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2020-03-05 令和2年企画総務委員会 本文
2020-03-05 令和2年企画総務委員会 名簿

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  1. 江東区議会 2020-03-05
    2020-03-05 令和2年企画総務委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時00分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、企画総務委員会を開会いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第9号 あらたに生じた土地の確認について 2 ◯委員長  それでは早速、委員会審査に入ります。  議題1「議案第9号 あらたに生じた土地の確認について」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 3 ◯総務課長  それでは、議案第9号について御説明いたします。資料1をお願いいたします。  昨年、中央防波堤埋立地の行政境界が確定したことを受けまして、東京都が施行しました公有水面の埋め立て工事のうち、既に工事が進行している部分につきまして、地方自治法の規定に基づきまして、あらたに生じた土地の確認を行うため、本案を提出するものでございます。  所在地は、江東区青海三丁目地先内側埋立地外側埋立地その1の江東区側部分及び外側埋立地その2の一部で、資料記載の区域図で斜線表示をした部分でございます。面積は278万157.57平方メートルで、今回、本区に帰属となった面積のうち約7割となります。  なお、外側埋立地その2のうち、斜線表示されていない部分は、現在埋め立て工事が未竣工のため、今回は対象外となりますが、今後、都の竣工認可にあわせ確認を行ってまいります。  本案は、区議会で御承認いただいた後、東京都へ届け出を行い、都知事が告示いたしまして、正式に本区の面積に編入される流れでございます。  なお、当該地の町名につきましては、町区域の新設議案を提出し、区議会の議決を経て決定いたします。  この議案につきましては、住居表示に関する法律の規定によりまして、30日間の公示期間を経る必要があるものとされておりますので、現在、公示を行っております。3月12日の中間本会議において同案を提出する予定でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 4 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 5 ◯榎本雄一委員  あらたに生じた土地の確認ですが、結局、これが本区に編入されることによって、その結果、本区の面積はどれぐらいになるのか、正確な数字を教えてください。 6 ◯総務課長  今回のこの土地の確認した部分を入れますと、今現在40.16平方キロメートルでございますが、42.94平方キロメートルになる予定でございます。  以上でございます。
    7 ◯委員長  ほかにはございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 8 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 議案第10号 財産の無償貸付けについて 10 ◯委員長  次に、議題2「議案第10号 財産の無償貸付けについて」を議題といたします。 理事者から、説明願います。 11 ◯経理課長  それでは、議案第10号について御説明いたします。資料2をごらん願います。  1、提案理由でございます。昭和大学江東豊洲病院の土地につきましては、学校法人昭和大学に対しまして、平成22年3月締結の豊洲地区における病院整備及び運営に関する協定書に基づき、病院用地として無償貸し付けを行っておりますが、本年3月末で契約期間が終了いたします。そこで契約更新に当たりまして、事業者の安定的な経営と継続的かつ確実な医療提供を担保するため、引き続き無償で貸し付けることといたしまして、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき提案するものでございます。  2、物件の表示でございます。種類は土地、所在は江東区豊洲五丁目5番5、地目は宅地、地積は1万5,000.08平米でございます。  3、貸付期間は、本件土地についての無償貸付契約締結の日から起算して10年であります。  4、貸付けの相手方は、東京都品川区旗の台一丁目5番8号、学校法人昭和大学理事長、小口勝司でございます。  5、貸付けの条件でございますが、借り受けた土地を病院施設及びその附属施設に供することとしてございます。  次に、今回の無償貸し付けの更新に係る経緯を、3ページからの参考資料で御説明をいたします。3ページをお開き願います。  まず、前提でございますけれども、昭和大学と交わした協定書におきましては、30年の期間を区切っております。その上で当初10年について無償貸し付けで、その後の更新の際には、経営状況等を考慮の上、定めるとしてございます。また、さらに細目協定書におきまして、江東区内での地域医療への貢献度、経営状況経年評価等を踏まえ、協議するとしてございます。したがって、それらに沿って御説明をいたします。  まず、3ページ、I、昭和大学江東豊洲病院地域医療貢献についてでございます。  1、外来・入院患者数(延)の推移でございますが、昨年度までの延べ外来患者数及び延べ入院患者数は記載のとおりで、徐々に伸び、外来患者の約7割、入院患者の約6割が江東区民となってございます。この江東区民の割合の高さでございますが、次の2、地域医療中核的機能の主な状況に記載のとおり、紹介率、これは他の医療機関からの紹介で受け入れた患者の割合でございますが、約9割ということで、地域医療支援病院としての区内医療機関との連携が十分に行われているということがうかがえます。  4ページをお開き願います。  3、産科・小児科・周産期医療機能の主な状況でございます。(1)周産期・小児医療延べ外来者数の推移でございますが、こどもセンターにおける江東区の割合は8割程度、周産期センター・婦人科における江東区民の割合は7割程度となってございます。  (2)の周産期・小児医療延べ入院患者数の推移でございますが、周産期センター病棟における江東区民の割合は6割から7割程度、こどもセンター病棟における江東区民の割合は8割程度、NICUにおける江東区民の割合は5割から6割程度となり、いずれも区民の利用の割合は高いと考えてございます。  (3)分娩の件数は、江東区民の割合は7割程度でございます。  5ページをお開き願います。  4、救急医療の状況でございますが、救急車の受け入れ総数における江東区民の割合は6割程度、特に小児科救急については7割程度が区民となってございます。  6、その他の機能でございますけれども、都は難病の診療標準治療の実施と緊急時の診療の一部を担う病院として、23区内で32病院を東京都難病医療協力病院に指定してございまして、昭和大学江東豊洲病院は平成30年度に46疾病、1,685人の診療実績があると聞いてございます。  6ページをお願いいたします。こちらからは運営状況でございます。  1の従業員数の推移でございますが、昨年の4月時点では760人体制、これは400人規模を想定した人数で、今後は大幅な増員は見込んでないということでございます。  また、2の病棟別許可病床数の推移でございますが、表に記載のとおり、開院以来300規模で運営してございましたけれども、昨年から400規模での運営となってございます。  恐れ入ります。8ページをお開き願います。  4の病床利用率の推移でございますけれども、一般病棟におきましては100%を超える稼働率となってございまして、できる限り多くの患者を受け入れている状況となってございます。  5の決算収支額の推移でございますが、こちらは昭和大学のほうから、江東豊洲病院に関連する収支として再集計したものをいただいたものでございます。  初年度は約36億9,000万円のマイナスでございましたけれども、これまで御説明いたしましたが、利用者の増加等々に伴いまして、着実に収支の改善が図られてきているところでございます。しかしながら、昨年度の決算収支額はなお11億4,200万円のマイナスとなってございまして、これまでの5年間では約111億円の損失があると。厳しい経営状況ということでございます。  この厳しい状況でございますけれども、当初400規模の計画でこの建物を建てたわけでございますけれども、300床規模でずっと推移をしてきてございまして、昨年5月に400床規模になったということで、もともと400床規模で建てたものでございますので、そういった光熱水費等の費用の負担が大きいということでございます。また、今後の見通しにつきましては、昨年5月より400床となってございまして、一定程度の改善は見込まれると聞いてございます。  したがいまして、今回の土地の貸し付けの更新に戻りますけれども、繰り返しになりますが、地域貢献としては十分に江東区民のために貢献をいただいていると考えてございますけれども、一方、経営面でございますが、まだマイナスの状況ということもございますので、再度期間を10年間に区切りまして無償貸し付けを御提案するという内容でございます。  議案第10号の説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 12 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 13 ◯榎本雄一委員  今、経理課長のほうから、豊洲病院についてのこれまでの実績といいますか、経営状況も含めて報告があって、この10年間の貸付料をどうするかという話ですが、今聞いても、外来・入院患者の区民割合、紹介率、それから何といってもこの病院はそもそも山崎区長が、私もその場にいましたけれども、かなり古い話になりますが、当時の医師会の会長さんから、江東区内で分娩できる病院がないではないかという指摘を受けて、区長の公約として豊洲病院ができたといういきさつがあります。  その意味でも、分娩件数を見ると、平成30年で597件、約600人の新生児が生まれて、その割合が65%ということで、おおむね区民に理解というか、この病院ができてよかったねと区民から評価される病院になっていると感じます。  一方で、経営状況ですけれども、ベッド数がふえて、改善の方向にあるということですが、何といっても累積赤字が、今報告のとおり110億円あるということです。そういった意味で、昭和病院もかなりこれまで苦労されて、この病院を経営されているという実態がわかっております。  したがって、10年間という年月は非常に長いと感じますけれども、ここは改めて無償貸し付けということで、10年間貸し付けをすることはやむを得ないと考えておりますので、この案については賛成をしたいと思います。  以上です。 14 ◯大嵩崎かおり委員  まず、この昭和大学江東豊洲病院、今、榎本委員からもお話ありましたように、当時分娩できるところが少ない、それから小児で入院できる病院が江東区内にないということから、私たち日本共産党病院整備に際しては賛成をしてまいりました。  ただ、これまでも整備するに当たって土地を40億円で購入して、それを無償で貸し付けてきました。そして、建設費としては75億円補助してきました。合わせて115億円も補助をするということをやってきたわけです。さらにこの上、10年土地を無償貸し付けするというのは余りにもやり過ぎではないかと思います。今後10年間の土地代は幾らと見込んでいるのか、まず伺いたいと思います。 15 ◯経理課長  10年間というか、我々のほうでは鑑定士を使いまして土地の評価をしてございますが、1年間で賃貸料といたしましては3億1,500万円ということでございますので、10年間ということであれば、10倍ということで約31億円程度ということになります。  以上です。 16 ◯大嵩崎かおり委員  これまでの土地代、建設費を合わせて115億円に、さらに10年間の無償貸し付けをした場合、年間3億1,500万円、10年間で31億5,000万円、合わせて146億円を超える巨額の補助を行うということになると思います。  それで無償貸し付けを継続する理由として、地域の医療機関と連携して多くの患者を受け入れていると、今るる御説明が最初にありました。誘致する際に求めた機能を十分に果たしていると。しかしながら、経営状況を見ると大変厳しいと。今後、改善が見込まれるけれども、考慮する必要があるということなわけですけれども、土地の無償貸し付け、そして建設費の補助を行う際にかなり議論を行いました。  区としては、初めてのことであったということから、どういう支援のあり方が望ましいのかということで、議論を行っています。平成21年12月に委員会のほうに、病院整備事業に対する区の支援のあり方についてという資料が出されているのですけれども、そこでは病院用地については無償貸し付けとするということになっていますが、施設の建設費については財政支援を行うけれども、医療機器の整備については財政支援を行わないとなっています。  それから、運営費についても財政支援を行わないということで、不採算医療である周産期医療を提供するものの、法人が運営する病院であることから、一般私企業と同様、経営健全化に向け企業努力することが望ましいと。それから、継続的な後年度負担となる運営費については、将来的に区財政を圧迫するおそれがあり、避ける必要があると考え方が示されております。  今回、経営状況、今大変だからということも理由の一つに挙げられているわけですけれども、それで10年の貸し付けどうするか、次どうするかということの議論をする際に、経営状況も考慮するということですけれども、この間、委員会には、昭和大学江東豊洲病院経営状況について報告をきちんとされたことがあるのでしょうか。 17 ◯経理課長  経営状況の委員会への報告ということかと思います。昭和大学で設置、運営している運営協議会のようなものがございまして、そこの構成員につきまして、江東区医師会、江東区歯科医師会、江東区薬剤師会、地域の連合会長とか代表の方、昭和大学、あと区の部長級の2名で構成された運営協議会を、昭和大学のほうで運営しているということでございます。  それでお尋ねの議会への報告でございますけれども、当然この協議会の中で一定程度経営状況等については話が出てきていると聞いていますけれども、あくまでもこの協議会が病院主体の協議会ということも鑑みまして、委員会への経営状況都度都度の報告については、今までしてきてございません。ただ、病床数とか、そういった大きな変更があるときには、都度都度これまでも報告をしてきているということでございます。  以上でございます。 18 ◯大嵩崎かおり委員  経営状況については、委員会のほうに一度も報告されたことはないです。私は決算か予算のときに、前ですけれども、きちんと経営状況を含めた運営状況を議会にも報告するべきではないかと求めてまいりました。  協定書では、毎年度病院の具体的な整備や運営について協議し、報告するとなっているにもかかわらず、それが行われてこなくて、それで今回さらに補助を継続するに当たって、経営が大変だからということを言われても、これまでどう経営の改善をしてきたのか、今後どのような経営の改善をするのか、具体的な状況もわからないままで、補助いいですよとはいかないわけです。  5年間の累積赤字が111億円に膨らんでいると。ベッド数が400床にふえたから、これから改善するということですけれども、それも本当に今後改善するかどうかもわからないわけですよね。そうなりますと、私は際限のない財政投入になる危険性があるのではないかと思うのです。少なくとも法人に対して経営改善計画の提出を求めるべきではないでしょうか、伺います。 19 ◯経理課長  病院への運営関係のチェック機能ということかと思いますけれども、先ほども御説明いたしましたが、区と病院の関係の中では大きな変更点、例えば先ほど申し上げましたけれども、病床数の変更とか、そういった点については都度都度、協議会の場を通して意見交換をしてございまして、先ほど大嵩崎委員の御質問の中にありましたけれども、改めて改善書とか、そういったものの提出ということは考えてございません。  以上でございます。 20 ◯大嵩崎かおり委員  これを最後にしたいと思いますけれども、先ほども御紹介したように、運営費については継続的な後年度負担となることから、将来的に区財政を圧迫するおそれがあり、避ける必要があると言っています。今回は運営費ではない、土地の無償貸し付けだと言うかもしれませんけれども、全体として経営がやっていけるかどうかということを判断するわけであって、これは分けて考えることはできないと思うのです。  さらに、昭和大学病院はほかにも病院があるわけで、法人全体として運営をやっていると思うのです。病院の中でも、周産期とか不採算の部分もあり、そして採算もとれる部分もあって、そこで全体で何とか経営をやっているわけです。それはこの昭和大学病院に限ったことではなくて、ほかの病院も同じように今大変な状況の中で頑張っているのに、なぜ昭和大学病院にだけ巨額の補助をするのかということは、到底通らない話だと思います。  今回、議会には区の施設使用料の一律20%の値上げが提案されております。区民には受益者負担だといって負担増を求めるのに、一私企業に巨額の区民の税金を投入することには賛成できないと、全額無償というのはやめるべきだと意見を申し上げたいと思います。 21 ◯石川邦夫委員  では、私のほうから質問させていただきます。豊洲病院に関しては外来の患者数、また入院患者数もふえ、また昨年5月からは病床数も400と。これから安定した経営をということで少し期待し、議案に関しては現状で賛成をさせていただきます。  ただ、1点気になるところがありまして、周産期の医療という中で、4ページになりますけれども、こどもセンター、あとは周産期センター・婦人科、婦人科に関しては平成30年度の利用が非常にふえている状況ですけれども、こどもセンターに関しても平成29年度よりは平成30年度のほうがマイナス、さらに入院患者も現状としては平成30年度はマイナスになっております。この辺の理由はどうなっているのか伺います。 22 ◯経理課長  4ページの(1)の表の中で、こどもセンターの平成30年度1万2,553人、前年と比較して少し減っているようだということかと思いますけれども、この点につきましては、私ども所管課を通じて聞いてございますけれども、平成30年4月にアレルギーの小児の部分で若干診療体制に変更がありまして、別な言い方をしますと、医師の関係で手配が整わなかったということもあって、一旦休止をしていると。  この点につきましては、令和2年2月からまた戻していると聞いてございます。アレルギーだけではないと思いますけれども、病院側に聞いたところによりますと、そういった要因もあって、若干減ったのではないかということを聞いてございます。  また、申し添えますと、これは言ってみれば医療の受け皿ということもありますので、その動向についてはかなり読みにくいという側面もありまして、先ほどアレルギーというお話もしましたけれども、一つの材料なのかなという認識でおります。  以上でございます。 23 ◯石川邦夫委員  わかりました。診療体制、こうしたものがあったということでありますけれども、外来とか入院患者がふえている中、周産期医療、非常に大事な取り組みとして豊洲病院としては行って、そのために江東区としてもさまざま税金投入をしているわけでありますので、そうした体制も区としてはしっかりチェックをしていただきながらやりとりをしていただき、豊洲病院は400床で安定した経営に今後なっていく方向ですので、区としてもしっかりチェック機能を働かせていただきたいと思います。これは要望しておきます。 24 ◯二瓶文隆委員  第二次医療圏というくくりからすると、確かに病床数というのは充足されているというデータが出てくるのでしょうが、なかなか第二次医療圏というくくりが、その範囲内には多くの大学病院なり、大手の病院があるために、江東区民のための病床数というのは実際には不足ぎみだという認識はしております。  そんな中で、本区においては積極的に土地を無償提供することによって、病床数が400もある病院があって、その稼働率を見ても江東区民の方々が多く利用しているというのは、本当に評価できるものでありますし、積極的にこれからも何らかの形で地域連携病院として振興してもらいたいと思っております。  そして今回、豊洲病院はNICUとか、そういう特殊な、なかなか小さな病院ではできないような診療科目も充実してきておりますし、まさにこれは大学病院ですから、本来であれば広い範囲内での病院であるけれども、江東区が無償で貸し付けていることによって、地域の病院ということで、昭和大学のほうも認識していると思っております。  今でも地域のドクターの紹介率を見ても豊洲病院は多いようですが、もう少し積極的に、例えば地域医療連携室みたいな形で、病院が主導のいろいろな教室とかセミナーとか、そういうことも今行っているのかお知らせください。 25 ◯経理課長  豊洲病院と地域とのかかわりということかと思います。少し広く御説明させていただきますけれども、何点かございまして、まず一般の方を対象として公開講座というのを年に2回、あと院内コンサートとか、医療面につきましては、在宅医療連絡会議等の区会議体に参画をしていただいて、あとほかには在宅医療多職種連携研修など、区主催の医療従事者に対する研修にも参加をしていただいて、大学側の知見を積極的に提供していただいている。あと、乳児健診、3歳児健診などの健診にも積極的に協力していただいている。あと、平成27年7月には母乳バンク室を設置していただいている。  そのほかといたしまして、今後の展開になろうかと思いますけれども、病児保育につきまして、病児保育の需要等にもよるということですけれども、病院側の姿勢としては、積極的に協力していきたいということを所管課から聞いてございます。  以上でございます。 26 ◯二瓶文隆委員  ありがとうございます。まさにそれこそが無償で貸し付けた大きな意義があると思いますし、これもし区有財産としてあの土地を、たしか30億円という数字から見ると、何か大きな貸し付けをしているように、利益提供しているように見えますけれども、もしこれ公園にした場合どうだとなると、これは民間の土地所有ではないわけで、行政財産というのは貸し付けて収益を上げることが目的ではなくて、その土地をいかに有効に使っていくかが本来の目的だと思っております。  これはお金に換算すると、何か江東区が損失をしているように錯覚をしますけれども、これ公園だったらどうだったかというと、財政負担をしながら遊具を使ったり、いろいろな管理運営をしていくという視点に立てば、地域のための医療、健康、安全という面で、この病院が逆に無償で貸し付けているという縛りがあるために、昭和大学のほうも積極的に取り組んでいるという姿が今見えましたので、むしろ積極的にこれはさらなる医療連携、地域連携を図っていただく、バーターではありませんけれども、私としてはこの30億円というこの金額を見るよりも、むしろ中身を見る限り、今回も10年の無償貸し付けというのは賛成させていただきます。 27 ◯板津道也委員  私のほうからも。30億円が高いか安いかとか、その辺のいろいろな議論があると思うのですけれども、いずれにしてもあそこにこういう総合病院があって、区長がおっしゃっていたように、女性とこどもに優しい病院をつくるということで、あそこにあることによって、私はある意味、まちの付加価値が上がっている部分があると思います。  ですから、安いか高いかはあれですけれども、昭和大学が病院を運営していくために必要であるのであれば、その辺のところはまちの付加価値という部分、あと江東区のブランドの価値を上げるためという部分も含めて、私どもの会派としては賛成をいたしたいと思います。 28 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 29 ◯委員長  本案については既に反対する旨の発言がありましたので、これより挙手により採決いたします。  お諮りいたします。本案について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 30 ◯委員長  賛成多数であります。よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題3 議案第12号 児童向け複合施設新築工事請負契約 31 ◯委員長  次に、議題3「議案第12号 児童向け複合施設新築工事請負契約」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 32 ◯経理課長  それでは、議案第12号、児童向け複合施設新築工事請負契約について御説明いたします。資料3、1ページをお開き願います。  本工事は、1、工事場所が江東区住吉一丁目9番、具体的には、恐れ入ります、3ページをお開き願います。3ページ下段の案内図の網かけの部分の旧江東区児童会館の跡地でございます。  工事内容につきましては、上段の概要をごらんいただきますと、工事期間、契約の確定日から令和4年1月31日までで、鉄筋コンクリートづくりで地上5階の新築工事でございます。  ページの真ん中に事業スケジュールがございますが、まず現在実施中の地上部の解体工事、こちらはこの3月で終了するということでございます。そして、その下の地下解体・新築工事が今回の工事となりまして、令和4年1月31日までの工期で、子ども家庭支援センターやこども図書館などの機能を集約した児童向け複合施設を整備するというものでございます。  次に、各フロアの概要です。6ページをお願いいたします。6ページの下段の図が1階平面図となりますが、地域交流スペースを設けるなどの空間を確保し、またガラス張りで誰もが入りやすい、利用しやすいしつらえといたします。  7ページでございます。上の図、こちらは2階でございます。乳幼児から小学校低学年を対象としたフロアで、子ども家庭支援センターのプレイルームとこども図書館を一体的に利用できる空間を設定したものでございます。  下段の図、こちらは3階でございますが、ここからは小学校の高学年、そして中高生までが対象ということで、読書や学習フロアとなります。また、子ども家庭支援センター、図書館の事務室を配置するものでございます。
     8ページの上の図、4階でございます。こちらも小学校高学年から中学校までの対象フロアということで、ここにつきましては意見箱や深川第七中学校の生徒のアンケートなどから要望のありました、これまで児童会館で実施していた卓球、バスケット等の体を動かせる多目的スペース、また防音設備を設けた音楽室を、その意見を踏まえながら設置をしてございます。  下段の5階、こちらは屋上フロアでございます。  なお、各フロアの内部仕上げ表につきましては、4ページ、5ページに添付してございますので、御参照願います。  そのほか、本工事の機械設備につきましては、9ページにありますけれども、給水、給湯、冷暖房設備等、また10ページには電気設備関係で、受変電設備等の所定の工事を実施いたします。  恐れ入ります。1ページにお戻り願います。3の契約方法でございます。プロポーザルによる随意契約で、株式会社竹中工務店東京本店と契約金額21億7,800万円で、令和2年1月30日に仮契約を締結いたしました。  プロポーザルの経緯等につきましては、2ページを御参照願います。その中で、7、契約方法の中の新築工事、こちらは地下部の解体工事を含むものでございますが、記載のとおり株式会社竹中工務店東京本店が担うということでございます。  恐れ入ります。1ページにお戻り願います。8の経歴でございます。会社設立年月日、現在の資本金、最近2年間における建築工事の1年平均完成工事高(建築工事)は、記載のとおりでございます。また、(4)過去3年間における官公庁発注の最高完成工事高は、愛知県の愛知県大規模展示場建設工事で、請負金額は340億3,409万2,920円でありました。(5)施工中の本区発注工事(建築工事)はございません。また、(6)の平成30年度における本区発注の最高完成工事(建築工事)もございません。  議案第12号の説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 33 ◯委員長  本案につきまして、質疑を願います。 34 ◯大嵩崎かおり委員  今回の契約の相手方は竹中工務店ということで、プロポーザルによる随意契約ですが、今回なぜ随意契約なのでしょうか。  地方公共団体における発注は、財源が税金によって賄われるものでありますから、よりよいものをより安い価格で行われることが求められると思います。そのために競争入札が行われるわけであります。  今回の児童向け複合施設は、今御説明のあった平面図を見る限り、随意契約でなくてはつくれないような施設ではないと思うのですが、随意契約となった経過を伺いたいと思います。 35 ◯経理課長  まず、随意契約の関係でございますけれども、地方自治法施行令第167条の2に随意契約の関係の規定がございます。この規定の中では、施工上の経験、知識を特に求められる場合につきましては、随意契約を結んでよいという規定でございます。  もう少し具体的に言いますと、施工上の経験、知識という部分でございますが、その点をまさに判別するためにプロポーザルを開いたということでございます。  プロポーザルを実施した理由でございますけれども、1つは新たな視点、民間ならではの視点の提案ができるという、期待ができるということでございますが、今回の施設につきましては、先ほど御説明いたしました、各フロアに各種の趣向を凝らしたものが設計上でき上がってきているということ、また2点目ですけれども、これは技術的な視点ということかと思いますけれども、これまでも御説明してきましたけれども、この旧児童会館の地下が軟弱地盤ということは、今回の工事において非常に懸念される部分ということでございました。  その点に技術的な提案をいただきながら、評価をしながら、そういった難題をクリアしていかなければいけないという課題がありましたので、そういった提案をいただいて評価をしたいというのが、技術的な視点からのプロポーザルの理由でございます。  また、もう1点がスケジュール上からの関係でございますけれども、御案内のとおり、近隣の東川小学校につきましても、今、増築工事を令和元年から令和3年2月26日という工期で、同じエリアで大型工事が進行しているという特殊性もございます。  我々としましては、通常、区の発注の工事であれば、設計、解体、そして新たに建築と、いろいろな段階を踏んで進んでいくのが一般的ではございますけれども、そういったエリアの特殊性から鑑みて、スムーズに短期間で、速やかに工事を進めたいというスケジュール上の関係もございました。プロポーザルで一括の発注方式をとることで、時間的な制約の意味では優位性が保てると考えてございます。  それで、あともう1点ですけれども、今回プロポーザルをやったことで結果的に、まだ工事は途中でございますけれども、よかった点ということなのかと思いますけれども、昨年の第4回定例会で契約変更をお願いしてございまが、その中身としましては、建物を解体するときに周辺部に空間が見つかったと。それで、その空間をそのまま放置しておくと、軟弱地盤ということもありまして、周辺の住宅等に影響を及ぼしかねないということもございましたので、そこは柔軟に、建築解体物に発生するコンクリート殻を充填することで、一時的に地盤強化をするという形で契約変更をお願いさせていただきましたけれども、このように一貫したプロポーザル方式をもとにした契約形態をとることによって、柔軟に現場で対応できてきたと我々は考えてございます。  以上でございます。 36 ◯大嵩崎かおり委員  今、るる御説明がありました。民間ならではの視点、各階に趣向を凝らしたという話もありました。この図面だけから見ると、なかなかその辺はどうなのかなと。今までグランチャ東雲の経験もありますし、豊洲図書館ではこどものスペースもあるということで、この間、区としての経験も積んできた経過があるので、これが本当に特殊なのか、特別なのかというところでは少し疑問があるかと思っています。  私が少しひっかかるのは、相手方が竹中工務店ということで、庁舎の耐震工事や有明西学園、そして今回のこの児童向け複合施設など、この間の区の大型公共施設で随意契約となったのが、いずれも竹中工務店なわけです。それはなぜなのかなと。たまたま偶然なのかとも思うのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。  それから最終的には、ここでは契約でありますので、プロポーザルをやって竹中工務店に決めたのは厚生委員会の所管になるかと思うのですけれども、この契約金額が21億7,800万円となっています。この価格というのは、どのように決められたのでしょうか。適正なものなのかどうか、区としてどのように判断をしているのか伺いたいと思います。 37 ◯経理課長  まず、1点目の大型の随意契約で竹中工務店が結果的に受注者となっている、これは偶然なのかというお尋ねでございますけれども、偶然というか、私どもとしましてはその都度その都度プロポーザルということで要件を決めて評価して、結果、竹中工務店になっているということでございまして、ここに何らやましいものはないと考えてございます。  あと、価格を決めた経緯の部分でございますけれども、御説明いたしますと、今回の工事にあわせて、日付でいいますと、まず所管課のほうで令和元年12月17日に起工額と、要は所管課の設計として金額を立ててございます。それは所管課の設計額ということになりますけれども、その後、見積書の提出ということで、竹中工務店に12月20日に見積書の提出を依頼してございます。  その上で、見積書の提出があったのが令和2年1月30日ということですけれども、その時点で、1つは冒頭申し上げた所管課の設計額と竹中工務店が出してきた見積書の金額が所管の設計額以内なのかということ、またこれからの仕様がきちんと守られていく内容なのかということを、金額と合わせて確認をしていくという過程を通してございます。  また、金額につきましては、ほかの物件も同様でございますけれども、工事内容に合わせて区の単価とか刊行物、また見積もり等を採用しながらチェックをしてございますので、金額については妥当と考えてございます。  以上でございます。 38 ◯石川邦夫委員  少し気になるところを伺わせていただきます。  3階と4階になりますけれども、3階に関しては児童図書コーナー、閲覧学習室、あとYAコーナー、このYAコーナーに関しては、多少図書を読むところとか、勉強するようなところの認識なのかと思うのですけれども、その上が実は4階、多目的スペースということで、先ほど経理課長からも少しありましたバスケットボールとか、体育館的なスペースの感じだったのですけれども、よくあるのは、学校などで体育館が上にある場合に関しては、少し走った音とかバスケットボールの音とか、その辺を全て抑えていくのは難しい中、結局、図書館の上に現状としてはそうしたものがあることに関しては、音が気になったりというのはいかがなのか。その辺の配慮はどうやっていくのか。特に音楽室などは音を外に出さないような工夫は当然していくと思うのですけれども、その辺の取り組みはいかがでしょうか。 39 ◯営繕課長  今回の4階の多目的スペースでございます。バスケットボール等も行われるということで、特に4階の床に対しまして、コンクリート等を含めまして防音措置を施している設計をやってございます。  以上でございます。 40 ◯石川邦夫委員  わかりました。ということは、下の児童図書コーナーなどには現状、余り音は出ない。こうした認識でいいのか再度確認します。 41 ◯営繕課長  基本的には、音は気にならないということで考えてございます。  以上でございます。 42 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 43 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 44 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 議案第13号 議決を得た契約の契約変更について 45 ◯委員長  次に、議題4「議案第13号 議決を得た契約の契約変更について」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 46 ◯経理課長  それでは、議案第13号、議決を得た契約の契約変更についてでございます。資料4をごらん願います。  本件は、令和元年第2回区議会定例会で議決を得た契約に関する変更で、江東区立深川第四中学校校舎その他改修工事請負契約に係るものでございます。  変更理由といたしましては、工事着手後、地中障害物に対して新たな追加工事が必要となり、その費用について増額変更をお願いするものでございます。  3、契約変更内容でございますけれども、差額が527万5,600円となりまして、変更後の契約金額は12億834万5,600円でございます。  次に、4、工事変更概要でございます。本件は、エレベーターの設置に関連して増築棟を建築する際、その基礎部分について、図面等から地中障害物はないと考えてございましたけれども、基礎工事の地面掘削時にコンクリート殻が発生し、こちらの様子につきましては次のページの写真をごらん願いますけれども、これらの処理が新たに必要になったということで、その対応経費が増額となるものでございます。  5の契約の相手方は、東京都江東区大島二丁目8番6号、多田・新日本・中島松男建設共同企業体でございます。  6の工期は、令和元年7月1日から令和2年6月30日で変更ございません。  議案第13号の説明につきましては、以上でございます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 47 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 48 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 49 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は、区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 議案第14号 江東区組織条例の一部を改正する条例 50 ◯委員長  次に、議題5「議案第14号 江東区組織条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 51 ◯企画課長  議案第14号、江東区組織条例の一部を改正する条例について御説明いたします。資料5をお願いします。  本案につきましては、福祉部の分掌事務を整理いたしまして、障害福祉部を新設するため、条例の一部を改正するものであります。  福祉部では、障害者施設の整備、改修等の計画、指導検査体制の強化及び障害者福祉のさらなる充実、推進を図るために、新たに障害福祉部を設置いたします。  これに伴いまして、障害者施策課、障害者支援課を障害福祉部に移管するとともに、これまで長寿応援課が所管しておりました障害者施設整備事務を、障害者施策課にて所管いたします。  新旧対照表は次ページのとおりです。  施行期日は、令和2年4月1日でございます。  説明は以上です。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 52 ◯委員長  本案について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 53 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 54 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題6 議案第15号 選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部                を改正する条例 55 ◯委員長  次に、議題6「議案第15号 選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 56 ◯選挙管理委員会事務局長  それでは、資料6をお願いいたします。選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部改正についてでございます。  1、改正の理由は、公職選挙法施行例の一部改正により、投票所の投票管理者において、従前どおり、1人の方に終日従事をお願いする1人対応の原則に変更はございませんけれども、交代制が可能となったこと等に伴い、投票管理者及び投票立会人が交代で職務を執行した場合の報酬の額を規定しておくため、条例を一部改正するものでございます。  2、改正の概要ですが、条例別表に新たに備考を加え、投票管理者及び投票立会人において、職務を執行した時間が投票時間の2分の1である場合の報酬の額を規定するもので、恐れ入りますが、2ページになりますが、こちらは新旧対照表になりますけれども、投票管理者及び投票立会人それぞれにおいて、時間数と同様の2分の1をもって、その額を規定するものでございます。  また、本条例の適用日につきましては、附則において経過措置を定めてございます。  恐れ入りますが、1ページ目にお戻りいただきまして、3、施行期日は公布の日から施行するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願いいたします。 57 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 58 ◯大嵩崎かおり委員  費用弁償の関係ですけれども、1人原則に変わりないが、交代した場合の規定を整備するということで、これまでは交代するということは、実際には行われていなかったということなのでしょうか。やむを得ない事情等ある場合は、交代という場合もあったのかどうか伺いたいと思います。 59 ◯選挙管理委員会事務局長  今回の公職選挙法の施行例の改正におきまして、交代制が導入されたということでございまして、これまでは投票管理者については交代制は認められていなかったという中で、今回、交代制が認められたので、2分の1の額についても、当面は1人で従事していただくという国の方針もありますので、区においてもそのような方向ですけれども、国のほうでそういう規定が整備されたので、区についても整備をしておくということでございます。  以上でございます。 60 ◯大嵩崎かおり委員  当面はこれまでどおり1人ということで、いつも選挙投票に行きますと、立会人の方が並んで座っておられて、選挙投票時間も長くなったし、本当に大変だなと感謝をしております。実際にはこれからということですので、きちんと行われるようにお願いしたいと思います。 61 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 62 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    63 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題7 議案第16号 江東区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改                正する条例 64 ◯委員長  次に、議題7「議案第16号 江東区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 65 ◯職員課長  議案第16号について御説明いたしますので、資料7をごらんください。  江東区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正でございますが、この改正の趣旨は、児童相談所の業務の特殊性を考慮し、新たに日額の特殊勤務手当を設けるため、条例の一部を改正するものでございます。  具体的には、第6条において、児童相談所福祉業務手当を新たに設け、一時保護所に勤務する職員が一時保護業務に従事する場合に日額1,470円を支給するほか、児童相談所に勤務する職員が家庭訪問、相談等の業務に従事する場合には、日額490円を支給する旨規定するものでございます。  特別区では、今年度実施された児童相談所等での経験を求める経験者採用において、児童福祉、児童心理の職で申し込みが低迷したことを受けまして、本措置では他自治体における支給額を踏まえ、23区統一的に一定程度の支給水準を確保し、給与面から児童相談所開設に向けた人材確保を後押しするためのものでございます。  なお、本区においては、児童相談所開設に向けて、東京都児童相談所へ派遣されている職員が支給対象となります。  参考までに、次ページに新旧対照表を記載してございます。  よろしく御審議の上、御可決いただけますようお願い申し上げます。 66 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 67 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛てに報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題8 議案第17号 江東区男女共同参画推進センター条例の一部を改正                する条例 69 ◯委員長  次に、議題8「議案第17号 江東区男女共同参画推進センター条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 70 ◯男女共同参画推進センター所長  それでは、議案第17号、江東区男女共同参画推進センター条例の一部を改正する条例について御説明させていただきます。資料8をごらんください。  まず、1の改正の理由でございます。昨年12月2日の企画総務委員会の報告事項において、使用料等の見直しについて御報告させていただいておりますが、行財政改革計画及び受益者負担の原則に基づき、全庁的に使用料の検証を実施した結果、施設使用料の引き上げを行うこととなりましたので、江東区男女共同参画推進センター条例の一部を改正し、使用料を改定するものでございます。  次に、2の改正の概要及び4の施行日でございますが、使用料をおおむね20%引き上げるもので、令和2年10月1日から施行することとし、条例施行日前に行った利用承認につきましては、従前の使用料を適用するものとして経過措置を定めるものでございます。  3の新旧対照表でございますが、2ページから4ページに記載しております。  なお、使用料の改定にあわせ、若干の文言整理を行っております。  説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願い申し上げます。 71 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 72 ◯大嵩崎かおり委員  これは一律20%の施設使用料の値上げという中で出てきている条例であります。企画総務委員会の所管では、今回これ1つということになるわけですけれども、条例改正案の新旧対照表を見ますと、本当に改正後の使用料は高いなと感じます。例えばレクホールは、土日午前中で2,250円が2,700円、午後は4,500円から5,400円、夜間は5,700円が6,800円になりますし、会議室は午前850円が1,000円、午後1,700円が2,000円、夜間2,050円が2,450円と。そのほか、研修室や音楽スタジオ、調理実習室もそれぞれ20%の値上げということであります。  それで、行財政改革計画及び受益者負担の原則に基づいて、全庁的に使用料の検証を実施した結果、維持管理コストと最大徴収使用料の乖離が拡大傾向にあると。だから値上げだということになったわけですけれども、男女共同参画推進センターの最大徴収使用料と実際の使用料はどういう状況になっているのか伺いたいと思います。また、利用率についても伺います。  それから、男女共同参画推進センターでは、男女共同参画事業の目的に基づいて活動している団体に登録していただいて、利用料を減免しているわけですが、登録団体数、それからどのような減免が行われているのか伺いたいと思います。 73 ◯男女共同参画推進センター所長  施設の最大徴収使用料につきましては、2,086万8,000円で、平成30年度決算ベースではございますが、実際の使用料につきましては648万5,000円となってございます。  次に、施設利用率でございますが、本年度1月末現在では42.8%となってございます。  また、登録活動団体数でございますが、本年度は66団体でございまして、こちらの団体につきましては、使用料が50%減額となってございます。  以上でございます。 74 ◯大嵩崎かおり委員  最大徴収使用料を計算するときには、登録団体の方たちの利用というのはどのように反映をされているのでしょうか。  それで、最大徴収使用料に対する実際の使用料収入はわずか31%ですよね。最大徴収使用料は、今御説明あったように2,086万8,000円と。それに対して平成30年度の決算のときの使用料収入が648万5,000円ですから、約31%という状況であります。  利用率を見てみましても42.8%という状況で、かなり低いわけですが、そうしますと最大徴収使用料と維持費の乖離が広がる原因にもなるわけですね。使用料は入ってないわけですから、利用率が低いということで。それで乖離があるから値上げだというのは、とても納得ができないわけですが、利用率を上げるためにどのような努力をしているのでしょうか、伺いたいと思います。 75 ◯男女共同参画推進センター所長  利用率向上に向けましては、長年の課題というところで、学習講座などの利用者をふやしていきたいと考えておりまして、お子様方を連れてきても講座に参加できるような仕組みを、例えば別室にモニターを設置して、会議室でお子さんたちを見ながら、講座を聞けるような仕組みも工夫しておりまして、センターを利用していただく方をふやすような努力をしてまいっておりますが、現実にはなかなか利用率が上がらないという状況でございます。  以上でございます。 76 ◯財政課長  最大徴収使用料の考え方でございますけれども、団体の減免につきましては、最大徴収使用料の考え方でいうと、通常の料金で施設がフル稼働した場合のことを最大徴収使用料と呼んでいますので、団体の減免等々につきましてはこの最大徴収使用料の考え方には入ってないところでございます。  あと、男女共同参画推進センターだけではないですけれども、光熱費とか委託料が結構かかっています。なので、今回20%の引き上げというところは、維持管理コストが上がっているという面ではいたし方ないのかと考えてございます。  以上でございます。 77 ◯大嵩崎かおり委員  先ほど私、どのような努力をしてきたのかと言いましたけれども、こどもを連れてきても利用できるような講座とかおっしゃっていました。  そもそも男女共同参画推進センターというのは、センター条例はありますけれども、この男女共同参画条例のもとで、その目的を達成するために設置されているセンターだと私は思うのです。  男女共同参画条例では、江東区は日本国憲法のうたう人権と平和の尊重を区の基本理念とし、男女共同参画社会づくりに積極的に取り組んできたと。しかし、性別による固定的な役割分担意識など、今まだ根強く、男女の個人としての能力の発揮や活動の選択を制限するものがあり、これらの解消にはなお一層の努力が求められていると。全ての区民が互いの人権を尊重しつつ、責任を分かち合い、性別にかかわりなく個性と能力を十分に発揮していくことを実現するため、この条例を制定すると書かれております。本当にすばらしい条例の理念だなと改めて感じたわけです。  それで、この条例の目的を達成していくためには、先ほど66団体登録されていて、50%減免措置がとられているということでありますけれども、本来であればもっともっとこの登録団体をふやして、それで活動をしていただくということが、この条例の目的に沿った施設の利用のあり方だと私は思うのです。  そうしますと、減免する団体利用の目的に沿った団体がふえるということは、当然利用料の収入は減ってくということになるわけです。でも、私はそれでいいのだと思うのです。本来の目的が果たせるわけでありますから。男女共同参画推進センターですとか、児童館や福祉センターのような目的に沿った利用と目的外使用での使用料収入とは、男女共同参画推進センターの場合は目的外使用というのを分けることがそもそもできないわけです。児童館などは開館時間が決まっていって、それ以外は目的外利用だという区別ができるわけです。  ですから、使用料算定の場合に、男女共同参画推進センターも同じように計算をするということ自体、私は間違っていると言わざるを得ないと思います。なので、男女共同参画推進という目的を果たしていくためには、利用料の値上げは行うべきではないと思います。 78 ◯委員長  ほかにありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 79 ◯委員長  本案につきましては、反対する旨の発言がありましたので、これより挙手によって採決を行います。  お諮りいたします。  本案について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。                 (賛成者挙手) 80 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題9 議案第44号 江東区職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正                する条例 81 ◯委員長  次に、議題9「議案第44号 江東区職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 82 ◯職員課長  議案第44号について御説明いたしますので、資料9をごらんください。  江東区職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正でございますが、この改正の趣旨は、新たに会計年度任用職員制度が創設されることに伴い、会計年度任用職員の服務の宣誓について規定するため、条例の一部を改正するものでございます。  具体的には、第2条において、会計年度任用職員の服務の宣誓については、別段の定めをすることができる規定を設けるものでございます。服務の宣誓は、地方公務員法第31条に規定され、公務員としての倫理的自覚を促すことを目的とする制度でございます。  本区では、新規採用職員は全員宣誓書に署名し、読み上げを行わせております。宣誓内容としては、日本国憲法の尊重かつ擁護、全体の奉仕者としての職務執行を誓うものでございます。一方で、会計年度任用職員については、任用がさまざまであるため、その任用に合わせた宣誓方法や宣誓書の保管方法を別に定め、効率的に実施していくために規定をいたします。  参考までに、次ページに新旧対照表を記載してございます。  よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 83 ◯委員長  訂正をさせていただきます。私は、先ほど江東区職員の服務宣誓を「宣言」と申しましたが、「宣誓」でございます。宣誓に関する条例の一部を改正する条例ですから、訂正させていただきます。  それでは、本案について質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 84 ◯委員長  お諮りいたします。 本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 85 ◯委員長  御異議ありませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題10 1陳情第3号 辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄                県外・国外移転について、国民的議論により、民主                主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意                見書の採択を求める陳情(継)     ◎議題11 1陳情第4号 辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄                県外・国外移転について、国民的議論により、民主                主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意                見書の採択を求める陳情(継)     ◎議題13 1陳情第17号 辺野古米軍新基地建設を中止するとともに普天間飛                行場の運用を停止し、代替施設について国民的議論                で公正に解決することを求める陳情(継) 86 ◯委員長  続きまして、陳情の審査に入ります。  これから審査いたします議題10「1陳情第3号」、議題11「1陳情第4号」及び議題13「1陳情第17号」の3件は、ともに関連する陳情でありますので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明願います。 87 ◯総務課長  辺野古新基地建設に関しましては、政府が埋め立て海域の土砂の投入に着手してから現在1年を超えておりますけれども、埋め立て海域の北東側で軟弱地盤の存在が明らかになり、これに伴う地盤改良工事のため、完成年度は当初計画よりおくれる見通しでございます。  簡単ですが、現状の報告は以上でございます。 88 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。
    89 ◯大嵩崎かおり委員  今、軟弱地盤が発見をされて、改良工事で完成時期がおくれるという御説明がありました。地盤改良工事をめぐって、政府が不都合な地盤共同データを隠そうとしていたことが問題になっていますけれども、これは御存じでしょうか。 90 ◯総務課長  詳細なところは区としては把握してございません。  以上でございます。 91 ◯大嵩崎かおり委員  これは海面下90メートルまで軟弱地盤が続く埋め立て予定海域内の地点について、防衛省がこれまでやってないとしてきた地盤強度の試験を実際には行っていたけれども、その結果をきちんと公表してなかったという問題なのですけれども、基地建設のための海域というのは、マヨネーズ並みと指摘されるような軟弱地盤が大きく広がっています。海面下90メートルにも達するところがあって、日本国内には海面下70メートルまでの地盤改良工事に対応できる作業船しかないそうです。ですから、70メートルを超える改良工事はできないということで指摘をされています。  ところが、防衛省は、70メートルから90メートルの部分は、軟弱地盤だけれども、比較的かたい粘土層に分類されるということで、だから70メートルまで地盤改良工事をやれば十分だと言ってきたのです。  その一方で、問題になっている地点については、そこは調査できないから、別のところで調査した結果をもって、安定的な施工が可能だということを言ってきたのですけれども、実際には調査をしていたと。そうしたら、比較的かたいといっていた層は、実際にはとても軟弱な地盤だったということがわかっていた、そういうデータを持っていたということです。  ですから、今、地盤改良工事をやっていて、それがおくれるという御報告もありましたけれども、到底、地盤改良工事そのものが完了しない可能性が浮上してきたということで、ますます新基地建設の問題が明らかになったと私は思っております。  こういう状況の中では、到底、新基地建設を推進するわけにはいかないと思います。ぜひこの陳情に沿って建設の中止、それから国民的な議論をするということで政府に意見書を上げるべきだと思います。ぜひ皆さんの積極的な対応を求めたいと思います。 92 ◯委員長  ほかに御意見ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長  ないようでございますので、本件につきましては継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 94 ◯委員長  御異議ありませんので、本件については一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題12 1陳情第14号 人種差別禁止条例の制定を求める陳情(継)     ◎議題16 1陳情第35号 人権委員会の設置を求める陳情(継) 95 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題12「1陳情第14号」及び議題16「1陳情第35号」の2件は、ともに関連する陳情でありますので、これを一括議題とします。  理事者から、一括説明を願います。 96 ◯人権推進課長  議題12、1陳情第14号、人種差別禁止条例の制定を求める陳情及び、議題16、1陳情第35号、人権委員会の設置を求める陳情につきまして、前回委員会から特に動きはございません。  説明は以上でございます。 97 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 98 ◯大嵩崎かおり委員  少し聞きたいのですけれども、人権意識とか人権問題に関する区の計画というのは、どのようになっているのでしょうか。それから、区民の意識調査のようなことについては、どういう取り組みがなされているのか伺いたいと思います。 99 ◯人権推進課長  現状におきましては、人権に係る計画の予定はございません。現状におきましては、そのほかの条例の制定や人権委員会の設置の必要があるとは考えてございません。  あと、意識実態調査につきましても、現時点では調査を実施する予定はございません。  以上でございます。 100 ◯大嵩崎かおり委員  調査もない、計画もないということで、長期計画に掲げているダイバーシティーが実現できるのでしょうか。その点についてはどのようにお考えでしょうか。 101 ◯人権推進課長  現状におきましては、関係法令に基づいて人権啓発、人権意識の向上に努めているところでございます。引き続き、これまでどおり人権意識の向上に努めていくことをまず第一に考えていきたいと思っております。  調査の実施につきましては、他自治体の状況等を把握した上で、今後の検討課題とさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 102 ◯委員長  ほかに御意見ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 103 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 104 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題14 1陳情第24号 選択的夫婦別姓に関する国会審議を求める意見書                 の提出を要望する陳情(継) 105 ◯委員長  次に、議題14「1陳情第24号」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 106 ◯男女共同参画推進センター所長  1陳情第24号、選択的夫婦別姓に関する国会審議を求める意見書の提出を要望する陳情につきまして、前回委員会からの動きでございますが、本年1月22日の衆議院本会議代表質問の中で選択的夫婦別姓について質問がございましたが、安倍総理大臣の答弁では、引き続き、国民各層の意見を幅広く聞くとともに、国会における議論の動向を注視しながら、慎重に対応を検討してまいりますという従前同様の見解が示されました。  説明は以上でございます。 107 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 108 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 109 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題15 1陳情第29号 同性パートナーシップ制度を創設しないよう求め                 る陳情(継)     ◎議題18 1陳情第52号 効果的なパートナーシップ制度の導入を求める陳                 情(継) 110 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題15「1陳情第29号」及び議題18「1陳情第52号」の2件は、ともに関連する陳情でありますので、これを一括議題といたします。  理事者から、一括説明願います。 111 ◯男女共同参画推進センター所長  それでは、1陳情第29号、同性パートナーシップ制度を創設しないよう求める陳情及び1陳情第52号、効果的なパートナーシップ制度の導入を求める陳情につきまして、前回委員会からの動きでございますが、本区におきまして、2月中旬から性的マイノリティー当事者等に関する調査を開始いたしました。調査結果は3月末にまとまる予定でございます。  説明は以上でございます。 112 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 113 ◯大嵩崎かおり委員  調査を開始したということでありますけれども、前回の御答弁では、事業者と契約を締結し、調査の概要や調査項目の大枠について検討を進めているところだという御答弁がありました。具体的にこの調査項目、どのような項目で調査をしているのか。審議会のほうでも御意見をお聞きしていると聞いていますけれども、そこではどのような意見が出されたのか伺いたいと思います。 114 ◯男女共同参画推進センター所長  調査項目でございますが、当事者の方たちが過去、現在で経験した困難やカミングアウトの経験、差別的言動の経験、それを受けての意識、あと学校、職場、行政に望む施策などの項目で調査を実施することとしております。  それで具体的な項目ですが、例えば行政に望む施策等で、当事者に配慮したトイレの設置などのハード面、あとはパートナーシップ制度の導入、窓口職員への研修、あと申請書類の性別の記入欄の変更、また相談窓口の設置、交流スペースの確保、これまでどおり理解促進のための啓発など、「とても必要」から「全く必要ない」まで、7段階で調査を実施することとしております。  審議会からの御意見ですが、まずどのようなことにお困りなのかを把握した上で、実際にどのような施策等が必要なのかという流れで、業者といろいろ検討した概要で問題ないということで、実施することとなりました。  以上でございます。 115 ◯大嵩崎かおり委員  この調査の対象自体は、江東区民に限ったものではないと聞いていますけれども、ただ、江東区自身が調査を行うことの意義は大変大きいと思うのです。江東区が主体的に取り組むという姿勢をあらわすものだとも思いますし、この調査結果も今後の区政に生かしていくために必要だと思います。今後の調査を待って、また議論を進めていければと思います。  以上です。 116 ◯委員長  御意見ございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 117 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 118 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題17 1請願第1号 沖縄の人々を先住民族とする国連勧告の撤回を求め                る意見書の提出を求める請願(継) 119 ◯委員長  次に、議題17「1請願第1号」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 120 ◯人権推進課長  1請願第1号、沖縄の人々を先住民族とする国連勧告の撤回を求める意見書の提出を求める請願につきましては、前回委員会から特に動きはございません。  説明は以上でございます。 121 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 122 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 123 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題19 1陳情第53号 性別を問わないDV相談窓口の設置についての陳                 情(継) 124 ◯委員長  次に、議題19「1陳情第53号」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 125 ◯男女共同参画推進センター所長  1陳情第53号、性別を問わないDV相談窓口の設置についての陳情について、前回委員会からの動きでございますが、先ほど御説明させていただきましたが、性的マイノリティー当事者等に対する調査を開始し、調査結果は3月末にまとまる予定となってございます。  説明は以上でございます。 126 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 127 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 128 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題20 1陳情第65号 日本政府に香港の「自由」と「民主主義」を守る                 行動を求める陳情(継) 129 ◯委員長  次に、議題20「1陳情第65号」を議題といたします。  理事者から、説明願います。 130 ◯総務課長  香港情勢に関しましては、前回委員会終了後、特に状況の変化はございません。  簡単ですが、現況の報告は以上でございます。 131 ◯委員長  本件について、質疑を願います。
                 (「なし」と呼ぶ者あり) 132 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 133 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題21 2陳情第1号 日本に対外的情報省を設立し、米軍横田基地の全面                返還、縮小の意見書を国に提出することに関する陳                情 134 ◯委員長  次に、議題21「2陳情第1号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 135 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 136 ◯総務課長  2陳情第1号について御説明いたします。  陳情の趣旨につきましては、ただいま事務局から朗読のあったとおりです。本陳情の趣旨は、極めて高度な外交、国防問題に係る事案であることから、今後、政府及び国会の動向を注視する必要があり、区として意見書を国会に提出する考えはありません。  簡単ですが、説明は以上でございます。 137 ◯委員長  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 138 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 139 ◯委員長  御異議ありませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題22 2陳情第8号の1 文化センター・区民館など江東区の全公共施設                  の使用料20%値上げを2020年10月から実施する                  ことを見直し、撤回を求める陳情     ◎議題23 2陳情第9号 施設使用料値上げ中止に関する陳情 140 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題22「2陳情第8号の1」及び議題23「2陳情第9号」の2件は、ともに関連する陳情でありますので、これを一括議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読願います。                 (事務局朗読) 141 ◯委員長  今、事務局から朗読がありましたが、これらの陳情については、先ほど可決いたしました使用料の値上げに関する条例の内容と相反する趣旨となっておりますので、委員長としては不採択といたしたいと存じますが、いかがでしょうか。 142 ◯大嵩崎かおり委員  陳情は陳情ですから、これはこれで審議をしてください。その上で判断をすべきだと思います。意見を言わせてください。 143 ◯委員長  今そうした意見がありました。先ほど私がお願いしました不採択の件につきましては、いかがでしょうか。 144 ◯大嵩崎かおり委員  では、質疑させていただいてよろしいでしょうか。  幾つか聞きたいことがあるのですけれども、まず今回、施設使用料の算定に初めて減価償却費を算入させることになりました。その結果、施設維持費と最大使用料収入との乖離が拡大するということで、20%の値上げが提案されたわけですけれども、23区で今、施設使用料の算定に減価償却費を入れている区はどのぐらいあるのでしょうか。  それからまた、使用料検討委員会の報告書を見ますと、経済状況についても検討されています。令和元年8月の経済状況は、平成27年を100とすると99.0%ということで、前月から0.7ポイントの悪化となったと、依然として楽観視できない状況にあると記載がされております。これは令和元年8月の状況ですから、その後10月に消費税の増税が行われました。  内閣府が発表した資料を見ますと、景気動向指数(GDP)は年率換算マイナス6.3%ということで、最悪の状況になっております。それから現在、御承知のように、新型コロナウイルスによって経済に大打撃が出ております。こういう経済状況について、区はどのように認識をしているのか伺います。 145 ◯財政課長  まず、1つ目の御質問、23区のうちで減価償却費を算入している区はどれだけあるのかというところですけれども、今年度の年度当初に調べた段階ですと、9区と聞いてございます。  あと、景気動向に関してですけれども、さきの予算特別委員会でも答弁させていただきましたけれども、今回の新型コロナウイルスの感染拡大というところで、日本国内の企業活動は停滞してございますし、観光業も大打撃を受けているという情報も新聞報道で出てございますことから、今後、この新型コロナウイルスの終息がどれぐらいになるのかという不透明な部分はありますけれども、少なからず景気動向は今回の新型コロナウイルスの関係で低下ぎみになるのだろうという認識を持ってございます。  以上でございます。 146 ◯大嵩崎かおり委員  減価償却費を算定根拠に入れている区はわずか9区しかないのです。使用料検討委員会の報告書を見ると、文化センター系、スポーツ施設系、区民館系の値上げ対象施設の減価償却費は全部で12億5,464万円となっています。  当然ながら施設によって減価償却費はばらばらなわけですけれども、注目したいのは、深川スポーツセンターと有明スポーツセンターの2館だけで全体の35%を占めているということです。スポーツ系だけで見ると、2館で60%です。有明スポーツセンターのプールは、清掃工場の余熱を利用している、本当に特殊な施設です。そうしたことから、維持管理費も減価償却費もかかるような、そもそもそういう施設なのです。そういう施設も一緒くたにして計算することは大変矛盾があると思うのですけれども、いかがでしょうか。 147 ◯財政課長  各施設それぞれ目的等々違いますので、当然維持管理コストですとか、人件費等々変わっているのですけれども、我々といたしましては、庁内の使用料検討委員会の中で、スポーツセンター系、文化センター系、区民館系と3つのカテゴリーそれぞれに分けて決算分析を行った結果でございますことから、スポーツ施設につきましてはプールなどありますことから、維持管理コストを抑えるのが難しいということで、今回このような使用料の改定の結果に至ったところがございます。  今後、施設ごとのカテゴリーをどうしていくのかというのは、ある意味一つの検討課題としては捉えておりますけれども、今後もカテゴリーというか、施設ごと、場合によっては全体で見直すときもありますし、社会経済動向によってはカテゴリーごとに使用料を引き上げる、引き上げないという検討もあるところでございますことから、今回につきましては、施設全体で使用料の引き上げ20%というのをさせていただいたところでございます。  以上でございます。 148 ◯委員長  大嵩崎委員、これは先ほど条例が可決しているのですから、皆さんに態度表明していただくために意見を言ってもらいたいのですが。 149 ◯大嵩崎かおり委員  今、減価償却費の計算についても矛盾があると述べさせていただきましたし、減価償却費を算定根拠に入れている区はわずか9区だと。それから、新型コロナウイルスの影響もありますけれども、その前に消費税の大打撃があるわけです。区民の皆さんの暮らしも本当に大変になってきている。受益者負担の公平ということで、大幅な値上げをすることはやめるべきだと。  条例は可決してしまいましたけれども、今のこういう経済状況を考えれば、施行をやめるという判断も私はあると思います。ですので、ぜひこの陳情については採択をしていただきたいと思います。 150 ◯榎本雄一委員  新規に付託されました2陳情第8号の1ですけれども、これを見ると、当該施設を無料または低額で利用できるようにすることが云々と。まず無料ということが出てくるのですけれども、これは現実に照らして、まずあり得ない話だと思います。  それから今、大嵩崎委員のほうから、減価償却費を入れて使用料を決めている区はわずか9区とおっしゃいましたが、9区というのは23区中約4割で、これはわずかという表現には当たらないと思います。  財政のほうになるのか、経理のほうになるのかわかりませんけれども、近隣区と比べても高い使用料と陳情の中に書いてあるのですけれども、近隣区といえば、中央区とか墨田区、江戸川区ということになると思うのですけれども、果たして本区の文化施設、スポーツ施設、それから区の施設の使用料が高いのかどうかということは、値上げの後に実際に調べていただいて、資料として出していただければと思います。  もちろん区の施設、さまざまな施設があると思いますけれども、都心区と周辺区によっても違うでしょうし、その辺、料金が妥当というか、近隣区に比べてどうなのかというのは我々知りたいところでございますので、この陳情に対しては不採択としていただきたいと思いますが、今後のいろいろな判断材料として、その辺の使用料の各区との比較というのを、機会があれば出していただきたいと要望しておきます。  以上です。 151 ◯財政課長  近隣区の使用料というところで答弁させていただきますけれども、今回、企画総務委員会の関係ですと、男女共同参画推進センターで5ブロック、墨田区、足立区、葛飾区、江戸川区の近隣区の類似施設の料金を調べさせていただいたところであるのですけれども、例えば男女共同参画推進センターのホール、平日の利用、午前中、例えば江戸川区ですと1万800円、足立区ですと4,500円、墨田区ですと5,000円ということで、ほかの区と比べてそんなに高くないです、はっきり言いますと。そのほか、施設の規模も他区とさほど変わらない中での料金設定となってございます。  また、会議室につきましても、収容人数の規模がさほど変わらない中で、江戸川区、足立区、墨田区よりも安い料金設定となってございます。  以上でございます。 152 ◯石川邦夫委員  先ほど条例も可決されているので、私どもの会派としては不採択でお願いしたいと思います。 153 ◯板津道也委員  私どもの会派も条例に賛成していますので、不採択でお願いしたいと思います。 154 ◯二瓶文隆委員  減価償却というのは、今を生きる我々だけの経費ではなくて、将来にわたる未来のこどもたちに経費を負担させないという意味で、企業会計の中では当然取り入れられている経理処理でありますし、行政の経理にあっても減価償却という概念をしっかり入れてくというのは、未来にツケを回さないという意味では必要なことだと思いますし、今回も条例が可決されておりますので、我が会派もこれは却下していいと思っています。 155 ◯委員長  大方の委員が不採択とのことでありますので、これより挙手により採決を行います。  まず、2陳情第8号の1について、不採択とすることに賛成の委員は挙手願います。                 (賛成者挙手) 156 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、2陳情第8号の1は不採択とすることに決しました。  次に、2陳情第9号について、不採択とすることに賛成の委員は挙手願います。                 (賛成者挙手) 157 ◯委員長  賛成多数であります。よって、2陳情第9号は不採択とすることに決しました。  なお、その旨を議長宛てに報告いたします。  この後、報告事項に入るのですが、報告事項がたくさんありますので、正午前でございますけれども、一旦休憩にしたいと思いますが、いかがでしょうか。              (「賛成」と呼ぶ者あり) 158 ◯委員長  それでは、再開は12時50分です。よろしくお願いいたします。              午前11時50分 休憩  ────────────────────────────────────              午後 0時50分 再開 159 ◯委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 インディア インターナショナル スクール学園に対する旧第            三大島中学校跡地貸付について 160 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「インディア インターナショナル スクール学園に対する旧第三大島中学校跡地貸付について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 161 ◯企画課長  それでは、資料10をごらん願います。  旧第三大島中学校跡地につきましては、平成22年4月1日よりインディアインターナショナルスクールに3年間の有償貸し付けを行いまして、これまで平成25年度、28年度に3年間の期限で契約更新をしてまいりました。平成31年4月の更新時におきましては、移転計画の進捗状況を考慮する点から1年ごとの期限での契約としまして、本年3月までの契約となっております。このため、学校側より再契約の申し入れがあったため、有償貸し付けを継続するものでございます。  1の対象跡地は、旧第三大島中学校跡地の一部で、詳細は資料に記載のとおりです。  2の貸付相手は、学校法人インディアインターナショナルスクール学園であります。  3の契約方法及び貸付期間は、これまでと同様に定期建物賃貸借契約で、貸し付け期間につきましては、旧リサイクルパーク跡地移転に向けて協議中であることから、令和2年4月1日から令和3年3月31日までの1年間としてございます。  4の貸付額につきましては、月額352万6,373円でございます。  説明は以上です。 162 ◯委員長  ただいまの説明に何かお聞きになりたいことございましたら、どうぞ。 163 ◯石川邦夫委員  少し確認をさせていただきます。地域は大島一丁目になるのですけれども、さまざま私のほうにも具体的な陳情というか、ちょっとした苦情なども数多くございまして、こうした中である程度、地域の方も移転に関しては喜ばれているところであります。  こうした中で、今の現状での苦情とか、今までどおり同じようにあるのか、多少苦情はおさまっているのか、状況を伺いたいと思います。 164 ◯企画課長  大島の近隣住民の方からの苦情といいますか、生徒のマナー違反でありますとか、スクールバスの停車位置が少し違いますよといったことですとか、あとは学校ですので騒音の問題、または生えている雑草を早く刈ってくださいというような近隣住民からの苦情というか、お声はいただいております。  以上です。 165 ◯石川邦夫委員  苦情の中身はわかっているので、現実こうした移転が決まった後に、まだ苦情は同じように続いているのか。少し喜びの声も聞いているものですから、苦情が少し減ったかなと。私たちのほうにも、現状として声が少し減ってきた感があるので、その辺はいかがでしょうか。 166 ◯企画課長  一定の方からの苦情というのは、定期的にあるような状況が続いているのですけれども、多くの方から御連絡が来ているといったことは減っております。  以上です。 167 ◯石川邦夫委員  そういった意味では、今までも区のほうはインディアインターナショナルスクールとやりとりをしてきたので、今後もぜひそうした苦情に関しては学校のほうにも伝えていただいて、少しでも苦情がおさまっていくことは、移転が決まったとはいえ、今後もぜひ取り組んでいただきたいと思います。これは要望させていただきます。 168 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 169 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 江東区行財政改革計画(案)について
    170 ◯委員長  報告事項2「江東区行財政改革計画(案)について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 171 ◯企画課長  江東区行財政改革計画(案)について御説明いたします。資料11をごらんください。  本計画の策定につきましては、前回第4回区議会定例会の本委員会にて、素案について御報告をしたところでございます。その後、追加、文言修正等を行いまして、今回、江東区行財政改革計画の案がまとまりましたので、御報告をするものです。  1ページから4ページまでの内容につきましては、前回の委員会で御報告した内容から変更した箇所はございません。  5ページからの個別項目についてですが、こちらにつきましては追加修正した箇所がございますので、御説明をいたします。  まず、17ページをお開き願います。No.14、江東きっずクラブの推進及び21ページのNo.23、江東きっずクラブ(学校外)の管理運営の見直しですが、こちらは「学童クラブ」という表記から「江東きっずクラブ」に名称を変更いたしました。  続きまして、21ページをお願いします。No.22、児童館の管理運営の見直しですが、こちらの取り組み方針のところですが、「子ども家庭支援センター」を追記し、「乳幼児子育て支援施設との連携等についても検討する」と追記をいたしました。  23ページをお願いします。No.26、公営住宅のあり方検討のところですが、こちらは年次計画のところに具体的に計画内容を追記いたしました。  変更箇所については以上です。  恐れ入ります。44ページをお願いいたします。IIIの定員適正化計画につきましては、前回の委員会から変更箇所はございません。  本計画(案)につきましては、本年3月にて計画策定の予定となってございます。  説明は以上です。 172 ◯委員長  ただいまの説明に何か聞きたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 173 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 江東区情報化推進プラン(案)について 174 ◯委員長  次に、報告事項3「江東区情報化推進プラン(案)について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 175 ◯情報システム課長  12月開催の本委員会におきまして、江東区情報化推進プランの概要について御説明させていただきましたが、最終案がまとまりましたので、御報告いたします。  プラン策定の趣旨、プランの位置づけ、施策の体系について、主なポイントを御説明いたします。恐れ入りますが、資料12-1をごらんください。  プラン策定の趣旨につきましては、資料記載のとおりですが、ICTを利活用し、区民にとって便利で質の高い行政サービスの提供と効率的な行政運営を推進するため、本プランを策定するものです。  プランの位置づけについては、江東区基本構想、江東区長期計画で掲げる区の将来像を情報化の側面から実現するための個別計画であり、情報化推進に関する方針と方向性、具体の取り組みについて定めるものです。また、官民データ活用推進基本法第9条第3項の規定に基づく江東区官民データ活用推進計画として位置づけます。同法が掲げる行政手続等のオンライン化原則、オープンデータの促進、データの円滑な流通の促進、マイナンバーカードの普及・活用、情報格差の是正、情報システム改革・業務の見直しについての取り組みを定めます。  本プランの期間は、令和2年度から令和6年度までの5カ年といたします。  資料3ページをごらんください。プランの体系となります。  本プランではICTの利活用を推進し、全庁一丸となって業務の効率化や一層の住民サービスの向上を進めていくため、目指す姿を「区民にとって便利で質の高い行政サービスの提供と効率的な行政運営」と定め、指針1「ICTを活用した行政運営の更なる効率化」、指針2「より質の高い行政サービスの提供」、指針3「情報インフラの整備・更新」、指針4「ICTガバナンスの強化と情報セキュリティの確保」の4つの指針を柱に10の施策を置き、情報化への取り組みも進めてまいります。  具体的には、施策1と施策2においては、RPA、AIなど、ICTを活用した行政運営の効率化を図ります。また、施策3から施策5については、電子申請の拡充やマイナンバー制度の推進、学校のICT環境の整備など、区民の行政サービスの利便性向上のための取り組みを進めてまいります。そして、施策6から施策8では、それらを支える情報インフラの整備・更新と、施策9、施策10ではICTガバナンスの強化、ICT人材の育成、情報セキュリティーの確保に取り組んでまいります。  この10の施策をもとに、4ページ、5ページ記載の16の個別の施策の方向性を定め、来年度以降、各所管のICT活用の意向やニーズの把握を行うとともに、具体な取り組みを定め、年度ごとに進捗管理を行い、全庁的に情報化への取り組みを推進してまいります。  なお、プランの詳細につきましては、資料12-2、プラン(案)を御参照ください。  最後に、今後のスケジュールでございますけれども、3月中に計画の策定を行い、4月にホームページでプランの全文の公開を行う予定でございます。  説明は以上でございます。 176 ◯委員長  ただいまの説明に何かお聞きになりたい点ございますか。 177 ◯大嵩崎かおり委員  予算委員会の中でも質疑がありましたけれども、ICT化を推進していくことによって業務が効率化される側面があるかと思うのですけれども、システム開発ですとか、かなりの費用がこれまでもかかっているものがありますよね。制度が変わったりすると、また改修が必要だということで、多額の費用がかかるわけです。これからどんどんICT化していくことによって、そういう費用が増大をするということが少し心配なのです。  よく行政は費用対効果ということを言いますけれども、何をどこまでどのように進めるのかという基準みたいなものがあるのかどうか、その辺をどのように考えているのかというのが1つ。  それからもう1点は、予算委員会の中では、ICT化を進めていくことによって業務を効率化する一方で、セキュリティー対策ですとか、個人情報保護の関係でかなり大変になる、お金もかかるというお話もありましたけれども、先ほどの費用対効果のところも含めて、その辺をどのように考えているのか、まず伺いたいと思います。 178 ◯情報システム課長  これまで情報化施策については、その時々の情報通信技術であるとか、自治体を取り巻く環境などに応じて、適切に入れてきたということはあります。  ただ、今ICTが進展してきて、こういったICTを活用して行政の効率化を図るとか、もしくは区民サービス向上を図るということは、区のあらゆる分野における課題となってきています。こういった指針を設けていないわけですけれども、そういった中でばらばらと各所管が必要性に応じて取り組んでいくことについては、今、大嵩崎委員御指摘のとおり、全体的にそごがあって無駄が生じるという部分もありますので、その観点から今回、全庁的なプランを定めまして、コストとか効果、リスクを全体として最適化して、合理的に無駄のない形でICTの利活用を、このプランを設けることによって図っていくことを考えています。  ですので、各所管が実施する内容に基づいて、また違う目でガバナンスを図っていって、そこをきちんと管理していくという、このプラン自体に応じてそういうところを担保していくところが、基準にかわるものと考えてございます。  セキュリティーについても、各所管がシステムを入れていく中ではどうしても漏れということがあるかと思いますので、そこについても、セキュリティーについてこういったプランできちんと定めて、そこを担保していくことを、このプランで目指していきたいと思っております。  以上でございます。 179 ◯大嵩崎かおり委員  それで、具体的にどういうところで進めていくのかというのは、各所管で取り組んでいくことになると思うのですけれども、1つはSDGsで「誰も取り残さない」ということを掲げて、言われているわけですけれども、ICT化が進んでいくと平準化というか、一律の基準を設けて処理していくということにだんだんなっていくかと思うのです。そうすると、そこに当てはまらない人たちが取り残されてしまうのではないかという不安もあるのですけれども、そういったことについてはどのように考えているでしょうか。  それともう一つは、ここ数年の技術の進歩というのは、本当に追いついていけないぐらいのものがあると思います。少し前までは、それこそ25年、30年ぐらい前まではワープロを使っていたところが、コンピューターが導入をされて、その後、パーソナルコンピューターだって1人1台の時代になって、今また、どんどんどんどん新たな技術が開発されている中で、それが本当にいいのかどうかというか、必要なのかどうかという判断が、一般の人たちにはつかなくなってきているところもあると思うのです。  必要なセキュリティーなどは当然やっていく必要はあるかと思うのですが、それが本当に適正な価格なのかどうかとか、必要なものなのかどうかというのは、どうしても私たちだけでは判断できなくて、業者さんに言われるがままにやらざるを得ない部分も出てきているような状況、実際、私もそうなので、そこの判断というのはどのようにされていくのか、その辺も伺いたいと思います。 180 ◯情報システム課長  まず、1点目のお尋ねですけれども、確かにICTを活用して、そればかりになってきてしまうと、例えばそういうことが苦手な方もいらっしゃるとは思うのですけれども、今、例えばAIなどで自動応答で対応するというサービスを入れているところもありますけれども、それを入れる一方で、それを使えないとか、もしくは職員に直接尋ねたいとか、そういう方もいらっしゃる。行政ですので、そういうところには、システムを入れつつも、そういう方のために配慮していくというのは必要になってくるかなと。そういう視点を残しつつ、ICTを活用していくという点でカバーしていきたいと考えております。  あと、2点目のお尋ねですけれども、確かに費用面であるとか、業者が持ってきたコストは本当に適正なのかとか、そういう判断ですけれども、現状とすれば、区の職員ももちろんそれをチェックいたしますけれども、外部委託している専門家であるICTアドバイザーという方がいらっしゃいますので、そういったところに意見を聞きながら、適正なものになるように努めてまいりたいと考えてございます。 181 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 182 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 令和元年度包括外部監査報告について 183 ◯委員長  次に、報告事項4「令和元年度包括外部監査報告について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 184 ◯総務課長  それでは、資料13をお願いいたします。令和元年度包括外部監査報告について御説明いたします。  既に本定例会におきまして、監査人のほうから御報告させていただいているところでございますが、地方自治法及び本区条例に基づきまして外部監査を実施いたしました。  今年度の監査テーマは、障害者福祉事業に関する財務事務の執行についてであり、監査対象年度及び対象部局、実施期間につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。  6の包括外部監査人は、昨年度に引き続き公認会計士の作本遠氏で、補助者は弁護士資格を有する者1名を含む公認会計士8名であります。  7の監査結果と意見ですが、今回は10件の指摘事項と64件の意見事項がございました。指摘事項としては、施設の改修に当たり設置された備品が、備品登録されていないこと等について指摘がありました。また、意見事項として、要綱等の見直しが必要なもの、また障害者や障害児の安全にかかわる事項等が挙げられております。  今後、監査結果に基づく措置を検討、実施し、監査委員へ通知する予定であり、措置状況については区ホームページで公表してまいります。  説明は以上でございます。 185 ◯委員長  今の説明に何かお聞きしたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 186 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 専決処分した事件の報告について(損害賠償額の決定) 187 ◯委員長  次に、報告事項5「専決処分した事件の報告について(損害賠償額の決定)」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 188 ◯総務課長  それでは、資料14をお願いいたします。今回の御報告は、文化財調査中の事故及び清掃車の事故に係る損害賠償額の決定2件であります。  まず、第1の事故でありますが、発生年月日及び発生場所は記載のとおりです。  事故の概要は、白河一丁目3番32号、霊巖寺墓地内におきまして、文化財保護推進協力員が、文化財調査の一環として当該墓地内で墓碑の写真撮影をした際、バランスを崩して右腕で灯籠に寄りかかり、さおから上の部分を崩落させ、当該灯籠を破損したものであります。  決定年月日は令和2年1月16日、損害補償額は灯籠の修理費38万5,000円でございます。  第2の事故は、発生年月日、発生場所は記載のとおりでございます。  事故の概要は、枝川一丁目10番地先路上におきまして、ごみ出しサポート事業を実施中の職員が、運転する清掃車をバック誘導なしに後退させた際、後方より走行してきた自転車に接触して転倒させ、乗車していた母子2名に頸椎捻挫等の負傷を負わせるとともに、同自転車を全損させたものであります。  決定年月日は令和2年1月20日、損害補償額は治療費及び修理費等98万3,779円でございます。  本件は、いずれも区職員及び区の委託職員の不注意による事故であり、区の責任は極めて重大と認識してございます。いずれの部署におきましても、事故の状況を全職員に周知し、作業における安全管理対策の徹底、事故防止に向けての注意喚起を行うなど、再発防止に努めてまいります。  なお、本件につきましては、3月9日開催の区民環境委員会でも同様の報告をさせていただく予定でございます。  報告は以上でございます。 189 ◯委員長  ただいまの報告につきまして、何かお聞きになりたいことございますか。 190 ◯大嵩崎かおり委員  2番目の清掃車の事故ですけれども、これは本当に死亡事故にならなくてよかったと思います。自転車が全損ということですので、これは事故としては大変重大な問題だと思います。  本当にこれからも気をつけていただきたいと思うのですけれども、これは保険との関係はどのようになっているのか伺いたいと思います。 191 ◯総務課長  大嵩崎委員御指摘のとおり、重大な事故であり、反省をしているところでございます。保険につきましては、こちら清掃車の事故でございますので、自賠責保険が適用されているところでございます。文化財につきましては、区の自治体損害賠償保険のほうで適用しているところでございます。  以上でございます。 192 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 193 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 東日本大震災に伴う被災自治体への職員派遣について 194 ◯委員長  次に、報告事項6「東日本大震災に伴う被災自治体への職員派遣について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 195 ◯職員課長  東日本大震災に伴う被災自治体への職員派遣について御説明いたしますので、資料15をごらんください。  職員の被災地派遣につきましては、平成24年度より実施しておりますが、来年度も岩手県大槌町に2名、福島県川俣町に1名、計3名の職員の派遣を行い、被災自治体に対して人的支援を継続してまいります。  以上で説明を終わります。 196 ◯委員長  ただいまの説明に何かお聞きになりたいことございますか。 197 ◯大嵩崎かおり委員  派遣職員の方、本当に御苦労されて頑張っていただいてありがたいと思うのですけれども、これ期限というのはどのようになっているのでしょうか、伺います。 198 ◯職員課長  それぞれの被災自治体から、来年度で特措法が切れるということで、来年度の派遣期間については、1年ということで派遣協定を締結する予定で、その後は特措法の延長等を踏まえて協議していきたいと、被災自治体からは言われているところでございます。 199 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 200 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項7 江東区人材育成基本方針(案)について
    201 ◯委員長  次に、報告事項7「江東区人材育成基本方針(案)について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 202 ◯職員課長  江東区人材育成基本方針(案)について御説明いたしますので、資料16-1をごらんください。  項番1の目的ですけれども、新たな行政課題に対して素早く意欲的に、思いやりを持った職員を育成するために、新たに策定するものでございます。  次に、項番2の経緯ですけれども、現行の基本方針は平成22年に策定をし、約10年が経過し、その間、区を取り巻く環境の変化や新たな課題、人事制度の改正など多数の変化があったこと、また新たな長期計画の実施を下支えする人材の育成を同時に進めていく必要があったことにより、新たに策定することとしたものでございます。  それでは、概要について御説明いたしますので、資料16-2をごらんください。  まず、大きな1番の「人材育成基本方針」策定の概要でございます。  2番、人材育成を取り巻く状況では、年齢別職員数や採用試験受験者数の推移を、客観的な数値やグラフを掲載し、分析をしているところでございます。  また、3の10年間を見据えた予想される環境変化では、高齢期職員の増加やICTのさらなる利活用、専門性を有する人材育成などの問題提起をしているところでございます。  また、本方針の位置づけとしまして、基本構想の実現に向け、新長期計画を初めとするさまざまな計画を推進する職員を、能力開発や人材育成の面から下支えする方針として位置づけたところでございます。  次に、大きな2番の江東区が育てたい職員ですけれども、江東区が育てたい職員として、目指すべき職員像をキャッチフレーズにしてあらわしました。それが概要版の一番下の部分にあらわしてあるとおり、「『チーム江東』一丸となって 区民の信頼に応え 積極・果敢にチャレンジする 実行力のある 職員」となります。  また、職員のキャリアデザインの項目を新たに追加しまして、職員が将来の目指す姿をイメージできるよう、昇任モデルの表をあらわしたところでございます。  続いて、大きな3番の人材育成への取組みですけれども、具体的な取り組みを一覧であらわすことにより、進捗管理しやすく改めたところでございます。  また、項目の一つに「他部署との連携強化」を追加いたしまして、今回のキャッチフレーズの冒頭部分である「チーム江東」の実現に向けて取り組んでいけるようにしたところでございます。  さらに、今後、各部署で取り組んでいく人材育成の参考例として、コラム、各部署の人材育成の取り組み例を入れまして、事例1では納税課のOJTの取り組み、事例2では江東区保健所保健師の人材育成の取り組みを掲載したところでございます。  続いて、大きな4番の推進に向けてでは、第3章の取り組みを推進し、実際の行動に移していくために、それぞれの果たすべき役割を記載したところでございます。  新たな人材育成基本方針の概要説明は以上となりますが、職員一人一人が仕事に対する強い意欲を持ち、みずからの持つ能力を最大限に発揮して、魅力ある江東区をつくり上げていくことができるよう、人材育成に力を注いでまいります。  以上で説明を終わります。 203 ◯委員長  ただいまの説明に何かお聞きになりたいことございますか。 204 ◯中根たくや委員  人材育成基本方針の新たな策定ということで、長期計画の下支えとして10年間を見据えた環境変化に対応する上でも、大変意義のあることと考えております。  そこで3点お伺いをしたいのですが、まず1つ目が、定期的に検証して、今後のさまざまな環境変化に対応していくことへの必要性を感じますけれども、基本方針の検証に関してどのように考えているのか、これが1点目。  2つ目は、23ページにある職員のキャリアデザインというのは、将来がイメージしやすくて、目標計画を立てやすい表と思います。また、一方で、4ページの年齢別職員数の表を見てみますと、私と同世代、40代前半の職員数が少ないという状況から見ますと、今後、管理職不足が懸念されますけれども、そういった部分の、基本方針を軸に具体的にどのような対策を検討されているのか。  3点目が他部署との連携不足についてですけれども、これを人材育成と兼ねて、今後どのような解決策を考えていらっしゃるのか。例えば部署を超えた人事交流、そういったもので他部署の業務に実際に携わりながら、経験値をふやすといったことも必要と考えますけれども、以上3点お伺いします。 205 ◯職員課長  まず、本方針の検証というところでございますけれども、先ほど御説明したとおり、本方針に基づいた具体的な取り組みにつきましては、毎年度進捗管理をしていく予定でございます。その進捗状況に伴いまして、その効果のほどがどうなのか、または新たな制度改正などが出てきたときに、柔軟に取り組みを改善できるようにしていきたいと考えてございます。  次に、キャリアデザインに伴って、40代の職員が不足しているというところで、管理職不足に陥るのではという御懸念だと思いますけれども、確かに本区職員につきまして、40前後につきましては採用抑制があった年代ということで、極端に少ない割合となってございます。  その補填をするという意味合いで、経験者採用制度を使って徐々に40代職員をふやしてきたところではございますけれども、今後も経験者採用をふやして、その補填を続けるというところと、あと管理職選考については、最短で30代前半で選考を受験できることになっておりまして、実際に30代前半から選考を受けている職員も多く出てきておりますので、そういった意味合いからいうと、不足するということはないのかと感じてございます。  それから最後、連携というところでの人事交流等の御提案でございますけれども、確かに、山崎区長が「『チーム江東』一丸となって」と言っておりますので、部署間連携を深めて、相乗効果でさまざまな施策を実施していくことが望ましいのですけれども、現状、部署間の連携が不足していることから、単体での政策実施ということが出てきていることから、こうした連携を強化するということを人材育成基本方針の中に盛り込んだところでございます。  その中で、人事交流というところで、部署間の人事交流につきましては、毎年の人事異動の中で部署をまたいだ人事異動というのは定期的にやっているわけですけれども、例えば年度の途中で短期間、他の部署に応援に行くですとか、そういうことができるかどうかについては検討していきたいと思いますし、また今もやっておりますけれども、今後も部署間をまたいだプロジェクトチームを結成して、連携を強めた施策の展開、発案ということはやっていきたいと考えてございます。 206 ◯中根たくや委員  ありがとうございます。特に他部署との連携不足という部分では、部署を超えて、例えば閑散期とか、そういったところもあると思いますので、そこを活用しながら人事交流をすることによって、新たな発見などがあって、また戻ってきたときにそれを生かせるといったことも考えられますので、ぜひ御検討を要望したいと思います。  また、職員の皆様がモチベーションを高く仕事できるように、この基本方針の定期的な検証と、また、環境変化への柔軟な対応をしていただきながら、よろしくお願いします。  以上です。 207 ◯大嵩崎かおり委員  この方針の策定のメンバーを見ますと、課長や次長、局長ということになっています。一番最後の48ページにメンバーが記載されているかと思うのですけれども、これは実際に職員の方たちの意見がどのように反映をされているのか、伺いたいと思います。 208 ◯職員課長  今年度の方針策定に当たって、その基礎資料となる職員のアンケートにつきましては昨年度実施をいたしまして、職員の意向ですとか考えについては反映させたものになってございます。 209 ◯大嵩崎かおり委員  この間、係長のなり手がないというのが大きな問題となってきました。  今回、職員に求められる能力、態度ということで記載もされているわけですけれども、公務員というのは住民全体への奉仕者ということであるわけですよね。求められる能力、態度というところでは、専門知識、幅広い知識ということも挙げられているのですけれども、今実際、区の業務がどんどんと民間委託をされて、保育でも、高齢者の現場でも、障害者の分野でも実際に区民の皆さんと直接日々接しているのは、そういう委託先の人たちであり、業者の人たちという状況に、この間どんどんなってきてしまっているわけです。  現場の実態を職員自身がなかなか直接、話は聞くでしょう、苦情ですとか何だとか。だけれども、実際に自分たちが経験をした中で、今区民にこれが必要なのだということを感じることのできる職員がどんどん少なくなってしまうのではないか、ひいては区民サービスが後退してしまうのではないか、そういう能力が職員の皆さんになくなってしまうのではないかということを心配しています。  それで、そういうところから、一方で行財政改革だということで、必要だと思ったことでも実施していけない現状もあるということになりますと、本当に職員の皆さんにとってはやりがいという点ではどうなのかと思うのです。  行政の役割というのは、困ったことを抱えている人たちに寄り添って、それをどう解決をしていくのか、個人ではなかなか解決できないところに寄り添っていくことが、一番大事な仕事ではないかと思っているのです。  ですから、そういう職員の皆さんが住民のために役に立っているということが実感できるような、人材育成の点でもそういうところを視点に置いてやっていただきたいと思っていますけれども、いかがでしょうか。 210 ◯職員課長  職員は、区民目線という視点を忘れずに執務するということを大事にしておりますので、人事異動等の中で内部官房系の職場だけでなく、直接区民と接する窓口職場ですとか、ケースワーカーなどを経験させて、絶えず区民のニーズというものを意識した仕事ができるようにしてまいりたいと考えてございます。 211 ◯委員長  ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 212 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項8 令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用につ            いて 213 ◯委員長  次に、報告事項8「令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 214 ◯経理課長  報告事項8、令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用について御説明いたします。資料17でございます。  本件につきましては、国土交通省より、令和2年3月から、公共工事設計労務単価が本年度当初の労務単価と比べ全国平均で2.5%、被災3県では2.9%の上昇となり、早期適用が要請されたため、本区においても国の要請に基づきまして、新労務単価の早期適用を図るというものでございます。  内容といたしましては、2の(1)と(2)にまとめてございますが、1点目がインフレスライド条項の適用による契約変更でございます。対象工事といたしましては、ア、令和2年2月29日以前の契約のうち、3月1日において工期の始期が到来していない案件、またイといたしまして、令和2年3月1日が工期内にある工事で、かつ基準日以降の工期までの工事期間の残工事が原則として2カ月以上あるものとなってございます。  2点目が特例措置による契約変更で、対象工事は(2)にありますが、令和2年3月1日以降に契約を締結する工事のうち、旧労務単価を適用して予定価格を積算しているものでございます。  本区におきましても、4月からの発注工事から新労務単価に基づく予定価格の積算を図ることとし、国土交通省による要請を踏まえ、契約変更の適用対象契約につきましては、契約相手方からの申請に基づきまして、協議が調った案件について契約変更を行うと考えてございます。  なお、新労務単価を適用した結果、どの程度の影響があるかについては、現在、積算中でございますけれども、公共工事の発注者としての責務を踏まえまして、予定価格の適正な設定を図ってまいります。  説明は以上でございます。 215 ◯委員長  本件につきまして、何かお聞きになりたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 216 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項9 江東区庁舎使用のカヤバシステムマシナリー(株)製免震用            オイルダンパーの交換について 217 ◯委員長  次に、報告事項9「江東区庁舎使用のカヤバシステムマシナリー(株)製免震用オイルダンパーの交換について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 218 ◯営繕課長  それでは、資料18をごらん願います。  本件につきましては、一昨年の10月16日に、国土交通省住宅局より、KYB及び子会社のカヤバシステムマシナリーが製造した免震・制振装置であるオイルダンパーの国土交通大臣認定等の不適合の発表があったものでございます。区では、検査データが改ざんされた製品が庁舎に使用されていることを確認いたしましたことから、これの交換工事を実施したものでございます。  1の設置状況でございます。本庁舎は、平成23年度から24年度にかけて免震工事を行い、庁舎1階の免震層の変形を抑えるために、当該ダンパーを20台設置している状況でございます。  2のオイルダンパーの交換工事の実施につきましては、昨年の11月16日から12月15日までで、施工者は、庁舎免震工事を実施しました竹中工務店より、20台のオイルダンパー全数の交換工事を実施いたしてございます。  3の交換したオイルダンパーの性能確認方法につきましては、1)第三者機関として、国指定の性能評価機関であるビューローベリタスジャパンにより、工場での製品検査が行われ、これの立会報告書を提出させてございます。次の2)は、区職員による工場検査を、昨年10月に実施いたしてございます。次の3)は、工事期間中におきまして、区職員がオイルダンパーの交換工事に立ち会ってございます。  4の現状の安全性につきましては、大臣認定基準のオイルダンパーが設置できましたことにより、設計当初の要求性能を満たした状態となり、当初見込んだ安全性が確保できてございます。  私からの説明は以上でございます。 219 ◯委員長  本件につきまして、何かお聞きになりたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 220 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項10 令和元年度選挙出前授業・模擬選挙について 221 ◯委員長  次に、報告事項10「令和元年度選挙出前授業・模擬選挙について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 222 ◯選挙管理委員会事務局長  それでは、資料19をお願いいたします。令和元年度選挙出前授業・模擬選挙についてでございます。  1の令和元年度実績につきましては、(1)の実施状況に記載のとおり、小学校5校、中学校3校、高校3校で実施したところでございます。  2ページをお願いいたします。(2)の学校側の反応ですが、授業後のアンケートでは、18歳になって選挙権が得られたら投票に行くとの回答が小中学校ともに8割以上あり、この出前授業・模擬選挙をきっかけといたしまして、今後の若年層の投票率の向上が期待されるところでございます。  また、今年度に引き続き、令和2年度も選挙出前授業・模擬選挙の実施を希望する学校もあり、学校としても効果的な取り組みといった評価をいただいていると考えてございます。  次に、2、令和2年度の取組み予定でございますが、小学校は4校を募集しましたところ、7校から応募があり、調整の結果、記載の5校で実施を予定しており、中学校、義務教育学校(後期)につきましては、記載の3校で実施してまいります。また、高校につきましては、改めて希望を募りまして、実施してまいりたいと考えてございます。  報告は以上でございます。 223 ◯委員長  本件につきまして、何かお聞きになりたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 224 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項11 契約状況調書について 225 ◯委員長  次に、報告事項11「契約状況調書について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 226 ◯経理課長  資料20でございます。今回の御報告は、工事1件、物品2件でございます。  まず、工事1の御船橋架替工事(その2)でございます。一般競争入札で千代田建設興業株式会社が1億1,031万6,800円で落札し、令和2年1月28日に契約いたしてございます。工期は令和3年3月15日まででございます。  次に、物品でございます。木製書架外供給(香取小学校)でございます。指名競争入札により株式会社香取が2,805万で落札し、令和元年12月18日に契約いたしました。納期は令和2年3月31日まででございます。  次に、備蓄食料供給でございますが、指名競争入札により株式会社廣瀬商会が2,554万6,320円で落札し、令和元年12月25日に契約いたしました。納期は令和2年3月27日まででございます。  簡単でございますが、説明は以上でございます。 227 ◯委員長  本件につきまして、何かお聞きになりたいことございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 228 ◯委員長  では、本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告
    229 ◯委員長  以上で本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。               午後1時37分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...