昨年度、庁内で議論をさせていただきました
MICEを取りまとめまして、区における
取り組みの方向性につきまして、その骨子とともに推進に向けた考え方、
取り組みなどをまとめましたので、本日、説明させていただきます。
まず、
資料右下ご覧ください。
資料右下に、「(参考)
MICEとは」と書かさせていただいてございます。
MICEとは造語でございます。定義は、企業・
産業活動や研究・
学会活動等、一般的な観光とは性格が異なる多くの集客交流が見込める
ビジネスイベントなどの総称を
MICEと呼んでございます。頭文字M・I・C・Eをとって
MICEと呼ばさせていただいてございます。
それでは、
資料左上に1番、推進に向けた考え方を載せてございます。都市に高い
経済波及効果をもたらすなど、都市の
競争力強化に資するこの
MICEの開催を、大田区らしく推進することで、より一層の区の成長・飛躍につなげてまいります。そのため、今般、国、都の動向、区の動向、私ども調査しましたその結果などを踏まえ、
MICE推進の
取り組みの方向性として、大田区らしい
MICEの確立に向けて、当面の
取り組みの
方向性等を取りまとめさせていただいてございます。
2番でございます。2、取組の方向性の骨子ですが、目標として大田区が向かうべき
MICEを大田区らしい
MICEといたしまして、その方向性を大田区の最大の強みでございます羽田空港を起点に、世界と日本をつなぐ
MICEとしてございます。地場・地域への還元・経済波及などを生み出しながら、大田区らしい
MICE、ひいては
MICE開催都市大田区の存在感の確立を目指してまいります。
総じて真ん中でございますけども、持続的な
MICE誘致への
取り組みを図りながら、現状、そして抱える課題を解決し、
推進体制として
産学公民での
推進体制の整備、強みとして、区の強みの強化、資源の最適化による有効活用を
受入環境として、関係者と連携した
受入環境の整備をさせていただく。
誘致活動として、重点分野の設定による
誘致活動への取り掛りを掲げておりまして、それぞれ取り組む内容に言及してございます。
右側でございます。3、特に留意すべき取組でございます。
MICE施策は、広く関係者が
当事者意識を持つことが必要になってございます。課題に取り組むために前進させていただくものでございます。先ほど申し上げました
取組内容のうち、関係各部など関係者の方々に特に留意いただきたい事柄を2点掲載してございます。いろんな関係者のご協力を得ないと、この
MICEは進まない状況でございます。新たな体制や既存の枠組みの再構築にもつながるこの
取組内容は、関係者の方々のお知恵の拝借、
施策推進へのご協力など、
オール大田での取り掛りが欠かせないと考えてございます。
4でございます、今後の取組み。
MICE施策を前進させるべく、本年度、観光課において予算をいただいてございます。各
取り組みを紹介させていただきます。
産学公民での
推進体制を図るべく大田区
MICE推進会議を、
誘致活動の一環といたしまして
支援助成制度の
モデル実施を。知見、専門性などを獲得すべく、
MICE勉強会人材育成講座を。また、商談会の参加として
IME出展を予定してございます。
MICE推進につきましては、全庁的、全区的な
取り組みが必要でございます。ようやく一歩踏み出したところでございますが、区の成長、飛躍につながる
MICE施策の推進におきましては、今後ともご助言、ご指導を賜りますようお願いいたします。
◎鈴木
スポーツ推進課長 私からは、観光・
国際都市部資料65番でございます。「朝
活スポーツ事業」の実施について、報告をさせていただきます。
こちらは、今年度からの
新規事業でございます。まず、背景・目的につきまして資料の1をご覧ください。平成29年度の大田区政に関する世論調査におきまして、週に1回以上運動・
スポーツ活動を実施している割合、いわゆる
スポーツ実施率は41.1%でございました。
スポーツ推進計画では65%を目標に掲げておりまして、依然として乖離がございます。また、28年度に実施をしました
スポーツニーズ調査では、
スポーツを実施する上での阻害要因の1位に、「時間の不足」があがってございます。
以上の現状を踏まえまして、これまで
スポーツに充てていなかった早朝の時間帯を活用して、
スポーツに親しんでいただく機会を創出することを狙いとしてございます。
なお、今年度は、
試行実施と位置づけております。したがいまして、実施の時間帯や場所、種目などを変えましたり、参加者にアンケートをとるなどをして、より効果的な
実施方法について検証してまいりたいと考えてございます。
事業の概要でございます。資料2でございます。日程は、日の出の時間が比較的早い5月から10月までで、月に2回、全12回の実施を予定してございます。(2)以降は、日程が確定しております5月から7月までのものでございます。時間は、午前7時からの45分間、場所は、
田園調布親睦会館と、
田園調布せせらぎ公園としてございます。1日の始まりにストレッチや
体幹トレーニングを実施して、その日一日を気持ちよく過ごせることを体感していただきたいと考えてございます。
事業の企画・運営につきましては、
総合型地域スポーツクラブの一つでございます
田園調布グリーンコミュニティに任せることとしておりまして、本事業を通じまして、企画力、
指導力向上に資するものとしまして、
地域スポーツクラブの質の向上にもつなげていきたいと考えてございます。
8月以降の実施につきましては、時間帯や種目を変えて実施しまして、効果検証を行った上で、次年度以降の
事業展開に反映してまいりたいと考えてございます。
◎千葉
東京オリンピック・
パラリンピック推進担当課長 私からは、
資料番号66番についてご説明をさせていただきます。
ブラジルハンドボールチームの合宿についてでございます。
これまでも進捗等については、お伝えをさせていただいておりましたけれども、2020年の
事前キャンプに先立ちまして、今年度、ブラジルの
男子ハンドボールチームが日本の夏の気候を体験し、また、施設の
利用状況等を確認するために、
大森スポーツセンターで合宿を行うこととなりました。滞在中には
親善試合を行うほか、区民と選手との交流等を通じて、大会に向けた気運を高め、区民の国際性を育む
取り組みとして進めてまいりたいと考えております。
1のスケジュールでございます。こちらは予定とさせていただいておりますけれども、大分、内容が詰まってきてはおりますけれども、まだまだ確定していないという状況がございますので、今回、予定ということで報告をさせていただきます。
来日が6月27日。28日には区役所の
表敬訪問等を予定しており、29日、30日には、
日本代表チームと
親善試合を予定しており、その試合の終わった後には、区内の中学校・高校の
ハンドボールの部活動をやっている
お子さんたちに、
競技者講習ということで選手から指導をいただくようなプログラムを考えております。また、3日には、学校訪問ということで、こちらも、現在、3校程度を想定して学校と調整を進めさせていただいておりますけれども、こういった予定をしているところでございます。
2の区民周知でございます。こちらは6月1日の区報で、区民に向けてお知らせをさせていただきます。この
親善試合については、区民の皆さんにも観戦していただくような形をとりたいと思っておりますので、そういった申し込み等ついても、6月1日号の区報でご案内をさせていただければと思っております。また、チラシも作成をいたしまして、
特別出張所や
スポーツ施設等で配布をしていきたいと考えております。
また、先ほど申し上げましたように、
ハンドボール部がある中学校、高校につきましても、これからこの講習会の参加に向けて調整を進めていきたいと考えてございます。
○勝亦 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
初めに、
資料番号63番で、いかがでしょうか。
◆黒沼 委員 この古街道ですが、点線をずっと追っていきますと、
日の出銀座商店街、
六郷神社のほうから行って、環8を通って京急下から左に曲がって、それで第一
京浜国道に入ってずっと点線ということなのですけれども、この
六郷神社のところ、今説明したとおりだとすると、この
日の出銀座を含めて、全てこれが古街道だということをもう一度ちょっと確認です。
◎吉川
観光課長 説明が不足していた部分はあるかと思います。古街道は、この六郷橋から
六郷神社に向けて古街道ではなかったのかという確認をさせていただいてございます。その先は途切れていてわからなかったようでございます。ただ、3月10日当日は、この点線の道を通っていただいたという、点線は、そのルートを示してございます。
◆黒沼 委員 今後の計画では、引き続き追跡して、何とか発見しようという熱い思いはあるか、これで終わりかというのはどうなのですか。
◎吉川
観光課長 せっかく調べさせていただいております。六郷地区の文献などを参考にさせていただいておりますので、現在の調査はここで一旦終わっておりますけれども、
東海道ウォークラリーは非常に人気がございますので、それにかけながら、引き続き、委託先である
観光協会などと連携して、調査をさせていただければと考えてございます。
◆黒沼 委員 一つだけ確認。この第一
京浜国道というのは、とりあえず、本来の東海道とほぼ同じと見ていいのでしたかね。
◎吉川
観光課長 私のほうで手元に資料がないのですが、東海道がそのまま国道15号線に重なっているのかというのは、私が見た範囲では、見つけられなかったのですけれども、その辺は確認をさせていただければと思います。
◆黒沼 委員 蒲田で見ると、
梅屋敷公園と、それから大森西の
鶴渡公園と、東海道で昔は
梅屋敷公園で一休みしながら、
鶴渡公園に鶴が渡ってきたのを見たり、梅を見たり、梅の薬としてこの地域であったそうですが、それが一旦途絶えて、その発展が永谷園に引き継がれたということまでは、薄々勉強させてもらったのですけれども、やはり観光をもっと目立たせるためには、何かこう、光をもっと当てるところに、やはり東海道というのは一つの大きな、大田区と川崎との関係だと思いますので、せっかくこの古街道だということが一旦わかったということであれば、今年の1年、大きな発見としてさらに頑張ってもらいたいなということでは、以上、希望だけ述べておきます。
◆秋成 委員 地元も一緒、商店街も一緒の
黒沼委員から
日の出商店街という名前が出ましたので。私、当日、この場にいさせていただきました。地域の方にこのことをちょっと話したところ、やはり、いや、議員知らなかったのかというぐらいに、もう周りはみんな知っているのだという形では話があったのですが、今、課長のほうから
観光協会とも連携をというお話があったのですけれども、例えば、どういう段階で、こういうのは確定となるのですか。
◎吉川
観光課長 実は、古街道が旧東海道であったのかという調査をしていただいたのですが、
郷土博物館の協力を得て文献の調査をしていただきましたけれども、それが一致するものが何もなかった状況でございます。ただ、地域の古老から旧東海道ではなかったのかという話もあったようなので、古街道はここであったのではないかというのを300メートル、この地図上に記載させていただきました。まだまだ、その地域の中にはこういうものを、昔のことをご存じの方もいるかと思いますので、いろいろな機関を通じながら、昔の話を聞いて、それが観光につながるような
ポイントであれば、生かしていきたいなと考えてございます。
◆秋成 委員 わかりました。やはり、揚げパンが大田区発祥かどうかというときも、何か、ちょうどNHKが特集をしてくださって、その前に松原区長も、いろいろな機会を通して発信していただいて、これも
日の出商店街の、ここにも載っているミモレットが、この揚げパンをつくって始められたというところで、その後、NHKが特集を組んでくださって、そこでもう確定。では、大田区は揚げパンで行こうとなったのですけれども、何かそういったいいきっかけがまたあるといいのかなと思いますし、また、そういった何か調査についても、ぜひまた引き継ぎをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。これは要望です。
◆山崎 委員 すみません。古街道、うちから目の前なので。いや、すごくこの六郷の地域で、結構地域の歴史について詳しく調べられて、まとめられていた皆さんもいらっしゃいまして、いろいろなまた、そういったまとめたものもご覧になっているのか、なっていないのかわかりませんけれども。一つだけ申し上げたいのは、地域の歴史をそういって詳しく知っていたり、調査をした方も、なかなか皆さん、高齢でいらっしゃるものですから、こういったことは、なるべく
早目早目に進めていただきたいなと思っています。
質問なのですけれども、結構東海道は、民間のツアーが年にかなり数をやっているのですけれども、そういったところとの連動というのを、
観光協会としてどのように考えているのかだけお聞かせください。
◎吉川
観光課長 私
ども品川と組んで、このルートの開発など、または皆さんに
スタンプラリーをしていただいていますけれども、こういう催しが地域の
商店街等の活性化につながったらいいなと思っております。そして、区民の皆さんが自主的にこういうものを企画する、または、これが営業となるということで、
旅行会社等がこういう企画をしていただければと。私ども、必要に応じてそういう会社等に売り込みをさせていただければと考えてございます。
◆山崎 委員 もう既に
旅行会社は各社、もう、毎年のようにたくさんやっていらっしゃるので、ぜひその辺の売り込みといいますか、連動というものを、こちら側からやはり積極的に働きかけて、当然ツアーのほうは、京都までの中で企画を立てているケースが多いのですけれども、ぜひうまくその辺をやっていただいて、地元を盛り上げていただければと思います。
◆菅谷 委員 私もちょっと、地元の人から聞かれたもので。この間の報告では、701名、
浮世絵スタンプラリーでは、おたのしみ
ウォークは280名ということでご報告があったのですけれども、なかなかやはり全部歩かなくてはいけないのかという質問を受けたのですけれども、そんなことはあるのでしょうか、これ。途中で参加とか、そういうのは可能なのかどうかと聞かれたのですけれども。
◎吉川
観光課長 3月1日から21日まで行わせていただいた
東海道浮世絵スタンプラリーは、無理をせず、歩けるところは歩いて
スタンプを集めていただければいいと思います。五つの
スタンプ場所がございますけれども、完走いただいた方には粗品を差し上げておりますが、自分の歩ける範囲、興味のあるところを歩いていただければ、もちろんこの事業の目的に沿っているかなと考えてございます。
◆菅谷 委員 わかりました。よりそういったことが、もっと区民の方に知らせると、魅力のまちを発見できるかなと思いますので、広報のほうもよろしくお願いします。
◆黒沼 委員
六郷神社なのですけれども、普通、いろいろな歴史がわかる場合に、神社って結構資料を持っていらっしゃるのではないかなと思って、
伊佐治委員や
山崎委員などの知っている人がいらっしゃる前で失礼なのですが、この
六郷神社の協力を得ると、結構、蔵の中に何かないのかなという気がするのですけれども、特に、
六郷神社の家紋と葵の御紋、あれは珍しい神社、二つ並んでいるではないですか。そういう協力を得たかどうかというのはどうでしょうか。
◎吉川
観光課長 当日は、
六郷神社に寄らせていただいて、シルバーのガイドの方から説明をしていただいておりますので、何らかのご協力は得ているかと思いますが、委員おっしゃるように、その蔵の中にとか、眠っている宝がどういうものなのか、それまでご協力いただいているかどうかは、申しわけございません、把握してございません。
◆黒沼 委員 学芸員の力もかりたりして、大田区の総力を挙げて、勝海舟も非常にいいのですけれども、いずれのところでも、発掘は最大限にしていただきたいと要望しておきます。
○勝亦 委員長 では、続いて、
資料番号64番で質疑をお願いします。
◆岡 委員 ここで、資料64、タイトルが、大田区における今後の
MICE推進で、大田区らしい
MICEの確立ということで、何か「らしい」という言葉はすごいぼやかしたイメージしか、私はイメージができないのだけれども。この1年、この委員会に出ましたけれども、
MICEという言葉、各委員からも結構お話もあったのかなと思っている。
大田区らしい
MICEという言葉は、今回初めて出てきたのですか。それとも、いろいろ練り上げた結果、大田区らしい
MICEという言葉で行こうねという話になっていましたか。いかがですか。
◎吉川
観光課長 委員ご指摘の「らしい」がつく部分でございますけれども、今年度30年度に、私ども予算をいただきまして、
MICE推進会議を開催させていただく予定でございます。区の中で
学識経験者、または知識のある方に、大田区が求める、大田区が進むべき
MICEについて、ご検討いただこうかと考えてございます。
取り組みの方向性といたしましては、大田区の実情に沿った、また、大田区が目指すべき方向性ということで、「らしい」をつけさせていただいてございます。
◆岡 委員 確かに予算概要を見ると、
MICE誘致に向けた
支援モデルということで、東京都を含めて
MICEを頑張ろうねと言っている中で、大田区版かと理解するのですが、「らしい」というぼやかし方は、どうなのかなとしか個人的に感じないということを申し上げたいと思います。大田区の特徴を生かしたということ、大田区の特徴というのは、
MICEという部分においては、そんなの一つしかなくて、あ、羽田空港が近くて交通が便利じゃんという、それは、あえてそのらしさというのを主張しなくても、世界中から
MICE的な誘客をしてくれる方も、近くていいじゃんというのは、別に見ればわかるだけのことだから、何というかな、その強みを表現することに努力しなくもいいのではないかなと感じているところです。
MICEというところでは、東京都が
国際会議、年間330回ぐらいやろうねということもあって、では大田区でも、そういった
国際会議なんか増えたら、増やしたいねということを狙っているのだと思うのですね。大田区において、では、空港の第2ゾーンの新しいホテルであったり、では大田区が持っている
産業振興協会がやっているPiOぐらいが、「Convention」とか「Exhibition/Event」の場所なのかなと思うのですけれども、では、だから例えば、PiOは大田区が仕切れる何かであって、PiOでやっている国内向けの
イベントを減らして、そこを
国際会議、
国際イベントに使ってくださいよということをしたら、あっさりそれで
国際会議が増えるのではないのと思うのですけれども、では、そのPiOでやっている、例えば、ここだったら観光課ですよね。だから、商い(AKINAI)・観光展、ああいったものを国内向けのものをなしにして、その分を、では
国際会議にシフトしていくとか、そういう方向性を決めていくという理解でいいのですかね。
◎吉川
観光課長 先ほど申し上げました大田区らしい
MICEでございますけれども、
MICE推進会議を30年度に立ち上げて、この中で
学識経験者等のお知恵をかりながら、大田区の施設を使いながら、いかに外から誘致をし、経済の活性化につなげるかということを検討させていただければと思っております。
現在、このような方向で行くとかというのは、はっきりしたことを申し上げられなくて大変申しわけないのですが、推進会議で十分ご検討いただいて、大田区の土壌を踏まえた
MICEの推進をさせていただきたいと考えてございます。
◆岡 委員 検討会でもむまでもないのではないかと思うのですけれども。
では、私ども、PiOがまずありますよと。そういった意味でも、本当は観光課であるよりも、産業経済部のほうが本当は仕切りをやらなければいけないのかなと思っていますけれども。あと、羽田空港第2ゾーンのホテル、あそこをまさに
MICEを頑張りますよとうたっているのですが、そことの連携というのは、では、そこの人、運営会社が、では、その検討会議のメンバーに入るのですか。そこを引き込まなかったら、では、
国際会議をやりました、羽田空港の近くにいっぱい人が来ていましたで終わりですからね。そういった意味で、ではその検討会に、ある意味、都が地主としてやっているホテルのオペレーターが入ってくるのかどうか。いや、ぜひ入れるべきではないかと思うのですが、どうなのですかね。
◎吉川
観光課長 ご意見として承りますが、
MICE推進会議の構成員につきましては、これから検討していく段階でございます。推進会議の中身が濃いために、どのような人にご参画いただくのか、十分検討しながら進めたいと考えてございます。
◆岡 委員
MICEというのはMeetingという言葉もあって、Meetingというのは、国際企業が、いわゆる社内、大きな会社のグループ会議みたいなのがMeetingになるのだと思うのですけれども、では、区内で国際企業というのは、実は1社ぐらいしかなくて、キヤノンとかだと思うのですけれども、そういったところも、あそこが区内で社内会議をやっているかどうかと、全くよめませんけれども、そのあたりは、連携とか情報交換はされるのですか。
◎吉川
観光課長 委員がおっしゃっていたように、区内に大企業がございます。そういうところの力をおかりし、またはそういう状況を把握しながら、
MICEの誘致をしたいと思っておりますが、私ども、
国際会議に限らず、国内の企業が国内間で行う会議についても、大田区の施設等を用いながら、十分な招致をしていければいいなと考えてございます。
◆馬橋 委員 私もこの資料を拝見させていただいて、まさに、今、岡委員が言ったように、ちょっとぼやけたなという印象があります。私、この委員会にずっと出させていただいているのですけれども、もともと、アジアヘッドクォーター特区とか、それから国家戦略特区とか、この数年来ずっとやっていて、「おおた未来プラン10年」の後期でも、26年からずっと
MICEの推進というのは継続、継続で出ているのですよね。平成30年度になって、また、何か1からやり直しの感じがすごい出てきている気がするのですね。それでこれ、今、岡委員が言ったように、
MICEは一つの定義なのですけれども、これを大田区らしいと言ってしまうと、もはや
MICEの意味がないというか、つまり大田区が独自で何かやっていくことにしますみたいなふうに見えるのですよね。
一つちょっと具体的なところで聞きたいのが、IMEの出展とかは、これまでもやってきていると思うのですけれども、この今後の取組み(予定)のところで、新しいものが何かあるのかどうかというところ。推進会議に関しては、これは、この間、5年間ぐらいずっと検討継続になっていたので、ようやくという感じはするのですけれども、それ以外に具体的な何か動きがあるのかというのが一つと、あと、これまで、タイとかから視察団が来たり、訪日の、何だろう、何かビジネスだったと思うのですけれども、来ていたのを、ひとつ報告で受けていたのですけれども、そういったところからの具体的な、例えば大田区にこれが足りないねとか、大田区としては、こうやってほしいよとか、そういう今までの活動を通して、この
MICEが大田区にとって、どういう課題なのかというのは、どこまで検証が進んでいるのですか。
◎吉川
観光課長 新しい
取り組みとしまして、平成30年度に、
MICEの勉強会、人材育成講座ということで、とりあえず勉強会を
MICEのほうで有力な情報を得ている方、また、第一線で活躍いただいている方を講師に招きながら、勉強会を開きたいなと考えてございます。
2点目、これまで諸外国の方が、私どもの会議室などを使いながら会議を行ったということも聞いてございます。ただ、その時点におきましては、会議室使用の部分と、それを経済の波及、活性化につながるというものは、なかなか連動していない状況だったと聞いてございます。この
MICE、大田区らしい
MICEを推進する、推進会議において検討すると、その方向性の中で、どのような連動をしていけばいいのかというのを十分に検討させていただければと考えてございます。
◆馬橋 委員 今後、だから具体的に、今年これをやりますというのがまだ何も見えてこないので、ぼやけているような印象を受けるのですけれども、単純に、観光業界で言うと、もう、これは参考に
MICEとはと書いていただいているのですけれども、本当に20年ぐらい前からずっと
MICE、
MICEと言われていて、もう、市民権は大分得ているような気はするのですよね。その中で、大田区として
MICEを本当に取り組んでいくのなら、もう箱と材料をつくってとにかく売り込むという、もうこれしかないと思うのですけれども、これから、それを検討する会議を立ち上げていただくということで、ちょっと牛歩な感じはするのですが、今おっしゃっていただいたように、とにかくこれは、大田区は箱がないではないですか。PiOもそうですけれども、なかなかとれないし、アプリコもそうですけれども、そういうところからまずやっていかなければいけないと思うのですが、これは、イニシアチブをとるのは観光課というか、観光・国際都市部が、例えばそういう案件が入ってきたりとか、営業して、例えば可能性が出たときは、ここがイニシアチブをとって、例えば産業振興課と話をして、全部の組織を動かすとか、そういう形になっていくのですか。それとも、何かもう、各部ごとにばらばらにやるのですか。
◎吉川
観光課長 20年前から
MICEが動いているということで、先進都市につきましては、もうとっくの昔に
MICEの誘致をしてございます。私ども大田区は、歩みがのろいとおっしゃっておりますけれども、非常に慎重に既存の施設を使いながら、
MICE、会議体の誘致ができないかと、その検討をさせていただければと考えてございます。
また、庁内の連携でございますが、委員おっしゃるように、非常に、私どもの部だけではできない部分があります。産業経済部とか他の部と十分に連携しながら、どこの部がどのような役割を担っていくのかというのは今後の検討課題だと捉えておりますので、十分な検討をしていきたいなと考えてございます。
◆馬橋 委員 あまりちくちく言ってもあれなのですが、歩みが遅いというか、慎重にやっていただくことはもちろん大事なのですけれども、この間、だから
MICEだけではなくて総合的に東京都と連携をして、例えば、アジアヘッドクォーター特区で、ここにも書いてありますけれども、ビジネスしやすい都市とするとか、そういうことを大田区だけではできないから大きくやろうといったものが、何かここに来て、また大田区らしい
MICEみたいな何か小さくなっていて、ほかを全然巻き込んでいなかったのかなという印象を受けるのですよね。
MICEは、やはり小さなもので単価が高いものから、大きくても、例えば何万人とかというものが来るところもあるのですけれども、そういうものを、大田区として何をどこにターゲットを置いてとっていくのかというところも見えないし、それをどこに入れるかも見えないし、誰がやるのかもわからないし、いつ動くのかもわからないという、そこで大田区らしいと書いてあっても、ちょっとこれはどうやっていくのかなというのがすごくわかりづらいかなと思います。感想です。
◆渡司 委員 川を渡った川崎のほうでも、いろいろ
MICEに関して新しい計画とかが立ち上がっていて、産業道路から海側に関して大規模な再開発が予定されていて、向こうは結構土地がどかんどかんと大きいものがある中で、殿町の橋がかかれば、空港が近いけど会議は川崎でとか、やはり競合せざるを得ない部分が出てくると思うのですけれども、大田区らしいというからには、相対的にどこと比べてという相手方があるような気がして、川崎とか品川とか近隣の動向をよく見ていただいて、では、大田区ではどういうところを狙っていくのかと考えていただきたいと思うのですが、川崎とかに関しては、どういう考えをお持ちなのでしょうか。
◎吉川
観光課長 川崎をはじめ、政令指定都市が大規模な
MICEを始めているという状況は、曖昧ではありますけれども情報は得ております。委員おっしゃるとおり、川崎は、多摩川沿いに研究施設、大規模会議体というものを非常に早くから誘致しているようでございます。私ども大田区が今後進める
MICEは、既存施設または今後、発展していく中でどういう施設が必要なのかを十分考えながら、検討しながら、進めたいと思います。競争相手がどこだというのは、現在のところ考えてございませんけれども、財政規模や現在の基盤の関係、そして、大田区の産業育成にはどのようなものが必要なのかという、総合的に検討させていただければと考えてございます。
◆渡司 委員 そうですね。ぜひ、向こうでできないことをこちらでできればいいなと感じていますので、よろしくお願いいたします。
◆黒沼 委員 一番右下の
MICEとはというところで見ると、このMeetingにしても、Incentiveにしても、Conventionにしても、Exhibitionにしても、このサンプルと書かれている小さな字は、もう国際的なものが全部載っているわけです。
東京都の右上の東京都
MICE誘致戦略の策定を、昨日、時間のある限り勉強させてもらったのですが、本当に行政がこれに携わるべきことなのかな。これを見ると、全部民間なのですよ。民間が独自にやってもいいのではないかと思うぐらいで、では、行政がなぜかかわるかというと、東京都のを見ると三つありました。
MICE誘致を促進する意義として、一つは、
経済波及効果、二つ目は、産業力の強化、三つ目、都市のプレゼンス向上。これで行くと、もし羽田空港の跡地を見ると、第1ゾーンに今の計画で進めているわけですけれども、第2ゾーンが今、結構具体化になっていて、ホテル四つ、それからレジャー施設があって、ホテルが約1,700ぐらいかな、部屋数がね。でも、東京都の例を見ると、幕張メッセは入っていないのですが、2011年9月から2021年10月まで、10回の
国際会議の主な誘致実績しかないのですよ。
ビッグサイトと国際フォーラムと、グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールというのを使っているのがあって、一番大きいのは国際フォーラムの2万人、第34回国際眼科学会というのが使っていました。あとは普通になってくると、2014年ごろに国際電気標準会議年次総会(IEC)が約2,600人、2016年2月には、アジア太平洋肝臓病学会が4,500人、これはパミールですね。こういう3,000人、6,000人、4,500人で10回なのですよ。これで行くと、もし大田区がここに参入しようと思ったときに、ここの
MICEの歴史が書かれているビジネスに関連して開催する各種
イベントの総称であり、一説によれば、1990年代の初頭にシンガポールやオーストラリアで使われ始めたとされる。現在、アジア諸国地域でよく使われているが、欧米諸国等では、ビジネス2.5や
ビジネスイベントと称する場合も多い。本戦略においては、
国際会議で代表されるこれらをビジネス目的とする
イベントの総称として
MICEという用語を使用するということで、このもとで大田区のを出されていると思うのですけれども。そうすると、東京都の実績も含めて、今から参入しても立ちおくれていて、本当に入っていって打ち勝てるかなというのが一つあって、今さらという気がするのが一つです。民間に任せていてもいいのではないかと思いますね。
もう一つは、第2ゾーンのホテルを見ると、たとえ呼んできて第1ゾーンでMのMeeting、いろいろやったにしても、そこでホテルで第2ゾーン、みんな泊まってしまえば、海老取川からこっちに来なくなってしまう。そうすると、大田区にはお金がおりるのか。
経済波及効果ね。いろいろ、東西線の
経済波及効果とか、空港の
経済波及効果1回出しました。これはやはり、やったほうがいいのではないかな。
経済波及効果が本当にあるかどうかね。誤差はいっぱいあることは知っているのですが、だけど、それをやらないと本当にスタートして、この
経済波及効果がなければ、行政の、いわゆる大田区に豊かさがなければ意味がないというのが一つです。
産業はどうかということでいくと、産業力の強化でいけば、鹿島とトヨタですから、しかも、AIを利用した無人自動車のことからやろうとしている中身に、大田区の企業はどれぐらい参入できますかと聞いても、まだ返事ができない状況ですので、本当に三千数百の企業の何割がそこに利益をこうむって生き延びていかれるのかというと未知数。そこにすると、産業関係でもなかなか出てこない。都市のポリデンス向上でいっても、今、観光と
MICEは全く違うということがわかるのですが、逆に言うと、観光資源よりも
MICEのほうがまだいい、よかったのかなと思いながらも、しかし、その
MICEでいけば、国際的にはもう立ちおくれてしまっていると。そうすると、課長の説明した国内の招致しかないのではないか。
イベント合戦でどうなるかというとね。小さな行事ですよ。1,000名か2,000名か、5,000名ぐらいあるかもしれないけれども。そうなってくると、この説明の1枚の紙に方向性の骨子、大田区が向かう
MICE、そして、現状、課題、取組の方向性、
受入環境、
誘致活動とは書いてあるのですが、何一つ保証が見えてこない、今のところね。
東京都のを見ると、最後に聞きたいのですが、ここに書いてある4の今後の取組みの①大田区
MICE推進会議のところに、2段目ですけれども民間事業者と入っているのですが、東京都は、コンベンションビューローが非常に大事だと書いてありますよ。ビューロー。それから、ミーティングに関しては、ミーティングのプランナーが必要だと。そうすると、これで見ると、その専門家がここに書かれていないので、この推進会議とモデル事業の見方に、東京都のやっているコンベンションビューローが連携しなければ成功しないと書かれています。だから、ミーティングも、プランナーの連携が必要だと書かれています。ここら辺のところが具体化してくるのは、果てしなく遠い気がするわけですよ。もっと勉強しなくてはいけないのではないかなと思うときに、この紙そのものをもっと豊かにしてもらいたいと思うのですけれども。
いろいろしゃべってしまいましたが、よろしくお願いします。
○勝亦 委員長 何が聞きたいのですか。
◆黒沼 委員 幾つもあって。
まず、大田区が何をやるのかということ。やるからには経済波及もなければいけないのに、その保証もなくて、やめたほうがいいのではないかと。
もう一つは、
国際会議のミーティングがそれはあるのかどうかと。あるのかどうか。なければここら辺に頑張るのだったら、規模はどうか。三段論法です。
◎吉川
観光課長 様々なご意見をいただきました。
経済波及効果とか、大田区が進める、今後目指す
MICEの規模によっても変わってくるかと思いますが、人が会議をし、泊まって食事をすると。そうすると、近隣に随分な
経済波及効果があるかと思います。
経済波及効果の額によって、波及効果があるとかないとかという議論ではないかと思います。
地域の方が、外国の方、または日本の方がそこで会議をやると言って、その会議をやった方によって経済への波及効果が生まれれば、一つの目的は達したのかと思います。
また、東京都が目指す
MICEの規模と、大田区の
MICEの規模が一緒なのかどうか、一緒にするべきかどうかというのは、今後の
MICEの推進会議において、大田区が目指すべきレベルについても、十分な検討をさせていただければと考えてございます。
◆黒沼 委員 この委員会だったか、私は両方、地域産業も入っているのですが、1回、京都の
MICEを見てきました。それから北九州市でも
MICEを見てきました。それから神戸にも行ってきて、見てきました。いずれの三つも、京都は結構成功しているように思ったのですけれども、そこに大田区がこの
MICEの事業をやっていこうと思うと、東京都はわかりませんけれども、どこを相手にするのかなということで、多分、国際的には無理だろうなと。シンガポールに勝てるか、それから、東南アジアに勝てるかと思うと、では、やはり国内でどうかとなってしまうのですよ。
もう一つは、そこの第2ゾーンとの関係なのです、地域
経済波及効果。ホテル、第1ゾーンと第2ゾーンで内政的にまとまってしまえば、大田区に来ないではないですか。そうすると、大田区民の税金を使って何なのだとなるわけですよ。そこのところの説明をちゃんとやっていただいた上で、推進していくときに、そのほうにプロがいるかと思うと、この二つのプランナーと、それから、
オリンピックなんかにもこういう人たちがいるそうですけれども、ここら辺の経験豊かで、そして、こうした例で知恵ももらって、でないと比べ物にはならないのだけれども、大森のところのLuz、これがJ-REITで大失敗したと思っているのですが、これ、イトウさんも認めているようですからね。
では、あのとき、J-REITというのを知っている人がいなくて、呼んできたのですよ。で、その力で始めたのですけれども、結局だめではないですか。豊かさという、にぎわいと言えばね。だから、この
MICEを進める上で、本当にその研究もしていくのかというところで、もっともっと始めようとするときに決断をすべきだと思うのですけれども、どうでしょうか。何となく自信を持ってやっているように見えないのですよ。
◎吉川
観光課長 29年度に
取り組みの方向性としてまとめさせていただいたものを本日、この1枚の紙でご提供申し上げております。この方向性を、なお一層実施が確実なものになるように、30年度は推進会議など、また私ども十分勉強をして、今後の問題点なども把握しながら進めさせていただければと思っております。
◆岡 委員
黒沼委員がすごい勉強されているなと思って、私も刺激を受けまして、東京都の
MICE戦略計画というのを、多分ちゃんと読まれたのだと思うのですよ。そこで、
黒沼委員がおっしゃった主要な
MICEの
国際会議が並んでいますので、これはあくまでも主要なのを10個ぐらい並べただけであって、10個しかありませんよの意味ではないのだと、私は思いましたよ。
あと、
MICEというのは何でいいかというと、結局、割とハイエンドのビジネスの、旅行客が来てくれるから、1人当たりの客単価が、お金を落とす単価が高いから、どうせホテルを埋めるのだったら、そうした人に来てもらったほうがいいのではないのと、そこの人たちが、というか旅行の人だったら、同じ
MICEでも、ミッキーマウスのいるテーマパークとか行ってしまって、そこにお金を落としてきてしまう、銀座とか。それはどうせ大田区に落ちないのは一緒ですから、そこはあまり、こだわり過ぎなくてもいいのではないかなと思うのですよ。大田区だからちょっとレベルを落としてやろうというのは、すごい情けない考え方であって、あくまで東京の羽田空港に近い一ゾーンとして、その新しい住友がやるホテルとか、古いPiOとかを含めて、キャパが東京の中であるから、東京の人が売り込むときに大田区も一緒に売ってよというのが本当は正しいのではないのと。だって、アメリカかアラブの人かわからないけれども、大田区で
国際会議をやろうというのは意味がわからないので、それ本当にやめてもらいたいとしか思わないのですけれども、東京で会議をやろうよだったら、ミッキーマウスのいるところもあるからいいねと普通思ってくれる
MICEになると思うので、何というのか、そういった意味で、あくまでも東京都の
MICE戦略と、ある意味、連動してくれていないとちょっと意味ないと思うのですが、そのあたりどうなのですかね。
◎吉川
観光課長 委員のおっしゃるとおり、私ども、「PRIME観光都市・東京」という東京都がつくっているそういうプランに基づいて、いろいろな検討をしてまいりましたけれども、委員おっしゃるとおり、大田区にだけとどまっていただきたいという考え方ではなくて、東京都の中で会議をやる、大田区の中で、例えば一分科会を開いていただく。そこでも十分な
経済波及効果があるかと思います。東京都とどのように連動していくのか、今後、さらに研究させていただければと考えてございます。
◆馬橋 委員 さっきも、ちくちく申し上げてしまったのですけれども、私も現場にいたことがあって、
MICEという、さっきも言ったのですけれども、要は、旅行形態の定義というか、よし、
MICEとりにいこうという人はもういなくて、こういうお客さんの種類がいて、そういうお客さんがこういうところにはまってきて、そういう形態を、では、総称としてわかりやすく
MICEと呼ぼうよみたいな使い方をしていたのですよね。
だから、
MICE、
MICE、
MICEとお題目みたいに言っていても、あまり意味がないと私は思うのと、あと今、岡委員が言ったとおり、今まで、私、さっきの東京都のアジアヘッドクォーター特区とか国家戦略特区構想の中で、この大田区を含めた、羽田空港を含めたこの一帯として、シンガポールとかと闘える地域にしようと進めてきていたものはどこに行ってしまったのかなというのが、この計画を見ると少し残念に思うというのが意見なのですね。
もう一つ言いたいのが、大田区として、では
MICEをどうやってとっていくのかというところで言うと、さっきこれも
黒沼委員が言いましたけれども、大田区がお金を稼ぎたいわけではないではないですか。例えば蒲田なんかは、1日10万人とかでしたか、乗降客数がいる中で、100人のお客さんをとってきましたといって、幾ら落としてくれるのですかの世界になってしまうから、この
MICEの事業というのは、大田区としてとせっかくもし掲げるなら、もともと「おおた未来プラン10年」の前期は、
MICEという言葉が出ていなくて、そこにちょうどはまるようなタイトルで言うと、シティプロモーションとかと書いてあるのですよね。そういう部分の
MICE営業にしていくのだったら、費用対効果という部分はすごくわかりやすいのかなと思うのですけれども、では、1,000人の会議が品川のホテルであって、その分科会100人がPiOでやってくれました。では、その人たちはお昼ご飯を食べてくれました、大成功ですでは、私はちょっと違うと思うのですよね。
そうやって、こういう会議があって、大田区というものが少しずつこうやって世界に売り出していけるのだから、この
MICEをやりましょうだったらまだわかるのですけれども、そこがぼやけてくると、では、10人の何かすごい1人100万円使ってくれる人を連れてきました、よかったですだと、あまりやる意味はないかなと私は思います。一応意見です。
○勝亦 委員長 続いて、
資料番号65番、「朝
活スポーツ事業」の実施について。
◆岡 委員 朝活
スポーツは、やはりラジオ体操とか、もう結構、大田区はいろいろなところが頑張っていて、いろいろな議員の方も行っていて、6時半からの10分間という、ラジオ体操とかいいのではないかなと思うのですよね。アジアでも、ほら太極拳とか、中国はやったりとか。この間、私、タイに遊びに行ったのですけれども、タイの広場みたいなところ、結構、広場、いわゆる外の広場に、電源があって、コンセントがあって、コンセントにつないで、そこでラジカセを置いて、何かタイのダンスとかやっている人がいたりして。だから、別にこれはこれでいいのですけれども、親睦会館でやるのはいいのですけれども、何か公園でラジオ体操をもっとやっている、そういう空気感があってもいいのではないかなと思うのですけれども。東京都知事が、ラジオ体操を頑張ろうねみたいに何かやっているみたいですけれども、別の自治体の話だから別かもしれないのですけれども。ラジオ体操も推進したらいいのではないかと思ったのですけれども、いかがですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 ラジオ体操につきましても、まさに体育協会に加盟しているラジオ体操連盟があります。そことの連携の中で、地域で身近に体を動かせるというところで、普及をしていただいているというところは、もう既にやっているところはございます。
今回のものについては、実際にそういう、既に行われているものに対して、なかなか興味・関心が行かないと。もしくは、なかなかそういうものに出る時間がないという方に対して、また違った、ちょっと角度を変えて提案ができないかというところで、試行として実施をさせていただいているというところでございます。当然、ラジオ体操ということについても、非常に有効な手段だと考えていますし、朝の時間帯を有効に活用するということで、そこに参加していただけるという方が増えていくということも、歓迎すべきことであると考えますけれども、我々として、現状、様々な調査を行った結果、なかなか
スポーツをやる時間がないと認識している方が多くて、朝の時間帯というところをまだまだ有効に活用し切れていないのではないかという考え方があって、では、その時間帯を、何とか地域
スポーツの充実という中で、核となる
総合型地域スポーツクラブというところを核としながら、何かその、朝の時間帯というところを有効に活用できるスキームをつくることができないかなと。それで
スポーツ実施率というものを上げていくような
取り組みにつなげていけないかなというところで、試みとしてやらせていただいたというところでございます。
要するに、今回やらせていただいて、ラジオ体操などの既に行われている事業の動向等も踏まえて、引き続きやっていくべきなのか、やることが、
スポーツ実施率の向上に向けて寄与するのかどうかというところは検証しながら、今後の展開ということを考えていきたいと思っております。
◆岡 委員 ご説明はわかりました。別に、この
田園調布グリーンコミュニティがやるこれを当然やっていただければいいと思うのですよ。別にこれを否定するつもりもさらさらなくて。ただ、これは定員25人、あ、そうか25人しか来ないのか。これ、経費が多分、予算書を見ると24万円ぐらいかかっているという、結構かかるのだなとちょっと思うのですけれども。
それで、ラジオ体操もいろいろあるよという中で、あれは、何だろう、延べというか、割とちょっと大き目な数字で言うと、区民はどれぐらい参加しているのだろう。結局、朝の時間活用といったときに、そんな7時台よりも6時半のほうが、みんな起きれば時間があるねという時間帯でしかないから、本当に早朝はラジオ体操が一番いいような気がするのですが、体協のラジオ体操連盟みたいな人が把握しているラジオ体操をしている人は、何人ぐらいという調査はありましたか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 現在、区民の方々が、どれぐらいラジオ体操をやっているかということについては、数字はちょっと持ち合わせておりませんが、ただ、実際に現状、平成29年度で41.1%の
スポーツ実施率という定量的な数字がある中で、それを少しでも上げていきたい。目標値としている65%まで上げていきたいという中で、ラジオ体操というものについても有効な手段だと思っておりますし、今後も推進していくものだと思いますけれども、いろいろな角度で、いろいろなものを試しながら、1人でも多くの方々が
スポーツに親しむという環境を整備できればと考えておりますので、これにつきましても、一つの手段としてやってみて、それが有効かどうかというところを検討していきたいと思っております。
◆岡 委員 そうなのですよ。やはりラジオ体操は有効だなという気がするので、どうせお金20万円とかかけるなら、ラジオ体操もお金をかけて、ほら、ラジオ体操、いつやるかといったら、子どものころに
スタンプをもらえるからやるではないですか。だから、自己申告型の
スタンプで、年間10回ラジオ体操
ポイントをためたら、何か、はねぴょんキーホルダーをもらえますよとかね。この20万円ぐらいの予算で、結構、ああ、いっぱい
スポーツやった率がつくれるのではないかなと思うので、それは広場でやれば、みんなラジカセ勝手に自分で持っていって、そこのプラグにつないでやればいいじゃんぐらいのことでも、何かすごい、どあどあと数が広がるのではないかなと。だって洗足駅公園とか100人ぐらいいつもいるから、あの大き目の公園だったら、どこも100とかの単位で集まってラジオ体操をやっている、何か太極拳をやる中国、ラジオ体操をやる大田区かみたいな何か、ちょっとおもしろさもあって、ぜひ、そういうのを検討してもらいたいなと思った次第です。
◆秋成 委員 ちょっと関連してなのですが、やはり、ラジオ体操は、私もすごい有効だと思うのですけれども、例えば、そういった調査というのを1回やってみてもいいのかなと思うのですね。夏休みに入ると、各小学校のPTAの方もご協力いただいて、町会と一緒にラジオ体操をやっています。うちの町会はすごく公園は小さいですけれども、小さくても結構、50から70人ぐらいぐわっと集まって、休み中の夏の10日間ぐらいが
スタンプの時期ということで、私もそこしか行かないのですけれども。休みが終わった段階で、それでもやはりやっているのですよね。公園でやっているので、夏休みの時期もかなり多いと思いますし、また、その差もやはりあるのかなとも思うのですね。なので、調査もまたもし何かできる機会があれば、この調査は可能なのですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 ラジオ体操の実施状況を調べるということの直接的なものについて、今やるということは特に考えてはいないのですけれども、ただ、
スポーツ推進計画の改訂版の中でも、区の施設、それから民間の施設も含めてオープンスペースなんかを活用して、ラジオ体操という具体的な言葉を出して、ラジオ体操などの軽運動を実施していくことで、実施率を上げていきたいということは言及させていただいております。
そういうことで、ラジオ体操というものについても、気軽に小スペースでできるということで、非常に有効な手段であるということは認識しておりますので、今後、そのラジオ体操をやっていただく中で、1人でも多くの方に体を動かすということをやっていくとともに、連盟がやっていることなので区は関係ないということではありませんから、連盟当然、体育協会に加盟をしていて、体育協会との連携の中で、我々行政も、様々な施策を展開していくと考えておりますから、連盟がやっていることとダブらないところで、区がやるべきところはどこなのかというところで、区の役割はきっかけづくりというところですから、きっかけづくりがしっかりとできるような施策を展開できればなと考えてございます。
◆秋成 委員 わかりました。やはり、今回のこの実施の12回というのも、かなり、割と暖かい、暑い時期だと思います。また、年中となったときの寒い時期にも、またあると思うので、もしこれがまたこの二つの会場から広がっていくときに、季節によってもどういったものをやるのかというのは、やはり課題かと思いますので、またこういったいろいろな試行の部分での調査にも、また期待したいと思います。
◆小峰 委員
スポーツを行うときに困ったことの第1位が時間不足というのは、私も実感をしておりまして、頭では
スポーツが大切と思っても、例えば昔、ジムと契約しても、結局行かなくてやめてしまったというこの経緯は、私だけではないのかなというところで、あえて時間をつくったという。7時から7時45分という時間を、時間不足の課題の中であえてつくられたというところでは、年齢層の拡充が目的なのかなと、勝手にイメージをしながら拝見していたのですね。例えば、会社に行く前の方が体を動かしてから会社に行こうよとか、そういうことなのかなと思っていたのですが、先ほどの課長のお話を伺うと、ラジオ体操に興味がない方に対しても、ここで受け皿として考えていきましょうというお話と受けとめましたが、この年齢層のターゲットみたいなものを考えていらっしゃいますか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 実際に
スポーツ実施率が低い年代というものは、これは国の調査なのですけれども明確に出ておりまして、20代から40代と出ております。その中でも、女性がさらに低いという特徴も出ているというものがあります。この20代から40代の方々の実施率を上げていくということが、
スポーツ実施率の向上ということにつながっていくと我々は考えているところです。
ただ、20代から40代の方、では、どういうことで時間が不足しているということなのかと考えていきますと、当然、働き盛りというところがあります。ですので、仕事という面、それから女性の方々においては、育児に時間を割かれるという方が多いとも認識してございます。ですので、例えば、朝の時間帯というところについては、先ほど委員からあったとおり、出社前に体を少し動かして、気持ちよくその日1日仕事をするというきっかけになればということですし、あと、育児というところについては、女性だけのものではありませんので、男性が何かしている間に、女性がこういう体操を短時間ですけれども、少しやっていただいて、体を動かした上で、その後に育児にかかっていただくということも可能ではないかなと思っているところです。
ですので、年齢層としては、20代から40代というところで考えておりますし、この事業をするにあたって、昨年度、事前調査というものを行いました。その中でも、20代から40代の方を一番たくさん、ターゲットとして意見を聞かせていただいて、今回のスキームをつくらせていただいたというところでございます。
◆小峰 委員 20代から40代で働き盛り、そして育児というお話が出ました。育児となると、子どもを預かるようなコーナーということに関しては、どのようにお考えでしょうか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 現時点において、例えば、子どもを預けるスペースをとか、そこまでをつくり込んで今回の事業を実施しているかというと、そこまではまだ
試行実施というところがございまして、やれていない現状があります。ただ、アンケートの中で、そういう声をきちっと伺っていきたいと思っておりますし、こういう事業を実施しておりますけれども、なかなか実施していても行けないということの中に、そのような要因が上がってくる可能性もあるかと思います。ですので、そこら辺の声をしっかりと把握しながら、今後、事業を展開するということであれば、反映をさせていきたいと考えてございます。
◆小峰 委員 スペースという、コーナーという表現をしましたけれども、もう一つの考え方としては、ベビーダンスというものを行っている自治体もいらっしゃいまして、子どもをだっこしながらダンスをしていったりということで、そういう需要と供給というところでのバランスになっていくとは思いますけれども、そのようなことも一つご提案をさせていただきたいと思います。
もう一つなのですけれども、先ほど質の向上というお話が出ましたが、このトレーニングをするにあたり、トレーニングコーチというものはお考えなのでしょうか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 今回の
体幹トレーニング、それから、ストレッチというところについては、指導者という方をお呼びして実施をするということで考えております。その方に来ていただいてやるということではございますけれども、ただ、もう一方で、先ほど、最初の説明で申し上げたとおり、
総合型地域スポーツクラブそのものが、そういう指導力であったり、経営力ということを向上させていくということが、まさに
総合型地域スポーツクラブの質の向上ということになりますので、そういう研修については、別途予算を積まさせていただいております。そういう中で、区民のニーズに沿った様々な指導が、各
総合型地域スポーツクラブで自主的に展開できるように、その能力を上げていくことも、やっていかなければいけないと考えております。
今回は、そういう専門の方をお呼びしてやるということでございますけれども、それと同時に、こういう形でやっていけば、これだけの区民の方が来て、区民の方に喜んでいただけるのだということも含めて、委託先を
総合型地域スポーツクラブにしておりますので、そこでノウハウ等を学んでいただく。それから、自分たちがみずから教えるためには、どういうことを学ばなければいけないのかという問題意識も持っていただけると思っております。その問題意識に基づいて、研修だったり、自主的に自己啓発ということをやっていただく中で、それぞれの
地域スポーツクラブの経営力、それから企画力の向上につながる。それがイコール質の向上につながっていくと、我々は捉えてございます。
◆小峰 委員 そうなっていきますと、ラジオ体操との差というものが厳然とあらわれてくるのかなと思います。
最後にもう一つ。この内容を検討して次年度に生かしていくというお話でしたが、検討内容など、今わかるものがあれば教えていただきたいと思います。
◎鈴木
スポーツ推進課長 まず、実際にこれを
試行実施としてやる中で、種目であるとか、時間帯であるとかというところを含めて、内容について検証していきたいということが、まず、一つございます。
それから、もう一つは、これは予算として単年度で予算計上して、来年度以降は、区では予算計上はしないという考え方で今のところ動かそうと考えております。要は、今回やらせていただいて、今、五つある
総合型地域スポーツクラブみずからが企画・運営をできるような形にして、要は、ある程度、受けるには受講料みたいなものは払っていただくことになるかと思いますけれども、そういう中で、
総合型地域スポーツクラブ自身が自主運営の中で展開していただけるような仕組みにできないかなと思っています。
最初からそれをやるのはかなりリスクがあるというところがございますので、今年度は、まず行政でやらせていただいて課題等を洗い出して、どういう点を改善していくと、より多くの区民の方に響くかというところをしっかりと検証した上で、来年度以降、自主的な動きにしていければと思いますし、そういう動きにつながっていけば、まさに
総合型地域スポーツクラブの質の向上ということにつながっていくのかなと考えてございます。
◆小峰 委員 自主運営となると、本当に地域力という形が向上していくのだなと感じました。先ほどのお話のように、ニーズに応えていくというところでは、何かに特化したものが生まれてくる可能性もあると思いますので、今後、期待したいと思います。
◆菅谷 委員 この
スポーツ実施率という出し方は、どうやって出すのか教えてもらいたいのですが。
◎鈴木
スポーツ推進課長 現在、
スポーツ実施率につきましては、毎年度行っております大田区政に関する世論調査の中で、週1回以上
スポーツ、または運動を行った人の割合ということで、毎年度聞いてございます。それをもって、
スポーツ実施率という言い方をしているところでございます。
◆菅谷 委員 そういう、今、41.1%、65%と。それで、この時間不足とこれを読んだときに、私も、やはりサラリーマンとか働く世代がなかなか行けないことなのだなということを思っていて、今、皆さんの論議を聞いていたのですけれども。
やはり、なかなかこの
スポーツを実施していくというのは個人の努力で、仕事の中でやっていくのは厳しいなと思っているのですけれども、この全12回の単年度だけでは、私はやはり難しいと思うので、もう少し各団体から要求を聞きながらやっていってほしいという要望と、それから5月9日、もう実施されていますよね。年齢層とか、それから、どんな内容をされたのかわかりましたら教えていただきたいと思います。
◎鈴木
スポーツ推進課長 5月9日につきましては、すみません、この報告の前に、既に1回実施をさせていただいております。当日は、雨が降ってございましたけれども、参加者の方は17名ありました。定員25名のうちの17名という形で、定員の約7割ということでございます。内訳としては、男性が7名、女性が10名ということになってございます。
◆菅谷 委員 年齢層については。
◎鈴木
スポーツ推進課長 20代から70代まで幅広くいらっしゃったと聞いております。
◆菅谷 委員 20代から70代ということで、さっきの対象としたい
スポーツ試行、なかなか不足が20代から40代というところで、その方々が、この17名のうちにどのぐらいいらしたのか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 先日の5月9日の分につきましては、アンケート等を実施しておりますので、詳細、後ほどわかってくると思いますが、先ほど申し上げたレベルでしかまだ把握はしておりません。今後、アンケート等詳細に分析をしていくということですし、今後行います中でも、その分析はしっかりとやっていきたいと思ってございます。
◆菅谷 委員 朝
活スポーツ事業ということで、区も取り組んでいると。単年度にしろ、やはり、しっかりここを効果が出るように、もう少し
取り組みをちゃんとしてもらいたいなと思います。
◆馬橋 委員 まず、これ、今回、今年
スポーツ推進計画の改訂版が出て、本当に鈴木課長が一生懸命お骨折りをいただいて、新しいこういった事業が出てきたらすごいいいと思うのですけれども、まず、それを本当にありがたいなと思っています。
また、区が独自にやるというよりも、
総合型地域スポーツクラブにそういう事業を落として、そこで来年度以降、自主的な運営を目指していくということで、本当にあるべき姿かなと思っています。ぜひ頑張ってほしいなと思います。
あと一つ思ったのは、ターゲットとして、さっき小峰委員からもすばらしいご指摘があって、うちの嫁も、マタニティヨガとか、区内の社福がやっている独自の事業に参加させていただいたりとか、それはたしか、昼間だったような気がするのですけれども、そういうのもいろいろやっているので、そこはそこで、ぜひ応援をしてあげていただいて、明確にそこは分けていくのも一つなのかなと。何かあまりこう幅を広げ過ぎると25人の枠で、すごくこの事業自体がぼやけてしまう気がするので、そこは20代から40代の働き盛り世代というところに特化しても、私はいいのかなとは思います。
あと、一つ具体的にちょっと聞きたかったのが、親睦会館とせせらぎ公園の二つ、2会場あるのですけれども、これ、同時に2会場やるのでしょうか。それともこう、日程ごとに1個ずつ分けてやっていくのか、その辺をまず教えてください。
◎鈴木
スポーツ推進課長 同時開催ではなくて、これについても室内と屋外という形になりますので、それで場所をかえてみて、また参加者の方々の声を聞きたいというところでございます。
◆馬橋 委員 ぜひ、いろいろなところで確実にやっていただけたらいいなと思うのですけれども、せせらぎ公園とかの場合だと、雨が降ったらできないとかということもあり得ると思うのですよね。
親睦会館は結構古くなってきている会館で、その中で、日程が6日で全12回ということなのですけれども、何が言いたいかというと、来年度以降、自主的な運営をしていく中で、やはり会場確保というのが一番の課題だと思うのですね。これはもう、
総合型地域スポーツクラブ全体の課題になってくるのかなと思うのですけれども、こういうすばらしい
取り組みを、ぜひ一貫してやっていただく中で、やはり会場確保の部分に関しては、次年度以降も、区も少し協力をしてあげるということも大切かなと思いますが、今年度の
取り組みを通してというか、含めてどうお考えになっていらっしゃいますか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 委員お話しのとおり、我々も
スポーツを一過性のものではなくて継続して実施すると。継続して実施することで、
スポーツ健康都市というものを実現していくと考えてございます。その継続して実施していくためには、当然こういうコンテンツも必要なのですが、それがやれる場の確保というところも重要であると考えています。
今回、
スポーツ推進計画をつくりました。その計画の方向性に沿って、今後検討していくのですが、場の確保ということについても、今後の検討の方向性の中に入れさせていただいてございます。とはいっても、新たな場所をつくってということは、物理的に難しい部分がございますので、学校の施設であったり、公園であったりという既存施設をいかに有効に活用していくかということになろうかと思います。今後検討の中で、そういう施設を所管している部局と横断的に、しっかりと検討しながら、場の確保ということについても、しっかりと行政の役割を果たしていきたいと考えてございます。
◆馬橋 委員 ぜひお願いします。せせらぎ公園、公園もそうなのですけれども、雨が降ったらできないとか、そういうのはやはり、組織運営上は非常にリスクになってくる部分もあると思うのですよね。なので、ぜひ、これ、私、常に言っているのですけれども、
総合型地域スポーツクラブが自主的な事業を確実に履行できるような施設管理というか施設運営を、ぜひ区として考えていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
◆山崎 委員 今、いろいろな質疑がございましたけれども、今回、この事業が20代から40代、対象とするイメージがはっきりしているということはすごくいいことだと思っていますし、だからこそ、それに向けた具体化策がいろいろな提案も出てくるし、いろいろなことが考えられると思いますので、進めていただきたいなと思っています。
ちょっと質問なのは、少し失礼かもしれないけれども、高齢者は、まず
スポーツ実施率がどうなのかということと、今、今年から、例えば老人いこいの家で、健康の体操が、つまり介護予防に向けてフレイル等も含めて、高齢者の運動の機会がどんどん増えているのだけれども、それは福祉の分野でやっているわけですけれども、この福祉の分野でやっている運動というものを
スポーツ実施率みたいな形の中で捉えていくのか、その辺のすみ分けの考え方というのをお聞かせください。
◎鈴木
スポーツ推進課長 まさに高齢者については、フレイル予防というところで、福祉部などが実際に、もう様々な事業を展開しているというところがあります。そこでやっている運動なんかも、
スポーツの一環として捉えると考えています。計画の中でも、そのような捉え方をしております。ですので、我々が実施する
スポーツというものを通じて、福祉における課題、健康施策における課題等々、他分野の課題も一緒になって解決していくのだと。
スポーツをキーにしてということの考え方の中の一つに、それを置いております。ですので、フレイル予防としての体操というものも、我々が考える
スポーツと捉えておりますので、我々が様々な団体であるとか、地域の主体というところと関連を持っていく中で、その地域の主体が持っているノウハウを、フレイル予防であったり、もしくは、もうちょっと年代手前の生活習慣病の予防であったりということに有効なプログラムなどがありましたら、そういうものを部局を越えて提供していただけるような橋渡しをするということもやっていくべきかなと考えてございますし、そういうことを横断的に検討するということが重要かなと思いますので、今後、そういう検討体制もきっちりとつくってまいりたいと思っております。
実際に、
スポーツ実施率への反映というところについては、フレイル予防としてやったものを実施率に組み入れるということではなくて、いろいろな角度で体を動かしていただいたものについて、世論調査のときに、体を動かしているとご本人が認識されれば、そこが週1回以上体を動かしていると回答していただけるということで、結果的に、
スポーツ実施率に反映されていると考えてございます。
◆山崎 委員 あらゆる世代に反映させるということでしたけれども、今お話あったとおり、福祉部は福祉部でフレイルをやっている感じもあって、だとするのであれば、限られた人数と限られた力の中においては、ある意味、運動不足の若い世代に、少し力を特化していくことも必要かなと、今日の議論で思いましたので要望しておきます。
◆岡 委員
スポーツに関連して、予算概要を見ていたのですけれども、さっき言った朝活
スポーツ、これが今年の目玉の一つですよと。次に、
スポーツ情報紙を発行しますよというのもあって、今、
山崎委員がおっしゃったように、高齢者のちょっとしたストレッチとかもやっていますよというのも、その情報紙の中に多分、落とし込むのだろうし、今言ったように、
田園調布グリーンコミュニティがやっていらっしゃるようなことも、確かにほかの
総合型地域スポーツクラブとかのも落とし込んでこられるのだろうなと思うので、そこら辺、やはりラジオ体操の会場で、大田区は10会場ぐらいあって、数を見たら800人ぐらい参加をしている。そういうような一つのリアルな場を何かやっているものがいるのだなというのを感じたところなので、そうしたのを含めて、いろいろな
スポーツ情報を引っ張ってきていただいたらいいのかなと思った次第ですけれども、どうですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 ラジオ体操というものが、今、非常にクローズアップされてございますけれども、ラジオ体操も含め様々な
スポーツというか、体を動かす活動が行われていますよという情報については、積極的に発信をしていきたいと思っております。自分の住んでいる近くで、あ、こんなことが行われているのだと。では、ちょっと参加してみるかという契機になればなと思っております。
スポーツ情報紙の中では、当然、
総合型地域スポーツクラブというものについての活動の内容というものも示していきますし、そのほか連盟等でやっている活動で有効なものがあれば、示していきたいと思っております。
それから、あわせて情報紙の中では、先ほどお話が
山崎委員からあったとおり、フレイル予防であるとか、生活習慣病予防というところでの体制でやっているというところで、要は、
スポーツをするということはフレイル予防だったり、それから、生活習慣病予防に有効なのだという情報をいかに発信していくかということも重要であると考えていますので、今後展開していく
スポーツ情報紙の中では、このように
スポーツをやりましょうということだけではなくて、体を動かすということがとても有効であり、必要なことなのですよということを啓発していくということでも活用していきたいと考えてございます。
○勝亦 委員長 では、続いて
資料番号66番について、質疑をお願いいたします。
◆菅谷 委員 ブラジルの
ハンドボールの選手の方々が来られるということで、6月27日からですよね。この間、
大森スポーツセンターは、このチームに貸し出しになれば、ほかの施設、結構卓球とか使っている方も多いのですけれども、大体このところで占めてしまうということでよろしいでしょうか。
◎千葉
東京オリンピック・
パラリンピック推進担当課長 この委員会でも一度ご案内をさせていただいておりますけれども、この間は占有利用ということで、それ以外の方の利用というのは、基本的には行えないということにさせていただいております。その点につきましては、施設の入り口に案内を出したりとか、よく利用される方々には事前にご案内をさせていただいたりということで、周知をさせていただいているところでございます。
◆菅谷 委員 それと、大田区の
ハンドボール人口とか、それから、今、中学、高校と書いてありますけれども、大田区としては、どのぐらい把握をされているのか教えていただければと。
◎千葉
東京オリンピック・
パラリンピック推進担当課長 今、確認しているところでは、区立の中学校で
ハンドボール部があるのが2校、区内の私立の高校も含めて、高校で部活があるのが、やはり2校と聞いております。これは、大田区の
ハンドボール連盟がございまして、そちらの方に確認をさせていただいての情報となっております。
◆岡 委員 このブラジルのといいますか、宿泊、彼らのプライベートなことになってしまうかもしれないけれども、合宿の宿泊先は区内になるのですか。どうですか。
◎千葉
東京オリンピック・
パラリンピック推進担当課長 宿泊につきましては、この委員会でも区内の施設をというご意見があったかと思います。我々としても、区内の施設等をご案内させていただいてきたところですけれども、今回につきましては、ブラジル側のほうで、
大田区内ではないのですけれども、大森駅から5分ぐらいのところ、品川区側になってしまうのですけれども、そこのホテルを利用するということで聞いております。
◆岡 委員 ちょっとこれは残念だなと思った次第です。
親善試合、これは日本代表との
親善試合、なかなか、とても価値の、
ハンドボール好きの人にとっては価値があるものなのかなと思うのですけれども、これは
大森スポーツセンターで、一般の観客も含めて見られるという理解でいいのですか。
◎千葉
東京オリンピック・
パラリンピック推進担当課長 そうですね。
大森スポーツセンターで実施をいたします。29日については、区民の方々をメインでご案内をしていこうと思っております。30日については、一般の方も含めて見ていただけるような、そういう
取り組みにしていくということで、今、進めております。
◆岡 委員 いいことだなと思いました。
ちょっと、
ハンドボールではない話になってしまって申しわけないのですけれども、別のリリースね、バスケットボールの日韓戦が、今度、6月に総合体育館でやるという報道が出ていて、なかなか大田区も、そういう国際試合がいろいろ行われるところになってきたのだなと思って、すごい喜ばしいことなのですけれども、何かそれは、では、これも区内のバスケットボール関係の子どもたちが呼ばれることはないのですかね。すみません。オリパラではない話になってしまって。
スポーツで聞いています。
◎鈴木
スポーツ推進課長 これについては、特に我々のほうで関与してというところは、現状行っておりません。
◆岡 委員 何か、地元自治体なのだから、別に関与してもまずい話ではないと思うので、何か可能性を探っていただきたいなと、意見します。
○勝亦 委員長 ほかはよろしいですか。
それでは、以上で、本日の質疑を終結し、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、前回の委員会でお知らせいたしました特別区議会議長会の要望事項調査についてを議題といたします。
今回、この調査につきましては、各委員から提案がありませんでしたので、本委員会としては、要望はなしとさせていただきます。
以上で、特別区議会議長会の要望事項調査については終了いたします。
次に、本委員会の中間報告書について申し上げます。
本案につきましては、正副委員長と理事で作成したものを机上に配付をさせていただきました。
本日の所管報告の内容も含め、ご意見がございましたら、5月16日の水曜日までに、委員長あるいは担当書記までお知らせいただきますよう、よろしくお願いいたします。
なお、最終的な報告内容については、正副委員長と理事にご一任をお願いいたします。
次に、調査事件についてを議題といたします。
本委員会の調査事件は、タブレットに配信されている委員会メモに記載のとおり、4項目であります。
2年後に迫った東京2020
オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、多様な視点・観点から調査・研究をしていくためには、期間と対象を特定し、より集中的に議論を深めることが必要と考えております。
つきましては、調査事件である「国際都市の取組みについて」を「
東京オリンピック・パラリンピックを契機とした国際都市の取組みについて」と改め、より深めた調査・研究につなげていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、本日が現構成メンバーでの最後の委員会となる見込みであります。つきましては、閉会にあたりまして、理事者側を代表して、木田観光・国際都市部長から挨拶があります。
◎木田 観光・国際都市部長 それでは、理事者を代表いたしまして、一言ご挨拶をさせていただきます。
私どもは、これまで至らない点も多々あったかとは存じございますが、この間の勝亦委員長、そして伊佐治副委員長、また、委員の皆様から大変貴重なご意見をいただきまして、本当にありがとうございました。そのおかげで、いろいろ無事に、私どもも無事に務め上げることができました。そして、たくさんのいろいろな貴重なご意見に感謝を申し上げたいと思います。
この特別委員会でございますが、観光・国際都市部と、それから、まちづくり推進部からも理事者が出席をさせていただいておりますが、何しろ区を挙げての
取り組みも多くございますので、引き続き、皆様からのいろいろなご教示をいただければと思っております。
観光・国際都市部の部門は、区政の重要な分野ではございますが、また、前に進む道といいますかレールというものがなく、新たに切り開いていかなければいけないという分野でございます。だからこそ、皆様のご意見、それから、いろいろなご指導をいただきながら、今までの枠に当てはまらない、柔軟で、そして、新しい発想で、日々事業等を取り組んでいく所存でございます。
本当に皆様、お疲れさまでございました。これで締めのご挨拶とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
○勝亦 委員長 ありがとうございました。
それでは、最後に、委員会を代表いたしまして、私から一言、ご挨拶を申し上げます。
先ほど、調査事件の議題の中でもお話ししましたが、2年後に東京2020
オリンピック・パラリンピック競技大会も目の前に迫ってまいりました。そういった意味でも、当委員会で様々、今年1年の議論をさせていただきましたけれども、そういったものを深く受けとめていただいて、さらに大田区として、この東京大会に向けて何ができるのかという部分と、それを観光につなげていくといった部分で、ぜひ理事者の皆様にもしっかりと受けとめていただきながら、今後の検討にしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
1年間、本当にありがとうございました。
以上で、
オリンピック パラリンピック観光推進特別委員会を閉会いたします。
午後2時37分閉会...