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  1. 江東区議会 2020-10-13
    2020-10-13 令和2年文教委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1               午前9時59分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開会いたします。  これより委員会審査に入りたいと存じますが、ここで本日の委員会進行について申し上げます。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、理事者からの説明及び答弁につきましては、簡潔に行うことにより、会議時間の短縮化に努めていただきますよう、お願い申し上げます。  また、委員各位におかれましても、特段の御配慮をいただきますよう、よろしくお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第107号 江東区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤                 師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する                 条例 2 ◯委員長  それでは、議題1「議案第107号 江東区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 3 ◯庶務課長  それでは、私から議題1、議案第107号につきまして御説明いたします。恐れ入ります、資料1を御覧ください。  この条例は、区立学校の学校医や学校歯科医、そして、学校薬剤師の公務災害として補償する範囲や金額、支給方法を定めている条例でございます。  まず、初めに改正の趣旨でございます。  厚生労働省では、公務災害や通勤災害により、介護を要する状態となった労働者に支給する介護補償の給付額に関し、最高限度額については、特別養護老人ホームに勤める介護職員の平均給与額を参考としております。また、最低保障額については、最低賃金の全国加重平均を参考にしているところですが、これらの金額につきましては、平成30年度の結果が判明したため、見直すこととなりました。  また、障害補償年金の一時金については、前払い制度がございますが、この制度により前払一時金が支給され、その後、支給停止期間が満了した場合に賦課する利率については、令和2年4月の民法改正により、これまで年5%であったものを、公務災害が発生した日における変動利率へと変更となりました。  これらの背景を下に、公立学校に関して定める政令や都立学校における学校医等の公務災害補償に関する条例を一部改正することとなりましたので、本区において定める区立学校における条例についても併せて改正するものでございます。  では、改めてその内容について御説明いたします。表の下段、まず介護補償に関する限度額の改正です。  (1)は、公務上の災害により、常時介護が必要な状態となり、そのために介護の費用を負担した場合に補償する最高限度額を16万6,950円に改めます。
     恐れ入りますが、次のページを御覧ください。  (2)は、同様に常時介護が必要となった場合において、介護を受け、その費用を負担したもののうち、そのうち、親族等の協力を得て介護を受ける日がある場合の最低保障額を定めたもので、その額を7万2,990円と定めるものでございます。  (3)は、常時ではなく随時の介護を要する状態において、介護の費用を負担した場合の最高限度額を8万3,480円に、(4)は、同様に親族等の協力を得て介護を受けた日がある場合の最低保障額を3万6,500円に、それぞれ改めたものでございます。  また、金利の変更につきましては、附則において所要の規定整備をすることといたします。  最後に、この条例の施行日ですが、本条例の公布の日からとし、令和2年4月1日から適用することといたします。  なお、3ページ目以降に新旧対照表を掲載してございますので、後ほど御参照ください。  雑駁でございますが、説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようよろしくお願いいたします。 4 ◯委員長  本案について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 1陳情第10号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情                 (継)          (同趣旨の陳情外1件 1陳情第20号)     ◎議題8 1陳情第45号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情                 (継) 7 ◯委員長  続きまして、請願・陳情の審査に入ります。  これから審査いたします、議題2「1陳情第10号外1件」及び議題8「1陳情第45号」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 8 ◯地域教育課長  本陳情につきましては、放課後こどもプランの拡充を求めるというところもございまして、こちらにつきましては、従来より就労家庭からの要望が多かった、朝の受入れ時間の拡大であるとかスポット延長制度、これを導入していくということで、これまで実施をしてきました事業を拡充しまして、この令和2年4月から事業を展開しているところでございます。  本陳情に関する対応といたしましては、前回以降、特段の変更、変化等はございません。江東きっずクラブにつきましては、新型コロナウイルス感染症ということもあって、この蔓延によって、3月から原則利用休止としてございましたけれども、6月29日の学校の通常登校開始とともに、通常受入れを再開し、引き続き児童の安全・安心な居場所確保に努めているところでございます。  以上です。 9 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 10 ◯赤羽目民雄委員  おはようございます。この放課後こどもプランの拡充についてですけども、決算委員会でも質疑がありました。  そこで、私からはここで1点伺いたいと思います。陳情の中に、今、地域教育課長からも説明があったとおり、こどもたちの安全・安心な放課後の確保ということで、放課後指導員の複数配置をしてほしいということになっておりますけども、これは各自治体の裁量、判断に委ねられておりますけども、区内の現状、これはどうなっていますでしょうか。  今、区内のきっずクラブは、13の民間事業者に業務委託されておりますけども、そういうクラブの職員の配置状況、これは適宜確認されているのか伺いたいと思います。 11 ◯地域教育課長  職員配置ということのお尋ねでございますけれども、きっずクラブにつきましては、委託仕様書、要綱等も含めまして、ある一定の基準を示してございます。  常勤となる主任指導員、これは各施設1名を配置するということです。また、その常勤の指導員、こちらにつきましては、B登録の場合であると児童40名に対して、これを1支援単位としてございまして、支援単位ごとに2名を配置するということがございます。また、補助指導員等も配置をしてございまして、40名を超える場合、おおむね20名増加につき1名配置するという状況にございます。  区内のきっずクラブ、公営、民営含めまして、基本的には職員適正配置がなされているというところは確認してございます。これについては、毎月実績報告書を提出させてございますので、そちらについて、その日ごとに誰が従事していたかというところは、随時確認をしているところでございます。  以上です。 12 ◯赤羽目民雄委員  今は民間に委託されている業者の職員配置はされているというふうな答弁でしたけども、しかし、現場からも職員の方が定着しないと、預けている保護者の方からもそういう声が寄せられて、入れ替わりが激しいというふうに聞いております。  今、毎日の報告で確認しているということなんですけども、この間、本委員会での議論の中で、この民間事業者の離職率は10%を超えて、実に1割近くの方が職場を離れてしまうと。区直営と比べて非常に高い状況にあるということでしたけども、昨年度は、職員の確保が困難だとして、区内の民間事業者が、きっずクラブの運営から撤退してしまったということが現に起きたわけですけども、こうした職員が頻繁に入れ替わって、事業者が撤退してしまうと。これはきっずクラブを利用するこどもたちに、やっぱり影響があるんじゃないかと思います。  私たちは、この職員が定着しない原因、これはやっぱりもう低賃金、処遇が低いことにあるんじゃないかと指摘していますけれども、こういう状況については、処遇については把握されていないということなんですけども、今、地域教育課長からも説明があったとおり、新型コロナで、こどもたちは多くの不安やストレスを抱えています。  ふだん以上に手厚いケアが必要なときですから、この賃金や定着の状況、これは把握すべきだというふうに思いますけども、答弁をお願いします。 13 ◯地域教育課長  民営につきましては、定められた委託料という形で、その分しっかり手当てをしているという認識に立ってございます。また、賃金につきましては、各運営事業者のほうの実際のその民間会社のそれぞれの運営方針、賃金も規定に基づいて払われているということですので、我々のほうからは、各事業者に幾ら払いなさいというところまでは、口は出せないのかなと思ってございますので、各運営事業者の運営努力の中でやっていただくというふうに認識をしてございます。  また、指導員等含めまして職員の定着の状況ですけれども、当然、適正配置を割り込んでのというところの事態は、招くことは許されないというところでございますので、こちらにつきましては、随時、毎月の実績報告書を確認するとともに、年に1回、法人に対して、現地ヒアリング等も実施をしてございまして、今のところどういう状況にあるかというところは、お話を聞く機会は当然設けていますし、あと、保護者からのアンケートなんかもしっかり目を通しまして、それぞれの法人については、どういう運営がなされているかというところは、確認しているという認識に立ってございます。  以上です。 14 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 1陳情第12号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)     ◎議題6 1陳情第22号 幼稚園廃園計画の中止を求める陳情(継)     ◎議題7 1陳情第40号 区立幼稚園4園の廃園計画の中止を求める陳情                 (継)     ◎議題9 1陳情第46号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)     ◎議題11 1陳情第55号 江東区立幼稚園の民営化をしないことと、3年保                 育の拡充を求める陳情(継)     ◎議題24 2陳情第42号 区立幼稚園全園における3年保育及び公設公営に                 よる大島幼稚園認定こども園化の実施に関する                 陳情 16 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題3「1陳情第12号」、議題6「1陳情第22号」、議題7「1陳情第40号」、議題9「1陳情第46号」、議題11「1陳情第55号」及び議題24「2陳情第42号」の6件につきましては、ともに関連する陳情でございますので、これを一括議題といたします。  なお、「2陳情第42号」につきましては、新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 17 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 18 ◯学務課長  それでは、区立幼稚園の在り方に関する陳情6件について一括で御説明をいたします。  本件に関しましては、区立幼稚園の今後の在り方に関する基本方針並びに実施計画に基づき、現在取組を進めているところでありますが、本年度より開始いたしました3歳児保育につきましては、応募者数が定員を大きく上回るなど、保護者のニーズが非常に高い状況である一方で、全体の園児数につきましては、計画の推計を超えるペースで減少している実態もございます。  こうした状況から最新の将来推計、3歳児預かり保育の実施状況、そして、令和3年度、来年度の入園児募集状況も踏まえながら、計画の見直しに向けた検討も必要というふうに考えているところでございます。  新規陳情の趣旨にございます認定こども園の転換につきましても、併せて検討を進めてまいります。  以上でございます。 19 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 20 ◯にしがき誠委員  ちょっと私から、1点確認させてください。  私、地元、豊洲なんですけども、豊洲の幼稚園がこのたび3年保育を始めたということで、預かり保育も含めて非常に地域からも注目があり、喜んでいらっしゃる保護者の方もたくさんいる一方で、ちょっと入れなかったとか、いろいろなお声もあったりするということで、やっぱりこのコロナ禍の状況下ではありますけども、保育のニーズっておっしゃっていただいたように非常に多様化している中で、そうはいっても今20園ある幼稚園が16園になり、その後どうなるかと。園児の減少という、ちょっと現状とニーズの乖離が出ているのかなというところで、今回この3年保育というのが非常にある程度のニーズを拾っているのかなというところもあるので、今後、本区の長期計画の中で、この3年保育というものがどのように位置づけられているかという方向性を、ちょっともう一度改めてお聞かせいただければと思います。 21 ◯学務課長  豊洲幼稚園につきまして、非常に3歳児保育への人気が高く、実際に待機といいますか、入園できなかった方というのがいるのは実態でございます。豊洲幼稚園南陽幼稚園に応募者が集中をいたしまして、一方で、先ほど園児数としては、全体で減少というふうに申し上げましたけれども、他の園におきましては、1クラスの人数が1桁になるような園もあるなど、今二極化と言えるような状況が発生していることについては、お尋ねのとおりでございます。  非常に高い3歳児保育のニーズに応えていく必要が今後あるというふうに強く認識しております。この幼稚園の在り方につきましては、区の行革の中で位置づけられている大きいテーマでございます。その中で一つの柱、保護者ニーズに応えていくというところで、3歳児保育、また預かり保育については、今後取り組んでいくということで位置づけられておりますので、このニーズにどこまで応えていくか、あるいはその全体の数のところと併せて、どのようにバランスを取っていくのか、そういったところが見直しのポイントになってくるかなというふうに考えております。  以上でございます。 22 ◯にしがき誠委員  今、御答弁いただいたとおりだと思うんですけども、実際この4月から3年保育を始めて、預かり保育を始めてみて、ニーズがあるんだなということを、区としても御認識されたというふうに思うんですけども、今後見直しするに当たって、どこの段階で検証をして、保護者ニーズをどう拾っていくかというタイムスケジュールを立てないと、なかなか今後の広がりがどうなっていくかという保護者のニーズもあるし、不安もあるしということで、これからお子さんを産んで、育てていこうという方々も多分多くいらっしゃるはずなので、その辺り早い段階で明確化、タイムスケジュールをしていくことが、非常に区民サービスにつながると思うんですけど、今後のタイムスケジュール、もし今お持ちであればできるだけ明確にお願いします。 23 ◯学務課長  今、タイムスケジュールについて明確なお答えはできませんけれども、今のにしがき委員の意見も踏まえまして、なるべく早くということで、教育委員会としては取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 24 ◯さんのへあや委員  公立の幼稚園がどんどん減っている中で、変容していくその保育ニーズに対応するという点では、3年保育の実施というところは、ぜひ前向きにこれからも検討すべきことだと思っています。実際に周りのお母さんで近くの公立の幼稚園に通わせたいけれども、やはり3年保育を実施してないから、私立の幼稚園に通わせるという方も実際におられます。  先ほどタイムスケジュールに関しての質問があったんですけれども、実際に豊洲と南陽幼稚園のほうで3年保育を開始された際というのは、どのようにして需要の把握が行われたのか、例えば待機児童がすごく多い地区だったのか、そもそも、2年保育の時点でもう入園希望者数が多かったのか、何年ぐらい前からそういった検討がなされたのかというのをお答えください。 25 ◯学務課長  南陽、豊洲幼稚園の2園で3歳児保育、預かり保育を決定したのは、平成30年度の時点でございます。この2園に決定した経緯でございますけれども、まず、豊洲幼稚園につきましては臨海部ということで、お子さんの数が非常に多いこと、また、南陽幼稚園につきましては、近隣に私立幼稚園が立地していないことから、ニーズとして一定のものがあるであろうということから、決定がされたものでございます。  以上でございます。 26 ◯赤羽目民雄委員  区立幼稚園の充実についてですけども、先日この陳情をいただきました区民の方からお話を伺いました。  新規陳情の文中にありますように、質の高い幼児教育を実施しているこの区立幼稚園、これを選択する機会を今以上狭めないでほしいと、設備が整っていて環境がよいと、区立幼稚園を残してほしいんだと、その上でこの陳情を出されたというふうに伺いました。  今、この廃園の計画がある幼稚園ですね、川南幼稚園も含めて小名木川ですとかもみじとか、その地域の方々などから多くの声が、残してほしいという声が寄せられております。  今、学務課長が今後の計画の見直しに向けた検討も必要というふうに説明されましたけども、この公立幼稚園の在り方、これについても検討されるのでしょうか。これは本当に大きな問題だと思うんですけども、見解を伺いたいと思います。 27 ◯学務課長  在り方の基本方針におきましては、まず、保護者ニーズに対応するために、3歳児保育及び預かり保育、そして、認定こども園への転換を行うとともに、併せて将来推計を踏まえ、適正配置を進めていくとしておりまして、この方向性そのものに変更はないものというふうに考えております。  そうした中で、3歳児保育や預かり保育の高いニーズに、可能な限り応えつつも、今後、中期的に全ての園が適正な規模を保ちつつ、効果的・効率的な運営を行い、区立幼稚園としての魅力を保ち続けていく、その思いで、見直しのほうが必要かどうかを今後検討してまいります。在り方そのものについては、基本的に変更はないものと考えております。  以上でございます。 28 ◯赤羽目民雄委員  まず、この陳情にあります大島幼稚園認定こども園への転換、これについてですけども、大島幼稚園、これを区立直営で認可保育園としてやってほしいということなんですけども、こうした声を受け止めて、今の検討状況はどうなっているのか、そのことを伺いたいと思います。  それと、この幼児教育の中心的な役割、区立幼稚園が果たしています。今、新型コロナで、今後の見通しが不透明という中で、こどもに寄り添う、こういう教育が大事だというふうに思っております。この廃園計画については、取下げも含めてやっぱり検討すべきだと、充実をしていくべきなんだというふうに思います。  以上、1点伺います。 29 ◯学務課長  認定こども園への転換に関するお尋ねでございます。この転換につきましては、待機児解消に資するため、令和6年度をめどに1園を整備することとされております。  現行計画におきましては、独立園舎でかつ園舎の改修が予定されております大島幼稚園を候補としているところでございます。今後、計画全体の見直しの要否も検討していく過程で、認定こども園の運営形態、区立、私立、それぞれどうするのか、メリットであるとか経費比較、また、効果的・効率的な行財政運営の観点も踏まえながら、併せて決定していこうというふうに考えております。  また、令和6年度末までに4園を廃園する計画そのものにつきましては、繰り返しとなりますが、園児数の継続的な減少、また、適正な規模による集団教育の必要性を鑑みまして、現時点で見直す考えはございません。  以上でございます。 30 ◯赤羽目民雄委員  1点要望にしておきますけれども、区立直営での運営、これを残し、やってほしいという声がこういう現場からも上がっているわけですから、そうした声をぜひ受け止めていただきたい。  以上です。 31 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 32 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 1陳情第16号 子育て支援の一環として小中学校給食費の助成を                 求める陳情(継)     ◎議題21 2陳情第35号 区立小中学校の給食費無償化に関する陳情
        ◎議題29 2陳情第50号 区立小中学校の給食費の無償化を求める陳情 33 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題4「1陳情第16号」、議題21「2陳情第35号」及び議題29「2陳情第50号」の3件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  なお、「2陳情第35号」及び「2陳情第50号」の2件につきましては、新規付託でありますので、事務局より順次朗読を願います。                 (事務局朗読) 34 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 35 ◯学務課長  陳情の趣旨は、小中学校の給食費につきまして、全額または半額の助成あるいは無償化をしてほしいという内容でございますが、法の規定や受益者負担の観点、また、低所得者世帯に関しましては、生活保護と就学援助により全額を対応していることから、一律の無償化を行う考えはございませんが、引き続き、国や他自治体の動向を注視してまいります。  以上でございます。 36 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 37 ◯赤羽目民雄委員  この給食費を無償化にする、これはやっぱり子育て支援、それから、少子化対策としても重要だと、私たちはこれまでも繰り返し求めてきました。今、そうした中で、これは無償化する流れが都内でも広がっています。  今、都内の61区市町村のうち、全額無償化した5町村をはじめ、約半数の32区市町村が公費補助を行って、保護者負担の軽減を行っています。  今年度、江東区は食材費の高騰などを理由に給食費を値上げしましたが、一方で、足立区は保護者負担を引き下げるということで、値上げを見直すというような取組を行うなど、値上げ幅を抑えるなどの自治体もありました。  また、給食費の負担はこどもが多い家庭ほど重くなっているということから、今年度、北区が第2子を半額にすると。それから、葛飾区ではこれまで第3子以降の給食費を補助するなど、今もう既に都内の16区5市4町7村で、独自補助が行われています。  こうした各自治体の動向を踏まえて、本区としても学校給食の無償化、これはやっぱり前向きに検討していくべきだと思いますけども、伺います。 38 ◯学務課長  先ほど御答弁差し上げたとおり、所得の低い方に対しては区としてしっかり対応しているという認識でございます。本区では従前よりひとり親世帯や障害者世帯など、特別な事情のある家庭には、認定基準倍率を一般のいわゆる1.18倍よりも高く設定をするなど、区として、独自の取組も行っているところでございます。現時点で助成を拡充する考えまではございません。  以上でございます。 39 ◯赤羽目民雄委員  経済的に厳しい御家庭のお子さんに対しては、就学援助の給食費援助をしているということなんですけども、今、やっぱり新型コロナの影響もありますし、消費税の増税などで実質賃金がずっとこう低下し続けていると。それで、低所得世帯の方々に限らず、所得の中間層に当たる世帯の方々の生活も厳しくなっております。  やっぱりこうした子育て世帯全体を支援するということが必要だと思いますし、そのためにはこの給食費というのは有効な支援策だと、私たちはこれまでも常々求めてきました。  それから、ひとり親世帯、障害者世帯は、手厚く支援しているということなんですけども、中学生や小学生を同時にお子さんを通わせている家庭の給食費の負担というのはやっぱり重いんですよね。そうした家庭の引下げについて、今、自治体で取組が進んでいるところですから、ぜひこれは区としても取り組んでいただきたいというふうに思います。  以上です。 40 ◯佐竹としこ委員  給食費の無償化については、これまでも我が会派も食育の観点からも無償化にということで申し上げました。この委員会でも、このメンバーの当初のときに申し上げたんですが、しっかり今説明も受けましたので、とにかく都とか他区の動向を注視して、また、こちらのほうでもしっかりと取り組みながら進めていきたいと思っております。これは意見の表明です。 41 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 42 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 1陳情第21号の2 保育園・幼稚園児童等の散歩や園外活動の安全                  を求める陳情(継) 43 ◯委員長  次に、議題5「1陳情第21号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 44 ◯指導室長  こちらにつきましては、各園では毎月1回、安全指導日を設けまして、こどもたちに交通安全等の指導を実施しております。園外活動につきましては、事前に実地踏査を行い、安全等の確認を行った上で実施するなど、安全確保に努めております。  以上でございます。 45 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 47 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題10 1陳情第49号 私立学童クラブへの補助金を江東区放課後こども                 プランに位置づいた事業としてふさわしい水準へ                 の改善を求める陳情(継) 48 ◯委員長  次に、議題10「1陳情第49号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 49 ◯地域教育課長  本区の私立学童クラブに関しましては、補助の対象の拡大あるいは補助金の増額、職員配置の増、これらを区に働きかけてくれという陳情でございますけれども、新たな補助制度の創設であるとか拡充、これについて直ちに対応するという考えはございません。しかしながら、今年度、補正予算の3号に続きまして、今回の補正5号におきましても、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた消耗品費、これを計上してございまして、引き続き区としましては、当該事業に関しまして、補助、支援を継続していくという状況にございます。  以上です。 50 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 51 ◯赤羽目民雄委員  この陳情にあります児童の父母が中心となって運営している自主共同学童クラブについてですけども、私は南砂にあります風の子クラブに行って、直接お話を伺ってきました。  今、コロナ禍の大変な状況にあっても、一生懸命こどもたちの放課後の安全な居場所、これを確保しようと、御尽力されているというのを感じてきました。この共同学童は現在、区内に3か所あると。以前はもっとあったと言うんですけども、しかし、運営が立ち行かなくなって、閉鎖してしまったクラブがあるということでした。懇談の中でも、保護者の方から運営が厳しいと、支援してほしいという声が多数寄せられました。  こうした陳情も出されている状況ですけども、共同学童の財政状況について、どういうふうに認識されているのか伺います。  それと、この間の質疑の中でも、この風の子クラブ、四砂小のお子さんが多く通われているクラブということで、この四砂小学校はきっずBの保留児が出ていると。きっずクラブの補完的な役割を担っていて、これは放課後こどもプランに明記されている施設です。区としても重要性を認めていて、陳情にあるとおりこの国が実施している処遇改善事業、これを早急に活用するなどして、やっぱりこの運営を支援していくべきだと。  この事業が、この間もずっと検討課題になっているんですけど、なぜこれが活用できないのか、これ、ちょっと具体的に分かりやすくお示ししていただきたいと思います。お願いします。 52 ◯地域教育課長  国の補助制度の活用というお問合せでございますけれども、こちらにつきましては、補助対象の要件というものがございまして、基本的には補助対象の要件に合ったもの、これを申請することによって補助を受けられるという状況です。  端的に言って、非常にハードルが高いという部分も、認識はしてございますけれども、具体的にということですので、まず1つは、開所時間、こちらは平日18時半以降もこどもの預かりをするという施設であることと、あるいは長期休暇、夏休みとか、こちらにつきましては1日8時間以上の育成時間を確保するという事業所であること、あるいはその開所日数としては、年間で250日以上、最後、ここが一番非常にハードルが高い部分ですけれども、平成25年度の職員の賃金、これが改善を行っていると、要は値上げをしているということについては補助対象の要件として、国としては補助しますよというところですので、各運営事業者のほうで、御自身の従業員の方、働いていらっしゃる方、職員に対してのその賃金の改定を行っているというところは、しっかりと見えてこないと、国のほうとしての補助要件に当てはまらないということで、我々のほうの申請がちょっとできないというところがございまして、ここら辺がちょっと今のハードルが高くなっているというふうに認識をしてございます。  ただ、今後新たな補助適用という部分につきまして、何かしらの進展等ありましたら、我々としては、積極的に活用していきたいという考えがございます。ですので、国や都含めまして、引き続きその動きを注視していきたい、このように考えてございます。  あと、先に御質問いただきました私立学童の財政状況でございますけれども、こちらについては、決して楽な状況にあるというふうには思ってございません。ですので、先ほど冒頭申し上げましたとおり、補正の3号、こちらについては現下のコロナウイルスの蔓延の状況の中で、実際その私立学童については、保護者の預けるお金、育成料、保育料、これを主な財政の資源としてございますけれども、実際預かりを自粛もしくは止めるということで、その協力いただいたということで、入るお金は入らないという状況があった中で、区としましては、国のほうの補助金を活用しまして、こちらについて保護者に対して、利用料の減額や返金を行った場合、事業者に対しまして、その分を補助するということで補正として上げたというところもございますので、使える部分は使っていきたいという部分については、今後もぶれなくやっていくということで考えてございますし、通常の年間の補助金、これは主にかかる経費のおおむね5割ぐらいを、区として補填しているという認識に立ってございます。  ですので、現行区内の3施設につきましては、年間3,900万ぐらいの補助金を、今年度も支出予定というふうに認識をしてございます。  以上です。 53 ◯赤羽目民雄委員  私立学童の財政状況は決して楽じゃないと、本当にそうなんです。大変厳しい状況で皆さん頑張っておられます。  今、指導員の給与について、5割、半分補助しているということでしたけども、これはもともとやっぱり私立学童の指導員さんの賃金水準というのは、非常に低いんですよね。今10年以上も引上げが行われていません。今一方で、やっぱり運営が厳しくて、職員さんに一時金を支給するのも大変だと、事業者の方から伺っています。こうした、今のこの現場の実態というのをしっかりとここで聞いていただきたい。  それから、この補助金の活用についてですけれども、私立学童が職員の給与を平成25年と比べて引き上げていること。これが条件だということなんですけども、職員の給与を上げるには、やっぱりこの保育料に転嫁されるわけですけども、その風の子クラブさんで言いますと、基本の保育料は月1万4,000円です、基本でね。そこから、やっぱりその延長保育ですとか夏休みなどの長期休暇、このときは別に保険料が上乗せされると。そこにまたさらに賃金の引上げで、保育料をお願いすることはできないんだという声を伺ってきました。  この国の処遇改善事業、これが活用できないと。今後についても、できたら活用したいんだということですけども、そういった国の事業の活用が進まないという状況であれば、やっぱり今この大変な状況、区がプランに位置づけている事業にふさわしい補助、これはやっぱり区独自に支援していくべきなんだというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 54 ◯地域教育課長  さらなる支援ということでございますけれども、現状、区としましては、現在の補助制度を維持していくということで認識をしてございますので、今後さらに、直ちにそれを拡充するという考えは持ってございません。  以上です。 55 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 56 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題12 1陳情第56号の2 発達障害者支援法に従い、こどもから成人まで                  の発達障害者を手厚く支援することを求める陳                  情(継) 57 ◯委員長  次に、議題12「1陳情第56号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 58 ◯教育支援課長  本陳情は、発達障害のこどもを保護者の希望に応じて、知的障害学級に入れてほしいというものでございます。一人一人のこどもの障害種に応じました必要な支援を適切な学級で引き続き進めてまいります。  以上でございます。 59 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 60 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 61 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題13 1陳情第57号 江東区における江東区立中等教育学校、高等学校                 の設置に係る陳情(継) 62 ◯委員長  次に、議題13「1陳情第57号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 63 ◯庶務課長  それでは、私から、1陳情第57号について御説明します。  本件陳情につきましては、前回の本委員会で御答弁いたしましたように、現時点におきまして、区といたしましては中等教育学校などを設置する予定はございません。  以上でございます。 64 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題14 1陳情第60号の2 保育の無償化・待機児童解消・保育士の処遇改                  善のための必要な措置を求める陳情(継) 67 ◯委員長  次に、議題14「1陳情第60号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 68 ◯学務課長  この陳情の趣旨は、幼稚園の食材費を公費負担とすることを求めるものでありますが、幼稚園におきましては給食の位置づけや実施状況が保育園とは異なりますことから、公費負担を行う考えはございません。  しかしながら、低所得者世帯に対しては、副食費を免除する事業を昨年の10月から実施しているところでございます。  以上でございます。 69 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり)
    70 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 71 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題15 1陳情第64号 2020年夏休み中の林間学校・臨海学校の中止の撤                 回を求める陳情(継)     ◎議題16 1請願第2号  2020年度江東区立小学校第5学年の宿泊行事に関                 する請願(継)     ◎議題17 1請願第67号 2020年夏休み中の林間・臨海学校について中止せ                 ず、代替の時期や別案で対応するよう求める陳情                 (継) 72 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題15「1陳情第64号」、議題16「1請願第2号」及び議題17「1陳情第67号」の3件につきましては、ともに関連する請願・陳情ですので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明を願います。 73 ◯指導室長  本件につきましては、小学校5年生の夏季宿泊行事についてです。教育課程外の任意参加の宿泊行事であるため、保護者の同意の下、実施しているものであります。場所の選定、交通手段の確保については、各学校が行っているものです。  こどもたちの心に残る自然体験学習を日帰りで実施し、内容等については、各学校で検討しております。  以上でございます。 74 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 75 ◯赤羽目民雄委員  今年は予定されていた、本来予定されていた自然体験学習というのは、どのように行われたんでしょうか。学校で、提案、運営されているということだったんですけども、この間、この本委員会の議論では学校任せにしないようにと、やっぱり区教育委員会としても、積極的に支援していくべきだという意見がありましたけども、その辺どのように検討されているのか。  それから、来年度についてですけども、オリンピックが延期されましたけども、そのことで、今、都のほうからの具体策というのは何か示されたんでしょうか。来年度に向けての検討状況というのをお聞かせいただきたいというふうに思います。 76 ◯指導室長  学校任せにしないということでありますけれども、こちらにつきましては、学校がこどもたちと一緒に、また、保護者の協力も得ながら主体的に内容等について検討しながら進めていくものであるというふうに考えております。  例えば、今年度につきましても、近隣の公園でのネイチャーゲームであったりスタンプラリーであったり、また、江戸切子の体験であったり、また、訪れる予定であった地域の伝統工芸について学んだり、あるいは、自然学校のリモート体験プログラム、こういうことなどをそれぞれ工夫をしまして、こどもたちの心に残る体験というものを、現在学校で工夫して進めているところであります。  また、来年度につきましては、まだ都のほうの方針が出ていないところでありますので、今後出たところでというふうに考えております。  以上でございます。 77 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 78 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題18 1陳情第68号の2 江東区内における不登校のこどもの居場所に関                  する陳情(継) 79 ◯委員長  次に、議題18「1陳情第68号の2」を議題といたします。  本件は追加署名簿が提出されておりますので、事務局より報告を願います。                 (事務局報告) 80 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 81 ◯指導室長  こちらにつきましては、各学校ではこどもたちが安心して学校生活を送れるよう、一人一人の状況を把握するとともに、スクールカウンセラーがこどもや保護者の悩みに対応するなど、組織的な相談体制を構築し、不登校の未然防止に努めております。  教育委員会では、ブリッジスクールを開設し、不登校のこどもたちへの個別の学習指導、体験活動、相談活動等を通して、学ぶことの大切さへの理解や、自立心や社会性を身につけることを目的とした取組を進めております。  以上でございます。 82 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 83 ◯福馬恵美子委員  いろいろな各学校で対応されていることは承知しておりますけれども、ブリッジスクールに通えないお子さんが現状ではどのぐらいいらっしゃるのか。その方たちの手当てというか、どういう形で行われているか、そのことをお示しください。 84 ◯指導室長  不登校のこどもたちということで、こちらで調査したものでいいますと大体500名程度ということになっております。そのうち、ブリッジに通っているこどもたちが、昨年度末で130名ほどということになりますので、その間の部分の数字、引き算した数字が、ブリッジに通えていないこどもたちということになるかと思っております。  以上でございます。 85 ◯福馬恵美子委員  ブリッジスクールに自ら通えるお子さんというのは、不登校が終わって、また学校に帰ってくることができるお子さんだと思うんですね、いろいろな形で。でも、その370名の方は、ここにも行っていらっしゃらない。そうすると、固定化したブリッジスクールというのではなく、いろいろな体験型あるいはきっかけづくりになるような新たな仕組みをつくらないと、不登校の数というのが減少しないと思うんですけど、そのことに関する方向性と今後の対応についてお示しください。 86 ◯指導室長  500名のうちの中には、学校に全く通えていないこどもではないということになりますので、おおむね30日といったものを超したこどもたちの数ということになりますので、全てが、全く学校に通ってはいないということでないということについては、補足させていただきたいというふうに思っております。  また、一方で、こういったこどもたちにつきましては、ブリッジのところでも、手当てができないというこどもたちにつきましては、学校のほうで丁寧に担任等が連絡を取ったり、あるいは、教材等を持ち込んで一緒に勉強について示唆をしたりということで、学校のほうからは手厚く、丁寧に、一人一人を大切にするということでの指導を行っていると同時に、関係機関と連携をしながら対応しているという最中でございます。  以上です。 87 ◯福馬恵美子委員  各学校で対応されているという答弁ですけれども、やはり学校の先生方も非常に忙しい生活というか、その現状がありますので、やはり教育委員会として、ブリッジスクールに行けてないお子さんに対して、何らかの形、何らかの居場所をつくるということを、少し検討していただく時期になっているんではないかと思います。  したがいまして、各学校任せに、学校ではしなきゃいけない、担任としてあるいは学校としてしなければならない手当てもあると思うんですけれども、教育委員会としても、改めてブリッジスクールに通うことができないお子さんに対する何らかの手当て、これを早急に検討していただきたいと思います。というのは、不登校は長くなればなるほどもう通えなくなるというのは、もう皆さん御存じのとおりでありますので、その辺を検討していただくように、強く要望して終わります。 88 ◯赤羽目民雄委員  不登校は30日以上学校に行けないこどもだと。今、新型コロナで長期休校を経て学校が再開された後、行きづらさですとか様々な悩み、不安を抱えて、学校のスクールカウンセラーですとかソーシャルワーカーへの相談が急増したというふうに伺っています。こうしたこどもへの対応というのはぜひしていくべきだと思いますけど、今の現状はどうなっていますか。 89 ◯教育支援課長  今、赤羽目委員御指摘のスクールカウンセラーの相談件数が増加した件について申し上げます。  まず、学校が始まる、学校が部分再開する6月以前には、スクールカウンセラーとは電話の相談を受けておりましたので、非常に件数は少なかったところです。6月、7月、8月の全ての件数を合わせますと、例年の年間でいくと2万4,000件ほどの相談をいただいておりますが、その数字のベースにようやく戻ってきているというところであります。  その中で、学校に7月からようやく来れたんだけども、夏休み明けからちょっと行きづらさを感じているといったお子さんの情報も得ておりますので、そこについては学校と協力しながら、スクールカウンセラー、そしてスクールソーシャルワーカーが関わるケースもございますので、一人一人のケースに応じて、人材を派遣しているところでございます。  以上です。 90 ◯赤羽目民雄委員  じゃあスクールカウンセラーですとか、スクールソーシャルワーカー、今そういうこどもたちがその不安を抱えている現状の中で、やっぱりもっと増員、スクールソーシャルワーカーについては、特に今全校で5名増員されていますけども、もっとやっぱり、全校で5名ですから、これをもっと広げて、そういうこどもたちに寄り添う支援が必要だと思いますけども、今後のそういう増員に向けての計画というのはあるんでしょうか。 91 ◯教育支援課長  まず、スクールカウンセラーについては、全ての学校に配置ができている状況にあり、全ての学校で相談を受けるという形になります。スクールソーシャルワーカーについては、個別具体のケースに、学校ごとというよりは個別の家庭ごとに相談を受けて、そして、対面で対応していくということになります。スクールソーシャルワーカーの増員につきましては、今後の教育推進プラン・江東の新教育推進プランをつくっていく議論の中で、検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 92 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 使用料等の特例的措置について 94 ◯委員長  次に、これから審査いたします陳情につきましては、報告事項4と密接な関係があることから、ここで審査順序を変更し、まず、報告事項4の報告を聴取し、その後に陳情審査に入りたいと存じます。  それでは、報告事項4「使用料等の特例的措置について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 95 ◯学務課長  本件使用料等の特例的措置につきましては、前回9月28日開催の本委員会において、江東区立学校施設使用条例の一部改正について御審議いただいた際にも御説明をしているところですが、改めて御報告をさせていただきます。  資料5-1が概要、そして5-2が報告書となっておりますが、本日は、資料5-1を用いて御説明をさせていただきます。  本区では、安定的なサービス提供と受益者負担の原則から、令和2年10月より、文化・スポーツ施設等の施設使用料等を改定したところですが、今般の新型コロナウイルス感染症禍の影響による施設を利用する際の様々な制約をはじめとした施設利用者の負担なども総合的に勘案いたしまして、区独自の施設利用者への支援策として、この特例的措置を図ることといたしました。  まず、1の特例的措置の内容ですが、料金の改定後も令和3年3月31日までの利用分につきましては、貸切・個人利用を問わず、改定前の料金に据え置くこととしております。  次に、2、対応方針の(1)各施設の対応ですが、指定管理施設は、区との協議により改定前の額に据え置く方法、一方で、教育委員会が所管しております豊洲西小学校プール・トレーニング室や教育センターなど、区の直営施設については、各条例の減額規定を適用して、改定前の額に据え置く方法により対応をいたします。  (2)利用者等への周知ですが、9月1日の区報やホームページ、各施設での掲示等により、周知を行ったところでございます。  (3)その他といたしまして、令和3年4月1日利用分からは、改定後料金を適用すること。新型コロナウイルス感染症を理由とするキャンセル時の使用料全額返還の取扱いは9月末で終了となること。そして、今回の特例的措置に伴う影響額である7,000万円余につきましては、補正予算(第5号)にて計上している旨を記載しております。  資料5-2は、この特例的措置の検討を行いました江東区使用料検討委員会の報告書となりますので、後ほど御参照ください。  説明は以上でございます。 96 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑につきましては、この後の陳情審査の際、併せてお願いいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題19 2陳情第31号の4 江東区の全公共施設の使用料2割値上げ実施の                  中止を求める陳情(継)          (同趣旨の陳情外1件 2陳情第32号の4)     ◎議題20 2陳情第33号の4 江東区の全公共施設の使用料2割値上げ実施の                  中止を求める陳情(継) 97 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題19「2陳情第31号の4外1件」及び議題20「2陳情第33号の4」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  なお、「2陳情第31号の4」につきましては、追加署名簿が提出されておりますので、事務局より報告を願います。                 (事務局報告) 98 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 99 ◯学務課長  これらの陳情につきましては、いずれも施設使用料の20%値上げを中止することを求めるものでありますが、ただいま御説明したとおり、本年度末までは、改定前の料金に据え置く対応としたところでございます。  説明は以上でございます。 100 ◯委員長  本件について、報告事項4と併せて一括質疑を願います。 101 ◯佐藤信夫委員  ただいま、理事者から説明いただきましたけども、施設使用料につきましては、特例措置として、来年3月31日まで減額規定を適用し、改定前の額に据え置くこととなっております。  私から委員長に申し上げますが、昨日まで行われました企画総務委員会、そして、厚生委員会においても意見が出ておりますけども、本件につきましては、陳情者にお会いになっていただいて、取下げの方向でお話合いをされたらどうかと提案しますが、いかがでしょうか。 102 ◯赤羽目民雄委員  この設置使用料は、今佐藤委員がおっしゃったとおり10月1日から値上げされましたが、新型コロナ拡大による特例措置で、来年3月まで値上げせずに改定前に据え置くことになりました。  この陳情理由にありますように、本年3月に料金改定が行われて、値上げされました。しかし、その後、新型コロナ感染、今後も収束のめどが立たず、住民が経済的にも精神的にも負担感にあえいでいると。そして、住民負担を軽減させるため、10月からの実施は中止してくださいと記されています。  現時点では、新型コロナ感染の状況が今後どうなるのか見通せません。したがって、この陳情の取扱いについては、特例措置の来年3月31日時点での状況を見て判断することが妥当と思いますので、継続扱いでお願いしたいと思います。 103 ◯委員長  先ほど、佐藤委員から陳情者への意向確認に関する提案がございましたので、本件につきましては、意向確認に係る対応方法について、正副委員長で協議することとし、本日のところは一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 104 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題22 2陳情第40号の3 新型コロナウイルス感染拡大防止のための情報                  公開とPCR検査の実施に関する陳情     ◎議題23 2陳情第41号の2 新型コロナウイルス感染時における情報公開等                  の陳情     ◎議題25 2陳情第45号の2 新型コロナウイルス感染者再拡大防止のための
                     検査体制強化を求める陳情     ◎議題26 2陳情第46号の2 エッセンシャルワーカーズなどへのPCR検査                  体制の強化を求める陳情     ◎議題27 2陳情第47号 江東区立小中学校のコロナ対策についての陳情     ◎議題28 2陳情第49号 江東区立の小中学校における新型コロナウイルス                 感染症対策についての陳情 105 ◯委員長  次に、これから審査いたします、議題22「2陳情第40号の3」、議題23「2陳情第41号の2」、議題25「2陳情第45号の2」、議題26「2陳情第46号の2」、議題27「2陳情第47号」及び議題28「2陳情第49号」の6件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より順次朗読を願います。                 (事務局朗読) 106 ◯委員長  理事者から、順次説明を願います。 107 ◯庶務課長  私からは、2陳情第40号の3のほか5件のうち、PCR検査の実施に関する陳情について、一括して区の考え方をお伝えいたします。  この陳情は、いずれも新型コロナウイルス感染症に係るPCR検査について、濃厚接触者以外の教職員やきっずクラブ職員など、いわゆる学校全体、学校関係者全体に対する検査、いわゆるスクリーニング検査、これを定期的に実施するよう求めているところでございますが、教育委員会といたしましては、現時点では、保健所の指導及び連携の下、疫学的調査に基づく濃厚接触者を特定して、その特定者に対するPCR検査を行うということが、感染症拡大の防止に非常に効果が高いというふうに認識しているところでございます。  また、日々の感染症の予防対策として、教育委員会で定めているガイドラインなどに基づいて、児童・生徒のみならず、教職員等に対する感染症予防の項目も定めて、この内容に沿って、教育活動を行っているというところでございます。  そのため、現時点といたしましては、濃厚接触者以外の学校関係者を対象とした定期的なPCR検査は予定してございませんが、そのような対応につきましては、これまでと同様でございますが、今後も引き続き国や都の動向を注視して対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 108 ◯地域教育課長  2陳情第45号の2のうち、趣旨の5につきましては、3密を避けた安心した教育、こどもの居場所の確保が実施できる環境を整えるための法令改正や設置基準、これを国や都に対して意見書を提出してくれという内容でございますので、私のほうから説明をいたします。  現在、放課後等の安全・安心なこどもの居場所づくり、江東きっずクラブのほうで事業を実施、展開してございますけれども、新型コロナウイルス感染症の拡大防止につきましては、手洗い、うがい等の徹底であるとか遊具類の消毒、清掃、これらの衛生対策を施すとともに、3密回避のために、テーブル着席時におきましては、こどもたちに適正な間隔を取るよう指導することであるとか、パーティションを利用するというようなことをもちまして、各施設ごとに対策を講じているところでございまして、直ちに法令改正や設置基準の見直しを国及び都に求める考えはございません。  以上です。 109 ◯学務課長  私からは、2陳情第47号のうち、趣旨の2及び4について御説明いたします。  まず、2につきましては、消毒液類や布巾類について、区が把握の上、各学校に補充を行うことを求めるものですが、新型コロナウイルス感染症の予防対策に当たり、マスクや非接触式体温計、あるいは手指消毒用のアルコールなど、感染拡大期に品薄であったものにつきましては、教育委員会が一括して購入し、学校に配布するなどの対応を図ってきたところでございます。  陳情にあります消毒液類や布巾類につきましては、現在、入手しにくいといった状況ではないことから、各学校での調達を継続いたしますが、これらの購入に必要な経費に不足が生じないよう、必要な予算計上あるいは追加の配当を行ってまいります。  続いて、4についてでございます。現在実施しているフタサラ給食を終了し、通常の量の給食へ戻すことを求めるものでありますが、フタサラ給食につきましては、感染リスクを可能な限り軽減しつつも、児童・生徒の健康を保つために必要な栄養摂取ができるように実施しているものでありまして、特に、エネルギーの摂取量につきましては、おおむね95%以上を満たす内容となっているところでございます。  本区では、6月22日以降、このフタサラ給食を継続してまいりましたけれども、このたび全ての学校において、感染拡大防止対策の徹底が図られていることを確認して、11月16日から、通常の給食へ移行することといたしました。なお、移行後におきましても、手洗いを含む手指衛生や、配食を行う児童・生徒の健康状態の確認など、引き続き感染症対策に取り組んでまいります。  以上でございます。 110 ◯指導室長  私から、2陳情第47号の趣旨3、そして、2陳情第49号の趣旨3、4、5についてお答えさせていただきたいと思います。  まず、2陳情第47号の3についてです。こちらについては、冬季休業日は1月3日ではなく1月7日に変更してくださいという要望についてです。小中学校においては、感染防止対策を徹底した上で、学校行事の精選やオンライン学習等を活用して学びの保障を行っております。  長期休業日を短縮せず、授業時間を確保するためには、平日の7時間授業や土曜授業等の実施が必要となることから、こどもたちの負担を考慮した上で、冬季休業日の終了日を1月3日と定めたものであります。  続いて、2陳情第49号の3についてです。こちらについては、新型コロナウイルス感染症対策について、オンライン授業についてということについての陳情でございます。  まず、オンラインの関係につきましては、全家庭で接続できる環境が現在整っているというふうに認識をしております。オンラインによる授業は、コロナの感染等で臨時休業等が必要となった際の緊急対策と考えているもので、緊急対策として実施をしているものであります。  また、いじめの防止につきましては、各学校で、いじめの未然防止や早期発見に努めておりまして、道徳の授業等を通じまして、偏見や差別の防止に向けた指導も行っております。また、各学校にスクールカウンセラーを配置し、一人一人に寄り添った相談体制の構築に努めているところです。  続いて、4です。教員の負担の軽減についてです。こちらにつきましては、各校に学校規模に応じてスクールサポートスタッフを配置し、教員の授業準備や片づけ、印刷、電話対応等に当たっているところです。また、今年度は、副校長補佐を配置するなどして、教員の負担の軽減を図っております。  5番です。1クラス当たりの人数を減らすことについてという御提案についてです。  全校に学びスタンダード強化講師を配置し、少人数指導や、チーム・ティーチングによる指導を実施しております。また、教員の配置数につきましては、都の教職員定数配置基準により定められているものであります。こちらにつきましては、特別区教育長会からも提言をしており、今後も、動向を注視してまいりたいと思っております。  以上でございます。 111 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 112 ◯佐藤信夫委員  多岐にわたっておりますので、全て継続扱いにしていただきたいなと、そのように思います。先ほどの学校の衛生管理について、補正または決算でも申し上げましたとおり、非常にこれから秋、冬に向けて乾燥してまいります。  さらに、この衛生管理を万全な体制で、学校が構築していただくように改めてお願いするものであります。そしてまた、どの陳情を見てもやはり学校現場、また、各教職員が注意されていると思いますが、特定接触者というか、私はバス、電車で通勤されている方、非常に今でも心配しております。  今まで、その自覚症状が出て、PCR検査を受けさせてくださいという、そういう事例はあったのでしょうか、お聞きします。 113 ◯指導室長  まず、教員の検査の状況につきましてですけれども、毎日、教員につきましては検温をしております。検温のカードを管理職に提出をして、朝の段階で健康であるということを確認した上で勤務を行っています。ですので、健康に異常がある場合については、その段階で休暇等を申請するということを含めまして、勤務に当たらないということを徹底しているところでございます。  以上です。 114 ◯佐藤信夫委員  検温だけで自分の今の状態が分かればいいんですけども、夏場、熱中症と同じような症状、または4月、5月、多くの方がお亡くなりになったとき、ちょっと味覚が緩んできた、あるいは香りが吸収できなかった、そのような事例が報告されておりますが、その点なんかはどうなんでしょうか。 115 ◯指導室長  今、佐藤委員から御指摘のあった味覚とか、こういったものにつきましても、健康観察の状況で異常があれば報告する内容ということに項目として挙げられておりますので、こちらもチェックしているということになっております。  以上です。 116 ◯佐藤信夫委員  何度も申し上げますが、これから乾燥するこの時期、一番私は心配しております。ぜひ今まで以上に注意喚起をやっていただきまして、万全な体制で教育の場、構築していただきたいなと強く要望して終わります。 117 ◯福馬恵美子委員  これまで、児童・生徒、発症したお子さんもいらっしゃいますし、それに伴う濃厚接触者のPCR検査もされたと思うんですけど、今、これまでPCR検査をした対象でどういう傾向があったか。濃厚接触者の方で、発症事例等を含めて、これまでの進捗状況をお示しください。  そして、登校しなくてもオンライン授業を選択できるような体制と、ここに書かれておりますけれども、不登校のお子さんたちにオンライン授業を、オンライン授業が活用できるというような私は質問したときに、それも考えていきたいという答弁だったのですが、現状をお示しいただきたいと思います。  以上です。 118 ◯学務課長  陽性者の傾向ということで、お尋ねでございます。  件数がそれほど多くないので、傾向を捉えることはなかなか難しいところですけれども、まず、教職員と児童・生徒ということの比較で言えば、教職員のほうが件数としては、多くなっているところでございます。  あと、症状があってPCR検査を受ける方と、濃厚接触者と特定をされて、同居の家族の方が陽性になったところで、濃厚接触者として検査を受ける場合とあるわけですけれども、やはりそこは濃厚接触者の方の陽性のほうが、当然多いという傾向ではございます。  以上でございます。 119 ◯指導室長  オンラインの学習についてということで御質問がありましたけれども、こちらにつきましては、国の通知によりますと、一つは、保護者と学校との間に十分な連携協力体制が保たれていること、これが条件としてあります。また、訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすることということになっておりますので、先ほど個別に対応をしっかりとしていくという話をしておりましたので、そのような状況があるこどもたちについては、個別にしっかりと状況を確認しながら、今のような手だてを講じながら進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 120 ◯福馬恵美子委員  分かりました。陽性者数の推移は分かりました。  不登校のオンライン学習の件ですけれども、先ほどからの議論の中で、やはり不登校は長くなればなかなか復帰できないということがありますので、その人たち、そのこどもに応じて、指導していらっしゃるということなんですけれども、やはり学力の遅れというのが不登校になった原因、あるいはそれが復帰できない大きな理由になると思いますので、引き続き、この点には配慮していただきたいと思います。  ここで、本件に関して、コロナ関係で一般質問ができるように質問事項の制限解除のお願いをしたいと思いますので、委員長に諮っていただければと思います。よろしくお願いします。 121 ◯委員長  ただいま、福馬委員からいただきました御意見につきましては、本件に関する質疑が終了しましたら、協議することといたします。  引き続き、質疑を願います。 122 ◯赤羽目民雄委員  それでは、私も多岐にわたりますけども、何点か伺います。  まず、PCR検査についてですけども、症状が出てからPCR検査を行って、陽性が判明した方、その方の濃厚接触者を特定するという今の対応ですけども、これでは今後もやっぱり、今も報告されております学校を臨時休校ですとか学級の閉鎖、これはやっぱり免れないんじゃないかというふうに思うんですね。それはやっぱりこの新型コロナウイルスが、無症状の人、これが感染を広げているという特徴がありまして、やっぱりその感染力のある無症状の人を見つけ出して保護すること、これが感染拡大を防ぎ、また、教育活動を進める上でも鍵となると。そのためには、やっぱりこのPCR検査を抜本的に拡充すること、これが重要だというふうに思っております。これはもう医療の専門家の方からも、こうした検査、やっていくべきだと指摘されて、国のほうもそうした通知が出されております。  それでまた、それを受けて今自治体でも取組が広がっているんですが、これはこれまでにも紹介してきました世田谷区、幼稚園をはじめ保育園ですとか、介護施設の職員、1,000人、延べで2万3,000人検査を実施すると。  その次の段階で、小中学校の教職員5,800人、検査を行うとしております。さらに、豊島区や墨田区でも、この検査対象を拡大するというふうに聞いております。先日の厚生委員会でも報告がありましたけども、今江東区内で、PCRの検査が受けられる医療機関は、区内の37の施設に広がっていると。  私、こうした民間の医療機関も活用すれば、積極的な検査が可能だというふうに思うんですけども、その辺ぜひ検討していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。  それから、休校期間が終わりまして、こどもたちは再開を喜ぶ一方で、コロナ禍の下、新たな悩みや複雑な思いを抱えているこどもがいると伺っております。ちょっと具体的に伺いますけども、発達障害を抱えて、家族に基礎疾患があり、コロナ感染におびえて学校に登校することを避けるこどもと、それから、マスクを外す給食の時間ですとか、大声を出す音楽の授業、これを避けるこどもがいたというふうに聞いておりますけども、そのような状況で休んでいた児童、こどもについて、区は把握しているのか、今も自主的に休んでいるこどもがいるのかどうかというのを伺いたいと思います。  次に、この陳情の中で、保護者の方から冬休みを1月3日ではなくて従来どおり7日までにしてほしいという陳情がありますけども、区は東京都に合わせて冬休みを1月3日までとしたというふうに言っているんですけども、これ、23区内はみんな同じ対応なのかなと思ったんですが、足立区は5日まで冬休みとしているんです。  今、こどもたちは、かつてない不安とストレスを抱えて、やっぱりゆとりを持って、学べるようにしてほしいと。  冬休みの期間については、これはやっぱり再考すべきなんじゃないかと思いますけども、いかがでしょうか。 123 ◯庶務課長  それでは、まず最初に私のほうから、PCRの検査の状況につきましてお答えいたします。  繰り返しになりますが、本区では、現時点では保健所の指導、連携の下で、疫学的調査に基づいて濃厚接触者を特定して、その方に対するPCR検査を実施するということが、まずは感染症拡大の防止に非常に効果が高いというふうに認識しております。  また、教職員におきましては、江東区の感染症予防ガイドラインに基づいて対策を講じておりますので、この対策を引き続き継続するということで対応してまいりたいと考えているということでございます。  また、他区の状況につきましては、当然検査の内容の把握には努めてまいりますが、このような対応につきましては、国や東京都の動向を注視して対応してまいりたいというふうに考えているということでございます。  以上でございます。 124 ◯指導室長  コロナを理由に学校を休んでいるこどもの人数ということでありますけれども、9月でこちらで把握したところによりますと、小学校でいいますと大体学校に1名程度ということ、そして、中学校では全校で数名というのが9月の状況でありました。  それから、もう少しゆとりを持って、冬休みについての短縮は再考すべきであるということについての御意見でありますけれども、こちらにつきましては、土曜授業というものを実施、あるいは7時間目の実施をするよりも、こどもたちにとっての負担は軽減されるのではないかということで、こちらのほうがゆとりを持って、こどもたちが確実に学習を進められるということで決定いたしましたので、再考するつもりはありません。  以上でございます。 125 ◯赤羽目民雄委員  まず、このPCR検査についてですけども、疫学的調査に基づいて濃厚接触者に限って検査していくということなんですけども、これまで複数名の感染者が判明した際には、教育委員会が予算を充てて濃厚接触者以外の職員全体、希望するこどもに検査を行ってきた経過がありますが、なぜこのときには行ったんでしょうか。  幅広く検査を行う、これはやっぱり感染拡大を防ぐとともに、やっぱり安心感も広げることになると思うんですね。この学校内で新規感染者が報告された際には、希望すれば検査を受けられるようにと、少なくともそのことは検討していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。  それから、新型コロナ感染が収束しない中では、この自主的に学校を休むこどもというのは、今後も出てくるのではないかというふうに思いますけども、今、そうした中で、全国の自治体で、例えば北九州などでは、オンラインでもう既に授業が取り組まれているところもありますけども、今こうしたこどもたちについては、現状どのように対応されているのか、区としての対応を伺いたいと思います。  それから、こどもたちの心のケア、これは本当に大事だと思うんですけど、冬休みの短縮はこどもたちの授業、7時間目とか防ぐんだというふうにおっしゃっていましたけども、もう夏休みが短縮されて、心にゆとりが持てず不安定になったこどもがいると、多いというふうに学校現場からの声も伺っております。  これでまた冬休みが短縮されますと、こどもたちの心の状況というのが本当に心配されます。やっぱり余裕が持てるように、しっかりとこの冬休み、これはやっぱり7日、せめて5日までに再考していただきたいと思います。  やっぱり、この感染防止の基本は本会議でも求めましたけども、少人数学級だと、やっぱり学校内の教室内での密を避けるということも重要というふうに思います。これについては、教育長会等を通じて求めているということなんですけども、これはやはり様々な機会を捉えて声を上げていただきたいと、これについては要望します。 126 ◯庶務課長  以前に全ての児童に対してPCR検査を実施したということにつきましては、まず、この当時でございますが、緊急事態宣言が解除されて、その後分散登校、そして、その後に通常登校が再開されると、このような通常登校の再開の時期の前後に、複数の同一校内で、複数の教員4人ですけども、これはホームページで当然公開してございますが、そういう教職員が罹患して、それで学校が休業になったと、このような状況でございました。  ですので、当時はこのような状況を勘案して例外的に実施したところでございますけども、今後につきましては陽性者の発症状況ですとか、学校、区内、東京都、全国の感染状況などを総合的に勘案した上で、対策を考えてまいりたいというところでございます。  以上でございます。 127 ◯指導室長  オンラインによる学習についてということですけれども、臨時休校であったり、または学級閉鎖になったというような学校につきましては、オンラインにおいてこどもたちの学習を補完するような取組を進めておりまして、学校に出てきているこどもとの差ができるだけつかないようにということ、また、オンラインによる例えば朝の会みたいな形で、こどもたちとやり取りをすることによって、コミュニケーションを図るというものについては、現在も進めているということでございます。  それから、心のケアということですけれども、現在学校からの報告によりますと、学校は非常に落ち着いて学校経営を行っている、また、授業を進めているという状況で聞いているところであります。ですので、一人一人を丁寧に見ていくという指導、これまでも区として進めてきたところでありますけれども、さらに一層、こちらを徹底しながら、心の不安についての解消に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 128 ◯さんのへあや委員  2点確認させてください。先日行われた厚生委員会でも御回答いただいていたと思うんですけれども、今の時点で、学校等、区内公立学校、園に勤務されている教職員の方の人数、全体の人数を確認したいのと、あともう1点は、感染者対応だったり陽性者が判明した際の学校や行政の対応というところに、ちょっと慣れを感じてきていて、心強く感じる一方で、やはり慣れてきてもその外部の機関ですとか人間による定期的な注意喚起だったりとか、感染対策のチェックということを、学校側に気が緩まないように行ってほしいと思っております。  先ほど、学校側に対してフタサラ給食をやめる際に、その状況ですとかというのを確認されたという御発言があったんですけれども、保健所が行ったのか区教委が行って行ったのかというところも含めて、今後、そういった外部の機関において具体的な点検が行われるのかどうか、学校側に対して行われるかどうかというところを確認させてください。 129 ◯指導室長  まず、教員の人数ということですけれども、今、小中学校合わせて大体2,000人ということになっております。  以上でございます。 130 ◯学務課長  フタサラから通常給食に移行への条件ということでのチェック項目ですけれども、これは今後ホームページにも公開しようというふうに考えておりますが、もともと区立学校のガイドラインのほうで、給食の際の感染予防対策については周知をしているところですけれども、そこをまた項目化して、改めて区として、保健所との連携の下、学校に伝えまして、セルフチェック方式ではありますけれども、確認をするということで、学校へは周知したものでございます。  以上でございます。 131 ◯庶務課長  教職員の人数につきましては、先ほど指導室長が申し上げましたとおりでございますが、そのほかに学校関係者といたしましてきっずクラブ職員、それから、会計年度任用職員、それから、委託職員等々を含めますと、教職員2,000名のほかに2,500名程度おります。ですので、4,000名から5,000名程度、学校関係者が区内にいるというような認識でございます。  以上でございます。 132 ◯佐竹としこ委員  すみません、先ほどのさんのへ委員のちょっと追加なんですが、給食が11月16日から通常に戻るということで、保健所が入ってきちんと検査をするとか、ガイドラインもということだったんですけど、以前このことで質問したときに、フタサラになったときに配膳は教職員が行ってとか、そういう具体的な話があったと思うんですけども、保護者の方に具体的に安心していただけるためというのはすごく大事だと思うんですが、そういう点はどうなんでしょうか。  また、どこかのテレビか何かで見たんですけど、食事のときってどうしてもおしゃべりしたくなるし、食事も多くなれば、今までカロリーも95%だったのが、きちんとできるようになって、また、栄養価もきちんと拡充され完璧に、完璧というか、栄養価もきちんとなると思うんですけれども、そうなった場合、飛散の問題とかいろいろあると思うんですけど、シールドを考えているとか、具体的に何かあったら教えていただきたいと思います。 133 ◯学務課長  先ほど申し上げましたとおり、通常給食への移行に当たっては、ガイドラインに定める感染症予防対策をさらに詳細にチェック項目化したものを学校に提示し、あるいはホームページでも公開をいたしまして、安全に安心して給食を取っていただくということで努めてまいりたいというふうに考えております。  配膳に関するお尋ねですけれども、まず、フタサラ給食の段階では、この配食については、教職員と最低限の人数の給食当番とされております。一方、通常の給食では、配食については給食当番が行うと。ただし、感染リスクを可能な限り低減することを検討して、クラスの在籍人数や、児童・生徒の発達段階にもよりますけれども、なるべく必要最低限の人数ということで、お願いをしているところでございます。  あと、先ほど申し上げましたとおり、通常に移行したからといってこれまでの感染症予防対策を全くやめていいということではなくて、より適切に講じていただきたいというふうに考えております。
     給食時につきましては、これまでと同様に座席の向かい合わせの禁止、また、不要な会話は控えるということで、提示をしているところでございます。  以上でございます。 134 ◯委員長  それでは、先ほど福馬委員から御意見がありました一般質問における質問事項の制限解除につきまして、各委員の御意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 135 ◯委員長  それでは、本件に関する内容につきましては、一般質問ができるよう、議長宛て申し入れたいと存じますが、よろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 136 ◯委員長  御異議ございませんので、本件に関しましては一般質問ができるよう、議長宛てに申入れをいたします。  それでは、本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 137 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応につい            て 138 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 139 ◯教育委員会事務局次長  私から、新型コロナウイルス感染症にかかる区立学校園の対応について御報告をいたします。資料の2を御覧ください。  本資料は、令和2年度に入ってから、これまでの学校運営に係る教育委員会からの通知について時系列で記載をしたものでございます。  1ページ目は、4月の学校園の臨時休校の間の通知内容。  2ページ目は、6月からの学校再開等について掲載をしておりますので、御確認をいただければと思います。  なお、この表の最後に記載の宿泊等行事につきましては中止とした上で、補正予算をいただきまして、代替事業としてこどもたちが自ら企画を行う想い出プロジェクトKOTO2020を実施することとしたところでございます。  修学旅行につきましては、その後、10月2日に文部科学省及び10月7日に東京都から修学旅行の実施に向けた最大限の配慮についての通知が出されたこと、また、区民からの要望等も踏まえまして、代替事業を行うに当たっては、保護者や児童・生徒の意見、要望を十分考慮した上で、学校内や区内での宿泊体験の実施については、各学校において配慮をお願いするべく進めていくという考えでございます。  次に、学校園での新型コロナウイルスの患者発生についてですが、これまでの状況といたしまして、学校園の数、感染者数、対応を記載してございます。本資料は9月23日現在となっておりますが、その後、10月7日に小学校1校で教職員の感染が確認されましたので、直近では小学校は7校、教職員は12人という形になります。  ここで、学校園で感染者が発生した場合の対応について、その一般的な流れを申し上げますと、児童・生徒、教職員等に感染者が平日日中に発生した場合、その判明した時点でこどもたちは全員下校となります。その後、その日中に保健所による濃厚接触者の特定ができれば、翌日は濃厚接触者のみが自宅待機となり、その他は通常どおりの登校という形になります。  一方、その日中に保健所による濃厚接触者の特定ができない場合には、その翌日を1日、一旦臨時の一斉休校としまして、その間に消毒や濃厚接触者の特定を行いまして、その次の日からの学校運営について検討するということでございます。  児童・生徒が罹患者の場合は主には学級閉鎖、教職員が罹患者の場合には濃厚接触者の規模によっては、担任を持っている学級を閉鎖するにとどまらず、臨時休校とする場合もございます。  濃厚接触者に特定された児童・生徒、教員は1日、2日のうちに保健所もしくは学校でPCR検査を受けるという流れになりますが、濃厚接触者は検査後、陰性の判定が出ても、基準日から2週間は自宅待機となり、学校への登校、出勤はできなくなります。国の方針にもよりますが、当面はこのような対応をしてまいる考えでございます。  私からの報告は以上でございます。 140 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 141 ◯福馬恵美子委員  先日の決算審査特別委員会の中で、想い出プロジェクトという名前ではありませんでしたけど、宿泊を伴う修学旅行についての質疑が行われたんですけれども、やはり現状はどういうふうになっているか。それぞれの学校は宿泊をする、あるいは日帰りで行うという、それぞれの学校で準備が進められてきていると思うんです。  その中で、宿泊も可とするのか、あるいは学校単位でそれを優先させるのか。その中で、各学校では修学旅行に関するアンケート調査をしたというふうに、前々回の文教委員会での報告がありました。その報告、調査がどういう形で、それがどういうふうな検討の中で結論に至ったか、その流れが全く見えてこないんですね。ですから、その辺をしっかりと出されれば、この学校は調査で、アンケートで、こういう状況だったのでこういう結論に至ったというのが、もう少し分かりやすくなるのではないかと思います。  それで今、報告の中で、想い出プロジェクトという言葉が出ましたけれども、本当にこどもたちにとって想い出となる修学旅行、あるいは宿泊事業、日帰り代替事業にしてほしいと心から願う1人として、今の現状と今後の検討状況、それを教育委員会としてどのように支援をされるか、お示しいただければと思います。 142 ◯指導室長  修学旅行等の目的というところからお話しさせていただきますと、こちらにつきましては、学習指導要領には様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら、集団や自己の生活上の課題を解決することということになっております。ですので、ここの中にも、自主的、実践的な集団活動を通してということで、こどもたちが、実際に自分たちが主体的に運営をするというようなこと、企画運営するということについての狙いが定められているということになっております。  その上で、今、学校で進められているものとしましては、例えば、こどもたちがプロジェクトチームをして企画運営をし、そこに、教職員やPTAが協力をするということの中で、肝試しや花火大会、キャンプファイヤー等を行ったりするというような、これは小学校の例でありますけれども、そのようなことを考えていたりとか、あるいは学校での宿泊体験は、防災等と兼ねながらというようなことも言っていましたけれども、寝袋等を用いながら、学校宿泊をしてみようというような計画を保護者、PTAと一緒に立てているというような報告をいただいているところであります。  また、中学校につきましては、区内のホテル等を活用しながら、そういったところでテーブルマナーというような形を学びながら、そして集団宿泊をしようというような活動とか様々、特に中学校についてはこれからということになりますので、今計画をつくっている最中ということで聞いているところであります。  それから、アンケート等からの中止に至った経緯ということでありますけれども、まずは、保護者にこの実施についてということで、アンケートをさせていただいたところです。こちらについて、その結果を校長会のほうでまとめていただきまして、様々な御意見があったというのも事実であります。  一方で、こちらについては、実施について非常に怖がる、怖いといいますか、実施させることについては、ちゅうちょするというような意見も多々あったというのが現状でありまして、その中で、実際に現地で発熱症状が出たときの対応が非常に難しいと。現地での保健所、あるいはそこに保護者に迎えに来てもらう、あるいは隔離してしまうというような状況になったときの対応が非常に難しいということ。また、直前にこどもたちの中で例えば罹患者が出てしまった場合については、行事そのものを中止とせざるを得ないという状況の中では、その子に対する心の負担等も非常に大きいだろうというようなことを考慮しまして、校長会のほうからも、こちらについては今回は中止としていくというような方向で、やむを得ずということで意見書をいただき、これを基に教育委員会でかけさせていただきまして、決定をさせていただいたという経緯になります。  以上でございます。 143 ◯福馬恵美子委員  10月2日の文科省からの発言、あるいは都の教育委員会からの通達等があろうと思いますけれども、やはりこれまでコロナの感染に関して、江東区が積み上げたアンケートであったり、校長会のまとめであったり、こどもたちが自主的に実践的に主体的に運営すると、こういうことを大切にしていただきたいと思います。  国から、あるいは東京都から話があったから、これまでの積み上げたものをゼロにするのではなく、やはり自主的に運営ということ、それが逆に想い出につながるのかなと思いますので、その辺を明確に教育委員会としては、各学校にお示しをしていただきたいと思いますが、いかがですか。 144 ◯指導室長  こちらにつきましては、特に感染等の予防策に万全を期しながらと、これは一番の重要点になるかなと思います。その上で、保護者、児童・生徒の意見、要望等を十分に考慮した上でということで、宿泊体験も、こういったことについてもできる範囲がいろいろあるかなというふうに思いますので、その中で、最大限の配慮をして行うということで進めていきたいと思っております。  以上でございます。 145 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 令和2年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び            執行の状況の点検及び評価について 146 ◯委員長  報告事項2「令和2年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 147 ◯庶務課長  それでは、私からは報告事項2、令和2年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、御説明いたします。資料3を御覧ください。  まず、表紙とその次の目次をおめくりいただきまして、1ページ目から御覧ください。  初めに、1番の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についてです。教育委員会では毎年、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づいて、重要課題や主要な施策への取組状況について、点検・評価を行っており、その内容を本報告書としてまとめ、本日の区議会文教委員会において御説明させていただいているものでございます。  続きまして、2ページを御覧ください。  点検・評価を行う委員会の委員には、学識経験者として、有明教育芸術短期大学の若林学長と、帝京大学大学院の前島准教授にお願いしたほか、公募区民2名、校園長会の代表者、小中幼のPTA連合会会長の計10名にお引き受けいただきました。  この委員会は、下段のとおり7月に2回開催いたしました。当日は、教育委員会事務局の理事者がそれぞれ各施策ごとに、その取組状況等について個々に説明し、その後、改めて各委員から御質問や御意見をいただく形で実施いたしました。  次に、4ページ、そして5ページと併せて御覧ください。  こちらは点検・評価の対象である重要課題と令和元年度の具体的な取組の一覧でございます。本区の主要施策は重要課題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組のほか、ローマ数字で表す4つの施策の柱、そして、それにひもづく1から13までの重要施策で構成しており、さらにその具体的な取組として(1)から(23)の取組の重点を設定しております。  具体的にはこの後の7ページから33ページにかけて、令和元年度の実績と今後の方向性に記載しておりますので、本日は少々お時間をいただき、それぞれ教育委員会各課で実施した施策内容と、点検・評価委員会でいただいた御意見をかいつまんで御説明いたします。  恐れ入ります、まず7ページを御覧ください。  こちらは重要課題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組でございます。  まず、この課題の取組のねらいですが、東京2020大会の開催に向けて、オリンピック・パラリンピック教育を推進し、江東区のこどもたちが大会に関わるということを通して、こどもたちの夢や将来への可能性を広げることを目指すということでございます。  取組の内容は、オリンピック・パラリンピック教育を推進する7つのキーワードとして、気運醸成、おもてなし、国際理解などを掲げております。  令和元年度の実績ですが、区独自のオリンピック・パラリンピック教育として、丸の1点目、競技会場見学等を全小学校及び義務教育学校を対象に実施したほか、丸の3点目、世界ともだちプロジェクトでは、担当する国の国旗や国歌について、児童・生徒が学ぶ機会を設けました。また、丸の4点目、瀬立モニカ氏による公開授業を実施いたしました。  課題と今後の方向性でございますが、4点掲げておりますが、このうち2点目に記載してございますが、新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期となったため、改めて江東区オリンピック・パラリンピック教育推進計画に基づく取組や、学習リーフレットの活用を充実させていくとともに、東京2020大会の際には、区内競技会場において、こどもたちが観戦したり、選手と交流したりすることができるよう、状況に応じながら準備を進めてまいります。  次に、8ページと9ページを御覧ください。  ここからは、ローマ数字で示す4つの施策の柱の内容を13ある重要施策の施策ごとにまとめております。  まず施策の柱のI、確かな学力・豊かな人間性・健やかな体の育成です。偶数ページには施策のねらい、現状・課題、取組指針、年次計画を、そして、奇数のページには、令和元年度の実績として、取組内容・成果(実績)、そして、課題・今後の方向性等を記載しており、紙で印刷した場合でございますが、見開きの体裁となっております。  記載内容が多岐にわたりますので、本日は奇数ページに記載する、令和元年度の実績のうち、左側に縦の見出しがございます、取組内容・成果(実績)と課題・今後の方向性のうち、主なものを説明いたします。  まず、重要施策の1、確かな学力の向上では、まず9ページの上段、主要施策(1)の1)、2)に記載のとおり、こうとう学びスタンダード定着度調査や学力向上アドバイザーによる公開授業等を実施いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目にありますように、こうとう学びスタンダード(ネクストステージ)を確実に推進するため、ICTを活用した取組や就学前教育スタンダードの取組の充実を図ってまいります。  また、丸の5つ目の後半にありますが、国のGIGAスクール構想も見据え、電子黒板やタブレット端末、無線LANの整備等を推進してまいります。  続きまして、10ページと11ページになります。  こちらは重要施策2、思いやりの心の育成になりますが、11ページの上段を御覧ください。主要施策(1)の1)、道徳教育の充実を図るため、道徳授業地区公開講座を実施したほか、主要施策(3)の1)、地域や企業と連携した事業や、中学校における職場体験等のキャリア体験学習を実施するなど、地域活動やボランティア活動の充実を図りました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の3点目のとおり、今後は東京ユースボランティアの取組を通じたボランティアマインドの醸成を図ってまいります。  12ページから13ページの項目を御覧ください。  こちらは重要施策3、健康・体力の増進です。13ページの上段、主要施策(1)の1)、2)、体力スタンダードの指導資料の修正やスタンダード強化講師の効果的な活用を進めたほか、運動する機会の充実と、投力、持久力の向上を目指し、研修会やスポーツ大会を実施いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目のとおり、オリパラ教育と関連づけた各校における体育の授業改善や、アスリート等を活用した体育実技研修会を実施してまいります。  次に、14ページから15ページにかけて御覧ください。  こちらは重要施策4、就学前教育の充実でございます。  15ページの上段になります。主要施策(1)の1)、2)、就学前スタンダードを策定し、令和2年1月の学びフォーラムにおいて、目的、内容などを報告したほか、親子キャッチボール教室等を通して、幼児が体を動かすことの楽しさを味わえる取組を推進いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、就学前教育スタンダードに示した、幼児期に体験させたい内容を幼稚園教諭が共有するとともに、新幼稚園教育要領に基づく質の高い教育を各園において実施してまいります。  次に、16ページから17ページにかけて御覧ください。  こちらは重要施策5、教員の資質・能力の向上です。  17ページの上段、主要施策(1)の1)、こうとう学びスタンダードに関する研修や、ミドルリーダーとしての活躍を期待する教員を対象に、授業改善支援チームによる授業研究を実施いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、授業改善支援チームの対象を本区が2地区目となる教員等とし、研修の機会を確保するとともに、教科等の指導力の一層の向上を図ってまいります。  18ページから19ページにかけて御覧ください。  ここからは施策の柱のII、安心して通える楽しい学校(園)づくりの推進です。  重要施策6、個に応じた教育支援の充実につきましては、19ページの上段、主要施策(1)の1)、2)、特別支援教育の充実を図るため学習支援員を配置し、発達障害のある児童・生徒の安全管理・生活介助を行うとともに、特別支援教育検討会を活用し、令和2年度以降の運用に向けた教育内容の検討を行いました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、2点目のとおり、今後は、区内未設置の支援学級のニーズ把握や、学校全体で障害理解と具体的な支援を推進する体制を構築する必要があると認識しております。  次に、20ページから21ページにかけて御覧ください。  こちらは重要施策7、いじめ・不登校対策の充実です。  21ページの上段、主要施策(1)、(2)、区独自のスクールカウンセラーの配置校を拡充したほか、スクールソーシャルワーカーを活用した派遣訪問や、夏休み明けにSNSを活用した教育相談を実施するなど、教育相談事業の充実を図りました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目と3点目にありますが、今後は、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの体制強化、教育センターにおける教育相談体制のさらなる充実や、ブリッジスクールの在り方を検討する必要があると認識しております。  続きまして、22ページから23ページ目にかけて御覧ください。  こちらは重要施策8、教育環境の整備・充実です。  23ページの上段、主要施策(1)の1)と2)、平久小学校ほか3校で校舎等の暫定増築を実施しているほか、香取小学校、第二大島中学校については、老朽化に伴う校舎等の改築事業を、児童・教職員・PTA・地域住民の代表による改築ワークショップの結果を取り入れつつ実施しております。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、急増する児童・生徒への対応として、校舎等の新増設に緊急に取り組むほか、校舎の老朽化や児童・生徒推計等を踏まえ、工事の優先順位を考慮しながら、改築・改修及び維持管理を計画的に実施してまいります。  続きまして、24ページから25ページ目にかけて御覧ください。  ここからは、施策の柱のIII、地域や教育関係機関との連携による教育力の向上に入ります。  重要施策9、地域に根ざした教育の推進でございますが、25ページの上段、主要施策(1)の1)、地域が支援する学校運営の仕組みづくりの推進を図るため、新たに小学校10校、中学校4校に学校支援地域本部を設置し、令和元年度より全校で実施となりました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、今後、地域学校協働本部事業の実施に当たっては、広く地域関係者への周知を図るとともに、各校で関係団体を束ねる役割を担う主任コーディネーターや、活動の軸となるコーディネーターの育成に努めてまいります。
     続きまして、26ページと27ページにかけて御覧ください。  こちらは主要施策10、開かれた学校(園)づくりでございます。  こちらは27ページの上段、主要施策(1)及び(2)の1)のとおり、学校評議員会による教育活動の取組状況への評価を各学校で検証し、改善策を令和元年度の教育課程に反映させるとともに、来校者が安心して参観できるよう安全管理員を派遣し、学校公開を実施いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、学校評価に関わる教育活動のさらなる充実及び地域・保護者への周知を図り、学校教育の目的等を共有する社会に開かれた教育課程の実現に努めてまいります。  続きまして、28ページから29ページにかけて御覧ください。  ここからは、施策の柱のIV、教育を支える環境づくりです。  重要施策の11、家庭教育・地域教育力向上への支援に関しましては、29ページ上段の主要施策(1)、家庭教育学級事業運営委員会を開催し、家庭教育学級について、広く学識経験者や幼稚園・小中学校PTA連合会等から御意見をいただきました。  また、主要施策(2)、(3)のとおり、家庭教育活動やPTA等による地域教育活動を推進するための取組を実施いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目のとおり、学校・家庭・地域の連携・協働の下、今後の家庭教育支援のフレームづくりや人員体制等を検討してまいります。  30ページから31ページにかけて御覧ください。  主要施策の12、健全で安全な社会環境づくりにつきましては、31ページ上段、主要施策(1)、江東区放課後こどもプランに基づき、開所時間の見直しやスポット利用の導入、利用料金改定など、計画的に事業を推進いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1点目、引き続き、江東区放課後こどもプランの取組方針に基づき、施策の実施を推進してまいります。  次に、32ページから33ページにかけて御覧ください。  こちらは重要施策13、図書館機能の充実につきましてです。  33ページの上段、主要施策(1)の1)、読み聞かせボランティアによるおはなし会や、こども読書環境サポーターによる出張おはなし会など、地域の読書活動を推進したほか、主要施策(2)、カウンターでの待ち時間を解消するため、区内7館へICタグを活用した自動貸出返却機を新規に導入いたしました。  課題と今後の方向性につきましては、丸の1つ目、後半に記載のとおり、指定管理者が持つノウハウの活用や、中央館と地域館との連携による地域の特徴を生かした特色ある図書館サービスの提供に努めてまいります。  次に、これらの施策をそれぞれ説明したことを受けての点検・評価委員会の委員よりいただいた意見について御報告いたします。  34ページを御覧ください。  5番の点検及び評価結果です。こちらは、それぞれいただいた御意見、御提言を13の重要施策ごとに取りまとめているところでございます。  まず重要課題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組については、デイカウンターの設置や、アスリートとの交流などを評価いただいた上で、開催期間中における熱中症対策や、新型コロナウイルス感染症対策などを適切に行い、こどもたちに多くの経験をさせていくことを期待すると、御意見をいただきました。  次に、施策の柱のI、重要施策1、確かな学力の向上では、こうとう学びスタンダードが定着し、効果として表れていることや、スダディサプリを活用した新たな学習スタイルを取り入れていることについて評価いただいたほか、校内LAN環境を国のICT環境の整備方針で目標とされている水準まで整備していくことを期待するとの御意見がありました。  重要施策2、思いやりの心の育成では、地域での交流活動やボランティア活動、学校における異学年交流の機会などを活性化して、思いやりの心を一層育成していくことが期待されるとの御意見をいただきました。  主要施策3、健康・体力の増進では、体力スタンダードの推進により、体力向上が図られていること。食育について、学校給食と関わりを持たせながら実施していることについて評価をいただきました。  重要施策4、就学前教育の充実では、保幼小連携プログラムが組織的、系統的に行われ、就学前教育の充実と、小学校との円滑な接続に成果を上げていることについて評価をいただきました。  次に、35ページを御覧ください。  重要施策5、教員の資質・能力の向上では、授業改善推進チームが授業力の向上を支援し、ミドルリーダーとしての人材育成が図られており、教育全体の資質向上につながっている一方、教員の本業に注力する環境整備のため、働き方改革を進めていくことを期待するという御意見をいただきました。  続きまして、施策の柱のII、重要施策6、個に応じた教育支援の充実では、学習支援員や小1支援員など、きめ細かく手厚い人材支援を行っていくことに対する評価と、様々な教育ニーズに対し、一層確実に対応していくことへ期待する御意見をいただきました。  重要施策7、いじめ・不登校対策の充実では、SNSによる相談窓口など、様々なツールを用いて相談できる取組を評価いただくとともに、不登校やいじめの問題の根底にある生きる力や思いやりの心の醸成など、引き続き未然防止のための指導を行っていくことを期待するとの御意見をいただきました。  重要施策8、教育環境の整備・充実では、新型コロナウイルス感染防止や豪雨災害への対応など、教育環境における新たな課題への対応や、通学路防犯カメラについては、広報の充実などによる抑止力の向上を期待するとの御意見をいただきました。  次に、施策の柱のIIIの重要施策9、地域に根ざした教育の推進では、学校支援地域本部の着実な推進に対して評価いただくとともに、江東区は区内でも地域特性が異なることから、学校の実態に合わせたコミュニティ・スクール導入検討について提言をいただきました。  施策の柱の10、開かれた学校(園)づくりでは、開かれた学校(園)づくりを進める上で、学校ホームページの役割が大きく、CMSの導入により更新が容易になったことについて評価いただいた一方、学校における取組が十分に保護者に伝わってない面も見受けられるなど、より積極的な情報発信を期待するとの御意見をいただきました。  次に、施策の柱のIVの重要施策11、家庭教育・地域教育力向上への支援では、家庭教育力を高めていくために様々な取組が行われていることについて評価をいただくとともに、学校教育を進める上では、家庭教育の役割を明確にして取り組んでいくことが必要との御意見をいただきました。  重要施策12、健全で安全な社会環境づくりでは、江東きっずクラブによる放課後の居場所確保や、児童の見守り活動のためのストップさんを配置することについて評価をいただく一方、学校施設を避難所として開設することが、学校の過度の負担とならないよう留意すべきとの御意見をいただきました。  重要施策の13、図書館機能の充実では、こども読書環境サポーターや出張おはなし会、団体貸出セットの充実について評価をいただく一方、若者の活字離れに歯止めをかけることを期待するとの御意見をいただきました。  続きまして37ページでございます。  点検・評価委員会の若林委員長の講評です。委員長からは、「こどもたちを主体に据えた丁寧な施策の立案と実施、綿密な評価と着実な改善」として3点いただきました。  まず、1の「重要課題『レガシー』として次世代に引き継がれるオリンピック・パラリンピック教育の推進」では、区内小中学校全校でのオリンピック・パラリンピック教育を推進することを評価いただき、引き続き充実した指導を継続していくことにより、レガシーとして次世代に引き継がれていくことを期待するとの御意見を頂戴いたしました。  また、2番の「新学習指導要領の趣旨を踏まえた『こうとう学びスタンダード(ネクストステージ)』の着実な推進」では、こうとう学びスタンダードの推進について評価いただくとともに、ICT環境の整備充実、保幼小中の連携の推進、地域の教育資源の活用など、学力向上のさらなる充実が図られることを期待するとの御意見を頂戴いたしました。  恐れ入ります、38ページを御覧ください。  3番、「安全・安心な学校づくりの推進と家庭・地域教育力とのさらなる協働」では、教育環境の整備・充実を重要施策として実施してきたことを評価いただくとともに、新型コロナウイルス感染防止対策、豪雨災害などへの対応など、新たな課題への検討や、学校、地域、家庭が一体となった教育を推進し、江東区全体でこどもを育てていく仕組みづくりのさらなる充実を期待するとの御意見をいただきました。  雑駁ではございますが、資料の説明は以上でございますが、この報告書につきましては、11月中を目途として、区民向けに公表する予定でございます。  私からは以上でございます。 148 ◯委員長  何かお聞きになる前に、もう現在正午を回っておりますので、トイレ休憩を挟んでこのまま委員会を続けていいか、皆さんにお聞きしたいと思います。いかがでしょうか。よろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長  それでは、トイレ休憩を約10分取って、12時25分から再開したいと思いますので、よろしくお願いいたします。               午後0時13分 休憩  ────────────────────────────────────               午後0時25分 再開 150 ◯委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  報告事項2について、休憩前の理事者からの報告を受けて、何かお聞きになりたい点はございますか。 151 ◯矢次浩二委員  御丁寧な説明ありがとうございます。  この点検・評価に関連した部分で、最後の講評、委員長の講評がございまして、オリパラ、またオリパラ教育、そして、学びスタンダード(ネクストステージ)の推進と、そして3点ありまして、安全・安心な学校づくりの推進、この部分に関しても新たに新型コロナ、先ほど来、審議されている内容でありますけど、感染防止対策、また、災害に対する対策等、また、地域の教育力のさらなる協働に関連した部分で、これは全てに関して一定の評価とまた成果があったということであります。今回のこの評価と結果を踏まえて、次の報告事項にも関連しているんだと思うんですが、次期の第2期の教育推進プランなどにどのように反映されていくのか、その点について確認したいと思います。 152 ◯庶務課長  それでは、委員長からの講評を受けた点について、今後の対応ということでございますが、今、矢次委員から御指摘もありましたけども、例えばICT環境の整備、充実に関する御意見をいただいたところでございます。  この内容は、今回の点検委員会の委員長のみならず、ほかの委員、そして、さらに先ほど御意見もございました、次の新しいプランを策定するに当たって行った区民調査の中でも、非常に高い注目度があるものでございます。  また一方で、このICTに関しては、その背景といたしまして、国のGIGAスクール構想というものもございます。そのため、本区といたしましては、積極的に教育のICT化を推進するということのため、次のプランでは、新しく大きな一つのテーマとして項目を掲げたところでございます。  それからあと、そのほか委員から、例えば、教育の推進というような御意見もいただいておりますが、こちらについては、学校や教育委員会だけではなくて、地域の協力や活用が必要というような意見もいただいております。  そのため、新しいプランにおきましても、この点につきましては、新しい地域の取組ということで、地域学校協働本部の活用ですとかコミュニティ・スクール、いわゆる今後の新しい地域の取組方、在り方についても、項目としてまとめるというようなことで、今回のこの評価委員会の講評につきましては、次のプランでも、積極的に反映させていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 153 ◯矢次浩二委員  ありがとうございます。また、就学前の連携なんかも、新たに検討されているということであります。引き続き確実な推進をお願いいたします。 154 ◯福馬恵美子委員  たくさんの文章を今、説明があったんですけれども、評価する、あるいは期待をするという言葉だったんですけども、今年度、令和元年度の報告において、点検及び評価において特筆する事項があったかどうか、過去にいろいろやってきたことで、現状がどういうふうに評価されているか。  それに対して、じゃあ2年度どうするかということ、これは元年度の報告書が今出たわけですから、2年度には反映されなくて3年度になると思うんですけれども、この同じ点検を、令和2年度というのはコロナの関係で、非常に同じような学校運営ができなかった1年にこれからなろうと思うんですけど、その令和2年度において、この点検・評価をどういうふうにこれからつくっていくのか。半年過ぎたわけですけれども、実質的には動いてなかったのをどういうふうにするか。  今、報告、質問に対して答弁で、新しいことを様々言われたんですけれども、新しい地域の在り方というのは、どういう形ですれば学校と地域とPTAとこどもたちが一体となってできるのかというのが、非常に新しいものを積み重ねればいいということではないと思うんで、その辺はどういうふうに進めようとされているか。  1つ、この中で非常に気になった文章が、避難所として開設する、学校が避難所として開設されるわけなんですけど、学校教育に過度な負担とならないように留意していただくことを期待するという文言があったんですね。でも、現状では、去年の台風19号も含めて学校が避難所として開設されるわけですよね。  それを教育委員会としては、どういうふうな位置づけで、学校の避難所運営を誰が責任を持って行うのか。この辺が地域の人から見たら、学校で何かがあれば学校長が、あるいは教育委員会が責任を持ってしていくというような捉え方をされているわけですけれども、現状はそうではないということをどういうふうに地域に示していくか、この辺についてお示しください。 155 ◯庶務課長  まず、ちょっと何点か御質問いただきましたけど、最初に令和2年度、今年度におけるこの点検・評価の在り方でございます。やはりまずこの点検・評価というのは、法律に基づいて行っているものでございます。そのため、やはり現在の考え方、やり方というのは、一定程度踏襲はさせていただきますけれども、しかるべき事業を、令和2年度に実施したものを、やはり令和3年度に行ってまいりますので、この新しい教育推進プラン・江東、やはり重要施策ごとにそれぞれ項目として設けて、具体的な主管課等々、関係課ということで、教育委員会、基本的には一丸となってやってまいりますけど、やはりそれぞれの事業化が同様のこれからまとめていく第2期教育推進プラン・江東の内容に基づいて、学識ですとかやはり一般の公募区民等に、きちんと今年度の実績を説明させていただいて評価いただく、もしくは課題として項目をいただく、このようなことでローリングしながらよりよい施策の実施に向けて展開してまいりたいと考えているところでございます。  それから、次に、新しい取組ということで、地域の在り方ということについて御意見いただきましたが、やはり新しいものにしっかり取り組むということは大切ではございますが、やはりこの拙速な対応というのは、非常にこれはやはり教育、もしくは現場も混乱するものでございますので、新しい取組だけで地域の在り方についてはその実情とか背景、社会的な背景もございますけど、それに応じて対応してまいるというふうに考えているところでございます。  また、避難所運営、これは学校の過度の負担というような課題をいただいたことにつきまして、こちらにつきましては、現在、防災課のほうが中心にはなりますが、学校それぞれにおいて、それぞれの避難に対する運営協議会というのを設けてございます。  それを教育委員会といたしましても、ただ単にやっていることを傍観するわけじゃなくて、校園長会とか、それから学校職員に対して、その意義、目的というものを十分に理解していただくような、そのような橋渡し役を努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 156 ◯福馬恵美子委員  これは点検・評価をしなきゃいけないということなんですけれども、ぜひこの令和2年度の点検・評価においては、今までと違っているということをしっかりと、教育委員会はベースになる資料を出されると思いますし、どういうものを各課ということに、各課ということで変わってくると思うんですけれども、その辺十分に配慮していただきたいと思います。新しい地域の在り方、拙速な対応は駄目というふうにおっしゃったんですけれども、今までやってきたものがどうだったかという、しっかりとした検証はされた上で次に進まないと、周りがやれと言っている、あるいは社会的な実情や背景があるからやるということだけは、江東区は避けていただきたい。そうしないと混乱するのは地域であり、学校現場だというふうに思いますが、いかがですか、これは答えていただきたい。  それで避難所の運営協議会、学校側も出られている、学校に教育委員会からも、私は消防団の分団長としてこの間参加をしたんですけど、本当にひどい状況ですね。これを教育委員会としては、把握をされているんですか。本当に運営協議会はしっかり機能してない、目の当たりに私は見てまいりました。  本当にどこでどういうやり取りをして、学校の避難所として開設するか、もう一度立ち返って、何が必要かというのを検討していただきたいんですけど、どのように感じていらっしゃいますか。以上、3点お願いします。 157 ◯庶務課長  まず、令和3年度に行う、今後行う点検・評価の在り方につきましては、今回の本件資料につきましても、非常に雑多な形で長く説明させていただいているところでございますけど、やはり端的に分かるような、そういったようなことも含めて分かりやすい資料、特に区民を意識した資料になるように、そのような体裁になるような運営に努めてまいりたいと考えているところでございます。  それから運営協議会、機能してないというところにつきましては、これはやはり教育委員会といたしましても、深く受け止めてございます。ですので、前回もこの件につきましては校園長会を通じて、状況について防災課と調整しながら御説明させていただいたところでございますけども、学校の周知、理解ということにつきましては、防災課、主管課との調整をさせていただいた上で、今後検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 158 ◯教育委員会事務局次長  避難所の運営の関係で、今御指摘をいただいたところですけれども、こちらにつきましては今やはり、去年の台風19号を受けて、今、荒川沿いで避難勧告が去年出た、あの辺りの小学校、中学校を中心に、防災課が入って、避難所運営訓練といいますか、避難所連絡会議ですか、こういうのをやっているというような状況であります。そちらについては把握しているところでございます。  中身につきましては、今防災課のほうとちょっとやり取りをしているところでございまして、どういうような状況であって、学校の意識はどうなるか、学校によって意識がかなり違うような状況になっておりますので、これは今後ちょっと早いうちに連携をして、防災課と協議をしながら、各学校のほうに伝えていくという形を取りたいというふうに考えておりまして、ちょっと福馬委員がおっしゃられたそこの学校につきましては、確かに校長、副校長が代わったばかりですとか、そういうようないろいろな状況もございまして、なかなか学校の状況を把握してないという部分がございますので、その辺については、こちらのほうでも防災課と協議して、決めていきたいというふうに考えております。  それと先ほど、教員の負担に、過度の学校の負担にならないようにというお話が、こちらに点検・評価にありますけれども、基本的には避難所につきましては、確かに学校長はその避難所の運営責任者ではあるんですけれども、それに対して運営の主体といいますか、運営を実際に動いていくというのは、やはり災害協力隊であるとか、あるいは地域の方々が動くというような形になって、学校はその運営をしながらも、次の学校再開を考えながら、部屋の割り振り等はしていくという立場でございますので、そういった意味で、教職員が何かそこで何でもかんでもやるという感じじゃありませんので、それが去年の台風19号のときには、教員がこの夜中に出てきて何かやるというような状況がありましたので、これについてはもうちょっと役割分担というのを整理しなきゃいけないという意味で御意見をいただいているというところですので、こちらについても防災課、あとは危機管理課のほうとしっかりと調整しながら、しかるべき台風の災害に備えていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 159 ◯福馬恵美子委員  ありがとうございます。本当に学校の避難所運営を三砂小で今回やられたようなコロナ禍においては、また複雑になってきますから、運営の主体が地域にあるということは、十分に地域の方で認識ができてないところもあるんですね。地域でやる、あるいは今言われた災害協力隊がやるということすら、運営協議会の中で地域運営、災害協力隊、PTA、学校というのが、それぞれの役割分担をしっかりと取るということを、再度、学校長含めて確認をして、それで防災課や危機管理課としっかりと連携を取った上での配置をしていただきたい。強く要望しておきます。終わります。 160 ◯にしがき誠委員  私から1点、ちょっと確認をさせてもらいたいんですけども、重要施策10番で、開かれた学校(園)づくりということがあると思いますけども、今年度、ちょっとここに鑑みますと、前年度の御報告ということで拝見していますけども、特に今年は、学校公開等も残念ながらちょっと実施が今できてないという状況の中で、この開かれた学校づくりということでは、ちょっと残念ながら行事ができてないということで、例えば学校評議員の方とかね、保護者も含めて、学校に対する思い出といいましょうか、どういった接し方が今後できていく、できるのかなということがちょっと不安というか疑問に思っているんですね。  その中で、特にこの時期は学校選択の時期でもあって、特に保護者の方は、私、学校選択自体は思い切り賛成ではないんですけども、中学校は特に学校選択する生徒が多いということの中で、やっぱり開かれた学校づくりということで、学校選択のこの時期には、ちょっと開かれた学校ということで学校公開してあげたかったなという思いもあるんですけども、この1年間の学校に対する学校評議員の方の評価とか、また、今後の学校公開の立ち位置というのをちょっとどのように予定されているのか、ちょっとお考えをお聞かせいただければと思います。 161 ◯指導室長  学校公開につきましては、まず、保護者のところは一番大事かというふうに考えておりますので、それ以外の方に公開するとなかなか難しいだろうということで、今回学校公開については、基本的に保護者を招いてということは行っていないという状況になっています。  一方で、学校の様子につきましては、例えば、有明地区の学校などにつきましては、保護者会などみたいなこういったものをZoomで行ってみたりというような形で行ったことによって、これまでなかなか学校に忙しくて足が向かなかったというような方が、実際に保護者会に参加できたというような効果があったということで伺っております。  また、学校選択に向けてということなんですけれども、こちらについては、規模の小さい学校などについてはできるところ、また体育館が別棟にある学校など、こういったところについては工夫をしながら感染症防止対策、最大限にしながら実施をしたという学校もあるという状況になっております。  ですので、学校の状況については、今のような工夫はもちろんではあるんですけれども、各学校が、ホームページの中に学校紹介のページ、特に新1年生に向けてのページをつくる。これは全校見えるような形にしてつくってもらいました。そして、学校紹介のページをつくってもらい、そこに校長のメッセージであったり、あるいは学校の経営方針についての動画を載せるというような形で工夫をした学校などがありますので、今できるところの中で工夫をしながら、学校の取組を見えるようにしていったというのが、今取組をしている最中ということになっております。  また、評議員会等のところについても、こちらもなかなか高齢の方等もいらっしゃるということもありますので、お話を直接聞きながらというような形で、電話等のやり取りになってしまったりしたところもあるかもしれないんですけれども、御意見等を聞きながら、学校運営に反映させていくということを進めているというところでございます。  以上です。 162 ◯にしがき誠委員  ありがとうございます。今、幾つか御答弁いただきましたけども、保護者会はZoomでやったという学校があったというふうに聞いていますけども、そこの保護者からは逆にね、こどもが1年生になって、どんな先生か分からないという中で、やっぱりこう足を運びたかったというお声が非常に多いです。  画面を通してお顔は見れたけども、やっぱり学校に足を運んで、先生方の生の声をね、感染症対策をしながらお聞きしたかったという方が多かったなということはお伝えをしておきたいというふうに思います。  そんな中で、次年度以降のこの学校公開については、どのようなタイミングで御判断されるのかというのを、もし今お考えがあれば、最後にその1点だけ御答弁お願いします。 163 ◯指導室長  今の状況の中で、これからどこで再開するかといったところ、タイミングを見計らっているというのが一番の状況ではあるんですけれども、例えば、都立学校等については、年が明けたところで動き始めるということで情報をいただいておりますので、本区につきましても年が明けたところで、実際にそういった学校公開みたいなものを工夫しながら、感染症防止対策を最大限に使いながらということにはなるんですけれども、その中で、できる余地を探していきたいなというふうに思っております。  以上です。 164 ◯佐竹としこ委員  すみません、9ページのところにあります就学前教育についてちょっと何点か確認したいと思います。  私も本年の1月にこうとう学びフォーラムに行かせていただいたときに、豊洲幼稚園こどもたちが本当に元気にアピール、盆踊りをやっている姿を見て本当にうれしく思いましたし、ほっこりしました。やはりこどもたちは平等にしなくてはいけないと思うんですが、この教育、就学前となると、幼稚園生もいれば保育園生もいるわけですね。そういった関連、平成30年3月に策定した江東区保幼小連携教育プログラム、これにのっとって進めているのかなと思いながら、ちょっとホームページを見ながら確認させていただいたんですが、令和元年度はどのように進めてきたのか。また、今年の4月版の就学前教育スタンダードというのをちょっとプリントアウトしてみたんですけども、すごく内容的にも、こういうこどもたちに育ってほしいなという内容がすごくありました。  これなんですけど、やはり保育園生、幼稚園生となると、家庭での教育もこれを知らないと、幼稚園は教育、また、保育園は保育に資するということになりますので、ちょっと違うかなと思うんですけれども、平等にするにはどういうふうにするのか、また、家庭での教育にも必要だと思いますので、保護者への周知とか説明、こういうことはどうなっているのかちょっと伺いたいと思います。 165 ◯指導室長  令和元年度、どのように進めてきたかということになりますけれども、まず、この2点目と重なるところもあるんですが、就学前教育スタンダード、これは本当ならば、3月に保育園、また私立の幼稚園の先生方等も交えながら、この説明会を大学の講師の先生を呼びまして行う予定でありました。  それが、ちょうどコロナの状況でできなかったという状況になりました。また、これを時期を改めてということで、夏前ということも一度探ったんですが、これもできなかったということになっております。ですので、この内容につきましては、私立の幼稚園長会、また、保育園の園長会等、こちらについて教育委員会のほうで説明をしながら、取り組んでいるというのが今の現状です。  また一方で、この就学前教育スタンダードというのは、本区で進めていくスタンダードと一体化するものであるというふうに思っておりますので、こういった理解については保育園、また私立の幼稚園も踏まえまして進めていくのと同時に、保護者の理解も進めていきたいなと思っております。  また、幼児の道徳性についての理解という、こういう研修会も行っておりまして、今年はこれもちょっとできなかったんですけれども、ここには幼稚園の先生、保育園の先生、そしてまた保護者も入ったりするという会で、こちらで子育てについて情報共有、また議論をするという会議があるんです。こういったものなどもまた進めていくことができたらなというふうに考えているところです。
     ですので、他の先生、保育園の先生方も含めての理解、また、保護者の理解といったところについては、今後も含めてなんですけれども、機会をちょっと狙って、進めていけたらいいなというふうに考えているところです。  以上です。 166 ◯佐竹としこ委員  ありがとうございます。やはり先ほど申し上げましたけども、就学前ってなると、それぞれ家庭とか環境によって違いますので、こどもたちにはきちんと平等に、学校に入ったときに本当に同じような感じでスタートできるようにという、そういう思いで、細やかに取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。 167 ◯赤羽目民雄委員  私からこの重要施策の2ですね、思いやりの心の育成で、道徳教育の充実というふうになっておりますけども、昨年度、道徳の教科化が進められました。この道徳教育については、私たちはこども一人一人の価値観形成を大切にする市民道徳として行われることが大切だという立場に立っております。  しかし、この道徳の教科化は、国がこの教科書検定などを通じて、特定の考え方、道徳を教え、そしてこれまで行われてこなかった一人一人のこどもの心を評価し、こどもの内心を管理するものだということで、私たちは、この国定道徳の押しつけに反対してきました。  この道徳の教科の評価については、区内の教育現場からも不安、戸惑いの声など上がっておりますけども、この教育委員会、実は道徳教育の在り方、これについて認識と、実際の指導、それから評価、どのように行われているのか伺います。 168 ◯指導室長  まず、道徳の狙いですけれども、よりよく生きるために基礎となる道徳性を養うということが大きな目的となります。そこの中で、道徳的な諸価値について理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的、多角的に考え、自己の生き方についての考え方を深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲、態度を育てるということが大きな狙いとなっております。ですので、本区としましても、この狙いの実現に向けて、授業等を行っているということになっております。  また、赤羽目委員のほうから、一人一人の心を評価、また内心の管理というような御指摘があったところですけれども、こちらにつきましては、他の児童との比較というような評価ではございません。一人一人がいかに成長したかということで、それを積極的に受け止め、励ます評価ということになりますので、御指摘のものに当たらないというふうに考えております。  また、評価につきましては、数値による評価ではなく記述ということで、先ほどのこども一人一人の成長をしっかりと見とって、それを記述していくということが評価になるということでございます。  以上です。 169 ◯赤羽目民雄委員  今のお答えで多様な考え方、これは大事にしていくんだと、一人一人の成長を促すものなんだということでした。でしたら、やっぱり決められた教材、これを忠実にこなしていくというんじゃなくて、やっぱりそのときそのときの状況、こどもたちの課題、向き合っている状況に合わせて教材、授業をつくっていくこと、これをぜひ保障していただきたいと思いますけども、例えばそれぞれがつけている感想ノートですか、そういうのを出し合って、今自分が考えていることを交流し合うとか、そういった人の気持ちが分かる基になるというふうに思うんですけども、そうした裁量、これはぜひ現場にあると考えておりますけど、どうでしょうか。 170 ◯指導室長  今回の道徳の新しい改定のポイントということは何かと申しますと、考え、議論する道徳ということなんです。ですので、自分の考えを例えば他のこどもたちの考えと比べるところの中で、先ほど申しました物事を多面的、多角的に捉え、また、それを広い視野にというような形で、様々議論することによって自分以外の考え方、多様性に気づくというところも大きいというふうに思っておりますので、今回の趣旨というものはそういった形で、こどもたちのこれからの社会を生きていくために必要な力の育成につながっていくものであるというふうに、教育委員会としては認識しております。  以上です。 171 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 第2期教育推進プラン・江東(骨子案)の策定について 172 ◯委員長  次に、報告事項3「第2期教育推進プラン・江東(骨子案)の策定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 173 ◯庶務課長  それでは、私から報告事項の3について御説明いたします。  これから御説明します骨子案につきましては、6月に開催した本文教委員会において、今年度中に策定することを御説明したところでございますが、その後、検討を重ねて、本日お示しの資料として取りまとめたところでございます。  この取りまとめに際しましては、先ほど御説明した点検・評価委員会の意見もまとめているところでございます。  改めて、資料4を御覧ください。  まず、最初に検討状況でございますが、これまで2回の庁内検討部会、そして、外部委員が参画する策定委員会を開催し、この後、別添資料でも御説明いたしますが、保護者や区民を対象とした教育に関する意識調査を報告するとともに、新プランの骨子や完成イメージについて検討を進めております。  次に、2番の今後のスケジュールです。  今月末に第3回の策定委員会を開催し、11月2日から12月にかけて、教育委員会文教委員会では新プランの素案をお示しする予定でございます。  その後、12月にはパブリックコメントを実施して、1月の策定委員会、そして、2月から3月にかけての教育委員会文教委員会におきましては、プランの最終案を御報告させていただく予定でございます。  では、初めに別紙の1、6月から7月にかけて実施した江東区の教育に関する意識調査の集計結果を御説明いたします。では、恐れ入りますが、別紙1の2ページ目を御覧ください。  このアンケートの種類とまず対象でございます。2種類ございまして、1つは区立小学校2年生、5年生、そして、区立中学校2年生の保護者2,000名を対象に、そして、もう1つは、18歳以上を無作為抽出した江東区民2,000名を対象に実施いたしました。  続きまして、5番の回収結果でございますが、保護者を対象とした調査は回収率84.1%、区民を対象とした調査は回収率32.5%でございました。  恐れ入りますが、少し飛びまして5ページを御覧ください。  8番の集計結果の概要の見方につきましては、一番下の項目になりますが、図表等に記載のあります前回調査というのは、現行のプランを策定する際に実施した平成26年12月の調査のことを指します。  そして、この9番の集計結果の概要でございますが、ここからアンケートの結果になりまして、主なものを抜粋しながら改めて御説明させていただきます。  では、少々飛びまして、8ページ目を御覧ください。  「区の掲げる教育の理念にふさわしいもの」という設問に対する回答としては、「自ら学び、考え、行動する自立した人間の育成」が最上位で、前回調査と比べ大幅に増えております。  次に、9ページを御覧ください。  1)-1、「学力や体力の向上に向けた基準を定め、こどもたちに身に着けさせる取り組みについて」は、前回調査と比べ、基準(スタンダード)の効果を評価・理解する割合が、「非常に効果的である」、「効果的である」というものが、前回から増加しております。  次に、10ページを御覧ください。  1)-3です。「江東区がより充実していくべき教育に関する施策・取り組み」は、「少人数指導・習熟度別による授業」が最上位でした。さらに下段は、前回調査との比較になりますが、前回調査との比較でも「少人数指導・習熟度別による授業」が大きく伸びております。  11ページを御覧ください。  2)-1、「将来どんな大人になってもらいたいですか」については、「人を思いやる心を持っている人」が最上位でございました。下段の前回調査との比較では、「自己肯定感をもち、自分に自信を持っている人」の伸び幅が最大となっております。  12ページを御覧ください。  2)-2、「お子さんが社会や他者を共感的に理解できる気持ちを身につけるために学校が特に取り組むべきもの」としては、ボランティア体験が最上位でしたが、前回調査との比較では、「ボランティア体験」の回答率は下がっており、「自尊心を高める取り組み」が大きく伸びております。  13ページを御覧ください。  3)-1、「学校で行っている体力向上に向けた取り組みで、最も力を入れてほしいこと」は、「日常的に運動に楽しめる機会」が最上位でした。  14ページを御覧ください。  4)-1、「お子さんは、楽しく学校に通っていますか」という設問に対しては、「とても楽しく通っている」、「まあ楽しく通っている」と回答した方が9割を超えており、前回調査とほぼ同水準でした。  15ページを御覧ください。  4)-3、「特別支援教育について」は、取り組むべきであると回答した方が9割を超えておりました。  17ページを御覧ください。  5)-2、「友達関係や学校のことで悩んだり、学校で『いじめ』や『暴力』を受けたりしたときの相談先」、これは「家族」が最上位で、これに「学校の担任教員」が続いており、前回調査とほぼ同様の傾向でした。  18ページを御覧ください。  6)-1、「学校がICT教育をすすめていく上で必要なこと」は、保護者、区民ともに「ICT環境を構築するため、学校にICT機器を整備していくべきだ」との回答が最上位でした。  19ページを御覧ください。  7)-2、「お子さんのスマートフォンの保有」については、小2で1割強、小5で3割弱、中2になると8割強となっております。  20ページを御覧ください。  7)-3、「お子さんの安全のために力を入れてほしいこと、重要だと思う安全対策」については、保護者、区民ともに、「インターネットの有害情報やSNSの危険性から守るため、情報教育に力を入れてほしい」、そして、「防犯カメラの効果的な運用など、通学路の安全対策を充実してほしい」との回答が上位2つとなっておりますが、保護者と区民では順位が異なっております。  21ページを御覧ください。  8)-1、「家庭教育のイメージ」につきましては、保護者、区民ともに、「こどもの基本的なしつけとして家庭教育が重要だ」との回答が最上位でございます。  22ページを御覧ください。  9)-1、「学校の教員に対する印象」は、全体としては「こどものことに熱心に取り組んでいる」が最上位でしたが、小学校2年生の保護者については、「こどもに信頼されている」が最上位でした。  23ページを御覧ください。  9)-3、「教員の働き方改革について」は、保護者の約6割、区民の約7割が、勤務環境の改善など教員の働き方改革が「必要である」と回答しております。  25ページを御覧ください。  教育のICT教育のイメージは、保護者、区民ともに、「学校でICT機器に触れることにより、情報活用能力が育成できる」が最上位となっております。以上が、教育に関する意識調査の概要でございます。  恐れ入りますが、引き続き別紙2を御覧ください。  新たな教育推進プラン・江東の策定に当たりましては、さきに御説明した現行プランの点検・評価の内容、そして、現在行っている策定委員会や検討部会、そして、今御説明したこの意識調査などを参考に、骨子案を策定いたしました。  今回策定した骨子案は、左側で未来を担うこどもを育むテーマとして、1番の赤で示す「学び・育ち」、黄色で示す2番の「自分らしさ」、青の3番の「環境」、緑の4番の「つながり」という4つを設定し、視覚的に捉えることができるよう、図式化、色分けをしております。  さらに、各テーマの大まかなイメージを把握していただけるよう、テーマ1には「みんなに」、テーマ2には「ひとりひとりに」、テーマ3、4は「ささえる」というキーワードも設定いたしました。  そして、この4つのテーマは2つから3つの施策で構成し、例えばテーマの1、「学び・育ち」には、1)確かな学び、2)豊かな心、3)健やかな体という3つを設定し、全体では、1)から10)までの施策を設定しております。さらにこの1)から10)の施策に対しては、資料の今度は右側になります。各施策2つから3つの取組を指針で構成して、全体としては、現時点では(1)から(22)までの取組の指針を設定しております。  ここでの記載内容につきましては、これまでの意見等々を踏まえた内容としているところでございます。例えば、主なものを紹介いたしますと、策定委員会の中で意見として上がっていた豊かな人間性や思いやりの心の教育が必要というふうな御意見をいただきましたことに対しまして、左側の2)の豊かな心ですとか、右側の2)の(4)自他を大切にする優しい心の育成で表現し、さらにその中で、自己肯定感を高める教育というふうに記載しております。  続いて、就学前教育の必要性につきましても、今、委員の方からも御意見をいただいているところでございますが、外部の委員からもいただいているところでございます。  右側の1)の(3)連続した学びの保障の中において、就学前教育の充実を記載するということにしております。  また、意識調査におきましては、少人数指導や習熟度別授業の授業を充実すべきとの意見も多くいただきました。これにつきましては、右側の4)の(8)一人一人を大切にする教育において、個性や能力に応じた教育というふうに記載しております。  さらに、策定委員から多くの意見をいただくとともに、意識調査の関心が高かったICTにつきましては、こちらは一番下の下段の項目を御覧ください。4つのテーマにつながる教育のICT化として、ICTに関する取組の方向性として、現時点では、情報活用能力の向上ですとか新たな教育手法の確立など、4つを示しております。  このような形で、骨子案のほうを本日はお示しさせていただいたところでございますが、この内容につきましては、適宜修正、検討を行いながら、今後素案として策定してまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、別紙の3を御覧ください。  こちらはあくまでも御参考ということで捉えていただければと思います。本日お示ししている内容につきましては、現行のプランの内容を置き換えたものになっておりまして、内容は全てサンプルでございます。  まず、掲載レイアウトといたしましては、新しいプランは従来の縦型ではなく、横型の配置としております。行政の発行する冊子としては、若干珍しい部分もございますが、この横型にすることによって、パワーポイントやさらにこの資料を活用した各種説明というものにも活用できるかなと考えているところでございます。  また、必要に応じて、下部には関連サイトのURLやQRコードなどというものの配置も、必要に応じて設定してまいりたいと考えているところでございます。さらに、写真や図表なども多くする予定でございますので、特に視覚に訴えるような、そのような内容にも、意識をしてつくってまいりたいと考えているところでございます。  雑駁ではございますが、大変長くなりました。私からの説明は以上でございます。 174 ◯赤羽目民雄委員  先ほどの質疑の中でも触れていましたけども、学校教育のICT化です。GIGAスクール構想について触れていましたけども、私は本会議でも述べましたが、個々の教育の課題について、ICT化の利用も含めて検討しながら進めていくというのは分かるんですけど、この全体としてやっぱりICT化を進めていくというのは、やっぱりいろいろな問題が指摘されている中で、慎重に検討していただきたい。  やっぱりそれは学校の現場、職員の皆さんも区の方針、伝わっていないと思いますし、これからやっぱり授業の在り方とかね、こどもの学びに影響するところですから、やっぱりきちんと教職員の声、それから保護者の声、様々な専門家の声も聞きながら、慎重に進めていただきたいと要望して終わります。 175 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 江東きっずクラブ(児童館内)の指定管理者の指定について 176 ◯委員長  次に、報告事項5「江東きっずクラブ(児童館内)の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 177 ◯地域教育課長  資料6をお願いいたします。  江東きっずクラブを併設いたします平野児童館及び東雲児童館につきましては、現在、指定管理者制度による運営をしてきているところでございますけれども、令和2年度末をもちまして、現在の指定期間が満了となるということから、こども未来部におきまして、新たに公募により事業者を募りまして選定手続を進めてまいりました。  8月末開催の公の施設に係る指定管理者選定評価委員会、こちらにおきまして推薦候補者を決定したということから、今定例会に議案として提出をしたものであり、この議案につきましては、今定例会、厚生委員会に付託とされているものでございます。よって、本委員会におきましては、決定した推薦候補者、これについて本日御報告をするというものでございます。  まず、江東きっずクラブ平野児童館につきましては、特定非営利活動法人ワーカーズコープが候補者として選定されております。  次に、江東きっずクラブ東雲児童館におきましては、公益財団法人東京YMCAを候補者として選定したものです。  指定期間につきましては、令和3年4月1日からの5年間となるものでございます。  2ページ以降につきましては、参考としまして、今回の児童館の指定管理者指定における選定の経緯及び結果を載せてございますので、後ほど御参照いただければと思ってございます。  なお、10月9日の厚生委員会におきまして、当該議案が審議されまして、可決された旨、伺っております。  説明は以上です。 178 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 179 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────
        ◎報告事項6 (仮称)江東区立図書館ビジョンの策定について 180 ◯委員長  次に、報告事項6「(仮称)江東区立図書館ビジョンの策定について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 181 ◯江東図書館長  それでは、(仮称)江東区立図書館ビジョンの策定につきまして御説明いたします。資料7を御覧ください。  本年3月の本委員会におきまして、これからの図書館サービスの在り方やその取組の方向性を明らかにするため、(仮称)江東区立図書館ビジョンを策定する旨、御報告させていただきましたが、7月より策定に向けた取組を開始いたしましたので、これまでの取組状況と今後のスケジュール等について御報告させていただきます。  1、検討状況でございますが、ビジョン策定に当たり、7月に教育委員会関係管理職で構成される庁内策定委員会を立ち上げ、検討を開始するとともに、これからの図書館に求めるサービス等について幅広く御意見をいただくため、学識経験者や図書館関係団体、また、公募区民等から構成される懇談会をこれまで2回開催してまいりました。今後、懇談会の意見等を踏まえ素案作成を進める予定でございます。  2、策定方針(案)についてですが、平成29年1月に、江東区立図書館の在り方について検討した際に、下段に記載しているとおり、江東区の目指すべき図書館像として利用しやすい図書館、生涯学習を支援する図書館、地域に根差した図書館の実現を目指すこととしております。  今回のビジョンでは、この目指すべき図書館像を骨格とした上で、さらに具体的な取組について明確化してまいりたいと考えております。  恐れ入ります、別紙を御覧ください。こちらにビジョンのイメージ図を記載させていただきました。  今回のビジョンでは、この中段より下に記載されている部分、例えば一番左、ホームページの充実等を記載しておりますが、こちらは例として記載しているところではございますが、こういった今後実行すべき取組を明確化してまいりたいと考えております。  なお、ビジョン策定後はビジョンに定めた取組の方向性を推進するため、単年度の具体的な事業をサービス計画として策定し、実施することで、図書館全体でのサービスアップの向上を図ってまいりたいと考えております。  資料の7にお戻りいただきまして、3、策定のスケジュールでございますが、コロナの影響により当初想定したスケジュールに変更が生じておりますが、策定時期につきましては、予定どおり来年度3月の策定を目指し、検討を進めてまいりたいと考えております。  12月の委員会では、素案を御報告させていただく予定としております。本件の報告は以上でございます。 182 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 183 ◯赤羽目民雄委員  図書館について伺いますけども、昨年度に引き続いて、本年度新たに地域館4館で指定管理が導入されました。今、報告があったとおり、この間新型コロナ感染症、この拡大によって緊急事態宣言が発出され、4月から5月は臨時休館となりました。  今も様々な対応しながら運営されていると思いますけども、現在の状況、それから区が捉えている課題、これについて伺います。それから、別紙の一番右側、地域に根差した図書館の下に、地域との連携強化というふうにありますけども、策定に向けて今検討段階だということなんですけども、開かれた図書館運営が求められておりますが、どういった内容、これを想定されているのか伺います。 184 ◯江東図書館長  まず、現在の状況と課題でございますが、区立図書館では緊急事態宣言に伴い、臨時休館をした後、5月26日より安全対策を講じながら順次サービスを拡大しておりまして、本年8月の来館者数は前年同月と比較し、約85%程度まで戻りつつある状況でございます。また、資料の貸出点数につきましては、前年同月比9%の増と増加に転じている状況でございます。  また、区が捉えている課題となりますが、課題といいますか、今後の取り組むべき内容としましては、各図書館の施設の環境等を踏まえながら引き続き感染対策を適切に講じながら提供するサービスの範囲や方法、こちらについても改めて検討、実施してまいりたいと考えているとともに、今回策定するビジョンにより定める取組を推進することで、図書館サービスのさらなる充実に努めてまいりたいと考えております。  また、地域連携の取組についての想定のお尋ねですが、例えば区民の皆さんの生活に密着した課題の解決に向け、地域館と連携をしながら講座やイベントを実施したり、あるいは図書館事業にたくさんの方に参画していただくように、各館の地域特性を生かした特色ある図書館サービスを展開することで、地域の情報拠点として、図書館機能の強化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 185 ◯赤羽目民雄委員  今、地域とのつながりを持ってこの事業を進めるという説明がありました。我々、以前より求めておりますけども、この地域連携を含めて図書館における様々な事業をサービスアップするためには、やっぱりこの事業の継続性が必要だというふうに思っております。  この図書館の持つ大切な役割や意義を考えた場合には、指定管理じゃなくてやっぱり区が主体的に実施すべき事業なんだというふうに思っております。元の直営に戻すということも含めて、今後の図書館運営体制についてどう考えているのか伺います。  それから現在、南部地域、人口が増加して豊洲図書館についても、来館者が大幅に増加しているというふうに聞いております。今後、有明地域など南部の地域に図書館を新設することを含めて、図書館を増設することを考えるべきなんじゃないかと思いますけど、伺います。 186 ◯江東図書館長  まず、今後の図書館運営体制についてのお尋ねですが、指定管理の導入につきましては、これまでも御説明してきましたとおり、指定管理導入に伴うメリット・デメリットを整理した上で、地域館8館について指定管理導入が効果的と判断し、導入してきたものでございまして、直営に戻す予定はございません。  今後、やはり引き続き、江東、深川の中央館と地域館が連携し、今回策定する図書館ビジョンに定める取組を推進することで、図書館全体でのサービスアップに努めてまいりたいと考えております。  また、南部地域への図書館の新設についてのお尋ねですが、南部地域の人口増加に対する課題については認識しておりますが、公共施設の新設につきましては、区の公共施設全体の在り方の中で検討を進める必要があると考えております。  以上でございます。 187 ◯佐竹としこ委員  1点だけ確認をさせてください。学校図書館との連携というのが今までいろいろ質疑の中でもあったと思うんですが、この考え方をお願いします。 188 ◯江東図書館長  後ほど御報告させていただきますが、こども読書活動推進計画の推進の中で、学校訪問だとか団体貸出し、職場体験の受入れ、YAコーナーの充実、学生ボランティアの受入れ等、こども向け、あるいは学校との連携した取組というのを進めておりますが、昨年、例えば1つの例としましては図書館、小学校の図書館部会の先生方と図書の研究テーマに対して、参考図書を提供したり、資料を調べる際のフォローを実施しておりまして、こどもを教える先生側のフォロー等も実施し、連携を深めたところでございます。  現状、コロナ禍において、学校と直接ちょっと連携した企画の検討というのは進めるに至ってはないんですけれども、今後積極的に学校にも出向き、情報交換を深めるとともに、また第三次のこども読書活動推進計画の策定の準備の中で、やはり効果的な方法について、また改めて学校とともに検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 189 ◯佐竹としこ委員  今の説明で大体考え方は分かったんですが、このイメージ図にはどこに入るんですか。 190 ◯江東図書館長  まず、図書館ビジョンのイメージでいうと小学校、中学校、こういったところでの支援を深める中で、学校の連携という中にも組み込んでまいりたいと思います。ただ、こども読書活動推進計画というものが、図書館ビジョンの別途、計画がございますので、図書館ビジョンではこういった小学校、中学校、高校、こどもに対する支援については大まかなところを述べて、具体的な取組については、やはりこども読書活動推進計画の中で、事業の推進を図ってまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 191 ◯福馬恵美子委員  今、佐竹委員の質疑を聞いて、やっぱりビジョンの中に、地域との連携の強化の中に、学校との連携というのを入れるべきです。そうしないとその下部のこども読書活動推進計画があっても、ビジョンの中に、江東区のビジョンが基ですからね。今、首をひねりながら佐竹委員もおやめになったんですけども、ぜひこのビジョンの中に、地域との連携強化の中に学校というのを入れるべきだと思いますが、いかがですか。 192 ◯江東図書館長  すみません、先ほど私のほうで小学校、中学校、高校生の支援というお話も差し上げたんですけれども、福馬委員御指摘のとおり、この地域の連携強化の中での区民や地域、公共施設の中に学校等施設、子育て支援施設、そういった様々な施設との連携を深める必要性があるといったところの方向性を示したいというふうに考えてございますので、今後検討を重ねる中でどういった形で盛り込むかというところは検討を進めたいというふうに思っております。  以上でございます。 193 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について     ◎報告事項8 第三次江東区こども読書活動推進計画策定の延期について 194 ◯委員長  次に、これから聴取いたします、報告事項7「第二次江東区こども読書活動推進計画推進状況について」及び報告事項8「第三次江東区こども読書活動推進計画策定の延期について」の2件につきましては、ともに関連する報告でありますので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括して報告を願います。 195 ◯江東図書館長  それではまず、資料の8、第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について御報告いたします。  図書館では、平成28年3月に、第二次江東こども読書活動推進計画を策定し、第一次計画に引き続き、こどもの読書環境の充実に取り組んでおります。本日は二次計画の4年目に当たる令和元年度の取組実績について御報告いたします。  計画の概要は記載のとおりですが、特に1、目標として、計画の柱に「地域が協働して育む、豊かなこどもの読書環境づくりの推進」と位置づけ、年代別達成目標として、乳幼児では「本と出会い、本に親しむ」、小学生では「本に興味を持ち、自ら本を楽しむ」、中学・高校生では「本を活用し、生きる力を身につける」としています。  各種取組の進捗状況の詳細につきましては、別紙にまとめておりますが、令和元年度の主たる取組実績を3に記載させていただきました。  まず、(1)成長段階に合わせた具体的な取組でございますが、1)乳幼児への取組として、館内での定期的なおはなし会だけでなく、子育て支援施設や保健相談所など、あらゆる場所に出張おはなし会を実施しておりますが、その場でこどもの選んだ本を読み聞かせるなど、本に興味を持ってもらう工夫をしながら取組を進めてまいりました。  出張おはなし会の回数は近年増加傾向にあります。引き続き読み聞かせボランティアと連携し、読書の魅力を伝えていきたいと考えております。  2)小中学生への取組としましては、指定管理事業者と連携し、イベントの充実を図り、学校連携では先ほど申し上げたとおり、小学校研究会が学校図書館部のブックリストの作成に協力するなどの取組に努めました。  3)高校生への取組としましては、大江戸高校図書委員によるお薦め本の手作りポップ展示会を実施し、読書活動から遠ざかりがちな高校生への動機づくりを行いました。  4)特別な支援を必要とする児童への取組として、こども発達センター等の出張おはなし会を積極的に実施いたしました。  次に、(2)読書活動支援に関わる人材の育成でございますが、少人数制の講習会を実施するなど、ボランティアの育成とスキルアップの向上に努め、即戦力で活動できる体制を構築いたしました。  (3)啓発・広報でございますが、図書館ホームページをリニューアルし、見やすいデザインに一新したほか、読み上げや文字拡大、多言語対応などに配慮しましたユニバーサルデザインといたしました。  (4)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据えた取組では、オリンピック・パラリンピックに関連する資料の収集及び展示を行いました。  以上、令和元年度の実施事業の一部を御報告させていただきましたが、別紙の進捗状況調査票に、図書館及び関係所管課により実施した取組の詳細をまとめておりますので、後ほど御参照ください。  なお、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応として、図書館では、2月21日よりイベントの休止、3月2日より予約資料の貸出、返却のみのサービスに制限するとともに、緊急事態宣言により4月8日から5月25日まで臨時休館といたしました。  現在は、館内の座席を間引くとともに短時間の利用をお願いするなど、一部制限を設け運営しておりますが、イベントやおはなし会等につきましても順次再開をしておりまして、利用者も戻りつつあります。今後も安全対策を講じながら各種事業の推進に努めてまいりたいと考えております。  本件の報告は以上となります。  続きまして、資料の9、第三次江東区こども読書活動推進計画策定の延期について御説明いたします。  1、事業概要でございますが、先ほど進捗状況を御報告させていただきました第二次江東区こども読書活動推進計画につきましては、令和2年度をもって計画期間が終了となることから、今年度新たに第三次計画を策定する予定でおりました。  しかしながら、2に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響により、現状分析に必要なアンケート調査や、学校や子育て支援施設、関係機関への聞き取り調査等の作業スケジュールの見直しが必要となったため、策定を次年度に延期することといたしました。  策定延期に伴う対応でございますが、第三次計画につきましては、来年、令和3年度策定に向け準備を進めるとともに、令和3年度につきましては、現二次計画における計画期間を1年間延長し、引き続き取組を推進することといたします。  計画策定に当たっては関係所管課としっかり連携し、こどもの読書活動の推進に必要な効果的な取組を検討してまいりたいと考えております。  本件の説明は以上でございます。 196 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 197 ◯佐竹としこ委員  この中で、特別な支援を必要とする児童への取組、この中なんですが、デイジー図書があるかなと思って確認しましたらあったので、すごくよかったと思っているんですが、その中で、デイジー図書が602タイトルの中で、児童書が9タイトルということなんですが、この9タイトルで十分なんでしょうか。ちょっと選ぶ数が多ければいいかなと思っているんですが、その考え方をお願いします。 198 ◯江東図書館長  録音図書につきましては、やはりその需要といいますかニーズ、そういった部分に影響するというふうに考えておりまして、現在児童書9タイトルなんですけれども、そういった需要が高まる、あるいはニーズがあるようでしたら増やしていくと。そういったような状況を踏まえながら、策定について検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 199 ◯佐竹としこ委員  ニーズがあればということなんですが、これは小さいときから気づきということもありますので、ニーズがあればじゃなくて、いろいろなものをきちんと準備するのも区の図書館としての役割じゃないかなと思いますので、そこのところ、また検討していただければと思います。 200 ◯委員長  以上をもちまして、本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 201 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。               午後1時31分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...