目黒区議会 2020-06-22
令和 2年文教・子ども委員会( 6月22日)
令和 2年文教・
子ども委員会( 6月22日)
文教・
子ども委員会
1 日 時 令和2年6月22日(月)
開会 午前 9時58分
散会 午前10時54分
2 場 所 第四
委員会室
3 出席者 委員長 田 島 けんじ 副委員長 金 井 ひろし
(7名)委 員 青 木 英 太 委 員 佐 藤 ゆたか
委 員 小 林 かなこ 委 員 斉 藤 優 子
委 員 松 田 哲 也
4 欠席者
(0名)
5
出席説明員 関 根 教育長 長 崎
子育て支援部長
(8名)篠 﨑
子育て支援課長 大 塚
保育課長
藤 原
保育計画課長 秋 丸
教育次長
樫 本
教育政策課長 千 葉 生涯
学習課長
6
区議会事務局 伴 議事・調査係長
(1名)
7 議 題
【議 案】
(1)議案第29号 目黒区
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を
定める条例の一部を改正する条例
(2)議案第30号 目黒区
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関
する基準を定める条例の一部を改正する条例
(3)議案第31号 目黒区
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する条例
【
報告事項】
(1)めぐろ
学校教育プランの改定時期等について (資料あり)
(2)令和元
年度放課後フリークラブの実施結果について (資料あり)
(3)地域の
学習支援団体への
支援事業について (資料あり)
(4)病後
児保育施設の整備・
運営事業者の募集について (資料あり)
【
情報提供】
(1)事故の発生について (資料あり)
【その他】
(1)次回の
委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○
田島委員長 おはようございます。
ただいまから文教・
子ども委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、
佐藤委員、
松田委員にお願いいたします。
本日でございますけれども、先に議案第30号、31号を一括で審査させていただきます。
情報提供にあります事故の発生について、これを
企画総務委員会のほうで報告するということでございますので、先に一括して30号、31号を審査させていただきます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(2)議案第30号 目黒区
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の
運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
(3)議案第31号 目黒区
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準
を定める条例の一部を改正する条例
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (2)議案第30号、目黒区
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、(3)議案第31号、目黒区
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を一括議題に供します。
それでは、
補足説明を受けます。
○
長崎子育て支援部長 この2本の条例案につきましては、先週の本会議におきまして副区長から御説明申し上げた
提案理由のとおりでございまして、内閣府令及び
厚生労働省令の施行に伴い、国の基準に準じた改正を行うものでございます。
資料を御用意しましたので、
保育課長から説明をさせていただきます。
○
大塚保育課長 私からは、制度につきまして若干の
補足説明をさせていただきます。
お手元の
補足説明資料を御覧ください。
まず、
特定地域型保育事業でございますけれども、こちらは
児童福祉法に位置づけられた
家庭的保育事業等を、子ども・
子育て支援法の
地域型給付費の支給に係る事業を行う事業者として、目黒区の場合は目黒区長が確認を行ったものでございます。確認制度につきましては、お手元の資料の項番1のところに記載のとおりでございます。
家庭的保育事業でございますが、4つの類型がございまして、1つ目が
家庭的保育事業、2つ目が
小規模保育施設、3つ目が
居宅訪問型保育事業、及び4つ目といたしまして
事業所内保育所がございます。
現在、区内におきますこの制度による
保育施設でございますが、
小規模保育施設が16施設、
事業所内保育施設が2施設ございまして、ほかの2類型については目黒区内にはございません。
なお、区にはいわゆる
保育ママという
家庭福祉員の制度がございますが、これにつきましては区が定める要綱に基づき運営する独自の制度でございまして、今回の改正には直接関わらないものでございます。
また、内閣府による
企業主導型保育所の制度も、今回の改正にございます
事業所内保育所とは別の制度になってございます。
補足説明は以上でございます。
○
田島委員長 補足説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○
小林委員 1点だけ確認したいんですけれども、今回のこの改正の部分、30号では第42条の4の(1)の部分ですね。それから、31号では1ページ目の第6条4の(1)について、ここが新たに新設となっています。
ここの部分に関連してくるんですけれども、
利用乳幼児の保育の提供の終了後、連携の部分について今回
新型コロナウイルスの様々な影響が出てますけれども、この保育、
幼児教育を取り巻く環境は大きく変わってますが、現状何か影響が出ているのか、その1点だけ確認させてください。
以上です。
○
大塚保育課長 今回、
連携施設ですけれども、主に目黒区の場合は
小規模保育所を卒園なさる児童について、どのような影響が出るかというところでございます。
今のところですけれども、
コロナウイルスによる影響というのは、まだ各
園休園等の対応を取った直後というところでございまして、今後保護者の皆様がどういった判断をするのかというところは、現状では見えてきていないところでございます。
ちなみに、
小規模保育所、目黒区のこういった類型のものの大きなところを占める
小規模保育所を卒園なさった方、2歳で卒園なさった方が令和2年3月に69名在籍しておりましたが、そのうち54名は
認可保育所に入所できております。また、残りの15名でございますが、保育課のほうで正確な進路を把握していないんですけれども、特にその後の
保育施設の入所等の延長の申込みなどは行われていない状況でございますので、大きな影響というのは出ていないというふうに考えております。
以上でございます。
(発言する者あり)
○
大塚保育課長 失礼しました。先ほどの卒園なんですけれども、今年の3月に卒園された方の状況というふうなお話をしたんですけれども、1年前のデータ、31年3月卒園の方でした。おわびして訂正いたします。失礼いたしました。
○
田島委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○
斉藤委員 一昨年ですね、我が党が強力に連携を推し進めるように
働きかけを強めていかなければならないではないかという質疑に対しまして、区は
連携施設確保に向けて
事業者同士の交流であるとか既存の事業所も含めた
連携施設確保のための
働きかけについて、今後どのようなことができるのか検討していきたいというふうに答弁していますけれども、その後、どのようなことが実施されるのか教えてください。
○
大塚保育課長 その後の連携の確保に向けての動きでございますけれども、国も
連携施設の確保のための猶予期間を、5年間延長するというような措置を取っているところもございますし、区といたしましても認可の申込みに当たりまして、東京都の
認証保育所も含んでいるんですけれども、こういった2歳で卒園なさる園に通っていらっしゃる方につきましては、申込み時に2点の加点をつけるといった優遇も取っておりますので、そういった中で、3歳からの受け皿については対応できているものというふうに捉えております。
以上です。
○
斉藤委員 ということは、特に区のほうで、例えば先ほども申し上げましたように、
連携施設確保のために何か交流とかそういったことは、特にしてないということでよろしいでしょうか。
○
大塚保育課長 現在のところ、3歳以降の
受け皿等についての、
マッチング等の取組は実施できていない状況でございます。
以上です。
○
斉藤委員 今後、そういった交流や連携の確保に向けて、そういったことを今後もやるというような予定はあるのでしょうか。
○
大塚保育課長 今後でございますけれども、先ほどの委員の御質疑の中にもございましたとおり、
新型コロナウイルスによる保護者の方の動向が若干見えない部分もございますので、どのようなことができるのかというような検討をしていきたいというふうに考えております。
一方で、
連携施設の役割といたしまして、2歳で卒園する3歳からの受け皿ということだけではなくて、
縦割り保育での支援ですとか、そういったことも
連携施設の役割として含まれておりますので、そういったところも念頭に置きながら対応していきたいというふうに考えております。
以上です。
○
田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 よろしいですか。それでは、質疑を終わります。
次に、議案第30号から意見・要望を受けます。
○
斉藤委員 意見・要望です。
区は、
待機児解消を理由に
小規模保育園を増やしてきましたが、3歳児になったときに認可園に入り直さなければならないなど、保活をしなくてはいけないという保護者の不安があります。自治体の責任として、
連携施設確保のために
働きかけをしなければなりませんが、それが不十分です。
そもそも、国がゼロ歳児から2歳児の
待機児解消の調整弁として増設に旗を振ってきたことも原因となっていますが、それを追随してきた区も責任があります。基準緩和では根本的な解決にはなりません。
よって、
日本共産党区議団は議案第30号に反対します。
以上です。
○
田島委員長 ほかにございませんか、意見・要望。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 それでは、議案第30号の意見・要望を終わります。
議事の都合により休憩とさせていただきます。
(休憩)
○
田島委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
議案第30号、目黒区
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきまして、賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔
賛成者挙手〕
○
田島委員長 賛成多数と認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
次に、議案第31号について、意見・要望があればこれを受けます。
○
斉藤委員 居宅訪問型事業を受けられる対象者は、改正前であっても保護者の疾病、疲労、その他身体上、精神上、環境上の理由により、家庭において乳幼児を養育することが困難な場合に提供されていましたけれども、対象者の明確化は評価できます。
しかし、議案第30号と同様、区は
待機児解消を理由に
小規模保育園を増やしてきましたけれども、3歳児になったとき認可園に入り直さなければならないなど、保活をしなくてはいけないという不安があります。自治体の責任として、
連携施設確保のために
働きかけをしなければなりませんが、それが不十分です。
そもそも、国がゼロ歳児から2歳児の
待機児解消の調整弁として増設に旗を振ってきたことも原因となっていますが、それを追随してきた区の責任もあります。基準の緩和では根本的な解決にはなりません。
よって、
日本共産党区議団は議案第31号に反対します。
以上です。
○
田島委員長 ほかに意見・要望はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 それでは、意見・要望を終わります。
議事の都合により暫時休憩いたします。
(休憩)
○
田島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
それでは、議案第31号、目黒区
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、賛成の委員の挙手をお願いいたします。
〔
賛成者挙手〕
○
田島委員長 賛成多数と認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【議 案】(1)議案第29号 目黒区
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関す
る基準を定める条例の一部を改正する条例
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 それでは続きまして、(1)に戻りまして、議案第29号の審査をさせていただきます。
議案第29号、目黒区
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者から
補足説明を受けます。
○
長崎子育て支援部長 本条例案につきましては、先週の本会議におきまして副区長から御説明申し上げた
提案理由のとおりでございまして、
厚生労働省令の施行に伴い国の基準に準じた改正を行うものでございます。
内容といたしましては、
学童保育クラブに配置する
放課後児童支援員の
認定資格研修の実施者として、
都道府県知事及び
政令指定都市の長に加え、今回新たに中核市の長を加える改正を行うものでございます。
説明は以上です。
○
田島委員長 よろしいですか。
それでは質疑を受けます。
○
斉藤委員 去年、
政令指定都市でも研修が受けられるようになったということですけれども、研修の修了までに、例えば期間が短くなってよかったとか、何かそういった声があれば教えてください。
以上です。
○篠﨑
子育て支援課長 研修自体は16こま、この単位自体は変わってございませんで、ですので短くなったということではないんです。
受講機会が増えたと。去年の改正で申しますと
都道府県知事しかその研修の
実施機関になれなかったものを、去年は20ある
政令指定都市が加わったといったことでございまして、
受講機会が拡大しました。
ただ、研修の内容につきましては変わってございませんので、その期間が短いということではないという改正でございました。
以上でございます。
○
斉藤委員 すみません。ちょっと質問が悪かったと思うんですけども、私、研修にかかる時間が短くなったという意味じゃなくて、受けられる場所が増えたことによって、例えば何かの都合で受けられなくなって後回しになってしまったりして、修了までにやっぱりどうしても人によっては長くなってしまうというような人たちが増えていたと思うんですけれども、一定。それが、その機会が増えることによってとんとん拍子にといいますか、非常にスムーズに研修が受けられるようになったというようなことについて、何かあったかということでの質問でした。それについてお願いします。
○篠﨑
子育て支援課長 失礼いたしました。
研修を受けるのは、居住地の自治体が行う研修か、あるいは事業所のある所在地のある自治体が行う研修ということになります。本区におきましては、基本的に東京都のところに、まだ研修が修了してない職員については東京都が実施する研修に参加させておりますが、既にほかの自治体で経験があるとかそういう、特に
会計年度任用職員なんかにつきましては、そういう既に資格を持っている、
放課後児童支援員の資格を持っている方もいたかと思います。
ただ、短くなったかどうかといったところで申しますと特段、前回の改正で東京都が受けられないから、じゃ、居住地で受けなさいとか、そういった対応は特段しなくても済んだといったところがございますので、ちょっとどのような効果があったかは把握してございません。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○
小林委員 今回、中核市の長が行うということまで緩和されるという御説明でした。
今月の
委員会資料の中にも記載があったんですけれども、新・
放課後子ども総合プランに基づくと、
学童保育クラブについては令和3年度、来年度末までに約25万人分を整備して
待機児童の解消を図るとされています。
確かに、
登録児童数、それから受け皿となる
クラブ数というのは年々増えていて、昨年度の国の報告によると過去最高の人数を記録しております。今回の改正は、こうした状況に対応する人数の確保、人材確保ということでされるのか。その経緯についての確認が1点。
それから、さきの質問にもちょっと関わるんですけれども、今回こうした
新型コロナウイルスの影響で、クラブのほうでも衛生面についての様々な対応が現在されているところだと思います。例えば、3密にならないような部屋の工夫だとか、換気とか消毒とか、そういった今回の
新型コロナウイルスに関する何か
研修内容が、今後盛り込まれてくるのか。またはもう既に何か、
ガイドラインとかマニュアルのようなものが区のほうにも配付をされているのか。その対応について現状をお伺いしたいです。
2点です。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、まず1点目でございますが、これは確かに
放課後児童健全育成事業、いわゆる本区におきましては
学童保育クラブですけれども、全国的に利用者が増えてございまして、その支援員の質の確保といったところで、
放課後児童支援員を必ず配置しなければならないといったところで、それで今研修を拡大しているところでございます。
経緯につきましては、昨年も御説明しましたけれども、地方分権の関係で提案制度がございまして、地方のほうから、
都道府県知事が行うものだけでは足りないと、
受講機会をもっと増やしたいということで改正したものでございまして、今回は
政令指定都市に続いて60ある中核市が加わったといったところでございます。
2点目の、
新型コロナの関係でございますが、これは学校とか保育園とか、そういったところでいろんな
ガイドラインが、これまでの
新型インフルエンザの関係で一通り積み上げられたものに加えて、
新型コロナに関してもいろんな
ガイドラインが出ておりまして、本区におきましても4月に、そうしたものを踏まえて、
学童保育クラブとか児童館の
新型コロナに関する対応の
ガイドラインを作成したところでございます。
これにつきましては、繰り返しになりますけども、これまでも
新型インフルエンザ対応とかそういったところで、消毒だとかそういうのをきちんとやってきたわけですけれども、今回のコロナに関しては、いわゆる3密にならないような距離をどうとるか、具体的な日々の保育でどう生かしていくかという、大きなところは
ガイドラインの中で示してございますけれども、具体的な保育の中身については今現在も検討しながら、
場面場面でそういうふうにならないような工夫をしているところでございまして、研修の中身につきましては、いわゆる
感染症予防ということで、これまでもそういう項目がありますけれども、こうしたところに今後この
新型コロナの関係も加わってくるんだろうなというふうには思ってございますけども、まだ今年度の募集要項の中にそういった具体的な
コロナ関連というのは、まだ記載のないところでございます。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 それでは、質疑を終わります。
次に、意見・要望を受けます。
○
斉藤委員 学童保育クラブの対象年齢は1年生から3年生までの対象から、1年生から6年生までに広げられ、
事業所ごとに2人以上の人員配置が必要となっています。平成26年の要綱改正により研修が必要となりました。以前は
資格研修の実施者が
都道府県のみであったが、
政令指定都市でも
都道府県と同様の
資格研修実施が可能となり、
受講機会が増えました。今回は、さらに
中核都市にも同様の
資格研修実施が可能となり、
資格研修を受ける機会と選択肢が広がったと言えます。
学童保育クラブの支援員を目指す方にとっては、働きながら研修を受けられる日時や場所の選択肢が広がり、
日本共産党区議団は議案第29号に賛成します。
以上です。
○
田島委員長 ほかに意見・要望はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 それでは、意見・要望を終わります。
議事の都合により暫時休憩します。
(休憩)
○
田島委員長 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
議案第29号、目黒区
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、原案どおり可決すべきことに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 御異議なしと認め、本案につきましては原案どおり可決すべきものと議決いたしました。
それでは、(1)、(2)、(3)議案の審査を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(1)めぐろ
学校教育プランの改定時期等について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 続きまして、
報告事項を受けます。
(1)めぐろ
学校教育プランの改定時期等について、報告を受けます。
○
樫本教育政策課長 それでは、めぐろ
学校教育プランの改定時期等について御説明申し上げます。
資料を御覧願います。
初めに、1、経緯でございます。
目黒区
教育委員会では、次代を担う
子どもたちが確かな学力を身につけ、心豊かに健やかに成長することを目指しまして、目黒区の
学校教育施策に関する
中期計画として平成15年2月にめぐろ
学校教育プランを策定しました。その後、
学校教育を取り巻く社会状況の変化を踏まえまして、課題に的確に対応するための見直しを重ね、平成29年3月に現行の
学校教育プランへの改定を行ったものでございます。
計画期間は記載のとおりでございまして、本年度までとなっております。このため、新たな
計画期間を定める、めぐろ
学校教育プランの改定に向けて準備を進めてきたところでございます。
そうした中、
新型コロナウイルス感染症の影響等によりまして、基本構想の改定時期が年度末に延期。それに合わせて
基本計画の改定も延期されまして、併せて
補助計画についても法で定められた策定を義務づけられているもの以外は延期する旨、区としての基本的な考え方が示されました。このため、めぐろ
学校教育プランについても、
新型コロナウイルス感染症により大きく変化し続ける
社会情勢に対応していくために、改定時期等について検討する必要が生じたものでございます。
次に、2、教育に関する
社会情勢の変化でございます。
(1)では、
学習指導要領の改訂がございまして、小学生は本年度から、中学生は令和3年度から
全面実施となるものでございます。
(2)の
グローバル化や情報化の進展でございますが、国際化に伴う英語授業の充実や今般の
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として対応をしていく
GIGAスクール構想の実現に向けた生徒1人1台の
情報端末整備など、学習環境が大きく変化していくこととなります。
(3)では、学校の
臨時休業等を踏まえまして、今後の学習指導方法等どのように対応していくかなどの
社会情勢が大きく変化しております。
次に、3、めぐろ
学校教育プランの改定時期等についてでございます。
めぐろ
学校教育プランは、
教育委員会の教育目標、基本方針を実現するための計画であるとともに、区の長期計画の
補助計画としても位置づけられております。基本構想及び
基本計画との整合を図る必要がございます。また、
教育委員会の教育目標についてですが、基本構想の改定によっては、教育目標も改定する必要も考えられることから、必要な対応を図ってまいります。
そして、
学校教育プランですが、社会全体が大きく変化している中で、今後の本区の
学校教育に求められるものが大きく変わっていくことが想定されますので、それらに対応していくためにも、めぐろ
学校教育プランの改定を1年延伸するものでございます。このため、現行のめぐろ
学校教育プランに基づきまして事業を着実に進めていきますとともに、新たな課題に対しても的確に対応してまいります。
最後に、4、今後の予定でございます。
記載のとおり、令和3年度に改定作業を進めてまいります。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑があれば、それを受けます。
○
小林委員 今回のこの学校の休校だとか
新型コロナウイルスもそうなんですけども、非常に学校環境、それから
子どもたち、保護者を取り巻く環境がもう本当に大きく変化している時期です。これ、2番にある教育に関する
社会情勢の変化についても、来年度までに改定できる、いろんな整理をしていくのが、本当にこの1年で足りるのか、スケジュール的にですね。先生方やいろんな方からまた新たに状況についてヒアリングしたり、会を持ったりするかと思うんですけども、例えば英語教育だったらALTの先生の確保はちゃんとできているのかだとか、
ICTの機器の整備状況もそうですけど、いろんなことがこの1年本当に準備期間として間に合うのかどうか。今後のスケジュール、その辺の読みというか、準備期間というのを、念のため確認させてください。1点だけです。
○
樫本教育政策課長 この
学校教育プランのほうですけども、これはプランに基づきまして毎年度、教育行政運営方針というのを定めまして、それに基づいて事業を実施しております。そうした中で、また前年度の事業の実施内容を点検・評価を行っておりまして、これに基づいて翌年度の教育行政運営方針を定めてまいります。その中で、
学校教育プランの推進委員会というものも設けまして、
教育委員会の中の管理職、また小学校、中学校の校長の代表、そういったメンバーを加えまして、点検の実施、また課題の抽出等を行っておりますので、そういった意味で、また9月、10月には来年度の教育行政運営方針を定めますので、その中で来年度の事業については具体的に進めてまいりたいと思います。
(発言する者あり)
○
樫本教育政策課長 失礼しました。9月、10月から動き出しまして、最終的には3月に来年度の教育行政運営方針を定めていきますので、その中で事業のスケジュールについて確認しながら進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○
小林委員 そうですね。計画的にはそうだと思うんですけど、やっぱり9月、10月に取りまとめているときにも、また状況がどのようになっているかも見ながらという非常に難しいとは思うんです。先生方集まるのももちろん大変でしょうし、そういったときにオンラインでの会議がこれから、もしかしたら主流になっていくのかもしれませんけれども、そういったいつまでに取りまとめて、いつまでに計画をつくるというのさえ不安定な状況の中なので、例えば計画は計画で定めていくんですけれども、その状況に本当に柔軟に対応できるようなその体制をしっかりつくっていっていただいて、長期計画審議会のほうの整合性を図るのも大事なんですけども、特にすごく変化が大きいところなので、柔軟な対応をしていっていただきたいと思います。その点、最後いかがでしょうか。
○
樫本教育政策課長 毎月1回講習会もやっていますので、そういった中で意見を把握しながら柔軟な対応をしてまいりたいと思います。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
小林委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○
斉藤委員 先ほど
小林委員もおっしゃっていましたけれども、本当にそういった意味でこの
新型コロナウイルスの影響というのは、本当に学校の運営をかなり変えていく、今後も引き続き終息までには時間がかかるということで、例えばそもそも
ICTのそういった整備に関しましても、教室内でやるという前提での計画だったと思いますけれども、これがもしこの前の休校のように自宅で、例えばオンラインでやらなければいけないとなりますと、例えば
ICT支援員が本当にそれで足りるのかとか、あとは学校登校のときにやっぱり教室が少人数学級ではないので密の問題とか、そういったことも全部これは2の(3)の中に内容として含まれているのかどうかお聞かせください。
○
樫本教育政策課長 今御質問のありました
ICTの環境整備とかそういった大きなくくりでの計画は定めておりますけども、例えば
コロナウイルスによって細かい具体的な日々の動き、そういったものについては日頃の事業の実施の中で運営していくという形になると思います。そういった中で、一本太い部分について計画として定めますので、そういった中でそういった対応ができるような計画で持っていきたいと思ってますけども、細かい点については日々の運営、執行運営の中でやっていくというような形になると思います。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
斉藤委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 それでは、(1)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(2)令和元
年度放課後フリークラブの実施結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (2)にまいります。令和元
年度放課後フリークラブの実施結果について。
○千葉生涯
学習課長 それでは、令和元
年度放課後フリークラブの実施結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、1の事業概要でございます。
放課後及び学校休業日に学校施設等におきまして、子どもの安全・安心な居場所を確保するとともに、地域の人材を活用して様々な体験の機会を提供することにより、子どもの自主性、創造性、社会性等を養うことを目的として実施いたしました。
続きまして、2、実施状況の(1)ランドセルひろばでございますが、小学校の校庭に管理運営員を配置し、放課後の子どもの遊び場を提供する事業で、区立小学校20校で実施いたしました。
続きまして、(2)子ども教室でございますが、
教育委員会が委託しました運営団体が小学校の施設等を利用しまして、文化活動、スポーツ活動等の体験ができる機会を提供する事業でございまして、15小学校区で実施いたしました。
(3)実施結果でございますが、恐れ入りますが、おめくりいただきまして2ページを御覧ください。こちらは令和元年度のランドセルひろば・子ども教室事業実施結果でございます。2ページでは、各小学校ごとのランドセルひろばの実施結果でございまして、上段が令和元年度、下段の括弧は平成30年度の実績でございます。小学校名の横に番号がついておりますが、19番の東根小学校及び20番の中根小学校の令和元年度の欄が空欄になっておりますが、こちらは
放課後子ども総合プランモデル事業のランドセルひろば拡充事業として移行したためでございます。
一番下の合計欄を御覧ください。令和元年度の実施日数は2,744日、年間延べ利用者数は13万9,046人でございました。前年度より少なくなっている理由といたしましては、先ほど御説明いたしましたとおり、2校がランドセルひろば拡充となったことや臨時休校により3月の実施が中止となったためでございます。
続きまして、3ページを御覧ください。
こちらは、各小学校区ごとの子ども教室の実施結果でございます。こちらも上段、下段はランドセルひろばと同じ構成となっております。
一番下の合計覧を御覧ください。令和元年度は、当初計画回数が1,351回、実施回数が1,333回、参加人数は2万3,342人でございました。当初計画と比べて18回減少しております。また、前年度と比較しまして、実施回数は75回減少しております。その理由といたしまして、講師の都合や参加者が集まらなかったことで中止となったり、臨時休校の影響によるものと考えております。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 説明が終わりました。
質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 よろしいですか。数字の報告ですからね。
それでは、(2)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(3)地域の
学習支援団体への
支援事業について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (3)地域の
学習支援団体への
支援事業について、報告を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、地域の
学習支援団体への
支援事業について御説明いたします。
まず、1の経緯でございますが、放課後の子どもの居場所の一つとしまして、地域で子どもの学習支援活動を行っている団体が本区の中にも育ってきているというところでございまして、しかしながら、活動場所としての会場使用料などの負担が安定的な活動や実施場所拡大の妨げになっております。こうした課題に対応するため、3月に改定しました目黒区子ども総合計画におきまして、地域の
学習支援団体への
支援事業に取り組むことにいたした次第でございます。
次に、2の
支援事業の概要でございますが、(1)の目的は、ただいま申しましたような記載の内容でございまして、(2)の補助対象事業ですが、学習や体験事業を年間を通じて行うものとしてございます。(3)の補助対象団体の主な要件は、記載のとおり、ア、イ、ウのこうした要件を備えている団体としまして、補助対象経費は会場使用料等でございまして、今年度の予算額は20万円でございます。
今後の予定としましては、区報、ホームページで周知と募集を行い、申請団体と随時相談の上、交付手続等を進めてまいります。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
○青木委員 まず、確認させていただきたいのが、(4)の対象経費について、予算額20万円というのは、全体の予算ということでよろしかったでしょうか。また、その場合、1団体申請する場合、その限度額とかそういったものは決まっているのかというのを伺いたいと思います。
○篠﨑
子育て支援課長 この予算額は、令和2年度の全体の金額でございます。
それで、基本的には限度額を幾らというふうには決めてございませんが、予算の範囲内で補助するという形でございます。
以上でございます。
○青木委員 分かりました。
今後こういった
学習支援団体も支援をする際には、当然こういった
新型コロナウイルスの対策もしながら、アルコールを用意したりとかしていくと思うんですけども、そういった対策費用は、今回この事務消耗品に該当するのかというのを伺いたいです。
○篠﨑
子育て支援課長 当然そうした対策費用も補助対象経費として考えてございます。
○
田島委員長 青木委員の質疑を終わります。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 よろしいですか。
(3)を終わります。
――
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【
報告事項】(4)病後
児保育施設の整備・
運営事業者の募集について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
田島委員長 (4)病後
児保育施設の整備・
運営事業者の募集について。
○藤原
保育計画課長 それでは、資料に沿いまして御説明申し上げます。
項番1、趣旨でございます。病後児保育事業につきましては、現在、3施設、東山一丁目、祐天寺二丁目、八雲三丁目、こちらで実施をしているところでございますけれども、3月に改定した目黒区子ども総合計画、こちらの中で区内5地区に1か所以上ずつの整備、これを目標としてございます。今回は未整備地区を対象として整備を進めるために募集を行うものでございます。
項番2、対象地域及び整備数でございます。先ほど申し上げた未整備となっている地区、東部地区及び南部地区、こちらを対象地域に指定して募集をいたします。また、これ以外の地域での相談や提案があったときには、具体的内容を見まして、区内全体のバランス等を考慮しながら個別に判断していきたいと考えております。
項番3、開設予定時期は、原則として令和3年4月ですが、内装工事の内容であるとか工期であるとか、そういった提案の内容を踏まえまして、協議により適切な時期を設定してまいりたいというふうに考えております。
4、募集条件等ですが、まず(1)施設種別としましては、病気がもう回復に向かっている回復期であって、保育園に行けない、まだ集団保育は無理だというような状況の児童を一時的に保育する施設で、小児科及び内科のある医療機関に付設する施設を条件といたします。
(2)利用対象となるお子様の年齢は、生後6か月から小学校就学前までという形でございます。
(3)施設等の主な要件は、資料記載のとおりですが、こちらの内容は、定員4人以上と設定し、その他は基本的に東京都が定めております病後
児保育施設の実施要綱、これに定める内容となってございます。
裏面にまいりまして、(4)職員の配置基準でございます。記載のとおり、看護師や保育士の配置を必要とします。
項番5、開設経費と運営経費に対する補助でございますが、整備費として1,260万円、その他(2)から(5)までは運営費の補助でございます。この運営費の補助に関しましては、現在3施設にお支払いしているものと同内容のものをお示ししております。
なお、整備費と運営基本費につきましては、新規開発支援と経営安定化を図る観点から、今年度より3%から5%、補助の予算を増額してございます。
6に移りまして、募集・選定スケジュール及び選定方法でございます。本日この後公募に入りまして、8月21日金曜日まで提案を受け付け、審査の後、10月の上旬には事業者を決定してまいりたいと考えております。また、この期間での提案がなかった場合は、再募集をかけることとします。
最後に、選定方法としましては、子育て支援部内に選定委員会を設置し、選定作業を行っていくこととなります。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
○
佐藤委員 1点だけあれなんですが、設置条件なんですが、これって併設されてなければだめだという意味でよろしいんでしょうか。例えば、この条件で既存のところのすぐそばにつくるということでもオーケーなのか、それともすぐ駆けつけられる位置でもいいのか。そうしないと、何かこのスケジュールで見ていくと、事業者提案受付とか本当にこの条件だと厳しいと思うんですが、その点いかがでしょうか。
○藤原
保育計画課長 先ほどのお尋ねでございますが、すぐにやはり医療の関係、医療の専門家が駆けつけるような状況であるかどうかについては、個別の提案ごとに判断をしていくことになるんですけれども、基本的にやはりすぐ駆けつける状況というのが最も重要と考えておりますので、そちらを重要視して選定してまいるということになります。
以上でございます。
○
田島委員長 よろしいですか。
佐藤委員の質疑を終わります。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
田島委員長 よろしいですね。
それでは、(4)を終わります。
報告事項を終わります。
――
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【
情報提供】(1)事故の発生について
――
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○
田島委員長 それでは、
情報提供にまいります。
(1)事故の発生について、説明を受けます。
○
大塚保育課長 それでは、お手元の資料に従いまして、事故の発生について
情報提供をいたします。
本件につきましては、本日の
企画総務委員会におきまして報告されたものを、事故の発生した施設を所管する保育課から
情報提供するものでございます。
それでは、お手元の資料を御覧ください。
1の件名にございますとおり、目黒区立第三ひもんや保育園における園児の負傷事故でございます。
発生日時でございますが、令和2年4月2日の午前9時50分頃、場所が保育園の屋外階段でございます。
相手方でございますけれども、第三ひもんや保育園に所属しております2歳の園児でございまして、損害ですけれども、上の乳歯の脱臼及び下の乳歯の欠損でございます。
項番6のところにございます事故の発生状況でございますけれども、保育士1名が園児2名を引率いたしまして園舎から園庭に向けて屋外階段を下っておりました。その際に保育士がけがをした相手方の児童に前を見て歩くように声をかけたものの、最後の下から2段目のところから落ちてしまいまして、階段の下に敷いてあった人工芝に顔面を打ちつけてしまいました。位置関係ですけれども、資料の下部にございます現場図で御確認ください。黒い塗り潰しの丸が落下直前の児童の位置、そこから右下のほうに落下いたしまして、矢印の先のチェックの丸のところが落下直後の児童の位置でございます。
当日うつ伏せで泣いていた相手方の児童を保育士が抱き起こしましたところ、口の中から出血が確認されました。また、止血をして再度、これ保育園の事務所でございますが、事務所で止血をして再度口の中を確認したところ、上の乳歯2本がぐらついておりまして、また下の乳歯2本が欠落した状態でございました。直ちに保護者に連絡いたしまして、保護者と園の看護師が同行し病院を受診した結果、レントゲン検査の結果、永久歯への影響はございませんでしたが、上の乳歯はボンド固定で全治約3か月程度、下の乳歯につきましては、永久歯への生え変わりまで治療が続く見込みということが分かりました。
項番7、今後の対応でございますが、本件の事故の処理につきましては、事故処理会議で審議を行います。
また、再発防止策といたしまして、園内の各保育室から園庭への動線、動く道筋を見直しましたほか、屋外階段の滑り止めの改修を予定しているところでございます。
説明は以上でございます。
○
田島委員長 ただいま説明がございました。
御質疑ございますか。
○
小林委員 情報提供なので、内容については御説明いただいたので質疑はないんですけど、これ発生時期が4月2日で、今回状況、報告を受けたのが6月になっていると。ちょっと少し時間が空いたように思うんですが、それはいろいろなもろもろの状況確認をした後に
情報提供ということで時間がかかったのか、年度替わりだったからなのか、その点の確認ですね。通常は大体翌月の委員会報告に上がってくると思うんですけど、そこだけ1点確認させてください。
○
大塚保育課長 事故の発生から今回の委員会への
情報提供まで時間が2か月程度たってしまったところでございますけれども、事故当日の4月2日の午前11時には、私自身が保育園の園長から既に一報を受けまして、翌4月3日には
保育課長と現場を指導します保育指導係長で現場の確認も行っているところです。
そこから御報告が遅れたというところでございますけれども、事故処理委員会のほうにかける案件につきまして、かけるかどうかというところで、乳歯に関する事故であったがために、永久歯への影響がどうなるかというところの治療の見通し、これ大きな病院に通ってましたので複数回の通院、それに一定の期間を要しましたというところが1点。
もう1点が、こちらの児童なんですけれども、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、けがで数日休んだ後、そのまま登園自粛という形に入ってしまいましたので、そういったことと重なって、保護者の方との連絡調整に時間を要しましたため、こういった報告を要するほどの大きなけがだというところで報告ができる状況になったのが本日に至ってしまったという次第でございます。
以上です。
○
田島委員長 小林委員の質疑を終わります。
ほかに。
○
佐藤委員 私は1点だけお聞きしたいんですが、2歳児ということで、まだはっきり言って足元のおぼつかない状態だと思うんですが、保育士の現場の見取図で見ますと、階段下にいるんですけど、これって本当にこういうさせ方するんでしょうか。保育士の位置って大丈夫なんですか。
2歳児でしたから、黒丸の子は手すりをつかまりながら降りてくる。もう1人の方は、これでいくと階段の中央を歩いて途中で落ちたというふうに見えるんですが、その点でこの保育士さんがしっかりとそういう
子どもたちの動作を確認していたのかどうか。分かったら教えてください。
○
大塚保育課長 まず、資料の現場図でございますけれども、同じ児童が黒丸の位置からチェックの場所、2段下の下段の中央辺りに滑り落ちたという状況でございます。
当日の保育の体制でございますが、体制上は2名の園児を1名の保育士で引率するということに関しては、特に問題はないという状況でございましたけれども、また位置取りにつきましても、どちらかというと結果的には止められなかったんですが、上から降りている様子を見るというようなことよりも、階段の下に回って万が一落下した場合に受け止めるということが通常ですので、下にいるということは決して位置として間違っていたものではないというふうに認識しています。
ただ、当日白丸のほうのもう1人の児童が園庭に行くときに、新入園児ということもあって、かなりぐずっていたという状況がございまして、そちらのほうに神経が向いていたということもあって、結果的に転落するということを防げなかったというふうに認識しております。