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  1. 大田区議会 2018-02-26
    平成30年 2月  都市整備委員会−02月26日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成30年 2月  都市整備委員会−02月26日-01号平成30年 2月  都市整備委員会 平成30年2月26日                午前10時01分開会 ○長野 委員長 ただいまから、都市整備委員会を開会いたします。  まず、今定例会中の審査予定についてお諮りいたします。  タブレット型端末に配信しております、所管事務報告等一覧のとおり、本日は、付託議案4件の提出者説明及び質疑、新規付託分の陳情2件の理事者見解及び質疑を行い、その後、本日報告分所管事務報告の説明のみを行いたいと思います。  そして、次回委員会開催予定である、明日27日には、付託議案の討論及び採決、新規付託分の陳情の取扱いの決定を行いたいと思います。その後、補正予算案の説明及び質疑を行い、所管事務報告について、27日分の説明と、本日分も含めた質疑を行いたいと思います。  また、3月6日、火曜日も委員会の開催を予定しており、新規に付託される議案や陳情があれば、その審査を行い、また、この日につきましても、所管事務報告を受けたいと思います。  以上のとおり、進めてまいりたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 では、そのようにさせていただきます。  委員並びに理事者の皆様のご協力をお願いいたします。  これから、本委員会に付託されました4件の議案の審査を行います。  まず、第28号議案 大田区生産緑地地区に定めることができる区域の規模に関する条例を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 私からは、第28号議案 大田区生産緑地地区に定めることができる区域の規模に関する条例についてご説明させていただきます。  条例制定の概要についてです。  緑地の減少に歯どめをかけることと、小規模でも緑地機能を発揮できるように、生産緑地地区指定下限面積を500平米から300平米に引き下げをいたします。  続きまして、背景について説明させていただきます。
     国の法改正及び計画等については、平成27年4月に都市農業振興基本法が制定されまして、平成28年5月には都市農業振興基本計画が閣議決定されて、市街化区域内の農地の位置づけは「宅地化すべきもの」から都市に「あるべきもの」へと大きく転換いたしました。  そして、平成29年6月に都市緑地法等の一部を改正する法律が施行され、生産緑地地区指定要件である面積500平米を、市区町村が条例を定めることで300平米まで下げることが可能となりました。また都市緑地法でも、農地は貴重な「緑地」として明確に位置づけられました。  続きまして、大田区の計画についてです。大田区の緑の基本計画グリーンプランおおた」では、「わずかに残された都市農地を守り、農風景を後世に伝えていくために生産緑地地区などの既存の法制度を活用する」として、都市農地保全の方針を定めております。  条例の施行につきましては、平成30年4月1日を予定しております。 ○長野 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆岸田 委員 まず、この大田区にはこれに該当するところは何件あるのか、そして、500平米から300平米に引き下げるということで、大田区にも該当してくるのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 今現在、300平米で該当する緑地自体があるとは把握していません。逆に言うと、ないと思っています。ただし、今後、生産緑地地区自体が平成4年度、5年度に指定が始まったのですが、30年すると自動的になくなるような形になっています。今回、法律が改正されたことによって延長する場合は、10年ごとに延長することもできます。その30年目が起点になるのですが、そのときに例えば、遺産相続とか今後起きたときに、500平米だと存続はできないけども300平米であればできるという場合も考えられますので、そういったときに少しでも多くの農地を残せるように、今回300平米に引き下げるということで考えております。 ◆岸田 委員 そうすると、今までですと500平米しか認められなかったわけですから、何というのかな、どんどん、なくなってきてしまったということなのでしょうか。大田区でどのくらいなくなってきたというのはわかるのでしょうか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 生産緑地の指定なのですが、平成4年、5年にほとんどが指定されまして、当初19か所ありました。現在、3か所廃止されて16か所ということになっています。今月の2月14日、都市計画審議会で、また新たに3件の廃止の議案が出まして了承されたところです。まだ告示前なので、厳密にいうと16か所ということになりますが、告示がされると13か所ということになります。 ◆岸田 委員 やはり、都市が温暖化なりになってくるという中で、そういう緑地がやはり、ぜひとも都市にいっぱい残っているということが、とてもそういう温暖化防止のためには必要だろうと思いますし、この500平米から300平米に下げたというのは、やはりそういう面ではいいなと思いますし、これからも本来だったら、もっと増やしていくような施策というのはとれるものなのでしょうか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 緑地として増やしていくということ自体は、生産緑地だけではなくて、グリーンプランの中でも極力、緑地として残していく施策は別にとっております。そのうちの一つとして、生産緑地地区についても少しでも残せるようにということでやっていますので、ここの生産緑地地区について言えば、現在、その農家の方とかが中心に指定をされていることになっているのですが、そこについても積極的に区のほうで呼びかけをして、極力残せるようなことができるように相談しながら行っているという状況です。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 若干補足ですが、この間、営農されている方々の農地をいかに保全していくのかということが中心のテーマですが、一方で、まだケースとしてはそんなにたくさん出てくるとは思えませんが、新たに営農する方というのもあり得ないわけではないですね。ですから、これから新たに、やはり都市の中で農作物をつくっていきたいという方が出たときに500平米ではなくて300平米の規模があれば、新たなその指定地になるわけですから、そういう土地利用を積極的に促すにはどうしたらいいかというのはまた別な課題がありますが、そのような新たに営農を始める方にとってのハードルも下がっているということはあるかと思います。 ◆岸田 委員 これとは少し離れるかもしれませんけれど、例えば、一括して300平米でないとだめということで分割して300平米ということは可能ではないということですね。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 今回の法改正で、その飛び地についての考え方も示されています。ただ、大田区はもともと、その生産緑地指定自体農地自体がちょっと少ないという現状もありますので、実際それに当てはまる事例というのがほぼないように思います。ただ、今後、その中で出てくれば他区の状況とかも見ながら、どういう形で飛び地で指定できるのかとか、その辺は検討してまいりたいと考えております。 ◆湯本 委員 まあ、これは国の方針の変化に伴って合わせたものだという理解をしているのですが、そもそも国のほうで、宅地化すべきものから都市にあるべきものへ大きく転換をした背景と理由についてお伺いをいたします。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 国のほうでも都市緑地について、本来、都市のほうには農地が大切という、当初はそこまでの考え方がなかったのですが、都市だからこそ、その農地自体を残していかなければいけないというような方針の転換だと考えています。 ◆湯本 委員 国のほうでこういう方向性を示す中で、例えば、区の生産緑地を維持する、または新たに生み出すといったような状況がつくり上げられた場合に、何らかの国からの支援とかというのは受けられるのですか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 具体的な国からの支援というのは、区に対してということですか。 ◆湯本 委員 区に対して、またはその所有者です。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 今現在、生産緑地自体が指定されることによって、都市計画で指定されるような形になるのですが、それ自体が税金の控除とかにはつながっていますので、指定されることによって営農者というか農業をやっている方が、税金を相当控除されるのはあります。  また、東京都のほうで、今回、生産緑地地区ということに指定されて都市計画公園と同時にかけている場合があるのですが、その場合についての補助金関係も制度もつくられたということは聞いています。ただ、大田区には生産緑地都市計画公園が一緒になっているところはないので、ちょっと大田区が該当する部分はないです。 ◆馬橋 委員 今回この生産緑地地区が要は固定資産税の減額、今、河原田課長がおっしゃったように相続税納税猶予もあるということで、これ、国の方針の転換に伴ってということなのですけれど、東京23区内にあるこの大田区の今後の方向性というか、他区の状況もさっき比較してという話もあったのですが、大田区のまちづくりとしてこの300平米の農地を増やしていくという、東京のまちの中にあるこの大田区として増やしていくという方向性なのか、それとも他区の状況をみてだと思うのですけれど、その辺の大田区としての考え方というのはどういうふうな形なのかなというのを、ちょっと教えていただきたいのですが。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 大田区としてのまず緑の考え方自体は、緑の基本計画グリーンプランおおたのほうに示されているとおりで、農地等については、はっきり言って大田区の中にはわずかなものしかありませんので、そのわずかに残された農地を守って農風景を後世に伝えていくために、極力、生産緑地地区とかのそういった制度を利用して少しでも残していこうというところで考えております。 ◆馬橋 委員 これからその生産年齢人口が減っていくというのと加えて、当然、その個人の資産、住宅だったりとか、もっと言えば300平米に引き下げることで条件の緩和になっているのだと思うのですけれど、今後それを、要は大田区として500平米から300平米に条件を緩和することで、さっきもおっしゃったようにその増えていく可能性が広がったと思うのですが、大田区として、だからその区内に、いわゆる農地をどんどん増やしていくべきなのか、それとも例えばこれ、同じ条件で、千代田区とか港区とかそういうところが同じく300平米に減らしている、条件を緩和しているのか、隣の世田谷とか品川とか同じようにやっているのか、大田区のまちづくりとしてグリーンプランおおたの中では、このわずかに残された都市農地を守りとあるのだと思うのですけれど。その辺がちょっと強い言い方をすると、区内に農地がどんどんできて、何か農業地だらけになっていくのがいいのか、そんなことはないと思うのですけれど、そういうのが区としてはどういうふうに捉えているのかなというのを少し教えていただきたい。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 まずは23区の状況なのですけれども、23区中、生産緑地自体が指定されている区が11区しかないです。その11区の中で今回、条例制定をしようという形で、もう既に条例制定を行っている区が6区あります。あと今回、大田区と同じように1定に上程をしようと考えている区が、大田区を含めて3区です。その他制定自体、今現在まだ考えていませんよというところと、農家に意見の調査中ですというところが2区ございます。そういう状況です。  また、生産緑地の指定の分布なのですけれども、先ほどの大田区は11区の中で下から2番目ということで、生産緑地地区の指定をされている面積は1.9ヘクタール程度しかありません。ほか1番多いところですと、練馬区とかで185ヘクタールがあったりだとか、世田谷で90ヘクタール程度あったりだとか、結構大きいところと本当に少ないところというのがバラバラな状況になっています。その中で、大田区は先ほど言ったように指定されているところの下から2番目ということですので、劇的にこれが増えるということは考えられないと思います。ただ先ほども言ったように、極力そういったものを後世に残せるような工夫と、あるいはまた新たにやってくれるところが出てきた場合に、そういったものも含めて後世に残していくと。ただ、それが劇的に増えるということはあり得ないかなと考えています。 ◆小峰 委員 この生産緑地地区の中に、大田区には区民農園というのが五つほどあると思うのですが、その16ないし13残っているという中に含まれているのでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 私のほうから区民農園に関するということで、お答えをさせていただきます。委員お話のとおり、今現在、5区民農園ございますけれども、こちらについては生産緑地地区の指定ということではございません。 ◆小峰 委員 農園というその視点で見ると、緑地、農園というところでは共通部分があるかなと思いますが、例えば遺産分割などをして300平米に減らしたけれどもというときに、区のほうから、直接この条例とは離れますが、その農園としての視点で見る限りでは、現実的な目で見ると増やしていくというところでは情報提供などがあるといいのかなとは思うのですけれども、そういう点で何かありますでしょうか。 ◎小澤 産業振興課長 私たちも農家の支援ということで、日々、区民農園生産緑地の皆様、営農者の皆様に巡回等をしながらご意見等をお聞きしております。その中で、例えば生産緑地をやめて区民農園にしたいというお申し出があれば、それについては相談に乗るという形でございますけれども、今現在のところ、そういうような状況はございません。 ◆福井 委員 法律が変わって、あるべきものへということは大きなポイントになるのですけれど、あるべきものだから大田区としても残していくよということで、今、委員の中で議論があって、回答いただいたのですけれど、私の意見としては増やしていただきたいというのがまず前提にあるのですけれど、ただ残していくというためには、今ある生産緑地は、亡くなったら、3か月間の中で申し出がなかったら解除になるわけですから、従事していた人が亡くなるとね。そうすると、それに対してそのときどうするかというのを方針をもっていないと、残すということは農地として残すのだから、大田区はそこを買い取ることも含めて考えなくてはいけないと思っているのですけれど、この生産緑地が解除されたときに、条件が合えば大田区も買い取るという考えを持っているかどうかというのをまず教えてもらいたい。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 例えば営農者が亡くなった場合とかですと、買い取り請求をすることができるという形で法律で定められております。買い取り請求があったときに、大田区としてそこの地域で、例えば公園になったり、公共施設として利用できるような緑地的なものだったりとか、そういう公園は近隣になくてここも少ないよとか、そういうような条件が整えばそこで買い取りということもあり得ると思いますが、今まで生産緑地の指定をやってきたところでは、残念ながらそこの要件にちょっと合うところはなかったと。では、ないから今度そのまま終わりかということなのですが、今度あっせんに努めるということになっていますので、JAだとかそういったところに農地として使えそうな人がいないかどうかとか、JAのほうで利用ができないかとか、そういったあっせんにも努めて、極力農地として使えるように、そのまま維持できるような形の方策はとっているのですが、残念ながら、今回廃止になったところについてはそこまでも至らなかったという状況です。 ◆福井 委員 そうするとどんどんなくなっていく、あっせんで努力されているというのは事実なのですが、実際に生産緑地が解除されることに伴って、あっせんで引き継いでそこを生産緑地として続いたというのはあるのですか。今のあっせんされているよというのは伺ったので、では、それを活用して実際にそこの農地が守れたのかということなのですけれど。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 過去の解除になったところについては、農地として守られたところはございません。 ◆福井 委員 そうするとやはり大田区が、さっき公明党の方も言ったのですけれど、区民農園ですよね、これは倍率も高いし求められていると思うので、そういった区民農園を増やしていく観点で、ここを買い取るということも合わせてやる必要があるのではないかと思っているのですね。そうしないとどんどん減っていきますよね。この、先ほど基準を下げたけれど、300平米から500平米の間の該当するところはありませんということなので、そうすると新たに増やす可能性がゼロに近いのであれば、今あるところをしっかり大田区が買い取りを含めて守っていかなくてはいけないと思うので、ぜひ買い取りを考えていただいて農地を守っていただきたいと思うのですが、その買い取る可能性というのは、確認なのだけど、条件があれば買い取れるということでいいですか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 買い取り請求することができると法律でなっておりますので、当然、条件が整えば買い取りはできます。 ◆馬橋 委員 すみません、ちょっと聞き漏らしたのですが。あの勉強不足で、そもそも生産緑地地区は、条件はほかにあるのですか。例えばその生産量とか、例えば今までであれば500平米の中で、何と言えばいいのだろう、その耕してある耕作してあるところの面積は、これ以上はなくてはだめだよとか、そういうのはあるのですか。例えば一部でやっていて、残りは雑草が生い茂っていても生産緑地地区に指定できるとか、何かそういう漏れみたいなものはあるのですか。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 具体的にここまでというところの決めはないのですが、生産緑地という形で指定しますので、当然、その畑であったり生産緑地としての体をなされているかどうか。例えば、委員おっしゃられたように雑草のところで、例えば500平米の中でほんの一部しかやられていないとか、そういう状況だと当然指定はできないという形になりますが、では、どの状況までという細かいところまでの基準はないです、今現在は。 ◆馬橋 委員 何かその基準があるのかなと思ったのですけれど、これはないと思うのですが、うがった見方をすれば、その税制の優遇措置を受けられるということで、今、よく更地にして駐車場にしてしまったりというのがあるではないですか。それもお金がかかるから、生産緑地地区に指定してもらって税制優遇を受けようみたいな、そういうことがないのかなと少し危惧をしたのですけれども。 ◎河原田 まちづくり計画調整担当課長 生産緑地地区の指定は都市計画決定で行いますので、そう簡単に指定して外すということはできないのですね。生産緑地地区、今現在の法律では、30年間はそういう形でおきなさいというまず縛りがかかって、その前にだめになったケースというのが、その生産者自体がお亡くなりになって後継者がいない場合、そういった場合に限られますので、簡単にかけて外すということはできないので、その辺のご心配はないかと思われます。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 若干補足ですが、土地利用の実態が営農であることがもう大原則ですから、もちろん、農地には必要なアプローチの細い路地であるとか、農業に必要になる集荷する場所であるとか、貯蔵する場所であるとか、そういう関連施設はもともとOKになっています。ですから、500平米全部が畑でなくてはいけないというのではなくて、関連施設も含めての面積の利用実態は守られてなくてはいけませんので、そういう脱法的なことはないかなと。今回の改正で大事なのは、いわゆる農家レストランとか自家売所というのですか、そういう今、はやりのああいうものも、その500平米の面積の中で新たにつくっていい施設として認められています。そういうものが入ってくると、やはり営農者のモチベーションも高まりますし、それからさっきご質問のあったように、一部分割してちょっとだけ農地を残せるけれど、あとはもう相続対策で変えたいというときに、隣に別の農地があれば足してカウントするという飛び地の緩和も緩くなっているということで、やはり農地を残しやすい仕組みは、幾つか今回盛り込まれていると考えております。 ○長野 委員長 ほかはよろしいですか。  それでは、本日は継続とし、討論・採決は明日に行います。  それでは、小澤産業振興課長はご退席いただいて結構です。  (理事者退席) ○長野 委員長 次に、第29号議案 大田区特別業務地区建築条例の一部を改正する条例を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎近藤 建築調整課長 私から第29号議案 大田区特別業務地区建築条例の一部を改正する条例についてご説明させていただきます。  資料番号37番をご覧ください。  今回の条例改正は、新たな用途地域田園住居地域の制定により、建築基準法第48条の第8項が追加され、それ以降の項がずれたことによる、同法を引用している条例の第3条第2項を、建築基準法との整合性を図るために改正する必要が生じたものでございます。 ○長野 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆福井 委員 1点だけ確認をしたいのですが、法改正に伴って項がずれたので、項ずれを直すということで中身はよろしいのでしょうか。 ◎近藤 建築調整課長 そのとおりでございます。 ○長野 委員長 ほかはいかがでしょうか。よろしいですか。  では、本日は継続とし、討論・採決は明日に行います。  次に、第30号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎久保 道路公園課長 私からは第30号議案 大田区立公園条例の一部を改正する条例について説明いたします。都市基盤整備部資料33番、1枚目の資料をご覧ください。  まず、公園条例改正理由ですが、一つは平成29年6月に都市公園法が改正されたことに伴い、公募対象公園施設における建ぺい率(原則100分の2)の上乗せを、100分の10を限度として定めることと、公園における運動施設面積の割合を、100分の50を参酌して定めること、以上の2点を各自治体の公園条例に明記するように求められたものでございます。  二つ目の理由としては、昭和島二丁目公園を新たに整備し、フットサル場庭球場使用料を設定することとなったためでございます。  主な内容は、1、都市公園法改正に伴うものといたしまして、公募対象公園施設である建築物を設ける場合の建ぺい率の特例を、公園敷地面積の100分の10を限度として公園施設の100分の2を超えることができると規定したことと、都市公園内に設ける運動施設敷地面積割合を、当該都市公園敷地面積に対し、100分の50とするところです。  次に、2、昭和島二丁目公園に有料施設が新設されることに伴うものといたしまして、フットサル場夜間照明施設使用料を定めることと、庭球場及び庭球場夜間照明施設使用料を改めるところでございます。  施行年月日は、フットサル場夜間照明施設使用料は平成30年4月1日、庭球場及び庭球場夜間照明施設使用料は平成30年7月1日になります。  資料下昭和島二丁目公園の平面図がございます。平面図の上部にフットサル場3面、フットサル場右下にトイレ、やや左下に庭球場が2面、それから、平面図右下駐車場中央下管理棟を配置しているところでございます。  資料2ページ、3ページ目でございます。2ページ目には昭和島二丁目公園案内図を付しているところでございます。東京モノレール昭和島駅より北側の赤色の実線で囲まれた場所が昭和島二丁目公園で、住所は昭和島二丁目3番1号になります。  3ページ以降、3、4、5ページが公園条例の新旧対照表で、赤字で書かれ下線で引かれている箇所が変更箇所となります。  3ページ目から4ページ目に、公園の敷地に対する建築面積と運動施設敷地面積の基準が記載されており、4ページ目中段に運動施設使用料の新旧を記載しているところでございます。  最後に資料6、7ページに30号議案を付しているところでございます。 ○長野 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆湯本 委員 この値段設定の根拠、または、今までの基準や何か比較の対象の軸となるものがあってこの値段に設定をされたと思いますが、その経緯だとか根拠だとか、こういう理由でこの設定にしたという説明を、もう少し詳しくお聞かせいただければと思います。 ◎久保 道路公園課長 値段設定の根拠でございますけれども、建設費、またそれに伴いまして維持管理費もございます。維持管理費も含めまして、30年間の年間の貸し出しの時間数、それから1時間のコスト、そこを割り出しまして金額を出したものでございます。  まずは、テニス料金でございますけども、テニスコートの料金にいたしましては、大田区周辺の最近のテニスコートの使用料を見ますと、世田谷総合運動場で1時間1,200円、それから世田谷区立大蔵第二運動場でやはり1時間1,200円、それから目黒区碑文谷体育館の中でやはり1時間1,200円、駒場庭球場、こちらで大人やはり1時間1,200円ということで、大体同額になっているところでございます。  また、フットサル場におきましては、大田区で昨年度、1時間2,000円と決めさせていただいたところですけれども、周辺の状況でございますが、品川区で1,500円から3,000円で2時間、それから江戸川区で3,080円で2時間、港区で2,200円で2時間、北区で2,440円で2時間ということで、大体バランスのとれた金額と考えているところでございます。 ◆湯本 委員 建設コストだとか貸し出しを30年と設定をしたときに、100%稼働というのはなかなか考えられないと思うのですけれども、稼働率を大体どれくらいに想定して割りかえされたのかお伺いをいたします。 ◎久保 道路公園課長 利用者負担割合といたしましては、50%の負担割合で考えているところでございます。 ◆湯本 委員 そうなると50%を超える利用率を達成すれば、より何というのでしょうか、早い設備投資の回収ができると図られるということになるという理解でよろしいですか。 ◎久保 道路公園課長 そのとおりでございます。 ◆湯本 委員 他区との比較だとか、今のような根拠をもってこの数字を出されたということが、すごく大事なことであるなあと思っております。利用率を高めて早期の設備投資の回収、場合によっては早目に回収ができたら利用料について、また少し改めるだとか、より利用しやすい料金にするだとか、いろんなことが考えられると思いますのでぜひ区民の皆さんに広報・周知をまたしていただければと思います。 ◆松原〔元〕 委員 少々無知なもので伺いたいのですが、このフットサル場とあと庭球場の設置に伴いということですが、どういったものをつくるのでしょうか。芝生であるのか、それとも土であるのか。またそれの1年間か何年かおきのいわゆる維持コストというものはどれぐらいになるのでしょうか。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 施設面のほうについては、私からお答えさせていただきます。フットサル場のほうでございますけれども、人工芝を予定してございます。テニス場につきましては、来年度の整備を予定してございまして、その内容については検討中でございます。 ◎久保 道路公園課長 私からは、30年間にかかる改修工事費ということで計上させていただいたのが、8,298万円ということで計上させていただいているところでございます。 ◆馬橋 委員 これは、新スポーツ健康ゾーンの中で新たに整備をしていただいたところなのですけど、ちょっと1点伺いたいのが、フットサル場庭球場の新設ということで、このフットサル場夜間照明施設に関して、新たに新設備、夜間照明の設備をつけたのでということで、この条例の中に入ってきているのだと思うのですけど、この使用料に関しては、ここは今までのフットサル場使用料をここに適用するという形になるのですか。 ◎久保 道路公園課長 フットサル場に関しましては、今までの使用料と同額でございます。 ◆馬橋 委員 何か今までここの昭和島のスポーツゾーンの中のサッカー場に関しては、サッカー場というふうに話が出ていたような記憶がちょっとあるのですが、というのが、隣の森ヶ崎公園の整備に伴って、ここはもともと少年サッカーでずっと使っているのですけど、ここを国際規格のサッカー場にするのでということで、こちらの昭和島二丁目公園のほうに少し小さいサイズのサッカー場と。この平面図を見ると、フットサルコート3面があって、縦に使うと何か1面のサッカーコートがとれる感じに見受けられるのですけど、これの使用料も基本的にはこのフットサル場使用料をここに適用すると。例えば、1面として使いたい場合もこの規定にのっとってやることになるのですか。 ◎鈴木 基盤工事担当課長 これまでの経過の中で、多目的ということで、スポーツ広場ということで建設をしてございます。今回使用料という兼ね合いがございますので、フットサル場1面に対しての費用が書かれておりますけれども、委員のお話のとおり、3面を使うことで縦と横で50メートル掛ける68メートルの今回グラウンドになってございますので、サッカーの練習としても使うことが可能でございます。 ◆馬橋 委員 50の60だと、ちょっと短いというか、距離が足りないのですけど、これはちょっと今、私はここに資料を持ってくるのを忘れてしまったのですけど、フットサル場3面分ということになると思うのですけど、要は3面分の料金を払って借りるという。そうすると、3面分借りると幾らぐらいになるのですか。というのは、例えばほかのサッカー場の使用料とかと比較してどれぐらいになるのかなという。しようがないのだとは思うのですけど、多目的施設として使う中で、ちょっと高額になるのかなという気がするのですが。 ◎久保 道路公園課長 フットサル場に関しましては、3面で使うということに関して、実は子ども、中学生以下が使う場合には、土曜日、日曜日、祭日のところで一応優先して使っていただくということで、それに対して、子ども用のサッカー場と同じように、無料で使っていただくと、そういう形での考慮はしておりますけれども、大人に対しての考慮というのはしていないところでございます。 ◆馬橋 委員 一応確認なのですけど、今まで区内の、例えば六郷の緑地とか、ガス橋緑地とかというのは、少年サッカーで、要は社会教育関係団体の指定を受けていれば使用料が減免されていたではないですか。ここは今まで大森のふる浜のフットサル場も新しくできて、このフットサル場使用料の制度ができたと記憶しているのですが、ここも社会教育関係団体の扱いを受けていれば、今おっしゃったように使用料の減免措置は受けられるようになっているのですか。 ◎久保 道路公園課長 土日に関して、サッカー協会とのお話の中で、子どものほうを優先して使うということと、それとやはり、今後東京オリンピック・パラリンピックに向かいまして、野球場の施設は多いのですけども、サッカーの施設は少ないというところもありまして、それで今回優先して建設して、また子どもの利用に関しても、地元協会とお話をさせていただいて、そのような使い方をさせていただくものでございます。 ◆馬橋 委員 サッカー協会のほうと話をしていただいて、ここに至る経緯も少し伺っているのでわかるのですが、要は減免措置は受けられるということになるのだと思います。森ヶ崎のほうでずっと使っていたチームとの兼ね合いもあるのだと思うので、その辺はうまくやっていただくしかないのかなと思いますが、その他、要は大人の団体も含めてですけど、夜間せっかくこうやって使えるようなところができて、すごくありがたいなと思う反面、1面で使おうと思うと、減免措置を受けられない団体からすると、ちょっと割高かなという気もするので、何かこう3面合わせて1面で使うときは、掛ける3ではなくて、何か包括で借りるときは少し安くなるとか、そういう制度があったら使いやすいかなとちょっと思ったので。なかなか難しいのかなと思いますが、少し考えていただけるとうれしいかなと思いました。以上です、すみません。意見は明日言います。 ◆福井 委員 この議案なのですけど、もともと都市公園法の改正というのは、私たち共産党は国会では反対をしています。一つ聞きたいのが、公募対象公園施設というものがあります。これは具体的にはどういったものなのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 公募対象公園施設でございますけれども、カフェとかレストラン、それから屋内の子ども遊び場とか、売店とかそういうものを考えているものでございます。 ◆福井 委員 この中に今教えていただいた公募対象公園施設の中に遊戯施設とか展望台とか集会室も入ると思うのですけど、これは名古屋のケースなのですけど、こういった制度を使ってテーマパーク、アドベンチャーランドをつくる計画が出たということなのですけど、こういったアドベンチャーとかテーマパークというのは、大田区は想定しているのですか。 ◎久保 道路公園課長 今後検討していく中で、そういうお話があればですけども、今具体的なお話としては、というか検討内容としては出ていないところでございます。 ◆福井 委員 そうすると、想定はし得ることなのですか。それとも、出た段階で考えましょうということなのですか。 ◎久保 道路公園課長 そうですね。施設の中で休養施設、遊戯施設、運動施設、供用施設とか、先ほど言いました展望台とか、いろいろなことが考えられますので、それを組み合わせながら、その中でどういう利用の仕方があるのかということを検討する中では、今のも含まれることになるのかなと考えているところでございます。 ◆福井 委員 国会の中では、近隣の住民の話、意見をしっかりと聴くことを想定しますよということなのですが、これは提案型ですから、企業のほうから提案してくるわけですよね。その中で、どうやって区民とか近隣住民の声を反映していくかということの、その担保はどう考えていますか。 ◎久保 道路公園課長 都市公園の利用者の利便性の向上を図る上でということでの特に有効であるものに関して、区として選定していきたいと考えているところでございます。 ◆福井 委員 そこが大事で、区民の、利用者の利便性が向上するということが大前提になるので、この公募設置管理制度の場合は収益を公園整備に還元することを条件にと入っているのですね。ですから、これを担保してほしいと思っているのですけど、これは具体的にどういったことが想定されていますか、大田区のほうで。 ◎久保 道路公園課長 地元還元に関しましては、いろいろな形があるかと思います。お金での還元とか、それから定期的な行事を行うことによっての地元還元とか、いろいろなことが考えられるかと思いますので、そちらは具体的な公園運用が始まってきたところで考えていきたいと思っております。
    ◆福井 委員 公募型ですから、企業が建てる、企業のお金で建てるということになると収益がないと建てられませんので、一緒に管理もしていくということになると思うのですね。その中で、管理する方法として、今、PFIとパークPFIというものがあるということで言われているのですけど、大田区としてはどこの、PFIかパークPFIのどちらを想定しますか。 ◎久保 道路公園課長 今後の検討の中で、PFI、パークPFIも含めまして検討していきたいと考えております。 ◆福井 委員 今一番懸念されているのが、この名古屋のように公園の中というのは、みんなの財産ですよね。みんなの財産なのに、企業が来て、そこでテーマパークをつくると。自分の土地ではなくて、みんなの土地なのにそうやっていくということがやはり懸念されているので、まず特に、パークPFIの場合は議会の承認がいらないとなっているので、議会のチェックというものが弱まるのではないかと、この場合でやったときに懸念されていますので、私たちはこういった規制緩和ではなくて、しっかりと整備をするのであれば、区が責任を持ってやるべきではないかと思っているのですが、もう一つだけ確認したいのですが、整備をするということは、合わせて管理もしていくと。セットだということでいいのですか。 ◎久保 道路公園課長 そうですね。やはり、整備と管理、そちらのほうは一体として考えているところでございます。 ◆岸田 委員 要は、今までの建ぺい率とか、運動施設の割合を広くできるということで、今回こうなったのだろうと思うのですけど、この中で駐車場というのはどういう施設になるのでしょうか。要は、例えば、これだけでは少ないよということになったときに、広げられる可能性はあるのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 公園利用者のための施設ということで、駐車場も考えております。 ◆岸田 委員 例えば、大田区内にほかにも都市公園があると思うのですけど、そこに駐車場をつくる場合は可能ということですか。これとは違うかもしれませんけど、駐車場を新たにつくろうとする場合は、駐車場の施設というものが今回割合を施設として大きくできるということになりますので、駐車場をつくるということは可能なのでしょうかということなのです。 ◎久保 道路公園課長 あくまでも公園施設としての駐車場設置ということであれば、可能かと思います。 ◆岸田 委員 要は、公園に区民なりが遊びに来たときに、例えば車で来た場合に、そこにとめられないと。駐車場がなくてとめられないとするときに、その公園に駐車場をつくっていただければ、そこに遊びに来て、ゆっくり公園を楽しむということが可能になると思うのですよね。本当に、そういうところに、公園内に駐車場をつくれるということになるわけですね。 ◎久保 道路公園課長 公園利用者の利便性をさらに高めるというところで、現在も公園のところに駐車場を設置しているところもございますので、それは可能です。 ◆湯本 委員 基本的に、ふる浜公園もそうだし、この昭和島もそうですけど、交通アクセスがよくないのですよ。だから、車でここに来るということは、当然需要として考えられると思うのですね。場所がなかなか確保できないという苦悩があるのもわかっているし、稼働率でいってならしてしまうと、平日はすいているのですよ。だけど、土日とか混むときになると、もうフルになってしまっているのですね。どこに基準を合わせるかといったら、それはしようがないけど、フルに合わせるしかないのですよね。だって、平日にそんなニーズがあるわけないのですから。  だから、そういうことを踏まえて、今の段階ではこういうスタートでいいと思うのですけれども、今後の運用については、駐車場などは申しわけないけど2層にしてしまえば、それでもう2倍とれてしまうではないですか。それが可能なのかどうなのかは、予算のことがあったり、そういうことをしていいかどうかというルールの整理というものもあるのだろうと思うのだけども、そんなに難しいことではないのではないのと。工夫をしようと思えば、と私などは、近隣なので、よく公園利用をされている方々、そこで困惑をされている方々、駐車場で並んでいて、せっかく公園に来て遊びたいのに、駐車場に並ぶだけで30分、40分かかってしまっていると。こういう状況を見ると、これはやはり改善の余地が今後もあるのかなと。今たまたまそういう話が出たので、意見として、何かお答えをいただけることがあれば、お答えをいただければありがたいなと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 公園利用者のための駐車場ということであれば、公園の施設内に設置することは、先ほど道路公園課長の言ったとおりなのですが、例えば、今言ったように、重層といいますか、建物として駐車場をつくるとなりますと、それは先ほど言った10%の中に入ってくるということですので、それによってほかの建物が減ってくるということもありますので、その辺の考え方になるのかなと思います。  委員がおっしゃったように、当然最大値で駐車場を決めるべきだというのが、皆さんご利用に、利便性に関しては非常に重要なことだと思いますが、当然限りのある行政需要でございますので、公園の施設をどう使っていくかというのは、その中で、全体の中で考えていくべきと考えています。自動車問題も非常に重要だとは考えてございます。 ◆湯本 委員 もし、その需要に耐えられるだけの環境が整備ができないとするならば、やはりアクセスの部分を考えるべきだと思うのですよね。やはり行きやすい状況をどうつくるかということは、これはやはり少し市街地から外れた場所なので、そこは利用者の視点からすると考えなければいけないし、自転車で行くにしても行きづらいのですよ、わかりづらいし。どこを通って、どう行ったらいいのか、多分最初に行った人はなかなかわからないと思いますね。そのようなことも含めて、これからいろいろと検討していただければなと思います。 ◆福井 委員 この条例改正、まだ通っていませんけど、通った場合は、どこの公園を対象にして整備していくと、そういったものが具体的にあるのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 検討内容といたしましては、規模で言うと、区内の1ヘクタール以上の公園に関して検討してまいりたいと考えているところでございます。 ◆福井 委員 ホームページから見てきたのですけど、都市計画・公園緑地の整備方針というものが出ていて、優先整備区域の拡大の決定ということで、ここを優先していくよと書いてあるのですけどね。ここは今、久保課長が言われたところ、中央五丁目緑地とか羽田空港公園、ここも該当するということでいいですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 まだ具体的にこの公園と決めているわけではなくて、全てということではないのですが、少なくとも拠点公園、要は、区民の身近な公園と言われる小さい公園について、そういったものを全部取り込んでいこうということは考えてございませんで、あくまである程度面積があって、拠点公園と言われるものについて該当するのであろうと考えていまして、それを検討していきたいと考えてございます。 ◆福井 委員 もう一つ確認なのですけど、ぜひ議会に対しても説明をしていただきたいと思っているのですけど、これは公募しますよね。公募した段階で提案を受けているときのその都度説明というものはいただけるのですか。パークPFIだと議会の承認がいらないからそのまま行ってしまうような気がするので、そうではなくてもこういったことで募集しますよとか、そういった報告というのはあるのでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 ただ、まだこれは区としてやると決めたわけではありませんで、検討していくというところの段階でございます。ですから、今こういったものをすぐ進めるということではないのですが、当然国のほうの法律も変わって、うちのほうの条例も変えていくという状況の中で、我々のほうとしても今後そういったことがあれば、ご報告してまいりたいと考えてございます。 ○長野 委員長 ほかはよろしいでしょうか。  それでは、本日は継続とし、討論、採決は明日に行います。  次に、第36号議案 大田区立西蒲田五丁目第二児童公園の廃止についてを議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ◎久保 道路公園課長 第36号議案 大田区立西蒲田五丁目第二児童公園の廃止についてを説明いたします。  都市基盤整備部資料34番、1ページ目の議案資料をご覧ください。  提案理由ですが、近隣に新たな児童公園が設置されることに伴い、除雪や集中豪雨対策用の用地とすることから、大田区立西蒲田五丁目第二児童公園を廃止し、大田区議会の議決に付すべき契約、財産または公の施設に関する条例第5条の規定に基づき、この案を提出するものでございます。  2ページ目をご覧ください。西蒲田五丁目第二児童公園の平面図でございます。公園の現状は、西蒲田五丁目7番5号にございまして、面積165.28平方メートル、間口が7メートルぐらいです。それから、公園敷地が50センチほど高くなっておりまして、図面右側が入り口部になります。3メートル幅のスロープになっておりまして、公園にはツツジ、ナンテン、アジサイ、カイヅカイブキ、クスノキなどが植えられているところでございます。現在、広場には遊具やベンチはございませんで、水飲み場がございます。  主な廃園の理由でございますが、まず2ページ下の案内図をご覧ください。現地と記された箇所に西蒲田第二児童公園があり、近隣に新たに348平方メートルの現在の倍くらいの面積の児童公園がつくられるところでございます。また、昨年度実施いたしました公園利用者実態調査でも利用者が確認されなかったということもございます。それから、スロープ状の入り口で狭く、公園敷地が50センチほど高くなっていると。入りづらいということで、現在広場にはこういう公園の遊具やベンチもないという理由もございます。ということで、西蒲田五丁目第二児童公園を廃止した後、敷地内の奥の既存の防火水槽を活用しながら、当部が所管します除雪資機材倉庫や集中豪雨対策用の土のう置き場を備えた新たな緑地広場として再整備し、活用してまいります。  この児童公園廃止は、平成30年3月31日を予定しておるところでございます。 ○長野 委員長 それでは、委員の皆様の質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 ちょっと1点だけ。なぜこの斜め前に新しく公園をつくって、こちらを廃止するのかなと不思議だったのですけど、使っている人がいないという、使い勝手もあまりよくないのかなと今お話を伺ったところ感じたのですが、新しくつくる公園なのですが、こちらには遊具は置くのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 複合遊具を設置する予定になっているところでございます。 ◆馬橋 委員 そうすると、一番最初にふと疑問に思ったのが、なぜ新しく公園をつくって、こちらをなくすのかなと。要は、こちらの公園をとっておいて、こちらに新しく除雪や集中豪雨対策の用地にすればいいのになと思ったのですけど。広いし、遊具も置けるし、公園としてはこちらのほうが充実するから、こちらの狭いほうを廃止すると、そういう考え方で、単純にそういう考え方でいいのでしょうか。 ◎久保 道路公園課長 そのとおりでございます。 ◆福井 委員 関連してなのですが、公園の新設予定はいつ開設予定なのかというのと、あとこの公園新設予定地の面積はどれぐらいなのかということを教えてください。 ◎久保 道路公園課長 公園の面積でございますけど、348.85平方メートル、それで開園予定は30年4月1日開園予定でございます。 ○長野 委員長 ほかはよろしいでしょうか。  それでは、本日は継続とし、討論、採決は明日に行います。  次に、審査事件を一括して上程いたします。  本委員会に新たに付託された2件の陳情について審査を行います。  まず、30第3号 大森町商店街道路改修に関する陳情の審査を行います。  原本を回覧いたします。  (原本回覧)  なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いいたします。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 私からは、陳情30第3号 大森町商店街道路改修に関する陳情について、説明をさせていただきます。  資料につきましては、タブレットに配信をさせていただきましたとおりでございます。1枚目に陳情の箇所図、標準断面図、スライドしていただきました2枚目に現況の写真を添付させていただいております。  現在、この大森町商店街の道路の状況でございますが、改めまして所在地でございます。大田区大森西三丁目12番から五丁目10番先でございまして、延長はおよそ650メートル、幅員は標準断面図に示させていただいているとおり、おおむね6.3メートルでございます。この道路につきましては、昭和60年度に整備をいたしまして、使用している材料はインターロッキングブロックでございます。  改めまして、この路線でございますが、所在地で説明させていただきましたとおりでございます。京浜急行本線大森町駅から補助線街路第27号線、東邦医大通りという名称でございますが、そこまでを東西に結ぶ区道でございまして、大森町共栄会商店街に沿った道路でございます。本道路はふれあい道路として、先ほど説明いたしましたとおりでございますが、昭和60年度にインターロッキングブロック舗装を整備をいたしております。  道路の現況でございますが、経年劣化によるブロックの若干のずれや段差などが見受けられます。日々のパトロールなどで発見した劣化の著しい部分につきましては、応急処置や補修を実施している状況でございます。写真で黒く塗ってある、右斜め下の近景の2番で舗装の修繕状況をご確認いただくことができると思います。  陳情理由にも記載されている歩行器やベビーカーなど、ふれあい道路のブロック舗装を通行するときに振動するというご意見につきましては、本路線に限らず同様の整備を実施した区道全般で寄せられております。このため、各路線の状況に応じてカラー舗装などの振動の少ない材料を使用しての部分的補修やブロックの据え直し等の対処、また区道全体的な補修についても路線ごとに精査をしている状況でございます。  本路線については、パトロールや補修などの適切な維持管理に努めながら、他の箇所の状況を参考に経年劣化の状況を把握し、将来的な改修の時期や方法について検討してまいりたいと考えております。 ○長野 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆松原〔元〕 委員 正式名称がインターロッキングブロックですか。いろいろな商店街で同様の舗装がされていると思うのですね。昨日、私はとある商店街を歩いていて、前を歩いている女性が転びそうになっていまして、ああなるほど、こういったことをこの陳情では言っているのかなと思って今日来たのですが、地元からは現状どういった、商店街からはそういう何か言われたりということはされているのでしょうか。現状、メンテナンス、日々のパトロールで。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 現状でございますが、この路線につきましては、段差のある状況をご確認いただけると思います。地域の皆様方からもこのような同様な意見をいただいているところでございまして、インターロッキングブロックがずれた箇所につきましては、随時補修を実施している状況でございます。 ◆松原〔元〕 委員 そのパトロール等の頻度といいますか、それは様々あるでしょうが、おおむねどれぐらいの頻度で行われているのでしょうか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 私ども地域基盤整備第一課でございますが、大森地区を中心に各町丁目ごとに日々パトロールしている状況でございます。おおむね月に2回ないし3回程度回ることができるように、パトロールを実施している状況でございまして、こちらの路線につきましても同様でございます。 ◆高瀬 委員 こちらのインターロッキングかな、これはいつぐらいから区としては始めたのかな。もともとは普通のアスファルト道路だったのだろうけど。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 このインターロッキングブロックにつきましては、昭和58年、大森町商店街は2年前ほどからふれあい道路として各場所によって整備を進めている状況でございます。 ◆高瀬 委員 これは、大森のところもそうなのだけど、区としては全体としてはいつぐらいから始めたのかな。あと、当時としては、いろいろな商店街でこういうインターロッキングブロックを我先にではないですけど、整備している感じだったのだけれども、そこのところをちょっと、状況を教えてほしいと思います。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 先ほどの説明と繰り返しになりますが、区といたしまして  は、昭和58年から希望ヶ丘商店街を皮切りに順次整備している状況でございまして、おおむね整備ができている箇所が133か所、延長に関しましておおむね4.6キロ程度、整備が完了してございます。 ◆高瀬 委員 同じことを聞くのだけれども、そのインターロッキングブロック、100何十か所でといって、総合計で何キロぐらいあるのかな、全部、大田区内だと。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 私どもで把握している延長でございます、おおむね4.6キロほど整備をしている状況でございます。 ◆湯本 委員 私もこの商店街、近隣なのでよく通るのですけれども、確かに見ていると、ご高齢の方だとか、それからベビーカーを押している方からすると、たまに突っかかってしまったり、あと旅行のキャリーバッグですよね、あれを引きずって歩いている方々からするとすごい、結構な音が出るのですよね。多分、整備をされた当時というのは、そういうことに、そこまであまり注目や関心や、またキャリーバッグというもの自体が多分なかったりしたと思うのですけれども。まさに高齢化社会であったり、それから観光・国際都市を目指している大田区であったり、状況はいろいろ変化する中で、やはり商店街というか、区道の整備のあり方がどういうものが妥当なのかといったところについて、この環境の変化を含めて今、どう考えられているのかということをお伺いを。 ◎明立 都市基盤管理課長 この昭和58年当時から整備をさせていただいているところなのですが、やはりその当時商店街振興といった形、これは大田区だけではなくて、多くの区、それからほかの自治体でも行われているものでございます。特に、色合いがよく、そして結構安価で、また頑丈だといったこともあって、非常にもてはやされた時期もあったのですが、実は、今回いろいろと課題となっていますブロック同士の、どうしても段差があるということで、今言ったキャリーバッグとか、あるいは乳母車、あるいは車椅子の方々にとって障害になってくるといったこともあります。特に最近ではバリアフリーといった観点から、非常にこういったものを改善していこうよということで、このインターロッキングブロックにつきましても、この間、ずっと同じものを昭和58年代のものを使ってきたのではなくて、例えば目地の深さを浅くする、あるいは目地と目地の間に、要はつなぎ目をつけて動かないようにする、あるいは、盤自体を大きくするといった取り組みをして、徐々に性能を上げてきたところなのですが、実態として、目地が必ず残ってしまうとか、経年で若干、どうしてもがたがたするといったことがありますので、最近では使われなくなってきていると。今は平板とか、あるいはカラーアスコンといったような、要は代替の製品にだんだんと変わってきているということもございます。我々のほうとしては順次、整備改修の時期を捉えて製品をかえていきたいとは考えているところでございます。 ◆湯本 委員 それと、もう一つなのですけれども、やはり商店街、ここの該当の地は商店街なので日々商売をなさっているのですね。改修をしてもらいたいという気持ちがある一方で、改修の工事をしている間の商売にかかわる影響、ここを心配される方もいたりして。その辺、その地域との調整というのが必要となってくるのだろうと思いますが、その辺については、何か地元の商店街の方からご意見を伺っていたり、区のほうで把握している区民ニーズというか、その辺の心配だとか、そういったことは何かありましたらお聞かせいただければと思います。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 委員がおっしゃるような区民ニーズでございますが、商店街でございますので、昼間営業しているところ、また夜間も営業をしている箇所等々、様々でございます。この路線に関しましても、今、お昼含めて夕方、当然営業されておりますので、部分的な補修に関しましては、夜間等を含めて考慮している場合もございます。また、昼に実施できるところもあるのもまた事実でございますので、そういった点に関しましては、近隣の皆様方からご意見を伺いながら、昼間施工するのか、夜間施工するのか含めて実施をしてまいりたいと考えております。 ◆湯本 委員 本当に、何というのでしょうかね、区としては多分、整備をすると決めたら、なるべく早くと思われるかもしれないけれども、やはり住んでいる方の立場からするとまた少し違う視点があって、できれば整備は夜、夜間工事にしてもらって日中はやめていただきたいとか、いろいろな声があったりして、多分そういう調整というのは、整備をしていく上で非常に重要になってくると思うし、時間がかかる部分なのかと思いますが、その辺についてはどう考えますか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 整備に関しましては、今後、ある程度長い時間をいただかなければいけないのかなと思っております。 ◆湯本 委員 希望として言いたいことは、なるべく早く進めてもらいたいと思う一方で、この調整がしっかりできていないと、要はせっかく進める整備がまちの中で意見を二分してしまうような状況になってしまうこともあり得るので、その辺の調整を地域としっかりしながら、なるべく迅速に進めてもらいたいなという思いがある一方で、すぐにできるのかどうなのか、この辺はこの陳情の趣旨というか内容ですね、書かれている内容からすると、なかなかどうしていったらいいのかなと思うところがあると、自分の考えであります。意見です。 ◆岸田 委員 何か聞いていると、整備をしていきたいというお話にも受け取れるのですけれども、例えばこの650メートルを整備するとなると、どの程度の期間がかかるのでしょうか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 実際にこの650メートルを全体的に整備をするという話になりますと、道路の下には下水道管、また水道ですとかガスですとか、様々なインフラがございます。そういったものを補修を事前に行いながら、また表面を直していくという作業に、そういう順番になっていくものと考えられます。表面に関しましても、650メートルという長い延長がございますので、やはり2年ないし3年程度はいただかなければいけないのかなと思っております。  あと、先ほど前段で延べさせていただきましたインフラの整備等を含めまして、全体的な補修となりますと、やはり4年ないし5年とある一定の期間はいただかなければ補修はできないのかなと考えております。 ◆岸田 委員 昭和58年にやり始めて、その商店街だろうと思うのですけれども、商店街の方々から要望があって多分やってきたのだろうと思うのだけれども、新たにこれを取りやめて、新しい舗装にした商店街というのは何軒ぐらいあるのでしょう。  これからどのように、全部の商店街をやるとすると何年ぐらいかかりそうなのかというのは、そういうことはわかるのでしょうか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 今までふれあい道路として整備をいたしました箇所につきましては、12か所ほど既に補修等含めて完了しております。  先ほど発言させていただきました、その133か所全部、例えば直すとなりますと、単純に時間をいただかなければいけないのかなと思っておりますので、またこの133か所につきましても、先ほど水道やガスですとか、様々なインフラを更新する際に、道路が新しくなる箇所もございます。一概にこの箇所を全部改修するのに何年というのは、今算出は難しい状況でございます。 ◆岸田 委員 期間も3年ぐらいかかりそうだ、2年から3年ぐらいかかりそうだという中で、やはりその地域の方々と、先ほど湯本委員もおっしゃっていましたけれど、やはり合意を取りながら、やるならやる、やらないならもうちょっと我慢していただきたいと、きちんと説明をしていただきたいと思いますよね。その中で、皆さんからの意見をいただきながら進めていただきたい。いろいろなご意見があることを、一つ一つやはり解決して、ぜひ長い目でゆっくり、いいまちにしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ◆福井 委員 今、ここを直すには2年、3年ということだったので、長期にかかるというのは理解したのですが、ただ、現実問題としてでこぼこがあって、区もこのように認識をしているということであれば、まずやるべきことは部分補修でその危険性を取り除くことだと思っているのですが、ここは区道ですよね。区道であれば大田区が責任があって、でこぼこしたところを歩いてけがをしたら大田区の責任になるので、早急に部分補修というのは今は考えていらっしゃいますか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 委員ご指摘の部分的な補修につきましては、もちろん穴ですとか、段差がついている箇所につきましては、その都度その都度、緊急的な対応をさせていただいております。 ◆福井 委員 今回陳情が出て、大田区が確認しているわけですよね、ここの部分については。では、ここで危険と判断したところは部分補修をするということで、確認ですけれどよろしいですか。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 はい、危険箇所につきましては、随時補修を実施してまいりたいと考えております。 ◆福井 委員 随時だと、ここの部分も。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 はい、今、写真の箇所につきましても、補修等につきましては行ってまいりたいと考えております。 ◆馬橋 委員 今、委員からの質問のご答弁の中にあった、ちょっと確認ですけれど、133か所、このインターロッキングブロック舗装があって、長さが全長で4.何キロとおっしゃったのですけれども、それは違うのかな。 ◎明立 都市基盤管理課長 大変失礼しました。4.6キロというのは、すみません、現在まで12か所整備、改修ですね、133か所のうち12か所を整備しているのですが、その延長距離が4.6キロです。  すみません、大変失礼いたしました。高瀬委員の質問に大変間違えました。  延長距離のほうにつきましては、全延長で32キロ程度でございます。大変申しわけございません。 ◆馬橋 委員 何かすごい、1か所あたりに何メートルなのだとか、30メートルぐらいで終わってしまうのかなと思って。32キロということで、非常に長い。  ただ、先ほど昭和58年に希望ヶ丘商店街、私も会員なのですけれど、今、もう補修していただいて、かわっているのですね。何年前かな、ちょっと記憶に新しいので2年ぐらい前だと思うのですけれど。歩道側のところもLEDの照明を埋め込んで、カラーのアスファルト舗装をしていただいた記憶があるのですね。それでいくと、58年の希望ヶ丘が2年前だとしたら、60年のここはもうそろそろやってもいいのかなという気がするのですけれど、今、現段階で残り133から12引いて121か所に関して、現段階で改修の計画みたいなものが出ている箇所というのは何か所ぐらいあるのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 今現在、梅屋敷の商店街のほうに改修に入っているところでございます。今現在、具体的にこの路線としているわけではなく、全体の経年劣化だけではなくて、要は車の車両の出入りですとか、あるいは家の建て替え等による企業者、要はガスだとか水道だとか、そういったものが入ってきますので、そういったような工事によっての影響といったものも含めて、全体的に考えていかなければいけないと考えてございます。単に古いから悪いということではなくて、全体的にどういった形で進めていくかというのは、個々精査させていただきたいと考えてございます。 ◆馬橋 委員 かなり外的な要因の要素が大きいのかなと、今ちょっと伺っていてしたのですが、区内にまだ残り121か所、要は道路が古くなってきているというところで、補修しながらというお話だと思うのですけれど、これは計画的にやらないと、結構な規模だなともちょっと話を聞いていて思いました。というのは、希望ヶ丘は多分何か、きっといろいろ外的な要因と複合してやっていただいたのだと思うのですが、それ以外の場所に関しても、やはりある程度、大田区として主体的にというか、能動的に計画を立ててやっていかないと、やはりどんどんこうやって経年劣化で、各箇所でぼこぼこしてきて、それを一々対症療法で全部直していくみたいなことになってくると、非常に人的にもお金的にもかかるのかなという気がするので、逆に大田区としての、ある程度のインターロッキング舗装の道路の改修計画みたいなものを考えていかないと、今後5年、10年、20年と考えたときに、残り121か所、非常に厳しい状況に追い詰められてくるのかなという気がするので、そこを少し考えたほうがいいかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 このふれあい道路と特定してしまうとそうなるのですけれど、全体の道路も含めて予算の中で我々のほうもやっていく必要があるので、あくまで先ほど申しましたとおり、経年劣化だけという判断ではなく、あるいは区が能動的にといった部分もあるのですが、実態は多くの補修については、補修といっていいかわかりませんが、道路工事については、企業者が担っているところがございます。例えば下水道ですとか、あるいは水道、あるいはガスといったところの舗装も非常に多く行われているところです。特に最近では耐震化といったこともあります。そうなると、かなり本管からの改修というのもございますので、そういった機会を捉えて整備していくということも必要になってくるかと思いますので、その辺も踏まえて個々整備についての精査をしてまいりたいと考えてございます。 ◆松原〔元〕 委員 ちょっと、若干陳情とは違うのですが、その改修後の道路、関連しているのですが、インターロッキングブロックを改修した道路が12か所ですか、あると伺ったのですが、実際、この目で確認してきたいと思うのですが、この近場ですとどこが該当するのでしょうか。この、大田の役所からですね。蒲田の近くです。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 場所的な話で恐縮でございますが、大森町商店街の南側に梅屋敷駅から東邦医大通りまでの商店街がございます。そちらで改修工事が既に完了しております。 ◆小峰 委員 最近、性能が上がってきたというお話だったのですが、どのぐらいもつのかという、大体のあれがありますでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 基本的に、インターロッキングブロックはほとんど壊れないですね、非常に強いものです。ただ、これが先ほども言ったように、水道ですとか、ガスですとか、そういった企業者、道路の中に埋まっている、あれをどうしても取りかえるという作業が入ると、結構徐々に段差ができたりということになります。ですから、もともと持っている製品の性質上、どうしても個々になってしまうものですから、最近では使われなくなったということになっています。
     ふれあい道路のほうも、平成11年、昭和58年から平成11年まで整備を続けてきたのですが、その後、インターロッキングの舗装については、部分補修のほうについてはどんどん使っているのですが、平成11年以降は大規模な工事については使われなくなっているという状況でございます。 ◆小峰 委員 本当に、いつもパトロールしていただいて、すぐに応急処置をしていただいて、商店街の皆さんも区民の皆さんも喜んでいらっしゃる。そして、このレンガ舗装というところでは、何かとても愛してくれている道路だなということも感じております。  先ほど課長のほうから、最近は性能が上がっているアスファルトの道路があるというお話もありましたが、そちらのほうの耐久年数みたいなものが、おおよそわかれば。要は、30年間頑張ってきたこのレンガ舗装にかわって、今度はどのぐらい技術が上がって、例えば何か別のもので道路舗装をした場合の耐久年数などの目安がわかれば教えていただきたいと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 これはやはり、ただ単に置いておくのであれば、それほど。例えば歩行者だけとか、そういったものであれば、ほとんど50年とか大丈夫だと思うのですが。ただ、そうはいっても、先ほど言ったような掘削が行われるとか、重車両が通るといったところについてはどうしてもそれなりの年数になってくるということで、一概に何年とは言えないのですけれど、通常は、20年とか30年とかとは言われていますが、基本的にはそのときの状況によるのかなと思います。 ◆小峰 委員 ということは、その30年が短いとか長いというよりも、それぞれの特質としてやってきたと。そしてその中の下水道管等も、時代とともに強化してくると思いますので、こういうことの繰り返しということとして受けとめるという認識でよろしいということですよね。 ◎明立 都市基盤管理課長 結局、道路の表面というだけではなくて、当然道路の中にある、先ほどから言っていますが、企業者のものもございますので、そういったもの一体で道路の工事というのは行われているものですから、そういったものも含めて、あわせて、区のほうではトータルで考えていきたいと考えてございます。 ◆秋成 委員 うちは商店街で商売をやっていましたので、当初、このインターロッキングにかわったときには、すごく皆さん喜ばれて、こんなに道が明るくなってきれいになってとなったのですが、それがやはり何年かたつうちに、夜中に音が、車が通るとうるさいとか、それからまた、先ほどもいろいろぼこぼこになってきて歩きづらいとなってきて、何かだんだん悪者みたいになってしまっているのがすごく寂しいなと思うのですけれども。ただ、先ほど課長から壊れないというお話があったのですが、普通のアスファルト工事をしたときに、つぎはぎになってしまうではないですか。でも、これだとそれがないというのも、インターロッキングだと工事後もまたそういう形になるのでいいのかなと思うのですが、例えば、工事が終わった後の工事をした業者に対して、もう一度きれいに、ぴちっとやるという、そういった基準を厳しくするということはできないのですかね。 ◎明立 都市基盤管理課長 かなり、製品が何年かたちますと、色合いが変わってきまして、もう見た目で大分、復旧をしたところと既存のところでは差が出てきてしまうということと、微妙に、ほとんど微妙なのですけれど、例えばそれが何センチとかということではないのですけれど、どうしても数ミリの差が出てきてしまうということで、これは、施工業者が悪いとかそういうことではなくて、どうしても既存のものを入れかえるということになると、それなりの違和感が出てきてしまうということで、できれば全部やりかえてもらえればいいのですけれど、さすがに企業者に対する責任というのは、掘ったところに対しての責任しかございませんので、どうしても継ぎ目ができてしまうということもあります。道路管理者がやるのであれば、一体でざっとできるのですが、どうしても企業者がやる場合は、あなたの責任のところを復旧してくださいということになりますので、どうしても差が出てきてしまうというのがちょっと弱点になっているということでございます。 ◆秋成 委員 あと、確認なのですが、今回、この陳情が出ているところについては、例えばこれまでもいろいろとお話があったときには、その都度改良していただいていると捉えてよろしいのですかね。 ◎武藤 地域基盤整備第一課長 委員ご指摘のとおりでございます。随時、改修している状況でございます。 ○長野 委員長 ほかによろしいでしょうか。  では、本日は継続とし、明日、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いいたします。  次に、30第5号 池上駅に集会室等区民利用施設の設置を求める陳情の審査を行います。  原本を回覧いたします。  (原本回覧)  なお、審査時間を考慮し、書記の朗読は省略いたします。  理事者の見解をお願いいたします。 ◎近江 地域整備担当課長 私からは、30第5号 池上駅に集会室等区民利用施設の設置を求める陳情について説明を申し上げます。  池上駅につきましては、鉄道事業者が平成32年度の完成を目指して整備を行っております。整備にあたりましては、鉄道駅総合改善事業を活用し、区としても補助を行うとともに、平成29年9月22日の都市整備委員会でも報告したとおり、整備計画の中で池上図書館をはじめとして、池上駅の公衆トイレの移設やコミュニティサイクルポートの新設といった施設の導入も計画されてございます。  ほかにも、歩道上空地の整備など、駅周辺の歩行者環境にも配慮した計画となってございます。  また、公共施設とは別に、保育園をはじめとする生活支援施設の導入も計画されているなど、これまでの単なる商業ビルではない新たな機能を兼ね備えた駅舎、駅ビルとなる予定でございます。  陳情にあるような、集会室単体としては現在のところ予定されておりませんが、施設の計画上、区として使用できるスペースに限りがある上、これ以上の公共施設の設置や集会室を単独で設置することは難しいと考えてございます。  近隣には池上会館や池上文化センターなど、集会室を備えている区施設もあることから、そちらの利用とあわせて検討していく必要があると考えてございます。 ○長野 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆馬橋 委員 今、ご説明の最後に、池上会館とかほかにも区民施設があってというお話もあったのですが、私はこの池上の周辺の住環境というか、その公共施設の数とか、その辺の充足率については全然わからないのですが、これは大田区内だけでもいいのですけれど、他地域と比べてこの池上の地域というのは、今この陳情にあるような集会室等、区民施設というのは数は少ないのでしょうか。 ◎近江 地域整備担当課長 他地区と比べて、池上の集会室が多いかどうかというのは、ちょっと何とも言えないところなのですけれども、今、先ほど申し上げました池上文化センターには第1集会室、第2集会室、和室といったものがございます。また池上会館には、和室だとか、普通の集会室などを含めて14室ほど、大小様々な集会室等がございます。  利用率等につきましては、数字自体は正確に把握していないのですけれども、うぐいすネット等で検索しますと、集会室は常にいっぱいで利用できないという状況ではなく、日にちによって、あるいは和室だとかそれ以外のものの中で人気不人気はあるのですけれども、利用できるという環境にはあるかなとは考えてございます。 ◆馬橋 委員 割と、今お話を伺っていると、しっかりあるのかなという気が少しします。  あともう一つ、大体図書館というのは、雑談室とか雑談コーナーみたいなものがあると思うのですけれど、今回、駅舎の中に入るこの池上図書館に関して、そういった雑談ルームみたいなものというのは整理があるのでしょうか。 ◎近江 地域整備担当課長 大田区内の図書館には、集会室あるいは多目的室を併設している図書館が何館かございます。ただ、現在の池上図書館についてはそういったものはございません。新しくできる、移設する図書館について、そういった施設ができるかどうかというのは、現在、教育委員会等で検討しているところでございますので、現時点では未定でございます。 ◆福井 委員 先ほどの課長の答弁だと、4階の公共施設には図書館が入るから、もうこれでいっぱいだから集会室はつくれませんよということで、ここを全体的に、平面図をいただいて、公共施設の部分は全て図書館になるということでいいのですか、今の案だと。4階ですね。 ◎近江 地域整備担当課長 現在、詳しいところにつきましては、所管のほうで検討をしているのですけれども、4階部分全てが公共施設というわけではないかなと認識しています。 ◆福井 委員 もともとつくってほしいという要望に対して、いやもう、設計図が出ていて、もう決まっているからできないよということであれば、もう議論ができなくなってしまうなという懸念があったのですね。だから、それで聞いたのですけれど。そうすると、もう設計図ができているから変更は難しいということなのですか。 ◎近江 地域整備担当課長 施設の計画上、これ以上、公共施設というのはちょっと難しいかなとは考えてございます。 ◆福井 委員 そうすると、集会室をつくってほしいというのが、先ほど馬橋委員も、この地域はどうだということで話をされたのだけれど、区民利用施設の利用実績の中で、池上文化センターが一番使われているのですね、文化センターの中で。予約が取れないという意見も上がってきているのです。だから、そっち、池上会館、文化センターを使ってくださいよといっても、いっぱいで使えない状況の中で使ってくださいよというのは、足りていないのだからつくる必要があるのではないかなと思ったので、本当は区民施設だから地域産業委員会だと私は思っているのですけれど、都市整備委員会に来たから聞いているのですけれどね。やはり増やしていくという概念が必要なのではないかなと思ったときに、今ある池上図書館の跡地をこういった集会室、ただもう文化センターが目の前だから議論の余地はどうかなとは思うのですけれど、そういったところでも増やしていくという発想を持っているのかなと思ったのですけれど、その跡地利用というのは、ここではないからわからないと思うのですけれど。だから地域産業委員会と言ったのですけど。持っていますか、意見。 ◎近江 地域整備担当課長 集会室等を増やしていくという意見につきましては、大田区公共施設適正配置方針では、施設重視から機能重視への転換により施設の集約、有効利用として集会室、要は施設の役割を踏まえ、集約再編するとされているところから、今後はそんなに増やしていく方向ではないのかなと思ってございます。  もう1点、現在の池上図書館の跡地利用につきましては、所管外のことなので、私のところで現在答えられる状況ではございません。 ◆福井 委員 公共施設整備計画は、もともと人口が減っていく想定でやっていますから、今、大田区は一定程度人口は増えていますからね。増えていく中で、やはり23区とか都心部に集中するのがありますから、その計画自体、私たち共産党としては見直すべきではないかという意見を持っていますので、それはまた地域産業委員会でしっかりと議論をしていきたいと思っています。 ◆湯本 委員 そもそも論として、こういうリクエストがあるのは、気持ちとしてはわからなくもないのですが、これを物理的に置き込めるのかという話になったときに、これは、区としてどういう見解でいるのですか。 ◎近江 地域整備担当課長 施設自体のボリューム的なものにつきましては、こちら東急電鉄、鉄道事業者がつくっている民間ビル、駅舎も含めて民間ビルという形になりますので、ちょっと我々のほうで施設のボリュームをこれ以上増やすとかというコントロールというのは非常に難しいと思っています。  その中で、地域等の要望も踏まえまして、区と鉄道事業者で協議してきた中で、区の庁内議論を踏まえまして、その中で入れるべき公共施設、そういったものを決めてきている状態ですので、ちょっと現時点で、これ以上区が利用できるスペースがないというのが、難しいというのが現状でございます。 ◎保下 都市計画課長 9月の都市整備委員会にご報告させていただきました池上駅鉄道総合改善事業の事業計画の中に、今回、基本方針三つほど掲げてございます。  その基本方針2番目の地域生活者にとって利便性の高い新たなまちの生活拠点ということで、今回の公共施設の落とし込みをしっかり位置づけているという次第でございます。 ◆福井 委員 考え方をもう1回聞きたいのですけれども、今、公共施設の中でではなくて、生活拠点のところをやはり区民の利用が、声が高いから、生活拠点の部分を貸してくれないかと言って、だから簡単に言うと、4階ではなくて3階、2階の生活拠点の部分を大田区が借りて集会室としてということは検討できるのですか。 ◎近江 地域整備担当課長 鉄道事業者側の計画の詳細につきましては、現時点で明らかになっておりませんが、このような要望が出ているということは、鉄道事業者側には一応伝えていきたいと考えております。 ◆岸田 委員 これはやはり区として、鉄道事業者とのいろいろな話し合いの中でつくってきたものだと思うのですけれども、ここは池上ですけれど、ほかのところもそのような感覚として、区としては事業者と話し合いながらいろいろな、今、駅にいろいろな施設を置き込もうということで、他区とか、図書館があったり、ほかのものがあったり、保育所があったりしていますよね。そういうことも話し合いの中から、これからさらに進めていこうと、この池上だけではなく、ほかの駅舎に対してもそういう改築があったときに、そういう話をこれからやっていくおつもりなのでしょうか。 ◎黒澤 まちづくり推進部長 大田区全体として、今後の駅改修時にどういった公益、公共施設をというのは、一律の考え方は特段ございません。  それぞれの駅舎の大規模改修等の計画が浮上してきた時点で、先ほど地域整備担当課長も言いました公共施設適正配置方針であるとか、各地区のニーズを踏まえて庁内議論を行いながら区としての関与を決定していくと。本当にそういう施設が求められているということで、いろいろな国の補助制度とか、そういうものが適応されれば、そういう形もあり得ますが、一般的な駅に関するそういう方針を、今現在持っているのものではございません。 ◆秋成 委員 今回、陳情というか、出されてきているものなので、明日、意見を述べますので、例えば先ほどの、教育のほうとこの東急のほうでどういった話し合いがされているのかとか、それもまた確認中なのですかね。その中での詳細は。 ◎近江 地域整備担当課長 詳しい内容につきましては、どうしても教育委員会マターになりますので、私どもとして、今現時点で、ここでお話しできるのはちょっと難しいのかなと思っています。 ◆秋成 委員 ではまた逆に、また教育委員会から、そういった希望が出されるかも、なかなかはっきりとは言い切れない形ですかね。 ◎近江 地域整備担当課長 おっしゃるとおりです。 ○長野 委員長 これは現実的にも、物理的なことを考えると、その集会所を置くとしたら、もう図書館の機能なり、スペースなりを一部を削って、その二者択一のどちらかということになるわけですよね。 ◎近江 地域整備担当課長 図書館を予定しているスペース以外に、例えば集会室を単独で置くということは、現時点ではスペースの関係上、ちょっと難しいかなと考えております。 ○長野 委員長 もし集会室を置くとしたら、図書館のスペースは削られるということですよね。 ◎近江 地域整備担当課長 はい。 ○長野 委員長 ほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。  それでは、本日は継続とし、明日、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いいたします。  そのほか、継続分の陳情で、状況変化等はありますでしょうか。 ◎保下 都市計画課長 状況に変化はございません。 ○長野 委員長 委員の皆様はよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○長野 委員長 それでは、以上で本日の陳情審査は終了とし、審査事件を一括して継続といたします。  次に、調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎保下 都市計画課長 私からは、まちづくり推進部資料番号39番、第165回大田区都市計画審議会の報告についてでございます。  開催日時につきましては、平成30年2月14日、水曜日、14時から14時20分まで、開催場所は消費者生活センター2階、大集会室でございます。  議題は、東京都市計画生産緑地地区の変更(大田区決定)についてでございます。  審議の結果は、「諮問のとおり定めることが適当である」と答申されました。答申文は2ページ目におつけしてございます。  本件につきましては、平成29年10月2日に開催されました都市整備委員会にて報告した内容と同様でございます。  3ページ目をご覧ください。3ページ目には位置図。4ページ目をご覧ください、説明資料、5ページ目に新旧対照表をおつけしております。  都市計画審議会で出た主な質問事項でございます。一つ目に、東京都の生産緑地地区公園補助制度について。二つ目に、今回削除する生産緑地で生産されていた作物について。三つ目といたしまして、生産緑地を残す仕組みづくりについてでございます。 ◎瀬戸 防災まちづくり課長 私からは、地震に関する地域危険度測定調査(第8回)の公表について説明させていただきます。まちづくり推進部資料番号40番をご覧ください。  この調査は、東京都がおおむね5年ごとに実施しており、第8回目の調査結果を、東京都が2月15日に公表いたしました。調査の目的は、枠内の四角のところに記載のとおり、防災都市づくりのために行う、震災対策事業を実施する上での指標とする。それから、都民の日常の防災意識の高揚に役立ててもらうという内容でございます。  東京都全体の調査の内容と結果が、その下の2番にございます。建物倒壊危険度、火災危険度に加えて、災害時の避難や消火活動などの困難さを加味して総合化した総合危険度の三つの危険度を、都内5,177町丁目ごとに測定したものです。  結果の表示は5段階の相対評価としており、下の表のように定めた各ランクごとの構成比率となるように、危険量の大きい町丁目から順に割り当てて、ランクづけしています。  次に、その下の危険度の内容について説明いたします。  建物倒壊危険度は、地震の揺れに対する建物倒壊の危険量を、建物の建築年次や構造などを考慮し算定した建物倒壊危険量をもとに、危険度として測定しています。  火災危険度は、冬の夕方の地震時に予想される出火危険度と12時間後の焼失棟数から算出した火災危険量をもとに、危険度として測定しています。今回から、燃え尽きるまでの危険性を評価するため、延焼シミュレーションの時間を6時間から12時間に変更したとのことでございます。  総合危険度は、建物倒壊や火災の危険性に、災害時の避難や消火・救助活動の困難さを加味した危険度としたものです。今回から、災害時の活動困難度をより厳しく考慮するため、消火・救助活動に有効な道路は、12メートル以上の道路に連続的につながる6メートル以上の道路に限定するという変更がなされております。  次のページをご覧ください。こちら、3番のところに大田区の結果がございます。前回と比較してというところに記載がございますけれども、大田区平均で、建物倒壊危険量が前回より23.7%、火災危険量が40.1%減っており、区部の平均を上回る改善が図られております。  その下のところに、ランク4以上で危険度ランクが変化した町丁目の記載がございます。全体としては改善が進んだ町丁目の数が、悪化した数よりも多くなっております。調査方法の変更があったことと、相対評価であることから、安全性が向上していても、他の町丁目の状況によりランクが上下する場合がございます。  総合危険度でランクが悪化した町丁目では、災害活動困難度の調査方法の変更により、道路の整備状況などから危険度が高くなったことが考えられます。  また、火災危険度でランクが悪化した町丁目は、延焼時間の変更により、付近に延焼を遮断する幅員の広い道路が少ないエリアなどで危険度が高くなったことが考えられます。  今後の取り組みの方向としましては、引き続き、耐震改修助成や不燃化特区における建て替え助成などを積極的に普及啓発し、倒れない、燃えないまちづくりを推進してまいります。また、今回の調査結果をもとに地震ハザードマップを改定し、本庁舎や特別出張所で配布するほか、防災危機管理課とも連携し、各種の防災講話などでも、地域の危険性を示す資料として活用することで、区民の皆様の防災意識を高めてもらうきっかけにもしたいと考えております。  その右側のところに図がございます。下段が前回の調査結果、上段が今回の調査結果と比較ができるようにしてございます。それ以降のページに、東京都が2月15日に公表しましたプレス発表資料、それから、地域危険度測定調査(第8回)のことに関するパンフレットがございますので、後ほどご覧いただければと思います。 ◎明立 都市基盤管理課長 私からは、第56回東京河川改修促進連盟総会及び促進大会の開催について説明させていただきます。資料番号36番をおめくりいただきたいと思います。  東京河川改修促進連盟より、第56回東京河川改修促進連盟総会及び促進大会の開催について情報提供がございましたので、ご報告いたします。  きたる5月24日、木曜日、午後1時より、調布市グリーンホールにおきまして、当大会が開催される予定でございます。  当大会の主旨でございますが、東京全域の河川改修の早期完成及び内水対策の早期実施を実現するため、国会及び政府並びに東京都に対し、治水対策の促進を強く要望していくものでございます。  なお、参加団体につきましては、38市区町村となってございます。 ○長野 委員長 それでは、本日は調査事件を一括して継続とし、質疑は明日に行います。  次に、次回日程について確認をいたします。次回の委員会は、明日、2月27日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、既に配付されております補正予算の事項別明細書をお持ちください。  以上で、都市整備委員会を閉会いたします。                午前11時50分閉会...