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  1. 大田区議会 2015-08-24
    平成27年 8月  スポーツ・観光推進特別委員会−08月24日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成27年 8月  スポーツ・観光推進特別委員会−08月24日-01号平成27年 8月  スポーツ・観光推進特別委員会 平成27年8月24日                午前10時00分開会 ○玉川 委員長 ただいまから、スポーツ・観光推進特別委員会を開会いたします。  継続調査事件を一括して上程いたします。  理事者より、所管事務報告をお願いいたします。 ◎中村 観光課長 それでは、私から、本日の報告順1番から3番まで3点ご報告させていただきます。  まずはじめに、資料17番をごらんください。大田区産業観光資源整備補助金の募集開始についてのご報告でございます。  大田区の特徴である「ものづくり」「町工場」の魅力をより多くの方に知っていただくために、観光産業の推進に取り組んでおりますが、これをさらに推進するために、ものづくり企業が見学や視察、修学旅行など、来訪者を受け入れるために、必要な費用の一部を助成するものでございます。下記により、今年度の募集を開始いたします。  1、助成制度名は、産業観光資源整備事業補助金でございます。  2、募集の期間は、平成27年9月14日、月曜日から10月30日、金曜日まででございます。  3、助成内容は、補助率、対象経費の3分の2。補助限度額、50万円。こちらは全体として予算の範囲内で。補助対象軽費の対象でございますが、消耗品、印刷製本費、施設整備、備品購入費、制作費等でございます。例として挙げさせていただいておりますが、見学者用のパンフレットを作成するでありますとか、見学者の方が使用する安全ヘルメット、体験用の材料費、案内板などが、これまでの事例として挙がっております。  4、対象事業者は、区内で製造業などを営み、製造工程など見学が可能な事業者とさせていただいております。  来訪者に製造行程等を公開する事業者、来訪者がものづくり又は製造工程等の体験ができる事業者、来訪者に展示品を公開する事業者、今後の産業観光の推進に協力が可能な事業者など、対象の要件が要綱により定められております。  5、今後の周知の方法は、周知用のチラシ、ホームページなどでお知らせしてまいります。参考に、今回の制度について募集を行う旨のチラシになりますが、こちらを裏面に刷り込んでおります。  次に、資料18番をごらんください。大田区・川崎市観光まちづくり連携事業の開始についてのお知らせでございます。  本事業は、平成25年度に川崎市と産業連携基本協定を締結したことを契機に、広範囲への観光情報の発信や新たな来訪誘致につなげるための広域事業として実施しております。  本年度は、大田区・川崎市観光まちづくり連携事業実行委員会を運営主体として事業に取り組んでおります。事業開始にあたりまして、以下のことをご報告申し上げます。  1番、今年度、事業として予定しております実施の概要ですが、(1)として、食に関するイベント。両地域のおすすめ飲食店おすすめポイントを収集することで、地域の方々の期待や注目度を高めていきます。収集した地域の声をもとに、飲食店の新たな魅力を引き出し、地域への集客や回遊性を促進するためのキャンペーンを実施いたします。
     そのキャンペーンの内容は、@WEBでのアンケートの実施がございます。大田区・川崎市両者のおすすめ飲食店の情報を、WEBアンケートにて広く募集いたします。このアンケートの実施期間は、平成27年8月27日の木曜日から9月23日、水曜日まででございます。  Aキャンペーンの実施は、アンケートで得票の多かった飲食店を巡るイベントのキャンペーンを実施する予定でございます。実施期間は、平成28年1月22日、金曜日から3月8日、火曜日までを予定しております。  二つ目の実施イベントとしまして、ウォーキングイベント。こちらは、旧東海道エリアを中心としたコースで、ウォーキングイベントを実施いたします。実施予定日は、平成28年3月5日、土曜日を予定しております。  2番として、この事業を実施いたします委託先の事業者は、株式会社サンケイリビング新聞社、東京都千代田区紀尾井町3−23の所在の事業者でございます。  こちらの事業につきましては、今回、このイベントに先立ちまして、WEBのアンケートを実施いたしますので、こちらをお知らせする意味でのご報告とさせていただき、後日、改めて詳細が決まりましたらば、また事業の内容についてのご報告をさせていただきます。  次に、資料19番、映画撮影における交通規制についてのご案内でございます。  平成28年夏に、東宝映画「ゴジラ2016」、これは仮称でございますが、公開が予定されております。当映画では、蒲田や梅屋敷など大田区が舞台地として設定されていると伺っております。制作会社から区への撮影協力の依頼がございました。区は、今後、地域の知名度向上や、映画ファンなどの誘客も見込まれるものと考え、協力してまいる予定でございます。  このたび、当映画の撮影が行われるにあたり、下記のとおり交通規制がございますので、この内容についてご案内いたします。  1、交通規制の実施日は、平成27年9月6日の日曜日。  2、実施場所は、JR蒲田駅東口付近でございます。東口駅前からあやめ橋付近と聞いております。  3、実施事業者は、映画配給会社東宝株式会社映画制作会社株式会社シネバザールでございます。  4、その他といたしまして、(1)番から(3)番まで記載させていただいております。交通規制は、今まで申し上げたとおりでございますが、撮影につきましての内容をその他に記させていただいております。  (1)撮影の場所は、蒲田駅東口(JR蒲田駅前からあやめ橋付近及び蒲田東口商店街の一部)でございます。  (2)協力している機関の一部でございますが、3点ほど挙げさせていただいております。蒲田東口商店街商業協同組合(撮影協力)、京浜急行バス株式会社バス乗降場所の変更)、続いて、羽田京急バス株式会社、こちらもバス乗降場所の変更でございます。  (3)参考といたしまして、約1週間ほど前から、撮影による交通規制についての案内看板が当該箇所に設置される予定でございます。  近隣店舗等につきましては、制作会社より撮影協力の文書が配布されると伺っております。  撮影を安全に、円滑に進めるために、関係者以外の見学などはお控えいただきますよう、制作会社から依頼を受けております。  映画の詳細は、まだ制作会社から公表されていないため、蒲田が舞台地であること等をネットなどで広く周知することは、お控えいただきますようくれぐれもお願い申し上げます。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 それでは、私のほうから五つご報告をさせていただきます。  はじめに、資料20番をごらんください。大田スポーツサミット2015の実施報告についてでございます。  今年はスポーツ推進計画にも示されております、指導者の育成ということに焦点を当てて実施をいたしました。基調講演では、有森裕子さん、高橋尚子さんなどを育てた小出義雄さんをお招きしまして、アスリートを育てた豊富な経験をユーモアを交えながらご披露いただいたところでございます。  また、シンポジウムでは、小出義雄さんに神奈川大学の大後先生、女子バレーボールの三屋裕子さん、日体荏原高校大石校長先生を加えて、やる気を引き出すにはといったテーマで意見交換をしていただきました。  このサミットを通じまして、改めてやる気を引き出すコミュニケーション術を考えるとともに、スポーツの持つ力、可能性、さらには指導することのだいご味、こういったことを再認識していただけたものと考えております。  続きまして、資料21番をごらんください。大田区と株式会社読売巨人軍との連携協力に関する協定締結についてでございます。  現在、小学校では、体育の球技の授業という中で、ベースボール型授業というものが必修となっております。しかしながら、学校の先生は野球の指導にたけている方ばかりではございません。  そういったことから、これまでにベースボール型授業の支援、また教員向け授業研究会というものを読売巨人軍の皆様の協力を得て実施をしてきております。  区としましては、引き続きこうした支援をお願いしたい、またプロの選手から直接話を聞くということが子どもたちのスポーツに対する意欲、関心を高めていきたいという思いもございます。そういったことから、連携を深めてこれらの活動を一層円滑に進めるということで協定を締結したところでございます。  当日は、読売巨人軍の社長にもお越しいただきまして、調印をしていただきました。その日の午後には、早速ベースボール型授業教員向け授業研究会を実施していただきまして、50名の先生方がお集まりいただいて熱心に学んだところでございます。  続きまして、資料22番をごらんください。区民スポーツ大会総合開会式についてのご報告でございます。  区民スポーツ大会は、年間を通じましてさまざまな種目を実施しておりますが、その総合開会式を9月6日に大田区総合体育館で実施をいたします。当日は、大森第四中学校吹奏楽部、大田区民謡連盟、大田区フォークダンス協会、大田区バトン協会の皆さんのご協力をいただきまして、演技を披露していただきます。その後、選手宣誓、また大田区体育協会の表彰などを実施する予定でございます。  裏面に、この秋、冬に実施されます競技をお示ししてございますので、ご参考にしていただければと存じます。  続きまして、資料23番をごらんください。第6回OTAウォーキングについてでございます。  OTAウォーキングと題しまして実施する事業は、今回で6回目となります。今回は、10月3日に開催されます「空の日」イベント、こちらに合わせて実施することといたしました。ウォーキングをした方がゴールした後、「空の日」イベントでもさらに楽しんでいただければと考えて実施をいたします。  田園調布せせらぎ公園をスタートしまして、多摩川河川敷を歩いて、「空の日」イベントの会場をゴールとすることとしたいと思います。  続いて、資料24番でございます。ごらんください。第32回大田区区民スポーツまつりについてのご報告でございます。  子どもから高齢者までが、家族ぐるみで参加することにより、健康づくり体力づくり生きがいづくりをする、こういったことを目的に毎年、体育の日に実施をしております。全て合わせますと、43会場で実施をいたします。  内容につきましては、別添としましてプログラムをお配りさせていただきました。このプログラムでございますが、自治会・町会の皆様のご協力をいただきまして、町会の回覧板にて各世帯にお届けをする予定でございます。  セレモニーでございますが、午前11時半から12時半まで、大田区総合体育館メインアリーナにて行う予定でございますので、委員の皆様にもご案内を申し上げます。  最後のその他という欄でございますが、今回、大田区総合体育館メインアリーナにて、障がい者スポーツ競技の体験会を実施したいと考えております。パラリンピック種目の正式種目でございます、車いすバスケットボールブラインドサッカー、ボッチャ、この3種目を予定してございます。 ○玉川 委員長 それでは、委員の皆様、質疑を上から報告順で質疑をお願いいたします。  まず最初、資料17番。 ◆福井 委員 まず、予算の範囲内と書いてあるので、予算の総額を教えてください。 ◎中村 観光課長 今年度は250万円が予算額でございます。 ◆福井 委員 これは産業振興ではなくて、観光の整備をという目的でやっていると思うのですが、修学旅行の人も迎え入れるということは、結構大きな規模になると思うのですけれど、工場の見学などで補助金をつける前に修学旅行等の実績というのは大田区内であるのですか。 ◎中村 観光課長 この補助金が制度としてできましたのは平成25年でございます。それ以前の修学旅行についての利用者の方は、総数はつかんでおりませんが、工場のほうの要望によってここが生じておりますので、修学旅行者はあったものと考えております。すみません、数字はつかんでおりません。 ◆福井 委員 それから、観光の資源としていく上で、その一つが修学旅行というのが結構大きな規模になるわけではないですか。そうすると、その整備のためには、やはり売り込みも教育委員会を含めてやっていく必要があるのですけれども、例えば、大田区の平和島ユースセンターに一緒に泊まってくださいと、そこで泊まったらそっちに行くよと、そういう連携を含めてやる必要があると思うのですが、整備した後の区外への発信をどのように考えているのか教えてもらいたいのです。 ◎中村 観光課長 今、お話のありました修学旅行などで訪れる方を、区外を含めて必要性を感じております。今までも、実は修学旅行の中で受け入れていただいた方、ここ最近、補助金が出てからでございますけれども、平成26年度の実績で糸魚川の小学校から10名、これは修学旅行ではありませんが。区内の小学生20人のクラスが2クラスなど、かなり大規模な状況の報告を受けております。対外的な修学旅行の受け入れにつきましては、MICEという海外からということではないのですけれども、MICE的な視点でいきますと区外の学生の受け入れも必要であると考えております。 ◆福井 委員 大田区の町工場だと1人から3人が大半を占めるのですけれど、この町工場でも対象になると思うのですが、ただ、実際に1人か2人の経営の町工場だと、見学が来ると手がとまって仕事が進まないので、私たちは一定の保障というか、そういうのをやらないとできないのではないかと思っているのです。これを整備するにあたって、どんどん推進する中でそういった保障という言葉はおかしいけれど、手当てというのですか、そういうのは検討の余地はありますか。 ◎中村 観光課長 こちらの補助金で受け入れを検討していただいている企業の皆様は、受け入れは非常に難しいという点で、大人数の受け入れは受け入れられないというお話を伺うこともございます。  今、ご意見にございました実際に受け入れるにあたってのさらなる支援というのは、現状としては考えておりません。この後、受け入れる側の体制の中でどのように整備を広げていくかという点では、検討の余地はあるかと思いますが、現時点では考えておりません。 ◆馬橋 委員 去年も、たしかやったと思うのですけれど、実績はどれぐらいあったのでしょうか。 ◎中村 観光課長 平成26年度の実績は、補助を受けられた事業者は5件ございました。金額で申し上げますと、補助対象額は212万9,000円でございます。 ◆馬橋 委員 現場の声として、正直、今、福井委員からもあったように、補助額は対象経費の3分の2ということで上限があって、加えて少人数の工場であれば、手がとまって生産性が落ちるというデメリットもあると思うのですけれど、それを押してまで5件申請をしていただいて、受け入れていただいたというところに、工場としてのメリットというのはどういうところがあるのですか。区として考えている部分でいいのですけれど。 ◎中村 観光課長 受け入れを協力していただいている企業の皆様からは、やはり見ていただくことで、その企業がどういうものを製造しているか、世の中にどういうことを発信しているかということを知っていただくことに、非常に意味があると言っていただける意見が出ております。  あとは、大学生とか他の自治体なども来ておりますので、その意味では、ものづくりそのものよりも、大田区として産業にどのように取り組んでいるかとか、具体的なこと、かなり深いお話も質問などでは生じているので、受け入れる側としては非常にやりがいを感じているというご意見を聞いております。 ◆馬橋 委員 あと2点伺いたいのですけれど。受け入れた先のいわゆる町工場の規模というのがどれぐらいの分布なのかということと、今、受け入れて仕事を見てもらうというところに意味があるとおっしゃっていただいているということなのですが、これを機に例えば何か仕事の受発注があったとか、そういった実績というのが出ているのかどうかということを教えていただけますか。 ◎中村 観光課長 申しわけありません。手元には、会社の数は持っておりますが、事業所としての規模などは詳細をつかんでおりませんので、後日、ご報告させていただきたいと思います。  もう1点、受発注につながっているかという点につきましても、具体的な数字は手元にございませんので、あわせて後日、ご報告させていただきたいと思います。 ◆馬橋 委員 観光施策ということなので、いわゆる産業施策ではないという部分で、その辺はしようがないのかと思うのですが、何かこういうのがどんどん広がっていけば、また大田のブランドというものがどんどんと周知をされていくという意味で言うと、やはり使いやすく工場のほうにもメリットが大きくあるような、そういう施策にしていくのが観光施策にとっても一つ大きなことかと思いますので、ぜひその辺も把握をしていただいて、生かしていただきたいと思います。 ◆黒沼 委員 6月の当委員会でいただいた事業概要の29ページを見ると、大田区産業観光促進事業が平成26年度の予算額は654万円、平成27年度の予算が350万円。半分ぐらいになっていて、今の答弁だと250万円が見学受け入れの環境整備の推進ということで、少ない予算ながら圧倒的に金額がここに注がれているということで、この分野では今年度はこれを目玉にやろうかという位置づけでいいのですか、予算的に。 ◎中村 観光課長 ご指摘のありました予算額ですが、前年度に比べまして減額をさせていただいております。実績は、平成25年度が9件ございましたが、区の概算交付額は300万円未満でございました。直前の実績も212万9,000円ということから、予算額としては250万円にしております。  ただ、予算の範囲でということでございますので、応募者が多数だったときにどういう形で対応していくのかといいますと、やはり予算の中での限界もございますので、件数に応じて取り組みは考えていきたいと考えております。 ◆黒沼 委員 これから始めることは最も充実させることですから。ただ、ここに書いているのを見ると、一つは、パンフレット等の資料で今年度は商品化に向けた仕組みづくりや、各旅行会社の商品コンテンツへの参画方法等を検討しますということで、全国に発信、世界に発信するのに、旅行会社の力をかりると書かれているのですけれども、そのことと、それから、福井委員も言った平和島ユースセンターの活用とか、大田区の旅行会社との連携する条件、こことこれだけは考えてやってくださいというのか、それとも旅行会社の好き勝手にこれをやりたいのだけれども、ぜひアピールしてくれませんかという、やり方として全部決定はしていないのだと思うので、今のところはどのように考えているのでしょうか。 ◎中村 観光課長 今、お話にございました事業概要の29ページで申し上げますと、こちらの事業は29ページの平成27年度計画(1)のAに該当する事業でございます。見学受け入れの環境整備の推進というところがこの事業の該当するところでございます。  今、お話ししていただきました産業観光ツアー実施に向けての検討、こちらは観光スポットとして考えられる、どのようなコンテンツがあるかということを町工場もものづくりの現場も例外ではないという意味では、広く検討に向けて取り入れられると考えておりますが、こうした企業にご協力いただけるかどうかということにも判断は分かれると思います。  当該の事業につきましては29ページの(1)のAに該当するものでございます。 ◆黒沼 委員 確かにそうなのです。そうなのですけれども、今日の資料17番の4、対象事業者のところで4点ありますけれども、これを読むと、来訪者に製造工程等を公開する事業者、来訪者に展示品を公開する事業者等々でいくと、現在の町工場には難しいのではと思えるのですね。どのくらいイメージしているかということを教えてください。  もう一つは、この事業概要から参考にせざるを得ないのですけれども、(1)のAではないにしても、平成26年度の産業観光ツアーのほうでの実績を見ると、モニターツアーが日帰りで外国人を対象にして10名で、太洋塗料と西村製作所テクノWINGですね。  太洋塗料と西村製作所は、住所だとすると、どうやって回ったのかという回遊性で、これは旅行会社か、それとも大田区の車でも利用したのか、回遊手段がこれから必要になってくるのか。ですから、どのぐらいの企業が受け入れてくれるのかにあると、見たい場合にどうやって運ぶのかというときに、そこら辺のところが一つ出てくると思います。  第2回目をやったのは、大田区外在住者対象というと、区内ではないのかな、10名、これは睦化工、それから林総事、そしてテクノWING、ナイトペイジャーというのはちょっとわからないのですが、こういう実績はAのことではないにしても、同じようなことが起きてくるのではないかと思うのです。幾つかがやってもいいよと言った場合に、例えばクロネコヤマト、あそこを見たときに観光のルートができているのですよね、歩くところも安全性も。  これからやると、多分、工場の安全性、旋盤のキリコが飛んできたとか、そんなことはないようにしなければいけないわけですけれども、かなり整備が必要なのではないか。見てもらうのはとてもいいことでありがたいのだけれども、安全を確保した上で、しかもよく見られるようにする、安全を保つ、行ったところの予算をよくわかってもらう。そういうところまで考えていらっしゃるのかどうか。ただ行けばいいかというのでは、ちょっと心配な点がありますので教えてください。 ◎中村 観光課長 今、お話に出ました産業観光ツアーの実施は、現時点では検討段階でございます。お話にありました大きな企業、クロノゲートなどの見学は既に会社として見学のルートが整備されておりますので、観光旅行者などが企画する企画としての受け入れ、ツアーとしての受け入れも可能になっているのが状況だと思います。  ただ、この補助制度の対象となる事業者につきましては、ツアーを区が企画するというものでは、今はなかなかならないのではないかと考えております。ツアー自体は旅行会社が企画するものだった場合には、料金負担などもございますので、そうした料金負担のもと、どういう会社が受け入れていただけるのかというのは、観光ツアーとして募集をする場合には、また改めての視点が必要かと考えます。 ◆深川 委員 資料17番は、表題が「産業観光」で、2行目が「観光産業」なのです。これは、言葉の言い間違いという内容を言いたいというよりは、そもそもこれが産業なのか、観光なのかという交通整理ができているのかというところなのです。  産業がメインだとすると、今後、就職してくれたらいいよねとか、うちの会社を知ってもらって販売促進につながればいいよねという視点で産業だったら、そうだと思うのです。観光だとしたら、その場で金を落としていってもらわなかったら合わないのです。  そうすると、3行目に書いてある見学、視察、来訪は、言葉は悪いけれど金にならないのです。そうすると、金にするためには、何かといったら体験なのです。体験をさせるから、そのものの原材料費を含めて工賃がかかり、指導料が取れて費用があって、それを今度は自分でつくってできた製品をお土産として持って帰っていいよと。簡単に言うと、陶芸教室だと思っていてください。陶芸教室を見て、体験だったらお土産を持って帰れるからお金を払いますなのだけれど、陶芸家の、作陶家のやっているのを見ているだけだと、ただなのですよ。  そうすると、今日、スポーツ・観光推進特別委員会にこれを出しているということは、産業ではなくて観光なのですよ。だから、そこは逆に言うと、せっかく観光課と産業振興課が部も分かれたので、その交通整理をもう一度していただいて、産業的な就職だとか、販売促進だとかというのは、言葉は悪いけれど、どうでもいいのですよ。観光課がそれはやるべきではないという位置づけで交通整理をされて、組織が改正されたと思っているのだけれど、その点はいかがですか。 ◎中村 観光課長 ご指摘いただきました点は、要綱をもう一度確認いたしましたが、やはり2行目は「産業観光」の推進というのが正しい表記でございます。訂正させていただきます。  今、委員のご指摘にありました、部として仕事をどう切り分けているのかという考え方は、ご指摘のあったとおりと認識しております。私どもが、産業にかかわる観光の資源も整備が必要だと考えておりますので、そうした意味で観光資源の発掘や受け入れる事業者を整備していきたいという点で、この事業の補助金は目的としておりますので、観光産業の推進ではございません。  観光産業か産業観光かという視点におきましては、私どもといたしましては、産業にかかわる観光資源の整備を進めていきたいという視点で、産業観光の振興を図ることを目的としております。 ◆深川 委員 そうすると、さっき質問をした産業がメインなのか、観光がメインなのかは、観光がメインということでよろしいのですね。 ◎中村 観光課長 はい、おっしゃるとおりでございます。観光がメインでございます。 ◆深川 委員 そうすると、今度、下の対象事業者のところに出てくる内容のメインが産業なわけです。製造工程を公開されたら、ふーんなのですよ。一文にもならない。金をくれと言われても、私もお客さんの立場で言ったらなかなか払えないです。  でも、体験したのですと言われてしまうと、これはただでいいのですかと、体験したのにという話だと思うのですよ。  だから、最初に申し上げた、ただ書き間違いだったらいいのだけれど、大前提の議論として、産業経済部と観光・国際都市部がなぜできたのか。それから、観光課と産業振興課が分かれた理由は何か。それから、この対象事業者の中で、製造工程の公開だとか、展示品の公開だとか、産業観光の推進に協力が可能な事業者という区分ではなくて、2段目にある体験ができる事業者というところを強く押していかないと、大田区としては、私はメリットがないと思っているのですね。  だから、逆に言うと、今、スキームをつくってしまって2年目という話なので、これはこれでしようがないのかもしれないのですけれど、選定をする中で、別にこれはコンペティションで選ぶというレベルでもないと思うので、大田工業連合会とか関係するようなところへ話をして、ぜひ体験をしていただいて。さっき黒沼委員や福井委員のほうから話があったように、お金が出るのかという話になるのだけれど、お金は役所のほうで出しますではなくて、お金は体験した人に払ってもらえばいいのですよ。それにかかるだろう費用、それから熟練の町工場の職人が指導するわけだから、それなりの費用というのは、私はやむを得ないと思うし、当然だと思うのです。  だから、そういった方向に切りかえて。うちも町工場だったので、例えばL曲げをやります。L曲げの90度というのは簡単なのです、難しくないのです。だけれど、ベンダーで60度に曲げるとかというのは難しいのです。  そうすると、1回目に来た初心者の人にL曲げだけをやらせるのです、90度を出させるのです。90度がなかなか89度だったり、91度だったりするので、そういったって簡単ではないですよ。  だけれど、素人レベルだったら、こんなものでいいでしょうというところで合格のスタンプを押してあげるのです。簡単に言えばスタンプラリーですよ。  次の段階になったときに、60度をさあやってみましょうと。もっと言うならば、120度やってみましょうという角度を変えてやらせてみて、繰り返しまた来てねと。  そうしたら、例えばそういうベンダーのマイスター、観光マイスターとか、何か名前をつけて表彰してあげる、大田区でも認められた技術ですと。職人が「私は認めました」みたいな認定員になります。でも、それに対しての認定料にはそれなりにかかりますという形でしていくと、お金を払うべきだと思っているし、また来なければいけないと思うわけ、スタンプラリーだから。  そういう形をつくって、いかに大田区に金を落とすかというのは、もう1回見ていただくと同時に、繰り返しで申しわけないのだけれど、大前提の議論で観光の事業なのだと、産業ではないのだというところを1回交通整理してやった上で、そんな小さい話をするのではない、もっと大きくしろと言われたら大きくするという話。  最初は小さくスタートしてほしいなというので、要望だけしておきたいと思います。 ◆岡 委員 私もここの関係で、産業観光はなかなか多分、そういった意味で製造現場の方もどのぐらい理解されているのかわからないなという気もしてきてしまうのですけれど、ただ、大田区の観光というのは羽田空港に人がいっぱい来る、だからそれを少しでもいいからまちの中に来てもらおうといったときに、大田区のよさというのは、そうか、町工場がいっぱいあって製造業があるから、それを本門寺に来てもらうみたいに産業に来てもらうというのもいいのかな。  もちろん、本門寺にお客さんが来たって、本門寺にそんなにさい銭が落ちるわけでもない。お金が落ちるかどうかというのは、また別の問題なのかもしれないと思うわけであるわけですよ。  飯を食う人がいたって、本門寺に金がそのまま落ちるわけではない。そういった意味で、人がまちの中に、大田区の中に、いろいろなポイントポイントに来てもらおうというので、大田区のための産業観光資源の整備にみんな協力してくれよということで、お金を出すぞということである。  だけれど、もちろん出したお金を使ってそれぞれの企業が自分の会社見学をいわゆる大学生のリクルートの人に来てもらってもいいのだろうというのはあるのだけれど、ただ、基本的に税金を使うので、それが大田区の観光資源として登録されて、ツアーなどはエージェントが仕切っていくのですよという話は、それもそこまで観光課が仕切れないからしようがないのかと思うのですけれど、せっかく、やはりお金を払って過去、今期を入れて3年度やってきて、リストになってきているわけで、そういうのを海外の会社の人がちょっと行ったついでに半日、羽田で時間があくから何か日本の町工場というのを見てやろうと思ったときに、海外のいわゆる一般の事業会社の人が観光課にとか観光協会に言ったら。紹介してくれて、それを現場の製造業の人たちも義務はないだろうけれど快く協力してくれるという制度の理解でいいのでしょうか。 ◎中村 観光課長 はい、おっしゃるとおりでございます。 ◆岡 委員 ホームページに出すということまですると、ちょっと大げさになってしまうのかもしれないけれど、どこまで見せるのか。一般の事業会社であれば、それは観光が対応していいと思うのですけれど、一般の例えば九州に住んでいる人が東京に遊びに来たついでに回れるような、そこまでのフレンドリーなレベルにしていくのか。  今のリストの規模で言うと、そこまで頑張らなくていいのかと思うのですけれども、どのぐらい対象の産業資源として登録する方向性なのか。今、手を挙げてくれるとそんなにいっぱいいるわけではないから、できる範囲ですよということだと思うのだけれど。大田区には銭湯がいっぱいありますというぐらいのレベルまで産業観光の裾野を広げてしまうのか、どこまで行ける感触なのかご説明いただけますか。
    ◎中村 観光課長 ただいまのお話でご指摘のありました受け入れる規模、どのような観光としての視点で広げるのかということにつきましては、深川委員のお話にも出ました、そこに来て体験してもらって帰ってもらう、そのことで大田区の産業観光を進めていくという視点では、これからもますます協力いただける企業にはどんどんお声かけをして、裾野を広げていきたいと考えております。  ただ、今、この補助金によって事業を整備した会社へ、どのように見学者を広げていくかといいますと、区にお問い合わせをいただいたような際には、業種・業態を伺い、ご紹介できるようなところを口頭のやりとりでつないでいるのが現状でございます。  こちらに入らず、企業に直接、受け入れの希望を連絡していただいて受け入れているというのも実情でございますので、体験も含めてどの程度、観光として広げていけるかということは検討を進めていきたいと思っております。 ◆田村 委員 この事業について、ほかの区でどのようなことをやっているのかを調べてみたら、板橋区で平成21年度からスタートしていると。事業規模も100万円を上限に今年度までやっているという状況を見ることができました。  今、るる委員のほうからお話があったように、お客様を招くにはいろいろな設備改修も必要だと思います。手すりをつけるとか、スロープをつけるとか、会議室を整備するとか、展示ルームをつくる、そこで買っていただく。そのような投資も必要だと思うのです。  そういったものも含めて100万円と板橋区は設定しているようなのですが、この事業を平成25年からスタートするにあたり、そういった板橋区の取り組みとかも、当然検証されているかと思うのですが、いかがですか、まずは。 ◎中村 観光課長 すみません、私としては承知しておりませんで、今、伺ったのが初めてでございます。 ◆田村 委員 板橋区は、どれだけの企業に投資をしているのかは、そこまでは把握できていないのですが、先ほどから、るる答弁を聞いていると、平成25年度が9件、26年度が5件、だから予算を減らしましたような答弁をされていましたけれど、そうではないと私は思うのです。  区が率先して中小企業を救うのだ、アピールするのだという思いで、どんどんPRしていただいて、だから予算を上げていくのだぐらいの勢いを持ってやっていただいたほうが、せっかくこういったすばらしい事業を立ち上げているのであれば、どんどん推進していただきたいと思いましたので、これは意見として述べさせていただきます。 ◆馬橋 委員 後で聞こうと思ったのですが、たしか3年前か4年前の一般質問で、当時まだ観光課が産業経済部にくっついていたときに伺ったのですけれど、いわゆるMICE事業というものをどんどん広げていこうという中で、MICEの中でどこに入るかわからないですけれど、視察だったり、研修だったりというところで、ぜひ大田区のものづくりのこういう現場を視察に来てもらう受け入れ整備をやってくれと私は要望したのです。  そのときのご答弁が、たしか大田区産業振興協会のほうでやっていますというご答弁がありまして、その後、こういう事業が平成25年度に出てきて、観光と産業が分かれたのですけれど。  さっき、どなたかのご答弁に出ていた、今は直接、企業とやっていただいたり、区に問い合わせがあってもそこから流している、そのようなお話だったのですけれど、今、大田区産業振興協会のほうはこれはやっていないのですか。  それから、この事業に関して区のほうに要望があった企業を一括して、例えば情報発信したりとか、そういうことはやっていかないのですか。 ◎中村 観光課長 ただいまのお話にもありました大田区産業振興協会の実態は、数などは詳細を把握しておりませんが、産業者からのお問い合わせですとか、たくさん受けていて、実際は区内の製造業に限らず、さまざまな業種の方とのやりとりをしていますので、受け入れについて大田区産業振興協会が実施していると承知しております。  すみません、数などは把握しておりません。 ◆馬橋 委員 大田区産業振興協会のほうに問い合わせがあった件に関して、そこの受け入れる企業にこういう制度をお勧めしたりとかというのはしているのですか。 ◎中村 観光課長 こうした事業の実績などは、委員会を問わずお問い合わせなどによって、情報も公開しておりますので、大田区産業振興協会も承知はしてくれているものだと承知しております。  ただ、進んでこれを大田区産業振興協会のほうで、こういう区の事業として補助金をもらってやっている事業だからということでのご案内はさしあげていないと承知しています。 ◆馬橋 委員 私も、過去、旅行会社というか、トラベルエージェントをやっていた経験からいくと、やはりクライアントの企業から結構、例えば東京のこの辺でこういう工場を見たいのだけれど、どこか探しておいてとか、そういう投げ方をされることが多くて、そうするとまず何をするかというと、その辺の地域的なものからホームページだったり、それこそどこどこ工場見学とかで調べたりとかしてやるのですけれど、そういう情報発信がないと、なかなかこういうのはうまく使えないのかとも思います。  あと、大田区産業振興協会のほうに、そもそもたくさん依頼が来ているのであれば、さっき、深川委員がおっしゃっていた、切り離して考えるというのももちろん大事だし、切り離しながらもうまく連携をして盛り上げていくというのも、私はすごく大事だと思っているのですけれど、やはりその辺を大田区産業振興協会ときちんと連携して、ぜひやっていただきたいと思います。 ○玉川 委員長 要望でいいですか。 ◆馬橋 委員 はい。 ◆黒沼 委員 補助限度額の50万円なのですけれど、例えば下丸子の、今もいろいろ受け入れてくれているところとか、城南島等に行くと、例えばへら絞りの小さいのを一緒につくってコップ一つをこの部品で持っていってもらう製作費、そのときの値段と、下丸子のときのような印鑑をつくっていて、その判こを一つ差し上げるという、いろいろなことができると思うのだけれども。  今、100万円という話を板橋区でもやっていると聞いていて、そう伺うと、50万円というのは二月に1回5人ぐらいずつ来たとして、年に5、6回受け入れる、そこに5人ぐらいずつ来る、そこに1個ずつあげるとなると、そのへら絞りの場合と、印鑑の場合を考えると、50万円というのは果たして成り立つかどうかというのがあります。これはどういう基準で考えられた額なのですか。 ◎中村 観光課長 50万円の金額を設定した基準というお話ですけれども、金額は事業者によりまして、当初、補助の前の整備についてはさまざまあります。例えば、今、例に出ましたけれども、何か製造して持って帰れるような事業者の中では11万円ほどの中でストラップをつくる材料を購入するのだということで、こちらは負担がない形でお土産といいますか、成果として持って帰れるものなどは単価が小さいものもあります。  この補助といたしましては、会社そのものが具体的には何かウエブサイト、大きくPRするようなものをつくるというときには、100万円を超えるような金額で総事業費を組まれている方もいらっしゃいます。  総額ありきということで、50万円そのものの妥当性につきましては、さまざまある中で中間的といいますか、この制度としては当時、考えていたのは50万円を上限にしようという総額ありきの視点であったと、積み上げによって求めたものではないと承知しております。 ◆椿 委員 先ほどの馬橋委員の関連になるのですけれど、大田区のものづくりというところを産業の観光の資源として取り組んでいると。しかし、なかなか産業を観光とするところに、今まで光が当たっていないものだから、現場としては非常に後継者問題も含めて苦労しているというのも現実だと思うのです。  だったら、せっかくすばらしい取り組みと思いますので、馬橋委員の意見と関連するのですけれど、高校生とか、そういった方々に対しての、後継者問題に、若い人たちに対してのアピールというところも含めて大田区内、または近郊のそういった教育機関とか、これはこれで頑張っていただきたいのですけれど、横の連携というところも非常にすばらしいもので、それによって問題が解決できるのであればと思いましたので、ご検討いただければと思います。意見で。 ◆三沢 委員 産業観光資源の整備ということなのですけれども、対象事業者は区内で製造業等を営みとあるのですが、厳密に下町工場だけを指しているものなのでしょうか。それとももう少し広く考えられるものなのでしょうか。 ◎中村 観光課長 補助金の交付対象者は、区内で製造業等と申し上げております、この「等」というのは、具体的に申し上げますと、日本の基準産業分類という中で製造業に入られている業種と定義しておりますので、個人、法人等は問わないのですけれども、この分類の中で製造に該当する業種の方々ということになります。 ◆三沢 委員 そうしますと、例えば大田区の伝統工芸とかで三味線とか篠笛とか、畳とか、そういったものを推進されていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思いますし、あと、製造業といっても下町工場ではなくて、焼きノリとか、もみノリとか、刻みノリとか。  私も先日、日本工学院の学生の方々10人ぐらいをノリのそういう工場にお連れして見学してもらったりとか、そういったこともやっているのですけれども、例えばそういった事業に対する何か支援みたいなものが別口であったりするものなのでしょうか。 ◎中村 観光課長 現在、この制度以外についての受け入れの整備等につきましては、制度はございません。 ◆三沢 委員 そこを今後、観光的見地から検討していくということはあり得るのでしょうか。 ◎中村 観光課長 今年度内におきましては、現状のままになりますけれども、観光そのものといたしましては、まず、受け入れて下さるところがあって、例えば商店街もそうなのですけれども、どういう取り組みをしているかということ、先ほど来出ております産業の分野との連携というのが非常に重要になってくるかと思いますので、観光の視点として観光の受け入れを受けてくださるところの開拓は進めていきたいと考えております。  ただ、方法につきましては、補助金の制度によるのがよいのか、またはまちづくりといいますか、ネットワークによって進めていくのがよいのかというのは、今後検討させていただきたいと思います。 ○玉川 委員長 では、続きまして、資料番号18番のほうで質疑のある方、お願いします。 ◆福井 委員 アンケートWEBアンケートだけで、このアンケートをつくるためにサイトを立ち上げて、そこに申し込むということなのですか。 ◎中村 観光課長 ご指摘のとおりでございます。WEB上のアンケートで、この事業を受託しておりますフジサンケイリビングがサイトを立ち上げまして、こちらのWEBサイトを区のホームページなどで皆様に知っていただくように広報してまいります。 ◆福井 委員 紙ベースはないのですか。全部、基本はWEBでやりますよということでしょうか。 ◎中村 観光課長 この調査の導入の時点は、全てWEBの調査でございます。 ◆福井 委員 これは要望なのですが、これからアンケートで得票の多かった飲食店が出るではないですか。そうすると例えば2015年度の1位の店はここだみたいに、積み重ねて一つの財産にしていただきたいのです、単発で終わるのではなくて。  そうすることによって、どんどんこの店が去年は1位だったとか2位だったとかというのはあると思うので、データをしっかりと大田区として財産にしていただきたいのと。  漠然と飲食店となっているので、ラーメン屋もあれば居酒屋もあるわけですよね。それを整理はするのですか、それとも漠然と飲食店ですと、多い順に並べていますよと、これはどういう方向なのかというのを教えてください。 ◎中村 観光課長 今回、大田区・川崎市との連携によって進めておりますこの事業におきましては、飲食店については特段こういうお店、こういうお店という決めはなく、広く皆様が大田区・川崎市両方の地域で、どういったお店が皆様としてお勧めいただけますかということをお声かけして集計させていただくものでございます。  ですので、これが人気店かどうかということではなくて、実際にお勧めしたいと考えていらっしゃる方が数多くいらっしゃるということは、広く皆さんにも知っていただきたいという考えでございます。  実際は川崎市との観光まちづくり連携事業の中で実施する食イベントに限ってなのが今回の予定でございますので、今後引き続きこの事業をどのようにやっていくかは、現状では、来年以降のことは未定になります。 ◆福井 委員 先日、地域産業委員会の行政視察で高知市と松山市へ行ってきたのですが、ガイドブックでも食の欄だと、和食とか洋食とか郷土料理とかと項目が分かれていて探しやすいのですけれど、ただ、そういう交通整理もなしで、ばんと得票が多かったよだと、見る人も混乱するのではないかと思うので、その整理をというつもりで言ったのですけれど、どうですかね。  それはサンケイリビングにお願いしますというのが、大田区と川崎市として一定の方向性を持ってやってくれというのか、ここを教えてください。 ◎中村 観光課長 このWEBで収集した情報につきましては、実際のキャンペーンとして実施します1月22日から3月8日までの間に、このアンケートで得票の多かった飲食店を巡るという食に関するイベントを実施する予定でございます。  この中で、パンフレット、ガイドブックといいますか、巡っていただくために必要なものを作成するわけですけれども、今ご指摘のありました、まず巡っていただくということになりますので、地域ですね、どこにどういうお店があるという地域と、どういった種別のお店があるというのは、歩いていただく場合にも必要な情報かと思いますので、WEBの情報を集計の後、整理については検討させていただきたいと思います。 ◆岡 委員 川崎市との観光連携というか産業連携をいろいろやっていて、産業連携は結構意味があると思っているのです。いわゆる事業者という単位からすると、川を越えるのはそんなに大変なことでもないのだけれども、ただ、観光まちづくりの連携はいま一つ何に意義があるのか見えてこないのですよ。  例えば、旧東海道のウォーキングイベントは、真っすぐなラインというのは歩くのが好きな人、東海道好きな人にとって意味があるというのはよくわかるのですけれども、ただ、こういう食とか、銭湯とかもやっているのだけれど、いわゆるエンドユーザーというのか、個人カスタマーが別に川崎市と大田区で食の回遊といってもそこまで鉄道網が回遊性を、川崎市・大田区で持っているわけでもなくて、やるのだったら品川区・大田区でやったほうがいいではないかぐらいのところであって、世田谷区・大田区でもいいけれども。  銭湯を含めて、この手の食の大田区・川崎市の連携は別にあえてやる意義がよくわからないのだけれども、銭湯の実績とかと含めて、そのあたりをご説明いただけますか。 ◎中村 観光課長 これまでの実績で申し上げますと、直近で平成26年度につきましては、大田区・川崎市としては旧東海道をキーワードにスタンプラリーを行いました。こちらは参加者が891名ということで、大田区の大森北公園を出発したイベントでございます。  加えて、二つのまちで食べ飲み歩きということで、食に関するイベント、こちらにつきましては実施期間が昨年は少し早かった、秋の時季に実施いたしました。9月の中ほどから11月の終わりまで、こちらはスタンプを指定の数だけ集めると抽せんに参加できるというキャンペーンでございました。こちらは、1,154部が販売配布されております。  こうしたことから、大田区・川崎市は、昨年度に引き続き今年も食のイベントと旧東海道をキーワードとしたものを続けておりますが、今後の方向性につきましては、今回、プロポーザルを実施させていただきましたので、さまざまな事業者からのさまざまな提案も受けております。来年度以降の取り組みにつきましては、今お話が出ました要望が多いものですとか、実施の意味があるものについて検討していきたいと考えております。 ◆岡 委員 私も、去年の秋の食のスタンプラリーを買って参加したのですよ。だから、大田区の店だけで終わって、つまりそれで満足なのですよ。まだ使えるから川崎市の友達に、川崎市でも使えるといってあげるという程度の話であって。  そういった意味で、だから回遊することの意義はわからないと。実績が1,100部というのは別に、それで大田区で安くおいしく食べられるから別に大田区で買うよということで、やはり効果測定ができるかというと、なかなか難しいことだと思うので、川崎市との産業連携は大切なことだと思うのだけれども、要点を絞ってやっていただきたいと思います。要望で。 ◆深川 委員 今、意味がないという話があったのですけれど、私は逆に意味があるものだと思っています。これも観光課に今、話しているのですけれど、城南地域の四大本山めぐりというのをやっています。日蓮宗の大本山の池上本門寺、曹洞宗の大本山である鶴見の総持寺、川崎大師が真言宗智山派で、増上寺が浄土宗。四大本山めぐりというのを実は今やっているのですよ。  これでやると、結局、実際、回遊性があって鶴見、川崎、池上、本門寺は池上線で行くのもありなのですけれど、反対側におりると都営浅草線で増上寺まで行けるので、そういう丸ではないのだけれども、そういった流れもあるし、だから、そういった意味で川崎というよりは神奈川県、港区であったりという連携は、やはりやっていくべきだと思っています。  特に、また食の部分でいけば、同じように大田区の本門寺と川崎市の川崎大師は、くず餅が一応、名物といった一つになっているわけで、池上だけで4店舗あるのです。食べ比べではないのだけれど、食べてみると実際、味が違うのですよ。私も地元だからよく食べるのだけれど、よく食べると味が違う。  そういう自分の好みもあって、食べ比べができてくるよと。これは一つの材料だと思うのです。だから、せっかくだったら、大田区で池上のくず餅を食べたことがあるよという人たちに川崎に行って食べてね、逆に川崎の人たちが行ってねという形のお互いさまというところで人の流れができてきて。では、くず餅ばかり食べているわけにいかないからといって、餃子もいかがとか。そうすると、風呂でもどうぞとつながってくるので、つなげていくための種は山ほどまいておいたほうがいいと思うのです。  どれが芽が出るかはわからない。だけれど、種をまいたのを忘れなければ、後で必ず水だけあげれば育ってくると思うので、ぜひそういった観点で。こういう種まきのことができるだけ、やっと大田区と川崎市が仲よくなってきたのですよ。今まで川を挟んでにらみ合ってきたような感じだったので。商業の部分でも何でも。今でも少し空港の関係だと多少いがみ合ってしまうのだけれど。  やはり、そういった部分があるのだけれど、観光は別でお互いにとって地域の経済活性につながるという視点でやっていけばいいと思うので、ぜひそういった意味でこういった連携事業も増やしていくと同時に、過去にやったものをもう1回掘り起こしてみたような形と、出したり入れたりというのを繰り返しながら、ぜひ検討していただきたいと思います。今、そういった検討は進んでいるということでよろしいでしょうか。 ◎中村 観光課長 ありがとうございます。今、ご指摘のあったとおりで、実は今、くず餅のお話も出ました。この食のイベントのときに、スイーツというコースもあるではないかと、その中に和菓子、洋菓子、お菓子を中心にということも、実際には話題に本当に上がっておりました。可能性として、本当にこれからさまざまあると思いますので、検討を進めてまいります。よろしくお願いします。 ○玉川 委員長 続いて、資料19番。 ◆福井 委員 映画の撮影中は、この商店街の店は閉めなければいけないのですか、それとも通常営業できるのですか。 ◎中村 観光課長 JR蒲田駅東口の商店街自体はあけておりますので、全部閉めるということではないと聞いております。ただ、一部、撮影に協力する店舗が出てくる可能性があると商店街からは伺っておりますので、イメージといたしましては大蒲田祭のときに、通行をとめたエリアぐらいではないかと想像しますと、その店舗両側全て閉めてしまうということではなく、あけながら協力していくと。  一部、人が滞留したりですとか、何か構えるところがあったり、実際に撮影のスポットになるところの両側などはご協力をいただいた上で実施していくと、商店街の方からは伺っております。 ◆福井 委員 あくまでも自主的な協力になるのですね。協力だから損失補填は求めないということですよね。 ◎中村 観光課長 おっしゃるとおりです。 ◆福井 委員 資料の3行目に、「今後、地域の知名度向上や、映画ファン等の誘客も見込まれる」から協力しましょうということなので、これが終わった後、大田区として映画をいかにうまく活用していくかというのがあると思うのですけれど。版権の問題も出てくると思うのですが、ぜひ知名度向上なので、映画の中身はわかりませんけれど、大田区役所が壊されるかどうかというのもあるかもしれないけれど。こういったことを絡めてやっていく場合、どこまで営業に生かせるものか。これをぜひ強力に進めていただきたいのです。ただ協力だけして、後は知りませんよではなくて、協力したのであればしっかりその分のこちらの見返りも東宝に対して求めていただきたいと思うのですけれど、どうでしょうか。 ◎中村 観光課長 こういったチャンスはなかなかないし、機会も希望してできるものではないと思いますので、今お話に出ました、この後、このまちの中でゴジラの舞台になった蒲田がどうであるかとか、世界のゴジラファンにとっては非常に聖地的な部分になるのではないかということは、可能性としてはあると思いますので、可能な限り求めていきたいと思います。 ◆馬橋 委員 一番下の参考に、「撮影による交通規制についての案内看板が当該箇所に設置されます」とか書いてあるのですけれど、区として協力してまいりますという協力というのは具体的に何をやられるのですか。 ◎中村 観光課長 これまでの協力は、当初この話が区に届きましたときに、まず大田区役所の中で特段何を協力できるということは特別に求められておりません。ただ、交通規制などがありますので、こうしたことについてご協力いただく場合に、どの範囲まで声をかけたらいいのだろうかとか、当然、映画会社ですので、そういうことは承知しているとは思うのですけれども。  このたびは、東口の商店街を特に撮影の場にするということを伺っておりましたので、東口の商店街など関連する地域にはご挨拶回りなどをしていただくような準備が必要ではないかとか、そういった意味での協力ですので、何か資材を提供したということではございません。 ◆馬橋 委員 これまでも多分、ほかの議員からもフィルムコミッションなどのご提案とかもいろいろあったと思うのですけれど、こういうのを今回、受けたということは、今後もこういう撮影の協力依頼があったときは、区の観光課が受けるスタンスでいくということですか。 ◎中村 観光課長 フィルムコミッションのお話が出ましたが、フィルムコミッションなどについて、例えば一番多いのは学校を貸してほしいですとか、実際に大田区の中でこういった製造しているような町工場を撮影場所に使えないかとか、具体的にはさまざまなご要望が、一番最初に寄せられるのは観光課だと承知しております。  東京都のサイトなどでも、案内の先は観光課になっております。その場合の、協力依頼は観光課が一義的には受けますが、現状などでも実際に受け入れてくださるところに、どういう形でつなぐかというところにとどまっておりますので、受入が可能かどうかなどご紹介にとどまるような場合もありますので、自主的な協力というのは全てがそのようになっていくものではないと承知しております。 ◆馬橋 委員 一応、確認ですけれど、ではこういう映画等々、大きい小さいにかかわらず、撮影協力の依頼に関しては一義的には観光課が受ける、そういう業務を担っているという考え方でいいということですよね。わかりました。 ◆黒沼 委員 これを生かしていく上での提案なのですけれど、次の資料の大田スポーツサミット2015では小出義雄さんを呼んでいるし、以前の委員会で報告があったのは手嶋龍一さんだったかな、「国際都市おおた」シンポジウム。ゴジラですから、ゴジラの第1号、宝田明さんぐらい呼んで、平和と大田区の発展を語るぐらいのもので生かして、100万人ぐらい人を集めるとか、検討してもらいたいということです。 ○玉川 委員長 要望でよろしいですね。  では、続きまして、資料番号20番。 ◆黒沼 委員 池上彰さんのときも、100万円ぐらいかかったのかな、出演料。聞ければ、小出義雄さんに出演料はどれぐらい払っているのですか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 約100万円でございます。 ○玉川 委員長 では、続きまして、資料番号21番。 ◆福井 委員 授業の支援なのですけれど、全て全校にはできないと思うのですが、実際にモデルケースとしてやるのか、全校的に広げてやるのか。1番の目的に記載のある授業の支援の中身について教えてください。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 平成26年度なのですけれども、羽田小学校で既に実施をしていただいております。今後、教育委員会と我々と連携をして進めていくわけですけれども、できるだけいろいろな学校に広めていきたいという希望は巨人軍側にこちらのほうからしております。  最終的に、できれば全部の小学校へ行ければ一番いいのですけれども、徐々にという流れになろうかと思います。 ◆福井 委員 素朴な質問で申しわけないです。ベースボール型は野球でいいのですよね。わざわざベースボール型と言っている意味があるのだったら教えてください。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 この必修と言われているそれぞれの型の授業なのですが、球技の中でベースボール型とゴール型、あとネット型と3種類あるということです。ゴール型というのは、一番わかりやすいのがサッカーです。ネット型というのが、バレーボールであるとかバドミントンであると。それとあわせてベースボール型という、投げる、打つというもの。それらの3種類が必修科目になっているということでございます。  ベースボール型というのは、まさに野球、ソフトボールという形でございまして、今、巨人軍にやっていただいている指導というのが、1年生から6年生まで、それぞれ学年ごとにプログラムが決まっています。  最初は、ただチームが両方あって、赤組、白組があるのですけれど、例えば、どちらかが、ただ投げる、どこかに勝手に投げると。投げ終わったら、ベース1周を一生懸命走って回ってくると。守るほうは、投げられたボールをホームに返すと。ホームに返したときに、走っている選手がどこにいるかということで得点を競うのだと、そのようなところから始めるプログラムになっています。  その次になりますと、今度は走っている人が行ったベース、1塁、2塁、3塁、そこにボールを返す。そこで、走っている人とどっちが早いかという、今の野球のルール、そのようなプログラムになっています。そのうち今度はボールを打つという場面が出てきます。打つのも別に投げたものを打つのではなくて、何か置いてあって、それを打って、打ったら走って。守るほうは今度は走っている人が行ったところの塁にボールを返すと。そのようなプログラムをつくっておりまして、それを1年生から6年生までで順次やっていく。  昨年度は、3年生と4年生が、実際には、やっています。 ◆福井 委員 いろいろな協力をしてもらう上で、費用というのが発生した場合というのは、どこまで大田区が出すのか。手弁当で来てくださいというのか、それともちゃんと一定の金額を用意して講師としてお願いしますよというのか。費用の負担はどうなっていますか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 今回、協定を結んだ中では、特に費用ということで設定はしていないです。ただ、今後、教育委員会のほうでいろいろな学校に頼むことになろうかと思いますけれども、その中で、今後、どのようにしていくかというのはこれからの話になろうかと思います。協定の中では、そういう決めはしておりません。 ◆馬橋 委員 目的のところに、「区内少年野球団体への協力など」と書いてあるのですが、今後、例えば区内の少年野球団体は大田区内にはたくさんあるのですけれど、そういうところから子どもたちのところへ指導に来てほしいとかという依頼があった場合は、申し込みをスポーツ推進担当課のほうにすれば来てもらえるのですか。
    ◎須川 スポーツ推進担当課長 実は、この協定の中にそこまで、まだ具体的にどのように進めていくかというところまでは決めていないというのが現状でございます。  ただ、少年野球団体への協力というのは、今回、実際にやっているのは夏にやっている野球まつりというのをやっていますけれども、そういったときにジャイアンツの方が来てくれて教えてくれる。  それから、そういうときに指導者、コーチの方、監督の方への指導をしていただくというところまでが具体的にありまして、今、委員がおっしゃられたようなところのどういう申し込みをしてという仕組みづくりまでは、まだ至っておりません。 ◆馬橋 委員 仕組みづくりは、いつできるのでしょうか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 具体的に、まだ決めておりません。これから徐々にという教育委員会と相談しながらというところまでしか、今のところはお答えできないところです。 ◆馬橋 委員 この協定を結ぶときに、この目的というのは先方とやりとりはしていないのですか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 この趣旨というのは、当然、巨人軍側と話はしております。今回、あえて協定を結ぶというところの趣旨としては、今まで教育委員会と一部の学校と巨人軍とやっていたわけですけれども、そういうのが非常に効果が高いということで、これからは連携を結んでそういうやりとりを円滑に進めていく。個人レベルでやりとりをするのではなくて、区と巨人軍側とで円滑に進めるために、その第一歩ということで協定という形をとらせていただいたところでございます。 ◆馬橋 委員 質問のやり方を変えます。巨人軍側は、大田区がこういう目的を持っているという認識は持っていらっしゃるのですか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 これは、はっきりこちら側から伝えてあります。 ◆馬橋 委員 ということは、この8月7日に協定を結んで、先方も大田区としてはこういう区内の少年野球団体だったり、野球を通じた子どもの健全育成、地域活動に積極的に乗っていくという思いを持っているから締結に乗ってくれたという認識でよろしいのですよね。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆椿 委員 去年の全国少年ソフトボール大会は、大田区の決勝が北糀谷フェニックスと入四ランナーズのチームだったのですね。北糀谷フェニックスが大田区では優勝して、東京都大会のときには、今度はやはり同じチームが決勝に、大田区同士になって入四ランナーズが優勝したのですよ。東京都の代表として行ったと。  関東大会が別にあったのですけれど、そこには2位のたしか北糀谷フェニックスだったと思いますけれど、そこが行ったと。それぐらいレベルがすごい高い。小学校の野球、またはソフトボール、そういったすごいチームに対してこういったプロの技術というか、非常に役に立つと思うので、こういったのはチームが知っている知っていないというよりも、行政としてこんなのがありますよというのを応援団としてやっていただきたいというのがありますので、要望としてお願いいたします。 ◆深川 委員 今、馬橋委員のほうから話があって、実際、私が連盟の役員をやっている入新井少年野球連盟で、今までずっと毎年のようにジャイアンツの読売野球教室というのをやっていたのですよ。これは、地元の読売新聞の関係のところが協賛をしてくれたので、お金は要りませんと。城南読売会だったかがお金を出すのでいいですという形でただでやってくれていて、毎年ではなかったのだけれども、毎年のようにやってくれていたのです。  お金の出どころというところが、やはり問題だと思っていて、ただでやってくれるというのだったら、それはどんどんやってもらいたいです。それは、やはり子どもたちの夢はプロ野球選手ですから。1軍だ2軍だという話ではなく、まずプロ野球選手になること。その前段として甲子園に出たいとか当然あって、そういう夢を持ってやっているので、その夢を現実にした人たちの話を聞かなかったら。やはり少年野球のコーチの皆さんは当然、基礎的な指導はうまいけれども、その中にプロの選手というのは中にいるはいるのですけれども、そんなにいっぱいいるわけではないので。現実をかなえた人たちはどのように少年期を過ごし、青年期を過ごし、そしてプロに行ったのかという話は聞けると思うのだけれど、コストの部分が幾らなのというところの議論をちゃんとやっていかないといけないと思うのです。  やはり、株式会社だから商売でやっているわけです、基本的には巨人軍は。そうすると、一つの会社がそういうのをやるものに関しては、大田区としてお金を出しますと。でも、例えば、柔道のしかるべき人間をつれてきて、お金を払ってやりたい場合。例えば巨人軍が来て5万円でやってくれます。ありがとうございます。同じことを、例えば山下泰裕さんに来てもらって、山下さんに、では5万円で来てください。山下さんは5万円で来るのかは別として、ではいいですといった話が成り立つのか。  それは、こっちは商売でだめですと、こっちは協定を結んでいるからOKですという話になったときに、どういう位置づけになるのか、そこら辺の交通整理はされていますか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 費用の多寡はあるかとは思いますけれども、今、委員がおっしゃられた例えば柔道であるとか、いろいろなほかの種目であっても、もしそういう方を呼ぶことによって、子どもたちの意欲、関心、そういったものが向上すると認められるものであれば、それはそれでまた一つ考える可能性はあると思います。  今のところ、今回は巨人軍というところと協定を結んだということであって、またそれぞれサッカーもあれば、いろいろな種目がございますので、それぞれにおいてこれから判断をしていくことになろうかと考えています。 ◆深川 委員 当然、興味関心は引かれるでしょう。それから当然、プロに教わればうまくなる近道は間違いないでしょう。教育効果は絶対にあるのですよ。どのような人が来ても、教育効果はある。1軍で長年活躍しなかったとしても効果はある、2軍であろうが。  だから、そうしたらやはり呼びたいのは当然だと思うのです。ただ、これをやり始めたら青天井ですよ。それは、サッカーをやっている人からすれば、我々の年代からするとカズ選手となってしまうのだけれども、カズ選手に来てもらいたいです。  でもカズ選手が、では5万円で来るのですかという話でしょう。ラモス選手ですかと、そういう話になってくるわけでしょう。  だけれど、それでやっていったらサッカー団体だって山ほどありますよ。野球団体だって、野球チームは何百とあるのですよ。全部が全部で呼びたいといったら、それは呼びたいけれど、限界があるのではないのかな。10億円だろうが、100億円だろうが、青天井ですよ。  それを、さっき馬橋委員のほうからあったように、いつごろまでに幾らというのを、やはり悲しいかな、まず1回線を引かなければいけないと思うのです。  その範囲内で、では野球に対してはそのうちの、例えば野球人口もいるから10%なり20%なりの予算でやりましょう、例えばサッカーに関しては10%にしましょうと、柔道は競技人口が少ないから1%にしましょうとかね。そういう割り振りをしていかないと。それは毎回来てもらいたいですよ。山下泰裕さんが毎回来てくれるのなら、柔道の子どもたちは喜びます。  さっきの話では、カズ選手が毎回来るのだったら、サッカーの人たちはみんな喜ぶでしょう。今どきカズ選手ではないのかもしれないけれど、内田篤人選手なのかもしれないけれど、わからないけれど。  そういうのも、やはり予算は絶対にあるのだから、その上のところを決めて、まずこのスキームでやってみて、一流選手が来たらそれに越したことはないけれど、回数を来てもらいたいのだったら、言葉が悪いけれど二流にしなければいけないし、三流にしなければいけないし。  一発勝負だったら、さっきの小出監督は100万円という話があったけれど、一発勝負なら100万円かもしれないけれど、毎回100万円使っていたらお金はあっという間に何億円になってしまうと思うので、早急に協議すると同時に、やはり協定を結ぶ前に、そこら辺の交通整理をしてからではないと。巨人軍はお金をもらうつもりがあるのかないのかわからないですけれど、これ、でも全部ただでやるつもりでは少なくともないと思います。  だから、そこら辺の詰めが申しわけないけれど、やはり甘い。そこら辺の今後のことをちゃんと想像して、野球、1野球チームというだけではなくて、野球もサッカーもと、ほかにもあるわけだから、派生するということを前提に締結してもらう。締結自体とてもいいのだけれど、その前段のところをきちんと詰めておいてもらいたいということだけ、もう1回要望しておきたいと思います。 ◆椿 委員 そもそもこの話というのは、巨人軍からどうですかと来たのですか。大田区のほうから、巨人軍にお願いしますと言ったのでしょうか。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 巨人軍側からいただきました。 ◆椿 委員 では、巨人軍側はどういった意図があって、趣旨として、例えば東京の地元球団だから裾野を広げていくという部分でという、そういった巨人軍の思いというのはあるのですか、お聞かせいただきたいです。 ◎須川 スポーツ推進担当課長 巨人軍としては、最初に協定を結んだのが文京区でございます。いわゆる東京ドームがあるというところで、その地元という。次に結んだのが、練習場があります稲城市と協定を結んでいます。今回、我々のところは三つ目です。いわゆる昔、田園調布にグラウンドがあったと。それから長嶋茂雄さんがいると。そういったようなつながりで大田区に目を向けていただいて、大田区にもそういった協力をさせていただきたいということでお話が来たというところです。  既に、ある小学校とはそういった研究をやっていますので、そういったことをこれからもいろいろなところで、一つのところではなくて、少し広げていきたいという思いを持っていただいて、ぜひそれを円滑に進めるためには個々にあたっているよりは区、教育委員会と一体になってやればやりやすいと、そういった円滑に進めたいという思いを持ってお越しいただいたということでございます。 ◆椿 委員 では、ぜひともさっき深川委員がおっしゃったとおりのところも含めて、子どもたちに対する公平性、そういった部分、優先順位とかいろいろあると思いますけれど、考えた上でよろしくお願いします。 ○玉川 委員長 続いて、22番。  特によろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○玉川 委員長 23番。第6回OTAウォーキング、よろしいですか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○玉川 委員長 24番。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○玉川 委員長 以上でよろしいでしょうか。 ◆黒沼 委員 前回のマーケティングの調査で、今日でなくていいのですけれど、ビッグデータから見た現状で、羽田空港やJR蒲田駅といった交通拠点があるものの、利用客の多くは乗りかえ客であるということが出ているのが一つで、観光施策のポイントのほうに、羽田空港の利用客数は確実に増えることが予想されるのはそうなのだけれども、現在、1,370万人の観光入込客数がいると推計されるが、この多くがその他の区内エリアに立ち寄っていない。  羽田空港の利用客を区内での滞在や回遊消費に結びつけることが重要ということで、いかに羽田空港のお客が増えても、今のままでは素通りということで、果たしてこの利用者を区内の回遊のほうに結びつける課題がここに書かれているのですけれども。  とにかく、産業連関図でこういうチャレンジをしたのは、羽田空港で一つ、観光で一つ、連関図による内容は二つしか今ないと認識しています。  産業経済部で、今度、全数調査をやりましたから、あのデータを使ってやってみたらどうかという提案をするつもりなのですけれども、とにかく大田区のにぎわいと、そのポテンシャルを生かしていく上での、ここでの施策のポイントの最大の課題はこれではないかな。  本当に、お客を捉えることができるかどうかということで、このデータからそうではないということになっているわけですから、このギャップをどうやって埋めていくのかを、ぜひ大至急検討もされて、そのための提案をぜひこの委員会もそうですけれど、していくことがこの委員会の仕事ではないか、大田区の未来のためにもと思っていまして。  これは委員長、この点を我々視察も含めて、検討も含めてですが、この点でここの委員会の仕事をどうしたら結びつけることが重要ということでの研究をしていくことかなと思いますので、ぜひ皆さんにも問題を投げかけるのですけれども、よろしくお願いしたいと。  我々も、できたら随時、提案してこの点はどうでしょうかとやっていきたい。よろしく一つお願いいたします。 ○玉川 委員長 わかりました。  以上で質疑を終結して、継続調査事件を一括して継続といたします。  次に、行政視察に伴う委員派遣についてお諮りいたします。  当委員会におきましては、8月31日、月曜日から翌日、9月1日の日程で、群馬県の観光政策について、ほか1件の視察を予定しております。  つきましては、会議規則第76条の規定に基づき、委員派遣承認要請書を議長宛てに提出することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○玉川 委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。  最後に、9月の委員会ですが、第3回定例会中の9月18日、金曜日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、10月について、各事業の日程が入っておりまして、この際、早い段階で10月について調整させていただきたいのですけれども、さまざま親善訪問、区政調査等がありまして、10月は最後の週にならないと日程が組めないのかと思うのですけれども。  では、10月27日、火曜日、午前10時開会といたします。  皆様、よろしくお願いいたします。  以上で、スポーツ・観光推進特別委員会を閉会いたします。                午前11時30分閉会...