大田区議会 2014-07-14
平成26年 7月 防災・安全対策特別委員会−07月14日-01号
それをより強化するために、
区内商店街と連携をしました事業を進めてまいりたいと考えております。具体的には、
家庭内備蓄を推進するための
シンボルマークを選定いたしまして、そのマークをポスターまた
区内商店の商品棚、こういったところに掲示していただくことにより、商店で扱う一般的な食品や
日用品、こういったものが備蓄にも活用できるということを広く普及・啓発していこうとするものでございます。
さらに、
商店街という多くの方が利用する場におきまして、
シンボルマークを目にすることにより少しでも防災への意識が高まっていくこと、また
商業振興にもつながるといったことを期待するものでございます。
そこで、
シンボルマークの
デザインをまず公募により募集をいたします。
募集期間は、7月31日までです。
応募資格は、
区内在住、在勤、在学の方。詳細につきましては、別紙にお示しをしております
募集要領のとおりでございます。
広報としましては、
ホームページ、区報、また
教育委員会を通じまして
区内小・中学校、日本工学院専門学校にもご案内をしたところでございます。
今後の予定でございますが、10月以降、この
シンボルデザインを活用しまして、
区内商店街で
家庭内備蓄促進キャンペーンを行ってまいりたいと考えております。
続きまして、資料4でございます。平成26年6月29日、日曜日の大雨・
洪水警報についてご報告申し上げます。
この日の夕方、16時08分、
大雨警報、
洪水警報が発令されました。これをもちまして、私
ども防災課、
雪谷特別出張所が参集をいたしまして対応をいたしました。
3番の時間雨量でございますけれども、10分の
雨量最大が、
区役所本庁舎では10.0mm、
馬込特別出張所では11.0mm、嶺町
特別出張所では5.5mmでした。短時間で一時的に降ったというのが特徴でございます。幸い、被害もなく済みました。
最終的には、18時30分には
監視態勢を解除しております。
ここで、順番が飛びますけれども、引き続き私のほうから、資料7にございます、平成26年7月10日、台風8号に対する対応につきまして、引き続き私のほうからご報告をさせていただきたいと思います。
資料7をごらんください。
この台風は、非常に大きいと報道されておりました。こちら、気象庁の予報によりますと、当時ピーク、いわゆる最接近時間帯というものが、夜中の0時から明け方の6時までと想定されておりました。
また、雨量が最大1時間40mm、また風の強さですけれども、最大15、6メートルと予報されておりまして、沖縄県をはじめ、大きな被害が出たということで、私
ども大田区につきましても、
水防態勢ということでごらんのとおりの態勢をとったところでございます。
大田区につきましては、
防災課、各18
特別出張所、
都市基盤管理課、四つの
まちなみ維持課、
建設工事課といったところで、ごらんのとおりの人数、配備をいたしました。
その後、最終的には雨・風ともそれほど大きなものではなくて済んだところでございます。
人的被害、
物的被害も情報は入っておらず、被害なしということでございました。
◎久保田 生活安全・
危機管理担当課長 それでは、私のほうから2点、報告させていただきます。まず1点目、資料5になりますが、
客引き客待ち行為等の
防止条例の施行に伴う
パレード・
記念式典及び
夜間合同パトロールの実施結果について報告をさせていただきます。
まず、
パレード及び式典のほうですが、7月1日、午後2時45分から約1時間、蒲田駅西口の
商店街を
パレードしまして、
西口広場で式典を行いました。
参加者が約350人で、通行中の
区民等の方に
広報用のチラシ、
ポケットティッシュを約500組配布しました。そのほか、
マスコミのほうでも報道されまして、式典や
マスコミを通じて多くの方にこの条例を知ってもらうことができました。
続きまして、夜間の
合同パトロールですが、同じく1日の午後8時から1時間、
参加者約70名で、蒲田駅東西の繁華街を区長を先頭に
パトロールいたしました。その際、
風俗営業の
客引き約30名に対して
広報用の
ティッシュなどを配布しました。1日の
パトロールのときは、目に見えて
客引きの数が減っています。2日目以降も、
客引きは
パトロールの姿を見ますと建物の中に隠れるような状況で、指導員の前で声をかけるようなことは今までありません。一定の効果が上がっていると思われます。
なお、式典につきましては、委員の皆様に出席いただきまして、まことにありがとうございました。この場をかりて、お礼を申し上げます。
次、資料6、大田区
新型インフルエンザ等対策行動計画策定に関する日程について、報告させていただきます。資料6をごらんください。
前回の
委員会で、
パブリックコメントと
有識者会議の予定を7月上旬から3週間、
有識者会議を9月上旬ということでご報告させていただきましたが、今回、
事務内容を精査した結果、及び大田区報7月21日号への掲載に合わせまして日程を確定いたしました。
パブリックコメントにつきましては、7月22日から8月11日までの3週間、
有識者会議につきましては、9月18日と決定いたしましたので報告させていただきます。
◎落合
防災まちづくり担当課長 私のほうから、
まちづくり推進部資料1番、
東京都木密地域不燃化10年
プロジェクト、
不燃化特区への
指定申請についてご報告します。
はじめに、
東京都木密地域不燃化10年
プロジェクトでございますが、こちらは平成23年から平成32年度までの10年間で大地震が発生した場合、特に大きな被害が想定される
木造住宅密集地域を燃え広がらない、燃えないまちにするという東京都の制度でございます。
燃え広がらないまちにするためには、東京都施行の
都市計画道路の
早期整備により、
延焼遮断帯を形成するという内容の
特定整備路線という制度と、
不燃化特区、こちらのほうは市街地の
不燃化を促進し、
防災都市づくり推進計画の
整備地域の
不燃領域率を70%にするということで、区の既存の
取り組みに加え、さらに区が
不燃化の促進のために、より踏み込んだ
取り組みを行うことに対して、都が特別の支援、原則2分の1の助成を行うというものでございます。
不燃化特区でございますが、
申請要件は、
防災都市づくり推進計画の
整備地域、また
特定整備路線の沿道おおむね30メートルの範囲の地域で新たな
防火規制以上の
規制誘導を行うというのが、区域の要件となってございます。
大田区におきましては、6月30日から新たな
防火規制が区内の市街地の約43%に施行されたことから、今回の申請ができるようになったということでございます。
また、区は、平成32年度までに
不燃領域率70%になる
整備プログラムを策定します。
整備プログラムの中には、
事業期間中に
不燃領域率を3から5
ポイント向上させる
コア事業を盛り込んだものとするというのが条件になってございます。
今回、大田区といたしましては、品川から連なる東馬込二丁目の
都市計画道路補助29号線の
沿道地区と、今年度から国の
密集事業を導入いたしました
羽田地区の中で、羽田の二・三・六丁目地区を応募してございます。
はじめに、この補助29号線
沿道地区でございますが、添付の図面の水色のほうの図をごらんいただきたいと思います。この補助29号線につきましては、
特定整備路線として平成24年に入りまして、大田区と東京都のほうでヒアリングを行いまして、大田区としては特別に整備する路線はないということでしたが、品川区のほうで要望があり指定を受けたものでございます。大崎から東馬込二丁目の環7出口までの3,490メートルのうち、160メートルが大田区部分となってございます。
この補助29号線につきましては、平成25年1月30日を皮切りに、大崎側から順次
説明会を行ってきておりまして、大田区を含む部分については昨年11月に
事業概要及び
現況測量の
説明会が行われ、
現況測量が終了したということで、この6月30日に
用地測量説明会が開催されたということになっています。
この大田区の
不燃化特区という部分につきましては、早期の
延焼遮断帯形成及び
沿道まちづくりを推進するため、
老朽建築物除却支援事業を実施するという内容のものでございます。隣接する品川区と
支援内容をすり合わせ、別途
都市防災不燃化促進事業の導入を今後、検討してまいります。こちらは、
品川区民と
大田区民が受けるサービスに差があってはならないということで、
不燃化特区の申請をさせていただいたものでございます。
2番目の羽田二・三・六丁目地区につきましては、羽田の
老朽木造住宅の密集している地域でございます。こちらに、既に
不燃化特区に指定されてございます
大森中地区と同様の
戸建て建て替え助成、
専門家派遣支援等を柱とした
不燃化まちづくり助成事業を導入してまいりたいということで、申請させていただきました。
なお、今回の申請では、実は国の
密集事業は一丁目から六丁目全部が対象となってございますが、東京都の
整備地域には一丁目、二丁目が除かれているという現状がございます。これについては東京都に何度も繰り返し要請しているところですが、そういうこともございまして、羽田二丁目を含めて
バス通りから
多摩川側の地域、特に
木造住宅が密集している地域を対象に申請をさせていただいております。
今後のスケジュールでございますが、今後、東京都と協議しながら、平成26年度中に
整備プログラムを完成させ、認定を受け、そして
不燃化特区の指定を受け、来年度から
不燃化まちづくり事業を開始する予定となってございます。
○押見
委員長 それでは、委員の皆様、質疑をお願いします。1件ずつやってまいりましょう。
まず、
地域力推進部の
資料番号1番について、質疑をお願いします。
◆荒木 委員
雨量計は、結局、置くことによりどういう
メリットがあるのですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 雨量計は、当然ながら、その時々、その時間の雨量を瞬時にはかって、それによって地域の
被害状況等を即座に察知するというものでございます。
◆荒木 委員 増設したようなことをいろいろ、本当に
上池台のいつかの大雨のときに現場を見ていたけれども、すごいこんなに降るのだというびっくりするような雨が降っていました。そのときに例えばリアルに住民の方は
雨量計が今、これにアクセスすると何ミリメートルぐらいですよとわかるのですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 今までの
雨量計も大田区の
ホームページから見られるようになっていまして、今回のものも7月22日から見られるようになります。
◆荒木 委員 大雨が降ってみんな大騒ぎしているときに、例えば誰かが
ホームページを見てアクセスして、今どのぐらい降っているのだという部分がわかったとしても、どのぐらい降ったら危険だからとか、近所はどうなっているのだと、そのことのほうが大事でしょう。それも一緒にあわせて、広報してあげないと余計に混乱するのではないかと思うのです。
後で何ミリメートル降ったとか、そういうのではないけど、
雨量計の役割はそういう役割だと思うのだけれども、今、本当に大変な想像を絶するような雨が降っているから、皆さん注意してくださいと
注意喚起をして、例えば呑川が氾濫するかもしれないから万全の準備をしてくださいとかというのは、地域にも前もって知らせるとか、何ミリメートル以上は危ないですとよっぽど徹底しないと、危ないところは大体限られているので、それをしないとかえって混乱するのではないかと、それを心配しているのです。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 去年7月の雪谷の雨につきましては、目黒ですとか世田谷に、雪谷に降る前から大雨が降っていたのです。それによって、下水がいっぱいになってきたということと、それと委員もご存じのように呑川にかなり水かさが増しました。それは下水からどんどん呑川に出てくる水も含めて降ってしまったので。例えば
ゲリラ豪雨と言われている雨が1か所に集中的に、大田区だけに降った場合であれば、その場所が雪谷などだと坂になりますから、危険だというのはあります。
今は委員がおっしゃったように、地域的にこれは少しの雨でも下水が飲み込みができないという状況だということがわかれば、それはまた別の危険性があるわけですので。我々はウエザーのニュースで大田区に影響がありそうな世田谷だとか目黒だとか近隣に、あるいはもう少し多摩部、そういうところから雨がどのように来るかという
データもあわせて持っていますので、危険な地域、今後危険になるであろうというものは
雨量計とは別にまたそういう周知もするような体制を組んでございます。
◆荒木 委員 それをあわせて、そういう意識を徹底しないとただ
雨量計がついたよというだけでは一体何の意味があるのだろうと思うわけです。後で何ミリメートル降ったと、それを報告をするのはそれもいいですけれどね。以上です。
◆玉川 委員 今の
荒木委員のお話とつながるのですが、今おっしゃったように、その
データを大田区の
ホームページで公開されるということなのですけれども、
ヤフーなどでも雲の動きとかが随時入るような
データとかあるので、何かほかのところにこの
データを逆に提供していくような連動みたいなことは考えられているのでしょうか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 これは区の中の
雨量計ですので、今のところそこはないのですけれども、
荒木委員もおっしゃったように、
雨量計だけだと確かに意味がなくて、もっと広域的な
天気状況だとか、雨量の状況だとかというのを合わせないと、
データとしての意味も半減してしまうのかとは思います。
ただ、今のところはどういうところに、特に最近の
ゲリラ豪雨と言われているものは局地的に降るので、我々が全域として捉えていないようなものも局地としては大きく出るであろう。そして、それが坂が多いところについては、我々が知らない間に少しの雨でも被害があってはいけないという趣旨で、今回は雪谷にもつけようという判断をしたわけでございます。
◆深川 委員 今、部長はそこまでおっしゃらなかったのですけれども、実際、大田区として公開をするわけですから、消防だけではなくて
ヤフーとかもこの
データは当然見るのです。だから、要するに副次的に広げていく効果はあると思うし、実際、私も消防団の立場で、この間の大雨も出動の命令が出て、出たのですけれども、いつも定期的にこういう
雨量計の雨量は見ているのです、私なども。呑川の水位とか、多摩川の水位とか、
多摩川上流部がどれぐらい上がってきているとか、下がってきているとかというのはずっと定期的に観測しているのが消防の立場なので。
だから、実際、今、
ヤフーとかに
情報提供を特にしていないという話だったのですけれども、結果的には副次的にされていると考えていいと思うので、そういった部分で大田区が情報公開することの
メリットということもあわせてということと。念のため、
ヤフーとか、
東京消防庁とか、関係しているところにこの情報を一応このようにやり始めますということだけご案内しておいていただくと、あちらの方々もそれを見れば出てくるのだということが、もう一回確認できると思うし、あわせて大田区で出している情報が本庁舎と馬込と嶺町と羽田と5か所目ということなのですけれども、こういうのがあるよということも念押しの確認を伝えておくということが
メリットがあると思うので、それを徹底していただければと思うのですが、いかがでしょうか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 確かにそういう情報というのを提供するのは大変大事だと思いますので、区民の皆さんへの周知と
関係機関への周知を徹底したいと思います。
◆佐藤 委員 今までは、蒲田にある
区役所の本庁舎と
馬込特別出張所、嶺町
特別出張所、
羽田空港ですね。ここに
雨量計が設置されていて、今回新たに加えるわけですが、ここに書いていますけれども、
雪谷地区というのは
上池台の
床上浸水や
事業所浸水が発生した地区だということで、
雪谷特別出張所の屋上にも
雨量計を設置するということになっているのですが。嶺町も近くにあって、
上池台の浸水があるから今回、
雪谷特別出張所に設置するのだということになるのですが、この下の地図でもわかるのですが、大分、山の手のほうに設置が集中しているというのは印象として持つのですけれども、やはりこれぐらい細かく置かないと近年の
ゲリラ豪雨に対応するようなものにならないと判断したということなのですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 今回のそもそも、私は
雪谷特別出張所の所長を10年ぐらい前にやっていましたので、その当時から雪谷では水が出るというのはわかっていました。最近は、やはり狭い地域の中に集中的に降るというのが一つの特徴の雨も、特に夏場は多くなるという傾向がございます。大田区というエリアを捉えて、その中に幾つかあればある程度の
雨量予測というのはできるわけですけれども、さらにピン
ポイントというか、狭い地域の中に降ったときにも対応ができるようにという去年の豪雨の反省というか、教訓も含めまして、そこに一つ設置したというところでございます。
◆佐藤 委員 今の部長の答弁で、ピン
ポイントでも対応できるということなので、それはそれでいいのかと思うのですが。私、大森北に住んでいるのですが、馬込が
大森地域といえば
大森地域にはなるのですけれども、よく馬込のほうでは雨が降っているけれども、大森では雨は降っていないとか、また逆もあるわけですよ。
それで、そういうことも考えていくと、今回、
雪谷特別出張所につけるということは、これはこれで私は歓迎できることだと思うのですが、もうちょっと大田区の
バランスを考えた場合、
大森地域にもつけるというのも考えなければいけないのかと。この地図を見ていまして
バランスに欠けると感じたものですから、その辺については今後の見通しはいかがでしょうか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 これは、どういうところにつけるべきかということかと思うのですけれども、大田区というのは皆さんもご存じのように、海側から平面が続いて池上ぐらいから坂になって雪谷、馬込というのは山もあり坂もありというところで、特に雪谷の去年被害にあったところは馬込側の山と、
雪谷側の山と、ちょうど谷になっていて水がそこに集まるという場所なのです。そういう場所であると、少ない雨だとしても被害が生じる可能性があると。
それから、蒲田とか大森とか海側ということになると、基本的には平面のところなので、降った雨はどこかに集中的に集まるというところではないものですから、よりそういう
ゲリラ豪雨みたいなものが起こったときに、被害が出やすいような地形上の問題を含めて、雪谷というところが選定されたという意味でございます。
◆佐藤 委員 そうすると、今後はこの
ゲリラ豪雨に対応するということでつけているみたいなのですけれども、これでしばらく見ていて、これ以上増やす対応は考えられないということですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 考えられないというよりも、現状で前回の雨に基づいて一つつけましたので、しばらくはこれで対応してみて、さらに今、委員のおっしゃるようなこういう場所でもなかったことによって被害が大きくなったということがあれば、またそれは検討のそじょうに上がってくるのかと思います。
○押見
委員長 では、次に、防災の日及び
防災週間等での
啓発活動について、何か質疑はありますか。
◆沼田 委員
マンション向けパンフレットの発行と書いてあるのですけれども、これを置くのは
特別出張所の
展示コーナーや
区役所の1階のロビーで
パンフレットを置くということだけなのでしょうか。
◎須川
防災課長 このたび、
パンフレットを作成しまして、10階以上の大規模な
マンションが約500棟あると言われています。そちらに、まずはお送りしましてごらんいただきたい。
それ以外については、いろいろ
特別出張所であるとか、本庁舎であるとかというところで配布をすると。また、
防災訓練等開催されます。そういったときに、
防災訓練の案内とあわせてそういったものも一緒にお配りすることによって、そういう
防災訓練にも参加をしていただくと、そういった場でいろいろ周知を図っていく機会を捉えるという考え方で今、進めております。
◆沼田 委員 今、言った大型の
マンションにお送りするというのは、何か
マンションの管理人室とかそういうところにお送りするということなのでしょうか。それとも、1軒1軒、何か入れるということなのですか。
◎須川
防災課長 今、それぞれ1棟に一部ずつということで考えております。
◆沼田 委員
マンションは、例えば持ち
マンションと賃貸
マンションによっても防災意識とか、備蓄率などもかなり違うと思いますし、ファミリー向けの
マンションと、独身向け
マンションによってもかなり防災意識だとか、そういう備蓄率なども違う。あと、町会の加入率などもかなり違うと思いますし、いろいろなパターンがあると思うので、ぜひできれば本当は全部のところの
マンションに入るのがいいのかという気がするのですけれども。今回は500部ということなので、それでしようがないかと思うのです。今後、また少し検討していっていただきたいと思います。
◎須川
防災課長 今回、
マンションというのが、いわゆる耐震性がすぐれているということで、できるだけそこに残っていただく。避難所に行っても、非常に苦しい生活になりますので、部屋に残るということで、備蓄ということを考えています。
そういった中で、規模の大きいところへ、まずはそういうところに啓発をさせていただいて、徐々にどんどん広げていきたいと考えております。委員がおっしゃられたとおり、いずれ当然のことで広く周知することが必要だと思っておりますので、それを念頭に置いて進めてまいります。
◆佐藤 委員 まず、この2番の
特別出張所における
家庭内備蓄促進のPRということなのですが、これは1番のところで
区役所1階の北ロビーに防災コーナーを設けて、そこでも紹介するということなのですけれども、多分同じようなものを本庁舎と
特別出張所でやられるということだと思うのですが、本庁舎は大変区民の方も利用しますので見る機会が増えるし、
特別出張所は場所によってはそんなに来る人もいないのかなどと私はちょっと感じているのですけれども。
それで、今、話もありましたが、
特別出張所だけに限らないでスペースがあれば区の関係施設にもこういうPRの場所というのを設けたほうがいいのではないかと思っているのです。例えば、地域庁舎だとか、大田区産業プラザ・PiOだとか
大田区民ホール・アプリコだとかいろいろあると思うのですけれども、文化センターも含めて。そういったことは考えていかないでしょうか。
◎須川
防災課長 このPRにつきましては、まず最初の段階ということで今考えています。備蓄という、1日分、3日分、これぐらいの備蓄が必要なのだということ。それから、どのようなものが備蓄にふさわしいのかというものを目で見ていただくということを、それをまず我々としては早く普及したいと思っています。
そういう意味で、今まで本庁舎で一時的にしかやっていなかったのですけれども、18
特別出張所と連携をしまして、
特別出張所ですからいろいろ今、委員おっしゃられた地域庁舎もあれば、区民センター、文化センターというところもあります。
そういったところも、今後、徐々に置くスペースがあれば
特別出張所と連携をとりながら、月々場所を変えていくとか、そのようなことも
特別出張所と相談しながら、どんどん広く広めていきたいと考えています。
◆佐藤 委員 今、課長おっしゃられましたけれども、やはりいろいろな多数の区民の方の目に触れる場所に置くということがPR効果が増すということになると思うのです。相手がいいかどうかという問題ももちろんあるのですけれども、蒲田や大森などの駅ビルでもいいのではないかと思うわけです。
ただ、向こうにこちらの要請に対して協力が得られるかどうかというのはあるのですが、やはりこれはまず18
特別出張所と言っていましたけれども、その考え方もわからないわけではないのですけれども、せっかくやるのだったら、やはり多くの区民の皆さんの目に触れる場所がいいと思いますので要請はしてみると。それで、協力が得られなかったら置いていくということをやっていただきたいと思います。
それと、もう一つなのですが、
マンション向けの
パンフレットの発行と書いているのですが、9月に発行しますということを書いているのですけれども、これはもうできているものなのでしょうか。今、つくっている段階なのでしょうか。
◎須川
防災課長 今、作成中でございます。
◆佐藤 委員 先ほども説明もありましたし、この資料の中にも書いてはいるのですが、避難しなくても耐震性にすぐれた
マンションでは、震災後も
居住継続が可能だという観点での
パンフレットだと思うのですが、どのような内容になっているのかなどというのが、ちょっとこの資料を読んだだけではわからないので、ぜひ見せていただきたいと思っているのです。
そうすると、あれですか、8月のこの
委員会には出せるような状況で今、作業を進めているということでいいのでしょうか。
◎須川
防災課長 来月の8月の
委員会に間に合うかどうかお約束できませんけれども、もし間に合うようであれば必ずご提示をさせていただいて、ご報告をさせていただきます。
◆玉川 委員 今、佐藤委員からありました、
特別出張所での
備蓄品のPRとありました。やはり、実際、目で見てもらうのはすごく大事だと思うのですが、スペースの問題とかもあって、どこまで物が置けるのかというのがあるのですが。各
特別出張所でのPRだったら、デジタルサイネージとかもあるので、そういうところで映像とかを通して紹介するという手もあるのかと。
物を置いておくと、本当に物を置いているだけで誰か別に人がいてこうですと説明するわけでもないのですけれども、デジタルサイネージとか動画を使えば、こんなのですとか、このように使えるのですみたいなことも工夫できるのではないか。
そうしたら、ある意味、フェアとかではなくて常時、そういうものを流すという、そういうことにもつながっていくと思うので、ぜひせっかくああいうデジタルサイネージというものがあるので、活用していただければと提案をさせてもらいますが、いかがでしょうか。
◎須川
防災課長 確かに、映像というのもとても大事だと思います。いろいろ工夫しながら
特別出張所等、とにかく連携をして活用できるものは活用して、どんどん広く早く普及できるように工夫をしてまいります。
◆山崎 委員 デジタルサイネージを使って、平時に何か防災用のPR映像とかというのを流すときはあるのですか。あまりないですか。
◎須川
防災課長 今のところ、そういうテーマを流した記憶がないのですが。プログラムというのでしょうか、それが決まっていまして、そこに入れられないわけではないと思うのですが、今、そういうプログラムの中には定期的に入れているというのはないかと思います。
◆山崎 委員 要するに、この期間だけということではなくて、せっかくあるもののプログラムのあり方として、
防災訓練などではいろいろな映像を出すではないですか、現実問題として。だから、ソフトがないわけでもないし、その辺は庁内の中の調整なのではないかと思っていますので、ぜひその辺のご検討を進めていかれたらどうかということが1点。
それから、先ほど佐藤委員のお話にあったとおりで、せっかくこの短い期間の中で展示をするのであれば、人通りの多いところに見せて視覚効果を狙うのであれば、蒲田駅もあそこの3階の渡り廊下とか改札の上ぐらいしか、なかなかこういったものを置けるスペースはないのかもしれませんけれども、よくあの辺でほかの展示などもやっていますし、その辺はやはり区民の防災意識を高めるという意味においては、より人の多いところのほうが効果が大きいのではないかということを、意見を添えて申し上げておきます。
◆荒木 委員 今、デジタルサイネージというのを、それで思いついたのだけれども、うちのほうの
商店街で、日本で初めて1軒1軒テレビがついているのです。歩いていると、今はもう何もないときは各お店の宣伝をやっているけれども、大森消防署などうまく利用して防火週間で気をつけましょうとかと、それを大田区もわざわざ東京都と大田区が協定してやってくれたのだから、これからどんどん
商店街もああいうのをつけてくるという話もあるのだから、大いに利用するといいと思うのです。断るわけなど絶対にないから、「悪いけれども、大田区のこれを載せてください」と言えば、喜んでおもしろい企画がいっぱいできるから、防災の日のこの近辺でどのような行事があるとかというのはどんどん提供して、活用するといいと思います。いかがなものですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 山王のすばらしい試みだと思います。次のところで、
商店街のPR事業で
デザイン募集というのがあるのですけれども、このところの
商店街とのタイアップというのは、このときは実際の
デザインを中心にやるのですけれども、あわせて展示だとか、そういうことを商店の中、あるいは
商店街でも工夫していただけないかということは提案しようと思っています。
今おっしゃったように、
荒木委員のところの
商店街にもサインボードというか、あれを利用してやってくれないかということもご依頼しようかと思います。
○押見
委員長 では、続いて、今も部長から話が出ましたけれども、
資料番号3番、
シンボルデザインの募集について、質疑をお願いします。
◆玉川 委員 この
デザインのところは、私も議会で提案したものであるのですが、実際、今、7月中旬で募集が6月1日から始まっているもので。私も区報で見て、募集しているのだと知ったのですけれども、もうちょっと早く知りたかったというのがあるのですが。まず、各小・中学校に案内しているというのは、いつぐらいに案内されたものなのでしょうか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 これは、6月初旬ぐらいだったと思います。それで、おくれたことは、大変申しわけないのですけれども、私どものほうの事情がありました。区報の7月1日号に掲載をしたということで、当初は6月11日号に掲載をする予定でございました。ほかの部署のお話なのですけれども、保健所が書類を間違えて配送したということがあって、それを区報にどうしてもおわび記事というか、訂正記事を載せるというところで、ほかに代替するところがなかったのです。
それで、そちらのほうが優先だろうということで、我々のとっていたスペースを保健所のほうに融通したことがありまして、そのときに一緒に広報できればよかったのですけれども。おくれるというのが事前にわかっていましたので、申しわけなかったのですけれども、今回は7月1日号にさせていただいて、今回の
委員会報告とさせていただきました。申しわけございませんでした。
◆玉川 委員 先月の
委員会の場でも紹介できたのではないのかと、正直、思うのですけれども、実際に今、どれくらい集まっているのかはわかっているでしょうか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 先週の金曜日の段階で、85件でございます。
◆玉川 委員 思ったより集まっているなということで、ほっとした部分はあるのですが。先ほどの
特別出張所とかに並べるのとかと連動するとは思うのですけれども、私のイメージとしては、まず防災の
備蓄品というと地味なイメージがあるのです。陳列されていても、ぱっと目が引くというよりも、何か防災のものみたいな乾パンとか、そういうふだん食べないものというか、全然無縁のもののような印象がある中で、ある意味、今回の普通の商品が防災のときの備蓄になるのですよというものなので、それに対する
デザインマークをつけることで普通の商品が防災のものになるのですよというものだと思うのですけれども。
ぜひ、先ほどのことに関係するのですが、やはり
特別出張所とかに並べるものも普通の商品が備蓄ですよというアピールの仕方を、見るからに防災のものは
デザインもそういうところには力を入れていないではないですか。でも、普通に商品としてというのはパッケージもあでやかだったりとかする、それが防災のものなのだという、うまい引きつけ方みたいなのをやってもらいたいし、マークはそういう目で決められて、またこういうのがあるから、多分逆算してこのスケジュールなのかと思うのです。でも、現在、85件集まっているということで、決まってから、広報とかでもかなり紹介されるのではないかと思うのですけれども、ケーブルテレビなど、ああいうのも使って大々的にぜひこういうのを広報してもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆深川 委員 今、玉川委員のほうから話があったのですけれども、6月1日から募集をするのであれば、我々委員、任期の前になってしまうのですけれども、その前の
委員会で報告するというのが大前提だと思うのです。その点の徹底を、まず始まる前にやって、中間報告があって、最後に終わった報告でもいいのですけれども、ほとんど末期に来ているわけですよ。今から、例えば応募しませんかと誰かに声をかけようと思っても、普通この時期だったら声をかけられないですよね、実質的に。そんなに簡単に
デザインなど描けないですから、そういったところを気をつけていただきたいのと。
あと、せっかく
ホームページに載せたときには、必ず広報と連動してツイッターのほうにもつぶやきをぜひ入れてください。
ホームページに載っていますという案内だけでいいので。本当にこれは簡単なので、特にインターネットを使っている人たちは
デザインとかやっている人は多いので、ツイッターで大田区の投稿を見ている人が多いのです。そういうのが、広まっていって大田区のツイッターでフォロワーが増えてくるという部分があるので、
ホームページに載せたときには必ずツイッターに載せるということで、この中に入れていただきたいと思います。
それから、さっき話のあった
備蓄品というと、必ず代名詞のように乾パンが出てくるのですけれども、いろいろなところの震災の後の話をフォローで聞いても、やはりふだん食べないものは食べないのです。これ、乾パン屋さんに恨まれてしまったら困るのだけれども、まずいものは食べないの。それから、食べつけないものは食べないの。そういうのがある意味当たり前なのです。
10何年前に私、消防団に入ったときに、大田区の
防災訓練へ行くと、昔、コンビーフみたいなのをくれたのです。すごくまずいの。まずくて、今、配らなくなってよかったのですけれども、うちの消防団の先輩が犬に食べさせたの、そしたら犬は食べないの。本当に犬も食べないものを出していた。
そういうのではだめで、食べたらやはりおいしいよねというものを備蓄するのです。備蓄してください。本当に、いわゆる防災グッズの防災のものを置いておいてくださいではなくて、ふだん日常で食べているものを賞味期限、消費期限をいつも確認して、3か月なら3か月でもいいのです。3か月のものを備蓄してはいけないのではなくて、3か月のものだったら2か月ぐらいたったときに必ず次、食べてねというサイクルを考えさせるということが一番重要だと思うので、そういう観点でのアプローチを今後はしていってもらいたい。
要するに、旧態依然とした、水を備蓄してくださいとか、乾パンを用意しておいてくださいとか、ラジオはありますかというのは、それはある意味わかっている話なので、そうではなくて、目新しいところがぽんとあると今回のこの
取り組み、フェアとか、家庭用備蓄のところのワン
ポイント目が引くといった、今、玉川委員が言った内容だと思うので、ぜひそこら辺を視覚的効果を含めて、「何だこれ、普通のものではないか」と言われるようなものが中に入っているといいなと思うので、展示の仕方も検討していただくのと同時に、あとはデジタルサイネージも大変いいのですけれども、
ホームページに写真を載せて、例えばこんな感じでふだんのものが置いてあります。そうすると、そこに例えばカップヌードルが置いてあると、「何だ、カップヌードルだけ置いてあるのか」みたいな話になってしまうのだけれども、逆にそういうのでいいと思うのです。それぐらいいつものものが置いてある、これが
備蓄品なのだという感覚で、ぜひ提案をしていただきたいと思うので、そこら辺の全体的な再構成を求めたいと思います。いかがですか。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 それは、まさに両委員がおっしゃっているとおりで、我々もほとんどその考え方と同じ考え方で進めようと思っています。
大田区の防災の
備蓄品についても、今は乾パンというのは備蓄してございません。今は、クラッカーに変わっていますけれども、それ以外にもこの提案そのものが大分前に玉川委員からございまして、この件に関しては本当にふだん使いの物、ふだん食べているものを循環型で備蓄していきましょうと。
今回、
商店街と組むのも、
商店街が例えば8月末とか9月になって防災コーナーを設けて、そのときだけ5年保存の商品を季節商品として売るという考え方だったら、これでは防災は進まないと我々も思っています。
ふだん使っているものをまさにおっしゃったとおり、ふだん食べながら、そして足りなくなったら備蓄する、また備蓄しながら食べると。それを繰り返すことで、5年の水をずっと置いておいて6年たって、「何だ、賞味期限ではないか」と、そういうことがないようにチョコレートでもいいですし、カップラーメンでもいいですし、焼き鳥の缶でもいいですし、何でもふだん食べているものが防災のときにも役立ちますよということを強くアピールする。
そして、そういうことをするから特定の防災用品だけが売れるのではなくて、一般の商品も売れるので、今回、区商連と組んでいるという
商店街振興の側面もあるという意味合いで今回の事業は進めてまいります。
◆玉川 委員 今、部長からお話がありました、循環型備蓄という考え方がいまいちこの
パンフレットだけだと伝わってこないというのが正直なところありまして。実際、私は
ホームページからプリントして自分の子どもにこういうのがあるから応募してみないかと言ったら、「何だかわからない」とまず言われたのです。
もう1回説明して、そういうことなのだとわかったのですが、
日用品に関してはまた違うとは思うのですが、やはり食料品に関しては循環型備蓄なのだという考え方そのものを広くアピールすることが私は大事だと思っていて、やはりうまくそこが伝わらないと、さっき冒頭で言いました地味な防災品3年、5年もつという、長くもつほうがすばらしいみたいないっときそういう考え方があった。
そうではなくて、別に1か月で消費してしまうものでも、すぐ使ってまた買えばいいのだという、循環型なのだという考え方、それがまさに
商店街の活性化にもつながるというところなのだというところを、うまくPRしてもらいたいと思いますので、お願いいたします。
○押見
委員長 では、続いて、
資料番号4番と7番、大雨
洪水警報の件で質疑がございましたらお願いします。
◆荒木 委員 特に、この間、台風8号が命にかかわる、自分を助ける行動をとってくださいとか、テレビでびっくりするようなことがずっと流れていて3日間、随分速度が遅かったので。多分、大田区の方たちも相当不安に思って、私なども大変なことだなと。
例えば、現場に何回も行っている玉川委員など、さぞどうしようかと考えたと思うのだけれども、そういう中で、当日、町会長から電話がかかってきたのです。何かあったら
区役所はどこに連絡したらいいのだと。
確認をしたら、
特別出張所が2人ずつ出ているのだね、必ず。それで、町会長に言われて、私は、そうか知らないのだと思って、鵜の木と新井宿の
特別出張所長には電話しました。あなた方、今からでもいいからとにかく町会長に
特別出張所にちゃんと残っています、24時間いますから、何かあったら
特別出張所に連絡してくださいと、伝えてくださいと。これも大原則、何で今日は例えば
特別出張所に職員は出ていますよというのを少なくとも各町会長あたりに電話すれば済む話だから、なぜしないのか、これは答えてもらいたいの。不思議でしようがないのです。私、今までてっきりやっていたと思ったのです。やっているところはやっているのですね。でも、やっていないというところは結構あったのです。ちょっといいですか、どなたか答えてください。
◎須川
防災課長 基本的に、
特別出張所は職員が残りますと、それぞれの自治会・町会長との連絡も何かあったときには
特別出張所にご連絡くださいという連携体制というのはとっているのですが、それがとり切れていないということでありましたら、また改めてその辺を周知させていただきます。ところによってそういう場面があったのかもわかりません。申しわけございません。それは改めて周知をしようと思います。
◆荒木 委員 これは一方的な情報を区が町会長たちに流すということではなくて、地元を一番わかっているのは町会長たちだから。まとめ役は町会長だけではないよ、ほかにもいっぱいいるのだけれども、そういう人たちはやはり自分の地域がどうなっているというのは逆にどんどん情報を
特別出張所に上げてくださいと。
実は、落合課長が新井宿の
特別出張所長をやっていたときに、中山課長もいたのでしたね。一緒に例えば台風とかいろいろ何かあったらやっていたよね、みんなで何かあそこの壁が危ないとか、特に新井宿などは崖崩れが心配で、大雨が降ると本当に過去にもあったし、このように命を守ってくださいなどと言っているのだったら、相当被害が出るのではないかと私自身も心配していたから、そういうことは早いこと情報をつかむように連絡の徹底をぜひしていただきたいと。
もう一つ、町田部長、さっき佐藤委員の質問に、
雨量計の話で大森北でどうだったか、今後何かがあったら考えますと言ったよね、大失言だよね、考えてみたら。何かがないように私たちはやっているのだから防災は。今、責めているわけではないですよ、つい言ってしまったのだけれども、何か正式な会議のときに、これは正式な会議だけれども、議事録にも残る正式な会議なのだろうけれども、それはやはりそのような考えは毛頭ないのはよくわかっているけれども、言葉は気をつけたほうがいいですよ。私も大失言をいつもするのだけれども、気をつけておいたほうがいいのではないかと、何かあったら考えますというのは、それはまずいでしょう。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 失礼いたしました。先ほどのご質問で、
雨量計については今回改めて一つ追加をさせていただいて、その後に追加をする必要があるのかというご質問だったと思います。現況の中で、さらにまだ足りないという事象が生じたときに考えますという回答をしたつもりですが、言葉が足りなかったというところについては、おわびを申し上げたいと思います。
◆荒木 委員 謝ることはないんですよ。今後、気をつけてくださいね。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 はい、わかりました。ありがとうございます。
○押見
委員長 では、
資料番号5番、
客引き客待ち
防止条例の
記念式典について、質疑がございましたらお願いします。
◆田中 委員 7月1日施行日、
パレードには私も松本委員も丸山委員も参加させていただきましたし、それから最近、第2、第4金曜日ということで私も可能な限り、ただ、それが仕事ではないので、可能な限り出させていただいていますが、その前段としてかなり効果は上がっていると思います。
それはそうでしょうね、7月1日に限らず何十人というのがみんなたすきをかけて、声を「こちら蒲田駅周辺環境改善
パトロール隊です」と「安全・安心な蒲田のまちづくりにご協力をお願いします」なんてやっているのだから、逆に1日の夜も
パトロールをやりましたよね。あのときに、いつも感じるのだけれども、条例は悪質な
客引き客待ちを防止するためのものであって、効果は上がっていると思うのですが、健全な居酒屋の若い衆が、ちょうど1日の夜に歩いたときに、松本委員も一緒だったけれども、若い健全なお店のお客さんを、
客引きというか店の案内もしながら、「俺らは悪質ではないよね」と聞こえたから、君たちは悪質ではないと思うよと、対象外だよと思うよということは言ったら、ちょっとは安心したような。
ただ、やはりあれだけ集団が歩いていれば、いわゆる我々から見て健全な、それは常識の範囲内だろうと思われる皆さんが、委縮してはかわいそうなので、その辺の視点もこちら側としては配慮してやらなければいけないという感じがしますので、ただ悪質な
客引き客待ちがされていないというか、そういう行為がそれはかなり最近感じていますので、効果は上がっているのかと、そういう感じなので、あとは健全な通常の常識の範囲内の業者が変に委縮しないように、そういう視点は今後も聞いて持ち続けていただきたいと思います。
○押見
委員長 要望でよろしいですか。
◆藤原 委員 この条例というのは、いつごろまで何年ぐらいやっていこうと思っているのですか、大田区は。
◎久保田 生活安全・
危機管理担当課長 いつまでやろうという考えはありません。これはずっと継続してやっていくつもりで、条例をつくっておりますので、ずっと継続していく予定でございます。
◆藤原 委員 今、安心して温泉に入れないとか、お酒が飲めないとか、私などはあまり誘われない年だから。しかし、言ってみればそういうことをやっているということは、そこのまちがそういう危ないまちなのだということを外から見ると思わせる。蒲田にお客さんを集めてもらおうということを、盛んに区長が言っているわけでしょう。国際都市おおただと、蒲田や大森は中心核だと。
そういうときに、そのまちに行ったら
パトロールみたいに歩いているということは、このまちはそういう人が多いのだと、危険な人がいるのだと思われるのではないですか。だから、もちろんやる人が悪いのだけれども、やはり道徳的にそういうことをやらなくてもみんなが本当に楽しめるまちだとするということに区は努力していくというか、一人ひとりの区民に対しても、また大田区で商売をする人にも徹底していくということが大事で、これが永久に続くなどということは私はよくないと思うのです、大田区のまちとして。今はやらざるを得ないところに来ているのだけれども、そうでないと、逆に全国どこでもではこのようなことをやっているかというとそうではないわけでしょう。と私は思います。
だから、新宿とかそういう、まちが限られている。だから、大田区、蒲田、大森などは安心なまちなのだと、誰が来ても楽しめるのだというところになるようなまちにしなかったら、そういうところに行政の役割というのがあるのではないかと思うのです。
もちろん、それは警察やいろいろなこと、その場で議員も努力したりいろいろするのだけれども、だから私が聞いたのは、やはりこれは早く5年なら5年やってみて、あとはやらなくてもみんなが安心できるまちなのだと宣言できるぐらいしていかないと、これから若い人たちを含めて、やはり幾ら言葉では国際都市だ何だかんだ言ったって、実態は違うではないかと、外国の人が来たらそう思われますよ、これは明らかに。だから言ったのだけれども、永久にやっていくなどということではないと思うのだけれども、その辺はもう一回、考え方を。私の考え方が間違っているのかを含めて。
◎町田 防災・
危機管理担当部長 久保田課長が答えたのは、今の段階で期限を定めているものではないという、そういう意味でお答えしたということで、私も理解しています。
委員がおっしゃったように、蒲田のまちをどういうふうにしていこうかということは、当然ながら、この条例だけでできる話ではなくて、大田区全体として蒲田のまちづくりというのも大田区として進めていますし、いろいろな形で進めている中の方策の一つかと思っています。
今は、こういう形で進めるのがよいだろうということで、地域と警察、区、多くの関係の団体が協力しながらこのような形で進めるという方向性でやっていますので、今の段階での期限は特に設けていないということで、お答えをさせていただきました。
◆藤原 委員 そういう意味では、例えば大田区の後期5か年の未来プランに基づいて、5年後にはやはりこういう名前をなくしていくような大田区にしようではないかということは、打ち上げていって、しっかり現実に今はやらなかったら危険だと思う人もいるだろうし、無理やり引っ張られる人もいるだろうし、安心して夜を過ごせないという人もいるかもわからないから、お客さんの中でも。
だから、それは私たちは反対しないけれども、これがずっと続くということは言ってみればあまりやっていないのだと、
パトロールはよくやっているけれども、本当にまちの中で子どもも含めて過ごせる。そういうまちに蒲田はなっていないのだと思われるので、私はここのところは改善してもらいたい。これは答弁はいらない、要望ですけれども、そういう立場です。
◆玉川 委員 細かいことになるのですが、2番の夜の夜間
パトロールの実施結果のところなのですけれども、後半のところで、「
客引きは、路上で声掛けができず店舗前で立っている」、「できず」だから、「声掛けをせず」ではなくて、したいのだけれども、できないという状態なのだとすると、結局これが終わったら声掛けを始めるのかという印象を受けるのと。
また、ビルの踊り場から眺めている状況ですというのが、これはどういう状況なのかと。
パトロールが去るのを待って、いなくなった、では声掛けに行くぞという待機している状態を指しているのか、何か仕事ができないといって途方に暮れている状態なのか、これがどういう意味をなすのか気になったので、教えてもらえますか。
◎久保田 生活安全・
危機管理担当課長 状況は、どちらかといえば、私たちから見ましても、
パトロールがいなくなったらおりてきてお客に声をかけようかという、
パトロールが20分、30分同じ場所で立ったりしていますので、それがいつ立ち去るのかというのを見ているような状況です。
◆玉川 委員 そういう意味で、ある意味、立ち去ったと思ってまた来るとか、そういううまい
パトロール、意地悪かもしれないのですが、でもやはり本当になくすという意味では、そういう相手の裏をかくではないですけれども、何か工夫、時間差で流れてくるとか、意表をつくようなことをするとかというのが必要かと思いますので、ぜひ検討いただければと思います。
○押見
委員長 では、次、
資料番号6番、新型インフルエンザ行動計画策定について、質疑をお願いします。
大丈夫ですかね、これは。
では、
地域力推進部が終わって、まちづくり推進部、
資料番号1番、木密
プロジェクトの件、こちらの質疑をお願いします。
◆佐藤 委員 補助29号線のところなのですが、全長が3,490メートルで、大田区部分は160メートルだと、ほとんどが品川区だという話で、先ほども報告の中でヒアリングがあったときに、大田区は特に意見はないという話があったのですが、品川区のほうで強い意見があって指定されているという話がありましたけれども。
それで、この160メートルのところにはなるのですが、道の幅としてはどれぐらいの道を整備するということで今、計画されているのか。
それと、この地図も見ましても、今、整備されようとしている地域というのは、特に道路がそういった形でないと思うのですけれども、ないとなると住宅があると思うのですが、整備に伴いまして移動なり撤去なりということで住宅が整備させられると思うのですが、そういう対象の住宅というのはどれぐらいあるのか教えてください。
◎落合
防災まちづくり担当課長 道路幅でございますが、20メートルの東京都が施工する
都市計画道路ということでございます。
対象件数は、申請に正確なところではないのですけれども、大体80件ぐらい対象になっているということでございます。
◆佐藤 委員 20メートルの道路幅というのは、かなりの道路になるのかと思うのですが、そもそも何のために整備する道路になっているのでしょうか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 この品川区から連なる地域は、林試の森周辺ということで、東京都の重点
整備地域及び
整備地域というかなり広域で指定されているエリアでございます。
その中で、東京都の考えとしましては、なるべく現道がないところを道路にすることによって空地ができ、さらにその沿道に対して、今度、防火地域という都市計画の規制をかけることによって建て替えが進んで、
延焼遮断帯を形成する、それによって一帯が従来の
木造住宅密集地域から広い20メートルの空間と沿道の
不燃化の建物によって、そこのエリアが切れることで災害の延焼火災等を防いでいくという考えと聞いてございます。
◆佐藤 委員 私、全部見ているわけではないので、教えていただきたいと思っているのですが、課長が東京都は今、この道路を整備するにあたって、
延焼遮断帯を形成するということを理由にされているのですが、この補助29号線ができると、では、延焼が遮断されるのかというシミュレーションをやっているのですね。この東馬込のところで、シミュレーションがあるのかどうかというのは、まず聞きたいのですが。
私が持っている資料では、品川区の豊町一丁目、ここで道路整備前は1,491棟の延焼が見込まれていると。この補助29号線ができると、1,218棟延焼すると、あまり変わらないというのがシミュレーションに出ているのですけれども。この東馬込のところは、では、そういうシミュレーションができているのかどうか、延焼が遮断されるのかどうか、どう見込まれているのかというのは区のほうではつかんでいるでしょうか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 私どもは、そこまでの説明は受けてございません。
◆佐藤 委員 先ほども言いましたけれども、大田区は先に東京都からヒアリングがあったときに、特に意見を言わなかったのですが、それはどういった理由から言わなかったのでしょうか。品川区との違いというのは、どこにあるのか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 大田区部分につきましては、基本的にこれまでもなかなか検討はしているのですけれども、非常に事業を入れにくい地域であったということです。ちょうど品川区に隣接する北馬込一丁目、二丁目、東馬込一丁目、二丁目、それぞれ確かに
木造住宅が多いのですけれども、環7まで出れば十分広域の
延焼遮断帯になっていますし、特に緊急性を持って事業を入れる地域ではないという認識でこれまで来ているということでございます。
◆佐藤 委員 もう一度確認しますけれども、この道路はいつまでに整備をするということで計画が進んでいるのですか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 不燃化10年
プロジェクトの
事業期間が平成32年度いっぱいということで、それを目標にしているということを先日の用地
説明会のときに、東京都第二建設事務所長が説明されておりました。それに向かって頑張るということでございました。
◆佐藤 委員 つまり、あと6年で今、実際に住宅が建っているところ、道路もないところを大田区は160メートルといいましたけれども、約80件の世帯のところに話をして進めるということなのですが、これはなかなかどういう説明をするのかということもあるのです。東京都の事業だから区は直接責任を負わないのだという話にはなるのですが、もう少し区としても今、実際に道路があるところでこういうルートにしたほうがいいのではないかとか、いろいろな意見が言える段階もあったのではないのかと私は感じているのですが、もうこれは決定事項で、ここのところに進めていくということで区は意見を言っていないのですか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 私の立場から言えるかどうかというのは、これは都市基盤整備部の話でございますので、所管のものなのですが、このヒアリングが平成24年に入ってから行われました。そのときに、都市基盤整備部長と私どもの再開発担当部長が東京都に呼ばれまして、大田区として
特定整備路線として整備すべき道路があるかということで、ヒアリングを受けました。その時点で、大田区としては現状、特段要望するものはないと回答してございます。
私のほうから言えるのは、そこのレベルなので、申しわけございません。
◆佐藤 委員 そうしますと、今、大田区でできることというのは、今回出ていますけれども、品川と老朽木造建築物の建て替え促進のための助成だとか、制度を合わせるということぐらいなのですか。ほかにないのですか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 現状それしかないということで、私どもは品川の内容とすり合わせながら、こうした手だてを打っていくというのが精いっぱいの現況でございます。
◆藤原 委員 同じく、羽田の二・三・六丁目の地区申請概要とありまして、特区によってこれから二丁目、三丁目、六丁目をやっていこうということですけれども、今の段階でどの辺まで進んでいるのか、まちの中も含めてお聞かせください。
◎落合
防災まちづくり担当課長 羽田の防災まちづくりは、現在のところ、
現況測量をする業者が決まっております。そちらで書いてある重点整備路線という3本の道路を基本的に6メートルにしていこうという計画が中心でございまして、そこの道路測量業者が決定したところでございます。
今、町会長たちとお話をさせていただきながら、
説明会の日程を調整しているところでございます。
◆藤原 委員 先ほど、佐藤委員もお話ししましたけれども、道路を広げると
不燃化に大きく役立つということにつながるとよく言われますけれども、本当にそうなのかという。決して、消防車が入ることが悪いことではなくて、入ることはいいのですけれども、だけどそれがメインではないのだろうと私は思うのですけれども。
我々は直してほしいと言うけれども、なかなか大田区が直さないのは、自分の命は自分で守るのだという自助ですよね。共助、公助がありますけれども、自助の部分に力を入れているのだけれども、そうであれば、今、羽田で何かやっている自助の部分で評価できるものというのは何かありますか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 私どもも羽田では、さまざまな地元の
取り組みによって、これまで火を出したら、1軒で食いとめるという極めて防災意識の高い地域と認識してございますが、実際、大規模な地震が起きた場合には、それが延焼火災に至る可能性が高いと考えて、その中でやはり消防活動はさることながら、避難路としても使える道ということで、特に密集している三丁目、六丁目に3本の道路の拡幅ということを整備計画として考えました。
これについては絶対やっていくと、防災目的で整備をさせていただくと、ただし、これは強硬的に行う手法ではなく、地域の皆様のそれぞれのご事情に十分配慮した形で10年、20年かけてやっていこうという修復型のまちづくりで取り組もうということでこれまでも説明してまいりましたし、今後は測量の結果が出ましたら、沿道の該当するお宅の皆様に詳しく個別にヒアリングをして、ご事情等を伺わせてもらいながら、用地の買収に取りかかっていく考えでございます。
◆藤原 委員 多分、担当課長が道路を広げるころには変わっていていないでしょうから、あとは知らないとなるのかどうかわかりませんけれども、今、とにかく羽田の皆さんは火災を出さないようにということで、文字どおり大田区が配っている防災
パンフレットがありますね。非常に私も見てわかりやすくて、すばらしいと思ってるのです。どこまで配っているかというのは、私も聞いていないからわかりませんけれども。
副
委員長も羽田だからご存じでしょうけれども、羽田六丁目のほうだと、今、植木や草花に水をやるホースの巻くものがありますね。あれを全家庭に配っているのですよ、町会で。それはやはり1軒1軒の家が火災を出さないということで努力しているのですよ。道路をつくるつくらないでなくて、今、木造に住んでいる皆さんがお互いに手をとり合って気をつけていこうということでやっているのです。そういうことは知っていますか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 さすがにそこまでは存じ上げておりません。
◆藤原 委員 私は、だから自助、公助とよく言いますけれども、そういうところをしっかり見るのなら、自助を本当にするのなら、そういう住民が、町会がやはり努力していることを見てください。
◆荒木 委員 教えてあげなければ。そういうことをふだん教えてあげればいいのですよ。
◆藤原 委員 だから言っているのです。だから、道路を広げるということではなくて、本当に今やっていることを評価して、その上で道路が拡張しなければいけないかどうかということは、議論をするということがあるのだけれども。
そういうところはあまり見ない、評価しないでいくということは、やはり言っていることと実際のところは違うということを私は言いたいのです。自助問題は、盛んに自分のことは自分でやれと言うのですけれども、きちんとそういうことを、これは羽田だけではない、どこの町会でも努力していると思うのです、いろいろな形で防災問題というのは。
そういうことを評価しないで、上から目線で。まず上から目線ではなくて、そういう地元で困難な問題が起きたときにどうするかと考えているということをやはり理解してもらいたいと思うし、そういう意味で今、緊急に必要なのは道路を広げることに力を入れるのではなくて、そういう漁業のまちとして発展した中でのまちのあり方があって、その中で住民の結びつきがあって今日まで大火も出さないで頑張ってきているということを含めると、やはり努力があって成り立っているのです、まちというのは。
そういうところをやはりちゃんと見てもらって、よいところはどんどん広げていくということが必要ではないかと思っているのだけれども、どうでしょうか。
◎須川
防災課長 今、私もホースが町会で配られているというのは、承知していなかったのですけれども。それぞれ努力をされていると思いますので、その辺を私もアンテナを張っていろいろなところの情報を集めて、それぞれの立場でできることをやっていこうということで、可能な限り働きかけてまいりたいと思います。ありがとうございます。
◆藤原 委員 あと、2月1日の大田区報で、万全の対策という、こういう区報で知らせていて消火器とかいろいろなものを大田区があっせんですよね、あくまでも販売ではなくてやっているわけですよね。
それから、こうしたものと。この防災
パンフレットというのは、全ての家庭に配られているのですか、お聞きしたいのですけれども。
◎須川
防災課長 全戸配付ということはしておりません。今回、民生委員の皆さんにご協力いただきまして、ご高齢の方、特にひとり暮らしというところに、それぞれお配りをさせていただいたところでございます。
◆藤原 委員
マンション対策で
マンションも大事でしょうけれども、ぜひこうしたものがお金をかけても一人ひとりの家庭に、穴もあいているわけだからつるしていただいて、よく冷蔵庫の前とかいろいろ言われますよね。大事なものはそういうところへ貼れと。そのような形にして、みんながこれを見て、こういうときにはこうするのかということがあってだと思って、私もこの中で消火の問題で今、先ほど羽田の例を挙げましたけれども、そういう水をやるそのようなものも、今後は消火器だけではなくて、必要になってくるのではないかと思っているので、それが全てではないのだけれども、そういうのも今後この中に入れ込むことも含めて、実際には家庭にこれがあったほうがよろしいと思っているので、どのぐらいかかるかわかりませんけれども、これは要望しておきます。
◆山崎 委員 藤原委員のお話、大変に地域の方の自助意識はすばらしい意識と
取り組みだと思います。ただ、どんなに意識が高くても、やはりその意識と想像を超えたところに首都直下地震も含めて、どんなに注意しても火事が100%起きないということはないわけであって、その意味において、やはりまさに自分たちの意識と同時に、まちが安心な形になっていくということも、本当に災害時のことを考えたら必要なのだと思いますし、その意味において道路が延焼の遮断になっていくというのは、これはあるとないでは全然違うと思いますしね、間違いないのではないかと私は強く思っております。
その中で伺いたいのは、今回の馬込もそうですし、羽田もそうなのですけれども、具体的な
取り組みの中で、円滑な用地取得にかかわる
取り組みとして、羽田のほうではUR都市機構と連携した種地の取得、それからどちらにも公営住宅等の優先的あっせんなどというのが書いてあるのですけれども、用地取得にかかわる従来のこうした用地取得のときの
取り組みと、今回の特区における
取り組みというのは、公営住宅のあっせん一つをとってみたときには、違うものなのか、従来どおりのものなのか、このあたりの状況を教えていただけますか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 この補助29号線道路のほうは、東京都として取り組んでおりますので、こちらのほうはこれまでの
都市計画道路ではない部分、プラスアルファの部分ということで、特別に都営住宅関係のあっせんを行うというものでございます。
また、羽田におけるUR都市機構と連携した種地取得ということも、特区に指定されるとURは、今、活動領域が狭められているのですけれども、こういったケースで木密地域の改善ということでURが選考して種地を集めて一つの固まりの共同住宅みたいなものをつくったりすることができるという仕組みができてございますので、そういったものも活用していけるようになるということで、特区の指定をできるだけ受けたいということで進めているものでございます。
◆山崎 委員 今のURの話、仕組みとしてできたのはよくわかりました。具体的にお話が多少進むというか、具体的な計画というか、予定というものになっている部分というのはあるのでしょうか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 まだ、
現況測量をこれからする段階で、それが終わって今年の秋、冬にかけて本格的な地権者の皆様とのヒアリングをいたします。その中で、それぞれのお宅のご事情等を把握した上で、そこからということになります。
◆山崎 委員 はい、わかりました。ありがとうございます。
◆松本 委員 これは10年
プロジェクトですよね。以前、西蒲田地域も網かけをしてやられたと記憶しているのですが、どうでしたでしょうか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 西蒲田地域も
整備地域になってございます。ただ、西蒲田地域につきましては、
密集事業がたしか平成16年か19年かちょっと年数は不明なのですけれども、そこで終了しております。
その間、小さな防災公園とか、あるいは個別建て替えで共同化というか、
マンションのような形の共同住宅を建てる助成等やって、一定の成果をおさめてまいりました。現在の
不燃領域率が60%ということで、
取り組み自体が行われておらず、もとになる事業がないということで、今回の
不燃化特区の指定を受ける前提条件がないため、残念ながら申請できなかったという事情がございます。
◆松本 委員 以前の
取り組みで一定の成果があったので、西蒲田地域は大丈夫だと大田区は認識をしているということですか。
◎落合
防災まちづくり担当課長 今回、さきにも述べました新たな
防火規制、建築ルールも入りましたし、西蒲田地域は特に建売住宅が進んでおります。これまでも木造3階建てということで、ほとんどが準耐火構造の建物に建てかわってきているということで、
不燃領域率も着実にアップしてきておりますし、道路状況も比較的きちんと皆様が二項道路に協力していただければ、比較的碁盤の目に道路づけもできている地域でございますので、順調に改善していくと判断してございます。
◆松本 委員 今回の
不燃化特区でのそれぞれの
取り組み、これによって進んでいけばいいなと思うのですが、やはりなかなか難しいですよね。やはり、費用がかかるから、自分たちで経費を出さないと進んでいかないというのが一番のネックだと思うのです。これからは、その上で、それをわかりながら、もっと上の
取り組みが必要になるのかとは感じているということだけ言っておきます。
○押見
委員長 要望でいいですか。
報告案件以外はありますか。
◆荒木 委員 せっかく中山課長が来ているのだから、今日は何か口頭ででも説明してくれるのだと思ったけれども、空き家は防災と本当に関係あるのだと思うのです。すごい注目して、管轄違いだなどと言われると困ってしまうのだけれども、注目していて、この間、糀谷で強制代執行を始めるところあって、全国的なニュースになったよね。
それで、大田区は訴えられたというのは本当ですか。それだけ教えてもらいたいのだけれども、どういうことなのですか。
◎中山 建築調整課長 大田区が訴えられたという事実はありません。西糀谷の物件の所有者の方が従来から消防署がやむなく屋根の修繕、危険なものを排除したりしたことをもって、被害を受けたのだという言い方をされている中で、区を訴えますよと常々おっしゃっておられたということはありましたけれども、直接、裁判等の行動に移ったという事実はございません。
○押見
委員長 では、本日については、以上でよろしいでしょうか。
◆田中 委員 私、久しぶりなので、防災・
安全対策特別委員会は。ちょっと気になったのは、防災に関する民間との協力協定で区の種類だと71協定が今あるということなのだけれども、いずれにしても東日本大震災で話題がかかっている主要団体の幹部もこれだけ大きいのを経験してしまうと、今の協定ではやっていけないよねと。
要するに見直しが必要だと、そういう話があって、当然、誰が考えてもそういう方向なのだけれども、当時の宇佐見防災・
危機管理担当部長だとかにやることが多過ぎてしまって、直ちにはいかないだろうけれども、防災協定の見直しを、要するに一旦事が起こったときに、やはり実効性がより上がるような体制を準備しておくのは当然なので、そういう意味で防災のほうも民間、今、団体と結んでいる協定、民間団体に声をかけて、個別あるいは団体でも集めていると思うのだけれども、そういう方向で見直しをされたと思うのです。
71団体のうちのどの程度が内容について、かなり大幅に見直した部分と、ほんのちょっとというのもあるのだけれども、全体でいうとどのぐらいの見直しが行われたのかというのが気になっているので、その辺はどうなのですか。
◎須川
防災課長 昨年の7月1日に、今まで防災協定を交わさせていただいている団体にお集まりいただいて、1年間かけて見直しをしましょうと。
その趣旨は、やはり委員おっしゃるとおり、実のある実効性のあるものを、それともう一つは顔の見える関係ということで、昔、昭和の時代から結んでいまして、そのままで担当者もお互いにわかっていないような、そのような状況もあったということから、まずは顔の見える関係をつくりましょうということで、この1年間取り組んできました。
それほど中身として大きく変わったというものはないのですけれども、一番大きなのは、今申し上げました顔の見える関係と。今、誰が、どこに連絡をすれば話がつくのだというところが見直しの一番大きな効果だったかと考えています。
そういったことから、必ずこれからは毎年、そういう機会をそれぞれとって、年に少なくとも一度は顔を合わせると、必要な見直しをかけていく、できるところはできるし、できないところはできないというやりとりをしましょうということで、全協定において、そういうお約束を取りつけたという状況でございます。
◆田中 委員 ある主要団体が、平成7年の阪神・淡路大震災があって、その団体で現場を見に行って、もちろん直後ではないだろうけれども、いや、これは大変だと、我々の団体もそういうときには何か役立てることがあるのではないかと。当然、そういう団体ではあるのだけれども、それで区に当時、
防災課がやはりこのように自分たちで貢献したいという団体があるのだけれども、どうかといったら、それは誰が見てもお願いしたいような団体だから、彼らは自主的に区とそういう何かの際に役に立てるようにしたいということで、自分たちが声を上げたのだけれども。今の71協定のうちの複数団体が絡んでいるのもあるのだけれども、そういう民間のほうから持ちかけられたというのか、自主的に貢献したいということで挙がった団体というのは全体でいうと、71協定のうちのどのぐらいなのか。
◎須川
防災課長 割合はちょっとわからないのですが、どちらかというと、そういう中身としては施設を、建物の一部を提供します。それから、例えば食べ物、食料を提供します。あと、人材を提供したい、資機材を提供したいという、そのようなものに大きく分かれるのですけれども、どちらかというと、提供したいと団体のほうから手を挙げていただいて、こちらからも当然ご協力をいただきたいという形のほうが多いのかという気はしています。
今はかなり整っていますので、昔の経緯は正確にはわかりませんけれども、この間の話からいきますと、非常に団体のほうが協力的だという印象は持っています。
◆田中 委員 医療救護の関係だと、定期的に何か会を持っておられると聞いているけれども、課長もおっしゃったとおり、これからもいざというときにより実効性が上がるような連絡体制やそういうものは今後とも整備していく必要があるので、その辺を留意していただいて、対応してもらいたいです。要望です。
◎落合
防災まちづくり担当課長 先ほどの答弁の中で、東馬込の棟数でございますが、東馬込の全体の特区に指定した範囲の棟数が88棟で、
都市計画道路部分は約3分の1ですので30数棟ということで訂正させていただきます。
○押見
委員長 それでは、
継続調査事件を一括して継続といたします。
次に、継続審査事件について、状況変化等はありますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 理事者のほうはいかがでしょうか。
◎須川
防災課長 特に変化はございません。
○押見
委員長 それでは、継続分の陳情につきましては、一括して継続といたします。
最後に次回の
委員会についてなのですけれども、第3火曜日、8月19日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○押見
委員長 では、8月19日、午前10時から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、防災・
安全対策特別委員会を閉会いたします。
午前11時40分閉会...