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  1. 大田区議会 2020-01-15
    令和 2年 1月  こども文教委員会-01月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 2年 1月  こども文教委員会-01月15日-01号令和 2年 1月  こども文教委員会 令和2年1月15日                午前10時00分開会 ○田村 委員長 ただいまから、こども文教委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎岩﨑 指導課長 私から、令和元年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果についてご説明いたします。資料をご覧ください  本調査は、東京都教育委員会が実施している学力調査で、7月4日に小学校第5学年の児童及び中学校第2学年の生徒を対象に実施しました。  調査の目的は、左上のとおりです。  その左側の目的の下、調査結果(概要)について説明いたします。平均正答率の表から、大田区の平均正答率については、黒い網かけをした小学校算数において、継続して東京都の平均正答率を上回っておりますが、それ以外の教科につきましては、東京都の平均正答率を下回るという結果になっております。しかし、灰色の網かけをした小学校国語小学校理科、中学校英語では、都の平均正答率との差が昨年度より小さくなりました。  次に、平均正答率の下をご覧ください。全員がクリアしなければならない数値、習得目標値の表には、習得目標値に満たない児童・生徒の割合を示し、達成することが期待される数値、到達目標値には、到達目標値を上回る児童・生徒の割合を示しています。  左側、習得目標値未満の割合は、小さいほど学力低位層の児童・生徒が少ないこと。右側、到達目標値以上の割合は、大きいほど習得する内容を確実に身につけている児童・生徒が多いことになります。  黒い網かけ、小学校算数については、習得目標値未満の児童の割合が東京都の割合より小さい状況です。また、灰色の網かけになっている小学校国語については、昨年度と比較すると東京都の割合との差が小さくなったことがわかります。しかし、習得目標値に達しない児童・生徒の割合が高い教科が多くあるため、さらに各教科の授業改善に向けた取り組みや補修教室等を活用した児童・生徒への支援を推進してまいります。  また、右側、到達目標値につきましては、昨年度と比較すると東京都の割合との差が小さくなった教科は、灰色の網かけで示されております。東京都の到達目標値以上の児童・生徒の割合を上回っている教科は、黒い網かけになっている小学校算数小学校理科の2教科のみでした。  最後に、右側をご覧ください。上段、児童・生徒質問紙調査票平均正答率との相関関係から見た方向性は、東京都の児童・生徒が回答した質問紙調査の結果と、平均正答率をクロス集計したものです。  下段、学校質問紙調査票平均正答率との相関関係から見た方向性は、東京都の学校の教員が回答した質問紙調査平均正答率をクロス集計したものです。  ここに取り上げた三つの質問は、「ある」「している」と回答した児童・生徒、「よく行っている」と回答した学校の平均正答率が否定的な回答をした児童・生徒、または学校の各教科の平均正答率を上回っています。  このことを踏まえて、二重線の四角囲みの部分に、今後の授業改善の方向性を示しました。いずれも新学習指導要領が目指す、主体的、対話的で深い学びを実現するために必要な視点でもあります。  これらのことを学校に示し、さらなる授業改善を図っていくよう指導、助言してまいります。
     続きまして、第8回小学生駅伝大会の結果についてご報告させていただきます。資料をご覧ください。  寒空のもと、第8回小学生駅伝大会を12月26日、木曜日、大田スタジアム特設周回コースにて開催いたしました。  当日は、大きな事故やけがもなく、母校のたすきをつなぎ、これまでの練習の成果を存分に発揮することができた大会となりました。  大会の準備や運営につきましては、小学校長会をはじめ、大田区教育研究会小学校体育研究部並びに小学校養護教諭部会の先生方にご協力をいただきながら、実行委員会の先生方のご尽力のおかげで、滞りなく開催することができました。  また、出雲中学校南六郷中学校陸上競技部の生徒の皆さんには、補助役員として伴走にご協力いただきました。伴走者は、最後尾の学校の選手の後ろではなく横に寄り添って声をかけている姿もありました。頑張ろう、大丈夫などと声をかけていました。  東調布中学校、大森第十中学校のチアリーディング部にも応援で大会を盛り上げていただきました。さらには、小学校PTA連合協議会には、会場周辺の案内や来場者の誘導にご協力いただきました。はねぴょんも全日参加し、ロードレース、駅伝競技の最中、選手の応援をしてくれました。  各小学校では、小学生駅伝大会をきっかけに、全校マラソン月間、週間の設定などの取り組みをしていただいており、この大会は区全体の体力向上につながっていると考えております。 ◎池 学校職員担当課長 私からは、令和2年度学校用務業務等委託事業者の選定結果についてのご報告となります。  まず、冒頭、お知らせをさせていただきたいと思いますが、資料の訂正がございました。大変申しわけございません。訂正後の資料をご覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  令和2年度学校用務業務等委託事業者の選定結果についてですが、本案件は、9月の本委員会におきまして、委託事業の募集についてのご案内をさせていただきました。このたび、委託事業者の選定の事務手続が整いましたので、その結果をご報告させていただきます。  区立小中学校における学校用務業務等の委託は、平成27年度から実施しており、令和2年度で6年目を迎えます。本事業は、用務主事の退職に伴い委託化を進めております。  令和2年度は、退職予定者が小中学校で16名程度見込まれることから、新委託校は小学校6校、中学校は2校、計8校で、2校1組として計4者への委託になります。  また、既に委託されております小中学校は、プロポーザルガイドラインにより継続3年目で事業者を見直すこととしており、今回は既委託校小中学校4校、計8校においても同様にプロポーザル方式により選定いたしました。  選定の経過でございますが、13者から企画提案書の提出があり、一次審査及び二次審査を実施し、お手元資料の1、2にありますように、新規委託校及び既委託校それぞれ4者を選定いたしました。  なお、新規委託校の4者は、いずれも区内または準区内業者で、他の学校での実績もある業者となっております。  また、既委託校の4者のうち3者が再度の受託候補者として選定され、うち1者、具体的には表の下から2番目、東調布中学校田園調布中学校を受託している高橋工業株式会社協和産業株式会社に交代する結果となりました。  次に、3の業務委託期間については、令和2年度4月1日から令和3年3月31日までの1年間とし、委託の履行評価に基づき、初年度を含み3年間は契約更新できる期間といたします。  続いて、資料裏面の4、主な選定理由についてですが、本件委託は学校の用務業務等委託事業者として、学校用務のスキルの向上のための年間研修計画を具体的に定めるなど、人材育成に積極的であること、そしてこれらの人材確保については、区内での確保が積極的であることなど、ご覧いただいている選定理由が主なものでございます。  5の応募者数は、先ほども申し上げましたが13者でございます。  次に、6の選定の経過についてですが、募集期間及び審査の日程はご覧いただいている資料のとおりでございます。  最後に、7、その他についてですが、本件の委託契約は令和2年度の案件でありますので、予算案の議決を条件といたしまして、それまでの間は契約に向けて必要な準備行為を進めさせていただきたいと考えております。  なお、既委託校のうち、平成30年度及び令和元年度に委託し、継続契約3年以内の小中学校42校についても管理状況、執行体制、業務内容について、その履行状況を評価し当該校において、それぞれ良好な業務実績を有している状況であることから、令和2年度についても継続契約とすることといたしました。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 こども家庭部資料番号1をご覧ください。私からは、区立保育園民営化等に係るプロポーザルの選定結果について報告させていただきます。  8月の当委員会で報告させていただきました、令和3年4月の区立保育園の民営化ならびに既民営化園事業者変更のため、募集しました運営事業者について選定しましたので報告をさせていただくものでございます。  まず、選定の経過でございますが、財務状況ですとか、提案内容に関する書類の審査を第一次選定委員会で行いました。11月12日、13日の両日で実施いたしました。  第一次選定委員会を通過し、第二次選定委員会に進みました応募事業者による保護者向けプレゼンテーションを11月23日と24日に実施いたしました。  その後、園長経験者による係長や担当者とともに、実際に応募事業者が運営しております保育園のほうを実地調査いたしまして、その報告、それから応募事業者による提案のプレゼンテーションによるヒアリング審査を第二次選定委員会で行いました。12月18日と19日でございます。その第二次選定委員会で選定いただきました事業者を区として決定し、今回報告させていただいております。  東六郷保育園運営事業者でございますが、事業者名が学校法人簡野育英会、代表者と所在地は記載のとおりでございます。  大森北六丁目保育園の運営事業者は、HITOWAキッズライフ株式会社、代表者と所在地は記載のとおりでございます。  選定理由でございますが、いずれの事業者も子どもの生活の場にふさわしい保育環境の整備、受託に対する熱意、法人のノウハウを生かした提案内容などの審査項目において、他の事業者よりすぐれていたためとなってございます。  なお、今後の予定でございますが、ホームページに公開し園内に掲示します。保護者への説明会を、2月中旬に実施する予定でございます。 ○田村 委員長 それでは、教育委員会からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆渡司 委員 学力向上を図るための調査というところで、やはり残念なのが中学校において、都の平均を上回る教科が少ないという結果のところでは、積み重ねというところで課題があるのかと感じるのですけれども、令和元年度、小学校の土曜日授業が月に1回入ったと思いますけれども、低学年で授業の時数に若干の余裕が生まれたかと思うのですけれども、そういうところで低学年のうちからの習得をきちんと基礎・基本をかためるというところで、土曜日の学習時間を有効に活用していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 土曜授業の実施に伴って、低学年1、2年生は特に授業時数の余剰が大分できてきたところでございます。学校によっては、その分を算数の授業時数を増やしたり、教科の授業時数を少し増やして行っている学校等もございます。  基礎・基本の習得ということで、漢字ですとか、計算ですとかというところを各校、それぞれの学校の課題に応じて授業の充実を図っているところでございますので、今後も各校の実態を教育委員会からお示しすることで、そこの課題解決に向けて各校で取り組んでいただくということを推進してまいりたいと思います。 ◆渡司 委員 特に土曜日ですと、学習支援をお手伝いできる地域の方というのも各段に確保しやすい曜日であると思うのです。中学校の先生方がよくおっしゃるのは、ここまではできて中学校に上がってきてほしいということをよく感じるというお話もございますので、ぜひ中学校の先生のお話も聞きながら小学校を卒業する段階で、ここまではみんな習得できるようなというところを土曜日授業で地域の方の支援とかお力も借りながら、学力向上に努めていただきたいと思います。要望です。お願いいたします。 ◆清水 委員 これは東京都のいわゆる学力テストなのですが、東京都の調査をやる必要性について、大田区はどう考えているのか、やる必要があるのか、私は常に疑問なのですが、その辺について区の考えを教えてください。 ◎岩﨑 指導課長 各調査、全国調査、都の調査、区の学習効果測定、それぞれの調査で調査の結果から分析することが、それぞれの調査ごとに目標が変わっています。  都の学力調査につきましては、東京都全体の施策の反映とともに、自校の課題を解決していくということで、当該学年での習得状況を見るのが大きな狙い。区の学力調査については、前年度の習得状況を見るという形で行っておりますので、都の学力調査の結果をさらに学校で生かしていくこと。また、都の学力調査には、質問紙調査という形で子どもたちの意識、また学校の取り組み状況と、その正答率との相関等も図っておりますので、そこも学校での取り組みの参考になるということで、利用しているところでございます。 ◆清水 委員 今、国の調査もあります。東京都の調査もあります。区の調査もありますとおっしゃっていますけれども、一つ一つが何か違うようなお話ですけれども、調査の結果を見るときに、見るほうは目的が違うと思うかもしれないですけど、要は子どもにとって学力がどう伸びていくかということが大事であって、やれ、国です、東京都です、大田区ですとあまりにも学力調査が多いことによって、私はかえって一人ひとりの学力の向上をどのように図るかというのが、とても忙し過ぎてしまって、大変ではないかと、ずっと心配しているのです。  あんまり学力テストは、私も好きではなかったので、その辺のところが現場の先生は国や東京都や区の学力調査があって、それぞれの調査の結果に基づいて、それぞれの方針が決められることについて現場の先生はどのようにお考えになっているのか、教育委員会は把握していらっしゃいますか。 ◎岩﨑 指導課長 一人ひとり全ての考えを把握しているわけではございませんが、それぞれのテストをもとに子どもの習得状況、また子どもの課題がどこにあるのかということを本人とともに、学校のほうでも把握することでその子に応じた指導をさらに推進していく意味では、アセスメントを行っていくということは大事なことだと考えておりますし、先生方もそれをもとに授業改善を図っていると考えています。 ◆清水 委員 とにかく、とても忙しいと、それに尽きるということと、今、課長がおっしゃったように、とにかく一人ひとりの子どもの課題を把握するという意味で、私は混乱するのではないかと、私自身はとても心配しています。  それで、今、課長がおっしゃった東京都の学力調査の特徴として、子どもに対する児童質問紙調査票というのと、学校に対する質問紙調査票というのをあまり詳しくではないのですが、見せてもらったのですが。  これも非常に疑問がありまして、例えば子どもの質問のところを見せてもらったら、各教科の授業について当てはまるものを選んでください。授業の内容はどのくらいわかりますか、よくわかる、どちらかといえばわかる、どちらかといえばわからない、ほとんどわからない、4段階になっているわけですけど、次の質問を見せてもらったら、よくわかる、どちらかといえばわかると答えた人に聞きますと、こうきたので、次は、どちらかといえばわからない、ほとんどわからない人の理由を聞くのかと思ったら、そういう理由を聞く欄が私には見あたらなかったのですが、わからない、どちらかといえばわからないという子どもたちに対しても、どっちもですけど、どちらかといえば、わからないという子どもたちに対して、どうしてやっていけばいいのかということについて、東京都の調査が弱いような気がするのですが、私の勘違いだったら説明していただけますか。 ◎岩﨑 指導課長 東京都の質問紙の趣旨全体について、1問ずつ把握しているところではございませんが、より効果的な指導方法をどう探るかということで、できた子たちが、どこがよかったのかというところを改善するという形での調査の把握ではないかと想像します。 ◆清水 委員 できれば、こういった結果の概要を区の教育委員会として責任を持って委員会にご説明されるわけですから、今日はいただいたこの資料は資料1番で1枚だけだったので、全体を把握するのにわかりにくいので、ぜひ東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査が、より大田区の子どもにとってプラスであると、より一人ひとりを把握して、一人ひとりの学力を向上するために区は責任を持ってやっているのだと。そういうことでやっているわけですから、現場の先生の大変さや子どもの大変さなども聞いておられると思いますから、そういった説明をしていただいて、平均値を上回った、上回っていない、その差が縮まった、縮まらないだけではなくて、一人ひとりの子どもの学力がどのように上がるかということを努力していただきたいのですが。  それについては、資料1番の右側のところの二重枠が三つあって、改善の方向性というのが出されていますが、これも非常に抽象的で文字だけではわからないのですけれども、区はこの東京都の調査をした結果、指導、助言をこのような形で強めていくというのですが、具体的に私は一番東京都の姿勢が、こういうグループ活動や学習活動を促進するために、教職員の数があまりにも足りないと思うのです。それは私の意見ですが、区のほうは、この指導・助言について強めるというのですが、具体的にはどういう施策ですか。 ◎岩﨑 指導課長 まず、この資料のほう、校長会、それから副校長会、教務主任会等でお示しすることで改善の方向性について改めて各校にお示しするとともに、指導訪問、要請訪問等において、具体的にこういう事業をより進めてくださいという指導、助言を図っているところでございます。  あと、補足としまして、調査結果、平均値だけでなく、こちらの習得目標値到達目標値というものですが、到達目標値に達していない子たちがどれぐらいいて、逆に到達目標値までいった子たちがどれぐらいいくかと、要するに両端の数をどう把握するかということで、その指導改善に生かすということで、こういうところも分析しているというところでございます。 ◆清水 委員 具体的な施策は、今のところ具体的に私たちに示すことはないということですか。 ◎岩﨑 指導課長 現在、行っている習熟度別指導、それから補習、学習指導講師等の活用をさらに促していくというところでございます。 ◆清水 委員 今の施策を続けるということですけれども、少し大田区の姿勢として、よくなってきたと判断するということでよろしいのですか。学力が上がってきたと、だから今の施策をこのまま続けるということでよろしいのですか。 ◎岩﨑 指導課長 具体的に、それぞれの結果をもとに分析しながら行っていくということでございます。 ◆清水 委員 よくわからない、わからないという子どもたちについては、どのような施策がありますか。 ◎岩﨑 指導課長 習熟度別の少人数指導、また、補習教室、補習学習等を行っているところでございます。 ◆清水 委員 資料がないのでわからないのですが、授業がわからない、よくわからないという回答した子どもの推移というか、比率は今、わかりますか。 ◎岩﨑 指導課長 現在は持っておりません。 ◆清水 委員 やはり、よくわからない、授業がわからない中で、授業を受けるという大変な苦痛があると思いますし、ストレスだと思いますから、そういう子どもが一定数クラスにいる以上、やはり本当に様々な面で学校教育の場が私はよくなっていくとは思えないので、できれば今、いろいろ様々な計画を立てておられますけれども、学校の授業がわからない、よくわからないという子どもたち、小学生も中学生もですけど、これは東京都の調査だけではなく全国の調査、区の調査、項目が若干違うと思いますけれども、学校の授業がわかっていない子どもたちの比率を明確にしていただいて、そこに対する区の教育委員会の施策を考えていただくことをいつも要望しているのですが、今日も要望させていただきます。 ◆田島 委員 今のご説明だと、ただ単に平均値を見るだけではなくて、習得していない子どもたちを減らし、習得している子どもたちを増やすというか、そういうのを見るための調査というか、そのものだと思ったのですけれども、この表だとなかなか、それが読み取りづらくて、何でこの表が出ているのかというところの、そこの狙いがわからなかったので、できればそこら辺の調査、この表にした狙いというのをまたご説明して、前もっていただければよかったのかと思います。  今の大田区ではICTを様々なツールを全校配置したということで、かなり意欲的に大田区としては進められていると思うのですけれども、そのあたりのICTの効果というか、そういうのを調査とかにはどのように出てきているのかというのは、何か分析等はされていらっしゃいますでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 本日お示ししておりませんが、質問紙調査の中でコンピューター等を使った学習がどれぐらいされているかという質問紙調査もあります。それから、学校のほうでどれぐらい活用しているかということもあります。  そちらの結果と子どもたちの成績との相関等を見ながら、やはり効果的に使われる学校のほうがより成績も上がっているようなところも、少しずつ見えてきているところはございますので、さらに進めていきたいと考えております。 ◆田島 委員 そうですね、学校公開とかで学校とかにお邪魔をすると、過去と明らかに違うのが電子黒板を使われたりとかして、そういうツールを使って授業をしているというので、多分、保護者の方とか、地域の方が見ても明らかに前と違うというのが、すごく目で見てわかるというところなので、今後はそれが実際に学習の理解というか、子どもたちがわかる授業を進めていく上で、それがちゃんと効果として上がってくるというところが、保護者と試されてくるのかというところがありますので、また様々ご苦労があるかと思うのですけれども、引き続きICTのツールを使いながら、授業のまた改善とか進めていただければと思います。 ◆海老澤 委員 今、トータル的に皆さんがこの表を見て、数字がすごく並び過ぎていて見づらいのだと思うのです。だから、棒グラフだったり、円グラフだったりとかというやり方もできるのかなというのと、私も数字の読み取り方が難しく感じるのです。  数字が左側のところから見ると66.2で、では分母は幾つなのかという部分が、全部トータルで100からの計算なのか。何に対して66.2なのですよということがわからないから、一体何がどれぐらいなのかというのがわかりづらいのかという思いがあるので、私が頭が悪いからなのかもしれないですけど、もうちょっとわかりやすくやってもらえると、読み取りやすいのかという思いがあるので。  学校の先生たちはこれで十分わかるのかもしれないのですけど、これをもとに課題を見つけたりとか、今後の学習のものを見きわめていくのでしょうから、それがやはり共通でわかりやすくしておいたほうがいいのかということが考えられると思いますので、要望として、次、何かやるときには、もう少しわかりやすく、説明をずらずら下に書いてしまうと、読まなければいけないから、一目でわかるような感じのほうがいいのかというのが感じたので、要望で。 ○田村 委員長 ほか、いかがですか。 ◆渡司 委員 小学校駅伝について、要望させていただきたいのですけれども、萩中小学校の運動会で、実は出雲中学校の陸上部の子がリレーを披露して、その中学生のリレーを見て小学生は格好いいな、早いな、すごいなということで、中学校に行って陸上部に入ったりするという子がたくさんいるのを目の当たりにしていまして、今回も小学校駅伝の中で、毎回、中学生が伴走してくださったりして、お手伝いをしてくださっているのですけれども。  2月2日に中学校の東京都駅伝があるので、忙しいとは思うのですけれども、練習の一環として小学生の前で中学生の駅伝のデモンストレーションみたいなものを、あの会場でしていただけると、ちょっと本格的な駅伝を見て、例えば何か体育の先生が、腿がよく上がっていてきれいなフォームですねとかいう解説をしていただくと、子どもたちも走る際のフォームだったり、それから真剣さとか、そういう先輩方の姿を見て、陸上のすばらしさとか、スポーツのよさみたいなものを感じられるのではないかと思うのですけれども、中学生のデモンストレーションとか、駅伝とかと連携していただくことはいかがでしょうか、ちょっと伺えればお願いします。 ◎岩﨑 指導課長 中学生の姿を見て、子どもたちがよりよいフォーム、憧れて行うというのはとても重要なことだと思います。各校においては、小中一貫の学校の陸上部の方が来ていただいたりとかということをやっているところもあるようです。  本大会は、寒かったこともありまして、見ているのがちょっと厳しいところが、これ以上、プログラムを増やすのはどうかというところがありますが、委員お話しいただいた案は、ぜひこちらのほうで研究していきながら、よい方向を探っていきたいと思います。 ◆田島 委員 萩中小学校のほうは、実は去年は熱中症のおそれがあるということで、出雲中学校のデモンストレーションがなくなってしまったという、夏も暑いし、冬も寒いというので難しいところかなと、小学生にとって結構難しいところだと思います。  今回の記録については、去年と比べていかがでしたでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 大会記録につきましては、昨年度より少しタイム的には落ちていますが、環境が違うところがありますので、一概に各大会を比較するということは行っておりませんが、数値的には少し落ちている感じはございます。 ◆田島 委員 どうしてもトラックを走る専用のところと、野球のグラウンドだと、やはり走る環境としても違ってくるということでわかるのですけれども、こういったこれは当然選手というか、生徒から選ばれて出場するという大会ですけれども、日ごろからの駅伝に向けての各校の体力向上というか、走る力をつけるというか、そういうところの取り組みというところでは、駅伝大会というのはどのように活用されていらっしゃるかというのはご存じでしょうか。 ◎岩﨑 指導課長 駅伝の選手に選ばれる子たちというのは、ある程度限られているところがございますが、学校として駅伝を機にしまして、マラソンタイムですとか、マラソン週間、マラソン月間という形で、休み時間にマラソンタイムということを全体で走るようなところを設けていたり、朝にマラソンタイムみたいな形でやっているというところもあるようです。 ◆秋成 委員 では、次の資料3番の学校用務業務等委託事業者の選定結果なのですけれども、あと何校ぐらい残っていて、あと何年で委託が終了する予定で進めていかれるのかお示しください。 ◎池 学校職員担当課長 令和2年度現在で残る学校数は、小学校で31校、中学校で6校、合計37校となります。そして、職員数なのですけれども、残りの人数は112名となります。  そして、この委託を進めるペースなのですが、毎年度6校から4校、そして2校と暫時減少する傾向がございます。5年後を見通しますと、残り15校の予定となりまして、このペースで2校ずつ進めていくと10年以上かかってしまうかなという状況がございます。 ◆秋成 委員 では、例えば退職される方、また再任用の方の状況、中には早目に再任用をおやめになるという方の状況によっても、早まったりとかということもあり得るのでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 委員のおっしゃるとおり、退職の人数というのは、今の年齢のほうから見ただけの視点ですので、その状況の変化によりまして委託のほうも暫時研究をさせていただいて、検討させていただいて進めてまいりたいと考えております。 ◆秋成 委員 わかりました。例えば、学校のほうでは、現状況では令和3年ぐらいまでの委託校の予定が示されているということで、それは異動の希望についてとてもありがたいということで、お話を伺っているのですけれども。  例えば、現在、40代の方もおられるという部分ですが、また50代も含めて若い方、また退職まで10年以上の方がおられますので、そういう中にあって、異動できる職場の情報がなかなか見えてこないとか、将来性が、方向性が見えづらいという部分があるので、そういう意見がありましたので、将来のことについて異動に関する情報提供等、何かまた丁寧にお答えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 残る職員数、40代の方で今、2名いらっしゃるような状況がございます。そういう方たちに、令和3年度に、委員のおっしゃるように、小中学校31校というところでの情報が学校のほうに提供させていただいている状況ですが、今後の進捗におきましても、情報提供を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆秋成 委員 最後に、何か現場のほうでは、かなりもっと早目に委託が終了するのではないかというお話があるようなのですけれども、今の課長のお話ですと10年ぐらいかかるということだったのですが、例えば学校用務職を終えられた後に、また切りかえて職場が考えられると思ってよろしいものでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 今、まだ今後の配置等々を含めて、具体的にお話しできるような段階ではありませんので、今後、それも含めて検討させていただきたいと考えてございます。 ◆松原〔元〕 委員 同じ、学校用務業務等の委託に関して伺いたいのですが、13事業者が応募されて、実際、受託されるところは、ここにあるのは5事業者ですよね。かなり事業者によって格差があって、すぐれているところが複数校持っていくという流れだと思うのですが、主な選定理由で幾つか挙げられていますけど、例えばですけど、偽装請負をしない認識と具体的な取り組みとか、こういう明らかにおかしな業者というのも手を挙げられたということでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 専ら参加される業者につきましては、企画提案書を出していただく中にあって、どういう方を配置していただくかという中の偽装請負のことについて申し上げれば、業務責任者を区のほうでは2校で1人は必ずつけてくださいというお願いをしてございます。  その中で、もろもろ審査させていただくところで、点数化して合計トータルで高いところから順次というところで選定をさせていただいております。 ◆松原〔元〕 委員 となりますと、やはり今後もすぐれている事業者がさらにある程度の学校をキープといいますか、請け負っていく。その中で、3年間を引き続き契約ができるということですが、これが外れたときの影響が少し大きいのかという気がするのですが、既に6年目ということで、現状、恐らく何校か受け持っている事業者も手を引かれたと思うのですが、そのあたりの影響というのは特段ないものなのでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 委員のおっしゃるとおり、全く影響がないということはないかとは思いますが、一定程度のプロポーザルの方式ということで、優良な業者を選定させていただく中にあっては、その覚悟で参加をしていただくというところで、ご理解いただければと思います。 ◆清水 委員 今の偽装請負の件なのですけれども、つまり大田区の職員ではない学校用務業務に、いわゆるこういう仕事をしてほしいとか、ここをやってほしいとか、そういうことは学校長や区の教職員ができないという考えでよろしいのですよね。  今、お話にあった2校に1人の責任者の方が直接指導する、それ以外の仕事については、目の前に何か問題があっても、校長先生はその用務に指導、お願いはできないという考えでよろしいのですよね。 ◎池 学校職員担当課長 現場に従事される方が直接、教員または校長先生から具体的な細かい指導というのはできないことになります。ただ、ふだんやっている業務の中にあって、当然これはやるべきという業務の中で、これができていないという話があれば、その情報提供は随時どなたからでもその人に伝えていただくことは差し支えないと考えております。 ◆清水 委員 業務委託をするにあたっては、そういう偽装請負のおそれがないようにしなければいけないというのは、業者だけではなく、区の側にとっても大事なことになってくるわけです。区が違法行為をしてしまわないようにしなければいけないということで、その問題については、区の相談窓口等に置かれている派遣会社の皆さんへの直接指示が区の職員はできないというのと同じようなことなのですが。  特に子どもにかかわる重大な問題等が発したときに、そういったことがあると、本当に子どもの教育環境なり、命や学校生活を守れるのかどうなのかということに対して、私たちは学校用務を委託することについては、大きな問題があると思っているのですが、その辺について2校に1人の責任者ということになると、かなり機転をきかせたことができないのではないかと不安なのですが、2校に1人の責任者というのは、何かの決まりがあるのですか。大田区が決めているのですか。 ◎池 学校職員担当課長 この基準は、大田区のほうで定めさせていただいております。 ◆清水 委員 1校に1人責任者というのは、なぜできないのですか。 ◎池 学校職員担当課長 業者によっては、そのような配置をしていただいている業者もございます。
    ◆清水 委員 私は、安全管理のことで言っているのですが、大田区が責任者をそれぞれの学校につけることを、なぜできないのですか。 ◎池 学校職員担当課長 人数が多いことにこしたことはないかもしれませんけれども、それについては人件費等も大きくなります。そのような中にあって、一定程度、合理的な対応ができる人数として2校で1人ということで考えてございます。 ◆清水 委員 今、人件費というお話がありましたけれども、まさに区の姿勢がここに、私、あらわれているのではないかと思うのです。区の職員ではないからよくないとか、そういうことを言っているのではなくて、そこの現場で働く、今も働いておられる派遣会社の職員の皆さんも一生懸命やってくださっているというのは十分知っているのです。  十分努力していただいて、本当に子どもたちの中には学校に行きにくかったり、先生が苦手だったり、だけど用務の人だったら話ができるとか、おはよう、さよなら、今日も頑張ったねと声をかけてくれることで学校に行けるなどという子どももたくさんいるわけです。ですから、学校にかかわる大人というのは、ものすごく大事なのです。  そういった意味で、私は委託することによって、責任というか、偽装請負という法律のもとにありますから、安全管理を本当に大事にしていただかなければいけない、事故発生時の対応にしても、ここには具体的であるということで、ちゃんと選定理由がありますけれども、そもそもの委託という法律の中で行われている中で、私は不安があるということで発言をさせていただいております。  今、40代の方もおられる中で、大田区はあと何年で委託するなどということを今、おっしゃっていましたけれども、具体的にはここでは言えないということでしたが、その人の人生にもかかわるわけで、採用したのは大田区ですから、そういう意味でも学校用務の人の、その人それぞれの暮らしや仕事にも関係しますし、子どもの安全にもかかわりますから、業務委託については本当に慎重にすべきであり、私たちは直営に戻すべきだと考えていること、意見を述べます。 ◆荒尾 委員 私も、用務員のところなのですけれども、2番目の既に委託されている学校のところで、業者が変わったところが東調布中学校田園調布中学校と先ほどもご説明だったのですけれども、これは普通に選考している中で結果、こうなったということで、何らかの事情があって変わったとかということではないのか、そこのところをご説明願えますか。 ◎池 学校職員担当課長 こちらのほう、プロポーザルによりまして、業者のほうから提案いただいた事項につきまして、それぞれ点数化すると同時に、二次審査においては、その提案書にかかわる内容についてヒアリングを行い、合計点数の高いところから順次というところで選定をさせていただきました。その結果ということで、こういう結果となってございます。 ◆荒尾 委員 ちなみに、その前の業者は何年目だったのでしょうか、委託を受けてから。 ◎池 学校職員担当課長 このたび既委託校ということで、3年前の契約が今回の対象になってございます。 ◆荒尾 委員 では、3番の業務委託期間で、3年間は引き続き計画というのは、それ以上の契約はまずないということでいいのでしょうか。3年で終わりますよということで、大田区の考えとしては、そういうことなのでしょうか。 ◎池 学校職員担当課長 こちらのプロポーザルの選定方法ですが、プロポーザルのガイドラインによりまして、選定された業者が3か年問題がなければ継続契約をすると、それを過ぎた場合には新たな選定を行うという基準に従いまして、実施をされているものでございます。 ◆荒尾 委員 そうしますと、では、今まで請け負っていた業者が、また改めてプロポーザルに参加をして、結果、このようになったということでいいのですね。 ◎池 学校職員担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆荒尾 委員 はい、わかりました。学校用務の委託が始まって6年という、先ほどの課長のご説明だったのですけれども、この6年間で委託をしている学校の職員、あと、児童・生徒、あとは保護者の方々からの用務業務についての意見とか、いろいろあるとは思うのですけれども、この6年間で、委託を開始してからどのような意見が出たのか、肯定的、否定的な意見、様々あったと思うのですが、代表的なものだけでも、もしおわかりでしたら教えていただけますか。 ◎池 学校職員担当課長 こちらのほう、専らは学校のほうに調査をかけている状況がございます。その中にあっては、高評価を得たというところを事例で申し上げれば、業務体制が組織的で業務責任者が伝えたことが他の従業員に確実に伝わっている。また、各個人のスキルが高く、せん定やトイレ清掃など十分にできているという意見。反面、新規委託校を受託した業者については、年度当初において課題もありましたが、それはすぐに改善され、以後も良好で安定した業務が履行されている。または、仕事になれた従業員の方が教員等のコミュニケーションもうまくとれるようになった段階で、従業員の交代があったというところでは、大変残念だったという意見も聞かれてございます。 ◆荒尾 委員 できるならば継続して業務をやっていただきたいというのは、学校としてもあると思うのです。そういう観点からも、やはり継続性というのはすごく大事だと思います。  そうした点からも、先ほど清水委員もおっしゃいましたけど、やはり委託ということには私は反対の立場であります。現場で働いている人たちも本当に一生懸命だというのは、十分に理解していますし、すごくよくやっているというのであれば、そこの点も評価して、継続してやるような方向でも、ぜひ検討していただければと思っています。  ただ、プロポーザルでやっているという点から、簡単にはいかないとは思うのですけれども、ぜひその点も考えていただきたいということを要望いたします。 ○田村 委員長 教育委員会からの報告については、よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 次に、こども家庭部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 区立保育園の民営化の新しい運営事業者についてですけれども、東六郷は新たに民営化したところで、簡野育英会が運営事業者に決まったということで、こちらの法人は区内の保育園でも運営を実施しているということで、私もよく知ってはいるのですけれども、この大森北六丁目保育園の新たな事業者のHITOWAキッズライフという会社は、区内の保育園での運営実績というのはあるのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 HITOWAキッズライフ株式会社は区内に1園、認可保育園を運営していただいております。太陽の子南雪谷という保育園でございます。そのほか、都内に大田区近隣の区を含めて44園の認可保育園を運営しているというところでございます。 ◆荒尾 委員 大森北六丁目保育園については、これまで運営していた島田福祉会から新たに事業者が変わったという経過があります。保護者の皆さんも、とっても気になっていたとは思うのですけれども、事業者選定の経過のところで保護者向けプレゼンテーションというのがあるのですけれども、ここのプレゼンテーションでは保護者の方からの質疑応答みたいなものというのは、やられたのでしょうか。あった場合は、保護者の方からどういった意見があったのかというのを教えていただけますか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 選定委員会の内容については、非公開となっているので、詳しくは申し上げにくいところでございますが、保護者向けのプレゼンテーションを実施し、質問等をいただいて事業者が答えた後にアンケート調査を実施いたしました。  保護者の方からの具体的なご意見等をいただいたり、それから各事業者に対する評価を数値化したものをアンケートとしていただきました。  内容といたしましては、特に選ばれた事業者に対して、老朽化した園舎への認識をしっかり持っていて改修計画等や、それから保育のプログラムの導入についての具体的な提案が魅力的だった。それから、保育士確保の具体的な計画案が安心できたというご意見をいただいております。 ◆荒尾 委員 園舎の改修ということがありましたけれども、大森北六丁目の保育園が園舎の老朽化というのが問題になっていて、それが前、この保育園を運営していた事業者が撤退する、そうしたことも絡んでの経過があったので、やはり気になるところではあると思うのですけれども、実際にHITOWAキッズライフという会社から園舎の改修についての具体的な計画等も示されたということで、それは大田区としてもそれを認識しているということでいいのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 前島田福祉会は、建て替え計画のことで今回事業をやめられるという具体的な話だったのですが、今回の改修計画につきましては、当然、大田区と協議していくというお話でした。  今回、プロポーザルの中で示されたのは、トイレですとか水回りの改修計画を具体的な案として示していただいたというところでございます。 ◆荒尾 委員 トイレの改修という話があったのですけれども、それ以外にも廊下だったり、それ以外の部分でも改修が必要な箇所があるとは思うのですけれども、トイレだけということが提案されていたということですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 今回のプロポーザルの提案の中では、トイレ等でございました。ただ、保護者に対しての説明の中でも、必要に応じてきちんと責任を持って改修等はしていくというお話をされていました。 ◆荒尾 委員 そうしましたら、今後、園舎の改修、修繕が必要だったというときに、運営会社からそういう提案があった場合には、大田区としてもきちんと今後、相談に乗って対応していくという立場でいいのですね。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 民営化した園の工事等の扱いでございますが、躯体に係るところは持ち主という立場の区として責任を持ってやっていくところでございますが、具体的な修繕、部分的な修繕に関しては事業者にやっていただくというところで、当然、大田区も相談に乗りながら、大田の子どもたちのために安全な保育を実施していただくよう、お願いするところでございます。 ◆荒尾 委員 あと、職員についてなのですけれども、今までこの保育園で仕事をしてきた保育の職員は、今後も継続してこの園で仕事ができるということになるのか、その点だけ確認させてください。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 保護者の方の質問の中でも、その点が多く出されたところでございますが、事業者は当然、相手がいることですので、ご本人の意思も尊重しなければならないところですが、できる限り残っていただけるように、今後、職員の方と交渉していくとおっしゃっていました。 ◆荒尾 委員 お子さんや保護者の皆さんも、やはりそこは本当に一番気にかけているところだと思うのです。本当に一生懸命やっていただいた先生方だったり、あと職員に残ってもらいたいというのは大多数の意見だと思うので、そこのところは本人の意思等という話もあったのですけれども、できる限りというよりも、本当に職員に残ってもらってやってもらうということを事業所にもきちんとそういう努力をするように、区としても働きかけをぜひともやっていただきたいと思っております。要望です。 ◆田島 委員 選定理由が幾つか挙げられているのですけれども、この中には子どもの安全対策とか、またアレルギー対策とか、そういったところもこれは含まれていたのでしょうか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 当然、プロポーザルの選定の評価の項目としてはもちろんございました。ただ、すぐれていた点というところで挙げさせていただいたのがこちらに記載の項目でございます。 ◆清水 委員 第一次選定委員会のところに、事業者はどのぐらい東六郷保育園、大森北保育園にそれぞれ応募されたのか教えてください。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 東六郷保育園が2事業者、大森北六丁目保育園が4事業者でございました。 ◆清水 委員 大森北六丁目保育園は株式会社なのですが、今まで大田区は株式会社に区立民営化をする率としては、全体としてはそんなに多くないのですけれども、大森北六丁目保育園のほうについては、株式会社が決まっているのですが、社会福祉法人等の応募はなかったのですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 大森北六丁目保育園の4事業者は、全て株式会社でございました。 ◆清水 委員 この間、大田区の認可保育園もほとんどが株式会社で、そして区立民営化の保育園にも株式会社が増えてきている。そこで働く人がどうのというのではなくて、やはり会社の運営自体が株主配当等、利益を得るのが株式会社の目的ですから、区の委託費等からそういったものに行くことが、それは仕方がないことだと思っているので、そういった大事な財源をぜひ子どものために使っていただくという立場から、利益を得られてはならないという社会福祉法人等が受けていただけたらいいなといつも思っているのですが、その点について心配をしております。  人件費率が株式会社の場合、非常に低いということがこの間、大田区内でも問題になっていますので、心配をしております。  質問はもう一つありまして、令和3年4月からの区立民営化の予定園は、東六郷保育園ともう一つ、東糀谷保育園だったと思うのですが、東糀谷保育園についてはどのような状況になっているのか教えてください。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 東糀谷保育園につきましては、上の建物が都営住宅であり、ちょうど改築が始まっているところでございます。それに伴いまして、保育園も建て替えの対象になるのですが、その工事の期間がきちんとまだ計画が定まっていないということから、事業者等が不安に思っていろいろな問い合わせはいただいたのですが、応募期間内に手を挙げる事業者がなかったため、募集期間を延長いたしました。  それで、この2保育園と少しスケジュールがずれてきておりまして、現在、第一次選定委員会を通過した事業者に対する実地調査を行っているところですので、その後、第二次選定委員会を開催し、事業者を選定するという流れになる予定でございます。 ◆清水 委員 今の選定等の予定が遅れているということを踏まえて、民営化を予定している年度を変更するということも考えざるを得ないのではないかと思いますが、その辺は考えていないですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 今月末には、第二次選定委員会を開催して事業者を決定することになりますので、東六郷保育園、大森北六丁目保育園と同様に十分な引き継ぎ期間も設けることできますので、運営を開始する時期の変更は必要ないと考えております。 ◆清水 委員 区立保育園を民営化するにあたって、先ほど来、様々な不安が保護者にも子どもにも、それから請け負う事業者にとっても大変なことでありまして、私たちは区立保育園の民営化は見直すべきだと絶えず意見を述べさせてもらっているのですが、やはりこの問題については大変複雑で、4月1日から大きく変わると。  行政の皆さんは、何回も経験しているからそのうち落ちつくでしょうと、そのように思っているかもしれませんけれども、その間の保護者や子どもにとってのストレスと不安というのははかり知れないので、そういうことを見越して民営化を予定している園に、申請を控えたりする保護者もおられると思いますが、私は宝である区立の保育園をこれ以上民営化するのは、見直すべきだという考えをずっと日本共産党区議団は持っているのですが。  東糀谷の保育園について、今、質問したのは、副参事のおっしゃったように、東糀谷六丁目都営アパートの7号棟の1階にあると。非常に周辺は遊ぶ場所もいっぱいあって、お庭もあって、非常にいいところなのですが、今回、都営六丁目アパートを移転する。  その移転にあたっては、今、大田区のある東糀谷の区立の公園に都営住宅7号棟、保育園があるところを建て替えるということで、計画は鮮明に、東京都が出していますので、その辺については東京都が全部、東糀谷保育園の園舎についても東京都が責任を持って建て替えをしてくれるのかと私は思っているのですが、事業者が手を挙げるのを控えざるを得ないのは園舎の建て替えというか、そこにかかる費用が事業者にかかるかどうかということが不安なのかと勝手に想像していたのですが、東糀谷六丁目都営アパートの建て替えに伴って、東糀谷保育園も今までと同じようなスペースと、同じような園庭で、同じような規模に建て替えてくれるのかどうかを都のほうから区のほうには、しっかりとご連絡が来ているのかどうか、そこを教えてください。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 具体的な細かい計画等については、東京都から示されておりませんので、まだ未定になっているところが多いです。 ◆清水 委員 園庭がどのくらいなのか、園舎の面積がどのくらいなのかわからないのに、手を挙げる事業者というのは非常に大変だと思うのですが、全然わからないのですか。今までと同規模とかいう話もないのですか。 ◎早田 こども家庭部副参事〔保育基盤整備担当〕 保育定員数等は変更しない、それに見合う当然スペースが必要でございますので、そういう大まかなものはわかっておりますが、具体的な図面等については、まだ東京都も検討中というところでございます。 ◆清水 委員 先ほどもお話ししたように、広い園庭があって、そして楽しい遊具もあって、そして周りには桜の公園があるという大田区の外れと言えば外れですけれども、そういった豊かな環境のところで、いい保育園ですしね。  だから、その保育の環境は維持して、建て替えをしていただくということを区としても区の大事な保育園という観点で、東京都にしっかりと言っていただくこと、環境を守っていただくことをお願いいたします。 ○田村 委員長 ご要望で。 ◆清水 委員 はい。 ○田村 委員長 それでは、質疑は以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 本日は、以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  最後に、次回の委員会日程について確認をいたします。  次回は、第1回定例会中の2月26日、水曜日、午前10時からの開会でよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田村 委員長 では、そのようにさせていただきます。  以上で、こども文教委員会を閉会いたします。                午前11時10分閉会...