目黒区議会 2020-01-08
令和 2年都市環境委員会( 1月 8日)
令和 2年
都市環境委員会( 1月 8日)
都市環境委員会
1 日 時 令和2年1月8日(水)
開会 午前 9時59分
散会 午後 2時32分
2 場 所 第三委員会室
3 出席者 委員長 鴨志田 リ エ 副委員長 関 けんいち
(9名)委 員 かいでん 和 弘 委 員 川 端 しんじ
委 員 岸 大 介 委 員 梅 田 まさみ
委 員 松 嶋 祐一郎 委 員 河 野 陽 子
委 員 田 島 けんじ
4
欠席者
(0名)
5 出席説明員 中 澤
都市整備部長 馬 場 参事(
都市計画課長)
(15名)(
街づくり推進部長)
櫻 田
都市整備課長 澤 田
土木管理課長
立 山
みどり土木政策課長 髙 橋
道路公園課長
清 水
道路公園サービス課長 照 井 建築課長
鵜 沼 住宅課長 小 林
地区整備課長
林
木密地域整備課長 清 水
環境清掃部長
佐 藤 参事(
環境保全課長) 榊 原
清掃リサイクル課長
大 迫
清掃事務所長
6
区議会事務局 伴 議事・調査係長
(1名)
7 議 題 都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及び
リサイクル等について
【報告事項】
(1)自由が丘駅前西及び北地区における
街並み再生地区の指定等及び今
後の進め方について (資料あり)
(2)工事報告(1件)について (資料あり)
(3)
令和元年台風19号の対応に関する検証及び今後の対応について (資料あり)
(4)災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保について (資料あり)
(5)工事報告(1件)について (資料あり)
(6)民間の
屋内型喫煙施設に係る
整備費補助事業の進捗状況について (資料あり)
【情報提供】
(1)都立林試の森公園の
整備計画中間のまとめについて (資料あり)
(2)
都市計画道路事業補助線街路第26号線の認可変更について (資料あり)
(3)都営住宅の入居者募集について (資料あり)
【資料配付】
(1)目黒区
空家等対策啓発冊子「あなたの空家大丈夫ですか?」
(2)
不燃化セミナー及び住まいの建替え相談会の開催について
【その他】
(1)次回の
委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○
鴨志田委員長 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
それでは、
都市環境委員会を開会いたします。
署名委員には、梅田委員、岸委員にお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(1)自由が丘駅前西及び北地区における
街並み再生地区の指定等及び今後の進め方について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 それでは、報告事項(1)自由が丘駅前西及び北地区における
街並み再生地区の指定等及び今後の進め方について説明を受けます。
○
小林地区整備課長 それでは、自由が丘駅前西及び北地区における
街並み再生地区の指定等及び今後の進め方について御報告いたします。
まず、今回対象となる自由が丘駅前西及び北地区の街づくりの方向性につきましては、昨年10月の本委員会において御報告したところでございます。本日御報告する内容は、その後の進捗と今後の進め方について御説明いたします。
まず、項番1、経緯等でございます。
こちらの前段につきましては、前回御説明した内容と重複する部分がございますので、概要を御説明します。
自由が丘駅前周辺地区は、
広域的商業拠点として発展を続ける一方で、歩行者と自動車の交錯や建物の老朽化などの課題を抱えています。こうした中、区は、自由が丘駅前西及び北地区における補助127号線の
沿道周辺街づくりを推進するため、地区の課題を整理し、権利者を対象とした勉強会や検討会を開催しながら、
駅周辺地区の課題解決に向けた取り組みを行っているところでございます。
検討会では、127号線の整備内容を初め、
沿道権利者の生活再建や地区の個性を生かかした街づくりの手法について検討を進め、「東京のしゃれた
街並みづくり推進条例」に基づく「街区
再編まちづくり制度」を活用した町並みの誘導を目指してきました。この制度を活用するためには、東京都が本地区を
街並み再生地区に指定し、制限の緩和を可能にする
街並み再生方針を定める必要がございます。
そこで、本地区の課題を的確に捉えながら、自由が丘らしさを踏まえた解決策を盛り込んだ
街並み再生方針案を策定するため、自由が丘
駅周辺地区で長年にわたり
街づくり活動を行っている
都市再生推進法人の
株式会社ジェイ・
スピリットが、区の支援を受けながら主体となって
街並み再生方針案の作成に取り組みました。
このジェイ・
スピリットにつきましては、下段に記載のとおり、
都市再生特別措置法に基づく行政の補完的機能を担いうる団体として、区が平成28年6月に地域の街づくりの新たな担い手となる
都市再生推進法人に指定したものでございます。
ジェイ・
スピリットは、作成した
街並み再生方針案を検討会において提案し、区の支援を受けながら権利者とともに検討し、意見を取りまとめた上で、令和元年10月31日に東京都へ
街並み再生方針等の提案を行いました。
これまでの主な経緯につきましては、記載のとおりでございます。
裏面をおめくりいただきまして、項番2、自由が丘駅前西及び北地区の概況でございます。
本地区の場所や面積、権利者などにつきましては、前回御説明した内容から変更はございません。
次に、項番3、東京都による
街並み再生地区の指定及び方針の策定についてでございます。
ジェイ・
スピリットからの
街並み再生方針の提案を受け取った都は、区とともに提案の内容を精査し、条例に基づく意見照会を行った上で、令和元年12月23日に本地区における
街並み再生地区の指定と
街並み再生方針の策定を行いました。
都が策定した内容につきましては、お手元の別紙資料、A4横使いの資料をごらんください。
まず、1ページ目には、都が指定した
街並み再生地区の区域が記載されており、本地区の約3.1ヘクタールの範囲が指定されております。
次に、2ページをお開きください。
ここからは、策定された
街並み再生方針の内容となりまして、後半は技術的な詳細が続きますので、本日は方針の目標や基本的な事項を中心とした概略を御説明いたします。
まず、2ページ、項番1、整備の目標でございます。
(1)地区の目標としまして、自由が丘駅前地区の特色や魅力を継承するため、ジェイ・
スピリットが主体となって街づくりに取り組んできたことですとか、区の
都市計画マスタープランにおいて
自由が丘固有の特徴である町並みを誘導することに触れながら、交通環境や建物の老朽化といった課題の解決に向け、127号線の段階的な整備の促進を図るとともに、敷地統合や共同建てかえによる街区再編を進めることとしています。
目標としては、大きく3点ありまして、①安全かつ快適に回遊できるまちの実現、②活力があり、災害にも強いまちの実現、③統一感のある良好な景観を有するまちの実現の3つでございます。
次に、(2)ゾーン別の目標でございます。
ここでは、本地区を大きく3つのゾーンに分け、
ゾーンごとに特色のある町並みを誘導するというものです。
このゾーン分けにつきましては、17ページをお開きください。
17ページ右下のゾーン区分に記載のとおり、AからC、またCにつきましては、さらにC1とC2の2つに分けて指定されています。
各ゾーンの目標としましては、まず、Aゾーンは
駅前広場北側に接する部分でして、駅前のシンボルとなる
にぎわい拠点として、商業施設を中心とした機能更新を図ります。
Bゾーンにつきましては、127号線の整備にあわせた共同建てかえを誘導しながら、にぎわいが創出される沿道空間の形成を図ります。
Cゾーンにつきましては、西側の
学園通り沿道の共同建てかえや
歩行者通路の整備を誘導するとともに、C1ゾーンの細街路沿道の無電柱化や
ポケットパークの整備による
歩行者回遊ネットワークの強化を図ります。
お手数ですが、4ページにお戻りください。
4ページには、
ゾーンごとの町並みを実現するため、本地区に整備すべき公共施設などに関する事項が項番2に記載されております。
(1)では、地区内の道路を3つに分類し、それぞれの特徴に応じた
道路ネットワークの整備を誘導するというものです。
次に、(2)
交通補完施設整備でございます。本地区内へ流入する自動車交通を抑制し、安全かつ快適な
歩行者空間と商業環境の形成を図るため、
共同荷さばき場や
バス待合スペースなどを誘導するというものです。
次に、5ページの(3)
歩行者環境の整備につきましては、にぎわいある
歩行者空間の形成に資する施設として、
歩行者通路や
にぎわい環境空間などを誘導するものです。
この詳細につきましては、18ページをお開きください。
18ページ右側の凡例のとおり、道路を
地区間道路、生活道路、
歩行者用道路の3つに分類した上で、図の中、例えば
西側学園通りに沿って、
歩行者通路や
にぎわい環境空間を整備するということで、歩行機能の拡充と魅力ある沿道の
にぎわい創出を図ることが示されております。
お手数ですが、5ページにお戻りください。
5ページの項番3、土地の区画形質の変更に関する
基本的事項につきましては、災害に強い商業地への機能更新や
都市計画道路整備による残地の合理的利用を図るため、敷地統合と共同建てかえを誘導するとともに、狭隘道路や狭小敷地が多い地区であることから、敷地分割を抑制するというものです。
次に、6ページをお開きください。
この6ページ以降につきましては、各
道路ネットワーク、沿道の建築物について、共同建てかえによる土地の高度利用などを図る場合における建築物に関する
基本的事項や、ページが飛びまして、9ページをお開きください。
9ページの項番5、緑化に関する
基本的事項、さらには項番の6、実現に向けて講ずべき措置などが示されております。
これらの内容につきましては、例えば建築物の壁面の位置の制限や建築物の高さや用途、敷地に対する床面積である例えば容積率の割り増しなど、技術的な内容が示されています。こうしたきめ細かな内容に基づき、本地区の街づくりについて区が引き続き支援を行いながら、今後は、地権者の皆様が個別具体的に検討をしていくこととなります。
お手数ですが、鏡文にお戻りいただきまして、項番4、今後の進め方でございます。
先ほど概略を御説明した
街並み再生方針の策定に基づきまして、ジェイ・
スピリットから地区計画に関する提案書が提出され、自由が丘1-29地区再
開発準備組合から、自由が丘一丁目29番地区における市街地再開発事業などに関する提案書が提出される予定でございます。区は、権利者からの
街づくり提案を受けまして、
都市計画決定に向けた手続を行ってまいります。
項番5、今後の予定でございますが、区が地元から
街づくり提案を受けた後、この提案から区が都市計画として定める内容について精査を行いまして、当委員会にお諮りした上で住民説明会を開催するなど、地域の皆様の御意見を頂戴しながら、来年度の
都市計画決定を予定しているところでございます。
私からの説明は以上です。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○田島委員 自由が丘に関しましては、特にこの地区に関しまして、私一応地権者の1人なので、余り偏った質問はできないものですから、大まかに考え方について、細かいことはいいですから、お聞きしていきたいと思ってます。
まず、この自由が丘の再開発といいますか、
街並み再生という形で進めていくわけなんですけれども、このA4の横使いのほうの整備の目標という大きな部分で、ちょっとお聞きしておきたいんですけど、①から③で、これから安全にという部分で出していただいていると。
大変ありがたいなと思ってるんですが、ここでちょっと書いてあるのかどうかわからないんですが、一番今、自由が丘でこの再生に取り組むということの重要性というのは、ここの②ですか、「災害にも強いまち」ということで、これを言い出す前に、やはり
自由が丘自体が整備されてからもう40年も50年もたっていて、かなりそれぞれの建物の老朽化が始まっているということも大きな課題の1つではあると思うんです。
その辺について、やはり区として街の中の、公表するしないは別として、老朽化について少し、どんなふうな形で調査して、文言で安全にというのは簡単には言えるんですけど、やっぱりそれは安全を守るためには、やはり役所のほうで調査をして、今本当に安全なのかという部分、建てたときは安全基準に基づいて、建築基準に基づいて建ててますから安全なんですけど、ただ、老朽化が始まってますので、その辺について今どんな現状なのか、区のほうで掌握してれば教えておいていただきたいと思ってます。
それから、そのことで私の意見としては、かなり
自由が丘自体がつくられてから余り変わっていないということで、もう変えていかなければならないという時期に来てるというふうに、これは私見でございますけど、思っております。
一番自由が丘として考えていかなきゃいけないのが、自由が丘の街全体をいかにしていくかと。ここのところで、Aゾーンですか、の開発等の説明会なども行われており、また東地区も具体的に1つずつ進んでいく状況ですけれども、自由が丘の、面として、やっぱりどういう街をつくっていくんだという、それを早く決めようよという区民の方の意見もあります。
というのは、商業地域だけではなくて、後ろ側に良好な住宅の地域も自由が丘の場合は備えてるわけなんで、その辺の方も
大変商業地区に関しても関心を持っておられるし、ある程度の部分を打ち出していかないと、なかなかものが進んでいかないんじゃないかなと。
ただ、街づくりの手法として、やっぱりどっかがリードをして街を変えていくということも必要なことだと思っております。全部決まってから、せえので、じゃ、やりましょうと言っても、なかなか手法としては、じゃ、全部決まるまで、決めるまでに何十年もかかっちゃうねと。実際の話、もう127号線をとっても、もう40年、やるかやらないかなんてやってるわけですから、なかなか用意ドンをどっかがしないと進んでいけないというのが街づくりだとも思いますし、その辺はちょっと私なんかも、本来皆さんがわかって用意ドンがいいんでしょうけど、なかなか街づくりという部分は1つのリーダーが、
リーディングプロジェクトが進んでいって、それに引きつられながら進んでいくという手法もあるんではないかというふうには思いますので、その辺のことも含めて、今後の進め方というか、老朽化に対しての安全対策についてもお聞きしておきたいと思います。とりあえず2点、お願いいたします。
○
小林地区整備課長 田島委員からの2点にわたる御質問について、順次お答えいたします。
まず、1点目でございます。
自由が丘、特に
駅周辺地区の建物の老朽化の状況についてでございますが、平成28年のときに、地区の課題の整理という形で、区のほうで状況の調査を行ってございます。その中で、やはり自動車交通の話もさることながら、災害時の避難路の話ですとか、防災面についてという話もやはり出ておりまして、今ここでこの建物は築何年とかというデータは、ちょっと今お示しするものはないんですけれども、やはり築40年、50年という、かなり建物の老朽化が進んでいる地区であるということは、地域の皆さんも踏まえて、我々区としても重要な課題であると認識してるところでございます。
やはり今区が進めています補助127号線の整備とあわせた
沿道周辺街づくりを進める時期に来ているという中において、この東京都のしゃれた
街並みづくり推進条例に基づくこの制度が自由が丘に入ることによって、皆様の老朽化した建物の更新に対するインセンティブ、メリットを与えることで、防災の街づくりの更新が進んでいくものと区として認識しておりますので、28年の調査を踏まえて、適切な街づくりを進めていきたいと考えているところでございます。
2点目の自由が丘全体の街づくりの方向性、そのコントロールという部分についてでございます。
田島委員がおっしゃるとおり、まさに自由が丘のこの駅周辺の中でも、例えば
サンセット地区には地区計画が、南口地区には地区計画がというふうに、各地区ごと、個別の地区計画を指定して、各個別の街区ごとに街づくりを進めているというのが、これまでの自由が丘の歴史的なところでございます。
今回、方針が定められた西及び北地区につきましては、駅前広場に面した一等地でありながら地区計画がこれまで入っていないという、ちょっと特殊な事情もございまして、建物の更新が進んでいないという現状もございます。
やはり駅前の127号線の整備とあわせた顔づくり、駅前の商圏の活性化のためにも、今回の制度は非常に大きな第一歩かなと区として考えている中で、ただ駅前だけでいいかというと、やはりそうではなくて、自由が丘というのはコンパクトな商圏の周りにある良質な住宅街に囲まれた、この半径例えば76ヘクタール全体が活性化する、自由が丘であるというところを認識した上で、全体の街づくりを進めていくべきだろうと考えております。
そういった中で、実は今月からなんですが、自由が丘の
街づくり連絡調整会というものを区のほうでも主催する予定となってございます。これは、
都市再生推進法人ジェイ・
スピリット、あと各商店会、あと住区住民会議、また各町会の代表の中にも御出席いただきまして、自由が丘全体で各地区で起きている街づくりについて情報共有をした上で、こういう街づくりにしていこうねというところを区が関与、主催しながら調整をしていくと。そういった会も実は開くことも今企画をやりますので、自由が丘全体の街づくり、これはやはり区が先導してリードしてやっていくべきだろうという認識を持っておりますので、全体を見ながら西・北地区の街づくりも進めていきたいと考えております。
私からは以上です。
○田島委員 ありがとうございました。ぜひとも、町並み調整ですか、面で考える。今まで1-29、Aゾーンに関しても、それから東地区に関しても、なかなか街への情報提供がなされてなくて、やはりどうなるのか心配だねという声も非常に大きかった部分がありますので、面で捉えるような
町並み調整云々ですか。今度できる、考えていらっしゃるということ、その辺を使いながら、ぜひとも自由が丘の地区の皆さんに、こんな形ができるんだよという部分の情報発信もそこでしてほしいなと。
建物の、1丁目29の説明会というのは、やっぱりその建物に対しての説明になってしまうんで、なかなか時間も限られてますから説明できないと思うんですが、やはりそういった部分の形をつくりながら、そこから会議だけではなくて、地区の方にできるだけ知らしめていっていただきたいと。そして意見を募集していただいて、いい街をつくっていっていただくということがいいんではないかなと思いますので、その点、1点確認と、それからもう一つ、ほかの質問なんですが、昨年の10月に東京都へ
街並み再生方針案ということで、東京都に提案して、ある程度何か決定をしていくんだと思いますし、何か東京都のほうの情報があれば教えておいていただければと思うんですが、わかる程度で結構でございます。よろしくお願いします。
○
小林地区整備課長 田島委員からの再度のお尋ねについて、お答えさせていただきます。
まず、1点目、まさに
連絡調整会議の一番肝になるところは、自由が丘全体でどういった街づくりが進んでるかというのを地域の皆様に知っていただくことが大事だと私ども認識しているところでございます。
今回の
連絡調整会を開催した後には、地域の皆様に街づくりのニュースを配布する予定でございます。このニュースを使いまして、自由が丘で今どんな動きがあるのかというのを、自由が丘の商圏とその周りの住宅街の皆様にも知っていただきながら、わかっていただきながら、自由が丘の街づくりを区として先導してきたつもりでございますので、委員御指摘のとおり、ニュース等の配布で周知をしていきたいと考えているところでございます。
あと、2点目の東京都の策定後の手続的なところも踏まえての御質疑かと思いますが、東京都の今回指定した方針につきましては、これが策定されたからってすぐにその土地、建物に対して何か制限がかかるといったものではございませんで、今後目黒区のほうで
都市計画決定という手続を踏むことで、初めて各土地に、建物等に制限がかかってくるというものでございます。
目黒区がそういった都市計画の制限、都市計画の決定をしていくに当たりましては、当然東京都のほうとも書類交換等をしていきながら、東京都の協議も踏まえて
都市計画決定をしていきますので、そういった手続は、今後も都と自由が丘の街づくりについて連携して取り組んでいくところでございます。
私からは以上です。
○田島委員 済みません。長くなって申しわけございませんけれども、もう1件、東京都への町並みの部分なんですけど、街としては、多分東京都であろうと、国だろうと、区だろうと、きちっとやってほしいんだということと、それからやはりこういう街づくりにはお金が必要なので、提案する以上は、許認可の問題とか縛りの問題もあるでしょうけど、どうやって運営してくれるんだということも大きな課題の1つだと思うので、今現状で使えるような助成制度だとかという部分を一度洗い直ししていただいて、区のほうから東京都のほうへできるだけ言っていただきたいと。
都市計画道路の予定もありますし、いろんな部分で東京都、それから国のどんな助成があるのかというのも調べていただいて、これを使っていきながら街づくりを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
中澤街づくり推進部長 まず、田島委員の補助制度等の関係でございます。要望等もそうですが、先ほどお話ししましたように、今度東京都のほうにジェイ・
スピリット、これは区が支援、支えまして、そして提案書を東京都に10月31日、昨年出したと。
それを受けて東京都が、ここにありますように
街並み再生方針と
街並み再生地区の指定、これはあくまで地区を指定して、方針というのは考え方でございますので、別段都市計画が決定したというものではなくて、あくまで考え方を定めたと。考え方を定めて、それを受けて各地区、各地域、例えば各街区で検討して、そして地区計画を皆さんで考えて
都市計画決定をした上で、規制や誘導が可能になってくるということになります。
ですので、最終的に決定権があるのは、例えば用途であれば東京都にありますけども、用途地域であれば。そのほかは全部区のほうの決定になりますので、いずれにしても、都と協議をしながらやる必要があると。
あともう一つ、一番大事なのはお金でございます。これは
都市計画道路もそうですし、例えば今回の1-29であれば、市街地再開発事業を想定してるので、区の補助金、国の補助金や都の補助金等も入ってきますけども、いずれにしても東京都の都市計画交付金ということで、その対象として市街地再開発事業では
都市計画道路を位置づけてますが、いずれにしても金をしっかりといただきたいと。
本来であれば、私らがいただく金を東京都に取られてるといいますか、東京都さんが取っていらっしゃいますので、いつもこれは毎年区長会要望で、東京都に対して
都市計画道路の関係、都市計画交付金の関係、これはちゃんと適正に、要は出してくれということはお願いしておりますが、なかなか上積みが少ないというのが現状でございます。
ただ、自由が丘につきましては、これはやっぱり東京都のほうの条例に基づき、地区を指定しましたので、ある一定の、都もこっちのほうを見る形になりますので、お金についてはしっかりと持ってくということは頑張っていきたいと思っております。
補助制度につきましても、なかなか市街地再開発事業の補助とか、そういう形しかないんですが、
都市計画道路、あるいはいろんな事業を私どもも研究なり検討をしてますので、いずれにしてもとにかく補助制度がないと都市計画は動きませんので、そこはぜひ委員のおっしゃるとおり検討して、頑張ってまいりたいと存じます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 今回、自由が丘の駅前西地区及び北地区の状況ということでお話がありまして、さまざまな地域の各団体、また地権者の皆さんから提案書が出されたというお話でした。自由が丘は、いろんな地区に分かれて、その地区ごとに、あるいは再
開発準備組合ごとに街づくりの提案をしていくということなので、おのおのその地区ごとにいろんなやっぱり要望があったり、意見が出たりということで、それを全体にまとめていくというのはすごく大変なことだと思いますし、また地区以外の自由が丘全体という部分で考えても、その地区、地域、エリアごとの街づくりの提案というのがどうなっているのかというのがなかなか見えにくい中で、どういうふうに進んでいるのかというのが恐らくわかりにくいような状況じゃないかなというふうに思ってます。
今さっき説明あったように、ジェイ・
スピリットからの街づくりの提案書とか、1-29地区再
開発準備組合の提案書とか、これはまだ出されてないんですかね。とりあえずジェイ・
スピリットが出されたものということですけれども、今後そういった地区から出される
街づくり提案書については、地権者の人のいろんな、なかなか表に出せないような情報もあるのかなと思ってるんですけども、それは皆さんに、地域に公表するものなのか、その点、1点確認させてください。
○
小林地区整備課長 松嶋委員からのお尋ねについてお答えさせていただきます。
まさに、今回西及び北地区全体でジェイ・
スピリットが東京都のしゃれ街制度を活用した方針を策定したところでございますが、この後、西及び北地区の各街区ごとの地権者の皆様がその制度を活用して、じゃ、我々の街区ではこういった共同化をやってみようかとか、我々の街区ではこういうふうにやっていこうというふうに、地権者の皆様が各まとまって個別具体に、土地の形等もございますので、各形にマッチする形での建物の計画を考えていくところの段階に入ったという形でございます。
その中で、もう早い段階から地区がまとまって、準備組合という地権者の皆様の団体をつくって考えていたのが、まさに1-29地区でございますので、そこはもう早い段階からそういった建物、具体の計画も考えて今動き出しているというところでございます。
まさに地権者の皆様の個々の御資産をどう活用していくかという話になってきますので、まだ今本委員会の中でお話しできる段階でない街区のところもあるんですが、区としても、当然西・北地区の全体の街づくりを、方針を策定して終わりではございませんので、その先の都市計画に向けた支援を区も地権者の皆さんとお話をさせていただきながら、現在西及び北地区で1-29地区以外のところでも、もう既に個別の話し合いというのは、なされてございます。
その中で、地権者の皆様が一定まとまってきましたら、本委員会において御説明できる段取りが整いましたところで、また御報告はさせていただきたいと考えていますので、今現在は1-29地区が今後この地区の中で一番最初に出される予定というのが、今回の予定の中に記載させていただいたというところでございます。
私からは以上です。
○松嶋委員
街づくり提案書がいろんな地区から出される中で、私が言いたかったのは、この自由が丘の駅前をどうするのかというところで、やっぱりいろんな意見がある中で、それを1つの形にしていくといったときに、いろんなところの提案があって、どういう意見でどういう思いでいるのかというのも、全体のものにしていく、共有していくということが必要だと思いますし、またやっぱり少数の声というのも尊重してやっていかなければいけないというふうに思っているんです。
ですんで、そういう地権者の街づくりの提案、思い、それから北地区、西地区の今後出てくるであろう、そういう提案とかというところを、区議会で報告ということもそうですけども、地域の皆さんの共有のものにできるのかということが私はちょっと心配なんですけども、その辺についてはどうかということです。
それと、それに関連して、今回の東京都の方針、これはジェイ・
スピリットの提案を受けてつくったということですけども、それが本当に全体の声になってるのかというところが私は心配してるところです。街づくり検討会をこの間何回も積み重ねてきて、やってきてるということですけれども、その街づくり検討会の中で出される意見というのが偏っててはいけないと思うし、それに、そこのエリアの人たちが街づくり検討会にどれだけ参加して、どれだけ全体の声になってきていたのかというところの経過も私は心配してるんですけど、その辺はどうですか、伺います。
○
小林地区整備課長 松嶋委員からの再度のお尋ねにお答えいたします。
検討会の中におきましては、全体会という会、140名の権利者の皆様を対象とした会ですとか、あと個別の分科会というのも街区ごとに開催させていただいております。全体会の中で出た御意見、当然東京都の今回の方針についても全体会の中でお話をさせていただいて、各権利者の皆様にも資料配付、また検討会の内容についてもニュースを配布しまして、情報共有した上で、今回の取りまとめたジェイ・
スピリットから東京都へ提案し、策定されたという経緯を踏んでおりますので、検討会の中でしっかり権利者の御意見も頂戴しながら進めているところでございます。
検討会自体は、約140名の方の権利者さんがいる中で、加入されている方というのは今現在52名の方でございます。この加入というのは、義務づけはしておりません。加入していらっしゃらなくても、権利者の方であれば検討会に参加して、御意見をできるという形をとっておりますので、特に加入してない方でも会に参加されて御意見を頂戴しております。
また、当然各権利者の皆様の土地、建物、資産をどう活用するかという話になってきますので、各個別の御意見というのは、区が個別訪問を行いながら、丁寧に各御意向を把握しながら、全体会だけではない意見も聞いた上で、今回の策定に至っているという状況でございます。その各街区の策定につきましては、各街区ごとの個別モデルなんかもつくりながら、皆様の希望に沿うような形で今後より深めていく段階に入ったというところでございます。
また、
株式会社ジェイ・
スピリットのほうも、当然
都市再生推進法人としての役割の中で、これを東京都に提案する段階におきましては、この再生方針をこの地区に入れますよということをジェイ・
スピリットも住民説明会を開催して、広く御意見も頂戴した上で、今回の提案の策定という形をとっておりますので、きめ細かく権利者の皆様の声、つまり小さな声というのもしっかりお聞きした上で今回の策定に至ったというところでございます。今後も、整備計画の策定に向けましては、しっかりそういった声を受けとめながら、都市計画の手続を踏んでいきたいと考えております。
私からは以上です。
(「提案書」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 答弁漏れが、提案書の共有ということで、1問目の提案書の共有ですね。
○
小林地区整備課長 失礼しました。提案書の共有等につきましては、東京都のホームページのほうで公表もしておりまして、今回の指定の内容については全て公表されてございます。
以上です。
○松嶋委員 地権者、自由が丘駅前西及び北地区の地権者数は140名ということですけれども、この検討会に参加されている方は52名だということで、半分にも満たないというような状況ですよね。やっぱりきちっと全体の意見にしていくというところでも、本当にそれで全体の声になったのかというのもきちっとやって、話を聞いていただきたいと。
特に127号線の沿道の方の思いというのは、本当にいろいろあって、なかなか1つにまとまらないという、私も地域の中に入って話聞く中ではそういうのもありますし、再三私も言っておりますけども、道路の拡幅といったときにはやっぱり反対の声もありますし、その部分も今後
連絡調整会を開いたり、地元の声を、少数の意見も丁寧に聞くという御答弁がありましたけれども、そういういろいろ立場違って、地権者ごとにもいろいろ思いがある中で、そういう対立というか、違った意見が出たときに、それをどういうふうにまとめていくのか、全体のものにするっていったときに本当にできるのかというのが、結局少数の声を切り捨てていかなくちゃいけないんじゃないかというところでは、それは結論から言ったら丁寧じゃないんじゃないかというふうに私なんか思うんですけども、自由が丘というのは本当に個店が輝く街ですから、一つ一つのお店の思いというのも大事にしながらやっていく必要があると思うんですけど、その辺については、今後目黒区が地区計画をつくる際に、いろんな地区ごとに提案を出されますよね。それをどういうふうにするのかというのもあわせて伺いたいと思います。
○
中澤街づくり推進部長 松嶋委員から、丁寧じゃないじゃないかというような御意見でございますが、まず140名の権利者さんがいて52名というと、まあまあ私は出てるのかなと。はっきり言って、地主さんとか権利者さんというのは、もう、どんと構えてるわけですよ。資料は全部送ってますので、意見もくださいと言ってますから、具体的に例えばここの街区での検討を始めましょうといったときに、本当なのかどうなのかという、様子を見てるという人もいますしね。ですので、私は非常に丁寧にやってるなと思っておりますし、担当のほうもよくやってると思っております。
それと、もう一つ、127号線の話と、この
街並み再生方針の話とはまたちょっと。方針のこっちのほうの中身は、非常にやっぱり街づくりを今後どうしていくかと。街区を更新してくための規制と誘導ということでございますので。今127号線の関係は、これも個別に勉強会をやってますので、考え方が違って、例えば再建の方法が違うとか、いろんな方法、共同化をどうしてくかとか、方針をどうしてくかとか、違う話が出るかもしれませんが、一定程度はベクトルが同じ方向へ皆さんで、一緒にやっていくということで今やっております。
一番は、御案内のとおり、先ほど言われましたように、もう昭和40年とか50年の建物が結構あって、ちょっと表現は悪いかもしれませんが、非常に化粧はうまいんですよ。表の店構えはきれいにしてますが、裏へ行きますと、もう老朽化して、ちょっと火でもついたら、もうばっと燃えますので、やっぱりそこは非常に大きな課題なんですね。私が三十何年前に役所に入ったときと変わっておりませんので、自由が丘は本当に更新されてないということです。
ですので、やはりまず先ほどほかの委員からもありましたが、
リーディングプロジェクトじゃないですが、とにかく段階的に街をやっぱり変えていって、みんなで検討していきましょうということが今回の取り組みでございますので、その際には当然丁寧に皆さんの意見を聞きながらやってく。
100%皆さんが同じような方向を向くというのは、なかなかそれは難しいですが、最善の方法をみんなで考えて、そして合意しながら取り組みを進めるというのが街づくりでございますので、そういうふうに考えて取り組んでまいりたいと思いますので、先ほど言いましたように、区としましては、やはり今まで丁寧に進めてきたと。ただ、おっしゃるように、昭和63年度に街づくりを進めておりますけれども、全然変わっておりません。全然というか、更新されておりませんので、大きな課題ですので、とにかく私どもとしては力を入れて個々、対応してまいりたいと考えております。
以上です。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○川端委員 3点くらいになるかと思いますけれども、ちょっと勉強不足で申しわけないんですが、さきのこの委員会で私も質問させていただいたのは、今回の再生地区に入っていない、恐らく地権者がお一人、もしくは道路と挟んで町並みになっていない、例えば駅前の東急のビル、今回自由が丘で一番老朽化して、一番空きが目立つのは、当然自由が丘デパートなんですね。
これは、僕の認識として、ちょっともう一度確認させていただきたいというのがありまして、もちろんあそこの借地権の物件でございますから、逆に言うと賃借権を持った、ある意味地権者に似た者がたくさんおると。商業ですから、こういったところから本来はスタートしやすいのかな。特別区道等も挟んでますし、路面店も区道沿いにあると。
ですから、ここだけ抜ける、地区計画って意外とそういった計画は多いかと思うんですけども、改めて自由が丘デパート等、そこら辺は何で外れてるのか、ちょっと教えていただきたいのが1点目。
2点目が127、これ事業決定は当然されていらっしゃらないのかな。ごめんなさい。その計画線のスタート、僕は調べておりませんが、どこら辺から決定された場合、北は世田谷かな。もっと上かと思いますが、その後退等のスタート位置はどこら辺からスタートしていくという認識がおわかりであれば、それを2点目、教えていただきたい。
3点目、メープル通りから北に私道、これジェイ・
スピリットさんがたしか昨年度、私道だと思うんですけれども、あそこの舗装工事をされておりますが、区として特別に何か予算づけをしていたのか。その報告をちょっとこの委員会で私の記憶がありませんので、ちょっとそこの私道舗装等の整備、この元年度予算で決めたものが入っているのか、もしくはジェイ・
スピリットが単体でお金を出してやった私道舗装なのか。
その3点、ちょっと広くて申しわけないんですけど、以上でございます。
○
小林地区整備課長 川端委員からの3点にわたる質問に順次お答えいたします。
まず、駅前の東急ビルと自由が丘デパートが今回の西・北地区の範囲に入ってない理由というところでございます。
我々の目指している駅前の顔づくり、街づくりというところの中で、まさに今
議員御指摘のとおり、駅前の中にこういった建物があり、建物、特に自由が丘デパートについても老朽化していることについては、区も認識してるところでございます。
今回の我々がこの地区で地権者の皆様と活用します「街区
再編まちづくり制度」につきましては、既存の老朽化の建物が密集した市街地におきまして、なかなか現行法規では建物の建てかえが進まない。それに対しての一手という形で、この「街区
再編まちづくり制度」がありまして、大きな特徴は、街区を再編する。つまり、敷地と敷地を統合して共同化することに対して、一定の緩和、インセンティブですね。容積率ですとか斜線制限の緩和をするということがベースになっている、東京都の条例に基づく制度でございます。
お尋ねの自由が丘デパート、あと駅前の東急ビルにつきましては、既に1街区、つまり敷地単位1つで道路と構成されていますので、くっつけていく街区がないんですね。例えば東急ビルは、もう駅前広場にしか面してませんので、その横でくっつける敷地があれば街区再編でくっつけてインセンティブという仕組みになるんですが、東京都の制度の仕組み上、くっつける、再編する街区がないと、その制度の指定がちょっとできないという条件があった関係上、今回は指定から外させていただいたというところがございます。
2点目の127号線の事業決定についてでございますが、現在補助127号線につきましては、第四次優先整備路線に指定されておりますが、事業決定はまだしていないという状況でございます。今後、路線の測量等、具体的に入っていく中で、事業決定も、今後、区としても手続を進めていくところになっています。
3点目につきましては、所管からお答えさせていただきます。
○髙橋
道路公園課長 3点目の自由が丘のメープル通りとすずかけ通りを結ぶ私道の整備でございますけれども、こちらにつきましては、私道整備助成条例に基づいて、区のほうで助成をしております。
基本的には、生活道路の整備という考え方ですので、一般的に舗装するまでが区の役割ということで仕切ってございまして、さらに表面を硬質化する事業については商店街のほうで独自にやってるということで、今回、基礎までは区のほうで整備をして、表層部分のブロックについては地元で費用負担をして、別途工事でやってるという状況でございます。
以上でございます。
○
小林地区整備課長 1点目のお尋ねについて補足させていただきます。自由が丘デパートの今後どうしていくかというところについての補足でございます。
区としましても、自由が丘デパート、あれが、あの雰囲気がいいという区民の方がいるのはわかっているところなんですが、やはり老朽化しているのと、あと権利がかなり複雑に絡み合っている状況もあるという話も聞いているところでございまして、また立地上、すぐ裏に東急電鉄の線路と隣接するところもあったりする関係もございますので、当然今後自由が丘デパートの再建、更新等につきましては、鉄道事業者さんともちょっと調整しながら、あそこの自由が丘デパートの更新については考えていく必要があるのではないかというところを区も考えてございますので、そういったことについても課題としては認識している中で、まずは駅前の西及び北地区の
街並み再生方針からスタートして、顔づくりを進めていきたいと考えているところでございます。
私からは以上です。
○川端委員 ありがとうございます。恐らく、区民の方も自由が丘といって、もちろんなじみのお店も多いとは思いますが、デパートのイメージが強い方も多いですから、皮切りにこういった整備事業は近隣の建物を含めて当然進めていく。駅も、面としてですね。田島委員も言いましたけど、面としてそういった形で目に見えるほうが理想だと。
将来的に、これは中・長期というよりも長期的なものですから、デパートだけ古いまま残っても、これこそ街づくりとしては完成とは言えませんので、1つ、ちょっとなかなか難しいですけれども、行政側からの働きかけというのは。意識しながら地権者の方とも連携していただければと思います。ありがとうございます。
ちょっと再質問させていただきたいのは、補助127ですけれども、当然この近隣等は計画が恐らく昭和40か30、40年前後の計画線だと思いますから、当然この周辺の地権者は事業決定を待って現状の既存の建物があるはずだと。そういう認識だと私は思っておりますが、今回のこの地区計画の、まだ整備前ですけれども、計画によってこの街区が整備されたとすれば、それを皮切りに計画線を事業決定する場合、徐々にこの駅前からスタートしていったら、やっぱり理想だなと。当然この整備路線になると、もう何キロもあって大変だと思うんですけれども、ぜひこの自由が丘の再生地区からスタートしていただけるように、ぜひ進めていただきたいと思います。これは要望でございます。
再質問は、ごめんなさい。さっきの私道の整備助成事業なんですが、今回行われたのは、この
街並み再生地区だから行われたかどうか、ちょっとそこだけ再質問させてください。
以上です。
○髙橋
道路公園課長 済みません。では、私道整備の件からお話しさせていただきます。
今回の事業とは特にはリンクはしてございません。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 川端委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(1)自由が丘駅前西及び北地区における
街並み再生地区の指定等及び今後の進め方についてを終わります。
――
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【報告事項】(2)工事報告(1件)について
――
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○
鴨志田委員長 次に、報告事項(2)工事報告(1件)について報告を受けます。
○立山
みどり土木政策課長 では、工事報告(1件)について御報告いたします。
件名につきましては、交通安全施設整備工事でございます。
場所につきましては、記載のとおりでございまして、案内図を見ていただければと思います。
案内図、1枚目の表面が池尻大橋駅周辺の場所でございます。一番下は中目黒駅の近いところが1路線ございます。
裏面につきましては、学芸大学駅周辺と、下は都立大駅の八雲小学校のところ、2枚目の表面につきましては、自由が丘駅の周辺でございます。
2枚目の裏面につきましては、上の図が第八中の周辺、それとそれ以外のところ、下につきましては、碑文谷三丁目付近の部分でございます。
表面へ戻っていただきまして、請負者、請負金額は記載のとおりでございます。
工事概要でございますが、今回の工事につきましては、先ほど御説明しました案内図でいきます2枚目の表面までについては、自転車走行環境整備計画に基づく自転車ナビマークを設置するという内容でございます。
2枚目の裏面の部分につきましては、通学路裏通りの安全対策ということで、毎年1住区ずつ行っている対策工事の場所ということでございまして、表面の工事概要でございますが、カラー舗装、緑色、これは路側帯の民地側のところに歩行者通行帯を明示するということで、緑色を塗るというのが1,139.9メーター、それと茶系色のものにつきましては、これは交差点の部分を茶色くして、交差点を明示するというものでございます。
そのほか、区画線や歩行者、自転車等のストップマークを整備する。
一番下、5点目、ナビマークにつきましては、最初御説明しました自転車走行環境整備計画に基づくものでございまして、全体で641カ所整備するという内容でございます。
工期につきましては、記載のとおり令和元年12月19日から、令和2年3月16日まででございます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(2)工事報告(1件)についてを終わります。
――
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【報告事項】(3)
令和元年台風19号の対応に関する検証及び今後の対応について
――
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○
鴨志田委員長 次に、報告事項(3)
令和元年台風19号の対応に関する検証及び今後の対応について報告を受けます。
○髙橋
道路公園課長 それでは、
令和元年台風19号の対応に関する検証及び今後の対応について御報告をさせていただきます。
なお、本案件につきましては、企画総務委員会におきましても報告をしているところでございます。
項番1の台風19号の概要につきましては、昨年11月12日の当委員会でも御説明したとおり、東日本を中心に河川の氾濫や土砂災害で、記載のような被害をもたらしたところでございます。
続きまして、項番2の区の主な対応経過につきましては、今回時系列で整理をしまして、本区や他の関係機関の対応も含めて整理をしたものでございます。10月8日から13日につきましては、台風上陸から通過までの経緯を、また15日以降については他の被災自治体への応援派遣について記載をしてございます。
3ページになりますけれども、表の下段、現在相互援助協定を締結しております宮城県角田市へ職員2名を派遣しているところでございます。
項番3の今回の台風対応について区に寄せられた主な意見では、区民の方からは、まちづくり懇談会などで、防災行政無線が聞こえない、またホームページがつながらない、また避難所についても遠い、移動するのが危険、ペット対策などの御意見等がございました。また、第4回定例会では、項目のみを挙げてございますけれども、記載のとおり、質疑や御意見等がございました。
次の項番4でございます。検証及び今後の対応でございますけれども、本区では、昨年10月に危機管理体制のあり方検討会を庁内に設置をいたしまして、台風19号に伴う災害対応の検証を行ってきたところでございます。先ほど申し上げた区の対応に対するさまざまな御意見・御要望も踏まえ、課題を整理し、検証を行い、(1)から(5)のとおり、今後の対応をまとめ、取り組みを進めてまいります。
それでは、項番5、主な取り組み内容とあわせてごらんください。
まず、(1)危機管理体制の強化でございます。
これまでの水防体制、水防本部を中心とした風水害対策の対応強化に加えまして、全庁態勢で避難所運営、情報収集、情報発信などに対応するため、災害対策本部の設置をより柔軟に行えるよう整理を行うものとし、具体的には、地域防災計画などの関係規定の見直しや、来年度予算原案に計上のものとして、対策本部の停電対策等のための機能強化や緊急用土のう拠点の整備、また災害時における初動時の情報共有機能強化として、幹部職員を中心にタブレット端末の配布を挙げてございます。
(2)危機管理体制の強化に向けた人員確保では、風水害時の全庁態勢を徹底するに当たり、迅速に必要な人員の確保が図れる制度の創設、環境整備を進めるものでございます。具体的には、災害対策指定職員制度の創設や危機管理要員住宅の確保などでございますが、これらにつきましては、次の案件の災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保についてで、改めて御説明をさせていただきます。
(3)の情報の一元管理や発信手段の強靱化、多様化を進めるもので、具体的には、既に取り組みを始めております公式ホームページのアクセス集中対策や、目黒川沿いの一部ではありますが、固定系防災行政無線スピーカーの改修などを挙げております。また、防災アプリにつきましても、機能の充実を図るものとしてございます。
(4)では、自主避難所及び今回初めて開設いたしました地域避難所の運営で明らかになった課題を解決し、風水害時の避難所対応を強化するものです。現在取りまとめを進めておりますペット受け入れ体制確立や運営マニュアルの作成、携帯電話の充電対策、自主避難所の位置づけの明確化、さらには目黒川周辺の避難所増設についての検討、協議をして備えることとしてございます。
(5)では、大規模被害が発生した他の自治体での課題を踏まえ、災害ごみの集積場所などの検討や、受援・応援計画の策定、また各部局で災害時の援護協定を締結してる協定団体との連絡体制の強化を挙げてございます。
私からの説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○河野委員 済みません。所管が、企画総務委員会でもやってるということなので、余り細かいことは聞けないなと思ってるところはあるんですが、年末までにこういった対策を要するに検討していくんだということでやってこられたわけなんですけども、私が
議員になってからも、例えば避難所におけるペットの受け入れ体制であるとか、目黒川周辺の避難所のあり方であるとか、それから受援計画の策定なんていうことは、しっかりやっていくべきだということは口にしてきたつもりなんですが、ようやくここでそういうことをやっていこうというふうになったんだなというのはあります。
やはり備えあれば憂いなしじゃないですけども、私は早目早目にいろいろ備えていくことで、区が損をすることというのは絶対ないと思うので、これはまだ大まかで、細かいものが見えてきてないところもかなりあるんですけども、やはりしっかり所管の連携、これをやっていくには絶対に所管の連携が必要で、危機管理室、健康推進部、いろんな所管にまたがってる中で、やはり横の連携をしっかりやっていっていただかなければ、でき上がって、この中が詰まっていかないと思うので、その辺を1点、まず確認させていただきたいと思うのと、今回ちょっと聞こえてきたのが、大雨の中、避難をしようと思って行ったときに、自分の避難する場所は、例えば近くの小学校の体育館だと思っていた。だけど、そこへ行ったらば入れなく、当然あいてないわけですから、御高齢の方を抱えて、そこにいる人に聞いたら、防災センターへ行ってくれって言われて、それを抱えて防災センターへ、抱えてというか、御高齢の方と一緒に防災センターへ行ったと。
区民の方に、地震のときの避難をする場所と、こういった風水害というか、台風のときに避難する場所が違うんだって、私たちは頭の中で、このときはここがあくとか、地震のときはここへ行けばいいとかっていうのは、かなり地震のときに関しては区民の方に関しても頭に入ってるといったらおかしいんですけれども、何かあったらここへ行けばいいんだなというふうに思ってる場所が、実は台風のときにはあいてないんだということが周知されてないというか、区民の方から見ると何がどう違うのって、避難所は避難所でしょうという感覚でいらっしゃるんだなというのをちょっと感じたので、極端な話なんですけれども、地震のときはここ、例えば台風のときはこっちというような周知の仕方で、しっかり区民の人に避難所を、あいてないところに行って、そこからまた移るということが、やはりとても危険なことだと思ってちょっと話を聞いていたので、そういう区民目線に立ったものの考え方というのをしっかりしていただきたいなというふうに思うんですが、周知方法とかもしっかり考えていってほしいなと思うんですが、いかがでしょうか。
それからもう1点、ごめんなさい。私の知識がなくて申しわけないんですが、このCDNの構築というのはどういうことなのか、教えていただけますでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 今、委員御指摘のとおり、やはり今回、昨今の風水害については、かなり激甚化してきてございますので、従来、都市整備部を中心に水防本部を立ち上げて対策を進めてきたところですけれども、今回の台風19号のように避難所の開設が必要であったりとか、また計画運休に伴う行政窓口の扱いの検討であるとか、全庁的なやはり対応をしていかなきゃいけないという認識でございます。
そういった意味で、今回あり方検討会ということで、まず検証をして、対策を進めていくということにしたわけでございますけれども、やはり各所管との連携というのは非常に重要ですので、その辺は肝に銘じて進めていきたいというふうに思ってございます。
2点目の避難所の開設のことですけれども、今回、昨年の5月に目黒区の水害ハザードマップを全戸配布してございます。そこの中で、要は浸水する可能性の高い場所というのは着色されているわけですけれども、そこの範囲に入ってる方については特に注意が必要だということなんですね。
ここの水害ハザードマップについても、水害時に、例えば下目黒小学校とか田道小学校については、水没する可能性があるので、避難所としては掲出をしてございません。そういったことはやってるんですけど、やはりなかなか今委員御指摘のとおり、やっと震災時、地震のときの避難所というのは大分浸透してきたんですけれども、水害時どこに逃げればいいのというのは、なかなかまだ周知がされてないというのはそのとおりだと思いますので、今後、危機管理部署を中心にして周知を進めていく必要があるというふうに思ってございます。
今回の報告の中でも、5ページの情報の一元管理と発信体制の強化ということで、防災アプリの機能充実というのを挙げてございます。これは防災アプリで避難所等が確認できるようなものを提供してるんですけども、ここの中でも、やはりアップすると全部の避難所が出てきてしまうということで、水害が発生したときにどこに逃げればいいのかというのはなかなか確認できないということもございまして、これの改修を今回は入れてるということでございます。引き続き、防災訓練とかそういった機会も踏まえながら、多分周知の拡大をしていく必要があろうかというふうに思ってございます。
CDNでございます。CDNというのは、今回ホームページがアクセスしづらい状態になったということで、コンテンツ・デリバリー・ネットワークというような名称でございますけれども、要はホームページにアクセスする前の段階で、1回サーバを経由させて負荷を軽減していくというようなシステムを、例えば練馬区とか、そういったものを使って、今回の台風19号のときにもつながりにくい状態がなかったというような情報もございますので、まずはそういったところで、ホームページにアクセスがしやすい状態にしていこうということで、これについては今年度からやっていこうということで、今準備を進めているところでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 大丈夫、よろしいですか。
(「対応できるのかどうか」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 次の詳細にいろんなことが書かれているので。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 では、河野委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 私の地域が八雲の地域、西部地域なものですから、呑川の周辺の方からも、緑道のところの区民からもたくさん御意見をいただいております。都市整備ということなので、その点について、ちょっと伺いたいんですけれども、今回の台風というのは非常に強い雨で、今後雨が激甚化していくと。
温暖化の影響もあって、非常に大雨に対する対策というのは必要で、雨水ますなんか、あるいは排水をしっかり強化していくというところも今やられているんだと思っておるんですけれども、特に呑川の緑道流域は、特に八雲三丁目なんかでいいますと、目黒通りから緑道にかけて坂になってまして、結局もともとそこは川でしたから、一番低地にあるんですけども、そういう坂の上から雨水が全部緑道沿いに流れ込んでくるということで、その辺については都市整備部の皆さんは、よく御存じだと思うんですけども、台風の日に私も地域を回っておりましたら、やっぱり坂道の道路の上から流れてきた雨水が、雨量が多いもんですから、のみ込めなくなって、家の敷地の中に入り込んでくるということがありました。
これを何とかしてほしいんだという声がありまして、結局後日、よく話を住民の方から聞きますと、道路の高くなってるところに雨水ますが、排水溝が2カ所あるんだけども、道路が低くなってるところには1カ所しかないと。結局、道路の高低差ということを考えずに排水のますを設置してるんじゃないかということで、だから、その辺、道路を整備する際に、結局道路の低いところにこそ排水溝を設置していかなくちゃいけないのに、そうなっていないということで、道路の高低差の部分で非常におかしいんじゃないかという意見がありまして、それは直接都市整備部の所管のところに連絡もさせていただいてますけれども、そこだけじゃないと思うんです。
全体の問題として、やっぱり道路を整備していく際、考え方として、あれだけの大変な雨が降った際に、結局流れ込めなくなって家の側に入ってくるということで、それは非常に局地的、短期的な大雨が非常に現状起こってるときに起きる現象なので、一時的なものなんですけども、そういうところも想定したやっぱり今対策が必要なんじゃないかなということで思ってまして、その辺の考え方について、ちょっと伺いたいんですけども。
○髙橋
道路公園課長 今、委員から御指摘ございましたけれども、道路の排水については、下水道の整備にあわせて、道路の両側にL形側溝というコンクリートの側溝を並べて、約ですけども、25メーターから30メーター間隔ぐらいに雨水ますを設置してございます。これについては、当然雨量がのみ込めるというような量の配置にしているところです。
ただ、今、委員御指摘のとおり、勾配がきつい場所ですと、雨の量がふえますと、雨水ますを、飛ぶというんですかね。そういう状況が実際にはあります。今うちの区のほうとして対策としてやってるのは、グレーチング化といって、のみ口を格子のますにする。また、横断グレーチングの設置ということで、道路に降った雨を道路の横に側溝を入れて、のみ込みをしやすくするというような対策をしてございます。
道路の雨水ますが高低差を考えてないんじゃないかということですけれども、当然排水ですので考えながらやっております。ただ、雨水ますの設置に当たっては、たまたま例えば建物の玄関に来る場合があったりすると、やはり出入りの関係があって、そこに設置できないというようなことがあってずらしたりとか、そういったことも地域の人と、沿道の方とお話ししながら設置場所については決めているところでございます。
ことしも、八雲三丁目については、道路工事を発注した中で、グレーチングのますの設置であるとか、横断グレーチングの設置であるとか、そういった対策を進めているところでございます。
以上でございます。
○松嶋委員 ぜひ、対策を進めていっていただきたいと思うんですけども、本当にこんな高低差で入ってくるのというぐらい、普通のとき、平時にはわからないんですけども、よく見てみると、同じ道路上でも少し傾きがあって、その傾きのせいで、全部雨水がそっちに入ってくるというところがあって、結局少し高いところにある排水溝には全然水が行かないというような、本当に川のような流れになって、そこに水が一気に集中するというようなところもあって、私としては、全体的なチェック、見直しが必要なんじゃないかなと。
高低差も、本当に微妙な高低差が全部水の流れをそれでつくって、そこに集中するということで、それが家の中に入ってくるというようなことも現にありましたので、その辺について、全体的なチェックもしていただきたいということ、それがいかがかということを伺います。
それと、いろんな今技術も進んでて、道路自体が水を吸い込むような、何かヨーロッパで私もニュースか何かで見たんですけど、道路自体が水を一時的に吸い込んで、晴れの日にはそれが蒸発していくというような、そういう技術なんかも非常に更新されてるようですので、その辺の先端技術なんかも研究していただきたいなと思っておりますけども、その辺いかがでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 まず、全体的なチェックをしてはどうかというお話ですけれども、台風であるとか、そういった浸水の被害が発生した場合には、区のほうでも全体的に発生した箇所については点検をしてございます。そういった中で、対策が必要なところがあれば、道路工事を発注して対策をしているという状況です。もし、個別に御要望があるのであれば、私どものほうで調査へ行きますので、お知らせいただければと思います。
また、道路に染み込むようなというお話ですけれども、目黒区のほうでも総合浸水対策ということで実施をしてございまして、透水性舗装というような言い方をしますけれども、アスファルトで水の染み込むような舗装がございます。それについては、順次計画的にやってございます。
ただ、車道については、やはり透水性舗装にすると弱い場合もありますので、適時適切というか、場所を選びながら設置をしているということでございます。
以上です。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○田島委員 ちょっと端的に2点、質問させてもらいます。
まず、今後行っていく部分で、4ページの危機管理体制強化に向けた人員の確保という部分で、これは行く行くは住宅をつくって在住の職員をふやしていくという、ただ、こういうことをしていくのも大事なんですけれども、緊急で今何ができるかということも考えていただかなければいけないんじゃないかな。
特に、台風に関しましては、進路等によりまして災害の予測ができるわけですから、ぜひ区の中で、前もって職員さんに泊まっていただくだとかという態勢を整えて。この間、気仙沼に実は会派で復興についての視察に行ってきたので、そこで区から派遣されている3名の職員さんと御苦労のお話も聞いてまいりました。その中で、やはり基本的には危機体制、災害の予測に合わせてやることも大事だというふうなお話も聞いてきました。
この中で、私なんかが見ていて思うのは、やっぱり災害対策で、気仙沼で聞いてきたのは、菅原市長さんの話だったんですけど、想定が外れて少なかったら、批判されても胸を張ってられるよというお話も聞いてきました。そこが大事だなと。想定してちょっとオーバーであっても、被害が少なければ胸を張っていられる。批判は批判として浴びると。だけど、批判を浴びていながらも、自分としては胸を張っていられるよというぐらいの気持ちでないと、やはり災害を未然に、少なく抑えるということはできないんだというようなお話も聞いてまいりました。ちょっと話が前後しました。
それが、そういった意味で、今できる部分、特に人員の確保という部分について、もう少し、こういう住宅をつくって区の在住職員をふやすというのは、これは大事な話ですけど、まだまだ時間がかかると思うんですよね。ですから、できるだけ体制としては確保していくような形がとれたらいいのではないかなと思いますので、それも1つ方法として考えていただきたいということが1点です。
それから、ちょっと話が前後になっちゃったんですけど、環境清掃部のほうになるのかどうかわからないんですが、10月17、18日ですか。世田谷のほうに職員を2名派遣していただいたと。本当に御苦労さまでございます。
これも気仙沼で職員さんとお話の中で出てきたんですけども、ぜひとも職員、派遣されたお手伝いで御苦労はされてるんですけど、災害の現場を見てきてるわけでしょうし、それからいろいろ事務手続をしてても、いろいろな部分でやっぱり現場を体験している職員さんなので、ぜひともその辺は教訓として目黒区の中で、その場合にはどうしたらいいんだというのをきちっと把握、掌握しておけば、いざというときに何らかの役に立つのではないかなということで、ぜひとも御報告をしていただきたいなと。
また繰り返しになりますけど、気仙沼で今目黒の派遣されている職員さんにお聞きした点ですけれども、月次で報告はしてますよと。要するに職員さんたちは、月次で報告をさせてもらってますと言うんですけど、なかなか区のほうというか、我々のほうにはちょっと届かないという部分もありますし、我々のところまで届かなくてもいいんですけど、きちっと。1つやっぱり言われてたことが、市長と区長とか、部長同士も意見交換はかなりあるけれども、現場の声がなかなか届いてないんじゃないかなと。やはり現場で体験したことが一番の教訓というか、今後の1つの部分になるんじゃないかという話を聞いてまいりました。
誰がということではないんですけども、でも、これは一般的に考えても、やっぱり現場で苦労されていることが、次の災害への教訓として役に立つということは間違いないと思いますので、その辺をうまく酌み取る方法を何か考えていっていただければと思います。本当に今回の世田谷の派遣、どういうような職種の方が行かれたのかよくわからないんですが、やはりごみ処理という部分では、大変御苦労されてると思いますので、その辺のこともわかる範囲で結構なんですが、お聞きさせていただければと思ってます。
以上、2点。
○中澤
都市整備部長 全体にかかわるお話なので、私のほうからお話しさせていただきます。
1点、2点、ちょっとまとめる形になるかもしれませんけれども、まず、胸を張ってやればいいじゃないかと。おっしゃるとおりでございます。今まで都市整備部は、胸を張って水防本部をつくってきたんですが、それじゃもたないということで、これは以前から私どもも言ってまして、全庁対応でやってくれよという話はして、今回こういう対応になってきてるということです。
はっきり言いますと、若い子も入ってますが、割と年とったのもいますので、なかなか都市整備部全体でやるのは難しい。やっぱり全庁でやると。当然情報の管理とか全てありますので、これはもう、まずは今できること、先ほど備えあれば憂いなしというのがありましたけど、おっしゃるとおりでございます。
まずは、もう早目に対応するということ、これは確かに教訓でございますので、検討会もありますので、庁内に。ぜひそういう方向で私どもは取り組む。特に都市整備部はそう考えて取り組んでますので、今後、そういうのを浸透させていきたいと思っております。
それと、あと派遣されてるメンバー、これは技術系も派遣してますし、先ほど言った世田谷の関係、これは災害協定で城南5区の関係で、災害ごみの関係、ごみ収集の関係とか。あるいは角田市ですか、丸森の隣の角田市は14%、約1,500世帯、これが浸水して被害を受けておりますので、もう素早く職員を交代で出してます。
今現在も、3ページにありますけども、土木と事務、1名ずつ行ってますけども、8日交代で引き継ぎをしてピストンで今行ってるという状況でございます。来年度からは長期派遣の要望もございますので、検討してます。
それと、区長同士、市長同士、部長同士、おっしゃるとおりでございまして、一番の声が聞こえる、やった内容とか現場での意見とか、そういう、あるいは写真撮ったものとか、当然私もそれが一番大事だと思ってます。例えば気仙沼の関係は、派遣で行った職員で、こういう本の冊子をまとめて、しっかりと庁内、あるいは部内でそれを共有してますし、ただ、3.11から8年たってまして、もうある一定程度、この間も、何年行ってますかね。5年、7年ぐらい行った職員で、再任用で5年も行っていただいて、ことしで満了でということで、名前は言いませんけども、その方が私のところに来まして、ある一定程度、もう基盤のほうも段取りもできて、来年度までに補助金の関係も終わるということで、おおむね方向性はできてるのかなとは思っております。
ただ、やっぱりなかなかその間、3年、4年、5年の間の状況というのは、月例報告ということで、なかなかそういう状況になります。ただ、一定程度、年に1回か2回は先ほど言った区長や部長や人事担当が激励に行ったりとかいうのはしておりますので、今後、その辺の職員への周知というのは、やっぱり検討する必要があるなと思ってます、私も。
ちなみに、角田市に今行ってる職員は、ちゃんとそういう報告書をまとめて写真も撮って、それをちゃんとまとめるようにという話もしてますし、まず今若手の職員ががんがん行ってますので、まずは自分たちの目で見て、一応状況はどうだと。それで、今後の糧にしていただきたいということもあって、私どもは積極的にそこは対応してまいりたいし、周知の方法も検討してまいります。
以上でございます。
○田島委員 人員の確保のほうは……
(発言する者あり)
○田島委員 別にいいです、いいです、一緒に言います。
ちょっとそこもお聞きしたいというのと、それからやっぱり議会から、所管を超えて言っていかなきゃいけないこともあると思います。職員の方だと、やっぱり所管の壁というのが我々よりも大きいと思いますので、ぜひとも部長を筆頭に、議会からもこういう声があったということは言っていただきたいという部分で使っていただいてというのもいいと思うんですけど、あと、御答弁いただいたんですけど、職員を派遣すると区内の職員さんが減るわけで、忙しくなってしまうと思うんですが、やはり災害が起こったときは、相身互いでございますから、できるだけ派遣をする。
ただし、それを何とか持って帰ってこいよと、目黒区民のために使えよということの意味で派遣をしていただければ、皆さん残ってる方の仕事が多くなっても、それなりに御了解をいただけるんではないかなと思いますので、その点はぜひとも、何年たっても派遣というは、やっぱり災害が起こったところですから、目黒区としてできることはしていっていただきたいというふうに思っております。じゃ、済みませんが、先ほどの件と。
○中澤
都市整備部長 まず、所管の壁でございます。
これは水防本部で中心でやっていたころは、結構それは、水は、風水害は都市整備部だということでありました。ただ、実際もうそれじゃ困るよということで、私も発信し、今回非常に想定外が想定内になる時代になってきてますので、当然これはもう認識して、先ほど言ったように所管の壁はもう大分とれてますので、大丈夫です。議会からもそういう御意見があったところも伝えまして、一丸となってやるという方向でもう進んでますので、今回その意味でこういう資料を出してございますので、そこは私もぜひ頑張ってまいりますので、そこはよろしくどうぞお願いしたいと思います。
それから、派遣の件でございます。
これはおっしゃるとおりでございまして、今、私、非常にうれしいのが、若い子たちが、今、角田市の派遣に行ってもらってます。やはりそこで覚えたこと、ちゃんとしっかりと継承して、それを伝えてほしいということも話してます。おっしゃるとおりで、それが目黒区民のために役立つということも話してますので、そうした視点でぜひ取り組んでいきたいし、また、派遣応援体制も大事ですけども、それを受けた目黒区民への区民サービスの向上と、これもあわせて対応してまいりたいと思います。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○梅田委員 やはり今後も同規模、またそれ以上の災害というのが風水害など予想されてくると思う中で、私ちょっと強風対策についてお伺いしたいんですけれども、目黒区でも強風によって倒木がかなりあったと思います。そのほかの地域では、木が倒れたことにより電線が切れて、電力の供給ができなくて、かなり復旧に時間がかかったという地域がかなりあったというふうに記憶しております。
その中で、目黒区として木に対して、緑化を一方でしなくてはいけないという中で、倒木対策をとりながら緑化というのをどのように話し合われたのかというのをちょっとお伺いしたいと思います。
もう1点ですけれども、土のうについて、前の会でも土のうが不足して大変だったとか、その後の処理が困ったというお話がいろいろあったと思いますけれども、例えばほかの素材を使って土のうを用意するとか、そういったようなアイデアが出たりとか、そういうお話があったのかどうかをお伺いいたします。
○髙橋
道路公園課長 1点目の倒木対策でございますけれども、今回台風19号というより、15号のほうが被害がひどくて、例えば中根公園なんかでは、結構大きな木が倒れてしまって、ちょっと一時公園を一部閉鎖をしたというような状況でございました。
私どものほうで、毎週職員が巡回して点検をしているところですけれども、そこの中で見て危ないようなものがあれば、ほほづえといって支えをつけるとか、そういったことで対応するとか、またあとは枝をやはり適切な形で剪定をしていくということが必要なのかなということで考えてございます。
また、一部の公園では、地域の方に管理をしていただいてるところもございまして、そういったところについては、いろいろやはり倒木に対する御意見もいただいてございます。その辺は、順次対策を進めていきたいというふうに思ってございます。
○清水
道路公園サービス課長 土のうの関係の御質問でございます。
台風19号の際には、全体で9,900袋の土のうを配布して、もうストックがない状態、なくなってしまったという状況でございます。
そういった中で、こちらの資料にもありますように、今後土のう保管庫の拠点をつくって、4ページのところにございますけれども、(1)の危機管理体制の星の2番目、水防体制の充実ということで、今回の件を踏まえて、緊急用土のうの拠点を整備していこうということで、今検討を進めているところです。
具体的には、各5地区に1カ所拠点を整備して、そこに、もし、なくなったときにはとりに行っていただこうということで、今進めているところでございます。これは、職員数は限られておりますので、全体の今50カ所あるんですけれども、それを全部補充に回っていると、どうしても効率的に回れないところがあるので、そういったことを、拠点を整備して、ある程度行ったらもうその拠点にとりに行くように、もうナビをしていこうということで、今検討を進めているところでございます。
それと、土のうの種類の関係で、以前一般質問でも他の委員からもいただいたんですけれども、吸水性の土のうとか、今製品があるのは認識しているところでございます。内容は吸水性ポリマーといいまして、よく紙おむつの中に入っているようなものが充填されているものがございます。
その際に、いろいろな商品がある中で、区としても3つぐらいちょっと買って実際にやってみたんですけれども、使いやすい、とても吸水前は軽くて扱いやすいという一方で、使うに当たっては大きな容器、例えばお風呂場の浴槽ですとか、あとポリバケツに水を張ったところに、水を浸して使わなければいけないという状況がございます。
やってみましたら、早い商品で3分ぐらい、一番遅いのでやっぱり8分以上、土のうができ上がるまでかかるという状況でございました。ゲリラ豪雨の時点では、そういうのはちょっと難しいと思うんですけど、台風は事前に準備できますので、そういった商品があるというのは、例えば水防訓練などで周知、PRはしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○梅田委員 倒木に関しては、いろいろ剪定などもしていただいて、見回っていただいているということで、安心いたしました。よろしくお願いいたします。
土のうなんですけれども、やはり雨風の強い中、なかなかとりに行けない高齢者の方とかに配って回られた方もいらっしゃるというふうに伺っております。なかなかとりに来れない方もいらっしゃるので、水を浸して膨らむのに結構時間がかかるかもしれませんけれども、そういった吸水ポリマーの軽いものを事前に高齢者宅とかにお渡ししておくとか、そういったこともやはり今後進めていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○清水
道路公園サービス課長 土のうの配布の件でございますけれども、今現在でも、そういった高齢者ですとか、ちょっと土のうの保管場所までとりに行くのが難しいよという方に関しましては、御連絡をいただければ区のほうで個別に配布しているところでございます。
また、そういった吸水性の土のうの関係ですけれども、安いので1袋当たり200円、あとは高いのは、早目にそういったでき上がるというので、1袋約1,400円ぐらいするものでございます。一方で、区で今配布している土のうですけれども、大体1袋当たり61円程度で作成して、人事費は組んでませんけれども、配布をしているという状況です。
そういったコストの面ですとか、そこら辺、今後も職員で配布するということを踏まえまして、どういったやり方がいいのかというのは調査・研究していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○中澤
都市整備部長 ちょっと補足させてもらいます。昨年の総合水防訓練があったと思うんですけれども、その場で区民、町会長さんがいるテントの前で、こういう方法で水どめできますよというのがあって、例えば、うちの職員も実はやったんですけど、収納ケースに水を入れてブルーシートで巻いて置くと。別に家にあるものでできますので、それとあと段ボール箱にビニール袋を二重にして、ゴミ袋ですね。それに水を入れて置いて、それでまたブルーシートで巻くとか、いろんな方法はございますので、まず御家庭にあるものも活用してできるというのもございますので、いろんなそんなところも含めて周知をしてますし、今後も周知をしてまいりたいと思います。
なかなかお金の関係になりますと、一般財源で200円といっても、区民はいっぱいいらっしゃいますので、その辺公平にしなきゃいけない。一番大事なことは、すぐ何ができるかということになると思いますので、そこはぜひPRしてまいりたいと存じます。
以上です。
○
鴨志田委員長 梅田委員の質疑を終わります。
○岸委員 済みません。ちょっと関連で、確認で、1点お伺いしたいんですけども、区のほうでも、土のうのほうを個別に運んでお届けするみたいなことを今おっしゃったと思うんですけども、これは拠点、拠点に対してお届けするということであって、一般の困ってる方にサービスをしに行くというわけではないんですよね。そこをお伺いします。
○清水
道路公園サービス課長 土のうの配布につきましては、直接区のほうに連絡いただいて、まずは土のう保管箇所、今現在区内50カ所ございますけれども、まずはそこの土のう保管庫の置き場を案内させていただいているところでございます。
そのお話の中で、高齢であったりとかということで、そこまでちょっととりに行けないと。また、運ぶことがちょっと困難だということをお話しいただいたときには、職員が御自宅まで届けるということで、配布もしているところでございます。
以上でございます。
○岸委員 済みません。御答弁ありがとうございます。その心は、私のほうに携帯電話で、土のうを届けてくれだの、片づけてくれだのってさんざん電話がかかってきたというのがありましたので、そういう個別のことに関してはちょっとできかねますというようなことを言った都合、ちょっとそこだけはもう一度確認したかったという心でございます。
ちょっと話、もう本当に大変でした。そもそものことなんですけども、私この台風の15号、19号って終わった後に、いろんな方とお話しする機会があって、やはり災害というのは忘れたころにやって来る。最近では、災害というのはあるもんだというふうに認識が変わってきてる中で、自助、公助、共助といったところで、区は何もしてくれないんじゃないかみたいなことも聞くわけです。
というのは、何が言いたいかといいますと、そもそも自助と、そもそもの地域の町会ですとか、共助という、顔を知っているお隣さんという意味合いでの、自分で何か非常事態が起こったときに、自分でどれくらいの準備をしているかということが、やはり大規模な災害が大きくなればなるほど、頻繁に起これば起こるほど、自分でやっぱり区民の一人一人の方たちが意識をして、準備をしていかなきゃいけないということのほうの意識をもうちょっと醸成するということのほうが、もう少し力を入れていかなきゃいけないんじゃないのかなと思うんですが、座っててお願いします、やってくれないじゃないか、じゃなくて、と思うんですがいかがでしょうか。
○中澤
都市整備部長 おっしゃるとおりでございまして、さっきのちょっと土のうの補足ですけど、先ほども言ったように職員も限られてますので、事前に、本当に事前に、例えば1日前、2日前、もう台風来るよとわかってる2日とかであれば余裕がありますので、届けることもできますが、雨が降って風がやってきているときに、土のう持ってきてと、これはもう無理です。そこはもう自分でとりに行ってくださいということしか言えません、現実的には。
緊急であって、何かあった場合にはそこに直行しますので、水があふれたのであれば、そこに行ってポンプアップするなりいろいろ対応しますけども、そういうことですので、先ほどの委員からもございましたように、本当に事前にまずは備えるということを区民の方にも周知するということが大事かなと思います。
それと、今回も区民と区長のまちづくり懇談会でも、防災の観点、これはかなり御説明をしました。ですので、やはり大事なことはやっぱり備え、今回いろいろと区民の方が備えることが大事ですよということが大分周知された関係で、土のうが9,900袋もはけたのかなとは思っております。今までこんなことございませんでした。
ですので、やっぱりそこは、こういう風水害あったからいいということは私、言いたくないんですが、まだこういうケースが続きます、これから多分。ですので、やはりそこは改めて、委員がおっしゃったとおり、周知徹底は危機管理室と一緒にやってまいりたいと存じます。
以上です。
○
鴨志田委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 それでは、まず、土のうについてですが、今、部長からの御答弁の中で、二、三日前に事前であれば個別に配布もできますということだったんですが、私としては、やっぱり二、三日前でも職員数が限られてる中で遅いんじゃないかと。むしろ、平常時のうちから、要は部署をまたげば、それこそ要配慮者の名簿だとかそういうのがあるので、何かそういうような形で、もうこちらのほうから出向いていって土のうをお届けするだとか、そういうようなことができないのかなと思うんですが、これについていかがでしょうか。
それから、今回土のうの拠点をつくると。拠点以外の場所で、土のうが終わってしまったときにはそこに行ってもらうようにするということだと思うんですが、これも恐らく周知が鍵になるだろうと。次の台風のときに、その土のう置き場に行って、あ、ないとなって路頭に迷う方って絶対出てくると思うので、この周知を、まだ来年度のことなのであれですけれども、どうされるのかと。
例えば、場合によってはハザードマップ、今もう発行してるものには土のうのそういう拠点というのは書いてないですから、拠点を新たに追加する、そういうような改訂が必要になるかもわかりませんし、そういうような形で、どういう周知を行っていくのか、これをお伺いいたします。
次に、これは企画経営部と危機管理室の部分なんですが、その下のタブレット端末の配布についてです。これは、管理職等へ配布するということで説明をいただいていたところなんですが、実際の現場の職員の方にはどうされるのかなというのが、ちょっと私も気がかりです。
要は、道路公園課と道路公園サービス課の職員の方々が、実際には現場に赴いて、いわば散り散りになって働いてるのはその方々なわけであって、一番連絡が難しいのはそこじゃないかなと。もちろん管理職に対する情報伝達をやる必要はありますけれども、じゃ、今回、この来年度の予算の中で、タブレット端末はどこまで、管理職等となっているので、実際現場の職員の方へはどうされるのかということ。それから現在の運用の方法についてもお伺いできればなと思います。部課長からの伝達が職員の方々へどういうような形で、特に水防の関係、行われているのか、職員携帯を使われているのか、それがメールによるのか、電話によるのか、LINEを使っているのか、そこの部分をお伺いいたします。
以上です。
○中澤
都市整備部長 済みません。1点目は、私どもの所管ですので、私のほうからちょっと。土のうですけれども、やはり先ほどこちらからお伺いしてという話ですが、基本的に各家庭によって御事情がやっぱり違います。土のうというのは、はっきり言いますと平常時は邪魔なものになりますので、置き場所が困るとかいうのもございますので、先ほど委員からあったように、持っていってくれないかとか言う方もございます。
中は土でございますので、どこか庭にでも入れてもらえば……
(「庭がある家はいいですけど」と呼ぶ者あり)
○中澤
都市整備部長 そう、おっしゃるとおり。そういうこともありますけども。そこは、それとして。それで私どもとして、先ほど言ったように二、三日前というより、例えば前の日だったらまだ動けるので、高齢者の方からお問い合わせはいっぱい来ますから、それに対しては対応してますよと。やっぱり実際の本番に入りますと、なかなかそこで土のうを運んでくれというのも難しいですよという御説明はしてるということですので、できる限りのことを職員のほうで対応してるということで、御理解していただきたいと思います。
それと、先ほど言ったように、これはあくまで先ほどの委員からもありましたように、自助、共助、公助のところですので、自分のところでこういうふうにしたいということがあって、別に先ほども言ったように、土の土のうじゃなくても、先ほど言った家庭にあるものでもできますので、それは各家庭で考えていただくということが大事かなと思います。それがまさしく、みずから自助というところにつながることなので、そういうことをやっぱり周知していきたいなと思います。
ですので、先ほどちょっと言葉が足りませんでしたが、できる限り高齢者の方への例えば土のうとかあれば、区としては配布をしてる状況でございますので、そこは御理解いただきたいと思います。
以上です。
○清水
道路公園サービス課長 土のう保管庫の拠点整備の点検や周知についてでございます。
まず、前回の19号の際に、9,900袋がはけた中で、特徴としては、やはり雨が降り出して心配になって、土のう保管庫に皆さんがとりに来る状況がございました。そういった中で特徴的なのは、やはり皆さん車で、例えば総合庁舎ですとか防災センターにとりに行ったりしてるのが多かったというのが特徴でございます。
そういった中で、拠点の検討に当たっては、そういった車両がとめやすい、また24時間あいているような場所などを想定しながら整備を検討していきたいというふうに考えております。また、通常の土のう保管庫の点検につきましては、通常業務の中、また台風が来る前とかは、50カ所補充状況等を確認して、今対応してるところでございます。
それと、そういった拠点の整備の周知に関しましては、先ほど5ページのところに(3)のポッチで防災アプリの機能充実というところがございますけれども、例えばこういった、これからの検討でございますが、これからそういったアプリの中に、例えば拠点であるとか保管庫が載せられるかどうかは、ちょっと今後相談していくようにしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○髙橋
道路公園課長 それでは、3点目のタブレット端末にかかわる御質疑でございますけれども、今回、来年度の予算計上に今上げているところですけれども、管理職に対して、災害時における情報の連絡をスムーズにしていこうということで、今タブレット端末の配布を検討してるということです。
現状は、管理職等には災害用の、本部要員ですけれども、災害用の携帯を渡して連絡がとれる体制はつくっているという状況でございます。これをタブレットにすることによって、より相互の連絡がしやすいように、またいろんな情報が一遍に送れるようにというようなことで考えているものでございます。
また、将来的には、仕事に生かせるような形の発展も視野に入れながら検討していきたいということですけれども、当面は災害時における管理職の相互連絡に活用していくということでございます。
現場の職員への対応ですけれども、例えば都市整備部のほうでやっている水防本部については、年度当初に水防計画というのをつくってございます。そこの中で、職員体制、緊急連絡網をつくってございまして、それで職員の連絡をとれるような体制をつくってるということです。基本的には電話での連絡というような形で、現状はしております。
職員が直接現場から現場に行くということではなくて、やはり一旦水防本部に集まって、その指揮下に入って業務をやるということになりますので、まず、参集の連絡をするというのが主な役割になるかと思います。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございました。
1点目の土のうに関してですが、今アプリに今後掲載するかもしれないと、また検討していきますというお答えだったと思うんですが、じゃ、一方で、アプリ以外の先ほども申し上げたハザードマップだとか、そういうのについてもこれは検討していくのか、それともあくまでここに掲載してるのはアプリだけなので、アプリに入れることを考えていらっしゃるのか、そこの部分をもう一度確認させてください。
それから、今の連絡体制、タブレットの件ですが、連絡網で行っているということだったんですが、じゃ、今回の15号、19号のときに、連絡網で行ったことによって、何か例えば課題だったりとか、そういうことはなかったのか。
うまくいったということでよろしいのかどうか確認させていただきたいのと、もちろん予算の関係はあるので、なかなか全部が全部とは言えませんが、管理職へはもうタブレットで全部情報が来るわけですから、それをぱっと転送してしまえば、そんな連絡網なんて全く要らないわけで、むしろそういう職員こそタブレット、やっぱり必要なんじゃないかなと私は思うんですが、改めて部署としてのお考え、行く行くは必要になると思っていらっしゃるのか、それとももう連絡網でよいとお考えなのか、そこの部分を改めてお伺いいたします。
ちょっとつけ加えて3点目なんですが、これも都市整備部と環境清掃部の災害ごみの集積場所などの検討という、これも書いてあったので、あわせて質問させていただきたいんですが、現在も地区防災計画ですか、その中で集積所というのがあると思うんですが、ここにまた検討と拳がってきてるのは、どういう事情で、何か課題が見えたからということなのか、改めてお伺いいたします。
以上です。
○清水
道路公園サービス課長 土のうの周知についてでございますけれども、現在土のうの保管場所の置き場につきましては、現在ハザードマップには掲載ないんですけれども、今目黒区の防災マップのほうに掲載しているところでございます。現在、ハザードマップにも一応位置だけ落とした、箇所の、土のう保管庫の位置を落としたのがありますけれども、これは次、土のう、ハザードマップの改訂の時期にあわせて、どういった対応ができるかということは今後検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○髙橋
道路公園課長 タブレット端末の再度のお尋ねでございますけれども、まず、今回の災害、台風19号等に対する区の対応ですけれども、当然台風ですので、事前に情報がありますので、区内部としてどういうふうに対応するかというのは、危機管理会議を設けまして、まずは情報の連携をしてございます。
また、水防本部についても、直接事前に職員の配置も含めて、配備も含めて話をしてございまして、当然土日を含んで、今回台風が来るということだったので、通常の金曜日の日にはもう態勢を整えてたという状況でございます。そういったことを踏まえますと、今回特に私どものほうとしては、十分な対応がとれたのかなというふうに思ってございます。
先ほど少し申し上げましたけれども、災害時の連絡だけではなくて、今後の働き方の中で、タブレットをどういうふうに活用していくかというのも大きな課題ですので、そういったところも踏まえて、今後職員にどういうふうに配布をするのか、しないのかも含めて、検討の課題だというふうに認識してございます。
以上でございます。
○大迫
清掃事務所長 災害ごみの集積所につきましては、私のほうからお答えさせていただきます。
委員御指摘のとおり、現在地域防災計画のほうで、災害ごみ集積所ということで拳げてございますけれども、実は、これは置けそうな公園をざっと羅列したというところでございます。
実際、先ほどの委員の御質疑にございましたけれども、私ども、今回いろんなところに清掃の職員を派遣いたしまして、お手伝いをしてきたところでございますけれども、やはり見ていきますと集積所の問題、非常に大きいものがございまして、特に千葉の鋸南町、これは台風15号なんですけれども、行ってきましたときに、非常にその自治体、鋸南町のほうで、先にここに置いてくださいということで設定したところが、職員も配置して整然と災害ごみを分別して置かれていた。
ところが、あいてるグラウンドの駐車場に勝手置き場という言い方をしておりましたけれども、勝手に置かれてしまったごみは、もうぐちゃぐちゃの分別もどうしようもない状態で置かれてしまったということがございました。
こういうことがございましたので、この地域防災計画の中に掲載している公園、これを全部使っても災害ごみがあふれてしまうかという状況ではございますけれども、これをいかに活用して分別を正しく置いていただくかということ、これは区民の皆様にも御協力いただかなければならないことにもなってまいりますので、改めて検討ということで書かせていただいたものでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○河野委員 ちょっと答えていただけるかどうかわからないんですが、ここにある防災アプリというのは、どのことを言うのか教えていただけますか。防災アプリって目黒にあるんですか。
○髙橋
道路公園課長 目黒区防災マップのこと。
○
鴨志田委員長 防災アプリ。
○髙橋
道路公園課長 名称としては目黒区防災マップということで、アプリを……
○
鴨志田委員長 落とし込んでるんだ。
○髙橋
道路公園課長 出してますので、携帯等でダウンロードできる。
(「マップというアプリ」と呼ぶ者あり)
○髙橋
道路公園課長 はい。現在位置が表示されて、例えば避難所までの距離がわかるとか、そんなような地図データになってます。
○河野委員 わかりました。そうすると、要するにGPSというか、自分の位置情報で避難所がわかるとかということなんですか。自分がそこにいれば、じゃ、台風のときは避難所はここですよとか、それを今後充実させて、例えばやろうと思えばきっと、ごみはこことかというところ、土のうもとかというものをそこに機能として、いろんなやり方があると思うんですけども、できるだけその情報をとりやすいように、そこを充実させていこうというふうに考えてるということでいいんでしょうか。確認させてください。
○髙橋
道路公園課長 つくり込みについては、これから検討していかなきゃいけないんですけれども、まず今言われたのが、先ほどもお話があった風水害時に避難所が開いている場所がわからなかったというのが一番大きな課題だと思ってますので、まずはそこを何とかできないかということで検討を進めていくというふうに聞いてございます。
以上でございます。
○河野委員 済みません。ぜひ、他区の防災アプリがいろいろあると思うんですけれども、それを参考にしていただいて、今これに、ここにあるもので、本当に区民、要するに最終的にここにある地図データでいいのかどうかという問題もあると思うんです。自分のいる位置に機能を足していくという考え方も1つある。ちょっと所管が違うので申しわけないんですけども、あると思うんですけれども、やはり最終的に私は区民の安心と安全というところで考えると、今あるものに機能を充実させていくのが本当にそれでいいのかというのは、やっぱり考えていただいて、他区で防災アプリ、いっぱいいろんなのを出してらっしゃるので、それこそ今目黒区の立場って、いいとこどりができる立場にあると思うんですね。
これはやっぱりきちんとアプリを1つ新しく構築していくという発想もぜひ検討していただきたいと思うんですけれども、それはいかがでしょうか。
○中澤
都市整備部長 今、委員のいろんなお話、アイデアとか、例えばほかの区の関係とかありましたので、いずれにしてもこれは危機管理室と私どもが連携して当然やってく話、また全庁的にこれは話していく話ですので、今言った御意見を踏まえて、この充実については検討してまいりたいと存じます。
以上です。
○河野委員 河野委員の質疑を終わります。
ほかに御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(3)
令和元年台風19号の対応に関する検証及び今後の対応についてを終わります。
議事の都合により、暫時休憩いたします。再開は午後1時5分といたします。
(休憩)
○
鴨志田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(4)災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 報告事項(4)災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保について、報告を受けます。
○髙橋
道路公園課長 それでは、災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保について、御報告を申し上げます。
なお、本件につきましては、本日の企画総務委員会において同様の報告を行ってございます。
まず、項番1、区内在住職員の必要性、全部局横断的な体制の必要性でございます。
2段目ですけども、平日の勤務時間中であれば初期の初動体制の確保をすることについて課題はないんですけれども、土日、夜間などの勤務時間外における大規模災害が発生した場合の対応が課題となってございます。
今般の台風19号におきましても、人員の確保などの問題が顕在化してございます。
一方で、土木公園事務所の移転を契機といたしました職員住宅の見直しによりまして、区内在住職員の減少が課題となっております。議会からは災害時対応における区内在住職員の確保に向けて職員住宅にかわる対応の必要性が指摘されております。
災害発生時につきましては、災害対策本部を設置しまして迅速な初動体制への移行に向けて一定数の職員数を確保する必要がございます。また、今般、昨今の風水害の状況を踏まえますと、所管部局を中心とした体制から、全部局横断的な体制への転換が求められているという状況でございます。
項番2、災害時の初動対応に係る基本的考え方ですけれども、目黒区の災害対策本部運営要綱第3条によりまして、災害対策本部を設置しているところです。
現在は、災害対策本部員、区内在住者は7名でございまして、円滑な初動体制への移行に向けた対応が課題となってございます。
また、大規模災害の発生時、または発生が予想された場合は、危機管理要員とともに災害対応職員を一定数確保する必要がございます。
災害時対応職員の確保に向けて、危機管理要員用の宿舎の確保、また区内在住職員の確保等に向けて検討を進めてまいります。
項番3です。災害指定職員制度の創設、危機管理要員の確保について。
(1)の災害対策指定職員制度の創設ですけれども、令和2年4月をめどに災害対策指定職員制度を創設してまいります。
裏面をごらんになっていただきまして、区内に在住し、災害発生時の初動対応に従事するということを前提といたしまして、家賃助成を、おおむね月2万円程度を行う方向で検討を進めてまいります。
(2)の危機管理要員用宿舎の確保です。迅速な災害対策本部の設置と体制の確保を可能とするために、区内に2戸の危機管理要員住宅、危機管理室長と防災課長を想定してございますが、その住宅を確保してまいります。住宅につきましては、区所有の東が丘一丁目区民住宅を転用する方向で進めてまいります。
(3)の危機管理対応のための宿直勤務制度の検討。
総合庁舎における宿直勤務制度のあり方については、令和2年度中をめどに検討を進めてまいります。
(1)及び(2)につきましては、今後事業開始に向けて所管部局を中心に詳細に詰めてまいります。
4番です。会計年度任用職員の災害対応への従事ということで、現在の非常勤職員につきましては令和2年度4月から会計年度任用職員へ移行されてまいります。常勤職員と同様に一般職員の扱いとなってまいりますので、災害時において役割分担を整理しておく必要がございます。
災害発生時に一定の役割を担っていただくことを前提といたしまして、制度設計の検討を進めてまいります。
項番5です。今後の予定ですけれども、令和2年4月以降に災害指定職員制度を開始。また、危機管理要員住宅の改修工事の後、入居というような流れで考えてございます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○河野委員 先ほどの、前の報告事項と多少内容というか考え方がかぶるのかなというところであるので、ちょっとそこも絡めて聞きたいと思うんですが。今回12月末までに検討委員会をつくってやってきた中で、今回いろんな形で示されてきたと思うんですけれども、先ほども元年度中、2年度中とかという形で、はっきりとお尻が見えていない、いつまでにやるんだという切迫感とか危機感が全く感じられないというのが率直な意見です。
もう災害は想定外が当たり前っていう、災害というか要するに自然の猛威というか、例えばこれできょうも爆弾低気圧なんて言ってましたけれども、恐らく大雪が降るとかっていうことももう時期的に来てて、風水害とは違いますけれども、そういったときももしかしたら今後は電車がもう前日からとまるなんてことも発表されることもあるということは、もうはっきり言って、いつ何が起こってもおかしくないという中で、結構、のんきだなというところがあるんですね。
何となくこういうふうにやっていかなきゃいけないよねというのは見えてきているんですけれども、要するにできるところからどんどんやっていくんだという気概をもっと見せてもらいたいと言ったらおかしいけど、やってほしいなというのが率直な意見なんですが、この職員体制の確保、宿舎のあれも本当にこうやっておっしゃるとおり考えていかなきゃいけないと思うんだけれども、じゃ、例えば雪でもいいです、ことしの冬の雪でもいい、それから来年の夏というか、ことしの夏か、これからやってくる夏の台風のときに、もう台風とかだと来るとわかってるときに、それまでに若い人たち2万円あげるから区内に住んでくださいといっても、なかなかそれはやっぱりこういうことは長期的な視点で考えていかなきゃいけないことだと思うんです。宿舎の整備とかも今すぐできるわけでなし、それをまた維持管理していかなきゃいけないというところもあるので。
例えばそういうときに、要するに、前の日から、台風とかだったら風水害対策であれば、来るとわかっていて、逆に終わりも見えているわけですから、それまでに例えば区内の貸し布団屋さん、貸し布団屋さんが今あるかどうかわかんないんですけれども、提携をしといて、庁舎内の会議室に寝泊まりできる体制をつくって、もうそこで前日から、それこそそれをやってて台風が実はそれて大したことなかったといっても、さっきの話じゃないんですけれども、備えあれば憂いなしで、そこで菅原市長の言葉じゃないんですが、やり過ぎであってもそれはここで備えるという態勢をつくって、結果的にはそうじゃなくて本当によかったよねで終わる話だと思うんです。
別に貸し布団を借りろということじゃないんですけど、例えば恵比寿とかだったら歩いていける距離の中でビジネスホテルを例えば前日から確保、もう来るとわかったらそういうところとどこか提携をしておいて、宿泊、1泊ぐらい宿泊できるようなところを確保していくとかっていう、そういう考え方も一つ、こういった職員体制の確保という中に入れ込んでいかなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが……
(「まずは」と呼ぶ者あり)
○河野委員 まずは。まずは、です。だから、要するにもう待ったなし。明日地震が起こってもおかしくない。もう大雪も来るかもしれない。それから、夏になったら台風が絶対にやってくるというのがわかってる中で、それまでにまずはそれでとにかく迎え撃とうっていう体制を、早急に私は考えていかなきゃいけないんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 先ほどの報告ともかぶる部分がございますけれども、まず考え方としてですけれども、今回の台風19号につきましても、台風19号については10月12日土曜日に東京都付近に最接近してきたわけですけれども、それ以前、10月8日の火曜日から庁内では対応について検討を進めたところでございます。
先ほども少し申し上げましたけども、10月11日の金曜日には、水防本部の体制を120名を超える職員の配備を決めて、それに臨んだという状況でございます。ただ、気象庁の気象予報、警報の発表が当初昼、12日の昼過ぎぐらいになるんではないかという予測だったんですけれども、大分早まって、雨が降る前から警報の発表ということに今回はなりました。4時14分に気象警報が発表されたところですけれども、それに対しても5時15分には水防本部を設置し、その態勢を整えていったということで、待つことなく、区としてはそれぞれの態勢を整えていって、それに対応をとったということでございます。
今回特に必要ということで、全庁的な対応に移行していく必要があるだろうということで、まずは全庁的な対応をこれから図って強化していこうということで、従来都市整備部のほうで水防本部としてやっていた体制を、全庁体制として早目に手を打っていきましょうということです。
職員の宿泊については、当然その体制をとる中で、前日から泊まらなければいけない状況があれば、ここ総合庁舎の地下にも休憩室、男子も女子もございます。そういったスペースを活用しながら、毛布も用意してございますので、そういったものを活用して、対応をとっていくということで、ちゅうちょすることなくどんどん先に対応を進めていきたいというのが本来の、今回の考え方でございます。
○河野委員 今までは都市整備部中心に、そこに負担があったところを、今後は全庁的にやっていこうという流れになってきて、前回は台風15号というのが先にあって、そこから19号だったと思うんですけれども、短い期間の中で、15から19が来るってわかったときのところで、要するに対応ができたこともあったんじゃないかなというのが一つ私は反省点としてもあると思うんですね。
職員の体制も、長い目で見ればこういったことは絶対に必要だとは思うんですけれども、やはり随時120人体制で寝泊まり、120人はここに全員寝泊まりできるのかどうかわかんないんですけれども、それも含めて、要するに即応状態じゃないですけれども、いつどこで何が起きても、地震がいつ来るかわからないということもあるので、ということも含めて、今以上に住むところを確保するだけじゃなくて、その確保した人たちが寝る場所はあるかもしれないけど、じゃ、食事はどうするんだとかというのを気になったりはするんですけれども、そういったことも含めて、できること、できることを先に先に手を打って、今できることですよ。今回のことの反省を受けて、できることをどんどん進めていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょう。
○髙橋
道路公園課長 おっしゃるとおりだと思います。
それで、台風15号と19号というお話でしたけれども、台風15号については当初予想よりも大分東側にそれて、千葉のほうを中心に被害が発生したということで、そのときよりは台風19号のほうがもう少し西側というんですか、そのコースを通ったという状況でしたけれども、計画運休の話もあって、職員体制について都市整備部としてはそういった体制を組んでますし、それ以外の部署についても必要のある部署については事前に泊まっているという方もいらっしゃいましたので、そういった部分では15号の反省をそれぞれの所管で生かしながら19号には対応したのかなと思ってます。
それをさらに発展させなきゃいけないということで、災害対策本部を設置しやすくしようと。指揮命令系統をはっきりさせた中で、全庁体制としてやっていく必要があるということで、今回そういう方向で進めていくということを、午前中報告をさせていただいたということでございます。
○
鴨志田委員長 河野委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 1点だけ確認させてください。
今回、危機管理対応のための危機管理要員用宿舎の確保ということで、区内のこの2戸、危機管理要員住宅を確保するとあります。
それで、区所有の現在の東が丘一丁目区民住宅を転用するということなんですけども、現状、その区民住宅、東が丘一丁目については、どういうふうになってるのかということと、それと今回、転用、用途を変更するということになった場合に、条例なんかでまたそういう手続なんかもしていくのかどうか。その辺確認させてください。
○鵜沼住宅課長 今の松嶋委員の御質問にお答えいたします。
まず、今の東が丘一丁目の区民住宅なんですけれども、入居者の方61世帯でございます。
それから、この転用をするに当たって何か規定の整備などが必要かというお尋ねですけれども、こちらのほうは区民住宅としてはそのまま活用していくところも残っておりますので、戸数のほうを2戸減らすというような規則の改正が必要になってまいります。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○田島委員 済みません、それに関連なんですけど、その転用してその住宅に入っていただくのに、おおむね月額2万円程度を助成するという……。それとは別ですか。新しくつくるほうへということですね。
要するに、私がちょっと聞きたいのは、この2万円というのがどこから出てきたのかなと。要するに、今、職員さんの待遇で2万円で入ってもいいよという人がいるのかどうか。それと同時に、区外から通うと交通費がかかるわけですよね。そうすると、その2万円の根拠という、やっぱり住んでいただいて、そして何かのときには役に立ってほしいという気持ちがあるんならば、まあ、わからないですよ。僕は職員さんの今待遇がどういうふうになっているのかわかんないんですけど、ちょっとこの金額で目黒区という、少しほかに比べると物価も高いところで住むインセンティブになるのかというところを、やはりやるんならちゃんと住んでもらえるような、職員さんのことをもう少し考えて、この助成額のほうも決めたほうがいいんではないかなと。それは人事の仕事か何かわかりませんけれども、それについてお答えいただければと思うんですが、いかがでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 今回の金額、助成金のほうの金額の設定でございますけれども、まず、今、区の職員に対しては住宅を借りている方に対してですけれども、住居手当を支給してございます。年齢で若干金額が変わりますけれども、最大で2万7,000円の住居手当を支給しているという状況の中で、さらに災害対策指定要員になるということで、その部分2万円を上乗せすると。おおむね1DKの区内の住宅で8万円前後ぐらいかなということで、それの約半分ぐらいの金額を助成して災害指定要員として確保していきたいということで考えているものでございます。
ちなみに、今、職員住宅が3施設あるんですけれども、単身用で2万200円から2万6,200円というのが職員住宅の費用負担の、職員から負担金としていただいている利用料金になります。それも参考に今回決めたということでございます。
○田島委員 わかりました。
それを聞くとまあまあかなとも思うんですけれども、あと、本当にそれを利用して入る人材がいるかいないかということなんで、基本的に全庁的に人を集めたいという部分もあるんでしょうし、ぜひとも多い少ないはお任せするとして、やっぱりきちっとインセンティブとして魅力のある部分をつくってほしいなと思うんですが、その辺、対象の、今どのぐらいを予定しているかを含めてお答えいただければと思うんですが。
○髙橋
道路公園課長 委員がおっしゃるとおりだと思っています。
それで、今回職員住宅の廃止というところもございまして、職員住宅を廃止することによって、新規の職員が、例えば遠くから、地方のほうから東京に来たときに住む場所の確保というような視点もございまして、そういった意味で若手の職員が使いやすいようなものというふうなことで制度設計をしていきたいというふうに考えてございます。
来年度予算計上、今させていただいていますけれども、一応20名を想定して来年度予算については計上させていただいているところでございます。
最終的には、参集指定職員が今、190名いるんですけれども、区外が今3割程度になってきてます。そこの人数を埋められるようなところを目指していければというふうには考えてございます。ただ、詳細については今後細かく決めていきますので、今のところは2万円の助成をして、こういう制度設計をしていくということで考えているものでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 今のに関連してなんですが、この家賃助成については持ち家の方には該当しないということでよろしいでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 基本的には借りている方に対して助成をしていくという形になります。
○かいでん委員 ありがとうございます。
ちょっと自分の中でも答えは出てないんですが、基本的にこの住居手当は別であるんですよね、最大2万7,000円あるっていう、それに上乗せっていうことなんで、これに関しては区内、もともと実家が区内にある方も何か同じ条件じゃないとおかしいんじゃないかなと、ちょっとそういう何か気がしていて、要はこれをやるんであれば、住居手当を上乗せするならわかるんですけど、災害発生時の初動対応に従事することを前提として配るものであれば、これ何か不公平にならないでしょうかっていうところなんですが、区としてどうお考えでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 今回の制度設計については、あくまでも家賃助成ということですので、家賃に対する助成制度を設けていくという考え方でございます。
○
鴨志田委員長 かいでん委員の最初のほうなんだけども、区内に実家があると、本当はそこに泊まればいいんだけども、災害要員になったらそれだけ出るのかということも質問したかったんですよね。それとは別途インセンティブがあるんなら、住居手当と災害手当が出て、1DKが借りられるのかということも質問の……
(「二層構造」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 二層構造にするということだと思うんですけど。
○中澤
都市整備部長 まず、その住居手当が出てる基準がございまして、これは当然賃貸住宅に住む、その家賃の金額を提示して初めて住居手当が出る。その若い、例えば入所5年ぐらいは多分2万7,000円ぐらい出るのかなと思いますが、だんだん年が上がっていくと安くなっていきます。
要は、そのちゃんとしたそういう規定の中で住居手当が出てる方を対象に、プラス2万円でそういう災害時の対応要員をしてもらえないかと。今お話あった実家が目黒にあって、こっちに来ました。それは実家からちゃんとこっちに来ていただければいいことで、別なところで住居をやるのであれば、そこで通常の住居手当をもらっているということでございますので、要はあくまで指定参集職員ということで、そのエリア、区内に住んで緊急時に即に対応できる。30分以内に来れるとか、そういうような規定でやってますから、まず初めの制度としていろんな考え方があると思いますけども、まずは家賃助成ということで、今言ったような区の、当然これ2万7,000円が今言っている住居手当、これはもう23区統一事項になってますから、これはもう変えようがございませんので、その統一事項の中で区としてプラスアルファで何ができるかということでの今の検討です。
今いろいろと御意見がございましたので、例えば2万円程度としておりますから、確かにこれでインセンティブになるのかと、いろいろな御意見も、それは当然関係する所管のほうには伝えていきたいと思います。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございます。
本当に私の中でもどうしていいものかあれなんですけれども、言いたかったことは、もともと実家が目黒にある人にとっては、もう参集することはある種公務員としての責務ですけど、無償ボランティアみたいな。そういう形になっているのに対して、実家が目黒にない人にとってはお金をもらえるのかという、そこがやっぱりアンバランスじゃないかなというところから、ちょっと端を発したところで。
今1点お伺いしたいのは、この20名分ということですけれども、今現在目黒区に、実家が他区なり他自治体にあって、目黒区に今現在賃貸を借りて住居手当を受けながら住んでいる方に対しても配るものなのか、あるいは今の話題からいえば、むしろ他区に住んでいる人を目黒区に引っ越してきてもらいたいという趣旨だと思うので、外にいる人だけに、じゃ、転居してくれるならっていうことで対象を絞るのか。そこの部分をお伺いいたします。
○髙橋
道路公園課長 今回の制度設計については、基本的には先ほど申し上げたとおり、職員住宅の廃止というのが一方にあって、新たな職員の採用についてもインセンティブを与えたいというところもございます。
そこの中で、区内の災害対策要員、災害対策に従事する職員数が年々減ってきているということで、まずは区内に住んでいただく手法ということで、それらをあわせて2万円程度の住宅手当を支給する形で、災害指定要員として指定をしていきたいということでございます。
○かいでん委員 ありがとうございます。
お伺いしたかったのは、ですから、この……
(「区内にいる」と呼ぶ者あり)
○かいでん委員 そうです、そうです。この災害対策指定職員制度ができる前から既に目黒区に住んでいる方にもこの対象とするのかどうか。もうこれが、この2万円の制度がなくてももう住んでるわけですから、その人にだけ2万円新たに支給して、一方、実家が目黒にある人には支給しないというのがどうなのかというところだったので、お願いします。
○中澤
都市整備部長 まことに申しわけございません。これは全庁的に、きょう企画総務委員会でもこれを報告しているんですが、関係する所管が人事課になりますので、今人事課で、要は制度設計を考えてるところでございます。
申しわけございません、私どもの今できる限りの答えを担当課長がしていますが、今現在ここで書いてる以外、私どもも情報を受けていませんので、そこは今後の制度設計の中でまた改めて御報告等になるかと思いますので、それは申しわけございませんが、そういうふうに御認識いただければと存じます。
以上です。
○
鴨志田委員長 ただ、部長、貴重な意見が出てますんで、その辺は人事課のほうに伝えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○岸委員 済みません、災害の初動対応にかかわるということで、いろいろと読ませていただいておりますが、そもそも災害対策本部員の区内在住者が7名っていうことなんですけれども、そもそもの本部員の人数って何人かいて、その中の7名なんでしょうか。それが1点目です。
それと、ちょっと細かくなるんですが、危機管理要員宿舎の件なんですが、大体趣旨は理解したんですが、この想定としては、危機管理室長と防災課長を想定ということになって、2戸に関してはということなんですけれども、この方たちの一時的な住まいという認識でこれを2つ宛てがっているのか、それとも災害時の別荘扱いみたいなふうな意味での2戸ということなんでしょうか。ちょっとその辺ニュアンスがわからなかったんで、教えてください。
○髙橋
道路公園課長 災害対策本部員は、区長、副区長、特別職と各部長、それとあと広報課長、防災課長、総務課長になります。済みません、ちょっと人数は今すぐに出ないので、そういう形で部長級以上の職員が災害対策本部員になります。
2点目の危機管理室長と防災課長に手当てする災害対策の危機管理要員宿舎ですけれども、当然例えば埼玉のほうに自宅があって、こちらの東が丘の住宅を使うというような形になります。別荘というよりは、そこがその役職、危機管理室長であったり防災課長であった期間については、そこが主たる居住地になってくると。単身赴任のような形になろうかと思います。今想定してるのは単身赴任ということじゃなくて、家族で来れるようなスペース的にはあるのかなというふうには思っています。ただ、それぞれの御家庭の事情がございますので、まずその職員は来ていただくというような考え方でございます。
○
鴨志田委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○川端委員 ちょっと続けて宿舎のことでございまして、今住居として利用すると、いわゆる室長と防災課長が単身赴任もしくは家族を連れてこれると。これ東が丘ですから、想定されている区民住宅の賃料ってお幾らだったお部屋なんでしょうか。それがまず1点目。
2点目、これは令和2年度でたしか改修費用が800万強か900万弱ぐらいあったような記憶があるんですけれども、当然来年度予算、今度委員会がありますけれども、改修をかけ、なおかつ家具等はちょっとわかりませんけれども、想定賃料のこれは多分永年で使う予定ですから、いわゆる予算計上としましては改修費プラス見込み賃料分が予算計上と、私はそういうふうに捉えておりますけれども、そこの認識はいかがでございますでしょうか。
以上でございます。
○髙橋
道路公園課長 今現在の区民住宅の使用料、賃料については17万5,000円なんですけれども、今回危機管理要員の宿舎ということで、2部屋これから改修をしていきたい。改修し使用ができるような状態にしていきたいというふうに思っておりまして、その改修費用として1,100万円余を今来年度予算に計上させております。
内容についてはこれから詳細に設計をしていかないと決まってきませんけれども、一応その予算の中で改修を進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○川端委員 ありがとうございます。
見込み賃料からいうと、2部屋で大体年間400万円等々ぐらいですかね、予算で1,100万。ですから、ちょっと平米数までお聞きしませんけれども、550万おかけしてすてきなお部屋に直すと。それで家族等もお連れしてということですね。
さきの委員もおっしゃっていただきましたけれども、まずはできることから、いわゆるここ本庁舎、対策本部等の近くに周辺施設、宿泊施設等、当然地下にも泊まれる休憩室があると。そういったところもありますので、まずは箱から用意してしまうというよりは、連携できる民間の宿泊関係ですとか、もしくはたったお二人がお住まいになれる住宅を用意するというよりも、職員が例えば100人体制で寝泊まりできるくらいの、例えば寝具関係ですね。そういったものも簡易的なものもありますので、そういったところのほうが応用がきくのかなというのが私の意見なんですね。
ですから、今回予算がちょっと入っておりますので、ひとつもし精査されるようであれば、委員会等で別のものから質問できればと思うんですけれども、備品等、寝具等、職員等の泊まれる、今回箱物ですけれども、そういった計上は今回特別されていらっしゃらないかどうか、そこだけ最後にお聞かせください。
以上です。
○髙橋
道路公園課長 備品等についてのお尋ねですけれども、今回、大規模改修というか、リフォームしなきゃいけないというふうに考えてございます。
区民住宅としての空きの期間ですけれども、7年間ということでかなり長い間空き室の状態でございましたので、そこをリフォームして危機管理要員の住宅として活用していきたいというふうに考えております。委員御指摘の、例えばたんすとか、そういったものについてもつくりつけにするのかとか、その辺は今後検討はさせていただきたいというふうに思ってます。
また、済みません、先ほどの説明で一部不足してましたけども、区民住宅としての使用料、賃貸料というんですかね。それは17万5,000円なんですけども、今回の危機管理要員については業務になりますので、その入った人から使用料を取るということは考えてございません。
以上でございます。
○中澤
都市整備部長 ちょっと補足でございますが、1,100万円、ちょっと高いかなと皆さん思いますけども、実は相当古い住宅で、それで7年入っていないと、かなりぼろぼろになってまして、要は給排水関係もやはりやり直さなきゃいけないというのもございます。それと、入居が今6戸中1戸しか入っていないということですので、やはり効率的な活用の意味でもそういう転用、あるいは2戸は福祉関係の住宅にもなってますから、これからPRもしてく必要もあるんですが、いずれにしても建物はどの部屋も古くなってますので、やはりそういう改修の経費が必要と。
それとあと、危機管理要員としてのお話ですから、これは当然適材適所の人員を、そこに危機管理室長、防災課長を充てるということで、これまで防災課長はどちらかというと区内在住の方ということで、非常に皆さんプレッシャーを受けながら、俺じゃないか、俺じゃないかという話もあったんですが、これからはそういうのではなくて、適材適所でちゃんと配置をすると。当たり前、私のところも、みんな、どの所管も適材適所ですが。そういうことでそういう部屋を設けて、それで申しわけないですけど、遠ければ単身赴任という形になるということでございます。
いずれにしても、これは目黒区だけじゃなくて、ほかの区も同様のやはり取り組みをしていますので、当然私どもとしてもこの危機に対して想定外の対応をやっぱり想定内に入れていく対応のためには必要と思っております。
以上です。
○髙橋
道路公園課長 済みません、先ほどの岸委員の災害対策本部員の人数でございますけど、25名でございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
川端委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○関副委員長 1点お聞かせください。
初動対応の範囲がどこまでかなんですけれども、例えば災害時に結構大変になってくる高齢者の対応ですとか、障害者の方の対応ですとか、そういったところで要員がかなり必要になってくるんじゃないかなという見越し方があるんですけれども、今回この要員を手を挙げていただける方ということで、どなたでもというふうな感覚があるんですけれども、そうしたところ、重点的にちょっとそういったところも手当てしていかなければいけないなという視点が大事かなと。人事のほうでも考える話なのかもしれないんですけれども、もしそういったことであれば要望として伝えていただければと思いますが、いかがでしょうか。
○髙橋
道路公園課長 今の御意見につきましては、関係所管のほうに伝えていきたいというふうに思います。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 関副委員長の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○田島委員 済みません、委員長にお願いなんですけど、ちょっと報告をされるならば、答弁をいただける態勢で御報告をいただきたいなと。というのは、もう前の部分から言われてますように、区のほうも全庁的に災害については対応していくということですから、ちょっと報告する時間を、今企画でもやられてるでしょうから、ずらすとかしながら、できるだけ答弁はいただける御報告をしていただきたいと思うんですが、これはもう要望ですから、よろしくお願いします。
○
鴨志田委員長 私の意見としては、やっぱり今回の台風15号、19号で都市整備部はかなりこういった今後危機管理に対する対応について、かなり意見を言ったものがこの中に盛り込まれて反映されてるんだなと思います。
ただ、やっぱり人事に関することとか、職員に関することには答弁がなかなかできないというのが現実ですけれども、ただやっぱり都市整備部として検討してきたことをここに報告を上げたということは、私は意義があると思ってます。
(「別にそこを聞いているわけじゃないんですよ。お願いをしてるだけで」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 お願いね。今後また打ち合わせがありますので、その辺は検討させていただきます。
(「以前はそういう態勢がありましたよね」と呼ぶ者あり)
○田島委員 やっぱり委員会で報告する以上は、委員の質疑に対してはできるだけ答弁をしていただきたいというお願いですから、そういった態勢を正副委員長のほうでつくっていただければありがたいということのお願いです。
以上です。
○
鴨志田委員長 かしこまりました。
ほかに御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(4)災害時における迅速な対応を想定した職員体制の確保についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(5)工事報告(1件)について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、報告事項(5)工事報告(1件)について、報告を受けます。
○髙橋
道路公園課長 それでは、工事報告をさせていただきます。なお、本件につきましては、本日企画総務委員会のほうで契約報告案件として報告をさせていただいてございます。
1番の道路維持工事(碑文谷六丁目)でございます。
場所、請負者、請負金額については記載のとおりでございます。
工事概要につきましては、施工中心延長で408.7メートル、L形溝、アスコン舗装、警戒標識の建てかえ等の工事になります。
工期につきましては、令和元年12月24日から令和2年3月27日の60日間。下のほうに案内図がございまして、碑文谷公園の東横線を挟んで右側、黒く塗った部分が今回の工事箇所になります。
説明については以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(5)工事報告(1件)についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(6)民間の
屋内型喫煙施設に係る
整備費補助事業の進捗状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、報告事項(6)民間の
屋内型喫煙施設に係る
整備費補助事業の進捗状況について、報告を受けます。
○佐藤
環境保全課長 それでは、御説明でございます。
資料のほうをごらんいただきまして、昨年6月の本委員会におきまして、こちらの民間への区の補助事業の開始、この事業について御報告をしたところでございます。
その上で、1番の経過等として、その後問い合わせがあった建物所有者等と協議を進めてきた中で、今般、11月下旬でございますが、東京都のほうからさらに補助金の追加募集がありまして、そこが1点、進捗を御報告する経緯でございます。
その上で、後段のとおり、さきの第4回定例会、前回の陳情審査の際も御答弁さしあげていますとおり、今度の4月に法律、それから東京都条例が全面施行になった暁には区としても全駅に喫煙所を展開する必要性があると考えていることも含めまして、今年度中に可能な限り推進していく。こういった考え方のもと、追加の整備を行うこととして、補正予算案に計上させていただき、東京都へはこの追加募集に対して追加の補助申請を行っているところでございます。
その中身についてが2番ということでございまして、合計数としては11カ所。建物は全部で7施設、これはフロアが分かれている場合も当区の考え方として1カ所とカウントしますので、7施設11カ所の整備を今年度行う予定でございます。
その上で、まず(1)として、既に当初予算の中で交付を決定しているものについては、アの中目黒駅周辺の記載のパチンコ店、ここが1階と2階の2カ所。それから、イの都立大学駅周辺の記載のパチンコ店、これも1階、2階の2カ所ということで、2施設、4カ所分でございます。
その上で、これ以降の申請等についてはさまざま協議をしている中で、1,600万円を超える金額になるということがあって、とめていたケースもございまして、以下は追加箇所として整理させていただいた中でこちらが内訳としては7カ所、5施設でございます。
1つは、同じく中目黒駅周辺で記載のこれもパチンコ店でございますが、店舗が分かれておりまして、それぞれ1カ所。それから、イは新たに祐天寺駅周辺として、1つはセブンイレブンの記載の店舗、それから(イ)の万両という店舗、これもパチンコ店でございますが、こちらは1施設に2カ所でございます。それから、ウとして新たなもう一駅、西小山駅周辺、こちらも記載の店舗はパチンコ店でございますが、1施設2カ所の合計7カ所、5施設、記載のとおりでございます。
裏面を見ていただきまして、所要額、区の補正予算案も計上させていただいた中で、当初は左端1,600万円で議決をしていただいた中で、今回右端のとおり、合計しますと4,100万円余になりまして、その差額について、真ん中の数字を今、都に補助の追加申請をしているところでございます。
(4)のとおり、本日は補正も計上させていただいている中で、この民間の補助に対する中身の進捗の御報告ということでございまして、その上で、さまざま課題となっている今の区の指定喫煙所の今後の運営、それからそういったほかの整備状況を踏まえた今後の検討も含めましては引き続き現在検討を行っているところでございまして、改めて早期に別途取りまとめをし、御報告をいたしたいと考えてございます。
3番のとおり、この民間の補助の今後については、今月中旬以降に都から内示が出る見込みでございまして、それをもって区で交付決定ができましたら、3月中の全ての完了を目指して取り組んでまいる、こういった所存でございます。
御説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○田島委員 この屋内型の公衆喫煙所という部分の推進にしては大変苦慮してるところでしたから、これだけの数を一挙にしていただくというのは本当に区民にとってもありがたいことだと思ってます。
ただ、これを見てみますと、民間の事業所の中にコンテナ型でつくられて、これが公衆喫煙所として見ていただく要件みたいなのがちょっとわからないんですけれども、というのは、時間的な部分だとか、それから一般の通行の方がこの事業所の中で勝手に入っていって、喫煙ができるのかということは、基本的にはこれだけ施設を開放してくれるわけですからありがたいことというのが前提なんですけれども、一般の区民、特に路上からこういう民間の事業所の中に入っていきやすい、ちょっと気になるのはやっぱり2階にあるということですよね。1階はまだこの文面からすると、1階ならばまだ公衆的な喫煙所としてわかりやすいし、活用もしたいと思うんですけど、2階まで上がっていってどうなのかなと。そこに同じような形で助成金を出す。
東京都が出してくれる分ですから、喫煙所がふえたほうがいいんで、特に目黒は分煙としていますから、隠れて吸われるよりも公衆喫煙所があったほうがいいんですけど、これについてどうのこうのじゃないんですが、やっぱり一般的にどのような開放をしていくのかということについては、やはり公的なお金を出す以上、区のほうも把握しておかなきゃいけないと思うんですが、その点についていかがでしょうか。
○佐藤
環境保全課長 御質疑のとおり、区としてそれ前提で、おっしゃるとおり、都の補助の対象になっているということで、これは公衆喫煙所という取り扱いでございます。
私どもがさきの事業開始の御報告をもって、今ホームページに案内のパンフレットをさしあげ、これをもとに協議をしている中では、一つ、今のところに係る条件としては、1つは一般に開放し、無料で使用できること。それから、事前に当然近隣に了解を得ていただいてる中で、区長が指定する場所に案内表示をきちんとしていただくこと。こういったところが該当するものでございます。
ただ、おっしゃるとおり、今ここで全部店舗ということで今想定しているのは、店舗の営業時間内の利用に限られること、これについては時間の制限については定めておりませんので、店舗の時間についてはかなり長い時間店舗があいているということも含めて、事前協議の中で確認をしているところでございます。
その上で、例えば2階も含めて正面から入って2階にすぐエスカレーターで上がっていくような構造についても、現地の確認はそれぞれしておりまして、もともと区の補助を使わずに店舗のほうで店舗利用者に限った喫煙所の整備というのはやはり考えた中では、正面ではなくて裏口に予定をしていたような店舗も、私どもの補助で公衆化するということで、現地で協議をした結果、正面玄関側に整備をする、あるいは正面玄関の横にエスカレーターがあって、それを上がったところに2階も整備するというようなことも含めて、できる限りきめ細かに現地の確認をしながら、公衆として活用できるように進めてまいっておりますので、あと改めて都の補助も確認して竣工の暁には、地域にきちんと周知を徹底していくことも含めて、これはより丁寧に取り組んでまいりたい。ただいまの御質疑を踏まえまして、公衆喫煙所として有効活用ができることを、基本的には最も有効に活用できるように目指してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 私の地元が都立大学の駅ということで、この整備の状況の区の(1)の都立大学駅周辺のところにも2カ所、民間の店舗の中に公衆喫煙所ができるということです。現状の屋外の喫煙所については非常に苦情も多いということで、何とかならないかという声が区のほうにも届いていると思いますし、私のところにもたくさん来るわけですけれども、今回整備される店舗というのが現状の屋外の喫煙スペースからすごく近いところにあって、代替のものになるのかなというふうに理解をしております。
そうなった場合に、現行の屋外の喫煙スペースについては廃止していくというか撤去していく方向になるのかなというふうに思ってるんですけども、さっき課長のお話では今後の検討であるということなんですけれども、早急に早くなくしてほしいというような声も多くある中で、この辺について代替ということで考えていいのかどうか。それを1つ伺います。
それから、代替になった場合に、店舗の中ということですから、先ほどの質疑にもありましたように、入っていくといったときに、やっぱり店舗の中に入っていくわけですから、そういういろんな喫煙者の中にはいろいろ、なかなか入りにくいとかいうような人もいらっしゃるかもわからないですし、いろいろ想定もされると思うんですけども、どういうような形状になるのか、今の店舗と全くイメージができないんですけども、どういうような、例えば入り口は別なのかとか、同じように店舗の入り口を入って、それでそういう喫煙スペースに、屋内のスペースに入っていくのかというところ、ちょっとその辺を具体的に詳しくお聞きできればと思います。
以上、2点です。
○佐藤
環境保全課長 まず、1点目につきましては、資料の裏面で御説明したとおり、まさに今検討、これは第3回定例会におきましても、具体的に中目黒駅、それから都立大駅の課題については御質疑をいただいておりまして、その際もこの民間の補助を使って代替となる整備ができれば、これは既存のところを検討していかなきゃいけないように区長のほうから御答弁をさしあげているところでございまして、現在その認識のもと、この整備を都の補助申請をして進めていく中で、今後については改めて今検討中というところでございますので、本日の段階ではちょっとお答えをすることはまだできない状況でございます。
それから、同様に2点目についても、さきの田島委員の質疑とも重なる部分がございますけれど、基本は建物の中に喫煙所を設けるに当たって、出入り口を新しくということまでは縛っておりませんので、基本ほかの店舗も含めて全体について出入り口は今の店舗の出入り口を同時に活用する考え方でございます。
以上でございます。
○松嶋委員 1点目については今後の検討ということで、ぜひ屋外の部分についてはなくしていただく方向で整備を進めていっていただきたいというふうに思います。
それから、2つ目ですけれども、そういう入り口については共有の入り口ということになりますと、ここは営業店舗ですから商売をされているわけですけれども、その店舗側としても、たばこだけのために入ってくる一般の人と、あるいはお客さんとして入ってくる人というものの区別もちょっとわからない中で、お店としてきちっとそういう部分も含めて協議した上で、理解していただいた上でやっているのかどうかというところ。それで、営業してお仕事されている店舗としてどういうふうに捉えているのか。はっきり言って、逆にお客さんが来ていいよというふうに考えているのかもわからないですけども、あるいは公共的な役割だから協力しますよ。しようがないですけどもやりますよというふうな、そういうような捉えなのか、ちょっとその相手のあることですから、民間事業者がどういうふうな捉え方をしているのかというところを1つ確認しておきたいと思います。
それから、もう一点ちょっと伺いたいのが、今、
都市環境委員会に陳情が出されてまして、何度か質疑されている喫煙所の問題ですけど、路上喫煙の問題の陳情ですけれども、陳情された方の思いというのは大橋の246沿いにある喫煙所ということで、関連してこの屋外の喫煙所をなくしていくという中で、こうしたポイントでいうと大橋のところの喫煙所を何とかしてほしいという思いからあの陳情が出されているわけですけれども、そこについて、
屋内型喫煙施設を今後整備していくに当たって、あそこの場所がそういう、あの場所にたばこ屋さんのあそこの場所に限定すると、非常にスペースとしてはなかなかできないんじゃないかというふうに私は考えているんですけども、今回の
屋内型喫煙施設、東京都の補助金の交付を受ける場合に、一定要件というか、条件があると思うんですけども、その辺ちょっと1つ確認させていただきたいと思います。
○佐藤
環境保全課長 再度の御質疑としての2点目に当たります店舗側の捉え方、御見解ということでございますけれども、これについては第4回定例会の際に御答弁のときもございました。実際にその時点では協議においては、やはり店舗の中ゆえに、3点目とも重なりますが、スペースを確保することが難しい。事前協議をしていく中で設計をしていただくと、やっぱりそういう声、それからお店の利用者以外の方が入ってくるということで不特定多数の利用を認めることは店舗として難しい、あるいは実際のお店の利用者からの苦情等も想定されるというようなお声もあって、実際協議が不調になったケースも幾つかありまして、そういった状況はございました。
その上で、今回追加募集があった中で、そのうち一度御辞退されたところも含めて改めて依頼に回った結果ということで、今回計上させていただいている施設、店舗については公衆喫煙所として運営していただくことに了解をいただいている上で、きちんと協議をした上で、都で、区で今申請をいただいているところでございますので、それについては今後も同様の考え方で、きちんと了解を得ながら進めてまいりたいと考えてございます。
それから、最後の1点、全駅での展開ということであれば、区界、他区の駅も含めて目黒区の中で12駅ございますので、当然御質疑の駅も今後の検討でございます。
その中で、スペースの定めについては、私どもの区のパンフレットの中ではおおむね5平米以上というふうに最初掲げさせていただいています。これは今の区の指定喫煙所の中でも最も小型のところが約5平米程度で今運営させていただいていますので、そこを基準にしております。ただ、店舗のほうは今申した協議のとおり、さまざまな店舗事情、この売り場面積に対してどのぐらい確保できるかという観点もございますので、これは区としてやむを得ないという場合には、きょう御報告したように少ない面積でも公衆喫煙所として活用させていただく。こういったことも含めて今後ほかの残った駅については、さまざま店舗の状況を確認しながら、公衆喫煙所として活用していただけるように、検討は進めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○松嶋委員 屋内型の喫煙施設の要件の部分なんですけれども、おおむね5平米という基準があるというお話でした。広さについては、今の答弁では店舗の中でいろいろな条件があるので、それに満たない場合もあるということだったんですけども、その広さというところもありますけども、陳情を出された方も心配されているのは喫煙所をつくっていく際に、やっぱり周りとの関係で副流煙の問題とか、煙が外へ漏れないのかとかというようなところも非常に心配をされております。
そういう意味では、広さということと同時に、屋内できちっと煙が外に出ないような機能というか、技術的な部分の条件が、その定めがあるのかどうか、外にどれぐらい出てもいいとか、煙が絶対に漏れないようにしなくちゃいけないとか、何かその辺のそういう条件というのがあるのかどうか。一定健康面に配慮したような考え方というのが東京都なり目黒区に屋内型喫煙所をつくるに当たってあるのかどうか。その辺も確認をさせていただきたいと思います。
○佐藤
環境保全課長 ただいまの再度の御質疑につきましては、私どもの区の補助の定め、それからそれは東京都の補助の定めを活用しておりますけれど、基本的には今回大もととして国の健康増進法の一部改正がされた中で、建物の中の専用喫煙室という言い方を法令上していますけど、これの技術的基準については増進法の中で、厚生労働省令で出ております。
その中で、基本的にはたばこの煙の流出を防止するための技術的基準が定められていて、原則はそれを守っていただく。ただ、法律が一部改正されたので経過措置の中ではそれを満たさない場合でも、逆に今度は中に、いわゆる空気清浄機のようなものを置いて、きちんと定めた数値のとおりに浄化されたものであれば排出できるというような段階的な措置がされている。これは区で補助する場合も守っていただくようにしておりますので、基本的には国の法律の技術的基準にのっとった、その上でうちの場合は、ちょっと前後しますけれども、パーテーション型というのは認めておりませんので、きちんとした部屋の形をとって、国の技術的基準を満たした整備をお願いしているところでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 それでは、5点質問いたします。
1点目、これはさきの松嶋委員からの関連なんですけれども、見たところ駅によっては該当がないところもあったりします。そういうようなところに、今後また来年度の予算原案にも載っていることですし、どうやって広報していくのかというのをお伺いしたい。要は、これまで第1弾、第2弾では、ここに挙がっている駅以外のところでは手が挙がらなかった、ないしは協議が不調に至ったというようなことがあると思うので、何かしらやっぱり基準を、例えば変えるだとか、あるいは広報の方法を変えるだとか、そういうような手段をとるべきじゃないかと私は思うんですが、そこの部分についてどうお考えか、お聞かせください。
2点目ですが、これらの11カ所について、計画どおり設置がちゃんとされてるかと、排気口の向きだとか、空気清浄機だとか、そういうのがいろんな基準を満たしているかどうかの確認というのはどういうような形で行っていくのか。職員の方が直接訪れるのか、あるいはそこで基準を満たしていない場合にどういう指導をするのかということをお聞かせください。
3点目は、これは田島委員の関連なんですけれども、やっぱり屋内型、特に今回2階の部分もあったりするので、周知をどうやるんだろうというのが私は非常に思っていて、恐らく1階であれば、屋内型喫煙所ができているなということはその道を通ればわかると思うんですけど、やっぱり2階、先ほどしかるべき場所に案内表示をするということでありましたけども、いまいちイメージができていないので、もっと具体的にどういう案内表示をしてもらうのか、あるいはそれは事業者任せじゃなくて目黒区として例えばホームページに公開するだとか、あるいはその店舗に何か目黒区なりの例えばステッカーを張るだとか、そういうような形で表示をされるような、案内をされるような御想定がおありになるかどうか、そこをお聞かせください。
次、4点目、これも松嶋委員に関連しているんですが、大きさの部分です。これを見ていると、コンテナ型に関しては一番小さいところで0.81平米ということで、ほぼ電話ボックスくらいの大きさなのかなと思います。当然敷地内に設けていただけるだけでも本当にありがたいことだと思うので、それは全然いいと思うんですけども、じゃ、ここに入り切れない人たちがこの外に例えばたむろしたりだとか、外でたばこを吸い出すだとか、そういうようなことも正直想定されるんじゃないかなと思っておりまして、それが店舗内、敷地内であれば、まだ目黒区が口を出すこともあれですけれども、例えば道に喫煙者が出てきてしまうだとか、そういったことになった場合に目黒区としてどう対応されるのか。今は路上喫煙禁止エリア以外については、目黒区としては正直ポイ捨てと歩きたばこしか規制できないと思いますし、なので、立ちどまっての、たばこというのは多分規制できないんじゃないかなと思っておりますので、そこの部分改めて確認をしたいと。
それに関連して、もう一つ、今回11カ所の中には祐天寺と西小山が含まれていると。これに関しては、路上喫煙禁止エリアに今のところなっていない2駅だと思うんですが、そこの部分、せっかくこういう形で公衆喫煙所ができたので、もう歩きたばことポイ捨てだけじゃなくて、立ちどまっての喫煙もやめましょうと、路上喫煙禁止エリアに先にされるような想定がおありにならないか。私はこれはぜひやっていただきたいなと思っておりまして、先日の定例会の中でも区長からの御答弁の中で、区内全域を禁止に向けて取り組みを進めていきますというお答えがありましたが、それに先んじて、この2駅に関してできないものかなと考えているんですが、そういうような御想定がおありにならないかどうか。これをお伺いいたします。
以上です。
○佐藤
環境保全課長 まず、1点目につきましては、次年度に向けておっしゃるとおり、ホームページのほうにも予算の検討経過を公表してる中で、来年度やはり単価としてはことしと同じように約1カ所400万円程度掛ける3カ所ということで、1,200万円ほど今予算案に公表させていただているところでございます。
これについては、改めて今回補正も含めて案で計上させていただいている整備状況を見ながら、あとは東京都の補助についてもこれは単年度でございますので、これの東京都の議決状況も見ながら、またどういうふうに活用していくかということは考えてまいる所存でございまして、現段階では今と同じ枠組みで考えているところでございます。それは、翻れば東京都の補助要件が同様でございますので、現段階では。そういったことも含めて今は同じ枠組みを考えてございます。
それから、2点目の、確かに竣工後については、これは職員のほうで現地確認をさせていただきまして、きちんといわゆる先ほど申した技術的基準を満たしているかどうかも含めて、これは確認をさせていただく。これについては逆に国のホームページにそういった流出をしないための測定の方法であったり、それから報告書の様式、そういったものも含めて整っておりますので、そういったものを活用してきちんと補助要件に合っているかどうかの確認はさせていただくということでございます。
それから、改めて周知については、具体的には、これも国のホームページ、それから東京都受動喫煙防止条例に伴う都のホームページにも、いわゆるいろんなイラストを活用したピクトグラムと申します、いろんな表示の既にひな形がアップされておりまして、さまざま共通して活用できるような、ダウンロードできるような方式もとっておりますので、これは今補助申請中、これから竣工、工事が始まるところも含めて、今後に向けてはどういった表示を統一的にするか。それから、公衆喫煙所については例えば隣接の世田谷区、渋谷区もホームページに公表しているところもございますので、そういったところも含めてあわせて広く周知できるように、これは検討してまいりたいと考えてございます。
それから、入り切れない方、これは店舗に入らずに路上であれば御質疑のとおり禁止区域は禁止でございまして、禁止区域でなければこれは今と同じ対応をしていくということで、今は考えているところでございます。
その上で、5点目に重なりますけど、今改めて本日の御報告は整備の状況ということでございまして、それは今具体的なところは何も御答弁できませんけれど、今後についてはこれはまた改めて検討経過をまとめた上で御報告をしたいと考えてございます。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございました。
最後の点について、これは要望になりますが、禁止区域でなければ対応できないということですけれども、11カ所について整備したからいいやで、もうほかのところに注力するんでなくて、見放すんじゃなくて、恐らくこの面積で店舗内でということであれば、恐らくまた別のところで問題が発生してくることも見込まれるんじゃないかなと。それこそ、学芸大学のところでも、じゃ、今度、あそこは広いですから長居するのかわからないですけども、コーヒー店のごみだとか、そういうたばこ以外のごみが今度多くなってしまったりだとか、そういうこともあるかなと。あるいは、それこそ屋内に入り切れない人がたむろするだけでは規制の対象にならないでしょうけど、そこでポイ捨てが発生するようになったりだとか、そういうようなことも今後あり得るんじゃないかなと思いますので、ぜひ今回整備したところをもうそれでいいやとならずに、今後も副流煙の問題、それから治安が悪化しないように見守っていただければと、これは要望ですが思っております。
以上です。
○
鴨志田委員長 かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○川端委員 端的に、済みません。補助要件の中の案内表示ですけれども、先ほどちょっと今の御答弁と一緒なのかわかりませんが、ひな形があるとおっしゃってたのは何かステッカー等の表示があるんでしょうか。それが逆に言うと、補助要件にはなっていないのでしょうか。ちょっとその点をお伺いします。
○佐藤
環境保全課長 国や都のホームページには、いわゆるイラストの形でデザインがさまざまオープンにされてます。そういう意味で、実際にどういった素材を使ってどういうふうに張るかというのはこれは店舗の事情もありますので、ただ、うちの補助要件は区長が定めたところにきちんと表示をしていただく。これをきちんと掲げておりますので、店舗の状況にあわせて、そういった都や国のいわゆるひな形も活用しながら、どういう表示をするかについてはきちんと各店舗ごとに慎重にこれは詳細に相談していく。そういう考え方でございます。
以上でございます。
○川端委員 じゃ、全て既存の目黒区内の補助を受けた店舗は何かしらの表示はされておると、そういったことでよろしいですね。要するに、初めてその通り、もしくは駅前の駅員に聞いて、喫煙所を聞いてあそこにあるよと聞いて、探し歩いて目で見てわかるものが張ってあると、そういった理解でよろしいですか。
以上です。
○佐藤
環境保全課長 御質疑のとおりでございます。
それから、1点申してませんが、指定禁止区域につくったものについては、今後区の指定喫煙所とするかどうかの協議もあわせて行いまして、これは指定喫煙所にさせていただければ、さらにきちんといわゆる清掃等も含めて今度は入ってまいりますので、そういったところも含めて、基本公衆喫煙所、表示もしますし、それから新たな駅も含めて地域の皆様にはきちんと周知に努めてまいりたい。現段階ではそのように考えているところでございます。
以上でございます。
○川端委員 ありがとうございます。
ちょっとそれますが、(4)の今後の進め方、前回の本委員会でも言いましたけれども、課題となってる中目黒、都立大駅前、どうして自由が丘は入ってないんですかね。よく答弁にあるんですけども、近隣区、近隣駅をもう除外しておるような気がしまして、当然都立大学、中目黒は目黒区域の、両サイド目黒区で中心に近いと。自由が丘は目黒区においてはある程度、認知度も2番目ぐらいに高い駅でしょうし、当然乗降者数も多いと。
さきに私も申し上げましたが、さきの委員会で言いましたけれども、恐らく5平米ぐらいの一番小さいのって目黒区の駅前の喫煙所かなと私も思いまして、喫煙所で申し上げればね。そう思っておりまして、ここで課題となっているっていうのはその2駅ですが、これをなぜこの2駅だけを進め方に載せるのか。近年工事したのは重々私も承知しておりますが、改めて評価してもよろしいんじゃないかなとは思っております。
ただ、さきに本年4月当然法律改正がございますので、明らかに交通の邪魔でございますので、植栽等を含めて。ですから、この補助事業に関しましても、そういった評価を踏まえて近隣等で周知もされておく必要があると、そう私も思って、さきの委員会で私申し上げましたので、ちょっとごめんなさい、それますが、都立大、もちろん大事です。中目黒も問題ではあるかと思いますが、自由が丘のほうも特別何かお考えはないでしょうか。いかがでしょうか。
以上です。
○佐藤
環境保全課長 改めて裏面の(4)でございますが、1行目のとおり、これまで一般質問等をいただいている、特にさらに苦情が多いという御答弁もしているところ2駅を例示させていただきましたが、その後ろ、区役所の表記かもしれませんが、等と書かせていただいた中で、昨年の1年前の本委員会にはほかに休止をしているところであったり、あるいは民間との協定を1年延長して、それが今年度満了するようなところも含めて、さまざま今後の運営を検討する箇所がございますので、これは特にこの2駅周辺に絞ってということでなくて、今後については指定喫煙所全体も含めて検討するという、そういう所存でございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 川端委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(6)民間の
屋内型喫煙施設に係る
整備費補助事業の進捗状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(1)都立林試の森公園の
整備計画中間のまとめについて
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、情報提供(1)都立林試の森公園の
整備計画中間のまとめについて、情報提供を受けます。
なお、当委員会でのこれに関する意見に関しては、目黒区として東京都に上げるということですので、よろしくお願いいたします。
○立山
みどり土木政策課長 では、林試の森公園の拡張整備計画について、情報提供いたします。
なお、本件につきましては8月7日の当委員会において、東京都が東京都公園審議会に拡張整備計画の検討を諮問したという情報提供をさせていただいているところでございます。
このたび、審議会のほうから中間のまとめができて公表されたということで、東京都が意見募集を行うという内容でございます。
意見の募集についてというところで、募集期間、若干今回の情報提供と前後いたしますが、令和元年12月26日から令和2年1月25日までということでございます。
意見の提出方法につきましては記載のとおりでございます。
また、中間のまとめの内容については、公表されているものを添付してございます。後ほどごらんいただければと考えてございます。
最後のところに、中間のまとめに当たってということで、審議会からおおむねの考え方が示されているものでございますので、こちらも参考に見ていただければと存じます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 説明が終わりました。何か御質疑があればお受けいたしますけど。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、情報提供(1)都立林試の森公園の
整備計画中間のまとめについてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(2)
都市計画道路事業補助線街路第26号線の認可変更について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、情報提供(2)
都市計画道路事業補助線街路第26号線の認可変更について、情報提供を受けます。
○立山
みどり土木政策課長 では、
都市計画道路事業補助線街路第26号線の認可変更でございます。
資料の上のほうの四角囲みのところに、認可変更の内容が記載されてございます。変更につきましては、変更前が平成19年9月6日から令和2年3月31日の期間のところを、変更後、令和8年3月31日までに延びたという内容でございます。
位置につきましては、補助線26号線でございます。下の図面の赤い丸で囲ってある中、目黒通りから駒沢通りまでの区間が事業区間でございます。
情報提供は以上でございます。
(発言する者あり)
○立山
みどり土木政策課長 申しわけございません、現在この道路の東京都の情報では用地取得状況が88%と聞いてございます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりました。何か御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、情報提供(2)
都市計画道路事業補助線街路第26号線の認可変更についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(3)都営住宅の入居者募集について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、情報提供(3)都営住宅の入居者募集について、情報提供を受けます。
○鵜沼住宅課長 それでは、都営住宅の入居者募集についての情報提供でございます。
お手元の資料をごらんください。
項番1の募集住宅の種類でございますが、資料記載のとおりでございます。今回はポイント方式と、それから抽せんによるものの2種類でございます。
申込み者の書面による審査、面接等により、資格審査訪問による実態調査を行うものがポイント方式でございます。住宅の困窮程度を判断して、困窮の度合いにより、住宅をあっせんするというものでございます。
次に、項番2の申込書及び募集案内の配布期間でございますが、令和2年2月3日月曜日から12日水曜日まで。こちらのほう、総合庁舎のほうの窓口は土日・祝日、目黒駅行政サービス窓口は土日も配布してございます。
項番3の申込書及び募集案内の配布場所は、目黒区総合庁舎の本館1階西口のロビーを含めて資料記載の5カ所でございます。
項番4の申込方法及び申込受付期限でございますけれども、全て郵送受け付けで、2月17日月曜日までに必着となってございます。
最後に、項番5の周知方法につきましては、区報及び目黒区ホームページで、1月25日から周知を行う予定でございます。
私からは以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
情報提供が終わりましたけれど、何か御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、情報提供(3)都営住宅の入居者募集についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【資料配付】(1)目黒区
空家等対策啓発冊子「あなたの空家大丈夫ですか?」
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、資料配付(1)目黒区
空家等対策啓発冊子「あなたの空家大丈夫ですか?」の資料について、説明があればよろしくお願いします。
○櫻田
都市整備課長 平成31年3月に空家等対策計画を策定いたしまして、各所管連携して対策を行っているところでございますが、このたび普及啓発パンフレットを発行いたしましたので、本日PRを兼ねまして配付させていただきました。
こちら、全国の多くの自治体と共同で子育てや空き家、介護などの行政冊子を製作しているホープという株式会社と協定を結びまして、区の費用は一切なく作成をしております。本区では、子育て冊子「ホッ!とブック」というのを全く同じ方法で発行しております。冊子内に広告枠を設けまして、その協賛金によりまして作成をするという方法でございます。
内容ですけれども、ちょっとお手元を開いていただいて、全国の自治体共通、ほぼ共通の空き家の管理や活用、法律に関するコンテンツや広告のほか、目黒区のページといたしまして、4ページ目に本区の空家等対策計画の概要ですとか、6ページ目に、ちょっとページの数字は小さいんですが、空家適正管理助成のページ等を設けてます。あと、7ページ目には、目黒区の空家相談窓口について問い合わせ先を大きく書いてございます。
空き家対策ですが、区の関係所管も当然ながら専門の団体と協働して進めていく必要がございますので、こういった方法は有効かと存じます。
発行部数は1,000部でして、窓口や現場で空き家の所有者さんにお配りするほか、町会や住区、民生・児童委員、専門団体等に配布を予定しております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
よろしいですね、特に。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
鴨志田委員長 資料配付(1)目黒区
空家等対策啓発冊子「あなたの空家大丈夫ですか?」を終わります。
――
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【資料配付】(2)
不燃化セミナー及び住まいの建替え相談会の開催について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、資料配付(2)
不燃化セミナー及び住まいの建替え相談会の開催について、説明があればお受けいたします。
○林
木密地域整備課長 資料配付の御説明をいたします。
令和元年度の
不燃化セミナーの第2回目のチラシができ上がりましたので、皆様に配付をするものでございます。
ただ、きょう資料としておつけいたしておりますものは、ちょっと暫定的なものでございます。これは東京都と共催でやっておりますもので、東京都のほうでチラシの印刷をやっております。印刷が上がっているとは聞いているんですけれども、区のほうに送付をしたということなんですが、まだ届いておりませんので、暫定的にきょうはこの資料を配付させていただいております。正式なチラシが参りましたらまた改めて皆様のほうにはお配りしたいと思っております。
内容でございますが、2部構成になっております。
第1部が落語で学ぶ相続・節税・不動産活用ということでございます。昨年度同じ時期に、この、こころ亭久茶さんをお迎えいたしまして、同じような形でセミナーをやりましたけれども、落語ですので、非常にわかりやすいというような御意見をいただいたものですから、今年度もこの方でやるということでございます。
第2部につきましては、住まいの建替え相談会という構成となっております。
2月11日にやりますので、区報のほうで1月25日号で周知を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございます。
特にございませんね、よろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 それでは、資料配付(2)
不燃化セミナー及び住まいの建替え相談会の開催についてを終わります。
――
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【その他】(1)次回の
委員会開催について
――
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○
鴨志田委員長 次に、その他(1)次回の
委員会開催は、2月12日水曜日、10時からなので、よろしくお願いいたします。
それでは、
都市環境委員会を散会いたします。
どうもお疲れさまでございました。...