目黒区議会 2019-02-14
平成31年都市環境委員会( 2月14日)
平成31年
都市環境委員会( 2月14日)
都市環境委員会
1 日 時 平成31年2月14日(木)
開会 午前10時00分
散会 午後 0時06分
2 場 所 第三
委員会室
3 出席者 委員長 吉 野 正 人 副委員長 小 林 かなこ
(8名)委 員 山 本 ひろこ 委 員 川 原 のぶあき
委 員 佐 藤 ゆたか 委 員 青 木 早 苗
委 員 森 美 彦 委 員 田 島 けんじ
4 欠席者
(0名)
5
出席説明員 中 澤
都市整備部長 橋 本 参事(
都市計画課長)
(14名)立 山
都市整備課長 澤 田
道路管理課長
清 水
土木工事課長 櫻 田 みどりと
公園課長
三 吉
建築課長 高 橋
住宅課長
清 水
街づくり推進部長 原
地区整備課長
林
木密地域整備課長 田 島
環境清掃部長
佐 藤
環境保全課長 秋 田
清掃リサイクル課長
6
区議会事務局 藤 田 議事・調査係長
(1名)
7 議 題
都市計画、
都市整備、
環境保全、
清掃事業及び
リサイクル等について
【
報告事項】
(1)
学芸大学駅
周辺地区整備計画改定案について (資料あり)
(2)原町一丁目7番・8番地区の
街づくりの取組状況について (資料あり)
(3)補助46号線整備に係る区有通路の一部廃止について (資料あり)
(4)平成30年度
立会川緑道及び
呑川本流緑道の
サクラ再生実行計画に
ついて (資料あり)
(5)目黒区
地球温暖化対策推進第三次
実行計画(めぐろエコ・プランⅢ)
改定(案)について (資料あり)
【情報提供】
(1)林試の
森公園周辺の国有地等の状況について (資料あり)
(2)「東京都
自転車活用推進計画(素案)」の
都民意見の募集について
(資料あり)
(3)「東京都無
電柱化推進計画(改定)」(素案)の
都民意見の募集に
ついて (資料あり)
【その他】
(1)次回の
委員会開催について
─────────────────────────────────────────
○
吉野委員長 おはようございます。
ただいまから
都市環境委員会を開会いたします。
本日の
署名委員には、
青木委員、森委員にお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(1)
学芸大学駅
周辺地区整備計画改定案について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 それでは、
報告事項に入ります。
(1)
学芸大学駅
周辺地区整備計画改定案について報告を受けます。
○
立山都市整備課長 それでは、
学芸大学駅
周辺地区整備計画改定案について御報告いたします。
当計画につきましては、10月10日の当委員会に素案の報告をしたところでございます。
まず1点目、改定の経緯等でございますが、
学芸大学駅
周辺地区につきましては、記載のように地区の目指す将来像を示しまして、平成19年3月に
整備構想を策定し、その後、平成20年3月に
整備基本方針、平成21年3月には
整備計画及び
交通バリアフリー整備計画を策定したところでございます。さらに、
当該地区の大きな課題の一つである、安全・安心・快適な
歩行ネットワークの形成を進めていくために、平成23年3月に、
あんしん歩行エリア形成事業計画を策定しまして、計画的に
取り組みを進めているところでございます。
平成29年度には、
事業実施効果を検証するために、
交通量調査を行うとともに、
実施計画に事業の進め方を掲げたところでございます。
こうした状況を踏まえまして、平成30年4月より
整備計画を改定する
取り組みを進め、10月に
改定素案を取りまとめ、素案に対する
意見募集を行い、今回、
整備計画改定案を取りまとめたところでございます。
2点目、主な経緯は記載のとおりでございます。
3点目、改定案は資料1のとおりでございまして、これは後ほどごらんいただければと存じます。
4点目の
改定素案に対する
区民意見の実施結果について御説明をいたします。
資料2のA4横の
区民意見の実施結果についてをごらんいただければと存じます。
まず、表紙、1の概要でございます。
募集期間は、平成30年10月15日から11月14日でございます。
(2)の周知方法につきましては、めぐろ区報及び目黒区
ホームページに掲載したものでございます。
資料の閲覧場所は、目黒区総合庁舎、各
地区サービス事務所、及び計画の
対象区域に当たります鷹番・五本木住区センターでございます。
(3)の
住民説明会等の結果でございますが、参加者は36人でございます。
意見提出状況は記載のとおりでございまして、
意見者数17、
意見件数は52件でございました。
(5)の意見に対する対応区分の件数でございます。
1の意見の趣旨に沿い、計画案に反映したものが13件、2の趣旨は素案に取り上げており、趣旨に沿って進めるものが12件、3の整備を行う中で趣旨に沿って努力するものが5件、今後の検討課題とするものが3件、5の意見の趣旨に沿うことは困難が1件、6のその他は18件でございました。
それでは、意見のうち、1の趣旨に沿い計画に反映したものと、5番目の趣旨に沿うことは困難としたものについて、主なものについて御説明いたします。
1枚おめくりいただきまして、1ページの
整理番号3でございます。図がわかりづらいという御指摘で修正をしてございます。
整理番号5につきましては、
人口統計について、10年間で700人ふえているということだけではなくて、世帯数も同様にふえているということを着目して、単身世帯がふえているということを記載すべきという御意見でございまして、趣旨に沿い計画に反映してございます。
2ページに行きまして、
整理番号の7番、8番も
木造老朽住宅や建築物の統計資料の比較についての御指摘でございまして、検討した結果、平成18年度の資料の正確性に課題が見られるということで、平成28年度の資料をもとに内容を修正してございます。
3ページ目の
整理番号15、16、17につきましては、記載している文言について、修正や加筆の御指摘でございまして、御指摘のとおり修正をしたところでございます。
5ページにまいりまして、
整理番号28でございます。
都市計画道路、補助209号線について、
都市計画道路を廃止すべきという御意見でございます。補助209号線につきましては、
優先整備路線ではないものの、将来的には整備する必要があるという路線として位置づけているため、意見に沿うことは困難という5番ということにしてございます。
7ページにまいりまして、
整理番号39と、次の8ページ、40、41番でございます。
学芸大学駅前の
コンコースとその両側の道路を一体化して、地域の
イベント等に使える工夫を地域や商店街、
鉄道事業者と検討するという趣旨の御意見でございまして、
当該コンコースのあり方や使い方について連携して検討するという内容で計画に取り入れたものでございます。
整理番号44につきましては、「安全・安心・快適な
歩行ネットワークの形成」に関しまして、警察で指定します「ゾーン30」を記載すべきという指摘でございます。文章に追記してございます。
整理番号45は、「みどりの散歩道」を参考に載せるということで、資料として掲載してございます。
9ページにまいりまして、
整理番号51につきましては、
道路沿いの
ブロック塀の改善についての文言訂正でございまして、記載内容を修正してございます。
主な内容は以上でございまして、資料3をごらんいただければと存じます。
主な
修正箇所につきまして、素案の変更前と変更後を記載してございます。
1ページ、2ページ付近では、最初の図のところで
スマイルプラザの位置を記載したということ、また
人口統計の表現を修正したところが1ページ目、それと2ページ目も同様、統計の表現を修正したところでございます。
あと、4ページの
整理番号の9番、10番については、御指摘の文言修正ということで、「避難所の機能充実」という表現や「自転車との共存」などの文言を追加してございます。
5ページの
整理番号13につきましては、「ゾーン30」の内容を記載してございます。
そのほか、6ページ、7ページでは、
事業主体として、時点修正としまして「東京都」や「警察」というのを追加する修正を入れてございます。
主な
修正箇所は以上でございます。
恐れ入りますが、かがみ文、表紙に戻っていただきまして、最後、6点目、今後の予定でございます。3月に計画を改定いたしまして、その後、4月以降、区報、
ホームページにより周知していく予定でございます。
説明は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○
田島委員 説明ありがとうございました。この
整備計画は改定案と申しても、ずっと積み上げてきたもので、着実によくなってはいるんですけれども、今さら、ちょっと見た感想なんですけれども、もう少し何か全体的に、こんなによくなるんだよっていうような改定案、要するに
整備計画って、こういう
街づくりをするとこんなによくなるんですよっていう部分の表現が、例えばこの御意見いただいている一番最初の
整理番号の1番の方がおっしゃっているように、拠点をうまく結びつけて、まちがこういうふうに変わっていくんだよみたいな部分がもう少し表現されていると、楽しくなるんじゃないかなと。これはあくまで、一般の区民から見ると、役所がつくった文章で、きちっとはできていますけれども、一般の方にはなかなかわかりにくいんじゃないでしょうかというような、印象を私は受けたものですから。まだ全部精査してるわけじゃないんですけれども、大変よくはできていると思うんです。基本的に区民の方にとっては。というか、今まで行政として積み上げてきた部分、それから漏れもないと思うので悪くはないと思うんですけど、何か、せっかくこれから
街づくりしていくのに、もう少し楽しみを持たせるような部分があってもいいんではないかなっていう気がしますので。やられてきたことを否定するわけではないんですけれども、もう少し希望というか、こんなによくなるのかなとかっていう部分を盛り込んでいただいたようなものにしていっていただければいいんではないかなと思うので。全体的には、一つずつ積み上げてきたものですから、決して否定するものではないんですけれども、その辺の御意見があればお聞かせいただきたいと思います。
○
立山都市整備課長 御指摘まさにごもっともといいますか、ベースを
現行計画といいますか、平成21年につくった計画をベースにつくってる関係で、余り内容といいますか、表現がらっと変えるとまたわかりづらくなるという部分もありまして、こういうような全体の構成にしてございます。ただ、御指摘のように、かなり、計画ということでは、一般の区民の方が見てわかりやすいかというと、そこは御指摘のとおりかなとは思っております。
計画本編そのものはこういう形で整理をさせて、計画として進めていきたいとは存じますが、今後、概要版なり、またこういう計画をつくったということで「
街づくりニュース」というのを毎年発行してございますので、そういう中で楽しくなる、見てわかりやすいといいますか、そういう部分、少し今後工夫させていただきまして、PRに努めたいと考えてございます。
○
田島委員 まあ、ひとつその辺は。
私もちょっと、今
ジャストアイデアなんですけれども、やはりもう少し、拠点であります
鷹番小学校、学大の駅、それから
碑文谷公園、
碑文谷体育館、このエリアの中で拠点になる部分をどういうふうにつないでいくかみたいな部分のサインっていいますか、このエリアで
整備計画が行われますよという部分を知らせる意味で、何か区民にわかりやすいような、この拠点をつないでいくと、この
エリア自体の
整備計画が整いますよというような感じのわかりやすい部分を示していただいたり、それからまちの中にこうやってサインを置きますよという部分をつくってもらうと、まちの、特に商店街なんかに来られてお買い物された方たちが
碑文谷公園まで行ってみようよとか、六中の跡地の福祉の部分に関してもわかりやすいとか、駅おりたときに、そんなことも含めて何かもう少し楽しさというか、見てわかりやすいようなものを考えていっていただければと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。
○
立山都市整備課長 御指摘のような内容につきましては、計画の中で部分的には、例えば31ページのところに
誘導案内表示等の
整備検討というようなことで、いろんな施設への
案内誘導等も検討することにしてございます。具体的な計画を進める中で取り組んでいきたいなと。また、この
地域そのものについては「
あんしん歩行エリア」ということで、各入り口にそういう表示もしてございますので、この地域の特性というのもわかりやすい
サイン計画といいますか、そういうものは工夫して、わかりやすい安全なまちになるように今後検討させていただきます。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○森委員 基本的に、自転車と歩行者が共存できるまち、あるいは歩いて楽しめる、買い物できるまち、そういった方向で計画がつくられていると思います。それで、この間の動きとの関係で何点か質問したいんですけども、まず無電柱化の、きょう情報提供ありますけど、関係で出されてる意見と反映させたもの、どんなものがあるんでしょうか。
それから、今、
コミュニティバスの検討してますよね。この地域の関係ではどんな課題が浮かび上がってるんでしょうか。
それから、28ページに
自転車シェアリングについての検討のことがありますけども、まさにもう始めていて、その後、試行を経て、この地域にも拡大していくんだろうなというふうに思うんですけど、その位置づけっていうか、検討の課題はどうなっているでしょうか。
最後が、
実施計画あるいは毎年の予算の中に、これらを実行できるような予算、財源を確保していくんだろうと思うんですけども、試算している部分とやってない部分、あると思うんですけど、そのあたりの予算の裏づけがないと、絵に描いた餅になってしまいますので、その関係についてお尋ねしたいと思います。
以上。
○
澤田道路管理課長 委員お尋ねの
自転車シェアリングの関係から、まず御説明させていただきます。
自転車シェアリングにつきましては、当委員会でも御報告しておりますが、1月16日から
自転車シェアリングを開始してございます。この
自転車シェアリングにつきましては、先行導入区9区への乗り入れができるという特徴がございます。今回の
学芸大学駅周辺の
整備計画の策定に当たりまして、
自転車シェアリング実証実験結果を踏まえた検討ということでございますが、そちらの課題のお尋ねでございますが、
自転車シェアリング、やはり、自転車を借りる、返す、いわゆるポートと言われる場所の確保が大変重要でございます。それと、
事業運営に当たっては収益も当然見込まなければいけませんので、
利用ニーズのある場所への設置が必要だということになります。
検討でございますが、
学芸大学駅
周辺地区において、どの場所にポートを整備できるのか。土地をお借りできる場所が必要になりますので、そういったところを今後、区全体における
学芸大学駅
周辺地区において検討していくというふうなことで課題認識してございます。
以上でございます。
○
清水土木工事課長 それでは私のほうから、1点目の無電柱化の意見について御答弁させていただきます。
資料2の
意見内容と検討結果の内容について、
特段意見はありませんでしたけれども、本編の39ページのところに、商店街の魅力化の中に「
商店街関係者等による無電柱化に向けた調査・検討」という記載がございます。
学芸大学の商店街の路線につきましては、今後、
実施計画に基づきまして、来年度予定しております
電線類地中化の
整備基本方針の
改定作業の中で、路線の抽出も含めて、今後検討していくということにしております。
路線として抽出された場合、歩道がない商店街の道路におきましては、一番の課題となりますのが
地上機器の置き場となります。特に
学芸大学の商店街、道幅が狭いという状況がございますので、公園等の公有地ですとか沿道の商店街の方の協力を得て、民地内に
地上機器を置くこともちょっと検討しなければいけないということや、工事に当たりまして、商店街になりますので、人通りが多いということで工事の制限も受けるというところでは、そこら辺、そういったこともありますよという御理解は得る必要があるのかなと考えております。
いずれにいたしましても、来年度進めます
基本方針の
改定作業の中でそこら辺の検討を進めていくということと、商店街の関係者の方ですとか東京電力の
通信事業者と連携しまして、無電柱化に向けた調査・検討は進めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○
橋本都市計画課長 私から、2点目の質問にお答えをさせていただきます。
委員のほうから
コミュニティバスの検討ということでの御発言でしたけれども、
コミュニティバスについては、区内の
道路幅員、区道の
道路幅員が狭いなどの理由で難しいということで、
コミュニティバスにかわりまして
地域交通の支援の検討ということで昨年来、議会にも御案内しているところでございますので、以後、そのような形でよろしくお願いいたします。
この地域の
公共交通の状況でございますけれども、御案内のとおり、この地域の真ん中を東急電鉄の東横線通ってまして、
学芸大学駅が中心に位置してございます。また、駒沢通り、目黒通りにもバスが走ってございまして、区内の中では
公共交通の便としてはとても整った地域であろうということで認識しているということでございます。
以上でございます。
○
立山都市整備課長 では、4点目の
実施計画等の中での予算的な位置づけということでございます。
当該事業につきましては、
実施計画で
地区生活拠点の整備という事業名で、
実施計画事業として取り組んでいるところでございます。30、31年度につきましては、今後、予算の審議の中で、また御説明する部分かと存じますが、1月28日の
議会運営委員会の資料でも、工事費として3,200万円余を
学芸大学の工事ということで記載しているところでございます。
また、32年度以降も3,000万円前後の工事費を毎年計上してございます。また、この中で国の支出金ということでは、
交通安全対策に係る表面の塗装等の部分が該当になりますので、若干ではございますが、来年度、31年度では百数十万、それ以降も100万から200万円余というところで予定はして、そういう可能な限りの財源は確保しながら進めていきたいと考えでございます。
以上でございます。
○森委員 無電柱化については、法律が国会で全会一致で通った後に、それぞれの自治体で国や東京都と連携しながらやっているわけですけれども、課題は経費が高いと。できるだけ経費を削減する方向で無電柱化していくというのが課題だと思います。この地域も道幅が狭いという課題がありますので、非常に視点としては課題になっているのかなというふうに思っています。具体的なことについてはこれからなんだと思いますが、検討のやり方というのはどんなふうにやっていくのかについてだけお尋ねします。
それから、自転車の事故が多いことで、今、自転車の
走行レーン等々の整備を精力的にやっているわけですが、
自転車走行レーンをつくるのはなかなか、道幅との関係で難しいということで、これも大きな課題ですが、東京都に要請するということが書いてあるんですけども、実際にこういう形でという工夫ですよね。できるだけ事故を少なくするための工夫をぜひやっていただきたいというふうに思っています。それは個々の地域の状況、道の状況に応じてやっていくことですから、ぜひ地元の人を交えて、
地区懇談会も40人、公募区民、そのうち4人入ってやられてるようですけど、本当にそういった具体的な
取り組みについては今後の課題で、しかも住民の人を入れてやってかないと、なかなかワンパターンではできないと思いますので、ぜひそのあたり配慮してやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
以上です。
○
清水土木工事課長 それでは、1点目の無電柱化の
基本方針の改定に当たっての検討の進め方ということでございます。
まず、今年度の基礎調査の中で、
区内全区道の
道路幅員、
歩道幅員、公共施設の有無等、今年度、今現在調査をしているところでございます。その中で、来年度、
整備方針の改定に当たりましては、
歩道幅員が2.5メートル以上あるか、もしくは広い幅員の道路等を抽出しまして、また現地の調査も実施する予定としております。
それと、視点といたしましては、これまでと同様に、防災機能の強化ですとか
バリアフリーの安全な歩行空間の観点、また、
あと地上機器の置き場の確保の観点から、そういった視点で検討を進めていくというところでございます。そういった中で他の計画との整合を図りながら
優先整備路線等を選定しまして、
整備方針を改定していくという検討の進め方で考えております。
以上でございます。
○
立山都市整備課長 2点目、
自転車走行レーンに関して、東京都への整備の要望ということでございます。この計画にも載せているところでございます。東京都とは、補助26号線の整備等、比較的協議をする機会もふえてきてございますので、そういう中では引き続き地域の要望、また区の計画との整合性というところも踏まえて要望は引き続きしていきたいと考えてございます。
それと、地元の要望、個別具体的にというところにつきましては、委員御指摘の懇談会でも、細かい箇所で、具体的な箇所で検討できないかという話も出ておりますし、また、そういう地域で課題があるということで、懇談会ではなくて個別で、この計画に基づいた対応が何かできないかというところは庁内でも連携しながら、関係所管と調整を図り、対応する体制をとってございますので、今後も引き続き地元の意見を取り入れながら、学大駅周辺の良好な環境の整備に向けて取り組んでいきたいと考えてございます。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○
山本委員 住民説明会の参加人数が36人で、意見が個人から46件、
意見者数としては14人という内容なんですけど、この区域、
対象区域には2万1,954人が住んでいると。参加率としては極めて低いのかなという気がするんですけど、ほかの
駅前地区の
整備計画も今までやっていると思うんです。ほかの駅の結果はどうだったんでしょうか。
○
中澤都市整備部長 ただいまの件ですけども、内容が、以前、中目黒駅
周辺地区の
整備計画を御報告してますので、それ、ごらんになっていただければと思いますので。件数的には、学大のほうが多分多かったと、多いと思います。
以上でございます。
○
山本委員 じゃ、こういった
意見募集をするときについて、最低でも何人以上の意見を募集するとかっていう考え方はないんでしょうか。
○
中澤都市整備部長 区にはパブリックコメント、いわゆる
意見募集のちゃんとした規定を設けてございまして、期間は1カ月はやってくださいと。まあそれ以上でも構わないんですけども。
そこで集まる、集まらないっていう、その件数によって集まるまで待っているのかっていう今のお話かもしれませんが、現実的に言いますと、ある期間の中で公募をして募集をして、それで集まって、なるだけ周知するということで、毎回この話は出るんですが、いろんな意見を集めるためにどうしたらいいかというのはもう行政としての課題ではあるし、また受けとめる側も大体、物を言わない区民というよりも、逆に言うと、もういいやと言う区民もいるかもしれないし、それはわかりませんが。いずれにしても、私どもはできる限りの意見集約、パブリックコメントはやってございます。これは区の規定に基づいてやってございますので。また全庁的にその辺をどう対応するかっていうのは、全庁挙げての課題かなと思っております。
まあいずれにしても、今あった区報なり、あるいは
ホームページ、これは当たり前のことですが、今回はちゃんと現地で、行って説明会もやっておりますので、その説明会で36人というのは、一定程度、私としては集まってるのかなと思っております。
中目黒のときも、資料ごらんいただければと思いますが、説明会やっておりますので、結構な人数、まあ36人よりも多かったような気はしますが。要は、そうした中で地元の声というのは結構聞けますので、まあいずれにしても、できる限りの意見集約、これは努めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○
吉野委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(1)
学芸大学駅
周辺地区整備計画改定案についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(2)原町一丁目7番・8番地区の
街づくりの取組状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 続きまして、(2)原町一丁目7番・8番地区の
街づくりの取組状況について報告を受けます。
○林
木密地域整備課長 それでは私から、原町一丁目7番・8番地区の
街づくりの取組状況について報告させていただきます。
資料に記載しておりませんが、本日、この案件について報告するのは、原町一丁目7番・8番地区において、準備組合が防災街区整備事業を行うこととして、建物の高さや構造、公共施設の配置など事業の概要と、思い描いている事業完了後の地区の姿を
街づくり提案書として取りまとめ、区に提出されることとなっておりますが、その時期が近いこと、また、事業の中で地区にエリアを大きく2つ設定することとなったことから、事前に周知する必要があるためでございます。
では、お手元の資料に沿って説明いたします。
まず、1の経緯等です。
原町一丁目7番・8番地区は、資料の下のほうに記載のある西小山駅周辺地図の斜線で示した部分で、西小山の駅前北側に位置しており、道路が狭く、老朽建築物が密集している木密地域でございます。東京都不燃化10年プロジェクトの不燃化特区内に位置しており、区では不燃化を進めているところでございます。ここは駅前であることから、まちの顔となる地区でもあり、西小山
街づくり協議会や地元の町会、商店街から、まちの活性化について大きな期待が寄せられている地区でもございます。
地区全体の面積は約3,700平方メートルであり、そのうちの約3,200平方メートルの部分について、防災街区整備事業を活用した共同化を行うこととして、平成30年3月に原町一丁目7番・8番地区防災街区整備事業準備組合が設立され、その旨、昨年5月9日の当委員会に報告したところでございます。
資料をめくっていただきまして、裏面の2、
街づくりの基本的な方向性についてでございます。
この地区の
街づくりは、防災街区整備事業を活用して、地権者の生活を保全しながら本地区及び周辺の防災上、住環境上の課題解決と駅前のにぎわい形成に貢献するものでございます。そうした
街づくりを展開するための方策として、事業区域内を「共同化エリア」と「街なか賑わいエリア」に設定し、それぞれが
街づくりの役割を担いながら互いに連携して、特徴ある駅前環境を形成することで不燃化の促進だけでなく、商店街や地域交流の活性化を実現していくこととされております。
ここで、資料1をごらんください。
資料中ほどに図がございますが、右側の青い点線で示した西小山駅前の部分が「共同化エリア」、左側の緑色の点線で示した部分が「街なか賑わいエリア」でございます。こうした土地の使い方を踏まえた
街づくりの基本的な方向性については、準備組合事務局が地区の地権者を対象として平成30年8月に開催した説明会において合意されているものでございます。
では、報告資料に戻りまして、(1)共同化エリアについてでございます。
このエリアは、本事業の根幹となる共同化建物を建築するエリアで、地区の不燃化・耐震化とあわせて地権者用の住宅や店舗等が整備されるものです。また、駅前に立地していることから、駅前にふさわしい顔づくりとして、建物とあわせて商店街の雰囲気を継承した路面店舗が連なる空間や、地域交流に活用できるオープンスペースの整備によって駅前のにぎわいを形成するほか、歩道状空地の整備による歩行者空間や植栽などによって地域の環境を向上させるものでございます。
共同化建物については、現在、地権者の皆さんが十分な検討を進めているところと聞いております。
次に、(2)街なか賑わいエリアについてでございます。
このエリアは、大部分をUR都市機構が保有していることから、URが主体となって事業を行うこととして、平成30年12月に運営事業者を選定し、今月下旬にはにぎわい施設の整備に着工、6月には全面オープンの予定と聞いております。このにぎわい施設は、飲食店などのほか、イベントなどに利用できるオープンスペースを整備し、地域のにぎわいや交流を活性化するものでございます。
資料1、下の2枚の写真は、URが表参道で行っている事例で、にぎわい施設のイメージでございます。
また、資料2は、エリア全体の整備イメージでございます。後ほどごらんください。
次に、3の今後の
取り組みについてでございます。
事業を行うに当たっては、防災街区整備事業等を
都市計画として決定する必要がございます。そのため、準備組合では、冒頭説明いたしました
街づくり提案書について、平成30年度内での提出を予定していると聞いております。区は、準備組合からの
街づくり提案を受け、関係法令や区の
実施計画等に基づき、防災街区整備事業に関連する
都市計画の手続を進めてまいります。
街づくり提案を受けてから
都市計画の決定まではおおむね8カ月程度を要すると考えておりまして、平成31年11月になる予定でございます。
都市計画の決定後は、資料の今後の主な予定に記載のとおり、平成32年3月に地区内の権利者による事業組合の設立及び事業計画、12月に権利変換計画が認可された後、平成32年度末から共同化建物の工事に着手し、平成35年3月に工事が完了、35年度中に事業組合の解散となる予定でございます。
説明は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○
田島委員 説明ありがとうございました。この地域、隣の駅の武蔵小山のほうが開発がもう進んでおるということで、目黒区としても待ちに待ったというか、具体的にURさんの協力を得ながら
街づくりをしていくという部分だと思うんですけれども、対抗するわけではないんですけれども、品川区の武蔵小山のほうも意識はされてると思いますし、それをどのような形で位置づけているっていうのがあればお聞きしておきたいんですが。
○林
木密地域整備課長 武蔵小山は今現在、開発が非常に進んでおりまして、かなり高い建物が、タワーのような高い建物が林立するような、そういった
街づくりを今行っている様子が現地に行くとわかります。西小山につきましては、これは
街づくり協議会などでも出ている意見なんですけれども、西小山はそういうまちではないと。路面店舗といいますか、小さな店舗がたくさん建ち並んでいるような雰囲気が西小山であると。そういう御意見をいただいております。ですから、この計画につきましても、そういったイメージを壊さないような形での計画というものを地元でも望んでいるというふうに考えております。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○森委員 まず、隣接する商店街から商業活性化に対する大きな期待が寄せられているという点についてですけれども、具体的な声がどうなっているかお聞きしたいと思います。
にこま通り商店街が隣接する商店街になっていると思うんですけど、両側に路面店舗が建ち並ぶまちの風景を有している感じなわけですけども、そこにおいて今回の方向性というか、
都市計画決定をことしの11月に行うというその中身との関係で、その中身そのものについて、隣接する、にこま通り商店街の皆さんの具体的な声はどんなふうになっているんでしょうか。
それから、共同化の関係ですが、絶対高さ制限との関係でどういうものが計画されようとしてるんでしょうか。
○林
木密地域整備課長 今の2点の御質問に対してお答えをいたします。
まず、商店街からの具体的な声というお話でございます。
共同化建物の中の様子につきましては、今、共同化建物そのものにつきまして、準備組合のほうでいろいろと検討をしているところでございます。ただ、今現在も店舗が当然並んでおりますので、1階部分ぐらいは店舗にするような予定であるというような話も聞いております。また、周りの、にこま通り商店街につきましては、共同化建物については非常に好意的に受けとめていただいているという声を聞いております。
次に、共同化建物の絶対高さとの関係についてでございますが、地元につきましては、西小山の
街づくり整備計画がございますので、その中で決められた範囲内での高さでの建物を検討したいとしていると聞いております。
以上でございます。
○森委員 商店街の声ですけれども、例えば共同化建物が1階に店舗ができると、実際にそこに入れる店舗、現状営んでいる店舗の方々はどのくらいと見込まれているんでしょうか。恐らく地権との関係とか、借りるとなると、坪当たりの売り上げがこのくらい以上じゃないと、とても共益費等々も含めてペイできないという課題はあろうかと思うんですけど、その見込みについて。皆さん御存じの上で好意的に受けとめているという判断でしょうか。
それから、西小山のこの地域の高さについては一定、一時は、60メートルぐらいの高さもありましたが、30メートルぐらいにおさめるっていうことだと思うんですが、具体的にはもう大分具体化してると思うんで、目黒区の絶対高さとの関係で具体的な数値をお示しください。
○林
木密地域整備課長 今の2点の御質問にお答えをいたします。
まず、店舗に入れる方の見込みといいますか、権利の変換という御質問かと思いますけれども、これにつきましてはまだ、建物全体がどういう形になるかというのは準備組合で検討中で、決まっていないというふうに聞いております。また、権利変換につきましてもこれからということになりますので、具体的にまず、1店舗ずつの広さがどのぐらいになるのか、どの程度の数が店舗としてその建物の中にはいってくるのか、またその店舗の中に今現在ある店舗がどの程度入ってくるのかというような具体的なことにつきましては、まだまだこれから検討する内容でございますので、今ここでお答えできるものはちょっとないというのが実際のところでございます。
また、2点目の具体的な建物の高さについてですが、これも今申し上げましたとおりに、共同化建物について、具体的な内容につきましてはこれから準備組合のほうで、建物全体についてもそうですし、中のことにつきましても詰めていくというふうに聞いておりますので、具体的に今、共同化建物の高さが何メートルで考えられているのかということにつきましては、私のほうではお答えすることができません。ただ、私のほうで把握しておりますのは、地区計画の中で考えているということだけでございます。
以上でございます。
○森委員 最後に聞きますけど、やっぱりわからないことが多いというのが再開発手法とイコールのこの防災街区整備の手法だと思います。その枠組みが似通ってるだけに、再開発と同じ悩みを持ってしまうという課題があると思うんです。わかんないうちに、ふたをあけてみたら入れなかった、とてもペイできる状況になかったと、こんなはずじゃなかったというところは基本的に避けないといけませんので、十分に説明を、制度の枠組み等々、十分に説明をするってことが一番大事なポイントだと思います。その点でぜひそうしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
○林
木密地域整備課長 防災街区整備事業の制度の枠組みについての詳しい説明をきちんとしたほうがいいのではないかという今の御質問ですけれども、再開発事業に比べまして、防災街区整備事業のほうが補助金につきましてかなり受けられるというようなこともございますので、それで準備組合として防災街区整備事業としてやるということで準備組合を立ち上げたというふうに理解をしておりますので、地元の方については、地権者の方につきましては、そのあたりの御理解をされているというふうに思っております。ただ、まだ御理解が足りないという部分があるのでありましたら、そこにつきましては丁寧に説明をしていきたいと思っております。
以上でございます。
○森委員 その説明をしていきたいというのは、区がもともとUR、不燃公社との関係も持って協定結んできたわけですし、ここ買ってくれよ、この土地買ってくださいよって依頼したのは区ですから、そういうことからいっても、区が責任を持って十分な説明をしていくというお話で受け取っていいんですね。
○清水
街づくり推進部長 今、ここのところ、皆様、当然御存じのように、地権者の方がいらっしゃって、地権者の方々がそれぞれ、さまざまな考え方を持って、今
街づくりに取り組んでいるところでございます。区といたしましては、当然、
都市計画として皆様の貴重な財源、税金が投入された形でこういう再開発的な手法で行われるわけですから、当然、それについて十分な説明もいたしますし、また住んでいる方々一人一人の生活がちゃんと再建できるということは本当に大事になると思っておりますので、その点については十分な説明を行ってまいります。ただ、そこについて私どもは、それが実際にできるだけの力量のある不燃公社というものをつけております。その不燃公社が全体をリードして今やっておりますので、区が全体をちゃんと指揮監督という形ではやっていきますけども、その責任を持つというのをどう捉えるかという点がありますが、区としては十分な体制を組んでいるというふうに理解しておりますので、今後も地域の皆様が十分な生活ができるような形で、そして周辺の防災性も高まるといったような形で十分進めていけるようにはしていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○
青木委員 私は原町で生まれ、原町で育ったんです。この、にこま通り、ちょっと靴買ったりとか、きちっとした洋服買うなんていったときは武蔵小山に行ってたんですけど、この、にこま通りの端から端でほとんど全てのもの、例えばお正月が来ますなんていったとき、もうここだけで自転車なり、ちょっと、げた履きで行くぐらいの感じで、全部のものがそろっちゃう。で、それが格安だと。さっき説明がありましたように、路面店舗が多くて、2階建てで、2階に経営者が住んでいる。1階でお店をやる。本当にもう、午後4時から8時ぐらいの間は、もう人、人で大変だったんです。もうぶつかるぐらい歩いてました。まあ今も行きますけど、今はもう全然、そういうことがない。え、あのときの、最盛期はどうなっちゃったのかしらっていうぐらい、あそこで生まれ育った人たちは思ってると思うんですけど。
今、所管としては、準備組合の人たちといろいろお話し合いしてると思うんです。私もあそこにこれからも住むんですけどね、地元の人間としてああやって近所で、わざわざ渋谷とかそういうとこまで行かなくても、あそこで全部そろっちゃうっていうような。かつてのああいうにぎわいとか活性化、あったらいいなと思うんですけど、どうですか。これからの話し合いであれだと思うんですけど、ある程度ああいう活性化が望まれるんでしょうか。経営者たちも今はもう3代目ぐらいになってるんです、あそこでやってた人たちの。話し合ってると。お孫さんの代になっちゃってるんですけど、その辺はどんな感じ受けられてますでしょうか。
○林
木密地域整備課長 今のまちの活性化についてお答えをいたします。
防災街区整備事業は、まちの活性化を目指すというようなことでこのたび、「共同化エリア」と「街なか賑わいエリア」に分けて事業を行うこととしたものでございます。
そうした中で、資料2のほうにございますけれども、UR都市機構のほうがにぎわい施設を先行して行うことで新たな人の流れを生み出して、にこま通り商店街も含めて、いろんな人に来ていただけるようにしていきたいと。その事業を共同化建物ができてからも、今度は共同化建物のほうも含めて、人が来るようにしたいと。そういう狙いを持って、この防災街区整備事業でエリアを2つに分けているものでございます。
以上です。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(2)原町一丁目7番・8番地区の
街づくりの取組状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(3)補助46号線整備に係る区有通路の一部廃止について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 続きまして、(3)補助46号線整備に係る区有通路の一部廃止について報告を受けます。
○
澤田道路管理課長 それでは、補助46号線整備に係る区有通路の一部廃止について御報告いたします。
まず1番、経緯でございますが、都内には木造住宅密集地域が広範囲に分布しておりまして、東京都は、記載の「木密地域不燃化10年プロジェクト」不燃化特区制度を創設しまして、関係各区と連携し、「燃え広がらない・燃えないまち」とする
取り組みを行っているところでございます。
恐縮でございますが、資料の2枚目、別紙の案内図をごらんいただきたいと存じます。こちらをごらんいただきながら御説明させていただきます。
この案内図でございますが、右上に補助26号線と書いてございます。目黒郵便局から南下する道路でございます。その26号線、右上から左下に細い道路でございますが、細い線で太く書いてございます。こちらが補助46号線でございまして、今回、一部を廃止する区有通路につきましては、右上に31号と書いた太い部分、左下に円融寺通りと記載してございますが、こちらに鍵型となった太い部分、こちらの区有通路、この2路線の一部を廃止するものでございます。
説明資料に戻らせていただきます。
本区におきましては、目黒本町五丁目地区及び原町一丁目・洗足一丁目地区が不燃化推進特定整備地区として指定され、補助46号線沿道で道路整備と一体となった
街づくりを進めているところでございます。
現在、東京都は、補助46号線の整備として、案内図でございますが、補助26号線から補助30号線までの区間で用地取得及び下水道管の工事を進めておりまして、補助30号線から円融寺通りまでの区間につきましては用地取得を進めているところでございます。この整備におきまして、各区間の道路用地内に区有通路の一部がかかっているものでございます。
用地の取得率でございますが、目黒本町五丁目地区につきましてはおおむね完了、原町一丁目・洗足一丁目地区は30%程度というふうに聞いております。
このたび、東京都から30年12月18日付で、目黒区有通路の一部の用地取得について協議があったものでございます。
区有通路の全体の概要でございますが、案内図をごらんいただきながら御説明いたします。
まず、位置でございますが、記載のとおりでございまして、住居表示は本町五丁目14番先、こちらが31号でございます。延長が62.78メートル、面積が178.65平方メートルでございまして、供用開始した年は昭和44年でございます。
次に、区有通路の146号でございます。住居表示につきましては、洗足一丁目1番先。延長が72.31メートル、面積が208.12平方メートル、供用開始の年でございますが、昭和53年でございます。
この2つの区有通路の一部廃止でございますが、3番目の区有通路一部廃止でございますが、目黒本町五丁目地区及び原町一丁目・洗足一丁目地区におきまして、補助46号線整備により延焼遮断帯が形成されるとともに、沿道建築物の不燃化により災害に強い
街づくりが促進されていくこと。また区有通路の一部を補助46号線の事業用地として編入した場合、道路同士でございますので、区有通路の通行に支障がなく、ライフラインも確保されることから、区有通路の一部廃止は問題がないというふうに判断しております。
つきましては、区有通路の31号及び146号の一部の区域を廃止しまして、補助46号線の事業用地として東京都に売却することとするものでございます。
資料裏面ごらんいただきたいと存じます。
4の売却用地及び売却予定価格でございます。
恐縮ですが、2枚目の裏面をごらんいただきたいと存じます。
こちら、詳細図となってございます。上に31号、下に146号となってございます。
まず31号で御説明いたしますと、外側の太い線が補助46号線の区域、これ、20メートルの幅でございます。上の31号で申し上げますと、真ん中にクランク状の現道が、ちょっと見づらくて申しわけございませんが、クランク状の道路がございます。これが現在の区道でございますが、こちらに黒くなっている部分が区有通路の全区域でございまして、このうち網掛けが濃くなっているもの、これにつきまして一部廃止する部分となります。
下の146号につきましても同様でございます。
説明資料の裏面に戻らせていただきます。
まず31号の一部でございますが、売却用地、延長は13.86メートル、面積は37.69平方メートル。売却予定価格でございますが、こちらは東京都の財産価格審議会を経て区に提示された価格でございます。31号の一部は800万円でございます。
(2)の146号の一部でございますが、売却用地の延長が6.18メートル、面積が17.00平方メートル。売却予定価格でございますが、280万円でございます。
5の今後の予定でございますが、本日の委員会に報告しまして、本年6月の第2回定例会に議案提出の予定でございます。
説明は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○森委員 さきに、同じような理由で、西小山公園の一部を売却するという報告ありました。そのときに、木密事業の一環として買った公園なので、精算はどうだったかという質問して、その結果聞いてなかったもんですからお聞きしたいと思うんですけど、今回、道路だから、しかも相当古い道路なので、精算の必要はないですよね。返金の。その確認です。
それと、ほかにもあるのかなという疑問なんですけど、今後の売却予定の区有地ありますか。
以上。
○
澤田道路管理課長 委員お尋ねの2点目と3点目についてまずお答え差し上げたいと思います。
区有通路の精算の必要性のお尋ねでございますが、区有通路につきましては、記載の年の前に御寄附をいただきまして認定した道路でございますので、こちらにつきましては精算の必要はございません。
3点目に、このほかに売却予定のがあるのかということでございますが、これまで、中央体育館の東側用地の売却、それと、委員1点目で御質問されております西小山公園の一部、北側用地の売却、今回は区有通路2件の売却ということで御報告させていただいております。売却する区有地につきましては以上でございます。
ただし、でございますが、そのほかに、道路法で管理している特別区道がございます。こちらの区道も補助46号線の一部に、区域に編入されてまいります。こちらにつきましては、道路法の規定に基づきまして、東京都が道路法の網をかぶせるというか、法の規定を適用する道路として告示しますので、その形で道路になっていきます。なお、目黒区におきましても道路認定しておりますが、この認定を外すわけではなくて、重複認定という言葉を使っておりますが、一部につきましては目黒区も認定しておりますし、東京都も認定すると。ただ、管理する部分が、東京都の区域になりますので、都道として管理するということになります。
以上でございます。
○櫻田みどりと
公園課長 西小山公園の補助46号線に面している部分の区域内の用地でございますが、その後、特に進捗というのが私のほうで聞いておりませんで、ただ予定どおり進んでいると思っております。手続中だというふうに認識しております。
以上でございます。
○
吉野委員長 はい、よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(3)補助46号線整備に係る区有通路の一部廃止についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(4)平成30年度
立会川緑道及び
呑川本流緑道の
サクラ再生実行計画について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 続きまして、(4)平成30年度
立会川緑道及び
呑川本流緑道の
サクラ再生実行計画について報告を受けます。
○櫻田みどりと
公園課長 では、
立会川緑道及び
呑川本流緑道の
サクラ再生実行計画について御報告を申し上げます。
こちらの案件ですが、昨年7月11日に本年度の
サクラ再生実行計画の
取り組みについてということで当委員会に御報告したものの取りまとめということで申し上げます。
まず1番、背景でございますが、区内の公園・緑道・道路緑地の桜、2,300本ほどございますけれども、かなり老齢化等しておりますので、26年3月にサクラ基金を設立いたしまして、こちらを活用しながらサクラ保全事業を進めているところでございます。
このうち、この
サクラ再生実行計画の作成につきましては、樹木診断を1本1本行った上で、地域住民の方の御意見、それから樹木医の専門的な見識、こういったものを取り入れながら、平成28年度から対象地域ごとに
取り組みを進めております。本年度は、
立会川緑道と
呑川本流緑道の計画づくりを行いまして、取りまとめたところでございます。
2番、
立会川緑道サクラ再生実行計画につきまして申し上げます。
緑道の延長は約793メートル、もともと桜の木がソメイヨシノを中心に80本弱ございました。
検討の経過でございます。
平成30年の8月、10月、12月と3回、地域の検討会を行いまして、桜の診断結果の報告、それから課題出し、将来像の話し合い、植えかえ品種の検討等を行いまして方針を取りまとめたところでございます。
(2)内容でございますが、もともと緑道が暗渠化された、川を暗渠化して、上部に整備されておりますので、根を張る範囲が公園などに比べて非常に狭く、土が少ないというところで、生育環境としては、大きな桜にとっては厳しいものがございます。現在、ソメイヨシノが主に植わっておりますが、樹木の診断結果では、生育不良のものがかなり多くなっておりまして、健全木が大体、27年の調査で2割ほど、6割に少々傷みがある。それから、不健全なものが17%、約13本ほどございました。倒木の危険性が高い樹木につきましては、伐採を進めております。健全な桜につきましては、今後とも保全育成をしていきまして、倒木の危険や枯れてしまった木などについては、順次植えかえを行ってまいります。
図1にお示ししてございますが、碑文谷八幡宮から向原小学校の前まで、緑色に塗られているエリアですが、こちらは八幡様の桜並木の風景もございますので、現在のソメイヨシノの雰囲気に似た、やや小型のコシノヒガンという桜で植えかえを進めてまいります。向原小学校から補助46号線までの赤く塗ったエリアにつきましては、地元の方からも特色のある風景を創出するという御意見ありましたので、早咲きのピンクの濃いカワヅザクラで植えかえを進めていくことといたしました。
続きまして、項番3、
呑川本流緑道サクラ再生実行計画でございます。
緑道の延長が2,451メートル、ソメイヨシノをやはり中心に約240本の桜が植わっております。
検討の経過は立会川とほぼ同じでございます。
裏面におめくりください。
9月、11月、12月と3回、同様の流れで検討会を進めたものでございます。
計画の内容なんですが、やはり、緑道ということで暗渠の上部に整備されておりまして、根を張る範囲が狭く、土が少ないという生育環境でございます。現在のソメイヨシノはなかなか育ちにくいというところで、樹木の診断でも、腐朽が進んだり生育不良の樹木もございました。こちらは、半分近くは健全なんでございますが、三、四割にやや傷みがありまして、不健全なものも1割ほど、24本ございました。健全な桜はこのまま保全育成を進めまして、倒木あるいは危険木、そういったものにつきましては、順次植えかえを行ってまいります。
図3にエリア図がございます。都立大学を中心とした、電車からもよく見えるエリアですが、こちら、やはり現在のソメイヨシノの雰囲気を継承いたしまして、やや小型のコシノヒガンという桜で植えかえを進めてまいります。
中根小学校から第十一中、この赤く塗ったエリアですが、こちらが特に土が、基盤が狭くて、土が少ないといったところがありますので、もう少し小型のコヒガンという桜で植えかえを進めてまいります。
青い部分、自由通りから世田谷区界のエリアですが、こちらは比較的、土壌が広い、基盤が広いということございまして、コシノヒガン、コヒガンのほか、オカメザクラ、マメザクラなど、より小型の品種ですが、多様な品種で植えかえを進めていこうということになりました。植栽間隔が狭いところにつきましては、適切な植栽間隔をいずれも確保して植えかえを進めてまいります。
この青いエリアの、多様な品種での植えかえイメージというのを図4にお示ししてございます。大体同じ時期に幾つかの品種が一斉にそれぞれ咲くというところで、花の違いが楽しめるようなゾーンになっております。
項番4、今後の予定でございます。
今年度のサクラ保全事業報告会をことしも行います。3月10日、午後1時半から中根住区センター会議室で行う予定でございます。樹木医プロジェクトの方をことしもお呼びしまして、今回の
サクラ再生実行計画2路線の御報告。それから、現在、サクラ保全工事を、伐採、抜根もそうなんですが、新しく植えかえているところもございますので、こちらの工事の御報告。それから、地元の方で維持管理に参加していただく桜守の活動体験というのもしていただこうと思っております。
それから、今後の31年度のサクラ保全事業の予定でございますが、
サクラ再生実行計画につきましては、今度は呑川の柿の木坂支流、それから駒沢支流緑道の計画づくりを行っていく予定でございます。
サクラ保全工事につきましては、同様に危険木の伐採のほか、これまでの
サクラ再生実行計画に基づきまして、田向円融寺通り等、桜の植えかえを行っていく予定でございます。
次のページに、これまでの
サクラ再生実行計画の
取り組み、それから四角で囲んでおりますのが今年度の
サクラ再生実行計画づくりを行いました2路線の図示をしております。
私からの説明は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○川原委員 1点だけ確認でございますが、
立会川緑道、また
呑川本流緑道のそれぞれ再生
実行計画に基づいて順次これから植えかえをしていくということでございますけども、大体、それぞれの植えかえの費用といいますか、見込みというのはとってらっしゃるんであれば教えていただければと思います。
以上です。
○櫻田みどりと
公園課長 桜の伐採、植えかえ等について、
実施計画に位置づけをして予算、裏づけしておりますけれども、今、再生
実行計画、それぞれいろいろな地域でつくっている中で、まず、危険木の伐採等を先んじて行う関係で、今回、この中で何本か既に伐採しているものもあるんですけれども、大体、植えかえが、おおむねなんですけれども、1本100万円ぐらいかかるという想定で、各、昨年計画づくりを行った目黒川ですとか、おととし行いました街路樹ですとか、その辺を組み合わせながら進めてまいります。ですので、例えば何年度、ここの計画の中から何本、一斉に植えかえるというふうに、ちょっとなかなかできませんで、済みません、正確な数値が出せていない状況ではございます。
以上です。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○
田島委員 両方とも小学校が近隣にあるということで、これから卒業式、入学式っていう部分になっていくわけで、桜の開花っていうのは非常に、まあ自然が相手なんで何とも言えないでしょうけれども、今まではソメイヨシノで、うまく卒業式、入学式に開花すると非常に喜ばれていたわけなんで、これを植えかえることによって、その部分がどうなのかなと。まあ大体、桜の品種ですから、4月ぐらいにということだとも思うんですけども。中根小学校のところはコヒガンザクラですか、それから向原小学校の脇にはカワヅザクラというふうになっているんですけど、その辺は地元の方とも御意見をいただきながらこの計画をされたのかどうかお伺いしたいというのと、それから、この施工の仕方というのは、今御説明がありましたように、危険なものから順次やっていって、最終的にどの程度を意識するのか。ずっと続けていかなければいけない事業で、基金もあるわけですけれども、一応、今の計画的な部分に関しては大体どのくらいかかるのかなと。要するに、1年で全部できるわけじゃないっていうのは理解できるんですけども、区のほうが考えているコシノヒガンとカワヅザクラとそれからコヒガンと多様な品種云々というのはあると思うんですけども、その植えかえの手法という部分を大体どの程度、今の段階では何年ぐらいまでに品種が変わっていくんだっていうのがわかっていればというか、計画はお立てになってるでしょうから、それを教えていただきたいと思います。
○櫻田みどりと
公園課長 では、今お尋ねの御質問でございます。
まず、地元の御意見、特に小学校が多くて、卒業式、入学式とのかかわり、ソメイヨシノがかわるということについてということと思います。御指摘のとおり、ソメイヨシノに愛着を持っているという方は非常に多うございました。両方の路線とも。ただ、緑道の上ということで、特に
立会川緑道ですとか、あとは中根小学校の下流ですとか、実際にごらんになって、かなり枯れていると。地盤がもう人工地盤、つまり植木鉢に大きい木をぎゅうぎゅうと植えてるような状態なんです。その辺御説明をさせていただきまして、それならばソメイヨシノの雰囲気を継承するような、やや小型のものでよろしいんじゃないですかということで大体御意見がまとまってまいりました。コシノヒガン、コヒガンとも、多少、1週間ぐらいですかね、やや、ソメイヨシノよりも確かに開花が早いという状況もございます。一方で、ソメイヨシノもだんだん、今、開花が早まってるような状況もございます。いずれにしましても、ソメイヨシノはしばらく、健全な木はそのまま保全をしてまいりますので、しばらくの間、多分、数十年かもしれません、二、三十年とか恐らく。両方が混在するような状況にはなってるのかなと思います。それから徐々にという形になってまいりますので、1週間ほど開花時期違いますが、桜の花というのは2週間ぐらいは十分きれいにもちますので、卒業式、入学式いずれにも対応していけるのかなと、楽しんでいただけるのかなと思っております。
それから、施工の仕方というか施工ですね、今後どれぐらい、品種が変わっていくことに時間がかかるか、あるいはその辺の見込みといったところかと思いますけれども、コシノヒガン、コヒガン、先ほど申し上げましたとおり、今のソメイヨシノもしばらくは健全に育ててまいりますので、
実施計画のほうで今後の計画づくりをしておりますが、サクラ保全事業として、先ほど申し上げたとおり、いろんな路線で組み合わせながら、危険木から先に伐採を進めてまいりますけれども、今の
実施計画ですが、30年度から5年間、それぞれ大体1,000万強程度でサクラ保全事業を見込んでおります。これは伐採も新植も全部含めて、各地域含めてということです。32年と33年に樹木のまた診断ですね。再度診断を行う費用を持っておりまして、これで1,735万程度を位置づけております。全部合わせまして、5年間で6,693万ということで載せさせていただいてます。
こういった診断と新植、伐採を組み合わせながら、そのたびごとに状況を把握しながら進めてまいりたいと思っております。
以上です。
○
田島委員 わかりました。一斉にばっと切っちゃうっていうわけではないっていうのがわかりました。特に中根小学校は、呑川を渡る、校舎から体育館へ渡る、ちょうど通路がありまして、そこから見る桜が非常に目の高さで、いつも入学式のときは御父兄を含めて、小学生たちも楽しみにしている部分ありますので、できましたらあの近辺はちょっと、伐採の本数をどういうふうにするかと意識しながら、桜ができるだけ絶えないようにしていただければいいと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。答弁は結構です。
○
吉野委員長 ほかにございますか。
○佐藤委員 呑川のほうなんですが、たしか目黒通りに近いところは自転車の駐輪場になってるんですが、その駐輪場の影響というのは桜に及ぼしてるんでしょうか。それを考えると、今後、その駐輪場の位置とかそういうのも考えていかなければいけないんではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
以上です。
○櫻田みどりと
公園課長 呑川本流緑道の都立大学駅付近の自転車置き場についてでございます。放置自転車対策のためということで、緑道上なんですが、暫定的な施設として自転車置き場を設置している経緯がございます。道路管理課とも調整をしながら、桜の根元を傷つけないようにするなど、そういった配慮を今後ともしていきたいと思っております。やっぱり狭いところですので、どうしても人が歩く部分、それから土の部分、その辺の取り合いはどうしても出てまいりますが、連携を密にしながら、桜への影響を最低限にしていきたいと考えております。
以上です。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○森委員 先ほど、入学式の楽しみって、お話がありましたけども、歴史的な景観を残してほしいという思いもあると思うんです。そういったぜひ残してほしいという桜の木っていうのは、位置づけ、どうなってるんでしょう。他の樹種についてもすごく気になっていて、例えば大鳥神社の大イチョウ、戦災で焼けて、それでも生き続けているっていうのはすごいなと思うんですけど、そういった木が目黒区内にあるわけですけど、桜でいえば、全国的にも古いけども残したいっていう名所の桜、お金かけて残してますよね。ウスズミザクラとかいろいろ。目黒区内の桜が2,000本余り、そのうち道路緑地が1,000本ぐらいだと思うんですけど、その位置づけについて、どんな位置づけでしょうか。
それから、32年、33年に再診断されると。1,735万とってあるのは、全ての道路緑地の桜は再診断するってことなのか、それとも目黒区内の全部の桜なのか。
あと、私の地元で気になっているのが蛇崩川緑道の桜なんですけど、あの状態はどんな形で、計画っていうか位置づけ、どんなふうになってるんでしょうか。
以上。
○櫻田みどりと
公園課長 では、3点の御質問いただきましたので、お答えをいたします。
まず、ぜひ残したい樹木、桜といったところだと思います。位置づけといったところですかね。例えばですが、私ども基本的には、今ある桜はサクラ基金なども活用しながら残していくというのが基本的なスタンスでございます。危険であったり、非常に、枯損ですとか枯れてしまった木などについては植えかえをしていくという形なんですけれども、特に残したい木、例えば目黒川でいいますと、非常に樹齢の古い、西郷さんの方が植えたという古い木がございますけれども、そういった路線などはぜひ守っていきたいなと思います。ただ、生き物ですので、しかもソメイヨシノは比較的短命と言われておりますので、どうしてもいつかは寿命が来てしまいます。ただ、例えばああいった道路緑地だとなかなか難しいんですが、公園の中にある大きな桜などにつきましては、できるだけワイヤーで引っ張るなどして、なるべく生きているものを保護していくという形をとっておりまして、例えば菅刈公園の大イチョウなどもそうですけれども、やや菌にやられておりますが、土壌改良して、支柱を引っ張って支えてというやり方をしております。そういったことをできるだけできるところは行っていって、将来に伝えていきたいと思ってます。
それから、32年、33年度に予定してます樹木診断の対象でございますが、こちら、不健全な木、不健全と思われる、まず、私どもで目視をしまして、それから専門家を入れて精密診断となりますけれども、不健全なものについては全て診断をしてまいります。そのための費用を計上しております。
それから3点目、蛇崩川緑道の桜の状態でございます。さきの樹木診断では、6割ほどが健全、それからやや傷みがあるものは3割、4割といったところで診断ができております。不健全あるいはかなり傷みが進んでいるという部分については、特に悪いものを中心に外観診断、精密診断ということをしていくというところになっております。
以上でございます。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(4)平成30年度
立会川緑道及び
呑川本流緑道の
サクラ再生実行計画についてを終わります。
―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(5)目黒区
地球温暖化対策推進第三次
実行計画(めぐろエコ・プランⅢ)改定(案)について
―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 続きまして、(5)目黒区
地球温暖化対策推進第三次
実行計画(めぐろエコ・プランⅢ)改定(案)について報告を受けます。
○佐藤
環境保全課長 それでは、私から資料に基づきまして、御説明に先立ちまして、本御報告につきましては、私ども区の
実行計画、通称めぐろエコ・プランということで、昨年6月21日、本委員会に改定について御報告をしたところでございまして、このたび区の
改定作業の結果、案として取りまとめたものを本日御報告するものでございます。
資料のほうを見ていただきまして、1番、改定の背景につきましては、さきの改定についての際も御説明をした内容ではございますが、前段落のとおり、国の地球温暖化対策の法律、温対法でございますが、この法律に基づく自治体の、私どもの事務事業に係る温暖化の
実行計画ということで、法令上も策定は義務とされているもの、記載のとおり、区の施設を対象とした計画ということでございます。
後段のほうの真ん中以降のとおり、今年度末で5年の満了を迎えますので、改めて私ども基礎的自治体、それから記載の区内の大規模事業所の一つ、こういったことから、区民に対して、区の職員、私ども率先して取り組んでいくような内容、こういった改定案として取りまとめたものでございます。
2番の主な経緯につきましては、区として取り組んだ検討の結果、これを時系列に示したものでございまして、この間、6月21日には本委員会に改定を御報告しておりますが、その内容でございます。
特徴的なものとしては、8月のところで職員意見、全体に対して募集をかけていただいているところ、それから9月のところで、有識者による評価委員会においても、新たに今回御意見をいただいたところ、そういったところも含めて取りまとめたものということで記載のとおりでございます。
めくっていただいた2ページ目、3番のところが本改定案の概要でございます。
まず(1)の名称としては、改めて現在の第二次計画を引き継ぎまして、第三次計画、めぐろエコ・プランⅢということで考えてございます。
(2)の計画期間は、後ほど詳細を説明しますが、来年度、2019年度から12年間、2030年度までの12年計画でございます。
目標については、まず、前段のほうの温室効果ガスの排出量の目標、基準は2013年度ということで、その次のとおり、排出量の計算に大きく係る排出係数については0.37という数値を使う見込みとしまして、12年後には40%の削減を目安とするものでございます。
それから、これまでは5年ごとにエコ・プランのⅠ、それからⅡと見直しをしてまいりましたので、この12年間の計画ということで掲げますが、一方、5年後に見直しをすることを考えまして、5年間について、まず、取りかかりの目標の目安としては、年間2%減、5年で10%、これを並行して中間的なものとして掲げたところでございます。
主な改定内容は一覧にしてございますが、(4)のとおり、1番については区の各施設に係る
取り組みが大きなところ、ございますので、改めて区で進めている区有施設見直しについて、新たにⅢから明記をしまして、整合を図っていくという内容。
それから、2番については、これまで推進会議と前ページに書いてございましたが、副区長を委員長として取り組んでまいりましたが、来年からは区長を本部長とさせていただきまして、区全体の組織として再編し、区として率先的に検討していく改定をしてございます。
それから、3番のところが改めて、さきの12年間、それから40%という大きな目標を掲げるに当たって、これは後ほど御説明しますが、詳細な目標の中身であったり、それから試算というものを今回新たに載せてございまして、3番でございます。
それから、4番については、例えば現在も取り組んでいる区の庁舎の中のLED化、それから今後、
取り組みや新たなもの、掲げたものがどういった効果があるのか。これを可能な限り調べまして、寄与度として指標として数値を示してございます。これは後ほどごらんいただきます。
それから、資料として最後のところに用語解説をつけたところ。こういったところが大きな改定点でございます。
(5)の
取り組み内容については、本文のほうにもございますが、これが全体の版の要約のところでございまして、アからキまでの
取り組み、それから括弧の中のさまざまな記載が追加ということで、これは今回のⅢから新たに内容として取り入れたものといったところで大きく要約してこちらに記載しているものでございます。
その上で3ページへ進んでいただいた「また」書きのところは、先ほど口頭で御説明した区の推進組織の再編、そこから各課の環境推進員の制度、これは維持した上で全庁的に取り組んでいく。それから、「さらに」のところで、大きな改定ということでございますので、次年度、初年度については、職員向けの研修の回数をふやし、また時期も前倒しをすることを検討し、そういったところで区の中で全職員の周知徹底等を図っていく。こういう周知の
取り組みも新たにしていきたいというふうに考えてございます。
本編は後ほどでございまして、先に今後のスケジュールについては、本日の本委員会への御報告、これは案として御報告してございますので、御質疑・御意見等いただいたもの、可能なものは踏まえさせていただきまして、3月に改定し、4月から実施していく流れでございます。
それでは、本文のほうの御説明をさせていただきます。
まず、大きなところとしては、めくっていただいた目次のところに、4章立てがございまして、こういったつくりになって、あと資料の説明がございますので、こちらはごらんいただきたく、中心になるのは第4章、13ページ以降、目標からの具体的な内容でございます。
その上で、先ほども申した13ページをお開きいただきたく存じます。
今回の大きな目標については、改めて13ページ、第4章ということで掲げてございまして、4-1の目標の(1)の大きな四角の中に再掲してございます。その上で、新たに今回、削減イメージとして下にグラフにしまして、2013年度の排出量の基準となるものの数値、2万3,000トン余、ここから5年後の10%削減ですとどのぐらいの数字が必要になるか、それから40%、12年後についてはどのぐらいまで下げる必要があるかということを試算したものをイメージとして記載してございます。
めくっていただいた14ページにつきましては、改めてその前段となる区のエネルギー使用量も管理していくということで、まず、見直しモデルの5年間については、同じく年2%、5年10%を目安とする予定にしておりまして、そこについても下のグラフは実際の削減の、これは原油換算、キロリットルでございますが、数値的なものもお示しした上でイメージとしているものでございます。
少々具体的に、その目標設定の考え方が、アのとおり、まず法令の規定については、先ほど申したとおりの国の温対法に基づく計画ということでございます。
それから、15ページに進んでいただいて、目標の設定は具体的にはイのところでございまして、ちょっと細かくなりますが、前提としては国の計画上が12年後40%掲げている、これをそのまま準用したものでございます。これは国連に提出した国としての約束草案の目標、これが国全体は26%ですが、区役所等が該当する事務所のところの目標が、計算すると40%になっているところを引きまして、国のほうも40%、これを採用したものでございまして、参考のほうには国の計画の内容を抜粋してございます。
その上で目標を立てたところで、16ページからが実際に区としてどういうふうに達成していくか、それについてのよりどころについては、これもまずは国に大きく依存はしますが、ウの(ア)の温室効果ガスの計算式は、区でエネルギー使用量を減らしていきながら、国から示される排出係数、先ほど言った0.37、これに依存するところでございまして、国のほうではそれの考え方についてはそちらにも記載、それから参考6のとおり、電力業界に対して働きかけをするということで、12年後の0.37を目指していく、国としても支援していくということを根拠としてございます。この抜粋でございます。
その上で、具体的には本区においてどういう数字を試算すると達成していけるのか、それが17ページのエでございまして、参考9の囲みのところの前段が現在のエコ・プランⅡ、第二次
実行計画における実際の実数でございます。これについては、基準が2012年度としておりまして、それから年間1%、これも決してよりどころがないわけじゃなくて、省エネ法に基づく年間1%削減を目標にしてございますが、実際、昨年度の数字としては、CO2は2万1,000トン余でございまして、2012年比較で0.1%減にとどまっております。
ただ、これが(2)の試算で、新たに翌年の2013年度の基準値を出しますと、この年は震災直後の関係もあって排出係数が高かったこともあって、数値としては2万3,000トン余になります。これを分母として12年後に40減らす、それでいって、私どもの昨年の2017年度、29年度の実際のエネルギー使用量に仮に0.37という係数で試算しますと、1万9,000トン余という試算結果になりまして、これが実際の基準年度の実数から比較すると、18.5%減という試算ができます。こういったものをよりどころとした上で、国が電力業界も含めて取り組む排出係数の削減に基づく私どもの計画については、その下のとおり、これ年間で割ると約4.6%の減が達成できる試算になりますので、5年後のそこの米印の上のほうの試算、それから下の12年後の試算についても、推移を見ながらですが、可能性はあるということでの目標設定。こういった説明を記載しているところでございます。
以下、中身についてはそういった中身で、新たな
取り組み等については、先ほど申しました19ページのところには体系的に書いてございまして、それからその後ろについては、さまざま新たな
取り組みについての具体的な寄与度であったり、そういったものの中身を書いてございますので、そちらは確認をしていただきたいと思いまして、改めてこういった大きな目標を今の御説明のほうで掲げたということで、改めてこれまでの節電の
取り組みを継続しながら、新たな
取り組みについても検討していくということで取り組んでまいりたいと存じますので、改めまして説明については以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○森委員 国にそろえた形でやっていくと。40%削減のスパンが12年、5年間で10%、当面やっていくと。その後、加速度的に削減が功を奏していくというパターンですが、その見通しはいかがでしょうか。それが一つです。
それから、毎年の検証ですけども、どうやって20ページ、21ページの
取り組み項目、いろいろありますけども、これらについて検証していくんでしょうか。1個1個全部、削減率を検証できるんでしょうか。
以上。
○佐藤
環境保全課長 まず、1点目でございます。おっしゃるとおり、先ほどの御説明の中でも大きな数字ということでの御説明をいたしました。一つ、まず先に、5年後の中間的な目標のよりどころとしましては、先に28ページのほうを開いていただきますと、これまでのエコ・プランⅡの昨年度までの具体的な実績の中で、区のエネルギー使用量の実績を掲載してございます。これを見ていただくと、昨年度、このたび集計をいたしましたが、こちらの総使用量、これキロリットル換算でございますけど、この2012年度の基準年に比較してもマイナス1.5%。なかなか猛暑が厳しい中でも、職員の皆さんに無理のない可能な限りの節電、節約等に取り組んでいただいた結果、対前年比で言うとマイナスの2.7%、エネルギー使用量が実際に削減できた実績がございます。こういったところを勘案した上で、年2%のエネルギー使用量の削減はやはり区としては、この実績も含めて継続的に取り組んでいかなければならない。率先するという考え方で年2%についてはこれまでの実績も踏まえ、無理のない節約を続けながら、まず職員の方々の
取り組みで達成していきたい、こういう考え方でございます。
そうすると、その差として、おっしゃるとおり、残り7年で大きな差が出るところでございますが、これは例えばその後に、20ページ以降の
取り組みの検証のお話もありましたけれど、新たな
取り組みとして19ページを改めて見ていただきますと、例えば1番の(5)のところでは、契約の内容の検討ということで、排出係数の少ない事業所を入札等で採用していくことの検討、やっている区もありますけれど、それから一番下のところでいう、地方の森林を活用させていただくカーボン・オフセットの検討、こういったものを考えていく中で、例えばカーボン・オフセットで申すと、今回、寄与度ということで、24ページに実際に行っている区の実績を参考に記載してございます。例えばイの新宿区の場合ですと、①の伊那市の森林活用については、年間で300トン以上の削減を達成している。一方で、その上の福島県のところで例がありますけれど、費用がかかる、予算がかかるものではございます。ただ、5年間の
取り組みを続ける中で、7年後に向けた
取り組みは早急に、こういったことも含めて、実際の寄与度も考えながら、残りのパーセンテージの削減に向けては契約の変更の検討であったり、こういった森林の活用だったりというところを予算も含めて検討していく。こういったところで見通しを立てているところでございます。
それからあわせて、2点目と重なりますけど、検証については、おっしゃるとおり、可能な限りはLED化であったり、そういったものの実際の効果を出しながら、それとエネルギー使用量を削減した上で0.37の家庭の排出係数も使いながら、両方の面で削減の方向については示していくということで検証しながら取り組んでいきたい、このように考えてございます。
以上でございます。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
○
山本委員 2点質問します。
1点目、18ページで、排出の算定対象項目は主に電気とかガスとか燃料の使用量なんですけど、それ以外で用紙の購入量とかごみの排出量とかがあるわけなんですけども、例えば用紙の購入量とかごみの排出量は、実績がいつもほぼほぼ横ばいで、余り削減できてないんですけども、これを削減することで一体どれぐらいエコに、
環境保全に役立つのかっていうのがちょっとどこにも見えないので、そういうのを明示した上で、だからこういう
取り組みをやっていますということにしていったらいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
2点目が、21ページで、
取り組み項目の中の一番最後に、森林環境譲与税を活用した木製品等の利用を行うって書いてあるんです。具体的に、木製品等の利用っていうのはどういうことを想定されているんでしょうか、お伺いします。
○佐藤
環境保全課長 1点目については、こちらとして職員向けの
取り組みの中身としては、おっしゃる21ページのところ、同じページでございますけれど、上の(4)のところに具体的な中身を載せた上で、こういったものを周知していくというところでございます。
おっしゃるとおり、用紙の購入量については、横ばいあるいはふえているような課題的な状況があるので、一つ
取り組みとしては、今年度の職員向けの研修においては、この用紙の購入量削減についてをポイントとしまして専門家を招いたんですけれど、他区の例であったり、例えばできる限り、見やすさという点もありますけれど、資料を1ページの中にまとめていくようなことを一生懸命やっている区もございますし、一方で、なかなか自分たちが各課においても、計画改定等でどうしても必要な量というのがございますけれど、じゃ、1年間どのぐらい使っているかの意識というのは余りきちんとしていなかったというような課題もありましたので、今年度先行して、用紙については研修を徹底し、改めて今年度中から削減に向けては新しい
取り組みが可能かどうかも含めて取り組んでいるところでございまして、そういったところも含めて、また、次年度の研修の中で成果等もお示ししながら、職員に対してはそういったところも含めて、これは全体、CO2排出量にかかわらずそういった資源の削減、そういったことも含めた区の計画でございますので、そういった点については改めて周知徹底、
取り組みの拡充をしていきたいという考え方でございます。
それから、森林環境譲与税については、まだ今、国会で審議中ということで、仮ではございますが、先に国から示されている活用方法の中では、例えば木製の学校の机や椅子の購入であったり、それから実際には、先ほど申した地方の森林育成のため等に活用ができるというふうに聞いておりまして、そういったことも含めて組み合わせて、カーボン・オフセットなんかとも組み合わせて、等というところには木製品だけということではなく、法令の制定状況見ながら検討してきたい、そういったところで考えているところでございます。
以上でございます。
○
山本委員 1点目についてもう1回お伺いするんですけど、紙の排出量を減らすとかごみの排出量を減らすとかって心がけていくとしても、例えばごみの排出量が100トン減ったら、一体どれぐらい環境に、何にいいとかって、そういう意味での見せ方というか、やる側としても見る側としても、努力して減らしたんだなということがわかっても、一体それがどの程度、何に役立ったのかっていうことがわかると、やる意味がより明確になるんじゃないかなと思うんですけど。例えば、いいことをしたいなと思っても、じゃ、100円寄附すると、貧しい子どもたちのワクチンが20本買えますよ、じゃないですけど、どれぐらい貢献してるんだろうっていうのがやる側も、それを見ている市民側もわかったほうがいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○佐藤
環境保全課長 私は
環境保全課の立場でございますけど、おっしゃるとおり、区から事業系ごみとして排出する紙であったり資源ごみであったり、そういったものについては、環境清掃部全体としてはごみの量の削減の中でどういう考え方をしていくかということはございますので、ただ、エコ・プランの中については、今、具体的には、前年より下げるということを目標にして取り組んでいるところではございますが、また改めて、その
取り組みに対して、そういったものが例えば事業系ごみにどういうことがあるか、あるいはさらに細かく言えば、分別そのものも徹底されてないような例もございますので、そういったところも踏み込んで、研修等の中ではより具体的な説明を尽くしてまいりたい、このように存じます。
以上でございます。
○田島
環境清掃部長 ちょっとつけ足しをさせてください。
要するに、紙が減るっていうことは、それだけ可燃のごみが減っていくということになるかと思います。その分、清掃工場なんかで燃やす量が減る、そうすると二酸化炭素の排出も少なくなるというようなところ、関連していくことがいろいろあるかと思いますので、そういったところを説明することで職員の理解を深めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(5)目黒区
地球温暖化対策推進第三次
実行計画(めぐろエコ・プランⅢ)改定(案)についてを終わります。
以上で
報告事項を終わります。
――
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【情報提供】(1)林試の
森公園周辺の国有地等の状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
吉野委員長 次に、情報提供(1)林試の
森公園周辺の国有地等の状況について情報提供を受けます。
○
橋本都市計画課長 品川区内におけます林試の
森公園周辺の状況につきましては、品川区における議会報告に連動いたしまして、昨年5月9日、9月10日、11月14日の3回にわたって当委員会に情報提供いたしまして、都立公園の区域変更についても昨年、御報告をさせていただきました。
これまでの情報提供の主な内容は、品川区が整備を予定している福祉施設などを中心とした跡地利用方針についてでございまして、前回の11月に情報提供させていただいたものから大きな状況の変化はございませんが、主に取得予定の国有地に関連いたしまして、先月、品川区議会で報告がなされました。それを受けまして本日、その内容について情報提供させていただくものでございます。
なお、本件は、本日の企画総務委員会にも情報提供させていただいてございます。
それでは、資料のほうをごらんください。
本日御用意した資料は、これまでと同様に品川区作成のもので、先月1月22日に同区において議会報告されているものでございます。
資料の項番1が現況図で、同区が取得要望をしている位置を示しております。赤枠のプラカードで指し示している箇所が大きく2カ所ございまして、図の左下側に赤く塗りつぶされた部分が福祉施設等の設置を検討している箇所となります。また、図の右下側の赤い線で示された部分、こちらが区道の新設・拡幅を検討している箇所となります。
次の項番2、国有地の取得についての記載が今回情報提供させていただく中心的なところとなります。
品川区と東京都が国に対して取得を要望している国有地につきまして、昨年12月に開催された国有財産関東地方審議会において、品川区と東京都への売却を適当と認める旨の答申があったというもので、これに基づきまして、今後、既存の建物について、国が解体後に取得する方向で国と協議を進めていくというものでございます。
なお、国による建物解体の時期等については、現時点では未定と聞いてございます。
次の項番3では、区、品川区の取得予定の西側敷地の活用方法(案)として、(1)で想定施設規模、(2)に施設内容等(案)が記載されております。
(2)の3点目にある想定福祉施設につきましては、前回資料では概括的な記載になってございましたが、今回の資料では、保育園ですとか地域密着型特別養護老人ホームというように、より具体的な内容が示されてございます。
本日の情報提供の御説明は以上となりますが、品川区と東京都等に対しましては、引き続き適時、適切な情報提供を要請してございまして、動きがあった場合には、改めて議会に対して情報提供させていただきます。
説明は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(1)林試の
森公園周辺の国有地等の状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【情報提供】(2)「東京都
自転車活用推進計画(素案)」の
都民意見の募集について
――
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○
吉野委員長 続きまして、(2)「東京都
自転車活用推進計画(素案)」の
都民意見の募集について情報提供を受けます。
○
澤田道路管理課長 それでは、「東京都
自転車活用推進計画(素案)」の都民
意見募集について情報提供させていただきます。
本件につきましては、資料に記載のとおりでございまして、東京都は、
自転車活用推進計画(素案)を取りまとめ、本年2月4日付で公表いたしました。本日は、計画素案に対するパブリックコメントが2月4日から3月5日の期間行われておりますので、情報を御提供させていただくものでございます。
項番1の素案の内容でございますが、国が策定した
自転車活用推進計画を踏まえまして、東京都における自転車の活用の推進に関する施策をまとめたものでございます。
計画素案につきましては、恐縮でございますが、資料下段に記載の東京都
都市整備局
ホームページにて御確認いただきたく存じます。
項番2の
意見募集でございますが、記載の2月4日月曜日から3月5日火曜日までの期間でございます。
提出方法、宛先については記載のとおりでございます。
今後の動きでございますが、2月4日から3月5日まで実施されますパブリックコメントを踏まえまして、本年3月末に計画を策定すると聞いております。
情報提供は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(2)「東京都
自転車活用推進計画(素案)」の
都民意見の募集についてを終わります。
――
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【情報提供】(3)「東京都無
電柱化推進計画(改定)」(素案)の
都民意見の募集について
――
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○
吉野委員長 続きまして、(3)「東京都無
電柱化推進計画(改定)」(素案)の
都民意見の募集について情報提供を受けます。
○
清水土木工事課長 それでは、「東京都無
電柱化推進計画(改定)」(素案)の
都民意見の募集について、東京都建設局から通知がありましたので、情報提供させていただきます。
東京都では、現計画の東京都無
電柱化推進計画(第7期)を2年延伸しまして、東京都無
電柱化推進計画を改定、策定するということで都民の
意見募集を行い、年度内の計画策定に向けて取り組んでいくこととしております。
表紙、項番1の
意見募集の対象については記載のとおりでございます。
項番2、
意見募集に関する資料の入手方法ですが、建設局
ホームページからのダウンロードか、記載の都庁の場所で閲覧ができます。
項番3、募集期間及び提出方法ですが、募集期間は本年2月8日から3月10日まで。提出方法は郵送、Eメール、ファクスでの提出となります。(3)記載の提出先への提出というふうになります。
それと、別添で、白黒刷りではございますが、この素案の内容、配付しておりますので、後ほどごらんいただければと思いますが、1点、6ページのところに、本編の6ページをちょっと見ていただきますと、右下のところに、区市町村道における
取り組みの中にあります、図-9のところに、右側に防災に寄与する区市町村道の例示としまして、現在取り組んでおります東邦大学大橋病院前の路線が示されておりますので、御紹介だけさせていただきます。
情報提供は以上でございます。
○
吉野委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑を受けます。
○森委員 無電柱化推進法が国会で全会一致で成立したのを受けて、推進されているわけです。幾つか課題があると思うんですけど、区として課題整理して、この際に意見を言うとか、これまで意見をどんな形で出してきたのかとか、そのあたりお聞きしたいと思うんです。
住民の合意形成を図るってことも大事ですから、立ち退きっていうことにもなりかねない場合もありますので。幾ら住民負担はない、国と自治体、事業者負担で全部やっていくんだって言っても、結局、税金で払ったり、事業者が電力会社の場合は、費用負担を料金にかけるということにもなり、区民の負担がふえるということにもつながりますので、そのあたりも含めて区として意見言っていく必要があると思うんです。
友好都市結んでる金沢では、費用を3割減らしたと典型例持ってるところですから、よく聞きながら、推進のピッチも、住民と合意をとりながら早めていくということになろうかと思うので、かなり急ピッチに、当面、オリンピックまでにっていうのもあるようですから、相当無理があるといけませんし、それは一定、防災上もやっていく必要もあるという中で、区の立場も重要ですから、そのあたり。必要な意見は都に挙げていくということだと思うんですけど、いかがでしょうか。
○
中澤都市整備部長 行政としての都へ対する要望は個々それぞれありまして、特別区長会からの要望とか、そういう方法でやってございますので、委員からございました御意見は、ぜひ東京都にお伝えできればというふうに存じます。
以上でございます。
○
吉野委員長 よろしいですか。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
吉野委員長 ないようですので、(3)「東京都無
電柱化推進計画(改定)」(素案)の
都民意見の募集について終わります。
以上で情報提供を終わります。
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【その他】(1)次回の
委員会開催について
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○
吉野委員長 次に、その他(1)次回の
委員会開催について。
2月27日水曜日、午前10時から開会いたします。
以上で本日の委員会を散会いたします。
お疲れさまでした。...