江東区議会 2019-12-04
2019-12-04 令和元年文教委員会 本文
↓ 最初
のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前9時59分 開会
◎開会
の宣告
◯委員長 おはようございます。ただいまから、
文教委員会を開催いたします。
────────────────────────────────────
◎議題1 1陳情第10号 江東区
放課後こどもプランの拡充を求める陳情
(継)
(同趣旨
の陳情外1件 1陳情第20号)
◎議題7 1陳情第45号 江東区
放課後こどもプランの拡充を求める陳情
(継)
2
◯委員長 それでは早速、
委員会審査に入ります。
これから審査いたします、議題1「1陳情第10号外1件」及び議題7「1陳情第45号」
の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。
理事者から、一括説明を願います。
3
◯地域教育課長 それでは私から、1陳情第10号及び1陳情第45号
の状況についてお答えいたします。
これまで
の事業を拡充した新たな
放課後こどもプランに基づく事業、こちらを令和2年4月1日から実施するため、現在、新
年度B登録児童を対象に募集案内を周知・配布し、入会
の受け付けをしているところでございます。
以上でございます。
4
◯委員長 本件について、一括質疑を願います。
5
◯赤羽目民雄委員 おはようございます。この間、この委員会
の審議
の中で、この陳情についてB登録
の育成室
の確保が難しいと。確保できてないクラブが9つあるという
のが、この間、課長さん
の答弁
の中でありましたけれども、具体的にどこ
のクラブが確保できない
のか御教授いただきたい。
それと、今御説明あったとおり、来年度
の申し込みが始まるということですけれども、それはいつから始まる
のか。それから、育成室
の確保については見通しは立っていらっしゃる
のか。確保できない場合には、かわる対応策という
のは検討されている
のか伺います。
6
◯地域教育課長 まず、育成室
の確保が困難なクラブでございますが、例えば元
加賀小学校であったりとか、砂町地区
の四砂小学校、
明治小学校等と保留児童が発生しているところという
のは確保が非常に困難な
のかと考えているところでございます。
次に、来年度
の募集につきましては、今現在、B登録につきましては募集案内、受け付けをしているところでございます。その結果につきましては、2月以降に順次、入会
の決定を
保護者宛てに通知してまいりたいと考えているところでございますが、そのほかA登録
の事業につきましては、3月
の上旬を皮切りに募集を開始させていただくということで、既に御案内をさせていただいているところでございます。
次に、育成室
の確保について
のお尋ねでございますが、まず、確保に関する考え方
の前提でございます。こちらは児童数ですとか学校施設
の利用状況、こちらをまず鑑みた上で、最善
の策を検討していくということでございますが、この前提
の中で2つ
の考えを中心に、今現在対応しているところでございます。
まず、1つ目といたしましては、
放課後こどもプランに記載してございますが、環境改善、つまりこちらは学校と今現在
の覚書をクラブで交わしておりますが、児童
の利用環境を改善するために学校と調整をさせていただいている内容といたしましては、空き教室を効率的に活用するということを前提といたしまして、学校
の運営状況もございますので、そちらをあわせながら月単位、もしくは週単位を基本に、学校側にも最大限
の配慮をいただきながら、
活動スペースの確保について協議しながら対応しているところでございます。
それからもう一つ、こちらは今回
の本会議でも御答弁申し上げましたところでございますが、他
の公共的施設の活用ということを今現在考えているところでございます。ただ、この考え方は、学校
の外
の施設を利用することでございますので、その安全確保が非常に重要だと考えているところでございます。そのため、ボランティア、保護者など地域
の協力もいただきながら、児童が多様な経験ができるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
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◯赤羽目民雄委員 では、簡潔に1点だけ。本会議で
の答弁でもあったとおり、ほか
の公共的施設の活用も検討するという答弁だった
のですけれども、具体的にどんな施設を考えていらっしゃる
のか。例えば
スポーツセンターとか、そういう施設も対象になる
のですか。伺います。
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◯地域教育課長 まず、具体的な施設につきましては、現在検討を進めているところでございますが、利用している児童
の学校、利用学校に比較的近い施設、当然これは
スポーツ関係施設を視野に入れているところでございます。ただ、こちらにつきまして、まず安全確保をしっかり固めた上で、対象施設を選定してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
9
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
10
◯委員長 本件は
一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
11
◯委員長 御異議ございませんので、本件は
一括継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題2 1陳情第12号
幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)
◎議題5 1陳情第22号
幼稚園廃園計画の中止を求める陳情(継)
◎議題6 1陳情第40号
区立幼稚園4園
の廃園計画の中止を求める陳情
(継)
◎議題8 1陳情第46号
幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)
◎議題10 1陳情第55号
江東区立幼稚園の民営化をしないことと、3年保
育
の拡充を求める陳情(継)
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◯委員長 次に、これから審査いたします議題2「1陳情第12号」、議題5「1陳情第22号」、議題6「1陳情第40号」、議題8「1陳情第46号」及び議題10「1陳情第55号」
の5件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。
理事者から、一括説明を願います。
13
◯学務課長 これら5件
の陳情でございますが、
区立幼稚園の今後
のあり方に対するものでございまして、前回
の報告から特段
の動きはございません。
以上でございます。
14
◯委員長 本件について、一括質疑を願います。
15
◯赤羽目民雄委員 この後
の報告ともかぶってしまう
のですけれども、来年
の4月から
南陽幼稚園と
豊洲幼稚園で3歳児保育が始まるという、その応募があって、抽せんになりまして、その結果、今回入れないお子さんがたくさん出てしまったと伺いました。
区立幼稚園はこの間、人が集まらないとかというお話だった
のですけれども、区民
のニーズに合わせたら、それだけ多く
の保護者
の方が応募されるわけで、それは今回
のこの結果を見て、本当に証明された
のではないかと思う
のです。
この
廃園計画という
のは、ここで1回立ちどまって、3歳児保育
の実施園を拡充して、
区民ニーズに合わせていくほうが大事ではないかと思いますけれども、その辺はいかがか、区
の見解を伺いたいと思います。
それから、廃園対象とした理由
の中に入園希望が少ない、今言っている在園児
の数が少ない園となっていましたけれども、今回、廃園対象
のちどり幼稚園は、3歳児保育を実施してない幼稚園では、
辰巳幼稚園、
ひばり幼稚園、
東砂幼稚園に次いで4番目に応募者が多い幼稚園でした。地域
の多く
の方がこの幼稚園にお子さんを預けたいということだと思いますので、これはいま一度需要
の調査という
のをやるべきではないかと思う
のです。
このまま
計画どおりに進められてしまうと、
ちどり幼稚園は
富岡地区唯一の区立園です。これはこれまでにも指摘しましたけれども、このままだとこの地区から幼児教育
のセンターがなくなってしまいますし、障害児とか発達に課題があるお子さん、支援を要するお子さんを受け入れる施設が減ってしまうことになってしまうと思う
のですけれども、その辺も含めて区
の見解を伺いたいと思います。
16
◯学務課長 令和2年度
の園児募集
の状況については、後ほど報告事項で詳しく説明をさせていただきますけれども、
赤羽目委員お尋ねのとおり、令和2年4月から開所いたします
南陽幼稚園、
豊洲幼稚園、2園
の3歳児につきましてはかなり
の応募者数があったものと認識をしています。より低年齢児からこどもを預かってほしいという区民
のニーズについては、予測していたところではありますけれども、やはり多いと感じたところでございます。
今後、3歳児
の実施園をさらに拡大すべきと
の御意見かと存じますけれども、区立はまずこの2園で3歳児を来年実施させていただいて、その実施状況を当然見ていくこともございますけれども、これまで
の区内
の幼稚園
の状況といたしましては
区立幼稚園が2年保育、
私立幼稚園が3年保育ということで、役割分担
の中で実施をしてきたということでございます。その点では、今回
の私立幼稚園の応募状況もつぶさに見ていかなければいけないかと思っています。
まだ途中
の段階ですので、確定的なことは申し上げられませんけれども、
私立幼稚園の3歳児
の募集について、無償化
の影響も考えていかなければなりませんが、余り多くふえてはいない、やや微減でないかという園もございまして、今回、
南陽幼稚園と
豊洲幼稚園で3歳児を始めた理由
の中に、まず
南陽幼稚園については東陽地区に
私立幼稚園がないというところもありまして、実施をしたところ、また
豊洲幼稚園につきましてはこども
の数が多い、待機児も多いということで実施をさせていただいているものでありますが、今後、3歳児に拡大していくに当たっては
私立幼稚園の理解も得ながら進めていかなければならない、慎重に検討していくべきと考えております。
また、今回
の募集
の中で廃園が決定していながら減っていない園もある、
ちどり幼稚園という御指摘でございますけれども、これにつきましてはかねてより御答弁差し上げているとおり、今回
の単年度
の応募状況を見るだけではなくて、今後
の各地域
の児童数
の状況も踏まえて検討してきましたし、今後も確認をしていくべきと考えております。
毎年募集をしておりまして、その状況を見ることで、需要
の調査を改めてするという考えは今ございませんけれども、無償化
の影響、あるいは経年
の変化をつぶさに見ながら、計画について見直しが必要かどうかという
のはその都度確認をしていくべきと考えております。
以上でございます。
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◯赤羽目民雄委員 かなり応募があって、区民
の方
のニーズは非常に多いと。区民
のニーズは、公立
の幼稚園に預けたいという
のが私は大きい
のではないかと思っています。
あと、この間、今後
の状況を見ていくというお話だったけれども、
廃園計画が進んで、後
の報告事項ともかぶってしまうので、同じことを言う
のはあれな
のですけれども、また報告事項で言いますけれども、今後
の状況
の中で今までもこども
の数が減っていくとか、児童が少ないと言って、小学校、例えば
白河小学校を廃校にしました。そうしたら、その地域に
マンション計画がぶわっとふえて、学校が足りなくなるような、教室が不足するような事態になって、今、元
加賀小学校とか教室不足で深刻な現状があります。
低年齢児
のお子さんを預けたいという
区民ニーズがあると
の課長さん
の答弁があったけれども、今なかなか解消されない
保育園待機児童の問題にとってもこれは効果的な
のではないかと思うので、
廃園計画は立ちどまって、再考をぜひ求めたいと思います。
以上です。
18
◯福馬恵美子委員 この
計画そのものに、計画をつくる段階でさまざまな意見を述べて、これができたということは十分承知しております。幼稚園
の周年行事、本当に人数が少ないところはこれで
集団教育ができる
のかと。イベントには頑張っている、みんなが生き生きと踊りを踊ったりして、私たちに披露してくれるすばらしい時間でありましたけれども、日常的な幼児教育において人数があれくらい少ないとどうかというところもありました。
これを粛々と進めようとされていると思う
のですけれども、今、
赤羽目委員が言われたように、
区民ニーズに合っているかどうかという
のはその時その時に立ちどまりながら、しっかりと慎重に検討していただきたいということが1点と、廃園になる園
の跡地利用を地域
の方がどういうふうに要望されているかという
のを、廃園が決まっているところにはできるだけ速やかに意見を聞く場所なり、あるいは構想なりを示すべきと思う
のですが、その2点お伺いします。
19
◯学務課長 今
の福馬委員
の御
指摘どおり、1学級
の人数、あるいは園総体として
の人数が減ってまいりますと、教育を施す上で適正な集団規模による
集団教育の効果というものに困難が生じてくるということは問題意識として持っております。
したがいまして、現在、令和6年度末まで
のこの計画につきましても、後ほど応募人数について申し上げますけれども、3歳児はふえたとはいえ、4歳児については今年度も相当減少しております。ですので、現行計画
のまま粛々と行く
のではなくて、その都度ニーズも捉え、立ちどまってというお言葉がございましたけれども、私どもといたしましてもまさに園児
の集団教育の効果・効率的な運営という視点から、その都度見直しをするかどうかという検討についてはしなければならないと考えております。
もう1点、跡地に関するお尋ねでございますけれども、計画として一番早いところで
もみじ幼稚園、小名木川幼稚園
の廃園が来年度末というところで、実際迫っている部分もございます。
教育委員会のみならず跡地管理を管轄しています部門とも調整をいたしまして、今後
の進め方についてなるべく速やかに、あるいは地元
の方々
の御理解を得られるような方法について相談をしていきたいと考えております。
以上でございます。
20
◯委員長 よろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
21
◯委員長 本件は
一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22
◯委員長 御異議ございませんので、本件は
一括継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題3 1陳情第16号
子育て支援の一環として
小中学校給食費の助成を
求める陳情(継)
23
◯委員長 次に、議題3「1陳情第16号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
24
◯学務課長 こちらにつきましては、前回
の報告と変更はございませんけれども、
学校給食費の無償化につきましては、引き続き国や他自治体
の動向を注視してまいります。
以上でございます。
25
◯委員長 本件について、質疑を願います。
26
◯赤羽目民雄委員 こちらも後で報告事項で給食費
の値上げが報告されるので、ここでは意見だけ述べておきたいと思います。
この間、消費税が増税されて、
子育て世帯の経済的負担は一層重くなっているわけで、こども
の貧困が社会問題になっているときに給食費
の無償化は有効な対策
の一つだと思います。他区
の動向を注視するというお話でしたけれども、この間、紹介しているとおり、北区で多子世帯
の給食費負担の軽減に踏み出したように、全国的にも広がっております。これは議会審議
の中でも
皆さん共通の認識になっていると思います。食育は教育
の一環で、義務教育は無償
の原則からいっても、
子育て支援の観点からも、陳情趣旨
のとおり無償化すべきだと思います。
以上です。
27
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
28
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
29
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題4 1陳情第21号
の2 保育園・幼稚園児童等
の散歩や園外活動
の安
全を求める陳情(継)
30
◯委員長 次に、議題4「1陳情第21号
の2」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
31 ◯指導室長 本件につきましては、前回
の報告より特段
の動きはありませんが、今後もこどもたちが安全に園や学校で
の生活を送れるよう、指導
の徹底に努めてまいります。
以上でございます。
32
◯委員長 本件について、質疑を願います。
33
◯赤羽目民雄委員 特段報告することはないというお話だった
のですけれども、第3回定例会
の本委員会ではPTAや地域
の方と危険箇所
の調査、洗い出しを行って、その結果をまとめているということだった
のですけれども、その結果からどんな問題が見えてきた
のか。一緒にまとめられたPTA
の方とか、それから地域
の方々に協力いただいた皆さんからどのような御意見があった
のか、ぜひ紹介していただきたいと思います。
34 ◯指導室長 こちらにつきましてはPTA、また道路関係者、交通管理者等と一緒に洗い出しをしたところについて分担をしまして、それぞれで再度点検をし、できるところについて取り組みを進めていくということになっております。例えば工事を行っているところについては、こどもたち
の安全指導を徹底していくとか、歩行者
の青信号が早目に変わってしまって、なかなか渡り切れないところについても確認をしていくとか、こういうところについて今後それぞれができるところについて進めていくということになっております。
以上です。
35
◯赤羽目民雄委員 もう少し踏み込んで聞きたい
のですけれども、危険箇所
の洗い出しをやった中で、区としてすぐに対応できるところも幾つかあった
のではないかと思う
のですけれども、そこについては既に対応は終わっている
のですか。
それから、いろいろな方々
の協力をいただいて、今回あのような痛ましい事故があった後やった中で、今後
の課題として何か区として捉えていることがあったら伺います。
36 ◯指導室長 すぐにできるところにつきましては、学校あるいは園から
のこどもたちへ
の指導、また教員へ
の周知という形になっておりますので、こちらにつきましては
教育委員会のほうから校園長会等を通じながら、各園へ
の注意喚起を行っているところです。そのような形で適切な指導を進めながら、また安全指導等
の日を月1回設けておりますので、こういった中でこどもたちにも安全意識を高めていくことを今後も継続して続けていくということを課題として捉えて、進めていきたいと思っております。
以上です。
37 ◯にしがき誠委員 本件は、先日
の本会議一般質問で少し私も触れさせていただきましたけれども、平成30年度
の取り組みについては区
のホームページに全部対応状況が出ていますから、私もそこを読んで理解しておりますけれども、一般質問でも申し上げたとおり、PTAとか学校から信号をつけてくれとか、そういった要望に対して児童へ
の注意喚起で終わっているケースが結構多く見受けられたので、ハード面で
の整備をより、これは道路管理者とか警察
の問題がいろいろあると思いますけれども、進めていただきたい
のと、あと11月に内閣府と厚労省からキッズゾーンを積極的に進めるようにという通達も出ていますので、ここもあわせてぜひ取り組んでいただければということを要望しておきます。
以上です。
38
◯委員長 ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
39
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
40
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題9 1陳情第49号 私立学童クラブへ
の補助金を江東区放課後こども
プランに位置づいた事業としてふさわしい水準へ
の改善を求める陳情(継)
41
◯委員長 次に、議題9「1陳情第49号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
42
◯地域教育課長 1陳情第49号について、お答えいたします。前回報告した内容から特段状況に変化はございません。
以上でございます。
43
◯委員長 本件について、質疑を願います。
44
◯赤羽目民雄委員 私立学童
の陳情ですけれども、私、先日私立学童、風の子クラブさんにお邪魔して、指導員さんと保護者
の皆さんから現状
のお話を伺ってきました。本当に皆さん工夫を凝らしながら、一生懸命こどもたち
の放課後
の安全、居場所を確保しようということで頑張っている様子を肌身で感じてきたところです。
陳情理由にあるとおり、指導員さんは本当に大変で、主任指導員さんは勤続19年で手取り20万円に満たないということです。都内でひとり暮らしする人
の平均生活費、家賃を除いた金額は約15万円ということですから、本当にぎりぎり、時には貯蓄を崩さないと日々
の生活が送れないような状況で、今頑張っていらっしゃるということです。
今、正規
の指導員さんはお二人いる
のですけれども、もう1人
の方は低賃金で生活できないということで、退職することになっているそうです。今後
の職員
の確保についてもめどが立たないような状況に私は感じた
のですけれども、こういうクラブ
の現状を区はどう受けとめますでしょうか。
それから、私立学童は以前4カ所あった
のですけれども、もっとあったかもしれません。しかし、今、運営が本当に大変で、最近でも閉鎖してしまったクラブがあります。今は区内3カ所になっていますけれども、
放課後こどもプラン、さっき
の風の子クラブは四砂小
のお子さんが多く来る。四砂小はきっずクラブ
の保留児が出ていると。学童クラブ
の補完的な役割を担っていて、しかもきちんと
放課後こどもプランにも位置づけられていて、区としても重要性を認めている施設ですから、これは一層
の支援が必要だと思います。
区は延々と検討中だとしていますけれども、陳情にあるとおり、国が実施している処遇改善事業は早急に活用すべきではないかと思う
のですけれども、これがなぜ活用できない
のか、進まない
のか、そこをまず伺いたいと思います。
45
◯地域教育課長 まず、私立学童クラブ
の活動に対する区
の現状認識ということでございますが、こちらにつきましては、これまで答弁をさせていただいているところでございます。職員
のほうで創意工夫を凝らしながら、民間
の視点も持ち、こどもを育成している。さらに、保留児童が発生している地域におきましては、補完的な事業も行っていると認識しているところでございます。
それから、処遇改善事業
の活用、これはこれまでずっと検討課題という形でお答えさせていただきましたが、具体的になぜ活用できない
のかということにつきましては、処遇改善事業
の制度、これは御存じ
のように国
の制度でございますが、本制度
の趣旨といたしましては、各クラブ
のほうで支給している給与額
の改定額
の差額について、国や自治体が補助するという制度と認識してございます。その点を踏まえた場合、現時点ではその適用は困難であると考えており、今後
の検討課題とさせていただいているところでございます。
以上でございます。
46
◯赤羽目民雄委員 私
の質問が悪かった
のか、私が聞いた
のは低賃金で本当に生活がままならない、今
の仕事を続けられないと言っているきっずクラブ
の補完的な役割で、しかも
放課後こどもプランに明記されている、この大変な現状をどう受けとめますかと聞いた
のです。ぜひ課長さん、現場に足を運んでいただいて、指導員さんとか保護者さん
の生
の声を聞いていただきたいと思います。
それから、国
の補助金ですけれども、運営者が処遇を引き上げたら、その分を国が補助するという仕組みなわけです。そうすると、賃上げ
の分
のお金をどこかにプールしておかないといけないわけで、今、私立学童
の財政面は当然区にも報告が上がっていて、把握されていると思うので、その賃上げ
の分
のお金を確保できないから、でもこの事業を拡充したいという思いで支援を求めている
のです。
今、私立学童、風の子クラブさん
の基本
の保育料は1万4,000円です。基本保育料がです。このほかに延長保育とか、長期休暇
のときとか、また別にお金がかかって、そこにまた職員さん
の賃上げで保護者
の方に負担を求めるということはできないとおっしゃっている
のです。国
の処遇事業
の活用が進まないということであれば、ここは区独自にさらなる補助、運営支援をぜひやっていただきたい。これは、ぜひ前向きな答弁をお願いしたいと思います。伺います。
47
◯地域教育課長 まず、私立学童クラブ
の位置づけにつきまして、改めてお答えさせていただきますが、
放課後こどもプランにおきまして私立学童クラブ
の事業
の実施状況ということで、具体的に対象児童、クラブ数とか開設日や時間、この現状を記載しているものでございます。
あと、各クラブ
の賃金等々も含めて運営が非常に困難であるという現状につきましては、これまでもある程度担当職員、私も数少ない
のですけれども、足を運ばせていただいて、お声は聞いております。このような仕組みにつきましては、今後も継続してまいりたいと考えているところでございます。
それから、区独自
の支援ということで、一定程度
の私立学童クラブ
の運営に対して助成なりということに関する考え方につきましては、まず、そもそも補助金
の適用自体は私立学童クラブも含めて事業
の公益性が担保されているという、一部
の特定
の組織や団体に対する給付でございます。そのようなことで、仮に事業で
の公益性というものが担保されていたとしても、これは学童クラブに限らずさまざまな公益的な事業がございます。
その中で補助金
の実施につきましては、これは学童クラブ事業も含めて区が行っている全て
の事業について、その適用を慎重に考えていく必要がある
のかと思っているところでございますので、私立学童クラブに対する補助については、引き続き区として、改めて検討課題とさせていただいているところでございます。
以上でございます。
48
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
49
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
50
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題11 1陳情第56号
の2 発達障害者支援法に従い、こどもから成人まで
の発達障害者を手厚く支援することを求める陳
情
(継)
51
◯委員長 次に、議題11「1陳情第56号
の2」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
52 ◯教育支援課長 本陳情について、前回報告と変更はございません。引き続き就学支援委員会等を通じて、一人一人
のこども
の状況に応じて丁寧に就学相談を進めてまいります。
以上でございます。
53
◯委員長 本件について、質疑を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
54
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
55
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題12 1陳情第57号 江東区における江東区立中等教育学校、高等学校
の設置に係る陳情(継)
56
◯委員長 次に、議題12「1陳情第57号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
57 ◯庶務課長 1陳情第57号につきましては、前回報告時より特段
の変更はございません。
以上でございます。
58
◯委員長 本件について、質疑を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
59
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
60
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題13 1陳情第60号
の2 保育
の無償化・待機児童解消・保育士
の処遇改
善
のため
の必要な措置を求める陳情(継)
61
◯委員長 次に、議題13「1陳情第60号
の2」を議題といたします。
本件は追加署名簿が提出されておりますので、事務局より報告を願います。
(事務局報告)
62
◯委員長 理事者から、説明を願います。
63
◯学務課長 本陳情
の趣旨は、幼稚園において全て
のこども
の食材費を公費負担とすることを求めるものですが、保育園とは給食
の位置づけや実施状況が異なりますことから、幼稚園につきましては公費負担を行う考えはございません。ただし、低所得者等につきましては、国
の補助事業を活用いたしまして副食費
の免除を行う経費を第3回定例会
の補正予算で計上いたしましたので、現在この給付
の手続を進めているところでございます。
私からは以上でございます。
64
◯委員長 本件について、質疑を願います。
65
◯赤羽目民雄委員 補正予算で幼稚園
の給食についても一定保護者負担
の軽減が図られたということですけれども、対象はどのぐらいお子さんがいらっしゃる
のか。それは今おっしゃったとおり、給食をやっている幼稚園だけで、給食をやっていればお弁当を持ってくる幼稚園
のお子さんと
の差が出てくる
のではないかと思うけれども、その辺
の考え方という
のはどう思っていますか。
66
◯学務課長 赤羽目委員お尋ねの副食費
の補助
の事業でございますけれども、まず、対象は給食を行っている園のみとなります。
区立幼稚園全園を含め、給食を実施してない園につきましては、対象とはなりません。
対象者数でございますけれども、予算計上
の際にはおおむね200名程度を計上しておりまして、現在、申請をしていただいているところですけれども、全体から見ますとおおむね10%弱といった状況でございます。
給食を実施している園と実施してない園とで
の公平性
の問題でありますけれども、これはまさに陳情
の趣旨にあります全て
のこども
の給食を無償化できるかという問題へ
の課題ともなりますけれども、こちらは国
の補助事業ですけれども、国につきましても、本事業については、まず給食を実施していることが前提と決定をしております。矛盾がある程度存在している中で、給食実施園については低所得者に配慮をする本事業について、区としても判断としては難しいものがございましたけれども、国事業を活用することで少しでも実費
の負担が軽減できればということで、実施をすることとしたものでございます。
以上でございます。
67
◯赤羽目民雄委員 難しい判断をしたという答弁だった
のですけれども、幼稚園に通うお子さんで、同じ家計所得でありながら、一方では給食が出ているところは補助が出て、片方はお母さんがお弁当をつくってやっているというところで、例えばお弁当代で500円補助するとか、そういうふうに何か工夫することを検討して、不公平感を是正するという
のも一つ課題ではないかと思うけれども、その辺、考え方をお聞かせください。
68
◯学務課長 現時点で、区単独で給食を実施していない園
の保護者へ
の補助を行う考えはございません。国
のスキームに合わせて、こういった補助については実施していく考えということでございます。
以上でございます。
69
◯委員長 ほかにはよろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
70
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
71
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項9 令和2年度第5学年
の宿泊行事について
72
◯委員長 次に、これから審査いたします請願・陳情につきましては、報告事項9と密接な関係があることから、ここで審査順序を変更し、まず報告事項9
の報告を聴取し、その後に請願・陳情審査に入りたいと存じます。
それでは、報告事項9「令和2年度第5学年
の宿泊行事について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
73 ◯指導室長 それでは、令和2年度第5学年
の宿泊行事について御報告いたします。資料9をごらんください。
初めに、夏季宿泊行事
の位置づけから説明をいたします。下
のボックスをごらんください。小学校5年生で実施している夏季宿泊行事は、教育課程外
の任意参加
の宿泊行事であるため、保護者
の同意を得た者が参加し、登校日数には数えません。したがって、不参加でも欠席扱いになりません。
また、場所
の選定、交通手段
の確保は学校ごとに行っておりますので、千葉や山梨、福島、栃木等さまざま工夫を凝らして実施しております。ちなみに、6年生で実施している移動教室につきましては、教育課程内
の宿泊行事で、授業として実施をしますので、こちらは休むと欠席扱いとなります。また、宿泊は区
の施設を使用して、バス
の手配も
教育委員会が行っておりますので、同じ宿泊でも位置づけが異なります。
それでは、本資料
の冒頭に戻ります。令和2年度につきましては、小学校5年生で実施している夏季宿泊行事を中止し、日帰り
の自然体験学習に変更いたします。
変更に至った経緯について御説明いたします。
まず、江東区内で実施するオリンピック・パラリンピック
の競技
の観戦を、区内
の全て
のこどもたちに対して実施することを最優先としたいと考えました。
また、本区では学校ごとに宿舎や交通手段を確保しているため、次年度はバス
の確保が難しく、実施できない学校が生じ、全校で
の実施ができないことが挙げられます。
夏季休業中に実施するにはお盆
の時期しかなく、臨海学校は適期から外れるとともに、交通渋滞及び費用
の高騰が考えられます。また、この時期はこどもを家庭に帰すとともに、地域行事へ
のかかわりを優先させたいと考えております。
秋以降
の休日に宿泊行事を実施することも考えましたが、こどもたちには月曜日から日曜日まで
の連続した7日間
の授業が発生し、健康面でふさわしくないことが考えられます。
また、秋以降
の平日に宿泊行事を実施した場合には、こどもたち
の安全確保
のため他
の学年や音楽、図工等
の教員
の引率が必要であるため、学校に残る他学年
のこどもたちへ
の指導が不十分になったり、他
の行事と重なったりするため、学校運営が難しい状況が生じます。また、冬休みについては、家庭に戻すことを原則としたいと考えております。
次に、宿泊にかわる日帰り
の自然体験学習についてです。宿泊にかわる心に残る体験となるよう、各学校で工夫をいたします。そのため、こどもたちによる検討委員会を組織し、意見を反映したり、PTA役員、学年代表保護者等に意見を求めたりするなど、実施場所、内容等について検討してまいります。
説明は以上でございます。
74
◯委員長 本件に関する不明な点
の質疑につきましては、この後
の請願・陳情審査
の際、あわせてお願いいたします。
以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎議題14 1陳情第64号 2020年夏休み中
の林間学校・臨海学校
の中止
の撤
回を求める陳情
◎議題15 1請願第2号 2020年度江東区立小学校第5学年
の宿泊行事に関す
る請願
◎議題16 1陳情第67号 2020年夏休み中
の林間・臨海学校について中止せ
ず、代替
の時期や別案で対応するよう求める陳情
75
◯委員長 次に、これから審査いたします議題14「1陳情第64号」、議題15「1請願第2号」及び議題16「1陳情第67号」
の3件につきましては、ともに関連する請願・陳情ですので、これを一括議題といたします。
本件は新規付託でありますので、事務局より順次朗読を願います。
(事務局朗読)
76
◯委員長 理事者から、一括説明を願います。
77 ◯指導室長 まず、1陳情第64号についてです。本陳情は、5年生
の夏休み中
の林間学校・臨海学校は宿泊を伴い、豊かな自然に触れ合う貴重な体験であることから、オリンピック開催
のため、バス等運転手
の確保が難しいことを理由に中止するよう学校に指導したことを撤回してほしい旨
のものです。小学校5年生で実施をしている夏季宿泊行事は、教育課程外
の任意参加
の宿泊行事であるため、保護者
の同意を得て参加するものです。また、場所
の選定、交通手段
の確保については、各学校が行っているものです。
したがって、
教育委員会は校長会から実施が難しい状況であることについて相談を受け、よりよい方策について一緒に検討いたしましたが、学校に対して中止をするよう指導はしておりません。
なお、さまざま検討を重ねた結果、こどもたち
の心に残る自然体験を日帰りで実施し、その内容等については、こどもたち
の意見を取り入れながら検討していくことといたしました。
続いて、1請願第2号についてです。本請願は、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を理由に、2020年
の江東区立小学校第5学年
の宿泊行事を見合わせず、夏季以外
の時期で
の実施を求めるもの、また代替措置として日帰り自然体験学習を実施する案を、日帰りではなく、宿泊学習として実施することを求める請願です。
学校から保護者へ
の事前
の相談についてですけれども、学校長からPTAへ
の説明を行っております。
江東区立小学校長会、
教育委員会、学校長
の名前で決定事項が書面配布されたと
のことについてですけれども、保護者会等で校長から説明を行いながら配布をしております。
代替措置について内容が不明確であると
のことですけれども、こどもたち
の心に残る体験となるよう、日帰り
の自然体験を実施する予定です。内容についてはこどもたち
の意見を取り入れて計画を立てるとともに、事前や事後
の学習を行うことによってより充実した取り組みとなるよう、校長会
の中で情報
の共有を行いながら実施していく予定となっております。
オリンピック・パラリンピック
の実施については事前にわかっていたもので、対策が不十分であると
のことですけれども、バス
の手配
の問題については情報が入ってきたときから校長会を中心に、各学校がバス会社に問い合わせをするなどして確認をしてまいりました。その上で、どうやったらうまく実施できるか、年が明けた時期から協議を重ね、今回
の結論に至りました。
7月から8月にかけて宿泊行事を実施する理由が明らかではないと
のことについてですけれども、小学校5年生で実施している夏季宿泊行事は教育課程外
の任意参加
の宿泊行事であるため、保護者
の同意を得て参加するものです。6年生
の移動教室と違い、授業
の位置づけではないため、参加しなくとも欠席扱いとはなりません。そのため夏季休業中に実施し、場所
の選定、交通手段
の確保については、
教育委員会ではなく各学校が行うため、この時期
の実施となっております。
こども
の教育や学習
の機会を奪うことは、オリンピック憲章やオリンピズム
の根本原則
の理念に反していると
のことですが、本区
の全て
の小中学生、幼稚園5歳児につきましては、次年度オリンピック・パラリンピック競技
のうち区内で開催する競技
の観戦を予定しております。また、区独自
のオリンピック・パラリンピック教育を推進しており、スポーツと文化及び教育と関連づけた取り組みを推進しております。
憲法第26条、教育を受ける権利
の侵害であると
のことについてですが、全て
の学校が学習指導要領にのっとり適正に教育課程を編成し、計画的に教育を実施しております。
子どもの権利条約第28条、教育へ
の権利並びに第31条、休息、余暇、遊び、文化的・芸術的生活へ
の参加
の侵害であると
のことですが、各学校では学習指導要領にのっとり適正に教育課程を編成し、その上で特色ある教育活動を実施しております。こどもたち
のかかわりを深める特別活動や運動会、展覧会等、さまざまな行事等を年間計画に基づいて実施をしております。
続いて、1陳情第67号についてです。本陳情は、5年生
の林間・臨海学校をオリンピック開催
のため、バスと運転手
の確保が難しいことから中止とする
のではなく、代替
の時期や案をぜひ設けてほしい旨
の陳情です。
小学校5年生で実施している夏季宿泊学習は、教育課程外
の任意参加
の宿泊行事であるため、保護者
の同意を得て参加をするものです。また、場所
の選定、交通手段
の確保については、各学校が行っているものです。したがって、
教育委員会は、校長会から
のバス
の確保が難しい状況であることについて相談を受け、よりよい方策について一緒に検討したため、校長会から
の依頼により、通知に
教育委員会の名前が連名で入ったという経緯があります。
来年度5年生
の児童、保護者、PTAへ
の説明についてですが、PTAには各学校から事前に周知をしております。その上で、保護者会等にて校長より説明を行っております。児童には各担任から説明を行っております。
他区
の状況についてですが、23区では本区
のような教育課程外
の宿泊行事をもともと実施していない区が8区あります。また、中止した区が1区あります。
自然と触れ合い豊かな体験を育むこと
の大切さについてですが、こどもたち
の心に残る体験となるよう、日帰り
の自然体験を実施する予定です。内容については、こどもたち
の意見を取り入れて計画を立てるとともに、事前や事後
の学習を行うことによって、より充実した取り組みとなるよう、校長会
の中で情報共有を行いながら実施していく予定でございます。
説明は以上です。
78
◯委員長 本件について、報告事項9とあわせて一括質疑を願います。
79 ◯山本香代子委員 今回
の5年生
の夏季宿泊行事ですが、こちら
の資料9にも記載
のとおり、教育課程外ということで通常
の学校行事と違うという位置づけで書かれておりますが、長く5年生は楽しみにしておりまして、こういったすみ分けがされているという
のが具体的に書かれている
のですけれども、実際、今回これはあくまでもオリンピック・パラリンピック
の競技
の観戦を最優先に考えて、こういった形にしたということですが、実際、来年
の7月、8月
の観戦、江東区
の教育委員会がきちんとその意向をオリンピック・パラリンピック
のほうにしっかり伝え、相手がきちんと尊重してやっていただけるまで具体的に決まっている
のでしょうか、今
の段階で。
80 ◯指導室長 区内で
の競技
の観戦について、ぜひ江東区
のこどもたちがということについては、都
のほうに意向を伝え、区内
の競技をこどもたちが観戦できるというところまで回答を得ています。
81 ◯山本香代子委員 オリンピック・パラリンピック
の観戦
の具体性という
のが、今
の段階ではわかりにくいです。逆に、そちらよりも通常
の5年生
の夏季宿泊行事
のほうがいいというお子さん、もしくは親御さん
の気持ちもあるとなると、たとえ7月、8月
のバス
の手配とか、そういったこととかいろいろ御心配
の旨がここに淡々と、経緯もそうですが、書いてありますけれども、
教育委員会がこうせい、ああせいということではなく、あくまでも校長会
のほうでという話だったけれども、逆に学校に任せるというわけにはいかない
のですか。学校
の判断に委ねる。
なぜならば、先ほど申し上げたとおり、オリンピック・パラリンピック
の観戦
の具体性が全く見えない中で、それを今
の段階で決めて、こういうふうにやらないという方向で打ち出されてはいる
のですけれども、私もこれは納得いかないという部分は、オリンピック・パラリンピック
の観戦が明らかにされてない中で悩ましいと思いますが、その点いかがでしょうか。
82 ◯指導室長 オリンピック・パラリンピック
の観戦につきましては、実を言いますと、夏
の段階で各学校に、この学校はこの競技をこの時間に観戦するというものは示されています。ただ、これについては暫定案であるという
のが都
の見解であるため、今
のところ、それをまだ、うち
の学校はこの競技はいつ行きますよといったものを外出しできないという状況となっております。
本来的には、10月末には案内をするという都から
の約束であった
のですが、実を言いますと、中にはマラソン競技等を、本区でありません、他区で観戦するということになっていたものもありまして、それが今回急遽変更になったりしまして、その再調整が入ったということで、最終案をお示しすることがおくれているので、今、暫定版であるけれども、決定版と言えないという言い方がされているので、御案内ができていないというところです。ただし、本区については、こどもたちが区外
の競技を観戦するということに変更になることはないということで、都と確認はとれているところです。
また、学校
の判断に委ねるということで御意見いただいたところですけれども、これは校長会
の中でさまざま検討したということで、実施をするに当たっては全校で
の実施ということで進めていきたいという中で、全校実施を進めるに当たって各学校、行った学校がある、行かない学校があるという状況にはしたくないという見解があったため、このような判断を下したということになっております。
以上でございます。
83 ◯山本香代子委員 全校で同じようにやらなければいけないということ自体は、あくまでもこれは教育課程外だから、何かに合わせる必要がある
のかどうかということは私も納得いかないと思います。当然、学校側とPTA・保護者
の方々がいろいろお話ししている中でこれだけ陳情等々が出ているということは、そうではなくて、何らかの形で夏季宿泊行事をやっていただきたいというお声が多い
のかと思っていまして、あとオリンピック・パラリンピック
の観戦も暫定的だからということで、逆を言うと、オリンピック・パラリンピック
の観戦も自由な
のです、参加するしないは。その辺。
84 ◯指導室長 オリンピック・パラリンピック
の観戦につきましては、チケットを全部都
のほうで割り振りをしておりますので、都合で観戦をしないことはなしということになっております。
85 ◯山本香代子委員 今、いろいろふつふつ出てきますが、これは逆に教育課程内
の話ですか。
86 ◯指導室長 オリンピック・パラリンピック
の観戦については、教育課程内で実施をするということになっております。この日については授業という形で実施をする。これは都教委
のほうで、高等学校、また全部
の区市町村についてこういう形で進めていくという方針が示されているものに、本区
のほうでものっとってということで考えております。
87 ◯山本香代子委員 そうであるならば、教育課程内はそれでよろしいかと思いますが、教育課程内
の5年
の夏季宿泊行事はもう決まってだめな
のかどうかわかりませんけれども、これは先ほど
の話ではないけれども、もう1回立ちどまって考えたらいかがでしょうか。これは今お答えできないと思いますけれども、私は今回こういう形で発言をさせていただきましたが、今からでも全然遅くありません、検討していただきたいと思います。
以上です。
88
◯赤羽目民雄委員 今、山本委員と
のやりとりを聞いて、疑念が深まってしまった
のですけれども、教育課程内ということで授業としてオリンピック・パラリンピックを観戦するということは、来年1年間授業日数がふえるということな
のですか。来年だけ特別。
それと、オリンピック・パラリンピックと重なるということは想定できたと。これは各学校がバスを手配して、任意参加だということですけれども、99.8%
の生徒が参加していると聞いておりますし、バス
の確保については各学校任せではなくて、区が一括して借り上げるということはできなかった
のか。東京オリンピック・パラリンピックですから、東京以外
の関東近県は確かにあるかもしれないけれども、ほか
の地方
のバス会社には当たった
のか。今からでもまだ、打診できる
のではないかと思う
のですけれども。
それとあともう一つ、今
の課長さん
の説明
の中で中止した
のは1区、もともとやってない
のが8区ですと。では、ほか
の区はやる
のかというところね。ほか
の区がやると判断して、うちがやらないという
のは整合性がないし、この宿泊行事は私も三十数年前に参加して、いまだに心に残っているし、そのとき
の友達と
の関係が今でもずっとずっと続いて、大切なものになっているので、これは大人が汗を流してもう少し工夫すればできる
のであれば、ぜひやるべきだと思う
のですけれども、いかがでしょうか。
89 ◯指導室長 授業
の日数については、これは教育課程内でこのときに1日実施をする形になりますので、その1日がふえるという形で考えております。
また、他区
の状況
の中で、実施できるところがある
のではないかというお話があったところですが、こちらについては本区
の説明
の中で、6年生
の移動教室は同じ場所で、区で一括をしてバスも借り上げているという説明をさせていただきましたけれども、他区で実施をしているところはそのような状況
のものであるので、宿泊場所、また交通手段等が同じところで実施できるという、区で一括して契約等ができるところが大きな違いとなっております。
一方で、本区につきましては、先ほど行っている場所がさまざまになっているところが特色であったがゆえに、個々に契約をする形になり、それで厳しい状況が出てきたということになっております。
また、こういったものについては、想定できるものでもっと工夫できなかった
のかという御質問につきましてですけれども、さまざま時期を変えた宿泊学習については、先ほどお話ししたとおり、休日で
の実施、平日で
の実施、また、さまざまなパターンを検討したけれども、難しいという状況であったということ。また、1泊2日で時期を変えてということも考えましたが、移動が半日掛ける2日間を要したり、また宿泊費、交通費についても校長会で見積もり等をとっていただいたところではある
のですけれども、2泊3日とほとんど変わらないような状況もあるというところも生じているということで、この中では先ほどお話をさせていただいた平日で
の日帰りで
の自然体験が一番よろしい
のではないかという結論に至ったという経緯でございます。
90
◯赤羽目民雄委員 やはり納得いかないです。ほか
の区は一括で借り上げて、一括で契約したからできたと。江東区だって今回は特別な事情なわけですから、そういう対応は今からでもやろうと思えばできる
のではないか、可能性としてできる
のではないかというところでお答えいただきたい。
最悪バスが借りられなかったら、電車という
のは考えられない
のですか。移動に時間がかかって、自然体験が短くなるということだけれども、移動時間もかけがえ
のない体験だと思いますので、私たち
のところにもこの件でたくさん区民
の方から声が寄せられている
のです。区民
の方みんなが経験してきたことで、こどもたちにも体験してもらいたいという気持ちをぜひ酌んでいただきたいと思う
のです。
あと、工夫
の中
の一つとして、江東区
の青少年地区対策委員会はそれぞれ
の地区対で御殿場へ行ったり、若洲
のキャンプ場でキャンプしたりと、いろいろなそういう行事もやっていますよね。そういうところとリンクするというか、
教育委員会とタイアップしてという工夫も一つある
のではないか。
私はやはり宿泊
の体験、これは小学校生活
の中で大事な行事なので、皆さんもきっと同じ思いだと思う
のですけれども、ぜひ立ちどまって再考していただきたいと思います。
91 ◯指導室長 今から
の可能性ということでありますけれども、実際に夏
の宿泊
の時期にオリンピック・パラリンピック
の観戦
の予定はもう入っているという状況になっています。ですので、こちらについては難しいということで回答させていただきたいと思います。
また、電車についてということですけれども、こどもたちが宿泊で今使っているところにつきましては、駅から宿泊施設まで
の距離が遠かったり、また、そこから自然体験を行うところでバスを移動したりするというところについては非常に難しい状況になるということ、また海につきましては、内房線
の電車などは日曜日
のときに特急が動くという形で、大きなダイヤ
の変更等もありましたので、なかなか使いにくい状況になっているという
のが現在であり、難しいと判断をしております。
また、こどもたちへ
の自然体験
の工夫ということでありますけれども、今回
のものに当たりましては、先ほど説明をした
のですけれども、実施に当たってはこどもたち
の意見を取り入れるということが今回大きなポイントになるかと思っております。これまで学校行事は、ある程度学校で決めたもので実施をするということが多かったかと思う
のですけれども、こどもたちが行事
のあり方を考えたりとか、また主体的に参画するという意識を高める契機にもしていきたいと思っておりますので、そういった取り組みを通して、日帰り
の自然体験ではある
のですけれども、こどもたち
の心に残るものにつくり上げていきたいと考えております。
また、さまざまな地区対等と
のタイアップということですけれども、PTA
の方ともお話をしたときに、こどもたちについては地域がそうやってこどもたちを宿泊等に連れていったりすることも考えられるよねという御意見もいただいているところですので、地域でこどもたちを育てるといったところについてさまざまな可能性があるかと思いますので、こちらについては
教育委員会としても勉強させていただきたいと思っております。
以上でございます。
92
◯赤羽目民雄委員 こどもたちが参画して、その中で心に残る体験をということだった
のですけれども、宿泊行事ができないできない、難しいというお話ばかりですけれども、こどもたちが参画して一緒に考える中で、どうしても宿泊がしたいとなったら、どうする
のですか。主体的にこどもたちが希望したら、それに応える
のが
教育委員会の役割ではない
のですか。
93 ◯指導室長 宿泊については、今回
の中でこどもたち
の意見もさまざま出てくるものもあるかと思いますけれども、今回
のものについては一生に一度あるかどうかというオリンピック
の観戦について
の理解を、こどもたちにも十分求めていきたいと思っております。その旨、これまでも江東区においては独自
のオリンピック・パラリンピック教育も進めてきて、準備を着実に進めてきたところです。
ですので、そういったものに着実にこどもたちが、このオリンピック・パラリンピック教育
の集大成という形で観戦をするということ、また、そのことが今後
のこどもたち
の確実なレガシーにつながっていくと考えておりますので、そういったこともこどもたちにも十分理解をさせながら、取り組みについて進めていきたいと思っております。
以上でございます。
94
◯赤羽目民雄委員 だから宿泊はしません、オリンピック
の観戦がありますと言って、何かやりたいことを意見出してという指導をするわけですね。自由にこどもたちが考えて、一緒にやろうという
のではなくて、枠を決めて日帰りですよ、その中で皆さん
のやりたいことを一緒にやりましょうという、
教育委員会が上からぐっと押さえつけるような印象を受けるけれども、その中でもこどもたちが宿泊がいいと言ったら、それには応えるべきな
のではないかと思う
のだけれども。
95 ◯指導室長
教育委員会で全部締めつけるというつもりはございません。一方で、こどもたちにつきましては、今、自分たちはどのように考えているということについて、自分たち
の思いを自由に発言する部分は必要かと思っておりますので、その中でそういったものをやりたいという意見も出てくるかと思いますが、全体として今
の教育
の進める方向、また、オリンピック・パラリンピックを迎える江東区という中で
の意義を、こどもたちには重ねて十分理解をしていただきながら、進めていきたいと思っております。
以上です。
96
◯福馬恵美子委員 今、質疑を聞いていて、この宿泊行事は中止ありきで、変更に至った経緯について、あるいは自然体験学習についてという文書が出されているとしか私には思えない。初めて、任意参加という言葉で宿泊行事がされていたということを認識した
のですけれども、こどもたちは親から離れて宿泊をするということが、先ほどオリンピック
のレガシーとおっしゃいましたけれども、自然体験もこどもたち
のレガシーになる
のです、遺産として。ですから、どうも今
の指導室長
の答弁には少し無理があると思います。
オリンピックを見ることも本当に大切な授業だと思います。これは1日ですよね。そうすると、夏休み前期、後期
の間
の休みがありますよね。その辺も海には行けなくても、林間学校には行けるわけです。だから、もう少し幅
の広い検討をしていただくことはできない
のかと思います。校長先生
の中には、やりたかったということをぽろっと漏らす校長先生もいらっしゃいますので、任意参加ならば各学校でやるかやらないかを決めさせればいい
のではないですか。
私も少年サッカーで合宿へ行きます。昨年行って、来年が決まれば、そのときに予約をしているので、バスも宿泊地も確保してきました。バスが本当に大変だと思います、移動
の。
ただ、宿泊地
のほうは、静岡や新潟
の人はこの期間に2泊でこどもたちが来てくれる
のを非常に喜ぶ
のではないですか。そういうことを考えたら、時期をずらすなり、学校で参加ができる方法をもう少し模索してから
の結果でいい
のではないかと思う
のですけれども、私
の発言に無理がありますか。無理はないと思う
のですけれども、いかがですか。
97 ◯指導室長 今いろいろ福馬委員から御意見をいただいたところでありますけれども、中止ありきということではなく、さまざまな可能性を探って協議をしてきた結果であるということは、もう一度重ねて申し上げさせていただきたいと思っております。
また、自然体験もレガシーというお言葉をいただいたところでありますけれども、今考えているもの
の中で、学校でこういう案が出ているという情報もいただいたところである
のですけれども、例えば春
の時期に田植えをして、秋
の時期に稲刈りに行って、それで飯ごう炊さんをやって帰ってくるということです。そういうことを考えていると。この案を一緒に検討しているよ、こどもたちと一緒に委員会を立ち上げてやっているよという取り組みについてもお聞きをしております。
また、山梨
のほうに行ったところにつきましては、ほうとうづくりをやって、それを自分たちでつくって食べて、向こう
の文化とかそういったものについて、地元
の人と触れ合いながら帰ってこようということなど、今、日帰りというところではある
のですけれども、その中で最大限こどもたち
の心に残るもの、自然
の中で学べるもの、また、その地域で学んで戻ってこれるもの、得られるもの、こういったものなどが最大限に大きくなるように今検討している最中でございます。
以上です。
98
◯福馬恵美子委員 日帰り自然体験学習についていろいろ述べられましたけれども、私は宿泊行事をこどもたちに体験させてやりたいと思っています。こども
の成長
の中でも、1日
の自然体験でも得るものはあると思います。でも、宿泊という、宿泊を伴うこどもたちだけで一緒に寝るということで、1日では得られない体験をこどもたちが学ぶことができる
のではないかと強く思います。
任意参加
の学校行事と位置づけるならば、もう少し学校
の自由を認めていただきたい。私、これが出たときに指導室から出されたという、学校行事が中止になったと捉えました。ですから、学校
の任意であるならば、そのことを学校がどのように認識しているかということをもう一度掘り起こすべきだと思う
のですが、その点はどのようにお考えですか。
99 ◯
教育委員会事務局次長 今、宿泊行事
の関係でいろいろ御意見いただいてございます。各学校
のほうでこれまでやってきたものをということですけれども、学校長会とも、その学校校長会
の中でも各校長
の中で話し合って決めたということで、行く学校と行かない学校があるという
のはかなり問題があるだろうという認識、これは各学校
の校長で持っているところでございますので、こういった判断に至ったというところでございます。
あと、今いろいろと再三、何が何でも宿泊すればいい
のだというお話がある
のですけれども、ごく少数かもしれませんが、今、集団
の生活になじめないこどもたちが何とか学校に行っている状況で、そこで宿泊となると、これがなかなか厳しいというお子さんがかなりふえているということも現実としてございます。例えば、日光高原学園につきましても、お風呂も集団で入れないというところで、1つ別に確保するという改修もしているところでございます。
そういったいろいろな事情があることから、物理的に難しい部分があって、今回こういう形になりましたけれども、来年度以降にはもう1回立ちどまって、この行事については考える必要がある。そういった認識を持っているところでございますので、御理解いただければと思います。
以上でございます。
100 ◯千葉早希恵委員 私自身がちょうど小学4年生
のこどもがいて、お便りをいただいて、そこでは、バス
の確保が困難であるということなど幾つか
の課題が判明いたしましたというお便りでした。その幾つか
の課題という
のが、きょう報告いただいたところかと思う
のですが、まず、先ほど福馬委員もおっしゃった任意参加という認識がほぼない
のではないかと思っております。学校行事としてこの宿泊行事がなくなるということに対して、保護者
の方はかなり反応されています。
保護者
の方とこどもたちにも意見を聞いてきた
のですが、日常から離れて過ごす体験ということで、日帰りとなると活動時間
の半分ぐらいが移動時間になってしまう
のです。そうすると、できることが限られるということと、あと自然体験というところで経済的にだったり、親
の意向によってするしないという
のが、かなり体験
の違いが各家庭で出てきています。それが実感としてある
のですが、そこで学校としてそういう自然体験を用意する、その機会を与えてあげるということは重要ではないかと思っております。
こども
の意見としては、何で俺はついてない
のだという子がいたりとか、もちろん野外炊さん、あとキャンプファイヤーがしたいというところで、こども
の意見を聞いてこれから検討会をするという
のはとてもいいと思う
のですが、やはり日帰りというところが決まっていると受けとめているので、そこで話し合いが決まっている
のが納得いかないという反応がとても多かったです。
今回報告いただいた幾つか
の課題を、またさらに保護者
の方にお知らせする予定はあるでしょうか。今
のところ、バス
の確保が困難ということだけしか伝わっていないので、そこ
の幾つか
の課題というところがわかればもう少し納得できるかと思います。
101 ◯指導室長 今、千葉委員御指摘にありました中で、保護者に今回
の意図が十分伝わり切れてない
のではないかというところも大きいという御指摘をいただきました。こちらにつきましては、各学校
のほうでも同様
のことを感じているところもあるかと思っております。ですので、校園長会でも引き続き、再度校長からもしっかりと重ねて、何度も繰り返しで構わないので、説明をするということで、校長会長とも話をしているところになっておりますので、そこについてはしっかりと理解をして、そして、こどもたちが楽しく参加できるような状況をつくっていかなければいけないと思っております。そこを大切にしたいと思っておりますので、学校からも繰り返し説明していくような形に持っていきたいと思っております。
また、自然体験
の機会は重要である。これは、学校も私どももそのとおりだと認識をしているところがありますので、さまざまな機会で捉えていきたい
のと同時に、また自然を見る目といったところについては、身近なところでもしっかりと目を向けるという活動とつなげながら、機会は少なくなるかもしれないですけれども、そういったところで日ごろ学んだことがしっかりと生かされて、こういうことな
のだと理解できるような自然体験につながるように内容、また質的に高いものにつなげて実施をしていきたいと思っています。
また、日帰りについてです。こちらは重ねてになりますけれども、さまざま検討した結果
の流れ
の中で、何とかこどもたち
のためと思って考えたところが、この日帰り
の自然体験であるということです。さまざまな検討はした上でということです。こちらについても、説明が不十分だったところも否めないかと思いますので、重ねて保護者に理解を求められるような取り組みを進めていきたいと思っております。
以上でございます。
102 ◯にしがき誠委員 幾つかお伺いしますけれども、私はこどもが3人おりまして、区立
の小学校を3人出ていますので、この行事を体験した保護者としてという前提でまずお話しする
のと、この変更については一応私は賛成
の立場で幾つか質問したいと思っております。
まず、請願・陳情
の中で確認しなければいけないことがあると思う
のですが、例えばこれは文書
の中で、
子どもの権利条約等
の権利を侵害しているという表現があると思う
のですけれども、
子どもの権利条約という
のはこども
の養育は親に責任があるということと、あとは学校に行かせなさいということであると同時に、休みとか遊び
の権利を確認ということでありますけれども、これについては遊びとか、そういった文化的行事という
のは今回
の宿泊行事に求めるものではないと思っている
のですが、まずその確認をしたいと思います。
103 ◯指導室長 一番最初
のところで説明させていただいたとおりですけれども、こどもたちについては多様な経験を行っていくことが必要だと考えております。ですので、こういったもの
の中では、教育課程という話を繰り返し使っておりますけれども、計画的に学校
の中で実施をしているということになっております。
ですので、さまざまな体験、さまざまな行事を年間計画
の中に位置づけておりますので、こちら
の権利条約等について反することはないという認識を持っております。
以上です。
104 ◯にしがき誠委員 まず、前提を確認した上で御意見をさせていただきたいと思いますけれども、この行事が学校行事ではないということは私は認識しておりましたけれども、確かに質疑応答があったとおり、学校行事だと勘違いといいましょうか、認識されている保護者
の方が非常に多い
のかと思いますので、ここはまず改めて保護者
の方にもしっかりお伝えすべき内容だろうと思っております。
当然、任意参加でありますので、行く子もいれば、ほとんどいない
のでしょうが、行かなかった子もいると。その参加しなかった理由を把握しておられたら、お示しいただければと思います。
105 ◯指導室長 しなかった理由として挙げられるものとしては、1つは家族等と
の旅行と重なっていて行けないとか、さまざまな習い事などで大きな大会があって、重なってしまっているので行けないと。あるいは、海などについては日焼け、水着で出る
のが自分は嫌だということで遠慮させていただきたいという理由で、不参加というお子さんたちがいるという
のが事実です。
106 ◯にしがき誠委員 本当に御答弁いただいたとおりだと思いますが、多分中には経済的理由で参加できなかった御家庭もあるだろうと思います。それをこどもを通じて学校にお伝えしづらいという雰囲気は当然あると思うので。
今、幾つか答弁があった中で、交通渋滞とか費用
の高騰などが想定されるということでありますから、費用が高くてもやる
のだということで、逆にそういったこどもたち、御家庭が参加したくてもできない状況にもなる可能性があるということと、あとちなみに私
のこどもは車酔いがひどくて、バス、本当嫌なんだよねということで、前日から緊張して眠れなくてみたいな状況があるけれども、友達が行くから行くわみたいな状況で、全て
の御家庭、こどもがこれを楽しみにしているわけではないということも現実的にはあるということであります。
日帰りということでありますが、限られた時間
の中、こどもと先生方が検討会を組織して、こういったことをやろうよ、飯ごう炊さんやろうよとか、そういった想像力を膨らませて、こどもたち
の意見を取り入れてやるという
のは非常にいいことだと思います。
あとは、学校によってそれぞれ判断すればいい
のではないかという御意見もありましたけれども、例えば私が住んでいる豊洲地区は学区域が入り乱れていまして、同じマンションでも豊洲小に行っている子もいれば、豊洲北小に行っている子もいたりということで、学校任せにすると地域で
の不和が起こる
のではないかと懸念していますけれども、校長会で全校やめようという判断に至ったということだと思う
のですが、繰り返しかもしれません、校長会で一気にみんなやめようという、各学校に任せなかった理由という
のは、一番大きなものは何な
のでしょうか。
107 ◯指導室長 各学校
の判断に任せなかった一つ
の理由としては、学校
のこういった運営につきましては校長会
の中で協議をしながら進めてきているものです。ですので、こういった宿泊行事につきましても、校外学習
の委員会という
のが校長会
の中にありまして、毎年毎年どのような形で実施していく
のがよりよいかということについて検討する組織があります。
その組織
の中で、今回
の件についても小学校長会で十分に検討した上で、その流れ
の中で、にしがき委員御指摘ありましたとおり、ある学校は行けて、ある学校は行けないという状況は避けたいという
のが、校長会
の中で
の部会
の意見であり、そこから上がってきたものが小学校長会全体
の総意という形になったという
のが、このように至った経緯でございます。
108 ◯にしがき誠委員 今御答弁いただいた内容で、各学校並びに学校長
の集まりである校長会
の御判断ということであれば、日帰りをどうやって楽しませようかとかじを切ることで、来年
の夏に向けてこどもたち
の想像力をより引き出していくということで教育的効果が、同等
のものが生まれればいいと思いますので、私はこの変更については賛成ということで態度表明しておきたいと思います。
以上です。
109 ◯山本香代子委員 私は全く逆で、全校が全てそろい踏みで何かやらなければいけないということは、ある一方では各学校特色ある学校づくりをしていますよね。こういったことに関しては、一律一緒にということ自体が、今後
の教育
の中でそういう歩み方でいい
のかとすごく疑念を持っています。
例えば、1日日帰り
の自然体験学習もいいでしょう、学校で決まれば。でも、いろいろ工夫して宿泊をしたいという学校があれば、それもいいでしょう。そういうふうに弾力的に学校
のPTAと十分話し合っていただいて、やるべきではないかと思います。
今回いろいろ協議をしたということでございますが、あくまでも今回
のイレギュラーな形はオリンピック・パラリンピック
の観戦ということが一つ
のキーワードで、そこ
のためにいろいろ変えなければいけないというところがいかがなものかと思っていますので、私はそういった形で態度表明させていただきます。
以上です。
110 ◯高村きよみ委員 さまざまな御意見があったかと思う
のですけれども、校長会で話し合って決定して、保護者にお伝えされたということですが、その前に保護者、児童
の意見を聞くような場が先にあってもよかった
のではないかと思います。一生に一度
の経験なので、こどもたちにはさまざまな捉え方があるかと思います。
でも、いろいろ諸事情で日帰り行事にせざるを得ないということは、今さまざま伺って理解できたところですが、任意行事ということで各学校
の判断でこれからも行われていくと思う
のですけれども、イレギュラーな形で
の実施なので、
教育委員会としては教育課程ではないけれども、各学校へ
の特段
の支援をしていくべきではないかと思います。日帰りにしても交通手段
の確保とか、さまざま必要になってくると思うので、ぜひそういったところは各学校でまた温度差が起きないように、
教育委員会としてもしっかりと支援をしていただきたいと思います。
やはり、少し残念だと思いますけれども、日帰り行事
の充実をしっかりとしていただいて、こどもたちが日帰り行事でも宿泊に劣らないというか、楽しい行事だったと思ってもらえるようにしっかり取り組んでいただきたいと意見だけ述べさせていただきます。
111 ◯川北直人委員 今、各委員
の皆さんから賛成、反対を含めて、るる出まして、私も含めて、これが授業にカウントされない行事であるということは、実は不勉強で、今といいますか、この件で知りました。にしがき委員からあったように、そういったところをまだまだ知らない方々も多いという
のも今回明らかになったと思います。
これまで学校行事ということで各学校がそれぞれ手配をしたり、現地を見に行ったりということをやられていたところ、今回
の件があったということで、
教育委員会、指導室がグリップをしました、形上。指導室も含めて、この件について中止
の方向性
のレポートといいますか、案内を出したということは、これは名実ともに指導室がグリップしたことになると思う
のです。
今回この委員会で賛成、反対いろいろ出ました。私も実は各学校
の判断に委ねられない
のかと思っていた
のです。ところが、校長会でいろいろなステップを踏まえて、全体として意思決定したということなので、そこ
の部分という
のは指導室がこれからそれを変えられる
のかどうかわかりませんが、これだけ
文教委員会の中で各委員から出てきた意見という
のは非常に重要だと思いますので、グリップした
のであれば、再度それを校長会に戻して議論をしていただくことが必要かと思う
のですが、そういった段取りという
のはできる
のでしょうか。その1点、最後聞きます。
112 ◯指導室長 ここ
の場でさまざま御意見いただいたことについては、校長会
のほうにも話をしていきます。その流れ
の中で、先ほど
の話と一緒になりますけれども、一番よいあり方について、そして一番重要な
のはこどもたちにとって心に残る体験となるように、この実施が一番大切な部分だと考えておりますので、それに向けてできるだけ理解をしっかりと図って進めていきたいと思っております。
以上です。
113 ◯川北直人委員 最後にお伝えしたいといいますか、言いたい
のですけれども、先ほど福馬委員から、実は校長会
の中でも行きたかった
のだという話が出てくるという
のは、これは私、非常に不満といいますか、問題だと思います。意思決定しておきながら実は違うという
のであれば、それだったら自分
の学校は行きたいと主張すればいいと思います。そういう校長会でなければいけないと思いますし、それを指導室として、今後そういった方向に校長会が行くように、ぜひ指導していただきたいということを要望しておきます。
114
◯委員長 ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
115
◯委員長 本件に関しましては、立ちどまって考えてほしいという御意見も含めまして、さまざまな意見が委員から述べられました。これら
の意見等も踏まえまして大事な
のは、お子さん
の気持ちや立場に立った対応をしていくということですとか、あとは保護者
の方にも丁寧な対応をやっていくことが必要であるかと思います。
本件は非常に重要な課題となりますので、本委員会に対しては今後動きがあれば、丁寧な説明ですとか情報提供を求めたいと、私
のほうからも求めさせていただきたいと思います。
本件について、
一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございますか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
116
◯委員長 御異議ございませんので、本件は
一括継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題17 1陳情第68号
の2 江東区内における不登校
のこども
の居場所に関
する陳情
117
◯委員長 次に、議題17「1陳情第68号
の2」を議題といたします。
本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。
(事務局朗読)
118
◯委員長 理事者から、説明を願います。
119 ◯指導室長 本陳情は、江東区内に不登校
のこどもが安心して過ごせる居場所
の開設を求めるものです。各学校ではこどもたちが安心して学校生活を送れるよう、担任や養護教諭等がこどもたち一人一人
の状況を把握するとともに、スクールカウンセラーがこどもや保護者
の悩み等に対応できるよう、相談体制を構築しております。
また、欠席が続いた場合には家庭訪問等、家庭と連絡を密にとりながら、一人一人に寄り添った対応を行うとともに、状況に応じてスクールソーシャルワーカーを派遣し、学校と家庭と
の接続を図るだけでなく、関係機関等と
の連携を進めるなど、個別
の状況に応じた対応を丁寧に行っているところです。
また、
教育委員会ではブリッジスクールを開設し、不登校児童・生徒に個別
の学習指導、体験活動、相談活動等を通して、こども
の学ぶこと
の大切さを知らせるとともに、自立心や社会性を身につけることを目的として、主に学校へ
の復帰を目指した取り組みを行っております。
教育委員会として新たに不登校
のこども
の居場所
の開設を行う予定はありませんが、学校や関係機関等と
の連携を密にして、不登校
の未然防止や早期発見、適切な対応に努めてまいります。
説明は以上でございます。
120
◯委員長 本件について、質疑を願います。
121
◯赤羽目民雄委員 委員長、これもこの後
の報告事項と絡むので、正副委員長
の打ち合わせ
のときにはぜひ考えていただきたい
のですけれども、報告事項
の中
の資料でもある
のですけれども、不登校
のこども
の推移といいますか、ずっと小学校も中学校も不登校
のお子さんがふえています。その中で、小学生についてはこの5年間で2倍にふえている
のですけれども、これはカウント
の方法とかが何か変わった
のか、それと不登校、学校に行けなくなったこども
の要因、不登校
の要因という
のは
教育委員会としてどんな分析をお持ちな
のかという
のを伺いたいと思います。
それからあと、居場所として
のブリッジスクール事業に取り組んでいますという今、説明だった
のですが、このブリッジスクールも今これだけ不登校
のお子さんが多い中で、今、混んでいるとかいっぱいになっているというお話も伺っている
のですけれども、実際にどのぐらい
のお子さんがこのブリッジスクールに通っていらっしゃる
のか。東大島
の文化センターと教育センター
の2カ所でやっているということですけれども、今後
の方向性とか何かお持ちなら伺いたいと思います。
それから、私、ブリッジスクールに通っているお子さんに少しお話を聞く機会がありまして、このブリッジスクールは原則として在籍校
の制服を着用しなければいけないことになっていると。学校に行きづらいというお子さんが、この制服を着ていくことに抵抗があるという声があった
のですけれども、そういう学校に行けない、気持ちが不安定なお子さんへ
の対応というところでは、もう少し寄り添った対応ができない
のかというところと、あと学校復帰が目的だと言う
のですけれども、小学校だったり中学校に戻るというより、学校という大きいくくりでいえば、さまざまな機会を通じて高校や大学に復帰ということでも、長い目で見て支援をすることが必要な
のではないかと思う
のですけれども、伺います。
122 ◯指導室長 まず1点目、カウント
の方法が変わったかというお話をいただいたところですけれども、不登校
の定義については変わっておりません。長期
の欠席30日以上という規定は変わっておりません。ですので、不登校
のこども
の数がふえた結果ということになっております。
また、その要因についてということですけれども、さまざまな要因がありまして、例えば小学校では家庭による状況等が多かったり、また、中学校では友人関係という内容が多いということになっております。こちらについては、資料8にも入れさせていただいているところでございます。
また、ブリッジスクールに通っているこども
の数ですけれども、昨年度末
の人数になりますが、出入りがありますけれども、昨年度末で119名
のこどもが通っているという状況になっております。
制服について、もう少し弾力的にできないかという御意見についてですけれども、こどもたち一人一人
の状況は異なっていますので、個別によく相談をしながら、私服でも構わないということで対応しているところでありますけれども、一律に考え方
の押しつけにならないようにということについては十分配慮しながら、またこども同士とかかわる際にも配慮をするということで対応しているところになっております。
学校復帰が目的ではない、あるいは長いスパンでということで御意見をいただきました。こちらについては、
教育委員会としてもそのような考え方で進めております。早急に学校復帰というものを目指すものではなく、まずは、こどもたちが学習をしたいという考え、そういったものを支援するように努めていき、その先に学校
の復帰というものがある
のではないかと思っておりますので、一人一人
のこどもたちに寄り添った支援
の充実を確実に図ってまいりたいと思っております。
以上です。
123
◯赤羽目民雄委員 そもそも不登校という、学校に行けないお子さんですけれども、教育
の機会確保法
の附帯決議でも、不登校は決して問題行動ではないという
のが記されています。ですから、学校に行けないさまざまな事情があって、今お話があったとおり、家庭
の事情だったり、友達関係
のことがあって、でもその中で勉強したいという思いでブリッジスクールに通ってくるお子さんには親身にというか、丁寧というか、対応していただきたいと思います。
その中で制服について、私服でもいいという
のは初めて聞いたので、これは周知をしていただきたいと思いました。
それから、学校に行けないお子さんがふえている中で、それは江東区に限ったことではないです。ほか
の自治体でもそういう問題について、自治体で問題意識を持ってさまざまな今事業を展開しているところがある中で、ほか
の自治体
の取り組みなども何か参考にしたりするところは、何か検討されたことありますか。
124 ◯指導室長 ほか
の自治体で
の取り組み
の参考ということですけれども、さまざま指導室課長会等を通じながら、他区
の様子等については情報交換
の機会を設けております。ですので、それぞれ
の取り組み
の中でよりよいものについては、情報交換をしながら、本区においても取り入れる形に持っていきたいと思っているところです。
以上です。
125 ◯河野清史委員 本区
のブリッジスクールは何度か行かせていただきまして、本当に個別指導をされていて、すごくいいと思っておりますし、進学率も結構いいということで評価しているところです。その上で、不登校
の児童・生徒がふえているということは、現実、本当に課題だと思っております。
以前からも区内で
のブリッジスクール
の拡充なども訴えさせていただいておりまして、先ほどは今
のところ検討はないという話でしたが、特に本区
の設置に関連するわけではないですが、フリースクール
の話も以前、私、少し話させていただきまして、そこと
の連携をどう考えている
のかと、あとブリッジスクールは小学校3年からですけれども、特に今、小学校1年とか2年とか、低学年
の対応もかなり重要だと思いますので、そこら辺
の考えを伺いたいと思います。
126 ◯指導室長 ブリッジスクールが3年生からということについて、私
のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
ブリッジスクールについては、3年生からという形で今
のところ進めさせていただいているところですけれども、1、2年生につきましても、例えばこどもたちに不適応な状況が起こらないようにということで、江東区においては小1支援員ということで人をつけて、まず、こどもたちが楽しく学校生活が過ごせるようにということで、支援をする体制を行っております。
また、その上でスクールカウンセラーを配置して、ふだんからこどもたち
の悩み、また保護者
の悩み等にも相談する体制を整えているということになっております。
また、スクールソーシャルワーカーが家庭と
の間をつなぐということを行っております。実際にブリッジスクール等に通っているこどもたちについても、3年生からではある
のですけれども、多い
のは高学年になってからという
のが今
の実情でありますので、例えば小さな学年
のこどもたちについても相談、あるいは学校
の中でどのような形で進めていったらいいか等については、各学校でも相談ができるような状況を整えているという
のが今
の現状でございます。
127 ◯教育支援課長 フリースクールについて
の御質問もございましたが、フリースクールについては費用が非常に高額で、保護者
の負担が非常に大きいということを、まず保護者
の方に教育相談
の中で適切にお示しし、御納得いただいた上で、最終的には保護者
の方が御判断いただく
のですけれども、意外と情報がなかなか、フリースクールでどれぐらい
の費用がかかるというところがわからないものですから、そういったところはきちんと説明して、教育相談を進めているところでございます。
以上でございます。
128 ◯河野清史委員 今年度から教育相談がワンストップということで、そういう意味ではいろいろな御相談をしっかりといろいろな機関につなげていけるかと思っております。
先ほど
のリスク
の件も御提示していただいているような話でしたので、しっかりまた児童・生徒、特に親御さんはお子さんが学校に通えなくなったことで、苦しんでいるところはあると思いますので、しっかりお声を聞きながら具体的に御提示していただいて、対応していただきたいと思います。
以上です。
129 ◯千葉早希恵委員 陳情
の中で、ブリッジスクールなどもあります。こどもたちにとって敷居
の低い居場所が今
のところないということで、不登校
の定義で30日以上欠席した児童・生徒が不登校と定義されていますが、学校に行かないとなると、家にいるしかないです。
行くところもなくて、学校に行かないと放課後、友達とも遊べないというところで、小学生、中学生、例えば青少年プラザで開設している
のはおおむね15歳から40歳というところで、小中学生が行く場所がなくて、友達とも遊べないというところで、居場所があると、共感できる仲間がそこにいるということが考えられる
のかと思います。居場所をつくる意向がないということですが、そういった状況はどのように考えますか。学校に行っていないときは家庭内でしかいられなくて、他者と
のコミュニケーションが絶たれてしまうということが問題になってくるかと思っています。それについて見解を伺います。
130 ◯指導室長 家にいるとなかなか友達とも遊べる機会が少なくなって、こども
の教育にとってよろしくない状況になるということで御意見をいただいたところです。各学校においては、学校
の担任が中心となって家庭訪問をしたりする中でこども
の状況を把握したり、また、先ほどお話をさせていただいた
のですけれども、養護教諭またはSSW(スクールソーシャルワーカー)等がいつでも相談をできる体制をつくっていくということで、学校
の中でも相談体制を充実させていくということについては確実に進めていきたいと思っているところです。
また、不登校
のこどもでもうまく友達と遊んでいるという状況
の報告もいただいているところでありますので、周り
のこどもたちもそういったこどもに対する理解
の促進をするなどして、こどもたち
のコミュニケーションがマイナスにならないように学校としてもできるだけ配慮しながら対処していくように、また相談
の窓口をしっかりと開いていきたいと思っております。
以上です。
────────────────────────────────────
131
◯委員長 間もなく正午になりますので、本件
の陳情審査
の終了後に休憩といたしたいと存じますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
132
◯委員長 それでは、審査を続けます。
────────────────────────────────────
133 ◯にしがき誠委員 資料8を先んじて見ていますけれども、不登校
の数が減らないという中で、2点確認したい
のですが、今、フリースクールは費用が高額である等々
のお話がありましたけれども、フリースクールに行っている児童・生徒は、例えばそこ
の学校に行ったときに授業日数というか、登校として本区はカウントしている
のか、もしくは決められた学校に来てないので、欠席として扱っている
のかという質問が1点と、あとはフリースクールに通われている方
の人数を把握している
のかどうかを、まず伺います。
134 ◯指導室長 まずは、出席
の扱いということですけれども、1つ言えていることとしましては、ブリッジスクールで出席扱いをしているとき
の基本的な考え方として、ブリッジスクールに来ていて、その状況を学校と連絡し合う、報告をし合うということを確実に行うという
のを一つ
の条件としております。
また、先ほど
のブリッジスクール
の目的としては、1つ、今学校になかなか行けない状況があり、その中で
の居場所をつくるということが大きな目的になっておりますので、フリースクール
の中で今
のような条件が達成できたところについては、学校とフリースクールと
の連携
の中で、必要な出席日数等について両方で検討しながら進めていっているという
のが今
のところです。
ですので、確実な日数等については、詳細な部分、また人数について、今、私ども
のほうで確実な部分は把握ができていないところである
のですけれども、こどもたちにとってはフリースクール
の中で
の居場所、またそこ
の中で学校とつながりを持ちながら進めているという
のが今
の現状です。
135 ◯にしがき誠委員 今、御答弁
の中で数は把握し切れてないということでありましたけれども、そこは私は結構大事なところだと思っていまして、例えば自分
の学校に行けなくてフリースクールに行っている。ただ、うまく連携がとれていて、例えば出席扱いになっているということになると、多分ここ
の数値も変わってくると思う
のです。
自分
の学校に行けてない子がフリースクールに行って出席扱いになっているというと、本来
の不登校
の数がもっとふえてくるだろうと思うので、ぜひそこは今後、数を把握していただくとともに、あと陳情趣旨
の中で、これは場所が少ないというお話だと思う
のです。区民環境委員会に付託されている部分は今御答弁は求めませんけれども、陳情趣旨からはブリッジスクール以外
の場所も欲しいということであると思いますけれども、学校
の空き教室などは難しい
のでしょうけれども、江東区は40.16キロ平米と広いエリアでありますから、複数拠点を設けることもぜひ検討するべきかと思いますけれども、以上、伺います。
136 ◯指導室長 学校で
の空きスペース等
の活用ということで御意見いただいたところでありますけれども、実際にそこに対処する部分はなかなか難しいところも今現状ではあるかと思っております。
ですので、今現実的にできるところとしましては、先ほど説明させていただいた
のですけれども、担任を中心としましてこどもとしっかりと連絡を取り合い、また保護者とも取り合い、今
の悩み
の解決に向けて進めていくという
のがまず一番ではないかと思いますので、まず、そのあたり
のできるところからしっかりと進めてまいりたいと思っております。
以上です。
137 ◯千葉早希恵委員 学校と
の連絡をとるということですが、その学校自体にすごく拒否感があるこどもたちなので、確かに先生方はとてもよく対応していただいている
のはわかる
のですが、その連絡が来る
のがつらいという事情もあります。ここにも書いているように、学校で
のケースはさまざまだと思う
のですが、それで傷ついた心を、学校復帰を目指すため
の場所ではなくて、別
の場所を確保してもらえると、そこで傷が癒えて、少し行ってみようかという気にならないかという気がするので、ぜひ居場所
の拡充という
のをお願いしたいと思います。
138
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
139
◯委員長 本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
140
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
それでは、陳情審査を終わります。
それでは、休憩といたします。なお、再開は午後1時といたします。
午後0時03分 休憩
────────────────────────────────────
午後0時59分 再開
141
◯委員長 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項1 令和2年度生江東区奨学資金貸付運用方針について
142
◯委員長 報告事項1「令和2年度生江東区奨学資金貸付運用方針について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
143 ◯庶務課長 では、報告事項1について御説明します。資料1をごらんください。
令和2年度生江東区奨学資金貸付運用方針について御説明いたします。去る10月17日に第1回江東区奨学資金貸付審査会を開催し、令和2年度における運用方針が決定しましたので、御報告させていただきます。おおむね例年同様となっておりますが、簡単に説明を申し上げます。
項番1、予約採用基準でございます。(1)、区内に居住する中学校3年生及び義務教育学校9年生で、高等学校等へ
の進学を来年度希望する者であること。(2)、学習成績がおおよそ平均点以上であること。(3)になりますが、本人
の属する世帯
の所得金額が生活保護法による基準額
の15割以下ということで所得制限を設けてございます。ただし、(2)、(3)につきましては、採用予定人員に満たない場合は基準を緩和することとなっております。
採用予定人員は70名を募集人員としております。
3、申請につきまして、(1)、区立中学校・義務教育学校在学生については、希望者に学校を通じて申請をするということで、11月中旬に各中学校3年生及び義務教育学校9年生全員に向けて申込書
の発送をしたところでございます。(2)、その他
の中学校に在学している希望者は直接
教育委員会へ
の申請となります。ホームページで
の周知
のほか、11月21日号
のこうとう区報により、本件については御案内をさせていただきました。(3)、(4)につきましては記載
のとおりとなっております。
項番4、貸付予約者
の決定でございます。申し込みを締め切りました後、審査に入りまして、要件を満たす者について来年2月上旬に予定をしております。第2回貸付審査会において決定する予定でございます。
恐れ入ります。裏面
のほうへお進みください。済みません2ページです。貸付についてでございます。貸し付け
の額については(2)になりますが、国公立学校については月額8,000円、年額で9万6,000円、私立につきましては月額2万8,000円、年額33万6,000円、入学準備金としまして国公立
の場合は5万円、私立におきましては10万円という内容になっております。
次に、項番
の6番目、これまで
の決定状況を参考に掲載してございます。最近
の傾向としましては、ごらん
のとおり年々減少傾向であるということでございます。これは国
の高等学校授業料無償化制度や、東京都や私学財団等
の支援制度が充実していることによるものと捉えてございます。
説明は以上でございます。
144
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
145
◯赤羽目民雄委員 江東区
の奨学資金ですけれども、以前は採用予定人員を上回る応募があったときもあった
のですが、今、御説明あったとおり、ほか
の奨学金が充実されてきたり、無償化が少し進んできた
のもあると思う
のですけれども、私はそれだけではないと思う
のです。
これは、区
の奨学金制度に少し改善
の余地がある
のではないかと思う
のですけれども、奨学金は無利子で、後
の負担
のことを考えたら、こちらを利用したいけれども、金額が少ないと。区
の奨学金も活用しながら、ほか
の奨学金を利用することは今認めてもらえてない、利用できないというところで、それからいろいろ細かいところで、あと中学3年生から9年生という対象も限定しているところがあります。教育費
の負担
の軽減というところで国も重い腰を上げて動き出したときですから、区
の奨学金もぜひ改善
の方向で検討していただきたいと思う
のですけれども、見解を伺いたいと思います。
146 ◯庶務課長 繰り返しになりますけれども、高等学校授業料等
の支援について、国や東京都、各種機関で実施している現行
の就学資金援助や奨学資金等
の制度が充実しているため、当面
の間は本区として改善
の方向で検討するという事態にはなっていない状況でございます。
いずれにしましても、就学
の意思ある者が経済的な事由によって進学
の道を絶たれること
のないよう社会情勢
の動向を注視し、本区
の制度も含め、さまざまな支援制度
の活用、ほか
のもの、こんな
のがあるよということで、そういった紹介等を行っていきたいと考えてございます。
以上でございます。
147
◯赤羽目民雄委員 今、当面
の間という答弁でしたけれども、予算は70名分確保していて、この実績だと、区
のことですから、削られてしまうことだって考えられるわけです。せっかく予算を確保して、この分はきちんと希望する進路に進学できるように活用するというところで、奨学金を給付型にするとか、それから金額を引き上げるとか、改善をぜひしていただきたいと要望して終わります。
148
◯委員長 ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
149
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項2 使用料等
の見直しについて
150
◯委員長 次に、報告事項2「使用料等
の見直しについて」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
151 ◯庶務課長 それでは、報告事項2、使用料等
の見直しについて御報告させていただきます。資料2-1は概要版、2-2は報告書となってございます。本日は概要版を中心に御報告をさせていただきますので、2-1をごらんいただきたいと存じます。
使用料等につきましては4年に一度見直し
の検討を行ってございまして、今年度は該当年度となりますことから全庁的に検討を行い、今回その結果を御報告させていただくものでございます。
教育委員会としましては、教育センター会議室と豊洲西小
の体育館棟
のスポーツ施設が対象施設ということになります。
まず項番1、使用料等
の分析についてでございます。(1)
の検証結果でございますが、使用料
の見直しを行う際に算定する各施設
の維持管理コストは、今まで物件費や人件費をもとに算出しておりましたが、今回
の見直しに当たりましては、将来
の施設
の改修や改築等に多額
の経費が必要となることなどを見据えまして、物件費、人件費
のほかに新たに減価償却費を加えて
の分析となってございます。その結果、維持管理コストと最大徴収使用料、こちらは仮に貸し出し施設が営業期間中にフル稼働した場合に得られる最大
の使用料収入でございますが、この乖離が前回
の見直し以降から拡大傾向にありまして、減価償却費を含めますとさらに拡大してございます。
参考として、28年度から30年度まで
の3カ年分
の各施設を文化センター系、スポーツ施設系、区民館系と大きく3つ
のカテゴリーに分けて分析を行い、乖離率を算出した表を掲載してございます。なお、検討
の対象施設
の詳細については、資料2-2
の4ページにも記載していますので、後ほど御確認いただけたらと存じます。
資料2-1
の表をごらんいただきますと、28年度から30年度にかけまして乖離が拡大しております。こちらは、維持管理コストと最大徴収使用料
の差が大きくなっております。また、減価償却費用を含めますと、文化センター系が1.83倍、スポーツ施設系が2.10倍、区民館系が2.23倍、全施設では2.15倍と乖離がさらに拡大してございます。
次に、(2)
の改定方針でございますが、維持管理コストについては今後も物価、労務単価
の上昇など、引き続き増加していくことが見込まれます。本区では、施設
の効率的な運営や人員
の適正化等によりコスト
の削減に努めておりますが、乖離を解消するには限界があるものと認識してございます。
また、本区では受益者負担
の原則に基づきまして、この乖離分を区と施設利用者で前回改定時は2分の1ずつ負担することとしておりましたが、減価償却費を含めた場合では、カテゴリーごとに見ますと、乖離に大きなばらつきが生じてございます。また、全施設でトータルで見た場合でも、乖離が2倍以上となっていることから、前回同様
の負担割合で改定しますと、使用料等を50%程度引き上げる必要が出てまいります。
そのため、今回は減価償却費を算入することによる激変緩和措置としまして、従来
の利用者負担
の2分の1
のさらに2分の1を公費負担とすることと整理し、また施設間で
の改定バランスを鑑みまして、カテゴリーごと
の引き上げではなく、全施設で
の乖離
の数値をもとに20%程度
の引き上げを実施したいという考えでございます。
なお、引き上げ
の時期につきましては、利用者へ
の周知が必要であることから、令和2年10月からを予定してございます。
(3)
の今後
の課題でございますが、今回
の見直しでは激変緩和措置として、公費を前回
の50%負担から75%負担としたところですが、次回見直し
の際にはこの割合についても検討が必要であると考えております。
なお、今回は各施設20%程度
の使用料
の引き上げとなりますが、特例措置としまして、小中学生と65歳以上
の高齢者
の個人利用は、引き上げを行わずに金額は据え置くことといたします。また、一部貸し室におきましては、利用実態等を踏まえ、現行料金を据え置く場合もあるということでございます。
次に、2、文化スポーツ施設等駐車場
の障害者へ
の利用減免についてでございます。現在、文化センター等では障害者
の方が施設
の駐車場を利用する際には、駐車場料金について半額免除、スポーツ施設では全額免除と施設によって基準が統一されていないことから、今回
の見直しを機に全額免除ということで統一いたします。こちらにつきましては、令和2年4月からを予定しております。
なお、今定例会において、関係する各委員会におきまして同様
の内容を報告させていただき、次回第1回定例会で関係条例等改正案を提出する予定となってございます。
報告は以上でございます。
152
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
153 ◯山本香代子委員 今
の文教委員会の中で
のこの使用料見直しは、豊洲西小学校にあるスポーツ施設と教育センター
の中
の貸しスペースということでございますが、ここ
の間
の利用率を教えてください。
154 ◯教育センター所長 教育センターでございますが、まず、利用について3種類ほど
の利用がございまして、優先的に行っている
のは教員関係
の研修
の機能、そして社会教育関係
の研修
の機能、あと一般
の社会教育登録団体等
の機能となっており、利用率については3つ合わせておおむね90%を超えている状況になります。
以上でございます。
155
◯学務課長 学務課では豊洲西小
の体育館棟
の利用を所管しておりますけれども、プールとトレーニング室になりますが、プールが平成30年度
の実績で延べ3万5,000人弱、トレーニング室は2万8,000人程度ということで、全て個人利用ですけれども、登録者数は30年度末で累計2,927人という状況でございます。学校
の利用がトレーニング室を除いては優先となりますので、利用率等については算出してございません。
以上でございます。
156 ◯山本香代子委員
文教委員会の中で
の使用料
の部分に関してわかりました。
何で数字を聞いたかと申し上げますと、
スポーツセンターの利用が結構多い
のですけれども、この間いろいろな要望がありまして、今、区民でも区外
の方でも一律
の使用料です。この4年に一度
の見直し
のときに、健康スポーツ公社には再三、区外
の使用料は通常
の区民
の使用料よりも値を上げるべきだと議論をしてほしいと言った
のですが、そういったことも反映されてないようなこの見直しです。
今回、
文教委員会の中では、教育センター
のはいいですが、一般利用
の豊洲西小学校
の中
のスポーツ施設に関しましては、そういった区外
の方
の使用料に関して増額すべきではないかという意見はあったでしょうか。
157
◯学務課長 豊洲西小
の体育館棟に関しましては、プール、トレーニング室
の個人利用ともに現状で区内に在住・在勤・在学する者としまして、身分確認
の上、利用者登録を行っているという状況でございます。
以上です。
158 ◯山本香代子委員 では、豊洲西小学校
のスポーツ施設に関しましては、今、私が申し上げた区外
の利用はないということでございますので、該当しないということがわかりました。今後、
文教委員会ではなく、ほか
のところでまたこのことについて
の意見を述べたいと思います。
以上です。
159
◯赤羽目民雄委員 区内施設
の使用料改定について御報告いただきました。不明な点だけ質問したいと思いますけれども、まず、そもそも区内施設を整備するときには区債を発行して、後年度
の負担を原則にして整備してきた経過があると思う
のですけれども、今回、使用料改定するに当たって、そのとき
の後年度負担で今
の人たちもさらに負担すると。負担が倍増する
のでないかと思うけれども、見解を伺いたいと思います。
それから、コストがうんと上がったので、それは大幅値上げになるから、激変緩和をしたと言うけれども、それも今後、使用料がまたさらなる大幅値上げになる
のではないかという心配をする
のですが、そういう点はどうなっている
のか。
それから今、山本委員からもお話があった教育センターと、文教では豊洲西小
の体育館ということだけれども、今、一部
の貸し室とか、こども、高齢者
の使用料は据え置き
の措置がなされていると言う
のですけれども、文教
の両施設についてはそういう配慮という
のはされる
のでしょうか。
関連してですけれども、豊洲西小学校だけではなくて、学校
の体育館とか校庭も貸し出していますよね。そこ
の使用料という
のは今回
の改定
の対象になる
のですか。伺います。
160
◯学務課長 まず、使用料改定に関する最初
の御質問ですけれども、
赤羽目委員御指摘
のとおり、区債は施設
の建設費用について、その一部を将来
の世代に負担していただくために発行するものでございます。しかしながら、今回
の使用料
の算定基礎となる人件費や物件費等
の維持管理コストまでを賄うものではございません。維持管理コストにつきましては、受益者負担
の原則に基づきまして、サービスを利用し、利益を受ける方に公平かつ適切な負担を求めることが基本的な考え方となっております。
また、今回
の激変緩和に関するお尋ねですけれども、今回
の見直しに当たりましては、新たに減価償却費を維持管理コストに算入したことから、乖離率が大きく上昇いたしました。そのため、大幅な区民負担
の増加が生じないよう、これまでは改定率に対する公費と受益者負担
の割合を1対1としていたところ、公費3対受益者負担1として激変緩和を図ったところでございます。しかしながら、こちらにつきましてはあくまで例外的な対応ということでございまして、次回、4年後になるかと思いますが、見直し時におきましては、公費と受益者負担
のあるべき姿について、改めて検討が全庁的になされるものと考えております。
続きまして、高齢者、こどもへ
の配慮
のお尋ねでございます。豊洲西小体育館棟についてお答えをいたします。プールについては高齢者と小中学生
の利用区分、またトレーニング室につきましては高齢者
の利用区分がございますけれども、豊洲西小
の体育館につきましては他
のスポーツ施設と同様に据え置く方針としまして、現在、改定
の準備を進めているところでございます。
さらに、体育館や校庭開放についてでございますけれども、御指摘
のとおり区立
の全小中学校で行っているものですが、学校
の運営上支障がない時間や日のみに使用が限定されているなど、他
のスポーツ施設や区民施設とは運用がかなり異なっておりますことから、従前より体育館と校庭に関しましては、この使用料検討
の対象とはなっておりません。現在、値上げ
の予定はございませんけれども、こちら
の使用料
のあり方につきましては、
教育委員会として個別に必要に応じて検討すべきものと考えております。
以上でございます。
161 ◯教育センター所長 教育センター
の利用料について、お答えいたします。
教育センターは教職員及び区関係者
の研修実施施設であるとともに、社会教育登録団体
の研修施設として貸し出しを行っております。団体単位で
の貸し出し業務となっており、構成員
の方
の中で高齢者一人一人
の使用料
の配慮という側面はございません。また、こども
の使用についても貸し出し
の対象としてはおりませんので、特段
の措置はございません。
以上でございます。
162
◯赤羽目民雄委員 まず、教育センター
のほうは団体利用だから、ここが対象になってない
のか、それとも団体で減免
の対象になっているから、今回
の値上げにはなりませんということな
のか、そこを一つ確認させてもらいたい
のと、それから減価償却費を維持管理に新たに算入したと言うけれども、こういう
のをやったら際限なく、どんどん使用料が4年ごとに負担がふえていく
のではないかと思う
のです。区民
の方が身近で使えるようにするには、この考え方という
のは賛同できないと思っております。そこを1つだけお答えください。
163 ◯教育センター所長 教育センター
の利用についてですが、団体貸し出しとなっており、社会教育団体には現在でも2分の1
の減免措置をしているところでございます。今後について、高齢者に据え置き
の措置はございませんという形でお話を申し上げました。よろしくお願いします。
164
◯学務課長 減価償却費
の算入
の考え方でございますけれども、区
の施設を建設するためには多額
の経費がかかる
のはもちろんですけれども、またそれを維持するため
の改築や大規模改修にもまた多く
の費用がかかります。こうした将来に発生する費用を御負担いただくという考え方が減価償却費でして、ならしておりますので、そういった意味では、これが毎年ふえていくということは減価償却費に関してはございません。
以上でございます。
165 ◯にしがき誠委員 2点ほどお伺いをいたしますけれども、まず、本区
のスポーツ施設系
の利用料という
のは、他区と比べると少し高い
のではないかという御意見を多くいただくことがある
のですが、受益者負担ということで当然理解はしておりますけれども、具体的に江戸川区は非常に安いと聞いておりますけれども、今後もこれは多分、値上げ方向になっていく
のかという確認が1点。
あともう1点、これはもしアイデアがあればお答えいただきたい
のですが、オリパラが終わった後、アイススケートリンク場ができる
のかという話、この辺は触れないほうがいいですか。区に委託をするとかしないとかというお話も少し聞いたことがあって、そこは今後、別
の機会にお聞きしたいと思っていますが、アイデアがあればということで冒頭申し上げましたけれども、少しそこが懸念されるところがあるので、アイデアがなければここでは結構でございますので、利用料
の今後予測される推移について認識があれば教えてください。
166
◯学務課長 他区と
の比較ということでございますけれども、使用料
の考え方等もさまざま、あるいは利用状況もということがございまして、本区と比べて高い区もあれば、安価な区もあると認識をしております。その中で今回、使用料検討
の委員会
の中で新たに減価償却を入れたわけですけれども、基本的にはこれまで
の考え方に基づいて、負担していただくべき割合を決定したところでございます。
なお、学校開放としてプール施設を開放している区が本区
のほかに幾つかございますけれども、料金に関しては本区は平均的なところかと考えております。
今後
の引き上げ
の動向ということですけれども、これは今後
の経済状況ですとか、主に人件費ですとか物件費
のコスト
の上昇等によって、また変わってくる
のかと考えております。
アイスリンクにつきましては、特に
教育委員会として現状、情報は持っておりません。
以上でございます。
167
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
168
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項3 令和2年度学校用務業務
の委託実施校について
169
◯委員長 次に、報告事項3「令和2年度学校用務業務
の委託実施校について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
170 ◯庶務課長 それでは、令和2年度学校用務業務
の委託実施校について御説明いたします。資料3をごらんください。
学校、幼稚園
の用務業務は、江東区行財政改革計画及び定員適正化計画に基づき、原則、退職不補充
のもとに用務委託を進めてございます。用務職員
の今年度末
の定年退職者、再任用職員終了者などを勘案し、令和2年度より新たに第二辰巳小学校、亀高小学校、辰巳中学校、東陽中学校、
南陽幼稚園、
豊洲幼稚園の6校園について委託を行います。委託業者を選定後、来年4月1日より委託を開始いたします。
説明は以上でございます。
171
◯委員長 本件について、何お聞きになりたい点はございますか。
172
◯赤羽目民雄委員 今、御説明があった6校
の決定
の基準という
のはどういうふうになっている
のでしょうか。とりわけ、
南陽幼稚園と
豊洲幼稚園は3歳児保育が始まる年で、大きく制度が動くときで、新しいこどもたちが来て、今まで
のこどもたちとあわせて、本当に現場は大変な状況になる
のがわかっているときに、学校用務でこどもたち一人一人
の顔もわかっている人たちをかえてしまうという
のは、
教育委員会としてどんな基準で判断した
のかと思う
のです。この間、蓄積されてきたノウハウを少なくとも新しい制度に変わるときは残すというか、維持するべきな
のではないですか。伺います。
173 ◯庶務課長 まず、業務委託に際して
の選定基準です。主なものについては、その年度に仮校舎へ
の移転等を伴う改修・改築工事がないこと、それから周年行事等に影響を余り与えないこと、区費
の警備職員が配置されていないことなどが基本的な選定基準となっておりまして、ここから先
の選定については江東区職員労働組合、現業
のほう
の部会と丁寧に話し合いをしながら、人事異動も含め決定をしていきます。
以上でございます。
174
◯赤羽目民雄委員 では、
南陽幼稚園、
豊洲幼稚園は新しく3歳児保育を実施するに当たって業務委託しても、混乱なく、遅滞なく対応できるということですか。今、こどもたち
の安全をめぐっていろいろなことが言われて、心配されているときに、しかも新しい制度が動くときに委託自体はよくないと思いますし、区が直営でしっかりとやっていくべきだと思うし、とりわけ大きく3歳児保育が始まる園については今回は見送るべきだと思います。
以上です。
175
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
176
◯委員長 では、以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項4 令和2年度新1・7年生
の学校選択一次結果について
177
◯委員長 次に、報告事項4「令和2年度新1・7年生
の学校選択一次結果について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
178
◯学務課長 それでは、資料4をお願いいたします。11月8日に申し込みを終了いたしました本年度
の学校選択
の一次結果についてでございます。資料は全部で5ページございます。1ページ目が一次結果
の見方等について、2ページ目が小学校及び義務教育学校前期課程
の深川地区
の結果。3ページ目が同じく城東地区
の結果。4ページ目が中学校及び義務教育学校後期課程
の結果。そして、最後
の5ページ目が学校選択一次結果
のイメージ、すなわち受け入れ可能な人数
のイメージとなっております。
それでは、5ページ
のイメージ図からまずごらんいただきたいと思います。一番上に受け入れ可能な人数Fをお示ししておりますが、これは既に御報告をいたしました各学校
の基準学級数により算定をいたします。その下に通学区域内
の対象者を示しておりますが、その対象者はそのまま指定校に行くA
の方と、他
の学校を希望している他校選択希望者Bとに分類をされます。
通学区域内から
の受け入れ可能な人数
の考え方ですが、B
の他校選択希望者が全員他校に入学した場合はそれだけ受け入れ枠が拡大をしますので、最多受け入れ可能数Gとなります。反対にB
の方が全員他
の学校に入学できず、指定校に結果として入ることになった場合は最少受け入れ可能数となります。この2つ
の点線
の矢印
の幅が受け入れ可能数
の範囲ということで御理解いただきたいと思います。今回
の一次結果では、こうした人数を含め発表をしたところです。
ここで1点御留意いただきたい
のは、実際
のAやB
の方
の中には、後日、私立中学校等へ
の入学や転出等により辞退をされる方がおりまして、また反対に区外から転入されてくる方もおりますので、今後、変動していく数値であるという点でございます。
では、改めて表
の説明をさせていただきます。恐れ入りますが、2ページ目にお戻りいただきまして、表
の上から2つ目
の深川小学校を例にして御説明をいたします。なお、表
の各列
のアルファベットは、今ごらんいただきましたイメージ図
の記号と一致をしております。
まず、A
の欄、通学区域内入学予定者数60名ですが、これは深川小学校
の学区域内に居住されている方
の中でそのまま深川小へ通う予定
の方であります。なお、この中には抽せん
の特例
の方、兄・姉がいたり、転入が深川小へ確実である方等が含まれております。
次に、B
の欄は他校選択希望者で、通学区域内
の方で深川小以外
の学校を選択している方が1名いることを示しております。この方は、選択希望した学校に入学できない場合は、指定校である深川小に入学をすることになります。
次に、C
の欄ですが、これは通学区域外から深川小を希望した人数となっておりまして、5名いるということを示しております。
この結果を受け、D欄には現時点で深川小に入学する可能性
のある人数
の合計を計上しております。
隣
のE欄は当初募集時に定めました基準学級数、F欄は学校選択受入枠、つまりその学校における受け入れ予定人数でございまして、小学校1年生については35人学級となりますが、その1割相当
の3名を転入
の受け入れ分として差し引き、32名を1クラスとして計上しております。深川小
の場合、32名掛ける2クラスで64名となります。
一番右
のG欄が、現時点で
の通学区域外
の受け入れ可能人数を示しております。これは先ほど
のイメージ図で御説明をしたとおり、現時点で
の最多受け入れ人数と最少受け入れ人数
の範囲となります。深川小は3名から4名となっておりますが、最多
の4名はF
の64名からA欄
の60名を引いた数字、最少
の3名はそこからさらにB欄
の1名を引いた数字となります。
なお、こちら
の表
の中で最多受け入れ数も最少受け入れ数もゼロという学校、例えば8番
の東陽小などがごらんいただけるかと思います。こちらにつきましては、一次結果
の段階では通学区域内
の予定者数が受け入れ枠を上回っていますけれども、実際にはA
の方
の中から私立学校等へ
の入学による辞退が出てくるため、最終的には受け入れ可能になると予測をしております。昨年度もこの一次結果
の発表段階で、最多受け入れも最少受け入れもゼロという学校はありましたが、ほとんど
の学校で通学区域外からも何名か入学をしております。
また、1番
の明治小を初め小学校8校にFとG
の欄に横棒が付されておりますが、これら
の学校につきましては学区域内児童
の増加による収容対策
のため、通学区域外から
の受け入れを行わない学校となっております。
そして、4番
の臨海小など、C欄
の人数
の右にアスタリスクが付されている学校
の選択希望者ですけれども、11月18日から22日まで
の選択変更期間に変更がなければ、11月29日
の二次結果公表時に無抽せんで全員当選
の見込みということで記しておりますが、実際に11月29日に抽せんなしで当選となっております。この資料にはございませんが、既に二次結果は11月29日に発表しておりまして、抽せん校は小学校が13校、中学校が20校となっております。
今後
のスケジュールでございますが、12月10日と11日に小学校、中学校等
の抽せん対象校で公開抽せんを実施いたします。その後、補欠者については順次、受け入れ枠が発生次第、繰り上げ当選し、小学校では来年
の1月23日、中学校では2月19日に最終的な繰り上げ結果を公表いたします。
学校選択一次結果について
の御報告は、以上でございます。
179
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
180
◯赤羽目民雄委員 私は閉会中
の委員会でも申し上げたとおり、選択制が導入されて約10年たつ
のですけれども、そのときから学校
の大規模化と小規模化、この格差
のことはずっと指摘されてきたと思う
のです。
その都度、
教育委員会は学校
の特色を生かした魅力を発信して、その格差を是正していくというお話だった
のですけれども、10年たっても大規模校はずっと大規模校
のままだし、小規模校は今まで大規模だった
のが急に小規模になって、そのままずっと小規模になっているけれども、本来その学校に行くべき子が行かない、その状況がずっとこのまま放置されている、この状況をこれでよしと思っている
のかどうか。学校によっては人数が少ないと部活動ができなかったり、ほか
の学校でできることができなくなったり、そういうこともあります。その状況をずっとそのままにしておいていい
のかと思う
のだけれども、その辺どうですか。
181 ◯指導室長 今、学校
の魅力化というお話がありました。例えば、四砂中学校さんなどは人数が少ないという状況が続いております。一方で、この前、周年
の行事等、先生方も見ていただいたと思う
のですけれども、こどもたちが非常に落ち着いていて、また礼儀正しいという状況
の学校が構築されていました。また、昨年度につきましては研究発表を行いまして、先生方も2人組ペアで学校力向上、また授業力向上という取り組みを行っているところです。こどもたち
の姿、学校
の姿を見ていただければ、本当に魅力ある学校、特色ある学校をつくっているという状況になってきているかと思っております。
ですので、今後につきましては、それをしっかりと外に向けて発信をして、その学校
のよさをさらに周知していく部分が今後さらに必要であると考えておりますので、学校は頑張ったところを発信する部分が得意でないところもありますので、ぜひ頑張っているところを
教育委員会も支援をしながら、積極的な発信をして、魅力を伝えていきたいと思っているところです。
以上です。
182
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
183
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項5 令和2年度
区立幼稚園園児募集
の応募状況及び募集後
の対応
について
184
◯委員長 次に、報告事項5「令和2年度
区立幼稚園園児募集
の応募状況及び募集後
の対応について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
185
◯学務課長 それでは、資料5をごらんください。令和2年度
の区立幼稚園新入園児募集は、11月5日から7日
の3日間にかけて、
区立幼稚園全20園で行いました。
まず、資料上段から中段にかけて
の4歳児でございます。申し込み最終日
の11月7日現在
の応募数は526名、昨年度
のこの時点で
の637名に比べ111名
の減少となっております。また、下段でございます。令和2年4月から
南陽幼稚園と
豊洲幼稚園で開始をいたします3歳児
の応募数は、募集人員100名に対しまして280名となりました。3歳児については1学級20名、4歳児については1学級
の人数を30名から最大
の35名まで広げた上で、さらに申し込み者が上回る場合には公開抽せんにより当選者を決定いたします。
表
の右
の対応欄にございますとおり、応募数が募集人員を上回った園は4歳児、3歳児ともに
南陽幼稚園と
豊洲幼稚園の2園でしたが、
豊洲幼稚園の4歳児につきましては抽せん前に辞退者が出ましたため抽せんを行わず、応募者全員を当選としたところです。
抽せんにつきましては、11月18日に江東区文化センターにおいて行い、当選者と補欠者を決定したところでございます。また、定員にあきがある幼稚園におきましては、11月29日より追加
の募集を行っております。
私から
の説明は以上でございます。
186
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
187 ◯山本香代子委員 数字を確認したい
のですが、今、全体
の4歳児
の合計は昨年と比べて111名減ということでございます。個別に確認します。
ひばり幼稚園は今回は33名ですけれども、昨年は何名だったか教えてください。
それとあとは、令和3年度に廃園予定
のもみじ幼稚園、小名木川幼稚園、今
のところ令和5年度予定
のちどり幼稚園の昨年度
の人数を教えてください。
188
◯学務課長 応募者数ということで、昨年度と
の比較で申し上げます。
まず、
ひばり幼稚園ですが、昨年度
の申し込み者数は37名です。ことしが33名ですので、4名
の減でございます。
それから、
もみじ幼稚園ですけれども、昨年度は15名、これが8名ですので、7名
の減。小名木川幼稚園につきましては昨年度16名、そこから3名減
のことしは13名。
そして、
ちどり幼稚園ですが、昨年度は33名でしたので、ことしは3名減
の30名ということでございます。
以上でございます。
189 ◯山本香代子委員 先ほど
の陳情
のときにも質問を少し迷った
のですが、今回数字を追って確認します。
そういった意味では、昨年度よりも全体的に減っているということがこれでもよくわかります。そこで今、令和3年度
の廃園予定
のもみじ幼稚園、小名木川幼稚園はこの数字わかった
のですが、
ちどり幼稚園に関しましては今回も33名から30名、3名減です。富岡地区に関しては、先ほどもお話にありましたけれども、
ちどり幼稚園が唯一
区立幼稚園1園で、お近くに平久幼稚園があるからということで令和5年度
の廃園
の予定には入っておりますけれども、これは数字的に悩ましい問題があります。
それとあと、この間、
私立幼稚園の状況はこの数字ではわからないから、どういうことかわかりませんが、
区立幼稚園のあり方
の検討
の中では必ず
私立幼稚園の理解も得ながらというところがありまして、当然それはよくわかる
のですが、今回たまたま
私立幼稚園を希望された、少し障害をお持ち
のお子さんは
私立幼稚園には残念ながら入ることができず、今回
区立幼稚園のほうで受け入れていただいたという経緯もあって、少し障害をお持ち、もしくは支援が必要なお子様は、どちらかというと
区立幼稚園のほうが望ましい
のかと私は思っていますが、
私立幼稚園で
の障害をお持ち
のお子さんに対する区から
の支援という
のは何かしている
のでしょうか。
190
◯学務課長 支援が必要なお子さんへ
の補助ですけれども、今年度区としても補助制度を整備しまして、補助
の制度を始めたところでございます。これ以外に、園
の運営体制にもよる
のですけれども、いわゆる私学助成園であれば国
のほうから補助金もあり、また新制度
の移行園であれば、こうした支援が必要なお子さんを受け入れているということに対する補助もございます。
以上でございます。
191 ◯山本香代子委員 今、
私立幼稚園にも補助があるということでございますが、
私立幼稚園に支援
の必要なお子さんが入学しにくいという
のは何かほか
の理由がある
のかといろいろ考えている
のですが、
区立幼稚園はそういった意味では安心だから、地元における園児
の減少ということだけにとらわれることなく、もう少し弾力的な視点を持って考えていただきたいと思います。
この間、再三この
文教委員会の中でも、
区立幼稚園の廃園
のことに関しましては、地元としても
ちどり幼稚園の廃園に関しては少し懸念があります。今後、数字だけではなく、そういったことも踏まえて考えていただきたい
のですけれども、いかがでしょうか。
192
◯学務課長 先ほど御答弁差し上げたとおり、
区立幼稚園のあり方を考えますためには、今回3歳児については抽せんということではありましたけれども、4歳児に関しましては前年度から111名
の減と。この計画を立てたときに令和6年度末
の園児数について1,115人という数字を推計しましたけれども、来年度
の2年度で既にこの数字に近くなってくる。思った以上に
区立幼稚園の園児数が減少しているという状況は、ございます。
こうした状況
の中で幼稚園
の適正配置につきましては、地区
のところだけではなくて、全体数
の園児数を考えて、なおかつ今回
の計画は3歳児と預かり
の実施、適正配置、認定こども園
の転換ということで、これらをセットで進めると考えていますので、地区ごと
の状況も確認は必要ですけれども、それ以上に区全体として
区立幼稚園を今後どうしていく
のかということを考えながら、検討していくべきものと考えております。
また、お尋ねにありましたように、富岡地区は確かに
区立幼稚園は1園でございますけれども、富岡地区には多く
の私立幼稚園または類似施設もございます。これら
のことし
の応募状況についてはまだ全て把握し切っておりませんが、実際3歳児が減少している園もあるように聞いております。
区立幼稚園の募集状況につきましても、現在、526ということで御説明をしましたが、実際4月に向けてはこの中からまた、例年
の動きですと辞退も実は出てまいります。無償化
の影響もございまして、来年
の4月、実際何人
の方が
区立幼稚園に入園するかという
のは、まだ保育園
のほうも結果が出ていませんので、これで全て結果が出たとは考えにくいところもございます。
今回
の応募状況、あるいは来年度3歳児
の預かりを始めさせていただきますけれども、その状況、また評価も見ながら、現行
の計画
の見直しが必要かどうかについては適宜検討していきたいと思っております。
以上でございます。
193 ◯山本香代子委員
私立幼稚園の人数も来年
の春以降はっきりするわけですから、またその数字はしっかりお示ししていただきたいと思います。
以上です。
194
◯赤羽目民雄委員 今
のやりとりも伺っていまして、幼稚園とか類似施設
の応募状況が多いとか少ないとか、そういうことではなくて、区民が区立
の幼稚園にお子さんを預けたいというニーズがあるということで、とりわけ私たち
のところにお話があった
のは
南陽幼稚園な
のですけれども、今回4歳児クラスでも定員を超えています。この地域、基本的に歩いていける範囲に
区立幼稚園ということですけれども、
南陽幼稚園に入れなかったお子さんは近所だと平久幼稚園になって、幼稚園に入れなくて、もう1年お母さんが家庭で見て、5歳になったときに入れる保証という
のはない
のではないか、どうしても
南陽幼稚園に預けたいと思ったときに。そういう考え方はどうな
のかという
のは、言われています。
それから、4歳が定員を超えたら、3歳
のほうはもっと超えている
のです。その方は当然持ち上がるわけで、4歳になって定員が少しふえる
のですか。でも、今回みたいに応募が多かったら、4歳でも入れない
のではないかという心配があります。それは一部
の幼稚園だと、ほかはあいている幼稚園があるから、そこに行けばいいという考え方な
のか。やはり身近なところで、区立
の幼稚園は環境がいいですから、園庭もあるし、そこにこどもを預けて、良好な教育環境
のもと、幼児教育を受けさせたいという保護者
の願いに応えるという
のは大事なところな
のではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
195
◯学務課長 区立幼稚園に対する評価を高くいただいていることについては、非常にありがたく思っています。とはいえ、先ほど来答弁させていただいているとおり、どうしても園児数が減少しているという実態を目にしたとき、お尋ね
の良好な教育環境を今後も維持していく上では、一定程度
の園児数が必要という考え方に基づいてあり方をこれまで検討してきましたし、3歳児
の預かり
のほうも実施するという判断に至ったわけでございます。
南陽幼稚園の受け入れ
の関係でございます。今回3歳児を募集して、それで当選に漏れた方が、次は4歳児ということだと思う
のですけれども、入園できるかということですけれども、3歳児から4歳児に上がるときに10人程度は枠が出る予定ということでございます。さらに、
区立幼稚園の場合は結構途中退園も多いので、それ以上に枠が出てくる可能性もございます。
そして、
南陽幼稚園を希望しているけれども、当選しなかった場合ですけれども、
区立幼稚園については学区域という考え方を持っておりませんので、地区
の方優先というわけにはまいらない部分がございます。ただ、近隣園、あるいは
私立幼稚園にあきがございますので、特に
区立幼稚園に関しましては近隣園に受け入れが可能な状態でございますので、そちら
のほうにお変えをいただくということになるかと存じます。
以上でございます。
196
◯赤羽目民雄委員 一定
の人数で幼児教育をすることが大事だと言うけれども、では言っている人数は何人ですか。
ちどり幼稚園は30人も今回応募があっても、それでも廃園
の対象園な
のです。そこで、何
の基準も示さないで、ただ、近所に
私立幼稚園があるからとか言われて、一方では申し込んでも入れない幼稚園があって、これからどうなるかわからないという状況
の中で、これで、はい、いいですよ、どうぞとは到底言えないと思う
のです。
それとあと、私たちはこの間ずっと周年行事にお邪魔しましたけれども、幼稚園それぞれ
のいいところがあるし、
区立幼稚園ならでは
のすばらしさという
のを、何回も言うけれども、高く評価している
のです。そこは区として、多分、効率性を優先して、少ないところは集約してしまえというところにある
のではないかと私は思うけれども、
区立幼稚園のすばらしさをもっと発信して、あと足りないところはPTA
の人や地域
の人から知恵や力をかりて、もっと発展に向けて前向きに検討するべきではないかと思います。お願いします。
197
◯学務課長 望ましい定員
の充足率でございますけれども、あり方に関する基本方針
の中に記載をしておりまして、4、5歳児であれば35人まで受け入れ可能なわけですけれども、望ましい定員充足率を70%、1学級25人と。ただ、この望ましいという
のもそれが一番いいということではなくて、あくまで最低限ということでございます。したがいまして、今回
の応募した幼稚園
の中にはこれをはるかに下回る十幾つとか、あるいは10をも下回るような園も複数出ておりまして、効果的・効率的、また質
の高い教育を実施する上では困難が生じる
のかと考えております。
あと、廃園ですけれども、適正配置をどのように進めていくか、どの園をということに関しましては、先ほど来御答弁差し上げているとおり、
私立幼稚園の立地
の問題ですとか、それぞれ
の園
の設備
の状況、3歳児預かりを2園で始めたわけですけれども、そういった場合には保育室
の数という
のも重要なファクターとなってまいりますので、そうしたことも鑑みながら総合的に検討していくべきものと考えております。
以上でございます。
198
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
199
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項6 幼保連携型認定こども園
の開設について
200
◯委員長 次に、報告事項6「幼保連携型認定こども園
の開設について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
201
◯学務課長 それでは、幼保連携型認定こども園
の開設について、資料6をごらん願います。
本件につきましては、平成28年
の本委員会で、設置と運営事業者
の決定について報告をさせていただいたものでありますが、予定どおり令和2年4月に開設できる運びとなりましたので、その御報告となります。
まず初めに、1
の施設名称についてです。まだ認可申請前
のため、仮称を付しておりますが、武蔵野大学附属有明こども園を予定しており、所在地は有明二丁目1番4号となっております。
次
のページに現地
の案内図を掲載しておりますので、後ほど御参照ください。
次に、3
の施設内容から5
の運営主体につきましては、記載
のとおりでございまして、平成28年に報告をさせていただいたとおり、学校法人武蔵野大学が運営を行います。
次に、6
の定員につきましては、保育園機能利用児、いわゆる2、3号認定が100名。幼稚園機能
の利用児、1号認定が180名
の合計280名となっております。
続いて、7
の開所時間についてです。開所時間につきましても、まだ認可申請前
のため、予定としておりますけれども、1号認定、幼稚園部分
の教育時間は8時半から13時半まで
の5時間。2、3号
の保育園機能部分
の保育時間は7時半から18時半まで
の11時間を通常保育時間とし、延長保育時間として18時半から20時半まで
の2時間を設定しております。
次に、8
の保育料につきましては、幼児教育・保育
の無償化開始に伴いましてゼロ円となりますが、園が定める上乗せ徴収費用
の保護者負担額が別途ございます。
次に、9
の入園申込についてです。1号、幼稚園部分につきましては園が直接園児募集、選考を行い、入園者を決定しますが、一方、保育園部分につきましては、区
の入所調整を経て入園者が決定されるものです。
最後に、今後
のスケジュールについてです。3月中旬
の東京都子供・子育て会議幼保連携型認定こども園部会で認可を受け、令和2年4月1日付で
の開設となります。
私から
の説明は以上でございます。
202
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
203
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項7
学校給食費の改定について
204
◯委員長 次に、報告事項7「
学校給食費の改定について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
205
◯学務課長 それでは、資料7をごらんください。現行
の学校給食費、これはすなわち保護者に御負担いただいている食材料費、学校徴収金
の一つとなりますけれども、これは平成21年度に改定をした後、約10年が経過をしたところでございます。1に記載
のとおり、こちらにつきまして令和2年4月から改定を行うことといたします。
2
の改定給食費をごらんください。給食費につきましては、小学校低学年、中学年、高学年と中学校と
の合計4区分で設定をしております。それぞれ現行額と改定額、そしてその差を回数率とあわせて記載をしてございます。江東区では、給食費を月額で徴収しております。これは1食に必要となる食材費に年間
の基準回数を掛け、給食を主に食べる月数
の11で割った金額となっております。
改定金額ですが、小学校低学年が4,140円、中学年が4,850円、高学年が5,550円、そして中学校が5,890円です。差
の欄に記載をしたとおり、現行給食費と
の差は各区分で異なりますが、120円から580円、率としては3.0%から11.7%
の上昇で、特に小学校高学年で上昇率が大きくなっております。また、基準回数については、小中学校ともに今年度と比べまして4回
の増としております。
なお、改定給食費は、文部科学省が示します摂取基準と過去1年間
の江東区における食材購入実績
の調査に基づき算定をしておりまして、算定方法はこれまでと同様となっております。
続いて、3
の改定理由を御説明いたします。大きく3点ございます。
まず、1点目は食材費
の上昇です。消費税率
の変更
のほか、食材購入実績を現行
の給食費を算定した平成20年度と比較をいたしますと、野菜類が34%、魚介類が13.9%など食材価格が上昇しております。このため、食材
の選択に制約がかかりまして、提供できる献立がどうしても限定されつつあります。また、旬
の食材を用いた食育
の推進に困難が生じつつあるところでございます。
2点目は摂取基準
の改正です。児童・生徒
の発育状況などに基づき、文科省が5年ごとに改正する学校給食摂取基準は、熱量やタンパク質、ビタミン類など、児童・生徒1人1回当り
の平均所要栄養量を定めたもので、学校給食はこれに基づき提供を行っております。この摂取基準が小中学校ともに上昇しておりまして、特に今回、小学校高学年で上昇幅が大きかったため、改定給食費もこの区分で最も大きい影響が生じたところです。
最後に、3点目は給食回数
の増です。新学習指導要領
の全面実施に伴う授業時数
の増加に対応するため、給食回数をふやす必要がございます。
なお、本件につきましては、今後、校長会へ
の報告を行うとともに、保護者
の皆様
の御理解が得られるよう、
教育委員会としても丁寧に御説明してまいりたいと考えております。
私から
の説明は以上でございます。
206
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
207
◯赤羽目民雄委員 この値上げですけれども、ここに書いている月額ですけれども、年額だと小学校、中学校それぞれ幾らになる
のでしょうか。
あと、今回、消費税
の増税とか食材が上昇とか、いろいろ値上げ
の改定
の理由があると思う
のですけれども、これまでにも食材はどんどん上昇してきましたし、消費税についても今まで上がってきたけれども、給食費は改定されなかった、据え置かれてきた。今回も同じ対応をすべきではないかと。それがいろいろほかにも改定があって、上げなければいけない
のだったら、区がその分
のお金を出して、今以上
の給食を出すように改善すればいい
のではないかと思う
のです。
208
◯学務課長 年額
の上げ幅でございますけれども、資料7にお示ししました差
の金額は月額
の差ですので、これを11回に分けて払っていただいていますので、それぞれこの金額に11を掛けたものが上昇額ということになります。例えば、小学校低学年であれば120円ですので、年額
の影響は1,320円ということになるかと思います。
また、ほか
のお尋ねでございますけれども、平成26年4月に消費税率が8%になったとき、値上げしなくて済んだ理由は何かというお尋ねですけれども、その前年度に学校給食摂取基準が改定されておりまして、これは5年に一度
の改定でございますので、直近では平成30年度、その前がちょうど平成25年4月だった
のですが、この際に小学校、中学校ともに熱量
の基準値が下がりました。ですので、一部
の食材
の使用量を減らすこととなったので、消費税が増になったにもかかわらず給食費については上昇しないで何とか持ちこたえたということでございます。
また、主食である米
の価格がこの時期低下しておりまして、それも一つ
の理由かと考えております。
そして今回、上昇すべき金額を区として補助すべきではないかというお尋ねですけれども、この間
の陳情審査でもございましたけれども、受益者負担
の考え方、あるいは低所得
の世帯
の方に関しましては生活保護と就学援助で、今回改定するわけですけれども、実額を全額免除ということになってまいります。こうした対応もとっておりますので、区としてこれを補助するという考え方はございません。
以上でございます。
209
◯赤羽目民雄委員 基準回数が4回ふえるという
のですけれども、これはどういうことな
のでしょうか。例えば4日間という
のは、どういうところが4日間ふえる
のですか。授業が今4時間
のところが5時間、6時間にふえるということ、それが4日ふえるということな
のですか。だから、今まで給食が出てなかったところが出るという、その分こどもたちは勉強する時間がふえるということになる
のかという
のを1つ確認したい。
あと、就学援助で全額補助ですよね、
学校給食費は。値上げ分も当然これは反映されるかという
のを確認させてください。
以上です。
210 ◯指導室長 まず、喫食回数
の増加についてですけれども、学期
の始まり
のとき、また終わり
のとき、そこ
の中で、
赤羽目委員お話があったとおり、4時間
のところを給食を出すことによって、6時間という部分で日数がふえるということでございます。
211
◯学務課長 低所得者へ
の補助につきましては、生活保護
の世帯につきましては生活保護費
の中で、準要保護
のお子さんに対しては、
教育委員会のほうで就学援助費ということで計上しております。今回
の給食費
の改定に関しましては、関係部署、あるいは予算
の所管部署と情報を共有いたしまして、来年度所要
の経費についてきちんと計上できるよう、現在調整をしているところでございます。
以上でございます。
212
◯赤羽目民雄委員 ごめんなさい、何度も。室長さん、休み明け
の給食がふえるということは、夏休みが終わった始業式
の日はそのまま授業が始まるということで、今までは午前中で帰れたところが給食が出て、その後、夏休み、冬休み、長期
の休み明けは始業式で早く帰れないで、始業式と言わない
のか、今何と言うかわからないけれども、もう授業になるということな
のですか。
213 ◯指導室長 江東区では2期制を実施しておりますので、ちょうど夏休み
のおしまい、また、冬休みについても学期
の途中という形になりますので、そういった観点も含めまして、すぐに給食を食べながら午後
の授業という形になるということでございます。
214
◯委員長 済みません。委員長から申し上げます。報告事項ですので、不明な点
の確認を簡潔にお聞きいただきますように、今後よろしくお願いいたします。
ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
215
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項8 平成30年度児童生徒
の不登校、いじめ、暴力行為
の状況につ
いて
216
◯委員長 次に、報告事項8「平成30年度児童生徒
の不登校、いじめ、暴力行為
の状況について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
217 ◯指導室長 それでは、平成30年度児童生徒
の不登校、いじめ、暴力行為
の状況について御報告いたします。資料8をごらんください。
まず、不登校
の状況でございます。不登校
の定義でございますが、昨年度1年間に30日以上欠席した長期欠席児童・生徒
のうち、何らかの要因、背景により登校しない、あるいは登校したくてもできない状況にあることを不登校としており、病気等を理由とする長期欠席児童・生徒は除いております。
不登校児童・生徒数は、小学校及び義務教育学校前期課程は172人で、昨年度は145人でしたので、27人
の増加となっております。一昨年は118人でしたので、この2年で54人増加しております。出現率は0.71%で、昨年度は0.61%でしたので、0.1ポイント
の増加となっております。中学校及び義務教育学校後期課程は327人で、昨年度は280人でしたので、47人
の増加となっております。一昨年度は307人でしたので、この2年で
の増加は20人となっております。出現率は4.14%で、昨年度
の3.51%から0.63ポイント
の増加となっております。
不登校
の要因ですが、家庭に係る状況が最も多く、次いでいじめを除く友人関係をめぐる問題となっております。要因については複合的な場合も多く、不登校
の児童・生徒が抱えている問題
の複雑化、困難化
の傾向があると捉えております。
学校復帰率は小学校及び義務教育学校前期課程が27%、中学校及び義務教育学校後期課程が24%となっており、昨年度と比べ小中学校、義務教育学校ともに高まっており、学校復帰が難しいところでありますが、不登校
の児童・生徒がふえる中で、学校やブリッジスクール、SSW等
の取り組みを進めていることが改善につながったと考えております。
対応でございますが、不登校児童・生徒がさらにふえてきている現状を受け、不登校担当者会を年6回実施し、不登校
の未然防止に力を入れております。さらに不登校調査を毎月実施し、不登校傾向
の児童・生徒へ
の早期対応、各学校
の効果的な対応事例
の共有にも取り組んでおります。さらに、今年度からは教育センター
の相談窓口を一本化し、相談に乗りやすい体制を確立するとともに、毎週、不登校や課題
のある児童・生徒
の情報を共有し、具体的な支援につなげるようにしています。
不登校
のこどもたちへ
の多様な学び
の場
の提供等について規定した、義務教育
の段階における普通教育に相当する教育
の機会確保等に関する法律、いわゆる教育機会確保法が平成28年末に公布され、平成29年2月に完全施行となりました。また、ことし
の10月には、文部科学省より「不登校児童生徒へ
の支援
の在り方について」
の通知が出されております。それらでは、不登校は問題行動ではないこと、不登校児童・生徒が学校を休むこと
の必要性、児童・生徒がみずから
の進路を主体的に捉えて、社会で自立することを目指す必要があること等についても示されております。これらを踏まえた対応をさらに進めてまいります。
不登校については、学校復帰や不登校という状態に視点がいきがちですが、こどもたちが人間関係を構築する力、困難を乗り越える力を身につけることが重要であり、そのためには学校がこどもたちが行きたい場所であることが重要と考えております。各学校には、不登校対策で重要な
のは、学校が本来あるべきこどもたちが行きたくなる場所であることであり、そのため
の魅力ある学校づくりに努めるよう働きかけてまいります。
次に、暴力行為
の状況についてでございます。暴力行為とは、対教師、生徒間、対人へ
の暴力、器物損壊
の4形態
の暴力行為を指しております。昨年度
の暴力行為は小学校、義務教育学校前期課程では31件。中学校、義務教育学校後期課程では18件となっており、前年度と比べ小学校、義務教育学校前期課程は19件
の増加。中学校、義務教育学校後期課程は11件
の減少となっております。特に小学校、義務教育学校前期課程では、発達に課題を抱えている児童が気持ち
のコントロールができず、結果として暴力行為となっているケースが多くあります。中学校、義務教育学校後期課程では、生活指導的な問題、外部
の生徒等と
のかかわりに起因するケースが多く、家庭と
の連携を図りながら特別支援的な対応
の充実も図っております。
最後に、いじめ
の状況についてです。まず、いじめ
の定義ですが、児童・生徒に対して、当該児童・生徒が在籍する学校に在籍している等、当該児童・生徒と一定
の人間関係
のある他
の児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為、インターネットを通じて行われるものを含むであって、当該行為
の対象となった児童・生徒が心身に苦痛を感じているもので、起こった場所は学校
の内外を問わないとなっております。この定義を確実に捉えますと、その子
のためを思って好意で行ったことも、受けたこどもが心理的に苦痛を感じてしまえばいじめとなります。
いじめ
の認知件数は小学校2,656件、中学校344件
の計3,000件であり、昨年度より大幅に増加をしております。この現状につきましては、いじめはどの学校、誰にでも起こり得ることであり、小さないじめを見逃さず、いじめを認知することをちゅうちょしないよう繰り返し学校に呼びかけてきた結果であると捉えております。いじめ
の定義に基づく学校におけるいじめ
の認知
の精度が上がってきたと捉えております。
なお、今回、認知したいじめ
の解消率が86.2%で、若干下がっておりますが、これだけいじめ
の認知件数がふえても解消率が高くなっていることは評価できると考えております。いじめ
の解消につきましては、国
の方針
の改定により、おおむね3カ月程度再発がないことと継続的に見守っていくことが示されましたので、これまで以上にいじめに対する個別
の見守りに取り組んでいくことが大切と考えております。
いじめへ
の対応につきましては、学校ごと
のいじめ防止基本方針に基づく全教職員
の確実な対応
の徹底をさらに図っていくこと、そして学校いじめ問題対策委員会
の確実な実施と組織的な対応
の充実を進めてまいります。こちらには記載しておりませんが、ことしは各学校でいじめに関する授業を年3回、いじめに関する研修を年間3回実施することにしております。
また、年2回江東区いじめ問題対策連絡協議会を、教育長を初め
教育委員会事務局
の部課長、学校、警察、人権擁護委員、青少年委員等関係機関
の代表
の方々に参加いただき開催をいたします。この会では、本区
のいじめ
の状況や各学校で
の取り組みをお話しし、各機関
の方々から御意見をいただいております。いじめ未然防止と早期対応が重要ですけれども、学校やこどもたち、保護者と日ごろから信頼関係を構築していくことも大切です。
また、こどもたちにいじめについてしっかりと理解させ、道徳や特別活動における、こどもたちが主体となる取り組み等
の充実を図っていく必要があると考えております。今後も本区におけるいじめに対する取り組み
のさらなる充実を図ってまいります。
報告は以上でございます。
218
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
219 ◯千葉早希恵委員 幾つか質問があります。不登校
の要因として、小学校では家庭に係る状況が一番多いということですが、どのような状況かという
のを具体的にお伺いします。
その下
の主な対応として、不登校担当者会及び不登校未然防止連絡会
の充実とありますが、こちらに関しても具体的な取り組みという
のをお伺いします。
あと最後に、いじめ
のところで小学校では4年生、中学校では1年生がいじめ
の認知件数として多く挙がっているということですが、その要因と具体的に行っている対策はどういうものがあるかお伺いします。
220 ◯指導室長 まず、家庭に係る状況とはどのようなものであるかということですけれども、各家庭
の中で落ち着いてこどもたちが過ごせる状況でないとか、そのような状況を家庭
の中で抱えている中で、こどもが学校になかなか行きづらい状態が出てくる。また、その流れ
の中で生活習慣が乱れてしまったりとか、そのような要因が一つ大きく考えられると思っております。
また、不登校未然防止連絡会につきましては、各学校
の生活指導
の担当
の教員を相談センター
のほうで集めまして、各学校
の状況について情報交換をしたり、またその中で効果
のある取り組みについて相互に話し合うことによって、各学校で持ち帰り、自分
の学校に生かしていくというものについてです。
それから、小学校4年生、また中学校1年生が多い要因についてということですけれども、小学校につきましてはこどもたちがある程度学校生活になれ、また自我等が芽生えてきた中で、それぞれ
の思いをうまく調整できなかったりする年齢というところで、4年生でいじめ等
の件数がふえてきている
のではないかと分析をしております。また、中学校1年生につきましては、学校環境が変わった中で、こどもたち
の心
の変化が生じている
のではないかと感じているところでございます。
以上です。
221
◯福馬恵美子委員 最初に不登校
の定義が書かれていますけれども、不登校に至るまで
の担任
の働きかけが当然あると思う
のですけれども、具体的にどういうふうにされているか。今、教員
の働き方改革ということがあって、担任
の先生が、例えば給食費を払っていらっしゃらない人へ
の働きかけ、あるいはこういう不登校やいじめへ
の働きかけ等、いろいろなところで仕事量がふえているというアンケート等もあるわけですけれども、基本的には不登校
の最初
のきっかけには担任
の先生が働きかけをされると思う
のですけれども、それが長期化したときにどういう支援体制で続けていかれる
のか、それがまず1点目。
2点目は、いじめから不登校になるという、それぞれ
の状況が報告されましたけれども、いじめによって不登校になるということも多くあると思う
のですけれども、これはどういうふうに掌握されていて、先生はどういう対応をされているか。
最後は、数カ月前に教員同士
のいじめという大変恥ずかしい事例が報告されておりましたけれども、江東区において教員同士
のいじめ、こういうことは全くないと思いますし、暴力行為にしても、いじめにしても先生がこどもたちにということは件数としては挙がってないと思う
のですけれども、そういうことに対する研修等はどういうふうにされている
のかが3点目。
平成30年度、いじめ
の状況が突出をしている
のが少し気になる
のですけれども、定義が変わったわけではないと。些細なこともいじめとして掌握するということをしたら、こういうふうな数になったと報告があったと思う
のですけれども、今後この突出した認知件数をどういうふうに捉えて、今年度、令和元年度されている
のか。4点お願いします。
222 ◯指導室長 こどもたちがまず不登校等になるときについては、最初
の段階
の初期対応が大変重要であると捉えております。ですので、こどもが休んでいる、あるいは欠席が2日、3日続いてきたという中で、一番最初に気づくところが担任ということになりますので、この段階で早期に家庭と連絡等をとりながらこども
の状況を把握し、初期対応を図っていくという部分で担任が動いている。また、そこで養護教諭が出欠席
の管理を行っているので、こういったところでフォローアップをしたりするということになっております。
また、長期化へ
の支援につきましては、スクールカウンセラーが学校にいますので、さまざまな状況について相談に乗れるようにしております。また、保護者
の相談にも乗れるという状況になっております。さらに長期化してなかなか難しい状況になったときについては、SSW等がつないでいく、また関係機関等も紹介をしていくという取り組みになって、支援をしていくということになっております。
また、いじめから不登校へ
の掌握ということですけれども、こちらにつきましては学校
の中に校内
の委員会を設けまして、例えば中学校
の中では毎週こどもたち
の生活指導について
の情報交換を行うことになっております。こういった中でこども
の状況を相互に情報交換する中で、チームとして対応を図っていくという形になっております。その中で、いじめ、あるいは不登校
の状況について
の対応策を一緒に考えていくということになっております。
3点目
の教員
のいじめということについてですけれども、本区において教員
のいじめについて
の報告は現在
のところありません。一方で、先生方
の中においても、社会と同じように思い入れないところという
のは多々あるかと思っておりますので、管理職がしっかりと組織としてまとめていく
のと同時に、先生方
の思いや悩みがたくさんあったときには、スクールカウンセラー、あるいは産業医等についても相談が受けられるような体制を整えていっております。
突出したいじめについてどう捉え、対応していくかについてです。こちらについては、本区としましては確実な認知と確実な対応をしていこうということで、校長会等、また、生活指導主任等
の連絡会
の中でも話をしてきているところです。ですので、認知をしていないとその後
の対応ができなかったという形になるので、まず疑いも含めて認知をするところから始めようということになりました。その中で特に小学校が多かったところについては、些細なこともまず挙げて、対応に結びつけていこうと。その中で特に大きな課題がなければそれでいいという対応
の中で進めてきた結果、特に数が大きくなってきたと考えているところです。
以上でございます。
223
◯福馬恵美子委員 今、答弁があったことを全てやっておられれば、これからいじめ、あるいは不登校という
のは減少する
のかと思いますが、一方で早期対応と未然防止ということは、教員
の資質あるいは学校
の体制、それを指導する江東区
の教育委員会の体制が大きくかかわってくると思う
のです。
よく言われる不登校、いじめ、暴力行為はどこでもある。今までなくても、いつでも起こると言われておりますので、日ごろから早期対応、未然防止、それには今、新卒で学校
の先生になられる人たちが非常に多くなっているので、そういう方に早期対応、未然防止ということがなかなか浸透、授業だけでいっぱいな先生方もいると聞いておりますので、その辺
のフォロー体制をどこかがやる
のではなく、全て
の部署でやれるような体制を
教育委員会でとるべきと思いますが、その辺に関してお答えください。
224 ◯指導室長 早期対応に向けてという中で、初任者
の資質・能力
の向上ということでお話をいただいたところです。まず、初任者
の資質・能力向上につきましては、初任者研修等
の中で研修を通じて実施しているという
のがまず1つです。
その流れ
の中でどのような対応をしたらいいかという、その対応
のあり方について身につけていくという
のがまず1つです。また、何よりもこういったものについては現場
の中で学んでいくことが大変重要ですので、OJTといいますか、現場
の中で先輩
の先生と一緒に取り組む中で、対応を通して学んでいくことが重要になっております。学校によってはこういったことを、例えば若手研修という形で、少しリーダー格
の先生方が一緒について対応したり、そのあり方について相談に応じたりする中で初任者をフォローし、また資質
の育成を図っているという
のが現状でございます。
225 ◯河野清史委員 私から3点。今、認知件数がふえたことによっていじめ
の重いケースとか、そういうこと
の見きわめをどうしている
のかを知りたい
のと、あと解消率が高いということは重いケースが減少していて、ただ、解消されている
のかどうかという
のがわからない
のですが、そこが2点目。
3点目が、加害者、被害者はいじめがよく見えますけれども、ほかに目撃している、傍観者と言うと少し語弊がありますが、児童・生徒
の行動によっていじめ
の解消につながるという科学的な発表などもありまして、そういうことを考えて、いじめ
の予防についてどのように取り組んでいる
のか、3点お伺いします。
226 ◯指導室長 重いケース
の見きわめということです。こちらについては学校
の中で、先ほど校内で
のケース会という話をしましたけれども、こういう中で担任が自分1人で解決が難しいところについては情報をどんどん出しながら、一緒に改善
のあり方について複数で対応していく中で、まずその入り口を早く、担任が自分で抱え込まないで出していく。ここが見きわめというスタート
の部分ではないかと考えているところです。
また、しっかり解消されているかというところについてです。これは3カ月程度そのような状況が起こらないということで、今、学校
のほうでもじっくり見ながらという、こちらについては定義が変わってきたところであるので、その分、解消
の部分は少し少なくなっているかと思う
のですけれども、一方で、しっかりとこどもたち
の状況を確認しながら、解消に向けて取り組んでいるところであると考えております。
いじめ
の予防についてということです。こちらについては、いじめはどんなことがあってもいけないことであるという指導
の徹底を図っているところであります。特に今、道徳
の教科化ということがありまして、この中では教科書
の中にいじめについて考える、また、あなたはどのように考えて行動したらいい
のかという問いが入るような授業があります。
そういった中で、実際に自分がいじめにかかわっていなくても、どのように考えて、どのように対応していったらいいかという部分などを授業
の中でも考える機会を設けておりますので、学校全体、あるいは区全体としてこういった防止に向けた取り組みを一層進めてまいりたいと思っております。
以上です。
227 ◯山本香代子委員 1点だけ確認します。暴力行為
の状況ですけれども、平成30年は小学校が31件と急にふえたという感じがある
のですが、この中でこの暴力行為は教師に対する暴力な
のか、生徒間
のものかいろいろあります。これはどういったことか内訳をお聞かせください。
228 ◯指導室長 こちらにつきましては教師に対するものと、こども間といったものと両方になっております。対教師についてとこども間が、ちょうど半分半分ぐらいになる
のではないかという数になっております。ここ
の流れ
の中には、こども同士
の中では相手にちょっかいを出して蹴ったとか、先生については指導されたときに、その後、激高して先生をたたいたという状況
のものが報告されているということです。
229 ◯山本香代子委員 こども同士
のけんかは何となくわかる
のですけれども、今は教師は体罰をしませんから、多分口で何か叱った
のだと思うけれども、それで小学生が先生に対して暴力を振るうという
のは、この数字はしっかり見きわめをして、これがふえることがない、また、この小学生が先生に対する尊敬
の念とか、そういったものが全くない
のか、それともたまたまそうやって怒られたことに対してこどもが暴力という形で、その程度はわかりませんけれども、この数字は意外と中学生と違って、小学生1年生、6年生
の中で
の暴力行為となると、これは問題ではない
のと思う
のですが、指導室長としてどうお考えでしょうか。
230 ◯指導室長 こちらにつきましては、今、こどもたちに特別な支援を要するお子さん等もいて、自分
の中で我慢ができなかったり、思った行動がそのまま出てしまうというところがあって、そういったこどもたちについては大人に対しても同様
の行動が出てしまうという形で、今回
の報告を見ますと、そういうこどもたちが件数として挙がっているとこちらとしても認識をしているところです。
231 ◯山本香代子委員 それは、暴力行為としてカウントされる
のが、私もそうな
のかと少しびっくりしましたけれども、そういうことという認識でよろしい
のでしょうか。
232 ◯指導室長 さまざまな要因はあるかと思う
のですけれども、今、こちら
の中で行動として挙げてもらっているところは、そういったものも含めながら入っているという
のが、現状
のカウント
の状況になっているということでございます。
233
◯赤羽目民雄委員 私からも簡潔に伺います。不登校
の定義ですけれども、30日間学校に行けなかったお子さんということですが、例えば20日間とか長期にわたって学校に行けなかったお子さんという
のはもう少し多い
のではないかと思うけれども、その辺は把握されている
のか伺いたい。
それから、主な対応で相談できる人、体制としてスクールソーシャルワーカーが今4名いらっしゃる
のですけれども、江東区
の教育推進プラン・江東では令和2年度までに5名配置するということになっている
のですけれども、そのめどという
のはどうな
のでしょうか。それと、5名という
のは、今いじめ
の問題がこのぐらいあって、暴力行為があって、不登校もふえているという現状では、もう少しふやした方向で検討したほうがいい
のでないかと思うけれども、いかがでしょうか。
234 ◯指導室長 20日程度というこどもたち
の数について
の認識ということで、質問いただいたところです。30日以上ということで数をこちら
のほうで挙げているところであるので、実を言うと、20日という部分ではこちらで掌握し切れてないところはあります。
ただ、毎月こどもたち
の不登校
の状況については報告をして、連絡をしていますので、その流れ
の中で拾い上げていけば、今後30日に近づいてくるというこどもであるので、適切な対応が必要なこどもたちであるので、そこ
の中で適切な対応をして、できる限り30日を超えないように、それは一つ
のめどではある
のですけれども、対応を確実に進めていきたいと思っております。
235 ◯教育支援課長 スクールソーシャルワーカー
の増員について
のお問い合わせでございますが、本区では平成26年度に1人目
のスクールソーシャルワーカーを配置しました。27年度に策定いたしました教育推進プラン・江東
の後期では、27年度2名。当時は平成32年度という表記になっておりますが、そこに向けて5名まで段階的にふやしていく目標として明示されています。段階的にふやした中で、現在4名という形になっております。来年度につきましても現在、予算要求を行っているところでございます。
目標として来年度5名を目指しているところですが、今後につきましては、こどもたち
の状況が深刻化してくる部分もございます。今後については、教育推進プラン・江東
の改定作業
の中で必要な状況であるとか、学校から
のニーズを分析した上で、改めて目標を立てていきたいと考えています。
以上です。
236
◯委員長 ほかにございませんでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
237
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項10 SNS教育相談
の実施結果について
238
◯委員長 次に、報告事項10「SNS教育相談
の実施結果について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
239 ◯教育支援課長 それでは、資料10をごらんいただきたいと存じます。SNS教育相談
の実施結果についてということで、初めに目的でございますが、さまざまな悩みを抱えながらも誰にも相談できない生徒に対して、SNSを活用した教育相談を実施し、問題
の深刻化を未然に防止するという目的で実施いたしました。
実施概要ですが、区内
の中学校及び義務教育学校
の後期課程
の生徒約8,000名を対象に行っております。
実施期間ですけれども、夏休み明け
の8月26日月曜日から9月8日日曜日まで
の2週間、時間については午後5時から午後9時までということで、時間限定でやらせていただいています。夜中に設定しなかった
のは、SNS
の学校ルールであるとか、家庭ごと
のSNS家庭ルールという
のがございますので、そこにきちんと当てはめる形でさせていただいているところでございます。しかしながら、どうしても夜中に問い合わせをする子がいますので、その子に関しては、次
の日にオペレーターから打ち返しをするという仕組みをとっております。
3番、実施結果です。登録者数でございます。LINE
のアプリを使いますので、LINEを通じて104名
の登録がございました。対象者に対して
の登録率ですけれども、9月末現在
の全国的な主な自治体
の平均値が1.19%ということですので、江東区1.36%、初めて
の取り組みとしてはまずまず
の数字かと考えているところでございます。
相談件数ですけれども、127件ということでございます。その下に1回から8回、リピーターがどの程度いるかという集計と、右側に相談内容
の件数別
の集計を載せさせていただきました。さまざまな相談がございます。右側
の相談件数
の分類は東京都
の教育相談
の分類となっておりますので、それに準じています。したがって、その他
の事項が多い
のは、恋愛
の相談であるとか、冷やかしという
のが東京都
の相談件数に入っていないので、ここに全部集約されるので少し多くなっているということです。
最後、4点目、成果と今後についてですけれども、ごらん
のように2回以上相談してきたリピーター
の生徒が半数以上いたところから、SNS教育相談に対する潜在的なニーズがあるということが、まず分析でわかりました。
2つ目、中学生には自分が投稿したということを相手に知られたくない傾向が非常に強いために、匿名性を保ちつつ相談ができるという、今回
の仕組みについてはニーズが高いと考えられております。無応答
の件数が59件ですけれども、どこ
の自治体も約半分は、クリックはするけれども、様子をずっとうかがっているという無応答ですので、これについては全国的に同じような傾向だということで承っております。
今後についてですけれども、実施時期であるとか、集中的に今回は2週間行いましたが、今後、定期的なものにしていくかという
のも業者や中学校長会と詰めながら、よりよいシステムを構築してまいりたいと考えております。
以上でございます。
240
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
241 ◯高村きよみ委員 今回
の調査で、ある一定
のニーズがあるということがわかったというお話だった
のですけれども、無応答
の件数も59件ある
のですけれども、登録者
のほうから特に相談という形でしないけれども、何らかのこちら側から
の発信という形で相手に何か提供するという使い方もあるかと思う
のですが、そういうことに関してはこれからどういう考えでいらっしゃるかお示しください。
242 ◯教育支援課長 まず、登録者については、実施初日
の夕方5時に始まりますという発信をこちらからしております。そして、定期的に何日か置きにしております。そうすると、発信をしたその日はこどもたちは気がつくので、そこで相談件数が少し上がるという傾向がございますので、今後は発信
のタイミングをしっかりやっていきたいということが1つ。
もう一つは、無応答
のこどもについても、心理士が全部オペレーターで受けておりますので、うまく話に乗ってくるような形で誘い込んでいます。乗ってきた子は相談件数
のほうに入っている
のですけれども、それでも乗ってこないお子さんであるとか、あとは夜中に問い合わせが入って、それを次
の日
の5時に打ち返しをしたけれども、反応がなかったという子も含めて59ということなので、そこ
の辺は専門業者ですので、プロ
の話術にかかっている
のですけれども、59件はどうしてもそれ以上進めないという子です。今後続けていくことで、この子たちが心を開いてくれればということを願っているところです。
以上です。
243 ◯高村きよみ委員 ぜひ続けて、こどもたちに安心して相談できる場所としてしっかり定着していくように、よろしくお願いしたいと思います。要望です。
244
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
245
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項11 入退室管理システム
の先行導入について
246
◯委員長 次に、報告事項11「入退室管理システム
の先行導入について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
247
◯地域教育課長 それでは、報告事項11、入退室管理システム
の先行導入について御説明します。資料11をごらんください。
初めに、入退室管理システムについて御説明いたします。
まず、趣旨ですが、2番
のシステム
の概要
の図とあわせてごらんください。きっずクラブ
の利用児童が入室・退室それぞれ
のときに、あらかじめ区が用意して配付したQRコード、実際には図
のように個人ごとにQRコードを名刺程度
の大きさ
の紙に印字したカードになりますが、このカードを認証できるタブレット端末にかざすことで、事前に登録しておいた保護者
のメールアドレス宛てに入室したこと、もしくは退室したこと
のメールがその都度リアルタイムで送信される仕組み
のことです。
なお、送信されるメールには、カードをタブレットにかざした際
の写真も一緒に添付することとなっております。
このシステムは入退室に関する児童
の安全、そして保護者に対する安心感を提供すること、さらに各クラブ職員が毎日行う利用児童
の出欠管理
の簡略化を目的として、令和2年4月1日から実施いたしますが、この時期は児童や保護者、さらにクラブ職員にとって大きな環境
の変化
の時期でもございます。そのため、あらかじめ2月から先行的に導入することでスムーズな実施を目指すものでございます。
次に、3番目
の事業者
の選定です。本件システムを導入するためには委託をする必要がありましたので、公募によるプロポーザル方式により委託事業者を選定したものでございますが、その手続などを御説明します。
まず、委託内容と開始日です。繰り返しになりますが、委託内容は全て
のきっずクラブと学童クラブを対象とした児童
の入退室を管理するシステム
の導入業務で、来年2月1日から実施開始をいたします。
次に、選定方法といたしまして、入退室管理システム導入業務委託事業者選定委員会を設置し、選定いたしました。
2ページ目をごらんください。委員長には
教育委員会事務局次長、そして委員には地域教育課長、庶務課長、学務課長、情報システム課長を構成とし、第一次審査では事業者提出
の企画提案に対する書類審査を、第二次審査ではプレゼンテーションと実際
のタブレットでQRコードを用いたデモンストレーションとヒアリング、これを本件プロポーザル参加希望
の事業者を対象に行い、その結果、総合評価点が選定基準を満たした事業者を受託候補者として選定いたしました。
審査
の結果につきましては、3番
のとおりでございまして、次に4番
の選考結果をごらんください。
公募した際、実際に応募いただいた事業者は1社でございますが、当該事業者はビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社で、評価点は一次で800点中676点、二次では1,000点中844点、合計1,800点中1,520点を獲得しており、要項において定めた選定基準となる6割、1,080点を上回り、審査
の結果、選定といたしました。
次に、5番
の選定理由です。本件事業者はこのシステムを現在1自治体14拠点、そして学習塾で1,000拠点以上で導入しておりますが、本区においては前年度、一部
のクラブにおいて1カ月無料で試験的に実施する際に御協力いただき、その結果
の保護者アンケートを行いましたが、好評を得ており、実績としては問題ございませんでした。
また、プレゼンテーション等においては、業務へ
の考え方、システム
のセキュリティーが高く評価されております。さらに獲得した評価点
の基準である6割を超えており、これら
の結果を踏まえ、受託候補者とさせていただきました。
最後に備考でございます。本システムにつきましては、2月
の先行導入
の運用結果を踏まえ、新年度4月1日から全面的に実施してまいります。
報告は以上でございます。
248
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
249
◯赤羽目民雄委員 このシステムですけれども、お子さんがカードをかざすと、その情報が保護者
のところにいく間に、その子が所属しているきっずクラブに記録が残る。それから、
教育委員会のほうにも連絡がいく。要するにこの間、情報という
のは親御さんだけではなくて、誰がこのデータを管理する
のかという
のを思った
のと、それから、入退室カードを例えば忘れました、なくしましたといったときにはどんな対応をされる
のか。
あと、こういうカードは持たせたくないという保護者
の意向があったりしたときは、どう対応される
のか、その辺
のことをお聞かせください。
250
◯地域教育課長 データ管理につきましては、これは個人情報
の観点もございますので、まずは必要最小限
のデータを管理するということでございます。そのため、管理するに当たりましては、これはクラウド上、いわゆるこういうシステム
の機器
の上にデータが残らないような仮想的なシステムで運用する形になります。
さらに、今お尋ね
の送信する相手先、内容ですけれども、これは我々区
のほうには個人情報として必要ない情報になりますので、情報としては保護者とクラブ
の間で直接交換されるということでございます。クラブ
のほうで管理することになります。
あと、カード
の紛失につきましては、こちらはQRコード、これは紙に簡易的に印字できるものでございますので、紛失
の際には即時的に対応できるものでございます。
持たせたくない保護者がいた場合に、今
のところ少数であると想定しておりますが、目視、いわゆる従前
の指導員が個別に児童
の入退室を管理していくと考えているところでございます。
カード
の管理についてですけれども、カードにつきましては紛失
のおそれがないようにクラブ
のほうでお預かりという形になります。ですので、児童が利用する際という
のは、あくまでもクラブにある、例えばパスケースみたいなところに置いてあるところを個人が持って、それでタブレットにかざして、またもと
のところに戻すと。このような形で管理しておりますので、紛失ということについては今
のところ想定してないと。紛失した場合については、即時的に再発行できるということでございます。
以上でございます。
251
◯委員長 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
252
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項12 令和2年度江東きっずクラブB登録児童募集について
253
◯委員長 次に、報告事項12「令和2年度江東きっずクラブB登録児童募集について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
254
◯地域教育課長 それでは、報告事項12、令和2年度江東きっずクラブB登録児童
の募集についてでございます。資料12をごらんください。
区では保護者
の就労や疾病などにより、放課後、家庭で適切な保護を受けることができない児童を対象として、健全な育成を図るため、遊びや生活
の場を提供する事業、江東きっずクラブB登録を実施しております。令和2年度
の入会につきましては、11月11日号
の区報1面を活用し、御案内しておりますが、改めてその概要を説明いたします。
まず、募集期間です。4月1日入会
のため
の集中募集期間を設け、その期間は令和元年12月2日から16日までとしております。
次に、入会対象児童は、表
の左側
の小学校内クラブ、そして表
の右側
の児童館や集合住宅に設置する学校外クラブともに、区内に住所を有する児童で、まず、小学校内クラブはきっずクラブ実施校に在籍している3年生以下
の児童、そして特別支援学級や特別支援教室に在籍する4年生から6年生
の児童です。また、区立学校以外に在籍する国立や私立など
の小学生や、特別支援学校に在籍し、住所地が実施クラブ
の学区域内にある1年生から3年生が対象となりますが、特別支援学校在籍
の4年生から6年生
の児童については、同じく住所地や実施クラブ
の学区域内であれば対象となります。
一方、学校外クラブにつきましては、国立、区立、私立を問わず、小学校に通学している3年生以下
の児童、そして特別支援学級などに在籍する4年生から6年生
の児童が対象となります。
次に、開設日と開設時間ですが、開設時間は見直しを行い、小学校内、小学校外クラブともに月曜日から金曜日は放課後から18時まで、学校休業日は8時から18時までとなりますが、保護者
の就業状況により19時まで延長利用ができます。
なお、学校外クラブ
のうち、潮見や塩浜など
の5施設では、昨年度に引き続き延長はございません。
2ページ目をごらんください。費用についてです。利用料は来年度から改定し、月額5,000円で、18時を超えて利用する場合は月額1,000円
の追加となります。そして、間食費、いわゆるおやつ代で月額1,500円、傷害に対する保険料として年額500円を予定しております。
なお、これら
の経費につきましては、生活保護受給世帯などに対しましては区が助成いたしますので、免除もしくは減額となります。また、きっずクラブを兄弟・姉妹で利用する場合もございますが、この場合は年長者
の利用料を5割減額いたします。
次に、今後
のスケジュールです。募集期間中にいただいた入会申請に基づき、保護者
の就労状況などを12月中旬から2月にかけて審査し、来年2月下旬以降、審査結果に基づく入会承認書など
の発送を行います。その後、随時各きっずクラブにおいて、入会予定
の保護者を対象に入会説明会を開催いたします。
最後に、参考をごらんください。今回御説明した募集期間内に申し込みが間に合わない場合は二次、三次
の募集となりますが、この場合はクラブにそれぞれあきがあった場合
の募集となり、スケジュールは記載
のとおりとなっております。また、土曜江東きっずクラブは来年2月25日から、そしてきっずクラブA登録は3月2日からそれぞれ受け付けいたします。
私から
の報告は以上でございます。
255
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
256
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項13 令和元年度江東きっずクラブ保護者アンケート実施結果につ
いて
257
◯委員長 次に、報告事項13「令和元年度江東きっずクラブ保護者アンケート実施結果について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
258
◯地域教育課長 それでは、私から報告事項13、令和元年度江東きっずクラブ保護者アンケート実施結果について御説明いたします。資料13をごらんください。
江東きっずクラブでは、毎年、登録児童
の保護者に対し、きっずクラブに関するアンケート調査を実施しております。このたび調査結果がまとまりましたので、御報告いたします。なお、資料といたしましては、別添
の詳細を記載した別紙資料もございますが、本日は1ページ目に記載
のアンケート
の傾向や意見に基づく区
の対応を基本に御説明いたします。
まず、対象者です。全46きっずクラブA登録、B登録児童
の保護者を対象とし、ことし
の8月26日から9月13日まで
の期間で調査を行いました。アンケート
の回収・配布状況ですが、1万3,462通配布し、7,652通、56.8%
の回収率です。なお、昨年度は回収率57.3%でございましたので、ほぼ同様となっております。
それでは、下
の傾向をごらんください。まず、A登録
の利用頻度は週1日が32.6%に対し、毎日である週5日利用は20.1%となっております。また、帰宅時間はほとんど
の利用者が17時までには帰宅し、一方で延長利用
の児童は1割に満たず、学校
の帰宅指導時間とほぼ合致しているところでございます。一方、B登録は保護者
の就労などを要件とすることもあり、週5日
の利用者が主で、18時まで
の利用者が42.6%と最も多くなっております。
次に、入会
の理由です。A登録は学校
の中で活動することに安心感を感じていること、また、保護者
の就労時
の安全な居場所であるとして利用していることが多くなっております。
次に、児童
の感想として、A登録では8割以上が楽しいと感じており、友達やゲーム、おもちゃなどによる遊び
の機会があることがその理由となっています。また、B登録でも同様
の傾向で、9割以上が楽しいと回答しております。
次に、指導員
の対応については、A登録、B登録ともに9割以上
の保護者からよい評価をいただいております。
なお、今後
の要望といたしましては、体力向上
の授業
の充実を求める声が多くございました。
次に、自由意見についてですが、この内容につきましては、恐れ入りますが、別紙
の8ページをごらんください。
問12として、A登録
の保護者
の御意見をまとめております。まず、肯定的意見としては、安心して楽しく過ごせる環境であること、これはアンケート
の傾向について既に御説明した御意見でございます。
主な要望といたしましては、まず、1番
の通常
の遊びや活動内容でございます。学校
の空き施設を活用した体を動かす時間
の確保ですとか、宿題ができる空間や図書室
の利用など、育成室以外
の活動
の場
の提供に関する御要望をいただいております。次に、2番
の運営システムについては、利用時間
の拡大に関する意見が多くありました。また、3番
の指導員については、こどもに寄り添う育成
の姿勢を求める一方で、しつけ、規律に関する御要望もいただいております。
恐れ入りますが、15ページをごらんください。今度はこちら問23、B登録
の保護者
の御意見となります。
肯定的意見としては、安心して預けられる環境であることや、指導員に対する信頼感など
の御意見をいただいております。
また、主な要望といたしましては、まず、1番
の通常
の遊び・活動内容については、これは就労している保護者
の意見でもありますので、お弁当づくり
の負担軽減
の要望がありました。また、けがへ
の対応や室温調整などに対する御意見もいただいております。次に、2番
の運営システムについては、利用時間
の拡大に関する意見が多くございました。また、指導員が業務に専心できる環境整備について
の御意見もいただいております。その他として、おやつに関する要望やイベント
の充実など
の御意見もございました。
ここで恐れ入りますが、資料13
の1ページ目にお戻りください。これら
の傾向や要望を踏まえた区
の対応策です。
夏休みや学校行事
の振りかえ日など
の学校休業日は、来年度からスポット利用や時間延長などにより、開所時間を朝8時からといたしました。また、現在実施する土曜江東きっずクラブは、指導員による見守り
の中で居場所を提供する事業でございますが、来年度から就労家庭
の児童に対し、家庭にかわる生活
の場を提供する事業といたします。そして、クラブで実施する事業については、工作や折り紙、囲碁・将棋
のほか、サッカーやダンスなど
の文化的、そして体力向上に資するプログラムに加え、季節行事なども取り入れたさまざまな活動を目指してまいります。
私から
の説明は以上でございますが、2ページ目にはアンケート
の結果
の概要を抽出し、記載しておりますので、別紙
の詳細とあわせて後ほど御参照いただきたく存じます。
私からは以上でございます。
259
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
260
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎協議事項 通学区域
の変更について
261
◯委員長 続きまして、協議事項に入ります。協議事項1「通学区域
の変更について」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
262
◯学務課長 それでは、資料14をごらんください。通学区域
の変更2件について御説明をさせていただきますが、いずれも将来的な児童・生徒
の受け入れ困難に伴うマンション単位で
の変更となっております。
まず、1
の対象校ですが、(1)に記載
のとおり東雲小学校及び有明中学校と第二辰巳小学校及び辰巳中学校と
の間、(2)
のとおり第一大島小学校と北砂小学校と
の間で通学区域を変更するものでございます。(1)から順に変更内容について、御説明をいたします。
恐れ入りますが、資料
の6ページ目
の地図をごらんください。東雲、辰巳地区
の地図でございまして、赤い線が小学校
の通学区域、青い線が中学校
の通学区域をあらわしております。このたび区域を変更させていただきますマンションは、ページ
の上方を黒く塗り潰してございますけれども、東雲一丁目に建設中
のプラウドシティ東雲キャナルマークスで、令和2年1月竣工
の予定でございます。
このマンション
の小学校
の通学区域は、現在、東雲小学校ですけれども、東雲小学校は児童数
の増加により収容が大変厳しい状況にあることから、平成26年度からは学校選択による受け入れをやめ、通学区域内に居住する児童のみを入学
の対象としております。しかしながら、来年度以降も児童数
の増加が東雲小学校においては続く見込みとなっておりますので、本物件、プラウドシティ東雲キャナルマークスにつきましては、指定校を第二辰巳小学校へ変更し、東雲小
の負担をできるだけ軽減させたいと考えております。
また、中学校につきましても、現行
の指定校であります有明中学校が将来
の収容状況が厳しいことから、指定校を辰巳中学校へ変更するものでございます。
恐れ入ります。資料
の2ページをごらんください。こちらには東雲小学校、第二辰巳小学校
の児童数と学級数
の推計をお示ししております。上段
の現行欄は、プラウドシティ東雲キャナルマークス
の通学区域を東雲小学校
のままとした場合、そして下段
の変更後につきましては、受け入れ先を第二辰巳小学校へと変更した場合
の児童数、学級数
のそれぞれ推移となっております。
列
の中ほど、令和4年度
の推計値をごらんください。指定校を東雲小学校
のままとした場合は、現行欄にございますとおり、児童数が1,137名、学級数は33学級と利用可能教室と同数となり、さらに令和7年度には34学級となって、利用可能教室を超えてしまうこととなります。これに対しまして、今回
の通学区域変更を行いました場合には、変更後
の欄
のとおり、令和4年度
の1,047名、学級数31をピークに減少し、東雲小
の負担を軽減できるものと考えております。
一方で、第二辰巳小学校におきましても年々児童数は増加しておりますが、変更後
の令和6年度においても利用可能教室を超えることはないと見込んでおります。しかしながら、7年度には31学級という推計になっておりまして、利用可能教室を超えることとなりますが、この対応につきましては、もし超えた場合は普通教室へ
の変更など、所要
の収容対策について検討してまいります。
続きまして、3ページ、こちらには有明中学校と辰巳中学校
の推計をお示ししております。中学校につきましては、今回
の通学区域変更を行った場合でも、令和7年度に有明中学校は19学級と、利用可能教室数を1つ超過してしまう推計に変わりありませんが、それでも変更しない場合と比べ生徒数で9名
の減が見込まれることから、今回
の変更により同校
の収容上
の負担軽減を図っていきたいと考えております。また、利用可能教室
の超過につきましては、普通教室へ
の変更など所要
の収容対策について検討してまいります。
続きまして、もう1件
の第一大島小学校と北砂小学校
の変更についてでございます。恐れ入りますが、資料
の7ページ、再び地図をごらんください。こちらは通学区域を変更させていただくマンションですが、大島一丁目に建設中
のプラウド住吉という物件でして、令和2年2月竣工
の予定、現行
の指定校は第一大島小学校となっております。第一大島小学校においても年々児童数が増加しておりまして、将来推計で令和3年度には利用可能教室を超えてしまう状況となっております。このため、プラウド住吉につきましては指定校を北砂小学校へ変更し、第一大島小
の負担をできるだけ軽減させたいと考えております。
恐れ入ります。資料
の4ページをごらんください。先ほどと同様に、現行と変更後
の児童数、学級数
の推計を示しております。今回
の通学区域
の変更を行った場合でも、令和5年度に第一大島小学校は19学級となり、利用可能教室18を1つ超過してしまう状況に変わりはありませんが、児童数で23名
の減を見込んでおります。また、この変更により、第一大島小学校が利用可能教室18を超え、19学級となる時期が令和3年度から令和5年度へ2年おくらせることが可能となりますため、今回
の変更により同校
の収容上
の負担軽減を図っていきたいと考えております。また、利用可能教室
の超過につきましては、これも普通教室へ
の変更など所要
の収容対策について検討してまいります。
恐れ入りますが、資料1ページ
のほうへお戻りください。4
の今後
の予定に記載
のとおり、本日御協議いただきました後、12月20日
の教育委員会において規則改正議案を提出する予定としております。
説明は以上でございます。御審議
のほど、よろしくお願いいたします。
263
◯委員長 本件について、協議を願います。
264 ◯にしがき誠委員 数値
の確認をさせていただきたい
のですけれども、例えば東雲小
のところで見ますと、34クラスになるので利用可能教室を超えるので、第二辰巳小に変更しますということだと思う
のですけれども、そもそもこの数値という
のは、住民基本台帳
の推移
の数値をそのまま丸ごと小学校も中学校も反映させている
のか。例えば有明中学校は、今、有明小から有明中って、毎年5割ぐらいしか進学しないです。私立に半分ぐらい行くので、その半分出ていく数値が、例えば有明中
の推移に反映している
のか、それとも住民基本台帳でそのままはまっている
のかという
のを、まずは確認させてください。
265
◯学務課長 将来推計
の数字ですけれども、表
の下
の米印
の1つ目にございますとおり、児童数・学級数
の将来推計は、住基から推計した新1年生に、
マンション計画から予測した児童数を進行させて推計をしているということでございます。また、私学へ
の進学につきましても、この推計では過去
の実績等から見込んでいるところでございます。
以上でございます。
266 ◯にしがき誠委員 半分外に行く
のを加味していない
のであれば、この数値はまだまだ上限で余裕が出てくる
のかと少し思っていた
のですけれども、そこも加味してあるということでございますので、変更という
のはいい
のかという
のと、あと、そもそもこのマンション
の場所が、今
の条件ですと、例えば東雲
のここ
のマンション
の人は大きな晴海通りを渡って東雲小に行くという、交通事故
のリスクもあるので、大きな都道を渡らないという意味では、この変更という
のは私はいい
のかと思っております。
以上です。
267
◯赤羽目民雄委員 収容対策上
の問題で、本当に大変だと思う
のですけれども、私は大島
の一大小が北砂小学校にかわったことについて伺いたい
のですけれども、大島一丁目
のお子さんが北砂小に通うということは、北砂小は御案内
のとおり、砂町出張所管内ですよね。それで、一大小は大島出張所管内です。同じ大島一丁目町会で違う出張所管内
の学校にお子さんが通うことになって、地区対もそれぞれあるだろうから、地域
の方
の負担もふえる
のではないかと思う
のだけれども、その辺はどう考えていらっしゃる
のか。地域へ
の説明という
のはこれから入る
のか。相談という
のはされている
のですか。
それから、途中、小名木川を挟んで
の移動になって、移動距離もあるし、クローバー橋から回っていく
のかどうかわからないけれども、安全上についてもどうな
のかと思うけれども、一大小にプレハブでもいいからと言ったって、校庭が狭いからそんな場所はないし、ほかに妙案はないので、やむを得ない
のかという苦渋
の。だって、ほかにこうしろという
のがないから。
268
◯学務課長 施設
の収容上
の限界もございますので、学区域を過去というか、これまで
の歴史的な経緯から大きく変更することなく、新築マンション
の変更ということでこれまで幾つか対応してきたところでございます。地元町会へ
の説明につきましては既に終えておりまして、一定
の理解をいただいたものと考えております。
さらに、通学路
の関係ですけれども、確かに一大小から北砂小に通学区域を変更することで、試算ですけれども、経路にもよりますけれども、250メートルぐらい遠くなる
のではないかというところであります。現行
の北砂小学校
の中
の区域からでも遠いほうではありませんし、通学路
の安全につきましては本件にかかわらず、
教育委員会としては、全て
の学校において安全が図られるよう今後も努めてまいります。
以上でございます。
269
◯委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
270
◯委員長 本件につきましては、了承するということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
271
◯委員長 それでは、本件は了承することといたします。
以上で本件を終了いたします。
本日予定されておりました案件は全て終了いたしましたが、ここで閉会中
の委員会開会に関する連絡がございますので、理事者から説明を願います。
272 ◯庶務課長 私から御提案したい件が1件ございます。来年1月に臨時
の文教委員会の開催をお願いしたいと考えております。
文教委員会では、毎年度この時期に
教育委員会の委員と意見交換会も含め、学校等へ
の現地視察を臨時会
の中で実施しているということでございます。今年度は、毛利小学校
の授業
の様子をごらんいただきたいと考えております。
毛利小学校は平成30年度、令和元年度
の2年間にわたり、東京都
教育委員会プログラミング教育推進校及び本区研究協力校として、プログラミング的思考を働かせて課題を解決する児童
の育成をテーマに校内研究を進め、11月29日に発表を終えたところでございます。新学習指導要領でも、将来
の情報化社会で生き抜くことができる児童・生徒を育成するために、プログラミング教育を含む情報活用能力
の育成が重要事項として挙げられております。予算面でも学校へ
のICT機器
の導入を進めている中で、今日話題となっているプログラミング教育について一体どんなものな
のか、授業で
の実践
の様子をごらんいただきたいと考えてございます。
当日は5時間目
の授業を御視察いただいた後に、文教委員、教育委員、事務局、学校を交えましてプログラミング教育
のあり方など、特色等について意見交換する流れで進めていく考えでございます。
なお、5時間目
の授業に合わせる関係から、午後1時に委員会を開会し、当日
の視察概要報告、その後直ちに移動開始ということで、午後1時20分ごろマイクロバスにて区役所を出発、戻りは4時前後というスケジュールを考えてございます。詳細につきましては、議会事務局と調整
の上、改めて御案内させていただきたいと考えてございます。
以上でございます。
273
◯委員長 ただいま、理事者から閉会中
の委員会について
の提案がございましたので、さよう取り計らいたいと思います。
なお、開催日につきましては、正副委員長で協議をした結果、1月31日金曜日に開催いたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
274
◯福馬恵美子委員 貴重な時間ですけれども、地域
のコミュニケーション
の核として
の学校
の避難所について、質問をさせていただきたいと思います。
今回台風19号時における学校
の避難所について、
教育委員会として総括をされていると思いますが、どういう総括をされているかお示しいただきたいと思います。今回
の避難所
の運営について、今回
の経験を生かして、よりよい江東区
の防災
のレベルアップにつながるようにするために質問をさせていただきますので、答弁
のほう、よろしくお願いします。
275 ◯
教育委員会事務局次長
教育委員会として現時点で台風19号で
の避難所
の関係、こちらについて整理している課題という部分で
のお答えになるかと思いますけれども、まず、学校長や副校長が参集できない場合
の避難所
の開設
の仕方
の徹底について1つ。
それとあと、避難所に指定されていない小中学校においても区民が自主避難をしてきてしまう、その際
の対応について。
それと、学校
の児童・生徒用
の備蓄物資と避難者用
の備蓄物資
の取り扱いについて。
それと、そもそも地震対策と水害対策とで
の避難所運営
の仕方が異なるということで、改めて防災課
の指導
のもとで避難所運営
の訓練が必要であること、こういったことにつきまして
教育委員会で整理した意見として防災課
のほうに提出しているところでございます。
今後、区
の防災計画
の中で、こういったことについては整理されていくと考えているところでございます。
以上です。
────────────────────────────────────
◎閉会
の宣告
276
◯委員長 これをもちまして、本日
の委員会を閉会いたします。
午後3時25分 閉会
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