目黒区議会 2019-04-10
平成31年文教・子ども委員会( 4月10日)
平成31年文教・
子ども委員会( 4月10日)
文教・
子ども委員会
1 日 時 平成31年4月10日(水)
開会 午前 9時58分
散会 午後 0時24分
2 場 所 第四委員会室
3 出席者 委員長 関 けんいち 副委員長 飯 田 倫 子
(8名)委 員 小 沢 あ い 委 員 山 宮 きよたか
委 員 鈴 木 まさし 委 員 岩 崎 ふみひろ
委 員 そうだ 次 郎 委 員 広 吉 敦 子
4 欠席者
(0名)
初めに、
自然宿泊体験教室事業でございますけれども、小学校4年、5年、6年生と中学校1年生を対象に、千葉県勝浦市の
興津自然学園、
山梨県北杜市の
八ヶ岳林間学園を活動の中心に実施をし、平成23年度の完全実施から8年が経過をしてございます。
本日は、昨年からの変更点を中心に御説明をしたいと存じます。
まず、資料1ページをごらんください。
こちら、1、小学校4年生ですが、昨年度2泊3日から1泊2日の行程に変更してございますが、従来
どおり東山小学校が在籍数の関係で八ヶ岳で実施をする以外は、本年も興津で21校が実施をいたします。
学校ごとの詳細ですけれども、表に記載のとおりでございまして、以下、各学年同じつくりになってございます。
次に、2ページをごらんください。
2の5年生でございますが、昨年同様に、
駒場小学校は気仙沼で、
東山小学校は興津で、その他20校は八ヶ岳で実施をいたします。
昨年からの変更点でございますけれども、表の上から7番目、
駒場小学校でございますが、気仙沼市大島での活動充実のため、ことしから、ほかの学校より1泊多い3泊4日で実施をしてまいります。これは、遠隔地でございますので、移動時間ですとか、あと4月7日に
気仙沼大島大橋が開通しましたので、
気仙沼市内での活動が柔軟に組めるようになったということによりまして、例えば3月にオープンいたしました気仙沼市
東日本大震災遺構・伝承館、こちらへの見学も可能になったことなどから、学校側の要望もありまして、それに応えたものでございます。
なお、こちらでふえた日数分については、次年度から6年生の宿泊の日数を1泊減らすということで、全体の宿泊数は変えないように調整をしてまいりたいと思ってございます。
続きまして、3ページ、6年生でございます。こちら、6年生ですけれども、
駒場小学校と
東山小学校が八ヶ岳、その他18校は興津で行いまして、そのうち
下目黒小学校ですけれども、田植え、稲刈りの関係で2回に分けて実施をするというものでございます。
昨年からの変更点といたしまして、本年2月27日開催の本委員会で御報告をいたしましたとおり、今年度から
上目黒小学校と
中根小学校の2校が、7月2日から5日の3泊4日で、同じ行程ですけれども、金沢市で
自然宿泊体験教室を実施いたします。行程は現在調整中でございますが、宿泊場所は金沢市キゴ山ふれあい
研修センター青少年交流棟でございまして、活動内容ですが、
上目黒小学校は金沢市の
馬場小学校、それから
中根小学校は杜の里小学校と交流を行いますとともに、興津、八ヶ岳同様に、登山、ハイキングなども予定をしているところでございます。
続きまして、4ページをごらんください。
4番、
小学校特別支援学級合同自然宿泊体験教室でございますけれども、こちらは
例年どおり、記載の4校の4年から6年生の合同、ことしは3年に1回の八ヶ岳での実施、また(4)その他、
わかたけ学級でございますけれども、
自然宿泊体験教室ではなく、昨年同様、1泊2日で
校外宿泊体験を実施する予定です。
次に、その下、5番、中学校1年生ですが、こちらは
例年どおり、
東山中学校は気仙沼、その他8校は八ヶ岳、それから固定の
特別支援学級がございます第八、目黒中央、それから
大鳥中学校は、通常学級と同一の日程で実施をいたします。
また、一番下、(4)その他、
わかたけ学級ですけれども、小学校同様に2泊3日で実施をする予定でございます。
5ページをごらんください。
最後、6番、
学校独自宿泊事業でございますが、本年も第十一中学校が12月下旬に
スキー教室の実施を予定してございます。
なお、最後、6ページに参考資料といたしまして、目黒区におけます
自然宿泊体験教室の概要を添付してございますが、こちら、本事業の
真ん中上あたりに4つの狙い、それから資料の真ん中には小学校4年生から中学校1年生までの
発達段階ごとの狙い、活動の日数等をまとめてございます。また、こちらの資料の左側には活動の
フィールドごとの
活動体験場所、資料の右側には、その活動体験の例を記載してございますので、後ほど御確認いただければと存じます。
いずれにいたしましても、本年度も万全の体制で事故のないよう実施をしてまいりたいというふうに思ってございます。
私からは以上です。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○鈴木委員 済みません。1点だけ。今回から金沢のほうに
自然宿泊体験で行くということになりまして、1年目は上目黒と中根なわけですけど、この時期ですね。7月2日からですかね。この時期は、どういった形でこの時期にしたのかというところをちょっとお伺いしたいんですけども。
○
濵下学校運営課長 こちら、上目黒小と中根小の実施時期でございますけれども、一応7月2日から5日ということで3泊4日で実施をしてまいりますけれども、昨年度、金沢市のほうに、担当、それから学校の先生を含めて、実踏も含めて視察に行ってございます。その中で、どの時期がいいのか話し合いながら、また学校等の希望も伺ってございますので、そちらを調整しながら、この時期に決めたというものでございます。
以上です。
○鈴木委員 わかりました。
いろいろ学校、相手の事情とか、いろいろあると思うんですが、金沢に関しては、
自然宿泊体験がメーンではあるものの、6月には百万石まつりがありますよね。その前後というのはいろんな行事もやっていて、金沢にも最終日は入られると思うんですけど、そのあたりの時期に行くと、いろいろなそういう百万石の歴史を学ぶとか、そういったところもあったりするので、今後、相手のこともあるとは思うんですが、うまく時期が合えば、そういった百万石まつりの
周辺あたりで行くということも検討されたらいいんじゃないかなと思いますけど、いかがですか。
○
濵下学校運営課長 金沢市での体験教室の活動の内容といたしまして、先ほどもちょっと御紹介いたしましたけれども、金沢市の学校、小学校と交流をするような予定になってございます。その交流活動の中で、例えば市内を巡ったりですとか、そういう活動はできるかなというふうには思ってございますけれども、行程はこれからまた調整をしてまいりますけれども、今、委員おっしゃいましたように金沢市の中には、そういった御紹介いただいた百万石まつりなど伝統的な行事ですとか、それにふさわしい施設等ございますので、学校、それから金沢市側との調整になりますけれども、その辺も踏まえて、日程等については決めてまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○
関委員長 ほかに。
○広吉委員 1点だけお聞きします。
自然体験教室の、何かいろいろな目的と、場所で体験があるわけですけど、最近の
子どもたちを見てると、火、ファイアですね。火の体験の経験がとても少なくて、マッチのすり方がわからなかったり、火に対してどういう感覚で備えなければいけないとか、そういった体験がとても減っているなというのを感じます。目黒区としては、
キャンプファイアなど、そういったことで火に対しての自然体験というのを組まれていると思いますが、火に対する体験というところで、どういうふうに考えているかというところを1点だけお聞きします。
○
竹花教育指導課長 火の体験に関してでございますけれども、それぞれの各活動場所では、
キャンプファイアや
飯ごう炊さんという体験を行っております。そういった
キャンプファイアや
飯ごう炊さんの体験から、火の扱いについて体験を通して学んでいくということを考えて、各学校で実施しているところでございます。
○広吉委員 ぜひ、
キャンプファイアなどは、組み立てなど、そういったのは生徒たちはなかなかやらなかったりするかもしれませんが、以前よりもやはり
子どもたちがそういった体験が少ないというところを踏まえて、よりその体験ができるような
組み立て方、
飯ごう炊さんもチームに分かれて、いろいろな分担をして、いろいろな、みんながみんな
飯ごう炊さんの火をおこしたりするわけではないと思いますので、そこはより工夫をされて、なるべくたくさんの
子どもたちが火の体験を、現状がなかなかそういったことができないというのを踏まえた上での体験というふうな
組み立て方をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
竹花教育指導課長 御指摘のとおり、火に対する体験、
自然体験全般にわたりますけれども、
子どもたちにはそういった体験が少なくなっているということは認識してございます。ですので、先ほども申し上げましたように、
キャンプファイアや
飯ごう炊さんなどの機会を的確に捉えて、各学校で火の扱い方、また火の安全性も含めて指導してまいりたいというふうに考えてございます。
○
関委員長 ほかに。
○
岩崎委員 小学校4年生の体験教室について、2泊3日から1泊2日に変更するということですが、それについて何か理由というか、そういうものがあるんでしょうか。
以上です。
○
濵下学校運営課長 4年生の
宿泊体験の日数でございますけれども、こちらは2泊3日から1泊2日にしたのは昨年度、30年度から1泊2日にさせていただきまして、この背景には、小学校で英語の授業が始まったりですとか、そういったところも踏まえて、学校の意見を踏まえた上で1泊2日にしたというような経緯がございます。今年度についても同様に行いますけれども、その辺の検証については、学校側の意見も踏まえながら、また今後は検討してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○
岩崎委員 いろいろ
カリキュラム上のそういう理由だというのもあると思うんですけども、それまで2泊3日でやってきたというような経過がある中で、英語教育というようなことの、それだけではないとは思うんですけれども、そうした理由で集団的な
生活学習体験と自然に触れるというような体験に関して、宿泊数や日数を減らしたということが果たしてどうなのかという検証はされているということなんですけれども、その辺については、どうでしょうか。参考資料にも書いているような、小学校4年生という段階でのこの発達段階に関して、その辺の体験学習の場を縮小するということについては、どのようにお考えでしょうか。
○
濵下学校運営課長 昨年度、2泊3日から1泊2日にした経緯の中には、今お話を申し上げた英語の授業等の
カリキュラムのお話ですとか、あと4年生ですので、ちょっとホームシックにかかってしまったりとか、そういったお子さんも多少いるというようなこともありまして、児童の体力ですとか発達段階、そういったところを踏まえて、昨年、1泊2日にしたというような経緯がございます。
一方、集団生活を1泊2日でやるということで、なかなか行程が過密な状況になって、例えば学習した中身の振り返りがなかなかしづらいんじゃないかというような御意見も学校のほうからはいただいているところもございますので、その辺は今後どのように生かしていけるかについて、検証も踏まえながら、4年生の適当な宿泊日数について検討してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○
関委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(4)平成31年度
自然宿泊体験教室及び
学校独自宿泊事業の実施についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(5)平成31年度
学校評議員の委嘱について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(5)平成31年度
学校評議員の委嘱について報告を受けます。
○
竹花教育指導課長 それでは、私から平成31年度
学校評議員の委嘱について御報告させていただきます。
まず、2枚目の参考資料をごらんください。
学校評議員制度は、平成12年の
学校教育法施行規則の一部改正を受けて、
目黒区立学校の管理運営に関する規則を改正して、平成13年度から導入し、14年度には幼稚園も含む全ての学校・園で導入しているものでございます。この
学校評議員制度は、地域に開かれた特色ある
学校づくりをより一層推進し、学校と保護者、地域が互いに連携・協力し、
地域ぐるみで子どもの健やかな成長を担っていくという趣旨で、
学校評議員の皆様のさまざまな知識や経験などを学校経営に生かしていくというものでございます。
毎年、学校長・園長から推薦を受けた方を
教育委員会が委嘱してございます。
学校評議員の方々には、授業や行事の参観、学校長・園長からの情報提供や説明を受けて、教育目標や学校運営の基本方針、その他、学校と家庭や地域社会との連携などについて積極的に意見をいただくことを期待しているところでございます。また、本区におきましては、学校評価における学校の自己評価の妥当性・客観性を高めるために開催する
学校評価委員会、この
学校評価委員会の構成員としても参加していただき、意見を述べていただくこともお願いしているところでございます。各学校・園は、いただいた御意見をもとに、次年度の教育課程の編成に生かして、学校評価の
まとめシートを作成して、
学校ホームページで公開しております。
それでは、資料1枚目、表面に戻りまして、ごらんいただきたいと思います。
資料は、学校・園ごとに委嘱する評議員の方の名前、再任・新任の別、所属等を示してございます。
平成31年度に委嘱します
学校評議員は、全員で163名となります。その構成を見ますと、男性が84名、女性が79名となっております。また、新任の方が65名、再任の方が98名でございます。
再任については、多くの方に
学校評議員になっていただくという考え方を維持しつつも、学校の実態を踏まえた御意見をいただきたいという考え方も大切にし、両者のバランスを考えて、再任1回、連続2年までを可能とする任期だったものを、再任2回連続、3年までを可能とするように規則改正を平成29年3月に行ったものでございますが、その結果、再任の方の割合が多くなっているという状況でございます。
1校・園当たりの人数は4名の方をお願いする学校が9校、5名が23校、6名が2校と、おおむね5名程度の方にお願いをしております。
選出の区分を見ますと、住区、町会の関係の方が41名、PTAや保護者の会の関係者が41名、民生・児童委員などの福祉関係、子育て関係の方が26名、元学校長や大学教授などの教育関係者が26名、その他、社会教育の関係者や同窓会の方々などにお願いをしております。
平成31年度の
学校評議員の委嘱式を4月18日木曜日の午後3時半から総合庁舎の大会議室でとり行い、評議員の皆様にお集まりいただきまして、改めて私どもから
学校評議員の趣旨を説明し、委嘱状をお渡しする予定となっております。
以上で私からの報告を終わります。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(5)平成31年度
学校評議員の委嘱についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(6)目黒区生涯
学習推進基本構想及び目黒区生涯
学習実施推進計画の改定時期等について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(6)目黒区生涯
学習推進基本構想及び目黒区生涯
学習実施推進計画の改定時期等について報告を受けます。
○千葉生涯学習課長 それでは、目黒区生涯
学習推進基本構想及び目黒区生涯
学習実施推進計画の改定時期等について御報告申し上げます。
まず、1、計画策定の経緯についてでございます。
平成4年度に目黒区生涯
学習推進基本構想、また平成5年度に目黒区生涯
学習実施推進計画を策定し、生涯学習社会の実現を目指して取り組んでいるところでございます。生涯学習構想は、14年度に改定し、現行の生涯学習計画は27年度から31年度までとなっております。
続きまして、2、現計画の改定時期等についてでございます。
生涯学習構想は、基本構想が改定された場合見直すこととなっており、生涯学習計画は基本計画の補助計画の位置づけとなっているため、状況が著しく変化した場合は必要に応じて見直しを行うこととしております。区では、目黒区基本構想につきまして、令和2年度に改定を行う予定であり、目黒区基本計画につきましては、計画期間を当面1年間延伸するといたしました。このような長期計画の状況から、目黒区生涯学習推進協議会におきまして、基本構想及び基本計画との整合性を図る必要があることや、当面は現行の生涯学習計画が有効と考えられることから、改定時期を合わせることが適当であるとの結論に至り、生涯学習計画の計画期間を当面1年間延伸することといたしました。生涯学習計画の改定に当たりましては、基本構想・基本計画の改定状況等に合わせて、また生涯学習構想につきましては、そのあり方も含めて検討をしてまいります。
3、今後の予定でございます。
今年度、各課事業実績調査及び改定作業を行いまして、令和2年度に改定作業、計画改定を行う予定でございます。
なお、参考資料といたしまして、目黒区生涯
学習推進基本構想を添付してございますので、後ほどごらんください。
説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○広吉委員 今回、基本計画に合わせて改定時期を1年延伸するということを決めたわけですが、1年延伸したとしても、今、生涯学習ということの社会的なニーズの大きさということが言われていると思いますので、その辺は、1年延伸したとしても今から取り組むことが必要ではないかと思います。
さまざまな方たちが参加できるような生涯学習というところで、どういった形の学習を区民の方が望まれているかとか、区民の方たちと一緒にそういったことを、改定の時期を目途に、そういった動きを今からつくっていくということも重要ではないかと思いますが、改定の時期は先になったとしても、今からできることとして、目黒区はどのようなことを考えているのかという点をお聞きします。
○千葉生涯学習課長 今、広吉委員がおっしゃいました生涯学習の社会的ニーズの大きさというのは、委員おっしゃるとおりでございます。現行の計画の中でも、その点を含めて、計画の中において推進していくことが私たちも必要と考えておりますので、目黒区生涯学習推進協議会の御意見、また講座等に参加される方の御意見等、どのようなニーズがあるのか、どのようにしていったらよいのかなどを1年間検討しながら、よりよい計画となるよう検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○広吉委員 1年間、推進協議会や、今現在そういった生涯学習の学習会に出ている方のアンケートとか、そういった調査で調べていくということですが、現在の生涯学習に参加されてない方たちのニーズを引き出すことがとても大事じゃないかと思っています。これから働き方も、AI化が進むことによって、余暇時間とか出てきた時間をどういった豊かさに結びつけていくかというところで、生涯学習、区が行う学習というところでの意義というのはとても大きいと思っています。
そういった点で、さまざまな方たちが参加できる。今参加してない方たちの声も反映できるような、今後の計画に盛り込んでいくべきだと思いますが、その点はどのように考えているのか、お聞きします。
○千葉生涯学習課長 今参加されていない方々に、やはりさまざまな講座を地区ごとに、社会教育館、文化会館がございますので、そういった講座をまず発信していくことが大切だと考えております。社会の変化に合わせてニーズも変わってくると思いますので、そのような社会的な変化等にも対応できるよう、区としても、やはりアンテナを高く持って、いろいろな情報を収集するよう努めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○広吉委員 ぜひ区に住まれている方、また区に勤められている方、また学校等に来られている方たちと一緒に、区と一緒にそういった体制をつくっていくというのがとても大事だと思います。一緒につくっていくという過程で、そこから参加する意欲だとか参加する方たちの幅広い開拓ということにもなっていきますので、ぜひ、1年間検討という中に、区にかかわる方たちと一緒につくっていくという体制をつくっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○
秋丸教育次長 今回、1年間計画を延伸して2年間かけて検討するという御報告ですけれども、人生100年時代とか、いろいろさまざまな社会的な動きもある中で生涯学習をどうやって進めていくのかというのは非常に大きな課題だなというふうに思っております。また、基本構想とか基本計画の中でも、現行の構想、計画の中でも明確に位置づけがされておりますので、それをどのように変えていくかは今後の議論だと思いますので、そういった検討状況も踏まえまして、どういった形で御意見を吸い上げるかということを含めて、今後検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
○
関委員長 ほかに。
○
岩崎委員 大きな2の現計画の改定時期等についてというところで、生涯学習計画の1年延伸ということはわかりましたけれども、一方で、生涯学習構想について、一番最初の段落で、基本構想が改定された場合見直すこととなっているとあって、この大きな2の中の一番最後に、なお、生涯学習構想については、そのあり方も含め検討していくというふうにあるんですけども、これはどういうことでしょうか。見直すこととなっているということなので、見直すことだとは思うんです。そのあり方も含め検討していくという部分がちょっとわかりにくいと思うんですが、その辺ちょっと説明していただけたらと思うんですが。
以上です。
○千葉生涯学習課長 生涯
学習推進基本構想の中で、まず、今おっしゃった2のところの1行目の部分では記載がされております。目黒区生涯
学習推進基本構想、基本構想を区の基本構想以外に定めているというのが目黒区の特色であります。特色である一方で、目黒区の基本構想の今回改定もあるといった中で、まず、目黒区生涯
学習推進基本構想をどのようにしていくかということも含めて今後検討ということで、このような記載となってございます。
以上でございます。
○
岩崎委員 そうすると、生涯学習計画については、基本構想と基本計画を今回改定するわけですから、それに合わせて改定するというのはわかりますけれども、そうすると、生涯学習構想についても改定するか、しないか、改定するということなので、改定をすると思うんですけども、その構想を改定した上で、新たに改定する生涯学習計画というのは、基本構想・基本計画とともに新たに改定される生涯学習構想にも即したものにしていくというような解釈なんでしょうか。その辺の関係が、いま一つちょっとわかりにくいなと思ってるんですけど。
以上です。
○千葉生涯学習課長 済みません。繰り返しになると思いますが、まず、目黒区の基本構想・基本計画の改定がございまして、それと同時に生涯学習のほうの基本構想・推進計画も改定、見直すというところになってくると思います。一応同時と考えております。
生涯学習基本構想につきましては、今、目黒区の特色というところで、ただ、そのあり方というところなので、定めるかどうかというところも含めてというところがございます。それは、目黒区の基本構想・基本計画を定めていく中で、包括できる場合もあるのかもしれませんし、今のように独自に、また別に生涯学習基本構想として持つ、その中で基本計画と合わせて改定するということも考えられると思いますし、まずは、大もとの基本構想を定めた上で、またさらに、その下の基本計画を定めていくという流れになっていくと考えております。
以上でございます。
○
岩崎委員 そうすると、要するに、基本構想と基本計画の改定と合わせて生涯学習構想についても、これも同時に改定をしていきながら、生涯学習計画のほうも改定をしていくということでよろしいんですよね。違うんですか。
○
秋丸教育次長 これは一般論で申し訳ございませんが、区の場合、長期計画として基本構想、基本計画、実施計画という3段階があって、生涯学習の場合は構想と推進実施計画ということで、いわゆる行動計画のような形かなと思っております。通常、計画ものというのは理念的な部分と行動計画的な部分をあわせて持つ計画もございます。さまざまな計画の形がありますので、今後はその計画、構想も含めて、どういう形にするのか、一般論ですけれども、一緒にすることもあるでしょうし、別々にすることもあるでしょうし、構想がなくなることもあるかもしれません。そういったことをさまざまな形で検討していくということでございます。
以上です。
○
岩崎委員 そうすると、基本構想と基本計画の関係ということではなくて、まず、生涯学習計画というのは、それはそれで1年延伸して見直すことになるということと別個に、生涯学習構想についてどうしていくかという、作業を進めるということで、構想の改定が先にあって計画が後にあるという関係ではないというようなことでしょうか。
○
秋丸教育次長 そういった形も含めて、どうしていくのかというのを、現行の基本構想の中にも、それから基本計画の中にも生涯学習の推進とかは項目としてはきちっと盛り込まれておりますので、その関係も含めて、改めて構想をどうするかということも含めて検討するということで、具体的にどうするかはこれからということですが、可能性としては、今おっしゃっていただいたこともあるでしょうし、現行を2つ改定するということもあるでしょうし、ということでございます。
以上です。
○
関委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(6)目黒区生涯
学習推進基本構想及び目黒区生涯
学習実施推進計画の改定時期等についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(7)
子ども総合計画改定に係る
基礎調査等の実施結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(7)
子ども総合計画改定に係る
基礎調査等の実施結果について報告を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、
子ども総合計画改定に係る
基礎調査等の実施結果について御報告いたします。
基礎調査等と申しますのは、項番1から、次のページにまいりまして、2の意見聴取会、3の子育て支援団体へのヒアリング、4の「中高生ミライ計画部@めぐろ」と、この4つのことを
子ども総合計画改定に向けて行った、その結果について御説明するものでございます。
それでは、まず、1の
子ども総合計画改定計画に係る基礎調査でございますが、(1)の調査の目的、(2)の調査対象及び回収件数等につきましては、1月の当委員会で中間報告をした際に既に説明した内容でございますので、省略させていただきまして、(3)の新たな調査項目、このうち全調査共通で(ア)として「子ども食堂」の認知度・利用経験・利用意向などについて質問をしてございます。(イ)として保護者向け調査で、住んでいる地域の子育ての状況、それから「子育て中の悩み、不安、困っていること」の理由、「子育てでストレスを感じる場合」の理由などについて質問してございます。(ウ)として子ども向け調査として、14歳の年齢と17歳の年齢、あと小学校5年生の年齢について、「区外の人に自慢したい目黒区のよいところ」、「将来(10年後)自分が暮らす目黒区はどうなっていてほしいか」、「あなたが、もし、区長になったら、一番先に取り組みたいことは何か」というところでございます。
お手元の分厚い冊子でございますが、これが調査結果をまとめたクロス集計の資料でございまして、このうち、今回は新たな調査項目のうち、(ウ)の子ども向け調査について若干説明したいと思います。
お手数ですが、249ページをごらんいただきたいと思います。
これは小学校5年生を対象に、目黒区についてということで、「区外の人に自慢したい目黒区の良いところはどこですか」というところで、多かったのが、やはり「自然が多い」ということと「目黒川の桜など」というあたりが90台で多かったというところになります。
次のページにまいりまして、250ページ、問24「将来(10年後)に、自分が暮らす目黒区はどうなっていてほしいですか」というところで、「自然が多い」、「安心・安全なまち」、「きれいなまち」になっていてほしいということでございます。
問25「もし区長になったら、一番先に取り組みたいことは何ですか」では、「街や川をきれいにする」、「自然を豊かにする」、「公園を増やす」、こういったあたりが多うございました。
252ページの7、自由回答のところでは、やはり「公園を増やしてほしい」というのが多かったところでございます。
続きまして、304ページをごらんいただきたいと思います。
こちらは、中高生につきまして目黒区について尋ねたところでございまして、「あなたが、区外の人に自慢したい目黒区の良いところはどこですか」では、ここでもやはり「目黒川の桜など」とか「治安が良い、犯罪が少ない」、「自然が多い」というあたりが多かったというところでございます。17歳のほうも、「治安が良い」とか「目黒川の桜など」と答えております。
305ページですが、10年後、自分が暮らす目黒区はどうなっていてほしいかでは、やはり14歳、「安心・安全なまち」、「きれいなまち」となってございまして、17歳のほうは「今のままが良い」、「安心・安全なまち」というのが上位に来ております。
306ページをお開きください。
「あなたが、もし、区長になったら、一番先に取り組みたいことは何ですか」といったところで、「街や川をきれいにする」というのが一番多うございました。14歳のほうですね。17歳のほうは「公園を増やす、ボール遊び等ができるようにする」というのが多かったというところでございます。
続きまして、308ページ、自由回答のところでは、14歳は「公園やまちをきれいにしてほしい」、17歳は「図書館を充実してほしい」というようなところが多うございました。
それでは、資料のほうにお戻りいただきまして、裏面をごらんいただきたいと思います。
続きまして、意見聴取会、これは2月3日と2月4日に記載の会場で行いまして、参加者はそれぞれ表に記載のとおりでございます。主な意見として多かった意見としましては、やはり「
子どもたちの安心できる居場所づくりが必要」といったことと、あと子ども総合計画において、「どのような子どもに育てたいのか、区の視点が伝わりづらい」というような御意見もいただいてございます。
次に、3の子育て支援団体へのヒアリングでございますが、これは2月3日と2月14日に、子ども食堂ネットワークと、学習支援を行っているNPO法人めだかの学校を対象に行いました。
主な内容としましては、子ども食堂は現在オープン型、いわゆる誰が来てもいいよという形でやっているけれども、当日の調理だとか、いろいろな業務が忙しくて、課題を抱えている子どもに、より丁寧に寄り添える時間がとれないと。ケア型といって、そういう課題のある子を丁寧に見る、そういった食堂もあってもいいんじゃないかというような意見もありました。学習支援のほうでは、学校や家庭にほっとできる居場所がない子どもが来ることが多いと。勉強や遊びなど、自由に過ごせる、ほっとできる居場所を確保していきたいというような意見が出されておりました。
次に、4の「中高生ミライ計画部@めぐろ」でございますが、昨年11月24日に中目黒住区センターで行いまして、13歳から18歳の17人が参加しております。参加者一人一人が「日々どのような悩みや、夢を持っているのか」ということについて、ワークショップ形式で、いろいろ検討しまして、自分の夢をかなえるためのマイプロジェクトというのを作成、発表しました。自分の夢がかなうような将来の目黒像・社会像を考える機会となったといったところでございます。
最後に、5の
子ども総合計画改定に向けた今後の予定でございますが、令和元年7月に子ども施策推進会議のほうから区長に答申をしまして、その後、9月から10月に改定素案とパブリックコメントを実施すると。令和2年1月に改定案をお示しし、3月に計画改定というスケジュールで今後進めていきたいと思っております。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○山宮委員 1点だけ。まとめていただきましたけれども、このアンケートをとられたエリアですね。6ページだとか132ページだとか256ページ、それぞれどのエリアからこのアンケートが回収されたかというのが出てますけど、数値的に見ると、中央地区が非常に少ない数値になってますけれども、これは何か理由があるのかどうか。ほかの地区は大体十五、六%から20%ぐらいの中でとれてて、本当は均等に20%ずつが理想なんでしょうけれども、中央地区だけ、なぜこういうデータなのか。その辺はどのように認識されているのか、1点確認します。
○篠﨑
子育て支援課長 結果的にの話でございますけれども、もともと子育て世帯の数自体が中央地区には少なくて、子どもの数も少ないといった傾向がありまして、それがそのまま結果に結びついたといったところでございます。ゼロから11歳の地区別人数というのを見ますと、多いところでいえば、西部が6,355人、東部が5,401人といったところでございますが、中央は4,126人といったところで、やっぱり多いところに比べれば減っているというような、そういう実態がございますので、その結果が出てしまったといったところでございます。
○山宮委員 認識しているということで確認がとれましたけれども、やはり子ども総合計画の改定の基礎調査になる資料ですので、そういった部分では、やはり目黒区の坂道が多い、高齢者比率が高い、子どもの数が少ない等々、5つのエリアでもさまざま生活の環境も状況も違うという状況もございますので、このデータをどのように生かしていくかという部分では、地区によってのパーセンテージの比率が違っているということも踏まえた上で、やっぱり実態調査というものも必要になってくるかもしれませんし、その辺の、この数字をどのように読み取って、どのように調査の成果を計画に立てていくかということって非常に重要なポイントだと思いますから、その辺をどのようにやっていくのかなというのが若干心配になる。倍違いますからね、数字が。その辺がちょっと気になるんですが、いかがでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 やはりそういう地域ごとの差といいますか、そういったものもきちんと今後詳細に分析しながら、必要な施策を打っていきたいと。特に、特にという言い方はあれですね、一つの例としまして、例えば児童館なんかにしてみれば、あるところとないところがございますので、そうしたところの回答も、おのずと、ないところでは利用しているという数が当然少なくなるでしょうというような意見も子ども施策推進会議の委員のほうから寄せられていますし、そういった面も含めて、今後どういうふうにやっていくか、詳細に分析しながら、有効にこのデータを活用していきたいと考えております。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
○広吉委員 まず、この調査結果の裏面の子育て支援団体へのヒアリングですが、今回、この2つの、子ども食堂と、めだかの学校のヒアリングをしたということですが、子ども食堂に来ている、参加してらっしゃる方は、保育園だとかに行っているお子さんと親の方から小学生というような、そんな感じに見ています。めだかの学校は小中高というような、そんな感じなんですけど、その前の段階のゼロ・1・2・3歳というところの団体へのヒアリングというのは考えなかったのでしょうかという点を1点目、お聞きします。
あと、4番目の中高生ミライ計画のことですが、今回、参加者は13歳から18歳の17名ということですが、この参加者はどういった形で参加募集をして、どういったことに今回の発表を今後につなげていくということを考えているのでしょうかという点が2点目です。
3点目は、自由記入というのが小中高生のアンケート調査にあったと思うんですが、それが箇条書きという形で明記されているわけなんですが、自由に書きたいことがたくさんあったら別紙も張りつけてもいいですからというような記述で、そういったたくさん書いてくるような事例はあったのかどうか。また、どういったことが書かれていたのかというところ、その3点を聞きます。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、1点目の就学前のお子さんを対象にしている活動団体に対するヒアリングということでございましたけれども、今回は就学前の保護者については、無作為抽出ではございますけれども、保護者からアンケートという形で、いろんな悩みだとかふだんの生活の様子とか、そういったものを聴取してございます。小学生の保護者についても同じでございます。
小学校5年生と中高生についても、その年齢の子どもについてはアンケートをとっているわけでございますけれども、こういったことに、質問に対して、特にお子さん本人の場合は、ちょっと表現が正しいかどうかはあれですけれども、かなりまじめというか、優等生的な回答をしてしまうのではないかと。むしろ、いろいろな課題を持っているお子さんの生の声をどうやって拾うんだというのが、子ども施策推進会議の中で議論になりまして、やはり地域で子どもの、子ども食堂だったり、学習支援をやっているような団体のスタッフから、ふだんそこに集まってくる、利用している
子どもたちからどんな話を聞いているのかとか、どんな悩みを相談されているのか、そういったことを直接聞いたほうがいいんじゃないかと。アンケートには多分書かれてないようなことも出てくるんじゃないかと。そういったことで、子ども施策推進会議のほうで、そういう狙いを持って、こういう団体についてヒアリングをしようということでやったところでございます。
次に、「中高生ミライ計画部@めぐろ」の参加者の集め方でございますけれども、これは区内の中学校、高校に依頼をしまして、こういうことをやるので、ぜひ参加してもらえないでしょうかというようなことを、学校の協力をいただきまして、周知をしております。それから、児童館とかを利用されている児童にも声かけをしまして、それでやったところでございます。もちろん、高校生もありますので、区内の都立とか私立の高校生にも参加してもらいました。そういう学校を通じてと、あと区報ですね。あと
ホームページ、そういったところで募集をしたところでございます。
それぞれ、なりたい自分を実現するためにどういうことをやっていくかというのが今回のワークショップでございます。その結果を踏まえて、子ども施策推進会議などで、そういう
子どもたちの夢といいますか、そういったものを実現するためには、では、目黒区の子ども施策はどういうふうなものが必要になっていくのかと。そういったところの議論の中で生かしていけたら、つなげていけたらというふうに思っております。
3点目の自由意見でございますけれども、これは別紙までつけて大量にといったところは、回収が委託業者のほうで全部回収して、コンサルのほうですね。それで、まとめてしまいましたので、現物で別紙までついているかどうかというのは、ちょっとこちらでは今、把握していないところでございます。内容につきましては、その他といったところでまとめているところも相当ありますけれども、この内容の中でですね。複数回答があったところについては、数的には少ないものでも一応は拾っているといったところでございます。例えば、3件といったところまでは一応拾ったといったところでございます。
以上でございます。
○広吉委員 まず、子育て支援団体のヒアリングは、課題のある
子どもたちの生の声を拾うために、こういった団体を施策推進会議のほうでヒアリングしたらいいんじゃないかということになったということは、わかりました。
ただ、ゼロ・1・2・3の子育て団体も現場の声というところで、なかなかこの調査に反映できないところを持っているところもたくさんあると思いますので、子ども総合計画がゼロから中高生までというところの幅でつくられているということを考えれば、推進会議では出なかったかもしれませんが、そういったところも満遍なく、支援団体のヒアリングというところも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
あと、中高生ミライ計画は、学校や児童館や区報、
ホームページで呼びかけて17名が参加されたということですが、この内容、なりたい自分というのはどういうことが出たとか、そういったところはどういうところで反映されていて、私たちはそれを見ることができるのかということと、あと最初にこの調査をするときに、文教・
子ども委員会で私が、やはり今回こういった調査をしたら、それをしっかり
子どもたち参加型でこれを計画に盛り込んでいくべきだということを言ったと思うんですけど、その場合、これは中高生だけですけど、小学生も、やはりアンケート調査をとったわけですから、そこはしっかり一緒に参加という形をとっていかなければいけないと思うんですが、そういったところの今後の生かし方というところでの考えはどうなんでしょうかというところが2点目です。
3点目の自由記入のところですが、委託会社に頼んでいるので、別紙、たくさん書いた子が何人いるかもわからないし、全部まとめられているので、生の声がわかりにくくなっているというのは、とても残念なことで、やはり委託会社に何件ぐらいあったのかと聞くこともできるでしょうし、自由記入のところの用紙をもらうこともできるでしょうし、やはり
子どもたちは真剣に取り組んでいるわけですから、それが全く区に反映されない、切り落とされてしまうという状況をつくってしまうのは、とても残念なことですし、熱心に書かれた子に中高生ミライのほうに参加しませんかというふうに呼びかけることも大事だと思いますし、もし小学生だったとしたら、その場をつくっていくことも大切だと思いますが、その3点をお聞きします。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、1点目の就学前のお子さんを対象に活動している団体のヒアリングも必要と思うが、どうかということでございますが、これにつきましては、やっぱり子ども本人の生の声といったところで考えましたので、年長児になれば子どもの声もあるんじゃないかという議論もあるかもしれませんけれども、まずは、そこはやっぱり保護者のほうの声でというふうなところで捉えております。なおかつ、子ども施策推進会議には、主に就学前のお子さんを対象にして活動している団体の代表の委員の方も複数入っておりますので、その方たちは目黒の子育てネットの中の役員でもございますので、そういったところから直接答申づくりの中でいろいろ御意見をいただけるのかなというふうには考えております。
次に、ミライ計画@めぐろでございますが、これにつきましては、本日、資料配付をする、「めぐろう」の11号の中で取り上げてございますので、後ほどごらんいただけたらと思います。こんな感じでやりましたというのが載っていますので。
それから3点目の小学生も参加型ですべきじゃないかといったところでございます。これにつきましては、計画改定に当たって、どのような形がとれるか検討はしてまいりたいと思いますけれども、広くパブリックコメントなんかをする際に、一つのアイデアとしましては、そういった内容を
子どもたちの利用する児童館なんかにもわかりやすく置いて、何か意見があったら、なんていうことは、やれないことはないかなというふうに考えてございますが、何らかの対応はしてまいりたいと思っております。
それから、自由意見についてですけれども、これは、いただいた意見を切り捨てるとか、そんなことは全然考えてなくて、いただいた意見は一件一件、もちろんこういう形で要約はしていますけれども、ニュアンスがいろいろ一人一人違うじゃないかというのもあるかもしれませんけれども、総じて、こういう要望があるんだとか、こういったところが必要なんだとか、そういったところについては、子ども施策推進会議の中で、自由意見も踏まえて施策の方向性、そういったものを議論していく中で反映していきたいと思っております。
以上でございます。
○広吉委員 まず、子育て支援団体へのヒアリングですが、子どもの声を拾うということを今回というところで、ゼロ・1・2・3の子どもはまだそういった意思表明はできないというところで、対象外になったのかなと思いますが、やはり現場の声というのは、推進会議に現場の方はいらっしゃいますが、推進委員で参加されている方が持っている意見以外の声が現場にはたくさんありますので、現場へのヒアリングというのは、また違った意味ですごく重要なので、そういったところはしっかり組み込みながら、総合計画は大事ですので、やってほしいなと思いますが、いかがでしょうか。
中高生ミライ計画部は、「めぐろう」にと言うんですけど、どこを見ていいのかよくわからないので、教えてください。
小学生は、これからのパブコメとかでということですが、今回の総合計画のアンケートに対しての意思表明をしているわけですから、中高生だけじゃなくて、小学生も参加型でというのをやはりつくっていくべきだと思いますが、違った、児童館をどうしていったらいいかとか、そういったことではなくて、総合計画に対するアンケート調査からの、
子どもたちが目黒区長になったら、どうしたいかとか、そこに連動したような反映の仕方というのはとても大事だと思います。
子どもたちは、きれいな目黒区がいいだとか、公園とかボール遊びというのは、ずっと今まで
子どもたちから発信されてきていますが、そういったことがまた意思表明されているわけですから、そこから、じゃ、どうしていったらいいのかというのをつなげていくのが大人の役割かなと思いますので、そこを丁寧に紡いで、10年後には目黒区を担っていく大人になっていくわけですから、5年生でも、そういったところは丁寧に行ってほしいなと思いますが、いかがでしょうか。
3点目の自由記入ですが、そこは切り捨てるということではなく、しっかりと反映させていくということですが、やっぱり委託会社にしっかり内容をもらって、そこは丁寧に見ていく必要があると思います。まとめられたものをもらってしまうと、本当に細かいニュアンスというのは伝わりませんので、やっぱりそこはしっかり、委託したとしても、自由記入のところは全部もらうとか、そういったことは今からでもできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、1点目のゼロ・1・2・3をやっている団体へのヒアリングですが、これにつきましては、繰り返しになりますけれども、個人の意見と、属している団体といいますか、そこでの意見、それはそれぞれの子ども施策推進会議の委員一人一人の考え方で、反映するかしないかというのもあるとは思いますけれども、今現在の委員さんは、そういういろいろな意見を吸い上げながらやっていらっしゃるというふうに私は思っております。団体へのヒアリングというのとはまた別に、そういった各団体に対しては、また改定素案などをやったときにパブリックコメントなんかでも御案内しますので、そういったところで、また御意見はいただけるというふうに思っております。
それから、「めぐろう」のほうですが、24ページから、こういうことをやりましたということで、「めぐろう」は、御存じと思いますが、中高生が編集委員をやってますので、そのときの取材でまとめたものですが、端的にまとまっていますので、こういったことを行いましたといったところでございます。26ページにマイプロジェクトということで、自分はこういうふうにしたいというような内容です。自由な発想ですので、大人が見ると、おっ、と思うようなこともあるかもしれませんけれども、こういったところから反映できるものは反映していきたいというふうに考えております。
それから、自由意見ですけれども、ベタ打ちしたデータとか、あとアンケートそのもの自体は、処理が終わった段階で区のほうで回収してございますので、閲覧は当然できますから、委員のそういう、一人一人ニュアンスを丁寧にということでございますれば、そういったところについて、ただ、子ども施策推進会議委員の全員にこれをどのような形でお知らせできるかというのはありますけれども、その辺は、少なくとも学識経験者の方とかには紹介できればなというふうには思っております。
以上でございます。
○広吉委員 今回、総合計画の基礎調査だったわけですが、いろいろな意見が
子どもたちの中からも出てきていて、今後は、子どものことを考えるときには、前々から言ってますが、やっぱり子ども参加で行うということの文化をつくっていくべきだと思います。今回、意見聴取会は大人だけの参加だったようですが、そういうところにも子どもが大人にまじって、自分たちの計画なんだから、自分たちも意見が述べられるという、何かそういった機会をたくさんつくっていって参加できるように促していくというのは、とても大事だと思います。
今回、そういう意味では、中高生ミライ計画部というのがその一つかなと思いますが、中高生だけに限っていたというところは少し問題かなと思います。小学生から小中高生、大人も交えて、独立した形でなく、市民の一人として参加できるという形でつくっていかなければ、大人はこういうふうに考えているんだということに気づくことの機会も失ってしまいますので、大人はやっぱり公園は自分たちが使える公園がいいというようなことを聞けば、子どもは、じゃ、その中でボール遊びができる公園ってどういうところが探れるのかというふうに発展していきますので、今後は、今回は子ども総合計画の基礎調査でしたが、これからいろいろな機会が、子どもから意見を聞く機会があると思いますが、そういったときには大人と一緒の子ども参加という形での場をつくっていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 そもそも区におきましては、子ども条例を制定している自治体でございますので、子どもの意見表明権を大事にしているという基本的なスタンスはございます。そうした中で、小学校5年生を対象に、これは悉皆といいますか、全員対象にこういうアンケートをとったりとかしているところでございます。中高生についても、14歳と17歳の年齢の方にアンケートをやっているといったところで、基本的には子どもの意見はそこで計画に反映できるものは反映していきたいという考えでございます。
今回、子どもミライ計画部@めぐろをやったのは、毎年やっているティーンズミーティングに、今回、基本構想・基本計画の改定も予定されておりますので、そうした中、今後の目黒区をどうしていってほしいか、10年後、20年後の目黒の地域を担う、そうした年代の
子どもたちの意見も聞こうというところで、特別にこうした取り組みをやったといったところでございますので、これを一つのきっかけとして、今後も小学生なんかも対象にやっていくのかとなると、これについてはいろいろ難しいところもありまして、ティーンズミーティングはこれまでもずっと毎年やってきている中での今回の企画といったところでございますので、その辺につきましては今後の検討課題とさせていただけたらと思います。
大人と子どもが一緒の場で議論するというのは、かなり難しいのかなというふうには思います。公園の使い方一つにしても、さまざまな意見、特に近隣にお住まいの方の御意見もあれば、公園を利用する側の意見もあるでしょうから、そういったものを、例えば意見をその場でお互いに表明し合うというのは、特に子どもの場合にはいろんな配慮も必要かなというふうに考えると、その辺については、これも今後の検討課題かなというふうには思っております。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(7)
子ども総合計画改定に係る
基礎調査等の実施結果について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(8)八雲住区
センター構成施設の臨時休館について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(8)八雲住区
センター構成施設の臨時休館について報告を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 それでは、八雲住区
センター構成施設の臨時休館について御報告いたします。
まず、1の構成施設でございますが、住区会議室、老人いこいの家、児童館、学童保育クラブがございまして、このうち、本日につきましては、児童館、学童保育クラブが当委員会の所管でございますので、それについて説明をしてまいりたいと思います。
2の臨時休館の期間ですが、令和元年10月1日から令和2年1月19日までとしてございまして、3の理由でございますが、全館の空気調和設備改修工事を行うためというところでございます。
4の工事期間中の運営方法でございますが、まず、児童館につきましては、休館とします。ただし、児童館の事業でございますランドセル来館、これにつきましては、いわゆる自由来館ではなくて、あらかじめ登録しているお子さんが利用されることから、工事期間中も実施をするといったところで、実施の曜日とか時間は記載のとおりでございます。
なお、八雲住区センターを使わずに出張して児童館活動を行っております。例えば、八雲小に行ったり、東根小に行ったりと、そういった出張児童館、いわゆる館外活動については実施する方向で曜日や会場を今後調整してまいります。
次に、(2)の学童保育クラブでございますが、工事期間中は、住区センター2階の会議室を使って運営を行うと。学校の登校日につきましては、放課後から18時15分、学校の休業日につきましては、平日は8時15分から18時15分、土曜日は8時半から18時といったところで行います。
5の区民への周知でございますが、施設で掲示するとともに、めぐろ区報、目黒区
ホームページ、あと学童保育クラブだよりなどにより周知を行います。
簡単ではございますが、説明は以上です。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○広吉委員 10月1日から1月19日までということで2カ月ちょっとというところなんですけど、児童館等の乳幼児クラブとかも、この期間中はどういうような対策を考えているのでしょうかという点が1点目です。
あと、住区の、毎月だとか定例で利用されている方たちへの配慮というところはどのように考えているのでしょうかという2点を聞きます。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、1点目の乳幼児活動でございますが、これは、いわゆる出張児童館という形で会場を別にお借りして、そこで行う方向で考えてございますので、回数等については、定例的なクラブ活動というよりも、乳幼児の集い的な内容になるのかなというふうに思ってございます。
それから、住区会議室の利用者につきましては、施設予約システムなんかで周知をしながら、あるいは定期的な利用をされている方につきましては、所管である北部地区サービス事務所のほうから……
(「西部地区」と呼ぶ者あり)
○篠﨑
子育て支援課長 失礼しました。西部地区サービス事務所のほうから丁寧に説明し、理解を得ていくといったところと認識してございます。
以上でございます。
○広吉委員 ぜひ、ちょっと2カ月というのは長いと思いますので、児童館、住区もいこいの家も全部そうですけど、丁寧な対応をしていただいて、何か御意見とか提案等があったら、それもしっかり検討しながら、区民の方たちの活動が低下しないように工夫が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
(「それは生活福祉のほうでしょう」と呼ぶ者あり)
○広吉委員 済みません。じゃ、児童館に限って、乳幼児クラブなどのお母さんたちが集まって、それが2カ月間お母さんたちが会えない機会になってしまうと。出張と言われましたけど、出張型の児童館じゃなく、乳幼児クラブは毎月集まって、お母さんたちで回しているような、そういったシステムですけど、そういったこともしっかり配慮して、お母さんたちの交流が途絶えないような、そんな形をとっていっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 工事を館内で行っているわけですから、例えばランドセル来館の
子どもたちは、平均すると大体16人とか17人の利用でございまして、あと学童保育クラブは60人ほどおりますけれども、そうした中で、やはり保育の必要な
子どもたちについては、そういう保育をきちんと行うというところで、本来休館とすべきところを、工事の内容を工夫してやっているところでございますので、ここに乳幼児クラブもということでございますけれども、やはり現場の職員のほうでいろいろそういった声も聞きながら、いろいろ検討した結果、中でやるのは、やはり安全配慮上なかなか難しいんじゃないかという判断から、かといって、乳幼児クラブはこれから募集がありますけれども、年間を通じて前期、後期とか、館によっていろいろやってございますけれども、それの継続性なんかも含めて、例えば、繰り返しになりますけれども、工事中の建物ではなくて、安全に使用できるほかの会議室とか、そういったところ、学校なんかも使ってやっていくというところで今考えているところでございますので、その辺については、確かに2カ月間まるでなしということにはしたくないので、集える機会は提供していきたいというところで、あとは頻度とかについては、これから、どれだけ会場を確保できるかといったところにもかかわってきますので、今後なるべく回数を確保できるように調整してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(8)八雲住区
センター構成施設の臨時休館について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(9)児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検の結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(9)児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検の結果について報告を受けます。
○篠﨑
子育て支援課長 児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検につきましては、2月の当委員会で、今調査をしていますといった内容で御報告したものでございまして、その結果について本日御報告するものでございます。
経緯につきましては、記載のとおり、野田市における事案を踏まえて、政府のほうで「『児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策』の更なる徹底・強化について」というものを関係閣僚会議で決定をし、それを踏まえ、内閣府と文部科学省、厚生労働省から2月14日付で点検をするように依頼がありました。本区におきましては、区立学校、区内保育所等、あと区内の私立幼稚園について点検を実施し、締め切りが3月12日でしたので、それまでにそれぞれ都を経由して点検結果を提出したところでございます。
2の緊急点検の方法でございますが、対象児童は、平成31年2月14日現在において、2月1日以降一度も登校・登園していない児童ということで、2週間登校・登園していない子どもを対象にした点検ということでございまして、面会による点検を行いなさいということでございますので、学校や行政機関、その他関係機関による面会を実施するといったところでございます。
(3)の報告内容ですが、まず、面会できたかどうか。面会できなかった場合には、そういう関係機関と情報共有したかとか、あとウとして、面会できた場合に、その方法とか、児童虐待のおそれがあるのかないのか、そういったあたりでございます。
3の点検結果は、3月12日現在、都を通じて国に報告したところの内容をまとめたものでございまして、対象児童人数につきましては、繰り返しになりますけれども、2月1日から2月14日、一度も登校・登園していない
子どもたちの数でございまして、幼稚園とこども園で3人……
(発言する者あり)
○篠﨑
子育て支援課長 はい。失礼しました。このような記載のとおりでございまして、このうち面会できなかった人数が6人ございました。面会できた人数のうち、面会の結果、虐待のおそれがあるとしたのが保育園で2人といった内容でございます。
この後、引き続き、面会できなかった児童について調査を行い、国外に転出していたりとか、あと里帰りで出産して、いなかったりというところで、全て、面会できなかった6人については、その後、確認がとれてございます。いずれも虐待といったところにはつながってないといったところでございます。
面会できたうち、保育園の、虐待のおそれがあるという2名につきましては、これは保育園をよくお休みする児童でございまして、これについては、子ども家庭支援センターとこれまでも連携してきた、対応している途中の児童といったところでございます。
簡単ではございますが、説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございました。
○そうだ委員 簡単に1点だけですけど、今の報告の仕方で、例えばこの紙がそのままどこかへ出ちゃったら、2人いるじゃないかってなっちゃうじゃないですか。何で、そこで2人はこうでしたというところまで書かないんですか。これだけ出ていったら、目黒区は2人いたよって、なりますよ、誰が見ても。ここでだって質問が集中しますよ、これはどうなったんだという話は。ならば、先に、報告する時点で、一番下のところなりに、この人たちはこういうことで、こうでしたと。目黒区はゼロですよというような書き方をしておかなかったら、そのまま、ひとり歩きしちゃったらどうするんですか。1つ聞いておきます。
○篠﨑
子育て支援課長 確かに、都を通じて国に出した、それをそのまま載せてしまいまして、その後の、当然、時間の経過がございまして、提出してから、ほぼ1カ月たっている、その間の追加の調査といいますか、そういったところもありましたので、委員おっしゃるとおり、そこの部分について記載が抜けていたことにつきましては、お詫びしたいと思います。
以上でございます。
○
関委員長 この取り扱いについては、一回この資料を回収していただいて、コメントをつけた内容で、また机上配付していただくとか、またはファクスで送っていただくとか、そういった形で対応していただいてもよろしいですか。
○篠﨑
子育て支援課長 はい。そのように対応したいと思います。
○
関委員長 じゃ、よろしくお願いいたします。
(「回収ね」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 後で回収しますので、よろしくお願いいたします。
ほかに。
○
岩崎委員 誰が面会したかということについては、教職員と行政職員による、あるいは関係機関によるというふうに分かれているんですけれども、個々に恐らくどういう状況に置かれているかということをあらかじめ把握して上でやっているわけなのではないかなと思うんですが、各機関に振り分けた理由などについて、改めて聞かせていただけたらと思いますが。
以上です。
○
竹花教育指導課長 今の件でございますが、教職員によるというのは、学校の教職員によるものでございます。行政職員というのは、例えばめぐろエミールであったりとか、そういった関係の機関で把握したもの、また子ども家庭支援センターとも連携しておりますので、子ども家庭支援センターと連携して把握したもの、それは関係機関ですね。また、そのほかにも、例えばフリースクール等に通っている児童・生徒がおりまして、そういったところに、フリースクールに問い合わせて出席状況を確認したと、そういったケースがございます。
以上でございます。
○
岩崎委員 ということは、個々の子どもがどのような理由で登校をしていないか、あるいは登園していないかということをあらかじめ押さえた上で、じゃ、この子どもについては、この機関が面接に行くんだということを区のほうとして振り分けたということでよろしいんでしょうか。
○
竹花教育指導課長 全ての児童について把握しておりまして、誰が、いつ、どのように面会をしたのかという状況については、全ての児童・生徒について把握してございます。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
○広吉委員 今回、国からの依頼で全国の自治体が調査したわけですが、今回、面会できた方たちの中から、やっぱり関係機関にちゃんとつないでいったほうがいい課題が見えてきたりだとか、虐待のおそれはなかったけれども、何か課題が発見されたりだとか、この緊急点検を行ったことによって、より子育て支援につながっていくという事例はあったのでしょうか。もしあったとしたら、どういうようなことがあったのでしょうかということが1点目です。
あと、先ほどの面会できた人たちの中で、虐待のおそれがあるという2人なんですけど、この2人は子ども家庭支援センターと連携して、前からもう支援をして、引き続きというところだというような答弁だったと思うんですが、そういう方たちは、この場合、対応しているからというところでゼロというふうになるのでしょうか。ちょっと今のやりとりが私にとってはよく理解できていないので、この紙を回収してゼロにする、ここに対応のことを書くというところの、そこをもう少し詳しく教えてください。
その2点です。
○後藤保育課長 2問目の御質問ですけれども、この表の中で、面会の結果、虐待のおそれがあるというところに2名という数字が今入ってございまして、この方たちにつきましては、先ほど
子育て支援課長のほうから御説明したとおり、保育園を休みがちのお子様たちで、これまでも子ども家庭支援センターであるとか、生活福祉課であるとかと連携して対応してきたところでございます。
今後につきましても、行政機関、各機関が連携して対応が必要な児童とは考えてございますけれども、その後、この2名について、今どんな状況かというところを確認したところ、この2名につきましては、5歳児クラスということで、この3月で卒園した児童でございます。そういったこともありますので、小学校のほうには情報提供しているところでございまして、今後、区として連携して対応していく必要はあるかと考えてございますけれども、この資料の記載上、その後の調査において判明した事実等も踏まえまして、どこに分類するかというのは、再度検討してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○
長崎子育て支援部長 済みません。今のちょっと補足ですけれども、この表は、あくまで3月12日現在の点検結果なので、この表そのものは変える予定はございません。
先ほど、そうだ委員から指摘がありましたように、今後の対応のところで現状等が誤解を招かないような表現に、そちらのほうは変えていくということでございます。
以上です。
○
関委員長 1番の問いは。虐待以外に、子育て支援の別の方面で何か課題を見つけることができましたかという。
○松尾
子ども家庭課長 報告によりますと、この調査をもとに、新たに子ども家庭課でかかわる、子ども家庭支援センターでかかわっていかねばならない状況にある子どもということはなかったというふうに確認しております。
以上です。
○広吉委員 わかりました。
今回の調査が、そんな緊急性を要することが、そういった事例はなかったということで、こういう点検が行われるというのは新聞等で、全国でやられたことなので、皆さん御存じだと思いますので、そういった結果をどういうふうな感じで公表していくのかというところをお聞きします。
あと、先ほどの、この調査結果は、あくまでも3月12日までなので、この2という数字は残りますが、現状のことも踏まえた上での資料配付という点は、よくわかりました。やはり虐待がないというのもまたおかしなことで、虐待の可能性があるというのは現実的というか、人口がいれば、その中で虐待の可能性があるというのは、子育てしていて誰しもそういう可能性になるというところで、ある、ないというところじゃなく、それをどう支援につなげていくかというところを一番の目的として対応と公表等していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 まず、国のほうからは、追加でまた依頼が来まして、3月8日時点で面会ができておらず、市町村とか児童相談所、または警察に情報提供を行わなかった児童・生徒というのが全国的には相当な数おりますが、それについて、4月15日時点の面会の状況等について、改めて4月19日までに国に報告することというのが追加で来てございます。
これにつきましては、先ほどのそうだ委員の御指摘がありましたように、この表では3月12日時点ですので、6人面会できてなかった人数がおりましたけれども、これにつきましては、その後の状況で全員面会できてございますので、面会できたというか、国外に行っちゃった人は面会してございませんで、ただ、国外に行っているというのは把握したといったところでございますので、その内容について、4の今後の対応のところで補足させていただくとともに、国のほうにもそういった内容で報告したいと思ってございます。
それから、あくまでもこれは2月1日から2月14日までの間、一度も登園・登校してない子どもについての緊急点検でございますので、虐待は、別に学校に普通に来てても、いろんなところで起きているような状況がありますので、それについては、引き続き関係機関が対応しているといったところでございます。ですので、この調査は、あくまでも2月1日から14日に登校しなかった
子どもたちについてどうなんだという点検でございますので、虐待そのものの件数とは直接リンクするものではないというふうな認識でございます。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
(発言する者あり)
○
関委員長 じゃ、もう一度改めまして。
(「この結果をどういうふうに公表していくという質問の答弁が。公表といいますか、区民にその調査結果の」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 さっきの質問の。
(「質問の答弁漏れ」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 答弁漏れです。お願いします。
○篠﨑
子育て支援課長 この調査結果については、国のほうで取りまとめているところでございまして、特に本区において公表するという予定はございません。
以上でございます。
○
関委員長 よろしいですか。
(「確認して」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 先ほど、この取り扱いについて内容の見直しをするということで、この結果については、3月12日に結果を報告した、その内容について、当委員会のほうできょう報告いただきました。
ただ、この数が2人だけ残したままで、この後のどうなったかというところについては、このまま、もし、ひとり歩きしてしまったら大変誤解を招くおそれがあるということなので、そういったところについてのコメントを一言入れていただくような文章の書き方で再度訂正していただけるようにお願いしたいんですけれども、よろしいでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 そのように対応してまいります。
○
関委員長 よろしくお願いいたします。
ということですので、後で、委員会が終わりましたら、皆さん、資料を一回、回収させていただいて、また、その内容の文書については、後日、皆様のもとに提出いただきますように、よろしくお願いいたします。
それでは、
報告事項の(9)児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検の結果について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(10)
大型連休期間ベビーシッター利用料助成制度の実施について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、
報告事項の(10)
大型連休期間ベビーシッター利用料助成制度の実施について報告を受けます。
○後藤保育課長 それでは、
大型連休期間ベビーシッター利用料助成制度の実施について御報告いたします。
本件につきましては、先日、委員の皆様には個別に情報提供したところでございますけれども、本日、改めて正式に御報告させていただくものでございます。
本件につきましては、天皇の即位に伴いまして、4月27日から5月6日まで最大10連休となるということですけれども、保育所におきましては、4月27日土曜日を除く9連休となるところでございます。その連休中の対応としまして、ベビーシッター利用料助成制度を実施するものでございます。
項番2、制度の概要でございますけれども、対象者、実施時期、また利用対象となる事業者につきましては、記載のとおりでございます。
助成金額ですけれども、(4)ですが、1時間につき1,500円、1日11時間まで、期間内の助成の上限額は14万8,500円としてございます。
申請方法につきましては、利用した後に領収書等の必要書類を添付していただきまして、区に申請をしていただく、そういった流れでございます。
項番3、区民への周知でございますけれども、昨日、4月9日から目黒区の
ホームページに掲載するとともに、区内の保育施設におきましては、4月5日、先週の金曜日から利用案内を配布して周知を図っているところでございます。
報告は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(10)
大型連休期間ベビーシッター利用料助成制度の実施についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(11)平成31年度
賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選
定結果について(五本木一丁目及び八雲二丁目)
――
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○
関委員長 続きまして、
報告事項の(11)平成31年度
賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結果について(五本木一丁目及び八雲二丁目)につきまして報告を受けます。
○藤原
保育施設整備課長 それでは、平成31年度
賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結果について(五本木一丁目及び八雲二丁目)を御報告いたします。
平成31年度整備分の民有地での開設提案の採択につきましては、今回の御報告で10園目、11園目という形となります。
まず、項番1、(仮称)アソシエ五本木保育園でございます。
(1)経過について申し上げます。
昨年末に事業者より提案書の提出を受けた後、
賃貸物件等による認可保育所開設事業者選定委員会による書類審査を実施し、2月21日に候補事業者として選定したものでございます。
(2)施設位置について申し上げます。
恐れ入りますが、2枚おめくりいただきまして、別紙1、位置図をごらんください。
五本木一丁目40番でございまして、東急東横線祐天寺駅から徒歩5分の場所でございます。園庭がありませんので、田切公園を代替遊戯場として認可申請を行う予定です。現在、住宅が1棟ございます。2階建ての保育専用物件を新築する計画です。この建物を借り受けた事業者が保育所として内装整備を行うものでございます。
1枚おめくりいただきまして、A3横使いの平面図をごらんください。
図面下側、南側と右側、東側の2方向に接道がございます。避難経路としましては、北側に設置する屋外避難階段を用いて東側接道へ出る経路と、主要出入り口を利用して東側接道へ出る経路を設け、それぞれ離隔として10メートル以上を確保するものでございます。1階には事務室とゼロ・1・2歳児室があり、屋外になりますが、図面の上側に園児の水遊びスペースを設けるものでございます。
1枚おめくりいただきまして、2階には3歳から5歳児までの保育室や厨房、職員の休憩室や更衣室がございます。
一旦1枚目にお戻りいただきまして、(3)延べ床面積は409.48平米、(4)定員はゼロ歳児からの69人で、年齢別の定員は記載のとおりでございます。
(5)開設時期は令和2年4月を予定し、(6)開設事業者は区内に本社がございます株式会社アソシエ・インターナショナルでございまして、(7)認可保育所8園、認証保育所2園の運営実績がございます。
なお、この事業者は、区内に既に認可保育所4園を運営しておりまして、本年4月、区内に新たに3園を開設し、区内での認可保育所の運営は7園となったところでございます。
(8)施設設計案につきましては、先ほど御説明いたしましたとおりです。
(9)評価結果は、資料のとおり、評価点の合計が4,486点、得点率にいたしますと68.6%でございます。
裏面にまいりまして、(10)選定方法についてですが、視察はアソシエ下目黒保育園にて昨年5月に行ってございますので、この審査結果を本提案の審査結果としてございます。
(11)選定委員会委員は、資料記載のとおりでございます。
(12)今後の予定でございますが、5月中旬に東京都児童福祉審議会の意見聴取後に計画承認を受けます。8月中旬には躯体工事着工、11月中旬から事業者による内装工事を行い、3月の認可手続を経て、来年4月に開設の計画でございます。
2件目にまいりまして、項番2、(仮称)アソシエ八雲保育園でございます。
(1)経過についてですが、本件につきましても、昨年末に事業者より提案書の提出を受けた後、選定委員会による書類審査を実施し、3月25日に候補事業者として選定したものでございます。
(2)施設位置について申し上げます。
4枚おめくりいただきまして、別紙2の位置図をごらんください。
八雲二丁目18番でございまして、都立桜修館に近い場所でございます。東急東横線都立大学駅から徒歩13分程度でございまして、現状は敷地内にアパートと一戸建てがございます。園庭はありませんので、衾町公園を代替遊戯場として認可申請を行う予定です。土地所有者が3階建ての保育専用物件を新築する計画で、この建物を借り受けた事業者が保育所として内装整備を行うものです。
1枚おめくりいただきまして、A3横使いの平面図をごらんください。
図面の上側、北側でございますが、接道がございます。接道は1方向ですが、避難経路を左右に設け、10メートル以上の離隔を確保してございます。1階には事務室、厨房、また屋外に水遊びスペースがございます。
1枚おめくりいただきまして、2階には、ゼロ・1・2歳児の保育室がございます。
もう一枚おめくりいただきまして、3階には3歳児から5歳児までの保育室がございます。
恐縮ですが、資料1枚目の裏面にお戻りいただきまして、(3)延べ床面積は464.28平米、(4)定員はゼロ歳児からの69人で、年齢別の定員は記載のとおりでございます。
(5)開設時期は令和2年4月を予定し、(6)開設事業者は1件目と同じ株式会社アソシエ・インターナショナルでございまして、(7)認可保育所8園、認証保育所2園の運営実績がございます。
(8)施設設計案につきましては、先ほど御説明いたしましたとおりです。
(9)評価結果は資料のとおり、評価点の合計が4,516点、得点率にいたしますと69.1%。(10)視察は先ほどと同様でございます。アソシエ下目黒保育園にて昨年5月に行ってございますので、この審査結果を本提案の審査結果としてございます。
(11)選定委員会委員は、資料記載のとおりでございます。
なお、(12)でございますが、本園は認証保育所でございますアソシエ柿の木坂ママン保育園を移転して認可化するものでございます。
(13)今後の予定についてでございますが、6月中旬に東京都児童福祉審議会の意見聴取後に計画承認を受けます。裏面にまいりまして、7月上旬には躯体工事着工、11月上旬から事業者による内装工事を行い、3月の認可手続を経て、来年4月に開設の計画でございます。
説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○そうだ委員 近所なものですから、確認だけですけども。いろいろと説明会のときにもあったのかなと思いますが、そういうことも大体把握されてると思うんですけども、落ち着いたのかな。どうなんでしょうか。
○藤原
保育施設整備課長 事業者が主体的に説明会を実施しまして、一部お問い合わせ等ございました関係で、丁寧に事業者が対応しまして、今のところ落ち着いているものということで認識しております。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、
報告事項の(11)平成31年度
賃貸物件等による
認可保育所開設事業者公募に係る選定結果について(五本木一丁目及び八雲二丁目)についてを終わります。
以上で
報告事項を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(1)インフルエンザによる学級閉鎖の状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、情報提供に移ります。
情報提供の(1)インフルエンザによる学級閉鎖の状況について説明を受けます。
○
濵下学校運営課長 それでは、資料をごらんください。
今回、資料一番下、太枠で囲ってございます、番号24番と25番、
駒場小学校でございまして、対応期間、対象は記載のとおりでございます。
なお、参考に、裏面に今シーズンの結果をまとめてございますので、後ほど御確認いただければと思います。
私からは以上です。
○
関委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、情報提供の(1)番、インフルエンザによる学級閉鎖の状況についてを終わります。
――
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【情報提供】(2)
学校給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、情報提供の(2)
学校給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について情報提供を受けます。
○
濵下学校運営課長 それでは、
学校給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について情報提供いたします。
初めに、資料表面、使用前食材ですが、表の中ほどより下、太枠が今回の報告分です。2月26日から3月7日にかけて検査を行いまして、小学校13校、中学校6校、こども園2園の測定結果ですけれども、いずれも不検出ということでございました。
資料裏面をごらんください。
裏面には給食食材の(1)牛乳、ヨーグルト、その下に(2)米、それから、その下が食育食材でございます。今回の報告は太枠の部分でございまして、それ以外でございますが、昨年度の報告の中で漏れていたもので、今回あわせて情報提供させていただきますけれども、いずれも不検出でございました。よろしくお願いいたします。
私からは以上です。
○
関委員長 ありがとうございました。
こちらも特にないですね。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 それでは、情報提供の(2)
学校給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(3)平成30年度
構造体耐久性調査・評価の結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、情報提供の(3)平成30年度
構造体耐久性調査・評価の結果について情報提供を受けます。
○鹿戸
学校施設計画課長 それでは、平成30年度
構造体耐久性調査・評価の結果について情報提供させていただきます。
項番1の学校施設の計画的な更新等に向けた取組についてでございます。
本区では、今後一斉に迎えることとなります区有施設の更新への対応など、持続可能な施設サービスの提供に向けまして、平成25年度には区有施設見直し方針、29年度には区有施設見直し計画をそれぞれ策定し、取り組みを進めてまいりました。中でも、学校施設は区有施設の40%を占めておりまして、今後10年間で25校が築60年を迎えるなど、老朽化対策が喫緊の課題となっておりまして、区有施設見直し計画に掲げる多機能化、複合化等、施設の効果的・効率的な活用を踏まえた計画的な更新が不可欠となっております。
こうしたことなどから、区では、学校施設の計画的な更新に向けまして、基本的な考え方や整備手法等を具体的に示します「学校施設長寿命化計画」の策定に向けて取り組むこととしておりまして、このために、耐用年数等を把握する目的で、30年度、31年度の2カ年で
構造体耐久性調査を実施することといたしました。
これについては、別紙1をごらんください。
別紙1の1ページでございます。
作業員が躯体から円筒形のコンクリートを抜き出して、これをサンプルといたします。
それから、その下、同じすぐそばに穴を開けてコンクリートのはつり出しをして、中の鉄筋のさびの状況を見るということでございます。
2ページにお進みいただきまして、取り出したサンプルを中性化の試験を行いまして、コンクリートの表面から中性化がどこまで進んでいるかというところを調べます。
3ページへお進みいただきまして、中性化の進行のイメージでございまして、表面から中性化が進んでいきまして、コンクリートの中にあります、黒い四角で鉄筋と書いてありますが、鉄筋のところまで中性化が達すると、そこからさびの発生の可能性が出てくるということになっております。
4ページをお開きいただきまして、今回の調査の内容でございます。
3の評価の内容ということで、(1)、(2)、(3)が今回の調査内容、コンクリートの強度についてⅠ、Ⅱ、Ⅲ段階の評価、鉄筋の腐食についてⅠ、Ⅱ、Ⅲ段階の評価、それからコンクリートの中性化の進行状況についてA、B評価、AとBの境目は築60年を超えて使えるかどうかということ、それからAの中でもA-1、A-2がございまして、この境目は80年以上を超えて、まだ使えることができるかという、雑駁に言うと、そういうような分けになっております。
次に、かがみ文にお戻りいただきまして、項番2の
構造体耐久性調査・評価の30年度の概要でございます。
(1)に記載のとおり調査対象校は小学校9校、中学校2校でございまして、調査箇所は全体で28カ所になります。
調査・評価結果につきましては、(2)に記載のとおりでございますが、これにつきましては、別紙2をごらんください。
別紙2の一覧表になってございます。左側に学校名がございまして、一番右側に黒い囲みで今回調べました3つの指標、コンクリートの強度、鉄筋の腐食状況、コンクリートの中性化の進行状況というふうに並べてございます。
コンクリートの強度に関しましては、評価がⅠ、Ⅱ、Ⅲとばらけまして、特にⅢの評価が今回は割と多く出ております。それから、鉄筋の腐食の状況は全てⅠということで、最高の評価ということでございます。それから、コンクリートの中性化の進行状況に関しては、一部でBということですが、おおむねA-1ということで、状況については、おおむねよい状況だったということになります。
また、別紙3でございますが、こちらは今回の調査箇所を図に示したものでございまして、各校とも校舎の増築歴がございますので、その部分ごとに調査を実施したということを示した図でございます。
かがみ文にお戻りいただきまして、かがみ文の2ページをごらんください。
項番3の調査実施校の結果に対する対応でございます。
今回の調査は耐久性に関する調査ですので、(1)としまして現段階の劣化の状況、それから(2)として今後の劣化の進行と対応について整理いたしました。
まず、現段階の劣化の状況ですが、鉄筋については、いまだ健全な状態が確認されておりまして、現時点で建物に影響を及ぼすような劣化状況ではございません。また、コンクリートにつきましては、一部で設計上の強度を下回っているという結果が出てございますが、これにつきましても、耐震補強工事を実施済みでございまして、建物の現在の安全性というのは確保されているという状況でございます。
次に、今後の劣化の進行と対応についてでございますが、中性化は徐々に長い時間をかけて進行してまいります。すぐに影響が出るということは考えにくい状況でございますが、日々の点検などを通じまして、コンクリートの浮きや細かなひび割れからのさび汁などの状況観察を行いながら、部分修繕等の対応を適切に実施していきます。あわせて、本調査の結果も踏まえまして、長寿命化計画策定の作業の中で、これらの学校の更新について対応を取りまとめてまいります。
項番4、今後の進め方でございます。
記載の10校について、本年度も同様の調査を実施してまいりまして、令和2年度の策定を目指して学校施設長寿命化計画の検討作業を進めてまいります。
最後に、項番5、今後の予定でございます。
あさっての特別委員会に御報告差し上げる予定でございます。
説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございます。
今、課長が言われたように、これはあさっての特別委員会の
報告事項で挙がってくる内容ですので、詳しくはそこでやっていただくようにしてもらいます。だから、ここでは本当に確認事項の程度でお願いしたいんですけれども。
○そうだ委員 1点だけ、簡潔にお聞きしたいと思います。
今後10年間で25校、81%が60年を迎えるということでありますけども、何度も何度も結構、小学校には視察に行ったり、いろんなところに行かせていただきましたけれども、やっぱりどうしても大岡山小学校が、クラックだとか、ああいうのを見てて、いろんな学校に行ったとしても、ここはもう少し考えなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うんですけれども。やっぱり長寿命化しても限界というのもあるでしょうし、できるところもできないところもあろうかと思いますけども、どうしてもあそこがいつも気になっちゃうんですよね。片や、東を見ると、
東山小学校がありますよというようなことで、あそこには、あっちに行っちゃだめよと言わなきゃいけないぐらいな状況なんじゃないのかなというふうにね。やっぱり同じようなレベルでの
子どもたちの教育というのは必要だと思いますから、いろんなところを見て本当に思ったのは大岡山なんですよ。
なので、この辺のところはどのように考えているのかなというのを1つだけ、1点お聞きしておきます。
○鹿戸
学校施設計画課長 大岡山につきましては、以前も改築が早いだろうというような考え方もあったとは思いますが、今回は長寿命化計画のスクリーニングの中でもう一度検討してみるということでございますが、今回の調査ですとか、複合化、多機能化の可能性も含めまして、どのような整備がいいかということは、状況に応じて、きちんと検討してまいりたいと思います。
東山小学校との差ということでございますが、改築すれば、その学校が最新ということになってきますので、繰り返しでございますので、その点は、各整備の段階で、その整備のレベルが大きく学校ごとに差がないようにはしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○そうだ委員 教育の内容については全然変わりはないと思うし、同じ教育というか、いい教育をしていると思いますけれども、やっぱり見てしまうと、どうしたって、そのように感じますよ。なので、ここで今回小学校9校でこうなっていますけども、その辺のところも踏まえて、今後どのような方向で考えていくのかぐらいのところというのはあってもいいのかなというふうに思うんですが、最後に聞いておきます。
○鹿戸
学校施設計画課長 なかなか今の段階で、大岡山小学校が何番手だとか、どういう整備になるかということは、なかなか申し上げにくいんでございますが、私も小学校を見ておりまして、大岡山小学校の状況はやはり、なかなか厳しいなというところもわかってございますので、その辺も含めまして検討の中で、どういう順番か、どういう整備かというのを念頭に置きながら検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
○
関委員長 ほかに。
○飯田副委員長 今、そうだ委員から質問もありましたけれども、30年度9校やられて、その前はやってなかったんでしたでしょうか。
きのうお聞きするのを忘れたので、その点が1点と、それから最近はブロック塀の倒壊があって、女児が犠牲になって死んだという事件もあって、あのときは、あの自治体の
教育委員会の対応が、ちょっといまいちだったんじゃないかなって思うんですけども、結局、学校施設というのは、やっぱり子どもさんの命を預かっている施設なので、この調査の結果、コンクリートの評価がⅢになっていて、それには耐久性に関する対応策を検討する必要があるという段階なんですけど、いつ大地震が起こるかわからないような時期に、本区の
教育委員会としては、そういう教育施設のことに関してどのように本気で考えいらっしゃるのか、教育長にお聞きしたいと思います。お答えいただけたらと思います。
都市環境の部分じゃなくて教育施設という観点から、こういう調査をどういうふうにちゃんとしていくか、お聞きしておきたいと思います。済みません。きのう聞けなかったので。よろしくお願いします。
○
尾﨑教育長 まずは、学校教育の基本として、
子どもたちの安全・安心に関して、ハード面、ソフト面、全てにわたって確保していくということが私どもの最大のミッションであります。その中で、学校施設についてのお尋ねでございますけども、今回の調査結果と、コンクリートの耐久性の調査結果と、それから鉄筋の腐食の状況と耐震補強との関係は、相関関係は基本的にはないわけでありまして、現時点で大岡山小学校も含めまして、耐震補強工事は全て完了しておりますので、その点については、私どもとしては心配はしていないというところではありますけども、今回の調査結果を踏まえて、早急に対応していくということがこの中で述べられておりますので、私どもといたしましては、
子どもたちの安全・安心を確保していくという観点から、ブロック塀については、もう既に終わっておりますけれども、学校施設全般について、私ども、最大の当面の課題だというふうに考えておりますので、的確な対応を図ってまいりたい。
具体的には、学校施設の長寿命化計画というのをこれからつくってまいりますけども、それとは別に、区有施設の見直し計画もありますので、それとの関係で、今後、学校施設をどういうふうに安全性を確保していくかということについては、最大限、意を注いでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○
関委員長 よろしいですね。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
関委員長 ないようですので、情報提供の(3)平成30年度
構造体耐久性調査・評価の結果について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(4)
保育園給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、情報提供の(4)
保育園給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について説明を受けます。
○後藤保育課長
保育園給食使用前食材及び給食食材の
放射性物質検査の結果についてでございますけれども、資料記載のとおり、いずれも検出せずでございます。
説明は以上でございます。
○
関委員長 ありがとうございます。
こちらもよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
関委員長 情報提供の(4)
保育園給食使用前食材等の
放射性物質検査の結果について終わります。
以上で情報提供について終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【資料配付】(1)平成31年度
教育行政運営方針
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、資料配付に移ります。
資料配付の(1)平成31年度
教育行政運営方針につきまして、説明ありますでしょうか。
○
山野井教育政策課長 2月27日の本委員会で案について御報告をいただいた際にいただいた意見を踏まえまして、既に御承知のとおり児童虐待に関する早期発見・早期対応を加えて、完成版でございますので、後ほど御確認いただければと思います。
以上です。
○
関委員長 よろしいですね。これは、前に報告していただいて、後で委員のほうに追加事項として、もう連絡済みの内容ですので、製本された内容になっておりますので、よろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【資料配付】(2)
目黒区立学校(園)における働き方
改革実行プログラム
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、資料配付の(2)
目黒区立学校(園)における働き方
改革実行プログラムについて説明を受けます。
○
山野井教育政策課長 全国的に課題になっております学校における働き方改革の本区における実行プログラムを作成しましたので、お配りをさせていただきました。
小学校、中学校それぞれの校長先生も含めまして検討をし、教職員の意見募集も行った上で取りまとめたものでございます。
内容としましては、当面の在校時間の目標を掲げまして、
教育委員会は環境整備と、それから学校における意識改革と、大きくはこの2つの方針を保護者や地域の協力を得ながら進めていこうという内容で、5つの取り組みと21の項目を掲げてございます。内容的には3年間の取り組みを示していますけれども、中には詳細な検討が今後も必要なものですとか、予算措置が必要なものなどがございますが、毎年度検証し、必要に応じて更新しながら、これをスタートラインに、また改めて取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
詳細については、後ほど御確認いただければと思います。
以上です。
○
関委員長 ありがとうございました。
資料配付ですので、一応そういった状況で確認していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
資料配付の(2)
目黒区立学校(園)における働き方
改革実行プログラムについて終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【資料配付】(3)知ろう、探ろう めぐろう NO.11
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 続きまして、資料配付の(3)知ろう、探ろう めぐろう NO.11につきまして、こちらは何か補足ありますでしょうか。
○篠﨑
子育て支援課長 特にございません。
○
関委員長 先ほど
報告事項にもございましたけれども、参考にしていただいて、知ろう、探ろう めぐろう、この内容について後で確認していただけたらと思います。
以上で資料配付についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【その他】(1)次回の
委員会開催について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
関委員長 次に、その他、次回の
委員会開催についてですが、こちらにつきましては、次期の体制のもとで決めることとなりますので、省略させていただきます。
以上で、その他、次回の
委員会開催について終わります。
本日は今期最後の委員会でございますので、正副委員長から一言ずつ御挨拶をさせていただきます。
目黒区の
子どもたちを取り巻く環境は、さまざまな問題、課題が山積していることを実感した1年でございました。これからも気を引き締めて、よろしくお願いいたします。
本当に委員の皆様方の活発な御議論と理事者の皆様方には丁寧な答弁をしていただいて、大変に感謝しております。大変ありがとうございました。そして、事務局の方もスムーズな進行に心がけていただきまして、本当ありがとうございます。
そして、飯田副委員長が横にいまして、私のつたない議事運営をしっかりと支えていただきましたこと、心から感謝申し上げます。大変ありがとうございます。
きょうを最後に、いよいよ改選となります。議員各位の御健闘をここでお祈り申し上げます。頑張りましょう。よろしくお願いいたします。
また、広吉議員におかれましては、本当にこれまで8年間大変にお世話になりまして、ありがとうございます。今後は区民の立場として、しっかりと大所高所からさまざまな御意見をいただきながら、目黒区議会、目黒区のほうを見ていただけたらと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
本当に皆様に大変感謝申し上げまして、1年間本当にありがとうございました。
以上で挨拶とさせていただきます。(拍手)
それでは、飯田副委員長から一言御挨拶をお願いいたします。
○飯田副委員長 委員長が大分もうおっしゃってくださいましたので、私からは簡単に感想だけ述べさせていただきます。
今回の文教・
子ども委員会には児童虐待の件がありましたので、多くの陳情が出され、陳情者の皆さんとも正副委員長でお会いさせていただきまして、さまざまな対応をさせていただきました。所管のほうでも素早く対応してくださったので、目黒区としても、大変短い時間に何とか形を持って対応できたのではないかなと思っています。児童相談所設置だけが解決策じゃないと思っていますので、今後とも所管を初め、来年度、文教・
子ども委員会になられた議員さん、皆さんで、議会と行政が一緒になって、この問題に対応していかれたらいいなと思います。
それから、世の中は、何しろ今は、災害対策が一番だと私は個人的に思っていまして、子どもさんを預かる本区の文教・
子ども委員会の所管のほうでも、
教育委員会を中心に、しっかりと、後手に回らないように、何か事件が起きてからマスコミや何かに、また目黒区かと報道されないように、行政、議会ともども気を引き締めて、来年度も頑張っていただけたらと思います。
また皆様にお会いすることができましたならば、よろしくお願いしたいと思います。
1年間ありがとうございました。(拍手)
○
関委員長 これをもちまして文教・
子ども委員会を閉会いたします。
1年間大変にありがとうございました。...