ツイート シェア
  1. 目黒区議会 2017-07-12
    平成29年都市環境委員会( 7月12日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成29年都市環境委員会( 7月12日)                都市環境委員会 1 日    時 平成29年7月12日(水)          開会 午前10時00分          散会 午後 3時58分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   河 野 陽 子   副委員長  武 藤 まさひろ      (8名)委  員  竹 村 ゆうい   委  員  青 木 早 苗          委  員  森   美 彦   委  員  田 島 けんじ          委  員  広 吉 敦 子   委  員  飯 田 倫 子 4 欠席者      (0名) 5 出席説明員  中 澤 都市整備部長      橋 本 都市計画課長
        (15名)立 山 都市整備課長      澤 田 道路管理課長          清 水 土木工事課長      櫻 田 みどりと公園課長          三 吉 建築課長        白 濱 住宅課長          清 水 街づくり推進部長    松 本 地区整備課長          原   木密地域整備課長    田 島 環境清掃部長          石 田 環境保全課長      秋 田 清掃リサイクル課長          大 迫 清掃事務所長 6 区議会事務局 門 藤 議事・調査係長      (1名) 7 議    題 都市計画及び環境保全等について   【報告事項】   (1)都市整備施設指定管理運営評価について   (2)三田フレンズ指定管理者運営評価結果について        (資料あり)   (3)区営住宅等指定管理者運営評価結果について         (資料あり)   (4)ポニー園指定管理者運営評価結果について          (資料あり)   (5)駒場公園茶室、和室指定管理者運営評価結果について     (資料あり)   (6)駒場野公園デイキャンプ場指定管理者運営評価結果について  (資料あり)   (7)目黒区立自転車等駐車場指定管理者運営評価結果について   (資料あり)   (8)目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果について      (資料あり)   (9)平成29年度感震ブレーカー等設置推進事業について     (資料あり)  (10)平成29年度地籍調査事業について             (資料あり)  (11)工事報告(2件)について                 (資料あり)  (12)目黒区立田切公園改良工事整備計画(案)について      (資料あり)  (13)目黒区立東山児童遊園改良工事整備計画(案)について    (資料あり)  (14)平成29年度「目黒川サクラ再生実行計画」の取り組みについて(資料あり)   【情報提供】   (1)都営住宅の入居者募集について               (資料あり)   (2)目黒清掃工場解体工事説明会の開催について         (資料あり)   【その他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○河野委員長  おはようございます。  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  本日の署名委員には、飯田委員、青木委員にお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(1)都市整備施設指定管理運営評価について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  それでは、報告事項(1)都市整備施設指定管理運営評価についての説明をお願いいたします。 ○立山都市整備課長  では、都市整備施設指定管理運営評価について、御説明いたします。  なお、1点目につきましては資料はございません。  都市整備部における指定管理者運営評価につきましては、個々の報告に先立ちまして、各施設共通事項につきまして、私のほうから総括的に御報告させていただきます。  指定管理者制度につきましては、指定管理者制度活用の基本方針に基づきまして、多様化する住民ニーズに、より効果的かつ効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力やノウハウを幅広く活用し、住民サービスの向上や経費の効率的な活用を図ることを目的といたしまして、平成18年度から導入しているものでございます。  指定管理者の指定に当たりましては、議会の議決を経た上で行っております。また、指定管理者による事業の運営状況につきましては、運営評価委員会を設けまして、毎年議会に報告を行っており、本日は平成28年度の運営評価につきまして、本委員会に御報告するものでございます。  指定管理者の運営評価は、指定管理者制度のマネジメントを通じ、サービスの向上や効率的な経費の執行が行われていたかなど、指定管理者制度導入の目的がどの程度達成されているかを検証し、評価結果に基づきまして、必要な指導・助言を行うことにより、制度の導入の達成度を高めていくことを目的として行うものでございます。  都市整備部では、要綱に基づき設置いたしました指定管理者運営評価委員会を、5月12日と6月15日の2回開催いたしました。都市整備部が所管いたします6つの公の施設につきまして、指定管理者から提出されました事業報告、自己評価書、事業計画書及び利用者アンケート並びに現地の調査に基づきまして評価を行ったところでございます。  運営評価委員会の構成につきましては、外部の学識経験者として法律に関する有識者、経営に関する有識者、そして都市計画に関する有識者という3名の外部委員、それから、都市整備部長及び街づくり推進部長を加えました5名となっております。  構成メンバー表は、各評価資料に添付してございます。個々の施設評価結果につきましては、本委員会の報告後、それぞれの指定管理者宛てに通知をいたしますとともに、区のホームページで公表してまいります。  以降、進行表に記載の順で各施設の運営評価につきまして、各所管から説明いたします。長くなりますため、まず(2)から(4)の3施設について御説明し、質疑をお受けします。その後(5)から(8)の4施設について説明を行い、御質疑をお受けしたいと思います。  1点目につきましては、以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたが、質疑はございますでしょうか。 ○森委員  28年度の指定管理運営についての特徴について、お聞きしたいと思うんですけども、去年は3.11を受けて防災面でどうかとか、マイナンバー制度を新たな制度として導入されて1年目でしたんで、その対応はどうかとかをお聞きしたんですけども、それら含めて28年度の新たな特徴についてどうでしょうか。  それから、外部委員3人の方はいつからこのメンバーでやられているんでしょうか。きょうの案件にかかわって、委員長と副委員長が入れかわったりとかしていることは気がついたんですけども、どんな体制でやられているのか、準備状況、かなり膨大な資料ですから、2日間おやりになったようですけども、その日に目を通したんじゃないと思うので、どんな準備状況のもとでおやりになっているのか。  あと現地調査を、全部回ったわけじゃないと思うんで、ことしはどんなスケジュールでどこを回ったんでしょうか。  以上。 ○立山都市整備課長  では、委員御質問の3点でございますが、まず1点目、28年度の運営評価に関しまして、新たな視点といいますか、そういうものがないかということでございますが、指定管理者制度につきましては、5年間を1つの期間といたしまして、指定管理者を選定して行うものでございますので、基本的には5年間運営の内容について大きく変わるものではございません。御指摘のような大震災とかマイナンバー制度とか、社会的な状況が変わる部分で、それを取り入れる必要がある部分については、柔軟に対応する必要はございますが、28年度について大きく変わるというものではない、今回平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間ということで指定をしている期間内の主な指定管理者の業務や考え方は、選定評価の中でほぼ固まっているということで御理解いただければと思います。  次に、外部委員につきましては、次に御説明する予定でございましたが、三田フレンズの運営評価結果の4ページを見ていただければと思います。  外部評価委員のメンバーが載ってございます。  いつからというところでございますが、委員長の中小企業診断士の佐々木先生につきましては、当初この運営評価を行いました当初の平成18年だったかと思いますが、それから引き続きお願いしているところでございます。  副委員長の二井先生につきましては、都市計画の専門ということで、正確に何年かというのは今すぐ出ないんですが、都市計画の先生方、二井先生で3人目だったかと思います。今回の選定評価の段階から入っていただいていますので、今回行っています指定期間の平成26年度以降、二井先生は毎回お願いしているところでございます。  弁護士の木南先生につきましては、それまでお願いしていた弁護士の先生が非常に御多忙になったということで、今回辞退というお話がございましたので、今回お願いをしたということで、木南先生については初ということでございます。  委員長につきましては、そういう状況でございまして、経験とこの委員の中では一番実績がございますので、佐々木先生にお願いをしている。  済みません、これにつきましては、第1回の運営評価委員会の中で互選という形で委員長をお願いしているということでございます。  それと準備状況ということでございますが、第1回の運営評価委員会の中でスケジュール、今回の評価のスケジュールについて事務局のほうから説明いたしまして、それで委員の皆様の御了解を得て行ったというところでございまして、先ほど言いました5月12日から6月12日の間で評価をしていただいたと。  次に、最後、現地調査についてでございますが、今回新しくできました住宅なり、また改修が終わりました駒場公園の和館、和室、茶室等、また新しくメンバーも変わりましたので、特徴的な施設としてポニー園を見ていただいたということで、一応3施設について現地調査を行ったところでございます。  以上でございます。 ○森委員  指定管理者制度については、目黒区はそれまで業務委託していた区立施設を一気に、そういうところは全て指定管理に移すんだという向きというか、方針のもとにやりましたので、かなり急激な指定管理への移行が行われた区でした。  基本的に住民サービスの向上を前提にしておりますので、そういう視点でしっかり見ていただくということが大事だと思っています。  総務省からも途中で通達がおりて、経費削減のみを目的に指定管理への移行を図っている自治体も多い中でチェックが入ったわけです。そういう経過がありますので、さらに毎年の評価については、部長2人も含めてやられているわけですが、外部委員の方が新たに28年度から加わった弁護士の方もいらっしゃる中で、十分に個別案件について、習熟していただいて評価していただく、これは大事だと思うんですね。  今回も3週間ぐらい前に資料を送って見ていただいたんでしょうかね。目を通していただいた上での審査、評価が下されたと思います。  なお、やっぱり現場を見ていない、3カ所だとどうかなっていうのはちょっとあるんですけどね。現場を見ないで書類審査だけになっちゃいますんでね。そのあたりをちょっと改善していただいたほうがいいかなっていうのは、私の感想です。それを含めていかがでしょうか。 ○立山都市整備課長  まず、御指摘のように住民サービスの視点ということでございます。大きくは選定評価の段階で、御指摘のように価格だけではなく、当然住民サービスがどうかということで指定管理に応募された各企業さんといいますか、いろいろの提案書を比較検討しまして、価格の部分も当然評価としてはございますが、全体としては住民サービスがどうかという、そういう部分が評価のウエートとしてはかなり大きい中で、現在の指定管理者が選定されているということでございますので、住民サービスの視点で引き続きその期間内の運営が適正にされているかということを評価しているということでございます。  期間につきましては、御指摘のように、今回もおおむね3週間とってございます。以前はなかなかこういう外部委員の先生方の日程調整が非常に厳しくて、3週間とれなくて2週間ほどといいますか、もうちょっと2週間強だったと思いますが、そのくらいでしかなかなかできないということで御提案したこともございますが、委員の方々からさすがに2週間は厳しいということで、やっぱりそういう議論は運営評価委員会の第1回目のときに十分にした中で、評価をできる期間なりその体制というのは、委員の方々から意見をちゃんといただいてやっているところでございます。  今年度につきましては、特にそういう御指摘等はございませんでしたので、適正に評価をしていただいている。  また、現地調査につきましては、今回、先ほど言いました3施設、新しくなった部分、または新しい委員の方に見ていただかないと、実態がなかなかつかみづらいというものについては現地調査もしてございまして、適正に評価していただくような体制をとっているところでございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(1)都市整備施設指定管理運営評価についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(2)三田フレンズ指定管理者運営評価結果について       (3)区営住宅等指定管理者運営評価結果について       (4)ポニー園指定管理者運営評価結果について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(2)三田フレンズ指定管理者運営評価結果について、報告事項(3)区営住宅等指定管理者運営評価結果について、報告事項(4)ポニー園指定管理者運営評価結果について、一括で説明を受けます。 ○立山都市整備課長  それでは、資料に基づきまして、三田フレンズ指定管理者運営評価結果について御報告させていただきます。  なお、資料の項目につきましては、これから説明いたします各施設も同様でございますので、以降共通する内容につきましては省略させていただきます。御了承のほどよろしくお願いいたします。  それでは、1ページをごらんください。  まず、1、施設名は目黒区三田地区駐車場及び目黒区三田地区店舗施設でございます。  2、指定管理者は株式会社日進産業でございます。  3の指定期間及び運営評価の対象期間は平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間、評価対象期間は平成28年4月1日から平成29年3月31日まででございます。  4の運営評価の方法は記載のとおりで、先ほど御説明しました4ページの別表の評価委員会で評価を行ったものでございます。  5の事業報告書の概要は別紙でございますので、後ほど説明させていただきます。  6の施設運営に係る区の歳入・歳出決算の推移につきましては記載のとおりでございまして、28年度につきましては、歳入の駐車場使用料は920万8,920円、歳出は2,729万6,239円でございます。なお、指定管理者制度導入前の平成17年度の収入と支出を欄外に記載してございます。  7の指定管理者の自己評価結果でございますが、85点となっております。  総括評価結果でございますが、運営評価委員会では総合評価が75点で水準を超えていると評価しております。  めくっていただきまして、9の評価内訳でございます。  評価項目や内容につきましても、以降御説明いたします各施設共通する部分がありますので、省略させていただくことがございます。
     まず、1のサービスの実施に関する事項についてですが、(1)は運営方針に基づき施設の設置目的を十分発揮する内容となっていたか、(2)は利用者の平等な利用の確保が図られていたか、(3)は利用者の声を反映する仕組みとなっていたか、(4)は被雇用者の利用者対応は適切であったか、(5)は被雇用者の技術向上や接遇等研修体制が整っているかという5点でございます。  次に、2の経営能力等に関する事項についてですが、(1)は管理を安定的に遂行する物的・人的能力があったか、(2)は個人情報の運営管理は適切か、(3)は情報公開に関して適切に対応できたか、(4)は安全管理の確保、(5)は環境配慮への取り組みの視点ということでございます。  3の管理経費に関する事項については、管理経費は適正に執行されていたかという内容でございます。  各項目の配点、得点は記載のとおりでございまして、配点の合計が550点、これは5人分でございますので、1人110点ということでございます。得点は406点、100点満点換算で74点になります。これに改善提案1人10点満点、合計50点でございますが、評価点の合計が40点でございまして、10点満点換算で8点でございます。これを先ほどの合計点に加えまして、総合評価点として100満点換算した結果、75点となったものでございます。  それでは、運営評価委員会の所見でございます。  まず1つ、サービス、事業面でございますが、年間管理計画書をもとに設備の経年劣化に配慮した点検を行うなど、計画的な施設管理を行っているなどが評価されております。  また、駐車場収入につきましては、過去5年間平均実績に比べて24.51%増加してございまして、駐車場料金の条例改正効果に加え、定期利用者の利用案内や掲示物の更新等の効果が評価されています。  従業者研修につきましては、記載の内容を年2回行っているというものでございます。  次に、3ページをごらんください。  利用者対応でございますが、毎年実施しておりますアンケート結果において、駐車場管理の総合評価が「満足」「やや満足」が97%と高い比率であった等の評価がされております。  個人情報管理及び安全管理につきましては、記載のとおりでございます。  改善提案につきましては、近隣等の住民対応や駐車場の利用促進につながると評価されておりまして、以上から総合的に判断して、指定管理者の管理の業務は水準を超えていると評価できるとしております。  4ページにまいりまして、構成表は先ほどの説明のとおりでございます。評価区分につきましては、80点以上が「十分水準を超えている」、70点以上で80点未満が「水準を超えている」というもので、記載のとおりの基準で評価しているものでございます。  5ページをごらんください。  別紙の三田フレンズ施設事業報告書でございます。  1は施設の概要、2は指定管理者の概要、3の(1)は管理業務の主な事業の状況で記載のとおりでございます。  6ページをごらんください。  (2)は駐車場利用の状況でございます。左から各年度の年間利用台数、1日当たりの平均利用台数、利用率、次に今回から定期駐車台数を入れてございます。最後は使用料収入で記載のとおりでございます。  4の管理経費収支状況でございます。  収入の部につきましては、一般管理費が2,729万6,239円、精算項目の修繕費・光熱水費が1,274万2,920円で、合わせて4,203万9,159円でございます。  支出の部につきましては、一般管理費が2,729万6,239円、精算項目の光熱水費と修繕費は877万5,553円、支出合計で3,607万1,792円となり、記載の596万7,367円が5月、区に返還されております。  5が意見・要望対応報告で、主なものを記載しております。  6がサービス向上及び経費削減努力事項で、記載のとおりでございます。  8ページをごらんください。  7はアンケート結果でございます。実施時期は28年11月1日から11月30日でございまして、店舗、住宅、駐車場利用者へアンケートをとったものでございます。先ほど申しましたように、駐車場施設管理で「やや満足」以上が97%、管理人の対応で「やや満足」以上が96%で高い評価を受けております。  8は改善提案で、記載のとおりでございます。  私からは以上でございます。 ○白濱住宅課長  では、続きまして、住宅課から区営住宅等指定管理者の平成28年度の運営評価結果について、お手元の資料に従って御報告をいたします。  まず、項番1の施設名は目黒区営住宅を初めとして区民住宅、三田地区整備事業住宅、最後に従前居住者用住宅でございます。  次に、項番2の指定管理者は株式会社東急コミュニティーでございます。  次に、項番3の指定期間及び運営評価並びに項番4の運営評価の方法につきましては、他施設と共通でございますので、省略をさせていただきます。  次に、項番5の事業報告書の概要は別紙でございますので、後ほど説明をさせていただきます。  次に、項番6の施設運営に係る区の歳入・歳出決算額の推移につきましては、資料記載のとおり二重枠になってございます平成28年度につきましては、歳入が3億8,593万7,300円、歳出は3,156万6,568円でございました。  次に、2ページにまいりまして、項番7の指定管理者の自己評価結果は91点、項番8の総括評価は73点であり、水準を超えているとなってございます。  次に、項番9の評価内容でございますが、内容につきましては、他の施設とほぼ共通でございますので、省略させていただきますが、確か項目の配点及び特点は資料記載のとおりでございます。結果といたしましては、三田地区フレンズ同様に評価委員5名分の点数を100点満点に換算いたしまして74点となり、さらに改善提案の点数を加えますと、総合評価としては100点満点換算で73点となってございます。  次に、3ページにまいりまして、運営評価委員会の所見でございますが、主なものを申し上げますと、まず1のサービス、運営管理では、コールセンターなどを含め24時間、さまざまな居住者対応をしております。  次に、2の利用者対応等では、居住者への情報提供や要望の把握などを行い、7ページに記載のアンケート結果からも、「適切」と「どちらかといえば適切」を大きくくくりますと、上は61%から下は51%はまでが「適切」という評価を得ているところでございます。  次に、5の安全管理は、緊急時の連絡体制として本社管理部署を含め整備されておりまして、建物等の日常点検や法定点検も適切に実施されております。  次に、6の効率的な運営でございますが、修繕及び工事費について、年間計画に基づき適正に執行されており、限られた経費の中で適切に対応したものと考えております。  最後に7の改善提案は、2点のうち1つが区営住宅の定期募集を提案されており、入居希望者にとって有効だという評価でございます。  以上の所見を含め、各項目を総合的に御判断いただき、指定管理者の管理業務は水準を超えているという評価をいただいているところでございます。  最後に5ページ以降に別紙として、指定管理者が区に対し、区営住宅等事業報告書として提出した書面を概要として整理した資料を添付してございますが、主な構成は施設や指定管理者の概要、業務や管理経費の状況、さらにアンケート調査などとなってございます。  まず、項番1の施設の概要、項番2の指定管理者の概要、項番3の管理業務の実施状況は、資料記載のとおりでございますが、取り分けて1点御説明いたしますと、項番2の指定管理者の概要のうち委任業務は6項目あり、区営住宅の計画修繕業務や小規模修繕、入居者に対する業務や相談業務、施設管理、保全、環境整備業務など広くハード面の施設管理から、ソフト面の入居者の日々の対応まで幅広く担っているところでございます。  次に6ページの項番4の管理経費の収支では、(1)の管理費で7万8,000円余、精算項目で500万円余の戻入がございました。  次に、項番5の苦情対応状況報告は、主なものを記載し、項番6のサービス向上努力事項は、資料記載のとおりでございます。  次に項番7は、先ほども触れましたが、アンケートの結果でございまして、資料記載の方法で行われ、内容につきましては、(3)に評価を分類して整理してございますが、指定管理者の業務について、居住者はいずれも普通以上の評価をしているということがうかがえます。  最後に項番8は、29年度に向けた改善提案でございますが、内容は資料記載のとおりでございます。  住宅課からは以上でございます。 ○櫻田みどりと公園課長  それでは、資料に基づきまして、ポニー園の指定管理者運営評価結果について御報告をいたします。  まず1ページ目、1、施設名はポニー園、2、指定管理者は公益財団法人ハーモニィセンター、3、指定期間及び運営評価の対象期間、4、運営評価の方法、5、事業報告書の概要につきましては、共通でございますので省略させていただきます。概要につきましては、後ほど別紙にて御説明をいたします。  6、施設運営に係る区の歳入・歳出決算額の推移でございますが、28年度につきましては歳入のポニー園使用料は541万8,400円、歳出は4,055万7,240円でございます。  7、指定管理者の自己評価の結果でございますが、94点となっております。  8、総括評価結果でございますが、こちらは運営評価委員会による評価でございますが、81点で十分水準を超えていると評価をいただいたところです。  続きまして9、評価の内訳につきまして御説明いたします。  まず、1のサービスの実施に関する事項についてですが、他の施設と共通する事項は省略させていただきまして、ポニー園につきましては、このほかに(2)動物の適正な飼育・供給する内容の項目、それから、次ページですけれども、(3)施設の適正な維持管理、さらに(6)障害者の自立支援に寄与する内容かどうか、(9)住民参加の体制がとられていたか、こちらを評価の内容に加えております。  2、経営能力等に関する事項につきましては、(5)ユニバーサルサービスの体制が確保されたかを評価内容として加えております。  3の管理経費に関する事項は、他の施設と同じでございます。  各項目の配点・得点は記載のとおりでございまして、他の施設と同様合計点が81点、これに改善提案の点を加えまして、総合評価点として100点換算した結果、81点となったものでございます。  続きまして、運営評価委員会の所見を記載しております。  まずサービス、運営管理面につきましては、ポニーまつりや親子の動物プログラム、クラブなどの事業の実施や職業体験受け入れ、障害者の自立支援のためのプログラムなど、利用者サービスの向上や充実につながっていると評価されております。  また、碑文谷公園の一部閉鎖の夏の事件の影響を受け、減少いたしました来園者数の回復を目的として、ミニイベントの開催など取り組みも評価をされております。  利用者対応につきましては、毎年実施しておりますアンケート結果において、職員の対応、さらにプログラムの内容での高い満足度が評価されております。  次ページにいきまして、個人情報管理、安全管理につきましては、記載のとおりとなっております。  改善提案につきましては、高齢者向けのイベントの開催など、利用者へのサービス向上につながるということで、評価をされております。  以上から総合的に判断していただきまして、指定管理者の管理の業務については、十分水準を超えているとの評価をいただきました。  続きまして、4ページ目をごらんください。  こちらは別紙のポニー園事業報告書概要になります。  1は施設の概要、2は指定管理者の概要、3の(1)は管理業務の主な事業の実施状況で、記載のとおりでございます。  3の(2)が碑文谷公園ポニー園の利用状況になります。左側から年間の小動物のふれあい、引き馬、ポニー教室の個人・団体といった各プログラムへの参加者数、それから、ボランティアとして施設運営にかかわった人数、さらにその合計、最後は使用料の収入でして、記載のとおりとなっております。  表の中で28年度、ふれあいと引き馬が昨年度よりかなり減少しておりますけれども、こちらは昨年6月の碑文谷池の事件の影響で減になっているところでございます。  5ページ目をごらんください。  4、管理経費収支状況のうち、収入につきましては、区からの委託料が4,055万7,240円、精算項目の修繕費が10万8,000円、収入合計は4,066万5,240円でございます。支出につきましては、人件費や管理経費等で4,055万7,240円、精算項目の修繕費が10万8,000円、こちら柵の取りかえ、あるいは砂の入れかえといったことになります。支出の合計が4,066万5,240円となっております。  5、苦情対応の状況ですが、特に苦情等はございませんでした。  6、サービスの向上及び経費削減努力事項につきましては、記載のとおりでございます。  7がアンケート結果でございます。29年1月から2月にかけてポニー園の来園者やプログラム参加者へのアンケートをとったものです。職員対応で「やや良い」以上が91%、それから、プログラム内容で「やや満足」以上が86%と高い評価を受けております。  8、29年度に向けた改善提案の内容は、記載のとおりとなっております。  御説明は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、報告事項(2)三田フレンズ指定管理者運営評価結果についてから報告事項(4)ポニー園指定管理者運営評価結果についてまで、一括して質疑を受けます。 ○飯田委員  これらの施設のうち、三田フレンズについてちょっとお聞きしたいと思います。  平成17年度以降からの指定管理者制度を導入した主たる目的というのは、先ほど課長の御説明の中にあったように、住民サービスということも大事なんだけれども、どちらかというと、自治体が管理するよりも管理事業者を決めてやらせたほうが、自治体の負担額が減るんじゃないかというか、そういう目的も確かにあったはずだと思うんですね。  それで、三田フレンズに限っていうと、ほかの施設もそうなんでしょうけれども、決算表を見ると、28年度においては3,607万ぐらい支出されているということで、平成17年導入のときの支出3,485万よりも、いろいろ物価高だとかいろいろ経費が上がっているからそうなのかなと思うんですけど、必ずしも経費の面では効果が上がっているのかなという気がするんですけど、その点はどんなふうに捉えていらっしゃるでしょうか。  それと、ここの三田フレンズに限って言いますと、店舗施設に関しては、事業内容のところには、促進事業の円滑化及び商業の活性化を図り、もって三田地区の街づくりに資するという目的で店舗施設があるわけですけれども、施設を管理している事業者が、例えば日常管理していて、早目早目に例えば例の店舗が家賃とかが未納になった件があるわけですけれども、例えば何かお客さんの出入りが減っていくような状況を管理していて、気がついたことだとか、そのようなことを早目に区のほうに報告するような、そういう取り決めというのはなかったのかどうか、その辺の施設の管理を任せちゃったから、もうそれ以外のことは商店のはやりぐあいだとか、そのようなことは全然区のほうに知らせてくるようなあれはないんでしょうかということをお聞きしたいと思います。  要するに、指定管理されている方たちが早目にいろいろ気がついたこととか、そういうのを区のほうに知らせたり、一緒に考えたりするということも大事なんじゃないかなって思うんですけども、その点はどうでしょうか。  例えばこの駐車場のほうで、深夜に大声で談笑する者等の夜間騒音対策として、座り込まないようにアーチスタンドを設置するというふうな提案とかあったようですので、そういうふうな状況的な店舗が衰退していくきっかけとなるような、そういうようなことは把握できるようなあれがあったかどうかということ、ちょっと難しいかもしれませんけど、お聞きしたいと思います。  それと、指定管理者の自己評価の点数と、また、総合評価の点数が三田フレンズの場合なんかでも10点ぐらい間があるんですけど、その辺をどんなふうに捉えていらっしゃいますかということをお聞きしたい。  以上です。 ○立山都市整備課長  まず1点目の経費面で効果が上がっているかということでございます。  三田フレンズに限らず、今回の指定管理者施設の中で、ほとんどの施設につきましては、先ほど言いましたように、選定評価の中で5年間事業者を選定するという、その中で幾らの経費でその施設を管理するかという、そういう視点については、選定の段階で評価をしていると。で、価格の部分とそれ以外にサービス面、また、どういうふうに運営していくかという評価項目がございまして、そういう中で総合的に判断をして点数化して、最も内容のいいところを指定しているというものでございます。  5年間につきましては、基本的に人件費と事務費につきましては、毎年もう基本的には共通ということでございますので、その5年間の期間の中で基本的には大きく変わるものではございません。ただ、若干状況、施設管理の管理する必要が一部なくなったとか、逆にふえたというものがあれば、そこは変わってくる部分はございますが、基本的には変わらないので、三田フレンズについて申しますと、6ページのところで収入と支出の一般管理経費というところについては、収入と支出は全く同額でございます。この5年間はこういう金額で行うということでやっているということでございます。で、光熱水費とか修繕費について、精算項目ということで実際かかった金額で、最終的に精算していくというものでございます。  次に、店舗施設でございますが、実際に営業していらっしゃる店舗の実際の運営状況といいますか、そこについては、具体的には産業経済のほうで実際にそういう収支状況とか、家賃収入なり滞納状況とか、その辺はやっていただいていまして、三田フレンズのこの指定管理者が行っているのは施設管理ということで、店舗内の施設が例えば区側が行わなければいけない修繕をしなければいけない部分とか、給排水とか、換気だとか、そういうところがどうもふぐあいがあるとか、以前ちょっとにおいが大分出てきたというので調べたら、本来あけておかなければいけないところをちょっとふさいであったとかっていう、そういう実際のハード面の管理を指定管理者が行っているということでございます。  3点目は、自己評価と運営評価の点数の違いでございますが、これ若干評価している項目が、自己評価の項目と運営評価委員会でやっています項目が若干違う部分もございます。それと、どうしても実際の事業者は自分たちがやっている事業そのものについて、当然自信を持ってやっているところでございますので、高目の評価がついてくるというのはやむを得ないのかなと。運営評価に関しての委員の評価のほうは、第三者ということで客観的に評価して、若干厳しい目で見る。自分たちは普通きちっとやっているという事業者の評価と、運営評価の委員では5段階評価だと普通であれば3で、それを事業者はちゃんとやっているので4とかという、そういう差は出てくるのかなと考えてございます。  以上でございます。 ○飯田委員  ちょっと時間もかかっちゃうので、再質簡単にしますけども、もちろんハードの面の施設の管理だけをお願いしているということはよくわかっているんですけれども、ただ、商業施設に関しては、やっぱりいろんな日々管理している人が気づくようなこともあったんじゃないかな、その辺は連絡はどういうふうにしているのかなということがあったので、産経のほうでやられているということですので、それは了解しました。  それで、先ほどの歳入歳出の経費の件ですけども、一応指定管理者制度を導入しても、歳入歳出のほうではそれほど変化がないというふうに認識していいんでしょうか。 ○立山都市整備課長  歳入歳出に関しまして、三田フレンズでいいますと、駐車場の使用料金といいますか、この歳入がどういうふうに変化したかというのは大きい部分か、周辺の駐車場、ほかの民間駐車場との関係等もあって、一時、大分収入が減ってきたところ、条例改正もありますし、また、指定管理者が周辺にPRしたり、今回は定期利用をここ数年広く周知して、定期利用者がだんだんふえてきているので、安定収入がふえてきているという、そういう点では評価できる部分があるのかなと。  以上です。 ○河野委員長  飯田委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○広吉委員  私はポニー園の指定管理の質問をします。
     今までも障害のある方たちを受け入れたりと、いろいろなメニューをふやしてきて、たくさんの方がかかわるポニー園になってきて、いろんな方の評価も高いというのは存じております。  そこで、今回は高齢者もこのポニー園を利用していただけるようにという提案なんですが、その辺はどのような形で高齢者がかかわっていくというような提案なんでしょうかという点が1点目です。  2点目なんですが、ボランティアをたくさん受け入れており、2,500人近くでしたか、2,500人近くのボランティアが参加しているんですが、このボランティアはどういった形で募集をして、どういった方たちが対象になっているのでしょうかという、その2点をまず教えてください。 ○櫻田みどりと公園課長  まず1点目、高齢者の提案ですね、改善提案の中で高齢者が参加できるイベントをどのような形で行うのかという御質問でございます。  もともとこちら、子どものための施設ということで、本来条例上は12歳以下の子どもたちの利用となってございまして、もともと子どもたちがすごく大勢来られたときなどには、ちょっと高齢者の方、中に入っていただけなかったり、特に小動物のふれあいコーナーなどはという状況は過去にございました。  とはいえ、御一緒にお孫さんを連れていらっしゃるという方も多かったので、そういった高齢者の方がやはりふえておりますので、御一緒に楽しめるようなイベントはできないかということで、改善提案が出てきているところでございます。  お孫さんと一緒に活動をされるようなところ、例えば親子の動物クラブというボランティア活動ではあるんですけれども、そういったところに家族動物クラブというような形で、高齢の方も入っていただいたり、あとはポニーの写生、絵を描いていただくとか、あとはポニー教室の参加など、もっと身近で見ていただくとか、今提案を受けております。そういったミニイベントですとかを職員が案内しながら、安全にかかわっていただきたいという提案をいただいています。  それから、ボランティアが2,500人ぐらいいる、受け入れの方法と対象ということなんでございますけども、特に一番多いのが子ども動物クラブといって、もともとこの教室、個人教室・団体教室に来られていた子どもさんたちが馬の世話をするというボランティアが非常に多いです。そちらはもうそういった形で、自主的に子どもたちがやってきて、厩舎で馬の世話をするという活動なんですけれども、それから、ほかにそういった大学生のボランティアというのも来ております。そういったのは結構口コミというか、毎年その研究室のほうで伝わっていくといいましょうか、そういった形で来られている方も結構いらっしゃいます。  あと、ポスターなどを張り出して、常時募集をしているようなところです。  以上でございます。 ○広吉委員  ありがとうございます。  高齢者はミニイベントとかを通して触れ合っていただくということで、お孫さんとか家族全員でというのはとてもいいことで、今まで何か子ども中心というイメージだったので、こういうふうになっていくのはとても望ましいなと思います。  ヨーロッパとかは、認知症の改善として馬ではないですけど、酪農に携わるということで、動物に携わることで認知症の進行が緩やかになるとか、そういう症例がたくさん出て、そういうことを進めているようなところもあります。なので、今後ですけど、そういった認知症の方たちもこの高齢者の利用促進の延長線上に考えていただければと思いますが、いかがでしょうかという点が1点目です。  2点目のボランティアですが、子どものボランティアはもう昔からよく存じておりまして、とてもいいことだなと思っております。大学生もふえているということは、幅広くその中での子どもと、ちょっと年齢が上の大学生の触れ合いもあるんだろうなと思われるので、とても望ましいなと思います。  それ以外に大学生以上で、やはり就労は少し難しくて、地域でボランティアをしたいという方は目黒区に若干いらっしゃいます。いろんなボランティア募集というところでいらして、別にいろんなボランティアできるんですが、少しスタッフのサポートが必要だなと思われる男性も女性も20代、30代といらっしゃいます。そういう方たちが入れる場になってもいいんではないかなと思いますが、そういった視点は持っていらっしゃるのか、お聞きします。 ○櫻田みどりと公園課長  では、再質問にお答えいたします。  まず1点目、高齢者の方のかかわりの中で、例えば認知症対策のような視点はどうですかということだと思います。  もともとこのハーモニィセンターが行っています障害児乗馬なども、やはりアニマルセラピーという考え方を持って、もともとこの団体が持って各地で行っておりますので、やはりそういった視点はもともと持っておりまして、今こちらの提案については、そこまでは書いていないのですけれども、副次的な効果としては今後考えられる余地はあるのかなと思っております。  それから、2点目でございますが、ボランティアに関して、就労が難しいような方を就労支援というような形でどうですかということだと思います。  ボランティアの中では、私ども職業体験、例えば中学生の職業体験などについても、こちらハーモニィセンターは積極的に受け入れております。今年度、昨年度よりも職業体験は多かった、ふえているかと思いますけれども、こういった中でそういう同じ視点でそういったお申し出があれば、受け入れる余地はあるのかなと思います。ただ、生き物ですので、特に安全対策というのが必要になってまいりますので、その辺はちょっと個別の対応になってくるかなと思いますけれども、考えられる余地はあると思っております。  以上です。 ○広吉委員  最後に1点質問します。  ボランティアのところですが、やはりそういった受け皿となるこのハーモニィセンターも、そういった視点を持っている職員がたくさんいると思いますので、この事業者とそういった方が出てきたら、そこに案内といいますか、ちょっとつなげられるように、そういった部署ですね、障害福祉課だとか、あとは就労の所管だとか、そういったところと連携して、そういった方が来所した場合、区役所に来た場合に、そういったところに個別に連携してつなげられるような形ができると望ましいかなと思いますが、そういった庁内連携の点に関してはいかがでしょうか。 ○櫻田みどりと公園課長  例えば大学生のインターンシップなどにつきましては、やはりそういった大学によりますけれども、お申し出、よく毎年のようにございまして、その際にポニー園というのは結構区の施設としてはかなり特殊な施設でありますけれども、御案内をして見ていただくということがあります。同じようなスキームでそういった御連絡があれば、受け入れる余地は先ほど申し上げたとおりあるのかなと思っております。  例えば障害福祉課との連携ですけれども、私どもこの事業では補助金を都からいただいておりまして、常に連携をとりながらやっておりますので、お話があれば調整をとるという、毎日やっております。  以上です。 ○河野委員長  広吉委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○森委員  住宅の管理について伺います。  1点目は見守りについてです。業務改善提案で東急コミュニティーは、80歳以上の単身高齢者について見守りを行うと。訪問を行うと、こういう提案があったんですが、その実施状況はどうでしょうか。  高齢者がとりわけ区営住宅においては、高齢化が進んでおります。孤独死も毎年2人とか4人とか、後を絶たないわけですけども、そういう中で非常に大事な課題となっておりますので、みずからそういう提案をして、指定管理になったという経緯もありますので、いかがでしょうか。  それと高齢化に伴って、施設改善を要望されている方もふえているんだと思うんですよね。スロープ、手すりなんかは区とどれだけ連携してやっていくかというのが大事な点だとは思うんですけど、そういう声についてどういう状況把握をされていますでしょうか。  2点目は、空き室状況の把握なんですけど、区営住宅の募集については、ない年も、あるいはある年もということであるんですが、今年度は時期未定で一応募集はやっていきたいというお話を聞いているんですけど、退去状況について地域の人たちは、なんだ、あそこあんなにあいているんじゃないか、どうして募集しないのかって、こういう声を聞くんです、よくね。そういう中で区との連携がそういうところで、きちっと速やかにとられているのか、そのあたり聞きたいと思います。  それから、3点目はマイナンバーとの関係なんですけど、税情報も必要、入居者審査にとって必要ですし、いろんな使用料を決める上でもかかわっているわけですね。きょうの新聞には、住民税の決定通知書を97自治体600人マイナンバー漏れで誤送付されたという記事見たんですけど、昨年の議事録見ますと、マイナンバーが記載されていない書類を提出してもらうということなんだけど、記載されていたら判読できないように塗り潰させていただいた上で受領するって答えているんですよ。どういう状況でこれがやられているのか、ちょっとお聞きしたいと思うんですね。お年寄りが塗り潰しているのか、ちょっとそのあたり気になったものですから。  それから、最後が防災訓練の実施についても改善提案されていましたよね。基本的に区営住宅の入居者、自治会をつくってそこで自主的に防災訓練をやってもらうと。ただ、自治会がないところがふえてるんじゃないかなと思うんですね。なり手がいないというか。それでそういうところ、防災訓練を実施していない区営住宅については、指定管理者が援助してやると。そんな提案もやられていたと思うんですよ。そのあたりはどう実施されているのか、どうお手伝いされているのかお聞きしたいと思います。  以上です。 ○白濱住宅課長  森委員から5点、見守り、施設改善、それから、空き室の把握、マイナンバー、防災訓練と5点にわたる質問になるかと思います。  まず、見守りにつきましての状況ということでございますが、これにつきましては、基本的に3カ月に1回指定管理者が回りまして、例えば電気・ガス・水道メーター等の記録を見たりしているところでございます。しかしながら、実際には見守り、これ月に1回施設を見回っている中で、指定管理者のほうもそういった状況を理解して、アンテナを高く持って、例えばポストの中に何か残っていないかとか、それから、周りに住んでいる方に点検しに行ったときに会えば、そういう情報収集したりとかして、そういう幅広く見守り的なことも含めてやっております。  現にある1軒、例えばポストに郵便物があるんだけどもと、近所の方からそういったお話を受けた方について、高齢福祉課のほうにつないで行ったというケースもございました。そういった形で見守り及び日々の点検の中で意識を持って対応しているという状況でございます。  それから、施設改善につきましては、御質問にもあったとおりスロープであるとか、建物全体の中でのそういったバリアフリー化、それから、各室の高齢化に伴うそういった対応というのはあろうかと思います。施設全体にかかわりますものについては、当然多額の経費もかかりますので、比較的大きな改善の中でできていけばやっていくということでございますが、御家庭の中については、個室につきましては、やはり意見・要望のそういった箱、それから、今申し上げましたような日々の点検の中で接点を持ったときのいろんな御意見を聞いて把握をしているというものでございます。  それからあと、空き室の把握につきましては、当然空き室には空き室になる理由があります。例えば狭いだとか、交通の便だとか、それから、限られた施設で改善をしていきつつありますが、浴室を入れるとどうしても浴室スペースが狭くなってしまうとか、今非常に民間の住宅もよくなっている中で、見劣りするものも当然あったりします。そういった個々のさまざまな理由がある中での空き室でございます。ただあいているかどうかについては、管理業務の基本ではございますので、こちらのほうと連絡をとりながらやっているということです。  さらに募集のあり方については、委員からちょっと触れて御質問ございましたが、これは委員会のほうに御報告した上で、募集の作業に入るというのを基本にしておりますので、個々のお問い合わせについては、ちょっと内容の検討をしている状況については、触れてはお答えしていない状況でございます。  それから、マイナンバーにつきまして、これは基本的にマイナンバー活用してございません。当然マイナンバーが国として進めている中には、その利便性というものがありますので、当然収入を把握する面でこういったものを使えれば、入居されている方の利便性も高まる面もある一方で、やはりこれは指定管理として、指定管理者にきちんと管理できる状況かというところも踏まえて判断しなくてはいけませんので、そういったもののバランスを見ながら今後検討していくものだと思っておりますが、現在は使っていないということです。  仮に書いてきてしまったものについては、非常にローテクなんですが、指定管理者に渡して保管する段階で、やっぱりこちらのほうで消したりとかしております。申請をされる方の意識の問題もありますので、書いてしまう方もいらっしゃいますが、特に求めているものではないという状況でございます。  それから、防災訓練、これは当然地域とのつながりの中で、首都直下地震も想定されている状況です。高齢化が進む中でやはり住宅、これは区営住宅であろうが、区民住宅であろうが、民間の個々のお宅であろうが、やっぱり地域に住んでいる者としては、防災訓練は必要かなと思っております。  しかしながら、大きく言えば区営住宅、団地ですが、高齢化する中、それから、あくまでこれは住宅という枠組みがあります。施設ではないので、やっぱり住んでいる方のプライバシー、それからお考え、それから、協力の度合い、非常に千差万別あります。そういった中で指定管理者としても、その団体として、自治会として御協力いただけるところについては、御協力をしながらやっていただきたいんですが、ただ、そっと静かに暮らしたいという方も中には、高齢になればなるほどそういった方もふえてくるような傾向があるようでございます。  そういったことで、大きくは大災害を想定した防災訓練、それから、日々のよくありがちな消火の訓練、そういった幅の広いものだと思っておりますが、いずれにしても団体として一定規模御協力をいただけるかどうかを探りながら、やっていきたいと考えております。  現に28年度の実績は1団地、碑文谷アパートでやっております。ほかの団地でも試みたところなんですが、そこを取りまとめられる方の御意見、それから、スタンスもあろうかと思いますが、ちょっと御協力いただけなかったというところも現実にございますので、最初に申し上げましたように、これは一方的にできることではございません。やっぱり御協力を得なくては効果もありませんので、そういったものを探りながら進めていきたいと。区としての姿勢はやっぱり進めていきたいと思っているというところでございます。  以上です。 ○森委員  見守りについてなんですが、御苦労はされているのはわかるんですが、やっぱりしっかりやっていくというみずからの提案もあるわけで、そのチェック体制ですね、見守りをやってどんな状況だったのか、先ほど高齢福祉課につなげたケースもあるお話伺いましたが、そういったことを区として指定管理者から報告を受けて把握されているのかどうかですね、ペーパーなどで。その点お聞きします。  それから、空き室状況についてもそうなんですけど、これは逐一空き室が出ましたよというのは、区に即連絡が入る体制になっていて、全体状況が把握されているんでしょうか。  それから、前後しちゃいましたけど、バリアフリー等の関係で、意見要望の箱というのはどの程度の活用状況なんでしょうかね。そういう声を把握するという上で、箱があればいい、それはいいにこしたことはないですけど、活用の状況をお聞きします。直接聞いちゃったほうがいいような気もするんですけど、そういったことも区が指定管理者どまりじゃなくて、区も把握しているかどうかですね。防災訓練についてもそうなんですけど、相手があるから協力してもらえるかどうかというのはありますが、非常に重要なところですから、区と一体となって状況を把握し、それはペーパーも含めてですよ。それで連携する体制というのはできているのかどうかですね。指定管理者に任せっきりだとちょっと進まないような感じも受けたんで、いかがでしょうか。  以上。 ○白濱住宅課長  森委員の4点にわたります再度の御質問でございますが、まず見守りについてです。  見守りについては、先ほどもちょっと触れさせていただきましたが、住宅ということですので施設ではないということで、やはりまず住んでいる環境をきちんとハード面を整えてっていうことが、指定管理者の大きな仕事になっていると思います。  そういった取り組みの中で、当然さらにソフト面として見守りという機能を持たせていきたいという提案でもありますので、当然そういった意識を持ってやっております。  ただ、これは高齢福祉の所管ではないし、そういった施設でもないということで、どうしても見守りが副次的なといいますか、従たるものになってしまうというところは、一定程度これはいたし方ない部分もあろうかと思っておりますが、やはり先ほどちょっと触れたように、高いアンテナ意識を持って取り組んでいるということで、そういう意味では積極的に取り組んでいると。一定の枠組みの中ではありますが、積極的に取り組んでいるというところで御理解をいただきたいなというふうに思っております。  さらに見守りの1つとしてですけども、隣近所の方の御協力、理解も必要ですから、やっぱりお一人で暮らしているちょっと隣の方が心配だということは気を使って見ていただきたいということを紙を通して、いろいろな形で接点をつくりながら、よりいい見守りというものをしていきたいと思っておりますが、そのために数多く指定管理者の手を使うことで、ほかの部分との、なかなかやり切れない部分も出てきますので、バランスを見ながらやはり意識をして、見守りの必要性については住宅課としてのスタンスの中で対応していきたいというふうに思っております。  それから、空き室ですが、これは1軒1軒あいたら常に来るということは、当然効率性から考えてもございません。一定の期間を区切って毎月連絡会を持ったり、もしくは年に2回、ちょっと拡大した連絡会を持ったりする、それから、傾向について日々の指定管理者と区の担当者との間の接点の中でしているものでございます。民間住宅のように1つあいたから、すぐに不動産業者からあきましたという連絡が来て、さあ入れなくちゃということでは当然ありませんので、環境として。頻度としては今申し上げた程度の頻度と御理解いただければと思っております。  それから、一つの例としてのバリアフリー化、施設全体の機能の改善ということだと思いますが、意見の箱は確かに一つの選択肢でございます。ただ、年に一回ですが、意見・要望を聞くのにアンケートもとっております。その中で出てきたものについては、多様なものもありますけども、対応しておりますし、区との連絡もとっているということでございます。  それから、意見の箱の利用度というのは、なかなか枚数何枚入ってましたっていう、そう細々と報告を受けるっていうのは難しいものでございますんで、結果としてまとまってできたものを見て、活用状況がいいのかなとか、活用されているのかなという判断になってしまいます。やはりいろんなチャンネルを持って意見を、要望とかを取り入れるものの一つとして理解していますので、この活用度を細かにちょっと把握してないというのは実態でございます。  それから、防災訓練、おっしゃるとおり、これは重要なことだと区としても思っております。しかしながら、一方的にできないというところもぜひ御理解をいただきたいんですが、区としての連携としては、当然そういう声が上がれば、指定管理者だけで訓練をすることはできませんので、区としても手をおかししますし、それから、一定の規模になれば、当然地域の消防団、消防署、場合によっては警察署との御協力を得ながらやることがより効率的だと思っております。過去には消防団との御協力を得てやった住宅もありますので、そういったことでは連携をしていると。積極的といいましょうか、意識して対応しているというように考えているところでございます。  以上です。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○田島委員  るる質問も出ましたので、1点だけ済みません。  ポニー園の指定管理についてでございますけど、28年度に隣接の公園の痛ましい事故によって一部閉鎖のこともあって、歳入がかなり減ってはいるわけですけれども、この事件と閉鎖についての総括というか、区の受けとめ方と、それから、指定管理者が本当に努力されてミニイベント等で利用者をふやすという、本当にありがたいことをしていただいているわけですけれども、それについて区として指定管理者に対して何らかの援助というか、助成というか、告知の面だとかいろいろ区としてもできることがあると思うんですけど、その辺についてどんなことをされたのか、こんな事件はたびたび起こることではないんですけれども、やっぱり大きな事件でございましたので、28年度ということでやっぱり総括はしといて、御報告いただいたほうがいいんじゃないかなと思って、お伺いします。 ○櫻田みどりと公園課長  昨年の碑文谷池の事件でございますが、6月23日に事件が発生いたしまして、すぐ警視庁のほうで捜索のために池のある公園の部分を閉鎖して、捜索したということです。その後、区のほうで安全対策といいましょうか、木の剪定をかなり強くしたり、それから、防犯カメラをつけたり、園内灯の整備をLED化したり、そういった形でかなり明るい、イメージを一新するような整備をしたところでございます。  実際そちらを再開園したのは10月3日でございましたので、3カ月以上閉じていたという状況です。特にポニー園に関しましては、この小動物のふれあいコーナーがまさに池のあるほうにございまして、1カ月、警察捜査は2カ月ぐらいでしたから、精査区域に入っていたんですけれども、途中7月の下旬に指定管理のほうから、ここは捜索に関係なければあけてもらえないかという申し出もあって、区のほうで警察のほうにかけ合いをしまして、一部外していただいたということがございます。捜索自体がもう池のほうに移っていたということなんですけれども、ということがございました。  それから、指定管理者の努力でミニイベントというのを相当行いまして、通常夏場にどうしても利用者が減りますんで行うんですが、もう2日に1回ぐらい、2日3日に1回ぐらい馬にニンジンをあげたり、犬の芸の発表会ですとか、いろいろとパフォーマンスをさせたり、そういったことの努力をしてきたところです。そのかいもありまして、やはり夏場かなり落ち込んだんですけれども、10月11月ぐらいから徐々に回復をいたしまして、最終的には実績としては下がりましたが、今ではほぼ例年どおりとなっております。  以上でございます。 ○田島委員  今御答弁で、大体戻りつつあるということでございましたけれども、この数字から割り出すと、成績というんですか、歳入というのはいかがなものかなというか、方向性としてその事件前ぐらいには戻っていっているんだよとか、何かそんなふうな方向性とか、それからあと、区のほうも少し風評被害もあったでしょうから、何か手助けをする方法なんかも考えているのかどうか、お伺いします。 ○櫻田みどりと公園課長  そうですね、内訳を見ますと、やはりふれあいコーナーがまず1カ月ぐらい閉じていたということで、夏場がったりと落ち込みを見せておりました。6割減ぐらいになっていたんですかね。それから、引き馬につきましては、通常どおり営業はしていたんですけれど、あれだけ報道されたということもありまして、やはり夏場は6割減ぐらいになっていた時期がございました。  ただ、教室関係は個人・団体と教室ありますけれども、それは余り減らずに、合計しますとむしろ一昨年よりも28年度は上がっているような状況でございまして、順調に御利用いただいたのかなと考えております。  ほかにも職業体験なども上がっていたり、やはりもともとポニー園が屋外施設でございますので、年によって増減がかなりあるんですけれども、昨年度全体でいいますと利用人数的にはやはり23%ぐらいですか、下がっておりますけれども、現在はことしもお天気もよいので、その前に戻りつつあると考えております。  区の安全対策によって、さまざまな御意見を実はいただいたんですけれども、木も切り過ぎだというふうなお話もありましたけれども、明るいイメージになってよかったという方も多うございますので、今は御利用が戻っていると認識しております。  以上でございます。 ○河野委員長  田島委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○森委員  細かい点なんですけど、字句、三田フレンズの3ページの5の改善提案の3行目、駐車場に「空きあり」のぼりの「の」がないので、訂正してください。 ○河野委員長  よろしいでしょうか。訂正願います。 ○立山都市整備課長  申しわけございません。改善提案、駐車場に「空きあり」で、これ「のぼり旗」でございます。「の」が抜けていること、大変申しわけございません。 ○河野委員長  よろしいでしょうか。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(2)三田フレンズ指定管理者運営評価結果について、報告事項(3)区営住宅等指定管理者運営評価結果について、報告事項(4)ポニー園指定管理者運営評価結果についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(5)駒場公園茶室、和室指定管理者運営評価結果について       (6)駒場野公園デイキャンプ場指定管理者運営評価結果について       (7)目黒区立自転車等駐車場指定管理者運営評価結果について       (8)目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(5)駒場公園茶室、和室指定管理者運営評価結果について、報告事項(6)駒場野公園デイキャンプ場指定管理者運営評価結果について、報告事項(7)目黒区立自転車等駐車場指定管理者運営評価結果について、報告事項(8)目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果についてに、説明を受けます。 ○櫻田みどりと公園課長  それでは、資料に基づきまして、駒場公園茶室、和室の指定管理者運営評価結果について、御報告をさせていただきます。  施設名が目黒区立駒場公園茶室、和室。  指定管理者につきましては、公益社団法人目黒区シルバー人材センターでございます。  3、4につきましては、他施設共通でございますので、省略させていただきまして、5、事業報告書の概要も別紙で後ほど御説明申し上げます。  6、施設運営に係る区の歳入・歳出決算額の推移につきましては、表のとおりでございますが、28年度につきましては、歳入の茶室・和室使用料が66万300円、歳出は603万155円となっております。  7、指定管理者の自己評価結果でございますけれども、79点となっております。  8の運営評価委員会による総括評価結果につきましては、総合評価が75点、水準を超えているとの評価をいただきました。
     次のページをごらんください。  9評価の内訳でございます。  まずサービスの実施に関する事項につきましては、他の施設と共通する事項は省略させていただきまして、こちらの施設につきましては、(5)施設の適正な維持管理という部分が加えてございます。  2番の経営能力等に関する事項及び3の管理経費に関する事項につきましては、ほかの施設と同じでございます。  各項目の配点、得点は記載のとおりでして、他施設と同様に合計点を見ていただきますと74点、そこに改善提案の評価を加えまして、総合評価点が100点満点換算で75点となったものでございます。  続きまして、運営評価委員会の所見でございます。  まずサービス、運営管理面でございますが、こちら和館の見どころなどのガイドの実績が年間3,000人、3,400人以上ということで、ガイドスキル向上のための自主的な勉強会、あるいは建物ガイドを行うボランティア団体との連携、協力体制などが利用者サービスの向上、充実につながっていると評価をされております。  また、文化財ウィーク期間中ですが、抹茶・和菓子の提供サービスの実施なども評価されております。こちらは実費で行っているということです。  利用者の対応でございますけれど、毎年実施しておりますアンケート調査結果ですが、接客態度・施設美化状況で高い評価を受けておりますとともに、ボランティア団体と連携・協力をしまして、ガイド案内に対して多くの感謝の声をいただいていることが評価されております。  個人情報管理及び安全管理につきましては、記載のとおりでございます。  5の改善提案ですが、英語版のリーフレットの作成・配付などが利用者へのサービス向上につながるとの評価をいただいております。  以上から総合的に判断して、指定管理者の管理の業務につきましては、水準を超えているとの評価ができるという評価をいただいております。  4ページ目をごらんください。  こちらが別紙、事業報告書概要となります。  1、施設の概要、2、指定管理者の概要はごらんのとおりでございます。  3の(1)は管理業務の主な事業の実施状況でございますが、記載のとおりとなっております。  (2)がこちらの駒場公園和館の利用状況でございます。左側から年間の和室・茶室の貸切の利用者数、それから、一般の来園者数、来館者数、その合計、最後が使用料の収入で記載のとおりとなっております。表の中で26年度、27年度若干減っているのは、こちらの耐震補強工事のために、数カ月間閉鎖をしていた影響でございます。  次ページ、4ですが、管理経費の収支状況につきましては、区からの委託料が603万155円、支出につきましては人件費・管理費等が603万155円で差引ゼロとなっております。  苦情対応状況報告につきまして、特に苦情等はございませんでした。  6のサービス向上及び経費削減努力事項は、記載のとおりとなっております。  7、アンケート調査でございますが、28年の9月から11月にかけ、和館の来館者にアンケートをとったものでございます。  受付の対応では「良い」「やや良い」が88%、それから、来館後の感想で「やや満足」以上が95%と高い評価をいただいております。  8は29年度へ向けた改善提案の内容でございまして、記載のとおりとなっております。  御説明は以上でございます。  続きまして、駒場野公園デイキャンプ場の指定管理者運営評価結果について、御報告をさせていただきます。  施設名が、目黒区立駒場野公園デイキャンプ場。  指定管理者は、公益社団法人目黒区シルバー人材センターでございます。  3、4につきましては、ほかの施設と同様でございます。  5も事業報告書の概要、こちらも別紙のとおり後ほど申し上げます。  6、施設運営に係る区歳出決算額の推移につきましては、記載のとおりでございまして、28年度につきましては、歳出が499万3,158円となってございます。  7、指定管理者の自己評価結果ですけれども、こちらが79点という点で受け取っております。  8が運営評価委員会による総括評価結果でございますが、総合評価71点で水準を超えているとの評価をいただきました。  9が評価の内訳でございます。  まず1のサービスの実施に関する事項ですけれども、他の施設と共通する事項は省略いたしまして、こちらの施設は2ページ目、次ページでございますが、(5)施設が適正に維持管理できる内容になっていたかという項目が加わっております。  2の経営の能力等に関する事項及び3の管理運営経費に関する事項は、ほかの施設と同じでございます。  各項目の配点・得点は記載のとおりでして、他施設と同様に合計点見ていただきますと70点、こちらに改善提案の点を加えまして、総合評価点として100点換算した結果、71点となっております。  続きまして、運営評価委員会の所見につきまして申し上げます。  まずサービス、運営管理面でございますが、駒場野公園の中で毎年住区まつりが開催されておりますけれども、こういったイベントでこういったところに参加をいたしまして、地域との連携強化への姿勢、それから、なれない利用者への利用案内、準備手伝いなど利用者のサービス向上が評価されております。  利用者対応でございますが、毎年アンケート実施しておりますが、その結果において、施設の美化状況、あるいは利用後の高い満足度が評価されております。  個人情報管理及び安全管理につきましては、記載のとおりでございます。  改善提案につきましては、樹木保護を目的とした柵の設置など公園の自然環境に配慮した提案であるということで、評価されております。  以上から総合的に判断をいたしまして、指定管理者の管理の業務は水準を超えていると評価をいただきました。  続きまして、4ページ目をごらんください。  こちらが事業報告書概要でございます。  1が施設の概要、2が指定管理者の概要ということで、記載のとおりとなっております。  3の(1)が管理業務の主な事業の実施状況でございます。  (2)施設利用の状況でございますが、左側から年間の開設日数、利用件数と利用人数となっております。屋外施設ですので、天候等の影響で年ごとに増減がございますけれども、ここ二、三年は増加傾向にございます。  4が管理経費の収支状況でございます。  収入につきましては、区からの委託料が499万3,158円、支出につきましては人件費、管理費等で499万3,158円となっております。  5ページ目をごらんください。  5、苦情対応状況報告でございますが、利用者からは特に苦情意見はございませんでした。  6、サービス向上及び経費の削減努力事項につきましては、記載のとおり4項目挙がっております。  7がアンケート結果でございます。実施期間が28年9月から11月まで行いまして、受付対応で「やや良い」以上が69%、利用後の感想では「満足」「やや満足」で90%以上と高い評価を受けております。  8が29年度に受けた主な改善提案で、記載のとおり内容はなっております。  御説明は以上でございます。 ○澤田道路管理課長  それでは、私のほうから目黒区立自転車等駐車場指定管理者の平成28年度運営評価結果について、御報告させていただきます。  説明に当たりましては、他の施設の説明と共通する部分につきましては省略させていただきます。  まず1ページ目でございますが、施設名でございます。目黒区立自転車等駐車場でございます。施設数は18カ所でございます。  2の指定管理者でございますが、日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社でございます。  3、指定期間及び運営評価の対象期間、4、運営評価の方法につきましては、他の施設と共通でございますので、省略させていただきます。  おめくりいただきまして、2ページ目をごらんいただきたいと思います。  5の事業報告書の概要でございますが、後ほど概要のほうで御説明させていただきます。  6の施設運営に係る指定管理者の収入・支出額の推移でございます。  表の下段の28年度をごらんいただきたいと思います。  収入額につきましては、1億1,700万円余でございます。支出額につきましては、1億100万余となってございます  7の指定管理者の自己評価結果でございますが、81点でございます。  8の総括評価結果でございますが、73点でございまして水準を超えているという評価をいただいてございます。  9、評価の内訳でございますが、評価項目と内容につきまして、他の施設の共通のほかに、1のサービスの実施に関する事項の一番下でございますが、(6)放置自転車防止についてどのような対策が行われたのかの評価を加えてございます。  3の利用料金制に関する事項でございますが、こちらの施設につきましては利用料金制を導入しておりまして、適正に執行されたかという評価となってございます。  こちらの評価項目の合計点でございますが、100点満点に換算しまして72点でございました。これに改善提案の評価を加えまして、総合評価点が100点満点で73点でございまして、水準を超えているという評価をいただいてございます。  3ページをごらんいただきたいと思います。  所見欄でございます。  まず1から6まででございますが、1のサービス・運営管理でございます。(2)では、管理員等の人員配置など管理体制が整備されていること、あと設備機器につきましても、定期点検を行い、適切な維持管理を行っているという評価をいただいております。(3)でございますが、スマートフォン等を利用し、駐輪場の位置や満車・空車の状況がわかるシステムを導入しているという評価をいただいてございます。  2の利用者対応でございますが、(2)の欄でございますが、管理員の接客・接遇面の能力向上につきましては、定期的に研修が行われているという評価をいただいてございます。  3でございますが、放置自転車防止に関する取り組みでございます。駅前放置自転車クリーンキャンペーンに参加するなど、積極的に放置自転車防止に取り組んでいるという評価をいただいてございます。  4の個人情報管理でございますが、1でございますが、規程等を策定して適正な管理が行われている。2でございますが、個人情報につきましては、保管庫等で適切な管理が行われている、また、社内でセキュリティー対策がとられているという評価をいただいております。  5の安全管理でございますが、安全管理体制につきましてはマニュアルがあり、緊急時対応の連絡体制などが確立されている。(2)でございますが、連絡体制はもとより緊急時の出動体制も整備されているという評価をいただいております。  6の改善提案でございますが、駐輪機器の増設、利用者数の向上策、老朽化した設備機器の入れかえなど、各駐輪場の状況を踏まえた上での提案となっております。  以上から総合的に判断いただきまして、水準を超えているという評価をいただいたわけでございます。  おめくりいただきまして、4ページをごらんいただきたいと思います。  別表及び参考につきましては、他の施設と共通ですので、省略させていただきます。  5ページをごらんいただきたいと思います。  別紙でございますが、自転車等駐車場事業報告書概要でございます。  1の施設の概要、下の2の指定管理者の概要につきましては、記載のとおりでございます。  資料をおめくりいただきまして、6ページをごらんいただきたいと思います。  管理業務の実施状況でございます。  (1)主な事業の実施概要でございますが、保守点検等を記載の回数行ってございます。  (2)でございますが、駐輪場の利用状況でございます。一番下の欄をごらんいただきたいと思います。28年度でございますが、1日利用と定期利用を合わせまして、1億1,700万円余の収入となってございます。  4をごらんいただきたいと思います。  管理経費収支状況でございます。こちら収入から支出の分を差し引いた一番下の欄でございますが、727万余となってございます。こちらの差し引きの金額につきましては、年度協定に基づきまして、余剰金のこちらの金額の4割、290万余でございますが、こちらを区に納付する規定となってございまして、平成29年度の歳入として扱われます。  7ページをごらんいただきたいと思います。  5の苦情対応状況報告でございます。  こちら指定管理者の対応でございますが、抜粋して申し上げますと、1番目でございます。駒場東大前西口駐輪場につきましては、通路に自転車が放置されているという要望でございますが、駐輪場利用について注意喚起を行ったところでございます。  Aでございますが、自由が丘駅南口駐輪場でございます。出庫時に自転車が破損した補償への要望がございまして、こちらにつきまして、防犯カメラを確認した結果、補償の対象外であるということでお話しいたしまして、御納得いただいたところでございます。  Bの学芸大学駅西口第二駐輪場でございますが、管理員の勤務態度への要望でございます。こちらにつきましては、シルバー人材センターに再委託を行ってございまして、シルバー人材センターに対して要望を伝えまして、指導を行ったということで報告を受けてございます。  6のサービス向上及び経費削減努力事項についてでございますが、こちらにつきまして、指定管理者が28年度に行ったサービス向上と経費削減努力事項でございます。  @でございますが、緑が丘駅駐輪場、こちらにつきましては、今年度拡張したところでございますが、場内整理員を配置し、不正利用に対応したということでございます。  Aの駐輪機・精算機の不具合でございますが、社内スタッフが対応することで、外注費を削減したということでございます。  Dでございますが、満車・空車の情報の導入につきましては、1日利用の空き状況をスマートフォン等で確認できるシステムを導入したというものでございます。  おめくりいただきまして、8ページをごらんいただきたいと思います。
     7のアンケート結果でございます。  実施期間、回収率につきましては、記載のとおりでございます。  (3)でございますが、利用者の満足度でございます。上段が管理員の接遇、下段が駐輪場の設備でございます。満足度の回答につきましては、記載のとおりでございます。  最後になりますが、改善提案でございます。  大きく4項目ございまして、具体的には6つの内容となってございます。一番上が緑が丘駐輪場、2番目が池尻大橋駅東口駐輪場、3番目が池尻大橋駅北口駐輪場、4番目が中目黒駅前駐輪場でございまして、記載のとおりの改善提案でございます。  区の対応につきましては、表の右欄のとおりでございます。  説明は以上でございます。 ○石田環境保全課長  それでは、目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果について、御説明申し上げます。  まず1の施設名は、目黒区エコプラザ。  2の指定管理者は、エコライフめぐろ推進協会でございます。  3の指定期間及び運営評価の対象期間は、記載のとおり。  4の運営評価の方法は、要綱に基づき設置した目黒区エコプラザ指定管理者運営評価委員会におきまして、指定管理者から提出された事業報告書、利用者のアンケート結果、指定管理者の自己評価、また、ここには書いてございませんが、施設の視察を行った上で、あらかじめ定めた基準に基づき、評価を行いました。第1回目が5月23日、2回目が6月16日ということです。  5の事業報告書の概要につきましては、後ほど御説明します。  6、施設運営に係る区の歳入・歳出決算額の推移ですが、28年度をごらんいただいて、歳入は648万円余、これは備考に書いてあるとおりシルバーアトリエ販売収入、活動室使用料の収入等でございます。歳出は3,498万円余、これは委託料ということでございます。  7、指定管理者の自己評価結果ですが、80.0点ということで、十分水準を超えていたという結果でございました。  2ページ目にまいりまして、8、総括評価結果でございますが、総合評価として79.1点、水準を超えていたという結果でございます。  評価項目は、1、事業の実施に関する事項で8点、2、管理運営に関する事項で5点の内容でございます。このうち1の(1)事業計画に関する理念及び基本的な方針、それから、(8)関係機関との連携につきましては、重みづけをしている配点になってございます。合計としましては、得点では118.7点、100点満点に換算し79.1点という結果でございます。  その下、委員会としての所見でございます。  1、サービス・事業としましては、主なものを申し上げますが、新規指定管理事業に環境推進員養成講座が加わったこともあり、環境推進員のアイデアや専門知識も講座・講習会の企画・運営により活用してもらいたい。それから、3つ目、これまでシルバーアトリエ事業が果たしてきた役割を総括し、シルバーアトリエに代わる取り組みの可能性について検討を進められることを期待している。それから、一番下、小学校、保育園、児童館、老人いこいの家などへの出前講座などから、3ページにまいりまして、関係機関との連携強化にはつながっている。しかし、どのような層をターゲットとして、どのような機関と連携を図るのかの道筋が見えないため、今後、工夫してほしいという御意見をいただきました。  2の利用者対応ですが、1点目の児童館への出前講座なども行うことにより、乳幼児とその保護者といった新たな対象者の拡大にも努めていたというような御意見をいただいています。  3、個人情報管理、4、安全管理につきましては、記載のとおりです。  5、効率的な運営で申し上げますと、アンケート調査が継続的に行われており、結果を受けて改善策の立案に役立てていることがうかがえた。ただ、分析結果をどう評価し、改善に向けた取り組みにつなげたのかが重要なので、「分析した」「参考にした」だけではなく具体的な説明を入れてほしい。3つ目、館長1名を常駐させたためか、日常からの改善策の検討や新たな取り組みを行うなど、組織的な活性化が感じられた。さらに利用者数をふやしつつ、利用した方の満足度を向上させていくための継続的な改善策の検討と実行を、組織として実現してほしい。そのためには、さらに組織としてのPDCAサイクルを着実に実行していくことが求められるというような御意見をいただいております。  4ページにまいりまして、以上から総合的に判断して、指定管理者の管理の業務は水準を超えていたと評価できると評価をされました。  その下、別表にございますが、評価委員会の構成です。外部識者というようなことで、外部委員3名による委員会で評価を行っております。  次に別紙にまいりまして、事業報告書概要です。  1、施設の概要、2、指定管理者の概要は記載のとおりです。  3の管理業務の実施状況ですが、(1)事業の実施状況、主な講座の実施状況は2ページにまいりまして、この表組み、表1にございます4月から3月までの主な講座等一覧ということで実施してございます。  その下4、管理経費収支状況ですが、収入額3,498万円余、支出額が3,865万円余で、不足分につきましては、リサイクルショップ売り上げ等による充当をしてございます。  3ページ、5、苦情対応状況ですが、何点かございます、対応が13件ございました。主なものはリサイクルショップで、商品について、毛糸玉を購入したが、途中から違う糸に変わっていたなどがございました。対応については、右側に記載のとおりでございます。  その下の表6、サービス向上のための努力事項、職員研修、リサイクルショップ、職員体制、出前講座等で記載してございます。  4ページにまいりまして、7、アンケート結果でございます。  ショップ利用者のアンケート、それから、講座のアンケートをそれぞれとってございまして、結果については記載のとおりでございました。  その下8、29年度に向けた改善提案ですが、4点提案されておりまして、シルバーアトリエの家具売り場の跡地を活用して、リサイクルショップを活用し、より見やすく、買い物しやすい売り場になるよう改善します。同時に啓発したり、環境保全活動をする区民等が交流できるスペースとして整備します。何でもつくり隊事業として、新たに、さき織り講座を増設し、家庭で不用になった布地のリサイクルする場をつくります。28年度から指定管理事業となった環境推進員養成講座を引き続き実施するとともに28年度の講座修了生が環境推進員となるために、めぐろエコサポーター制度等を充実させます。環境保全活動団体及び環境カウンセラー等からの提案を取り入れた事業を実施しますという内容になってございます。  最後、別表ですが、A4横使いのエコプラザ利用実績表をつけてございますので、ごらんいただければと存じます。  説明は以上です。 ○河野委員長  説明が終わりましたので、報告事項(5)駒場公園茶室、和室指定管理者運営評価結果についてから報告事項(8)目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果についてまで、一括して質疑を受けます。 ○田島委員  目黒区エコプラザの指定管理者の件なんですけれども、施設運営に係る区の歳入・歳出決算額の推移を見てみると、どう見ても右肩下がりでずっと来ているわけで、環境に対しての意識が震災後ちょっと薄れているという点もあるんでしょうけれども、これで79.1という評価をされているわけなんですけれども、今後何か改善とかというのはいかがなものかなと。相対的に見ると、やはり何か改善していかなければ、右肩下がりが直らないんではないかなと。区の重要な施設であり、また環境問題というのはやはり外せない問題だと思いますんで、ちょっと考え方についてお聞かせ願えればと思います。 ○石田環境保全課長  エコプラザにつきましては、平成25年度で平町のエコプラザを閉鎖してございます。そういう関係もございまして、活動費と使用料収入、この辺が大きく作用したかなというふうに考えています。  ただ、活動室の使用状況を見ますと、右肩上がりというんですかね、逆に1館になったことで以前よりも利用率が上がっておりますので、この辺をもう少しPRしてまいりたいというふうに考えております。  また、シルバーアトリエ販売については、休止となってございますけれども、これにかわる方法がないかということで、今、協会とも相談してございますので、この辺については代替策を検討して進めていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○河野委員長  田島委員の質疑を終わります。  議事の都合により暫時休憩といたします。再開は13時でお願いいたします。  (休憩) ○河野委員長  休憩前に引き続きまして委員会を再開いたします。  報告事項(5)から(8)について、引き続き質疑を受けたいと思います。 ○竹村委員  自転車等駐輪場の指定管理者運営評価についてお聞きします。  評価の所見の中で、管理員等の適切な人員配置が評価されていたと、先ほど御報告の中であったかと思うんですが、後ろのほうの別紙の苦情対応状況の報告の中身を見てみますと、学大の西口第二駐輪場とか中目黒の駐輪場の中で接客態度とか勤務態度への苦情が載っています。学大の西口は2件苦情対応の中で上がってまして、同じ方かどうかわからないんですけども、勤務態度とあわせて、不在であるかわからないみたいなことも書いてあって、それの対応が書かれているんですけれども、こうした管理員のちょっと問題視されていた態度を含めた上での管理員等の適切な人員配置が評価されていたのか、それも含めた上で全体的にはよかったという評価がされていたのかどうかをちょっとお聞きしたいと思います。 ○澤田道路管理課長  委員お尋ねの管理員の人員配置でございますが、7ページの5の苦情対応状況報告で御指摘のとおりでございまして、学芸大学につきましては、西口の第二駐輪場で2件いただいております。  これは違う方からそれぞれいただいておりまして、管理員といいますのはシルバー人材センターに再委託しているところでございますが、例えばBのところですと、利用者が「おはようございます」と挨拶したところ、管理員さんが無言だった、答えが返ってこなかったというところでございまして、NCDという指定管理者に当然そういった苦情を受けないようにということで指導するとともに、再委託されているシルバー人材センターへも指定管理者のほうから指導をしたところでございます。  あと、Dでございますが、管理員が不在であるということにつきましては、やはり時間を区切っていますので、やはり不在の時間も出てしまいます。そういったところからもわかるように、態度ということではなくて、わかるようにしてほしいということで、この件につきましては、駐輪場の中に掲示物を張りまして、不在だということが一目でわかるようなことで改善したというところでございます。  委員お尋ねの所見のところで、サービス・運営管理の(2)でございますが、管理員等の適切な人員配置ということで評価されておりますが、人数的には適正に配置されていたというところの評価でございまして、ただ、携わる管理員のその方による態度がちょっと利用者の方から御要望をいただいた、苦情をいただいたという内容でございます。  以上でございます。 ○竹村委員  学大のほうを主に説明いただいたんですけど、中目黒のほうもちょっとお聞きしたんですけど、接客態度、苦情対応についていろいろ書かれてますけど、こちらは別の方だとは思うんですけど、こちらのほうも対応されていると思うんですけども、あわせてそちらのほうももう少しお聞かせいただきたいと思います。 ○澤田道路管理課長  7ページの5のCの中目黒駐輪場の管理への苦情への対応でございますが、管理員が行った注意喚起と申しますのは、駐輪する際に、ラックといいまして、とめるところに、平場ではなくて機械の中に挟み込むような、そんなイメージなんですが、その際に、自転車のスタンドを立ててしまうと、ほかの方々が利用しづらくなるので、スタンドをおろさないで、走行できる状態でとめてくださいというお願いをしているところなんですが、こちらもシルバー人材センターの管理員でございますが、「スタンドを立てないでください」と強い口調で言ったところ、利用者の方から、もう少し丁寧な対応ができないのかというところでの苦情といいますか、いただいたところでございます。これにつきましても、先ほどのBの学芸大学と同じでございまして、指定管理者に区のほうから指導するとともに、指定管理者のほうから再委託のシルバー人材センターに指導したということで報告を受けているところでございます。  以上でございます。 ○竹村委員  ありがとうございます。  正しい利用方法を周知するために、いろいろ改善されているということですけども、いろんな形があると思うんですけど、その一つで、電磁式ラックにしっかり入れないで不正利用されている方が結構いるような報告の内容があるんですけれども、実際に、例えば6のサービス向上及び経費削減努力事項の@の緑が丘駐輪場のほうでは、平日に場内整備員を配置して不正利用を防ぐような対応をされているということですけども、目黒区全体として不正利用というか、ちゃんと適切に使われてないような事例は結構多くあるんでしょうか、お伺いします。 ○澤田道路管理課長  区内全体の駐輪場でございますが、やはり不正利用が何台か見られております。各駐輪場には管理員を配置して、時間は限られた時間でございますが、配置して、そういったところの是正、とめてはいけないということで、正しい利用をしてくださいということで注意喚起しているところでございますが、管理員がいないときにとめられたものにつきましては、やはり路上放置防止という観点から、そこを出してしまいますと道路にあふれてしまいますので、やはりそこの中で一回収容すべきかなと考えてございます。  ただ、そういった状況を発見しますと、管理員による指導を行いますとともに、場内にも正しい利用をしてくださいということで掲示しておりますので、そういった啓発につきましては、引き続きやっていきたいということでございます。ただ、一定期間、同じ自転車が同じところにとまっているという状況も見受けられますので、そういった場合は撤去をして、自転車の集積場に持っていっているという現状がございます。  以上でございます。 ○竹村委員  最後に1点。  同じ6のサービス向上及び経費削減努力事項の中で、不正利用の長期放置された自転車の早期撤去で回転率を向上したというふうにありますけれども、回転率を上げたということは、撤去するまでの期間を短くしたということだと思うんですけど、以前はどれぐらいで長期放置の自転車を撤去することにしていて、改善をした現在としては、どれぐらいの期間の短さに変えたんでしょうか。 ○澤田道路管理課長  先ほどお話ししましたように、同じ場所にラックに入れないで不法にルールを守らないで駐輪している自転車につきましては、1カ月程度警告の札を張りまして、適正な利用をしてくださいというところでしているところでございますが、そういったところがなかなか改善できないというところがございましたので、それよりも短縮してやったと。ちょっと具体的に1カ月をどれぐらい短くしたのか指定管理者に確認してございませんで、指定管理者のほうでは、駐輪場を適正に利用される方がちゃんと置けるようにということの、各駐輪場によってばらつきはございますが、置けるようにということの期間を指定管理者のほうで判断しまして、早期に違法な自転車を撤去したということでございます。  以上でございます。 ○河野委員長  竹村委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○森委員  駐輪場の管理についてです。シルバー人材センターへ再委託しているわけですけれども、最低賃金が守られているかとか、その他労働条件に関する把握をどのようにつかんでいるかということについてお聞きします。きょう、企画総務のほうに公契約条例の基本的な考え方が出されていて、それには関係業者も含めて、つまり再委託先も含めて視野に入れているということなので、その影響もあろうかと思うんですけど、どんなふうに区では考えていますでしょうか。  2点目、そもそもシルバーがやってたことだったんですけど、いろいろ苦情があったりとか、当時、議論がありました。特にきょうも議論がありました苦情についてですけど、これは、しっかり一人一人について、問題があった場合に対応していけばいい問題だなと思うんですよね。実際、多くの部分は管理員としてシルバーに再委託しているわけですから、あと、ここの業者でないとできないところ、区民サービス向上等についてのノウハウをこの業者が持っているいい面というのはどこら辺で、シルバーでは、なぜだめなのかというところについてお聞きします。  というのは、もう一つの駒場公園の関係では、私も28年度、グループで行って非常にいい説明を受けたんですよ。ああ、こんな人がいるんだ、非常にすばらしいなと。わかりやすかったし、丁寧だしね。シルバーがそういう人を確保して運営できるんだったら、いろんなことができるんだなというふうに思ったんですよ、相当高度なというか。それだったら、こういう管理もできちゃうんじゃないかなみたいな感じがしたので、2点目お聞きします。  あと、同じ駐輪場の7ページ、6のサービス向上及び経費削減努力事項、表があります。そのBで、駐輪場の電力節減についての効果の欄に蛍光灯の間引きや点灯時間の見直しを行い、節電に努めたと。一般論としてはいいかもしれないんですけど、実は去年、駐輪場のライトが盗難されるとか、自転車のかごの中にごみや缶が投げ込まれている、どうするんだみたいな質問が出てたものですから、蛍光灯を間引いたり点灯時間を見直しちゃうと、何かそういったことがマイナスになりはしないかなと思ったものですから、折り合いをどういうふうに考えているのか、お聞きしたいと思います。  以上。 ○澤田道路管理課長  3点の御質問につきまして、お答えしたいと思います。  まず、シルバー人材センターへの再委託でございますが、最低賃金が守られているのかということと、あと区のほうで労働条件を把握しているかということでございますが、今回は指定管理者がシルバー人材センターに再委託しているということでございまして、当然契約が結ばれていると。その契約の中で、シルバー人材センターのほうも再委託を受けたというふうに考えているところでございます。指定管理者に確認したところでございますが、契約する年度の最低賃金というのは都から示されてございますので、その最低賃金については、年度当初でございますが、前年度の最低賃金になるんでしょうかね、その前年度の最低賃金をもちまして、年度当初に最低賃金を守るという形で契約しているというように聞いてございます。  あと、労働条件の把握につきましては、先ほどもお話ししましたように指定管理者とシルバー人材センターとの契約上の話になりますので、それにつきましては、労働基準法に基づく契約になっているものというふうに考えてございます。  2点目でございますが、シルバー人材センターにはすぐれた人材の方もいらっしゃるということなんですが、なぜすぐれた人材がいるのにもかかわらず指定管理者のほうと委託契約を結んでいるかということでございますが、こちらの5年間の契約を結ぶ際に、複数の指定管理者の希望者のほうから業務委託の提案書を出していただいた中で、最適な指定管理者を選定しているところでございますが、今回の日本コンピュータ・ダイナミクスの提案書の中で、シルバー人材センターと再委託するよと提案の中で決定されておりまして、その際、選定評価委員の方々にも評価いただいているところでございます。そういったことから、シルバー人材センターにつきましても、日本コンピュータ・ダイナミクス社、指定管理者との関係の中で適切な理解のもとで再委託契約して業務を行っているというふうに認識してございます。そういったこともございまして、5年間の契約の際に、そういったいろいろな業務計画書の中で一定の評価を得た上で、今の指定管理者が行っているというふうに理解してございます。  それと、3点目でございますが、節電に努めたが、逆に、ライトが盗難に遭ったとか、かごにごみがあるということで、盗難はちょっと把握してございませんが、かごにごみが置かれているという状況は私も確認してございます。節電と防犯の問題でございますけれども、やはり一定程度の明るさは必要でございますし、節電に努めるのも一つとしては大切だと思いますが、指定管理者と今後、防犯の面で不備のないようということで、その辺のバランスをとりながら節電に努めていくということを協議してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○森委員  1点目の最低賃金や労働条件について、しっかり見守っていくということが、公契約条例制定という今年度の目黒区の大きな前進の中で一層求められている。このことは指定管理者と再委託先についても同様であるという中で、ぜひ条例を具体的に生かして、再委託先に対する実態の把握と改善もお願いしたいというふうに思います。  結構シルバー人材センターって、いろんな能力を発揮して、可能だということとの関係で、何かシルバーとの、5年間の契約をしたので、それは5年間有効なんだけど、シルバーだって結構できるんじゃないかと思うんだけど、なぜコンピュータ・ダイナミクス社なのかと。シルバーじゃできないというか、ここがこういう面ですぐれているよというお話を、さっき2点目で伺いたかったんですよ。そこの点をもう一回説明していただきたいと思います。 ○中澤都市整備部長  1点目の最低賃金の関係と公契約条例の関係でございます。  委員もおっしゃるように、本日、企画総務委員会のほうで多分、多分といいますか、私はちょっと行けませんが、公契約条例の骨子案の基本的な考え方ということが多分御報告されていると思います。基本的に、公契約条例というのは、委員おっしゃるとおりですが、労働者にとって適正な労働条件、それと事業者にとっては人材確保しやすい環境整備、一番大事なのは区にとっては何かというのは、公契約の適正な履行によって、その品質を確保するということで、これが一番大事な部分でございます。安かろう悪かろうでは困っちゃうということでございます。地域にとっては、その関係で区民サービスの向上あるいは地域経済の活性化、これは当然区内業者の受注機会を図るということがございますので、その部分があるということがございます。  いずれにしても、この話につきましては、今現在、先ほど企画総務委員会のほうで多分総務部のほうから報告があったかと思いますが、そういう観点で今、基本的な考え方をお示しして、パブコメをとって進めていくということでございますので、そうした中で、指定管理の協定というのも当然対象に入っておりますので、当然これも公契約にありますから、そういうことになりますので、今後適正な対応をとっていくというのは、そういう中で全庁的な対応で進めていくということであろうかなと思っております。  それと、もう一点、シルバー人材センターの関係でございます。これは、選定評価の際、いわゆる公募して選定するわけでございますが、公募の際に手を上げていただければ、別段、私どもも選定のその中に入っていくわけですので、シルバー人材センターが主体的にやるかやらないかということは、やっぱりシルバーのほうで考えていく話でございますので、それで私どもが公募した際に手を上げていただければ、それはその提案の中で評価をして、適切に判断をしていくということでございます。ですので、できる、できないということではございませんので、とにかくそうしたシステムの中でちゃんとした手続を踏んで、それで評価をして、今のコンピュータ・ダイナミクス社になっているわけでございますので、その辺は御理解いただければと思っております。  以上でございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○広吉委員  まず、シルバー人材の2つの、駒場の茶室、和室のほうと、あとデイキャンプのほうの質問からします。  この2つはシルバー人材センターに指定管理をお願いしているわけですが、ここに常時いるスタッフというのは大体何人ぐらいになるのでしょうかというのを、それぞれ教えてください。  それから、次に、駒場の茶室と和室なんですが、去年、文化財ウィーク期間中に抹茶や和菓子の提供サービスを実費で行ったということで書いてあるんですが、これは何日間ぐらい、どのような形で行ったのか教えてください。  その次に、3点目ですけど、この茶室の周りに庭があって、そこの除草とか、これからの改善提案にも書いてあったんですけど、和館周りの庭の除草ということで、私も行ったことはあるんですけど、茶室から見える庭園みたいになっているのでしょうか。そこを除草するというような、何かちょっとその辺の、どういった感じの除草になるのかという点を教えてくださいというのが3点目です。  4点目は、駒場のデイキャンプ場ですが、6の経費削減努力事項のところに清掃ボランティアの実施という報告が上がっていて、区内12の公園の一斉清掃を実施したとあるんですが、ちょっとこの内容だけでは状況がわかりづらいので、もう少し詳しく教えてください。  最後に、エコプラザですが、エコプラザの収入の中の内訳を教えてくださいということと、あと最後に、5の効率的な運営のところで職員やボランティアスタッフが環境啓発施設の見学や研修に参加して云々とあるんですが、これはどういったところに行ったのかとか、もう少し詳しく教えてください。  以上です。 ○櫻田みどりと公園課長  では、広吉委員の御質問にお答えしてまいります。  まず、1点目ですが、シルバー人材センターの指定管理者、駒場和館と駒場野公園のデイキャンプ場ですけれども、それぞれ常時2名体制で詰めております。スタッフは十何名おりますが、ローテーションを組みながらやっております。  それから、2点目、駒場公園のほうの茶室、文化財ウィーク中の抹茶・和菓子サービスのやり方でございますが、こちらは昨年、文化財ウィークというのは10月末から11月初めの土曜日から日曜日までということになっておりまして、この間の平日4日間に、和館の中の通常、和室としてお貸ししているところなんですが、こちらで行いまして、お1人実費相当で200円いただいておりますが、4日間で101人の方に抹茶と和菓子を提供いたしました。  それから、3点目でございます。茶室のほうのお庭の清掃についてというところでございますが、こちらは茶室の周りに路地庭というか、茶庭がございますが、それから和館の南側に池のあるお庭がありまして、あと東側にも、ちょっと唐風というか、もともと正茶室があったところがございますけども、こちらを全体的にシルバー人材センターとして清掃していただいています。  4番目でデイキャンプ場ですけれども、こちらもシルバー人材センターさんのほうで区内の複数の公園を毎年自主的に清掃をやっていただいています。こちらは全く仕様などにもない部分でございますが、団体としてやっていただいているということで、こちらに書かせていただいております。  以上です。 ○石田環境保全課長  まず、収入の内訳ということですが、別表、一番最後のA4の横使いを見ていただきまして、シルバーアトリエの販売金額が578万8,900円、これを1ページ目の収入から除いたもの、これが活動室の使用料収入、残りがこれになります。  それから、効率的な運営で見学ということなんですが、施設ですけれども、新宿区立新宿リサイクル活動センターですとか、それから台東区立環境ふれあい館ひまわり、それから練馬の施設と、3カ所行ってるというふうに聞いてございます。
     以上です。 ○広吉委員  ありがとうございます。  まず、シルバー人材センターのほうは、和館もデイキャンプ場も常時2名ということで、ローテーションはあるものの、2人で広い場所を清掃したり管理されているんだなということがわかりました。  それで、去年行った文化財ウィーク間、4日間の10月末から11月頭のサービスなんですが、これは101名も来られたということで、この2人以外の方がお茶を出したりとか、そういうことができたということでしょうか。そこは、もしかしてボランティアを募ったというか、何かその辺をもう少し詳しく教えてください。  あと、庭園も清掃を全体的にしているということですが、やはり庭園を見ながらお菓子を食べたりとか、そういうことができたのでしょうか。どうしてかといいますと、福岡のほうでそういった、もともと人のお宅で、そこを福岡市のほうに寄附をされて、そこが市の文化財になっているんですが、そこは抹茶を飲みながらお菓子を食べて、あと庭園が見れるような、そういうつくりになっていて、住宅の中にあるので、わざわざにはなるんですけど、意外とたくさんの方が来られていて、高齢の方とかは本当にお出かけするスポットの一つになっているということで、和館も文化財でもありますし、いろいろな歴史的なことも見るところがたくさんありますので、何かそういった高齢の方が少しお休みできるような場になるといいなと思っての質問なんですが、庭園のことと、あと和室サービスということが今後もふえていくのでしょうか。どういうような形で位置づけられているのかというのを教えてください。  次に、清掃ボランティアということは自主的にされているということで、わかりました。これは住民とかを巻き込んでということではなく、シルバーさんたちの本当に自主的ということでしょうか。その点を教えてください。  最後に、エコプラザのほうですが、ほとんどシルバーアトリエの収入がなくなってしまうと歳入がわずかになってしまうということで、今後の変わる取り組みの可能性が期待されるんですが、研修に新宿とか台東とか練馬とかへ行かれて、職員の方やボランティアスタッフの方はいろいろ学ばれているみたいですが、シルバーアトリエを閉鎖するということが決まって大分時間もたつんですが、どのような案とか、そういうのは出ているんでしょうか。いろいろな取り組みが感じられると思うんですが、やはりエコライフの中から自発的にそういうアイデアが出てきて、それが実施につながっていくというのが理想的だと思いますが、今どのような形なのでしょうかということを教えてください。 ○櫻田みどりと公園課長  ただいまの御質問、2問に対してお答えをいたします。  まず、駒場和館のほうですが、文化財ウィーク中の抹茶・和菓子サービスのときの体制でございますけれども、文化財ウィークのときは通常よりも多くのお客様が見えますので、これは別途、こちらお抹茶のサービスですので、亭主役のというか、センターの会員さんでお茶の先生の方、それから受付係の方、お二方に別途、別の体制で従事をしていただいております。  文化財ウィークのとき、ちなみに、ウィーク中に2,800人以上お見えなんですが、この4日間では850人ぐらい見えてまして、そのうち101人がサービスを受けてらっしゃるので、8人に1人ぐらいは受けていただいたということになります。  それから、2点目ですが、庭園を見ながらお茶を飲まれたのかということと、鑑賞しながら、その辺の総合的な、景色を見ながら楽しんでいただいたかということかと思いますが、こちらの清掃は、先ほど全体的な清掃と申し上げましたけれども、駒場の和館は、通常、どなたでも入れる休憩室、広い広間があります。そこのお庭が、まずよく見えます。今回、お抹茶サービスをしたのが、通常、和室で貸し出ししているところですが、そこもお庭が連続して、お隣なので、見えます。そのあたりを見ていただきながら楽しんでいただけたと思っています。文化財ウィークの間は、通常の茶室も貸し出しをせずに、一般の方に見ていただくということを、重要文化財に指定されてから、行ってますので、そのあたりのサービスは総合的に見ていただけているかなと思っております。高齢者の方も、こちらは無料休憩所に通常なっていますので、よくお散歩では見えていると聞いております。  3点目でございます。清掃ボランティアですけれども、これはシルバー人材センターとしての清掃活動ということで承っておりまして、一般の区民の方というのは入られてないと認識しております。  以上でございます。 ○石田環境保全課長  まず、視察、見学ですけれども、これは職員の運営上の知識の向上ですとか、それからボランティアさんの研修ということで、他の施設を見に行っております。例えば、職員の講座運営の参考ということで、練馬区立春日町リサイクルセンターですとか、さき織り講座を実施している施設を見学して、エコプラザの再生講座に生かす方法、それから台東区立環境ふれあい館ひまわりの見学、これもリフォーム講座をやっておりますので、他の自治体での活動状況、これを見た上で、エコプラザの事業に反映させようというようなことで行っておりますので、歳入確保という点ではないということが1つ。  それから、シルバーアトリエの歳入、当然、今休止していますので、ないということで、今後この部分が数字上はマイナスになりますけれども、これまで委託料ということでお支払いもしてますので、そこでプラスマイナスということで考えれば、純然たるマイナスにはならないということで考えています。ただ、今後この歳入を確保できるような事業があるかどうか、これについては研究してまいりたいというふうに考えます。  以上です。 ○広吉委員  ありがとうございます。  最後に、和館での、去年は4日間であったお茶サービスでの経験を生かして、今後少しそういったことを、シルバー人材センターがやるのではなく、そこで活動している人たちが、文化財ウィークだけじゃなくて、それを少し広げていくように働きかけていくと、せっかくそういう経験があるので、シルバー人材センターとの、あと地域の活動をしている方たちのコネクションも築かれていると思うので、いいと思うんですが、その点は区はどう考えていますでしょうかという点が1点目です。  あと、エコプラザですが、エコプラザのほうは、歳入ということもそうですが、やはりシルバーアトリエにかわる何かというのを積極的に考えていかないといけないと思います。せっかく今までそういった、目黒は物を大切にする区だ、そういうふうに再利用して、みんなで大切に物を使うという文化がせっかく築かれていて、やはりそれにかわるものというところで、いろんな区民の意見も取り入れながら考えていくべきだと思います。その辺は、待っているだけではなく、もっと積極的に区もかかわって、先ほどの研修とかは歳入確保の面ではなく、いろいろなエコプラザでの講座に生かすためのというふうなことでしたら、同じようにほかのところの情報を持ってきたりとか、こういうことが可能じゃないかという話し合いはしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○櫻田みどりと公園課長  ただいまいただきました第1点目でございますが、駒場公園の和館、シルバー人材センターだけでなく、例えば活動している方、実際ここでは駒場ガイドの会というボランティア団体が、もともと東京都の洋館のほうで活動していた方ですけど、今、和館のほうでもガイドをしていただいています。特に、文化財ウィークのときには、通常もそうですが、シルバー人材センターと連携をして、ガイドの会の方がやるときにはやられて、そうじゃないときにはシルバー人材センターが行うというような形で連携をしているところです。実際に、先ほどの清掃のお話もそうなんですけれども、館内をずっとガイドしていく中で、なかなか通常の清掃では行き届かない、草がどうしても生えてしまうところの除草であるとか、そういったところを文化財ウィークの前にきれいにすることによって、特に来園者の方に満足していただけているというふうに評価をしております。  今後、さらにどのように連携していくかというあたりについては、今回の指定管理期間が30年初めまでということですが、次回の選定のときになるのか、そういった視点が入ってくるのか、あるいは次年度の改善提案になってくるのか、そのあたりはまた促しながら調整を図っていきたいと思います。  以上でございます。 ○石田環境保全課長  シルバーアトリエの代替事業ですけれども、これはもう既にエコライフめぐろ推進協会と話をしてございまして、持ち込める家具、あと持ち運べるというんですか、持って帰れるようなものについては、今リサイクルショップで行おうということでやっています。それと、不用品情報コーナーがございますので、ここでこういうものがあると。例えば、たんすですとか、学習机ですとか、こういうものを差し上げますと。譲りたい方と欲しい方を仲介するというようなのがございますので、ここでも積極的に家具も含めてやろうということで今進めているところです。  以上です。 ○河野委員長  広吉委員の質疑を終わります。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(5)駒場公園茶室、和室指定管理者運営評価結果について、報告事項(6)駒場野公園デイキャンプ場指定管理者運営評価結果について、報告事項(7)目黒区立自転車等駐車場指定管理者運営評価結果について、報告事項(8)目黒区エコプラザ指定管理者運営評価結果についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(1)都営住宅の入居者募集について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  次に、ここで議事の都合により進行の順序を変更いたしまして、情報提供(1)都営住宅の入居者募集について説明を受けます。 ○白濱住宅課長  では、都営住宅の入居者募集について、お手元の資料に沿って情報の提供をさせていただきます。  まず、項番1の募集住宅の種類でございますが、資料記載のとおり、(1)のポイント制募集から(3)の事業再建者向定期使用住宅まで、各種項目に応じたタイプの住戸について募集がございます。  次に、項番2の申込書及び募集案内の配布期間でございますが、期間は米印等で記載した、変則的なものでありますが、8月1日火曜日から9日水曜日までとなってございます。  次に、項番3の申込書及び募集案内の配布場所につきましては、目黒区総合庁舎1階西口ロビーを含めまして、資料記載の5カ所となってございます。  次に、項番4の申込方法及び申込受付期限でございますが、全て郵送受付といたしまして、8月15日火曜日までに必着となってございます。  最後に、項番5の周知方法につきましては、区報及び目黒区ホームページで7月25日から周知を行う予定でございます。  都営住宅の募集に係ります御説明については以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○青木委員  1点だけ。日付的にまだわからなければあれなんですけど、何十倍ですよね、都営住宅。区内、何戸か出ていますか。まだわかりませんか。わかっていれば教えてください。 ○白濱住宅課長  目黒区内におきます都営住宅の募集状況につきましては、まことに恐縮なんですが、これは都営ということもございまして、募集案内が私どもに届かないうちには、数は全く情報としてございません。  以上でございます。 ○河野委員長  青木委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○森委員  5月の都営住宅の倍率について、1,000倍を超えたというお話を聞いたんですが、全体状況はどうだったんでしょうか。  それから、ポイント方式の中で、または何度も何度も申し込んでいる方について、番号を7つ確保して当たる確率を高めているという仕組みも聞いてるんですけど、ちょっとそのあたりを説明していただきたいと思います。  以上です。 ○白濱住宅課長  まず、1点目の1,000倍を超えたということでございます。これは、東京都の資料をごらんいただけるとわかるんですが、これはホームページに出ておりました。1,013倍になってございます。しかしながら、これは一般募集枠での制度上の倍率と理解してございます。空き住戸1に対する一般申し込みは43名でございました。43世帯といいましょうか、43名でございました。その点でいえば43倍、全体で見ましても187人でありましたので、単純倍率としては187倍ということでございます。  制度上と申し上げましたのは、これは倍率に優遇倍率として1人5倍であるとか7倍、言いかえますと5個、7個の抽せん番号を割り当てるという仕組みで優先倍率をとっております。それを抽せん番号の総数として数えると1,013倍になるということです。結果といたしまして、そうなったわけですが、これでは一般の方にとってはなかなか難しい状況が都営住宅の中ではあるのかなと思っております。この辺が、都営住宅の制度ではございますが、優先倍率のあり方というところが一つの課題となるところかなという部分が1,013倍の解釈かなというふうに理解してございます。  それから、もう一点のポイント制についてでございますが、ポイント制のそもそもなんですが、これは8月と2月に現状では都営で募集しております。これは抽せんではなくて申込者の審査、これはまず書面審査をいたします。次に、資格審査として面接により審査をすると。次に、実地調査ということで自宅を訪問して住宅の困窮度を判断して、その困窮度の高い順にあっせんしていくという仕組みということでございまして、ポイント制でいうと、私の認識の中では、抽せんではないので、倍率ということにはなってないのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○河野委員長  よろしいですか。森委員の質疑を終わります。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  それでは、情報提供(1)都営住宅の入居者募集についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(9)平成29年度感震ブレーカー等設置推進事業について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  引き続きまして、報告事項(9)平成29年度感震ブレーカー等設置推進事業についての報告を受けます。 ○立山都市整備課長  平成29年度感震ブレーカー等設置推進事業について御報告いたします。  まず、1点目、背景でございますが、国は、木密住宅密集市街地における感震ブレーカーの普及に努めることが必要という考え方を示しているところでございまして、本区におきましては、昨年、平成28年10月から木造住宅密集地域内の旧耐震基準の木造住宅にお住まいの方を対象に感震ブレーカーの設置助成を実施したところでございます。今年度につきましては、木造住宅密集地域のさらなる出火防止対策により、地域の減災と災害に強いまちづくりを推進するために、昨年の事業実績を検証しまして、助成対象等の一部見直しを行い、引き続き感震ブレーカー等を普及することとし、設置する者に対して機器の購入及び設置に要した費用の一部を助成することとするものでございます。  2点目、主な変更点でございますが、助成制度の要件の緩和を図りまして、建物の旧耐震基準という条件を外しまして、木造の建築物全般を対象とするものでございます。2点目として、居住者以外に事業を営む者も対象とするということで、主な変更点は2点でございます。  これを含めまして、3点目、助成制度の概要でございます。  助成対象事業については、感震ブレーカー等設置工事で、既存の電気ブレーカーを感震ブレーカー等に交換または改良する際の機器の購入及び設置に要した費用の一部を助成するものでございます。  助成内容につきましては、一般世帯は助成対象経費の3分の2で上限が5万円でございます。特例世帯につきましては、助成対象経費の10分の10で上限を8万円にしてございます。特例世帯につきましては、65歳以上のみの世帯または要介護者がいる世帯、障害者がいる世帯、非課税世帯のいずれかということでございます。  (3)の助成対象者でございますが、特定区域内に存する木造建築物に居住する者または当該建築物内において事業を営む者であって、当該建築物に感震ブレーカー等を設置する者ということでございます。また、前年度住民税を滞納していないことということでございます。  裏面にいきまして、特定地区ということで記載してございますが、現在、目黒区で木密地域として指定している区域でございまして、地区名は記載のとおりでございます。  3点目、今後の予定でございます。7月15日に募集を開始いたしまして、同じ7月15日のめぐろ区報に掲載する。また、ホームページに掲載するものでございます。また、窓口で周知をしていくという予定でございます。  説明は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○青木委員  28年10月から設置助成したようなんですけど、この後ろを見てみますと、今年度は7月15日からなんですけど、28年10月から何件ぐらい設置助成があったんですか。うちもこの地域に入ってるんですけど、人ごとのように見てたんですけど、ちょっと数字を教えてください。 ○立山都市整備課長  受付期間につきましては、昨年10月20日から2月28日まで受け付けをしてございます。受付件数自体は48件ございまして、3件取り下げがあって、結果としては45件の設置でございます。内訳では、一般世帯が3件、特例世帯が42件でございます。また、設置の感震ブレーカーの状況では、分電盤を全部感震ブレーカーがついているものに全取りかえというものが10件、既存のブレーカーに外付けで感震ブレーカーだけを取り付けるという外付けタイプが35件という状況でございます。  以上でございます。 ○青木委員  45件で、助成した費用はお幾らだったんでしょうか、トータル的に。  それから、前回の都市環境委員会でやったのかもしれませんけど、これに対して費用は幾らつける予算になってましたでしょうか。多分決まってたと思うんです。 ○立山都市整備課長  費用につきましては、まず45件設置しているところでございまして、結果的に費用は総額が185万2,000円でございます。  当初の予定では、大体50件から80件くらい、上限が8万円でございますので、8万円の上限で全て8万円ということを考えると、50件という想定で、予算としては400万円の予算をもって事業を行ったところでございますが、先ほど言いました外付けタイプという、経費的には安く済むものが35件ございましたので、そういう意味ではかなり安く済んで、想定していた50件から80件という中の50件に若干足りないかなと。45件までは何とか件数としてはいったのかなと。ただ、1件当たりの助成金額が想定より大分安く済みましたので、185万2,000円という実績でございます。  以上でございます。 ○青木委員  そういう助成があって、取りかえていただく、火災になる前に防げるということで、すごくいいと思うんですけど、これだけ、45件やった中で、区民の声として、結構これは区報とかホームページとかに載ってるみたいですけど、知らない方が多いんじゃないでしょうか。取りかえた方たちの、取りかえに行って、生できっと話しますよね、取りかえている最中に。結構知らない人が多いんじゃないでしょうか。どういうふうに感じましたでしょうか、最後に。  知ってれば、これだけやっていただける、火事になる前に防げる。いいわけですよね。どうですか。普通は、50件から80件見積もってたみたいで400万でしょう。185万しか使ってないんだから、220万ぐらい余分にこっちにあるわけですよ。目いっぱい使っちゃうわけだから、どうなの。区民は知らないというのが多いんじゃないですか。最後に。 ○立山都市整備課長  まず、予算的には今年度も同額の400万円を予定してございます。そういう中で、周知方法ということでございますが、昨年、まず最初にめぐろ区報、それとホームページ、それと町会の回覧板等も活用しまして周知したところですが、当初、12月末までの予定で、2カ月余の状態でしたけども、全体で13件の申し込みということで、伸びがよくないということで、期間を延長して再度周知をしたところでございます。  周知方法といたしまして、木密地域でございますので、木密事業の一環で、まちづくりニュースを毎年発行しておりまして、その中に感震ブレーカーの助成制度がありますということを記載した、まちづくりニュースを、この地域内、各戸配布、全戸に配布してございます。その辺でかなり周知が広まったのかなと。それで、申し込み等もかなりふえてきた。結果として45件というふうに考えているところでございます。  また、そういうことをやっても、なかなか見ない方もいらっしゃいます。結果として、申請されたところを見てみますと、この地域ですから、割と狭隘道路が多いんですが、1本の路地沿いに数件申請があるというように、多分設置された方が御近所にこういう制度があるんだということを口コミで広げていただいたというのもあるのかなと。また、地元の電気屋さんに皆さん頼んでやられたみたいですから、電気屋さんのほうで、何か対象になるようなお宅に行ったときに周知をしていただいたというのもあるのかなという。口コミ的なものもかなり効果があるかなとは考えてございます。  以上でございます。 ○河野委員長  青木委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○飯田委員  お尋ねしますが、感震ブレーカーなんですけれども、予算のときに、勘違いして記憶しちゃったのかもしれないですけど、ブレーカーそのものの代金が8万円なのかなというふうに記憶しちゃったんですけど、実際には区が助成する感震ブレーカーの機種というのは決まっちゃってるんですか。それとも、感震ブレーカーは電気屋さんにお任せして、その家その家に合ったブレーカー、何種類かあるやつから、サイズだとか、いろんなことがあって、選べるのかどうかということが1点と、実際には機器の値段は大体幾らから幾らぐらいのもので、設置に要した費用、工事費というのは別途またかかるんだと思うんですけど、やろうとするお宅では、8万円は助成していただけたり、5万円助成していただけるんだろうけれども、差額というのがそのお宅の負担になるというようであれば、400万円助成しようと思って区のほうで用意していても、自己負担の費用がかなり上がるようであれば、先ほどの話にもあるように48件申請があっても、そんなに自己負担もかかるんだったら、やめるわみたいな人も出てくると、申請件数よりか助成件数が減るんだろうなというふうにふと思ったんですけども、お宅のブレーカーの設置してある場所の構造にもよるんでしょうけれども、設置に要する費用とか、そういうのは、大体でいいんですけど、28年の実績で大体幾らぐらいかかっていて、機器は大体幾らから幾らまでの機種のものを使っていたのか、その辺を詳しく知りたいんですが、いかがでしょうか。 ○立山都市整備課長  感震ブレーカーについて、まず選択肢があるのかというところでございますが、先ほど言いましたように、ブレーカーそのものを全て取りかえる、かなり古いものについては、電気屋さんのほうも、もう耐用年数といいますか、その辺から考えると、これはかなり古いので取りかえたほうがいいですよという場合もあるし、比較的ブレーカー自体はまだ使えるので、それに、感震リレーという名前ですけど、地震を感知してブレーカーのほうを落とすという、そういう指示を出す機器を外付けでやるというタイプもあります。それもメーカーが複数ございますので、若干メーカーによって値段も違うというふうには聞いてございます。ただ、一般的にブレーカーそのもの、ブレーカーも、今、中の配線の数をたくさんできるようなものは当然若干高いですし、ものによって違いますけど、ブレーカーそのものでいくと、大体感震ブレーカーは、物は5万円ぐらいというふうに聞いてございます。それで、設置費用を入れて、おおむね8万円あれば、特例世帯の方は持ち出しがほとんどなくできる。  消費税については、各お宅で持っていただくことになりますが、実際の物と工事費については、助成ができる。これが外付けタイプになりますと、大体3万円前後でつけられるということですので、工事費まで入れて5万円くらいで設置できるというふうに聞いてございます。おおむねそういう金額で、最終的には業者さんと契約をされて、その書類をもって助成をしているという状況でございます。  自己負担については、そういうことで、特例世帯の方については、よほど物がいいものといいますか、大きいものを取り付けない限りは、自己負担はほとんど生じない。一般世帯については3分の2の助成ですので、3分の1の自己負担は出てくるというものでございます。  以上でございます。 ○飯田委員  わかりました。  そうしますと、昨年の45件行ったところは、ほとんど自己負担がなくて助成金でどのお宅もできたという認識でよろしいでしょうか。  それと、一般世帯の方が、先ほど外付けの費用で5万円までは助成を受けられるということですけど、一般世帯の方が、例えばブレーカー自体が5万円ぐらいするのをやりたいんだというふうな場合には、差額は自己負担すればよろしいんでしょうか。 ○立山都市整備課長  まず1点目、昨年の自己負担の状況でございますが、おおむねでございますけど、自己負担、一般世帯3件の方については、3分の1は自己負担されているというものでございます。特例世帯42件のうち、ほとんどの方、特に外付けタイプで5万円程度で済むものがほとんどでございますので、こちらについては、自己負担というのはほとんどない。消費税相当分を負担していただいているという状況でございます。  今年度につきまして、一般世帯につきましては、御指摘のように3分の1は負担していただくことになりますけど、3分の2については助成の対象になります。そういう形で、ぜひ設置をしていただければと考えているところでございます。 ○河野委員長  よろしいですか。飯田委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○森委員  特定区域内に限るのではなく、全区を対象にしてはどうかという意見も多いわけです。特定区域内の対象棟数ですけど、旧耐震のときは1,400棟とおっしゃってたけども、全木造ということになると何棟に対象が広がるんでしょうか。  それから、特定区域内だけじゃなくて全区対象にといったときに、この間の質疑でも14万6,500戸あって、5万円掛けると73億円になるよという極端な例が答弁で言われてたけども、例えば順次ということならば、木密地域に対象を拡大するとか、杉並の例だと被害想定250メートル単位を50メートル単位に区切って、きめ細かくやって対象が広がったとか、いろいろ工夫があると思うんですけど、今回は旧耐震から全木造というふうにした中で、いろんな議論はあったと思うんですけど、全戸を対象にするという、それに関係して、どこまで議論が進んでるんでしょうか。順次という考え方は視野に入れているんでしょうか。 ○立山都市整備課長  まず、区域内の対象数でございますが、昨年までは旧耐震ということで約1,400戸ということでございます。今回、地域の木造住宅は全て対象ということで、これはおおむねでございますが、約2,000棟が木造という状況でございます。今年度は、この2,000棟が対象ということで助成をしていく予定でございます。  区域を木密地域に限定するかどうかというところでございますが、今回、都市整備課でこの事業を行っているところではございますが、もともとは予算そのものは、防災課で感震ブレーカーをどう普及していくかという点については、防災課が主体的に考えているところでございます。国でも進めていますように、木密地域のような火災危険度が非常に高いところについて、火災の発生件数を減らすというのが最も効果的という国の調査結果が出ているということを受けまして、現在、目黒区に限らず、他の区も木密地域を中心にやっているところが多い状況でございます。
     目黒では、都市整備課が昨年まで木密地域を対象に事業を行っているというところで、この事業の執行委任を受けて、今回もその検証を受けて木密地域の感震ブレーカーの設置ということで行うものでございまして、他の全区的な考え方については、これは防災課のほうで感震ブレーカーの簡易タイプを全区的に今年度から防災用品のあっせん用品に加えて、全区的な対応はしているということでございます。今年度につきましては、所管課と協議いたしまして、今言いましたような進め方をしていくということでやっていきたいというふうに考えているところでございます。 ○森委員  1点目、旧耐震1,400棟を対象を広げて全木造としたときに2,000棟が対象になると。そうすると、予定としては、そんなに急激に申請者がふえるということではないと思われますが、さらに普及促進を図っていくという上で、さらに工夫した点はどんなところでしょうか。  それから、2の主な変更点の(2)に居住者以外に事業を営む者も対象とするというのが変更として書いてあるんですけど、この間の議会のやりとりの中で飲食店なんかもその対象範囲に拡大したらどうかというのに対して、飲食店でも当然感震ブレーカーの対象になると区長が答えていたのかな。どなたが答えたのか。以前は、つまり去年は飲食店は対象じゃなかったということですね。ですよね。じゃ、答弁がちょっと不明ですけど、わかりました、それは。  あと、2点目、全区対象にという議論については、そうすると、今のところ、こちらの都市整備の側からの意見とか、そういったものは何も出していないのか。調整もしていないのか。そこら辺を聞きたいんですよね。検討状況と質問したのはそういう意味なんですが、もうちょっと、お任せじゃなくて。簡易委託だけでいいとも思ってないんでしょう。これは誘導質問じゃないんですけど、そのあたり、ちょっと状況を聞かせてください。 ○立山都市整備課長  まず、昨年度と比べて工夫した点というところでございますが、まず木造全般に広げたという点、これは1つ大きなところでございます。問い合わせでも、旧耐震ではない、お話を伺うと昭和56年以降の建物だったというものもございますので、そういう意味で、木造全般に拡大した。  もう一つ、旧耐震という部分を証明するための書類を見つけていただくというのが大変な、固定資産税の納税通知書に築何年の建物というのが記載してはあるんですが、それを探し出していただいたりという手間が非常に大変で、あと、例えば住民税の滞納というところも今回やってございますが、去年は住民税と固定資産税という、ほかの税も入れていたわけでございますが、書類を集めるというのが大変で、実際、御高齢の方が区役所に来て、さらに都税事務所に、建物は一緒でございますが、行ってということで、実際やっていただくと手続が煩雑で、担当者が1時間、2時間庁内を一緒に回って、逆に区の担当者のほうが説明をして、それで1時間、2時間というところですので、御自身でやっていただくのはかなり大変かなということで、書類を少なくするというのが一つの今回工夫でございます。48件から45件になったのも、ちょっと手続が煩雑で、聞いているだけでわからないという、そういうところもあったところでございますので、できるだけ必要な書類等を最低限にして手続を簡素化したいというふうに考えてございます。  それと、先ほど飲食店というような話もございましたが、飲食店の中には、住んでいらっしゃらない、店舗だけあって区外の方が営業しているというようなものもあって、住んでいらっしゃれば問題ないんですけど、ただ、そういうところから出火するという可能性もあるというところで、区内にある木造住宅であれば全て、住宅だろうが、店舗だろうが、対象は全てにしようということで今回拡大をしたというところでございます。  それと、全区対象にするかどうかというところにつきましては、昨年募集した中で、いろんな意見が問い合わせ等でもございまして、逆に、ほかの区では簡易タイプをみんなに配ってるから簡易タイプだけでいいんじゃないかという御指摘をされる方もいらっしゃいます。そういういろいろの意見、問い合わせを、私どもが集めた内容を防災課に伝えまして、そういう中で、今回こういう形で進めていくということで決めたものでございまして、対象をどういうふうにしていくかというところについては、基本的には防災課を中心に、私どもも関係所管という形でかかわってございますので、話し合いには入っておりますし、いろんな、今一番意見等は電話等でかかってくるところでございますが、そういう意見は全て集約して所管課に伝えているところでございます。 ○森委員  書類手続が煩雑で3人取り下げたということがわかりましたが、居住者以外に、事業を営む者も対象とするという改善をした。つまり、住んでない人もいいよと。それというのは、住民税を払ってない人もいいよということですよね。それとの関係で、(3)助成対象者の中に前年度の住民税を滞納していないことという規定があって、これは福祉の関係では、結構住民税の滞納要件というのは取っ払い始めていて、だったら外してもいいんじゃないかなというふうに思うんですけどね。  住民税滞納の有無というのは、火災が出るか出ないかというのとは全然関係ないわけですし、どうかということが1つと。それから念のために確認したい。2点目は、申請のしやすさ、丁寧な対応という点で、支払いの関係があったと思うんですよね。電気工事店の代理受領で差額だけ払っていいかとか、これは一般家庭かな、あったと思うんですが、支払いはどんな形なんでしょうかね。100%助成で賄える家はいいんだと思うんですよね。一旦払わなくたっていいんでしょう。そのあたり、支払いの関係。消費税8%ということになると6,400円ぐらい自己負担が生じるということなんですか。そのあたりが気になったので、いかがでしょうか。 ○立山都市整備課長  まず、住民税についてでございますが、基本、税を払っていただいている、皆さんが払っていただいている税で助成をするということでございますので、大もとの住民税、税を払っていただいているところを確認はしたい。他区の方につきましても、自分が住んでいるところでちゃんと税は払っていますよという、そういう納税証明書的なものは出していただきたいというふうには考えています。  あと、支払いの手続的な点でございますが、実態としては、なかなか皆さん手続が非常に煩雑な部分がございますが、地元の電気工事店に皆さん相談して設置をされていますので、電気工事店のほうで何件か手続をやると、恐らくサービス的に、これはこういう書類が要るみたいですよとか、逆に、電気工事店から私どものほうに問い合わせの電話があって、この間出した申請の書類で、それと同じで別の人ですけど、これとこれとこれをそろえればいいですよねみたいな問い合わせがありますので、その辺は実態としては地元の電気工事店さんが相談を受けたときに、御高齢の方等に関しては、実質的に代理的にやってらっしゃる。場合によっては、工事店さんが区に来られたときに、そういう手続を確認するという、そういう形で地元の方が比較的簡易に済むような状態にはなってきているという状況でございます。  消費税につきましては、これは税の分について、税をもとにした助成金で助成をするということは、ちょっとこれは違うのかなということで、基本的には税抜きの費用について助成をしますということが基本的には原則と考えてございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。ほかにございますでしょうか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  質疑がないようですので、報告事項(9)平成29年度感震ブレーカー等設置推進事業についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(10)平成29年度地籍調査事業について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(10)平成29年度地籍調査事業についての報告を受けます。 ○澤田道路管理課長  それでは、平成29年度に実施いたします地籍調査事業につきまして御報告いたします。  まず、1の経緯等でございますが、地籍は、土地の戸籍とも言われております。土地は、登記所に地番ごとに登記されておりますが、この調査につきましては、それぞれの土地ごとの所有者、面積、それと宅地とか畑とかという地目でございますが、そういったもの、あと地番、境界を明らかにする土地の最も基本的な調査でございます。この調査は、国土調査法に基づきまして、地元の区が行うものでございます。この調査を行う本区のメリットでございますが、当面、木造住宅密集地域などを対象としておりまして、大規模震災等による復興が必要となった際に土地の境界の復元が迅速に行えます。本区では、平成20年度からこの事業を行っておりまして、事業実施に当たりましては、国及び東京都の補助金を活用し、行っているものでございます。  主な作業としましては、1点目が測量などの基礎調査、2点目がこの基礎調査に基づく民有地との境界確認の立会いでございます。その上で境界線を確定していくものでございます。  なお、この成果につきましては、区では、日ごろの業務において境界の復元に活用しておりますし、また法務局へデータを送付しているところでございます。  なお、これまで地籍調査が実施済みの地区でございますが、表の上段に記載してございます。現在実施中の地区につきましては、表の下段に記載してございます。  事業の進捗率でございますが、平成28年度末で4.7%、補助金の活用につきましては、記載のとおりでございます。  恐れ入りますが、資料裏面をごらんいただきたいと思います。  左側の図面には調査範囲を記してございます。右側の表には年度ごとの調査範囲を記載してございます。表でございますが、@からHまでは実施済みの地区でございます。HからKまでは平成28年度に実施している地区でございます。平成29年度でございますが、表の下側に網かけした地区でございます。  なお、範囲図でございますが、濃く網かけしているところが平成29年度行う地区でございます。  お手数ですが、表面に戻っていただきたいと思います。  表面の2番でございますが、平成29年度の事業概要でございます。(1)から(3)ございます。  (1)でございますが、先ほど裏面の地図でお示ししたIからLの地区につきまして、記載の内容で事業を行うものでございます。  (2)の実施期間でございますが、本年の9月上旬から来年の3月中旬にかけて行うこととしております。  関係者への周知方法でございますが、めぐろ区報、それとホームページに掲載してまいります。それと、関係者へのお知らせでございますが、業者が決定いたしましたら、チラシをもちまして関係の方々に配布いたしまして、事業に御協力いただけるよう行ってまいります。  報告は以上でございます。 ○河野委員長  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○飯田委員  目的が災害等があったときに復興の際にきちんとスムーズにいくようにということなんですけど、境界及び面積を調査、確認するわけですけれども、これはある程度どこの土地も公図というのがあって、公図というのにはそれぞれのお宅の登記されている面積といいますか、例えば公道に面している辺が何メートルで、奥行きが何メートルでというふうなことは一応公図には昔からなっていると思うんですけれども、調査に行って、実際にその公図をもとに一応測量して現況と照らし合わせて立ち合ってもらって了解していただいて確認するという作業をされるわけでよろしいですか。公道に面しているそれぞれの、例えばお宅の間口の長さとか、そういうことばっかりじゃなくて、両側の隣のお宅との境界がここだとか、ああだとかということまでちゃんとやるんでしょうか。その辺、教えてもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○澤田道路管理課長  まず、1点目でございますが、この調査は公図をもとに調査するのかというお尋ねでございますが、今回の調査につきましては、従来境界の確認をしてきた道路と民有地の土地がございます。そちらの境界確定図とか、あと登記する際に、最近では地籍測量図といいまして、土地の地形と面積がどれぐらいあるのかというものを、図面をつけた上で登記をするという手続になってございます。そういった法務局に備えてあります地図、あと目黒区に保管しております境界の確認図、それをもちまして今回、境界の予定線を出すというのが基礎調査になります。  2点目でございますが、道路と民有地の境界のお話をいたしましたが、じゃ民有地同士の個々の境界まで今回の調査が対象なのかというお尋ねでございますが、今現在行っております調査は、道路と民有地の境界のみの確認でございまして、例えば道路に囲まれた1区画ございますね。そちらの区画と道路との境界の予定線を調査するものでございまして、個々の民有地と民有地の間の境界につきましては、その調査を行った後にやるということにしてございまして、現在行っております事業では、民有地と民有地の境界までは調査しないということにしてございます。  以上でございます。 ○飯田委員  そうしますと、国土調査法のほうではそういう手順で一応は公道と民有地との間の確定調査でいいと。民有地同士のあれは次の段階でという手続になっているわけですね。それでいくと、かなり年数がかかるんだろうなと思っちゃうんですけど、そういうスピードで、いざ災害が起きたときに、例えばぐちゃぐちゃと境界がなっちゃったような場合に大丈夫なのかななんて思うんですが、国のほうでそれでいいと言うんだったら、しようがないなと思うんですけれども……  (「お金もかかる」と呼ぶ者あり) ○飯田委員  そうですね。この間、例えば赤道とか青道のことで、ちょっと道路のことを見に行ったんですけど、知り合いの家が、たしかここの塀の向こう側が赤道になってると思うんだけれども、いざというときはどういうふうになるのかねみたいなことを聞かれた覚えがあるんですけども、じゃ、要するに道路と民有地との間のことは、赤道とか青道のことも含めて、一応すっきりとは調査していくというふうに捉えていいんですか。 ○澤田道路管理課長  国土調査法に基づきまして、地元の区が行っている事業でございまして、区道のほかに国道、都道につきましても、目黒区が、委員おっしゃいました赤道、青道と民有地の間の境の予定線を調査していくものでございます。  法律には、地籍の調査を実施しなさいという規定がございますが、道路と民有地の境だけを先にやりなさいという規定はございません。ただ、個々の地区におきまして、民有地を含めた境界予定線の調査をしてまいりますと、かなりの年数がかかりまして、数十年先ということになりますので、まずは道路と民有地の境、1街区といいましょうか、そちらの境を地区ごとに決めていこうと。そうしましたら、もし万が一災害が起きた際も街区の復元はできますので、民地と民地の境はその大きい区画の中で、また個々のお話し合いの中で決めていけるというメリットがあると考えておりますので、そういったところで迅速に復興が進むのかなというふうに考えてございます。 ○中澤都市整備部長  ちょっと補足いたしますけども、今、課長がお話ししたとおりでございますけども、地籍調査事業、これはそもそも地方では、都市部は非常に土地も高いし、権利が輻輳してますし、大変な権利関係になってますので、それを細かにやってますと、何百年じゃないですけども、相当な年数がかかる。それは極端な話をお話ししました。ですので、基本的に、目黒区としては、まず災害時等に備えるということがありますので、官民境界を先行する、そういう調査型ということで調査をするということでございますので、まずはそれを始めていくということが、まずそこを原点にしっかり固めないと、前に進まないということですので、官民の境界先行型の調査をしていくということで今進めているということでございます。  以上でございます。 ○河野委員長  今の質疑は、赤道、青道も含めるのかという1点でよろしかったですね。  (「はい」と呼ぶ者あり) ○河野委員長  わかりました。ありがとうございました。  飯田委員の質疑を終わります。ほかにございますか。 ○森委員  補助金については、国が50%、都が25%、そのほかに財調等があって、財調が幾ら出ているのか、区の負担は5%程度だというお話は伺ったことがあるんですけど、これは都市計画交付金の対象になってもいいような事業だと思うんですけどね。つまり、区の負担なく、一気にやったらいい事業だと思いますので、そのあたりの財政負担はいかがでしょうか。要望もしてるんでしょうか。  それから、事業の進捗率についてですけども、目黒区が27年度3月末で3.1%と言ってましたので、この1年、28年度中に4.7%まで進んだと。東京都は22.1%からどのくらいまで進んだんでしょうかね。区部で9.6%がどのくらい進んだのか。  全国51%から、さらに進んでると思うので、都市部が非常におくれていると。権利関係が複雑だということも理由に言われてましたけれども、これは震災復興を迅速にということからすると、やっぱり急がれてるなというのと、地軸、要するに地球上の座標軸と結びつけられてるから、全くないような、津波がわっと来ても、全部わかっちゃうわけでしょう。そういう意味で、隣地境界とのトラブルなんかも少なくなるんでしょうね。未然防止に役立つんだったらという意味合いも考えれば、非常に迅速に進める必要があるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。  以上。 ○澤田道路管理課長  まず、1点目のお尋ねでございますが、補助金のほかに財調対象にはなってないのかというお尋ねでございますが、財調につきましては、いわゆる率的な計算のものと、あと1件ごとに対象になるものがございますが、1件ごとの対象にはなっているものではございません。ただ、率の中には入っているというふうなことでは担当のほうからは聞いております。  2点目でございますが、進捗率でございます。29年3月末、28年度末の進捗率でございますが、目黒区につきましては、記載のとおり4.7%でございまして、東京都、都内全域でございますが、22.7%と。昨年のデータからすると大きな変動はございませんが、22.7%。全国的でございますが、52%という進捗率でございます。  ちなみに、23区内におきましては、渋谷区は事業未着手でございますが、10.8%というような進捗率ということで把握してございます。  それと、3点目でございますが、今回の調査範囲につきましては、先ほども御説明しましたが、木造住宅密集地域及び東京都防災都市づくり推進計画の整備地域の2.95平方キロメートルを対象に進めているところでございます。29年度末の見込みでございますが、こちらの2地域におきまして約3割を目指して、今進めているところでございます。委員おっしゃっていただいたように、早く進めるべきではないかというお尋ねでございますが、権利関係といいますか、都市部にはマンションが多うございますし、土地の街区も結構数がございますので、確認をして境界を確定していくという作業がなかなか進まないというのが現状でございます。  以上でございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(10)平成29年度地籍調査事業についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(11)工事報告(2件)について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(11)工事報告(2件)についての報告を受けます。 ○清水土木工事課長  それでは、工事報告を2件御報告させていただきます。  なお、この工事報告につきましては、本日の企画総務委員会におきまして、契約報告されておりますので、あわせて御報告させていただきます。  それでは、表紙を1枚おめくりいただきまして、1ページをごらんください。  工事件名、小型街路灯取替工事(北部区域)でございます。  場所につきましては、案内図に記載のとおりでございます。こちらの案内図の地図に黒く塗ってあります路線が、今回の街路灯の取りかえを行う箇所でございます。その地図の下にそれぞれ数字が記載してございますけれども、こちらの地図の黒塗りの路線の中で何基取りかえるのかという表示をしたものでございます。  それと、請負者、請負額につきましては、記載のとおりでございます。  工事概要でございますが、小型街路灯の灯具取りかえが229基で、この基数をLED灯に取りかえるというものでございます。  次に、小型街路灯の建替え工が10基ありまして、こちらも街路灯の柱を建てかえ、灯具をLED灯にするという内容でございます。  最後に、小型街路灯柱撤去工が1基ありまして、これは老朽化しました街路灯の柱を撤去するというものでございます。  工事期間でございますが、6月12日から9月12日までの65日間でございます。  それでは、資料裏面をごらんいただきたいと思います。  件名でございますが、小型街路灯取替工事(南部区域)でございます。  場所につきましては、案内図に記載のとおりでございまして、地図の下に記載してある数字が取りかえの箇所数でございます。  請負者、請負額につきましては、記載のとおりでございます。  工事概要でございますが、小型街路灯灯具取替工が233基、小型街路灯建替え工が10基で、いずれもLED灯に取りかえるというものでございます。  工事期間でございますが、6月13日から9月13日までの65日間でございます。  報告は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  質疑がないようですので、報告事項(11)工事報告(2件)についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(12)目黒区立田切公園改良工事整備計画(案)について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(12)目黒区立田切公園改良工事整備計画(案)についての報告を受けます。 ○櫻田みどりと公園課長  では、田切公園改良工事整備計画(案)の御説明を申し上げます。  こちらの案件は、4月12日の当委員会におきまして、改良に向けた取り組みについてということで御報告をしたところでございます。その後、住民参加によりまして、このほど整備計画(案)がまとまりましたので、御報告を申し上げます。  1、田切公園の概要ということですが、所在地、五本木一丁目17番、面積が1,396.32平米、供用開始はごらんのとおりでございます。  経緯でございますが、開園後40年経過いたしまして、施設の老朽化が著しく、全体的な改修が必要なことから改良工事を行うということでございます。整備に当たりまして、安全で安心な施設づくり、バリアフリー化、生物多様性に配慮した植栽等を整備の基本的な考え方といたしております。公園を利用していらっしゃいます近隣の小学校、保育園、保護者の方からのアンケート調査を行いまして、懇談会による検討会を行いまして、そちらの御意見を踏まえまして整備計画(案)として取りまとめております。  3、検討会での主な意見要望と検討結果でございますけれども、意見交換会と検討会を4月と6月、2回開いております。検討結果なのですが、裏面に別の表を書いてございます。ちょっとめくっていただけますでしょうか。  さまざまな御意見を活発に頂戴しておりまして、例えば1番、ゾーニングについて、広場を十分確保してほしい、あるいは歩道が狭いので歩きやすくしてほしいとか、暗い場所を直してほしい。2番目で遊具・施設に関しましては、古い「やま」と呼ばれるコンクリートの築山がございまして、こちらを、撤去してほしいという方もいらっしゃるんですが、ぜひ残してほしいという方が多かったです。それから、健康遊具の御要望ですとか、そういったものがございました。トイレにつきましては、古いユニットトイレを改良してほしいという御意見をいただきました。植栽につきましては、かなり木が成長しておりまして、種類や本数を整理してほしいということで、一方、残してほしいという御意見もございます。5番目ですが、利用ルールにつきましては、やはり公園の利用マナーについて徹底してほしい、たばこ、バイク、スケートボードの乗入れ等についての御意見をいただいたところです。  代表的なところは、そういったところでございますが、表面に再度お戻り願えますでしょうか。  4、これらを受けて、整備計画(案)の概要でございますが、まず安全で安心な施設づくりということにつきましては、安全基準に基づいた遊具の配置、こちらはブランコ、鉄棒、砂場等ございますけれども、現在ある築山は改良もしくは更新という形で、今、技術的な検討をしているところでございます。それから、園路照明の改修、見通しの確保といったところ、それから歩道を歩きにくいということで、歩道上の空地を道路際にセットバックして設けたいと考えております。このほか、広場の確保ですとか、健康遊具ということで、足つぼ健康歩道ですとか、そういったことを考えてございます。
     それから、施設のバリアフリー化につきましては、だれでもトイレの設置をいたします。それから、出入口のスロープの設置ですとか、水飲みの水栓金具をバリアフリー仕様に交換をすることを考えています。  それから、植栽につきましては、季節感が感じられるような多様な樹木の植栽ということで、ロウバイですとか、サルスベリ、そういったお花が咲くような木を考えております。  それから、利用ルール、その他ですけれども、バイクの乗り入れの禁止ですとか、自転車・スケートボードの走行禁止、分煙の徹底というところで御意見を多くいただきました。  5の今後の予定をちょっと先に言ってしまいますけれども、11月ごろ、整備の工事に着手いたしまして、来年3月に工事完了ということで考えてございます。  再度めくっていただきまして、3枚目に整備計画(案)ということで平面図を添付させていただきました。左上に整備内容とございますが、先ほど御説明をしたとおりでございまして、それを図面に落としたようなものでございます。こちらの案が検討会を経て、まとまってきたものでございますので、ちょっとわかりにくい部分もございますけれども、御参照くださいませ。  御説明は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○森委員  樹木についてですけれども、相反する意見が出されたようです。高木については、何本伐採をして、3本を新植するんですが、都合減るんですか、ふえるんですか、同じなんですか。  以上。 ○櫻田みどりと公園課長  今回、前面道路沿いのガードレールと公園との境が非常に狭いということで、その部分をセットバックする関係で、そこの部分の樹木については15本ほど伐採をせざるを得ないということで考えております。そのかわり、先ほど申し上げたような樹木を数本新植して育てていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○森委員  高木15本を伐採するんですか。この15本の内訳はどうなんですか。高木は3本新植するということになると、全体で、公園で一体高木はどういう状況になるんですか。 ○櫻田みどりと公園課長  高木とは限りませんが、例えば現在道路際にある木がツバキですとか、ビワですとか、スダジイですとか、桜の木もあるんですけれども、かなり道路に出ているような木もございます。こういった木はやむを得ず伐採ということになりまして、やはり新植する木は同じような大きさではないのですけれども、樹木は成長いたしますので、育てていきたいというふうに考えております。なので、整備してすぐは、やはり樹木の数としては減ってしまうということになります。こちらの公園は、かなり大きい木が多いので、カラスが相当巣をつくるということで、御近隣の方からの御要望もございまして、その辺の剪定等も考えております。  以上でございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(12)目黒区立田切公園改良工事整備計画(案)についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(13)目黒区立東山児童遊園改良工事整備計画(案)について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(13)目黒区立東山児童遊園改良工事整備計画(案)についての報告を受けます。 ○櫻田みどりと公園課長  では、東山児童遊園改良工事整備計画(案)について御報告を申し上げます。  こちらの案件も、4月12日の当委員会におきまして、改良に向けた取り組みということで御報告をしたところでございます。  概要につきまして、1番ですが、所在地が東山三丁目13番、面積が958.41平米、供用開始、昭和27年ということでございまして、経緯ですが、開園後65年が経過しておりまして、途中、1度改修を行っておりますが、全面改修が必要なほど老朽化が著しくなってきたということでございます。整備に当たりまして、同様に安全・安心な施設づくり、バリアフリー化、生物多様性に配慮した植栽、それからこちらは4方向で道路に接しておりますが、2方向が狭隘道路ということで、拡幅整備を基本的な考え方といたしております。児童遊園を利用している小学校、保育園、保護者の方からのアンケート調査をこちらも行いまして、懇談会の形式による検討会を踏まえまして、案として取りまとめたところでございます。  3番目、検討会での主な意見、要望、検討結果ということですが、4月26日、それから5月31日、7月5日と3回、こちらは行っております。  検討結果につきましては、恐れ入ります。裏面をごらんいただけますでしょうか。別表という表にまとめてあります。  主な意見・要望ですが、ゾーニングにつきましては、例えば震災のときとかに人が一時的に集まる場所として広場等が欲しいということ、それから、やはり昔の風景を残して欲しいという御意見をいただいております。あと、重立ったものですが、2番目で遊具については、今、古い急傾斜のすべり台があるのですけれども、こちらは危険であるというような御意見、それからコンクリート築山が、こちらも傾斜が急で危ないという御意見もいただいております。それから、3番、トイレについてですが、かなり古いトイレでして、やはり新しくしてほしい、和式ばかりなので洋式が欲しいという御意見。それから、4番目、植栽ですが、藤棚の藤がなかなか咲かないとか、そういった御意見もございました。それから、樹木はできるだけ残してほしいと。それから、利用ルールについてですが、やはりマナーについて徹底してほしい、たばこや犬の立ち入りについても、禁煙とか、そういった御意見をいただきました。それから、6番、その他で防犯カメラを設置できないかということでございます。  こちらの御意見、さまざま活発な御意見をいただきまして、済みません、表側に戻っていただけますでしょうか。  4、整備計画(案)の概要でございますが、安全・安心というところでは、安全基準に基づいた遊具ということで、こちらは今あるコンクリート築山は撤去いたしまして、大型のすべり台を設置することでまとまっております。あとは、ブランコ、砂場、グローブジャングル等の新しいものへの更新、それと、古いすべり台は急傾斜のものは撤去をいたします。それから、園路照明改修等々を行います。  それから、バリアフリー化につきましては、だれでもトイレの設置、あと水飲みをバリアフリー仕様に更新をしてまいります。  それから、植栽につきまして、こちらも多様な樹木の植栽を行いたいと思っております。  狭隘道路の拡幅整備ですが、これが2方向、0.6ないし0.7メートルぐらいセットバックをいたしまして、後退面積としては40平米近くが道路になるということになります。  それから、利用ルール、その他ですけれど、ごみの放置禁止ということ、あとは禁煙、ペットの立ち入り禁止ということで意見がまとまっているところでございます。  裏面の5、今後の予定でございますが、本年11月ごろ整備の工事に着手をいたしまして、来年3月工事の完了というふうに予定をしております。  3ページ目、整備計画(案)ということで、やはり平面図をお示ししてございます。左側の整備内容は、先ほど御説明したものとかぶりますので、省略させていただきます。絵の中で、大分狭いんですけれども、広場ゾーンをなるべくとって、住民の方々の、町会さんの活動ですとか、そういったものにも供することができるように配慮をしているところです。  御説明については以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございます。  報告が終わりましたので、質疑を受けます。 ○竹村委員  先ほどの公園と児童遊園にまたがることなんですけど、公園自体を喫煙にするとか禁煙にするとかいう考え方というか、指針があれば、お伺いします。 ○櫻田みどりと公園課長  ただいま目黒の公園と児童遊園につきましては、まず児童遊園は設立経緯といいますか、公園の目的から、子どもの遊び場ということで全面禁煙ということで、全て表示は今しているところでございます。  公園につきましては、遊具の近くは禁煙ということで表示をしています。これは、お子様の受動喫煙が深刻だということで、そのようにしております。実際、公園によって、例えば苦情というんですか、御要望を多くいただくような公園、そうでもない公園、あとは立地の問題もございます。なので、一律にこの公園はということはしていないのですけれども、現在、運用的に、例えば住宅地の中の公園で非常に御要望が強いとか、子どもさんの施設が多いとか、そういったところについては、運用的に張り出しをして、灰皿を撤去していくとかということも実際やっております。  以上でございます。 ○河野委員長  竹村委員の質疑を終わります。ほかに。 ○広吉委員  東山児童遊園の改良工事ですが、こちらは先ほどの田切と違って3回行われたということですが、この意見交換会と検討会というのは区別があるのでしょうかということが1つと、あと、この3日間の時間帯というのはどういった時間帯で行われたんでしょうか。あと、参加人数と、来ていらした方の年齢の大体のところとかを教えてくださいというのが1点目です。  2点目は、狭隘道路ということで拡幅整備をということなんですが、この整備計画(案)でどの部分が拡幅になるというふうに捉えたらいいんでしょうか。その2点を教えてください。 ○櫻田みどりと公園課長  まず、意見交換会と検討会の違いなのですが、改良の場合は、まず地域のかなめとなるといいましょうか、町会長さん、住区の会長さん、そういった方々にまずお声がけをさせていただいて、ぜひおいでくださいということで、皆さんの御都合を聞くような形で意見交換会を行うんですけれども、その際、当然ながら地域の近隣の方にも来ていただきたいので、通常は誘致圏といいますか、250メーターとか125メーターとか、各戸配布でビラをまきまして御案内をしているところです。そのときに出た意見をもとに、ある程度整備計画の前段階のようなものをつくりまして、それをもって検討会ということで、また皆さんにお呼びかけをして進めているところでございます。  この東山に関しましては、3回行っているのですけれども、初回の4月26日は平日の夜、10名に来ていただきました。意見交換会ですね。次、5月31日は、こちらも平日の夜で、やはり10名、それから7月5日は、こちらは実は第2回目のときに実際使うお母さんとかお子さんとか、夜だと来られないんじゃないですかということもありまして、意見を聞いたらどうでしょうかということで、平日の昼間、13時から時間を変更して行いました。このときもやはり10人ほど来ていただきまして、もちろん2回目に来た方は3回目にも来ていただいていまして、その意見を取り入れて、まとまったというところでございます。  それから、狭隘道路の拡幅部分なのですが、お手元の図面で申しますと、これは北側が上のほうなんですけれども、北側、目黒川のほうに近いんですけども、北側の道路と、あとは東側の道路、それぞれ破線といいますか、点線がうっすらとあると思うんですけれども、こちらがセットバック部分になります。  以上でございます。 ○広吉委員  交換会と検討会の違いはわかりました。アンケート調査を行った上で、また最後の5日の日は子どもを育てている保護者の方が参加しやすい時間設定でされたことは、とてもよかったのではないかと思います。  その中で出た意見で、昔の風景を残してほしいという意見が出ているんですが、これはどんな形のイメージなのかなというのと、あとは真ん前に貝塚公園があるんですけど、こことの関連性とか、今後ここの改良工事とか、そういったことはどういうふうになっているかという点を教えてください。  あと、道路の拡幅はわかりました。 ○櫻田みどりと公園課長  ただいまの御質問にお答えをいたします。  まず、昔の風景を残すというところにつきましては、先ほどコンクリート築山の、古い築山のお話をしましたが、そこに馬の形をしたモニュメントがシンボル的に乗ってるんです。その部分だけ残しまして、平面図でいいますと、右上に砂場の北側というか、東側にウマ(モニュメント)と書いてあるんですけれども、ここの部分に、遊具ではなく、あくまで見ていただくということで残すことを考えています。  ちょっと余談ですが、例えば目黒銀座児童遊園で豚の形をした元遊具を置いたりしてますが、ああいった形で、モニュメントの位置は、今後設計を進める中で変える可能性があります。  それから、おっしゃるとおり、真ん前に貝塚公園がございまして、こちらは割と静かな湧き水のある公園ということで、両方のすみ分けといいましょうか、機能分担を考えておりまして、東山児童遊園については、やはり遊具中心の子どもたちが遊ぶ公園、東山貝塚公園のほうは静かに憩うような公園ということで考えておりまして、結構大人の利用も多いのかなと思っております。特に、まだ貝塚公園の改修予定というのは今のところないのですけれども、今後、公園はいっぱいございますので、老朽化の度合い等々で考えながら、計画的に改良を行っていく予定でございます。  以上でございます。 ○広吉委員  象徴的に築山の上に乗っかっている馬をモニュメントとして設置するということはわかりました。それが昔の風景を再現するということもわかりました。  せっかく真ん前に貝塚公園という湧き水があって、あと昔の人形があったりしますよね。そういったところとの連動性といいますか、せっかく昔の風景というような形での取り組みもあるのですから、何かそういった工夫が少しあってもいいなと思うんですけど、検討会の中で貝塚公園との連動性みたいなところの意見は出たのでしょうかということと、今後、連動性をどうしていくのかということをお聞かせください。 ○櫻田みどりと公園課長  先ほど私、機能分担という言い方をしましたけれども、近い部分にある公園ですと、同じような公園にするかというか、連動性を持たせる、あるいは機能分担をしていく、その辺のやり方については、いろいろさまざまな手法があろうかと思います。おっしゃるとおり、例えば景観的な連続性であるとか、そういったことは大事だとは思います。  今回、歴史を残すということで馬のモニュメントを残すというところなんですが、これはあくまでも人間がつくったもの、人間の記憶を残すというような、実際遊んでいらしたお母さん方とか、地域の方もこれを懐かしいと思う程度の歴史かなと思います。貝塚公園については、もっと古い歴史のものということで、それが1つの教養施設といいましょうか、古い歴史を伝えるということにもなっているのかなと思います。その点については、すぐ近くでございますので、静けさと、あとは活動的というような違いは浮き出させつつ、例えば植栽の内容がまた全然違いまして、東山児童遊園ですと明るい花が咲くような木を植えてまいりますし、貝塚公園のほうは鬱蒼としたような木もございます。そういった違いを出していく、対比していくのかなと思っております。  今後の連動性につきましては、また貝塚公園の改修の際に、近くの方の御意見を伺っていくことになると思うんですけれども、すぐお答えできるような連動性というのは……  (「検討会では」と呼ぶ者あり) ○櫻田みどりと公園課長  検討会の中では特にはなかったんですが、例えばたばこを吸う方が児童遊園のほうで吸わないで貝塚公園のほうで吸ってほしいとか、そういったものはありました。なので、景観とは全然違うのですけれども、そういったマナー、すみ分けという意味にもなるのかもしれませんが、そういった御意見は出ております。それ以外は特にございませんでした。  以上でございます。 ○河野委員長  広吉委員の質疑を終わります。  議事の都合により暫時休憩いたします。再開は3時25分でお願いいたします。  (休憩) ○河野委員長  それでは、休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。  報告事項(13)目黒区立東山児童遊園改良工事整備計画(案)について、ほかに質疑はございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(13)目黒区立東山児童遊園改良工事整備計画(案)についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(14)平成29年度「目黒川サクラ再生実行計画」の取り組みについて ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、報告事項(14)平成29年度「目黒川サクラ再生実行計画」の取り組みについての報告を受けます。 ○櫻田みどりと公園課長  それでは、平成29年度「目黒川サクラ再生実行計画」の取り組みについて御報告をいたします。  まず、背景でございますが、区内の公園等の桜がかなり老齢化をしておりまして、倒木等枝折れなど懸念されるということがございまして、平成26年3月に「目黒のサクラ基金」を設立いたしまして、皆様方に御寄附をいただきながら、それを活用してサクラの保全事業を進めているところでございます。  平成27年度から、こちらサクラの保全事業を進めておりまして、樹木の診断の結果に基づきまして順次、サクラ再生実行計画の策定を地元の地域の住民の方々に御参加いただきながら進めているところでございます。  今年度、29年度につきましては、目黒川沿線の桜について地域住民の方の御意見、それから樹木医等専門家の意見、そういったものを取り入れながら、計画の策定を進めていくという御報告でございます。  2、サクラ再生実行計画の検討会の予定でございますが、29年8月1日に第1回の検討会を行いたいと思っております。中目黒住区センター会議室において行いたいと思っております。時間が18時半からの予定でございます。第2回を9月ごろ、それから第3回を10月ごろというふうに、秋ぐらいまでに進めていきたいと思っております。  サクラ再生実行計画の内容でございますが、まず目黒川の桜という特性から、皆様方に目黒川の桜の歴史についてまず御報告をしながら、平成27年度の樹木の診断結果の報告、それから現状の課題についての確認をしたいと思っております。  目黒川につきましては、実は樹木の診断によりますと9割方、健全な樹木が多いということで、すぐ倒木するような木については既に4本ございましたが、伐採をしております。ですので、今の状態を維持していくのにどのようにしていくかというお話になろうかと思います。  それから、桜景観の保全策、どのように施策をつくっていくかということについての検討、それから今ある木は保全しておきますが、その後、そんなに近い将来ではございませんが、植えかえが必要になったような場合、樹種ですとか、間隔についての検討を行いたいと思います。  それから、維持管理方法の検討、こちらは去年、平成28年度には碑さくら通りですとか、円融寺のところの街路樹について検討いたしましたけれども、樹種あるいは間隔について、それから住民の方々に維持管理に参加していただくような話もございました。そういったことについても触れていきたいと思っております。  4、地元への周知方法でございますが、まず目黒区のホームページにて御案内をしていきたいと思っております。  それから、2番目で公営掲示板・町会回覧とございますけれども、目黒川全域となりますと、非常に極めて広い広範囲になりまして、住区は5つの住区、それから町会は17の町会に及ぶ範囲になります。  裏面をめくっていただきまして、案内図がございますけれども、目黒川緑地帯が大橋のあたりから区界、南のほうまでずっとございますので、こちらの桜について検討していきたいと思っておりますので、非常に広範囲に及びます。  表側にお戻りください。というところで、公営掲示板と町会回覧、この地域で行っていきたいと思っております。  それから、現地掲示を考えておりますが、景観を害さないような方法でやっていきたいと思っております。  それから、関係の商店街組合、それから川の関係の団体さんへの周知を当然ながら図ってまいりまして、多くの方に御参加いただいて、進めてまいりたいと思っております。  御説明は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。 ○飯田委員  ことしの8月1日に第1回の検討会が開かれるということなんですけども、サクラ再生実行計画の内容として、27年度の樹木診断結果の報告と現状課題の確認とありますが、昨年は樹木診断は、28年は行ったんでしょうか。この樹木診断というのは、年に何回行うものだったか、あとどのような方たちが、どんなふうにして診断されるのか。樹木医の方も入るんだろうと思うんですけれども、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。  以上です。 ○櫻田みどりと公園課長  樹木診断につきましては、平成27年度から街路樹などを先に行っていますけども、順次、公園、児童遊園、それから道路緑地や緑道といったふうに順番といいましょうか、計画的に行っております。  診断の内容なんですけれども、初期診断、外観診断、精密診断とございまして、初期診断につきましては、区の職員、もちろん研修等を受けた職員が行うことが多いです。それから、次の外観診断や精密診断になりますと、樹木医が行うケースがほとんどでございます。  このあたり初期診断で全く健全な木はよろしいんですけれども、ちょっと弱っているというようなものにつきましては、次の診断に進めていくというやり方をしております。
     精密診断になりますと、機械を使いまして、中の空洞率ですとか、そういったものも調べていくというやり方をいたします。  毎年ということではなくて、5年ないし10年の間隔で、同一の木については診断をしていくものでございます。なので、サイクルといいましょうか、5年、10年周期で、また診断をしていくというふうに考えております。 ○飯田委員  ただいま間隔としては5年から10年に一度の間隔で、初期診断、外観診断、精密診断としいう手順でやっていくということなんですけど、きのうか、おとといのテレビで、私が見て大変だと思ったんですけど、クビアカカミキリという外来のカミキリムシが日本に入ってきていて、それでそのカミキリムシは普通のカブトムシやなんかが好まない桜、桃、梅、日本の大事な樹木を好んで食べるということで、既に東京の近郊でも、ちょっと記憶が確かじゃないんですけど、埼玉だったかな、茨城だったかな、この近所の県が、5つか6つの県が軒並みやられていて、それで地域の方たちが記念植樹した樹齢70年とかいうふうな桜並木の桜が軒並みやられちゃっていて、それでやむを得えず地域の方たちが泣く泣くその桜を切り倒して、それで幹を切断して調べたところが、このクビアカカミキリというカミキリムシの幼虫が、白いぐじゅぐじゅした虫なんですけど、それが太い1本の木に7匹ぐらい入っていたら、その桜はことごとく食べられちゃって倒木するしかないという。倒木した後も、非常に繁殖力が強いカミキリで、1回に1,000個ぐらい卵を産むらしいんですけど、その根っこのほうまで卵が産みつけられたりしていて、1本の桜がやられると大体桜並木全部がやられちゃうような、そういう繁殖力の強さを持っているらしいんです。  私、それを見て、目黒川の桜のことが真っ先に頭に浮かんで、樹木診断というのはたしか樹木医の人がどのくらいに一度やるんだったかなというふうに思っていたんで、きょうたまたまこの報告があがってきたんで、今発言しているんですけれども、診断をもうちょっと頻繁にやるとか、情報を得ていただいて、第1回のこの検討会に、ぜひ現状の課題の確認というか、そういうことが近県で起きているということも、課長のほうからでも少し俎上にのせていただいてはいかがでしょうかと思うんですが、その辺をちょっと検討してもらいたいなと思います。  その初期診断も職員の方が、もちろん研修を受けられて、肉眼でやられるんだろうと思うんですけども、その辺もちょっと初期診断するときのやり方なんかも工夫されたらいかがかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○櫻田みどりと公園課長  御指摘ありがとうございます。  おっしゃるとおり、ちょっと予測しない害虫ですとか病気なども、例えば桜ですとてんぐ巣病とかそういったもの、目黒ではないですけれども、そういった被害も大きいというふうに存じております。  私ども現場職員が毎週毎週全ての樹木もチェックしておりますので、そういったときにできるだけ丁寧に、それから情報を今おっしゃったとおり収集して、例えば目黒区の近郊ですとか、23区の情報なども得ながら、気をつけて対処してまいりたいと思います。意識してそういったものを留意することが大事だと思いますので、そのように対処していきたいと思います。  以上でございます。 ○飯田委員  そういう外来種も特に気をつけてということですけど、クビアカカミキリについてはぜひちょっと調べていただいて、番組編成上もかなり警告的な内容で、特に桜が被害に遭いやすいみたいなので、ぜひよろしくお願いします。 ○櫻田みどりと公園課長  特にクビアカカミキリそういったもの、さまざまな害虫が出てまいりますので、情報を得ながら対処してまいりたいと思います。 ○河野委員長  飯田委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○田島委員  これから桜について検討会を含めお集まりいただいて、いろいろ検討を始めるということでございますが、この検討の中には、桜を見る立場の人のことを踏まえながらという部分も、というのは桜の時期にはあれだけの人が出ます。かなり飽和状態になっていて、何かあったときは大変なことになるので、その桜を見るルートだとか、それから交通も含めて全体的に一方通行にして車を流すとか、警察との、交通管理者等も入っていただいてやはり考えていかなきゃいけない時期に来ているんではないかなと思いますので、ぜひこういったことを検討するに当たりましては、一朝一夕にはいかないと思うんですけれども、ぜひとも上から見て、この桜の、これだけの観光資源ですからうまく利用して、それで見る人にもすんなりと、こういうルートで回ると人の流れがつくれて見やすいですよとかいうことも含めて考える時期なんじゃないかなという気もするので、その辺についても今回検討されるのかどうか伺っておきます。 ○櫻田みどりと公園課長  桜ということで、桜まつりの春の時期につきましては関係団体、それから区の関係所管が一堂に集まって、運営協議会をつくっておりますので、そういった桜の今回一本一本の保全ですとか、どのように維持していくかというお話ではございますけども、そういった御意見は当然出てくるかと思います。  そういったことにつきましては、桜まつり等運営協議会と連携しながら、そちらに例えば対応を依頼するですとか、こういったことがありましたということで御報告するとか、そういった形で連携をとって行ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○河野委員長  田島委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○広吉委員  サクラの再生実行計画なんですが、サクラ基金が少し減って、寄附が減ってきているというふうにちょっと聞いているんですが、今のところ基金はどのくらいあって、昨年度、またその前、2年間ぐらいどのくらいの寄附があったのか教えてください。 ○櫻田みどりと公園課長  サクラ基金でございますが、26年3月に創設いたしまして、26年度が325万円ほど、27年度が300万円、約ですね。それから、28年度が260万円ほどいただいております。  28年度はちょっと減っているんじゃないかという御指摘かと思いますけれども、現在、29年6月末現在で1,080万余をいただいておりまして、やはりちょっとこれ季節によって例えば3月、4月などは多くいただくようなことが、変動がございますので、今後ともPR等も、こういった取り組みの中でPRをしながら募っていきたいと思っております。  実際、さんまのペーパーナイフを昨年初めにつくっておりますけれども、さんまのペーパーナイフなどの効果も、やはり1万円以上の寄附で差し上げているんですけども、あれを始めましてから高額な寄附がふえております。ペーパーナイフも最近3月、4月、5月ぐらい、高額な御寄附をいただくことも多く、かなり累計配布数も伸びているところでございます。そういった取り組みを進めてまいりたいと思っています。  以上です。 ○広吉委員  昨年度は少し減ったものの、高額な寄附をしてくださる方はふえているということで、せっかくこの話し合いで区民の方も加わって、桜のことを話し合う機会ですので、ぜひ基金のこともその中に入れていただいて、基金が広がるようなことにつながればと思います。  そのさんまのペーパーナイフが、今のところ寄附をしてくださった方への返礼品みたいな感じだと思うんですが、ほかにもお箸だったり、あと、まないたとか、いろんなことが考えられると思うので、今回、維持管理方法の検討も中に入っていますので、区民の方とそういった桜をめぐってどういった取り組みができるかということが、いろいろ話されると思いますので、サクラ基金の周知から、また返礼品のことだとか、あと管理方法など話を発展させて、桜まつりのときの人混みのルールというか、マナーの提案だとか、あと地域とお祭りとの共生が図られるような、そんな取り組みになればと思いますが、その辺のところはどうでしょうか。 ○櫻田みどりと公園課長  ペーパーナイフに関しましては、御存じのとおり目黒で伐採した桜の材を使いまして、気仙沼市の木工所に持ち込みまして、つくっていただいているということになりますが、実際、伐採した材がどれぐらい出るかという問題ですとか、また材の健全度合いというんですか、やはり不健全だから切っている部分もありますので、できてくる木工品については、おのずと大きさですとか、どんなものがいいかというのは限られてくる部分もあろうかと思いますが、区民の方々とお話しする中で、さまざまな御意見が出てくると思います。そのあたり費用対効果等も考えながら、あとは実際に物理的に対応可能かどうかという面もございますので、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○広吉委員  今後、桜まつりのときに地域住民の方たちと、あと外から入られた方たちのいろいろな課題がありますよね。その課題解決につながるような取り組みが、こういった桜というところに視点を置いた取り組みの中での提案というと、また違ってくると思いますので、そういったことができるんではないかと思いますので、そういった桜まつりの際の提案といいますか、また違った視点からの対応策みたいなことを話し合う機会にもなればと思いますが、いかがでしょうか。 ○中澤都市整備部長  サクラ再生実行計画、これのこの検討会で桜まつりの対応とか、そういうようないろいろな課題とかということも話し合うというお話ですけども、1点、これ再生実行計画ですので、これは技術的な診断をして、その中での課題をまず確認をすると。それと、桜としての保全の仕方をどうしていくかということを考えていく。なおかつ、今後、植え方とか、植種とか、あるいは先ほどおっしゃったような虫の関係もございますけども、そういうことも含めて維持管理の方法を考えていくというのが、まず原点でございますので、今お話しした内容については、目黒川桜まつり等運営協議会というのがございます。その中で5月の下旬には検証しまして、課題等を整理してございまして、それをもとに今後庁内の関係各課でそれをまとめて、最終的に整理をしていくということになってございますので、委員のおっしゃる意味はわかるんですが、その課題をいろいろ分散しますとまとまりがなく、結局、今回、桜まつりの関係につきましては、非常にこれシビアな部分がございます。申しわけないですけども、地域ではそれに対して非常に不快に感じている方もいらっしゃるし、ある一定では観光の名所となっている。  大体観光の名所となるとそういうものが発生して、その対応をどうするか。警察との交通の関係、一方通行をどうするか等々含めていろんな課題がございますので、これはやはりそちらのほうはそちらのほうでちゃんとした連携でまとめて対応していくということが大事だと思っておりますので、そういう話題が出たとしたら、先ほど課長が申したように、そういう話はそういうところにつなげていくということで、整理していけばいいかなと思ってございます。  おっしゃる意味はわかるんですが、やはりそうなってきますと、せっかくの再生実行計画がまとまらなくなってしまうと困りますので、そこは切り分けていければなと思っております。  以上でございます。 ○河野委員長  広吉委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。 ○森委員  サクラ再生実行計画が立案されたときに、実施計画との関係では、実施計画の中に位置づけられるんでしょうか。  それから、寄附金だけではサクラ再生実行計画を運営するのに足らないと思うんですけども、その点はどんなふうに財政的に対応していくんでしょうか。財源の内訳も含めてなんですが。  そこで、ちょっと関係して気になるのが、サクラ基金の原資として組み入れた10億円、これはジャンクションの屋上公園をつくる際に、首都高からもらい受けたものですよね。当初は財調基金に繰り入れるという、そういうふうに区は考えていたんですが、こちらのサクラ基金に入れました。これはジャンクションの10億円については、会計はしっかりとジャンクション屋上の維持管理費として使うから、会計報告というか、帳簿もしっかりやりますよと言われていました。そのあたりの状況はいかがでしょうか。  以上。 ○櫻田みどりと公園課長  まず、1点目でございますが、実施計画等への位置づけはということでございますが、そうです、実施計画に位置づけをいたしまして、サクラの保全事業ということで進めているところでございます。  それから2点目ですが、財源についてということでございますけれども、おっしゃるとおりサクラ基金というのは、大橋ジャンクションの天空庭園をつくったときの首都高からいただいているお金が原資になってございますけれども、こちらを預金利子、それから債券の運用等にプラスして、桜の寄附金をいただきまして、サクラの保全事業を行っておりますが、やはりおっしゃったとおり足りない部分がございますので、このサクラの保全事業の現在は経費の2分の1をこちらのサクラ基金のほうから使いまして、事業を進めております。  27年度、28年度、29年度と、実際桜の伐採等がございまして、根を抜く抜根等は相当経費がかかりますので、このあたりサクラ基金を取り崩すというか、崩していただいておりましたけども、また今後の実施計画の中で、そのあたりの比率については検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ○森委員  経費については寄附金だけじゃ足らないので、経費の2分の1をこの基金、原資からもらい受けて、伐採、抜根等をやってきたと。  それで、お聞きしたジャンクション、天空庭園の維持管理経費についての独自性、この10億円をほかには流用せずに、ジャンクションの屋上で使うという決めになっていましたから、独自会計帳簿をつくって運用管理はしますよとお答えいただいていたんですが、今の御答弁だと、ずるずると流用しているかのように聞こえたので、そのあたりはどうなっていますでしょうか。 ○櫻田みどりと公園課長  申しわけございません。ちょっと私の答弁が、表現がよろしくなかったと思います。  サクラ基金の原資を取り崩すというのではなくて、原資のサクラ基金の債券運用と預金利子の分、それからサクラ基金を含めまして、現在のサクラの保全事業に充てております。2分の1をそちらから持ってきて、2分の1は一般会計、一般財源ということで充てまして、事業を今、回しているところでございます。ですので、ずるずるとということではなくてきちっと分けて、予算の管理は分けていたしております。  以上でございます。 ○森委員  ジャンクションの10億円は、ジャンクションの屋上公園、天空庭園の維持管理経費として使っていくと。この会計は、しっかりとつけているということですね。そこをちょっと説明してください。 ○櫻田みどりと公園課長  ジャンクションの、首都高から来た10億何千万円は、おっしゃるとおり主な使途としては天空庭園、それから周りのオーパス夢ひろば1号棟の維持管理経費として、大体年に平均すると3,000万弱ぐらいなんですけれども、ということで支出をしております。  以上でございます。 ○河野委員長  森委員の質疑を終わります。  ほかにございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、報告事項(14)平成29年度「目黒川サクラ再生実行計画」の取り組みについてを終わります。  以上で、報告事項を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(2)目黒清掃工場解体工事説明会の開催について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  次に、情報提供に移ります。  情報提供(2)目黒清掃工場解体工事説明会の開催についての説明を受けます。 ○秋田清掃リサイクル課長  それでは、目黒清掃工場解体工事説明会の開催について情報提供させていただきます。  東京二十三区清掃一部事務組合、いわゆる一組が6月26日、平成29年第2回一組定例会におきまして、目黒清掃工場建替工事請負計画の締結について、原案可決したという情報がございました。  翌6月27日に契約の運びとなってございます。  契約の相手方は、JFEエンジ・清水建設特定建設工事共同企業体、契約金額は514億7,064万円でございます。  それを受けまして、目黒清掃工場解体工事説明会につきまして、一組から連絡がございましたので、本委員会で情報提供させていただきます。  1、日程及び会場でございます。  9月20日水曜日、午後7時から8時半にかけまして、下目黒住区センターで開催いたします。  翌9月21日木曜日、午後7時から午後8時30分まで、こちらは中目黒住区センターで開催いたします。  9月23日土曜日、午前10時から午前11時半と午後2時から午後3時半にかけまして、田道住区センターで開催いたします。  なお、説明会における質疑内容につきましては、後日、一組のホームページからごらんいただけるということでございます。  2番、周知方法といたしまして、1、清掃一組ホームページへの掲載、2、目黒清掃工場掲示板への掲載、こちら工場の周りに3カ所ほど掲示板がございますが、こちらへの掲載。3番目、目黒区ホームページへの掲載、4番、めぐろ区報への掲載、5番、町会回覧、公営掲示板、チラシ配布(ポスティング)を考えてございます。  裏面をごらんいただきまして、参考までに今後のスケジュールをおつけいたしました。  もう既に何度か委員会において、このスケジュールはお渡ししていたと思うんですけれども、こちら工事工程のところの6月27日、こちらに契約という情報が入ってございます。また、斜め右下、解体工事説明会、9月20日、21日、23日という情報が入ってございます。以下、今後、解体工事や建築工事を経まして、竣工に至るという流れでございます。  一組からの情報提供を受けた内容は以上でございます。 ○河野委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、質疑を受けます。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○河野委員長  ないようですので、情報提供(2)目黒清掃工場解体工事説明会の開催について終わります。  以上で、情報提供を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○河野委員長  続きまして、その他、次回の委員会開催につきましては、8月2日の午前10時からといたします。  以上をもちまして、本日の都市環境委員会を散会いたします。  ありがとうございました。...