江東区議会 > 2021-06-11 >
2021-06-11 令和3年予算審査特別委員会 本文
2021-06-11 令和3年予算審査特別委員会 名簿

  • 浜松市(/)
ツイート シェア
  1. 江東区議会 2021-06-11
    2021-06-11 令和3年予算審査特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1               午前9時59分 開会     ◎開会の宣告 ◯榎本雄一議長  おはようございます。  ただいまから、委員会条例第7条第1項の規定により、令和3年度予算審査特別委員会を開会いたします。  板津委員より遅参の届出がありましたので、御報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎正副委員長の互選 2 ◯榎本雄一議長  これより、委員会条例第6条第2項の規定により、正副委員長の互選を行います。  お諮りいたします。  正副委員長互選に関する職務は年長委員が行うことになっておりますが、先例に従い、年長委員に代わり本職が行うことといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 3 ◯榎本雄一議長  御異議がないものと認めまして、さよう決定いたします。  お諮りいたします。  正副委員長の互選を行いたいと存じますが、どのような方法により行いますか。             (「議長一任」と呼ぶ者あり) 4 ◯榎本雄一議長  議長一任とのことでありますので、本職より指名いたします。  委員長には吉田要委員、副委員長には河野清史委員にお願いいたします。  お諮りいたします。  ただいまの本職の指名に御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    5 ◯榎本雄一議長  御異議がないものと認めまして、さよう決定いたします。  ただいま指名いたしました正副委員長には、直ちに就任の上、審査を開始されるようお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎正副委員長の就任挨拶 6 ◯委員長  おはようございます。一言御挨拶を申し上げます。  ただいま、令和3年度補正予算の審査を行う令和3年度予算審査特別委員会の正副委員長の互選について諮られた結果、委員長には私が、副委員長には河野清史委員が就任するよう議長から指名がありました。  予算審査に当たっては、誠意を持って適切な進行を図ってまいりたいと存じますので、委員各位はもとより、関係理事者におかれましても、特段の御協力をいただきますようお願い申し上げまして、正副委員長就任の挨拶といたします。  ────────────────────────────────────     ◎予算審査特別委員会委員席の了承 7 ◯委員長  本日の審査に当たり、本委員会の委員席につきましては、ただいまお座りの席で御了承いただきたいと存じます。  ──────────────────────────────────── 8 ◯委員長  ただいまから、去る6月9日開会の第2回区議会定例会におきまして、議長指名による21名の委員をもって構成する令和3年度予算審査特別委員会に審査を付託されました、議案第24号「令和3年度江東区一般会計補正予算(第3号)」の審査を開始いたします。  ────────────────────────────────────     ◎区長発言 9 ◯委員長  区長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 10 ◯区長  私から、今回御審議願います令和3年度補正予算案について、その概要を御説明いたします。  今回提案いたします補正予算案は、日々変化する社会情勢に対し、区民生活を支えるため、新型コロナウイルスワクチン接種をはじめとした喫緊の課題に対して、時期を逸せず迅速に対応する必要から編成したものであります。  一般会計の補正額は8億9,700万円の増額で、補正後の予算額は2,239億9,900万円となり、補正前に比べ0.4%の増となっております。  以下、主な内容について申し上げます。  まず、新型コロナウイルスワクチン接種に不安を抱える方へのきめ細やかな対応により、安全・安心に接種できる体制を構築し、ワクチン接種を迅速かつ確実に進めてまいります。  また、商店街連合会が実施するキャッシュレス決済ポイント還元にかかる経費の補助により、消費喚起や商店街振興を実施するとともに、低所得の子育て世帯に対する生活の支援を行い、区民生活と区内事業者を支える取組をさらに進めてまいります。  今般の補正予算案の概要は以上のとおりでありますが、詳細につきましては担当部長から説明いたさせますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。  ──────────────────────────────────── 11 ◯委員長  次に、本委員会は、御手元に配付いたしました審査日程表により進行したいと存じますので、御了承願います。  なお、正午の休憩及び委員会終了予定時刻を過ぎた場合でも、そのまま委員会審査を続けたいと存じますので、御了承願います。  次に、注意事項を申し上げます。  本委員会審査では、インターネット中継等を実施いたします。  審査に当たり、理事者の説明及び答弁は簡潔明瞭に行うとともに、答弁の際は挙手をし、はっきりと職名を告げるようお願いいたします。  また、今回の補正予算は、最終補正予算と異なり、予算の範囲が限定されておりますので、質疑に当たりましては十分御留意願います。  次に、質疑の順番についてですが、各委員からの事前通告に基づき、順次指名をいたします。  質疑者の方は、指定の質疑者席から質疑を行うようお願いいたします。また、次の質疑者の方は、前の方が質疑者席へ移動しましたら、次の質疑者席へ順次移動するようにしてください。  また、割当て時間が経過しましたら、ベルで報知いたしますので、速やかに質疑を終了してください。  次に、事前通告後に質疑の取消しを行う場合につきましては、事前に委員長まで申し出るようお願いいたします。  最後に、携帯電話をお持ちの方は、電源を切るか、マナーモードに設定いただくようお願いいたします。  それでは、最初の質疑者の中嶋委員と次の質疑者の鈴木委員は、指定の席へ移動をお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議案第24号 令和3年度江東区一般会計補正予算(第3号) 12 ◯委員長  それでは、ただいまから審査に入ります。  審査は、歳入歳出各款を一括して行いますので、順次理事者から説明願います。 13 ◯政策経営部長  歳入について、私から一括して御説明を申し上げます。  予算説明書の6ページをお開き願います。  第14款国庫支出金の補正額は、3億9,167万9,000円の増額であります。これは、第2項国庫補助金、第2目民生費補助金で、子育て世帯生活支援特別給付金事業費及び事務費補助金を計上するものであります。  8ページをお開き願います。  第15款都支出金の補正額は、2億4,200万円の増額であります。これは、第2項都補助金、第4目産業経済費補助金で、生活応援事業事業費及び事務費補助金を計上するものであります。  10ページをお開き願います。  第18款繰入金の補正額は、2億6,332万1,000円の増額であります。これは、第1項基金繰入金、第1目財政調整基金繰入金で、歳出事業費の増加に伴い計上するものであります。  以上で歳入の説明を終わります。 14 ◯こども未来部長  それでは、歳出について御説明いたします。私からは、こども未来部所管の補正予算について御説明いたします。  予算説明書の14ページをお開き願います。  第3款民生費の補正額は、3億9,167万9,000円であります。  第3項児童福祉費、第7目子育て世帯生活支援特別給付金、右説明欄、事業1、子育て世帯生活支援特別給付金事業は、ひとり親世帯以外の低所得子育て世帯への特別給付金支給に要する経費であります。  以上でこども未来部の説明を終わります。 15 ◯新型コロナウイルスワクチン接種推進室長  第4款衛生費の補正予算について御説明いたします。  予算説明書の16ページをお開き願います。  衛生費の補正額は1億5,922万7,000円の増額で、補正前の額に対し0.8%の増であります。  第3項公衆衛生費、第1目感染症予防費、右説明欄、事業10、新型コロナウイルスワクチン接種事業は、高齢者、障害者へのタクシー代の一部補助、巡回接種及び集団接種会場での乳幼児支援等に要する経費でございます。  以上で衛生費の説明を終わります。 16 ◯地域振興部長  私からは、地域振興部所管の補正予算について御説明を申し上げます。  予算説明書の18ページをお開き願います。  第5款産業経済費、第1項商工費の補正額は3億4,609万4,000円で、9.9%の増であります。これは、第2目商工振興費、右説明欄上段、事業1、商店街連合会支援事業において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた個人消費の喚起及び商店街支援を図るため、キャッシュレス決済ポイント還元事業を実施する経費であります。  以上で地域振興部関係の説明を終わります。 17 ◯職員課長  職員の人件費の補正につきましては、私から一括して御説明いたします。  恐れ入ります、予算説明書の22ページをお開き願います。  令和3年度の人件費、第3号補正につきましては、この給与費明細書により御説明いたします。  人件費の補正総額は、23ページ右下記載の192万4,000円の増額、率にしまして0.006%の増であります。  上段1、特別職の人件費につきましては、今回補正を行っておりません。  次に、下段2、一般職の欄を御覧ください。一般職の人件費は192万4,000円、0.006%の増であります。こちらは新型コロナウイルス感染症対策における緊急対応、具体的には子育て世帯生活支援特別給付金事業の対応のため、時間外勤務手当を増したことが要因であります。  次の24ページからは、職員手当の内訳、会計年度任用職員以外の職員と会計年度任用職員における給与費及び共済費並びに給料及び職員手当の状況を掲載しておりますので、後ほど御参照ください。  以上で人件費の説明を終わります。 18 ◯委員長  歳入歳出各款を一括して質疑を行います。  通告者は9名です。  ──────────────────────────────────── 19 ◯中嶋雅樹委員  おはようございます。まず冒頭、現状、コロナ禍対応にて御苦労をされている全ての方に思いを寄せて、質問をさせていただきます。  初めに、令和3年度補正予算(第3号)について伺います。  昨年度、令和2年度においては、新型コロナ感染症の影響により、9回もの補正予算が編成されてまいりましたが、新年度、令和3年度に入り3か月目の今日、6月という時期ではありますが、今回早くも補正3号の予算編成に当たり、質問をいたします。  昨年度と同様に、新型コロナウイルス感染症対策として、スピード感を持って迅速に対応するための補正予算であることは承知いたしておりますが、初めに、今回の補正予算(第3号)の編成の意図について、本区の認識を伺います。 20 ◯財政課長  それでは、補正予算(第3号)を編成しました意図についてお答えさせていただきます。  今回の補正予算につきましては、編成方針にありますとおり、日々変化します社会情勢に対し、区民生活を支えるため、時期を逸せずに迅速に対応していくために編成をしたものでございます。  ワクチン接種に関しましては、接種に不安を抱える方へのきめ細やかな対応によって、安全・安心に接種できる体制を構築するために、想定される様々な課題への準備を行っていく必要があります。また、緊急事態宣言が再度延長されるなど、新型コロナウイルス感染症による影響が長引くといった中で、個人の消費の喚起と商店街振興を図ること、また低所得の子育て世帯に対します生活の支援についても、迅速な対応が必要であると考えているところでございます。  今回の補正予算は、こうした考えの下、刻一刻と状況が変化する社会情勢に対しまして、区民生活と区内事業者を支える取組をさらに進め、ワクチン接種の促進と経済的な支援の両立を図っているところでございます。  以上です。 21 ◯中嶋雅樹委員  よく分かりました。大きな流れの中で迅速な対応に当たる、大変御苦労を感じておりますが、次に歳入の視点から伺います。  今回の補正予算では、ワクチン接種を円滑に行い、接種率の向上に向けての必要な歳出予算が計上されておりますが、そうしたワクチン接種に要する経費は全て財政調整基金繰入金であり、国などからの補助金ではなく、一般財源となっておりますが、その理由について伺います。  また、令和2年度では、国から地方創生臨時交付金といった臨時的な財源がありましたが、今年度はそうした交付金のような国からの財源は存在しないのか、併せて伺います。 22 ◯財政課長  それでは初めに、ワクチン接種に係る財源が全て一般財源となっている理由について、まずお答えさせていただきます。  ワクチン接種に関します経費につきましては、全額国の負担という形で聞いているところでございますけれども、現時点においては確実な財源が十分に示されていない状況であり、確実な財源につきましては補正予算(第1号)のほうで既に計上済みであるところから、今回の補正予算につきましては財政調整基金からの繰入れによって財源を確保しているところでございます。  次に、国からの財源に関してでございますけれども、今御指摘にありました地方創生臨時交付金に関しましては、今年度につきましては国庫補助金の地方負担分のみが交付予定と聞いてございます。ですが、国から詳細が示されておらず、現時点ではまだ不透明な状況でございます。そういった中で、現時点ではまだはっきりしていないということでございます。  そのため、地方創生臨時交付金ですとか、その他の新たな補助金など、国からの財源につきましては、今後動向を注視していきたいと考えてございます。  以上です。 23 ◯中嶋雅樹委員  予算説明書からは、今回の補正予算では財政調整基金からの繰入額は2億6,000万円余とありますが、このことは、これまでしっかり積み上げてきた財政調整基金を有効に活用することで補正予算を編成することができた。これまでまさにスピード感のある対応が実感できており、区民の皆様の安全・安心を担保する様々な事業実施、また展開できるのは、財源の裏づけとなる財政調整基金なくしては甚だ難しく思います。  今日、このような状況下、財政当局として、これまで確保してきた財政調整基金が今こうして活用に至っていることについて、どのように認識されているか伺います。 24 ◯財政課長  財政調整基金が活用できることへの認識という形でお答えさせていただきます。  今御指摘ありましたとおり、今般の新型コロナウイルス感染症への対応では、国や都の財源見通しがなかなか立たないといった中において、区民の安全・安心を守るためにスピード感を持って実施しなければならない必要な取組につきましては、財政調整基金を活用して補正予算を編成してきているところでございます。  こうして本区がスピード感を持って、必要な施策に取り組むことができた要因といたしましては、将来を見据え、これまで着実に財政調整基金の残高を確保してきたところが大きいのかなと考えてございます。  こういった中で、財政調整基金の残高を確保していくことの重要性について改めて認識をしているところでございます。  以上です。 25 ◯中嶋雅樹委員  今日のこうした状況を通じまして、江東区における財政調整基金の確保の重要性を再認識いたしておるところであります。ということは、区民の皆様に対しまして、平時でも非常時にしても安定的に行政サービスを提供するには、やはり一定の財源の確保が不可欠であり、大事な点は財政調整基金の残高確保であるというふうに思っております。  報道によりますと、都では新型コロナウイルス対策に活用するために財政調整基金を取り崩した結果、その残高は2021年度末、本年度、令和3年度末時点で21億円までに減少する見込みであるとも伝えられております。  そこで、本区における財政調整基金の活用の見通しと、財政調整基金の残高をどのように見込んでいるのか伺います。 26 ◯財政課長  財政調整基金の活用の見込みと残高について、お答えさせていただきます。
     補正予算(第3号)を編成した後の財政調整基金の繰入れの予定額といたしましては、今年度におきましては111億2,100万円余となりまして、令和3年度末の財政調整基金の残高といたしましては、現時点で約188億円まで減少するという形で見込んでいるところでございます。  今後、国や都の財源が活用できない場合であっても、新型コロナウイルス感染症の感染状況などによりまして、区民の安全・安心を守るために、区として必要な施策に取り組む場合におきましては、財政調整基金の財源を活用していく形になりますので、そうした場合には財政調整基金の残高がさらに減少していくと認識をしているところでございます。  そのため、引き続き行財政改革に取り組むとともに、執行努力によって生じました剰余金などをしっかり積み立てるなど、基金の残高確保を図って、コロナ後も見据えまして、安定的な区民サービスが提供できる財政基盤の構築に努めていきたいと考えてございます。  以上です。 27 ◯中嶋雅樹委員  分かりました。コロナ対策のみならず、様々に本区には諸課題もあり、あるいは昨日の一般質問にもありましたように、新庁舎の改築でありますとか、あるいはちょっと見通しの出てきた地下鉄8号線の延伸、そうした大きな江東区の目標に対しましてもそれに付随する様々な財源が必要になってくること、それは目に見えているわけであります。  知恵と工夫と努力、財政調整基金、再構築、積み直し、こうした作業が今後必要になってくると感じております。区民の皆様にも御理解をいただいて、そして御協力もいただきながら、どうぞ山崎孝明区長におかれましては、引き続き力強いリーダーシップを発揮し続けていただきたいと願って、次の質問に移ります。  次は、区民生活を支える取組について、まずワクチン接種について伺ってまいります。  ワクチン接種における移動困難者への支援のうち、いわゆる会場接種困難者への接種体制の構築というものはどのような事業スキームなのか、またその実施件数の把握について所見を伺います。 28 ◯ワクチン接種管理担当課長  本区では、外出が困難な方の支援策として、接種チームが自宅等に伺う巡回接種を予定しております。対象者としては、外出が困難な高齢者及び障害者であり、かつ、かかりつけ医による訪問接種が困難な方や小規模施設の入所者、通所者を想定しており、予算上は600名分を計上しております。  また、体制といたしましては、医師、看護師、事務員等によるチームが車で対象者の自宅等を回る形を想定して予算計上しておりますが、詳細につきましては関係機関と協議の上、検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 29 ◯中嶋雅樹委員  なかなか大変な事業だと思いますけれども、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  一昨日は我が会派の川北議員の代表質問にもありましたが、今後、接種の意向がありながら、個別の事情により、取り残される形で未接種の方は、高齢者のみならず、各年齢層で浮き彫りとなるというふうに予想すれば、その当事者と関わりのある方からの情報提供を求めるなど、地道で、そして詳細な作業が残されると予想されます。  対策といたしまして、ふだんから行政を支えていただいております町会でありますとか、民生・児童委員等の組織力や地域力に御助力を願うなど考えが及びますが、その辺の区の所見を伺いたいと思います。 30 ◯ワクチン接種管理担当課長  掘り起こしの作業についてのお問合せでございます。現在、区内8か所に開設しています出張予約窓口につきましては、開設の際に福祉部や地域振興部を通して、ケアマネジャー、長寿サポートセンター、民生委員、町会・自治会にも周知した上で実施しているところです。  今後も関係部署との連携を図り、民生委員、ケアマネジャーなどにも御協力いただき、希望する方が1人でも多く接種できるように努めてまいります。  以上です。 31 ◯中嶋雅樹委員  ワクチン接種という大きな一大事業でありますよね。事業展開の中でも取り残しをいかに最小にしていけるかというのが、江東区行政の底力、これが試されるときではないかなと思っております。  会場接種困難者はチーム体制を取っておりますので、取り残された方への掘り起こしの作業というのも、チームをつくってというのは効率がいいんじゃないかなと感じておりますので、その辺も御検討いただければと思います。  続いて、こうしてワクチン接種が進む中、本区でも6月15日より、16歳から64歳の約25万人に対し接種券が発行され、接種の対象年齢が若年層へと移りゆく状況下でありますが、厚生労働省は1日から、ファイザー社製ワクチンが接種可能な年齢を16歳以上から12歳以上に拡大したことを受けて、京都のある町では、複数の高校生と12歳の小学生1人が接種を受けた事実に対しまして、こどもへの接種は危険とする抗議や脅迫内容の電話、メール、ファクスが町役場に殺到いたしまして、業務に支障を来したという報道がされました。  こうした事象は、国民の不安をいたずらにあおったり、混乱を招くもとであると考えておりますが、本区における16歳以下への接種の在り方について所見を伺います。 32 ◯ワクチン接種管理担当課長  若年層の接種についての御質問にお答えいたします。  若年層の接種につきましては、国が12歳以上の接種を認めたことから、本区においても対象者として接種を進める形で行ってまいります。  また、京都の事例も承知しているところです。対象となる児童・生徒の接種につきましては、ほかの世代と同様、任意接種であることを前提に、16歳以上の方の接種と同様の方法が基本になると考えております。  以上です。 33 ◯中嶋雅樹委員  報道の一部には15歳以下への知見の少なさに対する懸念という意見もありますが、一大事業として、このワクチン接種が一日も早く安全に終了することを切に願って、次の質問へ移りたいと思います。  続いて、キャッシュレス決済におけるポイント還元事業について伺います。  まずは本事業の概要と仕組み、そしてキャンペーン実施の期間について伺いたいと思います。 34 ◯経済課長  今回の事業の概要、仕組みについてお答えいたします。  本区では、区内商店街を中心とする中小店舗を支援するとともに、感染拡大防止に向けた新しい日常における区民生活を応援するため、江東区商店街連合会が実施するキャッシュレス決済ポイント還元キャンペーンに対し、東京都の生活応援事業を活用し補助を行ってまいります。  具体的には、キャッシュレス決済利用額の30%分のポイントを消費者に還元するものでございまして、ポイント還元の総額は3億2,000万円を予定してございます。ポイント還元分の3億2,000万円のうち、その4分の3である2億4,000万円が都から補助されることとなります。  なお、キャンペーンの期間につきましては1か月を予定しております。  以上でございます。 35 ◯中嶋雅樹委員  さて、このキャッシュレスポイント還元事業、地域への経済効果について伺います。 36 ◯経済課長  本事業の経済効果でございますけれども、今回ポイント還元による集客効果によりまして、区内の中小店舗において買物がなされることによりまして、10億円以上の消費活性化につながると考えてございます。また、ポイント還元分3億2,000万円ございますけれども、それについても区で使われれば、その分、区におけるさらなる消費の活性化につながるものと考えてございます。  以上でございます。 37 ◯中嶋雅樹委員  キャンペーン期間の1か月ということでありますけれども、1か月とした理由をお知らせいただきたいと思います。 38 ◯経済課長  今回のキャンペーンを1か月とさせていただいた理由でございますけれども、オリンピック・パラリンピック後の景気上昇局面を期待しまして、短期集中で経済効果を上げたいということと、ポイント還元率と予算額、他区の実施状況なども総合的に勘案しまして、1か月が妥当であると判断したところでございます。  以上です。 39 ◯中嶋雅樹委員  オリンピック・パラリンピックの高揚感をこのキャンペーンに持ち込んで、ぜひとも1か月で10億円の経済効果という、もくろみというのも変ですけれども、しっかり対策ができて、効果が出ればいいなというふうに感じておりますけれども、1か月となるとやはり短期間でありますので、人によっては、それから情報が入ってきて、このキャンペーンに参加しようという方が、この1か月の期間で漏れてしまう懸念もあります。  これは事前の周知、宣伝、これが非常に大切な事業になるのかなというふうに思います。この辺の周知の決め手、その工夫など、お知らせいただきたいと思います。 40 ◯経済課長  本事業の周知の工夫でございますけれども、区報の掲載をはじめ、区や商店街連合会ですとか各事業者さんのホームページ、あとチラシの配架ですとか、区のツイッターやフェイスブックなども利用しまして事業の周知を行うほか、参加店の店頭にポスターを貼り出したりして、事業の周知をしっかりと行ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 41 ◯中嶋雅樹委員  コロナ禍以降、その前の防災対策のときもそうだったんですが、この周知という言葉は、結構ここのところキーワードになっておるのかなというふうに思います。若年層に対しましては、ホームページでありますとかフェイスブック、ツイッター、そういった類いの周知方法が主流となっておりますが、高齢の皆様でありますとか、それ以外の様々な条件の皆様には、やはり紙媒体でありますとか街頭への掲示、こういうのは大事なところでありますので、取りこぼしのないようにしっかりと対策を打っていただきたいと思います。  重ねてお聞きしますと、このキャンペーンの期間、1か月、オリパラが終わった後ということは、秋口になりますか、第2弾とか、あるいは皆様がお買物する時期というのは、やはりクリスマスでありますとか年末、そういったところに第2弾というようなお考えはあるのかないのか伺います。 42 ◯経済課長  現在のところ、9月の1か月間を予定しているところでございます。第2弾につきましては、今後のコロナの蔓延状況ですとか、景気の動向等を注視しまして考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 43 ◯中嶋雅樹委員  コロナに対する様々な対策、行政もしっかりとその対策には汗をかいて対処をするところが、この先どのくらい続くか予想だにもできないんですが、我々議会と一緒に力を合わせてこの問題に取り組んで、一日も早く澄み渡る空を見上げられるような、そんな雰囲気が来ますことをさらに祈って、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。  ──────────────────────────────────── 44 ◯鈴木綾子委員  おはようございます。私からは、コロナワクチン接種について、キャッシュレス決済におけるポイント還元事業についての2点についてお伺いをさせていただきたいと思います。  まず、コロナワクチン接種に関してですけれども、コロナワクチン接種完了までのロードマップについてということで伺っていきたいと思います。  江東区では、高齢者のワクチン接種については5月16日から接種を開始して、集団接種と個別接種の二本立てで接種が進んでおります。接種完了については、当初7月末を見込んでおりましたが、進捗はどうでしょうか。接種完了のめどは立っているのか、高齢者へのワクチン接種はどのように完了していくのか、見通しをお伺いいたします。 45 ◯ワクチン接種推進担当課長  65歳以上の高齢者の方の予約状況は、5月末で予約率は73%となっております。7月末の接種完了までに本区の接種目標の80%を目指すため、出張予約窓口の設置など、予約サポートや接種の勧奨等を行っております。引き続き高齢者の皆様への周知を図り、接種勧奨を進めてまいります。 46 ◯鈴木綾子委員  7月の接種完了までに接種目標の80%を目指すために、頑張っていただくということでした。高齢者の方々に対しては非常に手厚いサポート等が必要になりますので、引き続き接種完了に向けて着々と取り組んでいただきたいと思います。  次に、64歳以下の区民への接種について伺います。64歳以下の区民に対しては、6月15日に接種券を発送して、高齢者や障害者施設の従事者、基礎疾患を有する者の順番で接種が進むことになっておりますが、基礎疾患のない64歳以下については、接種開始の予定がまだアナウンスされていない状況かと思います。自治体によっては64歳以下の区民の接種も進んでおりまして、23区で最も進んでいると言われる墨田区では、6月2日には接種券を発送し、21日からは基礎疾患のある人への接種が始まることになっております。  本区における64歳以下の接種スケジュールと体制について、そして対象の全区民への接種完了はいつ頃を予定しているというふうに考えますでしょうか。お伺いいたします。 47 ◯ワクチン接種推進担当課長  64歳以下の方の接種のうち、優先順位に入っている方については、本日、6月11日号の広報でもお知らせしておりますが、既にお示ししたとおりです。基礎疾患のない59歳以下の方のスケジュールにつきましては、近いうちにお示しできる予定です。  対象の全区民への接種は、国が示しております2月28日までに終了いたしますが、できるだけ早く接種が終了できるように働きかけてまいります。  以上です。 48 ◯鈴木綾子委員  基礎疾患のない59歳以下の方についても、ぜひ早めにお示ししていただけるようにお願いをいたします。  国では、6月9日の党首討論で菅首相が、全国民のワクチン接種を10月から11月に完了するというふうに表明をされていまして、小池知事もその目標に共感されていると報道されております。区としても素早い対応をしてほしいと考えますけれども、改めて見解をお伺いいたします。 49 ◯ワクチン接種推進担当課長  先ほどもできるだけ早く接種ができるようにというふうにお話ししましたけれども、ワクチンの供給の状況も見まして、できるだけ早く接種ができるように、こちらのほうでも動向を見守って検討していきたいと思っております。 50 ◯鈴木綾子委員  ありがとうございます。できるだけ早くということで、国ですとか東京都から様々指示が来たり、状況等変わってくるかと思いますけれども、素早いスピード感のある対応をぜひお願いしたいというふうに要望いたします。  次に、自衛隊が大手町で運用している大規模接種センターの接種については、政府が64歳以下の受付を開始する方針を固めたということが昨日発表されまして、あしたから既に電話予約を受け付けるということでした。本区においても集団接種会場の予約の空きもあるということですので、接種券が届き次第、64歳以下の対象者についても順次接種すべきだというふうに考えます。  前倒しの接種について見解をお伺いいたします。 51 ◯ワクチン接種推進担当課長  前倒し接種の見解についての御質問です。  まず、本区としては、高齢者施設職員の方を、6月28日より予約を開始させていただきます。これは33万通の接種券を同時に発送することから、対象者の皆様に接種券が届く日に差が生じるものと考えておりまして、また接種券が届かない方について、対応する日数も必要となってくると考えております。こうしたことから、公平性を踏まえて、一定期間を置いて予約を受け付けることといたしました。  前倒し接種については、そういった状況から現在のところは考えておりませんが、順次接種ができるように体制を整えていきたいと思っております。 52 ◯鈴木綾子委員  本区の方針について御説明をいただきました。公平性を踏まえた形で平等にやっていくのか、前倒しをして一刻も早くいろいろな方に打っていただくというふうに考えるのかということについては、自治体でも差があるかと思いますけれども、区民の立場に立った形でぜひ対応していただきたいと思います。  次に、接種の優先順位について伺います。  本区では、64歳以下への区民のワクチン接種は基礎疾患がある方が優先されておりますけれども、厚労省では基礎疾患と一般接種については、並行するように6月2日に各自治体に通達をしています。当初の予定を変えて柔軟に対応して、基礎疾患以外の一般の方にも接種を広げていくべきだと考えますけれども、本区の考えについて伺います。 53 ◯ワクチン接種推進担当課長  鈴木委員御指摘の通知につきましては、6月2日付で出ておるのは承知しております。優先接種と並行して一般接種を行うように、内容としては示されておりますが、一方で、優先接種の機会を設けるようにとしておりまして、本区の人口からすれば、先ほどの回答と同じになりますが、33万人の方を同時に予約受付を行うということは、ウェブ予約、コールセンター等に支障が出ると考えております。混乱を避けるため、順位どおりに予約を受け付けさせていただきたいと考えております。  以上です。 54 ◯鈴木綾子委員  では、次に若い世代への接種について伺います。  新宿区などでは、59歳以下の集団接種について、若年層を優先するというふうに発表しています。20代から30代、40代から50代、19歳以下というふうな順番にしております。杉並区では、59歳以下のワクチン接種については、12歳から39歳の若年層から優先して接種を行うということを昨日発表いたしました。  本区においては、いろいろ御答弁をいただいていますけれども、国が最初に定める接種順位ということでやっているということと、あとは年齢別に高い順から優先順位という形になっているかと思いますけれども、本区ではその優先順位についてはどのように考えているのかということと、そのようにした根拠について伺いたいと思います。 55 ◯ワクチン接種推進担当課長  先ほどもお話ししましたけれども、優先接種以外の対象者が多数であることから、本区では年代別に順次予約を受け付けてまいりたいと考えております。その際の順位につきましては、杉並区であるとか、新宿区であるとか、そういったやり方も一つであるというふうには考えますけれども、一般的には重症化率を考えると、順位及び年代で順次予約を受け付けることが基本ではないかと考えております。 56 ◯鈴木綾子委員  答弁ありがとうございます。様々なお考えがあるかと思います。国の定める順位ですとか接種方針というのは、国内の接種動向ですとか海外の動き、あとは社会情勢とか世論とか、そういったものも受けて日々変わっているように感じます。こうした流れを注視しまして、本区についても柔軟な対応をぜひ取っていただけるように御要望させていただきます。  次に、職域接種や学校接種など、様々な接種形態への対応について伺います。  現役世代や若者の接種については、職域接種であるとか学校、大学ですとか高校など、接種については様々な選択肢も出てきました。  政府は、コロナワクチン接種については企業などの職域接種、学校などでの接種など多様な方法で進めていき、国民のワクチン接種を早期に完了させるというふうに計画をされています。  企業での職域接種については6月21日から始まるようになっていて、既に申込みの受付も開始されたと報道しておりました。職域接種や学校接種などの多様な接種形態への対応が必要だというふうに考えますが、職域接種等で接種した方の情報の把握や二重予約の防止、これは国の大規模接種センターとか、そういったものよりももっと大変になるかと思いますけれども、その二重予約の防止についてどのように図っていくのか伺います。 57 ◯ワクチン接種推進担当課長  区民の方が接種した情報については、現在、VRS(ワクチン接種記録システム)というもので把握することができます。現在、国の大規模接種センターで接種された方については、接種券番号で二重予約について確認後、削除を行っております。  しかしながら、今後、職域接種の会場数が増えていった場合、本区の予約者と突合する作業が非常に増大いたしまして、実務上二重予約の把握が困難になるのではないかというふうに危惧しております。事務作業量も増大することから、二重予約をしないよう、もしくは予約の取消しをしていただくよう、区報やホームページ、SNS等で周知を徹底してまいりたいと考えております。  以上です。 58 ◯鈴木綾子委員  職域接種や学校の接種の方の予約情報とか接種完了情報は、今までのVRSで把握することができないということもあるかと思いますけれども、職域接種などをする方の予約情報とか接種完了情報というのは区でどのように把握をしていくのかということを、また改めて伺いたいと思います。 59 ◯ワクチン接種推進担当課長  先ほどもお話ししましたが、接種された方の情報というのはVRSのほうで確認できるんですけれども、職域接種を予約している状況というのは、職域接種を担当するところでしか予約状況については把握できないものでして、区で把握することはできない状況です。  以上です。 60 ◯鈴木綾子委員  ありがとうございます。いろいろ接種の把握とか非常に複雑な話になってきまして、私も理解することが難しい部分もあるんですけれども、区民の方々が効果的に接種できるということであるとか、あとは二重予約で貴重なワクチンが無駄になるとか、くれぐれもそういったことがないように様々な策を練って、新しい策なども考えていただくことを要望させていただきます。  次に、多様化する接種形態に対応した情報発信や問合せ対応の充実ということで、また伺いたいと思います。  64歳以下については、先ほど話をしましたように、集団接種とか区で行うもののほかに、国の大規模接種とか職域、学校の接種とか、様々な選択肢があるということは先ほどお話をしました。  多様化する接種形態とか問合せについては、しっかり応えていただきたいというふうに思っております。現役世代については、高齢者の方よりもITリテラシーというものもありますし、ネットでの情報発信とか、ネットで予約をすることとか、新しい情報をどんどん仕入れて発信することに慣れているために、高齢者の方々に対しては接種方法が分からないとか、そういったことに対してすごく手厚くやっていただいているんですけれども、またそれとは違うアプローチが必要なのではないかと考えております。  加えて、先ほどから話をしていますような職域接種とか学校接種とか、いろいろな接種形態が複雑化をしていて、対象者の人も理解をするのが難しいというふうに考えている人が多いかと思います。ですので、問合せ対応も多様になると考えますけれども、区としてはどのような対応を今後行っていくのかということについて伺いたいと思います。 61 ◯ワクチン接種推進担当課長  多様化する接種形態に対してどのように対応するかという御質問ですけれども、今までは高齢者の方がメインでしたので、区報であるとか、紙ベースのものが多かったんですけれども、今後は区報、ホームページだけに限らず、あとLINEを含むSNSの活用をさらに広げてまいりたいと思っております。  また、接種形態が複雑化しますので、問合せについては、区のほうでも対応できるものであるとか、あとは所轄するところを御案内するとか、多様な対応をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 62 ◯鈴木綾子委員  いろいろ対応が複雑化してくるので、区での対応も難しくなってくるかなと思います。割と高齢者の方は区報をすごく熟読してくださっているんですけれども、若い世代ほどそういった区報とか紙媒体とか、読まないで捨ててしまったりする方が多いと聞いていますので、ぜひインターネットとか、特にSNSを使ってタイムリーに周知していただきたいと思います。  あとは問合せなどで一番怖いのが、たらい回しというふうに思われることかと思います。たらい回しというふうに区民の方に思われることがないように、委託しているコールセンターのほうで最新の状況なども踏まえて、職域接種とか学校接種については実施の主体元とか、そういったところに案内することになるかと思いますけれども、基本的な応対というか、基本的事項については対応できるように、一般的な問合せについては応えられるようにして、区民の満足度と安心感を高めていただくように要望いたします。  次に、学校への接種、区立小中学校への児童・生徒の接種について伺います。  ファイザー社のワクチン接種の対象に12歳から15歳も加えられたことを受けまして、神戸では中学校、高校への集団接種を検討することになりました。中嶋委員のほうからもいろいろ話がありましたけども、全国の自治体でも若年層、12歳の接種をやっているところも出てきたという報道もあります。
     本区において、区立小中学校に通う12歳、小学校6年生と中学生への接種についてはどのように考えているのかについて、見解をお伺いいたします。 63 ◯ワクチン接種推進担当課長  対象となる児童・生徒の接種につきましては、接種をしない児童・生徒についても任意接種であることが前提でございます。16歳以上の接種方法と同様の方法が基本であると考えておりますけれども、区の教育委員会と連携を図りながら検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 64 ◯鈴木綾子委員  12歳から15歳までの中学生の集団接種について、区では今後どのように考えていくのかというところで、教育委員会と連携して話し合っていくことになると思いますけれども、現在のところ、どのような形で考えているのでしょうか。 65 ◯ワクチン接種推進担当課長  12歳から15歳までの集団接種については、先ほどと同じになりますが、教育委員会と相談しながら検討していきたいというふうに考えております。  併せて、また12歳に対象年齢が下がったことで、区内の小児科の先生たちも接種に手挙げをしてくださっておりますので、医療機関で接種する個別接種と併せて、中身については検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 66 ◯鈴木綾子委員  そうすると、今後、個別接種について選択肢も出てくるということになるかと思います。ですので、今後そういったことになったときには、柔軟に区民の立場とか、お子さんの安心感、保護者の安心感をしっかり考えていただくように要望し、あとは周知をなるべく早めに、確実にやっていただくように併せて要望させていただきたいと思います。  次に、オリンピック・パラリンピックの関係について伺います。  まず、オリパラを観戦する小中学生の感染症対策ということで伺っていきたいと思います。  まずはオリパラ観戦事業については、実施するのかということについて、現段階での区の状況をお伺いさせていただきたいと思います。実施した場合には、12歳以下の小学生とか中学生のワクチン接種については、観戦する人の接種を勧奨するのかとか、どのように考えているのか伺いたいと思います。 67 ◯指導室長  オリパラ観戦についてですけれども、小中学生の競技観戦は区内の会場で実施が予定されているところです。しかし、観客の有無、上限等については、現在、未定の状況ですので、こどもたちの観戦については、国や都の動向を踏まえ、安全を第一として検討してまいります。  なお、実施した場合の12歳の小学生、中学生のワクチン接種についてですけれども、12歳未満については対象に加わってないため想定はしていませんが、12歳以上の小中学生について、競技観戦のためにワクチンを接種させるようなことは考えておりません。  以上です。 68 ◯鈴木綾子委員  オリパラの関係はまだ観客を入れるか入れないか、観客の上限をどうするかということで、方針が決まってないということもありますので、対応のほうも大変かと思います。  オリパラの観戦についても、こどもたちですとか、保護者も様々な思いを持っているかと思います。見たいという方もいれば、コロナ感染が怖いので行きたくないという方もいらっしゃると聞いております。今日、朝、テレビを見ておりましたら、ららぽーと豊洲前でお子さんを持つお母さんがインタビューを受けていました。学校でみんなでテレビを見るというのも、選択肢なのではないかというふうに話をされていました。  様々な考え方があると思いますので、ここではどの考え方がいい悪いということは申しませんけれども、保護者とかお子さんの感情ですとか、そういったものに寄り添っていただいて、観戦できるようであればいろいろ対策をしてという形で、その状況を見て、よく考えていただきたいと思います。  次に、オリパラの区の独自ボランティア、江東サポーターズへの接種と感染症対策について伺います。  国では、選手とか大会関係者、関係者2万人に対しては既に接種をするという方針を決めていまして、大会ボランティアの7万人、フィールドキャストと言われる方々に対してなんですけれども、この方に対してもワクチン接種を検討しているというふうに、丸川五輪担当大臣が先日発表されておりました。  江東サポーターズに関して、大会ボランティアというのは選手と直接接したりすることがあるけれども、区のボランティアは直接は接しないけれども、オリンピックに関わっていくということになるかと思うんですが、これらの江東サポーターズの方々について、やる場合にはワクチンの優先接種とか接種勧奨について、どのように考えているのか。  あとは江東サポーターズの方がボランティアを行う上で、感染症対策をどのように考えているか。例えばワクチン接種、あとPCR検査を行う、一般的な感染症対策、様々選択肢があると思いますけれども、どのように考えているか伺いたいと思います。 69 ◯オリンピック・パラリンピック推進課長  まず、江東サポーターズのワクチンの優先接種でございますけれども、鈴木委員もおっしゃっていたとおり、大会ボランティアは選手、関係者に直接接触する方を対象に接種すると言ってございますが、江東サポーターズはそういうふうに接触することもございません。活動時間も短いものでございますので、優先接種は予定してございません。  また、感染対策をどのように考えているかということですけれども、当然これはサポーターズ活動をするときに、感染症対策が一番大事だと考えております。東京都のガイドラインなどにのっとって、例えば聖火リレーのボランティアなども感染症対策を行っておりますし、例えば2週間前からの体調確認ですとか検温、マスク着用、こういうことも行っています。それ以外にも、区としては説明会の資料のオンラインでの配信とか、そういったものも今、準備を進めているところでございますので、そういった形で感染症対策をしっかりと施しながら、活動を行っていくというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 70 ◯鈴木綾子委員  ありがとうございます。ボランティアに参加する方は、コロナ感染ということは非常に怖いというふうに考えていらっしゃるかと思いますし、参加する上で安心・安全を確保するということは非常に大事なことですので、くれぐれもきちんとした形でやっていただくことを要望させていただきたいと思います。  次に、区職員や教職員の方へのワクチン接種についてということで伺います。  まず、区の職員の方への職域接種の関係で伺いたいと思います。  コロナ関連事業の最前線として、保健所ですとか区民対応を行っている職員に対しても、ワクチン接種を進めていくべきだというふうに考えます。政府は、国家公務員に対しては職域接種を順次行うという考えを示しておりまして、中央省庁の本庁職員に対しては、職場のある中央合同庁舎内に会場を設けて、対象は全省庁の職員とするという案も出ているということでした。  教職員については、集団接種会場の余剰ワクチンの接種を行うということになっていますけれども、全職員に対しても、例えば余ったワクチンの活用の優先順位に加えるとか、職域での対応ですとか、そういったものを進めていくべきだと考えますが、見解を伺います。 71 ◯ワクチン接種推進担当課長  まず、区の職員の職域接種に関してですけれども、区の職員の職域接種につきましては、慎重に判断してまいりたいというふうに考えております。また、先生御質問の教職員についてですけれども、現在、余剰ワクチンが出た場合の対応として、教職員を接種対象者としております。  以上です。 72 ◯鈴木綾子委員  教職員の方については、そのような御答弁かと思います。一般の窓口対応ですとか、区役所の本庁に勤められている職員さんに対しても、これからいろいろな選択肢が出てきたときにワクチンは余ってくるかと思いますので、そういったものの優先順位に加えていただいたり、職域などを進めていただくことを要望いたします。  次に、認可保育園ですとか、認証保育所などに勤務する保育士へのワクチン接種についても必要と考えますけれども、区の見解を伺います。 73 ◯ワクチン接種推進担当課長  保育士に関しましても、現在、教職員を余剰ワクチンの出た場合の接種の対象者としておりますが、そちらの接種の進捗状況に応じまして、保育士につきましても検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 74 ◯鈴木綾子委員  ぜひよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。キャッシュレス決済におけるポイント還元事業についてです。  新型コロナウイルス感染拡大で疲弊する地域経済を支えるために、キャッシュレスによるポイント還元に取り組む区市町村を支援することが目的で、東京都からの財源により実施される事業となっております。江東区ではキャッシュレスによるポイント還元などで消費を喚起する、盛り上げていく目的で、商店街連合会で実施する還元率30%のキャッシュレスポイントキャンペーンに係る経費を補助することとしています。  まず、キャッシュレス店舗の拡大についてなんですが、利用できる店舗については、商店街連合会の加盟店とその他区内の中小店舗としています。コロナの感染拡大防止というのもありますけれども、近年の消費者動向、より多くの人がキャッシュレスを使ってオンライン決済とか、かざして決済をするとか、そういったことをやっているような動向も踏まえて、キャッシュレス化を推進することが必要だと考えておりまして、今回の施策はそういった意味でも意義があるというふうに考えております。  現在、江東区の商店街連合会の加盟店で、キャッシュレス決済が可能である店舗の数と割合については、どのようになっていますでしょうか。伺います。 75 ◯経済課長  商店街連合会だけの直近の件数というのは把握してないところでございますけれども、昨年6月時点におきまして、消費税率引上げ時に行いました国のポイント還元事業の対象でございましたクレジットカードですとか電子マネー、デビットカード、QRコードなどが使える中小・小規模事業者というのは4,922店舗でございました。これは割合としましては、分母を何に使うかでございますけれども、区内全体の事業者数を分母とした場合には、約4分の1の割合ということでございます。 76 ◯鈴木綾子委員  商店街連合会加盟ということに限らず、区内のということで御回答いただきました。4,922店舗ということでしたが、これを増やしていく必要があるというふうに考えております。  今回の施策により、キャッシュレス対応できる店舗を増やしていく必要があると考えますが、数値目標などはあるのでしょうか。お伺いいたします。 77 ◯経済課長  今回の事業の数値目標数でございますけれども、本事業におきましては、QRコードを利用した決済方法で2,000店舗の参加を目標としているところでございます。  以上です。 78 ◯鈴木綾子委員  2,000店舗が目標ということで、ぜひキャッシュレスができる店舗を増やしていただくように頑張っていただきたいと思います。  次に、実施時期について伺います。  例えばコロナの蔓延状況等も踏まえて、9月に緊急事態宣言が発令をされたりとか、まん延防止重点措置、まん防が行われて、店舗に対する休業ですとか、時短要請が行われた場合には、例えば飲食店など実施できない事業者も出てくるかと思います。特に飲食店などが、時短ですとか休業でキャンペーンが行えないという状況にある場合には、事業者の公平性を欠くことにもなりますし、利用者によっても使えないお店が多いということで、メリットが少なくなってしまいます。  9月に緊急事態宣言とかまん防が適用された場合に、期間の延長などはあるのでしょうか。伺います。 79 ◯経済課長  期限の延長についてでございますけれども、状況により実施の延期も検討いたします。  なお、墨田区でございますけれども、5月15日から6月15日までキャッシュレスポイント還元事業を実施する予定でございましたけれども、緊急事態宣言の期間延長を受けまして、現在、実施を延期しているところでございます。  以上です。 80 ◯鈴木綾子委員  実施の延長については、万一の場合にはあるという御答弁でした。有効に利用してキャンペーンを行っていただきたいというふうに思いますので、柔軟な対応をぜひお願いいたします。  次に、今後のキャッシュレス推進と区内事業者の売上げ拡大策について伺います。  ポイント還元キャンペーンの対象期間は9月1日から30日となっていますので、補助事業が終了する10月以降については、キャッシュレス対応をやめるという事業者も出てくることが想定をされます。  国が進めるキャッシュレス化、これはずっと続いていくかと思いますので、そういった流れですとか、先ほどちょっとお話ししました消費者動向というものを鑑みますと、10月以降もキャッシュレス決済を継続していけるように区として支援すべきだというふうに考えております。  区として、区内事業者へのキャッシュレス推進に取り組んでいくべきと考えますけれども、見解を伺います。区として、どのようにキャッシュレス推進を進めていくのかということについて、御答弁お願いいたします。 81 ◯経済課長  区としてのキャッシュレス決済の推進ということでございますけれども、補助事業を今回やりますけれども、それが終了した後に、各事業者の経営判断でキャッシュレス決済をやめるといった事業者さんが出るということは、当然あり得ることだと考えているところでございます。  一方で、キャッシュレス決済というのは避けられない流れでございまして、キャッシュレス決済を導入しないことによるデメリットとして、お客さんがほかに流れてしまって、事業者が売上げの機会を逸することが増えてくるということが考えられまして、その重要性につきましては区としても認識しているところでございます。  区としましては、今年度からICT等導入に係る補助事業を始めたところでございまして、キャッシュレス決済導入時の相談ですとか、機器購入に係る費用の補助を積極的に活用していただけるよう進めてまいります。  また、区としてキャッシュレスを利用した施策を実施するに当たりましては、引き続き、今回の事業の結果ですとか国の動き、他区の状況、様々あるキャッシュレス決済手段ごとの費用対効果などを考慮しまして、区民、区内店舗にとってよりよい方法を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 82 ◯鈴木綾子委員  キャンペーンが終わって、いろいろ事業者さんの判断というのもあるかと思いますけれども、キャッシュレス決済をやめるということがぜひないように、区としても支援をしていただきたいというふうに思います。  答弁の中で、ICTにかかわる補助事業を始めたとか、相談機器導入の費用補助というのをやっているということも伺いましたので、そのような施策があるということ、利用できるということをしっかりと周知、案内をしていただくことが必要かと思います。  また、キャッシュレス決済事業者さんのほうもキャッシュレス決済を広げたいと考えていらっしゃいますので、いろいろなアイデアをお持ちかと思います。ぜひそういったアイデアを引き出していただいて、江東区で対応していただけるように働きかけていただいて、キャッシュレス決済を区内で広げていただけるように要望いたします。  次に、ポイント還元によって得られたポイントの区内事業者での利用ということで伺いたいと思います。  還元されたポイントについては、区内事業者だけでなく、オンラインとか実店舗を含めた、全国の決済事業者さんの加盟店で利用可能となるというふうになっています。つまりは、ポイントが区外に流れていくというふうにも言い換えられるかと思います。区内事業者の売上げ拡大によって区内消費を底上げしていくためには、消費者が獲得したポイントを区内事業者で使っていただきやすいように決済事業者さんとか商連さんとも連携をして、アイデアを考えるべきだと思いますが、区の見解を伺います。 83 ◯経済課長  今回、ポイント還元による集客効果によりまして、10億円以上の消費活性化につながると。そのほか、ポイント分についても区で使われれば、さらなる消費の底上げになるということは、区としても認識しているところでございます。  そのポイントが区で使われるようにするためには、最初の利用の際に区内店舗の魅力ですとか、そういったことを知っていただくですとか、ポイント分の区内店舗の再利用につながるような、キャンペーン期間中に限らず、ホームページ等を利用して魅力を発信していくような有効な施策について、区だけでなく、商連さんですとか、事業者も含めて考えていく必要があると思っております。  以上です。 84 ◯鈴木綾子委員  ポイント還元の集客効果で、区内の中小店舗で買物をされて、10億円以上の消費活性化につながるという御答弁もいただきました。ぜひこの10億円というのもさらに上げていただくような、効果的な活用策というのを考えていただく必要があるというふうに思います。  商店街連合会とか事業者さんのほうとも、いろいろな策を出して練っていただきたいと思います。キャッシュレスの関係については、様々な自治体でまちおこしであるとか、商店の魅力を引き出すとか、様々な取組をやっているかと思います。その中で優秀な事例とか、そういったものも出てきているかと思いますので、ぜひそういった事例も研究をしていただいて、23区のうまくいっている自治体ともお話をしていただいて、ぜひポイント利用を区内でやっていけるような体制を盛り上げていただきたいというふうに要望させていただきます。  以上で質問を終わります。  ──────────────────────────────────── 85 ◯矢次浩二委員  よろしくお願いいたします。私からは、まず本区の歳入について伺います。  初めに、今回の補正予算は8億9,700万円となっており、国や東京都の財源を活用しながら予算を編成しております。今後もコロナウイルス感染症対策に取り組むには、当然ながら財源の裏づけがなければ事業を実施することはできず、財源確保なしに区民の安全・安心を守ることはできません。  そこで、歳入の観点から確認いたしますが、今回の補正予算では、財源確保についてどういった考え方で予算編成を行ったのか。また、今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況によって、さらなる予算編成が必要となった場合、どのように財源の確保を図っていくつもりなのか、区の考えを伺います。 86 ◯財政課長  それでは、補正予算におけます財源の確保の関係についてお答えさせていただきます。  初めに、区といたしましては、特定財源の有無にかかわらず、感染症対策をはじめまして、必要かつ効果的な施策に関しましては予算を編成する上で何とか財源を確保しまして、対応していく必要があるというふうに考えてございます。  そこで、今回の補正予算での財源の確保についてでございますけれども、今回、子育て世帯生活支援特別給付金ですとか、商店街連合会の補助につきましては、国や都の財源を有効かつ確実に活用して事業化を図っているところでございます。  一方で、ワクチン接種に関します経費につきましては、現時点では国や都からの財源の措置という部分が不透明であるところはあるものの、安全・安心にワクチン接種できる体制を構築していくにはスピード感を持った対応が必要であろうといったところから、財政調整基金を活用して財源の確保に努めたところでございます。  次に、今後さらなる補正予算の編成が必要になった場合の財源の確保についてでございますけれども、基本的には今回の補正予算と同様にはなりますけれども、国や都の財源が活用できるものにつきましては、当然、確実に活用していくといった部分がある一方、国や都の財源がない場合につきましても、区民の安全・安心を守るために、必要かつ効果的な施策につきましては、財政調整基金などを活用することで財源を確保して、スピード感を持って対応を図っていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 87 ◯矢次浩二委員  今後の補正予算編成に当たっても、必要な施策に関しましては財政調整基金などを活用していくといった答弁がありました。  今回の補正予算では、財源確保のための財政調整基金繰入額として2億6,000万円を繰り入れており、補正予算第1号から第3号までに財政調整基金を既に33億円も活用しております。まさにこうしたコロナ禍において財政調整基金を活用することは必要であると思いますが、当初予算編成時の想定以上に財政調整基金を活用しており、今後の財政運営を懸念しております。  そこで、今回の補正予算における財政調整基金の2億6,000万円の活用を含め、今後、補正予算を編成していく中で、さらに財政調整基金を活用することにより、今後の財政運営に影響はないのか、区の認識を伺います。 88 ◯財政課長  今後の財政運営に関するお尋ねでございます。  今回、財政調整基金、今御指摘ありましたけれども、2億6,000万円余を活用したところで、現時点におけます財政調整基金の令和3年度末の残高につきましては約188億円となってございまして、令和元年度末が303億円になってございますので、大きく減少する見込みでございます。  今後に関してでございますけれども、新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応ですとか、区税ですとか特別区交付金をはじめ、歳入の減収などによりましてさらに財政調整基金の活用も想定されますので、財政調整基金が減少することで財政運営への影響は否定できないのかなと認識しているところでございます。  そのため、区といたしましては、効果的で必要な感染症対策は当然取り組む一方、将来にわたって安定した財政運営が可能となるよう、財政調整基金の残高確保に努めていきたいと考えているところでございます。  以上です。 89 ◯矢次浩二委員  ありがとうございます。さらなる感染症対策を行うには財政調整基金の活用も想定されますけれども、今後の財政運営に影響がないよう財政調整基金の残高確保に努めつつ、感染症対策に取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、補正予算(第3号)における区民生活、区内事業者等を支える取組について伺います。  まず、商店街連合会支援事業等の区内事業者への取組について伺います。  キャッシュレス決済におけるポイント還元について、我が会派として、東京都によるデジタル商品券の補助事業の活用、またキャッシュレス決済の促進などを訴えてまいりました。会派の主張が進展したことを評価しております。  キャッシュレス決済は、ウィズコロナ社会においてその普及が期待され、現金を扱わないことによって店舗の安全にもつながり、電子化で店舗運営コストが下がるなど、多くのメリットがあるものと認識をしております。  このようなことから、キャッシュレス決済については早期に普及されるべきと考えますが、今回の事業をどのように認識しているのか、区の考えを伺います。 90 ◯経済課長  今回の事業の認識でございますけれども、度重なる緊急事態宣言の発出など、区内中小店舗や区内生活はコロナ感染症の大きい影響を受けているところでございまして、消費活性化策の速やかな実施が必要だと考えているところでございます。  本事業を通じまして個人消費を喚起して、区内商店街の活性化を図るとともに、より多くの事業者に参加していただいて、区内店舗のキャッシュレス導入のきっかけともなればと考えているところでございます。  以上です。
    91 ◯矢次浩二委員  全く同感でございます。導入のきっかけになればというのが非常に重要だと思います。9月、1か月間ではありますけれども、基本的にキャッシュレス決済の導入というのは事業者が選択すべきものと考える一方で、キャッシュレス決済の導入をしないことによって事業者にとって失われる利益があるならば、キャッシュレス決済を導入してもらい、商機、商売のチャンスを増やしていく、これを区がしっかり後押しをし、キャッシュレス決済導入事業者を増やすようにすべきだというふうに考えております。  このような認識の下で、本事業において参加事業者を増やすためにどのような手順、また手続を進めていくのか伺います。 92 ◯経済課長  本事業における参加事業者を増やすための手順、手続でございますけれども、まず区ですとか商連のホームページ、広報掲載、あとチラシの配架などによって周知を徹底する。そして、参加を促すということ。あと、商連ですとか委託事業者による各店舗へのきめ細かい働きかけ、コールセンターの設置によって事業者の不明点をなくしていくということ、決済事業者による店舗向けの説明会などを行いまして、事業者が参加しやすいように配慮しまして、参加事業者を増やしていくということだと思っております。  以上です。 93 ◯矢次浩二委員  店舗向けの説明会というのは非常に重要だと思います。また、商店街、中小企業などの導入事業者と消費者、双方への導入後のメリットというのがあると考えますが、区は事業の効果についてどのように見込んでいるのか、また今後の展開についてどう取り組むのか、併せて伺います。 94 ◯経済課長  今回の事業の効果でございますけれども、消費者が10億円を超える買物をすることが見込まれるということで、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいる商店街をはじめとする中小店舗の活性化の一助になると考えているところでございます。  また、キャッシュレス決済に取り組む事業者が増加することが見込まれる。  あと、今後は、今回の事業の結果ですとか、国の動きですとかそういったことを考慮しまして、区民や区内店舗について、我々のほうでよりよい方法を検討していきたいと考えているところでございます。 95 ◯矢次浩二委員  今後のキャッシュレス決済を進めるために中小企業診断士等の専門家を活用して、例えばですけども、今後のキャッシュレス事業後のフォロー調査を実施すべきではないかというふうに考えますが、区の考えを伺います。 96 ◯経済課長  今後のフォロー調査についてですけれども、区としましても決済事業者ですとか、商連とも協力してフォローアップを行って、今後のキャッシュレス決済の検討に生かしてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 97 ◯矢次浩二委員  フォロー調査の実施など、実施後の検証にも区が積極的にかかわっていただき、今後の中小企業支援策検討に活用していただくことを要望しておきます。  次に、新型コロナウイルスワクチン接種事業等の取組について伺います。  まず、ワクチン接種会場での円滑な接種体制の確保について伺います。  会派として5月13日に、江東区民が安心してワクチン接種ができる体制の充実が必要と考え、コロナワクチン接種に関する緊急要望書を山崎区長に提出させていただきました。新型コロナウイルス感染拡大防止のためには一層踏み込んだ感染予防対策の実施、医療提供体制の拡充とともに、区民が円滑にワクチンを接種できる万全の環境整備が求められている。  そこで、個別接種の医療機関の拡充とか、またスムーズな接種予約体制の整備、貴重なワクチンを無駄にしないための配慮と工夫など、8項目にわたって要望書を提出させていただきました。  改めて、本区における迅速に接種できる体制強化などについての区の見解を伺います。 98 ◯ワクチン接種管理担当課長  本区におけるワクチンの接種体制の強化についてお答えいたします。  本区では、混雑回避のための年代別受付日の設定、出張予約窓口の設置、余剰ワクチン対応などを行っており、区民が円滑にワクチンを接種できる体制の構築に努めているところでありますが、今後につきましても状況に応じて柔軟に対応してまいります。  また、個別接種を行う医療機関ですが、現在、約180か所ございますが、それとは別に数か所の医療機関と調整中でございまして、今後、医療機関数が増加する可能性があります。  引き続き、区医師会や医療機関との連携を図り、体制強化に努めてまいります。  以上です。 99 ◯矢次浩二委員  引き続き、よろしくお願いいたします。  また、4月30日には、移動困難者等への支援として、自宅と集団接種会場間の移動にタクシーを気楽に利用できるよう、タクシー利用補助券500円分を希望者全員に提供できるよう公明党会派として強く提言をいたしまして、山崎区長に要望書を提出させていただきました。利用者だけでなく、協力を申し出ていただきましたタクシー協同組合等のタクシー事業者が、コロナ禍で大変厳しい経営環境に置かれております。  その中で、雇用維持のためにも重要な事業となったと思っております。利用者、タクシー事業者の方々からも喜んでいただき、多くのお声をいただいております。会派として、今回のワクチン接種における移動困難者等への支援に大いに評価をしているところであります。  そこで、円滑な接種体制の確保についての区の評価と今後の取組について、どのようなお考えを持っているのか伺います。 100 ◯ワクチン接種管理担当課長  タクシー事業についてお答えいたします。  タクシー料金の補助券につきましては、6月9日現在9,352件、約26%の方に発行しており、安全・安心な接種体制の構築につながるものと認識しております。今後はさらなる事業周知に努めるとともに、一部の障害者も対象に加えることで、高齢者以外の移動支援が必要な方への支援にも取り組んでまいります。  区としては、個々の事情を踏まえ、1人でも多くの方が安心して接種していただけるよう努めてまいります。  以上です。 101 ◯矢次浩二委員  ただいま御答弁いただきまして、今回、乳幼児に関連した方々に対する集団接種での新型コロナワクチン接種時のサポート体制の構築経費、これで常駐保育士雇用の経費が確保されました。  集団接種会場での円滑な接種体制の確保として、障害者の方々は福祉タクシーなどの使用もあり、往復利用や待機など、身体的な面での負担も大きいものと考えられます。介助者に対する介助の補助、また接種会場における福祉タクシーなどの車両待機場所の確保など、障害者などの方々への配慮を検討すべきであると考えますけれども、いかがでしょうか。伺います。 102 ◯ワクチン接種管理担当課長  障害者などの方々への配慮についてお答えいたします。  集団接種会場ではバリアフリーはもちろん、聴覚障害のある方に対しては、事前に来られることが把握できた場合には、可能な限りその時間帯に合わせて手話通訳者を派遣しております。また、必要に応じて、指さし会話シートを用いて受付や予診を行っております。そのほかにも、介助が必要な方に付き添うなど、状況に応じて柔軟な対応に努めているところです。  車両待機場所につきましても、会場に用意されている障害者専用駐車場を有効活用し、障害者などのサポートに努めているところです。  以上でございます。 103 ◯矢次浩二委員  聴覚障害、また視覚障害などの障害がある方々からの御相談もお受けしています。聴覚障害、視覚障害者等の方々への事前の周知や対応などについての配慮、円滑な接種体制の確保が進むよう要望いたします。  次に、ワクチン接種における移動困難者等への支援について伺います。  対象者について、希望する高齢者などとあります。障害者の方々も含まれておりますけれども、障害者に対する確認方法などについて障害手帳などで確認すべきと考えますが、いかがでしょうか。伺います。 104 ◯ワクチン接種管理担当課長  対象者には、接種券とは別に事前に通知文を郵送し、そちらを持参していただくことを考えていますが、仮に持参していない場合でございましても、身体障害者手帳または福祉タクシー券の提示で対象と確認していく予定です。  以上です。 105 ◯矢次浩二委員  福祉タクシー券の対象者の方々も、対象となるということでございます。また、引き続き、待機時間の短縮というのも、タクシー事業者に働きかけていただくよう要望いたします。  次に、重度の要介護者や障害者などで、かかりつけ医による新型コロナワクチン接種で、かつ接種会場での接種が困難な方への接種体制構築の経費について、巡回接種体制の構築を図るというふうに聞いております。高齢者及び障害者のうち、どのような方々を対象に、どの程度の規模を想定し、巡回の体制など、どのように考えているのか伺います。 106 ◯ワクチン接種管理担当課長  巡回接種の対象者と規模についての御質問でございます。  先ほども御答弁させていただきましたが、対象者は外出が困難な高齢者及び障害者で、かつ、かかりつけ医による訪問接種が困難な方や、小規模施設の入所者及び通所者を想定しており、予算上600名を計上しております。  また、巡回の体制につきましては、医師、看護師、事務員によるチームで、車で対象者の自宅等を回る予算を計上しておりますが、詳細につきましては関係機関と協議の上、決定してまいります。  以上です。 107 ◯矢次浩二委員  予算上は600名ということであります。十分な巡回チームの体制の構築を図るよう要望いたします。  対象者となった方々に対しての周知や、具体的な手続の流れはいかがでしょうか。伺います。 108 ◯ワクチン接種管理担当課長  具体的な周知方法や手続ですが、まず事業周知につきましては区報、ホームページで行ってまいります。また、対象者につきましても、別途御案内させていただきます。  具体的な流れですが、巡回接種は1日に対応できる件数が限られること、対象者の把握に医療機関や介護事業者の協力が必要となることから、庁内関係部署と連携し、早期に事業化できるように努めてまいります。  以上です。 109 ◯矢次浩二委員  庁内で所管の意見をしっかり諮っていただいて、円滑、効果的な推進を要望いたします。  また、御本人への接種の意思確認をどのように行う予定なのか、区の考えを伺います。 110 ◯ワクチン接種管理担当課長  本人の意思確認についてお答えいたします。  ワクチン接種を受けるに当たっては、前提として接種を受ける方またはその保護者から書面で同意を得ることとされており、本人または後見人の同意確認が前提となっております。御本人の意思確認が難しい場合においても、季節性インフルエンザなど定期的な接種と同様、個々の状況に応じて家族やかかりつけ医、施設従事者など、日頃から身近で寄り添っている方々の意見を踏まえて、本人の接種の意向を丁寧に酌み取ってまいりたいと考えております。  以上です。 111 ◯矢次浩二委員  提案というか、一つ、例えばなんですが、御主人が重度の障害をお持ちで、今回の対象者となり、奥様が介護に当たり、なかなか外出ができない。こういった状況にある場合等に関して、御本人の意思を確認した上で、通常は行わないと思いますけれども、同時期に接種することを提案するなど、検討すべきであると考えますが、いかがでしょうか。伺います。 112 ◯ワクチン接種管理担当課長  付添いの方の同時接種につきましては、その方の状況や、例えば余剰ワクチンを充てることができるかといったことを個別に判断して、対応させていただきたいと考えております。  以上です。 113 ◯矢次浩二委員  可能な限り区民に寄り添った柔軟な対応を要望しておきます。  また、接種後の経過観察におきまして、通常は15分、また持病がある場合には30分を要するというふうに聞いております。  そこで、接種後の急変に備えて、かかりつけ医や主治医との連携や同行をすべきというふうに考えますが、いかがでしょうか。伺います。 114 ◯ワクチン接種管理担当課長  かかりつけ医、主治医との連携についてお答えいたします。  巡回接種の対象者は副反応によるリスクが高い方も多いと想定されるため、主治医との連携は必要不可欠とこちらも考えております。このため、事前に予診票の内容について、主治医に確認していただくなどの対応を考えているところです。  以上です。 115 ◯矢次浩二委員  ワクチン接種、全庁一丸となった取組というのが重要であると考えます。所管連携により、様々な状況にある区民への干渉によって安心・安全な接種が進むよう要望いたします。  次の質問に移ります。次に、子育て世帯生活支援特別給付金事業の取組について伺います。  国の緊急支援策の一つでありますけれども、子育て世帯への支援について、4月にはひとり親世帯の低所得の子育て世帯への給付金が支給され、今回はひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯への給付金支給であります。  まず、この対象者とその対象者への周知について伺います。 116 ◯こども家庭支援課長  まず、今回の特別給付金の対象者について、こちら大きく4つに分かれます。  まずは令和3年4月分の児童手当、こちらは15歳までの児童を養育する世帯を中心にしていますが、それから特別児童扶養手当受給者、こちらは20歳以下の障害のある児童を養育している世帯、こちらの2つの手当について受給する方で、昨年度の所得状況にかける課税が非課税の世帯がまず対象となってきます。  それから続いて、令和3年5月分から4年3月分の児童手当の受給資格世帯、これは今年4月以降来年の2月までに生まれたお子様ということで、同じく、昨年度の状況で住民税の均等割が非課税の世帯が対象になってきます。  それから3番目が、0歳から18歳の児童を養育する、児童手当の受給者を含んでいますが、こちらの世帯のうち、新型コロナウイルスの影響によって家計が急変し、住民税均等割が非課税相当の収入になった方になります。  そして4番目、16歳から18歳、障害児に関しては20歳未満ということになりますが、こちらの児童のみを養育する方で、令和3年度分の住民税均等割が非課税の世帯というところで、この4つを合わせて約4,000世帯が対象になってまいります。  それぞれについての周知ですが、1番目の方、2番目の方については、児童手当を受給していただく、あるいは特別児童扶養手当を受給していただくために、そちらの家庭の家庭状況であったり、それから振込口座を区のほうで用意してございますので、そちらと同じく、区が有している税金の状況、非課税の状況というところを合わせまして、区のほうでデータを所有しておりますので、そちらに関しましては振り込みをするという通知を送った後、こちらのほうから積極的な振り込みを行うという対応になります。  それから家計急変者の方、こちらに関しましては区では把握ができていないところでございますので、これは区報やホームページ等を活用しての周知ということになります。  それから、16歳から18歳の児童のみがいらっしゃる家庭に関しましても、振込口座の状況が把握できてございませんので、申請が必要な方ということで、ホームページ、区報等を通じての周知という形になります。  以上でございます。 117 ◯矢次浩二委員  本区の対象世帯数というのが、4,000世帯ということでございます。それで、家計急変も含めて見込んでいただいているということであります。15歳までの児童手当や特別児童扶養手当の受給世帯であれば、今答弁ありましたとおり、課税データを用いて、区は対象者をすぐに認識できるものと考えます。  しかしながら、今回、16歳から18歳以下の児童を養育する世帯で、非課税家庭も対象になるということであります。また、コロナ禍の影響によって、家計急変世帯、新生児の方々も対象になっていくというふうに認識しております。  そこで、当該給付金の支給について、早期に周知を図っていくことが重要であると考えますが、区の考えを伺います。 118 ◯こども家庭支援課長  早期の周知ということですが、こちらの区報、ホームページ等で周知をしていく方々のうち、16歳から18歳の、今質問にございました世帯に関しましては、非課税のデータというのと、それから16歳から18歳の児童がいるというデータ自体は国のほうで把握しておりますので、その方々に関しましては、振込口座のほうはいずれにしても申請していただかなきゃいけないので、申請の手続自体は必要になるんですが、こちらの方々に制度と申請を行ってくださいという申請勧告は行うことを予定してございます。  それから、昨年度は所得状況によっては非課税の方なんだけれども、申告をされてない世帯の方々が一定数いらっしゃいます。こちらの方々に関しましても、特別給付の前提として、誤支給を防ぐために税情報の確定というのが必要ですので、そちらのほうに申告を促す通知も送ることを検討してございます。  その上で、最終的にやはり区報、ホームページを通じての周知を行っていくことになるんですけれども、それに加えまして、現在検討しているのは、コロナウイルスの影響で家計が急変した方ということですので、例えば緊急的な貸付事業を行っている窓口等での周知というのもできないかということを、現在検討しているところでございます。  以上でございます。 119 ◯矢次浩二委員  家計急変に関しては、様々な連携も必要だと思います。また、こちらからの申請の勧告、これもしっかり進めていただきたいと思います。特に申請主義となる家計急変、16歳から18歳以下の児童養育で、非課税世帯の対象者への分かりやすい周知を要望いたします。  最後に、前提として、これは国の緊急支援策の一つであります。したがって、早期の支給が最も重要であり、対象者への負担がなるべくなく進めることが肝要だと考えております。具体的な手続と流れ、いつから支給されるのか、最後に伺います。 120 ◯こども家庭支援課長  こちらのほうの方々に関しましては、予算が確定しましたら速やかに対象者の選定を行いまして、積極的な支給が行える方に関しましては振り込みの通知を送りまして、7月末をめどに第1回の振り込みを行う予定でございます。  また、それ以外の方々に関しましては、現在のところ7月11日号の広報及びホームページでの周知を考えてございます。  また、周知後の問合せ、それから申請の書き方等への案内というのは、コールセンターを設けまして、そちらのほうで対応しつつ、速やかに申請を受け付けて、できるだけ早く対象者の方々に届くような対応をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 121 ◯矢次浩二委員  迅速な対応をお願いします。終わります。  ──────────────────────────────────── 122 ◯赤羽目民雄委員  それでは、よろしくお願いします。  長期化するコロナ禍は、区民生活に深刻な影響を及ぼしています。私たち共産党区議団は、区民や中小業者から切実な要望、意見を伺い、先日も区長へ申入れを行うなど、積極的に提案してきました。本予算には、ワクチン接種支援など要望が盛り込まれており、評価したいと思いますが、さらなる対策の強化を求めて質問いたします。  昨日、集団接種の予約枠の空きへの対応が発表されました。その中で、有明スポーツセンターはかなり空きがあるのですが、その原因について区の見解と、この先も同じような状況にならないか、区の見通しをお聞かせください。  それと、今後、職域での接種も始まり、区としてどの程度体制を整えておくのか、集団接種会場や体制の見直しもあり得るのか伺います。 123 ◯ワクチン接種管理担当課長  有明スポーツセンターの予約についての御質問でございます。  各スポーツセンターの予約状況を確認しますと、高齢者の人口が多い地域に近い会場から予約が埋まっていきました。有明スポーツセンターの予約が埋まらなかったのは、高齢者の人口が多い地域から有明スポーツセンターは距離があったというふうに考えております。ですので、今後、現役世代の接種が始まれば、また違った結果になる可能性も十分あると考えているところです。
     また、職域接種や国の大規模センターの接種が進んだ場合、本区の接種会場への影響が懸念されますので、今後の状況を踏まえて、柔軟に接種体制の見直しを検討してまいりたいと考えております。  以上です。 124 ◯赤羽目民雄委員  今後、現役世代の方へ対象が広がると、状況が変わってくるとのことでしたが、それまでにはまだまだ時間がかかります。確保したワクチンを無駄にしないため、接種状況を随時把握して、余剰ワクチンのさらなる活用などについて検討すべきだと思います。  それから、接種体制は柔軟に見直すとのことでしたけど、当然でありますが、区民への影響を十分に考慮して検討していただきたいというふうに思います。  次に、集団接種会場の空き情報が区のホームページに掲出されました。今後、できる限り毎日空き情報を更新し、区民にお知らせすべきと思います。  それと、公開されている空き状況の表示についてですが、三角が1人から50人という空きがあるということですけども、幅が大き過ぎると思います。例えば、足立区は1人から10人の幅で情報提供を行い、墨田区は細かい空き状況をツイッターなどを活用して区民に情報提供を行っています。本区としてもきめ細かい空き状況を区民にお知らせすべきだと思いますけれども、伺います。 125 ◯ワクチン接種管理担当課長  集団接種会場の空き情報についてお答えいたします。  こちら、現在は平日に1日1回更新しておりまして、今後もその予定でございます。当面は現行の方法で情報提供してまいりたいと考えておりますが、運用の中でより分かりやすい情報発信ができるように見直しを検討してまいります。  以上です。 126 ◯赤羽目民雄委員  よりきめ細かい情報の提供をお願いしたいと思います。  次に、予約体制についてです。区は、今月14日まで、文化センターなど区内8か所で予約の代行も可能な窓口を開設しています。今後、接種対象が増えることから、予約がスムーズにできるように、引き続き出張予約窓口を開いておくとともに、若い方への対応としては、土日や夜間の予約受け付けも行うべきではないかと思いますけど、いかがでしょうか。  それから、障害者福祉の現場から、予約が困難な方に対して支援をしてほしいという声が寄せられています。障害種別によって支援は様々だと思いますけども、区はどのように対応を検討されているのか。  一つ提案なんですけども、障害者福祉センターや塩浜福祉園、障害者作業所などへ担当者が出向いていって予約代行する、こうした積極的な取組が必要だと思いますけれども、伺います。 127 ◯ワクチン接種管理担当課長  出張予約窓口につきましては、6月9日までに316件の予約代行相談がありまして、一定の効果があったものと認識しておりますが、お尋ねの福祉会館や出張所での予約代行は現時点では考えておりません。  また、円滑な予約に向けては、予約受け付け時間の延長については考えておりませんが、混雑が予想される時期の電話予約について、土日開設や年代別の予約受け付け日の設定を予定しているところです。  また、高齢者以外のサポートにつきましては、今後、状況に応じて検討してまいりたいと考えております。  以上です。 128 ◯赤羽目民雄委員  土日・夜間の受け付けは承知いたしました。  出張予約窓口の今後の開設と、障害者等支援が必要な方への対応は検討課題だということですけども、支援が求められておりますから、障害をお持ちの方、それから御家族、障害者事業所などの意見を聞きながら、関係所管とも連携して、これは前向きに取組を進めていただきたいと要望しておきます。  それから、区内の方にお話を伺いますと、集団接種と同時に、かかりつけの病院や身近な医療機関で接種を希望される方が多くいらっしゃいます。今現在、区内の医療機関359か所のうち、約80か所の医療機関で接種が行われていると伺っておりますけども、今後、接種を促進するため、医療機関への働きかけ、協力を求めるなど、区は対応していくべきだと思いますけど、いかがでしょうか。 129 ◯ワクチン接種管理担当課長  医療機関の拡充についてのお問合せでございます。  先ほども答弁させていただきましたが、現在、個別接種は約180か所で行えることになっております。現在、数か所、さらに調整中でございまして、区としては今後も拡充に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 130 ◯赤羽目民雄委員  これからのコロナの感染状況について、感染症の専門家の方は再拡大を懸念されております。緊急事態宣言の解除は慎重にすべきだとの意見も出ています。感染拡大を防ぐためには、我が党は安全・迅速なワクチンの接種と同時に、無症状の感染者を見つけ、保護する検査の拡充、これは繰り返し提案をしております。感染者が一定減少している今こそ、検査対象を広げて実施することを求めておきたいと思います。  それから、ワクチン接種が行き渡っていない状況の下、オリンピック・パラリンピック大会の開催はコロナ感染再拡大を招く危険を高めるものだというふうに思います。特に、江東区はオリンピック・パラリンピックの競技会場が10か所と多数あり、いくら人の流れを制限したとしても、多くの人が動けば区内の人流が増え、区民が感染するリスクが高まることは明らかだというふうに思います。  そうしたことからも、安全・安心が保障されないままオリンピック・パラリンピックを開催することは、区民の生命を危険にさらすことになります。本会議で求めましたが、そのため国や都に対してオリンピック・パラリンピックの中止を求めていただきたい。  それから、学校連携競技観戦について、これもこどもの命と健康を最優先に、中止をする自治体が生まれてきています。区民の多くの保護者は中止を求めています。区は国や都の動向をというふうに言っておりますが、そうした動きを待たずに、こどもたちの命と健康を最優先にし、区として中止の決断をするようにぜひ決定していただきたいと思います。  次の質問に移ります。大綱の2点目に、中小企業支援についてです。  長引くコロナ禍で、区内中小業者は悲鳴を上げています。緊急事態宣言も続いており、先行きは非常に不透明な状況です。今回の補正予算で、先ほど来質疑がありますキャッシュレスポイント還元事業、これで集客効果を高め、中小業者を支援するということですけども、この実施期間、これも先ほど質疑がありましたけども、1か月では私は短いと思います。これはもっと予算を確保した上で、期間を延長するなど対応すべきだという、これは要望です。  この事業実施に当たっては、中小業者の負担にならないようにすべきだと思いますけれども、見解を伺います。 131 ◯経済課長  今回の事業の事業者さんの負担につきましては、費用面ですとか事業者へのサポート体制など、事業者にかかる負担軽減も考慮した上で、決済事業者を商連で決定して、事業を実施していくというふうに考えてございます。  以上です。 132 ◯赤羽目民雄委員  今、経済課長の答弁で、事業者さんの負担については考えるということですけども、経費負担はなくても、この事業で売上金が実際に中小業者のところに入るにはタイムラグがあるというふうに私は考えます。今、多くの事業者は毎月本当にぎりぎりのところで、家賃の支払いですとか、お金をやり繰りしており、資金繰りが一層厳しくなるおそれがあると思います。  確かに今回のキャッシュレスポイント還元事業も、区内業者を支える施策の一つであると思いますけども、事業継続支援のための直接的な支援策が必要だと私は思うんですけども、見解を伺います。 133 ◯経済課長  現在、区では当面の危機的状況を支援するために、融資を中心とした支援を行ってきているところでございます。しかし、国や都で実施している様々な施策も含めて、中小企業支援というのは行っていくものであると考えているところでございます。  以上です。 134 ◯赤羽目民雄委員  国や都の事業があるという答弁でしたけども、現在、国で実施している月次支援金は金額も少なく、さらに都の協力金、これも4月に申請したものがまだ入らない、振り込まれないといった声が寄せられています。支給までに時間がかかり、かつ金額も十分でありません。融資も借りられないという事業者さんから悲鳴が寄せられております。  新型コロナの影響は区内の全ての業種に及んでいます。本会議でも求めましたが、現在、感染拡大を防ぎながら事業を継続させようと頑張っている中小業者全体を支援する中小企業応援金、この支給は今必要だというふうに思うんですけども、再度、区の見解を伺いたいと思います。 135 ◯経済課長  中小企業応援金ということでございますけれども、現在のところ、区としてそういった幅広く現金を給付するような事業を行う予定はございません。  以上です。 136 ◯赤羽目民雄委員  本当に今、区内経済、大変な中で、業者支援というのが区内経済を活性化させる上でも極めて重要だと思うんです。区内経済の大黒柱である中小業者、この方に対して直接的な支援を行って、今後の江東区の経済を支える大事な役割を担っていただくということが重要だと思います。  今回のキャッシュレス決済ポイント還元事業、この歳出予算を見ますと3億4,600万円ほど、このうち都の補助金が4分の3充当されると聞いています。区の一般財源は1億円ほどで済むことになるんです。区内の経済状況を踏まえれば、区の潤沢な基金を活用するなどして、今のこの冷え込んだ区内経済に向き合って、スピード感を持って中小企業支援策、さらなる拡充を実施していただきたいと思いますけども、区の見解を伺いたいと思います。 137 ◯経済課長  本区といたしましては、現金の給付事業に限ることなく、引き続き、中小事業者に対する適切な支援を継続してまいることかと考えております。  以上です。 138 ◯赤羽目民雄委員  引き続き適切な支援を検討していくということですけども、そうした中で本当に業者が今困っているところ、固定費の支払いですとか、資金繰りに困っているところもあります。確かに融資もこの間、拡充していただきましたけども、それだけでは支え切れないところがありますので、現場の声、中小業者の皆さんの実態に向き合って、さらなる拡充を求めて質問を終わります。  ──────────────────────────────────── 139 ◯委員長  お諮りいたします。  議事進行上の都合により、暫時休憩いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 140 ◯委員長  御異議がありませんので、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時の予定です。               午後0時00分 休憩  ────────────────────────────────────               午後1時00分 再開 141 ◯委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────── 142 ◯委員長  歳入歳出各款の質疑を続けます。 143 ◯二瓶文隆委員  それでは、午後一番、私から質問をさせていただきたいと思います。  私はキャッシュレス決済について絞って質問をさせていただきたいと思っておりますが、キャッシュレスといってもいろいろ多種多様あって、私、ここ、「PayPay等」と書いたつもりだったんですが、これからPayPayとかLINEPayとか、あるいは交通系だとSuicaとか、WAONとかEdyとかいろいろあると思うし、今現状、本区としては、このキャッシュレスポイント還元というのが、どういうような業者というか媒体を使って運営していこうと計画しているのか。何点か出ているんでしょうけど、それがもし現状分かれば教えていただきたいと思います。 144 ◯経済課長  今回のキャッシュレスポイント還元事業でどういった形態のということでございますけれども、基本的にはQRコード、クレジットカードとかいろいろございますけれども、QRコードを利用した決済手段を用いたポイント還元事業を予定しているところでございます。 145 ◯二瓶文隆委員  墨田区なんかでは、たしかPayPayで、港区はLINEPayで5,000円分ぐらいのポイントバックがあったような気がしますが、そういう面では、PayPay、私も使ったことありますけども、QRコードをお店に置いてあるものを読み込むだけで決済ができるということで、ほかのものだとやっぱり端末を設置しなきゃいけないんで、その初期費用も恐らくかかるんだろうと思うんですが、せっかく導入をするのに、初期費用とか手続とかそういうのにかかるのが大きいと、やっぱり導入しようかという店舗も少なくなってしまうと思うんですが、そこら辺も今先ほど御答弁のQRコードというお話があったように、簡単な形で、店舗としてはQRコードを備えつけるだけで、通常の振込み登録とかはするんでしょうけど、それで利用できるということが一つ重要なポイントになってくると思いますし、また、実際には顧客にとっては30%のキャッシュバックなんですけれども、キャッシュレス決済を導入する、クレジットカードもそうなんですが、そのネックになるのは、カード会社とかそういうキャッシュレスの会社に何%か、どうしても手数料を払わなきゃいけないんで、その分がロスになるというところですよね。例えば、銀座の夜の社交会なんかに行くと、本来ツケとか現金なんでしょうけども、カードで払いますよというと、少し値段が高くなりますと言われることがあるように、5%とか10%、下手すると店舗によって取られるので、そこら辺のロスを少なくしていただきたいと思うんですが、そこら辺も御検討の材料になっているんでしょうか。 146 ◯経済課長  手数料等のコストにつきましてですけれども、こちらは事業者ごとに恐らく異なるものと認識しております。  そういった点も考慮しまして、そういったコストの多寡も考慮に入れて、商連のほうで業者を決定していくものと考えてございます。 147 ◯二瓶文隆委員  ありがとうございます。これ、本当に導入コストもしっかり安く、ほとんどかからないようなシステムを使っていただきたいし、そうすることによって、今言ったみたいに、この1か月間はいいでしょうけども、継続してやっていくためにはどうしてもマージンを払わなきゃいけないのが少なく済むとか、あとは、もう1つは、現金で入ってくるのとやっぱりどうしてもタイムラグができるわけです。20日締めで翌月10日なのか翌々月になるのかとか、そこら辺によって利用してもいいかなというところのためらいも出てくると思うので、そこら辺を、極力多く導入してもらうために、その選定をしっかりしていただきたいと思っております。  次に、当然これ、今回は店舗に関しては江東区内の商店街であったりとか飲食店が対象になってくるんですが、利用者に関しましては、こういうキャッシュレスですと、区民だけではなくて区外の方も当然利用されてくるということだと思うんですが、想定としては、利用者の区民の利便性は30%割引というのはメリットが大きいでしょうけども、この狙いというのは、あくまでも商店とか飲食店がターゲットの政策支援だと思うんですが、墨田区が先行でやったと思うんですが、どの程度、区民の使った利用率と区外の人が使った利用率というのが、データとして、本区として何か分かっている情報はありますか。 148 ◯経済課長  区民と区外の方の想定利用比率というところでございますけれども、非常に大まかでございますけれども、買物をする者を15歳以上といたしまして、区の人口や流出通勤者及び流入通勤者から推計いたしますと、昼間の想定利用比率は区内の方で60%、区外の方で40%であろうと推計しているところでございます。 149 ◯二瓶文隆委員  ありがとうございます。今回のこの補正の予算づけというのは、あくまでも区民の方への30%の還元というよりも、むしろ、商店であったりとか飲食店に対するコロナ対策支援ということだと思いますから、極力多く使ってもらう。使ってもらって、本来のお店の売上げを増やしてもらうのが目的だと思っておりますので、そこら辺もやっぱりしっかりとそこの分析をしておいていただきたいと思っております。  今回、3億2,000万程度の予算規模なんですが、この3億2,000万程度の予算規模に対する、いわゆる経済効果とよく言われていると思うんですが、単純計算すれば、これはポイントが30%だから、計算すれば10億ぐらいが消費されるだろうということになるんですが、ただ経済効果の視点は、多分使うというだけじゃなくて、キャッシュレスではなくそこに呼び込むというところもあると思うんですが、この3億を使ったことによって、経済効果をどの程度望んでいるのか。概算で期待をしているのか分かれば教えてください。 150 ◯経済課長  経済的な効果がどのぐらいあるかという試算でございますけれども、まず、ベースになるのは、やはり中小の商店で使われる10億円ということ。あと、その他ポイントで付与されたポイントが区内で使われれば3億2,000万円分がさらに上乗せされるだろうということがあるかと存じます。  その後、江東区でそのお店が気に入ってもらったとか、そういったことで、さらに区のお店を使ってもらうようになれば、経済効果というのが増えていくんじゃないかと思っております。具体的な件数というのはちょっと積算できないというところでございます。 151 ◯二瓶文隆委員  今本当に御答弁いただいたところがいいと思うんです。今1か月じゃないですか、これをやるのは。この金額なんですけども、一種の広告宣伝であって呼び込みなんです。商売をしていくというのは、長く継続してお客様が来ていただくということが大切で、そのために、これは商店も努力しなきゃいけないんです。自分の商品を、自分のお店をどうやって売り込んでいくのか、長く顧客としていかなきゃいけないのかというのが、それは商店をやっている人たちの努力も必要ですけれども、まず、こうやって呼び込むことによって知ってもらうということは、すごく大きなことだと思います。自社で広告宣伝をかけるとすごくお金がかかりますから、こういうことをやることによって、そこのお店のよさを知ってもらってリピーターになってもらうということを、そこら辺も積極的に進めていただいて、多くの方にこれを利用していただくようにしていただきたいと思います。  一方で、今、紙ベースの買物券も同時に、今応募が終わったのかな、始まって、これから換金になってくると思うんですが、そこのすみ分けはどういう考えなんですか。紙ベースのほうは、高齢者の方々がなかなかキャッシュレスだと対応できないから紙の利用率もあるという、一方は、昨日の質問にもあったように、紙ベースだとどうしても使える店舗、私も使ってみると少ないというところもあるんで、そこら辺のすみ分けはどのようにお考えですか。 152 ◯経済課長  現在の紙の商品券とキャッシュレスとのすみ分けというところでございますけれども、現行の商品券が使える店舗、これは約800店舗ということでございますけれども、その業種でございますけれども、商店街を中心に、生鮮食品ですとか日用品とかお菓子とか、そういった小売り店舗が約56%を占めているというところでございます。一方で、飲食店というのは約28%ということで、飲食店の件数というのがやや少ないという状況でございます。  一方で、キャッシュレス決済のほうでございますけれども、1つの業者に聞いたところでございますけれども、区内全体の数字でございますけれども、その業者によれば、小売店で約24%の割合と。一方で飲食店のほうは37%あるということで、逆に飲食店のほうが数が多い状況となっているということでございます。  本事業におきましては、商店街連合会の加盟店に加えまして、区内の中小店舗について積極的に参加していただく予定で考えてございますので、コロナ禍において飲食店支援にもなるものと考えているということと、あと例えばキャッシュレス決済で利用することが難しい方の食料品などの日々の買物については紙の商品券でと。一方で、若い方が飲食店で利用するような場合にはキャッシュレス決済でというように、両方実施することによりまして、それぞれ足りないところを補完するような関係にもなるのではないかと考えてございます。加えて、商店街の波及効果ですとか、そういったものも出てくるんじゃないかと考えているところでございます。  以上です。 153 ◯二瓶文隆委員  ありがとうございます。本当に今商店街だけではなくて、今一番苦しんでいると言われている飲食店の方々、ぜひこういうものを導入していただいて、商店街に加入していなくても導入していただいて、どこの会社さんを選ぶのか分かりませんが、当然こういうところも営業部隊はあるんでしょうから、積極的にこれを使って、1か月だけでもいいから呼び込むことができるんですよということを進めていただきたいと思っております。本当にこれからオリンピックがやって来て、本来オリンピックで、昨年もそうですけど、起爆剤になって日本がもっと元気になるということを期待していたわけです。かつて昭和の戦前に、15年なんかは幻として終わった万国博覧会があった。そして、その後戦争に突入していったわけですが、しかし、前回の東京オリンピックは、日本が景気を回復して、東京オリンピックによってまた日本の経済回復が復興していったわけです。ですから、今回、何としてでもオリパラは成功させて、今コロナの状況だからこそこれを成功させて、日本の復興、そして復活の起爆剤にしていただきたいと思っております。その一助として、これは地元の江東区の商店であったりとか飲食店さんが、これをすることによって元気になるんだというところをぜひ進めていただいて、成功裏に終わっていただいて、今後もキャッシュレスというところで、江東区のところにいっぱい来ていただくことを期待しまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。  ──────────────────────────────────── 154 ◯中村まさ子委員  それでは、質問させていただきます。  先ほど来、子育て支援の特別給付金につきましては、いろいろな質疑の中で私がお聞きしたいことが大分分かってきましたので、1点だけちょっとお伺いします。  これは、今回はふたり親、ちょっと入学や進学の進級の時期に間に合わなかったのが残念なんですけれども、でもふたり親にも支給されるようになったことは、私は一歩前進だと思っています。  4月に専決でひとり親に支給したわけですが、その中で、児童扶養手当の受給者の中で現況届を出してない人というのがいらっしゃるのか、そういう人に対してこの給付金の対応はどうなっているのか伺います。 155 ◯こども家庭支援課長  4月から始めている、ひとり親のほうのところに対してです。  このひとり親のほうのところに関していうと、まず、児童扶養手当を既に受けている方というのは2,870世帯ございまして、そのほかに、要は資格は持っているんだけれども、所得要件だったりとかでとまっている方、それらもいらっしゃる中で、全体で3,900世帯程度を対象としております。  こちらのほうのところで、6月10日現在で、今のところ2,600世帯ぐらいのこちらからの払込みと、それから申請を受けて払った分、計でございます。現況届が必要な方に関しては、4月の時点ですので、去年の時点で現況届を取ってらっしゃる方々についてやっていると。現況届を出されてなくて進んでない方々については、現況届を出してくださいというような通知を送っているところでございます。  以上でございます。 156 ◯中村まさ子委員  ひとり親の方は特に困窮度が高いと思いますので、漏れがないように対応していただきたいと思います。  次に、ワクチン接種について伺います。移動困難者支援についても、何人もの委員の方が取り上げましたので、私もお聞きしたいことが同じだったので了解いたしましたので、これはちょっと省かせていただきます。  江東区では、大規模接種会場と個別とありますが、大規模接種会場のほうはシミックソリューションズというところに委託をしているとお聞きしました。そこで、濃度の薄いワクチンを打ってしまうというミスがあったということです。これはニュースにもなっていました。それから、個別会場では少ない量のワクチンを打ったということも報道されておりました。そういうミスが江東区ではあったということです。  これは、私は、間違って濃いワクチンを打つとか、1日に2回も打っちゃったというようなミスに比べれば、健康被害が出ることはまずないと思うんです。ただ、その後、どなたが薄いワクチンだったのか、どなたが少ない量だったのかというのは追跡調査しなければいけないという、手間がかかるということになりますので、それは当然されたと思うんですが、このミスに対する検証とその後の対応、それから今後の対策はどうなっているのか伺います。 157 ◯ワクチン接種推進担当課長  今、御質問の内容についてです。  集団接種会場における濃度の薄いワクチンの接種、及び個別接種会場における容量の少ないワクチンの接種では、該当する区民の方をはじめ、接種を希望される区民の皆様に不安と御心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。どちらのケースも、すぐに原因の究明と検証を行いまして、どちらも確認漏れから起きたミスであり、通常の手順が取られていなかったという事実が分かっております。改めて手順の遵守と、必ずダブルチェックを行うということを、どちらでも徹底いたしました。また、集団接種、個別接種ともに、本区のケースに限らず、今まで起きた事例がございますので、そちらについても情報を共有し、各会場で注意喚起をいたしております。  以上です。 158 ◯中村まさ子委員  ありがとうございます。幸いにして、多分健康被害などは出てないと思いますけれども、今まで経験したことがないようなやり方で接種をしますし、ワクチンという注射を、薬剤を体に入れるので、それは十分な手順の遵守とか確認とかをしていただきたいと思います。  それで、その後の薄いワクチン、少ないワクチンを打ったグループの方たちには対応できているんですか。 159 ◯ワクチン接種推進担当課長  5月22日の該当の方に関しましては、ちょうど3週間後が明日6月12日になります。ちょっと予定がばらけておりますが、125名の方全てに血液検査による抗体価を確認させていただきまして、その上で、抗体価がきちんとついているかついてないかというところで結果を御本人にお返しして、2回目接種の後、また該当の方には3回目の接種を行うかどうかというのは、専門家の意見も聞きまして、御本人の意向も聞きまして対応していきたいと考えております。  以上です。 160 ◯中村まさ子委員  よろしくお願いいたします。それで、ワクチン接種というとアナフィラキシーがよく問題になって、本会議の質問でも、江東区の場合は、アナフィラキシーかどうか分かりませんが、4人、割合重要な副反応があったという質問に対する答弁がありました。  国も、副反応というとアナフィラキシーばかりを言うんですが、ほかに発熱とか頭痛とか筋肉痛というのがあって、それは一日、二日で治りますよという話なんですが、浜松市の調査によると、特に2回目以降で、これは介護事業所の人に対する調査なんですが、2回目になると、筋肉痛が75%、倦怠感が74%、頭痛が54%ということで、実際に介護事業所で仕事につくのが難しいような状態の人が結構出たと。現場の感じとしては、ワクチンの添付文書に示された副反応と比べても症状が多く出ているようだというのが浜松市の調査で出ていました。  大病院とか公務員とかは、言ってみればワクチン休暇みたいなものが取れるんですが、小さな事業所だとそういうのが難しくて、もう手が痛くて片手で介護の仕事をしていたという報告も出ています。アナフィラキシー以外でこのような業務に差し支える可能性があるような副反応について、江東区も実態調査をするべきではないかと思うんですが、それについての見解を伺います。
    161 ◯ワクチン接種推進担当課長  中村委員御質問のとおり、ワクチンの副反応につきましては、各医療機関が国に報告いたしまして、検証の後、重い副反応に関しては公表されております。区としても、その情報につきましては注視してまいりたいと考えております。  また、軽微な副反応に関しましては、厚労省のホームページのコロナワクチンナビのほうに、副反応はこういうものがありますというものが載ってございますので、またそちらを御参考にということで御案内をしているところです。  中村委員がおっしゃられたように、やはり1回目よりも2回目のほうが強く副反応が出る。それから、年代が若い方のほうが副反応が特に強く出るということは、医療従事者の先行接種からも言われております。病院などではワクチンの接種の休暇とかを取っていると聞いておりますが、小さい事業所、会社もそうですけれども、小さい事業所ではなかなかそのワクチンの休暇を取るというのは非常に難しいかとは考えておりまして、ワクチンの接種に関しては、常々お話ししておりますけれども、ずらして接種をしていただいたりとか、休暇の前日に接種をしていただいたりなどという工夫をしていただいたほうがいいのかと考えております。  実態調査については、今のところ区として予定はございませんけれども、国からの報告等につきましては注視してまいりたいと考えております。  以上です。 162 ◯中村まさ子委員  例えば入院しなくちゃいけないような副反応があれば、当然、国も把握しているんですが、なかなかそこまでではないけれども業務に差し支えるという場合も多々あるという、その調査の結果を見ましたので、特に中小の事業所などへの、例えば応援の人員派遣とか、そういうことも併せて、これは一応区民の8割の人が受けるようなぐらいですか、目的ですか、ということなので、そこにもぜひ目を配って、特に障害者とか高齢者の施設の小さな事業所への支援をお願いしたいと要望をしておきます。  それから次に、5月25日に国から個別接種の促進についてという通知が発出されました。この間、国ががんがん、100万回やれとか、いつまでに終わらせろということで自治体は大変な思いをされてきたと思うんですけれども、今回もその接種も、週100回以上の接種で1回2,000円上乗せします。1日50回以上打てば10万円交付します。あるいは、時間外や休日に医師や看護師を派遣したら、派遣元に財政支援をしますというような形で、お金で、札束で引っぱたくような感じかとちょっと思っていたんですけれども、この通知について、江東区では、この通知に基づいた接種をしているということなんでしょうか。 163 ◯ワクチン接種推進担当課長  国や都が医療機関に対する支援を予定しているということは承知しております。本区といたしましては、国とか都の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上です。 164 ◯中村まさ子委員  大規模接種はさっきのシミックソリューションズに委託したりしているので直接あれなんですが、ただ、こういう形であまりに強引な進め方については、それこそ先ほどのようなミスが発生しないかということに、ぜひ江東区としては注意をしていっていただきたいと思います。  最後に、商店街活性化事業なんですけど、これも多くの方が質問をしましたけれども、ちょっとだけお聞きします。  これまでプレミアム付商品券はもう何回も実施してきたんですが、消費喚起とか商店街振興とか低所得世帯への支援というような目的があるんですが、その評価、現在までの評価をまずお聞かせください。 165 ◯経済課長  プレミアム付商品券の今までの評価でございますけれども、例年は区民まつり等において7,000万円、プレミアム率は10%という規模で発行してきているところでございまして、おおむね商店街を中心に利用されているということでございます。特に昨年度につきましては、コロナ禍における消費活性化策として、その10倍の7億円、プレミアム率は20%という形で発行しましたけれども、こちらのほうもおおむね利用されているということでございます。  ですので、商店街の活性化には相応の効果があったものと認識しております。また、事業者にとっての支援というのもございますけれども、こちらは利用者にとっても大変喜ばれているものと認識しております。今年度も、2億4,000万円分、プレミアム込みで商品券を発行する予定でございますけれども、予定を大幅に上回る応募があったところでございます。  以上でございます。 166 ◯中村まさ子委員  今回のキャッシュレスは、先ほどの話だと少し層が違うというか、そういうところにも広がるのかと思います。  お願いしたいのは、こういう制度は多分知っている人だけ得をするという側面があって、例えばQRコードを読むだけですとさっきあったんですけども、そもそもスマホを持っていらっしゃらない高齢者の方もたくさんいらっしゃって、デジタルデバイドで、そういう方たちが置いてけぼりにならないような支援策を考えていただきたい。知っている人だけがおいしい思いをするということのないようにしていただきたいということを要望して終わります。  ──────────────────────────────────── 167 ◯やしきだ綾香委員  よろしくお願いいたします。巡回接種と集団接種会場等での円滑な接種体制の確保と、ワクチン接種に関する周知・広報に関連し質問を行います。  接種体制については、日々国の動きを中心に変動しておりまして、今回補正第3号を組まれた当時と比べますと、この補正内容では不十分、あるいは再考が必要、新たに補正予算を組むべきというような視点も生まれてくるかと思います。また、新型コロナウイルスは、将来的にはインフルエンザと同じように、恒久的な感染症の1つになるとも考えられます。  そこで、新型コロナウイルスが感染症の一つという定義を改めて踏まえた上で、区民生活を支える取組として、今、そして将来に向けて何をすべきかに重点を置いて質問をいたします。  まず1点目は、各委員からも質問が出ておりましたけれども、在宅の巡回訪問接種について伺いたいと思います。  こちらに関しましては、先ほど約600名分を想定されていて、それに合わせた予算が組まれているということ。また、かかりつけ医とうまく連携を取って予診票などを書いてもらうというような御答弁が先ほどありました。  では、実際に今、医師、看護師さんはじめ、そういった医療関係者の方の人材の確保というものが各地域ですごく問題となって、課題となっておりますけれども、その点に関しての区の見解、認識はいかがでしょうか。伺います。 168 ◯ワクチン接種推進担当課長  人材の確保についての御質問です。  巡回接種に当たり、人材の確保については、またこれからどういった体制で巡回接種を行っていくかというところにもよるかと思いますけれども、いろいろ人材の確保については、当初本当にこの事業、ワクチン接種が始まりました当初は、医療従事者も取り合いのようになっておりましたけれども、いろいろな部分で緩和された部分もございますので、接種体制が決まり次第、人材の確保も含めて検討していきたいと考えております。  以上です。 169 ◯やしきだ綾香委員  今から、今後検討なされるということで、先ほど御答弁の中で、1つのチームということで、お医者さん、看護師、それから事務員の方、3名で回っていくということも検討されているという御答弁がありましたけれども、この巡回接種は、1日当たりその1チームが訪問できる、接種できるのは大体何人と想定されているのでしょうか。 170 ◯ワクチン接種推進担当課長  1日当たりの接種可能な人数なんですが、まず、ワクチンの側面からいきますと、1つのワクチンから、皆さん何回もお聞きになっているかもしれないんですけれども、1つのワクチンから今現在6人分が取れる形になっております。また、1つのワクチンを希釈して使用するのは6時間以内に使うとなっております。また、今度接種の体制になりますと、接種をしてから経過観察を行うのが15分から30分ぐらいと言われておりまして、それを考えると、1チーム当たり1日6人程度が限界なのではないか。行って予診票の確認をして、御本人の状態を確認して、接種してから15分ないし30分、健康な方で、特にアレルギーの症状とか、お注射等をされて今まで体調が悪くなければ15分程度の経過観察でよいとはされていますが、在宅療養されている方というのはもともと御病気が何かしらあると考えられますので、そうすると経過観察をやはり最大30分と見込みますと、1日6人が限界ではないかと想定しております。  以上です。 171 ◯やしきだ綾香委員  となりますと、先ほどの大体想定が600名分ということで、1日当たり6人が限度となると、100日ぐらいが考えられるのかなと。とはいえ、限度が6人なので、順調にいけば6人ですけれども、場合によってはもっと人数が減ってしまったりということも考えられます。そういったことも課題に入ってくるのかと思います。  他の自治体では、要支援・要介護認定されている高齢者が集まる介護のデイサービスの場を活用して利用施設での接種を検討されている自治体が少しずつ増えていると聞いております。協力の事業所と、巡回接種を行う医師を結びつける、あるいはデイサービスのところに提携しているお医者さんですとか医師、看護師がいらっしゃると思うので、そういった方とうまく連携を取りながら、対象者の方に御家族がいる場合は、事前の予診票も自宅で書いていただくなどして時間を短縮し、効率的な接種につなげていくという方針を打ち出しております。  接種後に、やはり、今ワクチン接種推進担当課長からも御答弁ありましたけれども、経過観察の時間もとても必要なので、そういったことを考えると、やはり1軒のお宅に医師が滞在すべき時間というのは長くかかってしまうと私も思います。  そのため、訪問接種を必要とする、本当に重度の介護者、また、重症心身障害を抱えた方は巡回の接種、デイサービスに通えている人には、そういったところを活用するデイサービスの会場での接種を行うように分けるということで、人材の取り合いというと今緩和されていると聞きましたけれども、いろいろなものが効率的に、かつ負担も軽減されるのではないかと私は考えますが、見解を伺います。 172 ◯ワクチン接種推進担当課長  デイサービスの会場等での接種についてという御質問です。  江東区では、高齢者入所施設での接種を特別養護老人ホームから開始しておりますけれども、高齢者の通所施設に出向いての巡回接種というのは、現在のところは考えておりません。高齢者の方というのは、先ほどもお話ししましたが、何かやっぱり御病気があって、かかりつけの先生があるという方が非常に多くいらっしゃると思います。基本的には、接種に関しては、かかりつけの先生がいらっしゃる場合は、ふだんからかかりつけである医療機関での個別接種というのをしていただいたほうがいいのかなと考えております。地域的な差もあるといいますか、地方のところではなかなかその医療機関が東京のようにいっぱいあるわけではないと。そういうふうになると、ある程度デイサービスの会場に出向いての接種というのは、可能性としてはあるのかなと思うんですけれども、これだけ江東区内でも180の医療機関が現在のところ個別接種に御協力いただいているところでありますので、基本的にはかかりつけの医療機関さんでの個別接種をお願いし、巡回に関しましては、先ほどやしきだ委員のほうからもお話ありました重度の方、またはそのかかりつけの先生からの接種がなかなかかなわないという方に関して巡回接種と考えております。  以上です。 173 ◯やしきだ綾香委員  個別接種をうまく活用してということでありましたけれども、少しでもデイサービスに通っている方が受けられるというのは、地方といっても、私がちょっと事例を出したのは千葉県の中のあるなんですけれども、そこがこういうふうな取組を始めていると聞きましたので、今日ちょっと事例として取り上げましたけれど、私が申し上げたかったのは、いかにして受けたい人が効率的に安心して区民の方に寄り添って受けられる環境を、やはり自治体として整えていくか、そういう体制を整えていくかということが大変大切だと思いますので、いろいろ模索はされていると思いますが、ぜひこういうことも可能性として、今は考えていらっしゃらないということでしたけれども、こういった考え方もあるんだよということをぜひ知っていただきたいと思いましたので、何よりも皆さんが一日も早く安心する体制の構築を要望しまして、次の質問に移りたいと思います。  続きましては、ワクチンの接種体制、また周知・広報に関連しまして質問を行います。  現在、65歳以上の区民を対象に個別接種、集団接種ともに進んでおりまして、国では都心部の中心地に大規模接種会場の設置を推進するとともに、間もなく企業や大学でも在籍している人や家族を中心に接種する体制が整われるようです。  最初に65歳以上のワクチン接種が始まった5月上旬と比べますと、当初は、基本的には住んでいる自治体で打つことになっていたものが、現時点では、ニュースにも報道にも上がっておりますけれども、大規模接種会場、こちらはやはり空きがすごく出てしまっているので全国から受け入れる等、そういった選択肢が増えておりまして、今は、いわゆる接種の次のフェーズ、段階へと移っているのかなと私は感じております。  今回、本区の補正予算には、子育て世代等の若い世代が接種する場合に円滑に行われるような集団接種会場には保育士等を配置するなど、サポート体制の予算が組まれておりますので、まず、この接種体制に関連して伺いたいと思います。  16歳から64歳以下の区民が約33万人だと思います。現在の予約は、集団接種会場での接種希望者とワクチンの接種に協力いただける医療機関の約半分が区のシステムを通じて予約を取ることとなっております。一方、残りの半分の医療機関は、区民から病院に直接連絡してもらい予約を取ることとなっておりまして、まず、こちらに関しまして、このように分かれているのには何か理由があるのかどうか伺いたいと思います。 174 ◯ワクチン接種推進担当課長  予約システムについての御質問です。  個別接種における区の予約システムは、希望される医療機関に御利用いただいております。しかしながら、もともと自院で予約システムを導入されているクリニックさんがたくさんあるというか、結構ございまして、また、今回ワクチンの接種が医療機関で行われるという状況のときに、やはり予約の段階で病院に電話が殺到すると通常の診療の妨げになるというお声も医療機関から頂戴した部分もございまして、本区のほうで集団接種の予約システムを導入するに当たって、個別の医療機関様にも、希望されるところには使っていただくよう御案内をしたところです。なので、区民の方から見るとちょっと分かりにくい形にはなるかと思いますけれども、接種いただいている医療機関様の御希望も伺った結果、このような形の体制でさせていただくようになっております。  ただ、医療機関様によっては、先に自分のところの予約でやっているけれども、ある程度落ち着いたらこのシステムを使いたいであるとか、区のシステムを使っていたけど、逆に今度は自分のところで予約を受ける形にしたいというお声もいただいておりますので、そこのところは柔軟に対応するようになっております。  以上です。 175 ◯やしきだ綾香委員  御協力いただいている医療機関の関係という御答弁でしたけれど、実際に電話が殺到するというのは、やはり病院としては困るという声は私も伺ってはいるんですけれども、区を通じてのこのシステムについては、コールセンターのつながりにくさ、また、ネットで予約した方も、ネットで予約をしたはいいけれども、変更、キャンセル等を行う場合には連絡がつながりにくくてできない等、そういったお声もいただいているんです。  医療機関の負担はやはり増えてしまうんですけれども、個別接種の場合は、やはり医療機関への直接の予約体制であるほうが、病院も区民もその予約状況の把握、それから変更の手続等、双方が予約から接種までスムーズな体制が構築できるのではないかなとも感じております。こちらについては、もちろん医師会含めて医療機関さんとの体制の考え方も違いもありますので、区の見解というのは難しいかもしれませんけれども、お伺いできたらと思います。 176 ◯ワクチン接種推進担当課長  このようなワクチンの接種を国民の全体に行うということは、もう今後ないほうがいいに越したことはないんですけれども、今回本当に急にワクチンの接種の事業を、本当に急ピッチで進めた部分がございまして、その部分で、やはりちょっと使いにくさであるとか分かりにくさであるとかというのがあるというのは、私どもも認識しております。今後、本当にこういうことがないことを祈りますけれども、今後に向けてまた医師会、もしくは医療機関と相談しながら、どういった体制にしていったらいいのかというのは生かしていきたいと考えております。  以上です。 177 ◯やしきだ綾香委員  実際に、先ほども申しましたが、コールセンターで予約したけれども、結果予約ができていなかったことをつい最近知ったとか、そういった様々なお声も頂戴している中で、改めてやはり予約の仕方が分からないなど、困っている方々へのフォローアップ体制の強化が重要であると感じておりますので、文化センターはじめまして8か所、区の窓口も含めて、総合窓口の周知をさらに徹底し、区報のみならず、窓口を区民の方に広く知っていただくような工夫を要望します。  今後、接種は若い年齢層へと徐々にシフトされていきます。世界全体で年齢が若くなるほど接種率が低くなる傾向にあるとされておりますので、周知については、区としてどのように考えているのか伺います。 178 ◯ワクチン接種推進担当課長  今までは、やはり高齢者の方が多かったので、区報であるとか紙ベースのチラシであるとかということで御案内をさしあげることが非常に多かったんですけれども、先ほども出ましたけれども、これからやはり若い世代に移ってくるというところで、ふだんから新聞であるとか区報であるとか、あまり紙媒体を読まない世代に移ってくるかと思いますので、ホームページだけでなく、やはりSNSの活用が非常に重要になってくるのではないかなと考えておりますので、LINEも含めたSNSの活用で、周知については努めてまいりたいと考えております。  以上です。 179 ◯やしきだ綾香委員  私は、若い世代のこの世界の接種率の傾向を踏まえますと、いかにして若い世代にとって接種しやすい環境を整えるかが接種率の向上につながっていくのではないかと考えます。  そこで、これからは、段階的に利用率の低いスポーツセンターについては、接種会場としては、例えば閉鎖すると同時に接種会場の見直しも検討すべきと考えております。これは段階的になんですけれども、例えば先ほども御質問ありましたけど、有明スポーツセンター、高齢者の方がそちらのエリアには少ないからということが御説明にありましたけど、場所の、地理の問題もあるのかなとは感じております。有明スポーツセンターは、実際6月の中旬から月末にかけて予約率が低いと、ホームページでも、三角形、丸と出ておりました。全国的に今、医師や看護師等々、人材の確保というのがまだまだ課題もある中で、接種会場として実際に開いていても、接種に打つ方が来なければ、医師や看護師がただその時間いるだけ、拘束するだけになってしまって非効率であると感じます。非常にもったいない運営方法であると思いますので、こういったところは改善すべきかなと感じております。  若い世代に向けての発信方法としては、今おっしゃったLINEの活用ですとかそういった周知・広報の工夫が必要です。プラス、行きやすい場所かどうか、予約が取りやすいかどうか、すなわち気軽に接種できるかどうかというのが大切であると思います。  先日、豊洲に本社を構えている企業さんのIHIさんに伺った際に、今現在リモートワークで社員の7割の方が在宅になって、会社も出社している人が少ないので、早くに声がかかれば、IHIさんの入り口1階にアトリウムというのがあるんですけれども、広いスペースがありまして、そういったところを、場合によっては接種会場として貸し出すことも検討できるかもしれませんよというような御意見もいただいております。豊洲や有明であれば、大きな企業が駅前に幾つもあるので、同じような考えで協力していただけるところがあるのかもしれません。  また、地域内の動線として考えやすいのは、神社、それからお寺などの活用も検討に入れてもよいと思います。今コロナで神社やお寺も集まることを避けておりますので、そういったところの会場を貸していただくような、そういった活用方法で、スポーツセンターだけではなくて、新たな方法を考えるべきと思いますけれども、見解を伺います。 180 ◯ワクチン接種推進担当課長  現在、集団接種と個別接種を合わせて、週3万回の接種ができる体制を区としては整えております。やしきだ委員御指摘の有明スポーツセンターの予約枠の空きにつきましては、高齢者施設の職員の接種を行うことといたしましたので、そういったところで有効に活用していきたいと考えております。接種の体制は、週3万回接種体制を整えておりますので、新たにちょっと集団接種会場を設けるという予定は今のところ考えておりません。また、民間企業のスペースの活用については、現在のところは考えていないんですけれども、今後若い世代に移ってまいりますので、接種の進捗状況を踏まえながら、接種体制については検討してまいりたいと考えております。  以上です。 181 ◯やしきだ綾香委員  さきの代表質問で川北議員もおっしゃっていましたけれども、スポーツセンターはやはり避難所という機能も持ち合わせておりますので、そういった面からも、今後、段階的に接種体制、集団接種の場、そういったところは考える時期が来るのではないかと思いますので、ぜひともいろいろと検討していただきたいと思います。  実際に、働く世代、それから若い世代が受けやすい環境の整備というものが拡充されなければ、受けたくても行けなくなった、予約の変更、キャンセルも取りづらい、その結果、無断のキャンセルが増えることも十分に考えられます。そのためにも、気軽に受けられる環境の整備の検討をもう一度きちんと行うべきだと思いますので、こちらも併せて要望させていただきます。  今が6月です。秋になれば、インフルエンザの流行、また、このコロナワクチンと同時にインフルエンザワクチンの接種も始まります。私は、今のままでの接種体制では、国が目標としている接種期間には接種対象者の接種が終わっているとは考えられず、それは多くの医療機関も同じ思いを持っていると肌で感じております。  まだこれから課題は出てくると思いますけれども、今の時点で浮き上がる問題点は、予約システムを全自治体で統一化しなかったこと、接種券の配布を1度に送らなかったこと、接種を始めるに当たり、国が接種の細かなガイドラインを示さず、今回みたいに行き当たりばったりと申しますか、接種体制をどんどん計画的にではなくて拡充をしていることによっての自治体の混乱、そして何よりも、ワクチン接種のプロである医療機関が、今までインフルエンザワクチンを打っていた手法をそのまま活用しなかったことが、さらに混乱を生んでしまっているのではないかと考えます。ワクチン接種の開始当初は、基本的に住んでいる自治体でしか接種できないという自治体縛りをつくってしまっていたことも問題要因の一つではないかと思います。  そこで、先ほどの提案と関連しますが、気軽に受けられる接種体制の拡充や工夫について、視点を変えて提案したいと思います。  64歳以下の接種開始と同時に、東京都23区だけでも、この自治体縛り、江東区はないと思うんですけど、他区で同じように自治体の縛りがやはりあって受けられないというような事例があったとお伺いしておりますので、23区では自治体縛りを一切なくして、インフルエンザワクチンの接種と同じように、同じ手法である各区との相互乗り入れ、相互受入れの連携というものを図る体制をやはり再構築すべきと考えます。医師会から御理解をいただく等、容易ではないかもしれませんが、集団接種とは別に、個別接種に関しては早期に相互連携を図り周知を徹底するべきと考えますが、見解を伺います。 182 ◯ワクチン接種推進担当課長  相互乗り入れ等についての検討をという御質問です。  今回のコロナのワクチンに関しましては、インフルエンザワクチンと1つ違いますところが、住民票のある自治体での接種となります。これに関しましては、ワクチンの供給量が限られておりまして、その地域の、23区でいえばそれぞれの区の人口によってワクチンが割当てられるということが前提としてございましたので、当初は、当初はというか、今も原則そうなんですけれども、住民票のある自治体で接種をという形になっております。そのため、ちょっと中央区とか千代田区さんは夜間人口が少ないので、ワクチンの割当てもその分しか来てないので、ただ、逆に会社であるとか医療機関が非常に多うございますので、そのところでのミスマッチが出てきているということも伺っております。  そういった事情がありながら、現在、安定的なワクチンの供給が見込まれてきたというところで、大規模の接種会場での接種が可能になったという面も想定されております。  今後の接種体制の変化につきましては、引き続き国の動きを注視して、区としても柔軟に対応していきたいと考えております。  以上です。 183 ◯やしきだ綾香委員  冒頭でも申しましたが、新型コロナウイルスのワクチンの接種は、恐らく今回に限らず、インフルエンザワクチンと同じように、毎年打つべきワクチンの一つになっていくであろうと私は予測しております。特に新たな変異株が出てきているということは、今現在打っているこのワクチンが効かなくなる日も近いかもしれません。将来を見据えたときに、今の体制のままいつまで区としてのこの体制を続けることができるのかというのは、すごく疑問にも感じますし、早期に改善すべきところはやはり改善していかなくてはならないと感じております。  今、接種体制を再構築し、人口の多いこの23区だけでも、医療機関が一番慣れているインフルエンザワクチンの接種方法と同じ手法、それから予約方法に戻す柔軟性が必要だと私は思います。今、ワクチン接種推進担当課長からも御答弁ありましたけれども、あくまでもワクチンが届くのがその自治体へというのが基本的な考え方で今も届いているということでした。  ただ、大規模接種会場も今もうできている状態で、恐らく、先ほどミスマッチというワードも出ていましたけれども、自治体に幾つ幾つと供給して、それはワクチンの数が少なかったときには、やっぱり幾つ幾つとなっていたと思うんですけど、今はすごい量でどんどんどんどん入ってきているはずなので、そういった中でやはり大規模接種会場も全国から受入れますよとか、どんどん場所が、状況が変わっている中で、もう今のワクチンの供給量やワクチンの体制というのは、もはや各自治体にワクチン幾つという目安の供給体制では既に崩壊が始まっているのかなと私は感じております。  今の状況に対応するためにも、接種会場の見直しは、近く早めに考えていただければと、増やすというよりも、どう今後狭めていくか、体制を再構築していくかということです。ということと、あと、先ほど申しましたが、23区の広域による接種体制の構築、これは先を見据えた接種の在り方であると私は考えます。秋にこういったことを考え出しては遅いです。ぜひとも、国のほうでいろいろと管轄があって縛りがあると思いますので、国への要望と同時に、特別区長会会長の山崎区長からも、東京都23区に関しましては、こういった広域の連携というものに関して、ぜひ御要望いただきたいとお願いします。  また、自治体として今すぐできること、広報についてなんですけれども、例えば青パト、それから防災無線が夕方の4時半でしたか、緊急事態宣言中ですというような内容で、今毎日流れているかと思います。こういったものをうまく活用して、例えばスポーツセンター含めて、どこどこが比較的空いていますとか、何か皆さんにお知らせすべきものが、緊急事態宣言中ですということだけじゃなくて、このワクチンに関するものを含めて、青パトや防災無線の活用というものを、もっと自治体としてすべきと思います。こちらについて、最後お伺いしたいと思います。 184 ◯ワクチン接種推進担当課長  やしきだ委員御質問の今いただきました広報につきましてです。  防災無線に関しましては、我々もちょっと考えたんですけれども、防災無線は中身の届出が必要ということで、こういった情報に関して流すことが、どこかの省に出さなきゃいけないので駄目だということをいただいて、ちょっと防災無線が使えなかったという経過がございます。青パトについては、ちょっと周知の方法も含めて、また今後検討していきたいと考えておりますが、いま一度また、今やしきだ委員からいただいた内容について検討して活用してまいりたいと考えております。  以上です。 185 ◯やしきだ綾香委員  最後、要望になりますけれども、何か許可がないとということで、何のための防災無線なのかなと。防災無線という、皆さんに広報、お知らせすべき内容を届けるのが無線の意義、無線としての役割ではないのかなと私は感じました。青パトの活用もそうですけれども、ぜひともいろいろな形で検討を重ねていただき、前向きに検討していただいて、皆さんにとって1日でも安心する日本、また世界、コロナの収束を願っております。  以上で終わります。  ──────────────────────────────────── 186 ◯中根たくや委員  よろしくお願いいたします。  私からは、ワクチン接種事業について伺います。  現在、65歳以上への接種が進んでおり、6月15日からは16歳以上の接種券が発送され、6月28日より、グループごとに順次予約が開始となります。6月29日からは、基礎疾患がある方の予約がスタートいたします。  対象の詳細については区ホームページ等で周知されておりますが、基礎疾患がある方々から、基礎疾患患者と偽った予約が増えるのではないかと心配のお声をいただいています。現在、自己申告となっておりますが、基礎疾患がある方が安心して接種できるような取組が必要と考えますが、いかがでしょうか。伺います。 187 ◯ワクチン接種管理担当課長  基礎疾患であることの確認方法についてお答えいたします。  基礎疾患のある方の予約につきましては、予診票に記載することによる自己申告となります。  また、予約時の基礎疾患の確認方法としては、コールセンターでは優先接種者に該当するかどうかを口頭で確認しております。また、インターネットによる申込みでは、チェックボックスを表示いたしております。最終的には、接種当日に、医師の予診の中で基礎疾患の有無を判断してまいります。  以上です。 188 ◯中根たくや委員  なかなか偽った予約を完全に防止することというのは難しいかもしれませんが、例えばホームページや区報などでの注意喚起、また安心していただけるようにワクチンの供給状況をお知らせするなど、焦らずとも順次ワクチン接種ができること、そういったことなどを丁寧に周知していただきながら、偽った接種者ができる限り出ないような取組のほうをお願いしたいと思います。  今回の補正では、乳幼児等のいる方への集団接種会場でのサポートとして、乳幼児等支援委託等の経費が計上をされております。乳幼児のいる方への寄り添った対応として評価をいたします。また、多胎児家庭など、ふだんから移動が大変な状況にあるとお聞きしております。現状、高齢者や障害者を対象に移動支援を実施されますが、タクシー利用券の柔軟な対応など、移動が困難な子育て家庭などへの配慮も必要と考えますが、いかがでしょうか。伺います。 189 ◯ワクチン接種管理担当課長  タクシー利用券の拡充についてお答えいたします。  タクシー利用券の事業につきましては、高齢者や障害のある方の一部を対象とした事業でございます。個別接種を行う小児科の診療所も多数ございますので、現時点では多胎児家庭などへの子育て家庭の対象者の拡充は考えておりません。  以上です。 190 ◯中根たくや委員  今後、ワクチン接種の対象者が広がることで様々な課題が出てくるかと思います。多様な社会に応じた移動支援など、配慮の検討を要望させていただきます。  続いて、夜間のワクチン接種について伺います。日々刻々と検討が進められていると思いますが、現状どこまで検討をされているのか。接種場所や開設時間など、どのように検討されているのか伺います。 191 ◯ワクチン接種管理担当課長  夜間の接種体制の構築についてです。夜間の接種体制については、こちらとしても課題として認識しているところでございます。
     検討状況ですけども、基本的には新しく開設するということではなくて、現行の集団接種会場の時間帯の変更を、区医師会や委託事業者などと協議の上、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 192 ◯中根たくや委員  確かに接種会場を新たにというのはなかなか難しいと思いますので、今現状の接種会場で行うのが現実的だと思います。  ただ、今後、夜間接種が始まりますと、接種会場によっては住宅が近接しているところもございます。配慮が必要と考えます。ワクチン接種後に、接種会場近くの公園などで集まり騒がしくなるのではとの心配のお声もあります。夜間接種を行う際には、近隣住民への配慮をしていただくようお願いをいたします。  次は、ワクチン接種の情報発信についてお伺いいたします。本区では、集団接種会場の予約の空き状況をホームページ等で掲載するなど、情報発信をしています。  ワクチン接種希望者が安心して予約できる取組とともに、ワクチン接種をするか悩んでいる方にとって不安の解消に向けた情報を分かりやすく提供することが重要と考えます。予約の空き状況に加え、予約者数の状況や接種者数の推移、また副反応者の件数や副反応の内容の掲載など、本区の状況をしっかりと見える工夫が必要と考えますが、いかがでしょうか。伺います。 193 ◯ワクチン接種管理担当課長  情報発信についてお答えいたします。  先ほども御答弁させていただいておりますが、集団接種会場については、現在、予約の空き状況をホームページに掲載しておりまして、今後も平日は1日1回更新してまいります。また、個別接種会場の空き情報や御指摘のあった予約者数の推移、接種者数の推移、副反応の件数などにつきましても、可能な限り情報提供に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 194 ◯中根たくや委員  情報提供がまさに安心につながると思いますので、可能な限り情報提供に努めていただきますよう要望をさせていただきます。  現在、円滑な接種へ各自治体の取組を後押ししようと、首相官邸のホームページでは、自治体の先行事例をまとめた自治体工夫集が掲載されています。本区はワクチン接種事業を委託しておりますが、委託事業者の現場の声を吸い上げ、他の自治体の取組などを情報共有するなど、ワクチン接種が円滑に進むよう、自治体工夫集や他自治体の取組を活用するなど、柔軟に検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。伺います。 195 ◯ワクチン接種管理担当課長  情報共有についてお答えいたします。  他自治体の取組の事例につきましては、定期的に都から主にメールで情報提供がございます。また、それとは別に、個々の職員も情報収集に努めているところでございます。  また、近隣自治体とは連絡を密にしておりまして、例えば接種スケジュールだとか余剰ワクチンの取扱いについてとか、その時々のタイムリーな課題につきまして、適宜情報交換、意見交換を行っており、それを基に判断しております。  以上です。 196 ◯中根たくや委員  ありがとうございます。ぜひ、こういった情報を丁寧に共有をしていただきながら、引き続きよろしくお願いいたします。  集団接種会場は、現状10月ぐらいまでの予定とお聞きしておりますが、接種状況を踏まえて、今後の接種体制の検討も必要と考えます。個別接種では、現在約180と、多くの医療機関が御協力をしてくださっておりますが、11月以降、個別接種だけでは土日に対応することは難しいなど、課題もあると思います。  例えば、観光バス会社では、バス自体を接種会場として提案をしており、病院等の駐車場の活用や、まさに移動ができるところに大きなメリットがあります。また、コロナ禍で観光事業が落ち込んでいる事業者への支援になると考えますが、観光バスを活用したワクチン接種等、今後の集団体制の検討状況はいかがでしょうか。伺います。 197 ◯ワクチン接種管理担当課長  集団接種の今後の検討につきまして答弁させていただきます。  御指摘のバスを接種会場とすることにつきましては、1時間当たり多くても十数名程度の接種規模と聞いており、現時点ではその活用について考えておりませんが、今後の接種状況などを踏まえ、より効果的な接種体制の検討が必要になった場合に、選択肢の一つとして検討させていただきたいと考えております。  以上です。 198 ◯中根たくや委員  ぜひ、また近隣自治体の方々とも情報交換をしていただきながら、ぜひあらゆることに積極的にチャレンジをしていただきながら、効果的、また円滑に区民の皆様が安心してワクチン接種をできるような取組を要望させていただき、質問を終わります。  ──────────────────────────────────── 199 ◯千葉早希恵委員  よろしくお願いします。  子育て世帯生活支援特別給付金事業について伺います。  概要などについては、他の委員の質疑で得られましたので、この中で1点、委託料、システム改修委託等についてお伺いします。  委託料として約4,000万円が計上されていて、この中にコールセンターの設置の経費も入っているということなんですが、このシステム改修というのは特別給付金があるごとにかかってしまうものなんでしょうか。例えば、4月の補正2号ではちょっと確認できなかったんですが、ひとり親世帯への給付事業では、令和2年度補正4号でも1,000万円のシステム改修委託というということで計上されていたので、ちょっと毎回かかってしまうものなのかどうか、お伺いします。 200 ◯こども家庭支援課長  システム委託についてでございます。  今、質問の中にもございましたが、去年ひとり親世帯に向けての特別給付事業があった際にも約1,000万円くらいのシステム委託があり、今回はまたふたり親世帯ということでかかっております。  これは毎回かかってくるものでございまして、これはそれぞれの給付金について、国のほうで条件設定が変わってきているために、それぞれの条件に合った抽出条件でシステムのほうを組まなければいけないと。そういうようなことで、例えば毎月払っていくような社会保障のシステムとしてあるものについては、1個使ったやつを修正しながらやっていくことができるんですが、今回のように随時下りてくるもので、それぞれに関して対象が違ってくるものに関しては毎回必要になってくるものと考えてございます。そのため、今回も、国のほうではシステムの改修、もしくはそのシステムの抽出条件等が変わったものをつくることに関しても、補助の対象として10分の10の補助がついているところでございます。  以上でございます。 201 ◯千葉早希恵委員  ありがとうございます。今後も臨時の給付金があるとも考えられますので、そのシステム自体ある程度柔軟性を持たせて、属性、手当区分の変更など考えられる条件の変更、カスタマイズに対応できるようなシステムの構築が必要かと思います。資産として次に生かせるようなシステムの導入をお願いしたいと思います。  以上です。ありがとうございます。  ──────────────────────────────────── 202 ◯委員長  以上で歳入歳出各款の質疑を終わり、同時に歳入歳出各款の審査を終了いたします。  これより採決を行います。  お諮りいたします。  当委員会に審査を付託されました議案第24号、令和3年度江東区一般会計補正予算(第3号)は、区長提案のとおり可決することに賛成の方は起立を願います。                 (起立全員) 203 ◯委員長  起立全員であります。よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨、議長宛て報告いたします。  以上で、議案第24号、令和3年度江東区一般会計補正予算(第3号)の審査を終了いたします。  お諮りいたします。  予算審査の委員長報告の文案につきましては、正副委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 204 ◯委員長  御異議がないものと認めまして、さよう決定いたします。  ────────────────────────────────────     ◎区長閉会挨拶 205 ◯委員長  区長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 206 ◯区長  予算審査特別委員会の閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  令和3年度補正予算案の審査に当たりましては、吉田要、河野清史正副委員長の下に御熱心な審査をいただき、提案のとおり御可決賜り、誠にありがとうございました。  審査の過程でいただきました貴重な御意見、御提案につきましては、十分留意いたしまして、今後の区政運営に反映していく所存であります。  委員各位の御労苦に重ねて感謝申し上げ、お礼の御挨拶といたします。ありがとうございます。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 207 ◯委員長  当委員会は、令和3年度一般会計補正予算案の審査を終了いたしました。  委員各位並びに関係理事者の理解ある御協力に対し、深く感謝申し上げます。  以上をもって、令和3年度予算審査特別委員会を閉会いたします。               午後2時17分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...