• 信頼関係(/)
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  1. 大田区議会 2020-02-27
    令和 2年 2月  まちづくり環境委員会−02月27日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 2月  まちづくり環境委員会−02月27日-01号令和 2年 2月  まちづくり環境委員会 令和2年2月27日                午前10時00分開会 ○高山 委員長 ただいまからまちづくり環境委員会を開会いたします。  本日は、付託議案の討論及び採決を行い、新規付託分の陳情の取扱いの決定を行い、その後、補正予算未来プラン達成度評価報告について説明及び質疑を行います。  続いて、昨日報告のあった所管事務報告について質疑を行いたいと思いますので、委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  これから本委員会に付託されました6件の議案の審査を行います。  第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例ほか5件を一括して議題といたします。  まず初めに、昨日の保留答弁について、福井委員から答弁をお願いいたします。 ◆福井 委員 受益者負担の問題で、地方自治法の違反の疑いがあるということで発言をさせてもらいました。  深川委員からご指摘いただいて、どこの部分だということで、226条と思っていたのですが、失礼いたしました、225条、使用料の点についてになりますので、226条ではなくて225条ということで訂正をさせていただきたいと思います。  中身については討論で触れさせていただきたいと思います。 ◆深川 委員 今、お答えいただいてありがとうございます。  自治法の225条を読んでも、どこにもそのお話って具体的に書いていないのですよ。文を読み上げる必要もないと思うのですけど、地方公共団体は第238条の4第7項の規定による許可を受けてする行政財産の使用又は公の施設の利用につき使用料を徴収することができるという文言しか書いていなくて、話があった人件費減価償却を含むものは本来、税金で行うべきだというようなところというのは、逐条の中にも触れられていない新しい解釈だと思うのです。  なので、できれば、そこについて説明をいただきたいのですけど、いかがでしょうか。 ◆福井 委員 討論の中で触れていきたいと思っています。 ◆深川 委員 基本的に議会なので、役所とやりとりをするという場だと勘違いしている人が中にはいるのですけど、本来は委員同士やりとりをして、プラス補足のところについて事務局的な説明をやるということですから、本来であればやりとりをと思いますが、討論で触れられるということですので、しっかり聞かせていただきたいと思います。 ○高山 委員長 委員の皆様よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり)
    ○高山 委員長 以上で保留答弁を終わります。  それでは、質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、以上で議案に対する全ての質疑を終結いたします。  これから討論を行います。  討論は全議案を一括して大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆深川 委員 自由民主党大田区民連合は、第32号議案、第33号議案、第34号議案、第35号議案、第36号議案、第37号議案、全てに賛成をいたします。  若干、理由を述べさせていただきます。  32号議案は、災害対応は喫緊の課題であり、多くの区民の方々にご理解をいただき協力していただく必要があると考え、賛成といたします。  33号議案につきましては、私道助成を拡充するものであり賛成します。  古くなった私道を再整備するには一定の資金が必要で、現金の持ち合わせの少ないご高齢の方々にとっては大きな負担だったと認識しております。  続いて、34号議案私道排水設備に助成を拡充するものであり賛成します。  趣旨は33号議案と同旨であります。  続いて、35号議案、応分の負担を求めるものであり賛成をします。  しかしながら、大田区が全庁を挙げて健康施策に取り組んでおり、一人ひとりが運動習慣をつくるようにと考えております。その中で、単に値上げの方向性を示すことがこの施策に合致しないとも考えられます。こういったことから、施行までの1年間で全庁的な検討をし、この健康施策に資すると考えられるものについては減免も視野に検討すべきと提案をしておきます。  36、37号議案については、35号議案と同旨であります。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例から第37号議案の全てに賛成をいたします。  若干、意見を述べさせていただきます。  第32号議案は、昨年の台風による被害が発生したことを受け、災害に強いまちづくりの実現に向けて基本理念並びに区民、事業者及び区の責務に災害に強いまちづくりの推進等を掲げ、遵守すべきまちづくりの基本に大田地域防災計画を加えるほか規定を整理するための改正であり、区民の安全・安心して暮らせるまちづくりに向けた改正であり、賛成をいたします。  要望ですが、この改正がしっかりと事業者に徹底され、区民が安心して大田区に住めるよう取り組みをお願いいたします。  第33号議案、第34号議案につきましては、私道及び私道排水設備の整備についての補助の拡充を図るもので、今後も劣化等による原因で危険箇所が発生する可能性は十分あり、危険防止も含め、区民の皆様にとって活用しやすくなる条例改正であり、賛成であります。  また、法務省のガイドラインでは私道の陥没を補修する場合のような現状を維持する保存行為については所有者単独でも認められ、将来のために予防的に全体を舗装し直す場合は過半数の同意で可能としています。  これまでは私道の全ての所有者の同意を必要としていますが、助成の対象についても、一部の所有者が不明で同意がとれなくても助成制度を活用できるなど、現実に即した区民の安全・安心に向けての活用しやすい助成制度となることを要望いたします。  第35号、36号、37号議案ですが、施設使用料について、受益者負担適正化による施設使用料施設利用者と未利用者公平性の確保、また、人件費維持管理費資本的経費である建設費、大規模改修費設備費、備品等に要する経費なども時代とともに変わってきており、施設を適切に維持し安定的に運営していくためには、使用料見直しは必要であり、このたび、見直しはやむを得ず賛成といたしますが、使用料の改定は区民の生活に直結しており、急激な負担の増加は結果として施設利用率の低下を招く可能性があり、逆に大幅に下回ることとなると近隣自治体民間施設との不均衡が生じ、利用者の混乱を招くおそれもあります。  区民生活に大きな影響を及ぼす施設使用料見直し緩和措置を講じるなど、区民の皆様のご理解とご協力をいただきながら進められるよう丁寧に、そして、透明性と公平性の確保のため、算定基準の統一、算定方式の明確化が必要であります。  どうか区民ニーズの把握に努め、公共施設設置目的に沿った区民サービスの向上により一層努めていただき、区民との信頼を大切に取り組んでいただくことを要望し、大田区議会公明党態度表明とさせていただきます。 ○高山 委員長 続いて、共産。 ◆福井 委員 日本共産党大田区議団は、第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例、第33号議案 大田区私道整備助成条例の一部を改正する条例、第34号議案 大田区私道排水設備助成条例の一部を改正する条例に賛成をし、第35号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例、第36号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、第37号議案 大田区立多摩川緑地付属施設条例の一部を改正する条例に反対します。  以下理由、意見を述べます。  第32号議案は昨年の台風19号の被害を受けて、災害に強いまちづくりをすることが求められている中で、この改正は、区の早い対応は評価できるものです。  具体的には、事業者に対して区が実施する災害に強いまちづくりに関する施策に協力をしなければならないと、努力規定ではなく、しなければならないとしたところに大きなポイントがあると考えます。引き続き、取り組みの強化を求めます。  第33号議案、第34号議案は、いずれも助成率引き上げや、再度、助成をすることの条件緩和などであり、いずれも区民目線から見れば助成がしやすくなり、改修が進むこととなります。  審議の中で、近隣住民の合意をどのように図るのかの課題も上がりました。大田区として、助成に関しての住民合意について引き続き努力をしてくださるよう要望します。  第35号議案、第36号議案、第37号議案は、受益者負担適正化に向けた施設使用料見直しです。  まず、問題なのは使用料人件費建設費が含まれることです。公の施設は税金で建設をして管理します。その中には既に建設費や管理費、人件費が含まれています。つまり、税金で賄うのが基本的な考え方です。  使用料地方自治法225条に、行政財産の使用または公の施設の利用につき使用料を徴収することができると定義されています。本条の趣旨は、使用者一般住民との公平を図るとともに、行政経費の補てんという意味も持つとされています。行政経費であり、管理経費ではありません。  本来税金で賄うべきものを受益者負担という名で使用料に含むことは、二重に区民負担をさせることであり、地方自治法225条の考え方に逸脱をする、地方自治法違反の懸念があります。  今回、この委員会にかかった議案はスポーツ施設、運動場などです。料金の値上げにより使用を控える区民が出ることが推測されますが、質疑の中で明確な答弁がありませんでした。  スポーツ健康都市宣言を行って、スポーツをしようと呼びかけている中で、使用料値上げや、今後、新しく建設をする施設の建設費も一部区民に負担させるとの考え方は矛盾していると思います。  公平性の観点では、利用料を引き下げて、もっと多くの区民に利用してもらうべきだと考えます。 ○高山 委員長 令和、お願いします。 ◆須藤 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例に対して賛成いたします。  地震、洪水、豪雨、暴風、がけ崩れ、高潮、津波など、自然災害の原因を具体的に条例に加えることにより、これから大田区に住もうとする方や宅地開発事業者の方々に対して、大田区内の浸水やがけ崩れ、液状化などの宅地や周辺地域のリスクを束ねて伝えられるようになることを期待して、賛成といたします。  令和大田区議団は、ただいま上程されました第33号議案 大田区私道整備助成条例の一部を改正する条例に対して賛成します。  理由は、2度目以降の私道整備助成公費負担を増やすことで、多くの方に制度利用の機会を増やし、整備が進み安全な私道が増えることを期待して、賛成といたします。  令和大田区議団は第34号議案 大田区私道排水設備助成条例の一部を改正する条例に対して、賛成いたします。  理由は、2度目以降の私道排水設備公費負担を増やすことで、多くの方に制度利用の機会を増やし、整備が進み私道排水設備の改善が進むことを期待して、賛成といたします。  令和大田区議団は第35号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例、第36号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、第37号議案 大田区立多摩川緑地付属施設条例の一部を改正する条例に対して、賛成いたします。  理由は、利用料金値上げされた点は残念でありますが、施設利用算定基準が明確になったことは多くの区民にも納得できる改善点であり、賛成いたします。 ○高山 委員長 続いて緑、お願いします。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は、第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例に賛成いたします。  異常気象が続く中、発生した昨年の台風19号は、大田区にも甚大な被害をもたらし、私たちが忘れてはならない多くの教訓を残しました。  それらを受け、今般、大田区が日常的に災害に強いまちづくりに取り組んで行くことを網羅した条例改正案はとても重要だと受けとめました。  今般の条例改正で、新たに大田区地域防災計画を盛り込みますが、大田区が事業者や区民とともに自助、公助、共助、そして、互助の精神で支え合うまちづくりに取り組んでいただけるよう求め、賛成いたします。  第33号議案 大田区私道整備助成条例の一部を改正する条例、並びに第34号議案 大田区私道排水設備助成条例の一部を改正する条例に賛成いたします。  1980年から40年に及ぶ私道助成制度により、2,448件もの利用実績が昨日報告されましたが、私道の整備は住みやすいまちづくりにとっても大変重要です。  このたびの改正でおおむね10年以上経過し、かつ区長が認めたものに限り、再度、助成を受けられる、さらに助成金の額が標準工事費の9割と、区民にとっても大変利用しやすい内容となります。  昨日も意見を述べましたが、災害等で被害を受け、10年未満の私道についても整備を行っていただくこと、さらに、複数で共有している共有私道について、合意しない所有者がいた場合、あるいは所有者が判明しないなど、課題があり利用できない場合なども多々ございました。  この点について、国が経済財政運営の改革の基本方針2017で関係省庁が一体で検討を行うこととしていた内容を受け、研究会が立ち上げられ、複数の者が所有する私道の工事において、必要な所有者の同意に関する研究報告書所有者不明私道への対応ガイドラインが報告され、様々な事例が報告されています。  横浜市ではこのガイドラインを踏まえ、一定の要件が整った場合、助成制度を適用できるように制度を見直しております。  今後、これまで制度の活用が困難だったケースなども利用でき、住みやすいまちになるよう研究してくださることを求め、賛成いたします。  第35号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例、第36号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例並びに第37号議案 大田区立多摩川緑地付属施設条例の一部を改正する条例に、使用料値上げでございますけども、意見を付して賛成いたします。  地方自治法第225条は、行政財産の使用または公の施設の利用につき、使用料を徴収することができると規定をしており、このたび提案された公園施設下水道関連施設、そして、多摩川緑地付属施設の各施設使用料が2016年の改正では引き続き検討するとして見送られ、この間、21年間、使用料引き上げを据え置いてきました。  平日760円だった野球場を900円に、土日1,500円を1,800円など、また、野球場及びサッカー場は、中学生以下の者が使用する場合は無料とするなど、子どもたちが利用しやすい環境など、多々盛り込まれておりますけれども、そうしたことを踏まえ、今般の条例改正に賛成いたします。  ただし、幾つか意見を述べます。  まず、受益者負担の視点が拡大され過ぎることに違和感を覚えます。この点は今後、十分な議論が必要だと思います。  また、利用者、区民から、使用料改定についての意見や施設の改善点などを聞いた上で条例提案をすべきということです。  4年前の改正の討論で、私は施行日を来年4月1日と1年間の猶予を設けているので、ぜひ区民の声に耳を傾け、区民が利用にあたって満足いただける施設として改善していただけることを求め賛成いたしましたが、再び1年の猶予があるなど、決めてからではなく、決める前に意見を求めてほしいです。  また、前回、スポーツ関連施設を改正の除外施設とした理由が、施設使用料についての基本的な考え方が必ずしも本考えになじまないと、当時の計画財政部が検討してきた具体的な基準と考え方がなじまないと説明されていましたが、今般の改正では、その視点とどう異なるのか、あまり明確ではございませんでした。  例えば原則4年ごとに見直しを行うとしていますけれど、大田区の公共施設といえ、各所管がそれぞれ把握し、それぞれの施設の特色があり、単純に4年ごとという仕切りがなじむとは思えません。  昨日も述べたように、大田区は人生100年時代における老いじたくの推進を掲げています。元気で100歳を生きる目標を掲げるなら、区の一定の基準、区民が健康維持できるよう、所管の特色があってもいいのではないでしょうか。  例えば中野区では、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けたスポーツ振興の観点から、数年前に施設使用料を改定したときに、改定後6年間はスポーツ施設使用料を全て半額とすると決定いたしました。  所管が自信を持って対策を打ち出せる、そうした使用料のアイデアがあってもいいと思います。それらが区民の理解を得られるのではないでしょうか。  また、施設利用率を向上させれば、4年ごとの見直しも改善できますし、委託を受けている施設の管理者と施設を所管する担当職員が区民の声を共有していただきたいものです。  うぐいすネット利用時や各施設利用時にアンケート調査を行い、利用者の意見を把握するなど、また、今後4年間、より多くの減免等ができないかの検討など、区民が満足して使っていただける施設としていただけるよう求め、賛成といたします。 ○高山 委員長 無所属、お願いします。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、ただいま上程されました第32号議案から第37号議案までの6件につきまして、全て賛成いたします。  この際、一言、意見を申し上げます。  32号議案につきましては、昨年、大田区に大変甚大な災害をもたらした台風15号、19号の被害を受けて、条例の一部に災害に対する強いまちづくり考え方を盛り込んだもので、賛成をいたします。  その中で、区と事業者の責任を明確化したことは大変に有意義なことだというふうに思っております。  今後も震災、それから、水害等、様々な災害が想定をされる中で、しっかりとしたルールづくりを行って、区民の方々に対する安心・安全なまちづくりをぜひ進めていただきたいというふうに思っております。  33号議案、34号議案につきましては、助成実施当初から40年、50年と、大変にインフラの経年劣化が進んでおる状況が区内にも散見をされてくるようになりました。区民の方が真に使いやすい行政制度の実現に向けて、取り組みを進めていただきたいと思います。  35号議案から37号議案につきまして、昨日も本日もですが、大変に活発な議論が行われたところでありますが、本当に適正というものが何なのかというところをしっかりと考えていくべきだというふうに思っています。  平成10年度に実施をされた料金の見直しから20年以上が経過をした中で、この間、この施設を使用されてきた区民の方にとっては、現行の金額が適正だというふうに考えていらっしゃる方も多くおります。  その中で今後、区が使用料金適正化というところに向けて進んでいくのは、この部分については丁寧な周知と徹底が必要だというふうに思っております。  また、算定基準の中に補正係数が含まれておりますが、所要面積の大きい文化センター体育室大森スポーツセンター等では、単純な計算では使用料が高額となるため補正係数を入れるということでありますが、このあたりについても非常に曖昧な部分が多く、しっかりとこういった算定基準の明確化についても区民の方々に周知をする必要があるというふうに思っています。  改めて要望でありますが、区民の方々が真に使いやすい適正な金額に向けて進めていただくように要望して、賛成といたします。 ○高山 委員長 都民ファ、お願いします。 ◆奥本 委員 大田区議会都民ファーストの会は、ただいま上程されました第32号議案、第33号議案、第34号議案、第35号議案、第36号議案、第37号議案全てに賛成いたします。  第32号議案は、区は災害に強いまちづくりの推進を掲げており、まちづくりの基本に大田区地域防災計画を加え、規定を整理するための改正によるものであり、賛成いたします。  第33号議案は、舗装の劣化が進む私道の整備のためのものであり、より一層の災害に強いまちづくりのため必要性を感じ、賛成いたします。  私道整備の助成の手続きを区民と円滑に進められるよう、状況に応じて区民に適切でわかりやすいアドバイスを提供するよう要望し、賛成いたします。  第34議案は、排水設備は地中にあるためわかりづらく、近年たび重なる地震や水害など、災害により破損する危険もあり、一般的な耐久年数よりも短い10年以上経過したものを対象とすることで整備が進み、区民も利用しやすい制度になることを期待し、賛成いたします。  第35号議案、第36号議案、第37号議案は、施設利用料利用者負担割合を必需性、選択制、公共性、市場性に基づいて算定されたものであり、公平性があり、賛成いたします。  しかしながら、今回の改正では大半の施設が値上げがされており、区民の理解を求め、来年4月の全面施行までに十分な周知をしていただきたいと思います。  4年ごとに行う見直しによるもので、経済状況に応じては減額も検討すること、今後、大幅な増額が行われることのないよう要望いたします。 ○高山 委員長 以上で討論を終結いたします。  それでは、これから採決を行います。
     採決の順序にご注意ください。  まず、第35号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例、第36号議案 大田区立下水道関連施設公園等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例及び第37号議案 大田区立多摩川緑地付属施設条例の一部を改正する条例の3件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することに賛成の方は挙手願います。  (賛成者挙手) ○高山 委員長 賛成者多数であります。よって、第35号議案、第36号議案及び第37号議案はいずれも原案どおり決定いたしました。  次に、第32号議案 地域力を生かした大田区まちづくり条例の一部を改正する条例、第33号議案 大田区私道整備助成条例の一部を改正する条例及び第34号議案 大田区私道排水設備助成条例の一部を改正する条例の3件の議案を一括して採決いたします。  本案を原案どおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 ご異議なしと認めます。よって第32号議案、第33号議案及び第34号議案はいずれも原案どおり決定いたしました。  以上で付託議案の審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事に一任ということでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では、そのようにさせていただきます。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された1件の陳情について取扱いを決定してまいりたいと思います。  それでは、2第9号 新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりとを連動する計画の見直しを求める陳情の審査に入ります。  質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、各会派に取扱いをお伺いしたいと思います。  発言は大会派から順次お願いいたします。  なお、会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いいたします。 ◆深川 委員 自由民主党大田区民連合は、2第9号に不採択を求めます。  新空港線については、令和元年第3回定例会で意見書を議決したとおりであります。  また、あわせて蒲田駅周辺再開発を行うべきと考えることから、不採択を求めます。 ○高山 委員長 続いて、公明お願いします。 ◆大橋 委員 大田区議会公明党は、陳情、2第9号 新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりとを連動する計画の見直しを求める陳情は不採択を求めます。  理由は、理事者見解にもございましたが、JR東急蒲田駅、京急蒲田駅間の800メートルを結ぶことにより、区内の東西移動利便性は大きく向上するとともに、羽田空港と副都心や埼玉方面への新たな鉄道ネットワークが構築され、東京圏全体のネットワークが向上、補強され、大規模災害時の代替ルートとしての役割も担う重要な事業となります。  また、蒲田のよさを生かしたまちづくりに向けて、有識者や地域のお声など、多様なご意見をまとめ、蒲田駅周辺地区グランドデザインの取り組みも同時に行っております。  大田区議会公明党は、新空港線とまちづくりを推進している立場であり、本陳情は不採択を求めます。 ○高山 委員長 続いて、共産、お願いします。 ◆福井 委員 日本共産党大田区議団は、2第9号 新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりとを連動する計画の見直しを求める陳情は採択を求めます。  この陳情は、新空港線と一体となった蒲田駅周辺のまちづくり見直してほしいという趣旨です。陳情者は新空港線の中止、ゼネコン主導の大型開発ではなく、大田区のよさを生かし、商店街がにぎわい、大田区の発展につながるまちづくりを望んでいます。  質疑の中で、蒲田駅周辺地区グランドデザインの改定が行われている旨の報告がありました。この改定は、新空港線が行われることを前提に進めていくとの回答がありました。  そもそも我が党は、新空港線は白紙撤回を求めています。陳情者の指摘があるように、見通しが立っていないと考えていますが、理事者側からは最終局面との発言がありました。  しかし、新年度予算にも新空港線設立に向けた費用も盛り込まれており、平成29年度から4年連続の計上となります。やはり区民から見れば、見通しのない新空港線計画と言われても仕方がないと思います。  陳情は採択をして、新空港線を白紙撤回及び大田区のよさを生かし、商店街がにぎわう、大田区の発展につながるまちづくりを望みます。 ○高山 委員長 令和、お願いします。 ◆須藤 委員 令和大田区議団は、陳情2第9号の不採択を主張いたします。  理由は、新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりはセットで進めなければいけない問題で、現時点、既に最終段階に入っている現状を鑑み、不採択を主張いたします。  大田区の持ち味を生かしたまちづくりを実現するために、今後もより多くの区民の声を集め、取り入れ、大田区の発展につながる整備改善など、区には継続的な対応を要望いたします。 ○高山 委員長 続いて、緑、お願いします。 ◆野呂 委員 2第9号 新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりとを連動する計画の見直しを求める陳情は、私は継続を求めます。  昨年の第3回定例区議会で、大田区議会が蒲田周辺のまちづくり等に関する意見書を議決し、東京都知事、東京都議会議長宛に提出いたしました。それは蒲田の東西自由通路や駅前広場、駅舎や駅ビルなどの基盤整備等も含めた蒲田のまちづくり、そして、その中に新空港線の整備に対する都の財政支援、財調での交付金などを求めていました。  新空港線には様々な意見があります。私も、いっそのこと蒲田と京急を結ぶ路面電車がいいのではないかとか、本当にこう思いますけれども。  今般、この意見書を提出して、理事者から最終局面というご意見もありましたけども、何よりこの陳情で、やはり陳情者がまちづくりを進めてほしいということが書かれていました。  区民が利用しやすいまちを望んでいるということは私も大賛成であり、そして、区民の意見や専門家の意見をさらに取り入れて、一度行ってみたいと思えるまちづくりを期待しますとございまして、やはりまちづくりという視点は消してはいけない、私たち区民にとっても大きなことだと思っています。  商店街がにぎわう、大田区の発展につながる独自のまちづくりに税金を投入することを求めており、新空港線計画は中止して、その上で求めるということですけども、やはり都との協議の動向をいましばらく見守りながら、陳情が求めるまちづくりということは否定できないと私は考え、もう少し推移を見守りたいと思いますので継続にさせてください。 ○高山 委員長 続いて、無所属、お願いします。 ◆馬橋 委員 大田無所属の会は、2第9号の本陳情について不採択を主張いたします。  この間、大田区長並びに大田区当局の皆様からもご案内のとおり、新空港線と蒲田駅の周辺のまちづくりという部分については、大変に重要な課題であるというふうに認識をしております。  その中で、世界と戦っていける東京都、それから、大田区、国際都市おおたとして、この新空港線と蒲田駅東西のまちづくりについては一体的に進めていくべきだというふうに考えておりますので、本陳情については不採択を主張いたします。 ○高山 委員長 続いて、都民ファ、お願いします。 ◆奥本 委員 大田区議会都民ファーストの会は、2第9号 新空港線と蒲田駅周辺のまちづくりとを連動する計画の見直しを求める陳情に不採択を求めます。  新空港線の整備計画は現在、東京都との協議は最終調整の段階にあり、蒲田駅周辺のまちづくりと別々に行われるよりも、同時に早く着手すべきであると考えます。  蒲田にどのようなまちづくりをするのか、より具体的なグランドデザインの策定を区は進める段階であり、不採択を主張いたします。 ○高山 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたのでお諮りいたします。  本件につきまして継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○高山 委員長 賛成者少数であります。よって、これより採決を行います。  (野呂委員 棄権) ○高山 委員長 なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を求めます。  挙手されない場合は不採択に賛成とみなしますのでご注意願います。  それでは、本件につきまして、採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○高山 委員長 賛成者少数であります。2第9号は不採択とすべきものと決定いたしました。  理由はいかがいたしましょう。  願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  (野呂委員 入室) ○高山 委員長 本日は、以上で陳情の審査を終了し、審査事件を一括して継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  それでは、まず、補正予算について理事者から一括して説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 それでは、私から、令和元年度大田区一般会計補正予算(第5次)案について説明させていただきます。  タブレットに配信されております区議会本会議フォルダの令和2年第1回定例会、議案等、令和元年度大田区一般会計補正予算(第5次)をご覧ください。  まず、最初から説明させていただきますので、62、63ページの福祉費をご覧ください。  目2、災害応急費における補正でございます。  まちづくり推進部では、令和元年10月12日の災害救助法適用を受け、被災した区民のために、令和元年台風19号における住宅応急修理を実施していることから、役務費及び委託料について新規計上いたしております。  なお、国は、被災者の最後の一人が応急修理を完了するまで事業継続する必要があるとしていることから、こちらの金額につきましては、繰越明許させていただきます。  続きまして、都市整備費でございます。80、81ページになります。  まず、委託料で1、大森駅周辺のまちづくりの(1)、大森駅周辺地区の整備でございます。  補助第28号線の事業認可取得や(仮称)大森駅西口広場の都市計画決定に向けた関係機関協議等、地権者調整に時間を要していることから、用地測量業務に係る経費を減額し、令和3年度以降に予算措置を行います。  続いて、工事請負費でございます。  4、住宅市街地総合整備事業の(1)住宅市街地総合整備事業の推進でございます。  羽田地区重点整備路線の拡幅整備事業により取得した広場用地につきまして、一般競争入札による業者決定が不調となったため今年度中の工事竣工が難しくなり、翌年度に実施することが決定したところでございます。  このため減額補正し、同額を令和2年度当初予算に計上しております。  次に、負担金でございます。  補助及び交付金ですが、3、人にやさしい街づくり事業における大森駅東口既存エレベーターのバリアフリー化に係る維持管理費及び動力料の負担金で減額がございます。  本事業は、始発から終電時間帯のアトレ大森閉店時の円滑な移動経路の確保のため、アトレ大森内の既存エレベーター改修工事費の補助経費を予算措置していたものでございますが、工事において音の出る作業について時間の制限が入り、年度内の工事完了が困難となったことから、一部を減額補正してございます。  なお、設計費及び施工費の負担金については繰越明許させていただく予定でございます。  続きまして5、都市防災総合推進事業の(1)都市防災不燃化促進事業でございますが、大森中、糀谷、蒲田地区におきまして助成件数が当初見込みに届かなかったことや、羽田地区及び補助29号線沿道地区での事業開始が令和元年10月となり令和元年度完了案件の申請がなかったことから減額となってございます。  次に、6、鉄道駅総合バリアフリー推進事業でございますが、東京モノレールの天空橋駅新整備場駅のエレベーター設置について、当初予定していた補助対象工事の遅れに伴いまして事業費が減額となり、鉄道事業者への補助金が減額となったところでございます。  最後が25の積立金で、2、新空港線整備資金積立基金積立金でございます。  現在、新空港線の地方補助における費用負担割合について都区間協議が大詰めを迎えておりますが、協議が整い合意形成がなされた後、速やかに事業着手する必要があります。  以上のことから、後年度の区の財政負担低減及び円滑な事業実施に向け、令和2年度予算計上分を前倒しして、今回の補正予算として計上したものでございます。  次に、歳入でございます。  34、35ページの国庫補助金の補正をご覧ください。  内訳でございますが、歳入科目の振り替えとして6を減額し3に同額を計上しています。  これは、対象となる補助事業が6のがけ等整備工事助成地域住宅交付金から、3の耐震診断・改修助成に係る交付金に変わったことから、歳入科目の振り替えをしたものでございます。
     次に、4及び5につきましては、狭あい道路整備等促進事業の延長によるものでございます。  また、7については宅地耐震化推進事業が今年度から新たに申請を始めたため、当初予算に計上していなかったことによる増額補正となってございます。  さらに2、都市防災総合推進事業費補助金については、当初の執行見込み件数の減により、今年度の区の歳出が減額となることに係る国費補助金の減額補正でございます。  続きまして、都費補助金でございます。38、39をご覧ください。  中段にあります都市整備費補助金でございます。  先ほど、国庫補助金においても説明させていただきましたが、1、都市防災不燃化促進事業費が当初の執行見込み件数の減により減額。  2、鉄道駅総合バリアフリー推進事業は、東京モノレールの天空橋駅新整備場駅のエレベーター設置に係る補助対象工事の遅れに伴う減額。  3、宅地耐震化推進事業は、今年度から新たに申請を開始したための増額となってございます。  さらに、同ページに記載の不動産売払収入の補正でございます。  羽田地区重点整備路線拡幅事業用地の代替地を売却したことによる収入となってございます。  最後に、繰越明許費について説明をさせていただきます。104、105ページをご覧ください。  社会福祉費、事業名が被災世帯等に対する応急対策でございます。  歳出でも述べさせていただいたとおり、災害救助法に係る被災世帯等に対する応急対策としまして、年度を超えての契約が見込まれるため、令和元年度第5次補正予算として新規計上の上、繰越明許させていただくものでございます。  続いて、108、109ページをご覧ください。  都市整備費でございまして、事業名が人にやさしい街づくり事業でございます。  こちらも先ほど歳出でご説明したとおり、大森駅東口既存エレベーターのバリアフリー化の工事の施工完了時期が令和2年夏ごろとなったことから、設計費及び施工費の負担金を繰越明許させていただいたものでございます。  また、維持管理に関する予算は令和2年度当初予算に再計上いたします。 ◎中村 空港まちづくり課長 私からは、空港まちづくり本部の第5次補正予算について説明をさせていただきます。  補正予算事項別明細書の38ページ、39ページでございますが、財産収入、財産運用収入、財産貸付収入の部分をご覧ください。  空港まちづくり本部の歳入といたしまして、1,485万4,000円を計上してございます。  こちらは平成30年度から開始しました羽田空港跡地第1ゾーン(第一期)整備事業の事業用地の貸し付けに係るものでございます。  今年度は事業用地の貸付面積の変更や地下埋設物に関する用地賃借料等により増額が生じたため、今回、補正計上させていただいたものでございます。  この歳入増額分につきましては、羽田空港対策積立基金に繰り入れさせていただくものでございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 私からは、都市基盤整備部、第5次補正予算について説明いたします。  まず、歳出でございます。52、53ページをお開きください。  総務費、観光国際費、スポーツ振興費の区立運動場管理運営費について減額となります。  これは、東調布公園野球場の夜間照明耐震調査につきまして、条件の見直しを図っていたことなどから契約締結に至らなかったものでございます。  次に、大田スタジアム維持管理につきまして、改修工事の竣工に伴い残額を減額するものでございます。  続きまして、74、75ページをお開きください。  土木費、土木管理費、土木総務費の大森駅エスカレーター新設・改良につきまして減額でございます。  これは、東口エスカレーター更新工事におきまして工事内容を見直し、工事費負担金と補償費を減額するものでございます。  なお、見直しに伴う債務負担行為の廃止につきましては、110、111ページに記載してございます。  次に、76、77ページをお開きください。  道路橋梁費、道路新設改良費におきまして減額でございます。  主な理由としましては、都市計画道路の整備では、用地取得に関して任意売買契約締結に向けて折衝を継続することとし、土地収用法に基づく手続きを見送ったこと、蒲田駅前広場の再生整備のほか4事業につきまして、工事内容を変更したことなどにより減額するものでございます。  次に、街路照明費におきましては減額でございます。  主な理由としましては、街路灯新設・改良につきまして、契約落差により減額するものでございます。  次に、下水道受託事業費は、先ほど申し上げました土木費受託収入の減額と同様に、都下水道局の計画変更により減額するものでございます。  次に、78、79ページをお開きください。  公園費、公園管理費の公園等の維持管理について減額でございます。  これは千鳥いこい公園デッキ改良改修工事におきまして、法定上の制限などから来年度に見送ったため工事費を減額するものでございます。  次に、公園新設改良費につきましては減額でございます。  主な理由といたしましては、公園新設拡張では森ケ崎公園改良工事におきまして設計内容を見直したことや契約差金が生じたこと、都市計画公園の整備では、平和島公園整備工事におきましてトイレ改修工事を来年度以降に見送ったため減額するものでございます。  歳出については以上でございます。  次に、歳入でございます。  事項別明細書の34ページ、35ページ目をお開きください。  使用料及び手数料、使用料、総務使用料の運動場使用料におきましては、令和元年10月12日、13日の台風19号における被害により運動場の使用を中止しているため減額するものでございます。  土木使用料、道路占用料におきまして、固定資産税評価額の評価替えに伴う改定により減額となります。  また、公園使用料おきましては、台風19号における被害により駐車場の使用を中止しているため減額となってございます。  下から2段目をご覧ください。  国庫支出金、国庫補助金、土木費補助金の道路橋梁費補助金と公園費補助金、それぞれ減額となってございます。  主な理由としましては、橋梁点検補修事業をはじめ、国庫補助対象事業におきまして補助金の申請額に対して内示額が下回ったことでございます。  次に、38、39ページをお開きください。  都支出金、都補助金、土木費補助金の道路橋梁費補助金、土木管理費補助金につきまして増額、公園費補助金につきまして減額でございます。  これは、オリンピック周辺道路整備事業費におきまして補助率に変更があり一部減額となりましたが、無電柱化事業におきまして補助率に変更があり、控除額が増額したものであります。  次に、40、41ページをご覧ください。  中ほどにございます土木費受託収入につきまして減額でございます。  これは、公共下水道整備におきまして、東京都下水道局の計画変更によるものでございます。  次に、雑入でございます。  その他について増額となってございます。  これは、コミュニティサイクル効果検証事業が区独自事業支援助成金に該当したことによるものでございます。  歳入については以上でございます。  続きまして、104、105ページをお開きください。  繰越明許費の主な理由について説明をいたします。  総務費、観光国際費、区立水泳場管理運営費でございますが、平和島公園水泳場施設改修に係る基本計画策定業務委託につきまして、委託業者が確定しておらず、前払い金の請求が未定であることから繰越明許といたしました。  次に、106、107ページをお開きください。  土木費、道路橋梁費、都市計画道路の整備でございますが、土地買収に伴う物件移転の遅れが予想され、残金の支払いが年度内に完了できない可能性が生じたため繰越明許といたしました。  次に、臨海部散策路の整備では、貴船堀の歩道橋整備におきまして東京都港湾局による水門の撤去工事の遅延が想定され、区の工事も年度内に完了できない可能性があるため繰越明許といたしました。  次に、橋梁の耐震整備でございます。  諏訪橋架替工事におきまして、台風の影響によりヘドロが堆積、再度、しゅんせつを行う必要が生じ、年度内完了が見込めないため繰越明許といたしました。  次に、橋梁の長寿命化でございます。  跨線橋の定期点検につきまして、現在、協定締結に向け鉄道事業者と協議中であるため繰越明許としました。  次に、河川費、水防除雪対策でございます。  台風19号における調査のため、基礎となる資料を国や他の自治体が保有しており、データ収集に時間を要するため繰越明許といたしました。  最後でございます。  公園費、公園等の維持管理でございます。  多摩川緑地のひょうたん池の台風19号に係る復旧作業につきまして、隣接する野球場等の施設の復旧工事の進捗の調整の関係から繰越明許といたしました。 ◎丸山 環境計画課長 私からは、環境清掃部の第5次補正予算についてご説明申し上げます。  まず、歳入でございます。補正予算事項別明細書の34、35ページをお開きください。  国庫支出金、国庫補助金、都市整備費補助金において住宅防音工事費が減額となります。  主な理由といたしましては、後ほど歳出でご説明いたします住宅騒音防止工事等の助成予算を減額補正するのに伴いまして、国庫補助金の歳入予算を1,500万円減額補正するものでございます。  次に、38、39ページでございますが、都支出金、都補助金、環境清掃費補助金でございます。  地域環境力活性化事業に係る補助金としまして、732万円の増額となります。  内容としましては、外来種の積極的防除事業に係る補助金が234万3,000円及び災害廃棄物処理計画の策定促進事業に係る補助が497万7,000円となります。  続きまして、歳出でございますが、80、81ページをお開きください。  先ほどの国庫補助金の住宅防音工事費の減額に係るものでございますが、都市整備費、都市整備費、空港費の航空機による住宅騒音防止工事等の助成について減額をしております。  理由といたしましては、住宅騒音防止工事における空気調和機器更新工事におきまして、申請世帯数及び助成1件あたりの工事費が想定を下回ったため、3,650万円を減額補正するものでございます。 ○高山 委員長 それでは、ただいまの補正予算の説明について質疑をお願いいたします。 ◆野呂 委員 今、最後に、環境清掃部のところで住宅騒音防止工事の1,500万円の減額がご報告されましたけれども、これ今、申請世帯が減ったということですけど、あと1件あたりお幾らだったのかということと、世帯数がどのくらい見込んでいたのか、幾らになったのかご説明お願いします。 ◎丸山 環境計画課長 世帯数が減少となったのは、単身世帯が増えたとかリフォーム等の理由で更新世帯が減少したためでございますが、具体的な世帯数の数字、また、助成1件あたりの金額については、現在、手持ち資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと存じます。 ◆野呂 委員 単身世帯って防音できなかったのですか。できますよね。単身世帯が増えたって今、おっしゃいましたけど、できなかったのですか。 ◎菅野 環境対策課長 2人世帯が単身世帯となった場合には、その補助が一応、終了するという国の取り決めがあるので、それによって世帯が減少したということは考えられます。 ◆野呂 委員 この間、南風・北風の実機飛行確認、課長や、ここにいらっしゃる皆さんも多数、現地にいらっしゃったかと思うのですけども、私もできるだけ体感できるように、あと、測定できるようにと思って区民と一緒に行っていたのですけど、ひどい。  特に、旧街道に抜ける音が、五十間鼻から多摩川弁天橋のところを通って、ちょうど昔の街道がありますよね、多摩川沿いに、あそこが何というか音の道のようになって、びっくりしたのです、私。  測定終わって帰ろうと思ってそこ歩いたら、またB滑走路西向き離陸の飛行が始まって、非常に驚いて、この民家でこれほどの音が聞こえるのだと思ったときに、これは防音しないとこれから大変かなと思って感じていました。  ですから今、マイナス3,650万円ついているという、予算のところで1,500万円の減額でしたけれども、やはりもう少し、これから始まる、3月29日から始めると言っていますから区民のこう、あそこの現場に日参してくだっていた課長も、係長も駆けつけてくださっていて、もちろん区長も現地に行かれて、音を体感されていましたけども。  やはり今後、この予算はしっかり取っていかないと大変になるかなと思うので、国に対してもそのあたりのことをきちんと要望するなりして、きちんと防音ができるように頑張っていただきたいと思います。 ○高山 委員長 ほかいかがでしょうか。 ◆福井 委員 新空港線の積み立て基金の増ですが、10億円ということで、補正予算の場合は、ここに書いてある第4次補正予算編成後に生じた状況変化に速やかに対応しますよということで、状況の変化があったから10億円積みますよということだと思うのですが、当初60億円をめどに積み立てを行いたいという回答があったのですけど、これが増えたということは、当初の予定からさらに10億円かかるのではないかということでよろしいのですか。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 60億円はあくまでも目標額であって、それは最終金額ではございません。
    ◆福井 委員 10億円の変化というのは何ですかということで聞いているのですけれども。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 昨日も申しましたが、今、都区間協議が大詰めを迎えているというとこでございます。 ◆福井 委員 都区間協議が大詰めを迎えていて、協議が詰めの段階にあって、それが新たな変化になって、だから10億円積んだということで理解をしたいと思います。細かいことについては款別質疑でやりたいと思います。  もう一つ聞きたいのが、土木費の中で大森駅エスカレーターの新設・改良、この問題では公明党の大橋議員が一生懸命やられているのですけど、これ工事の時期の見直しによる減なので、時期が違うのであれば繰越明許で対応するんじゃないかと思うのですけど、あれはエスカレーターの、大森のREIホテルのエスカレーターの工事でしょう。 ◎大田 基盤工事担当課長 場所につきましては、JR大森駅東口側のエスカレーターでございます。  工事は上下動にするエスカレーターの予定でございましたけれども、補償費の増が、算定したところ補償費が莫大に多くなりましたので、今の在来の上りだけの改修という方針決定をいたしました。  その上での、債務負担での工事ができないものですから、今回は補正で減額ということになります。 ◆福井 委員 これはやはり多くの区民が待ち望んでいるので、どんどん、どんどん時期が長くなっているので、どうなっているのだという声も私たちのほうにも届いているので、この状況について、わかる範囲でいいですけど、今後どうなっていくかというのを教えてください。 ◎大田 基盤工事担当課長 来年度につきましては、再度、JR、それから、ビルのアトレとの協議を行いまして、設計、それから、補償費算定の委託を予算計上させていただいております。  その進捗を見ながら、令和3年度に入りまして、工事費を計上したいと考えております。 ○高山 委員長 ほかはいかがでしょうか。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、補正予算は以上ということで。  続いて、未来プラン達成度評価報告について理事者から説明をお願いいたします。 ◎榊原 都市計画課長 私からは、各部共通資料3番、おおた未来プラン10年(後期)「めざす姿」の達成度評価報告について報告させていただきます。  達成度評価報告概要をご覧ください。  1番、達成度評価の目的でございます。  おおた未来プラン10年(後期)は、平成30年度をもって計画期間が終了したことから、5年間の成果と課題を分析し、「めざす姿」の達成度を評価するとともに、その結果を新たな基本計画の策定に活用するものでございます。  2、評価結果のまとめでございます。  めざす姿の達成度は指標及び主な事業の進捗状況による定量評価と各取り組みの成果や課題による定性評価を行いまして、総合的に評価をしているところでございます。  36の施策単位の評価結果をまとめると、めざす姿の達成状況は、おおむね達成のA判定が16施策で4割り半ば、相当程度の進展ありのB判定が20施策で5割り半ばとなっており、進展がないのC判定の施策はございませんでした。  また、めざす姿にどれだけ近づいたかをはかるモノサシ指標は達成度が90%以上のものが全体の7割を占めてございます。  以上のことから、未来プラン全体として着実に取り組むことができたと判断しておるところでございます。  3番、主な成果でございます。  まちづくり環境委員会が主に関係する個別目標は2−1、2−2及び3−2でございます。  まず、個別目標2−1では、4施策中A評価のものが3施策、B評価のものが1施策、また、モノサシ指標11件中、90%以上を達成したモノサシ指標が9件でございました。  主な成果を記載してございますが、まちづくり推進部が所管する施策としましては、駅周辺の地域開発の検討を進め、質の高い都市の実現に向けた取り組みが加速したというところでございまして、大森、蒲田、池上など、各地でこのような取り組みが進んだというところでございます。  また、都市基盤整備部が所管する施策としましては、公園緑地の新設、拡張などの取り組みにより、多様な世代が利用できる公園づくりが促進したというところでございます。  個別目標の2−2では、3施策中、A評価のものが1施策、B評価のものが2施策、モノサシ指標が6件中、90%以上を達成したモノサシ指標が4件でございました。  主な施策としましては、空港まちづくり本部が所管する羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)の施設整備工事に着手し、2020年概成というところが評価とされて、結果となってございます。  個別目標3−2では、3施策中、A評価のものが1施策、B評価のものが2施策、モノサシ指標10件中、90%以上を達成したモノサシ指標が7件でございました。  主な成果としましては、環境清掃部の小型家電リサイクル事業によるピックアップ回収を拡大することにより、資源循環に寄与したというところでございます。  それ以外にまちづくり環境委員会関係する施策は、個別目標1−2に、スポーツ施設の整備等に関する取り組み、また、個別目標3−1に地域力を生かした取り組みなどの施策がございます。  大田区10か年基本計画、おおた未来プラン10年(後期)「めざす姿」の達成度評価報告についてですが、次に資料を添付してございますけども、18ページから102ページまでが36の施策ごとの評価結果でございます。  103ページ第3章総括1、懇談会委員からの意見というところがございまして、評価結果については令和元年11月8日に実施した第1回大田区新基本計画策定懇談会において報告してございまして、懇談会委員から様々な意見をいただいているところでございます。  いただいた意見の中には、客観的な視点が不足している、成果と評価にずれが生じているのではないか、仕組みがわかりづらい、区としての統一的な視点をつくるべきではないかなどの意見をいただいているところでございます。  懇談会委員からいただいた意見を踏まえ、客観的な評価の仕組み、適切な指標の設定、評価結果の活用などについて改善を図りまして、効果的に施策を推進するための新たな評価制度を今後構築して、新基本計画へ活用してまいる考えでございます。  本評価報告につきましては、全常任委員会でのご報告を経まして、速やかにホームページ上で公開予定となってございます。 ○高山 委員長 それでは、今の未来プラン達成度評価報告について質疑をお願いいたします。  かなりボリュームがあって内容が多岐にわたっているので、細かいことは後で個別に聞いていただければと。ぜひここで聞いておきたいということがあれば、どうぞ質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 私、今回、一般質問をやらせていただいたときに、SDGsという取り組みを、国連のほうで採択されたものですけど、2030年のいわゆる世界のあるべき姿みたいなものについて書かれているものなのですが、今回、大田区では新基本方針の策定に向けて、今、ご答弁ありましたとおり、懇談会を2回やって、今、進めているところだと思っておるのですが。  今回、評価書をいただいて、一番最後、105ページのところに新たな基本計画の活用ということで1ページ書いていただいているのですけど、おおた未来プラン10年って、私も議員にならせていただいてからちょうど10年目かな、私が議員としてこの役所とかかわらせていただいた間は、基本的にこのおおた未来プラン10年にのっとって進んできていたので、新しい基本計画ってどういう形になるのかなとすごく今、興味を持って待っているのですけど。  そこへの変遷というか、つながりみたいなものが何かまだいまいち見えてこないというか、この1ページに集約をしているのでしょうが、そのあたりの、未来プラン10年って、本当に10年間、長い間、大田区の大変にこう変遷期をつくってきた未来プランから新しい新基本計画への変遷に向けて具体的にどうやってつないでいくのかみたいなものをぜひ、特にこのまちづくりとかいう部分ってすごく大きな部分だと思うので、考えみたいなものがあれば教えてほしいなと。  あと、個別に一個だけ伺いたいのが、この間、羽田空港にちょっと行く用事があって、そのときに、大田区の空港跡地の横を通ってきたのですけど、本当に2020年の概成に間に合うのかというような外見で、進捗状況としては、おおむね進捗どおりの評価だったと思うのですけど、変な質問ですけど、ここは目標どおりの進捗状況で大丈夫なのでしょうか。 ◎中村 空港まちづくり課長 羽田空港跡地につきましては、現在、施設整備を進めておりまして、あわせて都市基盤施設のほうも、特に道路と駅前広場ですね、その辺も整備を進めているというところでございます。  先日の区長の予算のプレス発表がございましたが、そのタイミングでまち開きの日を7月3日ということで公表させていただきました。  7月3日に向けて今、着実に工事を進めているところで、計画どおり、まち開きを目指してやっていきたいというところでございます。 ◎榊原 都市計画課長 現在の未来プランを踏まえてどのように新基本計画へ移行していくかというご質問なのですが、先ほど委員のおっしゃったSDGsの話とか、今、新たな環境にかかわる地球温暖化対応など様々な新しい取り組みが今後、10年として出てくることを今、想定をしまして、審議会の中でそれらを付加して、検討しているところでございます。  持続可能な開発目標というところは当然、新しい施策として出てくるように、横断的な取り組みを踏まえて、今、検討を進めております。  したがいまして、その中に、今回総括しているような課題や、あと、この指標のわかりにくさとか言われていますが、それらを反映して新しい新基本計画をつくるというように現在のところ進めているところでございます。 ◆馬橋 委員 漠然とした質問で申しわけありませんが、今回、新しい新基本計画って2021年から2028年って、たしか8年間の計画策定に向けて今、進んでいると思うのですけど、このあたりは今まで10年間という形で、前期、後期5年ずつやってきていたものを、8年間の新基本計画に落とし込んでいくというところで。  私がたまたま今回、取り上げたSDGsは2030年ということで、若干2年ぐらい差があるのですけど、そういったところにも、やはりぜひまちづくりと環境という部分も考えてやっていっていただけたらいいのかなと思います。  あと、一つ安心したのが7月3日の概成とまち開きということで、たまたま横を通ったときに、ちょうど住友不動産のホテルがすぐ横に建つのですけど、そっちはかなり完成されていて、同じタイミングでまち開きをしていくはずなのに大丈夫かなとちょっと不安になってしまったので、逆にそれは教えていただいてすごく安心しました。ぜひ進めていただきたいと思います。 ◎中村 空港まちづくり課長 今、委員からお話しいただきましたが、第2ゾーンのホテルの方は夏ではなく春開業予定なので、大田区の第1ゾーンよりも進捗が早い状況です。  ただ、まだ日にちのほうは公表されていないというところでございます。 ○高山 委員長 ほかいかがですか。 ◆福井 委員 50ページに人口増、社会増減率って書いて、人口が上がってきていますよね。これは基本的な考え方なのですけど、この未来プランというのは大田区の人口が増えてくるという前提で組み立てているということでよろしかったのでしたっけ。 ◎榊原 都市計画課長 社会増減率で、流出よりも流入のほうが多いというような指標を立てておりますが、当然、今後、微増することを前提として計画をつくっているところでございます。 ◆福井 委員 53ページに、新空港線の整備推進で、ここだけ3なのですね。遅れや変更ありということなので、具体的に変更ありというのはどこのことを指すのかというのを教えてください。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 昨年の段階で整備して立ち上げるということで、予算計上させていただいたと思います。それが、予算計上できていない、整備主体が立ち上げられなかったということで、遅れや変更がありというところでございます。 ◆福井 委員 今、課長が言われたのは、できていないから遅れたよというのはわかるのですけど、変更ですね、計画の内容に変更が、変更ありと書いてあるから変更のことを教えてください。 ◎山田 新空港線・まちづくり調整準備担当課長 あくまでも、遅れイコール変更でございます。 ○高山 委員長 スケジュールの変更という解釈ですよね。  ほかよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、未来プランについては以上ということにさせていただきます。  次に、昨日、報告のありました所管事務報告について質疑を行います。  部ごとにお願いいたします。  まずは、まちづくり推進部からの報告について質疑をお願いいたします。  まちづくり推進部からは7件ありました。どれでもよろしいかと。 ◆福井 委員 まず初めに、資料53番、民事訴訟に係る専決処分ですけど、これは0円ということだったのですが、これから提訴するにあたって、住民が出て行かない場合ですよね、そのときには強制代執行か何かあると思うのですけど、仮に裁判になった場合、出ていかなかったら、また大田区の税金で出ていってもらうようなことになると思うのですが、そういった流れになるのですか。 ◎榎田 住宅担当課長 判決で勝訴の判決が出た場合は、裁判所に申し立てをして強制執行の手続きに入ります。  本人が自主的に出ていただかなかった場合は、大田区が預託金を裁判所に預けまして、その費用で人夫の費用ですとか、家財を保管するための費用を支払うことになります。 ○高山 委員長 0円って全くゼロですか。金額として、請求する金額は。 ◎榎田 住宅担当課長 明け渡し訴訟の場合は住宅の評価額の2分の1が裁判、訴訟の目的額ということになっておりまして、表面上出てくるのはこの金額ですが、それとは別にこの件では滞納がございますので、滞納額もあわせて請求しております。  滞納額は、使用料と共益費がそれぞれ20万6,580円と1,150円、それから、名義人が亡くなった7月以降の損害金ですけれども、もう名義人が亡くなっていますので損害金という言い方をしますけれども、12月末までで39万1,020円、合計59万8,750円が訴訟の請求額でございます。  1月以降も毎月、6万8,600円が追加されていきます。 ○高山 委員長 ほか、いかがでしょうか。  ほかの件でも、まちづくり推進部であれば。 ◆奥本 委員 資料58番、洗足池駅周辺地区のまちづくり方針について質問します。  これ、日付が令和2年3月という形になっているのですけども、この方針、計画自体が、大体いつからいつまで、何年間で実現することを想定しているのかを教えてください。 ◎片平 地域整備担当課長 今回、地域の皆様と洗足池の将来像について、こちらはまとめております。  将来像の目標年次としましては、おおよそ10年、20年という形で考えております。来年度計画を策定しますので、その中でそういったスケジュール等も検討してまいりたいと考えております。 ◆奥本 委員 じゃあ、10年、20年という長いスパンでやっていくという形で、特に10年、20年の中で、この事業をやるのにどのぐらいの予算をかけるのかというのはもう既に想定されているのでしょうか。 ◎片平 地域整備担当課長 現在の段階では、具体的な取り組み等はまだ検討していないというところでございます。  来年度、地域の皆様とどんな取り組みができるかというところを検討してまいります。 ◆奥本 委員 洗足池だけを今回、取り上げられているのですけれども、洗足池だけを今回ピックアップした理由と、あと、ほかのエリアも結構、魅力的な地域があると思うのですけれども、今後、別の地区もこういった形で地域ごとに取り組んでいかれるのか教えてください。 ◎片平 地域整備担当課長 洗足池は勝海舟記念館の整備とか、洗足池公園の公民連携に向けた導入検討の実施とか、あとは地元の駅周辺整備への要望など、そんなことがありまして、まちづくりの機運の高まりから、まちづくりの勉強会を始めたというところでございます。  ほかの地区につきましても、同様の高まりがありましたら、区の計画等と整合性をとりながら検討していくものと考えております。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 補足でございますが、今、地区ごとの計画というお話もございましたが、今、私どもは都市計画マスタープランの改定作業に着手しておりまして、その中で、今までのマスタープランは比較的大くくりな台地部とか、臨海部というくくりだったのですけども、それは踏襲しつつ、せっかく大田区は18出張所の18エリアありますので、そこのところのまちづくり方針だとか特色だとか、そういったものも記載して、それをもとにまちづくりをやっていただこうといったような取り組みもしていきたいと今後は考えてございます。 ◆馬橋 委員 今回、洗足池のまちづくりということで、非常に地域住民の方とともにつくり上げてきた方針案だと思うのですけど、ご要望を多々、受けとめられているとは思うのですが。  この洗足池の駅の周辺の中で、特にこれ、黄色、丸をしていただいているのですけど、洗足区民センターがありまして、もちろん洗足池の駅から洗足池側の環境というか緑の環境整備というのもすごく大事ですけど、やっぱりこっち側は商店街があったり、住宅地があったりで。  特に私なんか雪谷に住んでいるので、結構近いところですけど、すごく老朽化をしていて、何とか建て替えてほしいというか、施設更新をしてほしいという要望がずっとこの間あって、割と対症療法で畳を張りかえてもらったりとか、カーテンをかえてもらったりとか、そういった形でやってきていただいているのですが。  この中に児童館が入っていたりとか、あとはゆうゆうくらぶが入っていたりとか、かなり地域住民の方にとってここはすごく憩いの場になっていて、大きな大広間もあるので地域の、例えば高齢者クラブの方々の集まりに使ったりとか、すごく大切な施設なので。  ここについてまだ実は、公共施設の機能強化や環境改善と書いていただいているのですが、具体的な施設更新については明確に出ていないので、このあたりもこの計画の中にもある程度、盛り込んだ上で、紙に落とし込めるかどうかはわかりませんけども、ぜひ地域の声を聞いてやっていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎片平 地域整備担当課長 委員おっしゃったとおり、そういった意見を地域の住民から多くいただいております。  今、担当部署の方でこの作業というのをやっているのですが、やはり老朽化が進んでいて、建て替えを含めた対策は必要だというところで認識はしております。  我々の方も地域住民と来年度、計画をつくる中で、所管の部署と連携しながら、書けるものを書いていきたいと考えております。 ◆馬橋 委員 よろしくお願いします。
     あわせて、仮にその施設更新が行われる際に、これも同じようにセットで言われるのですけど、そこを建て替えるとなったときに、児童館とかゆうゆうくらぶとか、そういう機能ってどうなっちゃうのという。そこはもうその間、例えば1年なり、2年なり、全くなくなってしまうのだろうかと。  ここはファミサポとかでも使っていたりとか、割と地域の若い家族層の方たちも使っていたとかして、そういう機能がほかに行くところってないよねってところも意見としてあるので、その辺も含めて計画を、うまく綿密に練ってほしいなと思いますのでよろしくお願いします。要望です。 ○高山 委員長 要望でよろしいですか。  ほかいかがですか。 ◆福井 委員 私も聞きたいのが、このまちづくり方針の案の中で、洗足池の景観形成重点地区に指定されていますよね、これ。丸々一緒じゃないけど。この関連というのはどう見ればいいのですかね。  洗足池公園等から開放的な景観の保全に関する景観形成を誘導する区域ですよと指定されているのだけど、これと、今後これからつくっていくのはダブるところもあると思うのですね。  なので、今回、地域を見たら上池台二丁目と東雪谷一丁目が今回、案の中にあって、この景観重点地区というのは中原街道までなので、どうやって連携していくのかなというのがわからないので教えていただきたいのですが。 ◎片平 地域整備担当課長 連携といいますか、委員おっしゃるとおり、洗足池は景観形成重点地区に位置づけられておりますので、そういったものと整合性をとりながら来年度、計画を検討してまいります。 ◎榊原 都市計画課長 洗足池景観形成重点地区につきましては、このエリアにおける建物の改修等があったときに景観に配慮するような届出をしていただきまして、指導、お願いしているものでございまして、今の示しているまちづくり方針の中で、直接かかわってくるものは公共施設の、先ほど言ったような整備があったときにかかわってくるものと考えております。  したがいまして、そのような公共施設整備に関するものがあれば当然、重点地区として協議してまいるというところでございます。 ◆福井 委員 なぜ聞いたかというと、建物の色とかに規制がかかるのではないかと思っていて、重点地区についてはやはりちょっと考えてくれよというのはわかるのですけど、東雪谷一丁目とか上池台二丁目の場合は、住宅の色の規制というか、指導ができるのかという懸念があったので、その辺はどう考えればいいですか。町並みにあった色にしてくれという。 ◎青木 都市開発担当部長 委員がおっしゃるとおり、洗足池かいわいのいわゆる風致地区の部分と東雪谷一丁目、上池台二丁目、こちらのほうについては規制する対象というのはやはり違うということですけども、当初、この地域を楕円形で指定した経過というのは、隣の長原の駅まで含むことにもなりかねないというようなことから、この池を中心にして東雪谷一丁目、上池台二丁目の一部を取り入れたということです。  まちづくりを行うということについて言えば、やはりこの地域の中で回遊していただくということが最終的な目標としてございますので、今、勝海舟記念館ということで、洗足池の周辺はかなり注目をされていますけども、先ほど馬橋委員からございましたとおり、公共施設の建て替え、こういったものも重要な課題として我々は捉えておりますので、そういった意味で連携していくと、連携したまちづくりを行っていくということでございます。 ○高山 委員長 ほかいかがでしょうか。  いいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは次、都市基盤整備部からの報告5件について質疑をお願いいたします。 ◆須藤 委員 さきの台風19号で、田園調布本町のところから水が漏れてしまったという事例があったと思うのですけど、これは最初、台風が来る前から、もしかしたら漏れるのではないか、改修の必要があるのではないかというのは想定されていた箇所だったのかという、これは国のものなので、大田区がどれぐらい把握していたのかというのが、もしわかりましたらお教えください。 ◎保下 都市基盤管理課長 今回のこちらの、田園調布本町の台風19号の際の漏水の事前の予知というのはできなかったという状況でございます。  今回、台風19号のときに、漏水が起きた後に、今回の工事に向けて国土交通省が調査を行いまして、本日、工事計画の資料をおつけしていますけれども、約70メートルの区間になっております。  その漏水箇所から両側に合計延長が70メートルの区間を工事するというように決めて、今回、工事の報告があったと伺ってございます。 ◆須藤 委員 大田区にかかっている多摩川のところで、ほかにちょっと危ないと思われるようなところって、今、現時点でわかっているところがあるようでしたら教えていただけたらと思います。特にないのか、あるのか。 ◎保下 都市基盤管理課長 漏水の危険のある箇所というのは、国土交通省からは伺ってございませんけれども、1年に1回、履行検査という形で、国土交通省と多摩川の堤防と河川敷の占用者状況などを合同で点検を行っておりますので、そうしたところで、漏水以外の補修箇所ということもありますので、国土交通省と一緒に確認しながら修繕などを行っているという状況でございます。 ◆須藤 委員 もしまた新たに、ここは危ないなとわかるようなところが国から教えていただいたりしましたら教えてください。 ◆奥本 委員 資料番号37番について聞いてもいいですか。  多摩川河川敷の復旧についてですけれども、既に利用可能施設として移動式トイレというのが表記されているのですけれども、これは台風19号レベルのような大きな、大型台風が来たときに、多摩川の増水が予測されるような場合に、事前に移動するという形を想定されているのでしょうか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 委員おっしゃるとおり、台風等で増水の可能性があるときは、移動させて堤防の外に避難させている状態になります。 ◆奥本 委員 ほかにも復旧作業中の施設とか遊具とかあると思うのですけれども、それ以外の施設で移動式にされているものはあるのでしょうか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 移動式のものは、そのほかに、占用して置いてある倉庫等は移動させております。それ以外につきましては、転倒させるなどして、流水の阻害にならないような対応をしてございます。 ○高山 委員長 先ほどのトイレは台風19号の以前からあって危ないということで、一回撤去したのを戻したのもかなりあるということですよね。新たに設置したという。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 委員長がおっしゃるとおり、もともとあったトイレを一度移動させまして、今回、このたび、復旧させました。  多少時間がかかったのは、トイレの排水施設、トイレから一部水等を給水したりとかするのですけども、そういったところの泥が詰まっていたりとかしましたので、そういったものを全て除去させた後に復旧させたので、12月末まで時間がかかったという状況でございます。 ◆野呂 委員 台風の被害で大変な状況でしたけど、徐々に復旧していって河川敷が使えてよかったなと思います。  1つだけ、多摩川の護岸の整備のために、巨大な消波ブロックを敷設していますよね。ご覧になりましたか。  ここにブロックが必要かなと思うほど大きくてちょっとびっくりしたのですけど。あれほど巨大な消波ブロックが必要だったのか、事前に、国だと思うのですけど、うちの担当のほうには通知はありましたか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 国の方から事前に説明のほうは受けてございます。  もともとある多摩川の護岸が、河川敷より水があるほうの護岸が破壊されてしまったため、あれだけの復旧作業が必要だということで、伺っておりまして、現在、あれは仮の作業だということでも伺っております。  本体護岸の復旧ができないので、ああいう形のものを置いて対応するというように伺っております。 ○高山 委員長 わからない委員もいるかもしれないので。場所は具体的にどのあたりかを。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 場所につきましては、多摩川緑地のひょうたん池、野球場とサッカー場の間ぐらいの場所で今、行っている作業になります。六郷のほうの多摩川緑地になります。 ◆野呂 委員 じゃあ、あれはやがてとるのですか。改修して、本体のほうに移行していくということですか、今のもの。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 恐らくそういったことでの改修工事とか、河道の掘削等もしゅんせつ等も含まれておりますので、そういったことも含めた後の工事をやっていくのではないかと想定しております。 ○高山 委員長 堤防じゃなくて、川の護岸のところということですね。  広げる工事をあわせてやっているのでしたっけ。それは違うところでしたっけ。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 委員長がおっしゃられているのは、そのさらに下流の六郷橋の下流で今、河道を広げる工事です。  当初の計画は、一部、部分的に多摩川緑地の野球場等にかからない部分も河道を広げるという計画があるというところまでは伺っているのですけれども、そういった工事との兼ね合わせで、今は仮で補修しているという状況と伺っております。 ◎保下 都市基盤管理課長 国土交通省のほうからは、今回、緊急を要するような、この田園調布本町の箇所が一番危険だということで、こちら本格復旧を当初は11月を予定していたのですけれども、前倒ししまして、2月に前倒しを行いました。  今言っております、六郷地区とかほかのところの仮の復旧につきましては、災害査定の関係もありますので、仮設での復旧を行って、随時、本格復旧につなげていくと伺ってございますので、また、その本格復旧の工事内容が、情報提供があり次第、今回の田園調布本町と同じような形で、委員会への報告をさせていただきたいと思います。 ◆福井 委員 1点だけ、無電柱化の件で、2.5メートルが必要ですよと書いてあるので。ぜひ無電柱化を進めていただきたいのですけど、イメージ図を見ると赤い点線で、これで歩道が2.5メートルあるのかという気がするので、2.5メートル以下のところ、歩道が2.5メートル以下の場合は大田区として無電柱化に対してどう考えているのかというのを教えてください。 ◎保下 都市基盤管理課長 課題のところにも整理させていただいておりますが、一番に区における無電柱化の現状と課題というところで、やはり歩道幅員が2.5メートル以上必要だということでございます。  羽田のバス通りなどにつきましては、やはり公共用地を活用するなどいたしまして無電柱化を進めているという状況でございます。  やはり国、東京都などの最新の動向なども踏まえながら、コストの削減とか新技術の採用なども、今後の動向を見据えながら無電柱化の、来年度つくります推進計画に反映できればと考えております。 ○高山 委員長 ほかいかがですか。  よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 では次、環境清掃部からの3件の報告について質疑をお願いいたします。 ◆福井 委員 資料32番です。新規委託計画についてということで、この地域をやりますよということなのですけど、今後、大田区の考え方として、ごみ収集業務は委託の方向に持っていくという考えがあるのかというのを教えてください。 ◎池田 清掃事業課長 ただいま、今後のごみ収集業務の委託化についてのお話がございました。  この可燃ごみ収集業務の委託につきましては、現在、行っている清掃事務所の職員の定年退職に伴う、収集業務に当たる職員数の不足というのが将来的に見込まれるということを背景として、この業務の委託化を行っているところでございます。  現在のところでは、全面的に委託というところはまだ計画をしているところではございません。状況に応じて順次、必要な委託化を進めていくというところで計画をしているところでございます。 ◆福井 委員 定年等ということだったので、じゃあ必要であれば大田区が直営で雇うこともあり得るということですか。 ◎池田 清掃事業課長 職員の採用につきましては、このまま採用がない場合には職員の年齢構成がだんだん高くなるということがございます。  業務上、やはり年齢が高くなりますと、それだけ体力的にもきつくなるですとか、けがをしやすくなるという、そういったところもございますので、必要な人材について新規採用ということも視野に入れながら対応していく必要はあると現時点では考えているところでございます。 ◆馬橋 委員 関連で、1個確認ですけど。  昨日のご説明で、この収集業務については大きな変更はないと伺っておるので安心はしているのですけど。  これ例えば各町会ごとに個別で収集、要はごみ箱を、ポリタンクというのですか、ああいうので出して、収集業者がそこからとっていってくれる地域もあれば、集団でこうやってネットをかけて出しているところもあると思うのですけど。そのあたりの収集方法とかも含めた引き継ぎというか、そのあたりは変更せずにそのままやっていくということで一応、確認を。 ◎池田 清掃事業課長 今、委員からお話のございました収集の方法についてでございますけれども、ポリ容器によって出される場合、それから、ネット越しに、ごみ袋で出される場合も含めて、その地域での収集を委託していくということになります。  その点、十分、収集方法ですとか、その地域の特性ですとか、もっと言いますと、その集積場ごとの特徴というのもございますので、その点の細かい部分も十分に引き継ぎながら業務のほうを移行させていきたいと考えております。 ○高山 委員長 ぜひ混乱のないようにやっていただければと思います。  ほかいかがですか。よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○高山 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認いたします。  次回の委員会は、3月5日、木曜日、午前10時から開会いたしますのでよろしくお願いいたします。  以上でまちづくり環境委員会を閉会いたします。                午前11時44分閉会...