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  1. 大田区議会 2017-10-29
    平成29年10月  総務財政委員会−10月29日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年10月  総務財政委員会−10月29日-01号平成29年10月  総務財政委員会 平成29年10月29日                午後3時08分開会 ○田中 委員長 ただいまから総務財政委員会を開会いたします。  本日は付託議案審査のみを行います。  それでは、議案審査に入ります。  第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)を議題といたします。  理事者説明を求めます。 ◎谷口 財政課長 それでは、平成29年度一般会計第3次補正予算案の概要につきましてご説明いたします。  表紙おめくりいただきまして1ページ目をご覧ください。  基本的な考え方でございます。本補正予算でございますが、第2次補正予算編成後に生じた状況の変化に速やかに対応するための予算計上でございます。  補正予算規模といたしましては、7億1,271万9,000円となってございます。補正後の予算額は2,654億5,182万1,000円となってございます。  財源につきましては、財政基金からの繰入金を計上してございます。  補正予算歳出事業でございますが、今回4件となってございます。  まず、2款総務費の1番、区立運動場管理運営費と、2番、多摩川田園調布緑地維持管理、また、6款土木費公園等維持管理。こちらの3事業でございますが、こちらが先般10月22日、23日に上陸いたしました台風21号に係る復旧対応経費となってございます。多摩川流域緑地及び区立運動場被害を受けたため、早急に復旧するために必要な経費増額補正するものでございます。  それぞれの事業で、この3つの事業増額補正してございます。補正額のこの災害復旧対応のための補正額トータルといたしましては、4億7,585万8,000円となってございます。  続きまして、12款予備費でございます。  予備費につきましては、当初予算で3億円を計上してございます。先般の衆議院議員選挙で速やかな対応を図る必要から予備費を充用して対応したところでございます。  その結果、予備費の残額が現時点で6,300万円程度となってございますことから、今後の突発的事案対応するために、当初予算ベースまで増額補正を行うものでございます。
     2ページ目、3ページ目は、歳入歳出(款別)一覧でございます。4ページ目が歳入財源別)・歳出性質別一覧となってございます。5ページ目に積立基金状況を記載してございます。 ○田中 委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いいたします。 ◆犬伏 委員 緊急対応ということで、補正を至急組まないといけないというのは大いに理解できるのですが、ただちょっと不思議に思うのは、例えば区立運動場管理運営費の中で、多摩川緑地運動場等災害復旧に係る経費、1億7,982万8,000円。あれだけ広いところをこの短期間で8,000円単位までこの金額が出てくるというのは、例えばその下の田園調布緑地災害復旧については5,700万円という、ざくっとこれぐらいかかるだろうなと、そんなもんだろうなと思うんですが。公園維持についても、2億3,903万円という、万円単位、千円単位までこの緊急対応で、やってみなきゃわからないというのはわかるんですけど、やらなくても8,000円単位まで出てきちゃうというのは、業者にはこの金額を払うからやってくれというレベルの話なのかなと。  何でこの8,000円とか、3万円という金額が出てくるのか、その辺を教えていただけますか。 ◎明立 都市基盤管理課長 この金額につきましては、委員ご指摘のとおり、従前、平成19年のときに被害に遭ったときの、それに基づいて、今、測量して精密に出した金額ではないですが、その当時の金額にあわせて精査して出した金額ということになってございます。実は、田園調布緑地のほうにつきましては、昨年度もやってございますので、その辺から数字を持ってきたということになってございます。  まだまだ、これから実際に現地に入って調査をやって、その後、精密な数字が出てくるというふうに考えてございます。 ◆犬伏 委員 そうすると、これがマックスで、この範囲内で場合によっては将来、減額補正とか、不用額が出てくる可能性があるという理解でよろしいでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 はい。そのとおりでございます。 ◆犬伏 委員 多摩川緑地管理事業については、議会でも指摘したところでありますが、随意契約で5億円程度建設業協会のメンバーに払っているところもありますので、くれぐれも、えいや、でないように、せっかくの税金の使い道でありますので精査をしてやって。  それからもう一つ、これ財調特別交付金で多分算定されることを予想されているわけですよね。 ◎谷口 財政課長 はい。そのとおりでございます。 ◆犬伏 委員 全額算定されるように努力をしていただきたいというふうに思います。  それからもう一つ予備費衆議院議員選挙経費に伴って、2億3,686万1,000円を使っちゃったので増額補正で繰り入れるということだと思うのですが、衆議院議員選挙費用というのは国から補填されるべき費用でありますから、歳入も将来、この分は入ってくるという理解でよろしいですか。とりあえず、増額しているだけで、後で補填されるわけですよね。 ◎谷口 財政課長 はい。そうでございます。 ◆犬伏 委員 了解です。  国との算定、それから都区財調との算定の時間のずれで、とりあえず区で立てかえて出しているということであれば特段問題はないと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆伊佐治 委員 今、犬伏委員の議論の中でもありましたとおり、基本的には都区財調とか、特別交付金のほうで補填をされるということで、区としての持ち出しはほとんどないという状況でありますが、先ほどちょっと算定の根拠として過去の被害に遭った状況と同規模予算計上したというお話なのですが、過去の被害とはいつのものを指しているのですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 直近では、ちょっと先ほど言いましたが、平成19年の9月7日、台風9号によりまして、多摩川河川敷運動施設に大きな被害が生じてございます。その際には復旧経費総額が約4億円となってございました。 ◆伊佐治 委員 すみません、私の聞き漏らしです。大変申しわけありませんでした。  もう一点ちょっと確認なのですが、当時もそうだと思うんですけど、私も六郷に住んでいますけど、やっぱりグラウンドとか広場って、日ごろから公園が少ない分、子どもたちの遊び場であったりとか、野球とかやられる方々にとってはグラウンドを日常から活用されているというところで、そういう利用者さんに対しては、これから結構長い期間ちょっと負担をいただくような状況になると思うんですけど、実際そういう利用者さんに対しては、どういった周知の図り方をされているのか教えてください。 ◎明立 都市基盤管理課長 窓口等でお知らせするのは当たり前でございますが、そのほか、うぐいすネットや、区のホームページで使用中止周知を行うとともに、多くの団体利用方々がございますので、団体利用方々には個別に連絡をして、今回の被害についてご説明申し上げているところでございます。 ◆伊佐治 委員 ちなみに、個別の団体ってどれくらいの数ですか。 ◎明立 都市基盤管理課長 軟式野球連盟とか幾つか大きな団体がございまして、10以上の団体に個別にご連絡を申し上げたところでございます。 ◆伊佐治 委員 本当に、大田区の職員の方々皆さん早期にこういう対応していただいて、多分利用者皆さんも納得した状況があると思います。早期にこの復旧が進んでいくことを私たちも望んでおります。 ◆菅谷 委員 この災害に対して総務費土木費とそれぞれ出されるわけなんですけど、スポーツ振興費と、それから公園のところですね。それぞれどのような内容なのか、どんな被害状況なのかわかれば教えてください。 ◎明立 都市基盤管理課長 まず、区立運動管理運営費のほうにつきましては、多摩川田園調布緑地以外の緑地についての経費計上させていただきまして、主に野球場とかテニスコートなどの整備の復旧工事として充当したいと考えてございます。  また、もう一つ多摩川田園調布緑地維持管理につきましては、これは広場公社のほうで管理をしているところでございまして、ここにつきまして多摩川田園調布緑地の部分についての費用計上させていただいているというところでございます。  次に、公園等維持管理費につきましては、これは緑地運動施設以外の、例えば駐車場ですとか、区民広場ですとか、そういったものについての費用をここで見込んでいるといったところでございます。 ◆菅谷 委員 もう一点、今度、次は台風22号ですかね、来ているという状況の中で、今回、改修に当たっての補正ですけれども、先々のことを考えて、今回のこの3億円で予備費が済むのかというところでは思うんですけれども、そういったところに考えは及ばないのかどうか、その辺はいかがでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 先ほども申しましたように、10年に一遍ぐらいの浸水被害と、かなり今回、大きな台風が来たということで、多摩川水位もかなり上がったということでございます。  今回22号がどうなるかというのは、まだわかりませんが、我々のスパンの中ではまれな台風というふうに考えてございまして、22号で被害があったとしてもある程度抑えられるというふうに考えてございます。 ○田中 委員長 そのほか、よろしいですか。 ◆黒川 委員 基本的な質問になってしまうんですけど、あそこって私も実家が東京高校の隣だったので、土手にぎりぎり全部が川になっちゃったときも、この19年以前にあって、結構、私立高校とか中高一貫校とか、私学の学校とかが占有して使っているところがあると思うんですけど、その費用負担みたいな、民間が出したりとか、そもそもの土手の位置づけみたいなのがちょっとわからなくて、その辺をお伺いしたいなと思うんですけど。 ◎明立 都市基盤管理課長 多摩川河川敷につきましては、基本的には京浜河川事務所国土交通省管理する河川となってございまして、大田区も、先ほど言った学校等も、京浜河川事務所からある条件のもとにお借りをさせていただいて管理をしているという状況でございます。  そういったことから、その被害については占用者の責務となってございますので、多分、個々の管理者がそれについて対応していくということになります。 ◆玉川 委員 東京都の水道局から22日に小河内ダム貯水量が増加していて、余水吐放流を行うので多摩川水位が上昇するおそれがありますと、そういった発表があったんですが、こういうものというのは、多摩川水位被害に影響があったとしたら、やっぱり大田区としてはやむを得ないものなんでしょうか。 ◎明立 都市基盤管理課長 小河内ダムにつきましては、これは水道専用ダムということでございまして、洪水調整機能は持っていないというのが基本的な形です。  ただ、水道局のほうも一生懸命その辺は考えていただいてございまして、洪水が予想されるときには事前に放流をしておいて、ぎりぎりまで我慢していただけているんですが、どうしてもダム自体がそれを超えてしまうと出さざるを得ないというところがございます。  そもそも、多摩川自体流域の水を流すためのものでございますので、それも含めて我々のほうは対応させていただいているというところでございます。 ○田中 委員長 以上で質疑よろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田中 委員長 以上で質疑を集結いたします。  これから討論を行います。  討論大会派から順次お願いいたします。会派名は略称とさせていただきます。  それでは、自民からお願いします。 ◆伊佐治 委員 自由民主党大田区民連合は、第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)に賛成をいたします。  今回の災害対策費以前に、選挙等予備費支出が多かった上、台風被害が想定以上であったため補正予算計上が必要であったとの説明がなされました。  現段階での復旧費用は、過去の被害状況等からの算出かと思いますが、今後の調査金額の変更が生じた場合も速やかに対処し、早期復旧にご努力をいただきますよう申し上げるとともに、今後は計上金額も含めた予備費あり方に関して検討いただくことをお願いし、賛成とさせていただきます。 ○田中 委員長 次、公明。 ◆玉川 委員 大田議会公明党は、ただいま上程されました第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)につきまして賛成いたします。  先週の台風21号による多摩川流域浸水被害復旧に係る経費とのことで、当然必要なものであり、早急に災害復旧対応をお願いしたいところでありますが、今日現在もまた、次の台風22号が東京にも迫っているといった状況であります。気象庁や東京都などの情報をきちんと見極めて、復旧のタイミングをうまく図って対応いただきたいと思います。 ○田中 委員長 次、共産。 ◆菅谷 委員 日本共産党大田議団は、ただいま上程されました第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)について賛成です。  今回の補正予算は、台風21号の襲来で多摩川河川の氾濫による復旧のための工事費用や、急な総選挙に伴う費用のため、予備費3億円が不足するなど補正で増額するものです。  22号台風も接近していることもあり、党区議団は10年ぶりの大きな台風とはいえ、急な総選挙とはいえ、近年ゲリラ豪雨など増発していることもあり、どんな事態にも対応できるよう、予備費あり方など検討されることを求めておきます。 ○田中 委員長 次、無印お願いします。 ◆犬伏 委員 たちあがれ・維新・無印の会は、ただいま上程されました第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)に賛成をいたします。  この際、意見を申し述べておきます。  総務費並びに土木費につきましては、台風21号の復旧にかかわる費用であります。この費用につきましては、将来、東京都、都区財政調整金特別交付金で補填されることが予想されます。  また、予備費につきましては、衆議院議員選挙費用であり、これも国庫支出金で補填されることが予想されます。  東京都から支出される、または国庫から支出されるとしても、もとを正せば国民・都民の貴重な税金でありますので、一円たりとも無駄に使うことなく、それぞれの予算を精査して執行されるよう要望しておきます。 ○田中 委員長 次、民進。 ◆黒川 委員 大田議会民進党は、第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)に賛成いたします。  皆さんおっしゃっていましたけども、やはり費用算定あり方をちょっともう少しわかりやすく、この議会にも報告していただきたいと、細かくわかりやすく出していただきたいと思います。 ○田中 委員長 以上で討論を終結いたします。  それでは、第72号議案 平成29年度大田一般会計補正予算(第3次)を採決いたします。  本案を原案どおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中 委員長 ご異議なしと認めます。よって、第72号議案は原案どおり決定いたしました。  以上で付託議案審査を終了いたします。  なお、委員長報告につきましては、正副委員長及び理事にご一任いただくということでよろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○田中 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  最後に次回の日程ですが、11月15日、水曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で総務財政委員会閉会いたします。                午後3時26分閉会...