大田区議会 2020-01-15
令和 2年 1月 総務財政委員会−01月15日-01号
令和 2年 1月
総務財政委員会−01月15日-01
号令和 2年 1月
総務財政委員会
令和2年1月15日
午前10時00分開会
○松原〔秀〕
委員長 ただいまから、
総務財政委員会を開会いたします。
本日
の進行について申し上げます。まず、前回、12月16日
の委員会で報告された案件に対する質疑を行います。
前回分の報告案件のうち、
企画経営部から
の令和2年4月1日
付け組織改正についてにつきましては、前回、質疑を終了しておりますので、それ以外
の2件について行います。その後、今回分
の報告を受け、質疑を行います。
最後に
継続分の陳情審査を行います。この
継続分の陳情審査ですが、11月29日
の委員会で確認いたしましたとおり、本日は元第30号
選択的夫婦別姓制度の法制化を求める
意見書を国に提出することを要望する陳情を議題とし、審査を行います。
以上
のとおり進めてまいりたいと思いますので、案件が多数ある中で、委員
の皆様、
理事者の皆様、円滑なご審議
のためにご協力
のほど、よろしくお願いいたします。
継続審査事件を一括して上程いたします。
初めに、
前回分の報告に対する質疑をお願いいたします。先ほど申し上げましたとおり、令和2年4月1日
付け組織改正についてを除く2件に対する質疑をお願いいたします。
それでは、まず、
企画経営部の令和2年度予算、
予算編成過程の公表についてをご質疑願います。
◆黒沼 委員 幾つか伺います。10ページ
の観光・
国際都市部の中で、
インバウンド誘致事業と
MICE誘致事業等の1,399万4,000円かな。この
MICEという
のは、今、具体的に動き始める
のでしょうか、お聞きします。ただ、ちょっと予算が少ないなと思う
のですが。
◎梅崎
財政課長 10ページという
のは、
予算編成過程の公表
の事業一覧のところでしょうか。
◆黒沼 委員 はい、そうです。
◎梅崎
財政課長 私どもで状況を確認している内容からしますと、
MICE誘致事業につきましては、例えば、区内
の大田区
総合体育館とか、そういった
ところを活用した中で、
ホテル等の連携で実施をしてきたという経過があると聞いております。
◆黒沼 委員 その程度だと、これまでどおりで、大きな動きとしてはない
のかなと受けとめておきます。
次に、14ページな
のですが、
こども家庭部の民間保育所に対する
法外援助、14億円相当ある
のですけども、結構大きな金額な
のですが、去年と同じな
のか何か違う
のか教えてください。
◎梅崎
財政課長 ここについては、実際、今年度と比較して減額になっているかと思いますが、これについては
新規開設の見込み等の減等を
要求段階では見込んでいたという
ところでございます。
◆黒沼 委員 後で調べますけど、わかりました。
次
の15ページ
のところですけど、
羽田空港跡地における
産業交流拠点の形成ということで、当初
の予算が9億円余な
のですけど、6億円に減らさせています。これは増えて当然かなと思う
のですけど、何かある
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 確認ですが、
羽田空港跡地における
産業交流拠点の形成
のところでございますか。
◆黒沼 委員 はい。
◎梅崎
財政課長 これは、令和元年度と比較して6億2,000万円余
の増額になっております。
◆黒沼 委員 そうか、すみません。
○松原〔秀〕
委員長 よろしいですか。
◆黒沼 委員 わかりました。当然な
のですね。
次
の16ページですけれども、
都市基盤整備部のところの蒲田駅前広場の再生整備、これは地下
の駐輪場が始まるということな
のか教えてください。
◎梅崎
財政課長 現段階では今、査定中でございますが、この
増額分については、委員おっしゃるように
蒲田駅前広場の再生整備ということで、埋設物
の移設工事に伴う
補償費を今回見込んでいると
要求段階では聞いております。
◆黒沼 委員 次
のページですけれども、17ページ、
耐震診断、非常に大事な事業だと思う
のですが、結構増えている
のですけど、今これは要求が強いということか、それとも何か特別にどこか強化するとある
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 基本的には、今年度と比較して
執行見込みの増を見込んでいる要求でございます。
◆黒沼 委員 それと最後に一つお聞きしたい
のが、
教育費について、
体育館へ
の冷暖房費の設置が多くなると思っていた
のですが、見てとれない
のです。ただ、これまで
の流れだと、増築、改築
のときに一緒にやるということは見える
のですが、何もしない
ところでも設置はするということと、東京都
の援助があるうちにやるとお聞きしていますので、どこにあらわれている
のかなと。ありますか。
◎梅崎
財政課長 委員ご質問
の小中学校の体育館の空調整備でございますが、
校舎造修の小学校の修繕工事等、並びに中学校
の修繕工事等の中に含まれているものでございます。
◆黒沼 委員 これは、ついでにという意味ではなくて、冷暖房
の工事をするものを修繕と位置づけているということでいい
のですか。
◎梅崎
財政課長 これは大きい工事と、それから通常
の修繕工事と、その工事
の中
の区分け
の中で一応事業を分けているもので、いわゆる
改築工事という
のは、大きい建物、要は学校
の、例えば、校舎を新たに改築するという
のが
改築工事の中に含まれているもので、その分け
の中で
小学校の修繕工事、
校舎造修という事業
の中に含まれているものでございます。
それから、
小中学校の空調につきましては、
委員お話しのとおり、東京都
の補助をいただける期間
の中で、できるだけしっかり取り組んでいくという
ところは事前にご案内しているとおりでございまして、来年度につきましてもその予定で鋭意進める予定で今、予算を計上しているものでございます。
◆黒沼 委員 あとは
所管委員会に譲るわけな
のですけど、増額にはなっているので、ただ6億円程度
の中身で
体育館のエアコンというと、
業務用エアコンぐらいな
のかな。そうすると、100万円から600万円ぐらい
の数になると、3年間でやり上げる、2年間かもしれませんが、ちょっと少ないなという感じがしていますので、今日は疑問だけ呈して、あとは
所管委員会にお任せをします。
◆庄嶋 委員 今回、
予算編成過程の公表という形で、これは
ホームページのほうも拝見すると、要するに区民
の皆さんも見られる状況になっているかと思う
のですけれども、今回
の資料
の冒頭
のところで、大田区では区民へ
の説明責任を果たし、また、
区政参画などを促すとともに
予算編成の質
の向上を図るため、
予算編成過程の公表に取り組んでいますということで、
説明責任を果たすという
ところは
ホームページに掲載するということで果たされている部分があるかと思う
のですが、その次
の区政参画などを促すという意味で、この
編成過程を公表したことに対して、何か区民
の皆さんからこれをもとに具体的な
アクションという
のはあるものな
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 この
区政参画などを促すという点は公表した時点で、例えば、これをご覧いただいた方が、こういう状況についてご質問をいただいたことに
一定程度答えると、そんなことを想定しているものでございまして、一応、私が在籍している期間
の中では、そういうご質問をいただいた経過は今
のところございません。
◆庄嶋 委員 他
の自治体などでは、この
予算編成に対して、そこに対する
市民参加のようなプロセスをとっているような
自治体もあったりして、それはそれぞれ
自治体の考えなのでよいかなとは思う
のですが、
予算編成の過程という
のは、この12月
の時点で仮に公表されていたとしても、今回でいうと令和2年度
の予算に、この時点で多分いろいろと区民
の皆さんが意見を言っても間に合わないといえば間に合わない部分もある
のかなと思う中で、どういう
タイミングで区民
の皆さんから
のアクションというものを行政としては想定されているというか、期待されているというか、そういう
ところがもしあったら教えていただければと思います。
◎梅崎
財政課長 今、
委員お話しのとおり、
予算要求の公表時点で
の、その時点も当然ありますし、またこの後、予算
のプレスをしたときに
部長査定、また
区長査定の結果を公表いたします。その中では、幾つか
の事業をピックアップして、どういう
やりとりがあった
のかという
ところも幾つか事業をご紹介しているものがございます。そういった中で、例えば、区民
の方に関心を寄せていただいて、こういう要求だったけれども、こんな査定
の結果を経て、例えばどんな議論があった
のかとか、あと、各部局に対してもっとこのようにしてほしいと、そういうご意見がありましたら部局を通じてご意見をいただくとか、そういった、この後
の引き続き
の公表
の状況をご覧いただきながら、
一定程度ご意見などを頂戴できればこちらとしてはありがたいと思っていますし、また、年間を通じて、当然
補正予算ですとか、そういった
ところで
の編成
の状況を踏まえて、例えば、予算
の使い方とか、
あと決算の状況を見て、やはり決算に対するご意見だとか、そんな
ところを
都度都度ご意見をいただければ、私どもはありがたいと思っていますし、また、この
予算編成過程だけではなくて、例えば、国
の税偏在、国に
一定程度お金を持っていかれるという状況なんかも、特別区を通じていろいろ取り組んでいる状況もありまして、そういった
ところもご案内しているものもありますので、そういった
ところをご覧いただきながら、区
の予算
の使い道ですとか、そういった
ところに関心を寄せていただければ非常にありがたいなと思っております。
◆庄嶋 委員 我々も議員として、様々な声を区民
の皆さんからいただく機会が多いわけなので、我々自身も行政
のほうにそういった声をつないでいくという役割もあると思いますし、あとは、やはり行政としてもそのような、とにかくいろいろなお声を聞いて、もちろんそれが全てかなうわけではなく、いろいろな状況から判断するわけですけれども、その姿勢は常に示していただきたいなと思いますので、これをきっかけに一言申し上げておきます。ありがとうございます。
◆犬伏 委員 一つだけお伺いしたい
のですけれど、今この当初
要求額が明示されていまして、次に
企画経営部長の査定後
の要求額という
ところがあります。
企画経営部長の査定という
のが、11月に既に終わっていると思われます。また、12月には
部長査定から
区長査定が出て、既に各部には予算
の原案が内示をされていると思います。この時期に至って、9月27日現在
の当初
要求額しか公開しないという
のは、開示してしまうと何か
不都合がある
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 不都合が生じるということではなくて、これは
事務作業的な
スケジュール感というか、当然9月27日に要求を締め切った時点で額としては歳入と歳出
の乖離額という
のは当然その時点では
財務会計システムから数字を拾えば、その
乖離額という
のはおのずと出てくるわけな
のですけども、それを実際に
重点プログラムごとに整理をさせていただいて、その内容をこういった形にまとめるということ
の作業を経ていく中で、実際12月に9月27日時点
の要求段階を公表させていただいていると、そんな
スケジュール感でございます。
また、委員おっしゃるように、確かに
予算編成の流れ
の中で、11月には
企画経営部長査定が行われ、12月には
区長査定が行われ、予算
の原案
の内示は既に部局にはしている
ところでございますけども、そういった
ところをまた資料としてお出しする、そういったまとめる段階で、こちらとしても中身をきちんと整理して、当然、
企画経営部長査定後
の要求額なので、査定
の段階で
一定程度やりとりした内容を、私どもとしたら、またその中身をしっかり確認して部局に返すと、そういう作業を
都度都度やっている
のです。そういった中で、どの時点でこういった公表をするかという、そういった
ところの時点を捉えているので、この12月になってしまっているという、そんな状況でございます。
◆犬伏 委員 何か詭弁にしか聞こえない
のだけど、だって、これ全部で15ページぐらいですよね、予算
の部分。
システムに入っているわけですから、落とし込んでいけば簡単に入るし、
予算原案まで示せということではなくて、その過程を公表するということであれば、逐次、出せるものは出すという
のがあるべき姿だと思う
のです。そうすると、11月に
部長査定が終わっていますから、12月、1月、既に2か月が経過して、この表をつくる
のに2か月かかるとは到底思えないし、精査する
のではなくて部長が査定した
のをここに書くだけでしょう。本当だったら、もう原案ぐらいまで出してもいいと思う
のだけど、何か閉鎖性というか、何を守ろう、何を隠そうとしている
のかと、逆に、私なんかは物事を斜めにしか見られないものだから、何か都合が悪い
のと、何か裏工作する都合上、
あまり先に出してしまうと後で修正できないしと考えているようにしかとれない
のです。
先ほど、
庄嶋委員から、区民から何かあった
のかという、何もなかったと。だから、公開した
ところで区民は何もそれに対して行動を起こさないだろうし、
区議会議員もああそうですかで終わってしまう
のだろうけれど、せっかく出す
のなら、ああなるほどなと、この段階では
部長査定まで公開しますよと、そして原案が出て、各部
の再要求という
のですか、もう1回その原案に対して、いやここ
のところ何とかという話になって、最終的に
区長査定が出てくるという経緯、部長はこうなったけど、
区長査定で復活したとか、部長はこう言ったけど
区長査定でさらに減額したとかという事実関係がタイムリーに見えてくるということが、区民または議会に対して開かれた
情報開示ではないかなと思う
のですけど。
出すことには問題ない
のでしょう。ただ、今おっしゃった理由だと、
事務作業に手間取ってということですよね。
◎梅崎
財政課長 事務作業だけではない
のですけれども、
事務作業も一つ
の要因かと思っています。ただ、
企画経営部長査定も、その査定
の中で
やりとりした結果が全ていいとか悪いとかではなくて、やはり庁内
の要求する側
の意見も、我々も、査定
の時間という
のは本当に限られた時間
の中でやっているものですから、そういったもの以外
の部分でも、やはり部局と少なからず連日
やりとりしている中で、数字は非常に動いている
のです。なので、どこ
の時点で
企画経営部長査定後
の要求額ということになっているので、査定を経て部局が、ではその査定
の内容を
自分たちはどう受けとめて、ではどう
やりとりした結果をまた要求してくるかと、そういうことを
やりとりしている時間がその間に発生している
のです。そういった
ところの期間
の中で数字がある程度動いているので、どこ
の時点で出したらいい
のかなという
のが非常に悩ましい
ところかなと思いますけど。
◆犬伏 委員 いや違う、どこ
の時点という
のは、ここに書いてあるとおり部長
の査定後
の要求額が出てきた時点で出せばいいので、どこ
の時点という
のは、そういう時点ではない
のですか。時点という
のは。だって、もう12月には
区長査定が終わっているわけですよ。
予算原案も、もう各部局に戻しているわけです。その1個前
の段階なんていう
のは、もうとっくにできているわけです。それが、数字が動くがわけがないではないですか。もう決まって区長
のところにいっている
のだから。そうでしょう。その決まった
ところを速やかに議会や区民に公開するということに、何
のためらいがある
のだろうか。そこは多分、去年もそうだったし、一昨年もそうだったという話だと思う
のだけど、去年と違う今年、今年と違う来年としていかなかったら、いつまでたってもお役所という
のは、ああやはりお
役所仕事だな、お役人だなということになってしまう
のではないかなと思う
のですがね、どうでしょう。
◎梅崎
財政課長 確かに委員おっしゃるような視点も非常に大切な
ところだと思う
のですけれども、例えば、
執行状況をなるべく直近まで見たいといったときに、今回公表している事業という
のは当然、
重点プログラムに挙がっている事業な
のです。その事業
の中でも、当然その事業
の執行状況をなるべく直近まで見て、それを予算
の要求に反映しているものも、やはり中にはあります。そういったものを
やりとりしている
のが、当然、
企画経営部長査定に挙がっているもの、挙がっていないもの、いろいろ事業
の中にありまして、当然そういう、なるべく直近
の事業
の実績を何月末時点という
のを
やりとりしている、そういう中で数字が動いているという意味合いであって、当然それが各部局、様々な事業があるので、かなり広範囲になるので、やはりそれをどこ
の時点ですぱっと切っていい
のかという、それがまた数字が動いていることに対して
の、当然ご意見という
のはあると思う
のです。
◆犬伏 委員 何か
宇宙人と話をしているみたいな
のだけど、だって、
区長査定が終わっている
のです。
区長査定に持っていくときが最後
の数字でしょう。そこから数字が動くわけがないではないですか。
部長査定が終わって、各部局がもうちょっとここ
のところ何とかしてくれないかと、わかりました、これは減らしましょうという
やりとりがある
のはわかる。
やりとりがあった後で全てがまとまって、さあ区長、査定をしてくださいと持っていって、先月
のうちに各部局に原案が出されています。どこで数字が動く
のですか。最終的な
区長査定の結果という
のは、もっと後になって、今回原案を出して、各部局からもう一度再要求が上がってきて、それを精査して、ではこれは足そうということがあるかもしれない。それは動く
のはわかる
のです。もう
部長査定が終わって、再
要求額が出てきて、区長にお示ししたその数字が何でこの
タイミングで、12月にやったことが、もう1月15日になってできない
のかなと。決算も、決算を締めてから半年も出てこない
のだから、それがお
役所仕事だと言われてしまえばそうな
のだけど、今どき
のICT
の世の中
の中で、何かいつ
の時点で締めたらいいかわからないなんていう答弁で、納得はできないね。本当に
宇宙人と話しているみたい。
◎市野
企画経営部長 区民
の方へ
の情報提供を速やかに行うということにつきましては、委員がおっしゃるとおりで、私どもも大変重要だと認識をしている
ところでございます。今回、この
予算編成過程の公表については、12月15日に
委員会に報告をさせていただいたというものでございまして、
企画経営部長査定は11月下旬ごろに行うという
ところでございますけれども、査定と並行して数字
の取りまとめを行っているといった中で、
事務作業的な
ところで12月
の委員会報告については、当初
の要求状況の取りまとめという
ところで報告をさせていただいたものでございます。今後につきましては、極力スピーディーに行うということにつきまして努力をしてまいりたいと考えてございます。
◆犬伏 委員 今、部長
のご答弁
のとおりだと思うので、例えば、12月には当初
要求額を公開しましたと。今日
の委員会を拝見すると、失礼ながらあまり大した報告もないので、この1月15日
の委員会では、
部長査定後
の要求額を
皆さんに公開しますという
のがあるべき姿で、すべった転んだああだこうだという理由をつけて、よくわからない意味をつけるという
のはあまり感心しないなと思いますので、今後ぜひお願いしたいと思います。
◆奈須 委員 一番最初
の説明責任とかという
ところでいうと、これまで区民から
の問い合わせがないというお答えだった
のですけど、私はこの
予算編成過程の公表
の委員会報告を見てから、区民
の方には大田区に区民参加とか言っている
のだから、
説明責任と言っている
のだから、聞きにいったらどうかといって、聞きに行きました。そういうものではないからといって説明をしてもらえなかった。だから、それは課長と現場
の職員
の方
の温度差が違う
のか、課長が対応なさった
のか、前
の課長
の話な
のかはわかりませんけど、言っていることとやっていることは違うと思います。だから、やはりそこ
のところは、
説明責任だとか情報公開だとかということをおっしゃる
のであれば、それだけ
の覚悟をした上で公表するべきだと思いますし、今、委員から
の質問もあった
のは、やはり
編成過程が見たいわけです。誰がどういう姿勢で編成した、あるいは要求したものに対して、どういった理屈
の中でそれが増えたり減ったり、なくなったりした
のかということを知った上で、やはり私たちは予算
の審議にあたりたいと思いますし、そこ
の中で納得できないものがある
のであれば、それはやはり要求した原課を応援したい気持ちもあれば、場合によっては削減した、例えば、
企画経営部であったり、区長であったりという
ところを応援したい気持ちになることもあると思いますけれども、今
のお話を伺っていると、もう全然ブラックボックス。だから、何となくどこかから神
の声でもきて、突然動いたりするから、やはり出せない
のかなと多分思ってしまうかなと。何かそういうことを言えないから、わけ
のわからない
やりとりになってしまう
のではないかなと私は思って、やはりそこは、私はすごくこの
予算編成過程の公表という
のが出たときには、すごく新しいことをしているなと、とてもいいことだなと思いましたし、だからこそいい予算にしていくためにも、工夫をしていただけたらなと、これは要望しておきます。ぜひよろしくお願いします。
その上で、やはりこれを拝見すると、私などは何を書いてあるかよくわからない
のです。例えば、一番重要な基本方針、これは今回、1、2、3、4と四つあって、安心して
子どもを産み育てられ、未来を担う
子どもたち
の成長を応援する取組みとか、生涯を通して誰もが健やかに元気に暮らせるまちづくりとか、住む人、訪れる人が、安全で安心して過ごせるまちづくり、オリンピック・パラリンピックを契機とした「おおた」
の発展に向けた取組みとかと書いてあって、これいいことに聞こえる
のですけど、例えば、1番
の子どもを産み育てられ、未来を担う
子どもたち
の成長を担保するために、支えるために、例えば、子育て支援
の保育園だとか学童だとか、わかりませんけど、あるいは教育環境という
ところでとか、そういう具体的なものがあればいいけど、応援って一体なんな
のだろうと思うと、応援するため
のイベントだけやっても応援になるしと思うと、やはりここ
のところがスローガンで、一見よさそうに見えるけれども、本当にこれが予算
の中に入っていく
のかなという
のがよくわからない
のです。だから、これは多分、1、2、3、4全部そうで、健やかに元気に暮らせるといったら本当は社会保障とくる
のかなと思うと、まちづくりって。まちづくりという
のは都市計画な
のだか何だかよくわからない。結構まちづくりという
のは広い意味ですよね。だから、何でもかんでもとりあえず書いておけばどうにでも使い倒せるというか、仮にそのように思っている
のだとしたら、これはスローガンとしては悪くないとは思いますけれども、もっと姿勢を明確にするべきではないかなと思う
のですけど、これは、こちらにご報告いただいたものだけではなくて、各部署でこれをもっと具体的な事業に落とし込んでいくときには、この目的をどういう事業によって、どう担保する
のかというあたりが予算
のやりとりの中でしっかりと議論をされているものな
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 委員お話しの予算編成の基本方針
のところの重点課題
の四つ
のところだと認識いたしますが、当然区としては、この四つ
の課題
の解決
のために優先的に予算を配分してほしいということを、各部局に7月
のときに通知をしております。この重点課題に沿って、当然これまで各部局が取り組んできた事業が
重点プログラムの中で、もしくは今回令和2年度
の予算編成の中でどこに位置づけられるから、私たちはこういう要求をしますと、当然そういう各部
の予算編成の方針があって、それに沿った形で要求されていると。そういう
やりとりが当然、
企画経営部長査定、並びに
区長査定の中で
一定程度やりとりはされていると、そういう過程を経てきております。
◆奈須 委員 ですから、その最後
の段階まで、例えば、応援する事業な
のですよとか、まちづくりな
のですよということはあり得ないと思う
のです。足りない認可保育園を増やす
のかとか、障がい者
の親亡き後
の暮らす場所について増やしていく
のかとか、具体的なものはあると思うわけですよね。オリンピック
の成功
のために地域
の中で支える仕組みとして何かつくるとか。例えば、選手
の練習環境を整えるとかよくわかりませんけど、具体的なものが最後まで抽象的なスローガンになっている事業が、私はすごい増えているなと思うので、それが、やはり優先順位という言葉がありましたけれども、最近議会
の中で聞かれる
のはバランスよくということな
のです。そこに優先順位はないと。住民福祉
のため
の自治体なのに、住民福祉ではないものにお金を使うというあたりも、そこにつながってくる
のかと思いますから、そこは、やはり最終的に予算を出す
のは区長ですし、それについて議論する
のは私たち議会で、決める
のも否決する
のも議会ですけれども、そこ
の部分を明確にした上で、やはり賛成をする
のか反対をする
のかということであって、このスローガン的な一見よさそうに見えながら、結果として住民
の暮らしは一向に安全にも安心にもならない予算な
のかどうな
のかというあたりが、やはりお互いに責任を持ちながら提案をし、議論をするという状況をぜひ、やはりこの過程という
ところは最後
の議決
のところまでくるわけですから、出してほしいなと、これは要望します。
その上で、やはりこの予算
の編成において一番重要な
のが、この歳入
の見込みだと思う
のです。ここ
の中には、来年度における歳入
の見込み
の前提というものが全くないです。何だかわからないけれども、歳出については積み上げている
のだろうという
ところまではわかりますけれども、歳入
の前提をどう置いている
のかという
のは、もっと厳しくした上で収納を上げるとか、あるいは基金を取り崩すとかということもあると思いますけれども、そもそも
の税収をどう社会状況
の中で捉えている
のかという
のが最も大きい
のではない
のかなと。そこが前提になるからこそ、基金な
のか、区債な
のか、あるいは
子ども生活応援基金、寄附な
のかわかりませんけど、そうだと思う
のですけど、そのあたりはどうな
のですか。もう固まっている
のでしょうか、歳入
の見込みについて
の前提という
のは。
◎梅崎
財政課長 今回、この
予算編成過程の公表
の要求時点で
の歳入
の見込みですけれども、当然、例えば特別区税につきましては、その要求を締め切った9月末時点
の状況を捉えて、これまで
の区税
の収入見込みを当然反映させているものでございます。当然そういった中で、例えば、過去3年とか5年
のトレンドをしっかり捉えながら、今後どういう見込みになっていくかというあたりも特別区税
の所管部局としては見込んでいる要求になっていると考えております。
また、例えば、税連動
の交付金等につきましては、当然これ私どもが
一定程度、歳入
の見込みを当然勘案していく
のですけども、当然これは特別区交付金
の財調
のやりとりの中で、例えば東京都が東京都全体
のそういう国からおりてくるような交付金
の状況を、当然、時点を捉えて見込みを立てているものを
一定程度参考にしています。ただ、それも特別区
の財調協議
の中で、また途中途中で明らかになってくるものを、この
予算編成過程の中で当然落とし込んでいくので、そういったものも当然あります。ただ、これは9月末時点
のということでご理解いただきたいと思います。
特別区交付金につきましても、調整三税
の見込みを東京都
のほうが時点を捉えてやっているものでございますけども、この9月
の末時点では当然、東京都もまだその予算
の状況を明らかにしていないという
のもあるので、当然このあたりは、この間
の過去
の状況を私たち
のほうで判断しまして、見込みを入れているものでございます。
また、国庫支出金とか都支出金につきましては、当然歳出と連動して、国だったり都からいただけるお金が当然算出されてくるものは、要求
の状況を踏まえて、国や都
の支出金
の算定基準にあわせて、この時点で算定しているものが
一定程度ここに反映されています。
また、繰入金につきましては、当然これ今、
乖離額がありますので、このあたり、ここ
の米印にも記載されていますけども、財政基金
の繰入金はこの時点ではまだ反映されていないという状況でございます。
◆奈須 委員 ぜひ、そのあたりをここ
の中に入れ込む必要がある
のではないかなと。
今
のお話をざっくり伺うと、どちらかというと依存財源中心にご説明いただいた
のかなと。まず大切な
のは、やはり自主財源がどうなっている
のかという推移ですよね。特別区税がどうなる
のかということ。あるいは、例えばふるさと納税については、税務概要
のところにも載っていますけれども、やはりすごく財政において大きな影響を及ぼしますね。あるいは消費税
の問題であったりとか、やはり押さえるべき財源について、人口であったり、あるいは外国人
の労働者
の問題であったりといろいろな要因
の中、あるいは経済状況ということもあると思いますけれども、そこ
の中で押さえつつ、そことやはり要求しているものと
の、多分見合いということになってくると思いますので、そこは、やはりしっかりと明らかにしていった上で、基礎的な財源において不足が見込まれるので、国や東京都
の負担金みたいなものもお願いしながら、こういう事業に取り組んでいくとか、あるいは今おっしゃったように基金
の取り崩しが行われるとか、あるいは場合によっては、私はあまり好きではありませんけどPFIというものを採用しなければならないということになっていくと思いますので、やはりここにしっかりと時間をかけるべきであって、政治家としては何に幾ら使うからということをアピールすることが、その有権者に対するキャッチーなものであるみたいな
ところがあるかもしれませんけど、少なくとも、これは財政という立場でお出しになっているものですから、そこをしっかりやっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
◎梅崎
財政課長 今、委員
のほうからいただきましたご意見を参考に、今後、内容について改めてこちらとして検討してまいりたいと思います。
◆奈須 委員 細かい予算については、予算
の委員会ももうすぐ始まりますので、そこ
の中で議論をさせていただくわけな
のですけれども、一つとても気になっている
のが、この
要求額というものがどういう種類
のものな
のかなということな
のです。ここにも乖離ということがあって、本当はやりたい、だから要求として出す。でも、実際
の歳入と歳出
の関係でいえば、これはできないから諦めざるを得ない
のかなと、この表を見る限り思うわけです。では、この
要求額という
のは、例えば今、先ほどから認可保育園であったり、特別養護老人ホームであったり、あるいは要支援1、2
の方が総合事業、地域事業
のほうに移行していく中で、ではその人たちをどうやって支えるとかということを、税収も何も全く考えずに100%満たした場合にはどうなる
のかという100%
の要求が出ている
のか、それとも、去年から
の流れ
の中で全部要望する
のは、やはり申しわけないから、この程度にしておこうという形で各課からは
予算要求が出ている
のか、この要望というものは本当に必要なもの
の積み上げになっている
のでしょうか。
◎梅崎
財政課長 基本的には私ども
の考えとしましては、各部局がそれぞれ
の計画、個別計画であったり、当然今年度、来年度につきまして
重点プログラムがありますから、そういった計画を踏まえて、必要な要求をしていると考えております。
ただ、そういった中で、当然、この間
の査定
のやりとりの中で、例えば、過去3年間
の実績をしっかり見ていくという要求があったとして、でも、それは3年ではなくて、もうちょっと幅広くとったほうがいい
のではないか、そういう
やりとりを当然、毎年毎年繰り返しているわけです。そういった中で
の我々
の考え方を部局に伝えて、それを部局がしっかり捉えて、必要な額を要求していると私どもは考えています。
ただ、実際
の歳入と
の乖離がこれだけありますよということは毎年お伝えしているので、その
ところを、例えば、調整する
のはまさに私たち
の役目、財政課
の役目だと思っています。当然、各部局に対しては、
自分たちが確保できる国や都
のそういう財源も確保するという前提で要求されていると私ども
のは認識しているので、必要な額は要求されていると考えております。
◆奈須 委員 この歳出は、例えば、今回
の場合は2,934億円というものが、仮に何らかの形で担保され、全部使えば、例えば、保育園に入りたいといった人は全員入れる
のか、学童保育に希望すれば1年生から6年生までが入ることができる
のか。あるいは、介護保険において必要な認定がされている方たちが、そのサービスという
ところを使う場合には大丈夫な
のかとかという、そういう視点でいった場合に満たされる金額だと思っていいわけですか。
◎梅崎
財政課長 委員が今お話し
の、例えば、保育園とか児童館については、当然お住まい
の地域があったりとか、様々な保護者
の要望があったりして、保育園
の空き状況という
のは当然地域性があって、例えば、大森に住んでいる方、蒲田に住んでいる方、いろいろいらっしゃるので、必ずしも入園、入館を申し込んだ方が全て、必ずしも、ではこの
予算要求の中で必ず満たさせるかというと、それはやはり地域性とかいろいろ諸条件があるので、必ずしも結果として保育園
の待機児などがゼロになるということは、なかなか厳しい
のかなと思います。ただ、そういった
ところを捉まえて、きちんと各部局としては、例えば、これぐらい
の認可保育園
の整備をしていこうとか、児童館についてはこういうことで考えていこうと、当然そういうことは考えて
の要求だと認識しております。
また、例えば、特別養護老人ホーム
の待機
の方についても、特別養護老人ホームをつくるにあたっては、土地
の問題とかいろいろなことがあって、そういう諸条件が整った上で整備が進んでいくとすれば、なかなか
予算要求をして、そういう手が挙がった方に補助をしていこうという、そういう事業
のスキームを考えたときに、なかなか手が挙がらないという、そういう状況も事業
の中には散見されるものもあるので、そういった
ところをしっかり私どもと
やりとりしながら、要求すべきものは要求していくと。きちんと予算をつけるものはきちんと予算をつける、そういう
やりとりを常々している、そんな状況でございます。
◆奈須 委員 いろいろ難しいということは承知をしているわけな
のですけれども、例えば、特養でいえば、待機者は、少し前
の数字ですけれども1,000人とかという数字が実際に挙がっているわけです。やはり、とても大切なことは、行政がしっかりとニーズが把握できている
のか。そのニーズに対して、一体幾らぐらい
の財源があれば、それをかなえることができる
のか。そこをかなえるものとほか
のものと
の事業
の比較をしながら、優先順位でどう考えていく
のか。そこ
の過程
の中には、今おっしゃったような土地はなかなか出ものがないとか、いろいろな状況もあると思いますけれども、そこら辺が曖昧になったブラックボックス
の中で見えているもの
の中だけで
の予算編成になれば、やはり区民
のニーズが先送りされるということもある
のかなと思いますので、そこが明らかになることこそが、この
予算編成過程を明らかにすること
の意義ではないかなと思いますので、そこもしっかりと各部局が、部署が本当
の区民ニーズというものですよね、必要性というものを把握するということをしていただきたいなと、これは要望しておきます。
◆杉山 委員 9ページ
の防災関係でお聞きしたい
のですけども、災害時医療支援者対策
の増進とか備蓄品
の維持管理、非常食
の備蓄という部分で、備蓄
の部分は前年から減らしていると、この時点では台風19号が来ていなかったからいたし方ないと思いますけども、その後
の台風
の影響を考えて、防災対策を強化したよと、先ほど犬伏委員も言いましたけども、そういう
予算編成の流れ
の中で、ここはこう強化したという
のが見えるような、そういう流れにしたほうがいい
のかなと思います。意見です。
○松原〔秀〕
委員長 意見でよろしいですか。
◆杉山 委員 はい。
○松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
それでは、次に、区民部
の大田区中央防波堤埋立地
の町名案公募についてな
のですが、本日
の報告
の中に大田区中央防波堤埋立地町名選考
委員会について
の報告がございます。そちらに含めさせていただいてよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 では、そうさせていただきます。
前回
の質疑は以上で終結いたします。
続きまして、今回分につきまして、
理事者から一括して報告をお願いいたします。
◎高野 広聴広報課長 私からは、シティプロモーション情報
のニュースアプリへ
の配信について、ご報告をいたします。
企画経営部資料番号1番をご覧ください。
今回、スマートフォン・タブレット用ニュースアプリ「SmartNews」にて、「大田区チャンネル」を開設し、シティプロモーション専用
ホームページ掲載情報を配信いたします。
1番、目的でございますが、今年2020年は東京オリンピック・パラリンピック
の年でもございますし、大田区を知ってもらうチャンスでもあると捉えております。そこで「SmartNews」へ
の配信により、地域
の情報をさらに広範囲に発信し、大田区が持つ多彩な魅力をより多く
の人に届けてまいりたいと思っております。
また「SmartNews」にリンクを張りまして、シティプロモーション専用
ホームページへ誘導して、サイト
の認知度向上にも図ってまいります。
配信
の開始日でございますが、令和2年1月16日、木曜日でございます。
配信内容についてでございますが、シティプロモーション専用
ホームページに掲載されている記事、地域
のイベント情報やお知らせ情報、そういった食とか空港など、大田区ならでは
の特集記事を配信してまいりたいと思っております。
「SmartNews」は、世界各国で配信されておりまして、ダウンロード数は5,000万件を超えるニュースアプリでございます。また経済、政治、テクノロジー、スポーツなど、多彩なチャンネルが揃い、各分野
の最新ニュース
の閲覧が可能となっておりますが、ローカル情報
の発信も現在強化しておりまして、地域に密着したニュース
の閲覧も可能で、今回、大田区
の地域
の情報を発信していきます。
閲覧方法でございますが、ここに書かれておりますURL、または二次元コードからアプリをダウンロードしていただく必要がございます。ダウンロードは無料でございまして、明日からダウンロードが可能となります。
広報についてですが、区報や区
ホームページをはじめ、SNSなどで周知してまいります。今後も引き続き、より多く
の人が大田区に関する情報に触れられるよう、積極的かつ効果的に情報発信してまいります。
◎鈴木 経理管財課長 私からは2件
のご報告をさせていただきます。
まず初めに、総務部資料番号1によりまして、区が発注する契約に係る労働環境
の確保に向けた取組について
のご報告でございます。
取り組み
の方針といたしましては、当区が発注する契約
の適正な履行確保及び労働環境
の整備に配慮した調達
の推進を図るため、契約
の相手方
の労働環境を確認するため
の実施要綱を定めるものでございます。
要綱
の概要でございますが、労働環境
の確認を行う契約といたしまして、経理管財課契約
の予定価格2,000万円以上
の工事請負契約、委託契約を想定してございます。
次に、労働環境
の基準といたしましては、労働基準法、労働安全衛生法、最低賃金法、その他関係法令とさせていただく予定でございます。
次に、労働環境
の確認方法でございますが、「労働環境チェックシート」を提出いただく予定で考えてございます。確認項目といたしましては、就業規則について、労働時間・時間外及び休日
の労働について、安全衛生について、賃金について、保険加入について、法定帳簿等
の整備状況について
の6項目に関しまして、合計20項目程度
の確認をさせていただく予定でございます。なお、賃金に関する確認
の中では、該当
の契約
の中で最低賃金
の単価を記入していただく欄を設けさせていただいて、確認をさせていただこうと考えてございます。なお、提出いただきましたチェックシート
の内容を区が確認させていただき、説明を求めることができることとさせていただき、労働環境が不適切と認められる場合は改善
の指示を、また、虚偽
の記載、改善が見られない場合、シートを提出しない場合などは契約解除、指名停止措置、関係機関へ
の通報等
の措置を行うことができることとさせていただき、実効性を担保してまいりたいと考えてございます。
なお、施行時期でございますけれども、令和2年4月1日とさせていただき、間もなく年度契約
の準備事務が始まってまいりますけれども、年度契約を含みます令和2年度分
の契約について取り組みをさせていただきたいと考えてございます。本
委員会の経過も踏まえ、要綱案を確定させていただき、2月以降に事業者
の皆様に事前通知をさせていただいた上で、実施してまいりたいと考えてございます。
続きまして、総務部資料番号2をご覧いただけますでしょうか。土地
の取得について(南馬込三丁目)についてご報告申し上げます。
所在が、大田区南馬込三丁目1099番4、住居表示は7番になります。地積は、126.66平方メートル。契約締結日は、令和元年12月20日。取得予算は、土地開発公社会計で、土地開発公社により取得。取得価格は、4,344万4,380円でございます。なお、取得
の目的でございますが、区立平張第二児童公園拡張整備事業用地として取得したものでございます。
案内図をご覧いただきますと、赤い網かけでお示しさせていただいた部分が、今回取得した土地でございます。
◎杉村 戸籍住民課長 私からは、区民部資料1番、大田区中央防波堤埋立地町名案選考
委員会について、ご報告いたします。
目的ですが、現在公募しております、新たに編入される区域
の町名案を決定するにあたり、その参考となる意見を求め、町名案
の選考に関する検討を行うためでございます。
構成委員でございますが、
委員長は担任副区長とし、他
の委員は次
のとおりでございます。有識者2名以内、地域関係者8名以内、
区議会議員4名以内となってございます。
日程でございますが、令和2年2月中旬を予定しております。
委員
の任期でございますが、大田区中央防波堤埋立地
の町名が決定するまでとなってございます。
また、その他といたしまして、こちらにつきましては今後、選考
委員会で議論されるものと考えておりますが、
委員会で検討した結果について、複数案
の候補を区長にご報告いただく予定です。検討結果を参考に、この区域にふさわしい町名を総合的に判断し、議案として提出する町名案を選定する予定となってございます。
◎室内 課税課長 区民部資料2番、大田区税務概要について、ご報告させていただきます。
1番、発行
の趣旨ですが、区
の歳入予算
の約26%となる特別区民税について、区民
の皆様に分かりやすく知っていただくため、課税状況や収納状況を様々な角度から捉えて
取りまとめたものです。税務概要は、課税課と納税課が共同で年1回発行しております。
2番
の内容ですが、資料は次
のページからとなっております。内容につきましては、7章プラス資料編という構成は例年どおりで、内容を更新しております。
3番、発行部数ですが、400部でございます。
4番、周知・配布等についてですが、大田区
ホームページに掲載し、区政情報コーナーに掲出するほか、東京都税務協会、大田都税事務所等
の関係機関に配布をいたします。
○松原〔秀〕
委員長 それでは、委員
の皆様、ご質疑をお願いいたしますが、まず
企画経営部の1番、シティプロモーション情報
のニュースアプリへ
の配信についてお願いいたします。
◆奈須 委員 発信するという
のはわかった
のですけど、多彩な魅力を多く
の人に届けると、効果は何な
のですか。
◎高野 広聴広報課長 こちら
のほう、やはり区外
の方に大田区
の魅力、よさを知っていただくという
ところがございますし、区民
の方は、やはり
自分たちの地域
の愛着、誇りという形で、こんなものがある
のだ、いいものがある
のだということを認識していただけるかと思っております。
◆奈須 委員 ふるさとに対する愛着とかという
のは、こういった広報をしなくても私たちはずっと持ち続けてきた
のかなと思う
のですけど、ここにきて、こういった形で広報するということが昨今とても多いような気がする
のですけど、どうしてな
のですか。
◎高野 広聴広報課長 やはり大田区は様々な、空港などが代表的にいろいろ知られていますけども、まだ知られていないよい
ところという
のはたくさんあるかと思っております。そういったものを区民
の方が全員知っているかというと、やはりなかなか知られていない部分がございますし、そういった
ところを改めて認識していただくとか、そういった
ところでまち
の自慢といいますか、外に対して言うこともできる
のではないかという
ところは思っております。
◆奈須 委員 何か行政から強制されているような感じで、余計なお世話的な感じもする
のですけど、これにどのぐらいお金はかかる
のですか。
◎高野 広聴広報課長 SmartNews側にはお金は一切払っておりません。ただ、シティプロモーション用
のサイト
のシステムのほう
の改修な
のですが、これは今、既存に契約している保守
の中でこれは賄えるという
ところでございます。
◆奈須 委員 どのようなものを配信するかという
のは、誰がどうやって決める
のですか。
◎高野 広聴広報課長 これは、やはりいろいろな
ところから情報を、シティプロモーションを今、既に改修しておりますけども、いろいろな区役所内部、あとは外部から
の団体
の方、あとは区民
の方から
の情報とか、そういったものをいただきながら、こちら
のほう
の広聴広報課
のほうで選別して、発信するという形になります。
◆奈須 委員 そうすると、議会から
の情報もここには載る
のですか。
◎高野 広聴広報課長 はい、そうですね。委員
の皆様からも、そういった情報をいただいて、それについてこちらで議論して情報発信することも可能でございます。
◆奈須 委員 ここには政治
の情報もありますけれども、例えば、私が大田区がやっていることについて
のデメリットみたいなことを
情報提供した場合には載せてもらえる
のですか。
◎高野 広聴広報課長 それについては、いただいて、こちら
のほうで検討しますけども、やはりその辺についてはいろいろ検討させていただくという
ところで、今まではやはり、例えば、大田区
の食文化ですとか文化とか、そういった
ところを今、発信している
ところではございます。
◆奈須 委員 そうすると、区長が進めていることは全部いいことで、それに対する批判は受け付けない媒体をここでつくり上げることになる気もする
のですけれども、それについてはどうお考えですか。
◎高野 広聴広報課長 こちらは区長というよりは、やはり大田区
の魅力をいかに発信するかという
ところの基準でやっておりますので、そういった
ところの観点から今後は検討して、情報
の内容を精査していきたいと思っております。
◆奈須 委員 ここには経済とか政治とかということもありますから、区長はもちろん行政
の長でもありますけれども、昨今は裁量権もとても大きくなっていて、区長が決めている極めて政治的な存在でもあると思うわけです。そういう中で、例えば、蒲蒲線については事業認可もおりていませんが、税金を使いながら広報、宣伝をしていると。そうなると、区長という一行政
の長ではあるけれども、政治家
の言っていることは、この媒体に載りながら、区民
の皆様にいいことだという広報が出ていくと。最終的にどう決まるかということは議会で議論することですけれども、それに対する反論はここには載らないかもしれないということになると、これは何となく区長
の意向による独裁的な広報宣伝媒体
のようにも感じるわけですけれども、いかがですか。
◎高野 広聴広報課長 今、こちら
の経済、政治と書いてある
のは、あくまでもこれはSmartNews
のほうで持っているタブという
ところなので、こちらは今回、大田区チャンネルという
のをつくって、大田区公式という場面ですから、政治経済というよりは、やはり先ほど申し上げた文化ですとか暮らしとか自然とか産業とか観光とか、そういったもの
の情報を載せる形になっていくと思います。
◆奈須 委員 実際にどう運用されるかという
のは、こういう媒体ですから、マスコミというもの
の一つ
の範ちゅうだと思いますし、マスコミという
のはよく、例えば、行政なり政治があって市民がいた場合に、どこに立つべきかというときによく真ん中と言われる
のですけれども、あくまで権力を批判する
のがマスコミュニケーションであるというマスコミ
の理解というものが本来
のあるべき姿なわけですけれども、日本
の中では、どうしても中立になったり、行政が発信するものこそが公平で公正だみたいな形になってくると、今、行政が極めて政治的な動きをしている中では、このアプリというもの
の配信をどう使うかという
のは、とても重要かなと思うので、私も一つ一つ点検しながら、今後も注目していきたいなと思いますが、一つ意見として申し上げたい
のは、先ほどから、知らない大田区
のよさをこうやって発信するとおっしゃる
のですけど、これは日本全国
の中で大田区だけが言っていることではなくて、あらゆる
自治体が同じように
自治体の魅力ということで、場面によっては
自治体間競争ということも言っています。私は何か、本来行政がやるべきではない、言ってみれば市場経済的な要素
の中で不毛な競争をするということが、本来
自治体が取り組むべきことからちょっと離れてしまう
のかなという点で、非常に危惧をしている、心配をしているわけです。どんどんとこれがエスカレートすると、やれ勝海舟がどうとか、ここにどうとか、ここにおいしいお店があるとか、そういうことばかりに目がいってしまって、本来
の行政
の役割を見失わないようにしていただきたいなと思うわけですけれども、いかがでしょうか。
◎高野 広聴広報課長 当然、やはりそういった政治的な要素とか、そういったものではなくて、大田区という
のを知ってもらうという
ところがございまして、競争とかではなくて、やはり純粋な気持ちで大田区
のよさという
のを発信したいという
ところからこれが始まった
ところでございますし、今後、やはりサイトはできましたけれども、せっかく
の皆様からいただいた情報を広く広範囲に広げていくということも私
の広報
の役目だと思っておりますので、そういった
ところから、今回こういったことはきちんと発信していきたいと思っております。
◆奈須 委員 行政そのものが市場経済とほとんど混然一体となりながら、いわゆる住民福祉ではない分野にどんどんと手を広げていくという中で、観光ということも一つ
の産業になってしまって、本来、観光で利益を上げる人たちがやるべきことまで行政が肩がわりしている状況
の中で、私としてはいま一度立ちどまって考え直していただきたいなと、これは意見として申し述べさせていただきます。
○松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 では、次にまいります。総務部
の資料1番で、区が発注する契約に係る労働環境
の確保に向けた取組について、ご質疑をお願いします。
◆庄嶋 委員 今回、このような要綱が定められるということで、それ自体は非常によい
のではないかと思う
のですが、この
タイミングでこの取り組みをされている理由というか、経緯を教えてください。
◎鈴木 経理管財課長 昨年
の4月に働き方改革
の推進に向けた関連法案
の改正等がございまして、労働基準法等関連法規
の改正等もございました。長時間労働
の是正をはじめとする労働環境
の改善なども求められており、区
のほうでも条例で位置づけている
ところでございます。また、オリパラ後
の景気も心配される中で、オリパラ前後
の公契約にかかる労働環境を区が把握していくということも、この時点で重要なことであると考え、事業者
の皆様へ
の啓発ですとか、労働環境
の確認を中心とした取り組みをスタートさせていただくことにより、公契約に伴う適正な労働環境
の確保を図ってまいりたいということで、この
タイミングでということでございます。
◆庄嶋 委員 働き方改革に対応するものという
のが中心かなと思う
のですが、労働ということについて、昨今
の一番大きな変化ということでいうと、やはり外国人労働者
の増加という部分がある
のかなと思う
のです。そういう面で、実際、今回
の対象となる契約をしている会社
の雇用
の実態がどんな感じな
のかという
のは私も十分把握をしていない
のですが、そういった技能実習生
の問題なんかも非常に多く今取り上げられている課題かと思う
のですけれども、そのあたり、外国人労働者について、この要綱はどう影響すると考えられていますか。
◎鈴木 経理管財課長 個別に外国人労働者
の方が云々というよりは、私どもが公
の契約として発注させていただく中身について、その該当
の契約に携わる方が、あと会社が適正な法律
の運用をされているかどうか、あと契約に限っていえば、賃金がどのぐらい支払われている
のかという
のを最低賃金ということで確認をさせていただくということもさせていただくので、日本人、外国人にかかわらず、契約に関わってくる方々がどのような環境
のもとで賃金が支払われているという
ところを、今何も情報がない中、今後に向けて動きなども含めて、一定規模以上
の契約については確認をさせていただく中で、いろいろと課題
のほうも確認してまいりたいと考えてございます。
◆庄嶋 委員 本当に非正規
の話ですとか、外国人労働
の問題とか、様々なことが今、課題になっていて、そこにやはり公務労働といいますか、公契約という形で行政に関わるような仕事
の部分で、そういった
ところが問題になっていくということは非常に気をつけなければいけない
ところだと思いますので、とにかく実効性
のある仕組みになるように期待したいと思います。
◆奈須 委員 働き方改革という言葉が出てきた
のですけれども、現状において、大田区が行っている契約において、現場
の労働者
の賃金であったり職場環境というものは担保されている
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 もともとは区
の取り組み状況ということだと思う
のですけれども、例えば、工事
の契約などにおきましては、約款
の中に日本
の法令を遵守して履行しなければならないということで、当然、労働環境
の確保も含む包括的な条項として定めているということでございます。
また、その他
の契約についても仕様書に法令遵守をうたっている
ところでございますが、あえて労働環境
の状況を確認するということは、特に取り決めもなく、今まで行ってこなかった
ところでございますが、今回
の要綱
の制定を契機に、そういった
ところを確認させていただく、最低賃金についてもどのような状況かということを提出いただくということで、区
のほうとしても状況を把握してまいりたいと考えてございます。
◆奈須 委員 これは一般的に建設関係
の労働組合などが出している文書などを読んでおりましても、大分前
の資料になりますけれども、過去最高
の収益を上げながら、結局は現場
の労働者
の賃金が安くなっていて、その差額として利益が大きくなっていると。そういったことについて、労働組合としてもすごく大きな問題意識を持っているという
のが、もうずっと前からそうで、それがなかなか改善されないということだと思う
のですが、ここ
の中で最低賃金を書く欄があるという
のは、これは、いわゆる東京都
の最低賃金をあえて書かせる
のでしょうか。それとも、企業における自ら
の会社
の最低賃金ということで書いてもらっているということな
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長
委員お話しのとおり、各事業者がこの契約でかかわる方
の中で最低
の方に幾らを払っている
のかということを、例えば、委託
の場合には1時間当たり、地域別最低賃金、東京都は10月から1,013円ということになってございますけれども、例えば、1,100円だとか1,200円だとか、最低
の方にそれだけ払っているよということを確認するために行うものでございます。
◆奈須 委員 書いても法令を遵守するって、そもそも契約しているわけですから、守っているはずなのに守られていない
のではないかとか、あるいは大田区がこんなにたくさん払っているのに、現場にはちょっとしか払われていないという
のが現状
のときに、ここに数字を記入していただくだけで守っていただける
のかなと思うときに、例えば、この最低賃金を書く欄というか、提出した書類でいいと思う
のですけれども、これを公表することはできる
のでしょうか。あるいは、公表すれば少しは現場で働く人たちも、
自分たちが本当は幾ら払われていることになっている
のだなということを知る機会にもなるので、一定
の効果はある
のではないかと思う
のですが、いかがでしょうか、
◎鈴木 経理管財課長 今まで先行して行っている他
自治体の状況なども確認させていただいておりますけれども、大田区
の情報公開条例
の中にも法人等に関する情報ということで、例えば、採用状況ですとか給与、労働条件等については法人等
の事業
の運営を不当に害するものとして例示されている内容でもございまして、基本的には区といたしましては契約先
の事業者
の方と
の信頼関係
のもとに、そちら
の書類
のほうも当然契約
の責任者、代表者ということですね、社長ですとか支店長、営業所長という方に押印をいただいたものを提出いただくということで確認をさせていただくつもりでございます。そちらについては、契約案件ごとに区
のほうで保管をさせていただくということになりますが、結果として確認する内容としては記載された賃金対価が最低賃金法で定められた地域別最低賃金を割っていないことを確認し、それぞれ
の会社がどのぐらい
の賃金を払っている
のかということを把握するということで考えてございます。万一、労働者
の方から何らかの申し入れがあった場合には、区
のほうから確認をすることができるとなってございますので、契約先
の事業者に説明を求めて確認をし、内容によっては、是正とか労働基準監督署へ
の通報等、万一
の事態が出れば、そういった手だてを講じることになると考えてございます。
◆奈須 委員 今
のご説明でいくと、正直に報告してもらっているだろうから、報告していることが適正であれば、いわゆる適正な契約
の履行と労働環境は守られていると大田区は把握しているということ
のようですが、一方で、その労働者本人から
の自己情報
の開示みたいなものについて、大田区は受け付けるというお答えだったと思うので、例えば、私は大田区が発注したこの工事
の現場で働く者ですが、私
の賃金は幾らということで払われている
のでしょうかみたいなことを聞いた場合に、その情報については、例えば、最低賃金という形になる
のか、あるいはクレーン
の操車だと幾ら以上とか、そういう形という
のは情報公開されるものな
のですか、自己情報は。
◎鈴木 経理管財課長 今
のご質問で、自己情報
の開示請求があった場合というお話だった
のですが、要綱で定めている区については、基本的には最低
の、例えば、工事
の場合でいきますと、設計労務単価というものを国土交通省
のほうで定めておりまして、51業種がございます。その中でどの業種
の方が一番安く雇われていて、1日幾らで契約をしている
のですか、雇用されている
のですかということを確認させていただくということなので、例えば、同じ職種
の方が複数いらっしゃれば、個人が特定できるというお話ではない
ところかと思います。あと委託
のほうも、いろいろと業務に関わっている方
の時間単価で1時間幾らになるかということを書いていただくということになるので、どなたに幾らということを求めた台帳など
の提出というものはございませんので、どなた
のものにあたることかということ
の特定は難しい
のかなと思います。
◆奈須 委員 今
のお話を伺っていると、この要綱で一体何が守られる
のだろうという形になってしまう
のですけれども、さらに伺いたい
のですけれども、ここには契約と書いてある
のです。対象となる2,000万円以上
の工事請負契約及び委託契約という
のは、契約
の中
の全体
の何%で、金額にして総額で幾らぐらいになる
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 金額
の積み上げ
のほうは用意していない
のですけれども、昨年度、平成30年度
の実績でございますが、工事については全体が346件ございまして、2,000万円以上
の契約が、その中
の129件、率でいきますと37.3%が昨年で見ますと対象となってまいります。
委託
のほうは、全体で990件ございますが、そのうち2,000万円以上
の委託が199件、約20.1%ということで、それなり
のものを補足させていただいて、確認
のほうをさせていただきたいと考えてございます。
◆奈須 委員 2,000万円以上ということになれば大きな契約なので、金額で積み上げれば、その契約
の中
の割合としてはかなり大きいものになる
のかなとも思う
のですけれども、一方で、契約と書いてある
のですけれども、指定管理
のような協定
の場合には対象になるでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 指定管理
の件についても確認はしておりますけれども、現在、モニタリングにおいて労働環境
の確認という
のを行うこととなってございます。5年
の指定管理
の施設と、3年
の指定管理
の施設がございまして、具体的には5年
の指定管理施設につきましては3年目、3年
の施設につきましては2年目に、具体的には事前に我々
のほうで行う確認シートみたいなものを、労働条件等チェックリスト等を提出いただいた上で、指定管理においては社会保険労務士
の方が現地審査を実施して、労働環境について確認するということで聞いてございます。
◆奈須 委員 私も先日、指定管理者
の指定
の議決
のときに、社労士
の方
の労働管理条件でしたか、チェックリストというものを拝見させていただいて、それなりにいろいろと見えてくる
ところはあった
のですけれども、かなり見て残念だなと思った
のは、最低賃金がで働いている方がとても多い
のだなと思った
のです。
そうなってくると、これはとてもよくなるようにと思ってやっていることな
のですけれども、民間にお願いすると、結局は人件費が搾取されて利益が大きくなるので、なかなかそこについて
の現場
の是正が難しいなと思ってしまって。これでうまくいくと思っていらっしゃいますか。
◎鈴木 経理管財課長 他
の自治体も要綱等でいろいろと取り組みされている
ところなどがあり、研究させていただいている
ところでございますけれども、少なくとも、こういった時期に区が労働環境
の確保、改善に向けて取り組みを、要綱を新たに制定して立ち上げるとともに、
皆さんに多く
の契約にシートを提出いただいて、確認していただくということで、意識づけにはなっていくと思うので、そちらも含めて何かあれば関係団体
のご意見等、共同者団体も経営者団体もございますけれども、やることによっていろいろなご意見もあると思いますが、そういったものなども参考にさせていただいて、より労働環境
の確保につながるような取り組みにしてまいりたいと考えてございます。
◆奈須 委員 要綱ということなので、強制力においてもかなり弱い部分もありますし、将来これをまず第一歩だとしても、公契約条例であったりとか、別
の形
の中で、何とか現場
の労働者
のやはり賃金を含めた環境をどうやって確保していく
のか、担保していかなくてはいけない
のかという
のは、私たちが今直面している中で一番大きな課題だと思う
のです。そこについて、今回は国
の働き方改革
の中でやらなくてはいけないということ
のようですけれども、やはりもう少し実行力ということを突き詰めて考えていただいて、やはり営利企業とか株式会社というものに発注するということ
の低賃金労働者を増やす問題について、もう少しちゃんと、ちゃんとと言ったらおかしいな、効果的になるような公契約条例は一つ
の方法だと思いますけれども、考えていくべきではないかなと思う
のですけれども、そこら辺
の問題意識という
のは大田区にはある
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 私ども
の部署は契約を担当させていただいておりまして、基本的には、安くどういった方といい契約ができて、いい仕事をしていただくかという
ところと、今出てきている労働環境
の整備改善に向けて
の取り組みということで、労働者
の方に賃金が行き渡るという
ところで、経営戦略的に見て、総額で例えば、工事などは一式で請負契約
の金額を出して受けていただくことになる中で、どこがどういう状況かということ
の確認はさせていただきたいとは思っておりますけれども、人件費、例えば区
の積算単価を上げられるということであれば、そちらは例えば事業者
の方々も簡単に受けていただけることかとは思う
のですけれども、労使間
の労働契約に区が介入するとか、あと最低賃金で決まっている以上
のものを区が決める
のかとか、いろいろなことを考えた場合に、まず一歩、要綱で
皆さんに意識づけをさせていただくということと、最低賃金がどのぐらい
の状況で、それぞれ
の契約が推移している
のかという
ところは、毎年行われる契約などでは動きが見えてくる
ところもありますし、今後、区
のほうとしても情報として蓄積させていただいて、今後
の検討
の材料にもさせていただきたいと思っております。
◆奈須 委員 こういう仕組みを取り入れながらということになると、経理管財課における権限
の中でできることは、いかに安く良質な契約を締結するかという
ところの中で
の法令遵守ということで
の一つ
の問題意識として
の取り組みだとすれば、やはりこれは、企画課
の山田課長とか
のあたりだとは思う
のですけど、そもそも行政
の大田区が様々な契約であったり、協定であったりという中で、公務労働も含めてだと思いますけれども、今、労働者
の賃金を、言い方を厳しくすれば、搾取する形で投資家利益が大きくなっていく社会
の中で、
貧困であったり、格差というものが進んでいくとしたら。
企業に勤めるものという
のは、搾取する
のではなくて、賃金が払われている労働者なので、そこ
のところは誤解をしないでいただきたいと思います。
大田区として、やはり皆様から集めた税金で、一部
の投資家に税金が流れてしまう仕組みを漫然とこのまま続けていっていい
のかという問題にもつながると思う
のです。そこ
の問題について、やはり地方分権という仕組み
の中で、行政として何ができる
のかという
のを考えなければいけないと思う
のですけれども、そのあたり
の問題意識はいかがな
のでしょうか。
◎山田 企画課長 今、奈須委員
のほうからいろいろ、るるお話がございましたけれども、まず基本的に大前提は、我々基礎
自治体でございますので、地方自治
の本旨に基づきまして、住民
の福祉
の最大化を図ると、かつ最小
の経費で最大
の効果を求めるという
ところは、しっかりと区政
の根幹に据えて、現在、政策をつくって進めている
ところでございます。
その上で、一部
の投資家とか、漫然とそこ
の資金が流れるというお話もございましたが、私どもは決してそのようなことは考えてございません。区民
の生活に対して責任を持つ
のが私ども行政
の使命でございますけれども、その手法
の一つとして、世の中は変わってございます。そういった中で、企業と
の連携という
のは、今後
のまちづくりにおいては、決して不可欠なものと考えてございますので、全てが企業と連携するということでは全くございません。役所が単体で行ったものが、行政が単体
のものがいいものがあれば、公民連携で進めたほうがいいもの、また、民間
のほうに委託したものがいいもの、それぞれ性格によってあると思いますが、そういった
ところを踏まえまして、経済はそもそも循環をしてございます。そういった中で、区民
の方からお預かりした貴重な税金でございます。こちら
のほうをしっかりと最大効果を求められるように、様々な手法
の一つとして公民連携も進めている
ところでございます。
◆奈須 委員 公民連携を進めるなとかということではなくて、今はこの報告にある区が発注する契約にかかわる労働環境
の確保に向けた取り組みにおいて、現場
の最低賃金までは確認できるけれども、それだけでは適正な契約
の履行
の確保と、労働環境
の整備は難しい
のではないかと。そこにおいて、大田区としてどう考えている
のですかと伺っている
のですよ。
そのときに、今
のお答えは別
のことですよね。別
の契約において、民間にお願いすることでいいこともありますといったら、それはいいこともあるでしょう。でも、そうではなくて、支払っている労働単価に対して、非常に低い単価で発注することによって、投資家利益が大きくなり、現場で働く人がワーキングプアといった状況に置かれているという部分がこの大田区
の発注する契約
の中においても現実に起きていると。それに対して、何とか適正に履行されているということを確認するために、経理管財課としてできることはここまでですよとおっしゃっている
のだとしたら、それ以上
のことをできるとすれば、それは企画
のほうでどういう形でその契約を履行していただく
のかとか、民間において守っていただくため
の仕組みをどうするかという
のを考えるべきではないかなと思ったので、問題意識はどうな
のですかと伺った
のですけれども。
◎山田 企画課長 若干、委員
のご質問とずれた答弁をしてしまって申しわけございません。基本、労働者
の方という
のは企業と雇用関係を結んでおりますので、まずそこ
の契約関係、雇用関係が一番重要かと存じてございます。行政としましても、この間、経理管財課長
のほうが回答していますように、こういった行政でできる
ところはしっかりと進めていくという
ところはございますけれども、当然、区が大きな政策を考えていく企画
の部門といたしましては、様々な区
の取り組み、計画、そういった中で、やはり企業
の方とお会いする機会も多いこともございます。そういった中で、そういったいろいろな情報をお聞きするということもございますけれども、ワーキングプア自体が役所が率先してやるわけにはとてもいきません。是正しなければいけない立場にございますので、役所として、行政として、最大限取り組めることを部局間連携で進めていく、これに尽きるかなと思ってございます。
◆奈須 委員 非常に答弁でがっかりした
のは、雇用契約を結んでいる
のは労働者自身だから、言葉では出していませんけど、自己責任的な答弁になっている
のは非常に残念だと思います。日本は法治国家で、どのような全体
のパイ
の中で言えば正規雇用は減っていますし、正規雇用はあったとしても、低賃金労働。
◆犬伏 委員 頑張ればいいではないか。努力すればいいではないか。行政
の責任にする
のではない
のだよ。
○松原〔秀〕
委員長 ご静粛に。
◆奈須 委員 行政
の責任というか、法やルール
の中でどうやって安定した雇用をつくっていくかという
のが、私たち議会や行政
の役割であり、責任であって、それを自己責任にするとしたら、無法地帯で行政も議会もいらないわけですよ。自分
のお仕事について放棄するような不規則な発言はやめていただきたいなと、犬伏委員に対しては申し上げておきたいと思います。
そうした中で、やはり正規雇用という
のが減っていく、あるいは非正規が増えていく、請負労働者が増えていく、そういう中で行政が公務労働でやっていたものを民間にやらせていくという中では、大田区自身が、やはり現状においてどのような形で支払った税金が使われているかということ
の、先ほども予算
のときにも申し上げましたけれども、把握していかないといけないと思います。イギリスでは会計検査院が、一昨年になりますけれども、やはりPFIにおいてですけれども、受注している企業
の、事業者
の利益が大きくなっているということを把握したことによって、PFIをどうしようかという動きになっているわけですね。
そうした意味では、大田区においても、今日このご報告
の中で
の労働規約環境
の確保ということを考える
のであれば、現状において公民連携ということをおっしゃっている
のであれば、連携した民間
の現場
の労働環境がどうなっているかということを把握するべきであって、それを自己責任であったり、企業
の問題だと切り捨てる
のであれば、これは税金な
のですよ、区民
の皆様からいただいている。社会全体
の構造がこれによって変わる問題なので、そこ
のところはしっかりと認識していただきたいと思いますがいかがですか、関係ないでしょうかね。
◎山田 企画課長 大きな日本
の今
の社会
の問題としては、私ども
のほうも、まさに委員おっしゃるような
ところを認識している
ところでございます。そういった中で、今、委員
のほうから自己責任とかとお話があった
のですが、私は自己責任という言葉は出してございません。あくまで雇用関係を最大限やはり尊重すべきだということを申し上げている
ところでございます。
また、世の中
の流れがいろいろと動いております。PFIとか、PPPとかという流れ
の中で、今度、新たに国
のほうでも、またさらなる民間手法
の考え方も日本
の国としては考えていくような方向も出ておりますので、区としましては、そういった情報をしっかりと捉えながら、公務が発注する契約につきましては、行政として最大限できる取り組みを、先ほどと同じでございますが、関係部局と連携してしっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。
○松原〔秀〕
委員長 委員
の皆様に申し上げます。案件に関するご質問に限定してご質疑をお願いしたいと思います。それ以上
のことは、個別に担当者にご相談していただきたいと存じます。
◆奈須 委員 今日ご報告いただいた中で、大田区として現状
の契約状況について、しっかりとどのように税金が使われている
のか把握をしてほしいという
のが先ほど
の質問だったと思います。
私は、自己責任ということは言っていませんがとは、先ほども申し上げたと思いますけれども、ただ、雇用関係で契約だといったら、契約を結んだ本人
の問題になってしまって、そこに行政大田区
の責任がなくなってしまうわけで、税金で使われているものについて、どういう結果として使われ方になっているかという
のは、行政大田区としてしっかりと把握していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎山田 企画課長 そういったことも含めまして、ただいまこういった要綱をつくって、説明をしているという
ところでもございます。
◆杉山 委員 質問ですけども、この契約を進めることはいいことだろうと思う
のですけども、実効性があるために、どういう
タイミングで、例えば、5番
の不適切な労働環境に対する処置
のところに、チェックシートを提出しない企業はわかる
のですね、出していないから出せよという
のは。チェックシートに虚偽
の記載があった場合、この虚偽
の記載をどう見抜くかという
のが、どのようにやる
のでしょうか、お聞きしたいです。
◎鈴木 経理管財課長 基本的には、先ほども申し上げましたけれども、事業者
の方と
の信頼関係
のもとに代表者
の方
の印
のついた書類としてお預かりし、保管させていただくことになります。
あと、確認
の仕方としては、項目がいろいろと20項目ぐらいというお話をさせていただきましたが、それぞれ
の項目に対して適切に履行しているか、そうでないかと、はい、いいえということで選んでいただける設問がほとんどでございますので、そちらでいいえという回答があったものなどについては、区
のほうで確認をさせていただき、改善に向けて取り組むということでございます。
あと、先ほども申し上げましたけれども、賃金だけではございませんが、そちら
の契約に基づいて従事されるような方から通報等があった場合に、守られていないという
情報提供があった場合には、当然そちらを提出している方に対して確認をさせていただくということでやらせていただく、そういうことで使わせていただくものでございます。
◆杉山 委員 あと、チェック項目
の中
の主
の項目
の中に安全衛生
の部分が入っていると思う
のですけれども、この中には、パワハラ、セクハラという項目も入る
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 こちら
の項目についても、あまり細かなものまでという
ところも難しいものかなと思っておりまして、基本的には、法律に関係するもので、他区や他
自治体など
のものも同じように要綱で行っている
ところが、確認シート
のようなものを、名称は多少違いますけれども、提出いただいている
ところでございますので、そのような中で整理させていただいておりまして、例えば、安全衛生などですと、従業員
の方に対して健康診断を実施している
のかどうかとか、産業医、衛生管理者
の選任がちゃんとされている
のかどうかとか、そういった項目を具体的に書かせていただいて、それぞれにお答えいただくという形で
のチェックシートとさせていただこうと考えてございます。
◆杉山 委員 あと、本当に実効性
のあるものにするためには、やはり書類提出
の場だけ
の確認ではなくて、どこか
の時点で立入検査なり、実態チェックをする必要がある
のではないかと、このことを要望しておきます。
◆犬伏 委員 お話を承ると、アンケート調査だなという気がしますね。アンケート調査。意識づけをするという意味ではやらないよりやったほうがいいけど、先ほどおっしゃったように、設問に対して、いいえと書くわけはないでしょう、あんなもの。絶対、はいと書きますよ、違っていたって。経営者
のもとには、様々な官庁からこんなアンケートが来ますね。チェックシート、自主点検シート、提出せよという
ところと、自分
のところで保管している。もうばからしくて、みんな、はい、はい、はい、やっています、やっていますと、繰り返すわけですけど、そんなものですよ。事前に伺ったら、A4が1枚という
のでしょう。A4
の1枚
の紙に最低賃金は幾らですか。東京都
の最低賃金を書いておけば、それで別に違法ではないし、健康診断をやっていますかと、やっていなくても、はい、やっていますと書けばそれまでだし、お役所はしょせん性善説、権限を持っていない、強制力を持っていないお役所という
のは、しょせん性善説ですから。
ところが、残念ながら世の中は性悪説に動いてしまっている。それこそ昨日もテレビでやっていましたけど、源泉徴収票
の数字を入れかえてしまって、銀行をだましてローンを引き出すとか。そういう中で、あまりこの性善説
のアンケートという
のは、仕事を増やすだけで実効性なんかあるわけがないし、権限がない
のだから。先ほどどなたが言ったスローガンな
のですよ。大田区は、こうやって労働環境、
皆さんの労働環境をチェックしていますよというスローガン。それから、やっているよという言いわけには使えるけれども、それ以上は立場として無理だと思いますね。やるべきは労働基準監督署という強い権限を持っている場所ですし、大分前に、鈴木課長
のときではないですけど、間違いない談合情報を私は得て、公正取引
委員会と経理管財課に提出した
のですよ。そうしたら、
皆さん何をやったか。その談合に参加した業者を全部呼んで、談合していませんという誓約書をとって、
皆さんは談合していないと言ったので、これは談合ではありませんという報告が私に来た
のだけれども。犯罪をした人間に、おまえ犯罪をしたかしないかと、いや、していないですよ、ああそうか、では無罪と言っているようなものなので、しょせんそんなものな
のだから、奈須委員からいろいろと厳しい質問がありましたけど、無理。だから、アンケートだと思って、ただ、アンケートをやることによって、委託企業、もしくは受託企業
の事務作業が過大にならないように、もういいかげんにしてくれと。働き方改革だ、パートに社会保険を入れろだ、厚生年金、ふざける
のではないという
のが今
の経営者
の考えですから、負担にならないように、そこだけは、どうせ実体効果はない
のだから、負担にならないようなアンケート調査にしてほしい。どうですか。
◎鈴木 経理管財課長 当然、経営者団体
の方々など
のご意見なども聞いておりますので、今
の契約
の中でも、官庁に対する契約ということでは、提出書類が多くて、そちら
のほうを簡素化してくれないかという要望などが区だけでなく、東京都、国などにも出されていると聞いております。その上で、改めて、我々
のほうで要綱
の中でどういったことができる
のかということで考えた中で、他区
の状況なども参考にさせていただきながら、それで委員
のほうからは、今、実効性を担保できないと、はいと書けばいい
のだというお話がございましたけれども、個別
の案件ごとに責任者
の方が押印をしたものに、はい、いいえ
のどちらかに丸をつけるわけですから、そちらは区
のほうでも当然保管をさせていただき、何かがあったときにはそちらが虚偽
の届けとなった場合、そういった場合には、措置等に移行していくこともあるということで、責任を持った提出をしていただきたいということで、責任者
の方にはお願いをしてまいりたいと考えてございます。
◆犬伏 委員 代表者印、もしくは所長印を押すことによる良心に依頼をするという、まるで日本
の安全保障みたいな
のだけど、何かあったときにはそれが有効になるというわけでありますけれど、ぜひ本当に実効性
のある行為という
のは、権限
のない地方
自治体にはなかなかとりにくいので、性悪説にならないような業者を、いわゆる悪さをしてまで区
の契約をとろうとする業者を入れないという、そちら
のほうが逆に実効性があると思います。
もう一つは、それぞれ
の業者、小さい
ところは社長が現場に出て、奥さんが経理をやっているという業者もあろうかと思いますけど、そういう
ところに無理難題を吹っかけてもしようがないので、その辺は、こういうことをしていただかないと困りますよという啓蒙活動
の一環として使われるということが、実効性を担保することではないかなと思っておりますので、決してこのことを否定するわけではありません。やったことが現場にきちんとフィードバックされるような動きを研究していただきたいとお願いしておきます。
◆黒沼 委員 確認な
のですが、社労士による現地審査という
のがまだ耳に残っている
のですけど、これは本当ですかということと、どんな役割、どんな権限がある
のか、立入検査と同じものかお聞きいたします。
◎鈴木 経理管財課長 私
のほうでも確認をさせていただいた内容で
のご説明になってしまいますけれども、指定管理
の総合モニタリング、例えば5年
の指定管理ですと、3年目にそのようなモニタリングを実施するということが、指定管理者モニタリングにおける労働条件
の審査実施要領等で定められておりまして、そちら
の中で、社会保険労務士
の方々に現地に入っていただき、チェックシートを提出していただいた上で、当日書類
のほうも、関係書類も用意していただいて確認するということで定められていると聞いております。
◆黒沼 委員 従来やってきたようなものだと受けとめておきますが、これまで区が答弁してきた
のは、労働基準法に基づくことなので労働基準監督署がやることで、区はタッチしませんという答弁でした。今回は、どこまで効果があるかは別にしても、やり方が変わったなと思うと、これまで
の答弁は変わる
のですか。
◎鈴木 経理管財課長 基本的には、私ども
のほうで今回行う要綱につきましても、法律を守っていただいていることを確認するということで、今まで答弁してきたものと変わったものとは考えてございません。
◆黒沼 委員 最後に言っておきますが、これ前提は、最近は、違反を前提にしたものな
のです。数を想定して。でなければ、やらなくていい
のですよ。ちゃんと守っているということを、いわゆる性善説という方もいましたけどね。これは、そうでない事態があるために、守っていればいい
のだけど、守っていない場合は是正する。つまり、違反があるという立場と受けとめていい
のですか。
◎鈴木 経理管財課長 我々
のほうとしては、今まで
の契約についても、信頼関係
のもとに適切な履行をいただけている方がほとんどだと考えてございますので、そういった視点ではございません。
◆黒沼 委員 そうは言っても、制度がそうな
のですよ。具体的に。それでいくと、あくまで雇用関係を尊重すべきという言葉を本当に実行させようとするならば、こういうことな
のですね。
今、大田区は保育士にずっと今、助成金を出しています。なぜ出しているかというと、最低賃金を守っていないからではない
のですよ。しかし、実際には、介護士と保育士は平均して、全国でも10万円安いと言われています。10万円安い
のだけれども、最低賃金は守られている
のです。安い保育士も、安い介護士も。でも、それではだめだということで助成している。これは、あくまでも雇用関係を尊重すべきという人権問題として、人を人として扱うということな
のですよ。働く喜びを持つ、働く意義を確認するということな
のです。物ではない
のですよ。それが、この要綱で生きる
のかというと、生きないと思う
のですよ。
ですから、私は、あくまでいろいろな区内から出されている建設業関係でも、積算単価が改善されても、末端
の働く人まで行っていない。どこかで消えてしまう。しかし、これを確かめる手段がないというので、私はいつも施工体系図を、金額をもっと下げて、ありとあらゆる施工体系図をきちんと見える化してほしい、透明化。しかし、それをしないわけです。とすると、一番下で働く人は変わらないわけ、劣悪な状況
の中で。これは人権が守られていない。今、答弁でおっしゃった、あくまで雇用関係を尊重すべきと、尊重されていない
のですよ。
そうすると、具体的にこのことによって改善するかどうかというと、立入検査
の強制捜査がなければ、これはペーパーで終わると思います。ですから、今聞いたようなモニタリングによるやり方では幾らでも切り抜ければできると思うので、突然
の立ち入り、それから、今、労働契約という
のは会社に貼っておかなくてはいけない、見えやすくなっていますけれども、もし、これが効力を発揮できないと思いますけど、できるとすれば、いただいたこのシートでそれぞれ
の会社にこれを貼ってくださいと。あなた
の会社
の賃金はこれですよという
のを。それで初めて生きると思いますよ。そうでなければ訴えなんて出てこないですよ。弱い立場だもの、今
の大田区
の中小企業と同じ。単価を切り詰められて訴えると、もう仕事をやらないということで干されて終わり。これと同じな
のですよ。
ですから、始める
のはいいことで、これまで拒否していた大田区
のやり方が、国
の制度とはいえ、始めたということはいい
のかなと思いますけど、本当
のやり方としては、人権問題として捉えるとすると、最後にお聞きしたい
のは、大田区が検討していますとしている公契約条例、これがよっぽどいいと思います。こんなことをやるよりも。そうすると、検討していると言った
のですけど、どなたか答えられる
のですかね。ここまで来ていますというか、何かありますかね、進展、進捗状況。
◎鈴木 経理管財課長 これまでも議会
のほうで、長年にわたって公契約条例
の制定に向けてはご質問等もいただいておりまして、この間
の答弁
の中では、引き続き適正な労働環境
の確保と公共サービス
の質
の向上に向け、公契約条例
の制定に限定せずに検討を進めてまいりますということでお話をさせていただいた
ところでございまして、今回は要綱ということで整理させていただき、ご報告するものでございます。
◆黒沼 委員 要望ですが、やらないよりはいいと思いますけれども、本当に公契約条例をつくり上げることに力を注いで、区内
の働く人と、人を人として認めることと、それにふさわしい賃金を支給して、納税者として大田区にちゃんと誇りを持てる人になれるように行政
の改善を図って、公契約条例に全力を尽くしてもらったらいいという要望だけ出しておきます。
◎鈴木 経理管財課長 今
のご要望
のお話でございますけれども、全国
の中で公契約条例、我々
のほうで確認している範囲で、昨年
の10月1日現在で42
自治体、県も含みます。そのように確認しております。いずれにしても、いろいろと条例制定には課題がございまして、法的な課題、事業者へ
の負担、実効性という
ところも条例にもございまして、まだ要綱等
の取扱いでやっている
自治体のほうが多いということも確認させていただき、今回
の取り組みとしてやらせていただくものでございます。公契約条例につきましては、今後も経過
のほうは確認をしてまいりたいと考えてございます。
○松原〔秀〕
委員長 よろしいでしょうか。
では、続きまして、総務部
の資料
の2番、土地
の取得についてご質疑をお願いします。
◆奈須 委員 これは、どうして買うことになったか経緯を教えていただきたい
のですけれども。
◎鈴木 経理管財課長 こちらにつきましては、所有者
の方から公共利用ができないかと
の相談をいただいたものでございまして、売り込みがあったということで必要性もあるということで、今回取得をさせていただいたという経過でございます。
◆奈須 委員 この公園を見ますと、接道という
ところにおいては、ちょっと奥
のほうに袋小路的な感じで、私、たまたまここ
の隣接する方から2項道路
の関係でご相談を受けたこともあって、ちょっと状況を知っているので、あら、大田区は買うつもりだった
のかしらと思って、すごくびっくりした
のですけれども、最終的に大田区はどこまでを買い増しながら公園として整備する予定になっている
のですか。隣接する
ところについてだったらどこでも買う
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 今回
のものについては、たまたま売り込みが所有者
の方からあったということで、検討して、事業課
のほうから依頼があって取得に至ったものでございます。全体
の計画云々ということではなくて、たまたまそこ
の今、委員がおっしゃったとおり、2項道路しか接道していないということで、奥まった
ところで、木なども茂っているという状況
の中では、いろいろな面で、安全性ですとか防災機能
の向上という
ところでも課題があった
ところでございますので、たまたま出た
ところではございますが、ここを取得することにより、通路
の延長なども細い
ところが短くなるということなどもあり、道路公園課
のほうから依頼がございまして、取得をしたという経過でございます。
◆奈須 委員 私もよそ様
の土地にあれな
のですけど、そういう同じような状況
の土地
の所有者
のほうから、ここも公園用地としてどうかという話があった場合に、今後、大田区が今
のこの公園
の課題が解決できるような買い増しであれば、拡張する予定だということでいい
のでしょうか。
◎鈴木 経理管財課長 道路公園課
のほうと
の確認
の上で、そのようなご依頼があれば取得するものは出ると考えてございます。
○松原〔秀〕
委員長 よろしいですか。ほかはよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 では、続きまして、区民部、大田区中央防波堤埋立地町名案選考
委員会について、前回
の報告と一緒にご質疑をお願いいたします。
◆庄嶋 委員 今日あったほう
の話というより、前回
のほうな
のですけど、この間もちょっと私は個人的に関心があって、どれぐらい既に町名
の応募がある
のかといった話を伺ったりもした
のですけど、最新情報という意味で、今どうなっていますでしょうか。
◎杉村 戸籍住民課長 令和元年12月17日から令和2年1月9日
の午後5時まで
の応募件数は125件となってございます。
◆庄嶋 委員 それは、多いと捉えていますか。それとも、もっと来たほうがいいかなと、それはもっと来たほうがいい
のでしょうけれども、どんな感じでしょうか。
◎杉村 戸籍住民課長 この件数
の評価につきましては、今、非常に要綱をお読みいただくとおわかりになる
のですが、かなり難しい視点がございます。江戸時代から連綿と続く海苔養殖業
の歴史的な視点と、あとは現在、主にふ頭として利用され、物流機能
の強化によって、大田区及び世界につながる国際貿易拠点港を目指す東京港
の発展という、まさに過去と未来が交錯する地について
の名前といったものを参考にしてくださいといった要綱になってございまして、そういった点からすると、私は125件については、
皆さん、大変考えていただいているなと思っている
ところです。
◆庄嶋 委員 私も、100件超えたと以前お問い合わせをして伺ったときに、結構関心を持っていただいているなということを思っている
ところです。
前回
の委員会の後に、我々は視察という形で現地に行った
のですけれども、やはり思った
のは、現地を見ないと、いろいろと発想もわかないなと思った
ところでございまして、そういう意味では、見学会を準備されているという
ところも非常にいいなと思う
のですが、こちら
の見学会
のほう
の今
の応募状況という
のはどんな感じでしょうか。
◎山田 企画課長 区民向け見学会でございますが、こちらは大田区
のほうが行うものでございまして、今月25日、土曜日に実施ということになってございます。申し込みは締め切らせていただきまして、最終的に71組
の申し込み、人数で申しますと、102名
の申し込みがあった
ところでございます。
◆庄嶋 委員 本当に、地図に
自分たちの考えた名前が残るという
のはなかなかない話ですし、大田区
の歴史としても非常に重要なことを刻む
タイミングかと思うので、この部分については頑張っていただければと思います。
○松原〔秀〕
委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 それでは、区民部2番、大田区税務概要
の報告について、ご質疑をお願いします。
◆黒沼 委員 なかなか見切れない
のですが、ちょっと見ると、10ページ
のところで下
の表な
のですが、普通徴収
の方が10万700人かな、特別徴収
の方が27万3,000人だよね。
ところが、この2018年
のときは、これで見ると、2万2,000人減っています、普通徴収が。特別徴収は4万5,000人増えています。結局、差としては2万3,000人増えていることになっている
のですが、普通徴収というと、多分、家族営業
の中小町工場
の人とか、働いていない、それ以外
の方々が多いかと思う
のですが、それに対して、ここ
の裏
のページ
の区民税
の金額です。大田が一番上に太字で書いてある
のですが、28年と30年を比べると、やはり30億円ぐらい増えているかな、桁は間違っていないと思いますが。そうすると、この普通徴収
の人が減って、特別徴収
の人が増えている。差が2万3,000人ぐらいな
のですけど、これで30億円増えるとなると、1人当たり約30万円ぐらいかな。月に3万円ぐらいかなと思う
のですが、こういう大田区
の中で、果たして区民
の生活がどうかというと、本当に苦しさがあらわれている
のではないかなということで、人口が増えている
のは、この特別徴収
のほうに影響がある
のかな。しかし、全体としては、普通徴収が減っている。これは、大田区が健康な証拠か、それとも心配事がある
のかなという一つ見方をしたわけです。
もう一つ、年金
のほう
の14ページに来ると、29年から元年まで3年間
の差があって、納税義務者数という
のがある
のですけど、4万3,400人から4万4,050人に年金者が増えています。
ところが、この納税徴収額はほぼ変わらない。かえって減っている。ということは、年金が下がっている
のではないかな、そのためかなと思います。そうすると、高齢化社会には確かになっていて、全体としては年金生活
の方が増えている大田区な
のだけれども、特別徴収は増えている
のですが、普通徴収が減っていること
の流れから言って、これから
の大田区はどうなる
のかなというと、かなりゆがみというか、いびつがここにあらわれてきてはいないかと見て、そうすると、これからどうするかというと、来年度
の予算編成も含めてな
のですが、区民が幸せと言えるでしょうかという
のが一つある
のです、この実態から。そうすると、徴収努力だけで解決できるものな
のだろうか。もっと区民
の方
の収入が増えるように、それから、貯金ができるように、そういう区政にならなければということが見えてくる
のではないかなと思う
のですけど、どうでしょうか。
◎室内 課税課長 今、ご質問いただいた特別徴収と普通徴収
の関係です。10ページ
の下段
の表ですが、特別徴収につきましては、平成29年度から東京都全体で徴収方法について、特別徴収
の推進ということを行ってきております。これまで、給与を払っている企業
のほうで、企業が払っている
のだけども、特別徴収をしないで、普通徴収、本人が払う形で報告をしていた、そういった
ところもありましたけども、そういった企業についても特別徴収を原則としてやっていただくということで進めております。そういった関係で、これまで給与所得
の方で普通徴収だった方が、特別徴収に切りかわっているということで、この納税義務者数
の推移につきましては、そういった関係で特別徴収
の方が増えて、普通徴収
の方が減っているという理由がございます。
あと、2点目、年金について14ページですけども、年金については、委員がおっしゃるように、納税義務者数は増えている
のですけども、徴収税額としては下がってきているという
ところで、確かに年金部分については下がっていることが伺われます。ただ、その前
のページ、13ページ
の上
の表をご覧いただきたい
のですけども、一人当たり及び世帯当たり
の特別区民税(調定額)、要は税
の負担状況でございます。これを見ていただきますと、棒グラフ
のほうが1人当たりな
のですけども、税
の負担状況として増えている状況がございます。税額が増えるということは、所得も増えるという形で、所得自体は増えてきているという傾向にございます。
◆黒沼 委員 もっと深く分析もしなければいけませんが、今
の答弁から見ると、所得が増えてきているというやり方は、本当にそれでいい
のかということもあります。つまり、中小企業が社員として扱う給与体制にすると、社会保険料も中小企業が負わなければならない。これができなくて、これまで
の普通徴収にしている
ところもあるわけですよ。そういうことができないと、会社は倒産するしかない
のです。ですから、東京都が2年前から始めたということに関しても、中小企業
の応援なしには多分できないことだと思います。そのことをよく見ていただいて、町工場も含めてこの体制が成り立つことにならないと、ベニス
の商人みたいになってしまう
のですよ。ただ取ればいいという。そういう意味では、心を寄せることにならないと思いますので、ぜひ心を集めてもらいたいということをまず申し上げて、これに基づく来年度
の予算編成に改めてつけ加えてもらうとありがたいので、要望だけしておきます。
◎鈴木 経理管財課長 大変申しわけございません。先ほど
の土地
の取得
の答弁で補足をさせていただければと思います。
奈須委員
のほうから、今回、公園に隣接した用地を区が買ったと。今後もというお話をいただいた
ところでございますけれども、個々
の案件につきましては、用地概要なども踏まえつつ、物件があった場合ということでございますが、当然に公園計画上
の評価という
ところで、例えば基本計画上
の位置づけですとか、庁内で
の公園
の整備状況ですとか、機能性
の向上、今回もあった課題解決に向けた視点など、様々な
ところを検討した上で、必要であれば取得するということでございますので、補足をさせていただくものでございます。
◆奈須 委員 そうなると、今回
の土地を買ったとしても、公道へ
の接道は直接は望めないわけです。隣
のところの用地が取得できれば、確かに公道に接道する面が広がるという
のはあると思いますし、それ以外
のところ、南東
の角
の区域全部が取得できれば、また変わると思う
のです。
何が言いたいかというと、今回
のここを買うということは、そこまで含めて
の拡張
の計画がなければあまり意味がない
のかなと。ここを買う
のは、次に取得して初めて、この公園
の使い勝手が改善されるという問題なので、そこについては少なくとも、取得を希望している公園を管理する課
のほうで、将来像という
のですか、この公園
の将来像みたいなものを持った上で、取得依頼があってしかるべきではないかなと思ったので伺った
のですが、そこで何か最初に戻って、その都度判断するとなる
のだったら、この土地は買わなければよかった
のではない
のですか。
◎玉川 総務部長 公園
の用地取得をめぐっては、奈須委員おっしゃるように、前もって本来こういう完成形でという計画なり、構想なりがあれば一番いい
のでしょうけれども、ただ、やはり隣接している方が暮らして、そこで活用されているという人様
の土地
のことですので、実際にはなかなか難しくて、現実的には狭小な公園であれば、隣接
の方からご相談をいただいた段階で、それによってどれだけその公園
の価値が向上する
のかとか、総合的に判断をして取得するかしないかという
のを判断しているわけでございますので、今回、具体的に所管
のほうでどういう価値判断があったかという
のは、私も伺っていませんけれども、いずれにしても、総合的な観点でこれを取得したほうが公園
の利用
の向上に資するという判断があったと考えておりますので、今後、この公園に関して、何か意向を周辺
の方からいただいた折に、無制限に取得するということではありませんと。ただ、先ほど来、申し上げているような観点で検討させていただくということを補足させていただきます。
○松原〔秀〕
委員長 よろしいでしょうか。
それでは、本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、
継続審査事件を一括して上程いたします。
まず、元第30号
選択的夫婦別姓制度の法制化を求める
意見書を国に提出することを要望する陳情を議題といたします。
なお、本件文書表
のデータにつきましては、サイドブックス
の本会議
の中
の令和元年第2回定例会
のフォルダ内
の元年2定請願・陳情文書表に入っております。ページで申し上げますと、サイドブックス上は14ページ、そして、冊子
の場合は9ページになります。よろしいでしょうか。
それでは、本件につきまして、情報変化等はありますでしょうか。
◎杉村 戸籍住民課長 状況
の変化はございません。
○松原〔秀〕
委員長 なお、本件
の審査にあたりまして、黒沼委員から本職宛てに関係資料
の提出がありました。資料
の扱いにつきましては、正副
委員長で協議した結果、当該資料は
委員会資料とはせずに、
陳情審査に係る参考資料として、委員のみに配信させていただくことにいたしました。あらかじめご了承ください。
では、資料に関して、黒沼委員から説明をお願いいたします。
◆黒沼 委員 まず、元第30号を改めて私も何度か読み直して、この理由
のところの最初
のところの最高裁判所は、という
ところから4行目
のところまで、環境が大きく変化していますという
ところ、資料
の2と3、
皆さん、もし今あれば見てほしい
のですけれども、ここに書かれています。ありますか、今タブレット。
○松原〔秀〕
委員長 タブレットに入っております。
◆黒沼 委員 資料2は、夫婦別姓裁判、民法
の規定は合憲、広島地裁という中
の資料です。これは広島ホームテレビ
のですね。この下
のほう
のところに、夫婦別姓を希望する者を区別していないとして合憲と判断したと。原告
の請求を棄却しました。一方で、ここですね、一つ。婚姻制度などに対する社会
の受けとめについては、選択的夫婦別姓を許容する意見が高まっていると述べましたと。これが一つです。
もう一つは、3番、これは東京地裁立川支部
の原告
の意見を認めずということな
のですけれども、これに基づいても、下段
のほうに原告側は最高裁判決後に旧姓を通称で使うことが広まっており、旧姓を名乗る重要性を裏づけていると主張していた。だが、判決は、通称
の使用が広がり、不利益
の緩和がさらに進んだという評価もできると指摘したと。その上で、制度
の検討は、国会や国民全体において議論をすることが望ましいと述べた。
これは、私も勉強した中身ですけれども、日本
の三権分立
の中で、司法
の消極性という
のがあるそうな
のですけれども、これはまだ成立していない法律なわけですね。そういう法律に対して裁判所は判断できないということもあって、そうすると、立法でやるべきだということで、司法
の消極性から、最高裁も広島地裁も東京地裁
の立川支部も立法にげたを預ける、立法でやってくださいとなっている
のが司法
の消極性。
ですが、この最高裁
の判決を見てみると、これは資料
のナンバー5です。ナンバー5
の最高裁が合憲
の判決、夫婦同姓が。この一番最後
のところに、昨年12月
の最高裁判決では、内訳は合憲10人、違憲が5人、うち女性
の裁判官3人は全員違憲としたと。男性も2人いるわけです。10対5になったということで、司法
の消極性があったにしても、この最高裁
の中で分かれたということで、一つ
の大きな流れ
の中に女性も全員違憲としたという流れがあることを私も知りまして、もっと論議を深め合って、そうした中で本件陳情は継続審査になっているわけですけれども、可能な限りこの日本と世界と、それから司法、立法も含めて、その流れ
の中に位置づけて、今日論議をしてもらいたいなと。しかも、今回は民法
の改正が約束された年であるときに、地方から
意見書を出していくことこそが、裁判所も、最高裁を含めて言っている立憲でやってやってくれという要望に応える大田区議会としても、陳情書に基づく応える態度かなと思っています。
もう一つ、1番、もう少し進める、この陳情書
のところに、選択的夫婦別姓
の導入はということで、ずっとここまで書かれています。これに基づく対応は、この内閣府
の世論調査
の資料がナンバー1になります。このナンバー1
の7ページまでは世論調査な
のですね。全体としては拮抗している
のですけれども、拮抗している中で、70代以上が反対、50代から40代はもう賛成及びどっちでもということで、世代
の流れがよく見える世論調査になっています。しかも、前回
の内閣府
の2017年度と2015年度、前
の、来ると、確実にわずかですが変化をして、認めるべきだというほうが前進しています。
ただ、まだまだ分かれている
のは、資料1
の7ページ
のところの子どもへ
の影響、これがまだ拮抗している
のですね。夫婦別姓になった場合に、
子どもが生まれた場合にどの名字にするかという
ところでは、ここに書かれているように、性別に見ると、
子どもにとって好ましくない影響があると思うと答えた者
の割合は女性で、
子どもに影響はないと思うと答えた割合は男性で、それより高くなっているということで、性・年齢別に見ると、
子どもにとって好ましくない影響があると思うと答えた者
の割合は女性
の40歳代、60歳で高くなっているということで、ここ
のところは解決すべき課題がまだある
のかなと思います。でも、ご夫婦がお互いに話し合って別姓を決めた方から生まれた
子どもたちであれば、それを乗り越えることは可能だし、できるかなと思います。
ある方向では、これから法
の改正になるので、20歳になったときにその
子どもは改めて選ぶことができるという法律も可能ではないかということを含めると、何がいいかというと、私は、次
の世代に性で差別される
のではなくて、本当にどの方もその意思が尊重されて、社会的にも生きていかれるという
のが、今日これを見た感じな
のです。
それで、もう一つある
のは、都会でキャリアウーマンというか、働く女性が多い
ところほどこの確率が高いということです。そうすると、仕事をする女性たちが旧姓で何
の障害もなく、しかも課長、部長になった人が名前を変えないでやっていかれることも含めて、それを望んでいるということで、働き方改革を今論議したばかりですが、この流れにも沿っている
のではないかなという流れです。
同時に改めて言いますけど、憲法第24条といった両性
の平等に関しては、それこそなぜ男女と書かなかった
のかというと、性
の平等ということからいけば、この法律を成立させるよう国に求めることこそが第24条
の完成だと、不十分な
ところを逆に、私たちは今思っていて、そのことを一つ今日論議してもらえればありがたいなということな
のです。
○松原〔秀〕
委員長 ご質疑に入る前に委員
の皆様に申し上げます。個人情報に関する発言は差し控えてください。
それでは、ご質疑をお願いいたします。
◆犬伏 委員 杉村課長にお尋ねをしたい
のですけど、この陳情書
の中に、最後
のほうですけど、または法的根拠
のない旧姓併記がこれ以上広がることによる社会
の混乱と書いてある
のだけど、以前課長からご報告があったように、令和元年11月5日に住民基本台帳法施行令が改正されて、旧姓を併記することが法的に可能になったと、先日、印鑑証明にも旧姓が併記できる、住民票ももちろん併記できますよと。それからパスポートも今、併記が可能になっていますけれども、この法的根拠はあると思う
のだけど、今、これが提出されている
のが令和元年6月だから、この後に法改正がされたということで、今は法的根拠がない旧姓併記ではなくて、法的根拠がある旧姓併記と読みかえるべきな
のですよね、きっと。
◎杉村 戸籍住民課長 今、
委員お話しのとおり、元年6月当時は、その当時、私どもも11月施行に向けて準備を進めておりますと答弁をさせていただいた
ところです。それで、11月5日からその法的根拠をもって、旧氏
の併記
のほうをさせていただいております。実績といたしましては、11月5日から令和2年1月末まで126件
の申請がございました。内訳は男性7名、女性119名といった
ところでございます。
施行当時は、選択制夫婦別姓
の要望、直接法的なも
の以外
のこと
の要望についてございましたが、最近はこういうご要望はなく、こちら
の制度
のほうを私どもは周知をさせていただいている
ところでございます。
◆犬伏 委員 そのように法的根拠
のある旧姓併記もできるようになった。それから、もう一つは、金融庁が全国銀行協会であるとか、信用金庫協会に対して、預金口座
の開設
の際に、公的に旧姓が証明されれば、旧姓で
の口座開設を促す依頼を出しているということもあって、実務上は夫婦別姓とあまり変わらない
のではないかなという気がしております。やはり長い間、夫婦同姓ということになれてきたことを変えるということは、一地方議会で
意見書を挙げるという問題ではなくて、国民的な議論、国民的なコンセンサスを得た上で、立法府において議論をされて、適正に処理されることが適当だと私は思っておりますので、現段階では残念ながらこの陳情に賛成することはできかねると思っております。
◆勝亦 委員 お尋ねする
のですけど、この世論調査
のところでは平成29年度と入っていて、これは29年度
の世論調査という理解でいい
のですか。
◆黒沼 委員 平成29年度です。
◆勝亦 委員 広島ホームテレビ
の資料は11月19日となっていますけれども、これは何年度
の資料な
のですか。
◆黒沼 委員 たしか昨年か一昨年だと思います。最近です。すみません。
◆勝亦 委員 昨年、一昨年を最近と考えるかどうかという問題はありますけれども、では、前回、結論といいますか、継続になっていると思う
のですけれども、その後
の何か状況
の変化がこういう形で出てきたとか、そういうことではないという理解でよろしい
のでしょうか。
◆黒沼 委員 結構です。ただ、論議はもう少し深めてもらいたいという要望なわけです。
あと、
委員長、申しわけない。犬伏委員
の意見
のことな
のですが、だからこそ、国民的論議をする上で
の地方議会
の役割は、地方自治として果たすことであって、国会で
の、私どもは怠慢とも思っている
のですけれども、ぜひ論議して。
私、もう一つ言うと、5野党と1会派で統一して、この法改正
の案を出している
のです。ここですけれども、一番、公明党も熱心に議論してくれて、日本維新
の会も非常に積極的にやっている。では、どこが熱心さが少し足りないと思うかという私
の思いでは、自民がもう少し受けてくれると、全会一致になる
のかなという
ところまで来ているかなと思うわけです。ですから、国会でも相当な
ところまで来ている。国民的世論も含めて。犬伏委員、もうそういうことが来ている
のですよということです。
◆奈須 委員 私も、議論をする
のはいいと思いますし、やはり法律は、立法府は確かに国会な
のですけれども、こういう住民
の一番身近な
自治体の中で、いろいろな事例を一緒に考えながら国を動かしていくという
のも地方議会
のあり方かなと思っています。
一つ、私
の友人
の事例で、逆説的な
のですけれども、離婚した
のだけれども、前
の夫
の姓を名乗っている人がいる
のです。大学
の先生です。どうしてな
のかなと思ったら、お子さんがいる
のか、でも、それは関係なくて、提出して認められた論文が全部なくなってしまう、自分
の実績ではなくなってしまうと。提出したとき
の名前でしか登録できないので、自分
のキャリアが分断されてしまうということで、それはどうしてもできないので、別れた夫
の姓を名乗っていますという話だった
のです。
やはりこの議論
の中で、私は、自民党が少し消極的だというお話
の中で
の家族
のあり方という
ところでは、すごく気持ちはわかる
のです。家族を大切にしなくてはいけないという
のはそうだと思う
のですけれども、ただ、現実に、一方で、その伝統文化を守れないような社会
の状況にあるという
のが、壊すとかそういうこととは別に、現実
の中では、女性は家庭
の中にいるだけではなくて、外でばりばり働きながらキャリアを積んでいる、今申し上げたような私
の友人
の大学
の先生
のように、やはり一人
の人間として、その段階において社会とかかわりながら生きていくとすると、その都度姓が変わってしまうことによって、あたかも別
の人生を生きていくか
のような取扱い方になってしまうことが不自然になってしまう現状という
のもある
のかなと。昔であれば、いろいろな姓を名乗ったとしても、その人ということで地域
の中で
の家族という単位
の中で位置づけがされていたという
のとはちょっと違う、家族から離れている中で
のその人
の存在、キャリアというものがあるとするならば、やはりその双方を両立させるという意味で
の夫婦別姓というあり方は、やはり今
の社会においても欠かせないものになっている
のではないかなと私は思っておりますので、今日がだめであれば、また少しずつでもいろいろな事例を持ち寄りながら意見を交換するという
のはとてもいいことだなと思うので、こういう機会を与えられてよかったなと思います。
○松原〔秀〕
委員長 ほかにご意見はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 よろしいですか。
それでは、これから各会派
の取扱いをお伺いいたします。
その前に一言申し上げます。先ほど、黒沼委員から
の、陳情者
の個人情報にかかわる発言
の取消しを命じます。
◆勝亦 委員 陳情
の取扱いについても諮ってほしいということで、黒沼委員から話があった
のですが。要するに、議論をすることが大事であって、その都度その都度、取扱いをどうですかどうですかと聞く必要性も私はないと思いますけれども。黒沼委員からそのように言われている
のであれば別ですけれども。
◆黒沼 委員 よく議会
の中でも使っていい言葉とかがあるので、塩漬けということで一旦継続になると、4年間
の中でそのままになってしまうということもあり、私は何とかもう1回議論をしながら、認識を深め合って、その気持ちでいけば採択していただき、
意見書にたどり着きたいという気持ちなので、今日があれだった
のですけれども、
皆さんのを見ていて、まだ不十分かなとは思う
のですが、よければ採択をしていただきたい
のですが、まだもっとということであれば継続審査でも。
○松原〔秀〕
委員長 わかりました。では、
委員長判断でさせていただきます。
上程にさせていただきましたので、継続か、それから採択か不採択につきまして、お諮りをさせていただきたいと思います。
それでは、各会派から取扱いをお伺いいたします。
発言は大会派から順次お願いいたします。
では、自民、お願いいたします。
◆鈴木 委員 自民党大田区民連合は、この元第30号につきましては、昨年
の6月18日
の総務財政委員会におきまして会派
の見解を申し述べて、継続とさせていただきました。本日、黒沼委員から資料を提示いただきまして、丁寧なご説明をいただきましたけれども、現状においては、当時
の見解とは変わりませんので、本日も継続を主張いたします。
○松原〔秀〕
委員長 続いて、公明、お願いします。
◆末安 委員 大田区議会公明党は、元第30号
の陳情につきましては、陳情
の趣旨に関する前提は十分に踏まえました上で、昨年6月に本
委員会にて継続として判断したものであり、あくまでこの間においては大きな状況
の変化はないものとして判断して、継続を主張いたします。
○松原〔秀〕
委員長 共産、お願いします。
◆黒沼 委員 今日、上程していただいてありがとうございます。
もう一つつけ加えると、OECDを含めて、この選択別姓が成立していない
のは日本だけということにもなっており、世界的に見ても、今話した以上になっていますので、1日でも早く成立して、国際社会に一緒に進んでもらいたい気持ちはあり、今日は採択をしていただければありがたい、希望します。
○松原〔秀〕
委員長 続いて、令和、お願いします。
◆犬伏 委員 令和大田区議団
の中では、本陳情について賛成
の意思を表明している政党に所属している議員もおります。したがって、会派内では若干意見
の相違があります。私、個人的には不採択を主張したい
ところでありますが、そういう会派におりますので、本日
のところは、黒沼委員
の意思を尊重して議論を尽くすということで、継続をお願いしたいと思います。
○松原〔秀〕
委員長 続いて、立憲、お願いします。
◆庄嶋 委員 少し長くなるかもしれませんが、ご容赦ください。
立憲民主党大田区議団は、元第30号
選択的夫婦別姓制度の法制化を求める
意見書を国に提出することを要望する陳情に関し、採択を求めます。
本陳情が主張する
選択的夫婦別姓制度は、夫婦別姓を選択できるようにするものであり、夫婦同姓を否定するものではありません。夫婦別姓を選択できる制度を設けることで、別姓を選択したいカップルが夫婦同姓
の婚姻
の場合や別姓を選択できる日本人と外国人
の婚姻
の場合に比べて、経済的、社会的に不公平となることなく、助け合い
の最小単位である家族をつくれるようにするためにも、本陳情
の採択を求めますということについては、今回
の参考資料にもあった家族
の法制に関する世論調査
の結果も引きながら、令和元年6月18日
の本
委員会で
の討論においても述べた
ところです。
ここでは、その後
の状況変化に合わせて、1点だけ理由をつけ加えます。今年1月1日から日本政府は、各府省庁が作成する公用文等における日本人
の姓名
のローマ字表記については、差し支え
のない限り姓、名
の順を用いることとするとしました。これは、姓は車、名は寅次郎
のように、本来
の名乗りである姓、名
の順にすることが日本人
のアイデンティティーにとっていかに大事であるかを示す流れでもあります。その見直し
の前段
の一つとなった平成12年に、当時
の第22期国語審議会が行った答申
の中で、日本人
の姓名をローマ字で表記するときに、本来
の形式を逆転して名、姓
の順とする慣習は、明治
の欧化主義
の時代に定着したものであり、欧米
の人名
の形式に合わせたものであるとされています。
翻って、夫婦同姓や夫婦別姓についてはどうでしょうか。法務省
ホームページ、我が国における氏
の制度
の変遷では、明治9年、太政官指令で夫婦別氏制とされたものが、明治31年、民法により夫婦同氏、いわゆる夫婦同姓が
法制化されたことが紹介されており、こちらも明治
の欧化主義
の時代に成立したものと言えるかもしれません。このように、一見当たり前
のものとされているものが、100年程度
の比較的新しい時代から
のものであることは多く、性別や国籍にとらわれず、多様な人材
の活躍が期待される現在
の社会状況にあって、夫婦
の姓
の制度についても柔軟に見直すことも必要であると考えます。
このような理由もつけ加えて、改めて、本陳情
の採択を求めます。
○松原〔秀〕
委員長 では、続いて、フェア民、お願いします。
◆奈須 委員 採択を主張する
のですけれども、
皆さんの間に、もうちょっと議論していきたいということがあれば、議論を深めるということでもいい
のかなと思いますが、一応採択を主張させていただきます。
やはり社会
のあり方が、多分、日本という
のは農村社会に代表されるように、地域コミュニティ
の中で極めて土地というものと密接にかかわりながら共同体という中で生きてきた社会があって、家単位であったり、コミュニティ単位というものが、生きるということや働くこととほぼ一体化する形で存在していた当時であれば、こういう夫婦とか家制度とかいうものが尊重されるという時代があったという
のも私はある
のだなと思いますし、そういう社会における家
のあり方というものを尊重するという
のは、一つ
の伝統とか文化にもつながる問題でもあり、重要だった
のではないかなと、あえて過去形で言う
のですけれども。
もう既に、契約社会という全く日本は別
の方向に歩んできてしまった中では、やはり社会制度と一人ひとり
の置かれている状況を考えた場合に、家単位だけでは生きづらい人たちがたくさん出てきている
のかなと。そういう人たちに対して、やはり法なり制度というものが支えてあげないと、個人
の権利を守れない時代に来ている
のではないかなと思いますので、やはりこの陳情は、採択すべきだと考えます。
○松原〔秀〕
委員長 それでは、継続と採決に分かれておりますので、お諮りさせていただきます。
本件につきまして、継続することに賛成
の方は、挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
○松原〔秀〕
委員長 賛成者多数であります。
よって、元第30号は、継続とさせていただきます。
以上をもちまして、元第30号
の審査を終了いたします。
その他
の継続となっている2件
の陳情について、状況
の変化等はございますでしょうか。
まず、
理事者の方
のほうは、いかがですか。
◎中澤 総務課長 状況
の変化はございません。
○松原〔秀〕
委員長 委員
の皆さん、いかがですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 それでは、その他
の継続
の陳情につきましても、一括して継続といたします。
最後に、次回
の委員会日程についてお諮りいたします。次回は、第1回定例会中
の2月26日、水曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松原〔秀〕
委員長 では、そのようにさせていただきます。
以上をもちまして、
総務財政委員会を閉会いたします。
午後 0時28分閉会...