• 渋谷区(/)
ツイート シェア
  1. 目黒区議会 2019-11-28
    令和元年都市環境委員会(11月28日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    令和元年都市環境委員会(11月28日)                都市環境委員会 1 日    時 令和元年11月28日(木)          開会 午前10時00分          散会 午前11時19分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   鴨志田 リ エ   副委員長  関   けんいち      (9名)委  員  かいでん 和 弘  委  員  川 端 しんじ          委  員  岸   大 介   委  員  梅 田 まさみ          委  員  松 嶋 祐一郎   委  員  河 野 陽 子          委  員  田 島 けんじ 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  中 澤 都市整備部長      馬 場 参事(都市計画課長)     (13名)(街づくり推進部長)          櫻 田 都市整備課長      澤 田 土木管理課長          立 山 みどり土木政策課長   髙 橋 道路公園課長          清 水 道路公園サービス課長  照 井 建築課長          小 林 地区整備課長      林   木密地域整備課長          清 水 環境清掃部長      佐 藤 参事(環境保全課長)          榊 原 清掃リサイクル課長 6 議会事務局 伴   議事・調査係長      (1名) 7 議    題   【陳  情】   (1)陳情1第19号 子どもの望まない受動喫煙をなくすための陳情(新規)   (2)陳情1第13号 羽田空港の国際線増便計画の見直しを求める陳情              書                    (継続)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○鴨志田委員長  おはようございます。  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、河野委員、かいでん委員にお願いいたします。  それでは、陳情審査に入ります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【陳  情】(1)陳情1第19号 子どもの望まない受動喫煙をなくすための陳情(新規) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  陳情1第19号 子どもの望まない受動喫煙をなくすための陳情(新規)を議題に供します。  本陳情につきましては、先日正副委員長によりまして、陳情者から趣旨説明を受けました。  趣旨としましては、陳情者から池尻大橋の近くにたばこのポイ捨てや、また、路上のたばこを捨てるところの掃除をする中、非常に道路が狭く、子どもたちが通るときにもこういった喫煙者の煙が非常に弊害になっているんじゃないかということで、承っております。  また、東京都の条例等もありますので、陳情事項のほうをごらんになって、将来的には受動喫煙禁止地域をしてほしいとか、全面禁止ということをおっしゃっていました。  それでは、理事者から補足説明があればお受けいたします。 ○清水環境清掃部長  当陳情につきましては、現在の目黒のこの喫煙に関する取り組み状況、現状についてを補足説明させていただきたいと思います。  説明は環境保全課長のほうから行います。 ○佐藤環境保全課長  それでは、補足の資料をお配りしてございますので、ごらんいただきたく存じます。  これは目黒ホームページに、私どもの取り組みとして記載をさせていただいている内容でございます。ちょっと文字の大きさが細かくなってしまったので、横書きで申しわけございません。横向きにごらんください。  まず、このめぐろたばこルールとしまして、前段にある区内での喫煙の決まり、ルールとしまして、この記載の1から3、これをルール化しておりまして、広く周知、それから、啓発に努めているところでございます。  一方、後段については、路上喫煙禁止区域の指定の件でございまして、大もとこれまでさまざま議会におかれましても、私ども御説明をしてきましたとおり、この条例に基づく取り組みということで記載をしてございます。  そこの中身が後段になっておりまして、順次平成18年から2駅、それから、一番下、最後21年から4駅目ということで現在記載の4駅について、禁止区域に指定をしており、そこには代替設備としての喫煙所の整備を行っているところでございます。  めくっていただいた裏面については、その路上喫煙禁止区域内の取り組み、こちらまた記載のとおり、これまで御説明のとおり書いてございます。  今申した4駅については、後段、中段からは別図としてそれぞれ禁止区域の図をこちらに載せてございます。  その上で、最後、路上喫煙禁止区域外としましても、基本的には皆さん注意をしていただくことを喚起しまして、ルールを守っていただくためにさまざまな啓発に努めている旨を記載しているところでございます。  その上で、次のページ以降が、これも横書きですけれども、中目黒駅以下4駅周辺の禁止区域の図でございまして、そこの中にちょっと体裁がそれぞれ違うところは申しわけございませんが、で整備している現在運用している指定喫煙所の位置をマーク等で記載したもの、最初が中目黒、それから、めくっていただいて上段が学芸大学、下段が都立大学、それから、最後のページが自由が丘ということでつけたものでございます。  それから、1点、口頭でございますけれど、その子どもの、先ほど委員長もおっしゃった子どもに対する取り組みとしましては、私ども昨年8月1日本委員会に開始を御報告した都立大学駅前の朝1時間の休止、これについては、ただいま委員長のお話のとおり、昨年の4月1日、東京都子どもを受動喫煙から守る条例、これが先行して先に施行されていることも踏まえまして、子どもたちの通学時間である朝7時半から8時半の1時間、これを都立大学駅については休止している。この取り組みは今年度も継続して行っているところでございまして、私ども現段階で必要な子どもたちへの配慮についても、こういった形で取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○田島委員  陳情に関しましては、基本的に目黒のめぐろたばこルールという部分に関して、大体沿ったような陳情であって、新たにということでは、少しありますけれども、それでは、その点についてちょっとお伺いしておきます。  路上喫煙禁止地域を拡充するということが陳情者のほうから出ているんですけれども、これを拡充する場合は、どのような手続が必要であるかというのを1点お聞きしておきます。  それから、もう一点、喫煙者に対して、路上喫煙者への注意喚起、有効な対策を講じるということなんですが、一応たばこルールのほうでその部分は網羅されていると思うんですが、これを喚起するためには、条例をどのような形で改定することが必要かという、例えば他のように罰則、要するに罰金を科すとかという部分になるのか、それとも文言上でもう少しきつく路上喫煙禁止という部分を喚起していくのか、その辺について側のほうがどのように考えているか、お伺いしておきます。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目でございます。  これまで、先ほどの御説明のとおり、私ども4駅周辺を指定禁止区域として指定させていただいた経緯がございます。先ほどもホームページの写しのとおり、最初平成18年度から検討しまして、行った際、例えば一番最初の中目黒駅周辺、これについては、18年6月から23年3月まで約5年かけまして、地域の町会・自治会の皆様、住住民会議の皆様、それから、商店街の皆様、18団体の皆様で地元懇談会、これを設置させていただき、議論を重ねさせていただいたところでございまして、基本的には指定禁止については、さきの第4回定例会で御答弁いたしましたとおり、路上においては禁止の法律上の制限がないゆえに、吸う方、それから、吸われない方それぞれの御了解が得られるような共存に向けた取り組み、それに向けた地域合意がまず重要と考えてございまして、基本的には新たな指定をするに当たっては、同じ手続を必要とする考えでございます。  それから、2点目でございます。  まず注意喚起につきましては、現在もそちらにも記載のとおり、シルバー人材センターに委託しまして、パトロール活動を行っており、基本的には私どもの今の条例上、ポイ捨てについては罰則を設けてございますが、おおむね注意を差し上げたときに皆さん了解をされて、罰則の適用までは至っていない現状がございます。  一方で、他ということでございますが、例えば渋谷区、さきの第4回定例会でも御答弁しました全面禁煙ということで、ことしの4月からでございますけど、こちらはその全面禁煙のところの喫煙に対する過料を条例で規定しており、2,000円と聞いておりますが、そのために人件費、さきに御答弁した年間1億5,000万をかけて24時間体制でパトロールをして過料を徴収する取り組み、こういったものをしていますので、まず今私どもは罰則の規定まではいっていない状況の中で、注意喚起については、例えばこれまでもやっておるパトロールの強化、あるいは強化するべき地域があれば、臨時的に回数をふやす、こういったことでまず対応していかなければいけないという、現段階ではそういった認識で取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  今御答弁いただきまして、その路上喫煙禁止地域を指定するには、かなりの年月がかかっている、地域の方とも意見を聞きながら進めていかなきゃいけないと。  ちょっとお伺いしますけど、この地域を指定した場合、中に喫煙所というのを設置するというのが基本的にはどこの地域もしているようですが、要件として、やはり路上でたばこを吸っちゃいけないよというだけではなくて、そこに喫煙所を設けてあるから、そこで吸ってくださいというような形で、これは取り組むことになっているんでしょうか。いろいろ他の事例だとか、いろいろな先進の事例を見ながら決めてきたことだと思うんですけれども、そこについてちょっと教えていただければと思いますが、いかがでしょうか。  それから、今、渋谷区の過料に対してかかる経費という部分で、1億5,000万という数字も出していただきました。目黒でやるとすると、やっぱり同じようなぐらいの予算がかかってくるというふうに見ておいていいんでしょうか。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  改めて1点目でございます。  まず条例上の規定としましては、で指定する地域については、禁止区域とすることができる規定を持っていますので、その指定の中身としての条件に喫煙所を設置するという要件は、それは条例上はないところでございます。  ただ、一方でさきの御答弁のとおり、地域の合意を得て進めていくことも含めて、あるいは私どもポイ捨てや、そういった歩きたばこの方をできるだけ少なくするためには、代替の設備がなければ、それはやはり逆に破綻してしまうだろう。そういった現状の、結局その吸い殻を捨てる本数は微減していますけれども、喫煙所を利用している方はやっぱりふえてきている現状もございまして、現段階でもやはりそういったものをセットでお示しして、その上でセットで地域の合意を得ていかなければ、なかなか禁止区域を達成することは難しい。これの考え方に変更はない、そういった現状でございます。  それから、2点目の渋谷区の例、私どもの調査として確認した内容でございまして、そのとおりでございますけど、条例上過料、これは行政処分ということでで完結して、罰則のように裁判所に手続をした上でということではありませんで、ですぐ手続ができる。こういったことも含めて、これをもし今後検討するのであれば、やはり渋谷区の事例や予算の規模等については、実効性を担保する必要が当然全面禁煙を考えるんであれば、その必要は当然ある。となれば、同じような検討はやはり必要になってくるだろうと。現段階ではそういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○田島委員  ありがとうございました。基本的によくわかりました。  ただ、まだまだ目黒のたばこルールという部分の周知がまだまだだと思います。目黒はかなりそういった意味では、たばこに関しては、分煙という部分なんでしょうけれども、きちっと対処しているということをやっぱり区民の方に知らせていただいて、やはりだめなものはだめ、要は路上でのポイ捨てだとか、歩きたばこはだめなんだということを、それから、とまって喫煙するのはいたし方ないということなんでしょうかね。そういった部分のルールの明確化というのを周知していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○清水環境清掃部長  ただいま委員から御指摘いただいたように、やはり一番そこが肝心なことだと思っております。まだまだ十分皆様に周知できているとは、私どもも思っておりませんので、その点につきましては、今後も十分進めていければというふうに考えております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  田島委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○松嶋委員  今回の陳情、路上喫煙禁止区域について、ちょっとに伺いたいんですけれども、国の健康増進法の一部改正、それから、2019年7月1日に東京都の受動喫煙防止条例が施行されましたと。目黒も言うように、屋内が全面的に禁煙になって、今後屋外に出てくるケースがふえて、さらに町中で路上喫煙がふえて、望まない受動喫煙がふえるという事態が今懸念されていると思います。その対策が必要だということです。  現行のポイ捨て禁止条例で、目黒路上喫煙禁止区域を指定して、そこに指定喫煙所を設置していると。その指定喫煙所については、後に質疑させていただきますけど、それ以外で町なかで喫煙をされているところで受動喫煙の害、これについてどういうふうに考えているかなというのを聞きたいんですね。  例えばお店、店舗の外で店員さんが休憩中に路上で喫煙しているというのをよく見かけます。そのための灰皿も路上に置いたり、店の前に置いたりして、それで休憩されていると。路上ですんで、そこを通る人が受動喫煙してしまうという問題があります。こういう陳情でも、さっき委員長から話がありましたように、たばこ屋さんの前で吸われているケースですよね。公道上での路上喫煙ということで、これをなくすために灰皿スタンドを撤去してくださいというような今回陳情なんですけども、世田谷とか渋谷も今後全面的に路上喫煙の禁止をしていくということですけども、目黒としてこういう路上喫煙禁止ということを全面的に行っていくということについて、としての考え方、改めて伺いたいと思います。 ○佐藤環境保全課長  まず改めまして、御質疑をいただいたとおり、目黒取り組みは、路上において、御説明のとおりやっているところでございます。  確かに来年の4月には国の法律、それから、東京都の新たな条例が全面施行になる。そういったときに路上がどういう状況になるか、これはもちろんそのときまた改めてきちんと検証しなければいけませんが、一定の予測はつく中で、私どもやはり今それに対する対応としては、さきに御答弁しましたパトロール、これを継続していく、あるいはその煙についての苦情、これは確かにふえているところがございまして、その苦情のもとがで設置した指定喫煙所である。こういったケースもございますので、そういうところについては、今、誘導員も配置していますけれど、引き続きその取り組みはまず1つ続けていく考えでございます。  その上で基本的な条例を守っていただく注意喚起についても継続的に取り組んだ上で、それは改めてそういったさまざまな方法を考えながら、それから、一方で指定喫煙所、今、煙の苦情が出ているところへの見直しの検討も含めて行っているところでございますので、そういうところについては、引き続き取り組んでいく考えでございます。来年の4月に向けてということでございます。  一方で、改めて全面的な禁煙、他も含めての取り組み、これについては、さきの第4回定例会一般質問で御答弁しましたとおり、その4月に向けた状況の変化の推測も含めて、方向性は今後持っていかなければいけない、こういった考えはございます。  ただ、一方でさきに御答弁したさまざまな経費的なものの課題、地域の合意を得ていく手続の課題、課題は非常に重いもの、山積している。こういう認識がございますので、一つ一つどういうふうに解決していくか、それはまさに議会の皆様も含めて、地域の皆様と御相談しながら、今後方向性を持ってどういう検討するのか、これについてはまずスタートしたい、こういうふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  今後取り組んでいかなくちゃいけない課題ということなんですけども、さっき共存という話もありまして、全面的に禁止するということと同時に、指定喫煙所を整備していくというところで、この指定喫煙所をやっぱり改善してほしいという声がすごくたくさんあるんです。  さっき都立大の駅の話がありました。7時半から8時半まで一応ストップをしているということですけど、けさ私ここへ来る前に都立大の駅から来たんですけど、8時半の段階で15人ぐらいもう吸われているというような状況でした。非常にあそこは煙がたまっていてということで、この陳情の審査に先立って3日前にも、ちょうど柿の木坂に住む区民の方から私宛てにメールがありまして、「都立大学駅前の喫煙所はトキワ松学園の子どもが学校に通う通路の真横にあり、煙も漂っております。子どもたちはその場を通るときには息をとめて通ると申しており、非常によろしくありません。何とか改善してもらえないだろうか」というようなメールです。先ほど時間帯で閉鎖しているということだったんですけども、こういうメールも実際にありました。  全面的に国の法律、それから、東京都の条例が施行されてくると、どんどん指定喫煙所に人がたくさん来て、その一帯が煙になっていくということなので、何とかしなくちゃいけないと。特に苦情が多い中目黒駅、それから、都立大学駅の指定喫煙所をどうするのかということですけども、その指定喫煙所について屋内型の喫煙所の設置について、見込みがあるのかどうか、それ伺います。 ○佐藤環境保全課長  ただいまの御質疑につきましては、さきの本年6月12日の本委員会に、私どもは今年度から開始しました民間の建物内の喫煙所整備への一部補助、東京都の補助制度を活用している、これをスタートして、その後改めまして一般質問等の御答弁でも触れさせていただいておりますが、現在事前協議を受けていただいた事業者の方と協議を継続中ということ。まだどういったところでどういう検討がというのを、議会の皆様に対して明示できるところまではまだ進んでおりませんが、現在鋭意取り組んでいるところでございます。  その背景はまさに御質疑のとおり、都立大学駅、それから、また今御質疑あった中目黒駅については、これまで一般質問等でもさまざまいただいたとおり、煙に対する苦情がかなり多くなっているということで、今後整備に当たっては、路上においても建物の中の屋内型を目指す、こういったことで取り組んでいるところでございまして、それは改めて都立大も中目黒も課題認識を持って、今後、今年度中をできる限りは目指した上で検討は進めてまいりたい。これは明らかにできる時期になりましたらば、これはきちんと本委員会に御報告をしてまいりたい。このように考えているところでございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  の条例のもとで4カ所ということですけども、1つ学芸大学駅については、先行して指定喫煙所、屋内の形でできたということだったんですけども、それについて改善はどうだったのかというところは、1つ確認をしておきたいと思います。  それから、屋内型の指定喫煙所を設置した際の補助は、今御答弁ありましたけども、それを確保する際の賃料ですね、賃料についてはどうなっているのかというところを伺いたいと思います。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目でございますが、御質疑のとおり学芸大学駅については、高架下、公衆トイレを活用させていただきまして、整備ができた結果、もともとは屋外に灰皿が置いてあったのみでございまして、非常に苦情が多かった中で、煙に対する苦情については、もう激減しまして、ほとんどない状況となってございます。  また、改めてポイ捨てについても、その中の利用者もきちんと利用されているということで、駅の全体で見ると減少傾向にあるということで、非常にそこについては改善した効果が非常に高かった認識でございます。  それから、改めてこのたびの補助制度については、東京都受動喫煙防止条例に基づく東京都の補助の活用、これが現段階では前提としているところでございまして、これは対象が整備費、新規あるいは改修整備費ということで、現在賃料については都の補助の対象になっていないことから、今そういった成り立ちで取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  学芸大学駅が非常に改善されたと。苦情もなくなったということです。今後都立大学駅、それから、中目黒駅、何らか本当に早急に対策してもらわなくちゃいけないということなんですけども、自由が丘の駅も最近、駅ロータリーの喫煙所については、スモーク板ができて、改善されたというふうに思っております。それについては、屋外ですけれども、スモーク板で目隠しされて、それで高いですから、煙が横に広がっていかない、上に行くという部分では、非常に自由が丘の地域の皆さんも頑張って、あそこを改善されてよかったというふうには受けとめているんですけれども、ああいう手法というのは、例えば中目黒駅とか都立大の駅で、今全く目隠しもない状況ですんで、煙が横へ広がっていくわけですから被害があるわけです。こういう手法というのは、一定検討はできないものなのか、伺います。 ○佐藤環境保全課長  自由が丘の御質疑については、御指摘のとおりでございまして、あちらも29年の12月からああいう形のパーテーションで囲むことができまして、その上で苦情はやはり激減して、今ほとんどない状態、効果があるということでございます。  翻って、改めての都立大、中目黒につきましては、まず今の喫煙所をそのまま改善するということではなく、先ほども申した、重なりますけれど、民間の建物への補助、これを活用して、タイミング的なものも含めて東京都の補助がある中で、これはぜひ活用して民間の皆様の御協力をいただきたい。現在はそちらに全力で取り組んでいる状況でございまして、今まず今年度については、民間の建物の中の整備を目指していく、これに鋭意取り組んでいる状況でございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  屋内型の取り組みということで、おっしゃっていることはよくわかりますし、それが実現できれば一番いいんですけども、今回の陳情にもありますように、現状やっぱり被害があって、本当にたばこ屋さんの前の灰皿とか、駅前のああいう喫煙所で、もくもく煙が出ている中で、子どもの受動喫煙をなくしてほしいということで、切実な声が上がっているわけですね。ですんで、早急にするという意味でも、屋内型、新たに整備したりしたら非常に金もかかりますし、また、時間もかかりますし、場所も探さなくちゃいけない。なかなか難しいというところでは、もう一定スモーク板なりなんなり、その応急的な対策も考えていかなくちゃいけないんじゃないかということで、目の前にある被害をすぐに軽減するという意味では、自由が丘のこういうやり方が非常に功を奏していたという今答弁もありましたので、そういうのがすぐできるんじゃないかなと思って私が提案をさせていただいたわけなんですけども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  再度の御質疑でございますが、改めまして御答弁繰り返しになりますけれど、現在取り組んでいる民間補助の活用、これについてまず全力を挙げていきたい考えでございまして、今ある喫煙所、これについては、詳細に申せば、苦情の中には今ある位置に対する苦情、これも地域から上がっている中で、今直ちにそこに手を入れて改善するということが、それは結果として今後そのままその場所でやっていくのかどうか、こういった苦情もふえている状況がございますので、まず私どもとして、現段階ではその検討はスタートしていない中で、民間の補助による代替の整備について、全力を挙げてまいりたい。現段階で繰り返しになりますが、このように考えているところで、取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  松嶋委員の質疑を終わります。
     ほかにございますか。 ○川端委員  これは私も自由が丘に住んでおりまして、過去においていろいろ苦慮されて、ようやく設置されたり、ちょっと冒頭私申し上げたいのは自由が丘の喫煙所等です。  今、課長の答弁等で苦情が激減されたということでございますけれども、その後の答弁で、今の位置の苦情もふえていると。ちょっとこの点教えていただけるとうれしいんですが、それに自由が丘は含まれているのか、具体的にどちらの場所かというのをよろしいですか、教えてください。 ○佐藤環境保全課長  御答弁がわかりにくければ申しわけございません。  自由が丘については、前段今御質疑のあったとおり、パーテーションを囲むことができたということで、苦情も激減し、それについてはいわゆる場所も含めて、あらゆる苦情がほとんどない状況でございます。  一方、さきの委員から御質疑のあった中目黒、それから、都立大については、同じような手を入れるかどうかという検討をスタートするに当たっては、それは今、都立大、中目黒の場所そのものに対しても苦情がふえてきている状況があるという御答弁でございまして、現在場所の苦情があるのは都立大と中目黒ということでございます。  以上でございます。 ○川端委員  ありがとうございます。  私は実は自由が丘の喫煙所、苦情を聞いたことがありまして、当然御存じの方も多いと思うんですけれども、あそこは踏切の目の前なんですね。なおかつロータリー等がありまして、ビル風があそこの道路沿いに流れてくると。踏切が一旦閉まりますと、私この間数えたんですが、100人くらいの方が要するに電車通過を待っていらっしゃるんですね。当然本数によっては二、三本待つと。ですから、3分以上、100人以上の方がそれこそ受動喫煙をされている状態ですと。もちろん狭いパーテーションで、もう吸われる方もぎゅうぎゅうに吸っていらっしゃるんですが、あそこロータリーの抜け道1本でございますから、歩道の幅がそもそも狭い中に喫煙所をつくったと。そこで結局人がまたせっかく踏切開いても滞留して、車が渡れないと。また、踏切が遮断して、また受動喫煙が始まると。これもう地域柄、土地柄、過去の経緯を私もそこまで詳しくないですが、ぜひその苦情が激減したからいいんだということではなく、他の方、観光客の方も含めて、それこそ受動の被害というか、そういった可能性も踏まえて、せめてこれは具体的ですけど、東急電鉄のそこら辺の遮断のことをお調べしたり、通風もお調べしたり、私がここで申し上げたいのは、50メートルから80メートル先に世田谷の喫煙所があるんですね。ですから、他の連携もとれる箇所はとっていく、自由が丘くらいしかないかもしれませんけれど、そこでのもし今後の整備等が入るんであれば、失礼ながらその他との連携というのはお考えされないでしょうか。ちょっとその他との連携だけ、1点お願いします。 ○佐藤環境保全課長  他との連携という点でございますけれど、改めまして、そこについては、さきに御答弁したとおり、近隣全面禁煙がスタートしている状況も含めて、これは私どもその現状、成果であったり、そこまでの手続等については調査・研究をきちんとした上で、今後方向性を持った取り組みにおいては、検討課題としなければいけない。こういった認識もある中で、現状の運用の中で、全面禁煙にしているについては、そういった観点も含めてさまざまお伺い、あるいは調査をして、活用できることについてはも取り入れていきたいと考えておりますので、改めて御質疑を踏まえまして、他との連携についても、これは今後きちんと検討してまいります。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  川端委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○河野委員  済みません、確認だけさせてください。  先ほど禁止区域ですね、エリアの中はシルバー人材でパトロールをするということだったんですけれども、その状況というか、その頻度を教えていただきたいのと、に来る苦情は、恐らく指定喫煙所のことだけではなくって、今回の陳情が池尻のところのたばこ屋さんの前に置いてある灰皿についてということがきっかけだったというふうに伺ったんですけれども、そういった事業者さんの灰皿等に関しての苦情もに寄せられているのか、寄せられているのであれば、その状況、それから、はそういう苦情が来た場合にどういう対処をしているのかというところだけ確認させてください。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目につきましては、区内指定禁止区域はおっしゃる御質疑のとおり4駅でございますが、区内は境も含めて残り8駅、全12駅ございますので、私どものパトロール、これは区内全域においてポイ捨ては禁止、それから、歩きたばこ、ルール上は禁止した上で条例上努力義務でございますけど、注意喚起を必要としていますので、この全12駅に委託をしまして、それぞれパトロールしているところでございます。  それについては、駅周辺の課題の状況によって、回数は中で調整をしていまして、全体で申すと12駅合わせて1年間で600日、600回、こういう委託の中で必要な駅については頻度をふやし、少しずつポイ捨てが減っている駅については、少し減らしていくようなことも含めて、調整しながらやっておりまして、現段階ではそういった取り組み。  ただ1点、もし課題が、2点のちょっと重なりますけれど、苦情があったりポイ捨てが多いということがあって、課題認識を持った場合には、臨時的にそこに厚く配置をする、回数をふやす、こういったことも委託の中で調整しながら取り組んでいる状況でございます。  で、2点目、少し重なりますけれど、おっしゃる中身で申すと、結局その敷地内の灰皿については、それは敷地の中は私有地でございますので、それは置くことは可能であって、そこで立ちどまって吸うことについては、現段階でポイ捨てであったり、歩きたばこ、それはやはり禁止ルールとしていますので、そういったことに至らない場合には、これはの条例上は網がかからないということでございます。  ただ、今般はこれまでの御質疑のとおり、そういった方の煙に対する苦情、これもふえていますので、これについては、必要に応じて私ども敷地内の灰皿を置いた事業者であったり、御家庭であったり、そういったところには苦情が出ていることの働きかけ、これは随時必要に応じていたしているところでございまして、それについては、今現在も法令上根拠がない中では、そういった対応は必要に応じてやらせていただいている状況でございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  河野委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○かいでん委員  3点お伺いします。  1点目、まず今回の陳情の3番目で、事業者が設置する喫煙所への補助金支給に当たってはという一節があるんですけれども、が今行っている補助金支給というのは、さきに御説明あった都が行っている屋内型喫煙所への補助金以外にはないという理解でよろしいでしょうか。  それから、2点目として、先ほども学芸大学駅を屋内型にした結果、苦情が激減して、ほとんどないような状況ですということだったんですけれども、ほとんどないというのは、ないということなのか、それともやっぱり数件あるのかという。で、あったとしたら、どういう陳情が、どういう苦情があるのかなということがお伺いしたくて。  というのは、今回の補助金支給に当たっては、子どもの望まない受動喫煙被害が生じることのないよう、周辺環境等を十分に検証するとともに、地域住民、通行者等に十分配慮することというような陳情の趣旨ですけれども、今後東京都の補助金を使って屋内型の喫煙所を設置するに当たって、そういった周辺環境とかそういう検証を行われるのかどうか。学芸大学駅でもし屋内型にしたおかげで、苦情が本当にないのであれば、別にそれはもう屋内であればどこでもいいという判断もあり得ますし、あるいは屋内にしたけれども、結局例えば位置とかの問題で、学芸大学でも苦情が発生しているのであれば、何かもう、じゃ、事業者が手を挙げて、ここに設置してくださいといったら、じゃ、もうそのまま通しますよではなくて、ある程度のチェックをしたりだとか、そういう周辺環境の検証だとか、そういうのを行う必要があるのかなと思うんですが、そこの部分いかがでしょうか。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  まず1点目については御質疑のとおり、の補助については先ほども申した6月に御報告した民間の建物内の喫煙所の補助、これに限って整備費ということでございます。  2点目については、まさにさきの第4回定例会で一般質問いただいた際に、学芸大学の駅の事例も御指摘の中でいただきまして、その禁止区域の外でポイ捨てをしたり吸ったりという方がやっぱりいるということは、議場でもいただきました。  私ども件数までは今御報告するような集計はございませんけれど、そういったポイ捨てに関する苦情、これは確かにゼロではない状況がありますので、そういった中で今御質疑の後段の周辺とか、その指定喫煙所の位置、あるいは民間の喫煙所の位置ということとも関連がありますけれど、今まずは指定禁止区域内の喫煙所の改善を第一としておりますが、今後第4回定例会のとおり、例えば全域への方向性、あるいは全面に向けた方向性を持った今後の検討の中では、どういったところに効果的に喫煙所を設けることがそういったことの実効性を担保できるのか、これはさらにさきの委員からもあった他の状況、こういったものもきちんと調査・研究をしながら、これは考えていかなきゃいけない。ただ、今苦情の内容の中で、そこまで深いものは幸いないという状況でございます。  以上でございます。 ○かいでん委員  ということですと、学芸大学駅での苦情についても、区域外での喫煙だとか、あるいはポイ捨てだとか、そういう部分が多いということだったので、屋内型にしさえすれば、ある程度やっぱりそこのエリアについては大丈夫と、としてお考えという認識でよろしいでしょうか。あるいは今後、ごめんなさい、もう一度何か同じ質問になってしまうんですが、都の屋内型の喫煙所を設置するに当たって、どういうチェックをしていくのかというところが、やっぱり余りわかっていなくて。ですから、事業者の希望をどういう形で目黒がチェックしていくのか、手順を教えてください。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  改めて屋内型の整備の方向性も含めたところ、これはただ屋内型であれば、全て課題が解決することではなくて、さきの委員の御質疑にもお答えしたとおり、そもそものきょう補足でお配りした目黒のたばこのルール、条例上の禁止であったり努力義務、努力規定、これは基本今後も引き続き啓発していき、注意喚起をしていき、パトロールしていき、こういったものは継続しなきゃいけないということでございますので、喫煙所の整備だけが路上の喫煙対策ではない認識の中、まさに御質疑のとおりさまざまな施策を継続し、総合的にやっていかなければ、これは全体の美化推進、それに伴ういろんな苦情の減少には至らない。こういった考えの中で、さまざま取り組みを考えながらやっていく。もう今そういうことで、特段屋内は目指しますけれど、それで全てということではない、引き続きの取り組みもきちんと継続していく考えでございます。  それから、改めてその補助制度におけるチェックという御質疑でございますけれど、現段階では、さきの御報告の中で要綱を定めて今補助を行っている中で、要綱の中にはさまざま条件をつけている中、例えば1つは少し御質疑とはずれるかもしれませんけれど、店舗の中に整備をいただきますけれど、これはお店の来店者だけではなく、どんな方でも喫煙に入れる、いわゆる公衆喫煙所であること、これをまず1つ第一にしているということで、やはり手を挙げていただくところがなかなか見つからない、まだお示しができない現状の中で、場所の云々というところまでは、なかなかいきませんが、まずその店舗の中にどなたでも使える公衆喫煙所を整備していただけるところ、まずこれを最大、むしろからお願いをしているような状況でございますので、まずそこをふやしていけば、まさにこれまでの皆様の御質疑のとおり、全面に向けた方向性、あるいはポイ捨てをさらに減らしていくこととつながる。こういった考えのもと、今取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  かいでん委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  ないようですので、質疑を終わります。  議事の都合により、暫時休憩いたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ただいま議題に供しました陳情1第19号 子どもの望まない受動喫煙をなくすための陳情(新規)につきましては、引き続き調査・研究を要するため、閉会中の継続審査とすることに賛成の委員の挙手をお願いいたします。  〔賛成者挙手〕 ○鴨志田委員長  賛成多数と認めます。  本陳情につきましては、閉会中の継続審査といたします。  以上で、陳情1第19号 子どもの望まない受動喫煙をなくすための陳情(新規)を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【陳  情】(2)陳情1第13号 羽田空港の国際線増便計画の見直しを求める陳情書(継続) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  それでは、次の陳情審査に入ります。  陳情1第13号 羽田空港の国際線増便計画の見直しを求める陳情書(継続)を議題に供します。  では、理事者から補足説明があればお受けいたします。 ○清水環境清掃部長  この陳情につきましては、さきの審査の以降、この11月18日から練馬におきまして、第6フェーズの説明会、住民説明会が始まっております。  本日はその内容につきまして、補足説明とさせていただきたいと思います。  では、説明は環境保全課長のほうから行います。 ○佐藤環境保全課長  それでは、国の11月15日付の報道発表資料をお配りしてございますので、ごらんいただきたく存じます。  今、部長から御説明しましたとおり、表題について、その中身の報道発表がありましたので、補足をさせていただきます。  内容については、記載のとおりということで、細かくはなってございますが、基本的には2段落目にあるとおり、住民説明会において新たに以下の①から③の項目を国が説明をすること、そういうところがメーンでございまして、新たな内容があるということで報道発表されたものと聞いてございます。  以下①については、「実機飛行による確認」ということで、これまで試験飛行という言い方を国がしていましたが、改めて言葉が整理されて、実際の飛行機が新ルートを飛ぶことについて、この①の実施内容が示されたものでございます。  それから、②については記載のとおり、不動産価格の影響についての調査を取りまとめて公表したということで、これは羽田はこれからでございますんで入っていませんが、記載の3空港の調査結果が載ったものでございます。  それから、③については、小型機と新たな旅客機との間にこれまでどおりの管制ではなく、旅客機が通る部分については小型機等が飛べなくなるということで、それについての新たな取り組みということでの公表でございます。  それぞれ1が14ページ、2が28ページ、13ページと国の別添の資料を該当のところを以下裏面につけてございますので、中身については次の14ページ、その次の28ページ、それから、最後の13ページの記載のとおりでございまして、御説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○松嶋委員  この陳情については、もう何回か審査もされてきておりまして、私たち日本共産党目黒議団としては採択の立場で、つまり陳情の趣旨にもあるように目黒の街を飛行ルートにしないでという意味で、これからも住民の皆さんと頑張っていきたいなというふうに思っておりますけども、国のスケジュールでは来年3月から飛行が始まると。そうした中で、改めてこの陳情については、この定例会で結論を出さなければ飛行が始まってしまうというわけですので、実際の運用が始まる前に、ぜひ皆さんと一致して採択できればいいなというふうに思っているところです。  目黒に対しても、いよいよ実際の運用が始まろうとしている中で、そもそも飛行ルートについて、空港の管制方法の見直しとか、地方空港への分散なんかなど、いろんな策で工夫で飛行ルートの見直しはできるというふうな意見もあります。別の選択肢の検討を求めるということが今は必要じゃないかというふうに思っています。  それと、飛行がこれから始まっていく中で、騒音、それから、落下物など国の対策の強化というところをみんな大丈夫かと心配しているところであります。  大きく2つ伺いたいと思います。  1つ目は、さきも言いました国の追加対策についてです。  この追加対策については、国から羽田空港の機能強化についての追加対策が示されているんですけども、私がそこできょう伺いたいのは、1つ騒音対策としての到着経路の降下角の問題について、伺いたいと思います。  到着経路降下角を南風好天時、3度から3.5度にできるという、引き上げるということによって、高度が目黒でいうと600メートルですけども、それが700メートルにまで引き上がるので、騒音の影響を軽減することができるとしています。この0.5度の引き上げが非常に危険だという話です。  航空評論家の元日本航空機長杉江氏によると、世界の大空港ではほぼ100%計器での進入角は3度が標準であると。この世界標準の3度からわずか0.5度の引き上げは、一般の人は大したことないんではないかと思われるかもしれないんですけども、コックピット、プロから見ると、滑走路を見るとそれは極端に言えば別世界の見え方だそうです。尻もち事故が懸念されるという話でした。  この3.5度引き上げについては、それだけ騒音も軽減されて、国としては追加対策に入っているわけですけども、こういう対策でいいのかというふうに私は思っているんですけども、こういう国の追加対策ですけど、目黒としてどういう評価されているのか、まず1点伺いたいと思います。  それから、実機飛行について、今、情報提供がありました。今まではセスナで試験飛行という形でされていますけども、今後、実機を飛ばしていくということです。今までのセスナでの試験飛行で、いろいろ区民から問い合わせというのはあったのかどうか、そこを伺いたいと思います。  1月から実機で旅客機で飛行を始めることになるわけですけども、今お示しされているのが1月30日から3月11日の期間内ということです。実際、実機で飛行が始まったときには、大きな反響が出てくると思うんですが、ひっきりなしに飛んでくるわけですからね。1週間という期間ですけれども、いろいろ区民から声が出てくると思います。その際の区民への情報提供、それから、周知方法、それから、相談窓口等について、目黒としてどういうふうに対応していくのか伺います。  それから、この1月30日から3月11日の期間内7日間ですけど、目黒に飛ぶ時期というのはいつになるか、把握されているかどうか。それも教えてください。  それから、3つ目ですけれども、高さ制限についてです。  羽田空港の新飛行ルート運用開始に際し導入される建築物の高さ制限の是非について、住民らに意見を聞く国土交通省の公聴会が29日に新宿で実施されたと聞いております。  新たに建築物の高さ制限が入るのは、南北は目黒から足立、東西は北や文京などから武蔵野市に及ぶ地域です。報道によりますと、上空を飛ぶ航空機との間隔を保つため、羽田空港との距離に応じて海抜約225から300メートル以上のビルなどが原則として建てられなくなるということです。これについて、目黒への影響、わかる範囲で伺いたいと思います。  それと4点目、騒音の測定についてですけども、前回情報提供いただいております田道小学校の上で騒音の測定をするということですけれども、これは常時騒音を監視し、区民に知らせていくということだと思うんですけど、この随時知らせる体制というのはどうなっているのか、ホームページとかで公表する際のそういう情報提供体制ですね。さらに測定箇所は田道小学校の上だけでいいのかという問題もあるんですけども、さらに測定箇所をふやすなど、国に求めていくつもりはあるのかどうか、その点伺います。  以上です。 ○佐藤環境保全課長  まず改めまして、国の追加対策の中で飛行機の降下角の変更等の中身について御質疑、としての評価ということでございましたが、まず前提といたしまして、国の法令に基づく、国が専門性と権限を持って行っている航空行政の中で、こういった取り組みがされるということの中身でございますので、内容についてはこれは法令に沿ったものというふうに聞いてございますところから、現段階でそれ以上の評価ということは、としてはできない状況でございます。  ただ、おっしゃるとおり、これは騒音対策として出された一環でございます。これについては、私ども8月7日の本委員会に情報提供している中で、目黒として国側の決定する前に意見を上げた中、ここの中には騒音影響の軽減などの環境影響のさらなる配慮についても、今後継続的に取り組むこと、これをの意見として、総意としてひとつ1点上げている状況でございまして、むしろ私どもがきちんと検証、評価、あるいは今後新たな声を上げていかなきゃいけないのは、こういった追加対策を持って実際に運用が始まった暁に、騒音の軽減であったり、実際の騒音がどうなのか、こういったところをきちんと区民の声が出ました暁には、この場で今後の継続的な取り組みを要望しているとおり、きちんと国に声を上げていく、私どもこういった立場で考えているところでございます。  それから、実機飛行についてでございますが、確かに1月の下旬から実際の旅客機が飛ぶということで、これについては今まさにこういう報道発表もされて、部長からありましたとおり、11月から第6巡目、第6フェーズの説明会が始まって、私ども1月中旬でございますが、きちんとその第6フェーズの説明が終わった後に開始されるということで、国もきちんと住民と直接説明をして、まず周知に努めるということで聞いているところでございます。  改めて周知については、この内容等第6フェーズの中身も含めて、チラシの配付、それから、回覧板も含めた検討というのを今後いたしているところでございますので、これは私ども必要な国の説明の場の周知を特に重要視して、きちんと地域にも示していく考えでございます。  その際、に相談があった際には、きちんと国と連携をした上で、国のほうはコールセンターも強化していますので、きちんとお答えができるところについて御案内をすること、それから、きちんと出された声については、記録をした上で検証していく、こういった立場でございます。それはもちろん、区民の不安解消が第一でございますので、きちんと取り組んでいく考えでございます。  それから、に実際にこの実機が飛ぶ時期については、今補足説明した資料1ページめくっていただいたこの14というページがございますが、この中で目黒については、上の囲みの右側の中で、南風でございます、まず。それだとこの②に進みますけれど、南風運用時の期間という確認ということで7日間程度。そのうち目黒は上のA滑走路到着が該当しますので、1時間当たり14回程度ということで、ただ、これは実際の経路については、この米印の下の1のとおり、15時から19時に南風時に切りかわって、そのうち3時間実際に運用される、ここを実機確認するので、1時間14回掛ける3時間、これが7日間ということでございます。  その上で、さらに下の図の中に、下段の南風時については、米印の上に2月1日に米印の3があるんですけど、まだ整備が少し残っているということで、実際には2月1日からの開始ということでございますので、あわせますと2月1日から3月11日の間に7日間、南風のときに3時間、14回ずつ、これが実際の予定でございます。  それから、今やっている検査飛行についてお問い合わせ、9月の本委員会でも御質疑がございましたが、そのときに数件あって、その後も具体的な数はちょっと少ないので差し控えますが、数件の問い合わせがある中で、私ども9月の委員会に情報提供した際の御質疑を踏まえまして、基本的にはいつやったかということについては、それぞれ毎日のように問い合わせを国にして、把握をしていますので、区民に対する問い合わせはほとんどございませんが、それについては、でできる対応は続けているところ、あるいは詳細については国に問い合わせていただく、もうそういう対応をしているところでございます。失礼しました。  それから、公聴会については、情報提供のとおりでございまして、実施日も場所も御質疑のとおりでございます。これについては、さらに御質疑のとおり300メーターを超えるような高層の建物の場合に、新たに高さ制限にかかるということでございますが、これについては、中身についても都市整備部と共有させていただきまして、そういった際にはきちんと国に確認をするものでございますけれど、基本的には延べ床面積は1万平米を超える想定の中で、都のほうに開発行為としての手続をするような建物が該当すると考えておることと、現段階で目黒について該当はないという状況でございます。  それから、田道小学校に設置されます国の測定局、という言い方を国がしています、測定器でございます。  これについては、実際の飛行が始まったときに、常時モニターになるということで、まず国のほうのホームページに常時公表されますので、としましては、きちんとリンクを張らせていただきまして、区民に対する周知についても、今、大田では先行していますけれど、そういったところも参考にしながら、よりわかりやすい効果的な周知については、ホームページを活用するなど考えていきたいと思っております。  それから、場所については、これは国のやはり権限、専門性の中で1カ所、ほかのもおおむね1カ所でございます。  これについては、実際にスタートした中で、それはきちんとそういった測定が区民の不安解消等に、あるいは丁寧な説明につながっているかどうか、その観点で検証は当然、としていたした上で、場所については専門性の中では国から1カ所と聞いている中では、あとはそういった区民の声があった場合にどう対応していくかは、運用後に検証しながら考えてまいりたい、このように存じます。  以上でございます。
    松嶋委員  この間の国の追加対策や実機飛行などについて伺ったわけですけれども、国の追加対策について、私は非常に不十分だし、危ないんじゃないかと。特に騒音対策としての到着経路の降下角の問題なんかは、専門家がやっぱり危険だというふうなことを言われているわけです。私はプロの意見というのは、本当に大事にしなくちゃいけないんじゃないかと。さっき国も専門性の中でやっていることだということで、今、課長は国のそういう対策については、うのみにされているのかもわからないんですけど、実際にはそういう危険もあるんだというところでは、やっぱりそういう部分にもアンテナを張っていただいて、国に言うべきことを言うということが必要なんじゃないかなと思っています。  そういう意味では、国のそういう対策についてもそうですし、この飛行ルートそのものについても、やっぱり危険があるわけですよね。そういう中で見直しを最後まで求めていくべきじゃないかというふうに思っております。  首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会、ことしの8月に第5回目がされて、関係市が意見出しています。さっき課長もおっしゃられたような、騒音対策については継続的に取り組むことということで、目黒も意見出していますよということなんですけども、そこを読みますとね、非常にいろんながいろいろ意見出していまして、注目を私がしたのは品川です。  飛行ルートの見直しについて、例えば他の首都圏空港との調整などにより、都心上空を飛行する現飛行ルート案を固定化することがないように取り組んでいただきたいと述べています。これに対して国は、継続的に検討すると答えております。このこういう品川の意見って非常に貴重だと思っておりまして、目黒としてこういう国に飛行ルートの見直し検討という部分では、一定どういうふうに考えているのか、見解をお伺いしたいと思います。  それで、参考までにですけども、近隣の議会のほうでも10月10日に港議会で、羽田空港の新飛行経路を固定化せず、別の選択肢を検討することを求める意見書が自民、公明、共産、維新、都民ファーストなど全会一致で採択されているということも、参考までに申し添えておきます。これは港議会の意見ですから、これに対してどうこうということを伺うつもりはないんですけれども、こういうこともありますよということで、参考として添えておきます。  いずれもこの趣旨というのは、都心の上空を低空飛行する経路を固定化することなく、飛行ルートを見直してほしいというものですよね。目黒に今、今回出されている陳情も、そういう趣旨で出されているわけですから、一定本当に皆さんの御同意いただければなということは思っております。  見解ですね、伺っておきます。 ○佐藤環境保全課長  改めて御質疑でございます。  まず国が、国土交通大臣が8月8日に記者会見の中で決定をしたこと、これについては、今御質疑にあったとおり8月、前日7日の具体化に向けた協議会の中で、特別としましては、区長会長がそこに出席をしまして、意見も述べた経緯がございます。  一方で、さきの第3回定例会で一般質問いただいた中で、区長もそのさらに前日、区長会がございましたので、そこに国が来て説明も行った中で、目黒区長もきちんと今後の丁寧な対応であったり、不安払拭に向けた継続的な取り組みについて、意見をきちんと申し述べた経緯がございます。  そうした中で、重ねてその一般質問で御答弁しているとおり、先ほどの私の答弁とも重なりますけど、基本的にこの新飛行経路の運用の開始、これについては、今、委員がおっしゃるようなさまざまな御意見、あるいは地元の御理解、こういったことを得られたかどうかの判断を含め、国の事業として重なりますけれど、国が責任を持って判断をした。こういった認識のもと、として今、現段階でそれをさらに見直すであったり、それを認められないという態度を示すことは考えていない状況でございます。  以上でございます。 ○松嶋委員  これまでの答弁と同じなんですけども、この間の陳情審査においては、目黒からこれからも必要な要望、意見については繰り返し国に伝えながら、区民の方の不安の払拭、それに寄り添う形で対応はしてまいると御答弁はいただいております。これについては、本当にこのとおりしっかりとやっていただきたいなと。国に対してしっかりと住民の立場で、住民を守る立場でしっかり物を言ってほしいと。住民と一緒に国に安心・安全を守れということで頑張ってほしいということで、そういう思いを私、再三にわたって質疑をさせていただいているつもりです。  何が最善かということについて言えば、ちょっと見解が違うのかなと。国は国の責任のもとで、この飛行ルートについては安心・安全のもとに運用されているということで、は認識されているんだということですけれども、いやいやそうじゃないよと。住民からは非常に不安もあるし、全然同意もしていない中で進められているんだよということで、それについては、一部の住民だけじゃなくて、港議会のああいう全会一致のこともありますし、品川とか渋谷区とか意見書のこともありますし、全然地域住民は納得しないまま、国が決めている実情があるんだということで、皆、住民としては抗議をしているような状況ですんで、その点をやっぱり重々認識していただいて、御理解していただいた中で、住民に寄り添った形で頑張っていただきたいなというふうに思うんです。それについて、最後伺いたいと思います。 ○佐藤環境保全課長  再度の御質疑の御答弁の前に、先ほどの御質疑の中で品川の意見のところ、御答弁漏れましたので、先にそちらでございますが、確かに委員がおっしゃるとおり、私どもも意見を上げたタイミング、これはほかのも含めて上げたタイミングの中で、品川からは都心上空を飛行する現行ルート案を固定化することがないよう取り組むようにということを意見として国に上げています。  これについては、国の回答も同時に入っておりまして、この飛行ルートのあり方については、騒音軽減等の観点から、今後ということですけど、継続的に検討してまいりたいという回答がある。まず1つ、国としての回答が、意見を出したに対してされているところは把握しています。  一方で、ただいまの再度の御質疑にもつながりますが、私ども改めて意見を同時に上げさせていただいた中で、最後のところで目黒としましては、実際の飛行が始まった後に、区民からの声が出た場合や、その後新たな課題が生じた場合には、国にきちんと丁寧な説明と適宜適切な対応を行うことを要望にきちんと入れておりまして、今おっしゃることをまだ不安を持っている方がいらっしゃることも含めてという認識の中で、あるいは品川のような継続した検討を求める。これは同じ意味合いで、今後について継続的な対応をきちんと求めているところでございますので、御質疑のとおり、それは私どもの意見のとおり継続的に取り組んでまいる所存でございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  よろしいですか。  松嶋委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○川端委員  ちょっと関連するんで、あと都市整備部長もいらっしゃるんで、ちょっと簡単にお聞きします。  これ新飛行ルートは、運用が3月29日からということで、空港の法整備、たしか改定含めて目黒も当然高さ制限等の建築制限があったかと思うんですけれども、その点、現場として私もちょっと不動産絡みの仕事していますんで、例えば重要事項でいいますとね、上空を飛ぶおそれがありますから、「騒音、振動等があります」とか、そういった形で民間企業もこういった運用によって、一部意識的に調べとかないといけないということもございまして、もし建築物等航空法の改定が新規に目黒において何か必要であったかどうか、ちょっとこの点だけ、ちょっと建築に絡むことなんですが、そこだけ1点お願いします。お伺いします。 ○馬場都市計画課長  先ほど環境保全課長も申し上げましたように、1万平米以上については、東京都の確認でございますので、東京都の対応になるという認識でございます。  以上でございます。 ○中澤都市整備部長  ちょっと補足でございます。  今高さの関係をお話ししたんですが、ちょっと飛行ルートの高さと、建築物の高さということ自体をちょっと今お話の中で整理させていただきたいんですが、としては、平成20年度に建築物の絶対高さ制限、これ全部入れてございますので、例えば自由が丘のあたりであれば、商業で40メーターとか、一定数のところであれば10メーターとか15メーターとか、いろんな絶対高さ制限を入れておりますので、ちなみに、これ飛行によってどうのこうのということではございませんので、皆さん御案内のとおり、目黒は約8割が住居系の用途地域で、街を見ていただくと、こういう住環境、こういう都市計画を定めてこういう街をつくっているということでございます。  以上でございます。 ○川端委員  僕はもちろんそんな高さが区内でかかるのは当然知っていて質問しているんですけれども、表面制限が目黒において、もしくは今回の空港によって変わったのかどうかを実は答弁いただけるかなと思ったんですが、ちょっとそれは空港から半径何メートル以内とか、過去においては当然定められているんですが、飛行ルートによってまた何か改定があったかどうかということがあるかなと思ったものです。  加えて申し上げると、先ほどの重要事項の説明云々で、仮に一度でも落下物があると、「落下物が落ちてくる可能性があります」まで書かないといけないものですから、我々の業界ですと。ですから、まずは法改定ね、飛行ルートが原因で何か表面制限が変わったとか、それだけもう一度御答弁お願いします。 ○佐藤環境保全課長  さきの委員の公聴会の質疑とも重なりますが、おっしゃるとおり今回の新ルートの運用の中で、実際にはこれまで制限のなかった北部地区において、先ほどからも御答弁している300メーター以上がおおむねかかるという高さ制限が、新たなルートの設定の中でかかる。これについては、手続として法令に基づく公聴会が行われ、この後、これについても今後のプロセスということで、8月7日の本委員会に情報提供している資料の最後のところに、今後のプロセスの流れ図があるんですが、その時点での予定では11月に告示がされるという予定になっておりましたので、改めて国の告示があって、きちんとそういった事業者の皆様の取り扱いについても、その告示の後、示されるということでございますが、御質疑については、目黒の北部地区について、その制限表面が新たに設定されたということでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  川端委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。  よろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、質疑を終わります。  議事の都合により暫時休憩いたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ただいま議題に供しました陳情1第13号 羽田空港の国際線増便計画の見直しを求める陳情書につきましては、引き続き調査・研究を要するため、閉会中の継続審査とすることに賛成の委員の挙手をお願いいたします。  〔賛成者挙手〕 ○鴨志田委員長  賛成多数と認めます。  本陳情につきましては、閉会中の継続審査といたします。  以上で陳情1第13号 羽田空港の国際線増便計画の見直しを求める陳情書を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、その他(1)次回の委員会開催につきましては、12月11日水曜日、10時からになりますので、よろしくお願いいたします。  以上で委員会を散会いたします。  お疲れさまでございました。...