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  1. 大田区議会 2017-08-15
    平成29年 8月  地域産業委員会−08月15日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成29年 8月  地域産業委員会−08月15日-01号平成29年 8月  地域産業委員会 平成29年8月15日                午前10時02分開会 ○松本 委員長 それでは、ただいまから、地域産業委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  所管事務報告について、一括して理事者の説明をお願いいたします。 ◎武藤 区民協働担当課長 私からは、地域力推進部資料番号9番についてご説明させていただきます。  「おおた地域力発見ガイド2017」についてでございます。こちらでございますが、6月19日の地域産業委員会で報告いたしました大田区区民協働推進会議の平成27年、8年度の活動報告書で提案のございました、大田区の地域力を見通すことのできるガイドブックということでこのたび作成をいたしました。  作成した目的でございますが、これから地域活動を始める方や既に地域活動に携わっている方が地域活動全体を把握し、地域活動の一層の充実を図ることを目的としております。  主な掲載の情報でございますが、地域活動の紹介といたしまして自治会・町会をはじめといたしまして、シニアクラブ、PTA、商工会議所、NPO・ボランティア団体等々がございます。  地域参加・地域活動を応援する事業の紹介でございますが、ボランティア活動、また人材育成講座、区の助成金制度などご紹介をさせていただいております。  配付先でございますが、本日の地域産業委員会のご報告後、全大田区区議会議員、また地域力推進会議の委員、各地区の地域力推進地区委員会の委員などに配付をする予定でございます。9月1日の地域力推進会議にご報告した後、大田区のホームページに掲載する予定でございます。  今後の取り組みの予定でございますが、今回作成したものは2017年度版となります。平成30年度以降につきましては毎年度情報の更新を図りまして、年度当初に最新版を発行いたしまして、区民の皆様にご覧いただけるように提供する予定でございます。  詳細につきましては、後ほど、添付しております「おおた地域力発見ガイド2017版」をご覧いただければと思います。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 私からは(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の基本計画につきまして、資料番号10番の資料に沿って説明をさせていただきます。  (仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の基本計画につきましては、田園調布特別出張所等移転複合化及び田園調布せせらぎ公園拡張整備用地などを踏まえながら、今後の方向性につきまして、区内部の関係部署が連携しながら検討を進めてまいりました。これからご報告いたします内容につきましては、区内部において検討、確認を行いました基本計画の概要でございます。  初めに、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の整備に関する経過をご説明いたします。昨年の平成28年9月16、21日の総務財政委員会地域産業委員会健康福祉委員会都市整備委員会の各委員会におきまして、多摩川駅前に位置する田園調布せせらぎ公園とその周辺について、交通の利便性を生かし特別出張所福祉サービス、集会室など既存施設の機能、さらにはスポーツ文化等の新たな施設機能を加え、集約する(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の整備及び田園調布特別出張所移転複合化にかかる基本方針についてご報告をさせていただきました。  また、昨年の平成28年12月1日、2日の都市整備委員会では、田園調布せせらぎ公園拡張用地買収にかかる覚書の締結についてもご報告させていただいております。このたびは田園調布せせらぎ公園の自然の情景を生かし、周辺環境との調和を図りながら、地域文化活動の拠点、スポーツ、レクリエーションの拠点、地域防災の拠点をコンセプトとした複合施設、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の基本計画を取りまとめましたので、ご説明をいたします。  それでは資料をご覧ください。
     (仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設は南北に細長い田園調布せせらぎ公園の地形を生かし、貴重な国分寺崖線の緑地や景観など周辺環境との公園の調和を生かした読書、集会スペースにぎわい広場に面した休憩、飲食スペースなど、崖線の自然と共存し多様な活動を受け入れる田園調布せせらぎ公園森の縁側をイメージしながら基本計画の検討を進めております。  施設整備の基本的な考え方としましては、平成29年3月に作成しました都市づくりビジョンに示してあります田園調布、多摩川のまちの将来像を見据え、駅を中心とした地域の活性化につながる特色あるまちづくり。環境保全、レクリエーション、防災、景観形成の4つの機能を有する田園調布せせらぎ公園の魅力アップ。そして、老朽化した田園調布特別出張所の更新の機会を捉え、大田区公共施設整備計画(後期)、大田区公共施設等総合管理計画に基づく当該地域の公共施設の適正配置。このような基本的な考え方を踏まえ、このたびの施設整備計画では田園調布地域の文化の香り漂う緑豊かなゆとりと潤いのあるまちづくりの形成に向けて、周辺の類似する施設機能を集約し、新たな地域力の推進拠点の形成、自然の情景を残し、周辺環境との調和を図りながら、公園内に文化・スポーツ・レクリエーション施設を設置。周辺地区のまちづくりと連携する拠点の形成の3つの基本的な考え方を踏まえた方向性とし、地域ニーズに応じた施設、地域力の拠点となる施設をポイントに複合施設として(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設を整備するものです。  なお、田園調布せせらぎ公園整備方針につきましても記載しておりますので、後ほどご覧ください。  次に、資料の下側、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設計画についてご説明します。施設整備による効果としては3つの視点を考えております。1つ目は利用者の視点です。多摩川駅前という利便性の高いエリアで、魅力ある公園、文化・スポーツなどの活動の場、自然の景観を眺めながら読書等が行える憩いの場を利用して、多様な体験学習を可能にしたいと考えております。  2つ目は地域の視点です。周辺の特別出張所福祉サービス施設、集会室などの再配置にあわせ、新たに文化、スポーツなど公園の魅力を高める機能を駅周辺に集約することにより、利便性の高い生活と地域住民の活気のある交流を実現させたいと考えております。  3つ目は公共施設マネジメントの視点です。公共施設の集約・複合化等により効果的・効率的な施設の整備を促進させたいと考えております。  この3つの視点に基づき、まず地域文化活動の拠点をコンセプトに区民の方々が身近で使える、やすらぎと地域活動の場として充実した施設を目指します。  区民活動を支援する施設は子育て、教育、環境問題などの学習の場や、絵画、写真、書道など、趣味を体験する場であるとともに、作品の展示などにより文化、芸術に触れられる機会を提供する場として、多目的室や集会室などの集会、体験、学習施設を設置してまいります。  また、休憩室、図書の貸し出し窓口や、読書、飲食などができる休養施設を複合施設の機能として置き込むなど、せせらぎ公園の環境を生かした特色のある施設にしてまいります。  次に、スポーツ・レクリエーションの拠点をコンセプトに、スポーツに親しめる、新たなにぎわいの場の充実を目指して屋内スポーツや運動などが行える体育室を運動施設として置き込むことを考えております。また、運動施設には地域防災の拠点をコンセプトに、安全な避難空間の確保と物資の備蓄の充実を目指して、防災備蓄倉庫など地域の防災の拠点機能を置き込むことを考えております。  裏面の文化施設機能の配置等に関する基本的な考え方について、ご説明申し上げます。この資料は各施設機能の基本的な考え方を示しております。左上の一覧表は、施設機能とその概要、担当部局をお示ししております。下側の基本計画における配置図(案)と一緒にご覧ください。  基本計画における配置図(案)の中央付近には多摩川駅の改札口と隣接し、公園のメインエントランスとして機能を有することから田園調布せせらぎ公園メイン広場と考えております。  そして、基本計画における配置図(案)のメイン広場から左側の田園調布せせらぎ公園北側のエリアを文化ゾーンとして位置づけ、集会・体験学習施設機能休養施設機能を置きこんだ複合施設を整備することを考えております。  具体的には、集会・体験学習施設区民活動施設については田園調布せせらぎ公園休憩所及び田園調布富士見会館内の集会室機能を集約し、学習や趣味、イベント等多目的なニーズに対応できる多目的室、集会室を置き込むことを考えております。  また、休養施設の休憩室については、公園利用者の憩いの場として、読書、飲食スペースについては、図書の貸し出し窓口や読書、飲食ができるスペースを置き込むことを考えております。  次に、基本計画における配置図のメイン広場から右側の田園調布せせらぎ公園南側のにぎわいの広場として考えております青色の一点斜線で囲まれた公園の拡張予定地につきましては、スポーツゾーンとして位置づけ、運動施設機能防災備蓄倉庫機能を置きこんだ施設を整備することを考えております。  具体的には運動施設の体育室については屋内スポーツ、運動等を行うことができるスペースとして、その他施設の防災備蓄倉庫については災害時の補完避難所、防災備蓄倉庫として置くことを考えております。  また、参考ではありますが、基本計画における配置図(案)の田園調布富士見会館は長寿命化大規模改修を実施し、田園調布特別出張所地域包括支援センター田園調布を移転させることを考えております。  なお、ご説明しました施設機能の基本的な考え方につきましては、公園拡張予定地や、今後の公園整備全体の基本的なあり方を踏まえながら、基本設計、実施設計の詳細な検討を行うため、配置やスケジュール等が変更になる可能性があることを念のため申し上げます。  右上には現時点の予定となりますが、スケジュール案をお示ししております。(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設文化ゾーンの集会・体験学習施設機能休憩施設機能を置きこんだ施設については、新築工事を平成30年度に着手し、平成32年度前半の完成を目指して進めてまいりたいと考えております。  なお、現在、区民の皆様にご利用いただいております田園調布せせらぎ公園休憩所につきましては、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設の集会・体験学習機能休養施設機能を置きこんだ複合施設が完成した後に取り壊すことを考えております。  また、(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設スポーツゾーンの運動施設、その他施設と田園調布富士見会館長寿命化大規模改修につきましては平成33年度以降の完成を予定しております。  資料の説明は以上となります。  本案件の内容につきましては、地域や施設利用者の方々などへ今後説明をさせていただきたいと考えております。  最後に、本案件につきましては、総務財政委員会都市整備委員会の各委員会におきましても同様に報告をさせていただいております。 ◎中村 観光課長 観光・国際都市部資料番号11番でございます。  平成29年度観光・国際都市部管理職名簿。こちらは平成29年8月1日現在の異動を反映させてございます。氏名の欄の左側丸印のある東京オリンピックパラリンピック推進担当課長が転入者でございます  また、上から2段目、スポーツ・文化担当部長につきましては、副参事(文化計画・施設担当)事務取扱を兼務してございます。  変更の内容は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 私からは1件、資料番号12番をご覧いただければと思います。平成29年度第9回日中青少年友好訪問団等の派遣についてでございます。  こちらでございますが、大田区の友好都市である北京市朝陽区へ9回目の青少年友好訪問団を派遣いたしました。また、友好関係協力都市である大連市も訪れました。  さらに今回は、朝陽区との友好都市締結20周年を記念して、大田区の中学生男女各1名が朝陽区の中学生とペアを組み、日中友好交流都市中学生卓球交歓大会にも出場いたしました。  日程でございますが、今回、日中青少年友好訪問団については8月3日から8月9日まで。中学校卓球交歓大会につきましては8月3日から8月8日まで派遣をいたしました。  人員についてでございますが、青少年のほうは12名で、学生が10名、大学生、高校生10名と、あと引率として、観光・国際都市部長が団長として行って、あとは担当という形になっております。  卓球大会のほうは5名でございますが、中学2年生の男女2名と、引率として、私と中学校の卓球の顧問の先生、あと担当という形で行ってまいりました。  この卓球大会でございますが、今回初めてでございまして、5年に1回の開催ということで、今回全67チーム268名の選手が参加した大会でございます。  また、朝陽区側の卓球大会の参加者なんですが、責任者とコーチは卓球の元オリンピック代表の方がコーチとしてやっていただきました。  あと、付き添いの先生が世界ユースの三段跳びの選手だったりということがございました。あと選手2名ということで、13歳、14歳の朝陽区の卓球の選手で、こちらと合わさって計10名のチームを組んでまいりました。  主な訪問先でございますが、青少年友好訪問団は出発をして8月3日から7日まで滞在をいたしまして、その後7日から9日は大連市に行ってまいりました。その中で8月4日の歓迎の会と、8月6日の答礼宴は卓球大会の選手も一緒に出席をしたということでございます。  卓球大会は8月3日から8月8日でございますが、8月5日、卓球大会の予選リーグがございました。こちらの結果でございますが、予選リーグが5チームだったんですが、大田区のチームは3位ということで、上位2チームが決勝リーグに行くということでしたので、惜しくも行けなかったというところでございます。  裏面をご覧いただければと思います。  まとめと書いている部分でございますが、朝陽区では、表敬訪問や歓迎の会で孫其軍副区長をはじめ、青年連合会の方、あと体育局長教育委員会の主任などから温かいおもてなしを受けました。団員にはいろんなお話を聞いた上で、友好都市の結びつきを強く認識してもらえたと思っております。  また、故宮博物院などの世界遺産も見学したほか、求実職業学校では20周年の記念講演会を催していただいて、外事弁公室の主任の方の挨拶ですとか、文化交流などが行われております。  ホームステイでは、中国の生活の一端を体験して多くの友人をつくったということを聞いております。  大連市についてでございますが、今回2回目の訪問でございましたが、朝陽区と同様に多大な歓迎をいただいておりまして、こちらも副市長などから歓迎をいただきました。  また、第十三中学。これは中学と書いてありますが、日本でいうと高校に当たります。この学生との交流のほか、餃子づくりを通して交流を育んで食文化や歴史について学ぶ機会を得たということでございます。  あと、卓球交歓大会でございますが、先ほど申し上げたとおり、今回初めて参加をしたんですけど、すばらしい会場、宿泊施設、食事などの中で選手たちは伸び伸び試合に臨むことができたということでございます。  結果は先ほど申したとおり、決勝リーグには進めなかったんですが、かなりレベルの高い大会で、4試合中2勝を上げることができたというところで、選手たちもかなり満足をしておりました。  交流についてでございますが、選手同士は言葉は通じなかったんですけども、片言の英語ですとかジェスチャー、筆記、メモとかそういったものでコミュニケーションを図って友情を深めたところでございます。  卓球の技術でございますが、かなり中国は高い技術を持っておりますので、いろいろな技術を学ぶとともにほかの都市、自治体ともスポーツ分野で情報交換もでき、スポーツを通じた交流の重要性を再確認したというところでございます。  下の2枚については、青少年友好訪問団と卓球大会の写真でございますので、ご参考にご覧いただければと思います。 ◎上田 文化振興課長 私からは、大田区文化振興協会創立30周年記念式典の開催についてご説明いたします。資料番号13番でございます。  昭和62年に設立されました大田区文化振興協会は、今年で創立30周年を迎えます。大田区文化振興協会では記念式典を10月29日、日曜日、午後2時より大田区民プラザ大ホールにて開催しますのでお伝えいたします。  式典の内容でございますが、第1部では落語を行います。落語は昭和62年10月31日に大田区民プラザが落成したときの、落成記念事業の1つの演目として実施されました。その後も落語は25年間、下丸子らくご倶楽部の名称で主催事業として開催しており、代表的な実施事業の一つとなっております。  第2部では、現在編集作業を進めております記念映画を上映いたします。また、監督と出演者の舞台挨拶が予定されております。  記念式典後においても映画の上映を予定しており、11月2日の蒲田映像フェスティバルや、11月28日のプラザ映画鑑賞会での上映を予定していると伺っております。そのほか文化振興協会では今回、キャッチコピーシンボルマークガイドブックを作成しました。  文化振興協会では、協会の位置づけを明確に示していくことから、文化芸術を通して未来に夢を描き、希望を奏で、多くの区民の心に響き続けるように努めるというメッセージを込めて「えがく かなでる ひびく」とのキャッチコピーを定めました。  そのキャッチコピーでございますが、本日お配りしておりますガイドブックの表紙に記載してございます。  次に、シンボルマークですが、8つの短冊を扇状にしたものです。絵柄はガイドブックの裏面に記載してございます。こちらの短冊は8つの施設を意味しています。区民プラザ、区民ホール・アプリコ、龍子記念館、龍子公園、熊谷恒子記念館山王草堂記念館尾ア士郎記念館、大田文化の森でございます。  扇形を採用しましたのは、扇を開くことでこれからの文化の広がりや発展をあらわし、扇のかなめは大田区の文化を束ね、文化のかなめになれるようにという大田区文化振興協会をあらわしていると伺っております。  最後にガイドブックですが、大田区内に文化がさらに広がることの思いを込め、各施設の案内と、各施設でこれまで取り組んできました実施事業の紹介を、写真をたくさん用いて紹介しておりますので、後ほどご覧いただければと思います。  最後になりますが、本日開催予定の平和都市宣言記念事業、花火の祭典でございますが、1ミリ程度の雨が降ったり、やんだりと天候が心配な状況ですが、現時点では実施する方向であることをお伝えいたします。 ◎小澤 産業振興課長 私からは産業経済部資料番号15番、平成29年度「OTA!いちおしグルメ」表彰店舗の決定についてご報告をさせていただきます。  本事業は大田区内の特色ある優良な店舗を表彰することにより、区内外に店舗を幅広くPRして、新たな顧客創出に寄与することが目的でございます。  味・サービス・雰囲気を重視した「総合部門」及び味・コストパフォーマンス・独創性を重視しました「こだわり部門」の2部門におきまして、4月から5月にかけて募集し、29店舗の応募がございました。  書類審査、実地調査を行い、8月4日の審査会ではフードコンサルタントである松本審査委員長のもとで審査をさせていただきました。  表彰店舗につきましては裏面にございますが、総合部門が3店舗、こだわり部門が7店舗、計10店舗でございます。  表彰式につきましては、10月14日に行われます、おおた商い・観光展で表彰させていただきPRを行う予定となってございます。  なお、表彰店舗の詳細につきましては、後日パンフレットを作成いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。  続きまして資料番号16番、平成29年度「大田のお土産100選 表彰事業」表彰製品・商品の決定についてご報告をさせていただきます。  大田のお土産にふさわしい製品・商品につきまして、ものづくり、食品の2分野で選定をし、区内外に広くPRして、地域経済の活性化とにぎわいの創出を目的とした事業でございます。  4月から5月にかけて募集し、41件の応募がございました。そのうち、ものづくり部門が14件、食品部門が27件ということでございます。書類選考の後、中小企業診断士を中心とした実地調査に基づき、7月31日の審査会におきまして、東京商工会議所大田支部の浅野会長のもと決定をしたものでございます。  表彰については裏面に一覧を掲載していますが、ものづくり7点、食品部門19点、計26点ということでございます。  こちらも10月14日に行われます、おおた商い・観光展で表彰させていただき、PRを行う予定となってございます。  最優秀賞に賞金30万円、優秀賞に賞金20万円、奨励賞3点に賞金10万円を贈呈いたします。また、特設ホームページで表彰事業者を紹介してまいります。 ◎宮本 工業振興担当課長 私からは4点ご説明させていただきます。  まず、産業経済部資料番号17番、「第10回大田区加工技術展示商談会」実施報告についてでございます。本展示会は去る7月7日、金曜日に大田区産業プラザにおいて開催させていただきました。足をお運びいただきました委員の皆様、まことにありがとうございます。  出展企業は100社で、そのうち新規出展が17社、10名以下の企業が51社でございました。  来場者数ですが、2,012名ということでございましたが、そのうち六郷工科高校の1年生が約200名来場しております。  今回は来場者数、商談件数ともに昨年度を下回る結果となってございますが、商談の中でも、次回の打ち合わせの実施や見積依頼など、次のステップに進んだ角度の高い商談につきましては昨年度を上回っておりまして、出展企業にとっては実りあるものだったと考えております。  特別講演、併催事業、企業プレゼンテーションにつきましては記載のとおりでございます。なお、併催いたしました大企業からの開発ニーズを区内中小企業の技術力、提案力で解決する技術課題提案型の商談会、ニーズプルマッチングですが、22件の案件で商談が行われました。加工展及びこのニーズプルマッチングによる商談の成約状況等につきましては、4か月後の調査において追跡してまいります。  続きまして資料番号18番、ABUアジア太平洋ロボットコンテスト2017東京大会についてでございます。  ABUとは、アジア・太平洋地域の放送機関の連合体の略称でございます。日本では8年ぶりに大田区総合体育館を会場にして8月27日に開催されます。6月11日に大田区総合体育館で開催されましたNHK学生ロボコン2017、こちらで優勝しました東京工業大学と、準優勝しました東京大学が日本代表として本大会に出場いたします。  なお、委員の皆様には、入場整理券を机上に配付させていただきました。ご視察等で活用していただければ幸いでございます。  続きまして資料番号19番、第13回全日本学生室内飛行ロボットコンテストについてでございます。  この大会は、学生の航空機設計・製作・飛行試験における実践的教育活動支援のため、一般社団法人日本航空宇宙学会が主催し実施するものでございます。  昨年までは大田区総合体育館で開催していましたが、今年は会場を大田区立大森スポーツセンターに移しまして開催されます。  主催、共催、後援、日時等については記載のとおりでございます。  参加チームは、一般部門、マルチコプター部門、これはドローンのことを言っておりますが。自動操縦部門ユニークデザイン部門の4部門で63チームが出場予定となってございます。  入場は無料でございますので、ご都合が合いましたら直接会場のほうまでお越しください。  最後でございますが、資料番号20番、「大田の工匠NextGeneration」に続く新たな表彰制度についてでございます。  大田の工匠表彰制度につきましては、まず大田区のものづくり優秀技術者を表彰し、大田のものづくりの優秀さをPRするため、大田の工匠100人を展開してまいりました。こちらの制度は平成24年度までに100人の表彰を終え、終了してございます。  続いて、大田のものづくりの将来を担い、他の模範となる技術者を表彰する大田の工匠NextGenerationをスタートさせました。工匠100人が主に産業プロモーションを目的に実施してきたのに対し、NextGenerationにつきましては若手人材のモチベーションアップを図る、人材育成の役割が大きくなり、これまで好評をいただいているところでございます。  今年度もNextGenerationとして表彰された若手技術者の方々をPRする大田の工匠NextGenerationは先日8月13日、土曜日まで開催しておりましたグランデュオ蒲田3階自由通路で2万7,000人を超える方々にご覧いただいているところでございます。  こうした取り組みの一方で、より政策的な目的を明確にし、効果を上げていく必要があると考えておりました。また、昨年8月、中小企業都市サミットが尼崎市で開催されまして、技術・技能の伝承が尼崎宣言の中に盛り込まれました。  こうしたことを踏まえまして、これまでのNextGenerationの目的に技術・技能の継承、さらには、事業承継の視点を加えまして、拡充し、新たな表彰制度として取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  表彰の対象といたしますのは、師匠と弟子のペアで、その技術・技能継承に関する取り組みを対象とします。他自治体に先行しまして、この9月より募集をさせていただき、取り組みを開始したいと考えております。  また、今後、受賞した取り組みのPR手法について検討いたしまして、区内の技術・技能の継承、事業承継への活性化につなげていくとともに、区内企業の受注獲得の安定化など、取引の活性化にもつなげてまいりたいと考えているところでございます。 ◎池田 産業経済部副参事 私からは、第9回大田区ビジネスプランコンテストの募集についてご説明をいたします。産業経済部の資料番号21番をご覧ください。  大田区ビジネスプランコンテストは、区内外から優秀な起業家を発掘し、区内での創業を促すことを目的として実施しているものでございます。今年度は以下のとおり募集を行う予定でございます。
     募集期間につきましては、9月13日、水曜日から9月29日の金曜日ということで募集をいたします。実施につきまして、主催は大田区及び大田区産業振興協会でございます。協賛、後援につきましては記載のとおりでございます。  応募資格につきましては、個人、中小企業者、一般社団法人、特定非営利活動法人を対象に応募資格の設定をしています。  対象ビジネスプランにつきましては、将来、大田区での事業展開を計画し、かつ次に掲げるいずれかに該当するものということで、みずから考案したもの、既存の事業に独自の創意を加えたものという形で設定をさせていただいております。  また、賞金、副賞につきましては、こちらの記載にあるとおりでございます。  また本日、机上配付資料ということで、第9回大田区ビジネスプランコンテストのチラシも配付させていただいておりますので、後ほど改めてご確認をいただければと思います。 ◎中澤 環境計画課長 環境清掃部から所管報告は3件でございます。お手元の環境清掃部資料番号11番、一般社団法人大田区環境公社代表理事の変更についてをご覧ください。  大田区環境公社につきましては8月6日付けで幸田昭一代表理事が辞任したことに伴いまして、8月7日に開催されました理事会におきまして新たに川野正博副区長が代表理事に就任いたしましたのでご報告をさせていただきます。  続きまして資料番号12番、乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」の導入についてご説明させていただきます。  今回導入いたします乾式オフィス製紙機ですが、乾式という表現にもございますように、これまで大量の水と輸送コストをかけて紙のリサイクルを行っていたものを、水をほとんど利用せず、また使用した場所において紙を新たに製品化することができるため、輸送にかかるCO2に関しても削減が可能となります。  一方、製品面からも使用済みのコピー用紙をコピー用紙として再生するだけでなく、色紙や名刺など厚紙などにも使用できるものとして新たな付加価値をつけて再生できることから、幅広い用途への使用を予定しているところでございます。  こうした環境配慮型の最新技術を区が導入し、また活用することを通じまして区民の環境保全意識の醸成を図ってまいります。  設置に当たりましては、本庁舎207会議室の場所を利用しまして1階におけるデジタルサイネージの映像やパネル展示によりまして来庁舎の方を誘導いたまして見学いただけるスペースにしたいと考えているところでございます。  また、PaperLabにつきましては、区内企業の技術力も使用されておりまして、一般公開にあたりましては、環境面だけでなく区内企業の技術力の高さもアピールしていく予定でございます。  スケジュールといたしまして、試験運用期間中にPaperLabを大田区役所エコオフィス推進プランのツールとして新たに加えまして、コピー用紙削減に向けた有効な運用方法を定めていく予定です。  また、お時間の関係もあるとは存じますが、こちら10月の本委員会の開会前にPaperLabの稼働状況等、委員の皆様方にご視察いただければと考えておりますが、後ほどこの件につきましてご協議いただければ幸いでございます。  最後、資料番号13番、平成26年度大田区の温室効果ガス排出量についてご説明させていただきます。  区の温室効果ガスの排出量につきましては、昨年度、中間見直しを行いました大田区環境基本計画におきまして、平成42年度までに平成25年度比で26%の削減を掲げているところでございます。  算定過程でございますが、温室効果ガスの排出量につきましては、二酸化炭素のほかメタン等の温室効果ガスにつきまして、国や都などが公表します222のデータを使用して計算いたしております。このため、データが入手できるのが各年度終了後3年目となるため、現在、最新の排出量は平成26年度分となります。  算出方法でございますが、温室効果ガスの排出量は主に電気、都市ガス、燃料のエネルギーを消費したことに伴って排出されるため、算定にあたりましては赤紫の中の算定式ですが、エネルギー消費量掛けるエネルギー源別の排出係数によって算定しているところでございます。  この結果、平成26年度につきましては、環境基本計画における温室効果ガスの削減の基準年度となっております平成25年度と比較いたしまして、1.2%の減となっているところでございます。内訳といたしまして、下にございますが、産業部門につきましては、国内経済の影響がございますが、こちらの主なものとしては、新築着工床面積が前年度比10%減と大きな割合を占めておりました。  また、製品出荷額当たりの効率化というところでは、エネルギー消費量で7%減と消費エネルギー化が進んでいる状況がございます。  家庭部門については0.3%と若干増えておりますが、この間、世帯数が約5,000世帯。世帯数の割合といたしまして1.5%増という中で0.3%に抑えられているというところで、各家庭の省エネ行動の推進等が見えているところでございます。  続きまして上のAの主なエネルギー源別の排出係数ですが、平成26年度は電気の排出係数が前年度の0.522から0.498に改善しているところでございます。  この理由といたしましては、右の表の一番右のグラフをご覧いただきたいと思います。  グラフの一番下、水色の水力が5%から6%。またその上、バイオマスなど水力以外の新エネルギーが1%から2%。この分が火力と置きかわったため、電気の排出係数が4.6%減少したというものでございます。  この結果といたしまして、大田区の温室効果ガスの排出量でございますが、震災後、初めて減少し、平成25年度比4%の減となったところでございます。  また、温室効果ガスの区民一人当たりの他自治体との比較でございますが、都及び23区平均のいずれも大田区は下回っているというところでございます。 ○松本 委員長 それでは委員の皆様、まずは地域力推進部からの報告に対する質疑をお願いしたいと思います。 ◆黒沼 委員 おおた地域力発見ガイドについて、3つほどお聞きしたいのですが、1つは非常にいいまとめをしていただいたと思うんですが、残念ながらそれぞれの項目によって立つ法的根拠はなかなか見当たらず、書いてほしかったなと思います。  例えば10ページの保護司とか民生委員などは厚生労働大臣から委嘱を受けた法務大臣から委嘱を受けたと書かれてあるんですが、例えば次のページの11ページで、スポーツ推進委員。これは1961年にスポーツ振興法が制定されて、これまではたしか体育指導員と言っていたと思うんです。それが2011年に国会で前政権の議員立法でスポーツ基本法ができてスポーツ推進委員と名称が変わったときに、この11ページで説明されている地域におけるスポーツ推進のコーディネーターという役割が一番大事かなと思うんですが、これだけだと何が何だかさっぱりわからない。  調べたら、体育指導員としてやってきたんだけれども、スポーツ推進のための事業の実施にかかわる連絡調整としての役割が重要性を増していることから、スポーツ基本法第32条では、こうした職務が規定上追加されることとともに、当該職務をより適切にあらわす観点からスポーツ推進委員に名称変更されましたと、よくわかったんです。それが、これでは何もわからなくて、え、コーディネーターって何と。実際にこれは何を意味するのですか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、委員がおっしゃっていただきましたコーディネーターでございますが、連携、調整などをしていただくことが役目でございます。 ◆黒沼 委員 言葉はそうです。具体例は例えばどういうものですか。  スポーツ振興法からスポーツの基本法に変わったときに体育指導員から名前が変わって、その大事な意味がコーディネーター、つまり連絡調整だというのが言われているわけです。これをわかりやすく説明してくれないと。なぜここにコーディネーターと書いたのか。法の理解がされてないことになるんじゃないですか。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 この初夏でしたかね、例えば今回ウォーキングっていうのを事業としてお願いをしているんですけれども、そのスポーツ推進委員の皆さんの中で歩き方の工夫ですとか、全体の取りまとめですとか、コースを設定するとか、そういうようなことを全体としてコーディネートして、一つのウォーキングのイベントをするということが一つの例だと思っております。 ◆黒沼 委員 要望なんですが、今部長は法律の変わったことを正しく理解してもらって、その意味をこの11ページのところで位置づけをわかりやすく説明して、担当の職員の皆さんも大いにこれを生かしてもらいたいなという要望ですので、もう少し単なるコーディネーターではなくて、法律で変わりました、変わった意味はこうです。ここを大田区は強調してまいりますとかね。そういう意味の具体性が必要かなと思ったんです。検討してください。  もう一つは、例えば次の13ページのシニアクラブにも、これは老人福祉法第1条によるのかなと思うんですが、これもどこから来るのか、しかもまだ法律上は老人クラブになっているのかなと思いますけど、大田区ではシニアクラブと言ったと思うんです。その名前をシニアクラブにした意味と、しかしそれでも高齢化社会としてこの法に基づく趣旨だという書き方が大事かなと思いますが、どうでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、黒沼委員からのご指摘として、スポーツ推進委員、またシニアクラブの法律的な根拠、法令に基づくところも明記したほうがというお話がございました。  今回の作成したこの冊子なんですけれども、ガイドを作成した目的なんですけれども、これから区民活動を始める方、またこれまで区民活動に携わっている方々に、いろいろな区内の団体を紹介する内容としております。わかりやすくということで作成しているところでございますので、若干その部分で足りない部分もあるかと思います。  来年度つくるときに、そこの部分について、地域の方々の声も聞きながらわかりやすいような形で、また次回以降、作成させていただければと考えております。 ◆黒沼 委員 よろしくお願いします。  もう一つおまけに言いますと、11ページの青少年委員のところは、国のとは別で東京都独自の制度かと思いますけど、そうですよね。 ◎武藤 区民協働担当課長 大変申しわけございません。ちょっとそちらの法的根拠につきましては、今わかる資料を持ち合わせていませんので、後ほど委員長を通じてご回答させていただければと思います。 ◆黒沼 委員 全国共通の名前の言い方と違うものがある。例えば東京都のすぐれた制度であれば、そのすぐれた制度を生かして頑張りたいというようなものがあっていいのかなと思います。  また、この一番最初の3ページに大田区のまちづくりのキーワードは地域力と。これの法的根拠は見つからなかったんですけど、ないのでしょうかね。 ◎武藤 区民協働担当課長 法的根拠と言いますか、大田区が地域力の定義を定めまして、地域力のもとにまちづくりというか、地域をつくっていくということですので、そもそも国のほうで何か根拠づけてやっているとか、そういったことはございません。 ◆黒沼 委員 どうもこれ、しっくりいかなかったのです。1回言ったと思いますが、私の調べた範囲では、地域力という概念が生まれたのは1995年の阪神淡路大震災のときに、行政の力が及ばなくて、結局それに対して地域防災力、地域等々で補って何とか命を守り切って、まちを守り切ったというところから出たと一応認識したんです。  そうすると、なぜこうした地域力の概念が阪神淡路大震災を契機として発生したのだろうかというと、災害時における行政による援助活動に限界があるという認識で、その限界を補うには、逆にほとんどの救助活動は地域の手で行われたことにあったと。ここから地域の位置づけがあらわれてきたと受けとめたんですが、そうすると市民が居住地で抱える生活問題に対して協働で解決する力を意味するものとなるんじゃないかなと。  そうすると、この最初のまちづくりのキーワードは地域力だということなんですが、地域力が区民の暮らしを支え、未来へ躍動する国際都市おおたと書いてあるのですけれども、私は何度もここで確認はしているんですが、この地域力と行政とのコラボレーションということで受けとめるべきかなと思うんですが、行政が後に来ちゃって、地域力が全面に出ている感じがするんです。  限界があるとわかって地域力が発揮された、この力がわかったというのが阪神淡路大震災のことだとすれば、自助、共助、公助じゃなくて、公助、共助、自助と。行政がまずあって、その責任を果たせないときに、共助で支えて、補って、自助でも補うと。阪神淡路大震災の教訓はそうじゃなかったのか。公助に限界があったわけでしょう。それがこの部分に生きた教訓として書かれてないんじゃないかなと思いました。  25ページのリーダー講習会などは、町会も含めて地域力に青年の力が欠かせないわけだけれども、書かれてはあるんですが、若い元気な人がたくさんいることが地域力には欠かせないと思うんですけれども、この位置づけではちょっと弱いかな。どこにもやっぱり若者を位置づけて、元気な人がどこにもいて、その地域力を生かして行政の限界を補うというのはどうでしょうか。 ◎鴨志田 地域力推進部長 今、委員からいろいろご指摘いただきましたが、行政が不足する分を地域力で補うという考え方もあろうかと思いますが、逆に地域力に携わっている方々は行政の職務を補って活動しようということよりは、それぞれ自主的な活動を地域の中でしているというようなのがまず先にある部分かと思います。  それが福祉であったり、環境であったり、あるいは子供の見守りであったりと、さまざまな活動が地域力になるわけでございまして、それぞれの団体は自分たちが自主的な活動をすることによって、自分たちの暮らしがよくなる。もしくは、地域の暮らしがよくなる。こういう層の人たちに新しい情報を与える。そういったことを念頭に活動しておりますので、結果として、それが行政の足りない分を補うということがあるかもしれませんが、地域力を担っている方々は、まず基本的には自分たちの自主的な活動を行っていただいていると。そういう形がまず最初にあるのかなと考えます。 ◆黒沼 委員 この一番下のある図、区民一人ひとりと区が一番下にあって、NPOもあって、これは非常にいい形だと思うんです。連携しあって協働しあってね。これを本当に生きたものにする上で、地域力そのものの概念は今のところ明確な定義は確立していないと思うんです。  そうすると、いろいろ調べてみたらちょっといいのがあったんですが。例えば大分県知事の言い方は、地域の潜在力を生かす。それから神戸市では、阪神淡路大震災のあったところですけど、市民と市が互いの役割を尊重し、協力して課題解決を図る力と定義している。これはいわゆる助け合い。両方の役割をお互いに対等、平等に、上でも下でもない、助け合いと。いい言葉かなと思います。  ただ、残念ながらこれに対する法的根拠がないと思いますので、難しいんですね。法に基づかない場合。そうすると自分でつくっていくしかないわけですよ。  これまでも地域力をつくり上げてきたわけですけれども、ここで1冊の本にまとめた場合、改めてこの地域力というのをどこに寄与してどうしたという。この大田区の地域力は何に基づいてつくってきたんですかね。 ◎鴨志田 地域力推進部長 大田区が基本構想をつくったときに、大田区の地域力とはこういうものだという定義をいたしました。基本構想につきましては、大田区の区議会として議決をいただいたところでございます。 ◆黒沼 委員 法律はないんですよ。だから自分でつくっていくしかないんです、ここの分野は。でもほかは、老人福祉法とか、今ずっとるる述べたように書いてもらいたいと要望しましたが、行政は大体法律に基づいて、またはそれに基づく条例をつくって地方自治をやるわけですけれども、これはないんです。ないですよね。 ◎鴨志田 地域力推進部長 繰り返しになりますが、大田区の基本構想を策定しましたときに、区議会の議決をいただいておりまして、大田区の地域力の定義というものも基本構想の中に含めて載っております。 ◆黒沼 委員 質問は、法的根拠はありますか。条例とかを独自につくる地方自治は自治ですから、いいんですよ。自治というものをつくり上げていく。区民のためなら何でもいいものはつくっていっていいと思うんです。その一つが地域力だと思うんですね。  のろしを上げたこの地域力を大田区のキーワードとしたわけですから、私が言いたかったのは、法に基づいてやっていけばいいというものではなくて、国の制度じゃないわけですから、つくったからにはどんどん発展させていく責任があるわけです。しかし、それはあくまでも法には守られていないということで、大田区のノウハウを磨いていかないといけないという決意も含めて、そういうことでいいんですか。 ◎鴨志田 地域力推進部長 基本構想を策定しまして、10か年の未来プラン、前期、後期と策定をしてまいりました。私ども地域力推進部及びさまざまな所管部局につきましては、地域力を向上させて暮らしをよくしていこう、暮らしやすい地域社会をつくっていこうと、そういったことの具体的な事業を各年度の予算において計上しているところでございます。 ○松本 委員長 黒沼委員、そろそろまとめてください。 ◆黒沼 委員 最後に要望ですけど、地方自治体というのは地方自治法に基づいてやられている法的根拠はありますよね。大田区もこの地方自治法のもとやっていけばいいんですよ。だけどそれとは別に地域力をつくったわけですよ。これ法的根拠ないんです。ですから、独自に生み出したものなんですよ。  地方自治法の第何条に基づくものという根拠はないじゃないですか。地域力は地方自治法の第何条の第何項に基づくものですってないでしょう。ですから、今の部長の答弁はそれしかないと思うんですけれども、覚悟が必要なんですよ、これ。自分たちがつくり上げたものですから。そういう意味でそれぞれの法的根拠に基づいて大田区はちゃんとやっていますよとガイドをつくり上げてくださったのですが、地域力という法的根拠がないものをつくった以上、地方自治法だけのものじゃなくて。地方自治法第何条に基づく地域力ですと書いてあればいいんですけど、ないじゃないですか。そのことを覚悟していますかという覚悟だけ聞かせてください、最後。決意。 ◎鴨志田 地域力推進部長 大田区としまして、地域力の推進、向上について取り組んでいるところでございます。 ◆北澤 委員 この冊子はとてもいいなと思いました。これから地域の中で何かやっていきたいと思う人がまずざっと見ることができてわかると思うんですけれども。ただ、配布の仕方なんですけども、できるだけやっぱり多くの区民の目に触れるような形がいいんじゃないかと思うんですけど。先ほどのお話を伺うと、例えば町会のトップの方だとか、地域力推進地区委員の方だとか。あとホームページで知らせているということですが、ホームページというのはやっぱり目的を持って探してみるときには見つかると思うんですけど、例えばこれが大田区のホームページのトップページにこういうものができましたので詳細はここをご覧くださいと載っているんでしたらいいんですけど、そうじゃないホームページの載り方だと、やっぱりよほどのことじゃないと気づかないと思うので。私は例えば大田区の区政情報コーナーのところに置いて、ご自由にお取りくださいとか、出張所に置いておいて、ご自由にお取りくださいとか、多くの区民の目に触れるような形で置いておくのがいいのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、北澤委員から要望がございまして、多くの区民の目に触れるためには、さまざまな場所で配布することが必要じゃないかというようなご質問がございまして、閲覧用として、出張所、また図書館、文化センター、こらぼ大森等々のカウンターのほうに掲出をさせていただきます。  今回なんですけれども、全区民というか多くの方に配布できない理由なんですけれども、やはり枚数が多いこと、また毎年更新していくことになりますので、環境的な問題もありますので、ホームページの中で見ていただいて、また、希望者がございましたら、残部数が幾らかこちらのほうでございますので、そちらにつきましては配布をしたいと考えております。 ◆北澤 委員 閲覧だけではなくて、やっぱりこう手元に置いてね、ぱらぱらめくってこんなことをやってみたいと思うということが大事だと思うんですけれども。例えば世田谷区とか、目黒区なんかは情報コーナーというところがあって、区のさまざまな施策には資料が閲覧できる図書室みたいなところがあるわけですけど、そこの入り口のところには、例えば何とかプランとか何とかガイドというのを300円とか200円とかで買えるようになっているんですね。いろんなものが売っているんですよ。  そうすると身近に置くことができるし、売るということでしたら、財政的な負担もどうなのかと思うんですけど、ちょっと急にはできないとしてもそのような形でできるだけやっぱり区民が手に取ってみることができるということを、ご検討いただけるとありがたいと思うんですけど、どうでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 今、委員からご要望がございました点につきましては、来年度以降、つくる際の参考にさせていただいて、検討させていただければと思います。 ◆北澤 委員 ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  それから、これを見て勢い込んで、これやりたいなと思う人が出てくるかもしれないんですけど。例えば19ページの成人のつどいの運営委員なんかは、日が決まっているわけですから、例えば9月、10月から準備が行われるとしても、恐らく今まで10人を選ぶにも大体の時期ってあると思うんですけれども。募集時期に随時と書いているのも、ちょっと余りに大ざっぱ過ぎないかなと思うんですけれども、随時と書いてあって、本当に随時受け入れるのかどうか。  こういう問い合わせがあったときに、問い合わせをしてきた人に対して親切に、その人たちががっかりしないように返答ができるのか、打ち合わせをしていくことが必要だと思うんですけど。その他を見るとほとんど随時ということが書いてあったりとか。あと例えば、同じ19ページのこどもSOSの家の協力委員。ここなんかも、うちもやってみたいなと思う人がいたとしても、この対象のところに自治会・町会等に紹介された方と書いてあるので、もしかしたら誰でもなれるわけではないのかもしれないんですけど、募集時期は随時ってここも書いてありますし、その辺の整合性がぱっと見ただけでもどうなのかなって思うんですけれども。やはり意欲を持って問い合わせをしてきた人に対して、気持ちをくじかないような返答の仕方ができるようになっているのか、その辺のこともちゃんと環境づくりをしておく必要があると思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。 ◎武藤 区民協働担当課長 こちらに記載している内容でございますが、問い合わせ先等に記載させていただいておりますが、各事業課でやっている事業を紹介している部分になっております。ですので、今回、全体的に見ていくと整合性がとれないというようなご意見もございました。  今回、新たな取り組みとして、一覧として見えるような形になっておりますので、来年度つくるときに、募集時期が随時というところが本当に随時なのかということも、事業課には問い合わせをして作成をしておりますが、作成する際にはもう一度、この点について確認して作成をさせていただければと考えております。 ○松本 委員長 ほかに。資料番号10番はいいですか。 ◆黒沼 委員 湧き水の利用も非常にいいんですが、最初に崖線。これは活断層ではないと思うんですけれども、断層だと思うんですよ。そうすると、こういう計画立てるときに一回確認しておいたほうがいいと思うんですが、地震に対して、防災に対してどうなのか。  ここでの質問ではないと思うんですが、説明があったものですから。それは答弁できますかね。 ◎小泉 地域力推進課長 国分寺崖線ということで、こちらも立川市付近から南東方向に高低差最大20メートルというように連なるということで、田園調布せせらぎ公園まで延びているというようなことでございまして。当然、防災上の観点からも所管課のほうで調べているということでございまして、ちょっと私のほうで詳しくご説明はできないのですが、多摩川も近くにございますし、水防の観点からとか、災害対策といった観点からこちらの施設を建てる上で検討はされているという状況でございます。 ◆黒沼 委員 該当する所管との確認だけお願いしたんですが、一つは崖線の影響が一つです。もう一つは液状化です。大田区は昔、液状化についての地図を持っていたんですよ。今も使っているかどうかはわからないんですが、私が当選したころは持っていて、この液状化対策していたことがあります。これ、ひとつよろしくお願いしたいのですが、答弁できるかどうか。できなければ、要望だけしておきます。 ○松本 委員長 では、要望にしておいてください。  では、続いて。 ◆北澤 委員 せせらぎ公園は本当に自然が豊かで素敵な公園だと思いますし、区民が結構活動しているところですよね。田んぼをつくったりとか。  その地域の区民の意見を反映して、こういう計画になっているとは思うんですけど、計画に際して区民の意見を十分聞きとられましたでしょうか。どのような手法で聞きとられたのか教えてください。 ◎小泉 地域力推進課長 こちらの計画につきましては、本委員会後に住民説明会を9月に予定しているという状況でございます。 ◆北澤 委員 ということは、これまで計画が白紙のときにどんな要望があるとかということは聞かなかったんですか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 区民の方のご意見ということですけど、昨年9月の地域産業委員会等のご報告以降、住民説明会をさせていただいておりますし、また出張所においての町会長会議等の中で住民からご意見をいただいたものを反映させていただいております。 ◆北澤 委員 説明会というと、ほぼもう決まったものを説明してということが多いと思うんですけど、そこで意見があった場合に、それを反映させるということが大事ではないかなと思います。  ここの文化ゾーンのところですけども、現在は確かテニスコートがあったと思うんですけど、今あるものが新しくできる中ではなくなってしまうというものは何があるんでしょうか。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 現在の文化ゾーンの集会・体験学習施設の置き込みは、裏面の配置図に示してございますとおり、駅側の部分に置き込むような形で、今後検討を重ねてまいりたいと思っております。  ここの部分は、多目的広場等になっておりますが、現在の公園利用上の制限、影響については最小限にする形で置き込んでいくような予定でございます。 ◆北澤 委員 調布地域は、スポーツ施設がないということがこれまでよく課題として言われていましたので、これまでできていたものが、できなかったということがないように、置き込めればいいと思うんですけど、それは大丈夫ということでよろしいんですね。 ◎藤倉 田園調布特別出張所長 ただいまの質問でございますが、田園調布管内ではスポーツをする体育館とかがないため、そのような要望が根強くございまして、今回、駅から南側のスポーツゾーンに運動施設を配置していく予定でございます。 ○松本 委員長 ほかには。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、続いて観光・国際都市部からの報告に対する質疑をお願いします。 ◆伊藤 委員 中国の訪問団の話をしていただいて、大変すばらしい訪問だったという報告がありました。
     ただこの中で、裏面のほうで大連市へは2回目の訪問でしたがというまとめがあるんだけど、これ2回目って誰が2回目ということですか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 説明不足で申しわけございません。今までは、朝陽区のほうに学生訪問団がずっと行っていたんですけれども、2年前なんですけれども、前回初めて朝陽区と大連市に訪れたということで、今回もそういった形で朝陽区と大連市には、2回目という形で訪れたということでございます。 ◆伊藤 委員 やっぱりこうやって現地に直接行って、直接の交流は本当に意味のあることだと思っています。上のほうにも団員には友好都市の結びつきを強く認識してもらえたとあります。そして、お互い相手の政府の人、またこちらの訪問団、みんな意識が強まるということもあって、大変大事なことだと思っています。  その中で、今回引率で部長も行かれたということなので、もし感想等、また実感等あれば、ぜひお話いただきたいと思います。 ◎近藤 観光・国際都市部長 訪問団員10名、高校生と大学生1名でございましたけれども、いわば大田区の代表団として、大田区のいわゆる外交官というような役割を学生の皆さんが果たしてくださったんじゃないかなと。少しオーバーな言い方ですけど、感じているところでございます。  学校を訪問し、あるいはホームステイをし、というところは、先ほど報告をさせていただいたとおりでございますが、朝陽区では1998年だったと思いますけれども、友好都市関係の協定を結んで、これを根拠にさまざまな交流をさせていただいております。  その中で、次代を担う若者たちが異文化に触れていく、これが非常に大事だということで、隔年で交流をさせていただきまして9回目を数えたわけでございます。大田区の訪問団は、これで延べ100名を越えております。  一方、当日、朝陽区からお話がございましたけれども、朝陽区側は500名という数字が出てきて少し驚いているんですが、朝陽区のほうの大田区への訪問は延べ500名を越えましたというようなことをおっしゃられておりました。これだけ人的な交流が非常に盛んになってきているということが、お互いの意識というものが育まれてきているんだなと思っております。  そんな中で、私も副区長と会見をさせていただく時間がございまして、相互の事情についてお話をさせていただきました。30分ほどの会見でございましたけれども、朝陽区の側からは、最近の人的交流はもちろんですけれども、都市化がどんどん進んでいく中での課題をお互い学びあってどう解決していくかというようなことの提案がなされております。  1つ大きなテーマで議論というか、お互いに話し合ってきたのが環境の問題でございました。特にごみの収集、運搬、その処分というようなところでは、朝陽区も課題として抱えています。  それからもう一つは、文化の交流をどう進めるべきか。  3つ目は、やっぱり高齢化の問題がお互いに学ぶべきこと多いですよねというような話し合いがされまして、相互に行き来をしながら、お互いに都市問題を、課題を解決していくための努力をいたしましょうというような話し合いをさせていただきまして、それを子供たちというか、訪問団員と一緒に聞いております。  これが、自分たちが生活をしているこの大田区の課題ということについての認識が深められたんじゃないかなと思っております。  一方、大連市側も友好関係協力都市の締結に基づいて、2回目の訪問ではございましたけれども、大連市からの子供はもう毎年のように議会にもお邪魔させていただいているように、大田区にお越しになっていただいておりますが、大田区の子供が大連市訪問するのは2回目でございました。  そういった意味では、もっともっと次代を担う子供たちが、中国の朝陽区と大連市という同じ中国の国内でも全く違う文化や雰囲気を持っているところを学ぶことが大事だと思っておりますし、ちょうど2日の日、大田区を訪れてくださった副市長と同じく30分ほど会見をする時間がございましたけれども、非常に温かくお迎えいただきまして、朝陽区と同様でございますけれども、やっぱり都市問題や高齢化の問題ですとか、健康、福祉の問題ですとか、お互いに意見交換をしながら、次代を担っていく子供たちをもっと育むような交流を活発化させていきましょうということでお互い努力しようということを話し合ってきたところでございます。  一言、感想をつけ加えさせていただければ、もっともっとこれから深化をしていくための努力を我々執行機関も重ねていかなければいけないかなと思ってございますし、そのために議会の議員方のご協力も賜っていかないといけなければならないかなという実感をして帰国したところでございます。解団式はまだでございますけれども、これからも国際都市宣言をしたおおたとして、ふさわしいような事業を展開していくことが大切かなと思った次第でございます。 ◆伊藤 委員 やっぱり今みたいに実感のある親善、実感を持った友好というのは本当に大事だと思います。国際都市に向けて、そういう中身のあるお付き合いをぜひこれからもしていただきたいし、我々もなるべく機会があるたびに目指していきたいと思います。本当にご苦労様でした。 ◆北澤 委員 ここに行かれる中学生はどのように選ばれたのかということと、費用の負担も結構あると思うんですけど、何か大田区からの補助があったのかということと、報告会というのは、例えば議員に対してというわけじゃなくて、例えば学校でもいいんですけど、やっぱり少人数ですごくいい経験をされてきたと思うんですけれども、どんな報告がなされるのかという、その3点を教えてください。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 まず、費用の面でございますが、これは中学生については費用の負担は全て公費とさせていただいています。  選考方法でございますが、教育委員会と連携をいたしまして、特に卓球をやっている部活等の先生等にお話をしつつ、募集をかけて公募という形で審査会を行って、決めさせていただいたというところでございます。  あと、報告会でございますが、予定でございますが、子供たちが行くということでやっぱり学校で報告会をするという形も検討しているということは聞いておりまして、うちのほうも当然、今後は青少年訪問団も含めて報告書とかそういった機会をつくっていきたいと思っております。 ◆北澤 委員 この青少年友好訪問団のほうは卓球というわけではないですよね。そちらのほうの選ばれ方。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 申し上げたのは卓球のほうという形のご説明でございます。 ○松本 委員長 もう一方のほうです。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 申しわけございません。もう一方の、青少年訪問団のほうは、これは毎年、隔年でやっておりますが、こちらのほうも募集をかけて、申請をしていただいて、区で審査をして選ばれた10名という形でやっております。 ◆北澤 委員 その審査というのは例えば、作文とか面接とかで意欲を見るとか、そういう感じなんですか。どういうふうな審査なんですか。 ◎高野 国際都市・多文化共生推進課長 2つありまして、書類選考、これは作文という形ですね。それが第1段階。2番目としては面接という形の2つの審査がございます。 ○松本 委員長 それでは続いて、産業経済部からの報告に対する質疑をお願いいたします。  まず、資料番号15番。 ◆北澤 委員 いちおしグルメなんですけども、以前、いちおしグルメがどう選ばれるのかお聞きしたときに、そのまちで推薦があったりなんかして選ばれるということを聞いたので。そうすると大体、大田区のいろんな地域でばらけて、いろんなところが選ばれていいのかなと思ったんですけど、今回場所が蒲田にすごく集中しているので、選ばれ方というのは自薦というか、そういう選ばれ方なんでしょうか。大田区を広く見回して選んでいくという意図的なものはないんですか。 ◎小澤 産業振興課長 こちらの応募につきましては先ほどもご説明を申し上げましたけれども、一応自薦、自分からの応募ということでございます。  その中で、選考のポイントがさまざまありまして、この中で評点の高いところが選ばれているといった状況で、地域性を持って選んでいるというものではございません。 ○松本 委員長 続いて、資料番号16番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 よろしいですか。  続いて、資料番号17番。 ◆黒沼 委員 六郷工科高校の生徒で200名ほどと、ちょっと今メモをとっていたんですけど、その後の参加した学生たちの反応というのは届いているんですかね。 ◎宮本 工業振興担当課長 六郷工科高校の生徒につきましては、やはり大田のものづくりの中小企業の現状といいますか、状況を知りたいということで、ご参加があったと聞いております。  その後につきましては、ちょっとまだ情報を把握しているところではございません。 ◆黒沼 委員 今日はわからないと思うんですけど、六郷工科高校が創立してからもう十数年経っていると思うんですが、当初、大田区内の就職率が数パーセントだったということ以来、ちょっと変化は見えていないので。最近のこういういろんな努力によって、大田区内の就職率に影響というか、効果が出ているということが伺えるデータありますか。 ◎宮本 工業振興担当課長 今、ちょっと具体的なデータを持ち合わせてございませんが、やはり六郷工科高校の取り組みにつきましては、企業に実際にインターンシップで行ってみて、そこの企業に就職する生徒も多いという中で、まず、区内企業に就職をする率が高くなっているということや、定着率も高まっているというようなことを、いろんなところで評価されていると聞いております。 ◆黒沼 委員 次回でもいいんですが、もしわかれば、定着率と就職率を知りたい。以前、大田工連の皆さんなどから聞いていて、こういうことで感動した生徒たちが就職したいというときに、親の説得も必要だということを伺っていて、そんな小さいところに行くよりも大企業に勤めなさいと言われる中で、説得できずになかなか定着というか就職までいかないと聞いたんですけど、その努力が実って、定着率と就職率がよくなっていますよとわかればうれしいなと思うんですけど、報告できそうですかね、次回でも。 ◎宮本 工業振興担当課長 今、私どものほうで、そういったデータは持ち合わせてございませんので、関係各所に聞いてまいります。 ○松本 委員長 ほかに。  (「なし」と呼ぶ者あり)  続いて、資料番号18番。 ◆三沢 委員 18番なんですけど、これNHKの学生ロボコンがテレビでもこの間やっていて、非常に興味深く拝見をさせていただいて、また、大田区総合体育館でやるということも非常に楽しみにしているんですけれども。今回、世界大会ということで、世界各地から人が大田区に来ると思うんですけども、その方々の宿泊先ってどうなっているか、わからないですよね。もし、わかれば教えてください。 ◎宮本 工業振興担当課長 こちらの手配はNHKのほうでやってございまして、ちょっと具体的に把握はしてございませんが、残念ながら区内ではございません。 ◆三沢 委員 区内でないということがわかりましたけども、大田区はMICE事業の一環として、例えば、バーベル上げのユースの世界大会だったりとか、自動車メーカーのアジアのコンテストだったりとか、あとアフリカのABEイニシアティブのアフリカ人の集まりであったりとか、本当にいろんなイベントをやっていると思うんですよ。それはすばらしいことだなと思っているんですけど、いつもその方々にどこに泊まっているかを聞くと、絶対大田区じゃないんですよ。武蔵小杉だったり、川崎だったり、品川だったりということで、大田区の外でみんな泊まっているんですね。  せっかくお越しいただいても、やっぱり大田区に対する波及効果が少ないというか、やっぱり大田区にとどまっていただいて、そこで宿泊していただいたり、食事をしていただいたり、飲んでいただいたりとか、そういうことをトータルでやっていくと、もっとMICE事業として意味があるものだと思っているので、そこら辺を大田区として今後どう考えているのか、お聞かせいただければと思います。 ◎中村 観光課長 今のMICEの取り組みとして、区内にございますPiO、産業プラザですとか総合体育館をさまざまな機会に、委員がおっしゃるように利用していただいております。  なかなか宿泊につながってはおりませんけれども、その施設を運営する施設の管理者に情報提供のツールとして、情報を共有するツールの製作なども検討してございます。  例えば、その施設でご利用になる団体に関しては、予約の時点ですとか早目に情報をいただきながら、施設の紹介ですとか、近隣の観光地のご案内という、ガイドなどもあるというような宣伝も含めてですね、現状、大きな施設で言いますと産業プラザや大田区総合体育館のほうでは少しずつ実施を始めているところです。  区内の施設を全て紹介するような形で、MICEの施設として取り組むような部分の冊子の発行も、今年度考えております。 ◆三沢 委員 今の大田区のホテル事情でいうと稼働率が非常に高くて、しかもビジネスホテル系ばかりであるという諸事情を鑑みると、なかなかこういった方々に宿泊していただいて楽しんでいただくというところに、すぐには結びつかないのは私も理解はしているところなんですけれども、羽田空港の第2ゾーンのところとかのホテルとか、そういったところもできるかと思いますので、うまくそこら辺は連携をとっていただきたいなというのが一つ要望としてあります。これは要望でお願いします。 ◆北澤 委員 こういうのは、すごく小学生とか中学生とか見たら楽しむんじゃないかと思うんですけど、学校なんかへの案内みたいなのはやっているんでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 こちらのABUの大会につきましては、まず、おおた発明クラブの小学生には、ご招待といいますか、入場整理券の配布ということをやってございます。  また、NHKから近隣の小学校に募集をかけまして、応募のあった皆様に入場整理券をお配りするとか、あるいは大森学園にものづくりに関するボランティアサークルとかもございますので、そういったところにもNHKからお声がけをいただいて、ご招待をしているという取り組みがございます。 ◆北澤 委員 せっかく、ものづくりをやっているところなので、子供たちに夢が与えられるイベントを紹介できるといいなと思います。 ◆大橋 委員 非常に世界的に注目されている、このロボットコンテスト。また、飛行用のロボットコンテストも、注目度がどんどん上がっているんですが、本当に大田区にとってはうれしいことですが、これ今回、大田区の総合体育館と大森スポーツセンターが選ばれる理由といいますか、どういった経緯といいますか。ここで実施することに非常にメリットがあるということなのでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 まず、NHKロボコンについてですが、立地イメージがものづくりとロボコンというのが非常に合うというようなことで、NHKからお話があったと聞いているところでございます。  飛行ロボットコンテストにつきましても、やはりそのものづくり、ひいては羽田空港という立地の特性、イメージというのが非常に合うということで、こちらに来ていただいたと聞いているところでございます。 ○松本 委員長 大橋委員、いいですか。 ◆大橋 委員 はい。 ○松本 委員長 資料番号19番もよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 資料番号20番について。 ◆北澤 委員 大田の工匠100人ということから、今回は技術継承ということに変わるわけですけども、大田区の場合は継承することがなかなか難しいという課題があるわけですよね。だから、そういう誘導としてこういう形をとるんだと思うんですけども、大田の工匠100人というのはどのような効果があったのか、その分析というのはどうお考えでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 大田の工匠100人につきましては、やはり小さい、要するに3人以下の町工場という限定がついていまして、その中で非常に技術力が高いという方々に表彰をするという形になってございます。  こちらの大田の工匠100人につきましては、そういう小さい工場でも非常に技術力が高いという、大田の特長を内外に非常にPRできたと考えているところでございます。 ◆北澤 委員 例えば、そのことによって後継者が生まれたとか、注目された、学校から問い合わせがあったとか、この賞をつくることによってどういう効果があったかということが知りたかったんですけど。 ◎宮本 工業振興担当課長 取り組みといたしましては、工匠100人の方々を指導者として、人材育成事業として技術指導をするというような取り組みというのもやってございます。  また、折に触れて、工匠100人という方がいらっしゃるのは、すばらしいですねとか、そういういわゆるご意見も寄せられております。また、工匠100人の技術者の方々と何かイベントや、何かそういうもののときに工匠100人の名称がついているということで、いろんなところに出てきていただいていろんなお話していただくという取り組みにもご協力していただいているところでございます。 ◆北澤 委員 名誉なことですので、その方たちにどんどん出てきてもらってアピールするということは、すごく大事だと思うんですけど。今回、やり方を変えるということによって、例えば継承がすごく難しいというところが選ばれる可能性が減るわけですよね。  でも、もしかしたら今までのやり方のほうがアピールできて、そこから継承者が見つかるという可能性もあったのかもしれないということで、やっぱり大田の工匠100人からこっちに移すということに対しては、結構大きなハードルなんじゃないかなと私は思うんですけど。やはり工匠100人の人たちに選ばれたことによってこんな効果があったとか、町工場全体にとってこんな効果があったということを検証した上で、新しい賞をつくるということをやっていったほうがいいのではないかと思ったので、ちょっと質問させていただきました。いかがでしょうか。 ◎宮本 工業振興担当課長 今回の技術・技能承継につきましては工匠100人に選ばれている方々の師匠と弟子の関係、こういったものも表彰の対象になってまいります。  また、そういった意味では、非常に技術力の高いベテランの職人の方々、それから、それを引き継ごうとする若い職人の方々をPRするだけでなく、事業承継、これは中小企業白書等を見ますと、廃業を意識してから対策を考えるにあたって、何もしてこなかったという方々が非常に多い割合でございます。そうした方々にもこういう取り組みを知っていただくことで、何かやっていこうというような誘導ができたらと考えているところでございまして、これまでの取り組みの良さと、これからの課題を両方解決といいますか、対応していこうというような考えで今回、取り組もうとしているところでございます。 ◆北澤 委員 とてもすばらしいと思います。  ただ、事業承継にあたって、こういう方法以外にもあるかもしれないし、当事者たちの意見を聞くなり、成功事例をほかの自治体なんかで調べたりして、とにかく事業継承ということはとても大きな課題だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 ◆三沢 委員 ちょっと関連した質問になるんですけれども、大田の工匠100人に選ばれても廃業を余儀なくされているところとかもあるのは聞いてはいるところなんですけれども、こういったものに選ばれるメリットは簡単に言うと何かあるんでしょうか。  例えば選ばれた証明でホームページに出せるとか、名刺にこのマークつけられるとか、対外的にアピールできる何かがあるとか、そこら辺をちょっと、私、不勉強なので教えてください。 ◎宮本 工業振興担当課長 大田の工匠100人につきましては、やはり大田の産業をPRしていくというところを大きな目標としてあったと聞いているところでございます。  また、その次の世代の、大田の工匠NextGenerationについては実務にまさに取り組んでいる若い世代の技術者の方々を表彰することで、お客様とのお話をする中でも、区の表彰を受けている技術者なんですよというようなお話をして、非常に喜ばれているというような声も聞いているところでございます。  そうしたところで、やはり若い技術者の自信につながっていると同時に、こういうお客様との話や営業活動の中で、表彰制度をPRすることで企業にとってメリットになっていると認識しているところでございます。 ◆三沢 委員 そのほかに、これを受けたところは、例えば融資が受けやすくなるとか、何かそういうものがあったりすると、非常にはくがつくかなと思ったりするんですが、そういうのは全くないということでよろしいですか。 ◎宮本 工業振興担当課長 表彰制度の中には、こういう技術者を表彰する制度と、もう一つ、優工場という制度がございます。  こちらの優工場につきましては、受賞して5年間の期間あるわけですけれども、その期間中、優工場ということで金融機関とも非常にスムーズに話が進むというような声も実際にございますので、そういった別の表彰制度の中では実際に企業活動の中で有利に働いている場合もあるんじゃないかと推測しているところでございます。 ◆三沢 委員 やっぱり、私の知り合いの中で、大田の工匠100人に選ばれてもなかなか大変だという声を聞くことがありますので、せっかくこういうすばらしい技術をお持ちの方がそのまま廃業を余儀なくされていくのは本当に寂しい思いをしていますので、何とかそこら辺を救うような手だてができればと思っていますので。ぜひそこら辺でもいろいろと、こういう小さな町工場に力添えをしていただければと思いますので。これは要望でよろしくお願いします。 ◆黒沼 委員 要望なんですが、2つ。  1つは、100人にとどまるものでは決してないという感じがします。なぜ100人にとどまるかというと、多分見つけられてないんですよ。  なぜ見つけられないかというと訪問してないと思うんです。来るのを待っている、誰かが推薦するのを待っているんじゃないかな。  例えば1週間前かな、本羽田の方を訪問し、この方は、非常に腕が立って、近くの6工場ぐらいの人に仕事を分け与えていて、親会社から非常に信頼されている人でも100人の工匠に入っていません。  この制度はこれでもいいのですけれども、すぐれた力をもっと区が知って、それがストックされて、生かすということはやめないでほしいというのが一つですね。何らかの評価をしてほしいと思います。  もう一つは、その方が言っているのは、もう70過ぎているんですけども、このまま息絶えるのが惜しくて技術を伝えたい。だから、頼まれれば無料で教えても構わないとまで言うんですよ。とにかくこの技術に惚れて、自信を持っていて、ただ自分ではどうしようもなくてということで。前から言っていますが大田区の工匠の方々には、その役割を果たしてもらっていますという答弁が多分少ないんだと思うんですよ。  ですから、なぜそうなのかというと、もっともっと訪問して、その観点から見つけて、技術の積み上げをこの制度とともにやってもらいたいなという要望だけ述べておきます。 ◆椿 委員 若手技術者は実務経験を3年以上となっていますけど、この3年の意味というか、そういったものを教えていただけますか。 ◎宮本 工業振興担当課長 やはり入社してその技術に携わって、若いうちといいますか、1、2年のうちというのは、その後の定着というのがなかなか図れない。先ほど六郷工科高校の話もございましたけれども、一定程度技術を積んで手に職がついてきたという実感を持って定着していくという観点から、3年程度ということで設定をしたというのが考え方でございます。 ◆椿 委員 なぜそういったことを聞いたかと言いますと、師匠と弟子があって技術を承継していくというのは非常に重要なことで、日本全国こういった技術系とかそういったところはもう頭を悩ませているわけであります。その中で、3年という基準を一つ大田でつくったというのは、それなりに意味があったと理解しました。  もし、弟子の方が3年後に受賞されてやめられた場合は、もちろん、だからといってどうのこうのすることはないと思うんですけど。師匠がAという弟子がやめたからといって、また後に、実はBがいたんだというときは、どうされる予定ですかね。 ◎宮本 工業振興担当課長 この受賞にあたっては、取り組みの内容についてしっかり審査をする予定でございます。やはり定着、それからその後、受賞した弟子の技術者が、その後どのように取り組みをしていきたいと考えているかといった観点からも審査をしっかりして、しっかりと技術・技能継承につながっていくようにしていきたいと考えております。
    ◆椿 委員 そういうことが重要だと思います。一旦決めたからには区もその師匠と弟子、その企業についてはすごい企業なんだというのを至るところで、PRというか紹介していただければ、その企業もプライドを持って、もっと発展していくんじゃないかと思います。そういったところも含めて、よろしくお願いいたします。 ○松本 委員長 続いて、ビジネスプランコンテストについては何かございますか。資料番号21番。  (「なし」と呼ぶ者あり)  では、よろしければ環境清掃部からの報告に対する質疑をお願いしたいと思いますが、先ほど環境計画課長から10月の委員会開会前にPaperLabの視察に提案がございましたが、皆さんそれでよろしいですかね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 では、そのようにさせていただければと思います。  それでは、質疑をお願いします。 ◆大橋 委員 このPaperLab、エコの取り組みで非常に期待をしておりまして、また楽しみにもしておりますが、これは2階に設置をされるということなんですが、わかりやすく1階に来られた方への表示というのは工夫される予定でいらっしゃるんでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 こちら展示につきましては、大橋委員のご指摘のとおり、デジタルサイネージをご覧になられている方がたくさんいらっしゃると思いますので、そちらと連携して再生過程などができるだけ見えるようなものをお出しする。また、2階には、はねぴょんとか、そういうキャラクターを使ったパネル展示で誘導してできればいいなと考えているというところでございます。 ◆大橋 委員 ぜひとも多くの区民の方に知っていただき、見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  また、教育の分野といいますか、教育委員会との連携として、多くの小中学生にもこういったエコの取り組みを区がしているんだというアピールと、しっかり学んでいただくいい機会だと思うんですが、この辺どのようにお考えでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 教育との連携でございますが、小学校4年生については施設見学というものがございます。そういうものを利用して、実際に家にあるコピー用紙、使用済みのものを持ってきていただきまして、見学の前にお預かりして、準備を整えた上で持ってきていただいた紙が入っていくところも見えるような形にして、自分の紙が入って数分後には出てくると。そういうようなところを見ていただいて、実際に環境配慮の意識を高めたいと考えているところでございます。 ◆大橋 委員 よろしくお願いします。  また、多くの区民の皆さん、そして小中学生の皆さんに知っていただくという広報という部分にぜひ取り組んでいただきたいと思うんですけど、その辺どのようにお考えでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 エコフェスタワンダーランドというところでも、教育と連携しまして、全生徒、児童にチラシ等をお配りしています。昨年は触れる地球儀をPRさせていただいたんですが、今年度につきましては、そちらもPRすると同時に、こちらのシステムについてもPRさせていただければと考えているところでございます。 ◆大橋 委員 区報には載る予定でいらっしゃいますか。 ◎中澤 環境計画課長 区報につきましては、現在のところまだ予定というところはございません。  ただ、庁内ではエコオフィス推進プランという中に位置づけて、新たな庁内リサイクルのシステム等を構築していく予定でございますので、そちらが固まった段階で、それを踏まえてPRをさせていただきたいと考えているところでございます。 ◆大橋 委員 ぜひ、広報をよろしくお願いします。  また、これは他の自治体の中でこれを導入している自治体ってあるんでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 自治体では、エプソンの本社がある塩尻市等には視察をさせていただいたんですが、23区では世田谷区の福祉公社が入れているというところで、直接自治体が導入したという中では、都内では初めてだとお聞きしているところでございます。 ◆大橋 委員 ぜひとも、大田区が区としてこれを導入したというアピールをしていただきたいのと、ある意味、アピールすることによってこの事業者のアピールにもなりますのでそういう事業者にも大田区はこういうエコに取り組んでいるんだっていうのをしっかり言っていただくような取り組みも大事かと思いますが、これは要望としてよろしくお願いします。 ○松本 委員長 ほかに。 ◆三沢 委員 同じこのPaperLabなんですけど、これ本庁舎の使用済みコピー用紙の大体何割ぐらいをこれで利用する予定なのかというのと、本庁舎以外の区施設の使用済みコピー用紙をここで対応する予定があるのか、ないのか、そこら辺ちょっと教えてください。 ◎中澤 環境計画課長 およそ、1時間当たり大体720枚ぐらいで、その見当でいくと1日大体5,500、6,000枚弱ぐらいですね。年間にすると132、133万枚という形になります。  そう考えると、戸籍住民課がこれ以上の紙を一課で使っているというところございまして、やはり一番多いのは戸籍住民課というところになりますので、これ1台ではやはり全ての紙をリサイクルするというところではございません。  この説明にも記載させていただいたのですが、こちらのエコオフィス推進プランのシンボルという形で、まずここから紙を大切にする、資源を大切にする、できるだけ紙を使わない、使った場合でも再生紙にする。輸送経費というところで、そちらのCO2とかも排出しないような、できるだけ環境に優しいものを使っていくという、まず考え方から変えるということで考えているところでございます。 ◆三沢 委員 そうすると、戸籍住民課のところの紙でも十分というお話だったので、ほかのところは今後、折を見て費用対効果とかも見ながらほかの庁舎にも入れていくとか、そういう考えもあるんでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 まず、資料の下のほうにございますが、庁舎内でリサイクルすることでCO2を削減するのはもちろんなんですが、区の施策をPRという形も考えておりますので、名刺とか対外的に使えるもの、なおかつ、これを厚紙にすると一般に購入するものの半額以下でできるということがございますので、厚紙だと経済的にもメリットが出るんですね。そういうものがありますので、まずは名刺とかそういうところに、庁内リサイクルでやった用紙ですというのを入れまして、できるだけそれを区外や区民の方にPRしていきたいなと。まずそういうところから始めていきたいと考えているところでございます。 ◆北澤 委員 新しい技術のPRという意味では意味があると思うんですけど、どのぐらい電力を使うのかとかがあるので、本当にエコなのかどうかというのがまだちょっとわからないですけど、区内企業ではいろいろ環境に配慮したものをつくっているところがあると思うんですけれども。これ全く区内企業だけでこの機械ができているのですか。 ◎中澤 環境計画課長 まず環境への負荷でございますけども、通常の紙1枚だと、コップ1杯程度の水をA4のコピー用紙1枚に使うような形になっていると。  庁内でリサイクルすればいいじゃないかというようなお話もございますけど、庁内リサイクルした場合は、ここで集めた紙を車に積みまして、収集運搬車で古紙問屋に運びます。そこで重機で梱包して、それを製紙メーカーにまた運送すると。製紙メーカーで熱をかけて、脱色、溶解漂白をするというところで、過酸化水素水とかいろんな薬品を入れると。それを今度また熱して乾燥したものを今度メーカーのところから配送するという形で、運送だけでもかなりのCO2が排出されていると。  それが今回は地産地消といいますか、出たところでそのまま紙にするという形で、水が中の湿度を保つ程度で足りると。ですから紙を溶かしたりはしません。そのまま紙を再生するという形なので、給水施設とか排水施設を一切使わないというところがございます。そういうところが初めての技術です。  あと、かなり重要な部分に区内企業の部品が使われているというところでございますので、メーカーと協議をしないといけないですが、できるだけそういう部分で区内企業の技術力の高さというところをPRしていきたいと考えているところでございます。 ◆北澤 委員 製品そのものが区内企業というわけではないわけですね。でも、重要な部分を大田区でつくられているということがPRできるといいですね。  あと、総合的に見てコストがかからないということはわかりましたけど、お値段はどのくらいするものなんですか。 ◎中澤 環境計画課長 こちらの予算ではございますが、年間500万円余というところでございますけど、これは年間5年間リースなんですが、毎年そのぐらいになります。  今年度につきましては、導入しておよそ半年程度ですから、半分程度の金額というところでございます。 ○松本 委員長 ほかに。 ◆黒沼 委員 資料番号13番について。左側の平成26年度の削減目標が、平成42年度までに平成25年度と比べてマイナス20%という目標を掲げているのに、この下の表では産業部門はマイナス11.3%となっています。  ほとんど達成してしまいそうですけど、ただこの達成の理由が運輸部門も産業部門も不況でこうなっているという、余りうれしくない背景があるわけです。  それとの関係でちょっとお願いしたいのですが、昨年度はこの基準年度比の下に前年度比というのが書いてあったのですが、今回抜けています。非常に丁寧さがなくなっている感じがします。  これが1行入るスペースもありますし、ぜひもっと丁寧に、しかもマイナス20%としておきながら、マイナス11.3%は産業部門だけで、こうなっていることに対して、一体検討したのかと。マイナス20%そのものがいいのかどうかも含めて。ただ、産業部門は活発化しないといけないので、これは活性化していくとプラスになったりね。業務部門なんかはプラスになっているわけですから、去年の説明ではこの業務部門も区内の業態変化が進み、事務所ビル、大型小売店、ホテル・旅館等の床面積が増加していることからと書いてあったり、非常にわかりやすいです。今回何もわからないのが。つくり方がよくないんじゃないかというので、苦言を申し入れて要望しておきます。  ただ、もう一ついいところは、この右側の東京電力のエネルギー別発電量について、去年は水力と新エネルギーの項目が一緒だったんです。今回は分かれて1%、2%、6%となっている。よく見ると、ずっとこういう割合だったということは、これまで何で新エネルギーと水力を一緒にしていたのかと。  これは新エネルギーの位置づけが弱かったのか、それとも別な理由で一緒にしていたけど今回ちゃんとしたのか。この2つよろしくお願いします。 ◎中澤 環境計画課長 こちらは昨年は前年度比というところで委員の誤解がございますが、中間の見直しという形で基準年度を昨年度見直した関係で、25年度が今回の26年度の前年にあたりますので、改めて前年度比というところを入れていないと。基準年度となる25年度が前年度ということでございますので、1.2%の減ということで、こちらは丁寧に説明をさせていただいているところでございます。  また、産業部門について、平成25年度比11.3%の減ということで、経済状況の動向等が当然ございます。  ただ、新築の着工面積によるものが大きなものという形でございますので、先ほどもご説明をさせていただいたんですが、こちらは景気に影響されるというところもございまして、やはり山があったり谷があったりというところがございます。今回、そこの部分が11%減ったと。  ただし、こちらについても新築着工面積当たりのエネルギー消費量も5.4%減っているところでございます。単に面積が減っただけではなく、効率化をしているというところがございます。  また、製造品の輸出というところでも、出荷の部分の効率化をしていると。先ほどもご説明したとおり、製造業のほうが、特に省エネルギーに率先して協力をいただいているという結果がこの中にあらわれてきているものかと存じます。  もう一点、水力と新エネルギーでございますけど、最近そちらの新エネルギーにつきましては、バイオマス発電とか、国のほうでも重点的なものがございますので、新たにそういうものも表記したほうがよろしいというところで、こちらのほうを入れさせていただいたというところでございます。 ◆黒沼 委員 そう書いてくれればいいんですよ。  単なる景気動向だけではなくて、効率化の努力をしていると書いてくれるとよくわかる。  ですから、わかっているなら書いてください。要望しておきます。 ◆椿 委員 左側の2番、算定方法のところなんですけど、一番下から4行目、産業部門のほうで、平成25年度、基準比11.3%減というところで、その主な内容は床面積の減少とかいうことをおっしゃっていらっしゃいました。当然建築の部分が減ってくるとそれは減るでしょうと。  今年から羽田空港跡地の工事が本格的に始まりますということを踏まえると、当然それは29年度の計算のときには上乗せされてくるのではないかと想像がつくんですけど、そういった感じでよろしいですか。 ○松本 委員長 すみません。答弁の前に、委員会の途中で申しわけないですけど、本日は戦没者を追悼し平和を祈念する日でございます。  つきましては、戦没者のご冥福と平和を祈念し、ただいまから1分間の黙とうを捧げたいと思います。皆様、ご協力のほどよろしくお願いいたします。  それでは、黙とう。  (黙とう) ○松本 委員長 黙とうを終わります。ご協力ありがとうございました。答弁をお願いします。 ◎中澤 環境計画課長 こちらは26年度のものでございまして、今後、将来というところでは委員ご指摘のとおり29年度、30年度は建築計画でいきますと、羽田1丁目の複合施設とか、羽田4丁目複合施設、あと六郷図書館の改築とか、そういうような床面積が増えていくという計画がございますので、当然そういうものが増傾向というところにはなってくるものだと思います。 ◆椿 委員 そこで、エコドライブという言葉をご存じだと思いますが、アイドリングストップとか、急発進・急ブレーキを避けるとか、タイヤの空気圧を10%上げる。高速道路走るときはそういった部分もあるんだろうと。  タイヤの空気圧も冷えているときに測らないと意味がないとか、そういった部分もあると思うんです。そういった部分を業者の方に協力していただくことによって、温室効果ガスの排出量なんかも抑制することができる。そこに意識を持って取り組むとか、パソコンで調べたらいろいろ出てきましたけれども、そういった大田区ならではの建築に対する取り組みをやっていただきたいなと思います。ご検討いかがでしょうか。 ◎中澤 環境計画課長 エコドライブにつきましては、他自治体でも先進事例等ございます。  また、そういうものは重要な要素だと思いますので、今後、十分研究させていただきたいと思います。 ○松本 委員長 所管事務報告はよろしいですか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 それでは、その他で何かございますか。 ◆黒沼 委員 前回、事業概要を渡されていて、私も時間がない中でその後、いろいろ調べて質問したいことをまとめてお聞きしたいと思います。5点ありますが、一気に申し上げますからよろしくお願いします。  1つは産業経済のところで、重要事務事業で工場の立地、操業環境の整備で3事業の活用企業を44件以上目指すとありますが、もっと100企業くらいに広げ、区内で営業を続けられるようにすべきだと思います。お聞きします。  2つ目は商店街コミュニティ活性化事業で、お休みどころ。これがなかなか伸びてきません。その理由の一つに、維持管理費補助1日当たり3,000円の制度が5年で打ち切られますが短すぎます。10年間など延ばしていいのではないでしょうか。ご検討お願いします。そうでないと制度が進まないと思います。  3つ目は新・元気を出せ!商店街事業の補助金制度は基本的に後払いです。手付金制度の活用などで、一定の支度金制度ができないでしょうかお聞きします。  4つ目、大型店対策は予算計上ゼロですが、これちょっと名前言うとあれだと思いますので、一番はじめがオですけれども、それが潰れますように、商店街役員一同という七夕短冊をツイッターなどでも見ましたが、言いたくても言えない事情が実情かと思います。全国に学んで予算化すべきです、お答えください。  5つ目に、羽田空港跡地における産業交流施設の形成で、先端産業分野の企業誘致とありますが、区内3,500社程度の中小零細企業の何社くらいと見ているのでしょうか、明確にすべきです。  以上、簡潔によろしくお願いします。 ◎宮本 工業振興担当課長 私からは一番最初のご質問についてお答えいたします。ものづくり工場等立地助成等の事業でございますけれども、こちらの事業はまず交付先の数を決めて、対象企業を決めて、それで助成をするというものではございません。  区内で操業を継続する企業の皆様、また、新たに区内に移転して操業環境を形成していただく企業の皆様に対しましても幅広く、また、移転や拡張の時期にあわせて活用していただきまして、区内ものづくり企業の集積、維持を図ることを目的としているところでございます。  区としましては、この目的を踏まえまして、今後も引き続きものづくり工場立地助成等の活用について周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ◎小澤 産業振興課長 私のほうからは2番目と3番目と4番目についてお答えをさせていただきます。  まず、お休みどころの補助金についてでございますけれども、商店街コミュニティ活性化事業といたしまして、当初の5年間は3,000円、その後の2年間は2,000円、次の1年間は1,000円の計9年間の補助となってございます。  この間にお休みどころが商店街の核となって、子供から高齢者まで幅広く利用されることで、触れ合いの場として整備されることを期待しているところでございます。  実際に、商店街会館を活用したお休みどころでは、空きスペースを、子供将棋教室や英会話教室に貸し出しておりまして、補助金が終了しても運営費を賄える事例というのもございます。  なお、補助金が終了いたしましても、利用者などがボランティアスタッフなどとして活躍いただくことや、運営費を確保できる手法をとることで、お休みどころが継続できる方向が望ましい姿であると考えてございます。  続きまして、3番目のところで、支度金の制度ができないのかというところですけれども、新・元気を出せ!商店街事業の補助金でございますけれども、事業実施においてはあらかじめ資金を確保していただいてから、商店街にとって無理のない範囲での活用をお願いしたいというふうに考えてございます。  それから、4点目でございます。大型店の出店規制についてのお話でございますけれども、大型店舗の集客力をうまく活用して、共存している商店街という事例も今もございます。大型店対策につきましては、慎重に検討していく事案と考えてございます。 ◎臼井 産業交流担当課長 私からは、産業交流施設において、先端産業分野の企業誘致について区内の中小零細企業を具体的に何社ぐらい誘致するということを明記したほうがいいのではないかという点についてのご質問ですが、産業交流施設は先端産業分野の研究開発を行う企業を多く誘致して、多様な主体の交流を活性化させて新産業を創造・発信するものでございます。  新産業を創造・発信することによって、区内企業の受注が増加し、また区内企業が新たな分野に進出することを促し、区内の産業界全体の活性化を図ることを目的としております。  したがいまして、産業交流施設への誘致にあたりましては、区内・区外といった観点ではなく、新産業の創造・発信に資する研究開発を行っていただくことが重要なポイントであると考えております。 ◆黒沼 委員 最後、何社ぐらいかというのは答弁はできないんですね。 ◎臼井 産業交流担当課長 先ほど申しましたとおり、区内・区外といった観点ではなくて、こちらの施設の中においては、新産業の創造・発信に資する研究開発を行っていただき、それを受けて区内企業が新たな受注の獲得、また新分野への進出をしていただくと私たちは考えているところです。 ◆黒沼 委員 要望ですが、今、答弁をお聞きして、総じてお休みどころ含めた200商店街くらいの中で7商店街以上が伸びていない。なぜ伸びていないかの見解が足りないと思います。  そういう意味を含めて、総じて規模が小さいんですよ。天下の大田区が、この小さな規模では、やっぱり発展することはなかなか難しい。大田区はお金がないのではなくて、使い方を考えるべきだということを要望して、今後とも産業振興に全力を挙げて頑張っていただきますようお願いしておきます。要望です。 ◆伊藤 委員 勝海舟記念館だけども、進捗状況が3月の報告以降ないんですよ。どうなっていますか。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 勝海舟記念館ついては、この委員会でも報告しましたが、地元の雪谷地区、千束地区の皆さんに気運醸成のために、勝海舟と洗足池の歴史に関して、郷土博物館の学芸員による講習会を3回ほど開きました。その後については、また地域からも要望が出ているという状況です。  記念館全体として、今の状況としては、昨年度、記念館のハード部門の調整をしてございまして、今年度は具体的な運営方法を決めていくということで、運営委員会というのをつくりまして、今、順次そのような話し合いを進めているというような経過でございます。 ◆伊藤 委員 運営委員会と言ったけども、何とか協議会という名前なんだよね。その整備に対する協議会をつくったんですよね、区で。それをほかから聞いたのですが、それはいつつくったの。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 7月です。 ◆伊藤 委員 それについて、今日も委員会で報告がないんだけど、委員会は通さずに、庁内でやるつもりですか。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 この運営委員会は、有識者と地域の方々を中心に運営をしてございますけれども、今後は議会の委員方にも入っていただいて運営をしようと考えてございます。
    ◆伊藤 委員 その協議会をつくろうという相談もなく、ましてできてからの報告もない、その協議会に、後から議会を参加させるつもりですか。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 昨年の3月の委員会のときに、私は前任者から、延期の話を説明した上で、今後、設計部門については、昨年度に終えて、来年からは運営についてのそういう検討を進めるというような報告はしたと聞いてございます。 ◆伊藤 委員 だからその進め方は、その協議会をつくるというのであれば、その後の問題でしょ。その協議会をつくって、その検討を進めるという話をまずしないといけない。それで了解をもらったら、それからその組織をつくらなければいけない。そしてそこに議会が必要であれば入れる。議会にも声をかける。  その流れが全くなくて、自分たちで先に協議会をつくってしまって。そのことを議会に全然知らせもしない、相談もしない。それでいて後から議員を何人か入れてくれと。  このやり方に対しては、非常に疑問を感じる。重ねて言えば、もう時間がないから簡単に言ってしまうけど、文化振興プランの改定のための協議会もつくったと聞いているけど、それに対しても我々は、何の報告も受けていない。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 文化振興プランの委員会はまだできてございません。  今年度、文化振興プランを改定するための事前のアンケートをとるということの準備を進めてございまして、今後、委員会については設置をするという予定でございます。 ◆伊藤 委員 まだつくられていないんですね、わかりました。  それと先ほどのものは、もし依頼するのであれば、後から議会に来るのではなく、もっときちんと相談をしないと。お互いが同じ認識で始まらないと、庁内で進めていたものの後の、お墨付きだけ議会にくれというのははっきり言って無理ですからね。うちから誰も出さないということもあり得ますよ。やっぱりやり方をきちんとしましょうよ。しくじらないように、お願いします。 ◎町田 観光・国際都市部スポーツ・文化担当部長 今、ご意見いただきましたので、この件については、次回の委員会でもう一度正式な形でご報告をしたいと思います。 ○松本 委員長 本日は以上で質疑を終結し、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、継続審査事件を一括して上程いたします。  継続分の陳情について、状況変化等はございますか。 ◎小泉 地域力推進課長 状況の変化はございません。 ○松本 委員長 委員の皆様もよろしいですか。 ◆黒沼 委員 今日の傍聴者の方は29第25号の陳情者の方のみですか、それともほかにいらっしゃいますか。  (「そんなことわからないよ」と呼ぶ者あり) ◆黒沼 委員 いやいや、この前あったから。それだけ特定するなという声もあったので、一応聞きます。  ただ、もしそうだとすると、理事者にお聞きしますけど、陳情書の方から新たな書類、新たな状況の変化等があるような資料は届いていますか。 ◎小泉 地域力推進課長 区のほうには、町会内の動きというようなことで文書は出されておりますが、内容は陳情にもありますように、あくまでも町会内のことであって、区がかかわる部分の補助金に対しての内容ではないと受けとめております。 ◆黒沼 委員 私にはある資料届いたんですが、これが各委員全員に届いているかどうかわかりませんが。ただ一つ、今日、地域力について質疑をいたしました。町会等が非常に有力な役割を果たしている中で、この文書によりますと、補助金を出した場合にその受けた団体が総会も行われず、それと会計監査も行われていないと受けとれる部分があります。そういうときに、地域力の位置づけとしての町会等の団体が、やっぱりしかるべき健全さを持つものでなければならないのではないのかなと思います。  そういうことは、この補助金の要綱にはないからいいんですよという旨の答弁が前回まであったと思うんですけど、ちょっと補助金要綱を読んでみると、健全な関係と書いてあるんですよね。普通地方公共団体はその公益上必要がある場合においては寄附または補助をすることができると規定されていることから、区民や団体に対し公益性のある事業の促進などの目的で補助金を交付しますということで出されていると思いますけど、こういうのがもし届いているとすれば、これは対処しなきゃならないと思うんですがどうでしょうか。 ◎小泉 地域力推進課長 区といたしましては、前回までの理事者見解でも延べましたように、あくまでも町会内の運営に関する部分については町会内のことであり、区が何らそこに対して指導をするというようなことはできませんので、補助金に関する部分についてのみ、区では関係書類を確認の上、適正に交付を行っているということですので、今後も町会の運営が円滑に進むように引き続き見守ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆黒沼 委員 その受けた補助金をどう使ったかを区に提出する際にその団体が、町会なら総会の承認や監査を受けないでも何らかの規則に応じて適正に使ったという領収書があれば大丈夫だということかもしれませんが、何のために補助金を団体に出しているのかということで言えば、領収書だけでは適正な使い方をしたかどうかの確認ができたということにはならないと私は思います。  ですから、もしそうであれば、この補助金の要綱には不備がある。そのことを許すことであればね。ということでぜひ検討して、今日はそれでとどめますけれども、受けた団体は、その団体のしかるべき機関でしっかり確認した上で区に報告すると。  つまり、団体の構成全体で適正に確認した上で報告する。そうしなければならないのかと思いますけど、どうもそうなっていないようで、それと荒っぽい規則だなと。性善説ならいいですよ。でも、それじゃあ、これを見ると解決できないじゃないですか。  そうすると、このことから何が見えてくるかというと、補助金の要綱そのものを検討してもいいんじゃないかと思うんですが、それはどうでしょうか。 ◎小泉 地域力推進課長 区では領収書の確認のみではなく、地元には田園調布特別出張所がございますので、日ごろから町会の地域活動については目にしているところでもあり、また、町会長とも連絡等取りあっている、あるいは報告をいただいているという状況でございますので、単に書類だけをもって補助金を交付しているというものではございません。  今後、万一改善すべきところがあるのであれば、その辺は検討の余地があるかと受けとめております。 ◆黒沼 委員 町会でもいいですけど、区内のそういう補助金を出している団体の中で、ほかに同様の団体はあるんですかね。ないような感じはするんです。ここだけじゃないのかな。  ほかにもありますから大丈夫ですよ、こういうところたくさんありますよということですかね。 ◎小泉 地域力推進課長 ほかには見られない状況かと思います。 ◆黒沼 委員 極めて異常な事態だと思います。ということで、このまま済まさないで、ここの団体のことは何らかの対処を検討していただきたいと要望しておきます。 ○松本 委員長 それでは、継続審査事件を一括して継続といたします。  次に、行政視察に伴う委員派遣についてお諮りいたします。  当委員会におきましては、8月28日、月曜日から30日、水曜日までの日程で、株式会社松永製作所の「競技用車椅子の開発・製造について」ほか3件の視察項目を予定しております。  つきましては、会議規則第76条の規定に基づき、委員派遣承認要請書を議長宛てに提出することにご異議ございませんでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○松本 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。  最後に、次回の委員会ですけれども、第3回定例会中の9月22日、金曜日、午前10時から開会いたしますのでよろしくお願いいたします。  以上で地域産業委員会を閉会いたします。                午後 0時23分閉会...