• "中間報告書"(/)
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  1. 大田区議会 2020-10-15
    令和 2年10月  地域産業委員会−10月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年10月  地域産業委員会−10月15日-01号令和 2年10月  地域産業委員会 令和2年10月15日                午前10時00分開会 ○松本 委員長 それでは、ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。  感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの症状が見られた場合、委員長の判断により傍聴人には退室をお願いする場合がございます。あらかじめご了承願います。  継続調査事件を一括して上程いたします。  まず、新おおた重点プログラムの策定について、理事者の説明をお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 新おおた重点プログラムの策定につきまして、補足の説明のほうをさせていただきます。  今回お示ししました新おおた重点プログラムは、新型コロナウイルス感染症拡大という難局を克服するための対策や、大規模自然災害への対策に迅速に取り組むために策定した計画でございます。  本計画では、これらの緊急、優先的に取り組むべき課題を6本の柱として掲げ、その具体的な取り組みを示しています。また、本計画は、喫緊の課題にスピード重視で取り組む必要がある一方で、ウィズコロナという視点を持って社会情勢の変化やニューノーマルに対応した施策展開を図っていく必要があることから、時期を分け2段階で作成することといたしました。  第2弾となる3月策定版では、社会情勢の変化や新しい生活様式などを踏まえた上で、令和3年度から令和5年度の取り組みを示します。詳細につきましては、資料のほうを、後ほどご覧いただければと思います。また、内容につきましては、個別に対応させていただければと思っております。 ○松本 委員長 ただいま説明のありました新おおた重点プログラムの策定につきまして、詳細に、細かいことについては個別にご対応いただくということで、委員の皆様のご理解、ご協力をお願いしたいと思います。  その上で、何か質問があればよろしくお願いいたします。 ◆佐藤 委員 今ご説明ありましたように、この10月策定のものと来年の3月策定のもので2段階ということで、本日の委員会では10月策定のものというので出されていますが、それで、今説明ありましたけれども、これ、前提とか、総論のところが議論してもいいのかなと思っているわけですが、六つの柱というのが出ているわけですけれども、これ、例えば柱1の感染症対策とか、柱2の大規模自然災害対策とか、昨年も台風もありましたし、今は新型コロナウイルスの問題で様々な影響が出ているわけですから、こういう柱というのは理解できるわけですけれども、柱3、柱4もその新型コロナウイルス関連のところで今影響が出ているということなのですけれども、これは六つ、この六つと限定した、そういうものというのは何でしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 こちらでございますけれども、感染症、六つの柱、どのような根拠からかということなのでございますけれども、こちらにつきましては、感染症そのものに対する対策である感染症対策感染症の影響により困難な状況にある区民や産業への支援となる生活支援経済活動支援、また感染症対策を講じつつ未来を担う子どもたちの成長を支えるための学びの保障、子ども生活応援ということで、4本が新型コロナウイルス感染症に立ち向かう柱として立っております。あわせて、昨年の台風第19号のように激甚化する災害への備えが予断を許さないということであるので、大規模自然災害も、また柱の一つとしております。  厳しい財政状況の中、今後、これらの緊急対策を推進するためには、一層効果的で効率的な運営をしていく必要があるために、新たな自治体経営へのシフトを柱の一つに加えて、計6本の柱を計画の中心に据えることとしているということでございます。 ◆佐藤 委員 今、感染症対策4本と、その財政の部分と、あと自然災害、台風などありましたからということで6本だという、そういうご答弁だと思うのですけれども、感染症対策の4本、その柱第1というのは、総論的なところなのかなということと、あと細かいところで区民の生活のところと、区内産業の支援と子どもたちの教育の部分と、あと区の財政のことということだと理解はしているわけですけれども、それぞれ大事な部分で言っているところだし、これを読むと緊急経済政策だとか、この間、打ってきたことでこういうことがされたということも書かれているわけですけれども、この柱を六つで立ててやるというのは、どこで論議されて、こういう方針になったのですか。 ◎近藤 地域力推進課長 今回の、まずこの計画を策定した理由でございますけれども、新型コロナウイルス感染症の拡大という難局を乗り越えるために、限られた資源を緊急的、重点的に取り組む事業に集中的に投入し、早期に区民生活地域経済を立て直すことを優先するということで、緊急課題の克服をテーマとして、まずはこの計画を策定しているところでございます。
     そして、緊急課題として捉えているものとして、先ほどの繰り返しになりますが、感染症対策、大規模な自然対策生活支援経済的活動、学びの保障、子ども生活応援、また新たな自治体経営といって6本の柱を緊急課題として計画の中心に据えているということでございます。 ◆佐藤 委員 私が聞いたのは、どこで議論して、この柱を六つに絞ったのかということを聞いたつもりだったのですけれども、それは答えられますか。 ◎近藤 地域力推進課長 庁議を通じて、検討された課題でございます。 ◆佐藤 委員 計画の前提というところがありまして、将来人口の推計があって、将来の世帯数、財政の見通しと行くわけですけれども、前提の部分、それによって特別区税だとかを含めて収入がどう変わってくるかというところで計画というのは立てられていると思うのですが、この人口のところで、私、これは何を根拠にしているのかなと思ったのですが、大田区の人口がしばらく横ばいになって、2043年をピークに下がっていくということがこの中で書かれているわけですけれども、今、たしか先月、10月も9月に比べて大田区は人口が減ったのですよね。別に、この1か月が減ったから、それが長期的なトレンドというか、流れだという話をしているわけではないのです。それがずっとこうなるのか、またはこれからずっと減り続けるのか、それが一時的なもので横ばいで変わらないのか、また、実は増えるものかというところの根拠が、やはりある程度はっきりしておかないと、こういうものというのは議論できないと思っているのですが、この辺の根拠とその分析というのを、もう少し教えていただけますか。 ◎近藤 地域力推進課長 将来人口の部分ですけれども、こちらにつきましては、5年ごとに行われる国勢調査ベースにして、大田区の人口ビジョンとして示している数字を使っております。  現時点では、平成27年実施の国勢調査の結果を基に作成して、現在、国勢調査を実施しておりますので、改めまして、そちらの数字が公表された際には、将来的な人口、おおた重点プログラムと同じように、こちらについては一部修正、見直しをしていくという形になります。 ◆佐藤 委員 あまりここで人口の議論をしてもしょうがないなとは思いながらするのですけれども、将来、大田区の人口が2043年をピークに下がっていくという根拠は何なのですか。 ◎今井 地域力推進部長 前回の国勢調査ベースに、そのトレンド、傾向を過去の推移から、あと今後の大田区の様々な環境の変化を加味して推計を出しております。 ◆佐藤 委員 先ほど課長の答弁もありましたけれども、今年、今、まさに国勢調査をやっているわけですから、では、今後も、今、部長がお話をされたトレンド、流れは、その新しい数値、数字が入っていく中で、変わる可能性は変わる可能性としてあるということでいいですね。 ◎今井 地域力推進部長 現在、調査しております国勢調査、新しい国勢調査の数値によって、またそれは変化するという可能性があります。 ◆野呂 委員 私も、この人口のところは、そそっかしいので、最初、国勢調査の結果を反映していると思えなくて、今、73万6,000人の人口が、なぜ、この2040年のあたりに書かれているのだろうとか思いながらいたのですけれども、これはきっと実数を鈴木企画調整担当課長にも言ったのですけれども、一番下に若干、つけてくださると今の状況と国勢調査の関係は分かりやすいのかなと思いました。国勢調査の結果で、反映していっていろいろなことを想定しているので、実数として、今現在の人口の状況から分析した、例えば保育園待機児の数とか、そうしたものをきちっと反映されていく体制が必要かなということ、これは思ったのが1件です。  一つ、まず伺いたいのは、136ページ区民活動コーディネーター養成講座の中止というのがあったのです。それで、防災のほうではボランティア養成講座は開始するのですね、地域で。だから同じこういう区民に対するものであっても、どうしてこう違うのかなと。区民活動コーディネーター養成講座は、今すごく大事だと、私は思っていたのですけれども、これが見直し後は連続講座を中止するということで、でもその次のページ辺りを見ると、災害ボランティア養成講座は開催する、被災地での講座は休止ですけれども、区内での講座は4回開催するのです。だから今区民とつながっていく、区民の力を借りるということは、非常に大事かと思うのですけれども、これを休止とした理由をお聞かせいただけますか。 ◎近藤 地域力推進課長 こちらは、一方で重複するような事業、例えば消費者生活センターでも講師派遣を含めてございますので、ここの直接、この区民活動コーディネーター養成講座としては、見直し後、連続講座は中止しておりますけれども、それを補完するような形で、ほかの地域力推進課の業務の中で対応していくということは考えております。 ◆野呂 委員 そうしますと、それはどこのページに書かれているか分かりますか。例えば、地域力推進部でどのように取り組むのか、生涯学習の相談員育成とか、そういうことでしょうか。そうではないか。 ◎近藤 地域力推進課長 直接こちらのほうには掲載はしておりませんけれども、消費者生活センターで毎年講座等を設けておりまして、そういうところを共有しながら、そこの中のテーマの中の一環として取り入れる等を含めて考えております。 ◆野呂 委員 いろいろな事業が休止というのがあって、これはどうなのだろうとか思いながら拝見させていただいたのですけれども、今、役所の力だけではなくて、区民の力、NPOの力をお借りしながら様々支えていかなければいけない時代だと思うので、その辺は、コロナの状況にも影響を受けるかと思うのですけれども、それを見ながら、また若干手直しができるものはしていただきたいと思います。 ◎近藤 地域力推進課長 若干、ちょっと補足させていただきたいのですけれども、こちらは休止という形で、今年度については休止という形で2020年度の予定なのですけれども、当然、似たような類似事業を今後、事業の見直し等の中で部の中での検討の中ではあるのですけれども、結果として、例えば、先ほど生活センターの講座というものを一つの候補には考えてはいるのですけれども、当然、こちらのほうで引き続きやるほうの選択ということも選択肢としてはまだ残っていますので、完全に未来永劫、こちらの事業を休止しているということではございませんので、補足させていただきます。 ◆野呂 委員 128ページに、産業経済部で(仮称)大田区産業振興構想策定延期とあったのです。これまでに検討委員会等を開催されて、中間報告書も作成されて、区民意見の公募も実施されてきたのですけれども、ここに至って、この策定延期ということは、あまりにも経済動向が激しいということなのでしょうか。その理由をお聞かせいただけますか。 ◎大木 産業振興課長 今、委員ご指摘いただいたとおりで、昨年度の検討の中では、今回のコロナ禍ということが、基本的には検討の素材としてカウントされていないという状況がございました。  今年度は、産業振興課融資係をはじめとして、様々な課の中で、まずは区民の皆様の生活を守るために必要な支援策ということに注力をさせていただいているというところで、産業振興構想の検討については、一旦策定を延期してございます。  また、この構想につきましては、基本的には区の長期計画と連動して策定をしていくということで前提が進んでございましたので、そちらの策定の再開の動きもにらみながら、今後どのような形でつくっていくかというところについては、引き続き検討してまいります。 ◆野呂 委員 そうしたら、今後の様々な情勢の変動によって策定しようということもあるわけですよね。  羽田の跡地が開設して、ハネダピオの開設もありますし、それからやはり産業振興協会の、やはり人材の育成とか、そういったことも含めて、産業経済部と連携してやっていくことなので、区内全体の産業に関わることなので、ここはぜひ頑張っていただきたいなと思います。 ◆佐藤 委員 全体に関わることではあると思うのですが、今回のこの重点プログラムで、従前の事業の見直し前と見直し後ということで、それぞれ出ているわけですけれども、来年の3月に策定される重点プログラムの中には、例えば、これ、見直しをして中止をしたとか、縮小したというものが、どのような影響がその見直しによってあって、それで今後2021年度から2023年度にかけて、こういった方向で改善をしたいとか、こうやっていきたいということも含めて書き込まれるということでいいのでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 詳細はまだでございますけれども、委員お話しのとおり、3月策定版は令和3年度から5年度の取り組みを示していく形になりますので、当然、今年度の、今回の10月策定版に基づいて、今年度の執行状況を含めた中でのいろいろな振り返り等も含めた中での判断として記述はされていくと思っております。 ◆佐藤 委員 今回のものを見ると、それぞれの事業のところで細かく見ると、見直し前、見直し後と書かれていて、実施、実施なのか、実施拡充したというものも中には、緊急経済政策の中であれば、中止したとか、延期したとかというものがあるわけです。それによって、ではどういう影響があるのかなとかというものを、やはりそれぞれの事業であるのだと思いますし、今、野呂委員からもありましたように、この大田区産業振興構想なんかは、私は大事な事業の一つだとは思っていたわけですけれども、おっしゃるように、今答弁でされたように、コロナの影響の中で区内経済を取り巻く環境というのが激変していますから、やはりその辺も含めた見直しというのは、それはそれで必要だなと、今聞いていて、私も納得したわけですけれども、その辺のどう見直しをしたものを書き込むか、見せるか、だから拡充してやりますとかというだけではないですよねというのを聞きたいわけです。これだけだと、今回はあまり時間もないし、来年の3月までのものだから、こういう書き方もあるのかな。あと、細かくは別にそれぞれのところで聞けばいいかなとは私も思いますけれども、やはりせっかくつくるものだったら、その辺の分析も含めて載せたほうがいいと思っているのですけれども、載るということでいいですよね。 ◎近藤 地域力推進課長 そのようなご要望があったということで、所管部局に伝えておきます。 ○松本 委員長 次に、その他の所管事務報告につきまして、指定管理者制度モニタリング調査結果及び田園調布せせらぎ館に関する報告について、補足説明を行いたい旨、理事者から申し出がありましたので、これを許可いたします。  それでは、理事者の説明をお願いいたします。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 私からは、地域力推進部資料11番、令和元年度指定管理者制度モニタリング調査結果について、補足説明を申し上げます。  本調査は、大田区指定管理者制度運用マニュアルに基づき実施しております。地域力推進部対象施設は、昨年大田区青少年交流センターが開設したことにより、1の対象施設にございます5施設となっております。それぞれの施設の設置目的につきましては、2に記載のとおりでございます。  3にございますモニタリング実施方法についてですが、こちらも先ほど申し上げました区の運用マニュアルに基づきまして、全ての施設について、(1)、(2)にございます指定管理者による自己評価施設所管課の評価による所見のほか、公認会計士による財務審査のほうを実施しております。  また、今年度は大田区立平和の森会館指定期間3年目に当たるため、社会保険労務士による労働条件調査を実施しました。  洗足区民センターにつきましては、指定期間の4年目に当たることから、総合的モニタリング調査を実施しました。こちらは、先ほど申し上げました3の(1)、(2)の調査に加え、利用者アンケートや過去3年間の経営状況調査などを行っております。  結果について、次のページにございますが、詳細は施設ごとに別紙の大田区指定管理者モニタリング結果のとおり記載しておりますが、指定管理者による自己評価に関しまして、概ね良好、施設所管課としても概ね良好と認めましたが、こらぼ大森の1項目について、「もう少し努力が必要」と評価し、指定管理者に対して区から必要な指導を行っております。  もう少し努力が必要とした項目は、使用料支出等会計管理に関する項目となります。こちらは、毎月の使用料報告納入手続き等は適正に行われておりますが、施設使用料の還付について誤処理があったことによるものです。こちらの調査につきましては、区の指導に基づき、適正に処理をしております。今後は、同様の事態が生じないよう、会計事務規則等に基づき適正に処理してまいります。  また、財務調査につきましては、休養村とうぶ、平和の森会館青少年交流センター洗足区民センターの4施設については財務状況が良好、こらぼ大森については財務状況について改善すべき点があると判断いたしました。  また、平和の森会館労働条件審査につきましては、適正に労務管理ができていると判断いたしました。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 私からは、地域力推進部資料番号12番、田園調布せせらぎ館開館日等について、2点補足説明させていただきます。  まず、項番1、開館日等でございますが、規則に委任いただきました大田区田園調布せせらぎ館条例施行日を令和3年1月16日と定め、同日開館するものでございます。また、当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止策の徹底の上、開館記念式典等を開催いたします。  2点目は、項番4の内覧会でございます。12月22日から12月24日は、議員の方の内覧の日程として、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、密を避けるため複数日を設定させていただきました。時間帯など詳細につきましては、追ってご案内を差し上げます。  また、不特定多数の方の受入れが難しい状況でございますので、自治会・町会や地域活動団体、官公庁などの関係者の皆様には時間帯を分ける形で令和3年1月9日に内覧を予定しております。一般の方には、内覧の代わりとなる動画配信を検討しております。 ◎山本 文化振興課長 私からは、観光・国際都市部資料番号11で、令和元年度指定管理者制度モニタリング調査結果について、ご報告をさせていただきます。  文化振興課所管施設でございますが、公益財団大田文化振興協会指定管理代行を受けております5施設、またタイムズ24株式会社タイムズサービス株式会社グループが受けております大田区営アロマ地下駐車場について、説明をさせていただきます。  このモニタリングにつきましては、地域力推進部のほうからも説明がございましたとおり、大田区指定管理者制度運用マニュアルに基づき基本協定で定めて実施をしているところでございます。  モニタリング実施方法は、指定管理者によるセルフモニタリング所管課による履行状況確認評価をしております。また、大田区公認会計士監査団推薦公認会計士による財務審査を実施していただいております。  結果については、次のページからのモニタリング結果でございます。  文化振興協会が所管しております大田区民プラザ区民ホール・アプリコ大田文化の森、龍子記念館熊谷恒子記念館でございますが、財務審査のほうは問題がないということで、公認会計士の評価をいただいているところでございます。  施設の管理運営につきましても、別紙のとおりでございます。  コロナ禍において、2月、3月につきましては、特に3月からは休館ということで対処したわけですけれども、ガイドライン等を定めた上での対処をしているところでございます。  区営アロマ地下駐車場についても、財務審査については良好であるということでの結果をいただいているところでございます。  区営アロマ地下駐車場モニタリング結果の個別表をご覧いただきます。管理のところで、一番上のところが、施設所管課評価としては三角ということで評価をさせていただいております。基本協定におきまして、実施報告書の提出が月末より15営業日以内にできていないことがあった、指定管理者のほうも、ここのところを認識しているところでございますが、そこについては、所管課としても厳守することを指導いたしました。ここは、営業日ですので、土日とかを挟んだ部分での提出が二、三遅れたケースが生じたということで、ここについては指導をしているところでございます。  ほかの部分、おおむね良好に管理をしているというところで、私どもも評価をしているところでございます。 ◎堀 スポーツ推進課長 私のほうからは、スポーツ施設3施設について、補足をさせていただきます。  まず、大田区立大森スポーツセンターでございます。  こちらのほうは、大森本町複合施設の中にございまして、ブラジル女子ハンドボールチーム事前合宿など、円滑に実施できるよう支援してまいりました。コロナ禍におきましては、3密防止などの徹底を図りまして、トレーニングルームの使用を2月から中止するなど、安全な運営に留意している記述がございます。  私どもの判断といたしましても、区民サービスの提供を評価するとともに、財務審査も良好ですので、指定管理制度による指定運営は問題なく行われていると判断してございます。  続いて、大田区総合体育館でございますが、こちらのほうも見るスポーツ、するスポーツの両方を適切に提供していることを踏まえ、安全な施設運営に努めていると評価するとともに、財務審査も良好ですので、問題なく行われていると判断してございます。  最後に、大田スタジアムでございますが、元年6月に大規模改修工事を終え、7月よりリニューアルオープンをいたしました。安定的な運営ができていること、またコロナ禍の対策もしっかり行いまして、プレー環境を整えていることを確認してございます。  利用者アンケート満足度では93%と高評価を得ておりますので、指定管理者としての役割を果たしていると判断しております。なお、こちらも財務審査は良好でございます。 ◎大木 産業振興課長 私からは、産業経済部資料番号の9番、令和元年度指定管理者制度モニタリング調査結果につきまして、ごくごく簡単ではございますが、補足説明を申し上げます。  産業振興課におけますモニタリング調査対象施設ですが、産業プラザ及び工場アパート並びに創業支援施設など、合計九つの施設でございます。  うち6施設は、総合評価モニタリング、3施設は通常モニタリングとなってございます。  モニタリング調査結果といたしましては、総合評価を行いました産業プラザ及び工場アパート等の6施設におきましては、全てAないしBの評価としてございます。  また、産業プラザ及び大森南四丁目工場アパートを除く7施設につきましては、労働条件調査を行ってございまして、これらの評価を総合して九つの施設全てにおいて、指定管理者により適切に運営されていると判断をしてございます。  今後も、指定管理者を通じまして、各施設の適正な維持管理に努めてまいります。 ○松本 委員長 それでは、報告順に質疑を行いたいと思います。  まず、地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いしたいと思います。資料番号11番、モニタリング調査結果について。 ◆野呂 委員 こらぼ大森ですけれども、先ほど課長から説明もございましたけれども、財務状況のところですけれども、改善すべき点があると、ただ、ここにその成り立ちから正味財産が乏しく、収益が指定管理業務へ依存しているという課題があるということで、これはそもそも区民協働の施設で財務状況という点でも厳しいのではないかなと思うのですけれども、これを改善するといったときに、指定管理者としてできる方策というのはどの程度あるのでしょうか。 ◎須田 大森西特別出張所長 確かにこちらに記載させていただいているとおり、こらぼ大森につきましては、地域の方を中心につくられたNPO法人ということで、ほかに何か事業を行っているということがございませんので、指定管理料に依存していることによって財務状況が改善すべき点があると判断されたものでございます。  ただ、自主事業等も行っていただいているところでございますが、こちらはほぼ実費で行っているということでございまして、なかなかこちらの財務状況をこれらの事業によって改善していくということは、実質的には難しいところがあるのかなと考えてございます。 ◆野呂 委員 やはりそういう成り立ちから、公認会計士はみんな同じようにチェックするのだと思うのですけれども、その辺は運営する方たちも厳しさがあるかなと思うことを踏まえながら見ていかなくてはいけないかなと、これは私の感想です。 ◆佐藤 委員 このモニタリング調査ですけれども、先ほどもご報告していただきましたが、指定管理者による自己評価及び施設所管課の所見と、あと公認会計士財務調査、それと社会保険労務士による労働条件審査に関する施設所管課の所見ということなのですが、これ、社会保険労務士は幾つかに限ってやっているのだと思うのですけれども、これは基準とかというのはあるのでしたか。それとも全部、何年かに1回やるということになっているのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 労働条件調査につきましては、指定期間管理中に一度行うこととしております。指定管理期間が5年間の施設につきましては指定期間の3年目、指定管理期間が3年間の施設については原則指定期間の2年目に一度ずつそれぞれ実施することとしております。 ◆佐藤 委員 それと、このモニタリング調査ですが、通常年度と総合評価とあるのですけれども、これはどう違うのでしたか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 総合的モニタリング調査に関しましても、指定期間中に一度することとなっております。もともとの通常時のモニタリング調査に加えまして、利用者アンケート調査やその間の経営状況の調査、通常は1年度前の経営状況調査等を行うのですけれども、その前を含めた経営状況の評価、そういったものを含めて総合的に行うということとしております。 ◆佐藤 委員 今答えていただいたように、大体仕組みは分かったのですが、例えば、大田区休養村とうぶなどは、今回通常年度の調査ということになっているわけですけれども、通常だと指定管理者所管課が所見を述べるのみなので、流れというか、大本は丸になるのだろうなと思うわけですけれども、私は別に休養村とうぶに何か思っているわけではないのです。ここに書いてあるようにリピーターが多いだとか、やはり利用された方がまた来たくなるというそういう施設だなと、私も何回か利用しているのでそう思っているわけですけれども。あそこは、たしかあれですよね、利用者アンケートもずっと取っていますものね、それでいろいろ対応していると思っているわけですが、それは、ここで言っている総合評価でやるもので、毎年は出さないから今回は載っていないということなのですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 休養村とうぶほか、施設で行っているアンケートは、アンケートということで、毎月こちらのほうでも目を通しておりまして、指定管理者ももちろん目を通しておりますので、それぞれ改善するところを協議していっていることとなります。  総合的モニタリングの調査というのは、全くそことは別でして、改めてこの総合的モニタリング調査用に利用者アンケート調査をやっていっております。 ◆佐藤 委員 つまり、モニタリング調査だけだと、その全体のところが、私はよく見えないだろうなと思っていて、せっかくそういう利用者アンケートを定期的に取っているのだったら、そういうものも反映されるような仕組みというのを、指定管理されている中で1回だけではなくて、そういうのを載せていかないと、どのような声が上がっていて、どう改善されたのかと、よく見えないだろうなと思っていて言っているわけなので、そういう改善というのはできないですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 まず、モニタリングの調査に関しましては、全施設で同じように行っておりますので、それぞれ確かに、とうぶ、平和の森とか、個別でアンケート調査をやっているところはございますが、それぞれ項目というのが全く施設に合わせてということになっております。  総合的モニタリング調査に関しましては、個々の細かいところに関しての項目というのはそれぞれ別ではあるのですけれども、調査の方法をそれぞれ合わせておりますので、そういったところで客観的に、現在130施設程度指定管理者がありますけれども、並べてみるとか、そういったことが可能になるために統一的な調査ということで行っております。 ◆佐藤 委員 副参事がおっしゃることは、私もよく分かるわけです。みんな同じ基準で同じようにやって、そうすると大体同じように出るよという話は分かるのですが、せっかくそういう自主努力をされているものは、こういう項目の中に反映されるようなことというのはあってもいいのではないかと思うのです。例えば、この利用者などからのクレームに対し適切に対応しているかとかというところに、毎月こういう調査、アンケートなどを取っていてこういうことがあったのを対応しているとか、そう書き込めるわけです、やろうと思えば。やっているところとやっていないところというのがあるわけだから、そういうものをしっかり反映できるようなものにしたほうがいいのではないかということを言っているわけです。同じ基準で同じようにやるというのは、それは一つの進め方としては当たり前の話だとは思いますので、ぜひ、そういう改善を求めますが、いかがですか。 ◎東穂 地域力推進部副参事〔計画調整担当〕 今回のモニタリングの結果の中でも、施設所管課の所見等、指定管理者自己評価に合わせてそれぞれそのアンケートの結果等を踏まえた所見をしているというところで、アンケートの内容とか、通常のアンケートの内容とかも反映されているものと考えております。 ◆田島 委員 こらぼ大森の改善すべきところの会計処理にちょっと誤りがあったということなのですけれども、還付の処理について誤りがあったということなのですけれども、これはこの誤りに気がついたというのは、この施設側の内部の調査というか、内部で分かったのか、それとも区からの調査で指摘されて分かったのかというのは、これはどちらなのでしょうか。 ◎須田 大森西特別出張所長 こちらにつきましては、指定管理者側、大森コラボレーションのほうで気づいたといいますか、それについて区のほうに報告があったということでございます。 ◆田島 委員 ということは、区からそれは事前に指示があって、こういう処理をしなさいというものがあって、それについて、それができなかったということが内部調査というか、内部のほうで気がついて分かったということだと思うのですけれども、これについては、区のほうも指示をしたということで、その後適正に改善処理をしたということなのですが、その後スタッフに対しての指導というか、そのこらぼ大森の中のその指導というか、そういう正しい処理の徹底というのはどうされたかというのは、何かの報告はあるのでしょうか。 ◎須田 大森西特別出張所長 今回の件につきまして、施設長から区のほうに報告を受けまして、それに基づいて区のほうから指導させていただいたと。その内容につきましては、施設長のほうからアルバイトスタッフ、職員も含めて会計事務の適正処理ということについてきちんと指導をしたということでございます。 ◆田島 委員 お金に関することでありますので、今後も引き続きそのあたりは注意するようにということで、引き続きこらぼ大森側のほうにはよく言っていただきたいと思います。 ○松本 委員長 それでは、続いて、せせらぎ館の開館日等について、資料番号12について、質疑ありましたら。 ◆佐藤 委員 先ほど内覧会のところで、議員向けのところは12月22日から24日、密を避けて3日間行うというお話だったのですが、この来年の1月9日のところは、一般の方ではなくて、関わっている団体向けに行うというお話でしたけれども、せっかくですからほかに日にちがつくれるのだったら、何日か、二日になるのか三日になるのか、それは日程が取れるかどうかという問題もあるのでしょうけれども、見てもらったほうがいいかなとは思っていて、そのときもあまり人が来られると密になるということでしたら、応募抽せんとかというやり方もあるかとは思うのですけれども、そういったことは検討されなかったのでしょうか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 今回、感染拡大のリスクについて検討させていただいた中で、期間を設けてアクセスできる形で動画配信をするほうがメリットがあるかということで考えまして、また応募をという形になりますと、個人情報の収集等もございますので、そういった中でその点を比較検討した結果、このような形で設定をさせていただきました。 ◆佐藤 委員 大体、この1月9日というのは、何人を想定しているのですか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 大体20名から30名程度の団体を、今想定しているところですが、まだ検討を進めているところでございます。 ◆佐藤 委員 全体で20人から30人と言っているのですか。今、ちょっとよく分からなかったのですけれども。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 現在、精査の最中でございますが、全体で20人から30人程度になるのではないかと想定をしているところでございます。 ◆佐藤 委員 私が聞いたのは、開館日がありますからそれまでの準備などの関係で、ほかに日程が取れなかったのかなと考えたわけですけれども、今、所長が答えているのは、見てもらうよりも感染防止の立場から動画配信で見てもらったほうがいいのではないかとなったというお話ですけれども、日程は取れたのですか、取れなかったのですか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 開館までの準備等がございますので、そういった中で検討させていただいております。  また、今回1月9日に想定されている方々につきましては、主にはイベントをこれからご検討されているですとか、イベント、例えば青少対でガーデンパーティーで使われるとかそういうことで、先々の検討が必要な方ですとか、それから式典にご出席されることを想定される方などを、今精査しているところなのですけれども、当日の動きなどもございますので、そういったところでご覧いただくほうがよろしいのではないかと考えたところでございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、そもそも利用者の皆さんに対しての内覧会というのは考えていなかったということですよね、今のお話だと。そういう開館のセレモニーなんかがあるから、やはり関係団体の皆さんに見てもらったほうがいいということがあって、この1月9日を準備したと、それ以外の方は個人情報の収集の関係もあるから応募などはやらないで、内覧会動画配信で見てもらったほうが安全だという判断をしたということなのですか。
    ◎土屋 田園調布特別出張所長 当初の検討の中では、一般の方にもご来場いただけるほうがよろしいのではないかと考えたところではございますが、こういう昨今の情勢を踏まえまして、このように考えましたが、ただ動画を配信するということだけではなく、利用者の視点に立って指定管理者とよく協議の上、どのようなところを見たいのかというところを創意工夫した上で、ご覧いただくような動画を作ってまいりたいと考えております。  そのような形で内覧会ができなくても、内覧会にお招きできなかった部分については、それを補うようなことができるようにしてまいりたいと考えております。 ◆佐藤 委員 ちょっと言っていることがよく、私は理解ができないのですけれども、その利用者の方がこういうところを見たいよという動画というのは、利用される予定の方にどういうものが見たいですか、興味ありますかということを事前にアンケートか、何かを取って、それでそういう動画を作るのですか。何を根拠にそういう話をされているのか、よく分からないですよ。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 区も指定管理者も、それぞれ施設の利用については、他の施設など先行事例でどのようなところについて利用者様が興味、関心を持っているかということについては、ある程度把握をしているというところでございます。  また、これまで田園調布富士見会館等の機能移転等で日程等について、閉館の日程等をお知らせしている中で、既存の利用者様にはコミュニケーションを取らせていただいたところでございますので、興味、関心を持たれているところについてはある程度把握をしているというところでございますので、そういったところを反映していくということで工夫をしたいと考えております。 ◆佐藤 委員 ちょっといろいろ聞いているのは、ここ、公園も含めて陳情も出されたりして、地域の皆さんからかなり関心が高いものだと思いますので、せっかく造ったものですから、オープンしたらオープンしたでいいのですけれども、その内覧会をあまり制限するようなこと、感染防止のそういう立場も分かりますけれども、なるべくは見てもらうというのが、動画を作るのもいいのですけれども、動画を作るような手間があるのだったら、本当に私なんかは何日か設けられるのだったら設けて、見てもらったほうがいいと思っているわけです。それで、そういう日程は取れなかったのですかと聞いたのですけれども、そもそも日程を取るとか、取らないではないというお話をずっとされているので、今こんな話をしているわけですけれども、あれですか、やはりそういう方向で今進んでいるから、内覧会で一般の方に公開するということは予定していないということなのですね。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 開館に向けての準備のスケジュール等もございますので、現在のところはそのような形で考えているところでございます。  今後、工夫して進めてまいりたいと思います。 ◆野呂 委員 昨年、勝海舟記念館がオープンしたときに、3日間にわたって内覧会をしたのです。初日が報道機関だったのです。その次の日から2日間は一般の方たち、だから100何十名とかという数で来館してくださって、私は地域の施設というのは、広く大田区全体もそうですけれども、やはりそこに住んでいる方たちに愛される場所になることが大事だと思うのです。特にいろいろなことがあって、陳情もたくさんありましたけれども、できて、これからオープンするのですから、やはりコロナ禍ではあっても見ていただく工夫というのが、私は区民に寄り添って、その場所を、意見をいっぱいおっしゃった方であってもみんなが使ってくれる、末永く使っていただく施設になる大きな一助になるかと思うのですけれども、私は区民に動画ではなくて、せっかくの自然あふれる場所で新しい施設もできたのですから、その点を、例えば工夫して、例えば何時から何時までは一丁目の方とか、三丁目とか、何か、五丁目とか、どうにかして見ていただいて、愛していただく建物に、せせらぎ館にしていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。難しいですか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 限られた日程の中で、感染防止に最大限配慮しているところでございます。  また、開館後につきましては、オープンスペースを使いまして、グリーンフェスタ、10月に行っている連合会行事でございますが、こちらの展示会なども行うような形になっております。そういったところにお越しいただくことで、館内をご覧いただくことで、より愛されるような施設になっていくようなことを目指してまいります。 ◆野呂 委員 コロナ禍で対応される所長の大変さも分かるのですけれども、でも今までとここだけ違ったやり方、幾らコロナといえども、羽田イノベーションシティのときはそうしたかな、ちょっと違うのではないかと思うのですけれども、どうか、まだお時間がありますので、その辺は部の中で検討いただくよう、よろしくお願いいたします。  それから、いつも障がい者の団体の方たちに内覧のご案内をしていると思うのですけれども、今回、そういったことはないのですか。 ◎土屋 田園調布特別出張所長 UDパートナーの方々などにつきましては、今後点検等のスケジュールも予定しておりますので、そういった協議の中で検討してまいります。 ◆野呂 委員 障がい者の団体の方たちも安心して使えるということが大事だと思うので、彼らが内覧しながら意見を述べてくださることもあるので、そういった点を酌み取っていただくよう、よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、地域力推進部の臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 次に、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  観光・国際都市部の資料番号11番、指定管理者制度のモニタリング調査結果について。 ◆高山 委員 アプリコとかプラザとか、文化の森とか、文化振興協会に大きなところを管理委託お願いしていて、この結果を、報告書を見るとおおむね適正に運営していただいているということで、本当にありがたいなと思って、これからも引き続き適切に管理運営していただくように、チェックとかお願いしたいなと。  今年度は、コロナとかの関係でなかなかホールとか展示室、小ホールの利用が大分キャンセルになったりしているのはしょうがないと思うのですけれども、その中で区民プラザについて、ちょっと幾つかお尋ねしたいのですけれども、まず一つ目が地下の駐車場、アプリコにしても、文化の森にしても、スポーツ施設もそうですけれども、一般の人が利用できるように駐車場を造られているのですけれども、プラザだけは地下に駐車場があるのだけれども、なかなかその予約した人だけに何枚とかと駐車券を事前に配って制限しているような感じで、それはそれで利用する人にとっては確実に使えるということで、荷物の搬入のときなんかも便利に使えているのだと思うのですけれども、ただ、施設を利用しようと思って来ている人たちにとっては、駐車場があるのに使えないのかというので、不便な思いをすることも多々あるので、ほかと同じようにコインパーキング、時間貸しみたいにして、誰でも利用できるようにしたほうがいいかどうかというのは、また難しいと思うのですけれども、少なくとも施設を利用しようと思って来ている人が、もう少し便利に使えるような方法を考えていただけるとありがたいかなと。確かに、今下丸子の駅の近くには時間貸しのコインパーキングがたくさんあるのですけれども、いつまでもそれがそこにあるとも限らないですし、そういったより利便性の高い施設になるように、ぜひ検討していただければなと思うのが一つと。  あと、2階のレストラン、3月末でしたか、レストランが閉館になって、半年ぐらいたつのですけれども、やはりあそこにレストランがあることによって、すごい建物としても便利だったし、特に今まであそこでやってくれていた人は地下でジャズのイベントがあったりしたときにもケータリングなんかで対応してくれたりとか、施設にとってもすごくありがたいレストランだったと思うのです。レストランが必ずそうやってケータリングできるかどうかは別ですけれども、やはりあそこには飲食店がぜひあってほしいなと思いますので、どういう状況なのか分からないですけれども、ぜひそういう方向で検討していただければなと思います。いかがでしょうか。 ◎山本 文化振興課長 1点目の区民プラザの駐車場でございます。委員ご指摘のとおり、下丸子周辺、再開発もありまして、非常にコインパーキングが幾つかある場所でもございます。  過去に区民プラザにおいて、何度か検討、コインパーキングなどの検討をしたところでございますが、ちょっと費用対効果の関係で、現状では駐車場の設置、コインパーキングの設置というところは見送っているところでございます。  施設利用者との関係でございますが、施設利用者の方に駐車可能台数は、無料券とかを配布する台数は約50台ほどあるのですが、今、区民プラザの駐車場は40台ぐらいの駐車が可能となっております。全館利用するという状況の中においては、満車になるということもございますので、今導入の検討については、現状ではしていないところでございます。  2点目の2階のレストランでございますが、これも委員お話しのとおり、3月末をもってレストランの営業を中止しております。現状では区民プラザにおいては、昨年の台風のときに、地域の方々が水害時、区の施設ということもありまして、避難所指定はされていないわけですけれども、あそこに避難をしてこられて、受け入れたという現状がございます。  今、防災危機管理課のほうで水害時の対応ということを検討しているところでございますが、区民プラザについても一時の避難所として指定をされたところでございます。  そういう中で、区民プラザの事務室が地下にあります。地下1階にございます。昨年も水害のときに少し水が入ってきたような状況もありまして、大きな水害が発生したときは避難してきた方々をしっかりサポートしていくという役割が施設にはございますので、水害時の事務室については、今後区としてもどうしていけばいいかというところは、今検討段階でございます。  その一つの案としては、今空室となっている2階のレストランというところも一つ候補には挙がっているところでございますが、今後の調整となっております。 ◆高山 委員 レストランに関しては、水害時の避難をする上で事務所機能ということに関しては、別にプラザはあれだけの施設で、あそこ以外に事務所として使えないのか、わざわざレストランとして利用できるところに事務所を持ってくる必要はないと思うので、ましてや施設を運営する側から考えてもテナントの家賃として収入の可能性があるところですし、極力そういう飲食店を誘致する方向で検討していただきたいなと思います。  下の駐車場に関してはいろいろと、誰でも使えるようにすると施設を利用する人だけではなくて、周りの人が使いに来てしまうとかもあるとは思うのですけれども、課長が言ったように利用者ごとに割り当てられていると使用する人にとっては使えるかもしれないけれども、そこで何かをやっているから、ではそれを見に来ようと思った人にとっては使えないわけです。だから、そういうのも含めて、金額的にかなり格差をつけるだとか、一般の人はものすごく高くしておいて、その施設に来た人に関しては割引するような制度をつくるとか、そういうことをぜひ検討していただければなと思います。答弁はいいです。平行線になってしまって、多分進まないと思うので、ぜひ要望として言わせていただきます。 ◆野呂 委員 私も高山委員のその駐車場のこと、大賛成なのですけれども、たしか会議室を一つ借りると2枚、二つ続けて借りたときは4枚頂いたような気がするのです、駐車券を、私が。だけれども、私が自分の車を1台入れて、後の方たちがほとんど地元の方が自転車、徒歩で来られると、駐車券が余るのです。だから、そういうときに前もって例えば3枚、4枚渡すけれども、不要な方は返してくださいとかとあれば、その分が空くと思うのです、お部屋を借りていても。そういうことを、ちょっと今後検討してくだされば、少しは改善できるかなと思うのです。  障がい者の分のスペースを、障がい者の車両の分も上のほうに1台だけでしたか、空けておく、すぐ入れるように、でもそれはちょっと足りるかなとは思いながらいるのですけれども、どうか障がいがあって車椅子とかでも、だけれども運転はできるとか、様々ありますよね。そういう方たちの利便性のことを考えて、その分を空けていただくようにするとかしていただければなと、私も思うので、よろしくお願いします。 ◆佐藤 委員 細かいところで目立ったので、ちょっと聞きますけれども、この区営アロマの地下駐車場ですけれども、ここのところで管理のところ、事業計画書及び事業実績報告書などが期日までに提出されているか、また報告の内容に不備はないかというところで、15営業日以内にできていないことがあったということが報告されているわけですけれども、これを受けているタイムズ24は結構大きい会社で、それで少し長く指定管理されているとは思うのですが、これは原因だとか改善なんかはどうなっているのでしょうか。 ◎山本 文化振興課長 この部分、前年度のモニタリングの中で確認をした事項です。営業日というところが、平日の営業日というカウントがちょっとタイムズのほうがずれてしまったのが散見されたというところで、例えば月次の20日ぐらいに提出したのが、土日を含めると営業日としては15日以内だったとか、そういうちょっとずれが生じたというところで、今は改善の指導をしているところでございます。 ◆佐藤 委員 そうすると、この営業日の数え方の認識が、タイムズ24のところとちょっと違っていたというだけで、そこは、今は改善されたということでいいのですね。 ◎山本 文化振興課長 現在は、そのような指導をし、営業日15日以内、年度協定で定められている日までに提出ということの指導はしているところでございます。 ◆佐藤 委員 これ、モニタリングはこういうのはどうですか、どうですかというのに対して、指定管理者やまた所管課が意見を書いているのですけれども、読んでいますと職員の服装及び接客態度は適切か、問題なしとか、確保されているか、確保されているとかというだけしか書いていないから、どうやっているのかなというのは、ちょっと心配はあったのですけれども、所管課がしっかり対応して改善はしたということで、分かりました。 ◆野呂 委員 私もアロマのところがどうなっているのかなと思いましたけれども、ただ、ここ、利用料金の収入はこの12時間1,800円を24時間1,800円に、これは指定管理者が独自に料金を設定できたのですよね。 ◎山本 文化振興課長 委員ご指摘のとおり、指定管理者のほうの工夫としての提案を実施したものでございます。 ◆野呂 委員 それで、利用料の集金が非常に、前年比105.5%の増収ということでありますし、そういうこれだけ実績を上げていて、それが指定管理者に入る、収受されるから、区ではないので、結構利益を上げていると思うのです。そういう事業者は、やはり会計処理もきちんとしていただきたいなということが、これは私の思いです。  それから、あと先ほどスタジアムが93%の利用率ということで、とてもよかったなと思います。特に、スタジアムの改修工事を数十億円かけてしたのですけれども、所管課が、ここの区民の利用料金を、本当に適正に設定してくださって、2時間7,500円でしたか、これがやはり区民の利用率を上げてくださった。昨年、ちょうどサッカー場の改修で、サッカーの貸し出す利用料がスタジアムより高い設定で驚いたのですけれども、やはり所管課がこの点をきちんと議論して、どうやったら区民に使っていただけるかということを念頭に置いて適正に判断してくださったのは、本当によかったかなと思いますので、これからも頑張ってください。  あと、総合体育館で、床面の劣化が激しいという記載があったのですけれども、これは特段、普通にスポーツをしていて、どこの施設も同じような状況だとは思うのですけれども、特にアリーナがという何か理由はあるのですか、それは。 ◎堀 スポーツ推進課長 大田区総合体育館のアリーナは、やはりいろいろな競技、種目に使われておりますので、その意味で劣化がほかの体育施設と比べて激しいというところで、研磨の工事をかけさせていただきました。 ◆高山 委員 大田スタジアムについて、先ほど野呂委員もおっしゃっていましたけれども、課長からも昨年改修工事をやったということで、私は野球をやるのですけれども、先月初めて選手として大会であそこを使わせていただいて、本当に気持ちよく、もともと前からいい野球場だったのですけれども、より整備が行き届いていて、いいグラウンドだなんて思ってプレーをさせていただきました。  ただ、どうしてもするスポーツという意味では、本当によくなったなと思う一方で、見るスポーツという観点でいくと、2階に売店が、また飲食店の話なのかと思われてしまうのですけれども、2階に売店があって、それはスタジアムの中で唯一の売店なのです。この間、たまたま新聞に、あそこの2階の売店の記事が載っているのを見まして、すごい人気で行列になっていると書いてあって、大田スタジアムの売店というと、本当にお客さんを入れて、あそこを運営するときだけ来てもらうということで、毎日のことではないので、こっちが必要としているときに来てくれるということで、すごくありがたいなと思うし、それは本当に感謝しないといけないところなのですけれども、ただ、すごく要領がもったいないなと思って、行列ができるというのは、人気があって行列ができるというのもあるかもしれないのですけれども、要領が悪くて行列になってしまうのです。  野球を見ていて、ちょっと売店に行くと、さっと買って、さっとまたすぐ客席に戻って野球の続きを見たいというのが、あそこの施設を利用する人の心理なのですけれども、おにぎりくださいとか、焼きそばくださいとかというと、ぱっと、はい、幾らですよとやってくれればいいのですけれども、おにぎり頼むとそこで炊飯器を開けておにぎりを握り始めるのです。焼きそばを頼むと、そこから焼き始めるので、どうしても行列になってしまうのです。そうすると、見に行く人にとっては、外に出て道路の向こうのコンビニまで行ってきたほうが早いよとかなんて笑っている人もいるぐらいなので、あそこで営業していただけるのは本当にありがたいことなのだけれども、そういう野球を見に来ている人の心理なんかもぜひ考えていただいて、素早く対応できるようにちょっと言っていただけたらありがたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎堀 スポーツ推進課長 今、委員お話しのとおり、大変愛されている売店でもあるのですが、一方混み合っているということは、やはり大きな大会になればなるほど、そういう状況が見受けられるというところはご指摘のとおりでございます。  今現在、指定管理者とどうやって混み合うところを解消していくことができるか、協議を進めています。一例ですが、まだ案の段階でございますが、今、指定管理者のほうでは、ゆいっつのカフェのほうを運営しておりますので、そこから例えばそちらで人気のカツサンドとか、そういうものを少しこちらで、そういう大きな大会のときに提供できないかとか、ちょっと具体的な方法とやり方を協議しているところでございます。  今後も、やはりお客様を待たせないで、素早く売店として頑張れるようにやってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆高山 委員 ぜひ、よろしくお願いいたします。  あと、それともう一つ、利用するときの予約方法についてなのですけれども、たしか、あれはうぐいすネットで予約をして抽せんということだったと思うのですけれども、一方でその文化施設、アプリコとかプラザとか文化の森とか、大きいところというのは半年前とか、1年前とかに集まって抽せんですよね。それはそれで面倒くさいけれども、それはいいと思うのです。  団体で使用するときには、代表者が一人しか抽せんできなくて、何人もで来たりして、後で分かったらもう二度と使わせませんよぐらいな感じで、そういうのを本当にチェックして、公平にやってくれていると思うのですけれども、一方、大田スタジアムとか野球場を予約するときは、例えばチームとして使いたかったら、一人ひとりがみんなで申し込みをしてしまったり、だからすごい数に、一つの枠で3桁ぐらいになっているときもあって、本当に利用しようと思ってもなかなかできないような状況なのです。  文化施設と同じように、何か月か前にチームとして使うのだったら代表者一人だけで来て抽せんしてくださいとかにでもしないと、もうなかなかチームとして使いたくても当たらないのでは、誰かどこかで当たっているのでしょうけれども、その辺の利用の抽せんの制度とかというのが、変えるにはかなり前から皆さん、利用者に周知して、こう変わりますとかとやるのだろうけれども、ぜひ、今のままがいいとは思わずに、もっと公平に、区民に平等に使ってもらうにはどういうやり方がいいのかなと、ぜひご検討いただければなと思いますので、よろしくお願いします。答弁はいらないですけれども、もしあれば、お願いします。 ◎堀 スポーツ推進課長 本当に、区内で野球をやっている方、非常にたくさんいらっしゃるということが、その抽せんの倍率になって現われてきていると思います。今、委員お話しのとおり、やはりどういうことが公平で公正で、また効率がいいのかということは、やはり予約を受ける施設側としてはいろいろな角度から研究をすることが必要だなと感じておりますので、今後ともいろいろやり方は考えて検討して、研究をしてまいりたいと考えております。 ○松本 委員長 それでは、続いて、資料番号12番、春宵の響、実施結果報告について。 ◆小峰 委員 特に地元の区民の方は、コロナにおいては、きっと中止だろうと思っていたところ、こういう形で工夫をされて実施されたということと、あとは安心と安定の場所で見せていただいたということで、この感想の、区民として自慢できるイベントだったと思う、それから大勢の人に体験してほしいとも感じた、もっとマスコミや国外にも知れ渡ってほしいイベントだ、感動したなどということが連ねてありまして、コロナ禍だからこそ、こういう今までやっていたことに対しての大田区の魅力に光が当たったのかなと受け止めております。  たしか、今回1,500件ぐらいでしたか、事業の見直しの中で工夫をされて、こうやって実施をされた、その理由と、そして評価をお尋ねします。 ◎山本 文化振興課長 春宵の響につきましては、洗足池という場所において、毎年春に開催しているものでございます。  地元の風致協会はじめ、地域の皆様にとても愛されているイベント事業でございます。  コロナ禍の中で、一旦秋に開催できるかなということで、延期の検討をさせていただきました。しかしながら、コロナ感染症が収束するというところがありませんでしたので、実行委員会としっかりと打合せをしながら、別の方法が取れないだろうかという協議を何回か重ねさせていただいたところでございます。  そういう中で、ちょうどタイミングも合ったのかもしれませんが、前回まで25回という節目のときでもありました。人間国宝の寶山左衛門先生が初回から演奏していただいて、とてもいいイベントでしたので、その1回から25回の総集編をまとめて、皆様にご披露できないかなということも、地元からの意見としてもございました。  そういう中で、アプリコという場所を使って、アプリコのほうもイベントのほうは中止をしているところでございましたが、何とか感染症対策を施しながら、試みとしてもやっていこうということを担当、また地域の皆様とも打合せをした上での実施でございます。  また、一つ、アーティストの方々の活躍の場も、大田区だけでなくとも、いろいろなところで、やはり自粛という期間でもございましたので、そういうアーティストの活躍の場、また地元のイベント事業者の仕事の確保、そういうこともにらみながらアプリコでの開催を決定させていただいたところでございます。  委員お話しいただきましたように、来場者の方も、アンケートの結果に示されているとおり、とても喜んでいただいたこと、またもう一つは出演者の方々もすごく喜んでいただいたというところで、このアプリコでの開催についてはよかったかなという評価を部局としてもしているところでございます。  しかしながら、アンケートの中にもありますように、やはり洗足池での開催が、皆様はとても望まれているのかなという多くのご意見もありますので、コロナ感染症の推移を見ながら、次年度については洗足池での開催を主体にまた検討してまいりたいと考えております。 ◆小峰 委員 大変ご苦労された中で、ご尽力いただいたということがよく分かりました。総額幾らだったのかなと思いながらお話を伺っていたのですが、それとともに東京2020参画プログラムとして実施という形でも記載があります。その八つのプログラムの中の新しい日本発見文化というところを、きっと賛同されての参画だったと思いますが、この参画プログラムを実施したことによる波及効果などがあれば、それも含めてお伺いします。 ◎山本 文化振興課長 東京2020参画プログラムでございますが、補助金とかは、一切出ていないイベントでございます。  2020プログラムのほうでのホームページなどで、組織委員会が運営する媒体のほうで事業案内などを掲載していただいて、周知していただくというところがメリットでございます。  今回、そちらを通じてのお申込みがあったかどうかというところは確認ができていないところでございますが、はがきでのお申込みの中には、区外の方、特に名古屋から来られているお客様も1名いらっしゃいましたので、そういう効果、また演者の方々とのつながりでの地方からの大田区への来訪、そういうこともあったのかなと思っているところでございます。 ◆小峰 委員 今、おっしゃっていただいたところに着目をして、さらにいい形で新しい生活様式の中でのウィズコロナの時代の形というものを、また研究していただきたいと思いました。  あともう一つは、今、このコロナ禍の中で、どうやって健康を維持していこうかというところでは、この文化による精神衛生学上の効果というものを、私はこのアンケートの一つ一つの裏側を感じると、大きな効果があったのではないのかなと感じました。ですので、この精神衛生学的な視点も踏まえた上で、この大田区としての文化をどうやって今後判断していっていただけるかということを、大変期待をしているところです。どのようにお考えでしょうか。 ◎山本 文化振興課長 文化振興課での事業、イベントを多くやっているところでございますが、この春宵の響、またOTAフェスタなども一つの文化としての実施事業としてやっているところでございますが、先般報告させていただいたところでございますが、ふれあい動画コンテストということで、今年度、また代替事業としてのご提案をさせていただいております。  これから、区民の皆様にも周知させていただく段階でございますが、ふれあいとか、また文化を通じた、そういうコミュニケーションをまちの中に定着させるとか、アーティストなどの方々との連携とか、そういうものがコロナ禍の中でも生まれていくような工夫を様々してまいりたいと思います。  まだまだ試行でやる部分もございますので、区民の方々のご意見、また事業者の方々のご意見、また委員の皆様のご意見を頂戴しながら考えてまいりたいと思っております。 ◆小峰 委員 大変に期待をしております。よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、観光・国際都市部の臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 それでは、最後、続いて、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆佐藤 委員 今回、このモニタリングですけれども、9施設のうち6施設が総合評価ということで、利用者アンケート調査も出ているわけですけれども、この利用者アンケート調査を見ていたら、例えば良好とする評価、要望意見などのところに、いつもありがとうございますとか、書かれていなかったりとかして、随分アンケートの内容が薄いななんて思いながら見ていたら、例えば下丸子テンポラリー工場は、回答者1件なのです、4ユニットあるのですけれども。だとか、あと本羽田二丁目工場アパートは、8ユニット21戸あるのですけれども、回答者が5件。あと、大田区中小企業者賃貸住宅も28室あるのですけれども7件ということで、施設ごとにこのアンケート回答者数がまちまちというか、ばらばらでなかなか、せっかくアンケートを取ったのですけれども、うまく声が集約できていないのかなと見えるわけですが、この辺は何か工夫とかされなかったのかなというのがちょっと心配なのですけれども。 ◎堀江 工業振興担当課長 委員ご指摘いただきました工場アパート等の施設につきましては、利用者は当然入居企業、あるいは賃貸住宅の場合は入居者、これに限られるところはあっても、母数としてはどうしても少なくなってしまうところはあるのですけれども、当然、調査していく中でアンケートの調査、回収につきましては最大限努力をしているところではございますが、皆様、日常の業務の傍ら回答いただく場面も多々ございますので、ちょっと伸び悩んでいる結果になったところは正直ございます。  今後、こういった調査をする場合、引き続き回収率の向上に努めてまいりたいと考えているところではございますが、こういったアンケート以外にも施設運営の中で日常的に巡回等する中で、利用者の皆様のご意見を吸い上げて、適切な管理運営に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ◆佐藤 委員 今言った回収があまり進んでいない施設の指定管理者、全部野村不動産パートナーズ株式会社なわけです。それで、これ、アンケートはあくまでも利用者に対するお願い、ご協力ですから、強制力なんてもちろんあるものではないのですけれども、それにしてもどういった集め方をしたのかというのは、所管課のほうで把握していますか。 ◎堀江 工業振興担当課長 回収につきましては、期限を定めて、現地に管理人がいる施設もございますので、そういったところは巡回訪問の中で回収を促す、また、常時管理者がいないところにつきましては、定期的に現地訪問をしておりますので、その中で回収を促すといった形で、今回アンケートの回収等をしたと報告を受けております。 ◆佐藤 委員 それにしても、大分まちまちといいますか、個々で差が出ていますので、その辺のところをもう少しこの指定管理者などとも連携を取っていただいて、どういった声が実際に寄せられているか、寄せられていた声を見ても、ちょっと大変失礼なのですけれども、アンケートとしても要望意見なども大分薄いような、いつもありがとうございますと一言しか書いていなかったとか、忙しいということもあるのだとは思うのですけれども、その辺のアンケートの集め方の工夫も、今後していただくよう要望しておきます。 ◆野呂 委員 中小企業者賃貸住宅ですけれども、この入居の利用率が、毎年ちょっと厳しい感じなのですけれども、これは社宅として確保したとありますけれども、何か、入居しない、あまり利用率が上がらない理由は、どのように分析していらっしゃるのでしょうか。 ◎堀江 工業振興担当課長 中小企業者賃貸住宅の入居率のところでございますけれども、入居率がなかなか厳しいところもあるというところにつきましては、様々な要因があると分析をしております。例えば、駅からの距離、また、あとは間取りの問題、1DK、3DKのこの2タイプをご用意させていただいておりますので、そのニーズに合致する、しないというところもあると思います。また、賃貸住宅として、できるだけ会社に近い、職場に近いニーズもあれば、また一方で少し離れた距離でお住まいになりたいというニーズもございまして、そのあたり多様化する利用者のニーズとマッチしない部分というのも少なからずあるというところもございます。  こういった点も踏まえて、ここ数年、事務所としての利用も賃貸住宅につきましては可としておりますので、そういったニーズも拾いながら、今後市場の動きも見ながら、柔軟に対応して、入居率の向上に努めてまいりたいと考えているところです。 ◆野呂 委員 きっと、仕事を終えたら少し離れた場所でと思う方もいらっしゃるかと思うのです。だから、その辺を工夫して事務所としても利用可ということで、そういった取り組みが大事かなと思います。改善してくださっているということで、また次年度も頑張って、できるだけ多くの方たちに利用していただけるように取り組んでいただけるようお願いいたします。 ○松本 委員長 それでは、以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、産業経済部の臨時出席説明員の方は、ご退席いただいて結構でございます。  (理事者退席) ○松本 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、その後の状況変化はございますでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 状況に変化はございません。 ○松本 委員長 委員の皆様から、何かございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 特になければ、継続審査事件を一括して継続といたします。
     最後に、次回の委員会日程について確認をさせていただきます。次回の委員会は、11月13日、金曜日、午前10時からということで、開会ということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 ではそのようにさせていただきます。  以上で、地域産業委員会を閉会いたします。                午前11時32分閉会...