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  1. 大田区議会 2020-07-21
    令和 2年 7月  羽田空港対策特別委員会−07月21日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 7月  羽田空港対策特別委員会−07月21日-01号令和 2年 7月  羽田空港対策特別委員会 令和2年7月21日                午前9時30分開会 ○渡司 委員長 ただいまから、羽田空港対策特別委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、委員長の判断により傍聴人には退室いただくことをお願いする場合がございます。  今般の社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。  それでは、継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者説明をお願いいたします。 ◎鈴木 事業調整担当課長 私からは、空港まちづくり本部資料6番、「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」に係る定期借地権設定契約の締結について、ご報告させていただきます。  羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業事業契約書に基づきまして、令和2年7月2日付で契約を締結させていただきました。  契約の相手方は、羽田らい開発株式会社。  契約方式、土地の所在、面積は資料記載のとおりでございます。  契約期間令和2年7月3日からの50年間。  地代単価平米月単価600円となってございます。 ◎中村 空港まちづくり課長 私からは、資料番号7、8、9番を、3件続けてご報告させていただきます。  まず、資料番号7番、羽田空港機能強化について報告させていただきます。  区では、国に対して令和2年3月26日に、羽田空港機能強化等に関する要望書を提出してございます。その中で、B滑走路西向き離陸における騒音軽減措置について要望してきたというところでございます。  6月17日に、国から段階的な回答をいただけたので、今回ご報告するものでございます。  内容でございますが、南風時新飛行経路運用時間帯におけるB滑走路西向き離陸につきましては、当面の減便を踏まえた暫定運用ではございますが、比較的騒音影響の大きいと言われているB777についての可能な限りA滑走路からの離陸に振り替えるというものでございます。
     この対応によりまして、伊丹便の1便は残るものの、そのほかのB777については、A滑走路から離陸することになるため、市街地側への騒音影響軽減が図れるものと考えてございます。  区としましては、引き続き騒音影響の大きい航空機騒音軽減措置について要望してまいります。  次に、羽田経路固定化回避に係る技術的方策検討会について、ご報告させていただきます。  検討会は、以前の首都圏空港機能強化技術検討小委員会において、最も効率的とされた現在の滑走路の使い方を前提とし、特に最新の技術の進展を踏まえた上で、騒音軽減等観点から、見直しが可能な方策がないか等を検討するというもので、国において開催されてございます。  第1回目の検討会が6月30日に開催されましたので、情報提供させていただきます。詳細については、後ほどお読み取りいただければと存じます。  なお、こちらは国のホームページにも掲載されてございます。  次に、資料番号8番、例月の東京国際空港におけるゴーアラウンドについてご報告させていただきます。  令和2年6月分でございます。資料右上の表、月別の内訳をご覧ください。6月でございますが、A滑走路北向き着陸に伴うゴーアラウンドは7回ございましたが、そのうち区内上空通過は5回でございました。B滑走路西向き着陸に伴うゴーアラウンドは4回ございまして、全て区内上空通過でございました。  なお、左側の表はゴーアラウンド理由別割合で円グラフでもお示ししてございます。  次のページ以降は、6月のゴーアラウンド内訳でございます。  最後に、資料番号9番、南風運用(15時〜19時)に関わる騒音測定状況等についてご報告させていただきます。  こちらは、騒音状況及び滑走路別離発着回数について、国から提供を受けた内容報告するもので、令和2年5月分でございます。  まず、測定地点別騒音状況について、ご報告します。大森第五小学校の5月の最大値は67.3デシベル、最小値は57.8デシベル。平均値は62デシベルでございました。  羽田小学校の5月の最大値は85.7デシベル、最小値は65.3デシベル。平均値は74デシベルでございました。  次に、滑走路別離発着回数について報告します。5月のA、B、C各滑走路離発着回数記載のとおりでございます。 ◎菅野 環境対策課長 私からは、資料番号10番、令和2年2月、3月大田航空機騒音固定調査月報についてご報告させていただきます。  大田市場中富小学校、新仲七町会会館の屋上での航空機騒音測定結果でございます。ご覧のとおり、2月、3月とも全地点航空機騒音環境基準を達成してございます。  航空機一機ごとの騒音測定結果で80デシベルを超過した最大値についてでございますが、2月につきましては、大田市場最大値83.6デシベルは、2月12日、15時44分に計測されたものでございます。また、新仲七町会会館最大値87.2デシベルは2月3日、16時23分に計測されました。  これら、いずれについても、原因については国土交通省確認中でございます。  また、3月です。大田市場最大値81デシベルは、3月28日、18時48分に計測されておりますが、原因については先ほどと同じく、現在、国土交通省確認中でございます。また、新仲七町会会館最大値83.7デシベルは、3月17日、15時18分に計測されたものでございます。  これも先ほどと同様、国土交通省確認中でございます。  また、過去5月の委員会において、国道交通省確認中と回答いたしました大田市場の12月17日、10時27分に計測された82.1デシベル、また新仲七町会会館の12月12日、16時56分に計測された最大値86.5デシベル、また中富小学校の1月8日、19時48分に計測された最大値80.8デシベル、新仲七町会会館の1月11日、11時30分に計測された最大値84デシベルについては、国交省から、全て気象の条件により風向きにより音が流れたためという回答をいただいているところでございます。 ◎臼井 産業交流担当課長 私からは、産業経済部資料番号11番、こちらについて説明をさせていただきます。  こちらの内容は、羽田イノベーションシティにおける区施策活用スペースの現状についてのご報告でございます。  7月3日にまち開きを開始いたしまして、区の活用スペースにつきましても、動きがありましたので、その内容をご報告させていただきます。  大きく2点ございます。事務ゾーンテナントゾーンについて、それぞれご報告申し上げます。  1番をご覧ください。(1)は、産業振興協会ブランチのほうが開設をされましたというご報告です。7月3日から、ブランチのほうに現在3名の職員がおります。この後、視察されますので、現地のほうを見ていただければと思います。(2)広報等でございます。こちらのHANEDAPiOという愛称を決めまして、ロゴマークを作成し、ウェブサイトのほうもオープンさせていただきました。ウェブサイトのほうは、まだティザーサイトというごく簡単なものではございますが、これから内容を充実させて、広報をしっかり力を入れていきたいと考えております。  続いて2番、テナントゾーンをご覧ください。記載がありますとおり、昨年度秋に募集を開始いたしましたうち、入居予定者として選定した8者のうち、4者との合意がほぼ整いまして、入居時期がほぼ確定できました。  今年の8月から、年度末にかけて順次入居となる見込みとなっております。こちらのほうが確定できたことを踏まえまして、空いている部分につきましての二次募集のほうを、早ければ今月中には開始をさせていただきたいということで、現在準備を進めております。  なお、二次募集につきましては、申込期限は設けずに、個別にお申込みがあった時点審査をさせていただいて決定をすると、このような方法を取りたいと考えております。 ○渡司 委員長 では、まず空港まちづくり本部からの報告に対する質疑を、委員皆様、お願いします。契約案件、よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 では、機能強化について。 ◆杉山 委員 この部分については、国内線だけの部分で、今は国際線減便しているのですけれども、国際線についてはどういう扱いになるか。 ◎中村 空港まちづくり課長 委員長、すみません。今、当面の運用の話でよろしいでしょうか。 ○渡司 委員長 はい。 ◎中村 空港まちづくり課長 国から当面の運用ということで、暫定的な運用をしますよという話をいただきました。B滑走路からの離陸について、B777については、可能な限りA滑走路から離陸するというものでございます。特に、国内線国際線の指定はないというところでございます。ただ、今は減便中で、国際線が飛んでいないので、今回のここの中には国際線A滑走路から飛ぶというのは入っていないのかなということで考えてございます。 ◆杉山 委員 今度、需要が回復してきたときの対応を、やはり区としてしっかり取ってもらいたいと思います。要望です。 ○渡司 委員長 ほか、よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 ゴーアラウンドもよろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 南風運用に関わる騒音測定と、環境清掃部報告に対する質疑をお願いいたします。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 では、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆田島 委員 こちらは今、入居企業、一次募集、そしてまた二次募集としていくとは思うのですけれども、入居思いどおりにいかないというか、こちらの区が考えている想定どおりに進まない場合、そういう場合は例えば入居条件を変えたりとか、そういうことは考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎臼井 産業交流担当課長 当初の一次募集では、かなり想定より少なかったということと、さらに現在コロナ状況もありまして、企業状況というのが、かなり厳しい状態ではあるということは認識しております。  今、委員からお話がありましたとおり、まずは我々としては、前回と同じ条件募集は開始しようと思っております。  やはり、それは最初の募集で手を挙げていただいた方とのバランス等を考えますと、今の時点条件を変えるということは考えてはおりません。ただし、やはり我々としても床を借りている立場がございますので、いつまでも仮に空いている状況が続くとなると、そこは状況を改善しなくてはならないと当然思いますので、その場合には、賃料そのものなのか、また違う支援策を設けるのか、そういったところは現在でも常に研究しながら、我々も執務をしておりますので、状況に応じて、皆様方からのご意見もいただきながら考えていきたいと、このように現時点では思っております。 ◆田島 委員 心配しているのは、条件を変えるというか、何か口約束入居する側に有利なことを、こちらのほうが期待を持たせて話をして入居をしてもらうということをおそれていまして、というのは、ほかの施設とかでもそういう話を聞いたことがあって、結局口約束だと、聞いた、聞いていないの話になって、それが結構後で尾を引いてくるというか、トラブルの元になってしまいますので、そういった、例えば条件を変えるとか、また有利な条件にするとかというのであれば、必ず書面というか、証拠が残る形でやっていただいて、後々検証できるような形でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆菅谷 委員 まだ始まったばかりで、これからの見通しというところでは大変だと思うのですけど、ただ、17ブースのうち8ということで、賃料とか収入で大田区もやっていくのだと思うのですけど、その点について、入ってくるものが入ってこないとなると、今後どういったことになるのかなと。条件を緩和してということなども、同じ条件募集をするという先ほどのお話だったのですけれども、見通しとかそういったことについて、始まったばかりですけど、何か考えて、それが同じ条件でどうなのかなと思ったりするので、よろしくお願いします。 ○渡司 委員長 要望でよろしいですか。 ◆菅谷 委員 いや、質問です。見通しとか。 ◎臼井 産業交流担当課長 先ほども申しましたとおり、今はコロナ状況で、かなり企業活動とか、テナントに対する考え方というのが、かなり厳しくなっているというところは、新聞、メディア等でも出ておりまして、我々もヒアリングをさせていただく中で、そういった生の声も聞かせていただいてはいるところではございます。  ただし、一方で機能を集約してより効率的、生産性を高めるような企業活動をと考えている企業もいらっしゃいますし、実際にオープンしたということが、やはり大きな事実として、今情報として出回って興味関心を持っていただけている方も増えてきているという手応えもございますので、まずは我々としては、関心興味を持っていただいている方にしっかり話を聞かせていただくとともに、その情報がもっとしっかり全国に広まるように、まずはその部分をしっかり努力をしていきたいと。  我々としては、当然産業施策として実行いたしますので、ただ単に埋まって万歳ではなくて、それを地域経済への波及効果というところをしっかり出さなければいけないと捉えておりますので、どのような事業活動を行うのか、その点をしっかり聞いた上で、最終的に決定をしたいと。そういったところに、まずはしっかりお声かけをさせていただきたいと、今は考えているところでございます。 ◆野呂 委員 一次募集で、2021年3月頃までに順次入居となる8者ですよね。そうすると、残りの9者は二次募集をかけていくわけですけれども、入居については、お話し合いが済み次第ということになさると思うのですけれども、これは大体いつごろからできるようにするのですか。例えば、今年度中はもうこの8者で終わると、9者の分は大田区が家賃を払わなくてはいけないですよね。賃料を。その点はどうなっていますか。 ◎臼井 産業交流担当課長 現在、この8月から来年度末と書かせていただいたのは、昨年度入居予定決定した8者のうちの4者でございます。この4者については、ほぼ契約内容等を含めて合意ができましたので、入居時期等を確認して、このように皆様にご報告させていただきました。残りの4者、そしてさらに埋まっていない区画に関しましては、協議が整い次第、契約行為になりますので、双方合意の上で契約が整った時点入居と考えております。  これから申込みされる方も、先ほどご説明したとおり、申込期限みたいなものは設けずに考えておりますので、お声かけいただいて、内容を聞かせていただいて、我々のほうで一定の設けた基準をクリアしていただく、区内への波及効果、そういったものの基準をクリアしていただいた場合に決定をさせていただいて、その後、契約となりますので、その時点先方準備が整っていれば、速やかに入居ということも可能ですし、あまり先になってしまうと、我々としても困るところではございますが、先方の事情に応じて、例えば半年後ということであれば、半年後にご入居いただく、そのような感じで個別で対応していきたいと考えているところでございます。 ◆野呂 委員 もう既に、羽田イノベーションシティ入居すると広報している会社もありましたけれども、コロナ影響を受けて、とても厳しい状況ですし、ましてや産業経済部がいかに支援していくかという中で、ここが埋まらないということは、大田区にとってもすごい痛いことなので、やはり入居した企業との、区内中小企業との連携とか、本当にうまく進めてくださらないと、持ち出しだけが増えていくので、頑張っていただきたいと思います。 ○渡司 委員長 それでは、質疑は以上でよろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、状況変化はございますか。 ◎中村 空港まちづくり課長 状況変化はございません。 ○渡司 委員長 委員皆様から何かございますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、継続審査事件を一括して継続といたします。  次に、タブレット型端末羽田空港対策特別委員専用フォルダに配信しております、羽田空港対策特別委員会視察行程表のとおり、本日、視察を実施するにあたり、委員皆様にお諮りいたします。会議規則第76条の規定に基づき、議長宛て委員派遣承認要請書を提出することにご異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 ご異議なしと認め、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程ですが、8月18日、火曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○渡司 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、羽田空港対策特別委員会閉会いたします。                午前9時50分閉会...