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  1. 目黒区議会 2018-09-10
    平成30年都市環境委員会( 9月10日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年都市環境委員会( 9月10日)                都市環境委員会 1 日    時 平成30年9月10日(月)          開会 午前10時00分          散会 午後 2時20分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   吉 野 正 人   副委員長  小 林 かなこ      (8名)委  員  山 本 ひろこ   委  員  川 原 のぶあき          委  員  佐 藤 ゆたか   委  員  青 木 早 苗          委  員  森   美 彦   委  員  田 島 けんじ 4 欠席者      (0名) 5 出席説明員  中 澤 都市整備部長      橋 本 参事(都市計画課長
        (15名)立 山 都市整備課長      澤 田 道路管理課長          清 水 土木工事課長      櫻 田 みどりと公園課長          三 吉 建築課長        高 橋 住宅課長          清 水 街づくり推進部長    原   地区整備課長          林   木密地域整備課長    田 島 環境清掃部長          佐 藤 環境保全課長      秋 田 清掃リサイクル課長          大 迫 清掃事務所長 6 区議会事務局 藤 田 議事・調査係長      (1名) 7 議    題 都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及びリサイクル等について   【報告事項】   (1)平成30年度感震ブレーカー等設置推進事業について     (資料あり)   (2)自転車等放置禁止区域の変更について            (資料あり)   (3)工事報告(3件)について                 (資料あり)   (4)平成30年8月27日の大雨における区の対応について    (資料あり)   (5)「平成30年度版めぐろの環境(環境報告書)」の発行について(資料あり)   (6)平成29年度目黒区のごみ量と資源回収量について      (資料あり)   【情報提供】   (1)林試の森公園周辺の国有地等の状況について         (資料あり)   (2)目黒清掃工場建設工事説明会の開催について         (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○吉野委員長  おはようございます。  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、山本委員、佐藤委員にお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(1)平成30年度感震ブレーカー等設置推進事業について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  それでは、報告事項に入ります。  報告事項(1)平成30年度感震ブレーカー等設置推進事業について、報告を受けます。 ○立山都市整備課長  では、私のほうから平成30年度感震ブレーカー等設置推進事業について御説明いたします。  まず1、背景でございますが、国は木密、木造住宅密集市街地における感震ブレーカー等の普及に努めることが必要という考え方を示してございまして、本区におきましては平成28年10月から、木密地域内の旧耐震基準の木造住宅を対象に感震ブレーカーの設置助成を開始したところでございます。  今年度につきましては、昨年同様、木密地域のさらなる出火防止対策として、地域の感震ブレーカー等の普及を図るということで、感震ブレーカーの設置等に要しました費用の一部を助成するものでございます。  2、助成制度の概要でございますが、助成対象事業としましては、感震ブレーカー等設置工事でございます。これは、既存の電気ブレーカー感震ブレーカー等に交換または改良する際の機器の購入及び設置に要した費用の一部を助成するものでございます。  助成内容といたしましては、一般世帯につきましては、助成対象経費の3分の2で、5万円が上限額でございます。特例世帯につきましては、対象費用の10分の10、全額でございますが、上限は8万円ということでございます。  特例世帯につきましては、記載の①から④の世帯について特例世帯ということで助成をするものでございます。  助成対象者でございますが、特定地区内、これは下に表で記載している区域でございます。ここにあります木造の建築物に居住する者又は当該建築物内で事業を営む者ということで、当該建築物感震ブレーカーを設置する者でございます。また、前年度の住民税を滞納していないことということにしてございます。  なお、特定地区ということでございますが、目黒区で木密事業等を行っている地域でございます。  裏面に行きまして、3、今後の予定でございます。  10月1日から募集を開始いたします。募集につきましては、ホームページに掲載するとともに、地区の街づくりニュースを活用しまして各戸配布で周知をしていく予定でございます。  説明は以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○田島委員  ちょっと簡単に聞かせていただきます。  これは大体地域を限定して、限定しているわけじゃないんでしょうけど、木密地域という形で対象ということでやられているんですが、これをしていて、実際の話、これからホームページ等で募集開始するわけでしょうけれども、大体どの程度のパーセンテージでおつけになる方がいらっしゃるのかどうかというのは想定されているかどうか、ちょっとお聞きしておきます。 ○立山都市整備課長  まず、区といたしましては、先ほど言いましたように、木密地域が延焼の危険性が高い地域ということでございますので、ここを対象に事業を行っていくということにしてございます。  まず昨年度、それと一昨年度の実績ということで、28年度につきましては合計45件、昨年度は15件ということで、現在60件の助成を実施したところでございます。  この木密地域の中で、じゃあ、対象になる住戸がどのくらいあるかというところでございますが、木密地域全体の木造住宅の総数は大体2,000棟弱というところ、これは区のほうの調査の中で把握しているところでございます。徐々に建てかえ等によって、これ減ってはきているとは思いますが、おおむねそのくらいの中で現在助成をしたのは60というところでございます。  中には、助成ではなく自主的にという方もいらっしゃるかもしれませんし、木造住宅で新しい住宅であれば、従来から、助成事業を行う前からのPR等はしているというところもございますので、その辺はちょっと把握できない部分もございますが、全体としてはそういう棟数でございます。  以上でございます。 ○田島委員  ありがとうございます。  これ1件とか数少なくつけても、隣が燃えちゃったら類焼はするわけですから余り意味ないことで、やはりどの程度普及させていくか、木密地域で普及率というか設置率といいますか、それが大事だと思うんですけど、区のほうの考え方とするとどの程度、100%というわけにはいかないと思うんですけど、今、御答弁の中にありましたように、この助成の前からとか、それから新しく建てかえると、そういった部分の耐震のこともやられているでしょうし、こういった部分も含めてやってるということだと思うんですけど、大体どの程度を目標とされているのか、ある程度この辺まで来れば、それほど想定する被害に及ばないという形をつかまえているのかお聞かせください。 ○立山都市整備課長  この事業につきましては、大もととしましては国、内閣府や経済産業省等が推進をしているというところでございます。その国が行った調査の中では、延焼危険性が特に、著しく危険な密集市街地について感震ブレーカーの設置をすると効果が上がるということで、危険性がなくなるということで緊急的・重点的に普及を図る必要があるというふうに国は調査の結果していると。  この著しく危険な密集市街地というのがどの程度かと言いますと、不燃領域率という、地域の中で不燃の建物や公園などのオープンスペース、それと6メーター以上の一定程度広い道路、この率が何%くらいかというところなんですが、著しく危険な密集市街地という目安が国では大体40%という、東京都はかなり、東京都は特殊で非常に市街化が激しいので、50%くらいまではやはり危険だよという言い方をしてございます。おおむねそのくらいのところまでは重点的に設置したほうがいいという、ただ、それよりも不燃領域率が進んでも、まず延焼の危険性がゼロに近づくというのが大体60%くらい、70%になると、ほぼ危険性がなくなるということで、現在、木密事業として70%を目標に事業を進めているというところでございます。  目安としてはそういう数字が目安という中で、現在、目黒区としてもこの地域につきましては、不燃領域率が大体50から60くらいにはなってきているところでございますので、基本は建物を耐震化して燃えにくい、さらに不燃構造物にしていく、それが一つの大きな事業として行うハード面の整備でして、それがメーンなんですが、なかなか進まない部分もあるので、ソフト面として、この感震ブレーカーもあわせて行って、それで70%に近づけていきたいという、そういう考えでございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○佐藤委員  済みません、ちょっとお聞きしたいんですが、助成内容で特例世帯とありますが、この特例世帯は、この特定地域だけでしょうか。まずお願いいたします。 ○立山都市整備課長  まず、助成そのものを行っているのがこの地域だけでございますので、この地域の中の特例世帯については10分の10助成をするということでございます。 ○佐藤委員  そうしますと、28・29年度で約60件ということは、対象が2,000棟で約3%ですね。計算が間違ってなければ3%というところなんですが、先ほど、危険性がない70%まで持っていくというのは大変な時間がかかると思いますが、どれぐらいの期間を考えているのか。  あと、後ろのこの周知方法ですが、本当にホームページと各戸配布だけで70%まで持っていけるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。  あともう1点が、今テレビとかでも地震のときにはブレーカーを下げて、この感震ブレーカーとはちょっとずれてしまうかもしれませんが、テレビとかでは、地震のときはブレーカーを下げて逃げてくださいというのは、この震災後、通電して火災がということだと思うんですが、ブレーカーの位置というのはやはり高いところにあるわけですよね。そうすると、高齢者が手が届かないという部分では、私思うには、ブレーカーそのものの位置を下げることが可能かどうかというのはわかりますでしょうか。  以上です。 ○立山都市整備課長  まず1点目、周知方法で各戸配布だけでいいのかというところでございます。  過去2年間周知をした中で、例えばめぐろ区報で掲載して周知を図ったり、あと回覧板、地域の町会の回覧板に合わせて周知をしたというようなこともございます。ただ、実態としてはほとんど地域からの反応が、特に広報等では反応がない。一番効果があったのがこの各戸配布で、木密地域について地元の協議会と協議をしながら街づくりニュースを配布してございますが、これを配布すると、その直後から問い合わせがふえるということで、一番効果があるのがこの各戸配布というふうに考えてございます。逆に、広報等だと地域よりも区域外の方から問い合わせが多くて、ちょっと誤解を招くといいますか混乱を招くところがございますので、今回は主にこの街づくりニュースの各戸配布で周知をしていきたいなと考えてございます。  あとブレーカーについての位置ですが、これについては私専門家ではございませんので、電気の関係の内線規程といいますかそういう中で一定の基準があるのではないのかなとは思っております。通常、余り人が触れるところだと不用意にブレーカーを触って落ちてしまうというのもあれですので、確かに大体手が届くか届かないかというところにブレーカーがあるのではないのかな、そういう一定の基準はあるとは思っておりますが、申しわけございません、そこまで把握はしてございません。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○森委員  確かに余り進んでいる状況ではない。2,000棟に対して60棟の3%という状況ですから、なぜ進まないのかという問題です。  周知の問題が1つあると思うんですよね。ホームページ地区街づくりニュースで全戸配布する。地区街づくりニュースの中での感震ブレーカー設置の目立ち方については、どんなあんばいになっているんでしょうか。これ2,000戸ですから、感震ブレーカーについての説明オンリー、だけで全戸というのは考えたことあるんでしょうか。  それから、中でも高齢者は、先ほどブレーカーを逃げるときに落としてよと言っても、できるかなというのはちょっと。PRとして進めることは大事ですし、北海道地震でトラップ出ていますよね。非常に重要だということはよくわかるんですけども、実際問題、自分でということになると限界があると思うので、やはり自動的に落ちる感震ブレーカーが非常に効果的だと思います。  そこで、高齢者など要配慮者については、一般的に全戸配布するだけでなくて周知の一環として、例えば訪問して設置を勧めるとか、所管協議も同種の協議も必要だと思うんですけど、これいかがでしょうか。各所管で協議する必要性とやったかどうか。  それから、対象の問題ですけど、特例世帯は10分の10、ほぼ無料でつけられるんでしょうか。ただ、ちょっと気になるのは、きょうの報告の中には書いてないんですけど、前年度の住民税、固定資産税を滞納していない者って縛りがあります。で、保険料はいいんですね、関係ないんですね。 ○吉野委員長  質問を。 ○森委員  そこがどのくらいネックになっているか、ブレーキになっているかというのはちょっとお聞きしたいと思うんです。  いろんな角度から、なぜ進まないかというのもちょっと私もずっと考えているんです。というのは、やはり感震ブレーカーの重要性というのはますます現実的に強調されておりますので、どう普及するかというところに集中して区の施策を改善していく必要があると考えているからなんですよ。このままでは、先ほども質問ありましたけど、いつになったら目標に到達するのという、そこですよね、問題は。それに関してどういうふうにお考えでしょうか。  以上。 ○立山都市整備課長  まず1点目、感震ブレーカーのPRということで、街づくりニュースに掲載してるものでございます。御指摘は、感震ブレーカーだけで配布しないのかということかと存じます。  今のところ、街づくりニュースで地域の防災的な危険度、震災時の危険性、またそれについての地域の取り組みということをA3両面くらいの大きさだったと思いますが、いろいろ記載してます。その中に、結構目立つ形で感震ブレーカーについて助成を行っていますということで周知はしてございますので、かなりそれを見逃すということはなかなかないのかな。ただ、街づくりニュースそのものが入っていても、すぐに見ないで廃棄されてしまえば、ちょっとそこまでというところはございますが、そういう意味では、感震ブレーカーだけ個別で配布しても余り大きな差はないのかなとは考えてございます。  基本は、そういう総合的に地域の危険性をなくす対策をしていくということが大事だと考えてございますので、街づくりニュースの中で記載していくのが一番効果的なのかなと考えてございます。  それと、所管での協議ということでございますが、これにつきましては、基本この予算自体は、実は防災課が予算化しているものでございまして、事業の主体としては、防災課が総合的に目黒区全体の中のそういう災害対策ということで行ってる中で、最も危険な地域について助成をするということであれば、木密地域を限定ということで防災課が予算化し、都市整備課のほうで木密地域の事業を行っているということで、執行委任を受けて事業執行しているという仕組みで区の中でやってございます。そういう意味では、毎年、事業の進捗状況と、またその内容、対象をどうしていくとか、そういうことについては防災課と協議して進めているというところでございます。  それと住民税ということでございますが、昨年度からいろんな税の滞納がないという、払っていただいているということで、初年度は都税のほうも入れていたりする部分ございましたけど、非常に住民の方にとって手続が煩雑ということですので、住民税だけ確認して、基本、住民税を払っていただいていれば、ほかの税も払っていただいているだろうということで、地域の地区サービス事務所で必要な書類が全部そろうという形で住民税だけで確認をするようにしてございます。  以上でございます。 ○森委員  周知の件については、今の地区街づくりニュースに結構目立つように載せているので、読んでいれば十分ではないかという認識だと思います。  どのくらい読んでいるのかというのも聞きたいところなんですけど、進んでないのは事実ですから、周知の問題がどのくらいのウエートを占めているのか、それ以外のウエートはじゃあ何なのか、今ちょっとお答えがなかったものですから、一番聞きたいところはそこなんですよね、どうするのって、これから。そこのところの関係で、例えば要配慮者については逃げるときに、逃げるのが非常に困難な人たちですから、名簿にして手助けするという態勢も地域でつくってますけれども、同時に、じゃあ手助けしに行った人がブレーカーを落とすかなというと、救急救命が第一でしょうから、そこの徹底が即座にできるかというと、指示はするものの、やっぱり困難性があると。そうなると、要配慮者についてはやっぱり個々個別に訪問して、特例の世帯だったらほぼ無料で設置できますよと、そういうことを進めたほうが非常に命が守れるということに直結するんじゃないですかね。それを、例えば防災課が予算の所管で、都市整備課に執行委任しているわけですけども、福祉部門との協議とかそういう中で話がそういう協議されてるのかと、問題意識とかね、それも聞いたわけですけど、ちょっとお答えなかったので、やられたらどうですか。やられたらどうかと思うんですよ、いかがでしょうか。  最後に、お金の問題はもうあれですよね、ほとんど代理、以前、代理受領で先立つ物がないよみたいな話も出てましたけど、そういったことはクリアされてるんでしょうかね、もろもろの使いづらさというのは。  以上。 ○立山都市整備課長  まず、要配慮者等に関してでございますが、例えば熊本の震災のときにかなり出火がなかったということがありまして、これについては、地域の消防団の方が、災害時のときにブレーカーを落とすように声をかけて避難していただくようにしたという、それでかなりほかの阪神・淡路や東日本に比べて熊本のときは少なかったというのが、そういう事前の情報でブレーカーを落とすという声を、消防団なり地域の方が逃げるときに声をかけるという、それが効果があったという報告がございます。そういう意味では、いろいろやり方ある中で、この木密地域につきましては、先ほど言いましたニュースをつくってる母体の木密協議会もございます。地域の方が参加して、地元のそういう安全性の検討をされていますので、そういう中で木密協議会からは、感震ブレーカーは必要だということで、そういう声も上がって事業も進めてるところはございますので、そういう中でひとつ周知をしていくという方法もあるのかなと。  また、委員御指摘のような福祉部門との連携ということでは、そういう御指摘があったということで、これについては区のほうで福祉部門とちょっと協議はしていきたいと考えてございます。  あと2点目、代理申請ということでございますが、実は60件過去やってございますし、そのほか問い合わせ等いろいろ受けてはございますが、お金の支払いの関係でというのは、実はほとんどそういう御相談はないです。一番代理申請で大変なのは、いろいろ説明すると、集める書類が大変だとか、手続がよくわからないとかという、御高齢の方なので、そういう御相談はあります。そういう意味では、代理申請ということで、地域でもう何件も実際やっている電気屋さんがありますので、そういう電気屋さんは、どういう書類が要るんだというのを複数やってらっしゃると大体わかっていて、かわりに代理ということで区のほうに、本人のかわりにそういう書類を持って来ていただいているという事例は、そういう事例は複数ございます。ただ、お金についてというのは基本は後で入る、必ず支払いはする話ですので、そこの問い合わせは今のところ私どもとしては受けてはいないということで、そういう相談があればまた当然御相談に乗った代理申請というのも可能でございますが、基本的にはお金というよりは、なかなか制度の、どうしても必要な書類が複数ありますので、そういうところで区としてできるだけ御協力できるところはしていきたいと考えてございます。 ○森委員  まず、進捗を期限を切って目標どおり進行管理していくと、そういう体制でぜひ進めていただきたいと思います。なぜ進まないかということについて、もう少し突っ込んだ分析をしていただきたいと思います。  また、要配慮者については、防災はもとより福祉部門とも協議をして、ぜひ取りつけるという方向で御理解いただいて、進めていくという立場で進めていただきたいと思います。  住民税の確認については、本人の受益というよりは、類焼しちゃうわけですから、非常に公共性が高いという立場をとっていただいて、住民税についてはちょっと見直していただきたいと。最近見直す部門が多いんですよ。つまり、すごく大変な状況の中で、その人の生活再建をするという点でいろんな受給資格の中から外すということもありますので、その点いろんな問題絡むので、これは慎重にならざるを得ないという立場もわかりますけれども、ちょっとこの問題については受益じゃないですから、個人的な。その点ちょっと見直していただきたいと思います。要望です。 ○吉野委員長  ほかにございますか。 ○川原委員  これまで複数の方から、やはりもう少し感震ブレーカーの設置、この事業を進めてほしいというようなお話があったかと思いますけども、確かに今回の北海道の胆振東部地震においても、SNSなんかを通しても、総務省の消防庁の発表で、通電火災を防ぐためにブレーカーを落としてくださいというものが拡散して結構浸透はしているのかなというふうには思うんですけど、やはり首都圏で地震が起こった場合、なかなかそうもいかないんじゃないかなというふうに思いますので、当然この事業を進めていく必要があるかなというふうに思います。  広報の部分とか、先ほどいろいろなお話がありましたけれども、やっぱり対象地域をもうちょっと拡大できないのかなというふうに私は逆にちょっと思っていまして、特に、この間6月13日の委員会報告があった、不燃化の領域率なんかの結果を見た中で、例えば先ほど言うように50%を切っているようなところ、そういうところもちょっと拡大したらいいんじゃないかなというふうに考えます。いわゆる火災の危険度が高い、例えば祐天寺の一丁目とか上目黒の四丁目とかそういうところなんかも、あれたしか50%切ってたり、50%ちょいちょいぐらいだったと思うので、そういうところも拡大すると、逆につけたいなという方もいるんじゃないのかなというふうに思いますけども、今後ですけども、その辺の検討が可能かどうかという点をお聞きしたいと思います。
     以上。 ○立山都市整備課長  まず、地域の拡大ということでございます。  基本、この感震ブレーカーにつきましては、まず大きな効果として、これは区が助成する、しないということではなく、感震ブレーカーそのものでは地震で通電火災が発生するということで、その御自身の自分の命を守るとか、財産を守るということが一番大きいところでございます。これについては、一般的に言います自助の部分なのかなと。  もう一つ、御指摘のように、地域が一体となって取り組むことで延焼の被害から地域を守るということが一つ大きな効果なのかなと。そういう意味で、先ほど御説明しましたように、不燃領域率が上がっていないところについて行うことで、その地域の安全性が高まるという、これは共助の部分でございます。  木密地域については協議会があって、かなり地元の方は熱心に活動して、近隣への周知ということもやっている、また区のほうも助成してますので、街づくりニュースでそういう災害時の危険性の対応というようなところもPRしているということで、地域での活動が行われているということで、ハード面・ソフト面、両輪の形で進んでいるというところで効果があると考えてございます。  御指摘の上目黒とか祐天寺地区もかなり数字低いところはございますので、これにつきましては、実は今年度から、祐天寺は駅周辺地区で街づくりの構想等を練っていく中で、地域の課題ということで、これ、基本は地域の方が中心になってそういう認識を持って周知をして、自分たちの問題として捉えていただくことで、もしこれを助成したとき普及率が上がっていくのではないのかな。なかなか関心がないところでこの感震ブレーカーというのをやっても進んでいないところがあって、これは目黒だけではなくてほかの区も、初年度だけかなり申請は多いんですが、次年度からかなり率が下がっているというのは、もう各区非常に似た傾向がございますので、そういう意味で、ほかの地域についてもそういう街づくりの中で検討して、そういう中で必要性については今後検討していきたいと考えております。 ○川原委員  ぜひお願いしたいと思います。  今の特定地区については、やはり不燃化特区とか共同建てかえという形で、いわゆる建築物の不燃化というのが進んでいく地域なので、ある意味、ハード面が進んでいく地域なのでいいと思うんですけど、逆にそういう、もう外れてる地域というのは、やっぱりこういう対象に広げていく中で関心を持ってもらうようにぜひしていただきたいなというふうに思います。  あと、これは先ほどの、さきの委員のお話にもありますけども、極端に言うと、防災課と都市整備の部門とのあれでもあるかもしれないんですが、あとは法律の問題もあると思うんですけど、いわゆる昔でいうと火災、各戸には火災報知器を法令でつけなきゃいけないとなったので、こちらから仕掛けていくことが多かったと思うんですけど、行政側から働きかけてつけていくということだと思うんですけど、同じようにそれができないものかなというふうに感じるんですが、その辺はいかがなんでしょうか。 ○立山都市整備課長  今回この感震ブレーカーにつきましては、最初に御説明しました、国のほうで必要性については研究し、そういう中で木密地域での普及を図る必要がある、また周知を図っていく必要があるということで進めてございます。なかなか強制的にといいますか、制度としてこうしなければいけませんよという制度まで現段階ではなっていないので、区としてはPRをしつつ、そういう中でこういう助成もあります。また、そういう地域外につきましては、防災課のほうで簡易型の感震ブレーカー、簡易型のものにつきましては、防災用品としてあっせん事業も行って、全国的な広がりも考えてはいるという状況でございますので、今後どうしていくか、また防災課のほうと協議しながら進めていきたいと考えてございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(1)平成30年度感震ブレーカー等設置推進事業についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(2)自転車等放置禁止区域の変更について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(2)自転車等放置禁止区域の変更について、報告を受けます。 ○澤田道路管理課長  それでは、自転車等放置禁止区域の変更について御説明したいと思います。  なお、変更区域でございますが、資料裏面に記載してございます。あわせてごらんいただきたいと存じます。  1の背景等でございます。  本区では、「目黒区自転車等放置防止条例」を制定しまして、鉄道駅周辺の自転車等の放置が恒常的な地域において、関係機関と協議の上で、自転車等の放置禁止区域を指定しまして撤去活動を行っているところでございます。  4線が乗り入れる目黒駅の周辺地域におきましては、放置禁止区域外に自転車等の放置が恒常的に見受けられることから、これまで区としましては警告等を行ってきたところですが、依然として放置が続いている状況にあります。  一方、地域の方々からも対策の要望をいただいております。そこで、地域の方々と関係機関と協議を行ってまいりました。今回はその結果に基づきまして、目黒駅周辺地域の放置禁止区域を変更するものでございます。  2の変更する区域でございますが、裏面に記載のとおりでございます。  青がこれまでの放置禁止区域でございまして、赤色の部分は今回追加する区域でございます。  表面にお戻りいただきまして、今後の予定でございます。  10月5日に、放置禁止区域の変更の告示をいたします。あわせまして、目黒区ホームページに掲載とめぐろ区報にも掲載してまいります。  12月3日には、放置禁止区域の追加部分を指定しまして、12月3日以降に放置自転車の撤去を開始していくというスケジュールでございます。  報告は以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○田島委員  2点、お伺いします。  目黒駅は品川区ということで、これちょうど目黒区の中での放置禁止区域という形だと思いますが、品川区さんとこれについての連携というか、自転車の放置に関しての連携はしているのかどうかというのが1点。  それから、今回追加する放置禁止区域に関しては、締め出しというよりも、この放置禁止区域の中でとめられないものだから外に広がっている、そのための処置というような気もしないではないんですよね。現場がどういうふうになってるかちょっと私もよくわからないんですけれども。ということは、基本的にやっぱり駐輪場がない、少ないからはみ出していってしまうんではないかというのがきょうの報告からはわかるんですけれども、今後その駐輪場に関してどのような形をとっていくのか。また、この区域を指定すると、この外にまた禁止地域を拡大していく可能性も出てくるんではないかなというような気もしないではないので、抜本的に何かこれを解消することも考えていかなきゃいけないと思いますので、その辺について2点お伺いします。 ○澤田道路管理課長  それでは、まず1点目でございますが、品川区との連携の御質問でございます。  品川区のほうにつきましては、品川区のほうへは、今回、放置禁止区域を変更する旨伝えてございます。  区域でございますが、目黒通り上下線ございますが、品川区は目黒区と区界から白金台方面につきましては港区の区界まで、あと下り方面といいますか世田谷方向につきましては、首都高の2号線から区界まで、それとあと目黒駅の周辺について禁止区域をかけてございます。区域的には、むらなくといいますか満遍なくかけておりますので、そちらのところの対策は品川区と連携して講じてるところでございます。  2点目でございますが、まず、駐輪場の不足ということの御指摘でございますが、駐輪場の利用状況を見ますと、やはり満車になっていない状況もございます。  駐輪場につきましては、目黒区としましてもいろんな手段を使いまして案内に努め駐輪場を最大限利用していただくということでPRしているところでございますが、その利用者の御判断もありますが、なかなか駐輪場にとめない。放置禁止区域、路上ですね、区域外にとめるという傾向があります。  最近の傾向としまして、人目につかないようなところにとめられる可能性がありますので、今回、案内図を見ていただきますと、かなり細い道路におきましても区域を追加しているところでございます。  委員お尋ねの抜本的な対策という御質問でございますが、やはり区としましては、啓発活動に努めていく、この継続が一番大切かなと思っております。駐輪場の整備はなかなか難しい状況ございますので、例えば目黒駅におきましては、アトレ、目黒駅のビルの中のアトレという民間に駐車場、駐輪場ございますので、こういったところの案内、利用について改めてPRしていくということでございますが、いずれにしましても、そういった抜本的なところはなかなか困難、難しいところございますが、駐輪場の案内に努めてまいりたいというふうには考えております。  以上でございます。 ○田島委員  わかりました。なかなか駐輪場もあるけれども、利用が進んでいないということだと思います。  そうはいってもやっぱり空いているようでしたらば、これ1回放置して自転車を撤去するということも一つの、要は、違反者に対しての警告と、ほかの方に対しても違法駐輪という部分の啓発にもなると思うので、それはそれとして。ただ、基本的にまだ空いていますよとか、ぜひとも駐輪場におとめくださいというような告知もしていかなければいけないんじゃないかなと、両方でやっていくということが大事だと思うんですよ。それについて何か、撤去して取りに来られた方には駐輪場の位置だとか、それから利用方法等を説明するとか、そういうことができるのかできないのか。違法駐輪で撤去したものは1カ所に集められるから、取りに来られた方はちょっとそういった部分は、どこでということでもないんでしょうけれども、何らかの形でやっぱり知らしめていく必要はあるんじゃないかなと思いますが、それについての対策。今答弁の中で、なかなか駐輪場も新しい駐輪場の整備というのは難しいということもあるんでしょうから、そういう形で減らしていくということは、細かい作業になりますけれども、していかなければいけないんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○澤田道路管理課長  委員の御質問でございますが、駐輪場が開いているのか埋まっているのか、それの周知という御質問でございますが、目黒区の駐輪場におきましては、満空情報、ある部分的な駐輪場、全部ではありませんが、満空情報という情報をインターネットを介して提供している駐輪場もございます。目黒区におきましては今後、指定管理者と協議しながら、満空システムの整備が進むような形で今後とも指定管理者と調整してまいりたいと考えております。  それと、撤去した自転車を取りに来られる際、委員おっしゃるとおり、駐輪場の案内等は大切なことだと思います。今現在、掲示等をしている駐輪場はございます。駐輪場の位置の、駐輪場にしてございますが、やはり集積場に取りに来られた方がどこに駐輪場があるというところの周知まで徹底されておりませんので、今後、委員の御指摘を踏まえまして、自転車の集積場におきます駐輪場の案内につきましても工夫してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○佐藤委員  禁止区域が広がるのはいいことで、私も何回かお願いしたことはあります。大鳥神社とか目黒新橋とか。やはりこの地域、先ほどの委員も言ってましたが、駐輪場が私が見てるだけでは2カ所、目黒区側2カ所しかないんじゃないかなと思うんですが、1カ所は行人坂、あともう1カ所は区民センターのテニスコート場の横が駐輪スペースとして、認められてるかどうかはちょっとあれですが、そういうスペースしかないと思うんですが、そこでこうやって規制を広げると、通り名で言うと柳通りや、あとは目黒保育園のほうとか目黒川周辺、そちらのほうに放置自転車が今度は逆にふえてしまうんじゃないかなと思うんですが、抜本的な、先ほどの駐輪場をどこにふやせばいいかという問題かもしれないんですが、これ、区民センターのこれから改修とかそういうのも含めて、ちょっと大型的なものをしっかり考えないと、どんどん規制範囲だけは広がって、遠いところへ今度自転車が置かれるようになってしまうんじゃないかなと心配されます。  あともう1点が、この地域、保育園ふえたんですが、そういうところにも駐輪場が、駐輪がふえると、やはり交通事故とかの危険性もあるので、しっかりと考えた上でやっていただけないでしょうか。  以上です。 ○澤田道路管理課長  まず1点目でございますが、委員おっしゃっていただきましたとおり、なかなか駐輪場の、新たな駐輪場を設置するというのはなかなか難しい状況でございます。  先ほどの委員にもお答えしたとおりでございますが、やはり今ある駐輪場をなるべく活用していただくにはどうしたらいいかという、当然目黒区のほうとしましても、そういったPRをどのようにしていくかというのは考えていかなきゃいけないなというふうに考えているところでございます。  一つの提案として、区民センターの改修での駐輪場の整備というお話でございますが、今後、区民センターがどのように改修が進むのかという状況がございますが、そういった改修の状況を見ながら、例えばそういった施設が可能であれば、そういったところにつきましても、所管としましては意見等を出していきたいというふうに考えております。  2点目でございますが、保育園が多くなってる中で、駐輪、放置が多いという状況がございますけども、今対策しておりますのは、電柱等への巻き看板といいましょうか、例えば車に対しましては、スピードを抑制してくださいとか、自転車に対しましては、交通ルールを守っていただく意味で、一旦停止はとまってくださいとか、この先保育園があるので徐行してくださいというような、そんな巻き看板での対応になりますが、そういった対応をしておりますので、引き続き保育園からの御要望であったり、保護者からの御要望があれば、そちらの対応は今後も継続してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○佐藤委員  もう1点ちょっとお聞きしたいんですが、その今回追加する放置禁止区域で、公開通路も放置禁止区域になってますが、これは公開通路の場合は、そこを管理する建物が、ある意味私道ですよね、そこをも放置禁止区域に目黒区で指定して大丈夫なんでしょうか、まずそれ1点。はっきり言ってこの地域、自宅もありますし自転車、放置が多い。自転車で移動している私としては、まず行人坂の駐輪場、はっきり言って坂の下にあるんですよね。また置いて上っていかなければいけない、大変だという。そういう設置された場所によって利用される、されないってあると思うんですよね。先ほど、目黒駅の駐輪場ということでしたが、やはり権之助坂から大分行かなければ、目黒駅西口から大分離れてるという点でもやはり使いづらい。  私、この目黒川、以前の方たち誰かに相談したかもしれないんですが、目黒川の河川、遊歩道ですね、余り人通りのないところとか何か、それは東京都のあれで、区では何もできないという話はあるんですが、橋の上に何かかけて駐輪場をつくるとか、遊歩道の一部を仕切ってるそこを駐輪場にするとか、あとは目黒通りの歩道橋がなくなった三角地帯ですね、そこまで自転車で上っていくのは大変ですけど、何か画期的なアイデアで駐輪場とかそういうのを東京都と話をして設置考えられないでしょうか。  以上です。 ○澤田道路管理課長  まず1点目でございますが、委員おっしゃっていただいたとおり、公開通路であったり私有地につきましても、今回の赤い色の線が入ってございます。今回、所有者、土地所有者の方もしくは建物所有者の方に放置が恒常的だということで、ぜひともこのエリアを禁止区域としまして、目黒区のほうで撤去活動をしたいんだというお話、相談いたしまして、御了解を得た上で今回、放置禁止区域を変更してございます。  2点目でございますが、自転車駐輪場が不足する中、いろんなアイデアはないのかというお尋ねでございますが、目黒川の河川敷につきましても、一つの検討場所だと思うんですが、目黒川は御存じのとおり大雨が降りますと溢水するという危険性も備えた場所でございますので、そちらを駐輪場にするのはいかがなものかとちょっと考えてるところもございます。  あともう一つは、東京都の横断歩道を撤去した後の三角地帯、確かに一定のスペースがございます。そういったところに、例えば数台でも置けないかなというところの検討は東京都と調整はしてまいりたいというふうに考えますので、いろんな東京都、都道の活用であったり、また委員からも御提案いただいたとおり、今後研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○佐藤委員  もう1点ちょっと確認したいのは、レンタル自転車です。それの駐輪場をこの近辺でつくるって特別委員会かなんかで、どこだったかな、中であったと思いますが、予定候補地というのは今教えていただけるんでしょうか。 ○澤田道路管理課長  目黒区のほうでは実施計画事業の位置づけでございますが、自転車シェアリング事業を今年度から開始したいということで今現在準備を進めてるところでございます。  事業につきましては、シェアリング事業運営者の補助事業として行いますので、事業者が主導的にやっていく内容でございます。ただ、目黒区としましても、区有施設の活用、例えば公園とかそういったところにつきましても所管課に事前に相談しておりまして、区有施設もしくは公園といったところを一応予定地としております。  それ以外に多くございますのが、例えばコンビニエンスストアのスペースを活用したポートと言っておりますが、置き場を確保できないかとか、例えば中目黒駅周辺ですと美術館のそういった、いわゆる観光スポット的なところですね、そういったところに置けないかというところで、今後区と事業者がそういった、事業者が中心になりますが、そういったところにポートを設置できないかということにつきましては、今後、関係の皆さんとお願いしながら設置してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(2)自転車等放置禁止区域の変更について、終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(3)工事報告(3件)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(3)工事報告(3件)について、報告を受けます。 ○清水土木工事課長  それでは、3件の工事報告をさせていただきます。  この工事報告につきましては、本日、企画総務委員会におきまして契約報告されておりますので、あわせて御報告いたします。  それでは、表紙の裏面1ページをごらんください。  件名が、道路維持工事(五本木一丁目)でございます。  場所につきましては、下の案内図、黒塗りの箇所が工事箇所となりまして、区立田切公園の西側を南北に走る区道の路線となります。  場所、請負者、請負額につきましては、記載のとおりでございます。  主な工事概要でございますが、施工中心延長が199.6メートル、L形溝が27.9メートル、アスコン舗装が1,228平方メートル、パイプ柵設置が46メートルでございます。  工期でございますが、本年8月1日から10月19日までの55日間でございます。  続きまして、2ページ目をごらんください。  道路改良工事及び道路維持工事(上目黒一丁目)でございます。  場所につきましては、下の案内図、黒塗りの箇所になりまして、目黒川沿いの道路、下流に向かいまして左側の左岸側の区道でございます。宿山橋から別所橋下流までの区間の工事を行うものでございます。  請負者、請負額につきましては、記載のとおりでございます。  主な工事概要でございますが、施工中心延長が259.2メートル、L形溝が245.4メートル、保水性舗装が774平方メートルで、川沿いの道路部分を保水機能のありますアスファルト舗装で施工いたします。3番目が通常のアスコン舗装、車道部が299平方メートルで、施工箇所は、桜橋から下流側の川沿いの道路に接続する部分、川沿いからちょっと出っ張っている部分があるかと思いますが、そちらの部分が通常のアスコン舗装を行うところでございます。4番目、アスコン舗装の歩道部でございますが、22平方メートルで、施工箇所は宿山橋の川沿いに取りつく部分の歩道の箇所になります。  工期でございますが、本年8月13日から12月13日までの85日間でございます。  続きまして、3ページをごらんください。  件名が、道路改良工事(青葉台一丁目)でございます。  場所につきましては、下の案内図、黒塗りの箇所になりまして、上目黒一丁目9番側で現在建築中でございます東京音楽大学予定地の北側、西郷山通りへとつながります目切坂の道路となります。  請負者、請負額につきましては、記載のとおりでございます。  主な工事概要でございますが、施工中心延長220.6メートル、L形溝が372メートル、アスコン舗装(車道)が1,014平方メートルで、黒塗りされた部分の車道の舗装を行います。3番、アスコン舗装の歩道が188平方メートルで、工事箇所、黒塗りの左側、東側に上目黒一丁目8番先にありますキングホームズ代官山に面しております歩道部分の舗装になります。4番、擁壁設置が45.3メートルで、先ほどの歩道を拡幅する部分といたしまして土どめを、既存のワリグリ石を再利用いたしまして設置する擁壁となります。5番、ガードパイプ設置が124.9メートルで、施工箇所が、歩道部分のない東京音楽大学に面します部分に歩行者の通行・安全を確保するために設置するガードパイプを設置いたします。6番、歩道部分に植栽いたします道路植栽(高木)が6本、同じく7番としまして、道路植栽の低木が95株となります。  工事期間でございますが、本年8月29日から3月6日までの125日間でございます。  説明は以上になります。 ○吉野委員長  ありがとうございました。
     説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○川原委員  済みません、工事報告なので、ちょっと確認だけという意味で2点ほど聞きたいんですけど、2ページ目の目黒川沿いの道路改修の部分なんですけど、前も私もちょっと言ったことがあると思うんですが、ここの通りはインターロッキングの舗装になってたんですけど、結局、車が結構抜ける通りなので、結構がたがたになるということで、ところどころずっと補修をしているんですけど、全体的にはやっぱり余り車が通るところはそういうインターロッキングは向かないということでアスファルト舗装に変えていくということなんですけども、今回こういうふうな形で、随時今までもやってきたと思うんですけど、大体これでアスファルト舗装に全体的になってきたという感覚でよろしいんでしょうかというのが1点と、あと3ページの、これは目切坂の部分なんですけど、結構、いわゆる渋谷、代官山側から抜け道にここの通りというのはなってまして、割合、大体中目黒へ帰ってくる方はここを通って帰ってくる方が多いんですが、この工事期間、結構長いんですけども、これは通行どめになってしまうのかなというのと、結構キングホームズのところの、こんな太い木がありまして、歩道がちょっと狭くなっているんですが、それを、今回広がるということですかね、切っちゃうということですかね。その辺を確認をしたいと思いますが。  以上です。 ○清水土木工事課長  まず1点目の、現在インターロッキングブロックで舗装されております車道部のアスコン舗装を保水性舗装にかえております進捗状況についてでございますけれども、こちらの目黒川沿いの改修につきましては、平成19年度から工事に着手しておりまして、全体計画では2,500メートルの計画延長でございます。昨年度末現在1,918メートルということで、進捗率は約76%でございます。今回工事で約2,177メートルになりますので、87%の進捗率という状況でございます。  2点目の目切坂の工事を通行どめにするのかというところでございますが、こちらの工事につきましては、現在、昼間の工事を予定しております。こちらのところの道路でございますが、委員お話しいただきましたように、抜け道として旧山手通りからおりてくる車両が多いという状況でございます。工事につきましては、通行どめにして行う予定としております。  3点目のキングホームズのところの樹木の件でございますけれども、今回の歩道の整備形態を検討するに当たりまして、昨年度に、樹木医によります樹木の診断調査を行っております。その結果、現在11本ある植栽、高木のうち7本につきましては、樹木の根本付近の腐朽ですとか腐りかけているという状況があるのと、樹木内の空洞化が進んでいるという状況があります。こちらのところ、倒木のおそれがあることなども総合的に判断いたしまして、道路を通行する車両、また歩行者の安全の確保という観点から、やむを得ず伐採するということでしております。  今回、歩道整備するに当たりましては、7本伐採いたしますが、新たに緑を創出するという考えから、高木を6本また新たに新植するということと、道路空間は限られておりますので、その中でできる限りの植栽ということで低木を95株植栽する予定というふうにしております。  以上でございます。 ○川原委員  ありがとうございます。  もう一度、3番目の目切坂のところなんですけど、結局、いわゆる東京音楽大学さんとの整備に伴ってこの目切坂もきれいに整備して通行しやすいようにしていこうと、歩行者の方なんかも通行しやすいようにしていこうというのが多分主眼だと思うんですが、中目黒駅前のそういった地区整備の一環でやられる部分だと思うんですけど。結局、いわゆる東京音楽大学さんの敷地との連携になってるので、歩道は現在よりも広がるようなイメージを持ってるんですが、それで間違いないかということだけちょっと確認したいと思います。  以上です。 ○清水土木工事課長  今回の工事の中で、歩道の部分につきましては、車道側に最大で約1メーターぐらい歩道を広げる形で整備を行います。  また東京音楽大学との調整でございますが、キングホームズに面しております歩道側から直接東京音楽大学に段差なく入れるように、高さの調整等はしておりまして、そういった形で協議を進めながら工事は今後も進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○田島委員  済みません、この工事報告3件出てまいりましたけど、この3件の個別の質問ではないんですけれども、大きく、この工事の施工方法についてちょっとお伺いしておきたいんですが、実を申しますと、さきの委員会で目黒区緑が丘二丁目の道路について工事報告このような形であったんですけども、その中で別の委員からも、学校のそば等で通学路もあるので、ちょっと気をつけてやっていたただきたいというような質疑もございました。  この二丁目の工事なんですが、実を申しますと、私の自宅の前でございまして、非常に暑い日に行われた、ことしの夏は暑かったものですから、大変な日が続いてたんですが、特に酷暑日だったと思うんですけれども。工事の施工方法としまして、全面、道路に機械を入れて施工されてたということで、歩行者道路の空間を取れなかったと、歩行者も迂回を求められたところです。  非常に暑い日だったものですから、少しの距離でも、歩行者は基本的には近い道を通ろうと思って来てるところを、自動車が通れないのはしようがないと思うんですけれども、道路をきれいにするためには。歩行者は、やっぱり暑い日で、買い物の帰りですとかお仕事の帰りだと、どうしても近い道を通って帰りたいということで、そこで迂回を強制されると非常に大変だったと、特に工事をしている方も大変だったんですけれども。こういうふうな形で気候も変わってきております。工事をする期間ですとかということも今後配慮に入れていかなきゃいけないんですが、まず、施工方法として、あそこ8メーター道路ですか、のところで全面的にとめちゃってやるのがいいのかどうか。いろいろな形があって、これ、やり直しもされたようですが、やり直しをされたときは片面ずつ施工されてましたんで、その辺のことも含めて、今後の道路工事施工について、ある程度考えていかなければいけないと思いますので、その辺について、済みません、この工事報告3件についての個別ではないんですけれども、大きく見て、施工する場合において今後どうしていくのかというのはお聞きしておきたいと思います。 ○清水土木工事課長  先月報告させていただきました緑が丘二丁目の舗装工事の件についてでございますけれども、こちらの工事につきましては、当初行った工事において、舗装の表面の仕上がりが悪いということで舗装を再施工するということで、二度沿道の方々に、地元の方々に大変御迷惑をおかけいたしたことをまずおわびいたします。  今回工事を行うに当たりましては、最初の舗装を仕上げる工事におきまして、全体、車両を通行どめにして舗装を行っております。その際に、歩行者の方々も迂回をお願いするような形で今回工事を行ったという状況でございます。そこら辺、近隣の方々に配慮した施工計画を今後行っていきたいということが一つありますのと、二度目の工事のときに、何かそこら辺、地元の方々、沿道の方々に迷惑をかけないやり方がないのかということで、片側ずつ舗装を削ってからまた最後そこの部分を舗装し直すというやり方で、車は通さないんですけれども、歩行者の方々を、その工事を行わないほうを通行いただくという手法に変えたという状況でございます。  今後、委員からお話いただきましたように、歩行者、通行される方々に配慮した施工計画に努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○田島委員  それでは、ぜひとも歩行者の通路は確保していただきたい。舗装によっては、やっぱり道路全面でやったほうが工期も短くなって、その経費も廉価になるという部分もあって工事業者のほうがいろいろなことを試みながら、試行錯誤しながらやられていることだと思いますので、それも大事なことだとは思うんですが、あともう1点気をつけていただきたいのは、やっぱりその時期的な部分で、この工事に当たりましては、この酷暑のときにやるのがどうなのかなと。緊急性があるものについてはやらざるを得ないと思うんですけれども、普通の道路改良工事ならば、やはり少し余裕を持って、業者の方にもその辺は話をして、いつ酷暑日になるかわかりませんから、何かその工事要件の中で少し裁量を与えるとかということも考えながら、やっぱり住民のことを考えるのが第一として工事もやってほしいということもつけ加えておいていただければとありがたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○中澤都市整備部長  委員からございました、今回のことしの酷暑と言いますか猛暑と言いますか、これははっきり言いますと災害に当たるような暑さでございます。全体としますと、今の設計の考え方とか工期の考え方は、そうしたことも含めてやってるのかと言いますと、まだ含めてございません。ですので、当然今回、どこの建築、建物を建てる現場でも、酷暑、猛暑の中で工事をやはり少し抑えるということもございます。これは作業員のためにやるわけでございます。ただ、一定今御意見がありましたように、当然道路というのは、通常の建物を建てるのではなくて、やはりそこに住んでいる方々が生活している部分、出入りも当然ありますし、一番大切なのは、そこを考えた上での工事工程ですね、工事方法ですね、施工方法を考えるというのが大事でございます。それを第一にするのと、今言っている、当然作業する方々、今ただでさえこの3Kと言いますか厳しい現場で作業するような方々はいらっしゃらないわけですから、そうしたところも含めて、これは当然目黒区とは言わずほかの区もそうですし、東京都も含めて、これについてはちゃんと適切に情報提供を受けつつ情報共有しながら、やはりできることは目黒区として対応する。例えばその段階では、工事の変更、工期変更というのもございます。これは一定の理由があれば工期変更もできますので、あと例えば経費の関係も、そうした事情があれば設計変更というのも可能でございますけども、ただ、今回のことしの猛暑、酷暑は非常に想定外でございましたので、今後そういうのも含めて対応してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○吉野委員長  ほかにございますか。 ○森委員  青葉台一丁目の目切坂の工事についてです。1点お聞きします。  高木を植えるということです。この樹種は、やむなく伐採する7本の景観を非常によくしてきた樹種と同じものでしょうか。景観を取り戻すという点も非常に重要ですので、どのくらい待てば成長することになるんでしょうか。というのは、気になっているのは、この建物の設計自体がその樹木ですね、高さよりも低くするというのを非常に気づかってきた地域ですので、その尺度となるものがなくなっちゃう中でちょっと気になるんですよね。景観を取り戻すという点でいかがでしょうか。  以上。 ○清水土木工事課長  今回、目切坂の歩道部の植栽部分につきましては、先ほどもお話ししましたように、11本中7本を伐採するというものでございます。  それから、新たに新植する6本の樹種でございますが、高木のモチノキが2本、それと落葉高木のイロハモミジが2本、それとハナミズキが2本の6本でございます。そのうち、こちらのイロハモミジにつきましては、もともとこちらの歩道部に植栽された同じ樹種でございますので、そこら辺は景観に配慮した形で樹種も選定しております。また、今回、歩道部に植栽する樹木につきましては、道路の中にも植栽する樹木ということで、公園の中の樹木と違いまして、幾らでも大きくなるというものではなく、道路の安全な通行を確保できるような形で管理をしていきたいと思います。当初植える植栽の高さにつきましては、3メーターの樹木となります。  以上でございます。 ○森委員  大分景観が変わりそうだということで、道路の安全性もわかるんですけども、景観の大事さも非常に注目してきたところです。  伐採する7本の種類をもう1回確認したいんですけど、要するに、今の伐採する最高高はどのくらいの高さになっているんでしょうか。それは、取り戻すことはできない種類を植えることになるというのはわかったんですけど、そういうことだということですね。ちょっとその当たり。 ○清水土木工事課長  伐採する7本の樹種についてでございますが、まず、シラカシが1本とケヤキが2本、イロハモミジが1本、スダジが2本、サワラが1本の計7本でございます。そのうち一番大きな樹木につきましてはケヤキになりまして、高さが21メーターという樹木になります。  以上でございます。 ○吉野委員長  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(3)工事報告(3件)について、終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(4)平成30年8月27日の大雨における区の対応について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(4)平成30年8月27日の大雨における対応について、報告を受けます。 ○清水土木工事課長  それでは、平成30年8月27日の大雨における区の対応について御報告させていただきます。  なお、こちらの報告につきましては、本日の企画総務委員会におきましても、防災課のほうより同じ資料で報告をされておりますことを御報告いたします。  まず、項番1、経過でございます。  8月27日の月曜日、19時27分に大雨・雷・洪水注意報が発表されております。その後、20時31分に大雨・洪水警報が発表されまして、その時点で水防本部を設置しております。その後、テレビのテロップなどでも流れましたけれども、20時40分に目黒川洪水予報、これが氾濫危険情報が発表されております。その後、21時50分にこの洪水予報が解除されております。その後、水防本部といたしましては、区民要望、ポンプ排水等の要望を受けまして、その対応を翌朝まで行ったところでございます。最終的に水防本部が解散いたしましたのが、翌日の28日、午前4時に水防本部を解散しております。  項番2、雨量でございます。  最大時間雨量につきましては、宮前局で20時10分から21時10分の間、時間76ミリという時間降雨でございました。これと同様の降雨量が、上流の世田谷側でもあったということを確認しております。  項番3、河川の水位でございます。  目黒川の水位でございますが、青葉台局につきましては、護岸の天端から78センチのところまで上昇しております。また、区界局にきましては、護岸の天端、一番上のところから1.66メーター下がったところまで上昇したという状況でございます。  それぞれ2回吹鳴、サイレンが鳴っておりますが、溢水はしていないという状況でございます。  項番4、被害の状況等でございます。  浸水被害でございますが、床上浸水が27件、床下浸水が4件、その他(駐車場・倉庫等への浸水)が13件ということで、合計44件の被害の件数でございます。  場所は、右記載の住所の表示のとおりでございますが、主には呑川本流緑道、また今回の九品仏川緑道等の流域で多く浸水している状況でございます。  (2)その他の被害といたしまして、区立自由が丘駅南口駐輪場の冠水、それと別所坂大谷石の擁壁が一部崩落しているという状況がございました。  おめくりいただきまして、裏面の2ページをごらんください。  項番5、区の対応でございます。  まず、(1)土のうの配布でございますが、8月27日から31日の間、10件を行っております。  (2)民有地のポンプ排水ですが、8月27日から29日の間、8件行っております。内訳としましては、八雲で5件、自由が丘で3件でございます。  そのほか、(3)以降で道路上の残土撤去・道路清掃、消毒薬剤の配布、ごみ処理、水害被害状況等の調査につきましては、記載の件数を担当所管のほうで対応しております。  (7)区民への情報提供でございますが、8月27日、ポチの1点目ですが、大雨・洪水警報が発表されてから、気象や河川の状況を防災気象情報メールで登録者に配信をしております。  それと、8月28日から30日まで、区のホームページのトップページの注目情報に、台風やゲリラ豪雨への備えについてという大雨対策を掲載しております。  また9月4日、これは台風21号の接近に伴いまして、メールメマガジンで目黒区緊急情報、台風情報を登録者に配信しております。  それから、今後ですけれども、9月中旬から下旬にかけまして、目黒川沿川の16町会宛てに、目黒川に洪水予報が発表されたらという別紙のチラシを回覧しますのと、関係します住区の公営掲示板にも掲示する予定としております。  それでは、別紙のチラシをごらんください。  今回、目黒川で洪水予報が発表されましたのとサイレンが鳴ったのを受けまして、どうすればいいのかというような区民の方からの問い合わせをいただいております。今回、これは従前、気象庁と東京都がパンフレットをつくったものなんですが、それを目黒区バージョンにアレンジしてつくったチラシになります。  今回のゲリラ豪雨のような場合、河川の水位があっと言う間に上がってしまうという状況がある中で、どういう対応をしたほうがいいのかということで、表題にありますとおり、目黒川に洪水予報が発表されたら、家の2階などの高いところへの避難、御近所同士の声かけをお願いしますということでチラシをつくりました。  今回、その流れとして、左側のフローにありますとおり、洪水予報が発表されたら、情報に注意し、テレビやサイレン・電子メールなどの確認、それと、最終的には早目の行動ということで、高所への避難、あと玄関への土のう積み、御近所同士のお声かけということを、まず行動のチラシということで配布させていただいております。  別紙の裏面をごらんください。  裏面につきましては、日頃から防災気象情報などに注意ということで、気象庁のホームページ、東京都の河川水位のホームページの御案内と、それと目黒区のハザードマップの案内、それと一番下段に、目黒川沿いの緊急用土のう保管箱の設置場所と、あと問い合わせ先を一番下段のほうに記載しております。  また鏡文の2ページ目に戻っていただきまして、項番6、今後の予定でございます。  まず、(1)のり災証明の発行でございますが、これにつきましては、各戸訪問した際の聞き取り調査に基づきまして、り災証明の発行を希望します世帯に申請書を発行いたします。  それと、水害見舞金につきましても、被災世帯に対しまして各戸訪問を行い、水害見舞金を表記載のとおり支給するというものでございます。  それと(3)道路排水の調査と対策強化ということで、今回の浸水の被害を受けまして、東京都の下水道局と連携いたしまして、被害に遭いました地域の道路等について調査を行いますとともに、雨ます、雨水ますのグレーチング化など排水対策の強化について検討を実施するということで考えております。  説明は以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○田島委員  この大雨における区の対応についてですが、この洪水等で私ども目黒区議会としても東京都へ意見書を出すことにはさせていただいておりますけれども、やはりこれを見ていても、想定以上の大雨による、雨量がふえているということがよくわかると思うんですけれども、特に今回、自由が丘のところで道路が冠水して道路も封鎖されたぐらい雨が想定外に降ったということでございます。それについて今後の対応ということになるんですけれども、大まかにどんな対応をされるかというのをまずお聞きしておきます。  それから、ちょっと細かいことなんですけれども、ここに報告されてますように、自由が丘南口の駐輪場が冠水されたということで、これについて今状況はどんなふうになっているのか、元に戻っているのか、いつごろ再開できるのか等あれば御報告いただきたいということです。  それからもう1点、この資料の別紙のほうの土のうの件なんですけれども、ここには目黒川を中心として土のうの置き場が出ているんですけど、今回、自由が丘地域、特に西部地域のほうもそういった洪水の災害に遭ったということで、ぜひともこのマップも呑川、それから九品仏川というような川も西部地域にあります。ここに宮前局での降水量が出ておりますけれども、ぜひともその辺も広げていっていただきたい。それから、土のうの置き場も考えていただきたいと思いますので、その辺についていかがでしょうかということです。 ○清水土木工事課長  それでは、私のほうから1点目の今後の対応と3点目の土のうの設置場所等の周知についてということで答弁させていただきます。  まず、1点目の今後の対応でございますけれども、2ページ目の表記載にありますとおり、今回75ミリの降雨があったという中で、やはり道路上の排水が飲み切れていないというような状況が、職員が地元の方々から聞いた中でもそういった声をいただいております。そういった中で、下水道局と実際に現場を調査しながら、今後、記載されてますとおり、例えば雨水ますを飲み口をふやすような工事が可能かどうか、それとあとふたを交換するようなことができるかどうかを検討してまいりたいと考えております。  それと今回、呑川の本流緑道と九品仏川緑道のところで浸水被害が発生しております。このことにつきまして、個別に3区、5区の協議会等を通じてこれまでも要望はしてきておりますが、改めまして、所管であります土木工事課のほうから、こういった浸水被害があったということにつきましては下水道局のほうに直接伝えて、対策の要望をまた改めてしていきたいというふうに考えております。  それと、3点目の別紙、土のうの配置場所ですとかそこら辺の関係でございます。  今回、呑川の本流緑道のほかに九品仏川緑道につきましても浸水被害が出ている状況です。今回、別紙についておりますようなチラシを、まずは目黒川のところにこういったチラシをちょっとつくらせていただきました。その他のところの場所の周知につきましては、昨年の8月19日の大雨のときにも行いましたが、土のう保管箱の場所であるとか、その必要性についてチラシを配っておりますので、そこら辺また周知の方法については検討してまいりたいというふうに考えております。  それと、今後この浸水被害を受けまして、地元の方々から土のう保管庫の設置要請等があるかと思いますけれども、そこら辺、地元の方々の声を聞きながら設置場所等を検討してまいりたいと、土のう保管庫については設置を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○澤田道路管理課長  委員お尋ねの2点目についてお答えいたします。  自由が丘駅南口駐輪場につきましては、2基駐輪機がございます。そのうち1基が水につかったという被害でございました。その1基につきましては、電気系統のトラブルで今とまっている状況でございます。1基は動いてございます。  その1基につきましては、指定管理者とどんな形で補修していくかということで調整してございまして、その調整次第できるだけ早く復旧して、利用者の皆さんに使っていただきたいというふうに考えております。  復旧の時期につきましては、今現在未定でございますが、なるべく早く復旧したいというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○川原委員  先ほどの今後の予定ということで、下水道局との対策強化を、連携を図りながらやっていくということでございました。  平成25年でしたかね、7月だったと思いますけども、やはり局地的な豪雨ということで、時間100ミリを観測した。蛇崩川の右側流域での浸水被害というのがありました。そこで東京都の緊急下水プランというものが策定されて、いわゆる時間50ミリの今までの排水量から75ミリ対応を、いわゆる呑川や蛇崩川でしていこうということで、地域的に75ミリ対応に整備していく地域に指定されてたわけでございますけども、その進捗というのが今どうなっているか教えていただければなというふうに思います。  以上です。 ○清水土木工事課長  豪雨対策として出しております下水道局の緊急プランの進捗状況でございます。
     豪雨対策の下水道緊急プランでは、75ミリの対応といたしまして、蛇崩川と呑川の同居幹線として事業が指定されております。  まず、蛇崩川の幹線につきましては、現在、上流側の世田谷区の弦巻・上馬地区におきまして、昨年8月に立坑工事に着手しております。下流側の目黒区側につきましては、東京都の下水道事業の経営計画2016に基づきまして、放流先であります目黒川の河川のまず75ミリの対応の進捗状況をにらみながら実施するということで聞いております。  それと、呑川の幹線につきましては、本年6月に都市環境委員会に情報提供がございましたが、現在、下流側の立坑用地であります東京工業大学の敷地内の整備も完了いたしまして、これから立坑工事に着手するということで聞いております。引き続きトンネル工事に31年度以降に入っていく予定ということで聞いております。  以上でございます。 ○川原委員  わかりました。下水道プランが作成されてもう3年強になっているかと思います。現状やはり蛇崩についてはまだ世田谷の立坑から始まって、その水流を流すための目黒川のほうのいわゆる75ミリ対応もしていかなきゃいけないということで、また時間も結構かかってるのかなと。当然簡単にはいかないのは、掘削等をしていかなきゃいけない、トンネル工事等をしていかなきゃいけないというのでよくわかるんですけれども、やはり今の日本全国的に見ても、地球温暖化の関係もあって、やはり局地的なこういうゲリラ豪雨というのが頻発するような状況なので、しっかりと、先ほどの東京都下水道局との連携の中で、こういった工事が早く進めていただけるように、目黒区からも土木工事課のほうの所管になるかと思いますけれども、要求をしていただく必要はあるのかなと。先ほどの委員からも、議会としても東京都に対して要望をということでさせていただきますけれども、やっぱり所管からしっかり実情もお話しいただいて着手を早めていただきますように要望していただきたいと思いますが、その点を確認したいと思います。  以上です。 ○中澤都市整備部長  それでは、東京都への要望ということでございます。  現在の東京都の城南5区の下水道・河川連絡協議会、これは城南5区が入ってございますが、現在、私が、その会長区でございまして、私が会長でございます。また、目黒川の環境整備促進流域三区連絡会、これは世田谷、目黒、品川ですが、この3区も私が今ちょうどたまたまでございますが。昨年、ことしもまた要望するんですが、毎年、都市整備局、環境局、建設局、下水道局の4局に要望書を持ってお願いに上がっております。その内容は、当然今委員御指摘の部分の緊急対策の、特に下水道のほうについては75ミリ対応の部分、それとあわせて、当然、特別区の下水道事業促進連絡会というのがございます。これは23区で入ってますけども、これは各区長がその委員になってまして、区長会としてや下促連としても要望をしてございますので、いずれにしても、お願いするのと、なおかつ時間がかかる事業でございます。どうしても治水、水をおさめるというのはもう古今東西といいますか、かなり昔からそうですが、かなり時間のかかる事業でございます。  ただ、問題はもう一つは、やはり減災ということで、先ほどチラシをお配りしましたけども、これは特に目黒川についてはすぐ、昨今非常に危ない状況にございましたので、まずは減災、垂直避難をするというのをまず皆さんの頭に入れてもらおうと。それとあわせてほかのエリアは、これはどちらかというと、氾濫というよりも内水になります。これ、内水冠水といいますか、道路も宅地のほうもこれ内水で、結局下水が飲み込めないという状況もございますので、これはこれでやはり本来の下水道対策を進めなきゃいけないというのがございます。ただ、自分でやれることも一つあります。それは、地下室には行かないと、大雨のときは。それと、当然今いろんな浸水、床下・床上浸水を見ますと、約7割以上が地下でございます。ですので、基本的にやっぱり地下をつくると水入りますので、もうこれはやっぱりしっかりとその自助、これは土のうを事前に用意しておくとか、やはりそういうPRもしなきゃいけない。  ですので、私は今後、これからまちづくり懇談会、区民と区長のまちづくり懇談会ですかね、ありますけども、そういう場をかりて、所管としてはちょっとPRもできればなとは今思ってございます。これはちょっと企画経営部と今調整しているところですが、いずれにしても、やっぱりオール目黒といいますか、目黒区だけじゃなくてほかの区も含めてですけども、やはりこれは当然目黒区、まず目黒区の安全対策、これについてはやはり緊急に周知を図っていく必要があると思っております。  いずれにしても、これは防災課も含めて全庁で応対訓練といいますか、この浸水関係、非常にやはり地震と比べて内部の態勢もなかなか想定してないところがありまして、それもちゃんと内部の中でも訓練もして、非常にこの態勢を密にしていこうというのもございますので、いずれにしても、過日、地震であった災害もありますし、西日本もございますので、やっぱり一番は生命を守っていくということで、減災を1番と、並行して抜本対策もしなきゃいけない、こういうことかなと思っております。いずれにしても、その辺を努力してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○森委員  1点目は、2カ所の水位局の格差が倍ぐらいだったのでお聞きしたいんです。  青葉台局は、一番危険なところに位置してるんでしょうか。過去の危険水位を超えた例などをちょっとお聞かせください。  3年前に100ミリ、目黒川の上にそういう大変な雲が、どうも目黒川の上をずっと流れていったという状況のもとで100ミリになったということなんですけども、ちょっと雲行きがそういうことになると、今回マイナス78センチですものね、護岸天端から。非常に危険な状況だったと思うんですけど、そのあたりの、今回もっと78より護岸天端に上昇したところというのはあったんですかね、いかがでしょうか。  それから、先ほど来から、呑川水系については、もう世田谷と目黒区の2区を合わせた形で一気にシールド工法で、東工大の敷地からずっと縦穴を今着工して通してずっと、1回の工事で終わらせようということですよね。蛇崩水系については、その蛇崩川の暗渠になっている下に75ミリの幹線を入れる工事についてはまだだと。やってるのは、さっきの話では弦巻・上馬のほうから世田谷区内だけやり始めてると。そこの違い、呑川は2区一遍に工事やってるのに、蛇崩幹線は区ごとに別々にやってるというのがちょっと理由がわからないんですね。先ほどの理由だと、目黒川の75ミリ対策やってないから、何か目黒区側でやると、目黒川があふれちゃうかのように聞こえるんですけど、幹線というのは、もういっぱいになっちゃって、その下に掘ってるわけで、そこにためるという意味があるから、一気にそれが出ちゃうということになるんですかね。むしろセーブできるんじゃないかというプラスの影響があるんじゃないかと思うんですけど、そのあたりの関係性はいかがでしょうか。  目黒で工事ができないのは、何か下水道局に聞いたら、立坑の位置を探してんだけど、その位置がなかなか面積25メートルプールぐらい必要で見つかんないという話聞いてるんですけど、あそこの合流点のスペースは桜祭りとかで使ってるけど、こういう人命優先ということで、あのスペースは25メートルプールよりも広いので、利用できないのかなというのは素朴に考えるんですけど、そのあたりいかがですか。 ○清水土木工事課長  それでは、1点目の青葉台局の水位計については、私のほうから答弁させていただきます。  今回、資料にもありますとおり河川の水位につきましては、青葉台局で護岸の天端、一番高いところから78センチまで上昇したという状況でございます。  今回の雨につきましては、目黒区だけではなく、御説明でも申し上げましたが、上流の世田谷区のところも同様の降雨があったということで、こちらの青葉台局側の上流部のところでそこまで水位が上昇したというふうに考えております。  それと、こちらの78センチよりも上がった、護岸よりも上がった場所があるかということにつきましては、こちらの水位計を見る限りは溢水ということは確認しておりませんので、78センチのところが最大であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○橋本都市計画課長  2点目の下水道局のお尋ねでございますけれども、下水道局のほうからは、森委員のほうに先月、直接御説明をいたしていると存じますけれども、下水道局のほうで、区を分けて区別して対応していると、そういうようなことはないというふうに下水道局のほうでは、私どものほうでは認識してございます。さまざま蛇崩川、呑川それぞれその位置ですとか、立坑を掘るスペース、それから冒頭、土木工事課長のほうから申し上げたような、その後の処理能力ですとか、そういったことをさまざま下水道局としては、いろいろな点を鑑みながら、極力、世田谷区、目黒区を含めて蛇崩川・呑川沿線の対策のほうを鋭意進めているというふうに下水道局のほうでは申してございます。私どものほうでもそのように認識してございます。ただ、いずれにしろ、早急に対策を進めていっていただきたいということについては、目黒区としても下水道局のほうに強く要望してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○森委員  青葉台局が最高かという質問について、最高だと考えるというお答えなんですけど、そういうふうに設計して一番危険な水位が上がりやすい、上がるところだから青葉台局を今の位置につけたんですか。ほかのところはどこも溢水してないというのはわかるんですけど、そういう溢水してないから最高だというのもちょっと、そのあたりわからないのでもう1回聞きます。  もう一つは、なぜ蛇崩幹線のほうで世田谷が先にやられていて、目黒は後回し。聞くところによると、5年以降後だと。それは目黒川の75ミリ対策との関係ですよという話なんですけど、その下に、75ミリ対策の本管を太くすることによって、そこへ一旦ためられるから、一気に流すわけじゃないですよね。その関係はどうなんですかね。むしろ西郷山の下も相当太いのを通してるけど、あれは浄化作用と同時に、目黒川を溢水させないための手だてでもあるって過去に報告聞いてますから、そういう効果があるんじゃないかと、75ミリを整備することによる効果が出るんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。  もう一つ、そうはいってもまだ時間かかるという中で、総合治水を、要するに、一気に流れないようにするためのいろんな面的整備が必要だと。29年度までに、つまり、これ都市整備部の事業概要を見ますと、ちょっと書き方が、過去の、29年度までに取り組んでいきますって書いてあるんですけど、29年度もう過ぎちゃってますので。そういう中で5ミリ、29年でまでに時間5ミリの降雨相当の流出抑制を図るということが掲げられているんですけど、その目標との関係で進捗状況はどうなっているのか。どうやっていろんな手だて、先ほど来から出てる、ますとかいろんな手だてがあって、それの進捗との関係で5ミリに向かってできたのか、できなかったのか、29年度までの目標が。その検証をどうやってやってるのか、そのあたり聞きたいと思います。  まだあるんですけども、午後にいたします。 ○吉野委員長  議事の都合により、暫時休憩いたします。  (休憩) ○吉野委員長  それでは、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  森委員の質疑に対する答弁からお願いいたします。 ○中澤都市整備部長  ちょっと私のほうから。ちょっとるる委員から御質問ございましたが、ちょっと整理をして、全体的な内容でちょっと御説明させていただきます。  まずこの総合治水対策とかいろいろ話も出ましたけれども、大きな話で言いますと、この例えば豪雨対策も全てそうですが、いわゆるもう総合治水対策ということでございます。  これは総合治水対策というのは、関係する自治体と、もうそれは当然区民の方も当然入るわけですので、区市町村も当然入って、まず全体に役割分担を決めているのが総合治水対策ということでございます。ですので、個別に分けるのではなくて、これは一緒の話でございます。  その中で、流域対策として1割、例えば50ミリ単位であればその1割は流域ですよとなりますと、これは目黒区の中でその1割部分を出さないようにする仕組み、いわゆる浸透ますとか雨水流出抑制施設とか、民間にお願いしているピットとか、そういうのがございます。詳細については課長のほうから、先ほど目標値の話ございましたので、説明します。  それと、残りの9割は、これ下水道河川の役割ということになってございます。そうすると、その下水道河川のほうでは、当然河川のほうは例えば目黒川であれば、平成30年4月、ことしの4月ですけども、目黒川流域河川整備計画、これは河川の整備の計画ということでございます。それと呑川についても29年9月に呑川の流域河川整備計画というのが定まってございます。  あわせまして、下水道局からは、委員も多分知っていらっしゃるかと思いますが、計画2016という中で下水道の事業ということで、この中には当然私どもの目黒区に関係する上目黒と八雲というのが入っている75ミリ対応というのがあります。その部分は75ミリにするということなんですけれども、75ミリを共同でできるような、要は水をためるところですね、シールドで管をつくって、そこにためるというのが一般的ですけども、今もそういう方法でやっていますけども、そこでためると。ある一定の時期になったら、それを出すということですね。ですので、それが目黒川に行くのか呑川に行くのかということで、目黒川幹線と呑川幹線に分かれているということです。  一番ポイントなのは、世田谷が目黒川の約61%、61.2%の流域持っていますから、世田谷から水を出さなければ、目黒区は大丈夫なんですよ、基本的に。ただ、問題はその世田谷のほうで大雨が降ると、当然目黒のほうに、あるいは品川のほうに負担が来るということになります。それと、呑川につきましても、世田谷が約37.7%の流域持っていますので、当然世田谷のほうで措置をしてもらわないと難しいということがございます。  こういう状況で、東京都の例えば河川部、建設局の、建設局とか東京都下水道局については、個々のそういう状況で総合治水として役割を果たすために、計画を練って整備をする手法を考えてやっているわけでございます。  ですので、委員からいろいろるるありましたけど、やっぱりその中で場所をどこにするか、しないかは当然その事業者、あるいは施工者になりますので、そこで区のほうがやはりできるだけ早くやってくれというのがその部分でございます。  私どものほう役割は、やはり世田谷区のほうに何で目黒川3区でやっているかといいますと、これは世田谷のほうから水を出さないでほしいわけですよ、下水管に。ですので、世田谷のほうでは世田谷ダムといって雨水をためる、雨水利用とか雨水をためるタンクの助成をやってます。やはりそういうことで、世田谷区のほうはもう下水幹線になってますので、目黒川は。やはりここでしっかりと世田谷もメンバーに入れて、世田谷と目黒と品川というタッグを組んで東京都に要望していくということでございます。  城南河川のほうの5区のほうは、これは当然呑川、立会川ございます。立会川は逆に言うと、目黒区が大田区のほうに負担をかけていると。あ、品川でいいのか、あれ。品川区のほうに負担をかけているということになります。そこはしっかりと目黒区のほうが流域対策をやらなきゃいけないということになります。  いずれにしても、この総合治水対策というのは、都市型河川のこういうゲリラ豪雨等で、もう最近かなりもうゲリラといいますか、もう猛烈な雨量になりますので、やはり豪雨ですね、豪雨になりますので、そういう対策は緊急にしなきゃいけないというのと、やはり時間がかかりますので、並行して減災と。先ほど申しましたけれども、減災対策、これが一番大事だと私は思っております。  私からは以上でございますので、詳細は課長のほうからお答えします。  以上です。 ○橋本都市計画課長  私からは、先ほど委員のほうからございました流域対策として、都市整備部の事業概要の中の記述等を引用されまして、平成29年度までに流域対策により、時間5ミリ降雨相当の流出抑制ということを目標値として取り組んでいると。これの実績等はどうなのかということで、御質問をいただきました。  29年度までの実績値として出てございますのは、約8割の達成状況というところでございます。ここの中では、例えば東山小学校、改築いたしましたけれども、あそこの建物の地下に地下の貯留槽をつくって、雨水をためられるようにしたりですとか、グラウンドの地下、ここに浸透ますとか浸透トレンチを設けて、地中に雨水が浸透するような形でやるということで、流域対策をやっているというところでございます。  この流域対策に関しましては、個人宅のところに対しましても助成制度を設けてございまして、敷地面積500平米未満の個人宅で、雨水浸透施設を設置する場合には助成制度を設けてございますので、ぜひ委員のほうでも御協力いただければと存じます。  私からは以上です。 ○森委員  部長の説明で大分総括的によくわかりました。ありがとうございました。  で、75ミリ対策については、やるべき計画について数区が一緒になって東京都に対して、はやくやってくれと言っているわけです。中澤部長も期せずして会長になっているということから、ぜひ実現のために手腕を発揮していただきたいというふうに思います。これはそういうことで結構です。  で、問題の減災対策に移りますけど、最初に聞いた青葉台局は天端から78センチのところまで水位が上がったと。青葉台局が一番怖かったところなのというのが質問ですよね、私が聞いたの。それで、ちょっと理由がよくわからなかったけど、青葉台局が一番最高ですって、これも理由がちょっとわからなかったものですから、じゃ、全体これまでの経過の中で見張ってて、ここが最高だから、ここに局を置いたんだよと。そういう話だったら、それはそれで納得なんです。  で、もしもっと危険な地域があるのならば、ハザードマップもそれなりに対応して解決していかなきゃいけませんし、そのことを喚起していくというのは減災につながるわけですから、ちょっとそのあたりは改めてお聞きしたいと思います。  それで、今回被害を受けた方々に聞き取りしたり、道路等の調査をするということですけれども、とても大事なことだと思っています。地域住民の皆さんの不安や意見・要望をぜひ聞いて、シェアして、その実現、不安解消のために努力していただきたいと思うんですね。  で、ハザードマップも先日東京都から聞きましたら、下水道局と建設局のほうで合同でマップづくり、改定のためにやっているかのようなお話を伺ったものですから、それと対応して目黒区ももう少し詳細な改定のハザードマップをつくられるのかどうかというような、ちょっと動きはお聞きしたいと思います。  あと最後に、ちょっと細かいところなんですけど、ある住民の方から、世田谷区は無料で消毒してくれていると、区から来てね。目黒区は消毒薬を配付するだけだよと。無料でやってくれないって言われて、ああ、そうなのかなとわからなかったものですから、ちょっとそのあたりは無料で散布できないんですかね。  以上です。 ○中澤都市整備部長  1点目の水位の関係だけは、ちょっと私のほうからお話しします。  平成24年度にこの洪水、要は気象庁と東京都、東京都と気象庁ですが、目黒川洪水予報を出すよということで設定しているもので、まず青葉台水位のとこは、これは東京都の水位計になります。田楽も東京都さんの水位計ということです。東京都がいろんな断面とか、要は護岸、要はあるいは流量の関係ですね、要は河川整備のそういうデータに基づいて青葉台にそういう水位計を設けているということです。  ですので、ここで判断するのが一番ベストだということで、ここの洪水の水位があって、ここで氾濫警戒情報を出すというのがここの指標になってます。  今回は、先ほどちょっと課長のほうは説明がちょっと足らなかった部分あるかもしれませんが、ほかのとこはこの78センチよりも超えたとこはないということです。  非常に今回のケースは、合流点の部分のライブカメラを見ていただければ、見た方いるかなと思うんですけども、非常にそんなに水量はなかったんですよね。実は合流点のところがすごい水量であれば、かなりあふれるという状況で、区界のほうも結構多くなるんですが、今回は非常に、世田谷が非常に降ったせいなのか、青葉台の上流のほうが結構水が多く、蛇崩からの入ってくる水が少なかったというのが今回のケースです。ですので、いろんなケースがありますので、水位については、とにかく先ほど申しましたように、ここの青葉台のとこを判断の指標としているということです。ですので、ここで例えば今言った1メーターを、天端から1メーターを超えた場合は、もう危険水位になりますので、ここで東京都のほうが今回そういう氾濫警戒情報を出したということと思います。  それと、ちょっと補足ですけども、これ当時平成24年度のとき、前は警戒水位、警戒水位っていうのは危険水位の前になるやつですね。それを前は、23年度までは2メーターだったんですね、天端から。より区民の方に注視する、警戒するようにということで、天端から250、2.5メーターに変えております、当時。これは警戒水位でここでまずは皆さんが危ないですよと。地元からしょっちゅう鳴ってうるさいと言われたときもありますけども、逆に言うとそういうほうが安全だということで、当時もこの流域の説明会をして、皆さんに御理解してもらったという経緯がございますので、ちょっと先ほどの課長の説明、ちょっと足らない部分ございましたが、基本的にこの78センチ、ここで出たのが最高で、そこで判断して今回出たということでございます。  以上でございます。 ○清水土木工事課長  それでは、2点目のハザードマップの改定についてでございますけれども、現在目黒区のハザードマップにつきましては、危機管理室の防災課のほうで改定作業を現在進めておりますので、委員からお話ありました東京都と下水道局の取り組みについては、その内容について伝えてまいりたいというふうに考えております。  また、3点目の消毒薬の配付につきましても、世田谷区でそういった散布作業をしているということにつきましては、所管の生活衛生課のほうに、そういう取り組みへの意見があったことについて伝えてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○山本委員  3点質問なんですけれども、まずこの目黒川が氾濫しそうになったと。天端から約78センチのところまで水位が上昇したということで、もうすぐで氾濫するおそれがありましたということなんですけれども、これ実際に目黒川が氾濫した場合っていうのは、何か浸水するんだろうなとか、何かそういうイメージは湧くんですけど、具体的に例えば物すごい水流で何かこう、道路が川のようになって、何かそれが水深どれぐらいで、どのぐらいの強さの勢いで流れてくるとか、どっちからどっちの方向に向かって濁流が流れてくるとかっていう、何か具体的なイメージが湧かないんですけれども、そういったことは、そういった具体的な被害想定というのは、こういった周知のチラシに出さないんでしょうかというのが1点目。  2点目なんですけど、この別紙についている周知のチラシなんですが、これ裏面にハザードマップのことが書いてあるんですけど、なぜかその上の何かリンクについてはQRコードあるんですが、このハザードマップだけQRコードがないんですよ。これはこんな長いアドレス書いても誰も見ないので、QRコードをつけたほうがいいんじゃないですかということと、あとは上にこのハザードマップ検索って書いてあるんですけど、ハザードマップって入れて検索しても、別に目黒区のハザードマップが出てこないので、これ書くとしたらハザードマップ、間あけて目黒区って入れないと出てこないですっていうのと、あとこれ回覧板で配布、周知をされるということなんだったら、こういったネットを見ない高齢者の世代の方々も多く見ているのかなと思うんですが、その場合って、このハザードマップ自体を一緒につけて回覧したほうがいいんじゃないでしょうか。  以上です。 ○清水土木工事課長  まず1点目の目黒川が氾濫した場合の被害想定等についてでございますけれども、まず目黒川につきましては、さきの西日本であったような、例えば土石流が流れてくるようなそういった被害想定というのはないのかなというふうに思っております。今回チラシを配らせていただきましたのも、もし溢水した場合にまずはどういった行動をとっていただきたいかということで、今回のチラシをつけております。  今回洪水予報が出ましたけれども、その際にはテレビですとか電子メール、そこら辺の情報をとりながら、早目の行動、垂直避難をしてもらいたいということで今回こういったチラシを配付させていただいております。  2点目のQRコード等の件でございますけれども、御指摘いただきましたとおり、ちょっとハザードマップのところにQRコードをつけてないということと、あとハザードマップだけの検索では、こういった目黒区のハザードマップが出てこないということ、御指摘のとおりだと思いますので、次回配付する際に、もう一度点検をして出していきたいと思っております。ありがとうございます。  それと、3点目の高齢者についてのハザードマップの周知でございますけれども、現在防災課のほうで改定を進めておりますハザードマップの周知方法につきましては、今後防災課とその周知の方法についても検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○山本委員  済みません、1点だけもう一回確認なんですけど、その早目の行動ということで垂直避難をされてくださいということはわかるんですけど、どういう状況になるから、早く垂直避難したほうがいいのかというのが、じゃ、じわじわと何か水位が上がってくる感じなんですかね。外に出たら流されるとか、何かそんなレベルなのか、何か純粋に単に徐々に徐々に水がたまってくるだけなのか、どの程度の何か脅威が襲ってくるのか、あんまりちょっとわからないんですけど、その辺はどうなんでしょうか。 ○清水土木工事課長  今回配付させていただきますこの別紙のチラシにつきましては、今回の8月27日の大雨を受けまして、チラシを配る予定としております。  一律に、その雨の降り方によって避難等の仕方というのは変わると思いますけれども、まずは先日の豪雨のような場合には、10分間に3メーター水位が上昇するような都市河川でございますので、なかなか逃げる間もないところの中で、どういった行動をしてほしいかということで、こういったチラシで周知させていただいております。  また、台風の際には、事前にいつごろ来るというような報道等で準備ができますので、今回の内容につきましては、こういった豪雨の際にはこういった取り組みといいますか、注意をしてくださいということで、こういった周知チラシを配らせていただきます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(4)平成30年8月27日の大雨における区の対応についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(5)「平成30年度版めぐろの環境(環境報告書)」の発行について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(5)「平成30年度版めぐろの環境(環境報告書)」の発行について、報告を受けます。 ○佐藤環境保全課長  それでは、まずA4の資料に基づきまして御説明をいたします。  1番の趣旨でございますが、記載のとおり目黒区環境基本条例の規定に基づく記載の資料ということで、本委員会御報告後、広く区民に公表していく、これが環境報告書でございます。  2番のその編集方針につきましては、改めてそちらも記載がございますとおり、これも基本条例に基づく環境基本計画、この体系に沿って実施した施策の報告書ということでございまして、2段落目以降、29年度の今回実績報告ということで、資料編、それから、アンケート等もつけているというものでございます。  その上で、後ほど御説明しますが、最後の段落のとおり概要版も一緒につくった上で、公表、活用していくという編集でございます。  具体的に、まず3番の本編でございます。本編のほうは同時にお配りしております厚い冊子のほう、これは内容の詳細までは入りませんが、めくっていただいた目次をごらんいただきたく存じます。  この資料に沿ってでございますが、(1)の29年度の主な取り組みにつきましては、目次5ページからの第1章ということで内容となってございます。こちら昨年度行ったものの中、特に力を入れて実施した内容ということで、資料のほうの主な掲載項目のとおり本委員会にも御報告をしてございます住宅用新エネルギー・省エネルギー機器の助成制度、そのほか書いてあるような内容を主なものとして第1章という記載でございます。  (2)の環境保全施策の推進については、目次第2章10ページからということで、こちらは先ほど申した基本計画現行については、方針5つに分けて体系化しておりますが、それぞれの方針に沿って昨年度実施した内容ということで、10ページ以降2章でございます。
     (3)の重点的に取り組むテーマは、目次の第3章、61ページからということで、こちらについて資料のとおり、重点的に取り組むテーマの実施状況ということで取りまとめてございます。  (4)の目黒区環境マネジメントシステムの取り組み、これは目次第4章、64ページからということで、こちらについては、さきに通称エコ・プラン、これ改定について本委員会へ御報告しまして、本年度改定の時期でございますが、現行のエコ・プランⅡに基づく29年度の取り組みということで、第4章のほうにまとめてございます。  以下、(5)資料編につきましては、目次70ページ以降でございますが、環境に関するアンケート調査の集計・分析等を含め、資料編としてこちら70ページ以降記載しているものでございます。  資料のほうに戻っていただいて、裏面でございます。  本文については、今の目次の御紹介にとどめさせていただき、4番については、薄いほうの冊子の概要版でございます。こちらは内容について、少し細かい御説明を差し上げます。  薄いほうの冊子のめぐろの環境概要版のほうをごらんいただきたく存じます。  まず開いていただいたところで、左側は目次と、それから、基本計画の体系図でございますが、右側の右下ページは1ページでございますが、ここは本文第1章に対応しまして、昨年度の主な取り組みということで概要にしてございます。  記載の1番の温暖化対策の推進、そういったところ、先ほどの新エネルギー・省エネルギー住宅用機器助成についての詳細、こちら第1章1ページでございます。  概要版めくっていただいた2ページ目については、2番として記載の循環型社会の実現ということで、記載のMGR100のプロジェクト等について、こちらを記載してございます。  それから、下段の3番については、緑をはぐくみエコロジカルネットワークを形成するということで、左下の桜再生計画の取り組み等、こちらを概要として記載してございます。  3ページ目に進んでいただいて4番、健康で快適に暮らせる生活環境の確保ということで、こちらは美化の観点の取り組み等、屋内型指定喫煙所の開設、昨年度ございましたが、こちらについてまとめてございます。  下段5番の環境を守りはぐくむ人を育てる、人材育成、啓発周知等も含めでてございますが、下段の環境推進員養成講座等の紹介も含めて、5番については概要でございます。  さらにめくっていただいた4ページにつきましては、本文第2章でございます。環境保全施策の推進ということで、先ほど申した基本方針1から5について、2ページ立てでまとめてございます。つくりとしては、左側方針を掲げまして、上段のほうは昨年度の成果を文章でまとめ、下段については一覧表で数値化したものを記載した上で、毎年度でございますが、評価のマークをつけて掲載しているものでございます。  その基本方針に対する具体的な中身については、5ページ目のほうに1-1低炭素のライフスタイル転換等も含めて、具体的な施策について記載をしてございます。  以下、めくっていただく6ページについては、基本方針2の循環型社会づくりについて、これが6ページから7ページまでつくりは一緒でございまして、具体的な施策7ページでございます。  それから、めくっていただいた8ページから9ページについては、基本方針3、みどりづくり、先ほどの緑をはぐくむネットワークの形成ということで、以下9ページ目の具体的な施策の推進状況、同じ形態で取りまとめてございます。  それから、めくっていただいた10ページ、11ページは基本方針4、生活環境づくりということでの環境の確保について。こちらも10ページが概要と評価、11ページ目は具体的な施策の進捗について、概要でまとめてございます。  12ページから13ページは、基本方針最後の5番、ひとづくり、先ほどの人材育成、啓発周知も含めてでございますが、改めて12ページ、概要と指標の評価、13ページは具体的な施策の動向について概要を記載してございます。  以上が第2章の概要でございます。  めくっていただいた14ページからは第3章の概要として、先ほど目次で御紹介した重点的に取り組むテーマの概要でございます。14ページ冒頭からの私が知るというところでの具体的な取り組みも含めて、15ページまで記載をしてございますが、それぞれのテーマに沿った昨年度の取り組み内容について、具体的な御紹介をして概要としているものでございます。  それから、16ページ、それから17ページの前段でございますが、エコ・プランと通称しております目黒区役所、事業所としての環境マネジメントシステムの取り組みでございまして、これについては29年度の取り組み結果、これを概要として取りまとめてございます。  上段については、温室効果ガスの排出量、それから、エネルギー使用量の区役所としての削減の状況、それから、以下環境負荷低減に向けた取り組みの御紹介、17ページの前段には評価委員会からの全体評価の御意見ということで記載してございます。  以下は用語の解説を入れてございまして、概要版については雑駁でございますが、以上の御説明でございます。  その上で、説明資料の裏面、5番に戻っていただきまして、今後の周知等でございますが、今予定しておりますのは9月25日めぐろ区報、それから、ホームページへ全文の掲載、それから、本委員会に本日御報告後、区議会議員の皆様に事務局を通じて皆様全員に御配付を差し上げる予定でございます。  以下、本編及び概要版の活用等については、(2)の施設で閲覧用として本編、主に配付用として概要版を活用して配置するということ、それから、(3)のとおり各種イベント等で活用を考えておるところでございます。  最後、4番については、この冊子の印刷用はこれまでもそうでございましたが、全てのリサイクルができるような対応型の印刷資材ということで、印刷をしているものでございます。  改めて御説明は以上でございますが、こういった中身、また、私どもも本委員会の御報告をもって検証しながら、また今後の環境保全の施策に生かしてまいりたい、このように存じます。  以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○山本委員  報告書にたくさんいろんなことが書いてあるんですけれども、その環境を推進したい立場の1人として、このいろいろ書いてある中で、一体一番目黒区にとっては何のダメージが大きくて、何の取り組みをすることが一番効果が高いんでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  改めて区としての取り組み、これはちょっとまずまた概要版のほうをあけていただきますと、先ほどは本編と同じつくりですので御説明しなかった表紙の裏側の環境基本計画の体系図、これが2章として御説明した方針の1から5でございます。これについて、まずこの環境基本計画が大もとの計画としてある上で、そこに体系化した施策の推進の報告ということでございますので、基本的にはこれそれぞれの方針の中で重要なものということで取りまとめてございます。  そういう中では、何がということであれば、その基本方針5つに何か優劣をつけているものではございませんで、むしろ基本方針そのものについては、今の環境基本計画で申すと、この5つの方針を全て網羅した上で、これが区民に対して、私ども職員も含めてですけれど、一人一人の自主的な行動を促す取り組みということで取りまとめた計画ということでございますので、現段階でその方針や中身の施策に優劣というのは考えてございません。ただ、一方で例えば本年、先ほど申したとおり、区としてのエコ・プランの改定、これについては、今実績は詳細まで公表しませんでしたが、なかなか実績として達成ができていない状況ということもございますので、そういった節目節目の施策について、重要度ということで申せば、区としてのエコ・プランの取り組み結果、これは今年度については計画の改定の時期でございますので、重視をしているというような状況もございます。  以上でございます。 ○山本委員  施策に優劣をつけるというよりかは、それぞれもちろんやったほうがいいことは確かですし、各ジャンル、各分野に応じてそれぞれのできる限りのことをしていくというのはわかるんですけど、ということは、逆をただせば、目黒区としてこの中で特にここが環境によろしくないというか、環境保全に対しての課題、一番区としての大きな課題だというような問題を抱えているということは、ないということなんでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  私の優劣をつけないという言い方がわかりにくければ、申しわけございませんが、改めて詳細で申せば、例えば、今度は概要版の見ていただいた右側1ページの住宅用新エネルギー・省エネルギー機器設置の助成の制度について、例えばこれについては、本年本委員会で御報告しておりますとおり、実施計画に掲げて件数ということでの目標値を持ってございますが、そういうところがございます。これはなぜ実施計画に掲げるかということで申せば、広く区民・事業所も含めた区全体の温暖化対策の中で、こういった御家庭等の設備については力を入れていくということでの実施計画事業ということがございますので、そういう面で言えば、この事業については実施計画化している、そういったことで御報告等について、あるいは取り組み等についても、実施計画に沿った取り組みを推進するという事業もございます。  以上でございます。 ○山本委員  端的にお願いしたいんですが、例えば、子どもにこれを説明した後に、どれをやったらいいのかと相談されたら、何をお勧めされますか。 ○田島環境清掃部長  何度も課長から申し上げたとおり、特にこれが大事で、これが少し大事じゃないということは、我々としては言うつもりはないんです。ただ、子どもさんたちに言うということであれば、子どもさんたちにわかりやすい施策というのもあるかと思います。例えば小学校の方々には、自分の家でどうやって省エネに取り組んでいるかというようなやり方で、いろいろとテーマを決めて出していただくというのもあるんですけども、そういったところを特に説明していただければなというふうには思います。  また、これはちょっとここに書いてあるわけではないんですけど、ちょっと概要版の5ページの一番下のところを見ていただきますと、気候変動への対応策の推進というところが出てくるんですが、こういったところは今までのこういったいろんな施策をただ漫然とやっていくということだけではなくて、ことしのような酷暑とか猛暑とかというのがあった場合には、単に電気を節約するという考え方だけではなくて、自分の、やはり熱中症から身を守るということも含めて、新たな考え方、要するに冷房を使うときはきちんと使うというような考え方も必要になってくるんじゃないかなと思います。  そういったところで、目黒区だけではないんですけど、環境施策というのもその時代時代に応じた大切なところをよくつかんだ上で、区は施策を進めていくべきだと考えております。  以上です。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○森委員  地球温暖化対策についてです。  これについては、国の政策のレベルでいいますと、2012年以降石炭火力発電所を50カ所新設するとか、原発についても再稼働を進めるとか、原発がいいのか石炭がいいのかという議論になっちゃってますけど、実際は省エネと再エネ、つまり原発と石炭がセットで、そっちがいいのか、省エネと再生可能エネルギー、再エネを進める、どっちがいいのかっていうのが選択肢だと思うんですけどね。そうなってないというのが現状だと思います。  太陽光、東京は屋根が多い。壁も今利用できるわけで、そのことによって47都道府県の中で太陽光発電のポテンシャル、潜在能力は東京が一番だって言われています。そういう中でどれだけ進められるかというのは勝負どころだと思っています。  目黒でどうなのかという話ですけども、例えば概要版の4ページの指標の評価のところで、二酸化炭素排出量、温暖化ガスの排出量ですよね。これ評価が目標値に近づいていないというマーク、渋い顔みたいなのがついていると。これ残念という結果ですよね。これどうしてなのかなというのも、どのくらい目標に近づいていないのか、去年の報告では余計ふやしちゃったという報告があったもので、ことしの報告ではどうなっているのかなというのをもう少し端的にお話しいただいた上で、どういう分析をされているのか。  この目標のところに説明書きで、基準年は2010年だというのは、これ書いてありますからわかりやすくなっていると思うんですね。2020年度までに毎年度1%以上削減していって、2020年度において7%以上削減しますよと。これ目標だよと。これとの関係で、今どんな状況にあるのかというのを、端的にお話をいただきたいと思うんです。 ○佐藤環境保全課長  地球温暖化対策の推進という御質疑でございます。  御指摘のとおり、この概要版4ページに記載させていただいたとおり、二酸化炭素排出量、エネルギー消費量も含めての記載をしてございますが、目標のところを今読み上げていただいた目標を持っている中で、基準年度の2010年度、平成22年度ということでございますが、2017年、29年度の昨年度の実績ということで申すと、二酸化炭素排出量については数値が上がっている状況ということでございます。  その上での削減が達成されていないこと、これはさきの委員の答弁もいたしましたが、区としての事業所としてのエコ・プランの達成度、そこも含めて目標は達成できていない。これはおっしゃる太陽光発電の推進であったり、家庭用の助成制度であったり、それから、こういった目標を掲げて取り組んでいかなければいけない状況は重々認識している中で、本年も特にですけど、昨年も含めて猛暑の影響であったり、あるいは昨年については冬の寒い時期にさらに気温が下がったというような平年比較ということを認識しておりまして、現段階ではそういった気候変動も含めて実績どおりには行っていない状況は重々認識している中、これからまず区として今後どうしていくかを、繰り返しになりますけれど、今年度改定の中で、どういう方法がとれるのかを今検討中。これは2年後にこちらの4ページにある区民全体に対する地域としての計画の改定の時期を迎えますので、そこにあわせてまず事業所としての内容を検討しながら、こういった結果も見ながらでございますが、さまざまどういった方策がとれるか、検討してまいりたい。現段階ではそういった認識でございます。  以上でございます。 ○森委員  そうしますと、2年続きでそれ以前の状況はわかりませんけども、私も覚えてないですけど、2年続きで二酸化炭素排出量がふえてしまったと。その主な原因は猛暑の影響がありましたよと。2年続きですよと。ただ、猛暑の影響というのは、普通の一般区民が考えているのは、やっぱり地球温暖化の影響で、気候が異常になっちゃったと。それでこんなに集中豪雨が降るようになっちゃったと。暑くなっちゃったと。災害並みの暑さで、熱暑と言われていますけど、じゃ、どうするのかって言えば、やっぱりそういう地球温暖化ガス減らすしかないと。省エネして頑張らなきゃいけないという認識にはなっていると思うんですけど、それがなかなか思うように具体的な目標で進捗喚起をしても、ふえていくと。  ただ、私が思うのはね、そのふえている原因を猛暑のせいにしているっていうのは筋違いだと思うんですよ、はっきり言うとね。それは事実としてはわかりますよ。言い方ちょっと、自分で言っていてあれなんですけど、でもね、やっぱり、だからこそやらなきゃいけないっていうことでしょ。私が言いたいのは、だからこそ、みんなで頑張らなきゃいけないんですよね。そういう点で追いついていっているのかということを考えますとね、最初に言ったのは、国の施策について私は原発か石炭かという話じゃなくて、実際セットで進められていますから。さっき言ったとおりね。現実的には原発・石炭を選ぶのか、省エネ・再エネを選ぶのかって選択だと思っているんですよ。やっぱりいろんな一般感情としては、やっぱりな、省エネと再エネの方向に向かなきゃいけないなって、これが一般的な感情だと私は思っているんですよね。  だとしたらですよ、こんなもう肌身に感じて危険な状況になっているという中で、どうするかっていう話ですよね。それは進捗管理をしてって、しっかりやっていかないといけないと思ってますし、もっとも国は太陽光発電、2030年6,400万キロワットにするんだっていう目標なんですけど、もう現在達成しちゃっているんですよね。だから、国の立場からすると太陽光発電はもう2030年まで何もやらないよって。達成してるから何にもやらないって言っているようなものでね、それじゃどうかなと私は国レベルで思います。ただ、目黒区は環境の目黒と言われているほどですから、しっかりやらなきゃいけない、みんな区民感情として思ってますよ。そこでなぜできないかというのをちょっと分析的に突っ込んでいただきたい。目標を立てているんですから。マイナス1%、7%以上の削減ってね。それをやっぱりきちっと分析して、どうすれば達成できるのかっていうところで、みんなで考えていくと。理事者からもね、区民も。分析的にちょっと報告が、大事なところでちょっとわからなかったから、改めて聞きます。いかがでしょうか。 ○佐藤環境保全課長  再度の御質疑につきましては、改めて概要版の4ページの数字のところで、その数字の成り立ちについては御説明をいたします。  改めて二酸化炭素の排出量は、基準年度に比べて数値が上がっている。ただ、一方で先ほどは申しませんでしたが、エネルギー使用量については、記載のとおり基準年より下がっている状況でございます。その上で排出量は上がっているということは、これは委員が質疑の中でもおっしゃったとおり、発電は国全体の施策でございますので、なかなか自治体としてどういう発電をということまでは申せませんけれど、発電のそういった状況が変わる中で、エネルギー量に掛け合わせる排出係数、これが変動することによって、結果的には排出量の計算数値は上がる、こういう状況は、これはこれまでもでございますし、これからも想定ができるものでございます。  そういうなかなか難しい状況の中で、区としてまず繰り返しですけど、私ども区役所としてどういう方策をやっていくのか、それを今後の計画相手である区民に対してどういうふうに周知・発信していけるのかという懸念については、今はまず区役所としての計画改定の中で、ただ、これが同時に国としては、自治体向けの計画のガイドラインに当たる国としての計画を28年度に初めて策定したものがございまして、その中では例えば電力業界への協力を依頼した上で、さまざまな電力業界の取り組みとして排出係数を下げていく、最終的には二酸化炭素排出量を下げるという観点でございますが、そういったことも具体的には書いてございまして、国としても取り組んでいくような中身がありますので、私どもとしては国が掲げるような目標に準じたものを立てていった上で、具体的な取り組みについては、ふだんの職員、あるいは区民の皆様の取り組みを先ほどの助成制度も含めて拡充していくことをしながら、一方でそういった電力業界の推移も見ながら、あるいは施設全体、例えば区有施設であれば、全体を例えば改築であったり新築する場合においては、この委員会でも各家庭におけるコンピューター制御のゼロエネルギーハウスの御説明はしましたが、これは施設全体についても、そういったゼロエネルギービルディングという考え方があって、そういったものをどういうふうに取り入れていけるのかというようなハード面、これも必要だと思っておりますので、これは委員御質疑に言われるまでもなくという言い方は僭越でございますけれど、改めて国が指し示しているような計画の中身を踏まえながら、まず区としてどういった取り組みをやれるかということを今年度検討し、それを区全体に周知・啓発していきたい、このように段階的に考えている状況でございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○田島委員  ちょっとわからないんでお聞きしますけど、この目黒の環境ずっとなんでしょうけれども、焼却場について、焼却についての表記がないんですが、目黒から出たごみが一組、焼却工場、一組なんで、目黒の環境には出ていないんでしょうけど、ごみは出ているわけで、それから、今後その焼却灰に関しても、もう中央防波堤がいっぱいで埋め立てするところがなくなる、埋め立てじゃないけど捨てるところがなくなってしまうというようなことも出ているような形で、目黒の環境ということを考えると、やはりその辺までも出していくべきだとは思うんですけれども、今までも一組に関することは出していないから目黒の環境としては取り扱ってないんだということなら、それはそれでしようがないんですけれども、やはり区民として目黒から出たごみが、やっぱり環境というくくりの中では表記するべきではないのかなと思いまして、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。 ○佐藤環境保全課長  御指摘の点については、まず環境保全課の立場から、取りまとめの立場からの御答弁でございますけれど、おっしゃるような詳細については、確かに記載はしていない状況がございます。ただ、厚いほうの冊子、緑の表紙の冊子のほうで、20ページ以降の基本方針2のところが循環型の社会ということで、ごみをつくり出さない意識醸成であったり、ごみの減量等についての記載をしてございますが、例えば27ページにはトピックスという形で、下段でございますけれど、本区としての清掃・リサイクルの経費というものは、こういうコラムの形で御紹介をさせていただきまして、そこは御質疑の清掃一部事務組合等の説明、こういったものはしているところでございます。  ただ、おっしゃるような観点の大きなごみ焼却であったり、ごみ処分に関する内容というところが、このトピックスでは説明し切れておりませんので、また改めて御質疑を踏まえまして、今後の周知等については検討させていただきたいと存じます。  以上でございます。 ○田島委員  済みません、端的にします。  わかりました。今まではその辺の部分って、一部組合の部分はトピックスみたいな形で、余り触れていなかったんでしょうけど、さきの議員も発電云々という御質疑もございました。そうすると、焼却工場におきましては発電という部分が今後大きな部分にもなってきますし、それから、実質上やっぱり目黒区民が出すごみの行方という部分もありますので、ぜひとも形はお任せしますけれども、やっぱり環境というひとくくりにしますと、ごみがどういう形で出て、どういう形で分別されて、どういう形に最終的になっていくのか。その過程の中にいろいろの部分で役に立つ、要するに再生できるという部分もありますし、焼却によって発電もできるというようなこともありますので、取り扱っていただいたほうが、もう今区民にとってもいいことだと思うんです。僕はやっぱりごみっていうのは、もうどうしても離れられない、また、大事な、人間として生活していく上では必ず出ていくものなので、余り見たくないとか線を引かないで、やっぱり環境という部分で捉えて、外せないものですから、何らかの形で取り扱っていっていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○田島環境清掃部長  ちょうどいい時期だったのかもしれませんけど、あす目黒清掃工場を視察していただきますけども、その中でいろいろと目黒が取り扱っているごみの課題なんかも、工事の、今建てかえ中なんで、なかなか課題というのは見えづらいかもしれませんけども、いろいろと皆様方の目で今清掃工場どうなっているか、確認していただければと思います。  今、委員から御指摘ありましたように、やはりごみっていうのも環境を構成するっていいますか、環境の中で大事な要素ではございますんで、ちょっと書き方はいろいろと工夫させていただきたいと思いますけども、中身ちょっと検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(5)「平成30年度版めぐろの環境(環境報告書)」の発行について、終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(6)平成29年度目黒区のごみ量と資源回収量について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(6)平成29年度目黒区のごみ量と資源回収量について、報告を受けます。 ○秋田清掃リサイクル課長  それでは、例年この時期に御報告しております目黒区のごみ量と資源回収量について、平成29年度の実績が確定いたしましたので、御説明いたします。  資料、表面をごらんください。  表の一番右側、こちらが平成29年度の実績で、長い棒グラフが平成29年度のごみ量5万2,801トン、短い棒グラフが平成29年度の資源回収量で1万8,745トン、上方にございます折れ線グラフが平成29年度のリサイクル率で26.2%となっております。  ごみ量は前年度に比べ、可燃ごみ及び粗大ごみが増加し、不燃ごみが減少しており、ごみの総量といたしましては、前年度に比べ0.2%増加いたしましたが、1人1日当たりのごみ量は5グラム減少してございます。  資源回収量は、前年度に比べ、ペットボトル、古布類、小型家電及び蛍光管が増加してございます。資源回収量といたしましては、前年度に比べ2.2%減少しているものの、リサイクル率は23区の中で依然として高い水準にございます。  恐れ入ります、裏面をごらんください。  ただいま御説明した内容の詳細な情報が掲載してございます。表の一番右側、こちらが平成29年度の実績となってございます。表の一番上、ごみと記載のある行には可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ及びその合計を、また、その下の資源とある行には古紙を初め資源の形態別の合計を記載してございます。  また、一番下の表にはリサイクル率、人口並びに区民1人当たりのごみ量、資源量及びごみ・資源量を記載しております。  なお、区民事業者等の日ごろのごみ減量努力によりまして、目黒区一般廃棄物処理基本計画の目標の一つとして掲げてございます区民1人当たりのごみ量は、計画どおり減少してございます。  平成29年度のごみ量と資源回収量についての御報告は、以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○青木委員  今の説明の上から2つ目の黒丸、ごみの総量として0.2%増加したが、1人1日当たりのごみ量は5グラム減少したというふうな、今説明がございました。先ほどのこのグリーンのこれの24ページ、24ページの真ん中から下、トピックスというところ見てみますと、文章書いてありますけど、2014年度の549グラムから2025年度には451グラムに減らすことを目標としていると。1人1日当たり約100グラムのごみ減量に向けてやっているという、前々からこれを言っていますよね。そうすると、これからいきますと、5グラム減少したということはあれですか、この549グラムから5グラム引いた544グラムというのが、今の時点のごみの数字になるのかしら。5グラム減少したというのは、元引く5だけど、今大体何グラムと見ていいんでしょうか。 ○秋田清掃リサイクル課長  恐れ入ります、資料の裏面をごらんください。  裏面の一番右、平成29年度と書いてございます一番下から3つ目の行、ここに523グラムと記載してございます。先ほど私、説明不足で恐縮でございました。5グラム減少と申しましたのは、その前の列528グラム、前年度528グラムから5グラム減少して523グラムということでございます。  以上でございます。 ○青木委員  先ほどの済みません、また24ページに戻りますけど、2014年が549グラム、2025年451グラムにしたいわけですよね。549から451引くと98グラム、だから、約100グラム減らしたいという話になるわけね。そうすると、あれですね、11年間で2014年から2025年だから、11年間で100グラムのごみを減量したいという意味ですか。 ○秋田清掃リサイクル課長  おっしゃるとおりでございまして、最終的に1人100グラム減少いたしまして、計画どおりの数値に持っていきたいという目標でございます。  以上でございます。 ○青木委員  そうすると、約1人1年間に10グラム減らさなきゃいけないという意味ですよね。いや、簡単に言うとね。  ごめんなさい、そうすると、先ほどの5グラムというのは、約半分しか減っていないという意味になりますね。そこ、確認です。
    ○秋田清掃リサイクル課長  委員御指摘のとおり、毎年定例的に減らすということであれば、10グラムずつというところでございますが、計画上は、一廃計画上は今年度については523グラムがごみ減量の計画値として定めてございますので、そういった意味では523グラム、今までがそういった意味では多少多目に減量していただいたという、伸びしろがもしかしてあるのかもしれないんですけども、計画どおりで言えば523グラムということで、今計画どおり進んでございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  ほかにございますか。 ○田島委員  きょうこの資源回収量について御報告いただきまして、ありがとうございます。  おおむね今御報告いただいたように、ごみの減量についてはうまくいっているというような形ではあると思います。  それから、相対的に見ていきますと、実際の話24年度から比べると、だんだんごみが減っているんだなというふうなことがわかってくるんですけれども、やっぱり目黒区民はこのごみ減量に関して、非常に高い関心を持っていて、協力されてんだなというのがおおむねわかるような気がします。区のほうもそのように捉えていらっしゃると思うんですけれども、いろいろ資源的に分別されて、再利用という形でかなり進んでいるというふうに見られるんですけれども、ちょっとその辺でペットボトルなんかはふえているんですけど、古紙はちょっと減っているような気がしますし、それぞれに違う形だと思います。アルミ缶が減っていったりもしております。その商品商品によって要するに消費量が減っているというのも、一つの原因だと思われますが、古紙なんかに関しましても新聞類、新聞余りもう読まなくなっちゃってますし、私なんかもそうなんですけれども、やっぱりコンピューターが発達してきて、情報もそちらからとるような形だとかっていう部分で変わってきているのかなと。アルミ缶に関してもペットボトルにアルミ缶が変わっていくというような形で違うのかなというのがわかるんですけども、区のほうが把握しているそのような、今私ちょっと例に挙げただけな、見た感じでしか物を言ってないんですけど、こういう数字を見ながら将来どういうふうになっていくのかなという部分の想定がされていれば、教えといていただいたほうがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○秋田清掃リサイクル課長  今、委員御指摘の幾つかの点ございます。我々区といたしましても、大体同様の認識をしてございまして、1つに例として古紙を挙げさせていただきますと、今、委員御指摘のとおり新聞購買数等も日本全国的に減少してございます。  例えば2007年、実績で言うと今から10年ほど前、こちらは全国的に5,200万部新聞が発行されたようでございます。それに対して10年後の2017年が4,200万部ということで、その間1,000万部ほど減少してございます。もともと2007年は1世帯当たり1部あった計算が、2017年には0.75部ということで、1世帯当たり1部もないという状況のようでございます。  また、一方でモバイル端末ですとかパソコン、こちらの普及率が劇的に進んでございまして、モバイル端末でいいますと、約95%の方がもう所持しているというような状況でございます。そういった形で新聞媒体等からモバイル媒体等へ情報を見る手段が移行しているのかなというふうな分析をしてございます。  古紙の収集量については、各区とも軒並み減少してございまして、我々目黒区におきましても資源量1万8,000トンのうち古紙が占める割合は1万2,000トンということで、約6割弱を占めてございます。  こちらの古紙量の減少に、ある意味資源の量が左右されるという状況でございますが、我々といたしましては、通常可燃ごみに出されてしまっているような雑紙等、こちらについてできるだけ資源に出すようにといったような普及啓発ですとか、そもそも資源量、ある程度減っていくのはやむなしというところであれば、リサイクル率の分母である全体のごみ量、こちらを減らすべく水切り等の取り組みをしてございます。そうした取り組みを継続的に進めまして、これからもごみ減量、リサイクル率向上に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○田島委員  本当に御苦労さまでございます。古紙、新聞を例にとって御説明いただきまして、ありがとうございます。  やっぱり、要するにごみとして出されてしまうよりも、再利用といいますか、資源ごみとして出していただくというような、やっぱり啓発活動を続けて、区民の方にお願いしていくというような形が目黒区としてはとれれば、一番いいと思いますんで、その辺のことも含めまして、目黒におきましては集団回収という部分をされていると思います。区民の方に御理解いただけるように、今後とも啓発、そういった組織を使いながらやっていただければありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○田島環境清掃部長  先ほどの委員のときにもちょっと補足をすればよかったのかもしれませんけども、資料のちょっと裏面を見ていただいて、この表のところの下から4番目の人口というところをちょっとごらんいただきますと、26年から27年、27年から28年って大体目黒区の人口は2,000ずつぐらいふえていっているんですけど、28から29というのは約3,000ぐらいふえてきています。要するにこれ、今、目黒の人口が右肩上がりになってきているというのは、当然単純に考えれば、ごみの搬出量だってふえていくはずなんですけど、その中で1人当たりのごみ量が減ってきているというのは、やはり先ほど委員からありましたように、目黒区民の意識の高さがあらわれているんだなと思っております。  ただ、引っ越しされてこられる方も多いですし、これから集合住宅なんかもふえてくるかもしれません。また、決して断定はできませんけど、外国から来られた方はもしかするとごみの出し方なれていないということで、なかなか分別も難しいこともあるかもしれません。そういったところは、やっぱり我々総合的に捉えて、どういうPRをすれば1人当たりのごみ量が減っていくか、ここら辺は真摯に考えて取り組んでいきたいと思います。  以上です。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。 ○森委員  プラスチック系のごみについてです。  先日テレビで放映された番組を見て、日本のプラスチック消費量がすごいと。買い物袋もめちゃくちゃ多いと。それが資源と称して他の国に輸出しているんだけれども、処理能力がないから、もうまさにごみの中で埋もれて、上水ももう飲み水がひどい状態になって、女の子がそういったものを飲んだり、どぶのようなところで顔を洗ったりという状況が、もうインパクトがすごくて目に焼きついてますけど、しかも海洋にたまっていると。日本のそれに対応する役割って、非常に重大なんだなというのをまざまざと感じました。  そこで、ペットボトル、プラスチック製容器包装、こういった問題についてペットボトルがふえているというのは、猛暑もあってふえているというのはテレビでもやってましたけど、今これ見合いですよね、プラスチック製容器包装のほうはマイナスだと。そういう中でやっぱりめちゃくちゃ多いというのは、かつてないひどい状況ですので、ここをどう減らすか、この問題について区としてもやっぱりみんなと一緒に考えていく必要があると思うんですよね。そこのどうしたらというところの踏み込みの議論を起こしていく、その大事さを受けてどうでしょうかね、どんなことを今考えられているか。何にも考えてないということはないと思いますんで、いかがでしょうか。 ○秋田清掃リサイクル課長  今、委員御指摘のいわゆるプラスチックにまつわる問題でございます。  我々が把握してございます状況としましては、世界中から海に流れるいわゆるプラスチックの量が1年間で最大1,300万トンと言われているようでございます。それがいわゆる海氷を漂っているマイクロプラスチックと言われているものが生態系に影響を及ぼすということで、今問題になっていると思います。  一方で、このプラスチックというのは、非常に便利なものというか、使い勝手がいいもので、なかなかそちらの販売をとめるというような手段というのは、なかなか行政としては限界があるのかなと。そういったところで、いかに我々としては排出を適正にしてもらうかというところに、現在力点を置いてございます。  ちなみに、プラスチック製容器包装でございますが、目黒区29年度減少してございますが、こちらについてはプラスチック製容器包装を収集している区のうち、約半数の区が収集してございますが、9区がマイナスの状況となってございます。  ということからすると、全体的にこのプラスチック製容器包装については、都心部においては若干今年度については流通がおさまっているのかなというところでございますが、一方で、こちらについてはリサイクル率にも影響、反映されてきますので、可燃ごみにまざっているプラスチック製容器包装、これ先ほどの古紙と同様でございますが、こちらについては適正に資源としますようにというふうな普及啓発をしてまいりますし、また、不法投棄等についてもちゃんとした日に出すようにという形で周知徹底をしてまいりたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 ○吉野委員長  よろしいですか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(6)平成29年度目黒区のごみ量と資源回収量についてを終わります。  以上で、報告事項を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(1)林試の森公園周辺の国有地等の状況について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  次に情報提供、(1)林試の森公園周辺の国有地等の状況について、情報提供を受けます。 ○橋本都市計画課長  品川区内における林試の森公園周辺の状況につきましては、5月9日の当委員会で情報提供させていただきましたが、その後若干の状況変化がございましたので、本日御説明をさせていただきます。  5月の情報提供でございますが、公園の周辺整備に関しまして、林試の森公園の1人当たりの避難有効面積が狭い点がかねてから課題となっていた中で、東京都において国有地等を活用して、公園区域を拡充するため、品川区の意向も受けながら、一体的に国有地の取得に向けて調整を進めているという活用の検討状況について御説明をさせていただきました。  本日、配付させていただきました資料は、先月8月28日に品川区において議会報告された際の資料でございまして、内容は品川区と東京都の連名で作成された財務省小山台住宅等跡地利用方針の案となってございます。  1ページ目に土地利用の考え方として、3点ほど掲げられております。  1点目が地域の防災機能の充実、2点目が豊かな暮らしを支える社会福祉機能の充実、3点目が緑豊かな都市空間の形成という内容が示されてございます。  裏面のほうをごらんくださいませ。  こちらに導入施設として、東京都、品川区に分けて記載されてございます。東京都は①として都立林試の森公園の拡張、②として前回情報のなかった荏原消防署小山出張所の新設が掲げられております。こちら②の施設につきましては、現在東急目黒線の南側のほうに立地してございますが、老朽化等に伴って移転を予定しているということでございます。  続いて、品川区は①として社会福祉施設の新設、②として区道の新設・拡幅が掲げられております。  次に、中段以降には整備の進め方として、配慮事項に記載されているさまざまな機能の充実等に配慮しながら、東京都と品川区が連携調整して整備を進めていく旨が示されてございます。  次に3ページのカラー刷りの資料のほうをごらんください。  上段の対象地区と記載された図は、現況の図でございまして、青色の部分が都営住宅跡地、こちらには建物は既に撤去されて空地となってございます。そして、黄色の部分が国有地で、農林水産省と財務省の官舎跡地となってございます。こちらのほうは官舎の建物がまだ残ってございまして、現在閉鎖管理をされてございます。  下のほうの図をごらんください。  こちら跡地利用方針の図でございます。導入する施設の配置方針が示されてございます。緑色の部分が林試の森公園の拡張部分、黄色の部分が品川区の社会福祉施設が整備される箇所、赤色の部分が荏原消防署小山出張所の移転が予定されている箇所となります。  国有地につきましては、現時点では国との間で用地取得の調整中の段階であり、東京都等に対しましては、引き続き適時適切な情報提供を要請しており、動きがあった場合には改めて議会に対して情報提供をさせていただきます。  なお、本件につきましては、本日企画総務委員会にも同様の情報提供をさせていただいております。  説明は以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(1)林試の森公園周辺の国有地等の状況についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(2)目黒清掃工場建設工事説明会の開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  続きまして、(2)目黒清掃工場建設工事説明会の開催について、情報提供を受けます。 ○秋田清掃リサイクル課長  それでは、東京二十三区清掃一部事務組合、以降清掃一組と言わせていただきますが、清掃一組から目黒清掃工場建設工事説明会の開催についての連絡がございましたので、情報提供させていただきます。  資料、表面をごらんください。  まず項番1、日程及び会場でございます。  11月12日月曜日、午後7時から午後8時半まで、下目黒住区センターで。  11月14日水曜日、同じく午後7時から午後8時半まで、中目黒住区センターで。  11月17日土曜日、午前10時から午前11時半まで及び午後2時から午後3時半まで、田道住区センターで開催いたします。  次に項番2、周知方法でございます。  清掃一組ホームページ、目黒清掃工場掲示板等、(1)から(7)の媒体を使いまして周知を図ってまいります。  裏面をごらんください。  参考までに、目黒清掃工場建てかえ工事スケジュールをおつけいたしました。当委員会において、既に何度かスケジュールを提示しておりますが、変更点といたしましては工事工程の行の平成30年10月から12月までの欄に記載してございます建設工事説明会、こちらについて今申し上げた日程を新たに記載してございます。  情報提供については以上でございます。 ○吉野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉野委員長  ないようですので、(2)目黒清掃工場建設工事説明会の開催についてを終わります。  以上で情報提供を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――吉野委員長  次に、その他(1)次回の委員会開催については、あす9月11日火曜日、午前10時から開会いたします。  以上で本日の委員会を散会いたします。  お疲れさまでございました。...