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2018-10-15 平成30年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 名簿
2018-10-15 平成30年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 本文

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  1. 江東区議会 2018-10-15
    2018-10-15 平成30年清掃港湾・臨海部対策特別委員会 本文


    取得元: 江東区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時00分 開会     ◎開会の宣告 ◯委員長  おはようございます。ただいまより、清掃港湾臨海部対策特別委員会を開会いたします。  ────────────────────────────────────     ◎出席理事者の紹介 2 ◯委員長  初めに、本委員会出席理事者に追加がございましたので御紹介を願います。              (土木部長関係理事者紹介) 3 ◯委員長  なお、本日の委員会は、豊洲市場の開場間もないことから、中央卸売市場理事者の出席は見送ることとなりました。  しかしながら、開場後の状況等、都から報告を受けるべき内容はあることから、第4回定例会前に急遽委員会を開催する場合もございますので、よろしくお願いいたします。  ────────────────────────────────────     ◎議題1 28陳情第70号 土壌汚染対策で「虚偽」の説明がなされていた豊                 洲市場開場の再検討を都に求めることに関する陳                 情(継)     ◎議題2 29陳情第48号 豊洲への市場移転中止に関する陳情(継)     ◎議題3 30陳情第14号 豊洲市場移転に関する陳情(継) 4 ◯委員長  それでは早速、委員会審査に入ります。  ここでお諮りいたします。これから審査いたします議題1から3につきましては、いずれも豊洲市場に関する陳情でありますので、これを一括議題といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯委員長  御異議ございませんので、議題1「28陳情第70号」、議題2「29陳情第48号」及び議題3「30陳情第14号」の3件を一括議題といたします。  先ほど申し上げましたように、本日は中央卸売市場理事者は出席しておりませんが、豊洲市場は既に10月11日に開場していることから、委員長としては、3件の陳情について結論を出す時期に来ていると考えますが、いかがでしょうか。
    6 ◯大嵩崎かおり委員  土壌汚染の問題などは、やはり、引き続き本区としても重要な問題でありますし、陳情は、そうした食の安全ということに対する不安の声を上げているものでもありますので、やはり、ここで結論を出すということではなくて、継続して審議を行うべきだと思います。 7 ◯山本香代子委員  この3つの陳情案件なんですが、この間、もう既に10月11日、市場がオープンして、陳情者から何か取り下げとか、また新たな書き方をして、新しい陳情を出すとか、そういった動きはあったんでしょうか。確認です。 8 ◯議会事務局次長  3件の陳情について、陳情者の方から何かお問い合わせですとか、取り下げ、あるいは出し直しといったような問い合わせは、事務局のほうにはいただいていないところでございます。  以上でございます。 9 ◯山本香代子委員  そういった意味では、内容からいいますと、もう既に10月11日に市場がオープンしていて、確かに土壌汚染対策の問題とか、それぞれ不安なこともあるのかもしれませんが、この3つの陳情に関しましては、もう既に市場がオープンしているということから、この陳情者の願意に沿いがたいと思いますので、これは不採択でよろしいんじゃないでしょうか。 10 ◯福馬恵美子委員  この3本の陳情の中身を改めて読ませていただくと、多くは開場を見直せということであります。それに対しては、もうオープンになったし、それで私たちも、これまでいろいろな要求あるいは審議をしてきた関係で、これが不採択になるということはやむを得ないかなと思う一方で、やはり土壌汚染対策とか、これからのモニタリング、いろいろな調査結果の公表とかは、委員会として求めていくということが前提で、この3つの陳情に対しては、結論を出すということには賛成をしたいと思います。  以上です。 11 ◯石川邦夫委員  我が会派も、10月11日開場になりましたので、不採択でよろしいのではないかと思います。  以上です。 12 ◯正保幹雄委員  確かに、10月11日に開場しました。しかし、開場したからといって土壌汚染の問題、また液状化地盤沈下の問題、陳情にもありますけれども、これが解決したということではありません。引き続き陳情審査をしていくという方向でやっていくべきだと思います。 13 ◯委員長  ただいま、本件は不採択にすべきとの意見、またそれに反対する意見がございましたので、これより、挙手により採決を行います。  まず、28陳情第70号について、不採択とすることに賛成の委員は挙手を願います。                (賛成者挙手) 14 ◯委員長  賛成多数であります。よって、28陳情第70号は不採択とすることに決しました。  次に、29陳情第48号について、不採択とすることに賛成の委員は挙手を願います。                (賛成者挙手) 15 ◯委員長  賛成多数であります。よって、29陳情第48号は不採択とすることに決しました。  次に、30陳情第14号について、不採択とすることに賛成の委員は挙手を願います。                (賛成者挙手) 16 ◯委員長  賛成多数であります。よって、30陳情第14号は不採択とすることに決しました。  なお、その旨を議長宛て報告いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項1 TRP東京臨海リサイクルパワー株式会社)の火災事故に            ついて 17 ◯委員長  続きまして、報告事項に入ります。  報告事項1「TRP東京臨海リサイクルパワー株式会社)の火災事故について」を議題といたします。  本件につきましては、東京都の職員が見えておりますので、これより入室いたさせます。               (東京都職員入室) 18 ◯委員長  東京都の職員の方から、出席者の御紹介をお願いいたします。               (関係理事者紹介) 19 ◯委員長  本件について、報告を願います。 20 ◯都・調整担当部長  平素より、東京都の環境行政に御理解と御協力を賜りまして、まことにありがとうございます。  本日は、区民の皆様に御心配をおかけいたしました、TRP東京臨海リサイクルパワー株式会社)におきまして発生いたしました火災事故について御報告をさせていただきます。  産業廃棄物処理施設許可権者でございます東京都といたしまして、二度とこのような事故を起こさないよう、再発防止に努めてまいります所存でございます。  詳細につきましては、担当課長より御説明申し上げます。本日はよろしくお願いいたします。 21 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  それでは、お手元にあります資料1及び参考に沿って御説明させていただきます。  まず初めに、TRP東京臨海リサイクルパワー株式会社)について御説明いたします。  右上に参考と書かれている資料のほうをごらんになってください。  TRPは、江東区青海三丁目地先にあります中央防波堤内側埋立地内にございます。この裏面に案内図がありますので、橙色で囲われているところが東京臨海リサイクルパワーの所在地でございます。  設置経緯でございますが、表に戻っていただきまして、平成14年7月にスーパーエコタウン事業者として選定されまして、平成18年8月に産業廃棄物処理施設として稼働してございます。  平成23年6月に微量PCB無害化処理施設として大臣認定され、同年10月により微量PCB焼却処理を開始しております。  スーパーエコタウンは、廃棄物問題の解決と新たな環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を推進することを目的に、国の都市再生プロジェクトの一環として、東京臨海部都有地において、民間事業者が主体となり廃棄物処理リサイクル施設の整備を進めたものでございます。  大田区城南島に8事業者中央防波堤内側埋立地に2事業者が施設を設置しまして、平成29年度に全施設の稼働が完了しております。  次に、TRP事業概要でございますが、事業範囲といたしましては、主に廃プラを対象とした産業廃棄物処分感染性医療廃棄物を対象とした特別管理産業廃棄物処分、先ほど御説明した廃PCB油を対象とした微量PCB無害化処理、そしてガス化溶融による発電でございます。  処理能力は、産業廃棄物が1日550トン、流動床ガス化溶融炉より焼却し、感染性医療廃棄物は日100トンで専用の焼却炉で焼却しております。  施設の配置図といたしましては、裏面の下側にございます。  後ほど資料1で詳しく御説明いたしますが、赤くバツ印を設けているところが、今回火災の原因となったボイラー内の水管の位置でございます。  また、本施設は、ボイラーの廃熱を利用して蒸気タービンにて発電しておりまして、表に戻っていただきまして、一番最後の行にありますが、発電出力として2万3,000キロワットあり、当施設の一定の電力事業電力会社への売電をしているということでございます。  以上が、TRPの概要でございます。  続きまして、資料1のほうをごらんになっていただきたいと思います。火災事故について御報告いたします。  初めに、本火災事故につきましては、江東区、都、東京電力フュエルパワー株式会社TRPの4者による協定に基づいて設置されました地域環境委員会において、去る8月9日に既にTRPより御報告しているものではございますが、TRPから都へ正式な事故報告をされたのが委員会後であり、都の対応等については未報告でございましたので、改めて当特別委員会にて御報告するものでございます。  火災発生の経緯でございます。  平成30年7月18日、午前11時35分に、中央防波堤内側埋立地にありますTRP焼却施設において火災が発生しました。  発生状況といたしましては、裏面の処理フローをあわせてごらんになっていただければと思いますが、産業廃棄物焼却設備ガス化溶融炉)の運転中において、廃熱ボイラー内、5)廃熱ボイラーと、真ん中にちょうど書いてあるところですが、この中に設置されています水管に穴があきまして、ガス化炉等炉内圧力が一時的に上昇し、赤丸で囲ってあります溶融炉バーナー部及び給じん装置部で火が漏れ出たとのことでございます。  表に戻っていただきまして、被害状況でございますが、人的被害はなく、施設の稼働が困難になるような大きな損傷はございませんでした。  消火対応についてでございます。  まず、自衛消防によりまして消火活動にて火災発生から1分後に、先ほどの溶融炉バーナー部を消火完了しまして、給じん装置部においては12時11分に消火を完了しております。  ただし、給じん装置については、中に入っているごみにまだ火種が残っていないかということを調べるため、ごみを全てかき出す作業が行われたということでございます。それで、臨港消防署による鎮火確認というのが、最終的には18時25分ということになってございます。  続きまして、右上に行っていただきまして、発生原因でございます。  廃熱ボイラー内に蒸気をつくるため設置された水管の表面に付着した焼却灰を除去する目的で定期的に吹きつけている蒸気が、長期にわたって意図していない水管にも当たり、配管の肉厚が減少し、穴があいたと考えております。  その結果、水管内圧力水が水蒸気として炉内に充満し、炉内圧力が一時的に上昇し、給じん装置等へ火が漏れ出たと考えてございます。  続いて、再発防止策でございます。今回の火災事故根本原因であります、先ほど申しましたボイラー水管の穴あきの原因を踏まえて、2点ほど対策をとることにいたしました。  1つ目は、水管に付着した焼却灰を除去するため吹きつけている蒸気の吹きつけ方法を見直すことでございます。  具体的には、吹きつけ蒸気の圧力を低減しまして、必要な水管の範囲のみ吹きつけ蒸気が当たるよう、吹きつけ範囲を調整することでございます。この圧力低減につきましては、既に実施済みということでございます。  続いて2つ目でございますが、水管の健全性管理の強化でございます。  具体的には、定期点検時に実施しております水管の肉厚測定の範囲を拡大しまして、今回のように、万が一意図していない部分に蒸気が当たるような状況においても、肉厚の減少が把握できるような管理方法に見直しいたしました。  最後に、都の対応でございます。  TRPから都へ最終報告されるまでには、速報内容も含めて、再発防止策の内容の妥当性を確認しまして、産廃施設安全管理の徹底をさせるため、必要な指導を行ってまいりました。  また、今後、再発防止策実施状況については、報告聴取を行うとともに、立ち入り検査の際に、施設の安全性確認状況をしっかりと確認してまいりたいと思っております。  説明は以上でございます。 22 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 23 ◯大嵩崎かおり委員  今回、意図していない水管に蒸気が当たって、長期にわたって当たったことが原因だということなんですけれども、この水管自体には当たるわけですが、その当たっている水管の場合にも、同じ現象が起こるんでしょうか。どうやって蒸気が長期にわたって当たったことによる穴あきだという原因の特定をされたのか、それをまず伺いたいと思います。  それから、長期というのはどのぐらいの期間のことなんでしょうか。  それから、肉厚測定というのは、範囲を今回、再発防止で拡大するということなんですが、どのくらいの頻度で行っていたのか。それからまた、その範囲というのは、これまでどういうふうに決めていたのか伺いたいと思います。 24 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  今の御質問にお答えいたします。  まず、水管に蒸気が当たる意図していない範囲、原因ということですが、配管については、もともと蒸気が当たる部分は肉厚が減少するだろうということと、そういった熱による配管の場合は薄く減肉していきますので、そういったところは定期的に肉厚を検査するということを、定期点検の際に行っております。  それで、今回の部分については、もともと蒸気を当てるためのノズルを稼働して蒸気を当てるんですが、その稼働して当てていないと想定していたところなので、肉厚検査の対象にしていなかったということでございます。  したがいまして、通常検査しているところでは減肉している状況がわかりますので、その状況に応じて、肉盛りといいまして、配管を補強するのですが、そういった補強を施しているところでございますが、今回の部分はその対象外であったということで、わからなかったというところでございます。  あと、どのぐらいの期間かということでございますが、この施設が稼働してから配管を交換していないということでしたので、およそ12年程度はそのままであったということでございます。  もちろん、先ほど言いました減肉しているところは補修なり、状況に応じては交換ということになっておりますので、配管管理という形では定期点検の中で行ってきたことになっております。  以上でございます。 25 ◯大嵩崎かおり委員  肉厚測定というのは、どのぐらいの頻度で行っているんでしょうか。  それから、定期点検というのは、どのような頻度で行われているんでしょうか。肉厚測定も、この定期点検、全体でどういう点検があるのかちょっとわからないんですけれども、その辺の点検について、ちょっと再度お聞きしたいと思います。 26 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  お答えします。すいません、大変失礼しました。  先ほど言いました定期点検というのは年1回行っているところでございますので、その中ではかっていくということで、肉厚測定する箇所に関しては、同じ配管を追いかけていかなければいけないので、基本的には選定した配管を定期点検ごとにはかっていると聞いてございます。 27 ◯大嵩崎かおり委員  この年1回の定期点検の際に肉厚測定も行っていたと。しかし、意図していない場所だったので、肉厚測定も行われていなかったということだと思います。  今回、ノズルが届く範囲でなかったために、定期点検の対象にもなっていなかったということなんですけれども、今回、再発防止策で、圧力を低減すると。それから、吹きつけ範囲の調整ということで、ノズルが届く範囲を調整されたのかと思うんですけれども、これによって、なぜ蒸気を吹きつけるかといったら、付着した焼却灰、除去するためということなわけですが、付着した焼却灰が除去できないような、これによって、再発防止策圧力低減しちゃったりとかしたために、十分に焼却灰が除去できないような状況が起こる可能性というのは、どうなんでしょうか。  それから、再発防止策妥当性というのは、どういうふうに判断をされたのか、その辺、ちょっと再度伺います。 28 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  お答えいたします。  先ほどの圧力の低減でございますが、御質問にありましたように、焼却灰が除去できないレベルまで落ちては意味がありませんので、もちろん除去ができるであろうという圧力まで落としたと、設計上の判断をして落としてあると聞いております。  それから、今回の対応策について、調整することに対する我々の見解といたしましては、先ほど言いました圧力については、除去できるレベルまでということで聞いておりますので、それはまた今後の定期点検の中でも、除去状況はもちろん確認が必要でございますので、一旦それで確認していっていただくようにお願いしております。  また、減肉状況等については、もちろん圧力を落としたことによって、定期点検のときにはかったときの厚みの減少具合ですが、その辺もしっかり確認して、速やかに、もちろん補修することが必要であれば、今まで以上にきっちりと配管管理をしていただくということでございますので、今後の調整の結果の実施状況を追跡調査することによって、確認してまいりたいと思っているところでございます。 29 ◯大嵩崎かおり委員  もし焼却灰を除去できなかった場合、どんな状況になってしまうのかということの御答弁がなかったような気がするんですけれども  それから、再発防止策妥当性ということでは、この臨海リサイクルパワーが設計上判断して除去できる範囲に調整したと聞いているということで、ちょっと、なかなかそれで本当に大丈夫なのかという不安も感じてしまうところなんですけれども。  今回、こういう事故が起こって、今後、本当に再発防止策が有効なのかどうかというのは、どういうふうに判断、今、ちょっと御答弁もありましたけれども、定期点検ふやしていくとか、どのような対応をされていくんでしょうか。ちょっとその辺、再度お答えください。 30 ◯委員長  答弁漏れがちょっと多いので、明確に答えてくれるようにお願いします。 31 ◯都・調整担当部長  蒸気の圧力なんでございますけれども、そもそも、この蒸気を吹きつけるというのはスートブローというんですけれども、焼却炉の中の壁が水管で構成されておりまして、廃棄物を焼却したときの熱を吸収して中の水を蒸気にするものなんでございます。  基本的に、水管に灰が付着しますと熱効率が落ちてしまいます。そういうために、熱効率を落とさないために、蒸気を吹きつけてやっております。  今回、こういう事故が起きてしまいましたので、やはり熱効率というよりも安全第一ということを考えてございますので、多少、灰の落ちる度合いというのは落ちるかもしれませんけれども、安全第一をとりたいと思っています。  それで、その効果がどうだったかというのは、次回の定期点検焼却炉の中に入って点検しますから、そのときの付着の状況とか、そういうのを見て判断できるんじゃないかと思っています。
     以上でございます。 32 ◯福馬恵美子委員  初めに、TRP微量PCB無害化処理についてお尋ねします。  これは、処理能力の中に記載されておりませんでしたけれども、どれくらいの量で、今後、どれくらいの微量PCBの無害化をされるのか。  この発火によって、上から、貯蔵タンクから落ちてくる、これに影響がなかったのか、2点目。  3点目は、この資料1のはじめにというところに、地域環境委員会には既に事故当事者のTRPが報告しているがという云々があって、その中の報告には、発生原因再発防止策、都の対応というのは、きちんと説明されたのかどうか。もし説明されていないとすれば、今後、どういう対応をこの地域環境委員会に対してとろうとされているのか、その3点、お答えください。 33 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  お答えします。  PCBの処理量、すいません、ちょっと手元に詳細な数字がないんですが、処理量としては変わらずこのまま、今の現状のままでいくと聞いております。  2点目でございますが、バーナー部の部分にPCBを注入しておるんですが、今回の火災の場合は、炉内に油を噴霧した、霧に火がついているものが、バーナー部の管が差し込んであるんですが、その隙間から急激な圧力でちょっと出てしまったということでございますので、基本的には、PCBの油であったとしても、環境影響を与えるような状況には至らないと考えております。  ちなみに、緊急時には、このバーナー部の油は緊急遮断弁が設けられておりまして、とまるようになっていますので、先ほど言いましたように、油が燃え続けるということはないとなっております。  あと、3点目の地域環境委員会の中での今後の都の対応の報告ということで、前回は、先ほど御説明しましたように、最終的な対応策を詰めたものを受け取っていなかった部分もありまして、委員会の中では、都の対応については御説明はしませんでした。  ただ、次回には、先ほどから御説明していますように、具体的な実施状況の内容を踏まえて、どのように都が確認していくかということは、御報告していきたいと考えておるところでございます。 34 ◯福馬恵美子委員  1点目の微量PCBの無害化処理がどれくらいかわからないという答弁に少し驚いております。やはり、PCBの問題、たとえ微量PCBといえども、なぜ無害化処理をしなきゃいけなかったかという経過があるわけです。それを、どれくらいの量をここで処理しているかということが報告できないというのには、非常に問題があろうと思います。  2点目、全く影響はなかったと。本当に、そのときにもう微量PCBのタンクから油が出ていたかどうかも報告がない。安全弁がとまるので大丈夫だと。それ以降は漏れ続けることはないと言って、今答弁でしたけれども、発火のときはどういう状態になって、それが瞬時にどこでとまるかというのは、全くここの絵では示されていないわけです。説明がない。これでいいのかどうか。  そして3点目は、これから地域環境委員会には報告、次回にするということなんですけれども、定期的な委員会じゃなく、これは大きな問題点が発生して、火災ということが起こって、それに対して発生原因、あるいは再発防止策、都の対応というのが、今、とられたわけですよね。そうしたら、臨時でも、定期的な委員会ではなく、臨時で報告すべきじゃないですか。地域の皆さんも、ただ単に協定によってできている委員会であっても、やはり緊急性があるときには臨時で呼びかけるなり、そういう姿勢が必要だと思いますけれども、その点、再度質問いたします。 35 ◯都・調整担当部長  大変失礼いたしました。産業廃棄物技術担当課長のほうの説明が足りずに、本当に申しわけございません。  微量PCBの処理実績ですとか計画というのは、地域環境委員会の中で毎回説明してございまして、一番多いときには、平成27年あたりには、年間1,200トンぐらいやっていたときもありますが、このところ、大分量は落ちていまして、直近ですと大体400トンぐらいで推移しているということでございます。  毎回、微量PCBの処理量ですとか計画については、地域の皆様も代表で出席いただいておりますけれども、説明してございます。  今回の火災の原因ですとか対応策などについても、TRPからの報告はあったのでございますが、先ほども冒頭に申しましたけれども、実際に報告が東京都のほうに出てきたのが、その委員会の後だったものですから、今回、改めてこの委員会で都としての対応策を報告させていただいたものでございます。  すいません、以上でございます。 36 ◯福馬恵美子委員  少し意図がそちらに伝わっていないかと思いますけれども、微量PCBの無害化ということが大きな問題になって、もうたっています。23年から開始をしているわけですけれども、今後どれくらいかかるのかという質問もいたしましたけれども、それに対してお答えがないこと。  そして、本当に発災時に上からのタンクから落ちるべき微量PCBの油が瞬時にとまったかということはどうなっているのかということ。  3点目は、地域環境委員会には改めて定期委員会のときに報告するのか。こういう重大な事故が起こったためですから、原因や、あるいは再発防止策が出た今、すぐに臨時で説明をすべきではないかという質問をいたしました。それにお答えください。 37 ◯都・調整担当部長  微量PCBの処理というのは、このTRPのほうでもやっておりますが、このTRPで処理できるのは油の形でございます。  基本的に、微量PCBというのはどういうものに使われているかというと、変圧器ですとか、あとコンデンサーというような、よくトランスというのは電柱の上に乗っているようなものです。ああいうものに入っていて、鉄の筐体と言われる容器みたいなものとセットのことが多いんです。もちろん、抜き取ってタンクの中に入った油というのもあるんですが、TRPは、そういうトランスの入れ物から抜き取った油を処理しています。  電気機器の筐体ごとの処理というのは、今、国が認定した無害化処理施設というのが全国に大分できていまして、この首都圏ですと、群馬に2カ所と千葉に1カ所ございます。そういうところでやっておりまして、微量PCBは平成38年度末までに処理するということになっていまして、今の処理施設と発生量からすれば、平成38年度末までの処理というのは十分可能だと考えています。  それから、委員会、大変申しわけありません。こういう重大事故につながるおそれのあるような事故を起こしたわけですから、今後、臨時で、いち早く区民の皆様、代表の皆様に御説明することを今後考えてまいります。  今回御説明した対策で、再発防止は十分可能だと思っております。 38 ◯正保幹雄委員  私も、今、福馬委員のほうからありましたけれども、答弁で、火災の発生時は微量PCBの処理はしていなかったという答弁でしたけれども、しかし、この処理中だった場合、相当、リスクも高まっていたんじゃないかと思いますけれども、そういう点、環境に影響はないと、PCBの油であっても、そう今言われましたけれども、どうも区民の安全・安心と、安全第一だと言われているわけですから、こういった場合の危機管理ですね、リスク管理がどうなっているのかという、逆に不安を感じざるを得ないんです。そこのところを、もう少し丁寧にお聞きしたいと思います。  それから、先ほど水管等の肉厚が不足をしている云々、原因の一つとして言われていました。水管等の経年的な腐食もあると。これについては、1年ほどの定期点検では、やはりこれは不十分じゃないかと思います。定期点検も重要ですけれども、状態、監視をすると。予防保全をして寿命評価もしていくと。その方法も取り入れていくということが、やっぱり産廃施設安全管理上の徹底を図る上では必要になってくるんじゃないかと思いますけれども、そのところのお考え、どうなのかというのをお聞きしたいと思います。  そして次に、再発防止策の中で、今回破損した周辺の配管とその肉厚はどうだったのか、点検をされたのか。  それから、同じように産廃の焼却施設ですけれども、もう1基、同じ構造の炉があると聞いていますけれども、それは、補修すべき箇所がなかったのかどうかという点についてお伺いしたいと思います。 39 ◯都・調整担当部長  御心配の点、ごもっともだと思います。微量PCBにつきましては、こういう炉が停止するような場合、微量PCBの油を送る配管があるんでございますが、緊急に遮断する弁がついております。ですから、エマージェンシー、そういう緊急のときは直ちに遮断されますので、その点は大丈夫かと思っています。  ただ、若干、緊急に遮断弁が働いたとしても、若干、管の中にたまっているようなものが炉の中に入る可能性はありますけれども、850度以上で2秒程度、高温の燃焼ガスと接触すれば無害化されると考えておりますので、その辺も大丈夫だろうと思います。  2点目は、肉厚の頻度でございますけれども、私も東京都の清掃局の時代なんかに清掃工場で勤務していた経験がございますけれども、定期点検というのは毎年1回でございまして、その頻度でやっていれば、通常、こういう事故が起きるということはありません。今までの経験でございませんでしたので、頻度につきましては、今のままでいいのではないかと思っております。  あと、破損の周辺なんですけれども、もちろん、今回の事故を教訓に、周辺についても測定いたしまして、一番薄いというところでも十分な肉厚がありましたので、その辺に関しましては心配ないと思います。  ほかの医療廃棄物の焼却炉がもう2系統あるんですけれども、そこは、その炉は、やっぱりスートブローというのがあるんですけれども、蒸気が当たらないような、プロテクトをするような構造になっていまして、今回の事故を起こした産廃炉とは違う構造でしたので、同様な事故は起きないだろうと思っています。  以上でございます。 40 ◯正保幹雄委員  大丈夫だろうと答弁されましたけれども、そうすると、緊急に弁が遮断するよという、緊急に遮断するという機能が、役割が何らかの形でできなかった場合、そういう場合はどうなっているんでしょうか、対応は。  それから、今の定期点検の周期でいけるということですけれども、先ほど言いましたように、施設全体の設備の寿命、経年劣化等、寿命に対しては、どういう評価をして更新をする、交換をすると。事故が起きてからじゃなくて交換をすると考えているのか伺いたい。  それから、やっぱり今回大事には至らなかったんだけれども、有害な微量PCBの処理について、バーナーに注入をする場所での発火ということもあります。だから、最近でも産廃処理施設だとか溶融施設だとかプラントだとか、さまざまな大規模な事故も発生をしています。こういう安全管理の徹底、見直し、抜本的に強化をしてほしいと思います。  先ほど何点か質問しましたけれども、その点をお答えいただきたいと思います。 41 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  まず、1問目の緊急遮断弁が動かなかった場合ということについては、先ほど言いました緊急遮断弁というのは、緊急時に遮断する構造になっていますので、基本的には遮断していくと我々は考えておりますので、例えばノズルのところは、そこから自動的に噴霧するわけではないので、万が一でございますが、遮断弁がきかなくても、油がどんどん出ていくような状況ではないと我々想定しております。  それから、耐用年数の考え方でございますが、一般的に廃熱ボイラーは大体30年から40年程度と聞いておりますが、もちろん定期的な補修をすることによって延びていきますので、一概にはちょっと言えないんですが、今回、通常の水管に関しては、ボイラーと同等の耐用年数を持っていると考えております。  ただ、先ほど言いました定期点検の中で対応を見て、補修が必要なもの、また今回のように蒸気を当てて減肉するようなところは、それよりも短い期間で補修なり交換していくということがございますので、具体的な年数は、個々の個体差がありますので一概には言えないんですが、もちろん定期点検の中でしっかり確認した上で補修をしていくと考えております。  以上でございます。 42 ◯石川邦夫委員  私のほうから、何点かお伺いいたします。  先ほどもちょっとあったんですけれども、長期にわたって意図しない水管に当たって肉厚が減少したと。現状としては、肉厚をはかっていないものですから、12年ということは、稼働を始めて12年という影響だと、産業廃棄物技術担当課長、おっしゃっていましたけれども、平成23年10月から微量PCB焼却処理を開始しておりますので、ちょっと心配なのは、こうした微量PCBの焼却がスタートした影響はなかなかつかめないとは思うんですけれども、こうした微量PCB焼却をスタートしたから、こうしたものが減少したんじゃないかということも、可能性としてはあるんですけれども、この辺、東京都さんとしてはどのように考えているのかというのが1つ。  あと、もう一つは、再発防止の中で吹きつけ範囲の調整という形で、定期点検時に関しては、肉厚の測定、ここの場所はしていないということだったんですけれども、吹きつけ範囲の調整などは、この定期点検のときには行っていなかったんですか。  先ほど、もう1基のほうはプロテクトついているということで、簡単に言えば、このプロテクトをここにもつければ、現状としては、再発防止に非常に大きな形になるのではないかと思うんですけれども、その辺、東京都さんとしては、どういった指導、やりとりをしているのか伺います。 43 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  まず最初の、微量PCBによる影響ということですが、微量PCBは油として注入しているということなので、今回の配管への影響というものが、基本的には与えるものではないと考えております。  あと、2つ目の吹きつけ範囲の調整なんですが、定期点検の中で吹きつけている装置がちゃんと稼働しているかというのはもちろん確認しているとは思うんですが、今回、範囲についてまで、どのように調整していたかというところまでは行っていないということから、意図していないところも当たってしまったのであろうと想定していますので、今後はしっかりその辺の調整を、シビアに、精度を高めてしていただくように指導しているところでございます。  最後のプロテクト、もう1基、医療廃棄物の焼却炉のほうのプロテクターを今回の炉に使ってはどうかというお話でございますが、この産廃炉と医廃炉についてはメーカーが違いまして、設計上の考え方もありますので、医廃炉のほうはプロテクターで保護したということでございます。私の見解ではございますが、万が一、プロテクターが産廃炉のほうにつけられないかということに関しては、メーカーの設計の範囲で、あとプロテクターがつくことによって配管と配管の隙間が狭まって、ボイラーの熱効率等の影響が出てくるかもしれませんので、その辺は慎重な検討が必要だと思います。  現時点では、プロテクターを速やかにつけられるかということに関しては、ちょっとお答えにくいところかと思いますので、御理解いただければと思います。よろしくお願いします。 44 ◯石川邦夫委員  PCBの影響はないということなんですけれども、この肉厚の減少に関してははかっていないわけですから、現状としては、ないかどうかは、正直言うと、理由づけとしては何もない中での予想としてなしということなので、こうしたものは、今後しっかりと見ていっていただきたいと思っております。  また、プロテクターに関しては、設計上とか、あと事業者のそうした問題もあるんですけれども、本当は、この再発防止策が出てきた段階でやりとりをしながらやっていくべきことであって、単なる圧力低減、あと吹きつけ範囲の調整というのは、ちょろちょろっと修正をして、できる範囲で、ただ単に考えてやっただけと。  これが、そうした意味では、具体的なハード面でのそうしたものも必要かと思っておりまして、ある程度定期点検、1年に1回ということで、そこでしっかり見ていくということなんですけれども、先ほど言ったように、ハード面の構造的なものも解消できれば、一番手っ取り早く、予算はかかるんですけれども、そうしたものも必要かと思うので、今後、そうしたものはしっかりと、今後、改修とかさまざまな補修なども行っているということでしたので、そうした中ではしっかり検討していくべきだと思うんですけれども、これ、東京都としてはどうやって考えていくのか。  あと、定期点検、現状としては測定の範囲を拡大という形で、今後対応なんですけれども、簡単に言えば、今までも、測定を定期点検時にしていなかったところで今回も事故が発生をしています。多少拡大をしているので、同じ発生原因での事故はないかと思うんですけれども、今後、想定外とか考えていくと、この定期点検の中身に関しては、本当にこれでいいのかと。同じ事故はもう起きないと思いますけれども、想定外のさまざまな事故を考えていくと、微量とはいえ、PCBのこうした処理をしているのを考えていきますと、東京都としては、その辺、しっかりと指導していくべきじゃないかと考えていくと、定期点検の内容なども、本当にこれでいいのかと。そうじゃないところが万が一起きてくると、また同じような火災に、原因は少し違ったとしても、同じ火災に結びつくのではないかと思うんですけれども、その辺、東京都さんとしてはいかがでしょうか。伺います。 45 ◯都・調整担当部長  石川委員おっしゃるとおり、おっしゃることはもっともだと思います。微量PCBを燃やした影響というのは本当にないのかと御心配されるのは、もっともでございますので、基本的には、配管がやられてしまうというのは、温度ですとか、中の酸性の雰囲気です。大体酸性の雰囲気ですから、そういうものでやられることが多いと。あと、意図せずに蒸気が当たったということで配管が損傷するということが多いんですが、石川委員心配のことも理解できるので、今後、しっかりその辺の影響を見きわめてまいりたいと思います。  プロテクトのハード面でございますが、これもなかなかメーカーが違うということで設計、使途なんかも違うと思いますが、今後、都のほうから事業所であるTRPのほうに再度要請してみようと思います。  あと、測定範囲の拡大とかの御質問でしたけれども、想定外ということも万が一あるかもしれませんので、やはり定期点検の中身というのを、しっかり内容の見直しということを、今後東京都としても指導してまいりたいと今考えております。  あと、最後に、先ほど微量PCBの処理量の推移のところで、資料見つかりましたので、ちょっと補足させていただきます。  一番処理量が多かったのが平成27年度で、年間1万649トンでございます。すいません、先ほど、月間の数字とかちょっと言ってしまっていたかもしれません。先ほどの月の量とか言ってしまっていたかもしれません。訂正させてください。年間、平成27年度が一番多いときだったんですが、1万649トンでございます。昨年度、平成29年度が3,928トン、年間でございます。今年度、30年度の計画量としましては4,266トンを計画してございます。この辺の数字につきましては、また次回の地域環境委員会の中で、TRPが御報告します。  以上でございます。 46 ◯徳永雅博委員  今まで各委員からいろんな心配事、そしてまた対策について聞かれたわけでございますけれども、大体その中身につきましては、今、わかったんですが、私としては、どうも気になっていて、議論を聞いていまして、今回の火災の事故が東京都としての認識として、重大な事故につながる可能性はあるかもしれないけれども、そんなに大したことないんだよと思ってらっしゃるのか、いや、大変重大なことだと思っているのかという、どうも認識がよく見えない。  だから、もちろん対策しなくちゃいけない、この発生原因再発防止策というのはあるんだけれども、例えば、具体的に聞きたいんだけれども、8月9日にありました地域環境委員会、議題見ますと、1番が微量PCB、汚染、絶縁油の処理状況についてと。2番目が環境モニタリング状況について、3番目に安全対策というのが書いてある。普通なら、事故が起こったすぐ後ですから安全対策でしょうというのは思うんだけれども、最後にぽつっと書いてある。  そこのときにどういう議論がされたのかというのを、ちょっとお聞きしたいんですけれども。事故の後、専門家の皆さんもいらっしゃるわけですから。それを、まず1つお聞きしたい。認識と、そのときの議論、どんなことを言われたのかというのを、お聞きしたいというのが1つです。  2つ目は、合併の話なんですけれども、資料を読んでいますと、今度はJFEエンジニアリングじゃなくてJFE環境株式会社と東京臨海リサイクルパーク株式会社が8月1日に発表して、来年の4月1日から合併するということなんですけれども、これを東京都はどう認識されているのか、合併する理由、その後の運営形態、そしてまたどういうメリットがあるのかということです。  今度、見ますと、TRPは逆に消滅すると書いてあったんですけれども、そういうことなんですかJFEが受けると書いてありましたけれども、ここのところ、東京都はどう認識しているかお聞かせいただけますか。 47 ◯都・産業廃棄物技術担当課長  事故についての認識でございますが、今回、TRP火災事故に対する対応というのは、迅速に対応をとったので、結果的に二次被害、重大な二次被害にはつながらない、迅速な対応であったと思っておりますが、ただ、原因となった設備、水管の穴あきについては、今、徳永委員からお話がありましたように、都としても、今後しっかりと改善が必要で、対応、先ほど言いました見直し等をしていかないといけないものであるという認識でありますので、御指摘のとおり、しっかりと今後は都としても対応していきたいと考えております。  それから、地域環境委員会の中での話なんですが、まず、確かに御報告、順番が3番目になっているということで、これは実際の委員会の中では一番初めに報告しなさいということで訂正があって、報告は最初にしてございますので、その辺は、もちろん委員会の中でも重大なものであるという認識でやっておりますので、この場でその辺を御理解いただければと思っています。  あと、専門の学識経験者等からの意見といたしましては、改善策そのものについては、その場では御指摘はなかったんですけれども、ただ、改善した後の改善内容と、あと実際運転している施設の職員等がしっかりとそれを認識して、二度とこういう事故がないように徹底してもらいたいと意見をいただいておりますので、もちろん都としても同じ考えでTRPに対してしっかりと指導してまいりたいと考えております。  すいません、合併については。 48 ◯都・調整担当部長  最後に、合併についての御質問でございましたけれども、8月1日付でプレス発表がございました。来年4月1日でJFEエンジニアリング株式会社の子会社であるJFE環境株式会社と合併すると聞いております。  JFE環境も焼却処理施設ですとか発電設備、同じような施設を持っております。そういったことで、今回、事業統合によりまして操業技術の共有ですとか運営の最適化による設備運用、効率の向上ですとか、あと点検メンテナンス時の総合ニーズ、そんなようなもので相互効果が期待できると、私どもとしても期待しております。  来年以降も、これまでどおり施設運営していくと伺っておりますので、都としましても、これまで以上に、安全・安心確保のため、必要な指導をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 49 ◯徳永雅博委員  専門家の皆さんから、二度と起こさないようにと、それと職員がしっかりと認識するようにと、そのとおりだと思います。ぜひ、それは守っていただきたいと思います。  それから、合併の話は、多少そういう報告があっていいかと思うんですけれども、やはり会社が変わりますと、そもそもTRPを選択したわけですから、エコタウンの中で。それが変わることによって、本当に継承されるのかと、今までの議論が。そういうことを、しっかり継続的に、100%引き継いでいただけるように、しっかり指導していただきたいということだけ申し上げておきます。 50 ◯榎本雄一委員  大事なことですので確認をしたいんですけれども、微量PCBの話で、さっき福馬委員から扱い数量の話が出て、再度答弁がありましたけれども、年間、まだ400トンやっているということです。  いわゆる普通のPCBと言っては変だけれども、濃度の高いやつはJESCOで、やはりストックホルム条約の関係で平成39年までに処理するということなんですけれども、たしか、TRPで処理している微量性のやつは、都内にある微量PCBを処理しているということだと思うんですけれども、先ほど調整担当部長の答弁だと、何とか今の状況だと39年までには終わると。ということは、会社が変わるみたいですけれども、中央防波堤でやっている、事業所でやっている処理は、確実に39年までに終わると理解してよろしいんでしょうか。 51 ◯都・調整担当部長  そのように理解していただいて構わないと思います。  あと、高濃度PCBは、先ほど微量PCBは平成39年と申しましたけれども、高濃度は、年度でいうと34年度です。ですから、33年度末までです。34年3月31日、高濃度はそうなっています。 52 ◯榎本雄一委員  私が地域環境委員会に出ていたのが、委員長をやっていたときですから一昨年だったと思うんですけれども、たしかその段階では、微量じゃなくて、いわゆる一般のPCBの話なんですが、要するに全国で5カ所かなんかで処理しているんですけれども、なかなか、もう既に廃業しちゃった工場でのトランスとかいろいろなもの、新幹線に使われているやつはほぼ把握されているから処理できるんでしょうけれども、そういった全国各地に点在している、いろんなPCBの機器を十分に環境省自体が把握していないという話もあって、なかなか、今、調整担当部長、34年とおっしゃったけれども、なかなか厳しいんじゃないかと思うんですけれども、それについて、きょうのTRPの話ではないんですけれども、PCBの問題は非常に我々敏感ですので、その辺、地域環境委員会でも話が出ているのかどうか、ちょっと教えてください。 53 ◯都・調整担当部長  榎本委員心配されるのはごもっともだと思います。それで、なかなか把握されていない高濃度PCBというのがあるのは事実でございまして、平成27年度から、私どものほうで掘り起こし調査というのをやっております。  まず、先ほども申しましたけれども、高濃度PCBというのは、電気機器に使われている用途が多うございまして、要するに、自家用電気工作物という専門用語なんですけれども、要するに高圧で受けているような施設ですね。そういうところにあることが多いので、まず、その高圧で受けている施設を対象に、平成27年度から、これまで掘り起こし調査というものをやってきておりまして、まだ把握できていないのが正直言うとありますので、引き続きやってまいります。来年度ぐらいまでには、何とかその調査は完了させたいと思っています。  あと、そういう高圧充電のところではなくて、こういう照明なんかにも安定器というのが入っていまして、照明用安定器ですね。その中にも、昭和47年までに製造されたものの中には高濃度PCBが入っている可能性がございます。  そういうことなので、照明用安定器の掘り起こし調査につきましても、今、準備に取りかかっている最中で、ぼやぼやしている、そういう場合ではございませんので、これも2年ぐらいで調査してまいりたいと思います。  ただ、そういう照明用安定器の調査まで調査範囲を広げてまいりますと、都内に非常に膨大な数がございます。今、法務省のほうから建物の登記データ、そういうものをいただきながら調査対象を今、絞っている最中でございます。建物の新築年度でいうと、昭和52年3月までに新築ないしは増築になったようなもの、そういうものに対して調査を進めてまいります。これは、早急にやってまいりたいと思っています。すいません、新築年度、昭和52年の3月です。そういうものでやってまいりたいと思っています。 54 ◯榎本雄一委員  高濃度のPCBについては、TRPでやっているわけじゃないので、これはJESCOでやっているわけで、これ以上突っ込みませんけれども、今、お話聞くと、工場で使っていたものだけではなくて、古い建物で使われているいろんな照明に関するような器具にもそういうものが入っているということで、私は額面どおり平成34年、あるいは39年という目標値がありますけれども、なかなか厳しいのかと。  TRPについては、先ほどお話があったように、合併すると、来年の4月に。大きいJFE、この子会社と合併するわけですから、ぜひ、東京都からの指導、監督、これは変わらずやっていただいて、一日も早く微量PCBについても処理していただくように要望しておきます。  以上です。 55 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  東京都の職員の方、お疲れさまでございました。               (東京都職員退席)  ────────────────────────────────────     ◎報告事項2 東京エコサービス株式会社の現況について 56 ◯委員長  次に、報告事項2「東京エコサービス株式会社の現況について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 57 ◯清掃リサイクル課長  資料2をお願いいたします。東京エコサービス株式会社の現況について御報告をするものです。  1の会社概要につきましては、記載のとおりでございます。
     (3)の出資者の出資比率につきましては、清掃一部事務組合が59.8%、東京ガスが40.2%となっているものでございます。  (6)の事業内容でございますけれども、ここでいう廃棄物中間処理施設というものは、ごみの焼却施設であります清掃工場、こちらを指してございます。  続きまして、2の29年度経営成績でございますけれども、平成29年度決算における売上高、こちらにつきましては87億6,589万円余となってございまして、前年度、28年度決算との比較におきましては、24億9,000万円余の減となったものでございます。  これにつきましては、売上高全体の4分の3を占めてございます電気販売事業におきまして、これまで再生可能エネルギー固定価格買取制度によりまして、高めの単価で販売しておりましたけれども、29年度施行の再生可能エネルギー特措法の改正、こちらによりまして収益が91億円から65億円、26億円の減となったものでございます。  一方、当期純利益につきましては4億5,862万円余となってございまして、対前年度比では2億3,400万円余の増となったものでございます。  営業利益のほか、各利益、こちらのほうが増となった主な要因につきましては、電力販売における燃料調整単価、こちらが上昇したことによるものと聞いてございます。  次に、3の平成30年度事業計画でございます。  まず、受託事業のうち、清掃工場運転管理等業務でございますけれども、平成23年度より清掃一部事務組合の5つの清掃工場の運転管理業務を受託しており、今年度も引き続き大田、北、江戸川、港、豊島の5つの清掃工場の運転管理業務を受託しているものでございます。  恐れ入ります、裏面をごらん願います。  受託事業2点目の主灰の資源化に関する管理調整業務につきましては、最終処分場の延命化対策としまして、清掃一部事務組合の清掃工場から排出される焼却主灰、こちらをセメント原料化する事業に着手しており、管理調整業務として、平成30年度は主灰の搬出量を当初計画上予定数量2万トンでございましたけれども、一気に3万3,150トンに拡大すると聞いてございます。こちらの輸送業務含め、関係者との連絡調整及び進捗管理等を受託しているものでございます。  続きまして、受託事業の3点目、コンサルティング業務でございますけれども、こちらはごみ処理施設の維持管理や新しい施設の建設計画等の策定、定期補修工事等の設計施行管理、こちらを自治体向けに技術支援を行うものと聞いてございます。  続きまして、電気販売事業でございますけれども、新江東清掃工場含む8工場から発生する余剰電力を清掃一部事務組合から購入し、小売電気事業者に販売するとともに、港清掃工場など11の工場から発生する余剰電力につきましては、清掃一組のほうから購入した後、23区内の区立小中学校等に販売供給するとしております。  供給対象施設につきましては、計画として前年度の560件から55施設増となりまして615件、こちらを計画数量としてございます。  本区におきましては、今年度、新規契約校10校を加えまして、現在、39校に販売をしてございます。  報告は以上です。 58 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 59 ◯大嵩崎かおり委員  現在、小売電気事業者というのは、どのぐらいのところと取引をしているのか。東電に全部販売をしているのか、それともほかの小売電気事業者にも販売をしているのか、その辺、教えていただきたいと。  それから、この卸売購入価格及び販売価格、それから小売購入価格と販売価格というのが、どういうふうに今なっているのか伺いたいと思います。  それから、純利益というのはどのように使われているんでしょうか。一組への分配金ですとか、そういったのがあるんでしょうか。伺います。 60 ◯清掃リサイクル課長  大嵩崎委員の御指摘、卸売電力のことだと思いますけれども、東京エコサービスとして30年度の販売先、こちらのほうは東京ガス株式会社、丸紅新電力株式会社、出光グリーンパワー株式会社の3社となってございます。これら販売先につきましては、毎年度の契約として入札により決定すると聞いてございます。  その次に、電力の価格ですけれども、こちらは、東京エコサービスのほうが3社に下ろしていますけれども、こちら、フィット事業とございますので、東京エコサービスが一組から買うときには、東京エコサービスに1キロワットアワー当たり平均で14円、各清掃工場で若干の売電の価格は違いますけれども、平均14円で売っていると聞いております。東京エコサービスが買っているということです。  それから、利益のほうでございますけれども、余剰の配当金の件も含めて御説明しますと、昨年も御説明をしてございますけれども、引き続き今年度も各区への配当金はございません。つまり、清掃一組への余剰の配当金はなかったと。  こちらにつきましては、固定資産等、こちらは持ってございませんので、内部留保の必要性もございます。事業の安定性も含めて、今回の配当金は見送ったと聞いてございますので、こちらの利益が上がった部分につきましては、企業の中の内部留保として活用して、営業の安定、経営の安定に使われていると認識してございます。  以上です。 61 ◯大嵩崎かおり委員  内部留保も必要だからということなんですけれども、内部留保自体というのは、どのぐらいあるんでしょうか。将来、配当が出てくる可能性は見通してとしてあるんでしょうか。  本来なら、燃やすごみが少ないほうがよくて、売電等による利益がなくなったほうがいいかとは思うんですけれども、原料リサイクルについては、それはそれでやりながら、発生する熱を効率的に活用するということは、江東区の学校も安く電力を供給してもらっていますので、その辺はしっかりとやっていただきたいと思うんですけれども、ちょっと質問だけ。御答弁お願いします。 62 ◯清掃リサイクル課長  内部留保の件でございますけれども、こちらの配当も含めまして、今回見送った理由ということについては、事業の状況であるとか今後の経済情勢等を含めまして、外部環境に非常に影響されるというところも考えた上で、引き続き今回も、清掃一組への配当金はないと企業が判断しているということでございます。  こちらにつきましては、電気事業収益、不透明であるというところもございますので、ある程度の内部留保が必要という判断をしていると聞いてございます。  内部留保の金額でございますけれども、一株式会社の中身ということなので、どれくらいを占めているかということにつきましてはわかってございませんけれども、一組のほうは、清掃一組、出資者でございますので、そのときには収益計算表だとか、そこら辺の詳しい資料は出てございます。 63 ◯環境清掃部長  内部留保の金額でございますが、まず、清掃一組の貸借対照表、30年3月31日現在、総資産といたしまして26億円ございます。これ、内訳といたしましては、資本金というところで出資しているのが2億円、その他利益剰余金ということで24億円余でございます。  いわゆる内部留保の考え方は、今、清掃リサイクル課長申し上げたとおり、翌年に残して純資産の中に含まれるということで、合計の枠としては、全体では26億円ということでございます。  以上でございます。 64 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎報告事項3 豊洲市場に係る都区連絡調整協議会について 65 ◯委員長  次に、報告事項3「豊洲市場に係る都区連絡調整協議会について」を議題といたします。  理事者から、報告願います。 66 ◯港湾臨海部対策担当課長  それでは、資料3、豊洲市場に係る都区連絡調整協議会についてをごらんください。  本協議会は、8月29日本委員会において東京都より提案のあったものでございまして、1の(1)目的にも記載ございますけれども、豊洲市場の開場に伴う課題を協議するため、本区及び東京都において設置するものでございます。  (2)構成員でございますけれども、政策経営部を担任する副区長を会長といたします。それ以外の副区長及び東京都中央卸売市場次長、市場長の次の局長級クラスの次長を副会長とするとともに、課題を担当する部長級、江東区でいえば政策経営部など7名、東京都でいえば市場政策担当部長や都市整備局、都市基盤部長など8名で構成するものでございます。  主な協議事項につきましては、ごらんのとおり3つの約束事項に関してのところが主なところとさせていただいておりまして、(4)清掃港湾臨海部対策特別委員会への報告につきましては、協議会の協議内容、協議会でどういったことをやったのかといったことも含め、適宜適切に報告することといたします。  第1回の協議会の開催日でございますが、ごらんのとおり平成30年9月12日で実施済みでございます。  こちら、どういった内容を協議していたのかということにつきましては、2ページ、3ページ目をお開きいただきまして、第1回協議会における協議内容、清掃港湾臨海部対策特別委員会の議論を踏まえた課題について、都区間で相互に共有の上、都側からの現状説明を求めたということで、具体的に申し上げますと、以下の(1)から(3)の約束事項に係る課題につきまして、本区より、要望あるいは課題認識といったものをしっかり伝えさせていただいた上で、9月12日時点での都側からの回答を求めたものでございます。  主な課題、ごらんになっていただきますと、(1)環境対策に関することでございますけれども、7月31日に東京都の都知事から、いわゆる安全宣言がなされた後におきましても、根強く残る不安感等を払拭する観点から、都の継続的な対応、具体的に申し上げると、区側のところにも記載ございますけれども、豊洲市場の安全に関する知事の情報発信のあり方、こちらがどうなっていくのか。あるいは、土壌汚染対策のデータ等の公表について、今後どうやってやっていくのかということをただしたということでございまして、都側の回答といたしましては、定例記者会見やSNS、都内各種のイベントなど、さまざまな機会において豊洲市場安全性を発信。あるいは、データ等の公表につきましては、結果をおおむね3カ月に1回公表するとの回答をいただいてございます。  続きまして、(2)交通対策に関することでございますけれども、8月29日の清掃港湾臨海部対策特別委員会の中でも、委員各位から御意見がございました、懸念が表明されておりました駐車場対策について、どういった形になるのか。路上駐車に関する周知等しっかりやっていただきたいということですとか、懸案の地下鉄8号線の延伸については、今年度内をめどに事業スキームを構築するとの説明があったところでございますが、具体的な検討スケジュールはどうなっているのかということをお聞きしたと。  都側のほうからは、右側、ごらんになっていただきますと、最後のところにございますけれども、現段階、つまり9月12日時点で具体的なところを示すことは困難であるというような発言がございましたので、左側ごらんになっていただきまして、次回の協議会におきましては、地下鉄8号線延伸の事業スキームとは、そもそもどういったものなのかということについて提示するよう、強く要望させていただいたところでございます。  それと、下の部分でございます。市場関係車両の交通推奨ルートの提示、実はこういったことにつきましては、1回市場業界に周知するだけではなくて継続的にお願いをしたいということをお伝えさせていただきまして、都側の回答といたしましても、市場業界に対して区の要望どおり、一過性ではなく継続的に周知する等の説明があったところでございます。  最後、(3)でございます。  豊洲市場と一体となったにぎわいの場の整備に関することにつきまして、区側のほうからは、まず1つ目としましては、千客万来施設事業者との基本協定の変更内容について、8月29日の本委員会におきまして、基本協定の変更内容、あるいは合意書の内容につきましては、都から説明があったところでございますが、それが確実に行われたかどうかの確認をまずさせていただいたというところ。  それとあと、2つ目、3つ目のところでございますけれども、都が実施するにぎわい事業に関しまして、しっかり地元意見を反映していただきたい。  あるいは、5街区、6街区で都が実施するにぎわい事業から千客万来施設事業、2023年春ということになってございますが、そちらにしっかりと、にぎわいを継続、定着させるための戦略的な事業展開について要望させていただいたところでございます。  このことに関しまして、都側からは、仮設施設の5街区で実施する場外マルシェ等の仮設施設の出店者を千客万来施設に誘致していくなど、民間アドバイザリーの中で検討するとともに、区にも適宜相談との回答をいただいているところでございます。  先週10月11日に豊洲市場開場いたしましたけれども、本区としましては、引き続き、しっかりと市場運営の状況も注視するとともに、約束事項に関しましても、しっかり協議してまいりたいと考えております。  説明は以上です。 67 ◯委員長  本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。 68 ◯山本香代子委員  この委員会で再三、千客万来施設のオープン時期が2023年春オープンという看板のことをずっと言っていまして、ちょっと見たら、小さいのはあるんですが、実は縦2メートル、横幅10メートルの看板を設置する予定だったそうなんですが、基礎の部分が台風の影響で壊れてしまったと聞いているんですが、わかる範囲で結構ですが、いつの時点で大きな看板が設置されるか、もしわかったら教えてください。 69 ◯港湾臨海部対策担当課長  今の山本(香)委員の質問に対してお答えいたします。  山本(香)委員おっしゃるとおり、全て経緯を御説明しますと、そもそも10月11日、開場日にあわせまして、東京都としましては、山本(香)委員おっしゃっている看板でしょうか、そういったものについて、10月11日に掲げる準備を事務手続上も進めていたというところでございます。  しかし、山本(香)委員もおっしゃってございましたけれども、9月30日から10月1日にかけての台風24号の強風によりまして、高さ2メートル、幅10メートルのある程度大きな看板でございますが、それを取りつけるはずの土台があるんですけれども、それが一部損壊してしまったということでございまして、やはり、そのような風に耐えられる土台をつくらなければいけないということで、小さいほうの看板は現在も張っているところでございますが、山本(香)委員に御満足いただけるものについては、数カ月おくれる可能性があるということでございますけれども、可及的速やかに必ず実施するということを東京都から伺ってございます。  以上です。 70 ◯大嵩崎かおり委員  10月11日に豊洲市場開場したんですけれども、初日は交通渋滞が激しく、場内、場外とも発生をしたという状況でした。車両誘導システムも作動していなかったということも原因の一つではないかと思うんですけれども、私も翌日、早朝早く市場の状況を見に行きましたが、そのときには、幸いなことに、交通渋滞、場内、場外とも発生はしていないようでしたが、入荷自体はもっと早い夜中の11時とか12時とか、その時間帯が多いようなので、その時間帯含めてどうだったかというのはわからないんですが、江東区としては、そういった状況をどう把握をしているんでしょうか。  それから、この協議会では、引き続き土壌汚染問題についても協議をしていくということで間違いないでしょうか。  それから、あと場内の衛生管理の問題なんですが、区の保健所とのかかわりでは、今後どうなっていくのか、まず伺いたいと思います。 71 ◯交通対策課長  場外の交通渋滞について、私のほうから御説明いたします。  10月11日は、大嵩崎委員おっしゃるとおりですが、かなり混雑、場内も場外もしていたというところでございます。  状況につきましては、東京都交通局に問い合わせましたら、陽12の2系統、これは東陽町駅から豊洲市場につながる路線が11日からオープンしましたが、最大で18分のおくれが生じたということでございますけれども、翌日には渋滞は解消されたので、特に問題はなかったということでございます。  それ以降も、警察のほうにも確認しましたが、深川警察のほうも取締等を実施したということで、12日以降は特に問題は発生していないということで聞いてございます。  今後、詳しいことは、また市場のほうには確認してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 72 ◯港湾臨海部対策担当課長  今、大嵩崎委員のほうからの質問に対してお答えいたします。  土壌汚染対策につきましては、こちらの資料にも記載させていただきましたけれども、まず豊洲市場そのものは安全だという前提に立ちながらも、根強い不安感等があることから、知事の安全宣言というものが広く浸透するような形で都側のほうに実施していただきたいと。あるいは、データ等におきましても、日々変化するものであれば、しっかりそれを本区のほうに報告していただきたいという意味での協議だということとして、今後もやっていくということでございます。  それと、保健所との関係でございますけれども、こちらにつきましては、保健所と東京都の担当部署との間で日々調整をしているということで伺っているところでございます。 73 ◯大嵩崎かおり委員  交通問題なんですけれども、今、初日は入荷抑えて6割程度だったそうなんです。それでもかなりな混乱があったと。その後、開場3日目にして入荷自体は3割減っているそうなんです。初日の混乱を見て、地方のほうから来る高級鮮魚などは新鮮さが命ですから、2時間も荷下ろしができないような状況だったということを受けて、ほかの市場に回っているのではないかということも言われております。  一番心配していた駐車場不足なんですけれども、私も見に行ったときには、駐車場でないところにとめて、ドックを使わずに、バースを使わずに、駐車場スペースも使わずにトラックも横開きで荷物の積み下ろしもしていました。  そういう意味では、移転の売りだった閉鎖型というのが実現できていないということで、この辺も問題になっています。  今後、東京都は、4階にある買い出し人の駐車場まで荷物を運ぶというのは、今まで築地は平面でしたから平面での移動で済んだのが、そういう上下の移動をしなくちゃいけないということで、大変不便だという声も上がっています。  取引されている皆さんとか、そこで仕事をされている皆さんが、いかに使いやすいかというところで、まだまだこれから改善していかなくちゃいけないというところはあるんですけれども、通常の駐車場を使わないで荷物の積み下ろしをするという方向で東京都は考えているんでしょうか。その辺、どういう話で聞いているのか伺いたいと思います。  それから、交通渋滞の問題では、生活道路のほうに流入していないかどうかというのは、区としても今後も確認をされていくんでしょうか。  それと、見学者の受け入れも13日から始まっていますけれども、場内には見学者の駐車場や駐輪場がないと東京都も広報しています。ですけれども、区は、このことを区報に載せずに、見学できますということをアピールする、10月1日号の区報を発行していますけれども、広報するのであれば、市場には駐車場や駐輪場ないことですとか、周辺の駐車場もあわせて、お知らせをきちんとしていくことが必要ではないかと思うんですけれども、この辺の見解を伺いたいと思います。  それから、土壌汚染問題ですけれども、東京都は安全だと言ったからといって安全じゃないんです。地下水位についてですけれども、東京都は、これまで週3回だったのを、10月6日からは週1回にすると、公表するのが週1回だと言っていますが、10月5日以降、公表されていませんが、この辺は東京都からどう、地下水位です、地下水質じゃなくて地下水位ですけれども、この点について何か報告を受けているんでしょうか、伺います。 74 ◯港湾臨海部対策担当課長  まず、さまざま質問がございましたので、まず1点目の場内での使い勝手だとか、そういったようなお話に関してでございます。こちら、東京都のほうにも、私のほう、あるいは所管の交通対策課長のほうから市場開場しまして11日、12日、13日というところ、全て確認をさせていただいているところでございますが、場内につきましては、確かに、今までなれ親しんでいたやり方等々からすると、かなり違っている部分も、これは確かにあるというような話でございまして、ただ、それも2日目以降は、例えば、昨日ここでかなり混乱したけれども、あっちに行けば大丈夫だとか、そういったところは市場関係者同士でもやりとりをしながら、一日一日、少しずつ改善しているという状況にあるところでございます。  4階の買い出し人の場所には、上下に移動だとかというところも、確かに不満ですとか、そういったのはあるそうではありますけれども、市場関係者としても前向きに捉えて、早くなれていこうというような声もたくさん聞かれるところでございますので、当然、本区としましても、市場運営の状況、先ほど申し上げましたが、引き続き注視していきたいと思ってございますが、今のところ、東京都のほうからは、日々改善していくということと、それとあと、市場運営の仕方につきましては、築地市場においても同様でございましたけれども、市場関係者と東京都のほうで課題の整理だとかの対策を行っていくということでございますので、そういったところで改善されていくのではないかと考えてございます。  それと、区報に関しましてでございますけれども、10月1日の区報につきましては、まだこの段階では見学者のコースが明らかにされていない状況でございました。明らかにされたのが10月4日の東京都の公表ですので、しかし、そうはいっても10月1日の区報の中でしっかり区民の皆様方に、豊洲市場開場されますということ、あるいは飲食物販等の魅力的なところがございますというところをアナウンスする必要があるということでございまして、できる限り誤解のない書きぶり、具体的に申し上げますと、見学コースも今後開放が予定されるですとか、そういった形で、できる限りのことをさせていただいてございますので、そういうことで、ちょっと御理解いただきたいと思ってございます。  それと、土壌汚染対策につきましては、10月以降、週1回というところで、こちら、9月12日の協議会におきましても、そのような報告いただいているところでございます。  この前の公表が7月に行われた公表でございまして、過去3カ月のものでございますので、3、4、5の内容が公表されているんですけれども、10月以降、やはりおおむね3カ月に1回公表するということになってございますので、6、7、8の3カ月間について、今後、東京都のほうから公表があるんだろうと思ってございます。いつ、何月何日に公表されてるのかと、まだつかめてはございませんけれども、協議会の中でも、公表する場合については一報していただきたいということを伝えていますので、東京都のほうから、そういったことがあれば速やかに報告があるものと認識しているところでございます。  以上です。 75 ◯大嵩崎かおり委員  私が何で場内の使い勝手、使い方の問題について指摘をするかというと、駐車場不足が指摘をされていましたよね。それで、収容しきれない車が場外にもあふれて、違法駐車等発生するのではないかといった問題が懸念をされていましたので、そういった問題、中のことだからということで済まされる問題ではないと思うんです。  先ほど言ったように、今は駐車場ではないところにも、ぐるり公園に接している柵のところの外周に、ずらっと駐車をされて荷物の積み下ろしなんかもやっておられました。ですから、そういった問題もきちんと区としても関心を持っていく必要があるんじゃないかと私は思います。  それから、見学、とりあえず10月1日には広報したんだということなんですけれども、私、さっきも言ったように、場内には駐車場、駐輪場ないんだということもあわせてお知らせをしていかないと、ちょっと無責任なところがあるのではないかと思うんです。ですから、これはきちんと違法駐車等起こらないようにすべきだと思います。  ららぽーとですとか、周辺にいろんな施設ができていまして、大変混雑しているような状況も、日にちによってはあります。日曜日は市場やっていませんから、土曜日など、イベントが重なったりなどすると、周辺にも大変な交通渋滞ということで影響が出てくるのではないかと私は思っていますので、この点、ちょっと再度認識を伺いたいと思うんです。  それから、地下水の問題ですけれども、私が今聞いたのは、地下水位の測定結果です。今までは週3回公表だったのが、10月6日からは週1回となっているんですけれども、私の勘違いだったら申しわけないんですが、10月5日以降の数値が公表されておりません。1週間に1回だったら、もう既に公表されているはずなんですけれども、この点、聞いているのかということで伺いました。  最近、雨が多くて、地下水位が上昇しております。33カ所中21カ所で、追加対策工事の当面の目標であった2メートルを超えているところが21カ所もあるんです。3メートル超えてしまっているところも2カ所もあるんです。これ、きちんとどうしてそうなってしまっているのかということは、区としても把握をしておくべきではないでしょうか。  当初の目標は、A.P.プラス1.8メートルですから、1.8メートル超えているところは3メートル超えているところも含めて全体の7割、24カ所もあるという状況は、これは本当に、土壌汚染対策、地下水位をA.P.プラス1.8メートルで抑えて汚染された地下水が上昇してこないようにということで決めたものなんですから、これは達成できていないということは大変な問題だと思うんです。その辺の認識はどうなんでしょうか。  これは、きちんと東京都にも説明を求めるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。 76 ◯港湾臨海部対策担当課長  すいません、先ほど答弁漏れがありましたので、改めて説明させていただきますけれども、場内の駐車場等の状況につきまして、本区としましても、例えば築地市場よりも500台多いですとか、計5,100台程度、あるいは駐輪場におきましても状況等を聞き取っていまして、1,500台程度用意しているということと、大嵩崎委員おっしゃるように、それが場外の路上駐車、駐輪等にならないような形でしていただきたいということで、我々のほうから要求させていただいていたところでございまして、開場後、直後でございますけれども、確かに駐車場等につきましては、駐車場、駐輪場等につきましては、場内において駐車場、駐輪場等、区画されていないところにとめられているという実情は、これはあるそうです。  それに関しましては、それを駐車場とするのか、駐輪場としてしっかり区画するのかというところは、東京都としても今後検討していくという形で伺っておりますけれども、その結果として、必ず場外のほうに出ないようにということで、こちらのほうからは要求させていただいているところでございます。  それと、区報につきましてでございますけれども、駐車場、駐輪場がないということで、確かにアクセス面ということからすれば、非常に重要な情報ではございます。  今後、東京都のほうで実施するにぎわいだとか、そういったところのイベント等ございますけれども、そういったところのアナウンス等々でできることがあるかということを考えていきたいと思ってございます。  最後、地下水位に関しましてでございます。地下水位に関しましては、10月以降、測定は週1回はするけれども、公表に関しては3カ月まとめて公表するといったような説明は伺っておりますので、今後、それについては注視していきたいと思いますし、7月30日に専門家会議においては、総合的な評価としては、市場の安全性については確認をしているということでございますが、7月31日にも都知事からの安全宣言はあったところでございますけれども、状況等が変わるようなことであれば、あるいは状況が悪化するようなことであれば、それに対する評価が変わるようなことがあれば、それは非常に重要なことでございますので、本区としても、引き続きそこについては注視していきたいと考えてございます。  以上です。
    77 ◯大嵩崎かおり委員  交通問題については、しっかりと区としても関心を持ってやっていただきたいと思いますし、土壌汚染問題も終わりではないと私は思っております。地下水位が上昇してなかなか下がらないといった問題、続いておりますし、地盤沈下も1年以上も隠していたと、きちんと報告しなかったということもあります。  それで、地下水位の公表は3カ月に1回ということなんですけれども、これはちょっと私は、きちんとこれまでどおり測定してすぐに公表をすべきものだと思います。3メートルも超すような状況というのは、砕石層のところまでが2メートル50センチでしたか、その上に2メートル50センチ盛り土をしているということで、2メートル超えて、それで追加対策工事でも2メートルがとりあえず目標だ、当面の目標だと言っていたわけですけれども、それを超えちゃっていると、盛り土のかわりにコンクリートを敷設した地盤面よりもはるかに上行っちゃっているということですよね。そうすると、一体、今、地下はどうなっているんだろうという、そういう心配、私はしています。  こんな地下水管理システム、ポンプ増強したけれども、全く機能していないということであれば、安全宣言の根拠そのものが、私は崩れてしまうんだと思うんです。  ですから、これはきちんと、この協議会の中でも測定したらすぐに公表することを、区からもきちんと求めていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 78 ◯港湾臨海部対策担当課長  大嵩崎委員御指摘の土壌汚染に関する公表に関しましては、これまでも3カ月に1回の公表だったということは変わりませんというところでございます。週1回の測定は行ってはいますというところでございます。  専門家会議の評価を踏まえて、東京都のほうとしては安全宣言を出されているということがございますので、本区としても、東京都を、その点におきましては信頼をしながら、ただ、状況については注視していくというところでございます。 79 ◯委員長  本件は報告事項ですので。 80 ◯大嵩崎かおり委員  港湾臨海部対策担当課長の認識、違います。公表も3カ月に1回じゃありません。原則、測定日の16時に公表となっています。地下水位ですから、私が言っているのは。その辺、ちょっと認識改めていただきたいと思います。  以上です。 81 ◯佐竹としこ委員  市場も開場しました。連日、テレビ報道を見ていますと、やはり開場当初ですから、いろんな課題が出てきていると思います。ですけれども、その一つ一つ、インタビュー受けた方も、事業者の方が、こういうことが、こういうことがと課題はお話をされるんですけれども、最後には、前向きに、これから頑張っていくという前向きな意見を最後に必ずおっしゃる方たちが多いんです。それを聞いて、本当にそうだなと。課題はありますけれども、一つ一つきちんとこれからやって、事業者の人も新たな思いでスタートしているわけですけれども、全力で応援して、本当に来てよかったと言えるような、そういう市場になってもらいたいという思いでいっぱいでございます。  その中で、都区連絡調整協議会、この主な協議事項というのはしっかり協議していただきたいと思うんですが、一番、地元の方たちの住民の意見とか、それもきちんと反映できるような状況に、また協議会の報告も、きちんと住民の方に報告できるような、そういうことも大事だと思うんですが、それはどのように考えてらっしゃいますか。 82 ◯港湾臨海部対策担当課長  まず、地元の住民の皆様の意見の反映の方法というところでございますけれども、本協議会におきましては、本区と東京都の共生体としての協議会でございますけれども、報道等でも出ておりますが、9月11日に豊洲の地区の住民の皆様方から東京都の市場長のほうに要望が出てございまして、その中の大きなポイントが、地元と東京都との間で意見交換をする場所というものを設けてほしいということを、非常に地元の方々の切実な思いだと我々も捉えさせていただいておりまして、現状、東京都のほうに確認したところ、それについては早急に設置をしていきたいという旨、我々も確認させていただいております。  協議会と、その地元と都との協議体の意見交換だとか、そういったところの反映の仕方につきましては、地元のほうの協議体が設置されて以降、例えば本区からオブザーバーとかが入るですとか、そういった、いろんな、さまざまな入り方があると思いますので、そこは、今、佐竹副委員長がおっしゃったところを踏まえながら適切に対応させていただきたいと思ってございます。 83 ◯議長  今、佐竹副委員長からも意見があったんですが、ぜひ、冒頭委員長から、会期以外にも委員会を開く用意があるというようなことの発言がありましたので、改めて、この当委員会豊洲市場に視察、行かれたほうがいいんじゃないかと。なかなか、これから年末になって市場も、対応も忙しくなるかと思いますが、今まで議論した中身を整理する意味でも、また、今後対策を講じる意味でも、ぜひ視察の要望を私からもお願いいたしたいと思います。  あと、1点だけ。この環境の中に、やっぱり風評被害が2番目にあります。開場と同時に、築地のほうの解体が始まりました。前回の委員会で福馬委員から、たしかゴキブリの話がちょっと出たかと思うんですが、私はネズミ、あるいはアスベストがどのくらい飛散されるのかというのが非常に心配です。  先週の報道によりますと、場外で営業している方が、1日に、多いところで7匹ネズミを捕獲したなんていう、そんな報道もあるようでございまして、これは近くに、築地のがん研から朝日新聞、あるいは銀座中学校等ありますけれども、江東区にも運河をわたって入る可能性は十分に考えられると思いますので、そういった点も、東京都の理事者には、何とか、私、次の委員会で報告しろと言ってありますが、そのこともきちんと状況を確認するべきだと思いますので、今、答弁はいりませんが、きちんと報告をいたすようにお伝えください。  以上で終わります。 84 ◯委員長  以上で本件を終了いたします。  ────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 85 ◯委員長  本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。  これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。お疲れさまでした              午前11時53分 閉会 Copyright (c) Koto City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...