墨田区議会 > 2019-02-04 >
02月04日-01号

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  1. 墨田区議会 2019-02-04
    02月04日-01号


    取得元: 墨田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-11
    平成31年 第1回定例会(2月)       平成31年第1回定例会 墨田区議会会議録1 期日  平成31年2月4日2 場所  墨田区議会議事堂3 出席議員(31人)       1番  坂井ユカコ君   18番  高橋正利君       2番  村本ひろや君   19番  じんの博義君       4番  佐藤 篤君    20番  あべきみこ君       5番  しもむら 緑君  21番  田中 哲君       6番  渋田ちしゅう君  22番  はらつとむ君       7番  西村孝幸君    23番  樋口敏郎君       8番  井上ノエミ君   24番  沖山 仁君       9番  大瀬康介君    25番  田中邦友君      10番  堀 よしあき君  26番  木内 清君      11番  あさの清美君   27番  坂下 修君      12番  としま 剛君   28番  瀧澤良仁君      13番  加藤 拓君    29番  おおこし勝広君      14番  中沢えみり君   30番  加納 進君      15番  福田はるみ君   31番  千野美智子君      16番  はねだ福代君   32番  高柳東彦君      17番  とも宣子君4 欠席議員      なし5 欠員(1人)       3番6 出席理事者    区長        山本 亨君   産業観光部長    鹿島田和宏君    副区長       高野祐次君   福祉保健部長    青木 剛君    教育長       加藤裕之君   子ども子育て支援部長                                岩佐一郎君    企画経営室長    岸川紀子君   都市計画部長    渡辺茂男君    総務部長      小暮眞人君   都市整備部長    田中正明君    区民部長      石井秀和君   企画経営室参事   郡司剛英君    地域力支援部長   関口芳正君   区民部参事     高橋宏幸君    地域力支援部参事  前田恵子君   環境担当参事    島崎 進君    保健衛生担当部長  伊津野 孝君  立体化推進担当部長 大野暢久君    保健衛生担当参事  岩瀬 均君   会計管理者     中山 誠君    保健衛生担当参事  植原昭治君   教育委員会事務局次長                                後藤隆宏君    危機管理担当部長  酒井敏春君   教育委員会事務局参事                                宮本知幸君    環境担当部長    佐久間 之君  選挙管理委員会事務局長                                小久保 明君7 出席事務局職員    事務局長      浜田将彰君   議事主査      荒井 栄君    事務局次長     瀬戸正徳君   議事主査      松本光考君     平成31年第1回墨田区議会定例会議事日程 第1号        平成31年2月4日午後1時 開議第1 議案第6号 墨田区議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例第2 議案第7号 墨田区立学校設置条例の一部を改正する条例第3 議案第8号 墨田区自転車の利用秩序及び自転車駐車場の整備に関する条例の一部を改正する条例第4 議案第9号 墨田区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例第5 議案第10号 墨田区立公園条例の一部を改正する条例第6 議案第11号 墨田区女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例第7 議案第12号 墨田区手話言語及び障害者の意思疎通に関する条例第8 議案第13号 墨田区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等の基準に関する条例の一部を改正する条例第9 議案第1号 平成30年度墨田区一般会計補正予算第10 議案第2号 平成31年度墨田区一般会計予算第11 議案第3号 平成31年度墨田区国民健康保険特別会計予算第12 議案第4号 平成31年度墨田区介護保険特別会計予算第13 議案第5号 平成31年度墨田区後期高齢者医療特別会計予算第14 議案第14号 特別区道墨122号路線整備工事請負契約の一部変更について第15 議案第15号 物品の買入れについて第16 議案第16号 物品の買入れについて第17 議案第17号 物品の買入れについて     午後1時開議 ○議長(瀧澤良仁君) ただいまから平成31年第1回墨田区議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) まず、会議録署名員を定めます。 本件は、会議規則第123条の規定に基づき、議長からご指名申し上げます。       8番    井上ノエミ君      30番    加納 進君のご両君にお願いいたします。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) 次に、会期についてお諮りいたします。 今次定例会の会期は、本日から3月19日までの44日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(瀧澤良仁君) ご異議ないものと認めます。 よって、会期は44日間と決定いたしました。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) 事務局次長をして諸般の報告をさせます。   〔事務局次長報告〕-----------------------------------                        30墨総総第1410号                         平成31年1月28日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                          墨田区長 山本 亨     平成31年第1回墨田区議会定例会の招集について(通知) 平成31年1月28日付け墨田区告示第25号をもって標記定例会を招集したので通知します。 (別紙) 墨田区告示第25号  平成31年第1回墨田区議会定例会を次により招集する。   平成31年1月28日                          墨田区長 山本 亨 1 期日   平成31年2月4日 2 場所   墨田区議会議事堂                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        30墨総総第1411号                         平成31年1月28日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                          墨田区長 山本 亨          議案の送付について 平成31年第1回墨田区議会定例会に提出するため、下記議案を送付します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        30墨総総第1297号                          平成31年1月4日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                          墨田区長 山本 亨     平成31年中における議会説明職員について(通知) 地方自治法第121条によるこのことについて、下記の職員に委任したので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        30墨教庶第1586号                          平成31年1月4日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                   墨田区教育委員会委員長 加藤裕之     平成31年中における議会説明職員について(通知) 地方自治法第121条によるこのことについて、下記の職員に委任したので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          30墨選第241号                          平成31年1月4日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                 墨田区選挙管理委員会委員長 出羽邦夫     平成31年中における議会説明職員について(通知) 議会説明職員については、地方自治法第121条の規定に基づき、下記の職員に委任しましたので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        30墨総総第1397号                         平成31年1月28日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                          墨田区長 山本 亨     訴えの提起、和解及び損害賠償額の決定に関する区長の専決処分について このことについて、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、別紙のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          30墨監第280号                        平成30年12月21日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                      墨田区監査委員 長谷川昌伸                      同       福島優子                      同       寺田政弘                      同       田中邦友     平成30年12月例月出納検査の結果について このことについて、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、下記のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          30墨監第294号                         平成31年1月21日 墨田区議会議長 瀧澤良仁様                      墨田区監査委員 長谷川昌伸                      同       福島優子                      同       寺田政弘                      同       田中邦友     平成31年1月例月出納検査の結果について このことについて、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、下記のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) 諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) 次に、閉会中の議会運営委員会委員辞任許可及び後任委員の選任について申し上げます。 去る1月31日付けで福田はるみ君から議会運営委員会委員辞任許可願が提出されました。 本件は、委員会条例第11条第1項ただし書の規定により、議長において同日付けをもって辞任を許可いたしました。 これに伴う後任委員の選任について、委員会条例第5条第1項ただし書きの規定により、議長において、1月31日付けで木内清君を指名いたしました。 また、2月1日に開かれました議会運営委員会において、委員長木内清君が互選されましたので、ご報告いたします。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) この際、区長・山本亨君から、平成31年度区政一般大綱説明のため発言の申出がありますので、これを許します。   〔区長 山本亨君登壇〕 ◎区長(山本亨君) 平成31年第1回区議会定例会の開会に当たり、施政方針を申し述べます。 今定例会は、私の1期目最後の定例会となります。 私は区長就任以来、「民間感覚区民目線による区政の展開」と「スピード感のある、区民に開かれた区政の推進」の2点を基本姿勢として、誠心誠意区政運営に取り組んできました。 この4年間の区政運営に当たり、区議会の皆様方のご協力に深く感謝を申し上げるとともに、私なりの総括を述べさせていただきます。 平成28年度には、区議会の皆さんとの協働によって、区政運営の羅針盤ともなる「墨田区基本計画」を策定し、その中で、計画全体を牽引する「すみだの“夢”実現プロジェクト」を掲げ、多くの皆さんのご理解とご協力をいただきながら、「暮らし続けたい、働き続けたい、訪れたいまち」の実現に向けて、全力で取り組んできました。 「暮らし続けたいまち」の実現では、待機児童の解消に向け、平成28年度から今年度まで保育定員を1,636人拡大するとともに、子育てひろば事業の充実など、子育て支援の強化を図ってきました。 「働き続けたいまち」の実現では、すみだビジネスサポートセンターの開設や、新ものづくり創出拠点整備事業の推進など、新たな分野への産業施策を展開しました。 「訪れたいまち」の実現では、東京スカイツリーに加え、平成28年11月にすみだ北斎美術館が開館し、これまで区内外から59万人近くの来館者を迎え入れています。また、刀剣博物館の開館、旧安田庭園の再整備などにより、更に多くの観光客が本区を訪れるようになってきました。 併せて、すみだの魅力を発信する「シティプロモーション戦略」として、大学の誘致に取り組んできましたが、いよいよ2020年4月には(仮称)i専門職大学が、2021年4月には千葉大学「デザイン・建築スクール」が開設されます。 また、京成押上線立体化事業が完了し、高架下の活用も着実に進んでいます。 さらに、北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業や、総合運動場の整備、新保健施設等複合施設の整備、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業にも着手し、今後、すみだのまちは大きく変貌を遂げていきます。 また、情報発信の強化にも取り組み、公式ホームページのリニューアルやフェイスブック・インスタグラム等を開設しました。 さらに、開かれた区政の推進として、タウンミーティングを開催し、私自身が直接区民の方の声を聞く場も増やしてきました。 次に、景気の動向と、国や東京都の予算についてです。 昨年末に内閣府から発表された平成31年度の経済見通しでは、「10月に消費税率の引上げが予定されている中、当初予算において臨時・特別の措置などの政策効果もあいまって、我が国経済は雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が更に進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれる」としています。なお、先行きのリスクとして、「通商問題が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響等に留意する必要がある」としています。 こうした中で、平成31年度の国の予算は、全世代型の社会保障制度への転換に向け、消費税増収分を活用した幼児教育無償化社会保障の充実を最大の特徴として編成され、約101兆4,600億円の予算案となっています。 また、東京都の予算は、都市力の強化・稼ぐ力の強化・人と人とを繋ぐ、の三つのポイントを軸に、「セーフシティ」「ダイバーシティ」「スマートシティ」の実現を目指して、「東京2020大会を推進力とし、東京が成熟都市として新たな進化を遂げ、成長を生み続けられるよう、未来に向けた道筋をつける予算」と位置付けて編成され、予算規模は7兆4,610億円となっています。 中小・零細企業が多く集積する本区においては、景況感として改善傾向が見られているものの、いまだ景気回復の実感は薄い状況にあり、引き続き、国や都の施策の効果が早く表れ、区民生活の向上につながっていくことを期待しています。 続いて、平成31年度の区政運営基本的考え方についてです。 第1に、基本計画に掲げる「すみだの“夢”実現プロジェクト」の取組について、より一層の進捗を図ります。 第2に、東京2020オリンピックパラリンピックを契機として、“すみだ”らしい共に支え合う社会の実現に向けた施策展開を図ります。 第3に、これまで以上に不断の行財政改革に取り組みます。 以上の基本的考え方を踏まえるとともに、予算編成の過程においては、次の3点を念頭に置き、取りまとめを行いました。 1点目は、人口増加による環境変化が及ぼす区政への影響を見極めながら、次世代育成や団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据えた高齢者施策の推進、区民生活に密接にかかわる課題への対応とともに、持続的な成長のための取組など、さまざまな施策をより一層推進していくことが求められていること。 2点目は、東京2020オリンピックパラリンピックを契機に、次世代に継承するソフト・ハード両面でのレガシーの構築に向けての取組も進めていく必要があること。 3点目は、平成31年度は基本計画中間改定の準備に着手しますが、この3年間の“夢”実現プロジェクトの成果を踏まえ、検証し、将来にわたり、誰もが安心して生き生きと暮らせるまちを区民の皆さんとともにつくり上げていく必要があることです。 次に、本区の財政を取り巻く状況についてです。 特別区税全体では、たばこ税の減収はみられますが、特別区民税については、人口増による納税義務者数の伸びや、区民所得の伸びにより、増収が見込まれています。また、特別区交付金は、一部国税化の影響はありつつも、良好な企業業績を背景にした市町村民税法人分の伸びにより、増収が見込まれています。 一方、地方消費税交付金については、この間の国における地方消費税清算基準見直し等により、減収が見込まれています。 今後、消費税が10%になる段階では、更なる国税化などによる減収も懸念されており、さらに、ふるさと納税による減収の影響や幼児教育無償化に伴う新たな財政負担など、歳入環境は先行き不透明であり、予断を許さない状況にあります。 引き続き、景気動向等も注視しながら、国における地方税の不合理な税源偏在是正に対しては、特別区の立場・考えをしっかりと主張していきます。 また、直近の決算状況では、23区で唯一、基金残高区債残高を下回っていることから、区財政現状分析と将来負担の推計を行い、更なる行財政改革を進め、財政の健全化に取り組んでいきます。 以上、区政運営基本的考え方区財政を取り巻く状況のもとで、平成31年度予算案は、「すみだの“夢”実現に向けて、次のステージへ着実に進める予算~“つながり”を“力”に!~」と位置付けて編成しました。 各会計の予算規模は、一般会計が1,195億1,500万円で、前年度と比べて2億6,000万円、0.2%の増、国民健康保険特別会計が268億6,200万円で4.3%の減、介護保険特別会計が225億9,600万円で6.2%の増、後期高齢者医療特別会計が57億2,300万円で3.5%の増となり、特別会計を含む区の予算総額は1,746億9,600万円で、対前年度比5億8,000万円、0.3%の増となっています。 次に、一般会計歳入歳出科目の主な増減についてご説明します。 まず、歳入ですが、特別区税全体では、納税義務者数の増加などに伴い、対前年度比4億400万円、1.7%増の242億1,300万円を計上しており、そのうち特別区民税は、対前年度比4億6,000万円、2.1%増の220億5,100万円を計上しました。特別区交付金は、都区財政調整財源見通しを踏まえ、前年度より16億9,500万円増の423億6,400万円を計上しています。一方、地方消費税交付金については、暦日要因清算基準見直し等により、前年度より1億3,500万円減の51億900万円を計上しました。 なお、基金からの繰入金は、前年度より約15億6,000万円減の約20億2,200万円を、さらに特別区債については前年度より8億9,300万円減の28億1,200万円を、それぞれ計上しており、財政健全化にも意を用いています。 次に、歳出についてです。 民生費が、子ども子育て支援の充実等により、1.2%増の約679億1,700万円となり、民生費のみで一般会計予算額の約57%を占めています。また、土木費は、将来にわたる街のにぎわいの創出に向けて、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業や、水辺の魅力を生かした“すみだ”の顔づくりとなる北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業などにより、0.9%増の約112億2,600万円、教育費は、子ども可能性を伸ばす教育の推進に向け、学力向上「新すみだプラン」の推進や学校図書・司書の充実の一方で、吾嬬立花中学校校舎移築工事の終了等により、12.3%減の約99億6,900万円となっています。これら民生費土木費教育費の3分野で一般会計予算額の約75%を占めています。 次に、予算を重点的に配分した主な事業について、述べさせていただきます。 まず、“夢”実現プロジェクト1の「暮らし続けたいまち」の実現です。 「子ども子育て支援を充実させ、笑顔があふれるまちづくり」のうち、1点目は「子ども子育て支援が徹底整備されたまちづくり」です。 「子どもを安心して産み育てられる環境整備」では、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援として、新たに産後ケア事業新生児聴覚検査費用の一部助成による周産期母子サポート体制を推進するとともに、在宅子育て支援の拠点である両国・文花の両子育てひろばを再整備します。また、児童虐待対応強化として、要支援ショートステイ事業等を実施します。 「待機児童対策」では、旧家庭センター墨田福祉作業所の跡地を活用した保育所など、新たに6カ所の私立認可保育所整備助成を行うほか、学童クラブ定員拡充や整備を行います。 2点目は、「知・徳・体の充実を図る教育による将来のすみだを担うひとづくり」です。 「子ども可能性を伸ばす教育」では、子どもたちの確かな学力向上と定着を目指し、放課後学習支援強化など、「学力向上新3か年計画」を着実に推進していきます。また、新学習指導要領に対応し、小学校への外国人講師派遣を拡充するほか、中学生の海外派遣など、国際理解英語教育の更なる充実を目指します。 「子どもの未来の応援」では、大学生ボランティアなどのメンタルフレンドの小学校・中学校派遣等による不登校防止対策の推進や、就学援助対象中学生に対して、新たに英語検定受験料補助による支援を行います。 「安全・安心な学校施設の整備」では、昨年夏の猛暑を受け、教育環境避難所施設としての環境向上に向け、中学校全校学校屋内運動場への空調設備の設置を進めます。 「教職員の働き方改革」では、新たに出退勤管理システムの導入や、負担軽減のための部活動外部指導員の配置等により、働き方改革を推進していきます。 3点目は、「緑豊かな公園など、子育てしやすい住環境づくり」です。 「子育てに寄り添う住環境の整備」では、子育て世帯定住促進を行うとともに、公園・児童遊園の再整備や遊具の設置等により、子育てしやすい環境を整備します。また、北十間川と隅田公園観光回遊路一体整備により、にぎわい空間の創出と回遊性の向上を図ります。 次に、「地域力日本一の、住んでいてよかったまちづくり」のうち、1点目は「災害に強い安全・安心なまちづくり」です。 「燃えない・壊れないまちづくり」の取組では、引き続き、鐘ヶ淵・京島・北部中央地区の密集市街地の整備や、木密地域不燃化10年プロジェクトなどにより、不燃化や耐震化を促進していきます。また、児童の安全確保の観点から、区内の通学路に面しているコンクリートブロック塀等の撤去費用を助成します。 「地域防災力の強化」では、防災士育成に加え、(仮称)防災士ネットワーク協議会を設置します。また、策定から10年が経過した「事業継続計画(BCP)〈地震編〉」を改定します。 2点目は、「誰もが安心して暮らし続けられるまちづくり」です。 「健康寿命の延伸」に向けた取組では、新たに受動喫煙防止策の一環として、禁煙治療費の補助等を実施します。総合的ながん対策の充実では、胃がん検診に内視鏡検査を導入します。また、区民の健康づくりや母子保健等の拠点として、新保健施設等複合施設の整備を進めていきます。 「住み慣れた地域で安心して暮らせる環境整備」では、福祉総合型高齢者支援総合センターを都営住宅文花一丁目団地内に開設するほか、地域密着型サービス施設や都市型軽費老人ホーム整備を支援します。また、介護に係る緊急対策として、人材確保や質を確保するための養成研修や介護福祉士等養成講座受講者に対する支援を行います。 さらには、自殺対策として、若者の居場所づくりの支援や、精神障害者の地域での生活支援として、地域への移行促進や退院後の支援を行います。 3点目は、「地域力を高めるコミュニティとひとづくり」です。 「地域をつなぐ・地域を守る取組」では、町会・自治会の課題解決を支援し、活性化を図ります。また、すみだの力応援助成などの事業展開により、引き続き、地域力を高め、協治(ガバナンス)によるまちづくりを進めていきます。 次に、プロジェクト2の「働き続けたいまち」の実現です。 1点目は、「新たなビジネスが生まれ、活発な交流が進むまちづくり」です。 「事業承継の支援」では、事業承継の相談窓口をすみだビジネスサポートセンターへ一本化し、事業承継に係る資金の融資制度を設けるほか、事業継続に向けた環境改善を図るための融資制度を創設します。 「創業支援・ものづくりベンチャーへの支援」では、区内の町工場等を学びのフィールドとして、区内外の教育ベンチャーや本区に開学予定の大学との連携による次世代ものづくりの人材育成に加え、ものづくりに関わるスタートアップ企業への情報発信などの支援を行います。 「ものづくりプロモーションの充実」では、地域ブランド戦略の効果を検証し、ブランディングの見直しや再構築を図るとともに、発信力を強化します。また、プロモーションの強化を図るために、より効果的な補助金制度に見直します。 「地域の特性を活かした商業活性化支援」では、商店のPR動画配信や学生とのコラボレーション等による個店の魅力発信、さらに多言語対応やイベント支援などの商店街チャレンジ戦略の推進、加えてインバウンド対策に関する支援を行います。 2点目は、「ワーク・ライフ・バランスを実現し、女性も男性も輝き、活躍できるまちづくり」です。 「女性も男性も活躍できるまちづくり」の取組として、男女共同参画の更なる推進や、ワーク・ライフ・バランスの普及啓発に努めていきます。 3点目は、「夢をかなえたい若者や、元気な高齢者・障害者が活躍できるまちづくり」です。 「働きたい人が就労できる環境整備」では、女性・若者を含めた相談事業の充実やハローワークとの連携による雇用促進・就労支援を推進します。また、シルバー人材センターの運営支援、障害者就労支援総合センターの運営など、高齢者・障害者の就労支援を引き続き行っていきます。 次に、プロジェクト3の「訪れたいまち」の実現です。 1点目は、「誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり」です。 「水辺を活用した魅力の向上」では、隅田公園や周辺道路の整備、小梅橋架替えなどの北十間川・隅田公園観光回遊路の整備を進めるとともに、両国リバーセンタープロジェクトの実施などにより、魅力ある水辺空間を創出していきます。 「特色ある観光資源の開発・発信」では、「隅田川 森羅万象 墨に夢」プロジェクトや、北斎交流プロモーションを展開していきます。 「安心してまち歩きを楽しめる環境整備」では、歩行者・自転車通行空間の再整備や道路バリアフリー整備を推進します。 2点目は、「観光とものづくりが融合したまちづくり」です。 「ものづくり観光の推進」では、地域ブランド戦略の再構築を行い、3M運動とともに、すみだの優れたものづくり技術と、その魅力の区内外への発信を強化します。 3点目は、「“おもてなしの心”を育むまち・ひとづくり」です。 ここでは、「すみだ まち処」の機能強化のほか、東京2020オリンピックパラリンピックにおける「区独自ボランティア」の育成や、心のバリアフリー推進等に取り組みます。 次に、これら三つのプロジェクトを効果的に推し進める「シティプロモーション戦略」についてです。 1点目は、「まちへの愛着、誇りを育むまちづくり」です。 「すみだの魅力の再発見」では、引き続き「旧安田庭園の再整備」を進めるほか、両国地区における地域DMO支援に取り組みます。 「新たな魅力の創造」では、文花地区への千葉大学の誘致に向けた準備として、旧すみだ中小企業センターの改築工事を行うほか、(仮称)i専門職大学の開学を見据えて、大学のあるまちづくりに取り組んでいきます。 2点目は、「区外からの共感や憧れを生むまちづくり」です。 「戦略的な魅力の発信」では、地域と連携した“すみだ”の魅力を発信する冊子の発行や、ウェブサイトによるシティプロモーションを行います。 「他の地域との交流・連携の促進」では、パリ7区との交流を進めるほか、台東区をはじめとする国内の友好都市との交流も引き続き行っていきます。 3点目は、「シティプロモーションを担うひとづくり」です。 「協働によるまちづくりの推進」では、地域の課題を自主・自立的に解決していくための「地域力向上プラットフォーム」の構築や、すみだ子どもPR大使の育成、タウンミーティングの開催等を行っていきます。 最後に、東京2020オリンピックパラリンピックに向けた取組です。 1点目は、「大会に向けたインフラ整備」です。 「競技会場周辺等のインフラ整備」の取組として、本区を訪れる方々がより快適に過ごせるように、無電柱化やバリアフリー化も合わせた道路景観整備や、地点名標識の英語表記の改善などを進めます。 2点目は、「大会に向けた気運醸成」です。 「区内開催協議等を活かした取組」では、国技館でのボクシング競技の開催をPRするため、ボクシングキャラクター“あしたのジョー”を活用した競技会場周辺のシティドレッシングや、開催1年前競技体験イベントの実施などを行い、気運醸成を図ります。 3点目は、「大会後のレガシーにつながる取組」の推進です。 「大会を契機としたスポーツ・文化・教育の振興」として、オリンピックパラリンピック地域協議会の運営や、ボランティア活動の推進、障害者アートの振興、オリンピックパラリンピック教育の推進など、官民を挙げて大会後のレガシーを次世代につなげていきます。 次に、行財政改革についてです。 すみだの“夢”実現に向けて、基本計画に掲げた施策を効果的・効率的に推進していくためには、「行財政改革実施計画」に基づく取組を着実に進めるとともに、「第2次公共施設マネジメント実行計画」による公共施設の再編と施設のライフ・サイクル・コストの一層の低減に取り組むなど、これまで以上に不断の行財政改革の推進が求められます。 そこで、平成31年度は「財政白書」の策定により区財政の可視化を図り、行政として担うべき業務の「選択と集中」を進め、事務事業の見直しや業務改善の取組を通じて、持続可能な財政基盤の確立と簡素で効率的な行政システムの構築を進めます。 業務改善推進プロジェクトとして、より具体的な事業の見直しや業務改善、全庁共通業務の簡素・効率化に取り組みます。具体的には、AI・RPAなどの導入検討の中で実証実験の実施や、窓口業務の改善として、住民税申告支援システムの導入など、全庁的な業務量の削減を図るとともに、区民サービスの向上と業務の効率化を進めます。併せて、民間委託や指定管理者制度の導入を更に進めていきます。 また、公共施設マネジメントの推進では、民間活力を活用した施設運営の拡充に取り組むほか、効率的な施設の管理運営のため、平成30年度末までに、すみだ生涯学習センター別館の本館への統合や墨田福祉作業所を民設民営に移行します。 歳入の確保では、区民税・国民健康保険料等の徴収率向上に係る取組のほか、道路・公園占用料の見直しや、区施設へのネーミングライツの導入検討による新たな財源確保に努めます。 このほか、ゼロ予算で効果を上げる取組や、自転車駐車場への交通系ICカード対応ゲートシステムの導入などにより、区民の利便性を向上させるキャッシュレス化の一層の推進を図ります。 結びになりますが、私は、これまで取り組んできた区政の成果が着実に表れてきていると実感しています。昨年4月には、人口が27万人を超え、また、墨田区を訪れる観光客も増加し、公園や駅周辺で若者や家族連れの姿を以前よりも更に多く見かけるようになりました。東京2020オリンピックパラリンピック開催を1年後に控えた今、区内各所でさまざまな施設等の整備も進んでいます。 このような中、“人つながる墨田区”の取組が浸透し、地域の活性化につながる動きや、それを担う人材が現れてきています。これからも人と人、地域と人のつながりを大きな力とし、こうした動きを次のステージに力強く進めるため、平成31年度予算を着実に執行し、区議会の皆様、区民や事業者の皆様と共に、区職員も一丸となって「オールすみだ」で、夢と希望にあふれ、どこよりもすてきで魅力的なまちを実現していきたいと考えています。 以上、私の平成31年度施政方針の考え方を述べさせていただきました。区議会の皆様におかれましては、今回提案しております各議案についても、それぞれ適切なるご決定を賜りますよう、併せてお願い申し上げます。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(瀧澤良仁君) 以上をもって、区長の発言は終わりました。----------------------------------- ◆14番(中沢えみり君) この際、議事進行の動議を提出いたします。 本日の会議は、これをもって散会し、明5日から11日までの7日間、議案調査のため休会されることを望みます。 お諮り願います。 ◆13番(加藤拓君) ただいまの中沢議員の動議に賛成をいたします。 ○議長(瀧澤良仁君) ただいま14番・中沢えみり君から、本日の会議はこれをもって散会し、明5日から11日までの7日間、議案調査のため休会されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 お諮りいたします。 ただいまの動議のとおり、決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(瀧澤良仁君) ご異議ないものと認めます。 よって、本日はこれをもって散会し、明5日から11日までの7日間、議案調査のため休会することに決定いたしました。----------------------------------- ○議長(瀧澤良仁君) 本会議は、来る12日午後1時から開会いたします。 ただいまご着席の方々には、改めて開議通知をいたしませんから、さようご承知願います。 本日は、これをもって散会いたします。     午後1時41分散会                           議長  瀧澤良仁                           議員  井上ノエミ                           議員  加納 進...