○松本 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆黒沼 委員 条例を廃止する場合は
普通財産となるのですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 はい、そうですね。
普通財産に戻してという形になります。
◆黒沼 委員
普通財産になった場合は、
普通財産のままで工事が行われるわけですから、その場合、何かがあった場合はどの所管が責任を持つことになりますか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 当然のことながら、所管として
スポーツ推進課が所管をしてございますので、
スポーツ推進課のほうで責任を持って、対応してまいります。
◆黒沼 委員 それはちょっとおかしいのではないかな。
普通財産になると、
スポーツ推進課から離れるのですよ。
特定財産ではなくなりますから。これは部長かな。
普通財産になると、国もそうですけど、昨日私が質問した
気象庁跡地も最初は
国土交通省だったのですが、
普通財産になったので、財務省にかわったのですね。大田区の場合はどうなるのですか。ちょっと違うのではないですか。
◎町田
スポーツ・
文化担当部長 我々のほうは、実際に工事をするということの予算取りですとか、そういうものについては所管部として行うということで、そういうお答えをしたわけでございますけれども、今、委員がおっしゃるように、
普通財産の所管ということになれば、総務部という扱いになるのかなと思いますが、ちょっとそこのところは確認をさせていただきたいと思います。
◆黒沼 委員 条例が廃止されてなくなるわけですから、その条例の縛りがなくなるのですよ。そうするとあくまでも
普通財産になるわけですから、この所管から離れて権限がなくなるはずなのですね。それでは、部長のそういう答弁ですから、本当にそれを確認してもらってこないと。基本の基本ですから、ぜひよろしくお願いします。次回もう1回あるわけですからね。そういうことで、よろしくお願いします。
◆伊藤 委員 ほかのところも、例えば
平和島ユースセンターなどもそうだったけど、条例を廃止するとき、それからまた廃止しないで、そのまま続けて施設の使用を休止するときの違いが、そのとき、そのときでばらつくとよくないと思うのですよ。やはり、廃止するなら、廃止する条件みたいなものは整理しておく必要があるのではないかなと思って。こういう状況のときには廃止しますよということを明確にしておくと、今回は廃止するべきだとか、今回は休止するべきだとか。そうすれば誰にでも納得されると思うので、その辺はちょっと整理できますか、今後。
◎鈴木
スポーツ推進課長 スポーツ施設に限らず、これから
公共施設につきましては、改修、改築というものが今後もございます。そのたびごとに廃止する、もしくは停止するということを判断していくということは非常に非効率でございますので、現在、総務部とも話をしてございます。今後、引き続き総務部との連携の中で、しっかりと基準を明確にしてまいりたいと思っております。
◆伊藤 委員 今回も廃止して、新しい条例が次にまたできてくるのだろうけども、そのことで使い勝手がよくなったり、区民のより多くの人が使えるような、そういういい条例をつくってもらうこと。もちろんこれを廃止するのは賛成なのだけど、それは次にもっといい条例ができるよという前提で、ぜひお願いしたいと思います。
◆大橋 委員 大規模改修ということなので、具体的にもう少しどのような計画をされていらっしゃるのか教えてもらえますか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 改修の内容でございますけれども、大きく三つに分けられます。まず、平成7年の設置ということで、20年以上たっているということがございますので、
経年劣化に基づく改修というものがまず一つあります。これは、グラウンド、スタンド、それから外壁、
トイレ等が劣化しているという部分についての改修、それから
照明設備につきましては、一部
LED化になってございますけれども、まだなっていない部分が大半を占めておりますので、今後の
ランニングコスト、それから環境に優しい設備ということを踏まえまして、
照明設備の
LED化というところを進めていきたいと思っております。
2点目としましては、バリアフリー、
ユニバーサル対応というところでの改修ということで、エレベーターの新たな設置、それから
授乳スペースの新設、
多目的トイレの増設等を考えてございます。
それから、3点目ですね。
バリューアップ、付加価値をつけていくという部分の改修でございますけれども、これについては、これも環境に優しいという部分で壁面緑化の整備であるとか、それから大型バスの駐車場の再整備ということ。
先ほど説明でも申し上げました、今後
多目的利用ということも視野に入れてございますので、そこら辺を踏まえた改修ということについても、今、予定をしてございます。
◆大橋 委員 先ほど
伊藤委員からもありました、区民の方が利用しやすくなるよう、ぜひよくしていただきたいと思いますが、この
多目的利用について、今の段階でもし聞ける状況があれば、どういったものを目指していらっしゃるのでしょうか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 様々なものがありますけれども、今後の検討ということになるかと思いますが、例えば、今、
スタジアムにつきましては、
スポーツについては野球ということが主な使途ということになってございますけれども、野球以外の
スポーツでの利用ということも考えていきたいと思いますし、
あとスポーツ以外での
イベントでの活用ということも視野に入れながら、今後検討してまいりたいと考えてございます。
◆黒沼 委員 次回とも思ったのですが、もし調べるときに、ちょっとみずからの調査不足もあるのですけど、条例の廃止のほかに、停止、休止というものがあるかどうかということで、もし、今の課長の答弁を聞くと、休止というやり方があるのであるならば、これまでもそういうことがあったかどうかですけれども、法律上、条例上、一定の期間の場合は廃止という答弁が本会議ではあったのですが、休止にしたほうがこの所管でずっと責任を持って進められるのではないかなと。廃止にしてしまうと、
普通財産になって、縛りがなくなって、やりにくいのではないかなと思うので、なぜ廃止にしたかも含めて、もし休止というやり方があるのであれば、生きるわけですよね。ということは、ここの
スポーツ推進課のほうで、責任を持って進められるのではないかなと思うので、そこら辺はどうするのかも含めて、ご回答をお願いしたいと、要望だけしておきます。
◆三沢 委員 2点お聞きしたいのですけれども、今、既存で行われている野球以外の、例えば駅伝とか、そういった
スポーツというのは、この廃止されている期間はどのようになるかというのと、2020年の
オリンピックとの関係性というのはあるのかどうか、ちょっと教えていただければと思います。
◎鈴木
スポーツ推進課長 まず、今行われている
イベント等につきましては、廃止期間中については、当然のことながら改修が入りますので、やることができないということになります。その期間、その
イベントそのものをやらないのかということにつきましては、その
イベントを実施している
主催者側のほうと、話をこれまでもさせていただいてきております。そういう中で、代替の施設をというところはなかなか難しいので、なるべく早くからお話をさせていただいて、やる場合は、代替の施設が準備できるような時間を確保するということで進めさせていただいております。
2点目です。
オリンピック・パラリンピックとの関係ということでございますが、
大田スタジアムにつきましては、
大会関連施設としての利用を目指してございまして、現在具体的な
利用方法について検討しているところでございます。これにつきましても、関連部局と連携をしまして、有効に活用してまいりたいと考えてございます。
◆三沢 委員 どのように使うのかとかわかりましたら、また改めて教えていただければと思います。よろしくお願いします。
◆北澤 委員 今の
三沢委員の質問の、今やっているものは、他施設で継続できるように相談をされているということなのですけど、できた暁には、今やっている人たちが同じように利用できるのかどうかは。
◎鈴木
スポーツ推進課長 今後、
スタジアムを改修して、どのような活用をしていくかというところの整理をさせていただきます。その中で、どのような活用をというところが固まり次第、なるべく早く区民の皆様にお話をさせていただいて、活用の仕方というところについて情報提供をさせていただければと考えてございます。
◆北澤 委員 どのような活用ができるかどうか、今検討中ということなのですけど、もう4月から工事に入るわけですよね。ということは、もう計画があるから工事ができるわけであって、やはり、区民にとっては、今まで自分たちができていたことが、改修後もきちんとできるかどうかということは、とても大きな意味があると思うのですね。やはり、区民の福祉のために大田区の施設は使われるという原則があると思うので、もしかして、外向けの
イベント用の施設になったら、区民にとっては困ると思いますし、今区民が喜んで使われているというものがあれば、それがきちんと残るということが、やはり約束されていなければ、この条例が廃止されて、また同じように区民が喜ぶ施設になるということがわからなければ賛成できないと私は思うのですけども、その辺はいかがでしょうか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 当然、公の施設として設置をしてまいりますので、公の施設につきましては、区民の利用に供する、区民の皆様にとって有益になるような施設にしていくというところでございますので、その部分はしっかりと念頭に置きながら、整理をしていきたいと思っております。
◆北澤 委員 あと、
利用料金はどうなのでしょうか。改築の後、やはりぐんと高くなったりすると、本当に区民は使いにくくなると思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 先ほども申し上げたとおり、利用の仕方、つまり
多目的利用も踏まえて、利用の仕方について整理をしていくということがございます。その利用の仕方が固まりましたら、それに基づいて、それを利用する場合に、どの程度の使用料が適当なのかというところについても、合わせて検討を進めてまいります。
◆北澤 委員 やはり、区民の利便性というものを第一に考えていただきたい。もし検討の余地がまだまだあるのでしたら、できる限り区民の意見を聞いていただきたいと思います。要望です。
◆黒沼 委員 廃止だから、最初に聞いたのですけど、もしそういうことであれば、順序立てて次の委員会も含めて、工程表が出なくてはいけないのですね。工程表。そして、基礎図面が出なくてはいけないと思う。ただ、業者を選ぶ場合に、
プロポーザルでやるのか、一般入札でやるのか。こういう
多目的利用をやるとなると、いわゆる空港の跡地ではないですけれども、それぞれのアイデアが出て、こう使いたいということを
プロポーザルで選ぶではないですか。どの形式を選ぶのかも非常に重要になってくるわけですよ。ですから、やはり4月1日ということも含めて、本当はもっと委員会に出ていないといけないのですけど、どういうところに今来ているのですか。
◎鈴木
スポーツ推進課長 今、現在は
実施設計をやっているというところであります。その
実施設計につきましては、平成30年1月に固まるということで所管部のほうからは聞いてございます。平成28年に基本計画、
基本設計を行い、それに基づいて、この
大田スタジアムの改修の方向性というものを固め、それで今現在
実施設計を行っているという流れになってございます。
◆黒沼 委員 本当はそこまで説明していただくことが、判断するのにとてもいいのですけれども、やはり、
普通財産になっても、ここは責任を持って進めていくという立場での答弁をされていると思うのですが、よく調べた上でできますよということなのですけど。
基本設計、
実施設計のときに、
多目的利用、それから料金を含めて、
スポーツ中心になるのだろうと思うのですが、所管のこの
利用内容によっては、例えば、
教育委員会がもっとかかわってくるとか、ありますよね。そうすると、やはり多目的の内容がどうなるかによって、どこが責任を持つのかということが変わってくるではないですか。それは、
基本設計によって多分なるのだろうと思うのですが、それは、例えば、来年1月に見えてくるのかな。
実施設計を含めると。今回、この判断をするのは、廃止するということに対して委員会に付託されているわけですから、委員の皆さんの心配はその後どうなるということですよ。すると、非常に判断に困ってしまうわけですよね。そこら辺はどうやって判断するのか、ちょっと情報が少ないのではないかな。廃止するか、しないかだけになってしまうでしょう。そうすると、全ては区のほうに任せて、こちらはどうなるかわからないのに、判断を迫られるということになりませんかね。
◎町田
スポーツ・
文化担当部長 野球場というそもそもの考え方を変えるわけではなくて、野球場を先ほど申し上げたとおり、
経年劣化ですとか、あるいは大きな改修をする際に、新たな機能を付加していきましょうという考え方です。例えば、野球場として今使われていない時間があれば、別の目的にも使えるようにという考え方で進めているということですので、野球場から全く違う施設になるということではなくて、その範囲の中で
プラスアルファを入れていきましょうという考え方でもって説明をしているというところでございます。
◆黒沼 委員 基本的なことは変わらない。だから、安心してくださいと。
プラスアルファで少し区民のために考えますよということでいいのですね。すると、料金なども変わらないとみて判断するわけですよ。
◎町田
スポーツ・
文化担当部長 今までの野球の使い方、それから多目的に使うというときや、例えば
イベントで使うというときに、同じ
料金設定をするのかとか、民間が使うということになれば、その辺をどうするのかということの検討は必要だと思いますので、それも含めて、新たな施設になったときの
料金設定についても検討していくという説明でございます。
○松本 委員長 ほかによろしいですか。では、質疑はよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 それでは、本日は継続といたしまして、討論・採決は4日に行います。
次に、第90号議案 大田区立平和の森会館の
指定管理者の指定についてを議題といたします。
理事者の説明を求めます。
◎小泉
地域力推進課長 私からは、第90号議案 大田区立平和の森会館の
指定管理者の指定について、ご説明をさせていただきます。
地域力推進部資料番号1番をご覧ください。
対象施設の名称・住所については、記載のとおりでございます。
指定管理者として指定する団体は、平和の
森会館運営グループで、指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間でございます。
選定方式は、
公募プロポーザル方式といたしました。
選定委員でございますが、6名の委員で構成いたしまして、内訳は区職員4名と
区民代表2名でございます。そのほか、
公認会計士により
財務内容について専門調査を依頼いたしました。
選定経過でございますが、募集要項の発表を7月11日に区の
ホームページに掲載いたしました。
現地説明会は、7月21日に行い、5団体の参加がございました。応募受付の期間の8月21日から31日までに2団体の応募がございました。
選定委員会は、第1回
選定委員会を9月25日に開催し、
公認会計士による
財務内容評価と
選定基準による書類審査を行いました。続きまして、第2回
選定委員会を10月18日に開催し、応募団体によるプレゼンテーション及び
選定委員の
ヒアリングによる
候補者選定を行いました。
評価結果でございますが、
評価項目は、サービスの実施に関する事項などの3項目に、
事業者ヒアリングの
総合評価を加えて4項目でございまして、配点は第1回の評価が160点、第2回の評価が80点の合計240点満点での評価の結果、総合得点、188.41点のA団体、平和の
森会館運営グループが第1位となりました。
特徴的な
選定理由といたしましては、裏面のほうをご覧いただければと思いますが、第1回の評価で、平和の
森会館運営グループは
指定管理実績といたしまして、複数の
類似施設の実績を上げ、その中で、平和の森会館より大規模な施設として、東京都
青山葬儀所を管理している点が認められました。
また、人員配置といたしまして、施設の責任者、副責任者に
葬儀施設の
管理経験のある職員を配置するという点や広報活動として、
ホームページ、パンフレットの刷新、また区民を対象としたセミナーの実施に取り組むという点が高く評価をされました。
そのほかに、
地域貢献という観点から、地域の美化活動や
防犯パトロール等への参加なども提案されており、そのような提案が具体的であり、実現性の高いものと評価をされました。
第2回の評価では、利用者の快適性、利便性という観点から、利用者の要望をもとに設置する物品を充実させてきた実績。また利用率の向上という観点から、
小規模葬儀向けのPRや
備品貸し出しを行うという提案が評価をされ、かつ
指定管理者になることへの強い意欲と熱意が認められたものでございます。
これらを総合的に評価いたしました結果、平和の
森会館運営グループを
指定管理者として選定したという経過でございます。
○松本 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆黒沼 委員 最初、5団体の応募で、次2団体に絞られたということですけれども。
(「説明を聞いただけですよ」と呼ぶ者あり)
◆黒沼 委員 そうか。説明を聞いただけ。では、あくまでも応募は2団体なのですよね。今、東京都も含めてなのですけど、こういう入札や応募のときには、1団体のときはやめるという改善がなされているはずです。応募がたった2団体だったということになると、なぜこれだけわずかなのかということと、その弊害はないかということではどうでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 来年度からが第3期目の
指定管理ということでございまして、これまで第1期が2者の応募、また第2期については3者の応募、今回が2者の応募ということです。これまでもこちらの平和の森会館につきましては、
指定管理で適正に管理のほうが行われているという状況でございますので、特に支障はないということで考えております。
◆黒沼 委員 私も長いつき合いですから知ってはいたのですが、ただ、平和の森会館の
運営方式で、同時に2団体が葬儀できると途中で変わりましたよね、施設のレイアウトが。それを本当にこなせる団体かどうかは
一つ評価に入っていなければいけないかなと思うので、その点はちょっと裏面にはなかったのですけど、どうでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 もう1者が、実は目黒区の葬祭場のほうを運営している業者ということでございまして、いずれの業者も実際の葬儀にかかわる実績があるということで審査をさせていただきました。
◆黒沼 委員 もし、同時に使う実績が少なければ、区民にとっては、もとに戻して広く使って、葬儀をしやすくするということもあるのかなと思うのですが、その点は今回考えなかったかどうか。効率性を考えてどうでしょう。
◎小泉
地域力推進課長 先ほどの説明の中でも、ちょっと触れさせていただいたのですが、最近は
小規模葬儀というのが、家族葬等も含めて増えている状況でございまして、もちろん大人数のときには、パーテーションを広げるなどして、大きく使うということもできますので、その辺は利用者の状況に合わせまして、大きく使う、あるいは小さく使うということで対応させていただくということでございます。
◆黒沼 委員 確認ですが、そうすると小規模の場合は全部を使うよりも使用料が安くできて、かえってそのほうがいいと考えていいのですか。
◎小泉
地域力推進課長 使用料につきましては、もちろん小さく使う場合にはそれなりの使用料になりますし、それはあくまでも
利用率アップというよりは、こちらの施設の特殊性ということから、利用される方に快適に利用していただくということが一番かと思いますので、その利用者に合わせて、平和の森会館については運営を行っていくということでございます。
◆黒沼 委員 ここを使った場合と、臨海斎場のほうを使った場合に違うのは、
霊きゅう車が必要なのですよ、こちらは。平和の森会館のほうは
霊きゅう車がいらなくて、安くつくというのがあって、ここのところは格段と配慮した使い方にしてもらいたいなという要望があるのです。だからこそ、この使用料は区が決めるのではなくて、今度指定すると、
指定管理者が決められることになってしまうのですか。そこだけ、もう1点確認したい。
◎小泉
地域力推進課長 平和の森会館につきましては、規則で使用料をうたってございますので、あくまで区のほうで決めるということでございます。
◆北澤 委員
選定委員の
区民代表というのはどういう方がなられるのですか。
◎小泉
地域力推進課長 こちらは、地元の町会のほうにお願いをいたしまして、推薦をしていただいた方ということでございます。
◆北澤 委員 地元の町会の人が推薦した人ですか。
◎小泉
地域力推進課長 地元の町会の連合会のほうに推薦依頼をいたしまして、そちらから推薦で挙がってきた方に委員を務めていただいたということでございます。
◆北澤 委員 何か条件みたいなものはあるのですか。こういう方を選んでくださいという。
◎小泉
地域力推進課長 やはり、平和の森会館という葬儀をする場でございますので、
地域貢献ということも非常に重要かと思います。そういった点でこちらの選定業者を選定するにあたって、適切に評価される方ということで、そちらのほうをお願いいたしまして、推薦していただいたということです。
◆北澤 委員 そういうことはないと思いますけど、利害関係とか、何かそういう調査というのはあるのですか。
◎小泉
地域力推進課長 町会連合会の方からの推薦でございますので、特にお一人おひとりについての身元調査とか、そこまではしておりません。具体的には、地元の町会長ということになってございますので、日ごろからおつき合いのあるという点でも信用の置ける方と判断いたしました。
◆北澤 委員 あと、評価結果なのですけども、総合得点を見ると、240点中188.41ということは、高いと見るのか、そうでもないと見るのか、ちょっとよくわからないのですけど、理想とするものが240点だとすれば、ちょっと届かないところがあるという判断だと思うのですけど、その辺については、例えばこういうことはもっと努力してほしいとか、そういうことは言っていらっしゃるのでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 配点の内訳は、やはりサービスの実施に関するものを一番高い得点配率にしておりまして、こちらが240点中80点ということでございます。そのほか、経営能力とか、管理運営経費の効率化ということですが、サービスの実施については、
指定管理でご提案をいただいた上で選定していきますので、そこを重要視して行ったということでございます。
◆北澤 委員 そうではあると思うのですけども、課題がもしあるとすれば、そういうところはちゃんとしっかりと見て、アドバイスなり指摘などしていただければと思いますけども、その辺はいかがなのでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 会館の運営につきましては、利用者アンケート、また葬祭業者のアンケートも行っておりますので、そこで挙がってきた何か課題があれば、すぐに対応するということでこれまでもやってきましたので、そのように対応したいと思います。
◆伊藤 委員 今の質問だけど、読み方として240点満点中188.41点ということではないと思うよ。AとBを足して240点になるのでしょう。表の見方が違うのではないかな。どう見ればいいの、これ。240点をどっちがとるかという話なのではないの。
◎小泉
地域力推進課長 240点の内訳なのですけど、第1回の書類審査が160点満点です。第2回が80点満点です。トータルで240点ということでございますので、それぞれの業者とも240点中何点をとっているかというのがこの表の見方になっております。
◆伊藤 委員 もしかしたら、これはどっちも指定しないとかということもあり得るわけ。両方とも10点と8点とかの場合。何点以上が合格とかあるのかね。
◎小泉
地域力推進課長 何点以上というより、上位で得点をつけたほうが選定業者としてということなのですが、万一、あまりにも劣っているという業者がある場合は、こちらはそのまま選定ということにはなりませんので、大方6割なり、ある程度の得点はとっていただきたいということを選定側としては見てございます。
◆伊藤 委員 だから、いつも点数を私たちに出してくれるけど、この点数がどういう意味があるのかがわからないのですよ。180点というのがどういうことなのかがよくわからないのですよ。どれだけの評価なのかなという。優・良・可にするとか。何かよくわからないの。点数の内訳というか、どうしてこの点数になるのかが全然わからないので、これは出しても意味がないのではないかという気がするのだよね。
◎小泉
地域力推進課長 得点の根拠でございますが、なぜ240点満点なのかという、その点につきましては、ちょっと今後考えていかなくてはいけないのかなとは思いますが、内訳としては一次評価が160点で、二次評価が80点ですから、2対1ということです。一次評価の中でもサービスの実施に関する事項については、160点のうち半数の80点ということで、重要視すべき点については、ある程度読み取れるのかなとは思いますが、得点配分につきまして、委員おっしゃるとおり、何かしらわかりやすい表記をするなど、工夫が必要なのかなとは思っております。
◆黒沼 委員 点数のほかに、何項目でやるのか。この項目は20点、この項目は5点とかあるのかな。だから、点数とこの審査項目は同じではないでしょう。
◎小泉
地域力推進課長 1項目について、5段階の評価になっておりまして、その5段階評価についてさらに重みの点というものがございます。ですから、最高の5であれば、掛ける1と。4であれば、掛ける0.75という形で、その
評価項目において、段階に応じて、得点の重みを変えているということで、点数は出しております。
◆黒沼 委員 もし秘密でなければ、この委員会に、一覧表を出していただいて、なるほど、これで何点とったのだなというのは判断材料としていいと思うのですけど、それはできないのですか。
◎小泉
地域力推進課長 資料としては、業者名を伏せておつけすることは可能かと思いますので、今後考えてまいりたいと思います。
◆黒沼 委員 ぜひ、そうしていただかないと、今日皆さんからも質問が出ているように、判断はお任せしますぐらいなことになってしまう気がしますので、改善をよろしくお願いします。要望しておきます。
◆三沢 委員 これは、横の比較ではこういった結果だと思うのですけど、この日比谷花壇とかの共同事業体が5年前も選定をされているかと思うのですけども、縦の比較で見るとどうなるか。例えばよくなってきているのかとか、何かそういったものというのはあるのですか。
◎小泉
地域力推進課長 5年前と比べまして、よくなっているかどうかということでございますけども、先ほどちょっと触れました、利用者アンケートをとっておりまして、そこへの対応が速やかに行われるかどうかという実績も判断材料となるかと思います。この間、備品等のテレビですとか、あるいはチャイルドシートですとか、貸出物品も含めて平和の森会館の運営グループや区のほうで購入するなりしたものについて、それを利用者に還元するという形で対応していただいておりますので、そういった面ではサービスはアップしているということで受けとめております。
◆三沢 委員 前回はつまり、同じような評価方法をとらなかったということでいいですか。アンケートでというお答えをいただいて、評価方法という回答ではいただいていなかったので、評価方法は前回は異なっていたということでよろしいですか。
◎小泉
地域力推進課長 評価方法は、5年前と同様とさせていただいております。
◆三沢 委員 その比較でどうですか。
◎小泉
地域力推進課長 その比較で、5年前は平和の森会館グループについては、得点でいいますと、総合184.92点ということでございまして、今回188.41点ということですので、ほぼ同じ、あるいは若干上回るという評価が出ているということでございます。
◆大橋 委員 この平和の
森会館運営グループですが、これは私が率直に思っているのですが、非常に利用者側に立った運営をされているという、非常にいい印象がすごくありまして、利便性とかに非常に配慮されているなと感じています。また、あと現地も見させていただいたのですが、非常に清掃が行き届いていて、以前より本当に行き届いていて。館内もそうですし。あとあそこは平和の森公園がありますので、落ち葉も相当あるのですが、そういったところも非常に清掃が行き届いているなと思います。あと、来られる方への配慮。いろいろなお花とか、緑とか、いろいろな細かいところを非常にきっちりされているなという印象があるのですが、その辺はどう思われていらっしゃいますか。
◎小泉
地域力推進課長 毎年行っているモニタリングで、区側の評価といたしましても、清潔感の創出とおもてなしの気持ちを大切にした管理は特筆すべきものがあるということで捉えております。あと細やかな配慮という点では、草花を公園側との境界に植えることですとか、館内に鉢を置いて明るい雰囲気にするとか、花のある空間づくり、またトイレにも花を飾る等の非常に利用者に心和んでいただくというか、穏やかに過ごしていただくという細かい配慮がなされているということで捉えております。
◆大橋 委員 そうですね。あと、あそこは平和の森公園もありますので、蚊が以前すごく多かったのです。利用者からも非常にお声があったのですが、現在蚊が本当に減少していて、その取り組みもされているということも聞いたことがあるのですが、その辺はいかがですか。
◎小泉
地域力推進課長 蚊ですとか、あとは2階部分に空気がこもってしまって暑かったりするという利用者側の声を聞いて、サーキュレーターを入れたり、蚊の対策、衛生上の管理というものも業者側のほうで気がついた点については対応しているということだと思います。
◆安藤 委員 これについてというよりも、葬儀全体について、裏面のほうの(2)の中に、やはり時代とともに葬儀の規模というか、形が大分変わってきているのだろうというのを見ていまして、その中で、この管理者は非常に、いわゆる時代に適応した計画を提出しているということが非常に時代に合っているなという部分があるので、私などもそんなに多くはないのですけれども、いろいろとそういう葬儀等に顔を出していくと、いわゆる本当の身内だけでやっているという時代になってきたかなと思っていますけど、そういうところに対して、この管理者はかなりきめ細かい捉え方をしているということを評価しているというのだけど、具体的にどういうことを評価したか、わかる範囲でいいから教えていただければ。
◎小泉
地域力推進課長 やはり、家族葬ということで、ご家族で葬儀をされるという方がいらっしゃいますので、ちょっと先ほども触れましたけども、夜を徹してやはり見守りたいということもございます。その際に、何もない和室にということですと、気持ちも寂しくなるということもございますので、ご要望に応じてテレビを置いたりとか、あとは気持ちよく過ごしていただくために、和室に置いている座布団、こちらのほうも全て買いかえをしたということ。あとは、館内にもちょっと写真を飾ったりというところ。あと家族葬となりますと、葬儀を行う業者のほうも、小規模業者ということもありまして、そうなりますと、お寺が使う道具もそういった小さい業者ですとお持ちにならないということで、ご家族の方が用意されるということはございませんので、その辺は今後は貸し出しができるようにしたほうがいいというご提案も受けましたので、それは区のほうとしても対応できるようにしていきたいと思います。
◆北澤 委員 先ほど、モニタリングというものが出てきましたけども、モニタリングというのは誰がするのでしたか。
◎小泉
地域力推進課長 こちらは、
指定管理の業者に対して、全ての施設において毎年モニタリングというものをやっております。通常モニタリングというのが毎年やっているもので、また総合モニタリングというのが5年に1回とか。あとはそのほかに労働条件調査とか、その辺についても5年に1回やるということで、区のモニタリングのガイドラインで定められておりますので、それに従ってやっているということです。
◆北澤 委員 ということは、やはり事業者がやるわけですから、ちょっと甘くなる可能性もありますよね。そうしますと、
選定委員会の開催の中で、第1回目が書類審査というと、この書類審査というのは、総合得点とモニタリングだけですか。
◎小泉
地域力推進課長 モニタリングは、
選定委員会とは別の制度でございまして、これは選定された業者が運営している途中の状況についていろいろなチェック項目がございますので、それを出していただいて、さらにそれに対して区が所見を述べるということで、委員会のほうにも報告をさせていただいているものでございます。それとは別に、今回については書類審査ということで、提案業者のほうからうちはこういったことを
指定管理者として選定された際にはやっていきますということで出していただいているものです。その際に、実績というものも見ておりますので、その実績については、現行の業者である平和の森会館において、サービスでこういったことをやってきたということを示していただいておりますので、それについては、区側でも毎年のモニタリングの調査結果というものを手にしておりますので、裏づけという形で確認できるということです。
◆北澤 委員 あと、やはり先ほど大橋委員がいろいろと言われたみたいに、実際館内を見てみて、清潔度だとか、そういうものはやはり
選定委員というのは、じっくり中を見るという機会がここの中にあるわけですね。
◎小泉
地域力推進課長 選定委員である区の職員についてはもちろん承知しているところでございまして、あとは地元の町会長であれば、日ごろからご利用されている中で、提案と合っているかどうか、その辺のほうを比べることができるということで、委員にもなっていただいているということです。
○松本 委員長 質疑は以上でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 それでは、本日は継続といたしまして、討論・採決は4日に行います。
次に、審査事件を一括して上程し、陳情の審査を行います。
今回、本委員会には、新たに1件の陳情が付託されました。
それでは、29第51号 馬込文士村記念館(仮称)開設に関する陳情の審査に入ります。
原本を回覧いたします。
(原本回覧)
○松本 委員長 なお、審査時間を考慮いたしまして、書記の朗読は省略いたします。
理事者の見解をお願いいたします。
◎上田 文化振興課長 私から
理事者見解を述べさせていただきます。
現在、馬込文士村と言われております、馬込・山王・中央の一帯には、大正時代末期から昭和時代初期にかけて多くの文筆家や画家、書家といった芸術家が集まり、居住し、互いに交流しながら創作活動を行っていた地域でございます。
その生活の様子を尾崎士郎が描くほか、榊山潤が昭和45年、70歳の年に馬込文士村という作品を執筆し、馬込での文士たちの交友関係や生活を回顧しております。この本の題名こそ、馬込文士村という呼び名の起こりとされております。
馬込文士村は、区を代表する文化遺産の一つでございます。その歴史を後世に継承するため、区内には郷土博物館を含め、6施設ございます。その一つである郷土博物館は、文士たちが集中的に集まった馬込の地にあることから、資料の収集、公開という点でも重要な役割を果たしてきております。
郷土博物館での馬込文士村に関する取扱いでございますが、3階の常設展示室では、馬込文士村コーナーとして、20名の文士の資料を約200点展示しております。開館30年目にあたる平成21年度にリニューアルし、それまで2階で展示しておりました作品を3階に移設し、コーナーも充実させました。不定期に資料の入れかえを行っております。
郷土博物館の2階と3階が展示スペースであり、約360平米ございます。馬込文士村コーナーは、3階のスペースの約2分の1、90平米を占めており、郷土博物館として最も力を入れて展示をしております。
平成26年度には、特別展を開催し、9月から10月の40日間、馬込文士村そのものを取扱う特別展、「馬込文士村−あの頃、馬込は笑いに充ちていた−」を開催し、約4,500名の方にご来場いただくことができました。
郷土博物館は、平成31年度に開設40周年を迎えます。建物の老朽化も進んできたことから、郷土博物館の改修も検討すべき時期に来ております。今後、郷土博物館に対する区民ニーズを改めて把握する必要もあると考えており、郷土博物館へ来られる方にアンケート調査などを行うことも検討し、馬込文士村への興味・関心を確認してまいりたいと思っております。
その上で、郷土博物館の機能の充実とともに、馬込文士村の展示のあり方についても検討してまいりたいと考えております。直ちに、馬込文士村をテーマとした記念館設置につきましては、慎重に検討すべき事項であると考えております。
○松本 委員長 委員の皆様、質疑をお願いいたします。
◆椿 委員 この馬込文士村は、今、主に展示されているのは、山王会館とこの郷土博物館という認識をしております。そこで、我が会派の岡元議員も、実は昨年9月15日の第3回定例会の中で、この馬込文士村に関する記念館を設置していただくように要望しますと一般質問で要望させていただいております。そのときの答弁といたしましては、区は郷土博物館に馬込文士村の歴史を伝える十分な機能を確保するよう、様々な整備手法を検討するとともに、地域とより密接に連携しながら、文士村の魅力を発信してまいりますということなのですけども。公明党の岡元議員は、いきなりつくるのではなく、まず郷土博物館に記念館の機能を集約してはいかがでしょうかという部分もきちんと言っているのですが、この昨年の9月から、1年2か月、3か月ぐらいなのですけど、どういった集約が行われたかというところをちょっと教えていただければと思います。
◎上田 文化振興課長 郷土博物館では、馬込文士村にかかわる方が80人から100人いらっしゃるという話でございますが、現在42名を中心に資料の展示を進めているところでございます。
◆椿 委員 先日、山王会館と郷土博物館に行ってまいりました。山王会館のほうは、第1展示室と第2展示室と2部屋あって、郷土博物館のほうは3階に広く展示してあったのですが、郷土博物館のほうを少し片づければという言い方もありますけども、海苔の展示もあるわけですよね。海苔はふる浜のほうにきちんとしたそういったものがあるので、もしよければ海苔は海苔で集約して。
もう一つ不思議に思ったのが、昭和の暮らしというものがありましたよね。ちゃぶ台とか、豆炭あんかとかが並んでいる。ああいうものは、昭和の暮らしが郷土博物館でもう少し整理することができれば、山王会館のほうのものを集約して、一つの大きな拠点的な部分になるのではないかなと思うのですが、その件はいかがでしょうか。
◎上田 文化振興課長 まず、郷土博物館でございますが、郷土博物館は大田区の郷土の歴史を展示することで訪れてくださる区民の方にご紹介をするという機能もございます。そういう一端で、海苔のふるさと館もできましたが、現時点ではそちらの郷土博物館に海苔の資料がございます。さらに、詳しく見ていただくために、海苔のふるさと館のほうに足を運んで、海苔の学習をしていただければというコンセプトでございます。
昭和の暮らしにつきましても、同様に大田区での昭和の生活をご紹介するということで、現時点では展示をしております。常設展につきましては、しばらくリニューアルをしていないというところもございまして、その辺も踏まえて、改めて常設展につきましても、検討してまいりたいと考えております。
◆椿 委員 昨年の9月に一般質問で提案させていただいて、それからそういった部分がまだ残っていると。私が全部見た中で、麦わら細工も今やっていますよね。すばらしいと思いました。その中で、海苔がやはりひょっこり出てくるわけですよね。そこにこだわる必要もないだろうということはあるかもしれないけど、そういったところをちょっと考えていただければと思います。
◆北澤 委員 大田区は本当にいろいろな歴史的に価値のあるものがあちこちにあると思うのですけど、それをやはり、今おっしゃったみたいに、郷土博物館が十分に集約し切れているかどうかというと、ちょっとまだではないかなということと、整理の仕方が、やはりあれだけの規模の中では難しいのではないかなと思うので、私は馬込文士村は文士村で単独館というのは意味があることだなと思うのですけど。例えば、山王会館の展示室もとても充実しているのですけど、ほとんど人が訪れていないのではないかという雰囲気があるのですね。いつ行っても誰もいないのです。でも、すばらしいのですよね。やはり、文学は文学で、みんながきちんと見られるような場所というのは必要だなと思いますし、また郷土博物館であれば、確かに網羅的に海苔も麦わら細工もわかったほうがいいとは思うのですけども、やはりもう少しきちんと分けて考えたほうが生きるのではないかなと思います。
それともう一つは、馬込文士村は、やはり文士が実際に住んでいた場所ということがとても重要であるにもかかわらず、道を歩いていくときも、ただ碑があるだけなのですよね。だから、それが何にしろもったいないなと思って、1軒でも2軒でも実際に文士が住んでいた家が残っていたら、本当に味わいがあるのではないかなと思うのです。たしか辛うじて一つ何かありましたよね。尾崎士郎でしたっけ。何か記念館があると思うのですけど、そういうところを生かしながら、やはりやる必要があるのかなと思ったのですけども。
だから、郷土博物館のコンセプトというのかな。大まかに分けて大田区の芸術的、文化的なものをどういうコンセプトに分けているのかということを教えてもらっていいですか。芸術だとか、文学だとか。
◎上田 文化振興課長 郷土博物館でございますが、郷土博物館は、郷土の歴史、あと考古、風俗という関係で、資料収集をした博物館という機能でございます。
◆北澤 委員 考古と風俗、歴史。ありがとうございます。
◆黒沼 委員 今の説明と質疑の中で、この陳情者の皆様は、かなり深くかかわって、これまでその役目を果たしてこられた方々だと思うのですが、今の区の説明から、なぜこういう陳情を出されたのかというと、山王会館も郷土博物館も恐らくその機能を果たしているとは言えないという見方で出てきているのではないかな。そうすると、このことを真摯に受けとめて、郷土博物館は博物館としての趣旨で建っているというわけですから変われないですよね。ですから、多分出てきたと思うのですよ。
今、勝海舟のものを一つやっているし、大田区は国際都市としての観光に非常に力を入れようとしている。まさにこの委員会の所管なわけですが、今度勝海舟も日の目を見て、部長を先頭に、区の先頭で頑張っていると思うのですけど、ここにもやはり光を当てて、次のターゲットにして、区の目玉にしていくというのはとてもいいのではないかな。つまり、箱根とか、とにかくいろいろなところと違って、観光や文化を振興するには、何よりも資源がないとだめですよね。そして、人が来る時間とゆとりがあって、そしてお金もないと。観光には三つの要素があると言われているのですが、大田区の産業にしても、非常に今苦労している。下丸子周辺では頑張っているのですけど。資源を観光に結びつけるというので、今努力中だと思いますが、この馬込文士村は、その点でいくとすばらしい資源だという位置づけで、それが郷土博物館では資源にはならないのではないかなと思うのですよ。やはり、博物館は博物館で幾ら並べてあったって、馬込文士村というネーミングの価値がないと、どこか片手間に並べてあっても、価値がないわけではないけれど、売り出すには資源とはならないのではないか。
ですから、もう一度この陳情が出されたことを、公明党も質問をなさったということも含めて考え直して、これを受けとめて取り組むことが、大田区のこの培ってきた歴史と資源を生かす上で、やはり今の部長、課長、区の皆さんが歴史に恥じない決断をしていただいて、よしやるぞと。あのとき皆さんが頑張ったから進んだのだよねという決断をしてもらえればなと思うのですが、どうでしょうか。
◎上田 文化振興課長 現時点では、郷土博物館での馬込文士村の資料展示を充実させていくという考えでございます。
◆黒沼 委員 平行線になるのですけど、それではやはり博物館は博物館でとってかわれないですから、非常に残念な答弁なのですけど、これはちょっと課長というか、部長のほうがかえっていいと思うので、ぜひお聞かせ願いたい。
◎町田
スポーツ・
文化担当部長 今までのご議論の中で、確かに馬込文士村という過去の歴史の中での一現象は、あの地域に多くの文化人、芸術に携わる方が住んだという歴史と一人ひとりの文学者、あるいは芸術家としての浮き出し方という、この二つの面があるのかなと思っています。区の中で、例えば龍子記念館ですとか、熊谷恒子記念館ですとか、山王草堂記念館、それと尾崎士郎記念館、こういうものは馬込文士村全体の中で点在している一つ一つの施設なわけですよね。
それとは別に、文学者をある程度一堂に集めて、そこで作品の紹介ですとか、人となりを紹介するという展示コーナーを郷土博物館の中に設けていると。
郷土博物館は馬込にあるということで、郷土博物館としての先ほどの考古ですとか、歴史ですとか、大田区全体の歴史を展示するという大きな機能がある中で、馬込文士村についても、常設展の約半分近くは馬込文士村の関係者を展示しているというのが、今の大田区の扱いなわけですね。ですので、今我々としては、馬込文士村の大田区の中の位置づけというのは、大変大きなものだと思っているので、決して軽んじているわけではなくて、展示できるスペースの多くを割いて、そこに展示をしているという意識でおります。
今後、郷土博物館のリニューアルと施設を改善していくという方向性があるので、改めて、例えば郷土博物館に来る方に、馬込文士村に対する興味、関心というのがどのくらいあるのか、そういうものを聞きながら、また、郷土博物館でどのような形の展示ができるかということを検討しながら、郷土博物館のリニューアルに向けた動きを行っていこうということでございます。
ですので、これから我々の問題点として、山王会館、それからそれぞれの施設を回遊していただけるような周知、案内というものがまだ十分でないと思っておりますので、大田区の「馬池洗」の三つの地区を回遊していこうという中での大きな位置づけの施設でありますので、これをどう結びつけていくかということは一つ大きな課題だという認識はございます。
◆黒沼 委員 もう一つ言うと、博物館そのものを考え直して、例えば、大田区は非常に古墳が多かった。その古墳の位置づけは今正しく認識されているか。それが郷土博物館にどれだけ位置づけられているか。それから、東海道が通った梅屋敷とか、様々な歴史がちゃんと郷土博物館でエリアとしてどうかとか、多摩川とか矢口渡とか、そういうものはどうかとか。郷土博物館はもっと別の役割があって、その馬込文士村のスペースは大事なことなのですけど、文士村は文士村で独立させて、郷土博物館をもっと郷土博物館というふさわしい位置づけでやっていくこと。そうすると、馬込文士村の独立ということが考えられるではないですか。それだけ大田区は豊かなのですよ。資源のことをまた言うのですけどね。
もう少し、この際ですから、郷土博物館の役割も考えて、この陳情を受けて、発掘し直しというか、検討しても損ではないと思うのですよ。非常に何か新しい発見をするのではないかな。勝海舟がそうでしょう。全国に一つではないのですけど、今回やっていくのも。そうすると、今そのきっかけをつくった部長、課長を含めて、その経験を次にというよりもチャンスを失ってしまうと、その勝海舟の次をどうするのだということを含めて残念な結果になるかなと思うので、ぜひこの際、博物館の位置づけと提案された馬込文士村をどう生かすかという資源の問題で、検討会でもつくって、今の答弁をもっと発展させてもらいたいなと思うのですが、どうでしょうか。
◎町田
スポーツ・
文化担当部長 勝海舟のお話がちょっと出ましたので、少しご説明させていただくと、勝海舟はもともと大田区に資料がほとんどない状況から、勝家とのつながりができて、多くの資料を今お預かりしているという状況です。
委員おっしゃるように、郷土博物館が収集している資料というのは、大変多くございまして、今郷土博物館の中だけでは納まり切れないような量になっていて、幾つかのところで分散して保管をしているという状況もございます。郷土博物館の使命として、そういうものの展示をするということと、収集をする。そしてそれを後世に伝えていくという大きな役割がある中で、物理的な量が今賄われていないという状況なので、そういうことも大きな課題だと思っています。
一つ一つのグループごとに、例えば土器に関しては、そういう古墳博物館だとか、一つ一つができればそれはよろしいのですが、今我々としては、現在あるものの中で、どのような活用をしようかという考え方の中でご説明をしたので、少し無理があろうかと思いますが、リニューアルのときに郷土博物館のあり方というのは、改めて検討しながら、施設として、それからソフト的な部分を含めて、どうあるべきかということはしっかりと考えていかなければならないと認識をしてございます。
◆三沢 委員 馬込文士村に住まわれていた方、芸術家も含めて、たくさんの方がいらっしゃいますけれども、やはり時がたってくると、あったものがどんどん拡散したり、ばらばらになっていったりするかと思うのですけれども、やはり後世に残していくものというのは、早目に手を打っていかないと、その価値というのはどんどん輝きを失っていくかと思うのですけれども、そこら辺に対して、区としての見解はいかがでしょうか。
◎上田 文化振興課長 資料の収集につきましては、郷土博物館の学芸員を中心に収集をしているところでございます。そういった点では、区としましては、できるだけ馬込文士村の資料につきましては、注意しながら収集をしているというのが現状でございます。
◆三沢 委員 それは現状において、後世に伝えるという学術的な意味も踏まえて、充足されているという考えでよろしいですか。
◎上田 文化振興課長 郷土博物館では、42名の方を中心に収集をしているところでございます。新たな資料が出てくれば、資料の収集をしていきたいとは考えております。
◆三沢 委員 例えば、そうこうしている間に、村岡花子氏の施設は学校のほうに移ってしまいましたし、例えば、三島由紀夫氏は、もろもろの諸事情があるとは聞いてはおりますけれども、あまり表の舞台には出ないような状態になってしまっておりますし、本当はもっと活用すれば、この馬込文士村として皆様に関心を持っていただくポテンシャルはあるかと思っているのですけれども、その一つの事例として、例えば皆様ご存じの北区田端の文士村記念館。駅前で歩いて1分かからないような場所に立派な施設がございまして、今は芥川龍之介の特別展をやっておりますけれども、そこは本当に彼の熱い恋文とか、生のものが置いてあったりして、本当にすごく人物像を感じるわけですよ。ちゃんとビデオとかも入り口に置いてあって、いろいろなそういう紹介も何通りかのものが置いてあって、その中の協力として、大田区立郷土博物館とあるのですね。すごく充実しているわけですよ。大田区もそういうものに協力しているわけですよね。さらに、芥川龍之介がぼんやりとした不安か何かで自殺をされた後、田端の文士村がだんだんと衰退をしてきて、その中で、あと関東大震災とかもあって、大森のほうに移ってきて、室生犀星とか、萩原朔太郎とか、もともと田端に住んだ人間が移ってきて、すごくそういうつながりとかもあるわけではないですか。そういったものというのは、今の資料から見て、果たしてわかるかというとわからないですし、多分そういったつながりがあれば、もっともっと深みを増してくると思うのですよね。それが将来的には、今、蒲田モダンとかそういったものにつながってくるかと思っているのですけれども、今のままだと、その広がりを私はあまり感じないのですけれども、そこに関してはいかがですか。
◎上田 文化振興課長 委員からお話がございましたが、展示のあり方に関するご質問と捉えました。やはり、展示につきましては、学芸員中心にいろいろと考えてはございますが、その辺ご指摘にあった点も踏まえて、どのように文士の人たちを紹介していくかというのは、また改めて考えていければなと考えております。
◆三沢 委員 そういったものも含めて、本当にこの馬込、大森の間あたりには、この馬込文士村に関するすごい宝物がまだたくさんあると思っているのですね。先ほど黒沼委員もおっしゃっていたとおり、すぐに施設うんぬんはちょっと私も、次回の委員会でそれは言いますけれども、ただあり方の検討ということを進めるのは一つの策としてはありなのかなとは、個人的には思っているのですけれども、そこはいかがですか。改めてになってしまいますけど。
◎上田 文化振興課長 先ほども
理事者見解で述べましたとおり、郷土博物館の40周年を迎えるにあたりまして、改修も視野に入れております。その中で、馬込文士村の展示のあり方などについても、検討してまいりたいと考えております。
◆三沢 委員 例えば、弁天池。山王の私が住んでいるところにありますけども、あれもふだん歩くと憩えるただの池のある公園かもしれないのですけども、あそこに川があったとか、もしくは、あそこに片山廣子が指輪を投げ捨てたとか、そういういろいろなことがあると、ストーリーがどんどん生まれてくると思うのですよ。いや、本当のことなのですけども。もったいないと思っているのですよ。ぜひ、いろいろな角度から検討できる会が設けられることを期待しております。
◆北澤 委員 私も
三沢委員の考えに本当に同意をするのですけれども、やはり物語というものが大事だと思いますし、あとやはり回遊性。今、シティプロモーションとよくおっしゃいますけど、やはり資源。今あるものをどう生かすかということに力を入れないと、本当にもったいないと思うのですね。特に、馬込は駅からのアプローチがとても悪いと思うのです。龍子記念館もそうですし、熊谷恒子記念館もそうですし、郷土博物館もそうですし、本当に行きにくいと思うのですね。ですから、例えば、今の郷土博物館があれだけでは中身が納まり切らないというのだったら、馬込の駅の近くでどこかに土地があったらパッと買うとか、何かやはりまち全体を見回して、どう置いていくかということを計画して置かないと、行動に移せないのではないかなと思うのですね。やはり、駅から近いところから順々に全体を回っていけるという道筋をつくっていったほうがいいと思いますし、今回の陳情は単独館とありますけれども、もし郷土博物館をリニューアルするときがあったら、分館でもいいと思うのですよね。やはりきちんとわかる形でもいいと思うのですね。ただ、今のお話では、リニューアルがいつになるのかもちょっとわからないので、その辺のもう少し具体的な計画というのは、何かないのですか。40年たったところなので、45年までには改築するとか、何かもう少し明確な予定というのは。
◎上田 文化振興課長 今、改築に向けて検討を始めているところではございます。実際、検討するのに3年から5年ぐらいかかるかなという話もございます。要は、博物館としての機能のあり方というのは、簡単には決められないということもございまして、今どういう形でリニューアルを進めていくかという、その辺を今詰めてございますので、具体的なスケジュール、いつ工事をするかという話につきましては、今後精査していきたいと思っておりますので、現時点で5年後に改築するとか、そういう具体的な話はできません。
◆北澤 委員 大きなことなので、時間がかかるというのは仕方がないことだと思うのですけれども、本当にやはり大田区全体を見回して、網羅的に博物館機能、大田の文化的な宝物をどう生かしていくのかということを区民も含めて、検討委員会みたいなものを立ち上げて考えていっていただきたいなと本当に心から思います。
それと、資料の収集のための倉庫というのですか、すごく重要だと思うのですけども、例えば、今ちょうど代がわりで、貴重なものが家にあるのだけどもどうすればいいのかわからないという方がいらっしゃると思うのですね。私も大正時代から伝わっている立派なお雛様のセットがあるのだけどどうすればいいのかと相談を受けたことがあるのですけど、ごみにするわけにもいかないし、かといって普通の家庭ではとっておけないし、そういう本当に貴重なものを置いておける資料館みたいなものもきちんとつくる必要があると思うのですけれども、これからのシティプロモーションも見据えて、大田区の資源というものをどう保存、展示していくかということの計画をしっかり立てていただきたいと思うのですけど、いかがでしょうか。
◎上田 文化振興課長 現在も郷土博物館のほうへ、区民等から資料の収集等につきまして相談は来ております。その際、学芸員が直接お伺いしまして、文化財の価値等について調査をした上で、大田区として譲り受けるか否かを判断させていただいているところでございます。
◆北澤 委員 ただ、価値があると思っても、置く場所がないとかという問題もあるのではないですか。
◎上田 文化振興課長 現時点で、郷土博物館の収蔵庫はいっぱいでございます。その上で、分散した形で資料を保管しているというのが現状でございます。
◆北澤 委員 やはり、分散していると、本当に必要なときに取り出せなかったり、いろいろな問題があると思いますので、そういうことも含めて、やはり計画をしていくことが必要ではないかなとも思います。
◆椿 委員 ここで山王会館と郷土博物館に分散されているというところが一つ大きなポイントになってくると思うのですけど、周回コースとして、大森駅と馬込駅を拠点とした周回コースで、3時間、5時間コースと両方ございますよね。そういった方々がいろいろなところを3時間、5時間かけて周回していく中で、集約しているところが二つあるとやはりそれは行きにくいのではないかなと思うのですね。特に、山王会館は中腹というか、かなり坂が多かったと思うのですね。学芸員の方にちょっとお話を聞いたのですよ。すると、やはり年々高齢化になってきているというところも踏まえると、ニーズはやはり高齢者で、なるべく一つに集約したほうがいいだろうということが想像がつくわけですよね。そうなったときに、平成31年、再来年に40周年を迎えるというところで、ではどうやっていくかと。今の郷土博物館のほうで集約していただけるというものがニーズにも合っているし、また、集めやすいのではないかなと思います。その点はいかがでしょうか。
◎上田 文化振興課長 山王会館の馬込文士村資料館展示室の機能につきましては、委員おっしゃるとおり、今来館者が少ないという現状でございます。郷土博物館のあり方、また収蔵スペース、新たな展示スペース等を踏まえて、1か所でできるのか、否かというのは、これから検討し、皆さんが馬込文士村の資料をより身近にご覧いただくためには、どういう方法がよいかというのは、これからしっかりと検討させていただきたいと思います。
◆伊藤 委員 陳情もあったから、田端の文士村記念館も行ってみたのだけど、やはりおもしろいものだなと思って。やはり、見ないとわからないなというのがあって、今の現状の馬込文士村の中に幾つも施設があって、それを行ったことがないというのがまずびっくりで、見たことがなければ価値があるかどうかもわからないので、まず今ある施設をちょっと見に行ってみるべきではないかなと思いますよ。まず、みんな見ないと議論にならないでしょう。尾崎士郎記念館に行ったことがないというのはびっくり。だから、まずちょっと今あるところを見るということで、視察に行ったらどうですか。その後で。点在していたほうがいいのか、まとめたほうがいいのかも含めて。
○松本 委員長 今、そういう
伊藤委員からの意見がございました。皆さんどうですか。
◆伊藤 委員 結論を出すのは次回で、その後で構わないけど。
○松本 委員長 いずれにしても、そういう形で視察ということは検討させていただきたいと思いますので、お願いします。
ほかに。質疑は以上でよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 それでは、本日は継続といたしまして、4日の委員会にて、各会派の取扱いを含めたご意見を伺いますので、よろしくお願いをいたします。
次に、継続分の陳情につきまして、状況変化等はございますでしょうか。
◎小泉
地域力推進課長 状況の変化はございません。
○松本 委員長 委員の皆様もよろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○松本 委員長 次に、調査事件を一括して上程いたします。
観光・
国際都市部の
工事請負契約案件を除く
所管事務報告につきまして、一括して理事者の説明をお願いいたします。
◎武藤 区民協働担当課長 私からは2件ございます。まず、1件目でございますが、平成30年度実施地域力応援基金助成事業(ステップアップ助成)の内定についてご説明申し上げます。
こちらでございますが、大田区区民協働推進会議より、区長に対して推薦が8事業ございまして、こちらのほうを内定いたしましたので、ご報告させていただきます。
今回のステップアップ助成への申請の総事業数でございますが、14事業でございます。このうち、8事業が今回内定として報告させていただいております。総額としては、856万円でございます。
それでは、8事業について簡単にご説明申し上げます。1番目でございますが、CONNECT。こちらの事業内容でございますが、高齢者、外国人、障がい者などを対象といたしました防災サロンの実施等でございます。こちらのほうでございますが、交付の内定額といたしましては、100万円。評価のポイントといたしましては、地域住民に向けた防災サロン、食とトイレに関する講演会等の取り組み等でございまして、地域の防災力の向上につきまして、期待をしているところでございます。
2番目でございます。hanatomo。事業内容でございますが、「花で繋げる未来の輪プロジェクト」でございます。金額といたしましては、104万円。評価のポイントといたしましては、花壇の整備やフラワーアレンジメント等、子どもや親子に対して、文化的な体験活動ができる場の提供を行うことで、子どもの意欲の向上や子育て世代の応援につながる事業として期待をしているものでございます。
3番目、うのき水辺の楽校協議会でございます。「多摩川の自然と遊ぼう!自然から学ぼう!」という事業でございます。交付の内定額といたしましては、176万円でございます。地域の子どもたちが、地元の人々とふれあいながら、多摩川で行う自然体験を通じて郷土愛や自然への愛着、また環境保全の意識への育成ということにつながることを期待しております。
4番目でございます。茶道キャラバン喫茶去。こちらの事業内容は「茶道で日本文化を体験しよう」ということで、交付額といたしましては、124万円。地域と連携いたしました茶道教室の体験事業。こちらのほうは文化を通じたふれあいの機会を提供するものでございます。外国人の方との文化交流等々の発展につながるものとして期待をしているところでございます。
5番目、地域パートナーシップ支援センター。こちらのほうの事業でございますが、多摩川の河口、河川敷の環境に関する情報提供、PR等の事業でございます。金額といたしましては、144万円。大田区の水辺の魅力を活用いたしまして、国際都市おおたをPRする事業として、地域の人材が地域の人たちに魅力を伝える好循環が生まれるということを期待している事業でございます。
裏面に移らさせていただきます。6番目のおおた生涯学習世話人会でございます。こちらの事業内容は大田区の生涯学習を身近なものとするための地域出前講座、そういったものの開催等でございます。交付額といたしましては、59万円。区民の生涯学習の機会の増加、学び合いに対する地域づくりを進めるため、地域活動・
地域貢献につなげる学びの循環を生み出す事業として期待をしているものでございます。
7番目、おおた助っ人でございます。これは、「子どもの未来を創る『キャリア教育』」という事業内容でございます。交付額といたしましては、65万円。多様な専門家から話を聞ける機会の提供は、次世代を担う子どもたちに将来への夢と期待を与える活動であり、また学校教育の支援となる事業となることを期待しているものでございます。
最後になりますが、PSI池上自主防犯パトロール隊でございます。こちらのほうは、池上地区の
防犯パトロール等の活動内容でございます。交付額といたしましては、84万円。地域住民や子どもたちの防犯意識の向上につながる活動内容であり、地域社会に貢献する活動となることを期待している事業でございます。
以上、8事業、合計といたしまして、856万円でございます。
続きまして、資料番号19番、平成29年度NPO・区民活動フォーラム開催概要についてでございます。
日時といたしましては、平成30年1月28日、日曜日、午前10時から午後3時30分まで、大田区消費者生活センター1階、2階を貸し切りまして実施するものでございます。
展示の内容といたしましては、活動している方のブース展示、ワークショップ、お楽しみショー、やりがいサロン等々を企画しております。
今回、出店を希望している団体は、合計で38団体、既に応募を受け付けております。