目黒区議会 2019-12-11
令和元年都市環境委員会(12月11日)
令和元年都市環境委員会(12月11日)
都市環境委員会
1 日 時 令和元年12月11日(水)
開会 午前9時59分
散会 午後3時26分
2 場 所 第三委員会室
3 出席者 委員長 鴨志田 リ エ 副委員長 関 けんいち
(9名)委 員 かいでん 和 弘 委 員 川 端 しんじ
委 員 岸 大 介 委 員 梅 田 まさみ
委 員 松 嶋 祐一郎 委 員 河 野 陽 子
委 員 田 島 けんじ
4 欠席者
(0名)
5
出席説明員 中 澤
都市整備部長 馬 場 参事(
都市計画課長)
(14名)(
街づくり推進部長)
櫻 田
都市整備課長 澤 田
土木管理課長
立 山
みどり土木政策課長 髙 橋
道路公園課長
清 水
道路公園サービス課長 照 井 建築課長
鵜 沼 住宅課長 小 林
地区整備課長
林
木密地域整備課長 清 水
環境清掃部長
佐 藤 参事(
環境保全課長) 榊 原
清掃リサイクル課長
6
区議会事務局 伴 議事・調査係長
(1名)
7 議 題
都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及び
リサイクル等について
【報告事項】
(1)東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針について (資料あり)
(2)祐天寺駅
周辺地区整備方針素案について (資料あり)
(3)
木密地域不燃化10年
プロジェクト不燃化特区における
助成事業等
の取組状況について (資料あり)
(4)目黒区
自転車安全利用促進条例(仮称)の骨子案について (資料あり)
(5)工事報告(2件)について (資料あり)
(6)工事報告(2件)について (資料あり)
【情報提供】
(1)補助第46号線車線切替(
クランク解消)について (資料あり)
【資料配付】
(1)
羽田空港機能強化に関する
住民説明会開催についてのお知らせ
【その他】
(1)次回の
委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○
鴨志田委員長 おはようございます。
ただいまから
都市環境委員会を開会いたします。
署名委員には、川端委員、
田島委員によろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(1)東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 それでは、報告事項(1)東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針について、説明を受けます。
○
馬場都市計画課長 それでは、東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針について、御説明いたします。
初めに、資料でございますが、きょうの鏡文がA4で1枚、そして別紙1として、「東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針(案)」の
パブリックコメントの結果と対応、40ページまでになります。これが別紙1。そして、
基本方針(案)からの主な変更点、別紙2で、3ページまでのA4、2枚になります。資料は以上でございます。
それでは、説明させていただきます。
本件につきましては、本委員会8月7日に
基本方針の案を報告させていただいております。そして、11月27日に
基本方針が策定されましたので、この情報につきましては各委員に11月27日あるいは28日にお知らせしたところでございます。
1の経緯でございますが、経緯につきましては、8月7日の本委員会の報告と内容は同じでございますので、省略させていただきます。
2の策定の背景等でございますが、第3段落でございますが、こうしたことからということで、「整備すべきものは整備し、見直すべきものは見直す」との基本的な考え方に基づいて、
優先整備路線等を除く、未着手の
都市計画道路について、さらなる見直しを行うため、調査検討を行うこととし、30年、昨年の7月に中間のまとめ、これについて
パブリックコメントを実施、そして本年7月に
基本方針の案、これについて
パブリックコメントを実施し、これらの意見等を参考に検討を進め、このたび、
基本方針をまとめたものでございます。
3の主な経過でございますが、前回、8月7日、
基本方針の案までは一緒でございますので、その後、10月2日に
都市計画審議会に
基本方針(案)を報告させていただいております。そして、先ほど申し上げました11月27日に
基本方針を策定し、公表しております。
都及び区のホームページには、11月27日に公表してございます。また、12月5日に目黒区報に掲載してございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんいただければと存じます。
4の
基本方針(案)に対する
パブリックコメントの実施結果でございます。
内容につきましては、別紙1のとおりでございます。
今回、意見数が429通、そして1,112件の意見がありました。
実施日時は記載のとおり、7月12日から8月12日でございます。
主な目黒区に関係するところだけ説明させていただきます。
恐れ入りますが、20ページをお開きください。
20ページの一番上、補助26号線についてでございます。ここで、補助26号線(目黒区内)を拡幅する必要はないというような意見がございました。これに対しまして、結果のところで第2段落目でございますが、本検討対象の補助26号線は、広域的な道路の概成区間です。この区間については拡幅整備の有効性の検証を行い、
延焼遮断帯が未形成の区間があることから、計画の存続としましたという結果になってございます。
続きまして、22ページの一番下のところでございます。補助46号線でございます。補助46号線は、
都市計画道路の
位置づけそのものを廃止すべきであるというような御意見でございます。
これに対し、恐れ入ります、23ページのところをごらんください。本検討対象の補助46号線は、広域的な道路の現道無区間です。この区間のうち、環状7号線との交差部については、立体交差の検証を行い、環状7号線が「
都市間連携に資する幹線道路」に位置づけられていることから、
立体交差計画の存続としました。それ以外の区間については、個々の路線の検証項目のいずれにも該当せず、検証を行っていませんが、
整備方針において、その必要性を確認していますとなってございます。
それから、その下の補助47号線、これは46号線から目黒通りまででございます。これについては、補助47号線は、
都市計画道路の位置づけを廃止すべきということで、御意見をいただいております。それについて、第2段落目でございますが、本検討対象の補助47号線は、地域的な道路であり、概成区間と現道無区間に分かれています。概成区間については拡幅整備の有効性の検証を行い、
延焼遮断帯が未形成の区間があることから、計画の存続となります。また、現道無区間については、概成区間も含めて既存道路による
代替可能性の検証を行い、本路線の近傍に
都市計画道路以外の代替できる既存道路がないことから、計画の存続となりましたというような記載でございます。
続きまして、24ページの一番上、補助50号線、これは野沢通りでございます。補助50号線は、
都市計画道路の指定を廃止すべきということで御意見があります。それで、第2段落目でございますが、これは先ほどと同様の内容で計画の存続となりますということで記載してございます。
あとは、37ページをごらんください。
37ページのその他の260件のうちなんですけども、これはもう既に事業中・
優先整備路線等についての中で、上から5番目のところに補助26号線、本計画の全面的な撤回を求めます。そして、一番下ですね、補助127号線、これは自由が丘駅から目黒通りまでです。廃止を含め検討すべきと書いてございますが、この考え方・対応でございますが、第2段落目、本検討において、事業中及び
優先整備路線は対象外としましたというような形になってございます。
パブリックコメントの結果と対応については以上でございます。
続きまして、5、
基本方針(案)からの主な変更点でございます。
恐れ入りますが、別紙2をごらんください。
今回、大きく11件、変更等してございます。8月7日に
基本方針(案)を報告させていただきましたけども、その
基本方針(案)から大きな変更点はございません。文言をわかりやすくした、あるいは図、グラフをわかりやすくしたというような変更点でございます。
まず初めに、左側の「旧:
基本方針(案)」のところで、「はじめに」の本文のところでございます。ここは、以前はまだ案の段階でしたので、今後のことを第2段落から書いてありますけども、新のほうでは、策定をしましたので、その文言に修正しているものでございます。
そして、その下の「P12本文」のところでございますが、赤字のところが修正したところでございます。広域的な道路については都が主体となり区市町と協働で検討を行い、地域的な道路については一部の路線を除き、区市町が主体となり都と協働で検討を行いましたという文言を追加している内容でございます。
恐れ入りますが、次のページ、「P12注釈」でございますが、ここについては注釈をわかりやすくした。
また、「P15本文追記」については、記載のとおり、赤字のところでございますが、なお、今回の検証対象の中には、新たな検証項目のいずれにも該当しない区間があります。それらの区間は、今回、新たな検証は行いませんが、
整備方針における検証では、将来
都市計画道路ネットワーク、すなわち
都市計画道路をつなぐことの必要性が確認されていますということで、表現をわかりやすく記載しているものでございます。
その他、「P15注釈」でございますが、ここもわかりやすくしたということ。
「P16コラム」についてですけども、これについて、今まで
都市計画道路の見直しを余りしてこなかったではないかというような意見がございましたので、
都市計画道路の見直しの経緯についてコラムとして追加しているものでございます。
続きまして、「P63~66位置図」ですけれども、これはサイズを変更したというような内容でございます。
恐れ入りますが、3ページをお開きいただければと思います。
「P63注釈」については、わかりやすく記載したということでございます。
あと、「P67本文」についても同様でございます。
「P79本文」についても、ここについては本検討で計画の変更予定となった路線、これは27カ所ございますが、これにつきましては、今後、沿道の用途地域など関係する計画等について、
沿道市街地の将来像や地域の実情を踏まえて関係する自治体と調整した上で、必要な
都市計画手続を行っていきますとなってございます。
あと、一番下につきましては、先ほど申し上げましたように、図、グラフ等をわかりやすくしたという内容でございます。
前回、
基本方針(案)のときに、目黒区に該当するところということで、駒沢公園のところ、都市公園と
都市計画道路127号ということで御説明しましたけども、そこについても先ほど申し上げましたように変更はございません。
今申し上げましたように、主な変更点は表現をわかりやすくした、あるいは図、グラフをわかりやすくしたということで、前回御報告した内容から大きな変更がないということで御理解いただければと思います。
今後の予定でございますが、1月17日
都市計画審議会にこの内容を報告いたします。また、11月27日、28日にお知らせしましたけども、この本編及び概要版につきましては、12月16日に都庁のほうにとりにまいりますので、その後、全議員に本編及び概要版をお配りする予定でおります。
私からは以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○
田島委員 それでは、まずちょっと大きな部分で、今後の部分、それから特に
優先整備路線を整備するという形で進んでいくわけなんですけど、大きな部分で来年
オリンピックがありますよね。それに向けて、やっぱり都計道というのは大事な部分でもありますし、大きなイベントです。それから、震災が多くありました。そこにかかわりまして、今後、
緊急自動車、緊急交通ですか、の対策として、やはり推進していかなければならないときなんですが、東京都のほうの考え方とすると、今までと同じ速度でやっていくのか。それとももう少し、私は、前からこの都計道に関しましては線が引かれてて、実際の話、住んでいる方、それから商売等をやられている方に関しましても、非常にうっとうしい部分でもあると思うんですよね。それをどのような形で、東京都のほうは進めていくのかと。逆に言うと、今まではやらなくてもいいよみたいな話だったんですけど、どうせ計画がされているならば、ぜひ推進していかなきゃいけないんじゃないかということを、目黒区のほうから東京都のほうに言っていただいているのかどうか。まずこれを1点、大きな部分でお伺いしておきたいと思っております。
あとは、ちょっと細かくはなるんですが、先ほど目黒区に関しての御説明がありました26号線と、それから、46号、47号は進めていかないということなんですが、この26号、46号に関しましては、もう区間で整備が始まって、もう完成を間近にしているところもありますし、道路っていうのは、道路というか道っていうのは、続いてこその道でありまして、1区間でもそれが滞ってしまうと、要するに効力を発揮しない部分なんですよね。
ですから、それについて、やはりもう工事が始まって、完成も間近の部分もありますので、この先どういうふうにしていくのか。やはりもう少しやるんならば続けて、道を続けるということが、道路の、要するに効力を発揮するところでもありますので、その辺について目黒区のほうの、まず目黒区が関係してますこの2路線に関して、どのような目黒区としては方針を持ってるのか、お伺いしておきます。
以上2点です。
○
馬場都市計画課長 まず、第1点目、
オリンピックに向けてということでございますが、今回の資料にも書いてございます1の経緯等のところでございますが、まず28年3月に東京における
都市計画道路の
整備方針ということで、28年度から令和7年度まで、優先すべき整備路線ということで定めて、これをまず進めていくということになってございます。これで目黒区の該当の路線につきましては、先ほど申し上げました自由が丘から目黒通りまでの127号、そして駒場のところの補助26号でございます。
それで、なかなか確かに進まないという状況はございます。それで、2040年代までに
都市計画道路を進めたいということで現在進めているところでございます。当然この
都市計画道路の
整備方針等につきましては、東京都だけで計画をしたものではなくて、特別区、そして26市2町が連携して計画をしたものでございますので、先ほど委員からお話がありました都に言っているのかということでございますが、これは協働でこの方針を定め、そして協働で進めていくものということで認識をしておりますので、当然都には目黒区としても発言をしてるということでございます。
それと、2点目の補助26号、46号でございますが、補助26号はほぼ概成区間ということで、ほぼ完成しているところでございますが、まだ全部拡幅されていませんので、当然今後拡幅していくもの、いかなければならないということで認識しております。補助46号につきましては、補助26号からバス通り、洗足のバス通りのところまでは大分進んできましたけども、当然そこから自由が丘まで通る、結構現道もないところもございますので、なかなか5年、10年という形では当然整備は進みませんけども、
延焼遮断帯の形成とか、やはり都市のインフラにおいて
都市計画道路は大変重要な役割を担っておりますので、これはやはり東京都と協働しながら進めていかなければならないということで認識しております。
そして、委員がおっしゃられるように、計画道路にかかっている方については、建築の制限等も現在ありますので、ただ、今までは事業決定しているものについては2階建てで地下はなしというような制限がありましたけど、この
整備方針、第四次
事業化計画のときに、事業決定しているところでも3階は大丈夫というような、一応緩和はしてございます。いずれにいたしましても、やはり早目に整備しなければ
計画路線にかかっている方たちにとってはいろいろな制限がございますので、都と協働し、早く整備していくように努めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
田島委員 ありがとうございました。
東京都にというのは23区の自治体と一緒にやっていくということで、そうすると先ほどの26号と46号も、目黒区と東京都と一緒にやっていくということで一つの形ができてきたというふうな部分ということで、それは受けとめておきます。
私がちょっとお話ししたかったのは、東京都について一緒にやっていくことなんだけれども、大きな国家的な事業がある東京都において、何らかの形で国のお金を使いながら推進を加速していくというようなお話は出たのかどうかということをお聞きしているんであって、もともとの23区と東京都とが一緒になって、基本的にはやはり地元の自治体が動かなければできないということでございますので、それはわかっているんですけど、何らかのそういった意思表示があったのかどうかということは一応お聞きしておきます。
もう間近に、来年7月には
オリンピック始まっちゃいますので、ただ、やはり大きな契機でございますし、それから多くの
外国からのお客様もふえてこられるわけですから、それと同時に平成23年の震災以降、かなり耐震だとか、安全・安心についてということでインフラも、要するに安全・安心のインフラの整備ということで、都計道も注目されているわけですから、ぜひその辺は推進のほうをどのような形で進めていくのか、いま一度、お答えができればしていただきたいなと思っています。
あと、区内の46号、26号はわかりました。
それから、127号の御説明もいただきまして、ぜひともその辺も特に自由が丘の127号に関しましては、自由が丘の街自体がもう建物が老朽化し始めてますので、そういった道路のインフラが新しくなるということにおいて、老朽化した建物の建てかえが進むんではないかなということも念頭に置きまして、ちょっと質問をさせていただきました。それについてはお答えは結構でございます。
○
中澤都市整備部長 それでは、今回の
都市計画道路の
基本方針、この際の検討のメンバーには当然私が入っておりますので、目黒区の一応委員として出てございます。
一定やっぱり東京都と23区のスタンス、非常にこれは微妙なところがございまして、お金を持っている東京都が、なかなか区のほうに金が回ってこないというのが現状でございます。ですので、この役割分担を決めるときも基本は東京都がやるということで、いわゆる財調、
固定資産税、
都市計画税は東京都が取っているわけですので、そこの割り振りということが一番のポイントになります。
要はそれで、私ども毎年国や東京都への要望ということで上げておりまして、特に国は
都市計画道路の整備促進ということで、一番は財源ですね。財源の確保、それとあと、
連続立体交差事業の予算の拡大、あと例えば委員からありましたように自由が丘の大井町線もそうですし、東横線もそうですが、連続立体、踏切解消でございますね。ですので、その辺を要望しております。令和2年度に対しても、これは要望、23区の区長会として要望もしてます。これは毎年、出してます。ですので、本当にこれは区が言っても、なかなかつけてくれるところをつけてくれないと、これは難しいということでございます。
あと、もう一つ、これは東京都に対しても、当然、
都市計画道路の都が施行する
優先整備路線については推進してほしいという要望と、新たに区がやる、例えば127号であれば区施行でございますので、財源措置をしっかりとしていただきたいと。お金がないとできませんので。それとあと、用途地域の変更、いわゆる
街づくりにあわせた
沿道地権者の建てかえの支援の推進ということで、この辺を具体的に要望してございます。いわゆるこういう市街地の中で、もう
既成市街地、いわゆるできた中で、都計道をつくるというのは非常に大変なことでございます。いきなり「どいて、ここ」ということにいけませんので、まずは
生活再建等も含めて、
街づくり、いわゆる都が施行であれば、都施行、補助46号線であれば、後ほどちょっと御説明しますが、沿道の建てかえ等は区が
地区計画等をまとめて、その支援をして、建てかえを促進し、あわせて道路も整備していくと。大事なことはやっぱり地域の安全確保のためにつくっておりますので、あと補助26号線の今、駒沢のほうの代沢のところでやっている、これも世田谷区は
沿道街づくり、いわゆる
街づくりとセットでやってまして、区のほうも目黒区も一緒に入って
街づくりの取り組みをやっている。一部かかってございますので、区も。
そういうことで、現在、後ほど補助46号線については、具体的に
取り組み状況は御説明いたしますけども、いずれにしても今、委員から言われたような形で、目黒区、特にこれは何度も話していますが、道路は非常に目黒区は脆弱でございます。平均幅員は23区で一番狭い。そうすると、道路がないと建てかえの更新はなかなかできない。安全性も高まらない。やはり
一定程度目黒区の中では、この
都市計画道路は非常に重要な幹線でございますので、やはりこれは都に対する要望、区としても
街づくりとあわせた整備、また127号もそうですけども、ということで考えてございます。
改めて、こういう見直しも終わりましたので、促進するよう、引き続き区長会も通して要望してまいりたいと存じます。
以上でございます。
○
田島委員 部長から御答弁いただいたので、そのとおりだと思いますが、部長の答弁の中にありましたように、やはり
計画路線に入っている住民の方だとか、地権者の方というのは、やっぱり次の生活圏を守っていっていただかなければならないので、部長の答弁の中から、
街づくりを一緒にやっていくということもお聞きしました。ぜひその辺のことも念頭に入れながら、かといってとどまることなく推進をしていっていただきたいということでございますので、答弁は結構でございます。ありがとうございました。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 今回こういう形でパブコメの結果と対応というのをお示しいただきまして、それで今ざっと見ているんですけれども、こういう全般の意見、あるいは個別の路線の意見ということで、大体多く意見が出ているのは、やっぱり見直してほしいとか、廃止してほしいとか、必要はないんじゃないかというようなこととか、あるいは
住民説明会をきちんとやってほしいとかというような意見がたくさんあるのかなというふうに印象として受けたんですけども、今回のこういった意見の割合としては、推進してほしいというところと見直ししてほしいというところとあると思うんですけど、意見数1,112件ということで、そのうちのそういった割合というのがわかれば教えていただきたいのと、それの受けとめを、目黒区としてどういうふうに受けとめたのかということを伺いたいと思います。
○
馬場都市計画課長 パブコメの関係でございますが、推進と推進じゃない割合というのは、特にはとってございません。今回全体的な割合について、ちょっと御説明しますと、まず、1点目の
基本方針全般についてが約27%、2点目の検証対象についてが約12%、3点目の具体的な検証項目についてが約4%、4点目の住民参加、情報公開についてが11%、検証結果についてが23%、最後その他ということで23%というような状況でございます。
このパブコメの中で、肯定的な意見でございますが、恐れ入りますが、別紙1のパブコメの資料の4ページをごらんいただければと存じます。
4ページの一番上でございます。これ、
基本方針全般についての意見でございます。4ページの一番上の、まず、道路計画を存続してください。最近整備された近隣の道路を通行するときに、交通網の大切さをつくづく実感しています。そして、その下の
都市計画道路は、都民の利便性向上や防災性の観点などから整備を加速して進めるべきというような御意見をいただいております。
パブコメにおいては、どのパブコメもそうだと思いますけども、おおよそこの
基本方針の案がいいというような御意見の場合、パブコメで意見を出されるという
人は少ないのかなというふうに認識しております。ですから、単にここに出てきたパブコメで、賛成と、推進とか反対がということは単純に比較できないのかなというふうに思っております。ですから、このパブコメにおいては今申し上げた箇所が推進すべきというような意見で出されております。
私からは以上でございます。
○松嶋委員 パブコメの意見を見ますと、どれぐらいの割合かとっていないということですけども、やっぱり位置づけを見直したり、廃止すべきだというような意見がたくさん寄せられているのかなというふうに思ってます。
これ、計画自体が半世紀以上前の計画で、それで一向に進まないところとか、現道ないようなところで、まだずっと存続させているというところでは、やっぱりきちっと見直すべきものは見直す必要があるんじゃないかということで、たくさんこういう形で1,112件、全部がそうではないですけども、たくさん意見が寄せられているということです。
これについて、区内の部分で見ますと、今お話もありましたけど、26号とか、127号は優先ですけども、26号とか46号、50号、ここの部分についても既に着手してるところは別にしても、全然大昔から計画だけが残っていて、そこにもうお住まいされてる方もあって、全く地図上で線が引かれてるだけというようなところについては廃止すべきじゃないかというような意見が出されているんだけれども、東京都の回答としてはそのまま存続をするということですよね。だから、そういう形で意見を出しても全く、今回はその意見はできませんよと、計画どおりやりますよと、残したままにしますよということであれば、何のためのパブコメなのか、何のために意見を聞いているのかなとか、そういうふうに受けとめてしまうわけです。この回答を見ればね。
全然見直すということを、見直すべきものは見直すと言いながらも、全然そのまま温存されたままだと、何をどういうふうに見直したのかというところが全くなしというようなことで、これについてはどうなのかということを私は思ってるんですけども、目黒区としては必要性があると、さきの委員の質問で言ってましたけども、実際本当にこういう区民からもたくさん意見が出てるような形で見直してほしいというのが本当にいっぱい出てますよね。そこの部分でどうなのかというところをちょっと確認しておきます。
○
馬場都市計画課長 先ほど部長からも答弁しましたように、やはり
都市計画道路については、今後区民の安全・安心を守る上でもぜひ整備していかなければならない道路だというふうに考えております。やはりその点から、整備は、ここで今回も書いてございますけども、整備すべきものは整備し、見直すべきものは見直すということで、27路線が今回は見直しの対象になったというものでございますので、反対が多いかどうかというのは、例えばこのパブコメについては、当然1
人がこの意見を言えば、その形で出てきますから、1件という形で。ですから、それが多いかどうか、ちょっとあれですけども、1
人の意見があれば、当然ここに項目としてそういう項目は出てきておりますから、それが多い意見なのかどうかというのは、このパブコメからは読み取れないのかなというふうには思っております。
区といたしましては、先ほど申し上げましたように、協働で今後はこの
都市計画道路については推進していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○松嶋委員 この計画自体が2040年代に8割完成するということですよね。本当に半世紀以上ずっと計画としてあったけれども、なかなかできてこなかったというのはやっぱりそこに住んでいる方の理解もいるでしょうし、それが全くできなかったという結果として道路が計画のまま残っているということで、住民が望んでいない
都市計画を押しつけていいのかという問題が一つ残ってるわけですよ。だから、その部分で無理やり2040年までに8割完成させるんだということでやるということでいいのかどうか。その部分が残ってると思います。考え方として。
それから、物すごいやっぱりそこには財源も必要になってきますよね。補助46号線なんていうのは、全く道路もないし、家を全部潰して道路にするような、そういう計画ですし、補助50号も東が丘の地域に残ってますけども、ああいうものが本当に実現可能なのかというのを私は物すごく疑問なんですね。
だから、そういう部分について、あり方をやっぱり見直しするということが今回の東京都のことじゃなかったのかなというふうに思ったんですけども、全くそうじゃないと。見直しの角度が狭過ぎるし、財政的にも時間的にも実現不可能なようなこういう計画をいつまでも温存していいのかというところ、そこが私たちも意見しましたけども、そういう部分があるんですね。だから、それについて区の見解をもう一回伺いたいと思います。
○
馬場都市計画課長 先ほど申し上げましたように、やはり区民の安全・安心を確保するためには
都市計画道路が必要だということを御理解いただければと思います。
当然これは見直すべきは見直すということで見直した結果が今回の
基本方針の案でございますので、住民が望んでいないということを委員はおっしゃられますけども、やはりこれは区として道路を整備し、インフラを整備し、やはり区民の安全・安心を守っていかなければならないというふうに認識しておりますので、区としてはこの
基本方針に基づいて推進していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(1)東京における
都市計画道路の在り方に関する
基本方針についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(2)祐天寺駅
周辺地区整備方針素案について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に(2)祐天寺駅
周辺地区整備方針素案について、報告を受けます。
○櫻田
都市整備課長 では、私のほうから祐天寺駅
周辺地区整備方針素案について、御説明を申し上げます。
まず、経緯等につきまして、祐天寺駅周辺地区でございますが、
都市計画マスタープランでは、「地区生活拠点」に位置づけられておりまして、地区内の一部では木造住宅密集地域整備事業を行ってきたほか、栄通りでは地区計画を平成2年に定めるなど、区内では比較的早い段階から
街づくりに取り組んできたところでございます。
平成25年から東横線の駅の改良工事に伴いまして、高架下店舗あるいは改札口、駐輪場等が整備されまして、昨年10月は新しい駅ビルが開業いたしました。平成29年3月には地域の住民によります駅前広場についての
街づくり研究会が発足いたしまして、広場の整備の実現と利活用について区に要望書も提出されております。
こうした街の変化ですとか、課題、地域の機運、
街づくりに向けた機運などを踏まえまして、区では平成30年10月に地域団体の代表の方と交通事業者、それから公募区民の方で構成されます地域の
街づくり懇談会を設置いたしまして、開催を重ね、本年7月に祐天寺駅周辺地区整備構想を策定いたしました。
整備構想に引き続きまして、こちらの地区の将来像に向けまして、具体的な整備を計画的かつ段階的に進めていくため、祐天寺駅周辺地区
整備方針づくりに取り組み始めまして、同じように懇談会等で地域の意見を伺いながら、整備の方針、アクションプラン、整備メニューについて
整備方針素案として取りまとめたところでございます。
主な経緯は記載のとおりでございまして、今申し上げました本年度7月の整備構想の策定後、8月から11月にかけまして
整備方針についての
街づくり懇談会を4回開催しております。このうち2回は駅前広場についての意見交換会も兼ねて行いました。
続きまして、項番2、
整備方針素案の主な内容につきましては、本日素案を資料添付いたしておりますので、ちょっと要所要所で御参照いただけましたらありがたく存じます。
まず、(1)整備の基本的な考え方でございますが、別添資料の素案の3ページ目をお開きいただけますでしょうか。
整備構想の実現を目指しまして、計画的かつ段階的に取り組みを進めていくため、関連する区の計画や、
街づくり事業との連携や実現性を考慮いたしまして、目標年次でありますおおむね10年以内に優先的に行う取り組みを取り上げております。
記載の整備優先度の考え方とその進め方でございますが、まず1番で、安全な歩行環境の整備や災害への対応など、緊急性の高い事項につきましては、優先的に検討・整備を進めてまいります。
2番目で、実施計画や産業振興ビジョン、地域防災計画、交通安全計画ほか、関連する計画に位置づけられている施策を事業と連携しながら検討・整備を進めてまいります。
それから、懇談会アンケートなど、地域住民の方から意見、要望がかなりありまして、整備効果が大きいと考えられる事項については、区民の方とともに継続的に検討・整備を進めていきます。
以上の考え方を基本に、具体的な整備メニューを取り上げております。
素案をお開きいただきまして、4ページ目をお開きいただけますでしょうか。
整備の方針とアクションプランにつきまして記載しております。
左側、緑色の表というか図で、整備構想の
街づくりの目標と方向性が記載されております。こちらに沿って、今回
整備方針で今申し上げました整備優先度を踏まえまして取り組みを進めてまいります。
この上で、4つの整備の方針と、取り組みの柱となります8つのアクションプランを設定いたしました。
まず、整備の方針1、歴史と新しい文化が感じられる賑わいと個性あふれる商業地の形成といたしまして、アクションプラン1、祐天寺駅や周辺地域の資源を活用した街歩き観光の強化、プラン2、多様な世代の活躍や訪れたくなる街なみの賑わいと個性あふれる商店街の形成。
整備の方針2、みどり豊かで居心地良く安全・安心な住環境の形成では、プラン3、防災性・防犯性の高い住環境の形成と、プラン4、みどり豊かでゆとりある良好な住環境の保全と創出といたしました。
整備の方針3、駅前広場を中心とした安全で快適な歩行者優先の交通環境の形成ですが、プラン5、祐天寺駅前広場の整備と利活用の推進、プラン6、祐天寺駅通りにおける歩行者優先の交通環境の確保、プラン7、自転車の走行環境や利用環境・マナーの向上といたしました。
最後に、整備の方針4、住民主体の
街づくりの展開といたしまして、プラン8、地域主体の活動強化とエリアマネジメント活動への展開というふうにまとめております。
続きまして、5ページ目、第2章、整備メニューでございますが、こちらのページから16ページまで具体的な整備メニューを書いてございます。
整備方針とアクションプランに沿って個別の整備メニューを記載しておりますので、幾つか御紹介をさせていただきたいと存じます。
なお、済みません、1カ所訂正をお願いしたいのですが、この5ページ目の下に写真が、ちょっとイメージ図のような形で記載をしておりますが、一番下の一つ左側のウクレレ専門店というキャプションが写真にございますが、こちら済みません、お店が特定されてしまいますので、区の計画としてはちょっとよろしくないという御指摘を頂戴しまして、「個性的な店舗」というふうに、恐れ入りますが、修正をお願いいたします。今後こちら、後ほど申しますが、ホームページ等でお知らせしていくときには、修正したものをお知らせしてまいります。大変失礼いたしました。
では、恐れ入ります。整備の方針1、6ページ目をおめくりいただけますでしょうか。
アクションプラン1、まち歩き観光の強化のところでは、サイン計画や案内マップ、それから歩きたくなる散策ルートの検討と、地域資源の発信、多言語化など
外国人の受入環境の整備などを施策に挙げてございます。
それから、プラン2の商店街の形成のところでは、良好な街なみ景観に向けた
街づくりルールの検討、あるいは買い物の途中で休憩するようなベンチなどの確保、それからイベントの実施や、そのイベントへの支援のさらなる周知、空き店舗の利活用や若手の起業への支援などを取り上げております。
次の7ページ目でございますが、これは整備メニューをエリア内のどこで取り組んでいくかの概要図になってございます。
8ページから9ページ、おめくりいただけますでしょうか。
こちらが整備の方針2のアクションプラン3、防災性・防犯性の高い住環境といたしまして、主要道路の沿道建物の不燃化や狭隘道路拡幅の取り組みの継続、促進、木造住宅が密集している地域の
街づくりルールに向けた検討、地域避難所等の防災備蓄物資の充実や区民の防災活動のさらなる推進、駐車場などの安全対策や、地域パトロールの推進などを取り上げております。
続きまして、10から11ページのプラン4をおめくりいただけますでしょうか。
みどり豊かな住環境では、地域の憩いとなるみどりの保全と創出、今ある公園の活性化、グリーンクラブの活動推進、ゆとりある住環境のルールづくり検討などを挙げてございます。
続きまして、12から13ページにお進みいただきまして、整備の方針3でございます。
アクションプラン5では、駅前広場の整備の推進と、歩行者優先の取り組み、イベントなど利活用の推進といたしまして、プラン6では、駅通りを中心とした歩行者の安全確保として、無電柱化に向けた検討や歩行空間確保に向けた街並みルールづくりの検討、それからバスの路線や運行についての検討などを挙げております。
14から15ページにお進みいただきまして、整備の方針3、アクションプラン7、自転車の走行環境や利用マナーの向上につきまして、歩行者と自転車の共存に向けた取り組みを掲げております。
最後、16ページの整備の方針4でございます。
住民主体の
街づくりの展開につきましては、町会・自治会や住区、商店会などの地域コミュニティを活用いたしまして、
街づくりの主役である地域の
街づくり活動と連携をしながら、例えば、地域の
街づくりルールですとか、散策ルート、駅前広場の検討など、地域やテーマ別に話し合いの場を設けまして、
街づくりを進めていくとともに、住民や事業者主体の
街づくり活動のエリアマネジメントへの展開も視野に入れまして、取り組んでまいりたいと存じます。
この取り組みはそのまま、この後の第3章の
街づくりの進め方と内容が重なってくる部分でございます。後ほど御確認いただけたらと存じます。
恐れ入ります。最後に表書きにお戻りいただきまして、裏面最後の項番3、今後の予定につきましてでございます。
本日の御報告を経まして、あした12日から年を明けまして1月21日まで、
パブリックコメントを実施したいと思っております。
議会会派からの御意見も、各会派様ぜひお寄せいただきたく、よろしくお願いいたします。お待ち申し上げております。
こちらの周知は明日からホームページと、それから
街づくりニュースを配布いたします。
街づくりニュースは本日最後に参考資料として添付をいたしておりますので、ごらんください。こちら、
整備方針の概要と、区民意見を募集していること、それから1月9日に
住民説明会を行うということについて、お知らせ、御案内をしております。区報は12月15日号でお知らせをいたします。
今後は来年3月末にこちらの
整備方針策定をいたしまして、来年度整備計画を策定して、個々の施策の実施主体や実施スケジュールも含めまして、具体的に位置づけていく予定でございます。
御説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○
田島委員 これは過日の委員会、さまざまにずっと経過で報告してきていただきましてありがとうございます。
うまくまとめていただいて、この素案ができたという形で、本日見させていただいて、全体的にこれを読んでいくといろいろわかると思いますが、会派から後でまた
パブリックコメント等は出させていただこうとは思っておるんですけど、ちょっと気がついた点というか、気になったことで、23ページに整備の方針の1で、歴史と新しい文化が感じられる賑わいと個性あふれる商業地の形成というふうにもございますが、祐天寺自体が都心に近い閑静な住宅街ということが大きな特性だと思うんですが、やっぱり住民が望んでいるのは、多分文化的な部分、要するに閑静な住宅街を残しながら、文化的な部分をもう少し強調できないかということではないのかなというふうにも捉えられるんじゃないかなと。
目黒区には7つでしたっけ、図書館があって、ただこの地区にはないし、守屋図書館がそばにあるんですか、ということでございますが、そういった意味も、もう今後はやっぱり目黒は今……、何だっけ。
(「基本構想」と呼ぶ者あり)
○
田島委員 基本構想で、今、意見を募集していると思うんですが、やはり文化という部分が、非常に初期投資はかかるかもしれませんけど、原価が結構行政コストとしては安い部分で、多くの区民が楽しんでいただけるものだと思いますので、ぜひともこの商業地に限らず、文化という部分に着目していっていただいて、強化していただければと思うんですが、その文化というキーワードについて、もう少し私としては広げていっていただきたい。何らかのいろんな文化があると思うんです。今、図書館のことを言いましたけど、図書館だけじゃなくて、音楽だとか、それから美術だとかという部分が何らかの形でできないのかなということを1つキーワードにしていただいて、やっていっていただくというのはいかがかなと。できる範囲とできない範囲がありますから、お答えできる範囲で結構ですが、やはり大きな考え方としてはその辺はちょっとこの素案を見た上で大事かなと。
あと、細かいことに関してはまたパブコメ等で出させていただきますので、1点だけ済みません。
○櫻田
都市整備課長 ありがとうございます。
今、委員から23ページという指摘がございましたが、ちょっとごめんなさい、ちょうどおっしゃっていただいたので、23ページのところに整備の方針、アクションプランと書いている中で、主な意見ですね、これまで懇談会ですとか、アンケートですとか、
パブリックコメント、整備構想のときの
パブリックコメント等でいただいた御意見、こちらに列記をさせていただいております。
さまざまな御意見を頂戴いたしまして、いただいているところでございます。中でも新しいお店や地域資源を回遊するって一番最初に書いてございますが、今回私どもの
整備方針の中では、文化に関しては、整備構想の中で多様な歴史と新しい文化が交流し、というような表現をとらせていただいて、今回
整備方針の中では、歴史と新しい文化が感じられる賑わいと個性あふれる商業地の形成という整備の方針を挙げております。
今おっしゃったとおり、商店街だけではなくて、住宅地、あるいは街全体の文化というものを広げていってほしいというお話でございました。例えば、アクションプラン1の中では、祐天寺駅や周辺地域の資源を活用したまち歩き観光の強化というところで、整備メニューの中でも歩きたくなる散策ルートの検討と地域資源の発信というような表現をとらせていただいております。
今後整備計画をつくっていく中で、こういった地域資源の発信というところで、文化的な側面、今ある、例えば、お寺の祐天寺もそうですし、歴史資源、文化資源、さまざまございます。そういったものをもう少し広げて、今の祐天寺らしいよさ、委員がおっしゃったとおり、閑静な住宅地を守っていくという側面も含めまして、商業地だけではなくて、住宅地との絡み、全体的なものもございますので、進めていきたいと思っております。
今、施策の中で、方針の中では商業地、住環境、交通環境、あとは地域の
街づくりの組織という4つに分けておりますけれども、当然この整備の方針1と2の絡み、2と3の絡み、さまざま出てくるかと思っております。そのあたりをまた整備計画の中にも盛り込んでいきたいと思っております。
ありがとうございました。
○
田島委員 ありがとうございました。
1つ、あれなんですけども、やはり駅前は再整備という形をしないと、今言っていた部分が、いろいろなロータリーもすばらしいロータリーなんですけど、少し前時代的なもので、それから真ん中に緑があるのは大変いいことなんですけど、目黒区は非常に土地がなくて狭いということもあるので、あの辺をうまく活用しながらやはり文化を広げていっていただきたい。それから、交通結節点なので、何かとやっぱり便利な部分だと思うんですよね。いろいろな部分で、区も施設があれば。そういった部分を考えて今回の整備に生かしていただきたいなというふうに思います。
それから、1つ委員長にお願いなんですが、ぜひ時間があるときに祐天寺の地区
整備方針に沿って視察もお願いしたいなと思いますので、これは要望しておきます。
駅前の再整備だけ、済みません。
○櫻田
都市整備課長 駅前ロータリー、もう昭和30年代にあのような形になって、ほとんど、途中噴水のあった時代もございましたが、変わっていない状態で、交通島状態という形になっております。中でグリーンクラブが活動しておりますけれども、ちょっとなかなか立ち入って使えない状態にございます。
それから、駅前広場の周りは歩道が狭くて、なかなか歩くのもつらいというところもございますし、駅通りも交通上の歩行者の方が、安全の確保がなかなかしづらいというお声も多く頂戴してます。この駅前広場に関するアンケート、本年とりましたが、中の7割の方が、やはり再整備したほうがいいというお答えをいただいております。
そういったことも踏まえまして、それから利活用ですかね。できた後も利活用しやすいような広場、どのようなことが可能かどうか、当然交通、あそこ道路空間、道路広場ですので、警察の協議等々押さえなければいけない手続も多々ございます。ちょっと数年がかりになってくると思いますけれども、私どもの一番大きな課題の一つと捉えておりますので、地域の方の御意見を踏まえながら進めていってまいりたいと思っております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○松嶋委員 今回の
整備方針の素案ですけども、地域の住民、それから商店会の皆さんが、この祐天寺の周辺がよくなったねというふうに思えるようなそういう計画にできたらなと、していっていただきたいなというふうに思っております。
それで、まず伺いたいのは、こういった計画、整備を進めていく際に、住民参加という部分が非常に大事だと思っておりまして、ただ、本当に祐天寺というのは今大きく変わってきているところだと思ってます。区のほうでも認識されているように、副都心線の開通であったりとか、どんどん都心が非常に開発というか大きく変わってくる中で、祐天寺も形態が今まで良好な住宅環境の場所だったのが、商業施設であったりとか、さまざまいろいろ変わってきていると。特に、私が注目しているのが、若い
人たちが個性的なお店を開いたりとか、非常にそういうセンスのあるところとかという部分で、どんどん入ってきてるなというふうに感じています。中目黒も大きく変わる中で、中目黒から近い祐天寺という部分では、非常に祐天寺の地域も若い
人から注目が注がれているんだなというふうに思っております。
そういう中で、この祐天寺の駅周辺をどうするかというところで、地元の古くから住んでいる方、住民の方の意見もあるし、それから新しくファミリー世帯で若い
人たちが参入してきて住まわれている方もいらっしゃいます。だから、そういう住民間のコミュニケーション、この意見にもありますけど、住民のコミュニケーションがとりにくいということもあります。それから、商売をされている方も、古くからのお店がたくさんありますよね。でも、新しい若い
人たちのお店もあって、そういうところでおのおの考え方も違うだろうし、駅をどういうふうにするのかの考えも違いがあると思うので、そういう考え方の違いという部分をどういうふうにこの計画に結実させていくのか。非常に難しい問題だと思うんですけども、区としてはどういうふうに進めていっているのか。その部分、ちょっとお伺いしたいと思いました。
○櫻田
都市整備課長 では、ちょっと素案の21ページをお開き願えますでしょうか。
今、委員御指摘のとおり、
街づくりということですので、さまざまに異なる御意見を頂戴するところでございます。住民参加といったところでございますが、現在、
整備方針素案ですけれども、整備構想のときからこちらの表にありますような住民参加、御意見の聴取というのを重ねてきてございます。ベースになります
街づくり懇談会は、各地域団体の代表の方、あと交通事業者の方や公募区民の方でございますけども、毎回ほかの地区の方が傍聴にいらしていたりもいたします。それから、昨年30年10月には街頭アンケートをとったり、あと新規出店者の方のアンケートをとったり、地元の不動産業者のヒアリングをしたりといったところで、皆様方の御意見をいただいております。やっぱり新規出店者の方とか、お若い方なども含まれておりますし、
街づくり懇談会の中でも小学校、中学校、高校、幼稚園といったところで先生方にも参加していただいておりますので、なかなかアンケートってどうしても高年齢の方に偏りがちなんですけれども、その中でもお若い方の御意見もいただけるように心がけております。
今回、本年とりました駅前広場に関するアンケート、裏面にいきますけれども、駅前広場に関するアンケート調査、7月から8月の間もとりましたけども、回収率52.5%ですかね。この中でもやはり年齢なども聞いておりまして、20代、30代の方も御意見を頂戴しました。なかなか住民の方だけではなくて、商店街を通じてポストに入れていただいたり、そういったこともいたしまして、幅広い御意見を頂戴しているところでございます。
引き続き、祐天寺のこの地区の特徴でもあります今御指摘ありました新しいお店が、個性的なお店も開かれているということで、そういった方々の御意見も広く
住民説明会などにもいろんな方がいらっしゃいますので、御意見を頂戴したいと思っております。
以上です。
○松嶋委員 ありがとうございます。
ぜひ丁寧にその辺をやっていただきたいなと思ってます。どんな方針でも駅前の開発とか、そういうところではいろんな利害が絡みますので、一定そういう地権者の
人は大きく建物を建てて、そういう大きな商売をしたいとか、あるいは交通弱者であったり、高齢者の方は歩きやすいまちに、駅前にしてほしいとか、そういういろいろ考え方がたくさん出てくると思うので、その辺をうまいぐあいに皆さんの意見を取り入れながらしていただきたいなと思っております。
ちょっと具体的な話なんですけども、そういうところでいうと、駅前の交番の位置がわかりづらいと、ここ、意見にも出てますけど、その辺について考え直してほしいとか、安心・安全のためには交番は駅前のほうがいいよとかというような、そういう意見が24ページの部分で多く出てたのかなというふうに思うんです。それについてはどのように進めるのかということと、27ページの部分では高齢者の見守りとか、ファミリー層が少なく、子どもが少ない、新住民と昔からの住民とのコミュニケーションがとりにくいということで、そういう地域の、なかなか分断の部分で、どういうふうにこういう
整備方針が住民とのコミュニケーションづくりに役立っていくのかっていう部分では考えることが必要だと思ってるんですけど、区がどういうふうに進めていくのか、その辺についても伺いたいと思います。
○櫻田
都市整備課長 2点の御質問でございました。
まず、1点目のところで、交番についてでございます。こちらの交番は東急電鉄と警視庁のほうでさまざま検討を重ねて、高架下のほうへ、公衆トイレのところから高架下のところへ移られたというふうに聞いております。
ただ、正直に申し上げてやはりアンケートをとりますと、今でも交番を再移設してほしいとか、ロータリーの真ん中に持っていけないかとか、さまざまな御意見を頂戴いたします。やはり人通りが、改札口が動きまして、非常にあの前を通るようになって、あれ、なくなっちゃったんだというふうに思われる方が多いようでございまして、気がついて御意見を頂戴するというような状態でございます。
今まであったところになくなって、ちょっと見えないところに行ってしまったといったところで、ショックが大きかったようでございますが、区といたしましては、まず今できることは、例えばサインを出してわかりやすくする。これは取り組んでいけることかと思います。
この辺の施策は、8ページのアクションプランのところの下から2番目に、交番の場所をわかりやすくする対策ということで書いてございます。実際、住民の方からはもう一回もとに戻してほしいというお話がありますが、ちょっとこれは区のほうで申し上げることではないのですけども、引き続き関係所管とは話を、情報は共有してまいりたいと思います。
それから、2番目でございます。祐天寺に限らないかとは思いますけども、新旧の住民の方のやはりコミュニケーションづくり、促進といったところでございますが、今回、祐天寺はやはり先ほど来お話に出てますように、古い歴史と新しい動き、
街づくりの動きが非常に活発に起きている地域かと存じます。
今回、私どもでもアクションプラン8のところで、整備の方針4のところで、16ページになりますが、住民主体の
街づくりの展開というところで、今後エリアマネジメントへの展開も視野に入れていきたいと書いてございます。これは、今、
街づくり懇談会はかなり地域団体主体で今やってますけれども、やはり新しい動きの話はどんどん入ってまいりますので、今後地域主体で
街づくりの運営ですとか、イベントの開催も当然ですけども、さまざまなことを地域主体でやっていく中で、区はちょっと後方支援をするような形でやっていきたいといったときに、やはり新しい方々、新しい店舗を出す方、そういった力は非常に重要になってまいりますので、そういったものとかを入れながら、視野に入れながら、取り組んでまいりたいと思っております。
以上です。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
○河野委員 済みません、この祐天寺駅周辺地区
整備方針に関しては
パブリックコメント等でまた出させていただきたいと思うんですが、ちょっと教えていただきたいことが、確認したいことが2点あります。
1点目は、この祐天寺駅周辺
街づくり懇談会の構成が、町会・住区、商店会、小学校・中学校・高校・幼稚園、事業者、公募区民という形になっていると思うんですが、この区で
街づくり懇談会をつくるときの構成メンバーの選定の仕方というのは、恐らく多分
街づくり懇談会によって違うような気がするんですが、その辺の、例えばこの祐天寺はこういうメンバーに……。それはごめんなさい、言い方が悪いですね。では、ほかの
街づくり懇談会と、祐天寺に限らずですけれども、同じメンバーの構成にしているのかというのをちょっと1点お聞かせいただきたいということと、この
整備方針をつくっていくに当たっては非常に丁寧にアンケートもいろいろな角度からとられて、街頭アンケートとか、時期を違えてパブコメもとってますけども、懇談会の声、あるいは駅前広場に関するアンケートなんていう形でいろんな声を丁寧に拾っているなという感じがするんですが、その中で30年11月にこの中央中アンケートっていうのは回収が195票という形で出てきているんですが、設問の内容は街頭アンケートの調査と同様ということで、この中学生のアンケートの結果っていうのは、この街頭アンケートの中に入れ込まれちゃっているのか、それとも、この赤、青、緑、オレンジとするんであれば、逆にその中学生の声っていうのも、1つ載せてもよかったんじゃないかなという気がちょっとするんですが、その辺ちょっとお聞かせいただけますでしょうか。
○
中澤都市整備部長 1点目につきましては、区全体にかかわる話なので、私のほうからお答えさせていただきます。
まず、この
街づくり懇談会や協議会、いろいろ名称はあります。ここはそもそも地域
街づくり条例を活用した研究会、駅前広場の整備のための研究会が母体になってございます。いろんな地域によって、その
街づくりの進め方や空気とか、その状況がございますので、やはりそれは地域の方々にお話をしながら、構成とかどうしますかということもしてます。ここの祐天寺に関してはこういうふうな状況ですが、例えば、目黒本町であれば別に聞いてどうしていきましょうかとか、名前は協議会になるかもしれないし、例えば46沿道まちづくり協議会とか、そういう名称もつけてますし、これは名称として皆さんが入りやすい名称、懇談会であれば懇談しやすいとか、基本的にはみんな検討していくということですので、そこに区としての別にこうするというこだわりはございません。やっぱり地域の方に入って、その進め方、
街づくりの進捗状況、それにあわせてどういう構成がいいかというのを聞きながら、区としても一緒に考えながら、主体は事務局をやってますので、例えば目黒区が主催であるそういう会もあるけども、協議会としてメンバーをつくって、会長さんのほうでちゃんとして整理をしていただいて、区が事務局になる。基本的にそういうことが多いですが、まずは私どものほうが支援をして、協議会なり、懇談会が運営できるようなところでやっていただいて、みんなでそれで検討していただくと。
結果的にそれがエリアマネジメントにつながっていくということで、例えば例を言いますと、なかめスタイルで、今、中目黒でやってますし、大橋であれば大橋のエリアマネジメント協議会とか、あるいはいろんな団体があります。例えば公園であれば、菅刈公園のNPOもありますので。あと、46沿道のほうでも今、協議会で説明会をやったりとか、例えば
都市計画道路の利活用のあり方とかというのを検討したりとか、1回、当委員会にも情報提供したものもありますが、いろんな進め方がございます。ですので、今回はこういう祐天寺の
街づくりの進め方の中で、こういうような構成になったと御理解いただければと思います。
以上です。
○櫻田
都市整備課長 では、私から2点目の御質問にお答えしたいと思います。
こちらの経過の中に書いておりますとおり、中央中学校にアンケート調査、2年生に街頭アンケートと同じ設問でとった経緯がございます。30年11月下旬にとっておりまして、こちらは街頭アンケート調査のこの345票の中には入っておりません。ちょっと別扱いをしております。ちょっと中学2年生といったことで、余り中身が、ちょっとふざけたような内容もあったということもありまして、済みません、この中に取り込んではおりませんでした。一応いただいて、こちらで把握をしたという経緯があるようでございます。
以上でございます。
○河野委員
街づくり懇談会のつくり方に関してはわかりました。今後、これは要望なんですけれども、やはり目黒、人口も今ふえてきてますし、若い方も入ってきているということで、メンバーに偏りのないような形にするのが理想だと思うんです。やっぱりいろんなお考えの方がいらっしゃると、その地元地元であると思うんですけれども、ほどよく幅広い年齢層の方が入るような形が理想だと思うので、その辺やはりこういう懇談会、協議会、名称を何にするにせよ、意識して区のほうで、最終的には区がサポートしていく立場なので、なかなか難しい点もあるかもしれないんですが、その辺はやはり区としてしっかり意識していってほしいなというのが、今後若い世代をふやしていくためにも必要なんじゃないかなというのはちょっと思うので、その点は要望として幅広い世代がきちんと入っていけるようなサポートをしていってほしいということを1点申し上げたいと思いまして、その辺のお考えをちょっと伺いたいのと、せっかく、わかります、子どもといったら怒られちゃうのかもしれないんですが、中学生に。ふざけたような内容のこともあるかもしれませんが、それを全部反映させるんでは、削るのもちょっとどうかとは思う部分もありますが、せっかく彼らが回答したものが例えばこうやって出てくるものの中に入らないというのは、じゃ、僕たちのあの言ったものは何だったんだろうというふうに私はなると思うので、使えないものは使えないものでしようがないと思うんですけれども、これ赤、青、緑、オレンジで、例えば中学生の意見もやはりどこかに反映させてあげないと、せっかくそのアンケートした意味が全くなくなっちゃうんじゃないかなというのが、じゃ、その中学生のアンケートはこうでしたといって、例えば
街づくり懇談会の
人たちには示しているのかどうかということもありますし。それはやはりせっかくアンケートをとったものを見て、これは使えないやというのはちょっと違うんじゃないかなと私は考えるんですけれども、これやっぱりそれで中で出てきたものを生かすような姿勢を区としてやっぱり見せていくべきだと思いますが、その点いかがお考えでしょうか。
○
中澤都市整備部長 1点目につきまして、委員のおっしゃるとおりでございまして、その取り組みとして、多分うちの担当のほうも中学校に聞いてみようかとか、いろんな方策を練って、現実的にはなかなか若い方はお忙しい世代も多いですので、なかなか集まらないのが現状です。町会の会員も、町会さんに聞いても、やっぱり若い方がなかなか入ってこないということも課題でございますけども、どうやって引き寄せていくかということで、例えば新規店舗者であれば、そこにずっといる全日的な、いわゆる区民といいますか、そこでやる方ですから、一定程度ずっと目も持っていますし、安全・安心の一つの大事な、区民じゃないかもしれませんが、区民ということでございますので、そうしたいろんなところのツールを、アンケートをとって、それで幅広くそういうおっしゃるようなメンバーになっていけばいいし、最終的にメンバーに入らなくてもそういう意見が取り寄せて、その方針なり、計画に反映されていればいいというふうには思っております。
いずれにしても今話したように、これ担当としてもいろいろ考えながらやった結果ですので、中学校の関係についてはまた担当課長のほうから説明させますので、今後とも委員のおっしゃるような取り組みはしていきたいと思います。
以上です。
○櫻田
都市整備課長 失礼いたしました。先ほど、訂正させてください、私、ふざけたと申し上げましたが、真面目に答えていない部分があるという表現に変えさせてください。大変失礼いたしました。
実は、こちら今、
整備方針の、先ほど申した23ページ以降は自由意見を列記している部分でございます。実際のアンケートは、例えば祐天寺駅周辺、この地区は住みやすいですかとか、徒歩で来てますか、それとも自転車で来てますか、車ですかというような書き方がメーンの設問になってまいります。こちらに関しても、特に中学校ですと、ほとんどが地区内から来てますので、徒歩が非常に多いとか、自転車が結構あるとか、そういったところを私どものほうでは把握をしております。
自由意見に関しましては、ちょっともう一度精査しまして、こちらで判断するのはあれですけれども、もう一度精査をいたしまして、中学校ともちょっとお話ししながら考えてまいりたいと存じます。
失礼いたしました。ありがとうございます。
○
鴨志田委員長 河野委員の質疑を終わります。
○
田島委員 先ほど中央中学校からのアンケートについてということなんですけど、責めるわけではないんですが、やはり中学生、それから小学生は、次の時代を担う
人たちで、どっちかというと、
街づくりでは大変だと思います。できましたら、その辺の意見は尊重じゃないんですけど、たとえそぐわないお答えがあっても、ぜひそれを皆さんで把握していただくとか、それからもう一つ、一歩進んで、小学生、中学生を対象とした今後の夢を語ってもらうような普通の方のアンケートではなくて、やっぱり自分の地域ですから、こんな駅とかこんな街になったらいいねぐらいな部分は、ぜひともできましたら、大きな
街づくりは本当にまだまだ20年、30年の未来の話でしょうから、ぜひそんな部分ができたらやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 今、委員御指摘のとおりでございます。これからを担う子どもたちの夢にあふれたような御意見も非常に参考になってくると思いますので、検討の上、取り入れるようなことを考えてまいりたいと思います。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○梅田委員 この祐天寺の
都市計画につきましては、さまざまな活発な意見があり、非常に進捗状況もよくわかるなというふうに拝見させていただいております。
整備優先度の考え方というところで、やはり今、区民の皆さん、当然災害等に関心が強いところでありますけれども、ここは優先度も高いということで、この懇談会に防災課の方とかが台風とか災害も続きましたし、その辺の今の目黒区の状況だとか、今後災害に強い
街づくりに何か必要な情報等を流すような機会というのはあるかどうか、お聞きします。
○櫻田
都市整備課長 区のまず防災、危機管理所管なんでございますが、こちら町なかでは懇談会ですとか、あるいは
住民説明会、広く呼びかけた中で御意見を頂戴しているんですが、一方で、庁内の、区役所内の検討会というのも何度も開いておりまして、防災所管、特に今回地域防災計画のほうから持ってきた施策もございますが、その辺は綿密に詰めながら、表現も選びながら進めております。
例えば、今回地域避難所や備蓄倉庫における備蓄物資の充実というような表現、施策に載せましたけれども、このあたりの表現ですとか、帰宅困難者対策の検討というところでも、祐天寺はそんなに大きな駅ではないにせよ、やはり駅前に
人は集まりますので、いざというとき。そういった話もございますので、どういった施策を祐天寺にのせていこうかというところで、調整をしながらのせております。
今後、整備計画をつくっていく中で、実際にとっていく施策、スケジュール的なものも含めまして、あるいは主体ですね、どこがどういった役割を果たすのかというところも含めまして記載してまいりたいと思います。
以上でございます。
○梅田委員 やはり防災課とか、各所管の方々、それぞれに詳しい情報をお持ちだと思うんです。
街づくりという、例えばこのアンケートの中では結構椅子、ベンチが欲しいというような意見がございます。多分ベンチが備蓄になるようなものだったりとか、簡易トイレになるものだったりとか、日々防災グッズなども進化しておりまして、防災のヘルメットなども今折り畳みになるようになりました。あと、続いた災害の中で、やっぱり電源の確保というのも非常に重要視されておりますので、そういったところを事前に盛り込んでつくっていくような計画づくりというのはやはり専門家の知識が必要だと思いますので、機会があるごとにそういった各所管の方の話ができる機会を設けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 委員御指摘のとおり、さまざまな御意見を頂戴いたしまして、危機管理所管、防災課等も常に最新の情報なり、そういった区としての施策、ここの祐天寺の駅前ならではの整備の求められるもの、そのあたりも精査しながら、委員が今おっしゃったような、例えば公園ですと、かまどベンチとかつけますけれども、そういったものも含めまして検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。
○
鴨志田委員長 梅田委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 それでは、まずもって、この祐天寺の取り組みを拝見していて、本当にいろんな形で住民の方の意見を取り入れようとされているその姿勢、感動しました。ぜひほかの地域でも……
(「感動したんだ」と呼ぶ者あり)
○かいでん委員 本当にすばらしいなと思っております。ほかの地域でもこういう形で進めていただければなと思っております。
その上で、1点質問なんですけれども、この名前についてでして、きょうこの案件表、きのう拝見して、祐天寺駅
周辺地区整備方針素案についてと書いてあったところで、あれ、これって前も審議したよなと一瞬思ってしまったと。前は構想だったわけですけれども、今回方針となったと。これが、この政治というか、都市整備をなりわいとされている皆さんからすれば、当たり前というか、わかりやすいと思うんです。構想の下に方針があって、その下にさらに計画があると。
ただ、ここまで住民の方の意見を取り入れようとしているならば、もうちょっとこれ、計画、方針、構想じゃない、わかりやすいネーミングがないのかなということをちょっと提起させていただきたいなと。この付属資料で、ゆうてんじ
街づくりニュースですか、これも今拝見していて、確かに最初の段落で構想を整備しましたと、方向性を示しましたと、次に、このたび方針素案を作成しましたので、御意見ください。そのとおり書いてある。これは読めばわかるんですけど、どうしてもやっぱり漢字が多いのと、ここで違う部分は構想と方針の2文字ずつじゃないですか。この後またさらに計画が、また意見をとるようになる。これ、見る
人から見ると、違いが、中身を見ないとわからないですし、それに意見を出すかというと、多分食傷ぎみになると思うんです。
何かせめて、本当は私としては名前自体も住民の方にもうちょっとわかりやすいような形で変えてほしいなと思いますが、せめてこのニュースの段階で、もう少し何かわかりやすいような、今はこれを聞いていますというようなことがわかりやすいような形でお示しいただけないかなと思うんですが、その点についていかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 御指摘ありがとうございます。
今回お配りしました素案の1ページ目をちょっとごらんいただけますでしょうか。ここに、真ん中ほどに位置づけというのがありまして、整備構想、
整備方針、整備計画というふうに書いてございます。とはいえ、これは流れでございまして、じゃ、それぞれが何なのというところが確かにわかりにくい部分がございます。
今、御指摘も頂戴して、実際に皆さん、この
街づくりニュース、500メートル掛ける500メートルのエリア内、1万3,000世帯に各戸配布するものでございますので、ちょっと今回は間に合わないんですが、次回、今どの段階に来ているかというロードマップ的なものをちょっと取り込んでいきたいかなと存じます。
ありがとうございます。
○かいでん委員 ありがとうございます。
今お示しいただいたこの1ページのこの図だけでも、ある程度わかりやすいのかなと思っていまして、やっぱり住民の方に示す資料であれば、説明、文字だけじゃなくて、こういう図とかを使っていただきたいなと思いますが、改めていかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 今申し上げた1ページの図、それから20ページに
街づくりの流れというのがございまして、こちらには整備構想がどういったものか、
整備方針がどういったものかという流れを書いてありますので、ちょっとこれを加味して、ミックスして、ちょっと縮めて考えたいと思います。
○
鴨志田委員長 かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○岸委員 済みません、東京を代表するような何かすごくとてもおしゃれになりつつある街で、誰もが若者が憧れるような街になりつつある中にも、やっぱり地元の地域の住民がこれまで同様にお住まいになっていてといったところで、その中で文化というキーワードも出てきました。芸術というキーワードも出てきました。すごくファジーなところで、進化しなきゃいけないですとか、
外国語表記ですとか、観光の強化ですとか、いろんなものを取り入れていかなきゃいけないところで、本当にファジーなところで何でもありな、何でもありといいますか、何でも受けられるような街を目指さなきゃいけないんだろうななんてことを思いながら読んでたら、将来の
街づくりの方向性といったところでは「多様な歴史と新しい文化が交流し、共鳴しながら創造するまち 誰もが住み続けられる安全で安心なまち 祐天寺」と、本当に絶妙な言い回しで、何か本当にまとめ上げたんだなという、本当に印象があります。
その中で、今回の
整備方針ですか、このパンフレット、本当に見てみて、わくわくするような形であると思いました。それで、やはり本当に見やすいなと思って見ております。この整備のメニューによって、余り土地カンのない自分なんかでも整備のメニューごとに地図と内容が対応してあって、どこのことをやっているというのが本当に見ただけでわかるというのは、本当にデザインとしてもすばらしいものをつくってくださったんだなと、そういう印象を持ちます。
それで、1点だけ、ちょっと私、気になったのが、12ページのところで、整備の方針3といったところで、祐天寺というとやはり駅前のロータリーがあって、だから祐天寺なんだと、そういう印象を持っているんですけれども、その中で駅前のロータリーのところを無電柱化するという、そういうことでこの趣旨が、写真とかも書いてあると思うんですが、ここに、わからなくはないんですが、都立大学駅前の無電柱化事例といったところで、ここで何か表記してしまうと、あれ、これ祐天寺のことをやってるんじゃなかったっけ、何で都立が出てきてるんだろうなんて、例としてはわかるんですが、何かここに都立大学を記載する必要ってあるのかななんていうふうに思ってしまうので、ちょっとその辺だけいかがでしょうか。お伺いします。
○櫻田
都市整備課長 ありがとうございます。
無電柱化でございます。こちら、実は駅前ロータリーのところは無電柱化がもうされておりまして、今回特に駅通りですね。狭いというか、バスも通るところですとか、その周りが無電柱化の対象というか、候補というか、になっておりまして、今、区のほうでも無電柱化の計画を進めているところでございまして、それに沿って連動して進めていきたいと思います。
都立大学駅前の無電柱化事例、ちょっとこちらの表現は考えてまいります。違和感があるということだと思います。
ありがとうございます。
○岸委員 済みません、ここに都立大学の、ここにプリントしてあることが微妙だと思っただけなので、以上でございます。
○
鴨志田委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○川端委員 済みません、立派なものをおつくりいただいて、いつも感動を僕もいたします。
ほかの委員もちょっと質問ありまして、やはりこの名称に絡むことではありますけれども、構想という文字をお使いになって、これはしようがないんですけど、位置づけがだんだんと策定まで計画をもっていくというところでございますけれども。あと、そもそもの計画としましては、10年以内に実現可能な整備メニューと、そういったところの大前提でそこに向かって策定までいくと。
そういった流れの中で、こういった形の、例えば3ページの整備の進め方、目標10年後、令和2年、もしくは2年度に策定をいたしてから、これは1、2、3ありますけれども、優先的に検討・整備をしますと、これ策定の段階ではこの検討という文字は消えるんでしょうか。といいますのが、ニュースを見ましても、区民はちょっとふわっとした絵に描いた餅のような、そういった計画に見えてしまうんですね。ですから、これでまた検討するのか、10年かけて検討して、また何年かけるのということで、今回懇談会という形ですけれども、じゃ、20年後でメンバー生きてらっしゃる方いるのかっていうぐらいの、先ほどの中学生の話じゃないですけれども、この検討という文字は、簡単に1点質問ですけれども、これ策定のときに消えるのかどうか。そこをちょっとお伺いします。
○櫻田
都市整備課長 ただいま
整備方針といったところで、これからスケジュールなども含めて整備計画をつくっていくわけでございますが、実際、施策、この整備メニューによりまして、これから実際検討を進めていくものも実際にはございます。例えば、駅前広場などはどういった広場にしていこうというところから、広場に特化してテーマ別の話し合いの場を設けて、皆さんの意見を聞きながら具体的に整備工事までもっていくとなりますと、やはり検討から、そこの部分についての検討から始まっていくのかなと思います。
そうではなく、今までやってきたような取り組みを、そのまま継続して進めていくものもあるかと存じます。
ですので、これ策定の段階で全部この検討という文字が消えるかという御質問に対しましては消えないというふうに私は考えております。ちょっと一つ一つ精査をしていくことにはなりますけれども、検討も含めた整備といいましょうか、整備も10年間ですが、実際着手してから何年かかかるものもございますので、というふうに考えております。
以上でございます。
○川端委員 ありがとうございます。
ぜひ消える項目をたくさんつくっていただいて、整備が完了まで、その10年以内に
街づくりがスタートして、部分的にではございますけれども、優先順位をもって今回策定しておりますので、目に見える形で完了、完了という形で、ぜひ進めていただきたいと思います。
その一つにベンチであったり、公共Wi-Fiというキーワードも出ていますので、区民がわかりやすい、ましてや若い方が駅前を利用してたまる。もしくは高齢の方もベンチ等で実感できるように、ぜひわかりやすく簡単なといいますか、この指針どおり整備しやすいものから現実的に進めていただきたいと思いますが、もう一度、いかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 おっしゃるとおり、今もずっと懇談会をずっと続けていく中で、やはり皆さん検討にちょっと早く形になってほしいというお声も頂戴しますので、今御指摘いただいたとおり、緊急的なものから取り組むんですけれども、何年間もかかるような施策もありますし、一、二年でできるものもあろうかと存じます。そのあたり、形に見えるようにといったところを常に考えながら、できるものを優先して取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 川端委員の質疑を終わります。
ほかによろしいですか。
○関副委員長 済みません、ちょっと1点だけなんですけれども、この中には自動車ということが出てきてはいないんですけれども、実際そこで生活されている方とかで、ちょっと印象に残っているのは、駒沢通りに信号がないところで自動車が毎回毎回出てくるところがあって、そこすぐが歩行者の路線になってて、非常に何か危ないなという印象があったりとか、あと、祐天寺一丁目というのはすごい細街路だらけ、あと坂もあったりとか、そこの道を使うしか出口がなかったりとか、そんな感じで生活道路としてそこの地域の方が車で基本的には使っているのが多いのかなというふうには思うんですけれども、中に入ってこれを抜けようとすると駒沢通りにやっぱり出ようとします。そのときに非常に危険だなという、そういった観点では祐天寺の商店街の駅前通り、ここもバスが走ってて危険なんですけれども、こうした目線で自動車の利用について、そういった目線でこのアクションプランの中には余り入っていないんですけれども、そうしたところで生活をしっかりと安全にもっていくための、そうした内容について素案の中に何か入れ込むというか、パブコメでやればいいんですけれども、そうした観点も含めて、何か誘導じゃないですけれども、そうした安全の面も含めて見ていただければもっと広くとれるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
○櫻田
都市整備課長 御指摘いただきました。確かに懇談会などでも私どもも歩行者優先、歩行者優先という、安全性といったところをどうしても強調してしまうのですが、利用者の方には自動車を利用する方もいらして、特に今、駅前ロータリー、あそこも車で回れるので非常に便利だというお声も駅前広場の意見交換会でも頂戴したところでございます。さまざまな御意見を頂戴いたしますので、さまざまな相反するような利用というのが出てきますので、警察とも協議しながら進めてまいりたいと思います。
整備方針の中では、位置づけとしては、12ページの一番下に一方通行など交通規制の検討といったところもございます。こういった頭出しはしてございますので、今後こういった展開を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 関副委員長の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(2)祐天寺駅
周辺地区整備方針素案についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(3)
木密地域不燃化10年
プロジェクト不燃化特区における
助成事業等の取組状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に(3)
木密地域不燃化10年
プロジェクト不燃化特区における
助成事業等の取組状況について、報告を受けます。
○林
木密地域整備課長 では、お手元の資料に沿って説明いたします。
まず、1の経緯でございます。
東京都では、防災都市づくり推進計画を定めて、震災時に特に甚大な被害が想定される地域を整備地域として指定するとともに、平成24年度に策定された「
木密地域不燃化10年プロジェクト」によって不燃化特区を定めまして、重点整備地域として指定して、不燃領域率を70%以上とすることとしております。さらに、地域の防災性向上に大きな効果が見込まれる
都市計画道路を特定整備路線に選定して、令和2年度までに全線整備することとしております。
目黒区では、「原町一丁目・洗足一丁目地区」と、「目黒本町五丁目地区」の2つの地区が不燃化特区として指定され、平成26年から不燃化特区制度による助成事業を開始し、不燃化を進めているところでございます。さらに、不燃化特区内にあります
都市計画道路補助46号線は特定整備路線に指定されておりまして、東京都が整備を進めているものでございます。
区では、東京都と連携して、道路整備と一体的に進める
街づくりを展開しておりまして、沿道の建築物の不燃化への建てかえ助成などの支援を行い、
延焼遮断帯の形成を進めております。
下の実施区域の図をごらんください。
太枠で囲われている①と記載のある部分は、不燃化特区の助成を行っている地区でございます。右上は目黒本町五丁目地区、左下は原町一丁目・洗足一丁目地区でございます。それぞれの地区の中で、②とあります帯状の部分は、補助46号線の沿道両側30メートルの区域でございます。この区域を区は不燃化促進区域として指定しておりまして、都市防災不燃化促進事業による助成を実施しております。
①及び②の各事業の内容、事業期間、対象地域等は表に記載のとおりでございます。このうち、②の都市防災不燃化促進事業につきましては、表に記載ございますとおり、目黒本町五丁目地区の事業期間が今年度末までとなっているものでございます。
めくっていただきまして、裏面の3、
助成事業等の概要でございます。
こちらは、不燃化特区及び都市防災不燃化促進事業の助成の概要でございまして、記載のとおりとなっております。
また、こちらの資料といたしまして、窓口で配布しておりますパンフレットを添付しております。
資料1が不燃化特区、資料2が都市防災不燃化促進事業のパンフレットでございますので、後ほどごらんください。
また、各地区における事業の実績は、説明資料2枚目にまいります4の
助成事業等の実績に記載のとおりとなっております。
説明資料2枚目をめくっていただきまして、裏面の5、補助46号線沿道まちづくりについて御説明いたします。
補助46号線は、
木密地域不燃化10年プロジェクトにより、目黒本町五丁目地区と、原町一丁目・洗足一丁目地区の2つの地区の路線が特定整備路線に選定されているものでございます。
特定整備路線は、災害時に
延焼遮断帯や避難路、緊急車両の通行路となるなど、地域の防災性向上に大きな効果が見込まれる
都市計画道路が選定されているものでございます。区は、
延焼遮断帯の形成に向けて、それぞれの地区の沿道両側30メートルの区域を不燃化促進区域に指定いたしまして、都市防災不燃化促進事業を導入し、耐火建築物を建築する建築主に対して費用の一部を助成して不燃化を進めているところでございます。
ここで、
延焼遮断帯についての御説明をしたいと思います。
お手元の資料2、都市防災不燃化促進事業ガイドというカラーの冊子をちょっと御用意ください。
こちらめくっていただきまして、2ページでございます。
2ページの中ほどに図がございます。この図にございますとおり、補助46号線の沿道両側30メートルの区域を高さ7メートル以上の耐火建築物に建てかえ、耐火建築物による帯状の区域をつくります。そういたしますと、その後背地である図の左側の木密地域で火災が発生したとしても、耐火建築物が建つ帯状の区域が延焼を遮断いたしますので、補助46号線の避難路としての安全性が確保される、あるいは耐火建築物と補助46号線による帯状の区域によって、図の右側の密集市街地への延焼を遮断することができる。こうした機能を持つ帯状の不燃空間が
延焼遮断帯でございます。補助46号線は道路の幅員が20メートルございますので、両側の30メートルの耐火建築物による帯状の区域を合わせますと、
延焼遮断帯としての幅は全部で80メートルとなるものでございます。
もとの説明資料に戻りまして、5の(1)目黒本町五丁目地区の状況でございます。
こちらの地区は、
都市計画道路の事業認可を平成21年9月に受けまして、東京都が事業を進めているところでございます。区では、平成22年1月に
地区計画等を決定いたしまして、同年4月から都市防災不燃化促進事業による助成を開始いたしました。事業期間は、令和元年度末までございます。
現在、東京都による用地の取得はおおむね10割となったことから、都はライフラインや仮道路の整備等を行っているところでございます。道路事業の進捗に伴って沿道での建てかえも進み、平成30年度末の沿道の不燃化率は64.4%となりまして、東京都防災都市づくり推進計画において、幅員20メートルの道路で
延焼遮断帯の機能を発揮するとされている60%以上に達したものでございます。
続きまして、(2)原町一丁目・洗足一丁目地区の状況でございます。
こちらは、
都市計画道路の事業認可を27年2月に受け、同様に都により事業が進められておりまして、用地取得率は4割を超えたとのことでございます。
区では、平成27年12月に
地区計画等を決定し、平成28年4月から都市防災不燃化促進事業による助成を開始しております。事業期間は、令和7年度末までとなっております。区では都と連携し、道路整備と一体的に進める沿道まちづくりを行っておりまして、個別に建てかえを検討している方に向けた
相談会や近隣で協力して生活再建を図る方に向けた勉強会等を開催しているところでございます。
ここで、資料3をごらんください。
こちら、この資料の1ページ目のタイトルにございますとおり、東京都・目黒区からのお知らせでございまして、発行も東京都と目黒区でございます。
このように、区は東京都と共同でお知らせを発行するなど、沿道の地権者の方に対しまして、新制度や道路事業の現状について、東京都とともに周知を図っているものでございます。
最後に、もとの資料に戻りまして、6の今後の取組についてでございます。
まず、目黒本町五丁目地区ですが、こちらは
延焼遮断帯の機能が確保されたことと、それから都市防災不燃化促進事業の事業期間が今年度末、令和2年3月までであることから、都市防災不燃化促進事業が終了し、今後は不燃化特区制度の助成により、沿道の後背地の部分の不燃化を促進してまいります。
原町一丁目・洗足一丁目地区につきましては、今後も補助46号線沿道で都による用地取得が進められ、それに伴って沿道の建てかえが進んでまいりますので、区は都と連携し、道路整備と一体的に進める沿道まちづくりを進めてまいります。こちらの地区の都市防災不燃化促進事業による助成の期間は令和7年度まででございまして、沿道の不燃化率もまだ56.7%であることから、引き続き
延焼遮断帯の形成に向けて事業を推進してまいります。あわせまして、
沿道地権者の生活再建や共同化等を支援するための
相談会、勉強会等につきましても、地権者の方々の意向を踏まえながら適宜開催してまいります。
なお、不燃化特区制度でございますが、事業期間は令和2年度までとなっております。区は、制度の継続につきまして、東京都に要望しているところでございます。
本件は本年4月10日の本委員会で御報告しているところでございますけれども、都市防災不燃化促進事業の事業期間が終了を迎えますことと、
延焼遮断帯としての機能が確保されましたので、本日改めてこの2点について御報告をしたものでございます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○河野委員 今回、不燃化特区制度の事業期間が令和2年度までということで、今後その継続を東京都にしっかりと要望していっていただかないと、先ほどの話ではないんですが、途中でとまってしまうような、せっかく目黒本町のほうが46号線、本当にようやく10割に、立ち退きというか、その後、その流れで原町のほうは27年から事業を開始して、本町よりも速いペースで、やっぱり本町を見ながら皆さん来ているので、いい話が進んでいる様子がとても今回よくわかるなという、私のそれは個人的な印象なんですけど、ある中で、やはり制度が継続しないと、というところがありますので、しっかりと要望していっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
それと、もう一点なんですが、本町五丁目のエリアのときに、残地が出て、それを区で買ったりというようないろんな方法があったと思うんですが、この原町・洗足のエリアで、やはり残地を活用したいという声が少し出てるようなことを聞いております。46号線に限らず、ほかの沿道でもちょっとそんな話があるようなんですけれども、そういった残地の活用の方法を、やはり早くから区が住民、特に町会とか住区の声をキャッチして、どのくらいのスペースが必要なのか。それから、どういった手法ができるのかというのを地元にきちんと提示していくことと、残地がこの辺出るんじゃないかというのが比較的東京都とのやりとりの中で、区はキャッチしやすいと思うので、実現するかどうかは別にして、やはり早い段階からそういった要望を区がしっかり受けとめながら、残地の出る出ないも含めてですけれども、東京都とのどういうやり方があるのかわかりませんけれども、例えば借地にすることもできるのかとかというような、いろいろな検討の方法があると思うので、やはりその間のパイプ役をしっかりと区が地元の声を拾いながら、せっかくここにも懇談会とか協議会がございますので、サポートする立場として拾って、そういうところまで取り組んでいっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○林
木密地域整備課長 では、今の2点の御質問についてお答えをいたします。
まず、特区の継続の要望でございます。これは、区単独でやっているということではございませんで、木密事業をやっております23区の課長会のほうで一緒になりまして要望のほうを都のほうにもう既にいたしております。やはりどの区も、目黒区も含めまして、やはり事業が今のところでとまってしまうのは困ると思っている区がほとんどでございまして、これを継続していくにはやはり特区制度というものが非常に有効であると考えておりますので、そういったところで要望しているところでございます。
あと、必要があれば、来年度についても例えば引き続き要望する必要があればしていくというようなことをしていきたいと考えております。
次に、2点目の残地についての考え方でございます。これにつきましては、東京都が実際は土地につきましては把握をしているということでございます。あとは、その残地がどの程度あるのかとか、その残地の活用について、地権者の方がどのように考えていらっしゃるのかというところを、なかなか個人情報というところもあるようでございまして、区のほうでも把握をするのがちょっと難しいような状況がございます。
ただ、住民の方々の残地をどのようにその地域の中で有効に活用できるかというようなことを住民が真剣に考えていらっしゃることですので、それにつきましてはどういった形で都と協力しながら住民の意向に応えられるかということにつきましては、今後検討しながら、ぜひ住民の方のお声に応えられるような検討にしていければというふうに思っております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 河野委員の質疑を終わります。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
再開は午後1時といたします。よろしくお願いいたします。
(休憩)
○
鴨志田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
報告事項3について、ほかに御質疑ございますか。
○松嶋委員
木密地域不燃化10年プロジェクトの1点確認なんですけども、この助成の実績の部分で、2番目の都市防災不燃化促進事業については
延焼遮断帯ということで、ほぼ東京都が言うには進んできているということなんですけども、それ以外の1番目の地域の面的な不燃化の部分というところで、実績を見ますと50%、57%ということで数字が出ていますけれども、進めていくということについて言えば、これは領域率100%にしていくのかなということなんですけども、実際実績の部分で進捗状況がおくれているのではないかという印象を受けたんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。
○林
木密地域整備課長 今の不燃化特区の実績についてでございます。
まず、説明資料の1枚目の1の経緯のところ、4行目でございますけれども、不燃領域率を70%以上とすることが目標でございまして、委員、今100%にするのかという御質問でしたけれども、目標値としては70%以上ということでございます。
現在の状況でございますけれども、おめくりいただきまして2枚目の4のところ、(1)の不燃化特区の実績ということで、目黒本町五丁目地区につきましては、28年度の段階で57%、それから原町一丁目・洗足一丁目地区につきましては、同じく28年度で55%というところで、まだ70%には届いていないところでございます。
これは、東京都のほうで数字を出しておりまして、28年度ですので、その後も助成をして不燃領域率というのはふえているはずなんでございますけれども、今のところ数字が示されていないため、ここの時点でとまっているということでございます。
今現在の不燃領域率というのが何%ぐらいかということは、ちょっとわかりませんけれども、70%に向けて進めているところでございまして、今後とも70%に向けて事業を進めていくということでございます。
以上でございます。
○松嶋委員 不燃領域率の70%を目指してということですけれども、少しずつですけれども、それに近づいているということですけど、災害に強い
街づくり、地震に強い
街づくりということで言えば、共同化は近隣の皆さんが合意のもとに、やっぱりそういう倒れない街とか、燃えにくい自分の住宅ということでの共同化とかということで、いろんな助成を使って進めていくんだと思うんですけども、この数字だけ見ますと、やっぱり1桁台の数字が並んでるというようなことで、いろいろ助成の使い方とか理解の、地域の皆さんの説明を聞いて、それで合意までとっていくというのは、なかなかハードルが高い部分があるのかなというふうに見受けられるんですけども、こういう進みぐあいというか、近隣の皆さんが本当に進んでいきやすいような、区として何か施策というか、取り組みというか、助成をさらに進めるための区としての取り組みというようなところもあわせて伺いたいと思います。
○林
木密地域整備課長 今の御質問でございます。地域の合意のもとに共同化などをもう少し強力に進められないのかというようなことでございますけれども、共同化を区のほうが幾らこの地区のこの範囲でやったらいいんじゃないかと思いましても、やはり地権者の方々がそういうふうに思っていただかないと、なかなか進められないということもございますので、まずこういった助成が、不燃化特区になっているということは御存じでも、助成の内容を具体的によくわかっていらっしゃらない方も中にはいらっしゃったりしますので、まず周知に努めるということをしております。
そしてさらに、御希望のあるところにつきましては、勉強会という形で、まず特区を含めまして、どういった助成がこの地域にあるのかというところをお話しするところから始めております。勉強会がさらに発展して、共同化のほうに進む場合もございますし、そのまま個別建替に進む場合もございます。
それから、まちづくりコンサルタント派遣というのが、ちょっとこの資料2枚目の(1)不燃化特区、4の
助成事業等の実績の表の上から2つ目の表のところにございます。これは、建てかえプランや概算見積もりの提案を差し上げるということで、原町一丁目地区と目黒本町五丁目地区で、それぞれ件数を年間何件程度回るということを決めまして、個別に訪問して、お宅は老朽化してますけれども、建てかえ、今ですと助成出ますけれども、いかがですかというようなお話を差し上げているということでございます。
実際、こういった形でプランを作成して、昨年度につきましては、実際に建てかえに進んだ件数もこれまでにあったということでございます。こういったまちづくりコンサルタント派遣による建てかえプランの提示や、大体お幾らぐらいかかりますよというような見積もりを提示しながら、今後も建てかえにつなげていきたいと考えております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 じゃ、1点確認と、3点質問させていただきます。
まず1点目、特区制度が目黒本町五丁目地区については令和元年度までということですけれども、これは特区制度が終了すると、もうこの補助事業というのはできないんですかね。都へ今後も継続するようにお願いしているとのことでしたが、じゃ、一般財源だとか、そういうような可能性というのはないのかどうか、これをまず確認させてください。
質問と確認が何か同じになっちゃってますが、質問の1点目で、こちら2ページ、2枚目の表面に表がある中で、任意建替が記載あります。飛び飛びではありますが、数件ずつ各年行われているなというのが把握できるんですが、なぜ任意建替になってしまうのか。この制度を知らなかったからそうなってしまっているのかとか、そういうような事情をもし把握されていたら、どういう理由なのか教えていただければと思います。
3点目、先ほど松嶋委員の質問の中でも出てきました共同化についてですが、不燃化特区事業においても共同住宅建替え助成というのがあると思います。ただ、この表には、不燃化特区のところにはその項目が載っていないと。これはゼロ件ということでよろしいのかどうかお聞かせください。
この共同化については、平成30年の一般質問への区長の答弁の中で、30年4月から共同住宅の建てかえ促進を目的として、新たに共同住宅建替え助成と共同住宅の賃借
人等への住みかえ助成を導入したことから、一層の不燃化が進むものと考えておりますという答弁があったんですけれども、もし、この数字を見ても、果たして一層の不燃化につながっているんだろうかというところがあるので、この不燃化特区においての共同住宅建替え助成の件数を教えてください。
4点目です。次のページ、今後の取り組みについて、6番、これの1行目に、目黒本町五丁目地区では、
延焼遮断帯の機能が確保されたことからと記載がありますが、目標が70%でやっている中で、今60%以上に達したから、この
延焼遮断帯の機能が確保されたと言っているのか、この表現の根拠を教えてください。
以上です。
○林
木密地域整備課長 では、ただいまの御質問にお答えをいたします。
まず、1点目なんですけども、特区の事業が目黒本町五丁目で元年度末までということでございましたけれども、これは特区の事業ではございませんで、都市防災不燃化促進事業というものが目黒本町五丁目地区では元年度が終わりということでございます。
不燃化特区事業につきましては、目黒本町五丁目地区全域、それから原町一丁目・洗足一丁目につきまして、令和2年度末までとなっております。この令和2年度末までになってございますので、今後も特区による助成を続けていきたいということで、東京都に制度の継続について要望をしているというものでございます。
都市防災不燃化促進事業につきましては、今年度末までとなっておりますので、先ほども御説明を差し上げましたけれども、
延焼遮断帯の機能の確保ができたということで、この事業は元年度末でもって終了して、特区の助成のみでやっていきたいということでございます。
次に、2つ目の任意建替の理由でございますけれども、これはちょっと私どものほうでは把握をできておりませんで、どうして任意なのかということはわかっておりません。委員がおっしゃったとおりに、助成事業について御存じなかったということもあるかと思います。そういったことがないように、周知については努めていきたいと考えております。それから、もう一つは、助成事業を知っていたんだけれども、助成の対象にならない物件だったという可能性もあるかと思います。
任意建替の理由については以上でございます。
次に、共同化についてでございます。
不燃化特区の助成事業の中で、共同住宅建替え助成について、確かにこれは30年度の4月から導入したものでございます。これは今のところ実績はございませんので、こちらのほうに数値としては出てきてないんですけれども、令和元年度に目黒本町五丁目地区と原町一丁目・洗足一丁目地区でそれぞれ1件ずつある見込みでございます。
以上でございます。
○中澤
街づくり推進部長 ちょっと若干今の課長の部分に補足させていただきますと、先ほどの都市防災不燃化促進事業は線として整備をするもので、46号線の沿道の要は30メーターのエリアで事業を行っているもの、それで、不燃化特区については面ということで、この2つのエリアでやってる事業ということです。
それと、先ほど任意事業の関係、任意建替ですけども、これはうちのほうでここのエリア、これは都市防災不燃化促進事業ですので、ちょうど線として、幅が80メーターの部分の延長で、ここの区間ですと約1キロぐらいあるんですけども、約500メーター、500メーターぐらいですけれども、そのエリアでの建てかえの状況を整理してるもので、基本的に、補助金を受けると割といろんな規制がありまして、若干普通の建てかえより高くなるんですね。なので、補助金が出るということもございます。
任意建替というのは、自分で建てて、一応、地区計画で7メーター以上の高さでつくればいいということなので、それは個々の建てかえのプランによってこういう状況になっているのだろうと。いずれにしても、建てかえることによって、カウント数としてはうちは上がってくと、不燃化率が。
もう一つ、共同化というのは、なかなか皆さん個々、一個一個、例えば面で話しますと、この原町一丁目とか目黒本町五丁目エリア、例えば後背地の部分というのは、一個一個で皆さん建てかえをしたいんですよね。ところが、共同化というのは道路で、例えば残地が、要は土地がなくなって残地が少ないと。そうするとどうするかというんで、後ろの方と、あるいは隣の方と一緒に合わせて、生活再建するために共同化が大体やられております。例えば目黒本町五丁目24番地区では、防災街区整備事業で、13
人の地権者で建てかえを行っているケースもございます。
それと、あとちょっとわかりづらいんですが、不燃領域率というのがあって、これは70%以上というのがあって、一番、この2枚の後ろのページに不燃領域率ってありますけども、これには燃えにくさをあらわす指標ということで、ここには建物の不燃化プラス道路、公園等の空地の部分を含めて、それを入れた部分が不燃領域率という計算過程になります。
不燃化率というのは、あくまで建物に対しての率になりますので、先ほどちょっとわかりづらい、専門的な話ですけど、先ほどの46号線の両側80メーターの部分は、この不燃化率というのでやってます。これは、もう東京都のこの防災都市づくり推進計画で、幅が16メーター以上、24メーター未満の場合は、沿道30メーターの不燃化率が60%以上ありますと、もう延焼遮断になりますよという一応基準がございまして、おおむね20メーターはちょうど真ん中ですので、もう60%以上を超えたので、
延焼遮断帯になりますという表現をここにしてることで、ちょっとわかりづらくて申しわけないです。2つの指標があるということをちょっと確認していただければと思います。
以上です。
○
鴨志田委員長 かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(3)
木密地域不燃化10年
プロジェクト不燃化特区における
助成事業等の取組状況についてを終わります。
――
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【報告事項】(4)目黒区
自転車安全利用促進条例(仮称)の骨子案について
――
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○
鴨志田委員長 次に、(4)目黒区
自転車安全利用促進条例(仮称)の骨子案について報告を受けます。
○澤田
土木管理課長 それでは、目黒区
自転車安全利用促進条例(仮称)の骨子案について御説明いたします。
説明要旨のまず項番1でございます。
経緯等でございますが、区の交通安全対策でございますが、「第9次目黒区交通安全計画」に基づきまして、交通安全教室の開催などの取り組みを進め、また、自転車の利活用を進めるため、自転車の走行環境整備やシェアリング事業に取り組んでいるところでございます。
一方、自転車利用に関しましては、交通ルール違反やマナー無視といった状態が見受けられてございます。区内では、30年に約500件の事故が発生してございますが、自転車が関与する事故は4割を占めている一方、自転車事故をめぐりましては、9,000万円を超える損害賠償の支払いが命じられた事例もありますが、保険の加入率は都内で5割にとどまっている状況でございます。
本区の道路状況でございますが、区道の平均幅員は約4.8mと23区で一番狭い状況がございます。また、坂道も多く、交差点も多く存在する一方、スピードの出る自転車も多く利用されてございます。
こういった状況の中、自転車利用における安全意識を高めていくためには、区民等が交通ルールや運転マナーを知り、そして守るといった意識改革が最も重要であると考えておりまして、平成31年4月に安全利用に係る対応の検討に着手いたしまして、交通管理者である警察署及び庁内関係所管で構成する検討会を設置しまして、意見交換を行いながら、令和元年9月、本年9月に基本的考え方(案)を取りまとめたところでございます。
この基本的考え方(案)に対しまして、
パブリックコメントを9月10日から10月20日の間実施いたしました。この結果を踏まえまして、また東京都の条例との整合を図りながら、条例骨子案を今般取りまとめたところでございます。今後でございますが、令和2年第1回定例会に条例案を提出することとしてございます。
主な経緯につきましては、記載のとおりでございます。
それでは、資料をおめくりいただきまして、基本的考え方に対する
パブリックコメントの実施結果について御説明いたします。
右肩に資料1と書いてございますホチキスどめの資料をごらんいただけますでしょうか。
記載の基本的考え方に対する
パブリックコメントの実施結果でございます。
項番1、
パブリックコメントの実施状況は、記載のとおりでございます。
2、意見提出状況でございます。個人の方からは6
人、19件の御意見をいただきました。議会のほうからは、5会派、26の御意見をいただいたところでございます。合計は記載のとおりでございます。
意見の内訳による区分でございますが、御意見につきまして、以下の5つの区分で整理しております。内容は記載のとおりでございます。
資料をおめくりいただきまして、2ページをごらんいただきたいと存じます。
項番4でございます。意見に対する対応区分とその件数でございます。左側に対応区分1から6を記載してございます。対応区分1につきましては、御意見の趣旨を踏まえまして、基本的考え方を見直し、条例骨子案を策定いたします。また、対応区分5におきましては、意見の趣旨に沿うことは困難ですということで整理してございます。件数は、右側の記載のとおりでございます。
それでは、項番5でございますが、意見内容と検討結果について御説明いたします。
まず、網かけのAと書いてございます、交通ルール・運転マナーの認知度向上、啓発・教育活動につきまして、御意見をいただいてございます。
資料3ページをごらんいただきますと、番号7番でございますが、「携帯を使用しながら走行している、音楽を聴きながら走行している」を加えた方がよいという御意見をいただいてございます。
資料をおめくりいただきまして、4ページをごらんいただきたいと存じます。
番号11番をごらんいただきます。こちらでは、イヤホンの装着、携帯電話、おしゃべりなど、ながら走行に対する御意見をいただいてございます。こちらの検討結果でございますが、右欄に、危険な運転が周りに与える影響や事故発生時のリスクを紹介し、個々の自転車利用者が安全に利用できるよう啓発活動を行っていくということで整理してございます。
5ページをごらんいただきたいと存じます。
網かけのB、条例の制定についてでございます。
番号15番でございますが、個人の方から、「なぜ条例にしなければならないのか理解ができない」という御意見でございます。こちらにつきましては、対応区分につきましては、御意見の趣旨に沿うことは困難ですということで整理させていただいてございます。
検討結果でございますが、先ほどの説明と重なる部分ございますが、本区の平均幅員は4.8メートルと23区で最も狭く、坂道や交差点が多く存在いたします。また、自転車が関与する事故も4割を占めておりまして、また、近年、保育園も増園されて、自転車で送迎する保護者の方もふえている状況でございます。このような状況の中で、区の実態に即した取り組みを進めていくため、区条例の制定が必要であるということで、考えてございます。
次に、16番でございます。こちらも個人の方からでございますが、「日常、歩道を歩いていて危険を感じ、安心して歩くことができません」という御意見でございます。こちらの対応区分につきましては、基本的考え方を見直し、条例骨子案を策定しますとして整理してございます。
目黒区におきましては、目黒区自転車走行環境整備計画に基づきまして整備を進めているところでございます。今回、基本的な考え方には、こちらの走行環境の整備につきまして記載がございませんでしたので、今般のこちらの取り組みにあわせまして、こちらの自転車走行環境整備を進めるということで、記載してまいるということでございます。
資料をおめくりいただきまして、7ページでございます。
こちらは、自転車保険加入の義務化についての御意見でございます。
24番を見ていただきますと、「義務化にあたり罰則つきなど、保険付与を徹底させる手法が必要」ということでございます。
こちらにつきましては、保険加入確認シート等により、加入、未加入の確認ができる施策を行い、加入率を上げていくこととして整理してございます。
資料をおめくりいただきまして、8ページをごらんいただきたいと存じます。
番号26番でございます。「加入している
人には区のステッカーを貼るなど、一目でわかるような取り組みも必要」といった御意見でございます。
こちらにつきまして、自転車保険につきましては、車の自賠責保険のように保険証の携行が困難であったり、一方で自転車の保険がなかなか加入してることがわかりにくいということがございます。そういったことから、加入の確認ができましたら加入済みのステッカーを張り、その加入済み車両であるということを示すということにつなげていきたいということで、御意見の趣旨を踏まえ、取り組みを進めていきたいということで整理してございます。
次に、9ページをごらんいただきたいと存じます。
Dのヘルメット着用の推進でございます。
31番を見ていただきたいと存じます。
ヘルメット着用でございますが、「自分で命を守る判断ができない子どもに対してのみにすべき」という御意見でございます。こちらの対応区分でございますが、基本的考え方を見直し、条例骨子案を策定するということで整理してございます。
検討結果欄をごらんいただきますと、自転車事故による死亡者は、その6割は頭の傷が致命傷となってございます。ヘルメットをしていない場合の致死率は着用時の約2.5倍ともなってございます。近年では、都内におきまして、幼児2
人同乗用自転車の普及が約20%となってございます。幼児を乗せた自転車利用につきましては、大変不安定な状態で運転することとなるため、まずは、幼児を乗せた自転車利用に対するヘルメット着用を推進していくこととして整理してございます。
資料をおめくりいただきまして、10ページでございます。
網かけのE、その他の欄でございます。
資料をおめくりいただきまして、12ページをごらんいただきたいと存じます。
44番でございます。3行目からでございますが、「安全意識を高めることは重要であるが、それと同時に、ハードの整備が不可欠である」という御意見でございまして、こちらは先ほどの5ページの番号16と同様の御意見でございますので、対応区分1と検討結果につきましては同様の結果として整理してございます。
続きまして、ホチキスどめの資料2をごらんいただきたいと存じます。
こちらは、
パブリックコメントの結果を踏まえまして、基本的考え方の変更点等でございます。
まず、1ページでございますが、基本的考え方の変更点、左側に要望事項を記載してございます。
2つ書いてございますが、自転車の車道または自転車専用通路の通行に係る条例化、自転車が安心して走行できるハード整備の考え方を盛り込むという御意見でございます。
こちらにつきましては、表の真ん中でございますが、区の責務といたしまして、四角囲みでございますが、区は、歩行者の安全を確保するとともに、自転車利用者の安全を確保するため、自転車ナビマークの整備を進めるということで追加してございます。
変更理由につきましては、(1)から(4)まで書いてございますが、タイトルのとおりでございまして、こういった理由で変更するものでございます。
資料をおめくりいただきまして、2ページをごらんいただきたいと存じます。
要望事項、ヘルメット着用の努力義務は現実的ではないという御意見に対しまして、中段、真ん中の欄でございますが、自転車利用者の責務のところで、旧の基本的考え方は、「区内を走行する全ての自転車利用者は、ヘルメット着用」というふうに記載してございますが、変更点につきましては、「自転車利用者は、幼児を同乗させるときなど区長が規則で定める場合は自転車乗車用ヘルメット着用に努める」ということで変更してございます。
変更理由につきましては、記載の3点の理由でございまして、特に(2)のヘルメット着用の必要性、先ほどの事故の事例が記載してございます。
続きまして、3ページをごらんいただきたいと存じます。
東京都におきましても、自転車の安全利用に関する条例を制定してございます。それと目黒区の骨子案との相違点を整理したものでございます。上段にはヘルメットの関係、下段には保険の関係を記載してございます。
まず、上段でございますが、都条例、左側の欄でございますが、保護者は、18歳未満の児童にヘルメットを着用させるよう努めなければならない。2つ目でございますが、65歳以上の高齢者の親族または同居者は、ヘルメットの着用について助言するよう努めなければならない。最後の3点目でございますが、自転車利用者、これは全ての自転車利用者に対して言っておりますが、反射材、ヘルメット、その他の交通事故を防止し、交通事故の被害を軽減する器具を利用するよう努めるものとするものと記載してございます。
こちらで、真ん中の欄を見ていただきますと、骨子案でございます。
こちらの2枚目のカラー刷りのパンフレットをあわせてごらんいただきながら御説明差し上げたいと存じます。今、説明差し上げてから、またお話ししたいと存じます。失礼しました。
骨子案でございますが、「自転車利用者は、幼児を同乗させるときなど区長が規則で定める場合は自転車乗車用ヘルメット着用に努める」と。パンフレットをごらんいただきますと、最近幼児2
人同乗用自転車が20%の普及率ということでございますが、真ん中の欄を見ていただきますと、丸3つ振ってございます。
お子さんを2
人乗せることができる自転車の規定でございますが、運転手は16歳以上であること、同乗させる2
人の幼児は6歳未満であることと、幼児2
人用自転車の専用座席に乗せていること、自転車につきましては、原則1
人しか乗れません。しかしながら、こういった要件を備えて、16歳以上であるという要件等を備えていれば、お子さんを1
人ないし2
人乗せて運転することができるというものでございます。
こちらは、今現在配布しているパンフレットでございまして、お子さんはヘルメットをかぶってございますが、今回の条例骨子案では、保護者の方もヘルメットの着用に努めていただきたいということで整理しているものでございます。
資料にお戻りいただきまして、3ページにお戻りいただきたいと存じます。
条例骨子案の施行規則でございますが、括弧書きでございますが、16歳以上の自転車利用者は、幼児用座席を設け、幼児を同乗させて運転するときは、幼児とともに自転車乗車用ヘルメットを着用するように努めなければならないということで、規則に落とし込むことで考えてございます。
都条例と骨子案の相違点でございますが、ポチの3つ目をごらんいただきますと、保育園の送迎時のヘルメット着用につきまして、幼児だけでなく保護者もヘルメットを着用することを努力義務とする。理由につきましては、子ども同乗自転車はバランスが悪く、転倒の危険性が高いということで、安全性を高めていきたいということでございます。
次の下段の保険の欄を見ていただきたいと存じます。
都条例におきましては、他人の生命または身体の損害を賠償することができるよう、保険等に加入しなければならない、これは義務規定でございます。下の2つ目のポチを見ていただきますと、他人の財産の損害を賠償することができるよう、保険等に加入するよう努めなければならない。都条例におきましては、いわゆる対物につきましては努力義務とされているところでございます。
目黒区の骨子案でございますが、保険の加入は義務化といたしました上で、ポチの2つ目でございますが、生命、身体及び財産の損害を補填するための保険の加入を義務化としてございます。
相違点でございますが、財産の損害に係る保険でございますが、目黒区を見ますと高級な外車等が走ってございまして、ミラー1つ壊しても数十万ということになりますので、区としましては保険の加入に努めて、物損の保険に入っていただきたいという理由でございます。
資料をおめくりいただきまして、パンフレット、先ほど御説明したとおりでございます。その裏面には、自転車安全利用五則が書いてございまして、自転車の安全利用の5つのルールでございます。
それと、次の基本的な考え方のタイトルの1ページをごらんいただきたいと存じます。
こちらの基本的な考え方に対しまして
パブリックコメントを実施いたしましたが、
パブリックコメント実施後の先ほどの変更点のところで修正を加えてございますので、そちらにつきましてはアンダーラインで示してございます。
まず、1ページでございますが、一番右の欄、基本的考え方のところでございますが、区の責務のところで、区はナビマークの整備を進めるというような記載でございます。
資料をおめくりいただきまして、2ページ、3ページを飛ばさせていただきまして、4ページをごらんいただきたいと存じます。
(4)ヘルメット着用の推進でございます。
こちらも右側の基本的な考え方の欄のイの自転車利用者の責務欄でございますが、自転車利用者は、幼児を同乗させるときなど区長が規則で定める場合は自転車乗車用ヘルメット着用に努めるということで、見直ししてございます。
続きまして、A4縦使いの紙1枚でございますが、資料3をごらんいただきたいと存じます。
こちらにつきましては、条例の骨子案でございます。骨子案につきましては、記載の方針の1から4までで整理しているところでございます。
表を見ていただけますでしょうか。表におきましては条例骨子案の内容を記載してございます。上から目的、次の下段には各機関等の責務といたしまして、区、区民、自転車利用者、保護者、以下記載のとおりでございます。あと、下段のほうでは、関係機関・関係団体の連携と委任ということで整理してございます。
まず、目的欄をごらんいただけますでしょうか。この条例でございますが、自転車の利用について区、区民、自転車利用者及びその他関係者の責務を明らかにし、それぞれがその責務を果たすとともに相互に連携し取り組みを推進することにより、自転車事故を防止し、自転車の安全で安心な利用を促進することを目的としてございます。
次、区の責務でございますが、記載のとおりでございまして、啓発、教育活動の推進であったり、自転車走行環境の整備、保険の加入促進としてございます。
自転車利用者の責務欄を見ていただきますと、上から3つ目でございますが、先ほどの繰り返しになりますが、乗車用ヘルメットの着用につきまして努力義務とさせていただくということでございます。それと、自転車保険等への加入の義務化ということでございます。
保護者におきましては、未成年者の自転車利用における安全教育の実施であったり、自転車保険の加入につきまして、保護者の責務として取り組んでいただきたいということで整理してございます。
以上、記載のとおりでございます。
説明資料の1枚目にお戻りいただきたいと存じます。
資料1枚目の裏面、ごらんいただけますでしょうか。
項番5の今後の予定でございます。令和2年2月でございますが、区議会第1回定例会に条例案を提出いたします。2年度中に条例施行を目指す予定でございます。もう少し細かく申し上げますと、令和2年4月1日付で条例を公布いたしまして、半年間かけて条例の周知等の期間をとりまして、予定でございますが、10月1日の施行を目指しているところでございます。
説明につきましては、以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○松嶋委員 今、御説明いただきましたように、自転車の安全利用の促進条例骨子が示されまして、おおむね区の考え方、それからこういう意見を集めて、それを反映させた上でこういう骨子になっているというので、全くその利用者の自転車のマナーという部分については改善をしていかなくてはいけないというところでは、こういう取り組みを目黒区も進めて条例をつくるということについては、一歩前進の部分があると思います。
それで、今、区の基本的な考え方なんかもここで示されておりますけれども、私自身の経験から言いまして、今、子どもを自転車に乗せて保育園に通ってるんですね。そういうときに、ヘルメットをもちろん着用させるとか、安全な走行を心がけるということは当然のこととしてやっております。
そうしないと子どもの命が守られないということで、事故があったたら取り返しがつかないことになるので、当然のことなんですけれども、その際に一番感じているのは、自分は子どもを乗せて走っているので、非常に安全を意識して走っているわけですね。その際に、やっぱり車とか、走行してるときの危険箇所でひやっとしたという経験がたくさんあるんですよ。そうしたときに、自転車が自分の利用する際の責任として、自転車利用する当事者自身が意識を改革していく。そのために目黒区も条例をつくってやっていくということなんだけれども、一定、じゃ、車を運転する側とか、道路の整備の部分でどうなのか。
今回の骨子案では、ハードの部分も1点盛り込まれましたんで、それはいいと思うんですけども、自動車の運転で非常にマナーが悪いというところがあって、この意見の中では、総合的な交通安全対策に取り組んでいきますというような御回答も出ているんだけれども、やっぱり骨子案の中で、いろんな各機関の責務ということが盛り込まれている中で、やっぱり車を利用する
人の安全のマナーの問題はどうなのかとか、そういうことでないと、総合的な交通安全対策になっていかないんじゃないかなと。
私自身が、そういう自分の子どもを乗せて、自転車で区内を走り回ってる際の経験上から言いますと、自転車の利用者だけの責任なのかなというのもあるんですね。自転車を使ってる
人は意識してても、やっぱり車が急に飛び出してきたり、横断歩道で待ってるのに、信号がないところで、信号のない横断歩道でとまってても車はとまってくれなかったりって、前もそれ指摘しましたけど、そういうような車のやっぱり運転する
人のマナーというのがあるので、そういう総合的な観点からも、やっぱり骨子案に位置づけておく必要があるんじゃないかというふうに感じたので、伺います。
○澤田
土木管理課長 松嶋委員からの御質問でございますが、
パブリックコメントの実施結果の11ページの43番にも記載してございます。自動車を運転する側の配慮も欠かせないということでの御意見を頂戴してございます。
道路におきましては、委員御指摘のとおり、歩行者、自転車、バイク、自動車など、いろんな交通が通ってるところでございます。自動車につきましては、運転する方は免許を取得され、当然筆記試験がありまして、道交法を学ぶ機会というのがありますので、車の運転する方は当然交通ルールを守るというのが大前提で考えてございます。中には、無視するドライバーもいるかもしれませんが、きりがございませんので、基本的には守るものだというふうに考えてございます。
一方、自転車でございますが、道路交通法では軽車両という位置づけでございます。車両と同じように、一時停止ではとまる、信号を守るというのは、これはルールを守るのは当たり前でございますが、町なかを見てみますとなかなか守られていないということがございますので、今般目黒区の実態に合った条例をつくることによりまして、区民の方にそういった啓発を行うなり教育を行う、また保険とかヘルメットという規定もしてございますが、それが最終目的ではございませんで、そういった保険に加入する、ヘルメットを着用するということが安全意識の向上につながると考えてございますので、1つの施策として考えているものでございます。
以上でございます。
○松嶋委員 今、課長がおっしゃったように、自転車の安全の運転のマナーを向上させていきたいと。区内の実態に合ったというふうにおっしゃられて、私もそう思ってますよ。本当に危険な運転する方いらっしゃるんで、そういう意味では、まずは自転車の利用する
人たちにきちっとマナーを向上してもらって、意識も変えてもらって、安全を守っていただきたいんですというところで、この案が示されてるというのはよくよく理解はしているんです。
そこにつけ加えるとすれば、実態に合ったということで言えば、私自身が自転車を運転して感じることというのが、やっぱり本当に安全の利用という部分で言えば、そうした自転車を利用する
人たちのマナーもそうですけれども、それ以外の部分で、自動車の
人たちの意識もやっぱり変えていかなくちゃいけない。
それは、免許があって、わかっている上で免許証取って、それで安全運転するのがもう当然のことですよということはわかるんだけれども、実態としてそうなってないという部分で、本当に利用者を、自転車を利用する方の安心・安全というところで言えば、その辺についても、自動車の部分についてもマナーを向上させていくということ、そこまで広げちゃうとどこまでも広がって、総合的と言えば全部交通する
人にかかわってくるんで、どこまでやるんだというあれも出てくるんですけれども、実際やっぱり危険な部分があるので、そのところを今回の条例、せっかくいいのがつくられるということであれば、自転車利用者の責任だけにせずに、マナーの問題だけにせずに、自転車の安全利用には何が今、目黒区に求められてるのかと。
特に、この目黒区は、そうした道路も狭いし、それに子育て層、今どんどんふえてますよね。子どもさんを乗せて自転車で走られる方、朝、それから夕方、非常に多いです。そういうところで、やっぱり目黒区の特性として、そういう危険な部分があるんだと。そういうときに、私が一番感じるのは、自転車で子どもを乗せながら走ったときの感じる危険というのが、特に自動車との関係が多いので、その部分をちょっと考えてほしいなということで、質問をさせていただいたんですけども。
○澤田
土木管理課長 自転車の走行の環境と車の走る環境というところでございますが、自転車の走る走行環境につきましては、ナビマークといいまして、自転車が走る位置と進行方向を示したマークを順次整備しているところでございます。こちらのマークにつきましては、車のドライバーから見て、ここは自転車が車道を走ってくるんだなというようなことがわかるという目印になろうかなと思ってございます。
ナビマークの整備につきましては、これからどんどん整備、普及してまいりますけども、あわせて、どういった目的でナビマークを整備しているのかというのも周知してく必要があるかと存じております。
それと、車への交通安全、交通ルールを守るということでございますが、年に2回、春と秋におきまして、全国交通安全運動を実施してございまして、一定の期間でございますが、各町会さん等にお願いして、交通安全の啓発をしていただいてございます。加えまして、その際に、目黒区の交通安全協議会という協議会を区長を会長としまして、そういった関係機関の皆さんと、そういった安全ルールの周知、啓発につきまして取り組みについての機会を設けてございますので、車への交通ルールの遵守につきましては、目黒区のほうとしましては取り組んでるところでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 松嶋委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん委員 それでは、資料2に沿って質問をさせていただきます。
1ページ目について、1問、まずお伺いします。
こちら、自転車が安心して走行できるハード整備の考え方を盛り込むということで、主に自転車ナビマークの設置を今後も進めていきますよということだと思うんですが、私もやっぱりナビマーク上を走っていても、植栽が伸びてきていて、どうしてもその上を走ることができない。
ちょっと車道側に膨らんでしか走れないというシーンが、駒沢通り含め多くあるような状況で、駒沢通りはもちろん都道なのであれなんですけれども、要はそういう植栽の管理だとか、そういうことについてこの条例では特段何もないんですが、以前もこの委員会でどなたかの質問で、たしか植栽は年に1回か2回切っているというお話だったと思うんですが、改めて、どういう管理を現在されているのか。
それから、このナビマーク上を走ってもらうには、やっぱりそういう管理というのは必要だと思うんですが、それに対してどうされていくのか、お考えをお聞かせください。
○清水
道路公園サービス課長 樹木等の管理ということですので、私のほうから回答させていただきます。
まず、公園等の管理ですけれども、公園等の管理につきましては、年間契約の中で、樹木の保護、手入れ委託ということで、必要な樹木の保護の手入れをしているところでございます。
また、道路に沿っての街路樹につきましても、これは同じく街路樹の保護、手入れ委託、それと職員によります、直営職員による手入れということで、植栽の管理をしているところでございます。
具体的には、特に植栽が伸びたときは、樹木の本体ではなくて、車の支障にもなるようなヤゴといいまして小ぶりなものがちょっと出るところはありますので、そこら辺を例えば適宜職員で撤去したりする作業を行っているところでございます。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございます。やっぱりこれはナビマーク上を走ってもらうためには、ですから、この条例で、条例の今骨子案の書き方からすると、特にナビマークとか書いてあるわけではなくて、自転車走行環境の整備としか書いてないので、それも含むのかどうか。樹木をちゃんと車だけじゃなくて自転車が走れるように管理していくことも、この条例をつくるに当たってより強化したりだとか、そういうようなお考えがあるのかどうか、再度お聞かせください。
○澤田
土木管理課長 ナビマークの整備につきましては、目黒区自転車走行環境整備計画の策定でございまして、こちらの中で取り組みを進めているところでございます。
自転車のナビマークの上を当然走る、走っていただくことを目的として、目的の1つとしてこういった計画をつくって取り組んでいるところでございますので、当然そこの位置を安全に走れるようにするのが計画をつくった区の役割でございますし、先ほど、
道路公園サービス課長が言いましたが、維持管理という部分もございますので、計画を当然達成していくためには、そういった維持管理の部分も欠かせませんので、それは維持管理と両輪でやっていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございました。
次、資料2のヘルメットのところですから、3ページについて、3点お伺いいたします。
1点目が、真ん中の骨子案のところの1つ目の丸ポチ、自転車利用者は、以下云々と書いてあるんですけれども、これが、この自転車利用者というのはどなたを指すのか。区民の方を縛るのか、それとも区内を走行する全ての自転車利用者に対してこれを規制しているのか、これをお聞かせください。たしか、以前の書き方だと、区内を走行する全ての自転車利用者はとなっていたんですが、これがちょっと表現が後退しているのはなぜなのかというところをお伺いしたいと思います。
2点目ですが、右側の相違点のところの4番目の丸ポチですかね。子ども同乗自転車はバランスが悪くと記載がありまして、確かに子どもを1
人、2
人乗せるのでバランス悪くなるだろうと思うんですが、せんだって私が基本的な考え方に対する質疑の中でも、じゃ、事故のデータをちゃんと、属性だとかそういうのを把握していらっしゃるのかどうかお伺いしたところなんですが、これも同じで、子ども同乗自転車の方の事故が多かったからこれをしているのか、何かそういうエビデンスがあるのかとか、それとも、多分バランスが悪いだろうと、事故が起こりやすいだろうということでここに書いているのか、これをお伺いします。
最後、3点目です。そもそもの話になるんですが、私も以前のような全ての
人がヘルメットを努力義務化というのはちょっとやり過ぎじゃないかなと思っていたところだったので、今回この骨子案を拝見して、ちょうどいいバランスのところに落ちついたかなと思う一方で、保護者の方にも着用を努力義務化するというところについては、多分賛否あるだろうなと思っておりまして、ヘルメットの話は、余り言うと炎上するんですけれども、多分学説でも、もう真っ二つに割れてるんじゃないかと。着用するのが果たして安全なのかというところですね。
おっしゃっていたように、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用時の2.5倍とかなり高いと。それはそうだと思うんですが、それは果たしてヘルメットが持っているのか、それとも、そもそもやっぱり今の段階でヘルメットをかぶる
人というのは安全志向が高い方で、スピードをそんな無茶に出したとか、そういうことをしていないからそうなっているのかというのが、これはいろんな研究ありますけれど、どれも弱いというか、正直多分エビデンスは出てないんじゃないかなと。
それから、死亡者の6割が頭の傷が致命傷であるという話はあるんですけれども、一方で、負傷者全体で見ると、これは多分イギリスの研究ですけれども、3割程度が頭で、逆に言うと7割の負傷箇所は頭以外なんですね。だから、果たして頭だけ守っていればいいのかというところも、これもまた議論があるだろうと。
あるいは、ヘルメットの安全性についてですけれども、これもその研究が正しいかどうかあれですけれども、ヘルメットをかぶってしまうと、落ちたときにつるつるなのでよくはねると。回転衝撃というらしいですけれども、ヘルメットが道路の上で回ることによって、頭の血管だとか神経線維が切られちゃうだとか、そういう内部障害を引き起こす可能性があるというような研究もあって、ですから私がそれを支持するというわけじゃないんですけれども、両極端の説があって、それぞれに学者さんと、それから業界団体がついているような感じで、もうこれについて発言すると世界中いろんなところで炎上したりとかしているみたいなんですが、今回の件で言うと私的には、やっぱりお子さんだとか、あるいは高齢者の方だとか、そういう自分で判断できない
人に対しては、保護者とか、あるいは同居の方が、きちんとそれは促してあげる。これは、もう都の条例でもそうなってますし、必要だろうと。
ただ一方で、自分で考えられる
人については、これはもうつけたい
人はつければいいし、つけたくない
人はつけなければいいという、そういう立ち位置のほうがいいんじゃないかなと思っていて、今回この努力義務化するということですので、区としてのお考えを聞かせていただきたいと。要は、国も都もヘルメットの着用を努力義務化しているので、そのまま、じゃ、目黒区もそのやり方を踏襲しましょうということじゃなくて、やっぱり条例つくって努力義務化、ある程度規制をかけるからには、ちゃんとヘルメットの着用が本当に安全性に資すると考えているのかどうか、そこの考えをお聞かせいただければと思います。
以上です。
○澤田
土木管理課長 まず、1点目でございます。
条例骨子案の利用者でございますが、全ての自転車利用者はと、ヘルメット着用に対して使った言葉でございまして、今回自転車利用者はと記載してございますが、考え方としましては、区内を通行する全ての自転車利用者はというふうに考えてございます。
2点目でございます。
子どもを乗せた自転車はバランスが悪い。それは統計的なものがあるのかというお尋ねでございますが、事故の統計につきましては、警察のほうのデータ収集、整理でございまして、今現在、警察のほうでは細かなデータは出てございません。
しかしながら、今回検討会のほうに両警察も入って検討してございまして、やはりそういった2
人、もしくは1
人を乗せた自転車については、やはり何らかの安全対策を講じてくべきだろうという御意見をいただきまして、今回こういった整理をしたものでございます。
3点目でございますが、ヘルメット着用の安全性における賛否両論ということでございまして、区のほうで十分、じゃ、研究したのかということをお尋ねいただければ、研究はまだこれからでございますが、目黒区のヘルメットを着用する努力義務の判断に至りましたのは、スピードを出さないで安全にゆっくり走っていただければ、ヘルメット要らないと思うんです。
ところが、スピードを出して交差点でとまらないとかという、そういった乱暴な運転も見受けられますので、一部の利用者でございますが、自分自身の安全意識への啓発を兼ねまして、ヘルメット着用の努力義務というふうにしたものでございまして、ヘルメット着用そのものの率は当然伸びれば伸びるほどいいんですが、最終の区の目的としましては、安全意識が高まるというところにつなげたいということで、今回ヘルメット着用について努力義務とさせていただいたものでございます。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございました。
まず、1点目についてです。区内を走行する全ての子どもを乗せる自転車利用者はということだったと思うので、そうすると当然品川区、世田谷区の方だとか、そういった方々も区内を走行する際には努力義務となるんだろうと。そうなったときに、この条例を区外に向けてだとか、どうアピールしていくのかというところで、お考えがもしあればお聞かせください。
それから、2点目については、先日私もお聞きしたときにも、やっぱりデータの共有はしていないということだったので、そこから進展はないんだろうなというところで、個人的には、やっぱり住民の方をちゃんと規制するからにはエビデンスに基づいてほしかったなと不満はありつつも、ただ、仕方ないのかなと思う部分もあるので、2点目については結構です。
3点目について、スピードを出さないでゆっくり走ったらヘルメットは要らないというお言葉でしたけれども、これは、ヘルメットをかぶらせてしまうと、逆に、じゃ、もう安全だといってスピードを出してしまう例というのが
外国で多く報告されていて、その国では努力義務ではなくて義務になっているのでということかもわからないんですけれども、じゃ、例えば車のシートベルトとかでも、それが法律で決められた後に危険運転がふえたりだとか、そういうようなデータもあったりするので、果たしてヘルメット着用を努力義務にすることによって安全走行が高められるのかというと、やっぱりそうではないような気がしています。
これは、ヘルメット云々じゃなくて、この条例の中で安全教室なりきちんとやっていただければなと思いますけれども。それで、やっぱり条例で区民の方を努力義務であれ、縛るというのは相当のことだと思っていて、例えば、たばことかだと、肺がんのリスクってそれは高いわけですよ。4.4倍とかになるわけです。ただ、別に規制してはいないと。何を取り締まっているかというと、ほかの方に御迷惑をかける副流煙だとか、ほかの方の健康被害にならないようにするために分煙化とか、そういうのをやってるわけで、ただ、たばこ自体は禁止していないと。
私もそれと同じくらいの規制が一番バランスいいんじゃないかなという考えでいるんですけれども、質問に落ちつかない。いかがでしょうか。
○
鴨志田委員長 努力義務について。
○
中澤都市整備部長 私、3点目の部分と、2点目もございましたけども、まず、データがないからどうのこうのということ、確かにございます。事故件数は把握しているけども、詳細ということは警察のほうでは整理してないというのはありますけども、実際、もう長年まちづくり懇談会とかいろんな交通安全協議会やってますけども、出る話がもう自転車の話ばかりです、もう。それは、身近に区民の方が感じてる内容でございます。
ですので、データがあるなしにかかわらず、それで事故がふえたら困るわけです、逆に言うと、うちとしては。事故がないようにするためにどうするかということ。事故を起こすと賠償も9,000万超えるものも出るし、非常に要はやったほうも大変だし、やられたほうも大変だし、もう今そういう状況になってるということです。
それと、ヘルメットの関係は、これはなかなか、今ほかの自治体、足立区も全部努力義務にしましたけども。SGマークといって、今強度のある、これは一般の社団法人の認定機関でやってますけども、かつて原動機付自転車、50ccがノーヘルだったのがヘルメットになるときも、同じような論議だったんですよ。結局死亡事故が多発してこういうふうになってると。
古いと言われれば古いですけども、それで、今ちょっと私が懸念してるのは、これ今目先の話じゃなくて、10年、20年の先、今あるアシスト自転車の機能が高まったら相当スピードが出ますので、私としては、頭だけは守っていただければ。何で頭だけ守るか。とりあえず生きる可能性があるのが頭ですので。あとその辺は、ほかはもう自分で事故が起こらないようなちゃんと運転をしてもらうと。少なくとも今の走行環境を見ますと、保育園のお母様方が何かもう装甲車みたいにぐんぐん走ってるわけですよ。もう危なくてしようがないわけですよ。信号を守らない。まずはそこの意識を変えると。ヘルメットも、子どもだけじゃなくて、お母さんがそれで事故でいろいろとあったら大変なわけですよ。今後、育てていくわけですから。
ですので、やはり私たちとしては、今回区民全員というのはちょっと難しい。区民全員は難しいので、まず規則に落として、まずは保育園の保護者さん方に、これはこういう話はしてますから、今後ともその辺をぜひかぶっていただいて、いろいろ御論議はあるかもしれませんけども、かぶれば、またそれなりのいいデザインもあれば、今後その辺は区としても研究する必要がありますし、いずれにしても、まずはこれ初めの一歩として、区としては考えてございます。
例えば、将来的には、その機能が高まればやっぱりヘルメットも、ここを規則で落とさなくても、多分法律で変わる可能性もありますし、いずれにしても、今は法律のはざまの部分がありますので、そこを区として条例で埋めてくということでございます。これは、やっぱり区民の方のお声を反映して、今回の条例化ということでございます。
それで、私からは以上です。
○澤田
土木管理課長 区内を通行する全ての自転車に対して、この条例が、規定がかかるということでございます。23区におきましては各区に条例を制定したという通知をいたしますとともに、隣接区におきましては、直接担当部署のところに伺いまして、それで、目黒区がこういった目的で条例をつくってるということで、まずお知らせして、隣接区の区民の方にも、目黒区を走行する場合はこういう形でいろいろありますよということで周知いただくということをお願いするということで、丁寧に周知にも努めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 よろしいですか。かいでん委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○河野委員 前回の
パブリックコメントを経て、かなり現実的な条例骨子案になってきたなというふうに感じております。今までの質疑をいろいろ聞いておりまして、ヘルメットの着用も、ここに幼児を同乗させるときなど区長が規則で定める自転車乗車用ヘルメットを着用というふうにあるんですけれども、要するにこれは先ほどおっしゃってましたけれども、私も本当に日々犬の散歩なんかしてますと、朝から近隣の某私立のマンモス幼稚園の周りは、もう歩いてる
人が身の危険を感じながら歩道を歩いてる。そこに電動自転車で子どもを前後ろに乗せて、だあっと突っ込んでくる恐怖感というのは、非常に日々感じているので、あとノンストップ、ノンブレーキで角を曲がってきて鉢合わせするとかということもしょっちゅうです。
ある意味、この条例は、そこをターゲットにしているんだというところなんだと思うんですね。なので、区長が規則で定める自転車乗車用ヘルメットというのも、恐らく何か自転車として特定するものがあるんだと思うんですけど、それをちょっと1点、どういうものを想定してるのかというのを聞きたいのと、これ、ターゲットがある意味こちらの腹積もりといったら変なんですけれども、あるのであるとすれば、この啓発において、やはりそのためにつくった条例なんだぐらいの大きなのろしを上げて、やはり子どももふえてますし、若い方たちもふえているので、せっかく条例をつくる。条例をつくることには反対はしませんけれども、つくるのであれば、さっきもともと意識のある方はお子さんにもヘルメットつけているとおっしゃってましたけれども、私が昔中型乗ってたのであれなんですけども、それは最低限のことで、意識があれば胸部プロテクターまでつけるし、こういうところにも、自転車に乗ってたって、お子さんにこういうところにプロテクターつけてる親御さんもいます。
だから、やっぱりそこはスタートラインなんだって。最低限の、親御さんも含めてなんですけれども、それが親と子の身の安全を守る、ある意味自動車もバイクも自転車も、ファッションじゃなくて、道具といったら変なんですけれども、安全にどうやって乗るのかということを考えないと、やはり人間が考え出したものの本末転倒になってしまうといったらおかしいんですけど、なので、やはり啓発の段階でターゲットをちゃんと絞って、あと若い
人たちのマナーが悪いのであれば、そこにもちゃんと、けさも私は車をとめて、そのお兄さんをとめようかと思ったんですけど、信号無視でイヤホンして、駒沢通りを突っ走ってきて、それで平気で車の前とかこういうふうに行ったりされると、もう110番しちゃおうかなと思ったんですけれども、そういうやはりマナーの悪い一部の
人を少しでも減らしていく。その
人たちが痛い思いをしてからでは遅いんだということと、やはりああいう
人たちを見て、あれが格好いいって子どもが思わないような啓発なんだと思うんですよ。
やっぱりだからこれは、あくまでこの条例は条例なんですけど、罰則規定もないし、ある意味啓発の1つの道具って言ったらすごい怒られちゃうんですけれども、せっかく条例をつくるので、ただ、そういう感覚でやはりターゲットを絞って、余りぼかさないような形、ただやりますということではなく、いろんな方法が書いてありますけれども、きちんとそこ、めり張りをつけて啓発をしてくということをぜひやっていただきたいと。まだちょっと条例通ってないのであれなんですけれども、ということが大事なんじゃないかなと思うんですが、その辺、区としてどのようにお考えかお聞かせください。
○澤田
土木管理課長 まず、1点目でございますが、どういった自転車を対象にしてるかということでございます。先ほど、中ほどでカラー刷りのパンフレットをごらんいただきましたが、これは特別な構造を持っている自転車は2
人まで乗せれると。普通の自転車は、幼児用の座席を設ければ、1
人乗車させることができるということで、お子さん1
人、もしくは特殊な自転車で2
人というところが道路交通法上、同乗できる自転車でございます。そういった1
人、もしくは2
人乗せた自転車の運転者の方と子どもを対象にしてございます。
2点目でございますが、やはり河野委員がおっしゃっていただいたように、区も同じ思いでございまして、条例の前文に区の思いを切々と、その条例をつくったこの思いを、これからちょっと検討しますが、書き加えて、目黒区の条例の制定した思いというのを区民の方にお伝えできればなと考えてございます。
その中身といいますのは、説明要旨の1の経緯等のところの中段に、2段落目の最後から2行目でございますが、自転車利用における安全意識を高めていくためには、区民等が交通ルールや運転マナーを知り、そして守るといった意識改革が最も重要であると、これが何にもかえがたい区の思いでございまして、これを区民の方に伝わるような形で前文に書き加えていきたいというふうに考えているところでございます。
3点目でございますが、確かにどうやって安全に乗るかというところでございますけれども、個人個人の今、意識に任されている状況でございまして、私も通勤途中にはひやっとすることは結構ございますけれども、ターゲットにつきましては、当然区内を走行する自転車全てをターゲットにしてございます。
その中でも、先ほどの保育園の送迎が、最近保育園も多くなりましたし、送迎の保護者の方のそういった運転マナーも悪いという状況も、一部の方でございましょうが、ありますので、そういった方を対象に安全の啓発に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○
中澤都市整備部長 今、河野委員の関係ですが、5ページ目のところに、ちょうど14番に保育園・幼稚園・認定こども園の保護者会での注意喚起という御意見がございます。今、私ども庁内の検討会で、警察署を入れて、なおかつそこには保育課長も含めて入っております。当然、高齢福祉課長も入っていますし、いろんな方々の対応です。
大事なことは、ここに書いてますように、区としては、さまざまな機会を捉え、保護者の方々に直接伝わるような周知等を行っていきますということで、これは具体的に、例えば12月の段階で土木管理課のほうから、もう既に保育園のほうには通知文を出してますけども、これからやはり保育課長などは、もう本当にそういうあった場合の事故の状況をちゃんと見せて逆にPRしたほうがいいんじゃないかとか、いろんな御意見もございます。
とにかく、私のほうとしては、皆さんが安全で安心で、また子どもの元気な姿が見える区になっていただきたいので、事故のないようにということで、その辺は普及啓発をしていきたいと思ってますので、やり方については、今これから条例制定、もう今も検討してますけども、6月から一応周知期間を設けて、そこでしっかりとやっていきたいと思っておりますので、御趣旨は踏まえて対応してまいりたいと存じます。
以上です。
○河野委員 それはそれで、ありがとうございます。ぜひしっかりやっていただきたいと思いますけれども、ごめんなさい、2点。
最近よく聞く話が、御高齢者が自転車で転んで骨折したという話を結構聞くんですよ。そういう話を、高齢ドライバーの問題になってくると思うんですが、これから高齢化社会になるにつれて、要するにけがしてやめたという方も結構多いんですけども、やはり乗らない選択肢というのも、自転車にも出てくるんじゃないかなというのがこれから1つ課題だと思うので、この条例に入れろということはないんですけれども、そういった普及というか啓発もしっかりやっていっていただきたいのと、あと1点は、スーパーとかの前で、子どもを乗せたまま、お子さんを乗せたまま離れる。
それで、私は、時々お母さんが帰ってくるまで自転車の前で待っててあげることもあるんですけれども、やっぱり自分が子育てしながら、それで失敗したことがやっぱり1回、それは大事に至らなかったからよかったんですけども、自転車でそれがあったので、あれは本当に危ないんです。特に前後に乗せて、子どもが逆に中途半端な大きさだと動くので、それをやっぱり私は、ちょっとパブコメに入れなかったのがすごい申しわけなかったんですけども、条例の中に、それをちょっと盛り込んでくれるとうれしいかな。要するに離れないって、子どもを乗せたまま離れないようにというのを入れてくれるとうれしいかなというのが、ちょっと私の個人的な思いなので、いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 まず、1点目でございます。こちらは、
パブリックコメントのほうでも御意見いただいてございますけども、高齢者の運転でいうと、本当に体力の低下、それととっさの判断がやはりちょっと若いときと比べて若干劣るという状況、現象がございます。
御高齢の方には、先ほど委員がおっしゃっていただきましたように、御高齢の方向けに啓発も当然行っていかなきゃいけないなということで、乗るなとかってところは、ちょっとなかなか難しいんですが、年齢とともにこういった機能が低下してるよということをお伝えしながら、啓発に取り組んでまいりたいと考えてございます。
あと、スーパーの前でお子さんを乗せたままということでございますが、確かに子どもを乗せた事故の例を見ますと、子どもを乗せるときに転倒したとか、子どもを前に乗せて後ろに乗せるとバランスが悪いそうなんですね。まず後ろに乗せてから前に乗せるとバランスがよいらしいんですよ、インターネット検索でございますが。そういった乗せ方を書いてございまして、そういったやっぱり2
人子どもを乗せるということは、いかにバランスが悪いかということでございます。区のほうとしても、そういったところで、当然認識してるところでございます。
お尋ねの条例への条文へのというところでございますが、今回の資料3のほうで、自転車利用者の責務というところで書いてございますけれども、こちらのところでは、同乗させるときなど、ヘルメットの関連でございますけども、これにちょっとひっかけて、保護者の方に御理解いただけたらなというふうに思って、それで、規則のほうに区長が定めるってありますので、そこでどのような工夫をできるか、ちょっと検討してみたいと考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 河野委員の質疑を終わります。
ほかにございますか、御質疑は。
○岸委員 済みません。本当にすばらしい骨子案が出てきてるんだなって、そう拝見しながら思っておりました。私は、こういうやはり都でもある以上は、目黒区のほうでこういった形で、少しずつ法的な制限をかけていってあげることというのは、もう今の時代、僕は必要なんじゃないのかななんていうふうに思っておる方向からちょっと質問したいんですけれども、最近、目黒区内でも、大きな通りの中でも、ナビマークが大変たくさん出てくるようになったふうに感じております。ふえてきたななんて思ってます。
意識して乗るようになったからふえて見えてるだけなのかもしれませんが、ちょっとそこはわからないんですけども、ただ、そんなナビマーク、ちょっと見ただけでもこっちの方向行くんだよって、左側通行は当たり前のことなんですけども、ちょっと見ただけでも、その上乗って走ってけばいいんだということをわかるにもかかわらず、やはりまだ啓発が不十分なのか、逆走されてこられる方というのが非常に、まれですが、1日1
人や2
人ぐらいは見かけるというのが、正直乗ってる感覚で言うと、1日何
人か見かけるというのがまだまだの状況でございます。
そんな中で、やはり逆走は逆走でも、前の委員会でもちょっと僕はお話はさせていただいたんですけども、暗い道の中での、無灯火の中での逆走というのが本当に怖くて、このパブコメとか見ていても、無灯火で走ってる
人が二、三十%あるって、この数字は恐らくこれは感覚値ではあるとは思うんですが、やはり無灯火で、しかも逆走で走ってくるというのは、本当に怖い印象を受けているんですが、これは骨子案のほうに、骨子案のこの自転車利用者のところの義務のところに、やはりライトがつく設備を買う義務があるということを載せるか、小売業者のところに同じような形で、自転車にはそもそも電気をつけて売らなきゃいけないぐらいな、努力義務で構わないんですが、それぐらい、もう少し、もう一歩踏み込んで、ここには明文化されてもいいのではないのかと思うんですが、いかがでしょうか。
それと、あとこの各関係機関というところの小売業者というのは、これは多分目黒で自転車業をされている小売業者という、そういうことなんだと思うんです。となると、やはりインターネットで買ったりとかした
人たちには、どういうふうに、例えばちょっとした自転車というのは、ネットとかで海外からパーツ取り寄せて組み立てたりとかするわけですから、そういったほうにはカバーされてるのかどうかなということをちょっと疑問に思ってたんですが、その辺はどうでしょうか。
それと、あとちょっと細かいことなんですけども、このたくさんある書類の中で、アシストチャリのスピード走行みたいなことが書いてあったんですけども、アシストチャリというのは、別に確かに電気の力を使って走るんですが、決してトップスピードを速くさせるためにアシスト機能がついているわけではなくて、法的にたしか24キロまでとかってそういうのがあり、24キロを超えたらアシスト機能はストップするんですけども、何かというと、踏み込みの初速度を助けるのがアシスト機能であるので、このまま記載のとおりでアシストチャリのスピード走行のままですと、ちょっと誤解が生じてしまうんじゃないのかなということを思うので、ちょっとそこ違和感を感じたので、そこだけ指摘させておいてください。
それと、あともう1個なんですが、啓発用のこの紙にも何となく書いてはあるんですけども、やはり自転車は車道が原則、歩道は例外ということになっておるのは、もうそれは普通の
人は知ってると思うんですが、お子さんを連れているお母さんの3
人乗りのチャリは歩道でいいんじゃないのみたいなふうに勘違いしている
人たちも見受けられるので、ここはもう少し明確化、お母さんが前と後ろに子どもを乗っけたまま走っていても、これはやっぱり車道を走ってくださいってわかるような形にしたほうがいいんじゃないのかなということが1つと、あともう1個、赤信号でとまったときに、車道を走ってる自転車が赤信号でとまったときに、見なきゃいけない信号というのは、横断歩道をついている信号なのか、車の信号なのか、どっちを優先して、どっちを見て自分は進めという、緑のライトに対して反応すればいいのかといったことまで明文化というか、わかるようにしないと、僕もちょっといまいち不安なときもあったりとかするので、ちょっとその辺のこともあわせてお伺いできればと思います。
以上です。いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 まず、1点目でございますが、無灯火状態の自転車がナビマークとは違った方向から来ると、当然夜間ですので見えづらいこともあって、大変危険だというふうに私も考えます。今回、最後の骨子案のところでございますけども、各機関の責務というのを明確にしてございます。
この中で、自転車販売店の責務を明確にしてございまして、当然売る側としたら、やはり道路交通法の規定に基づく自転車ってございます。あとはブレーキがついてるとか、ライトも当然でございますので、そういったところを販売の際には、改めて購入の方にはライトをつけて売るとか、また例えばスポーツタイプはライトがなくても販売するのかもしれませんが、例えば市街地を乗る場合はライトの装着をしてくださいというような依頼を販売時に行うことが一番効果的なのかと思いますので、そういった自転車の販売店との連携も考えてございます。
区内には、自転車商組合の目黒支部と碑文谷支部がございまして、そういった支部を通じて、またそういった周知に努めてまいりたい。連携しながら周知に努めてまいりたいと考えてございます。
それと、自転車販売におきましては、区内、都内の販売店に限らず、インターネットでの販売もございます。じゃ、インターネット販売で買った方々にどうやって周知するかというのを、まさしく私どもも今悩んでいるところでございまして、今後、条例施行までに期間がございますので、その辺をどうすればいいか。例えばインターネットの会社とうまく連携できるのか、その辺はちょっと販売店のほうと確認しながら、どのような連携をとれるのか、今後確認してまいりたいと考えてございます。
3点目のアシストつき自転車でございますが、表現で、スピードがどんどん出るという表現であれば、ちょっと見直しいたします。ただ、委員がおっしゃったとおり、アシストする機能が時速24キロまでと私も認識してございまして、それ以上出ない。アシストしないという、スピードは出るんですがアシストはしないということで聞いてございますので、その表現はちょっとチェックはいたします。
(「スピード出るでしょう」と呼ぶ者あり)
○澤田
土木管理課長 漕げば幾らでも出るんですけども、アシストは24キロまでということでございますので、表現につきましては、ちょっと内容を精査してチェックしたいと存じます。記載のほうにつきましては、アシスト機能は確かに制限あるんですが、スピードは幾らでも出せますので、それについてはちょっと内容を見て判断したいと存じます。
それと、4点目の信号でございますけれども、自転車は道路交通法で軽車両としての扱い、車両でございますので、歩行者用ではなくて、車といいますか、3つ目がついた信号に従うということがルールでございます。
それと、失礼しました。こちらのカラー刷りのビラの裏面でございますが、自転車は車道が原則、歩道は例外という、4点目でございますけれども、こちらの記載で、子どもを乗せた保護者の方が歩道を走ってもいいんじゃないかという、ちょっと誤解を招くようなそういった表記にも見えるということなので、その辺は、ちょっと今後そういった子どもを乗せた方の自転車、あと、お子さんの自転車がどういうときに歩道を走っていいかというところは、こういった絵的なもので、こういうのを一応工夫したパンフレットにしてまいりたいと考えてございます。
○岸委員 やはり信号のことに関しては、多分ルールをわかってない
人ってすごく多いと思うので、ここに関してはやっぱり啓発するしかないのかなと思うので、啓発を、活動することをするんではいかがでしょうかということが1つ目です。
それとあと、言わんとしてることは、アシスト機能つきのチャリがスピード走行してるというのは、要は保育園前のお母さんがハンドル急カーブをスピードを出してきたとかって、そういうことをおっしゃってることはわかるんですが、要はアシスト機能がついてるからといって、物すごいスピードが出るわけではないという、そういうことだけはちょっと御精査いただくということでありますので、その辺をよろしくお願いします。
それと、せっかくこの条例でちょっと網をかけていくという状況ですので、やはりライトの義務化ということについては、やはり自転車利用者に利用の義務が、もちろんスポーツタイプのバイクですとか、ちょっと変わった競技をする方たちの場合は別になるとは思いますけれども、一般に普通に使う方たちに対しては、義務化というのは、やっぱりこれは罰則とか強制力があるわけではないわけですから、これは明記されたほうがいいのかなということと、同時にやはり小売業者も、それはくっつけて売りなさいよという促しというのは絶対的にあったほうがいいのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 1点目でございますが、確かに自転車利用者の方には、交通ルールを知らないという、十分理解されてないという方もいらっしゃると思いますので、その辺は委員の御指摘のとおり、啓発に努めてまいりたいと考えてございます。
あと、2点目につきましては、先ほどの答弁のとおりでございます。
3点目でございますが、自転車のライト装着につきましては、道路交通法で、先ほども申し上げましたが、一般自転車と言われるものについては、必要な装備はついていないと当然走ってはいけませんし、販売してもいけないというふうに認識してございます。ただ、スポーツタイプの自転車につきましては、法律での明記がないところでございますので、これはルール化というよりも、区としましては、そういった啓発に努めていきたいというふうに考えてございます。
失礼しました。道路交通法の当然規定に沿った走行と販売が必要ですので、そういった規定は確認した上で、自転車利用者に対して周知していきますし、もし道交法に記載がなければ、それはきちっと周知をしてるということで整理したいと思います。
以上でございます。
○岸委員 道交法を守った上でという話は理解はしてるんですが、せっかくなので、もう少しこの条例のほうに記載してはいかがですかという、そういうような意味合いでございました、今のは。いかがでしょうか。
○
中澤都市整備部長 道路交通法の中の、あるいは自転車五則の中で、5万円以下の罰金で夜間はライト点灯ってあるわけですよ。今、普通自転車といいますけど、基本的に市街地を通る自転車は、スポーツタイプだろうが何だろうが電気はつけなきゃいけない。スポーツタイプというのは、いわゆる競技場とかそういう、例えば車道で競技がある場合とか、それは自転車の場合はそれはライトは要らないということだろうとは思います。
それは、1つの一定の枠の中で自転車を利用する場合であって、当然市街地で、もしそうであれば、当然警察、要はブレーキつけない自転車が警察に捕まって指導を受けてますよね。それと同じですので、形がどうあれ市街地を走る自転車、これはまさしく普通自転車でありますので、そういうことでございます。
ですので、一応条例には、もう法律といいますか、道路交通法の中にありますので、うちのほうではうたわないということでございます。
以上です。
○
鴨志田委員長 岸委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○川端委員 2点、ちょっとお伺いします。
これ、規制の条例じゃないのは重々承知しておりまして、なおかつ罰則もないと。ですから安全促進、これに尽きるのかなというところは十分理解しての質問でございます。
各機関の責務、この条例の骨子ありますけれども、僕がちょっと最初に質問したいのは、学校等意識啓発、もしくは安全教育、これは現状でどういった自転車の走行、安全運転等を子どもたちに今されてるのか、まず最初にこの1点目をお伺いします。
2点目、僕が驚いてびっくりしてるところがありまして、皆さん、ほかの委員も言ってますけれども、何で子どもを乗せた自転車の親までターゲットにしてるんだというヘルメットの規定です。この書き方が、僕もちょっと角が立って、僕だけが感じるのかもしれませんけども、努力義務という言葉を相違点に挙げていらっしゃいますと。
都条例等は、努めなければならないということをうまく言ったり、保険に関しては義務という言葉を私もお使いしていいと思うんですけれども、過去において、ヘルメットは皆さん努力義務とかそういった認識は当然ある方多いんですけれども、目黒区だけ、なぜ子どもを乗せてる自転車の保護者、そこをターゲットにしたのかというところが非常に僕は問題だと思ってまして、少子高齢化で当然子どもが少ない中で、働き世代の中心の、当然私も運転することもあれば、お母様たちも運転されるものをターゲットにして、全体で自転車に乗る方全てが努力義務でおさめればいいものを、ここを中心にしているあたりが、どうも本当に区民の理解、これは検討会を経てこの骨子に当たってると思うんですけれども、どうしてここが出てきたのかなというのが疑問に思ってますので、ちょっと2点目、ここをお伺いします。
○澤田
土木管理課長 まず、1点目の目黒区が行ってる交通安全事業でございますが、目黒区交通安全計画に基づきまして、安全教室の開催におきまして、ルールやマナーの形勢に取り組んでるところでございます。30年度でございますけれども、保育園、幼稚園を訪問しまして、幼児に対する交通安全授業につきましては、90園で行いました。
それと、地域主催、住区のほうで開催してる新入学予定児童の交通安全教室もございまして、そちらにつきましては支援という形で、9校のほうに参加してございます。それと、これもまた住区のほうで主催してございますが、自転車利用者に対する交通安全啓発ということで、これは学校の校庭を利用してございまして、17校に行って交通安全にかかわる啓発をしてございます。
内容としましては、模擬信号機とか、模擬横断歩道を使いまして、実際に横断歩道はこうやって渡るんだよとか、信号を赤で渡ってはいけませんよといった内容をお子様に模擬の装置を使って教育に取り組んでるところでございます。
2点目でございます。ヘルメットの着用でございまして、こちらのカラー刷りのパンフレット……
○
鴨志田委員長 パブコメですか。
○澤田
土木管理課長 はい。失礼しました。ヘルメット着用の考え方でございます。
お手元の資料2の基本的考えとの変更点の資料でございますが、おめくりいただきまして、2ページをごらんいただきたいと存じます。
右の理由欄でございますけども、まず幼児、6歳未満の幼児でございますが、2
人が同乗できる自転車が普及していると。都内では2割の普及率だというふうに確認してございます。そういった普及してるところでございますけども、幼児を乗車させた自転車の事故が多く発生してるということで、例えばバランスを崩して自転車が転倒し、子どもが大けがをした。路面の段差で自転車が転倒し、大けがをした。また、子どもを乗せるときに転倒して大けがをした。また、抱っこひもとか、前に抱っこして転倒し、子どもが死亡した事例もございます。
それと、(2)でございますが、そういったことから、自転車事故でございますが、死亡者の6割は頭の傷が致命傷、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用時の2.5倍となっているところから、ヘルメット着用は必要であると。
親御さんが何で、運転者の方もなぜ対象にしてるのかという御質問でございますが、お子さんは当然自分の身を自分で守ることがなかなかちょっと弱いというところがございます。しかしながら、運転者の方、例えば保護者の方であれば、やはり小さいお子さんを育てていくという義務もございますので、先ほど子どもが1
人乗った、2
人乗った事故の事例をお話しいたしましたが、そういったことから運転する方もヘルメット着用に努めていただきたいというようなことで、こちらでは、区のほうで考えて、こういったところで保護者の方にもヘルメットをかぶっていただきたいということで考えたものでございます。
それに加えまして、先ほども申し上げましたが、1
人、2
人乗せるとバランスが非常に悪くなるということでの転倒につながってる例がございますので、やはり乗車中には、転倒した場合、運転者の方も当然転びますので、まずは頭を守るということを考えまして、運転者の方もヘルメット着用に努めていただきたいという規定を設けたものでございます。
以上でございます。
○川端委員 ありがとうございます。学校教育の啓発に関しましては、私、田舎育ちですから、自分の自転車を校庭に持ってって、何度も練習のカリキュラムを受けておりましたので、本区並びに世田谷等も自転車交通公園もありますので、ぜひ利用して、この骨子に沿った啓発をぜひ若いうちから教育に加えていただけたらと、これは要望で結構でございます。
2点目でございますけれども、答弁で努力義務というお答えやお言葉を使っていただかなかったのは、非常に僕はうれしく思います。ちょっとわからなかったのが、パンフレットを見ますと、2
人乗り幼児のカラー刷りありますけれども、今回は、結局施行細則を見ると、1
人乗りでも結局努力してよという内容ですか。それをちょっと確認です、それをちょっとお願いします。
○澤田
土木管理課長 お手元の資料でございますけども、資料2の、おめくりいただきまして3ページ、都条例と骨子案の比較を記載した資料がございます。こちらの骨子案のところでは、自転車利用者は幼児を同乗させるときなどというふうに記載してございまして、幼児を同乗できるのが普通の自転車であれば専用の座席に1
人、それと2
人乗車用の特殊な自転車であれば2
人ということで、そういったところから、1
人または2
人を道路交通法で乗せることができるので、1
人または2
人を対象にしてるものでございます。
以上でございます。
○川端委員 ありがとうございます。その答弁が的確かと思いますけれども、そもそも2
人乗り自転車がふえているとか、そんな枕言葉がついているので、僕はおかしいって指摘した理由なんですね。これはもちろんいろんな意見あると思いますけれども、理解は非常に得られづらいんじゃないかなと思っております。
その前提の前に、全ての運転手に対しては努力義務という言葉を使ってよろしいかと思うんですけども、子どものヘルメットだけでもいいんじゃないかという議会からの
パブリックコメントに対しても、なぜか保護者とともにという回答をされていらっしゃるようですので、本当にそこをターゲットにされている理由が、今先ほどの答弁ですとちょっとわかりづらいかなと。もう一度お願いします、いかがでしょうか。
○
中澤都市整備部長 先ほども御説明してる中の資料にもございますけども、まず、何でターゲットにしてるかというのは、保育園がかなり140ぐらいにふえてるわけですよ。あと、幼稚園もございますし、多分、川端委員も地域で見ればすごい状態で走って、24キロといっても危ないですからね。ぶつかったら、おばあちゃんだったら、もうわからないですからね。ですので、9,000万以上の補償がかかってるということでございます。
ですので、まず全ての区民というのは、なかなかそれは難しい。全ての利用者が難しいので、まずは保育園に周知をして、そこのお母さん方、あるいは保護者の方、お父さんもいらっしゃるし、そういう方々にまずは努力義務としてヘルメットということ。それで、それはやはりここにあるような、パンフレットにもありますけども、今の段階ではこの運転者についてはヘルメットをかぶっておりませんけども、これをかぶるようにしたいというのが今回の区の条例になります。
その理解が得られる、得られないというのは、これは今保育園でもちゃんと保護者のほうにもヘルメットをかぶるようにとは言ってありますので、そこを含めて、今後私どもとしては、例えば普及するための制度、ヘルメットを皆さんが買ってくれるような仕掛けとかいうことも含めてやっていかなきゃいけないとは思っております。
今の段階で、これ段階的にやはり規則に落としてるのは、やはり状況に合わせて、タイムリーにヘルメットの着用の関係をしていきたいというのも含めてやっとりますので、まず今お話ししてるように、2
人乗り、3
人乗りは非常に不安定でございます。先ほど言ったように、私も1回子どもを倒したことがございますので、これは誰でも経験があることですので、やはりそこで親も危ないんですよ、結構2
人乗っけてると。
だから、実際それで倒れた場合は、やはりできれば頭だけは何とかしておけばいいんですけど、さっきほかの委員にもありましたけれども、ここにプロテクターとか、そういうのも本当はするのが安全だと思います。はっきり言うと、便利な乗り物ですけども、逆に言うと裸ですので、非常に危ない乗り物でもあるんですね。
特に、目黒区はこういう狭い道路で、出会い頭が非常に多い。何があるかわからない。だから、スピードを出さなくても事故になる可能性があると。どこかの角にぶつけて頭を打つと。いろんなケースがありますから、できればそういうことがないように、なおかつ保険もそうですけれども、保険も万が一のための保険ですから、何も事故がなければ保険に入る必要ないわけですけれども、それも含めて、区としてはその辺をやっぱりPRして、一番大事なのは、先ほど課長のほうから言いましたように、自転車利用における安全意識を高めるためのツールとしてどういうのがあるかということで、区としてルールを守る、運転マナーも知り、そして守るといった意識改革が重要なので、それをどうしたらなってくかということの仕掛けとして考えてますので、その辺は御理解いただければと存じます。
以上です。
○
鴨志田委員長 川端委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○梅田委員 自転車保険についてなんですけれども、スピードのある事故に遭った場合は、やはり重篤な障害状態になるということも近年多く報道とかで聞いております。そういう意味で、被害者の方を含めて非常に必要だとは思っておりますが、その反面、やはり今までの話し合いの中にもありましたが、自転車保険、今非常にクレジットカードだったりとか、さまざまな損害保険に附帯されていたりしまして、じゃ、自分がどれに入ってるのかというのが非常にわかりにくい。しかも、幾つ入っていても、重複しての補償が出ないというところが非常に問題かなと思っております。
そういう中で、フローチャートだけでは、多分皆さん自分が入った保険がどういう特約があって、どのくらいの補償金額があるかと全て網羅されてる方って余りいらっしゃらないのかなというふうに思っております。
その中で、やはりむだな保険料を払うということは、区民にとっては負担になってしまいますので、それをそのまま義務化とするのは、ちょっといかがなものかなと思う中で、このフローチャートのつくり込みでしたり、またはちょっとわからないんですけど、保険会社と話し合って、重複しても出るような何か新種の保険の開発とか、そういった区民がむだなお金が出ないような方法というのは、今後どういうふうに考えられているかお知らせください。
○澤田
土木管理課長 委員がおっしゃっていただきましたように、自転車保険というのは複雑でございます。自転車向け保険であったり、自動車保険、火災保険、傷害保険の特約としてついてる場合、それと会社等の団体保険であったり、またクレジットカードに附帯されていると。知らない間に自転車保険に入っている可能性もあるというふうに聞いてございます。
区といたしましては、保険に入っていらっしゃればいいんですが、入っていらっしゃらない方に対しましてはチェックシートということで、入ってますかと、例えばお知らせした保険を引き合いに出しながら確認をしていこうと考えてございますが、委員がおっしゃっていただいたように、重複してる保険については非常にむだだというお尋ねなんですが、どのようにしたら自分がどの保険に入ってるかという、まずそれを知ることが大切だと思いますので、まずそれをわかるようなチェックシートを目黒区バージョンでちょっと工夫していきたいなというのは、こちらでは考えてるところでございます。
以上でございます。
○梅田委員 もう一つ、ちょっとお伺いしたんですけれども、損害保険会社等で何かいいアイデアがあったりとかはないのでしょうか。
○澤田
土木管理課長 失礼いたしました。保険につきましては、保険会社が販売してるものでございますので、今現在の保険では、今私が御答弁差し上げたタイプと種類しかないんですが、今後、保険会社とも話す機会を設けることを考えてございますので、そういった保険の複雑さもちょっと、保険会社も重々知ってると思いますが、そういったことを区民目線で話をしながら、どういった保険の周知の仕方が一番いいのか考えてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 梅田委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 今回の条例に関しては、委員からのさまざまな意見も出ましたし、改善点も見えてきたと思うので、第1定で条例制定を予定してるわけですから、その前の常任委員会のほうで、今回の意見を踏まえた案みたいなのが出るということでよろしいでしょうか。
○
中澤都市整備部長 今回のは、もう骨子案として区のほうでまとめてございますので、これをもとに、今できるだけ反映できるものがあるかどうかですけども、これをもとに策定して、条例案をつくってまいりたいと存じます。
それと、先ほど言った例えば施行規則がございますので、その中でどういうふうに対応できるか。要は、条例にうたいますと、変えるときに条例改正しなきゃいけないということがあります。タイムリーに動くためには、やはり議会にも情報提供、ちゃんと報告をしまして、どういう仕掛けをしてくかというのは、規則のほうでも整理していきたいと思いますけども、いずれにしてもきょうお出ししたのは、この骨子案をもってパブコメの結果として受けて、これで区としては取り組んでまいりたいということで、まずそれを案として1定のほうに上げてまいりたいと存じますので、一応委員会へは当日の議案の審査になるかなと思ってございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 わかりました。ありがとうございます。
報告事項(4)目黒区
自転車安全利用促進条例(仮称)の骨子案についてを終わります。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
再開は3時5分でお願いいたします。
(休憩)
○
鴨志田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
――
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【報告事項】(5)工事報告(2件)について
――
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○
鴨志田委員長 報告事項(5)工事報告(2件)について報告を受けます。
○立山
みどり土木政策課長 では、工事報告(2件)について御報告いたします。
なお、本件につきましては、本日の企画総務委員会で契約報告がされているところでございます。
では、2件、富士見台公園改良工事及び桜森児童遊園改良工事でございますが、この2件につきましては、9月10日の当委員会で改良工事の整備計画の案ということで御報告してる内容でございます。その報告した2件についての工事が始まるという工事報告でございます。
めくっていただきまして、まず1件目、富士見台公園改良工事でございます。
場所は、記載のとおりで、案内図がございます。南保育園の近くにございます。
請負者、契約金額は、記載のとおりでございます。
工事概要につきましては、先ほど言いました9月10日に報告した内容で整備するということでございまして、記載の準備工から園路広場、遊戯施設等及び建築工事として誰でもトイレを設置するという内容でございます。
工期は、令和元年11月6日から令和2年3月23日までの90日間でございます。
次に、2件目、桜森児童遊園改良工事でございます。
場所については、記載のとおりで、案内図の場所でございまして、大岡山西住区センターの北側でございます。
請負者、契約金額は、記載のとおりでございます。
工事概要についても、先ほど言いました9月10日の報告内容で整備をするということでございます。
工期につきましては、令和元年11月12日から令和2年3月23日まででございます。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございます。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(5)工事報告(2件)についてを終わります。
――
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【報告事項】(6)工事報告(2件)について
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○
鴨志田委員長 次に、報告事項(6)工事報告(2件)について報告を受けます。
○髙橋
道路公園課長 それでは、工事報告(2件)を御報告させていただきます。
なお、本日の企画総務委員会において、契約報告をさせていただいてございます。
おめくりいただきまして、工事報告書、項番1です。道路改良工事及び道路維持工事(青葉台二丁目)になります。
場所、請負者、請負金額については、記載のとおりでございます。
ここで案内図を見ていただきまして、道路沿いに少し太い線で施工箇所を記載してございます。こちらにつきましては、歩道上のバリアフリー化ということで、段差解消等を実施するものでございます。工事の概要ですけれども、外壁補修が49メートル、歩道のブロック舗装が317平米、ガードパイプの設置が64メーター、車どめの設置が11カ所になります。
工期につきましては、元年11月26日から2年2月27日の60日間になります。
続きまして、項番2です。中目黒公園グラウンド改修工事になります。
場所、請負者、請負金額については、記載のとおりでございまして、案内図のほうを見ていただきますと、真ん中辺に中目黒公園がございます。ここで格子状にハッチを振ってあります健康とスポーツの広場、ここがダスト舗装で、少年のサッカー等を実施していただいてるんですけど、ここの改修工事になります。
工事の概要ですけれども、排水性を、排水能力を高めるということで、浸透管を設置するということで547.1メーター、浸透ますの設置が1カ所、グリーンダスト舗装が6,319平米になります。
工期につきましては、元年11月29日から2年3月25日の75日間になります。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○
田島委員 まず、中目黒公園のグラウンド改修工事ですが、これはかなりグラウンド自体が傷んでて、区民の方から早く補修をしていただきたいという御意見が多々出ていたというのは存じ上げてるんですけれども、基本的に、学校のグラウンドなんかとは違って、公園という部分の位置づけなんですけど、そういった意味で、利用者の方からどういうふうな御意見を受けてこのグラウンド改修に至ったかと。
というのは、なかなか前と同じ程度でいいのというような形に陥りやすいと思うんですよね。学校のグラウンドというのは、かなりいろんな御父兄というか、保護者の方からとか、いろんな意見が出るところなんですけれども、なかなかこういったグラウンドというのは意見が出にくいというか、集約しにくいんではないかなと思ってます。
1つ、グラウンド管理の部分からすると、学校とは違う部分がありますし、頻度も多いんではないかなとも思いますから、そういった意味で、これを改修するに当たって事前にどんな調査をしたのか、私なんかちょっと懸念するのは維持費ですね。要するに予算の関係があるので、良好なグラウンドをずっと維持していかなきゃいけないんだと思うんですけど、そういった意味で、コストの部分とかというのは懸念、要するに、調査しながらこれに当たったのかというのだけお聞きします。
それから、ちょっとこれは企画総務委員会の話になってしまうんですけども、先ほどの2つの公園と、それからここのグラウンドが同一業者さんなんですよね。ここに来て、この11月に来て、これだけの工事を3つ一度にするということは、なかなか我々の感覚だと難しいというよりも、あとどうするんだと。結局3つも受けられるような会社がという部分、それから技術者も必要になってくると思うんですよね。それだけの公共工事ですから、張りつけの技術者も要ると。
そういった部分について、これは企画総務委員会で、契約案件ですから、質疑しなきゃいけないことだと思うんですけど、ちょっと懸念されるんで、わかる範囲で教えていただければと思います。
以上です。
○髙橋
道路公園課長 まず、整備の考え方でございますけれども、中目黒公園につきましては、開園から17年が経過をしてございます。広場につきましては、先ほど言ったように少年スポーツのサッカーであるとか、そういった御利用がかなり頻度が高い状況でございます。
状況としては、やはりグラウンドがかたくなってきているということと、あと、ぬかるみになったときに、なかなか水はけが悪いというような状況が続いておりました。通常の年間の維持管理の中では、当然平坦性の確保とかそういったことは、あと砂の補充とか、そういった維持管理はしてきたんですけれども、やはり経年の変化の中でかたいグラウンドになってきたということで、子どもたちがスポーツをするのには少し危険というか、使いづらい状況になってきたのかなということで、中目黒公園には活動登録団体ということで、ここのグラウンドを中心に健康とスポーツ2002クラブということで、ここの公園のグラウンドを中心に活動している団体がございまして、そういった方々からの御意見を伺って、整備内容については詰めてきました。
今回、グリーンダスト舗装ということで、これも活動団体の方からの提案もありまして、私どものほうでいろいろ調査をして、最終的に決定したんですけれども、排水能力が高いというようなお話をいただいて、実際に実施してる現場等も確認しながら、これで行けるだろうということで考えてございます。
また、先ほど少し申し上げましたけど、浸透管を設置して排水能力も高めるというような取り組みも、今回盛り込んだところでございます。
2点目の維持費ですけれども、浸透管がどうしても目詰まりをしていくという状況は、今も浸透管は入ってるんですけども、そういった状況になってまいります。それについては、定期的に高圧洗浄でその機能を回復させる必要があるかなというふうに考えてございます。今のところ、高圧洗浄の費用としては、年間1回やったときには100万弱ぐらいの費用がかかってくるかなというふうには見込んでいるところでございます。
ただ、今年度整備しますので、来年すぐ必要になるということではないので、その辺はちょっと状況を見ながら、そういった適切な管理に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
3点目の請負業者の関係です。当然工事所管としても、請負者の代理人であるとか、技術者の配置についてチェックをしてまいります。今回、3件ともたまたま同じ業者さんになったということですけれども、うちの、私どものほうで聞いてる範囲では、技術者の配置も支障がないというふうに聞いております。その辺につきましては、連携しながら、確認をとりながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかに。
○河野委員 済みません。今ちょっと話を聞いてて思ったんです。1点だけ確認をさせてください。
このグリーンダスト舗装というのは、私ちょっと素人なのでわからないんですが、マイクロプラスチック問題は、関連はないのかということだけ確認をさせていただきたいと思います。ちょっと素人でわからないので、済みません。
○髙橋
道路公園課長 グリーンダスト舗装というのは、特にプラスチックを使うということではなくて、人工石を砕いた形で、あと粒度を調節して排水能力を高めるというようなものになってございます。
(「人工芝」と呼ぶ者あり)
○髙橋
道路公園課長 人工芝じゃないです。
(「要するにプラスチックを使った製品ではないということですか」と呼ぶ者あり)
○髙橋
道路公園課長 はい。
○
鴨志田委員長 河野委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、報告事項(6)工事報告(2件)についてを終わります。
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【情報提供】(1)補助第46号線車線切替(
クランク解消)について
――
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○
鴨志田委員長 次に、情報提供(1)補助第46号線車線切替(
クランク解消)について情報提供を受けます。
○林
木密地域整備課長 では、御説明いたします。
資料のとおり、東京都から補助46号線の
クランク解消のための車線切替を行う旨、資料提供がございましたので、本日情報提供するものでございます。
本年9月11日の本委員会で、道路改良と電線類の地中化のための工事のお知らせについて情報提供をしておりまして、本件は、その工事の中で行う
クランク解消でございます。このお知らせビラにつきましては、本委員会への情報提供後、地元の方々へ周知、配布をしていくと聞いております。
工事場所は、目黒本町五丁目12番から20番でございます。詳しい場所でございますけれども、本日の報告事項3に添付しました資料でちょっと説明をしたいと思います。
恐れ入りますが、報告事項3の
木密地域不燃化10年
プロジェクト不燃化特区における
助成事業等の取組状況についてに添付いたしました資料の3、東京都・目黒区からのお知らせという、この緑と黒の2色刷りのものをちょっとごらんいただきたいと思います。
資料をめくっていただきまして、2ページ目、3ページ目の下のほうに図がございます。この2つある図のうちの上の図でございます。
ちょっとこちらをごらんいただきますと、左側が補助26号線で、こちらの信号から五丁目栄通りまでの1つ目の信号の間の道路が赤色で線が示されてると思います。そして、「仮道路整備」と書いてございます。今回通行どめを行うのは、この区間でございまして、赤色で示された仮道路を整備し、クランクを解消するという工事でございます。
では、もとの資料に戻っていただきまして、工事の日時でございます。
12月18日水曜日の13時から14時の間でございます。この間に、仮道路の形にバリケードを移動させることで、車線を切りかえるものでございます。このバリケードの移動に際しまして、一時的に車両の通行どめを行う必要がございます。13時から14時の1時間の間に、2回に分けて通行どめを行い、通行どめにかかる時間はそれぞれ3分程度とのことでございます。バリケードを移動させた後は、翌日以降、順次バリケードを置き、ガードレールに取りかえていくと聞いております。
説明は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○
田島委員 2点。46号線車線切替(
クランク解消)についてという図を見ますと、左側が26号線で、少し入って交通規制区間となってるんですけど、これは通行どめにするときは、ここまで入れて車に待っててもらうという感じですか、3分間。
それが1点と、それから、先ほど違う部分でもお聞きしてたと思うんですけど、この終わった後の、クランクが解消された後の下の図を見ますと、三角ぐらいで空地が出ますね。これは東京都のものだと思うんですけど、これの残地の利用というのは何らかの形があるのか、それとも東京都のほうから目黒区のほうへ、これに関して何か使ってもいいよとか、いけないよとかあるのか、この2点、まずお聞きします。済みません。
○林
木密地域整備課長 まず、1点目の車を26号線から入れるのかどうかという点でございますけれども、こちら看板の図が書いてございますけれども、看板をこちらに出して規制をかけるものでございまして、交差点からはまず入れない形で3分間とめるというものでございます。
私からは以上でございます。
○澤田
土木管理課長 2点目は、私のほうからお答えさせていただきます。
こちらのクランクの道路は、従来目黒区が管理する区道でございました。この区道の上に、今回切りかえします幅20メートルの
都市計画道路の区域というか、かけまして整備するわけなんですが、残ったところは区道のままに残ります。
ですので、こちらを見ていただきますと、肌色のオレンジ、肌色のところの三角形のところと、あと真ん中に白抜きの部分がございます。こちらにつきましては、区道の道路区域でございます。
ここの活用につきまして、まず肌色のところにつきましては、家が張りついておりますので、生活するための道路を、まず5メートル幅でと聞いておりますが、整備すると。残ったところは三角形で空地になりますが、こちらにつきましては、緑地帯というふうにも考えてございますが、第一市街地整備事務所のほうには、区の考えであったり、あと地元の考え、地元の意向も聞いて整備するというふうに聞いてございますので、今後第一市街地整備事務所が地元の意向等を確認し、区の意向を確認しながら整備してまいるということでございます。
以上でございます。
○
田島委員 道路ということなんで、それ以外の施設はつくれないと思いますけれども、何とかいろいろ活用に関してましては、所管を外れていろんな御意見を区の中からもいただいて、何か必要なものを、行政課題の解消のための施設ができればいいんではないかなとは思ってますが、それは一応提言としてさせておいていただきますが、いかがでしょう。
○澤田
土木管理課長 大切な空地でございますので、道路区域以外は、例えば地元の方の御意向があれば、それに沿った形で、どのような形でできるかというのを区でも検討いたしますし、その結果につきましては、第一市街地整備事務所に伝えて、地元の皆さんが使いやすいような空地にしていけたらなというふうに考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 田島委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、情報提供(1)補助第46号線車線切替(
クランク解消)についてを終わります。
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【資料配布】(1)
羽田空港機能強化に関する
住民説明会開催についてのお知らせ
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○
鴨志田委員長 次に、資料配布(1)
羽田空港機能強化に関する
住民説明会開催についてのお知らせの説明を受けます。
○佐藤
環境保全課長 11月12日の本委員会で情報提供してございますので、きょうは資料配布ということで、特段の補足はございません。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 じゃ、よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
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【その他】(1)次回の
委員会開催について
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○
鴨志田委員長 次に、その他(1)次回の
委員会開催は、来年1月8日水曜日……
○澤田
土木管理課長 済みません。先ほどの
田島委員のほうから御質疑いただきましたクランクのところの色の表現でございますが、肌色と申し上げましたが、それは訂正させていただきまして、薄オレンジと。肌色という言葉を訂正させていただきまして、薄オレンジということで御訂正いただきたいと存じます。
○
鴨志田委員長 あと課長、広さはどのぐらいなんでしょう。
○澤田
土木管理課長 白抜きしたところの面積ですが、約40平米ほどです。
○
鴨志田委員長 わかりました。ありがとう。じゃ、よろしいですね。
次回の
委員会開催は、来年の1月8日水曜日、10時からでございます。
どうもお疲れさまでございました。
以上で
都市環境委員会を散会いたします。...