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令和 3年 予算特別委員会-03月11日-01号

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  1. 台東区議会 2021-03-11
    令和 3年 予算特別委員会-03月11日-01号


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    令和 3年 予算特別委員会-03月11日-01号令和 3年 予算特別委員会 予算特別委員会会議録文化観光費産業経済費・土木費) 1 開会年月日   令和3年3月11日(木) 2 開会場所    議会第1会議室 3 出 席 者   委員長 望 月 元 美    副委員長 堀 越 秀 生   (17人)   委員  拝 野   健    委員   松 村 智 成           委員  掛 川 暁 生    委員   中 村 謙治郎           委員  石 川 義 弘    委員   河 井 一 晃           委員  松 尾 伸 子    委員   寺 田   晃           委員  鈴 木   昇    委員   伊 藤 延 子           委員  早 川 太 郎    委員   太 田 雅 久           委員  青 柳 雅 之    委員   小 菅 千保子           議長  石 塚   猛 4 欠 席 者   (0人)
    5 委員外議員   (0人) 6 出席理事者   区長                    服 部 征 夫           副区長                   荒 川 聡一郎           教育長                   矢 下   薫           企画財政部長                田 中   充           企画課長                  越 智 浩 史           経営改革担当課長              植 野   譲           財政課長                  関 井 隆 人           情報システム課長              落 合   亨           用地・施設活用担当部長           梶   靖 彦           用地・施設活用担当課長           河 野 友 和           総務部長                  野 村 武 治           総務部参事                 前 田 幹 生           総務課長              (総務部参事 事務取扱)           人事課長                  伊 東 孝 之           人材育成担当課長             (人事課長 兼務)           広報課長                  川 口 卓 志           経理課長                  鈴 木 慎 也           施設課長                  反 町 英 典           人権・男女共同参画課長           三 澤 一 樹           東京オリンピックパラリンピック担当課長                             (総務部参事 事務取扱)           危機管理室長                内 田   円           危機・災害対策課長             飯 田 辰 徳           都市交流課長                廣 部 正 明           区民部長                  望 月   昇           区民課長                  川 島 俊 二           くらしの相談課長              松 原 秀 樹           文化産業観光部長              岡 田 和 平           文化振興課長                齊 藤 明 美           観光課長                  平 林 正 明           産業振興担当部長         (文化産業観光部長 兼務)           産業振興課長                上 野 守 代           都市づくり部長               伴   宣 久           都市づくり部参事              渡 部 行 房           都市計画課長                浦 里 健太郎           計画調整課長                寺 田   茂           地域整備第一課長           (都市計画課長 兼務)           地域整備第二課長              井 上 知 美           地域整備第三課長              遠 藤 成 之           建築課長                  松 﨑 晴 生           住宅課長                  清 水 良 登           都市づくり部副参事             西 田 拓 泰           都市づくり部副参事             堀   次 郎           土木担当部長                武 田 光 一           交通対策課長                三 瓶 共 洋           道路管理課長                齋 藤   洋           土木課長                  原 島   悟           公園課長                  村 松 有 希           会計管理室長                吉 田 美 生           会計課長             (会計管理室長 事務取扱)           教育委員会事務局指導課長          瀧 田 健 二           教育委員会事務局教育改革担当課長      倉 島 敬 和           教育支援館長           (教育改革担当課長 兼務)           監査事務局長                石 野 壽 一           文化産業観光部副参事(産業振興事業団事務局次長)                                 吉 江   司           文化産業観光部副参事(産業振興事業団経営支援課長)                             (事務局次長 事務取扱) 7 議会事務局   事務局長      箱 﨑 正 夫           事務局次長     吉 本 由 紀           議事調査係長    松 江 勇 樹           書記        野 口 文 子           書記        諏 訪 ゆかり           書記        池 田 道 則           書記        佐 藤 大 地           午前 9時59分開会 ○委員長(望月元美) ただいまから、予算特別委員会を開会いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 初めに、青柳委員から発言を求められておりますので、許可いたします。  青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私の昨日の第4款衛生費、第5項清掃費、ごみ収集・資源化、241ページのときの発言で、都内でプラリサイクルを実施している自治体が12と言ったつもりだったんですが、22となっていました。これは間違いですので、12ということに訂正させていただきます。  以上でお願いします。 ○委員長 ただいまの発言については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 次に、区長から挨拶があります。 ◎服部征夫 区長 おはようございます。よろしくお願いします。 ○委員長 それでは、審議に入らせていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5款、文化観光費については、項ごとに審議いたします。  第1項、文化費について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 248ページ、13番、江戸をたずねる、こちらにつきましては、文化・観光特別委員会でも報告ありましたので、ポイントだけ確認させていただきます。  来年度は上野東照宮奥浅草ガイドツアーをやっていただけるということで、新型コロナウイルス感染症につきましてはちょっと気になるところであるんですが、何とか落ち着いた中で、参加された方が楽しんでいただけるようやっていただきたいと思います。  この52万円の予算の内訳を聞かせてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 予算の内訳につきましては、主なもので、ガイドツアーの講師の謝礼が約27万円、周知用のチラシの印刷代が約22万円でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 たしかそれぞれのコース、3人ずつ講師がついていただいて、それぞれ四、五十人ぐらいの参加者を想定して準備していただいているとは思うんですけれども、いわゆる町なかを20人近くのグループ分けしながら移動ということなので、安心してやっていただきたいなとは思っているんですけれども、状況によりましては様々工夫してやっていただきたいなというふうに思っております。  うちの会派でも予算要望を出させていただいて、こういった類いの文化に関わるガイドツアー、いろいろな手法があるとは思います。会派では、VRで楽しむ、花のお江戸をテーマにVR体験スポットの設置などを含めながら要望させていただいているんですけれども、そちらの調査研究というんですかね、取り組んでいただきたいなとは思っているんですけれども、どのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 江戸をたずねるの本年度のガイドツアーにつきましては、感染状況に応じた実施方法で行ってまいりたいと考えてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 力を入れて進めていっていただきたいなとは思うんですけれども、この前代未聞、コロナ禍の中ではあるんですが、オリンピックを迎える中で、参加された方に江戸を感じていただきながら、この台東をまた改めて愛していただけるような事業に進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 石川委員
    ◆石川義弘 委員 ちょっと離れるんですけれど、関連で、VRの話が出たんで。  実は、上野の山全体的に、皆さん知っているとおり、いろいろなものがあります。それで、やはりこういう時期ですから、案内人がついて、何十人も引き連れて歩くというのはやはり考えなければいけないのかなと。また、いいものがたくさんあるのに、これを紹介しない手はないなというふうに思っていますので、こういう時期だからこそ、実はVRを使うものをもっと早く、できれば、ある程度予算投入してでも進めていくというのは考え方なのかなと。特に、国立西洋美術館はちょうど世界遺産登録5周年ですので、こういうことも含めて、やはり上野の山の文化のことはやったほうがいいと思っています。  先ほどちらっと聞いたんですけれど、何でしたか、飛ばすの。           (「ドローン」と呼ぶ者あり) ◆石川義弘 委員 ドローンを飛ばすという話も聞いているんですが、国立西洋美術館などの建物自身は、屋上などに実は特徴を持っています。これは、建物を含めて屋上の中の公園とか、それから光の取入口とか、こういうのはドローンを飛ばさないと実は見えないんですよね。それとか、国立西洋美術館のほうでは、言わせてもらえれば、いろいろなところでその建物にル・コルビジェの一つの特徴が非常にありますが、それをしっかり説明しているようなものは、実はほとんどなくて、そういう意味では、国立西洋美術館なども含めて、建築物をちゃんと説明しているようなものが、VRを使って追っかけていけるようなものがあればいいなと。せっかく国立西洋美術館世界遺産登録5周年だから、そういうことも含めて少し考えていくのはどうなのかなと。もちろん、集めて講演会などをしなければいけないのもよく分かるんですが、それができるかできないかということもありますので、ぜひそういうことも含めて、ちょっと考えていただければなと。  それから、寺田委員が言ったとおり、実はVR、いろいろなところで少しずつ使われてきているのも見せていただきました。上野東照宮などは、中に入ってパノラマ撮影をされていて、非常にきれいに写っています。ところが、音声は入っていませんので、あるいは説明書きもないんで、ここ、中がきれいだねというだけで終わってしまっているんですね。もう少しその辺も含めて、実は、その文化ゾーンの中でやっていいのか、上野の山を歴史探訪みたいに歩くのは、果たして、各館がやっていったほうがいいのか、台東が主体になってやっていくのか、あるいは観光連盟がやっていくのか、この辺は検討する余地はあると思うんですが、その文化のこの辺の面も含めて、もう少し、何といいますか、形をちゃんと取った形で、せっかく国立西洋美術館世界遺産登録5周年ですから、そういう形も含めてやっていただければいいなと思うんで、ちょっと一言ありますか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 国立西洋美術館に伺ったところ、現在改修工事中であるため、特に世界遺産登録5周年記念はやらないという、考えていないということと、また、情報発信について、今までやっていたSNSでの発信を継続していくというところを伺ってございます。  文化ゾーンとしても、特に国立西洋美術館世界遺産登録5周年に合わせて特別何かするということは、今のところ考えてございませんが、どのように今後その情報発信文化ゾーンとしてもどういう形でやっていけるのかというところは、常に考えていかないといけないとは思っております。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 非常にこれ国立西洋美術館、例のコルビジェやるときから苦労しているの、よく分かっているんですが、今は、簡単に言えば、各お店のお祭りはするけれども、上野の山全体としてはお祭りはしないみたいに聞こえてしまうんですよ、実は。みんなそれぞれせっかくお祭りがあるんだから、みんなそれぞれお互いに協力し合ってお祭りすればいいなと思うんですが、どうも各館それぞれのプライドがあって、なかなかこの辺の連携がうまくいかないのは分かっているんですが、ぜひその上野の山全体で、ある程度またできるようなことがあればいいなと思っているんで、この辺は要求させておいていただきます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 今の石川委員の意見は非常に前向きで、私は、寺田委員の意見も併せてぜひ検討していっていただきたいなって思います。というのは、やはりこの、ある意味コロナ禍で、手も足も出ないような状況ではあるんですけれども、よく一般的に言われるように、ピンチがチャンスということでいくと、まさにこの新しい日常、新しい生活様式というものをこれからつくっていくわけですよね。そういう中で、では文化の位置はどうなっていくのかなとなったときに、ある意味これだけの、よく皆さんおっしゃるように、この248ページの10番でも上野文化の杜新構想ということで推進していただいているわけですけれども、やはりそういう、連携の場所というのは、ベースがまずあるわけですよね。だから、やはりそういうところで台東もきっちりその協議会なりその推進員の中に入っているわけですから、ただ事務的な仕事をしているという受け身ではなくて、やはり台東としてもこれだけの集積のものを、皆さんの価値を世界に発信していきたいんだというやはり強いアピールをとしてもしていくべきだと思います。そういう中で、やはり文化ということ、それから、やはり台東の要素の中では観光ということも大事な視点で、だからこそこの文化観光費という形の予算になっているわけですから、やはりその視点を忘れずに、そこにしっかりと軸足を置いて発言していっていただきたいなというふうに思います。  確かに今回世界遺産登録5周年、国立西洋美術館が改修中で、今すぐにはできないかもしれませんが、将来的には、やはりバーチャルでやろうと思えば、ドローンを飛ばして、その絵を発信、まさに、世界に発信していける、もう今、そういう力があるわけですから、そこはぜひ前向きに取り組んでいっていただきたいなということを要望いたしますが、いかがでございましょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 上野の情報発信をしていく、世界に向けて発信していく、まさに、248ページの10番の上野文化の杜の新構想とも合致しているものです。各館それぞれやはりお考えがいろいろ様々ございまして、館のレベル間によっても取り組んでいきたいこと、また発信していきたいこと、ちょっと温度差は確かにございますので、そこは、委員の一員としては、一丸となってやっていきましょうというところはこちらでも発言をしていきたいと考えてございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 上野動物園などでもね、今いろいろツイッターとかで発信していただいていますけれど、今後また新しい企画を考えて、新しい形の発信をまたしていきたいということで動いていらっしゃるようですので、やはりそういうことも含めて情報共有していただきながら、さらに発展させていただきたいというふうに要望いたします。以上です。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 今、世界への情報発信というので幾つもの意見が出ていました。別に私も、その情報発信するということを否定するものではありません。やはり、このコロナ禍の中で、これは私自身も、パソコンの中から世界の地図を見ながら、ああ、こんなところがあるんだというのを追っかけたタイミングなどもありました。なので、VR、バーチャル何とかいうのは、有効に使っていただければ有効だなというふうに思いますけれども、やはり本物に会えるまち台東という視点で言ったならば、ぜひ来館していただきたいなと思いますし、今、東京国立博物館などは入場制限をしながら、ネットでとか窓口もできますけれども、しながら、今までゆったり見ることはできなかったけれども、逆に、そういう制限がかかっているから、ゆっくりと見ることができるんだというふうにおっしゃって、何度もリピートしている方がおりました。ぜひ、台東としてどういう手法が取れるのかは、こうしてください、ああしてくださいというのは私、提案できるものではないですけれども、ぜひ本物に会えるまち台東という視点は持ち続けていただきたいなと、要望だけしておきます。以上です。 ○委員長 ほかにありませんか、質疑。           (「では関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 関連。青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 関連、関連で来たから、一応言っておこうかなと思って。  今、石川委員から、そのドローンを使って建物をしっかり撮ったらどうかと、これすばらしい発想だと思いますよ。国立西洋美術館は、中にある展示物が世界遺産になったのではなく、あの近代建築がなったんですね。あわせて、台東は、あの並びに奏楽堂を持っていますよね、東京藝術大学の中にもあります。やはり建築にスポットを当てるために、そういった上空からの撮影をしていくというのは非常に有効だと思っています。  話はいつものパターンですが、黒門小学校もあれば、解体が決まった旧坂本小学校、これもそういった方法でしっかりと上空からの撮影を試みるという形で、上野の山周辺の近代建築がつながっていくわけですから、そういったことも含めて、その建築物を台東としても文化的価値を高めるためのいろいろな努力をしているんだぞということは、文化振興の視点からもしっかりと継承をお願いしたいと思います。 ○委員長 太田委員。 ◆太田雅久 委員 関連。世界遺産はちょっと一言言っておかないと気が済まないんで、申し訳ないですけれど。  あれいろいろ館がありますけれどもね、それぞれの館の館長は、要するに、芸術家というか、そういう世界の人なんで、そもそもここに、イスタンブールの同志がいますけれど、企画課長に聞いてもらえば分かるけれど、やはりね、普通の感覚ではないところもあって、世界遺産というのは、最初、うんと距離感があるような感じが私は受けていまして、だから、例えば5周年といっても、あまりぴんとこないところもあるかもしれませんが、いろいろ攻め方がありますので、今度その辺はじっくりと教えてもらって、うまく丸め込んでね、できる限り盛大にできるように頑張っていただきたいと、そこだけ言っときます。 ○委員長 文化費について、ございますか。  松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 今、とても話が広がっていったんですけれども、文化費の概念というのは、やはり本当に広いというか、やはり、その中で文化の担い手の方たちというのは本当に台東区内にたくさんいらっしゃって、私も先日、いつも、常日頃ちょっといろいろお話しする浅草21世紀の座長ともお話ししていて、大衆芸能ですとか大衆演芸という、そういうお笑い文化というものもやはり文化の一翼を担っていただいていると思っております。その座長がおっしゃるには、やはり大衆芸能も文化なのであると。これは私の個人の考えですけれども、文化というと本当に、高尚なものというふうに捉えていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれないんですが、本当に人々の心を温める、本当にほぐしていくというのはお笑いであるというふうに、お笑いが大好きなもので。今、「おちょやん」という朝ドラでもありますけれども、本当に泣かせて笑わせるという、そういう文化というのはとても大事であって、浅草や台東の宝であるというふうに思っております。  今、コロナ禍で、大変客足がもう激減されている中で本当に頑張っていらっしゃっていて、本当にそういうものを見せてくださる小屋もたくさんありますし、本当にそういう方たち全般を本当にどうやって応援していくかということもの皆様の本当に使命ではないかなというふうに思っておりますが、その点どのようなお考えかというのをちょっと伺ってもよろしいでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 令和2年の前半というか、春から夏にかけてなんですけれども、やはり劇団の方ですとか、その関係者の方、そのほか芸術分野の皆様に、こちらからもいろいろな状況のお話は伺ってございます。皆様やはり厳しい状況なんだというお話をされていらっしゃいました。  その中で、としてどういうことができるのかというところをいろいろ所管としても悩んでいたところではございますが、一様に、仕事がしたいんだと、人様の前でパフォーマンスを披露して、それがしたいんだというのを皆様おっしゃっていました。それ以外は特にもう言うことないよというようなお話がたくさん聞かれまして、その中で、としては、やはり事業の中で、事業をやめるのではなくて、そういう方々にご出演いただけるような機会を設けていく、細々としたものではございますけれども、そういったことが継続につながっていくのかなというふうに考えてございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 江戸まちたいとう芸楽祭ですとかでも本当にこういう様々な形で支援はしていただいているかとは思いますけれども、やはり伝統の灯を消さないということ、コロナ禍が本当に終わって、また皆さんに、区内外の皆様に楽しんでいただける、そういう場を本当になくさないためにも、もう先ほどからもお話がありましたけれども、今は動画配信ということで、集っていただかないで、全世界の方たちに見ていただけるような形での配信の仕方というのもありますので、様々な形でぜひ支援していただけるように今後もお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今、落語の話など出ましたけれども、実は、芸者さんについても、ここで一言言っておかなければいけないんで、言わせていただいて。  東京都では、東京都歴史文化財団のほうで、落語と芸者衆の踊りという一つのパターンで相当大きくやっています。年に1回、1週間ぐらいやっているのかと思うんですが、ほとんど満杯で出てくるということで、今、人を集めるのは非常に難しいんですが、ぜひうちのほうでもそれは文化として残して、江戸の文化としては非常に大事な文化だと思いますので、ぜひこれを残すように、やはり努力はしていただきたいなと要望だけしておきますので、よろしくお願いします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 今、松尾委員がおっしゃっていた、そのお笑いの方々のね、もちろんそういう、課長の答弁の中で、仕事をする場、それを発表する場が欲しいんだというのもそのとおりだと思います。浅草で活動をしていた人の、浅草は笑いを発信するまちで、笑われるまちにしては駄目なんだという言葉が、すごく実は私、心に残る言葉として残っています。  課長にちょっとお伺いをしたいんですけれども、昨年そのような聞き取り調査をしましたという報告も今ありました。様々な伝統芸能の方がいらっしゃるので、特定的に誰というわけではありませんけれども、今後もそういう活動をされている方に意見聴取というんですかね、どういう支援が必要か、どういうことがとしてできるのかというやり取りをする考えはお持ちですか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 江戸まちたいとう芸楽祭ですとか事業の中で、そういう伝統芸能に関わられている方がいらっしゃいます。そういう方など比較的お会いする機会もございますので、お話は聞ける機会はあろうかと思います。お話は継続的に伺ってまいりたいと考えてございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ぜひ、本当にこれは、が手を差し伸べれば解決するというものだけではないと思いますけれども、その文化の灯、笑いの灯も含めて絶やしてはいけない、心を豊かにするための一つのものだというふうに思いますので、ぜひ継続的にそういう方たちとともにどういうことを、どういう面白さが台東にあるんだというのを発信できるようにしていただきたいと思います。以上です。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 文化費の248ページ、東京藝術大学との連携のGTSアート作品管理について伺います。  来年度予算は181万5,000円、昨年度は236万円という予算がありましたが、この内訳について、まず教えてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 予算の内訳の主なものでございます。作品の清掃及び保守点検などの経費に約150万円、修繕料に約18万円となってございます。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。これだけ皆さんが文化のことを語っていらっしゃる中で、私も文化は物すごく勉強しようと思って、今、頑張っています。ただ、このGTS事業に関しては、私も近くの小学校でPTAの会長をやらせてもらっているときに始まったというので記憶しておりまして、この作品自体は、いつまでこれは置いておいて、これはどれぐらいお金かかるのかなというのが、すみません、1年生議員だから聞いてしまいますけれども、お答えいただけますでしょうか。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 こちらのGTSの作品につきましては、東京藝術大学と覚書を交わしてございます。その中で、作品設置後10年を経過した後に、今後の取扱いについて協議をするという規定がございますので、最後の作品の設置が平成25年3月でございましたので、令和5年3月に10年目を迎えることとなりますので、それ以降に協議の場を持ちたいと考えてございます。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。芸術はお金で買えないのは重々分かっていますし、とてもすばらしい作品だとは、頭では分かっています。ただ、様々な考え方ですね、それに関わる方々のお気持ちもよくお察ししますし、この社会情勢などを考えますと、少し柔軟に対応してもらいたいという気持ちはありながらも、ちょっと具体的に申し上げますと、ある作品の、何か、もうずばり言ってしまいますと、吾妻橋と東武鉄橋の間にあります、お皿型のところでお顔を出せるのがあるんですが、私も1度だけ顔を出したことはありますけれど、スカイツリーがちょうど見えるところです。あれですね、近くにお住まいになられている方が多数いらっしゃいまして、中には、雨降ったときには、あの丸をちゃんとブルーシートで囲って、お水が漏れないようにというちょっとご配慮をされながらやっていらっしゃる方を多々お見受けします。芸術作品でそれだけの管理費がかかるのであれば、実は地元、本当に近所にお住まいの方々からも、何とかしてくれというお声をたくさんいただいています。これちょっと公園費のところでもお話、少ししますけれども、ぜひ、何て申しますか、東京藝術大学の名前に恥じないような管理をぜひお願いしたいなというふうに思って、要望だけして終わります。以上です。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 その東京藝術大学との連携の関連なんですが、墨田では、大学のあるまちづくりということで、千葉大学といろいろ、まちと連携していろいろな取組をされております。やはり東京藝術大学、非常にグレードの高い大学だなというふうに私も思っていまして、私の近所にも東京藝術大学出身の方がいて、偏差値もすごく高くてあれなんですけれど、なかなかその区民と大学との距離感がまだまだちょっと遠いなというふうに感じております。ぜひともここは連携をもうちょっと強固にして、強くして、大学との連携を図っていただきたいなというふうに思っています。  それは以上でいいんですけれど、あと質問いいですかね。  248ページの講演会シリーズ「江戸から学ぶ」ということで、先ほどからも皆さんいろいろ、その文化の灯を絶やしてはならないとかいうことで、文化観光費は土木費の次に大きく予算を削られて、大変悔しい思いをしている款でもございます。  この文化観光費の文化行政費、ここの部分でも7,300万円の予算の減となっております。講演会シリーズも、今回この江戸から学ぶというのは、そのクロージングイベントということで、今回で最後ということになると思うんですけれど、これまだ最後終わっていないと思うんですけれども、この最後を無事終えて、今後これらのその江戸から学ぶシリーズ、何か変わったようなものがあるのか、それともまた企画しているのか、その辺があればちょっと教えていただければと思います。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 こちらの事業につきましては、本来であれば令和2年度をもって終了する予定でございましたが、新型コロナウイルスの関係で、令和2年度全てが中止となったため、令和3年度に改めて実施させていただくものでございます。せっかくこの江戸の資源などを皆様に情報発信ができているところでございますので、江戸関係の地域資源を活用した取組などは考えてまいりたいと思っております。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 ありがとうございます、一応考えていただいているということでね。まだまだ私たち江戸に学ぶことたくさんあると思います。例えば、エアコンがなかったときはどのように涼を取るのかとかね、江戸の食事のあれとか、ものとか、江戸しぐさから感じられる、その江戸の美意識とか、そういったものをまだまだ学びたいというふうに思っておりますので、ぜひとも引き続きこのような企画を続けてほしいなという要望をさせていただきます。以上です。 ○委員長 太田委員。 ◆太田雅久 委員 247ページ、芸術文化財団運営ですね。今回はオリンピックを1つテーマにしていますので、東京2020大会関連事業、これはどんなことをやるのか教えてください。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 大会の開催時期に合わせまして、1964年に開催した東京大会などに関する資料や、当時の台東の様子の写真などを下町風俗資料館において展示する企画展、暮らしの中のオリンピック、1960年代を振り返るというものと、前回大会の当時のヒット曲や東京2020大会までの各オリンピックで使用された曲などを演奏するコンサート、歌でたどる東京1964 to 2020というコンサートを行います。  また、現在臨時休館中でございますが、朝倉彫塑館では、令和2年度に東京2020大会の関連事業として行う特別展「Enjoy sports 朝倉文夫の1964年」の企画展を、施設再開後、5月30日まで期間を延長して実施する予定となってございます。 ○委員長 太田委員。 ◆太田雅久 委員 芸術文化財団がそこまで考えてくれると本当うれしい話で、アナウンスをしっかりやって、盛り上げていただきたいと、このように思っております。  それと、次ですね、248ページの、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」、全12回。これは、12回の本編と番外編が3回ですかね、それから、区長も登壇していただいたキックオフイベント、これまあ、しょっぱなから盛り上がって、東京国立博物館のホールがいっぱいになりましたけれど、これだけ台東、歴史のファンが多いんだというのを本当に身近で、肌で感じたのでありました。これ公明党さんも何回か参加して、一緒に出席しましたけれど、私も全く河井委員のお話と同じで、これはずっと私、追ってきたんで、サンセット事業で、残念ながら今回で終了ということになりますが、これは、ネタはまだまだ幾らでもありますよ、例えば、将軍だけで15回できるわけですからね、家茂さんは14代で8年ぐらいしかまだ在位していなかった、そういう殿様もいらっしゃいますけれど、だけれど、これだけできるわけですから、2時間で大体終わっていますけれど、これ掘り下げたらね、丸一日かかっても話し切れないぐらいの材料は台東にいっぱいあると思いますよ。これは近い将来、またぜひその再開していただいて、多くのファンを集めて盛り上げてもらいたいというふうに思っておりますが、今、現状の課長のお気持ちをちょっとお聞きしたいと思います。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 今年度につきましては、令和元年末から令和2年度に予定していたものも含めまして、やはり、最後の年を締めくくるべく、クロージングイベントまでしっかりやっていきたいと思っております。 ○委員長 太田委員。 ◆太田雅久 委員 その先も、それは分からないからいいよね、ぜひそれは希望しておきたいというふうに思います。本当にすばらしい、皆さんからも大好評でしたよ、今までね、2年間。もうぜひね、皆さん思っていると思いますんで、どの方が今度担当になるか分かりませんが、ぜひ再開していただきたいです、私から強く要望して終わります。以上です。 ○委員長 堀越副委員長。 ◆堀越秀生 副委員長 248ページの11番、江戸まちたいとう芸楽祭についてお聞きします。これは今までの文化・観光特別委員会で去年9月に第2回の報告と第3回のご予定を話されていたので、それを基に、予算ですから来年度というか、第4回も当然この予算としてついているんでちょっとお聞きします。  この第3回目に当たる今年度ですね、3月15日まで、ですからあと数日まだ残っていますけれど、コロナ禍において、この江戸まちたいとう芸楽祭の3回目というのは、無観客でいろいろ映像配信もされたり、ビートたけしさんの公演もあったりしていろいろありますが、今のところどのような状況で進んでいらっしゃるんでしょうか、その辺の事業の概要報告と、また、2回目は新型コロナウイルス感染症がまだ蔓延する前だったんで、夏の陣で1万人強ですか、冬の陣でも4,000人以上の方いらしていますけれど、今年は配信とかを含めてどのぐらいの感じなのかお聞かせいただければと思います。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 今年度は、委員のお話のとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、無観客で映像配信できるプログラムを4つ行ってございます。4つとも配信を現在しておりまして、3月15日までを予定してございます。昨日の時点で視聴回数は延べ1万600回を超える回数となってございます。 ○委員長 堀越副委員長。 ◆堀越秀生 副委員長 この江戸まちたいとう芸楽祭については、したまちコメディ映画祭、したまち演劇祭から変わるときに、変わるというか、その2つの事業が廃止されて新たにこれがつくられたときに、私は反対しました、区長と対峙してしまいましたけれど。そうはいっても民主主義の世の中なので、多数で、したまちコメディ映画祭としたまち演劇祭がなくなり、この江戸まちたいとう芸楽祭に変わったということで、変わったというか新しく始まったということなので、それはそれで、3年たって、議員として、当然いつまでも反対しているわけにはいかないんで、一定の評価とそれなりの、何といいますか、今まで皆さんも文化のことを各委員がお話しされていましたけれど、そういったところで影響も出て、非常にすばらしいものであったと思います。  ただ、ここから先、3回目が終わって、一つ、何というか、提案というか、区長にもぜひ考えていただきたいという視点でちょっとお聞きしたいんですけれど、この江戸まちたいとう芸楽祭で、例えば演目として出る映画も、どちらかというと、もう既に昔からあって親しまれている映画とか、あるいは、子供さんに流す映画も子供さんに人気のある映画とか、落語についてももちろん、当たり前ですけれど、古典落語をはじめ、既にあるものとかをこうやっていて、例えば、演劇祭とか映画祭があった頃みたいに、その分野の方を育てたり、その分野の中から新しく発信されるものを、何といいますか、この機会を与えて、それを媒介として世に出していくというところが、江戸まちたいとう芸楽祭の趣旨である発信とか継承というところでちょっと自分自身はまだ物足りなさを感じているんですけれど、今まで2回、今年はコロナ禍だったんでしようがないんですけれど、1回、2回見てみて、例えば今上げた演劇とか映画とか、新しい演目というか、そういったものを発信する機会があったのか、どちらかというと、やはり親しみのある昔からのものとかお子さんに人気あるものとか、今あるものを発信して、そういう親しみのあるものでこうやってきたのか、演目の内容というか、その辺をちょっとお聞かせいただければと思うんですけれど。 ○委員長 文化振興課長。 ◎齊藤明美 文化振興課長 今回の映像配信も含めましてお答えさせていただきます。映画につきましては、権利関係がございますので、やはり、映像配信は、実施は難しかったものでございますが、過去の映画については、堀越副委員長がおっしゃったように、新しいものというよりは親しみのある作品ですとか、親子で楽しめる作品を上映してまいりました。また、演劇につきましては、今回の配信の中では新作を上演していただいたのと、あと、公演する会場のエリアに合わせた内容の作品を上演していただいたところでございます。 ○委員長 堀越副委員長。 ◆堀越秀生 副委員長 区長もいらっしゃるんで、要望で、今、質問をやり取りしていて、何回もやってもしようがないんでまとめると、あれですね、江戸まちたいとう芸楽祭も取りあえず3回終わって、これから創生期が終わって、また次の段階に入っていくと思うんですけれど、例えば、今でも私、月に1回、京都市の市議会議員と勉強会やっているんですけれど、京都市などは、何回も委員会で言いましたけれど、昔からあった映画祭を2014年に京都国際映画祭という形で名前を変えて、そこに昔からあったその映画祭と、あるいは学生がやっていた学生映画祭とかもコラボさせて、新しい映画祭をスタートしたんですね。その中から、また今7年たって、今年、京都市もコロナ禍だったんで、相当いろいろ自粛してやったんですけれど、何が起きたかというと、学生の映画は学生の映画で今度分化していって、その国際学生映画祭というものができたりとか、その映画以外のものもいろいろ各分科会みたいにやっていて、それぞれの分野がどんどん自立してイベントしたりとか、そのように発展していっているんですね。  ですから、江戸まちたいとう芸楽祭も、できたらこれから、そういう映画なら映画の専門の方たち、それから演劇の方たち、その演劇、例えばそれぞれに名前をつけて、例えば映画はしたまちコメディ映画祭というの、あのイベント名、商標登録しているんだったら使えばいいと思うんですけれど、そういう下町国際映画祭とか、服部区長のお力で新たに発展系をつくったり、落語の世界でしたら、例えば江戸落語祭りとか、何でもいいんですけれど、それぞれの分野が際立つというか、キャラが立つというか、そういう形でこの一つの事業の中に分けていっていただくと、そこに関わる方たちがそれぞれでまた広げていってくれると思うんですよ。  ちょっとお聞きすると、準備会の中には、映画とか演劇の方はいるけれども、例えば、その分野として、その代表の方がいない分野もあるということだったんで、そういう準備会に各分野の代表の方も参加していただいて、そこからその一つの、例えば、芸術も一言ではなく、例えば映画、演劇、落語、オペラとかあるわけですよね、これはみんな下町の貴重な財産だと思うんです、台東の、一つ一つがこれから独り立ちしていくとかキャラ立ちして、江戸まちたいとう芸楽祭の中にそういう文化が一つ一つ柱としてあると、各芸能とか文化がですね、こういう形のものをぜひ区長につくっていただいて、そうすると、何ていいますか、したまちコメディ映画祭、したまち演劇祭から始まったものが、服部区長のお力で、さらにそこの裾野を広げて、落語にも広がった、能にも広がった、歌舞伎にも広がった、それぞれが、例えばお祭りのように演劇祭、落語祭、あるいは歌舞伎祭り、何でもいいんですけれど、そういったものが毎年いろいろなところで行われていくと、台東は本当に文化のまちとしていろいろなものを発信していけると思いますんで、ぜひその辺をお願いしたいと思います。  あと、余談で最後ですけれど、ラスベガスで有名なウィンというホテルを造ったスティーブ・ウィンという人がいるんですけれど、その人は、ラスベガスというのは、ギャンブルだけで何となくイメージありますけれど、いろいろなショーをやっているではないですか。昔の大正とか明治の頃の終わりの頃の浅草を見て、やはり彼はすごい触発されて、いろいろな分野のショーがあったり、それからその物まねがあったり、演劇があったりとか、いろいろなものが際立っていくまちというのを目指したというのを何かの本で読んだことがあるんですけれど、やはりそういう下町台東を、この江戸まちたいとう芸楽祭も3年目を迎えて円熟期にこれから入っていく、円熟期というか中後期ですかね、また新しい発展形の形の年に向かっていくわけなので、ぜひ区長、その辺のところをお考えいただきたいと、要望だけしておきます。よろしくお願いします。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、観光費について、ご審議願います。  拝野委員。 ◆拝野健 委員 コロナ禍におきまして、観光課さんの事業が縮小されたりだとか中止があったりだとか、様々な局面があった中、努力されてきたことを聞いております。特にコロナ禍、お弁当の購入をやられたりとか、何かお土産品の購入を職員さんでやられたと伺っているんですが、その辺伺ってよろしいでしょうか。
    ○委員長 観光課長。           (「今、何ページだった」と呼ぶ者あり) ◆拝野健 委員 250ページです、ごめんなさい。 ◎平林正明 観光課長 コロナ禍におきまして、事業者支援の一環として、飲食店のテークアウトを紹介する、#おうちでたいとうグルメを4月から開始しております。その延長というか、の職員向けにお弁当を予約販売して、多少の手助けになったらどうかというようなことで、緊急事態宣言期間の春の5月、それから先般1月18日から3月5日まで、の職員互助会の事業としまして、職員向けの弁当を販売いたしました。両期間通じまして、延べ34日間、お弁当を発注させていただきまして、全体で2,674食を売り上げてございます。  また、お土産品の販売につきましても台東観光みやげ品協会にご協力いただきまして、お菓子等の土産品販売を実施いたしました。これは2月5日から3月5日まで、5週にわたって毎週1回、1日当たり4店舗で合計20店舗に参加していただきまして、職員向けに販売を行いまして、全体で742名が購入いたしました。そのような内容になります。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 すばらしいなと思うんです。これ、やられた経緯というか、#おうちでたいとうグルメの経緯は、お弁当は何となく分かるんですけれど、お土産品についてはどのように始まったものなんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 やはり、コロナ禍におきまして観光客が減っているということで、お土産品のお店も売上げが激減しているという声を聞きまして、土産品も販売するような形になりました。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 ありがとうございます。自治体の中でも観光課さんの先進的な事例で視察もあったと聞いております。その中でできることをやっていらっしゃったということ、すばらしいなと思います。また、伺ったところによると、他の税務署だったりとか他の機関にも働きかけをして、お弁当を買ってくださいねというのをやっていらっしゃったということで、できる範囲でやっていらっしゃったのはすばらしいなど思うんですけれども、一方で、それをやっていたということをあまり知られていないというのが結構もったいないなと思っておりまして、その辺の、やっていましたよとかいうのは、どこかでは言ったりしていたんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 最初の春の緊急事態宣言のときにはプレスリリースをしまして、読売新聞さんとか載せていただいたんですけれども、今回は2回目ということで、ちょっと取り上げていただけなかったというようなこともございました。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 最後です。岡山の総社市などは市長さんが、結構積極的にそれやっていますよというのを発信されていて、いわゆるやっている感というのは結構、やっていることはもう間違いなくの職員の皆さん、やっていることは知っているんですけれども、それがうまく伝わっていなかったらすごくもったいないなと思うので、その辺また広報課さんとも連携していただいてやっていただけたらと思います。要望で終わります。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっと簡単に2問やらせていただきたいと思います。特に簡単なほうを先にやらせていただきます。  実は、ここ253ページ、観光団体等観光振興事業助成なんですが、全ての観光連盟に関してPR事業というのが入っているんですが、奥浅草協会だけ、これPR事業というのが入っていないんですよね。これは、入っていなくても平気なんですかね。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 奥浅草観光協会につきましては、昨年度、令和2年度までは観光PR事業という形で補助をさせていただいています。令和3年度につきましては、もう一つ実施されています奥浅草写真展コンテスト、これをもっと広く周知して、参加者を増やすことが結果的に奥浅草のPRにつながるというふうに考えられまして、観光PR事業と統合されたということによるものでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 両方合わせて、たしか220万円ぐらいついていたと思うんですが、それであっても30万円ぐらいマイナスになっているはずなんですよね。これ奥浅草みなみ観光PR事業と、そうすると、同じような数字になってくるということなんで、こういうときですから、逆にしっかりPRしないといけないのかなというふうには思っている部分があるんですよ、やはり、それしかできないというのもあるんで。この辺も含めて、これに関してはちょっと緩やかにしておく必要があるのかなというふうには思うんで、ちょっと考えておいていただければなという、これ一つ要望をかけときます。  もう一つ、その上の15番、観光関連産業団体助成なんですが、今、拝野委員からも出たんですが、台東観光みやげ品協会、これずっとこの数字なんですが、簡単にどんなことをやっている協会なのか教えていただいていいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 台東観光みやげ品協会につきましては、かなり歴史がありまして、昭和36年に設立されております。現在、区内のお土産品関係33事業者の方が加盟されております。事業といたしましては、正月の新春浅草歌舞伎、今年はありませんけれども、ですとか、姉妹友好都市で開催される各種イベント等で商品のPR販売を行ったり、協会のホームページやパンフレットを通じたPR事業、それから土産品の品質向上を目的に、全国推奨観光土産品審査会への出展支援、また視察研究会等を実施されております。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっとこれ余談なんで、で土産品の販売をやっているときに、20店舗をトータルで出したと先ほど言っていますが、1日当たり4店舗と言っていましたよね。これ出た事業者は何件なんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 先ほどの土産品の販売につきましては、全部で20事業者になります。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 では、毎日違うところが出たということでいいんですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 1回ずつ出ていただきました。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 実は、こういう時期ですので、攻めの店舗販売を行わなければいけないんではないかなというふうに、非常に思っています。そういう意味では姉妹都市に行ったり、あるいはそこで売ってくるというのはやはり非常に大事なことだというふうに実は思っていますが、区内33事業者しか入っていないというのは、一つ、まず非常に寂しいのかなと。これだけいろいろなものを売っている浅草ですし、上野ですし、これから、逆に言うと、ふるさと納税などでも、物販関係の戻しなどあるときには、やはりこういう事業者の中で話されていくという可能性も非常に強いのかなというふうに思っています。  そういう意味では、いろいろな形での、SNSを使ったような、いろいろな販売、それもありますので、これ自体が、実は台東観光みやげ品協会といいつつも、ちょっと違う形なのかなと、お土産物だけ本当に扱っているというのが、どこまでお土産物なのか。今回もいろいろ出たんですが、浅草などでは、仲見世で帽子まで売っていますので、こういうのもお土産物ということであれば、お土産というのはどこまでの範囲のことを言うのかなというのは非常に難しいところがあると思います。そういう意味では、これ物販関係をやはりこういうところで売っていくというところも必要になってくると思いますので、今まで言ったように、確かに歴史があって、昭和36年ぐらいのところからの、今の観音様の周りのあれはお土産物とか、そういう感覚が最初スタートだったと思うんですが、もう今になってくると形も変わってきているのかなというふうに思っています。  そういう意味では、もう少しこの予算も含めてというより、事業内容ももう少し新しい形を考えていただくのも必要なのかなと思っていますので、ぜひこの辺を併せて、もう一歩進歩させるというのも手伝ってあげていただきたいなと。どうでしょう、一言。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員おっしゃるとおり、非常に物販店、厳しい状況にあります。観光課だけの活動ではなかなか限界がありますけれども、今現在、都市交流課と連携しまして、姉妹友好都市、また様々連携都市がございますけれども、そういった道の駅ですとか産直センター等で台東の品物を販売できないかということで交渉を進めているところでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 ちょっとだけいい。実は、その飲食のものを運ぶのは、今、昔と違って比較的流通がよくなってきているんで、しやすいんですが、実は、その物販関係が意外と難しい面が多くて。例えば、実は、やろうと思ったんですけれど、一番難しいのは靴屋さんでした。型が違う上に大きさが違うということで、持っていこうと思うと、相当な量を持っていかないと実はできないという形になっていました。そのあげくの果てに、売れ残ったものは持って帰ってこなければいけないという形になっていましたから、これを、逆に言うと、靴業界の人たちに任せながら全部やるというのは非常に難しくて、予算もかかる割には売上げが上がらないという形になりますので、こういうところ、せっかく地場産業でそれなりのものを売る、あるいは、こんこん靴市などだと相当な人数が来るというところがあるんで、ぜひこういうところも含めて検討できるような形になっているといいなと思いますので、ぜひ、再度その辺も含めて見直してください。要望です。 ○委員長 ほかにありませんか。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 252ページ、フィルム・コミッション、こちらなんですけれども、今年度の相談件数とか実施状況とか、状況を教えてください。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 フィルム・コミッションの相談件数及び支援作品ですけれども、令和3年2月末時点の実績で、相談作品数が701件、そのうち支援した作品が173件ということで、このうち、海外の支援作品も10件支援してございます。前年と比較しますと、相談作品数が前年比66%、それから支援した作品が51%と、やはりコロナ禍の影響を受けまして、数自体は減っている状況でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 最近の放送を見ながらも、ああ、これ多分浅草なんだろうなとか、本当に使っていただきながら、喜びながら見させていただいているんですけれども、前年比で比べると、やはりコロナ禍なので致し方ないとは思うんですが、そのような中、来年度どのようにチャレンジしていくか教えてください。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 やはり、フィルム・コミッション事業は、をPRする、また、いわゆるロケ地の聖地巡礼とか、そういったファンの方が訪れるということもございますので、やはり、今年はコロナ禍で相談も少なかったんですけれども、来年以降、徐々に伸ばしていけるように取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 私の外の知り合いからも、好きな番組見ますと、これはどの辺なのとか問合せをいただいたり、遊びに来たついでに寄ったりとか、そういうお話も聞かせていただいております。今、課長からも聖地巡礼という言葉もあったんですけれども、本当にファンの人、好きな人はやはり見に行きたいという思いもありますし、だからこそのフィルム・コミッション事業なのかなと、しっかりその辺を観光に資する事業としてね。今はコロナ禍の中なので、もうどんどん来てとは言いづらい状況でありますけれども、今のこのような状況だからこそ、しっかりとした準備というんですかね、できることを広げていきながら、コロナ禍が落ち着いたときに観光としてたくさんの方に来ていただけるように準備していただきたいなとは思っているんですけれども、うちの会派でも要望させていただいているのは、その聖地、いわゆる撮影場所、何か分かりやすい案内板というんですかね、できれば、そのQRコードで放送された内容が確認できたり、写真を見られたり、このような俳優さんがいらっしゃったんだなとか分かるようなもの。なかなかね、放映権とか著作権とかあるとは思うんですけれども、粘り強く挑戦していっていただいて、その聖地に行きながら、近くのお土産屋さんでお土産を買ったり、そういった効果も期待しながら頑張っていただきたいなとは思うんですけれども、その案内板みたいなものについては、課長の思いとしてはどのようにチャレンジしていただいているか聞かせていただいていいですか。 ○委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 委員のお話のように、今現在、コロナ禍におきましては、大規模なイベント等はもうできない状態だという状況です。それで、そんな中で新たな誘客の手法として、いつもより少しだけ多くの人が年間続けて来ていただけるような、まさにそういったロケ地ですとかアニメの聖地巡礼というのも有効な手法ではないかということで検討をしてまいりました。  おっしゃった、QRコードで映像が見られるとか、そういうことは、なかなかその権利関係上、非常に難しい、活用が難しい場合が多いんですけれども、一方で、アニメに関しましては、かなり映画やドラマと比べまして、版権の使用に許可が下りやすいような傾向があります。ということで、何か目印というお話なんですけれど、実は、昨日、西浅草三丁目のかっぱ橋本通りに、浅草郵便局さんのご協力をいただきまして、一昨年放送されましたアニメの「さらざんまい」のイラストを使いましたポストを、実は偶然、昨日設置したというところでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 物事には偶然というものがなくて、一つ一つやはり意味があると思うんですよね。この審議の中でもご紹介できるように、やはり間に合わせていただいたのかなという。たしか静岡県のほうにもそういったアニメのふるさとの観光、迎えられるような、何ていうんですかね、イベント会場というんですかね、結構評判がよくて、全国から集まっているような話も聞かせていただいております。名実ともに観光に資するフィルム・コミッション事業になるように、引き続きよろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私は、その下のおもてなしの人づくりについて質問通告を出しておりますが、今の聖地の話でいくと、やはり興業ランキングを塗り替えた、例のアニメですね、あれが、次回作が旧吉原ということで、あの辺りのフォトスポットなり何かをやはり整えないと、ちょっと厳しいかなという状況、私、先日目の当たりにしてきました。吉原神社とか弁天様までは人がすごく来ていて、問合せもいっぱいあるみたいですね。案内するのは向こう側の、向こう側というんですか、見返り柳、あるいは土手の大通りの幾つかの古い建物、あの辺りがいいんではないですかという、吉原神社を案内するんですが、中を抜けていかなければいけないんで、浅草辺りを見ていると、結構親子連れ、子供たち連れて、お子さんがコスプレして、それで写真撮ったりしている方がすごい多いので、やはりその辺りは早めに1か所でもフォトスポット的なところを整備しないと、ちょっと受皿になり切らないのかなというふうに思っていますので、そこだけ一応提言しておきます。  私からは、今回、コロナ禍というのはいろいろ置いておいて、やはりこのおもてなしの人づくりということで、食のバリアフリーの対応をしたというのは台東の本当に大きな実績になったと思っています。今回もいろいろネットで調べると、本当にこういろいろなのが出てくるんですが、例えばですけれど自治体国際化協会、先日も言ったCLAIRという大きな総務省の団体ですよね、そこなどのコラムでも、台東の取組に学ぶと書いてあるんですよ、で、いろいろな実績が出ています。これ連携ですよね、千葉市でしたか、千葉市と連携したりとか、そんな取組まで出ていて、本当に補助金をもらいたいぐらいだなというふうに思っています。  あとは、言うと切りがないんですが、そうした中で、今までは具体的にムスリム、ハラールを焦点に当てていましたが、今やはりベジタリアン、ビーガンというところに広がっていて、その部分は台東、相当力を入れてやっていたという実績があります。今回、そのビーガン、ベジタリアンを本当に没頭してやっていた職員の方がそちらの業界に転職をするというぐらいまで、これは何か、半分うれしいようで、半分何か残念な部分もあるんですが、それぐらい何ですか、業界をリードしていたと。国会の中にも議員連盟ができたということでございまして、今後ですね、確かに、今すぐに観光客が、インバウンドが戻ってきませんが、こうした状況のうちにそのいろいろなものを整えていくというのが大変重要だというふうに思っていますが、このベジタリアン、ビーガン、あるいはハラール、食のバリアフリーに関する今年度以降の展開について教えてください。           (委員長退席、副委員長着席) ○副委員長(堀越秀生) 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 食の多様性ということで、昨年まではムスリム旅行者対応というのが事業名だったんですけれども、今年度からは食の多様性というようなタイトルの事業になってございます。これは、委員おっしゃったように、ハラールに加えまして、やはりベジタリアン、ビーガンの受入れ体制、環境をつくるということが大事だということで、そちらも力を入れていこうということでございます。今現在、その飲食店も非常に打撃を受けている状況ですので、もうしばらく様子を見ながら取り組んでいきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○副委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 何ですかね、具体的に、ハラールに関してはその認証制度の補助とかを始めていますが、一説によると、いろいろな自治体でもそういった台東の取組を完全にパクっていく取組が始まるように聞いていますが、例えば、そのベジタリアン、ビーガンにもその同じような仕組みを広げていくという考えはございますか。 ○副委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 昨年までハラールの認証を取得する飲食店に対しまして、取得助成ということで対象経費の2分の1、10万円という補助制度を実施してまいりました。令和3年度は、それをベジタリアン、ビーガン、コーシャとか、そういった等の認証にも当てはめて助成をしていくように考えてございます。 ○副委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 ありがとうございます。まさにこの食の多様性、食のバリアフリーを本当にリードしてきた台東として、今後もこうした補助の制度もしっかり整えていただいて、あのときも、本当、もう服部区長の決断でこのジャンル進んだという記念の政策でもございますので、ぜひ進めていただきたい、応援していきたいと思っています。以上です。 ○副委員長 よろしいですか。 ◆青柳雅之 委員 はい。 ○副委員長 ほかに。  鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 251ページ、観光統計・マーケティング調査で聞きたいと思います。共産党議団、国会議員も含めて観光地である浅草の商店の方のお話を伺いました。本当にこのインバウンド頼りにせざるを得なかったところも含めて、今、コロナ禍の中で非常に大変だという声を伺ってきました。  その中で、飲食店を経営されている方から、今、もちろん緊急事態で人数が少ないとかいうときを外してでも、お客さん、観光客の方は来ているけれども、年齢層が比較的若くて、所得層としては高所得の人たちではない分、まちの中を歩いていても、買物するのは本当に少額な金額しか動いていないというのと、あとはお店に入っての食べ歩きではなくて店舗の出先での歩き食いが目立って、実はごみとかも増えているんだよねなんていう話を伺いました。そういう意味では、今後新型コロナウイルス感染症がどのようになるかも含めて分かりませんけれども、観光マーケティング調査をするということであれば、インバウンド頼りにしない調査というのをすべきかなというふうに思いますけれども、その点はどうお考えでしょうか。 ○副委員長 観光課長。 ◎平林正明 観光課長 今回予算計上させていただいた観光統計・マーケティング調査予算なんですけれども、127万1,000円ということで上げさせていただいています。これは、令和2年度予定しておりましたの調査も中止した関係がございまして、ただし、国と都は令和2年度も調査を継続しておりました。それで、本としましては、国と都のデータ提供を受けまして、それを基に観光統計の推計を実施しようという考えでこの予算になってございます。そこから台東区内の観光客数ですとか観光消費額などをコロナ禍による影響を数値として把握するという目的で実施してまいります。  このデータの中には、今、インバウンド頼りにしないというようなお話だったんですけれども、やはり、昨年も1月から3月ぐらいはインバウンドが、ちょっと減ってはきていましたけれども、普通に300万人ぐらい来ていましたんで、そういったデータも若干入ってくるというふうに想定しております。そういったデータを使いまして、令和3年度の観光プロモーションにつきましては、誘客対象は当然国内旅行者が中心になるというふうに考えてございますけれども、国内外における新型コロナウイルスの感染状況ですとか、国による入国規制の解除ですとか、そういったところも踏まえながら柔軟に対応していく必要があるのかなというふうには考えてございます。 ○副委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 本当に浅草エリアを見てみれば、外国人観光客の人の数というのは物すごい数がいたなという印象もありますし、そういう方々がお金を落としていたというのも、そうなんだろうなと思います。ただ、国内での需要というのは、なかなか旅行に行きたくても旅行に行けないという世帯の方もたくさんいますので、そういうところでは、今の国勢的なところの課題ではありますけれども、ぜひ内需の拡大と、そういう環境を整えていくということが必要なのかなということだけ伝えさせていただきます。以上です。 ○副委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 すみません。今、鈴木委員がおっしゃった観光統計・マーケティング調査の実施というところで、ほぼ意見はもう丸かぶりで、ちょっと私も驚いたんですが、でも、あえてちょっと発言させていただきます。  この社会情勢を考えますと、もう今、この予算と統計の取り方、国や都が出しているところの数字を参考にということは、もう重々承知して、理解しております。ちょっと鈴木委員のおっしゃったことにちょっとかぶせさせていただきますと、私、以前、産業建設委員会で自分でも発言しましたが、このコロナ禍は、いつか終わるものとして、そのときにやまちや観光をV字回復させるために何をするべきなのか、そのときに考え始めてからでは遅いという、ちょっと私は思いがあります。今からでも幾つものV字回復の想定をしながら取り組んでいただきたいと思いますし、まず、先日発表されましたウィズコロナ時代における今後の政の展開についての4本の柱の4番目、まちの活力を取り戻し、持続的な発展につなげる、ここにもうまさに入りますが、海外からの観光目的での入国は引き続き制限されているが、インバウンドの再開を見据え、外国人観光客の受入れ環境に取り組むなど、まさにここがキーになってくるところだと思います。  あと、先ほどの文化費のところでの発言でも、私もぴんときたのが、実は、小菅委員がおっしゃいました、ピンチをチャンスにというのが、今まさにそのときだと思いますので、あえてもう答弁は求めませんけれども、ぜひいろいろな形を、浅草だけでなく、浅草、上野ではなく、台東全体が一気に回復できるような観光施策を今のうちに考えていただければなと、要望だけして終わります。以上です。           (副委員長退席、委員長着席) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第5款、文化観光費について、審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6款、産業経済費について、ご審議願います。  中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 260ページのものづくりのまちPR事業助成とか、あとはデザイナー・クリエイター等定着支援、あとはまた5番の台東デザイナーズビレッジ運営あたりにちょっと関連してくる話なので発言させていただきます。  昨年もこの東京TASKものづくりアワードで、上野の創業明治7年の刺しゅう屋さんが優秀賞を受賞されました。地元も大変喜んでおりまして、またその方も、刺しゅうというのはなかなか皆さん関われないようなものですけれども、若者でも興味が湧くように、スマートフォンに刺しゅうをしたりとか、あとはキーホルダーになるような木札に刺しゅうをしたりとか、いろいろな工夫をされて、地元は大変今、喜んでいます。それだけではなく、この3年間、台東の作品が受賞していて、非常にこれまで台東でやってきた、そういったクリエーターの支援とかものづくりのまちPRというのが効果として現れてきているのかなというふうに思っています。また、カチクラエリアというものも非常に着目をされてきていますし、老舗だけではなく、若手のクリエーターたちが集まって、また育つこともできる台東になってきたんだなというふうに思っています。  しかし、そういった台東に魅力を感じて移り住んでくる新しいクリエーターの中には、まだまだ思うような活動ができていない、またその方法が分からないという方も多いと思います。そういった才能のある、将来台東の宝になり得るかもしれないクリエーターをとしてどのように支援していくことができるのか、その辺りのデザイナー、クリエーターの支援策に関しては総括で質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 257ページ、5番、雇用・就業支援。今年度、コロナ禍の中はどのようなご相談というんですかね、相談状況とか就業につなげていただいたか、ざっくりと教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 令和2年度の雇用・就業支援の実績でございます。こちらでは、まず、相談という形で、12月末現在で109件の相談を承っております。それ以外に就労セミナーを実施しております。今回コロナ禍で7回実施させていただきました。若年を対象にしたセミナーの開催につきましては、感染症の広がりがありましたため、2回にわたり中止させていただきました。
     このセミナーの一つに、就業支援セミナーで、コロナウイルス関連で生じるストレスや不安の解消、新しい生活様式や働き方に対応したコミュニケーションの在り方、こういったものに焦点を当てた内容で1回実施しております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 コロナ禍に特化したセミナーも開催していただきまして、やはり、お仕事の悩みというのは生活の中で本当に大きく、重たくかかるものでありますし、そういった仕事の就業の面でストレス含めて対応していただいたことは本当に高く評価させていただきます。  今年度を踏まえまして、来年度どのようにやっていかれるか教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 令和3年度は、同じく就労セミナーを予定しております。その中では、特に女性の再就職に焦点を当てた支援をしていきたいと考えておりまして、東京しごとセンターで実施しております女性再就職サポートプログラム地域型、こちらを本に誘致し、実施してまいります。こちらは5日間にわたるプログラムで、伴走型の支援として相談ですとか就労までの支援というのもついてございますので、東京しごと財団の費用で、台東で実施していくということで考えてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 私も何人かの方をご紹介させていただいて、本当に丁寧に手伝っていただきながら就業まで結びつけていただいて、本当に助かっております。個人でハローワークとか直接動ける方は、それはそれでよろしいかと思うんですけれども、このように就業支援という形でやっているところにお問合せとかご相談いただく方、引き続き対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続けていいですか。           (「関連で」と呼ぶ者あり) ○委員長 伊藤委員。 ◆伊藤延子 委員 今、寺田委員からも、ここの事業所の内容のこととか、事業内容のこととかお聞きしまして、女性の雇用、再就職のサポートプログラムなどをつくるということで、非常によかったなというのか、前回の決算特別委員会のときにうちの共産党の鈴木委員からもありましたけれど、前回、若者と女性の支援の事業がありましたけれども、それらがなくなったということで、今回はこういう形になったのかというふうには考えております。  それで、今回ちょっと確認というかお聞きしたいことは、このコロナ禍での女性の失業者が非常に高いというのはいろいろなところでも発表されていますし、具体的な支援のところでもあるかと思うんですけれども、台東としては、この辺についての状況ですね、状況把握はどのようにされているでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 女性の失業者の数というのは、把握してございませんが、就業を希望されている方という部分におきましては、ハローワーク上野から毎月月報を受け取っております。12月分までの月報によりますと、2020年7月以降から前年同月比を6か月連続して上回っております。なので、特に女性のパートの希望の方が増えているというところは、裏を返せば、そのような離職をされている方が多いのかなというふうに考えてございます。 ○委員長 伊藤委員。 ◆伊藤延子 委員 そうですね、このデータも私、いただきまして、本当に驚くというより、やはり、女性の地位というんですかね、パート労働者が男性に比べて非常に多いわけですし、それは男性も非正規雇用になったということで、家庭内で支え切れずに女性も働いている。しかし、女性は正社員になるというよりはパート労働者になって、いわゆる雇用の、何ですか、安全面というか、いろいろな形での調整弁になっているような状況はあるのかなというふうに考えております。  しかし、本当にこれから先も、女性がしっかり活躍するという場合ですと、やはり正規雇用をしていただきたいということがあることと、あとは、こういうときにホテルの方とか販売業の方とか飲食業の方が、もうまずは首を切られたりということが多い中ですので、ぜひとも、ハローワークも通して、いろいろな形で就職というか仕事に結びつくように支援をしっかりお願いしたい。そういう意味では、ぜひとも正規雇用につながるような支援も引き続きお願いしたいというふうに考えております。以上です。 ○委員長 寺田委員に戻します。寺田委員。 ◆寺田晃 委員 258ページ、産業振興推進の(5)新しい日常取組店舗応援ということで、今年度から始めていただいているんですけれども、進捗状況を聞かせてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 まず、令和2年度の状況でございます。活動は主に4点ございます。1つは、感染予防に取り組む宣言書、ステッカーの配布、こちらを1万2,000枚作成し、配布しております。その取組店につきましては、PRとして、ネットワークたいとうを4回、20万枚印刷いたしまして132店舗を紹介してございます。新聞折り込みでは17万6,000枚を配布させていただきました。2点目は、感染予防講習会です。3月までに計5回の開催予定で、4回までが既に終了いたしまして、64人が受講されました。3点目は、新しい日常取組推進員を今回設けさせていただきましたが、18団体で19人が既に推進員として活動していただいております。4点目は、推進員の活動費の補助といたしまして、既に14団体から補助の申請を受けております。以上でございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 いわゆる台東が作った新しい日常取組ステッカーですね、1万2,000枚作っていただいて、ほぼ全部お店に貼られている状況ですかね、その辺の貼られている状況を教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 今回はお配りして、貼っていただくのはお店に委ねているというところで、特に数えているというものはございませんので、申し訳ありません、数値としては把握してございません。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 私は北部出身なんで、結構ほとんどのお店が貼っていただいて、皆さん、感染症対策、様々努力していただきながらやっていただいているんだなというふうに感じております。  こちらは、あれですよね、商店街に加盟されていなくてもご利用されているわけですよね。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 そのとおりでございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 今、新たにビジネスチャレンジと申しまして、新しい事業を始める場合とか、また感染対対策をしてやっていただいている方、支援していただいているんですけれども、この事業、新しい日常取組店舗応援事業に携わった方もビジネスチャレンジにつなげていただいてご利用していただければと思います。その辺はいかがでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 引き続き来年、令和3年度も本事業を実施してまいりますので、啓発していく中で台東の補助金の情報ですとか国や東京都の各種支援内容につきましても広く広報してまいりたいと思います。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ちょっと飛びますけれども、この予算書の中には入っていないので、そういう店舗支援というんですかね、うちの党でも進めておりますプレミアム商品券ですね、まだまだ形にはなっていないんですけれども、それにつきましては、所管の方はどのように考えていらっしゃるか教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 東京都におきまして、令和3年度補正予算に、東京都生活応援事業 コロナに負けない!として125億円が計上されております。この事業は、委員ご説明のとおり、キャッシュレス決済等の優先課題に取り組むということで、4分の3の補助率で、に対して補助をされるという内容になってございます。本の状況につきましては、まずは事業に関する情報を広く集めさせていただき、どのようにこの都の事業を活用していくのかというところは検討してまいりたいと考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 様々ちょっと今までとは違った条件もあるように伺っております。そうは申しましても、せっかくのチャンスなので、うまく活用して、皆さんに喜んでいただけるように、にぎわいが少しずつ戻ってこられるように取り組んでいただきたいと思いますので、こちらは総括質問で続きは聞かせていただきます。以上です。 ○委員長 よろしいですか。 ◆寺田晃 委員 もう一つありました。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ごめんなさい、すみません。260ページ、地域産業振興対策のうちの(3)自社ブランド販売支援、聞かせていただきます。こちらの事業、今年度の販売状況をざっくり教えてください。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 こちらのものは、地域産業の支援として、作り手のストーリーを紹介しながら生活雑貨を販売できるオンラインショップのスタイルストアというところを活用し、プライベートブランドを持つ企業の販売力強化のための支援となっております。今回こちらのサイトに54社掲載してございまして、総売上げは12月末までで約1,624万円となっております。令和2年度は新たに4社を追加し、さらに1社はの支援から離れまして、単独でこのオンラインショップに掲載することもできております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 現在ではバーチャルモールとかカタログ通信とか、様々な手法も広がっておりまして、台東は、スタイルストアという形で進めていただいて、1,624万円ね、頑張っていただいております。また、そのうち1社も単独でということで、すばらしいなというふうに。こういったコロナ禍の中だからこそ、やはりこういったものもね、やはり活躍しているのかなというふうに感じております。  うちの会派としましては、このなかなか物販が厳しい、このような中で、このようにネット販売というんですかね、そういった手法も支援していただきながら広げていっていただきたいなというふうに思います。  個店の店舗ごと単独でできるというのはなかなか難しいとは思うんですけれども、で支援しながら、そういったものに、台東にたくさんの物販店が参加しながら、このコロナ禍の中でも売上げにご協力できるように支えていただきたいなと思って要望させていただいたんですけれども、そちらにつきましては、現在、検討状況いかがでしょうか。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 やはり、商品の販売には、その商品に合った購買層が集まるサイトを利用することが大切だと考えております。が直接運営することは、やはり、商品の選定や管理など、販売に関するノウハウがない中では難しいと考えております。そこで、産業フェアやファッション雑貨フェアなど、業界団体が実行委員として参加されている事業において、各店舗のオンラインショップへの入り口をまとめたサイト作り、こういったものも研究して、今後、購入につながりやすい環境を構築できるよう進めてまいります。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 上野課長は諦めずに何でもチャレンジされるという印象を受けております。引き続き研究を進めていただきたいと思うんで、よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 要望のみなんですけれど、258ページ、台東産業フェア。民生費でもちょっと触れさせていただいたんですけれども、福祉作業所の工賃向上の観点からも、産業フェアに出展させていただけないかという話をさせていただきました。当然実行委員会形式ですので、産業振興課だけでは決められないと思うんですが、ぜひ検討のほどよろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 要望でいいですね。 ◆拝野健 委員 要望でいいです。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 256ページの消費者相談について伺います。最近の報道でも結構若い世代の方がネットによる詐欺被害が増えてきているということで認識していますけれども、消費者相談で今いただいている相談の中から、傾向性ですとか、また具体的に対応されている状況などお聞かせいただければと思います。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎松原秀樹 くらしの相談課長 若い方からの相談、特にネット関係での相談でございますけれども、ネットを通じての定期購入ですね、一度限りのつもりで商品を申し込んだけれども、複数回購入することが条件の定期購入であったという相談。それから、オンラインゲームで無料だと思ってやっていましたけれども、実は有料で課金されてしまったという相談。さらには情報商材、必ずもうかる情報商材、これは投資のやり方等が入っているUSBを買って、実際試してみたけれども、もうからなかった。それから、さらに、最近目につくのが、マッチングアプリで知り合った人から高額な商品の購入をさせられたというような相談が多くなってございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 本当にだんだん巧妙になってきていてね、私もUSBというのは最近知ったんですけれど、実はもう去年からうごめいていたということで、本当に結構高額で、六十数万円とかいう金額のものを買わされて、非常に勉強に役立ちますよと言われて買ったのが、全然何か中身がなかったというようなことで伺っています。  今、先ほどのマッチングアプリにしても、やはり、これも一つはメディアのリテラシー教育ってこともあるのかもしれませんが、やはり……、そうそう、あと何か対応されていることというのはありますか、具体的に。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎松原秀樹 くらしの相談課長 相談の対応につきましては、私どもは強制力がございませんので、その相手方と消費者との間に入って、あっせんということで事業者の協力を得ながら、購入したものについて、例えば定期購入であったらば、お試しのつもりで買ったので、その後の定期購入はなかったことにしてくださいということで、事業者の協力を得てそれがなくなったというような事例はございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 やはり、なかなか購入はしたもののというところでね、どうしていいか分からないという中では、本当にそうやってあっせんしていただけるというのはありがたいことですし、前からやはり優秀な専門相談員さんがいらっしゃって、そこは本当に評価させていただいています。  やはり、今後こういうことというのはもう後を絶たないと思うんですよね、ずっとずっといろいろな形、手を替え品を替え発信してきていますので。そういう意味においては、一つは、やはり注意喚起をしていただくという意味で、今もいろいろな形で多分やっていただいているんだと思うんですけれども、台東でも今、ツイッターですとかLINEも始めています。だから、やはりそういう形での配信のときに、1度、2度ではなく、今回経営相談なども何度も配信してくれているんですよね。だから、やはりこういう、特に注意喚起についてはしつこいぐらいに配信していただいて、気をつけてくださいよという形でぜひアピールしていただきたいなと。昨日ちらっと台東のツイッターのあれ見たら、1万2,000人ぐらいツイッターのフォロワーがいらっしゃるんですよね。だから、やはりそれというのは力になっていくと思いますので、ぜひそこをお願いしたい。  それと、もう一つは、やはり以前から消費者教育ということでお願いしていますけれども、中高生のこれから社会に出ていくという人たちに対して、やはり一つ、契約ということについての講座なども盛り込んでいただいて、伝えていっていただけたらなと。やはり、そういうことが若いときに分かっていると、何かいろいろ出てきても、判断材料というか、やはり一人一人の子供さんの中での基準というのができてくるんではないかなと、まずその基準を持つことが、やはりだまされない人をつくっていくということになっていくと思いますので、ぜひその辺の教育委員会との連携で、そういう消費者教育にもさらにまた取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎松原秀樹 くらしの相談課長 小・中学生に対する消費者教育でございますけれども、現在は区内の小学校6年生、それから中学校の3年生に対しまして、契約とはどういうことか、それからお金の使い方、賢い使い方ですね、そういった内容のリーフレットを配布してございます。それから、学びのキャンパスプランニング事業に参加いたしまして、希望する小・中学校には出前講座なども行っているところでございますので、そういったことをこれからも実施して、若年層への消費者教育をさらにしていきたいと考えております。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。そうやって取り組んでいっていただいて感謝申し上げます。  やはり、リーフレットも配っていただいただけだとなかなか目にしないこともあると思うので、できれば折に触れてこんなもんだよと、やはり説明がないとなかなか伝わりにくいところもあると思いますので、ぜひ機会を得てお願いしたいと思います。ありがとうございます。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 消費者関連でお伺いします。今、小菅委員がおっしゃっていたような子供たち、中学生とかも含めた子供たちにその契約の話というのは必要だし、契約と併せてやはり労働の話というのも大事だなというふうに今ちょっと思いました。  それと、まるっとなくなってしまった消費生活展なんですけれども、なぜまるっとなくなってしまったのかちょっと教えてください。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎松原秀樹 くらしの相談課長 令和3年度の消費生活展につきましては、令和2年度もこれ中止させていただきましたが、新型コロナウイルス感染症終息の見通しが現在では不透明なことを踏まえまして、来場者、それから参加団体の皆様への十分な感染防止、それから安全性の確保が難しいということで、今回予算計上はしてございません。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 そういう意味では消費生活展の、もちろん中止の理由は分かります、消費生活展で発信をしていた情報というのは、その各種団体さんたちが区民の皆さんに知っておいてほしい、考えてほしいという立場で発信していたんだろうというふうに私自身は思っておりますので、単純に消費生活展をもう1回同じ形でやればよいというものではないのかもしれませんけれども、区民生活の中での消費生活という視点をどのようにまたお知らせをしていくか、また各種民主団体と関わりを持っていくかというところではいろいろな手段を考えてほしいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 ○委員長 くらしの相談課長。 ◎松原秀樹 くらしの相談課長 あのような形での消費生活展は来年度予定をしてございませんけれども、新たな啓発事業ということで、消費生活展をやっていた同時期に消費者デーというような形で新たな事業を計画しております。これは消費者団体と私どもでの消費者団体の活動を紹介するパネル展や、それから消費者の講座を同日に生涯学習センターで開催して、参加する方が、大勢の方が1か所に集中することなく、こういった啓発活動をやっていきたいと考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 パネル展示というのも大切ですし、1か所にとどまらないというのも大切です。いろいろな企画と連携しながらの、それこそ横串の考え方で、そういうものを継続的に、発表の場も含めてやっていただきたいという要望を伝えておきます。以上です。 ○委員長 小菅委員に戻します。  小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 259ページの2番、台東産業振興事業団運営のところで、2番の経営相談のところで主に伺いたいと思っています。  その前に、まず、昨年のコロナ禍の中から、本当に国から様々な新しい事業がもう矢継ぎ早に飛んでくる中で、本当に今回、中小企業振興センターをはじめ、もちろん産業振興課をはじめ、本当にお力添えいただきました。私たちも相談に乗るのはいいんですけれど、どうしようというところですぐ電話して、もう即いろいろ対応していただいたということに対して本当に感謝し、また高く評価いたしております。  そこでお伺いしますけれども、今回、予算も大幅にまたつけていただいていますが、この予算の増要因と、それから現在のその相談の状況、また件数など教えていただければと思います。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 今の経営相談のところでございますが、予算の増要因としましては、この中の……           (「状況です」と呼ぶ者あり) ◎吉江司 文化産業観光部副参事 状況です、先に、はい、すみません。  相談の状況につきましては、相談実績につきましては、主にセーフティーネット、認定手続ですとか、国や都の給付金などの相談支援を行う特別相談窓口で、およそ2,400件ほどの相談が来てございます。  また、昨年8月末より開設しました緊急経営相談ダイヤルでございますが、こちらも2月末時点になりますが、112件の相談が来てございます。 ○委員長 小菅委員
    小菅千保子 委員 2月末で112件。ありがとうございます。本当にこの緊急経営相談ダイヤル、電話でできると分かったときにほっとしました。というのが、やはり結構皆さん、土日が意外と相談集まるんですけれど、どこにどうしていいか分からない。それと、例えば持続化給付金の申込みがもう迫っているというようなときに、ちょうど開設していただいたのは、たしか3月中旬ぐらいでしたか。そのときにタッチの差で助かったという方もいましたので、そういう意味では、今この速やかに手を打っていただいている、またご対応いただいているということに、本当に感謝しています。まだまだこういう大変な状況が続く中で、何ていうんですかね、申込みをしようと思っていたけれどまだしていないとかいう方もいらっしゃると思うので、これからまた国でもいろいろな球が飛んでくる可能性もありますので、引き続きご対応いただければというふうに思っています。よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 同じ259ページ、産業振興事業団運営の3番、企業・人材育成支援について伺います。  昨年度3,900万円ほどの予算に対して、今年度2,600万円の予算が計上されております。この内訳について教えてください。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 内訳につきましては、各種助成金につきまして2,280万円ほどでございます。この中で、あと異業種交流推進につきまして219万4,000円でございます。起業家若手経営者支援につきまして140万4,700円でございます。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。この減額というのは、恐らく全体の流れから致し方ないと思いますし、これは、内容によっては、減額されたとしても、十分今までのクオリティーと申しますか、内容は維持できるものであると私は思っています。というのが、昨年の第1回定例会一般質問でご提案させていただきました、プチ起業の成果が徐々に出始めているというのを、実はちょっとお話しさせていただければと思いまして。実は、先月、3月10日まさに昨日ですね、実施されますプチ起業のビラを区内の各所でお見受けしました。実際その状況についてはまた後ほど伺いますけれども、実は、そのビラについて、私もいろいろ見て、知り合いにご紹介させていただきました。  ちなみに、その昨日の実施状況はどんな感じだったのか、もし今の時点で分かれば、ちょっと教えていただければと思いますが。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 実施状況につきましては昨日実施させていただきまして、オンラインセミナーと相談会をやらせていただきました。その中で、参加者数につきましては11名でございます。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。あのようなそのの取組の中で、オンラインといえ11名の参加というのは、今までの流れからすると結構多いほうであると、私は、実は思っています。ただ、その中で、ぜひちょっとお願いしたいのは、今、副参事のこの真面目さと所管の皆様の堅実さがすごく表れたこのビラだったんですね。その堅実さが堅実過ぎて、若干プチ起業の柔らかさが伝わっていないのかなというのが、ちょっと私の印象でありました。  実は私、先ほども途中で話やめたんですけれど、知り合いに渡したときに、すごく、名前はかわいいんです、プチ起業は、ただ、やっている内容が固そうだなというイメージを湧かせてしまい、私、特技がないからとか、これ私、何も資格がないからというのにすぐ結びついてしまったんですね。実際その方は、私が知っている限りだと、ふだんの生活の話を聞いている中で字が上手だったりとか、お料理が得意だったりというのがありまして、それは別に例えば書道で何段あるとか、そんなの関係なくして、筆耕のお仕事のお手伝いができるとか、そういったところに結びつけていくということの発想があったと思うんですね。ぜひ、次やるときには、もっとそのハードルが低いという言い方はちょっとおかしいかもしれませんが、入り込みやすいようなビラというか、頭にくっつけてもらえるとすごくいいかなと思いますので、これは提案と要望で終わりたいと思います。以上です。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私、所管の産業建設委員会の委員長なんで、かぶらないようにやりますし、あと、今日やりたいのは、産業建設委員会の中で、若干テーマにならなかったことについて、しっかりアピールをしていただきたいなという思いで質問させていただきたいと思います。  このコロナ禍1年間の中で、本当に台東としてはいろいろな取組を行ってきました。ただ、恐らく現場では、あるいは我々議員も地域からは、何か直接的な支援金はないのかとか、補助金ないのかとか、融資ありますよと案内すると、返さなくていいんだったら借りてやるとか、もう本当にいろいろなことを言われるんですね。ただ、そんな中でも、台東としてはもう本当に一貫したポリシーを持ちながら、特定の業界だけに恩恵をやるようなやり方はしないとか、そういったことも含めて、何ですか、周辺自治体がちょっと人気取りみたいな、区長がいろいろやったりとかいうのはありましたが、台東区長は本当にそこは一貫して、服部区長はやっていただいたというところは評価したいと思います。  その上で、やはり一番お金かけたのは、その融資の部分ですよね。これは、ある意味出血をこれ以上させないと、まずは血止めをしていくというところだったと思います。その一方で、産業振興事業団は、この間にやはり新たなチャレンジをしていく、新たな部分へと開拓していくところを応援していこうという取組を、件数はいろいろ少ないんですがやってきた経緯があるんですね。特にそのネット販売の部分の支援をしたりとかいうこともありました。  実は、この2月から始めた新ビジネスチャレンジ支援、これ本当は委員会報告して、予算をつけてやろうと思ったんですが、そうなると、いろいろと募集の関係が遅くなるということで、産業振興事業団の直接の予算でやったと。結構これ金額も大きくて、最大100万円までいくということだったんで、募集期間がちょうど先日終わったばかりなんですが、その辺りの実といいますか状況と、あと新年度に向けた同じような取組があると思いますが、その辺りも併せてアピールしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○委員長 文化産業観光部副参事。 ◎吉江司 文化産業観光部副参事 今、青柳委員ご指摘、ご意見をいただきました新ビジネスチャレンジ支援につきましては、1月8日に再発令されました緊急事態宣言を踏まえまして、産業振興事業団におきまして、令和2年度中、今年度なんですけれども、できる限り迅速に区内中小企業への支援ができるように、産業振興事業団の自主事業として今、実施しているものでございます。その中身といたしましては、やはり中小企業の方々、今困っていますので、売上げが減少している区内の中小企業の方々が新しい生活様式であったりとか事業転換、多角化などの事業に取り組む際に、経費の一部を助成するものでございまして、2月8日から3月8日まで受付を、行いまして、今67件の申込みがあった状況でございます。今後、中小企業診断士を含む審査会におきまして審査を行って、早ければ今月中に助成金の支払いを完了する予定で今年度は動いております。また、来年度につきましては、同じくやはりこのコロナ禍において、有用な中小企業の方々を支援できる事業と自分たちも考えておりますので、引き続き同じように実施していきたいと考えております。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 ありがとうございます。何しろスピード感が大事だということを、産業振興事業団というその仕組み、の本予算であると、いろいろと手続が大変ですから、そこの部分に切り替えてやっていただいて、もう年度内に支給が始まるということはすばらしいことだと思っています。  若干私から要望は、産業振興事業団、いろいろな運営、こういった取組やっているんですが、どうしてもその件数の上限があったりするんだよね。人気があったりとかしたものを、やはり年度途中でもいいから増額していくと。例えばですけれど、この間のネット販売に対する支援なども、件数が少なくて、もう本当に埋まってしまって、後から知った方はもう申し込みできないと。こういうものこそ補正予算つけて増額したらどうかということを言い続けてきたんですが、今までの慣例でというようなことがありましたので、やはりそれだけ早く埋まるということは、希望もありニーズもあるということですので、その辺りは今後も柔軟にやっていただきたいなということを要望させていただいて、こうした産業振興事業団の取組、一緒になって応援していきたいということを申し上げときます。  もう1点なんですが、先ほどの寺田委員の要望というかと若干かぶるんですが、ちょっと認識が違うんで確認だけさせていただきたいんですが、先ほどの寺田委員からは、プレミアム商品券の事業を要望されているという中で、課長からは東京都の例の125億円の話があったんですが、私の認識だと、この関係はキャッシュレスの事業に対しての補助だというふうに思っているんですね。この間、墨田とか港、あるいは文京も、いわゆるその、企業名出していいのかな、何かPayPayとかd払いとかauPAYとか、ああいうやつのプレミア分を乗っけている事業が結構やったではないですか。評価はいろいろありますが、恐らく、あのようなものに対しての東京都の予算が125億円ついて、そのうちの4分の3、東京都の予算ですから、これは地域からの要望も若干あります。ただ、仕組みを整えるのが結構大変だと思います。周辺も評価された部分もありますが、やはりあまり芳しくなかったということもあるので、この辺りの制度設計はかなり厳しく、難しくなるかなと思いつつも、こうした東京都4分の3事業にのらないのもやはり厳しいかなというふうに思っていますので、その点についてはいかがですか、若干その認識もちょっと違うと思うんですけれども、補助金としての、プレミアム商品券という要望に対して、今、東京都の125億円という話が出ましたが、ちょっと違うんではないですかね。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 東京都では、新しい日常を定着させていく上で、キャッシュレス決済の普及が最優先に取り組む課題であるということで、ポイント還元等の事業を行うへの補助を決めているものです。この中身としては、先ほど青柳委員からお話があった内容もありますし、紙で商品券のような形で発行した場合についても、併用している場合であれば助成率を、4分の3から2分の1には減額になりますけれども、認めるという内容も含まれてございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 分かりました。では、その一応デジタルの力を活用した地域経済の活性化を目指すということになっていますので、としては、では紙媒体を目指していくということですね。 ○委員長 産業振興課長。 ◎上野守代 産業振興課長 現時点では、先ほど申し上げたとおり、事業に関する情報を収集して、効率ということも一つは考えなければいけない内容でございますので、どのような、紙にするのかデジタルを活用していくのか、こういったことも含めて検討してまいります。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 分かりました。いずれにしろ、こうした新しい取組、やはり果敢に取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。ただ、いろいろな課題はあるので、じっくりと検討した上で、なるべく早く発表していただきたいなということをお願いしておきます。 ○委員長 よろしいですか。  以上をもって、本款についての審議を終了させていただきます。  本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 昼食時となりましたので、ここで休憩いたしたいと思います。午後は1時に再開いたしますので、よろしくお願いいたします。           午前11時58分休憩           午後 1時00分再開 ○委員長 ただいまから、予算特別委員会を再開いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7款、土木費については、項ごとに審議いたします。  第1項、土木管理費について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 265ページの12番、地籍調査。こちらなんですけれども、いざ必要となるときに、やっておいてよかったと思える、必要かつ地味な仕事の一つだと思います。でも、本当に1件ずつこつこつとやっていただいているとは思うんですけれども、今年度のコロナ禍の中での状況、説明会含めて、なかなか難しいとは思うんですけれども、また来年度、予算がちょっと半分ぐらい少なくなっているんで、その辺も含めて教えてください。 ○委員長 道路管理課長。 ◎齋藤洋 道路管理課長 地籍調査は、これまで震災復興地区において進めておりまして、今年度で4つ目のブロックが完了します。来年度から調査を一般査定地区に移行することを考えております。震災復興地区では、街の図面や資料があり、現況とのずれもあまり大きくありません。一般査定地区である根岸や谷中などはこれらの資料に乏しく、道路等と民地との境界を再現することが容易ではありません。また、の資料と現況が大きくずれているところもございます。そのため、一般査定地区を優先的に行うことが、道路や水路等、の財産を管理する上でより資することから、来年度はケーススタディーとして、一般査定地区で実施したいと考えております。試行的に行うため事業量を縮小しまして、それに伴いまして、結果として予算要望額も減少させております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ケーススタディーとして谷中、根岸とかいうところで、まさしくやっておいてよかったと思えるところだと思います。また、なかなか集まって説明会も難しいと思うんですけれども、その辺はどのように説明しながらやっていかれるんでしょうか。 ○委員長 道路管理課長。 ◎齋藤洋 道路管理課長 集まって説明会というのではなくて、個別に境界のところを、それぞれの土地の相手方ときちんと日程とかを調整しまして、なるべくその時間がかからないように、短めなご説明で納得していただくような形で進めております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 この地籍調査というのは、やはりご存じのように、判こを押していただきながら進めていくものであって、また、今、一方、特殊詐欺というんですかね、職員に成り代わって、たくみに犯罪を犯すという、区民の皆さんにとってもやはり心配なところでもございますし、個別に1件ずつ説明しながらということですので、簡潔かつ丁寧に進めていっていただきたいと思います。そういうことでケーススタディー等を含めて予算も半分になっているとは思うんですが、今だからこそできる、今しかできない仕事だと思いますので、来年度頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 ほかにありませんか。  松村委員。 ◆松村智成 委員 265ページ、8番の観光バス駐車対策についてお聞きします。  来年度予算1億1,500万円、昨年度が1億4,300万円で、差額約2,800万円ほどありますが、その内訳と減額の内容を教えてください。 ○委員長 交通対策課長。 ◎三瓶共洋 交通対策課長 来年度予算の減額の理由といたしましては、主に委託料の減で、誘導警備業務に係る誘導警備員・監視員の配置見直しや観光バス予約運営体制の見直しによる減となっております。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 このような状況ですので、減額はもちろん了承いたしますが、先ほど観光費のところでお話ししたように、浅草や上野が復活する兆しが見えた場合に、以前と同じように、またそれ以上の状態にしなければならないと私は考えています。その準備と申しますか、想定はぜひしておいていただきたいと思います。  それまでの間、例えば、バスレーンのところのガードマンさんの人員を抑えることがあったりすると思います。実は、これまで花川戸の東参道二天門通りで浅草小学校の児童が観光バスと接触し、大けがしたという記憶が地元では非常に根強く残っています。一度ガードマンをそこから外してしまったりしますと、今後の運営に支障があると懸念されますので、ぜひ地元の声を聞きながらガードマンさんの配置などはご検討いただきたいと思いますので、ご要望して終わります。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第2項、道路橋りょう費について、ご審議願います。  拝野委員。 ◆拝野健 委員 272ページ、橋りょう建設費、凌雲橋の架け替えについてお伺いいたします。  次の予算に反映されて、概略設計されるということで、この内容についてお伺いいたします。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 凌雲橋の架け替えについて、今年度、来年度と2か年で、JR東日本との協定を組みまして概略設計を行っているところです。概略設計の内容につきましては、施工計画の検討ですとか構造形式、あとは工事の施工期間、あとは概算の事業費の算出等を行う予定になってございます。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 ありがとうございます。凌雲橋、歩道と車道の部分、もちろん3つに分かれていることは皆さんご存じだと思うんですが、架け替えの工事中ですね、歩道の部分についてどうなるでしょうか、教えていただいてよろしいでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 工事中につきましては、車も通れるような、車両が通れるような仮の橋というのはなかなか、用地の関係もございまして、架けるのが難しいというふうに考えてございます。今、ご指摘のありました歩行者につきましては、既存の人道橋が2本架かってございますので、そちらを活用した上で、工事期間中に歩行者の通行だけは何とか確保できないかという方針で、今後検討を進めてまいります。 ○委員長 拝野委員。 ◆拝野健 委員 ありがとうございます。あの道、今ちょうど工事、今終わったところぐらいですかね、人道橋の部分、2つに分けてやられたと思いまして、そのときエレベーターが使えないということは私にもご相談、連絡いただきました。歩道だけでも使えるというだけでもすごくありがたいことだと思いますので、引き続き、予算が大変だと思いますが、頑張っていただければと思います。以上です。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 私、道路橋りょう費で2点あります。1点は、269ページからいこうかな。3番目の省電力型街路灯整備なんですけれど、これ件数、前年740基に比べて減となっていて、行政計画でも変更前は670基だったのに、変更後では減っている。決算特別委員会のときに質問させていただいたときには、まさにこの予算年度ですけれど、令和3年度で完了予定との答弁でしたが、この件数で全て省電力化に切り替わったということでいいのか確認させてください。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 今、令和3年度予算に、こちらに508基、省電力型街路灯を計上させていただいております。今、委員からご指摘があったように、行政計画の中の基数の数量が減ってはおりますが、こちらにつきましては、令和元年度から令和2年度にかけまして、前倒しで整備したもの、あとは故障修理の際に、LEDの灯具に交換した基数が約160基ございまして、来年度のこの基数の整備をもって、道の街路灯の省電化は全て完了いたします。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 たしか街路灯は、電力使用量が有施設の中でもトップで、大変大きな電力を使用していて、本当20年かけて着々と、しかも前倒しでこの事業を進めていて、この予算年度で完成と、本当にすばらしいし、所管の努力、すごく評価します。大変評価していますので、あと1年頑張ってくださいと言って、もう1件です。  267ページの道路維持のところにちょっと引っかけてやらせていただきますが、昨年の予算と比べると約1億7,000万円ぐらいの減となっていて、道路は、本当に車や自転車、歩行者の通行に必要なことはもちろん、水道やガスなどに、区民生活に必要なライフラインを収容する機能もあって、大変重要な社会インフラだと思っています。今まで道路維持については、しっかりと計画的に、しかも、突発事案についてもしっかりと対応していただいていると思うので、来年度は、財政状況を鑑みると、減も致し方ないと思っているんですが、この項ですね、道路橋りょう費の項の金額で見ると、令和元年度が30億6,000万円で今年度、令和2年度が26億5,000万円で、この3年度が22億4,000万円と、毎年4億円ずつの減となっているんですが、その辺の要因は何か教えてください。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 道路橋りょう費の増減要因につきましては、まず、令和元年度と2年度の比較では、東京オリンピック・パラリンピック開催期間中の交通規制の実施に伴いまして、工事を翌年度以降に先送りしたことによる減でございます。2年度と3年度の比較では、大会開催延期による同様の理由に加えまして、現場条件等により、3年度の実施が必須でない道路工事を4年度以降に先送りしたものでございます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 事業量などを減らしているので、インフラ整備、厳しい財政状況が続いていく中、このペースで行って大丈夫かとは思っているんですが、その辺どうなんでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 令和元年度以前は、年間おおむね3キロから4キロの延長の道の舗装工事や改良工事を実施して、交通量の多い主要な道は約30年ごとに更新することができていました。  一方、令和3年度の実施予定は3キロを切る水準となってございます。このペースで道の工事が続きますと、先ほど30年ごとと申し上げました道の更新のスパンが長くなることが考えられます。その結果といたしまして、道の路面や排水施設の老朽化が進むことはもちろんなんですが、道路工事の実施を契機として行われる上下水道やガス管等の更新も滞ることが予想されます。 ○委員長 早川委員。 ◆早川太郎 委員 本当に事業量を減らしていくと、安全面とか衛生面とかにも問題が起こってしまうかもしれないということが分かりました。本当に道路は日々の生活で当たり前に使っていて、良好な状態であることが当然のように思って暮らしているんですけれど、定期的なメンテナンスや計画的な工事によって維持されていくんだと思っています。財政面で厳しくなっていくことは理解しますが、区民生活に影響が出てしまうようなことが起きないように、計画的に対応をお願いしますと要望して終えます。以上です。 ○委員長 鈴木委員。関連ですね。 ◆鈴木昇 委員 関連、道路関連で。本当に早川委員のおっしゃるように、生活する道路というのは、この予算が減ってしまうことで大きな支障が出ないことを願います。私も今、三輪バイク、ミニカーで走っているんですけれども、国道は本当にもうがたがたになっていて、都道はちょっとがたがただなと。でも、道はやはり整備されているなというふうに実感をしています。そういう意味では、この予算減というのが大きな影響が出ないと、先ほど出そうなところにはきちんと手だてをするという課長の答弁はありましたけれども、総額的にどうしても年度の途中でこの金額を超えてしまうという場合には、増額補正とかで対応が可能なのでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 今回は、先ほどの早川委員のご質問に関してお答えしましたときに、道路工事が、主に計画工事が減っていて減になっているというふうにお答えさせていただいております。緊急対応の維持工事というか、緊急対応の単価契約の工事ですとか、道路清掃につきましては例年どおりの事業規模で計上してございますので、特に緊急対応等で大きな不具合が出るというふうには考えてございません。 ○委員長 鈴木委員。
    ◆鈴木昇 委員 ありがとうございます。本当に生活する人たちが一番身近なインフラというので言えば道路だというふうに思っていますので、インフラ管理、十分対応していただきたいと思います。以上です。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 268ページの道路改良の2番、安全・安心な道づくりのところでお伺いします。この前の委員会でも鳥越三筋間の歩道がやっと改修していただけるということで報告いただきました。長年地域からも要望があったので、期待しております。  今、少しずつ道路の形態、歩道の造りも変わってきているのかなとは思うんですけれども、やはり、従来整地していただいた歩道が、結構斜めだったり平らだったりという、波を打っているようなところがあるんですよね、どうしてもその車の出入りというか、関係もあって。だから、非常に車椅子の方でも、普通に歩いていてもちょっと歩きにくさを感じてしまうという歩道がまだまだ残っているなという気がしているんですけれども、今も新しくまたこう造っていただいている道が、また違う歩道が出てきているので、この辺について、最近ののその歩道の在り方というか、考え方というか、ありましたら教えていただけますでしょうか。 ○委員長 土木課長。 ◎原島悟 土木課長 今、ご質問にございました道路のバリアフリー化につきましては、高齢者の方や障害者の方はもとより、全ての方々が安全・快適に移動できる道路空間を確保していくという方針の下、進めてございます。今、委員からご指摘がございました、過去に歩道をつけた道路につきましては、マウンドアップ型といいまして、歩道と車道に15センチの段差をつけている構造のものです。現状は、それらを改良する場合に、セミフラット型という構造の歩道に改良してございまして、これは、車道と歩道の段差を極力少なくしまして、なおかつ歩道の縦方向の、縦断方向の勾配ですとか横断方向の勾配を極力小さくして、今、ご指摘ございました歩道上の波打というような、斜めになったり平らになったりというのをなくす構造で整備してございます。これによりまして、特に車椅子ですとかベビーカーをご利用している方々の通行の快適性が高まるものというふうに考えてございます。 ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 ありがとうございます。言われてみると、うちの町会のところも確かにそういう形になってきているので、非常に歩きやすいなと。また、例えば白杖を使っている方も分かりやすいんではないかなというふうに思います。ただ、時たま、何でしたか、縁石が、逆に今度、出ている形になっていますよね、あの差をつくるために、それが危なくないようにということで、今、黄色いテープを何か職員の方が貼ってくださっているということも伺っています。ちょっと剥がれかかったところなども、すぐお願いすると、すぐ貼り替えていただけるということで対応していただいているので、その点についても本当にありがとうございます。  やはり、今、課長がおっしゃったように、安心安全な道ということで、今後も取り組んでいただきますように要望いたして終わります。ありがとうございます。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第3項、河川費について、ご審議願います。           (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第4項、公園費について、ご審議願います。  石川委員。 ◆石川義弘 委員 では、ちょっと公園費。今まであまりやったことはないんですが、やらせていただきたいと思います。  実は、ちょっと調べさせていただきました。実は、田原町の田原小学校のそばに田原幼稚園という小さい幼稚園があり、公園があります。それで、これは、実はちょっといろいろ調べてみました。もともとは田原小学校の大改築をしようと思って、なかなか改築する条件が非常に整ってこないと。いろいろ調べた結果、田原小学校の校庭の62%が実は公園敷地になっています。そのために、大きい改修工事ができないというのが実は原因だったのが分かりました。台東区内にこういう学校は何校かあると思うんですけれど、どのぐらいあるんでしょうか。 ○委員長 公園課長。 ◎村松有希 公園課長 今、委員がおっしゃったように、公園用地を校庭等に使用している学校というのが、台東区内に現在4公園ございます。これは、毎年度教育委員会から公園占用の申請を受け、他の利用者への影響や目的、公共性などを考慮して判断し、使用の許可を行っているというものでございます。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 実は、これ調べさせてもらいました。そうしたら、これ非常に歴史が古くて、復興小学校とともに実は小公園というのができています。当時、それ以上前ですので、東京の人口に対して、実は1人当たりの公園敷地面積というのが非常に少なく、要は小公園が非常に少なかったみたいなんですね。そのために、復興小学校を造ったのと一緒に災害対策として、実は小公園を隣接させるということで造られたのがスタートだったみたいです。ところが、敷地が狭いところ、特に一番小さいのは台東と書いてありまして、田原幼稚園と金杉公園が実は一番小さかった、1,700から1,800平米と書いてありますんで、というふうに書いてあります。通常は3,000平米を目指して造っていたみたいな感じがあります。  そういう意味で、実は、小公園を造ったんですが、当時、これを読んでいくと、昼間は、小学校の運動場が当時狭かったらしくて、この公園も含めて運動場として使うというのが一つの方針だったようです。もう一つ、逆に、また公園が少なかったために、一般の人たちが、当時それこそみんなでっち奉公さんだとか、そういうのがいた時代ですから、みんな住環境がよくないんで、公園で夜散策をしたり、休んだりできるようなものを造るという、この2つの目標が、実は小学校に隣接したところに公園を造るという形でこれが進んできたものらしいです。  その後、結局分かるのは、幾つかの条件があって、蔵前小学校などがそうなんですが、間を道路挟んで飛び地のところが公園になっています。本来隣接しなければいけないんですが、隣接できないようなところでは飛び地でもいいという形になったみたいで、あるいは重複して使うということはやはり考えられたようなんですが、だんだんそれが変わってきて、復興小学校も、災害時ではコの字型の建物を一つ原則にしていたみたいです、逃げやすいと、逃げ込みやすいと。それと一緒の公園ということで一つ考えていたみたいなんですが、ここまで来ると、復興小学校もいろいろ問題ありますが、形も含めて変えてきて、あるいは建て替えられて変えてきてということで、災害対策に関しての考え方も少し変わってきたということで、公園と建物の関係というのが、ちょっと全体的に変わってきているのかなというふうに思います。  今、震災後の話ですので、もう100年近くたっているんですが、公園を供用しているところ、あるいはその両方で使ってしまっているにもかかわらず、当時の、100年前の土地がなかったときに両方とも使っていたということの条件だけ実は残ってしまっているんだと思うんで、これちょっと考えなければいけないのかなと思っていますんで、これ、公園費ではここしか聞かないですが、小学校費のところでもう1回やらせてもらいます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 277ページの特色ある公園の整備の中で伺います。  魅力ある公園整備のための公遊園等利用状況調査ということで予算立てしてありますけれども、この公遊園等利用状況調査の詳しい内容を教えてください。 ○委員長 公園課長。 ◎村松有希 公園課長 今年度、魅力ある公園整備のための先進事例調査というものをやらせていただいているんですけれども、そちらでは、今後区内の公遊園において必要な機能を精査した上で、その機能を有する全国の都市公園の先進事例を収集しているものでございます。次年度はこの調査結果を公遊園で実現していくために、さらなる検討を行ってまいりたいというふうに考えているんですけれども、そのためには、まず収集した先進事例の機能を区内の公遊園に取り入れるために課題整理を行っていく必要がございます。そのために、区内の公園の立地状況ですとか周辺環境、あと利用者、利用形態などの基礎データを整えてまいります。そのうち立地状況や周辺環境とか、施設状況というのを把握する現地の調査につきましては、現在職員が直営で始めて行っているところでございます。一方、利用者ですとか利用形態などのデータ収集は委託業務により行います。この委託業務が、こちらの公遊園等利用状況調査でございます。その後、利用者ニーズを把握するための、公遊園内において職員によるアンケート調査等も実施し、今年の調査と来年度実施する調査の結果を踏まえ、防災やにぎわい創出など地域の課題解決に資する機能を付加し、今ある公園をさらに有効に活用して、有効活用を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 分かりました。事業見直しによりまして、様々変化させていかなければならない状況というのはよく認識しております。今ご説明いただいた中で、ぜひ職員の皆様も、この令和3年度ですね、来年度におきましては、様々な公園の利用活用というのはあるかと思いますけれども、以前も私、公園のトイレのことですとか質問させていただいておりますけれども、やはりトイレに関しましても先送りというか、どうしても財政状況厳しいので、優先順位としては、本当に来年度はなかなか厳しいということで、あると思っておりますけれども、この来年度の1年間でぜひ、今おっしゃったような中で下準備をしていただきながら、提案させていただいたオールジェンダートイレのことですとか、もう公園のトイレに関しても様々研究調査をする1年間になっていただきたいなということを要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 この特色ある公園整備のところの関連で入ります。  現在区内の公園や児童遊園において、たくさんではないにせよ、遊具を撤去とか、新設する際のお知らせなどの対応方法と申しますか、周知方法はどうなっているか教えてください。 ○委員長 公園課長。 ◎村松有希 公園課長 公園で工事を行う際の周知方法ということでございますが、まず大規模な整備工事ですね、これは長期間公園を閉鎖するですとか、大きな車が入ったりとかそういった工事を行う際には、その公園が所在する町会ですとか管理協力員の方に事前説明を行った上で、公園に面している住戸や、工事により影響が出ると予想されます住戸に個別にチラシを投函いたします。また、工事が始まる2週間ほど前から、園内に工事の予告看板を掲示し、ツイッター等にも掲載するなどして、利用者の方への周知を図っているところでございます。  逆に、比較的規模の小さい工事についてなんですけれども、これまで園内掲示による周知のみで行ってきたところなんですけれども、地域の皆様から丁寧な周知についてご要望をいただきましたので、現在は町会や管理協力員等、地域の皆様への連絡も行うようにしております。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。大きい小さいも確かにそうなんですけれども、やはり公園に隣接する方々の、皆様のお気持ち察しますと、たとえそれが小さな公園の一つの遊具であったとしても、意外に思い入れがあったりすることもありますので、ぜひ丁寧な対応をお願いしたいと思いますし、公園遊具の部分でなく公園整備の部分、そのままかけてちょっとお話ししてしまいますと、先ほども文化費のところで少し触れましたが、やはり公園内にある施設、もしくは置かれているもの等々に関しては、台東の非常に大切な財産であると私は考えます。いろいろ、この発言がいいかどうかちょっと分かんないですけれど、公園の中で生活している方々の人権もよく分かるのですが、そういったところもよく踏まえた上で、近隣の方から、実は私も物すごく熱烈な陳情をいただきながら、あそこの辺り何とかならないのかなという、吾妻橋のところね、東武鉄橋の間の辺りだとか、特にGTSアート作品が置いてあるあの辺りとか、しつこくて申し訳ないのですが、ぜひ、見守りしていただいているとか、声かけ、月に何回もやっていただいているのも分かってはいるのですが、なかなか先方も頑固なもので、動いてくれないというのも分かっていますが、ぜひ今後も力入れていただければなというふうに思います。以上でございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 では、私も関連から行きますね、関連というか、ページ数でいくと277ページになると思うんですが、実はここのページの予算が、去年は2億3,200万円あったんですよ、これが何と99万円になっているんですね。やはり公園課、あるいは5階の部署の皆さんは、もう本当に真面目だから、財政課から言われて、身を切る思いでこうやって削っていったのかなというふうに思うんですよ。  ところが、蓋を開けてみたら、4階の部署は校舎壊すのに1億円とかばんばん入っているから、本当びっくりしているんですけれども、これ、ちょっと嫌みから入りました、これで本当に、例えばトイレ整備とか大規模改修とか、これを繰り延べしていったというところの原則でこうなっていると思うんですが、とはいえ、どうしても必要な部分とかもあるではないですか、あるいは、今までそれに関わっていた人たち、公園整備とか、トイレ改修をいろいろ計画した職員の皆さん、これモチベーション下がっていってしまいますよ。そういうことも含めて、次年度以降というか、この年度内で、予算はこうあって削らざるを得なかったけれども、4階の部署は、ほかのところでばんばん使っていますから、公園課も、年度途中でやはり要求したりしてもいいと思うんですが、そういったことも含めて、今後の、今年度も含めた取組の中身は99万円でどうやって頑張っていくのか、そのことも含めてちょっとお答えいただければと思います。 ○委員長 公園課長。 ◎村松有希 公園課長 公園ですとか公園のトイレというのは、常に安全快適に利用していただくもの、かつその機能を常に最大限に発揮できる状態にしておかなければいけないというふうに考えてございます。来年度大規模な改造工事ですとか、トイレの改築工事ということは実施はいたしませんが、76の公園に43のトイレがあり、300の遊具がありというところの、こういった施設を、先ほど申し上げた、きちんとご利用いただける状態にしていくためには、日常清掃ですとか施設点検によって、施設の状況を常に把握し、必要な修繕ですとか補修、場合によっては施設の更新、交換ですね、そういったものを行いながら、適切かつ確実な維持管理を行ってまいります。  あと、職員のモチベーションというお話もいただいていますが、先ほど松尾委員のご指摘の中にもありましたとおり、来年度の工事はございませんが、その先、さらに今の公園をよりよく活用していくための準備の期間として職員、公園の調査ですとか、そういったものに今精力的に取り組んでおりますので、そういった準備を十分に進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 何か身を削らされた中で、こうした前向きなお答えいただくと、本当に応援したくなりますよ。そういった意味で、財政に、本当に大きな貢献をしている、数字の上ではなっていますが、この99万円になった予算の中でも、何ていうんですか、今おっしゃったような気持ちで頑張っていただきたい、このことをまず申し上げて、次が……。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 小菅委員。 ◆小菅千保子 委員 もういいかなと思っていたんですけれど、ちょっとやはりお話ししておこうと思って、当初令和2年度で改築予定がありましたよね、それが見直しをしていくということで、改めてこの公園等の魅力をアップしていくためのこの利用状況調査を行っていくということだろうと私は理解をしております。そういう中で、先ほども課長の答弁の中で先進事例とか、また周辺環境の調査をしていく、それから、利用形態、利用状況などを調査していくという話がありました。やはり私、今大事だなと思うのは、今最後のほうにおっしゃった準備期間、しっかりとこの期間に、延期になった公園についてもそうですけれども、地域からも、特に柳北公園のトイレなどちょっと怖くて利用がしにくいという声も実際いただいていますので、本当に渋谷にできたスケルトンのトイレまでは言いませんが、やはり安心安全を高める、また本当に先ほど課長がおっしゃった快適に利用できるトイレというのはやはり誰もが望むことだと思いますので、ぜひそこは、その調査を生かして、最高のトイレを造っていただくその準備期間にしていただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。意見だけ。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 小菅委員、ありがとうございます。  実は私たちも渋谷のトイレ行ってきたんですよ、宮下公園も行ってきました。新しい公園のマネジメントというんですか、今Park-PFIとか公園経営、パークマネジメント、こんな言葉を検索かけるともうすごい事例が出てきたりとか、あとは、どこどこ市がPark-PFIを導入するんで、公募かけているとか、そういうのはすごくあるんですね。もちろん渋谷の宮下公園は相当特殊な事例だと思うので、あれをどうのこうのと言うつもりはないんですが、その後幾つかスケルトンのトイレは、意外と普通のところにあって、その後、台東の公園に戻ってくると、何か違うんですよね。これ何だろうなと思ったら、台東の公園は看板が多いんですよ、禁止の看板。あれがあまりにも多くて、公園というのはもともと何のための施設なのかなと若干思ってしまったりとか、あとは、この禁止の看板が多いというのは、若干社会問題にもなっていて、確かに遊ぶ側からすると、あれもしては駄目、これもしては駄目、一体公園って何ができる場所なのというのもあるし、あと、私最近思うのは、結構厳しいことが最近書いてあって、不法投棄が多い公園があるんですよ、うちのそばもそうなんですが、もうある方が、特定でやっているんではないかということで、ごみを捨てた人には、法律で5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金に処せられますよというのが大きく看板が張ってあって、さらに下には粗大ごみの受付センターの番号まで書いてあるんですよ。ところが、その看板の目の前に捨てていくんですよね、しかも、その上には防犯カメラがついているわけですよ。これから考えると、捨てていく人は、ここに捨てたとしても防犯カメラのチェックもされないし、実際通報されることもないし、警察が動くこともないというのを分かってしまっているから、ですので、看板の抑止効果も、防犯カメラの抑止効果もなくなってしまっているんですよね。結果的に、公園が汚れる、あるいは掃除の方たちが大変な思いをするという状況になっていて、この辺りは、そろそろ何か次の一手を考えなければいけないなというふうに思っています。  あとは、看板の問題は、やはりこれも例えばですけれど、ある自治体では、禁止の看板ばかりではなく、できる看板というのをつけて、ここの公園は何々ができますよと、まずは皆さんに、子供たちに分かりやすいようにやるとか、あとは、先ほどのごみの看板ではないですけれども、サッカーしてはいけませんよという看板の下には、どこどこだったらできますよと、近隣の何々公園だったらボール遊びができますよというようなのを必ずつけていくというんですかね、あるいは最近は、先ほどもバーコードの話出ましたが、そのバーコードつけて、ボール遊びができる公園はここですよというところにつながるようにして、何かしらやるとか、もう少し丁寧な対応というのを考えなければいけないのかなというふうに思っているんですが、きっと看板を出さなければいけない思いもあるし、景観の思いもあるし、そのはざまの中でいろいろやっていると思うんですが、ちょっと今の段階までの私の意見に対して思うところがあれば教えていただきたいんですが。 ○委員長 公園課長。 ◎村松有希 公園課長 公園はいろいろな方にご利用いただいておりますので、いろいろな目的で使っていただいていますので、皆さん譲り合いの気持ちですとか、周囲への配慮を持って使っていただきたいんですけれども、一応一定のルールというものを設けさせていただいております。これらのルールは、今の貼り紙ではなくて、きちんとした園内の案内板というのを設置させていただきまして、そこにピクトグラム等を用いて全てお示しをさせていただいていて、多くの皆さんにはこちらのルールを守ってご利用いただいているというふうに考えております。しかしながら、委員ご指摘のとおり、一部の利用者の中には、こうしたルールをお守りいただけない方がいらっしゃるのも事実でございます、残念なことに事実で、他の利用者の方などからご指摘、ご連絡いただくことが間々ございます。こうした場合には、まず職員か、もしくは巡回警備員おりますので、そちらの者が注意喚起のためにすぐ現地に向かうんですけれども、なかなか、直接その行為をしているところに出会えるということはほとんどございません。そういう状況ですので、やむなくそのルール違反をされる方の、そういった行為があるというお話があった場所の目に入る場所を選んで、効果的であるという場所を選定して、そこに行為をされる方に対して注意喚起をさしあげるために、今委員がご指摘いただいている掲示物を、案内板のほかに追加して設置しているところでございます。  ご指摘の美観に配慮していかなければいけないというのは私どもも認識しておりまして、同じ内容の掲示は整理するですとか、解決が図られたものについての掲示については撤去するですとか、そういったことを今も行っているんですけれども、そちら今後も適宜対応してまいりたいというふうに考えてございます。  あとは、まずはその利用ルールを守っていただくというところを目指してまいりたいというふうに考えてございます。掲示物を追加する必要がないように、事前にホームページで啓発するですとか、巡回警備による注意指導というのを粘り強く行っていくというふうなことを継続してまいりたいというふうに考えてございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 台東はそんなにルール守れない人が多いのかなという感じにも見えてしまうんですね、もう本当に看板だらけ、あるいは垂れ幕、ボール遊びしてはいけないという垂れ幕はもう本当でかかったりとかするんですね。一説というか、ネットとかであるのは、結局その一部の利用者、守れない利用者のためでもあるし、何か声の大きなクレーマーが来ると、もう看板で対応しているだけだとか、そういう苦情もあって、その辺りのさじ加減というのはすごい大変だと思いますが、やはり公園マネジメントとか、公園PFIという時代に進んでいるエリアもある中で、いまだに看板問題がなかなか解決できない台東の公園は、やはりどこかでチェンジしていきたいなというふうに私思っています。  あともう1点だけあるんですが、やはり看板が木にくくりつけられているのが結構あるんですよ。その針金がもう樹皮に食い込んでしまったりとかいうのは、あれはやはり基本的によくないので、街路樹も含めて、河井委員からもあったと思いますが、そういうのはやはり、木には木の名前が掲示されているやつがありますよね、あれは優しく、木に食い込まないようなやつでくくられているんですよ、でもなぜかその禁止の看板は、針金でぎゅっぎゅっと締められてしまっているので、あれは何か非常に痛々しいなというふうに思っていますので、お願いします。  私、最後に言いたいのは、やはり公園課も大変だと思いますよ、1個だけ看板つけるとしたら、公園課にクレーム言うのは禁止してくださいと、それをもうつけたらどうかなというふうに私は思うぐらい、そんなぐらい意識の改革をこれからしていきたいなというふうに思いますので、そこだけ申し上げておきます。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第5項、建築費について、ご審議願います。  松村委員。 ◆松村智成 委員 建築費、279ページ、建築調整について伺います。  今年度の建築紛争届が出ている件数を教えてください。 ○委員長 住宅課長。 ◎清水良登 住宅課長 令和2年度の新規の紛争件数については、現時点で1件でございます。前年度は新規が6件でございましたんで、大きく減となる見込みでございます。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。今年度のこの1件という数字は、ここ数年で一番少ないであろうというのは、認識しています。  ただ、この数字、区内の建設件数が減っただとか、事業者の対応がよくなったかという数字の表れでは、残念ながらないと私は考えます。と申しますのも、新型コロナウイルスがやはり原因で、説明会が開催できないとか、説明会やれないという声をよく聞きます。条例では、説明会の代わりに戸別訪問して、説明が義務づけられておりますが、それをしないで工事を行う事例も多数、残念ながら聞いております。働き方が変わって、在宅する方が多くなっていまして、これまで工事の音を気にしなかった人々が気になるようになってきたのではないかなと推測ができます。要はこれまで、前年度までと今年度を比較して、窓口での相談だとか、電話での相談の相談件数と申しますか、はどうなっているのかお聞かせ願えますか。 ○委員長 住宅課長。 ◎清水良登 住宅課長 まず前年度の相談件数の総数でございますが、こちらは427件でございます。今年度は、1月末現在で、262件となっておりますので、相談件数の総数は大きく減となる見込みでございます。しかしながらでございますが、内訳を見ますと、前年度は騒音、振動に関する相談が、全部で102件であったことに対しまして、令和2年度は127件と、こちらは増加をしているというところが、令和2年度の相談の傾向であったと認識しております。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 ありがとうございます。まだ年度途中で、もう既に前年度の相談というか、クレーム件数が超えているというのは、非常にゆゆしき事態ではないかなというふうに思っております。  これまで、実は環境のところで少し触れて、総括質問に持っていく話でもあったんですが、この建設というのは、どうしても解体工事があって新築工事になることで、その間で非常トラブルが多くなってくるというケースが、私はかなり目撃してしまっているんですね。本来であれば、まだまだ規制をかけなくてはいけないところもあるのかもしれないですが、ただ規制をかけ過ぎてもまたそれもよくないというのも認識しています。実際問題、この台東で行える立場というか、例えば住宅課でできるというのが、どうしても地方自治法の関連でいいますと、できる範囲が限られてしまい、住民からの声に丸々応えられないというのが現状、分かっている状態ですので、事業所もそこをついてきているんではないのかなというような、一部の業者ですけれどね、全部とは言いません、一部の業者がそういった、ちょっと目につくことがありますので、今後私も、そこに細心の注意を払いながら、住宅課の皆様には今後もちょっとご尽力いただきたいと思いますし、まだしばらくはこのような状態が続くのか、これからまだ、これがすぐに、大きく件数が増えるとは思えないですけれども、建設される事業者に丁寧な説明をするようにご指導お願いして、これは要望して終わります。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第6項、都市整備費について、ご審議願います。  寺田委員。 ◆寺田晃 委員 281ページ、11番北部地区まちづくり推進ですね、まず(1)北部地区まちづくり推進、来年度170万6,000円、(2)北部地区簡易宿所転換助成、こちらは739万円と、それぞれ今年度と比べましても大分限られた予算なんだなとに感じております。来年度どのように進められるか確認させてください。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎井上知美 地域整備第二課長 北部地区まちづくり推進の来年度の進め方でございます。まず、北部地区のまちづくり推進につきましては、1点目は、リノベーション型まちづくり、こちらに取り組んでまいりたいと考えております。リノベーションまちづくりについては、こちらは空き家や空き店舗を貸したい人、それと空き家、空き店舗を使って事業を開始したい人、この両者をマッチングする場を行政で今回は準備をさせていただき、限られたエリアの中で連続的に魅力ある店舗等の開設を誘導してまいります。これをきっかけに、まちづくりの興味のある人材を発掘して、まちづくりの機運というのを醸成していきたいと考えております。  これに関わる予算につきましては、昨年度、本来であれば令和2年度もやらせていただく予定であったんですが、人を集めてやりたい事業でございますので、令和2年度はちょっと、一旦延ばさせていただきまして、令和3年度からの開始にさせていただこうと思っているところです。まず最初の令和3年度につきましては、こちらのリノベーション型まちづくりに興味を持ってくださる人を集め、意見交換を実施しまして、機運醸成を図っていきたいと考えております。  また、委員お尋ねの(2)北部地区の簡易宿所の助成についてですが、こちらは例年、来年度どうですか、助成したいと考えていらっしゃいますかということでお伺いした上で予算検討させていただいておりますが、残念ながらこのコロナ禍の下で、なかなか皆さんやはり、ちょっと建て替えにもちゅうちょされているようで、助成要望というものが少なかったために、予算額の差というのが、令和2年度と令和3年度で出てきてございます。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 まず、(1)北部地区まちづくり推進で、リノベーション型のまちづくりに関する勉強会ということで教えていただきました。  具体的にこの勉強会、皆さんたくさん、大勢集まってというのはなかなか難しいとは思うんですけれども、どのように、何人ずつぐらい集めて、年に何回ぐらい考えていらっしゃるのかということを、取りあえずお聞かせください。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎井上知美 地域整備第二課長 来年度の進め方ですが、開催回数は1回を考えております。募集人員は、ちょっとまだ想定ではございますが、40人程度を集めさせていただくのと、それと40人をオンライン、合計80名ぐらい、できれば全国の方に、このチャンスですので、SNS等、オンラインを利用して全国から人を40名ぐらい集めて、合計80名ぐらいで開催できたら面白いかなと思っております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 この北部地区まちづくり推進ですね、ご存じだと思うんですけれども、平成28年に地域の方に集まっていただいて、若い方も含めてどのようなまちにしていきたいかということでやっていただいて、意見合意といたしましては、防災の拠点とともににぎわいの拠点ということで、地域の、地元の皆さんご理解、意見をまとめさせていただいて、一時は旧東京北部小包集中局跡地の建物を全部解体してという方向性も一旦出たんですけれども、何十億円という解体費がかかる、また、世の中、世界見てみますと、このリノベーションという進め方も、新たなまちの進め方として、そういった世の中の動きもありまして、現在このリノベーション型のまちづくり、勉強会ということで進めていくんですけれども、もちろんお話しいただいた、台東に限らず興味のある方、参加していただきながらということも大切だと思います。また、地元にいる、将来台東を支えていただく、また北部を支えていただく青年部の皆さんとか若い人たち、いわゆるここで生まれて、ここで育って、このまちを支えていく若い人たちもやはり交えていただきたいと思いますし、どんなまちにしていきたいかということを、今だからこそできる意見を、地域の方の意見も含めて集約していただきたい、その中でリノベーションの勉強会もやっていただきたいなという思いでおります、それについてはいかがでしょうか。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎井上知美 地域整備第二課長 委員おっしゃるとおり、私どもも、まちづくりについては、ぜひ若い方であったり、そのほか幅広い年代の方に参加していただいて、このコロナ禍の下で皆さん大変な思いをされていると思いますので、英知を結集して、様々な考えの方の下で進めていくべきだと考えております。ですので、ぜひ事業を推進するに当たっては、いろいろな形で、いろいろな方を取り込めるような形で、たくさんのご意見がいただけるような形で進めていきたいと考えております。 ○委員長 寺田委員。 ◆寺田晃 委員 ただいま意見が一致いたしました。
     それで限られた経費ですので、その中にはオンラインでということもありました、やはりこのまちに住む人、熱い方も多いので、1回と初めから決めないで、皆さんのご理解をいただければ何度でもやっていただいて、本当に皆さんの声、それがまちづくりの醸成になっていくと思いますし、そういう形で進めていっていただきたいなって思います。  また、(2)の北部地区簡易宿所転換助成につきましては、決算特別委員会のときにもちょっと触れさせていただいたんですけれども、新たなメニューの追加も含めながら進めていっていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。以上です。 ○委員長 中村委員。 ◆中村謙治郎 委員 281ページの9番上野地区まちづくり推進です。  前回の、先日の産業建設委員会で報告がありました、いよいよ昨年3月に策定された上野地区まちづくりビジョンがスタートを切ったのかなという所管課の報告に、私もすごく期待に胸を膨らませていただきました。今後ですね、短期、中長期的な視点で上野まちづくりビジョンについて、こちらは総括質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 私も281ページ、10番浅草地区まちづくり推進について伺います。  昨年度予算2,268万2,000円、今年度予算1,990万円、失礼しました、199万円の使い道について教えてください。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎井上知美 地域整備第二課長 浅草地区まちづくりについてでございます。浅草地区のまちづくりにつきましては、今年度より新しいビジョンの策定に向けて動き出したところでございます。令和2年度は調査の中で土地利用であったり、交通状況などのまちの現状把握をやっていたり、課題の抽出をしているところでございます。令和3年度ですが、観光課とも協力しながら、新型コロナウイルスで大変な影響を受けているに違いないまちのほうに入らせていただきまして、まちの方のヒアリングを実施させていただきまして、有志の皆様の動きや思い、こちらを受け止めることに力を入れていきたいと考えているところです。  その中で199万円は、海外も含めたウィズコロナ、アフターコロナの観光地の今を研究させていただきまして、これらの事例も参考にしながら、令和2年度の調査の結果やヒアリングの内容を基に、浅草地区のまちづくりが今後どうあるべきか、有識者の意見も伺いながら検討していくために使わせていただきたいと考えております。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 分かりました。後は総括質問で伺います。以上です。           (「関連」と呼ぶ者あり) ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 浅草地区まちづくり推進関連でお伺いします。  今課長の答弁の中で、浅草地区のまちづくりというのでは観光という視点で、観光課と一緒にまちの中に入っていく、そしてまちの人たちの意見を聞いていくという言葉がありました。それについては、そのとおりだと思います。やはり浅草地域というのは浅草寺を中心とした観光というので、一つは成り立ってきたまちだと思います。もちろん少し広い面で見れば、職人が集まっていたまちというところも、ぜひそういうところも、視点も持っていただきたいと思います。  そういう意味では、本当にこれからのまちづくりというのは、来年調査して、10年先に物事決めますと言っている間に、土地は買われ、商店街が分断され、ちょっと引っ込んだ高いマンションやホテルになりというふうになってしまうと、浅草のまちというのが本当に浅草のまちなのかというふうになってしまうので、ぜひそんな、悠長なタイミングを、時間をかけずに、観光という視点もしっかりと取組の中に入れてやっていただきたいと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○委員長 地域整備第二課長。 ◎井上知美 地域整備第二課長 来年度につきまして、来年度の中でヒアリングを精力的にやっていきたいと思っております。そんな中で皆様の意見を伺いながら、今後の浅草、この新型コロナウイルスの影響を受けているところは世界のどこでも、かなり今後変化を強いられる状態にあるのではないかと思っております。そんな中でどんな形、観光地浅草としてどう成り立っていくべきかということも含めて検討してまいりたいと考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ぜひそういう視点を忘れないで、あまりのんびりせずにつくっていっていただきたいと思います。職人が生きてきたまちであり、芸能のまちである浅草というのを十分理解の上で進めていただきたいと思います。そこは以上です。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 今課長と2人の話を聞いたんですが、ちょっと私は逆に、悪いですが、反対意見です。  実は今の話、この間、商店街の人たちと話しました。あまりにも観光のほうに行き過ぎて、物販のほうが非常に疲弊してしまったと。特に真ん中の観光地が、浅草全てが観光地になってしまったために、結局周りが生きてこなくなったということで、今まで確かに観光で非常に力が入っていた、それは悪いとは言わないんですよ、ただ、浅草地区といったときに、どこまでをもって浅草地区というのかということに関しては、しっかりこれ考えていただきたいと思います。観光をやっている人たちが浅草地区ではないですので、もっと言わせてもらえれば、すみませんが、花川戸地区は、もともと今疲弊してきていますが、ここは商店街であって、ここの物販は非常に大きかったんですよ、日本の半分、東、北日本関係の、関東北部に関しての履物というのはここでほとんど買われていたんですよね。こういうところが全部疲弊してしまったんですよ。こういうことを考えると、本当に観光で、要は観光に力を入れ切っていていいのかということは、これはもちろん、観光に力入れなければいけないですが、入れるところと、ほかのものを伸ばすところと、もっとその辺しっかり、観光だけではなく、しっかり意見を聞いていただきたいと。どうしてももう浅草というと、観光に意見を聞くということは、どうしても増えるんですが、ちょっと一方的になり過ぎているのかなというんで、この辺は私は反対に注意しときたいと思いますんで、よろしくお願いします。  それでは、本題にちょっと入らせてもらいます。同じく浅草地区まちづくり推進をお伺いいたします。  浅草地区に関しては、区長が都議会議員だったときの十何年前から、実は大分一生懸命やっていただいて、またやってきました。今まで十何年、実は言葉だけで、動くものが全然なかったんですが、やっとここのところに来て、少し動いていくのが見えています。私にはちょっと幾つか話が入っているんですが、上野、都営地下鉄浅草駅の出入口になっている大きいビル、雷一ビルというんですか、これの建て直しの話が出てきています。それから、反対側の三番、四番というんですが、ここのところにある大東京信用組合という信用組合が都営地下鉄に買われるという話も出てきているんですが、この辺のことを把握していますか。 ○委員長 計画調整課長。 ◎寺田茂 計画調整課長 都営浅草線の浅草駅の出入口の改良につきましては、バリアフリー化や利便性の向上に向けまして、東京都交通局で、内部で検討していると聞いてございます。具体にどのように整備していくかというところまでは、では承知はしてございません。 ○委員長 石川委員。 ◆石川義弘 委員 これ総括質問でやるつもりなんですが、前からこの辺に関しては、交通の利便性の問題だとか、それから、水辺との連結の問題だとか、それから、雷門通りの交通関係の問題だとか、今言ったまちづくり、あと花川戸のきっと東武の駅の松屋の問題だとか、こういうのも全部含まれてくると思っていますので、これ一回総括質問でやらせてもらうつもりなんで、よろしくお願いします。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 質問は谷中地区なんですけれど、先ほど浅草地区のまちづくりの中で観光のという話をしましたけれども、石川委員がおっしゃるように、ちょっと産業に入ってしまうのかもしれないんですけれども、履物のまち、靴のまちというのがあったのは事実です。別にそれをないがしろにしろというのは言いませんけれども、やはり靴や履物が衰退してしまったのは、輸入の自由化でどんどん安いところに工賃流してしまえという政策の部分があって衰退してしまったというところもあるということをぜひ歴史的にひもといて考えていただきたいなと、まちづくりでは考えてもらいたいと思います。  それと、281ページの12番の谷中地区まちづくり推進に関連してお伺いしたいと思います。  本当に本物に会えるまち谷中というので、地域の中で、地域の人たちが活動して、それを役所がサポートしている状況があります。谷中は本物に会えるんですよ、朝7時ぐらいに谷中地域歩いていると、毛糸のシャッポかぶった区長が歩いていて、みんなに挨拶して歩いているという、本物に会えるまちです。  この景観ガイドライン策定関係で少しお伺いしたいんですけれども、私も大分前、少し前ですけれど、伝統的建造物群保存地区のことを一般質問させていただきました。またそれらに関わって、台東として、文化財的な建物があるという調査もしていただいたのは知っております。その辺のところの経過、今どのようになっているのか教えていただきたいと思いますけれど、いかがでしょうか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 先日の所管委員会でご報告いたしましたとおり、令和3年度の予算では、今年度建物調査で景観形成上重要であると判断された物件の所有者に向けた保存意向の調査をいたします。令和4年度以降、伝統的建造物群保存地区などの制度導入に向けた調査につながるように、所有者のご理解をいただけるように努めてまいります。また、文化財的建物の保存につきましても、今年度の調査結果を踏まえまして、文化財の諸制度と連携し、所有者の意向を伺いながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○委員長 鈴木委員、繰り返しのないようにお願いします。 ◆鈴木昇 委員 そうでした、失礼。これは思い切りミスしました。  谷中のまちで、地区計画を立てるに当たって、大きい道路に避難ができるようにという、5つの道路は残すけれども、ほかの路地というのは少し、今の風景を残すために検討するというので、地区計画の一部分が変わっていきました。今地域の方たち、路地裏での生活は、私道も含めてですけれど生活の一部分が道であるというのを、いろいろな方が話をしていることありますけれども、そういう路地裏という視点で見て、今地域整備第三課として何かお考えのことはございますでしょうか。 ○委員長 地域整備第三課長。 ◎遠藤成之 地域整備第三課長 路地裏文化につきましては、地区計画検討の際に陳情やご意見をいただいたところでございます。昨年9月の所管委員会にご報告いたしましたが、現在策定中の景観形成ガイドラインに、地域に受け継がれた住まい方や敷地際の作法など盛り込む予定でございます。来年度ガイドライン策定の後にこれを周知し、地域でご活用いただくことで、そうしたものが守られるように努めてまいりたいと考えております。 ○委員長 鈴木委員。 ◆鈴木昇 委員 ありがとうございます。そういう意味では今後作られるガイドライン、細かいところまで地域の方と相談していただいて、これは面で、いろいろな方々と調査も含め話合いをしていただいて、いいものを作っていただきたいなというふうに要望しておきます。以上です。 ○委員長 松村委員。 ◆松村智成 委員 すみません、先ほどちょっと発言がありまして、花川戸地区の履物問屋の件でちょっと発言させていただきたいと思います。  現在も履物問屋は営業を続けておりまして、現在進行形で、今日も朝から元気にシャッター街で営業しておりますので、それだけお伝えさせてください。以上でございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 私からは、今、花川戸に絡もうかと思ったんだけれど、やめといて、都市整備のこの部門も随分削減に協力したんだなと思っています。総額は上がっていますが、これは幾つか要因があるわけで、いろいろなまちづくりの予算が大分削られているというふうに思っています。特に鶯谷のまちづくりなんて、もう項目からも消えてしまったんですよ。これ、本当旧坂本小学校の件にも絡みますが、先ほど北部地区まちづくり推進の件で若い人、様々な考えの人、幅広い考え方ね、寺田委員と意見が一致したということですが、鶯谷エリアのまちづくりの中でも、こういう考えの下で地域のランドマークをどうするか、そういうことを決めていただきたかったなと思っています。  また、今日も、目の前に都市づくり部長の伴さんもいるし、お隣に技監さんもいらっしゃるわけで、きっとこれ、当初予算ではおとなしく減額をしているけれども、途中でやはり必要だということで、2人の力見せていただけることになるんだろうなというふうに期待していますので、何か物がなくなったから動きが止まるというんではなくて、そうした中でもきちんと実績をつくっていくような動きを期待したいというふうに思っています。  その上で、私から質問なんですが、この景観まちづくり推進、この辺りが、ちょっと去年からも本当に動きが止まってしまっていて、非常に悲しいなと思っているんですよ。具体的には景観審議会運営、280ページになりますが、私委員になっているんですが、この2年間、一切動きなしです。これは景観審議会自体が悪いんではなく、景観審議会の構造が、大分改革されてしまったんですね。  隣のページに、景観アドバイザーというのがあるんですが、景観審議会はいろいろ景観審議していると思うと、皆さん、実際このアドバイザーのラインでいろいろなこと決めてしまって、景観審議会にはもう上がってこないという、そういう状況に、大分骨抜きになっています。例えば以前、地区計画をつくった浅草六の通り、あそこもアールデコ調にするとかいろいろな規制かけましたよ、今、「鬼滅の刃」であれだけ有名になっていて、あの景観のデザインを当初の予定どおりやっていれば、あの通りがもう本当に注目が集まるような、そんなデザインになっていてもおかしくなかったんですね。ところが、景観アドバイザーの方たちの中で、自分たちで納得してルールをどんどん緩くしてしまったことで、あのような町並みになってしまっていると。そういったことも含めて、景観審議会の在り方も含めてしっかり検討していただきたいなと思っているんですが、その点についていかがですか。 ○委員長 都市計画課長。 ◎浦里健太郎 都市計画課長 景観審議会の在り方というか、進め方というか、そういうことだと思います。審議会につきましては、委員おっしゃっているとおり、青柳委員が産業建設委員会委員長のときに開いていないということでございます。審議会につきましては、以前、例えば景観の事前協議件数とか、そういって実績を報告したり、そういった案件も報告しておりましたが、基本的には条例に則して、良好な景観の形成に関する重要事項の調査などについて、こちらからご報告し、ご意見を伺い、それで方向性をまとめながら、またその結果をフィードバックしてご意見をいただく、そういった方向で開催するものというふうに認識してございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 そうすると、私は極めて、この条例の捉え方もそうなのかもしれないですけれども、やはり景観行政全体のことも考えると、在り方おかしいというふうに思っているんですが、そうした問題意識は一切ないんですね。ちょっとあえて苦言を呈する形で言いますが、期待を込めて、やはりこの辺り変えていかないと、今のアドバイザー制度と景観審議会と、景観に本当に思いを持っている人たちの気持ちが伝わらないではないですか、これでは。 ○委員長 都市計画課長。 ◎浦里健太郎 都市計画課長 いろいろな、こういった条例に促進した案件、これからガイドラインをつくるプロセスでの途中経過を報告したり、また今こういったアドバイザーとかで出てきた課題やそういった懸案になっていることを、またご報告し、ご意見を伺っていくといったことでやっていくことが必要なのかなというふうに考えてございます。 ○委員長 青柳委員。 ◆青柳雅之 委員 台東というのは景観団体になって、いろいろ谷中エリアはいろいろ意見がありますけれども、やはり景観を整えていくことのデメリットよりメリットのほうが大きいというふうに言えるまちではないですか。その中の一番トップにある機関が、2年間一切開催もされていないんですよ、その状況というのはやはりおかしいと思うし、その条例の中では、そこにかける案件はないと言っていますけれど、私、何度か言っていますよね、何で景観審議会開かないのということも、委員から必要性があるというふうに言われているのに、行政の判断で2年間も放置していたというのはすごい大きなことだし、では、浅草六のまちづくりについても、いろいろなところで、景観アドバイザーと景観審議会が委員がかぶっているとか、そういうことも含めてやはりおかしな点がいっぱいあるではないですか、その辺りぜひ、問題意識を持って改革に取り組んでいただきたいということも含めて、やはり都市整備の皆さんには大きな期待寄せていますので、予算の途中での増額も含めてしっかり取り組んでいただきたいと思います。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 第7項、住宅費について、ご審議願います。  松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 ページでは285ページなんですけれども、住宅費全般の中で様々なメニューがある中で、令和2年度では空き家モデル事業をされていて、事業終了したということで、この内容は、子育て家庭のために改修する形でやっていただくと、オーナーさんにお金が行くという、そういう制度が、実績がなかなかなかったということで、最後終了したという話ですけれども、今後なんですけれども、考え方として、8番に三世代住宅助成というような内容もありますけれども、時代のニーズというのが移り変わっていて、様々な住まいの在り方というのが本当に問われているところでありまして、例えば血縁、3世代といいますけれども、4世代で住むお宅もあれば、血縁関係なくてもお互いに、プライベートを尊重しながら、共に支え合って住んでいく、メリットがある方々と住んでいくというような形ですとか、また、若い人は経済的に本当に苦しい中で住まいを探していて、また高齢者の皆さんが介護で必要であったり、見守りが必要であったりというような、様々な方たちと支え合う住宅というんですかね、そういう形での今後のメニューというのを考えていったほうがいいんではないかというふうに考えているんですけれども、その点のお考えを伺ってもよろしいでしょうか。 ○委員長 住宅課長。 ◎清水良登 住宅課長 住宅に求められる在り方というもの、委員がおっしゃったとおり、時代とともに変化するものでございまして、そういった時代のニーズを捉えて必要な施策を行うことが住宅施策であると、まず認識しております。  これまでの例を挙げますと、例えば人口減少の時期に当たりましては定住促進、それから、地価や家賃が高騰する状態におきましては住宅確保要配慮者、こちらの支援を開始したところでございます。今後につきましては、例えばいわゆる在宅ワークの需要ですとか、あと、ただいま委員がおっしゃった方向性というのはSDGsの理念であります誰一人取り残さないという視点のことかと思いますので、そういった視点を認識しながら、次の住宅マスタープランにつなげてまいりたいと、そのように考えております。 ○委員長 松尾委員。 ◆松尾伸子 委員 いずれにしましても、多様な住まい方というものの研究というのは、今もしていただいているかと思いますけれども、本当に、皆様のニーズに合わせて様々な支援を考えていっていただきたいというふうに要望させていただきます。以上です。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 ありがとうございます。285ページの15番のファミリー世帯家賃支援、こちら、支援世帯数が53世帯とまあまああるんではないかなというふうに思っていまして、これ、この事業が今年で終わりということを確認させていただきました。この事業が終わるということで、これはちょっとどうなのかな、これ台東の人口ビジョン・総合戦略にも大きく関わる事柄だなというふうに私は思っています。生活とか仕事の新しい様式でテレワークが進む中、地方移住も叫ばれています。そんな中、地方では住んでもらうために助成金を支給したり、いろいろなあの手この手で若い方を取り入れようとしていますが、人口ビジョンの中から抽出したんですけれども、20代から30代が一番流出流入が多いということで、私の周りの若い子たちも、そして息子さんたちもやはり台東には住めない、家賃が高過ぎると、これはもう皆さんさんざんもうご存じのことだとは思うんですけれども、この支援もそこで終わってしまうということで、人口ビジョンに対してこれからどのように、これがなくなって、もうここで終わるのか、それともまだまだ、若い人たちの支援、ほかにちょっと違うものがあるのか、計画しているのか、その辺りをお聞かせください。 ○委員長 住宅課長。 ◎清水良登 住宅課長 ただいま委員からご質問のあった家賃支援制度につきましては、令和3年度で終了となりまして、今後の予定はまずございません。  委員のご提案につきましては、住宅の供給に対しまして需要が非常に落ち込んでいるという状況におきましては一定の効果が認められますが、ただいま住宅の供給に対して需要が非常に根強い状態でございます。ここにさらに需要に拍車をかけますと、委員の思いとは反して、残念ながら価格に反映されてしまうというおそれが高いと考えております。ただいま、特に台東に住みにくいという声が上がっておりますので、住宅確保要配慮者の支援に力を入れておりますので、今後もそこを充実させてまいりたいと、そのように考えております。 ○委員長 河井委員。 ◆河井一晃 委員 ありがとうございます。そうすると、逆に家賃が高くなるということだとちょっと困ったなと、支援してしまうとそうなってしまうという、何か負のスパイラルみたいな感じではあるんですけれど、先日も委員会で養育費の問題、いろいろ話し合われたり、いろいろな問題でこれから、住宅というのやはり根幹なので、養育費がなぜ払えないかというと、2人で別れて生活しておのおのが家賃を払って、いろいろな要因があるんですけれども、払う側にも経済力も必要になるし、やはり台東で別れてしまった場合にはやはり、よその都市に行った場合は、それはもうなかなか払うにも、会えないとかいろいろな問題もあると思います、この住宅の問題に対して、若い方が定住できるような、流出させないような、家賃が上がらない方法でちょっと研究していただきたいなというふうに思います。以上です。 ○委員長 以上をもって、本項についての審議を終了させていただきます。  第7款、土木費について審議を終了いたしましたので、本款について仮決定いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議ありませんので、本款については、仮決定いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 ここで議長から発言を求められておりますので、許可いたします。 ◆石塚猛 議長 大変、スマホで失礼いたしました。 ○委員長 ただいまの発言については、ご了承願います。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 本日の予定は以上で終了いたしました。  次回の委員会は、明日午前10時に開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○委員長 これをもちまして、予算特別委員会を閉会いたします。           午後 2時22分閉会...