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令和 2年総合戦略・感染症対策等調査特別委員会(10月23日)

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  1. 目黒区議会 2020-10-23
    令和 2年総合戦略・感染症対策等調査特別委員会(10月23日)


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    令和 2年総合戦略感染症対策等調査特別委員会(10月23日)                総合戦略感染症対策等調査特別委員会 1 日    時 令和2年10月23日(金)          開会 午前 9時59分          散会 午前11時50分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   河 野 陽 子   副委員長  佐 藤 ゆたか     (10名)委  員  青 木 英 太   委  員  岸   大 介          委  員  梅 田 まさみ   委  員  山 宮 きよたか          委  員  石 川 恭 子   委  員  おのせ 康 裕          委  員  松 田 哲 也   委  員  佐 藤   昇 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  荒 牧 副区長         村 田 企画経営部長      (8名)                (区有施設プロジェクト部長)          橋 本 長期計画コミュニティ課長                          竹 内 文化・スポーツ部長          佐 藤 オリンピックパラリンピック推進課長                          秋 丸 教育次長          今 村 学校ICT課長     竹 花 教育指導課長 6 区議会事務局 山野井 次長          伴   議事・調査係長      (2名) 7 議    題 目黒区基本構想基本計画、大規模国有地活用区有施設見直し等、          Society(ソサエティ)5.0、東京2020オリンピック・          パラリンピック競技大会に向けた機運醸成・インバウンド対応を含む          スポーツ街づくり教育等施策全般感染症予防対策及び新型コロ          ナウイルス感染症の復旧・復興対策に関する調査について   【報告事項】   (1)目黒区基本構想素案について                (資料あり)   (2)令和2年度における目黒シティラン健康マラソン大会〜の取組に      ついて                          (資料あり)   (3)「目黒区教育の情報化推進計画」の策定時期等について    (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○河野委員長  ただいまより総合戦略感染症対策等調査特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、青木委員、おのせ委員にお願いいたします。  まず、今回、10月1日付で人事異動がございました。そのため、例年は冒頭の報告事項で、人事異動に伴う出席説明員の紹介がございますが、新型コロナウイルス感染症対策として進行の簡素化を図るため、今回は省略しています。  なお、進行表の項番5、出席説明員の欄に下線で示された説明員が10月1日付人事異動で表記の職に就任したので、御承知おきください。  この表面の裏面になりますので、御確認いただければと思います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(1)目黒区基本構想素案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――河野委員長  それでは、報告事項に入ります。  報告事項(1)目黒区基本構想素案について報告を受けます。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  それでは、目黒区基本構想素案について御説明をいたします。  資料のほうを御覧ください。  資料のほうは、かがみ文の資料、それから構想素案の本文として別紙をおつけしてございます。冊子状のものです。それから、変更箇所の一覧をまとめたもの、資料として横使いのもの、おつけをしてございます。  かがみ文の資料を御覧ください。  項番の1、経緯でございます。  一昨年の平成30年10月に、区として約20年ぶりの基本構想の改定を決定して以降、昨年の1月に長期計画策定のための付属機関であります長期計画審議会を立ち上げまして、約1年間の議論を経て、本年3月24日に同審議会から答申を受領いたしました。  その後、新型コロナの関係で半年ほど期間が開いてしまいましたが、今般、審議会答申の内容を尊重しつつ基本構想素案をまとめましたので、御報告をするものでございます。  項番の2、基本構想素案の概要でございます。  お示しした素案、大きく5章立てとなってございます。別紙としておつけをいたしました素案の冊子では、1ページから6ページまでが素案の本文となってございまして、その後ろに、参考資料として審議会から頂いた答申をおつけしてございます。かがみ文と本文のほうを併せて御確認いただければというふうに思います。  まず、構想の素案第1章では、基本構想の役割といたしまして、行財政運営の基本的かつ総合的な指針であるという位置づけを明らかにしてございます。  次の第2章では、この基本構想の目指す時期を今から20年後の2040年を目途とするということを定めるとともに、構想実現のための推進計画といたしまして、基本構想の下に10年計画の基本計画、それからより具体的な5年以下の計画として実施計画を定めることといたしております。長期計画の3層構造につきましては、現状を引き継ぐものというふうになってございます。  続きまして、第3章につきましては、区が目指す将来像につきまして、いつの時代であっても、地域で暮らす人、働く人、学ぶ人はもちろん、訪れる人も、誰にとっても心地よいと感じられるまちを目指すという趣旨から、目黒らしさという点も踏まえましてキャッチフレーズとして審議会から提案をされました「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」を将来像として採用したものでございます。  次の第4章では、この基本構想を実現するための分野横断的な運営の基本方針としまして、現行基本構想基本理念に通じます、平和の希求と人権・多様性の尊重、また区民と区が共に力を出し合い連携・協力する区政の推進を定めるとともに、今後の人口構造の変化など、厳しい財政状況が想定されるということも踏まえまして、未来を見据えた持続可能な行財政運営、この三つを方針として定めてございます。  次の第5章につきましては、区政の基本的な目標といたしまして、記載の五つの基本目標を定めてございます。  これらの基本目標につきましては、まちで心地よく生活し、活動する人という点を着眼点といたしまして、人が学び成長する、集いつながる、健やかに自分らしく暮らす、快適に活動する、安心して暮らすという五つの視点から、それらをまちの姿として設定したものでございます。  かがみ文の資料裏面にまいりまして、項番の3、今後の予定でございます。  この後、11月2日から素案のパブリックコメントを実施いたしまして、区民意見を聴取してまいります。頂いた御意見を踏まえまして、修正すべきところがあれば修正をいたしまして、最終案を取りまとめ、来年の第1回区議会定例会に議案として御提出させていただきたいというふうに考えてございます。  なお、お配りしたA4横使いの資料を御覧ください。  今般の新型コロナに起因いたします社会変化などを踏まえまして、答申で示された記載内容に加筆、修正した箇所をまとめたものになってございます。  変更の着眼点といたしましては大きく三つございます。  まず、人と人とのつながりが非対面になって、ICTなどの活用が飛躍的に進むということが想定されるということから、おめくりいただきまして2ページ目の、例えば、多くの場面で対話をするというような文言ございますけれども、こちらを、多くの機会や手段を通じてといったような形で表現を一部修正している箇所がございます。  もう一つ大きな視点といたしましては、今後の行財政運営がございます。  今ほど2ページ目の下の欄ですが、行財政運営について記載している事項。一つといたしましては、今後の変化やリスクにしっかりと適応する施策を展開していくというようなことを改めて明示するということとともに、行政のデジタル化などの業務改善といったこともしっかりと打ち出してございます。  また、今後は、従来の仕組みや慣行にとらわれない、果敢に変革に挑戦できる人材育成ということで、人材育成がこれから重要視されるというふうに考えまして、そういったことを方向性として明確にするということで修正を加えさせていただいております。  もう1点が健康危機に関する記載でございますが、最終の4ページ目でございます。  感染症など健康危機への対応が今後必要になってくるというふうに考えられますので、そういった点を改めて明示させていただくということで加筆をしているというものでございます。  変更点は以上でございまして、簡単ですが、説明を終わらせていただきます。  以上です。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○佐藤(昇)委員  この答申を得るのに当たって、長い時間をかけて、各委員のメンバーの皆さんが議論を重ね、また前回も意見を伺って、今回素案が出てきた。その中で、前回の基本構想時代ずれがないようにということであったりとかということも踏まえて、こちらの素案と今後の計画を策定するという部分に振り分けたりとかというような部分では、今後20年というのは、書いてあるとおり、時代の流れが読めない部分もあるというようなことの中だとは思います。その中で、全部これを読み込んでいるわけではないんですけれども、大きな文字を中心に見ますと、どこの自治体とも変わらないというような感想を持ちます。しかし、答申の今までの中では、目黒らしさとか目黒の特色とか、そういった部分を挙げるべきというような意見もあったかと思うんですけれども、今回素案で、これからパブコメ等をやる。意見を伺っていくわけなんですけれども、どういった目黒ならではというふうな部分は書き込まれているのか、まず大きく1点お伺いします。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今回の構想の特徴というか目黒らしさというか、そういった御質問かというふうに思います。  確かに基本構想、今回策定をしていきまして、審議会の中でも目黒らしさとは何ぞやというのが大分議論がされました。やはり行政が目指す社会像あるいは大きな目標ということですので、なかなか他自治体と大きな特徴づけをするというのはなかなか難しいというのが現実かなというふうに思ってございます。そういった中でもやはり今回は、まず、例えばこの基本構想の策定に当たって、区民アンケートなども実施してございますが、そういった中で目黒の特徴あるいは目黒のまちの姿ってどういうものかというようなことで様々、意見聴取などもさせていただきましたけれども、多くの意見が暮らしやすい、また住みやすいといったようなこと、またみどりが豊かであるといったようなこと、また便利で治安がよいと。こういったのが目黒の特長だと、あるいはこれからの目黒に求められる姿というようなことで様々御意見を頂戴いたしました。そういった御意見を頂いたものの中で、先ほどの説明にも少し触れさせていただきましたけれども、あらゆる人が心地よいと感じられるまちというのが、住みよい住宅地である目黒のこれからの理想像であり、現在もそうだというふうに思いますけれども、これからも引き続きそれを目標にしていくべきであろうというふうに考えられますので、そういった点をまず踏まえまして、「心地よいまち」というようなことをまずキーワードとして掲げさせていただいたというものでございます。  それから、もう一つが、みどり豊かというような中身で、それをどう表現するかと。当然、みどり豊かというふうに直接に表現しても、それはそれでいいわけなんですけれども、目黒のまちの特徴あるいは人気スポットというようなところも踏まえまして、桜というのを一つキーワードといたしまして、そういった目黒らしいみどり豊かなまちを目指すという意味で「さくら咲き」というようなことをまずワードとして選んだというようなことで、その辺が目黒の目黒らしさ。憧れのまちであり、ふるさとのようなまちというようなイメージとそぐうのではないかということで設定したものでございます。  それから、現行構想との違いという点で申し上げれば、やはり現行構想、少し長い文章になってございましたので、それを端的に短く設定するといったことともに、やはり昨今の自然災害等で激甚化ということが言われておりますので、そういったことも踏まえまして、安全で安心に暮らせるまちというようなことを基本目標の一つとして大きく掲げたと。こういったところが今般の基本構想の特徴というようなことが言えるのかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○佐藤(昇)委員  分かりました。東京23区で、こういった社会の流れの中で、他の自治体と大きく差別化をしていくのがなかなか難しいというのは理解できるかと思います。それは、他の近隣区との、自治体ですけれども、密接に関わり合っているということ、また隣ではなくて、当然特別区としてのというようなことかと思いますので、その視点というのは大きく見ていくことが必要かというふうに思います。  その観点から、中身のこととも関わるんですけれども、大きく捉えるということで、近隣区との関わりであると、特に皆様方が危惧してらっしゃる安全なまちとか防犯・防災、今も今後も期待されるというようなことかと思います。その中で、木密住宅密集地域の整備ということで後半の、今後計画のほうに入ってくるだろう、考え方のP30ページなんかにも書かれている部分があります。ここを大きく進めていくというような観点もありますし、隣の、例えばあちら側ですと大田、品川ですとかの区の街づくりというものも注視し、また遜色のない、もしくは同じ町並みとして、駅を挟んでそういった整備も必要だということもあります。何をその後に話をしたいかといいますと、目黒区にある絶対高さの制限というものが足かせになっているというような西小山に関しても、例えば自由が丘に関しても、もしかすると駒場駅前の開発に関しても、今後、目黒駅周辺、区民センター含めた、今後関わってくる全ての大規模に関わる、もしくは地域の再開発、近隣との兼ね合いもありますし、今すぐ進めていかなければならない防災、首都直下地震の対策等、これはもうどの議員からも日々言われていることなので、これを議論してます、進めてますじゃなくて、きちっと将来見据えて取りかかっていっているんですけれども、具体的にやれるというような部分を目指していかなきゃいけないかと思うんです。  また、施策には、お子さんから高齢者まで、誰一人取り残さないという部分で多くの施策が書き込まれております。今ある施設を維持していきながら、区有施設にも関わっていきますけれども、存続していくものが多くあるかと思うんです。スポーツも福祉も含めて。そういった施策を維持していきながら、今言った改革、防災・防犯含めた全ての書かれているものを進めるというときには、絶対高さの関わりというのは出てくるかと思うんです。民間活用も含めて。そういった部分というのは、構想ですからどこまで書けるかというのはあれですが、どの辺にその辺のものは書かれているのかなと思います。  また、前回の本会議で、絶対高さに関し一般質問させていただきましたけれども、良好な景観の形成の推進ということとも関わってくるんだろうなと思いますけど、そこの整理というものは現段階でどのように考えているのかということ。  あと、ちょっと別のことですけれども、1ページ、「はじめに」ということで、目黒区基本構想素案をめくって「はじめに」というところの冒頭で、まず最初なんですけれども、目黒区は、古代から現在に至るまで、人が暮らすまちです、と。何か当たり前のことで、では、人が住んでないというんですかね。何か、冒頭、「はじめに」というところで、出だしがしっくり来ないような感想を持ちました。当たり前過ぎるのかなというところで、ここに目黒らしさとは言いませんが、その後の、歴史的・文化的遺産も多く点在する、そういった地域というのは納得できる部分なんですけれども、何かちょっと工夫が必要なのか、今後意見を上げていけばいいのかと思いますけれども、その辺についてまず御意見を頂きたい。  6ページ、安全で安心に暮らせるまちということで、答申を受けてここに書かれているわけなんですが、解釈をすれば、危機管理ということも読み込めるわけですが、どちらかというと防犯・防災が中心のように書かれているような気がします。全体に書かれている複合的な災害、もしくは感染症等のことも書かれていますが、今、想定外のことも起こると言われていますが、想定外というのはもうなしよと言われている中で、もう少し危機管理に関して書いていったほうが望ましいのではないかという感想を持ちますが、いかがでしょうか。  以上3点お願いします。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず、大どころで1点目でございます。街づくりの今後のありようというような全般的なお尋ねかというふうに思います。私がお答えできる範囲でということで、申し訳ございません、お答えをさせていただきたいと思います。  特にハードの街づくりに関しましては、こちらの基本構想の内容でいきますと、基本目標の4、快適で暮らしやすい持続可能なまちというところで一定の方向性をお示しをしているというところでございます。街づくりの大方針ということになりますけれども、こちら、記載をちょっと要約してお話をさせていただきますと、その地域の魅力となる商業地、あるいは利便性が高く、良好な住環境、こういった既存の環境をそれぞれの地域特性を生かした街づくりを進めるということとしておりまして、そこで目黒らしい都市景観を形成し、それを維持していくということを掲げさせていただいております。  今お話しいただいたような絶対高さの制限でありますとか、あるいは木密の推進でありますとか、周辺自治体との連携・協力といったところ、それは様々進めていく必要があるのかなというふうに思ってございますが、基本構想の中では、なかなか施策の具体的なところまでは言及してございませんので、具体的な街づくりの方向性、またその施策展開につきましては、今後、来年度定めていく基本計画あるいは実施計画、そういったところで具体化を図っていくということもございますし、所管のほうからは、令和4年度末を目途に都市計画マスタープランを改定していくというような話も聞いてございます。こういった中で将来の目黒の町並みをどうしていくかということは、具体的に個別分野として御議論を頂くということになろうかなというふうに思いますので、そういった改定、基本計画、その他の計画の改定、見直し、そういったところで実際には検討していくということになるのかなというふうに考えてございます。  それから、内容についての2点の御質問でございます。1点目、「はじめに」というところでございます。確かに、「人が暮らすまち」、どこでも人暮らしているじゃないというお話は、おっしゃるとおりかというふうに思います。この中で、目黒の特徴とは何かというようなこと、それをできれば明らかにしたい。ただ、あまりたくさん書き過ぎると、文章も長くなってしまう。端的に歯切れよくということで考えたものでございますけれども、特に目黒の、これ、地理的なこともあろうかというふうに思いますけれども、目黒川、呑川、昔から川があって、その川の周辺に人が生活してきた。それはもう本当に古代、先土器時代からというようなことも言われておりますけれども、古くからそういった集落の集積があって、23区でもかなり集落の集積というのは特徴的なところであったというようなことが目黒の歴史というような冊子で読むと、そういったことが書かれております。そういった環境が整っていた、地理的にかもしれませんけれども、環境が整っていたというのは、今現在、良好な住宅地として目黒が発展を遂げていった、その歴史的な要因なのかなというふうに思っておりまして、言葉としては短いですが、こういったところが目黒の特徴的な部分ではないかというふうに考えて記載をしたものでございます。  もっとちゃんと書けよというようなお話かというふうに思いますので、そういった御意見につきましては、今後のパブリックコメントなどの御意見も踏まえながら、記載内容については引き続き検討を進めていきたいというふうに思ってございます。  もう一点、安全・安心の部分でございますけれども、こちらもおっしゃるとおりで、想定外はもうないよというようなお話はおっしゃるとおりなのかなというふうに思っております。今般のコロナウイルスのような感染症の危機管理につきましては、別分野のところで、基本目標の3のところで少し触れてございますけれども、基本目標5につきましては、むしろ防災・防犯といったような従来の危機管理といったところが中心になってございます。こちらもるるお書きをしてございますけれども、やはり、これからは発生予測といったものが重要になってくるというふうに思ってございますので、そういった情報を庁内あるいは区民の皆様とも広く共有していくというようなことが一つ、災害を減災と言うんですかね、させる要因の一つかというように思いますので、そういった点も記載しながら、より具体的な施策については、この後の計画、下位計画の中で明らかにしていく必要があるのかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○佐藤(昇)委員  ありがとうございます。これからまた、今回示された素案に関して意見を上げていきたいかと思います。  最後に、一番最初にお答えの中で、ふるさとのようなまち目黒ということのお話がありました。また、こちらの答申の中にも、目黒とはというようなことで幾つか書かれている中に、ふるさと、というような文言が入っているかと思います。この段階でこの提案というか質疑をするのもタイミング的にどうかなと思いながらなんですが、まちの将来像で、「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」ということで、1年前というか、記憶の中で随分前からこれに関してどんなものがいいかというのに、一番最初にキャッチーな、例えば、ここから始まるというふうにも書かれているので重要なところかと思うんですが、いま一度改めてなんですが、「さくら咲き 心地よいまち ふるさとめぐろ」だと何か落ち着きがいいなというような、あと覚えやすいなというようなことがありまして、「ずっと めぐろ」もいいんですが、よく目黒を第2のふるさと、第3のふるさとなんていうようなことを言う方もいますし、海外の方も、生まれが海外でも目黒に住まわれて、すごくいい、心地よく過ごされて、また別の場所に行ったときに、その別の場所で、目黒は第2のふるさとなんですよなんていうお話になるのかなと思うんですよ。なので、「ずっと めぐろ」でも何ら、この後の計画等に損傷があるわけではないんですが、ここを変えられる可能性というか、あるんでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  頂いた御意見につきましては、また最終案を取りまとめの中で、しっかりと捉えて検討させていただきたいというふうに思ってございますが、多分、キャッチフレーズを考えるということにつきましては、それこそ十人十色、様々な御意見があろうかというふうに思ってございます。そういった中で30人、29人ですかね、長期計画審議会の委員の皆様にお集まりいただいて、その中でワークショップなども開催しながら、どういったフレーズがいいかというのを御議論いただきまして、最終的に取りまとめてきたものというふうに考えておりますので、これを、じゃ、この意見があったからこうというふうにすぐ変えてしまうと、いろんな意見が多分出てきてしまって、対応が極めて難しくなるというふうに思いますので、変えるんであれば、こういった理由、こういったところの視点が抜けていたので、改めてそういった意見も踏まえて変えていくというような具体的な説明をしていく必要があろうかというふうに思いますので、そういった点も踏まえまして御意見として承らせていただいて、引き続き検討してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○河野委員長  佐藤昇委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○石川委員  先ほどの説明の中で、A4の答申から基本構想案で文言を改定したところの説明がありました。その中で三つほど説明があったと思うんですが、1と2ページについてあったと思うんですが、この大きく3点が前回の基本構想と異なっているという理解でよろしいんでしょうか。これがまず1点目。  それと、続いて2点目ですけども、先ほどの委員の質疑の中で、心地よいまちという質疑がありましたけれども、私も一瞬、心地よいまちって具体的に、2ページに、地域で暮らす人や働く人云々かんぬんで、いつでも、いつまでも心地よいと感じることができるまちを目指しますって書いてあるんですけれども、心地よいまちというのは一体何なんだろうかと。キャッチフレーズですよと。それで答申の中で、暮らしやすい、住みやすい、便利云々かんぬんって書いてあるんですけれども、キャッチフレーズであっても、心地よいまちで本当にどうなのかなと。あまりにも抽象的で、ちょっとぴんと来ないので、その辺はいろんな人の声があったということですけども、どうなのかっていうことをすごい感じるわけですが、その点についてはいかがでしょうか。まず二つです。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず1点目でございます。変更箇所の御説明ということでございますが、すみません、私の御説明が足りなければ、申し訳ございませんでした。審議会から頂いた答申に、今回の基本構想に盛り込むべき内容というのが具体的に記載をされておりまして、その段階では、まだこのコロナの状況が見えてきたぐらいの段階で出された答申で、その後、広く感染拡大して、新しい生活様式などが出てきたというところで、これ、議会のほうからも御意見頂戴いたしておりますけれども、こういった変化を的確に捉えて反映させていくべきだというようなこともございましたので、今般はその答申で書かれた記載内容。答申にある記載内容につきまして修正を加えた点ということでお示しをしてございますので、現行構想とどうこうというようなことではないですという視点でございます。  それから、2点目でございますが、心地よいまち、ぴんと来ないよというようなお話でございます。これも様々御意見があろうかというふうには思ってございますが、私どもといたしましては、審議会答申で示された案を了としてこの素案を作成してございますので、ここに書かれている心地よいまちというものがイメージするものというのが、先ほど委員もお読みいただきましたけれども、誰にとっても、いつでも、いつまでも心地よいと感じることができるまちということで、ある程度そのイメージというのはできているのかなと。その具体化をするのは、この後の基本計画実施計画、そういった施策の中でそれを具体化していくというものかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○石川委員  今お聞きした、その部分については分かりましたというか、完全に理解しましたというわけではないですけれども、答弁はそうですねということで。  それと、具体的になっていくんですけども、例えば基本構想素案の3ページの第4章の二つ目の丸、区民と区が共に力出し合い連携・協力する区政の推進の中に、区民と区がつながる双方向のコミュニケーションを確立し、より多くの機会や手段を通して区民が区政に参画できる環境を整えますと書かれているんですが、これは当然、コロナ禍の中で、対面して話し合うとか参画する機会がない中で、新たにこういういろんな機会、参画できる環境を整えるという、これは理解できるんですけれども、ただ、そうすると、従来型の対面というか、直接参加して区民の声とか参画をする部分については、ちょっと後方に追いやられるのかなってちょっと危惧するんですが、その辺のところはどうなのかと。この文章だけ読むと、ちょっと心配しちゃうところがあるんですが、その点についてはいかがなんでしょうかということが1点です。  それと、5ページの基本目標3の、健康で自分らしく暮らし続けられるまち、というところなんですが、地域共生社会の実現につながりますと書かれているんですが、この地域共生社会の実現という言葉は、前の基本構想の中にはあったんでしょうか。新たな文言となっているんでしょうか。  保健・医療・福祉の3計画の答申の中にも地域共生社会のというところが今度、文言をきちんと出すということが書かれているんですけれども、地域共生社会の実現につながります、ということは新たに出されたことなのかどうか。従来からのものを言葉として表しているのかどうか。その辺のことについて伺いたいと思います。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず1点目でございます。区民と区が共に力を出し合い、というところでございますが、委員お話のとおり、今般はコロナウイルスの関係で、人とのコミュニケーションの在り方というのが多分これから大きく変わっていくのかなというふうに考えてございます。そういった意味では、ここで示す、これは10年、20年先の未来を見据えたというようなことで文言を選択しているということもありますので、この中ではより広くそういったコミュニケーションの手段というものを捉えて、区政参加も含めてですけども、捉えて、より多くの機会や手段を通してという形に文言を修正させていただいたというものでございます。
     修正した意図は、多様な、そして多くの手段を用いて区政に参画できる、あるいはコミュニケーションを取っていくというような趣旨でございまして、従来どおりの対面、あるいは例えばいろんな計画で審議会等を立ち上げて、審議会の中で対面で議論していくであるとか、そういったところを否定しているというものではなく、より多様で多手段を取っていくというようなことで記載をしているということでございますので、対面をおろそかにするというような趣旨で変更したというものではないということは御理解いただければというふうに思ってございます。  それからもう1点でございます。基本目標の3の部分でございます。地域共生社会という話でございます。こちらは、委員お話しいただいたとおり、今年度に保健・福祉・医療計画、3計画の改定がされるということで、これもまた地域福祉審議会で議論いただいた結果というのが今出されているところでございますけれども、こちらで、国のほうも言っていますけれども、大きく地域共生社会というものを言葉としてしっかり位置づけるというようなこと。こういった変化も踏まえて、私どもとしては区政の大方針の中にこういった文言を記載する必要があるだろうという考えで記載をしたものでございまして、現行構想につきましては、多分、地域共生社会というような表現はなかったかなというふうに思ってございます。ただ、現行構想が目指していく社会の理想像というものは、ここで言っている地域共生社会とそう大きな変わりがあるものではないのかなと。ただ、地域共生社会ということにつきましては、改めて国も含めて目標として位置づけるというのがふさわしいということでこちらで取り上げさせていただいているものでございます。  以上です。 ○石川委員  じゃ、あと、3ページなんですが、未来を見据えた持続可能な行財政運営ということで、いつもおっしゃっていることだろうなと思うんですが、安定的に運営できる財政基盤を確立するとともに、施策の選択と集中により効果的な取組を見極め、要は、聞きたいのは、効果的な取組を見極めと書いてあるんですが、具体的にどういうことを効果的な取組、要は見極め方というのはどういうことを想定されてこうした言葉になったんでしょうかということが1点です。  それと、あと、6ページの基本目標5の、安全で安心に暮らせるまち、ということで、助け合う自助・共助・公助の連携・協力体制を整えますということで、自助・共助・公助、この言葉は国も言っていますし、この間の答弁の中でも自助・共助・公助の言葉がたくさん出てくるわけです。これ自体は別に、自助・共助を否定するつもりも全くないんですけども、ただ、行政が公助を一番最後に持ってくるというか、その部分ではどうなのかと思うんです。公助が後ろに行くって、政治の役割はやはり公助だと思うんですけれども、こうやって自助・共助・公助の連携、こうした並びで書くことについてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。  以上です。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今後の行財政運営につきましてということで1点目でございます。  じゃ、見極め方どうするのというようなお話でございますが、これは、それぞれの施策でいろいろな手法があるのかなというふうに思いますので、今この場でこういう手法でやっていきますということはなかなか申し上げにくいかなというふうに思います。当然、これから将来にわたっては、国のほうでも言われておりますが、人口構造の大きな変化によって生産年齢人口が減っていって、税収がなかなか伸びない難しい時代になっていくというようなことが言われております。一方では、介護や福祉などの、特に高齢者のサービスの需要が大きく伸びていって、そういったところで財源が必要になってくるというようなことが言われておりますので、当然、財政を切り離すことはできませんので、その時々の財政状況を踏まえて選択していくということは当然必要になってくるのかなというふうに思ってございます。  一方では、お金がないからやりませんよということでもないだろうというふうに思いますので、どういう手法でそのサービスを実践していくかということをしっかりと判断しながら、財政状況も踏まえて見極めていくものかなと。大きな話をすればそういうことかなというふうに思ってございます。  それから、もう一点、安全・安心の部分でございますが、公助が最後だというお話ですが、これ、言葉の並びというか、そういった中で自助・共助・公助というような形で並べているというところで、公助はラストで、何もやらなくていいよということを別に意識してこの語順を選んでいるわけではございませんので、こちらも記載があるとおり、自助・公助・共助の連携・協力体制を整えていくということですので、どれが欠けてもきっと駄目なんだろうなというふうに思いますので、自助・公助・共助をバランスよく役割分担しながらやっていく、そういったことが求められるのかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○石川委員  最後の自助・共助・公助なんですが、言葉の並びということですけれども、一般的にこうやって使われているわけですけども、公助の部分をきちんと確立した中で自助・共助、要は連携していくというほうが正しいのでは、そういうものではないかなと私は思っているんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  頂いた御意見でございますので、そういった御意見も踏まえまして、最終案について引き続き検討を進めてまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○河野委員長  石川委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○青木委員  私からは2点質問させていただきます。  まず1点目ですが、この基本構想については、20年後の2040年を目指すということで一つ大きな目標を掲げています。目黒区内の職員に関しても、20年後、幹部職員になるであろう職員たちが、「めぐろ2040」という形で自主研修グループを立ち上げて、今回、若い人たちの意見をぶつけていこうということで活動されていたと思います。このコロナ禍でまず月2回程度、会議をやられていたと思うんですけれども、そういった活動の制約があったと思いますが、そういった自主研修グループの意見というのは、今回、この素案にどのように反映させたのかというのを1点お伺いしたい。  あと2点目、パブリックコメントについての募集の仕方なんですけども、これはホームページ等を通して広く募ると思いますが、こういった素案については、PDFをぼんと載せて、それを読んでいただいた上で募集をするのか。その募集方法について伺います。  以上です。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず1点目でございます。「めぐろ2040」自主研修グループのお話でございますが、委員お話しいただいたとおり、今般の基本構想の改定に当たりましては、そういった区の大方針を今回改定するというような、それこそ20年ぶりのエポックメイキングなお話ということもあって、そういったところに若い職員を何とか参画させたいというような思いから自主研修グループを立ち上げてもらい、その中で様々意見をまとめてもらったということでございます。  お話しいただいたとおり、ちょうどこれ、3月末を目途に報告書を提出してもらうということで進めてまいりましたが、もろにコロナの影響を受けまして、最終のまとめがなかなかできない状況でございました。最終のまとめが8月頃上がってまいりまして、そのまとめにつきましては、区の、例えば長期計画を検討している内部の検討委員会でありますとか、そういったところには配付をし、内容を確認していただくということはいたしました。あと、この自主研修グループの今回の案への反映というようなことでございますが、こちらにつきましては、長期計画審議会の第9回のときに、そこの時点までの中間的なまとめというような位置づけでございましたが、その中でそれぞれ3グループがどういうふうに考え、まとめをしているのかということを発表してもらい、その回は、先ほどちらっとお話をしましたが、審議会の中でグループワークをいたしましたけれども、そのグループワークに若手職員も参加してもらい、その考えを述べてもらい、その中でそのキーワードをチョイスするというようなことで参加をしてもらいました。そういった形で、直接的な反映ということではないですけれども、それまで考えてきた若手職員のリーダーがそういったグループワークに、審議会のグループワークに入って意見を述べ、SNSについては反映をしてきたというようなことかなというふうに思ってございます。  この報告書につきましては、内容は割と大どころの方針というところからより具体的な施策展開の提案ということも多くございました。今現在、委員も御承知のとおり、区政再構築の会議をやっておりますので、そういった中で、実はこの研修グループに参加しているメンバーの多くはこの区政再構築の取組に関わっておりますので、そういった中で今後の基本計画実施計画等の策定に生かしてまいりたいというふうに考えてございます。  それから、2点目でございます。パブコメでございますけれども、こちらにつきましては、通常のパブコメと同様、広報、ホームページによりパブコメの御案内をさせていただいて、PDFをホームページで見られる方につきましては、それで御覧いただき、またそういった形ではなく、例えば住区センターでありますとか図書館、そういった区の施設で冊子としての閲覧も御用意してますので、そういったところで御覧いただくと。御覧いただき、お読みいただいて御意見を頂くというような形になるのかなというふうに思ってございます。  そういったパブコメは当然やりますが、改めて、こういったことをやっているよと。そのパブリックコメント、今、基本構想という区の方針を変える手続をしているよということを広く周知をしていきたいと、知っていただきたいというふうに思ってございますので、通常のパブコメのルートよりはより広く周知を図りたいという思いから、公営掲示板や町会掲示板等も利用して、そういったパブコメやってますのでぜひ御意見を下さいというような御案内はできるだけ広い形でやっていきたいなというふうに思ってございます。  以上です。 ○青木委員  ありがとうございます。  まず1点目については、実際に「めぐろ2040」から具体的な提案もあったということなんですが、私自身、委員としてもそういった提案というのは、若手職員の方がどのように目黒区を変えたいかという思いを知りたいというのもありますし、それは全庁的に各職員が知るべきものだと思うんですが、そういった具体的提案というのは、何か今公表されているものなのか。公表していないものであれば、こういった提案があったということで、今後公表しないのかということをまず伺いたい。  2点目に関しては、広くパブコメを取るということで分かりました。やはりパブコメについては、しっかりと区民の方が基本構想の役割と、またこの素案について理解していただいた上で頂きたいというのが私の思いでもあります。ただ、やはり基本構想基本計画実施計画と様々な役割がある中で、なかなかその理解が進んでないというのもありますので、ホームページにもありますが、いま一度、基本構想というのはこういう役割なんだというものをポイントで分かりやすく示していただいて、この素案についても、各素案のポイントを抽出して、何かA4の1枚でまとめて、それを見せながらパブコメの募集するという、そういった分かりやすい方法でぜひ広くパブコメについて周知していただきたいと思います。  この2点についてお願いいたします。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず1点目でございます。今現在、区の内部といいましょうか、行政内部の中では、自主研修グループからもらった提案については周知をしているというところでございますが、自主研修という位置づけもございますので、広く外部に公表するということは、その内容からいいのかどうかというところは判断があろうかというふうに思いますので、今現在、外部に広く公表するということはしてございません。  ただ、長期計画審議会の中でそういった取組をして、報告書が上がってきますよというお話はさせていただいておりますので、長期計画審議会の委員の皆様には、今般策定した素案とともに、こういう報告書が出てきたので御覧くださいということで周知を図っていこうというふうに考えてございます。  これと同じような形で、今、区政再構築検討会議でより具体的な、行政組織としてきちんと検討はしておりますので、そういったところの検討内容については当然、広く公表していくものかなというふうに考えてございます。  それから、2点目でございます。パブリックコメントに対して理解が必要との思いもお話のとおりかというふうに思います。ですので、これ、区報でお知らせをするというふうにお話をいたしましたが、区報は1面でぱっと分かりやすいように、五つの視点をチョイスして、例えば基本目標ですね。基本目標の五つの視点については、分かりやすく言葉をチョイスして紙面構成を考えておりますので、そういった紙面構成を活用しながら、できるだけ分かりやすいような資料の作成は工夫してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○河野委員長  青木委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○梅田委員  私からは2点お伺いいたします。  この基本構想の見直しについてなんですけれども、20年というとかなり長い期間ということで、大きく変化したときには適宜見直すというふうになっておりますけれども、これが実施される、具体的に施策をする基本計画実施計画、これらの数値などが変わったときに下から上がってきて見直しをしていくというものなのか、それとも基本構想のほうから大きく変わったので、基本計画実施計画を見直してほしいというふうに下ろしていくのか、双方向なのかというのをお伺いいたします。  もう1点ですけれども、まちの将来像というところでこの素案では、将来像は「さくら咲き」と冒頭始まっておりまして、結構これはインパクトがある、目黒区を象徴するためのワードとなっております。これも実施していかないと「さくら咲き」という状態にはならないと思います。現在では中目黒周辺とか緑道等、ちょっと桜が今見直されているような状態ですけれども、「さくら咲き」というイメージですと目黒中どこに行っても桜の季節になると桜が咲き誇ってるぐらいじゃないと目黒区の象徴にはなかなかならないのかなというような気もします。こういうのも具体的に実施できるよというような、予算を組む中で、これからちょっと厳しいかもしれない中で、この桜の部分というのは強化していくんだとか、そういうような考えって今ございますでしょうか。  以上2点です。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  1点目でございます。基本構想の見直しのタイミングというようなお話かなというふうに思います。当然、大きな社会変化で、この構想の内容がそぐわなくなるというようなことであれば、そもそも構想から見直すというような選択肢も当然あろうかなというふうに思ってございます。一方で、この基本構想の下には10年の基本計画、それから5年以下の実施計画という、この3層の構成で長期計画を構成してまいりますので、例えば基本計画10年やってみて、その内容が大きく違ってきている、社会と大きな変化があるというようなことであれば、基本計画を見直す中で基本構想も見直すべきというような判断がされると。この可能性もあろうかなというふうに思ってございます。  いずれにしても、変化を適切に捉えて計画を見直すということは必要かというふうに思ってございますので、手法としては、今委員がお話しいただいたとおり、双方向で検討していくものかなというふうに思ってございます。  それから、2点目でございます。桜というようなお話で頂きまして、この桜という言葉も、「みどり豊か」というようなことの象徴的なキーワードとして選択をさせていただいて記載しているというところございますので、「さくら咲き」だから区内一面に桜を植えるとかというような、そういう施策展開はなかなかないかなというふうに思ってございますが、みどり豊かな住環境を今後も引き続き維持していく。その中にこういった象徴的な桜ということも取り入れて進めていくものかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○梅田委員  ということは、こちらに挙げている基本構想のいろいろな章に書いてあることに関しては、これから実施計画の中で詳しく行動できるかどうかというのを見ていくということでよろしいでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  施策の具体化につきましては、来年度に検討し、令和4年度からというスタートになりますけれども、基本計画実施計画の中で明らかにしていくものというふうに考えております。  以上です。 ○河野委員長  梅田委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○岸委員  基本構想の素案ということでお話を頂いていると、そう認識してございます。それで、丁寧な御説明だななんて思いながらお話を伺っておりました。  それで、答申からこの素案にといったところで、変更理由ということも書いてあるんですけども、これ、文言を少し変えるだけでこれだけ捉える印象が変わるんだなってことに関しては、本当にすごく労力をかけてつくられたんだなって、そういうふうに感じております。すばらしいなと思うんですが、やはりさきの多くの委員の方たちと引っかかるところは同じでして、まちの将来像というところで「さくら咲き」というキャッチフレーズといいますか標語があるんですけども、「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」って五・七・六なんです。あと1文字頑張れば五・七・五か五・七・七になるので、そこはもうちょっと頑張っていただければ、なんていうふうに僕は一つ思ってしまったので、ここはちょっとお願いしておきたいななんていうふうに思います。  それで、一つお伺いしたいのが基本目標のところなんですけれども、5章のところなんですけれども、これやっぱり過去からの踏襲なのかなって、そういうこともちょっと考えもしたんですけれども。五つ基本目標が並列して書いてあるっていうことも理解できますし、一つ一つが別分野のことということは分かってはいるんですけれども、どうしても目標で1、2、3、4、5というふうに書いてしまうと、最初の1番目、2番目っていうのがメインの目標になってしまうのかなという印象をどうしても受けてしまう。もちろん行政ですから、決してそうではないということも分かるんですけれども、でも、ちょっと読んでみると、1番目の目標が「学び合い成長し合えるまち」、それが行政の目標として一番最初に持ってくるものなのかなとかって考えると、僕はそういうことよりかはやはり、それも大事なんですが、行政が区民に対してやらなきゃいけないことって安全・安心で暮らせることですとか、快適で暮らしやすい持続可能ですとか、こっちのハード面を先にサービスとして期待するものなのかなということを考えると、番号の順番、並べ方の順番ということに関しては、僕は、「学び合い成長し合えるまち」というのを頭に持ってくるというのはどうなのかななんてちょっと疑問を感じてしまうので、そこだけ指摘させていただいて、どのようにお考えなのか、併せて伺えればというふうに思います。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  まず将来像の部分でございますが、やはりキャッチフレーズというと、だんだん将来像がぼやっとした感じになってくるかもしれませんけれども、確かに語呂というのも必要かなというふうに思っております。「さくら咲き 心地よいまち ずっと めぐろ」、五、七、五であればよりよかったのかなと思うんですけれども、昨今は字余りも結構いろいろいいというようなお話もありますので、今の御意見につきましては、今後の最終案の取りまとめの中で、具体的にどうできるのかというのは検討してまいりたいというふうに思ってございます。  それから、2点目でございますが、目標の五つの順番の問題ですが、これはもう委員御指摘いただいたとおり、行政としてこれに順番つけてるということでは当然ないわけです。その中で、様々な議論でこういった順番にさせていただいたわけなんですが、明確に子どもを先にするとか、安全・安心が後だよというような、そういった議論はなかったかなというふうに思います。言うなれば、委員が御提案いただいたものが先でもいいのかもしれませんが、自治体が、特に基礎自治体である我々区が展開していく施策の中で、今回は人に着目してというようなことで基本目標を設定いたしまして、人の活動、生活という中で、何を最初に持ってくるのがいいのかというようなことを考えたところ、やはり将来を見据えたということも言っておりますので、将来世代、将来を担う世代である子ども、子育て、もちろん生涯学習という分野も入っておりますけれども、そういったところを最初に出すというのがいいのかなということでこの順番を考えております。  御指摘のような点もあろうかというふうに思いますので、この点も同じ御答弁になってしまいますけれども、最終案に至る過程の中で、変更が必要であれば検討してまいりたいというふうに思います。  以上です。 ○河野委員長  岸委員の質疑を終わります。  ほかに。 ○山宮委員  一番最後のページの43ページ、44ページを見てみると、この1年間、この基本構想、計画を議論してくださったスケジュールが書いてあります。41ページにはその委員のメンバーの名簿が書いてありますけれども、まず、今、様々な議論を聞いていて、率直にまず質問したいのは、新型コロナウイルス感染症の影響の中での議論というのが少ないという部分では、本当に次の20年を目指す上で、これが基本構想のベースになっていいのかなという懸念は持ってます。その部分の認識はどうなのか、まず1点目。  2点目は、委員のメンバーを見てみると、教育分野の部分がすごく少ないのかなという印象があります。4ページを読むと、学び合い成長し合えるまちということで子どもたちの学びの成長という部分がありますけれども、そういった部分では、目黒区はずっと待機児童対策の問題があったり、これから学童だとか、放課後の在り方だとか、子どもの居場所づくりも含めて同時並行で子どもたちの未来をつくっていくという流れも入ってきますから、もうちょっと教育分野のスペシャリストですとか、例えば幼稚園や保育園の連合の代表の方々とか、そういった方々が入っていいのかな。中学校のPTAの会長。小学校のPTAの会長は入ってますけど。区議会議員もこれだけいますし、町会や住区の方々もいるから、そこは網羅しているという認識があるのかなとは思いますが、率直にその部分についてはどういうふうに考えていらっしゃるか。  以上2点です。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  コロナの影響の部分でございますが、コロナの影響を踏まえた形での議論。確かに審議会のスケジュール等からしますと、ちょうど審議会の終わりに差し掛かったあたりにコロナの問題が出てきて、正直申しまして、この3月末ぐらいの段階で、こういったところまで社会変化に至るまで大きな課題になるということについては、なかなかその段階では認識がしづらかったのかなというふうに考えてございます。  ですので、コロナの影響でどうするかというような点につきまして、しっかりとした議論ができていないというようなこともあろうかというふうに思いますけれども、一方で、じゃ、10年先、20年先を見たときに、その未来像について、今般のコロナの影響というのがそこまで引き続くものなのかどうかということもあろうかと思いますし、実際に、例えばデジタル化でありますとかそういったところにつきましては、大きく飛躍的にこれから進めていく必要がある。そういったところの認識はきちんと補正をさせていただき、修正をしておりますので、一定の対応はできたのかなというふうに思ってございます。  これからパブリックコメントなどもやってまいりますので、そういった中で様々な御意見を頂くと思いますので、そういったことも踏まえまして、また修正が必要な箇所があれば、修正を検討してまいりたいというふうに考えてございます。  もう一点目でございます。教育分野の話でございますが、30人、審議会の委員の人数としては、条例で30人というふうに定められておりまして、その中で一定の分野から選出するということも規則で人数を定めてございます。そうした中で、じゃ、どなたを委員として推薦するかということにつきましては、なかなか幅広くいろんな分野からというのは実際に難しいですし、じゃ、50人集まって議論ができるかというと、なかなか難しいということもあろうかというふうに思いますので、ちょうど20年ぐらい前になりますが、前回の審議会の際に、どういった分野から委員を御選出しているかということも踏まえながらこういった形で、例えば区民関係団体につきましては選出をさせていただいたというところでございます。  一方、教育分野ということにつきましては、例えば審議会の会長である岡田匡令氏につきましては、区の教育委員をやっていただいていらっしゃる方でございますし、この中で教育分野といたしましては、澤野由紀子委員が教育分野の専門家として、学識として加わっていただいておりますけれども、こちらにつきましても区の教科書選定などに携わっていらっしゃる方というふうに記憶してございまして、それぞれ、特に学識の経験者につきましては、それぞれの分野で区の行政の施策等に関わりのある方を中心的に選出させていただいたというところでございまして、御意見は御意見だと思いますけれども、私どもとしては、様々な分野をカバーできるように委員のほうは選出させていただいたつもりでございます。  以上です。 ○山宮委員  私は、文書の中身がどうこう言ってるわけではなくて、20年先を見据えて、コロナウイルス感染症のあれだけ大変なことがあって、この10年間を振り替えると、2011年の東日本大震災から日本は様々な自然災害の影響や命に及ぼす影響、いろんな状況があった10年間だと思うんです。毎年のようにあったと思う。その中で一番大事なことは、先ほど、この基本構想は人に着目しているとおっしゃったんだけど、心を込めてもらいたいなとすごく思うんです。いろんな人間が生きるということとか、子どもが本当に学び合うということとか。  例えば4ページに、「学び合い成長し合えるまち」と書いてあって、中段に、学校、家庭、地域が一体となり、子どもたちが個性を認め合いながら、学び、育ち合い、将来の社会の担い手として健やかに成長することができる良好な教育環境を整えます、これは子どもたちだけじゃなくて、大人のほうがむしろ育つというか、環境をつくるべき部分って出てきたんじゃないかなと思うんです。そういったことを見直すきっかけになったという言い方するの嫌なんだけれども、新型コロナウイルス感染症でいろんなことが起きたこの七、八か月間というのは、人がいろんなこと考えたんだと思うんですよ。  ですから僕が大事なのは、パブリックコメントを具体的にどういうふうにしていくかって大事だと思うんです。さっき、修正が必要な箇所があればやります。じゃ、どこからその修正をやっていくのかということが大事だと思うし、今の課長の答弁を聞いていると、そういうのが来ればという印象があるわけです。僕は、パブリックコメントを求めるときに、広く募集するのではなくて、ある意味ピンポイントで、聞きたい方々のところから、これからの目黒の20年をどう思いますかと。それぞれの子育ての専門の方々、企業で一流の中でやってらっしゃる方々、いろんな方々がいる。こちらから声をかけて、そういったお声を聞くという部分もこの基本構想の中に思いが詰まるという作業になるんじゃないかなと僕は思うんです。別に文章をこう変えろとか、こういう表現にしろとか、新しい生活様式を入れろとかっていうことを僕は言っているんじゃない。どういうふうに目黒の未来を見据えた思いをここに集約させていくかというか、結実させていくかという魂の部分が欲しいなとすごく思うんですよ。  20年ぶりの改定だから、これからの未来がどうなるかというのが本当に誰もが分からないと思うわけですよ。先ほど課長が、コロナウイルスの影響がどういうふうに出るか今は読み取れないとか言ったけども、コロナだけじゃない。どんな状況だって。何が起こるか分からない世の中で、じゃ、どういうふうにこの目黒で、先ほどふるさとって話もあったけれども、守っていこうか。目黒に縁している方々の本当に28万区民から意見聞いてやるわけじゃないんだから、どこまで思いをここに寄せられるかっていうプロセスにもうちょっと勝負かけてもらいたいなっていうのすごく思うんですよね。すごく情熱が大事だと思うんです。だって、基本構想というのは、すごい大事なことなんでしょう。根幹なわけでしょう。しかも、テーマが人に着目にしてるってことは、心に寄り添わなきゃ駄目なんですよ。そういった部分の認識をやっぱり持ってもらいたいし、ここに教育長もいないし、次長もいない部分がちょっと寂しい部分もあるんだけど、それだけ大事なことを議論するんだっていう姿勢が欲しいなというのはすごく今実感をしているんですが、その辺いかがでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  様々な策定過程の取組については、様々な手法があろうかなというふうには思ってございます。私どもといたしましては、ちょっと繰り返しになって恐縮でございますが、長期計画審議会の中で約1年の議論を重ねてきて、それの結実を素案の中に盛り込んできたというふうに考えております。審議会の中では、ちょっとほかの方々の御意見のときにも申し上げましたが、非常に熱心に御議論いただいてきて、特に最後のほうでグループワークをさせていただいたところは、従来の審議会で、こちらが案を示して、それに納得していただくということではなく、審議会の皆さんがしっかりと自分の考えを発言し、そういった中で目黒の将来ってどうあるかべきということを御議論いただいて、そのエッセンスを出していただいたというふうに思ってますので、そういった意味では、いろんな取組の仕方があろうかというふうに思いますけれども、いわゆる審議会でお決まりのものを出すということよりはより1歩も2歩も進んで議論をさせていただいたんではないかというふうに思ってございまして、今後、どういったことができるかは頂いた御意見を踏まえて考えていきたいとは思いますけれども、まずはこの審議会の結果をしっかりと区としては受けて、それを体現していくということが必要なのかなというふうに考えております。  以上です。 ○山宮委員  最後に。  審議会の積み重ねてきた大事な議論、うちの会派の代表も出てますから、内容は知ってます。すばらしい議論だったということも聞いてます。ですけれども、何度も言うけれども、目黒の本当の次の10年、20年をつくっていくための計画であればこそ、心をどういうふうに込めるかということも、この1年積み重ねてきたことをさらに咲かせていくわけでしょう。花を満開にさせていくわけでしょう、桜で言えば。その作業をこれからやらなきゃいけないんですよ。それはどういうふうにやるかというのが最後聞きたいのが、パブリックコメントというものも非常に重要じゃないかと私は思ってるわけ。そのアプローチの仕方というのは、今までと同じようじゃいけないんじゃないんですかということを考えているわけです。その辺についてはどう思われてますか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  おっしゃるとおりで、パブリックコメントについても、今回、まさに区政の大きな方針を決めるということでございますので、より広く皆さんから御意見を頂戴するということは重要だというふうに考えております。そうしたことから、通常のパブリックコメントはなかなかやらないと思いますけれども、今回のパブリックコメントに当たりましては、保育園、児童館なんかにもチラシ等を多少置いて、そこでこういった意見募集やってますよと、ですのでぜひ意見くださいというようなことの御案内はさせていただこうというふうに思ってございます。そうした手続でできるだけ広い形で周知を差し上げて、御意見を頂くように努力してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○山宮委員  だから周知。これまでと同じじゃない、それは。周知をして集めるのはこれまでと一緒なの。ピンポイントでそういった方々を拾っていくという、ぜひこの人たちの意見も聞いてみたいと思えるような行政になっていくことが大事なんじゃないかというふうに言っているわけです。  目黒は、この間の定例会でも、すごく大変重要な議論したじゃないですか。決算特別委員会でも。区政再構築検討会議で、新しい目黒をつくっていくんだって意気揚々の議論もあったかと思うんですけれども、その姿勢がこの委員会の中でも感じ取れないというのがすごく残念でならないんです。目黒区の未来を決める基本構想という議論が、もうちょっと情熱を持ってやりたいなってすごく感じるし、区民の皆さんに見てもらいたいわけ、こういった議論も。それが何かいつもと同じような感じになってしまうのが残念だと思うので、ぜひとも。できる、できないを私は聞いてるわけじゃなくて、その姿勢を示してほしい。心意気が欲しいんですよ。それが今、いろんな人たちが生活で苦しんでる、悩んでる人もいっぱいいるわけ。普通に給料もらえなかった方、いっぱいいるわけ。生きるということについて向き合っている人、いっぱいいるわけ。自殺の報道もいっぱいあるじゃないですか。もうちょっと命に向き合うべきだと思う。生活にもっともっと向き合わなければ、人に着目してると言っている以上、何かその辺の奥底が感じ取れないのが非常に残念だと思うんだけど、いかがでしょうか。 ○村田企画経営部長  いろいろ御指摘いただきました。今回、人に着目して、人にこだわったいろいろな言葉なりを入れて、まず初めに御指摘いただいたとおり、人が暮らすまちというふうに言ってスタートしてるっていうのがこれだと思います。パブリックコメントという形を取りながらも、やっぱり頂いた意見に魂込めてこちらも読み込んで、苦悩しながらまとめをしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○河野委員長  山宮委員の質疑を終わります。  ほかに。 ○松田委員  私はかねて、長期計画の中では、ローリング期間の短い実施計画とか基本計画のほうを重要視してきましたので、今日質問は遠慮しておこうかなと思ったんですけれども、今の委員の質問聞いて、一つぜひ聞かせてください。先ほど言った理由で、基本構想こそ、憲法改正とは全然違うんですけど、必要に応じて、10年間と言わず変えるべきだというふうに思っているので、そういう質問させていただきました。  そこで1点伺いたいんですが、なぜ感染症対策が入っていないのか、これがちょっと理解できません。先ほど、20年後どうなってるか分からない。終息してるかもしれない。逆も言えますよね。拡大しているかもしれない。今回延期したのもそうですし、コロナ感染症の影響というのは非常に大きいわけじゃないですか。  あえて具体的に短く言いますけれども、30ページを見ていただきたいんですが、ここに基本目標5があるわけですよね。30ページの一番下の(2)のところに、素案の改定みたいにしないで、震災、風水害、感染症などへの備えって入れるだけでできるわけですよね。あるいは、その下に書いてある、多様な主体による防災・防疫でもいいわけですよね。その一つ、二つ前の29ページの(6)の保健・医療体制の中にも感染症のこと書いてないし、(7)の生活環境の中にも感染症のこと書いてないし、これはちょっと私はあり得ないと思います。  質問としては、まだ来年の2月まで、定例会まで十分時間があるわけですから、それは御検討いただきたいと考えますけど、いかがでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今御指摘いただいた御意見につきましては、もちろん最終案の取りまとめの中でしっかりと検討してまいりたいというふうに考えてございます。  一言申し上げますのは、今お話しいただいた答申の施策の基本的方向というようなところでの施策の例示の部分でございますけれども、こちらにつきましてはあくまでも例示ということでございまして、これを今後参考にしながら基本計画を策定してまいるということになろうかと思います。基本計画策定に当たりましては、今委員がお話しいただいたような視点というのは当然出てくる話かなというふうに思っておりますので、その辺は時代の変化あるいは環境の変化に応じて、きちんと取り入れるべき施策については取り入れていくようになろうかなというふうに思ってございます。  以上でございます。 ○河野委員長  松田委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○おのせ委員  地方自治法が改正されて、基本構想をつくらなくてもいいというふうになったんですが、これをつくるという決断をされたわけです。それを議会で承認するというふうに、重要事件だということで私たちもこれに取り組んできて、審議会のメンバーにも議会から多くの議員を入れていただいたということです。我が会派からは必ず委員を出すことができましたので、その審議の内容をつまびらかに会派に持ち帰って確認をし、意見を出してきました。3月にこの答申が出たときも、答申に対して様々な御意見を申し上げたということです。  今、前の松田委員からもお話がありましたが、一つお聞きしたいのは、パブリックコメントを出すのは、今回、基本構想は大変コンパクトにまとめ、これは基本的には区の憲法的な考え方ですから、様々な個々の施策は実施計画等々で行っていくんだということを明言して、今回は基本構想の部分をつくっていくということで、いわゆる6ページまでが今回パブリックコメントの対象であろうと。それでその後の参考資料というのはあくまで参考資料であって、今、松田委員がおっしゃったとおり、施策はここに入れていただきたいと。私たちも入れていただきたい施策は言いました。言いましたけども、ここには入ってないというのは、これは前回までの答申の参考意見であって、パブリックコメントの対象じゃないんですね。パブリックコメントはあくまで6ページまでのものを出して聞くということでよろしいんでしょうか。確認です。  6ページまでのものを出したときに、先ほど青木委員からも話がありましたが、実際に6ページまでの6枚を見ていただいても、区民はこの重要性、大事さというものを共有できないと思いますから、ここに対しては、山宮委員おっしゃったとおり、やっぱり心を込めていかなきゃいけない。区としても、区民の皆様にも心を込めていただかなきゃいけないので、そのPRの方法というのは大変重要になってくると思います。今ここで私たちが、委員会に出席している会派を持っている委員にしても、こういった誤解を生む部分がありますから、6枚の基本構想パブリックコメントかけることに対して相当工夫していただかないといけないと思いますが、いかがでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今お話しいただいたとおり、私どもが想定しておりますのは、今回、基本構想素案を取りまとめて、それに対するパブリックコメントいただくというような形でございます。その対象につきましては6ページまでというようなことになろうかというふうに思ってございます。  一方で、審議会をやってきて、その審議内容が参考として分からないと、なかなか6ページだけを読んでも理解が進まないというところがあります。もちろん、全部お読みになる方がどれくらいいらっしゃるかというのはあれですけれども。ですので、パブリックコメントの資料といたしましては、今御提示させていただいている冊子の資料を使ってパブリックコメントを実施させていただくという予定としてございます。  2点目でございます。おっしゃられるとおり、PRが非常に大事というふうに思ってございますので、その点につきましては、ちょっとどういったことができるか。今想定しているもの、るる先ほど申し上げましたけども、それ以外にどういったことができるのかについては引き続き検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。
    ○おのせ委員  分かりました。資料としてこの答申の内容をお出しになるということであると、まさしく、私たちの会派、くだらないことじゃないんですが、1個1個の施策に対して、これが抜けてますよということを御指摘しています。それと今、松田委員がおっしゃったとおり、コロナの感染に関して感染予防に対しての意見は大きくこの3月から後、委員の皆様以外のところで精査をされて、この基本構想の中に入っているとは思いますが、感染症の政策に対しては、この答申とかじゃ間に合ってませんから、そこには入っていない。そこの足らなかった部分、答申に対しての御意見というものもどっかで表現していただかなきゃいけないと思いますが、これはどういうふうに表現するんでしょうか。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今回のパブリックコメントにつきましては、基本構想の素案について御意見を伺うということでございまして、具体的な答申に対する御意見を頂戴するというものではないということがまずございます。施策が抜けているといったような御指摘につきましては、当然、来年度以降の基本計画なりをまたつくっていくわけなんですけれども、その過程の中で改めて御意見を頂戴する機会というのは当然持ってまいりますので、そういった中で具体的な御意見を頂戴するということがいいのではないかなというふうに思っているところでございます。  以上です。 ○河野委員長  おのせ委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○石川委員  パブリックコメントなんですけども、コロナ禍の中で大々的な大きな説明会というのはなかなか難しいと思うし、ここには書いてないんですけども、施策のときに住民が要望すれば、少人数での説明会、この基本構想だけではなく、やってきているわけですが、そうしたことについては行うということで考えていいんでしょうか。  そうした場合、今回のこのパブコメだけじゃなくて、なかなかパブコメ、意見募集って少ないのが現状ですよね。今回、基本構想、最も大事な部分であるので、説明会が開かれないというのであれば、出前講座、少人数でもやるということを大々的にPRすべきではないかと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。  以上1点。 ○橋本長期計画コミュニティ課長  今回につきましては、委員お話しいただいたとおり、コロナの影響が引き続いているというような状況の中で、なかなか説明会の開催というのは難しいのかなというふうに思ってございます。パブリックコメントにつきましては、できるだけ幅広く御意見を頂戴できるように工夫をしてまいりますけれども、当然、区民の方々から今回の素案について内容の説明してほしいというような御要望があれば、私どものほうで対応させていただく準備はございますので、そういった形で対応させていただきたいというふうに思ってございます。  以上です。 ○河野委員長  石川委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(1)目黒区基本構想素案についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(2)令和2年度における目黒シティラン健康マラソン大会〜の取組について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――河野委員長  次に、報告事項(2)令和2年度における目黒シティラン健康マラソン大会〜の取組について報告を受けます。 ○佐藤オリンピックパラリンピック推進課長  それでは、令和2年度における目黒シティラン健康マラソン大会〜の取組につきまして御説明をいたします。  まず、資料項番1の目的でございますが、記載のとおり、本年度の目黒シティラン健康マラソン大会〜につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止を決定したところでございます。現時点におきましても、感染につきましては収束のめどもきちんと立っている状況ではございませんが、次回大会に向けまして、めぐろスポーツニュースの特集、それから動画の配信等を通じまして大会への参加意欲を喚起していくこと、併せて区民の大会に対する認知度の向上に取り組んでいくというものでございます。  続いて、2の取組の概要でございますが、今回大きく2点ございます。  まず(1)のめぐろスポーツニュース特集記事でございますけれども、めぐろスポーツニュース11月号におきまして、これまでの大会でゲストランナーをお願いしてまいりました君原健二氏、それから第4回大会でお願いをいたしました今井正人選手、これらの方からのメッセージを頂き、また大会ボランティア等のコメント等も頂きながら、これまでの4回の大会を振り返るような特集の記事を掲載してまいります。  続いて、(2)のコース紹介動画の配信でございますが、第4回大会にゲストランナーとして御参加いただきました今井正人選手に御出演をお願いいたしまして、御自身の参加体験を踏まえて、現在のところ5分間程度と予定しておりますが、めぐろシティランのコースを紹介する動画を作成いたしまして、ユーチューブチャンネルにて配信をしていくというものでございます。  なお、前述、(1)で申し上げためぐろスポーツニュース11月号におきまして、QRコードを掲載して周知を図ってまいります。  続いて、3の経費でございますが、動画作成に係る委託料等とそれから今井正人選手への謝礼を含めまして90万円程度を予定しているところでございます。  今後の予定につきましては記載のとおり、11月15日にめぐろスポーツニュース11月号を発行いたしまして、併せて同日にコース紹介動画の配信を開始いたします。  説明は以上でございます。 ○河野委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○佐藤(昇)委員  目黒シティラン、第4回まで終了し、第5回へ向けてということが残念ながら中止になったわけでありますが、そもそも公道を止めてマラソン大会を開くというのは、立ち上げの時期、非常に御苦労があったかと思います。思い返せば、公道を止めて行う目黒区の行事としては、目黒通り等のパレードがあったかと思います。私も幼い頃に楽しみにしておりました。また、目黒駅伝大会ということで、中央体育館を出発して走るような大会も以前は行われてました。しかし、今回目黒シティラン、大会を始めるに当たってはいろいろな苦労があり、また多くの所管、職員、目黒区の団体ですね、協力いただいてということで、全区的な多くの方が参加するビッグイベントであるということで、1回1回課題が出たものを丁寧に解決しながらということで、非常にクレームも少なくなってきてということであり、また題名のとおり、健康と元気、そしてコミュニティと絆というものが大会ごとに深まってきているというふうに認識しています。また、これは途切れてはいけないということで、継続性を持つということで、発信をしていくということは非常に有効であるかなというふうに思います。  そこで質問をいたします。今回、ユーチューブですとか記事の特集、QRコードというような工夫をされていくわけなんですが、ユーチューブ見ない方もいるかもしれないです。ですから、機能はあっても、そういった習慣がない方、要するに見ていただくようなことをまた周知すると言うんですかね、工夫が大いに必要かな。せっかく興味があるんだけど知らなかったということもあるかと思うので、そういった工夫が必要かと思うんですけど、その点についてお伺いします。 ○佐藤オリンピックパラリンピック推進課長  今回、周知につきまして、先ほど申し上げたように、特集記事をしてまいりますめぐろスポーツニュースの11月号に載せていくということと、このほか、区のほうのホームページにも載せていきますので、そこにもQRコードをつけて、アクセスをしてもらえるような、そんな取組はしてまいります。このほか何かいい方法があればなということで今後また検討してまいりたいと思いますが、現在のところ、そのような形で考えてございます。  以上でございます。 ○佐藤(昇)委員  検討していただいて、せっかくですから、多くの方が見ていただいて、喜んでいただいたり、また参加を促すようなことにもつながることが区の元気になるかなと思います。  庁舎の1階に今、オリンピック・パラリンピックのカウントダウンの映像がありますけど、難しいのかなと思いながらですけど、あんなのを工夫、利用ですとか、ありとあらゆる部分で検討してみていただければなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○佐藤オリンピックパラリンピック推進課長  具体的な御意見を頂きまして誠にありがとうございます。あの位置が今のところはオリンピックとパラリンピックの映像等を流すということとカウントダウンの部分で、オリンピック・パラリンピック大会寄りの活用の仕方をしてございますが、この後ちょっとまた、どんなふうに活用を考えられるか、その辺も含めて検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○河野委員長  佐藤委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○青木委員  私からはユーチューブについて伺えればと思います。  今、動画配信サイトは本当に小さい子から御高齢の方も、自分の趣味のチャンネルなどを見たりとか、かなり利用者も増えているので、そういったものを使っての周知というのはすばらしいと思っています。  まず一つ目として、ユーチューブチャンネルの今回の動画の配信を、目黒区がチャンネルをつくって上げるのか、それともめぐろスポーツニュースさんが持っているチャンネルで上げるのか、上げ方を伺えればと思います。 ○佐藤オリンピックパラリンピック推進課長  今回のチャンネルの作り方というところですけれども、ここのチャンネルにつきましては、めぐろシティラン実行委員会というところで作成をしてまいります。  以上でございます。 ○青木委員  実行委員会のほうのチャンネルで上げるということで了解しました。  今回、まずコースの紹介動画ということなんですが、来年やるかまだ分かりませんが、実際の実施している様子をぜひまたこれも動画に上げていただきたいなと思っています。区民の方の顔とか個人情報のものもあると思いますが、実際、そういった運用しているところを区民の方に見ていただいて、その当日来られなかったりとか、いろいろな事情でその場にいられない方もいますので、そういった方が動画を通して一緒に楽しめるような、そういった形で今後こういった動画配信については前向きに考えていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○佐藤オリンピックパラリンピック推進課長  今御意見を頂きましたように、大会の風景を何かの形でということですが、今現在におきましては、イッツコムのほうの協力を得まして、ライブで配信をさせていただいております。その後、イッツコムのチャンネル等で何回か、目黒区で行う大会がありましたという紹介もしていただいているところでございます。  この後というところで、今回のコース紹介動画については、大会で走っている風景が動画で流れるというのは、ちょっとその映像はないので、また別の形になりますけれども、そういった大会のPRであるとかそういったところで動画を活用していくというところにつきましては、検討してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○河野委員長  よろしいですか。  青木委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(2)令和2年度における目黒シティラン健康マラソン大会〜の取組についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(3)「目黒区教育の情報化推進計画」の策定時期等について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――河野委員長  続きまして、報告事項(3)「目黒区教育の情報化推進計画」の策定時期等についての報告を受けます。 ○今村学校ICT課長  それでは、「目黒区教育の情報化推進計画」の策定時期等について、学校ICT課と教育指導課の連名ではございますが、学校ICT課より御説明をさせていただきます。  まず、目黒区の教育の情報化推進計画の策定につきましては、4月10日の本委員会にて御報告させていただきましたが、改めて策定の背景について御説明をさせていただきます。  近年の情報化やグローバル化の加速的な進展、特にAIやビッグデータ、ロボティクス等の技術の急速な進展によるソサエティ5.0社会の到来が予想されておりまして、このような新たな社会を生きる子どもたちを育てる学校教育には、自らが試行錯誤し、他者と協働しながら新しい価値を生み出していく資質・能力の育成が求められております。  今年度から小学校より順次実施されております学習指導要領では、情報活用能力が初めて言語能力と同様の学習の基盤となる資質・能力とされ、情報活用能力を育成する環境を整え、適切に活用した学習活動の充実を図ることが明記されました。さらに国では、新たな社会に生きる子どもたちの学びを支えるため、令和5年度までに児童・生徒1人1台の情報端末を整備することを目的としたGIGAスクール構想の実現を掲げ、補助金の交付、ロードマップが示され、学校のICT環境の整備は全国的に加速度的に進んでいくことが予想されてございましたことから、本区といたしまして、新しい時代にふさわしい教育の実現を目指しまして、教育の情報化を計画的に進めることとし、今年度を目途として目黒区教育の情報化推進計画を策定することとして御報告をさせていただいたものでございます。  それでは、改めて、本資料、目黒区教育の情報化推進計画の策定時期等について御説明いたします。  資料を御覧ください。  項番1、経緯でございますが、1段落目につきましては、ただいま御説明したことの概要でございまして、特に2段落目でございますが、国が掲げておりますGIGAスクール構想は、令和5年度までの計画でございましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による学校の臨時休業を受け、計画の前倒しがされ、令和2年度中に整備をすることとされてございます。  この状況を受けまして、本区においても今年度中に整備を行うこととし、令和2年度補正予算(第2号)において関連予算を計上いたしまして、6月議会において御議決を頂き、9月末には契約候補者の事業者選定を終了しておりまして、現在、契約に向けた調整を行っているところでございます。鋭意取組を進めてございます。  続きまして、項番2、計画の策定時期等についてでございますが、計画の策定に当たりましては、新型コロナウイルス感染症による教育活動の影響ですとか、学校を取り巻く社会状況の変化、児童・生徒1人1台の情報端末整備後の学校ICT環境等を踏まえた内容とすることが求められておりますことから、改めて教育の情報化に係るソフト面、ハード面の課題を整理するとともに、社会状況の変化に対応するために計画改定が延期されました、本区の教育施策の中期的計画であるめぐろ学校教育プランとの整合性を図っていく必要性があることから、本計画の策定のスケジュールを見直し、1年延長することといたします。  なお、計画策定までの間につきましては、児童・生徒1人1台の情報端末の利活用については、教員の研修の実施やICT支援員の派遣の拡充などを図り、着実に推進していくとともに、教職員出退勤管理システムや学校徴収金管理システムなどの新たな取組についても適切に対応してまいります。  項番3、計画策定のスケジュールございますが、こちらのほうは記載のとおりでございます。  簡単ではございますが、説明は以上です。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○佐藤(昇)委員  このGIGAスクール構想に関してですが、国が掲げたと同時ぐらいに我が会派のほうからも、目黒区でもいち早く導入すべきだというようなところから始まり、このコロナ禍の中で前倒ししようというのは議会からも要望してきたという流れの中だと思います。  先ほどの課題を整理するという中で、ソフトとハードというところの課題なんですけれども、現時点で主立ったものを教えていただけたらと思います。  また、スケジュールの中で、2年度中に1人1台の情報端末機整備ということですけれども、現段階、達成できるのかどうなのか、進捗状況を教えてください。 ○今村学校ICT課長  今現在考えておりますソフト面、ハード面の整備の何か課題はあるかというところでございます。  ハード面に関しましては、GIGAスクール構想が実現されますので、子どもたちに1人1台、端末が整備されるという状況でございます。今回はLTE通信による整備をさせていただきましたが、校内には学校のWi−Fiがございまして、例えばそのWi−Fiの整備に関しては今後どのように進めていくか、そういう課題もございます。また、今後、校務システム、こちらのほうも例えば働き方改革の視点で申し上げますと、教員が例えば自宅からその校務支援システムにアクセスができれば、働き方改革につながるだろうと、そういったところもございます。そういったハード面に関しましてはそのような点考えていく。また、多額の経費がやはりかかりますので、いかに効率よく整備を進めていけるか、そういった部分をハードの課題とさせていただいて考えております。  また、ソフト面につきましては、新学習指導要領に新たに情報活動能力の育成というのが掲げられておりますので、その育成に関しまして、どのように教員が指導していけるか。そうしますと、やはり教員の指導力の向上ということが必要かなと考えてございますので、そういったところの視点を持ちつつ研修の充実ですとか、そういったものを拡充していくことかなというふうに考えているところでございます。  2点目につきましては、GIGAスクール構想の今現在の進捗でございますが、9月に選定事業者を決定いたしまして、今、調整を行っているところでございます。iPadを選定させていただきまして、約1万4,000を超えるような台数を整備していくことから、まず今調達のほうをしっかり進めていくということで事業者と調整を行ってございます。一応年度内に導入ができるという事業者を選定してございますので、そういった進捗で今進めているところでございます。  以上でございます。 ○河野委員長  佐藤昇委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○石川委員  以前、テレビで、実際にiPadとかいろいろ使っている授業風景が放映されたんです。よく使っている、とても活用がいい例と、あまりよくない例二つが出ていたんですけども、この活用に当たっては、教員の研修とかいろいろなもの、あと専門家等というのが書いてあるんですけども、私、以前、補正か何かでこの質問したときに、現場の声を、使う先生たち、研修するかもしれないけども、現場の先生の声を聴く必要、こういう計画をつくるに当たっては、ということを質問したときに、校長先生がその声を代弁できるっていう答弁があったんですけども、私は校長先生は現場で全体を管理する方ではあるけども、それを活用するのは現場の先生たちだと思うんです。そういうことを考えれば、やはり現場の先生、若い先生、中堅の先生とか、様々な層の先生たちの声を聴く場をきちんと設けたほうが、形だけじゃなくて、実のある計画になると思うんですが、その辺、1点ですけども、いかがでしょうか。 ○今村学校ICT課長  今回の計画の策定に当たりましては、教育情報化推進委員会というものを設置いたしまして、そちらの構成委員は、教育次長を委員長といたしまして教育委員会管理職、また学校長代表、小学校長代表、目黒の幼稚園・こども園の代表・園長、そういった者で構成しているものでございます。  実際には作業部会というのを設ける形になってございまして、作業部会に関しましては、各課の係長、事務によく精通している係長、また教員に関しましては、小学校から2名、中学校から2名、幼稚園のほうの代表教員も1名ということで、こういった検討組織になってございまして、そちらのほうで実際の声を聴いていくという形で考えているものでございます。  以上でございます。 ○石川委員  作業部会のほうで小学校、中学校各2名ということなんですけれども、私はやはり、できるだけ現場の人たちの、一番使っているわけですから、そして子どもに関わってくるわけですので、2名ということですが、あらゆる機会にそうした人たちの声というか、こういうところに問題点がある、こういうふうにすればもっと進めていけるとか、そういう機会をさらにやっぱり持っていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○竹花教育指導課長  先ほどICT課長から説明があった作業部会には教員も入ります。それと併せて、現在も進めているんですけども、ICT活用推進委員会というものをつくっております。こちらのメンバーは各学校で1名ずつ選出していますけれども、ICT活用推進リーダーを教員の中から選出しております。その代表者で構成されたICT活用推進委員会、こちらで具体的なICTの活用の方法、また指導の方法、内容等について検討を始めているところです。これは継続して行っていきますので、そういった中で現場の声は拾っていけるというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○河野委員長  石川委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。 ○おのせ委員  2点伺います。  上の部分の1の経緯の中にも入っているんですが、陳情事項にもなっているんですけども、GIGAスクール構想に関してのロードマップは11月ぐらいをめどにというふうにお聞きしていたかと思いますが、今、どのような状況にあるんでしょうか。これが1点です。  2点目は、下の2番の計画の策定時期が遅れるということで、私たちが心配するのは、もう動いているのに、これが遅れてしまって大丈夫かということはあるんですが、これに対してしっかりここでお答えが書いてあって、計画策定までの間は、いろんな施策は進めていきますよということが書いてあります。これは安心はするんですけども、通常であれば、行政の場合はPDCAサイクルでやっていくのが普通。ところが今、現状、いろんな民間の企業なんかも含めても、OODA、ウーダでやっているわけでして、今回、結果としてですけども、ウーダになっていくのかな。現場で見て、分かって、決めて、動くという形になっていく、いい形かなと思っておりますが、そういう認識でよろしいんでしょうか。 ○今村学校ICT課長  陳情事項にもありますGIGAスクールのロードマップについてでございますが、今現在、まず選定の候補者が決まったところの御報告、ホームページでさせていただいておりますし、GIGAスクールのロードマップに関しましては、今、契約の前でございまして、大体の見通しが契約事業者と立てば、しっかり御報告できるかなと考えているものでございます。  また、2点目の計画の考え方でございますが、今委員おっしゃったとおりで、そのように考えているものでございます。  以上でございます。 ○河野委員長  おのせ委員の質疑を終わります。  ほかにございますでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(3)「目黒区教育の情報化推進計画」の策定時期等についてを終わります。
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――河野委員長  その他(1)次回の委員会開催については、11月16日月曜日、10時開会となっております。  先の話なんですが、11月は定例会がございます。陳情審査等ございますので、11月30日月曜日も予定しておいていただくことをお願いいたしたいと思います。  よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○河野委員長  以上で本日の総合戦略感染症対策等調査特別委員会を散会いたします。  お疲れさまでした。...