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  1. 江東区議会 2019-10-08
    2019-10-08 令和元年文教委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時00分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開会いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 議案第62号 図書館の指定管理者の指定について 2 ◯委員長  それでは早速、委員会審査に入ります。  議題1「議案第62号 図書館の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 3 ◯江東図書館長  それでは、議案第62号図書館の指定管理者の指定について、資料1に基づき御説明いたします。  今回の指定管理の対象館は、1、(1)に記載のとおり、東陽、東雲、城東、東大島図書館の4館でございます。  (2)指定管理者候補者は、株式会社図書館流通センターとなりました。選定の経緯等につきましては、後ほど御説明いたします。指定管理の期間は、令和2年4月1日より5年間です。  次に、2、選定方法でございますが、企画提案書等をもとにした書類審査を第一次審査として実施し、第二次審査として実地審査、ヒアリング及びプレゼンテーション審査を行いました。  次に、3、選定の経緯でございます。上から3段目となりますが、5月13日の第1回指定管理者選定評価委員会において、募集要項等が決定され、5月21日より指定管理者の募集を行い、3法人より応募がございました。  2ページ、一番上の段でございますが、7月11日の第3回専門部会では、第一次審査として、事業計画書収支計画書等の応募書類の審査を行い、その後第二次審査として、応募事業者指定管理者として管理運営を行っている区外の図書館において実地審査、またプレゼンテーション審査を行いまして、総合評価により8月29日の第4回指定管理者選定評価委員会にて、指定管理者推薦候補者を決定いたしました。  次に、4、選定結果を御説明いたします。3ページ中段、(4)総合結果の合計欄をごらんください。総合結果の合計は、株式会社図書館流通センターが1,000点満点中770点、A法人が711点、B法人が660点となりました。  最後に、5、選定理由を御説明いたします。株式会社図書館流通センターが高い評価となった理由としては、他自治体で多くの運営実績があり、本区図書館の現状や課題を把握した上で、新たな視点と独自性を持った具体的かつ実現性が高い提案をしている点が挙げられます。また、地域の特性を理解し、地域とのつながりを生かす取り組みに期待が持てる点も挙げられます。さらに、経験年数豊富の職員の配置も提案されており、円滑な業務引き継ぎが行われると体制面も評価されました。  以上、これらの審査結果を踏まえ、株式会社図書館流通センター指定管理候補者として決定いたしましたので、よろしく御審議をお願いいたします。 4 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 5 ◯山本香代子委員  おはようございます。この今、3ページの選定理由の中で、新たな視点と独自性を持った具体的かつ実現性の高い提案内容と書いてあるんですが、具体的にどういった内容だったかお聞かせください。 6 ◯江東図書館長  提案内容でございますが、既存のおはなし会の拡大や各館の地域性を踏まえた新たな講座の実施、また福祉、高齢者施設への出張サービス、またあるいは企業と連携したワークショップの実施など、具体的な提案がなされております。
     また、館内整備におきましても接客のための支援ツールの導入、これらのものの提案を受けておりまして、御可決いただき、指定管理事業者になりましたら、今後その提案事業の内容について、実施の可否について調整を行ってまいりたいと考えております。 7 ◯河野清史委員  議案については賛成の立場で確認をさせていただきます。  先ほど新たな視点と独自性のお話の中で、ビブリオバトルみたいな、そういうのもあるのかなと思って1つ確認と、あと地域とのつながりを生かす取り組みというところを教えていただければと思います。 8 ◯江東図書館長  河野委員御指摘のとおり、ビブリオバトルにつきましても提案の内容としては1つ入ってございます。  ただ、これらの実施の可否につきましては、やはり図書館全体でどういうふうに実施していくか、そういった実現性だとかそういった部分も検討していかなければならないと考えてございます。  また、地域との連携という部分でございますが、先ほど申し上げましたとおり、福祉や高齢者施設出張サービスや、あとは企業との連携、あとは新たな講座を各出先機関と連携して実施するなど具体的な提案がなされておりますので、そういった中で地域との連携が図られていくものと考えてございます。 9 ◯赤羽目民雄委員  おはようございます。図書館の指定管理についてですけども、この間、前回4館を指定管理に出すときに、議論の中で区立図書館を民間委託すると7,500万円財政効果が出るんだとおっしゃっておりました。実際に委託出してどうなったのかと。今回合わせると1億5,000万円ほどの財政効果になるのか、区のほうはどう考えているのか伺いたいと。  それから、この第一次審査の結果見ると、注目すべき収支計画が50点満点中16点なんですよね。これ半分以下、これは理由は何か。第二次審査以降見ても、このことについて改善策が示された様子はないんですけども、そこについて区としてどう考えているのか伺いたいと思います。  それから、今もありました、新たな視点と独自性を持った具体的かつ実効性高い提案ということなんですけども、その前に、本区図書館の現状や課題を理解した上とあるんですが、この間の議論の中で障害者の利用ですとか高齢者の方ですとか、それから外国人の対応など、そういう課題があるということはこの間も共通の認識になっていると思うんですけども、その辺で今回どういう提案があったのか、その点で前進面があるのかどうか伺います。 10 ◯江東図書館長  まず、1点目の7,500万円の財政効果が見込まれるというお話なんですけれども、これは8館全て導入した際の当時、7,500万円の財政効果が見込まれるということで御答弁させていただいた内容となりますが、今年度4館導入をしましたが、財政効果としましては、例えば月曜開館、時間延長などをした想定で指定管理者の場合、または今までどおり窓口業務プラス区の職員での経費の比較をしましたところ、約、今回の4館の導入に伴いまして、4,400万円の財政効果が見込まれているところでございます。  来年度につきましては、これから予算要求等もございますので、またそこの部分で精査されていくものかと思うんですけれども、同程度レベルの財政効果が見込まれるのではないかと考えてございます。  2点目の収支計画の点数のところでございますが、こちらについては、結論から申し上げると収支計画上、図書館運営で全く問題ない収支計画になってございますが、配点の考え方で、やっぱり金額、これらのものについて安いといいますか、低目に抑えている場合にはやはり収支計画がよいといった形での点数が見込まれる、高い点数が見込まれるという部分になってくるんですけれども、こちらにつきましては、指定管理の業務につきましては、もちろん業務要求水準書に記載をしている区の要求する業務水準を満たしていることを前提として、組織体制や窓口対応、サービス、施設管理、収支計画等さまざまな視点から適切な指定管理業者を選定しておりますので、これの点数をもってサービスに影響を与えているとか、そういった部分は考えてございません。  次に現状、外国人とかこれまでの課題とかにつきましての対応状況といいますか、指定管理の導入の効果というところでございますが、先ほど申し上げたとおりさまざまな提案がなされております。やはり、例えば外国人であると多言語というところで、英語の例えばおはなし会の実施だとか、そういった部分を実施したいという提案も受けておりますので、こういった細かいさまざまな提案の中で、それら区の課題については適切に対応してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 11 ◯赤羽目民雄委員  今、4館実施で4,400万円財政効果があったということなんですけども、この間私たち申し上げているとおり、利用料取らない施設でこれだけ効果上げようというふうになれば、やはりそこで働いている人の人件費を抑えざるを得ないんじゃないかと思うんですね。それ以外のところでこれだけ財政効果を出すというのは考えにくい。  やっぱりそれだけ人を減らせば、行政サービスが少し十分に行き渡らなくなると思います。図書館事業を担うようになって、もう江東区70年の歴史があるわけですね。地域に根ざして活動、それでこの間に培ってきたノウハウ、これを十分に生かすには、やっぱり指定管理に出すんじゃなくて区立直営でやるべきだと。司書や学芸員など専門性の高い職員を長期的に育成、確保するという観点からも、私は指定管理は、図書館の指定管理は特になじまないと意見を申し上げます。  以上です。 12 ◯千葉早希恵委員  済みません、意見だけになってしまうんですけども、江東ネットとしても、図書館の指定管理者制度の導入については、個人の思想、信条などの情報漏えいや定期的な更新による長期的な人材育成の課題であったり、働く側の就労環境の悪化によるサービスの質の低下が危惧されるということもあるので、反対しています。  よって、今回の指定管理者の指定についても反対いたします。意見です。 13 ◯福馬恵美子委員  図書館を指定管理に出すというときに、最初に学校との連携ということ、図書館のあり方懇談会の中で示されたと思うんですけれども、選定理由の中にその学校図書、あるいはこどもたちとの連携ということが一言も述べられていないんですけど、この指定管理に出すことによって学校との連携の強化をどういうふうに図られるのか、その1点お示しください。 14 ◯江東図書館長  指定管理導入に伴いましても、これまで同様学校訪問や職場体験、ボランティアの受け入れなどを実施しているところではございますが、学校との連携につきましては、指定管理、もちろん指定管理館独自の活動というのも大切なんですけれども、図書館全体としてやはり学校とどう連携していくのか、こちらについて大切だと考えてございます。  今年度、小学校の図書専門部会と何回か意見交換をさせていただきました。また、新たな学校の連携としましては、その際に学校図書館の先生方の研究テーマに対して資料の提供や調べる際のフォロー、これを図書館の職員が行っているといったところの新たな連携も生じております。  今後、福馬委員御指摘のとおり学校との連携、学校司書との役割分担、この辺をきちんと明確にして、さらに、これから学校との連携を指定管理者とともに深めてまいりたいと考えてございます。 15 ◯福馬恵美子委員  最初、図書館のあり方というところで、その当時、今は年1回か2回しか学校に直接働きかけができないと、今の人員ではそういう体制であるというふうな答弁があったと思うんですね。  しかしながら、今の答弁だとその域を超えていないし、学校へ直接働きかけることができると私は捉えていたんですね。でも、専門部会との話し合い、これがどういう形だってできるわけですよ、別に指定管理にしなくても。ですから、指定管理にしたことで、その地域の小学校や中学校にどう影響を与えることができるかというのが選定理由にあるべきと思うんですけど、再度お答えください。 16 ◯江東図書館長  指定管理者につきましては、もちろん学校との連携についても進めていきたいというような提案内容となってございますが、学校と連携、やはり図書館として学校に対して何ができるのか、学校のニーズは何なのか、そういったところを整理しながら、学校のほうには積極的な活動を通しまして連携を深めてまいりたいと考えてございますので、今後引き続きその学校との、学校司書との役割分担を含めて打ち合わせというか、連携を深めてまいりたいと考えてございます。 17 ◯福馬恵美子委員  江東区が民間委託をするわけですよね。そうすると江東区の思いがもっと伝わっていないと、しっかりとした審査にならないのではないかと思います。運営等事業内容という評価項目というのが1つありますけれども、その中身がどういうものを提案をしているのか、働き方も含めて指定管理にして経費を安くするだけではなく、サービス低下につながらないようにするにはどう江東区は考えているかということが非常に必要になろうと思うんですね。  したがいまして、これから考えていくということではなく、江東区の教育委員会として図書館をどうしたいかということが、その委託の最前列に並んでいないといけないと思うんですけど、その辺はしっかりと話し合いをされたのか、今後するというんだったら、ずっと前と同じなんです。今後していきます、地域の学校との連携します、学校司書との役割分担、そういうことではなく、江東区の教育委員会として図書館をどうしたいかというのが前面にあるべきと思うんですけど、その辺再度お答えください。 18 ◯江東図書館長  これまでも学校との連携、やっていないというわけではなくて、こども読書活動推進計画等々の取り組みの中で、やはり学校との連携をこれまでも図ってきたところではあるんですけれども、福馬委員御指摘のとおりまだまだ連携が図られる部分があるかというところも踏まえまして、今後より連携を深めてまいりたいと考えてございます。 19 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 20 ◯委員長  本案については、既に反対の意見が出ておりますので、これより挙手により採決いたします。  お諮りいたします。  本案について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 21 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項5 令和2年度土曜江東きっずクラブの再編について 22 ◯委員長  次に、これから審査いたします議案につきましては、報告事項5と密接な関係があることから、ここで審査順序を変更し、まず報告事項5の報告を聴取し、その後に議案審査に入りたいと存じます。  それでは、報告事項5「令和2年度土曜江東きっずクラブの再編について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 23 ◯地域教育課長  それでは、報告事項の5、資料第10、令和2年度土曜江東きっずクラブの再編について御説明いたします。  現在実施している土曜江東きっずクラブにつきましては、8月の本委員会臨時会において概要を説明したところでございますので、改めて本日はその検討の結果の具体的内容について御説明いたします。  まず、1番の事業の位置づけです。現在は、各児童館において全ての児童を対象とした居場所を提供する放課後こども教室を実施しておりますが、働き方の多様化などに対応すべく、来年度から就労家庭などを対象とした放課後児童クラブに変更いたします。  また、実施場所も見直しを行い、児童館内の施設も一部引き続き活用する一方で、就労家庭等の児童の専用施設であるきっずクラブや学童クラブの育成室を活用いたします。  では、改めて2番の見直しの内容をごらんください。まず、位置づけと対象児童です。冒頭申し上げましたように、これまでは全ての児童を対象とした放課後こども教室でございましたが、4月からは就労等の家庭を対象とした放課後児童クラブ、つまり学童クラブ事業に変更いたします。  次に、実施場所です。現在は18の児童館で実施しておりますが、4月からは拠点方式により、きっずクラブ3施設、学童クラブ4施設、児童館7施設、合計14施設で実施いたします。  恐れ入りますが、2ページ目の別紙をごらんください。こちらは土曜江東きっずクラブ実施場所でございます。点線で囲んだ円は実施予定の14施設を中心に、半径1キロ、おおむね徒歩15分程度を目安として囲んでありますように、拠点方式により実施いたします。各施設の名称及び所在場所については、図中の番号とあわせて左上の表に記載しております。後ほど御参照願います。  ここで恐れ入りますが、1ページ目にお戻りください。利用時間と利用料でございます。こちらの内容につきましては、現在と変更はございません。  次に、3番のその他です。土曜日の児童の居場所といたしましては、引き続き各児童館において各種事業を実施してまいります。また一方で、そのほかウイークエンドスクールや学校開放などの土曜日の事業についても、今後充実に努めてまいります。  私からの説明は以上でございます。 24 ◯委員長  本件に関する不明な点の質疑については、この後の議案審査の際、あわせてお願いをいたします。  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題2 議案第86号 江東区江東きっずクラブ条例の一部を改正する条例     ◎議題3 議案第87号 江東区学童クラブ条例を廃止する条例 25 ◯委員長  次に議題2「議案第86号 江東区江東きっずクラブ条例の一部を改正する条例」及び議題3「議案第87号 江東区学童クラブ条例を廃止する条例」の2件につきましては、ともに関連する議案でありますので、これを一括議題といたします。  理事者から、説明を願います。 26 ◯地域教育課長  それでは、改めて議案第86号及び87号について、一括して御説明いたします。では資料の2、令和2年度江東区放課後こどもプラン事業の実施についてをごらんください。  令和2年度に予定する放課後こどもプラン事業につきましては、先ほどと同様に、8月開会の本委員会で御説明いたしましたが、改めてその具体的内容を本日御報告いたします。  まず、1番の事業名称です。恐れ入りますが、6ページの新旧対照表をごらんください。この表の下段、別表第2として、現在19ある学童クラブの名称を全てきっずクラブと改め新たに加えました。なお、既存の小学校内の46きっずクラブは、別表第1に規定をしております。このように、現在の学童クラブをきっずクラブ条例に統合し、一本化いたします。  恐れ入りますが、1ページ目にお戻りください。次に、2番のA登録(放課後こども教室)の利用時間・利用料でございます。  表をごらんください。網かけ部分が改正内容です。まず、利用時間、学校授業日の終了時間を18時から17時に改めます。また、夏休みや学校行事の振りかえ日などの学校休業日は8時半から18時まででしたが、9時から17時までとする一方で、保護者の就労や疾病などを理由としたスポット利用を導入し、朝は8時から9時、夕方は17時から19時まで利用できるようにいたします。  次に、利用料です。現在の年額3,000円を500円とする一方、スポット利用は1日500円といたします。ただし、上限額を設け月額6,000円といたします。  2ページ目をごらんください。同様に下の表をごらんください。まず、小学校内のきっずクラブです。こちらは朝の育成時間のみの変更で、開始時間8時30分を早め、8時からといたします。  次に、学童クラブです。学童クラブは現在19施設ありますが、預かり時間が19時までのクラブと18時までのクラブと2種類がございます。  まず、中段の19時までのクラブです。こちらもきっずクラブと同様に朝の育成時間のみの変更で、8時からと前倒しいたします。対象クラブは記載のとおり、これまで4クラブでございましたが、4月からは網かけの平野学童や豊洲三丁目なども19時までとなり、14クラブへと拡大いたします。  一方で、表の下段、18時までの学童クラブは15クラブでございましたが、4月からは5クラブとなります。このように、学童クラブにつきましても利用の充実を図ってまいります。  次に、利用料についてです。現行18時までは月額4,000円でしたが、5,000円とし、延長利用の19時までは月額5,000円だったものを6,000円とさせていただきます。  以上が、条例項目として定める名称と利用時間及び利用料の概要でございます。どうぞよろしく御審議いただき、御可決くださいますようお願い申し上げます。 27 ◯委員長  本2案について、報告事項5とあわせて一括質疑を願います。 28 ◯赤羽目民雄委員  まず、学童クラブ、条例のほうですけども、私も三十数年前にお世話になっておりました。江東区の学童クラブは、保護者が働いて昼間、家にいないなどの理由で、小学校1年生から3年生を対象にして放課後の時間に指導員さんが保護者のかわりに家庭的機能の補完をしながら、生活の場を提供して、家庭状況を踏まえて子育てを支援する場所で、本当にこどもたちの健全育成を目的として、こどもたちの成長と発達にとって欠かすことのできない事業だと認識しているんですけども、まず、基本的なところでこの学童保育が果たす役割、重要性、必要性について認識伺いたいと思います。  それから、今、江東区は御案内のとおり人口が急増しております。共働き家庭やひとり親家庭もふえている中で、学童クラブやきっずBに利用を希望しながら、利用できていない、いわゆる保留児が前回委員会で明らかになりましたが、12クラブ129名いるという状況があります。やはりこういう状況から見ても一本化じゃなくて、それぞれ拡充して、学童保育の増設こそ進めるべきなんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。  それから、きっずクラブ事業は、これは小学校等で放課後の遊びや学び、交流等を通じて児童の安全な居場所、生活の場を提供することを目的とした事業です。  今回のこの条例改定で、小学校等に加えてその他、区の施設でも実施すると規定するものですが、そもそもきっずクラブ事業、これ学校内でこどもたちの安全な場所を確保するという事業だったのじゃないかと、これは方針の変更があったんでしょうか。将来的には、やっぱりこれは学校内で実施する方向に向けて動いていってしまうのか、その辺伺います。 29 ◯地域教育課長  それでは、まず学童クラブの重要性なり区の認識でございますが、やはり放課後児童について、安全・安心な居場所として就労家庭が安心してこどもたちを預ける場として、学童クラブというのは非常に重要な役割だと認識しているところでございます。  ですので、本件条例改正で学童クラブというものにつきましては、きっずクラブと名称は変更をさせていただきますが、その事業については引き続き継続して、なおかつ拡充もしてまいるという状況でございます。  次に、保留児童に関する御質問として、施設がきっずクラブ一本化ではなくて、増設すべきではないかというような御質問でございますが、やはり今回本区の人口動態、人口推計、それから児童推計ですか、このようなことを踏まえると、やはりそれぞれ多様な施設というものは現時点で活用しなければいけないのかなと思っております。  当面は、将来的な目標といたしましては、小学校内のきっずクラブに一本化する予定ではございますが、やはり保留児童が現在顕在化しているところもございますので、活用施設については柔軟に対応していく必要があるのかと考えまして、現時点では、一本化ではなくて多様な施設で対応させていただくというようなところでございます。  それから、小学校きっず内で行うんだけれども、これはいろいろな施設で行っていることについては、方針の変更かという御質問でございますが、これは先ほどちょっと一部御答弁申し上げましたが、やはり現時点の保留児童への対応といたしましては、やはり小学校内だけで行うことはちょっと無理なのかと考えているところでございますので、繰り返しになりますが、多様な施設、学童クラブ等々の育成室も活用して事業を実施してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 30 ◯赤羽目民雄委員  学童は、生活の場の確保を目的とした事業です。これももう40年の長きにわたって区民と保護者と、それから江東区がこどもたちの健全育成にとっていい環境とは何かというのを議論しながら積み上げてきたもので、なぜ今幾つかの学童が学校から離れたところにあるのかというところに着目すべきだと思うんです。  安全面から言えば、学校内に設置してあったほうがいいと私も思うんですけども、学校は1日の大半を過ごすところで、こどもたちにとっては決して居心地がいいという場所じゃないと、そう思う子も中にはいるんだと。そういうこどもたちのことも考えて、学校から離れたところに整備されていると、こどもたちがほっとできる場所なんだと、そういうところが学校内に一本化されたら、将来的かもしれませんが、居心地が悪いと思っているこどもたち、これね、余計息が詰まってしまうようなことになってしまうんじゃないかと、健やかな成長に影響を及ぼすんじゃないかと、事業の目的からもそれてしまうんじゃないかと懸念いたします。  やっぱり学童クラブの事業というのは、居場所だとかそういうことじゃなくて、やっぱりこどもたちの暮らし、これが中心にあって、その中でどうやってその場所を確保していくのかとみんなで決めてつくり上げてきたものですから、今、育成室が確保できない問題があるとか、それから、その時々で遊ぶ場所を制限されたりといった問題抱えている今、やはりこれは一本化ということじゃなくて、目的も生い立ちも内容も実施状況も大きく異なるわけですから、事業を複眼的に充実して発展させていくべきだと意見を申し上げます。 31 ◯山本香代子委員  ちょっと確認なんですけども、B登録放課後児童クラブですね、これは以前から言われているとおりで、前倒しで8時から預かることができる、休業日のときですね。これはすごい一歩前進と思うんですが、先ほどもお話出ましたけども、B登録を希望しているお子さんがどうしてもB登録がいっぱいで入れなくて、保留児としてA登録にやむを得なく通っているお子さんがいるんですが、そうすると今回のこれでいきますと、通常のA登録は9時から17時は単純にわかるんですが、この資料でいくと、オレンジの部分のこどもさんの育成に対する取り組みは、本来であればB登録のところにいるお子さんがここに来る可能性があると思うんですが、その辺どういうふうに考えているんでしょうか。 32 ◯地域教育課長  山本委員御指摘の朝の8時から9時までの間、それから、17時から19時の間の時間につきましては、職員の体制というものをこどもの登室の時間のこれまでの統計とあわせて、それなりの人数配置をする予定でございます。そういった意味で、学童クラブ的な人員体制でこどもたちを見る、そのような仕組みでこの事業に臨んでいこうかと思っているところでございます。  以上でございます。 33 ◯山本香代子委員  今の答弁の中で「学童的な」という部分がちょっと気になるんですが、学童的というのは具体的にどういったことを示すんでしょうか。 34 ◯地域教育課長  失礼いたしました。指導員の配置というものが学童クラブというのでは決まりがございまして、在籍するこどもの数に応じて人数を、職員の数を配置すると。つまり、きちんとこどもたちを見ることができる体制として職員の配置を行いますので、そういった意味でこの朝、もしくは夕方の遅い時間については、一定程度これまでの統計上で利用の見込みが推計できるようになってございますので、それを踏まえた上で職員をきちんとこどもたちの数にあわせて配置をしていこうと考えていると、それが学童クラブ的な考え方ということでございます。  以上でございます。 35 ◯山本香代子委員  そういう意味では、この8時から9時と17時から19時の間の対応は人的配置の問題ということだと思うんですが、それは今、大体見込みでわかるということで、臨機応変にということなんですが、これはそういうお子さんもいらっしゃれば、そうじゃなくB登録に入れなかった保留児じゃなくて、単純にA登録なんだけど朝早く、もしくは17時から19時のB登録希望者じゃなくて、もともと本来のA登録のお子さんとの一緒のところにいるわけで、そこら辺を今言った人的な配置を考えるという、そこら辺がちょっと、そのときそのとき、毎日毎日変わることもあるかもしれないし、その辺はどういうふうに考えるんですか。 36 ◯地域教育課長  まず、現状のA登録を利用している保護者に対しまして、今回のスポットに関するアンケートをとらせていただきました。すると、やはり一定程度の金額を要するというようなことに対して、利用についてはやや控えるような、そのような御判断なりお答えをいただいております。  つまり、そのような御家庭というのは、朝もしくは夕方御家庭に保護者がいらっしゃったりたいとかというようなことがありまして、家庭においてもしっかりこどもを預かる、育成する時間があるということなので、そのような意味で現行のA登録のこどもについては、比較的、朝もしくは夕方の利用者の利用人数というのは、減少傾向にあるのかと考えているところでございます。  そのような意味で、これまでの利用の実態等々の統計も含めた上で、利用人数をしんしゃくいたしまして、すると大体一定程度平準化されたような人数として積算できるのかなと、それに応じた形で職員を配置するような、そのような人員計画を組み立てていこうかと思っております。  以上です。 37 ◯山本香代子委員  本来であればB登録の枠をふやすのが一番わかりやすいんですけども、そういった意味ではこういった苦肉の策ですよね。だから、そういった意味でしっかり保留児の方の対応を、今回やる来年の4月から実施する、こちらでしっかり対応していただきたい。また、これからもそこを注視してまいりたいと思います。  以上です。 38 ◯にしがき誠委員  私からちょっと簡潔に3点お伺いしたいと思っております。
     まず、今、各小学校、中学校もそうでしょうけども、学校公開にあわせて学校説明会なんかが今始まっているところであると思うんですけども、このあたり放課後こどもプラン、いわゆるきっずの説明なんかもちょっと触れたりなんかすると、ここの当然まだ決まっていないことなんで、学校休業日の見直し案については触れられていないというところであろうかと思うんですけども、このあたり保護者へ周知できる最速のタイミングというのをまず1点確認したいんです。ちょっと私もいろいろと聞かれるんですけども、決まっていないことをお答えできないんで、お答えは当然していないんですけども、最速でいつ保護者にこの見直し案というのを御提示できるのかというのが1点目であります。  2点目はこの利用料について、A登録なんかは今、年額3,000円というのが開所時間が短くなって500円ということプラススポットで少しずついただくという形になると思うんですけど、これ、物すごい金額が少なく、安くなっているということで、収支のシミュレーションがちょっと果たしてこのスポット利用になることによって、とんとんになるのか、それとももしかしてスポット利用が多くて以前よりも収入が多いよというのか、そのあたりちょっとシミュレーションがあれば教えてほしいというのが2点目であります。  3点目は資料の10で、先ほど江東きっずクラブの再編についてということでお示しいただきましたけども、やっぱり円の中で漏れている学校って幾つかあるじゃないですか。私も以前から有明西学園が、東雲まで行かないと土曜が児童館ないねということで、もう有西から東雲、多分低学年の足だと20分じゃ着かないですよね。30分近くかかるのと、環2の大きな交差点、ストップさんいないところ通らなきゃいけないということもあります。  現在、私は予算委員会等で、有西なんか外れた場所にあるので、学校内で土曜きっず、ぜひ有西についてはやっていただきたいという要望もしていますけども、現在お示しされた図において、こういう状況でありますから、こういった有西とかのこどもたちの交通安全とかを含めて、どう考えているのかという今の区のお考えをお聞かせください。  以上、3点です。 39 ◯地域教育課長  それでは3点御説明いたします。  まず、保護者への周知でございますが、現時点では11月、本内容について御可決いただいた場合には、11月に公募の案内を発する予定でございます。ですので、その前には、少なくとも早くとも1週間程度前にはホームページ等々で公開いたしたいと思っているところでございます。  次に、収支のシミュレーションでございます。A登録につきましてはやはりこの一番大きな減の要素というのは、預かり時間の縮小に伴う人的配置の縮減になります。一部スポット利用ではこの部分については対応いたしますが、大きな数字で申し上げますと、おおむね事業費の軽減といたしまして、約2,500万円程度軽減されます。それに対しまして、A登録の利用者というのが約1万人ということですので、1人当たり2,500円程度減額されるのかと、事業費に関する保護者の負担が。それと、現行で3,000円ですので、収支のシミュレーションといたしましては、それにあわせて3,000円から2,500円を減じた500円という形で、今回算出させていただいているところでございます。  次に、きっずの関係でございます。御指摘のとおり有明西学園につきましては、この円から漏れているところでございます。こちらにつきましてはやはり懸案しているところでございますけども、本区といたしまして長計の後期の重点プロジェクト、この中で今後の人口推計ですとか人口動態ですとか児童推計、こういったようなことを重視してこども関連施設、学校も含めてその整備に関する公共施設の整備ですとか、実際にどのように事業を行っていくかという、効果的な民間活力等々も含めて総合的に検討していきたいというのが現時点の区の考え方でございます。  以上でございます。 40 ◯にしがき誠委員  まず1つ目、ホームページ等で事前に周知するということはわかりましたんで、これ恐らく学校通じてホームページに掲載するんで、「該当の方は」みたいなお知らせをぜひ丁寧にしていただきたいなと思っております。  2点目のシミュレーションについては、ほぼとんとんでいくかということだと思うので、ここも将来的にこの金額が大きく、ちょっとやっぱりとんとんじゃなくて大分マイナスだったんでちょっと値上げしますという短期的なことがないように、ぜひシミュレーションというか、ここの金額については、安定的な運用を図っていただきたいというのが要望と、あとやっぱり3つ目は、先ほどちょっと安全面で私、すごく懸念しているんですね。有西の有明スポーツセンターのすぐ横のマンションの子も有西学園に行くと。ただ、その子が土曜日行こうと思ったら東雲まで行かなきゃいけないという中で、数年前に児童が亡くなる事故もありました。  そういうことで、本来は土曜日とかは学校休業日にストップさんなんか配置はできないんでしょうけども、場合によってはPTAとかに頼る必要もあるかと思いますけども、やっぱり以前も、私は学校内で無理だったら、有明スポーツセンターとか近くに公共施設があるので、そこもぜひ検討してくださいということで、その辺も検討するという御答弁いただいていたと思うんですが、そういった学校以外の公共施設の活用という御答弁もありましたけども、そのあたりだけもう1回確認させてください。 41 ◯地域教育課長  それでは、臨海、有明西学園の関係についてお答えします。  最初に交通安全の対策でございます。平日につきましては当然ストップさんの活用ですとか、きっずクラブの職員のポイント送り、このようなことを対応してまいりますけども、土曜日につきましても今後教育委員会といたしまして、地域の人材を活用した学校を支援する、もしくは学校活動を支援するようなそのような取り組みについてこれから検討着手してまいりたいと思っておりますので、その中で土曜日のあり方についても考えていきたいと思っているところでございます。  それから、有明スポーツクラブ、スポーツ施設、この辺の活用状況につきましても、ちょっと繰り返しの答弁になりますが、やはり長期計画等々に基づいて全庁的に臨海部の施設については、こども施設も含めて考えていくのかと認識しているところでございます。  以上でございます。 42 ◯佐竹としこ副議長  済みません、委員外で参加させていただいているんですが、報告事項の資料10のところの土曜江東きっずクラブの再編についてなんですけど、今、にしがき委員からも話がありましたが、図のところの実施場所、円から外れているところ、有明西学園とあわせて東砂と辰巳小学校も外れているんですね。  これ、先ほど時間ということだったんですけど、今回は新たに箇所も減って、それから全児童から就労家庭等の児童ということに対象も変わりました。で、東砂小学校の場所を考えると、大島に行くとすると番所橋を通らなくちゃいけない、それから南砂のほうに行くと大きな通りを通らなくちゃいけない。  そう考えたときに、辰巳もそういうところがあると思うんですが、ちょっと地元の議員としてそこのところは確認したいかなと思ったんですけど、これから暗くなるのが早くなります。で、実施時間が17時ということになると、5時、真っ暗になるときもあります。そんなになった場合、安全面すごく心配なんですけども、その考え方、また、この実施に当たって、各小学校との検討はどうされたのか伺いたいと思います。 43 ◯地域教育課長  それでは、まず安全面についてお答えいたします。やはり佐竹副議長御指摘のとおり、安全面というのはこどもを預かる我々の立場といたしましては、非常に重要視しなければいけないことだと考えているところでございます。  そのようなことも踏まえた上で、教育委員会事務局といたしまして、どのように放課後のこどものあり方、地域の方を活用してどのように安全・安心な活動を進めていくか、このような具体的な検討をこれからまとめていきたいと、これについては速やかな対応で臨んでいきたいと考えているところでございます。  それから、小学校との関係でございますが、将来的にきっずクラブにつきましては、将来的に小学校内で実施をしようと考えているところでございますが、やはり現時点、当面5年、10年のスパンにはなりますが、やはり増加傾向にあるこどもたちの普通教室の確保という部分がございまして、そこの部分の道筋が一定程度見える時期を見込んだ上で改めて小学校におけるきっずクラブ、土曜日も含めてどのように展開していくかということを考えていくものかと思っております。現時点といたしましては、当面10年程度につきましては、今回御説明させていただいた内容で対応させていただければと思っているところでございます。  以上でございます。 44 ◯佐竹としこ副議長  すごく家族の働き方も多様化していると思うんですね。やはり地域地域によってさまざま違う場合もあると思いますので、安全対策のためにも学校ともよく検討して、こどもたちが痛ましい事故とかに遭わないようにしっかり取り組みをお願いいたします。 45 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 46 ◯委員長  お諮りいたします。  本2案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。          (「異議なし」、「異議あり」と呼ぶ者あり) 47 ◯委員長  ただいま、本職の宣告に対し御異議がありますので、これより挙手により採決をいたします。  まず、議案第86号、江東区江東きっずクラブ条例の一部を改正する条例について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手願います。                 (賛成者挙手) 48 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  次に、議案第87号、江東区学童クラブ条例を廃止する条例について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 49 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題4 議案第89号 江東区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師                の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条                例 50 ◯委員長  次に、議題4「議案第89号 江東区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 51 ◯庶務課長  議案第89号、江東区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。  資料3になりますが、まず、この条例は区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の補償範囲、金額、支給方法等を定めているものでございます。  今回の改正は、厚生労働省が平成29年度に労働中の災害によって介護が必要となり、給付を受給している者を対象に行った調査におきまして、給付基準の補償額では介護費用を賄い切れないという対象者が数多く存在することが明らかになったことから、最高限度額、最低補償額を増額し、実態に即した補償内容に改めるものとなってございます。  現行の給付額は、政府統一の単価を参考に定め、また、最低補償額は賃金の補償という観点から、女性パート労働者の平均賃金を参考に算定しておりましたが、今回の調査結果を踏まえ、最高限度額については特別養護老人ホームの介護職員の平均基本給を参考に、最低補償額については、最低賃金の全国加重平均を参考に見直しを行ったところでございます。  このことにより、公務災害補償の基準を定める政令の介護補償の限度額が改正され、同様に都立学校の公務災害補償に関する条例の一部が改正されたため、区の条例も同様の改正を行うこととしたところでございます。  資料3、概要のほうをごらんください。改正は第12条の介護補償についてです。公務上の災害により介護が必要な状態となり、介護の費用を負担した場合における介護補償の限度額を記載のとおり改めるものとなってございます。また、あわせまして、文書上の文言整理、規定整備も若干行ってございます。詳しくは資料をごらんいただきたいと存じます。  次に、附則におきまして経過措置を定め、平成31年4月からの適用となってございます。なお、新旧対照表を掲載しておりますので、後ほど御参照ください。  以上、甚だ簡単ではありますが、議案の説明といたします。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 52 ◯委員長  本案について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 53 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 54 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨、議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題5 議案第90号 江東区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等                に関する条例の一部を改正する条例 55 ◯委員長  次に、議題5「議案第90号 江東区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 56 ◯指導室長  それでは、議案第90号、江東区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、御説明いたします。  資料4をごらんください。2、改正の概要にありますように、(1)臨時的に任用された職員の特別休暇については、リフレッシュ休暇の対象としておりません。(2)前号以外の職員については変更なく、従前のとおりの特別休暇となっております。これにつきましては、3、幼稚園教育職員の「リフレッシュ休暇」についてにありますように、リフレッシュ休暇とは一定の勤続年数に応じて、労働者や家族への慰労や健康維持、自己啓発などを目的として付与される休暇であり、臨時的に任用される職員については、1年を超えての任用ではなく、一定の勤続年数といった趣旨とは違うものであり、法律や国や都の通知との整合性を踏まえ改正するものであります。  なお、この条例による改正後の規定は、令和2年4月1日から適用いたします。  説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 57 ◯委員長  本案について、質疑を願います。 58 ◯赤羽目民雄委員  幼稚園教職員のリフレッシュ休暇のこれまでの実情というのは、どうなっているでしょうか。それから、リフレッシュ休暇にかわる何かそういう休暇についての検討というのはされたんでしょうか。今、休暇制度の取得の状況についてはいろいろ議論があるところで、それについてきちんとやっぱり保障されるべきであって、それについて今回のこういう新しい制度の導入に当たって対象から外すということなんですけども、それについて区の見解を伺いたいと思います。 59 ◯指導室長  まず1点目の実情、実態についてということですけれども、昨年度まで、こちらについてリフレッシュ休暇の該当、申請となった職員はいません。まず、1点目についてはこちらです。  それから2点目、かわるものについてということですけれども、リフレッシュ休暇につきましては、勤務の状況に応じてそれで付与されるものということで考えておりますので、教職員につきましては、できる限り教員の日ごろの状況、勤務をしっかり管理職が把握をしながら、相談等応じるところの中で対応してまいりたいと考えております。  以上です。 60 ◯赤羽目民雄委員  それでも、与えられていた休暇が今回、対象から外されてしまうということで、それについてはきちんと休暇を保障して、それにかわるものですとか、できるところで見直していただきたいと思います。  以上です。 61 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 62 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。          (「異議なし」、「異議あり」と呼ぶ者あり) 63 ◯委員長  ただいま、本職の宣告に対し御異議がありますので、これより挙手により採決を行います。  本案について、区長提案のとおり可決することに賛成の委員は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 64 ◯委員長  賛成多数であります。  よって、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題6 議案第91号 江東区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部                を改正する条例 65 ◯委員長  次に、議題6「議案第91号 江東区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 66 ◯庶務課長  では、議案第91号について御説明いたします。あわせて資料5をごらんいただきたいと存じます。  本件は認知症や知的障害などで成年後見制度を利用した人が、公務員などの資格を失う各種法律の欠格条項について、原則として削除する一括法案が、本年6月7日に可決され、地方公務員法が一部改正されたことになり、これまで欠格条項として規定されていた成年被後見人または被保佐人が削除されること、及び来年度会計年度任用職員制度が開始されることにより、臨時的任用職員の任用要件が見直されることに伴う関係条例の改正ということになります。  では、江東区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、概要のほうをごらんいただきたいと存じます。  期末手当の支給について定めた第27条第1項及び第28条第2号のうち、地方公務員法で削除される欠格条項の成年被後見人または被保佐人を引用している部分を削除いたします。  勤勉手当の支給について定めた第30条第1項も同様に削除いたします。  また、28条第3号に定める規定の禁錮の振り仮名の「こ」を削除し、文言整理をいたします。  次に、32条の3としまして、常時勤務の職員には規定されている昇給について、臨時的に任用される職員には適用しない旨の規定を新設いたします。
     施行日は、欠格条項に関する改正につきましては令和元年12月14日、臨時的任用職員の任用に関する改正につきましては令和2年4月1日となってございます。  以上、甚だ簡単ではございますが、議案の説明を終わります。よろしく御審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 67 ◯委員長  本案について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯委員長  お諮りいたします。  本案は、区長提案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯委員長  御異議ございませんので、本案は区長提案のとおり可決することに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題7 1陳情第10号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情                 (継)          (同趣旨の陳情外1件 1陳情第20号)     ◎議題13 1陳情第45号 江東区放課後こどもプランの拡充を求める陳情 70 ◯委員長  続きまして、陳情の審査に入ります。  これから審査いたします議題7「1陳情第10号外1件」及び議題13「1陳情第45号」の2件につきましては、ともに関連する陳情ですので、これを一括議題といたします。  なお、1陳情第45号については、新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 71 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 72 ◯地域教育課長  それでは、私から1陳情第10号及び1陳情第45号について、一括して御説明いたします。  なお、1陳情第45号につきましては、6月開催の本委員会におきまして、1陳情第45号と同一内容の1陳情第10号より御説明したところでございますので、本日改めて6月以降、状況等に変化がございました2番と7番について御説明いたします。  まず、2番でございますが、この後半の江東きっずクラブのA登録、B登録それぞれを放課後こども教室学童クラブという名称で存続させることについては、きっずクラブの事業の開始から約10年が経過いたしまして、A登録、B登録の名称が浸透したことを踏まえ、この名称を条例に規定いたしました。なお、放課後こども教室学童クラブの事業趣旨はこれまで継承しております。  次に7番です。前半の17時以降育成が必要な児童に対してはスポット利用ではなく、学童クラブやB登録として受け入れることにつきましては、全ての児童が放課後の安全・安心な居場所をまずは確保できるように、本区の児童数などの現状を踏まえた現実的かつ即応性のある対応として、来年4月からスポット利用を導入する予定でございます。  以上でございます。 73 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 74 ◯赤羽目民雄委員  私、1点伺いたいと思うんですけれども、この放課後事業のこれからの発展、充実に向けて事業者間でのやりとりがあるのは存じております。そこに保護者を加えたり、こどもたちにアンケートをとったりなどして、事業に返すようなそういう仕組みというか、これまでやられたんでしょうか。 75 ◯地域教育課長  保護者なり児童に考え方等々、この事業に反映させたかということにつきましては、まず、きっずクラブにおける実施校である学校長ですとか、それから、当該事業者の運営責任者、それからさらに地域の方、保護者の方も交えた運営委員会というのを各クラブで実施しております。そのような中で、いろいろな御要望等々いただいておりますので、できるものについては反映をさせていただいていると、対応させていただいております。  また、児童につきましても例年アンケート等々、保護者を通じて実施させていただいております。また、この放課後こどもプラン、新しいものを策定するに当たりまして、こどもの視点によるアンケート項目を設けるなど、この事業についてはこどもの考え方についても反映をさせている内容でございます。  以上でございます。 76 ◯赤羽目民雄委員  その運営委員会なんですけれども、それの開催の頻度というのはどういう状況になっているんでしょうか。その地域によって、いろいろ参加してくれる方が変わってくるということもあるのかなと思うんですが、その中で寄せられた意見で、この間生かされたことがあったら教えてください。 77 ◯地域教育課長  この運営委員会の開催の頻度でございますが、おおむね学期ごとに開催をしております。その中で反映した内容でございますが、外遊びの充実、これは学校間によっていろいろ充実の濃度がございますが、施設の中で可能な限りという中での充実、このような意見が多かったので、その対応は努めさせていただいているところでございます。  以上でございます。 78 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 79 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 80 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題8 1陳情第12号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情(継)     ◎議題11 1陳情第22号 幼稚園廃園計画の中止を求める陳情(継)     ◎議題12 1陳情第40号 区立幼稚園4園の廃園計画の中止を求める陳情                 (継)     ◎議題14 1陳情第46号 幼稚園廃園計画の見直しを求める陳情     ◎議題16 1陳情第55号 江東区立幼稚園の民営化をしないことと、3年保                 育の拡充を求める陳情 81 ◯委員長  次に、これから審査いたします議題8「1陳情第12号」、議題11「1陳情第22号」、議題12「1陳情第40号」、議題14「1陳情第46号」及び議題16「1陳情第55号」の5件につきましては、ともに関連する陳情でございますので、これを一括議題といたします。  なお、1陳情第46号及び1陳情第55号の2件につきましては、新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 82 ◯委員長  理事者から、一括説明を願います。 83 ◯学務課長  それでは、区立幼稚園のあり方に関する陳情5件について、一括して御説明をいたします。  まず、適正配置につきましては、園児数が減少傾向にある中、現時点で見直しを行う考えはありませんが、本年10月からの幼児教育・保育の無償化の影響や入園者数の動向を引き続き注視をしてまいります。  次に、新規陳情の趣旨のうち、区立幼稚園の民営化につきましては、令和6年度までの現計画ではそうした方針は示していないところですが、施設の対応が異なります認定こども園の転換につきましては、区立、私立のいずれの運営形態とするか検討を進めてまいります。  また、3歳児保育の拡充につきましては、令和2年4月から開始をいたします2園での実施状況を確認しながら、保護者のニーズに応えていくという方針のもと、検討を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 84 ◯委員長  本件について、一括質疑を願います。 85 ◯赤羽目民雄委員  この区立幼稚園の廃園問題もこの間もずっと議論してきている問題なんですけれども、やはり保護者の方から廃園問題については見直しをしてほしいという声がたくさん来ているというのを受けとめる必要があるんだと思うんですね。この廃園計画が示された区立幼稚園は40年から50年、長い間多くの卒園児を送り出してきました。その間、PTAとか、それから園のOBの方、それから地域の方も一緒になって地域ぐるみでいろいろな地域のクリスマス会とか催し物を開催して、みんなでこどもたちの学びの成長を育んできたと思っております。  幼児教育のセンターで、地域の子育ての拠点としても私は役割を発揮してきたと思うんですけれども、まずその点で区の見解を伺いたいと思います。  それと、廃園計画を知った保護者、これは前回委員会でも申し上げましたが、歴史あるすばらしい区立幼稚園を何とか残してほしいという声が私たちのところにも寄せられて、今回も新規陳情がいただけるほど、区民の方の関心も非常に高いと思うんですね。  ことし3月に江東区がこの幼稚園のあり方について、区民からの声を聞いた、公表したところによると、ちどり幼稚園の方からの意見が非常に多くありました。そこにはそばに学校があって、卒園したら安心して幼稚園から学校に進学できると。保護者の方も継続して子育てのネットワークを発展させることができるんだけど、廃園になっちゃったら区立幼稚園に入りたいこどもは、地域外の園に通うことになる。地域の子育てのネットワークにも影響があるんじゃないかという声がありましたけれども、この地元の小学校との関係、良好な幼児環境の関係について伺いたいと思います。 86 ◯学務課長  今回の適正配置は、保護者ニーズの変化によりまして、園児数が減少する中にありましても、各区立幼稚園の活力を維持しつつ、適正規模による集団教育を行い、効果的、効率的な園運営を行うために実施をするものでございます。  園が小規模化してしまいますと、十分な集団活動が行えないことで、特色ある教育や小学校への円滑な接続といった役割の実現に支障が出てくることも十分に考えられるところでございます。  まさに、地域の子育て拠点としての役割を十分に果たすための適正配置と御理解をいただきたいと存じます。地域の方々への御説明、御理解という点に関しまして、意見募集もそうですけれども、具体的に私のところに4月以降届いているお声というのは直接にはございませんけれども、必要があればまた幼稚園のほうにも足を運び、御説明する機会のほうは、御要望があれば設ける考えでございますので、御理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 87 ◯赤羽目民雄委員  園児が集まらなくて定数割れしてしまって効率的じゃないと、非効率ということなんですけれども、この間区が区立幼稚園のよさ、すばらしさを広げる努力というのは、どのようなことをしてきたのか。かねてから求められてきた3歳児保育がようやく始まって、保護者から3歳児保育や預かり保育の実施園を広げてほしいですとか、それから、私立幼稚園では当然実施されている通園バスなど、事業努力について知ってほしい。あくまで保護者の声ですけれども、こういう声が上がっていますけれども、入園児をふやす取り組みというのは、具体的にどんな努力されているんでしょうか。 88 ◯学務課長  これまでの昭和42年に開園して以来の区立幼稚園の歴史の中で、区立幼稚園というのはやはり区立小中学校と同様に教育委員会からのきめ細かな指導、助言のもと、自園の特色を生かした質の高い幼稚園教育ということで取り組んでまいりました。それを御評価いただき、区立幼稚園を選んでいただく結果につながってきたものと考えております。  来年4月より開始をいたします3歳児保育、区立幼稚園につきましては新たなチャレンジということでございますけれども、これも一つのここのところ変化をしてきた保護者ニーズへの対応ということで、一つの取り組みであります。一歩一歩ではございますけれども、今後の保護者ニーズに応えるという基本的な考え方のもと、努力のほうは続けて、現場も教育委員会も努力を続けてまいります。  以上でございます。 89 ◯山本香代子委員  こちらの区立幼稚園廃園の計画の1つでもあります、ちどり幼稚園の件に関しましては、私のほうにも残してほしいという声は、地元ですから多くございます。また、環境も牡丹町公園を十分使えると、裏にございますので、そういうところとよくお聞きはしているんですが、じゃあ今回のこれから入園の申し込みが始まります。そういった本当に私も見る限りいい幼稚園だなと思っておりますが、一方では、やっぱり幼稚園の入園希望者は仕事をしている方がふえまして、保育園の希望者がつくってほしいという希望もあって、あの地域ではいろいろ子育て世代がふえてきて、いろいろなお声をお聞きします。  そういった意味では、先ほど大町学務課長おっしゃっていましたけれども、これから、始まった無償化に伴って今、廃園計画予定されている4園の幼稚園の入園希望者がどのように推移するのかというのは、私も今注目しているところで、前に本会議で質問させていただきましたが、今、ちょっと減少傾向にある。しかしながら、何かこのきっかけで急増する、とにかく大変急にふえた。そういったときに見直しを改めて考えていただけるかどうか、再度お聞きします。 90 ◯学務課長  令和6年度までの取り組みを策定しております現計画につきましては、計画期間中に急激な社会情勢の変化等が生じた場合には、計画内容の見直しを行うものとしております。本年10月から始まりました無償化の影響、それがどの程度出ますか、私も今のところ全くわからない状況でございます。  今、山本委員御指摘の廃園決定園含めまして、区立幼稚園の入園希望者数がどのように推移していくのか、しっかりと確認をしながら今後の計画内容の見直しにつきましては慎重に検討を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 91 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯委員長  本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 93 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題9 1陳情第16号 子育て支援の一環として小中学校給食費の助成を                 求める陳情(継) 94 ◯委員長  次に議題9「1陳情第16号」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 95 ◯学務課長  本件につきましては、学校給食法の規定や受益者負担の観点、また低所得者の方に関しては就学援助の制度もございますことから、区として公費助成を行う考えはなく、引き続き他の自治体や国の動向を注視してまいります。  以上でございます。 96 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 97 ◯赤羽目民雄委員  学校給食費の負担軽減で、今、他の自治体の動向を見守るというお話だったんですけれども、この3定の補正予算で、北区では多子世帯の給食費の負担軽減に踏み切ったという報道があったんですけれども、その内容がどうなのかというのと、人口規模も違うから違うんでしょうけれども、財政負担というのは区が言っていたように重くて大変なんだというところなんですけれども、他の自治体での動きがあったので、その辺について報告をお願いします。 98 ◯学務課長  北区の状況でございますが、負担軽減の内容といたしましては、所得にかかわらず第2子を半額、第3子以降を無料とするものでございます。ただ、システム開発の関係からこの実施につきましては、令和2年10月からとされておりまして、具体的な所要経費につきましては明らかにされていないところでございます。  以上でございます。 99 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 100 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題10 1陳情第21号の2 保育園・幼稚園児童等の散歩や園外活動の安全                  を求める陳情(継) 101 ◯委員長  次に、議題10「1陳情第21号の2」を議題といたします。  理事者から、説明を願います。 102 ◯指導室長  それでは、1陳情第21号の2、保育園・幼稚園児童等の散歩や園外活動の安全を求める陳情について御説明いたします。  本件につきましては、保護者、学校、教育委員会、警察、道路関係者で構成する江東区通学路交通安全対策連絡会を開催し、実際に通学路の安全点検を実施した上で、危険な箇所の確認、ガードレールや信号機、標識の設置等について検討する場を設けております。本年度も6月25日に第1回の連絡会を実施し、夏休みに点検を実施しており、今後第2回の連絡会を開催する予定です。  以上で説明を終わります。 103 ◯委員長  本件について、質疑を願います。
    104 ◯赤羽目民雄委員  この通学路の安全対策、本当に求められているんですけど、この6月25日の会議の中で、どういう危険箇所が具体的に何カ所ぐらい、どのようなところが指摘されたのか。夏休みのその調査でまたさらに深まったというか、直ちに対応しなきゃいけないようなところもあったのかどうか。それから、それを受けて第2回、今後になってくるんですけれども、具体的にその安全対策はどうやって進めていこうかと教育委員会は考えているのか、お聞かせください。 105 ◯指導室長  まず第1回でどのような指摘があったかということについてですけれども、こちらについては昨年度までの課題を確認しながらですけれども、第2回、夏休みの検討について、それの事前の打ち合わせを行ったということになっております。また、夏休みの対応につきましては、各学校またPTAと連携をしまして、調査をしているところ、まだまとめている最中ということになっております。  第2回、今後のところにつきましてはということなんですけれども、これまでの昨年度までの様子を見ますと、例えば見通しの悪いところについてはカーブミラーを設置をしたり、あるいは自転車等との接触の危険なところについては、自転車ストップマークを設置したりというような対応をしているということになっておりますので、今後、今年度の調査の結果を踏まえまして、対応について検討してまいりたいと思っております。  以上です。 106 ◯赤羽目民雄委員  今、その夏休み調査したところをまとめているところだということなんですけれども、まとまった結果、またそれについて区がどう対応するのかというのも踏まえて、公表する方向なんでしょうか。 107 ◯庶務課長  私も今、指導室長からあった会議のメンバーでございますが、PTA、学校からの現場の意見がそれぞれの道路管理者に届くわけです。例えば信号機の時間を延ばしてほしいだとか、ここに信号機を設置してほしいだとか、そうしたものが東京都全体の交通安全の警察のほうの関係者の中で議論が行われて、実現するものもあれば、しないものもあると。するのにはおよそ3年ぐらいかかっちゃったりするケースもあるようです。ですから、リアルタイムにここをこうした、ああしたといったような公表の形態をとっているというふうには聞いておりません。  以上でございます。 108 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 109 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題15 1陳情第49号 私立学童クラブへの補助金を江東区放課後こども                 プランに位置づいた事業としてふさわしい水準へ                 の改善を求める陳情 110 ◯委員長  次に、議題15「1陳情第49号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局から朗読を願います。                 (事務局朗読) 111 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 112 ◯地域教育課長  それでは、私から議題15、1陳情第49号について御説明いたします。陳情の趣旨に対する区の考え方について、御説明いたします。  最初に、1番の補助対象事業に関することにつきましては、区の放課後児童クラブ事業、こちらは原則3年生までを対象としていることを念頭に置いておりますので、補助対象児童の3年生までとしております。  次に、2番の人件費単価については、他のさまざまな補助事業も含めまして、区の人件費単価改定の考え方に基づき対応しているところでございます。  次に、3番、放課後児童支援等処遇改善事業につきましては、補助金という性格も鑑みて、その適用については引き続き検討課題と認識しているところでございます。  次に、4番の補助対象職員の給与額については、補助金はあくまでも私立学童クラブが支払う給与等の一部に対する補助であると認識しているところでございます。  次に、5番のパート職員の人件費単価については、これは2番とも関連いたしますが、区の考え方に基づき対応しているところでございます。  次に、6番の学校休業日対応の賃金などにつきましては、人件費単価に対する考え方、さらには補助事業全般に関する考え方にもなりますが、補助金は私立学童クラブが支払う給与等に対する一部を補助する制度であると認識しております。  7番の障害児保育担当職員については、障害の度合いというのはさまざまで、実態を算出しがたいこともございますが、先ほど来御説明してきたように、補助金とはあくまでも私立学童クラブが支払う給与等の一部に対する補助であると認識しているところでございます。  以上でございます。 113 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 114 ◯赤羽目民雄委員  この私立学童の陳情については、前期の委員会でも同じような陳情が提出されておりました。私も議事録を読ませていただいたんですけれども、その中の意見としてはやっぱりこの私立学童が果たしてきた役割、これは受けとめて、陳情者の意向に沿って区として検討すべきだという意見が多かったと、多数を占めていたと思うんですけれども、そういう点で前期の委員会以降、検討してきたことがあったらぜひ教えていただきたいと思います。  それから、この4番の補助対象職員の給与額、1カ月20万円、14カ月以上としてほしいということなんですけれども、本当に今、最低賃金も今度引き上げられる中で、区は一部に対する補助なんだと言うんですけれども、この陳情書にあるとおりやっぱりまだ処遇が低いと言われている保育士さんよりもさらに低いような状況で働いていらして、やっぱりそこの人たちの賃金を上げようと思ったら、保育料とかにはね返さざるを得ないというような状況なんですよね。このことについて、区は一部の補助だと言うんだけど、やっぱりもう最低限の生活を保障するというか、処遇改善について検討すべきじゃないかと思うんですけれども、伺いたいと思います。 115 ◯地域教育課長  それでは、まず私立学童クラブが果たしてきた役割、検討してきた内容について区の状況についての御質問でございますが、江東区といたしましても前回の陳情等々の中でも再三お答えさせていただいておりますが、果たしてきた役割というのが十分あるということを前提の中で、今回改めて区の放課後プランの中において、現状としての放課後事業の実施状況、改めて私立学童クラブの現状を記載させていただいているところでございます。  それから、1カ月当たりの月額が低くても処遇に対する一定程度の考え方、区として対応すべきじゃないかということにつきましては、先ほどもちょっと御答弁申し上げましたけれども、処遇に関する改善事業というのは、引き続きの検討課題なのかなと思っているところでございます。  以上でございます。 116 ◯赤羽目民雄委員  ぜひ、検討課題で前向きに検討して、それを実にしていただきたいと思うんですけれども、放課後こどもプランに位置づけまして、やっぱりそういう放課後のこどもたちの居場所にとって必要なんだとしながら、やっぱりまだ現場ではその支援の手が十分に届いていないというところがあると思うんですね。  やっぱりこの間ずっと陳情をいただいていて、また区もその重要性を認めているわけですから、ぜひこどもプランに位置づいた事業としてふさわしい水準へ改善していただきたいと要望したいと思います。 117 ◯山本香代子委員  私から2つです。これでいくと趣旨3番と7番について伺います。  まず、3番の先ほどこの国も実施している放課後児童支援員等処遇改善等事業のことなんですが、検討していくということなんですが、今までこのことに関して具体的に検討したかどうかということと、7番目の今障害をお持ちというか、ボーダーのお子さんが結構ふえていると思います。その中で当然こどもがふえている中で、一律1名というところが、やっぱりその在籍児童数もしくは障害のこどもさんの数に合わせて、これは先ほど一部の補助ということなんですが、こういったことに関しては少し増額とかそういったこともしっかり検討していくべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 118 ◯地域教育課長  まず3番の処遇改善事業の検討状況につきましては、やはりこれは関係部署も含めて東京都等とも調整はさせていただいているところでございます。その内容を改めて精査をさせていただいているところでございますが、現時点ではやはり区といたしましては、その適用というのはまだこれから、まださまざまに検討していく必要があるのかなというような状況でございます。  次に、障害児のことにつきましては、これは私立学童クラブも含めて江東区のきっずクラブ、学童クラブの処遇、障害児の児童に対する育成員の対応ということも実は検討しているところでございまして、その中でどのようにボーダーにあるこどもたちを支援していくのか、指導員が必要なのかどうか、もしくは現在の指導員でうまく創意工夫を重ねながら対応できるのかどうか、そのようなことの中で考えているところでございますので、それとあわせて区の考え方とあわせて私立学童クラブに対するこの特にボーダーとして懸念されている障害児に対する配慮というのをあわせて考えていければいいのかなと思っております。  以上です。 119 ◯山本香代子委員  まず、3番のほうですね。この放課後児童支援員等処遇改善等事業、これは何かいろいろさまざまなハードルがあるのかなと思うんですが、そうはいってもしっかりこれきちんと検討していただきたい。  それと、7番目の障害児保育担当職員なんですが、余りこれは待ったなしの状態で、結構本当に全体的にですよ、別に学童に限らず全体的なお子さんが障害をお持ち、もしくはボーダーのお子さんがふえているというこの今の現状を見ますと、こういったことに関してはなるべく早急にきちんと検討していただきたいなと、これは強く要望して質問を終わります。 120 ◯福馬恵美子委員  私立学童クラブの歴史から、江東区は私立学童クラブの果たした役割は認識していると位置づけられましたので、これは一歩前進かと思いますが、補助金は運営の一部を補助するということが言われておりますが、必要経費がどれくらいに対してどれだけの割合を江東区が補助しているか、どういうふうにつかんでいらっしゃいますか。学童クラブはいろいろあって、大小ありますから、全てをどういうふうに把握をされているかもわかりませんけれども、把握をされている範囲でお答えください。 121 ◯地域教育課長  収支につきましては、これは補助金等々を支給するに当たりまして、申請に対して対応していくに当たりまして、各クラブとも事業者ヒアリングをしております。その中で収支等々についてはやはりそれぞれ各施設ばらばらでございますので、一概には言えない部分がございますけれども、そのような形で対面で面談をして、書類を提出させていただいて、その中で補助に対する収支も含めて対応させていただいているというのが現状でございます。 122 ◯福馬恵美子委員  申請に対して額、それぞれのクラブがばらばらであるということ、面談をして補助金を決めているということですけれども、江東区として必要経費のどれくらいを補助するという基本的な考えをどのようにお持ちになっているか、お答えください。 123 ◯地域教育課長  これは他区の状況等とも踏まえて江東区としても考えているところでございますが、おおむね50%に近い状況で補助ができればいいのかというところで設定をしているところでございます。  以上でございます。 124 ◯福馬恵美子委員  じゃあ各施設がばらばらだと、人数とかもいろいろ違うことは私もわかっているんですけれども、ほぼ50%の運営費を補助していると考えていいわけですね。そうすると、とはいえそれぞれの学童クラブの運営は非常に苦しいと。で、保育料もそれぞればらつきがあるわけですが、保護者の負担というのはかなりの額に上っているように聞いています。保護者の負担に対して、どのように認識をされていますか。 125 ◯地域教育課長  やはり本区の放課後児童クラブの事業もそうですけれども、私立学童クラブについてもやはりいろいろな多様なニーズがございます。その中で創意工夫している私立学童クラブというのは、非常に努力されているものなのかと思っているところでございます。  以上でございます。 126 ◯福馬恵美子委員  それぞれの学童クラブの保育料を、保護者負担をどういうふうに捉えていらっしゃいますか。 127 ◯地域教育課長  失礼いたしました。やはりそれぞれの事業費が増加する中で、やはり一定程度保護者の負担額というのも増加しているのかというところでございまして、その辺については保護者もしくは事業者にも御理解、御協力いただいて、事業を進めていただくのが必要なのかと思っております。  以上でございます。 128 ◯福馬恵美子委員  ちょっとかみ合わない議論が続いているんですけれども、おおむね50%補助していると答弁がありましたので、保護者の負担がふえていると推測されるし、いろいろこれまでの私たちへのアプローチの中で保護者負担がふえているということを言われているんで、50%おおむね補助しているということは、補助金は年々高く、江東区としては上がっていると理解していいんですか。 129 ◯地域教育課長  おおむね50%というのはある程度設定値でございまして、金額そのものについてはやはり要する費用にかかる対応をしておりますので、微額ではございますが、増額はしております。  以上でございます。 130 ◯福馬恵美子委員  じゃあ要望にとどめますけれども、これまでの学童クラブの果たした役割も認識されていて、それぞれの学童クラブ、私立学童クラブがさまざまな困難にも、あるいは障害児保育の質を高めるために努力をされているのも見ておりますので、これからも施設をしっかりと見ていただき、面談をして補助金を上げていただきたいと強く思います。  それと、検討するということが長く続いています。その検討はやはり早くしてあげることですよ。もう私も前回も文教委員でしたが、そのときも検討中ということで、これが1年も2年も検討中では、こどもたちは育っていくし、それぞれの保護者の役割も変わってきますので、検討というのを何度も使わないように、早急に速やかに結論を出していただくことを強く要望しておきます。 131 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 132 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 133 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題17 1陳情第56号の2 発達障害者支援法に従い、こどもから成人まで                  の発達障害者を手厚く支援することを求める陳                  情 134 ◯委員長  次に、議題17「1陳情第56号の2」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局から朗読を願います。                 (事務局朗読) 135 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 136 ◯教育支援課長  まず、区立幼稚園につきましては、保育介助員を配置し、発達障害のある幼児への支援を進めているところでございます。区立の小中学校、義務教育学校におきましては、発達障害のある児童・生徒への個別のサポート体制として、まず各学校では校内委員会を設置し、保護者に寄り添いながら個別の教育支援計画を策定するとともに、校内の教職員の共通理解を図り、発達障害のある児童・生徒一人一人に合ったきめ細やかな支援を進めているところでございます。  発達障害の状況に応じまして、人的な支援が必要な場合には学習支援員を配置するなど、通常の学級の中での学習や生活等のサポートを進めているところでございます。さらには、巡回型の特別支援教室において、自立に向けた学習が必要な場合には巡回指導教員が個別指導や小集団指導を行うなど、一人一人の発達障害の状況に応じた指導を進めているところであります。また、中学校におきましても令和2年度より巡回型の特別支援教室を全校に設置し、支援体制を整える準備を進めているところでございます。  私立幼稚園につきましては、障害児の受け入れに対する東京都からの運営補助金に加えまして、今年度から職員の加配等に関する人件費の補助を区独自で行って、充実しているところでございます。都立の学校等につきましては、所管の関係機関にて支援策を進めているところでございます。  以上でございます。 137 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 138 ◯赤羽目民雄委員  最初に、付託された委員会なんで1つ伺いたいんですけども、この発達障害者支援法がこの陳情書にあるとおり2016年に法改正が行われたとあるんですけれども、改正内容ですね。  あと、実際に発達障害のお子さんを支援している江東区が今感じている課題、それから、今後どういう方向でその支援の方向を検討しているのか、その辺教えてください。 139 ◯教育支援課長  法令に基づきまして、東京都ではまずこの発達障害のお子さんの支援体制ということで、巡回型の特別支援教室という新たな制度を、まず小学校から30年度までに導入する。そして、令和3年度までに中学校で導入するという仕組みの変更を行ったところでございます。江東区でもそれにあわせて30年度までに小学校を整備し、令和2年度、東京都より1年前倒しで中学校を整備するという形になります。  この発達障害のこどもたちの発達検査の部分のところで、課題としてやはり感じているところは、まず、保護者の方の理解が進んでいるために、これはプラスの課題ですけれども、やはり入級、退級の判定の数が非常にふえております。したがって、教育委員会でも判定にかかわる組織を整えて、なるべく早く保護者の方と改めて判定結果についての相談の機会を充実するべきということで、課題として捉えているところでございます。  また、本陳情でもございますが、発達障害のお子さんと知的障害のお子さんは基本的に障害種が違いますので、ここを保護者の方が混同しているといいますか、理解の部分でやはり障害が違って支援の仕方が別であるということを保護者の方にしっかり理解していただくというところが非常に課題であると考えて、取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 140 ◯委員長  よろしいでしょうか、ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 141 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 142 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題18 1陳情第57号 江東区における江東区立中等教育学校、高等学校                 の設置に係る陳情 143 ◯委員長  次に、議題18「1陳情第57号」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 144 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 145 ◯庶務課長  では、議題18、1陳情第57号について御説明いたします。  趣旨については、今事務局のほうから御説明がありました。まず、学校種の説明でございますが、中等教育学校は平成11年4月1日施行の改正学校教育法で創設されました中学校及び高等学校の教育課程を単一の学校で実施する学校ということでございます。令和元年5月1日時点で全国に54校あり、このうち都内には都立5校、区立1校の計6校がございます。また、高等学校は、中学校における教育の基礎の上に心身の発達及び進路に応じて高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的としており、都内に都立高校はありますが、区市町村立の高等学校はないという状況でございます。  次に、陳情の中の憲法が定める教育を受ける権利の保障についてですが、教育を受ける権利とは個々の人の資質とは関係のない事情によって、その権利を妨げられることがあってはならないという教育の機会均等を示すものと解釈されており、成績など能力の差に応じるものではございません。  最後に、本件に対する区教委の考え方ですが、基本的な考え方となりますが、学校教育法では市町村は区域内に小中学校を設置しなければならないと、義務教育のほうをしなければならないと規定されております。基礎的自治体は義務教育を担うものとしておりますので、一方で、高等学校については国が普通科の見直しを示すなど、学習の方向性に応じた細分化が進むと見込まれておりまして、教育の受ける機会の格差が生じないということを考えますと、都道府県単位の広域的な議論が必要ではないかと考えてございます。  現在、都内にはさまざまな都立高校があり、高等教育を受ける機会は保障されていると認識しておりまして、我が国全体で将来的に少子高齢化が見込まれる中、区独自で高等学校等を設置する必要性は極めて低いものではないかと考えてございます。  以上で説明を終わります。
    146 ◯委員長  間もなく正午になりますが、陳情審査終了後に休憩といたしたいと存じますが、よろしいでしょうか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 147 ◯委員長  それでは、陳情審査まで委員会を続けます。  本件について、質疑を願います。              (「なし」と呼ぶ者あり) 148 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題19 1陳情第60号の2 保育の無償化・待機児童解消・保育士の処遇改                  善のための必要な措置を求める陳情 150 ◯委員長  次に、議題19「1陳情第60号の2」を議題といたします。  本件は新規付託でありますので、事務局より朗読を願います。                 (事務局朗読) 151 ◯委員長  理事者から、説明を願います。 152 ◯学務課長  本件の陳情の趣旨は、幼稚園において全てのこどもたちの食材を公費負担とすることを求めるものでございます。  このたびの幼児教育・保育の無償化に伴う本区の食材費の取り扱いですが、保育園につきましては、これまで主食費を公費負担とし、副食費については保育料に含めておりましたことから、食材費を公費負担としたところでございますが、一方、幼稚園につきましては従前より主食費、副食費ともに実費徴収であったことを踏まえ、無償化後も同様の取り扱いを維持したところでございます。  長時間保育を行う上で調理室を必置、給食の提供を義務としております保育園とは異なりまして、幼稚園では各園の教育理念や経営方針によって、給食の有無、回数また提供方法もさまざまでございます。仮に食材費を公費負担とした場合、その対象は給食実施園のみに限定されますので、給食を現在全園で実施していない区立幼稚園と私立幼稚園との間、また私立幼稚園同士でも差を生じることとなり、統一的な対応は困難であります。  こうした状況もあり、現時点において幼稚園の食材費を公費負担とする考えはありませんが、低所得者等への対応といたしまして、年収360万未満相当世帯と第3子以降につきましては、国の補助事業を活用し、食材費のうち副食費を免除とする経費を今定例会の補正予算案に計上しているところでございます。  以上でございます。 153 ◯委員長  本件について、質疑を願います。 154 ◯赤羽目民雄委員  幼稚園給食の無償化ですけれども、10月から幼児教育・保育の無償化が始まりまして、目黒区ですとか北区でも幼稚園の完全無償化が行われているということなんですけれども、23区内の幼稚園で給食の給食料を無償化にしているところってどのくらいあるのか。それから今、今度国の補助事業を活用して、副食費も補助、低所得者への助成を始めるということなんですけれども、いろいろな形があると思うんですけれども、完全無償化にした場合、どのくらいお金がかかるのかというのはもう計算されているんでしょうか。 155 ◯学務課長  幼稚園について食材費を公費負担とした区の数でございますが、いずれの区も現在開会中の定例会で審査されている状況もあり、全てを把握はしてございませんが、今、お尋ねの区も含め3つから4つであると認識しております。保育園のほうにつきましては、給食費を公費負担とした区が本区を含め18区あると聞いておりますので、どちらかといえば保育園は公費負担だけれども、幼稚園については先ほど御説明いたしましたが、給食のあり方が保育園と幼稚園とでは異なることから、幼稚園については実費徴収を維持するという区のほうが多いと確認をしております。  以上でございます。  それから済みません、もう1つのお尋ねでありますけれども、無償化の経費でございます。大変失礼いたしました。現在の幼稚園児を全て無償とした場合の概算でございますけれども、年額で3億円程度と試算しております。  以上でございます。 156 ◯委員長  いいですか。ほかにございませんでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯委員長  本件は継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 158 ◯委員長  御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。  陳情審査が終わりましたので、これから休憩といたします。なお、再開は1時といたします。               午後0時05分 休憩  ────────────────────────────────────               午後1時00分 再開 159 ◯委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 令和元年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び            執行の状況の点検及び評価について 160 ◯委員長  報告事項1「令和元年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 161 ◯庶務課長  では、報告事項の1、令和元年度江東区教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、御説明、御報告いたします。資料6に沿って御説明してまいります。  まず、1ページへお進みください。初めに1、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施についてとありますが、区教育委員会では地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、毎年重要課題や主要の施策への取り組み状況について点検と評価を行っております。今回は、平成30年度江東区教育委員会の主要施策について報告書にまとめたところでございます。  2ページへお進みください。点検・評価を行う点検・評価委員会の委員は、学識経験者として昭和女子大学大学院の小川教授と国士舘大学の小野瀬教授にお願いしたほか、公募区民2名、校園長会の代表者、小中幼のPTA連合会長の計10名にお引き受けいただいたところです。  点検・評価委員会は下段にありますとおり、7月に2回開催いたしまして、教育委員会事務局より各施策の取り組み状況について報告した後、各委員より質問や御意見等をいただく形で実施いたしました。  次に、4ページ、5ページへお進みください。こちらは点検・評価の対象である重要課題と平成30年度の具体的な取り組みでございます。本区の主要施策は重要課題として東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取り組みのほか、4つの施策の柱とそれにひもづく13の重要施策で構成しております。また、具体的な取り組みとして1)から47)の取り組みの重点を設定してございます。  6ページから33ページにかけまして、平成30年度の実績と今後の方向性について記載しておりますが、今回は点検・評価の委員からいただいた意見について主に御報告したいと存じます。  恐れ入りますが、資料の34ページをお開きください。5、点検及び評価結果でございますが、こちらは点検・評価委員よりいただいた評価や意見の御提言等を13の重要施策ごとに取りまとめたものとなっております。  まず、重要課題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取り組みにつきましては、区独自の施策として会場視察やアスリート派遣、諸外国への関心づけを行うなど、オリンピック・パラリンピック教育を推進している点を評価いただき、今後もこどもたちに多くの経験をさせていくべきとの御意見をいただきました。  次に、施策の柱Iの重要施策1、確かな学力の向上では、教員がこうとう学びスタンダードについて理解し、指導につながっていることに対して評価していただいた一方で、ICT教育の環境整備や教員への支援が必要だという御指摘がありました。  重要施策2、思いやりの心の育成では、オリンピック・パラリンピック教育などを通したさらなるボランティアマインドの醸成について期待するとの御意見を頂戴しました。  重要施策3、健康・体力の増進では、拠点校方式の部活動や部活動指導員制度による部活動の活性化について評価をいただきました。  重要施策4、就学前教育の充実では、今後策定していく幼稚園スタンダードに対する期待の声をいただきました。  重要施策5、教員の資質・能力の向上では、若手教員や転入教員を対象とした授業力改善支援チームによる教員育成について評価をいただきました。  続きまして、施策の柱IIの重点施策6、個に応じた教育支援の充実では、学習支援員の増配置など、本区の特別支援教育に対する評価と、さらなる充実に対する期待の声をいただきました。  35ページへお進みください。重要施策7、いじめ・不登校対策の充実では、こどもの行動や言動から未然に察知する現場の力やいじめを許さない姿勢を示すことで、いじめの認知及び解消について確実な対応を図っていくように提言がありました。  重要施策8、教育環境の整備・充実では、体育館の冷暖房施設や防犯カメラなど、ハード面での充実を図られていることへの評価をいただきましたほか、ソフト面でのさらなる充実について期待の声をいただきました。  次に施策の柱III、重要施策9、地域に根ざした教育の推進では、学校支援地域本部の取り組みや成果に対して評価をいただくとともに、その情報発信を充実していくことで、さらなる認知活動の強化を図るべきとの提言をいただきました。  重要施策10、開かれた学校(園)づくりでは、学校公開時や運動会、文化祭などにおけるセキュリティー対策について継続的に検討するようにとの御提言をいただきました。  次に施策の柱IV、重要施策11、家庭教育・地域教育力向上への支援では、家庭教育講演会の質の高さに対して評価をいただいたほか、PTA研修会が子育てのスキルアップや不安解消につながっているとの声をいただきました。  重要施策12、健全で安全な社会環境づくりでは、江東きっずクラブを全小学校及び義務教育学校に整備したことによる評価をいただいた一方で、その活動場所やスペースの確保について引き続き検討する必要があるとの御指摘をいただきました。  重要施策13、図書館機能の充実では、多くの中学生を図書館の職場体験に受け入れるなど、読書活動の支援が図られており、今後も地域の情報拠点としての図書館の充実に期待の声をいただいたところでございます。  ページをおめくりいただきまして、36ページへお進みください。委員長を務めていただいた小川教授の講評でございます。  小川教授からは、着実な成果の確認・評価と先を見据えた教育行政への取り組みへの期待としまして、3点ございました。まず1点、重要課題、東京2020大会への着実な取り組みとありますが、これまで区が独自に取り組んできたオリンピック・パラリンピック教育に対して、改めて高い評価をいただきました。今後も本区から世界へ羽ばたくこどもを育成するため、こどもたちが夢や将来への希望を持ち、世界的な視野や可能性を広げられるような取り組みに期待するとの言葉でございました。  また、2つ目、こうとう学びスタンダードのネクストステージへの取り組みへの期待とありますが、これまで区の教職員がこうとう学びスタンダードを理解、実践し、その効果はこうとう学びスタンダード定着度調査にもあらわれていること、こちらに高い評価をいただきました。今後、こどもの成長、発達の連続性を重視したネクストステージとしての幼稚園スタンダードの策定に期待するとのことでございました。  最後に3つ目、地域や保護者との信頼関係の構築と連携、協働を目指す学校(園)づくりへの取り組みとありますが、これまでの学校(園)における学校評価や学校公開、積極的な情報発信に対して評価をいただきました。今後は新しい時代の教育として、学校と地域の連携、協働をさらに発展させ、区独自のコミュニティ・スクールを導入するなど、こどもを取り巻く関係者が一体となって、本区の教育行政を推進していくべきとの提言をいただいたところでございます。  資料の説明は以上となりますが、この報告書につきましては、本日文教委員会終了後に区民向け公表する予定でございます。  今回の点検・評価は現行の教育推進プラン・江東(後期)では3回目となりますが、点検・評価委員の皆様からは、区の教育施策が着実に推進しているとの評価をいただいたところでございます。引き続き、未来を担う江東区のこどもたちのため、区を挙げて取り組んでまいります。  以上で、駆け足でございましたが、本件の説明は終わりたいと思います。  以上でございます。 162 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 163 ◯山本香代子委員  この重要施策の5と7に絡んでちょっとお尋ねしますが、いじめは本来こどもの中で起こるものだと思っていましたが、ここ数日、教師のいじめの問題がテレビ等で報道されております。  そこで今までの江東区、こどものいじめではなくて教師のいじめというものがあったのかどうか、ちょっとお尋ねします。 164 ◯指導室長  教師のいじめはあったのかということでありますけれども、本区においては、教師のいじめということでの報告はいただいておりません。 165 ◯山本香代子委員  それでは、そういったことはないということでございますが、その辺ちょっと表向きはちゃんとした指導もできる教師が今回起こしたいじめと私は認識しているので、その辺ちょっと、今後そういったこともこの重要施策5番でしっかり取り組んでいただきたいという要望でございます。 166 ◯千葉早希恵委員  済みません、お願いします。  施策2と7と9について、それぞれお伺いします。2のところで自分にはよいところがあると思う児童・生徒の割合ということで、29年度から30年度に飛躍的に伸びていて、いわゆる自己肯定感が高い児童・生徒がふえたということですが、これについてはどのような評価をしているでしょうか、伺います。  施策の7のところでは、ごめんなさい、これは1つずつ聞いたほうがいいですか。           (「まとめてでいい」と呼ぶ者あり) 167 ◯千葉早希恵委員  全部で大丈夫、済みません。  不登校の未然防止策に力を入れていくということですが、具体的にどのように保護者、児童と、例えばこの施策の中のブリッジスクールだったり相談学級だったりといういろいろ相談できるところがあると思うんですが、学校がどのように対策をしているかというその具体的な例をお示しください。  それと、スクールソーシャルワーカーは今区には4名いるということで、その稼働率というか、1校に対してどのぐらいの時間をかけているのかであったり、その1人のソーシャルワーカーの方がどのぐらい年間で動いているかということを伺います。  施策9で、地域に根ざした教育の推進というところで、課題と今後の方向性というところで、コミュニティ・スクールの体制を整えていくということなんですが、コミュニティ・スクールというのは具体的にどういうものなのかということと、今年度モデル校によって実施されているということなんですが、今の実施状況というのを伺います。  以上3点、お願いします。 168 ◯指導室長  まず、自己肯定感の醸成についてでございます。自己肯定感については、こどもたちが頑張った部分をきちんと見取って、それを評価していくということが一番大切であると考えております。1つは道徳教育のところの中で考え、議論する道徳ということ、また、特別の教科化のところの中で、こどもたちを適切に評価するというところが現場の中でも意識が高まりつつあるというところが大きいかと思っております。ですので、一人一人を丁寧に見ていく、その結果の中で自己肯定感は少しずつではあるんですけれども、高まりつつあるところに近づいてきているかと考えております。  それからもう1点、不登校のところについてお答えをしたいと思います。不登校の未然防止につきましては、各学校でまず心がけていることは早期の対応ということになっております。ですので、休み始めのところの中で、できる限りその状況で情報を共有して適切な対応をしていくということになっております。ですので、休みが2日、3日とたまってきたときについては、すぐに担任、あるいは管理職がその連絡を受け、個別に保護者、あるいは本人と対応できるように、またその流れの中で、こどもがどのような悩みを抱えている中で不登校の状況が生じているかということについては、カウンセラー等も連携を図りながら、一人一人に寄り添った対応をしていくことによって、まずは未然防止、そして早期対応のところについて心がけていくということを行っているところでございます。 169 ◯教育支援課長  スクールソーシャルワーカーについてのお尋ねについて、御説明申し上げます。  まず、スクールソーシャルワーカー、昨年度ベースですけど、4人で170名のこどもに対応しています。1人平均40名ということになりますが、ただ、これはこどもの状況によって非常に重い子と、糸口さえ開けば何とか学校に復帰できる子といろいろとこどものケースによって違いますので、平たく言うと40名程度ということになっています。  スクールソーシャルワーカーの活動の主な目的ですけれども、学校の問題解決能力を高めると、学校とともにこどもたちが登校できるように、そして、学校の中で学校生活を順調に送れるような環境づくりをするということになっておりますので、各学校を巡回するとともに、ただ、学校はだめという子もいますので、その場合には家庭訪問等で個別に一対一で学校じゃない立場で、こどもにアプローチするという活動をあわせて行っているところでございます。  そして、スクールソーシャルワーカーも含めてですけれども、教育相談で得ている各学校の情報については、毎週水曜日に情報共有のケース会議というのを必ず定期で行っておりまして、どの学校でどのようなお子さんが苦しんでいるというところは情報共有しながらチームでやるとともに、非常に重篤なケースに関しては、大学から専門の方をお招きして、月2回、スーパーバイザーという方をお招きして、カンファレンスを行って対応しているところでございます。  以上でございます。 170 ◯地域教育課長  それでは、コミュニティ・スクールについて簡単に御説明します。  比較的類似の機能といたしまして、学校評議員会というのがございます。この評議員会というものが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律という法律に基づいた組織へと変換するようなものでございます。  これはもうちょっと具体的に申し上げますと、学校と地域の方、こういった方が学校をどのように運営していくか、そのような運営方針をお互いに合意形成をとりながら承認をしていく、そのようなシステムです。そのほかいろいろ課題がございますけれども、そのような課題に対して連携しながら考えていくと、そんなようなものを導入した学校がコミュニティ・スクールというものでございます。  具体的なモデルとして、先ほどちょっと状況についての御説明、御質問がございましたけれども、八名川小学校、こちらが比較的これまでの地歴的な状況もございますけれども、学校と地域がうまく連携して一体となって学校運営を進めておりますので、そこが江東区のコミュニティ・スクールのモデル校として今現在位置づけているところでございます。  以上でございます。 171 ◯千葉早希恵委員  済みません、その連携というのをもう少し具体的に知りたいのと、あと、具体的に何をすることが連携で、地域の方々と学校が実際にやっていること、今八名川小でやられていることというのは、ほかの学校にも今後こういうケースがありますよということで紹介していくことなのか。ちょっとそのあたりをもう少し詳しく教えてください。 172 ◯地域教育課長  連携といいますと学校評議員会というのは一定程度の同じ会合、会議体の中でコミュニケーションをとるというような状況でございましたが、それはそれぞれの知見に基づいて双方の考え方をある程度述べ合うというような形でしたけれども、今回のこの連携というのは比較的同じ方向、同じベクトルを持って、どのようにこの学校を運営していくかということを同じ会議体ではございますけれども、合議制の機関として意思決定をしていく場というのが連携という、そのような形で国のほうも紹介しているところでございます。  それから、八名川小学校におきましては、現在モデル的にということでありますけれども、このような学校運営の方針について、きちんとビジョンを持った上で学校に対して意見を申し述べたりとか、逆に学校のほうから地域に対してこのような事案があるので、地域に協力してほしいとかそのようなお互いの相互通行のコミュニケーションをとって、今、運営をしているというところでございます。  以上でございます。
    173 ◯赤羽目民雄委員  施策の柱II、安心して通える学校づくりの推進から伺いたいんですけれども、まず、いじめ対策なんですが、この間やっぱり社会問題になっている中で、区としてもさまざまな事業に取り組んでいると思うんですけど、最近聞かなくなったんですが、学校裏サイトについて監視事業というのを取り組んでいたと思うんですけど、それが今現状どうなっているのか。そのいじめ防止、早期発見、そういうところに力発揮しているのかどうか、今後どういう方向で進めていこうと思っているのかと。  それから、重要施策の8、教育環境の整備・充実でハード面、ソフト面両面充実が必要だということなんですけれども、教育費負担の軽減を図って、安心して学校に通える環境づくりというのも必要だと思うんですけれども、それがこの御報告の中でどこかにうたわれているのか。そこを伺いたいと思います。 174 ◯指導室長  まず、安心して通える学校についてということで、学校裏サイトの監視についてということで御質問いただいたところです。  学校裏サイトにつきましては、現在、今実際にホームページについて、裏サイトというような形で運営しているのはほとんどないという状況に今なってきました。実際この事業を行い始めたときに、裏サイトについての防止ということ、対策ということで事業を行ってきたところですが、今現在、内容といいますか、対応が移行してきまして、例えばこどもたちがツイッター等で発信したときに、その発信の内容についてある意味、その子を攻撃したりすることがないかどうか、あるいは発信したものが失敗をして炎上してしまったりすることがないかどうかというようなことで、どちらかというとこどもたちを守るという観点で今移行しているところです。  例えば、こどもの学校名や、それからこどもが例えば自殺をしたいみたいなものをほのめかしたものとか、そういったものなどをキーワードでひもづけをしまして、こどもがいわゆる危険にさらされているような状況があったときに、ネット監視をしながら早期発見をし、学校、あるいは専門機関と連携をとりながら、こどもたちを守るというような対応をしているのが今のこの裏サイトに関する事業についてです。  今後につきましても、今のような形でこどもたちのSNS等の対応、多様化しているところがありますので、1つは情報モラル教育、これは新しい学習指導要領のところの中で具体化されていますので、まずはこどもたちに基本的な情報社会で生きていくモラルをしっかりと身につけさせる教育、これをもう一段階充実させていくとともに、今のような形で失敗をしたときにできるだけ対応できる、そういうこどもたちが安心して守れる体制づくりをしていきたいと考えております。  以上です。 175 ◯学務課長  教育の費用の経済的負担の軽減に関しましては、重要施策の11の29ページ、主要施策(4)の就園・就学・進学に関する経済的支援の充実の中に盛り込んでおりまして、今後も引き続き実施をしてまいります。  以上でございます。 176 ◯赤羽目民雄委員  学校裏サイトの事業のことは、よくわかりました。これは実際、その自殺をほのめかしたりとかひもづけして、それがわかって学校側にお知らせした件数なんていうのは、具体的にどのくらいあるのか。それから、ツイッターなんて匿名性が高くて、特定するのは非常に難しいんじゃないかなと思うんだけど、それをどういうふうにしてわかるようになっているのか。  それから、ちょっと聞き漏らしちゃったんですけど、学習支援ということで今度生活保護の低所得者や世帯に向けて、小学校4年生から教育支援が拡充されますけれども、そこでこの教育委員会も当然連携してやっていくと思うんですけど、そういうところの貧困の連鎖を断ち切るという学習支援について、その辺の見解を伺います。 177 ◯指導室長  まず、多様なケースということであるんですけれども、さまざまな度合いによって、実態に応じてといったところでありますので、数件という形で回答させていただきたいと思っております。  また、ツイッター等につきましては、どうしても鍵をかけているところの中に入り込んでということは難しいところでありますので、公開されているものの中で、その中での対応ということになっております。  以上です。  貧困のところの連鎖というような話もあるところであるんですけれども、基本的にはこどもたちが学習の中で困らないようにということで、一人一人のところに学校のほうが個別に対応しているというところが状況としてあります。また、その中で家庭の中にはスクールソーシャルワーカー等も派遣をしておりますので、その家庭の状況を鑑みたところの中で結びつけて、学校のほうでその状況を把握しながら対応していっているというところでございます。 178 ◯福馬恵美子委員  これが3回目になる報告がきょうされたわけですけれども、要はこの報告書をもとに何をするかということが問われていると思うんですね。この報告書をつくるに当たっていろいろ情報提供をして、評価委員会で評価、審議をされたわけですけれども、私はそもそも2回の評価でこれだけの文章をまとめるということが、本当に点検・評価委員の方々がしっかり理解をして、このことに向き合っていただいたとは思いますけれども、どこまで理解をされているのかという疑問を感じます。これだけの分量をただの2回の経過で審議をして、それで結果を出すというやり方というのが本当に評価のための評価になっていないかという疑問を一つ思いますが、その辺の認識。  それと、点検・評価結果には、何々に期待するということで結ばれておりますけれども、じゃあこれを受けて元年度に何を、今度はこれが今出たんですから、令和2年度に何をこの中から重要課題として捉えて、もう何をどういうふうに展開をする。そういうつくり上げるのはどこが主体性を持ってされるのか、その2点、評価の内容以前の問題なんですけど、お示しください。 179 ◯庶務課長  点検・評価委員会については、2日間のタイトな日程ではございますが、午後全部使うぐらい、割と長時間に及ぶ内容でございます。そして、参加している委員についてはPTA、実際に学校の保護者の代表であるPTAの会長さん方、それから、学識で初等教育、中等教育に堪能な有識者の先生方、そして、学校長会、校園長会の園長先生方と、教育部門に興味のある一般区民公募の方が参加されておりまして、私どもが整理をして、一つ一つ説明をして不明な点、頑張っているなと思う点、疑問に思う点についておのおの質問をされて、それに対して答弁していくというような形で進めてございます。  確かに福馬委員おっしゃるように、その短時間で全てがわかるかと言われてしまうと、もう少し時間をかければもっとより具体的にわかるのかという思いはございますが、全体的に江東区の教育施策大綱を推進する上での教育振興の基本プランであるこのプランがちゃんと進んでいるかどうか、この辺を重点を置いて評価をいただいているところでございます。  いただいた評価につきましては、それぞれの重点施策の中で毎年予算取りをしながら少しずつ進めていくわけですので、そのサイクルの中で改善を含めて進めていくという形態になってございます。  以上でございます。 180 ◯福馬恵美子委員  外部評価の中、外部評価委員会というのがあります。御存じのとおりだと思いますけれども、その中で一般の区民の方が来られる場合は、一般の区民の方には事前に資料を渡して、それを読んでいただいて、その上でいろいろな質疑応答を、専門家の先生方と質疑応答を役所の人が、理事者がやる。それを聞いた上で一般の区民の方は評価をされると、あるいは疑問に感じるところを書かれるというやりとりをした上での外部評価。最終的には、外部評価は役所が責任を持って外部評価するわけです。外識者、いろいろな方が、専門家が評価をした上に、それを受けて江東区として最終的な評価をされるわけですけれども、この点検・評価においては、この評価を受けた区教委としてはどういうふうに次への進め方をされるのですか。それがきちんとされてないと、評価のための評価になると言わざるを得ないんですね。  先ほども言いましたけど、何々に期待するという評価の羅列でした。その期待をするのは何に期待して、それをどう今度はプランにするかということが求められるわけです、評価をするには。だから、その辺のことが評価をしたから終わりじゃなく、評価をして何のために、さっき言われたように予算取りのためとおっしゃいましたけれども、予算だけじゃなくソフトの問題、あるいは人のこと、それぞれのことがあろうと思いますけど、その辺の役割を担っているのは庶務課なんですか、それとも次長はこういうことに対してどういうふうに思われますか、教育委員会として。 181 ◯庶務課長  推進プランの施策の進め方については、それぞれを担任する所管課がその進める上での責任者として機能しておりまして、こうしたことを地教行法の中で、その点検・評価の結果を議会に報告しなさいというこの管理体制があるからこそ、しっかり推進しているんだという裏づけでもあるのかなと考えてございます。  他の区市町村によりますと、やはりこの法に定められた点検・評価ですけれども、ことしはこの1項目だけとかいろいろなやり方があるようです。少なくとも首長の定めた教育施策大綱、これがちゃんと進むようにということで、裏づけられた計画を着実に進めるための手法であると認識してございます。  もちろん指摘をいただいた部分、いいことはより伸ばし、悪いことは改めるようなそういうベクトルを向いて取り組んでまいります。  以上でございます。 182 ◯教育委員会事務局次長  この点検・評価ですけれども、いろいろな委員から、さっきの質問の中で、公募区民とかこのあたりにつきましては事前に資料を送付して、ある程度説明をした上で、この会議に臨んでいただいているというような形でございますので、その辺については理解をいただく。ただ、それだけでは足りないという部分については承知してございますので、その辺の丁寧な説明の仕方については今後検討していきたいと考えてございます。  それと、この一つ一つの点検の評価のいただいたいろいろな中身、具体的な部分につきましては、必ず一つ一つの重点施策ごとに教育長も含めて、我々が各課長とヒアリングをしながら一つずつ、来年度についてはこういった具体策をやろうと。これはちょっと長期的に考えなきゃいかんという部分を、学校現場、ソフトについてもハードについてもそれをしっかりと話し合いながら続けているというようなところでございますので、その辺についてしっかりと今後ともやっていきたいと考えてございます。 183 ◯福馬恵美子委員  そういう答弁が聞きたかったんですね。ちゃんとやっているなら説明の中にそのことを入れるべきですよ。そうしないと、この資料だけでは私たちは見えてこない。  そして、今の点検・評価のあり方が決してベストじゃないと思いますし、いろいろなやり方があるともっと資料を出して、事前に説明をするとかという話も必要かもしれません。で、3年やれば1つのサイクルができ上がると思うので、ぜひよりよい点検になり、よりよい評価になり、その次の検証、そして、次のプランにつなげていただくように要望しておきます。 184 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 185 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 改築・大規模改修等工事期間中の学校移転先について 186 ◯委員長  次に、報告事項2「改築・大規模改修等工事期間中の学校移転先について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 187 ◯学校施設課長  それでは、資料7をごらんください。  黒い四角の1番目、第二大島中学校ですが、令和2年から令和4年度にかけて、改築工事を予定しております。工事期間は令和2年7月から令和4年の6月末にかけて実施し、学校の移転期間は令和2年7月の夏休みに移転し、令和4年7月の夏休みに戻る予定でございます。移転先としましては、大島仮校舎で徒歩による通学を予定してございます。  次に、2番目の南砂中学校になりますが、令和2年から令和3年度に大規模改修工事を予定しております。工事期間は令和2年7月から令和3年の6月末にかけて実施し、学校の移転期間は令和2年の7月の夏休みに移転し、令和3年の7月の夏休みに戻る予定です。移転先は、南砂仮校舎で徒歩による通学を予定してございます。  次に、3番目の数矢小学校になりますが、令和3年から令和4年度に収容対策による増築工事と既存校舎の大規模改修工事を予定してございます。工事期間は令和3年7月から令和4年の7月末にかけて実施しまして、学校の移転期間は令和3年7月の夏休みに移転し、令和4年7月の夏休みに戻る予定です。  移転先としましては、南砂仮校舎でスクールバスによる通学を予定してございます。  説明は以上です。 188 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 189 ◯にしがき誠委員  ちょっと何点か確認をさせてください。  これ、来年度移転というか、仮移転入るところもあれば、再来年年度のところもありますということなんですが、これは今のタイミングで学校ガイドが配られているところだと思うんですけれども、これは学校ガイドへの掲載についてはどのタイミングで、来年度の分はもう掲載されているんだろうと思うんですが、この数矢なんかは再来年度ですから、そこがもう既に学校ガイドに載っているのかどうかというのをまず知りたいです。  あと、スクールバスということで、特に小学校1年生の保護者ですから、今の幼稚園でいう年少さんの保護者なんかは、小学校に上がる1年生の年にスクールバスが途中から始まるということで、親子で登園していた状況から、こどもが1人で学校に行ってそこからバスということになると思うので、非常に不安が大きいと思うんですが、このバスについては今までも例があると思うんですが、例えばPTAとか保護者の方の立ち会いとか点呼とか、そういった要請を保護者側にするのか、もしくは保護者の方が自発的にこうやってくださったのか、ちょっと過去の経験値も含めて教えていただきたいのと、あとこのスクールバス、この会社についてはどのような形で選別をしていくのか、このあたり以上3点だと思いますが、質問です。 190 ◯学校施設課長  まず、学校ガイドにつきましては、2年前から掲載するようにしてございます。  それと次に、スクールバスにつきましては、立ち会い等に関しましては、PTA等もその学校ごとに違うんですけれども、立ち会う場合もあれば保護者が寄り添う場合もありますので、そこは学校ごとで違うと思っています。ただ、点呼につきましてはシルバー人材派遣を各バスに乗せていますので、そこで点検をしながらバスを出発させているという状況でございます。  バスの会社につきましては、入札で決定をしてございます。  以上です。 191 ◯にしがき誠委員  今、御答弁いただいて2年前ということは数矢はもう掲載しているということなのか、ちょっとそこははっきり知りたいのと、もう2年前は過ぎているので、ちょっとそこを知りたいのと、あとごめんなさい、ちょっと先ほど聞き漏れたんですが、こういった移転等が学校選択にどう影響を及ぼすのかということを想定されているのか。もしくは、過去にこういった例で学校選択に影響があったよというデータがあるのかどうか。多分これね、小学校の親ですと入った年に2年間別のところに行って、1年別のところに行って、また違う学校に戻ってくるというと嫌がる。だったら、例えば数矢だったらもう臨海か平久行かしちゃおうかなみたいな、そんな親も出てくるはずなんです。そのあたり、ちょっと何か経験値とか、お考えがあればお示しください。 192 ◯学校施設課長  1番目の数矢小学校につきましては、ことし掲載をさせていただいて、2年間ということになります。  以上です。 193 ◯学務課長  増改築等が学校選択に及ぼす状況ということですけれども、確固たるデータを特にとっているわけではございませんが、それぞれの児童・生徒本人、あるいは保護者のほうで今にしがき委員御指摘のような判断によって、選択希望先を変えるといったようなことは実際にあるのかなというふうには認識しております。  あと、増改築を行うような学校は、収容対策の都合上、他の学区域からの児童の受け入れをしていない場合も多いので、そういった場合にはそもそも選択の余地はないということになろうかと思います。  以上でございます。  改修情報のほうは学校ガイドに載せているので、それを見ながらそれぞれの保護者が判断をしているところと考えます。  以上でございます。 194 ◯にしがき誠委員  今、御答弁いただいたのはわかったんですけど、僕、聞きたかったのは逆なんですね。要は周りの学校に行っちゃうんじゃないかと。で、多分その辺ももし事前に何か把握できるんであれば、しておくとより精緻な学校収容対策というのが組めるんじゃないかと思うんですが、そこはどうでしょうか。 195 ◯学務課長  先ほども御答弁申し上げましたが、失礼いたしました。他区への選択ということだと思うんですけれども、学校ガイドのほうには適切な時期に情報提供ということで掲載をしておりますので、それを見ながら児童・生徒本人、あるいは保護者のほうで選択をしていただくということに尽きるかと存じます。  以上でございます。 196 ◯赤羽目民雄委員  数矢小学校は600人を超える大きな学校だと思いますけれども、教室は南砂仮校舎は今、深川四中が使っていて、体育館も狭いよとか、それから、教室もちょっと小さいよという声を聞いているんですけども、十分な確保はできるんでしょうか。  それから今、通学バスの話が出ていましたけれども、600人を超える大きい学校ですから、バスは何台ぐらい毎日あそこの周りに停車するのか。それに伴って今までもスクールバスを利用されていたと思うんですけれども、地域の方への配慮というのはどういうふうに検討されているのか伺います。 197 ◯学校施設課長  赤羽目委員御指摘のように、数矢小学校につきましては600名を超える大きな学校となってございます。南砂仮校舎につきましては、約30クラスまで対応できるような状況になってございますので、仮校舎としては問題ないかと思ってございます。  バスにつきましては、数矢小につきましてはまだ2年後ということで、想定なんですけれども、二砂小と同じほぼ規模的には大きい学校ですので、大型バスで大体13台程度を考えてございます。ですので、南砂仮校舎の前に順次バスがくるような形で、ルートを検討しながら余りバスが待機しないような形で今までどおり対応していけると考えてございます。  また、地域に関しましては学校長も含めまして、自治会の会長、それと周辺の地域への御説明はしながら、仮校舎を使わせていただいております。  以上です。 198 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 199 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 令和元年度「全国学力・学習状況調査」の江東区の状況につ            いて 200 ◯委員長  次に、報告事項3「令和元年度『全国学力・学習状況調査』の江東区の状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 201 ◯指導室長  それでは、令和元年度「全国学力・学習状況調査」の江東区の状況について御報告をいたします。資料8をごらんください。  本調査は毎年小学校6年生、中学校3年生を対象に文部科学省が4月に実施しているものでございます。例年教科に関する調査は国語と算数、数学について、主に知識に関するA問題と、主に活用に関するB問題に分けて実施しておりましたが、ことしより問題の構成が変わりまして、一体的に出題されることになりました。このほかに質問紙調査、いわゆるアンケート調査を行っております。  それでは、まず小学校の状況についてでございます。配付のペーパーベースの資料をごらんいただきたいと思います。真ん中の縦長のボックスです。  5、教科に関する調査の結果の概要をごらんください。教科に関する調査の正答率と全国の平均値を100としたときの計算値を記載してあります。平成27年度から5年間の結果を記載しておりますが、小学校は全ての調査において全国平均、都平均を上回っております。  令和元年度の表をごらんください。国語については全国平均100に対して106.3で、東京都平均より4.7ポイント高くなっております。算数については110.4で、東京都平均より5.9ポイント高くなっております。  次に右上の6、江東区長期計画(後期)の指標との関連をごらんください。令和元年度における長期計画(後期)の小学校の目標値、こちらにつきましては109という形になりますが、今年度の数値については108.4で、目標値まであと0.4となっております。昨年度は目標値をクリアしており、ここ数年で見ますとほぼ目標を達成できている状況であると考えております。また国語、算数の授業がわかると回答した児童の割合は前回を上回り、どちらも目標値をクリアしており、確実に授業改善が進められているものと考えております。  次に7、質問紙調査の結果の概要をごらんください。児童の回答の中から特徴的なものについて、記載いたしました。  1点目の学校生活についてですが、「学校に行くのは楽しいと思う」と回答している児童は、国や都とほぼ同じ値となっており、80%を超えております。2点目の自己肯定感や3点目のいじめについてですが、「自分にはよいところがある」と回答している児童は、国や都をやや下回っておりますが、差は小さくなりつつあると考えております。4点目、地域とのかかわりについてですが、「地域や社会をよりよくするためには何をすべきか考えることがある」と答えた児童の割合は、国や都より3ポイントほど高くなっております。  次に8、こうとう学びスタンダードとの関連をごらんください。今回の児童へのアンケート調査の中で、学び方スタンダード、国語スタンダードの内容と関連する項目の状況について取り上げてみました。小学校6年生では家庭学習について1日に60分以上勉強する児童、自分で計画を立てて勉強する児童は、国や都に比べて高くなっております。読書への親しみについては、1日に30分以上読書している児童、図書館を月に1回以上利用している児童の割合は国や都より高くなっており、読書に親しんでいる児童が多いと言えます。  続きまして、中学校の状況についてです。資料裏面になります。  まず、中央の5、教科に関する調査の結果の概要をごらんください。全国を100としたときの江東区の計算値は国語、数学ともに昨年度より高くなっており、全国平均、都平均を上回りました。少人数習熟度別指導や中学校教科交流等の授業改善の成果があらわれてきたと捉えております。  次に右上の6、江東区長期計画(後期)の指標との関連をごらんください。昨年度の計算値を0.7ポイント上回っており、目標値を0.6ポイント上回りました。また、国語の授業がわかる生徒の割合は、前回より0.5ポイント低くなりましたが、数学の授業がわかる生徒の割合は、3.4ポイント高くなっております。これまでの成果を踏まえ、中学校における授業改善の取り組みをさらに充実させてまいります。  次に7、質問紙調査の結果の概要をごらんください。1点目の学校生活についてですが、「学校に行くのは楽しいと思う」と回答している生徒は、国や都を上回り80%を超えています。2点目の自己肯定感や3点目のいじめについてですが、「自分にはよいところがある」、いじめは「どんな理由があってもいけないことだ」と回答している生徒は、国や都をやや下回るものもありますが、差は小さくなってきております。4点目、地域とのかかわりについては、「地域や社会をよりよくするために何をすべきか考えることがある」と答えた生徒の割合は、国や都とほぼ同じ値となっております。  次に8、こうとう学びスタンダードとの関連をごらんください。今回の生徒へのアンケート調査の中で、学び方スタンダード、国語スタンダードの内容と関連する項目の状況について取り上げました。中学生では、家庭学習について1日に60分以上勉強する生徒は国や都を上回り、自分で計画を立てて勉強する生徒は国や都とほぼ同じ値となっております。読書への親しみについては、1日に30分以上読書をしている生徒、図書館を月に1回以上利用している生徒の割合は、国や都よりやや低くなっており、読書に親しむ取り組みを一層進めていく必要があると考えております。  全国学力・学習状況調査について、本区の数値をこれまでと比較し、御説明させていただきましたが、これらの結果はあくまでも本区の児童・生徒の調査結果の平均としての結果であります。今後、各学校には個人の結果、学校ごとの結果が返却されますので、各校でそれぞれの結果について分析し、一人一人の課題について改善を図っていくことが重要であると考えております。  本区といたしましても改善点を明確にし、今後の授業改善、施策展開につなげてまいります。  報告は以上でございます。 202 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 203 ◯赤羽目民雄委員  学力テストについて、これは2007年から始まって、もう10年がたつんですけれども、やっぱり説明を伺っていますと、全国と全都との平均から見てどうかというようなお話があるんですけど、今、室長さんの説明があったとおり、学校に返して一人一人の指導に生かすんだということなんですけども、具体的にどんなところがこの間改善の方向として生かされてきたのか。  それから、この間の新しい動きとしては、福井県議会で教員の多忙化解消、それから、痛ましい事件が起きて、県議会がもうこの教育の見直しをということで意見書を上げています。そういう今の状況から見て、江東区教育委員会はどう受けとめているのかという見解を伺います。 204 ◯指導室長  一人一人の学力、あるいは個別への対応ということでありますけれども、本区におきましては、先ほどの点検・評価にもありましたとおり、こうとう学びスタンダードの取り組み、これを大きな柱として施策を続けてきたところであります。こちらの取り組みの大きな柱は何かと申しますと、一人一人に寄り添った指導を徹底していくということになっています。ですので、この学びスタンダードの定着度調査については1年生から6年生、また中学校1年生から3年生、全部のこどもたちについて確実な現時点の状況を把握し、そして、個別に対応できるという体制をとってきております。  また、こどもたちの中で定着度の低いこどもについては、放課後学習教室とか土曜スクールとか、こういったところの中で個別に対応できるような状況もつくってきておりまして、また、学びスタンダード講師を配置することによって少人数指導とか、あるいはTT指導ということで、こちらについてもこどもの学びの状況に応じた指導を行ってきたものと考えております。ですので、本区、今回の報告につきましては、平均値で示させていただいておりますけれども、今のようにそれぞれの個に応じた指導の徹底の中で、その結果として平均が高くなってきているということで捉えていただければありがたいと存じます。  また、教員の多忙化の解消についての見直しということです。さまざまな取り組みをしなければならない学校現場があり、その中で教員が本当に多忙の中、一生懸命頑張っているというのが本区においても事実であると考えております。一方で、こどもたち一人一人、先ほどと重なりますけれども、寄り添った教育の充実、これは本区としても外せないものであり、やはり教育の本質ではないかと考えております。ですので、こどもたち一人一人しっかりと見取って、必要な学習を、手だてを講じていく、こちらについては今後についてもきちんと進めていきたいと思っております。その上で、精査できるものについては検討していくという形で進めていきたいと思っております。
     以上です。 205 ◯委員長  ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 206 ◯委員長  それでは、以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項4 専決処分した事件の報告について(損害賠償額の決定) 207 ◯委員長  次に、報告事項4「専決処分した事件の報告について(損害賠償額の決定)」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 208 ◯指導室長  それでは、専決処分した事故の報告について御報告をいたします。資料9をごらんください。  発生年月日は令和元年5月14日、発生場所は江東区千石一丁目5番10号、江東区立千石運動公園内少年野球場に隣接する建物敷地内であります。事故の状況ですが、江東区立千石運動公園内少年野球場において、深川第四中学校野球部の部活動中にバッティング練習の投手役が投げたボールが当該少年野球場の金網フェンスの下部をすり抜け、隣接する建物の窓ガラスに当たり、当該窓ガラスを損傷したということであります。この事故にかかわるけが人はおりません。  専決処分決定年月日は令和元年7月23日、損害賠償額は4万608円であります。報告は以上です。 209 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 210 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項6 第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について 211 ◯委員長  次に、報告事項6「第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について」を議題といたします。  理事者から、報告を願います。 212 ◯江東図書館長  それでは、第二次江東区こども読書活動推進計画進捗状況について、御説明いたします。資料11番となります。  図書館では、平成28年3月に第二次江東区こども読書活動推進計画を策定し、一次計画に引き続き、こどもの読書環境の充実に取り組んでおります。本日は二次計画の3年目に当たる30年度の取り組み実績を御報告いたします。  計画の概要は記載のとおりでございますが、特に1、目標としまして計画の柱に地域が協働して育む、豊かなこどもの読書環境づくりの推進と位置づけ、年代別達成目標として、乳幼児では「本と出会い、本に親しむ」、小学生では「本に興味を持ち、自ら本を楽しむ」、中学生・高校生では「本を活用し、生きる力を身につける」としております。また、施策項目全56施策を大きく4つの分類にしております。  各種取り組みの進捗状況の詳細につきましては、別紙にまとめておりますが、平成30年度の主たる取り組み実績を3に記載させていただきました。  まず、(1)成長段階に合わせた具体的な取組でございますが、1)乳幼児への取り組みとして、地域のつながりづくりと子育て支援情報の発信を目的とした子育てメッセに出展し、赤ちゃん絵本の紹介等を通して、子育て世代が図書館へ足を運ぶきっかけづくりを行いました。  また、2)小中学生への取組としまして、図書館見学や職場体験、学校への本の団体貸し出し及び小中学校との図書委員との交流を行い、図書館への関心や読書の楽しみを見つける機会を提供いたしました。  3)高校生への取組としまして、高校生ボランティアの受け入れや定期的なテーマ展示を開催し、ヤングアダルト世代のニーズを把握し、図書館利用を促すための環境づくりを行いました。  4)特別な支援を必要とする児童への取組としまして、こども発達センターへの団体貸し出しを実施し、本に親しむ機会の提供を行いました。  次に(2)、読書活動支援に関わる人材の育成でございますが、ボランティアの勉強会を実施し、ボランティア相互の情報交換や技術向上を図りました。  (3)、啓発・広報でございますが、図書館職員が推薦する図書を掲載しましたブックリストをホームページで紹介するなど、ホームページを活用した広報を実施いたしました。  (4)、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据えた取組では、全館でオリンピック・パラリンピックに関連する資料の収集及び展示を実施いたしました。  以上、平成30年度の実施事業の一部を御報告させていただきましたが、別紙の進捗状況調査票に記載のとおり、図書館では関係所管課と連携し、さまざまな取り組みを通しまして、こども読書活動の推進に取り組んでおります。今後も引き続き関係所管課と連携を深め、取り組みの推進をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 213 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) 214 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 215 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。               午後2時00分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...