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  1. 大田区議会 2019-06-20
    令和 1年 6月  交通臨海部活性化特別委員会-06月20日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    令和 1年 6月  交通臨海部活性化特別委員会-06月20日-01号令和 1年 6月  交通臨海部活性化特別委員会 令和元年6月20日                午前10時04分開会 ○犬伏 委員長 ただいまから、交通臨海部活性化特別委員会を開会いたします。  初めに、理事の選任を行います。  委員の皆様にお諮りいたします。理事は2名とし、合同委員長会で確認のとおり、委員長による指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 ご異議なしと認め、本職から指名をいたします。  理事に松本洋之委員菅谷郁恵委員を指名いたします。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました松本洋之委員菅谷郁恵委員が理事に決定いたしました。  以上をもって、理事の互選を終了いたします。  次に、本日の審査予定について、お諮りいたします。  まず、本委員会に付託された請願・陳情の審査を行い、その扱いまでを決めさせていただきます。次に、特別区議会議長会要望事項調査についてを議題といたします。その後、全国民間空港所在都市議会協議会への要望・意見についてを議題といたします。  以上の後、所管事務報告を受けたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  それでは、審査事件を一括して上程いたします。  今回、本委員会には、合計2件の請願・陳情が付託されました。
     まず、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願の審査に入ります。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○犬伏 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いいたします。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 私からは、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願について、理事者見解を申し上げます。  まず、本請願の趣旨は、東急多摩川線の踏切のうち、ガス橋通り下丸子号踏切下丸子駅前下丸子号踏切下丸子駅より鵜の木方の鵜の木3号踏切混雑解消と、沼部駅と周辺道路危険性除去の要望でございます。各踏切の状況について、概要を説明いたします。  まずは、下丸子号踏切について説明させていただきます。  資料1ページ目、図をご覧ください。ガス橋通り下丸子号踏切につきましては、南側のガス橋と北側の環状8号線に挟まれた道路の踏切となっております。特に、環状8号線側は、信号機のある交差点が連続してあるため、渋滞が起きやすい状況になっております。  写真①をご覧ください。ガス橋通りの踏切は、国土交通省が定める緊急に改良すべき対策が必要な踏切と指定されていますが、踏切内の安全対策としまして、踏切前後の歩道幅に合わせたカラー舗装化が、既にされているところでございます。  このガス橋通りは、東京都が管理する道路であります。大田区といたしましては、今後も東京都及び交通管理者と連絡を密にとり、区民の皆様のご要望を伝えてまいります。  次に、資料2ページ目、下丸子駅前下丸子号踏切につきまして、ご説明いたします。図をご覧ください。この踏切がある通りは、大田区が管理する道路で、環状8号線または千鳥地区周辺からの一方通行路となっております。特に朝の時間帯は、昨今の下丸子駅周辺のマンション開発に伴い、駅を利用する方が増えたこと及び下丸子駅周辺の会社への通勤する利用者により、歩行者が車道まであふれてしまっている状況となっております。また、車両につきましては、朝夕とも渋滞が起きるような状況は確認できませんでした。  写真③をご覧ください。区は、踏切内の安全対策として、踏切前後の歩道にあわせてカラー舗装を実施しております。なお、下丸子号踏切及びガス橋通り下丸子号踏切ともに、抜本的な対策が必要な踏切に指定されております。両踏切については、新空港線を契機とした、交通結節機能の整備をはじめとする駅周辺のまちづくりにあわせて、抜本的な対策が必要と考えております。  次に、資料3ページをご覧ください。下丸子駅、鵜の木方にある道路の踏切、鵜の木3号踏切につきまして、ご説明いたします。  この踏切がある通りは、大田区が管理する道路で、多摩川方面下丸子地区多摩堤通りを結ぶ片側1車線の相互通行の道路となっております。そして、図と写真④のように、区民プラザ前から鵜の木方面に向かう道路は、多摩川方面へ向かう左折のみの道路となっております。現地を確認しましたが、朝夕とも大きな渋滞が起きている状況は確認できませんでした。  なお、本踏切は、歩道のカラー化などの緊急に対策が必要な踏切に指定はされておりませんが、平成31年2月に抜本的な対策が必要な踏切に、法指定として追加指定されております。大田区といたしましては、今後、道路の安全対策としまして、踏切前後の道路に、歩行者並びに車両に対しての注意喚起を図ってまいります。  最後に、資料4ページ目、沼部駅周辺の道路について、ご説明いたします。沼部駅横の多摩川2号踏切を含む前後の道路は、東京都が管理している道路であります。現地を確認しましたところ、踏切と信号機が近いことにより、夕方の時間帯に、丸子橋に向かう車両で混雑が見られました。また、写真①のように、一部路側帯が狭い箇所もございます。  踏切内の安全対策としましては、写真③のように、歩道内のカラー舗装化が既にされております。大田区といたしましては、今後も東京都及び交通管理者と連絡を密にとり、道路の安全管理について、区民の皆様の要望を伝えてまいります。 ○犬伏 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆菅谷 委員 この2号踏切のところの、今ご説明がありましたけれども、私も通ったことがあって、あそこは渋滞が長いなということも思ったのですけれども。先ほどおっしゃったカラー舗装、このところによって、何か緩和していくのかということ、それと、今指定をされたというところで、抜本的な対策が必要というところで、どんな対策を講じていくとか、そういった計画はあるのかということと、それから、こっちの多摩川2号踏切箇所というところの、ここのところで歩行者、車両に注意喚起を図る旨をしたということですけれども、注意喚起というのはどういうことなのか、そのご説明をお願いします。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 カラー舗装化で、何が変わるかということでございますが。まず、カラー舗装化をすることによりまして、歩行者への踏切に対する安全の意識づけになってございます。  渋滞に関しては、歩行者の安全ということですので、カラー化による渋滞対策ということではございません。  抜本的な計画につきましては、都市づくりビジョンにも示しているとおり、下丸子号踏切、2号踏切が抜本的な法指定をされておりますので、今後、駅周辺のまちづくりにあわせて改良をしてまいる計画を、今後検討してまいります。  注意喚起につきましては、電柱や街路灯などに踏切注意など、または歩行者に注意などということの立て看板をもって、歩行者、車両に注意喚起をしてまいります。 ◆菅谷 委員 その計画をあわせて持っていくということですけど、その計画が見えないので、こういった請願にもなっているのだと思うのですけど。具体的に、その計画というのはいつまでにという、そういった視点はあるのですか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 抜本的な対策につきましては、平成32年(2020年)までに計画を実施するか、計画を立てるというのが、抜本的な対策の法指定になってございます。現在、区では、抜本的な対策として考えられる連続立体化あと立体横断施設及び駅の橋上化などが、できるかどうかの検討をしているところでございます。 ◆野呂 委員 今、課長が、平成32年(2020年)までに計画を立ててほしいということで、今調査をしているということですけれども。例えば連続立体化、あるいは高架、あるいは地下ということもあるのでしょうか、ないのですか、そこまでは全然考えてはないのですか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 今、連続立体化というお話をさせていただきました中で、高架化、地下化、両方の考えをもって検討をしているところでございます。 ◆野呂 委員 3月にもちょっと触れたのですけれども、京急本線に残っている最後の踏切、北品川。北品川を地下にするか高架にするかという研究をして、調査をしたら、予算が全然違うということで高架にします。それで京急本線に残る最後の踏切が、今回の工事でなくなるということで、ようやく住民の安心、それから交通渋滞を防いでいくということが取り組まれていくのですけれども。  高架化にするか、地下化にするかということも含めて、それは予算も伴うことでありましょうし、これとの管理ということですけれども、その辺まで考えていらっしゃるということなのですか、それはまだなのですか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 連続立体事業につきましては、都が20路線という路線を優先的に整備するとなってございます。今回、この下丸子1、2号につきましては、都の優先路線に入ってございませんので、都施工との考え方は、都は持っていないという回答はいただいております。よって、区として、どのような対応ができるか。今考えられるのは、区施工という考えが一つございますが、この区施工につきましては、今、墨田区及び足立区でやってございますので、そちらのほうを研究しながら考えていくというところでございます。 ◆野呂 委員 区施工ということで、何か東京都も、もう少し考えてほしいと思いつつ聞いていたのですけれども、区としての姿勢が問われていくと思うのです。私も地元の住民なので、よく使いますし。朝の混雑、夕方のラッシュ時、ものすごい状況で、しかもここは一方通行なので、大変。ガス橋のところも、いつも遮断機がおりているような状況の中で、夕方とか結構混雑しているかなという、私はそう思って見ているのですけれども。  そこだけではなくて、この沼部、沼部はとても狭いですよね。蛇行していて、駅前ももちろん狭くて、ここの請願に、昔のままの通りから、このまま駅になったような、道路が通っていったような状況が書かれていましたけれども。沼部については、夕方の混雑があるということで、踏切と信号機が近いために混雑があるということなのですけど。この信号機について、例えば改善するとか、そうしたことはできるのですか。警察とご相談して、それは無理ですか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 今回の請願を受けまして、所轄警察署のほうには、そういったことが検証できないかということは、要望は伝えてございます。警察も、検証するという回答はいただいていますが、できるかどうかという回答はいただいてございません。 ◆野呂 委員 検証してみるということと、できるかどうかわからないということと。信号機をつけるかどうかは、警察が判断して。ただ、ここは桜坂からおりてくる通りと、それから多摩堤のところ、せせらぎのところを入っていくところなので、道路づけとして、やはり様々な課題があるのか、六郷用水のところのつながりでありますし。ただ、こういった通りが改善されていくということが、住民の皆さんにとっても、とても安全なことですし、その辺は警察と一緒になって考えてほしいなと思います。  今回、請願が出たことで、朝夕、写真を撮りに出かけていってくださったと思うのですけど、朝方というのは、これは何時ごろの写真なのですか、随分人が少ないのですけど。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 写真につきましては、道路の形態や踏切の状況がわかりやすいように、昼間の車のいない時間帯に写真を撮らせていただいております。現地のほうの確認は、朝7時から行っております。 ◆野呂 委員 どうしてこんなに乗降客が少ないのだろうと思いつつ、朝夕の写真を撮ってくださったと聞いたので、やっとわかりました。現場も見てくださって、立ち会ってくださったので、混雑の状況は、皆さんにも手に取って伝わって、それから、この一方通行というのが多い状況をどう改善していくのかということは、区としても課題として捉えているのではないかなと承っておりました。 ◆海老澤 委員 いろいろと今、図を見せていただいて、写真を撮った時間は、混雑のないときということなのですけども。やはり、踏切の先の信号という組み合わせで、渋滞が起きているのは、もう明白なわけで。ただ、この踏切と信号の関係というのは、さっき野呂委員も言っていましたけども、警察の管轄であったり、あと、では道路を広げろ、信号をなくせというのは、さすがに今のご時勢で、あまりそぐわないのかなと思うのですけども。改善はしていかなければいけないとは思うのですけども、区として、今この調査も含めていろいろとカラー舗装だったりとか、看板とかやっていると言うのですけど、それ以外で何か大田区としてやっていること、この請願に関連するような内容で対策、やっていることがあったら教えていただければと思うのですけど。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 区としまして行っていることは、先ほど委員からおっしゃられましたとおり、まず一つ目としまして、立て看板等を置きまして、歩行者に注意などを行っております。  また、道路パトロールを日々行っておりますので、そういった際に踏切道を通過するときに、混雑状況であったり、何か安全に問題がないかということを、パトロール上で確認してございます。 ◆海老澤 委員 パトロールをしていただいているということなのですが、先ほども理事者見解のほうであった、カラー舗装の場所をはみ出して踏切を渡っている方がいたりとか、いうような話もあったのですけども、これは渡る側の方たちの、混んでいるから急いで前の人を抜いてということで、はみ出している人もいると思うのですけども、こういったことが、パトロールをしているよと、注意喚起しているよということで改善されていけばいいと思うのですけども。  混雑時以外の時間帯、請願の中にもありますけども、区民プラザの前に何か渋滞があるということで、私も区民プラザの前へよく行くのですけども、土日は結構イベントがあって、とまっている車が多いなというときもあるのですけども。平日の朝とか混雑時に、車は路上駐車が多いとかという現状は、確認はできましたでしょうか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 私のほうで2日間ほど確認したのですが、特に路上駐車で並んでしまっているという状態はございませんでした。  ただ、送り迎えの車で1台、2台が、駐車というより停車して人をおろして、そのまま走り去ったというのは確認してございます。 ◆高山 委員 この請願が出る出ないにかかわらず、下丸子の1号と2号の踏切に関しては、改正踏切道改良促進法に基づいて、改良すべき踏切道ということで指定されているわけでありまして、私も議会の一般質問でも取り上げさせていただいたこともあるのですけれども、先ほどの答弁にもあったように、既に抜本的対策についての検討に着手しているということですので、それは引き続き進めていただきたいと思うのと。  あと、鵜の木3号の踏切に関しても、たしか追加で指定されたかという記憶がある、先ほどもちらっとお話がありましたけれども。その指定されたことによって、何か対策をやったこと、あるいは、これからこういうことをやるとかというのがあれば、もう1回教えていただきたいのですけれども。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 まず、道路管理者としまして、踏切前後のほうに注意喚起の看板を立てていこうと考えてございます。また、鵜の木3号踏切におきましては、法指定されたことを受けまして、鉄道会社にて3D感知器のほうを設置してございます。 ◆高山 委員 では、それに関しても、一応現状可能な、でき得ることを想定して対策をしていただいているということですね。  沼部に関してはどうですか。とりあえず歩道のカラー舗装とか、そういった現状でき得ることは、もう対策はしてあるということで理解していいのでしょうか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 こちらのほうは都道でございますので、私どもで東京都のほうに確認させていただいたところ、踏切内の安全対策は完了しているということを伺ってございます。 ◆荒尾 委員 今回、請願ということで、この多摩川線の踏切について出されていますけれども。ガス橋通りの2号踏切と、あと下丸子の駅の1号踏切については、本当に朝の時間帯の混雑というのは本当にもう大変な状況だなというのは、私もよく知っています。  1号踏切については、車も一方通行ですけれども、環8側から入ってきて、そのまま商店街のほうだったり、あとガス橋のほうに抜ける道に行くという車がありますけれども。前にも質問したかと思うのですが、この7時、8時の通勤の時間帯だけでも車を進入できないようにするということは、ちょっと考えられないのかなと思っているのですけれども、その点いかがですか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 生活道路でございますので、そういったことも含めた検討が必要となってきますので、一概に全車両が通れないということができるということは、難しいかと思います。 ◆荒尾 委員 下丸子駅改札を出てのこの1号踏切なのですが、朝のラッシュ時は、もうカラー舗装のところからもはみ出していて、道の真ん中も人が通るというのが、当たり前の状況になっているのです。そこに車が来るとなると、さらに危険度が増してしまう。遮断器がもうおりた状態で、それを持ち上げて反対側に走っていくという人も、後を絶たない状況なので。  やはり、そこを何とか、現状は難しいということを言われていますけれども、早急に改善しなければいけないところであると思っています。ぜひ、その点、知恵をお互いに出し合って、いい方向に進んでいけばと思っています。  あと、沼部のところですけれども、私も、この沼部の駅の踏切は、もう何度か怖い思いをしています。何回も通っていますし、駅を利用して歩いて桜坂方面に行くときに、資料4ページ写真①の浜蝶という寿司屋なのですけれども、そこの前で信号待ちをしているときに、結構車が、路側帯が本当に狭いので、ここを本当信号待ちをしていると、車がすごい接近している状況で怖いのです。曲がりくねっている状況で、この状態が変わらないということですけれども。  もう現状、ここからどうするかというのは、本当に難しいと思うのですけれども、まちづくりとかそういうところまで話がいってしまうと思うのですが、現状、対策をどうとっていっているのか。各関係者のところ、警察とかとのやりとりとか、この間の経緯というのは、この沼部のところに関して、教えていただけますか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 昨年9月の陳情を受けまして、所轄警察及び東京都に要望を伝えてございます。その間、東京都のほうでも検証はしていただいているのですが、なかなかこの地形上、緊急的な道路を広げるなどということはなかなか難しいという回答をいただいてございます。 ◎保下 都市基盤管理課長 こちらの沼部の多摩川2号踏切の箇所につきましては、鉄道事業者のほうでも、こちらの写真の③番を見ていただきたいのですけれども、写真の③番の踏切西側の写真の中にちょうど左側に監視カメラ等もつきまして、道路管理者が行う、先ほど説明いたしました、この歩道部分カラー化鉄道事業者が行います、この監視カメラ、そうした初期対応でできる対策については、関係事業者と協力しながら全て行っているという状況でございます。 ◆荒尾 委員 この監視カメラを設置しているというのは、前にもご説明をいただいたのですけれども。接触事故とか、そういう軽微な事故とかも、この間、起こってはいないのですね。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 踏切内においては、過去5年間において事故等はございませんでした。ただ、都道におきまして、若干の接触事故があったということは伺ってございます。 ◆荒尾 委員 大きな事故には至っていないということなのですけれども、やはり危険な場所でもありますので、引き続き改善するよう、改善に向けお互い協力し合って対応していただきますよう要望をいたします。 ◆野呂 委員 先ほど来、注意喚起で看板をつけていたり、それからカラー舗装をしているから大丈夫というお話でしたけど、視力障がいの方々はわからないですよね。今年、春早々に、洗足池の中原街道のところに、田園調布警察都市基盤とでいろいろご尽力くださって、音声ガイド信号機をつけてくださったのですけど。あれは視力障がいの盲導犬を連れている方が、ちょうど洗足池のセンターのほうで、視力障がいの方たちがいつもあそこに集まっている、道路を渡るのにものすごく大変で、結構早目に改善してくださったのです。だから、今看板やカラー舗装、視力障がいの方が歩いたら、感じるほどの、何か目でわからないけれども、歩くことで感じるようなものなのかどうか、ちょっと私もよくわからないのですが。やはり、そうした障がいのある方への配慮という点では、それだけではちょっと不十分なのかなと聞いていて感じたのですけれど、いかがですか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 委員おっしゃるとおりでございます。まず、下丸子号踏切につきましては、駅前におきまして、点字ブロックは、まず引いてございます。これは大きな歩道があるために、こういったことが可能でございます。  沼部駅につきましては、これ東京都、都道ですので、正式な見解は難しいのですが、道路上に点字ブロック等を引くというのは、なかなか路側帯の幅において難しいのではないかと思います。  音声ガイドの信号につきましては、今後の検討というか、警察への要望事項となってくると思います。 ◆野呂 委員 様々な立場の方が生活してらっしゃって、まちなので。やはり、そうした方々のことも思いやりながら考えていかないと、踏切の事故とかを防いでいけないと思うのです。それはどうぞ十分に協議して、改善していただくようにお願いいたします。 ◆松原〔元〕 委員 本請願でありますが、昨年の9月に出てきました、30第29号の陳情と内容が大体近いものがあるかなと思うところであります。この間、様々なご対応をとってきていただいたということでありますが、昨年の9月からと区切って、新たな対応がありましたら、ぜひご答弁いただければと思います。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 前回からの対策ですが、先ほど言いましたように、もともと注意看板とかが駅前にございませんでしたので、下丸子号踏切は。そういったところで注意看板を立てさせていただいてございます。  あと、先ほど申し上げました道路パトロールにて、踏切の状況等を見ながらパトロールしている状況でございます。 ◆田村 委員 沼部も下丸子も、前に勤めていた会社が近かったもので、よく存じておるのですけども、こういった箇所は、大田区内でも様々あるかと思うのです。私も、委員長もご存じのとおり、六郷土手の駅前の区道というのもめちゃめちゃ狭くて、ここの比ではないのです。通過する車両も乗用車ではなくて、大型のダンプが通っていく、そのような状況の中で、一生懸命区のほうでもカラー舗装、路面のペイントだとかをやっていただいている、それしかできないのかなと思いながらも、一生懸命やっていただいている状況もわかっています。  その上で、あそこは仲六郷四丁目町会になりますけれども、町会の方々も何かできないかということで、区であったり、我々であったり、いろいろな形でご意見をいただくのですが、ここの下丸子鵜の木地域のこの駅を抱えている町会、自治会の方々から、この危険に対する意見というか、要望というか、どんなものが出ていますでしょうか。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 特に関係町会の方々から、直接私ども、地域基盤整備第二課のほうに、改善要望というのは現在出てございません。 ◆田村 委員 下丸子駅は、先ほどの説明の中で、近隣にある会社への通勤の方々、朝の通勤ラッシュが一つの原因になっているという説明がありましたけども、例えば、そういった会社に時差出勤をお願いをするというか、何か相談というのは可能なのでしょうか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 今、委員のお話のとおり、地域の大きな会社には時差通勤ではなくて、平間のほうから通勤していただいているということをやっていただいております。半分ぐらい平間から、今歩いていただいていると。  また、大企業の方のほうからガードマン等を出していただいて、朝夕そこで安全対策をしていると。また、東急電鉄としても、警備員を余分に配置して安全対策をやっていると聞いております。 ◆田村 委員 ありがとうございます。そうやって地域の企業、また住民の方々も協力し合って安全を担保していこうという努力、すごく今感じました。事故という部分について、私もここを何度も通っている中で、よく見るのは、この3枚目の沼部の近くにある、④番の写真ですか、新幹線のガード、ここにトラックがぶつかって事故というのは何度も見ています。ですから、駅前の歩行者との接触というよりも、ここでのトラックがぶつかるというほうが、見た記憶があります。  本当に、今お話があったように、住民と、また企業と協力し合いながら、これから先、大田のまちづくりビジョンの中でも、新空港線の関係で、この多摩川線沿線のまちづくりも進んでいくと思われますので、しっかりそこに向けて、区としてもご尽力いただければなと感じました。 ◆平野 委員 ちょっと細かいことなのですけど、先ほど、鉄道会社がつけていた鵜の木3号の3D感知の機械というのはどういったものか、ちょっと説明していただければと思います。 ◎中山 地域基盤整備第二課長 3D検知器という、東急電鉄に確認したのですけれども、遮断器、踏切が鳴って遮断器がおりたときに、踏切内に車であったり、人であったりが残されてしまった場合、それを感知して、直近の運転士に踏切内に人が残っているというものを発信する機械と伺っております。 ○犬伏 委員長 質疑は、以上でよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、各会派から取扱いを含めたご意見をお伺いいたします。  発言は大会派から順次お願いいたします。なお、会派名は略称とさせていただきます。  では、自民からお願いします。 ◆高山 委員 自由民主党大田区民連合は、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願について、不採択を求めます。  請願者は、東急多摩川線沿線の踏切の危険や渋滞の緩衝、特に沼部駅前の1か所と下丸子駅周辺3か所の踏切の改善を求めています。この中の下丸子駅1号、2号踏切は、改正踏切道改良促進法に基づき、既に改良すべき踏切道として指定されています。指定された踏切については、鉄道会社や自治体は、2020年度までに鉄道の高架化や歩道橋の設置、近くに自転車駐車場を整備して、踏切を横断する人を減らすなどの対策をとるか、少なくても2020年度までに計画の提出が義務づけられています。  実際、既に区では踏切解消に向けての検討として調査を実施し、立体化、橋上駅舎化及び立体横断施設の整備等、あらゆる抜本的対策についての検討に着手しているとのことであります。  また、鵜の木3号踏切には、鉄道会社による監視カメラの設置、3D感知器も設置してあるということであります。沼部駅前の踏切については、監視カメラの設置に加え、歩行者の安全確保のための歩道のカラー舗装など、現状可能な限りの安全対策は実施済みとのことであるため、本請願は不採択にすべきと考えますが、引き続き、踏切の状況を定期的に確認するなど、都や鉄道事業者とともに、安全管理に努めていただくことを要望させていただきます。 ○犬伏 委員長 それでは、公明、お願いいたします。 ◆田村 委員 ただいま上程されました、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願について、大田区議会公明党は、不採択を主張させていただきます。  請願の理由について、請願者は、東急下丸子駅周辺、沼部駅周辺の交通環境の状況を挙げられ、その状況に対し、幾つもの踏切での渋滞等危険性が放置されていると述べられており、これまで主たる交通事業者や交通管理者が、何ら安全対策を施していないかのようにお示しですが、実際に現地の状況からすると、踏切における歩行者空間の確保、ペイント塗装をはじめ注意喚起看板を設置するなど、現状において可能な限りの対策が図られています。  また、交通渋滞の一つの要因となる違法駐車に対しては、田園調布警察署が公表している、平成30年1月から12月までの駐車監視員活動ガイドラインにおける確認標章の取りつけ状況に明らかなように、鵜の木駅周辺から沼部駅に至る多摩堤通りを中心に、取り締まりが行われております。  確かに、この地区の住環境は一変し、新しい住民が増えたのに伴い、交通環境も課題が増えていることについては、これまでの現地調査を踏まえて、大田区、交通事業者、交通管理者も十分検証を行ってきています。その展望として、おおた都市づくりビジョンにおいて、道路と鉄道の立体交差化、鉄道駅の機能強化、区民プラザの建て替えなど、周辺整備が示されているところであります。  区に対しては、引き続き、地域の安全確保に資する協議、取り組みを進めていただくこと。そして、新空港線整備事業の進捗に伴う多摩川線周辺のまちづくりを進めていただくことを要望し、本請願については、不採択を主張させていただきます。 ○犬伏 委員長 共産、お願いします。 ◆荒尾 委員 日本共産党大田区議団は、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願について、採択を求めます。  この請願は、多摩川線10か所の踏切による混雑と渋滞の解消、沼部駅とその周辺の交通状況の危険性の除去を求めるものであります。下丸子駅周辺1号踏切は、車と自転車、キャノン等への通勤で、朝の時間帯、特に混雑して危険な状態です。また、沼部駅の踏切周辺は、曲がりくねっている道であったり、あと路側帯が細いなど問題があり、早急に改善が求められております。区は、これまでもできる限りの対応はしているということだったのですけれども、今後も関係部局と、そして地域住民との話し合いを持って、この問題に対処して、早急に改善をすることを強く求めるものであり、本請願を採択することを求めます。 ○犬伏 委員長 では、令和、お願いします。
    ◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願に関しまして、不採択を主張いたします。  3名の同僚議員が紹介議員となり出されております本請願でありますが、区の調査により、その趣旨、理由の一部は事実であり、また区は認識し、抜本的な対策が必要であると考えているということは、ただいまの議論で理解をいたしました。  この間、カラー舗装であり、看板の設置、またパトロールの実施、地域企業に対する様々な協力等、とれるべき対策はとってきたものであると理解するところであります。本件、まちづくりと連動して解決が求められる事案であると考え、本請願の採択には慎重にならざるを得ないと考え、不採択を主張いたします。 ○犬伏 委員長 では、立憲、お願いします。 ◆平野 委員 立憲民主党大田区議団は、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願について、継続を求めます。  本請願は、東急多摩川線各踏切の混雑、渋滞の解消、そして鵜の木、沼部と、その周辺の交通状況の安全対策についての請願であります。下丸子駅の周辺踏切に関しては、区としては、カラー舗装注意看板など安全対策をしていると聞きました。鵜の木についても3Dの検知器、注意看板など、安全についての管理をしている。沼部駅に関しても、周辺に関しては監視カメラ、踏切の前後を管理している都に引き続き要望を伝えて、安全を確保していくというお話を聞きました。  ただ、引き続き、住民や利用者の安全が確保できるように強く要望して、継続を求めます。 ○犬伏 委員長 それでは、緑、お願いします。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は、元第28号 東急多摩川線踏み切りについての請願は、継続でお願いします。  まず、せっかく出された請願ですので、委員会で現場を全て視察するということが大事ではないかと思います。今回、理事者から資料が出されましたけれども、下丸子駅の早朝の混雑は、確かに警備員や駅員も配置していますけれども、朝から怒号が飛び交ったり大変な状況もある中、やはり通る住民のマナーももちろん問われておりますけれど、やはりそうした狭さということも課題の一つです。  この1号、2号については、緊急に改良すべき踏切として、区も方針を出していくとのことでございますけれども、ただ、踏切の解消は、その場所だけではなく、面としてまちづくりをどうしていくのかということの課題もあるかと思います。京急が品川駅前の6万平米を活用して、大幅なまちづくりとともに踏切の解消、そして駅の改善ということに踏み切っていくように、やはり大田区として、立体交差や地下化ということではなく、この沿線を本当にどのように考えながら、昔からの狭い道を改善していくのかということも合わせながら考えていく必要があるかと思います。  この間、理事者のほうから、注意喚起の看板や、あるいはカラー舗装など様々対処してくださったとのご報告でしたけれども、やはり様々な障がいを抱えてらっしゃる方がおいでになりますので、そうした多くの方々の困難にも寄り添うような、そうした視点を持って対処することも求められておりますので、私たち自身が、もう一度現場をきっちり見て、審議を続けられたらと思っております。 ○犬伏 委員長 それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りいたします。  本件につきまして、継続することに賛成の方は、挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○犬伏 委員長 賛成者、少数であります。  よって、これより採決を行います。  (平野委員 棄権) ○犬伏 委員長 なお、採決の際は、採択に賛成の方の挙手を求めます。挙手されない場合は、不採択に賛成とみなすので、ご注意をお願いいたします。  それでは、本件につきまして、採択することに賛成の方は、挙手をお願いいたします。  (賛成者挙手) ○犬伏 委員長 賛成者、少数であります。  したがいまして、ただいま、元第28号は、不採択とすべきものと決定いたしました。  理由は、いかがいたしましょうか。願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 では、そのようにさせていただきます。  (平野委員 入室) ○犬伏 委員長 次に、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情の審査に入ります。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○犬伏 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いいたします。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 私からは、受理番号、元第48号陳情について、見解を述べさせていただきます。  陳情の趣旨につきましては、新空港線の計画が、いまだ事業主体、運行主体などの具体的な計画案が示されず、建設の見通しがないままであり、見通しのない新空港線計画をやめ、多摩川線は現状のまま運行し、積立金を区民のために使うことを求めるというものでございます。  続きまして、見解を述べさせていただきます。  まず、新空港線の現状と今後の取り組みでございます。平成28年4月の交通政策審議会第198号答申におきまして、新空港線については、矢口渡から京急蒲田の事業計画の検討は進んでおり、事業化に向けて、関係地方公共団体、鉄道事業者等において、費用負担のあり方等について合意形成を進めるべきという記載になってございます。  また、大鳥居までの整備につきましては、軌間が異なる路線間の接続方法等の課題があり、さらなる検討が行われることを期待という評価でございます。  この評価を受けまして、平成28年度には、矢口渡から京急蒲田までを第1期整備といたしまして、関係者間で協議を行ってございます。そうしまして、事業計画や概算事業費、収支採算性を整理いたしまして、概算事業費1,260億円、費用便益比1.5、累積資金収支黒字転換年31年を算出いたしました。  平成29年度からは、費用負担割合や都市計画事業への位置づけなど、合意形成に向けた協議・調整を開始して、現在、鋭意協議を進めているところでございます。合意形成後に速やかに第三セクターを設立し、事業着手することを目指してございます。  続きまして、見解を述べさせていただきます。  新空港線の意義としましては、区内の東西交通の利便が向上することでございます。  続きまして、蒲田や下丸子などの沿線まちづくりに寄与することが挙げられます。蒲田のまちにつきましては、戦災復興事業で形成されたまちで、整備されてから50年以上が経過してございます。一方、区外のまちが大きく変化している中、機能更新をする必要性が生じてございます。  その他、災害時の代替ルートの役割を担うものでございます。また、交通政策審議会の答申におきましても、国際競争力の強化に資する路線とされてございます。さらに東京都が平成29年策定した、都市づくりのグランドデザインにおきましても、羽田空港へのアクセスの充実の中に新空港線が明記されております。このことから、区及び東京都にとっても、必要な路線でございます。  今後につきましては、費用負担割合や都市計画事業への位置づけなど、協議・調整を行っているところまで今来ておりますので、合意形成後速やかに第三セクターを設立し、事業着手することを目指しております。 ○犬伏 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆海老澤 委員 陳情の趣旨には、具体的な計画案が示されずとなっているのですけど、理事者見解として今ご説明いただいた内容というのは、具体的な計画案だと思うのですけども、これはちゃんと発表されているわけですよね。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 委員おっしゃるとおり、概算事業費等、あと整備のイメージ図につきましては、パンフレットで皆様にお示しをして、機会あるごとにご説明をさせていただいてございます。 ◆荒尾 委員 新空港線計画をやめて積立金を区民に使うという中身の陳情なのですけれども、この間、東京都等を含めて関係者間と合意形成に向けて協議をしているというご説明は受けているのですけれども。現在の到達点というか、現状はどうなっているのか教えていただけますか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 現在の協議状況としましては、地方負担分の区と東京都との費用負担割合についての協議をしてございます。 ◆荒尾 委員 まだ、この費用負担割合については、見通しは難しいのですか。決着はつきそうですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 区としましては、広域自治体である東京都に、応分の負担を求めております。  一方で、東京都の主張もございますので、今決着には至っておりませんが、協議の中身としては、かなり最終的な段階に来ているかと考えております。 ◆荒尾 委員 最終的な段階ということなのですけれども。そうすると、折り合いがつきそうだということでいいのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 その都区の合意の形成に向けて、今協議をしているというところでございます。 ◆荒尾 委員 大田区と東京都のあわせての、この費用負担割合1,260億円の3分の1ということで、単純に3で割れば420億円ということになるのですけれども。折り合い、大詰めに来ているという言い方ですが、仮に東京都の420億円のうちの負担割合が、東京都よりも大田区のほうが多い場合、その逆の場合があるかどうかちょっとわかりませんけれども、大田区が多めに負担しなければいけない場合というのも考えての、今協議中ということなのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 協議の段階ですので、詳しい話は申し上げられませんが、仮定についてのお話も、申し上げることはできません。 ◆荒尾 委員 そうすると、大田区の負担も、もしかしたらその可能性も、お答えになってないですけれども、あるということも考えなければいけないのかなと思います。  あと積立金の58億円ですけれども、別の委員会でも、この点について質問したのですが、この58億円の基金の使途目的というのは何でしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 主には、整備主体への出資金を想定してございます。 ◆荒尾 委員 出資金以外には、何に使うのでしょう。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 今時点で、主な使途以外について、具体的にここというところは申し上げることはできません。 ◆荒尾 委員 この間、新空港線整備促進区民協議会というのを開いてきて、区民に向けて機運醸成を図るということで2016年まで開催してきましたけれども、2017年以降が開催できていませんよね。その理由というのが、運行主体が決まっていないからということで、整備主体が決まってない、第三セクターができていないからということを理由におっしゃっていましたけれども。実際に、今、東京都と大田区の費用負担の合意に至りそうだというところで、大詰めになっているということで、そうなったら、別に開いていいのではないかなと思うのですけれども、なぜ開催できないのでしょう。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 区民協議会につきましては、およそ2年ぐらい前に開催をさせていただいて、そこで概算事業費等をご説明させていただいてございます。  その後のタイミングとしましては、関係者との協議を進めていきますというところで終わってございますので、この協議が調って、次のステージに行くときに開いていただくようなタイミングが出てくるのかなと考えてございます。 ◆荒尾 委員 いずれにしても、もうこの計画自体が、本当にこの陳情者の方も述べていますけれども、見通しがないと思います。一方で、JRの羽田空港アクセス線の計画が進展が見られていますし、やはりここのところからも費用便益比の再計算とかする必要があると思うのです。大田区は、利用者のすみ分けができるということで、特に検討はしないと言ってますけれども、影響はあると思うのです。ぜひとも、そこのところをしっかりと調べていただいて、その上で、またこういう費用便益比であったり、あと総事業費というのを、改めて区民に示すべきだと思います。それができないのであれば、この計画はとめる必要があるかなと思います。 ◆野呂 委員 私は沿線の住民なので、地域の声を多々受けております。やはり区民の皆様が心配しているのが、やはり幾らかかるのかということ、今課長が都区で協議を続けているということで、それは秘密の事項なので、何対何になるのか、まだお話しできないのだとは思うのですけれども。大田区に有利な状況になるのかどうかで、その数字がわかる段階で、またきっと区民の皆さんが判断したりすることかなと思うのですけど。  私も、この交通臨海は久しぶりの委員会なので、わからないこと、おかしなことを言うかもしれないのですけど、そのときは言ってほしいと思うのですけれど。この間、交通政策審議会に様々な路線の計画が出されている中に、一つだけちょっと教えていただきたいのですけど、地下鉄8号線の延伸について、そこは江東区に東京都の部長や、一組の部長も、この清掃港湾・臨海対策特別委員会に出席して、お話しになっていますよね。その中の議事録に、今年度中を目途に地下鉄8号線延伸のための事業スキームの構築に取り組んでいくというのがあって、どういった補助を使っていくのか。もちろん江東区も積み立てをしています。それから、例えば練馬も大江戸線の延伸で積み立てをしている。練馬は、特別交付金を使えという質問が議会であったのですけど、その中に、この都市高速鉄道整備事業費補助、鉄道利便増進補助費よりも、そっちのほうが有利だから、それを使ったらどうかという何かやりとりもあって。東京都がついているものですから、すごい。しかも、今年、23区の区長会の会長は江東区の方ですし、何かすごい力の入れ方が違うのだなというのを感じながら見ているのですけれども、これ都市鉄道利便増進事業費補助と地下高速鉄道整備事業費補助というのは、例えばうちで何かを使うとしたら、この地下のほうは使えるのですか、使えないのですか。江東区は、こっちを使おうとして補助金を出すことになっているのですけれども。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 地下高速鉄道整備につきましては、主に地下鉄、地下高速鉄道、地下鉄の整備について想定しているスキームでございます。区が今想定している、都市鉄道等利便増進法というのは、既存の路線を短く結ぶことで効果があるという事業について考えられているスキームでございますので、区としては、この京急蒲田と東急蒲田の間を結ぶ路線について、都市鉄道等利便増進法というのを想定してございます。 ◆野呂 委員 私は、例えば矢口渡から地下に入るかもしれない、地下に入る予定だというので、地下鉄にならないのだろうかと思って、単純に考えたのですけど、使えないわけですね。あくまでも東京メトロとか、そういう形ではないところでは使えないということなのですね。  補助の割合が7割ということで、非常に大きいなと思いながら見ていたので、そういったものを使って、江東区の持ち出しを減らしていく、それで早急にこの地下鉄8号線を延伸させるということなのだなと思いながら見ていたのですけれど。  あと交通政策審議会の中で、駅マネという、駅マネジメントの中に蒲田が入っていたのですけれど、国際競争力の強化に資する駅ということで、蒲田駅、京急蒲田と入っているのですけど。大手町とか日本橋とか、渋谷、池袋の中に、え、蒲田が入るのだと思いながら見ていたのですけれども、この点について、区はどのように考えてらっしゃるのですか、ここのことについては。 ◎山田 公共交通企画担当課長 まず1点、地下鉄補助でございますが、補助率でございますが、国、地方、国が25.8%、地方が28.5%なので、今、私どもが考える都市鉄道利便増進法よりは悪くなるということでございます。  また、先ほど、地下鉄補助については、メトロもしくは都営地下鉄しか使えないということではなくて、公的第三セクターでも使えます。しかしながら、今までそのようなところは使っていない。今までは東京メトロや横浜市営だったり、名古屋市営だったり、あと都営だったりということで、基本的に交通局を持っているところが大体使っているというところでございます。  駅まちマネジメントにつきましては、蒲田及び京急蒲田、両方が指定されてございます。こちらにつきましては、先ほども私どもの遠藤が申したとおり、国際競争力に資する鉄道ということで、蒲田もいわゆる羽田空港の玄関口になっているということで、国際競争力に大切なまちだということで、駅まちマネジメントに指定されていると考えてございます。 ◆野呂 委員 現状の蒲田を見ると、とても国際競争力に資するまちには、全然見えず。地域の皆さんが、ほとんど今品川に出るとか、川崎ラゾーナのほうに行ってしまうとか、そういった状況の中で、果たしてこれだけ国際線がどんどん増えて、来日客も増えているという状況の中ですけれども、蒲田におり立つ方が本当に少ない。京急蒲田もああいう形でつくりかえたけれども、なかなかそこでお客さんが増えていっているという状況は感じられないと思うのですけれども、その点はどのように思ってらっしゃいますか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 蒲田のまちは、戦災復興でできて50年をたってございます。しかしながら、蒲田のまちの皆様は機能更新をしたいと考えているのですけども、新空港線の動向を見ながら、今考えている最中でございますので、今後は、新空港線が前に進めば、今言ったような国際競争力に資するまち、いわゆる川崎や大井町などに負けないようなまちになっていかないといけないと思っています。現状で、もう蒲田のまちは、この間、犬伏委員長がお話ししていたとおり、住みたい街ランキングで97位と、その差を埋めていかなくてはいけないと考えてございますので、引き続き、まちづくりと新空港線、連携しながらやっていきたいと考えているというところでございます。 ◆野呂 委員 私、3月に、鉄道に勤めている友人たちにもちょっと聞きながら、新空港線ができたら、特急何本走れるのかなと言ったら、せいぜい4本だろうと。東横線のダイヤ改正とか、それらを受けて、相鉄の状況からせいぜい4本だなという話を聞いたので、そのぐらいかなと思って、机上で話していたのですけれども。その4本と、あと現状の東急多摩川線、どれぐらいが、でもその中で住民が今まで便利に使っていたので、待ち時間が長くなるのかなということなども踏まえながら、皆さんが、この新空港線というものを、地域の皆さんはご判断をされています。先ほど言った予算のこと。  かつて、練馬が大学病院を誘致するために、本当にうまくというのでしょうか、都区財調の特別交付金ですよね、特別交付金をうまく引き出して、東京都とうまく話したのでしょうか、よくわからないのですけども。ものすごい額を大学病院誘致のために特交を使っていったと。特交はなかなか、かつては何にどう、各区にどういうものに配分しているかというのがわからない状況で。先般の議会でも、練馬区では、大江戸線の延伸のために特交を使えよといった質問があったそうです。そういったことについては、うちは、ただ単に積み立てとか、それから今、都区の財源割合の協議をしているということですけれども。そうしたことについての何か調査みたいなもの、検討というのはしてらっしゃるのですか、どうなっているのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 先ほど、都区の費用負担という話がございましたが、区が負担する部分について、我々としては、この新空港線を都市計画事業として位置づけることによって、都市計画交付金の対象とすること、それがベストだと考えてございます。あわせて、都区財調による対象事業とする必要があると考えてございます。  もう1点なのですけども、出資金につきましても、過去、つくばエクスプレスを整備した際に、そこの整備主体への各自治体の出資金が、財調の態容補正の対象となった事例がありますので、そういった活用の可能性についても検討していきたいと考えております。 ◆野呂 委員 財調は、なかなか見えにくくて。今、態容補正の話もありましたけれども、かつて、この間もちょっと言いましたけれども、あまり区は商売っ気を出してはいけないのだみたいなことを前の区長が話していて、何か淡々と区民のために仕事を、税金を使えということを言って、とても心に残っているのですけれども、やはり限られた財源で、どう区民の福祉を増進させるかということが、何よりも本当に大きな課題だなということを思います。  それから、あと、現在、基金はまだ1.8億円の第三セクターの分を使ってないので、58億円、60億円ですか、58億円でいいですかということ。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 現時点での積立金残高は、60億円でございます。仮に整備主体の出資金を、この基金から繰り入れた場合の残高の想定が58億円でございますが、現在は出資をしてございませんので、60億円でございます。 ◆高山 委員 先ほど、都と区の費用負担割合の話、地方負担分の話がありましたけれども、それがなかなか合意形成に進んでいないということなのですけれども。そもそも東京都は、この計画に対してどのようなスタンスなのか、ちょっともう1回説明していただきたいのですけれども。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 東京都としましては、この路線としては、羽田空港アクセスとしての位置づけは考えられると。ただ、それ以外の旅客数については、当然、地元区である大田区に便益があるということで、都としては、空港アクセスに資する路線という位置づけで考えてございます。  また、国の答申が出る前に、東京都として各鉄道プロジェクトの検討をしてございます。その中で優先的に検討する路線、5路線を挙げてございますが、新空港線はその5路線には含まれておりませんので、そうした状況があって。今回、国の答申で1路線、新空港線が入ったということを踏まえて、協議をしているという状況でございます。 ◆高山 委員 都が29年でしたか、つくった都市づくりのグランドデザインについて、この新空港線のことが明記されていたかという記憶もあるのですけれども、その辺、ちょっと詳しくというか、改めて説明していただきたいのですけれども。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 東京都のグランドデザインの中で、新空港線、鉄道ネットワークの整備推進という中に位置づけてございます。これは平成28年の国の答申を受けた後に、こういった形で位置づけられていると考えてございます。 ◆菅谷 委員 この見通しのないというところで、今様々にお話しいただいたのですけれども、水面下でこれまで話し合いが進んでいるということとか、また、先月の総務財政委員会では、それが一歩踏み出したというお話もあったのですけど、ここのところとちょっとかかわるのですけれども、総務財政委員会で報告があった、新空港線まちづくりの調整準備室長をつくるということが、この7月に行うということは、どういったことを示すのか、ちょっとその説明をお願いします。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 先ほどからお話ししてございます、最大の課題でございます、都区の費用負担の割合についての協議が重要な局面を迎えていることから、組織をしっかりと強化して、事業化に向けて対応するためにこのタイミングで設立をしてございます。 ◆菅谷 委員 強化と、それから大田区の姿勢を示すということなのかなと思ったのですけれども。ただ、この人材についても、今度、そういった方々も7月からはここの委員会に出席するかもしれませんけれども、やはり区民の税金でやっていくわけですから、きちっと区民に対して報告をすることと、それから、先ほど、区民協議会も計画をきちっと示してからということでしたけど、大体毎年行われていたのは、工事の計画はこのようにする、いろいろな教授を呼んで、広報の仕方とか、こういう考えがあると、毎年毎年区民の方々を呼びながら、自治会長とかを呼びながらやっていたのですけど、そういうことの中で、今回さらに進むということで、私は、税金の無駄遣いというところから、この計画は必要がないと思うのですけれども、やはり区民に対して、もっときちっと説明を、責任を果たすべきだと思いますけれども、その時期において、時期とかそういったものについては、もう大体めどがついているのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 これまでも新空港線事業につきましては、様々な機会をいただいてご説明をしてございます。今後につきましても当然、新空港線事業について適時適切に説明をしていきたいと考えてございます。 ◆松本 委員 先日の本会議での部長答弁であったり、今のこの中での議論の中で、新空港線事業における区の負担については、例えば都市計画交付金であったり財調を使って、区の負担は限りなくゼロに近い状態で、今取り組みをしていますよということだと、そういった努力をされているのだと思うのですけども、そういったことを、やはりもっともっとアピールしていくことが、区民に対して大事なことではないかなと思っているのですが。そういったタイミングでもないということなのですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 なかなか協議している中身が重要な部分でございますので、なかなかその中身についてつぶさにご説明するというのは難しいことでございますが、当然、新空港線の事業についてだとか、その進捗については、区民の皆様にご理解をいただくために適時説明をさせていただきたいと思いますし、そういう必要があると考えてございます。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 るる、ご議論ありがとうございました。私どもとしても、東京都と、今合意形成に向けて交渉をしているわけでございますけども、残念ながら、交渉ごとの中身というのは、話してしまうと信頼関係を損ねてしまうので、ここでつまびらかにすることはできないのですが、今、松本委員がおっしゃられたように、どういう財源スキームでやるのかといったようなこと、それをもう少し区民に向けてのアピール、これをしていったらいいのかなというのはちょっと感じたところでございます。  したがいまして、これから交渉の中身に差しさわりない範囲で発信していくといったようなことも、心がけていきたいと考えております。 ◆野呂 委員 累積資金収支黒字転換年、31年ということでお示しくださいましたけど、この間、蒲蒲線のときからこの新空港線にかかわって、乗降客というのは、随分提示する数が推移していきましたよね。現在、3万8,000人でしたか、どのぐらいでしたか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 推定でございますが、3万8,000人、1日当たりです。 ◆野呂 委員 すごく3回変化してきたか、変遷してきたかなと思っているのですけれども、これから少子化になっていく状況の中で、やはり先ほどの請願とも兼ね合っていくのですけれども、やはり沿線のまちがどのようになっていくかという、ただ鉄道だけの問題ではない、1日当たり乗降客3万8,000人というのは推移していくと思うのです。それが、果たしてしっかり守られていくのか、ここにこの31年という数字があったので、その点について区は、それは担保されるとお考えでしょうか、その点が一つ。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 想定乗降客数が変化しているということについては、もともとのつなげる方法が、対面乗りかえから乗り入れに変化してございます。そういった形で乗降客としては変化してございます。
     おっしゃるとおり、今後のまちについての位置づけが必要かと考えてございます。鉄道を整備するだけではなくて、まちづくりとあわせてやることで、沿線のまちに人が来ていただく、来ていただいている方々が、そこへ住んでよかったなと思うまちをつくる必要があると考えてございます。  そういったところと鉄道整備を両輪で進める必要があるので、今回の7月1日の組織の立ち上げとなってますので。そういった連携もしながら、新空港線整備を契機に、まちづくりを進めていきたいと考えてございます。 ◆野呂 委員 昨年6月の江東区議会の東京都が出した資料の中で、一つ私、ちょっと教えていただきたいのですけど。平成30年4月、東京都鉄道新線建設等準備基金の創設で、地下鉄8号の延伸をはじめとする6路線に係る調査費を計上する。そして、東京都鉄道新線建設等準備基金を4月に創設し、事業の裏づけとなる財源をあらかじめ確保した上で、都の取り組み姿勢を明確に示したというご報告があったのです、東京都の部長から。この基金については、つまり6路線ということだから、この新空港線も含めているのでしょうけれども、どういった内容か、ちょっとわかりますか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 東京都が、平成30年度から創設した基金でございまして、この6路線の中には委員のおっしゃるとおり、新空港線は含まれてございます。これは国の答申で、進めるべきという記載を受けている6路線でございます。  今積み立てている状況でございますが、これを今後どのように使うかというところは、東京都から具体的な情報はございません。ただ、検討が深度化していけば、そういった基金を使って、東京都としても、我々の費用負担の話だとかが進めば、当然今後、都としての支出をする可能性が出てきますので、そういったところに充てていくのではないかなと想定してございます。 ◆野呂 委員 ちなみに、この基金が今幾らあるかというのは、おわかりですか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 現在ですと、平成30年度当初が620億円で、今年度70億円を想定していますので、約690億円という話でございます。 ○犬伏 委員長 傍聴人に申し上げます。傍聴人の方は、傍聴中お休みにならないよう、よろしくお願いいたします。 ◆平野 委員 先ほど、区の負担軽減策として、新空港線整備のために都市計画交付金というのと、あと特別区財政調整交付金という話があったのですが、大体どれぐらいの金額が出るとかというのを、わかっていたら教えていただきたいなと思っています。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 具体的な数字というよりは、都市計画交付金の対象となれば、その事業費について、おおむね25%程度が都市計画交付金となりまして、その残りについては、財調の対象という形になります。 ◆平野 委員 去年、JRの羽田アクセス線の話があったのですが、パンフレットに載っている、この新空港線整備の計画の概要のところで、費用便益が1.5という数字が出たのですが、この数字は多分平成28年の数字なので、これがもし変わっているのだったらちょっと聞きたいと思っていまして、いかがでしょうか。 ◎遠藤 まちづくり推進部副参事〔新空港線・まちづくり調整担当〕 現在算出している数字としては、こちらのパンフレットに記載しているのが最新でございます。その後の算出はしてございません。 ○犬伏 委員長 よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、質疑は以上で終結いたします。  それでは、各会派から、取扱いを含めたご意見をお伺いいたします。  自民からお願いいたします。 ◆高山 委員 自由民主党大田区民連合は、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情について、不採択を求めます。  新空港線の計画は、先ほどから理事者からの説明にもあったように、平成28年4月の交通政策審議会第198号答申において、国際競争力に資する路線として高い評価を得て、現在は東京都と大田区で地方負担分の費用負担割合を協議しており、合意形成後速やかに整備主体設立となる状況となっています。  新空港線が整備されることによって、羽田空港へのアクセスの充実はもちろん、区内の移動利便性が高まること、蒲田駅周辺をはじめ沿線まちづくりをあわせて進めることにより、地域活性化にもつながることなど、様々なメリットがあると考えます。  また、東京都が平成29年に策定した都市づくりのグランドデザインにおいても、羽田空港へのアクセスの充実の中に新空港線が明記されています。これらのことから、新空港線早期着手に向けて、引き続き取り組みを進めるべきと考え、本陳情は、不採択とすべきと主張いたします。 ○犬伏 委員長 公明、お願いします。 ◆田村 委員 ただいま上程されました、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情について、大田区議会公明党は、不採択を主張させていただきます。  新空港線整備事業は、これからの大田区の都市形成に対し、重要な事業であると認識しています。ただ、東急蒲田駅から京急蒲田駅、さらに羽田空港への乗り入れをするための点と点を結ぶ線を引くだけではなく、蒲田駅周辺の公共施設を含めた再開発、ターミナル駅をまちの一体的な整備を進めることで、まち全体の安全とにぎわいを創出することができ、ひいては大田区、蒲田が持つポテンシャルを引き出し、それにより高い経済波及効果も得られるものと考えます。  また、新空港線事業の進捗によって、東急多摩川線沿線のまちづくりも進み、住民が安心して暮らすことのできる住環境が整備されていきます。現在、区と東京都との間で費用負担割合などの合意形成に向けた協議が進められていると伺っています。引き続き、新空港線事業の早期着工を掲げ、鋭意協議を進めていただきたいと考えるところでございます。  以上によりまして、本陳情については不採択を主張させていただきます。 ○犬伏 委員長 共産、お願いします。 ◆荒尾 委員 日本共産党大田区議団は、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情について、採択を求めます。  この陳情は、新空港線計画をとめて、積立金58億円を小中学校体育館へのエアコン設置、学校給食費の無償化など区民のために活用することを求めるものです。陳情の中でも触れられていますが、区は新空港線が整備されることによって、区内の利便性の向上、東西交通の利便性が図られるということを繰り返し述べていますが、一番影響を受ける東急多摩川線について、今後どうなるかということについては、一言も触れられていません。肝心の停車駅についても、運行主体が決めることとして明言を避け、陳情の中でも東急多摩川線各駅がほとんど通過駅になるかもしれないという沿線住民の方々への不安にも、区は十分な説明をしていないことは問題です。新空港線の整備に向けて、機運の醸成を図る目的で開催されてきた、新空港線整備促進区民協議会も2016年度を最後に開催されておらず、JR東日本の羽田空港アクセス線の計画に進展が見られたことから、新空港線実現の見通しがなくなりつつあることは理解できます。  また、新空港線計画をやめて積立金58億円を小中学校給食費無償化などに活用することについても、日本共産党区議団が、毎回の予算組みかえ提案で述べていることであり、区民の暮らしを守り、支え、福祉の増進という自治体本来の役割を大田区が果たすべきであり、本陳情は、採択すべきです。 ○犬伏 委員長 令和、お願いします。 ◆松原〔元〕 委員 令和大田区議団は、ただいま上程されました、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情に関しまして、不採択を主張いたします。  ただいまの議論にて、区は水面下にて、この間も東京都と区と都との負担割合等の議論を進めているとのことであります。新空港線計画の是非に関する議論は、まさしくこの大田区の負担部分が幾らであるか、また、大田区のまちづくりについて、どのように連動していくかが最重要であると考えます。ゆえに、今は協議を見守るべきであり、新空港線計画は見通しがなく中断すべきとする本陳情は、採択いたしかねます。 ○犬伏 委員長 立憲、お願いします。 ◆平野 委員 立憲民主党大田区議団は、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情について、継続を求めます。  新空港線については、蒲蒲線の時代から30年以上の歴史があり、区内の東西交通の分断解消に向けて整備を目指してきました。平成28年の東京都の交通政策審議会答申198号により、東急多摩川線矢口渡駅から京急蒲田駅までの地下に駅をつくり、整備する計画は、高い評価を得ました。それにより、事業化に向けて、現在東京都や鉄道事業者等と費用負担のあり方を検討しています。  この新空港線の整備とともに、周辺沿線のまちづくりに寄与し、ひいては大田区の魅力アップにつながると思われますが。また、大田区における経済波及効果は、約1,400億円と言われております。ただ一方で、多摩川線の普通列車の運行本数が減り、沿線の住民は不便にならないのか、実際に大田区が負担する金額がどれぐらいになるのか、今は理事者の方の答弁から、わからないことがまだ多く、引き続き、新空港線の動向を注視していきたいと思います。  現時点で、積立金をなくすという判断には及ばないので、本陳情に関しては、継続を求めます。 ○犬伏 委員長 それでは、緑、お願いします。 ◆野呂 委員 大田区議会緑の党は、元第48号 見通しのない新空港線計画をやめ積立金を区民のために使うことを求める陳情は、採択でお願いします。  基金が現在60億円あって、まだ第三セクターを1億8,000万円で設立していないので、記載の訂正なども本当は必要かと思うのですけれども、今回の議論で、先ほど松本委員が、区の負担を限りなくゼロに近い状況にという、先の本会議のことを持ち出していて、そういったことは本当にはっきりしてくるのかどうか。現状では、まだ1,260億円のうちの3分の1ということで、その都区の負担割合がどうなるかと、もちろん水面下での話し合いで、いい形になってくれればいいのですけれども、そうしたことがわからないまま、もっともっと丁寧な説明が、特に地元には、私は必要だと思うのです。通過してしまう駅が増えてしまうことへの不安や、予算はどのぐらいになるのかということの不安など、限りなくそうしたことがなかなか明確になっていかない。もちろん、基金を簡単に崩すということは、厳しいことなのですけれども、住民にもう少し丁寧な説明と、そして先の見通しができるように、先ほど部長も、もっと丁寧に説明していかなくてはということをお話ししていましたけれど、そうしたことが今まで十分とは言えない状況が続いてきたので、不安が区民の中に続いてきたのではないかなと、私は思います。  今回、特別交付金だったり、都市計画交付金など、そうした様々な予算の使い方、あるいは東京都が、今6路線について基金を設立して、今日690億円があるということがわかったのですけれども、そうしたものをどのように、私たちの自治体にも活用できるのかということも踏まえて、まだまだ議論は必要かと思うのですけれども、そうした見通しがもっともっと示されてくれば、変わっていくことはやぶさかではないでしょうけれども、今現状の段階の中で、地元の住民の一人として地元区民の意見を吸い上げたときに、このままちょっと進めることに不安を感じておりますので、採択をお願いします。 ○犬伏 委員長 それでは、継続、採決とそれぞれ意見が分かれましたので、お諮りいたします。  本件につきまして、継続することに賛成の方は、挙手をお願いします。  (賛成者挙手) ○犬伏 委員長 賛成者、少数であります。  よって、これより採決を行います。  (平野委員 棄権) ○犬伏 委員長 なお、採決の際は、採決に賛成の方の挙手を求めます。挙手されない場合は、不採択に賛成とみなしますので、ご注意ください。  本件につきまして、採択することに賛成の方は、挙手をお願いをいたします。  (賛成者挙手) ○犬伏 委員長 賛成者、少数であります。よって、元第48号は、不採択とすべきものと決定いたしました。理由は、いかがいたしましょうか。願意にそいがたいでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 では、そのようにさせていただきます。  (平野委員 入室) ○犬伏 委員長 以上で、審査事件を終了いたします。  次に、前回の委員会でお知らせしました、特別区議会議長会要望事項調査についてを議題といたします。  今回、要望事項につきましては、各委員からご提案がございませんでした。よって、本委員会としては、要望はなしとさせていただきます。  以上で、特別区議会議長会要望事項調査についての協議を終了いたします。  次に、同様に前回の委員会でお知らせいたしました、全国民間空港所在都市議会協議会の運動方針に関する要望意見についてを議題といたします。  本件につきましては、各委員から、特にご意見はございませんでした。つきましては、事前にタブレット型端末の交通臨海部活性化特別委員専用フォルダに配信いたしました、正副委員長案について、委員の皆様から何かご意見などございますでしょうか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 特になければ、京急空港線加算運賃に関する要望意見等については、正副委員長案を提出することでよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、そのようにいたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。  まず、それでは、まちづくり推進部からお願いします。 ◎山田 公共交通企画担当課長 私からは、3件ご報告がございます。  まず、1件目は、まちづくり推進部資料番号1、大田区コミュニティバス矢口地域試行運行事業の平成30年度実施状況報告書についてをご覧ください。  1、試行運行内容につきましては、今まで同様ですので、こちらは参照していただければと思います。  2、運行実績でございます。こちらの上から3段目でございます。利用人数でございますが、30年度は7万1,347人になりました。収入につきましては、883万3,514円でございます。その内訳は、運行収入が856万5,514円、広告収入料が26万8,000円でございます。  支出のほうでございます。1,755万2,641円となり、収支欠損額は871万9,127円でございました。その下でございます、収支率は、支出から収入を割ったものでございますが、50.4%となり、目標の50%を超えることができました。  また、その下のアスタリスクのところをご覧ください。平成30年度の東急に支払ったお金でございますが、補助金の確定額、4月当初の東急からの申請額が838万1,000円でございましたので、東急に支出した金額は、838万1,000円で確定しております。  次のページをご覧ください。こちらは経年比較でございます。平成21年度の下期から始まってございますが、28年度から29年度に向けて6万人を超え、29年度から30年度に向けて、やっと7万人を超えるところでございます。1便当たりの平均が10.9人となったところでございます。  収支の状況でございますが、こちらのほうも年々増加しているというところでございます。特に収入につきましては、今年度、初めて800万円を超えたというところでございます。  広告収入料につきましても年々増えていて、今年は26万8,000円になっているというところでございます。  次のページ、右側でございます。こちらのほうは、コミュニティバス矢口地区の29年度と30年度の比較でございます。こちらのほうは、参照していただければと思っております。  毎年の話でございますが、冬場でございますが、やはり利用人数が減るということになってございます。こちらのほうは、今の利用者が高齢者及び女性の方が多いということで、冬場は外出が控えられているということが、見てとれるというところでございます。3月から、また増えていくというところでございます。  30年度の7月の利用者数がぐんと伸びているのは、7月から矢口特別出張所におきまして、回数券の販売をさせていただいていると、また、地域の単会、自治会の皆様に大量購入をしていただいたために、このように利用者数が増えているというところでございます。この大量購入をしていただいたものにつきましては、盆踊りの景品になったりとか、そういった使用をしていただいているというところでございます。  続きまして、資料番号2番のほうをご覧ください。こちらのほうは、まちづくり推進部、資料番号2、たまちゃんバスの今後についてでございます。  1、先ほど平成30年度の収支率等をご報告させていただきましたが、収支率は50.4%になりましたので、本格運行移行条件である50%を超えたことから、道路運送法に基づく法定会議である地域公共交通会議で承認を受けた後、本格運行に移行させていただきます。  四角の中に、本格運行及び継続条件を示しておりますので、あわせてご覧ください。今後は、③でございます。新規車両の購入に向けて、2年連続の収支率50%に向けて、地域の皆様と一緒に努力していくというところでございます。  2番でございます。消費税増税に伴う運賃改定でございます。たまちゃんバスの本体価格は税抜き143円でございます。改定の考え方でございます。当初、平成21年度は消費税5%でございましたので、143円掛ける1.05で150円で運賃が設定されておりました。26年4月に消費税が8%に増税になったことにより、本体価格が154円になったのですが、1円単位四捨五入により運賃は据え置きとさせていただいておりました。しかしながら、令和元年10月、消費税が10%の増税になることにより、本体価格が税込み157円になりますので、1円単位四捨五入により10円値上げさせていただいて、160円という運賃改定をさせていただきます。  こちらにつきましても、道路運送法に基づく法定会議である地域公共交通会議で承認を受けた後、運賃を改定させていただく予定でございます。  今後のスケジュールでございます。6月26日に作業部会、収支率、あと本格運行について、運賃改定についてを地域の作業部会のほうでご報告させていただきます。7月9日、その上位団体である検討部会、室町東工大教授を座長にした検討会議において、本格運行、運賃改定について過半数の承認を得て、本格運行及び運賃の改定の手続に入らせていただきたいと考えております。7月下旬に国土交通省に運賃改定の届けを出すということでございます。なぜこの時期かといいますと、運賃改定まで3か月の審査が必要だということから、7月下旬に申請をさせていただくというところでございます。  今度は、資料番号3番をご覧ください。こちらは、京急電鉄から、京急蒲田駅3番・6番線にホームドア設置の情報提供がございましたので、お示しさせていただきます。こちらは、6月7日付けで京急より情報提供があったものでございます。また、同日、京急電鉄のホームページにも掲載されてございます。  現在の京急蒲田駅は、1番線及び4番線の空港線行きホームに平成31年4月からホームドアが稼働しております。しかしながら、本線の3番及び6番線にはホームドアが設置されてございません。また、2番・5番線、いわゆる各駅停車及び始発及び終点場所としてつかわれている2番、5番にもついていないというところでございます。これを3番線、6番線の京急本線のホームにホームドアを設置するものでございます。  設置工事でございますが、3番線につきましては6月15日から、6番線につきましては6月21日から設置をするということでございます。  使用開始予定でございますが、2019年、本年8月初旬を予定しているというところでございます。  なお、2番・5番線につきましては、3番・6番線にホームドア設置後、本年度中に固定柵を設置するということでございます。  使用開始予定の下にございます、京急電鉄ではというところをご覧ください。2019年2月に羽田空港国内線ターミナル駅、2019年4月に京急蒲田1番線、4番線でも使用を開始しておりますと。今後は、2019年度中に京急川崎駅、横浜駅、上大岡駅においてホームドアを設置していく予定ということでございます。  次のページのほうにスライドを願います。こちらのほうは、区内にあるバリアフリーの状況を参考資料としてアップしているところでございます。  左側は、JR東日本から都営、あと東急のものでございます。右側が京急電鉄、東京モノレールということになってございます。一番左から、エレベーター、内方線、ホームドアというところで、ホームドアのところをご覧ください。JR東日本大森、蒲田駅につきましては今年度中、10月までには完成する予定でございます。また、都営につきましては、東京都交通局「経営計画2019」より、2023年度までに整備を完了させるということでございまして、2023年度までというのは、2024年3月までということでございました。あと、東急線につきましては、現在残っているのが多摩川及び北千束でございますが、こちらにつきましても、平成31年度(2020年度)の下期には完成すると聞いてございます。次、京急電鉄のほうでございますが、京急電鉄につきましては、京急蒲田が今年度開始して8月に完了すると。穴守稲荷につきましては、昨年6月に固定柵が設置されております。それ以外につきましては、羽田空港国内線、国際線ターミナルがついているという状況でございます。東京モノレールにつきましては、全駅についているというところでございます。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 私からは、まちづくり推進部資料番号4番、平成30年度空港臨海部まちづくり・交通ネットワーク等調査について報告します。国際空港、臨海都市の実現に向けて、空港臨海部における調査を実施しました。  それでは、2ページ目をご覧ください。1、重点プロジェクト地区に係る実施事業についてでございます。  ①羽田旭町周辺地区のまちづくりについてでございます。平成31年3月にANA総合トレーニングセンターが竣工し、公園及び図面で緑道と記載されている部分の散策路が整備されています。三井不動産インダストリアルパーク羽田が、令和元年7月に竣工予定となっており、散策路が整備されます。あさひ海老取川公園の供用開始に合わせ、これらの施設もオープンする予定でございます。今後も地域と開発事業者、大田区が連携し、よりよい地域環境を目指して検討を進めてまいります。  続きまして、右側にある②流通センター駅周辺地区まちづくりをご覧になってください。協定に基づき、民間事業者による公園や散策路の整備を進めており、今後は図面に記載されております防災船着き場の整備に向けて、関係機関との協議を進めてまいります。  下のところの③大森ふるさとの浜辺周辺地区まちづくりをご覧になってください。まず、平和島駅から大森ふるさとの浜辺公園までのアクセスルートの検討を行いました。また、右下の写真にあるとおり、大森ふるさとの浜辺公園で実証実験としてライトアップの取り組みを実施いたしました。  次に、3ページ目をご覧になってください。2、臨海部3島の機能更新の検討及び将来ビジョン・アクションプランの実施でございます。
     まず左側をご覧になってください。京浜島の企業を対象として、駐車実態やニーズを把握するため、アンケートを実施しました。駐車可能台数を超える需要を把握したため、対策として島内に駐車場を整備いたします。  右側をご覧になってください。京浜島オープンファクトリーを実施いたしました。京浜島オープンファクトリーは、「お隣さん」を知り、「お隣さん」とやりとりすることにより、島内企業間の交流の活発化や事業連携につながることを目的としております。  開催概要について、12月に3日間開催いたしました。実施の様子は、写真などを記載しておりますので、ご覧になっていただければと思っております。  引き続き今年度も、企業者同士の相互理解や交流などの強化を図ってまいりたいと思っております。  それでは、4ページ目をご覧になってください。3番、舟運実証運航の実施結果をご説明いたします。こちらは、平成30年12月5日の当委員会でも報告したものでございます。舟運の実証運航を実施し、8月26日、日曜日に大森ふるさとの浜辺公園と品川区のしながわ水族館のあるしながわ区民公園とのルートで運航しました。内容については、中段にある平成30年度舟運(実証運航)実施結果をご覧になっていただければと思います。  今後の展開といたしまして、民間事業者による定期航路化を目指しており、定期航路化された際には、利用促進を図るため、利用啓発・周知を行っていきたいと考えております。  下の4、交通ネットワークの充実・改善に向けた詳細検討をご覧になってください。まず、右下の図をご覧になってください。平成30年度に昭和島、京浜島、城南島に各1か所、コミュニティサイクルポートを、この緑のひし形の部分でございますが、この部分に整備いたしました。今後は、利用状況について検証していきたいと考えております。  次に、左下の表をご覧になっていただけたらと思います。内陸部から埋立島部へのアクセス利便性を向上するため、バス事業者と調整し、左下の表にあるとおり、合計として増便としたものでございます。今後も関係事業者と連携し、利便性向上のため、調整していきたいと考えております。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 私のほうからは、都市基盤整備部、資料番号1番から5番のご報告がございます。  まず初めに、資料番号1、春の大田区交通安全運動の実施結果についてでございます。交通安全運動は、例年春と秋の全国交通安全運動期間に合わせており、今春は5月11日から20日までの計10日間実施をいたしました。  運動の重点は、表記の5項目が挙げられております。運動期間中における区内の交通事故の件数は29件、死傷者数は31件と前年同期と同数でございました。なお、1月から4月末までの区内における交通事故件数は450件、死傷者数は509件と前年同期比でいずれも減少となっております。  また、運動期間中における自治会・町会の方々のご参加人数は、昨年と比較し、538名の減少の1万5,138名、区内関係者、機関を含めると、814団体と非常に多くの方々にご参加をいただきました。  のぼり旗の掲出や横断歩道の見守りなど、お忙しい時間の合間を縫っていただきまして、交通安全の啓発の推進に多大なご協力をいただきました。  次に、資料番号2、春の大田区クリーンキャンペーンの実施結果についてでございます。春の大田区交通安全運動期間中の5月11日から20日に合わせ実施いたしました。  区は、地域が事業者等と協力いたしまして、放置自転車の防止と喫煙マナーの向上を図る啓発活動を、表記の5駅で実施をいたしました。  各駅での日程と時間、参加者数につきましては表記のとおりでございますが、計5駅で合計369名ものご参加がございました。  放置自転車は、まちの美観を損ねるだけでなく、災害時の通行の障害になります。今後も安全で清潔で快適な地域環境の形成を目指して、啓発活動を継続してまいります。  次に、資料番号3、大田区コミュニティサイクル事業の試行実施状況でございます。当事業の近況につきましては、たびたび当特別委員会でご報告させていただいたところでございます。  まず、事業の背景・目的でございますが、平成23年の大田区自転車等総合利用基本計画に新たな交通手段として位置づけられまして、観光振興、回遊性向上、公共交通の補完などの事業効果を期待し、29年3月から3年間の試行事業を実施しております。  概要でございますが、自転車は電動アシストつきで、その利用の料金は1回会員で30分、税抜き150円でございます。ほかの内容については表記のとおりでございます。  資料真ん中の上段、利用実績でございますが、4月末で登録者数9,869人、年代別では30代の方が一番多く31%、以降40代と続きます。登録者の累計推移では、昨年同月比で約3倍に増えております。その下、月ごとの利用回数では、今年4月に1万8,715回と、こちらも昨年同月比で約3倍の増加となっております。また、4月の1日1台当たりの利用率は2.08回と、事業を開始し、初めて2回転を突破いたしました。ポートの利用ランキングにつきましては、本庁舎、または駅近くのポートが貸し出し、返却とも上位を占めております。  資料右側の上段でございますが、当事業は28年度に7ポート、自転車100台で開始しまして、昨年度末には66ポート、自転車300台まで発展しております。  実績と課題ですが、実績につきましては、昨年4月には広域相互利用への参加、下丸子、大森海岸など、各周辺へのポート設置、利用率や認知度の上昇がございます。また、課題につきましては、台地部や引き続き駅周辺、空白地などへのポートの設置、さらなる認知度、利用回数の向上などがございます。  最後に、将来的な方向性でございますが、事業効果の目標値や本格実施の定義づけなどを設定するため、試行最終年の今年度に事業効果検証委託を実施しまして、この間の課題等をまとめてまいります。その後、設定した数値や諸課題の達成、広域10区連携区との調整など、本格実施に向けて総合的に判断してまいります。  今後も、区民や来訪者の皆様により便利で快適に提供できるよう、事業の充実を図ってまいります。  次に、資料番号4、第1回大田区自転車活用推進委員会についてでございます。先日、6月6日に開催いたしました、第1回大田区自転車活用推進委員会のご報告でございます。  まず、計画の基本的な考え、背景でございますが、国ではこれまで交通事故対策や放置自転車対策に加えまして、環境や災害、健康、交通混雑の緩和等の経済的、社会的効果も期待する自転車をより一層活用し、公共の利益を増進させようと、従前の対策に加えまして、政策への拡大を図る自転車活用推進計画を30年6月に閣議決定しました。  同計画は、表記の四つの目標と、その下に18の施策が掲げられてございます。区といたしましても、現在の自転車等利用総合基本計画では、「とめる」「はしる」「まもる」の3本の柱の自転車利用環境整備を進めてきました。この国の方針や計画を受け、区では主要施策をさらに発展させつつ、特に注力して実施すべき新規施策として、観光、スポーツ、健康の各分野と自転車をつなげる新たな計画を進めていく予定です。  実現に向けまして、その「とめる」「はしる」「まもる」の土台に活用の視点で、暮らし、健康、観光をテーマに計画を推進するために、外部委員15名、庁内委員8名、計23名から構成する委員会を設けております。  計画策定に向けてのスケジュールでございますが、今年度に区民アンケート調査を経て、計画の素案作成、そして来年度に計画策定の予定となっております。  次のページの左側をご覧ください。6月6日当日の委員会次第でございます。議事は表記のとおりでございますが、初回の委員会ということで、区の地域特性や取り巻く環境などのご説明後、委員の方々から様々な意見を頂戴いたしました。右のページは議事要旨でございます。様々なご意見が出された中で、3の健康についてでは、自転車は精神的な部分も含めて貢献できる部分がある。4のスポーツについては、新スポーツ健康ゾーンを移動する手段として自転車は有効である。特に、ご意見が多かった項目は、「まもる」について、高齢者の自動車免許返納後による自転車との触れあい方など、その利用の根幹ともいうべき交通安全に関するものでございました。  そして、6月中に予定していました区民アンケート調査でございますが、10年後の検証評価を見据えた項目でデータ収集すべき旨のご意見や、内容が区民にわかりやすくするようすべき旨のご意見を踏まえまして、所管で再度アンケート内容を整理し直すこととなりました。次回の委員会は8月2日に予定されてございますが、それまでに内容を整理しまして、自転車活用に関する議論を深めてまいります。  次に、資料番号5、自転車走行環境の整備についてでございます。区では、平成28年に策定しました大田区自転車ネットワーク整備実施計画に基づきまして、28年から10年間で170キロの走行環境のネットワーク化の推進を図ってございまして、昨年度末までに約39キロの路線で整備が完成してございます。  昨年度を含めた過去施行実績表は資料上段のとおりでございます。また、今年度を含め、次年度以降の整備予定、延長は1年当たり約20キロ程度でございまして、令和7年度までに完成予定としてございます。  各地域の詳細箇所は次のページ以降の別紙1のとおりとなってございますので、ご確認をお願いいたします。別紙1-1につきましては、エリアにつきましては、大森エリア延長約5.4キロ、蒲田エリア5.1キロ、そして、また次のページ、別紙1-2につきましては、調布エリア4.0キロ、糀谷エリア5.5キロということで、合計20.5キロでございます。  また、資料5番の本編に戻っていただきまして、最後にページの一番下のところでございますが、東京都が主体で進める東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた自転車走行の推奨ルートの整備でございますが、昨年度は、区では1番から5番までを整備し、今年度は6番から11番の1.7キロを整備し、大井ホッケー競技までつなげる予定です。  今後も東京都、警視庁などの関係機関と協議を継続しまして、事業を遂行してまいります。 ○犬伏 委員長 それでは、委員の皆様、まず、まちづくり推進部からの報告に対する質疑をお願いします。 ◆菅谷 委員 このコミュニティバスでご報告いただきまして、50.4%となって、皆さんの努力が実っているなということでますます、ルートなども改善されたり、いろいろな自治会の皆さんの努力も見られるなと思います。小型でとてもゆったりと座れるし、本当に足の便としては、ぜひ継続で頑張ってもらいたいと思います。  ただ、その料金の設定のことなのですけれども、消費税が上がるということにおいて値上げをするということで、これを据え置くとか、私はワンコインで乗れるぐらいのことを考えているのですけれども、やはりそれぐらい上げないと、採算というか、採算はとれていませんよね、今もね。差し引きでも区が財政を投入しなければいけないのですけど、上げなかった場合はどれぐらい変化があるという、その辺の試算はされているのですか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 10円上げることによって人数がどのぐらい減るかというのは、まだ推計ができておりません。しかしながら、今もたまちゃんバスを残したいという皆様が多いものですから、10円値上がったとしても、ご説明させていただければ理解していただけると考えております。 ◆菅谷 委員 よくその中で頑張ってくれたねと住民が理解するのは、やはり上げないことで、維持をするか引き下げれば、大田区は頑張ってくれたということになると。乗っている人はここを160円でも仕方がないかなと思うかもしれないけど、やはりそこは、誰のためにというところでは、税金を納めている高齢者の皆さんの貢献ということで、考えていただけないかなということと、この子どもの80円というところについては、どのようになるのでしょうか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 子どもの運賃につきましては据え置きで考えてございます。 ◆菅谷 委員 先ほど言ったように、乗っている人が女性と高齢者ということだったので、また弱い立場の人たちで、子どもたちには据え置くということなので、そういったことができるし、子どもの人数はそんなにいないということも加味して上げないのかなということもあるのですけど。また子どもにこれ以上の負担はということはあると思いますけど、ぜひ値上げは何とかとどまってもらいたいという意見を申し上げます。 ◆野呂 委員 地元の区民として、本当にここまで50.4%までの本格移行へ向けての努力にまず本当に感謝申し上げたいと思いますし、苦難の道のりだったかと思うのですね。最初の自治会、町会長の皆さんの議論から、区内の中から選ばれた候補地として、すごく苦難の道でしたけれども、途中でルートの課題だったりがありながら、いよいよ本格運行ということで、これが定着していって、特にマンションの方たちも今の働き盛りの世帯からだんだん高齢化していきますので、利用が増えていくことを願ってやまないと思います。  これでルートが確定してしまうということだと思うのですけれども、冬場、高齢者が外出を控えるためにどうしても利用が落ちるということで、ルートが下丸子のほうを先に回ると。マンションの方たちはもっと使うのかなと思いつつ、警察との兼ね合いがあるので難しいということで、このルートでこのままこれ以上は変更なく行くということでございますか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 ルートにつきましては変更は考えていくということでございますが、今、地域の皆様とお話ししているのは、まず2年間は50%を続けて超えようと。まず新しい車の購入に向けて、区と一緒に考えていこうと。ここでルートを変えてしまいますと、50%を下回る可能性が十分に考えられますので、まず50%を超えて、新しい車の購入に向けた考えができたと同時に、新たなルートの考え方をもう1回模索しましょうということになってございますので、このルートでずっと続けるという考えではございません。変更の余地はあるというところでございます。 ◆野呂 委員 住んでいる方の年齢構成が変わっていったりすると思うので、その都度随時考えていただければと思います。  各自治会・町会でも景品に使ったり、様々工夫をしてこれを支えています。先ほど、広告収入も若干増えているということなのですけれども、やはりこれは26万8,000円ということで、これがなかなか伸びがたいということがあるのでしょうか。  かつて、やはり大手の企業がある名古屋のあるまちに行ったときも、ワンコインの100円で、先般丸の内に行ったときは、丸の内は無料のバスが走っているのですよね。ああすごく企業がいっぱいあるところは、随分きっとそういう支援もあるのかなと思って見ているのですけど、この広告収入はこれぐらいが限界というところですか。どうでしょうか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 今のこの広告収入は、車内の中づり及び放送、駅名を言うときの放送を加味して26万8,000円になってございます。今、広告会社とお話ししているのは、車外のほうにラッピング的な広告ができないかということを一緒に検討しているという最中でございますので、この26万8,000円が上限というわけではなく、引き続き検討しているというところでございます。 ◆高山 委員 このたまちゃんバス、平成22年度からずっとこうやっていただいて、本当に地域の皆さんもそうですけれども、部局の皆さんにも努力していただいて、30年度は前年比12.8%増の利用者ということだったのですけれども、29年度の途中で、29年度の12月ぐらいでこのまま行けば54.幾つぐらいの収支率で行けるのではないかという話だったのが、50%は超えましたけれども、50.4と。比較的ぎりぎりで、29年度事業費1,612万9,000幾らだったのが、今年度は1,750何万円、140万円ぐらい増えているのですけれども、これは何か事情があったのですか。連合審査会でもちょっといろいろと質問させていただいたところでもあるのですけれども、確認の意味も含めて、ご答弁をお願いしたいと。 ◎山田 公共交通企画担当課長 この100万円以上上がったのは、運転手の賃金の増額でございます。今、東急バスだけではなくて、バス会社が労働者不足及び超勤労働、いわゆる長い時間の労働者ということで、働き方改革の一環で、東急電鉄として賃金改定をさせていただいたということでございます。それがもろにはね返っているというところでございます。 ◆高山 委員 29年度が終わった段階で、利用者があとこのぐらい増えれば収支率50%行けるだろうとかという仮の計算をして、30年度事業費で変わることがあるとしても、燃料費ぐらいではなかろうかと。燃料費も年々高騰化しているので、それが上がらなければ何とか行けるかななどという話もあったと思うのですけれども。これで新車を買うには2年連続で50%収支率を超えなければいけないということで、少しハードルが高くなってしまったのかなという、なかなか一度上がった事業費が下がってくるというのは難しいと思うのですけれども、また今年度、より利用者が増えたとしても、事業費がこれ以上上がってしまいましたとならないように、何とか働き方改革とか、人件費といわれると、なかなか難しい部分でもあると思うのですけれども、その辺は区としても事業者にそういったこともうまく図りながら、引き続き50%を超えるように取り組んでいただきたいと、これは要望させていただきますので、よろしくお願いします。 ◎齋藤 まちづくり推進部長 ご意見をありがとうございます。私どもも、バス事業者に対しては常に努力を求めていまして、事業費が少なくなるようにというのは考えているのですが、運転手不足の状況というのは年々悪くなると聞いております。したがいまして、それらとうまく折り合いをつけながらという部分もございまして、これは採算性がもともととれない路線のコミュニティバスでございますので、バス事業者が撤退するということになってもかえっていけないということもありますので、そういうことも考慮に入れつつ、ただ、委員がおっしゃられたように、事業者自体の努力、これも引き続き求めてまいりますので、その点、ご理解をお願いいたします。 ◆田村 委員 車のことでお聞きしたいのですけど、新車購入は2年連続で収支率が50%を超えなければ、次は買えない。これまで買いかえたことはないということですか。 ◎山田 公共交通企画担当課長 試行運転が始まってから、まだ買いかえてございません。大体12年が耐用年数だと言われておりますので、今から考えないと交換時期に交換できないので。受注生産になっていますので、それで約2年ぐらいかかってしまうということも言われていますので、今から2年連続で超えていって、初めて3年、4年後に新しいものが入る予定を考えているというところでございます。 ◆田村 委員 循環で1便走ると、6.77キロと書いてあって、年間で6,570便走っていると、計算すると4万6,000キロぐらい年間で走るのですよね。10年たつと40万キロ、びっくりと思って、それを維持していく整備費というのも大変なのかなとちょっと思ったものですから、この収支率50%をとるのか、本当に車のダメージをとるのか、いま一度事業者と協議してもらいたいなと思いました。 ◆松原〔元〕 委員 2点あったのですが、広告のことは野呂委員がお聞きになったので、ちょっと運賃について伺いたいのですが。今、運行収入に利用者数を割って計算をずららとしてみたのですが、消費税が5%から8%になる以前は、大体1人当たりが123円、120円以上、それ以降が119円で推移してきまして、この平成30年度は120円にまた戻ったというところであります。回数券等で1人当たりの単価が下がるのかなと思ったのですが、存外上がったというところの評価がもしあればお聞かせください。 ◎山田 公共交通企画担当課長 推移的には、大体120円ベースで考えてきているということは理解しておりますが、子どもの人数が年によって大分違ってくるということで、今、あくまでも150円で割ると、人数で割るとそうなるので、子どもの人数が含まれていない可能性があります。可能性として、そこら辺の差があります。 ◆野呂 委員 まちづくり推進部資料4番、臨海部3島の機能更新の検討及び将来ビジョン・アクションプランということでご報告があったのですけれども、京浜島の車両が増えているということで、駐車需要と供給バランスの把握ということで、2019年度に三丁目に駐車場整備予定、これは三丁目だから大田清掃工場、リサイクルのあの辺のあたりですか。何台つくるのですか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 敷地面積は大体1,200平米ございまして、今、その詳細、何台置けるか、大型車の需要もありますので、そういったことも含めて、今、台数の検討をしているところでございます。 ◆野呂 委員 ここに「ものづくり 匠に会える京浜島」ということで、匠にも会えるのですけれども、非常に廃プラ等のごみが京浜島で増えていますよね。その車の台数も増えているのではないかなと思いながらずっと見てきているのですけど、その点の把握はされていますか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 京浜島の工業連合会とも意見調整は常に行っておりまして、そういった話も聞いてございます。ただ、実態として路上駐車が多いということは把握していますが、台数までは把握しているものではございません。 ◆野呂 委員 台数までは把握していないというのは、清掃車両ということですか。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 すみません。路上に駐車している台数が常に変化しておりますので、時間帯によって変化いたしますので、その時間帯、総計での路上駐車という意味でございます。 ◆野呂 委員 今回、駐車場の整備をするということですけれども、やはり京浜島全体の、せっかく天野さんの時代にここに区内から移転をして、安心して音も気にしないでということで、この京浜島をつくっていって、中小企業のまちとしたのですけど。だけど今、本当に廃棄物処理の業者が増えているのと、アジアへのごみの輸出、中国もマレーシアもみんなストップしている状況の中で、とてもここで処理をしている、全国から廃棄物を集めている業者も結構いらっしゃるのですね。増え続けて、処理に困り果ててしまう。そうすると、持ってこられるから行き場がなくなってしまうという状況も出てくるので、そうしたことも担当の所管として、やはりお考えになりながら、京浜島のものづくりがきちんと支えられるような、そうしたことをやはり大事にしていただきたいなと、これは要望させていただきます。 ◎神保 空港臨海部調整担当課長 今回の資料の3ページ目のところで、KOF、京浜島オープンファクトリーも実施いたしておりますが、その中で株式会社浜田というところ、産業廃棄物処理業というところも、今回のオープンファクトリーに参加しております。その中で、京浜島の中では産業廃棄物も含めた企業間の人的交流も行われておりますので、組合の中では比較的うまくいっているのかなと思っておりますが、今後まちづくりをする上で、そういったものづくり産業、あと廃棄物産業も、そういったことにどうやって調和できるかということも考えていきながら検討していきたいと思っております。 ○犬伏 委員長 では、次に、都市基盤整備部からの報告に対する質疑をお願いいたします。 ◆荒尾 委員 資料の3番、コミュニティサイクルについてなのですけれども、利用者数がすごく増えていて、まちを歩いていても、本当にコミュニティサイクルに乗っている方が増えたなという印象を受けるのですが、コミュニティサイクルを利用する方から聞いたのですけれども、自転車に乗ろうとしたときに、電池の残量を調べてから乗るそうなのですよ。残量が多いものを選んで、それに乗っていくと言っていたのです。事業者のほうも巡回して、電池の取りかえだったりというのをやっていると聞いたのですけれども、今後サイクルポートが増えることによって、そうした電池の残量がほとんどない自転車ばかりだとかということも起きる可能性もあるので、その辺のところは事業者に対して何か意見を述べたりとか、改善を求めるということは今後されるのでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 コミュニティサイクルのバッテリー切れについては、昨年、その前、所管のほうにたびたび区民からお問い合わせがございました。最近は、非常に所管のほうに連絡がくる件数も減っておるのですけれども、これは一つのデータとして、今年の4月の中で、運営事業者のコールセンターへの問い合わせ、これは合計が369件ございました。そのうちのバッテリー切れ等自転車の不具合に関する連絡につきましては18件ということで、全体の約4%ということで、この辺のパーセンテージは年々減っているということでございます。  しかしながら、区としましても、これに満足することなく、快適に過ごせるように運営事業者に要望してまいります。 ◆荒尾 委員 ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。  あと、サイクルポートの設置場所、設置地域なのですけれども、田園調布地域には、まだ1か所もないのですけれども、これは何か理由があるのでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 やはり所管としましても、台地部のほうにサイクルポートを設置するという課題はずっとございます。しかしながら、住宅地であったりとか、地域の特性等もございますので、なかなか設置に至っていないという実情もございます。区としましても、継続しまして台地部に設置できるよう、協議を進めてまいります。 ◆荒尾 委員 東調布中学校の建て替えの計画が出されましたけれども、それにサイクルポートができるということで、田園調布と本町と南地域に初めてのサイクルポートができるということなのですけれども、急な坂があったりとか住宅地が多かったり、あと、お店もそんなにないということもあって、いろいろな条件はあると思うのですけれども、ただ、良好な環境の自然もあったり、そういうところを見たいという人も、自転車でちょっと田園調布のすてきなまちを見てみたいという方も今後増える可能性もあると思うので、大田区としてもせせらぎ公園の整備だったりしていますので、今後検討していただきますよう、よろしくお願いします。 ○犬伏 委員長 要望でよろしいですか。 ◆荒尾 委員 はい。要望です。 ◆松本 委員 これからますます利用していただくために、やはり有効的なこととして、ドア・ツー・ドアという中で、やはり駅の近く、そういったポートを増やしていくことが大事だと思っているのですね。これから蒲田の西口のほうにいろいろとまた増やしていただければと思うのだけれども、今後ポート数が、サイクルポートが増えていく中で、自転車の数としてはこの300台をずっと維持していくという考えなのですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 1点目の蒲田西口をはじめ、駅近くのポートの設置につきましては、所管としても喫緊の課題としてございます。昨年度を含めて、下丸子、大森海岸、平和島、梅屋敷ということで、駅近くに設置することによりまして、駅からほかの観光地であったりとか、住宅地の利用というのは非常に回数が伸びているというものもございます。西口につきましても重点エリアとして捉えてございますので、今後も、事業者とともに設置に向けて前向きに取り組んでまいります。  それから、自転車の300台につきましては、これは開始当初、自転車300台で3年間ということで、条件で開始している経緯がございます。しかしながら、利用の回数、それから登録者数の増加に伴いまして、この300台というのが少し薄まってきているところもございますので、この辺のそれ以降の台数につきましても、今後新たな課題として、運営事業者と協議して解決策を見出してまいります。 ◆松本 委員 これから、資料にも書いてあるとおり、自転車の活用として、観光振興という部分も回遊性の向上であるとか、そういったところでは、今後も観光課としっかり連携をとりながら、お散歩マップみたいなものはいろいろな形で大田区としてつくっているのだろうと思うのですけども、サイクルマップという部分で、多摩川も中にはあるかもわからないけど、いろいろと地方から来られたときに、このコミュニティサイクルを使いながらいろいろと回っていくという、そういう、それこそサイクルマップであるとか、やはりいろいろとこれから、既に検討しておくことが大事ではないかなと思っているのですが。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 委員おっしゃるとおり、これも一つの課題として捉えてございまして、ポートの数が少ない昨年、そのまた28年度につきましては、なかなかお散歩コースというものを設定することができなかったのですが、ここ数年、非常にポート数も増えてきて、お散歩コースという一定程度のルートを設定するというのが非常にできるようになってきています。したがいまして、所管としましても、例えば、訪日外国人の方々が来られる羽田付近から臨海部の観光ゾーンに向けての観光、あるいは古民家カフェをめぐるお散歩ですとか、いろいろな様々なコースが設定できますので、その辺のマップにつきましても、前向きに検討してまいります。 ◆松本 委員 あと、これは大田区のみならず、10区ぐらいでしたか、連携しているわけですよね。そういったところとの連携もやはり大事になってくるだろうと思うし、そういったところのサイクルポート、ほかの区のところもそういった大田区の情報であるとか、連携していくことがやはり大事だと、より有効になると思いますので、よろしくお願いします。 ○犬伏 委員長 要望でよろしいですか。 ◆松本 委員 はい。 ◆野呂 委員 素朴な疑問なのですけれど、これは全て電動アシストですよね。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 はい、おっしゃるとおりでございます。 ◆野呂 委員 私、自分も電動に乗っていて言うのも何なのですけど、普通の自転車はなぜ置かなかったのか。電動のほうが早いし、あちこちに行けるということもあるのでしょうけど、充電が必要ない自転車を利用する方もいるのではないのかなと思いながら。あと、これは非常にバッテリーの交換でお金がかかるではないですか。これだけ使用頻度が高いと。通常だと20%を切った段階で充電するのですけど、これだとそういうわけにはいかないから随時充電すると、持ちもあまりよくないと思うのですけれど、普通の自転車を利用する方もいないのかなと思いつつ、時間等の関係で全部こうしたのかなと思って見ていますけど、何かおありになるのですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 区では、平成29年3月から開始しておりますが、その前の段階で、例えば江東区であったりとか、千代田区とか、港区の先進区のほうが、ドコモ・バイクシェアの電動アシストつきの赤い自転車を使っていたということがございます。今は事業者がかなり多く増えていたりとかメニューが豊富なのですけども、当時はそういうものしかなかったのではないかなと、想定ですけれども思ってございます。 ◆野呂 委員 あと、千鳥に民泊の大きなマンションのところにもありますけれど、あれは外国からの方たちが結構宿泊したりしていますけど、ああいったところの利用率というのはどのくらいですか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 千鳥の民泊ヴォーガコルテといったところのマンション1棟のところに設置をさせていただいたのですけども、あまり使っていない感じも見受けられます。所管としましても、そこを皮切りに、第二、第三の民泊というところも考えております。ただ、課題としまして、訪日外国人の方が利用することによって、例えば表記の問題であったりとか、使い方とか、利用するにあたっての具体的な表記うんぬんかんぬんですが、その辺もちょっと課題でございますので、その辺は運営事業者のほうにお伝えして、課題解決ができる暁には、拡大して進めていくと考えてございます。 ◆野呂 委員 そこを一般の方も利用できると思っていらっしゃいますかね。それが浸透しているのかなと思うのですけど。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 一般の方も、そこの場所については使っています。その辺については私のほうも耳に入ってございますので、その辺の表記については問題ないと思ってございます。 ◆菅谷 委員 資料番号1の交通安全と、それから2のクリーンキャンペーンのところについて聞きたいのですけど。ちょうど京急の立体高架化で、梅屋敷、大森町をよく利用させていただくのですけれども、やはり車の流れと、それから人と、また自転車ということで、すごく複雑になっているなということを感じています。特に、ちょっと大森町のことで言わせていただきますと、横断歩道があるのだけど、それぞれを譲り合って通行せざるを得ないとか、みんな猛スピードで来たりとか、なかなか大変なまちになってきたなということと、それから商店街はその広さから比べると、今度は狭いのですよね。そうすると、本当に車も入って、人も、それから自転車もちょうど入り口のほうはTSUTAYAがあったりとか、いろいろなお店があって混雑するというところで、なかなかこの混雑を解消していくという問題点、新たな課題があると思うのですけれども、そういった課題のことと、それからあと、ここの、今ちょうど私の知り合いも大森町の商店街で自転車にぶつけられて、高齢者だったのですけど、接触事故で股関節の骨折で入院ということになったのですね。そういうことで、そういった分類ですかね、車との接触事故とか、人と人とのとか、自転車の、そういった件数がわかれば教えていただければと思います。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 1点目の商店街等における混雑の課題でございますけれども、大森町、それから梅屋敷周辺につきましても、拡幅されたり、また、自転車の駐輪場ができる等でまちが変化してございます。一方では、自転車のマナー等が非常に注目されておりまして、接触事故等のないような教育というものが所管として求められると思っています。今後も継続しながら、安全教育に努めてまいります。  2点目の高齢者の事故と車との分けでございますけれども。 ◆菅谷 委員 自転車とか、そういうのがわかりますか。自転車と人とか、あと車と車とか、そういった。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 すみません。明確にあれなのですけども、一つ言えるのは、自転車の事故の関与率は41.5%ということで、非常に高い数値でございます。また、高齢者の事故につきましても、約4割から5割ということで、非常に高い数値でございますので、引き続き高齢者にも焦点を継続しながら、安全教育に努めてまいります。 ◆菅谷 委員 ぜひ、ちょっとまちのあり方とかが変化してきているので、大森町に限っていえば、梅屋敷もそうですけど、警備員の人を置いて、放置自転車を交通整理とかをされていたのですけど、やはりしばらくは、交通安全でどういう対策が必要なのか、町会の人たち等含めて、今後のあり方、それから実地の把握とかをしてもらいたいなと思います。
     クリーンキャンペーンの実施結果ということで、ちょっと喫煙マナーのことで、ちょうど平和島駅がここで対象としていないので、今後行われるのかもしれないのですけど、大田区の数字でも今、8,000人ぐらいの乗降客が平和島は通っているのですけど、そういった中で、あるお父さんから先日メールが入ったのですね。保育園が近くにあって、そこを通っていたら、やはり歩きたばこがすごくて子どもに対して気になってしようがないので、そのところを何とか改善できないかということもあって。そういうもっと大森町、梅屋敷でシルバーの方を置いて、いろいろと何か音楽を流したりして、立たせていらっしゃったりしているのですけど、こういうキャンペーンは本当に必要だと思いますけれども、その効果と、今後そういう問題点についてどうやっていくのかという、今後の展望についてもちょっと聞かせていただければと。お願いします。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 クリーンキャンペーンの効果につきましては、今ちょっと1例でございますけども、例えば大森駅ですね。こちらにつきましては、平成24年に放置自転車の台数が584台、平成30年は175台ということで、非常に減少してございます。また、蒲田駅につきましても、平成24年は478台、そして30年は319台ということで、こちらも大幅に減少してございますので、一定程度継続的に、すぐに放置自転車等のマナー啓発が表に出るというところはなかなか難しいと思うのですが、今後も地道に啓発を展開してまいりたいと考えてございます。 ◆菅谷 委員 喫煙マナーのほうはどうでしょうか。交通安全とは違うか。では、要望、他部局でありますでしょうけど、そういった声が出ていたということで、これは環境ですね。よろしくお願いします。 ◆荒尾 委員 資料5番の自転車走行環境についてなのですけれども、今後整備予定があるということで、図が示されていますが、整備形態で三つの自転車道、自転車専用通行帯、自転車ナビマーク・ナビラインとあるのですが、区内全体で、それぞれ三つの形態がどのぐらいの割合であるのかというのを、全体の道路との比較で教えていただけますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 まず、自転車道と専用帯とナビマークの分けでございますけれども、区内全域、今、ナビマーク・ナビラインが全体を占めているところでございます。自転車道につきましては件数はございません。自転車の専用通行帯につきましては、昨年、ボートレース平和島の前のあそこの、資料番号でいうと、5番の下のところの④でございますけれども、こちらにつきましては、専用通行帯を設置したというところでございますので、大部分がナビマーク・ナビラインということでございます。 ◆荒尾 委員 私も自転車で主に移動しているので、このナビマーク・ナビラインに従って自転車で走るように心がけているのですが、大きい道路、環8を走っていると、路上駐車をしている車が結構多いのですよ、日中は特に。朝とか夕方はそれほどないのですが。車を運転している人たちというのは、なかなかこういう自転車ナビマーク・ナビラインがあるというのをどのぐらい認識しているのかなというのをいつも思うのですよね。このナビラインのところに思い切り車がとまっていると、その車を避けて車道側を通らなければいけないということがあって、そこに車がばーっと脇を通ると結構怖いのですよね。これは、警察がやることだと思うのですが、こうしたところに対しての対処だったり、あと、こういう区民の声があるというのはあるとは思うのですけれども、どういった対処を求めているのかというのをちょっとお聞かせ願いますか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 確かに、幹線道路の環7、環8につきましては、車道の幅員が狭いという観点から、自転車のナビマーク上を走ることが危険という声はいただいてございます。また、しかしながら、ナビマーク・ナビラインというのは法定外の表記でございまして、なかなかその辺は警察の対処でございますけども、私どもの所管としましても、実際、車を運転するドライバーが、ナビマーク・ナビラインとは何といったところもございますので、今年度につきましても、ドライバーへの啓発というものを強めて、警察と連携しながら、わかりやすい表記というものを目指してまいります。 ◆荒尾 委員 ここ最近は、本当に痛ましい交通事故も多いので、ぜひドライバーの皆さんにもこういうものがあるというのを広く知っていただきたいし、車を運転する際には十分に気をつけていただきたいということを本当に願っていますので、ぜひ大田区としてもよろしくお願いいたします。 ○犬伏 委員長 要望でよろしいですか。 ◆荒尾 委員 要望でいいです。 ◆松原〔元〕 委員 この自転車走行環境の整備についてなのですが、すみません、この是非について申し上げるつもりは全くないのですが、この整備箇所のその2ですね、左上の長原駅、別紙1-2ですか、1-2のその2ですね。よろしいですか。そこの長原駅からこのオレンジ線、こちらを通るこのルートが、ほぼ私の今おります小池自治会を一筆書きに書いてある形なのですが、あえてこういう丸い形にされたのは何か理由があるのでしょうか。 ◎谷田川 都市基盤計画調整担当課長 毎年度、整備に関するものにつきましては、計画づけて指定してやっているところでございますけども、特段丸くしてどうこうという根拠はございませんが、所管としましては、その170キロの選定根拠であるのは、交通量であったりとか、自転車の交通量の多い路線というものも選定してございますので、なるべく今後も業者、それから利用者の方が分断するという不備が目に見えてわかる、そういうことがないように、極力つなげるような方策を関係者とともに協議してまいります。 ○犬伏 委員長 それでは、質疑は以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。  なお、本定例会最終日に、議長宛て、継続調査要求書を提出することに、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○犬伏 委員長 では、そのようにさせていただきます。  最後に、次回の委員会の日程ですが、7月16日、火曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、交通臨海部活性化特別委員会を閉会いたします。                午後 0時37分閉会...