この間、
災害救助法関連としまして、10月19日、土曜日に大田区に対し
災害救助法が適用されております。
被災者専用窓口の設置につきましては、
本庁舎2階に
被災者専用相談窓口を16日から27日まで開設をし、その間、219件の相談を受けております。また、
まちづくり推進部のほうでも
建築相談を受けておりまして、これは15日の午後から202件の相談を受けているということでございます。
浸水被害調査につきましては、13日、15日、16日、20日の間に、主として
地域力推進部のほうで一次調査を実施いたしました。特に15日、16日の調査時は、
地域力推進部、
福祉部、
健康政策部の合同で調査を実施しております。これまでの
り災証明の
発行状況ですが、11月13日までで言いますと620件となっております。
仮住居の
貸与等ということで、ご希望に応じまして、
プラム蒲田へ5世帯、13名が入居し、寝具のリースなどをしております。このうち2世帯については、11月4日に退去されています。また、修理ということで一時入居の希望が2件あり、11月17日に1件入居、ほかは11月下旬に
入居予定となっております。
シャンボール大森へも1世帯4名の方が入居しております。
ボランティアの支援は、85件、延べ172名です。
また、お見舞金の支給については、10月21日から支給開始し、345件、約800万円ということです。
要
配慮者対策につきましては、要
支援者宅への巡回による
安否確認や応急的な保育園への受け入れなどを対応いたしました。
衛生対策につきましては、
消毒薬の配布564本及び
消毒薬の散布128軒になっています。
道路、水路の
復旧等も実施しておりまして、
浸水被害地域内の道路の
路面清掃、
側溝等の泥の除去、ご家庭の床下に入った泥などの土砂の処分、ほかは丸子川の水路の清掃も実施しています。
環境対策としては、
災害ごみ収集、
対策車両延べ台数は129台、収集量、約411トンでございます。また、汚泥の除去、
土のう袋の配布、455枚を実施しています。
○
伊佐治 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆荒木 委員 何か災害が、
田園調布四、五丁目に災害が起こってから、非常に敏速で、なかなかいい活動はしたとは思うのだけど、これ特に災害の
相談窓口を、何で
大田区役所の2階なのか。現場は
田園調布にあるでしょう、それで必死になってみんなやっているわけだ、自分の家の掃除とか何だかんだと。それでわざわざそれを、
相談窓口を
本庁舎2階に持ってくる理由というのは何なのかな。できれば地元の、あのとき人はもういたかな。嶺町
特別出張所でもどこでもいいから、どこかちゃんときちんとした幅のある場所はあると思うのだよね。それが不思議でしようがないのだよね。これわざわざ災害が起きた人に、
本庁舎まで来いよという話なのですか。
◎長沼
防災危機管理課長 専用総合相談窓口につきまして、私どもでも、やはり現地での場所探しもしたところですけども、そこの
環境づくりに時間を要するという部分よりは、まずは早く開設して、
本庁舎の中ですぐに
ワンストップで相談に乗れる環境をつくって、その中で実際は
電話対応が多かったわけなのですが、それで1件1件その方に会いに行って、その中でまた、主な相談以外のその方のお宅を拝見しながら伺うことで、新たに区の職員が気づくことについても、その方にこういった点はお困りではないですかという形で、さらにこちらのほうで現場の状況を捕まえながら、相談に乗らせていただいたという点では、こちらの蒲田の場所ではございましたけども、1件1件現場に赴いて相談をさせていただいたことが、より深い
相談対応につながったと思っています。
また、
特別出張所のほうでも、その
相談窓口のほうと緊密に連絡も取り合っていましたので、そこの情報も含めて対応をさせていただいたところです。
◆荒木 委員 私が考えていることと、ちょっと違うのだよね。調布の
清掃事務所が本当にすごいなと思ったのは、もう日曜日には、ごみの
相談窓口を立ち上げているのだよね、どうぞ来てくださいと。ごみに困った人がいたら、どうぞ相談に来てくださいと。何でもっと遅れた後に、またいろいろな相談があるわけだよ。
そのあたり、私、その現場の
人たちに話を聞いているのだよね。何で私たちは蒲田の本庁に行かなくてはいけないのだと、もっと近くのところで。そうすると1日だめになってしまうのだよね、もし来るとしたら。何かやりながらだから、その辺の考えはもうちょっと至らなかったのかなと。全部合わせるというのは、それは後でいいのだよね。災害に遭った当日、次の日は、もう面と向かってやりなよと思うのだけど、どう、これ違いますか。
◎長沼
防災危機管理課長 先ほど言った理由で蒲田にはしたわけなのですが、現場のほうは、電話だけではなくて、こちらからも
被害調査とあわせて、調査の部署だけではなくて、
健康管理の部分でありますとか防疫の部分でありますとか、そういったチームを組んで、複数入らせていただきました。場所については、本当に遠い場所で、こちらに来た方は1日潰すとか、片づけの大変な状況の中でご迷惑をかけた部分があるかと思います。この辺については、今回の分の反省点もございますので、委員ご指摘の部分も踏まえまして、次回に生かしてまいりたいと思います。
◆荒木 委員 現実的に、日曜日に入っている区の職員、
田園調布特別出張所の方々なども、
都市基盤の
人たちもみんな行っているのだけど、現場の地元の人に、いろいろ言われているのだよ。私、横にいて、もう聞くに堪えないようなことまで言われている状況の中で、その
人たちだけがプレッシャーを感じてやっているのだったら、みんなもっと
部課長など偉そうにといったら、ごめんよ、何かあったら悪いけど、
部課長は偉そうな顔をしていないで、地元へ行って、もっと最前線でテントの中で指揮するぐらいの気持ちがなかったら、
災害対応にならないでしょう。これは一つの意見なのだけど、偉そうになんて言って悪いのだけど、あなた方が何もしないというわけではないのだけど、それどうですか。現地で本当に住民の方々と接して、つらい思いをした
人たちに対して、申しわけないでしょう。涙が出てきそうになっちゃう、話していると。それどうかね。
◎長沼
防災危機管理課長 今の
委員お話しのような事例で、現場の職員が、本当に数人の方に囲まれる中で、30分、1時間にわたっていろいろなお話をお聞きすると。私どもも、そこをしっかり現場の職員が対応をしたものを、中でも共有はさせていただいております。
庁内のそういう共有の中の分担の中で、私ども、どうしてもこちらのほうの現場ではないところで指揮にあたるところが多いわけですけども、私どもも、ここにいる全員が現場にも何回か入っておりますので、その中で接した方については丁寧に対応はさせていただいたつもりですけども、その職員のフォローの部分も含めて、こちらの中ではやってきたつもりでございます。決して、こちらにいて、さめた頭で現場は現場に任せたという形でやってきたわけではございませんので、その部分については、受けとめていただければありがたいと思っています。
◆荒木 委員
支援学校か、あそこの建物なんかも、あそこの
校長先生と電話で話したのだけれども、やはり地元の人にすごく世話になっているので、何かあれば貸す用意はありますみたいな話をしていたから、できないわけではないと思うのだから、全員行けというわけではないから、例えば部長は行ってあげなよ現地に、と思います。そのために、例えば防災は緊急だから、それはよく考えていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◆須藤 委員 私も、今度の台風19
号被害、本当に甚大なものだと思って、大田区の中も、できるだけ毎日行けるだけ、発災後、毎日伺うようにして、その後、大田区がちょっと片づきましたら、宮城県の丸森町へ行ったりとか、長野県の千曲川の
決壊場所、あと、いわき市の多くの
被害場所を見て、やはり河川が、今回本当に
多摩川が決壊しなくて本当によかったなと思います。まず、命が守られるかどうかということなので。それを踏まえて、ちょっと話させていただきたいと思います。
田園調布五丁目、四丁目の方々、お話ししたのですけど、やはり玉堤一、二丁目のことを本当に皆さん知らなくて、谷沢川のことも、
等々力排水ゲートのことも、ほとんどの方はわからなかったのです。当然なのかもしれないのですけど、やはり
多摩川だけでなく、
多摩川のところに面したところ、大田区も川崎市も世田谷もそうだと思うのですけど、多数の
排水ゲートがあって、やはり
多摩川が
危険水域以上へ行ったら、絶対どこも閉めなければいけないわけではないですか。
閉めたら、
多摩川からの逆流はないですけど、もし、今回内地にはそんなに降ってなかったですけど、陸側に、大田区側に水が降っていたら、絶対に
内水氾濫は起こるわけですよね。そのことの
逆流防止のために閉めますよということと、閉めたら絶対あふれる、それは1か所ではなくて、今回、たまたま
田園調布五丁目の上
沼部排水ゲートだっただけですけど、もっと幾つもあるゲート全てに
リスクがあるということを、やはりもうちょっと周知しなければいけないのかなということを強く感じております。それは、実際今回、世田谷でも、川崎でも、どこでも閉めたという事実をもうちょっと教えてもいいのかなと思います。
あと、
排水ポンプの話だったのですけど、やはり私も長野を見たりとか、丸森を見て、どこでも
排水ポンプで出そうという試みがあったのですけど、今回ぐらいの流量、雨量が降ってしまうと、流量に対しての
排水ポンプ1台当たり、大体1分間に5立米から多くても30立米ぐらいというお話を伺っているので、それでは解決できないということを踏まえての対策というのは、本質的には必要なのかなと感じております。
あと、やはり
危機意識を、皆さんに持っていただくという上で、私、以前、墨田区の
危機管理室に伺ったときに、江東5区の、江東5区というのは、ここからは逃げてくださいという江東5区なのですが、あそこの江東5区の
標高図、それも
立体標高図を見せていただいたのですけど、
立体標高図を見ると、ものすごく
危機意識が伝わるのです。平面ではわからないのですけど、墨田区から比較すると台東区は高いから、もしかしたら墨田区ではなくて台東区のほうに逃げたらいいのかなとかというのはわかるので、もしできたら、
出張所単位でも構わないので、
立体模型の
標高図、
立体標高図というのを幾つか用意すると、
地域住民の方に自分の住んでいる地域がすごく低いということがわかるのかなと思いました。
最後に1点なのですけど、前回も話したのですけど、
広域連携の必要性。前回は、
近隣自治体との連携が必要だという話をさせていただいたのですけど、できたら、
自治体同士も必要ですけど、ここにも
消防団の方が何人もいると思うのですけど、大田区と警察、消防との連携ということも考えていただけたらと思います。ちょっとそれについて、答えていただけたらと思います。
◎長沼
防災危機管理課長 私ども、この4月から
ハザードマップを改訂し、それを持ちながら18地区を回って
マイタイムライン講習会のほうも進めてきて、その中で、みずからの
避難計画を立てることの
重要性等もお話しさせていただいたのですが、今、委員のご指摘のありました、例えば
治水施設の機能とか能力とか、それから、そこの水門を閉鎖するにあたって生ずる
リスク等々について、やはり事細かくその部分まで深くご説明はできておりませんでした。特にそういう
リスクのある地域については、そういった説明も重要だったなと思っているところでございます。
その点で、
立体標高図という形で
出張所に置けば、地域の皆様方も、すごく意識が高まるのではないかというご指摘と受けとめましたけども、この点については、ちょっと今後検討をさせていただきます。
広域連携の部分、特に近隣の自治体とのお話もあって、それから
防災関係機関とのお話もありました。
防災関係機関につきましては、大田区におきましては、それぞれ派遣いただいたり、もとの職員という形で非常に連携しやすい環境があって、日ごろからやっていますけども、近隣の部分、やはり
同時被災の可能性があると。あるからこそ、相互連携した対策の強化というのが必要なのだなというところが、今回の経験で感じたところもございます。その部分、ご指摘いただいた部分に対しまして、しっかり取り組んでまいりたいと思います。
◆須藤 委員 今言った中で、特にいろいろすぐにはできないと思うし、やはり基本は自助で逃げてもらうということが第一で、もし
多摩川が決壊したら、それこそ最悪の場合、本当に、私は長野県の千曲川は、結構もろい堤防かと思ったのです。そしたら、すごくしっかりした堤防が、水の力というのは恐ろしいもので、大田区の堤防と本当に遜色ないぐらいの堤防が、やはり壊れているのです。ですから、あれを見たときに、この大田区の堤防も壊れるときがある。特に下流域より、
田園調布とか、
沼部あたりのあの辺が、もしかしたらやられるのではないかなということも感じつつ、だから、
国交省に頼みながら、堤防の強化も必要だと思うし、あと、昨日、
説明会でもあったと思うのですけど、結構水位がどのぐらいかというのがわからないという話があったので、私、
九州北部豪雨災害のときに日田に行ったときに、結構柱に、河川にある柱、鉄橋ですか、
橋りょうのところに、かなり遠くから見ても、この水位に来たら危ないみたいなのを書いてあったのも見たことがあったので、そういうのも
国交省と連絡しながら、誰から見ても水位が危ないという、昨日、
説明会で、何かこういう専用の、ここまで来たら水位が危ないみたいな柱を立てろみたいな話をしたのですけど、そうではなくて、
橋りょうとかに直接大きな字で、ここまで来たら
危険水位だよみたいなのを書くようなことを、国のほうに働きかけてもいいのかなと思います。
あと、先ほどの
立体模型図、できたら各
出張所に1個ずつぐらい、ちょっとお金がかかるかもしれないのですけど、あると必ず
危機感を共有できるのかなと思っております。よろしくお願いします。
◆福井 委員 ぜひ被災された区民の方に、一日も早い復旧のために大田区が力を尽くしていただきたいと思うのですが、
地域防災計画の中で災害時に協定を結んでいるのが幾つかあるのです。その中で、例えば災害時の
被災建物の
応急処理等に関する協定とか幾つかあります。今回、この台風19号の影響で被害に遭われた方たちがいらっしゃると思うのですが、この協定に基づいて、大田区として要請したものというのは何かあるのでしょうか。
◎瀬戸
防災まちづくり課長 全部は把握してないのですけど、
まちづくり推進部で結んでいます協定に基づきまして、修理したいとか、そういったご希望の方に業者を紹介、派遣みたいなことをやる取り組みを、実際こちらの今回の
委員会資料にも、翌日から
建築相談窓口というのを設けさせていただいたという記載がございますけれども、こういった相談の窓口の中で
建物被害に関する相談があって、どこか業者に頼みたいというご希望があった方には、
田園調布の方に限らず、区内の方に、こういう協定に基づいて業者を派遣して、相談に乗ってもらって、
見積もり等につなげていただくという対応をさせていただいた事例がございます。
◎保下
都市基盤管理課長 都市基盤整備部では、
大田建設協会、
大田造園協会と
災害協定を結んでございます。台風の直撃する以前から、
大田建設協会、
大田造園協会に依頼をかけまして、道路のパトロール並びに倒木などの対応で
大田造園協会、
大田建設協会の皆さんに協力していただいているという状況でございます。
◎田村
区民協働担当課長 地域力推進部におきましては、大田区
社会福祉協議会や
地域パートナーシップ支援センターと協定を結んでおりまして、災害時の
ボランティア対応ということで要請をしてございます。
降雨量、あるいは
避難情報など、台風の接近時から情報を共有して、
警戒解除後に速やかに現地の確認をして、円滑な対応に努めたところでございます。
◆福井 委員 ぜひ協定を結んだだけではなくて、今言われたように、しっかりと協力して、復興を支援していただきたいなと思っています。
この資料の説明の8番の要
配慮者対策というのが書いてあります。今回、
防災委員会で播磨町に行ってきました。要
配慮者の
避難計画をつくりますよということで視察してきたのですが、この要
支援者宅への巡回による
安否確認という中身について教えていただきたいのですが、要
配慮者の
名簿自体が1万8,000人あって、いいですよと許可が出た約8,000人の名簿があると聞いているのですが、この巡回というのは、具体的にどこに誰が行ったのかというのを教えてください。
◎長沼
防災危機管理課長 今委員がおっしゃられた、いいですよと許可が出た8,000人のほうではなくて、もとの原簿に基づきまして、
福祉部の職員が
当該地域のその
該当者の方を1軒1軒回りまして、訪問をいたしまして、その安否の確認とともに、お困りごとの相談に乗らせていただいたと、そういうローラーと言いましょうか、1軒1軒お訪ねしての対応となっております。
◆福井 委員 そうしますと、この10月11日から13日ではなくて、その終わった後に訪問をしたということですか。雨が降っている最中にどうですかということなのですか。
◎長沼
防災危機管理課長 後の対応でございます。
◆福井 委員
田園調布の方からちょっとご意見をいただいたので、お伝えしたいのですが、この
衛生対策、
消毒薬の配布564本、そして
消毒薬の散布が128軒と別に分かれてますよね。この違いをまず教えてください。
◎長沼
防災危機管理課長 配布につきましては、薬剤をこういうふうにお使いいただきますというご説明をさせていただいた上で、お渡しをさせていただいたものであります。それから散布につきましては、
委託業者で、実際に区側が
被災地域の必要な箇所に消毒剤を散布したと、そういう実活動を行った部分でございます。
◆福井 委員 区民の中から、
消毒薬はもらったのだけど、1人ではもうできないよという声が上がっていたので、この
消毒薬の散布というのは、区民の皆さんからやってくれませんかということに対して、大田区がわかりましたよということなのか、それとも公共施設とかにやったのかという、この散布のことをもうちょっと詳しく教えてください。
◎長沼
防災危機管理課長 実際に公共施設ではなくて、
被災地域の中に入って、お宅、それからその周辺に対して散布をしたと聞いております。
◆福井 委員 そうすると、区民の皆さんが、例えば高齢者1人だから、もうできないのでやってくださいねと言ったときには、相談に応じるということですか。
◎長沼
防災危機管理課長 薬剤を効果的に効かすためには、まず、汚れてしまった場所をきれいに清掃して、その上で薬剤のほうを使用しなければ、効果がないということになります。そこの前段の家具等を片づける作業について、一部では
ボランティアの協力をさせていただいたり、そういう調整をさせていただいたりということもございました。個別の相談については、昨日の
説明会の中でもそうですけども、今後も乗らせていただくという対応でございます。
◆福井 委員 最後に、土のうの配布の件なのですが、終わった後のこの土のうの処理というのは、どのように指導をされていますか。
◎保下
都市基盤管理課長 今回、
田園調布四丁目、五丁目につきましては、通常、私どもが配布している土のう以外にも、多くの土が住宅地内、また、道路にあったという状況がございました。そこで私どもの
都市基盤整備部といたしましては、災害ということで、その土のう、また、宅地内の土を分類するのではなく、やはりもう道路に宅内の土も出していただいて、それら土全部を
都市基盤整備部で処分したという状況でございます。
◆馬橋 委員 台風19号が過ぎた直後、たしか16日にも委員会があって、そのときにも申し上げたのですけど、本当にご対応をいただいて、大変な中ありがたいなと思っています。
一つ、この間、対応についていろいろご報告をいただいて、資料もたくさんいただいているので、少しずつ把握はしているようなつもりではいるのですけど、ちょっと気になるのが、
都市基盤のほうだと思うのですけど、例えば、私、ちょうど台風19号が行った後に、大森のふるさとの浜辺公園のビーチの漂着物というのですか、たくさんわらみたいな、何か植物のアシみたいなのがいっぱい漂着して、ビーチをそれで全部埋め尽くしてしまって、それをかき集めるお手伝いを、仲間で
ボランティアでやったのです。それ以外も、
多摩川の河川敷に関して言うと、もう年内はずっと使用ができないような状況になっていたりとか、これまでこういう大規模な水害、災害はあまりなかったので、そういうところは注目してこなかったのですけど、
都市基盤として、大田区が抱えているそういう施設があるではないですか、河川敷だったり、公園だったり、そういうところの
被害状況みたいなのは、あまり把握できてないなと思ったのですけど、何かその辺は、今後ご報告をいただけたりとかするものなのですか。
こういう、いわゆる防災という部分でのご報告とは別に、区内の施設だったり、そういうものがこれだけ被害を受けましたとか、使えなくなりましたとか、そういうのは今後、仮に来年以降もこういう大きな災害が来るという想定であるならば、ログを残しておく必要があると思うのですけど、その辺は、
都市基盤の中ではどういう扱いになっているのですか。
◎保下
都市基盤管理課長 現在、やはり災害復旧といたしまして、私ども
都市基盤整備部といたしましては、まず
田園調布四丁目、五丁目の道路の清掃、また、先ほどありました土砂の処分を中心的に行っているという状況でございます。それで河川敷につきましては、現在、じんかい処理と言いまして、国土交通省から占用をしております草木など、絡まっている草木を、まず災害ごみといたしまして、今、集めて処分をするという作業を行ってございます。
今後、第4回定例会で補正を上程させていただきまして、今後の工事については、その議決後の工事を予定しているという状況でございますので、その際に、しっかり現在の
被害状況を報告できればと考えてございます。
◆馬橋 委員 来年同じような、同様な大規模なこういう台風とかが来ないことを祈るのみなのですけど、本当にこの近年の気象というか天候の変化というか、これが地球温暖化に起因するものかどうかちょっとわからないですけど、来年以降も同様のものがもし来るとすると、今回補正を出していただいているので、その議決後にということなのですけど、そういう部分についても、ある程度、区として備えていく必要もあるのかなと、ちょっと感じたのです。
ふるさとの浜辺公園の掃除をやっていたときも、ちょうどふるさとの浜辺公園の指定管理者の方が職員をかき集めて、シルバー人材みたいな
人たちがやってくれていたのですけど、そういう
人たちが、もう本当にビーチを端から端までごみを全部集めて、翌日、区内の産業廃棄物処理業者の方が何度か来てやってくださったのですけれども、そのごみも多分相当な量だと思うのです。
そういうのを多分、あまり皆さんも知らないし、知られていないし、来年以降ももし来るとすると、そういう部分も記録を残しておいたほうが、来年に対する備えになっていくのかなと思うので、何か災害があると、いつもこの対応についてはご報告をいただいているのですけど、そういう部分についても、今後その水害という部分に関して言うと、この次の
ページなのかも、別資料なのかわからないですが、何か議会に対してもご報告があるといいのかなと思いましたので、ぜひちょっとご検討をいただければと思います。要望です。
◆秋成 委員 今回、本会議でも様々な質問が出ると思うのですけども、改めて、今、本当に区民の方から一番お話が多いのが、避難所がわからなかった、通常の地震の避難所と思って行ったら開いてなかった、断られたという部分で、やはりこの
ハザードマップを、どう全戸配布等、周知いただくのか、また、水害時
緊急避難場所についても、また垂直避難のことも含めて、どのようにこれから周知されるのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。
◎長沼
防災危機管理課長 今ご指摘をいただきました
避難場所でございます。風水害時と震災時の違いにつきまして、やはりちょっとまだ私どもの周知啓発不足で、区民の皆様方、お一人おひとりにまで浸透できない中で、こういう台風19号を迎えてしまったという状況の中で、
多摩川沿いでありましても、やはりそこに近い学校のほうに震災時の計画と同じように避難を求める方、実際にそこに行かれた方も多くいらっしゃいました。
大田区としましては、やはり浸水が起きるであろう場所に人を集めてしまうということは、東日本でありました野蒜ではありませんけども、ああいう被災をやはり繰り返してはいけないという思い。それから、救助されることを前提に避難させるということの是非等々をいろいろ考えた中で、そういう危険の高いところについては
避難場所から外しまして、危険性の低いところに
避難場所を設定していたところでございます。
ただ、そうはいいましても、ああいう現実も踏まえまして、また、区民の皆様からもいろいろなご意見を頂戴している中で、どういった形がより現実的な避難方法であるのかというところにつきましては、区の従前の考えを基本とはしながら、しっかりした落としどころを探って、それでそこに対して行政と区民の皆様方と一層の取り組みで
災害対応をしていかなければいけないという思いでおりますので、これからそういう話し合いをもとにしながら、あり方の検討をさせていただきます。
◆秋成 委員 また、本当に区民の方、皆さんが知れるような形で、その啓発もお願いしたいと思います。また、議会のほうからも様々な要望もまた出していると思いますので、その周知もお願いしたいと思います。
一つ、具体的なところなのですが、今回この4
ページ目に9(5)仮住居の
貸与等とありますが、この
プラム蒲田や
シャンボール大森に入った方については、どのような方がどういう流れで入られたのか、教えていただけますか。
◎近藤 地域力推進課長 それぞれ被災された中で、やはり家に帰れないという状況を確認しましたので、通常、小規模
災害対応ということで火災等の対応をしておりますけれども、今回につきましては、被災されたということで、緊急対応として入っていただいているところでございます。
◆秋成 委員 わかりました。
例えば、今回、昨日配られた支援制度のご案内の中には、この仮住居の貸与が出ていなかったので、例えばほかのところでも、いろいろな場所で、家にもう住めない状況だというところで、住んだままの修繕ができないのでとても困っているという方で、では、それなら越してしまおうかというぐらいの方がいるのですが、そういった緊急対応でないこういった部分では、やはりこれは対応は厳しいのですね。
今住んでいる家が、住んでいながらの修繕はできないのでという部分で、これはやはりできないことですよね。緊急対応だからできたということと捉えて、よろしいでしょうか。
◎近藤 地域力推進課長 同処置、緊急対応で行っております。また、それぞれ、やはり今後いろいろな支援等を含めまして、検討をするべきことはあるのかなと思っておりますので、個々の状況はお話しいただく中で、できるだけ弾力的に対応はしていきたいと思っております。
◆奈須 委員 本当に何というか、大きな災害が起きる時代になったのだなと、私たちの暮らしと無縁ではないなということを改めて実感しているのですけれども、順番もちょっとばらばらに、気がついたことだけお話しさせていただいて、お答えいただける部分だけでいいので、ちょっと感想めいたことにもなりますけれども、触れさせていただきたいと思います。
今回、金曜日から始まったとはいっても、土曜日が本格的になったと思うのですが、この委員会でも、泉佐野市に行ったときに、ちょうど被災していた日が平日だったので、職員が登庁していたから、割と対応がしやすかったと伺っています。逆に、今回の場合には、金曜日は一応台風が来るというのはわかっていたのですけれども、翌日になったということで、保育園などでも出なさいと言われて、とても困ったというか、泊まらなくてはいけなくなって困ったなんていう話も聞いているのですけれども、そういう意味では、土曜日の朝になってみて、あるいは前日の夜にひどい状況になったけれども、交通機関が動かなくなってしまったので、行くに行けなくなって、翌日の朝になってから応援に出かけたという話もあるのです。そのあたりは、これから大きな課題になるのかなと思うので、ぜひこれから、台風の場合にはある程度予測もできることだと思いますので、職員の皆さんが発災した後にどういう体制でいられるかというときに、どこで待機するかというか、こちらのほうでも宿泊された方がたくさんいらしたというご報告はありますけれども、実際にはそれよりも多くの手が必要だった現場もあると思いますので、ぜひそのあたりについても検討をいただけたらなと思います。
あと風速のところで、
本庁舎で最大瞬間風速で45.6メートルを記録したと言っているのですけれども、これをちょっと調べてみたら、本当に20メートル、30メートルでもすごく大きな風速ということで、場合によっては人家に被害が出るぐらいの、この45.6メートルというのは信じられないぐらい大きな数だなと思いましたので、これは本当にただの感想になりますが、今回はそういう意味では、泉佐野市の場合には、1年たっても屋根の影響があってブルーシートがとれなかった家が今も残っていますというお話もありましたけれども、今回の場合には、そういう方もいらっしゃるかもしれませんけれども、それほどに多くの人家に影響なかったということは、不幸中の幸いだったと思いますけれども、20メートル、30メートルで本当に樹木が飛んでしまうぐらいの風だという、この大きさは本当に衝撃的だったなと、これは感想としてお話しさせていただきます。
あと、これはぜひ取り組んでいただきたいと思うのですが、今回、
内水氾濫について、皆さんのほうからもご指摘があって、
田園調布四丁目、五丁目では大変だったと思いますが、私は、やはり小河内ダムの放水との関係というのも、もっともっとしっかり検証をしていかなければならないのではないかなと思います。
前回ちょっと触れさせていただいたように、利水ダムであることによって、水位が平常時よりも9月、10月、高くなっていたということで、あれがこちらでは10日からの把握になっておりますけれども、実際に台風が発生したのは7日ぐらいからで、本当に日本まで来るかどうかというのはわからない状況ではありますけれども、全てのダムの水位を点検した上で、ある程度放水できる部分は放水しておくといったこともできなかったのかなという思いはあります、素人ながら。このあたりは、やはり大田区の判断ではできないことだと思います。同様の思いは、世田谷区でも同じ思いでいらっしゃると思いますので、ぜひ今回、被害に遭われた自治体を中心に、川崎市もそれになると思いますけれども、東京都とやはり国とで、この部分については被災時のダムの放水のこういった災害対策においては、国も発言することもできると聞いておりますし、ぜひそういう協議の仕組みをつくっていただきたいなと思います。
あと、少し前に、この
警戒レベルというものをつくるようになりましたよというご報告はいただいたのですが、
警戒レベルを出しながら区民の皆さんに台風の状況についてお伝えできたということは、今回、1歩前進ではあったと思うのですけれども、逆に、
警戒レベルだけが発令されたことによって、心配感はあるけれども、どこに逃げたらいいのとか、逃げてきたはいいけれども受け入れられなかったという意味では、このレベルの出し方、タイミング、あるいは受け入れ態勢というものとの関係を、ぜひ検討をしていただきたいなと。
特に、こちらにも先ほどご報告がありましたけれども、夜になってから
警戒レベルの5が出るわけです。暗い時間の中で本当に大変となったときに、果たして家にいるのがいいのか、外に出て避難するのがいいのかということも、判断ができないと思うのです。そこまで含めての状況を伝えるのに、やはりメールだけでは難しいときに、こういうときにやはり
出張所だとか、地域の掲示板というものも役に立つと思いますので、ぜひそのあたりも今後検討をしていただきたいなと思いました。
あと、避難所のあり方も、いわゆる災害時の避難所ということでは、大田区も整備を進めてきたと思うのですけれども、どうしても水害となったときに、区民の皆さんとの認識のずれが、避難所があるのにどうして入れないのですかということにもなりましたし、公の施設であればどこでも入れるのではないかと思ったら入れなかったり、あるいは、機転をきかせていただいて、開けていただいたのはいいけれども、水も食料もなかったということもありましたので、いつどこに行っても、全部防災体制がとれるようなことというのはまずないというのはもちろん承知はしているのですけれども、ぜひいろいろな意味で、これからに役立たせていただきたいなと思いました。
漏れているところはたくさんあるとは思うのですけれども、こういう今後、細かい点検というものを行っていくにあたってなのですが、ちょっとこれは私の認識の中での
地域力推進部とか、
福祉部とか、
健康政策部とか、あるいは
都市基盤整備部とか、いろいろな部署での対応になると思いますけれども、いま一つ、例えば
浸水被害調査における
地域力推進部の役割はどのようになっているのかなとか、各部署の役割がちょっとわからないので、ここだけはちょっと教えていただければなと思います。
◎長沼
防災危機管理課長 何点かお話をいただきまして、私のほうから、まず1点目の職員の対応体制の部分でお話をさせていただきますけども、今回、動員の状況につきまして、人数の不足等のお話もいただいたところです。地震の場合は、その自動の参集という仕組みがしっかり整っていた状況でございます。ただ、風水害については、その規模等々、状況に応じて、今回であれば台風19号に、この状況に対してどういうふうな体制をつくるかというところで、個別の判断をしてきたところでございます。
ただ、今回のような、週末、休日と重なるような状況等々も含めて、やはりある程度のガイドラインというのは事前につくっておくべき、それに基づいて、各部の動員計画ということではなくて、やっていくべきでもあるかなと思いますので、それについては、ちょっと今検討をしているところでございます。
それから、小河内につきましても、現在もいろいろ情報をとっているところですけども、引き続き、その情報の共有、それから事前の打ち合わせができるように取り組んでまいります。
それと、
警戒レベルは、この関係、夜のレベル5になりましたけども、レベル3の高齢者避難等については、当然そういった夜にならないようにとか、風雨が強くならないようにというのを十分配慮して、安全な時間帯での発令をしてきたところなのですけども、レベル5につきましては、やはりその緊迫した状況の中で、いち早く伝えなければいけないということから、今回の場合は夜になったものでございます。しかも、その伝達文の中には、もう垂直避難をしなければいけませんよというのを強調した内容で発令もさせていただいたというところです。なかなか短い文字数の中での工夫がまだまだ必要な部分がございますので、これからしっかり取り組んでまいりたいと思います。
◎近藤 地域力推進課長 今回でございますけれども、
災害救助法の適用が10月19日に、10月12日にさかのぼって適用されたということでしたので、当初は小規模
災害対応という形でしたので、
特別出張所のほうの職員が現場を回っていったという流れになっております。
◆奈須 委員 漏れたところだけ、ちょっと2点。
今回、先ほど協定という話もあったのですけれども、職員の皆さんがすぐに対応をしていただく部分と、協定をしたり、あるいは民間の委託をしたりということでの事業者が対応していたりする部分で、特に清掃なんかは両方で対応していますので状況が違ってくると思うので、今日はいらっしゃらないからあれですけども、どのように違いが生じたのかとか、役割分担はどうなっていたのかというのを、ぜひ検証をしていただきたいなと思います。
あともう一つ、これは個人的に本当に教えてくださいという質問なのですけど、
田園調布は、これまでも下水においての分流式の工事を、ほかの地域よりも早くに進めてきています。今回、改めて、この
内水氾濫が起きたことによって、この分流式にしなくてはいけなかったのだなというのは何となくわかったわけなのですけれども、この分流式にする場合と合流式にする場合とで、分流式を進めてきたことによる効果というか意義というのは、どういうものがあったのか教えていただけますか。
◎保下
都市基盤管理課長 分流式の意義というのは、こちらの
田園調布四丁目、五丁目には、私も下水道局から確認しているところ、分流地域になってございまして、やはり分流地域というのは、降った雨を今回の上沼部の樋門を閉めたところに自然に川に流下させて、
雨水をそのまま河川に流すということで、簡単に言いますと、下水処理場の負荷を軽減しているということはございます。当然、自然に降ったものを自然に戻すということもございますので、やはり自然に優しい下水機能だと考えております。
◆奈須 委員 私も、どうしても越流水というか、合流式の場合には、雨が降ってしまうと、下水も一緒に川に流れてしまうので、いち早く
雨水を流すために、分流式というのに都市部も変えていくべきだなとは思うのですけれども、分流式にしたほうが、今回、氾濫であったりとか、そういうものの影響が少なかったとか、そういうのはあるのですか。ちょっと私もイメージが湧かなくて申しわけないのですけれども。
◎保下
都市基盤管理課長 やはり東京都の下水道計画、高度成長期にやはり下水機能をいち早く整備していくということで、やはり下水道
管を合流式ですと、雨と汚水が一つになるように一つで済むのですけれども、やはり分流にしますと、簡単にそれが二つにしないといけないということで、整備費用も2倍、整備期間もやはり2倍かかりますので、これまでほぼ下水道普及率は100%になっているのですけれども、やはり整備する期間を考えて、今回のそうした東京都の計画の中で、各下水道の配置なども決まってきたと考えております。
◆奈須 委員 今お話しされているように、ほとんどが東京の場合には合流式で1本の
管で行くところを、順次分流式にということの中で、
田園調布は計画的に分流にしてきたということなので、今回、
田園調布特有の
内水氾濫みたいな問題、
多摩川がすぐ横にありながらも、
多摩川に
雨水を流すことが難しい状況というのが明らかになったと思いますので、なかなか地下
貯留槽まではつくることは難しいかもしれませんけど、すごく単純な話ですけど、2本下水
管をつくれるのであれば、少し太目にすることによって、一時的にでも、少しでも地下に滞留できるような工夫というのも、東京都にお話をしながらやっていただいて、
田園調布特有の
雨水に対する対応というものを考えていけたらなと。ほかにもっと何か専門的な知識もきっとあると思いますので、ぜひ分流式にしている地域でもあるということもありますので、そこはちょっと要望をしておきます。
◆小川 委員 今回はいろいろ、昨日も
説明会に出させていただいて、いろいろ住民の方からの意見を聞いたのですけれど、まず、この災害があった後に、私もなりたての議員なのですが、やはり幾らかお電話とかをいただきまして、高齢者の方が狭いところで、逆に足や腰が痛くなった話だとか、あるいは場所がなかったという話がありまして、やはり後で聞いたところによると、本当は避難しなくてもよかったマンションの上のほうの人とかという人も中にはいたということで、この前、ちょうど立憲の勉強会で、港区のほうから、こういう在宅避難の勧めというのを、港区では推奨をしていらっしゃるみたいで、こういう在宅にしても大丈夫だよということも、一つ皆さんに啓発するのはあるのかなとはちょっと思うのです。
特にマンションの多い港区なのでだと思うのですが、そこにいたほうがより安全なのに、
警戒レベル5という言葉が怖くなって、みんなでいたいと。やはり、この前も申し上げたように、地域力というのは、上においでよという助け合いみたいなのが、かなりそういうパニック状態が軽減されるのかなと思いましたので、もしこちらの大田区のほうも、こんなにかわいらしい、すごく読みやすいのがありますので、もう十分だとは思うのですけれど、もしあれだったら、在宅避難のことも一つ入れてみるとかいうことを要望させていただきます。
それと、もう一つ、昨日、
説明会に出た結果、私も、うちも例えば自分がこういう目にあったときどうかなと思ったのですけど、やはり家計を預かっている主婦というのは、目の前の現金というのが気になるのです。そして、ほかの方からもお電話をいただいたのは、すぐお金を貸してもらえるのかという、
田園調布の方からファクスをいただいたのですが、やはり手元に現金がないと、例えば貯金とかはしているのだけれど、ではそれをとか、株をとか、いろいろあると思うのですが、目の前の現金というのが、やはりすぐ必要になってきて。
そして昨日の女性の方が言っていた、住民税が半年だけということではなく、もうちょっと延ばしていただけないかみたいなことをおっしゃっていた方がいたと思うのですけど、私も自分のことを考えると、そうしていただけると、とても助かるかなというか、心に余裕ができるかなという後対策、お金を貸していただけるとか、あるいはそういうちょっと減免措置がもうちょっと長く続くとか、やはり半年ではちょっとどうなのかと私も思いましたので、こちら要望としてということで、お願いしたいと思います。
○
伊佐治 委員長 答弁はいいですか。
◆小川 委員 はい。要望です。
◆末安 委員 やはり
避難場所についての混乱が大変多かったということをたくさんお声をいただいていまして、いま一度、
ハザードマップのあり方というところも、ご検討をいただいているとは思うのですけれども、今回この
ハザードマップの後ろに水害時
緊急避難場所ということで、一覧が掲載されております。今回、当初開けたのは10校ぐらいということで、ここに載っているのはもっともっとあるわけなのですけれども。
そこで、やはり一つには、ここの水害時
緊急避難場所というところのあり方というのは、避難行動要支援者が一時的に避難をする場所ですと書かれているのですけれども、例えば、今回、
多摩川沿川はやはり
避難指示まで出ているわけで、もう最大の想定に至ったと同レベルなわけなのですけども、これでいきますと、やはり本当に要支援者の方が避難する場所という、そもそもの文言からしてどうなのだろうというところもありますし、そういった点で、もう1回この
避難場所のあり方というものを検討をしていただきたいと思うのですけども、その辺については、今どんな状況でしょうか。
◎長沼
防災危機管理課長 先ほども若干お話をさせていただいたところですけども、委員ご指摘のとおり、一覧表自体がわかりにくいというお声もいただいております。江東5区が先行して、国、都とやりながら、その全部区の外に出て避難をという打ち出しをして、要は一般の方は特に、自分で安全な場所を見つけて、そこに自分で逃げてくださいという考えを前提と。私どもも、そういった考えも加味しながら、そういった限られた区の施設を要支援者の方たちにと。そのかわり、区でそこは運営しますよという考えを打ち出したところなのですけども。
では、今回のような日本列島半分を暴風圏が包むような、ああいう大型の台風のときに、では、一般の方はどこに安全だという形で逃げるのかと。やはりアメリカの広い国土とは事情が違ってきたり、また近くで何とか安全な場所を探したいという区民の皆様方の心情といいましょうか、そういったのも今回の実態の中から十分私ども把握できましたので、その辺を含めて、では、区民の皆様方と一緒にご意見を賜って、またそこで実行をする体制をつくりながらということになりますと、やはり一緒に意見交換をしながらのあり方検討、これを進めていくと。
今、
地域力推進部のほうでも協力いただきながら、自治会連合会のほうで、その区民側のご意見をまとめていただいているところでございます。今後、区のほうのまとめとあわせながら意見交換をすると、そういう作業を予定してございます。
◆末安 委員 ぜひそういった、もう1回あり方、そもそもからご検討をいただきたいというのが一つ。
もう一つ、避難所のキャパシティーというのが、やはり食料で言うと大体学校等々でも1,500人分ぐらい用意している、1日当たりです。ということは、それに近い人数が入るのかなという部分が想定されるのですけども、実際には、今回受け入れを断ったところなども750とかそれぐらいの規模で、もう相当いろいろな部屋を使ったけれどもそうだったということも聞いておりますので、果たして、本当に一つの避難所にどれぐらい一体受け入れるのか、そういったところも検討をしていただきたいなと思うのですけども、その辺はいかがでしょうか。
◎長沼
防災危機管理課長 今回、避難をお断りしてしまったという部分が発生したことにつきましては、区としても大変重く受けとめております。その部分、早速検証は入っておりますけども、現場のオペレーションも含めまして、ちょっと今後どういった形で避難者の方をお受けしていくのか。地震のときには、本当にお住まいをなくされた方の暫定的な生活の場となるのですが、今回の場合は
避難場所でもございますので、若干ちょっとご無理を、ちょっとご協力をいただくのか等々を含めて、やはり実際どのぐらいの方を受け入れられるかというのを定めて、それを周知していかなければいけないなと考えております。
◆末安 委員 では、
避難場所については、そういう形で、そのほかもたくさんありますけれども、ぜひお願いしたいと思います。
また、やはり災害後の対応というのが、とても昨日の
説明会を聞いていましても、大変にもうぎりぎりの状態で被災者の方が精神的にもいられる状況の中で、区として果たしてどんなふうに寄り添っていけるのかなというところが問われているのだなということを、改めて昨日の
説明会に参加した後に感じさせていただきました。
本当に手袋とか、ごみ袋一つを渡すタイミングが、たった数日遅れただけで、もうばかにしているのかと言われてしまうというところなども、もちろんそのとおりだなと思いましたし、本当に、先ほど荒木委員からもありましたように、
本庁舎にまで来てもらうということよりも、とにかくテントが一つ現地にあるだけでも違っていたのだろうなというところがありましたので、これは要望になりますけれども、もう1回、災害後の、起きた後の対応というところは、抜本的に何ができるかというところを、もうされているとは思いますけれども、いま一重ご検討をいただいて、丁寧な寄り添い型の対応がどうしたらできるのかというところを検討していただきたいなと思います。
また、もう一つ、いろいろな方がいろいろなところに電話をしてきたときの対応の電話の受け答えというところも、大変なご批判をいただいておりましたので、そういったときの受け答えができる職員が、果たして誰でもいいのか、人がいればいいのかというところではなくて、やはりそれ相応の方が
電話対応ができるようにというところなどもしておかなければ、出た人によって対応がまちまちになってしまうというのでは、やはり困りますので、そういったところをもう一度ご検討をいただきたいなということも、要望を加えさせていただきます。
◆荒木 委員 これは自分の勉強不足がちょっと直したいのだけど、嶺町で、私、全然知らなかったのだけど、嶺町に床下浸水が8、床上浸水が9と書いてあるよね。これはさわりがなかったら、どの辺、住所をちょっと教えてもらえないですか。この辺だって、さわりがない程度に。嶺町に床上浸水があったのかなと。
◎甲斐
防災計画担当課長 田園調布南です。
◆荒木 委員 それともう一つは、これは夜中に、私は個人で行っていたのだけど、
消防団の格好はしていたけど、沼部のちょうど
清掃事務所の斜め前あたりのあそこが、前に決壊した場所なのだよね、越水をした場所なの、
多摩川。岸辺のアルバムというのをやったときがあったじゃない。あの大雨のときに越水しそうになったのです。越水しそうだと、びっくりして行ったのです。本当に、あと1メートルもなかったよね。それで、恐怖心だよね、もうびっくりしてしまって、私、本当に。やばいな、なんて思ったぐらいだから。そのときひょっと見たら、やはり
消防団の
人たちが、あれ
田園調布消防団だね、馬橋委員たち本当に頑張ってくれたのだよね、相当来ていたよね。
田園調布四、五丁目にも自衛隊と一緒に何かやって、その場面は見なかったのだけど、一緒にやっていたというのだけど。文章を見ると、どうもこういうのを見ると、
消防団の「しょ」の字も書いてないのだよね。これよその分団だけど、私は、本当によその分団ながら、
消防団係はそうだよね、いるのだよね。それ何とか、これやはり少し検証をしないと、あんな必死な思いをしてやっている
人たちに申しわけないと思うのです。別に、私が
消防団員だから
消防団員を褒めろと言っているのではないけど、少なくとも現地で頑張っていた
人たちのことは少しぐらい書かないと、これはいけないと思います。どうですか。
◎伊藤 防災支援担当課長
消防団の当日の活動については、それぞれの消防署の派遣、もしくは後日の各消防署のヒアリングにおいて、どういう活動をしたかというのは把握をしてございます。
また、その活動については、この記載はされておりませんけども、防災危機管理課の内部については、災対本部の中で共有をさせてもらっているところでございます。
また、今後については、その活動の記載の是非については、また書ける部分、書けない部分もそれぞれあるかと思いますので、消防署と
消防団と検討をしながら対応していきたいと思います。
◆荒木 委員 私なんか思うのは、そういうときにどういうふうに活躍したかというのは、どんどんアピールしていって、何で、では
消防団員が募集しても入らないとかと言っているのだという話にもかかわるのだよ。これは直接今の質問でいいのかどうかわからないのだけど、その辺を考えて、大いにアピールしてくださいよ。
◎保下
都市基盤管理課長 本日の資料の3
ページ目に、主な
被害状況というところがございます。8(1)人的被害のイのところに、
田園調布五丁目一帯におきまして消防、警察、自衛隊により
浸水地域内の孤立者を捜索し、16名の方を救助していただいたということで、私たちも、一緒に
消防団の方と排水作業をやったのですけれども、19時に私たちは現場から退避させていただきました。
その後も
消防団の方々の活動によりまして、
田園調布四丁目、五丁目の方を16名救助したというのは、場面場面で
田園調布の地域力推進会議でも報告させていただいておりますし、あと、ほかにも地域の方々から、大田区が逃げたのではないかと言われているときには、やはりその役割がしっかりあると思いましたので、そこは最後の命を救うのは消防の方々にお願いしてございますという報告をさせていただいてございます。
◆荒木 委員 保下課長が言ってくれたとおりなのだけど、それを何かもうちょっと、こんな顔してそんなこと言っていいのかと、実は議事録に残したいのだよね。
消防団がどんな活躍をしたかというのをちゃんと実証をしないと、今後の話もあるからね。本当、恐怖だよ。自分が死んでしまうのではないかと思うような場面だってあるのだから、それをよろしくひとつお願いします。
場面場面で、保下課長から大いに言って。お願いします。
◆奈須 委員 今の
ページのところの(2)を改めて見ると、半壊と全壊でかなりの数になりますよね。一方で、提供をしている住宅の数はそんなに多くないのですが、こういう方たちは自宅で過ごしてらっしゃるのでしょうか。
◎土屋
田園調布特別出張所長 リフォームなどを、住宅改修をするために、一時的に引っ越しをされている方もいらっしゃると聞いております。
◆奈須 委員 こういって数字で出てきていますので、こういうところに多分、先ほど荒木委員もおっしゃった個別の対応というか、本当に問題なく生活を維持できているのかというあたりは、確認していただけるといいのかなと要望しておきます。
◆松原〔秀〕 委員 本当に皆さん、お疲れさまでした。いろいろと報告を聞いていて、大変だったなと思っています。私も現場にいて、かなり苦労をしました。私は単なる
ボランティアで行ったつもりだったのですが、いろいろ被災者の方から罵倒されました。多分、大変だったと思っています。
それはいいとして、1点だけお伺いしたいのですが、前、今後の対策として、馬込銀座があふれて、クイックプランで元区役所の前に大きなため池というか水槽ができましたね、
貯留槽が。そして上池もやはりあふれて、今たしかできあがったのかな、つくっているのか、できたと思うのです。それ下丸子も、たしか聞いたことがあるのですけども、今回も丸子川が、たしか10年ぐらい前に逆流して氾濫したという事実があります。それで、やはり閉めざるを得なかったのですが、そうすると
内水氾濫が起きてしまう。
それを防ぐには、やはり大きな
貯留槽をそこにつくる必要があると思うのですが、それは今後、東京都か国に要望をしていく予定はあるのでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 現在も、今回浸水のありました世田谷区、川崎市、大田区で、やはり
多摩川沿川の総合的な治水対策については、国土交通省に要望活動を行っていく準備を、現在進めてございます。今委員おっしゃいましたような、その地域での
貯留槽につきましては、まず今回の浸水の原因究明を、まだ全ての要因が出ているわけではございませんので、その要因をしっかり課題を整理して、その結果、
貯留槽が必要な場合につきましては、やはりその管理者であります東京都下水道局に、その施設の設置なども要望していきたいと考えてございます。
◆松原〔秀〕 委員 ぜひよろしくお願いします。
◆佐藤 委員 私、ちょっと3点ほど聞きたいのですが。まず初めに、今回は本当にいっぱい動いていただいて、昨日も区民の方から、倒木があって、すぐ翌日には片づけていらっしゃって、区は本当に頑張っているなというお話を聞きましたので、それはお伝えしておきます。
まず、
ボランティアなのですが、この9番の
浸水被害緊急対応本部による復旧活動、
被災者支援活動というところで、
ボランティアは85件で172人、10月26日までとなっていますが、これは10月26日までで終わったというのは、どういった経過からでしょうか。
◎田村
区民協働担当課長 今回の被災の第一の特徴は、局地的であったということと、それから生活空間をいち早く確保して、暮らし続けられるような状況をということで対応をしたというところです。その際に、専門的な経験のある、
被災者支援の経験のある方を中心にメンバーを組んで、それで翌日にいただいたニーズを積み残さないようにやった結果、26日にはゼロになったと。今いただいているニーズがゼロになったということで、26日まで対応をしたということでございます。
◆佐藤 委員
浸水地域で掃除をしたり、使えなくなった家財などを出したりということがあったのですが、そこに
ボランティアというのは考えられなかったのでしょうか。
◎田村
区民協働担当課長 7割、8割が浸水した家具等を公道まで出すというのが、主なニーズ内容だったのですが、今、副
委員長がおっしゃったような内容についても一部あって、それについては一部の、一部というのは1割から2割程度だったと記憶しておりますけども、そういった対応をした事例もございます。
◆佐藤 委員 浸水された区民の方から、大田区は
ボランティアが早く引き上げてしまって、何か世田谷がすぐ区境で、世田谷の
ボランティアの人がいたので、お願いして掃除をしてもらったり、家具の運び出しなどを手伝ってもらったという話を伺っているのです。だから、地域によりまして、また、そのご家庭によって、作業をする時間だとかペースというのは違うのです。やはりそういうところの細かい対応というのが必要だったのかなと思っていますので、ぜひ今後、検証をしていただきたいと思います。
あと、
浸水被害など遭った方に、国民健康保険料の減免だとか、住民税の免除だとか、NHKの受信料の減免だとかいろいろ出ていますけれども、水道料金の減免というのはないのですか。やはり洗い出しをするのにかなり水道を使っていて、水道料金が今度すごくはね上がるのではないかと、そういう心配の声も出されていましたけど、水道料金というのは大田区のものではありませんけど、東京都ともそういう話もしながら、水道料金の減免も考えないといけないと思いますが、いかがでしょうか。
◎長沼
防災危機管理課長 今、副
委員長のほうからお話をいただきました。ちょっと手元の、昨日も配った支援制度のご案内等も確認したところ、ご指摘のとおり、ちょっと水道料金につきましては含まれてなくて、ちょっと今、確認不足でご回答のほうはできない状況です。
◆佐藤 委員 ぜひ確認していただいて、もしそういう制度がないのでしたら、東京都と協議もしまして、そういう対応をしていただくよう要望しておきます。
それと最後ですが、土のうの問題なのですけど、確かに大田区は土のう置き場、土のうステーションを23か所につくって、配置していて、私もその報告を
防災委員会で聞いたときに、いいものをつくっていいなと思っていたのですが、今回、何人かの区民の方から、台風が近づいてくる中で、土のうが欲しいのだけど、どこに取りに行ったらいいのだという、そういう問い合わせがあったりして、お宅だったらここですよなんて話をしたのですが、思いのほか、結構ないのだなと、ないというのは土のう置き場の箇所が23か所では、やはり遠いのだなということがわかりまして、いろいろな区民の方の意見もあると思いますが、ぜひ検証をしていただいて、今後、もっと土のうステーション、土のう置き場を増やしていくべきではないかなと、思っていますので、その辺の検証をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎保下
都市基盤管理課長 今回は非常に台風の勢力が大きいということで、今回、土のうが1万2,000個、最終的には区民の方々に使っていただきました。それで、私たちも夜の明け方の1時まで、急きょ土のうがなくなりかけているという状況がありましたので、夜の1時まで土のうをつくっていたという状況でございます。
他区につきましては、もう夕方の段階で土のうの配布をやめたという自治体も、今回あったという状況でございます。やはり今回、マスコミでも、かなり台風の勢力が大きいということで、これまで以上にやはり土のうの必要性というのが区民の方々に理解されたものと考えてございます。
設置場所につきましては、これまでも地域の要望とか、やはり使いやすい場所でないと、すぐ運び出しもできないということで、現在の数になっているという状況でございますので、今後もそうしたニーズ等、これまでの区民の皆さんの声を総合的に加味しながら、今後の配置を進めてまいりたいと考えてございます。
◆佐藤 委員 ぜひ、今お話ありましたように、区民の皆さんの間に関心が高まっているところですから、そういう話はぜひ地域にも入れていただいて、自助と言っているわけですから、そういうのにしっかり応えられるような体制をつくることを要望しておきます。
◎田村
区民協働担当課長 先ほど、早目に
ボランティアが終わってしまったというお話があったと思いますけれども、今回の被害の特徴は迅速な対応ということで申し上げたとおりでございまして、その緊急的な対応として、
社会福祉協議会と経験者と区のほうで対応したのが、その26日に一旦終了ということでございます。その後、引き続きニーズが発生した場合には、地域
ボランティアセンターを
社会福祉協議会に設置しておりますけども、そこでお受けをし、対応を続けているということがございます。この周知の仕方等については、工夫の余地があると認識しております。
◆荒木 委員 昨日、私は、例えばそういう
説明会とかに議員は出ないという、私自身のそれが仁義だという、私自身だよ、ほかの人は知らないけれども、私はそう思って、そういう集会に出たことないのだけど、昨日、NHKのニュースで一応出たのよ。それで部長が一生懸命説明しているところがあって、ちょっと何かすごくひっかかった言葉だから、帰りの人のインタビューで、NHKでインタビューしたときに、女の人が、わかりましたと帰れるような状況では全くないと、答えたのだよね。どうでしたかと言ったら。これはこれだけ聞いてしまうと、昨日、糾弾大会になったのですか。その辺をちょっと説明してくれないと、このニュースだけ見た人も、多分もめているのだなと思ってしまうから、心配しているのだよ。
◎井上
危機管理室長
説明会の様子ということで、まだ議事とか取りまとめをしておりませんので。冒頭に災害の状況等をお話させていただいて、その後、支援制度についてのご案内と。その後、
都市基盤管理課長のほうから、今回の浸水の要因等を現段階でのお話をさせていただきました。
当初は、もう部長級を全部そろえまして、各事業者の責任者ということで、あらゆる質問には責任を持ってお答えをするということで、インタビューで答えた方の、これで納得、全部でわかりましたと言えませんというニュアンスが、ちょっとどの程度かわかりませんけれども、まず災害の様子等では、特に大きな質問なく、支援制度も、やはり制度によっては、どうしても収入の所得制限がかかるものがあり、なかなか適用にならないものもあります。また、東京都、国からの要領がぎりぎりに来るもの、また、今回の被災者生活再建支援法の適用は、21日にようやく都からおりてきていると。こういったこともありまして、なかなか支援の全容も見えなかったところもあります。
それともう1点は、やはり浸水の原因が、プレス、あるいは放送でもいろいろされておりますが、まだはっきり明確ではないと、複合的な要因がたくさんあるというニュアンスでご説明をしていますので、住民の方にしてみれば、何が本当に原因だったのかと、どういう支援をちゃんと受けられるのかと。あとは被災者として、我々の気持ちをちゃんと酌み取ってくれているのかと。こういった点では、いろいろお言葉をいただいたところで。そのインタビューを受けた方は、その中のお一人だとは思うのですけれども、今回我々のほうも、被災された方はやはりそれなりにダメージをしっかりもう受けとめて、それはやはり消化できないで、これからどうしようかという不安の中で生活してらっしゃるということは十分配慮した上での説明だったのですけれども、そういう意味では、思っていたことが全部ちゃんと自分の中で、我々のほうも説明し切れなかったと。または、わからない要因もまだあるというところでのお気持ちだったのかなと思っていますけれども。
そういった状況で、特にいろいろ厳しいお言葉はありましたけども、各部長、責任を持ってご答弁をさせていただいたところです。
◆荒木 委員 怖いよね、本当。あれだけ見てしまうと、さぞもめていたのかと、本当に心配していたのだよね。それならいいです、わかりました。
○
伊佐治 委員長 質疑はよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
伊佐治 委員長 それでは、本日は質疑を終結いたしまして、
継続調査事件を一括して継続といたします。
最後に、次回の委員会日程ですが、第4回定例会中の12月4日、水曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、
防災安全対策特別委員会を終了いたします。
午後 0時35分閉会...