• 雨水貯留管(/)
ツイート シェア
  1. 大田区議会 2020-03-05
    令和 2年 3月  まちづくり環境委員会-03月05日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 3月  まちづくり環境委員会-03月05日-01号令和 2年 3月  まちづくり環境委員会 令和2年3月5日                午前10時02分開会 ○高山 委員長 ただいまから、まちづくり環境委員会を開会いたします。  まず、本職から申し上げます。  このたびの新型コロナウイルス感染症拡大を受け、傍聴人が激しくせき込むなどの体調不良の症状が見られた場合、周囲への影響を鑑み、感染症拡大防止の観点から、委員長の判断により傍聴人には退室いただくことをお願いする場合がある旨、3月2日に行われました第4回議会新型コロナウイルス感染症対策本部会議において確認がなされました。  今般の社会情勢に鑑み、このような対応をさせていただく場合があることをご理解いただきますとともに、あらかじめご了承願います。  調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 それでは、私から各部共通資料4とまちづくり推進部の資料60番について、続けてご報告させていただきます。  まず、各部共通の資料4番につきまして修正点がございますので、最初に説明させていただきます。当初、文章の中に新型コロナウイルス感染症の影響により中止・休止としておりましたが、環境清掃部が事業実施を延期するという内容が含まれておりましたので、中止・休止及び延期ということで、延期を追加させていただいたところでございます。  それでは、修正後の資料4番をご覧ください。新型コロナウイルス感染症の影響によるイベント等の実施状況についてということで、まちづくり環境委員会交通臨海部活性化特別委員会関連事業、令和2年3月末までを想定して報告させていただきます。  以下のイベント等につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により中止・休止及び延期いたします。これは3月3日時点ということで、ご了承願います。  まちづくり推進部空港まちづくり本部は、委員会報告するような内容がございませんが、まちづくり推進部におきましては、既にポスティングさせていただいた内容が2件ございます。それを一番最後に続けてご説明させていただきます。  まず、都市基盤整備部でございますが、3月11日、水曜日、スケアード・ストレイト自転車安全教室志茂田中学校)。続けて、3月16日、月曜日、スケアード・ストレイト自転車安全教室都立つばさ総合高校)。3月31日、火曜日まで、平和島公園水泳場東調布公園水泳場萩中公園水泳場を中止及び休止いたします。  続けて、環境清掃部でございます。3月27日、金曜日、おおたクールアクションのつどい、これは開催を延期して実施予定ということでございます。  口頭になりますが、2月26日付けでポスティングさせていただいております、3月1日、大田区分譲管理セミナー及び分譲マンション個別相談会、それと3月20日、大田区都市計画マスタープラン改定に向けた区民参画としまして、まちづくりポスターセッションをグランデュオなどの人通りのあるところで行う予定でございましたが、今般の事情を考慮いたしまして、本庁舎1階展示コーナーで接触がないような形でポスター展示のみということで実施する予定でございます。3月16日、午前10時から19日、午後3時としてございます。  そのほかにも、イベントにつきましては中止しているものはございますが、とりあえず大きなものとしてご報告させていただくものでございます。  続きまして、資料番号60番、第12回大田区景観審議会について、ご報告させていただきます。
     令和2年2月10日に開催されました第12回大田区景観審議会におきまして、第3回大田区景観まちづくり賞の受賞候補の決定について審議いただきまして、2番、審議内容のとおり決まりましたので、ご報告させていただきます。  景観まちづくりへの関心を高め、大田区らしい魅力ある景観形成をさらに推進するため、今年度、第3回となる大田区景観まちづくり賞について審議していただき、街並み景観部門は8物件、景観づくり活動部門が2活動団体となりました。次のページ、別紙になりますが、受賞候補の写真と図面、位置図を示してございます。  1枚おめくりいただきまして、街並み景観部門でございます。  一つ目、KOCAでございますが、連続立体事業に生じて生まれたスペースに計画された、ものづくりの要素を取り入れたインキュベーションスペース、創業支援施設でございまして、閑散とした高架下のイメージを、周辺住宅地との調和を図りつつ広場や路地をつくり、テーブルやベンチ、植栽などが配置され、創作活動がまちににじみ出る工夫などをもたらしたことが評価され、表彰の候補となりました。  二つ目、中馬込生産緑地群でございます。近接して残る花卉栽培地で、大田区に残る貴重な都市農園の風景であることに加え、周囲の住宅街と調和した地区一帯の景観の質を向上させていている点などが評価されてございます。  三つ目、田園調布駅舎東急スクエアガーデンサイトでございます。田園調布の地下化に伴い復元計画されたもので、地域住民の要望を踏まえた景観環境を調和させ、駅舎の復元と駅前のショッピングセンターが大田区の文化・景観的財産として評価されたものでございます。  四つ目、伊藤家住宅主屋でございます。個人の住宅でございますが、特徴的な建築様式に加え敷地内の緑は手入れも行き届いており、住む人の品格が伝わる住宅であり、結果としてまちなみのイメージを向上している点が評価されてございます。  五つ目、東京流通センター物流B棟でございます。大田区の代表的な物流施設の一つで、昭和の雰囲気を残しつつ、ルーバーをうまく活用し、建物のスケール、圧迫感を感じさせない点、沿道の桜を守っている点で、まちなみとの関係を保つしつらえということで評価されてございます。  六つ目、赤松を活かした戸建住宅でございます。樹齢100年という赤松を囲う個人の住宅でございまして、右側が建て替える前の写真でございます。赤松を保全しようという気持ちが感じられ、建て替えの後の写真を見ていただくとわかりますが、赤松をよけて住宅をつくっているというところで評価されているところでございます。  ⑦六郷用水復元水路でございます。歴史的価値の高い農業用水を復元した公共施設で、国分寺崖線の豊かな緑と桜並木に囲まれ、石積みの水路を眺めつつ歩ける水辺の遊歩道が地域の大切な生活の道として定着していると同時に、品格のある住宅街の風景を演出していることが評価されてございます。  景観部門の最後でございますが、八つ目です。大田区立勝海舟記念館及びその周辺道路でございます。国の登録有形文化財を活用して整備された公共施設でございまして、古い歴史的建造物と新しい建物を融合させたという点で活用している点に加えまして、記念館の外構と隣接する区道の歩道や歩道端部の植栽スペースなど、記念館と道が一体的な景観を生み出し、風致地区、洗足池のまちなみの魅力に貢献している点が評価されてございます。  以上が、8物件でございます。  次のページをおめくりいただきまして、続いて、景観づくり活動部門でございます。  一つ目、ART FACTORY城南島でございます。工場などが立地する城南島に、倉庫を再利用した設備を活用しまして活動をしているものでございます。企業の社会貢献活動の一環で、芸術文化振興のための展示やイベント体験教室などを開催して、入場無料で見学公開しており、様々な企画を行っている点が評価されてございます。  二つ目、矢東おやじの会でございます。子どもたちと一緒に年に数回ですが、学校周辺の通学路、近隣公園を清掃することを通じて、子どもたちに自分たちの地域を自分たちできれいにしていくということを位置づける活動を行っております。景観づくりの活動の前提となる地域への関心や愛着づくりに大きく貢献しているものでございまして、子どもたちがこうした活動に参加している点が評価されてございます。写真の右側は、ごみでつくったキャラクターということで、子どもたちにそのような意識づけをしているというところでございます。  以上が、活動部門2団体でございます。  一番最初の資料にお戻りいただきまして、3番、その他としまして、大田区景観まちづくり賞表彰式でございます。令和2年11月開催予定の住まいづくりフェアの中で今度は開催する予定でございます。これまでは5月末にアプリコで行っておったのですが、より周知をするために、動員数の多い住まいづくりフェアで今回開催しようということを考えてございます。 ◎榎田 住宅担当課長 まちづくり推進部資料61番をご覧ください。近年、都心区を中心に、修繕工事が適切に行われないなど、管理不全マンションが問題となっております。東京都は平成27年の東京都住宅政策審議会からの答申を受けて、管理組合がない、長期修繕計画がないなどの問題のあるマンションへの対策について検討を進めてきました。  その中で、区分所有法管理組合の設置等の規定が定められた昭和58年以前のマンションへの対策が必要と判断しました。このため、平成31年3月に、東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例を制定しました。条例では、東京都、それからマンション管理組合マンション関係事業者等の責務を明確化するとともに、管理不全の兆候を把握するため、管理組合から管理状況等について定期的な届出を義務化しました。  また、この条例に基づく事務は、東京都事務処理特例条例に基づき、区市町村で実施することとなりました。  東京都の調査によりますと、大田区内の要届出マンションは約750棟でございます。届出書は、東京都が要届出マンション管理組合へ3月半ば以降に発送する予定でございます。  別添の資料をご覧ください。こちらは東京都が作成したものでございます。要届出マンションについては、資料の表面の中段に記載がございます。昭和58年12月31日、これが区分所有法の改正日でございますが、それ以前に新築された戸数が6戸以上の分譲マンションでございます。  届出事項は、マンションの概要、管理状況に関する事項、連絡先で、届出の期限は9月30日まででございます。  裏面をご覧ください。届出はインターネットを利用する方法と、区へ届出書を郵送、または持参する方法がございます。なお、東京都は、公益財団法人東京都防災・建築まちづくりセンター総合相談窓口を設置して、相談に対応する予定でございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部資料番号38番、令和元年度呑川水質浄化対策研究会報告書について報告いたします。報告書の概要版は、タブレットの42ページでございます。  まず、資料番号38番、呑川水質浄化対策研究会につきましては、東京都建設局、下水道局、環境局、目黒区、世田谷区、大田区により構成されております。呑川の水質悪化や悪臭の防止に向けて、河川対策、下水道対策など総合的な水質浄化対策を検討・研究し、具体的な施策を推進することを目的として設置してございます。  初めに、左上に高濃度酸素水浄化施設でございますが、1時間に300トンの高濃度酸素水を河川内に放流する計画としております。今年度からは浄化施設本体と取水設備の設置、外構工事に着手、来年度の完成を目指しております。  次に、スカム発生抑制装置でございますが、西蒲田一丁目に設置しております装置を平成26年度に更新し、水質浄化改善に取り組んでいるという状況でございます。  次に、河床整正工事でございますが、夫婦橋から双流橋までの区間を対象に、平成28年度から4か年計画でしゅんせつを実施し、今年度、最終年度の工事が完了いたしました。今後の河床整正工事につきましては、下流にかかる橋りょうの橋脚基礎に影響があるため、橋りょうのかけかえ整備との調整を図りながら検討を進めてまいります。  次に、右上の資料をご覧ください。貯留施設による合流改善事業でございますが、降雨初期の特に汚れた下水を貯留し、放流される汚濁負荷を軽減させる対策でございます。具体的には、東調布公園に立坑を設置し、シールド工法にて3本の貯留管を整備する計画となってございます。  図のピンク色のルートの先行整備につきましては、令和元年12月に事業説明会を実施し、令和2年度には東調布公園屋外プール営業期間終了後に屋外プール解体工事に着手する予定でございます。  以上は、令和元年度の取り組みの概要となってございます。  続きまして、資料番号39番をご覧ください。三市区(川崎市、世田谷区、大田区)における多摩川の治水対策の推進に関する要望ほかについてでございます。  令和元年10月12日の台風19号が上陸した際に、田園調布(上)水位観測所におきまして計画高水位を超える水位を記録し、多摩川下流に位置する川崎市、世田谷区及び大田区におきまして、広範囲において浸水被害が発生いたしました。  国土交通省が管理する多摩川の治水対策の強化につなげるため、令和2年2月27日に三市区長から国土交通大臣へ「多摩川における治水対策の推進について(要望書)」を提出し、早急な治水対策を強く要望いたしました。あわせて、大田区の諸課題についても要望を実施いたしました。  その下に、当日の要望行動の写真をおつけしてございます。  1枚おめくりいただきまして、2ページ目をご覧ください。2ページ目の右側下側に要望事項を記載してございます。1番から4番までが要望事項でございます。  まず、1番、堤防未整備区間における堤防の早期整備、並びに既設堤防の嵩上げ及び強化でございます。2番目に、河道掘削等における下流域における流下能力の向上でございます。3番に、上流での洪水調整施設の設置等による下流域への流水量の削減でございます。四つ目に、河川水位・浸水状況、避難等に関する情報共有の強化でございます。  また、次のページ以降には、個別要望事項につきまして、お示ししているという状況でございます。 ◎石井 公園施設担当課長 私からは、都市基盤整備部資料番号40番、平和島公園水泳場改修工事基本計画策定業務委託並びに基本設計及び実施設計業務委託事業者選定プロポーザルの選定結果について、ご報告をさせていただきます。  プロポーザルの目的ですが、屋外プールが昭和45年7月に開設され、屋内プールが平成元年7月に開設されております。開設からそれぞれ50年、30年が経過し、老朽化により維持補修費用が増大するなど、全面的な改修が必要と判断するに至りました。屋外プール夏季期間中心の季節営業となることから、水泳場のあり方そのものの考えを整理する必要があり、また配置等も含め、基本計画の策定が必要であると考え、提案力、技術力のある事業者を選定するためにプロポーザル方式を採用いたしました。  受託候補者でございますが、建設技術研究所・日総建設計共同体となりました。  選定理由は三つございます。現状を的確に把握していることと、改修により魅力の向上はもとより、利用者ニーズや課題抽出により的確な計画設計が可能と判断したことでございます。さらに、そうした期待に応えられる体制が組まれていると判断をいたしました。  応募事業者数でございますが、今回は3者ございました。  これまでの選定の経過は、資料のとおりでございます。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 私からは、都市基盤整備部資料41番、仲六郷二丁目公園の開設について説明させていただきます。  本公園は、大田区立仲六郷保育園建て替え工事に伴い、平成28年に公園を廃止し、仮設保育園用地として使用しておりましたが、保育園の建て替え工事が完了したため、令和2年4月1日に新たな公園として開設いたします。  公園の位置は、資料下部の案内図にお示ししてございます。  住所は、仲六郷二丁目4番7号。  公園の面積は1,357.57平米でございます。  次のページには公園の平面図をつけさせていただいております。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 私からは、都市基盤整備部資料42番、大鳥居児童公園の開設について、ご説明いたします。なお、申しわけございません、こちらの資料につきましては、当初の平面図に誤りがございまして、差しかえさせていただいてございます。修正後の資料のほうをご覧ください。  本児童公園は、羽田保育園建て替え工事に伴い、平成27年に児童公園を廃止し、仮設保育園用地として使用してございましたが、保育園の建て替え工事完了に伴い、再整備の上、令和2年4月1日に新たな児童公園として開設いたします。  住所は、羽田一丁目17番7号。  公園の面積は、966.58平米でございます。  次のページには公園の平面図をおつけしてございますので、ご覧いただければと思います。  続きまして、資料43番、ソラムナード羽田緑地の増設について、ご説明いたします。  こちらにつきましては、国土交通省が実施しております羽田空港護岸整備工事により多摩川河口付近に新たに造成された護岸に、既存部との回遊性を高めるための緑地を増設してございます。緑地の位置は、資料下部の案内図にお示ししているとおりでございます。  住所は、羽田空港二丁目8番1号。  既存緑地の面積は、1万1,194.65平米、増設部の面積は4,001.15平米、増設後の緑地面積は1万5,195.8平米でございます。  供用開始日は、令和2年4月1日でございます。  次のページには、緑地の平面図をおつけしてございます。  続きまして、資料44番、旧呑川緑地の増設について、ご説明いたします。  旧呑川護岸整備工事に伴い、旧呑川の河口付近を埋め立て、緑地を増設いたします。  住所は、大森東五丁目37番先。  既存緑地面積は2万1,748.52平米、増設部の面積は577.57平米、増設後の緑地面積は2万2,326.09平米でございます。  増設部の供用開始日は、令和2年4月1日。  次のページには、同じく緑地増設部の平面図をおつけしてございます。  続きまして、資料45番、西四児童公園の増設について、ご説明いたします。  こちらは既存の児童公園に隣接しておりました西糀谷老人いこいの家の廃止後の跡地を既存の公園と一体的に整備し、新たに児童公園を増設するものでございます。  住所は、西糀谷四丁目24番21号。  既存公園面積は341.91平米、増設部の面積は581.01平米、増設後の児童公園面積は922.92平米でございます。  供用開始日は、令和2年4月1日でございます。  なお、公園名称は、あじさい児童公園へ変更いたします。こちらも資料2ページ目には、新しい公園の平面図をおつけしてございます。 ◎丸山 環境計画課長 私からは、資料番号35番、大田区災害廃棄物処理計画(素案)に係る区民意見公募パブリックコメント)実施結果について、ご説明を申し上げます。  このパブリックコメントの実施につきましては、今年1月の委員会におきましてご説明申し上げておりますけれども、その結果がまとまりましたので、このたびご報告させていただくものでございます。  まず、1、この意見の募集期間は、2月3日から2月21日まで行わせていただきました。  次に、4の提出意見についてでございますが、提出者は1名、提出意見数は3件でございます。提出方法としましては、電子メールから寄せられております。提出された意見の内容と区の考え方については、次のページをご覧いただければと存じます。  意見の一つ目でございますが、通常家庭のし尿は災害廃棄物の対象外とされているが、災害により下水道設備が使用できない時の対応はどう検討されているのかとの意見でございます。  この意見につきましては、本計画上、通常家庭のし尿とは、被災者宅トイレが支障なく利用されている場合のし尿としておりまして、災害廃棄物の対象外としております。下水道の機能に支障が生じて被災者宅トイレが利用できない場合は、家庭用携帯トイレ等や区内に設置されております仮設トイレ等の利用が想定されまして、この場合のし尿については、災害廃棄物として収集・運搬・処理するとの考え方でございます。  次に、二つ目でございますが、徹底した分別・選別による災害時のリサイクルについて、平時より民間を含む関係者と災害時についての検討会を開催し、平時手順等の見直しを行ってほしいとのご意見でございます。  これにつきましては、計画上、基本方針としまして、災害廃棄物についても徹底した分別・選別により可能な限り再生利用を推進し、埋立処分量の削減を図ることとしております。排出時の分別の徹底につきましては、区民への効果的な広報について検討していくとともに、効率的な再資源化のあり方などについて、民間事業者を含む関係機関等と連携・調整するなどを検討していくとの考え方でございます。  三つ目でございますが、関東圏で大規模な被害が発生した場合は、既存の協定締結先である近隣5区や地方5自治体による支援の期待は難しい、大田区の交通アクセスを有効に使用できる地方自治体と協定を結ぶのがよいと考えるとのご意見でございます。  これにつきましては、災害時には、区は他の自治体や民間団体等の関係主体と各種協定を締結しているところでございますが、協定締結先の選定方法としましては、同時被災する可能性が低く、支援に際してのアクセスが望めることなどを考慮するとしております。なお、協定先とは平時から訓練等を通じまして、協定内容の点検、見直しなどを行っていくという考え方でございます。  これらパブリックコメントで提出された意見と区の考え方については以上でございますが、既に計画素案に記載をさせていただいているなどの内容であることから、計画内容の変更等はいたしません。なお、検討を要するとした内容につきましては、今後の取り組みで調整してまいる予定でございます。  最後、1枚目にお戻りいただきまして、今後のスケジュールでございますが、3月の中旬にパブリックコメントの内容について区ホームページで公開した後に、下旬には区長決定後の計画を公開してまいる予定でございます。 ◎菅野 環境対策課長 私からは、環境清掃部資料番号36番、「多摩川河川敷清掃活動」について、ご報告申し上げます。  例年5月の最終日曜日に実施しております多摩川河川敷清掃活動には、自治会・町会をはじめ環境団体、企業、学校など、毎年約50団体、2,000名あまりの参加をいただき、貴重な自然を残す多摩川河川敷を歩きながらごみを拾い、自然環境への理解と関心を深め、自然を大切にする心を育むことを目的として実施をしております。  来年度につきましては、令和2年5月31日、日曜日に実施予定としておりますので、ご報告させていただきます。時間は午前10時からおおむねお昼にかけて行います。  実施場所でございますが、来年度は田園調布本庁地先の丸子緑地から下丸子二丁目地先のガス橋緑地で行います。コース地図を掲載しておりますので、参考にしていただければと思います。  なお、ゴール地点で、閉会式と自然環境団体や企業等による環境保全活動を紹介するパネル展示を行う予定でございます。  なお、コロナウイルスの影響による実施の可否でございますが、2,000人規模のイベントということもあり、感染拡大の影響を十分見きわめる必要があります。今後の国などの動向、感染状況の推移を踏まえ、実施について判断をする予定でございます。  また、昨年の台風の影響によりまして、回復工事のため立ち入りが制限されるなど、緑地の利用状況等もあわせて開催の一つの判断材料とする予定でございます。 ○高山 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。質疑は報告順に、まずは共通の新型コロナウイルスに関するものについて、お願いいたします。 ◆福井 委員 イベント中止について、やはりこれは必要なことだと考えています。大田区の判断でイベントが中止したことによって損害が出た場合というのは、大田区が、私は補填というか補償するべきだと思っているのですが、この中止した場合、イベントで例えば講師を呼ぶということでイベントを組んでいた場合、中止になったら、その講師料というのは発生しないのですか。それとも、今まで準備してきたから一定の額は払うのか。イベントを中止したことによっての、このかかった費用、例えば講師料などはどのようになっているのかというのを教えてください。 ○高山 委員長 それは一般的な考えとしてですか。それとも、ここに書いてあるものに関してどうですかという。 ◆福井 委員 おおたクールアクションについて聞こうかなと思ったのですけど、これは延期するということで、やるということだから、多分講師料は発生すると思うのですが、今のは一般論で結構なので、教えてください。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 スケアード・ストレイト自転車安全教室につきましては、講師は呼ばないで警察と区でやっているもので、そういった料金というのはかかりません。 ◎榊原 都市計画課長 私どもで実施する、都市計画マスタープランの改定推進委員会などは、関係する学識経験者などを呼ぶような予定をしてございまして、今現在は開催する予定でいますので、そのような中止に関する損害賠償などの考えは、今のところございません。  ただし、講師を予定していて、急に呼ばなくなった場合には、当然のことながら相手の方とお話をしながら対応していくことになると考えておりまして、その辺は今後きちんと必要な場合には対応してまいりたいと思います。
    ○高山 委員長 それでは、次、まちづくり推進部からの二つの報告について、質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 景観審議会の報告についてなのですけど、これは多分今回3回目ですよね。書いてありました。3回目のまちづくり賞だと思うのですけど、この間、様々な区内の景観とか団体が表彰されてきて、結構直近で言うと多摩川の浅間神社が表彰されたときは、すごく地元も盛り上がって、神社のほうもすごくモチベーションアップにつながっているというのがあったのですけど、3回目となってきて、だんだん対象となるところも、もちろんですけどロットが減ってくるのかなという気もするのですが、今回は8物件、2団体ということで、これは手挙げ方式だと思うのですけど、応募総数はどれぐらいだったのですか。 ◎榊原 都市計画課長 第3回の応募数でございますが、45通が街並み景観部門景観づくり活動部門は6通でございます。 ◆馬橋 委員 想像より多かったのですけど、細かいところ、私は審美眼を自分が持っているとは思っていないので、あまり言うつもりないのですけど、何か割と、例えば住宅に木がとか、こういうのは比較的見るなというのも割とまざっているのかなという気もして。そういう中で、勝海舟の記念館などは新しく整備されたところだったりもしますし、選考の中で審議会が決めているのだと思うのですけど、私、過去の資料を探したのですけど、審議会のメンバーはどういうメンバーで構成されていたか見つけられなくて、それをもう1回教えていただいていいですか。 ◎榊原 都市計画課長 景観審議会のメンバーでございますが、学識経験者が6名、景観関係団体、地元の町会長の方々が5名、あと区民の公募で3名でございます。 ◆馬橋 委員 あともう一つ、今の流れで聞こうと思ったのですけど、例えば勝海舟記念館及びその周辺道路とか、この辺は、これ基本手挙げだと思うのですけど、区のほうからここら辺をというのも入っているのですか。 ◎榊原 都市計画課長 この、まず応募の仕方なのですが、自薦、他薦、両方とも可能でございます。それと、今回はインターネットから申し込めるような、携帯から申し込めるような工夫をしてございまして、それでこの応募数になっておりますが、今回、勝海舟は公共施設なのですけれども、これは、やはりそもそもが景観の対象となるのかという議論がありまして、公共のものを表彰するというのはおかしいだろうという話がございました。ただ、さっき言いました、自薦と他薦の中で他薦として、いい景観をどうしてもと応募してくる方々もいらして、そういうことがある中で、今回新たな取り組みとしまして、公共部門のそういう景観もお知らせしていこうということで選んでございます。 ◆馬橋 委員 1回目も2回目も、たしか個人住宅がこの景観の中にも入っていて、この辺は応募、手挙げなのかなという部分も、それを別に否定するものでは全くないのですけど。その中でこういう公共施設も含めて、大田区のほうから推薦をしていくという枠があるのかなと、気になったので。そういう部分についても、別にそれは、私は、ある意味ありだと思いますので、やっていただければと思います。  あと、もう一つ気になったのが、表彰を今度11月の住まいづくりフェアの中でということで、これはあれですか、コロナの関係ですか。いつも3月に発表して、すぐやっていたような記憶があるのですけど。 ◎榊原 都市計画課長 先ほど少しご説明しましたが、この景観賞をもっと広めていきたいというところで、参加者数の多い住まいづくりフェアを今回想定したところでございます。したがいまして、これまでは5月末にすぐに景観賞をやっていたのですが、アプリコでやっていたときに、やはり5、60人という対象者になっておりましたので、イベントと組み合わせてもなかなか人が集まらないということもございまして、住まいづくりフェアですと、2,000人規模の人が集まりますので、そういうところで子連れの方々もいらっしゃるということもありまして、新たな取り組みとして、人の集まるところでと考えてございます。 ◆馬橋 委員 いい取り組みだと思います。先ほども申し上げたのですけど、受賞された方は想像以上に喜ぶというか、すごく誇りに思うというのがやはりあると思うので、そういう意味で言うと、3月に受賞をされて、表彰式が11月なので7か月ぐらいあいてしまうというのも、何かもし今後、その前に何かいいイベントとかがあれば、そちらと抱き合わせでやってもいいのかなとも思いますし、ここが適当であれば、それはそれでいいと思うのですけど。区民の方のこういう、誇りというか、そういうところの増進に、この賞をぜひ、この後も進めていただきたいなと思います。 ◆深川 委員 これは何のためにやっているのだろうというと、一番最初のところに、景観まちづくりへの関心を高め、大田区らしい魅力あふれる景観形成をさらに推進すると書いてあって。多分こういうまちがいいねと言われて、写真2枚を見るためにやっているわけではなくて、現地に行って、こういう雰囲気はいいまちだよねという話だと思うのです。  自薦・他薦だから、自薦の場合はともかく、他薦の場合は、この4番と6番にあるように非公開になる可能性があると思うのですけど、このまちはいいよねと言われて、どこだかわかりませんと言われてしまうと、何か謎解きをやっているみたいになっていて、来られては困るというこの人の気持ちもわかる。それで、でもいいつくりなのだというのもわかる。でも、そうしたら何かもう少し工夫をしないと、来られては困るから何か住所は言わないにしても、何かしらこの写真2枚でこれで表彰ですと言われてしまうと、これでいいまちができるための参考になるのかなという。  例えば、図面的によい、多分この4番は多分図面的にいいのだと思うの、私は建築屋ではないからわからないのだけど。多分、図面的にいいのであれば、逆に言うと、図面はオープンにしてもらうとか、間口の全部ではないですよ。ここの部分という肝の部分、金庫がどこにあるかわかってしまうような図面を出されてしまうと、それはそれで後で怖いから。そういったところも配慮してもらわないと、せっかく表彰をしているのに、一般人が参考にならない、少なくとも役所の参考にならないのだと、何のために表彰しているのだかよくわからないなと思うので、そこら辺は何か改善とかはできないのですか。 ◎榊原 都市計画課長 今、非公開になっている個人住宅が、資料の中で4と6番がございます。これは今現在も、この方々と交渉しておりまして、個人情報をどこまで公開できるかというところの調整をしております。  6番の方は自薦なのです。ですので、今委員がおっしゃったように、見ていただきたい。いい赤松、100年ぐらいの樹齢の赤松なので、ぜひ見ていただきたいと当初思って応募してきたのです。ところが、今お話がありましたとおり、人が集まると近所にも迷惑をかけてしまうみたいなところも想定されたようでして、その辺で公開の仕方については、今個人情報に関しては、その方々と調整中で、できるだけ場所も含めて特定できるようなことで調整を進めているところでございます。 ◆深川 委員 いろいろなところで参考にされ、例えばアニメの聖地巡礼なんていっとき言われて、ここがアニメのモチーフになっているというところが普通の民家のエリアで、そこにすごい人がぞろぞろ来てしまって大変だったという話もあって、なかなか難しいと思うのです。いわゆる住宅地にある住宅だから、そこに観光客がぞろぞろ来られてしまうというのはどうなのだろうというところと、今言ったみたいに、こういうまちなみで景観でいいよねという部分があると思うので。  せっかく表彰するのであれば、やはり基本的に非公開というのは、どうなのかなという。だから、それに一般の人が後でそうだねと言えるものを、担保というと言い方がきついかもしれないのですけど、していかないと、何かこれ今のところいいけど、これ全部非公開になってしまったら、何をやっているかわからなくなってきてしまうので、そこら辺は見直しも含めて、取り組みとしてはいいと思うのです。いい雰囲気のまちをつくろう、こういうまちにしていこうということはすごいいいことなのだけど。そこら辺の部分がどうなのだろうというところがありますので、考えていただきたいと要望だけしておきます。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 今のご指摘、ありがとうございます。私どもとしても、この景観まちづくり賞の表彰というのは、単にきれいだねとか、いい景観だねというので終わらせてはいけないと思っていまして、まさに委員がおっしゃったように、まちづくりの中に生かしていきたいということを考えております。  ただ、そういう意味では、過去2回やって今回が3回目なのですけれども、この賞の活用の仕方、それを議論しないといけないと考えてございますので、今後その辺は留意したいと思っています。 ◆野呂 委員 毎回これをとても楽しみにしていて、今年はどんなものが選ばれるか、ずっと楽しみにしてきました。一番はKOCAなのですけれども、今回住まいづくりで参加者が多いときに表彰されるということですけれど、KOCAは、小さいけれども、せっかくパンフレットもありますし、そうしたものもあるところは、ご準備されて、そしておいでになった方が持っていけるような、そういったことも考えていただいてほしいなと思うのです。せっかくインキュベーション施設をつくって、一般の建築家の連氏と大田区とみたいな連携をしながらやってこられたところなので、そういったことも考えていただきたいと思いました。  あと、大田区役所の1階と、それからもちろん住まいづくりのときに公開されると思うのですけど、この巡回を例えば四つの地域庁舎それぞれのエリアのところでするとかということはどうなのですか。それとも住まいづくりフェアで写真を展示して、表彰して、あと区役所の1階でもやりますよね。それ以外はどこかでこういった賞があるということをお示ししてくださるのですか。 ◎榊原 都市計画課長 今後ですが、まず、パンフレット、1回、2回ともつくっておりますが、パンフレットをつくりまして、当日お持ち帰りいただけるような形を考えております。そのほかにパネル展示を考えてございまして、本庁の1階で展示する予定がございます。  当日につきましては、これから調整してまいりますが、当然のことながら、1階でやるパネル展示と同じように、過去の表彰者なども展示しながら、より一層広めていこうと考えてございます。  ただし、各庁舎を回ってやるということは、今のところは考えてございません。 ◆野呂 委員 できれば大森のどこかでも、私はやっていただきたいという気持ちがあります。  それから、やはりこれまでの賞をとった方のものを展示するということで、やはり昨年はご自宅でコンサートを開催していると。久が原のおうちでコンサートを開催して、時々一般の方をどうぞおいでくださいという形で募ってらっしゃいますので、もう少しそうしたものが認知されていくと、そこの中のおうちを見ながらゆっくりコンサートを聞くとか、そういったこともできるのかなと思います。  あと、この赤松は、私も日本家屋というのでしょうか、この日本的な建築と洋風っぽいのでせん定の仕方が違って、とても同じ赤松に最初見えなかったのですけれども、これは100年ということで大田の保護樹林に指定されているということはないのですか。どうなのでしょう、何もないのですか。 ◎菅野 環境対策課長 恐らく、こういう赤松ですので保護樹林になっていると思われますが、今手元に資料がないので、申しわけございません。 ◆野呂 委員 かつて教育委員会で大田区の本当に残していきたい家屋の調査を学芸員が1件1件訪ね歩いて調査して、それから図面に落としているものもありますし、天野区長の時代ですかね、つくってから、この10年ぐらいの間でも、また1件1件全部訪ね歩いて、お話を伺ってきています。ですから、そういったところにも、何かこういう、大田区がせっかく景観まちづくり賞をやっているということで、届いていけばいいのかなと。そして、まちなみも含めて、家屋も含めて、私たちがやはり大田区にすばらしい財産があるということを、もっともっと多くの区民の方と共有しながら、やはりユネスコが地域遺産ということで区内の写真を撮り続けていますけれども、やはりそういったものとも連携しながら、大田区の日常のまちのあり方というのを、もう少し多くの区民の皆さんに知っていただければいいのかなと私は思うので、それは頑張っていただきたいと思います。 ○高山 委員長 要望ということでよろしいですかね。 ◆野呂 委員 いいです。 ◆岡元 委員 このタイミングでの景観なのですけれども、例えば個人のお宅とかで建て替えられたお宅のほうは、当分建て替えられるようなこともないと思うのですが、もう1件の4番のお宅とかは木造で、今後建て替えとか。あるいは、中馬込とかも生産緑地ですが、その生産をやめられるとかということで変わっていく可能性はあるかと思うのですが、この景観まちづくり賞を贈ることで、何か残してくださいねみたいな働きかけというのはあるのですかね。 ◎榊原 都市計画課長 今の委員のご質問は、古い建物は建て替えられていくけれども、そういう保全に関してどうなのかというご質問だと思いますが、実は、1回目に受賞しました桂川精螺につきましては、社屋が変わってしまいまして、屋上に小さな塔がついているような状況に変わってしまっております。それで審議会の委員の方々も、その辺非常に残念に思っておりまして、ぜひ保全も含めてお願いしたいという意味もあって、こういう賞を選んでいこうという考えがございます。  ただし、どうしても老朽化というところでは難しいところもあって、早目に選んで、継続して維持していただくみたいなことをしていかないと、どんどん古いものはなくなってしまうだろうということもあって、今後は、そのような視点も、当然継続していただきたいという思いも込めて選んでいこうとなってございます。 ◆岡元 委員 せっかくすばらしい景観で、新しくつくられているものに関しては、それでいいと思うのですけど、地域の皆さんにとっても残してほしいなと思われるものは、今おっしゃった桂川精螺とかはどういう形でか、写真を残されて、第1回からずっと、今後も続けられる流れの中で、こういうことがこの地域にあったとしていただくこともいいのかもしれないのですが、せっかくのこういう取り組みが、地域全体にとってそういう景観を残していこうという流れになるように取り組んでいただければと思います。要望です。 ◎榎田 住宅担当課長 先ほど、まちづくり推進部資料の61番で東京都が平成27年に住宅政策審議会の答申を受けたという説明をいたしましたが、資料の中では平成28年と書いてございまして、申しわけございません。私のほうでは28年に提言があったと理解していたのですけれども、いろいろ調べましたところ、平成27年9月3日に、東京におけるマンション施策の新たな展開についてという答申が出ておりまして、この中でいろいろ提言がされておりましたので、申しわけございません、27年に訂正させてください。よろしくお願いいたします。 ○高山 委員長 では、質問あれば。 ◆須藤 委員 このマンションの、東京都におけるマンションの適正管理の促進に関する条例で書いてあることなのですけど、大田区内において、昭和58年12月31日以前のマンションというのは750棟しかないということなのですか。 ◎榎田 住宅担当課長 東京都が調査を、この条例を議会に出す前にいろいろと調べておりまして、東京都が行った調査によりますと、昭和58年12月31日が法律の改正日ですので、約750棟がそれ以前の建物ということでございます。  ただし、この中で管理組合がないとかいうのは、東京都の想定では、東京都が事前に調査した結果では、約15%であろうということで東京都が推定しております。15%で750棟ですので、約110棟が管理組合がないというマンションになると推定されますけれども、これは届出をしてもらって、実際のところは、その中でわかっていくと思います。あくまでも、現時点の推定でございます。 ◆須藤 委員 大分わかりました。では、この届出の通知をするのは、この15%の110棟ということなのでしょうか。 ◎榎田 住宅担当課長 届出書の関係書類は、東京都のほうから3月の半ば以降に送付いたしますが、この約750棟、全部に対して送付をいたします。 ◆須藤 委員 この昭和58年というのは管理組合が設置された年内だから、その前でも設置されているところはあるけど、一応750棟全部に送付をするということで。届け出が必要な750棟に全部通知をするというだけですよね。 ◎榎田 住宅担当課長 建物の区分所有等に関する法律の第3条に、区分所有者は全員で建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し、この法律の定めるところにより、集会を開き、規約を定めなどすることができるという規定が第3条にございまして、これが盛り込まれたのが昭和58年12月31日でございます。それ以降、古いマンション管理組合をつくったりしているところは当然あると思うのですが、どこのマンションがどうなのかという実態がわからないので、東京都が全ての約750棟に対して送付をするものでございます。 ◆須藤 委員 よくわかりました。ありがとうございます。 ◆馬橋 委員 私も資料番号61番の件なのですが、これ今回、東京都の条例に基づいて区市町村が事業を運営するということなのですけど、区のいわゆる事務の分掌というか、今回いただいた資料を読むと、3月半ばごろから東京都が750棟に対して案内を送付するけれど、届け出の期限に関しては、同じく令和2年9月30日までに行う必要があるということで、ざっと半年間しかないのですけど、それに対して750棟に送り、かつ15%程度、先ほどご答弁があったとおり、110棟は管理組合もないということで、これは管理組合がないのにどこに送るのかなという部分も、不思議なのですけど。これは9月30日の期限を切っていますが、区として、どこまでそれは担保するものなのですか。要は届出がないものに関して、大田区が、その後1件1件行ってやらないといけないものなのですか。 ◎榎田 住宅担当課長 まず、期限の9月30日というのは、マンションにおいて総会とかが開かれる時期がございますので、その時期が遅いものもあるだろうということで、東京都が9月30日にしたと聞いております。  それから、管理組合宛てに送るのですけれども、そもそも管理組合がないところはどうするのだというお話がありましたけれども。ただ、あるかないかわからないので、まず管理組合に送ります。それで、ないところは、恐らく回答が来ない可能性が高いのですが、東京都は最初送りますけれども、2回目以降の督促ですとか、そういったところは区のほうで、もう一度送付したりすることになっております。  また、返事はあったけれども管理組合がないよという返事があったような場合は、区のほうで調査をしたりとか、マンション管理士という国家資格の方もいらっしゃいますので、協力を得ながら実際にマンションのほうを直接訪問したりすることになっております。 ◆馬橋 委員 すみません、私は、この条例の条文を読んでないので申しわけないのですけど。いただいた資料を見ると、条例では東京都管理組合関係事業者等の責務を明確化するとともにと書いてあるのですけど、今言っていただいたように、大田区がというか、そもそも管理組合がないのに、その案内を送る先の住所すらないというところも出てくるとなると、この関係事業者等に入ってくるのは、例えば建設をした業者なのかわからないですが、そういったところもこの責務として入ってくるのか、その辺が何かこうあまり見えてこなくて。最終的に、その事業の運用は区市町村がやると書いてあるので大田区が担うとなると、この辺の、例えば750棟あって、9月30日の段階で、例えばもう50棟とか100棟しか、例えば届出がありませんとなったときに、大田区がどこまで責任を負わないといけないのかというところが、もう少しわかりやすくご説明いただけるとありがたいです。 ◎榎田 住宅担当課長 まず、条例の中にはいろいろ書いてございまして、今後のこともいろいろ書いてあります。事業者の責務というのは、今後の部分に関してのところにかかわってくると思うのです。昭和58年以前のものは、もう事業者の責任を問うということは難しいと思います。  それから、110棟ぐらいあるだろうと推定されていますけれども、届出がなかった場合は、改めて再度送付するとかいうことを区がやりますけれども、責任を負うとかいうことはないと思いますが、なるべくやれる範囲内でやっていくことになると思います。これは来年度だけではなくて、引き続き、5年に1回届出することになりますので、引き続き、再来年度以降も実施するものでございます。 ◆馬橋 委員 今、ご答弁でも、では再送に関しては区がやるということ。東京都が一斉に発送して、出てこないものに関しては、今後は区が届出のいわゆる勧告みたいなものをやっていくということで。区としては、では落としどころとしては、とにかく届出してくださいよというのを送り続けるという。  もう一つだけ、先ほどから気になるのは、送り先もない場合は、では区は今後どうやって送っていくのですか。 ◎榎田 住宅担当課長 送り先は、東京都がいろいろな資料から、どこにマンションがあると。建築確認が出された日付ですとか、いろいろ関係する資料をもとに把握しておりますので、それで750棟という数字が出ておりますので、東京都が調べた結果に基づいて送るわけでございます。全くどこだかわからないところに送るわけではございません。 ○高山 委員長 ということは、そこのマンションのある住所に、そこのマンション管理組合宛てに送って、戻ってきたら管理組合はないのだなという、そういう判断をするということなわけですかね。馬橋委員の質問はそういうことですよね。そうではないですか。 ◆馬橋 委員 管理組合は、要は組合化されていれば、そこ宛てに送ることはできると思うのです。それに対して、要は返信がないとかであれば、管理組合に、いやちゃんとやってくださいと言えると思うのですけど、要は管理組合がないところが110棟ぐらいある可能性があるわけではないですか。そうすると、そのマンションがそこに建っているのは、もちろん東京都は把握していると思うのですけど、そのマンションの101号室に送るのか、102号室に送るのかわからないではないですか。それを東京都が一義的に、この3月の半ばにやると書いてあるのですが、それ以降、では例えば返信がないものに関して、運用に関しては区市町村と書いてあるので、大田区がどこまでやらないといけないのというところがすごく知りたくて。  単純に落としどころとして、いや、もう送り先がわかっているところだけ送り続けるのですということなのか、もうわからなければ、本当に現地で確認をしていかなければいけないのかとかいうところが、それが、すみません、条文に書いてあったとしたら申しわけないのですけど。 ◎榎田 住宅担当課長 細かい運用については、東京都のほうから、まだ詳しい説明会もございませんので、まだお答えするのが難しいのですが、管理組合があったとしても送り返さないところもあると思いますので、とりあえずあるなしにかかわらず、管理組合宛てに送ると理解しております。新しい制度でございますので、今後、東京都と相談をしながら運用していきたいと考えております。 ◆馬橋 委員 最後、要望というか意見なのですけど、かなり東京都も、また強引だなという気もするのです。私が担当だったら、勘弁してくれよみたいな、というかどこまでやらないといけないのよ私はみたいなところが、すごく気になると思うのです。  この3月の半ばに、東京都が届出に関して書類等々を発送するということなのですけど、その後、もう要は次年度、4月から大田区のほうにぼんと投げられてしまうわけではないですか、運用に関して。それを今の段階で、まだ東京都から説明が何もないというのは、どんな状況なのかと不思議になるのですけど。その辺を、だから東京都のほうに、やはり分掌事務として分担させられる、区がやらなければならない事務が発生するのであれば、やはりある程度その先、今後区に発生する仕事量みたいなものというのは、ちゃんと説明していただいてしかるべきだと思うので、その辺は東京都のほうにぜひ言っていただきたいと思います。 ◎榎田 住宅担当課長 私の説明が悪かったかと思うのですが、全く説明がなかったわけではなくて、事務量がどの程度になるかという説明もなかったわけではなくて、一通りの説明はございました。ただ、細かいところについてまでは、まだはっきりわからないところもございますのでというご答弁をしたわけでございます。  この仕事は、東京都が都内の自治体に対して一律に事務をやるようにということで、東京都の知事の権限に属する事務を区市町村が処理することに関して、事務処理特例条例という条例で定めがございますので、それに基づいて区が受けるものでございまして、これで行った事務については、その事務に必要な経費は、東京都から事務処理特例交付金という形で区のほうに交付金が来ることになっております。  それで、話が戻りますけれども、昨年の春ぐらいから東京都といろいろ話をしながら、結果的に今後のことも考えて、マンション対策は区のほうでもやっていかなくてはいけないということで、23区のほうでこれを受けるということになっておりますので、細かいところも含めて、東京都と今後調整をしながら実施していきたいと考えております。 ◆馬橋 委員 すみません、最後と言ったのに、もう1回。事務処理特例条例に基づいて都の事務を区がやるというのは、もちろんそれはわかるのですけど、あくまで、事務を処理するという、事務としての処理だと思っています。細かいところの説明以外はというお話もあったのですけど、今後4月以降、9月の半ばだから半年間という中で、届出がどれぐらい出てきて、どれぐらい出てこなくて、そこから先、区が何をしなければいけないのかというのは、どっちかというと細かいところというよりは、かなり大きなところだと思うのです。それが肩がわりする事務ではないですか、変な話。  そこについての説明がないということに、私は驚いたというのが一つです。なので、東京都のほうに、想定される、要はまず少なくとも110棟、管理組合がもう既にないのがわかっているのであれば、それ以上の数の管理状況届出のない要届出マンションが発生するというのは目に見えていると思うので、その先、区がどこまでどういうふうに対応すべきなのかというところは、ぜひ東京都に確認をしてほしいと思います。要望です。 ◆野呂 委員 58年の前の建物といいますと、ピロティ形式のものも随分建てられましたよね。6戸以上ということで、それも対象になるのですか。なりませんか。 ◎榎田 住宅担当課長 建物構造とはかかわりなく、分譲マンションで、しかもその区分所有者が6世帯以上住んでいるものでございます。ですから、例えば賃貸マンションは対象になりませんし、中で区分所有者が1所帯、2所帯ぐらいしかいなくて、あとは店舗ですとか、あとは賃貸になっているというマンションは、とりあえず今回の調査では対象外となっております。 ◆野呂 委員 聞き漏らしたのかもしれないのですけれども、馬橋委員が本当に心配されて、たくさん質問をしていましたけど、もしもう住所がわかって、送って戻ってきたとき、先ほど課長が説明してくださったマンション管理士、その方がきちっと訪ねていく、そしてお話をするということまできちっとしてくださるのですよね。 ◎榎田 住宅担当課長 これはケース・バイ・ケースになると思いますけれども、東京都のほうからは、原則としてマンション管理士と区の職員と一緒に訪問してほしいという話になっております。ただ、行ったとしても、管理組合はありませんよということで話ができないということもありますけれども、来年度に全てこの110戸を、ないしはもっとあるかもしれないのですけれども、実際に現地に行ったりというのは難しいかもしれないのですけれども、再来年度とか引き続き時間をかけてやらざるを得ないと考えております。 ○高山 委員長 それでは、次、都市基盤整備部からの報告について、お願いします。 ◆深川 委員 資料38番、呑川の話なのですけど、これもずっと取り組みを、私も議会でも質問をさせていただいているし、この委員会の委員長で2年ほどやらせていただいたし、もっと前で言えば、水井議員がずっと取り組みをされていて、多分ご記憶にあると思いますけど、くそ小便を垂れ流すのではないという発言をずっとされていて、確かに上流部からそういう汚いものが流れてくれば、下のほうが幾ら頑張ってもだめだということで、今の話の部分は、この報告書にも、それから去年の報告書にも当然載ってますけれども、東調布公園で今それをやっていこうとなっています。  ただ、今の東京湾自体が、今の状態で本当にいいのかなという部分があって、双流橋あたりまでは、呑川を東京湾が遡上してくるという表現が正しいかどうかわからないですけど、海水が上がってくるわけですよね。ということは、結局、東京湾が汚ければ、呑川はいつまでたってもきれいにならないし、呑川の上流から汚いものをどんどんと東京湾に流せば、東京湾が汚れていくということで、多分もうこれ抜本的なところということも、この間言い続けていて、もう下水のレベルなのではないかというときもあるわけです。そうすると、それ下水に流すべきだという話も、前に話したのですけど、なかなかという部分だったのですけど、この下水に流すという、ウルトラCなのかわからないですけど、そういう話は随分前に提案したのだけど、それこそ明立課長の時代なのだけど。今のところどうですか、そこの部分というのは。 ◎保下 都市基盤管理課長 やはり下水に戻すという内容なのですけれども、今回、この呑川水質浄化対策研究会には、東京都下水道局も、先ほど報告させていただいたように、委員として入っておりまして、やはり下水道局としましても、初期の雨水を抑制するというのが、やはり中流域で一番効果が出るということで、やはり最初、初期に降った雨が下水に溜まっていた汚泥を出すという事象までしっかり確認できていますので、そうしたところは科学的に検証しながらやってございますので、現時点で、研究会の中では、この手法が短期、中期、長期にわたって様々な手法で対策を施すことが一番ベストと考え、現在、具体的に取り組んでいるという状況でございます。 ◆深川 委員 それ自体を私は否定しないし、そうだと思っているのです。ただ、大腸菌群も含めて、やはり東京湾自体が問題になっていて、今回のオリンピックでも、何かいろいろなフィルターをつくるとか何だとか言っているけど、あれも局面的な対応で、あそこだけの話なのです。だけど東京湾全体をどのようにするのだということを考えていったときに、やはり人間が汚したのだから、人間がきれいにするしかないと。そのコストは、確かに大田区が出すべきなのかというと、議論はあります。それは東京都なのか、国なのかと言われると、では誰も出したくないよねという話なのだけど。でもそれを言っていたら、多分いつまでたっても進まないと思うのです。大田区がこんなにお金をかけてまでやるのかと文句が出ても、水をきれいにするのに文句を言う人たちがいたら、申しわけないけど、うるさいと言うしかないと思うのです。それぐらいの気持ちで、やはり環境対策はやっていかないと、コストがすごいかかるのも重々わかっています。  ただ、それぐらいやらないと、今言ったみたいに、この地球をどうするのだということを考えていったときには、やはり力強い施策というのが、進んでいくべきなのかなと思いますので、高濃度の酸素水を入れて浄化施設をつくるというのも、酸素があれば活性化するので、それできれいになるとか、それはそうだと思うのです。ぶくぶくして対流を起こすことによって汚泥を下に沈殿させないと、より悪化させないというところも、今やっている施策が重要だと思っているのですけど、やはり、とことん汚い水というものは、私もボーイスカウトの指導者だからやるのだけど、石を置いて、下に砂を置いてとよくやるではないですか、上から入れると、コーヒーみたいな汚いものも、下のところにはきれいになっているみたいな、コーヒーのフィルターではないのですけど、そういった話も含めて、やはり一番汚いものは、もう水自体をしゃくってしまって、そういう浄化のところに入れて、ごみはごみとして捨ててという形をやっていかないと、多分根本的にきれいになっていかないと思うので、今、下水に流してしまうというのが一番わかりやすくて簡単なのですけど、下水道局的にはいろいろあるのかもしれないけれども、これは一番雨が降った、大雨になったときにという話ではなくて、大雨が落ちついたときなのです。大田区に一番被害が出ていて、汚いのは。翌日、翌々日がスカムがすごいことになる。あのタイミングで入れたいという話なので、オンタイムで、今、雨が降っているときに、下水がいっぱいになっているときに下水に戻すのではなくて、雨水が落ちついたタイミングで呑川に汚いスカムが発生している、あの汚い水を下水に流すと考えるべきだと前から言っているのですけど、なかなかこれ下水道局がうんと言わないのもわかっています。ですので、ぜひ今日の部分も含めて、もう一度この研究会の中で、もう1回議論をしていただいて、根本的な水をきれいにするというところで考えていただきたいと、要望だけしておきたいと思います。 ◆野呂 委員 この呑川水質浄化対策研究会がございますけれども、大田区に呑川の会もあって、去年も会を開いたとき、200数十名の方たちが参加して、議論をして。それから、呑川のグランドデザインを、きっと理事者の皆様にもお渡ししていると思うのです。  その中で、今、リニアの工事で洗足池のところから、洗足流れのところから呑川に水を流すとか、いろいろ彼らが議論をしながら提言をしているのですけれど、この研究会の何かワークショップという形で、こういった一生懸命やっている区民の方たち、呑川をよくしたいと、本当に私たちのまちの川だということで頑張ってらっしゃる方たちとも一緒のテーブルに着くときは何かあるのですか。 ◎保下 都市基盤管理課長 今、委員がおっしゃいました呑川の会の皆さんとは、年に2回、意見交換会というのを大田区と行っているという状況でございます。その際には、関係する区の関係者も全員そろいまして、環境部局も一緒に入りまして、様々な意見、皆さんが考えられた意見をしっかり意見交換をさせてもらう場を設けさせていただいてございます。 ◆野呂 委員 意見交換会は知っているのですけれども、これだけ様々な方たちがお集まりになって、もともと南晴病院の、今は亡くなられた院長先生が、やはり呑川を守りたいということでずっと頑張ってこられて、その当時の本当に年配の方たちも今も頑張ってらっしゃって、次々区民の方たちも参加されてやってますけれども、ものすごく豊かなアイデアというのでしょうか、私なんか思いもつかないようなことを、やはり近隣にお住まいになって日常的に見続けてきているので、頑張っているので、年に2回と言わずに、もう少し継続的にそうした取り組みができるようなものもぜひ考えていただけば、やはり市民と一緒につくり上げた、そうしたものが復活していくのではないかなと思うのです。こういったことも検討して頑張っていただければと思うのです。 ○高山 委員長 答弁を求めますか。 ◆野呂 委員 いいです。 ○高山 委員長 要望で。 ◆福井 委員 何回も言っているのですけど、これユスリカの話が入ってないのですけど、呑川水質浄化は、結局高濃度酸素水による浄化、スカム発生抑制装置と川底の工事としゅんせつなので、私たちは呑川の落合水再生センターから出てくる水をもっと改良すればユスリカが減るのではないかと考えているので、これは今回この研究会の中ではユスリカの課題は入ってないということでいいのですか、別のところでやっていると。 ◎保下 都市基盤管理課長 河床清掃などの報告なども協議会、また関係者間で行ってございますので、ユスリカ対策について全く話し合っていないわけではございません。 ◆福井 委員 以前、藤田都議を通じて東京都に聞いたときに、このユスリカの問題はどう考えているのですかと言ったら、それは大田区の仕事だよと言われたのです。だから連携してやっていくではなくて、それは大田区だよということなので。落合水再生センターの水をもっと、暖かくて栄養のある水をもっと改良すれば減るのではないかということで申し入れはしているのですけど、大田区としては。では今言われたのは、床の清掃ですよね。川底、藻をとろうというのが対症療法だと思うので、もともとの根本を直さなければいけないということなので、落合水再生センターから出てくる水をもっとよくしてくださいねということを言うべき必要があるのではないかなと、ユスリカ対策として。その点については、どのように考えていますか。 ◎保下 都市基盤管理課長 呑川の貴重な水資源でございますので、やはり現在の状況でも、やはり活用していくことが重要と考えてございます。そうした中、やはり現在の置かれた河川の状況の中で、関係者間、力を合わせて現在のこの短期、中期、長期また高濃度酸素水による浄化施設、スカム発生抑制装置、河床整正、呑川のしゅんせつという柱を設けながら総合的に対策を行わせていただいてございます。 ◆福井 委員 特にスカムとかのほうは蒲田以降になるので、雪谷地域のほうでは、やはりユスリカの問題が非常に大きな問題なので、馬橋委員もやっているとおり、これを力を合わせてやって、一つとしてでなくて、やはり大きな問題は水再生センターから出てくる水の改良だと思うので、これは引き続き皆さんと力を合わせてやっていきたいなと、深川委員とも力を合わせてやっていきたいなと思っております。要望です。 ◆馬橋 委員 ユスリカの話が出たので。ちょうど今の時期、ものすごい多いのです。あそこの横須賀線の線路の手前ぐらいまでが、私のイメージだとすごく多い。その先、池上のほうも結構出ているのですけど。あそこは桜のプロムナードとかというので、結構何億円もかけて沿道を整備していただいたりとかしているのですけど、日中行ってみると、ほとんど人が、本当に通行人はいるのですけど、あそこを例えば散歩しようみたいな人はいなくて、なぜかというと、もう虫だらけで、歩いていると顔にものすごい数が当たるというのがあって。  今、福井委員もおっしゃったとおり、今回、水質浄化対策研究会の報告書なので、ユスリカはまた別の次元の対策にもなってくるのかなという部分もあるのですけど、今回、今、東調布公園のところに合流の水の施設をつくっていただいているので、私は希望的観測で、ここができてから下水との処理のあれが分かれた後で、また抜本的な対策が打てれば、雪谷地区、特に東工大の下あたりから第2京浜国道ぐらいまでが私のイメージだと、すごい多いイメージがあるのですけど、そこの部分に関して対策を進めてもらえるのかなと思っているのですが、いかがですか。 ◎保下 都市基盤管理課長 今も、やはりユスリカ対策につきましては、河床整正なども、以前は川底だけ、今は川の側壁、あと様々な手法の技術提案というのを各民間企業からも受ける機会がございますので、そうしたものも活用しながら複合的に現在対策を取り組んでいるという状況でございます。  私たちも、ユスリカが特に発生している場所というのは把握してございますので、その通常のパトロール等も含めて、区民の方が不快な感情をできるだけ感じないように、常日ごろから呑川周辺を対策の強化とパトロールの強化をしてまいりたいと考えております。 ◎久保 都市基盤整備部長 現在、呑川のユスリカ対策に関しましては、先ほど述べましたように、河床整正、それから側面のやはり清掃等も行っているところでございます。それに加えまして、電灯による捕虫器、そういうようなものも行っているところでございますけれども、今後も新しいやり方とか、古来のやり方であるハエ取り紙の活用とか、そういうようなものも含めまして、ぜひ広範的にまたやっていきたいと思いますので、ここの研究に関しましては、やはり先ほど緑道整備、側道整備しても、せっかくのところを人が歩かないということを聞いておりますと、やはりそういうような方法をいろいろ試してみたいと考えておりますので、そういう方法を推進していきたいと考えております。 ◆馬橋 委員 ぜひよろしくお願いします。今、スカムのお話とかもここの資料に出てきていますけど、やはり環境が、逆に言うと水質がいいので、ここに虫がつくというのもあると思うのです。ただ逆に言えば、福井委員のおっしゃったとおり、水質を変えていくだけでユスリカ、2年前ぐらいにユスリカの種類も特定をされて、東工大と一緒に官学連携で今研究も進めていただいているところなので、そういったところで抜本的な対策をやっていただければなと。  区民が不快に思うというレベルを、結構この呑川は超えてしまっていて。例えば洗濯機が外にあるようなアパートだと、洗濯機の洗濯槽の内側を見せてもらったのですけど、内側までユスリカが入り込んで洗濯機が壊れてしまうみたいな、そういう生活被害も出ていたりとか。あと、私、一般質問でも何度もやっているのですけど、あそこの呑川を、呑川はちょうどくぼんでいるのですけど、坂道をおりてくると、自転車に乗っているお母さんなどが、虫がいるので、それでもうぱっと目をつぶりながら、ここをすごいスピードで通っていくみたいな。そうすると、自転車同士の事故にもつながったりとかという危険性もあると思うので、まだ、やはり状況としては不快に思うというぐらいの状況の捉え方なのかなという部分もあるのですけど、ぜひこれはもう本当にこの地域にとっては喫緊の課題であり、生活被害が出ている課題として捉えていただいて、対策を練っていただければなと要望しておきます。 ◆深川 委員 さっきの部長から言っていただいたようなハエ取り紙、この間の夏のキャンプのときも使ってみたのですけど、生き物だから捕まって喜んではいけないのだけど、まあとれるわ。すごいよ、びっくりする、ごっそり。アナログは強いなと思うぐらい、やはりハエなのです。捕まるのが。もうあと見えないような、何だかわからないような虫がいっぱいくっついていて。もうたかだか4泊5日のキャンプだったのだけれども、1本目は、もう何も捕まらないぐらい、もうぴったりくっつくので。  これだけ話したので、実際、岩澤都市基盤整備部副参事(調布地域基盤整備担当)にお願いして、試しに置いてみてとかという話では、多分いっぱいくっついてしまって、多分もう使えなくなってしまっていると思うのです。すぐに。これ前から実験しようと言って、予算を組んでどうのこうのと言っているから、それはもう言っているだけではなくて、うちらでやろうかなと思うので。今後、馬橋委員と一緒に自転車にハエ取り紙をぺたぺたくっつけたもので、二人で自転車に乗って、しゃあしゃあやってどれぐらい捕まえられるかというのは、実験を実際にやってみて、多分これである程度効果が見えてくれば、場合によると、これ前から言っているのですけど、ハエ取り紙屋が新しいビジネスとして協力してくれたりというところもあると思うのです。これ悩んでいるのは多分大田区だけの話ではなくて、ほかにもこういう、いわゆる虫の被害というのは、結構池上のほうにまで来ていて、やはり池上の住人の方からも、夏は開けると飛んでくるという話で、どうしたらいいのだというのは、やはり要望自体はあるので、雪谷から本当に池上あたりぐらいまで、要するに先ほどお話しした、双流橋のところの海水が入ってくるところはないのです。やはり淡水のところというところなので、そうするとやはり境が池上という、池上、西蒲田のあそこら辺あたりまでが境目という状況なので、実験をして、また馬橋委員と一緒に報告をしたいと思います。 ◆須藤 委員 今のハエ取り紙もすごくいい意見であって、多分ハエ取り紙はハエの好きな誘因物質がくっついているのです。だから、もしかして今の既存のハエ取り紙でだめだったら、ユスリカの好む誘因物質を考えたりしながら捕虫器というのを考えてもいいと思います。  あと、前回の決算特別委員会のときに言ったことがあるのですけど、アブラコウモリがすごい、1匹が多分1日何万というユスリカを捕食するということが実績、そういう実験データも出てますので。やはり生き物に対しては生き物で対応するという考えもあって、魚とかを放せばいいという人が多いと思うのですけど、実はあそこは流れが強くて、魚が定住しにくいとかという話もありますので、生き物による対策というのも、本当に真面目に考えていただくと、生き物は1回増えたら、その仕組みとして常に増え続ける。例えば1回、アブラコウモリが住みやすい環境をつくることによって、アブラコウモリとユスリカが常に拮抗する環境をつくり出すということはできると思うので、一応これも実験データがありますので、検討をしていただけたらと思います。要望です。
    ◆岸田 委員 ユスリカで盛り上がってしまったので。大田区、いろいろなことをやっていただいて、すばらしいなと思っているのですけれども、この研究会のメンバーを見ると、目黒区と世田谷があまりにも人数が少ないのです。たまたまある方から、大田区外の方から、大田区の取り組みが悪いのでユスリカが出たのではないかという言い方をされたものですので、このメンバーを見てくれと。お宅の区はこれだけしか出てないよということを言ったら、そうかという言い方をされたのですけれども、大田区として、多分他区から苦情が来ていると思うのです。それに対してどのようなお答えをされているのかを、もし教えていただけたらと思うのですけど。来ていないですか。 ◎岩澤 都市基盤整備部副参事〔調布地域基盤整備担当〕 ユスリカが大田区の呑川で発生しているというのは、下水処理水が流れてきて栄養価が豊富である中で、呑川の上流部の構造が水位が浅く平らになっていますので、太陽光線が非常に入りやすいと。ユスリカが卵を産む藻が発生しやすい状況があって、構造上やむを得なく発生しているもので、その中で私どもは、最大の注意を払って対策をとっている次第であります。  ですから対策が悪いから発生しているのではなくて、本当に発生しやすい特別な状況があるというところを説明いただければよろしいかと思っています。 ◆岸田 委員 私はわかります。区が一生懸命やって、河床の掃除も回数も随分やったりなんかしているのはわかっているのだけど、他区の方々には、それがわかってない方々が結構おいでなのです。川沿いに。それに対して、大田区としては、やはりやっていることのアピールとか、具体的に言えば、ほかの区に対して、大田区がこういうことをやっているので、その沿線というか川沿いの方々に対して、こういうことを区としては、大田区としてはこういうことをやってますという、大田区としてもっとアピールしてもいいのではないかなと思っているのですけれども、そういうことはしないですか。 ◎保下 都市基盤管理課長 現在も区のホームページ、また関係機関の皆様が集まる会議で、しっかりこの報告書を毎回報告させていただいているという状況でございます。やはりいろいろな機会を捉えながら、これまでも行ってきたのですけれども、さらに例えば目黒区、上流の世田谷区、そうした関係機関にもそうした働きかけを強めてまいりたいと考えております。 ◆岸田 委員 ぜひ、やはり何か大田区が原因で、そういう災いを受けているという印象を聞くと、やはりいろいろとあまりおもしろくないということがありますし、大田区としては、一生懸命やっているということは、やはりぜひ発信していただきたいと思います。ほかの区の取り組みの力が弱いのではないかということも、ぜひこういう機会に言っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○高山 委員長 要望ということでよろしいですか。 ◆岸田 委員 はい。 ○高山 委員長 ほかよろしいですか。都市基盤整備部に関するもので。 ◆福井 委員 資料39番です。申し入れ、要望をされて、岡元副議長もお疲れさまでした。  要望書を提出したことによって、二つ聞きたいのですけど、これに対しての回答がもらえるようになっているのかというのと、あと最後に情報の共有の部分で、当三市区の情報ベースの構築、やはり横の連携が必要ですよということなので、これはこれから当三市区でつくっていくのか、それとも三市区と国でつくっていくのかという、ここの部分を教えてください。 ◎保下 都市基盤管理課長 まず、一つ目の回答につきましては、当日は、やはり要望書をしっかり受け取っていただくという趣旨で行かせていただきましたので、国土交通大臣にしっかりと受け取っていただいたという認識でございます。  それと、あと二つ目の資料の一番最後に載っております、河川水位・浸水状況、避難などに関する情報共有の強化ということで、現在、台風19号以降、世田谷区、川崎市、大田区で連携会議なども開催いたしまして、今後の情報の共有の仕方なども話し合いを進めているという状況でございます。  また、情報発信につきましては、多摩川はやはり国の管理ということで、国からの積極的な情報提供をこれまで以上に求めるという要望内容となってございます。 ○高山 委員長 ほか、いかがですか、よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、ほかのどれでも質疑ありましたら、どうぞ。 ◆福井 委員 公園についてなのですが、幾つか開設をされるのですけど、これあわせて条例を変えなければいけないのではないかなという気がするのですが、条例の改正というのがあるのかというのと。資料43番、ソラムナード羽田緑地の増設については、これかなり広いところなので、夜、誰も通らなくなるので防犯対策というのはどうなっているのかなと、この2点、お願いします。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 条例につきましては、条文の改正というよりも、告示という形で手続きを行う予定でございます。  あと、ソラムナード羽田緑地の防犯対策でございますけれども、ソラムナード羽田緑地には複数防犯カメラを設置してございますので、防犯対策につきましては、かなり厳重にとられていると考えてございます。 ◆岡元 委員 公園で資料45番、西四児童公園というのですか、地域の方々のご要望で園名の変更ということで、すみません、地の利がなくて、ここは、アジサイがたくさん咲いているのですか。 ◎岡本 都市基盤整備部副参事〔糀谷・羽田地域基盤整備担当〕 こちらの公園の整備にあたりまして、地元の町会といろいろ協議してまいりました。その中で園名につきましては、地元の町会の中で昔のこの公園があった場所には、昔は小川が流れていて、両側にアジサイが咲いていたので、ぜひその名前を園名につけてもらいたいというお話をいただきまして、町会からのご提案という形で、「あじさい児童公園」という園名にさせていただきました。  それに伴いまして、アジサイも60株ほど新たに植栽するという形にさせていただいてございます。 ◆福井 委員 先ほどの告示をするということだったのですが、では条例の改正は必要ないということでよろしいのですか。公園を新しくつくる場合は。 ◎石井 公園施設担当課長 今回は告示のみということで、条例の改正等は考えてございません。必要ございません。 ○高山 委員長 ほか、いかがでしょう。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、次、環境清掃部からの二つの報告について、質疑をお願いいたします。 ◆野呂 委員 資料35番、廃棄物関係でパブコメが少なくて、残念だったのですけれど。一つだけ、せっかくこの災害廃棄物処理計画というのをつくっていくので、先般の区の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、清掃のほうで医療系の新型コロナに関係する医療系廃棄物の中身を見ない、チェックしないのだということをご報告になっていて、さわってはいけないからそうだと思うのですけれども。この感染性の医療系廃棄物が災害の廃棄物には入らなかったのかどうか、そこ入ってないような気がしたのですけど、いかがでしたでしょうか。 ◎池田 清掃事業課長 ただいま、感染性廃棄物が災害時において災害廃棄物の適用の範囲となるのかという趣旨のご質問をいただいたかと思います。災害廃棄物の処理計画におきまして、感染性廃棄物、すなわち医療機関から排出されるごみということになりますので、ごみの種別としては事業系の廃棄物という扱いになります。この事業場から排出された廃棄物の中で、その建物が被災している場合には、今回の災害処理廃棄物計画の対象として考えているところでございます。被災がない建物の中で、引き続き医療行為の中で出てくる廃棄物、感染性廃棄物については、これは通常の事業活動に伴う廃棄物という扱いになりますので、災害廃棄物処理計画の対象とはしていないという、そういう整理をしているところでございます。 ○高山 委員長 ほか、ありますか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、本日は、以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て特定事件継続調査要求書を提出することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  まず初めに、元第86号 公園水泳場の利用料金を大田区民センター水泳場と同じにすることを求める陳情について申し上げます。  本件については、本定例会に矢口区民センター水泳場の使用料を改定する議案が提出されていることから、2月26日の委員会において、理事者から状況変化の報告があり、議決の結果を待って、後日改めて議論をすることといたしました。  今回の全庁的な施設使用料の見直しについては、先の本委員会の議案審査においても活発な議論がなされ、各会派から様々なご意見がございました。昨日、3月4日の本会議において、矢口区民センター水泳場の使用料を改定する議案は可決されたところでありますが、施行まで1年間あることや、陳情では公園水泳場の使用料の改定と減免についても求めており、今後の状況等を踏まえ、引き続き議論していくことが必要と考えております。  つきましては、元第86号については、本日のところは、引き続き継続するということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、2月26日の委員会でも確認をしておりますが、その他、継続分の陳情について、その後、状況変化等はございますでしょうか。 ◎榊原 都市計画課長 状況変化はございません。 ○高山 委員長 委員の皆様、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 特になければ、審査は行わないこととし、審査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て継続審査要求書を提出することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会日程について確認いたします。次回については、定例日である4月15日、水曜日、午前10時から開会することでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、案件が生じれば必要に応じて招集はいたしますが、次回の委員会は4月15日、水曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、まちづくり環境委員会を閉会いたします。                午前11時48分閉会...