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  1. 目黒区議会 2018-07-11
    平成30年文教・子ども委員会( 7月11日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年文教・子ども委員会( 7月11日)                   文教・子ども委員会 1 日    時 平成30年7月11日(水)          開会 午前 9時59分          散会 午前11時43分 2 場    所 第四委員会室 3 出 席 者  委員長   関   けんいち  副委員長  飯 田 倫 子      (8名)委  員  小 沢 あ い   委  員  山 宮 きよたか          委  員  鈴 木 まさし   委  員  岩 崎 ふみひろ          委  員  そうだ 次 郎   委  員  広 吉 敦 子 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  尾 﨑 教育長         長 崎 子育て支援部長     (17名)篠 﨑 子育て支援課長     渡 邊 放課後子ども対策課長          髙 雄 子ども家庭課長     後 藤 保育課長          (児童相談所設置調整課長)          大 塚 保育計画課長      吉 田 保育施設整備課長          野 口 教育次長        山野井 教育政策課長          和 田 学校統合推進課長    村 上 学校運営課長          鹿 戸 学校施設計画課長    田 中 教育指導課長          酒 井 教育支援課長      馬 場 生涯学習課長          増 田 八雲中央図書館長 6 区議会事務局 青 野 議事・調査係長      (1名) 7 議    題 学校教育社会教育及び子育て支援等について   【報告事項】   (1)区有施設等ブロック塀等安全点検について        (資料あり)   (2)平成30年度目黒区学力調査実施結果の概要について     (資料あり)   (3)目黒区古民家の臨時休館について              (資料あり)   (4)区立保育園における使用済み紙おむつの処分について     (資料あり)   (5)平成30年度賃貸物件による認可保育所開設事業者公募による選定      結果について(大橋二丁目)                (資料あり)   【情報提供】   (1)学校給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について    (資料あり)   (2)保育園給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について   (資料あり)   【資料配付】   (1)夏の子ども電話相談                    (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○関委員長  おはようございます。  それでは、ただいまから文教・子ども委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、岩崎委員、そうだ委員にお願いいたします。  では、報告事項に入ります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(1)区有施設等ブロック塀等安全点検について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  報告事項(1)区有施設等ブロック塀等安全点検について報告を受けます。 ○鹿戸学校施設計画課長  それでは、区有施設等ブロック塀等安全点検につきまして、6月29日の議会運営委員会で御報告しました内容から時点修正いたしまして区のこれまでの対応を御説明いたします。  御説明に先立ちまして、この報告事項につきましては、現在行われております各常任委員会でそれぞれ出席説明員から同様の御説明を行ってございますのでお伝えいたします。  項番1の経緯でございますが、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震により、ブロック塀の倒壊に巻き込まれ2人が亡くなる事故が発生しました。これを受けて本区では、国及び都からの通知も踏まえまして対応を続けてるところでございます。  項番2の当面の対応でございます。  今回は、区有施設全体について、(1)から(3)のとおり、大きく3つに分けて記載の内容のとおり既に対応を行ったもの、また今後対応するものなどとなっております。  (1)は学校施設ブロック塀等でございまして、こちらは学校施設計画課の対応でございます。(2)は学校施設以外の区有施設ブロック塀等で、こちらは施設課と各施設の所管課が連携協力しての対応でございます。(3)の民有地については、主に建築課の対応でございます。また、(1)学校施設につきましても、施設数が多いこと、技術的支援が必要であることから施設課の協力を得て対応を行っております。  まず、(1)の学校施設ブロック塀等でございますが、6月18日から27日にかけて安全点検を実施いたしました。  6月19日、20日には、国及び東京都から緊急点検実施の通知を受けております。これに基づき、6月29日に「学校におけるブロック塀等緊急点検について(回答)」として点検結果を回答したところでございます。結果は、別紙1の概要のとおりでございます。  別紙1をごらんください。  学校施設につきましては、ごらんの5校について塀が確認されました。  学校名、菅刈小学校につきましては、ブロック塀が1カ所、これは隣地境界線沿いでございます。概要につきましては、控え壁が不適合、不足しているという状況でございます。  2番目の油面小学校は、万年塀が2カ所、隣地境界線沿いに見つかっております。こちらは破損等の劣化がある状況でございます。  3番目、原町小学校ブロック塀が1カ所、隣地境界線沿い、それから万年塀が1カ所、隣地境界線沿い、こちらも控え壁の不適合とそれからひび割れ等の劣化という状況でございます。  4番目、東根小学校ブロック塀が1カ所、こちらはプールの周囲に目隠し状にされたものでございまして、道路に直接面してる状況ではございませんが、概要のとおり、控え壁の不適合ということでございます。  最後、第一中学校ですが、同じく1カ所、プールの周囲ということでございまして、こちらも道路には面しておりません。同様に控え壁の不適合という状況でございます。  学校施設については、以前から御説明さしあげているとおりですが、道路沿いについてのブロック塀というのはございませんでした。  5校については、7月2日に当該5校に安全確保の仮囲いをお願いしてありまして、当面の安全を確保してございます。  この点検回答とは別になりますけれども、五本木小学校北側鉄筋コンクリート造の塀に積み増しした3段積みブロック部分がございまして、そちらについては6月27日に撤去を済ませております。  このほか、通学路安全点検につきましては、各学校において7月末までに点検を実施し、問題のある箇所が見つかった場合には建築課を初め関係所管課に連絡をし、対応してまいります。  早期の解決が図れないような場合には、場合によって通学路の変更も含めた対応を行うことといたします。  次に、(2)学校施設以外の区有施設ブロック塀等でございますが、6月20日から、各所管課がブロック塀等の有無について確認を行いまして、これを踏まえて、7月4日までに施設課による安全点検を行っております。調査結果については別紙2のとおりでございます。  別紙2をごらんください。  別紙2については、表裏の資料になってございますけれども、まず表面の表の1でございますが、これは表を見ていただくとおり、隣地境界線沿いの塀が全てですけれども、これは1番の表は区所有のブロック塀ということで、区の敷地側に基本的にあるものということでございます。  表の真ん中より少し下側に鷹番学童保育クラブ、それからその下、中町保育園原町保育園ということで3つございまして、それぞれブロック塀が、鷹番学童は1カ所、控え壁の不適合と、それから中町保育園については万年塀が2カ所、こちらはブロック塀の破損等の劣化、それから原町保育園についてはブロック塀1カ所、これも控え壁の不適合という状態でございます。  裏面に移りまして、裏面は今度は敷地の隣地境界線沿いでございますが、民有地所有ブロック塀が見つかった案件ということで、表の下のほうになりますが、田道保育園で万年塀が1カ所、土どめが劣化している状況、それから原町保育園ブロック塀が2カ所、こちらは控え壁の不適合、同じくひもんや保育園、ブロック塀1カ所、控え壁の不適合、それから鷹番保育園ブロック塀が1カ所、控え壁の不適合、八雲保育園が万年塀1カ所で石積み擁壁等の老朽化という状況でございます。  こちらの保育施設、また学童保育クラブにつきましても、道路沿いには見つかっていないという状況でございます。  学童保育クラブと保育園につきましても、先ほどと同じように注意喚起の対応を各施設にお願いしてある状況でございます。  また、別途、総合庁舎北西側隣地境界のところに鉄筋コンクリート造の塀がありまして、そこに積み増しした7段積みのブロックがございましたが、こちらも7月3日に撤去を済ませております。  (3)の民有地のブロック塀等につきましては、区民からの問い合わせが多数寄せられておりまして、建築課で順次対応しております。  6月21日には国土交通省から「建築物の既設の塀の安全点検について」が通知されました。これを受けて、6月22日に区ホームページに、また7月9日には公営掲示板注意喚起文を掲載して、広く区民へ点検啓発を実施してるところでございます。  その他、7月4日には住区住民会議連絡協議会情報提供を行っているほか、7月上旬には別紙3のとおり、注意喚起のチラシを全町会・自治会に回覧しております。  項番3、今後の対応でございますが、学校施設については、今後、ブロック塀等の該当5校に対する具体的な対応策を速やかにまとめ、実施いたします。  また、学校施設以外の区有施設についても、調査結果を踏まえて撤去等が必要な場合は早急に対応し、今後とも外構部の安全性確保に努めます。  さらに、区所有以外の隣地のブロック塀等につきましては、注意喚起等を実施してまいります。  その他、各助成制度については改めて区民の方に周知徹底を行いまして、防災意識の高揚を図ります。  また、今後、国や都による補助制度の追加がされた場合には、区として積極的に連携して取り組んでまいります。  御説明は以上でございます。  失礼いたしました。「なかまち保育園」と私申し上げましたが、「なかちょう保育園」に訂正いたします。 ○関委員長  「なかまち保育園」を「なかちょう保育園」に訂正すると。  説明が終わりました。  今回、各所管の委員会のほうで説明をしておりますので、文教・子ども委員会の中で対象となる、先ほど当面の対応の中で(1)の学校施設ブロック塀、また(2)のほうでも一部保育施設等ございます。そういったところに限って質疑を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○そうだ委員  それではちょっと、当初、当面の対応というところでお聞きいたしますけども、まず初めに18日にこういう地震が起きたということで、すぐにいろいろと点検を始めたというふうになっておりますが、早い段階のときに点検したのは、グーグルアースか何かで見て点検をしたというふうに聞いているんですけれども、それでいいのかな。  もう一つは、そういうので点検しない限り……それで点検してていいのかなという。やっぱり現地にそこに人がいるわけですから、やっぱり直接目視してもらって、そうすればもう通達行ってすぐに返事が来るようなものじゃないのかなと。今的と言えば今的なんですけども、地図で見てってという、それとはまたちょっと違うんじゃないかなというふうに思うんですけど、その辺はどういうふうに思うんでしょうか。  当初は五本木小学校のところの積み増ししたところだけだというふうに聞いてたんですけども、こういうふうにいっぱいあると、やはり情報ってちゃんとして出さないといけないのかなと思ったんですけど、最初はどこにもありませんというのがあった中で、その後、五本木小学校だけだってなって、今見たら菅刈も油面も原町も東根も第一中学校もある、ないわけはないかなと思ったんですけども、その辺の情報の出し方というのも、やっぱり地域の方々も皆さん心配しているわけですから、正確に出したほうがいいのかなというふうに思うんですがいかがでしょうか。  それと、(3)番の民有地のブロック塀等に関しては、この辺は通学路の点検という意味も含めてできるんだろうなというふうに思うんですよね。7月上旬に注意喚起のチラシを全町会・自治会に回覧予定というふうに、ここでやることじゃありませんけれども、一般的に皆さんに御理解しておいていただきたいのは、チラシや回覧というのは大体1日、15日で各町会に出すようになってるんですよね。だから、そういう時期を見てしっかりやってもらいたいなというふうに思いますので、これは別に質問じゃないので、こういうことが今後あったときに、1日、15日というのは町会に回すときには、何かあるときには、1日、15日の前にというような形ですので、それは理解しておいていただきたいなと思いますので、それはお願いですから、結構です。  以上。 ○鹿戸学校施設計画課長  委員御指摘の、当初、グーグルマップ等で見るような点検でよいのかという御質問ですけれども、初動の対応としまして、とにかく全体の状況を目視に近い形で確認するということで、しかも高槻市の事件が道路沿いでしたので、道路沿いを即座に全施設点検できる手だてとしてグーグルマップを利用したという状況でございますが、正式に学校に通知は出しておりませんけども、各学校に連絡はいたしまして、ブロック塀道路沿いにないかどうかということは口頭でも確認をとってございます。  ブロック塀の配置の台帳などがきちっと整備されていればいいんですが、建物については建築年とかそういう台帳はございますけども、外構の情報というのが正確な建築年というのは学校施設計画課のほうではちょっと持ち合わせておりませんので、まずは目視に近い形でグーグルマップを利用したと。実際に、過去数年以内に撮られた写真というふうに理解してますので、それを初動の対応として行ったということでございます。  私の御説明不足でしたが、初動の対応としましては、とにかく道路沿いにあるかどうかを点検いたしまして、それがございませんでしたということで御説明を差し上げたつもりでございましたが、ちょっと御説明が不足しておりましたことをおわび申し上げます。  調査の結果、今回は隣地沿いとそれからプールの周囲ということで、別途見つかったという状況でございます。  2点目の民有地のブロック塀のチラシのお話については、御意見をいただきましたので、所管課のほうに伝えたいと思います。  以上でございます。 ○関委員長  ほかに。 ○山宮委員  公明党目黒区議団として、6月25日に緊急要望として会派で安全確保について区に対して、教育長に対して出しましたので、基本的にはそこに書いてあるところを進めていただきたいと思ってるんですが、気になったのが、今回の報告をまとめていただいた中で、まず1つが、この学校の安全総点検の結果が出てきたときに、今後の対応がございますが、白丸の2つ目と3つ目の部分が一番気になってます。  区有施設については、今回の安全総点検を踏まえて、撤去等が必要な場合は早急に対応し、今後とも外構部の安全性確保に努めると。なお、区所有以外の隣地ブロック塀等については、注意喚起等を実施していくということで、この注意喚起の仕方について、ちょっとやっぱりどのようなアプローチをしていかなければならないのかというのが課題だと思いますけれども、その辺は具体的にはどういうふうな展開を考えているのか。特に隣地境界線の部分ですけれども、そういった部分の働きかけというのは非常に重要になってくるのかなというふうに思います。  2点目の白丸3つ目、区では、接道部緑化助成などのいろんな制度を実施してますけれども、この周知の部分では、いわゆる学校施設の近隣については、やはり学校側とかこういう教育委員会サイドからも協力をして、学校施設の近隣のところには働きかけ等というのは協力要請を投げかけられないのかなというふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。  最後3つ目ですが、表面の当面の対応で(1)の学校施設ブロック塀等ですが、一番下の黒ポチです。通学路の安全総点検、これ7月末に点検を実施していますけれども、状況によって通学路の変更を含めた対応を行うとここに書いてあるんですけども、もちろん変更もそれを見据えて対応するのは大事なことだと思いますけれども、実際に危険な場所があった場合についての対応ですよね、これをどういうふうに働きかけていくのかということが非常に重要なことだと思うんですが、今の考えを確認したいと思います。  以上、3つです。 ○鹿戸学校施設計画課長  まず、1点目の注意喚起をどのように行っていくかということですけれども、区所有の塀ではなくて隣接の所有であくまで民有地になりますので、これに関しては、所有者の管理責任もございますが、所有者のほうの財産権というものもございますので、そちらを区のほうとしてどのように働きかけて、実際に点検から補強まで持っていくかということは非常に難しい問題でございまして、こちらにつきましては建築課のほうの所管になりますので建築課のほうに対応を委ねるという形になると思いますが、いずれにしても強制力というのはなかなか難しいので、丁寧に注意喚起を行う、あるいは近隣からの問い合わせがあった場合に現地を確認するなどして所有者に働きかけるなどの対応を行っていくというふうに聞いてございます。  それから、同じく2番目、制度の周知でございますが、こちらも同様でございまして、民間の所有物ということですので、そういった形で対応していく形になるというふうに建築課からは聞いてございます。  それと、通学路に関しては、問題がある場所が見つかった場合なんですけれども、これについてはやはり建築課のほうに働きかけ、全て建築課になって恐縮ですけども、建築課のほうに働きかけて、民有地の指導という形で対応していただくと。ただし、それが早急に対応できない場合は、やはり通学路を変更するということも考えながら対応していくということでございます。 ○山宮委員  教育委員会所管なので、そこで悩んでいただこうと思って質問してるんだけど、それはわかってるんですよね。要は、教育委員会所管学校施設というのは、常日ごろから地域とのコミュニケーションを多くとっている。そういった部分では、建築課よりも地域の方とのコミュニケーション、話す力というのは間違いなくあるわけですよ。そこをどう生かしていくかということを私は質問してるんであって、そういった部分でできることをやっていこうというふうに悩んでいただきたいなというふうに思うんですね。
     特に一番ポイントになるのが、毎年やっている通学路の安全総点検、7月末やってますから、ここが大きな一つのポイントになってくると思うんですよ。その中でどういうふうにこちら側が真剣に子どもたちの安全を守るための協力をお願いするか。また、こういうふうに区では改修工事をするときには助成金も出るんですよという部分を働きかけることもできるし、そういった部分では協力をする、お願いするときの体制づくりというのかな、そういった部分でもうちょっと悩んでいただきたいと思いますけどいかがでしょうか。 ○山野井教育政策課長  通学路の点検についての御質疑ですけれども、きょうも合同点検ということで学校、それからPTA以外に道路管理者、あるいは警察も一緒になった点検を今現在しているところです。  見つかった状況にもよりますけれども、今回、通常の点検とは別に、特にブロック塀等について時期を早めて報告をしてくださいということでお願いをしていますので、報告が上がってきた段階で、状況に応じてそれが建築課なのか、道路所管課なのかというのはありますし、一緒に点検をしていただいてる場合には、地域の方、あるいはPTAの方の御意見も尊重しながら、その状況に応じて適切に対応していきたいというふうに考えてございます。 ○山宮委員  ありがとうございます。  やはり建築課とかではできない領域ってあると思うし、働きかけはもちろんできるんだけれども、やっぱり人ごとになってしまう部分というのはあると思うんですよね。やっぱりお金がかかることだし、改装するって結局。そういった部分では、特に微妙なというか、構造上の表から見えない部分とか、ここは通学路じゃないからいいやという部分もある場合もあるかもしれないと思うんですよ、所有者からすると。でも、その辺をやっぱり働きかけていくことによって安心・安全というのは広がっていくというふうに思うんですね。  とにかく子どもたちの安心・安全の環境をつくるためにはどういう努力をするか、どういうアプローチをするか、皆さんのほうがプロフェッショナルなんですから、そういった部分で私たちは地域の声をしっかりと聞いて反映させることはできますけれども、ぜひともそういった働きかけアプローチ、また協力体制の促しというのをリードをぜひとも教育委員会でしていただきたい。  なぜこういうふうに言うかというと、町会・自治会、また地域のつながりも高齢化をしてきているので、なかなか連携を密にするというのが昔よりできなくなってきてるんですね。ニュースを見ていますから、危ないな、あそこはああだなってみんな思ってるんだけど、それを地域で共有するというのがなかなかできない時代に入ってきてるというのが今現実にあるわけです。  私も今、町会役員をやったり、住区の役員をやって、いろんな方々とコミュニケーションをするけれども、来る方はいつも同じメンバーなんですよ。その先をどう広げていくかというのが地元の方々も町会の方々も地域の方も悩んでますから、ぜひともそこに教育委員会サイド、また学校が常に地域とかかわっている、校長先生や副校長先生もいらっしゃるし、そういった方々の力も全部で集約しながら、こういう安全の環境を広げていく、整備していく、そういうふうな働きかけをぜひとも目黒区教育委員会サイドで行っていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○野口教育次長  今、山宮委員の御指摘、もっともだというふうに思ってます。  学校は、やっぱり地域あっての学校ですし、やはり地域の方々に例えば通学においても見守っていただく、あるいは下校時でも見守っていただくということをやっていただいてるところもありますので、そういう意味では今の御指摘を踏まえて、できることがあるかどうか、今後の調査結果も踏まえて検討していきたいというふうに思います。 ○関委員長  ほかに。 ○鈴木委員  少しさきの委員の質問にかぶる部分もあるんですけど、安全点検初動対応ということで、スピード感も大事なので、もちろんグーグル云々ということで初動対応ということもすごく結構だと思うんですけど、ただやはりすごく専門的な目も必要になってきてると思うんです。  いろいろ聞いてることもあるんですけど、もちろん高さ制限もあれば、控え壁が3.4メートル間隔でついてるかとかそういうこともあるんだけど、例えばある人から聞いた話だと、ブロック塀と万年塀の区別がわかりませんでしたとかそういう話も聞いたりしてるんですね。そういうときに、この初動の部分だけで十分なのかどうかというふうに認識してるのかどうかというところを、まずお伺いしたいんですけども。 ○鹿戸学校施設計画課長  学校施設計画課としては、要は学校の敷地内の塀については全て把握をしてるつもりでございます。それに関して、万年塀、ブロック塀がどこにどうあって、それが幾つあってというところを施設課の協力も得て、施設課の職員は一級建築士の職員とそれ以外の職員とペアで現地を回っているというふうに伺ってますので、そういう形で専門的な知見も得ながら集計をとってございますので、学校施設の中に関してはその辺はしっかりと把握してございます。  あとは、それが一般の方に御説明する機会があったときに、きちっと御説明できるような体制はとっていきたいと思っております。 ○鈴木委員  わかりました。  それで、こういう質問をしてるのは、通学路安全点検、今やってますよね。今回ここに結果がいろいろ出てきてて、安全点検の結果でどどどっと出てきてる、随分出てきたなと思ってます。  今回、こういうことがあったから、当然これ調べて出てきたわけですよね。でも、なかったら一体どうなってたんだろうということなわけですよ。ずっとこれは放置されたままでいたのかということなんです。そのときに、通学路安全点検を毎年毎年やっていても、やっている人たちはどこの視点でどこを見ていくのかというところがあるわけですよ。  今回ブロック塀のことが頭にあると、例えば通学路安全点検上でもそれを見ていくわけですけど、当然それが頭になければこれは全部見過ごされていっている。ブロック塀だけに限らないと思います。  そういうときに、通学路安全点検の仕方というところ、どういう視点でどういうところを見てくださいということは、やっぱり教育委員会側のほうからある程度、別にマニュアルを出せとまでは言わないにしても、ある程度注意点、こういうところを見てくださいというのをやっていかないと、やっぱり見過ごされてるものってあるんだと思うんです。その辺のあり方というところも考えるべきだと思うんですけども。 ○山野井教育政策課長  通学路点検につきましては、経緯を申し上げますと、もともとは交通事故が多発したということがきっかけで、国土交通省ですとか文部科学省が音頭をとって警察庁もそうですけども、合同点検を始めて、それが継続していると。それがきっかけですけれども、じゃ、交通安全だけなのかというとそうではありませんで、実際今までやっている中でも、今回ブロック塀等が対象になってますけど、建物自体が崩れそうな場合であるとかさまざまなケースが報告されています。それはそれぞれ関係の所管に教育委員会のほうで取りまとめをして対応を依頼して、その結果もホームページに出しているという形ですんで、そういう積み重ねの中で一つはやってきている。  その点検も、一定のときに、せえのでやるわけではなくて、学校では安全マップづくりですとか、教育活動の中でもさまざまな取り組みをしていますので、そういう取り組みも含めて子どもたち、それから教員、地域の方も含めてさまざまな取り組みをしていますので、そういう中で危険な箇所については、これは防犯も含めてですけれども、洗い出しをして対応していくというのが一番いいかなと思います。  御指摘のように、どこまでマニュアル化できるのか、そういった部分もあろうかと思いますけれども、なるべくわかりやすいような形で実効性のある点検にしていきたいなというふうに考えてございます。  以上です。 ○鈴木委員  ぜひそこのところ、お願いしたいと思います。  それで、今回ブロック塀なのでブロック塀に限定して言いますが、通学路安全点検をやって、実際に民有地の中で、安全点検の中で何か危ないブロックがあったとか発見されたかどうか、まだわかってないですけど、把握してないですけど、そういうことが出てくる可能性もあるわけですけど、さっき町会の話もありました。うちの町会なんかでも、民有地で危ないブロック塀が見つかったらどういうふうに対応したらいいんでしょうかねなんて言っているPTAの方もいました。多分、だから点検の後、民有地、通学路のですよ、通学路の中でそういうものが見つかったときに、今度どういう対応をしていくのかということも考えていくべきだと思うんですね。  例えばいろいろ見てると、自治体によっては通学路に限定して何らかの撤去だったり改修の補助制度を設けてるところもあるし、あるいは通学路の場合には補助率が上がるというようなことを設けてるところもあったりします。だから、やっぱりそういうところも含めてちょっと検討していく課題なのかなというふうに思うんですけどいかがでしょうか。 ○山野井教育政策課長  御指摘、ごもっともでございますので、今後どうできるか、ちょっと検討が必要かと思いますけれども、何かできることがあればやっていく方向でまた検討していきたいと思います。 ○関委員長  ほかに。 ○岩崎委員  今回のブロック塀などの対応について、改修が必要、あるいはつくり直しが必要といった場合に、学校施設、それから児童福祉施設、保育園など、国や東京都からの補助金制度というのは何かあるんでしょうか。  それと、今回の調査では、学校施設もその他の区有施設も道路に面した危険なブロック塀はないということですけれども、民有地などについてはこれからの調査いかんでいろんな危険箇所等が出てくる可能性もあるというふうに思うんですが、私立の学校に対しては民有地は建築課が対応するということですけれども、区側のほうから何らかの形で私立の学校に情報提供するとか、そういう手は考えていらっしゃるんでしょうか。  以上です。 ○鹿戸学校施設計画課長  補助金については、報道等で、まず保育園のほうに補助金を創設するということで東京都が意思を表明しているという状況でございます。学校についても引き続き検討に入るということは出されておりますが、今のところ、正式な補助金の通知というのは区のほうには届いてございません。それは状況を今待っているという状態でございます。  それと、私立学校に関しては、やはり民有地の塀ということで、対応については国土交通省からも、私立学校については国土交通省のほうから指示が出ておりますので、それを受ける形で建築課のほうでやはり注意喚起ですとか通知を出すということで今のところ、対応を分けている状況でございます。  教育委員会としては、今その対応の状況を見ているという状況でございまして、今すぐに私立学校に通知を出すという体制には今のところはなってございません。 ○岩崎委員  補助金のことですけど、東京都については何らかの補助金を創設するというふうなお話でしたけれども、国のほうでは既にブロック塀の塀のつくり直しというようなことを目的にするのであれば、例えば児童福祉施設については次世代育成支援対策施設整備交付金、それから保育所については保育所等整備交付金というものが活用できるということで、これは国会でもそういう答弁が出てきてるという話も聞いているんですけども、そうすると、東京都の補助金いかんということは今後出てくるとは思うんですけども、こうした国の補助金はもう活用できるというふうに考えてもいいんじゃないかと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。  そうなると、区側所有のブロック塀等中町保育園原町保育園隣地境界線の部分のブロック塀控え壁に問題があるんですが、そういう補助金なども活用できる余地というのはもちろんあると思うんですけども、その辺についてはいかがでしょうか。  それと、私立学校への情報提供ということですけども、いろいろ私立の学校だと東京都を通じてとか、いろいろそれはあると思うんですけども、ただ目黒区内に私立の学校があれば、当然そこに通学する目黒区内の児童・生徒の方、それからほかの行政区から通っている児童や生徒であっても、当然目黒区内に私立の学校があればそこを通学路として通ってくるというようなことで、それは国や都待ちとかでなくて、やはり目黒区からも積極的に私立に対して情報提供をするべきではないかなというふうに思うんですが、そういう能動的な考え方というか、そういうものはないんでしょうか。  以上です。 ○鹿戸学校施設計画課長  1つ目の補助金の件に関しましてお答えいたします。  区有施設保育施設も学校以外の区有施設ということで今対応してございますので、所管課とそれから施設課のほうに確認しながら、そのような制度の活用を図っていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○山野井教育政策課長  私立学校への情報提供で、通学路の点検の結果の情報提供ということでお答えをさせていただきますけども、今まではホームページでは公表していますが、個別に私立の学校へそういうことをしていますとか、そういったお知らせは確かにしてございません。この辺はどういうふうにやるのか、今回ブロック塀ですけど、ブロック塀に限らずできるのかできないかも含めて、ちょっと考えさせていただければと思います。  以上です。 ○岩崎委員  今度の大阪北部の地震は、改めてブロック塀で犠牲者が出たということで、改めて学校の塀、あるいは民有地の塀も含めてその安全性というものが改めて問われたという、そういう災害という意味合いもあるので、これは従来の対応にとどまらずに、私立の学校含めた情報提供体制も改めて構築するという立場でやっていただきたいなというふうに思うんですけれども、再度、念押しですけれどもよろしくお願いします。 ○山野井教育政策課長  今現在、ブロック塀に限らず、通学路の点検の体制ですけども、交通安全協議会の中でつくっている交通安全の計画、これの中に通学路の点検というプログラムを位置づけて実施をしているところですので、これはもともとが交通安全がきっかけだったというところになりますけど、そのままでいいのかどうかも含めてちょっと御趣旨に沿ってどんなことができるのか、また検討していきたいと思います。  以上です。 ○広吉委員  今回は大阪北部の地震でとても長く高い学校の塀で犠牲になった児童がいたということで、このブロック塀の点検が始まったわけですが、あの学校の塀はとても高くて6メートル近くあったと記憶しているんですが、今回、目黒区内の学校を点検して、大体道路際のブロック塀は問題はなかったということで、あと数カ所、小学校でいえば5校ほどは少し不適合があったということなんですが、目黒区の学校の不適合があった塀の高さというのは大体どのくらいなのでしょうかという点が1点です。  あと2点目は、先ほど接道部の緑化助成などの出ましたが、この緑化助成はみどりと公園課が所管なのか建築課が所管なのか、ちょっとわかりませんが、これはブロック塀ではなく生け垣で緑化を進めましょうということで目黒区がやってることだと思います。  これは緑化率の拡大にもつながりますし、あと環境の保全にもつながりますし、学校の中でも今後、国や都からの助成などが出て危ない箇所などは取り壊してつくりかえるのかしていくと思うんですが、また学校周辺の働きかけなども今後出てくるかと思いますが、そういったときに目黒区は緑化を進めているわけですからこの緑化助成ということもありますので、そこをしっかり伝えていって、ブロック塀や万年塀だと高さということがかなり問われますが、緑化による生け垣だと高さはかなり高くなっても安全性というところは大丈夫なので、そういった点も考えて今後進めていくべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○鹿戸学校施設計画課長  1点目の高さの件についてでございますが、1校ずつちょっと簡単に御説明さしあげますと、菅刈小学校につきましては、ブロック塀が8段積みのブロック塀、高さにすると恐らく1.6メーターぐらいになると思います。幅が3メーター程度のところに控え壁が不足しているという状況でございます。これは隣地境界線沿いの塀でございます。  それから、油面小学校については、万年塀ということですので、高さはこれも1.6メーター前後だというふうに記憶していますが、その一部が欠けたりしているという状況でございます。  それから、原町小学校については、ブロック塀と万年塀がありますが、原町小学校ブロック塀はこれも7段ですので1.4メーターぐらい、幅は結構長くて25メーターぐらいございます。ただし、これは隣地沿いになります。万年塀は、こちらは高さが1.5メーター程度でひび割れがちょっと生じているというような状況でございます。  それから、東根小学校と第一中学校は、どちらもプールですけれども、プールのブロック塀は、穴があいた、ちょっと透かしといいますか、向こう側が少し見えるような形のブロックを使ってございますけれども、高さにするとプールサイドに立ったときにプールサイドの高さから4段ぐらい、80センチぐらいということでございます。ただし、プールの外から見るとやはり1.6メーターぐらいということになります。これは東根小学校も第一中学校も同じで80センチ程度、ブロック4段ぐらいという状況でございます。  それから、緑化の助成につきましては、所管課が都市整備部になりますので、ちょっとこちらでどのように助成の御案内を差し上げるかということは申し上げにくいんですが、ブロックを解消するに当たっては緑化の助成を使って緑化も同時に図っていけるということですので、それを所管課として当然助成の説明の際には推し進めていくということになるかと思います。  以上でございます。 ○広吉委員  学校の5つの箇所は、1.4メートルから1.6メートルということで、幅も長いところで25メートルというところでさまざまなんですが、今後、いろいろな学校内だけではなく周辺をとかを点検していく場合に、やはり子どもの背の高さ、小学1年生であれば1メートル、120とか130とか、何センチぐらいから大体危険度が高まるのかというところもしっかり勘案して、大体基準を決めての点検とかをするべきではないでしょうか。でなければ、子どもの身長より低いものまでもが対象になっていくというと、かなりの広範囲になり、また負担もふえるというところで、緊急度といえば大体何センチから以上、まず先に危険とみなして働きかけていくとか、そういった基準を決めていく必要があるんではないかと思いますがいかがでしょうか。  あと、緑化助成のことに関してですが、みどりと公園課が所管だと思いますが、そことしっかり教育委員会、連携して、どういった形での安全対策がふさわしいかということをしっかり話し合って、あと景観や、あと緑化率というところもしっかり共有して推し進めていくべきだと思いますがいかがでしょうか。 ○鹿戸学校施設計画課長  点検基準につきましては、ブロック塀の規定が高さ1.2メーターを超えると控え壁が必要というところで、目視の点検になりますので、まずはそこを基準に見てございますので、ちょうどやはり小学生の背丈のあたりが結果的には基準になっているのかなと思いますが、そういう形で施設課のほうで控え壁のあるなしを判断しておりますので、そういう対応はできておるかと思います。  それと、緑化の助成につきましては、先ほど私も建築課だとかみどりと公園課だとかということでは、そちらに委ねるというような表現などしましたけれども、単純に委ねることではございませんで、今後、問題のある箇所がどのように直っていくかとか、その経過も情報を得ながら対応していきたいというふうに考えてございますので、連携は密に図っていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○関委員長  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、報告事項(1)区有施設等ブロック塀等安全点検についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(2)平成30年度目黒区学力調査実施結果の概要について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続いて、報告事項(2)平成30年度目黒区学力調査実施結果の概要について説明を受けます。 ○田中教育指導課長  平成30年度目黒区学力調査実施結果の概要について御報告いたします。  資料はかがみ文のA4、2枚と、A3の別紙1、2、10ページまでのものと別添冊子「目黒区授業改善の手引き~学力調査活用編~」となります。  本調査でございますが、平成19年度から実施し、本年度で12年目を迎える調査でございます。  目的は、項番1に記載のとおり、教員にとっての授業改善への活用、児童・生徒にとっての学習意欲の向上、保護者にとっての客観的理解と活用にあり、いずれも児童・生徒の学力の定着と向上に資するためのものでございます。  項番2、実施日、項番3、調査の対象については記載のとおりでございます。  項番4、調査内容でございますが、大きく分けますと、各教科の達成状況を把握するための内容と生活や学習に関する意識を把握するための内容、この2つがございまして、(1)各教科の学習状況については、小学校第2学年から中学校第3学年まで、いずれの学年も国語と算数・数学を行い、理科を小学校4年生から、社会を小学校6年生から、英語を中学校2年生から加えてございます。  (2)児童・生徒の生活や学習に関する意識などの調査項目につきましては、質問項目として学校での学習についての気持ちや態度についてや家庭での学習についての実態や気持ちについてなどの内容を、裏面の2ページになりますけども、この質問数のとおりで調査しております。  項番5、調査結果の概況をごらんください。  (1)の表は、左が小学校、右が中学校となりまして、各教科の目標値及び平均正答率をあらわしたものとなります。  小学校の表を見ていただきますと、左の列から学年、教科、目標値、平均正答率、達成率の順となっておりまして、括弧の数字は前年度の数値で、値は全て割合、パーセントとなっております。  用語の意味でございますが、2ページの下段の表にありますとおり、目標値とは、学習指導要領で示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合に正答できることを期待した児童・生徒の割合となります。平均正答率とは、各設問において正答した児童・生徒の割合を全設問で平均した割合です。達成率とは、目標値と同程度以上の正答率であった児童・生徒の割合です。  表を見ますと、小学校、中学校とも平均正答率が目標値を上回っております。網かけ部分は平均正答率及び達成率で、80%を超えている数値です。小学校の国語と算数で網かけ部分が目立ちます。中学校では国語と英語で80%以上かそれに近い状況でございます。  なお、達成率が70%を下回ってるものが中学校の第1学年、社会、第2学年の理科、第3学年の理科となってございます。  (2)集計結果の分析と授業改善につきまして、5ページの別紙1、小学校版をごらんください。  資料の見方ですけども、左から第2学年、第3学年と、右に列が進むにつれて学年が上がります。それぞれの列の一番上が国語、2段目が算数、3段目が理科と、2列目の3段目に6年生の社会を配置しております。それぞれの表に、今年度と昨年度の平均正答率と目標値、達成率を記載し、その下のグラフに正答率度数分布を配置し、結果には後段に活用に関する達成率の状況を記載してございます。全ての学年、教科で平均正答率が目標値を上回り、正答率度数分布の山も平均正答率よりも右側にあることがわかります。ただし、理科においては平均正答率と目標値の間隔が狭いことがわかります。  左の下に授業改善の主なポイントを記載しましたが、課題のある理科では、観察、実験などの方法に関して考えたり説明したりする活動や観察、実験の結果を整理し考察する学習活動を設定することなどとしました。  裏面が中学校でございます。  中学校は、上段が第1学年、中段が第2学年、下段が第3学年で、左から国語、社会、数学、理科、英語と配置しております。  一番左の国語と一番右の英語で正答率度数分布の山が平均正答率の右側にあることがわかります。一方、理科と社会で平均値に寄っていることがわかります。理科と社会で授業中の学習活動の充実、これを図ることが求められていると考えております。  7ページのほうに進んでいただきまして、7ページは質問紙調査の結果の中から問題数、これは小学校の第2学年で24問、中学校第3学年で52問ありますので、その中から主体的、対話的で深い学びにつながる授業改善の視点となる4つの項目を取り上げ、左側に小学校、右側に中学校、それぞれのグラフに全国の小学校第6学年と中学校第3学年を一番上に配置し、その下に目黒区の3学年分の状況をグラフでお示ししました。  いずれも学年が上がるごとに肯定的な回答は下がるものの、全国よりも高い状況であるということがわかります。中でも、小学校の3段目、「自分の思っていることや考えていることをまわりの人に話しますか」においては、高学年になるほど肯定的な回答の割合が高くなり、対話的な学びにつながる授業改善が進んでいることがわかります。  裏面の8ページ、こちらは平均正答率が目標値よりも低い問題の具体を紹介したものでございます。  問題は、基礎と活用の2つに分かれておりますけれども、基礎の領域でも正答率が目標値を下回るものがあることがわかります。知識、理解の定着の必要性、これが高いことがうかがわれます。  9ページの別紙2、こちらにつきましては個人成績表のサンプルとなります。7ページが小学校版、8ページが中学校版となります。児童・生徒には既にこの個人成績表を返却してございまして、これを夏季休業期間中の早い段階で保護者との面談や学習相談を実施する中で活用していきます。  失礼いたしました。個人成績表は9ページと10ページでございました。  最後に、冊子「目黒区授業改善の手引き~学力調査活用編~」をごらんください。  区の学力調査結果をさらに児童・生徒の実態に合った授業改善につなげるよう、昨年度1年間かけて事務局内に学力向上委員会を設置し検討して作成したものでございます。本区の各教科の授業スペシャリストにも協力をいただき、内容をつくりました。また、試案の段階で、実際に小・中学校それぞれの経験年数の浅い教員と経験年数豊富な教員にも授業改善プランを作成していただいて完成させた冊子でございます。  授業プランの内容は、7ページと8ページ、こちらが小学校の例、11ページから14ページにかけては中学校の例として掲載してございます。  記載の四角1、課題となる領域等から四角3、単元指導計画の部分につきましては、これまでも作成した内容となりますが、今回の本冊子の特徴は、四角4、一単位時間の授業計画にございまして、学習集団を5つの型、パターンに分類し、その型、パターンに合った指導を示したところにございます。15ページ以降に、見開きで各教科ごと、校種ごとにその型に応じた授業づくりの内容を示してございます。  なお、25ページ以降には、それぞれの型の中心から遠い正答率の低い児童・生徒と、高い児童・生徒への個別指導への手だても記載してございます。  なお、この授業改善プランの作成が簡単にできるよう、教員向けのeラーニング研修を6月18日から9月3日までの間で実施してるところでございますが、既に実施した学校からは研修アンケートが届いておりまして、学年だけではなく学級の分析もできたことで自分の授業づくりの改善ポイントがわかったなどといった教員の感想も届いております。  最後に、今後のスケジュールでございますが、お手数ですが、かがみ文の3ページにお戻りいただきまして、項番7に記載のとおり、9月には作成した授業改善プランを各学校のホームページで公表するとともに、10月上旬には事務局でさらにこの結果を学年ごと、教科ごとに分析し、調査実施結果報告書を作成しますので、この報告書を区のホームページにおいて公表してまいりたいと思います。
     私からの説明は以上です。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○広吉委員  30年度の学力調査の結果が出たわけなんですが、この目的の中の教員の学習の改善や充実、また学力の定着、向上という取り組みに関しては、先ほど見せていただいた手引きができてかなり改善が進んでいるのではないかと思い、その点は評価したいと思います。  ただ、児童や保護者に関してで、今いろいろな教育の時間もかなりいろいろほかの単元が入ってきたりして時間数がとられているところ、この学力のテストはかなりの時間をかけてやると思いますので、そういった点で学力テストとしてはどうかという点はちょっと疑問が残ります。  目黒区の学力テストはこれなんですが、今現在、ほかでの都やあと全国とかで、以前はかなり3つぐらい学力テストをしてたような気がするんですが、現在は年間において学力テストというものは幾つされていて、それは学年によっても違うかと思いますが、その辺の重複度などをまず教えてください。  それとあと2点目は、年間、この目黒区の学力テストでかかる費用を教えてください。  その2点を教えてください。 ○田中教育指導課長  まず1点目、学力調査の実施状況でございますけども、本区においてはこの区学力調査のほか、東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査及び全国学力・学習状況調査の3つを実施しております。  東京都の学力調査につきましては小学校5年生と中学校2年生が対象、全国の学習状況調査につきましては小学校6年生と中学校3年生が対象となってございます。  もう1点目、こちらの費用でございますけども、1,440万円余となってございます。  以上です。 ○広吉委員  現在、年間に都と全国と目黒区と3つの学力テストを実施しているということは、以前と変わらないということはわかりました。  以前からやはり全学年でないにしろ、2回受ける学年があるというところで、その重複感というのはどういう影響があるかというようなことが問われていたと思うんですが、また費用の面でかける効果があるのかということが問われていたんですが、目黒区としては目黒区の学力調査と都の調査と全国の調査の目的というところや、あと差別化というところはどのように考えているのでしょうかという点を聞きます。  あと、費用が1,440万かかるということで、今学習指導要領も大きく変わっていて、学力というところだけでの子どもの評価でなく、先ほど言われていました主体的で対話的で深い学びというところで、ほかの指標も必要ではないかというふうな流れの中、学力というところにこれだけ1,440万ほどかけていく効果というところの教育委員会として考えを聞きます。 ○田中教育指導課長  3種類行っている調査の目的でございますが、まず区の学力調査につきましては、目的、先ほど申し上げましたけれども、東京都の調査はまた目的が異なりまして、読み解く力の定着状況、これをはかる調査になっておりますので、いわゆる学習内容や読み解く力の定着状況を把握するとともに、東京都の対比の中で学習状況を確認することができるというものでございます。  また、全国につきましても、小学校及び中学校の最終学年の学習状況を把握するとともに、全国との対比の中で学習状況を確認することができるということで、どちらも大変有意義であるというふうに考えて取り組んでございます。  なお、都の学力調査は平成15年度から、全国の学習調査は平成19年度からもう実施しておりますので、既に教育課程の中に組み込まれて安定して取り組まれているというふうに事務局では捉えてございます。  もう1点、区の学力調査の意義でございますけども、御指摘のとおり、この学力調査はあくまでも学力の一部分をはかることができるものであるという認識で行っております。ただ、2つの点で有意義であるというふうに捉えています。  1つは、個人の頑張りを経年で見ることができるということ、それから集団に照らして自分がどこの位置に位置づいているかということを知ることができること、この2点の点で非常に価値がある調査であるというふうに捉えております。  自身の健康管理をする場合にも、健康診断の調査項目を標準の値と比較しながら自分の健康状況を把握したり、前年度との比較の中で自分の食生活あるいは生活習慣を振り返るなどを行うように、学力についても測定できる客観的なデータ、これをしっかりと把握して学習習慣を見直していくということが重要であるというふうに捉えているところでございます。  以上です。 ○広吉委員  全国の学力テストは最終学年で全国で比較するということ、あと都は読み解く学力を比較していく。区は区で個人の頑張りや集団の中の自分の位置ということはよくわかりました。  ただ、やはり学校の授業時間や、今午前中5時間制度などをして授業数をなるべくとっていこうというような取り組みがなされている中での学力テストの重複度というところは、やはり工夫の余地があるのではないかと思います。  目黒区の場合は、全学年をするのではなく、都や全国の行う学年においては行わないとか、いろんなそこら辺の全体的な工夫が少し図られてもいいのではないかと思います。  また、先ほどの主体的、対話的、深い学びのところのアンケート調査ですが、あのアンケート調査で主体的で対話的で深い学びがはかりとられるというのは、もう少し深いところで評価をしていく必要があるのではないかと思います。アンケート調査ではなく、面談をするとか、目黒区独自の学力調査を今後続けていくのであれば、その辺を工夫して、ただ学力だけではなくというところにシフトしていくんであれば、やっていくとても意義があるとは思えますが、その工夫という点でお考えを聞きます。 ○田中教育指導課長  まず、授業数の確保という点でございますけども、この学力調査を導入した平成19年にあわせて2期制、そして20年度から夏季短縮ということを目黒は実施しまして、年間の総授業時数を確保したという経緯がございます。そういった中でこれを導入し定着をしているということですので、授業時数に関しては、目黒の場合は他区市と異なり、こういった調査をやる、あるいは自然宿泊体験、あるいは連合行事等、独自の行事等をやる時間があるというふうに捉えてございます。  それから、2点目のアンケート調査でございますけども、御指摘のとおり、この調査をもって主体的、対話的で深い学びの状況を見取ることができるというふうには捉えてございません。あくまでもこちらは委託している業者が用意している質問紙の中から該当するものとして取り上げたところでございますので、主体的、対話的で深い学びが実現されてるかどうかということに関しましては、また異なる方法で捉えていかなければならないと思いますので、今後、授業改善に向けた主体的、対話的で深い学びの実現の実施状況についてはまた改めてどのような調査が必要なのかどうか考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○広吉委員  ぜひ最後のところですが、主体的で対話的で深い学びの点の学力評価というところは、現場の先生たちと一緒にどういった評価というところの指標をつくっていくかということを考えてしっかりやっていっていただきたいと思います。そこが今後の目黒区の学力調査、委託で全部業者のほうにつくってもらうだけでなく、目黒区の独自というところで目黒区の色を生かして、そこに反映させていくということにしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○田中教育指導課長  主体的、対話的で深い学び、これに向けた授業改善が求められております。この授業改善が果たされると、子どもたちの資質能力のうち思考力、判断力、表現力、こういったところが伸びるというふうに言われておりますので、こういった資質能力の伸び、これもしっかりと図っていきたいと思いますし、実際にどの程度主体的、対話的で深い学びが実現されてるのかということも改めて実態を把握できるための調査になるか、それが何になるかわかりませんけれども、把握するための方法を考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○関委員長  ほかに。 ○岩崎委員  まず、目標値なんですけれども、目黒独自の学力テストを実施して10年以上がたっているんですけれども、この目標値の設定の仕方というのは、これは前年の学力テストでの目標値の設定のあり方とかそういうものを参考にしながら設定していくんでしょうか。それとも、テストをやる年度年度で目標値を新たに考え直して設定をしていくのか。その辺の目標値の立て方についてはどのような形でやっているのかという点が1点です。  それからあと、授業改善プラン、あるいは主なポイントということで、いろいろ示すんですけれども、こうした場合に例えば非常勤も含めた教員の配置のあり方とか、あるいは少人数学習の進め方だとか、そういう体制など改善がある場合には必要な手だてもとっていくというふうなことはやっているんでしょうか。  以上2点です。 ○田中教育指導課長  まず1点目、目標値の設定でございますけども、この調査については東京書籍のほうに委託しているものでございますけども、これは委託会社のほうで問題作成委員会というのを設置し、現在全国で560万人の児童・生徒がこの調査を受けているというところでございますので、この委員会のほうで実態に合わせて目標値を設定しているということでございます。ですので、年度によっては多少目標値が変化しているという状況でございます。これが1点目です。  それから2点目につきましては、やはり学力調査の結果から見えてきた算数・数学における分布の広がり、要するに1つにまとまっておらずに達成状況の分布が広くなっているという状況、こういったことを鑑み、目黒区では小学校においては学習指導講師をつけて、例えば3学級の場合、加配を含めて4クラス展開するところを5クラス展開にするというような対応をしているところでございますので、区としてもできる支援はさせていただいてるというふうに考えております。  以上です。 ○岩崎委員  目標値の件ですけれども、東京書籍に委託して問題作成をしているということですが、先ほどの委員も指摘していたように、全国、それから東京都、それから目黒区独自という3つの学力テストをやられているわけですよね。全国テストの是非については、私たちとしてはこれまでいろんなところでやめるべきではないかというようなことは言ってるんですけども、それはさておき、区独自でやっぱり児童・生徒の学力などを把握していくということであれば、業者に委託をして問題をつくってもらっているということなんですが、やはり現場の教師がその目標値について妥当なのか、あるいは出題の内容について現場の教師から見てそれが果たしていいものかというような検証の場というものはどうなっているんでしょうか。  全くもう東京書籍につくってもらって、目黒の実際指導に当たっている教師というのは、そういった目標値、あるいは出題内容については全く蚊帳の外なのか、その辺についてはどうなのかお聞きします。  以上です。 ○田中教育指導課長  この契約につきましては、随意契約として5年に一度のプロポーザルをしているところで、ちょうど来年度、プロポーザル年度に当たるわけですけども、その中で現場の校長先生、あるいは教員等に入っていただいて実際には選定をしていくというふうなことがありますので、全く学校の現場の声を反映していないというふうには考えてございません。現場の声を聞きながら業者委託をしておりますし、業者への改善についても学校の声を拾って、事務局のほうからこういった点を改善してくれというようなお願いは随時しているところでございます。  以上です。 ○岩崎委員  そうすると、委託業者のほうで問題をつくり、目標値は設定するんだけれども、現場の教師の声が反映できるようなそういう仕組みというのはつくられていると、あるいはそういう場については保障されているということでそれはよろしいんでしょうか。  以上です。 ○田中教育指導課長  先ほども申し上げたとおり、現場の声については随時、私ども聞いておりますし、プロポーザルの際に選定委員になっていただいて反映しているというふうに考えてございます。  以上です。 ○岩崎委員  プロポーザルという言葉も出てきましたけど、主に現場の声を反映させる場というのは、プロポーザルの契約をするときの場だけということでしょうか。契約した後も恒常的にどうだったのかというふうな検証は、私は毎年度するべきではないかなというふうに思うんですが、そうした仕組みはないんでしょうか。  以上です。 ○田中教育指導課長  この学力調査の内容については、学力向上委員会という委員会を事務局内に設置して、そこで吸い上げる仕組みをとっております。学校長、あるいは副校長等がこの選定委員になっているわけです。その中で授業改善プランについて、さらに一歩進んだ学習集団に合わせたものにしようということで、昨年度、今お手元にある冊子をつくったところでございますので、この委員会の中で随時協議はさせていただいてます。  ただ、学校との意思疎通は非常に円滑に図っているつもりでございますので、学校現場からいろいろな御意見というのはいただいております。この学力調査に関しましてはもう12年目でございますので、当初はやはり毎年度、さまざまな意見が出ておりましたけども、それを少しずつ改善して現在に至っておりますので、昨年度、今年度に限って見ると、大きな変更等の要望等は届いていないというところでございます。  以上です。 ○関委員長  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、報告事項(2)平成30年度目黒区学力調査実施結果の概要についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(3)目黒区古民家の臨時休館について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続きまして、報告事項(3)目黒区古民家の臨時休館について説明を受けます。 ○馬場生涯学習課長  それでは、私から目黒区古民家の臨時休館について御報告いたします。  このたび、古民家の工事に伴い臨時休館するものでございます。  1の対象施設でございますが、すずめのお宿緑地公園内にあります目黒区古民家でございます。  2の休館期間でございますが、8月22日水曜日から9月7日金曜日でございます。  3の休館理由でございますが、古民家の老朽化に伴い、入り口にある冠木門の改修工事、そして母屋にあります土間の補修工事のこの2件でございます。  4の区民への周知方法でございますが、7月20日に告示、7月25日のめぐろ区報、そして区のホームページ、そして歴史資料館、古民家へのポスター掲示、チラシにより周知する予定でございます。  5の今後の予定でございますが、今申し上げましたように、7月20日の告示、25日の区報、ホームページにより周知、そして8月20日から工事開始、これは休館期間は22日からでございますが、古民家につきましては月曜、火曜が休館でございますので、工事につきましては8月20日から開始するものでございます。そして9月8日から開館という予定でございます。  報告につきましては以上でございます。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、報告事項(3)目黒区古民家の臨時休館についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(4)区立保育園における使用済み紙おむつの処分について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続いて、報告事項(4)区立保育園における使用済み紙おむつの処分について報告を受けます。 ○後藤保育課長  それでは、区立保育園における使用済み紙おむつの処分について御報告いたします。  区立保育園におきまして発生した紙おむつにつきましては、これまで保護者にお持ち帰りをお願いしていたところです。ただ、お迎えの後に買い物に寄ったりする保護者の方も多くいらっしゃいまして、衛生面等の観点から園での処分について意見・要望がこれまでも出されておりました。  23区の状況を見ますと、約半数近い区が紙おむつを公費で処分しておりまして、現状でお持ち帰りをお願いしている区につきましても公費での処分を検討しているといった区もございます。  これらの状況を踏まえまして、保護者の送迎の負担、また衛生面を考慮しまして、使用済み紙おむつの園での公費処分を行うことといたしました。  実施時期ですが、7月17日火曜日からで、既に委託契約を締結しております各施設の廃棄物処理委託契約の中で可燃ごみとして処分することとなります。  保護者の皆さん方には園内掲示により周知する予定でございます。  御報告は以上でございます。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○鈴木委員  これの予算ですけども、どの程度になるのか、まず教えていただけますか。 ○後藤保育課長  試算ですけれども、1園当たり約15万程度、18園ございますので約300万円となっております。  以上でございます。 ○鈴木委員  済みません、これ1園15万というのは、月ということかもう一回、確認と、もう1点は、衛生面ということですごく大事なことですし、いろいろ切りかえて持ち帰りにしていない区もふえているのでいいんですけど、1点だけ、健康管理面というところで、保護者の中には子どもの便の状況を見て健康管理をしている人もいたりするんです。そういう人もいるので、こういうふうにおむつを園で処分するということは園の保育士たちがしっかりと便の状況を見て、何か気になることがあったらしっかり保護者に連絡帳を使って伝えるとかそういうことをきちっと徹底していただきたいと思うんですけども、その面いかがでしょうか。 ○後藤保育課長  まず、15万ですけれども、こちらは年額で15万円でございます。  2点目の保護者の方への便の状況であるとか健康状態の伝え方ですけれども、確かに以前、紙おむつの持ち帰りをお願いしていたのは、保護者の方が便の状況を見て子どもの体調を把握するという理由もございました。ただ、実際にはなかなか確認する方というのは少なくなってきておりまして、それで今回このような形、園で処分ということになったんですが、当然園で処分するにいたしましても、保育士が便の状況をチェックしまして、それで何か気になることがあれば保護者の方にきちんと伝えるように、そういう体制をとっていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○鈴木委員  済みません、ちょっと質問の仕方が悪かったかもしれないんですけど、確認する人がふえてる、減ってるという部分というよりも、要するに保育士が気になる状況を見たときにきちっと伝える、ちゃんと伝えて、保護者にそういうことを伝えていく体制をきちっと徹底してくださいねと、そういう意味合いですので、もう一度確認します。 ○後藤保育課長  失礼いたしました。今委員御指摘のとおり、保育士が便の状況をチェックして、お子さんの体調管理だとかそういう状況の把握をきちんとするような体制をとっていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ○関委員長  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、報告事項(4)区立保育園における使用済み紙おむつの処分についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――報告事項】(5)平成30年度賃貸物件による認可保育所開設事業者公募による選定結果について(大橋二丁目) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続きまして、(5)平成30年度賃貸物件による認可保育所開設事業者公募による選定結果について(大橋二丁目)について報告を受けます。 ○吉田保育施設整備課長  それでは、平成30年度賃貸物件による認可保育所開設事業者公募による選定結果について(大橋二丁目)を御報告いたします。
     今回は、先月の当委員会で御報告を3園分いたしましたが、それに引き続き、平成30年度の整備分、12件目の採択の御報告となります。  それでは、資料に沿って御説明をいたします。  まず、項番1、経過について申し上げます。  5月30日に提案書が提出されました。そして、賃貸型物件による認可保育所開設事業者選定委員会による書類審査の上、6月29日に候補事業者として選定をいたしました。  提案事業者の運営園の視察とヒアリングにつきましては、先月御報告をいたしましたアソシエ不動保育園、それからアソシエ学芸大学保育園の選定の際に既に行っているものでございます。  項番2、選定した開設提案について申し上げます。  名称は仮称でございますが、アソシエ大橋保育園としてございます。  恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして別紙をごらんください。  こちらに位置図がございます。施設位置は大橋二丁目22番42号、東邦大学の大橋病院の今移転しておりますが、旧病棟の向かいでございます。246側になります。鉄筋コンクリートの4階建ての建物が現在建っておりまして、こちらの物件の2階の部分をワンフロア、内装改装して保育所として整備するものでございます。  なお、地下2階がございまして、この地下2階の一部を職員の休憩室や更衣室として利用する予定がございます。  東急田園都市線の池尻大橋駅から徒歩4分ということで、非常に駅に近い立地となってございます。  園庭はございませんので、宮下児童遊園を代替遊技場として認可申請を行う予定でございます。  一旦、1枚目にお戻りいただきまして、(3)延床面積でございます。延床面積は378.69平米、定員はゼロ歳児からの64人でございます。年齢別の定員は記載のとおりでございます。  開設は来年4月1日でございまして、開設事業者は、目黒区に本社がございます株式会社アソシエ・インターナショナルでございます。  認可保育園を現在5園、それから認証保育所2園の運営実績がございます。このうちの認可保育園4園と認証保育所1園につきましては目黒区内で運営をしてございます。そのほかにも港区の保育室、小規模保育所などの運営もいたしております。また、区内、南、大岡山、宮前小学校内の学童保育クラブの受託事業者でもございます。  来年4月に先ほど申しました2園の開設予定がありますので、本採択提案を含めまして、来年は区内3園の開設予定がこの事業者でございます。  施設設計案につきましては、2枚おめくりいただきまして、A3横使いの平面図をごらんください。  こちらは地下2階部分でございます。  地下2階部分は、保育で活用はいたしません。職員の更衣室や休憩室となってございまして、この電気室であるとかポンプ室とか倉庫などと書いてあるところは事業者が借り受けるものではありませんで、左上の部分、ここの場だけが事業者が借り受ける部分となってございます。  1枚おめくりいただきまして、1階の配置図でございます。  図面をごらんいただきますと、大きな三角形の敷地となってございます。この三角形の敷地の左側の斜辺、こちらが道路に面した部分でございます。基本的には既存の建物の内装改装ではございますけども、図面の左側に階段を記してございます。この図面の左側の階段は認可保育所の認可の際に求められる2方向避難を可能とするため増築する階段でございます。  そこから少し左側斜辺の中心部分に行きますと、ここの部分が1階のテナントの入り口となります。1階のテナントは、この入り口を使って入っていくという形になりまして、もう少し三角形の頂点に近いほうに向かいますと共用エントランスホールという記述がございます。この共用エントランスホールというところが2階から4階までの入り口となっております。園児や保護者はここから入っていきまして、エレベーターもしくは階段で2階へ上がることになります。  1枚おめくりいただきまして、2階が保育室のあるフロアの図面となってございます。  こちら2階ワンフロア全部が保育所となる形でございます。図面の左上、こちらが4・5歳児室となっておりまして、左下から右に向かいまして3歳児室、それから2歳児室、L型の1歳児室がございまして、L型の1歳児室に乗っかるようにゼロ歳児室がございます。真ん中に廊下スペースがございます。  ここから右側のスペースには、主に給排水が必要となる施設が集中して入ってございまして、沐浴室やトイレ、会議室というスペースを挟みまして厨房、調理室がございます。  こちら建物は大きな台形の建物となりますけれども、この大きな台形の建物の底辺の部分、こちらは隣地との敷地境界となってございまして、隣地との敷地境界、割と狭い形に見えます。ただ、この物件が地形の関係で隣地の敷地は建物の2階以上低いところにございますので、こちら側の窓からは国道246に向かいまして大きく視界が開けているような状況がございます。ですので、採光が十分に確保されているというような状況がございます。  では、1枚目にお戻りください。  資料1枚目にお戻りいただきまして、項番3、選定方法でございます。  選定方法につきましては、先ほど項番1の経過で御説明いたしましたとおりでございます。  裏面にまいりまして、項番4、評価結果でございます。  評価結果も、こちらの表のとおりでございまして、評価点の合計が4,080点、得点率にいたしますと62.4%でございます。  こちらは、先月御報告いたしました同じアソシエ・インターナショナルの開設提案に比べると比較的低目の点数とはなってございますけれども、その理由といたしましては、やはり既存物件の改修提案ということで、保育専用施設でないという部分がございます。ほかのテナントとの共同利用の物件であることということで点数が出にくくなってございますが、総合点で60%は上回ってございますので、提案の採択に問題はないというふうに判断をしてございます。  項番5、選定委員会委員でございます。資料記載の6名が選定委員会の委員として選定をいたしました。  今後の予定、項番6でございます。  8月中旬に東京都児童福祉審議会の意見聴取後に都の計画承認を受けます。事業者の計画では、10月上旬に保育事業者による内装工事に入ってまいります。31年1月下旬には内装工事を完了する予定で、認可手続を経て、31年4月に開園をする計画でございます。  御説明は以上となります。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○広吉委員  アソシエ大橋保育園(仮称)の選定結果なんですが、ここ1階部分のテナントにはどういったお店というかが入っているのか教えてください。  あと、内装工事になるわけですが、そのときにやはり接着剤とかを使って基準以下には抑えると思いますが、かなり壁面の修復ということもされると思います。そういう点で今都の補助金で多摩産材を使った国産材の使用ということも進められていますが、そういった木材を使うことによって設置した後もそこの空気の清浄という効果が木質ではありますので、そういった点からもここは既存のコンクリート施設の中の内装工事ですので、なるべく木質化をしていただきたいですし、木質化をするのであれば国産材というところで森林保全にもつながりますので、そういった方向での工事をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○吉田保育施設整備課長  今回このビル全体のテナントの入れかえ、内装改装が行われます。1階のテナントについては、現在まだ未定というふうに聞いてございます。3階、4階については眼科医が入る予定だというふうに聞いてございます。  1点目の御質問は以上でございます。  2点目の内装改装における多摩産材等の木材の使用についてでございますが、補助金を区が補助する形、国や都の補助金を使うという形ではございますけれども、計画そのものは民間の計画でございますので、区のほうでこういった材料を使いなさいというような指導というのはなかなか難しいものがあるというふうに思ってございます。  ただ、実態的に保育園、やっぱり木の材料を使うということは事業者のほうも、各事業者を見てますと、好んでそういった工事を行っておりますので、国産材になるかどうかは別にして、木材の利用というのは積極的に行われるものだというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○広吉委員  まだ1階の部分のテナントは決まっていないということで、上の階は眼科が入るということですが、テナントの内容によってはいろいろな接触といいますか、いろいろな交流が生まれるかもしれませんし、もしくはいろんなトラブルも出てくるかもしれませんので、その辺のところはどのように考えているのでしょうかという点が1点目です。  2点目は、国産材の都の補助金を使用してもという提案ですが、事業者が建てるわけですので、そこは強制はできないということはわかります。ただ、やはり木質ということの評価は民間事業者のほうも好んで取り入れているということであるのであれば、やはり国産材を使ってのということは区としてそういった都の補助金もあるのであるからというそういう助言はしてもいいのではないかと思います。  今たくさん目黒区はこういう学校もそうですし、保育園を補助金を出しながらつくっているわけですから、その中での国産材を使うことが環境保全につながっていくということは、保育園児童においても保護者においてもそういったメッセージを伝えられると思いますので、その点はいかがでしょうか。 ○吉田保育施設整備課長  1階のテナントがまだ決まっていないという状況がございます。御指摘のとおりでございます。ただ、保育所がそこに入るということは先に決まる形になりますので、入ってくるテナントについては、保育所の下に入ってくるということは理解して今後入ってくるということになると思います。  入り口の部分が、先ほど御説明したように、1階のテナントとは完全に分離してございますので、それについてのよくない影響というか、そういったものは比較的避けられるのかなというふうには思っております。  ただ、今の時点では何が入るかということは決定してない状況ですので、またそれが決定すれば、事業者のほうも建物のオーナーとも協議しながら問題のない運営をしていくよう努力することとなると考えてございます。  それから、国産材の使用につきましては、補助金が重複するというような関係で補助金が両方受けられるというような形になるのかどうかも含めまして、ちょっと確認をしてみたいと思いますけれども、国、都等の国産材の利用を促してるという状況についての情報提供というのはしてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ○広吉委員  最後に1点、テナントの件なんですが、保育園が入るということが前提で入ってこられるとは思うんですが、今までの例を見ましても、後から入られたとしてもトラブルが起こることもありますので、その辺は何かトラブルがあったときは区も事業者との間に入って、早い段階で信頼関係を築けるようなそういった形での介入、また援助ということで支援ということで行っていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○吉田保育施設整備課長  どのようなことが起きるかというのが、テナントが決定していない状況ですので何とも言えないところがございますけども、区が関与できるような内容の問題であれば、もちろん園児の安全とかそういったもののために関与していくことはあるかとは思います。  その他区が関与できないようなトラブルであれば、これはもう事業者とそれから貸し主とそういったところとの契約内容とかそういったもので対処していくというようなことになろうかとは思いますが、それは状況に応じてできることをやっていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○関委員長  ほかに。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、報告事項(5)平成30年度賃貸物件による認可保育所開設事業者公募による選定結果について(大橋二丁目)についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――情報提供】(1)学校給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続きまして、情報提供に移ります。  情報提供(1)学校給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について説明を求めます。 ○村上学校運営課長  それでは、学校給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について情報提供いたします。  初めに、資料の表面でございますが、使用前食材、今回御報告分は表の下部、太字線枠の中になります。6月26日から28日にかけて行いました小学校9校、中学校3校の測定結果ですが、いずれも不検出でございました。  資料おめくりいただきまして、上段は食育食材、こども園2園と鷹番小学校の園庭、校庭で育てた食育食材でございますが、こちらも測定結果は不検出です。  また、その下のお米、調理済み給食でございますが、これは自然宿泊体験教室で興津自然学園、八ヶ岳林間学園で提供している食材でございます。こちらも測定結果は不検出でございました。  御説明は以上です。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、情報提供(1)学校給食使用前食材等の放射性物質検査の結果についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――情報提供】(2)保育園給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続きまして、情報提供(2)保育園給食使用前食材等の放射性物質検査の結果について説明を求めます。 ○後藤保育課長  保育園給食の使用前食材及び給食食材の放射性物質検査でございますが、資料記載のとおり、いずれも検出せずでございます。  情報提供は以上でございます。 ○関委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○関委員長  ないようですので、情報提供(2)保育園給食使用前食材等の放射性物質検査の結果についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――資料配付】(1)夏の子ども電話相談 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  続いて、資料配付に移ります。  資料配付(1)夏の子ども電話相談について説明があれば求めます。 ○酒井教育支援課長  資料配付でございますが、夏の子ども電話相談について若干御説明申し上げます。  本資料は、児童・生徒の不登校や自殺の件数が全国的には夏季休業明け前後の時期に多くなる傾向がありますことから、本区での未然防止のためにめぐろ学校サポートセンターにおきまして今回初めて開設します臨時電話相談窓口のPRチラシでございます。  このチラシは、区内の児童館、図書館、子ども家庭支援センター、民生・児童委員など関係機関にも配付いたした上、各学校を通じまして夏季休業前に区立小・中学校の全児童・生徒に配付いたします。  また、めぐろ区報8月15日号、区ホームページによりまして区民向けの周知も予定しております。  私からの御説明は以上でございます。 ○関委員長  夏の子ども電話相談ということで、夏休み前にして電話相談を受け付けるということで、こうした取り組みを行うということで捉えていただけたらと思います。  これは、いいですよね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――関委員長  それでは最後、その他です。  次回の委員会開催については、8月1日水曜日、朝10時からとなりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の委員会を散会いたします。
     どうもお疲れさまでした。...