大田区議会 2020-07-15
令和 2年 7月 総務財政委員会-07月15日-01号
令和 2年 7月
総務財政委員会-07月15日-01号令和 2年 7月
総務財政委員会
令和2年7月15日
午前10時00分開会
○押見 委員長 ただいまから、
総務財政委員会を開会いたします。
まず、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、傍聴人が激しくせき込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、委員長の判断により傍聴人には退室いただくことをお願いする場合があります。
今般の
社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。
それでは、はじめに、
継続調査事件を一括して上程いたします。
所管事務報告については、理事者から一括して報告をお願いいたします。
◎杉山
企画課長 それでは、私から
企画経営部の
資料番号1に基づきまして、令和2年度
企画経営部の
事務事業概要についてご報告を申し上げます。資料をご覧ください。
この
事業概要といたしましては、部の目標、
重点項目、組織、職員配置、各課の主な課題や
事務事業をまとめてございます。
1ページ目にございます冒頭の部の目標にいたしましては、簡単にご説明申し上げますと、
新型コロナウイルス感染症の影響などにより、
社会経済状況は著しく変化している中、
感染拡大防止策のさらなる強化と
区民生活並びに
区内経済活動へのきめ細やかな支援を迅速に実施することが区に求められております。
企画経営部は区長の
トップマネジメントを支え、健全な
財政運営を維持しながら区民の皆様が安全・安心に暮らせる
地域社会の実現に向けた施策を着実に実施するとともに、大田区
スマートワーク宣言で掲げる取組の強化、緊密な
部局間連携などにより、最少の経費で最大の効果を生み出す体制を構築するといった目標を掲げてございます。
以下、
重点項目等を記載してございます。詳細につきましては、後ほど、ご覧いただければと思います。
◎中澤
総務課長 同じく、
総務部資料番号1をご覧ください。
総務部事務事業概要でございます。こちら、令和2年度の総務部の目標、
重点項目及び主な課題をまとめております。
1ページ目の総務部の目標といたしまして、記載のとおり各部局の取組の下支えに加えまして、部局間の
連携強化を図ることにより喫緊の課題に対し、遺漏のない対応を行っていくと定めさせていただいているところでございます。
その下、
重点項目を6項目挙げてございます。こちらにつきましては、後ほどお目通しをいただければと存じます。
◎杉村
戸籍住民課長 私からは、令和2年度の
区民部事業概要についてご報告いたします。
区民部資料1番をご覧ください。
事業概要には、令和2年度の
区民部組織図、取組、また元年度の重要事項の取組成果、各課の
事務事業などをまとめております。
13ページをご覧ください。こちらは、まず基本的な考え方を示しまして、続けて
基本方針として、安定した財源の確保、区民の視点にたった利便性のある
窓口サービスの提供、区民の
健康維持と
医療費適正化の推進を挙げております。
次ページ以降、
重要事業を記載しております。詳細につきましては、説明は割愛させていただきます。後ほど、お目通しいただければと存じます。
○押見 委員長 よろしいですか。では、簡潔にまとめていただくよう、お願いいたします。
◆黒沼 委員 要望ですが、
新型コロナウイルスは、平時はすごく無駄なように見えるようなものでも、ちゃんと備えておかなくてはいけないということを教えたものだと思います。具体的な例に、今回、保健所があったと思うのです。
昔、雪谷、大森、蒲田、糀谷・羽田に四つあった保健所が今、一つです。
今回、本当に大きな苦労をしながら
保健師たちは頑張ったということを伺っておりますが、そういう日頃、備えておくものは削らないと。無駄を容認する、そして備える。第2波が来ることは分かっているわけで、そのことをぜひ新たな
自治体経営の方針に加えていただきたい、要望だけしておきます。
◆福井 委員
事業概要で、コロナについて2点、聞きたいのです。
総務部の
事務事業概要で、
庁舎管理の体制についてということで、
コロナ対策の
拡大防止と書いてありますよね。この中で、アクリルパーティションや消毒液を置きますということなのですけど、以前、緊急事態が出たときは
時差出勤をやっていたと思うのです。スペースを取るために。今、
時差出勤の考え方は、どのように捉えてやっていくのかというのを、今の段階で教えてください。
◎中澤
総務課長 担当の課長は今回いないのですが、
時差出勤については現在も行っています。やはり、
コロナ対策というだけではなく、事業の効率化というところも観点に入れて、夜に会議があるような場合については、そういう会議に合わせて出勤時間を調整するという形で効率的に改善しているというところでございます。
やはり
時差出勤において、職場内において密にならないというところは当然、回避をして行っているというところでございます。
◆福井 委員 密にならないことも大事なのだけど、逆に人手が少なくなると一人ひとりにかかる負担が多くなるのかという気がするので、それはうまく調整してやっていただきたいと思っています。
区民部事業概要の14ページに
特別区民税、ここについてコロナによって収入が落ちることによって税金が払えないということが出てくると思うのです。この中で無理のない納付に向けて現年
整理班の取組を継続実施していきますということなのです。
現年の
整理ということは、その年で払ってくださいということなので、私たちは無理のない納付ということであれば、1年に限らないで2年間かけて払う、こういったことも検討するべきではないかと思っているのですが、複数年にかけて納付していくと、こういった考え方について、大田区ではどのように考えているか教えてください。
◎大渕
納税課長 まず、コロナに関連して、収入減になった方への対応に関しては、徴収猶予の特例というのがございまして、1年度にわたってそれぞれの納期から1年間の徴収猶予の特例がご本人の申請に基づいてなのですけれども、制度として発足してございます。現に、それによって申請をされている方もいらっしゃるところでございます。
加えて、今、委員のほうから2年に分けてとお話がございましたが、基本、分納は普通徴収の場合は大体4期に分けてお支払いいただくことになっているものを、10回あるいは12回という形で分納して納めていただいていますが、これが延びれば延びるほど延滞税もかかってまいりますので、ご本人のメリットにならないというところもあるので、なるべく現年に関しては1年以内にお払いいただくようにということで、納付相談を勧めているところでございます。
○押見 委員長 それでは、
事務事業概要に関しては個別に、先ほどもやってくださいとお願いをした中で、多少あるということで認めさせていただいたので、あとは個別に対応いただくということでご理解を。
◆黒沼 委員 三つ報告されたのですよ。それぞれ一つずつでいいですか。
企画経営部の分だけ聞いたのです。
○押見 委員長 後で個別にご対応を。
◆黒沼 委員 総務部と区民部は。
○押見 委員長 個別にご対応をということで。
◆黒沼 委員 いや、ここで聞きたいのです。よろしくお願いします、議員として。
○押見 委員長 では、かなり簡潔にまとめていただいて、二つまとめて質問してください。
◆黒沼 委員 一つは総務部の8ページです。スマートワークです。スマートワークで時間が決められています。月45時間、年360時間。これは、どれぐらい成果があったのかということとともに、スマートワークというのは単に長時間労働を改善するというものではなくて、働きやすい、今もテレワークも入っているかと思うのですが、ここに人間工学の観点で取り組んでもらいたい。いかに働きやすい環境をつくるかということで、過労死しない、体を壊さないということが入っているかどうかだけお聞きします。
○押見 委員長 区民部のほうのご質疑も。
◆黒沼 委員 区民部は8ページ、これも。ここの国民健康保険にしても、今の区民税にしても、滞納の背景には失業や生活苦、多重債務の問題も入っていると思うのですけど、これでいくと悪徳滞納者の考え方しか入っていないように思うのです。ほとんどの方は悪徳滞納者ではなくて、納めたいのだけれども、なかなか納められないということがあると思うのです。
ですから、この考え方だけだと、取り立てだけであって、寄り添い型になっていない、支援型になっていないと思うのですよ。
税金で区民を苦しめてはいけないと思うのです。税金で支援する。この寄り添い型と支援型にぜひなってもらいたい。この点で、どうでしょうかということです。
◎中澤
総務課長 先ほど、委員長からご指示ございましたように、こちらは、でき上がりましたということで、
事務事業概要を提出しておりますので、現在、所管のほうの人事課のほうの詳しい資料につきましては、所管課のほうでお聞きいただければと存じますが、スマートワークにつきましては、能率的な業務遂行により長時間労働の是正をするために評価を行っているというところでございます。
先ほど、人間工学についてのご意見につきましても、所管のほうに教示したいと存じます。
◎大渕
納税課長 今、ご質問を頂戴しましたが、それぞれの生活状況に応じた丁寧な納付相談をご案内しつつ、滞納者の方が状況に応じて、失業したりとか等々、生活にお困りの場合はJOBOTAを案内するなど、そういった形で丁寧な納付相談を進めているところでございます。
先ほど、私は延滞税と申し上げましたが、延滞金に答弁の訂正をさせていただきたいので、よろしくお願いいたします。
◆馬橋 委員 私、は
総務財政委員会は9年ぶりなので、伺いたいのですけど、
事務事業概要は各部でおつくりになられて、
ホームページとかでも公開しているのですけど。
例えば区民部の
事業概要だと、表紙にマイナちゃんが載っていたりとか、フォーマットは各部で統一されていないではないですか。各部で。各部の特色を何か出そうとしているのですか。
◎中澤
総務課長 こちらにつきましては、基本の部の目標とか、
重点項目というところでは、統一はしているのですけれども、それ以外に事業課によっては細かい事業がたくさんあるというところで、その実績等も載せたりしているので、全体としては一つのフォーマットではやっているのですが、その分量によって異なって見えるというところはあるかと存じます。
◆馬橋 委員 何か、例えば組織図一つとっても、各部で二重線が引いてあったり、組織図のところが巻物みたいな感じのものを使っていたり、使っていなかったりとか、結構、細かいところを見ると全部違うのですよね。
これは、要は区民向けに見せるための
事業概要にしているのか、内部資料向けで部局の人が分かればいいという考え方になっているのか、見比べたときに見方として、もちろん目次があって、組織図があって、
重点項目があってとなっているのですけど、何か見え方として全部各部が違うので、区の考え方として区民向けに、逆に言うと、私はもっと各部の特色とかを出してもいいのかと、
ホームページとかで公開しているから、そういう部分で、どんどん特性を出してもいいのかと逆に思うのですけど、考え方としてどうですか。
◎中澤
総務課長 基本的に
ホームページ等、またPRする分にはその部局ごとのいろいろな事務の説明で詳しい内容を周知させていただいているのですが、
事務事業概要は何か区民説明会とか、いろいろなもの、あと議員の皆様にご説明するときなどに各部が説明しやすいような形で使っているというのが一番の利用の手段かと感じています。
これをもって区民に全部説明しているというものではございませんので、よろしくお願いいたします。
◆馬橋 委員 どっちも使えるようにということで、全方向でいいと思うのですけど、例えば区民部だと金澤翔子さんの令和島とバーンと書いてあって、横にマイナちゃんがあって、上に何か円マークがあってみたいな、何となく言いたいことがPRしたいのがあるのかと読み取れはするのですけど、せっかく区民の方が見て大田区はこの部はこういうことをやっているのだというのが、せっかく見られる機会の一つでもあるので、そういう意味で言うと、もう
情報発信のツールにも使ってもいいのかと思うし、特色を出してもいいのかな。逆に出さないのであれば、何か組織図とか、
重点項目とか、各部の目標はもちろん違うので、そこは特色が出ていいと思うのですけど、何か使う素材、ワードなどを使っているのかという気もするのですけど、その素材などは統一したほうが逆に見やすいのかとかと思うので、その辺、区の中である程度統一するべきかと何となく思ったので、伺いました。最後にします。これでいいです。
○押見 委員長 要望でいいですね。
それでは、
事務事業概要は終わって、
企画経営部からの報告に対して質疑をお願いいたします。
◆庄嶋 委員 取りあえず、(仮称)
緊急計画のことで伺いたいと思います。
今回、議会の定例会のほうでも
緊急計画をつくられるということでやり取りをさせていただいたところで、どのようにされるかと思っていましたら、2段階に分けてということで、ある意味合理的なやり方かと思います。
今年度に関しての分は10月策定で、令和3年度から5年度は第2段ということで、3月策定ということなのですが、これは途中経過というか、どういう計画になっているかという、途中で様子が分かるというか、そういうことはあるのでしょうか。
もともとの新
基本計画の場合ですと、当然、いろいろな区民参加のプロセスもあって、
パブリックコメントのタイミングが素案の段階であるとかだったと思うのですが、そういう中身が途中段階で分かるという機会は設けられる予定でしょうか。
◎鈴木
企画調整担当課長 中身の話でございますけれども、2段階という話になってございまして、1段階目については10月策定ということで、今まさに始まっているような状況でございます。
こういった中でいきますと、適宜適切にという話がございますが、まずは緊急的にスピーディーにと考えているところではございまして、第2段の話につきましても、年度末ということで、ある意味、新しい長期の
基本計画をつくるというものではなく、こういったまさに今、やらなければいけないことに沿ってやっていきたいという意思でございますので、その辺については新
基本計画の策定とは若干異なるところがあるのかと思ってございます。
◆庄嶋 委員 当然そういうことだと思いますので、緊急ということで急がなければと思うのですが、10月策定のほうは3か月なので、当然、何もそのまま行くという感じかと思うのですけど、3月策定のほうは多少時間があるので、中身的なところで、このようなことを考えていますというのが見えると本来はいいのかと思ったのですが、やはりそこも省略する感じで、できたところでこうですという感じになるのでしょうか。
◎鈴木
企画調整担当課長 内容的なところでいきますと、年度末ということで、まず第1段で見せる部分で内容的なところは、ある程度のイメージはつかめるのかと思ってございますので、必要に応じてと考えているところでございます。
◆庄嶋 委員 必要に応じてというのが、どういう感じになるかはあれですが、区民にとって、もちろんコロナ対応のために重点的なことをやっていこうということなので、行政のほうでかなり精査されてつくられると信頼しておりますけれども、やはり中身を見て幾らコロナ対応だからといって、これが抜け落ちているのではないかとか、気づきによって指摘される部分もあるかと思ったので、一応、発言させていただきました。
この件でもう1点だけ、この図の中で色分けというのですか、令和4年度までが水色で、令和5年度以降が黄緑みたいに、図の表現の仕方なのですけどありまして、
緊急計画自体は令和5年度までなので、水色から黄緑をまたぐようなところまで第2段、第1段もですけど、かかっているわけなのですが、この何か色分けは意図があるのですか。
◎鈴木
企画調整担当課長 元年度から4年度までという形で、目安という形で書いているだけでございますので、特段の色分けというところに何か明確なものがあるわけではございません。
◆庄嶋 委員 現区長の任期なのかと、最初は読み取っておりまして、どうしても区長が代わられたりするタイミングで予定が立つ計画がないと、今回の
基本計画がやはり新
基本計画を新たに任期が始まってからつくられているようなことがあったりするので、多少またいで、もし新たな方が区長になられた場合に1年間、前任者からの後を引き継いで新たなものをつくるという、そういう意味の合理的な何か理屈もあるのかと。それは役所のほうでは言えないことだと思いますが、そういう区長任期のことかと勝手に推測していたものですから、一応確認させていただきました。
◆福井 委員
資料番号2番、
緊急計画の策定についての目的に、
新型コロナウイルスの
感染拡大という困難な局面を克服するためにやりますと書いてあって、その下に新たな
自治体経営へのシフトと書いてあるのです。これ、具体的にどういったことを指しているのかというのを教えてください。
◎鈴木
企画調整担当課長 コロナウイルスの関係を受けまして、やはり新たな生活様式という形が出てきてございます。そういったところを考えますと、自治体といたしましても新たな
自治体経営が必要になるということの観点から、項目として挙げさせていただいているというところでございます。
◆福井 委員
自治体経営と入っているので、考え方が変わるのかと思ったら、
事務事業に触れてはいけないといったけど、最少の経費で最大の効果をと書いてあるのです。これは、でもコロナがなくてもやるべきことなので、だからあえてコロナの中で変わっていく点というのは何かということで聞いたのですけど、それは今、答弁されたことと理解していいのですか。
◎鈴木
企画調整担当課長 まずは、今回の話でいきますと、まずはつくる上での大前提といたしましては、区民の方々の生命と財産を守る、そういった施策を優先として考えているところでございまして、
新型コロナウイルス感染の拡大に直接関係する施策だけではなくて、それ以外の部分についても取り組む必要があるものについては、きちんと取り組んでいくという視点で考えているところではございます。
◆福井 委員 分かりました。
そして、もう一つ、策定の考え方の中で、感染症の専門家の提言も受けますということなので、これは国の
感染症専門家なのか、それとも大田区が招いてやるのか、それと複数かどうかというのを教えてください。
◎鈴木
企画調整担当課長 今の質問の内容でございますけれども、主には区内にある専門家と考えているところでございます。
◆福井 委員 専門家の中でもいろいろと意見を持っていらっしゃる方があるので、集合体でやるべきではないのかと思っているのですけど、それはどうでしょうか。
◎鈴木
企画調整担当課長 現時点の考え方でございますけれども、区内にもやはり感染症に関する知見をお持ちの大学等ございますので、そういったところを主に考えているところではございます。
◆庄嶋 委員
LINEを活用した広報の充実のところでなのですけれども、私も早速、
友だち登録というか、
LINEで大田区と友だちになってみたのです。
それで、どんな感じで情報が来るのかと。先ほど、ご説明にあったように、多分、利用の一つのやり方としては、友だちになった大田区の
LINEのページ、アカウントのところから
ホームページのほうに情報が飛んで調べることができるということで、より区民にとって必要とされる情報というのですか、そこに誘導するというのが一つの目的かと推測するのと、一方で、
LINEですので、こちらに送られてくるという部分があって、どういう情報が来るのかと思ったら、数日前に風水害に関してのご案内が来たというのがあったのですが、意外とあまり情報は来ないかという、今のところ印象で思っているのですが、こちらの説明にも基本情報と、4の配信方法、配信内容の(1)基本情報で防災情報をはじめとしたという表現になっているのですが、実際、どういう情報を役所の側から送るものとしては考えられているのでしょうか。
◎高野 広
聴広報課長 今回の
LINEなのですが、今、
情報発信媒体としては
ホームページと区報とツイッターなどやっていますけれども、今回、
LINEをということは、現在
LINEの利用者なのですが、国内で約8,400万人の方がいらっしゃるということで、若い人だけではなくて、幅広い年齢層の方が利用されているということで、多くの区民の方々も連絡手段などといった日常生活の多くの場面で活用されているというところは、こちら把握しているところでございます。
そのような中で、情報をわざわざ取りに行かなくても、登録していただいた方には、先ほど委員がおっしゃったように、区が発信した情報を受け取ることができるという、その特徴を捉えて災害時の緊急情報など、特に区民に知らせるべき大切な緊急情報、そういったものを発信していくと。
数日前に水害がありましたけれども、これはやはり今、全国でそういった被害も出ていますので、今後、大田区もいつ何時なるか分からないということで発信をさせていただいたと。やはり最近、地震も多いということですから、地震の情報ですとか、そういったものが主、あくまでも災害だけではないのですけれども、区民の方に影響が及ぼすようなものを中心にやっていきたいと思っております。
◆庄嶋 委員 今のご説明を伺っていて、ふと思ったのが、こちらは区民が登録をして区から情報を得られる仕組みという意味では、区民安全・安心メールサービスですとか、あとツイッターのフォローをしていれば情報が来るということがあるのですけど、何かそういう既存の媒体とのすみ分けというか役割分担、そういうのはあるのでしょうか。
◎高野 広
聴広報課長 今、委員がおっしゃったように、安全・安心メールというのが主なのですけど、今、そこのシステム連携ができない、まず第一歩の今回のはじめですから、そこの連携も今後考えていかなければいけないというところがありますし、ツイッターに関してはイベント情報、その他様々な情報が入っていますから、そこの情報の取り方によっては
LINEから
友だち登録していただいて、先ほど申し上げたとおり、自動で来ますので、区から届きますから、より見ていただく可能性が強いというところで、そういった活用の仕方をしていきたいと思っています。
◆庄嶋 委員 分かりました。受け取る区民としては、どういう情報がどの媒体から来るのかが、何か混乱することがないように、あと、たくさん来過ぎるとまた面倒くさいから見ないみたいになって大事な情報が届かないということもあるので、そのあんばいが難しいかと思うのですけど、その辺り、媒体が増えれば増えるほど、どういう違いがあるのかというのがあったり、大事なことはどれでも全部出すとかいうことも大事かとは思うので、頑張っていただければと思います。
最後に1点だけ。区民安全・安心メールサービスは、たしか英語、中国語、ハングル、タガログと外国語での情報提供もあるのですが、この
LINEについては特に今のところは考えられていないですか。
◎高野 広
聴広報課長 今のところ日本語ですけれども、その辺も含めて、いろいろやはり必要なものは今度、機能に加えていきたいと思いますけれども、今後の検討次第ということでございます。
○押見 委員長
蒲田西地区「
都区合同庁舎」
整備計画の延期についてはよろしいですか。
◆黒沼 委員
合同庁舎の計画にしてしまったために、こういう事態になってしまったのかと思うのですが、都内にこういう都との
合同庁舎というのはかなり多数あるのでしょうか。計画。
◎河原田
施設整備課長 今、都と合同を進めているのは、ここだけです。
◆黒沼 委員 ここだけですか。
◎河原田
施設整備課長 現在、進めているところは、ここだけです。
◆黒沼 委員 今となっては致し方ないのですけれども、やはりこういう計画というのは、この経験からすると、今後の計画に関しては合同ということは慎重に考えて、区民の大事な出張所等がございますので、計画どおり進行するような考えも一つ入れて、今後の大田区の運営をしていただきたい。要望だけしておきます。
○押見 委員長
企画経営部からの報告に対する質疑は以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 それでは、
企画経営部から報告に係る臨時出席説明の方はご退席いただいて結構でございます。
(理事者退席)
○押見 委員長 次に、総務部からの報告に対して、質疑をお願いします。
◆庄嶋 委員 順番の最初にあります第8期大田区
男女共同参画推進プランの策定についてということで、これは先ほどご説明のあったように、昨年度、令和元年度に
意識調査が行われていたということで、それも生かしながら今年度策定をされていくということだと思います。
先ほど新
基本計画の話にも言及しましたが、今、新型コロナの影響もある中での策定作業ということになるのかどうか分からないのですが、
策定スケジュールのところを拝見していますと、区民が参加する機会というのが、どうも
パブリックコメントくらいにしか見あたらないのかと思ったのですが、素案ができた段階で
パブリックコメントで意見を寄せるということは、ここで書かれているのですが、それ以外に区民が策定に参加する機会というのは何か考えられていますか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 区民の方が参加できる機会としまして、
男女共同参画推進区民会議というのを設置しておりまして、人数は15名で、様々な団体の方、あとは公募された区民の方の15名の区民会議となっております。
その中で、年間、今年度につきましては5回ぐらいの開催を想定しておりますが、その中で策定までの中で実施する区民会議において、そういった意見を伺っていく予定でございます。
◆庄嶋 委員 推進区民会議というのは、常設の会議かと、要するに策定のための会議ではなくて常設の会議かと思うのですけど、ということは、推進区民会議は5回ほど年間開催されるということですが、議題はいろいろある中の一つとして、このプランの策定についても取り扱うという、そういう扱いになりますでしょうか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 本年度におきましては、このプランの策定が第一となっておりますので、それに向けた区民会議を開催する中でのご意見を賜っていきたいと考えております。
◆庄嶋 委員 分かりました。そこで区民の意見を聞いて、やはり話し合いの場というのはとても大事で、
意識調査という形ですと意見は一方で表明されるし、
パブリックコメントも一方的な形で表明されますが、いろいろな意見を聞いていった上で、複数の委員たちが話し合いをして、より深めるという意味で、やはりその場がとても大事だと思いますので、しっかりやっていただければと思います。
ちなみに、
意識調査の場合は、いわゆるアンケート形式だったと思うのですが、ヒアリング方式というか、
男女共同参画に関わりのある団体の方ですとか、あるいは事業者とかでどのように会社で取り組まれているかとか、先ほど推進区民会議の委員にも、そういう方が入っていらっしゃるのかと思うのですが、何かより突っ込んだ形でヒアリングをするとか、そういうことは考えられていないですか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 今のところ、ヒアリング等をやるところまでは考えてございません。区民会議の中での意見をいろいろ、様々な立場の方からお伺いをするという流れで考えてございます。
◆庄嶋 委員 分かりました。やり方はいろいろとあると思うのですが、できるだけいろいろな材料を踏まえていただいて、ちょうど国も計画の改訂をされている時期かと思いますので、そういう動向もここに書いてあるように踏まえていただいて、やっていただければと思います。
◆黒沼 委員 法律として位置づけのところに男女平等についての法律があります。性の差別も含めてなのですけれども、性の差別で世の中、男性と女性だけでしょうか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 ただいまの男女以外に、今は様々な性的マイノリティの方のお話等も出ておりますので、我々の中でもそういった男女以外の方もいるという認識ではおります。
◆黒沼 委員 やはり、今日、大事なのは、女性とともに様々な性を持つ人々がその力を発揮できる社会をつくっていく、そのことが大事なのかなと。時代遅れにならないように、23区でもそういう条例をつくって広げているところもあります。
大田区はその点で遅れているかと思うのですが、担当者を含めて今の答弁は非常に位置づけはいいと思いますので、ただ、あれですか、法律があるからこれは仕方ないのですか、男女平等と。これだけせざるを得ないのか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 単語として国のほうも、
男女共同参画という名称を使っておりますので、これにつきましては大田区においてもこの名称をそのまま使っていく予定でございます。
◆黒沼 委員 やはり、これは諦めてはいけないと思うのです。国がかたくなに、この立場に立つならば、地方からも声を上げていく。自治の精神、この分野でこそ発揮していくことが女性の政治進出も含めてなのですけど。
そういう意味でいきますと、この計画の中に可能な限り、私どもはこうなのです。女性やマイノリティの方々が働きやすい職場というのは、男性も働きやすいと思っているのです。女性が働きにくい職場は男性も働きにくい。
ですから、
男女共同参画というのは、その立場で可能な限り、今の多様な性も含めて広げていただいて、働きやすい、どの人も力を発揮できる、その立場でこの計画をつくってもらいたいと思うのですが、全ての人間が自分らしく生き生きと力を発揮して、存分に発揮できる社会をつくる。その計画に立ち向かってほしいのですけど、あれでしょう、法律に基づいて制限されるのですか。それとも、そのことは制限されないで盛り込むことは可能なのでしょうか。
◎塩沢 人権・
男女平等推進課長 基本的には、国または東京都の動向を注視しながら、その動向を見ながら大田区においても策定していく予定でございますので、そのような見解になっております。
◆庄嶋 委員 工事契約のところで1件だけ。3番、本
庁舎中央便所改修その他工事(Ⅱ期)ということで、これは自分たちがいる本庁舎のことなので、一応確認なのですけれども、Ⅱ期ということでⅠ期が既に行われてきたかと思うのですが、トイレの改修で何かされているという印象があまりなかったもので、Ⅰ期でどういうことをやられ、Ⅱ期も内容は一緒だと思うのですけど、内容について教えていただければと思います。
◎宮本 施設保全課長 期数は分かれておりますけど、内容は一緒でございまして、Ⅰ期におきましても、今回挙げておりますトイレの内部の改修ということでございまして、基本的には衛生機器の交換、それから電源、非常時にもつながるような電源の改修、こういったことをⅠ期でもやってきているところでございます。
◆庄嶋 委員 ということは、見た目とかで何かガラッと変わる感じのものではないのですか。今まで全然気がつかなかったものですから。
○押見 委員長 あれですよね。例えば10階で言うと、男子トイレはあれですけど、女性用のトイレは去年改修をやっていましたよね。
◎宮本 施設保全課長 昨年は、男子トイレはやっておりませんでした。4階から10階の女子トイレ、中央トイレのほうをやらせていただいておりまして、先ほど申し上げましたとおり機器の改修、それからパーティションとか、そういったところの内装改修も含めてやっておりますので、今後、工事が進むにつれて、男子便所のほうも改修のほうを進めてまいります。
◆庄嶋 委員 分かりました。女子トイレを先にやられていたということで、気がつかなかったことがなぜか合点がいきました。
何でこれを聞いたかというと、どういう改修をされているのかというのに興味があったのですけど、今、コロナの時期になって、最近、本当に科学的にどうかは別として、トイレの蓋を閉めて流したほうがいいよということが言われるようになってきている中で、よく考えたら本庁舎のトイレは蓋がないと思ったもので、その辺の関連とか、何か考えられていることはあるのかというのを最後にこれは伺った上で。
◎宮本 施設保全課長 洋便器の蓋でございますが、現在、一般的に公共施設においては、やはり壊されやすい、あるいは壊れやすいという観点から、ほとんどの公共施設ではつけておりません。
ただ、厨房のあります、例えば給食室とか、そういったところでの専用の個室トイレ等につきましては、衛生上の問題から蓋はつけているというのが実情でございます。
◆黒沼 委員 工事のほうで、
資料番号3番の長寿命化があります。橋の橋梁なのですけど、国土交通省に聞いてみると、この実施は全国区市町村で遅れていて、約3%にとどまっている。これは村が入っていますので、23区は全然違うのと思いますけど、この修繕率は今、大田区はどのくらいなのでしょうか。
◎鈴木
経理管財課長 修繕率というところまで、所管のほうから確認はさせていただいていないのですが、供用後の50年以上となっている橋梁が69橋、今ございまして、10年後には105橋へと増大すると。そういったことも含めまして、橋梁の関係につきましては、二つの計画、長寿命化修繕計画というものと、耐震性能の向上を目的とした耐震
整備計画という二つの計画を策定させていただいておりまして、今回ちょうど5年目の節目にあたりまして、本日のまちづくり環境委員会のほうで両計画の改訂のご報告をさせていただいていて、そちらの資料もご覧いただければと思いますけれども、そちらの中などには、詳しい記載があるのかと思いますので、修繕率については承知してございませんが、よろしくお願いいたします。
◆黒沼 委員 建築物はみんなそうなのですけど、これを計画的にやっていくということは、区内の経済発展効果も含めて住宅などは特に38種類の方々が仕事に参加できる。橋のほうも結構多くの方々が参加できる仕事だと思いますので、いつでも安定して中小零細企業の方々に提供できる分野かと思いますので、ぜひ計画を進めていっていただきたい、要望だけしておきます。
◆田村 委員 今の
資料番号3番の赤松小学校のところなのですが、
ホームページで見ると、赤松小学校は平成30年度から31年度にかけて基本設計、実施設計となっているのですけど、この改築工事と今回の
改修工事とは全く違うものでしょうか。
◎宮本 施設保全課長 赤松小学校の改築工事の一環で、今回の工事もやっております。これから仮設校舎の建設等をやってまいりますけれども、仮設校舎を建設するにあたって、既存校舎も一緒に運用していきます。
一緒に運用していくために必要な既存校舎の改修を行うのが今回の工事ということでございまして、一連の学校改築の流れの中の一つの工事という形でございます。
◆田村 委員 ということは、渡り廊下の工事とかも、分からないですけど、連結するものだとか、そのように関連していくものなのですね。
◎宮本 施設保全課長 今、申し上げたとおり、仮設校舎と既存校舎を一体で運用していきますので、そこが行き来できるように渡り廊下をつくるのですが、そのためには一部、既存校舎を取り壊して通路を設けていくとか、そういうことが必要になりますので、そういった工事も今回の中で含まれております。
○押見 委員長 では、総務部からの報告に対する質疑は以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 それでは、総務部から報告に係る臨時出席説明員の方もご退席いただいて結構でございます。
(理事者退席)
○押見 委員長 次に、区民部からの報告に対して、質疑をお願いします。
◆福井 委員
特別定額給付金事業の取組の状況について教えていただきました。7月11日付の東京新聞では、見出しが、10万円の給付がまだ来ないということで載って、各特別区の給付率というのが出ているのです。この中で、大田区も頑張っていらっしゃるのですけど、給付率が7月7日時点の数字だと26%と書いてあるのです。
これは、下から2番目なのです。新宿区が14%で、次に大田区が26%。同じ人口の、同等の練馬区とか、足立区は85%なのです。これに比べると、やはり大田区は給付率が遅いと言わざるを得ないのですけど、周りの区と比べて大田区の給付率について、どのような認識を持っていて、遅いと判断しているのであれば、これからどういった対策で給付率を上げていこうかという計画があったら教えてください。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 給付率につきましては、ご覧のとおり、確かに近隣自治体と比べると低いということは認識しております。
そういうところで、対策としましては、
委託事業者と調整してデータの納品件数を増やすですとか、あと金融機関と調整し振込の件数を増やしていただくようには調整をして、先ほど説明したように6月受付分については、7月中の決定ということで見通しがついているという状況でございます。
◆福井 委員 遅くなる理由の一つとして、不備がありましたということがあるのですけど、不備はどれぐらい今の時点であったのかというのが分かれば、まず教えてください。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 大体の割合なのですけれども、1割程度は何らかの不備があって、返ってきても軽微なものを含めると1割というところでございます。
◆福井 委員 もう一つ伺いたいのが、私のところにも
給付決定の通知が来たので、そこには
給付決定と書いてあって、支給決定とは違うと思うのですけど、この違いというのは、
給付決定がおりてから支給をされることでよろしいのですか。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 おっしゃるとおりです。
◆福井 委員 その中で、
給付決定書の中に、決定と書いてあるのだけど、私の場合は7月10日支給日と書いてあるのだけど、その下に支給は1日から5日間かかる場合がありますと下の備考欄に書いてあるのですけど、その整合性が分からないので、教えてもらいたいのですけど。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 支給決定から1日から5日というのは、各金融機関によって取扱いが変わってくるものですから、大手銀行の場合であると大体書いてある期間に振り込まれるのですけれども、地方銀行の場合はそこからまた1日か2日ずれる場合もありますし、あと支給決定通知が前後する場合も今回ありますので、振り込まれている方に届く場合もありますし、これから振り込まれる方に対して届く場合があるという、そういった状況でございます。
◆黒沼 委員 少し細かく聞きたいのですけど、下請に頼んでいますよね。ところが
ホームページには、職員一同が、100名だったかな、全力で取り組んでいると書いてある。この関係はどうなっているのですか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 業務委託には出しておりますけれども、先ほども説明させていただいたのですが、業務委託から返ってきた不備のあるものについては職員で行っているという状況です。
◆黒沼 委員 あと、郵便局に届くと思うのですけど、私書箱的やり方だと聞いてはいるのですが、届いた封筒の開封は自動ですか、手作業ですか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 手作業でやっていると聞いています。
◆黒沼 委員 これは早める方法で知恵を絞ったのですか。これしかないのでしょうか。これが一つの遅れる原因になりますか。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 一応、そこら辺の細かいところは分かりかねるのですが、
委託事業者なので、はさみでということではなくて、機械を通してやるなど、最大の策は尽くしているとは思います。
◆黒沼 委員 何人でやっているか分かりますか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 当初ですけど、当初は50人から70名で全ての開封から入力までと聞いております。
◆黒沼 委員 福井委員もおっしゃった、練馬区とか、たしか江戸川区だったと思う。足立区も入っているのですけど、職員を150名応募して、それの説明会を開いて一斉に行ったということで、まず初動の50人から70人は半分ですよね。これでもざっくりいうと半分遅れてしまう。これがあったのではないか。
ですから、最初の考え方に甘さがあったと思うのですけど、何で、大丈夫だと思ったのか、それとも途中で気がついて100人増やしてもいいと思うのですけど、これはできないのでしょうか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 当初の予定ですと、やはり8月中にということで間に合わないということを判断しまして、先般、交渉の結果、人を増やして今、50人から70人よりは増えて100名程度で行っていると聞いています。
◆黒沼 委員 100名でできるのであれば、26%を含めて7月いっぱいであれば、火、木、金曜日でしか振り込まないわけでしょう。週3回。あと2週しかないとすると、6回、これでいくとはるかかなたになりますよね。
そこで伺いたいのですが、1回の振込数が6,000世帯だと聞きましたが、これは変わりありませんか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 今は、1回当たりが多いときで、今現在ですと2万5,000件程度行っております。ですので、6,000件というのは当初の処理能力でして、必ずしも振込件数ということではありません。
◆黒沼 委員 そうすると、火、木、金曜日で2万5,000件掛ける1週間で3倍でいいのですか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 当初はそういった計算でやっておりましたが、今は明確な数字はまだ決まってはいないのですが、7月中には6月中のものを決定できるようにというところでデータ納品をお願いして調整はついているところです。
◆黒沼 委員 ざっと考えると、あと残り約30万件弱だとすると、7万件ぐらいが1週間で振り込まれると4週間ぐらい、あと1か月少しぐらいかかるという、こういう考えでいいのですか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 残りの件数につきましては、申請がある分については、残り約20万件となっておりますので、6月中に申請いただいた分、32万件のうちの残り15万件については、今月中に給付の決定をできるように見込みがついたというところでございます。
◆黒沼 委員 多分、大手銀行に頼んで振込先は様々な銀行になっていると思うのですけど、例えば今日、給料日ですが、大田区の給料ですと約6,000から1万件ぐらい、一斉に振り込まれると思うのですけど、各金融機関によって違うと答弁があったのですけれども、振込が何らかの足かせになっているということはないはずだと思うのですけど、これは送金は心配ないのだけど、相手方に市中銀行を含めて制限があるということなのですか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 相手方というよりは、公金全体の事務処理センターの中での全体の公金の取扱いというものが、上限があるそうなのですけれども、そこにつきましても柔軟に今回のも対応していただいて、交渉して調整がついているというところでございます。
◆黒沼 委員 不備のある点は、職員が今、チェックしていると聞いたのですけれども、このチェックはかなり時間がかかるのですか。それとも、どのような知恵を絞っているかというのはありますか。
◎阿部 区民部副参事〔特命担当〕 簡単なものもあれば、なかなか難しいものもありますし千差万別なのですけれども、単純にパンチ入力のミス、不鮮明で6と8と入力しているものであれば、こちらで現物を見て修正するものですとか、あとは単純に名義が全く違うもの、代理人申請であっても代理人の証明がついていないもの等については、再度連絡を取ってですとか、かかってくる時間はそれぞれ異なってきます。
◆黒沼 委員 結果的に、足立区とか練馬区の85%と大田区の26%の大きな違いは、当初からの開封作業及びチェック作業に人数の違いがあったと見ていいのですか。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 まだ、事業は全体が終わっていませんので、振り返るのは時期尚早だと思いますけれども、
委託事業者との事前調整を含めた準備期間が少し短かったというところは反省点としてはございますが、これから振り返りをしてまいるところでございます。
◆黒沼 委員 23区でそんなに能力の違いなどはあり得ないはずですので、やれたはずですよ、同じレベルで。なぜこんなことが起こったのかというところに、急なこともありますが、初動の時期にそういう全世帯に送る、その位置づけの甘さがあったのではないかと思うのですけど、そう言われても大変でしょうけれども。
ただ、最初、
企画経営部が新たな自治体の経営シフトという計画の中に、区民の命と財産を守ることだと答弁がありましたよね。最もふさわしくないのが、今回なのですよ。財産を守っていないではないですか。多くの方々が、毎日区民からどうしたのだと来ますよ。家賃を払いたいと思ったのに、支払いをしたいと思ったのに、その思いに応えていないというのが今言った、どのような計画をつくっても、命と財産を守ることをやらなければ、絵に描いた餅になりますよ。この計画そのものが。
ということで、今回、一刻も早く、今日からでももっと体制を取って、1日でも2日でも、それとも火、木、金曜日ではなくて、分からないですけど、月、水曜日も振り込むのが可能なのかどうか、早めていただくようにしたいのですけど、最後に聞きますけど、火、木、金曜日はもっと回数は増えないのですか。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 振込の日につきましては、大量のデータをもらって、検証を行った翌営業日等にバッチをかけるということがありますので、それが週2日プラス再振込ですとか、エラー修正分について区で行うものが週3日、それぞれ同時並行で進めてはいるのですけれども、プラスあとは不納分の再振込とか、小さいものにつきましても含めるとほぼ毎日振込はしているのですが、ただ、バッチ処理を行うとなると、やはり時間もそれなりかかりますし、その分、システムが使えないですとか、業務に支障が出てきますので、今現在では週3日というところで、大きなものについてはやらせていただいております。
◆黒沼 委員 もっと速やかに、改めてお願いなのですけど、今、昨日もそうなのですが、来ない方々に今の心配は、私の投函した書類に何かミスがあったのではないだろうか、来ないのではないのだろうかと、この心配なのです。
ですから、大体、窓口に来た人で、私は何番でしょうかと調べて、いや、あなたは9日に入りますとか答えていらっしゃるようですが、電話では、あなたはまだリストに載っていませんと、もっと待ってくださいと応対しているようなのですけど、その心配は、本当に来なかったらどうしよう、いつ来るかと計画も立たないということですので、これに応えるためには、生命と財産を守るとおっしゃったことを、給付金の事業をせめて練馬区、足立区と同じような体制でやっていただきたいと、要望だけしておきます。
◆庄嶋 委員 今日、配付の資料については、7月7日現在の数字で、先ほど説明で14日現在の数字ということをおっしゃったのですけれども、
ホームページにも7月7日の数字が出ていたのは拝見しておりますが、
ホームページに載せている申請給付状況の数字の更新のタイミングというのは、どのようになっているのでしょうか。
◎阿部 区民部副参事〔
特命担当〕 基本的には、火曜日と金曜日を目安にしております。先週、金曜日は更新ができなかったのですけれども、本日、火曜日現在のものを水曜日の朝なので、今、変わって新しい14日現在のものが載っております。
◆庄嶋 委員 先ほど、他の委員から新聞に載っていた情報を基に数字が挙げられていたのですけれども、その数字よりも実際は、例えば7月7日現在でも、もっと支給率が高くて、この計算をしますと39.7%だったりしますし、先ほどのいただいた14日現在の数字で計算すると48%ぐらいということで、徐々に上がってはいるわけですよね。
他の区も同じように
ホームページで情報を発信していますので、単純に公開されている情報で計算すれば、どこが何%とかいうことはすぐ分かるわけで、何か更新が遅いと、大田区とほかの区がどんどん差がついているように見えてしまうので、適宜、先週金曜日は更新しなかったという話だったのですけど、そういう漏れがないようにしていただきたいと思うところです。
ただ、私の考えを申し上げておくと、国の政策で今回、こういった取組をされていますので、自治体に給付率を競わせるような形になるのは、私の本意ではありません。
ただ、区民のほうも、先ほど他の委員も言われたように、自分のところに来ないことに対して、やはり何か不備があったのかとか、不安を感じる部分とか、大田区がちゃんとしっかりやっているのかということについて不安を感じる声がたくさん頂いているので、できる限り情報は、他の区によっては給付率とか全く載せていない区も幾つかあったりするわけなのですけど、そういう意味ではしっかり情報は提供するという姿勢を持っていただきたいと思います。
○押見 委員長 要望ということですね。
区民部の質疑は、以上でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 それでは、区民部からの報告に係る臨時出席説明員の方もご退席いただいて結構であります。
(理事者退席)
○押見 委員長 そのほか、委員の皆様から何かありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 よろしいですかね。
それでは、本日は以上で質疑を終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、継続審査事件を一括して上程いたします。
継続分の陳情について、状況の変化等はございませんか。
理事者側はどうでしょうか。
◎中澤
総務課長 継続分の陳情につきましては、状況の変化はございません。
○押見 委員長 委員の皆様、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 それでは、継続分の陳情については、一括して継続といたします。
最後に、次回の委員会日程なのですが、確認をさせていただきます。
このたび、区長から議案が提出されることに伴いまして、昨日の議会運営委員会において、7月21日及び22日の2日間の日程で、令和2年第2回臨時会が開催されることが決定されました。
当該議案が本委員会に付託されることになった場合には、7月21日、火曜日の本会議終了後に本委員会を開催し、議案審査を行うことになりますので、あらかじめご承知おきをお願いいたします。
また、8月の委員会についても、この場で確認をしておきたいと思います。
8月につきましては、8月14日、金曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○押見 委員長 そのようにさせていただきます。
それでは、以上をもちまして、
総務財政委員会を閉会いたします。
午前11時24分閉会...