目黒区議会 > 2019-03-04 >
平成31年目黒区総合戦略等調査特別委員会( 3月 4日)

ツイート シェア
  1. 目黒区議会 2019-03-04
    平成31年目黒区総合戦略等調査特別委員会( 3月 4日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成31年目黒区総合戦略等調査特別委員会( 3月 4日)                目 黒 区 総 合 戦 略 等 調 査 特 別 委 員 会 1 日    時 平成31年3月4日(月)          開会 午前10時00分          散会 午前11時15分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   橋 本 欣 一   副委員長  いいじま 和 代      (9名)委  員  佐 藤 ゆたか   委  員  西 崎 つばさ          委  員  松 田 哲 也   委  員  河 野 陽 子          委  員  宮 澤 宏 行   委  員  たぞえ 麻 友          委  員  岩 崎 ふみひろ 4 欠席者     (0名)
    5 出席説明員  鈴 木 副区長         荒 牧 企画経営部長     (28名)中 野 参事(政策企画課長)  橋 本 長期計画コミュニティ課長          田 中 経営改革推進課長    斎 藤 財政課長          森   区有施設プロジェクト部長                          松 本 区有施設プロジェクト課長          関 根 総務部長        大 野 総務課長          石 松 契約課長        照 井 施設課長          谷 合 危機管理室長      村 田 区民生活部長          秋 丸 産業経済部長      橿 原 産業経済・消費生活課長          竹 内 文化・スポーツ部長   金 元 スポーツ振興課長          佐 藤 オリンピックパラリンピック推進課長                          上 田 健康福祉部長          石 原 健康推進部長      長 崎 子育て支援部長          中 澤 都市整備部長      澤 田 道路管理課長          清 水 街づくり推進部長    田 島 環境清掃部長          野 口 教育次長        鹿 戸 学校施設計画課長 6 区議会事務局 山 口 次長          藤 田 議事・調査係長      (2名) 7 議    題 長期計画等、大規模国有地活用区有施設見直し等生活圏域整備計          画、地域コミュニティ施策推進及び東京2020オリンピック・パラ          リンピック競技大会に向けた機運醸成・施策全般に関する調査につい          て   【報告事項】   (1)目黒区民センター見直しに係る検討状況について       (資料あり)   (2)施設データ集の更新について                (資料あり)   【情報提供】   (1)東京2020大会の交通マネジメント推進に向けた2019年夏の      試行について                       (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○橋本委員長  おはようございます。  ただいまから目黒区総合戦略等調査特別委員会を開会いたします。  署名委員には、佐藤委員宮澤委員、お願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(1)目黒区民センター見直しに係る検討状況について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  議題に入ります。  報告事項の(1)目黒区民センター見直しに係る検討状況について、説明を求めます。 ○松本区有施設プロジェクト課長  それでは、目黒区民センター見直しに係る検討状況について御説明させていただきます。  本件につきましては、昨年8月の当委員会におきまして、アドバイザリー事業者の決定等、今年度の取り組み内容として御報告したところでございます。本日は、その際お示しいたしました項目の重立ったものについて資料がまとまりましたので、御説明するものです。  かがみ文をごらんいただきまして、1の経緯につきましては、記載のとおり、区民センター見直し検討区有施設見直し計画における位置づけ、それと検討の方向性を示しております。  2の今年度の検討状況といたしまして、(1)の現状分析から(4)の民間活力活用手法の検討までを今回は御説明いたします。  それでは、添付しております資料1をごらんいただきたいと思います。  まず、建物・設備の現状と課題でございます。  初めに、建物の概要といたしまして、竣工が昭和49年で築45年が経過しております。  ページをおめくりいただきまして、2ページ、建物の構成でございますけれども、区民センターは建物として地下でつながっておりまして、地上部分は①から④の4棟となっております。さらに、美術館と区民センター公園で構成されております。  棟別には記載の施設が入ってございます。  3ページの2、課題でございますけれども、まずは耐震性、こちらに建物の一部で基準を若干下回る状況、それと老朽化では、築45年が経過する中、これまで大規模改修が行われておらず、特に設備関係での老朽化が見受けられます。  以降のページは、それぞれ箇所別の老朽化の状況でございます。  次に、7ページをお開きください。  2の3、バリアフリーへの対応不足でございます。  こちらに関しましては、建設当時において、バリアフリーに配慮する規定ですとか制度、これが整っていなかったということもありまして、現在の基準に対応ができていないという状況でございます。各棟にエレベーターが設置されておりませんで、増設の設置スペース、または構造上におきましても増設が困難な状況でございます。  以降、各棟におけるバリアフリーの不足状況について記載しております。  次に、11ページをごらんください。  振動等の影響といたしまして、勤労福祉会館棟の5階には卓球室がございますけれども、運動などに適した仕様にはなっておりません。また、レクリエーションホールもダンスなどで利用されておりますけれども、振動や音が下階に影響を及ぼしている状況でございます。  次に、13ページをごらんいただきまして、浸水時の対応不足でございますけれども、目黒区の水害ハザードマップ、こちらでは最大で2メーターの浸水のおそれがあるとされております。当施設の設備や、あと非常用発電機などの設備関係が地下に設置されておりまして、被害によっては使用できなくなるおそれがあるという状況です。  次に、15ページをごらんいただきまして、維持管理経費等でございますが、区民センターを建築学会が示す耐用年数の基準としております65年まで使用するとした場合に、今後20年間に係る維持管理経費は、耐震補強工事、また防水や塗装、バリアフリー改修などの大規模改修におよそ55億円、修繕、光熱水費、あと清掃ですとか警備等に係る各委託に係る経費といたしまして、維持管理経費におよそ82億円、合計137億円かかると試算しております。  また、長寿命化を図りまして、耐用年数を80年とした場合には、今後35年間の経費といたしまして、おおむね221億円かかると試算いたしました。同様に、美術館についても試算を行っておりますので、こちらは後ほど御確認いただきたいと思います。  おめくりいただきまして、16ページをごらんいただきたいと思います。  こちらは課題整理でございますが、今申し上げたような課題がさまざまある中、一番下の太字部分に記載のとおり、更新手法といたしましては、総合的な検討を必要としながらも、継続使用を想定する大規模改修では対応できない課題が多くあるということから、今後、施設の更新により最大限の効果を図る手法を選択する必要があると考えているところでございます。  次に、資料2をごらんいただきたいと思います。  こちらは施設運営の現状と課題でございます。  1ページをごらんいただきますと、勤労福祉会館施設概要、現状としての利用率や事業内容、3ページに課題といたしまして、使われ方や利用率、それから貸し室の課題と、洋弓場や卓球室についても、利用率を踏まえて、必要性及び効果的な運用について検討する必要があるとしております。  以降は、各施設で同様の整理を行っております。  21ページをお開きいただきたいと思います。  施設運営に係る課題整理といたしまして、下の太字で記載のとおり、区民センターのあり方につきましては、利用者がどのように利用、活動というものをしていきたいのかということに留意しつつ、複合施設としての効果を最大限図ることが求められるとしているところでございます。  次に、資料3をごらんください。  こちらは、周辺施設複合化等でございます。  まず、区民センター周辺施設対象エリアといたしまして、目黒駅と中目黒駅を結ぶ幹線道路である目黒通りと山手通りの交差する場所に位置するということから、目黒駅と中目黒駅の間にある区有施設を対象といたしました。  ここでは、区民センターとの親和性や相乗効果を含めた整理を行っております。  ただし、今後、区民センター施設機能を検討してまいりますが、その内容によっては、この検討のみに縛られないこととしております。  2ページでございますけれども、エリア内にある区有施設の概要でございます。  しかしながら、3ページの表に掲げる施設につきましては、区民センターとの複合化等の課題が大きいこと、相乗効果が見込みにくいことなどから、除外しております。  次に、9ページをお開きください。  ここでは、複合化等について3つのパターンで整理いたしました。  まず、パターン①といたしまして、区民センターと類似機能を持つ施設の集約化等でございます。  図に記載の、利用者に活動場所を提供する機能を持つ例示の施設との多機能化によりまして、効果があると考えられるというものでございます。  ページをおめくりいただきまして、10ページでございますが、こちらは先日、当委員会で御視察された大和市のシリウスを他自治体の事例として挙げております。御記憶かと存じますけれども、間仕切りなしで自由に使えるスペース、こちらは無料で団体登録を必要としません。それと、さまざまな使われ方によりまして、新たな交流も生まれているというふうに聞いております。これは参考になるという形で、事例として載せてございます。  次に、11ページのパターン②でございますが、こちらは区民センターと隣接する下目黒小学校を一体的に整備する場合でございますが、こちらは図にあるとおり、小学校の持つ特別教室、または体育館などの運動機能などを開放、または多機能化することによりまして、施設としての効果的な活用が図られるとしたものでございます。  12ページには、小学校と保育所や図書館等を一体として整備した事例でございます。  次に、13ページ、パターン③は、①と②の複合型でございます。  例示に掲げる下目黒住区センターは、目黒通りを挟んだ立地ということから、課題は大きいとしながらも、貸し室機能と学校機能を含めて一体的な整備をすることによって、効果的なサービスの提供が期待できるとしているところでございます。  次に続きまして、資料4をごらんいただきたいと思います。  こちらは、敷地の活用について記載しております。  1ページに敷地概要、おめくりいただきまして2ページ、3ページには道路状況を記載しております。区民センターの周辺道路は最大で8メートル、また区民センター敷地が接する部分には歩道がありますけれども、災害時の緊急車両、または歩行者の安全について課題があるという状況でございます。  8ページをごらんください。  こちらは、街づくりとの関係でございます。  目黒区の街づくりに関する①から⑦の各計画等におきまして、区民センター周辺の位置づけを整理したものでございます。  12ページをごらんいただきまして、敷地の有効活用といたしまして、まず(1)の高さにつきましては、現在20メートルの高さ制限になっておりますが、既存建物の高さはおよそ38メートルで、既存不適格の状態であります。同規模の建物を建てるには、都市開発諸制度を活用する必要があるとしております。また、当該制度の活用に当たっては、周辺への影響を鑑みまして、周辺街づくりの中で検討する必要があると考えております。  (2)の公園では、都市計画公園に位置づけられた区民センター公園でございますが、こちらは変更する場合であっても、法の規定、または区の公園が不足する状況というものを鑑みまして、面積は同等規模を確保する必要があるというふうに考えております。  次ページは、都市開発諸制度の概要説明でございます。  次に、15ページをごらんください。  ここからは、民間活力について記載しております。  視点といたしましては、近年の他自治体での事例なども踏まえまして、事業全般について活用の検討が有効であるとしております。  効果といたしまして、①の管理・運営では、民間の企画力や情報発信力などによるサービス水準の向上と多様なサービスの提供、あと管理水準の統一やコストの効率化等に期待ができるとしております。  また、②では、施設の整備・計画におきましても、各段階において連携を図ることの効果や、整備についてもスケジュール管理やコストについて有効であるというふうに考えられております。
     また、③に記載のとおり、区民センターの整備につきましては、民間事業者の参入意欲も高いということから、施設整備における資金や民間施設の導入によって、サービスの充実も期待できるというふうにしております。  以降のページは、民間活力の手法と、19ページからは、PFI等の事業を活用した他自治体の事例を掲載しております。  資料5は、資料1から資料4をまとめた概要版でございます。こちらは、参考に後ほどごらんいただきたいと思います。  資料6でございますが、こちらは昨年8月に区有施設整備アドバイザーから区民センターに関する意見をいただいております。  簡単に御紹介いたしますと、1では、隣接施設を含めた全体見直しのチャンスであり、改築で広範な検討が可能になるのではということや、3番では、さまざまな貸し室について、所管を超えて共用化を図るべき。貴重な用地であり、従前の用途にとらわれず、民間との連携を考慮した計画とすべき。裏面の8では、区民意見の反映に適切な手法を検討すべきなどの意見をいただいております。  区といたしましては、それぞれの御意見を踏まえまして、検討することとしております。  資料の説明は以上でございます。  かがみ文にお戻りいただきまして、裏面の3、検討イメージ、流れでございますけれども、今年度は区有施設見直し計画に掲げる区民センター見直しの7つの検討の方向性を踏まえまして、今ほど御説明したとおり、施設の課題整理と今後具体的な検討をするに当たっての施設の集約化や民間活力の活用についての視点を整理しながら、来年度につなげるための材料を用意したというところでございます。  来年度以降は、基本的な考え方といたしまして、整備手法、区有施設民間施設区民センターとして求められる施設機能、また大規模複合施設として地域に与える影響も大きいということから、周辺街づくりなど、区としての方向性を検討してまいります。その後、基本構想、そして33年度以降に具体的な取り組みへと進めてまいりたいと存じます。  また、詳細につきましては、今後検討してまいりますが、地域や区民の方々の御意見を、初期の基本的な考え方のところから整備に至るまでの段階において、丁寧に意見をお伺いしながら進めてまいりたいと存じます。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○宮澤委員  区有施設の見直しに関しましては、先般の代表質問のときにもさせていただきました。このときに質問させていただいて、大所高所で今ある施設を大規模改修的にやるのではなくて、全体的に夢を持って、人が集まれる、そして区民がたくさん集まれるような、そういう施設にしてほしいということで質問をさせていただきました。  その中で、きょうかなり資料が出てきて、1年間いろいろ検討されてたのかなというふうに思うんですけども、周辺施設の複合化・集約化、区民センター以外の、周りにも、先ほど御説明ありましたとおり、各施設がありますので、集約化できそうな施設は一体的な整備をというふうには思うんですけど、まず、いろいろ確認をしたいことがあるんですけど、大規模改修で、この間の区長の答弁でも、そこのところは大規模改修というよりも、夢を持ってやっていくというような一言で最終的には終わったのかなと思うんですけど、1年間検討されて課題整理をしっかりされた上で、この形が結論ではないんでしょう、これからまたいろいろ変わっていくのかと思うんですけども、今回、区民センターのこのリーディングプロジェクトとしては、大規模改修的なそういう、今あるものを変えていくのではなく、一体的な感じで、もう全体的な改築といいますか、そういうリニューアルをするという方向性だというのが区の考えだということでよろしいのかという点を1点伺いたいと思います。 ○松本区有施設プロジェクト課長  今年度は、1年間かけて課題整理というのを行わせていただいたところでございます。改築なのか改修なのかについても、きょう説明させていただいた中では、改修というところでは解決できない課題というのが多くあるということを課題整理とさせていただいたところでございます。この説明でもお察しのとおりというところはございますが、区といたしましては、今後改築に向けた検討というのを進めていきたいというふうには考えてございます。  しかしながら、区民センターにつきましては、大規模施設でありますので、さまざまな方々の関心も強いというふうに考えてございます。ここにつきましては、区民の方々から意見を伺いながら、改築についてということについては、決定は今現在はしてないというところでございますけども、改築については決定をしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○宮澤委員  きょうここで結論を出すような話でもないと思うんですけど、方向性として、まず伺わせていただいてたのが、さまざまな、先般もちょっと代表質問の再質問のときに、我々、特別委員会で大和市の施設を見てきたというところも話をさせていただいたら、そういう手法も、ガラス張りの会議室を含めた、ここに集約化・多機能化のところの10ページにも参考資料として載ってるぐらいですので、かなりさまざまな御意見を取り入れられて、他の自治体の事例も取り入れながら、民間活力に関しても、前々からお話ししている民間事業者、一体的になって整備していくような手法も含めて、さまざまな形で検討されてるというのは、我々としては大変喜ばしく、その方向性でというふうに考えています。  それで今、ある程度、全体的に区としても考えていきたいんだという、ある意味での方向性的なものをお聞きできたので、そこに向かってさらに進めていただきたいと思うんですけども、そこでまた1点、区民が、まず当たり前のことですけども、人が集まれる、区民が集えるというところを基本に置いた夢のあるプロジェクトなわけですから、区民のそれぞれの、近隣の方もそうでしょう、あと目黒区全体の、少し離れた方も目黒区民ですので、そういう方も集えるというようなことを考えたときに、区民の意見をどういうふうにこれから反映していくのかと。  今、こちらのほうでアドバイザーの御意見も、最後に参考資料6でついてました。それぞれアドバイザーの方々も、それぞれの視点から的を射たようなところもアドバイスをしていただいてますね。現在の建物自体がさまざまな、今ある基準に足りてないというところもありますし、今後の使い方が、建築基準法上の基準に足りてるというような話だけではなくて、人々が使いやすい、集いやすいということを目的にしていただいて、建物を形成していただきたいと思うんですけども、あとそのアプローチの仕方ですとか、そういうものも含めた区民の意見をどういうふうに取り入れていくのかというのを伺いたいと思います。 ○松本区有施設プロジェクト課長  現時点では、区民の方々を入れた会議体の設置ということについては、詳細について来年度以降の検討としたいというふうに考えているところでございますけれども、いずれにいたしましても、区として区民の意見を丁寧に聞いていくという必要はあると考えておりますので、それぞれの考え方ですとか、区としての考え方ですとか、その構想などを決定する段階というのはもちろんのことなんですけども、その検討する段階から、区民の方々を入れながら、この意見を聞く場というのを設定しながら、ひとつ進めてまいりたいというふうには考えているところでございます。  以上です。 ○橋本委員長  ほかにございますか。 ○河野委員  1点だけ確認をさせてください。  この資料の中に、サウンディング調査等において、その有効性を見きわめていくことも有効であるという一文があるんですが、今後、区としてサウンディング調査を使っての検討をしていくのかどうかというところだけお聞かせください。 ○松本区有施設プロジェクト課長  サウンディング調査につきましては、計画の段階から、実際に施設の整備に至る段階まで、いろいろな場面でサウンディング調査を行うということは有効であろうというふうに考えてございます。  これは、民間活力を活用するということもございますけども、区民センターとしてどういう機能がこの場所に求められるのか、またはどういった形でその魅力ある施設としていけるのかということにつきましても、御意見をいただきながら進めるということが大変効果があるというふうに区としても考えておりますので、サウンディング調査は今後していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○橋本委員長  ほかにございますか。 ○岩崎委員  リーディングプロジェクトというだけあって、大変多岐にわたる内容だというふうに思っているんですけれども、きょうの報告は30年度の課題整理ということで報告があったというふうに受けとめています。それで、先ほどもおっしゃったかもしれないですけれども、この課題整理については、改めて区民に示していくのかどうかについてお伺いします。  それと、私も代表質問で、住民の声をどう聞く計画を持っているのかということを尋ねて、それに対し、住民参加の場を適宜設けていくというような答弁があって、先ほども、前の委員の質疑に対してそういう答弁もなさいました。  それで、非常に多岐にわたっていて、一つ一つのこの課題ということについても、相当ボリュームのあるものであり、きめ細かくやっていく必要もあるというふうに考えているんですけれども、そうした中で、アドバイザーのほうからワークショップというような内容も出てきているんですけれども、ここには検討するというふうには書いてあるんですが、それについて、こういう手法も取り入れるということは大いに意義があると思っているんですけれども、その点についてお伺いします。  以上です。 ○松本区有施設プロジェクト課長  今回お示ししたこの課題整理として、資料1から資料6までを今回御説明したところでございますが、これは今回、今年度1年間やってきたもののまず一部というところもありまして、そのほかにも実は資料というのはもう少しついてまいります。それが完成品としての成果品になります。  これは、できればといいますか、一応区として考えておりますのは、ホームページにも公表はさせていただきたいなというふうに考えております。できるだけこの検討をオープンに我々もしていきたいというふうには考えておりますので、今後、そういった形で皆様にお示ししていきたいというふうにしているところでございます。  2点目のワークショップにつきましては、今御意見でありましたとおり、まだそのワークショップをやるかどうかという個別の手法については、これからの検討というふうに考えてるところなんですけども、できるだけ、先ほど申し上げたように、いろんな方々からいろんな形で御意見をお伺いしたいというふうには思っておりますので、それにワークショップにつきましても、どのような形でできるのかどうかということについては、来年度検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○岩崎委員  この課題整理については、完成品については別途お示しになるというふうに今おっしゃいましたけれども、この検討、課題整理という部分について、おおむねその固まる時期というのは、大体いつぐらいになるというふうにお考えでしょうか。  それと、今ワークショップということも申し上げましたけれども、いろいろな検討されている課題が盛りだくさんであるということで、例えば目黒駅周辺の整備事業との絡みというものもありますし、それから周辺施設との複合化などということも提起をされています。隣の下目黒小学校などについても、どうするかというようなことも、きょう指し示されていますし、中目黒スクエアのほうから清掃事業所のほうとか、そういう周辺範囲を含めた、そうした集約化の方向性なども取り上げられていますけれども、こうした、果たして複合化、周辺地域の統合化というようなことがいいのか、あるいは今の施設を残すかどうかということで、これから区民の方々のさまざまな声もあるというふうに思います。  そうした中で、一応その課題整理ができた時期に、やはり今のアドバイザー、それから区のほうとしてこういう課題整理をしていますというような、そういう区民向けの説明というのは、まず1回必要ではないかなというふうに思うんですけども、その辺についてはいかがでしょうか。  以上です。 ○松本区有施設プロジェクト課長  まず、1点目の課題整理がまとまる時期ということでございますけども、課題整理につきましては、今年度1年間かけてということでございますので、3月中にはまとめていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○森区有施設プロジェクト部長  2点目の、今回まとめている課題整理については、さまざまな区民の方も含め、近隣も含め、説明ということでございますけれども、あらゆる機会を通じて、今後、区民参加を求めていく、区民の意見を求めていくということで、先ほど課長のほうで答弁しておりますけれども、やはりまず区民センターを御利用なさってる皆様、また近隣の皆様、ここはまず最初にやっていかなきゃいけないと思ってます。その上で、どこまで聞きながら、来年度、基本的な方向性をまとめますので、その説明を、課題についてのさまざまな説明をした後、さまざまな御意見を聞いていきたいというふうに考えております。その上で基本的な方向をまとめるということでございますけれども、その手法については今後、懇談会形式がいいのか、団体ごとの個別の御意見聴取がいいのか、それについては詰めてまいりますけれども、できる限り検討段階から意見聴取はしっかりやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○岩崎委員  確かにこれぐらいのボリュームがあって、いろいろな課題があると、住民説明会ということであっても、相当大がかりなものになるだろうなというのは想像はつきます。さっき言ったように、都市整備の部分から個別の施設課題の担当部署の方もそういう場に出てくるということになるでしょうし、しかし、そうであっても、やはり全体的な街づくり、それから施設をどうしていくのか、それがこの集約化された一大複合施設とするのがいいのか、あるいは分散化ということも頭に入れながらの整備にしていくのかというようないろいろな検討課題もあると思いますし、区民の方々のいろいろな思いもあるというふうに思っていますので、その辺やはり全体的な説明会、それから個別の説明会ということで、それはいろいろな工夫をしていただきたいなというふうに思っていますが、改めてお聞きします。  それと、各団体別というようなお話がありましたけれども、既にやられているところもあるとは思うんですが、個別、その時々の課題整理という団体、あるいは検討段階という段階、いろいろあると思うんですけども、改めて確認ということですけれども、そういう団体などが、この区民生活の問題について改めてレクチャーを受けたいというふうな場合にはきちんと対応できる、そういう体制をとれているかどうか、それについて確認したいと思います。  以上です。 ○森区有施設プロジェクト部長  住民参加の再度のお尋ねでございますけれども、やはりそのステップ、ステップごとに、的確に区民の皆さんの意見を把握して、的確に対応していきたいというのが、私たちの思いでございます。  まず、この区民センターを考える上において、施設整備の中では、やはり既存の施設があって、その上でどう整理をして、またどう組み立てていくのかというのを基本にまず考えなきゃいけませんので、まるっきりの更地の中に、さあ区民の皆さんどうつくりますかという話ではないというのは、今までのとはちょっと違うのかなと思います。それを、やはり今後の区の施策、区民の方が喜ばれる施設というのはどういうものかというものをしっかり基本的に念頭に置きながら、今後の施設整備について、区民の皆さんの意見を幅広く聞いていきたいというのが基本的な考え方でございます。  街づくりの関係もございますし、やっぱり一番影響を受けるのは近隣の方でございますので、そこら辺はしっかり整合性がとれた形でやっていきたいというふうに考えております。  また、個別の団体の申し出に対するレクチャーということでございますが、そういう申し出に対してもできる限り応えていきたいと思っております。課題についても、今回御報告申し上げた内容については、機会を捉えてさまざまな方に御説明をしたほうが、逆に今後の施設の構想をまとめる段階において有効なのかなというふうに私どもも考えております。  以上でございます。 ○岩崎委員  今、いろいろな施設を積み重ねていくというお話でしたけれども、その施設というのは区民センターの中にある施設、それから周辺の、例えば田道ふれあい館だとか中目黒スクエア、清掃事業所、それから下目黒小学校、あるいは住区会議室、住区センター、そういうところの、この楕円形で、色で囲ってある、あらゆるかかわりのあるそういう施設全てを含んでというようなことで捉えてよろしいんでしょうか。  以上です。 ○森区有施設プロジェクト部長  今回の検討に当たっては、まずは現在、区民センターの中にある施設を今後どういう形、区民の皆さんが喜ばれる形ではどういう形にしたらいいのかというのがまずあって、その上で、周辺施設をどれだけ取り込めるのかということがあろうかと思います。検討の段階では、それは一緒にやるかもしれませんけれども、最初に周辺施設を入れますよというのは、なかなか順番としては難しいのかなと。やはりきちっと今ある施設を将来どうしていくのかというのをきちっと整理した上で、じゃ、周辺施設というふうな考え方になろうかなと思います。  先ほどの説明にもありましたとおり、建物の高さ自体も既存不適格、用地についても、どこまで取り込むかによりますけれども、かなり、そんなに余裕がある土地ではありませんので、そこの土地をどうやって有効的に使っていくのか、効果的な事業運営ができるのかということのために、さまざまな検討はしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○岩崎委員  そうすると、検討では段階があるということですね。まず、おっしゃったように、区民センターの中に入っているそういう施設を検討していき、複合化、あるいは多機能化というような話については、区民センターの本体をどうするかというような後に検討されていく課題というような理解でよろしいんでしょうか。あるいは、先ほど言った目黒区の街づくり整備事業、目黒駅周辺の整備事業との絡みでは、そうしたいろいろこの施設に入っている、区民センターの中に入っている施設の検討の、一応どういう方向性にするかということを決めた後の課題ということで、その整備事業との絡みというのは出てくるというようなことになるでしょうか。ちょっとその辺の全体的なものと個々の施設の問題というのが、ちょっとわかりにくいなと思ってるんですが、済みませんが、また再度お聞きします。 ○森区有施設プロジェクト部長  今回の検討については、基本的に区民センターの既存施設がどうあるべきかというのはありますけれども、ただ、それがきちっと決まってから、いろんな機能の集約化とか次の検討なのかという、そういうふうにきれいにはいかないと思っています。やはり、集会施設を考えた一つの例ですが、その機能を集約するためには、やはり周辺もあわせて検討していかなきゃいけませんので、そこは、これが終わったから次のステップへというふうにきれいには分かれないとは思いますけれども、やはり基本的には既存施設をどうするのかというのが、まず最初にやっていかなきゃいけない課題だとは思っております。  もう一つあるのは、やはり今回あそこの目黒二丁目の地域の中で、かなりの敷地を占めておりますので、やはりその二丁目の街づくり、目黒駅の周辺も絡んでまいりますけれども、その街づくりをきちっと整理した上で、じゃ、区民センターは、街づくりの将来性を、将来を展望しながら、その辺を区民の皆さんに御意見を聞きながら、じゃ、その段階で区民センターは先行してどうやっていくのかというのは、きちっと捉えていかなければいけないというふうに考えております。  以上でございます。 ○橋本委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○たぞえ委員  幾つかあるんですけども、まず一つは、コンパクトシティーという概念について、今回この区民センター改築について、ちょっとお考えを伺いたいのと、あわせてコミュニティバスの検討もやられてると思うので、今回楕円で、資料3ですね、資料3で、変更等が生じた場合には、本項での検討に縛られるものではないと書いてあるんですけど、この楕円以外でも、やはり集約していく意向はあるのかを伺います。  あと、ちょっと資料6で、6番、7番で、学校施設という記載があって、ちょっと驚くところではあるんですけども、学校施設自体も区有施設に占める割合として大きいので、非常に考えなければいけないところではあるんですけど、例えば下目黒小学校も、周辺の未就学児が今ふえているので、今後、学校の教室が足りないとか、そういったこともあると思うんですけど、今回この区有施設見直しに学校施設もかかわらせる方向なんですかね。かかわると、時間もかかったり調整もしたりすると思うんですけど、課題もあるので、一緒にやるんだったら、どうやって教育所管も巻き込んでいくのかといったところを伺いたいです。  一例として挙げるんですけど、五反田文化センターって、第一日野小学校と一緒にくっついてる施設があるんですね。そういったこともあり得るのかなということで、ちょっと伺います。  あと、複合施設って書いてあるかと思うんですけども、最近のトレンドというわけじゃないですけど、融合施設っていう言葉が大分出てきてるのかなと思っています。今の区民センターって、非常に建物が独立していて、もちろん都からもらったものあるので、なかなか、各美術館とかホールとか、館ごとにばらばら点在していて、回遊性が非常に低いなと思ってるんですね。融合施設になると、例えばですけど、私が前に視察した、ゆいの森あらかわとかだと、小ホールがあるんですけど、もう図書館の真ん中に位置してるようなイメージなんですね。ホールが使われていないときには、その中で本も読んでいいですよっていうことで、図書館とかホールとかがもう一緒くたになっているという施設が最近は結構見受けられて、だから所管も、ゆいの森あらかわか、みたいな、要は縦割り行政をぶち破ったのがそういう施設のあり方だと思っていて、ちょっとさっきの質問も絡むんですけど、やっぱり学校というのも入ってくると、ますます私の思ってる融合施設に遠くなっちゃうなという心配もあって、さっきの質問はしてるんですけど、複合と使ってあるので、ちょっとあえて、何で複合なんだろうなっていうところを質問します。  以上です。 ○松本区有施設プロジェクト課長  まず、1点目のコンパクトシティーということなんですけれども、コンパクトシティーっていいますと、結構範囲が、我々のイメージするところでは、もう町単位というところがありまして、この施設、例えば区民センターのこの一敷地だけでコンパクトシティーが満足するかというと、ちょっとそれは難しいだろうなと思います。  というのは、行政であったり、あと医療であったり、そういったものがここ一点で基本的に済みますよというような話になると思いますので、そうしますと、ある程度広いエリアでの街づくりの中で、それはやっぱり検討していくことなのかなというふうには思います。ただ、コンパクトシティーのもう少し小さい版じゃないですけども、いろんなことが融合することによって、それにより生まれる効果というのは、この区民センターの中でも発揮できるとは思いますので、そういったものは少し考えていきたいというふうに考えるところです。  次に、周辺施設のエリア、対象の建物ということかと思いますが、こちらは先ほど申し上げたとおり、区民センターにどういう機能が入るべきなのかということを来年度検討していくこととしてございますので、その中で、周辺施設として今回掲げた幾つかの施設がありますが、あとエリアというのも挙げてますが、ここにとらわれないこともありますよということでお伝えしたところだと思いますので、このエリア外からも、特にこの区民センターの中に踏み込むことによって、より効果が生まれると考えられれば、そういったものも対象とすることはあり得るというふうにしております。  次に、教育所管との関係ということでございますが、今回、下目黒小学校が隣接するということもありますので、その集約化等について、下目黒小学校を対象として、今後検討していきましょうということにしてございます。  こちらにつきましては当然、今回こうやって具体的に下目黒小学校という校名まで挙がっておりますので、教育所管ともこの辺は協議をしながら、連携しながら進めていくことなのかなというふうに思います。  今後の検討に当たりましても、じゃ、小学校を一体的に整備する場合にはどういう効果が生まれるのか、どんなことをしなければいけないのか、区画なんかも当然入ってまいりまして、先ほど御懸念されていたとおり、一緒にしたはいいけど、全く別ではちょっと、それでは一緒にやる意味がないとは考えられますので、そういったことについても、教育所管とは連携をとりながら、図りながら進めていきたいというふうに考えております。  最後に、融合施設としてのということでございますけども、我々も、皆様が大和市を御視察される前に、幾つかの施設、シリウスも行っておりますし、見学させていただいております。  今回、区民センターを考えるに当たっては、今入っている施設、幾つかの、社会教育館ですとか、図書館ですとか、個別に建物が建っていて、今回の課題にもさせていただいたんですが、複合施設としてなっていっても、先ほど言われた融合施設としての効果というんでしょうかね、一緒にいることのさらなる効率化、効果的な運用というのが、やっぱり発揮されていないんじゃないかということは、課題に挙げているところです。ですので、今回、新たな区民センターというのを整備する際には、幾つかの施設が入った場合に、一緒になることで生まれる効果というもの、それとあと、さらに魅力づくりっていうものを最大限に発揮できるような建物、施設の配置もそうですし、運営の仕方についても、そこに到達できるような形で検討は進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○たぞえ委員  周辺施設、それと学校施設、いろいろまとめたいような、まとめたくないような、いろいろ検討が、幅があるなとは思うんですけど、今まで視察した施設って、やっぱり何でくくるかというのが大きく打ち出されている気がしていて、大体の最近できている施設は図書館なんですね。というのも、お子さんから御高齢の方まで誰もが使う施設だから、図書館といったものが前面に出てるのかなって思っています。  ここの区民センターにも図書館がありますし、でも私の中で、図書館ばっかりという疑問もあって、例えば区民センターであれば、体育館とかプールとかもあって、それこそ健康っていうテーマでもいいでしょうし、いまいち話が進みにくそうな雰囲気が、やっぱり区として、区のシンボルのようなリーディングプロジェクトになると私は思うんですけど、目黒区として、文化香るでしたっけ、なのか、それか健康寿命を延ばすのか、何かもう少し区としてやりたいことっていうのが、この建物の冠にあるほうがまとまっていくんじゃないかと思うんですけど、そういったところは余り見えてこないんでしょうか。 ○松本区有施設プロジェクト課長  それでは、済みません、資料の5で、こちらのカラー版のA3判の横使いの概要版なんですけども、ちょっとこちらの一番最後の6番をごらんいただきたいと思うんですが、今回、課題整理をいたしまして、今後に向けては、新たな区民センターのコンセプトづくり、これを進めていくというふうに考えております。これが基本的な考え方や方向性につながっていくんだろうなというふうに考えておりまして、今、たぞえ委員がおっしゃったとおり、区民センターをどういう形で、コンセプトとして、図書館をメーンとするのか、運動なのか、文化なのかということについて、やはりこういったコンセプトというのが大事なのかなというふうに考えておりますので、まず来年度の作業としては、ここの考え方をきちんとまとめていくということを先行させていきたいなというふうに思っています。  幾つか施設をごらんになっていただいて、我々もちょっと感じてるところではあって、改築された建物がやはり、なかなかすばらしい建物だなとは思いながらも、図書館が前面に出過ぎじゃないのというところも我々は感じているところです。区民センターにおいて、既存の施設として図書館がありますので、それをどういうふうにしていくのかというのは、来年度、このコンセプトづくりの中で検討していきたいというふうには思ってますが、我々もこれからいろんなまたさらに施設を見ながら、区民センターのコンセプトづくりは考えていきたいと、検討してまいりたいというふうに考えています。  以上です。 ○橋本委員長  続いて質疑を受けます。 ○松田委員  一番最初の質問にありましたけれども、改築か改修かというのは、おのずとファイナルアンサーは出てくると思うんですけれども、その答えを導き出すための判断基準が大事だと思っていまして、1点伺いたいんですが、資料1の15ページに、行政から見たコストについてまとめていただいております。  これを見ても明らかなように、137億円ですか、80年の場合は221億円、相当なコストがかかると。相当なコストをかけて、車でも15年、20年も乗ってると、もう悲鳴を上げてきて、もうこれ以上使うのは忍びないって気持ちになってくるんですが、改めて写真を見ると、相当やっぱり傷んでるなという、随所に傷んでるなというふうに改めて思うわけですが、済みません、質問としては、そういう行政需要、コストの面だけではなくて、新たな区民側の需要、あるいは時代のニーズに応えていくという視点も大事ではないかと思うんです。これだけの面積ですし、これだけの立地ですから、これをチャンスと捉えて、最初の委員の質問と少しかぶるのかもしれませんけども、そういった視点で改修か改築かというふうに判断することも大事だと思うんですが、改めていかがでしょうか。 ○森区有施設プロジェクト部長  ただいまのお尋ねでございますが、最初に改築の方向でと言いましたけれども、さまざまな観点でそれは検討していかなきゃいけないと思っています。今回お示しした課題整理の資料の中では、ハード面、設備面を見ますと、かなり悪い状態でもありますし、またユニバーサルデザインといいますか、バリアフリーのことに関しても、その当時、新しい基準がない時代の建物でございますので、さまざま区民の方からも不便だという御意見をいただいております。  その中で、じゃ、大規模改修なのか、改築なのかという判断もしなければいけませんけれども、価格の面ももちろんありますけれど、やはり今後、当然施設として望まれる機能、また各施設の間の事業運営でのいわゆる連携、また全体の街づくりの関係など、さまざまいろんなことを考えながらやっていくと、やはり今の現時点では、私どもの考えとしては、できれば改築のほうが望ましいのかなという一定の答えは出ていますけども、またこれについても、やはり資金の部分もありますし、いわゆる周りの今利用してる皆様の御意見もさまざまあろうと思いますので、その辺を含めて、いろんな観点で最終的な決定はしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○松田委員  ありがとうございます。今、設備的な旧基準による弊害ということを言われたんですが、確かに大ホールなんかでも何回も立ったり座ったりすると、身長の面から見ても、随分昔と違うんだなと思って、腰が痛くなるぐらいなんですが、そういった設備の面での旧基準、ユニバーサルデザインに対応してないということだけではなくて、新たな、いわゆる立地とか面積を生かしていくんだという視点が、やはり改めて必要じゃないかなと思いますので、重ねて伺いますけれども、これは一例ですから、まずは聞きとめていただければいいんですけれども、以前、中目黒駅近くの船入場の活用について、カフェですとか釣り堀の質問もさせてもらったんですが、こちらはこちらで、中目黒駅じゃなくて、目黒駅からどれぐらいでしょう、600メーターぐらいでしょうか、非常に近い場所にあって、やっぱりここも同様に川沿いにあるという、こういった立地を生かして、やっぱりPFIにしろPPPにしろ、民間のアイデアも借りながら、やはりせっかくのこの立地面積というものを生かしていくという姿勢が改めて必要じゃないかと思いますが、最後にいかがでしょうか。 ○森区有施設プロジェクト部長  既存の今の土地を見ますと、限られた土地の中で、できるだけ効率的、有効に使っていくという観点からも、今の建物配置では、やはりかなりの制約があるのは一目瞭然だと思います。また、今後サウンディング調査等であそこの地域の中で、民間の考え方ならどう活用していくのかと、さまざまな意見も聞いていきたいというふうに思っていますので、立地条件、特に川沿いであるという立地条件をどう生かしていくのかとか、そういう点も含めて、委員御指摘の点は十分考慮していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○橋本委員長  ほかにございますか。 ○佐藤委員  近隣住民の一人としてのあれなんですが、区民センター、私が目黒に来たときには約七、八年たったときで、そういう意味では思い出深い、ましてや毎日のように通ってるところでありますが、まだ今は課題整理中ということであれなんですが、小学校を含めるという部分で、ちょっと先ほどの委員の話にもかぶさりますが、ちょっと私も驚きでした。ただでさえごった煮状態なのに、そこへまた小学校を併設するという、まだ整理の段階ですのであれですけど、そういう意味では、地域の方にしっかり、先ほどから説明会は開いていくということですが、小学校も入るとか、そういう部分で、もしそういう方向で流れていくようでしたら、本当にしっかり周囲の方に説明をしていかなければいけないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。  あと、今回やはりなかなか区民センターの改修、改築、どっちかまだあれですけど、その話というのを知らない方もいて、知ってる方は、この課題整理の中には入っていないんですが、この公園をしっかり残してもらいたいと。やはり30年、40年近くたって、若木だったものも巨木になっているという部分で、そういう部分も検討していただきたいということと、計画では今38メーターぐらいですけど、20メーター以上建たないという部分で、これは何とか高さ制限は守っていただきたいと。あそこ区民センターに、大きいのが建つと、目黒富士見坂から富士山が見えなくなると。そういう意見もありましたので、検討していただきたいと。まだ検討段階でしょうけど、そういうのも含めながら整理をしていただきたい、そういう意見もあったということですが、いかがでしょうか。 ○松本区有施設プロジェクト課長  まず、今回その小学校を含めるかどうかということについて、地域の方々にということでございますが、当然我々のほうもまだ、区としての方向性というよりは、小学校を入れた場合にこういった課題または効果というのがありますよということを今回お示ししたというところでございますので、区として小学校を入れようと、今後小学校を含めながら検討を進めていくということになれば、地域の方々、または小学校に関係する方々、いろんな方々にいろいろ御意見、または御説明をしながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。  あと、公園を残すだとか、高さの話でございますが、まず公園につきましては、先ほどの説明でもちょっと御説明したとおり、都市公園法もかかっておりますし、都市計画の位置づけもございますので、公園の面積、またそのあり方については、きちんとそれを踏まえた上で、計画はしていきたいというふうに考えてございます。  あと、高さの制限につきましては、委員おっしゃられるとおり、20メーターということで、既存の建物が38メーターありますので、例えば必要な面積を設ける場合に、じゃ、建蔽率を最大限使って、べたっと張りつかせる形がいいのかどうかっていうこともございますが、ただ当然その眺望・景観の話もございますので、そこにつきましては、地域の方々の御意見などもきちんとお伺いをしながら、ここの高さの制限というのは考えていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○佐藤委員  小学校のほうはわかりましたが、ただ、まだ整理段階で、パターン①、②、③で、②と③がもう小学校が入った場合のことを書いてますよね。そうすると、何かもう小学校のほうへ行っちゃうんじゃないかという流れができてるんじゃないかっていうのも心配なんですが、だからといって、小学校が入ったらいけないというわけではないんですが、しっかり検討していかなければ、やはり区民センター自体はいろんな人が出入りするところですよね。そこに併設、小学校も入るということは、やはり安全性とかのこともありますので、しっかり検討していただきながら、課題整理していただければと思います。
     あとは、やはり先ほど目黒駅とかの話もありましたが、やはりこの区民センターの位置的には、権之助坂から下りてきて、目黒駅から本当に徒歩5分近くという部分で、さまざまな開発ができる可能性はあるんですが、その周辺でやはり駐輪問題とかも起きてますので、そういうことも含めながら検討していただけないでしょうか。  以上です。 ○松本区有施設プロジェクト課長  まず、小学校のかかわりでございますけれども、委員おっしゃられるとおり、まだ下目黒小学校を入れるかどうかということについては、これから検討するということでございますので、先ほど申し上げましたけれども、当然小学校が入る際の区画の話、安全の話ということは十分検討しながら、踏まえながら、検討ということは進めていきたい。なおかつ検討を進める際には、そういった関係の方々にきちんとお話をしながら進めていきたいというふうに考えております。  また、2点目の街づくり、まちにある問題との関連ということだと思いますが、我々も今回、周辺街づくりということで、区民センターがその街区に占める割合が大きいということもありますので、その街区に対しての、まずは街づくりに関する問題をどう、この区民センターという敷地を使いながら、または皆さんを一緒に巻き込みながら解決していけるのかということについても検討していきたいと。  それについては当然、今現在、目黒駅周辺の街づくりというのを都市整備関係のほうでもやっておりますので、そちらとの連携を深めながら、駅から権之助坂とかおりながら、そこに至るまでの経路についても、やはりいろいろ考えていかなければならないのかなというふうに考えておりますので、そちらにつきましても、いろんな部署と連携をしながら進めていきたい、なおかつその地域の方々の意見も聞きながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○橋本委員長  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  ないようですので、それでは(1)を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(2)施設データ集の更新について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続いて、報告事項の(2)に入ります。  施設データ集の更新について、説明を求めます。 ○田中経営改革推進課長  それでは、施設データ集の更新について御報告いたします。  こちらの区有施設見直しの具体化をしていくに当たっての基礎データということで、平成27年度以降、毎年データ集を作成して更新をしているところでございますが、今回、平成29年度末現在の施設ということで取りまとめを行いましたので、御報告をするものでございます。  資料の、かがみ文の資料をごらんください。  1の経緯については、今説明したとおりです。  2の前回からの変更点ということで、(1)建物・施設数、延床面積でございますが、この増減につきましては、次のページの別紙をごらんください。  こちら、1、建物・施設数ということで、前回、28年度末との比較ということで、建物数につきましては、188から187へ1減してございます。施設数につきましては、328から326の2減少しているという状況です。内訳につきましては、(2)のとおりですので、こちらは後ほどごらんください。  この別紙の裏面をごらんいただけますでしょうか。  次に、延べ床面積の増減でございます。  こちら、①区有施設の状況ということで、こちらの合計増減ですが、表の一番下、四角、太枠で囲んであるところの317.46平米、これがマイナスをしていると。若干、微減という形で減少してございます。  なお、参考といたしまして、②と(2)、借り上げ施設の状況、また用途変更等により、建物延べ床面積に増減はないんですが、どういった状況かという変更点を記載してございますので、こちらも後ほどごらんください。  済みません、かがみ文のほうにお戻りいただきまして、前回からの変更点の(2)でございます。  今回、施設データ集の年度別経費でございますが、昨年度までは24年度から28年度としてございましたが、今年度、1年繰り下げまして、25年度から29年度までというふうに変更してございます。  (3)、今回、区のホームページでございますが、昨年まではPDF形式で公表してございました。こちらに加えまして、本年度からデータを一般の方にも御利用いただけるようにということで、エクセル形式において、オープンデータ化ということで公表を予定してございます。  (4)、全体版等々の閲覧につきましては、ペーパーレス化という観点も踏まえまして、今回は全体版の閲覧につきましては、経営改革推進課で、データとしては区のホームページに掲載をする予定でございます。また、区政情報コーナーを初めとしまして、各地区サービス事務所等につきましては、概要版の閲覧ということで考えてございます。こちらの概要版につきましては、後ほどちょっと簡単に御説明をさせていただきます。  済みません、本体のほうをお配りしてございますので、こちらのほうも簡単に全体の概要を説明させていただきますが、大変申しわけございません、御説明の前に訂正が1カ所ございますので、そちらのほうを御説明いたします。  施設データ集の、ページで言いますと93ページをごらんください。施設名称が勤労福祉会館となってございます。こちらのほうの訂正箇所ですが、一番下の収入という欄の29年度の収入なんですけども、数字のほう「100,339,925」となっておりますが、正しくは、この99の9が1つ間違っておりまして、正確には「10,033,925」ということになります。大変申しわけございませんでした。こちらのほうについては、訂正の紙を後ほど改めてお配りさせていただく予定でございます。  全体構成につきましては、この構成は昨年度と変更はございません。詳細は後ほどごらんいただくといたしまして、その構成だけ簡単に御説明させていただきます。  改めまして、冊子をお開きいただきまして、ページで言いますと、3ページからが第1章になってございます。こちらが区有施設の全体の状況を記載しているというものでございます。  続きまして、8ページをごらんください。  こちらが、施設別のデータということでございまして、それぞれ用途別に整理をしているというところでございます。  次に、23ページをごらんください。  こちらは具体的な詳細でございますが、一つの事例といたしまして、目黒区役所をごらんいただいてございます。こちらのほうで施設の概要・土地・建物・経費を記載しているという状況でございます。これは施設ごとに全て記載をしてございます。  続きまして、435ページをごらんください。  こちらにつきましては、先ほど区役所、総合庁舎の御説明をさせていただきましたが、この個別の326ある施設のデータを187の建物ごとにまとめたところが、この435ページ以降になります。  なお、先ほど御説明させていただきました概要版でございますが、この施設データの全体版で御説明いたしますと、1ページ目、「はじめに」というところから、14ページ目、施設の全体の分類表が載っているところまで、こちらを概要版として御用意させていただく予定でございます。  なお、概要版につきましては、そのままデータでもスマホ等でごらんいただくことができるように、この後ろにQRコード及びページアドレスを掲載いたしまして、概要版を見ればデータでごらんいただけるような形で予定をしているところでございます。  最後に、申しわけございません、改めてかがみ文のほうにお戻りいただきまして、3、今後の予定でございます。  平成31年、本日御報告後、3月15日以降に区報、区のホームページに掲載をいたしまして、各施設での閲覧・貸し出しを開始する予定でございます。  簡単ですが、説明は以上です。 ○橋本委員長  説明は終わりました。質疑を受けます。 ○松田委員  今回は、PDFからエクセル版ですか、エクセル形式でオープンデータ化したということです。これによって、民間や区民の方が、よりデータを加工しやすく、利用しやすくなるので、非常にいい取り組みだと思うんですが、ちょっと一つ参考までに、わかれば教えていただきたいんですけれども、ちょっと広報課長がきょういらっしゃらないのでわからないかもしれないんですが、こうしたオープンデータ化の量だけじゃなくて、今回の経営改革推進課のように質を高めていくという取り組みっていうのは、ほかのデータでもあるんでしょうか。これはちょっとわかればでいいんですが。  もう一つは、経営改革推進課としては、この施設データについて、さらにCSVとかRDFとか、さらにその質を高めていく予定はあるのか、その必要性はあるのか、いかがでしょうか。 ○橋本委員長  これは答えられますか、データの公表の仕方。ほかのことについても含めてでしたけど。 ○荒牧企画経営部長  済みません、広報課長がきょう出ておりませんので、細かい詳細はあれですけれども、いずれにしてもオープンデータ化、対象のデータの拡大っていうのは、方向性としては持ってございます。  何をもってオープンデータか、という認識の問題で、本区としては、PDFは対象外としていますけれども、それも含めてオープンデータ化と言っている自治体もありますので、その辺の整理も含めて、いずれにしても、より情報を多くの方に使っていただけるような形で行く方向では持ってございます。  以上です。 ○田中経営改革推進課長  こちらの施設データ集のCSV化等のオープンデータ化の進化系といいますか、そちらについてでございますが、今回エクセルデータということで、最初は公表させていただいておりますが、CSV化も含めて、やはり使い勝手のいい方法というのは考えてございますので、そちらについては検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○橋本委員長  よろしいですか。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  ないようですので、それでは、(2)を終わります。  以上で報告事項を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(1)東京2020大会の交通マネジメント推進に向けた2019年夏の試行について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  続いて、情報提供です。  (1)東京2020大会の交通マネジメント推進に向けた2019年夏の試行について、説明を求めます。 ○澤田道路管理課長  それでは、東京2020大会の交通マネジメント推進に向けた2019年夏の試行につきまして御説明いたします。  本情報提供でございますが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が2月22日に発表しましたプレスリリース資料に基づきまして、情報を御提供させていただきます。  資料につきましては2枚で、それぞれ両面刷りとなってございます。  大会期間中におきましては、選手などの大会関係者の輸送、観客の移動に加えまして、物流の輸送などの交通混雑が想定されております。この対策への取り組みとしまして、これまで当委員会に情報を御提供しているところです。  今回、この試行につきましては、説明資料の1枚目、上段に記載のお知らせ文の一番下でございますが、米印で記載しておりますが、経済活動の維持など、大会輸送と経済活動の両立を図るため、交通混雑緩和の取り組みといたしまして、大会の1年前の2019年夏におきまして、企業や関係機関の協力を求め、集中的な取り組みを行うことにより、大会本番に備えた検証を行うものでございます。  恐縮ですが、資料2枚目をごらんいただきたいと存じます。  表面には、右側に2020年のオリンピック・パラリンピックそれぞれのカレンダーが、左側には、この夏の試行としまして、取り組みを求める期間が記載されております。  恐れ入りますが、資料裏面をごらんください。  こちらの資料につきましては、参考資料でございますが、四角囲みのところに東京都の2020アクションプランの取り組み項目の例が記載されております。この中で、事業関係・働き方・通勤関係・物流関係と記載してございますが、例えば事業関係で申し上げますと、大会期間中は会議・イベント等は原則開催しない。続きまして、働き方につきましては、大会期間中の夏季休暇・有給休暇の取得の奨励といったことの取り組みを、この夏に企業に対して協力を求めていくというものでございます。  資料1枚目に戻り、説明させていただきます。  項番1でございますが、集中取り組み期間でございますが、先ほど資料2で御説明したとおりでございます。  項番2でございますが、試行内容でございますが、本年春に改めてお知らせすることとされておりますので、情報が入りましたら、また適宜情報を御提供したいというふうに考えてございます。  項番3でございますが、企業、関係機関に対しまして、大会期間中の混雑緩和に向けた取り組みの実施について求めている内容となってございます。  説明につきましては、以上でございます。 ○橋本委員長  説明が終わりました。質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○橋本委員長  よろしいですね。  ないようですので、それでは、情報提供の(1)を終わります。  以上で、情報提供を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――橋本委員長  その他でございます。次回の委員会の開催は4月12日金曜日、午前10時から行います。  それから、この特別委員会は、昨年度の臨時会において、調査期間を1年間として設置をされました。通常、調査期間が終了した際に、議会に対して調査報告を行うんですが、ことしは区議会の改選期に当たっているため、現在会期中ですので、この本会議の最終日、3月25日に中間報告をしようと思います。皆さん、よろしいでしょうか。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○橋本委員長  では、そのようにさせていただきます。  それでは、以上で本日の委員会を散会いたします。  お疲れさまでした。...