見られる環境のタブレットだったり、そういうものを使って、区の発表している資料だったり、あと計画とか、もろもろをやはり見られるようにすることが必要だと思うのですよ。別にこれは、都市基盤整備部だけではなくて、全ての部署でも、そう対応していただきたいと要望いたします。 ○海老澤 委員長 要望ということで。 ◆平野 委員 今の補足というか、私もお話を聞きながら、荒尾委員の必ずやはりホームページで確かに全員が見られるというのは、見られる人もいれば、見られない人もいると思うので、ぜひ出張所に、紙が確かにもったいないとか、ペーパーレスというのだったら、見られるタブレットなり、端末なりをご用意していただいて、見られる環境をつくることが、区の責務かなと思いますので。  そうはいっても、タブレットを使うのが、やはり高齢者の人は大変なので、私は、できれば紙ベースで見られるものがいいと思いますし、やはり一部の地域ということになると思うのですけれども、今、お話にあったみたいに、全体にその情報を共有することが、今後、浸水被害とか、風水被害の災害があったときに、教訓というか、対応の指針にもなると思うので、ぜひやっていただきたいと思います。要望です。 ◆荻野 委員 こちらの排水ポンプ車など、水防資機材の充実というところで、排水ポンプ車が1台のところに書いてあるのですけれども、まだまだ私も不勉強なのですが、この1台の能力といいますか、こういった水害もあったから、こういう排水ポンプ車を入れますということなのですけれども、これは、その1台で区の予測というか、それに対応できるという形でこの1台の購入ということなのですか。 ◎保下 都市基盤管理課長 大田区には、現在、排水ポンプ車が1台ございます。さらに、やはりこうした浸水というのは、区内各地で発生するおそれもございますので、改めてもう1台購入するという形を取らせていただいてございます。やはり2台あるから、全ての浸水被害が防げるというわけではなく、私たち区といたしましては、減災につなげる取り組みとして、購入していく予定でございます。 ◆荻野 委員 当面2台で対応していくことだと思いますけれども、この排水ポンプ車というところになってくると、1台当たりの能力というか、それの規模というのは、どれぐらいのものがあるのでしょうか。 ◎保下 都市基盤管理課長 1台当たりの処理能力といたしまして、毎分5立米でございます。 ◆平野 委員 先ほどのこの重点プログラムの99ページとかに飛ぶのですが、公園のこととか、まちづくり推進部の管轄なのか。全体のことをまず聞きたいのですけれども、拡大しているものと、整備を止めるとか、例えば、99ページの地域に根ざした公園・緑地の整備というので、一番上の公園の新設・拡充整備で、設計、道塚南公園、これは延期になっていて、末広橋児童公園が、整備が桐里児童公園とかになっているのです。これは、追加で整備になっていたりとか、飛んで、次の100ページで桜のプロムナード、4番の整備でこれは、中馬込三丁目付近の工事、90メートル延長というのが残っているのですけれども、見直し後は、中馬込二丁目付近の委託、延長200メートルとかと、追加されているものもあれば、止められたりとかというものもあるのですけれども、その考え方とかをお聞きしたいと思っています。 ◎榊原 都市計画課長 これは、全事務事業見直しを基本に、そのような分類をしているところでございまして、その主な表記例というのが、38ページにございます。そこで、休止、延期、中止、廃止、実施(縮小・拡充)などの分類をしてございまして、それで、記載しているところでございます。 ◆平野 委員 よく分かりました。前、委員会でご説明があったみたいに、事務事業の見直しで削るものもあれば、前のまち部の報告であった、新型コロナニューノーマルに対して、区内経済を支えるみたいなものがあるという認識でよろしいでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆奈須 委員 今のこととも少し関係するかもしれないのですけれども、私は、この間、議会でコロナ後とか、ニューノーマルとかということを言って、社会全体の在り方が変わってくるということを前提に、何となく区政が進んでいるなと思っていて、びっくりしているのですけれども、この新おおた重点プログラムを策定するのは、本当にすごいことだと思うのですよ。急に、突然ね。  普通だったら、多分こんな期の途中で、しかも何だかよく分からないのに、変えることはない。何で変えるのかということが、また、その概要を見ると、何か分かりにくいのだけれども、これはコロナだから変えるのではないのですか。コロナがあったから、人と人が、何か接触したりとか、いろいろなことで感染を防止するから、変えるのではないでしょうか。そこのところを、まず何でこれをつくるのかというのを確認させてください。 ◎榊原 都市計画課長 何で緊急課題として今回の計画を位置づけたかという質問でございますが、一つは、感染症対策。次に、大規模自然災害対策生活支援策経営活動支援策、学びの保障、子どもの生活応援、新たな自治体経営へのシフトなどの6本の柱を緊急課題として計画の中心に据えておりまして、そのほかに、先ほど、お話をしましたけれども、事務事業見直しの内容を更新して掲載したものでございます。 ◆奈須 委員 ですから、そもそもあるものは、そもそもある課題として、これまでの流れの中でやってきたことなので、ここでどさくさに紛れたように入れたらいけないと思うのですよ。コロナだからこそ、変えなくてはいけないというから、みんな何となく緊急だし大変だから、今までどおり漫然とやっていたら、580億円、580億円と言うし、それは何とか区民サービスを低下させないで、みんなが安心して生きていかれるように、いろいろな事業を見直したり、やり方を変えたりしながら乗り切ろうということだと思うのですけれども、これを見ると全然関係ない方向に、では変えるのだったらここで入れてしまおうかみたいな感じのものがいっぱいあるのですけれども、今のご答弁でも、コロナだけではなくて、この際だからやってしまおうというものも入っていますよね、これ。 ○海老澤 委員長 具体的にどこら辺とかありますか。 ◆奈須 委員 例えば、少子化なんてもともとあるのに、何で少子高齢化の対応とか、公共施設維持更新なんていうのは、今までの課題だから、これまでどおりやってくればいいのに、プラスアルファでやっていくということですし、大規模自然災害対策についても、去年、大田区は本当に田園調布浸水被害などで大変なことになったから、区民の皆さんにどうやって防災していこうかということをずっと予算策定のときから分かっていたはずですし、あるいは学びの保障とか、子どもの生活応援とか言っているけれども、感染の予防のところに関わることだったらいいけれども、必ずしもそうではないのですよ、ここに書いてあるのというのは。  だから、コロナで学びをどう保障するかと書いてあるのだったら分かるし、コロナで景気が悪くなった事業者に対して、どう支援していこうというのだったら分かるけれども、それが一般論に広く置きかわってしまっているのが、すごく不思議。  だから、私は議会の中でもずっとニューノーマルだとか新しい生活様式と言って、コロナを理由にして大きく変えてしまうのではないですかと言ってきて、もっとちゃんと検討すべきではないですかと言ってきたのですけれども。  もちろんこれは、一個一個見てもそうなのですよ。全然関係ないものが、先ほども平野委員も言っていましたけれども、何で財源が足りないと言っているのに増えてしまうものがあって、何で区民の生活ですごく深刻で検討しなくてはいけない、例えば、住宅のマスタープランの問題とか、高齢者の住宅の問題とか、もっといっぱいあるのですけれども、そういうものの検討ですよ。事業をやることではなくて、検討していこうというものを止めてしまったりしているのかと思うと、とても違和感があるのですけれども、どうなのでしょうか。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 今日、提出した資料の中にもありますし、それから重点プログラムの2ページをお開きいただきたいのですが、第1節、策定方針というのがございます。その中に、この2ページの中ほどで、「区は、感染症拡大という困難な局面を克服するための対策や、大規模自然災害への対策に迅速に取り組むとともに、従前からの重大なテーマである、少子高齢化への対応、公共施設維持更新、重要な成長戦略となる社会資本の整備も見据えた施策展開に取り組んでいく必要があります」と書いてあります。  ですので、感染症対策というのは、確かに大きなテーマなのですけれども、それだけではなくて、委員が今おっしゃられた、従前からの重大なテーマ、これについても、改めて施策展開に取り組むというのが、ここにまとめられているという理解でございます。 ◆奈須 委員 だから、それは、おかしいではないですかと言っているのですよ。ちゃんとできていないというのがおかしいでしょうと。これは、コロナによって急に少子化になったり、急に高齢化になったり、急に災害が起きやすくなったりするというのだったら分かるけれども、もともと大田区で分かっていたことなのに、コロナだからといって、ここで急に変えてしまうと。  では、今まで入れられなかったことも入れられてしまうとならないかなと。何でここで、もともと分かっていたものを入れなくてはならないのですかというのが知りたいのですよ。  しかも、もっと言ったら、こんなに大切なことで、こんなに大きく変えることだったら、もっと丁寧にやるはずなのですよ、こういう計画は。なぜかというと、財源にも影響をするし、区民生活にも影響するから、だからこそ、説明もしなくてはいけないし、パブリックコメントも取らなくてはいけないしということで、区民の皆さんと広く意見を聞きながら、場合によっては、これまでだって地域ごとにこうやって説明会をするとかしながらやらなくてはいけないのに、すごく恐いのが、前期で決めたら、これから、数年間のことまでここで影響させてしまうことを、今、一気にコロナ、コロナ、コロナと言っていたのに、今言っているように、コロナではないことも、ついでに大切だからやってしまおうと。これは、すごく恐ろしいことだと思うのですけれども。もっとちゃんと丁寧に、区民の皆さんと合意形成しなくてはいけないのではないですか。  しかも、何をやるかというのも、すごく分かりにくいですよね、これだけだと。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 コロナだから、ついでに入れてしまうとか、そういうことではなくて、従前からの重大なテーマを改めてここに位置づけたということでございまして、これ以上、私ども、このまちづくり環境委員会でお話しできるというところには限度がありますが、企画経営部が、そういう意図の下にまとめたと私は理解しております。 ◆奈須 委員 それぞれの中で、私も、いつ誰がこれをどうやってつくったのかというのもすごく衝撃的で、これだけのボリュームのものがどんと出てきたわけですよ。  未知のウイルスだということで、みんなが大変だと、どうなるのだろうと、どういう性質なのだろう、どのぐらい感染力があるのだろう、死んでしまうのとか、呼吸器が大変なのか。それは、みんな思っている間に、もう既に、コロナは解決できないから、では社会の仕組みを変えましょうと、何か割と冷静に大田区のほうでは、みんな、どうしようと思って、何とか克服しようと思っているときに、克服できない前提で計画が作られているのは、すごく衝撃的なのですよね、区民としては。  しかも、それを片りんも見せずに、こうやってどんと出しているというのは、私は、大田区の在り方としてどうかなと思うし、もっと言えば、今もおっしゃっていましたけれども、まちづくり推進部だけではできないこともあるし、大田区だけではできなくて、東京都とか、国から言われてしまったから、こう言うとあれだけれども、仕方ないと思いながらもやっているところも、もしかしたら、あるかもしれませんけれども、これは重大な問題ではないかなと思います。  一個一個やっていると、多分午後まで今日はできたらいいなと私も思うのですけれども、でも、何か理事者の方からもやりたいという声も聞こえているので、やってもいいのですけれども、幾つか気になることだけ申し上げておくので、ぜひ今後、議論を深めていただきたいと思うのは、例えば、大田区の人口というのは、転入増になっているのです、あるときまで。最近聞いたら、品川区が何か人口減になったというお話を聞いたので、よく分からないのですけれども、品川区の人がおっしゃっていたことだから。  ただ、大田区も、この今日の資料を見てみると、人口増だと。そうすると、やはり気になるのが、転入増なのですよね。これまでも大田区は、転入増でやってきた。そうすると、ここの部に関わることだとすると、まちづくりは、どういう方針でやっているのかなというのも、とても気になるわけですよ。  今でも空き家はたくさんあるのに、特に駅周辺を中心にして、賃貸住宅なども、どんどん建っていますね。この間のご答弁でもいただきましたけれども、あの羽田の辺りも、どうもそんなに規模は大きくないけれども、集合住宅が増えているねと。そうすると、1軒だったものが数軒になるというところでは。  でも、これは、確かに自然にそうなるという部分もあるけれども、やはり政策としてどうしていこうかと考えてほしいなと思うのですよ。何か増える見通しだねという、この突き放したような、増えるからこうしよう。でも、その後は、急激に減るからこうしようというのが政策ではないと思うのです。  だから、そこら辺が本当だったら、まちづくり推進部として、人口は、あと50年、100年たっていったら、大幅に減ると分かっているのに、この一時的な増加に対して、どうやって増加を抑制しながら、必要なインフラを抑制して、みんなでインフラをシェアしながら、快適な区民生活を提供するためには、どうしようとかというのがあっていいのかなと。そこら辺が、あまりにもさらっと。今後は増えるし、また減るよと。しかも、世帯数は、どんどん増えていくと。これもすごく衝撃的なことなのですよ。それは、福祉にも大きく影響します。  だから、高齢になっても1人世帯が増えてしまうと、では、高齢福祉をどうしようかということの関係の中で考えなくてはいけないのに、実は、ここの中には、高齢者住宅について検討するはずだったのに、変更後には住宅に変わってしまって、高齢者という言葉が抜けていますね、これ。  そうすると、あれ、これまで高齢者住宅のことを大切だったのに、104ページなのですけれども、高齢者という言葉が抜けて住宅となってしまっていると。こういうのも、大田区はちゃんと考えてほしいなと思いますし、例えば、マンションの問題もそうですね。私も、マンションのいろいろなご相談を受けるのですけれども、今、マンション管理組合が、マンション在り方そのものをコントロールするような動きがあると思っています。  だから、少し気に入らない理事は、就任させない規約を変更して、住民が情報を持っていないことをいいことに、いろいろな運営を牛耳っていこうと感じる動きがあるのです。  まだ、毎日の管理だとか、そういう修繕積立ての辺りだと、修繕積立ては申告ですからいいんですが、これは建て替えのときにまで、そのコントロールが行われてしまうと、今後、老朽化したマンション建て替えというところでは、とても深刻な問題になってくると思います。みんな家を失う可能性もあるわけですね。  だから、本当だったら、マンション管理の問題は、とても大切なテーマなので、やっていかなくてはいけないのです。  ところが、何でコロナでマンション管理の問題をやめてしまうのかなと思うと、その縮小になったりするのかなと思うと、とても残念ですし、住宅マスタープランもそうですよね。やはり空き家の問題もあれば、数はあっても、安くて質の高い住宅に入れない。それも、もう長いことずっと課題だったのに、それを放棄して、でも何か橋りょうだとか、無電柱化だとか、いろいろなものの、造るインフラの中には、減らさないどころか、先ほどもおっしゃっていましたけれども、増やすものもあるのです。でも、財源は足りなくなると言っているのですよね。  だから、一個一個丁寧に見ると、とても矛盾のある計画になっていて、これで本当にコロナ大丈夫と。大田区は、経済をこれで見ると、持ち直すと一番最初のところで言っているのです。先ほど齋藤部長がおっしゃっていたところの中で、経済を持ち直すと。  でも、私たちの中に経済を持ち直すなんて気持ちは、ないですよね。区民の皆さんのすごく大変なお話ばかり伺っているのに、大田区がここで経済を持ち直すと思ってプログラムを作られたら、区民だってたまらないですよ。  これは、確かに大企業が市場を増やして、万々歳なのですよ。M&Aだ、企業の乗っ取りだと、TOBだ、何だとやりながら、今、大企業は、どんどんシェアを広げていって、それは経済は拡大しているかもしれませんけれども、私たちが、日頃おつき合いしているのは、個人事業主の方とか、中小零細企業の経営者が、本当に頑張ってやっていらっしゃるところに、私たちは日頃対応していますから、もう少し、これは国になったら、まだ、こういう冷たい言い方だとか、こんな区民生活に乖離したことをつくってもいいと思いますけれども、何とかしてほしいなと。これは、要望しておくので、少しだけご意見をいただいて、終わりにしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 先ほど出た中のお話の中で、住宅マスタープランの話が出ておりましたが、事務事業見直しの中では、計画の見直しというところがありまして、できる限り立ち止まって考えようという基本形がございます。  それで、立ち止まったときに、継続してやっていくにしても、工夫してやっていくというところで、有識者会議を今回、減らして、職員で工夫して取り組むこともございまして、決して止めたということではないということだけ、申し上げさせていただきます。 ◆平野 委員 奈須委員ので聞いていて、確認をしたいことが幾つか出まして、三つぐらいあるのですけれども、先ほど言っていた、104ページの居住支援の取り組みで、私は今見たのですが、高齢者等住宅確保支援事業等というのが、ここは奈須委員に聞く話なのか、見直し後は、住宅確保支援事業等になっているのは、私の認識では、ここの上に、居住支援協議会が、高齢者だけではなくて、子育て世帯とか障がい者に対してもやるということがあるから変わったのかなというのがあって。あとは、今お話にあったように、コロナになって経済環境も変わりましたので、これから多分住宅で困る方もいらっしゃる。そういう方を含めて、居住確保の支援事業を進めていくという認識でいるのですが、いかがでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 今、委員のおっしゃられたとおり、当初、高齢者という名前が付いておりましたが、居住支援協議会が事業として実施することになりまして、事業の内容を幅広く捉えることになったことから、名前を変更してございます。 ◆平野 委員 あと、もう少し確認がありまして、先ほど奈須委員の話だと、奈須委員に確認になるのか、区の認識も確認したいのですけれども。これは、あくまでも重点プラン、ここの最初に説明があったとおり、令和2年10月策定版であって、名前は3年間の重点施策になっているのですけれども、令和3年3月に改めてこれをまたもんで、変わるという認識なのですが、いかがでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 今、委員がおっしゃられたとおり、今回は緊急で6本の柱を中心に、今までの重点プログラム事務事業の見直しを含めて、更新したものでございまして、今後、3か年の計画というのを3月までに改めて策定いたします。 ◆平野 委員 そのときまでに、ぜひこのまちづくりの委員会、これは全部変わるので、全部局になると思うのですけれども、議員もそうなのですけれども、地域の皆さんも含めて、パブコメを取るなり、本当に真剣に考えなければいけないと思うので、削るものは削って、しかし私の認識では、やはり、確かに奈須委員のおっしゃるとおり、経済は悪くなるし、人口も減っていくというのはあると思うのです。報道でもありますけれども、大田区は人口流入しているのですけれども、例えば、テレワークとかで地方に住むとか、そういうことも考えられるので。しかし、それを何とかしなければいけないと認識を持っていますので、そのための施策を一緒に考えていきたいなと思っています。  もう1点、すみません。それにつながるかもしれないですけれども、従前からのテーマをやっていくという認識は、私の中では、子育てとかは、もちろんやってほしいのですけれども、優先順位が、このコロナで変わったというのがあると思っていて、この重点プログラムが出て、もう一度見直して、確かに従前からやっていることがあって、すごく見にくいのですね。何かやっていることは省いてほしくて、逆に、それをするわけにはいかないのか、作るときに。  変わったところだけを特出しというか、分かるようにしてもらいたいというのがあるのですけれども、ただ、優先順位が変わったので、従前やっていたことも進めるとか、やはり優先順位が変わったので削るとかという話になってくると思うので、そういう整理をされたという認識でよろしいでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 委員がおっしゃられた内容については、実は、37ページに補足、説明資料がございまして、今までのおおた重点プログラムというのが、見直し前として記載されていまして、そこに事務事業見直しをして、変わった後ということで、令和2年10月ということで、新たに記載するような内容説明がございます。 ◆平野 委員 確かに見方はこれで分かったのですが、できれば、例えば、冊子を変えるとか、同じところにあると見にくいなというのがあって、本当に変わったところだけというのがあると、個人的にはというか、見るほうとしては、分かりやすいかなと思っています。次回から、もしできたら、そういうのがあるとありがたいです。要望です。 ○海老澤 委員長 要望として承ります。 ◆奈須 委員 何が圧倒的にここの場に足りないかというと、多分、想定する社会モデルというのか、どういう社会をこれから私たちは目指していくのか。これによって、どういう大田区ができ上がるのかというのが、今の政治全てそうだと思うのですけれども、国も含めてないのですよ。  だから、今の課題の対症療法の部分的なところだけは見せるけれども、その部分的なことをつなぎ合わせたときに、大田区がどうなるのかというのを見せていないのですね。  だから、私などが想像すると、よくなるとは思えなくて、恐ろしいなと。財政的にも減らなければ、これは、どうやって最後、減らすのだろうと。増税かなとか、人件費抑制かなと思ってしまうのですけれども、そこは、やはり示すべきではないかなと思っています。  高齢者の住宅の話がありましたけれども、コロナなどのいろいろな状況を見ていても、高齢者は、すごく人権を抑圧されているなという気持ちもありますし、年をとると、障がい者もそうですけれども、どうしても乗り越えられない課題が今あるわけですね、大家が貸さないという。  そこは、最終的には、公営住宅に私は行くしかないかなと個人的には思っていますけれども、ただ、名前で全部外してしまうと、薄めてしまうということ自体が、課題を見えなくしていくことになりはしないだろうかと。そこはそこで、ちゃんとやっていかないといけないのではないかなと。これは意見として申し述べておきます。 ○海老澤 委員長 意見としてよろしくお願いします。  それでは、質疑は以上として、本報告に伴う臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構です。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 次に、まちづくり推進部所管事務報告について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 私からは、資料番号14、防災街区整備方針の改定についてをご説明いたします。  今回、防災街区整備方針の都市計画変更原案を作成しまして、大田区都市計画審議会に報告の上、東京都へ回答する予定でございます。その変更する概要について、今回、ご報告をするものでございまして、防災再開発促進地区に指定されておりました、大森東・大森南地区及び矢口・下丸子地区について、木造住宅密集市街地整備促進事業が完了したことから、再開発促進地区を廃止するものでございます。  おおむねこの防災街区整備方針につきましては、5年ごとに見直しを行っているものでございまして、東京都が定める策定の考え方について、改定をするものでございます。  今後のスケジュールでございますが、令和2年10月23日開催の、先ほど申しました大田区都市計画審議会での報告を経まして、大田区の変更原案を東京都に回答する予定でございます。  また、令和3年5月から、東京都が都市計画決定の手続きを開始する予定でございます。 ○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆荻野 委員 この、まず今の説明ともかぶってしまうのですけれども、根本的な質問として、この2枚目の資料を見ると分かるとおり、基本的には、変更なしと削除が矢口・下丸子地区と大森東・大森南地区というところで、全体的に防災街区整備方針としては、これは整備するエリアが減るということでよろしいですね。減るというか、変更なしとほかは削除だけだから、基本的には、全部なくなった部分だけがあるということですよね。 ◎榊原 都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆荻野 委員 これは、もともとあった矢口・下丸子地区というところと、大森東・大森南地区というところが減っているというところなのですけれども、この防災街区に防災再開発促進地区に指定されるというところは、やはりその中での木造住宅密集地域の密度だとか、そういった規定があると思うのですけれども、それが、例えば、この2地区だとどれぐらい、もちろん個別の1件1件で見れば、もちろん木造まみれのところもたくさんあると思うのですけれども、これは、どれぐらい改善されたことで、この削除ということになったのでしょうか。 ◎潮戸 防災まちづくり課長 こちらの改善が進んだというところで、指標の中に不燃化を示す資料として、不燃領域率という指標値がございます。そういった指標値の中で、この事業を完了する一つの目安として、国の算定基準で言う40%以上というところをクリアすれば、一つの事業の終了の目安になるという背景の中で、この事業が終わっているという経過がございます。 ◆荻野 委員 そうすると、今回、削除になった2地区は、その40%以上という国の指標をクリアをして、ほかの地域は、まだ40%の国の指標までいっていないという、そういう単純に考えてよろしいのですよね。 ◎潮戸 防災まちづくり課長 この間、この当時、いわゆる木密事業という事業なのですが、平成2年から8年に事業導入して、平成20年度までに終了しております。当初は、こういう個別地区で助成事業でやるという考え方だったのですが、その後、広域的には、規制で改善を図ると。それ以外に個別・集中的にやる地区については、都の不燃化特区制度みたいな、より有利な助成制度の事業ができましたので、そういったものを組み合わせてやるという考え方に変わっておりますので、不燃領域率だけで言うと、40%以上になっている地区でも、残っている地区はあるということでございます。 ◆奈須 委員 この区域の指定が終わってしまうと、この地域に行ってきたいろいろな都市計画のルールであったりとか、あるいは補助みたいなものはどうなるのですか。 ◎潮戸 防災まちづくり課長 ここの事業から外す地区は、もともと先ほどありました木密事業をやる上で、この区域指定、防災再開発促進地区という指定が事業の要件になっておりましたので、それは指定しておく必要があったのですけれども、今、ここの事業を外した地区でも、その事業要件に該当しない、より幅広くやる耐震の除却助成だとか、そういった改善に必要な個別事業が使えるものは、使いながらやっておりますので、ここの区域を外したからといって、そこの辺りで何にも改善のための施策をやめてしまうとか、そういったこととは考えが違います。必要な事業だけ、規定があった事業だけやめるということでございます。 ◆奈須 委員 今まで規定があった事業というのがなくなってしまうということで、それが、だから、残る事業と比べて不利にならないかというか。 ◎潮戸 防災まちづくり課長 こうした事業は、助成事業とかが多いのですけれども、毎年、毎年、あらゆる事業も点検して、よりよいものに改善していくという取り組みをやっております。  当時の木密事業というのは、共同住宅だけを対象としていて、非常に使い勝手が悪い事業だったというところもあって、より使いやすい制度にということで変わってきておりますので、こちらとしては、そういった改善を進めるために、より事業を改善しながら、施策を進めているということで取り組んでおります。 ◆奈須 委員 そうなると、指定し続けることと、指定しないことの意味が分からないのですけれども、そのまま指定していても何ら問題がないように思うのですが、指定し続けることによる弊害というのは何なのですか。 ◎榊原 都市計画課長 指定することの弊害というご質問ですが、これは、実は東京都が、この計画を作るにあたりまして、ある程度の指針、方針を出しておりまして、事業が完了した部分、箇所については、速やかに廃止することという一文がございまして、それに基づいて廃止するものでございます。  これがなくなったことによってのデメリット、先ほど来、質問がありますが、この地域につきましては、東京都の建築安全条例による、新たな防火規制などがございまして、建物が今度は、建て替えるために、不燃化が自然に促進されていく地区でございますので、そのような条例も定められたことから外して、デメリットはないと考えてございます。 ◆奈須 委員 そうすると、大田区の中での指定をつけることによって誘導してきたけれども、そうではなくて、もっと一般的な東京都の条例によって、この区域にかかわらず、全区域において同様な条件の住宅があれば、ある種の不燃化ということで言えば、変わっていくと思っていいということなのですか。
    ◎榊原 都市計画課長 先ほど申しました、東京都の建築安全条例の新たな防火規制という区域は、区内で約1,551ヘクタールを対象に導入しておりまして、これにつきましては、建物が密集している地域にかけております。 ◆奈須 委員 大体分かりましたけれども、使う建材の種類であったりとかというのを指定したりしてきた時期があったと思うのですけれども、そのことをおっしゃっているということでよろしいわけですね。 ◎榊原 都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆荒尾 委員 防災街区の整備方針の中で、この補助29号線のエリアが指定されていますけれども、前回の都市計画審議会の資料で、この補助29号のところが新たに指定となっているのですけれども、この補助29号線が今、特定整備路線で計画中ですけれども、この道路ができない場合は、ずっとこの防災街区に指定され続けるということ、できるまで指定され続けるということで理解していいのでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 事業が継続している限り、指定が続けられますが、事業が完了、もしくは廃止になった場合には、同じように廃止することになります。 ○海老澤 委員長 それでは、まちづくり推進部の質疑は以上として、まちづくり推進部臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 次に、都市基盤整備部所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、資料番号16番、令和2年10月9日から10日の台風14号に伴う対応について、報告をいたします。  1番、気象情報でございます。10月10日、土曜日、3時45分、強風・波浪注意報が発令されました。  2番、大田区の水防態勢についてでございます。10月9日、17時15分、監視態勢を設置いたしました。10月10日、土曜日、8時半に水防一次態勢に移行いたしました。  (2)水防態勢配備人員につきましては、合計154名で対応いたしました。内訳は記載のとおりでございます。  3番、降雨量でございます。各特別出張所ごとの総雨量、最大時間雨量、最大10分雨量をお示ししてございます。  次のページをご覧ください。  4番、活動状況でございます。各課における活動状況を記載してございます。  5番、区民等への注意喚起でございます。ホームページ、ツイッター、LINEなどで情報発信などを行ってございます。  6番、今回につきまして、大きな被害状況はございませんでした。 ◎石井 公園施設担当課長 私からは、都市基盤整備部資料番号17番、萩中公園水泳場の工事に伴う休場について、ご説明させていただきます。  萩中公園水泳場は、平成7年4月から営業を開始し、既に25年が経過しております。施設の機能維持のため、ウォータースライダーを中心とした鉄部の塗装工事及び換気窓の修繕並びに中央監視装置を更新いたします。  昨年、予算計上時に想定いたしました予定のとおり、繁忙期である夏季営業期間を避け、温水期のうち、さらに利用が落ち着く11月からの工事を予定してございます。  高所での作業があり、そのため、水泳場内に足場を組むなど、準備工事を含め、工事が大がかりとなります。  工期は、令和2年11月16日から令和3年3月19日まで、約4か月間を予定しております。  今後につきましては、大田区報11月11日号、ホームページ、萩中公園水泳場での掲示を行い、休場期間の周知を行ってまいります。  引き続きまして、都市基盤整備部資料番号18番、田園調布せせらぎ公園自転車駐車場の新設について、ご説明させていただきます。資料のほうをご覧ください。  まず、概要についてご説明をいたします。資料の位置図と詳細図をご覧いただければと思います。  田園調布せせらぎ館建設前の駐輪場は、休憩所の脇に設置されておりました。今回、公園内に新設いたします自転車駐車場は、どりこの坂に近い北側に設置する予定でございます。設置台数は、37台を予定しております。  利用料金についてご説明いたします。今回、新設されます自転車駐車場は、有料とする予定でございます。料金につきましては、記載のとおりとなっております。  公園を利用される皆様のご負担とならないよう、利用開始から5時間までは無料としております。 ◎小泉 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 私からは、資料番号19番、田園調布せせらぎ公園休憩所の閉館について、ご報告をさせていただきます。  資料の案内図をご覧ください。引き出し線で休憩所と書かれた箇所が、現在の休憩所の位置です。この中には集会室などがありまして、これまで区民の皆様にご利用いただいてきました。年明けには、隣接して田園調布せせらぎ館が開館し、そちらの集会室などがご利用いただけるようになります。  そこで、現在の休憩所は、令和3年1月15日、金曜日の17時をもって閉館させていただきます。 ○海老澤 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。  上から順番に行きますか。台風14号。  台風14号は大丈夫ですか。皆さんが頑張っていただいたということで。よろしいですね。  萩中公園水泳場の工事に伴う休場についてということで、いかがでしょうか。 ◆平野 委員 確認なのですが、今、理事者のお話にあったのは、おおた区報の11月11日号とホームページに掲載されるということだったのですが、これは、この委員会が終わり次第、例えば、その周知みたいなことは。気になっているのは、ご利用されている方が直前になって使えなくなるというと、あれと思うので、その辺がどうなっているのかなと確認したくて。  この今後の委員会が終わったら、すぐ、例えば、ホームページとかに載るのかとか、ここのプール場で、何か張り紙がされるのかとか、区報までが出るのか、タイムラグがあるので、気になっています。ご答弁をお願いします。 ◎石井 公園施設担当課長 区報につきましては、11月11日号でございますが、ホームページ等につきましては、この委員会の終了後、できるだけ速やかに掲載をさせていただきたいと思います。  また、現場での掲示につきましても、委員会後に、掲示をさせていただこうという予定でございます。 ◆奈須 委員 まず、とても期間が長いのですけれども、これは、どうしてこんなに期間が長いのでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 工事の内容としましては、屋内ウォータースライダーの鉄部塗装、それから屋内プールの室内の換気窓の取替え、それから中央監視装置の更新ということで、その期間で三つの工事を予定しているため、長くなっております。 ◆奈須 委員 大体金額としては、どのくらいを想定しているのでしょうか。 ◎大田 基盤工事担当課長 入札前でございますので、公表はできないところでございます。 ◆奈須 委員 そうはいっても、これだけの工事期間を想定しているわけですから、大体何百万円なのか、何千万円なのか、何億円なのか、何十億円なのか、何百億円なのかぐらいは分かると思うのですが、大体の目安はどのくらいなのですか。 ◎大田 基盤工事担当課長 まだ、工事のほうは入札前でございますので、それについては、公表はできないところでございます。 ◆奈須 委員 それは、いつも言っているのですけれども、おかしいですよね。これだけ大体見積もって、このぐらいの期間になるよというのが分かっている工事で、それは入札によって結果は違ってくると思いますし、その事業者が、この数字を聞くことでという、そんな精密な数字を出したら、それは問題があると思いますけれども、大体どのくらいかということも言えないというのは、説明としては、どうなのでしょうか。 ○海老澤 委員長 入札前ですから、一応金額が確定されてしまうとまずいのでは。 ◆奈須 委員 目安。 ○海老澤 委員長 目安でも、入札前だからまずいでしょう。 ◆奈須 委員 目安というのは、先ほど申し上げましたように、何百万円なのか、何千万円なのか、何億円なのか、そのぐらいも言えないのですか。 ○海老澤 委員長 入札の案件は、話せないですかね。もし万が一、それが基準になってしまったらまずいので。どうでしょう。大体も言えないですよね。どうですか。 ◆奈須 委員 予算、そういうのは言えるのですか。予算書に載っている額だったら、言えるのですか。 ◎大田 基盤工事担当課長 予算額ベースでいくと、大体トータルで7,000万円ぐらいのところになろうかと思います。それ以上は申し訳ありません。 ◆奈須 委員 あと、もう一つ、これはこの間、大田区は夏の間プールを閉めていたわけなのですけれども、その間に工事をするということは考えられなかったのでしょうかね。 ◎石井 公園施設担当課長 もともと3月に休場をさせていただいてから、夏の営業期間も休場という形になってしまいましたが、今回、コロナ感染症に関しまして、これだけ感染症が拡大する、あるいは、その感染症に対しての対策が必要かどうかという判断が、なかなか直前まで難しかったというところで、4か月にわたる工事をその休場期間にやることは難しかったと考えてございます。 ◆奈須 委員 大田区として、プールをやめようと決めたのは、いつなのですか。開業しない、区民に開放しないと決めたのは。 ◎石井 公園施設担当課長 7月の中旬から夏季営業が始まります。当然、周知期間等もございましたので、6月には、そういった判断をさせていただいております。 ◆奈須 委員 これだけの費用をかけて改修をするということは、当然、今後も使うということになるとは思うのですけれども、今年の夏についても、ふたを開けてみたら、結構ほかの区では開いていて、区民の方から、大田区は開いていなかったから、何々区に行きましたと言われて、あら、それはすみませんでしたという感じになったのですけれどね。いろいろ、区民の皆さんのご心配もあれば、大田区の心配もあるでしょうし。でも、お金をかけて改修するということは、何とか来年、プールを開場しようという想定でいらっしゃるということでいいのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 今回、例えば、高所にございます換気窓等の改修も工事の範囲に入ってございます。現在、まだコロナ感染症につきましては、収束に至っておりませんので、夏以降、場合によっては、そういった今年と同じような緊急事態宣言等が発出されるですとか、重篤な状況にならない限りは、夏季営業は行う予定でおります。 ○海老澤 委員長 それでは、公園水泳場休場は以上で、次に、田園調布せせらぎ公園自転車駐車場の新設についてを、ご質問ある方、いらっしゃいますか。 ◆荒尾 委員 駐輪場についてですけれども、台数が37台とあるのですが、これは、今現在の駐輪場の台数とほぼ同じぐらいの台数ということで、この数になったのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 現在、建設中の文化施設が建設される前、休憩所の脇に駐輪場がございました。そのときには、ラック等がございませんでしたので、大体40台から50台、設置するような状況で駐輪場を設けておりました。  今回につきましては、その40台、50台のうち、駅利用者等で使われているケースもございましたので、そういったものを差引きしまして、この37台でも、十分対応できると判断しております。 ◆荒尾 委員 では、以前の駐輪場は、大体40台、50台ぐらいとめられるぐらいのものだったということで、割と余裕があったということなのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 時間、曜日等によっては、状況は変わりますが、余裕はございました。 ◆荒尾 委員 放置されている自転車というのは、これまであったのでしょうか。ずっと1か月以上とめてあったとか、そういうケースというのはあったのでしょうか。 ◎小泉 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 ないと考えております。 ◆荒尾 委員 では、今後もそういう心配はないということで理解しようと思います。  ただ、台数がこれまでよりも若干少ない台数になっているということなのですけれども、新しい施設ができるということになるので、区も力を入れてこのせせらぎ公園の整備に取り組んでいますけれども、そうなると利用者が増えるということも考えられると思うのですよね。  鉄道駅、電車を使ってこの公園に来る人も想定してというお話があったのですけれども、近隣の方で自転車に乗っている方も、当然、寄ってみようかなとなる人は増えると思うのですけれども、そのときに、この37台で対応できるのかどうかというのは、どうなのかなと思うのですけれども、今後、駐輪場が、全然間に合わないとなったときに、追加で整備するというのは、考えているのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 現在も、公園の東門側のほうにも50台程度置けるスペースもございます。  今後につきまして、特に、そういった設置等の予定はございませんが、利用状況によって、検証等は進める予定でございます。 ◆荒尾 委員 あと、料金なのですけれども、100円ということで、利用者負担を考慮してこういう料金設定にしたということなのですけれども、指定管理をやっているところが、こういうところから利益を上げるということも当然考えられますが、ある程度の収益性が、やはり求められるからというので、この公園を指定管理にしたという経緯があると思うのですけれども、そうなってくると、この料金設定も状況によっては変わってくる可能性もあるということですよね。当面は、これで行くにしても、変わるということは、十分にあるということでいいのですよね。 ◎石井 公園施設担当課長 まず、今回につきましては、利用料金制を採らせていただいておりますので、確かに、指定管理者のほうの収入となります。  公園の利用者につきましては、5時間無料ということで、公園利用者の負担は、できるだけ負担とならないような駐輪場としております。  それから、利用料金につきましては、条例等での上限額を決めてございますので、すぐにこれが、例えば、指定管理者のほうの都合等で料金が変わるということはございません。 ◆荒尾 委員 誰でも使える公園であるべきですし、本来であるならば、無料で使えるというのが一番望ましい形ではあるのですけれども、指定管理でやるということになった以上、やはりこうならざるを得ないのかなというのは、しようがない部分があるのかもしれないのですけれども、できるだけ多くの人たちに公園を使ってもらえるようにしていただきたいということを要望いたします。  駐輪場の整備も、今時点では考えていないということだったのですけれども、追加の検討というのも必要になってきたら、ぜひ検討していただきたいということを要望いたします。 ◆平野 委員 先ほどの荒尾委員に引き継いで、駐輪場のことなのですが、利用開始から5時間無料、これはすばらしいなと思います。  ただ、公園を使う人も、5時間以上使う人がいるかなと思ったりもするのですね。朝から土日来てとかですね。  この利用の徴収形態というか、例えば、機械でやるのかとか、人が入れるなのかとか、何か難しいと思うのですけれども、もし、人がいるのだったら、公園利用者に関しては、もう少し何か時間の融通というか、7時間使って無料とかできないのかなと思うのですけれども、二つ、どういう形なのかという、機械なのかというのと、人なのかというのと、その融通みたいなところでご検討していただけるかどうか、2点お聞きしたいと思います。 ◎石井 公園施設担当課長 まず、駐輪場ですが、ラック式の機械を設置する予定でございます。これにつきまして、普通、スーパーですとかにある、前輪を固定する機械を予定しています。  それから、人についてなのですが、当面の間、有料になる。5時間無料ですが、有料になるとか、周知の期間等もございますので、当分の間は、指定管理者等で駐輪場のほうに人を配置しながら、周知のほうを図っていこうと考えてございます。 ◆平野 委員 その周知の期間は、人は配置されるけれども、別に機械を使うので、運用は同じという認識でよろしいでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 委員のお話のとおりかと思います。  ただ、人の配置といいますか、その周知の期間等につきましては、今後、施設あるいは駐輪場が開設した後、利用状況を見ながら、期間のほうを決めていきたいと考えてございます。 ◆平野 委員 今の認識だと、周知がされるまでは、お金を取らないという認識になったのですけれど、大丈夫かな。それで大丈夫ですね。  もう1点、その台数のことも気になっていまして、今、東門に50台とお話があったのですけれども、もう場所がご存じの方は分かると思いますけれども、50台のこの場所、山の上で何かすごいところにあるので、上から来られる方はいいと思うのですけれども、下から来られる方は、ここまで持っていくというのは大変なので、今、この整備される37台のほうを使われるのかなと思うのですが、例えば、台数に関してなのですけれども、聞いていてうんと思ったことがあって、前は40から50台ということで、駅の利用が分かっている台数があるので、それは、駅の利用の台数だから省くみたいな話だったのですけれども、それは、どうやって把握されたのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 具体的な数字の把握ということよりも、今回、有料にしたことで、少なくとも駅の利用者に関しましては、駅駐輪場を利用される。あるいは、そちらのほうを利用を誘導するという考えのもと、駅利用者の減少が図れるのではないかという認識でおります。 ◆平野 委員 あと、もう1点。自転車の台数、何か適正な台数とか、公園の大きさによって何か基準があるとか、そういったものはあるのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 全く基準がないわけではないのですが、今回につきましては、そういった基準というよりも、これまでの駐輪場の台数等を参考にしながら、設置台数等は決めさせていただいております。 ◆平野 委員 確認なのですが、ということは、基本的には公園があって、基準が一応あるのだけれども、整備し直すときに、前の台数を基準に整備をしていると。そういうのを聞いていると、うんと思ったのですけれども。そうなると、前回まで、4、50台だったのに、数を減らしたというのは、駅に持っていくという、駅の利用の分を減らしたからということなのですけれども、その辺の整理というか、整合性というのは、いかがでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 これまでの40台、50台というのも、特にラック等がございませんでしたので、詰めれば50台で、比較的余裕を持ってであれば40台なのですが、先ほど申し上げたとおり、時間帯ですとかについては、混雑するときもあるのですが、基本的には、余裕がある状況での駐車・駐輪だったと認識してございますので、37台でも十分可能ではないかと認識しております。 ◆平野 委員 先ほど、荒尾委員の答弁にもあったのですが、今、増やす予定はないと思うのですが、公園が大きく変わるということで、初の指定管理になって、いろいろ変わって利用者が増える可能性もあるので、駐輪場に関して、様子を見ながら、先ほど、ご答弁にあった検討をしていくということがあったので、ぜひ細かく見ながら、駐輪場があふれないように、そういったこともご検討していただければと思います。 ◆奈須 委員 今の流れで言うと、私も、何となく、極端な言い方をすると、ショッピングモールの一画が公園の中に入ってきたみたいな印象があって、建物ができてみたら、余計に隈研吾様には失礼ですけれども、少し安普請の建物だったな的な感じですよね。最近、流行りではあるから、一見おしゃれに見えるけれども、本当に重厚感のある何十年も後世に残したいという建物には、見えないなと思って、とても残念な気がいたしました。会社の、隈研吾事務所が設計したということで、ご本人が設計したのではないと思いますけれども。  だから、何が心配かというと、いろいろな人が来ると、本来の公園利用の方たちの利用が排除されるのではないかなというのは、今までのご意見でもそうだと思うのですけれども、今までふらっと公園に来て、のびのびしようと思っていた方たちが、自転車で置こうと思ったら置けないみたいなことはないようにしていただきたいなと思います。  スーパーであれば、お買物をしたよというレシートを見せるとただになるのですけれども、逆にそういうシステムは、何か合わないかなと思うので、そこは工夫していただきたいな思います。そもそも、こういう機能を入れてしまったことが、私は疑問があるので、いろいろなやはり影響が出てくるなと思いながら、今日のお話を伺っておりました。  これは、私の一つのテーマでもあるのですけれども、駐輪場のこの機械の設置者、機械の所有者というのは、誰なのでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 機械の設置は、指定管理者のほうで行います。 ◆奈須 委員 大田区のアプリコの駐車場は、機械は大田区が設置しているのに、現実にそれを見て幾らとか、何台使っていましたというのは、指定管理者がやっていると。何か私は、性善説に立てないので、どうかなと思うわけなのですね。
     まだ、駐輪場で37台で、例えば、1日100円マックスだとしても、金額的には、それほどにならないというのはあるのですが、私がとても気にしているのは、サウンディング調査の中で、駐車場が収益事業だから、駐車場でもうけたいということを言っているわけですね。事業者は。  もちろん今回、指定管理を取った方ではないのですけれども、サウンディング調査の中で業者が言っているということは、やはりそろばんをはじきながら、ご商売なので見るときに、そうなると、この駐輪場の機械を本当に指定管理者に設置させて、そこから利用料金制ですから、言ってみれば、お金もうけマシーンをそこに置いたみたいな感じになってしまうので、どうなのかなというのがあるのです。  そこについてどう考えるかというのと、そもそもそうなると、言ってみれば、区民の財産のところに、お金もうけするための場所をそこに確保したわけですね。道路占用のように、公園の占用みたいなものも関わってくるのではないかなと思うのですけれども、そこら辺をどうやって整理していらっしゃるのか、お伺いできますか。 ◎石井 公園施設担当課長 指定管理者、その性善説に立つ立たないという話もございましたのですけれども、基本的には、指定管理者のほうから、日報等と報告を上げてもらいながら、チェックのほうをさせていただいております。  それから、区民の財産ということでお話をいただいているのですが、そもそもの指定管理者制度の制度設計の中で、こういった駐輪場を設ける、指定管理者のほうが設置するですとか、そういったことも折り込まれているところでございますので、特に問題はないと認識してございます。 ◆奈須 委員 協定を結んだからというのが答弁なのかなと思うのですけれども、では、その協定があったら、何でもできてしまうのかという、一方で大田区の占用ということの条例がある中で、どう整理するかというのは、私は、そんなに簡単なことではないと思うので、そこは、私ももう勉強したいと思いますけれども、今後、多分いろいろな課題が出てくるのではないかなと思っています。  それがなぜかというと、さっきも言ったように、駐車場という表現なのですよね。自転車であっても、自動車であっても二輪車であっても。そうすると、今後、多分駐車場もここに横に、今日の資料の中にもありますけれども、ではこれをどうするのかという話にもなってくると思います。そうすると、条例上は自転車は1日200円までという上限がありますが、自動車の場合には30分300円。これは結構な収入なのですよね。上限を取るとね。  では、公園の駐車場はどう考えるのかということとの間で、本当にサウンディング調査で事業者が収益事業として大きな収入の期待をしていたのもうなずける話なので、そこと機械設置と、収入の関係というのは、やはり私は課題だなと思うので、そこはしっかりと見ていただきたいなと思うわけなのですけれども、いかがでしょうか。 ◎石井 公園施設担当課長 サウンディングの調査の中で、各事業者から確かに駐車場が比較的そういった意味で収益が上がるという認識を持たれている事業者が多いのは事実でございます。ただ、施設としましては、特に大田区で公園のサウンディングの場合の事業者からは、駅から遠いですとか、逆に車を使う、自動車を使って駐車場での収益を上げるというよりも、逆に集客をすることで収益を上げたいという事業者もおりまして、駐車場に関しましては、位置づけとして、事業者ごとに認識が違うと区としては考えてございます。 ◆奈須 委員 論点は、みんなの財産で不当な利益を上げられたら困るということと、あとは、たとえわずかであってもきちんとやりましょうと、ルールどおりに。不明瞭なお金の出入りがあってはならないと思うわけですね。だから、そんなにもうからないところだから大丈夫という、そういう軽視したやり方というのは、区民の財産の使用においては、私は問題があると思いますから、今後、駐車場をどこに何台つくるかというのも、工事がどんどん進んでいく中で見えてくると思いますけれども、そこはちゃんと考えていただきたいと思います。 ○海老澤 委員長 それでは、都市基盤整備部の質疑は以上とします。  都市基盤整備部の臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 次に、環境清掃部の所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎菅野 環境対策課長 私からは、環境清掃部、資料番号10番、公衆喫煙所の整備予定について(六郷土手駅前)をご説明いたします。  京浜急行六郷土手駅前の京浜急行電鉄株式会社が所有するコイン式の駐車場に、閉鎖型喫煙所を設置するものでございます。  これまで、京浜急行電鉄との交渉を行い、設置に係る条件が整ったことから今回ご報告申し上げるものでございます。  喫煙所の設置の理由でございますが、喫煙マナー条例の制定に伴いまして、喫煙する人としない人が共存できるよう、喫煙所を整備し、分煙環境の推進を図るものでございます。  また、2点目の理由としまして、六郷土手駅周辺は、商業、工業地域が混在し、なおかつ住居が密集するなど、駅周辺の喫煙しない方への配慮と吸い殻のポイ捨ての防止を図る目的で設置するものでございます。  2の設置場所と仕様でございます。設置場所は、六郷土手駅前の駐車場の出入口近くのスペースでございます。  トレーラーハウス型の喫煙所のイメージは写真のとおりでございます。  (2)喫煙所の概要ですが、床面積は8.9平方メートル、高さ3.5メートル、軽量鉄骨造りでございます。  3、今後の手続き及び設置時期でございます。この喫煙所は、車両を利用した工作物に該当するため、建築確認申請等は不要となり、本委員会終了後に地域へのご説明を行うとともに、令和2年度中に設置に着手する予定でございます。  本喫煙所は、区が設置する公衆喫煙所として、区が管理を行ってまいります。 ◎池田 清掃事業課長 私からは、資料番号11番、年末年始の資源とごみの収集についてご説明をさせていただきます。  資料に記載のとおり、年末の収集は12月30日、水曜日まで通常どおり行います。年始の収集は1月4日、月曜日から開始することとしております。  したがいまして、12月31日から1月3日、日曜日までは、資源とごみの収集は行わない予定でございます。  具体的なごみの種別ごとの収集日につきましては、その下の表にあるとおりでございます。  年末年始の収集に関しましては、区報、ホームページ、町会回覧のほか、集積所看板、区設掲示板等でチラシを掲示して、周知を図ってまいります。また、ごみ分別アプリ、ツイッターによる周知というのも併せて実施する予定でございます。  資料の表の下にございますとおり、年末年始期間はごみの量が非常に多くなります。したがいまして、通常時と異なりまして、収集時間、収集コースを大幅に変更する可能性もございます。そのため、ごみ、資源を出していただく時間につきましては、収集日当日の朝8時までにお願いするように、改めて周知を図ってまいります。  続きまして、資料番号12番、蒲田清掃事務所等の移転についてご説明をさせていただきます。  環境清掃部では、持続的、効率的な清掃事業の構築を目指しまして、老朽化しております蒲田清掃事務所の移転を計画し、新庁舎の建設工事を進めてまいってきたところでございます。  このほど、建物が竣工したことを踏まえ、具体的な移転に関わるところが決まってまいりましたので、ご説明をさせていただきます。  清掃事務所の移転日につきましては、令和3年2月7日、日曜日となります。住所は下丸子二丁目33番5号、場所といたしましては、その次の資料にございますとおり、多摩川清掃工場内の敷地内で新庁舎を建てているところでございます。  収集業務の開始日でございますが、令和3年2月8日、月曜日、移転の翌日から通常どおり行います。  4のその他でございます。蒲田清掃事務所が収集する管轄地域については、変更はございません。また、電話番号は変更となるため、決定いたしましたら区報等でご案内をさせていただく予定でございます。  5の今後の庁舎活用についてでございます。現在、大田区では可燃ごみの収集業務につきまして、大田区環境公社に委託をしているところでございます。この委託の拡大に伴いまして、直営職員の定数の減、大田区環境公社の職員の増となることを踏まえ、施設の効率的な活用を図るため、先ほどご説明をさせていただきました蒲田清掃事務所をはじめとする清掃事務所等の庁舎を移転することを計画しているところでございます。  その移転の動きをこの図の中で示させていただきました。蒲田清掃事務所につきましては、先ほどのご案内のとおり、令和3年2月に多摩川清掃工場の敷地内に移転をいたします。その後、令和4年2月頃、調布清掃事務所が現在の多摩川清掃事業所、こちらは多摩川清掃工場管理棟内に執務室がございますが、こちらに移転をする予定でございます。さらに、令和4年3月頃、京浜島にございます大田区環境公社が現在の調布清掃事務所の庁舎に移転する予定でございます。  蒲田清掃事務所が移転をいたしますと、糀谷、羽田、六郷、蒲田東地区の皆様には、現在と比べますと若干ご不便をおかけする場合もございます。このような場合に備えまして、本庁舎の清掃事業課におきまして、防鳥用ネットの配付など窓口対応を補完的に行ってまいる予定でございます。 ○海老澤 委員長 では、委員の皆様の質疑なのですが、すみません、委員長から確認を一つだけお願いします。  喫煙所、公衆喫煙所の件なのですけど、3番のところ令和2年中と書いてあるのだけど、2年度中と先ほど言っていたのですけど、どちらですか。資料には2年中となっているので、2年中だと。年度というと3月までいくけどどちらでしょう。 ◎菅野 環境対策課長 12月までに着手するということでございます。 ○海老澤 委員長 では、2年中ですね。すみませんでした。確認は以上です。  では、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 公衆喫煙所ということで、この喫煙所はいろいろと調べてみたら、トレーラーハウスデベロップメントという会社の製品みたいなのですけれども、その会社の製品ということでいいのですよね。 ◎菅野 環境対策課長 このイメージがその会社のものということだと思うのですが、トレーラーハウス型の喫煙所をつくっている会社は数社ございますので、契約に際しては入札になるかと考えてございます。 ◆荒尾 委員 なぜそう思ったかというと、床面積8.9で、高さが3.5で、ちょうど同じこの写真の喫煙所がその会社のホームページのそのまま載っていて、大きさも同じだったのですよ。なので、そこになるのかなと思ったのですけれども、今後入札で業者を決めるということで、分かりました。  これは、購入になるのでしょうか。それともリースになるのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 本喫煙所は、都の補助金を使用しまして、区が購入するものでございます。 ◆荒尾 委員 東京都からの補助は、大体何%ぐらい、何割ぐらいの補助が出るのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 閉鎖型につきましては、上限で1,000万円まで出るものでございます。 ◆荒尾 委員 例えばなのですけれども、先ほど私が言ったその会社のトレーラーハウス、この参考イメージのものは大体580万円、購入価格で。今、特別期間中だということで、本来だと690万円だとなっているのですけれども、そうなると、結構高いものなのだなと思いました。でも、なかなか公衆喫煙所が整備できないということで、皆さん大変、環境清掃部の皆さんも大変苦労されているというお話も伺っているので、こうした形のものだと設置もしやすいですし、ほかの場所でも設置できる条件が整えば、すぐにでもできるのではないかなと思ったのですけれども、六郷土手駅以外のところで、公衆喫煙所の設置を検討している場所というのは、今現在あるのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 当初、京浜急行蒲田駅前の東口の自転車のシェアリングサイクルのところの区有地に京急蒲田駅前公衆喫煙所として設置する予定でございましたが、利用者の減少、新型コロナ感染症の拡大に伴う利用者の減少が見込めるために、この計画を中止したところでございます。  今回、六郷土手駅前の喫煙所を整備し、その後の予定ではございますが、今のところ設置可能な土地を探しているところでございますので、計画としては未定でございます。 ◆荒尾 委員 京急との協議ということで、京急の駅前ということで今進めているのかもしれないのですけれども、それ以外の場所、例えばJR、あと東急、モノレール、あと都営地下鉄等々、そういうところでは、まだ話し合う段階というまでには至っていないということなのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 委員のおっしゃる別の鉄道事業者との調整でございますが、JRなりに今回喫煙マナー条例の制定に伴って、ポスターの掲出をお願いしたところ、若干一部の駅からお断りされるという状況もございまして、必ずしも鉄道事業者が公衆喫煙所の設置に全面的に協力的であるというわけではないという判断に至っております。  その中で、京浜急行とは丁寧に説明をして、ご理解いただいて、今回の条件が整ったということになってございます。 ◆荒尾 委員 建築確認も必要がなくて、設置にはそれほど労力も要さないということで、すぐにでもできるのかなと私は思っていたのですけれども、今お話を伺って、なかなか大変なのだなということを改めて理解しました。  このトレーラーハウス型の喫煙所ですけれども、今はコロナ禍の中なので、密を避けなければいけないと思うのですけど、そうなった場合に人数制限、中に入れる人を制限するということをしなければいけないと思うのですけれども、管理人の方だったり、あとそういう人を置いて、密を避ける対策というのは、どのように考えているのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 常時管理人を配置するということは不可能でございますので、定員数を超えないように、中でご利用くださいというポスターを掲げて、それ以外の方は外でお待ちいただくということを想定してございます。 ◆荒尾 委員 本当にたばこを吸う人も吸わない人も活動しやすい、生活しやすいまちということは、東京都も進めているということなので、なかなか設置するのも大変だとは思うのですけれども、こういった形で一つのきっかけとして、この六郷土手のケースが、これがうまくいけば、さらにもっと増やせるところができるかなと私も思っていますので、今後も検討と、あと関係団体への協議を引き続きよろしくお願いします。 ◆平野 委員 今の公衆喫煙所の件なのですが、確認なのですが、今、都からの補助が1,000万円まで出るということで、これではないと思うのですけど、今、荒尾委員がおっしゃっていたこのトレーラーハウスのデベロップメントのところのものが580万円、基本は690万円という話だったのですが、つまりただでつくると思ってよろしいですか。 ◎菅野 環境対策課長 都の補助金の範囲内で設置する予定でございます。 ◆平野 委員 区は持ち出しがないということで。今、京急の蒲田の話があって、人数が減って中止になったというお話があったのですが、ぜひ進めていただきたいなと。区の持ち出しもないということもあり、あと、やはり喫煙所は吸われる人もなのですけど、私もよく駅でしゃべっているのですが、ぽいぽいたばこの吸い殻があって、とても汚いので、こういうものがあると全然違うかなと思うのもあり、吸われる人の権利ももちろん大事なのですが、副流煙とか、そういったものの人たちもやはり守らなければいけないというのがあると思うので、ぜひ設置できるところに関しては、人数が減ってというのもあると思うのですが、区の持ち出しがないと、私は設置したほうがいいと思うのですが、その辺の理由も含めて、ご答弁いただければなと思います。 ◎菅野 環境対策課長 東京都の補助金の委員からお話がございましたが、一応今年度までは都の補助金が出ると。今のところ、来年度以降については、まだ明確なお答えをいただいていないところでございます。  また、閉鎖型喫煙所につきましては、当然維持費がかかるものでございますので、その維持費の費用の兼ね合いも考えながら、設置を検討してまいりたいと思います。 ◆平野 委員 ちなみに維持費はお幾らぐらいかかるのでしょうか。 ◎菅野 環境対策課長 先日の決算特別委員会でもお答えしましたけども、雑色駅前で予算ベースで1か月当たり約50万円を見込んでございます。 ◆平野 委員 なかなかの経費がかかるというのが分かりました。ただ、この形態ではなくても、蒲田の東口であったり、大森にあるようなものを、ぜひ、それはまた違うという話になると思うのですが、前向きに検討していただければなと思います。要望です。 ○海老澤 委員長 要望として受けます。  喫煙所はよろしいですか。  それでは、年末年始の資源ごみの収集については、例年どおりですけれども、大丈夫でしょうか。 ◆秋成 委員 前の都市環境委員会のときからお願いしているのですけれども、例えば、この12月31日から1月3日は清掃工場が休みになってしまうのでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 31日から3日までの清掃工場の稼働についてでございますけれども、幾つかの工場におきましては、年始の2日以降、焼却を行うというお話は聞いているところでございます。 ◆秋成 委員 分かりました。実は、この第一京浜沿いの集積所はかなり数があるものでしょうか。大森と蒲田の区域内で。 ◎池田 清掃事業課長 第一京浜沿いにもごみの集積所というのは幾つかあると認識はしております。数につきましては、今手元に数字がございませんので、正確なところはお答えしにくいところではございますけれども、集積所があるということにつきましては認識しております。 ◆秋成 委員 分かりました。やはり、今回またオリパラを前にしまして、実は箱根駅伝のときに、2日に品川から神奈川に向かう。翌日にまた帰ってくるという中で、やはり本当に左右だけでも構わないのですが、千代田、港、品川とそれぞれ対応、調べてはないのですけれども、やはり区民の方からは、かなり人ごみ中で声援し、今回コロナでそれができないのかとは思うのですけども、こういったこともまた、今回まだ駅伝がどうなるのかも分からないのですけれども、こういったこともまたほかの区の状況を見ながら、また検討いただきたいという要望です。よろしくお願いします。 ○海老澤 委員長 それでは、蒲田清掃事務所等の移転について。 ◆荒尾 委員 蒲田の清掃事務所が多摩川のほうに移るということで、来年2月からスタート、動き出すということなのですけれども、最初は蒲田の事務所が多摩川に移るということだけ聞いていて、この資料を見ると、調布の清掃事務所も多摩川に移ってきて、そこの多摩川清掃事務所のところに環境公社が入ってくるという、結構目まぐるしい動きになるのだなというのを確認したのですけれども、まず一つ確認したいのは、多摩川に清掃事務所を集約する形になりますけれども、この目的というのは何ですか。 ◎池田 清掃事業課長 調布の清掃事務所の移転を含めまして、庁舎の移転の目的でございます。清掃事業を将来に向けて、持続的、効率的に事業を展開していくということを目標に、おおた未来プランの中でも計画のほうをさせていただいているところでございます。将来にわたって、可燃ごみの収集業務を中心として、収集業務を担う職員が定年退職等を含めて、少し少なくなってくるという状況がございます。それから、可燃ごみ収集業務委託をお願いしている環境公社のほうでも、委託の地域が拡大するほど職員が増えてくるという状況がございます。  それから、こうした状況を踏まえて、施設の利用も集約的に、効率的に行っていきたいと、そういう目的から庁舎の活用、移転等々を計画してきたものでございます。 ◆荒尾 委員 先ほどの課長の説明で、蒲田の清掃事務所が多摩川に移転することで、糀谷、羽田、蒲田エリアの皆さんにはご不便をおかけするというお話がありましたけれども、そうすると、調布も移転することで、田園調布だったり、嶺町、あと等々の調布側の地域のエリアに住んでいる方々にとっても、これはまた不便な思いをさせることになりますよね。持続的、効率的な活用とおっしゃいますけれども、区民にとってそれがどう映るかどうかというのは、また問題だと思います。  環境公社の退職者不補充で、環境公社の職員を増やしていく。そうなると、多分今の場所では手狭になるということですよね。今の環境公社の場所では。それで調布に移転するということになるのですけれども、この環境公社ができたときにも、私たちは反対の立場を取りました。そのときに、当時の課長が言っていたのは、収集能力の補完、あと安定的、持続的なごみ収集体制の構築ということで、可燃ごみ収集を環境公社に段階的に委託をしていくと答弁されています。環境公社に委託したことによって、この収集能力の補完だったり、持続的なごみ収集の体制が構築できているのか、その辺の評価はどう考えているのか、お答えできますか。 ◎池田 清掃事業課長 環境公社に業務を委託することに対する評価についてのお尋ねでございます。現在、大森の清掃事務所の地域で、小型プレス車18台中9台を委託しているという状況です。また、調布清掃事務所におきまして、同様に小型プレス車16台中7台を現在委託しているという状況でございます。収集業務につきましては、現在までのところ順調に業務のほうは行われていると考えているところでございます。  一方、収集を行っている職員そのものは、業務の経験がまだまだ浅いというところがございますので、その業務の経験の浅さから来る課題、問題等につきましては、清掃事務所と連携を図ることで区民の皆様にもご迷惑がかからないような、そのような対応を日々続けているところでございます。 ◆荒尾 委員 業務の経験が浅い職員がいるというご答弁だったのですけれども、結局ベテランの職員、区の職員の退職される方を新たに補充しないで、どんどんこの環境公社の職員を増やしていくということが、本当にごみ収集事業のサービスの向上につながるのかどうかというのが、私は疑問に思います。  ある方からお話を伺ったのですけれども、この環境公社に勤めている方で、自分が使っている備品等々は職場から支給されないというお話を伺っています。自分で備品を調達して、それで仕事をしているということもあるので、結局、この環境公社の設立の目的というのは、ごみ収集事業の削減、本来私はこのごみ収集事業というのは、区が直営でやるべきものだと思っていますので、環境公社ができて、今業務をやって、これから段階的に事業を拡大していくということになるのだとは思うのですけれども、やはり区民の立場から見て、ごみ収集事業のサービスの後退にならないように、ぜひとも検討していただきたいと思います。  その集約化することについて、私はかえって区民の利便性は後退すると思いますので、ぜひそこのところも改めて考え直していただきたいと要望いたします。 ◆荻野 委員 この今の多摩川清掃工場のところに、蒲田の清掃事務所も含めて移転していくというところで、この地図の内容を見ると、今の清掃工場の多摩川側ではなくて、こっちの矢口の住宅街のほうからの入り口の側が大分、入り口というか敷地が埋まるかなとも思うのですけれども、この土手側から入る際には、入るというと、もう道路的にはこの目の前のところは清掃工場に入る人が使うかなというところがあって、いいかなと思うのですが、これは道路的に住宅地の側のほうを、例えば、運用していく際とかに、やはり交通量が増えたりだとかとなってきたりすると、やはりふだんあまりそういう出入りの多いところではないので、心配になる方もいらっしゃるのかなと思うのですけれども、これはこの絵だと分かりづらいのですけども、要は、清掃工場の土手側のほうから、途中でトイレがあったりとかする側がありますよね。あちら側から入れる形になるのですか。どうなのでしょう。 ◎池田 清掃事業課長 清掃車の出入りに関するお尋ねでございます。こちらの資料の2枚目の敷地案内図のところをご覧いただければと思います。この下のほうの地図の左側が多摩川沿いに通りが走っているところでございます。清掃車は基本的にこちらの側から入って、こちらの側から出るということで現状も行っております。移転後も基本的な清掃車の動線については変更はございませんので、基本的に住宅街のほうに関しましては、ごみを収集すること以外では、なるべく通らないような、そういう形で対応していきたいと考えています。 ◆荻野 委員 池田課長は矢口のそっちのほうでもあったので、この辺のこともよくご存じかと思うのですけれども、今、例えば、多摩川清掃工場のフェスタだとか、あとエリア的にはもうこれは無理ですけども、消防のほうとかで、操法大会だとか練習とかでも使わせてもらったりとかもしているのですけれども、操法の練習とか大会はさすがにこれは無理だと思うのですが、フェスタとかその辺のイベント関係というと、話とかは何か聞いていたりしますか。 ◎池田 清掃事業課長 ただいま委員のお話にございましたとおり、多摩川清掃工場では例年10月の1週目、ないしは2週目の日曜日に多摩川清掃工場環境フェアという形で、地域の皆様方に敷地内を開放いたしまして、イベントを行っているところでございます。  今年度に関しましては、新型コロナの影響がございまして、開催は中止というお話を聞いておるところでございますけれども、移転後につきまして、条件が整い次第、こういった地域の皆様に清掃工場、清掃事業を知っていただく機会としてのイベントというのは継続していくものかと考えてはおります。 ◆荻野 委員 本当に池田課長も分かっていると思うのですけど、本当に今までも地域の方とも一緒になって、やはり清掃工場もそうですし、私も消防団員で本当に大会では調布地域の方が操法大会をやっていましたけれども、ふだんから練習とかでも使わせてもらっていて、1年に1回のフェアもあって、やはり地域の方ともいろいろと連携してやってきたので、今の清掃車の話もそうですけども、今後もしっかりと連携してやってほしいと、これは要望しておきます。 ◆奈須 委員 まず、幾つか質問というか、どうなるのかということで。これは、最終的に移転をすると、環境公社のあった場所と、それから、蒲田の清掃事務所があった場所が空くと思うのですけれども、これはどう使おうと思っているのかが1点。  それから、面積的なことなのですけれども、現状、蒲田の清掃工場で使っている面積と、新しくどのくらいの広さになるのか、考えているのかというのと、同じですね、調布も、それから環境公社、これはどうなっているのでしょうか。まずそこを伺います。 ◎池田 清掃事業課長 まず、大田区環境公社の移転後の庁舎の利用について、それから蒲田清掃事務所の移転後の庁舎の利用についてというご質問がございました。  大田区環境公社につきましては、現在のこの庁舎の中で、粗大ごみの積替え業務、それから粗大ごみの自己持込みの受け付け、受入れ業務というのを行っております。こうした業務は、調布の事務所のほうにはいきませんので、引き続き、この環境公社のこの京浜島の中継所で行っていきたいということを考えているところでございます。  それから、蒲田清掃事務所の移転後の跡地でございますけれども、こちらにつきましては、環境清掃部の管理から総務部経理管財課の所管の物件という形で管理が変わっていくという形で考えているところでございます。 ◆奈須 委員 本来、大田区の財産をどう使うのかという全体像が見えてから、では蒲田の清掃事務所は多摩川清掃工場の中に入れようねとなるのではないかなと。特に、多摩川清掃工場というのは、大田区のもの的に思いますけど、これは一部事務組合ですから、大田区として一部事務組合と何らかのしっかりとしたお話し合いがなければ成立し得ないことだとすると、そんなに簡単にこっちに行けばいいから、こっちは空けてしまえということもできないですし、でも、そこまでして一部事務組合と協議をして移転させるということであれば、何らかの後をどうするかというのがあるからこそのこういう計画なのではないかなと思うのですけれども、そこは全く知らされていないのか、総務部の管理するものになっているので、これから考えるから分からないとか、どういう状況なのですか。
    ◎池田 清掃事業課長 蒲田庁舎の移転後の利用についてでございますけれども、現状の中で、具体的にどういう形で活用するかについては、現在検討がなされているという状況を聞いているにとどまっている状況でございます。 ◆奈須 委員 環境清掃部としては、多摩川清掃工場の中に移転することについての協議については、主体的に関わったのでしょうか。その関わるときには、不退転の覚悟で、もうこの蒲田清掃事務所は使えないから何とか行ってこいと言われたのか、どういう感じだったのですかね。使えればラッキー的な感じだったのですか。 ◎池田 清掃事業課長 蒲田清掃事務所の移転に関しましては、そもそも老朽化が一つの発端という形になってございました。耐震基準を満たすような状況になっていないということから、早急に移転先を探すということが求められていた状況にあったと聞いているところでございます。その上で、多摩川清掃工場のその敷地内という、一定の広さがあるということと、清掃事業を運営していく場所という意味で、この清掃工場内の敷地において、新庁舎の建設予定に至ったと聞いておるところでございます。 ◆奈須 委員 いろいろな意味で不透明であり、分かりにくいのですけどね。これは、結構私は多摩川清掃工場の敷地の中に、もっと言えば、一部事務組合の敷地の中に、いわゆる移管されたというすごく大きな事業があったわけですね。収集・運搬は各区事務にしようと。これは、何か全体の一部事務組合の事務に戻ってしまう印象を受けるわけなのですけれども、この調布の事務所と蒲田の事務所が清掃工場の中に入ることによる建設費用であったりとか、土地の使用代であったりとかというものは、どういうお約束になっているのですか、一部事務組合とは。 ◎池田 清掃事業課長 蒲田の清掃事務所の移転に関する清掃工場内の敷地の利用、建設の費用の関係でございますけれども、土地につきましては、これは一部事務組合のほうから無償貸与という形で使わせていただくという形で考えているところでございます。  一方、建設につきましては、こちらは区のほうの費用ということで、建設をさせていただいているところでございます。  大変申し訳ございません。今手持ちのところで、その建設に係る費用等についての数字がないものですから、改めてこの点は確認をさせていただければと思っております。 ◆奈須 委員 先ほど面積のことを聞いたので、最後に面積のことはお答えいただきたいのですけれども、こういう動きを見ていると、清掃事務所とか、清掃工場に限らずに、今、例えば、この環境公社は一応三セクですけれども、大田区ではないわけですね。大田区から切り離された組織という。そういうものが、あるいは場合によっては、民間の事業者のときもあるのですけど、区民の土地や建物の中で事業を行うけれども、賃料を払わない、地代を払わないということが割と進んでいる。先ほどの公園の問題についても、小さなことだと思われるかもしれませんけど、駐輪場の機械は大田区の土地に、言ってみれば、民間の企業が設置をして、そこで収益を上げるという構図になってしまっているわけですね。そもそも公園の中に駐輪場があったのだからいいのではないかと思うと、実際にはその機械が民間事業者のものになっている。  公のものの中に、だから、土地を持っている人と建物を持っている人、そして、運営している人というのが今混在している状況になっていて、将来のことを考えると、これは土地と建物だけは区のものだけど、あるいは実際に運営しているのが民間になってしまったり、例えば、この一部事務組合の多摩川工場の内の敷地でいうと、一部事務組合の敷地だと、将来、収集・運搬というものをどう整理して考えるのかというのが、曖昧に、ぐちゃぐちゃになってしまうのではないかなという心配があるのです。  特に、一部事務組合の問題というのは、清掃工場も含めて、当分の間ということで移管されている部分があって、まだ整理されていないはずなのに、それが既成事実化されてきてしまっているところもあると思うのですね。だから、どこかないかな、古くなってしまったから困ったなと、ラッキー、ここがあるからと簡単にあちこちに行ってしまうということをすると、今後、またより整理できなくなってしまうのではないかと思って、すごく心配なのですけど、大田区はそういう一部事務組合との関係について、ちゃんと整理をした上で、こういう事務所の移転とかを考えているのでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 庁舎の移転に関しましては、当該敷地を持っております清掃一部事務組合、多摩川清掃工場も含みますけれども、関係者等の協議の中で話を進めてきたということでございます。それから、収集・運搬に関しましては、先ほどお話がございましたとおり、大田区を含む23区が行い、ごみの中間処理については清掃一部事務組合が行うという、そういう役割分担がございます。この役割分担は、引き続き違えることなく、収集・運搬業務を区の事業として引き続き展開をしていくということは継続していく予定でございます。  それから、業務に関しましても、可燃ごみの収集業務は委託をしていくところでございますが、不燃ごみの収集、それからごみの排出者に対する排出指導といった、そういった業務に関しましては、引き続き区の担う事業という形で考えておりますので、そうした事業を区のほうで引き続き行う中で、主体性を持ちながら、環境公社と連携を保ち、事業の展開を図っていきたいと考えております。  それから、先ほどの、すみません。私のほうで答え漏れました面積でございます。すみません、こちらに関しましても、今、新庁舎、それから現在の庁舎の建物に関しての資料を用意ができておりません。こちらも改めてご案内をさせていただくということでお願いをしたいと存じます。 ◆奈須 委員 最後の面積のところについて言えば、今後、今、排出指導は区のお仕事だよというお話がありましたけれども、先ほども荒尾委員のほうからもお話いただいたと思うのですが、では、清掃事業というのは誰がやるべきなのか、どう担っていくべきなのかということが、環境公社が設立したときに、当時の副区長が再公営化は考えていないのかと言ったら、もうずっと戻すことは考えていないと。たまたま一時期そこにいた副区長が、大田区政の今後を全て断言してしまうというのも私はいかがなものかなと思ったのですけれども、もっと公務労働とは何なのかと、公共とは何なのかと考えなくてはいけない時代に、この面積的なものも含めて、あまりに民間ディベロッパーの土地ころがしではないのですから、簡単に古くなったからここに土地が空いているしつくりましょうというやり方ではなくて、今後の清掃事業がどうなっていくのかということも含めて報告すべきだと思いますよ。そこは、次回ご報告いただけるということなので、そこら辺も含めてお答えいただきたいなと思います。  もう一つ、1点申し上げたいのは、一部事務組合の清掃工場の管理運営については、当分の間という文言があったはずなのですよ。そういう意味では、確かに清掃工場がある区、ない区という課題がありながらも、各区の清掃工場の事務にしていくのか、あるいは、複数区で共同的に清掃工場を管理していくのか、全体的な23区の今の一体の在り方なのかというのは、私はまだこれは結論の出ていない、そして今も検討している事務だと思いますけれども、何かそこの辺りも一組に任せていればいいやという感じになりつつあるというか、もう既になってしまっているのではないかなと思って、そこはすごく心配です。私も、その区移管の後に議員になりましたけれども、当時はまだ熱い、熱い議論の余韻が残っているときでしたから、区の皆さんともいろいろと議論もしながら、どういうやり方がいいのかということについてもお話いたしましたし、そういう意味では、一部事務組合がやはり東京都的な色合いも当時は強かったので、そういう中での自治権というものは何なのかということで考えてきたと思いますけれども、公とは民とはということもそうですし、東京都とは、23区、大田区とはということも、そういう議論がなくなると、単に区民の皆さんからお金だけ預かって使っているという、それでは公としてはどうなのかなと思うので、ぜひ今後のご報告の中で、そういう部分についてこそ、ご報告していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 清掃事務所を含めた庁舎の活用に関しましては、本日お示しをしたところで考えているところでございます。一方で、今後の展開につきましては、環境公社のほうに委託をしている業務をどのような形で今後拡大していくかということにも少し影響を受けるということがございますので、その点も十分踏まえて、直営のごみ収集、それから委託をしているごみの収集にそれぞれ影響が出ない形で、連携を強調しながら、効率的な事業運営を図っていきたいと考えます。  それから、一部事務組合の在り方に関しましては、先ほど委員のほうからお話がございましたとおり、当面の間は現行の体制でというところではございます。この点の議論につきましては、やはり一部事務組合そのものがごみの中間処理に特化しているということがある組織でございまして、各区に清掃工場がないという状況も踏まえたそういう中での立ち位置と考えているところでございます。一組の在り方につきましては、区だけでなかなか考えられるというところではございませんので、ほかの区も含めて、その在り方というのは議論はされていくということが必要になってくるのかなと感じているところでございます。 ◆奈須 委員 ぜひ、そういった議論をしていただきたいなと思います。やはり、この事務所の移転と面積の関係と、今もおっしゃっていましたけれども、環境公社はどうするのと。区の採用を直営の職員の採用は今後どうなっていくのだろうかということも、退職不補充でフェードアウトしていくと、知らない間に、もういないからしようがないねみたいなことのないように、きちんと議論した上で、そこはやっていただきたいなと思います。  本当に一組になったことで、どうしても一組主導でごみ量の予測があって、どうしてもなかなか各区が努力して減らしているのに、清掃工場が減らないなどという議論が一時ありましたけれども、また最近一組のごみ量予測もいいかげんになってきたかなと。私たち住民運動も弱くなってしまったところもありますので、監視の目が緩くなったのもあると思いますけれども、一組があるのではないのですよ、私たちの区の分担金があるからこそ一組はあるのですから、そこのところはやはり主客転倒しないように議論していただきたいと、これは要望しておきます。 ○海老澤 委員長 分かりました。先ほどの奈須委員の質問の中で、面積の件は個別にご報告でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○海老澤 委員長 ではお願いします。  では、そのほかは大丈夫でしょうか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○海老澤 委員長 それでは、環境清掃部の質疑は以上とします。  環境清掃部の臨時出席説明員の方はご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○海老澤 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。継続分の陳情について、理事者から何か動きはありますでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 特にございません。 ○海老澤 委員長 委員の皆様からは何かございますか。 ◆奈須 委員 全然そんなに大したことではないのですけど、先日、ある委員から私が発言するから発言できないのだと言われてしまったのですね。そんなことないですよね、皆さん手を挙げてくだされば、委員長は本当に公平な采配をしてくださって、きちんと委員会運営をしてくださっていますから、別に私がどなたかのご意見を遮ったこともございませんし、ここは自由な議論の場だと思いますので、そういう何か誤解を与えることをおっしゃりながら、ご自分の発言しないことを正当化することだけはないようにという、確認だけをさせていただきたいと思いました。  (「陳情だよ」と呼ぶ者あり) ◆奈須 委員 陳情の話なの、ごめんなさい。 ○海老澤 委員長 その他ということで。その他で今、奈須委員の言ったとおり、発言のある方は皆さん、挙手をしていただいて、私の目に届くように手を挙げていただきたいと思います。  陳情を今から言います。それでは、それ以外、特になければ、審査を行わないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。  次回の委員会は、11月13日、金曜日、午前10時から開会するということでよろしいでしょうか。  いいですか。返事をしてください、皆さん。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○海老澤 委員長 それでは、そのようにいたします。  以上で、まちづくり環境委員会を閉会いたします。                午後 0時02分閉会...