○つ
ちや委員長 報告は終わりました。
では、質疑を受けます。
○
飯田委員 先ほどの説明で、自由に書き込むことのできる項目も設けるとあったんですけど、この表でいうとどこら辺にそういう項目を設けるんでしょうか。
○
佐々木長期計画課長 本日
調査票そのものをおつけしてございませんので、ちょっとわかりにくかったかと思いますけれども、それぞれの
項目ごとの
調査と、一番最後のほうに
区政全般について御自由に御意見を書いていただくような欄を設けているというものでございます。
○
飯田委員 後ほど資料とかそういうのはいただけるんでしょうか、資料として。
○
佐々木長期計画課長 きょう
発送予定ということで、職員が今必死に作業しておりますが、資料の在庫が出てまいると思いますので、これについてはじゃ御配付をさせていただきたいと思います。
○つ
ちや委員長 お願いします。ほかに質疑ございますか。
○
富士見委員 この
調査の
回収率の何%以上は必ず回収するとか、あるいは
目標回収率とかがあるのかということと、
回収率が低い場合に、
催促状みたいなのを出したりとか、そういうことをやるのかということをお聞きしたいと思います。
○
佐々木長期計画課長 まず、
回収率についての御質疑でございますが、前回の平成18年のときの
調査の状況を申し上げますと、前回は2,000通で
調査をいたしておりますけれども、
回収率40.6%でございました。今回も同じような無記名の
アンケート調査ということでございますので、これが一気に例えば60%になるとか70%になるということは考えにくいというふうに思っておりますので、前回同様ぐらいの40%ぐらいの
回収率になるだろうという
見込みは持ってございます。
この
回収率を少しでも上げるために何か取り組むのかという
2つ目の質問でございますが、督促というのはちょっと表現はよくないのかもしれませんけれども、3週間の期間を用意してございますので、2週間たった段階で、回答していただいた方についてはお礼、まだの方については再度のお願いといった形で、両方兼ねるような内容の案内をお出しする予定でございます。
以上でございます。
○
富士見委員 1点目は、無記名で返ってくるはずの人にどうやってお礼をするのかなということと、あとは40%ということは、3,000人に出すわけですから1,200人ぐらいですよね。これはもうだから1,200人ぐらいで区としては十分だ、いいんだという認識でよろしいんでしょうか。
○
佐々木長期計画課長 無記名で出していただいた方とのお礼の関係でございますが、これは今回
調査票を発送した方全員に同じ文面でお出しすると。もう既にお出しした方についてはお礼ととれるような文面、まだ回答していただいてない方についてはぜひお願いいたしますというような両方盛り込んだ文面でお出しするという意味でございます。
あと、
回収率の問題でございますが、できるだけ多くの方から回収したいというのは、これは実際に実施する側の気持ちではございますけれども、現実問題としてやはり前回の例をお話ししたとおり、やっぱり40%ぐらいになるだろうという
見込みでございます。ただ、前回よりも1,000通ふやしておりますのは、最終的に母数としてやっぱり3けた、1,000以上の母数が集計には必要であろうということで、そこをねらって今回3,000通にしたということでございますので、できれば2,000でも3,000でもということなんですが、できるだけ数はふやしていきたいという考え方でございます。
以上でございます。
○つ
ちや委員長 ほかに質疑ございませんか。
○
戸沢委員 これ、答えるときに、こういうことで困っているし考えてほしいんだけど、どこの項目のことなのかわかんないとかたくさんあると思うんですね。それで、
最後自由記述欄と言われても困っちゃうんですけど、細かく対応できることできないんですか。
○
佐々木長期計画課長 調査票のつくりについて、また後で御配付をさせていただきますけれども、できるだけわかりやすいように一覧になっております。一覧の中で選んでいけるようなものにしてありますけれども、いかんせん27項目について、ここに記載のとおり大きく分けると4種類の設問がございます。したがいまして100問近い、要するに1枚ずつ、もし設問があった場合、100枚近い
ボリュームになりますので、なかなか細かな説明というのはし切れないというのが実態でございます。そういう意味で、
調査票のほかに、これは区全部についての資料というわけにはいかないわけですけれども、目黒区のことを全体をとらえる上で必要なデータ、これについてグラフにしたりしながら、参考となる資料もおつけして、それをお読みいただいた上で回答していただくというような形をとってございます。そういう意味で、
調査の
ボリュームとの関係で、それ以上の
説明等詳しくはなかなかできませんけれども、一目で一覧でわかるようなスタイルをとりながら回答いただいているという状況でございます。
○つ
ちや委員長 暫時休憩いたします。
(休憩)
○つ
ちや委員長 再開いたします。
○
戸沢委員 これ何かすごく細かいようだけど、結局でもどれだけ満足か云々という、この項目の大きな分類しか出てこないんですね、結果としてね。ということは、どの程度役に立つのかしれないけど、重要だと思っているのがこういう偏りというかこういう分布になっているとか大まかに見た上で、傾向としていろいろ考えるという程度ですかね。どのぐらい意義があるのかについて、この
調査。
○
佐々木長期計画課長 やる意義ということでございますが、基本的に今回
計画改定を行う予定でございますので、そこへ反映していくつもりではおります。分析のところも具体的には書いてございませんが、設問でいいますと、例えば4のAというのがございます。27項目について
重要度、
満足度を5段階で
調査するというものでございます。
調査票をごらんいただくとおわかりのとおり、この27項目について、非常に重要であるから、その他わからないまでですが、重要でないというところまで分けて丸をつけていただくと。もう一つ、この区の
取り組みについて満足しているかどうかということを2つお聞きします。これをクロスさせまして、重ね合わせまして、そこで分析するのが一つの
分析手法でございます。例えば、重要であるという方が多くて、しかし
満足度が低いというものがもしあったとするならば、これは
重要度が高いんだけど、
満足度が低いですから、もっと
満足度を高めるように取り組まなければいけないという施策になってくると。逆に、
重要度が低くて
満足度がもし高いというものがある場合には、これはやり方、進め方、この辺の検討をしなければならない、そういう方向が出てくるということでございます。そういう分析をした上で、次の計画に反映してまいりたいというのが趣旨でございます。
○
戸沢委員 例えば
子育て支援とかなんとかということで、そういう環境を整備するのが重要だと、どうかとなるけど、例えば、いや保育園の整備がまず必要だと私は思っているんだけど、何かどこでそういうことを書くとか、あるいは学童がどうだとか、そういう具体的なことになると何かよく見えないというか、そういうもうちょっと、傾向でしか聞かれないんですよ、これね。それがすごく意義があると逆に言っているわけですか。
○
横田企画経営部長 これは、前回は
実施計画の改定ということでこのような
調査をやりましたけれども、今回新しい項目も加味して、このような
調査をやるということですが、
基本計画の改定に対応するような形で、
実施計画も並行して行いますけれども、その施策にどう生かしていくかというふうなことですので、
基本計画の内容としては、施策の基本的な方向、それから大きなそれにつながる施策というふうな聞き方をしておりますので、そういうものについて、ある意味では大きな視点で区民の
皆さんがどのような関心あるいは区の施策の
取り組みについて満足されているのか、あるいは不満の状態があるのか、そういうことを基本的な内容としてつかむと、そういう趣旨ですので、余りこういう性格上、細かい詳細にはならないと思います。それを補う意味で、後半のほうに
自由意見ということで書いていただきますので、我々こういう
調査の中でも結構
自由意見や何か大いに参考にしておりますので、そういう中で、例えば具体的に
保育所の整備とか、そういう具体的な内容に即した意見も聞けていけるのかなというふうに思っております。
○つ
ちや委員長 ほかに質疑ございますか。
○
森委員 一つ子どもの意見をどこでどう聞いていくかという問題なんですけども、
子ども条例では、
子どもを権利の主体としてとらえて、
子どもに関係する施策については
子どもの意見をきちっと聞いていくと、
意見表明権というのを規定しているわけで、これどこかで位置づけなきゃいけないと思うんですけれども、やっぱり意識
調査するときにも、そういう配慮が必要じゃないかと思うんですが、その点18歳以上と限定するのはどうでしょうか。
それから、
住民参加についてなんですけれども、恐らくこの
調査票では、最後の
ページの25番の区民と行政の協働による
まちづくりの推進というところだと思うんですが、ここのところは、
基本構想の理念の3つのうちの1つとして
住民自治が掲げられて、その関係で
住民参加システムの構築を図っていくという構想の立場が明確なんですが、その点でいつもここのところは区民とのやりとりの具体的な課題になると問題になるところなんですが、全体的に同様のトーンでこういう形で聞いていくというのはどうかと思うんですけれども、その点いかがですか。
それから、財政の問題なんですけれども、ここではその下の27番の
基礎的自治体としての
行財政能力の充実、これについて尋ねている、
行財政能力が確立されていると思いますか、はい、いいえ、わからないと答えるようになっていますけど、これだと区民が答えようがないというか、その資料が、こっちの資料を見ると、最後の
ページに目黒区の財政として、平成20年度の
歳入予算、
歳出予算と内訳で示されているということと、1万円当たりの予算の使い道が示されているということなんですけど、これだけだと比較するものが余りなくて、
構成比を上で説明していますけど、推移があるわけでもなく、これだとわからないんじゃないかと思われるんですけど、非常に重要な点なので、これまで区民の
皆さんに我慢してもらう理由として財政が大変と言い続けてきて、区民の
皆さん、私も聞く人、聞く人、目黒区赤字だと思ってましたと、こういう反応なんですね。ですから、そういう点を踏まえて、もう少しわかりやすさ、正確さを期すべきではないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
それから、最後は生かし方なんですけども、今生かし方についての質問も出てましたが、私もこの傾向だけを知ることはできますけども、それじゃその後の10月以降の作業あるいは9月までの作業においても、8月末に
報告書ができて、それで行政の内部で、ある程度要綱をつくっていくという決めになっていますけど、やっぱりどこでじゃ生かしていくのかと。
区民参加はどこで十分に図っていくのかという関係でいかがでしょうか。
○
佐々木長期計画課長 まず1点目の
住民参加の御質問でございますが、
子どもの意見についての配慮の部分でございますけれども、前回の
調査では二十以上という
調査を実施しております。今回の
調査につきましては、いろいろと種々検討させていただいた上で、18歳以上ということで今回引き下げを行っております。
区政全般、
計画全般についてお聞きするということでございますので、これをまたさらに設問なども変えて18歳未満のお子さんに聞くということはなかなか現実の問題として難しいということが一つございます。また、
子ども政策、
子育て支援の分野ではやはり
子どもに配慮したさまざまな
アンケートなども実施してございますので、それらも含めまして、区としては
子どもの意見を反映する、あるいはお聞きするというような形での
取り組みはしているものというふうに考えております。今回の
基本計画に関するこの
調査につきましては、そういう意味で総合的に判断して18歳まで引き下げて18歳以上の区民という判断をしたものでございます。
あと2点目の
住民参加の点でございますが、これは5点目のところとも関連するお話でございますけれども、この
アンケートだけをもって、例えば
計画改定をするとか区民意見を反映するという考え方は当然持ってございません。今後、計画の改定の考え方、具体的な進め方というのは、改定要領としてまとめる予定でございますけれども、改定の着手前に区民の皆様に御意見をお聞きする方法であるとか、改定の途中で十分区としての考えを説明した上で御意見をお聞きする機会であるとか、そういうものはできるだけ多く持っていきたいというふうに考えてございます。その際、今回
アンケート調査ということでどうしても限界がございまして、資料なども本当に主なものだけピックアップしてございますが、具体的な資料などもそれぞれの機会に用意をさせていただきながら、具体的に説明する場合などは活用してまいりたいというふうに思っております。
あと財政の問題でございますが、これも先ほどの答えと関連しますけれども、前回お出しした
長期計画の改定についてのスケジュールのところにしか入ってございませんけれども、できるだけわかりやすいデータ集のようなものをつくって、これは区民の皆様にも公表しながら御意見をいただくような機会を設けていきたいというふうに考えておりますので、今回の
調査では、確かに設問との関連では十分な資料はおつけできませんでしたけれども、今後の
取り組みの中で考えていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○
森委員 子どもの意見をどう聞くかという問題なんですが、20歳から18歳に引き下げた、対象を拡大したということについては一歩前進だとは思いますけれども、
子どもの権利を定めた
子ども条例の決めからすると不十分であるわけです。その不十分さを補うという点で、
子ども政策課のほうで日ごろやっているよというだけではやはりまずいんではないかなと思うんですね。確かに日ごろやっている日常業務の中でつかんだ区民の意識も含めて、要望については今度の
計画改定で反映させるよという決めになっていますけれども、改めて改定という点でしっかりと
子ども条例を意識しながら、決めに従ってやっていく、配慮してやっていくというところが必要なんじゃないかなと思うんですけども、これは先ほどの御答弁のレベルじゃなくて、何かやっていただく必要があると思うんですけど、その点努力していただくことはできませんか。やればできることですので、もちろん
子ども政策課とも連携をとりながら、あるいはその他の関連所管とも連携をとりながらやっていくということをぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
それから、
住民参加の問題では、もちろん
アンケートのみではないと。
アンケートは一つの重要な資料になりますが、当然これを踏まえてもっともっと区と区民あるいは区民同士の話し合いの場を十分持っていくということが一番大事ですし、それが将来の目黒区像を一緒につくっていくということになる。改定の際には不可欠なことですから、そこで先ほど機会をできるだけ多く持っていくということですけれども、私の発想からすると、こういう
アンケートをとるときにも区民と一緒になってつくる、そしてとっていくと、そういうところが必要なんじゃないかなとつくづく思って、先日も一般質問させていただいたんですが、これはこれでもうきょう発送するということですので、これを集計した上で、できるだけ早い時期にそういった区と区民、区民同士の話し合いを持っていくということについてはいかがでしょうかね。
それから、そういう中で、この活用についても行政、本当に十分に活用できるようになるという土台をつくっていくわけですから、いかがでしょうか。
それから、データの公表なんですけど、これはもう前々回も質疑していますから、余り深入りしませんけれども、これはこの目黒区の特徴としてさまざまな分野のをわかりやすくB4、2枚にグラフ等を書いて同封すると、これ自体はいいことだと思うんですけど、やっぱりしっかり書いていこうという立場からすると、その先知りたくなる人も出るでしょうし、また出ていただきたいと思うわけですけど、その点で区のホーム
ページが必ずしも充実されてないんですよ。その点で、この作業と並行して、区の統計資料その他、予算決算も含めて十分に実態がわかるような充実を一緒に図っていっていただきたいと思うんですが、その点いかがでしょうか。
○
佐々木長期計画課長 子ども条例を踏まえて
子ども条例の視点でというお話でございますが、これについては現実の問題もございますので、関係所管とも打ち合わせしながら、できることについては今後検討していきたいと思います。ただ、考え方としては、やっぱり
計画全般についてお聞きしているということがございます。あと
子ども分野では、やはり
子ども条例の際もそうだったと思いますけれども、
子どもさん方の御意見もお聞きする機会を設けていると。やっぱりこれはテーマに応じて考えていくものだというふうに考えております。そういう意味で、今回18歳以上という考え方で
アンケート調査をさせていただくというところで私どもは考えたものでございます。
あと次に、
住民参加でございますが、これはお答えになるかならないかわかりませんが、基本的に
基本構想に基づいて区としては取り組んでおりますし、今後も取り組んでいくという考え方でございます。これは現時点での
住民参加の程度の問題の認識がそれぞれ異なるかもしれませんけれども、区としては徐々に進んできていると。
住民参加の
取り組みも含めて進んできているという認識でございます。
あとデータについてでございますが、これは
基本計画の改定に伴うデータということで限定をさせていただきますけれども、先ほど申し上げましたとおり、
基本計画改定に当たって必要なデータについてはできるだけ資料ということで、資料集のような形でまとめて区民の
皆さんに御説明をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○つ
ちや委員長 ほかにございますか。
○
富士見委員 質疑でもないんですが、施策項目の19番の調和のとれた都市構造の実現ですよね、これ。現実じゃないですよね。1
ページ目と、中もそうなってます。
○
佐々木長期計画課長 そのとおりでございます。これは間違いです。
○つ
ちや委員長 ほかに。特にございませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○つ
ちや委員長 それでは、
基本計画改定に伴う
区民意識調査の実施についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(2)平成20年度
平和記念事業の実施について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○つ
ちや委員長 それでは次に、平成20年度
平和記念事業の実施について、説明を求めます。
○三澤
総務課長 それでは、お手元の資料によりまして、平成20年度の
平和記念事業の実施につきまして御報告申し上げます。
まず、1の開催の趣旨でございますが、本区におきましては、戦後40年の節目の年の昭和60年5月3日に、目黒区は平和憲法を擁護し、核兵器のない平和都市であることを内外に宣言を行ったところでございます。宣言を行って以来、8月6日の平和祈念のつどいを中心に、戦争犠牲者の追悼、世界の恒久平和、核兵器の廃絶の3つを柱に、区民の安全と平和な社会の実現に向けてさまざまな事業を推進してまいりました。終戦から63年が経過した今なお、戦争の傷跡や苦しみを抱えて生活をしておられる方々が大勢いらっしゃいます。しかし、目黒区民のうち戦後生まれの世代が4分の3に及んでおり、戦争の記憶が年々風化されつつあります。こうした中にありまして、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさ、平和のとうとさなどについて後世にきちんと、そして継続的に伝えていくため、裏面に記載のとおりの
平和記念事業を実施してまいる予定でございます。
次に、2の周知でございますが、資料の記載のとおり周知に努めてまいります。
次に、3の平和記念行事懇談会でございますが、毎年6月に戦争の体験や被爆を体験された方々の団体や区商連、町会、住区住民会議、労働組合関係、小・中学校のPTAなど平和関係団体との懇談会を実施し、
平和記念事業への意見や要望をお伺いするとともに、団体を通じて事業への協力や参加を広く呼びかけております。
次に、裏面の
平和記念事業でございますが、毎年継続してまいりました事業でございますが、特徴的な面を中心に御説明申し上げます。
まず、1の広島
市小・中学生派遣事業でございますが、23区の中で中学生や青年を派遣している区はございますけれども、小学生を派遣しているのは目黒区だけでございまして、本区の特徴的な事業で、28名の派遣を予定しているところでございます。なお、今年度の応募者数は53名で、前年度より12名増の応募となっております。平成2年からこの事業を実施しておりまして、昨年までで派遣児童・生徒の数は457名となっております。
次に、2の平和祈念標語でございますが、昭和62年度からほぼ毎年実施しておりますが、本年度も全小・中学校からの応募があり、応募作品数は4,402点でございます。昨年に引き続いて、4,000名の大台に乗ったところでございます。これは、各小・中学校における
取り組みによる成果と考えております。
次に、3の平和のための写真展でございますが、今年度は写真のほか広島平和記念資料館が所蔵する広島市民が描いた原爆の絵の複製画をあわせて展示いたします。
次に、4の「平和の石」のつどいでございますが、この石は総合庁舎前の中目黒しぜんとなかよし公園に設置しており、被爆した旧広島
市庁舎の階段の石でございまして、区と職員労働組合、原爆被爆者の会の3団体の共催で行っております。本年度は、「平和の石」の案内板が劣化し始めたため、20万円ほどかけてメンテナンスを行ってまいります。
次に、5の平和祈念のつどいでございますが、一連の平和関連事業の基軸となるもので、目黒区民センターで開催いたします。昨年は500名の参加があり、過去5年間では最高の参加人数となっております。二部での平和をうたおうでは、区立小学校2校で合唱をお願いする予定でございます。
平和祈念のつどいに続いて、6の「平和の鐘」の打鐘を行います。この鐘は、香取正彦氏がつくられた鐘でございまして、同じものが広島
市、バンクーバー
市にあり、3つの姉妹の平和の鐘でございます。なお、「平和の鐘」に隣接して植樹されている被爆2世の木の案内板を新たに設置いたします。この場であわせて披露していきたいと思っております。
次に、
平和記念事業を全庁的に推進していくという趣旨から、毎年図書館、また児童館でさまざまな事業を予定しているところでございます。また、各地区ごとに社会教育館や体育館などを利用し、広島・長崎の被爆写真パネルの展示を行います。
最後に、10の東京大空襲写真展でございますが、戦争当時、八雲にお住まいだった石川光陽氏が撮影した写真の展示でございまして、3月10日の東京大空襲前後に開催しているものでございます。
以上でございますが、こうした一連の事業の中には地道なものもございますが、継続して次世代を担う
子どもたちにきちんと伝えていくことが大切なことと考えているところでございます。
報告は以上でございます。
○つ
ちや委員長 質疑を受けます。特にございませんか。
○
戸沢委員 この児童館で、すいとんづくりということというのは、これは駒場にそういう関係者というか、よく話ができる方がいて、駒場児童館でやるということなんですか。それとも、持ち回りとか何かほかに広がる要素があるんですか。
○三澤
総務課長 児童館につきましては、これは児童館それぞれが独自の事業を行っておりまして、駒場児童館では、ことしは平和について考えよう、世界の様子を知り、命の大切さを学びますということで、8月22日に具体的な行事を今後考えるというような状況でございます。それぞれ児童館ごとに千羽鶴を折ったりとか、またすいとんをつくって試食会をするとか、平和記念の関係する施設に遠足に行くとか、戦争体験者からのお話を聞くとか、それぞれ独自に行っているというものでございます。
○
戸沢委員 あと、広島に
子どもさんが行ってインタビューをするということですけど、これはインタビューの中身をつくるとか、毎年みんなの工夫で変わったりなんかするんですか。どんな感じででき上がって。
○三澤
総務課長 このあたりについては、広島市民の方にインタビューをしていくということなんですけれども、平和記念式典に参加される方とか。どういったインタビューをするのか、設問自体も自分たちで考えてインタビューをしようという企画でございます。
○
戸沢委員 その際、まさに
子どもが主体で行くわけですけども、広島といっても広島の
子どもさん自体が原爆知らない
子どもが多いわけだから、そういう意味では逆に日ごろどんなことを考えていますかみたいな意味の
子ども同士の会話でわかるというのもあるけれども、そういう意味じゃ、対象を大人に聞く場面、
子ども同士でいろいろ探して聞いていく場面とかいろいろ、そんな工夫があるんでしょうか。
○三澤
総務課長 引率者がいますので、ある程度の事前のあれはやりますけども、基本的には
子どもたちの発想で行うというものでございます。
○つ
ちや委員長 ほかに質疑ございますか。
○
森委員 毎年充実した
平和記念事業の
取り組みをやっていると思います。児童館や学童保育クラブでも全館で平和の
取り組みをやってますし、さまざまなところに面的な広がりを持って進められているという点については、非常にいいことだと思うんですね。
それで、3の平和のための写真・資料展の中で、Bの市民が描いた原爆の絵を新たに企画展の中に入れたということも、とてもいいことだろうなと思うんですね。原爆写真については、残されているものが非常に生々しいものもありますけれども、絵で描いたものというのは物すごく写真以上に脳裏に焼きついててとてもかけないよという人たちが今まで多かったのを表現してみようという思いで描き始めたというところだと思うんですね。その、私も見ましたけど、生々しさは写真以上のものがあるんですね。ですから、非常にいいことだなと思います。
それとの関係で、東京大空襲についてなんですけど、写真展、これも映画でどういうふうにして新聞記者が東京大空襲の写真を撮ったか、それがなぜ残っていたかとドラマになってましたけれども、東京大空襲を絵に描いている人もいるんですね。それ見たら、物すごい生々しくて、これは
子どもたちにもぜひ見てもらいたいというふうに痛感したんですけれども、聞くところによると、狩野派の末裔の方が東京大空襲を体験されて、それを絵にしたというものも出ているということもありますので、ぜひそういう方向にも、絵の展示というのもぜひ進めていただきたいなと思うんですが、いかがですか。
○三澤
総務課長 委員おっしゃるとおり、確かに僕もこの絵を実際に見て選定をしたんですけども、逆にむごたらしさというのが相当強く表現されてますので、
子どもたちに出していいのかなという一瞬迷いはありました。ただ、あえて今回はやっていこうということで企画をしました。東京大空襲につきましても、毎年同じものをずっとやるというのも目新しさがなくなりますんで、絵なんかももし借りることができるんであれば展示を進めていきたいと思ってますんで、そのあたりはこれから接触してみたいと思っております。
以上でございます。
○つ
ちや委員長 ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○つ
ちや委員長 それでは、平成20年度
平和記念事業の実施についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
情報提供】(1)「平成20年岩手・
宮城内陸地震」の角田
市及び気仙沼
市への影響について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○つ
ちや委員長 最後に
情報提供ですが、「平成20年岩手・
宮城内陸地震」の角田
市及び気仙沼
市への影響について、報告をお願いします。
○唐牛
防災課長 それでは、
情報提供させていただきます。
6月14日の午前8時43分に発生しました岩手・
宮城内陸地震につきまして、私ども区のほうで災害時相互援助協定を結んでおります宮城県角田
市、同じく宮城県気仙沼
市、こちらのほうといろいろ情報をとり合ってございまして、その被害状況について御報告させていただきます。
まず、簡単に地震災害の状況をちょっと説明させていただきますが、主に宮城県栗原
市、岩手県一関
市、同
奥州市を中心としまして、マグニチュード7.2でございまして、深さ8キロでございます。最大震度6強の地震でございました。6月19日、きのう現在の死者は11人、行方不明者11人でございます。このような地震の中で、山間部を震源とした直下型地震でございまして、委員の皆様御存じのとおり、大規模な今まで経験したことのないような山の崩落とかがございます。がけ崩れ、土石流による道路とか橋とかの被害が中心とはなってございますが、川がせきとめられてせきとめ湖になっている、これもこれから雨季を迎えてございますので、危険だということで被災地も今一生懸命頑張っているという、そんな状況でございます。
そういう中で、私ども区としましては、角田
市、気仙沼
市に地震発生後即座に連絡をとりまして、すぐはかかりにくくございましたが、9時32分に角田
市、9時46分に気仙沼
市、連絡がとれまして、その時点では被害なしという報告を受けてございます。その後は私ども目黒区の電話、あわせまして私の災害時携帯電話をお伝えし、連絡をとってきましたが、改めて月曜日の16日に両
市に確認したところ、重立った被害はなしということで確認してございます。
私からは以上でございます。
○つ
ちや委員長 特に何か質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○つ
ちや委員長 それでは、「平成20年岩手・
宮城内陸地震」の角田
市及び気仙沼
市への影響についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【その他】(1)次回の
委員会開催予定
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○つ
ちや委員長 次回の
委員会の開催予定でございますが、23日の月曜日の午前10時からということでお願いいたします。
それでは、本日の
企画総務委員会を散会いたします。
お疲れさまでした。...