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  1. 大田区議会 2018-06-18
    平成30年 6月  地域産業委員会-06月18日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 6月  地域産業委員会-06月18日-01号平成30年 6月  地域産業委員会 平成30年6月18日                午前10時08分開会 ○大橋 委員長 ただいまから地域産業委員会を開会いたします。  初めに、理事の選任を行います。  委員の皆様にお諮りをいたします。理事は2名とし、合同委員長会で確認のとおり、委員長による指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 ご異議なしと認め、本職から指名をいたします。理事に黒沼良光委員荻野稔委員を指名いたします。これにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました黒沼良光委員荻野稔委員が理事に決定をいたしました。  以上をもって、理事の互選を終了いたします。よろしくお願いいたします。  次に、今定例会審査予定について、お諮りいたします。  本日は、まず新規付託分の陳情1件の理事者見解及び質疑を行い、その後、継続分の陳情について、状況変化がないか確認をいたします。  続いて、タブレット型端末に配信しております所管事務報告等一覧のとおり、付託議案1件の提出者説明及び質疑を行います。  以上の後、外郭団体経営状況報告大森西地区公共施設再編計画について及び大田区積立基金条例の一部改正についてを除く所管事務報告について、理事者からの説明のみを行いたいと思います。  そして、次回委員会開催予定である明日、19日は、付託議案の討論及び採決、新規付託分の陳情の取扱いの決定をいたします。  その後、外郭団体経営状況報告の説明及び質疑。  続いて、大森西地区公共施設再編計画について及び大田区積立基金条例の一部改正についての説明を行った後、本日の報告分も含めた所管事務報告の質疑を行いたいと思います。  以上のとおり、進めてまいりたいと思いますが、ご異議ありませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 では、そのようにさせていただきます。委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  それでは、まず審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に付託されました1件の陳情について、審査を行います。  それでは、30第22号 大田区民センター跡地音楽ホールの建設を求める陳情の審査を行います。  原本を回覧いたします。  (原本回覧) ○大橋 委員長 なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略をいたします。  理事者の見解をお願いいたします。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 私からは、大田区民センター跡地音楽ホールの建設を求める陳情に対して、理事者見解を述べさせていただきます。  大田区民センター音楽ホールは、長年区民に親しまれてまいりましたが、施設の老朽化が著しく、平成30年3月31日をもって閉館いたしました。音楽ホール利用定員は731名でしたが、施設利用者数の内訳は、400名以下が平成27年度は86%、平成28年度は78%と約8割を占めていました。また、音楽関係利用状況は、平成27年度、平成28年度ともに29%と全体の約3割となっております。  このことから、これまでの利用実績を踏まえた規模、また地域の身近な活動の場として多目的に利用できるホールを、(仮称)新蒲田一丁目複合施設に整備する予定でございます。新たに整備する多目的ホールでは、座席を配置しての利用のほか、座席を配置しないフラットな状態でも利用できる仕様を想定しております。これにより、講演会発表会など、これまでと同様の利用に加え、ダンスなどにも幅広くお使いいただけるようになります。  多目的ホールでは、舞台が固定せず、リハーサル室や楽屋もありませんとの陳情者の認識ですが、区の計画とは異なっております。舞台につきましては、多様な用途にお使いいただけるよう、舞台袖のある固定式のものを予定しております。楽屋も複数設置する予定です。リハーサル室につきましては、規模の異なる多目的室等を設けておりますので、リハーサル用にご利用いただくことが可能と考えます。音響につきましては、地域活動に適した一定の音響効果をもたせ、地域団体音楽発表会のほか講演会やイベントなどに活用できる機能を整備してまいります。  以上、大田区民センター跡地におきまして、区民の利用実績を踏まえ、(仮称)新蒲田一丁目複合施設として、多機能なホールを整備してまいります。西側の跡地につきましては、今後の総合的なまちづくりの中で検討をしてまいります。 ○大橋 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆黒沼 委員 今、説明を受けましたけれども、音楽ホールという専門的なホールと、今回の多目的ホールの違いは何でしょうか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 音楽ホールといいますと、やはり音楽を第一に考えたホールと考えておりますけれども、多目的ホールですので目的を音楽だけに絞らず、いろいろな、様々な活動に利用できるホールと考えております。 ◆黒沼 委員 改めて、なくなる音楽ホールの目的をもう一度、教えてください。音楽ホールの目的が何だったのかということ。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 広く区民が音楽に親しむためにつくられたホールと考えております。 ◆黒沼 委員 今度の多目的ホール音楽ホールではありません。そうすると、これまでのレベルの高かった音楽ホールが、本来の音楽という場面で、たとえ29%等の使用率であったにしても、高かったほうかと思います。その目的が今度はどこかで達成される要件はありますか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 蒲田地区にはアプリコ、あとは下丸子区民プラザといった興業目的に使えるホールが複数ございます。そういったところで、音楽により特化した施設ということで考えますと、そちらの施設をご利用いただくことも考えられるかなというところで、あくまで大田区民センター跡地におけますホールに関しましては、蒲田地区においての利用実績を踏まえまして、多目的に使える、利用実態にあったホールを整備したいという考えでございます。 ◆黒沼 委員 アプリコは比較にならないと思います。1,477名の座席があって、値段的にも興業的にも、区民が気楽に借りられる、使用できるレベルではありません。ですから、これは新蒲田にあった音楽ホールの代用にはならないと思います。  では、下丸子区民プラザはどうかというと、509名ですから、やや近いのですけれども、ここのホール音楽ホールではないと思いますけど、その問題はどうでしょうか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 区民プラザに関しましては音響等にも配慮したホールと考えております。 ◆黒沼 委員 音響にも配慮したホールといえば全てそうなのです。今度の多目的ホールも、やれないのではなくてやれるというので同レベルだと言えますか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 新たに整備するホールにつきましては、これまでの音楽ホールという位置づけとは異なりますので、地域の音楽団体吹奏楽等に利用できる機能を備えていきたいという形で、今、計画のほうを進めているところでございます。 ◆黒沼 委員 やはり、この果たしてきた役割と、そのレベルの高さと、それから区民の願い、3割以上の使用があるということを含めて、やめたのは失敗だったと思います。  なぜこうなったかというと二つあって、一つは、この複合施設方針そのものに限界があるために、こうせざるを得ないのであって、古くてだめだったという理由は、後のつけ足しだと思いますけれども、この大田区がつくった公共施設適正配置方針、平成28年3月、ここのところには国の方針どおり数値目標として「施設の複合化・多機能化、統合などにより、今後45年間で施設総量のおおむね1割程度削減を目指します。」と、必ず減らせとなっているのです。これが国の命令に従って計画を出さなくてはならず、大田区は出したわけです。私も本会議で言いましたけれども、ここの原因になっている人口減少子化は大田区には当てはまらない。制限はあっても、財政難もない。ですから、この指示に従う必要はなかったのに大田区はやってしまったわけです。その結果、今言った跡地の利用も含めて、今のところ目的もないのに減らしてしまったと。これは、下手するとここに書いてあるとおり、民間に売り渡しても構わないとなっているわけです。国の方針が、大企業の利益のために日本の人口減の、地方が主になのですけれども、地方創生を含めて、この複合化によって縮小されて空いた土地を企業の利益にも果たせと書いてあるわけです。何でこれに大田区が乗ったのかと。乗る必要がなかったのに乗ってしまったというために、音楽ホールもなくさざるを得なかったと見ています。これが間違いかどうかはあるのですけれども、いずれにしても、今日出されている大森西もそうです。必ず空き地ができるのです。しかも、それは目的が決まっていないのです。多くの特養ホームも認知症グループホームも保育園もあるのに、なぜすぐに決まらないのか。無理して、この方針をやるものだから、追いつかないのではないかと思う。こんな無理な方針をやらないで音楽ホールをきちんとやったらどうかと。面積があるのに、地域もあるのに、それを削って、こういう方針にしてしまったと。しかもレベルを落とさざるを得ない。大田区の音楽のレベルというのは、こんなレベルにしてもいいのか。まち工場が多くて、あまり音楽に親しむ人が少ないということによって、なくしてしまうということよりは、高めることこそ必要であり、低める必要はない。何でこんなに低めるのですかと、一つあります。これが公共施設適正配置方針を、今日の議題にもかかわってくるのですけれども、このために音楽ホールは犠牲になったと思います。  もう一つは、古くなったとはいえ、調査データが出されていないのです。平和島のときには、長寿命化で躯体だけ残したわけです。今度のは、あの丈夫な区民ホールの柱だけは残していいはずだったのです。ところが古くなったという言い方で、この委員会の中でそんなことを理解できる人、知識も経験もないだろうということで、私も求めたのですが出ませんでした。出なかったら今の国会と同じで示せないということはあやしいということなのです。古くなったことは確かなので、ユースセンターみたいに改善しなくてはならないのはわかるのですけれども、その努力が見えなかった。ただただ古いというだけでなくしただけのような気がします。ユースセンターと同じようにはできなかったのが、今でも疑問が残るのです。区民の財産ですから。  だけれども、この指示どおり空き地をつくらなければならなかった。そうすると、地方自治の精神がなくなってしまうではないですか。国の下請機関になってしまうのです。そんな自治はあってはならない。これは自民党の皆さんだって一致すると思うのです。区民のニーズのために、逆らうときは逆らっていいのです。自治ですから。別に出張所だったら仕方がないですよ、言われたとおりで。でも自治ですから、長寿命化も含めて、本当に財産を大事にして、私らもユースセンターは賛成しました、その目的どおり。今回、それができなかったのが悔しくて、残念でならないのです。その結果、一番犠牲になったのは音楽ホールなのです。その結果どうなったかというと、レベルの高い音楽専門の施設が一つなくなってしまった。多目的ホールで間に合うかといったら、失った音楽ホールレベルはないというわけです。この時代に、この課長、部長の皆さんが区の方針に基づいて、それを失っていいのかと思います。データがないので、本当に古かったかということの証明は今もって、今あればいいのですけど、多分ないと思います。  ですから、そのことによって、この陳情の中身はちょっとした認識の違いがあったにしても、これまで大田区が培ってきた音楽に親しむ、触れる機会を失わせた区のやり方に対して区民から声が出て、そういうことを守ろうという貴重な声には、議会としても耳を傾けてもらえないかなと思います。これに関して、部長でも意見があったら、要望があったら、ぜひお願いいたします。 ◎小泉 地域力推進部長 今、黒沼委員から施設の老朽化についてのデータがないというご意見も賜りました。この旧大田区民センターですね、この建物は築47年経過しているということでございまして、老朽化が著しかったと。空調や換気設備も含めて、施設の改修も困難な状況であったと聞いております。引き続き使用するためには、耐震補強を含め、外壁改修ですとかバリアフリー化、ほとんどの設備の更新が必要になったということでございまして、長寿命化改修による費用対効果が低いということで、今回の取壊しと複合化施設の建設という流れになったかと理解しております。長年、音楽ホール音楽活動に親しまれてきました、区民の皆様につきましては複合化施設の、この多目的ホールのほうで、まさに身近に音楽活動に親しめる、そういったご利用の仕方をしていただけるかと考えております。 ◆黒沼 委員 平行線になるかもしれませんが、改めてこの複合化、方針に従ってしまった結果、そうならざるを得なかったというのが一つ。  今おっしゃった空調関係等が無理だという話も含めて、今の日本は長寿命化における技術は世界一です。だって私たちは反対しています、あの原発だって40年以上の長寿命化をやるわけでしょう。私も原発をやっていましたけど、中性子がぶつかることによって、一年に10ミリ削られるのです。それで水素が噴き出たなんてあるので、あれさえも耐用年数を延ばしているわけです。危ないなと思うのですけれども、多分いろいろなことで乗り切ろうとしているのでしょう。本当はやってはいけないと思いますけど。そういうことをやれる、区の一級建築士皆さんを含めて、技術者が少なくなっているのがわかるのですけれども、そういう区の弱体化が、維持しようとする様々なメンテナンスが薄くなってきているのではないか。私なんかがいつも提案しているのは、区の専門家に、横浜から習って、一年でずっと施設を全部メンテナンスして、さびがないか雨漏りがないかやってもらえばどうかと。今、課長、係長にやらせているでしょう。素人ですよ。そんな人にメンテナンスが本当にできるのか。少しぐらい金がかかったって、そんな10年延びれば、元が取れるではないですか。そういう侍がもっといてほしいなと思うのです。区民の宝を維持するという、それはやはり今の部長の答弁でも、空調関係が無理だったなんて絶対思えないし、できると思います。やはり一番根底に、この方針に従ってしまった複合化施設のおおむね10%空き地をつくって、それを民間に売り渡すことも考えろということになって、無理が生じたのではないかな。  もう一つ言いますと、技術的にもそうなのですけど、文化的にもレベルが下がっているのではないかな。何があっても音楽を守りたいという思いがあっていいと思うのです。あのレリーフも、結局だめになったのではないかな。あの貴重な物を残そうという気があったっていいではないですか。そういうレベルも下がってくるとなると、文化的にも下がり、それから技術的にも下がり、そうすることによって、逆に財政が金がかかるという言い方ではなくて、別な意味で金がかかってきてしまう。こういうコスト関係が逆転してしまうことになるのではないかと心配しております。  この2点で、目の前で見ると今の区のやり方はあるかもしれませんが、10年、20年で見ていくと、今、金がかかっても長もちすればいいではないですか。今も、まちもそうですけど、買った家を20年でペンキで外を塗りかえるか、10年で塗りかえるかによって違うのですけど、もったいないと思って、塗りかえないと雨漏りするのです。10年ごとに塗りかえていくと、100年ぐらいもつかもしれないのです。人それぞれですから、どちらがいいかはわかりません。でも今回は、公共施設というのは普通の民間建築物よりも強固にできているのです。しかも昔は手抜きもなくて、頑丈過ぎるほどに丈夫です。だから私なんか区民センターは、後はだめでも絶対に躯体だけはもったはずだと。  ですから、そう思いますので、ちょっと考え方を逆転させることも含めて、一つのやり方だけではなくて、ありとあらゆるやり方で検討して、何が一番長もちか。最終的にどちらが得かというものを考えてもらえないかな。という意味では、今回は敷地もあるし、それから、まだ建物も考えられるし、そういう意味で文化の面もレベルを下げないと思ったら、この陳情にこたえるべきだなと思います。これはちょっと意見です。 ◆小峰 委員 区民センターで音楽を愛する方たちが長年活動をされていたということで、私自身も合唱をずっとやっておりましたので、陳情者のお気持ちが痛いほど、手に取るようにわかります。一方、今日も大阪を中心に地震が起こりまして、直下型だったということを伺っております。東京も首都直下型地震が、この30年以内に起こる確率が70%から80%に引き上がったということを鑑みますと、大田区の避難所ということを考えていきますと、固定式であった座席がフラットになったというところでの、発災時の活用について、区はどのようにお考えかお聞かせください。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 新しくできる施設につきましては、すぐに避難所というわけではないですけれども、学校避難所を補完する機能ということで、今後、利用等を検討していきたいと考えております。 ◆小峰 委員 地下ではありますが、躯体等がしっかりしていれば、多少の揺れであれば、避難所、準避難所という形で区民の皆様の命、生活を守っていけるということを私も考えられるかなと思って、今の質問をさせていただきました。また、そういう観点からも命を守るというところでは、文化も守りながら命も守っていただきたいという観点では、またさらに検討していただきたいと思います。 ◆田中 委員 新蒲田一丁目複合施設について、この間の代表質問でも一部触れさせていただきました。新蒲田複合施設の置き込む内容について、もう1回説明いただくとともに、新たに置き込んだ内容についても、ちょっとご説明をいただきたいと思います。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 新蒲田一丁目複合施設の機能は7点ございます。1点目が、中高生ひろば。それから地域包括支援センター高齢者利用施設。それから、集会室等区民活動施設新蒲田保育園子育て支援スペース。それから、先ほど申し上げております多目的ホールを含みます文化活動支援施設という形になります。  新たに織り込んだ機能としましては、中高生の居場所となります中高生ひろば。それから、高齢者相談窓口になります地域包括支援センター。そして、子育て相談等を行います子育て支援スペース。これが新たに追加された機能と考えております。 ◆田中 委員 今、説明があったとおり、乳幼児から、あるいは子どもが集まる遊び場、広場ではないけど、そういう機能から高齢者利用施設まで入って、もう本当にある意味では、ありとあらゆる年代が一つのところにご参集いただいて、様々な行政サービスが提供できるというのは非常によかったと思いますし、私は地元ですので区民センターはしょっちゅういろいろな催し物で行くのですが、今の説明にもありましたけど、大体、規模については400名を超える、そういうのがないので。私自身も何回も行っていますから。かといって大は小を兼ねるではないけど、何とか450席ぐらいは確保してもらいたいという要望を申し上げておいて、多分450席ぐらいは確保していただいているのだと思います。そういう意味で、この新蒲田複合施設に置き込む内容については、行政としても、かなり時間をかけて検討され、私たちもご意見を申し上げて、今日に至って、内容が固まってきているというか、ほぼ決まったわけで、私もその過程の中で、例えば、ダンスができる部分をぜひ置き込んでほしい、あるいは席についても450席程度に何とかならないかという要望はお伺いをして、行政にも意見としてお伝えをしてきたわけだけども。今の音楽ホールを私も町会長も含めて、役員ともいろいろお伺いしていますけど、今の姿のままで残してくれというご要望を私自身はお伺いしていなかったので、そういう意味では、共産党含めて各党の議員がいろいろな地域要望を聞いていて、それをきちんとお伝えをして、そして、こういう形になってきたということなので、72万区民がいれば72万通りの政策要望があるわけで、そういう意味では、もっとよくなってほしいという、お互いそういう気持ちの中で、私としては、前のままの音楽ホールの姿ではないにしても、かなりそれなりのご要望にはおこたえをしているのではないかという気はしています。  ただ、あるものがなくなるというのは、何でもそうだけど、やはり嫌なものだし、前のイメージがあれば、ぜひそういう形で残してほしいなというのは、気持ちとしてはよくわかりますが、いろいろな意見をお伺いしながら、私たちも伝えながら、こういうふうに固まってきたので、そういう意味では、その前段の中でそういうご意見を、さらに共産党を含めて、どういう形ができるかということをお伝えをしていっていただけたらよかったのかなと。私自身は幸か不幸か、ああいう形で残してくれというお話は聞いていなかったものだから。ただ、席のほうは450席ぐらいを、ぜひお願いしたいというので、行政にもそういう形にしていただいているので、そういう意味では、蒲田西地域にとってすばらしい施設なので。ただ、72万通りの政策要望があるので、72万人が100%、これはもうよかったなというわけにはいかないけども、そういう中では、この陳情書の中にもかなり勘違いというか、理解されていない部分もあるので、そういう意味では陳情者気持ちもわからないことはないので、委員長のほうから陳情者等と話をしていただいて取り下げていただくとか、それでそういうことにならなければ、委員会としては、それなりの判断をしなくてはいけないとは思うけど。今、前段申し上げた委員長がというのは、あくまで私の感想であって、そうしてくれとは言っていませんので。 ○大橋 委員長 ご意見でよろしいですか。 ◆田中 委員 はい。 ◆荻野 委員 この音楽ホールの件でといいますと、先ほど小峰委員も言っていましたけど、私も実は小学校のころに、テレビ局の主催する子ども音楽コンクールという学校単位で応募するものがあって、それで本選の東京のところまでは学校から出ていて、CDには一応載っているという学校で合唱をずっとやっていまして、本当にそういう音楽ホールだとか、やはり、ある程度、大きい箱が必要だということとか、設備もやはり普通のホールではなくて、専門的なものもなければできないものもあるということは、承知はしているのですけれども。先ほどご報告があったように約29%、3割の方が音楽の利用者というところになっている中で、まさに、もうこの以前に出尽くした議論かもしれないのですが、では今の多目的ホールではなくて、昔ながらの大きいホールではなければできないような催しといいますか、区内の利用者というのがどれだけあったのかというのと、これは、出張所長なのか、ちょっとほかの課長になるのかわからないのですが、それが今の、例えばアプリコですとか区民プラザというところで、今の利用者の実態もある中でほかでできないのか、数がですね。例えば、もうアプリコ区民プラザも全部押さえられていて、今ここで使っている方たちの中で多目的ホールではおさまらない方たちというのがいると思うのです。多目的ホールの広さの中とか設備の中でできる方たちも多分いると思うのですけれども、それがどれだけそうできない方が出てしまうのかという、もしデータがあればよろしくお願いいたします。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 先ほど、委員のご質問の件なのですけれども、500名以上の利用というところですと、28年度は49件、全体の2割というところなのですけれども、そのうち、近隣企業等の利用が27件ということで、49件中の27件ですので、半分以上がそういった企業の利用という形になっております。また、民謡大会等が行われているのも500人以上という規模なのですけれども、現在区民プラザ、またはアプリコ等、場所を移して活動いただいているという実態がございます。 ◆荻野 委員 約半数ということで、その半数の方が、ではどうやってということもあるのかなと思うのですけれども、音楽といいますと、もちろん発表の場としてとか、大きい感じの本番に備えたリハーサルの場とか、ゲネプロみたいなところも必要なのですけれども。やはり私が地域の方からいただいている要望の中で、先ほど黒沼委員からも、その音楽の文化の、大田区としてのというレベルの話もありましたけれども、逆にその声を出すとか、リハーサルだとか練習の中で大きな音を出せる施設というのが、区民プラザとか本番で使う会場ではなくて、区民ホールだとか公共施設の中で、結構それが減っているのではないかと。なかなか多目的室だとか体育室だとか、そういう部屋が区内の公共施設の中である中で、音は出してはいけないとか、大きな音は出してはいけないとか、そういったところというのも、やはり結構、実際には、なかなかそこの部分の使い勝手の話というのは、逆に大きい今回の区民ホールのような話ではなくてですね。その前の練習だとか。これは音楽だけではなくて劇だとか、そういったことにも全部関わってくるのですけども、そういうふだんの練習に使えるところを探すというところも、かなり難しくなってきているというか、それは近隣だとか、もちろん例えば、この時間は横で会議をやっているから、ちょっと大きい音はやめてくれとか、結構、オーちゃんネットとかを使うと、音の容認をするかどうかというのも、自分が音を出すかとか、周りが音を出してもいいかどうかの選択肢というのもあって、容認、非容認とかみたいにあって。かなりそういう意味では、やはり厳しくなってきていて、もちろん区民センターそのものでいえば、こういう大きい発表の場とかというところで必要かどうか、アプリコの話も、やはりあそこは多少高いとか、そういうこともあるので、そういう議論も出てくるとは思うのですけれども、やはり発表の場として、大きいホールだけの話というよりも音楽のレベルをとか、区民の皆様が親しむ機会というと、公共施設全体の配置の中で、これから建て替えとかもいっぱい出てくると思うので。防音措置だとか、そういうことも含めて、いろいろなところで利用できるだとか、練習とかの場面も。やはり練習なしで本番っていきなりできないですから。やはり、まちなかとか道で大きい声で歌うというのも、最近そういうのは、なかなか難しい時代にもなってきていますので、そういうことも含めて、これは意見になってしまうのですが、本番というよりも全体で、先ほどのお話でいうと、ホールそのものがないから区の中での音楽のレベルが下がるという話ではなくて、やはりふだんから皆さんが音楽に触れる場という意味では、いろいろな公共施設全体で建て替えがこれからいろいろ進んでいく中で、防音とかという措置を、ぜひともまたどんどん入れていっていただきたいなという、これは意見です。 ◆藤原 委員 この30第22号の理由の中に、アプリコは大き過ぎると、会場も取れないという問題。近くて手ごろな値段で助かっている、音響のよさと、ダンスは踊りやすかったと、こういう声が区民や音楽の専門家、サークルやそういう人が言っているということで、これに今度の新蒲田一丁目複合施設というのは適応できるのですか、できないのですか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 今、ダンスのお話があったのですけれども、大田区民センターは、非常にダンス等も盛んであったことは認識しておりますので、多目的ホールのほうで、フラットな床でもダンスはできる形で床材等を考えてまいりますし、また、もう一つの多目的室、小さいほうの多目的室というのもご用意しておりますので、そちらでもダンス等の練習ができるような形で、今検討のほうを進めているところでございます。  また、音響につきましても、繰り返しにはなりますけれども、地域の方が音楽に親しめるようにというところで、一定の音響効果をもたせたホールとして整備してまいりたいと考えております。 ◆藤原 委員 産経部長がいるので、ちょっと関連で聞きたいのですけども、産業プラザPiOの4階に大きなホールがあります。ホールというか多目的。あそこだと太鼓とか、そういうのは使えるのですか。 ◎小澤 産業振興課長 4階のホールにつきましては、一定の遮音の備えをしておりますので、ご相談に応じて、実際に太鼓等の演技というのはしているかと思ってございます。 ◆藤原 委員 ちゃんと調べていただいて、私なんかもあそこを借りるのだよ、コンベンションホール。今、太鼓類は一切だめです。かつては使ってよかったです。私なんかも梅屋敷の商店街の青少年太鼓クラブとか、西糀谷の王子通りのそういうのをやっている人とか、そういう人が思い切って、そこで自分たちの練習していることを皆さんに見てもらいたいということでやろうと思ったって、一切だめなのです。一切もうだめなのです。だから、もしこれを審議するのだったら、ちゃんと調べて答えないと、それは違ってくるよ。 ◎小澤 産業振興課長 今お話しした件につきましては、例えば4階のホールも分割して利用するということがあるかと思います。その際に、お隣の騒音の配慮をして、そのような答えをさせていただいているのだろうと。委員も昔は使えたというお話があったかと思いますけれども、その辺につきましては、そういう配慮がなされてきて変化をしているのかなと思っております。 ◆藤原 委員 今の課長の言っているのは、多分うぐいすの間とか梅の間というところが分割しているのだということだと思うけれども、私が全部借り切っても同じです。そんなことないのです。もし皆さんが、それほど大田区には会場が幾つかあるというのであれば、どこでもそういうことができる、文字どおり保障するという、太鼓でも何でも、区民プラザにしろ、どこでもやっていいよという保障をちゃんと与えない限り、私は全然だめです。もう、ここ3回は言われていますから。  だから、私は改めて、こんなにすばらしいホールがあったということで、みんな喜んでいたのに、そういう人たちの声を聞かないで壊すということ自体が問題なのです。それで、これから審議もあるけども、この複合施設複合施設で利用価値があるのでしょう、それぞれの区民の思いがあるから。ただ、やはり72万の大田区民が住んでいる大都市です。鳥取県や島根県と同じ人口を持っている大田区ですよ。そういうところで、専門的な音楽ホールがないということは恥ずかしいと、皆さんが思わなくては。区の担当の皆さんが、これは恥ずかしいものだと、やはり欲しいのだということを皆さんが思わなかったら、それは本当に区民の願いにはこたえられないと思うのだけど、その点はどうですか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 専門的な音楽というところですと、冒頭にもお話ししましたけれども、アプリコ、それから区民プラザというところでお使いいただくようなことを想定しておりまして、今回の新蒲田一丁目複合施設に関しましては、あくまで蒲田西地区にあります、地域に密着した地域拠点の形成ということで、音楽にも親しんでいただく、そういったところでの多目的ホールの整備というところで、検討のほうを進めているところでございます。 ◆藤原 委員 国際都市って、どういう都市ですか。皆さんの定義は。大田区は国際都市、世界の中で大田区はすばらしい都市なのだということで、区長はじめ皆さん、集まりに行くとしょっちゅう話が出ますよね。部長もいろいろな集会に行っても、羽田空港もあるということで。羽田空港があることが国際都市なのか、それともそうではないのですか。答えられる人はいますか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 国際都市の基本的な考え方でございますけども、区内に暮らし、学び、働く外国人、区を来訪する外国人にとって魅力的なまちであり、日本人が有する「思いやり」「おもてなし」といった精神がまちの表情にあらわれている都市であることですとか、あと、やはり多彩な交流により地域とつながって、地域の一員として共生が図られている都市。あと、やはり羽田空港が国際化することにより、増加する在住外国人及び外国人観光客が安心して、暮らし、訪れ、回遊できる都市。あと、やはり平和都市宣言も踏まえて、世界の人と力を合わせて、大切な平和を守る都市であること。あと、多彩な連携により地域内産業が国際化を生かしたビジネスを展開し、地域内産業が活性化され、にぎわいのある都市であるという形の考え方がございます。 ◆藤原 委員 国際都市って、もちろん平和都市宣言もすばらしいですけど、一人ひとりの区民の心が豊かであるというところだと思うのです。物があふれているから国際都市でもないし、私は本当に、少人数であっても希望している人たちが、ああ、やはり大田区っていいところだなと、こんな音楽が聞けるなと、これは周りにも聞かせていきたいなと、そういうことを思えるような施設があることが国際都市で、集まりが400人以下が多いとかなんとかという話があったけども、決して毎回毎回超満員でなくてはならないということではないと思うのです。そういう考え方でいくと、電車だって、例えば超満員の電車に乗ることが国際都市なのではないのです。本当にガラガラに空いていて、みんなが座れて出勤したり、旅行に行ったりできるというのが人間らしい生活なのです。それを無理やり押し込められて電車に乗るような、そういうことではないというのは、最近改善されつつあるけども。だから400人だろうが300人だろうが200人だろうが聞きたい人が聞いて、やはりすばらしいホールだということを思っていたのだから、こういうものは、壊すべきではないと私は思うし、もう壊したのであれば、改めてつくるということを私は要求したいのですけど、その点はどうですか。 ◎深川 施設整備課長 区で公共施設等適正配置方針を含む、大田区公共施設等総合管理計画に基づき、引き続き、地域の実情なども含め、公共施設の適正配置を進め、将来を見据えた持続可能な公共施設の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆藤原 委員 だから、適正配置というのは、皆さんの思っている適正配置で、区民が求めているのは、そういうすばらしい音楽ホールもあったり、それこそ多目的ホールもあったり、本当に様々な形の願いにこたえられるのがあって、初めて適正配置なのであって、何でもかんでも同じ会場で、何でもやれるという、それがよろしいというわけではないのです。昔、西糀谷で酒屋をやっていた人、今、コンビニですけども、この社長が民謡をやっているのよね。ずっとここを使っていたのです。今はここが使えないから区民プラザまで行かなくてはいけないということで、これは最近、一週間ぐらいのときに聞いた話ですけども、そういう声というのは多分、多くの区民が持っていると思います。何であれを壊してしまったのだろうと。区民ホールの一番の弱点というのは、交通の便があまりよくないと、高齢者が蒲田西口から行くのが大変だという声はあったけども、しかし、ホール自体はすばらしいと声があったわけですから。やはりそういうところは、壊さないと。幾らでも修繕したりするということで、必要だと思うので、改めて、今回出ている陳情の理由、ここのところを皆さんによく見ていただいて、やはりこういう人たちの願いにこたえていこうかなということがかなえられる。だから、私は国際都市というと、オーストリアとかドイツとか、いろいろヨーロッパの国々はあるけども、そういう国々で、本当にそういうホールを保障しているというところを皆さんに見ていただきたいし、そういうところだったら皆さん職員が研修で行ったらいいと思うのです。そういうホールを研修しに。どんな形でできているのか、建物が古くても立派に、ちゃんと音楽が聞けるという。だから、私は何でもかんでも複合がよろしいということではなくて、今回、出されているような、やはり72万人の大田区なのだから、そういうものを1か所や2か所つくるということは、当然必要だと思うし、お金がないわけではなくて、私から見れば、必要ないところにお金をぼんと出すけども、必要とするところになかなか出さないとの思いがあるのだけど、これは議論があるけども。とにかく、ここで言っている中身を、そのとおり受け取っていただいて、もう1回再検討してもらえたらと思いますけども。これは要望で。 ○大橋 委員長 要望で。 ◆田村 委員 先ほど、荻野委員もおっしゃっていましたけど、地域に点在する公共施設の中で音楽というか、音に関する、使える場所がやはり少ないという声はよく聞きます。本当に地元の六郷の地域力推進センターですけども、これも新しい施設ですけども、5階は音を出してはいけないのです。私も民謡の方のお知り合いがいますけども、あそこでできたらいいのにねという声はよく聞きます。でも、できた後には、そういう防音という対策は、なかなかできないのです。なので、正面は国道です。裏は京浜急行。あまり音に敏感にならなくてもいいような地域だと私は思うのですけど、やはり地域の中で存続させていくためには、皆様の声を守らなければいけないという行政の立場もあって、今、禁止されているのではないかなと思うのですけど。そういったことを考えると、今つくっている羽田のほうではスタジオもできるし、ちゃんと音にも気を配った設計になっている。それがどんどん進んでいくと、多分ここもそういった形、まして地下ですから音という部分に関しては、すごくいい条件でつくれるのではないかなと思います。なので、しっかりそういった過去の事例なんかも踏まえて、これから基本設計、実施設計とか進んでいくのでしょうけども、まずはそういった声をしっかり入れていただきたいと思うのですけども、この点はどうでしょうか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 地下の多目的ホールに加えまして、先ほど羽田のほうのお話もございましたけれども、こちらの施設にも音楽スタジオということで2室設ける予定でございます。こちらにつきましては、平米数等から主に練習に使っていただけるような形かなと考えているのですけれども、バンド演奏ですとか楽器演奏等にもご利用いただけるスタジオを2室、整備していく予定でございます。 ◆田村 委員 スタジオはそうかもしれないです。こういう多目的室等の、その防音という観点ではいかがですかという話。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 本施設につきましては保育園等、多機能の施設でございますので、音等にも配慮した形で設計のほうを進めていきたいと考えているところでございます。 ◆田村 委員 あと、音楽という大きなくくりの中でいろいろなジャンルがあって、ハードロックであったり、オーケストラであったり、合唱だったり、いろいろあると思うのですけど。例えば、この陳情から読み取るところでどういったシチュエーションで、この音楽ホールを使いたいのだと考えているのか読み取れますか。この方たちは、ここの陳情からは合唱で使いたいのだとか、またはオーケストラ、いろいろな楽器を使って、演奏したいのだとか、そういうジャンルによって、また音響設備も変わってくるのではないかなと思うのですけど、どんなふうに感じていますか。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 陳情の中にございます楽器の練習に最適だったというところで、練習という表現がございましたし、それから、アプリコは大き過ぎるというところもございましたので、区民の方が比較的身近なところでの利用という形で考えていらっしゃるのかなと受け取っております。また、ダンスも踊りやすかったというのもございますので、必ずしも音楽に特化した内容ではなく、ダンス等、音楽ではない部分での利用も想定した中での陳情だったのかなとは受け取っております。 ◆田村 委員 では、この陳情からすると、音楽だけではなくてダンスだったり、やはりいろいろなものに使えるようなホールが欲しいということなのでしょうかね。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 そうですね、先ほども申しましたけれども、練習という言葉もございましたので、興業目的というところではなくダンス、音楽、様々な地域の活動の場としてのホールが欲しかったという陳情なのかなと受け取っております。 ◆田村 委員 六郷の例を出しましたけども、やはり区民満足度を向上させるための検討をさらに深めていただいて、この施設、本当によかったなと思われるように整備を進めていただきたいと私は思います。 ◆黒沼 委員 この陳情は跡地にということなので、もう一つ伺いますが、この建設地の面積と跡地の面積はわかりますかね。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 跡地につきましては、敷地面積が全体で4,300平米余という敷地面積の中で、今回建設する面積が2,450平米余、残りの面積が1,900平米余という形で今、計画のほうを進めているところでございます。 ◆黒沼 委員 半分とまではいきませんけど、敷地面積ですから建ぺい率はまた出てくると思うのですけれども、いずれにしても、この跡地については、後で論議される大森西の跡にあるような、ああいった空き地が区活用敷地と、一般的で何に使うかわからないのですよね。田中委員も言っていると思いますが、この新蒲田のこれも、まだ多分決まっていないのです。ここの陳情に書いてある、教師、サークルの指導者、保護者、音楽の専門家、あと区民の方、こういう方々も入れて、地域の、もちろん町会長を含めてなのですが、どういう活用が一番いいのかを可能な限り区民からすくい上げて、この空いている区民活用面積をどうするかは、ぜひやってほしいと思うのです。そうすると、この多目的室の活用がもっと違ってきて、ここにもし立派な音楽ホールができ上がるとすると、多目的室はもっと別に使えるではないですか。音楽のほうではなくて。そういう意味で、田中委員も450席ぐらいを考えているとおっしゃいましたけれども、そうすると多くの区民の要求が実りそうな気がするのです。ですから、跡地の利用について、可能な限り区民の声が届くような運営の仕方をつくり上げて、大いに論議してもらって、この陳情が生きるようにしてもらうということは可能なのでしょうか。 ◎深川 施設整備課長 跡地の活用につきましては、現在定まっておりません。また、どのような方法で検討していくかということ自体も、まだこれからでございますので。 ◆黒沼 委員 ということは、受け入れる余地はあるのです。既に遅いというわけではないですよね。ですから、ぜひ受けとめていただいて、結果的にどうなるかわかりませんが、可能な限りの、これまで培ってきた音楽のレベルと、そして区民の要望を遠慮なくできる施設として、この多目的室はあくまで音楽室ではありませんので、音楽ホールを生かすとする上での歴史を踏まえた、この陳情に基づく音楽ホールは、規模は小さくなるかもしれませんが、ぜひ受けとめる心の広さをもってほしいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎深川 施設整備課長 繰り返しになりますけれども、活用の検討方法についても、まだこれからのことでございますので、引き続き、検討させていただきたいと思っております。 ◆黒沼 委員 今の答弁を聞いても、大いに可能性があるし、意気揚々とした道も開かれそうだということを踏まえて、これから伸び伸びといきいきと、その活用については受けとめて、区民と一緒に行政もやっていただきたい。要望をしておきます。 ◆長野 委員 先ほどの理事者見解の中でご説明もあったと思うのですけど、新しくつくられる新蒲田一丁目複合施設多目的ホール建設の設計にあたって、今出ている要望にどのくらいこたえられるのかというのを、もう一度、整理して教えていただきたいのですけれども。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 今の陳情の部分なのですけれども、楽器の練習というところでございますと、先ほども申しましたけれども、地域の方が利用できるような、そういった音響等は備えていきたいと考えております。また、リハーサル室についても触れてあるのですけれども、リハーサル室という形では設けないのですけれども、先ほど言いました音楽スタジオ等を設けますので、そういったところで、楽器の練習で代替で使っていただくことは可能かなと考えております。  また、ダンスにつきましても多目的ホールに加えまして、別途設けます多目的室小、そちらにつきましてもダンスの練習等にお使いいただける形で、今、設計のほうを進めているところでございます。また、舞台の固定ですとか、リハーサルで使える部屋、また楽屋というところでも、今回設計の中に含めているところでございます。  音響の質につきましては繰り返しになりますけれども、地域の方が身近で音楽に触れていただけるような音響効果レベルというところを想定して、計画を進めておりますので、陳情のいただいている内容のところ、そえる部分も多いかなと考えております。 ◆長野 委員 もちろん音楽の専門ホールとしてみれば、多少物足りない部分というのは、今までと比べたら出てきてしまうかもしれないですけれども、今まであったものがなくなってしまうという、その気持ちってよくわかりますけれども、私からしてみれば、すごく配慮していただいて、恵まれた環境なのかなと逆にうらやましく思ってしまうぐらいで。なぜかというと、調布地区にはそういうところが一つもないのです。専門の施設が欲しいといったら、本当に各種団体いろいろあるわけです。私もずっと武道場をつくってくれと言っていて、23区でないのはうちの区くらいなのです。やはり専門のものが欲しいという話をし出せば、だったら区民センターの跡地に武道場をつくってくれと私も言いたくなってしまいます。皆さんのお気持ちというのはもちろんあるし、専門のところでなければ、どうしても満足できないかといえば、九段下にある武道館なんて今、コンサートの殿堂ですよね、本当は武道の殿堂だったのだけれども。アプリコもそうだし、総合体育館でもそうだし、私もコンサートも嫌いではないので行ったりするので、代替可能なものというのは多分いろいろあるのだなと感じるところでありますので、そういったところで、やはりこういった区民のニーズをうまくすくい上げて、そういった施設をうまく運用する中でもお気持ちにこたえられるように、ご案内もできるように取りやすくしてほしいという、多分一番大きい要望があると思うのですけれども、その辺もうまく運用の中で対処しながら、大田区の音楽文化の振興って、私も大賛成でございますので、うまく蒲田地区を中心に盛り上がっていただいて、その余波で少し調布地区にもご配慮いただければいいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆藤原 委員 先ほど、施設整備課長が言ったみたいに空き地があるわけです。だから、今出されているのは楽屋とかリハーサル室とか、音楽は本当に演奏もできるし、聞く方も聞けるという、そういうことを要望しているので、私は決まっていないのであれば、言ってみれば、音楽の都ではないけども、新蒲田がそういう地域なのだということも含めて、ここに新しくつくるということを私はお願いしたいのです。だから、この文化活動支援施設多目的なほうは、それはそれで自由にやればいいと思うのです。ただ、専門的というのになれば、もう1か所ちゃんとつくるということを私は検討してもらいたいと思っています。これは、まだ決まっていないと先ほど課長が言っていましたので。そこのところは、私は要求したいと思って。 ○大橋 委員長 要望で。わかりました。  それでは、本日は継続とし、明日、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、深川施設整備課長はご退席いただいて、結構でございます。  (施設整備課長退席) ○大橋 委員長 そのほか、継続分の陳情で状況変化等はございますでしょうか。 ◎近藤 地域力推進課長 継続分の陳情のうち、29第25号 一般社団法人田園調布会運営に関する陳情につきまして、若干の状況の変化がありましたので、ご報告いたします。  去る6月10日に一般社団法人田園調布会の会員総会が開かれ、平成26年度から平成28年度の3か年の決算を議決したとのことです。  その他の陳情については、状況の変化はございません。 ○大橋 委員長 委員の皆様から何かございますでしょうか。 ◆黒沼 委員 今の報告ですけど、たしか総会も開かれなかったと聞いたのですけど、今開かれたとのことですが、ちょっとそのてんまつというか、状況をお知らせください。 ◎近藤 地域力推進課長 まだ議事録が我々の手元に入っていませんので、詳細なことはわかっておりませんが、先ほどとの繰り返しになりますが、26年度から28年度の3か年の決算を議決したということを聞いております。 ◆黒沼 委員 ということは、恐らく想像ですが、この間、総会が開かれていなかったということなのでしょうか。
    ◎近藤 地域力推進課長 そのとおりでございます。 ○大橋 委員長 それでは、以上で本日の陳情審査を終了し、審査事件を一括して継続といたします。  次に、本委員会に付託されました議案の審査を行います。  議員提出第6号議案 大田区まちなか商店リニューアル助成条例を議題といたします。  提案者の説明を求めます。 ◆黒沼 委員 タブレットに資料が入っております。補助金概要、これをご覧ください。本会議場でかなり丁寧に説明いたしましたので、全部は除きますが、一応、主な点だけ、三つ述べさせてください。  一つは、繁盛店創出事業が大田区にはありますが、本会議で述べたように、非常に小さくて数が少なくて、高崎市のように予算3億円で5月1日から始めて、5月末で打ち切ってしまったほどの、300件以上と比べると、なぜ大田区が補助事業、22店で終わっているのかという点での中に、この高崎市のほうでは非常に受けやすくして、老若男女、つまりどこの商店街にも、おじいちゃん、おばあちゃんでやっている店もあるのですが、そういう方々も気楽に受けやすくしてあると。  ただ、大田区は企業診断をして、かなりハードルが高過ぎる内容があるのではないかということが一つと、この概要にも書いてありますけれども、店の改修だけではなくて、備品類も含めて、OKになっている点が非常に違っているのではないかと。その根底に大田区そのものが、残念ながら商店街、商店会というハードルの考え方から始まって、個店にいくと。ところが、ほかのところのいいところは、会ではなくて個店、一つ一つの店が対象になって、それが直接申し込めるようになっているのがあるのではないかと。その点でのことで、最終的には経済波及効果を考えている。大田区は残念ながら、そこはなくて、数千万円の規模になっていて、高崎市の3億円とはかなり違っていて、結果的には、その投資した財政の内容が事業効果としては、経済波及効果までいかなくなっている点を改善したいということで提案させていただきました。  この概要のところを見てもらうと、対象者、対象業種、対象工事等、補助金額、補助限度額、その他ということになっておりまして、ちょっと特徴的なのは、対象者に⑤のチェーン店・フランチャイズ店で、※3でございますが、区外に本店があるチェーン店・フランチャイズ店は対象外。区内に住所を有しというところが、届け出してあるところということで、大手のところを除いて、区内への経済波及効果ということを考えているというのが一つ、特徴にさせていただきました。  対象業種は、このとおりなのですが、対象工事は繁盛店創出事業と同じように区内の施工業者に限るということです。  次ページにいってもらって、対象となる工事ということで、備品類含めて、ふすま・障子・網戸等々も含めて、窓ガラスも入るということにさせていただいて、エアコンの設置も当然、備品になっている。対象にならない工事はここに書いてあるとおり車庫とかはなりませんということになります。  こういう内容で、ぜひ、まだ不景気の中で、おじいちゃん、おばあちゃんも含めて、老若男女、気楽にこの制度が受けられて、それで今の大田区の実績を、20店舗ぐらいではなくて、300、400と広がって、そして3億円程度の事業効果でいくと、住宅リフォームもそうですけど、この店舗で若干聞いたところによると、この3倍の工事費を要しているようです。ということは、もし3億円だったら3掛ける3で9、まちなかに9億円程度の仕事が生まれて、その金が動いて、店もできると繁盛していくということがあります。  最後なのですけど、なぜこうなるかというと、この大田区が調べた平成27年の商店街調査の中に消費者動向調査があるのですけれども、非常に大ざっぱでどんな店がいいかという調査が足りなかったように思うのです。どんな店が入りやすくて、どんな店が買いやすくて、どんな店が便利かというのが多分抜けているために、商店街、会という段階で、これは調査が終わっていて、だから、この繁盛店の制度は、このレベルで終わっているのではないかな。その消費者の方がどんな店が入りやすくて買いやすいかというのを、本当はこれ調査しておけばよかったと思うのですけど、残念ながら、それが欠けているために繁盛店のレベル、金額的にも、制度の内容も企業診断士が入るとかになってしまって、ここから教訓を汲み出すのに、ちょっとできなかったのではないかなと思っていまして、もし今の区内商店街の困難と、大変さと、それから何とか続けたいというか、やろうと思うと、規模的にも、それから誰でも気軽に使えて、商店の人たちが助かる、その制度にやってほしいな。  ですから、繁盛店創出事業をなくせと言っているのではありません。これはこれとして続けていって、それともっと老若男女が気軽に、この制度を受けられて、そして経済波及効果も出ると受けとめています。 ○大橋 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆田村 委員 1点だけ聞きたいのですけど、高崎市に行かれて取り組みを学ばれて、これを最初提案されたと思うのですけど、これでは、ちょっと私はわからなかったのですけど、着工なり、備品納入なりした後の報告、それに対する補助金を支払っていいのか、その妥当・合理性というか、その判断というか、そういった後のチェックというのは、どうされていくつもりなのですか。 ◆黒沼 委員 高崎市から学んできたのはここにはないのですけど、申請書、それから工事が終わっての報告書があります。これは要綱的な考え方で、もし議会のほうで可決していただければ、要綱でちゃんとその点を裏づけて、補助金の正しい使い方が報告書によって認められるということになればいいかなと思います。 ◆田村 委員 例えば、3ページに対象となる備品と、こうあって、商品陳列棚(ショーケース)、業務用冷蔵庫・冷凍庫とあります。私もこういう業界にいたので、いろいろな機種があります。店舗の中にショーケースを納めて、冷凍機は室外に置くよとか、いろいろな種類があると思うのですけども、選べば高い機種を選べると。払うのはオーナーなのであれですけど、その機種が本当に妥当性があって選んだのかどうかという専門的な知見というのは、どうされるのか。 ◆黒沼 委員 これがどこに焦点を置くかなのですけど、今までの大田区の繁盛店創出事業は、企業診断士が、今、田村委員のおっしゃった点を判断すると思うのですけど、受ける点では決まっているのがあれなのです。補助金、工事の内容、最高限度20万円。そこにして、全体の2分の1、限度が20万円と、これしか決まっていません。なぜそうするかというと、今言ったような判断は本人に任せて、老若男女を受けやすくするということの基準で、そうしてあります。ですから、その範囲であれば何を選んでもいいということになります。 ◆田村 委員 例えば、私個人的な思いだと、せっかく納めた税金が区民の皆様に分配されていく中で、あまり不均衡があってはいけないのではないかなと思うのです。それを防ぐためには、いろいろなチェック機能があって、大田区が今取り組んでいる繁盛店創出事業だったり、いろいろなそういうチェック機能が働いて、妥当性があって支払われていく、こういう仕組みができているのだと思うのです。それは、先ほど黒沼委員がおっしゃった、後から要綱で検討していけばいいという話も聞きましたけども、やはり、そこがしっかり明確になっていかないと、これが本当にいいのかどうかという判断がなかなかつかないなというのが、私のちょっとした考えであったので、意見として述べさせていただきました。 ◆黒沼 委員 チェーン店とか、制度の非常に整ったやり方というのと、おじいちゃん、おばあちゃんを含めての家族経営で、一人でもお客さんが来てほしいし、お客さんのほうからは入りやすくしてほしいという点での商人としての、商いとしてのささやかな願いで、この店を発展させるという立場を尊重した制度ですので、今言ったのは性善説になるかと思うのですけれども、一人区民を信頼して、その努力に報いたいということです。 ◆荻野 委員 この議員提出議案の大田区まちなか商店リニューアル助成事業というのは、以前も出されていると思うのですけども、変更点とかって何かあるのですか。 ◆黒沼 委員 本会議でも言わせてもらいましたけど、ありません。ないのですが、全国商工新聞の中で、非常にこれが受けて、107近い全国の行政区の中で広がっていると。ですから今のところ変更というよりも繁盛店創出事業の限界を改善して、誰でも使いやすく、そして、経済波及効果がある、そのことを願って、中身に変化はないのですが、全国の努力の変化で、ぜひ再び挑戦をしたいということで出させてもらいました。 ◆長野 委員 工事の例の対象となる工事と対象とならない工事の線引きの基準がよくわからないのですけれど、その辺はどうなのでしょう。何をもって、この工事は対象になる、ならないというのを決めているのか。 ◆黒沼 委員 長野委員、これはどちらだろう。対象業種かな、それとも対象工事ですか。 ◆長野 委員 工事の例。 ◆黒沼 委員 これはもうあれです、区内の業者に限っているだけで、格別、あとは制限はありません。 ◆長野 委員 2ページ目の工事の例で、対象となる工事というのと対象とならない工事というのが2分類されているのだけれども、そこについて、ちょっとご説明を。 ◆黒沼 委員 これは基本的には、上は備品です。車庫とか、大きくなってくると、これは備品とは言いがたい、建物の一部ということになってくるかなということです。 ◆長野 委員 備品というのは、3ページのところで、また別枠で対象となる備品、対象とならない備品というのがあって、2ページのほうには対象になる工事というので二つに分けてあると思うのですけれども。 ◆黒沼 委員 備品類は、長野委員がおっしゃるように3ページです。こちらの工事のほうは、括弧で書いてあるように、対象となる工事、いわゆる建物の部分に限ると。その部分にならない車庫とか、別のものはならないという意味です。だから、窓ガラスも部分だし、外壁も部分だし、扉も部分だしということです。 ◆長野 委員 何かその対象とならない工事の中にも、建物にかかわる部分というのが、結構あるように思えるのですけれど、浄化槽だとか防犯カメラとか、外構とか、太陽光発電設備とか。 ◆黒沼 委員 主に建物から離れてあることです。外に。物置とか、それから植樹とか、それから防犯カメラとかということになります。 ◆長野 委員 何で離れてはだめなのですか。 ◆黒沼 委員 改装、改修に限るからです。 ◆長野 委員 その改装、改修というのは、離れてはだめだというのは、あまり何かぴんとこないのですけれども。 ◆黒沼 委員 長野委員の質問はもっともで、極端にいえば、できるだけ入れたいわけです。可能な限り。今の長野委員の意見も本当は入ったほうがいいのだと思うのです。だから、この対象にならない工事も、そういう意味では、財政も含めて可能な限りと思うのですけど、今の改装、改修ということで、空き店舗等の建物そのものをよくすると考えると、とりあえず、この範囲内にしたということです。 ◆長野 委員 これは空き店舗でという話ですか。 ◆黒沼 委員 いわゆる店舗の改修、改装が目的ですから。この前も意見があったのですけど、リニューアルなのに何で新規が入るのですかとありましたけれども、新規であっても空き店舗等を利用する場合は建物の改修、改装ですので、リニューアルに入れさせていただきましたということの中身で、この中身でいきますと、店舗部分に限るということにさせてもらいました。  あまりこだわるものではないのです。ですから、要望してもらって、もっと入れればいいのですけど、ただ店舗に限るとさせてもらったものですから。 ◆長野 委員 やはり補助金を出すということだと、こだわらないというのは、ちょっと困るのではないのかなと。今までそういう補助金のあり方というのはなかったと思うので、ちょっとやはりその辺の整理というのは、何となく説明が、納得がいくものでないと。 ◆黒沼 委員 なぜこだわらないかといいますと、今回はこの提案です。だから、はっきりしているのです。項目をちゃんと挙げましたから。何をこだわらないかというと、多分これは委員会でいろいろ論議して、下の部分を入れましょうとなれば、それは構わない。そういう意味で構わないという意味です。ですから、うんと議論をしてもらって、可能な限り、区民の方が使いやすいように、受けやすいように、前を向いて考えてもらえればありがたい。そういうことです。 ◆荻野 委員 でも今回、この条例案として、この形でこれですと固めて出してきているわけですよね。では、その中で議論があったら、また一回取り下げたりとか、そういうことをされるのですか。 ◆黒沼 委員 それも可能だと思います。これは要綱ですから、議案書は変わらないのです。そういうことです。 ◆荻野 委員 議案書としては一緒なのでしょうけれども、要綱のこの部分が、やはり全部入れていいですとなってしまったら、それはもう別の条例案ですよね。それはちょっと。だから、今の議論の中での、最初からもう制限をほとんど入れない、本当にほとんどのことに使えるような提案として出すのか、ここの要綱どおりに建物に隣接するものだけですと出すのか、それは結構大きく違いがあるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◆黒沼 委員 そこの論議ではなくて、店舗の改修、改装のまちなか商店リニューアル制度ですから、皆さん、なるほどと納得に基づいて出させてもらったのです。これは下を入れると皆さんも納得できないでしょう。 ◆長野 委員 その違いがわからない。 ◆黒沼 委員 植木とか車庫とか、ほかのをね。ただ、私らは店舗の改修、改装だからという意味で出させてもらいました。 ◆荻野 委員 店舗のといいますけれども、例えば、お店によっては植樹とか、そういうデザインがそのものが店舗の案内というか、広告だったりだとか広報だったりということもあると思うのです。だから、この中にあるところで、では、そういうものは全部だめで、この辺だと床とか屋根の修理とか、窓ガラスの交換とかの中とかで、そういうデザインを入れたものに変えるとか、天井、内壁、クロスとかと書いてありますけれども、そういうのがよくて、植樹とか外に出すもので、だって目の前に、壁にくっつけて、そういうデザインをすることだってできるわけではないですか。だから、それの違いがよくわからない部分があって、それがどうなのかというのがある中で、これは要綱ですけれども、議案としては、そこで区切って出してきているわけではないですか。でも今のお話で、みんながいいなら全部入れていいのだというような話になってしまうと、正直わけがわからなくなってしまうなと思うのですけれども。今出ているものは、私は違いがちょっとよくわからない。だから、長野委員含めて、議論が出ているのだと思うのですけれども、この案の中では店舗そのものにくっついたものというところだけで、まずは審議をお願いしますということなのですよね。 ◆黒沼 委員 いろいろな意見はありがたいのですけど、いずれにしても私たちは、この議案の内容と概要で基準を出させていただきました。ご審議くださいということです。 ◆伊藤 委員 対象となる備品が1万円以上でなくてはいけないという条件がついていて、椅子1個1万円といったら、相当ないい椅子だと思うけど、なぜそれを助成するの。さっきのおじいちゃん、おばあちゃんの店だったら1万円と限る必要があるの。 ◆黒沼 委員 それも、それぞれ店の内容によりけりでして、おじいちゃん、おばあちゃん、全部、椅子があるかどうかはわかりません。 ◆伊藤 委員 自分で言っていたのではないですか。 ◆黒沼 委員 いやいや、だから全てが、その椅子を必要とするかどうかは、申請書と報告書の中で判断すればいいことだと思います。 ◆伊藤 委員 さっきの説明の中で、20万円を上限として自由に考えていいですよという話をしていたけど、それはどこに出ているの。 ◆黒沼 委員 補助金額、下から3段目に入っています。 ◆伊藤 委員 これを読むと20万円は上限ではなくて下限なのだよ。下限20万円以上100万円を限度としますと書いてあるものを、さっきの提案者の説明は20万円を上限とする説明になっていたので、全然理解していないのではないかという。 ◆黒沼 委員 私はそう言いましたか。 ◆伊藤 委員 今だって、そう確認したから言っているのだよ。 ◆黒沼 委員 もし、そう言ったらごめんなさい。このとおり20万円以上です。 ◆伊藤 委員 では、さっきの話は何だったのだよ。 ◆黒沼 委員 そう言ったかな。 ◆伊藤 委員 議事録を見てみなよ。 ◆黒沼 委員 では、ちょっと訂正しておきます。 ◆伊藤 委員 だめだよ、もう。 ◆黒沼 委員 いや、訂正はいいですよ。 ◆田村 委員 出されている議案の対象業種の中で、風営法第2条第1項第1号から第8号の営業のうちと、ここではそうなっているのですけど、参考にされた高崎市のほうでは、風営法第2条第1項第1号から第5号になっているのです。この大田区で提案されている中で、第6号、7号、8号が追加になっているのですけど、これはどう解釈する、どのような。大田区にある特別な店舗を対象にしているとか、何かあるのですか。 ◆黒沼 委員 どこですか。 ◆田村 委員 対象業種のところ。風営法第2条第1項第1号から第8号と書いてあるのですが、御党が参考にされた高崎市のほうでは、この風営法第2条第1項第1号から第5号となっているのです。6、7、8と追加になっている。これはどういったことなのか。 ◆黒沼 委員 これはこの前調べたのですが、高崎市でつくったときから風営法が変わっておりまして、入れさせていただきました。 ◆田村 委員 改正されたと。 ◆黒沼 委員 はい。 ○大橋 委員長 質疑は以上でよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○大橋 委員長 それでは、本日は継続とし、討論・採決は明日に行います。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  外郭団体経営状況報告大森西地区公共施設再編計画について及び大田区積立基金条例の一部改正についてを除く、本日報告分所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。  それでは、簡潔にお願いいたします。 ◎近藤 地域力推進課長 私からは2件、資料番号1番と2番につきまして、ご説明させていただきます。  資料番号1番、平成30年度 地域力推進部管理職名簿でございます。常時出席者は地域力推進部長、地域力推進課長、特別出張所長の幹事所長の1名の3名でございます。詳細は、資料をご覧いただければと存じます。  次に、資料番号2番、大田区休養村とうぶの指定管理者の選定についてでございます。  指定管理者の選定でございますが、休養村とうぶは、今年度末の平成31年3月31日をもって指定期間満了となるため、選定を行うものでございます。選定は、公募によるプロポーザル方式により選定委員会を設け、行います。  指定期間は、平成31年4月1日からの5年間でございます。  指定管理者の選定委員は、地域力推進部長委員長に6名で選定を行います。  また、応募団体の経営状況を評価するため、財務諸表の分析を公認会計士に依頼します。  今後の主な手続日程でございますが、今月21日に募集要項の発表、7月18日に現地での説明会を行い、応募受付は8月20日から24日に行う予定でございます。2回の選定委員会を開催し、第4回定例会において議案を上程し、区議会のご判断をいただきたいと考えております。 ◎荒浪 蒲田西特別出張所長 私からは、(仮称)新蒲田一丁目複合施設の基本設計につきまして、資料番号4番の資料に基づき、ご説明いたします。  (仮称)新蒲田一丁目複合施設の整備につきましては、これまで区の関係部署が連携し、検討を進めてまいりました。昨年5月に基本計画の概要を本常任委員会でご報告させていただいた後、昨年6月に住民説明会を2回開催し、整備方針等について、説明を行っております。  本施設は、旧大田区民センターの改築にあたり、世代や生活環境に応じて、健やかに安心していきいきと暮らせるまちを実現する地域拠点の形成を目指し、整備するものでございます。交通利便性の高さを生かし、区民生活の利便性の向上、地域住民の交流の活性化、区民サービス、福祉サービスの充実を実現するための拠点としてまいります。  それでは、資料にそってご説明いたします。まず、基本的な考え方ですが、本施設については旧大田区民センター解体跡地において、「(仮称)新蒲田一丁目複合施設基本設計」に基づき、乳幼児から高齢者まで様々な世代が利用しやすく、健やかにいきいきと活動できる地域拠点施設として整備してまいります。  コンセプトは三つでございます。一つ目、子どもの拠点として、子どもの生活環境の向上。  二つ目、地域力の拠点として、地域活性化につながる地域活動の場の充実。  三つ目、高齢者の拠点として、切れ目のない支援を行う高齢者施設の充実。  以上をもとに基本設計を行いました。  続きまして、複合施設の機能ですが、資料右側をご覧ください。本施設は七つの機能を有しております。下にお示ししました断面図とともにご覧ください。  地下階からご説明させていただきます。地下階には、文化活動支援施設を配置し、地域団体の文化活動の発表や講演会、イベント等、多目的な活用を可能とします。  1階及び2階の一部には保育園を配置します。また、1階に子育て支援スペースを配置し、乳幼児及びその保護者の交流の場や子育ての相談、情報提供、助言等の援助を行います。  2階には、区民活動施設を配置し、学習・趣味等多様なニーズに対応できる集会室等を設けます。  3階には、地域包括支援センター高齢者利用施設を配置し、高齢者等に対する相談機能、元気維持・介護予防事業を一体的に運営し、切れ目のない支援を提供する地域包括ケアの拠点とします。  4階には、中高生ひろばを配置し、中高生の活動・交流・相談支援を行います。
     資料2枚目をご覧ください。階層別のゾーニング案になります。地下階は、先ほども申しましたとおり、文化活動支援施設となります。多目的室内は一部可動式の椅子の導入を予定しており、座席を配置することで講演会などの開催、また座席を配置しないで各種イベントなどの開催が可能です。多目的室(小)は、サークル活動、ダンスなどの利用を想定しております。控室はイベント出演者などが利用する想定で、3室設けております。  1階と2階の一部には保育園を配置し、1階には0歳から2歳児の乳児保育室、2階に3歳から5歳の幼児保育室を設けます。1階には子育て支援スペースを配置しました。2階には区民活動施設を配置し、サークル活動、会議など多目的に利用可能な集会室を4室設けます。そのほか、調理講習室、美術室、バンド演奏などに利用可能な音楽スタジオを2室設けております。  資料3枚目をご覧ください。3階には、地域包括支援センター高齢者利用施設を配置し、福祉の専門職が高齢者や家族の相談等に応じる相談室、高齢者の元気維持・介護予防の体操や講座を行う活動室を2室設けております。また、高齢者の居場所、憩い・集い・交流の場としてロビーを配置しております。  4階には、中高生ひろばとして中高生の自習や会話、仲間づくり等交流支援に利用する談話室。中高生向け各種講座等を実施する講座室。中高生の相談にも対応できる事務室を設けております。  なお、お示ししましたゾーニング案につきましては、今後、実施設計の詳細な検討に伴い、変更する場合がございます。  続きまして、スケジュールでございます。現時点での予定はお示ししているとおりでございます。今年度、旧大田区民センターの解体工事に着手し、次年度、(仮称)新蒲田一丁目複合施設の改築工事に着手します。本施設の運営開始は、平成33年度を予定しております。なお、本案件の内容につきましては、7月5日、木曜、7月7日、土曜に蒲田西特別出張所において、説明会を行う予定です。  資料の説明は以上となります。最後に、本案件につきましては、健康福祉、こども文教の各委員会におきましても同様に報告させていただいております。 ◎吉川 観光課長 私からは資料4番と5番、両方について説明を申し上げます。  まず資料4番でございます。観光・国際都市部管理職名簿を提出させていただきました。ご覧のとおりの体制で1年間やらせていただければと考えてございます。なお、木田観光・国際都市部長、町田スポーツ・文化担当部長、高野国際都市・多文化共生推進課長、布施文化振興課長と私、観光課長が常時出席をさせていただく予定でございます。よろしくお願いいたします。  続いて、資料5番について、ご説明を申し上げたいと思います。「江戸無血開城150年」大田区企画事業についてでございます。  まず1の背景ですが、平成30年は江戸無血開城150年の節目の年にあたります。NHK大河ドラマでも「西郷どん」を放映いたしまして、幕末、明治維新に注目が集まっておりますので、この機に関係する企画を実施させていただくものでございます。  2の目的につきましては、江戸無血開城の立役者である勝海舟と西郷隆盛と大田区のつながりについて、情報発信をいたしまして、回遊、消費行動につなげたいと考えてございます。  また、来年夏に開館を予定してございます「(仮称)勝海舟記念館」開館に向けた気運醸成につなげていくことを目的といたしまして、表題の企画を実施させていただきます。なお、事業につきましては鹿児島県、東京急行電鉄、品川区等との連携による事業でありまして、幅広い発信効果を見込んでございます。  3の主たる対象者は記載のとおりでございますが、どなたでも参加いただける企画としていきたいと考えてございます。  4、期間及び5、キャンペーン企画内容につきましては、本年8月25日から11月30日の期間におきまして、期間限定のオリジナル丼ぶりを洗足地区及び池上地区の商店街の協力のもと提供いただきまして、同時に勝海舟、西郷隆盛にゆかりのある地をめぐるスタンプラリーも企画してございます。また、期間中ゆかりの地をガイドと一緒にめぐるまち歩きツアーの実施を予定してございます。加えて、秋に予定しているおおた商い観光展におきまして、企画展コーナーを設けまして、パネル展示やオリジナル丼の提供を予定してございます。  6のキャンペーン広報につきましては、区報及び大田区公式観光サイト、特設ホームページのほか、東京急行電鉄が発行している広報誌及び車内広告、ポスターを用いて、広報いただく予定となってございます。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 私からは1件、一般財団法人国際都市おおた協会の移転について、ご報告を申し上げます。資料番号6番をご覧ください。  この一般財団法人国際都市おおた協会でございますが、平成29年、昨年でございますが、12月21日に設立をさせていただき、平成30年4月から大田区役所の9階のほうで事業開始をいたしております。平成30年、来月でございますが、7月、以下のとおり移転をさせていただくため、報告をさせていただくものでございます。  移転日でございますが、平成30年7月4日、水曜日でございます。  移転先でございますが、大森まちづくり推進施設、4階、5階という形でございます。4階は事務室、5階は会議室を予定しております。住所でございますが、山王二丁目3番7号でございます。  この7月4日でございますが、同日に開設する大田区マイナンバーカードセンターと合同で開所式を実施する予定でございます。協会では、その後、開所式終了後、講演会及び交流会を開催する予定でございます。  開所式でございますが、7月4日の水曜日の午後2時から30分程度を予定しております。大森まちづくり推進施設の1階。その後、開所式終了後、大体2時40分ごろから協会の会議室、5階のほうになりますが、こちらのほうで講演会を行う予定でございます。大田区らしい国際都市を目指してというテーマで講演をする予定でございます。  その後、交流会としまして、入新井集会室のLuz大森4階のほうで3時45分ごろから交流会をさせていただくと。参加者につきましては、国際交流団体ですとか、地域の方、あと理事、評議員、来~る大使とか、そういった方々が参加する予定でございます。 ◎布施 文化振興課長 私からは、観光・国際都市部7番、8番の2件をまとめて報告させていただきます。  まず、「夏休み 博物館・記念館クイズラリー」の実施についてでございます。観光・国際都市部、資料7番をご覧願います。  目的につきましては、記載のとおりでございますが、まずは区内の小中学生に区立の博物館、記念館の存在を知ってもらい、実際に尋ねてもらうことで、楽しみながら文化、芸術に触れる機会をつくり、各館の展示を通して大田区の歴史や文化、美術を体験することによって、文化、芸術について学習するきっかけとしていただきたいと考えております。  開催日時は7月21日から8月26日まででございます。こちらの26日につきましては、現在実施しております熊谷恒子記念館と龍子記念館の特別展の期間が8月26日までとなっておりまして、その後、9月7日まで休館の予定でございますので、8月26日にさせていただきました。  開催施設といたしましては、こちらも記載のとおり、郷土博物館ほか6館でございます。  対象者は、区内小・中学生で、小学生につきましては親子での参加とさせていただいております。  広報方法としましては、区内小・中学校、特別出張所、図書館などの区内施設においてのチラシの配布と、区報、ホームページで広報させていただきます。  参加方法でございますが、6館のうち4館をめぐっていただきましたら、まず参加賞を贈呈させていただきます。6館全てをめぐっていただき、クイズに答えていただきましたら景品への応募ができ、抽せんの上、当選者に記念品を発送させていただきます。  記念品につきましては、はねぴょんのクリアファイルやシール。それから、景品につきましては大田区の伝統工芸品や博物館・記念館の販売品等を予定しております。  次に、「洗足池 春宵の響」の実施報告についてでございます。観光・国際都市部、資料8番をご覧願います。  春宵の響につきましては、5月16日の午後6時30分から実施させていただきました。  内容は記載のとおりでございますが、当日は約2,000人の方にご来場いただきました。早い方は2時30分ごろからお集まりいただきまして、開場時間の5時45分にはおよそ350人が並ばれており、椅子席は開場と同時に埋まり、開演時には大勢の立ち見の方々で会場が埋まりました。予定どおり6時30分から演奏が始まり、池月橋と特設舞台で90分間演奏が行われ、多くの皆様に楽しんでいただきました。  今年はピアノを池月橋の上に設置させていただきましたが、こちらも好評でございました。また、リンゴ追分、ハナミズキなど、著名な曲を和楽器により演奏することで、ふだん邦楽になれ親しみのない方々にも十分楽しんでいただけたようでございます。  司会は、日本工学院専門学校の学生と国際交流員のマチルダさんに進行をしていただき、英語の通訳も入れ、外国人の来場者の方にも楽しんでいただきました。  また、(仮称)勝海舟記念館の開館に向け気運醸成を図るため、勝海舟の残した詩に曲をつけて謡を披露させていただき、また「海舟だより」を来場者にお配りさせていただきました。  当日は、J:COMとイッツコム、ケーブルテレビしながわの3局が共同で生中継を行い、スマートフォンのアプリでも全国に配信されましたので、会場に来場できなかった方にもお楽しみいただけたのではないかと考えております。 ◎小澤 産業振興課長 産業経済部でございますけれども、今回の報告は4件でございます。そのうち、私のほうからは資料番号2、3、4に従って、ご報告をさせていただきたいと存じます。  初めに、資料番号2番でございます。平成30年度の産業経済部管理職名簿についてでございます。記載のとおりでございますけれども、兼務につきましては産業振興課長、私でございますが、観光・国際都市部副参事を兼務。また、産業交流担当課長の臼井につきましては、連携推進担当課長及び空港まちづくり本部副参事を兼務してございます。なお、産業経済部長及び産業振興課長につきましては、常時出席をさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、資料番号の3番でございます。民事訴訟の提起に係る専決処分の報告についてでございます。こちらにつきましては、表にございますとおり中小企業の融資資金譲受債権支払い滞納者4件及び産業支援施設における原状回復費用にかかる債権1件に関する訴えの提起でございます。  区からは、文書催告、訪問等により返済を求めてまいりましたが、完済の目途が立たないことから、弁護士に債権回収の委任をしたものでございます。なお、本案件につきましては地方自治法の規定に基づきまして、本定例会において報告議案として提出させていただいておるところでございます。よろしくお願いを申し上げます。  続きまして、資料番号の4番でございます。商店街のエリアサポーター事業の実施についてでございます。  目的でございますけれども、まちづくりや商店振興の専門知識、経験を有する専門家を活用することによって、商店街や個店の魅力を引き出し、活性化を実現するものでございます。  事業実施内容でございますけれども、商店街活性化のエリアサポーターが、1点目としましては商店街や個店の課題及びニーズの把握、2点目としては商店街の活性化に向けた個店グループの形成、3点目としては個店グループへの専門家派遣を行ってまいります。  専門家が課題解決に向けたコンサルティング等を行うことで、商店街への活性化の意識の醸成、それから来街者の増加、個店の売上アップを目指して、他の個店グループへの波及効果を生み出し、エリア全体の活性化につなげてまいります。  派遣先につきましては、おおむね3から4商店街を1エリアといたしまして、3エリア程度を設定し、商店街エリアサポーターを派遣してまいります。  エリアサポーターは、豊富な実務経験を有しまして、商店街の活性化、経営者等の育成・支援、地域の諸団体・企業との連携支援に情熱をもって取り組める事業者といたしまして、1事業者1エリアを担当させていただきます。  なお、派遣期間につきましては本年7月から来年の3月までを予定しているところでございます。 ◎臼井 連携推進担当課長 私からは、産業経済部資料5番のほうをご説明させていただきます。  「戦略的産業クラスター形成パイロット事業」の事業プロジェクトの決定について、ご報告をさせていただきます。  こちらの事業でございますけれども、先月もご説明させていただきましたが、目的といたしましては羽田空港跡地第1ゾーンの開発で展開をされます、先端産業分野の動きを区内産業につなぐために、区内企業の皆様に先端分野の経験値や技術、対応力の向上を図っていただく。これによりまして、羽田空港跡地の連携をしっかりして、国内外からの受注の獲得やイノベーションの創出、人材育成、確保などに資することを目的として実施するものでございます。  5月にこの事業プロジェクトの提案、募集を行いまして、資料をご覧のとおり、1番のところにありますとおり23件の応募がございました。これを選定委員の皆様に基準等にそって採点をしていただいた結果、2番にありますとおり、六つのテーマ、こちらのほうを選定させていただきました。  今後につきましてですけれども、最後3番のところでございます。こちらのテーマを応募してきた事業者と、こちらのテーマに取り組みたいという区内企業の皆様が契約等、手続を済ませまして、その後、各プロジェクトの事業のほうが開始されると、このような流れになっております。 ○大橋 委員長 それでは、本日は調査事件を一括して継続とし、質疑は明日行います。  次に、次回の日程について確認をいたします。次回の委員会は、明日、6月19日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いをいたします。  以上で、地域産業委員会を閉会いたします。                午前11時54分閉会...