江東区議会 2018-06-19
2018-06-19 平成30年建設委員会 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時00分 開会
◎開会の宣告
◯委員長 おはようございます。ただいまから、
建設委員会を開会いたします。
本日、区長は欠席するとの連絡がありましたので、御報告いたします。
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◎
委員長挨拶
2
◯委員長 本日は、改選後初の委員会でありますので、一言御挨拶申し上げます。
御承知のとおり、去る第1回
区議会臨時会におきまして、正副
委員長互選の結果、委員長に私が、副委員長にはおおやね匠委員が選出され、就任することとなりました。
委員会審査に当たりましては、誠意を持って適正な運営を図ってまいりたいと存じますので、
委員各位はもとより、理事者におかれましても、特段の御協力をいただきますようお願いいたします。
簡単でございますが、御挨拶とさせていただきます。
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◎
議長挨拶
3
◯委員長 続きまして、
建設委員会の委員でもあります議長から御挨拶願います。
4 ◯議長 おはようございます。去る5月25日の第1回
区議会臨時会において、議長に就任いたしました、佐藤でございます。
私も
建設委員会の委員でございますが、本委員会は、道路、公園、住宅など、住環境の
整備促進にかかわる重要な委員会でございます。各委員におかれましては、
赤羽目委員長、おおやね副委員長のもと、活発な御議論をいただき、本区発展のため御尽力いただきたいと存じます。
私も議長といたしまして、高村直樹副議長と力を合わせて、円満な
議会運営に誠心誠意努力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
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◎委員席の了承
5
◯委員長 初めに、本委員会の委員席につきましては、現在御着席のとおりで御了承願います。
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◎
出席理事者の紹介
6
◯委員長 次に、本委員会の
出席理事者の御紹介を願います。
(
都市整備部長自己紹介・
関係理事者紹介)
(
土木部長自己紹介・
関係理事者紹介)
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◎
所管事項の説明
7
◯委員長 続いて、本委員会の
所管事項について、事務局から説明をいたさせます。
8
◯事務局長 それでは、
建設委員会の
所管事項について御説明申し上げます。
本日配付いたしました資料は、3種類ございます。
最初の資料が常任・
議会運営・
特別委員会委員等の名簿で、先月25日開会の
区議会臨時会で決定されました各委員会の
構成委員等を一覧表にまとめております。これにつきましては、参考にしていただければと存じます。
次の資料は
委員会出席委任理事者の名簿で、先ほど各部長から御紹介のありました理事者を記載しております。
次の資料は1ページが
常任委員会の
所管事項及び
解釈運用、2ページ以降が
特別委員会の
付託事件及び
解釈運用となっております。
この資料の1ページ、表の下から2段目にございます
建設委員会の欄をごらんいただきたいと存じます。本委員会の
委員定数は8人ですが、現在1人欠員となっておりますので、7人で構成をされてございます。
所管事項は1の
都市整備部に関する事項、2の土木部に関する事項となってございます。
また、
解釈運用では、「相隣紛争に関する事項は当委員会の所管とする」となっております。
これら
所管事項、
解釈運用ともに、従前と変更ございません。
欄外をごらんいただきたいと存じます。欄外の1)、
特別委員会の
付託事件となった事項は、
常任委員会の所管から除くとなってございます。
この関係で申し上げますと、恐れ入りますが、資料3ページ、
オリンピック・
パラリンピック推進特別委員会の
付託事件及び
解釈運用をごらんいただきたいと存じます。
付託事件1の
解釈運用9)において、大会開催に伴う道路等の
インフラ整備に関する事項は、
オリンピック・
パラリンピック推進特別委員会の
付託事件となっておりますため、
建設委員会の所管から除かれることとなります。
1ページにお戻りいだたきまして、欄外2)にございますように、「
特別委員会で審議した事項は、
常任委員会で再度審議することはできない」となってございます。3)では、「ごみ問題に関連する
コミュニティ施設建設計画及び
南部港湾地域開発計画の中の施設につきましては、
特別委員会で
当該計画について大枠の決定がなされるまでは
常任委員会では審議できない」となっておりまして、これら欄外の
記載事項につきましては、従前と変更はございません。
建設委員会の
所管事項の説明は以上でございます。
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◎議題1 28陳情第47号
仙台堀川公園の
リニューアルに関する陳情(継)
◎議題2 28陳情第50号
仙台堀川公園・沿道の改修に関する陳情(継)
◎議題3 28陳情第81号
仙台堀川公園整備計画に関する陳情(継)
◎議題4 28陳情第82号
仙台堀川公園整備計画の中止を求める陳情(継)
◎議題5 28陳情第92号
仙台堀川公園整備計画の見直しに関する陳情(継)
◎議題6 29陳情第29号
仙台堀川公園整備計画修正案の再度見直しに関す
る陳情(継)
◎議題8 29陳情第38号
仙台堀川公園整備計画の
意見交換会及び幹事会に
ついての陳情(継)
◎議題12 29陳情第54号
仙台堀川公園整備計画修正に関する陳情(継)
◎議題13 30陳情第3号
江東区長が所信表明で
CIGビジョンをもとに区
内の緑化をさらに進めるとしていたことを実現す
るために
仙台堀川公園の
樹木伐採の中止を求める
陳情(継)
◎議題14 30陳情第4号 江東区の
区民憲章の第1番目に掲げられた「緑と
水に恵まれて ゆたかな心を育てます」とうたわ
れた精神を実現するために
仙台堀川公園の樹木伐
採や水路の暗渠化の中止を求める陳情(継)
◎議題15 30陳情第5号
仙台堀川公園整備計画において、公園の自然度を
高めるための陳情(継)
◎議題16 30陳情第6号 多数の区民・識者の意見を踏まえた区長委嘱の区
民、行政等による
区民意見交換会幹事による「提
言書」を踏まえた
基本計画再作成の陳情(継)
◎議題17 30陳情第8号 住民の要望を盛り込んだ「提言書」に沿って「仙
台堀川公園整備計画」を求める陳情(継)
◎議題18 30陳情第9号
仙台堀川公園整備計画の再修正案の検討について
の陳情(継)
◎議題19 30陳情第10号
仙台堀川公園整備事業に関する陳情(継)
◎議題20 30陳情第11号 区の
仙台堀川公園面積削減計画に関し、
道路拡張
の必要性の有無、
公園面積を維持しつつ
計画目的
を達成するための方策の有無、を徹底的に審議す
ることを求める陳情(継)
9
◯委員長 それでは早速、
委員会審査に入ります。
ここでお諮りいたします。
これから審査いたします議題1から6、8、12から20までの16件につきましては、ともに
仙台堀川公園に関する陳情ですので、これを
一括議題といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
10
◯委員長 御異議ございませんので、議題1「28陳情第47号」、議題2「28陳情第50号」、議題3「28陳情第81号」、議題4「28陳情第82号」、議題5「28陳情第92号」、議題6「29陳情第29号」、議題8「29陳情第38号」、議題12「29陳情第54号」、議題13「30陳情第3号」、議題14「30陳情第4号」、議題15「30陳情第5号」、議題16「30陳情第6号」、議題17「30陳情第8号」、議題18「30陳情第9号」、議題19「30陳情第10号」及び議題20「30陳情第11号」の16件を
一括議題といたします。
なお、「30陳情第8号」につきましては、
追加署名簿が提出されておりますので、事務局より報告いたさせます。
(
事務局報告)
11
◯委員長 理事者から、
一括説明を願います。
12
◯河川公園課長 では、私からは議題1「28陳情第47号」から議題6「29陳情第29号」、及び議題8「29陳情第38号」、及び議題12「29陳情第54号」から議題20「30陳情第11号」までの、全16件の陳情について一括で御説明させていただきます。資料は、資料1-1、1ページから7ページ、及び9ページ、及び13ページから21ページとなっております。
まず最初に、
仙台堀川公園整備計画について、簡単に説明させていただきます。恐れ入りますが、資料1-1の次の
参考資料1の1ページをお開きください。
本
整備区間の案内図をお示ししております。まずは事業の目的です。整備するのは
清洲橋通りから北側と、その
両側道路約1.1キロメートルでございます。開園後約38年が経過し、公園の
リニューアルを機に、
両側道路の危険で貧弱な
道路環境、公園内の自転車と歩行者の錯綜などの地域の課題を、道路と公園の
一体整備を図ることで解決し、このエリアの住環境をより安全で魅力あるものに整備するということを目的としています。
続きまして、
参考資料1の2ページをお開きください。
前回の当委員会で話題となりました
仙台堀川公園における
生物調査の結果を添付いたしております。調査の結果、両生類・爬虫類4種、鳥類20種、昆虫類206種、魚類・底生動物27種、植物344種を発見し、そのうち18種の重要種を確認いたしました。その重要種の一覧をお示ししておりますので、御確認ください。なお、そのほか詳しいデータは
ホームページに掲載しております。
それでは続きまして、継続陳情についてであります。本件16件につきましては、
仙台堀川公園整備計画の当初の
基本計画案においての陳情5件、及び
基本計画修正案においての陳情11件でありまして、計画の中止、計画の変更及び施設の整備等の要望の陳情でございます。
計画案作成時から、陳情及び多くの意見をいただきながら変更を行ってまいりましたので、当初から現在までの計画案の変更の流れ等で説明させていただきたいと思っております。
まずは平成26年に、
仙台堀川公園リニューアルに先駆け、区報並びに
ホームページにより、計画に際しての
意見募集を行いました。いただいた意見をもとに、
整備計画基本案を作成いたしました。その
基本計画案において主な計画は、公園部では
既存水路の暗渠化、水深の浅い水路を新設、園路の再整備、樹勢の衰えている桜の更新、また、道路部では
車道幅員5.5メートル、
歩道幅員2メートル、植栽帯1メートル、
自転車走行空間2メートルを車道につくる案として、全幅員10.5メートル及び無電柱化を計画いたしました。
この計画をもとに、平成28年4月に第1回目の
住民説明会を開催し、その計画案について、
道路幅員反対、
公園面積削減反対、
大量樹木伐採反対、
水路暗渠化反対等の多数の意見及び当委員会に陳情が出されました。この多くの意見が出されたことに伴い、再度計画案の変更の検討を行いまして、平成28年後半に
基本計画修正案を作成いたしました。その修正案の主な変更点は、
自転車走行空間を道路から公園部へ変更いたしまして、
道路幅員を10.5メートルから8.5メートルとし、
公園面積の削減を極力抑える案といたしました。
この修正案をもとに、平成29年3月に第2回目の
住民説明会を開催いたしました。この修正案においても多くの意見、また陳情が出されました。ここで再度、より多くの区民の意見を聞くことを目的に、平成29年度に
公募区民、町会代表、
環境問題代表及び行政による幹事会を設置し、幹事会による
意見交換会を行うことといたしました。
幹事会企画による
意見交換会をもとに、8月と10月に2回開催いたしまして、その意見及び幹事会より出された提言書をもとに、いま一度計画案の変更を検討いたしました。その結果、取り入れられる意見はできる限り取り入れた、計画案の再修正を行いました。その再修正案の主な変更点は、公園部では水路の暗渠化の取りやめ、
既存水路の存置、また親水化、樹木のできる限りの保全、
自転車走行空間の設置、園路の再整備、道路部では
車道幅員が5.5メートルから5メートル、植栽帯1メートルから0.7メートル、全幅員8.5メートルから7.7メートルへ縮小し、
公園面積の削減を最小限に抑える案といたしました。
この再修正案を4月27日の本
委員会臨時会において報告させていただき、5月27日に
基本計画再修正案を第3回目の
住民説明会で報告させていただきました。
以上が計画の変更の現在までの流れとなっております。
改めまして、この計画案は多くの意見、また委員会への陳情等により、2回の変更を経て現在に至っております。この再修正案をもとに、今年度前半に詳細設計を行い、後半に工事着手してまいりたいと考えております。今後は地域の皆様には丁寧な説明を行い、御理解をいただきながら、工事着手していく予定と考えております。
私からの説明は以上となります。
13
◯委員長 本件について、
一括質疑を願います。
14
◯正保幹雄委員 仙台堀川公園の
整備計画ですけれども、私の地元のところでの計画ということになっています。それで、今、
河川公園課長から説明がありました、この当初案と修正案、この計画案に反対の声が上がって変更したという点も説明もありましたけれども、この
仙台堀川公園、現在の公園のいいところを残そうと区民からよりよい改善案が提案されての、今回までの修正、変更だったというふうに認識をしています。それで、この再修正案については、5月27日に
区民説明会が砂町
文化センターで行われましたけれども、この再修正案についての区民の意見、また区として感じた点についてお伺いをしたいと思います。
15
◯河川公園課長 今、
正保委員がおっしゃられたとおり、5月27日に第3回の説明会を開催させていただきました。昨年の
意見交換会、2回行いまして、いろいろな意見を聞いております。それに対しての再度の説明会ということで開催させていただきました。
区としての感じといたしましては、もう1年ぐらい計画がおくれているので、早く着工してほしいというお声も聞かれました。また、今の計画でも、まだ御不満の意見も少しは聞かれたところでございます。例えば、
水路暗渠化を取りやめて、既存の水路を今のままではなくて、半分ぐらいは親水化ということで、少し深さを浅くしまして、人が近寄れるような水路にしたいということを区のほうは考えさせていただいたのですけれども、それに対して今のまま水深の深いほうがいいと、今のままの水路がいいというような御意見も聞かれたところでございます。また、
道路関係に関しましては、やはり幅員のことに関してはいろいろ賛否両論の意見が出されております。
要約しますと、
意見交換会でいろいろな反対の意見が出されましたけれども、今回に関しては好意的に皆さん捉えられて、早く着工してほしいという意見のほうが多かったように感じております。
以上になります。
16
◯正保幹雄委員 水路の暗渠化を基本的には中止したと。公園の削減、それから樹木の伐採を減らしたということについては、私は非常に評価をしています。よくここまで検討してくれたなと率直に思っています。
それで幾つか、その上に立って伺いたいのですけれども、1つは公園内の
自転車走行空間、自転車の専用道のことについてです。それで、この間の住民の説明会にも出席しましたけれども、
通過自転車は原則としてこの側道ですね。東西の側道、
車道走行を原則として、公園内に入る自転車は散策したりする、そういう方がゆっくり走行する自転車だけにすると。そのように誘導したいというようなことをこれまで説明されてきました。それで、そういう
車道走行は、車道に走行を誘導しながら、公園内に
自転車専用道をつくると。新しく設置するというのは、合理的ではないのではないかと思いますけれども、この点いかがでしょうか。
それから、新たに計画されているこの自転車の専用道ですけれども、公園内を蛇行します。真ん中を通ったり、端を通ったりしながら蛇行する3メートルの
自転車道ですけれども、これは公園内で散策している方や
お子さん方が自由に遊んでいますが、そういう歩行者や、そこに憩っている人との間で衝突の危険性、接触の危険性、これが現状よりもふえていくのではないかという心配がありますけれども、その点どのように考えているのかという点です。
それから2点目は、
車道歩行空間についてですけれども、側道は、今5メートルの車道ですが、これをそのまま置いて歩道を2メートル拡幅して、プラス70センチメートルの植栽帯をつくると。その植栽帯の上に
トランスボックスを設置するという計画案になっています。これは私は、この植栽帯の70センチメートルは改善の余地があるのではないか、改善する必要があるのではないかと思います。この地中化に伴う地上機器は、大体70メートルから80メートル間隔で
トランスボックスを置くというのが一般的ですけれども、この設置するスペースは2メートルに広くなったところに
トランスボックスを置くと。点在をするだけの
トランスボックスですから、それは2メートルの中で
十分すれ違いも確保できるのではないか、安全確保できるのではないかと思いますが、そういう点はいかがかと。
それから3つ目に水路についてです。水路は、この間、水路も水車小屋があったり、いろいろ環境も変化をしてきました。それで、今、八つ橋の池というのが地元の小学生が教育上も観察に訪れている、たくさんの生き物の宝庫として非常に大事な池ですけれども、これが
自然観測池として継承されていくというのは非常にいいと思いますが、今、ここ何年、1年ぐらいはこの八つ橋の池は管理が十分行き届いていない。干上がっています。それで、そこにもうエビだとか、いろいろな魚がいましたけれども、全て死んでしまっているというような状況です。今後、この自然水を活用するというのが仙台堀の特徴ですけれども、この生き物の生息にいい環境、これに配慮した
水辺環境の整備というものが、これまで以上に求められていると思いますが、その点、どのように検討されているのか、お考えなのか、伺いたいと思います。
それから関連して
生物調査ですけれども、先ほど18種の重要種を確認されたということです。これはこの間の
建設委員会でも、
生物実態調査をやってほしいという要望が当委員会からもたくさんの委員からありました。それに基づいて調査をした結果ですけれども、この
整備工事をしている間のこういう重要種を含めた生物への影響についての検討、また、その回復のあり方もどのように検討されているのか。また、ツミも
絶滅危惧種ですけれども、これらの
生物多様性の保存についても、どのように検討されているのかという点について、生物の
実態調査を踏まえた今後の具体的な対応について、区の対応についてお伺いしたいと思います。
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◯河川公園課長 では、私から何点かの質問にお答えさせていただきます。
まず1点目、
自転車走行空間と園路の分離は合理的ではないのではないかというお話についてです。まず区としては、今現在の約3メートルから3.5メートルの、今ある自転車と歩行者の入り交じっている通行が、錯綜して危険であるということが今現在非常に問題になっております。そこで区といたしまして、歩行者と自転車は分けて走行していただこうという考えでこの計画は進めておりました。再修正案についても、その考え方は変わっておりません。あと基本的な考え方として、通行だけの自転車に対しては道路に出ていただこうということ。公園の中の自転車は、先ほど
正保委員がおっしゃったとおり、観察とか、ゆっくり走っていただいて、散策のためのような自転車は中に入れていく、そのかわり歩行者と自転車は分離するということで考えております。また、計画案の中の蛇行した
自転車走行空間、余計危ないのではないかというお話です。あれはあくまで
基本計画の中で、今ある樹木を縫って考えた一案でございます。現在詳細設計の中で、どのルートが一番危険でないか、またどのルートだと広場を分断しないで済むか、また、どのルートだと樹木をなるべく伐採しないで済むかということを考えながら、今、詳細を詰めている段階でございます。なるべく危険がないように計画させていただきたいと思います。先ほども言ったとおり、自転車と歩行者の分離ということは、当初の計画どおり進めていきたいと思っております。
続きまして、水路ですね。水路の考え方です。今、八つ橋の池、確かに
正保委員がおっしゃったとおり干上がっております。ですから、今後はその八つ橋の池、自然観察池として再整備する予定でございます。今度はきちんと上水を引っ張って、ある程度水の確保というのは重要ではないかと思っております。常時、水が枯れないような状態で整備する予定です。また、水生植物とか、どういう植物が生き物にとっていいかということは今後検討する課題でありまして、具体的にはどのように整備するかは今の段階では決まっておりません。いろいろな研究をさせていただいて、工事までにはいい自然観察池ができるように検討してまいりたいと思っております。
続きまして、重要種、生物の重要種についてです。18種類の重要種が見つかりました。例えば、工事期間中は重要なカメとか、エビとか、重要種がその中でいます。そういうものは事前に捕獲できるものは捕獲して、別のところに一時住まわせるとか、そのようなことも考えております。また、今現在の重要種がいる環境というものが、今現在わかりましたので、なるべくよい環境が整えられるように、今後検討してまいりたいと思っております。
私からの説明は以上になります。
18 ◯道路課長 私からは道路についてお答えいたします。
70センチメートルの植栽帯について、改善の余地があるのではないのかという御質問です。歩道につきましては、まず有効幅員2メートル確保というものがございます。我々といたしましては、当初案から安全・安心のほかに、潤いを与える歩行空間の整備というところで、もともとは高木を植えるつもりだったのですけれども、今回中木にいたしました。70センチメートルの植栽帯の幅の中には、約20センチメートルの縁石が含まれてございます。実際、有効の植栽幅が50センチメートルとなりますので、この中木を植えるに当たりましては、これよりも狭くするということはなかなか難しいのかなと。あと、やはり地上機器も置き場として、先ほどおっしゃられたとおりありますので、地上機器を置いたところは有効幅員が2メートルとれなくなるというところで、やはり我々といたしましては、安全・安心、潤いの中で有効幅員2メートルは確保していきたいと考えております。
以上でございます。
19
◯正保幹雄委員 公園内の自転車の走行空間ですけれども、
通過自転車が車道を走る、ハード・ソフト面、いろいろ考えてそちらのほうへ誘導すると。そうしますと、公園内を走る自転車が減ってくるというふうになると思います。今、御答弁では、この走行、自転車の
車道走行案については一案だと。一つの案ですと。しかし歩道、歩行者と自転車を分離して安全を確保するにはどうしたらいいのか、ルートを含めて詳細設計で考えていきたいというふうにされています。そのようにしていただきたいと思います。
心配しますのは、今の園内の通路を歩行者が歩いたときに、今、自転車だとか、いろいろジョギングをしている人等、人がたくさんで危ないといったときには、散策路に逃げられる、散策路を歩くというような安全対策がとられています。
自転車道を蛇行しながら、真ん中、端含めて蛇行しながら走るということは、その余地がなくなるということを私は心配しています。それで、今現在、現状のこの園路はセンターラインが引いてあります。しかし、あるのだけれども、歩行者と自転車の区分はされていません。こっちが歩行者、こっちが自転車ですよという表示がありません。色分けすることも含めて、ゾーン分けをして、歩行者優先、自転車はゆっくりそこを走行するという点で、ハードとソフトのルール化、対応できないのかと。検討していただきたいと思います。
さらに、今、桜の木や何かの根上がりがあります。歩きづらくなっています。この根上がりの対策や、
歩道幅員の確保についてはさまざまな工法があると聞いています。根が伸びられる路面材を使った工法を使えば、木のほうに歩行者の道が広がっていきます。これが今、3.5メートルの拡幅の園内通路の計画ですけれども、これを4メートルに広げれば、やはり自転車と歩行者の錯綜、これが避けられると思います。それで、例えばそこを4メートルとれれば、2メートルを水路側の歩行者、それから内側を自転車がゆっくり走行できるというような幅員も、あわせて根上がり対策も含めて解消できるのではないかと。それもぜひ検討してほしいと思います。
それからこの
生物調査ですけれども、工事期間中も一時移転をしたいと。カメや何かも一時移転したいということは非常にいいかなと思います。進めていただきたいと思います。それで、この
生物調査に関係をして、コゲラという鳥がいるのですけれども、今、基本的には老朽化した樹木を伐採するというのはしょうがないと思いますが、しかし、コゲラは枯れている木に穴をあけて巣をつくるということで、今、当該の工事整備地域にはコゲラがふえているというような専門家からの報告もあり、ひなもかえっているというふうに聞いています。今、森ビルなどでも枯れている木を残していたりしますけれども、この枯れている木も必要となってくる。そういう点では、この
生物調査に基づいた今後の
生物多様性の観点で、そういう対応もぜひ検討をしていただきたいと思っています。
それから
車道歩行空間についても、今、道路課長からありましたけれども、やはり70センチメートルをとらなくても十分すれ違えるし、支障がないと思います。かえって植栽帯をつくることで、今後の管理運営費を考えても、そしてまた、その分公園が削減をされるわけですから、そういう点も考えても、2メートルの歩道と植栽帯は必要ないのではないかと思います。
それから最後に区民に開かれた取り組みという点ですけれども、提言書にも区民に開かれた形で取り組むというふうにされていますが、今後どのように取り組んでいくのか、スケジュールという点もありますけれども、どのように取り組まれるのかという点について伺いたいと思います。
20
◯河川公園課長 では、何点かの質問にお答えさせていただきます。
まず、今現在の歩行者の通路を広げれば共存ができるのではないかという
正保委員の御意見に対してです。今現在が3メートル、狭いところでは3メートル未満のところもございます。また、先ほど
正保委員がおっしゃったように、根上がりが交通に対して非常に支障となっております。また、3メートル未満から3.5メートルです。ですので、今現在のところに、人と自転車の共存というのは危険でできないと考えております。
また、
正保委員がおっしゃられた、研究すれば今の幅員が4メートルになるのではないかというお話なのですけれども、桜の根の根上がり等がございます。根を切って、また新たに拡幅ということは、区としてはできないと判断しております。今あるところを4メートルに拡幅ということは、大量の桜を伐採しなくては拡幅はできないと考えておりますので、そうすると
樹木伐採反対という御意見とは相反するものがございまして、今あるところを拡幅ということは考えておりません。また新たに
自転車走行空間は3メートルないし、もっと狭い2メートルぐらいでも大丈夫かなと思いますけれども、その辺検討させていただきますが、人と自転車の分離ということは進めてさせていただきたいと思っております。
また、
生物調査についてです。
正保委員がおっしゃられたコゲラという鳥類が、私の勉強不足でその辺ちょっと存じておりませんでした。その辺は今後いろいろな調査研究をして、検討していきたいと考えております。また、せっかく生物の委託調査を行っておりますので、先ほども言わせていただきましたけれども、自然環境がよくなるように今後検討させていただき、慎重な工事をやらせていただきたいと思っております。
また、今後の地域との取り組みです。詳細設計ができた段階で、改めて地域には親切丁寧に説明会等を開きながら、御理解いただきながら進めていきたいと思っております。またそれは公園、また道路に関して、今度は工事に関しての説明になるかと思いますので、その辺は道路部門、公園部門、お互い別々になるかと思いますけれども、説明会を行っていただきたいというところは、何回でも説明させていただきたいと思っています。
以上になります。
21 ◯道路課長 再度、道路の幅員の話がございましたので、一言御答弁いたします。
今回
道路幅員につきましては、交通管理者である城東警察署と協議して、車道の幅員5メートルというのは道路交通法令の第4種第4級の路肩を含んだ最低幅員でございます。
歩道幅員につきましても、例えば植栽をやらなくても、照明柱等々、道路附属物が来る場合は2メートル50センチメートルとらなければいけません。プラス20センチメートルの縁石が来るというところで、歩道についても最低の幅員を考えたつもりでございます。我々は
意見交換会、住民意見を真摯に受けとめて検討した結果が、今回の案になってございます。
以上でございます。
22
◯河川公園課長 今後の取り組みについてですが、
住民説明会は何回でも開きたいというお話は、先ほど言ったとおりでございます。
23
◯正保幹雄委員 それで1つ、先ほど根上がり対策ということですけれども、何も桜の木を切らなくても、だからこそ根上がり対策で、地面の下に根が伸びながら、桜の木もほかの木も成長を妨げないというような工法が、これは東京都でも国の国交省でも、環境省でも推奨しているし、じかにやっています。たくさんやっています。そういう工法もあります。だからそういう根上がり対策で、歩行者が木の近くを歩いても歩行空間も確保できるというような、根が伸びられる路面材を使った工法、こういうことも今、当たり前に行われています。そういうことも検討しながら、その園路についての自転車と歩行者の錯綜を解消する。歩行者の安全を確保するというような方法がありますので、ぜひそれも含めて検討をしていただきたいと思いますけれども、最後にいかがでしょうか。
24
◯河川公園課長 根上がりに対しての再整備というのは当然やっていきたいと考えております。ただ、今の桜並木は、護岸側も護岸の西側も、両側に桜がずっと植わっております。その桜の空間が、4メートル確保すると、伐採しないとその4メートルというのは確保できないと思います、今現状が。根上がりだけでは、その4メートルの幅員というのは確保できないと考えておりますので、その辺は改めて、先ほど申し上げたとおり、分離の考え方で進めていきたいと考えております。
以上になります。
25 ◯鈴木清人委員 よろしくお願いします。私は新たに委員になりましたので、ちょっと基本的なことかもしれませんが、お聞きしたいと思います。
先ほど区民の説明会の中で、早く着工してほしいという意見もかなり多かったと、このようにお聞きしましたけれども、今後の
区民説明会、それから設計完了、それから着工、そして工事完了といった、大枠のスケジュール感というのは、どのようにお持ちでしょうか。
26
◯河川公園課長 では、公園に関しての計画を述べさせていただきます。
まず、先ほど言いました今年度の前半にかけて、詳細設計を今組んでいるところでございます。今の予定ですと、工事が早くて10月の指名委員会ぐらいで発注できればと考えております。それで、実際工事着工できるのが、早くても12月に着工できればと考えております。それで、その前には改めて公園に関しての皆さんに説明会を行いまして、このような計画で進めていきたいことは、地域の皆様には説明するつもりでございます。そして、長計の中で、この公園に関しては平成30年度からの5カ年計画で今計画を立てておるところでございます。これは今の計画どおり進めていきたいと考えております。
以上です。
27 ◯道路課長 私からは道路工事について御説明いたします。
道路工事につきましては、まず公園工事で護岸の撤去を行いまして、それを追いかけるように共同溝の工事から始まりまして、だんだん南から北へ向かっていくことになっております。最終の事業終了年度は平成36年度末を予定してございます。
以上でございます。
28 ◯鈴木清人委員 了解いたしました。丁寧な住民説明をしていただいて、かつ迅速に、平成36年度末完成ということを目標に進めていただきたいと思います。
以上です。
29 ◯三次ゆりか委員 私からはまず3点、その5月下旬にやった説明会はどのくらいの人数が集まったのかということと、具体的に誰にどのように周知したのかということを聞きたいのと、あと今回の最新案は当初の案の予算に比べてどうなったのか確認いたします。
30
◯河川公園課長 それではお答えさせていただきます。
5月27日の説明会です。約70名の方がお越しいただきました。
続きまして、どのように周知したか、また誰に周知したかということです。近隣の各町会には一軒一軒回りまして、簡単な説明及び説明会があるということの周知をしております。それと同時に沿線のマンションの自治会、また組合には、全て説明させていただきます。よって、地域の町会と地域のマンションには周知させていただきました。
予算です。予算に対しては、当初の予算どおりに今のところ進めていきたいと考えております。
以上になります。
31 ◯三次ゆりか委員 はい。ありがとうございます。今までもこの件に関して、私は幹事会なども傍聴させていただいたり、今までの説明会も参加させていただいたりしていたのですけれども、その5月の説明会の件も、できたら教えていただけたらうれしかった。私が調べる能力が低かったというのもあるのかもしれないのですけれども、建設委員の皆さん、当時の、今回かわったからなのかわからないですが、何人か砂町議員の方もいらっしゃったのか、ちょっとわからないのですけれども、私はその場に行きたかったなという思いがあったので、今の質問をさせていただきました。
何かまた説明会があれば教えていただきたいということと、予算も当初どおりということを、前回も質問させていただいたのですけれども、次回の
建設委員会で、先ほども今後のスケジュールなども出ておりましたが、スケジュールもそうですけれども、最初の案の予算と最新で出ている案の予算の細かい内訳などを、こちらの委員会での資料として用意してほしいのですが、こちらは用意するのは可能でしょうか。
32
◯河川公園課長 先ほどの周知に関してです。町会に回ったのと同時に、区報にも掲載させていただきました。それをつけ加えさせていただきます。次回からはきちんと情報提供させていただきたいと思っています。
あと予算についての内訳です。今出ているのは、あくまで概算費になっております。ですから、詳細の金額ということではございません。また、計画当初についても、あくまで概算の概算でありますので、今後どのようになっていくかは詳細設計が出ての話になります。ただ、詳細設計が出たのと概算費とでは、大分差異が出る可能性もありますので、その辺の正確なことをお示しできるかといったら、ちょっと難しいところもあるかもしれません。
以上です。
33 ◯三次ゆりか委員 私としては、そのいろいろ暗渠化をすると言っていたことに関して、暗渠化をやめていくとか、もともとの公園を削らないとか、そういったことに関して、私もすごく評価をしていて、その中でやはり予算的にも、恐らくそういった修正、直していかないことに対して、予算というのはそこまで抑えられているではないかと私は思っていて、その概算でもいいので、細かくなくてもいいので概算で出していただきつつ、12月の着工ということで、その着工までにはやはりその辺の内訳というものは、議会のほうにもオープンにしていただけるのではないかとは思うのですけれども、難しいのでしょうか。
34
◯河川公園課長 概算でもいいということになりますけれども、暗渠化がなくなったということになるので、当初の概算費でも多少なりとも変更があると思います。ただ、ここで概算でも金額をお示しするのは、工事業者とか、入札の関係もあるので、それはこの席での説明というのはできないと考えております。
以上になります。
35 ◯おおやね匠委員 私から、ちょっと先ほど鈴木(清)委員がおっしゃっていたことに絡んでなのですけれども、公園のほうが着工が12月で5カ年計画、道路のほうは平成36年竣工ということなのですが、もう少し詳しく、公園と道路の工事はまた別物だと思うのですけれども、ちょっと詳しく教えていただけますか。
36 ◯道路課長 もう少し詳しくというお話です。まず道路につきましては、今年度詳細設計をやっております。この詳細設計と申しますのは、電線共同溝の工事の詳細設計でございます。来年度も、今回、エリアを6分割している関係で違う場所の詳細設計があるのですけれども、まず南側、一番
清洲橋通り側の西側を最初に始めまして、来年はそこの支障移設というものが出てきます。その後、早くて平成32年度から電線共同溝の工事に入りまして、それを順次ブロックごとに進めてまいります。それで最終的には平成36年度末に完了ということになります。
以上でございます。
37 ◯おおやね匠委員 わかりました。ということは、こういう感じですか。公園が先に完了して、道路がその2年後に完了ということだと思うのですけれども、わかりました。
あとちょっと私から要望、強い要望なのですけれども、今まで本当に多くの陳情を伺いました。私も聞かせていただいたのですけれども、本当に非常に区もよく耳を傾けて、何度も計画変更を行ってきました。特に
意見交換会は新しいスタイルの形で、非常に、十分区民ニーズがすくい取れたのではないかと思います。そうした上での再修正案ができたと思います。私は本当に、先ほど
正保委員も言われていたように、非常にこれは、区の取り組みというのは評価できるのではないかと思います。
ただ一方、やはり仙堀の公園の、いわゆる老朽化。あとは先ほど話が出ていましたけれども、自転車と歩行者の錯綜ですね、安全対策。あと桜の木の更新。
両側道路の危険性などいっぱいありますけれども、安全対策等いっぱいありますが、取り組むべき課題というのは非常にまだまだ細かい部分であると思うのですけれども、早くその解決をしつつ、ぜひ着工していただきたいなと思います。
本当に地域の方々も反対の意見は確かに多いです。確かに多いのですけれども、聞きますと賛成の意見、早く整備してほしいという方々もいっぱいいらっしゃいます。ですから、先ほど最初に私、質問でお尋ねしたように、やはりとにかく計画どおり着工していただいて、計画どおりの工事が行われることを強く要望いたします。
以上です。
38 ◯矢次浩二委員 私からもスケジュールに関して、先ほどから各委員から出ておりまして、詳細設計と10月の発注、また12月の着工を目途にということと、それから道路に関しては平成36年度末工事完了の予定だというふうなお話です。
本当に多くの陳情が出ている中で、皆様のさまざまな御意見を聞く機会として、この
意見交換会されてきたと思います。その中で今後に関して、この必要に応じてまた
意見交換会等、説明をしていくということだと思うのですけれども、今現状で、この12月の着工に向けた
意見交換会等、予定がもしあれば教えていただきたいと思います。
39
◯河川公園課長 今現在は、今後の予定ということの具体的な日にちなどは決めておりません。ただ、大方の設計が出るのが、10月いっぱいには出ると思いますので、10月に着手というか、発注していきたいと思います。ですから、10月には大体の形が出ると思いますので、そのころには一度住民の皆さんには説明をさせていただきたいと計画を考えております。
40 ◯矢次浩二委員 ぜひそのときに、また丁寧な説明をしていただけたらと思います。
以上です。
41 ◯議長 まず、初回陳情審査でございますので、全ての陳情は継続扱いで、委員長に先にお願いしておきます。
先に質問いたしますが、区職員で樹木医の方は何人くらいいらっしゃるのか。あと
仙台堀川公園に、実は私の住吉の、素人カメラマンなのですが、以前にカワセミを撮影した経緯がございます。今、カワセミは生息確認できているか、それをまず先にお聞きします。
42
◯河川公園課長 まず1点目です。区職員で樹木医の職員は、今のところおりません。
以上になります。
43 ◯施設保全課長 カワセミについては、旧豊住橋のところの消防団のところにいたり、ただ餌をとりに来るだけで、そこで繁殖をしているということは確認されておりません。
以上でございます。
44 ◯議長 わかりました。ぜひ機会がありましたら、土木部の専門的な知識を生かして、樹木医の、なかなか難しいと思いますが、考え方というものは非常に重要かとは思いますので、ぜひ高い見識でこれからも携わっていただきたいと思います。
私も、今、おおやね委員から発言がありましたとおり、この間、区側から安心・安全、そして潤いの公園を再構築したいということで、区民のためにつくり上げていきたいということで、この間、陳情だけではなくして、区民の皆さん、また地元で毎日公園を活用している方々の声というのは一番真摯に受けとめていかなくてはいけないのかなと私は思っております。これからも、一番心配なのは工事期間中です。先ほどから生物、特に植物も含めて、私もちょっといろいろなところを見ますと、先ほど
河川公園課長からも、動物は移設したい、移設も考えていると。これはなかなか水温ですとか、水質によって、移設したばかりに命を落としてしまうということもありますので、そこは十二分に研究してやっていただきたいと思いますし、先ほど樹木医の話をしたのですが、桜は基本的に、どうでしょうか、東京ですと15メートルから20メートルの間隔で植えないと、根上がりだけではなくて根が腐ってしまう。だから寿命は、東京の桜というのは短いというのは、その辺にあるのかなと私は思っておりますので、そういったことももう一度計画し直してもいいのかなと私は思っております。
先ほど公園の工事、12月からということなのですが、動物と同じように植物も季節によって、冬に移設したばかりで根が生えないとか、そういった事例もたくさんあるようでございますので、ぜひそれも土木部、あるいは
都市整備部を挙げて、きちんと調査した上で進めていっていただきたいと、そのように思います。
また最後になりますけれども、工事期間中も住民の皆さんからいろいろな要望が入ってくる可能性もあると思います。そういったときにおきましても、できる範囲内で耳を大きくして傾けていただきますように、今から要請しておきますので、よろしくお願いします。何度も言いますが、工事期間中、事故のないように進めていただきたいなと、そのように強く要望して終わります。
45
◯委員長 本件は一括継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
46
◯委員長 御異議ございませんので、本件は一括継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題7 29陳情第37号 松島橋公衆トイレ撤去に関する陳情(継)
47
◯委員長 次に、議題7「29陳情第37号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
48
◯河川公園課長 私からは議題7、29陳情第37号、松島橋公衆トイレ撤去に関する陳情について御説明いたします。恐れ入ります、資料1-1、8ページをごらんください。
本件は、南砂一丁目から二丁目間の松島橋に隣接する公衆便所を撤去することを求めるものでございます。
恐れ入ります、
参考資料2をごらんください。案内図と位置図を添付させていただいております。
当松島橋公衆便所は、松島橋の北詰め西側に平成3年に設置され、その後平成14年に障害者対応用のトイレに改修いたしました。面積12.8平方メートル、鉄骨アルミプレハブ製の公衆便所でございます。当公衆便所の北西側に、平成23年に竣工いたしました、陳情者がお住まいのマンションがございます。
松島橋公衆便所を含めた松島橋児童遊園内の維持管理においては、施設保全課のほうで現在も適切に行っており、また、現在はほかの苦情も寄せられていないと聞いております。したがいまして、現段階では、この公衆便所に限らず、区内どの公衆便所も撤去の予定はございません。
私からの説明は以上になります。
49
◯委員長 本件について、質疑を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
50
◯委員長 本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
51
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題9 29陳情第42号 越中島における野村不動産マンション建設に伴う
区道3120号線の安全通行に関する陳情(継)
52
◯委員長 次に、議題9「29陳情第42号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
53 ◯建築調整課長 それでは議題9、29陳情第42号、越中島における野村不動産マンション建設に伴う区道3120号線の安全通行に関する陳情について御説明します。恐れ入りますが、資料1-1の10ページ目をごらんください。
本陳情の趣旨は、表の左の欄の2にございますとおり、1つ目に車両、歩行者の安全を図るために、区道上にある電柱、標識を移設すること。2つ目に、駐停車を防止するため、マンション敷地内に戸数に見合った来客者用駐車場を整備すること。この2点につきまして、野村不動産に対し、区から指導するよう求めるものでございます。
次に、審査概要ですが、中央の欄をごらんください。
趣旨の1点目につきましては、区道に沿って、事業者によってマンション敷地内に歩道状空地が整備される計画となっておりますが、電柱等の移設を行いますと、この歩道状空地の通行できる幅が狭くなってしまうことから、歩行者の通行の安全を図ることに必ずしもつながらないというふうに説明してございます。
また、2点目ですが、本件マンションは2つの敷地で構成されておりまして、来客や宅配等に備え、敷地ごとに荷さばきスペースを1カ所ずつ設ける計画となってございます。道路内の駐停車防止のため、荷さばきスペースの運用について検討するよう、区から事業者に伝えているところでございます。
御審議の中でこのように説明してまいりましたが、そのほか区の窓口や現場にも本件に関する苦情等の動きがなく、また、本件マンションに関する紛争予防条例手続を所管しております東京都に問い合わせたところ、同様に特に動きがないと聞いてございまして、状況に変化がないことから、推移を見守るものとし、継続審議となっております。
以上でございます。
54
◯委員長 本件について、質疑を願います。
55
◯正保幹雄委員 今あったように2点の陳情です。区道上にある電柱、標識の移設をという点、戸数に見合った来客者用の駐車場整備をという点ですけれども、先日も現地を見てきました。それで、今、戸数に見合った駐車場の整備ですけれども、これはマンション条例等、そこに何台という規定はないと思います、来客者用ということは。しかし、周辺のマンションに聞きますと、大体荷さばき含めた介護の車だとか、荷物の搬出入だとか、そういう緊急車両の駐車場だとか、大体近くの400世帯のマンションでは、大体15台前後ですね、確保しているなど、今、周辺のマンションでもそういうスペースは確保されてきていると思います。それで、やはり路上にとめて荷物の搬出入をするということがあるということで、住民の方からも話は聞いていますけれども、この駐車場、来客者用駐車場の整備については、区のほうとしてはこれまで検討されてきたのが、今後このマンションを建設する上でどうあるべきかというふうに考えているのか、お伺いしたいと思います。それが1つです。
もう1つは、先ほど答弁がありましたけれども、敷地内へ電柱等を移設したら、歩道状空地、2メートルとると聞いていますが、この幅が狭くなると。かえって安全性が保たれないというふうに、今、答弁がありました。しかし聞くところによりますと、この2メートルの新たなマンション側の歩道状空地は、植樹枡がそこに設置されると。2メートル道路のところの道路側ですね。そのように聞いています。そうであれば、この植樹枡側のところに、電柱4本ぐらいですか、あそこは。4本ぐらいありますけれども、そこに移設をするということで、車の往来や通行が非常に安心できる、そういう道路空間ができるのではないかと思いますけれども、そういう点はやはり調査をして、それが可能かどうかかいうことで、事業者側と区から交渉されてもいいのではないかと思いますけれども、そういう点はいかがでしょうか。
56 ◯住宅課長 それでは私のほうから、まず1点目の駐車場の関係で御説明のほうさせていただきます。
マンション条例のほうにおきましては、現時点においても設置についての指導についてはございません。今回、第1回定例会のときにマンション条例の改正をさせていただきまして、今後平成30年10月から施行される部分につきましては、緊急車両ですとか、宅配業者向けの荷さばきのスペースについては、1台ずつ確保するという形で規定のほうしております。そういった部分で、一定の規模のマンションにつきましては、そういった部分の荷さばきですとかの駐車場スペース、必要だという形で改善のほうさせていただいているという現状でございます。
以上です。
57 ◯建築調整課長 私から歩道状空地の歩行空間について御説明いたします。
歩道状空地は区道に沿って幅員2メートルで計画されてございます。また、近隣からの要望を受けまして、歩道状空地の道路側には、およそ6メートル間隔で樹木が植えられるという予定になっております。マンションには保育園の計画もございまして、日常的にこの歩道状空地を通行するということも考えられます。それで、樹木が植えられる部分につきましては、有効幅員が大体1.5メートルぐらいになるというふうに聞いてございます。保育園から散歩等に使用される園児を乗せる手押し車ですけれども、幅は約80センチメートルほどと聞いておりますので、1.5メートルの幅であれば通行は十分できると考えてございます。
一方で電柱でございますが、仮に直径を40センチメートルとしますと、道路境界から35センチメートル離さなければいけないということがございますので、大体75センチメートル中に入ってくるというようなことになってございます。幅員2メートルに対して75センチメートル入るということは、1.25メートルというようなことになりまして、樹木のところよりもさらに狭くなるということが考えられますので、やはり円滑な通行ということを考えていきますと、電柱は中に入れないほうがいいのではないかと考えてございます。
以上でございます。
58
◯正保幹雄委員 今、電柱の敷地内のところでお話がありました。それでここの道路は、区道は7メートル道路ということですけれども、実際この電柱があり、ガードレールがあるということで、実質の幅員は4.5メートルから6メートルしかないと。ここは行きどまりが、今、運河の工事をやっていますけれども、その手前に千住倉庫さんという大きな運送会社があります。それで、近くに大きなマンションもあります。車の出入りが非常に多いところなのです。それで、ぜひこの電柱の移設というのは、総合的に安全、何が一番いいのかということをぜひ区としても検討をして、そして事業者とこの電柱の移設についても、ぜひ前向きに改めて検討してほしいと思います。
それから、先ほど、設置指導が10月から変わって、1台ずつ荷さばき場、緊急車両用を設置指導するというふうに言っていますけれども、これは100戸のマンションも、500戸のマンションも、1,000戸のマンションも、これは1台でいいのでしょうか。実際もっと今回のマンション建設については、1台ではなくてもっと拡充してもらうということが、道路交通からいっても、周辺の安全・安心のまちづくりからいっても、これはやはりそういう指導をしてほしいと強く思いますけれども、もう1回御答弁をお願いしたいと思います。
59 ◯住宅課長 引き続き駐車場の関係でございます。緊急車両、宅配業者向けのスペースとしまして1台以上確保するというのは、今回、住戸数としてはファミリー用が151戸以上のマンションにつきましては1台以上確保するという形でお願いをしているというところでございますので、一定規模以上のマンションについては設置をお願いしているというところでございます。
私からは以上です。
60 ◯建築調整課長 今回の件に当たりまして、東電にも問い合わせをしております。東電によりますと、道路から民地への電柱移設につきましては、原則として負担がどうであれ、お断りするという方針だというふうに聞いております。
以上でございます。
61
◯正保幹雄委員 過去の
建設委員会で、福山通運さんが越中島通りの電柱を敷地に移設をしていただいて、歩道が確保されたということで、越中島小学校に通う父母たちや周りの関係者から非常に喜ばれています。非常に環境がよくなりました。当委員会の皆さんの頑張りもあったわけですけれども、そういう点で、やはり移設については十分話し合いを進めてほしい。行政として話を進めてほしいと思います。
それから先ほどの宅配便等の、151戸以上は1台以上ということで、あとは何台でもいいと。先ほど言いましたように、マンションの戸数が多ければ宅配業者等さまざまな業者の車や、ほかの緊急車両は多く、やはり使うわけで、だからこの1台以上というのはもう少し厳格にといいますか、もう少しふやす方向で、この指導を変えていくと。条例にもきちんと規定する、要綱でもきちんと規定するというふうな方向が、今後あるべきではないかと思いますけれども、そういう今後のお考えについてお聞かせください。
62 ◯住宅課長 荷さばき、緊急車両向けの駐車場のスペースという部分ですけれども、この2点につきましては常時必要というわけではなく、宅配なり緊急車両ということで、一時的な利用という形になりますので、1台以上という形で考えてございます。今後こちらについて見直す考えは現在のところありません。
以上です。
63
◯委員長 本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
64
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題10 29陳情第47号 「江東区都市景観条例」に基づく景観形成基準に
不適合のマンション建設に関する陳情(継)
65
◯委員長 次に、議題10「29陳情第47号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
66 ◯都市計画課長 それでは議題10、29陳情第47号について御説明いたします。恐れ入りますが、資料1-1の11ページをごらんください。
陳情の件名でございます。江東区都市景観条例に基づく景観形成基準に不適合のマンション建設に関する陳情。趣旨といたしましては、大島八丁目におけるマンション建設について、江東区景観条例に基づく執行管理、また、景観審議会の審議や交渉等により、計画を本区の景観形成基準に適合させるよう区に働きかけるような内容となってございます。陳情者につきましては、大島八丁目の記載の1名でございます。
審査概要といたしまして、御説明申し上げます。
区の対応といたしましては、本計画につきましては、江東区景観条例に基づきまして、昨年度、景観計画届が受理されております。その計画内容について審査し、オープンスペースの設置を含めて、江東区景観計画に定める景観形成基準に適合していることを確認してございます。基準には適合してございますので、そういったことから、ほかの類似案件と同様の取り扱いということで、本件について景観審議会の審議等を行う予定はございません。また、本計画については、景観形成基準に適合していることを改めて報告申し上げます。
なお、本計画につきましては、建設工事に着手がおくれておりましたが、建築主に確認いたしましたところ、来月7月に着工予定と聞いてございます。
説明は以上でございます。
67
◯委員長 本件について、質疑を願います。
68 ◯議長 今の都市計画課長の説明なのですけれども、どうですか、正副委員長。ちょっとお骨折りいただいて、これは陳情者にお会いして、急に取り下げというわけにいかないのですが、今の状況はこうですよときちんと正副委員長から説明するほうが、私は望ましいと思いますが、いかがでしょうか。
69
◯委員長 では、正副委員長で相談の上、対応したいと思います。
本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
70
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題11 29陳情第53号 電線地中化に関する陳情(継)
71
◯委員長 次に、議題11「29陳情第53号」を議題といたします。
理事者から、説明を願います。
72 ◯道路課長 私からは、29陳情第53号、電線地中化に関する陳情について御説明いたします。恐れ入りますが、資料1-1、12ページをごらんください。
陳情の趣旨でございますが、大震災等による堤防等が決壊し、塩水による浸水被害が発生した場合、砂町地区のゼロメートル地帯では地下構造物が破壊され、電気がとまる可能性があるため、
仙台堀川公園等で企画されている電線地中化について、抜本的な再検討を要請するものでございます。
審査経緯並びに審査概要は、記載のとおりでございます。
現在本区で行っております電線地中化は、電線共同溝方式と呼ばれるものを採用し、施工しております。電線共同溝方式は、電線や通信線は基本的には土中に埋設されます。一部特殊部と呼ばれるコンクリートで囲まれた空間を土中に設置していきますが、特殊部の角には水抜きの穴がございまして、雨水が浸入した場合でも水を逃がす構造となっております。万一特殊部の中が水没した場合においても、中にある電線類は耐水性があり、水がたまることによる停電はなく、海水程度であれば塩分による腐食、漏電はないことを東京電力に確認してございます。
また、地上部には地上機器と呼ばれる、変圧器が入った高さおよそ1.5メートルの箱型のものがございます。地上機器の上部まで水がつかることになると、ショートや漏電の可能性が出てくるため、東京電力では地上機器の高さ1メートルに水が達することが予測された時点で送電をストップし、水が引いてから地上機器を一つ一つチェックし、送電を開始することとしてございます。
一方で、低気圧や台風の通過などで電柱が倒れた事例が多数ございます。電柱が倒れなくても、断線による停電やビニールが絡む等の付着物による停電もございます。さらに東日本大震災では、電柱の倒壊等で電力設備に被害があった電柱が約2万8,000本、阪神・淡路大震災では4,500本ありました。電柱倒壊による緊急自動車通行困難箇所が多く出た事例もございます。
したがいまして、日常起こり得る風水害や、いざ起こり得る大震災に対応するためにも、無電柱化事業は大変有効になることのほか、電柱がなくなることによる良好な都市景観の創出、安全で快適な歩行空間確保にも寄与するなど、さまざまなメリットがあるため、今後無電柱化事業を推進してまいります。
私からの報告は以上でございます。
73
◯委員長 本件について、質疑を願います。
74
◯正保幹雄委員 私の住む砂町地域は木造密集地域で、いざ大地震があったときには、とにかく電柱倒壊、家屋倒壊など、避難経路がなかなか確保できない。同時に救助のための経路確保もできない。緊急車両も入ってこられない。現実、そういうところです。だから私は電柱の地中化というものは、特に木密地域における電線類の地中化というのは、私は一つの対策として促進をしていくべきだと思っています。
それで、昨日も地震がありましたけれども、30年以内に直下型地震が来るということも考えますと、やはり促進をしていくべきかなと思います。しかし、この地中化によるメリットもあれば、デメリットもあります。そういうことも、やはり技術面も含めて解決せざるを得ない問題もあるということは確かです。私は災害の発生時に、まず安全を確保する、命を確保するという点での電柱の地中化、それから浸水や何か、堤防が決壊したりして浸水したりするのは、やはり逃げる時間もある。それから復興段階の話にもなってくると。やはり真っ先に発災時に命を守るにはどうしたらいいのかということを考えなければいけないかなと思いますけれども、この陳情の、5点の陳情の具体的な問題があります。ゼロメートル地帯の砂町地区での電線地中化は安全なのか、海水が流入した後は安全確保できるのかとか、そういう危険まで無視して地中化は必要なのか等、こういう陳情です。これについてはやはりきちんと現状調査をして、きちんと根拠を持って説明を区民にしていくということが大事になってきているかなと思います。
それで今後のこの陳情についても、正確な最新の知見をもとに説明をしていくべきだと思いますけれども、ちょっと区のお考えをお伺いしたいと思います。
75 ◯道路課長 区の見解ということでございます。
まず電線地中化につきましては、国のほうで電線地中化の推進法案が成立いたしました。東京都につきましても、地中化の推進条例をつくりました。今、世の中地中化を推進していくという流れになってございます。当然、地中化する場合と電柱の場合でメリット・デメリットがございます。先ほど私、メリットは多くあるということを申しましたけれども、確かにデメリットもあることは確かでございます。そういったところで、そのデメリットをどう克服していくか。例えばコストが非常に高くなっているのですけれども、このコストにつきましても、浅層埋設とか、あと既存ストックの活用とか、そういったところでなるべくコストを下げる方法とか、あと地下部分に水がたまることについては大丈夫なのですけれども、そのトランス側まで浸水した場合、地上部の1.5メートル以上のところで浸水した場合は、トランスが恐らくだめになるだろう。そういったところもあるのですけれども、メリットの多さとデメリットの克服を通じまして、今後、我々としては無電中化を推進してまいりたいと思っております。
76 ◯鈴木清人委員 私も当然のことながら、推進賛成だという意見なのですけれども、珍しく
正保委員と意見が一緒になりましたが、ちょうど私の地元の
清洲橋通り、清澄通り、これが3月末で電線の地中化が完成しまして、今のところまだ2カ月でございますけれども、景観上も非常によろしくなったし、これから台風シーズンでありますので、少し経過を見ないとわかりませんが、この電線の地中化も江東区で一番早く、新砂とか早くやっているところがあると思うのですけれども、その辺のところもちょっと、どのぐらいの期間もう実績があって、それで今のところ事故はあったのか、なかったのか等々を御説明していただければしていただいて、基本的に私、この陳情はちょっとふさわしくないと感じますけれども、きょうは初回ということでありますが、区のほうから、今、
正保委員と同じ意見ですが、技術的な話をきちんと陳情者の方に御説明すれば解決する問題ではないかと思います。
77 ◯道路課長 これまでの無電中化事業について御説明いたします。
これまでですと、まず富岡一丁目の無電中化をやってございます。こちらの無電柱化の延長が280メートル、あと門前仲町二丁目から富岡一丁目で350メートル、古石場一丁目から富岡一丁目で300メートルなどとなってございます。また臨海部では、豊洲五丁目でやってございまして、これが487メートルでございます。そういったところで、あと勝運商店街でもやってございまして、これが延長が190メートルとなってございます。区道延長がかなり長くなっておりまして、無電柱化率としては数%なのですけれども、着実に進めているのかなと思っているところでございます。
加えて平成31年度には、無電柱化推進計画を道路課のほうで立てることになってございまして、今後、優先整備路線等々を指定して、今後も無電柱化を推進していく予定になってございます。
以上でございます。
78 ◯議長 今、鈴木(清)委員からも発言がありましたけれども、きちんと今の内容をやはり陳情者に、初回といっても過去の経過は恐らく道路課長は同じような説明をされたかと思うのですが、この無電柱化は、要するに大災害のことも考えて全世界的に取り組んでいる内容なわけでしょう。そして今、自信を持って道路課長が技術的にも、また、そういった自然災害があったときの対応の仕方も話されたと思うのですが、そういったことをきちんと正副委員長で陳情者を呼んできちんと話していただければ、おわかりになるのかなと私は思っております。
あと私のほうで1つだけお伺いしますが、変電盤、そういったものを全部、これ、地下に埋めてあるのですか。
79 ◯道路課長 地下にあるのはケーブルとか通信線でございまして、変電盤、それは地上にございます。地上機器が、先ほど1.5メートルと申したところなのですけれども、なるべく浸水しないように、その1.5メートルの上部の上のほうに設置してございます。
以上でございます。
80 ◯議長 なぜ聞いたかというと、この庁舎の変電盤はどこにあるのですか。
地下にありますよね、地下に。もちろん技術的にも、この間お伺いしたら、水害対策だとかはきちんとされているということで、少しは安心しているのですが、ただこれ、地震と水害が一緒に発生した場合は、少し私も危惧しているところがあるのです。今、技術的にも東京電力さんの今までのノウハウをもってやっていらっしゃいますから、安心はしているのですが、ただ住民の少し知識を持っている方は、やはり地上に置いたほうがさらに安心かな、などと言う方もいらっしゃるので、これからも十二分に情報を収集しながらやっていただきたいと思います。
あともう1点お聞きします。今、電柱に野鳥の巣というのは調べたことがありますか。
81
◯委員長 お願いします。
82 ◯議長 調べていなかったらいいです。先ほど仙台堀川の公園のことについていろいろあったかと思いますが、例えば猿江恩賜公園、できてからもう四十数年たっていますよね。私もけさも5キロメートルウォーキングして、1日スタートしているのですが、今あそこの動植物は大分変わりました。ウシガエルがいます。ザリガニは歩道を歩いています。蛇もいますし、前に危機管理課にも通達したのですが、生息しているかどうかは別として、実は今、タヌキも見受けられます。動植物というのはそれだけ順応しますから、先ほど言ったように、巣もうちの近所ですと、電柱の上にカラスの巣が幾つか見られます。そういうものも、お忙しい中だと思いますが、職員を使ってそういったデータも私はとっておく必要があるのかなと思いますけれども。ただ余り野鳥が、電線を撤去することによって野鳥の生息にも結構危惧する場合がありますので、そういった調査も私は必要なのかなと、そのように思います。これは提案というか、意見させていただきますが、お時間のあるときにそういったものを確認しておくと、非常に説明がつくのかと思いますので、よろしくお願いいたします。
83
◯正保幹雄委員 大変申しわけありません。ちょっと1つお伺いするのを失念しました。
実は東電は電柱の耐震化、建てかえですね、地震に対して。これは早くから計画的にやってきました。今もやっていると思います。それとその無電柱化の関係です。無電柱化はコストもかかるし、合意形成等々、いろいろあります。時間もかかる話ですけれども、今、直下地震等、現状早い段階でそういう災害があったとき、電柱が倒壊するというのは、なるべく改修をして避けてもらわなければいけませんが、そういう現在の電柱、全国でも相当数ありますけれども、区内にも何万本というふうにあると聞いています。それを古い電柱、建てかえなければいけない電柱、今後、東電等が計画をしている今後の計画についても、区のほうはきちんと把握をして、実際、安全なまちにしていかなければなりませんけれども、無電柱化は無電柱化、しかし現実の防災対策、安全は確保していかなければいけない。そういう点では古い電柱の建てかえについては、あわせて並行的にやはり進めていく必要があると思うのです。そういう点は、区のほうはどう考えているのか、どのように行政として進めていくのかという点だけ、ちょっと忘れてしまいましたので、お伺いしておきます。
84 ◯道路課長 今後の電柱のあり方について答弁いたします。
まず無電柱化につきましては、毎年毎年工事をやっていっても、これ、区内全部完成するのに100年単位の時間がかかります。当然その間は電柱に頼らざるを得ないわけでございまして、当然電柱の老朽化の対策につきましては、今後も東京電力に要請してまいります。
以上でございます。
85
◯委員長 本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
86
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題21 30陳情第15号 ロッキングポスト設置に関する陳情
87
◯委員長 次に、議題21「30陳情第15号」を議題といたします。
本件は新規付託でありますので、事務局より朗読いたさせます。
(事務局朗読)
88
◯委員長 理事者から、説明を願います。
89 ◯交通対策課長 それでは議題21、30陳情第15号、ロッキングポスト設置に関する陳情について御説明いたします。資料1-2をごらんください。
ロッキングポストでございますけれども、これ、自転車駐車場の設備の一つでございまして、高さ21センチメートル、幅7.8センチメートル、奥行き10センチメートルで、ティッシュの箱とほぼ同じ大きさのステンレス製のボックスになってございます。このポストから出ているワイヤーを自転車に通しまして、ワイヤーの先端をポストの差し込み口に戻してロックする形になります。資料の下の写真がロックした状態になってございます。ロックを外すときにはポストに100円硬貨を投入することで解除される仕組みになっております。
利用方法が簡単でありますので、また設置に関しても、こちらは電源を必要としないことから、現在も区立の自転車駐車場におきましては、越中島の自転車駐車場で300台、東陽町駅の第二自転車駐車場で121台など、全部で528台設置している状況でございます。
利用方法は簡単であり、また場所的にも大型の自転車にも対応できるというものではございますが、こちら、駐車時間の管理ができないということや、100円硬貨しか精算ができないということ、またボックス一つ一つで個々に集金が必要なために、管理に手間がかかってしまうといった理由によりまして、現在区内の自転車駐車場では電磁ロック、こちらはラックに自転車を駐車すると前輪がロックされて、出庫時に精算機で支払うことでロックが解除されると。こういったものの管理や、またあとは出入り口に有人管理、管理人の方がおりまして、一人一人手作業でお金の受け渡しをしている、こういった状況が多くなってございます。
自転車駐車場にどのような設備を設置するかといったことは、まずは指定管理者が駐車場料収入と管理運営等の経費を考慮して区に提案をすると。その上で協議して決定するといった面もございますけれども、利用者の利便性と管理のしやすさなどを勘案すると、駐車場の時間の管理ができ、現金以外の電子マネー等にも対応している電磁ロックの設置を現時点ではメーンと考えているところではございます。
説明は以上になります。
90
◯委員長 本件について、質疑を願います。
91 ◯三次ゆりか委員 放置自転車のことに関してなど、すごく私のところにもたくさんの人から問い合わせが来るのですけれども、区として自転車駐車場がどこにあるのかということにオープンデータのようなものというのは使えないのか、ちょっと伺います。
92 ◯交通対策課長 自転車駐車場の場所等につきましては、今現在どのような自転車駐車場があるかといったところは、
ホームページ等でも紹介してございますし、あとは場所の状況に関しては、利用者については放置禁止区域であれば看板等を設置してございまして、当然禁止の場所では、ここに自転車駐車場がありますといった形で周知はしているところでございます。
93 ◯三次ゆりか委員 ありがとうございます。本当に、私が住む豊洲地区は自転車放置禁止区域がすごく多くて、でも利用している自転車の人たちも多く、そして子育て世帯のママさんたちも多くて、重い電動自転車をそのままずっと置いている人などもいて、でもそれを移動させるのも重いしという問い合わせがすごく多くて、何とかその部分も解決していただきたいということと、ロッキングポストとあとは電子マネーなどでするものとか、有人の駐輪場を置くとか、いろいろな考えがある中で、全体的に見て一番いい方法で、こちら解決していただきたいと私は思っていますので、その辺よろしくお願いします。
以上です。要望です。
94
◯委員長 本件は、継続審査といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
95
◯委員長 御異議ございませんので、本件は継続審査といたします。
────────────────────────────────────
◎議題22 委員の派遣について
96
◯委員長 次に、議題22「委員の派遣について」を議題といたします。
まず、本件について、事務局から説明いたさせます。
97
◯事務局長 ただいま議題となりました、委員の派遣について、ご説明いたします。資料はございません。口頭で申し上げます。
委員会視察等を実施する場合は、会議規則により、委員会はあらかじめ議長に日時、場所等の承認を得なければならないとなってございます。しかし、そのために、その都度1回、委員会を開会して、日時、場所等を決定し、改めて委員会を開会し、視察等を実施することは、スケジュール調整等困難な面がございます。
したがって、視察等を実施する場合には、委員長から議長に承認を得ることについて、委員長一任とすることを本日の委員会でご決定していただきたいと存じます。
説明は以上でございます。
98
◯委員長 事務局の説明は以上です。
お諮りいたします。
本件につきましては、事務局説明のとおり、本職に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
99
◯委員長 御異議ございませんので、さよう決定いたします。
以上で本件を終了いたします。
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◎報告事項1 江東区事務手数料条例の一部改正の概要について
100
◯委員長 続きまして、報告事項に入ります。
報告事項1「江東区事務手数料条例の一部改正の概要について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
101 ◯建築課長 それでは私のほうから、報告事項1、江東区事務手数料条例の一部改正の概要について御説明させていただきます。恐れ入ります、資料2をごらん願います。
まず、1の建築等許可申請手数料に係る規定整備についてでございます。
(1)の改正理由につきましては、建築基準法の一部改正に伴い、江東区事務手数料条例の一部を改正するとともに、規定の整備を行うものでございます。
(2)の条例改正の主な内容につきましては、建築基準法の一部改正に伴い、建築物の敷地と道路との関係の建築許可申請、仮設建築物の建築許可申請の手数料額を改正するとともに、規定の整備を行うものでございます。
(3)の施行日につきましては、平成30年10月からを予定してございます。
(4)の改正時期につきましては、改正条例案を平成30年第3回区議会定例会への提案を予定してございます。
私からの説明は以上でございます。
102
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
103
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項2 「江東区みどりと自然の
基本計画〔緑の
基本計画〕」の改定
について
104
◯委員長 次に、報告事項2「江東区みどりと自然の
基本計画〔緑の
基本計画〕」の改定についてを議題といたします。
理事者から、報告を願います。
105 ◯管理課長 資料3をごらんください。江東区みどりと自然の
基本計画(緑の
基本計画)改定について御説明いたします。
1の改定の背景ですが、江東区みどりと自然の
基本計画(緑の
基本計画)につきましては、都市緑地法に規定されている緑地の保全及び緑化の推進に関する
基本計画で、今後20年間の本区におけるみどりと自然のまちづくりを進めていくためのガイドラインとして、平成19年7月に策定したものでございます。計画期間につきましては、基準年次を平成17年とし、目標年次を平成37年としてございました。計画策定から10年が経過し、南部地域の大規模な土地利用転換の進展や、東京2020
オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定等、社会経済情勢は大きく変化してございます。
また、この間本区では、江東区基本構想、江東区都市計画マスタープラン、江東区
CIGビジョンなどが策定されました。このような状況の変化を踏まえつつ、関連計画との整合性を図るため、江東区みどりと自然の
基本計画の改定を行うものでございます。
2の改定方法ですが、改定に当たっては学識経験者、公募による区民、行政などで組織する緑の
基本計画改定委員会を設置し、現状調査、区民アンケート、関係団体へのヒアリング、パブリックコメントなどを踏まえて検討してまいります。
3の今後のスケジュールですが、今年度は現況調査、区民アンケートなどを実施し、中間報告書を作成いたします。平成31年度につきましては、計画の素案を作成の上、パブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、
基本計画の改定を行います。
私からの報告は以上でございます。
106
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
107
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項3 江東区立自転車駐車場の指定管理者の選定手続きについて
108
◯委員長 次に、報告事項3「江東区立自転車駐車場の指定管理者の選定手続きについて」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
109 ◯交通対策課長 それでは私から、報告事項3、江東区立自転車駐車場の指定管理者の選定手続きについて御報告いたします。資料4をごらんください。
門前仲町駅及び東陽町駅、越中島駅周辺の自転車駐車場につきましては、1、対象施設に記載のとおり、現在8カ所ございます。指定管理者制度により管理を行っている状況でございます。これらの施設につきましては、指定期間が今年度末となっているため、指定管理者の再選定を行うものでございます。
恐れ入ります、参考の3をごらんください。
今回対象となる8駐車場の場所を示してございます。このうち、門前仲町駅自転車駐車場のみ立体2階建てとなってございますが、ほかは屋外平面、もしくは区道に設置されてございます。そのうちの左下にございます越中島駅自転車駐車場でございますが、こちらは昨年度で指定管理期間が切れる予定でございました。ただ、門前仲町駅周辺の駐車場と一体で管理を行うため、期間を1年延長して、今回選定を行うものでございます。
恐れ入ります、資料4にお戻りください。
2の指定期間でございますが、平成31年4月1日から平成36年3月31日の5年間となってございます。
3番の現在の指定管理者は、公益財団法人自転車駐車場整備センターで、共同事業体のものも含め、現在区内で19施設の指定管理者となっている状況です。
2ページをごらんください。
選定方法につきましては、民間経営のノウハウや専門性を活用するため公募とし、広く事業者の応募を求めることとしてございます。
5の今後の予定ですが、7月、8月に土木部専門部会におきまして、書類審査による一次審査、またヒアリングによる二次審査を行い、8月の指定管理者選定評価委員会において事業者を選定する予定です。その後、9月の第3回区議会定例会に議案を提出し、指定議決をお願いしたいと考えてございます。
報告は以上になります。
110
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
111
◯正保幹雄委員 1つお伺いしたいのですけれども、再選定ということですが、こちらの挙がっている幾つかの駐車場ですけれども、ここはそうでないかもしれませんが、今後施設の老朽化で改修、大規模の改修をするといったときには、これまで亀戸の駅前の駐車場や何かは、事業者のほうにも負担を願ったり、区が全部整備費を出すということではなくてやっていたケースもあったかなと思いますけれども、その改修についてのそういう整備費等々、区の考え方や今回の再選定の手続、改定の手続ということですけれども、こういう中で今後の駐輪場の改修等々、新たに契約するというか、区のほうで提案をして了解をしてもらうというようなことがあったのでしょうか。
112 ◯交通対策課長 駐車場の老朽化に関する改修等でございますが、
正保委員がおっしゃったとおり、亀戸駅東口が昨年オープンしました。こちらにつきましては、基本的には事業者が整備を行ってございます。区のほうも一定程度の負担等はしてございますが、基本的な考え方としては、駐車場の整備は指定管理者が行うというふうに考えてございます。ただ、事業費が余りにも大きくて、民間の場合の経営に問題がある状況などが考えられる場合、例えば豊洲駅の地下につきましては、こちらは区のほうで整備などを行ってございます。ただ、今回の選定につきましては、特に大きな整備等は予定してございませんので、今後また老朽化等、問題等があれば、その都度検討していきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
113
◯正保幹雄委員 それでは、ちょっと初歩的なことで教えていただきたいのですけれども、その事業者が、指定管理の事業者が自分でお金を出して整備をするという点の、そういうスケールメリット、事業者側のスケールメリットというのはどういうところにあるのでしょうか。
114 ◯交通対策課長 事業者のほうで整備を行うということで、例えば亀戸駅につきましても、整備の後で償却期間というところもとってございます。ある程度の期間、20年ですとか、亀戸の場合は20年からの指定管理期間をとってございますので、その中で償却をしつつ、収入、利用料収入は全て指定管理者のものとなってございますので、基本的にはそのメリットというのはあるというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
115
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎報告事項4 江東区立東大島駅自転車駐車場の一部休止について
116
◯委員長 次に、報告事項4「江東区立東大島駅自転車駐車場の一部休止について」を議題といたします。
理事者から、報告を願います。
117 ◯交通対策課長 それでは報告事項4、江東区立東大島駅自転車駐車場の一部休止について御報告いたします。資料5をごらんください。
東大島駅自転車駐車場は、都営地下鉄東大島駅の高架下の東京都の交通局の用地を借りて運営してございますが、今回、耐震補強工事のため一部休止いたします。
1の概要でございます。施設名称、所在地等は記載のとおりでございます。下に案内図も添付してございますが、こちらの黄色く表示してある場所、こちらが今回の駐車場になってございます。収容台数は764台であり、内訳としては定期利用が551台、一時利用が213台となっております。工事は自転車駐車場の運営への影響を最小限に抑えるため、作業ブロックを3つに分け、工期をずらして実施してございます。そのため期間が本年の9月から来年の12月末までとの予定となってございます。また台数も、作業ブロックにより約70台から最大110台が休止となる予定でございます。
恐れ入ります、2ページをごらんください。
3、一部休止に伴う対応でございます。工事の範囲を3カ所に分け、収容台数が大きく減ることを避けるということにつきましては、ただいま御説明したとおりでございます。あわせて利用者には、近隣の東大島駅前の自転車駐車場、また東大島駅東自転車駐車場の利用を案内してまいります。
なお、周知につきましては、自転車駐車場内への掲示のほか、区報、
ホームページなどで行ってまいります。
報告は以上になります。
118
◯委員長 本件について、何かお聞きになりたい点はございますか。
119 ◯矢次浩二委員 説明の中で収容台数が764台、そして休止台数が70台から110台の予定だということで、そして工事に関しては3カ所、工期をずらして収容台数が大きく減ることを避けるというような配慮がされているというふうな説明でした。これ、764台のうち、定期利用と一時利用があると思うのですけれども、定期利用者の台数はどのくらいあるのでしょうか。
120 ◯交通対策課長 764台のうち、定期利用は551台になっております。
以上です。
121 ◯矢次浩二委員 工期の間、通勤・通学に使われている、この定期利用の方々に対する配慮に関して、区はどのように考えているかお伺いします。
122 ◯交通対策課長 この工事期間中の定期利用者への配慮というところでございます。当然、今現在利用されている方へなるべく影響を少なくするというのは、これは当然考えるところでございまして、現在こちらの工事におきましては、休止が70台から110台程度ということでございますので、定期利用はなるべく減らさない方向で、今考えているところでございます。指定管理者のほうとは話をしています。ですので、一時利用の分が減少すると。その一時利用につきましても、ほかの東大島駅東ですとか、駅前自転車駐車場、これが毎月大体100台前後のあきがありますので、そちらのほうに誘導していくというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
123 ◯矢次浩二委員 指定管理の事業者の判断もあると思いますけれども、区としてしっかり働きかけてください。
以上です。
124 ◯議長 素朴な疑問をお聞きします。江東区内には自転車の保有台数というのはどのくらいあるか、大体おおよそわかりますか。
125 ◯交通対策課長 申しわけございません。ちょっと全体の保有台数というのは把握していないところでございます。
126 ◯議長 5月1日現在、江東区の人口は51万6,000人という公表がありました。世帯数も26万世帯前後ということで、今後も人口はますますふえてまいりますし、世帯数もふえてくるかと思います。同時にやはり自転車というのは、環境問題から始まって、これからもふえ続けるのだろうと思います。この駐車場もそうなのですが、撤去費用も非常に毎年大きな予算になっています。今後、その10年ぐらいかけて、びっちりとした計画を立てていかないと、ますます江東区の予算が非常に多くはみ出すような、そういう状況になりますので、なかなか土地をまず見つけるのは大変だと思いますけれども、あとやはりルール、マナーを徹底的に、特に交通安全を担当しているわけですから、区民に促していかなくてはいけないと私は思いますが、今後のじきじきの計画というのは今考えていらっしゃいますか。
127 ◯交通対策課長 まず撤去につきましては、実はかなり今、放置の台数が減少している状況です。今までの取り組みによりまして、かなり撤去台数も減少傾向にある状況です。ですので、このまま撤去活動その他、また啓発、自転車駐車場の整備などを通しまして、撤去は減らしていく、放置も減らしていくということで考えてございます。
具体的な計画等はございませんけれども、やはり国のほうでも自転車の安全利用環境の推進というのは今出ているところでございますので、区としてもそういう視点は持ちながら、事業を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
128 ◯議長 御存じかと思いますが、今、車もそうなのですけれども、電動式自転車、非常にふえております。非常に、普通の自転車より1.5倍くらい大きいものですから、今後そういったことも含めて、総ざらいする必要があると思うのです。そういったことも含めて、今後部署で徹底的に調査をしながら、保有台数もちょっと確認できるところは確認されたほうがいいのかと思いますが、その地域によって非常にアンバランスなところもあるかと思います。そういった今の車体の変化等もよくよく鑑みながら、これから計画を進めていただきたいと要望しておきます。
以上で終わります。
129
◯委員長 以上で本件を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎協議事項1 平成31年度東京都に対する要望事項について
130
◯委員長 続きまして、協議事項に入ります。
協議事項1「平成31年度東京都に対する要望事項について」を議題といたします。
初めに、要望事項の取り扱いについて、事務局から説明いたさせます。
131
◯事務局長 それでは、東京都に対する要望事項の取り扱いについて、ご説明を申し上げます。
まず、都要望の実施は委員会の権限となりますので、本日の委員会の中で、都要望を行うかどうか、ご協議をいただくことになります。また、都要望を行う場は、当委員会で、要望事項の内容について協議し、要望書を都の関係局に提出していただくことになります。なお、都への要望につきましては、23区の共通事項は、特別区議会議長会を通じて行っているため、それとの重複を避ける意味合いから、本区特有の事項に絞って要望することとなっております。
要望事項の提出目安ですが、都の来年度の予算編成に間に合うように、速やかに提出することになっております。なお、昨年度、当委員会では、平成29年度に行った要望事項のその後の経過と今後の見通しを聴取した際、おおむね進捗していることから要望を実施しなかったところであります。
説明は以上でございます。
132
◯委員長 本年度はどのような取り扱いにするか、御協議願います。
133 ◯三次ゆりか委員 私はこの間、
建設委員会で議論してきました。さまざまな意見が出て、やりとりの中で、昨年は東京都に要望は行きませんでした。そのときから急迫した事案はないように思われますので、私はことしも昨年同様で、行かなくていいと思います。
134
◯正保幹雄委員 私はぜひ今回、ことしは要望をしたほうがいいと思います。このメンバーで行きたいと願います。
なぜかといいますと、例えば港湾局関係ですと、海岸保全施設である防潮堤、それから内部護岸、これの耐震化ですね。それから水門及び排水機場の耐震・耐水の整備と。これはやはりゼロメートル地帯の我が区にとっては、本当に推進が待ったなしだと思います。それで、あと水辺の散歩道だとか、潮風の散歩道の整備を本区は推進していますけれども、まだ道半ばです。予算の関係もあるし、住民の合意もありますけれども、水彩都市・江東のまちづくりの視点からも、運河の
水辺環境の整備の促進というのは、東京2020大会も含めて、やはり促進をして、予算化して早期にやってほしいと。これが港湾局に対して私が思っているところです。
それから下水道局ですけれども、やはり東部低地帯ですから、大雨等の水害に脆弱なまちということで、水害対策を担う下水道局の役割というのは本当に重要だと思っています。都市型水害対策をとっても、江東幹線、江東ポンプ所江東系ですね。こういう基幹施設の早期整備が求められています。こういうところは、着手は平成22年ごろにしていますけれども、まだやはり完成時期もはっきりしていないと。やはりこれは行って、ぜひ促進してくれと。これが下水道局です。
それから建設局については、今、小名木川や木下川の排水機場が耐震化が進んでいます。小名木川は進みました。東京2020大会までの間は木下川がまた工事をする。それに伴って、水位低下河川ですけれども、それが上昇するということで、ちょっとした50ミリメートルの雨でも、やはり河川敷のほうに入ってくると。浸水する可能性があるので、区としては学校だとか、幼稚園にも周知、町会にもしているところですけれども、区は今アジサイなどが植えられている旧中川の高水敷も、この工事期間中は冠水すると予想されているので、都に対して環境対策を講じるようにも、行政のほうも強く言っていますし、これも押していかなければいけないし、それから近くでいえば太鼓橋の解消、豊住橋も平成29年度に入札をしたのだけれども、不調に終わって、そのままそのお金がまだつかなくて、そのままの状況になっています。だからこういう太鼓橋の解消も、本区にとってはやはり促進をしてもらうということで、今年度はそういう課題もあります。だからやはり都要望に行って陳情してくるということが、非常に、今、大事になっていると思いますので、今年度は都要望の実施をお願いしたいと思います。
135
◯委員長 正午になりましたが、このまま委員会審議を続けたいと存じますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
136 ◯鈴木清人委員 今、事務局長からの説明をお聞きしまして、これまで要望してきた内容についてはおおむね進捗しているということであります。そこで今、
正保委員からもお話ありましたが、新たに要望すべき、かつ本区特有の、かつ喫緊の課題が出た場合は、委員会として要望にいくべきだと考えますが、今はその課題はないのではないかと思います。
委員長、いかがでしょうか。
137 ◯矢次浩二委員 事務局のほうから説明があったとおり、私もこの本区特有の事項に絞って要望する必要があると思いますけれども、鈴木(清)委員からもありましたが、新たに要望すべき事項が今の段階では見当たらないと思います。
138 ◯議長 先に局長から御説明があったかと思いますが、今、案ということで出たのですけれども、下水道局ですとか、あと港湾局の遊歩道、さらには建設局等については、順次予算を講じて進んでいるという、そういう発言がありましたので、基本的にはしなくてもいいのかなと思います。
また山崎区長が先頭に立って、この間も荒川の堤防の着工式があったのですが、1年に、副区長、2回ですか。国土交通省に山崎区長が先頭に立って陳情を行う、そのあらわれが今回の堤防の着工だとか、港湾関係に私はつながっているかと思いますので、基本的には我々の委員会で東京都に要望はしなくてもいいのかなと、そのように思います。
以上です。
139 ◯副委員長 私も議長と同じ意見なのですけれども、やはり港湾も下水道も、いわゆる都要望というのは非常に継続性を持っていると思うのです。ですから継続が大切だと思いますし、行くことに意義があるかと思うのですけれども、やはり我が、この本区の本当の固有、特有の要望がなければ、やはり何というのですか、ルーチンみたいになってしまっていることもあり、私はある程度きちんとした固有、特有のものがあるときに、そういったときに要望に行くべきであり、今はそういう時期ではないと考えます。
140
◯委員長 皆さんの御意見を伺いまして、都要望に行くことは大事だけれども、今のところ急迫したりすることがないということで、あらかた皆さんの御意見がそろっているのかなと。
正保委員の御意見もよくわかるのですけれども、今年度については本委員会として都要望は行わないということとしたいと思います。
以上で協議事項を終了いたします。
────────────────────────────────────
◎閉会の宣告
141
◯委員長 本日予定されておりました案件は、全て終了いたしました。
これをもちまして、本日の委員会を閉会いたします。
午後 0時05分 閉会
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