◆伊藤
委員 第102
号議案 大田区休養村とうぶの
指定管理者の
指定については、やはり、1者しか応募がなかったという部分が、非常に残念であります。
その原因が、考えるところによると、その要項の中に、やはり
宿泊者が増えても増えても、全部その売り上げは
大田区に返還しなければならない。業者として、
事業者として、そこを経営していく
うまみというか、メリットがほとんどないような状況の募集のし方、要項のあり方というところに、やはり原因があるのではないかと思っています。
そもそも、
指定管理制度を導入したときに、なぜ
業務委託から
指定管理にしたのかというところの大きな目的が、
民間事業者の
ノウハウとか
アイデアを出してもらって、よりよい経営をしてもらおうという部分があったはずなのですが、さっき言ったような形をとっていると、
事業者としての
アイデアの
出しようがない。お客が増えても何も収入が変わらない、苦労が増えるだけだということになっていくと、やはり、それはやる気につながっていかないし、
うまみがないということで、
ノウハウを持っているはずの
事業者自身が手を挙げてくれない、そのような状況になったのではないかと思います。
さらに、そういう状況で手を挙げられるのは、今回もそうですけれども、相手方が行政からの
助成金で成り立っている公社であるという、そもそも、もうけを目的としていない会社しか手が挙がらなかったという部分が一番の問題だと思っています。
競争原理も働かなければ、
アイデアも出てこないという状況が心配されるところです。
やはりこれは、これから先のほかの
指定管理にも十分言えることだと思っているので、まず民間のよさを出してもらうためには、発揮してもらうためには、どういう要項が一番いいのかという部分をぜひ考えていただきたいという大きな疑念があるのですが、今回に限っては
賛成をしたいと思います。
◆田中
委員 第103
号議案 大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定については、
応募事業者数が5団体ある中で適切な
選定経過を経て、2回にわたる
選定委員会の審査による決定であり、
選定理由についても十分理解できる内容であり、
賛成をいたします。
◆長野
委員 議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例に反対をいたします。
お
休み処が一定の評価を受けていることは否定はいたしませんが、積極的にお
休み処を普及、支援していくことが、本質的に
商店街の
活性化につながる支援となるのか疑問があります。
お
休み処の設置が有効であるかどうかは、各
商店街で1年間の試行を経て、継続の可否を判断すればよいことであり、前回の質疑の中では、
商店街にとって、設置したものの、負担に感じている様子も見てとれます。
武蔵新田の
商店街のように、実情に即して、独自に柔軟に運用している例もあり、本来はそちらのほうがあるべき姿であると考え、
条例化の必要はないと判断し、反対をいたします。
○大橋
委員長 次、公明、お願いいたします。
◆田村
委員 大田区
議会公明党は、ただいま上程されました第101
号議案 臨海部広域斎場組合規約の一部を変更する
規約に関する協議について、第102
号議案 大田区休養村とうぶの
指定管理者の
指定について、第103
号議案 大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定についての三つの
議案を
賛成とし、
議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例には反対とし、この際、若干の意見を述べさせていただきます。
第101
号議案は、
臨海部広域斎場組合規約の組織区
負担金の
負担割合等に係る変更について、組織区との協議を行うための
議案であります。
臨海斎場の立地の関係で、試算では組織区5区の中で、
大田区の
管理運営費、
施設整備基金、
火葬場整備費の
合計分担率は64.476%と非常に高くなっていますが、今後の
需要動向なども踏まえ、組織区との協議を進めていただきたいと考えます。
第102
号議案は、
大田区休養村とうぶの
指定管理について、平成31年4月1日からの5年間を、引き続き、
株式会社信州東御
市振興公社に定めるもので、これまで培ってきた
運営の
ノウハウや、東御市の持つ様々な
地域資源を活用した新たな集客に向けた
取り組みに期待します。課題となっている
閑散期の
利用率向上には、
教育関係機関との連携や積極的な
広報活動も必要であるため、こうした部分でも、ぜひ
大田区としての支援を要望させていただきます。
第103
号議案は、
大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者を、これまでと同様に
タイムズ24
株式会社・
タイムズサービス株式会社グループに定めるものです。これまでの
利用率向上に資する様々な
サービスを評価するとともに、より
公共性を意識した
運営と
利用者の
満足度向上の
取り組みに期待いたします。
最後に、
議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例について、これは、区が定める
スタートアップ支援事業の認定を受けた日から起算して1年の間とする期間の上限を5年に改正するものですが、区内で活動されているお
休み処の状況から鑑みると、
補助事業の期間の問題よりも、まず
主体者が、より効果的、効率的に
運営ができるような人的な配分や、
地域特性を生かした
空間利用を検討しながら、自立した
運営をしていくことが重要ですし、その
支援策として、例えば
特別出張所や
地域包括との連携で新たなニーズとシーズを生み出し、個性的な魅力を創出していくことも一つの方法であると思います。
以上のことから、単に
スタートアップ事業期間を延長する本
議案については、反対とさせていただきます。
○大橋
委員長 共産、お願いします。
◆藤原
委員 日本共産党大田区議団は、第101
号議案、第102
号議案、第103
号議案に、私、藤原が
賛成、反対の討論を行います。
議員提出第16
号議案は、
黒沼委員が討論を行います。
まず、第101
号議案 臨海部広域斎場組合規約の一部を変更する
規約に関する協議について、
日本共産党大田区議団は
賛成するものです。
大田区民にとって身近にある
臨海斎場であり、
斎場の
利用度はますます高まっていく中で、ピークを迎えるその時期に対応するための各区の協議、
大田区の
施設整備についての協議において決め、10年後、また40年後を見通し、
斎場施設の整備について、
死亡者数、
火葬需要等を考え、
火葬炉6基、
収骨室6室、
保冷庫16庫などの増築、設備の
整備方針や
既存施設の
更新方針を定め、
大田区の
財政負担、区の
負担金試算を示し、将来も安定して
利用が持続できるものと考えて、第101
号議案に
賛成します。
意見の最後に、今後5年、10年後に、
火葬炉や他の
施設増築などを理由に、
火葬料金や
火葬待合室等の
利用者負担をしないことを強く要望しておきます。
第102
号議案 大田区休養村とうぶの
指定管理者の
指定について、
日本共産党大田区議団は反対です。
大田区民と区内の小学生が
利用する
施設であり、
選定理由(1)から(5)までの内容は、直営でも
運営できるもので、
株式会社でなければ
運営できないものではありません。直営であれば、区民がとうぶを
利用した場合、また、小学校の
校外学習、直接自然や農業の体験、
収穫等にも、
大田区内では触れることのできない
事業ができるようになります。
株式会社は利益を生み出すことにあり、区民の
施設は、区民が
管理運営を行うようにすべきです。
区民施設を
管理運営されてきた
理事者や職員、
学校教員や
教育関係者が協議をし、直営で
管理運営等を検討し、区営で
運営できるよう提案するものです。
大田区休養村と
うぶ指定管理者の選定について、
日本共産党大田区議団は反対します。
第103
号議案 大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定について、
日本共産党大田区議団は反対します。
大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定について、第102
号議案と同じ理由で、
タイムズ24
株式会社の
運営となっており、反対します。
選定過程の中で、
応募期間に5団体が応募し、その中に区内は1団体しか応募がなく、
区内事業者、
区内産業を育てるという意味で問題があるのではないかと思います。
タイムズ24
株式会社は、今、まちを一回りすれば、2、3か所、どこでも時間
貸し有料駐車場があり、大変な利益を上げているのではないでしょうか。
大田区蒲田の
中心地にあり、
利便性の高い
大田区営アロマ地下駐車場を、民間の
大手企業、
株式会社に
指定管理をすることには反対いたします。
◆黒沼
委員 議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例に、
日本共産党大田区議団は
賛成します。
本会議での
提案理由と先日の
委員会での
追加提案理由で申し上げたとおりですが、
委員会での質問もありましたのでこの際申し上げますが、最初は、2009年の長原、雑色、矢口の
渡商店街から始まって、既に9年近く過ぎているのに、およそ145
商店会のうち、8お
休み処にすぎないのはなぜかということと、実施しているところでも、維持するのに費用の面で、また、人員の面で苦労し、3か所では、このままでは閉めたいくらいという切実な声が届いていることです。とてもよい
事業をどのようにして発展、充実させるかという
問題提起で、
議案提案をさせていただいたわけです。
各
商店会にお聞きしたことを改めて強調させていただきますが、あるお
休み処では、開け閉めに1時間、各1,000円、残りの
開放期間の掃除に1,000円、計3,000円。あるいは、開け閉めだけに各900円で、計1,800円。また、各1,000円で計2,000円。また、
理事長だけや
理事会役員だけで、ほとんど
無料奉仕の形で維持しているところなど、今の1日1,000円の
交付額では、ほとんどが
商店会の持ち出しとなって維持しています。そうした事態に、せめて1年間で打ち切らないで、5年間続けてという
条例提案の内容は時宜を得たものと考えます。
また、質疑の中で、様々な活用の仕方の提案が出されましたが、
商店街の機能の一つ、社会の一員としての
社会的機能を
活性化させる視点として、
買い物難民を解決する
商店街の役割としてのお
休み処を、
経営活動の側面からだけではなく、
社会的機能の面から充実させるためには、1年だけでなく、5年間で長期的に位置づけることが求められるとの観点で
賛成をいたします。
◆荻野
委員 たちあがれ・維新・無印の会は、第101
号議案 臨海部広域斎場組合規約の一部を変更する
規約に関する協議について、第102
号議案 大田区休養村とうぶの
指定管理者の
指定について、第103
号議案 大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定についてに
賛成、
議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例について反対をいたします。
若干意見を述べます。
第101
号議案について、こちらの協議につきましては、今後の需要の変化や需要の増加について、より区民の
皆さんにとっても適切な
利用になるように協議を続けていただきたいと思います。
第102
号議案、休養村とうぶですが、こちらは昨日の質疑の中で、
学校関係の
利用について
閑散期がとてもあるということと、
利用の少ない時期があるということが明らかになりました。この点につきましては、改善をしていっていただきたいと思います。
議員提出第16
号議案ですが、様々な活用の仕方、そして、その
商店街に合ったやり方があるということも、昨日、質疑の中でいろいろと議論が交わされました。今課題になっているのは、年数の問題ということだけではないとは思っております。そして、また、
利用の数が伸びないということも、やはりそれぞれ課題があってのことだと思います。また、この条例を使わなくても、お
休み処という形で
運営している
商店街もありますので、この年数というところだけではなくて、様々な方がその場に沿って、よりよい形でつくれるように、今後、また
商店街のほうにもいろいろと区のほうも協議をしていっていただきたいと要望いたしまして、討論といたします。
○大橋
委員長 以上で、討論を終結いたします。
それでは、これから採決を行います。
まず、
議員提出第16
号議案 商店街お
休み処活性化補助金交付条例を採決いたします。
本案を
原案どおり決定することに
賛成の方は、挙手をお願いいたします。
(
賛成者挙手)
○大橋
委員長 賛成者少数であります。
よって、
議員提出第16
号議案は、否決されました。
次に、第102
号議案 大田区休養村とうぶの
指定管理者の
指定について及び第103
号議案 大田区営アロマ地下駐車場の
指定管理者の
指定についてを一括して採決いたします。
本案を
原案どおり決定することに
賛成の方は、挙手をお願いいたします。
(
賛成者挙手)
○大橋
委員長 賛成者多数であります。
よって、第102
号議案及び第103
号議案は、いずれも
原案どおり決定をいたしました。
次に、第101
号議案 臨海部広域斎場組合規約の一部を変更する
規約に関する協議についてを採決いたします。
本案に同意することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 ご異議なしと認めます。
よって、第101
号議案は同意することにいたしました。
以上で、
付託議案の審査を終了いたします。
なお、
委員長報告につきましては、正副
委員長及び理事にご一任いただくということでよろしいですか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
次に、
調査事件を一括して上程いたします。
前回報告のありました、
所管事務報告の質疑をお願いいたします。
まずは、
地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆小峰
委員 資料番号18番、
詐欺被害撲滅のつどいの開催について質問をさせていただきます。
今回、
消費者生活センター、
高齢福祉課、
防災危機管理課の三課が、三課連携というのは初めてということで、高く評価をさせていただきます。
その三課連携での広報、周知に対して、どのような
取り組みをされたかお伺いいたします。
◎近藤
地域力推進課長 今年度、三課で初めて連携する
事業になりました。定期的に打ち合わせ等を行っておりますけれども、その中で、それぞれの持っている対象にPRという形になりますので、例えば
高齢福祉課のほうでは
包括支援センター等を通じて周知、
民生委員等も含めて、主に
福祉部門は周知をしていくと。また、我々の
消費者生活センターにつきましては、
消費者生活センターが、今回の
事業の取りまとめを行っておりますので、主に、ふだんの
センターでの
周知活動ですね。あと、今後も、それぞれホームページ、それから
ツイッター等を含めまして周知していくという形になります。
◆小峰
委員 その上であえて伺いますが、
ターゲットをどちらにされているか、お願いいたします。
◎近藤
地域力推進課長 今回の
ターゲットは、やはり
高齢者が非常にこの
詐欺被害、
特殊被害に遭っているということなので、大きな
ターゲットとしては、
高齢者を焦点としております。したがいまして、講演、
京都府立医科大学の
成本先生のほうにお願いしているのも、
福祉部門のほうから、この分野に非常に知見があるということで、講師も選んでいるという形になっております。
◆小峰
委員 ちょうど区民の方からのご相談で、詐欺かもしれないというところでお話を伺ったのですが、どんどん手口が巧妙になっているなということを実感しました。そして、警察のほうとも連携しまして、新種の詐欺と受けとめたもので、警察も大変積極的にかかわっていただいて、事なきを得たということがこの間ありました。
やはり、そこで心配されるのは、本人もそうなのですが、家族の方も大変心配されていると。でも、本人も、家族からまた、どうしてそんな対応をしたのだみたいな感じで叱責が、ごめんなさい、ちょっとそれは言い過ぎですね。いろいろありまして、本当にご家族とご本人というところでは、どちらかというと、家族の方に焦点が行くのですけれども、ご
本人自身の認識を上げていくというところでは、包括とか
民生委員の方がこういうことを周知していただくということは、本当にいいことだなと思っております。
また、内容に関しても、自分と身近な人を詐欺から考えるとか、それから、プロの
劇団員による演劇があったり、また、
石原良純さんというメジャーな方に登壇していただくというところでは、
高齢者の方も、とても魅力的なというか、楽しめる内容に、楽しみながら自覚をしていくという内容になっていくのかなと思います。
ただ、1点、
はがき、
FAXとか、そういうような状況になると、
高齢者の方がみずから申し込むというのには、ちょっとハードルが高いような気もするのですが、そこはどのようにお考えでしょうか。
◎近藤
地域力推進課長 今回は先着500名ということで、
はがき、
FAX等を中心にしておりますが、それぞれの、例えば
地域包括支援センター、あるいは
消費者生活センターの窓口でもそうなのですけれども、そこに
パンフレット等を置きますので、その際お話いただければ、その場で、
FAXの送信ということではないのですけれども、
申し込み等につきましては、弾力的に運用できるように調整はしていきたいと思っております。
◆小峰
委員 ぜひ、ご丁寧な対応をよろしくお願いいたします。
あと、もう1点なのですが、
高齢者を狙った詐欺は、ほぼ
固定電話からの詐欺だと聞いております。ここで、
防災危機管理課の方が警察との連携というのもあるとは思うのですが、
自動通話録音機に対しては、この開催の中でどのように活用されるのか教えてください。
◎近藤
地域力推進課長 自動通話録音機が非常に効果があるということは聞いておりまして、今年度の10月末現在で、今年度は約1,000台で、昨年度まで3,000台で、ほぼ4,000台近くが設置されていると聞いております。
当日のこちらの催し物の際も、この部分につきましては、
自動通話録音機の周知、PRは行っていきたいと思っております。
◆小峰
委員 多分
コーナーがあって、そこに立ち寄れて、また、申し込めてという具体的なことは想像できるのですけれども、細かいことで恐縮ですが、例えば劇団の方の幕間がありますよね。そういうときにも、MCのほうから会場の
皆さんに
一言声をかけていただくと、素通りしないで帰っていただける。せっかく
コーナーをつくるのであれば、ああ、そういえばそういうのがあったよねということで、一歩また深い認識が期待できるのではないかと思います。ぜひ細かいところで恐縮ですが、そこもご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎近藤
地域力推進課長 今後、1月の開催に向けて、また三課の中で最終の
調整等の打ち合わせや会議が行われますので、その際に、できる限り効果的なPRができるように、我々の中で検討してやっていきたいと思っております。
◆藤原
委員 ここで言われている
認知症のことなのだけれども、私も含めてそうなりつつあるのですけれども。ちょっと間違えたら、すぐに
認知症だとごまかしたりするのですけれども、三課で相談して決めたというのですけれども、これは、例えば、
大田区の三
医師会の中で、どこかわかりませんけれども、
医師会なんかでもこういうものをやるのですけれども、知恵を拝借できませんかということは、相談したのですか、しなかったのですか。
◎近藤
地域力推進課長 すみません、詳細な
医師会等の検討については把握しておりませんけれども、三課の中で、それぞれ
お互いが得意とする分野をまずやろうということから進めておりまして、今回の
京都府立医科大学の
成本先生等につきましては、
福祉部門から、この分野について非常に知見が高いということで、非常に効果があるのではないかということで推薦したという形になっております。
◆藤原
委員 被害がたくさん出ているということでやるのでしょうけれども。
それで、けさも5チャンネルで石原さんも出ていますけれども、毎週月曜日に、順番があるのですかね、役者の人が出るというのは。それで、全体でこれをやるにあたっての費用というのですか、負担というのはどのくらいかかるのですか。石原さんを呼ぶということも含めて考えた場合。
◎近藤
地域力推進課長 本
事業につきましては、それぞれ出演していただける方の
報償費、あるいは
ポスター等の
印刷費等を含めまして、全てで70万円ほどになります。
◆藤原
委員 そうすると、もう出演して講演してくださる方や、そういう
トークショーをやる方が大幅に多分
サービスして、安く参加してくれるということなのだと思うのです。一般的にこれだけ名前が売れている方だと、数百万円かかるというのは一般で言われているのだけれども、その辺は
お互いに話し合って決めたのですか。
◎近藤
地域力推進課長 通常よりはるかに安い金額でやっていただいている形になりますが、
石原良純さんにつきましては、警視庁が企画するイベント、
特殊詐欺の撲滅のキャラバンというところで
メインパーソナリティーを務められているということもありまして、今回のこの
事業についてご協力をいただいているということでございます。
また、
福祉部門につきましても、予算の範囲内で、こちらにつきましては
生活センターの、我々のほうの予算の執行になるのですけれども、その予算の範囲内でご協力いただいたという形でございます。
○大橋
委員長 ほかにございますでしょうか。あと、成人のつどい、資料19番、あと、資料20番はよろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 次に、観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆長野
委員 パブリックコメントということでございますけれども、10代と30代と60代とというのでは、捉える文化というのは違うと思いまして、例えば60代の方だと現役で使っておられる方もたくさんいらっしゃると思うけれども、今の若い人だと、少し前の映画とかを見て折り畳み式の携帯が出てくると、もう既に、我々がおじいちゃんの家にある黒電話を見るような、何かノスタルジーを感じるような受け取り方にもなっているというのがございます。
パブリックコメントをするにあたって、文化というものへの捉え方は、やはり幅広さをできれば確保してほしいと思っておりまして、年齢制限というのは特にないのですよね。
◎布施 文化振興課長 年齢制限は設けておりません。
◆長野
委員 パブリックコメントというのは、やはり一般の区民とか、特に若い方にとってはあまりなじみがなくて、多分ハードルが高いと思うのです。だから、どうしても寄せられる意見というのが、利害関係者の比率が高まったり、偏りが生じやすい傾向があると思っておりまして、今回のように比較的わかりやすくて、ソフトな内容で、特に区民の多様性を求めるようなパブリックコメントについては、社会参加教育の一環としても、区内の中学校などにも周知して参加機会を与えてみてはどうかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎布施 文化振興課長 今回、学校のほうに特段お配りするということは考えておりませんが、区報、ホームページ等で、当然載せさせていただいておりまして、先ほど申し上げたように年齢制限というのはございませんので、中学生、あるいは小学生の方からのご意見も、当然参考にさせていただければと思っております。
◆長野
委員 ぜひ、教育のほうとも少しご相談をしてみて、どういう形があるかというのは、出張所とか図書館に置いているものを学校に全部できるかというのは、また別かもしれないのだけれども、できれば学校の図書館で司書がいるところは、そこに対応してもらうような形を、その期間ずっとではなくても、特定の日だけとか、そういう対応もできるかもしれないし、ちょっと検討していただけると、文化というものの多様性の確保という意味で、このパブリックコメントに地域の
皆さんの声が反映できるのかなと思いますので、ちょっとご検討と調整ができるかどうかやってみていただければ思いますので、よろしくお願いいたします。
◆田村
委員 この文化振興プランの素案の概要のところで、先日の説明の中でも、これからの
大田区の文化振興についてはかなり力を入れていくような、様々な説明がありました。この施策の体系のところで、重点施策として星印を七つ掲げて、これから重点的に取り組んでいくのだというお話がありました。
一方で、今、障がい者の活躍、就労支援も含めて障がい者の方々の活躍がかなり世間的にも問われている中、
大田区としても、この障がい者の方々をサポートしていくような施策もたくさんとられているのですけれども、一方で、この文化発信というところで、この重点施策の中で、なぜ障がい者というところに光を当てた施策が立ち上げられていないのかなというのは一つの疑問なのですけれども、いかがですか。
◎布施 文化振興課長 今回、こちらの文化振興プランの中では、基盤の整備というところと、あと、オリンピック・パラリンピック、今回、これを絶好の機会としてということで上げさせていただいているのですが、パラリンピック、こちらのほうで特に障がい者の方ということも上げさせていただいております。本編ですと31ページ、32ページの中で、障がい者の方の作品の発表の機会、こちらのほうのしょうがい者文化展、あるいは
大田区の文化祭、こちらでの連携の必要性と今後の新たな方向性の検討の中で示させていただいておりますが、こちらにつきましては、また福祉部のほうの担当部局とも十分検討し、新たな方向性を探っていきたいと考えております。
◆田村
委員 その新たな方向性というところで、例えば新潟市では、もう民間活力で、美術館とかではなくて、単発のイベントではなくて365日、いつでもどこでも障がい者のアートが見られるような仕組みというのですか、例えば、銀行だとかファストフード店に障がい者の描いた絵を飾っていただいて、いろんな人に見てもらうという、そういうような新たな
取り組みも、もう2年、3年ぐらい迎え始めている。また、滋賀県でも、そういった形で県自体でも障がい者のアートを推進しているところがあるのです。
今回、機会を設けてとかしょうがい者文化展とか、場所を設けてではなくて、365日、
大田区では障がい者の方々とタッグを組んで盛り上げていくのだという姿勢を示すべきではないかなと個人的には思っているのですけれども、いかがですか、そういった考え方というのは。
◎布施 文化振興課長 先ほど、障がい者の関係の
取り組みといたしますと、基盤の整備のほうで、担当部局のほうで幾つかあるのですが、
委員、今おっしゃったとおりでございまして、今後、今こういう
事業をやっているのだということにこだわらず、新たな方向性の検討ということで毎年、文化振興推進連絡会、こちらに庁内の各部局から来ておりまして、当然、福祉部、障害福祉関係のほうの部局も入っておりますし、そちらのほうと常に連携をとりながら、新たな施策等を含めて検討してまいりたいと考えております。
◆田村
委員 その検討の結果、様々なまたアンケート調査もとりながら、この素案の中にもるる書いてありました。例えば、文化・芸術
事業に参加したい団体の方のアンケートでは、やはり
高齢者・障がい者福祉
施設内で実施する
事業に協力したいというのが37%以上あるということで、やはり障がい者の方々も発信したい、またそれをサポートする方々も協力したいとこういう、やはりニーズとシーズではないですけれども、今そういう気運がある中で、やはり区としてもそこをしっかりと把握していくことが大事なのではないかなと思います。
また、そういったいろいろな検討の結果を、例えば
大田区の文化振興推進協議会のテーブルで掲げて、様々な
委員の方々と議論をかんかんがくがくとやられているのでしょうけれども、例えばそういった中で、障がい者の文化振興といいますか文化支援というのですか、そういった部分での議論というのは、どんなものがあったかわかりますか。
◎布施 文化振興課長 今回、
委員おっしゃるとおり、文化振興推進協議会のほうでプランのほうを策定、準備させていただいておりまして、その中で、先ほどご説明したような部分に反映するまでには、いろんな
委員のほうからもご意見がございまして、例えば、アール・ブリュット等のお話もありましたし、いろんな部分でお話がありまして、当然、全ての区民が心豊かに暮らし続けるということを文化のほうでも目標としておりますので、障がい者を含めまして、全ての区民に対して、実際どのような施策があるのか、あるいは、今後どのようにしていったらいいのかということを議論させていただいて、今回のプランのほうに反映させていただいている状況でございます。
◆田村
委員 関連する所管の部局が福祉部になるので、なかなか文化としても言及することはできないのかもしれないのですけれども、しっかり協力し合って、本当にこれから、最初にご答弁いただいたように、2020年のパラリンピックもありますので、
大田区に来たら障がい者の方々が輝いているという、そういう気運をつくれるような
取り組みを進めていただきたいと、これは要望させていただきます。
◆黒沼
委員 まだ全部読みこなしていないのですが、見たところ、例えば14ページの発表・展示の場所の提供ということで、以前、産業経済のところで、全国に視察もしたことがあるのですけれども、
大田区の歴史と伝統と特徴を生かしたということで、一つは、子どもたちに夢を与える、例えばガリレオ・ガリレイ館というのを見に行ったことがあるのです。それとの関係でいくと、
大田区でいったら下町ロケット館とか、ボブスレー館とかの非常に技術を生かした、そういうユニークな、川崎にもない、それから都心にもない、非常にレトロを生かした、あそこに行ってみようという感じとともに、非常に夢を与える、そして
大田区に誇りを持つ、そういうのができて、そこににぎわいと集いがあって、それを見に来た人たちが帰りに食事をしたり、買い物をして帰っていくという好循環のことを一つ考えられないかなと、それが文化であるならばです。
もう一つは、キネマの天地ではないのですが、常々、この白黒フィルム館みたいな、
大田区ならではの子どもたちに夢を与える、そういうこともあってもいいのではないかなと。やはり
ターゲットは未来ある子どもたち、若い世代、そして、ただ単に昔をしのぶだけではなくて、宇宙にも飛びたつような、よし、ここで生きていこうとか、ここで仕事をしようとか、世の中の役に立とうという、そういう感じの文化が、
大田区ならではの、観光でも今頑張っていますが、私は、残念ながらその観光の資源づくりという点では、箱根とか京都というところと比較すると、なかなかな苦労をするだろうなと。今度の勝海舟には期待しているわけですけれども、こういうのもあっていいのではないかな、キネマ、それから、下町のロケット等での誇りを持つ、そういう発想がちょっと今日見ていて、それから、この
委員会でも視察で見てきた、福岡で見てきた映像関係です。そこら辺も生かしたような奇抜な、しかも単なる宙に浮いたのではなくて、歴史に裏づけられたそういう
大田区というのもあっていいのではないかなということで、どこかの公募に基づく区民の参加で意見を述べるところがあればいいのですが、そういう特徴を生かした文化というのは、何ページに書かれているとか、今後取り入れたいとかあるのでしょうか。
◎布施 文化振興課長 今回のプラン策定にあたりまして、まず、
委員、今おっしゃっていただいた、なかなか新
施設として設立していくというのは、いろんな部分でなかなか簡単にいかないのかなというのは我々としても考えているのですが、まずアンケート調査でも、情報を知らない、文化
施設をなかなか知らないというものも結構ございまして、まず
大田区内、特に、文化的には中央館と考えております郷土博物館、こちらは
大田区の歴史等、伝統、いろんなものを展示させていただいているのですが、そちらのまず展示の仕方、こちらがどうなのかと。いろいろな意味で
大田区の歴史、あるいは文化というのも当然あるのですが、変化もあると思いますので、まさに
大田区はどのように変わってきていて、どういうものを展示していったらいいのか、あるいは魅力的なものをどうのようにやっていったらいいのかということを、今回、展示を魅力的にするという形の書き方にはなっているのですが、それから、各記念館、龍子記念館等ございますし、あるいは川瀬巴水の特別展など、郷土博物館でもやったりすると、入場者といいますか、来館者も多いですし、いろいろな意味で、まずあるもの、ある施設、こちらをどう魅力的にしていくのかということも取り入れさせていただきました。
それから、あと、今までのプランでいきますと、なかなか区内、そのほかにも、実は民間の記念館、あるいは博物館などの
施設がございますし、そういうものをどうPRしていくのかということで、民間とも連携していこうと。あるいは、最近ですと工場跡地等いろんな部分で催し等ございますし、そういうものをどのように、今まで区の催しとか区の
施設の催しとか、そういうものはPRしていったりしていたのですが、なかなか民間でやっているものとか、民間の
施設の情報を伝え切れていないのではないかということで、今回取り入れさせていただいております。
創造性のあるまちということもうたわせていただいておりますので、先ほど障がい者といいますか、福祉関係もございましたし、今のお話ですと、例えば下町ロケットですと町工場、あるいは産業の部分ということがあるのかなとは思っておりますし、そのほか、いろいろ文化に関連するものというと、本当に庁舎内各部局と関連があるのかなと捉えておりまして、引き続き連携をとりながら、しっかりとした施策を推進してまいりたいと考えております。
◆黒沼
委員 ぜひお願いしたいわけですけれども、もう一つ加えると、六郷工科高校とか、それから、日本工学院等々の少ない分野での大学関係を含めた、もっともっと協力し合って、若者に向けた、子どもたちに向けた
大田区っていいなという点で、発想の豊かさもあるかと思いますので、今の答弁していただいた、現在ある既存の
施設をもっと魅力あるものにというのとともに、
アイデアも斬新に、せっかくつくる企画ですから、ぜひ区民全体に希望を与えるものにしていただきたいと要望しておきます。
○大橋
委員長 次に、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。
◆黒沼
委員 これ、本当にすばらしくてといいますか、すばらし過ぎて、私もついていけないぐらいに技術の発達と役割のすばらしさはあるのですが、この前も、新製品・新技術開発支援
事業の
委員会で出される資料を、もう少しわかりやすく、その特徴と役割をもう1枚ぐらい紙が増えても、説明が増えてもいいので欲しいなと思うのですが、1、2度しかこういうのに参加しなかったのですけれども、驚くほどに、とにかく
大田区の技術のすばらしさ、すごさに思い知らされるといいますか、誇りを持つ内容なのです。
それで、今回も必ず行こうと思っているのですが、幾ら新製品・新技術コンクール受賞企業のパンフレットを読みながら、一生懸命努力しても、ただ、説明の仕方がすごくよくて、一つのブースに1時間ぐらいかかってしまうのです。それを、そういう意味を含めて、もう少し解説の資料を豊かにできないかなという意味では、何か工夫はないものでしょうか。
◎石川 工業振興担当課長 前回の新製品・新技術コンクールの受賞企業については、今回、小展示ホールのほうで集めて出展をします。前回は、大展示場の中に一斉に、同じほかの企業と入っていたのですが、今回は独立させますので、非常にご覧いただきやすいかと思います。
今、
委員ご指摘ありましたとおり、やはり新しい技術というのが非常にわかりづらいところがありますので、こちらの
委員会終了後に、全ての
委員の皆様にわかりやすい一覧を、簡単にまとめたものをお配りするようにしたいと考えております。
◆黒沼
委員 よろしくお願いします。要望です。
◆藤原
委員 真ん中にある主催団体で、協賛する学会というのですか。これは、増えている、それとも同じなのですか、当初から。それとも増えてきているのですか。
可能であればもっと呼びかけて、協力してくれる、協賛してくれる団体を増やしたほうがよいのかなと思って、これは素人考えなのですけれども。この人たちは、お金はかからないのですか、それともお金がかかるのですか。協賛団体というのは。後援するほうは、これはお金を出し合ってやっているのでしょうけれども。
◎石川 工業振興担当課長 協賛団体の数は前回と変更はございません。
それと、出資しているかどうかというところは、確認をして、改めてご回答させていただきます。
○大橋
委員長 質疑は、以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 それでは、本日は以上で質疑を終結し、
調査事件を一括して継続といたします。
なお、本定例会最終日に、議長宛て、特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 では、そのようにさせていただきます。
また、審査事件についても、本定例会最終日に、議長宛て、継続審査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 では、そのようにさせていただきます。
最後に、次回の
委員会日程ですが、12月14日、金曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○大橋
委員長 では、そのようにさせていただきます。
以上で、
地域産業委員会を閉会いたします。
午前10時50分閉会...